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2018/10/23 (Tue.)

愛機 RX100 III、不調

発売から四年あまり愛用してきている RX100 III の具合が最近悪いんです。

RX100 III

写真を撮ろうと思って RX100 III の電源を入れたら液晶に黒い影が映っていて「何だこれ?」と思ったら、レンズバリアが開ききっていないじゃないですか。

この状態でもレンズバリアを指でちょっと触れてやるだけでちゃんと開いて撮影可能にはなるし、この症状も再現性 100% ではないもののカメラを斜め下~下に向けたまま起動すると発生することが多い模様。
ググってみたところ RX100 シリーズに限らずレンズバリア式のコンデジで同様の症状が出ている例は少なくないようですね。

RX100 III

よーく見ると、レンズバリア最前面中央部に円弧のような跡がうっすらついているのが判ります。バリア開閉の動線に沿ってついているので、開閉時に何かに干渉しているものと思われます。

RX100 III

また鏡筒の前面パネルをよーく観察すると、中央部が僅かに凹んでいるような。これ最初からこうだったのか使っているうちに凹んできたのか分かりませんが、買ってから四年あまりほぼ毎日通勤カバン等に入れてあちこち持ち歩いているからなあ。キャリングケースに入れていても何かに圧されて歪むことは考えられます。

一応、歪んでいる部分を爪の先で引き起こし、少しでも平らに戻るように処置してみました(笑。
あとはこういう部分に細かい埃が噛んで開閉の邪魔をしている事例もあるようなので、ついでにブロワーで掃除。

RX100 III

その結果症状は多少改善したようで、今のところレンズバリアの引っかかりは発生していません。でもまたいつ再発するか...ソニーストアの長期保証(三年)もさすがに切れちゃっているし、本格的におかしくなったときにどうするか。四年ハードに使った割には、外観含めきれいな状態を保っているほうだとは思うんですけどね。

もし買い換えが必要になったらどうするか。もう RX100 がない生活は考えられないので、修理代が馬鹿にならないレベルになった場合は RX100 シリーズのどれかに買い換えるつもりですが、さすがに本気カメラとして α7 III や EOS を使っている環境下でコンデジに 10 万円は出せません。そうすると RX100 IV あたりが価格とスペックのバランスがちょうどいいところかなあ。タイミング的にはキヤノン G7 X Mark III がそろそろ出てきてもおかしくないので、価格帯がちょうど良ければ乗り換えも視野に入れてもいいんですが。

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2018/09/28 (Fri.)

ZEISS ZX1

【フォトキナ】ZEISS、Adobe Lightroom内蔵のデジタルカメラ「ZX1」発表 - デジカメ Watch

ニコン・キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ発表、L マウントアライアンス、富士フイルムの 1 億画素中判カメラ発表といろいろあったここ一ヶ月のカメラ界隈の中で最も驚いたのがこのニュース。ツァイスが独自のレンズ一体型、それも Adobe Lightroom CC を搭載したカメラ「ZX1」を発表しました。

レンズは 35mm F2。フルサイズでこのスペックのレンズ搭載という点ではソニーの RX1 シリーズと同じですが、RX1 は Sonnar タイプなのに対して ZX1 は Distagon タイプという違いがあります。またイメージセンサも RX1 シリーズとは異なる 3,740 万画素品。少し前に「ツァイスが 35mm の単焦点レンズ一体型フルサイズカメラを開発中」という噂が立ったときには RX1R II ベースの OEM 品なのかと思っていましたが、全くの別物でした。
そして最大のサプライズが Lightroom CC 内蔵という点。UI を見る限り内部では Android が動いていて Android 版 Lightroom CC を使うということだと推測されます。撮影後の画質調整・現像に Lightroom を使うのは当然として、撮影機能自体も Lightroom を使うのか Android とは別にカメラ自体のリアルタイム OS が存在するのかは不明。撮影画面の UI は Lightroom CC の撮影画面と似ているようで微妙に異なります。おそらく「Android+Lightroom CC が常時起動していて、その上で使うカメラ」なのでしょうが。

写真撮影後はカメラ内蔵の Lightroom CC から Wi-Fi または Bluetooth 経由でクラウドストレージ(現時点では Dropbox に送れることは判明)、メール送付、スマートフォン転送などが可能。現在でも写真をスマートフォンに直接転送できるカメラは当たり前に存在していて、撮影→スマホ転送→スマホ上で Lightroom CC 等を使って調整することは普通にできていますが、スマホに JPEG で転送する前にカメラ内で RAW(DNG かもしれませんが)を直接現像できるのは画質面でメリットがありますし、スマホ側のディスプレイ品質に依存せず撮影時と同じディスプレイで現像までできるのも意義があります。また「SHOOT. EDIT. SHARE.」というキャッチコピーが示しているとおり、スマホやクラウドストレージだけでなく SNS 等にも直接投稿できるようにはしてくるはずで、スマホを介さずに撮影から編集、共有までできるワークフローは SNS 時代らしいカメラと言えます。

まあこういったコンセプトのカメラはパナソニック CM1 やニコン S800c、あるいは PlayMemories Camera Apps 時代の α など多くのメーカーが挑戦しては失敗してきた歴史があるわけで、今回もうまくいくかは分かりません。が、アプリで機能が追加できるというのではなく単体で現像から共有までできるという点に絞っていること、それとカメラ自体の質が良さそうなことから、インスタとは違った方向性で写真を編集してシェアしたい向きには一定の支持が得られる可能性はありそう。

個人的には、カメラはもっとコミュニケーションツールとして進化しないとどんどんスマホに侵食されていくと考えているので、こういう方向性には強く共感します。今回の photokina 周辺では多くのカメラメーカーが新機軸を打ち出してきましたが、いずれも画質やカメラ性能の追求に主軸が置かれていたのに対して、光学メーカーの老舗中の老舗がこういうアプローチを採ってきたことが非常に興味深い。単焦点レンズ固定式だし、価格はきっと 40~50 万くらいするだろうから買う人は限られるでしょうが、今後のカメラのあり方に一石を投じる存在になりそうです。

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2018/06/06 (Wed.)

RX100 VI

ソニー、24-200mm相当の望遠対応になった「RX100 VI」 - デジカメ Watch
ソニー / RX100 VIicon

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ソニーの定番 1inch コンパクト「RX100」に VI 型が発表されました。

IV~V 型とセンサ側の進化がメインだったので、次はそろそろ III 型から変わっていない光学系に手を入れてくるだろうなと思っていました。テレ端を少し伸ばして 105mm 程度にするかもう少し最短撮影距離を縮めてくれるともっと扱いやすいカメラになるんじゃないかと(個人的には後者が嬉しかった)。が、予想を大きく裏切って一気に 24-200mm 相当の高倍率ズームレンズを搭載してくるとは驚きました。
まあ、スマホがデュアルカメラ・トリプルカメラで多焦点化してボケもソフトウェア的に作れるようになってきた以上、専用機としてのカメラはもっと得意領域を深める方向に進むのは正しい戦略だと思います。

私もなんだかんだ言って日常的に最も稼動率が高いカメラは RX100 III だったりするので、その中でもうちょっと望遠が長ければ...と思ったことは少なくありません。何回か 30 倍ズーム搭載の HX90V を買おうかと思いつつセンサ小さいし RAW 記録できないしで却下してきた経緯もあります。その点日常カメラとして死角がなくなったのが今回の RX100 VI ですが、高倍率ズームになった代償としてワイド側の開放 F 値が暗くなってしまったのだけが残念。従来のワイド端 F1.8(テレ端でも F2.8)のレンズであれば、撮り方次第で APS-C 一眼に負けないボケ描写も作れたのが、F2.8-4.5 というスペックでボケを作ろうとすると望遠に頼らざるを得ません。
そういう意味では V 型までと今回の VI 型では同じ「RX100」を名乗っていてもキャラクターの違うカメラなんでしょうね。ある程度の作品撮りまで含めたスナップフォトやメシテロ写真(ぉ)がメインならば V 型以前、一眼レフやミラーレスよりもコンパクトなシステムでちょっとしたスポーツイベントや学校行事までをカバーしたければ VI 型、というイメージ。実際 α6000+ダブルズームキットあたりよりも RX100 VI のほうが扱いやすそうな気もします。

私もちょっと欲しいんですが、さすがに 14 万円という価格はすぐには出ない(;´Д`)ヾ。無人島に持っていくカメラとレンズを 1 セットだけ選べと言われたら RX100 VI で決まりなんでしょうが、私にとって RX100 は普段のカバンに忍ばせておく&一眼を持って行くときに一応入れておくサブカメラという位置づけなので、当面 III で十分です。まあ III も買ってもう 4 年経つし、これが壊れたら次どうするか考えよう。

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2017/10/15 (Sun.)

RICOH THETA V

やや出遅れ感がありますが、こいつを手に入れました。

リコー / THETA V

RICOH THETA V

私にとって初めての全天球カメラ。周囲では初代 THETA の頃から使っている人が何人かいて、実物も見せてもらったことがあるんですが、今までの機種は解像感的に今ひとつかなと感じていたのと、積極的に使うシーンがあまり思いつかないので自分では手を出さずにいました。しかし今回の THETA V では静止画の画質が向上し、動画も 4K 解像度や 360° 空間音声の記録にも対応して、これは一定のクオリティを超えてきたなと。VR で見てみたらどうなるかという興味もあり、ついに手を出してみました。

RICOH THETA V

いわゆるスチルカメラとは全く違う製品で、触ってみるとカメラ感は皆無と言って良いですね(笑。操作ボタンも最低限で、基本的にスマホから操る感じ。Wi-Fi は 5GHz 帯にも対応しているというのが意外でしたが(5GHz 帯は法令により屋外使用できないため国内メーカー製品では対応していないことが多い)、屋内イベント会場の全天球撮影や動画ストリーミングをすることを考えると 5GHz 帯を使った方が安定するわけで、考えてみれば納得です。

RICOH THETA V

私は旧機種をちゃんと使ったことがないため比較できないのですが、今回のモデルから Android ベースになったことは賛否両論あるようですね。今後の機能拡張を考えると開発しやすいプラットフォームにしておく必要があったことは理解できますが、まあ電池はもたないですね(´д`)。スリープ状態で 2~3 日置いておいたらバッテリがカラッカラになっているのはカメラとしては使いづらい。それほど頻繁に撮影するわけでもないし、これなら起動に少し時間がかかることを受け入れて毎回コールドスタートするようにしても良いかもしれません。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

何かサンプル画像でも載せようと思ったんですが、全天球撮影だと人物や自分の生活環境まで写ってしまいがちで、なかなか気軽には Web に掲載できないですね(;´Д`)ヾ。撮影者の手や頭も消せないし。
またいわゆるスチル写真と違って構図とかボケを活かした画が作れるわけでもなく、その時点の自分の周囲 360° を「記録」するという感覚に近い。業務ユースならともかく、個人ユースだとごくパーソナルな記録という位置づけになります。これはこれで面白いですが、blog ネタとしてはちょっと厳しいモノがあります(笑

とはいえ、今まで自分が使ったことのない種類のデバイスをいじるのはなかなか楽しいもの。しばらくいろんなところで撮ってみようと思います。

リコー / THETA V

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2017/09/04 (Mon.)

RX0 を見てきました

ここのところ RX(-)0 関連のエントリーばかり書いている気がしますが(ぉ)、銀座ソニーショールームにて先行展示が始まった RX0 を早速見に行ってきました。

ソニー / DSC-RX0icon

RX0

パッと見では「GoPro 的な横型にデザインリニューアルしたアクションカム」に見える佇まいですが、側面のツァイスロゴや正面の「RX0」の記載は紛れもなく RX シリーズの系譜。

RX0

同じ 1inch サイズのセンサを搭載する RX100 III と比べてみるとめちゃくちゃ小さいことがよく分かります。あまりに小さくてどこに展示されているか探してしまったほど(笑

RX0

レンズは 24mm F4 相当の短焦点レンズ「Tessar」。RX100(III 以降)ではワイド端 24mm F1.8 だからやや物足りなく感じますが、ここまでの小型化にはレンズの小型化は避け得ないわけで、被写界深度以外の部分は高感度でカバーしろということでしょう。そのために他の RX100/RX10 シリーズより敢えて低画素数のセンサを搭載しているのだと思われます。そもそもボケによる表現よりも「普通のカメラでは撮れない撮影領域の表現」を目指したカメラでもありますし。

RX0

上面についているボタンは電源とシャッターのみ。レンズ交換式カメラ的なマニュアル操作にも対応した他の RX シリーズとは随分異なる、割り切った操作系。

RX0

入出力端子(展示機では端子カバーは取り払われていました)はリモコン用のマルチ端子(給電/microUSB 兼用)、microHDMI(4K 外部レコーダ接続要)、マイク入力、カードスロット。このサイズの中にこれだけの I/O を詰め込んでいるのが、これが単に超小型のスチルカメラではなく業務用途を強く意識した製品であることを示しています。
それにしてもメモリカードスロットが microSD だけでなく M2(メモリースティックマイクロ)にもしぶとく対応していることに驚いた(笑

RX0

背面の操作ボタンはメニュー+上下左右程度の最低限のもの。UI は α/RX シリーズと共通化されていますが、ボタンの大きさと配置からして撮影設定を頻繁に切り換えて使うのに向いているとは言えません。基本的にカメラ任せで撮るか、スマホと繋いでスマホからコントロールするか、という使い方になります。ボケを制御するようなカメラでもないし、とにかくプログラムオートでシチュエーションや構図優先で撮るような感じになるでしょう。結果的に「超高画質な Cyber-shot U」という感覚で、元ユーザーとしては久しぶりにああいう撮り方したいなあ...と思えます。

RX0

メニューも α/RX そのもの。ただ画面が小さい上に設定項目がとても多いので、このボタンでチマチマ操作するのはちょっと厳しい。基本的に一度設定したら後はほぼ触らないかなあ。
このカメラ、業務用としては多視点撮影やバレットタイム撮影なんかにも使われるようになると思うんですが、外部から撮影設定を一括変更できる機能とかあったりするんでしょうか。この UI で一台ずつ設定していくのはちょっと現実的ではなさそうです。

先天的な小さいモノ好き(ぉ)な私としては、実物を見ると改めて欲しさが高まってきてしまいました。まあ発売後すぐに買うのはちょっと難しいですが、そのうち手に入れたいなあ...。

ソニー / DSC-RX0icon

iconicon

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2017/09/01 (Fri.)

Sony RX0

ソニー、積層型CMOS搭載の耐衝撃カメラ「RX0」を国内で10月発売 - デジカメ Watch
ソニー「RX0」はいわゆるアクションカムなのか - デジカメ Watch

ソニーからレンズ一体型カメラ「RX」シリーズの新モデルが発表されました。IFA での海外発表からそのまま国内でも正式発表、力の入れ具合が伝わってきます。
しかも今までの RX シリーズとはかなりコンセプトの違う、市場開拓型の製品になっています。

ソニー / DSC-RX0icon

iconicon

いやあこれは驚いた。RX-0 といえばお台場に建造中の白いアイツを連想しますが、今まで与太話として言っていた RX0 が本当に製品化されてしまうとは。アクションカム系のフォームファクタでありながら 1inch センサ、防水、高耐久性を備え、1/32,000 秒の高速シャッター、16 コマ/秒の高速連写、スーパースロー撮影、4K 動画撮影(要外部レコーダ)、マルチカム対応というスペックは紛れもなく RX シリーズの系譜。独自性の高い自社センサを軸に新しい撮影スタイルを提案する商品企画は近年のソニー α/RX のお家芸と言えます。

でもスペックはすごいんだけど、個人的に思い出したのはかつての Cyber-shot U(DSC-U10)。カメラ付きケータイが普及する直前のタイミングに登場した極小のコンデジで、高画質なデジカメは他にもあったにも関わらず、私は買わずにはいられませんでした。RX0 は「2017 年の最新技術で Cyber-shot U を作ったらこうなった」みたいなところがあって、このカメラでどんな被写体をどう撮りたいかというイメージがなくてもつい欲しくなってしまいます。お台場に実寸大 RX-0 が出現するタイミングで RX0 の名を冠するカメラが出てきた、という符合に惹かれるところもありますが(ぉ。ああ、そういう意味では RX0 で RX-0 を撮りたい(笑

とはいえ用途不明のカメラに 8 万円ポンと出せるわけでもないのも事実なんですよねー。まあ、最近の α/RX のキャッシュバック濫発っぷりを見ると、これも半年もしたらキャッシュバック対象になるんじゃないの?と思えてしばらく待ってりゃ良いか、となる部分もありますが。
何にせよこれは発売前にぜひ一度実物を触ってみたいところです。

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2016/10/07 (Fri.)

α6500

ソニー、ボディ内手ブレ補正対応のα6500を海外発表 - デジカメ Watch

α6500

先日 α99 II を発表したばかりのソニーからまた新製品。今度はミラーレスの中級機(これを中級機と言って良いのか)α6500 です。

前作 α6300 が既にミラーレスとしてはモンスター級のスペックでしたが、あれからたったの半年あまりでほぼ同サイズのボディにセンサシフト式手ブレ補正を入れ込んできました。まあ手ブレ補正は α7 II シリーズにも入っているので APS-C にもいずれ来るとは思っていましたが、α6300 からこんなに短いスパンで出してくるとは思ってなかった(;´Д`)ヾ。

そのほかには新フロントエンド LSI とバッファ容量の増加により、最大 307 コマ連写(RAW+JPEG でも 100 コマいける模様)に対応し、α6300 譲りの AF 性能と併せてミラーレスカメラとしては最強クラスの動体撮影カメラになっていると言えます。α99 II の AF 性能はさらに上を行っていますが、ほとんどの人は α6500 で十分じゃないでしょうか。
スマホと接続して GPS 位置情報を Exif 記録できる Bluetooth 機能と、ようやく中級機にもタッチパネルが搭載されました。これは単なるメニュー操作とタッチシャッター用途ではなく、EOS M5 に搭載されたタッチ&ドラッグ AF 相当の機能として EVF 使用時にも使えるようです。ただ EOS M5 のような相対座標設定やタッチエリア設定までできるかは不明。

APS-C としてはかなり隙のないカメラに仕上がってきたと言えますが、唯一の弱点は価格ではないでしょうか。1,700EURO/1,400USD という価格は α7 II と同クラスで、日本円に換算すると 20 万円コース。まあ EOS 7D2 も初値はそれくらいしたよなあと考えるとそんなに無茶な価格でもないのですが、α6000 からグイグイと値上がりしてきているせいで、もうそろそろこちらが音を上げそう(;´Д`)ヾ。改めて考えると α6000 ってコストバランスの良いカメラだったなあ、と。

ミノルタの α-7000 を持っている身としては、これの型番が「α7000」だったらガマンしきれなかった自信がありますが(笑、α6000 でさえ持て余している(ほぼブツ撮り用カメラと化している)状況を鑑みて、当分 α6000 に頑張ってもらおうと思います。

ソニー、1型ポケットカメラ最新機「RX100 V」を海外発表 - デジカメ Watch

RX100 V

RX100 シリーズのほうも新製品が出てきました。こちらはついに五世代目、外観からの違いの分からなさで言えば α6500 以上(笑。
こちらの進化点は α6500 同様の新フロントエンド LSI と大容量バッファの採用に加え、シリーズ初となる像面位相差センサを搭載し、AF 性能を大幅に向上させてきました。

今までの RX100 シリーズは「ポケットサイズで高画質」というコンセプトでしたが、III あたりである程度の完成を見、IV ではスーパースロー撮影等の「技術的にはすごいけど必要とするユーザーは限られる」方面に進化して、方向性を探っている感がありました。ここにきてミラーレスカメラ級の AF 性能を身につけ、どのメーカーも横並びになった 1inch センサ搭載高級コンデジとは一線を画してきた感があります。これは α5000 系のモデルチェンジが止まるわけだ(笑。

しかしこれも価格が...。1,200EURO/1,000USD とのことで、RX100 IV の価格が 12 万円程度であることを考えると、日本で発売される際には 15 万くらいしてしまうんじゃないでしょうか。

技術がどんどん進歩するのは素晴らしいことだと思いますが、さすがにここまで行くと私は手が出ません。逆に、α6000 と RX100 III はとても良いカメラだし、これらを発売日に買ったのは正解だったと思います。今あるカメラを大事に使おうと思いました(笑。

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2016/02/27 (Sat.)

CP+ 2016 (2)

CP+ のレポート、続いてはキヤノンから。

カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2016

EOS-1D X Mark II

オリンピックが開催される 2016 年は、キヤノンとニコンにとってもフラッグシップ機をモデルチェンジする年。満を持して投入された EOS-1D X Mark II は、「化け物」と呼ぶに相応しいカメラに仕上がっていました。
外観は先代と大きくは変わらないながらも、イメージセンサ・AF センサ・測光センサ・画像処理エンジンなどキーデバイスの全てが刷新され、中身は全くの別物。さらに EOS-1D C と同等以上といえる 4K 動画撮影機能まで取り込んでいます。

短時間ながら、ハンズオン機で AF スピードと連写を試してみました。

EOS-1D X Mark II

まず、AF。動く被写体にもベタッと吸い付くように追随する感覚は、今までのどんなカメラでも味わったことがないレベル。今回のハンズオンコーナーの被写体は体操選手で、けっこうな至近距離(最短で 5m くらい?)からの撮影。普通、こんな近距離での動体撮影はかなりの高性能機でも難しいのに、AF-ON したファーストアクションから迷わず被写体にピントが合い、動いても追いかけ続ける。連写は連写で、14 コマ/秒はもはやカメラというよりもマシンガンをぶっ放しているような感覚(笑。これはスポーツや野鳥撮影でも歩留まりが相当良さそうです。

ただ、このカメラを使っていると、果たして自分とカメラとどっちのほうが偉いのかよく分からなくなってくるというか...1DX2 に「必要なことは全部俺がやるから、お前はシャッターボタンだけ押してろ」と言われているような気持ちになってきます(ぉ。それくらい、今まで使ってきたカメラとは次元が違う。プロが使えば今まで以上に生産性が上がり、素人が使っても本来のウデ以上に撮ってくれるカメラだと思います。

EOS 80D

続いて 80D。先代 70D が非常に完成度の高いカメラでしたが、さらなるブラッシュアップが図られています。
個人的に最大のトピックは光学ファインダの視野率 100% 対応ですが、それ以外にも DIGIC 6 搭載、45 点オールクロス AF センサ、AI サーボ AF 強化など、オリンピックイヤーのカメラらしく動体撮影にさらに強いカメラになりました。

EOS 80D

操作系は完成度が高かった 70D のものを踏襲していますが、操作ボタン類が 60D/70D 世代の謎の有機的形状から、ごく普通の丸ボタンに戻されました。またサブ電子ダイヤルと同軸にある方向キーもクリック感が良くなり、マイナーチェンジながらより扱いやすくなっています。
運動会とかアマチュアスポーツ撮影くらいまでならば、7D じゃなくてこれでいいんじゃないですかね。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

80D に装着されていたレンズは新型の「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」。新開発のナノ USM を採用したレンズです。小型でとてもレスポンスが高いのが特長だそうですが、小型ゆえに重いレンズの駆動には向いていないとのこと。
また、レンズの下についているのは動画撮影用のパワーズームユニットです。ソニーの E PZ 18-200mm の下パーツだけを脱着可能にしたような感じで、ズームレバーを使ってカムコーダのようにズーム操作が可能。ズーム速度は二段階で切り替えることができます。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

ユニットを外すとごく普通のズームレンズに変身。底面にはユニットとの接続用接点がある以外、特に変わったところはありません。
これ、一種類のレンズで二通りの使い方(および売り方)ができるという点でいいアイディアですね。今後動画向けのレンズは需要が増えてきそうなので、このユニットに対応したレンズが他にもいくつか出てくるのではないでしょうか。

PowerShot G7 X Mark II

PowerShot G7 X Mark II。こちらもマイナーチェンジではありますが、DIGIC 7 搭載を核に画質と AF 性能を向上させたモデルです。
1DX2 や 80D を差し置いて DIGIC 7 をいち早く搭載してきた理由は、「コンデジは一眼よりも開発サイクルが短いので、後から出てきた新デバイスを採用しやすいため」とのこと。いっぽうで同じコンパクトでも IXY シリーズはいまだに DIGIC 4+ 搭載だったりするので、キヤノンのコンデジ開発の主軸は完全に PowerShot G/SX に移っていると言えます。

PowerShot G7 X Mark II

あまり変わっていない G7X2 で最も変わったのは、メニュー回りではないでしょうか。初代 G7X では伝統的な PowerShot 系のメニュー構成だったのが、今回は EOS と共通のメニューに変えてきました。これ、ソニーも RX シリーズ以降は α と操作性を共通化(全てではないにせよ)してきてからサブ機としてすこぶる使いやすくなったんですよね。長ったらしいメニューをスクロールしなくても目的の設定にたどり着きやすくなったし、これは EOS ユーザー的にはサブ機として積極的に G7X2 を選ぶ理由になり得ます。

PENTAX K-1

ペンタックスブースでは、ようやく正式発表されたフルサイズ機・K-1 が展示されていました。初日からして 70 分待ちとかいう状況だったんですが、二日目以降どうなったんだろう(汗

私はペンタックスのカメラには縁がないのですが、K-1 のこの部分だけはすごく気になっていました。

PENTAX K-1

それがここ。液晶のバリアングル構造、どういう作りになっているのか?展示機は液晶が通常あり得ない角度に曲がっているように見えます(笑
ボディと液晶の隙間を見ると、四本のアームがまるで多脚砲台のように液晶を支えていて、これによってこの摩訶不思議なバリアングル液晶を実現しています。

PENTAX K-1

しかも、この状態でさらに液晶自体が上下チルトしてるし!(笑
これは久々にマウントアダプタ以外の変態メカを見た気がしました。この部分だけ、変態度でいえば sd Quattro を超えているかもしれない...。

G-Technology

こちらはプロユースのストレージブランド・G-Technology(HGST のサブブランド)ブース。
我らがサイカ先生が G-Technology のアンバサダーであるガンダムチームG-Team の一員として講演会にご登壇。

そのまんま選挙ポスターに使えそうなシリアス顔のフラッグに対して、

G-Technology

講演中はずっとこのテンション(笑
得意のダジャレは封印されていましたが、柔らかい空気の中にも専門家らしい分析や具体的なワークフローにおける活用法が散りばめられていて、とても勉強になりました。

G-Technology

パーソナルユースだと G-Technology のストレージは費用対効果的に厳しいですが、個人的には 20 年近く前から IBM~HGST の HDD は愛用してきているので、いつかは G-Technology という憧れがあります。RAID ドックは高価いけど、とりあえずモバイルストレージでも一つ買ってみますかね。

サイカ先生の講演は明日の最終日にも予定されているので、会場に行く予定のある方は是非どうぞ。

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2016/02/18 (Thu.)

EOS 80D / PowerShot G7 X Mark II

キヤノン、AFを強化したミドル一眼レフ「EOS 80D」 - デジカメ Watch

EOS 80D

CP+ 向けのキヤノンの新製品は 1DX2 だけで終わるはずもなく、開催を一週間前に控えて EOS 80D ほかを発表してきました。

外観が大きく変わっていないので 70D からのマイナーチェンジモデルに見えますが、実際は二年半分の進化を詰め込んだフルモデルチェンジ。意欲作と言える内容に仕上がっています。
イメージセンサは世代が新しくなって高感度性能が一段伸び、画像処理エンジンも DIGIC 6 に。AF 測距点は従来比で二倍以上になる 45 点オールクロス、さらにサーボ AF 時の動体追尾性能が大きく向上しているとのこと。光学ファインダの視野率は二桁シリーズとして初めて 100% を達成。また下位機種 X8i/8000D に先行搭載されていた NFC(+Wi-Fi)も取り込んでいます。

これ二桁 D としてはかなりいいんじゃないでしょうか。「Kiss よりちょっといい EOS」として 8000D が登場し、7D Mark II がプロ機寄りのハイスペック機になった今、その中間に空いたポジションを埋める機種として、非情にコストパフォーマンスに優れたマシンだと思います。もはや完全に旧 7D よりもいいカメラになっちゃった。自分が今から一眼レフに入門するとしたら、これを選んだだろうなー。

PowerShot G7 X のほうもモデルチェンジしています。

キヤノン、手ブレ補正効果4段分の「PowerShot G7 X Mark II」 - デジカメ Watch

PowerShot G7 X Mark II

こちらは評価の高かった G7 X のマイナーチェンジ。グリップ追加などの外装リファインと、画像処理エンジンの DIGIC 7 への更新がメイン。DIGIC 7 によって AF 性能と高感度画質の向上、さらには手ブレ補正性能の向上にも寄与しているとのこと。高性能な DIGIC 7 でイメージセンサの画像の差分(ピクセル単位のブレ)を検出することで加速度センサでは検出しづらい種類のブレにも対応できる、とかそういう仕組みなんですかね。
あと、チルトは新しく下 45° にも対応ということで、着実に RX100 シリーズに対する弱点をつぶしてきました。

私はコンデジに関しては RX100 III で満足していて当分買い換えるつもりはないんですが、G7X2 のテレ端 100mm 相当のレンズとタッチ対応は羨ましい。これでポップアップ EVF がついていたら即死だったかもしれません(;´Д`)ヾ。

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2016/01/19 (Tue.)

LUMIX CM10

パナソニック、Android搭載カメラ新機種「LUMIX CM10」 - デジカメ Watch
パナソニックLUMIX CMシリーズ専用の通信プランが発表 - デジカメ Watch

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パナソニックが Android 搭載コンデジ「CM1」の後継となる「CM10」を発表しました。

私は普段からスマホの内蔵カメラよりも単品カメラで撮ってスマホ経由でシェアをすることが多いので、「プロ向けだから」とかいう言い訳はせずに全てのカメラには Wi-Fi(とタッチパネル)を標準装備すべきだと考えています。最近はもう、Wi-Fi がついていないカメラはそれだけで使用頻度が下がっているくらい。
でも、Wi-Fi 経由でスマホに送るのもだんだん面倒になってきて、かといってスマホのカメラでは(かなりキレイに撮れるようになったとはいえ)物足りず。ここ半年くらいは、定期的に「CM1 値下がってないかな~」と価格をチェックしたりしていました。そういう意味では、その後継たる CM10 発表のニュースにはときめいたわけですよ。

ただ、中身は CM1 とほぼ同じで、実質的には CM1 から通話機能を省いただけのモデル。まあこれは通信機能つきカメラだから Android としてのスペックは重要ではないし、通話しないだろうから通話機能省略もいいとしても、前機種から一年後にほぼ同等機種を大して変わらない値段(10 万オーバー)で、というのはちょっとないなあ。一年前の 1inch センサ搭載単焦点コンデジ相当のカメラ(通信機能つき)と考えれば、6~7 万円ならば食指が動いたところですが。
まあ、一眼・コンデジを問わずに低価格モデルがほぼなくなって、どのメーカーも「ミドルクラス以上でクラシック寄りデザインの高級外装モデル」ばかりになってしまった今、個人的には純然たるカメラよりもこういう LTE 搭載とかリコー THETA のような全天球カメラとか、そういうコミュニケーション寄りのアプローチで作られたカメラに最近面白みを感じます。

あとは CM10 本体そのものよりも、パナソニックが運営する MVNO が CM10 向けの SIM を用意してきたことが興味深いですね。写真をアップロードするためのカメラとして上り無制限のプランを用意した、というのが目新しい。確かに下りは帯域が逼迫しているけど、上りは全然余裕があるのが今のモバイル通信の実情なわけで、回線供給サイドに自由度がある部分をうまく活かしています。単なる格安 SIM ではなく、使う機器の特性に基づいたサービスを実現できることこそが、大手キャリアとは違う MVNO 本来のあり方。こういうのは応援したいですね。

パナソニック、1型センサー+10倍ズームの「LUMIX TX1」 - デジカメ Watch

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それから TX1。コンデジはもう 1inch 未満のセンサで新製品が出てくること自体珍しくなってしまいました。逆に、少し前までならコンデジの差異化要素と言われていた高倍率ズームが、小型センサ機ではなく 1inch センサ機に搭載されるのが当たり前の時代が始まる、ということでしょう。これまでは 1inch センサ搭載ならば比較的薄型ボディで 3~4 倍、ネオ一眼タイプで 10~20 倍、という世界だったのが、薄型で 10 倍(ただしテレ端は暗いよ)というのは他社も追随してきそうな気がします。1inch ならば ISO 感度を上げてもそれなりに撮れるので、作品ではなく記録写真ベースで使いたい人にとっては使い勝手が良いはず。私も、RX100 III で「もうちょっと寄れたら...!」と思う瞬間は年に三度くらいあるので(笑)、ひとつ持っていたら重宝するんだろうなあ。

いやいや、今年こそカメラは買わないつもりですよ(できない約束)。

投稿者 B : 22:10 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック