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2016/02/28 (Sun.)

CP+ 2016 (3)

CP+ 2016 レポート、最後はソニー。

カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2016

α6300

注目の α6300。外観が α6000 からほとんど変わらないので新鮮味はありませんが、中身は別物と言って良いカメラになっています。もともと定評の高かった AF 性能をさらに磨き上げ、α6000 に足りなかった要素をほぼ全て補完した、ミドルレンジ一眼キラーと言えるカメラ。

α6300

本体が α6000 よりも分厚くなっているということで、α7→α7 II のときのようにガッツリ大きく重くなっていたらどうしようと思っていましたが、α6000 自体が厚みを感じるデザインだったこともあって、見た感じではそれほど分厚くなった印象は受けません。重さもまあ許容範囲かな。

ただ個人的には、NEX-5 シリーズのようにストイックにコンパクトさを追求したカメラが出てこなくなったことが残念。α5000 シリーズは見た目の印象こそ似ていますが、NEX-3N の流れを汲んできているデザインなので、別物なんですよね。α6300 に匹敵するスペックで NEX-5 系の小型ボディか、EVF なしで超小型にしたフルサイズミラーレス、みたいなのも出てきてほしいところではあります。

α6300

AF は α6000 以上にレスポンスが良い印象。動きモノを撮っていないので実際にどの程度かは分かりませんが、EOS 80D と実地テストしてどちらが動体撮影に強いか比較してみたいくらいです。でも動体を撮るなら EVF はレンジファインダースタイルではなく光軸上に欲しくなってきますね。ボディ内手ブレ補正が入った α7000 がもし出てくるとしたら、そのあたりを考慮したデザインにしてくると予想。

Sony 24-70mm F2.8 GM

そして G MASTER レンズ。こちらは FE 24-70mm F2.8 GM ですね。

既存の FE レンズの中でも標準ズームにあたる FE 24-70mm F4 ZA はデジタル補正をオフにしたときの歪曲収差が強く、また非球面レンズの多用により描写が硬く、ボケにタマネギ状のムラが出やすいという難がありました。今回の G MASTER では XA レンズを採用することで非球面レンズ特有のボケムラを軽減しているとのこと。通常の非球面レンズも使われているので完全に消えたわけではないのでしょうが、F4 ZA 比で非球面レンズ(XA 除く)が 5 枚→2 枚に減っているため、かなりマシになっていると言えそうです。あとは歪曲収差がどうかですが、これだけ大きければあまり無理はしていないのではないかと。
まあ F4 ZA の倍以上重さのあるレンズなので私は買いませんが(´д`)、一度試してみたいレンズではあります。

Sony 85mm F1.4 GM

そして FE 85mm F1.4 GM。これ待ってた人は多いんじゃないでしょうか。ミノルタ時代から歴代の 85mm F1.4 G は評価が高く、ソニー α になってからはツァイスの Planar に取って代わられていたのが、10 年ぶりに「85mm の G レンズ」が復活したことになります。
私はこれ、覗いちゃうと欲しくなりそうなので覗きませんでした(ぉ。A マウントの Planar 85/F1.4 が気に入っているから、というのもありますが。

Manfrotto befree one

Manfrotto ブースに移ってきました。

今年は個人的に注目の新製品はあまり出てきませんでしたが、一つ気になっていたのがこの「befree one」三脚。私も以前から愛用している befree の小型版という位置づけです。
折りたたんだ際の全長は 32cm。初代 befree が格納時 40cm だったので、さらに短くなりました。これなら普通のカバンにも強引に突っ込んで行けるくらいのサイズ感。

Manfrotto befree one

全伸高は 130cm。初代 befree が 142cm なので、かなり近い高さまで伸ばせることになります。

ただし、センターポールが下げられない構造のため、ローアングルの設定に制限があるのが小型化とのトレードオフとなっています。ただこの可搬性アップは捨てがたいメリット。私はメイン三脚を 190CX、サブ三脚を befree にしていますが、befree はメイン三脚として使えるクオリティなので、190 や 055 シリーズのサブとして使うならば befree one のほうがメインとのバランスは良いのではないでしょうか。

Batis 2/25

最後はコシナ/ツァイス/フォクトレンダーブース。

フルサイズ E マウント用の AF レンズ「Batis」シリーズに始めて触れることができました。
この曲線主体の鏡筒デザインはどうしても好きになれませんが、Touit の描写が良かっただけに、そのフルサイズ版とも言える Batis は気になっていたレンズ。

Batis 2/25

賛否両論ある距離指標には OLED が使われており、起動直後には「ZEISS」のロゴが一瞬表示されます(笑

Batis 2/25

OLED に表示される大きな数字は合焦距離、右側の小さな+-の数字は被写界深度を示しているようです。

25mm F2(Distagon)、85mm F1.8(Sonnar)の両方を覗いてみましたが、EVF で覗く限り、いずれも解放から高いシャープネスを持ちつつボケも素直という、とても素性の良いレンズだと感じました。けっこう無理してることの多いソニー純正のツァイス FE レンズよりも良いかも。明るさを欲張っていないぶん、フルサイズ対応にしてはコンパクトというのも、α7 シリーズと相性の良いところ。マウントアダプタなしで使える 85mm は今のところこれと G MASTER しかないので、この 85mm はちょっと欲しい。

Milvus 1.4/85

一眼レフ用の MF レンズ、Milvus。この鏡筒デザインは見れば見るほど悲しい(´д`)。

カットモデルを見ると、85mm F1.4 は伝統的な Planar 構成の前群に何枚かのレンズを追加したような作りになっています。特に前玉の凹レンズは鏡筒内における光の乱反射を抑えコントラストを高める効果があると言われ、Classic シリーズの 85/1.4 よりもさらに高いレベルの描写を目指したものと思われます。でも私は Classic の 85/1.4 が欲しいですが(笑

Milvus 1.4/50

標準レンズの 50mm F1.4 でも前玉が凹レンズ化。でもそれ以上に驚きなのが、標準レンズなのに定番の Planar 構成ではなく Distagon 構成で設計されていることです。
これは以前にも書いたとおり、おそらく中判レンズのような設計でレンズを作り、その中央部だけを使うことで実使用上の解像性能を高めたいという狙いなのではないかと思います。が 50mm なのに Planar ではない、というのはなんとも寂しい気がします。

Voigtländer

隣接するフォクトレンダーブースでは、新アプリ「COSINA AR」のデモが行われていました。これはカメラのボディキャップに AR マーカーを貼り付け、スマホやタブレットのカメラを通してアプリから見ることで、そのカメラにフォクトレンダーの VM レンズを装着した状態が確認できるというもの。気になっているレンズを自分のカメラにつけたらどうなるか見えてしまうという、危険な背中押しアプリです(笑。
今のところ iOS 専用アプリなので、iOS 機器を持っていない私は使えないのが悔しいような、助かったような(ぉ

ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III

フォクトレンダーブースでの注目は、E マウント対応版レンズの発売がアナウンスされた WIDE-HELIAR シリーズではないでしょうか。超広角ながらテレセントリック性を確保した光学系、電子連動に伴う自動拡大フォーカスや Exif 記録対応など、今まで VM マウント版を使っていたユーザーが挙って買い換えたくなるスペックになっています。

HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6

その中でも最大の注目は、従来の 2 製品を上回る超広角「HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6」。このクラスになると超広角ではなく魚眼レンズの領域になってきますが、どんな画角で撮れるのか。気になるじゃないですか。

HYPER WIDE-HELIAR 10mm F5.6

そしたらなんとハンズオン機は自分のカメラにつけて試写が可能だったという!これがその実写画像です。

写真だと実際の距離感が分かりづらいですが、中央に写っているカーキの服を着た人物(よく見たら澤村徹さんだった(笑))との距離はせいぜい 5m 程度。それが 10m 以上離れて見えるわけですから、強烈な広角度合いになります。周辺の歪曲はかなりすごいことになっていて、画面端はさすがに少し流れちゃっていますが、私が持っている SUPER WIDE-HELIAR 15mm Asph. II の周辺描写に比べれば遙かにマトモに解像しています。点光源の外側にゴーストが出ているのは、レンズ由来ではなくセンサの自己反射によるものなので、センサにもっとマシな AR コートが施されているボディでは軽減するはず。

あまりに広角で何でもかんでも写ってしまうので構図の取り方が難しいレンズですが、それだけに発想ひとつで面白い画が撮れるレンズに違いありません。これはちょっと欲しくなっちゃったなあ。

うーん、今年の CP+ はそれほど欲しいものがないかも...と思っていたのに、実際見てみるといろいろ欲しくなるものですね(汗。

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2016/02/26 (Fri.)

CP+ 2016 (1)

今年も初日から CP+ に行ってきました。

カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2016

CP+ 2016

やっぱりオリンピックイヤーの CP+ は濃い商品がたくさん出てきて盛り上がりますね。市場が縮小しつつあるというカメラ業界ですが、プロ機やマニアックな界隈はまだまだ熱いことを実感します。

今年は個人的に最も注目していたシグマブースから。

sd Quattro

って、会場直後から sd Quattro には人が集まり始め、早々におひとりさま 3 分制限がついてしまいました。それでも sd Quattro がどんなものか興味があったので、行列に並びます。

sd Quattro

このへんなかたちのカメラが(←誉め言葉)、sd Quattro。使いやすいかはさておき、もう外観からして普通のカメラではないことが判ります。最近、普通の一眼レフの形か懐古的なデザインのカメラばかりで食傷気味だった目には、とても新鮮。

なお、ハンズオン機は無印の sd Quattro(つまり APS-C 機)のみで、より Hentai なほうの Quattro H(←誉め言葉)はありませんでした。まあ既存センサを使った無印のほうが開発が早いのは理解できますが、Foveon としては初めての APS-H センサは画質や画像処理エンジンの最適化、あと半導体そのものの歩留まりの問題とか、かなりハードル高そうですよね。発売も H のほうが少し後になるそうで、どれくらい期間が空くのかも含め、気になるところではあります。「蓋を開けてみたら 70 万円」という初代 SD1 のようなことにならなければいいけど(汗

sd Quattro

独特の意匠を持つ sd Quattro の外観。カメラとしての独自の合理性を考えて作られた形状だと思いますが、カメラというよりはデザイン家電的なテイストを強く感じます。だって本体の電源オン/オフスイッチがレンズマウントのところについているんですよ(笑
SIGMA GLOBAL VISION 以降の同社製品の中で、デザイナー岩崎一郎氏のカラーが最も濃く出ているのが sd Quattro ではないかと思います。

sd Quattro

横から見ると、EVF の位置以外はわりとオーソドックスなミラーレスカメラの形状に見えます。サイズは二回り以上大きいけど(笑
あと、ボディからマウント基部がフランジバックの分出っ張っているので、レンズが異様に長く見えますね...。

かなり物量感のある大きさと形状なので、一眼レフやミラーレスカメラというよりも、ボディを薄くした中判カメラのような存在感を醸し出しています。

sd Quattro

背面のワイド液晶をどう使うのかと思ったら、右側には設定値が表示されているんですね。確かに、プレビュー画像の上にいろんな設定値がオーバーレイ表示されるのはフレーミングの邪魔なので、これはこれで合理的。
ただ操作系はやはり独特で、露出モード(P/A/S/M)の切り替えも液晶右下の「MODE」ボタンを押してダイヤルを回す、という感じ。これ自体は dp Quattro と同様ですが、dp は一般的にモードダイヤルがある天面に「MODE」ボタンがあるのに対して、sd は ISO や露出補正ボタンと同じ扱い、というのはちょっと面食らいました。まあこのカメラを使う人は絞り優先かマニュアルモード固定で使うだろうから問題ない、という判断なのかもしれませんが。

レスポンスは操作系、AF ともに従来比でかなり良くなっています。ただし「シグマの中では」というレベルであり、例えばシャッターを切った後には画面に砂時計が 0.5 秒ほど表示されるなど、やっぱり腰を据えて撮るためのカメラであることに変わりはないのだろうな、と感じます。
また EVF の見え方もまだまだ微妙で、撮影中も再生中も実際の EVF の解像度よりも粗い画が見える(エッジのジャギーが気になるレベル)ような状態。あくまで開発中のベータ機であり、発売までに改善される可能性もありますが、シグマのことだから、このまま出てくる可能性もあります(笑

でもこれがこなれてしまったらシグマじゃないとも思うわけで(ぉ)、発売に向けてまずは画質の追い込みと H モデルをちゃんと発売することに全力を傾けてほしいところです。

[Art] 50-100mm F1.8 DC HSM

続いてレンズ。50-100mm F1.8 は、18-35mm F1.8 が良かっただけに期待できそうなレンズです。

スペックからしてかなり大きく重くなるのではと思っていましたが、実物を見るとそれほどでもない?70-200mm F2.8 と同じくらいの大きさに見えます。

[Art] 50-100mm F1.8 DC HSM

横から見たところ。ついているボディが EOS Kiss なので大きく見えますが、持った感じでも、このスペックでこれなら全然使えるなあ、と感じます。
APS-C 専用ながら 85mm・100mm・135mm の三本を持ち歩くならこれ一本で済ませる選択もアリでしょうね。

ファインダを覗いて撮影した画像を本体液晶で見ただけでも「これは良いレンズだな」と感じることができました。これは一度実写を試してみたいところ。

[Contemporary] 30mm F1.4 DC DN

そしてミラーレス用の 30mm F1.4 DG DN。
既存の 19mm・30mm・60mm DN が F2.8 なのに [Art] を名乗っていて、F1.4 なこのレンズが [Contemporary] な理由は、このレンズがデジタル補正を前提とした設計になっているからとのこと。[Art] は光学設計だけで最高の描写を追求したレンズに冠される名称なので、既存の DN レンズ三本とこのレンズは位置づけが異なるようです。しかしデジタル補正を活用することで F1.4 の明るさを持ちながら軽量コンパクトで価格もリーズナブルなレンズができるのであれば、歓迎する向きも多いでしょう。

またピントリングも従来の DN ではツルツルの金属製だったのが、今回は一般的なゴム製に変更されました。これも「従来製品については多くのご意見をいただいた」ためとのことですが、そういうのも含めて合理的な考えのもとに作られた、お買い得度の高いレンズだと思います。なお既存の DN レンズと違って、振ってもカラカラ言いません(笑

MC-11

個人的に今年の CP+ 最大の注目がこれでした。マウントアダプタ MC-11、キヤノン EF マウント/シグマ SA マウントからソニー E マウントへの変換アダプタです。
会場には 4 台のハンズオン機が用意されており、sd Quattro に次ぐ人気コーナーとなっていました。

ただ、残念なことにこのコーナーでのレンズ・マウントアダプタの脱着は NG。せっかく EF レンズを数本持って行っていたのに(泣
まあ公式にはシグマとして自社製以外の EF マウントレンズの動作を保証していないので、それを試されるのは本来の展示目的を逸脱する行為ですし、そういうユーザーが殺到した場合にハンズオンが回りきらなくなるので、この制限は致し方ないところではあります。はい、いずれにせよ自分で買って試すから大丈夫です(ぉ

MC-11

アダプタの側面には LED ランプがついていて、電源投入時に 緑点灯:対応レンズ、橙点灯:対応レンズ(ただし要アップデート)、消灯:非対応レンズ で判別できます。非対応レンズの動作について質問してみたところ、「非対応レンズの動作は保証外、だけどファームウェアで非対応レンズの動作を塞ぐようなことはしていない。動くかもしれないし、動かないかもしれない」とのことでした。ええ、ファームで塞がれてさえいなければそれで十分です(ぉ

あと気になったのが、反対側(グリップ側)の側面に USB 端子がついていたこと。これはおそらくアダプタのファームウェア更新用と思われます。これでアダプタ発売後に登場した新レンズに対応するのだと思いますが、ファームアップでキヤノン製レンズを使えなくしたりしないでくださいね(笑
せっかくだからこのマウントアダプタで SIGMA USB DOCK の機能(レンズの調整やファームアップ)も兼ねてくれると嬉しいんですが、さすがにそれは望みすぎでしょうか。

MC-11

動作に関しては、想像していた以上に AF が速くて驚きました。展示されていたボディは α7 II・α6000・α5100・NEX-5R の 4 種類ありましたが、いずれも十分なレスポンスに感じました。最新世代の像面位相差センサが入った α7 II で速いのは想像していましたが、世代的に古い NEX-5R でも実用になりそうというのはちょっとした驚き。KIPON のアダプタと初代 α7 の組み合わせではややもっさり気味なので、これだけでも買う価値はあると思います。

また、カタログには非対応と書かれている AF-C(コンティニュアス AF)が少なくとも α7 II と α6000 では動作していたのも驚き(上の写真で緑色の小さな合焦マークが出ているのがその証)。いずれにしても保証外だしボディやレンズの組み合わせによっては動かない可能性もありますが(α5100・NEX-5R での動作は未確認)、この様子だと EF マウントのシグマレンズを E マウントネイティブレンズの感覚で使えてしまいそうです。そこそこ使えれば十分かな、と思っていましたが、これは本気で使えるアダプタかもしれません。

お願いですから早く買わせてください(懇願

投稿者 B : 23:06 | Camera | Camera Accessory | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2016/02/23 (Tue.)

SIGMA sd Quattro / MC-11

CP+ 前の新製品発表ラッシュの大トリ、となるのでしょうか。シグマがレンズ交換式カメラ・レンズ群の新製品を発表しました。

フォビオンセンサー搭載のミラーレス「SIGMA sd Quattro」 - デジカメ Watch

sd Quattro

まずは Foveon 搭載一眼カメラ「sd Quattro」。dp Quattro シリーズの後に SD1 が Quattro センサにリニューアルされることは既定路線でしたが、まさかこういう形で来るとは。先週末にマウントアダプタの噂が流れた時点では、「もしかして Foveon 搭載 E マウントカメラが来るのか?」とさえ妄想しましたが、想像の斜め上をいく「SA マウントミラーレスカメラ」というスタイルで登場しました。さすがシグマ!おれたちにできない事を平然とやってのける、そこにシビれる!あこがれるゥ!←

ともかく(笑)、SA マウントで来たということは、やはり Foveon センサの特性と無縁ではないと思われます。三層式センサである Foveon は、その原理上ベイヤー型センサに比べて光の入射角に対してシビアで、一般的なミラーレス系のマウントのようなフランジバックの短さでは入射角を保証できない(特に広角レンズ等で下層の G・R 層に十分な受光を確保できない)ということだと思います。dp Quattro があのサイズでできているのは、専用設計のレンズだから、のはず。フランジバックが短縮できないのであればマウントを変更する必要もない、というのが SA マウントをそのまま採用してきた理由だと思われます。
かくしてペンタックス K-01 以来の「既存マウントからミラーを取っ払ったカメラ」が誕生したわけですが、既存のどんなカメラとも違うデザインを採用してきたことからも、一般的な一眼レフやミラーレスとは異なる撮り方を想定していることが分かります。たぶん中判カメラ的な扱いを想定しているのでしょうね。

私が買うようなカメラではないのは確かですが、「SIGMA GLOBAL VISION」以来ブレることない、光学メーカーとしてユニークなポジショニングには好感が持てます。CP+ では黒山の人だかりでしょうが、なんとかして触ってきたいと思います。

全域F1.8ズーム「SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art」 - デジカメ Watch

[Art] 50-100mm F1.8 DC HSM

このレンズもマニアック。APS-C 専用の 50-100mm F1.8、これは 2013 年に登場した 18-35mm F1.8 の中望遠版的な位置づけのレンズですね。35mm 判換算で 75-150mm 相当というと、もろにポートレートレンズ。85mm F1.8、100mm F1.8、135mm F1.8 を一本でカバーするとあれば、ポートレート撮影がメインの方なら喉から手が出るほど欲しいレンズじゃないでしょうか。特にスタジオ撮影よりも機動力が求められる撮影会やイベント(モーターショーとかコミケとか)で本領を発揮しそうな気がします。
私はフルサイズメインなので手は出しませんが、APS-C 専用だからこそこのスペックが作れたという意味では、18-35mm 同様にユニークなレンズ。

シグマ、ミラーレス用「30mm F1.4 DC DN | Contemporary」 - デジカメ Watch

[Contemporary] 30mm F1.4 DC DN

そして久々のミラーレス用「DN」レンズも登場。これは一眼レフ用で評価の高かった 30mm F1.4 DC のミラーレス版的な位置づけでしょう。35mm 判換算で 45mm なので、大口径標準レンズにあたります。ミラーレス用で F1.4 の明るさを持つレンズはまだまだ希少なので、こういうのを待っていた人も少なくないはず。
ただ一眼レフ用が同スペックで [Art] シリーズだったのに対して、このミラーレス用が [Contemporary] に置かれているのが少し気になります。だってこれよりも暗くて安い F2.8 が [Art] なんですよ?なんというか、これまで何でもかんでも [Art] ラインに置いてきた矛盾がここにきて出始めているように思えます。まあ製品のポジショニングとユーザーが享受できる価値は必ずしも一致しないものなので、APS-C で大口径標準レンズが欲しかった人は、迷わずに手を出して良いんじゃないでしょうか。

これのフルサイズ版...はちょっと今のシグマからは出してもらえそうにないかなあ?と思ったけど、今回ネーミングルールの変更が入ったのが怪しい。今までミラーレス用は「DN」のみの表記だったのが、今回から「DC DN」、つまり APS-C 以下のミラーレス用という定義になったということは、今後フルサイズミラーレス用の「DG DN」を出す意思がある、と理解していいんですよね?期待していいんですよね?

シグマ、ソニーE ボディ用マウントアダプター - デジカメ Watch

MC-11

α7 ユーザー的には今回の注目はやっぱりこれですよ。

今まで、幾度となく「EF マウントと E マウント両方の仕様を把握しているシグマから EF-E マウントアダプタが出てきてくれれば、最も信頼の置けるものになるだろう」と妄想はしてきました。が、そんなものを出したらソニーはともかくキヤノンが黙っていないだろうから、叶わぬ夢だろうな...と思ってたら本当に出てきちゃったよ!(;´Д`)ヾ。

表向きには「シグマ製 EF マウントレンズ(と SA マウントレンズ)を E マウントで使うためのアダプタ」であり、キヤノン製レンズが使えるとは言っていない(棒)とのことですが、EOS メイン・サブ αE でこれを待ってた人は少なくないはずです。
ボディとレンズが電子連動するため AF が使えることは当然ながら、Exif 記録やカメラ内レンズ補正、手ブレ補正(α7 II シリーズとの組み合わせではボディ側+レンズ側双方の手ブレ補正が使えるとのこと!)、ファストハイブリッド AF 対応機種では像面位相差 AF まで使えるという、まさに理想的なマウントアダプタ。キヤノン製 EF レンズでは機能制限がありそうですが、どこまで使えるんですかね。アダプタ側でレンズの対応/非対応の判別を行っているとのことですが、キヤノン製 EF レンズは動作不可とされている可能性がなきにしもあらず。そのへんはグレーゾーンを残しておいてくれるのがシグマだとは思いますが。

個人的にはちょうど KIPON の EF-αE AF マウントアダプタを入手したところで、まだ一度しか使っていないのにこんなもの発表されてどうすんの(歓喜)という状況です。価格は B&H が $249 で 4 月上旬発売と出しているので、順当に行けば 3 万円前後でしょうか、買います(ぉ
こうなってくると EOS 用のレンズも今までは純正を中心に揃えていましたが、アダプタ経由での使い勝手次第では EOS・α 兼用目的でシグマ製レンズを積極的に選択していく理由ができることになります。特に α7 で使っている 24-70/F4 の描写にはけっこう不満があるので、標準ズームの常用用にシグマの 24-105/F4 を買ってアダプタ経由で使う、というのもアリ。ああ、初代 NEX-5 で本格的なオールドレンズ沼に足を突っ込んだときと同様の妄想が広がります(笑

CP+ の最大の目的はこれのつもりで見に行ってこようと思います。

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2016/02/20 (Sat.)

KIPON EF-S/E AF マウントアダプタ

自宅宛に、身に覚えのない荷物が届きました。

KIPON EF-S/E AF

差出人は「株式会社 玄光社 企画編集部」。はて?個人的に玄光社さんと仕事をしたり、機材を借りたことはないのだけど。さっぱり思い出せない。

訝しみながらも、封を開けてみました。

KIPON EF-S/E AF

「読者プレゼント当選のお知らせ」!!

あー思い出した!『オールドレンズ・ライフ Vol.5』の読プレに応募してたんでした。
とはいえ今までこういう抽選に当たったことがほぼないので、プレゼント目当てというよりはマニア向けにこういうムックを出し続けてくれている澤村徹さんと編集部を応援するつもりでハガキを投函したつもりでした。出したことさえすっかり忘れていました(笑

KIPON EF-S/E AF

当選したプレゼントはこれ。見覚えのある KIPON のロゴが入ったケース、以前ならば紙箱だったのがプラケースに変更されて、KIPON もすっかりメジャーメーカーになったんだなあ、と感じます。

KIPON / EF-S/E AF マウントアダプタ

KIPON EF-S/E AF

はい、KIPON の EF-αE マウントアダプタです。「EF-S/E」って EF-S マウント(APS-C 専用)から E マウントへの変換と勘違いしそうなネーミングですが、実際は EF-Sony/E の略で、もちろんフルサイズ対応。しかも EF レンズの AF 駆動ができるマウントアダプタになります。

KIPON EF-S/E AF

フルサイズ対応の証拠に、アダプタ内部がフルサイズセンサの形状にくり抜かれていて、フルサイズ機で使っても四隅がケラれないようになっています。
そして下部の電子接点が電子連動対応の証。AF だけでなくレンズデータも通信でき、撮影画像には焦点距離や F 値などの Exif データが記録されます。

KIPON EF-S/E AF

側面のレンズリリースレバーの脇にある、謎のゴムカバー。
何だろう?と思ってめくってみたら、

KIPON EF-S/E AF

microUSB 端子のカバーでした。
取説によると工場での初期設定時に使用するためのものということで、現時点ではエンドユーザー向けにファームウェアアップデータ等は提供されていませんが、同社の EF-m4/3 AF アダプタ向けにはファームウェアアップデータが出ているので、もしかすると今後こちらでも新ファームが提供されることがあるかもしれません。

ちなみにこのカバー、しっかりと固定されていないのですぐに抜けます。撮影中に紛失すること必至なので、これはカバーなしで運用すべきだろうなあ。

KIPON EF-S/E AF

アダプタには三脚座がついています。六角レンチで取り外すこともできますが、基本的につけっぱなしでの運用を想定しているようです。

EF レンズと E マウント α との組み合わせの場合ボディよりもレンズのほうが重くなるケースが多いので、ボディよりもアダプタ側の三脚座を使った方が安定するでしょうね。

KIPON EF-S/E AF

無印 α7 に装着すると、ボディの高さよりも三脚座のほうが少し高く、平置きすると若干上を向く格好になります。
α7 II シリーズなら初代よりもマウントの取り付け位置が高いので、このマウントアダプタとの組み合わせにはちょうど良いのかも。

KIPON EF-S/E AF

試しに EF16-35/F4L を装着してみました。で、でかい(汗
それでも多くの EF レンズの資産を α7 シリーズでも活かせるという点で、このアダプタの存在価値は大きいと言えます。EF レンズは EOS との組み合わせで使うのが最もその性能を発揮できることは間違いありませんが、チルト液晶が使えるとか、α7S の超高感度撮影に使えるとか、α7 シリーズと組み合わせることで活躍の場が広がるわけで。また、24-70/F4 なんかは FE よりも EF のほうが描写が素直だし寄れるし、扱いやすいんですよね(^^;;

AF 速度に関しては、初代 α7 との組み合わせではコントラスト AF になるので、もっさりしています。イメージ的には、初代 A-E マウントアダプタである LA-EA1 で A マウントの SSM レンズを使うような感覚。また AF モードも AF-S(EOS でいうワンショットAF)に限定され、DMF さえ使えないのが惜しい。
でも α7 II/α7R II(あとたぶん昨日発表された α6300 も?)との組み合わせであれば位相差 AF が使えてそれなりに実用的になるものと思われます。

本当は、α7 III が出たらこのマウントアダプタと一緒に購入しようと考えていたんですが、こうして先にアダプタだけ手に入ってしまうと、急に今の α7 II が欲しくなってきますね(汗。

KIPON / EF-S/E AF マウントアダプタ

B00UV1M4H0

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2016/02/12 (Fri.)

TECHART M-E Autofocus Adapter

TECHART、ライカMレンズでAF撮影できるマウントアダプターを発表 - デジカメ Watch

CONTAX G レンズを AF 化する変態マウントアダプタを作った TECHART が、またやってくれました。そもそも AF に対応していないライカ M マウントのレンズを AF 化する、というあり得ないマウントアダプタを出してきました。

アダプタ内に AF 用モーターを内蔵し、E マウントボディと電気的に連動してレンズを AF 駆動するという仕組みは CONTAX G マウントアダプタと同様。しかし、CONTAX G アダプタはカプラを介してレンズ側の AF 用ギヤを回していたのに対して、このライカ M アダプタは「レンズを鏡筒ごと物理的に前後させてフォーカスを合わせる」というビックリドッキリメカ。誰も思いつかないし、思いついても実際に作ろうとしないであろう機構を実際に商品化してしまう TECHART こそ、現在のマウントアダプタメーカーで最上級の変態ではないでしょうか(←褒め言葉)。
もはや変態を通り越して「謎アダプタ」という、かつぽんさんの表現が最も適切だと思います(ぉ

しかもこのアダプタ、物理的にレンズを前後させるという仕組み上、その先に装着するレンズを問わないというのもポイント。M マウントの短いフランジバックを活かして、マウントアダプタの二段使いによって「MF 専用の一眼レンズも AF 化してしまえる」という驚異のアダプタでもあります。ヤシカ CONTAX、キヤノン FD、ミノルタ MD といった往年の名レンズが AF 化できると聞けば涎も出てくるというものです(まあ、CONTAX G アダプタ同様に AF は遅いでしょうが)。
また、AF 時にはレンズ自体のスペックよりもフランジバックが長くなるということは、近接アダプタを使うのと同じような効果、つまりレンズ本来の最短撮影距離よりも寄って撮ることができる可能性大。これ、一つ持っておいたら重宝するんじゃないですかね...!

まあ、私は対応ボディ(今のところ α7 II と α7R II のみ)を持っていないので、まずはそこからどうにかすることを考えなくてはなりませんが(´д`)。

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2016/01/28 (Thu.)

Velbon Ultra Stick Super 8

前から買おうと思っていた一脚を、観念して購入しました。

ベルボン / ウルトラスティック スーパー 8

Velbon Ultra Stick Super 8

私は三脚よりも一脚のほうが遙かに使用頻度が高いので、一脚重要。メインは 679B、ミラーレス等のサブ用は COMPACT 一脚といういずれも Manfrotto 製品を愛用しています。が、どちらもそれなりに長さがあるので遠出するときに持って行こうと思うと、かさばり具合に躊躇しがちなんですよね。なので、このベルボンの一脚は発売当時から注目していました。
今年は遠出する機会が増えそうなので、一脚を使う機会も多くなるだろうと思い、えいやっと購入。

Velbon Ultra Stick Super 8

驚くほどコンパクトな一脚で、長さは 70-200mm のレンズより少し長いくらい。これならカメラバッグのポケットはもちろんのこと、通勤カバンに入れてもあまり邪魔にならないレベルと言えます。

Velbon Ultra Stick Super 8

コンパクトさの秘密はこの伸縮構造にあります。「ダイレクトコンタクトパイプ」と呼ばれる二つの半円を数ミリずらして接合したような断面(これによって純粋な円筒よりも強度を稼いでいると思われる)のパイプを組み合わせることで、関節部は面同士が摩擦抵抗によって固定される幸蔵になっており(たぶん)、一般的な一脚の伸長固定に使われるレバーやネジ部品を省略することで、縮長の大幅な短縮と軽量化を両立しています。伸縮も先端をひねって引っ張るだけなので、セットアップもラク。これは目から鱗が落ちます。今まで三脚・一脚は完全に Manfrotto 派でしたが、ここまで違いがあると浮気せざるを得ません。
ちなみに脚に使われている素材は塗装の関係で樹脂系に見えますが、マグネシウムとのこと。

Velbon Ultra Stick Super 8

付属品はハンドストラップとベルトフック。完全な移動中は鞄に入れてしまえるのがこの一脚のポイントですが、撮影の合間に撮影ポイントを移ったり、歩き回ったりする際にいちいちしまわずにベルトやバッグにぶら下げていられるので、このベルトフックは重宝します。

Velbon Ultra Stick Super 8

手持ちの一脚と比べてみました。左からウルトラスティックスーパー 8、Manfrotto の COMPACT 一脚(MMC3-01)と 679B の順。長さは 679B 比だと 40% ほどしかなく、MMC3-01 と比べても 70% ほど、と抜群の短さ。MMC3-01 でさえ、メッセンジャータイプのカメラバッグにはナナメにしか入れられなかったんですが、ウルトラスティックスーパー 8 ならどんなカメラバッグにも入れて行けそうです。

Velbon Ultra Stick Super 8

最大限に伸ばした状態では、なんとウルトラスティックスーパー 8 は 679B とほぼ同じ長さになります。これは雲台をつけると身長 180cm の私が直立した状態でカメラがちょうど目の高さにくる状態で、ほぼどんな撮影シチュエーションにも対応できる長さと言えます。さすがに最下段は径がかなり細くなってしまい、679B に比べるとかなりしなりますが、見た目から受ける印象よりはよほどしっかりしていて、MMC3-01 よりもしなりが少ないくらい。これはダイレクトコンパクトパイプの構造のなせる技でしょうか。MMC3-01 は筒が楕円形なので、長辺方向には強いけど短辺方向にはかなりしなるんですよね。

Velbon Ultra Stick Super 8

流し撮りやアオリ・見下ろしの構図で撮る際には雲台があったほうが良いので、ボール雲台も合わせて購入。雲台は同じベルボン製で、QHD-33 だと雲台側の締め付けツマミが一脚の台座に干渉スレスレということなので、一回り大きい QHD-43 にしました。用途的にボディやレンズを取っ替え引っ替えという使い方はないだろうと思い、クイックシューなしモデルを選択。
可もなく不可もない雲台という感じですが、一脚本体と同様にコンパクトで軽く、取り回しは良いです。

Velbon Ultra Stick Super 8

耐荷重が 3kg までということなので、主にミラーレス+200mm までのレンズで使う予定。超望遠域は今まで通り 679B にがんばってもらいます。

この一脚なら「ちょっと使うかどうかわかんない」という状況でも、とりあえずカメラバッグに突っ込んで出かける、というのがしやすくて良いですね。
でもこれは MMC3-01 の出番が完全になくなってしまうなあ。

ベルボン / ウルトラスティック スーパー 8

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ベルボン / 自由雲台 QHD-43

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投稿者 B : 23:58 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2016/01/10 (Sun.)

ARTISAN&ARTIST ACAM-E25N

以前から私が何本も愛用している ARTISAN&ARTIST のイージースライダーカメラストラップシリーズに新色が発売されていたことに気がついたので、一本買ってきました。

ARTISAN&ARTIST / イージースライダーカメラストラップ ACAM-E25N (ブルーグレー)

ACAM-E25N

主にミラーレス向けの 25mm 幅タイプのイージースライダー「ACAM-E25N」の新色、ブルーグレー。万年筆のインクのような、落ち着いたいい色です。

イージースライダーは扱いやすくていいんだけど、ブラック以外はけっこう派手目なカラバリが多くて、微妙に組み合わせにくかったんですよね。でもこれなら私でも違和感なく持てそうです。

ACAM-E25N

このモデルは初代 ACAM-E25 のマイナーチェンジ版という位置づけのようですが、初代との違いはロゴの入り方。初代では大きな赤いメーカーロゴがストラップに縫い付けられていましたが、新型では革製のタグに控えめにロゴが入っています。このタグは長さ調整可能なストラップが滑るのを抑える役割もあるようで、初代より安定感も高まっているように感じます。

ACAM-E25N

カメラ側に通すバンド部分は、一般的な一眼のストラップホールに合う 10mm 幅になっています。細幅の ACAM-E25S はミラーレスカメラの三角カンに通すには細すぎて、却ってグラつきが気になったので、こっちのほうが扱いやすい。

ACAM-E25N

ブルー系なので、ロゴがブルーな α7S で使ってやることにします。α7 シリーズを複数所有していると、うっかり取り違えてしまう事故も起きがちなので(笑)、ストラップの色で判別できるようにするのが良いかなと。

イージースライダーと同様な長さ調節対応ストラップは他社からもいろいろ出てきていますが、私はデザインも含めてイージースライダーが一番気に入っているので、もう少しカラーやデザインのバリエーションを出してほしいところ。特に原色系のレッドじゃなくて、ワインレッドっぽい色があれば一本買うんだけどなあ。

ARTISAN&ARTIST / イージースライダーカメラストラップ ACAM-E25N

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投稿者 B : 21:25 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2015/11/01 (Sun.)

Manfrotto PIXI EVO

先日発売されたばかりのこのミニ三脚を手に入れました。

Manfrotto / PIXI EVO ミニ三脚 (ブラック)

Manfrotto PIXI EVO

初代 PIXI も持っていますが、高さや角度に幅がないことと、縦位置撮影が多い私にとって縦位置にセットできないことが微妙に使いづらく、カメラバッグに入ってはいるもののあまり活用されていませんでした。が、その上位モデルとなるこの PIXI EVO では、そんな私の不満点がほとんど快勝されているらしい、ということでさっそく購入。

Manfrotto PIXI EVO

初代 PIXI と比べると、このようにしっかり一回り大きくなっています。最初、店頭で見たときは「こんなに大きくなっちゃうのか!」と軽く躊躇したんですが、実際に持ってみると重さは意外にも大差ありませんでした。容積は取りますが、鞄に入れておく分には初代 PIXI と変わらない感覚で持ち歩けると言えます。

Manfrotto PIXI EVO

初代からの進化点その 1。ボール雲台の固定/リリースが、初代はワンタッチボタン式(押し込むとリリースされる)だったのに対して、EVO ではネジ式(Manfrotto の赤い三脚マークの部分を回す)になっていて、より思い機材でもしっかり保持できるようになりました。
また、雲台への機材の脱着も、初代が本体ごと回転させる必要があったところ、EVO では雲台にローレットが仕込まれていて、よりラクに着脱できるようになっています。

Manfrotto PIXI EVO

進化点その 2。レバーを使って開脚の角度を二段階に設定できるようになりました。
これ、どれくらい変わるかというと、

Manfrotto PIXI EVO

狭い方だとこんな感じ(直角二等辺三角形くらいですかね)で、

Manfrotto PIXI EVO

広げるとかなりペタッと地面につく感じになり、ローアングルもこなせるようになります。

Manfrotto PIXI EVO

進化点その 3。脚が伸ばせるようになりました。
ボタンを押しながら引っ張ることで、脚の長さを五段階で調節可能。高さが固定であることが初代 PIXI の大きな不満だったので、これは嬉しい。

Manfrotto PIXI EVO

耐荷重は 2.5kg ということなので、その気になれば EOS 5D+標準ズームクラスでもいけてしまいますが、バランス的には α7 くらいがベストマッチじゃないでしょうか。
夜景だったり動画やタイムラプスだったり、三脚を使うことで撮影シーンが大きく広がるカメラなので、この三脚とは相性がいいと思います。

Manfrotto PIXI EVO

スペック上の耐荷重 2.5kg とはいっても、縦位置にするとバランスが崩れてしまうので、70-200/F4G クラスだと縦位置では保持しきれません。α7 との組み合わせでは、24-70/F4 つまり標準ズーム程度までであれば、縦位置でも安定して使えます。

というわけで縦位置対応・長さ調整・角度調整が可能になり、より使い勝手が良くなった PIXI EVO。ちょっと大きくなってしまったのが難点ですが、これはカメラバッグに仕込んでおくと重宝するんじゃないでしょうか。
ちょうどこれから夜景が綺麗になる季節だし、私もカバンに α7 と PIXI EVO を常備して通勤しようと思います。

Manfrotto / PIXI EVO ミニ三脚

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投稿者 B : 22:00 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2015/10/20 (Tue.)

α7 シリーズ用薄型アイピースカップ FDA-EP16

α7R II/S II に付属するアイピースカップの単品販売が始まったので、ひとつ買ってみました。

ソニー / アイピースカップ FDA-EP16

FDA-EP16

初代 α7 シリーズ(と無印 α7 II)に付属するアイピースカップは、出っ張りが大きくて硬いんです。なのでバッグの中で引っかかったり、撮影中にカメラを上げ下げすると服に引っかかったりします。かつての NEX-7/6 ほど簡単に脱落するものではありませんが、私も一度撮影中に引っかけて落とし、紛失しかけたことがあります。
あと、裸眼やコンタクト使用者にはあまり問題ありませんが、メガネ着用時にファインダを覗こうとすると、EVF の隅々まで見えない。眼鏡使用者としては使いにくかったのは事実です(私は撮影時はコンタクトですが)。

α7R II からついているこの新型アイピースカップは、初代 α7 シリーズにも互換性があるということで、試しに買ってみました。

FDA-EP16

旧型(左)との比較。旧型がほぼ変形しない硬質のゴムだったのに対して、新型は中空の軟質ゴム。EOS 5D3/7D2 などに使われているアイカップと似たような感じ、と言えば良いでしょうか。これならメガネをかけたままでも、EVF の隅々までよく見えます。

FDA-EP16

ボディ液晶面からの出っ張り度合いの差だけ見ると微々たる違い。でも、新型のほうは素材が柔らかいことで確実に引っかかりにくくなっています。

実際には、α7 II までの機種と α7R II/S II とでは EVF の光学系が変更されていて、α7R II/S II のほうが倍率が高く・アイポイントが短く設計されているためにアイピースカップも変更されたのでしょうが、取り回しの良さやメガネでの使いやすさを考えると、旧 α7 シリーズでも新アイピースを使うメリットは少なくなさそう。

FDA-EP16

新型アイピースをつけると初代 α7 でもなんだか α7R II を使っている気分になれるので(笑)、私はもうこの新型を使っていくことにします。

あと α7 の EVF にもうひとつ注文をつけるとしたら、アイセンサがちょっと過敏すぎるのを何とかしてほしいんですよね。液晶をチルトさせてウエストレベルで撮ろうと思ったら、お腹に反応して液晶が消える(EVF に自動切り替え)のが鬱陶しいんですよね。これも α7R II/S II ではカスタムボタンに FINDER/MONITOR 手動切り替えが割り当てられるようなので、新型のうらやましいところ。旧型にもファームアップで提供してくれませんかね。

あ、まずはお前のその腹を引っ込めろ、というツッコミは禁止します(ぉ

ソニー / アイピースカップ FDA-EP16

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投稿者 B : 22:16 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2015/10/05 (Mon.)

NOKTON 40mm F1.4+VM-E Close Focus Adapter

NOKTON 40mm F1.4 の α7 への装着には、以前買った VM-E Close Focus Adapter を使っています。

NOKTON 40mm F1.4+VM-E Close Focus Adapter

単なるライカ M-αE マウントアダプタというだけでなく、ヘリコイドがついて近接撮影をも可能にしてくれるという優れもののマウントアダプタ。コシナによる国内製造で工作精度も非常に高く(むしろちょっとレンズの着脱がキツいくらい)、高いだけのことはあります。

M マウントをはじめとするレンジファインダー系のレンズは、最短撮影距離が良くて 50cm~ という感じで寄れないものがほとんど。ミラーレスカメラ用のレンズも同様に寄れないことが多いので、おそらく光学設計的にはフランジバック(というより後玉から撮像面までの距離)が短いと最短撮影距離が長くなりやすい、ということなんでしょうね。
そういうレンズを一気に「寄れるレンズ」に化けさせてくれるのが、この近接対応マウントアダプタ。組み合わせるレンズにもよるものの、私の持っている NOKTON 40mm F1.4 では最短撮影距離 70cm→33.4cm と約半分に、SWH 15mm F4.5 ASPH. II ならなんと 50cm→10.8cm と大幅に短縮してくれます。

じゃあ実際どれくらいまで寄れるようになるのか、試してみました。

NOKTON 40mm F1.4+VM-E Close Focus Adapter

こちらが通常モードでの最短撮影距離。もともとが主にスナップ用途のレンズなのでこういう構図はあまり得意ではなく、もうちょっと寄り足りないというフラストレーションを感じます。

これが、アダプタ側のヘリコイドを最大に回して最も寄った状態ににすると、

NOKTON 40mm F1.4+VM-E Close Focus Adapter

ここまで寄れる。マクロレンズとは言わないまでも、普通のレンズでもここまではなかなか寄れないほど寄れます。絞り開放だとかなりピントがシビアで、身体が少し揺れたり風が吹くだけでピントがずれてしまいますが、寄れないレンズが寄れるようになる恩恵はとても大きい。スナップ撮影時の構図の幅を広げてくれるアダプタです。

また、これを APS-C のボディで使うと、60mm 相当の簡易マクロレンズ的にも使えます。E マウントのマクロは APS-C の 30mm とフルサイズの 90mm しかない状況で、30mm マクロは性能は良いけどパースが広角レンズ的なので、小物を撮るのにはあまり向いていません。90mm はちょっと高いし。クローズアップフィルタは白黒などのコントラスト比の高い被写体を撮ると色収差が目立つ。その点、この NOKTON 40mm をマクロ代わりに使えば 30mm に比べると標準レンズ的なパースの少ない画角で、画質劣化もなく、とても扱いやすい。 私の場合、日常的な blog 用のブツ撮りにも活躍してくれそうな気がします。

改めてこれ、世の中にあふれる大量のレンジファインダーレンズがすべて常用レンズとして立ち上がってくる、非常に重宝するマウントアダプタだと思います。個人的には、CONTAX G-αE マウントアダプタ(MF 専用でいい)にも近接対応機能をつけてほしいんですが、MF 用ヘリコイドにさらに近接用ヘリコイドをつけるのは、あの厚みの中だとさすがに難しいですかね。

Voigtländer / VM-E Close Focus Adapter

B00GD30MEM

投稿者 B : 22:30 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック