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2016/10/07 (Fri.)

α6500

ソニー、ボディ内手ブレ補正対応のα6500を海外発表 - デジカメ Watch

α6500

先日 α99 II を発表したばかりのソニーからまた新製品。今度はミラーレスの中級機(これを中級機と言って良いのか)α6500 です。

前作 α6300 が既にミラーレスとしてはモンスター級のスペックでしたが、あれからたったの半年あまりでほぼ同サイズのボディにセンサシフト式手ブレ補正を入れ込んできました。まあ手ブレ補正は α7 II シリーズにも入っているので APS-C にもいずれ来るとは思っていましたが、α6300 からこんなに短いスパンで出してくるとは思ってなかった(;´Д`)ヾ。

そのほかには新フロントエンド LSI とバッファ容量の増加により、最大 307 コマ連写(RAW+JPEG でも 100 コマいける模様)に対応し、α6300 譲りの AF 性能と併せてミラーレスカメラとしては最強クラスの動体撮影カメラになっていると言えます。α99 II の AF 性能はさらに上を行っていますが、ほとんどの人は α6500 で十分じゃないでしょうか。
スマホと接続して GPS 位置情報を Exif 記録できる Bluetooth 機能と、ようやく中級機にもタッチパネルが搭載されました。これは単なるメニュー操作とタッチシャッター用途ではなく、EOS M5 に搭載されたタッチ&ドラッグ AF 相当の機能として EVF 使用時にも使えるようです。ただ EOS M5 のような相対座標設定やタッチエリア設定までできるかは不明。

APS-C としてはかなり隙のないカメラに仕上がってきたと言えますが、唯一の弱点は価格ではないでしょうか。1,700EURO/1,400USD という価格は α7 II と同クラスで、日本円に換算すると 20 万円コース。まあ EOS 7D2 も初値はそれくらいしたよなあと考えるとそんなに無茶な価格でもないのですが、α6000 からグイグイと値上がりしてきているせいで、もうそろそろこちらが音を上げそう(;´Д`)ヾ。改めて考えると α6000 ってコストバランスの良いカメラだったなあ、と。

ミノルタの α-7000 を持っている身としては、これの型番が「α7000」だったらガマンしきれなかった自信がありますが(笑、α6000 でさえ持て余している(ほぼブツ撮り用カメラと化している)状況を鑑みて、当分 α6000 に頑張ってもらおうと思います。

ソニー、1型ポケットカメラ最新機「RX100 V」を海外発表 - デジカメ Watch

RX100 V

RX100 シリーズのほうも新製品が出てきました。こちらはついに五世代目、外観からの違いの分からなさで言えば α6500 以上(笑。
こちらの進化点は α6500 同様の新フロントエンド LSI と大容量バッファの採用に加え、シリーズ初となる像面位相差センサを搭載し、AF 性能を大幅に向上させてきました。

今までの RX100 シリーズは「ポケットサイズで高画質」というコンセプトでしたが、III あたりである程度の完成を見、IV ではスーパースロー撮影等の「技術的にはすごいけど必要とするユーザーは限られる」方面に進化して、方向性を探っている感がありました。ここにきてミラーレスカメラ級の AF 性能を身につけ、どのメーカーも横並びになった 1inch センサ搭載高級コンデジとは一線を画してきた感があります。これは α5000 系のモデルチェンジが止まるわけだ(笑。

しかしこれも価格が...。1,200EURO/1,000USD とのことで、RX100 IV の価格が 12 万円程度であることを考えると、日本で発売される際には 15 万くらいしてしまうんじゃないでしょうか。

技術がどんどん進歩するのは素晴らしいことだと思いますが、さすがにここまで行くと私は手が出ません。逆に、α6000 と RX100 III はとても良いカメラだし、これらを発売日に買ったのは正解だったと思います。今あるカメラを大事に使おうと思いました(笑。

投稿者 B : 23:56 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2016/02/27 (Sat.)

CP+ 2016 (2)

CP+ のレポート、続いてはキヤノンから。

カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2016

EOS-1D X Mark II

オリンピックが開催される 2016 年は、キヤノンとニコンにとってもフラッグシップ機をモデルチェンジする年。満を持して投入された EOS-1D X Mark II は、「化け物」と呼ぶに相応しいカメラに仕上がっていました。
外観は先代と大きくは変わらないながらも、イメージセンサ・AF センサ・測光センサ・画像処理エンジンなどキーデバイスの全てが刷新され、中身は全くの別物。さらに EOS-1D C と同等以上といえる 4K 動画撮影機能まで取り込んでいます。

短時間ながら、ハンズオン機で AF スピードと連写を試してみました。

EOS-1D X Mark II

まず、AF。動く被写体にもベタッと吸い付くように追随する感覚は、今までのどんなカメラでも味わったことがないレベル。今回のハンズオンコーナーの被写体は体操選手で、けっこうな至近距離(最短で 5m くらい?)からの撮影。普通、こんな近距離での動体撮影はかなりの高性能機でも難しいのに、AF-ON したファーストアクションから迷わず被写体にピントが合い、動いても追いかけ続ける。連写は連写で、14 コマ/秒はもはやカメラというよりもマシンガンをぶっ放しているような感覚(笑。これはスポーツや野鳥撮影でも歩留まりが相当良さそうです。

ただ、このカメラを使っていると、果たして自分とカメラとどっちのほうが偉いのかよく分からなくなってくるというか...1DX2 に「必要なことは全部俺がやるから、お前はシャッターボタンだけ押してろ」と言われているような気持ちになってきます(ぉ。それくらい、今まで使ってきたカメラとは次元が違う。プロが使えば今まで以上に生産性が上がり、素人が使っても本来のウデ以上に撮ってくれるカメラだと思います。

EOS 80D

続いて 80D。先代 70D が非常に完成度の高いカメラでしたが、さらなるブラッシュアップが図られています。
個人的に最大のトピックは光学ファインダの視野率 100% 対応ですが、それ以外にも DIGIC 6 搭載、45 点オールクロス AF センサ、AI サーボ AF 強化など、オリンピックイヤーのカメラらしく動体撮影にさらに強いカメラになりました。

EOS 80D

操作系は完成度が高かった 70D のものを踏襲していますが、操作ボタン類が 60D/70D 世代の謎の有機的形状から、ごく普通の丸ボタンに戻されました。またサブ電子ダイヤルと同軸にある方向キーもクリック感が良くなり、マイナーチェンジながらより扱いやすくなっています。
運動会とかアマチュアスポーツ撮影くらいまでならば、7D じゃなくてこれでいいんじゃないですかね。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

80D に装着されていたレンズは新型の「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」。新開発のナノ USM を採用したレンズです。小型でとてもレスポンスが高いのが特長だそうですが、小型ゆえに重いレンズの駆動には向いていないとのこと。
また、レンズの下についているのは動画撮影用のパワーズームユニットです。ソニーの E PZ 18-200mm の下パーツだけを脱着可能にしたような感じで、ズームレバーを使ってカムコーダのようにズーム操作が可能。ズーム速度は二段階で切り替えることができます。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

ユニットを外すとごく普通のズームレンズに変身。底面にはユニットとの接続用接点がある以外、特に変わったところはありません。
これ、一種類のレンズで二通りの使い方(および売り方)ができるという点でいいアイディアですね。今後動画向けのレンズは需要が増えてきそうなので、このユニットに対応したレンズが他にもいくつか出てくるのではないでしょうか。

PowerShot G7 X Mark II

PowerShot G7 X Mark II。こちらもマイナーチェンジではありますが、DIGIC 7 搭載を核に画質と AF 性能を向上させたモデルです。
1DX2 や 80D を差し置いて DIGIC 7 をいち早く搭載してきた理由は、「コンデジは一眼よりも開発サイクルが短いので、後から出てきた新デバイスを採用しやすいため」とのこと。いっぽうで同じコンパクトでも IXY シリーズはいまだに DIGIC 4+ 搭載だったりするので、キヤノンのコンデジ開発の主軸は完全に PowerShot G/SX に移っていると言えます。

PowerShot G7 X Mark II

あまり変わっていない G7X2 で最も変わったのは、メニュー回りではないでしょうか。初代 G7X では伝統的な PowerShot 系のメニュー構成だったのが、今回は EOS と共通のメニューに変えてきました。これ、ソニーも RX シリーズ以降は α と操作性を共通化(全てではないにせよ)してきてからサブ機としてすこぶる使いやすくなったんですよね。長ったらしいメニューをスクロールしなくても目的の設定にたどり着きやすくなったし、これは EOS ユーザー的にはサブ機として積極的に G7X2 を選ぶ理由になり得ます。

PENTAX K-1

ペンタックスブースでは、ようやく正式発表されたフルサイズ機・K-1 が展示されていました。初日からして 70 分待ちとかいう状況だったんですが、二日目以降どうなったんだろう(汗

私はペンタックスのカメラには縁がないのですが、K-1 のこの部分だけはすごく気になっていました。

PENTAX K-1

それがここ。液晶のバリアングル構造、どういう作りになっているのか?展示機は液晶が通常あり得ない角度に曲がっているように見えます(笑
ボディと液晶の隙間を見ると、四本のアームがまるで多脚砲台のように液晶を支えていて、これによってこの摩訶不思議なバリアングル液晶を実現しています。

PENTAX K-1

しかも、この状態でさらに液晶自体が上下チルトしてるし!(笑
これは久々にマウントアダプタ以外の変態メカを見た気がしました。この部分だけ、変態度でいえば sd Quattro を超えているかもしれない...。

G-Technology

こちらはプロユースのストレージブランド・G-Technology(HGST のサブブランド)ブース。
我らがサイカ先生が G-Technology のアンバサダーであるガンダムチームG-Team の一員として講演会にご登壇。

そのまんま選挙ポスターに使えそうなシリアス顔のフラッグに対して、

G-Technology

講演中はずっとこのテンション(笑
得意のダジャレは封印されていましたが、柔らかい空気の中にも専門家らしい分析や具体的なワークフローにおける活用法が散りばめられていて、とても勉強になりました。

G-Technology

パーソナルユースだと G-Technology のストレージは費用対効果的に厳しいですが、個人的には 20 年近く前から IBM~HGST の HDD は愛用してきているので、いつかは G-Technology という憧れがあります。RAID ドックは高価いけど、とりあえずモバイルストレージでも一つ買ってみますかね。

サイカ先生の講演は明日の最終日にも予定されているので、会場に行く予定のある方は是非どうぞ。

投稿者 B : 22:00 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2016/02/18 (Thu.)

EOS 80D / PowerShot G7 X Mark II

キヤノン、AFを強化したミドル一眼レフ「EOS 80D」 - デジカメ Watch

EOS 80D

CP+ 向けのキヤノンの新製品は 1DX2 だけで終わるはずもなく、開催を一週間前に控えて EOS 80D ほかを発表してきました。

外観が大きく変わっていないので 70D からのマイナーチェンジモデルに見えますが、実際は二年半分の進化を詰め込んだフルモデルチェンジ。意欲作と言える内容に仕上がっています。
イメージセンサは世代が新しくなって高感度性能が一段伸び、画像処理エンジンも DIGIC 6 に。AF 測距点は従来比で二倍以上になる 45 点オールクロス、さらにサーボ AF 時の動体追尾性能が大きく向上しているとのこと。光学ファインダの視野率は二桁シリーズとして初めて 100% を達成。また下位機種 X8i/8000D に先行搭載されていた NFC(+Wi-Fi)も取り込んでいます。

これ二桁 D としてはかなりいいんじゃないでしょうか。「Kiss よりちょっといい EOS」として 8000D が登場し、7D Mark II がプロ機寄りのハイスペック機になった今、その中間に空いたポジションを埋める機種として、非情にコストパフォーマンスに優れたマシンだと思います。もはや完全に旧 7D よりもいいカメラになっちゃった。自分が今から一眼レフに入門するとしたら、これを選んだだろうなー。

PowerShot G7 X のほうもモデルチェンジしています。

キヤノン、手ブレ補正効果4段分の「PowerShot G7 X Mark II」 - デジカメ Watch

PowerShot G7 X Mark II

こちらは評価の高かった G7 X のマイナーチェンジ。グリップ追加などの外装リファインと、画像処理エンジンの DIGIC 7 への更新がメイン。DIGIC 7 によって AF 性能と高感度画質の向上、さらには手ブレ補正性能の向上にも寄与しているとのこと。高性能な DIGIC 7 でイメージセンサの画像の差分(ピクセル単位のブレ)を検出することで加速度センサでは検出しづらい種類のブレにも対応できる、とかそういう仕組みなんですかね。
あと、チルトは新しく下 45° にも対応ということで、着実に RX100 シリーズに対する弱点をつぶしてきました。

私はコンデジに関しては RX100 III で満足していて当分買い換えるつもりはないんですが、G7X2 のテレ端 100mm 相当のレンズとタッチ対応は羨ましい。これでポップアップ EVF がついていたら即死だったかもしれません(;´Д`)ヾ。

投稿者 B : 23:08 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2016/01/19 (Tue.)

LUMIX CM10

パナソニック、Android搭載カメラ新機種「LUMIX CM10」 - デジカメ Watch
パナソニックLUMIX CMシリーズ専用の通信プランが発表 - デジカメ Watch

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パナソニックが Android 搭載コンデジ「CM1」の後継となる「CM10」を発表しました。

私は普段からスマホの内蔵カメラよりも単品カメラで撮ってスマホ経由でシェアをすることが多いので、「プロ向けだから」とかいう言い訳はせずに全てのカメラには Wi-Fi(とタッチパネル)を標準装備すべきだと考えています。最近はもう、Wi-Fi がついていないカメラはそれだけで使用頻度が下がっているくらい。
でも、Wi-Fi 経由でスマホに送るのもだんだん面倒になってきて、かといってスマホのカメラでは(かなりキレイに撮れるようになったとはいえ)物足りず。ここ半年くらいは、定期的に「CM1 値下がってないかな~」と価格をチェックしたりしていました。そういう意味では、その後継たる CM10 発表のニュースにはときめいたわけですよ。

ただ、中身は CM1 とほぼ同じで、実質的には CM1 から通話機能を省いただけのモデル。まあこれは通信機能つきカメラだから Android としてのスペックは重要ではないし、通話しないだろうから通話機能省略もいいとしても、前機種から一年後にほぼ同等機種を大して変わらない値段(10 万オーバー)で、というのはちょっとないなあ。一年前の 1inch センサ搭載単焦点コンデジ相当のカメラ(通信機能つき)と考えれば、6~7 万円ならば食指が動いたところですが。
まあ、一眼・コンデジを問わずに低価格モデルがほぼなくなって、どのメーカーも「ミドルクラス以上でクラシック寄りデザインの高級外装モデル」ばかりになってしまった今、個人的には純然たるカメラよりもこういう LTE 搭載とかリコー THETA のような全天球カメラとか、そういうコミュニケーション寄りのアプローチで作られたカメラに最近面白みを感じます。

あとは CM10 本体そのものよりも、パナソニックが運営する MVNO が CM10 向けの SIM を用意してきたことが興味深いですね。写真をアップロードするためのカメラとして上り無制限のプランを用意した、というのが目新しい。確かに下りは帯域が逼迫しているけど、上りは全然余裕があるのが今のモバイル通信の実情なわけで、回線供給サイドに自由度がある部分をうまく活かしています。単なる格安 SIM ではなく、使う機器の特性に基づいたサービスを実現できることこそが、大手キャリアとは違う MVNO 本来のあり方。こういうのは応援したいですね。

パナソニック、1型センサー+10倍ズームの「LUMIX TX1」 - デジカメ Watch

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それから TX1。コンデジはもう 1inch 未満のセンサで新製品が出てくること自体珍しくなってしまいました。逆に、少し前までならコンデジの差異化要素と言われていた高倍率ズームが、小型センサ機ではなく 1inch センサ機に搭載されるのが当たり前の時代が始まる、ということでしょう。これまでは 1inch センサ搭載ならば比較的薄型ボディで 3~4 倍、ネオ一眼タイプで 10~20 倍、という世界だったのが、薄型で 10 倍(ただしテレ端は暗いよ)というのは他社も追随してきそうな気がします。1inch ならば ISO 感度を上げてもそれなりに撮れるので、作品ではなく記録写真ベースで使いたい人にとっては使い勝手が良いはず。私も、RX100 III で「もうちょっと寄れたら...!」と思う瞬間は年に三度くらいあるので(笑)、ひとつ持っていたら重宝するんだろうなあ。

いやいや、今年こそカメラは買わないつもりですよ(できない約束)。

投稿者 B : 22:10 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2015/11/10 (Tue.)

キヤノン PowerShot G9 X を見てきた

サイカ先生のエントリーを読んで、PowerShot G5 X/G9 X がとっくに発売されていたことを思い出しました。そういえば最近、しばらくカメラ屋や量販店のカメラ売り場を覗いていなかった...。
PowerShot G9 X の操作系がどうなっているのかは気になっていたので、今さらながら実機を見に行ってきました。

キヤノン / PowerShot G9 X

PowerShot G9 X

いつもならショールームに行くところですが、もう発売済みだし、先日から店内の写真撮影 OK になったヨドバシカメラにて。怒られないと分かっていても、まだドキドキしますね(小心者

本体デザインは、本革調のエラストマー張りはなくてもいいんじゃないかと思うけど、この薄さはなかなかイイ。気軽にポケットに突っ込んで行ける 1inch センサ搭載機という点では、唯一無二の魅力があります。

PowerShot G9 X

大胆に絞り込まれた操作系。カーソルキーもコントローラーホイールもなく、いくつかのボタンがある以外は全てタッチパネルでの操作になっています。
画面内の要素は、四角で囲まれている部分がタッチ操作可能(それ以外の領域はタッチフォーカス/タッチシャッターに相当)。シャッタースピードも絞りも露出補正も ISO 感度も、全てタッチで操作できます。

PowerShot G9 X

たとえば絞りを調整したい場合は、絞り値をタップするとスライダーが表示されて、これをフリックすることで任意の絞り値の設定が可能。操作の速さだけで言えば、リングやホイールで操作するよりも速く目的の設定値にたどり着けます。これは慣れると物理スイッチよりも快適かもしれません。まあ、スマホをいじっているような感覚なので、カメラを操作している感に乏しいのがちょっと寂しいですが。

PowerShot G9 X

レンズ基部にあるコントローラーリングを回したときには、タッチ操作とは異なる UI(従来の PowerShot S シリーズや G7 X 等と同じ UI)で表示されます。

以前書いたエントリーでは「RING FUNC. ボタンがついていれば、それだけでも半マニュアル撮影できそう」と書きましたが、画面右側の AE ロック(*)ボタンの下にある、リングにループ矢印がついているボタンが RING FUNC.(コントローラーリングの機能切り替え)に相当するので、私の望む使い方はできることが分かりました。
でもタッチ操作がこれだけ快適なら、コントローラーリングはステップズーム専用にして、あとの操作は全てタッチでやってしまったほうがシンプルだし早いでしょうね。

というわけで G9 X の操作系は思っていた以上に使えるということが確認できましたが、一方で気になった点もいくつか。

  • 中途半端に物理キーが残っているせいで、何の設定が物理キーで何がタッチで操作するのか混乱しそう(慣れの問題もあるでしょうが)。クイック設定(Q)ボタンは物理キーとタッチ UI 双方に存在するから余計にややこしい。いっそ電源スイッチとシャッターボタン以外は全てタッチ操作、くらい割り切ったほうが良かったのでは
  • タッチ操作は慣れれば速いけど、スマホと同様にどちらかの手をカメラから離して操作する必要があるため、カメラを構えたまま様々な操作が可能な物理キー/ホイールのほうが撮影のテンポを妨げないというのはある。それとも慣れればカメラを構えたまま両手の親指で操作できるようになるか?
  • 操作系がほかの PowerShot シリーズとは随分違う(EOS とも当然違う)ので、別機種と持ち替えた場合に戸惑いやすい。まあ明確に EOS のサブ機だった G7 X とは違って、スマホからのステップアップユーザーが主眼だろうから、そこはあえて割り切っているのだろうけど
そんなところでしょうか。PowerShot G-X シリーズの中でも異色の UI なので、これに馴染めない人は全然ダメだろうけど、ハマったらとても快適だろう、両極端なカメラだと思いますね。ズーム操作以外はプログラムオートでサクサク撮りつつ、1inch センサの画質面での恩恵だけ受ける、というのが一番幸せな使い方のような気がします。

個人的には、次機種あたりで UI がもう少し練り込まれたら手を出してみてもいいかなあ、と思いました。

キヤノン / PowerShot G9 X

B016JZFXT2

# せっかくだからヨドバシも個人向けアフィリエイトをやってくれれば、これ↑もわざわざ Amazon を貼ったりしないんだけどなあ...。

投稿者 B : 00:09 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2015/10/13 (Tue.)

Canon EOS M10

キヤノン、エントリー向けミラーレス「EOS M10」 - デジカメ Watch
キヤノン / EOS M10

B016JZFNTM

キヤノンから EOS M シリーズの新製品が発表されました。

EOS M シリーズは M3 で高機能化・大型化の方向性に振られましたが、M2 までのシンプルでコンパクトな路線を踏襲するシリーズとして M 二桁に分化した、という感じでしょうか。ほぼ M2 と同サイズのボディに 180° チルト液晶を搭載し、イメージセンサは M2 と同等ながら画像処理エンジンを DIGIC 5→6 にグレードアップ。ハイブリッド CMOS AF II の測距点も 31→49 点に増加して、新シリーズというよりは M2 の正常進化形といった方が相応しい内容になっています。個人的には、M3 は大きくなった割には EVF が外付けだったり中途半端に感じていたので、割り切った M10 のほうが好印象。

ここ一年くらい、カメラメーカー各社は一眼・ミラーレス・コンデジに関わらずエントリー機を絞ってきているので(オリンパスでさえ PEN を捨てて OM-D に集中している)、もう 5 万円前後でシンプル・コンパクトなミラーレスは出てこないのかなあ、と思っていたので、M3 で高級機路線に振ったキヤノンがここに来てエントリー機を追加するとは思っていませんでした。それはそれで良いことだと思いますが、実際そこにまだどれくらい市場性が残っているのかは疑問符のつくところ。ようやく標準ズームをコンパクト化してきたことも含め、キヤノンは以前からミラーレスに関する取り組みが大きく遅れていることは事実なので...。小型モデル好きとしては、これがある程度売れて、ハイエンド以外にもちゃんと市場があることが証明されてほしいですが。

初代が出てもう三年経つのに EF-M レンズがまだ 5 本しかないことも、キヤノンが EOS M を「エントリーか一眼レフのサブ機」としてしか見ていないことの裏返しなんですよね。もうちょっと「EOS M をどうしたいか」をハッキリ示してほしいなあ。

キヤノン、EVF搭載の1型コンパクト「PowerShot G5 X」 - デジカメ Watch
キヤノン、1型センサー搭載小型モデル「PowerShot G9 X」 - デジカメ Watch
キヤノン / PowerShot G9 X

B016JZFXT2

1inch センサ搭載の PowerShot G-X シリーズにも 2 製品が登場。G7 X に外付け EVF をパイルダーオン(古)したような G5 X は私のストライクゾーン外なので置いておくとして、G7 X の弟分的な存在の G9 X はちょっと気になります。

G7 X の光学系を少しスペックダウンして薄型軽量化したというコンセプトで、G7 X が 24-100mm/F1.8-2.8 相当だったのに対して、G9 X は 28-84mm/F2-4.9 相当と、ズーム倍率と明るさを犠牲にした代わりに厚みは約 1cm、重さは約 100g 削っているという。言い換えれば、PowerShot S90 のサイズと光学系に 1inch センサを入れてしまった、とも言えます。

G7 X とほぼ同サイズのソニー RX100 III を使っている身としては「これでもう少し薄くてポケットに気軽に入ったらもっといいのに」と常々思っていたので、これは興味深いモデル。テレ端が暗いのは、シャッタースピードに関しては ISO 感度でカバーできるとして、カタログ写真も広角寄りのサンプルばかりなのが少し心配なところではありますが...。あと、操作系を思い切り割り切ってタッチパネル中心にしてきたのが吉と出るか凶と出るかですが、レンズ面のコントローラーリングである程度はカバーできるということでしょうか。G7 X についていた RING FUNC. ボタンがついていれば、それだけでも半マニュアル撮影できそうですが、G9 X には見当たらないんですよねえ...。
それでも、1inch センサ以外は大胆に割り切って小型軽量化というアプローチは今までになかったので、実際に快適に、意図通り撮れるようであれば面白いカメラになりそうです。

これで 1inch オーバーのセンサを搭載した PowerShot G-X シリーズも 5 ラインアップに拡充されました。1inch センサを活かした商品展開として積極的な提案をしてきている、と言えば聞こえは良いですが、逆に言えば「今後はこっちだ!」という方向性の見えない、悪い意味でのマーケティング主導のラインアップにも見えます。まだまだ勢いのある EOS 上位モデルあたりと比べると、やっぱり市場の踊り場にあって苦しんでいるんだなあ...というのが透けて見えるというか。

でも G9 X は「撮るかどうか分からないけどとりあえずカバンやポケットに突っ込んで出かける」のにはちょうど良さそうなんだよなあ。一度実機を見に行ってみるかな。

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2015/06/18 (Thu.)

GR II / PowerShot G3 X

リコー、Wi-Fiを新たに搭載した「GR II」 - デジカメ Watch

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リコーの GR がモデルチェンジして「GR II」になりました。カタログスペック上は旧型とほぼ変わらず、Wi-Fi/NFC を搭載しただけのマイナーチェンジ...と思わせておいて、画像処理エンジンのソフトウェア周りが刷新されており、ホワイトバランスの特性や階調表現、好感度画質などが改善されているとのこと。またエフェクトモードも追加されており、より表現力が高まったと言えます。
とはいえ光学系やイメージセンサは旧型から変更なしということなので、RAW で撮って自分で現像していく撮り方が主であれば新型の恩恵を受けるシーンは多くない、ということになります。そういう場合は価格の下がった旧型に今あえて手を出す、というのも賢明な判断ではないでしょうか。でも GR の良さはスナップをサクサク撮っていくスタイルにあると思うので、その写真をスマホに飛ばして即シェア、という用途には今回のモデルチェンジは適していると言えます。そういう使い方をしたい人は既に Eye-Fi なり FlashAir なりを導入済み、という話もありますが...。

しかし GR シリーズも「GR DIGITAL」を名乗っていた頃に比べると、現行の APS-C センサ搭載型「GR」になってからあまり話題にのぼらなくなったように思います。初代「GR DIGITAL」は現在に至るハイエンドコンデジのはしりであり、当時は他に選択肢もほとんどありませんでしたが、今やほとんどのカメラメーカーが似たようなコンセプトで様々な製品を発売していて、かつ当初の GR DIGITAL に熱中していた層が今はけっこうな割合でシグマの dp シリーズに手を出している(少なくとも私の周りはそう)、というのはあるでしょう。個人的には「歩留まりがよくてスマホ連携もしやすい」という点で、私にとっては dp よりも GR のほうが合っていると思いますが(笑。

キヤノン、1型センサー&24-600mm相当の「PowerShot G3 X」 - デジカメ Watch

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いっぽうキヤノンからは CP+ で参考出品されていた PowerShot G3 X が正式発表。GR II といい、もはやコンデジは大型センサ+高性能レンズか高倍率ズームかその両方を兼ね備えたものか、しか新製品が出なくなってきましたが、今日発表された 2 製品はまさにそれを象徴していると言えます。

1inch センサに 24-600mm F2.8-5.6 相当、という超望遠ズームレンズ(しかも明るい)を搭載したオールラウンダー的なカメラ。1.5inch センサ+24-120mm 相当ズームの G1 X、1inch センサ+24-100mm 相当ズームの G7 X に三つめのシリーズが追加され、ずいぶん選び甲斐のあるラインアップになってきました。
1inch センサ+望遠ズームという意味では、同じセンサを使いながら 24-200mm F2.8(通し)というスペックを選んだソニー RX10 あたりとは好対照なコンセプトで、なかなか面白い。

ただ、CP+ でモックを見たときの感想としては、本体もレンズもけっこう大きいんですよね...。常に超望遠域を使うわけでもないので、これなら私はミラーレスに普段は短めのレンズをつけておいて、いざというときだけ望遠ズームを持ち出す方を選ぶかなあ。まあ、一眼レフのサブ機というようなカメラでもないので、一眼を持たずにこれ一台で全部済ませたいとか、超望遠を常用するけど重い機材はイヤだ、という人であればピタッとハマるカメラでもあると思います。何しろ、600mm 相当のレンズにカメラ本体までついて、シグマ 150-600mm [Contemporary] の重さの 40% 以下しかないんですから(笑。

これらのカメラはおそらく私が手を出すことはないでしょうが、これだけ超成熟市場になったコンデジの世界において、メーカーの統廃合が進むわけでもなく(ペンタックスとリコーは一つになったけど)、こうやってユニークな製品がいろいろ出てくる、というのは非常に面白い出来事だと感じています。ただ、今のところ出てきている(かつ受け入れられている)のは性能や画質面での差異化を図ったものばかり。個人的には、もっとネットワークとかコミュニケーションとの融合を狙ったコンセプトのカメラが出てきてくれるとさらに面白いのになあ、と思っています。

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2015/05/19 (Tue.)

Cyber-shot HX90V/WX500

EVF内蔵の30倍ズームコンパクト「サイバーショットHX90V」 - デジカメ Watch
ソニー、世界最小の30倍ズームコンパクト - デジカメ Watch

一年前に RX100 III を買って以来、ほぼ完全にコンデジへの興味を失っていましたが、久々に気になるコンデジが出てきました。先二か以外発表になっていた、Cyber-shot HX90V と WX500 です。
WX500 は、従来ならば一回り大きな筐体の HX シリーズに搭載されていた 30 倍ズーム(24-720mm 相当)の光学系を WX シリーズのボディに詰め込んできた意欲作。さらに HX90V は HX シリーズを WX シリーズ相当のボディに小型化した...というより、WX500 に EVF&GPS を追加したモデル、といったほうが正確でしょう。

私が気になっているのはもちろん HX90V のほう。

ソニー / Cyber-shot DSC-HX90Vicon

iconicon

主に子どもの発表会系の撮影用に、4 年前に買った HX9V の置き換えに良いなと思っています。当時はあのサイズで光学 16 倍ズーム、Wi-Fi も NFC もなし、という感じだったので、小さくなって 30 倍ズーム、手ブレ補正も強化され、Wi-Fi/NFC 搭載、チルト液晶、コントロールリングに EVF 搭載...と至れり尽くせり。おそらく小型化のためにソフトウェア的なレンズ補正は相当かかっていると思われますが、とりあえず買い換えの閾値は超えてきました。発表会撮影用としては、やっぱり暗いところでの撮影が多くなるので、液晶ではなく EVF で撮りたいことが多いんですよね。
センサ性能、画像処理エンジンの性能ともに HX9V の時代から大きく進化しているので、画質面の進歩も期待できそうです。RAW 撮影ができませんが、そこまではいくら何でも欲張りすぎですかね。

またデザインは RX100 シリーズのものをほぼ踏襲していて高級感があります。RX100 シリーズから買い増ししてもバr(ry
なお、WX500 にはありませんが、HX90V のほうにはグリップが最初からついているのも地味にポイント高い。後付けのグリップをつける必要がありませんからね。

とりあえず今から夏の間は買っても出番がないので、秋くらいに価格が多少こなれてきたら買い換えを検討したいところ。
まあ、望遠が使えて静かに撮れる機材であればコンデジにこだわる必要はないので、もし噂になっている α6000 後継あたりにサイレントシャッター機能がついていたりしたら、そっちに行っちゃうとは思いますが...。

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2015/02/15 (Sun.)

CP+ 2015 (2)

昨日に引き続き、CP+ のレポートをまとめていきます。

カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2015

SIGMA

[ Sony α7 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

もうすっかり「じっくり回るブース」の一つになってしまったシグマから。

各種レンズの発表や dp3 Quattro の正式発表までは予想できていましたが、意表を突かれたのが dp0 Quattro の登場でしょう。

dp0 Quattro

最も数字の小さい dp1 がシリーズ中最広角カメラだとばかり思い込んでいたら、まさか「0」の数字を使ってくるとは。焦点距離 14mm(35mm 判換算 21mm 相当)の超広角レンズを搭載してきました。ワイコン使用を除けば、おそらく大型センサを搭載したコンパクトデジカメとしては最広角な製品になるのではないでしょうか。ただ 21mm というとかなり広角なので、これ一本で撮影というシーンは考えにくく、他の dp シリーズとの併用を前提としていると思われます。

ただし残念なことに dp0 Quattro はガラスケース越しの展示のみ。

dp0 Quattro

レンズの突出量は dp シリーズ中最大。かなり存在感のあるレンズですが、ここがもうコダワリの塊のようで、

とのこと。カメラ内補正が当たり前になりつつある昨今の流れに逆らい、レンズだけで歪曲ゼロを目指したというわけだから、まさに真のカメラ好きに向けた製品と言えます。鏡筒が長いのは、光学系のテレセントリック性(センサに対して光ができるだけ垂直に入射するように)も考慮したものと思われます。他の dp シリーズはレンズ設計やコンセプトを流用してミラーレス用交換レンズも発売されていますが、これも交換レンズ化されないかなあ。

dp3 Quattro

ちなみにガラスケース内の展示は背面液晶に製品名が表示されていましたが、特に何か動くわけでもないのにわざわざ AC アダプタを接続して画面を表示させていました。ここは別に製品名シールで良かったんじゃ...?

SIGMA [Art] 24mm F1.4 DG HSM

また、今回の CP+ に合わせて発表された新レンズがこの 24mm F1.4 DG HSM [Art]。フルサイズ対応短焦点 [Art] シリーズとしては 35mm、50mm に続く三本目になります。私はこのシリーズはとても気に入っているんですが、焦点距離的には 35mm、50mm と来たら次は 85mm F1.4 を出してきてほしかった。まあ今までの日本も含め、フルサイズで使っても APS-C で使ってもツブシが効く焦点距離が続いているのでそういう意図なんでしょうが(24mm は APS-C では 36mm 相当となりスナップに使いやすくなる)、待望の 85mm F1.4 [Art] は来年の CP+ 待ちな感じかなあ。

SIGMA [Contemporary] 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM

昨年末に発表された二つの 150-600mm のうち、詳細が未公表だった [Contemporary] のスペックと価格も公表されました。

重量は約 1,830g、価格は 15 万円。旧 150-500mm よりは焦点距離が伸びた分若干重くなってしまいましたが、私が使っている APO 50-500mm OS が約 1,970g なので、それと比べると先日体感で量ってみたとおり少しだけ軽くなったことになります。これなら、手持ちでもギリギリ許容範囲。[Sports] のほうはとてもじゃないけど手持ちは無理だったので、アマチュア的な本命は [Contemporary] のほうでしょう。

SIGMA [Contemporary] 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM

ただし [Sports] との違いは、直進ズームとしての使い勝手が考慮されていないこと。一応ズームリングを回さずに直進的にレンズを繰り出すことはできますが、トルクの掛かり方がスムーズではなく、中間域だけやたら軽く、500~600mm の区間は妙に重い、という感じなので、基本的にはズームリングで操作することが前提になるでしょう。
ただ各焦点距離でのズームロックは [Sports] 同様に対応しているので、天体撮影等には扱いやすいと言えます。

値段もだいたい予想通りのレンジだったし、これは 50-500OS から買い換えるか悩むところだなあ。

SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical III

続いてコシナブース。全くのノーマークだった、フォクトレンダー SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical(M マウント)に III 型が登場してきました。

これ、α7 用に去年 II 型を買ったところなんですよね...。何が変わったかというと、デジタル用にセンサへの光の入射角を最適化してきたということですから、完全に α7 シリーズでの周辺マゼンタ被り対策です本当にありがとうございました。
これはもう発売され次第 II 型から買い換えるしかない!と思ったところまでは良いんですが、価格が II 型から約 1.5 倍に上がってしまいました(;´Д`)ヾ。これはそうそう買い換えられない...。カメラ内のレンズ補正アプリで当面は凌ぐしかありません。

SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical III

今年のコシナブースはレンズのカットモデル展示祭りという感じで、何でもかんでもウォーターカッターで真っ二つに切りまくり(笑。おかげで III 型のレンズ構成もバッチリ確認できました。

SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II

で、こちらが今までの II 型。もうレンズの全長からして違う、全く別物のレンズです。

SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II

旧型のレンズ構成。一目瞭然ですが、II 型が 6 群 8 枚だったのに対して III 型は 9 群 11 枚というまるっきり違うレンズ構成になっています。dp0 Quattro のレンズが長かったのと同様に、経路を長くすることで多重に光学補正をかけつつ、センサに対してできるだけ垂直に入射するようにしているということでしょう。III 型の設計であればマゼンタ被りだけでなく、α7 シリーズで発生する周辺の像流れも軽減されることが期待できるだけに、これはたいへん気になります。まあそうそうすぐには買えませんが...。

ULTRON 35mm F1.7 Aspherical

他にも ULTRON 35mm F1.7 の参考出品やマイクロフォーサーズ向け NOKTON 10.5mm F0.95、ツァイスブランドで Otus や Loxia など、新レンズ群を精力的に展示していました。

Manfrotto 190CXPRO4T

そして Manfrotto ブース。

何の前触れもなく発表された、190 シリーズ三脚のツイスト(回転)ロック版「190T シリーズ」が展示されていました。

Manfrotto 190CXPRO4T

三脚はレバー式はワンタッチで伸縮できるものの機構が大きく重くなりがち、回転ロック式は逆にコンパクトで軽くできるけど設置に時間がかかりがち、ということで一長一短です。長年レバー式にこだわってきた Manfrotto が回転式を出してくるということ自体驚きですが、使い勝手はどうでしょうか。私はレバー式しかじっくり使ったことがありませんが、回転ロック式のフラッグシップ GITZO ユーザーであるクマデジさん曰く「GITZO なら 1/4 回転するだけですぐにロック/リリースされる。これは回転量が多くて GITZO ほど使いやすくなさそう」とのこと。GITZO も Manfrotto も同じグループ企業なので技術流用しているのかと思ったら、そこは差別化されているようですね。私はセッティングがラクなレバー式のままでいいです(笑。

Manfrotto befree Carbon

トラベル三脚 befree もシリーズ化されて、通常のアルミモデルにはカラバリが追加され、さらに上位モデルとしてカーボン版が登場しました。初代モデルを買った私としては気になるところですが、確かに比べるとただでさえ軽かったアルミ版に比べてさらに一段軽くなっていて、これなら旅行に躊躇なく携行できるレベル。ただし値段もアルミの約 2 倍になり、実売でおそらく 40,000 円前後になると思われます。それでも同じくカーボンを採用した GITZO のトラベラー三脚の半額なので、コストパフォーマンスは高いか。

Manfrotto MHXPRO-3WG

あと現場で見るまでノーマークだったんですが、ギア雲台にも新型「MHXPRO-3WG」が登場していました。

今までギア雲台といえば精密性は高いけど大きく重く高価いという三重苦でそうそう手が出ませんでしたが、これは樹脂製で軽く、かつ実売が 2 万円台中盤になるとのことで、これなら手が出る!

Manfrotto MHXPRO-3WG

しかも、角度調整用のノブを倒すと角度固定が解除されてフリーに動かせ、ノブを離すとまた固定される、という新機構を採用。ギア雲台の精密さと 3 ウェイ雲台の手軽さを併せ持った、非常に扱いやすい雲台と言えそうです。私は今使っている 3 ウェイ雲台を昨年発売されたハンドルが収納できる新型に買い換えようかと思ってましたが、買うなら俄然こっちかな...。

SIGMA

[ Sony α7 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

ということで、私の CP+ レポートはここまで。

会場でお会いした方もお会いできなかった方も、お疲れさまでした。また来年お会いしましょう!

投稿者 B : 00:33 | Camera | Camera Accessory | Compact | DSLR | Photograph | Vario-Tessar FE 24-70/F4 ZA OSS | α7 | コメント (0) | トラックバック

2015/02/14 (Sat.)

CP+ 2015 (1)

CP+ に今年も行ってきました。

カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2015

紗々さん

[ Canon EOS 5D Mark III | Canon EF70-200mm F4L USM ]

今年は久しぶりに各ブースをじっくり回ることができました。しかし何年も通っていると会場の知り合い率が高まってしまい、なんだかんだでご挨拶したり近況報告したりしている間に半日くらい過ぎてしまったという...。年々、撮影機器を見に行くというより普段会えない人に会いに行くというイベントになりつつあります。

展示内容に関しては既にニュースサイトを中心にあちこちで記事が上がってきているので、私は個人的に注目した新製品の話なんかを断片的にメモしていくことにします。

Canon

キヤノンブースは言うまでもなく 5Ds/5Ds R をはじめとした一眼カメラの新製品が大盛況。そういうこともあろうかと、前もってショールームで触っておいて良かった...。
ちなみに 40 分待ちであれば、そのまま東海道線に乗って行列のできていない品川のショールームに行った方が早く触れます(笑

Canon G3 X

今回参考展示としてアクリルケース越しに展示されていた、PowerShot G3 X。1inch センサを搭載した超望遠ズーム機です。

同じカテゴリで言えばソニーの RX10 のライバルということになるでしょうが、RX10 のレンズは 24-240mm/F2.8 相当なのに対して、G3 X は 24-600mm 相当の 25 倍ズーム(!)。レンズの開放 F 値こそまだ明かされていませんが、大型センサ搭載の超望遠コンデジとしては破格のスペックです。本気のスポーツや野鳥撮りには厳しいでしょうが、取材等の業務用途ではかなり使い勝手が良さそう。

Canon G3 X

ただ、本体サイズがそれなりの大きさになってしまっているのがネック。ボディとレンズを合わせてミラーレス中級機くらいの大きさになってしまうので、それならミラーレスを使った方がいい、という判断も大いにあり得ます。ただし 1inch 以上のセンサと 600mm 相当のレンズをこのサイズ感で持ち運べる選択肢は他にないので、超望遠域を使う用途がどれだけあるか、が鍵になるでしょう。用途さえハマれば無二のカメラになりそうです。

PENTAX Full-size

続いてペンタックスブース。出る出ると言われ続けてそろそろ出す出す詐欺になりそうだったフルサイズ機が、ようやく形だけながら姿を見せました。

ただし現時点ではあくまでモックのみ。とんがり帽子の、同社初のフルサイズデジタル一眼、しかも当初はモック展示...この道~は~、いつか来た道~(by α ユーザー

PENTAX Full-size

正面から見るとけっこう出来上がっていそうに見えますが、別の方向から見るとまだ全然外観形状が決まっただけのモックにすぎないことが判ります。まあ実際の設計はもっと進んでいてあえてモックしか展示していない、という可能性もありますが、まだまだ先は長そうです。

私は今のところペンタックス機を買ったことはありませんが、なにげに周囲にペンタックスユーザーが多いので(でもほとんどの人がここ数年で他マウントとの併用になりつつある)、注目はしています。

PENTAX Full-size

背面を見ると、この液晶周りの微妙な形状は、チルト対応するということでしょうか?

フルサイズ一眼でチルトできるカメラはまだ少数派なので、ライブビュー専用としてもチルトで出てきたら面白いことになりそうです。

OLYMPUS EE-1

それからオリンパスブース。私が注目しているのは、E-M5 II ではなく、その上についているドットサイト(照準器)「EE-1」です(笑

去年発売されたネオ一眼、STYLUS SP-100EE のドットサイト部分のみを単体で商品化したような機器。一応 OM-D シリーズのオプション品扱いになっていますが、特にカメラ本体と電子連動するわけでもないので、汎用のドットサイトとして他社カメラでも使えそうなのが気になっています。

OLYMPUS EE-1

こういう形でパカッと開きます。折りたためるので持ち運びやすいのが嬉しい。

野鳥撮りで超望遠レンズを使うときの欠点は、被写体がフレームアウトしたときに追いかけるのが大変なこと。ドットサイトであればフレーム外の視野も見えているため、飛び回る野鳥のフレーミングがかなり容易になります。実は最近野鳥撮りのために射撃用かデジスコ用のドットサイトを導入しようかと考えていたところなので、これは有力な選択肢になります。

OLYMPUS EE-1

レティクル(照準線)の明るさは 5 段階に調整でき、位置の微調整も可能。私はドットサイトにはまだあまり詳しくはありませんが、入門用としては十分かな...。こういうのは売れるのか売れないのかさっぱり判りませんが、他にあまり選択肢もないので、初物は争奪戦になりそう。春の発売ということですが、早めに手に入れたいところです。

CP+ のレポートは次回に続きます。

投稿者 B : 01:33 | Camera | Camera Accessory | Compact | DSLR | EF70-200/F4L USM | EOS 5D Mark III | Photograph | コメント (0) | トラックバック

2014/12/16 (Tue.)

SIGMA LVF-01

17844-2969-295252

先週開催されたシグマの新製品体験イベントにて、レンズとは別に気になる製品がひとつありました。

SIGMA LVF-01

同社の dp Quattro シリーズ向けの LCD ビューファインダ「LVF-01」です。おそらくこれも国内で実機が一般公開されるのは初ではないでしょうか。

ただでさえ大きくかつ特異な形状をした dp Quattro シリーズに装着することで、さらに「異形」とでも言いたくなるような出で立ちになります。
ここまで大きくなると一眼レフを使った方がいいと個人的には思いますが、dp シリーズでなければ撮れない写真だってあるし、何よりこのスタイルに興奮する人もいるでしょう(笑。

SIGMA LVF-01

カメラ本体への装着は、付属のアタッチメントをカメラに固定して、アタッチメントに対してビューファインダをスライドさせて装着する方式。複数人で写真や構図を確認したいときとか、複数の dp シリーズでファインダを使い回したいときに取り外しやすいようになっています。複数の本体で使えるようにということは、アタッチメントだけ別売されたりするんでしょうか?

SIGMA LVF-01

アタッチメントは本体の三脚穴を介してセットするようになっています。代わりにアタッチメント側に三脚穴がついていて、ビューファインダをつけた状態でも三脚にセットできます。

SIGMA LVF-01

このアタッチメントですが、三脚穴側のパーツとファインダ側のパーツが分離されていて、六角穴付きのキャップボルト(かな?)で連結されているようです。

イベント中の山木社長のコメントによると、「できる人なら他のカメラ用にアタッチメントを自作してもにょもにょ」的なお話もあったので、保証外ながらこのあたりのパーツを自作すれば DP Merrill やチルト非対応のミラーレス/高級コンデジあたりに装着できる可能性がありそうですね。3D プリンタを使って dp シリーズ向けアクセサリを自作・販売している方もいらっしゃるので、今後の展開に期待(笑

SIGMA LVF-01

非使用時にはこのようにキャップをはめて保護するようになっています。このキャップがまたすごくて、

SIGMA LVF-01

山木社長曰く「何も指示してないのに設計者が勝手にこだわってこんなところにまでスピン加工入れてきたんです。かっこいいからいいんですけど(笑」とのこと(笑。

少し覗かせてもらいましたが、これがまたよく見える!単なる暗箱ではなくて、ちゃんと光学レンズ(それも交換レンズ品質)が入っているので、非常に見やすい。本体液晶を覗き込んでいるだけなのに、高倍率な EVF を覗いているような感覚に陥ります。まあ、仕組み的には大型パネルを使った EVF と同じ構造になっているわけなので、当然ですが...。これは MF が捗るに違いないし、半端な外付け EVF をつけるくらいならばこちらのほうが良いでしょう。どっちにしろ dp Quattro は本体そのものがデカいし(笑。

発売日は未発表ですが、当日のコメントによると「うまくいけば年内に発売できそう」とのことなので、期待したいと思います。dp Quattro 持ってないけど...。

17844-2969-295252

投稿者 B : 21:53 | Camera | Compact | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2014/09/19 (Fri.)

PowerShot G7 X にも触ってきた

7D2 と一緒に、コンデジの新型 PowerShot G7 X にも触ってきました。
※展示機は試作品のため、最終製品とは細部の仕様が異なる可能性があります。

キヤノン / PowerShot G7 X

PowerShot G7 X

1inch センサに 24-100mm/F1.8-2.8 相当という、RX100 シリーズをもろに意識した高級コンデジの新機種。従来ならば PowerShot S シリーズが担っていたカテゴリですが、大幅なスペックアップとともに PowerShot G シリーズの新ラインとして登場しました。かつて「PowerShot G7」という機種も存在したので名称は紛らわしいですね...。

PowerShot G7 X

デザイン的には PowerShot G シリーズじゃなくて PowerShot S90 からの流れを確実に汲んでいるように見えるのに、あえて G シリーズなんだ...と思っていたんですが、実物を見て納得。ボディの表面がプロット塗装だったり、ダイヤルやリング周りのデザインは明らかに G シリーズのそれ。「G シリーズのスペックを、S シリーズ風のデザインでやや上品にまとめたカメラ」という印象に仕上がっています。

PowerShot G7 X

モードダイヤル周りのデザインが特徴的。露出補正ダイヤルの上にモードダイヤルを重ねた二階建てダイヤルになっています。
どちらも回転は固めで(二階建てゆえにどちらかを回したときに意図せずもう一方が回ってしまうのを防ぐためでしょうか)、スムーズさに欠けます。モードダイヤルはともかく、露出補正ダイヤルはもう少し軽く回させてほしかったところ。そうすると不用意に回ってしまうので、痛し痒しですが。個人的には二階建てダイヤルはあまり好きではないなあ。

PowerShot G7 X

ポップアップフラッシュも内蔵。ギミックが PowerShot S シリーズとは違い RX100(I/II)に近い方式になったので、ポップアップが固着するトラブルとは無縁になったと思われます>誰となく

PowerShot G7 X

液晶は上方向のみながらチルト可能。タッチ操作にも対応しています。上下チルト&タッチ非対応な RX100 III とは一長一短ですね。上下チルト&タッチな機種が欲しいです、安西先生...。

PowerShot G7 X

レンズ周りのコントローラーリングを回すと画面上にダイヤル風の UI が表示されるのは最近のこのクラスではもうトレンド。デフォルトでは絞り優先モードで絞り値が、シャッタースピード優先モードでシャッタースピードが、プログラムオートでは ISO 感度が操作できます。

キヤノンのコントローラーリングのいいところは、背面の「RING FUNC.」ボタンでこのリングの操作項目を動的に切り替えられることでしょう。デフォルト(STD)では上記の操作になりますが、RING FUNC. ボタンを押すことで ISO 感度やホワイトバランス、ステップズーム等をボタンやリングから手を離すことなく操れるのが快適。その際、リングのデフォルト機能は背面のホイール側に引き継がれるので、個人的にはリングをステップズーム、ホイールを絞り値(絞り優先の場合)に割り当てて使うと具合が良さそう。このリングの操作性は明確に RX100 シリーズ(リングの動作は 1 種類しか設定できない)よりもいいところだと思います。

PowerShot G7 X

あと、ズーム時に画面上に最短撮影距離が表示されるのが、細かいけれどありがたい。このクラスのカメラは広角側と望遠側で最短撮影距離が大きく変わることが多く、今どれくらいまで寄れるのかが把握しづらいので、この機能は助かります。RX100 にもつけてほしいくらい。

PowerShot G7 X

PowerShot S120 と比べてみました。

正面からの投影面積はあまり違いませんが、少しだけ G7 X のほうが大きいです。PowerShot S シリーズも顔つきが年々普通のコンデジっぽくなってきたので、こうやって比べてみると G7 X の面構えのほうが明らかに「本格的なカメラの存在感」を放っていますね。

PowerShot G7 X

ただ、薄さはだいぶ違います。
レンズリングの出っ張りまで入れると G7 X のほうが 1.5 倍くらい厚く、シャツの胸ポケットにギリギリ許容範囲と言えそうな S120 に対して、G7 X はジャケットのポケットでないと無理な感じ。まあカメラとしての格が明らかに違うから仕方ないでしょう。

PowerShot G7 X

直接のライバルと言える RX100 III との比較。
ほぼ同じサイズ感ですが G7 X のほうが少しだけ背が高く、ダイヤルの出っ張りまで含めるとけっこうな差になります。

PowerShot G7 X

ただ、厚みはほぼ同じ。

かなり似たスペックの両者なので、選択のポイントはよりズームの伸びる G7 X か、EVF 内蔵の RX100 か、というところになるでしょう。個人的には望遠が欲しいときは他のカメラも持っていることがほとんどだし、屋外晴天下で撮ろうと思ったらファインダは必須なので RX100 かなと思いますが、G7 X の操作性も捨てがたい。先に RX100 III を買っていなければ、かなり迷っていたに違いありません。

キヤノン / PowerShot G7 X

B00NM0W8HS5

投稿者 B : 00:07 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2014/09/16 (Tue.)

LUMIX CM1

【フォトキナ】パナソニック、LTE対応デジカメ「LUMIX CM1」発表 - デジカメ Watch

photokina が始まっていますが、まず気になるカメラがパナソニックから発表されました。

Android 搭載の LTE 対応コンデジ「LUMIX CM1」。単体での通信が可能でアプリも入れられるということで、従来のカメラよりもコミュニケーション用途を重視した位置づけ。まあ今でにも Android を搭載したカメラはニコンや SAMSUNG からも出ていましたが、国内メーカー製 LTE 対応カメラとしてはこれが初。

1 インチセンサはいいけど 28mm の単焦点レンズというのはユーザーを限定しそうだし、Android はカメラのプラットフォームとしては安定性やレスポンスの面で不安があるし、爆発的に売れるモデルではないでしょう。が、個人的にカメラは画質やレスポンスも大事だけど、もっとコミュニケーションツールとして進化すべきだと思っているので、この方向に踏み出したパナソニックの姿勢は支持したいです。パナソニックのカメラは以前から、伝統的なカメラメーカーでは割り切れないであろう部分を割り切ってコンセプトを明確にした商品企画が多かったですが、これはその最たるものですね(その一方で、GM5 はいろいろ付け足した結果 GM1 の潔さが失われてしまったように見えますが)。まあ、CM1 はカメラチームではなく撤退したスマホの開発チームが主となって作った製品のようですけどね。

今のところ国内発売については不明ですが、技適取得済みらしいので発売の可能性は高いかと。
このカメラ、最近選択肢が異様に増えている MVNO の格安 SIM とか挿しとくと案外ちょうどいいんじゃないかという気がします。今までだと、こういうカメラは Wi-Fi でいったんスマホに画像転送するか、ルータやテザリングにぶら下げるかする必要があって少々面倒でしたが、MVNO の隆盛で少し潮目が変わってくるかもしれません。

コンデジや低価格一眼の市場縮小で、カメラメーカー各社は挙って中上位機にシフトしてきていますが、個人的にはこういうパラダイムを変えようという動きのほうが興味深いかな。こういうアプローチが最終的にどういう形態で市場に受け入れられていくのか、あるいは受け入れられないのか、見守っていきたいと思います。

投稿者 B : 21:00 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2014/06/13 (Fri.)

RX100 III

待望の新兵器を投入。

ソニー / RX100 III

RX100 III

約 3 年ぶりにコンデジを買いました。前に買ったのは子どものイベント撮り用の高倍率ズーム機、という位置づけで買ったので、標準焦点域の高級コンデジとしては約 4 年ぶり。その間、普段使いのカメラは NEX-5・5R がほぼ全ての用途をカバーしていましたが、α6000 への買い替えに伴い少し大きくなってしまったので、ポケットに収まるサイズで高画質なものが欲しいと思っていたところでした。
RX100 シリーズ自体は初代の発売当時から気にはなっていたものの、私の用途にはいくつか物足りないスペックがあって、

■RX100 → RX100 II

  • Wi-Fi&NFC 対応
  • チルト液晶搭載
  • 裏面照射 CMOS 搭載

■RX100 II → RX100 III
  • 光学系変更(ワイド&明るい)
  • 最短撮影距離短縮
  • EVF 搭載
  • BIONZ X 搭載

という風に世代を重ねるごとに不満がつぶされていき、三世代目で私の閾値を超えてきたため(特にテレ側の焦点域でも少し寄れるようになったのが大きい)今回ついに観念して購入。

RX100 III

このサイズでの内蔵に驚かされた EVF。NEX-5R や α6000 でも、晴天の屋外で撮るときにはほぼ EVF に頼っていたので、これはありがたい。α の EVF に比べると小さいですが、必要十分なレベルだと思います。

ちなみに、ロットによってエンボスだったりプリントだったりする?という EVF の T* マークは、ちゃんと刻印になっていました。
ロゴマークといえば、レンズ部のブランドネームは「ZEISS」。以前、Touit を試したときには 12mm が「Carl Zeiss」で 32mm が「ZEISS」だったことがありますが、やはり今後は他社ライセンス品も含め「ZEISS」に統一していくようです。伝え聞くところによると、ツァイスは以前から医療機器等には「ZEISS」のブランド名を使用していて、光学機器だけが「Carl Zeiss」表記だったとのこと。ロゴマークは以前から青地に白の「ZEISS」なので、今後は統一ブランディングの意味で光学機器のマーキングも「ZEISS」になっていくようです。レンズ銘板の「Carl Zeiss」に憧れて一眼カメラの世界に足を踏み入れた者としては、少し寂しい話ではあります。

RX100 III

設定で挙動を変更できるレンズリングは、ステップズームに設定。以前の私のメインコンデジだった PowerShot S90 もリングをステップズームにしていましたし、リコー GX100/200 もズームレバーの設定をステップズームにしていました。代表的な焦点距離の単焦点レンズを複数使い分けている感覚で操作できるので、一眼ユーザー的にはこっちのほうが使ってて愉しいです(ちなみにズームレバーを使えば無段階ズームも可能)。特に Mark III ではレンズスペックが F1.8-2.8 と明るくなったので、大口径単焦点レンズの感覚で扱えるのが嬉しい。

RX100 III

同時に買ったアクセサリはこんなところ。
液晶保護シートはいつもなら OverLay シリーズを使うところ、たまには違うのも使ってみるかと思って今回は純正のセミハードシート PCK-LM15 にしてみました。セミハードタイプなので、フィルムタイプよりも耐久性はありそう。

キャリングケースは Manfrotto の Nano カメラポーチ 3 型。HX9V 用に使っている 4 型のカーキが扱いやすくコストパフォーマンスも良かったので、今回もこれにしました。本当はホワイトかカーキのほうがカバンの中で探しやすいので良かったんですが、RX100 III の佇まいがブラック以外との組み合わせを拒んでいるように思えたので、ポリシーを曲げてブラックで統一。

RX100 III

高いだけあって、所有感だけなら α6000 より高く感じますね。久しぶりにコンデジで満足感の高い買い物をしました。

画質も期待以上で、昨日の Pepper の写真は実は RX100 III で撮ったものでした。最近、もう APS-C より小さいセンサを積んだカメラを使う気がしなくなっていましたが、これはアリだな。私の持っている中で最近もっとも稼動率の高いカメラは 5D3 でも α7 でもなく α6000 でしたが、もしかしたら RX100 III は普段使いとしてはその位置を脅かす存在になってしまうかもしれません...。

ソニー / RX100 IIIicon

iconicon

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2014/02/16 (Sun.)

CP+ 2014 (2) -シグマ編

昨日に続き CP+ レポートをお届けします。今回は、やっぱり dp Quattro シリーズが気になるシグマブース。

カメラと写真映像の情報発信イベント CP+2014

SIGMA

去年の黒から、今年は白ですか。

......

SIGMA

そんなわけでシグマブース。この白基調のブースもすっかり定着しましたね。

今年は従来以上に dp シリーズ推しなようで。

SIGMA

dp2 Quattro のハンズオンにはすごい行列ができていました。おそらく今年の CP+ で最長の行列だったのではないでしょうか...私が並んだときには「お一人様 3 分まで」の札が立てられていました。それでも軽く 40~50 分は並んだような(´д`)。

SIGMA

dp2 Quattro。イメージしていた以上に、実機は大きい。説明員さんによると「レンズと液晶、グリップを中心に『カメラに必要な機能』以外を極限まで削ぎ落としたデザイン」とのことですが、ボディの高さからはみ出ているレンズ径といい、なんかどこかで聞いたことのあるコンセプトですね(笑

カメラのグリップって通常はボディから前にせり出しているものですが、これが後ろに出っ張っている形状。さらに、グリップから光軸までの幅がある、という今までのカメラの常識を覆すデザイン。このあたりについては後述しますが、第一印象としては「握りやすい」というよりも「違和感」が先に立ちます。
ちなみにデモ機はずっと稼動してたということもあるでしょうが、表面にけっこう熱を持っていました。かなり高性能な処理系(スペック的には EOS 1D 系と同等とか)を積んでいるため発熱するようですが、それをボディ表面の金属も使って発散するようにしている、とのこと。

SIGMA

ダイヤルは二つ。絞りと露出補正、などのように個別に操作できるので扱いやすい。逆にモードダイヤルが廃され、「MODE」ボタンから呼び出すようになっていますが、まあこのカメラを使うような人は絞り優先かマニュアル露出にほぼ固定して撮るでしょうから、却って潔いと言えます。

SIGMA

気になったのはこの操作系。ボタン数もある程度割り切っているのはいいんですが、各機能ボタンと方向キーが物理的に距離が離れていて段差もあるので、機能呼び出し→方向キーでセレクト→決定 の操作に親指の移動距離が大きいのが、なんだか微妙。こういうのって設定変更のシーケンスを指で覚えて瞬時に切り替えながら撮っていくものだと思うので、その指の流れが阻害されそうだと感じてしまいました。方向キーは機能ボタンと同じ面に配置するべきではなかったでしょうか。

制限時間 3 分なので、あまりじっくり触って納得感を得るには至らなかったのですが、ちょうど山木社長ご本人から dp Quattro シリーズに関するプレゼンステージがあり、いろいろなお話を伺うことができました。

SIGMA

まず dp Quattro のデザインですが、山木さんご本人も初めて手に取ったときには違和感があったとのこと。正直ですね~(笑)。でも、試作機を週末に持ち帰ってテストしているうちに手に馴染んできたといい、「少し触っただけで『使いにくい』とかツイートするの、ちょっと待ってください(笑)。ある程度使い込むうちに、この良さが分かってきますから」とのこと。なんか見透かされているような気持ちになってしまいましたが(笑)、さすがに 3 分のハンズオンでそこまでは感じられなかったなあ...。

なお、光学系は dp2/3 に関しては従来と同等ながら、dp1 は今回新規開発の光学系に入れ替えているとのことです。

SIGMA

それから、Foveon X3 Quattro センサの「1:1:4 構造」の秘密について。G・R チャンネルの輝度情報を B チャンネルの輝度情報から補間するのであれば、従来の Foveon センサのような完璧な色解像度は得られないのでは?という疑問に関しては、「実は 3 層のセンサはそれぞれ完全に R・G・B にしか反応しないわけではないんです」とのこと。特に B 層は G・R にもある程度反応するようになっており、補間ではなく B 層がもつ G・R の輝度情報を使って処理するようになっているそうです。

SIGMA

ゆえに、センサとしては「1:1:4」であっても、処理後の画像としては「4:4:4」の情報がちゃんと得られる、とのこと。G・R 層の画素数が減ることで、結果的にデータ量の削減にもなり、DP Merrill に比べてデータ容量が軽くなるメリットもあるそうです。理論的にはそうかもしれないけど、ホントかなあ?という疑念もなくはないので、こればかりはもう実写画像待ちでしょう。

ちなみに、ハンズオン機で軽く何枚か撮ってみた感じでは、確かに DP Merrill 以前の機種に比べて手持ちでも随分まともに撮れるようになった、という印象を受けました。ただ、高感度については、少なくとも本体液晶で確認した限り、ISO800 でも画面上でけっこうな量のノイズが見えてしまっていたので、手ブレしにくくなったことと高感度画質が良いかどうかはまた別、ということかもしれません。まあ、dp シリーズは事実上 RAW 現像を前提としたカメラなので、現像で捌きやすいレベルであれば問題ないとは思いますが...。

SIGMA

そういうわけで、dp Quattro の判断は保留。理屈は分かったし以前より扱いやすくはなったようだけど、本体サイズも大きくなって、クラスが変わってしまった、という印象なんですよね。一眼のサブとして持ち歩くコンデジ、ではなく、もう最初からこれ一台で撮る前提で持ち出すカメラになってしまうので、私には合わないかなあ...と思っています。

SIGMA

あとは交換レンズ群の展示も少し見てきました。

24-105mm F4 OSS(発売中)も、

SIGMA

50mm F1.4(未発売)も、どちらもデカくて重いんですよね...。35mm F1.4 もデカくて重かったですが、これだけデカくて重いレンズばかり何本も買ってまとめて持ち歩くのも厳しい(´д`)。画質が良いのは分かっているので、買うか買わないか、買うならどれを買って何を撮るか、はちゃんと吟味したいところ。最近、重い機材を持ち出すのが億劫になりつつある自分がいます...。

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2014/02/11 (Tue.)

dp Quattro

個人的には、カメラの価値は画質×歩留まりを含む撮影領域の積で決まると考えています。だから、いくら画質が良くても撮影領域の限定されるカメラや、扱いやすくても画質に満足のいかないカメラは私に合っていない。そういう意味で、シグマの Foveon X3 センサを搭載したカメラは、惚れ込んで使っている人の話(みな画質には惚れ込んでいるものの、例外なく取り回しで苦労している)を聞けば聞くほど、自分には縁遠いカメラだな、と思っていました。まあ、普通に使いやすいカメラなら他に選択肢はいくらでもあるわけで、そんな中で独自のポジションを確立しようとするならば、カメラメーカーとしてのシグマが採っている戦略はおそらく正しいでしょう。

本来レンズメーカーであるシグマがカメラを作るのは、写真用の光学機器を作っているメーカーが生まれながらに持つ宿願のようなものでしょう。それと同時に、カメラの開発・製造・販売を手がけることでカメラメーカーのノウハウを学び、レンズの開発・製造にフィードバックできる要素も少なからずあるものと思います。
15 ヶ月前に掲げた「SIGMA GLOBAL VISION」は、「いいもの、それも超王道なものか、極端にユニークなものしか作らない」という宣言だったのではないかと思います。その成果がこの 15 ヶ月間の製品群として顕れてきましたが、この新しいカメラはその最たるものと言えます。

シグマ、新世代Foveon X3センサー採用の「dp Quattro」シリーズ - デジカメ Watch

dp Quattro

この独創的すぎるデザイン(笑。SIGMA GLOBAL VISION 以降のシグマ製品は、工業デザイナーの岩崎一郎氏がデザインを手がけていますが、これも同氏の手によるものでしょうか。斜めのラインの使い方をはじめ、MUTECH 製品のデザインに通じるものを感じます。従来の単なる直方体から脱却してインパクトのあるデザインをまずは狙ったのだろうと思いますが、加えてグリップ感の向上による手ブレの抑制と、バッテリ容量の向上を狙ったものでしょう。いずれも従来の DP シリーズの弱点と言われていた部分です。

でも、DP Merrill シリーズから dp Quattro シリーズにおける最大の変化点は、センサにあります。

Foveon X3 Quattro

Foveon X3、ジェネレーションネーム「Merrill」から一新された「Quattro」センサは、従来の三層構造ベースに、センサの構成を変えてきました。奥の G・R 層に対してトップの B 層を 4 分割した...というより、奥の G・R 層の画素面積を 4 倍にした、といったほうが正確でしょうか。これはまず間違いなく、表層に対して深層の受光量が劣ってしまう三層センサの弱点を深層の画素ピッチを向上させることで補う(その際、輝度情報は B 層に担わせることで解像度も両立させる)ことが目的でしょう。つまり、グリップ形状の変更と併せて、Foveon の弱点である高感度性能を高めよう、というものです。
ただ、この場合は G・R チャンネルの解像は B 層からの補間を用いて行われるため、「全ピクセルが全色で正しく解像する」という Foveon X3 センサのメリットを捨ててしまうも同然なのでは?という疑問も湧いてきます。ベイヤー型センサとは輝度情報を補間するか色情報を補間するかという点で異なるので、この方式でもベイヤー型センサに対するアドバンテージはあるということなのでしょうが、従来の Foveon X3 センサにあった、スイートスポットに入ったときの麻薬的な解像感は得られないように思えます。まあ、このあたりは実写画像を見てみないことには何とも言えませんが。

それでも、これによって高感度性能が向上しているのは事実のようで、ISO AUTO 設定の上限がマニュアル設定と同じ ISO6400 になっていることから(DP2 Merrill では AUTO 時の上限は ISO800 にすぎない)、これはようやく「普通に手持ちで撮れるカメラ」になった、ということなのかもしれません。それで画質も普通になっていたとしたら、「形が突飛なだけで画質は普通なカメラ」なので、むしろ失うもののほうが大きそうですが...。

いずれにしても、これは早く実機を触り、実写画像を見てみたいところ。もしこれで従来より画質が劣化せず、使い勝手だけが向上しているならば、私が初めてシグマ製カメラを手に取る日が来るかもしれません。

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2013/04/17 (Wed.)

RICOH GR

ペンタックスリコー、APS-C世界最小の28mmコンパクト「GR」

RICOH GR

リコー「GR」が待望のモデルチェンジ。「GR DIGITAL」改め「GR」とは、また気合い入れてきましたね。

それもそのはず、イメージセンサが 1/1.7 インチから APS-C サイズに大型化され、高級コンパクトの元祖「GR」が、最近のセンサ大型化のトレンドをうまく取り込んできました。それでいて、GR DIGITAL IV からほとんど変わらないサイズ感!これはすごい。これではさすがにソフトウェア光学補正を前提としたレンズ設計になっているのだろう、と思いきや、ソフトウェア補正は(記事を読む限り、少なくとも歪曲補正は)入っていないらしく、リコーの本気を見せつけられた気分です。
それだけオリジナルの「GR」を名乗るに相応しいモデル、ということなのでしょうが、レンズのフチにある「GR LENS f=18.3mm 1:2.8」の印字の「GR」の部分が赤字になっているあたり、かつての L マウントレンズ「GR LENS 28mm F2.8・21mm F3.5」を彷彿とさせ、どうやったらカメラ好きの心をくすぐれるかを研究し尽くしたカメラ...というより、カメラ好きが作ったカメラっぽいなあ、とも感じます。

そしてこのカメラも最近の傾向に漏れずローパスフィルタレス。ローパスはなくせばいいってものでもないでしょうが、光学的なフィルタで何とかするしかなかった時代と違って、LSI の処理性能が向上したおかげでより最適なフルカラーピクセル生成処理をソフトウェアで実現することが可能になってきた、ということでしょう。とはいえ、富士フイルムの「X-Trans CMOS」のような変則配列のセンサではなく、スペックを見る限りでは現在最もポピュラーな某 1,620 万画素 APS-C センサを採用していると思われるので、モアレの処理がどうなっているかはまだ分からないものの高感度性能はかなり期待して良いはず。センサの実力値としては ISO1600 くらいまで普通に使い物になりそうだけど、私の経験上リコーのカメラはノイズ処理があまりうまくないようだからなあ...。

APS-C センサを搭載した高級コンデジとしてはシグマ DP Merrill シリーズ、ニコン COOLPIX A に次いで 3 社めということになりますが、そもそも高級コンデジというカテゴリを確立したのは GR と言って良く、おそらくこの機種が APS-C コンデジの定番となるでしょう。APS-C のカメラなら私は NEX-5R があるから...と思っていましたが、GR は(レンズを含めた)サイズが一回り違うので、使い分けられるかもなあ、という邪な気持ちも湧いてきます(汗。

とはいえ、GR DIGITAL IV の完成度を考えると、これでもう一段値下がりするかもしれない IV を確保しに行く、というのもアリでしょうね。でもなんか同じ考えの人がたくさんいるようなので、結果的に値下がりしないかもしれませんが(笑。

リコー / GR DIGITAL IV

B005NGLWSK

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2013/02/04 (Mon.)

CP+ 2013 (3) -その他編

CP+ のレポート、最後はその他もろもろ私が気になったものについて。

CP+ 2013

コンデジで唯一実機に触りたかったのはやっぱり PowerShot N。直販限定なので、この機会を逃すとショールームくらいでしか触れませんからね。

これだけ変なカメラが出てくるのは久しぶり、近い種類という意味ではカシオの EX-TR100 以来じゃないでしょうか。注目度も高く、常に人だかりができていました。

CP+ 2013

まず「電源ボタンはどこ?」と一瞬迷ったんですが、操作系は全て側面にまとめられています。これは 90° チルトの機構上の制約と同時に、ハイアングル撮影時にはカメラの天地を逆転させて撮るという撮影スタイル上の制約で、他のコンパクトデジカメでは一般的な本体天面にボタンを配置するわけにはいかなかった、ということなのでしょう。

CP+ 2013

反対側には撮影モードボタン、スマホ接続ボタン、再生ボタン。

Wi-Fi は基本的には画像転送(スマホ/タブレット、PC、他のキヤノン製 Wi-Fi 対応カメラ、プリンタ、CANON iMAGE GATEWAY)と Facebook/Twitter 投稿程度。今までのコンデジとは違うスタイリングのカメラだけに、スマホからの操作とかもっと踏み込んだ提案をしてくるかと思ったら、IXY の Wi-Fi モデルと同程度のことしかできない、というのはちょっと物足りないですね。

CP+ 2013

注目はレンズリング付近で、ボディ側(三本のローレットが刻まれているほう)がズームリング、先端側(丸が三つ打たれているほう)がシャッターリングになっています。ズームリングはともかくとして、上下どちら向きにでも押せる(かといって縦位置で持ったときにも対応できるよう横に押せるわけではない)シャッターリングは、発想としては面白いですが、結局手ブレ防止にはならず、ちょっと微妙。タッチシャッターもついているので、このカメラのスタイル的にはむしろタッチシャッターのほうが似合っているように思います。

CP+ 2013

そんなわけで、ほとんどの操作はタッチ UI で行うことになります。といっても画面タッチでシャッターが切れること、画面隅の「FUNC.」「MENU」のタップでメニューが呼び出せることくらいで、複雑な操作は特にありません。設定画面の項目数もそれほど多くなく、カメラとしてかなりシンプルな作りになっています。が、かなり素っ気ないこの UI をいきなり与えられたら、ちょっと茫然としてしまうかも。まあ「画面をタッチしたらシャッターが切れるもの」というコンパクトカメラのシンプルな前提に立てば、これはこれでいいのかもしれません。

それからこのカメラの機能的なハイライトの一つ「クリエイティブショット」。これは一度シャッターを押すだけで、オリジナル画像以外に色合い・明るさと構図を変えた 5 枚の画像をカメラが自動的に切り出してくれるというもので、クマデジさん曰く「NEX のお節介機能の行きすぎた版」(ぉ。スマホで Instagram や cameran といったエフェクト系カメラアプリが流行っているのを引き合いに出すまでもなく、ストレートに撮った写真ばかりが写真じゃない、というのは現代の写真の楽しみ方の一つ。それはそれで認めるけど、果たしてここまでまとめてやってくれることが良いのかどうか。逆に、ここまで自動化してやらないと誰もが当たり前に使う機能にならないということか。個人的には、スマホ向けエフェクト系カメラアプリの流行を見る限り、「ユーザーに自分で効果を選ばせる」ことはそれほどハードルにならないような気はしているんですけどねえ。ともあれ、直販限定という時点でキヤノン的にもテストマーケティングなんだろうし、このカメラが今後どういう動向を見せるのかは要チェックだと思います。

CP+ 2013

会場の隅っこにひっそりと存在した「プロ向け動画エリア」。一眼ムービーの流行でもっと盛り上がっているかと思ったら、けっこう閑散としているものですね...。

そんなエリアにこれまたひっそりと展示されていたあれは...!

CP+ 2013

METABONES の Speed Booster じゃないですか!業務用カムコーダ NEX-FS700J に EF50mm F1.2L USM のセットで展示されていました。このコーナー自体あまりやる気が感じられず、説明員もついているんだかいないんだかよく分からない状態で、せっかくのマウントアダプタもファインダを通して画角を確認するくらいしかできなかったのがものすごく残念です(´д`)。

EF-E マウントアダプタは電子制御対応でもコントラスト AF はお世辞にも速いとは言えないので、スチル用途としては EOS を持っている限りわざわざアダプタを噛ましてまで NEX で使う意味はないよなあ、と思っていました。が、MF 主体(AF でもスチルほど速くなくて良い)なムービー用途となれば話は別。EOS も 5D や 1D 系の動画性能は高いですが、専用のカムコーダで EF レンズがほぼオリジナル画角で使える、というのは意義があると思います。

CP+ 2013

マウントアダプタといえば、ミラーレス用マウントアダプタの先駆者である KIPON ブースでは、マウントアダプタよりもむしろ新開発のレンズが目立っていました。

【CP+】KIPON、ミラーレス用大口径レンズ「40mm F0.85」を展示

ドイツの光学メーカー IB/E OPTICS との共同開発による「IBELUX 40mm F0.85」というレンズ。F0.85 ってこれまたすごくないですか。まあ、ミラーレスカメラにつけるにはちょっと大きすぎて、ちょっと常用できるレンズにはならなさそうですが、写りを見てみたいレンズではあります。海外ではミラーレス系のマウントアダプタはスチルよりもむしろミラーレスマウントを採用したカムコーダ(ソニーやパナから発売されている)で多様なレンズを使えるためプロの映像制作者たちに支持されているとのことなので、このレンズもそういう用途であればボディとのバランスも良いでしょうし、そちらがメインの市場なのではないかと思います。METABONES の Speed Booster のほうも噂によるとまだ日本に数本しか入ってきていないとのことですが、国内での初お目見えがプロ向け動画エリアだったというのも、そういう経緯なんでしょう。

CP+ 2013

続いては CP+ の会場内に併設された「御苗場」の展示会場。
今までの CP+ ではどちらかというと流し見に近い感じで見るだけのエリアでしたが、今回は目的がありました。

CP+ 2013

写真ユニット「PSAM」として、デジタルスタイリッシュ系カメラマン・四本木さんが作品を出展されていました。

私の場合、写真は完全に自己満足でせいぜいこの blog に貼るくらい。こういうところに出展しようという気合いが今のところないので、その熱意と、それから展示できるだけの写真が撮れるウデ、というのが羨ましい。展示も当然自分たちで設営したということで、お疲れさまでした。

CP+ 2013

ニヤニヤしながら芳名帳に落書きしているのは、このためにはるばる富山から出てきたむっちーさん。リアルで会うのはかれこれ 6 年ぶりくらい?必要以上に元気なことは Twitter で確認していましたが(ぉ)、元気そうで何より。

CP+ 2013

御苗場の隣、富士フイルムブースでは東京カメラ部とのコラボレーションで X シリーズのユーザー投稿写真が展示されていました。しかも 10 点中 3 点が普段から絡んでくださっている方々(しょういちさん、goma さん、丁稚さん)というのは、すごいことです。日本における写真・カメラの聖地ともいえるこのイベントで、友人・知人の作品がこれだけ掲出されるというのは、ものすごく刺激になりますね。私も、手始めに区の写真コンクールあたりに応募してみようかな...。

私の CP+ レポートはこれにて終了です。来場者数は公式発表によると過去最高だった昨年を 5% ほど下回っているようですが、大きな新製品がなかったにしては盛況だったように感じました。特に、私の周囲で今回初めて CP+ に行ったという人も何人かいて、新しいカメラファンを取り込みつつまだまだカメラ市場が盛り上がっている、ということなのだろうな、と思います。
カメラの新製品としては昨年はかなりの当たり年でしたが、今年はどうでしょうか。CP+ の盛り上がりを見る限りは期待しても良いのかな、と思いますが、果たして。

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2013/02/03 (Sun.)

CP+ 2013 (2) -シグマ編

CP+ 2013

[ Sony NEX-7 / Sony E 50mm F1.8 OSS ]

八重歯っていいよね。

......

CP+ 2013 のレポートを続けます(ぉ。
なぜか毎年手厚くなってしまうシグマブース。今年もしっかり見てきました。

CP+ 2013

今回のシグマブースで最大の注目は DP3 Merrill でしょう。DP シリーズユーザーには待望の中望遠、といったところでしょうか。
レンズがけっこう大きいので、今までの DP シリーズよりも威圧感がありますね。

CP+ 2013

まあ電気/ソフトウェア的には DP1/2 Merrill から変わらないので、私はとりあえず本体ディスプレイ上で分かるレベルでの画角と画質をチェックした程度でした。DP って気にはなるけど私が求める方向性とは違うカメラ、なんですよね。私の周囲のユーザーが苦労しながらも楽しそうに撮っている姿を見ると、一度使ってみたいという気はしつつ。

CP+ 2013

私の本命はむしろこっち。「Art」ラインにリニューアルされたミラーレスカメラ用 DN シリーズレンズです。

CP+ 2013

ハンズオン機もひととおりありました。が、残念なことに全てマイクロフォーサーズ用(´д`)。センササイズが違うので、E マウントユーザーからするとこの状態では画角は参考にしかなりません。

まずは 60mm、これは今までの E マウントにない焦点距離なので、気になるところ。中望遠で手ブレ補正がついていないのはちょっと苦しいですが、そこは ISO 感度上げるなり「手持ち夜景」モードを活用するしかないかな。

CP+ 2013

「Art」ラインなので「A」のバッジがついています。
そして、鏡筒のデザインはかなり E マウント純正レンズを意識したというか、NEX につけるとまるで純正レンズかのように似合いそう。逆にマイクロフォーサーズにはイマイチ似合わないのでは(笑

鏡筒のうち、金属の光沢が感じられる部分全体がフォーカスリングになっていて、これを回すことで MF/DMF ができます。全く滑り止めを意識していないデザインですが、それほど滑る感じはしませんでした。ただ、夏場とか汗をかきやすい時期にどうか、というのはちょっと心配だし、そもそもデザインとして MF させることをあまり前提としていないようにも見えます。あと、指紋が思いっきり残るのも気になりました。ソニー純正の E マウントレンズは光沢部分にヘアライン加工が施してあって、指紋は気にならないんですよね(その代わりキズがつきやすい)。やっぱりこのレンズは MF させる気がないように見えます。まあ、今までの 19mm・30mm というラインアップであれば AF でスナップ中心、というのも分かりますが、60mm ではそうはいかないからなあ。

CP+ 2013

続いて 30mm F2.8。これはブラックが置いてありました。これも NEX 純正の黒鏡筒に近い色ですが、マイクロフォーサーズ機につけるならシルバーよりもブラックのほうが違和感が少ないかも。

CP+ 2013

レンズ前面のスペック記載は旧型ではシルク印刷でしたが、新型ではレリーフに変わりました。被写体への映り込みを防ぐと同時に、高級感もこっちのほうがあると思います。

CP+ 2013

同じく 19mm F2.8。この辺は光学設計は旧型と同じなので特に語るところはありませんが、デザインは新型のほうがいいなあ。まあ「寸胴デザイン」であることに変わりはないので、もうちょっとくびれというか、抑揚のある形状にしてほしいとも思いますが...。

CP+ 2013

シグマ製レンズは昨年の新コンセプト導入以降、鏡筒にヴィンテージ(発売年)を記載するようになりましたが、今回の DN [Art] シリーズの 3 本には「013」の数字が刻まれるようです。

CP+ 2013

山木さん、今年もありがとうございました。

シグマのブースの構え方は以前からけっこう好きなんですが、今年は特に新コンセプト導入直後ということもあってか、ブース全体をモノトーンで統一したシックな装いになっていました。徐々に、しかし確実に「安価な互換レンズメーカー」から「高品位なレンズを作る総合カメラメーカー」に脱皮しつつあるように見えます。この調子で、いたずらに規模だけを追わず、コンスタントにいい製品のリリースを続けていってほしいですね。

CP+ 2013レポート、まだまだ続きます(という次回で終了フラグ

投稿者 B : 00:24 | Camera | Compact | DSLR | NEX-7 | Photograph | Sony E 50/F1.8 OSS | コメント (0) | トラックバック

2013/01/11 (Fri.)

PowerShot N という変なカメラ(褒め言葉

CES で発表されたこの変なカメラがとても気になっています。

【CES】キヤノン、ユニークな操作性のWi-Fi搭載機「PowerShot N」など
2013 International CES:何とも不思議なマシカクカメラ 「PowerShot N」をCESで発見 - ITmedia デジカメプラス

PowerShot N

見た目からしてインパクトのあるカメラです。まるでリコー GXR のカメラユニットみたいな、単体でカメラとして成立しなさそうな形状でありながら、これでカメラ。スマホの影響で「画面タッチでシャッターを切る」という操作系は市民権を得てきているし、カメラ側でもタッチシャッター対応製品が増えてきているので、シャッターボタンとグリップとレンズを前提としたデザインである必然性は薄れてきていますが、レンズの付け根の部分に「シャッターリング」をつけて、縦横どちらでも同じような使い勝手で撮れる、とか、そういうチャレンジまで含めてとても面白い製品。

1996 年に DSC-F1 という初期のデジタルスチルカメラに出会い、レンズが回転するというフィルムではあり得なかったデジタルの発想に衝撃を受けて、それまでカメラになんてほとんど興味がなかったのに買ってしまった(当時は学生だったのですぐには買えず、翌年後継の DSC-F2 を買った)私としては、こういう既存のカメラの概念に囚われない未来志向の製品を見過ごすことはできません。
事実上世界初の民生用デジタルカメラだったカシオ QV-10 の時点で既にレンズ回転式という機構を搭載していたし、その後もオペラグラス型のリコー RDC-7 というカメラや縦型デザインの富士フイルム FinePix 6800Z、というあたりもフィルム時代には考えられなかったカメラのありようを示していました。他にもレンズ回転式のニコン COOLPIX2500 や、まだ記憶に新しいカシオ EX-TR100 など、私の記憶に残っているデジタルカメラといえば、「デジタルならでは」を志向する製品ばかり。それが、現在のような「いかにもカメラ」という見た目をした製品ばかりになっていったのは、デジタルカメラが性能面でフィルムカメラを凌駕し、市場を駆逐していくにあたってカメラというアイコンを必要としたということなのでしょう。が、いちデジタルカメラファンとしては、その状況をずっと寂しいことだと思っていました。クラシックカメラ然としたスタイルのカメラが新製品として数多く並んでいる状況を見ると、個人的にはとても残念な気持ちになります。

ちょっと話は逸れますが、シグマが Contemporary/Art/Sports という新コンセプトを発表した際に、同社の山木社長は「2012 年はカメラが多様化した年だった。それは写真という文化にとってとても喜ばしいこと」ということを仰っていました。確かに、技術と市場が成熟した結果、カメラメーカー各社の志向性が明確になり、スペック面では多様な製品が登場した面白い年だったことは事実です。が、フィルム時代のカメラの思想を逸脱するほどの多様性を見せられたかというと、そこまででもなかったように思うのです。
そういう観点でみると、この PowerShot N というカメラは、久しぶりに現れた突然変異という印象で、とても面白い。スマートフォンの普及により、いっぽうでは従来のスマートフォン的な撮影スタイルを模索し、他方ではスマートフォンとの連携を前提とする。まあ、新しいのは操作性だけで、それを活かした撮り方が提案できているようには(少なくとも現時点では)見えませんし、過去の例に照らし合わせるとこういうカメラはあまり売れないのでしょうが(笑)、少なくとも一石を投じる存在にはなりそうだし、個人的にはなってほしいなあ、という願望を込めて思うわけです。

CP+ がだんだん楽しみになってきました。

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2013/01/09 (Wed.)

SIGMA DP3 Merrill

シグマ、中望遠75mm相当F2.8レンズ搭載の「DP3 Merrill」

DP3 Merrill

おおお。

いずれ出るだろうと思っていた DP Merrill シリーズの新バリエーションが登場。CP+ での発表かと思ったら、CES(PMA@CES)で出してきましたか。
ボディ側のスペックは基本的に共通なので、どういうレンズをつけて出てくるかと思ったら、50mm F2.8 MACRO とは。DP1 が広角系(28.5mm 相当)、DP2 が標準系(45mm 相当)、ときたら、次は順当に中望遠系というところまでは予想通りでしたが、マクロ対応というのが興味深い。まあ、マクロと言っても同社の 17-70mm F2.8-4 DC のような簡易マクロ機能で、最大撮影倍率 0.33x ではあるものの、ちょっとしたブツ撮りやクローズアップ撮影用途ならば十分実用的じゃないでしょうか。

個人的には、シグマのレンズはともかくボディは私がカメラに求めるものとは方向性が違うと思いつつも、一度自分でじっくり使ってみたいカメラでもあります。同社のカメラは基本的に「他にメインカメラを持っている人が道楽で持つもの」だと思うので、そういう楽しみ方はアリだとも思うし。中望遠好きな私としては、DP シリーズの中ではこの DP3 Merrill が最もハマりそうな画角である上に、簡易マクロもついているとなればけっこう面白そう。
しかし...中望遠で、しかもマクロだというのに手ブレ補正がないというのは、DP1/DP2 の焦点距離でさえ苦労することを考えると、もう苦行とかそういうレベルでさえないんじゃないかという不安しか感じませんね(´д`)。これはもう完全に三脚必須なカメラになるのではないでしょうか...。しかし、DP シリーズで頑なに手ブレ補正機構を搭載しないのは、あえてしないのか、それともできないのか...。交換レンズ側には OS(Optical Stabilizer)を搭載できる技術を持っているはずなんですけどね。

おそらくこのレンズもいずれ設計を流用してミラーレス用の交換レンズとしても発売されるのだろうと思いますが、Foveon X3 センサの画質を諦めて写真の歩留まりを重視するならば、レンズの発売を待つというのがもしかすると賢いのかもしれません。とはいえ 75mm 相当のマクロで手ブレ補正がないのもちょっと厳しいでしょうし、そうするとボディ内手ブレ補正機構を搭載したオリンパスの m4/3 機で、王道の 100mm マクロとして使うのが実はベストな気がします。まあ、オリンパスの純正 60mm マクロともろにかぶりますが...。

ともあれ、国内での初お披露目は今月末の CP+ でしょうか。まずは実機を触ってみたいところです。

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2012/02/28 (Tue.)

Cyber-shot DSC-HX30V

ソニー、"全画素超解像"搭載の30倍ズーム機「サイバーショットDSC-HX200V」 - デジカメWatch
ソニー、1,820万画素で20倍ズームやGPS機能を搭載した「サイバーショットDSC-HX30V」 - デジカメWatch
ソニー、厚さ21.6mmの10倍ズームレンズ搭載機「サイバーショットDSC-WX100」 - デジカメWatch
ソニー、有機ELタッチパネル採用のスリムモデル「サイバーショットDSC-TX66」 - デジカメWatch
ソニー、"全画素超解像技術"などを備えた薄型防水モデル - デジカメWatch

なんかいろいろいっぱい出てきたー。CP+ のときには TX300V くらいしかなかったのに、むしろこっちのほうが本命という人は多いんじゃないでしょうか。

トピックは機種にもよるけど全画素超解像技術、GPS ロガー機能搭載、TransferJet 内蔵、電子水準器内蔵、ピクチャーエフェクト強化、といったところ。
全画素超解像は主にデジタルズームの画質向上用途として訴求されているようですが、個人的には高感度ノイズ低減にも使われるようなのが気になるところ。まあこの全画素超解像技術自体は昨年後半のモデルから搭載されているようですが。

ここ数年、カメラの内部的なソフトウェア処理で画像を加工して画質を向上させる技術が次々に追加されていきますね。ピクチャーエフェクトなんかはまだかわいいほうで、露出を変えながら複数枚連写して合成する HDR 機能だとか、富士フイルム X-Pro1 にみられるようなローパスフィルタレスセンサでのモアレ低減にセンサ内に複雑なロジックを入れたりとか。最近では一眼レフでもレンズの収差補正機能搭載がトレンドになっていますが、コンデジの世界ではずいぶん以前からレンズの収差補正が実装されている(これによってレンズの設計・製造コストを抑えている)という話ですし。
ここまで撮った写真にいろいろ手を加えてしまうと、それはもう「写真」ではなくて「画像」にすぎないと思ってしまうわけですが、それはそれ。ほとんどのユーザーは「真実をありのままに写し取りたい」わけではなくて、「単にきれいな写真が撮りたい」だけだったりするわけで、まあこれも決して間違った方向性ではないとも思います。

今回の新機種でちょっと気になるのは、従来どおりのコンパクトな筐体に光学 10 倍ズームを入れてしまった DSC-WX100 です。明るいレンズではないですし、内部的にはソフトウェア的な収差補正をかなりやっているんじゃないかと思いますが、25-250mm 相当のレンズがあれば、今までだったら HX シリーズを買っていたような望遠が欲しいユーザーも、WX100 で十分と感じるかもしれません。
まあ私はかつて WX1 のレンズで残念な思いをしたことをまだ忘れていないので、WX シリーズのレンズは信用していないのですが(´д`)・・・、それでも今回のモデルの多くの光学系が刷新され、AA(高度非球面)レンズを使っているということで、レンズの素性自体も良くなってはいそうです。

あと順当にいって気になるのはやっぱり HX30V かなー。

ソニー / Cyber-shot DSC-HX30Vicon

iconicon

私が持っている DSC-HX9V の正統な後継機種ですが、光学 20 倍ズーム(デジタル超解像だと 40倍ズーム)、GPS ロガー対応、電子水準器搭載、Wi-Fi 搭載、TransferJet 搭載など「全部盛りだったはずの HX9V が実はまだまだ全部盛りじゃなかった」というバラモスの後のゾーマ状態で出てきました(ぉ。

私的には HX9V が買って半年で旧機種になってしまったわけですが、まあそれを覚悟で値下がりするのを待っていたので、そんなに悔しくありません。
というか、今の HX9V 自体にもほとんど不満がないというか、何でも無難に撮れすぎてしまって面白くないのが最大の不満というか(笑。そういう状態なので、まだ当分 HX9V でいいや、と思っています。

むしろ今コンデジを買うなら PowerShot S100 か DP1/2 Merrill のほうが欲しいんですよね・・・。

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2012/02/23 (Thu.)

PowerShot G1X を見てきた

先日の CP+ のときに触れなかった PowerShot G1X を触りに、品川のキヤノン S タワーに行ってきました。お昼休みの S タワーは意外なほどに穴場。

キヤノン / PowerShot G1X

PowerShot G1X

どどん。やっぱりデカいです。CP+ の展示でも大きさは伝わってきましたが、単品での展示、さらにレンズキャップまで付いているとなおのこと威圧感がありますね。

PowerShot G1X

現行の PowerShot G12 との比較。正面からの投影面積では、確かに G1X のほうが大きいながらも、それほど大きな差はないように見えますが・・・、

PowerShot G1X

上から見るとこのとおり。ボディのサイズ感だけならそれほど違わないまでも、グリップの出っ張り、レンズの出っ張り、さらにレンズキャップの出っ張りまで合わせると持ち運び時の厚みは G12 比で 1.5 倍くらいあるように感じます。これはカバンの中でもかなり嵩張るんじゃないでしょうか・・・。

PowerShot G1X

PowerShot S100 との比較、というか比較にならないほど G1X は別物のカメラになってしまいました。コンデジとか高級コンパクトとか呼ぶのがおこがましいです。フォーサーズ級のイメージセンサにコンデジとしては考え得るほぼ全ての機能を詰め込んでレンズ一体型なら、これくらいの物量になってもしょうがないとは思えるのですが。
逆に PowerShot S100 がいかに絶妙なバランスの上に成り立っているかというのを改めて実感する差です。

PowerShot G1X

かなり威圧感のあるレンズ。フォーサーズ相当のイメージセンサに 28-112mm F2.8-5.8 相当というスペックのレンズをつけるとこうなる、というのをまざまざと見せつけられます。これだけ前玉が大きいとボケ味や描写がどの程度のものなのか気になりますね。

このレンズ、繰り出し量がけっこう大きくて、

PowerShot G1X

ワイド端(28mm 相当)でもこれだけレンズが飛び出します。

PowerShot G1X

テレ端(112mm 相当)だとここまで出て、重量バランス的に本体だけでは自立できない状態になります。

PowerShot G1X

レンズリングは、PowerShot S100 のようにコントロールダイヤルとして使えるのかと思って回してみたら、外れちゃいました(笑。
調べてみたら、マクロライト装着用のアダプタ(別売)をつけるために取り外せるようになっているようです。

PowerShot G1X

内蔵ストロボはポップアップ式。けっこう高さが出るようにはなっていますが、テレ端で 112mm 相当のレンズなので、どこまで届くかは不明。まあその気になれば EOS 用のスピードライトを外付けすることもできるので、内蔵はあくまで非常用といったところでしょうか。

PowerShot G1X

グリップは拳銃のグリップのようなパターンでカットしてある金属製で、重厚感があります。で、その上に付いている一眼レフライクな電子ダイヤルで、絞り等を調節するようになっています。このあたりは一眼レフユーザーにも受け入れられる作り。

PowerShot G1X

背面に回ってみましょう。キヤノンの伝統的な横開きタイプのバリアングル液晶に、ボタン配置等は他の PowerShot シリーズ等と共通のもの。操作系は S100 などとほぼ同じですが、S100 では絞りや露出は十字キーを兼ねたホイールの回転で行っていたのが、G1X では露出は上面のダイヤル、絞りやシャッタースピードはグリップ部の電子ダイヤルで行うという違いがあります。このあたりは G1X がコンデジよりも一眼レフ寄りという位置づけゆえでしょう。

上面につけられた二段式のダイヤルは、下が露出補正、上がモードダイヤルになっています。フジの X100 以降、露出補正がハードダイヤル式という機種が徐々に増えてきていますね。
ズームレバーはシャッターボタンを囲うように配置されています。これは設定次第でステップズーム式の動作に変更することも可能。シャッターボタンは半押し時の感触が緩く、半押しのつもりがシャッターが切れてしまうことが多いように感じたのは、あまり私の好みではありませんでした。

背面から見たときのデザインはかなりごつごつしていて、良く言えばクラシカルですが、個人的にはむしろ「デザインされていない」という印象を受けました。S100 のように小ぎれいに、とはいかないまでも、もう少し現代風にまとめてほしかったところ。

PowerShot G1X

UI も S100 あたりとかなり共通しています。違うのは絞りや露出を変更するときに回す物理ダイヤルが違うだけで、UI の動作はほぼ同じ。

PowerShot G1X

ISO 感度や連写モード、撮影解像度の設定などは [FUNC. SET] キーを押してメニューに入っていくのも S100 などと同じ。PowerShot/IXY ユーザーであればすんなり移行できるでしょう。

PowerShot G1X

撮影時には背面ディスプレイにヒストグラムや電子水準器まで表示できるのも、一眼レフ的な機能満載の G1X ならでは。これだけ見るととてもコンデジの画面ではなく、一眼レフでライブビュー撮影しているかのようです。

PowerShot G1X

ただ難点をあえて挙げるとすれば、光学ファインダが単に「ついているだけ」というレベルであること。レンズとのパララックスが発生するのはまあ良いとしても、ファインダを覗くと必ずレンズリングが映り込んでしまって、これではフレーミングさえまともにできないと感じました。まあ撮影はほぼ液晶モニタで行い、光学ファインダはよほど日差しが強くて液晶が見えにくい屋外などに限定されるとは思いますが、曲がりなりにも視度調節つきの光学ファインダでこのレベルはないんじゃないの?と思ってしまいました。

全体的な感想としては、まあ PowerShot シリーズのフラッグシップとしては機能てんこ盛りだしよくできているんだけど、じゃあ誰が買うんだろう?と考えると少し難しいカメラなのかな、と思いました。センサが大きいのはいいとして、ミラーレスや Kiss ではなくあえて G1X、という選択をする決め手に欠けるというか。クラシカルなデザインも相まって、「レンズ交換式にはもう億劫になったカメラ好きの初老男性」みたいなところは思い浮かぶのですが、それ以上の想像ができないんですよね。
逆に言えば、一眼レフやミラーレスのサブ機としての PowerShot S100 のバランスが秀逸すぎて、G1X が新機軸と言えば聞こえは良いけどニッチ方向に行かざるを得なくなってしまった、キヤノンのカメララインアップの悩みみたいなものが見えるカメラです。

これを踏まえて、ミラーレスがどういった形でいつ出てくるのか?というのが余計に気になってしまいました。

キヤノン / PowerShot G1X

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2012/02/12 (Sun.)

CP+ 2012 レポート (4) -その他編

CP+ 2012 のレポートもこれで最後になります。

今回の CP+ で私が滞在時間長めだったのはシグマ富士フイルムキヤノンの 3 社でしたが、それ以外もちらほら回りました。でも話題の新製品系は人だかりで触れなかったものも多く、若干不完全燃焼気味でしたが、さておき私が気になったものをいくつかまとめてレポートします。

α

まずはソニーブース。例年ならαや NEX の新型のモックアップを展示して我々をワクテカさせてくれるものですが、今年は正直言ってサプライズ皆無。α/NEX 関連の新製品といっても 500mm F4 G くらいしかなく、ひゃくまんえんコースともなればそうそう触る気にもなれません(´д`)。
NEX のレンズロードマップについては Web で公開されている図のパネル展示すらなく、会場ではさも「なかったこと」にされているんじゃないかというような状況。サプライズでレンズのモックくらいは展示されていたりしないかと淡い期待を抱いて行ったのですが、残念でした。むしろ理由があって敢えて展示していないんじゃないかと勘繰ってみたり。

DSC-TX300V

未発売製品の展示でちょっと面白いところと言えば、Cyber-shot TX300V くらいでしょうか。Wi-Fi 内蔵とか単体で GPS ロガーとして使えるとか、意外と見どころが多いカメラで、私が今コンデジの購入を検討していたら選択肢に入っていただろうカメラ。
フロントは全面ガラス張りでレンズには直接触れようもないのですが、なぜかガラスの内側にシャッター式のレンズバリアとフラッシュバリアが仕込まれていて、電源に連動して開閉するようになっています。これレンズバリアが故障したら撮影できなくなっちゃうし無意味なんじゃないの(´д`)、というツッコミを入れたくもなりますが、電源オフ時のモノリス然とした佇まいを実現するためのデザイン上の遊びなんですかね。

DSC-TX300V

このカメラもフルタッチオペレーションですが、こちらは静電式タッチパネルなのでスマートフォンライクなレスポンスが期待できます。IXY 1 のタッチパネルにはゲンナリしてしまいましたが、TX300V のタッチパネルならアリかも。
最近はスマートフォンの操作性が標準になってしまったので、ハンパな感圧式タッチパネルをつけることは逆に製品の評価を落としてしまうんじゃないかと思っているんですが、どうなんでしょうか。

NEX-7

こちらはソニーではなくコシナブースですが、NEX-7 にアダプタ経由で VM マウントの COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P II を装着した展示がありました。やっぱり NEX-7 には MF レンズが似合う。似合いすぎる。

ミラーレスが流行り始めてからコシナレンズへの注目度も高まっていますが、どちらかというと NEX よりもマイクロフォーサーズのほうに力が入っているのがちょっと残念なんですよね。F0.95 シリーズ第二弾として NOKTON 17.5mm F0.95 が今度出るようですが、そろそろ NEX 向けにも面白いスペックのレンズを出してほしいところです・・・。

D800

ニコンブースは D4 と D800 が大盛況。ハンズオンコーナーが何分待ちだか分からないくらいの行列ができていて、とても並ぶ気にはなれませんでした。偶然、ハンズオンコーナー以外の場所に D4 と D800 が各 1 台展示されていたのを見つけて激写したんですが、それも常に触っている人がいる状態で、私は触れず(´д`)。
ちなみにローパスフィルタレスの D800E のほうは展示が(おそらく)なく、サンプル写真もほとんど展示されていませんでした。キヤノン党の私としては、D700 の正統後継としての D800 のほうにはあまり興味がないので、D800E(本体というよりプリント)をじっくり見たかったので、残念。

OM-D

続いてオリンパスブース。OM-D はかなりの人気でしたね。私も結局ハンズオン機には触れず、ショーケースを撮影したのみ(´д`)。

カチカチっとしたデザインテイストや質感の出し方なんかはけっこう私好み。PEN シリーズのほうはコストダウンの影響か、世代を重ねるごとに見るからにチープになっていって残念な感じだったんですが、この方向性ならアリだと思いました。

OM-D

ただ、ミラーレスなのにペンタ部っぽい出っ張りが作られているところとか、PEN といい OM-D といいすぐに昔のヒット商品を引き合いに出してくるセンスが個人的には好きになれません。だって E-400 のときも OM-1 を意識した・・・とか言っていませんでしたっけ?必要以上に過去のファンに媚びず、未来を向いた製品作りをしつつ、古くからのファンをニヤリとさせるような仕込みをちょっと忍ばせておく・・・くらいの奥ゆかしさがあるほうが私は好きなんですが。

とはいえ、世界初の 5 軸対応手ブレ補正とか、EVF の性能が NEX-7 とどっちがいいのとか、気になる要素はけっこうあるので、これも店頭に並び始めたら触りに行かないと。

OM-1

ブース内には歴代の OM シリーズのショーケース展示もありました。OM-D は確かにかなり OM-1 のテイストを強く受け継いでいますが、やっぱりオリジナルはオリジナルだよなあ・・・と改めて。アナログにはアナログの、デジタルにはデジタルの必然があるんだと思うんですよね。

といったところです。今年はペンタックスリコーについてはほぼ完全スルー状態でしたが、最近のペンタックスリコーは GR シリーズ以外はどうも私の琴線に触れるモデルがないので、いいです(ぉ

それにしても今年の CP+ は大盛況だった(いや、まだ会期中なので過去形ではいけませんが)ようですね。まあこれだけ力の入った新製品が大量に出展されていれば、本気のカメラファンでなくても見に来てみたくなるものでしょう。世界のカメラメーカーのほとんどが集まっている日本だからこそ、今後はこの CP+ をもっと盛り上げていって、PMA が没落した今、Photokina に並ぶイベントに成長させてほしいところです。
そういえば今年は秋に Photokina も待ち構えているのですが、これだけ出てしまうともう出すものないんじゃないかという気にさえなりますね(笑。それでも 5D3 とか 5D3 とか 5D3 とかあるんでしょうが(ぉ)、これから秋にかけて出てくる各社の新製品に関しても、引き続き期待です。

ちなみに今回は多くのブースをしょういちさん、紗々さんと一緒に回らせていただきました。私にはない視点も多いので、併せてお読みいただくとより楽しめます(^^;;

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☆★ささのま!★☆

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2012/02/11 (Sat.)

CP+ 2012 レポート (3) -キヤノン編

まだまだ CP+ のレポートは続きます。今回はキヤノンブース。

EOS 5D Mark III(仮称)の発表がなく、個人的には肩透かしを喰らってしまいましたが、例年この CP+ および前身である PIE のタイミングで発表されていた EOS Kiss シリーズの新製品も今年は特になし。Kiss は X5 が日本、X50 が台湾製なのでタイ洪水の影響は考えにくいですが、逆にそろそろ毎年モデルチェンジする要素がなくなってきたのも事実なので、それほど驚きません。むしろ噂されている大手カメラメーカーとしては最後発のミラーレス機がいつどのような形で出てくるかが注目だったりします。

CINEMA EOS SYSTEM

そんなキヤノンブースで象徴的に展示されていたのは、EOS C300 を中心とした CINEMA EOS SYSTEM。値段的なものだけでなく、持て余すという意味でも個人が手を出せる代物ではありませんが、「一眼レフのオマケ機能」だった EOS MOVIE がついにハリウッドの映像制作にも本格的に使われていくようになるのか、と考えると感慨深いものがあります。

そんな CINEMA EOS SYSTEM の展示を指をくわえながら流しつつ、一眼レフのハンズオンコーナーへ。

EF28mm F2.8 IS USM

直前に発表された 3 本の新しい EF レンズも試せる状態で並んでいました。この写真は EF28mm F2.8 IS USM。IS 内蔵になることでもっと大きく重くなるかと思っていたんですが、まあ F2.8 の広角単焦点としては常識的なサイズの範疇で、良い意味で驚きました。

EF24mm F2.8 IS USM

こちらは EF24mm F2.8 IS USM。

外観は最近の非 L 単焦点 EF レンズのデザインテイストを踏襲していますが、従来の同クラスレンズから 1.5 倍以上もする高価なレンズになってしまったので、もう少し高級感を出してほしかった気はします。実売はどちらも 6 万円は切らないだろうしなあ・・・。

EF24mm F2.8 IS USM

説明員さんに「なぜ敢えて F2.8 で IS なのか」を聞いてみたところ、「最近はアマチュアカメラマンの方でも手軽に夜景が撮りたいというニーズが増えています。いっぽうで、最近のカメラは高感度性能が十分高まってきたので、レンズ側は明るさを稼ぐよりも画質や手ブレ補正といった部分に注力することで、夜景撮影にも耐えられるレンズに仕上げました(意訳)」とのこと。

確かに、以前の常識では「広角は手ブレが気になりにくいから手ブレ補正なしでも OK」と言われていましたが、センサ画素数の高騰によってちょっとしたブレでも気になることが増えたことも事実ですし、夜景撮影ニーズ(最近ではコンデジでもカメラ内で連写→合成して見かけ上の高感度性能を高める「手持ち夜景モード」搭載が当たり前になりつつあることも、このニーズが高まっていることの証左でしょう)というのも理解できます。
でも、明るいレンズって別にシャッタースピードを稼ぐためだけにあるわけじゃないんですよ。どちらかというと被写界深度をいじることによる表現の幅にこそ意義があると思うんだけどなあ。

そんなわけで、F2.8 の上は F1.4L しかない 24mm はともかく、F1.8 が存在する 28mm は価格や用途次第では F1.8 のほうが面白いと思います(実際、F1.8 のほうが実売価格は安い)。まあ、EF28mm F1.8 は実に 1995 年発売のレンズなので、同じ絞り値で撮った場合は F2.8 IS のほうが画質は良さそうですが。実際、説明員さんによると「MTF などのスペックは新型のほうが明らかに良い」とのことです。

ちなみに、EF24-70mm F2.8L II のほうはハンズオンの列に並んでいたんですが、私の順番が来たところでどこかに持って行かれ、EF24-105mm F4L に交換されてしまいました。ってそれじゃ並んだ意味ないだろヽ(;`Д´)ノ!!と思いましたが、どうせ手が出せるレンズじゃないからいいや・・・(´д`)。

PowerShot G1X

PowerShot G1X。こちらもハンズオンしたかったんですが、けっこうな人だかりができていたので諦めました(´д`)。ハンズオン機を遠まきに眺めたのと、このガラスケース展示を見た程度ですが、第一印象は「デカっ!」。これを「コンデジ」と呼んでいいのか躊躇われるサイズです。ボディの量感は NEX-5 よりもあり、本当にミラーレスキラーとして開発されたということがよく分かります。
レンズのワイド端の開放 F 値は 2.8 だし、これはミラーレスどころか Kiss を買ってキットレンズ付けっぱなしにするくらいだったら G1X のほうが良いくらいなんじゃないの?と思えます。これが出たことで、逆にキヤノンからはまだ当分ミラーレスは出てこないんじゃないかとさえ思ってしまうほど。

このカメラについては店頭に並んだら改めて触りにに行きたいと思います。品川のキヤノン S タワーまで見に行っても良いんだけど。

IXY 1

フルモデルチェンジした IXY のフラッグシップ、IXY 1。やっぱりこのスクエアなデザインこそ IXY、という感じです。Wi-Fi なども搭載した意欲作ですが、ハンズオンコーナーでは Wi-Fi 設定された機材がなく(別途 Wi-Fi のデモが見られるコーナーはあったようですが)、カメラとしての基本部分しか触れなかったのは残念です。でもデザインは良いなあ。

IXY 1 も IXY 3 も、このサイズで光学 12 倍ズームなのですが、ズームしてもあまりレンズ長が変わりません。ズームしてもレンズが伸びないから助かった、ということはあまりないのでだから何、というところではあるんですが、スタイリッシュな IXY らしい一面じゃないかと思います。

IXY 1

背面はフルタッチパネルなので、上面の電源、再生、シャッターボタンとズームレバー以外のスイッチはありません。
ただこのタッチパネルが曲者で、どうやら感圧式タッチパネルの模様。メニューや撮影設定周りはフリックを多用する操作系になっているのですが、感圧式なのでこのフリックがやりにくい。少なくともスマートフォンと同じような気持ち良さでは操作できません。感圧式なら無理にフリックにしないで、確実にタッチさせる操作系を採ったほうが良かったのではないでしょうか・・・。そういえばデジカメやカムコーダのタッチパネルって静電式の採用例が少なく、感圧式であることがほとんどだと思うのですが、何か理由があるのでしょうか。

IXY 3

こちらは下位機種にあたる IXY 3。Wi-Fi やタッチパネルは非搭載な至って普通のコンデジですが、操作性はやっぱりボタン式のほうがこなれていますね。で、本体の質感もアルマイト処理されている IXY 3 のほうが高級感が出ていて好みです。このレッドなんかも鮮やかながらも深みのある色で、思わずグッと来てしまいました。
最近高級コンパクト以外のコンデジには興味を失っている私ですが、今必要に迫られたらこの IXY 3 を買うだろうなあ。人にも勧めてしまうと思います。たぶん IXY 1 よりも扱いやすいんじゃないでしょうか。

キヤノンつながりということで、CP+ とは別会場になりますが、同日に開催されたキヤノン主催のセミナーのひとつに参加してきました。

斎賀和彦先生

DIGITAL MOVIE WORKSHOP」と題された、CINEMA EOS SYSTEM(EOS C300)と新 EOS MOVIE(EOS-1D X)のセミナーです。
私が参加したのは、我らがサイカ先生こと、駿河台大学メディア情報学部教授の斎賀和彦氏のセミナー。EOS 5D Mark II 世代と C300 および 1D X の動画における画質や特性の比較を中心とした内容でした。

公演中の写真撮影は NG だったので、写真は開演前の様子ですが、サイカ先生のこんなに真面目な顔は初めて見たかも(笑

斎賀和彦先生

高感度性能、モアレの発生度合い、逆光性能やカラコレ耐性、センササイズの違いによる被写界深度の違い、素早くパン or 移動させながら撮影したときのローリングシャッター歪み、など多岐にわたる比較検証結果を実際の映像を見ながら比較できると 5D2、1DX、C300 の差(場合によってはそれは性能差というより目指す方向性の違いである場合もある)がとてもよく分かりますね。ホームビデオの延長線上で考えるとそこまでシビアな性能求めてないよ、という部分も多いですが、プロユースでは確実に差が出る部分で、1DX と C300 の動画性能は確実に進化しています。

私は一眼ムービー(NEX を含む)は Handycam を持って行かなかったのに動画を撮りたくなったときとか、スチルを撮っている間に動画を撮りたくなったけど Handycam に持ち替えるのが面倒なときくらいにしか使っていないのですが、これを見て改めてもうちょっと一眼ムービーを使い込んでみても良いかもな、と改めて思いました。何の作品性もないホームビデオだって、一眼的な画で自分の子どもが動く映像が撮れるというのもなかなか良いものです。
そうすると撮影後につい編集したくなってきてキリがない世界に足を突っ込むことになる・・・のが、私が動画撮影にそこまでのめり込んでいない理由でもあるのですが(´д`)。

ともあれ、サイカ先生お疲れさまでした。
私は 5D3 が出たら値崩れするであろう 5D2 を狙おうかなあ、と思っていたんですが、C300 はともかく 1DX の動画性能の健闘ぶりを見てしまうと、来たるべき 5D3 も 1DX に近いレベルまで EOS MOVIE の完成度を高めてきそうなので、これ見たら 5D3 欲しくなっちゃうじゃないですか(;´Д`)ヾ。

投稿者 B : 21:17 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

CP+ 2012 レポート (2) -富士フイルム編

CP+ のイベントレポートを続けます。今日は富士フイルム。

CP+ 直前になってインパクトの強い新製品が多数出てきたので忘れてしまっていましたが(笑)、X-Pro1 はぜひ触ってみたいと思っていたのでした。カメラに懐古趣味はあまりない(どちらかというと新製品にそういう要素が強く出ているのが嫌い)な私も、X-Pro1 だけは触りたいと感じさせる何かがありました。

X-Pro1 の注目度はやはり半端ではなく、プレスと招待客しか入れない初日の午前中プレミアタイムでさえ 40 分待ち。今年の CP+ での最大の人だかりは間違いなく D800 でしょうが、たぶんその次はこの X-Pro1 だったんじゃないでしょうか。
ハンズオンしてる人たちの眼差しの真剣さがハンパではなく、遅々として進まない行列に並ぶこと 30~40 分。私もようやく X-Pro1 に触れることができました。

FUJIFILM X-Pro1

これ、パッと見でデジタルカメラだとは誰も思わないですよね・・・それくらいメカニカルでクラシカルな外見ですが、作りは悪くない。無駄にダイヤルを回したくなってしまうメカの作り込みには設計者のこだわりを感じます。
全体的にギミック満載の作りで、最近の電子制御満載のカメラに慣れてしまった身には逆に新鮮です。

FUJIFILM X-Pro1

ハンズオンに夢中になってしまってあまりたくさん外観写真を撮れませんでした・・・(´д`)。

昨年出た FinePix X100 は正直言ってそのコンセプトに賛同できなかったのであまりじっくり触ったことがありませんでしたが、改めて X-Pro1 に触れるとこのハイブリッドビューファインダが面白い。光学ファインダの上に液晶表示が重ねて表示されるのは EOS 7D なんかでもありますが、それよりもさらに進んでいて、多重露光時に先に撮った画像が光学ファインダ上に半透過状態で表示され、それを見ながら 2 回目の露光ができるという体験には正直衝撃を受けました。多重露光なんてどれだけ使うんだという疑問はさておき、これは面白い。親父が熱中するわけだ!
このカメラの本質はでもやっぱりメカじゃなくてハイブリッド VF、ローパスフィルタレスセンサ、といった電子制御デバイスなんだろうな、と改めて思わされた瞬間です。

最新の電子デバイスと伝統的なメカニカルデバイスや(マウントアダプタ経由でオールドレンズを使うことによる)歴史上の名レンズとの融合。「オールドレンズマニアの琴線」という意味では、X-Pro1 というカメラはそこにどストライクなカメラなのかもしれません。
ただ、この商品性はいかにも「親父の道楽カメラ」というところから脱却できておらず、価格も価格なので(それだったら手持ちのシステム向けのレンズにでも投資したい)、私が買うことはないでしょうが、気になるカメラであることは間違いありません。

FUJIFILM X-Pro1

途中から CP+ の見学・取材に同行させていただいた紗々さん(あとしょういちさんも)にモデルになっていただきました。

かわいい女の子がメカメカしいものに触れている図って萌えませんか?私だけでしょうか。

FUJIFILM X-Pro1

ミラーレスという割には大きくて重いし、レンジファインダとしても OVF と EVF のハイブリッドだし、少なくとも女子カメラとして首から提げて街角スナップ、というカメラではないことは確かです(そういうカメラ女子もいるかもしれませんが)。でも、この X-Pro1 はなんかそういうことじゃなくて、独特の世界観を持っているように感じました。親父のオモチャにしておくにも、「プアマンズライカ」の位置づけに甘んじさせておくにも惜しい。どの程度売れるか分かりませんが、今後の動向が気になるシリーズであることは確かです。

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2012/02/10 (Fri.)

CP+ 2012 レポート (1) -シグマ編

パシフィコ横浜で開催された CP+ に、今年も行ってきました。

カメラと写真映像の情報発信イベント CP+2012 ~伝える、つながる、写真の力~

CP+

カメラ業界的には昨年の東日本大震災やタイ洪水の影響で開発や発売が遅れた製品は数知れず、なおかつ今年は米国のカメラショー「PMA」が CES との合同開催という形で事実上の消滅に近い形になった、ということもあり、カメラメーカー各社の気合いの新製品がこの CP+ に集中したという印象。実際、今回の CP+ 直前の新製品発表ラッシュはすごいものがありました。
中でも個人的に注目したのはシグマ。キヤノンとソニーにあまりサプライズがなかったこともあり、開場早々にシグマブースに足を運んだら、既にクマデジさん、しょういちさん、丁稚さんというだいたい思った通りのメンバーがシグマブースに集結していたという(笑。

SD1 Merrill

まず出迎えてくれたのは、ようやく誰もが購入を検討できる価格レンジに入ってきた SD1 Merrill。まだ開発発表段階ということでアクリルケースに入っての展示でしたが、中身はほぼ同等である旧 SD1 が多数ハンズオン機として用意されていました。
SD1 のハードウェア周りについては去年のレポートでも書いたので、ここでは割愛。

SD1 Merrill

SD1 Merrill は外観上の違いも旧 SD1 とは全くなく、見分けることが不可能・・・と思っていたら、液晶モニタの下あたりに控えめに「Merrill」のロゴが。おそらくここでしか見分けをつけることはできないのではないでしょうか。
カメラ系の製品ではこういう上品なロゴは珍しいですが、私は好きです。

DP2 Merrill

続いて DP シリーズ。DP1 Merrill はまだ開発途上とのことで、DP2 Merrill だけが展示されていました。それも 2 台のみ、うち撮影可能なのは 1 台、もう 1 台は動作はさせられるけど撮影はできない状態。私は撮影できない個体しか試せなかったので、肝心の撮影プロセスが体験できなかったのは残念でしたが、それでも概要は掴めました。

DP2 Merrill

DP Merrill で最も進化したのは液晶、という皮肉もあるくらい(笑)、今回は液晶モニタの品質が上がっています。撮影 NG の個体だったのでサンプルとして旧 DP1 の撮影画像を再生して見るくらいしかできませんでしたが、本体液晶での操作や再生も、これなら気持ち良くできそうです。
液晶の右下には SD1 Merrill と同じく「Merrill」のロゴ。

DP2 Merrill

設定画面もずいぶん現代的になりました。初代 DP1 は店頭で 1 分も触らないうちに投げ出したくなってしまう UI でしたが、世代を重ねるごとにじわじわと良くなってきていますね。今回も操作系はかなり見直されているようで、十字キーだけでなく上面のダイヤルでもカーソル操作ができるようになり、扱いやすくなりました。

背面のデザインはプレーンになってずいぶん垢抜けましたね。従来の形状のほうがボタンは押しやすかったような気もしますが、都会的なデザインになった印象です。

DP2 Merrill

操作ダイヤルがついた代わりにモードダイヤルがなくなってスッキリした上面。モード切替は「MODE」ボタンを押してからダイヤルを回して決定します。

ボディは全体的に従来機種よりも大型化。NEX-5 のボディ部分よりも量感のある筐体なので持ち歩きにはそれなりに覚悟が必要です。まあそれを差し置いても持ち出したいという機にさせられるカメラだとは思います。

DP2 Merrill

新規設計のレンズ。30mm(45mm 相当)F2.8 のスペックです。従来の DP2 シリーズが 41mm 相当のレンズだったので、微妙に望遠側の焦点距離になりましたが、それほど大きな違いはないと思います。
レンズ周辺部にはピントリングが備えられ、MF 操作もやりやすくなっています。まあ 4,600 万画素でローパスフィルタレスだと、ピントがかなりシビアになりますからね・・・。でもそれだといくら向上したとはいえ、本体液晶でのピント合わせではそもそも厳しい気もします。

ちなみに DP2 Merrill と DP1 Merrill では上記の開発状況の違いもあり、発売時期が分かれるようです。DP2 Merrill のほうが先で 5~6 月、DP1 Merrill のほうは 8 月頃になる見込みとのこと。肝心の価格はさすがに教えてもらえず、10 万円を切るかどうかさえまだ分からないとか。ただ、スタッフの方によると「SD1 Merrill が 20 万円前後になるので、そこから考えて納得できる価格帯」を目指しているとのこと。個人的には 10 万円を切らないと検討対象にするのは難しいので、ぜひともがんばってほしいところです。

SIGMA DN Lens

ミラーレス機用の「DN」シリーズレンズも展示されていました。19mm と 30mm、E マウントとマイクロフォーサーズ。マウント部が細くくびれているほうが m4/3 向けです。

SIGMA DN Lens

30mm F2.8 EX DN(E マウント用)。これに限らず現在発売が予定されている DN レンズは全て E マウントの標準と同じ 49mm のフィルタ径です。
ちなみにマイクロフォーサーズ用は今月 24 日に発売するようですが、E マウント用はまだ未定。19mm のほうは両方まだ未定。早く頼みます・・・!

SIGMA DN Lens

こちらは 19mm。どちらも前玉があまり大きくなく、F2.8 と控えめのスペックになっていますが、本体サイズとの兼ね合いや NEX の場合はセンサへの光の入射角の問題(色かぶり)も考えるとこんなものかと。
どちらもパンケーキというほど薄いわけではありませんが、NEX につけるとそれぞれ 28mm、45mm 相当になるので常用しやすい焦点距離だと思います。

ちなみに 19mm、30mm という焦点距離は奇しくも DP Merrill と同じですが、実際にこれらのレンズは DP Merrill のレンズの基本設計を流用して開発されたものだとか。そりゃ EX 銘もつくわけだ。

シグマ 山木和人社長

シグマブースで 1 年ぶりに山木社長にお会いしました。今年も自ら精力的に取材や接客に対応されています。今でも私の顔を覚えていてくださって、本当に頭が下がります。
つい先月、お父様でもある創業者の山木道広前会長が亡くなったところなので、もしお会いすることがあればまずはお悔やみ申し上げよう、と思っていたのですが、CP+ 会場では終始にこやかに過ごされていて、逆に私がお悔やみ申し上げるきっかけを失ってしまいました。なんというか、この一年つらいことがたくさんあったけどそれはそれ、今は本当に自信がある新製品を無事発表できたことが嬉しい、といったような感情が言外に溢れているように感じられました。

シグマはカメラメーカーとしては大手ではないので全方位には力を入れられないけど、玄人好みのするものづくりで着実にカメラメーカーとしての地盤を固めつつあるのではないでしょうか。今年の活気溢れるシグマブースを見て、そう思いました。

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2012/02/09 (Thu.)

Merrill

ニコン D800 だけでもけっこうお腹いっぱいで、あとはキヤノンから 5D Mark III(仮称)の発表を待つだけだ、と思っていた CP+ を前にして、思わぬ伏兵が登場。しかもインパクト強い!

シグマ、「SD1 Merrill」を開発発表。SD1購入者に40万円相当のポイント還元も - デジカメWatch

SIGMA SD1 Merrill

昨年、Foveon X3 センサの脅威の性能を伴って登場した SD1 でしたが、70 万円というその価格に引いたカメラファンも少なくないはず、というかほとんどのカメラファンは引いたのではないかと思います(^^;; そういえば以前シグマさんのモノフェローズ向けイベントに参加させていただいたとき(当時は SD1 の正式発表前だった)に「SD1 は APS-C のデジタル一眼レフカメラとして非常識ではない価格を目標とする」という話だったのが、正式発表の段階であの価格になってしまったということは、ほぼ間違いなく Foveon X3 センサの量産性に問題が生じ、出荷できる数量や半導体の投資回収などを勘案するとそうせざるを得ない状況だったということではないかと推測されます。

今回の SD1 Merrill はセンサ以外は旧 SD1 と全く同等品、なおかつ新型の Foveon X3 センサもそれ自体の性能は変えずに製造プロセスの見直しを行って生産性を向上させたとのこと。つまりは「SD1 を本来出したかった価格帯で改めて発売する」ためのリネームと言って良いでしょう(商品名を変えずに価格を大幅に下げることは、流通面を考慮すると問題が多いものです)。実勢価格は明らかにされていませんが、聞こえてくる話によると 20 万円前後では?とかいう説も。本当だとすると、APS-C 中級機~ハイアマ向けフルサイズ機とうまく戦える価格帯だと思います。

で、SD1 Merrill だけかと思ったら DP シリーズもフルモデルチェンジだなんて!!

シグマ、4,600万画素Foveon X3搭載コンパクト「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」を開発発表 - デジカメWatch

SIGMA DP1 Merrill

19mm(28mm 相当)の広角レンズを搭載した DP1 Merrill と、30mm(45mm 相当)の標準レンズを搭載した DP2 Merrill。こちらはイメージャの変更だけでなく、レンズ設計から筐体までフルリニューアルですよ。明らかにがんばりすぎだ(笑。

「Merrill」の名が示すとおり、これらの新しい DP シリーズは SD1 Merrill と同じ Foveon X3 センサを搭載しています。つまり、素子だけで言えば撮れる画は SD1 Merrill と同じ。なおかつこの 2 つのカメラはレンズが新規設計、つまりこの新センサを前提に開発された光学系ということです。これはもしかすると SD1 Merrill に一眼レフ用の 20mm や 30mm レンズをつけて撮るよりも高画質である可能性もあるわけで、シグマめ、なんてコンパクトカメラを作ったんだ・・・!
ちなみにこの「Merrill」というペットネームは以前 SD1 の技術解説を受けたときにも紹介された、元 Foveon 社の半導体エンジニアで、Foveon センサ自体の開発者である故ディック・メリル(Dick Merrill)氏からとったものとのこと。シグマがこの Foveon X3 センサと今世代の SD/DP シリーズに賭ける意気込みが感じられようというものです。同社が昨年の震災による会津工場の被災や、創業者である故山木道広会長の逝去などの暗いニュースから立ち直ろう、という想いの顕れのようにも感じます。

感傷的な話はさておき、SD1 と同じセンサが DP シリーズにも搭載されることには非常に意味があることでしょう。イメージセンサは半導体なので、半導体は歩留まりの問題さえ解決できれば、あとは量産すればするほど 1 個あたりのコストが下がっていくもの。コストが下がれば製品の価格も下げられますし、価格設定次第では利益率の改善にもなる。ゲーム機では当初オーバースペック気味の半導体に投資し、当初は逆ざやでも作り続けることでコストを改善し(もちろん半導体のコストだけを下げるわけではありませんが)、最終的にハードウェア単体でも利益が出るようなビジネスモデルを採るのが一般的です。カメラの場合はゲーム機のようにコンテンツで利益を出すことができないので、逆ざやの価格設定はできないでしょうが、センサの量産効果は価格設定や利益率に大きく影響するはずです。そういう意味で、Foveon X3 センサの量産のめどが立った段階で、DP シリーズへのセンサ流用は決まっていたことなのではないでしょうか。特に、シグマ(Foveon)はイメージセンサメーカーとしては規模が小さいので、半導体投資は集中させたいでしょうし。

ともあれ、実売価格次第ではあるものの、この DP1/2 Merrill はとても魅力的なカメラだと思います。現状、コンパクトカメラに関しては満足してしまっている私が気になる唯一のカメラと言ってもいい。既存のレンズ資産を考えるとそうそう SD1 Merrill には手を出せませんが、DP シリーズでお手軽に Foveon X3 センサを味わってみるのも悪くないかな・・・と思っていたりします。まあ、それこそが Foveon の撒き餌カメラたる DP シリーズの罠なのかもしれませんが(笑。

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2012/02/08 (Wed.)

Canon PowerShot G1X

キヤノン、1.5型センサー搭載「PowerShot G1 X」を国内正式発表 - デジカメWatch
キヤノン / PowerShot G1X

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キヤノンのコンデジのフラッグシップたる PowerShot G シリーズがモデルチェンジ。 初代「PowerShot G1」がもう 11 年半前ですからね、思えば遠くへ来たものだ。

この機種の目玉はイメージセンサに尽きるでしょう。18.7×14mm の CMOS センサというのは、フォーサーズ・マイクロフォーサーズ以上 APS-C 未満ということで、完全にミラーレス市場をコンパクトで獲りに来た印象です。まあ確かにミラーレスと言ってもキットレンズ付けっぱなしにするくらいなら、沈胴式でコンパクトにできる一体型のほうがメリットもあります。実勢価格が¥5~6 万くらいまでこなれてきたら、ミラーレスにとっては脅威になりそうです。

PowerShot G12 に比べて一回り大きく、30% 程度重い、完全にクラスが異なるカメラになりましたが、PowerShot S シリーズのおかげで従来の G シリーズの存在意義が薄れていたことも事実なので、これは正しいポジショニングの変更じゃないでしょうか。

キヤノン、"原点を受け継ぐ"「IXY 1」「IXY 3」。無線LAN機能搭載モデルも - デジカメWatch

IXY のほうもフルモデルチェンジ。なんか今年のキヤノンのコンデジはやたら気合いが入っていますね・・・。

IXY 1 のほうはタッチパネルや Wi-Fi を搭載したスマートフォン連携など、今年のコンデジのトレンド的な機能を盛り込んでいてなかなか面白そうなカメラだと思います。が、私が注目したいのは、本体デザインがいわゆる「IXY らしい」方向性に回帰したこと。
私は昔フィルムカメラも持っていなかった頃、初代 IXY のデザインに惹かれて買おうかなと考えていたことを今でも憶えています。IXY DIGITAL になってからも、一時期 Cyber-shot に愛想を尽かした頃にかなり買う気になっていたんですが、910 IS あたりを最後にぐにゃぐにゃした曲線主体のデザイン、プラスチッキーな筐体、金太郎飴がごとく濫発される似たようなラインアップにうんざりして、IXY には興味がなくなってしまいました。で、PowerShot S90 に惚れ込んで今に至るわけで、私がキヤノンのコンデジを買うならまず PowerShot シリーズから検討するようになっていたのですが、この IXY のデザインは「帰ってきてくれた」感があってなかなか好ましいですね。

まあ PowerShot S90、Cyber-shot HX9V、それに NEX-5 という手持ちコンパクトカメラ群にはもう新しいカメラが入り込む隙間がないので、当面コンデジを買う予定はないのですが、これからの検討時には久しぶりに IXY を選択肢に入れたいと思えるようになりました。

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2011/11/10 (Thu.)

Canon PowerShot S100

キヤノン、広角24mm・GPS搭載の「PowerShot S100」を国内発売 - デジカメWatch
キヤノン / PowerShot S100

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海外で発表されていた PowerShot S100 が国内でも正式に発表されました。

従来の PowerShot S95/S90 の正統後継という位置づけながら、レンズは 28-105mm/F2-4.9 相当→24-120mm/F2-5.9 相当に、センサは 1/1.7inch 1,000 万画素 CCD→1/1.7inch 1,210 万画素 CMOS に、画像処理エンジンは DIGIC 4→DIGIC 5 にそれぞれ進化し、GPS 搭載やフル HD 動画撮影対応など、完全な新機種として開発されたことが分かります。

私は 2 世代前の PowerShot S90 を愛用していますが、これがまた不満の少ないカメラで、さほど買い換えの必要を感じていません(用途違いで DSC-HX9V も使っていますが)。不満があるとすれば 3:2 モードで撮れないこと、マクロモードを記憶してくれない(電源を切るとマクロオフに戻ってしまう)こと、そもそもマクロにあまり強くないこと、あと微妙に歪曲収差がある(ひどいわけではなく、俯瞰でブツ撮りすると気になるレベル)ことくらい(←挙げてみたらけっこう不満あるじゃないか)でしたが、少なくとも S95 世代では 3:2 モードが追加されているし、最短撮影距離も 5cm→3cm に短縮されているし、あとはマクロの挙動とレンズ性能がどうかですかね。

フルオートで撮るなら他にも扱いやすいコンデジはあると思いますが、それなりに凝った撮り方もできて不満の少ないカメラ、という意味では PowerShot S シリーズはベストチョイスではないかと思っています。私もメインコンデジの座を S90 から交代させてもいいかなとは思いますが、初物価格の¥5.5 万はさすがに手が出ない・・・。S95 は今なら¥3 万くらいで買えてしまうので、そのくらいになったら買い換えたいかな。最近、¥4~5 万するコンデジがあっと言う間に¥3 万くらいまで値下がりすることが常態化しているので(タイ洪水の影響で今後はそうも言ってられなくなるかもしれませんが)、コンデジの初物を買うのがどうももったいなくて。こういう状態、メーカーにとってもユーザーにとっても不幸だと思うんですけどね(´д`)。

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2011/09/28 (Wed.)

Cyber-shot DSC-HX9V

最近ちょっと続いている、今さら買ったものシリーズ(笑

ソニー / Cyber-shot DSC-HX9Vicon

Cyber-shot DSC-HX9V

ひさびさの Cyber-shot です。ほとんど電源すら入れなくなってしまった DSC-WX1(思えばこれの失敗が Cyber-shot をしばらく敬遠するようになった理由だった)以来、2 年ぶりに戻ってきました。普段使いのカメラはほぼ NEX-5 になってしまい、あとは用途に応じて PowerShot S90 とリコー GX200 で満足し、コンデジの新機種チェックすらあまりしないようになっていたんですが、「娘の幼稚園やピアノの発表会で、望遠域が使えつつシャッター音の静かなカメラが欲しい」という非常にニッチな、しかし切実なニーズを満たすために購入。
発売から半年あまり引っ張ったのは、先代 HX5V がすごい勢いで値崩れしたので、これもきっとそうなると思い、子どものイベントシーズンである秋まで待ってみたというわけ(笑。その甲斐あって、今や Amazon でも量販店でも 3 万円を切る勢いになってきています。正直このスペックのカメラが 3 万円以下というのは、安すぎると思います・・・。

HX9V のハードウェアに関してはほぼ CP+ のときに書いたので省略。買ってみて気づいた点などを少々書いてみます。

Cyber-shot DSC-HX9V

HX9V は 24-384mm 相当という、光学 16 倍ズームレンズを搭載。上位機種(というかカテゴリがすでに違う気がしますが)の HX100V は 27-810mm 相当の超望遠域まで行っていますが、さすがにコンデジじゃないといけないシーンでそこまで必要になることがあるとは思えないので(笑)そういうのは一眼レフに任せて、普段使いでもギリギリいけるサイズの HX9V を選択しました。

Cyber-shot DSC-HX9V

メモリカードはメモステ Duo と SD カードの両対応。なにげに SD カード対応の Cyber-shot って初購入だったりします。最近、手持ち機器における SD カード対応比率が高まってきているので、そろそろ SD カードメインの環境に切り換えるか・・・と思案中。

電池蓋には早くも忘れ去られそうな規格(ぉ)の TransferJet のマークもプリント(他はエンボスなのになぜかこれだけプリント、というあたりが意味深)されていますが、まあ使うことはないでしょうな・・・。

Cyber-shot DSC-HX9V

手持ちのカメラと比較してみました。GX200 と比べると、横幅は GX200 のほうがちょっと大きく、厚みは HX9V のほうがちょっとありますが、全体の量感としてはほぼ同じくらい。GX200 はそれほど大きなカメラではありませんが、レンズ部の出っ張りが大きめなので、意外とキャリングケースを選びます。

Cyber-shot DSC-HX9V

PowerShot S90(サードパーティ製グリップつき)と比べると、HX9V のほうが一回り大きいです。まあ用途の違うカメラなので比較する意味もあまりないですが、なぜか私の周囲では S90/95 と HX5V/7V/9V を比較検討する人が多く(笑。
でも、サイズ感はちょっと違いましたが、キャリングケースとしては私が DSC-W170 や PowerShot S90 を入れていた吉田カバンの DRIVE ポーチ M に何とかギリギリ入りました。でもギリギリすぎるので、ケースは別途見繕うつもり。

Cyber-shot DSC-HX9V

NEX-5 と比較すると、レンズとグリップの出っ張り以外はほぼ同じサイズですが、HX9V のレンズをテレ端まで繰り出すと、レンズの全長も NEX-5+E 18-55mm(のワイド端ですが)とほぼ同じ。まるですっぽんの首のようにレンズが伸びます(笑

Cyber-shot DSC-HX9V

付属のバッテリは「G」シリーズ。地味なコスト削減の影響か、付属品はインフォリチウムではなくノーマルリチウムバッテリですが、私は DSC-W170、WX1 を持っているのでバッテリは共用できます。なので既に持っていたインフォリチウム G バッテリをメインで使用するつもり。まあ、実際使ってみると分単位で残量が分からなくても困ることはあまりないんですが(笑

Cyber-shot DSC-HX9V

バッテリの充電は、従来ならばバッテリチャージャーが付属していましたが、今年のモデルからは USB AC アダプタが付属して、本体ごと充電する方式になりました。予備バッテリを買うユーザーが多くないのか、こういう汎用品をキットにしたほうがコストが抑えられるということですかね。ただ、アダプタとカメラ本体を繋ぐケーブルは専用品(カメラ側が専用コネクタ)なので、ケーブルの使い回しがきかず個人的には微妙。私は W170/WX1 で使っていたバッテリチャージャーがあるので、それを使います(^^;; この AC アダプタは、他の USB 充電対応の小物用に回すかな。5V/500mA 出力なので、スマートフォン程度であれば普通に充電できます。

写りに関しては、実は先日のスーパーアグリ SA07 の写真で既に実写画像を掲載していましたが(笑、なんか全然不満を感じない画質です。レンズ、撮像素子ともに、少なくとも私が今までに使ってきた Cyber-shot の中で、最も不満のない画質だと感じました。1/2.3inch 1,600 万画素という無茶なセンサにもかかわらず、よりドットピッチの大きな 1/1.7inch 1,000~1,200 万画素クラスのセンサを積んだ GX200 や PSS90 に負けてないんじゃないかと感じる瞬間すらあります。いろいろとクセのあった裏面照射 CMOS も、そろそろこなれてきたということですかね。また、ズーム域の広いレンズなので AF 速度は心配でしたが、それほど迷うことなくコンデジとしては及第点をあげられる速さだと思います。
ただ、アナログな感触を残した GX200 や PSS90 に比べると、撮ってるときの楽しさがあまり感じられないのも事実だったりします。「撮る」というより「記録する」という感覚に近いというか。もともと用途が違うカメラなので、そういうもので良いんですが。

何も考えなくてもカメラ任せでキレイに撮れてしまうので、道具としてはほとんど不満もないんですが、唯一大きな不満なのは、記録できるアスペクト比が 4:3 か 16:9 しかないこと。私は一眼レフの写真と揃えるために、コンデジでも基本的に 3:2 設定で撮影しているので、これが大きな不満。あとでトリミングすればいい話ではあるんですが、最初から 3:2 でフレーミングするのと、4:3 の画面を見ながら脳内で仮想的に 3:2 でフレーミングするのとでは違うんですよ・・・。これは PSS90 も同じく 3:2 では撮れないんですが、非常に不満です。こういう仕様でよしとする人はカメラ解ってないんじゃないかとすら思います・・・。

逆に言えばそれ以外には大きな不満もない、いいカメラだと思います。もしかすると PSS90 や GX200 の存在も脅かしかねないし、通勤カバンの常備カメラもかさばる NEX から HX9V に置き換えてしまうかもしれません(笑。いい買い物ができました。

ソニー / Cyber-shot DSC-HX9V

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2011/09/16 (Fri.)

RICOH GR DIGITAL IV

リコー、手ブレ補正を搭載した「GR DIGITAL IV」 - デジカメWatch

リコー GR DIGITAL が 2 年ぶりのモデルチェンジ。ついに 4 世代目になりました。

GR DIGITAL III と比べると、レンズやイメージャは踏襲しながら、手ブレ補正機能の追加、AF の高速化、画質の向上、などブラッシュアップレベルの変化となっています。イメージャはコンデジ用としてはそろそろ行き着くところまで行ってしまった感があるので、熟成の域に入ってきたのでしょうか。
GRD3 ユーザーの多くには買い換えなくても良い程度の変化ではありますが、GRD1~2 ユーザーからすると買い換えに値する進化だと思います。また、GRD を持っていない私のようなカメラ好きからすると、GRD4 の登場で中古が増えるであろう GRD3 が狙い目になってきそうです(笑。キホン、単焦点コンデジは不要と思っている私ですが、最近友人関係のほとんどが GRD か DP1/DP2 シリーズを手に入れているので、指をくわえ気味だったのは事実(^^;;

でも本当はそろそろ GX300 を出してほしいところなんですが、GXR が出てしまった以上、もう無理ですかね(´・ω・`)・・・。

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2011/02/13 (Sun.)

CP+ 2011 レポート (4) -リコー・KIPON・Manfrotto 編

CP+ レポート、最後は個人的に注目度が高かったものを中心にお届けします。

CP+

まずはリコーブース。新製品としてはコンデジの CX5 くらいしかありませんでしたが、GXR の M マウントユニットが参考展示されていました。
発売は今秋を予定とのこと。

CP+

ユニットに装着されていたのはライカの ELMARIT-M 28mm F2.8。まあ M マウントならライカレンズ使いたいですよね。でも個人的にはリコーに期待しているのはカメラ部分ではなくレンズ部分なので、GXR の M マウントユニットよりも GR LENS の M・NEX・マイクロフォーサーズマウント版を出してほしい。

とか思っていたら、

CP+

そんな私のココロを見透かしていたかのように、往年のライカ L マウント版 GR LENS 28mm F2.8・21mm F3.5 が並べて展示してありました(笑。そうだ、これに L-M マウントアダプタをつければ GXR で GR LENS が使えてしまうではありませんか!
あくまで想像ですが、これはもしかして今後 GR LENS の M マウント版を出すつもりがある、という意思表示だったりするのかもしれません。もし本当に出た暁にはマウントアダプタで NEX につけてみたいぞこれは。

CP+

こちらはこぢんまりとしたブースを出していた中国の KIPON。私が絶賛愛用中の CONTAX G-NEX マウントアダプタの発売元です。まさか CP+ に出店しているとは思わなかったので、発見したときはちょっと驚きました。
しかもブースには CEO の Ivan Zhang 氏と思われる人物(見切れちゃってますが、写真の左端に一部写っている方)が立っていました。Zhang 氏、想像以上に若くて流暢な日本語を話す、インテリジェントな印象の方でした。年齢的にはもしかして私と大差ないくらいなんじゃないですかね・・・。

CP+

ブースには NEX・m4/3 を中心にたくさんのマウントアダプタが展示されていました。これはキヤノン FD-NEX マウントアダプタの赤バージョン。NEX-3 のレッドに似合いそうですが、NEX-3 のレッドでマウントアダプタ遊びをする人口自体が少なそう(笑。
個人的には CONTAX G-NEX アダプタのシャンパンゴールドバージョンを出してほしい。

CP+

こちらは Y/C-NEX のティルトアダプタ。現物を見るのは初めてです。ティルトシフトレンズって興味はあってもなかなか買えるものじゃないですが、手持ちの一眼レフ用レンズとミラーレスカメラを使ってティルトレンズ化できるこのアダプタは面白い。iPhone のカメラアプリで疑似ティルトシフトも良いけど、こういう遊びも良いですよね。

CP+

で、これがぜひ現物を見たかった絞り羽根つき EF-NEX マウントアダプタ。EOS-NEX "A" と刻印があるのが、絞りつきの証です。

CP+

絞り羽根は 14 枚の円形絞り。絞っていってもきれいな円形を保ってくれるのが素晴らしい。ちなみに絞りリングはクリック感の全くない、完全無段リングです。回してみた感触は非常に滑らかで気持ちいい。

CP+

試しに装着してみました。このアダプタは EF レンズのみ対応で EF-S レンズには非対応なのですが、持っていたレンズがシグマの初代 17-70mm DC MACRO(EF-S マウント相当)のみだったのですが、装着は一応できました。

CP+

試写してみた画像がこれ。アダプタ側の絞り開放でこの状態です。露出がオカシイのはご愛敬として(ぉ)、開放では普通に撮れます。周辺光量が落ちて見えるのは、アダプタのせいというよりもこのレンズのワイド端のクセです(笑。

CP+

マウントアダプタ側の絞りを「6」まで絞ってみたところ。絞り羽根がレンズ本来の位置にないため、これで F 値がいくつ、というのは正確には分かりません。
確かに被写界深度は深くなっていますが、周辺光量落ちが激しいですね。トイカメラ風にも見えるので、使いようによっては面白いでしょうが・・・。

CP+

絞りを最小にしてみたところ。完全にケラレてしまっています。デジカメ Watch の紹介記事にもあるとおり、このアダプタはレンズとの相性がかなりあるようで、活用できるシーンは限られそう。Zhang 氏によると、やはり最も推奨は EF50mm F1.4 USM あたりとのこと。

また Zhang 氏曰く、このアダプタはパナソニックの AG-AF100 のような m4/3 マウントの業務用カムコーダで、EF マウントの幅広いレンズを活用できるように開発したとのこと。そういえばソニーブースでも NEX-VG10+ツァイス CP.2 レンズの組み合わせが展示されていましたが、やはり欧米ではミラーレス系のフォーマットはカムコーダの映像表現を広げるもの、として受け入れられようとしているのかもしれません。

CP+

このほかにこういう見慣れないマウントアダプタも展示されていました。調べてみると、これはどうやら Contax C(京セラではなくドイツ時代の旧 Contax レンジファインダ)-ライカ L39 マウントアダプタのようです。他の KIPON のマウントアダプタはお世辞にもデザイン性に優れているとは言えませんが、こういうクラシカルな雰囲気のものも作れるよう。であれば、多マウント向けにももっとデザイン性と実用性に優れたアダプタも出してほしいですね。

ちなみに KIPON のマウントアダプタの主要な市場は、現在ではアメリカが最大で、中国や欧州がそれに続いているとか。日本は昨年になってようやく焦点工房(ヤフオク・楽天)と近代インターナショナルが国内での取り扱いを始めましたが、日本での需要も拡大しており、今後の成長を見込んでいるとのこと。

最後は Manfrotto ブース。

CP+

今回の CP+ に合わせて同社の三脚・一脚が一斉にモデルチェンジしましたが、私が注目したのはこの一脚。「COMPACT 一脚 MMC3-01」というもので、アルミ製 5 段で非常に軽い(300g)一脚。
私は今同社の 679B を使っていますが、しっかりしていて良いけど長くて重いのでほぼ確実に一脚が必要なときくらいしか持ち出そうという気になれず(´д`)、コンパクトにたためる軽い一脚が欲しいと思っていたところでした。でもこれなら短くたためるのでカメラバッグやリュックについでに突っ込んで行けるし、高さもギリギリだけど足りそうなので、出たら買うつもり。¥3,000 前後と安いのも、サブの一脚としては嬉しいです。

CP+

あと最近個人的に注目しているのがこのジョイスティック雲台。3 ウェイ雲台は精度が出せるけど調整が面倒だし、ボール雲台は扱いやすいけどパン棒が欲しくなることがあるし、かといってビデオ雲台は良いやつはデカいし・・・という私の悩みに最適なソリューションっぽいのがこれ。これなら野鳥撮影にもある程度応えてくれそうです。問題はけっこういい値段がすること(´д`)。良い写真には良い三脚と雲台が必要なのは分かっているんですが、雲台に何万円も出すくらいならレンズ買いたいじゃないですか(;´Д`)ヾ。

CP+

あと、驚いたのが今回 Manfrotto が三脚・雲台以外のカメラアクセサリーを大量にリリースしたこと。上の写真は Stile(スティーレ)というシリーズのカメラバッグ。ナイロン製のカメラバッグですが、カメラバッグに見えないカジュアルなデザインになっています。カラーはブラック、ホワイト、カーキの 3 色。

CP+

フラップを留めるバックルは Manfrotto のエンブレム入りで、メタル製ですよ。こういうそれなりにしっかりした作りながら、数千円~高くても 10,000 円で買える安価なラインアップなのが驚きです。タウンユースやちょっとした写真散歩用のカメラバッグとしてはかなりよさげ。手持ちのいくつかのカメラバッグの中間的なサイズのが 1~2 個欲しいよね、と思っていたところでもあるので、物色してみようかな。

CP+

同じく Stile シリーズにはカメラポーチも用意されています。サイズも何種類かあるので、Cyber-shot HX9V を買ったらケースはこれにしようかな。

CP+

ちょ、なんで三脚メーカーなのに服とか売ってるの!でもこのジャケットのデザイン嫌いじゃないな(ぉ。

その他、Manfrotto ブースについて詳しくはしょういちさんのエントリーをご参照ください(笑。

マンフロット CP+2011 :: SorryFull ::

ということで、今年の CP+ のレポートは以上。現地に行くまでは一眼レフの新製品も少ないし、見るところないかもなーなんて思っていましたが、予想以上に楽しめました。
一昨年くらいまではデジタル一眼レフもかなり完成の域に達してきたし、コンデジはどのメーカーも金太郎飴状態、そこにきて高級コンデジブームが始まって、もしかしてそろそろ停滞~衰退期に入るんじゃないかと危惧していましたが、ミラーレスや透過ミラーのような新機軸、カムコーダとの融合、新しいギミックなど、進化の萌芽が見えるような展示会だったのではないかと思います。PC やクラウドとの連携ソリューション系展示が少なかったのがちょっと残念ではありますが、それ抜きでも十分に面白いイベントだったのではないかと思います。

さー金策だ金策(ぉ

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2011/02/12 (Sat.)

CP+ 2011 レポート (3) -各社コンデジ編

CP+ のレポート、今日は各社のコンデジ編をお送りしたいと思います。今年の CP+ は一眼レフの製品発表は少なかったですが、その分コンデジは花盛りといった様相で、なかなか楽しめました。

まずは今回の CP+ におけるコンデジで最も注目度の高かった富士フイルム。

CP+

FinePix X100 です。2 日目以降は数十分待ちコースの行列ができていたようですが、私は初日午前中(プレミアタイム)に行ったのでさほど待たずに触れました。

35mm F2 相当の FUJINON レンズ、1,230 万画素の APS-C CMOS センサ、OVF/EVF を切り替え可能なハイブリッドビューファインダ、そしてカメラ好きの心をくすぐるオールドライカ風のデザイン・・・と話題の要素満載ではありますが、個人的にはサイカ先生と同じく

原点回帰と懐古趣味は違う

という考え方なので、このスタイリングにはあまり感心しません。デジタル時代にはデジタルなりの造形というものがあるはず。
まあ、いくら高品質なレンズとイメージャを備えているからといって、レンズ交換ができない単焦点のコンデジに¥10 万オーバーの金額を払ってくれる顧客は限られるので、「そういう人向け」のマーケティングとしてはこれも間違いではないのだとは思いますが。

CP+

主な操作系は機械式。絞りはレンズ周りの絞りリングで、シャッタースピードや露出補正もダイヤル式。OVF/EVF の切り替えは前面のレバーだし、シャッターボタンにはレリーズボタン取り付け用のネジ孔が空いている、という徹底ぶり。まあこれらはあくまでギミックであり内部的には電子制御しているのでしょうが、こういうところが「くすぐる」ポイントの一つなのは分かります。直感的、かつスピーディに操作できるし。

CP+

肝心のハイブリッドファインダですが、光学ファインダの見え味はなかなか良いですね。とても明るくシャープに見えます。EOS の OVF よりもよく見えるので、気持ち良く撮影することができそう。表示倍率が EVF よりも低いので切り替えると被写体が小さく感じられてしまうのはちょっと残念ですが、OVF 上に各種情報が透過表示されるのも面白い。EOS 7D のインテリジェント VF ともまたちょっと違った感じです。
しかし EVF のほうは正直言って期待はずれ。本当に 144 万ドット?という解像感しかないし、色も変(白飛びして見える)。これならα55 の EVF のほうが全然いいような・・・私だったら X100 は OVF でしか使わないでしょうね。OVF のほうはそれくらいイイ。

CP+

続いてオリンパスの「XZ-1」。こちらは合計 5 台くらい展示されていましたが、けっこうな取り合いでなかなか触れず。注目度は高いようでしたね(でも、オリンパスは m4/3 のイメージが強いのか、「これレンズ交換できないの?」と質問しているお客さんもいたようです)。

CP+

背面ディスプレイは 3inch 61 万ドットの有機 EL。92 万ドットの液晶を見慣れると解像度的に物足りないかな、と思っていたんですが、有機 EL の発色の良さも手伝って、粗い印象は受けず。なかなか悪くないと思います。

オリンパスの PEN シリーズは世代を重ねるごとに(特に E-PL シリーズになってからは顕著に)コストダウンが製品から感じられるようになってしまい、製品としては残念感が漂っていますが、この XZ-1 は新シリーズの初代モデルだからかもしれませんが、けっこうちゃんと作ってある感触で好印象。でもデザインはオリンパスというよりもパナっぽい(LUMIX GF1 の下位機種に見える)イメージになってしまい、アイデンティティが感じられないのは寂しいところ。

CP+

でも上から見るとそこはかとなく PEN っぽいラインは残っています。あとこのヘアライン加工が施された天板とかスピン加工されたモードダイヤル/シャッターボタン/電源ボタン周りの作りはけっこう好き。

CP+

レンズ周辺部はコントロールリング。PowerShot S90/S95 のそれと同じような位置づけの操作デバイスで、触感や回転時のクリック感もよく似ています。操作上の気持ちよさという点ではなかなか良いんですが、これがカスタマイズ不可能で、絞り値の変更にしか使えないっぽい。私は PowerShot S90 ではこのリングをステップズームに割り当てているので、それができないのがとても惜しいです。でもそのうちファームアップで対応しそうな気もしますが。

CP+

ホワイトボディはつるつるした塗装であまり好みではありませんが、ブラックボディは金属の質感を残したブラスト加工なので、こっちのほうが好み。

事前に持っていた印象よりもかなり好感触だったので、これはちょっと買ってみても良いかな、と一瞬思ったんですが、1/1.63inch の 1,000 万画素センサ、28-112mm F1.8-2.5 相当のレンズ、というスペックって今の私のメインコンデジになっている PowerShot S90(1/1.7inch 1,000 万画素センサ、28-105mm F2-4.9 のレンズ)ともろかぶり。まあ XZ-1 自体が PowerShot S95 や LUMIX LX5 のラインを狙って開発されたものだと思われるのでかぶって当然ですが(レンズのスペック的にはこの 3 機種の中では最も良い)、S90 からわざわざ買い換えるほどのこともないよなあ、と思い直しました(´д`)。

CP+

次にカシオ。海外名「TRYX」(「トライ-エックス」じゃなくて「トリックス」)、日本名「EXILIM EX-TR100」。私が今回の CP+ で最も見たかったコンデジはこれだったりします。FinePix X100 の対極を行く未来的なデザイン。回転レンズ式ってデジタルカメラの黎明期にはポピュラーでしたが、次第にコンサバな製品ばかりになってしまったコンパクトデジカメ市場に一石を投じる機種であることは間違いありません。

CP+

液晶をくるっと回転させてレンズと同方向に向けると自分撮りモードに。
このカメラ、操作ボタンは電源とシャッターボタンしかなく、それ以外の操作は全てタッチスクリーンになっています。レンズも 21mm の単焦点という思い切った仕様だし、デザインやサイズ感、開閉・回転式のギミックなんかも相まって、コンデジというよりは携帯電話のカメラ感覚で使うイメージ。ケータイカメラ世代にはこのくらいのほうが受けるかもしれません。

CP+

でも、自分撮りしたりレンズの向きを変えたいだけなら回転レンズだけで良く、フレームまで回転する必然性はあまりないんじゃないか(笑)と思っていたのですが、フレームを回転させることでこのように三脚要らずで自立するのはなかなか面白いポイントかも。動画撮影モードにして机の上に置いておき、会議やブロガーイベントを撮影しておくのには便利そうです。

CP+

フレームの向きを変えるとフォトスタンドっぽくも使えます。撮った写真や動画をその場でみんなで見るようなときとかに使えそう。
ただ、この状態だとレンズが下を向くので、撮りながら見ることはできません(笑。

CP+

あとは、このようにレンズを被写体に向け、液晶は自分のほうを向かせた状態でフレームを握りこむことで、カムコーダ的な使い方をすることもできます。コンデジでの手持ち動画撮影はとかく手ブレがきになるものですが、こういう持ち方なら安定感があってよさげ。
このカメラはもともとスチルだけでなくムービーを撮りやすくするというコンセプトで開発されたそうなので、この 2 軸回転ギミックはこのスタイルのためにあると言っても過言ではないのかもしれません。

CP+

非常に面白いこのカメラですが、大いに不満を感じたのはタッチパネル。ほぼ全ての操作がタッチ式という割り切り自体は(コンデジの使い方の提案としては)悪くないと思いますが、タッチパネルが感圧式なせいか、UI の作り込みが甘いせいか、操作性が悪すぎ。私が触った展示機ではタッチシャッター(画面上の触った部分にフォーカスを合わせて自動的にシャッターを切る)設定になっていたので、メニューを呼び出そうと画面上の「MENU」をタッチしたところ、画面隅にピントを合わせてシャッターが切られるばかりで、なかなかメニュー画面が呼び出せませんでした。慣れによる部分もあるのかもしれませんが、静電式タッチパネル搭載のスマートフォンがこれだけ増えてきた中で(最近では和式ケータイにもタッチパネル搭載機種が増えてきています)反応性が悪い感圧式を採用しているのは、それだけでデメリットだと思います。
私は実機を見るまでは買ってみても良いかな、と思っていたんですが、これで一気に萎えてしまいました(´д`)。

CP+

最後はビクター。ビクターってコンデジのイメージがほとんどありませんが、今回は気合いを入れて GC-PX1 という新製品を出してきました。オフィシャルには「デジタルスチルカメラ」ではなく「HD ハイブリッドカメラ」とのことで、スチルカメラとカムコーダの中間的な位置づけのようです。ということなので、セールスポイントも画質云々じゃなくて高速連写と HD 動画、となっています。

まるで NEX-5 と懐かしの DSC-F707 を混ぜ合わせたようなスタイリングですが、私がこのカメラに興味を持ったきっかけもカメラとしての機能面よりもこのデザイン(笑。

CP+

モードダイヤルをはじめとする、シャッターボタン以外の操作ボタンや入出力系はほぼレンズ鏡筒の側面にまとめられています。スチルよりもカムコーダのほうが主力なビクターらしく、スチルカメラベースではなくカムコーダをベースにスチル撮影用のグリップと液晶を取り付けたような作りになっていることがよく分かるデザインです。

CP+

液晶はチルト可能なタイプですが、一般的なスチルカメラであればボディにあたる部分が激薄。ほぼレンズとグリップ(兼電池ボックス)、液晶を接続するためのフレームとしてあるだけ、という感じです。

CP+

カットモデルも展示してありましたが、やっぱり中身はほぼカムコーダそのもの。でもこの構造のほうがイメージセンサとメイン基板を離せるため、動画撮影時のイメージセンサの温度上昇を抑えやすいはず、とはクマデジタルさんの弁。α55/33 も動画撮影時のイメージャの過熱問題ありますからね・・・。

今までもビデオカメラの発想でスチルカメラを作るというアプローチがなかったわけではありませんが、ここまで直球勝負で来た製品は初めてではないでしょうか。自分で買うことはないでしょうが、スチルとムービーの境界が曖昧になりつつあるカメラの世界に一石を投じる可能性はあると思います。でも、残念ながら売れないだろうなあ・・・。

CP+

とりあえず、ここに来たらやってみたかった、お約束比較写真(ぉ。説明員さんの目の前で堂々とやってごめんなさいごめんなさい(ぉ

CP+ のレポートはさらに続きます。

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2011/02/11 (Fri.)

CP+ 2011 レポート (2) -ソニー編

引き続き CP+ のレポート、今日はソニーブースの模様をお届けします。ソニーは今回 Cyber-shot の新製品くらいしかなかったので見るもの少ないかなと思ったんですが、ワタシ的には意外に見どころが多く、かなり長いエントリーになってしまったので心してお付き合いください(´д`)。

CP+

ブース正面のショーケースに展示されていたのはα中級機のモックアップ。ボディそのものは昨年の CP+ で展示されていたものから大きな変化はなく、それに縦位置グリップと新レンズのモックがついたという点では昨年の photokina で展示されていたのと同レベルの模様。

このモックから得られる情報はその程度なので軽くスルーして(笑)、大事なのはこっち。

CP+

スケルトンモックも展示されていました。一見黒いモックと同じような形に見えますが、よく見るとボタンの数が増えていたり、細かいところの作り込みが進んでいたり、かなり開発が進んでいるようです。まあだいたいにおいてスケルトンモックを作るということはハードウェア設計的にはほぼ出来上がってきていると考えて良いでしょう。透けて見えている基盤や配線もフェイクではなく本物でしょうね。
ただ、カメラはここから画質を追い込んでいくまでが時間がかかると聞いたことがあるので、現実的には秋の PMA(今年は秋開催)で正式発表、10~11 月頃発売といったところじゃないでしょうか?意表を突いて夏に出てきてくれたりしたら嬉しいですが。

CP+

以前のモックに比べてボタン類がグッと増えた軍艦部。詳細の分析は某所でやられているのでここでは遠慮しますが、α700 やα55 と見比べながらどのボタンが何かを想像するだけでも楽しいですね。

CP+

ちょっと斜めからのアングルになってしまいましたが背面。バリアングルらしい液晶の側面になんか妙な形状のヒンジがついているのが気になります。液晶下部には別途α55 のような二軸ヒンジもついているようなので、もしかしてα55 のような回転ヒンジと NEX のような屏風式ヒンジのハイブリッドバリアングル?とか深読みしたくなってきますが、もし本当にそうだとしたらどんな仕掛けで実現しているのか、とてもとても気になる。

CP+

新 Cyber-shot も置いてありました。こちらは DSC-HX100V。もうコンデジというよりはほぼ一眼レフスタイルです。むしろ Cyber-shot のロゴが入っていることに違和感をおぼえるくらい(笑。

CP+

背面から見てもほぼα55 に近いスタイル。
ズームを試してみましたが、光学 30 倍、テレ端で 810mm 相当という超望遠は圧巻で、コンデジでここまで寄れるというのが実物を見てもちょっと信じられないほどです。私がコンデジの買い換え(買い増し)を検討しているのは子どもの発表会用なのでたぶん 15 倍もあれば十分なんですが、これを見るとちょっと欲しくなってしまいますね。

CP+

α55 と比べてみました。HX100V はやはりα55 をほぼそのまま相似形で小さくしたような形をしていますが、レンズを除けばα55 より一回り弱小さい程度にすぎません。これはα55 が小さすぎるのか、HX100V がデカすぎるのか(笑。別途一眼レフを持っている身としては、やっぱりこのサイズ感は買えないかなあ。

CP+

DSC-HX9V。こちらが私の本命。でもかなり注目度が高いのか、長時間いじっている人が多くてなかなか触れませんでした(´д`)。

CP+

光学 16 倍ズームレンズが本機の売りなので、レンズがどの程度伸びるのか見てみました。この状態がワイド端(24mm 相当)。

CP+

で、これがテレ端(384mm 相当)。なんかもうびっくりするくらい伸びてます。HX100V の 810mm 相当に比べると半分以下の焦点距離(相当)しかありませんが、まあ私の用途にはこのくらいで十分かな。

それにしてもボディ周縁を取り囲んでいるメッキパーツ、指紋が目立つなあ・・・。

CP+

液晶は 92 万ドットで非常に見やすい。最新機種だけあって過去のどの Cyber-shot よりも美しく視認性が高いんじゃないでしょうか。
操作用のカーソルキーはコントロールホイールを兼ねる形状になりましたね。でもこんなところもいちいちメッキにしなくてもいいと思う(´д`)。

CP+

隣に並んでいた DSC-HX7V と並べてみました。やっぱり HX9V のほうが一回り大きく分厚いですね。でも、HX9V には動画撮影用のマイクが中央にあって両手持ちしても指がかかりにくいというメリットもあるので、ズーム倍率だけでなく動画撮影を重視するなら、この 2 機種の比較では HX9V だろうなと思います。

CP+

ついでに NEX-5 とも比べてみました。サイズ的には NEX-5 からグリップとレンズの出っ張りを切り取ったのが HX9V、といったところ。通勤カバンに常に入れておくカメラとしてはこのくらいが限度、という人も多いんじゃないでしょうか。私は NEX-5 を常にカバンに入れていますが、できればパンケーキタイプで常用できるレンズが欲しい(笑。

CP+

こちらはデジタル一眼レフやカムコーダ向けのクリップオンタイプ HDMI 液晶モニタ「CLM-V55」。カメラの背面液晶は 3inch が現在の標準なので、それに比べて 5inch というとそれほど大きくないイメージでしたが、実物を見るとやはり背面液晶より断然見やすくて良い。

CP+

デモではα55 を使っていましたが、シューアダプタを差し替えることで EOS 5D Mark II(写真の機材はクマデジさんの私物)でも使用可能。

CP+

最近、EOS で動画を撮るシチュエーションを比較的よく見るようになってきたせいか、こういうスタイリングも全然違和感がない。むしろαよりも EOS のために作られたんじゃないかと思えるほどです(笑。

一眼レフでは HDMI 端子は他の端子と一緒にカバーで覆われているのが一般的なので、開けっぱなしのカバー部がちょっと不格好に見えますが、こういうアクセサリが普及してくると、HDMI 端子部分だけ独立したカバー形状にする機種が増えてきそうな気がしますね。

CP+

EOS との組み合わせでもピーキング表示や AF フレーム、絞り値、露出補正値、撮影可能枚数などの表示は使用可能。これαユーザーよりもプロ級の EOS ユーザーにたくさん売れそうだな(笑。

CP+

このモニタを使っての手持ち撮影はこんな感じ。これで 5D2 もバリアングルになりますよ奥さん!(ぉ
まあ EOS の中級機以上でライブビュー撮影している人をあまり見たことがないのでスチル撮影に使うことはあまりないかもしれませんが、EOS MOVIE にはかなり良さそうですねー。ikan と組み合わせて使ってみたい。

CP+

場所を変えて NEX コーナー。photokina で展示されていたのとほぼ同じ E マウントレンズのコンセプトモックが展示されていましたが、当時と違うのは、photokina で公表されたロードマップのうち、2011 年発売とされる 4 本のレンズの焦点距離が明らかになったところ。

CP+

まずはツァイス。広角単焦点レンズの焦点距離は 24mm とのこと。開放 F 値は明かされていませんが、前玉の大きさから察するに F1.8~2 ってところでしょうか?さすがに F1.4 ってことはないと思うけど(^^;;
レンズの名前は何になるんでしょうね。ツァイスの広角系レンズといえば Distagon、Biogon のどちらか(レンズの構成によって決まる)だと思いますが、まあ順当にいって Distagon T* E 24mm F1.8 あたりかな・・・。

そういえば、photokina のときに壊れていたフィルタ枠の部分が直っています(笑。
いずれにしてもこのモックはあくまでモックにすぎず、外観はだいぶ変わるだろうとのこと。

CP+

続いてマクロレンズ。予想通り 30mm でした。明るさはたぶん F2.8 でしょうね。16mm パンケーキとほぼ同じ薄さに見えるので、マクロレンズとしてだけでなく 45mm 相当の標準レンズとして NEX につけっぱなしにしても良さそうです。これは早く発売してほしいレンズ。

CP+

ポートレートレンズ。50mm とのことですが、F1.8 くらいかな。
サイズは見た感じ 18-55mm と大差ないくらい。お世辞にもコンパクトとは言えない大きさなのが残念ですが、APS-C センサを使う限り、ある程度の画質を求めるとこのくらいのサイズにはならざるを得ないのでしょうね・・・。

CP+

最後は望遠ズームレンズ。現時点で E マウントの望遠レンズは 18-200mm しかないので、あそこまで大きく重いレンズは嫌だという向きにはこちらのレンズが良いでしょう(そこそこ安そうだし)。

ほかに 2012 年予定の G レンズ(高性能標準ズームレンズ)等も展示されていましたが、まあ現時点ではコンセプトモックの域を出ないと思うので、省略。私は E マウントレンズはパンケーキ・標準ズームともに画質面ではあまり満足しておらず、マウントアダプタを介して CONTAX レンズをつけている時間の方が長いくらいなので、G レンズも早く製品化してほしいところです。でもまずは今年出るツァイスとマクロレンズが狙い目かな。

CP+

E マウントの仕様公開にちなんで、各社のマウントアダプタを使ってのオールドレンズとの組み合わせも展示されていました。しかもこれ、すべて社員の私物とのこと(笑。M マウントアダプタ経由でのライカ、ツァイスレンズは当然として、ミノルタ ROKKOR とかコニカ HEXANON といったレンズが並んでいるのが、コニミノの流れを汲むα部隊らしい(^^;; 私が CONTAX G レンズをコンプリートしたら次に手を出してみたいレンズが揃っていて、思わずよだれが出そうになりました(笑。

CP+

シグマブースに参考展示されていたのと同じ、シグマ製の 30mm F2.8 が NEX-3 のボディに装着された状態で展示されていました。ここは E マウントの仕様公開に賛同を表明した 4 社にソニーが場所だけ提供し、中の展示は自由にやってもらったとのこと。コシナはマウントアダプタのみの展示、タムロンはソニー LA-EA1 を使った A マウントレンズとの組み合わせ展示だったのに対して、シグマだけはネイティブの E マウントレンズが展示してあり、気合いの入りようが違うところを見せつけていました。

CP+

ツァイスが展示していたのはこんなもの。NEX-VG10 に CP.2 シリーズのシネレンズをマウントアダプタ経由で装着しているようです。ちなみにこのレンズ、40 万円コース(;´Д`)ヾ。
ツァイスの E マウント賛同は既定路線だと思っていましたが、ソニーやコシナから E マウントのツァイスレンズが出るだけでなく、ドイツ本国のツァイスからこの CP.2 レンズの E マウント対応版(CP.2 レンズは交換式マウント)が出てくる、ということなのかもしれません。ソニーからは NEX-VG10 だけでなく E マウント採用の NXCAM の開発も発表されていたり、映像業界ではミラーレスマウントはカムコーダの新しい可能性として注目されているようなので、今後はこちら方面も盛り上がっていく可能性があります。ま、買えませんが(´д`)。

といったところで、ソニーブースは以上。明日は残りのメーカーの模様をお届けします。

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2011/02/08 (Tue.)

Cyber-shot DSC-HX100V/HX9V

ソニー、30倍ズームの「サイバーショットDSC-HX100V」を国内発表 - デジカメWatch
ソニー / Cyber-shot DSC-HX100Vicon

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Cyber-shot はこないだ DSC-HX7V が発表されたところではありますが、さほど間を置かずしてさらなる上位機種 DSC-HX100V、HX9V が発表されてしまいました。

HX100V は Cyber-shot としては久々(2 年ぶり)のネオ一眼スタイルで、HX シリーズというよりはレンズ交換できないα55といった風情。1,620 万画素の「Exmor R」と光学 30 倍ズーム(27-810mm 相当)の Vario-Sonnar レンズ搭載というスペックです。娘のイベント撮影用に高倍率ズームレンズ搭載のコンデジを物色している私には最強スペックですが、コンデジとしてはいかんせん大きすぎ。でもテレ端で 810mm 相当という画角はこないだ試用したシグマの 50-500OS+APS-C の組み合わせに匹敵するので、これで野鳥を撮ったらどうなるのか?というのは気になるところです。

ソニー、薄型16倍ズーム機「サイバーショットDSC-HX9V」を国内投入 - デジカメWatch
ソニー / Cyber-shot DSC-HX9Vicon

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いっぽうで HX9V のほうは HX7V の順当な上位モデルと言えるスペックで、HX7V との違いはレンズのズーム域(光学 16 倍:24-384mm 相当)とマニュアルモードの有無、あとはカラバリくらい。HX9V のほうが少しだけ大きく重いですが、まあ許容範囲かと。価格も¥5,000 くらいしか違わないので、私の本命は HX9V かな。

ちょっと気になるのは、最近の Cyber-shot では「ツァイスレンズよりも G レンズのほうが上」という位置づけ(に見える)レンズの採用方針だったのが、今回は最上位機種にツァイス搭載ということ。同じツァイスレンズでも Vario-Tessar はレンズ構成のシンプルさを活かして小型の機種=低価格モデルに搭載、Vario-Sonnar は高倍率ズームの上位機種に搭載、という使い分けの問題なのかもしれませんが、じゃあ何のための G レンズ?という疑問は残ります。
まあ、G レンズもツァイスも一眼レフ用のものに比べると「なんちゃって」程度のものなので、こだわっても仕方ないのかもしれませんが(´д`)。

さておき、そんなに急いで買う必要もないので、各所での評価を参考にしつつ、秋口くらいまでに買うつもりです。最近、他社も含めて高倍率ズーム機の値下がりが激しいので、使う時期に買うのが最も賢いかと(笑。

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2011/01/13 (Thu.)

Cyber-shot DSC-HX7V

ソニー、1,620万画素のGPS搭載10倍ズーム機「サイバーショットDSC-HX7V」 - デジカメWatch
ソニー / Cyber-shot DSC-HX7Vicon

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3D Handycam とかプロジェクタ内蔵 Handycam とか Bloggie 3D とかいろいろ発表されていますが、我が家には 3D の再生環境がまだないので当面スルーして(´д`)今回の注目は DSC-HX7V。

去年リコー GX200PowerShot S90 を立て続けに購入して、それでほぼ満足してしまったのと、さらに NEX-5 を買ってからそもそもコンデジの出番がめっきり減ってしまったので(もっというと一眼レフの出番もかなり減った(笑))、もう当分コンデジの買い換えはないかなーと思っていました。
が、この冬に娘の幼稚園の発表会やヤマハの発表会が立て続けにあり、そういうところでシャッター音のするカメラは気が引けるし、かといって手持ちのコンデジじゃ望遠が足りないので、高倍率ズームレンズ搭載のコンデジが 1 台欲しいなと。まあ、発表会系にはたいてい Handycam も持ちこんでいるのでムービーからの切り出しでも良いんですが、高解像度で撮りたいじゃないですか。
なので高倍率機の DSC-HX5V とか PowerShot SX130 IS あたりを年末から物色していたところだったので、渡りに舟でした。

先代の HX5V からの進化点は、主にイメージセンサの画素数向上(1,020 万画素→1,620 万画素)と液晶の解像度向上(23 万画素→92 万画素)、あとカラバリが増えたことくらいでしょうか。画素数はそろそろもう過剰な気がしますが(だって EOS 7D ですら 1,800 万画素なのにコンデジで 1,620 万画素ですよ・・・)、液晶の高解像度化はかなり歓迎です。カラバリも、HX5V は正直色味と質感が好みではなかったので、ブルーあたりがよさげ。
ただ悩ましいのは HX シリーズのさらなる上位機種がすぐに出てくるという噂があることですかね・・・。まあ、今度高倍率機が必要になるのは次の秋なので、それまでにゆっくり検討します。

あと、まったく用途はないけどカシオの TRYX みたいな機種はつい欲しくなりますね(笑。出たら一度実物を見に行ってこよう。

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2010/08/20 (Fri.)

Canon PowerShot S95

キヤノン、コンパクトデジカメ初の"ハイブリッドIS"搭載機「PowerShot S95」 (デジカメ Watch)

私も愛用している PowerShot S90 の後継機種が登場。なんだマイナーチェンジか・・・と一瞬思いましたが、よく見たらなかなか堅実なブラッシュアップ。3:2 のアスペクト比対応とか、今まで非対応だったのが不自然だとすら思っていた部分もありますが、よくまとめてきたなーというのが正直な感想です。それに加えて 100L マクロ IS と同じ「ハイブリッド IS」に対応とか、恐れ入りましたm(__)m
ただ、S90 はあまりマクロに強いカメラとは言えなかったので(比較対象が主にリコーだったりするので、フェアじゃないかもですが)、そのあたりが改善されていなさそうなのが少し残念ではあります。

今までの私なら S90 からすかさず買い換えているところでしょうが、それでも今回はガマンかな。IS や AF、あるいは使い勝手といった機能面では大幅に進化しているものの画質面ではあくまでマイナーチェンジ止まりと思われるから・・・ではなくて、NEX を買ってからコンデジの出番が激減しているから。まあ、NEX-5 といっても標準ズームをつけてコンデジと同様の取り回しを求めるとさすがに大きいですが、多くの用途で NEX がコンデジの代わりを果たしているのが現状だったりします。同様に一眼レフカメラの出番も以前より減ってしまってますが(;´Д`)ヾ。

でもこれはきっと間違いなくいいカメラ。ある程度カメラの知識があって、画質や操作性にこだわりのある人に購入相談を持ちかけられたら、筆頭で勧めたいカメラです。

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2010/02/12 (Fri.)

DSC-WX1 のレンズにどうしても納得がいかない件

買った当時からどーーーも納得がいかない DSC-WX1 のレンズ性能の件についてちょっと書いてみる。

DSC-WX1

DSC-WX1、発表当初は私がコンデジに求めてたものが全部入ってる!と思って即買いしたんですが、使ってみるとどうもレンズがイマイチな感じ。いやイマイチというか個人的には納得できません。
調べてみたら片ボケだったりズームアップしていくとモヤモヤした画質になったり、という症状を持ってる人が多い模様。私はあまり片ボケとは感じないのですが、ズームするとなんか全体的にボケてる気がする(´д`)。

とりあえず貼ってみます。

DSC-WX1

↑DSC-WX1:ワイド端(24mm 相当)

DSC-WX1

↑DSC-WX1:2.2 倍ズーム(53mm 相当)

DSC-WX1

↑DSC-WX1:テレ端(120mm 相当)

本当は新聞紙でも撮れば良いんでしょうが、新聞取ってないので・・・。著作権上あまり問題なさそうな雑誌表紙でとりあえず。画像はクリックすると拡大、900×1200 にリサイズしたほかには手を加えていません。
ワイド端はディストーションがありながらも比較的画面全域にわたってシャープなんですが、ズームしていくに従って、レンズ中央部以外がボケボケになっていってしまいます。

上のサンプル写真はそれでもまだマシなほうで、ひどいときには霧がかかったようにモヤモヤになってしまう状態。個人的にはあまりピクセル等倍の画質が云々よりも自分の実用上のサイズで見たときの画質を重視するほうですが、場合によっては VGA サイズでも気になるレベル。たまらずサービスステーションに持ちこんで点検してもらいました。

1 週間あまり経って、SS から回答が。

「点検の結果、特に異常は認められませんでした。これがこの製品の性能(=仕様)です」
「AF モードはマルチポイント AF よりも中央重点 AF のほうが精度が高いので、気になるようなら AF モードを切り替えてお使いください」

えー・・・。これ AF モードの問題じゃないような気がするんですけど。
でも、仕様と言われてしまったらしょうがないので、いったん引き取ってきました。で、一応中央重点 AF でも試してみたけど、

DSC-WX1

↑DSC-WX1:テレ端(120mm 相当、中央重点 AF)

正直ほとんど変わってません。まあ、もともと中央部だけはそこそこフォーカスが合ってて、レンズ周縁部がボケボケになる症状なので、AF の問題じゃないと思うんですが。

もう少し拡大してみるとこんな感じ(上の写真からレンズ周縁部の画像を切り出したものです)。

DSC-WX1

↑DSC-WX1:ワイド端(24mm 相当)

DSC-WX1

↑DSC-WX1:テレ端(120mm 相当)

サムネイルレベルでも明らかにボヤけてます。24mm スタートという超広角ズームレンズなので、ワイド端で周縁が流れるのはよくありますが、ワイド端がシャープでズームしていくとボヤけるレンズには初めて出会いました。逆に、ワイド端の画質をがんばったせいでテレ側にしわ寄せが来た・・・と前向きに解釈してみる。でも、一般的には(少なくとも私は)よく使うのは 35~50mm 近辺の焦点域なので、ワイド端の画質には多少なら目を瞑るから常用域の画質を詰めてほしいものだと思うんですが・・・。

もうちょっと精細な被写体のほうが分かりやすいかなと思ったので、雑誌の本文でも撮ってみました。中ほどのページを撮ったため、必ずしも平面性が確保できていないのはご容赦を。

DSC-WX1

↑DSC-WX1:ワイド端(24 mm 相当)

DSC-WX1

↑DSC-WX1:2.2 倍ズーム(53mm 相当)

DSC-WX1

↑DSC-WX1:テレ端(120mm 相当)

ページ全体の画像は著作権的にまずそうなので、部分アップで。
ズームしていくに従って、画面中央部以外がどんどんボヤけていくのがハッキリと分かります。被写体によってはこれが激しく気になるので、マクロ系の写真は正直このカメラで撮りたくないほど。本体がかなりコンパクトな点は良いので、普段からカバンに忍ばせておいて画質はあまり気にせずメモ的に撮る分には良いですが、それ以上はちょっとないかなー。
まあそれもあって先月 GX200PowerShot S90 を立て続けに買ってしまったので、WX1 自体は半ばもうどうでも良くなってしまったのですが(むしろ休眠している DSC-W170 を復帰させようかと思ってる)、でもなんかちょっと納得いかないなあ。
この blog を読んでいる人で WX1 を持っている人の率が高いようなので、もしよかったら同様の症状に悩んでいないか教えてください。これがもし機種自体の仕様でなく個体差/ロットの問題だとしたら、もう一度 SS に食い下がって調整してもらうかもしれません。

聞くところによると Exmor R の第 2 世代機にあたる DSC-TX7 のレンズはこれよりもずっとマトモらしいので、そっちを試してみるか・・・と少し考えたりしてますが、これ以上コンデジを増やすのもなあ。

投稿者 B : 23:59 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2010/01/27 (Wed.)

Canon PowerShot S90

新たなコンデジを入手。

キヤノン / PowerShot S90

Canon PowerShot S90

えっ?こないだ GX200 逝ったところじゃないかって?まあまあ(ぉ。

新品ではなく中古です。某氏が購入された際に、「飽きたら教えてください!」と半分本気で言っていたら、それから一ヶ月以内に「飽きたけど要る?」的な(;´Д`)ヾ。さすがにビビりました・・・。
ということで使用感はほぼ皆無に等しく、新古品に近い状態です。もうグリップがついている時点で分かる人には入手ルートが分かってしまいそうですが(笑。

PowerShot G11 と同じ 1/1.7 型 CCD 搭載の高級コンパクト、ということで発表時点から画質的にかなり気になるカメラでした。GX200 はレンズは良いけどノイズ面でまだ辛い部分が残っているので、S90 とはうまく補完関係を築いてくれそうという読みもあったし。
某氏のご厚意というか気っ風の良さで破格の条件を提示されたのと、GX200 もヤマダのポイント消化で買っているので、2 台買っても 1 台分くらいしかお金使っていないから良いんだ!と自分を正当化しています(ぉ。

そういえばキヤノンは一眼レフは愛用しているけどコンデジを使うのは意外にも初めて。一時期 IXY を買おうと思っていたんですが、820 IS あたり以降の金太郎飴状態にすっかり買う気をなくしていたので、S90 がキヤノンで久々に気になったコンデジでした。ある意味もう面白くもなんともなくなってしまった IXY に対して、PowerShot は最近それぞれ方向性がハッキリしていて面白いと思います。

Canon PowerShot S90

S90 の目玉機能の一つであるコントローラリング。レンズ外周のピントリングっぽいものを回して操作する機構です。絞り値やシャッタースピード、ISO 感度、露出補正、マニュアルフォーカス、ホワイトバランス、ズームの操作が可能ですが、やっぱりヘリコイドっぽい部分を回すなら直感的には MF かズームですよね。
ただ、このリングは途中に適度なクリック感こそあるものの電子式なので、あまり MF に使うのには適していません。

Canon PowerShot S90

ということで、私はデフォルトはズームに設定しました。GX200 でステップズームの利便性にすっかり取り憑かれてしまったので(GX200 では 24/28/35/50/72mm という単焦点レンズの代表的画角を選べる)、それと同様の使い勝手が得られる(S90 では 28/35/50/85/105mm)コントローラリングによるズームは気に入りました。もっと他社にもステップズームを採用してほしいくらい。液晶画面上も、一眼レフ用レンズの距離指標よろしく表示してくれるのも、気分が良いです。

Canon PowerShot S90

操作系はこんな感じ。使い慣れている Cyber-shot のボタン配置とけっこう違うので戸惑いますが、[S] の印字のあるボタンを押すと画面を拡大表示できるので、マクロ撮りなんかにはかなり便利。また、、モードダイヤルの下あたりが妙な形状をしているのは何かと思ったら、ここに親指を引っかけてホールドできるように工夫されていたり、よくできてるなーと思いました。
ただ、十字キーを兼ねているコントローラホイールは、EOS のメイン電子ダイヤルに慣れているとクリック感が全然ないので、少し違和感があります。

Canon PowerShot S90

シャッターボタン周り。[RING FUNC.] というボタンで先ほどのコントローラリングの機能を切り替えることができます。
またシャッターボタン部にはズームレバーがついていますが、私は今までほぼ右手親指でズーム操作する機種ばかり使ってきたので、こんな小さなズームレバーを操作するのがとても苦痛。それもあってコントローラリングを使ったステップズームを積極的に使っていきたいと思います。

Canon PowerShot S90

で、これが問題の(?)S90 専用カスタムグリップ。つい最近デジカメ Watch でも取り上げられていたので、知ってる人は多そうですが、

リチャードフラニエック「PowerShot S90専用カスタムグリップ」 (デジカメ Watch:デジカメアイテム丼)

確かに便利です。あと数 mm 上につけられるようなデザインでも良かったかなとは思うものの、これでも十分ホールド性が高くて、撮影しやすくなります。むしろデザイン重視でグリップをつけなかったキヤノンを問い詰めたいくらい(笑。
アルミ削り出しで質感も高く、本体と違和感なく融合していて素晴らしいアクセサリだと思います。入手性があまり良くないのが難点ではありますが、S90 をヘビーに使いたい人にはオススメです。

Canon PowerShot S90

グリップの高さはこの程度。

Canon PowerShot S90

本体のサイズですが、想像していたよりもコンパクト。比較してみると以前使っていた Cyber-shot W170 とほぼ同じサイズでした。S90 のほうが横幅が少しだけ広く、またレンズの出っ張りの分厚みもある(突起部を除いた厚みはほぼ W170 と同じ)ものの、これは十分にコンパクトと言えるレベルだと思います。

Canon PowerShot S90

GX200 と比較すると、明らかに GX200 のほうが大きいです。GX200 のほうがクラス上のカメラに見えますが、画質面ではどうでしょうね。まだちゃんと撮影してみていないので、改めて比較してみたいと思います。

Canon PowerShot S90

ケースはとりあえず W170 のもの(吉田カバンの DRIVE ポーチ M)をそのまま流用することにしました。でも PowerShot はあまりミーハーなイメージではないので(笑、もう少し実用本位なブランドのものをもう少し物色してみたいところ。あと、ストラップも良いものを探したいなあ・・・。

というわけで、GX200 と併せていろいろ周辺を整えつつ、久々に写真散歩にでも行ってみようと思います。

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2010/01/20 (Wed.)

GX200 を(今さらながら)ゲット

ついカッとなって買った。後悔はしていない。

リコー / GX200

RICOH GX200

正直今さらですが。GX100 も GX200 発売後に入手したし、今回も後継機と位置づけられている GXR が出た後の購入です。まあ、長らく使い道に困っていたヤマダ電機のポイントを放出したので懐はあまり痛みませんでした。

なんで今?という疑問にお答えすると、

  • DSC-WX1 のレンズの描写性能にかなり不満。ズーム倍率や焦点距離にもよるけどレンズ中央部以外はモヤモヤ
  • 使い比べてみて Caplio GX100 のレンズを見直す。でも緩慢な動作とか高感度ノイズとか不満あるなあ
  • 裏面照射 CMOS を搭載した GX300 とか出ないかな?
  • と思ったら GXR。写りは良さそうだけどこれ買うなら一眼で良くね?GX300 出ないの?
  • デジカメ Watch に「GXRでGXシリーズを置き換えるとしており、GXシリーズはGX200が最後になるという」との公式コメント掲載でがっくり
  • Exmor R 搭載の Cyber-shot 新製品を待ってみたら、光学 10 倍ズームで画質的にはあまり期待できそうにない
  • じゃあ流通しているうちに GX200 を確保しておくか ←今ココ
こういう経緯。GX200 も完璧なカメラではないけど、マクロとデジイチのサブとしての風景撮影なら私のニーズを満たしてくれそうだと思ったので。動体撮影に向かないこのカメラで子どもたちを撮る気はありません・・・。

AVCHD とか GPS 内蔵とかいった要素にも確かに惹かれるものはありますが、それ以前に今回の要件は「レンズがまともであること」。ちゃんと撮りたいけど一眼を出すのは億劫、というときに信頼して任せられるカメラが欲しかったわけです。なので、付加価値的要素はあえて除外して考えました。

GX100 からの買い換えなので、特に戸惑うこともなし。KATA のキャリングポーチはそのまま流用するつもりですが、気持ちよく使うために LC-1 は買い直しました。

RICOH GX200

GX100 との比較を含めインプレは発売時にあちこちで散々書かれているので、改めて書くまでもありませんが、デザイン継承ながら細かいところの質感や触感が向上していて所有感は間違いなくアップしていますね。ただ、十字キーの中央ボタンが「決定」でない UI(中央はメニューボタン。決定のつもりで押すとメニューから抜ける)だけはどうしても許せません(´д`)。設定画面で何度決定のつもりでメニュー閉じたことか・・・。

さておき、入れ替えの激しかった私のコンデジ歴の中でも長く使えるカメラになってくれそうなので、期待しています。買おうかどうしようかずっと迷っていたカメラだったので、ようやく入手してスッキリ。

投稿者 B : 00:20 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2010/01/19 (Tue.)

Cyber-shot DSC-HX5V

ソニー、屈曲光学で広角25mmの「サイバーショットDSC-TX7」 (デジカメ Watch)
ソニー、GPS搭載・AVCHD対応の「サイバーショットDSC-HX5V」 (デジカメ Watch)
ソニー / Cyber-shot DSC-HX5Vicon

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ソニー / Cyber-shot DSC-TX7icon

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Cyber-shot の新モデルが発表に。CES でも出ていましたが、Exmor R 搭載・25-250mm 相当のズームレンズ・AVCHD 動画撮影対応・GPS/デジタルコンパス搭載・MS Duo/SD デュアルスロット・オート HDR 撮影対応・TransferJet 対応とまさに「全部入り」の HX5V、そして Exmor R・屈曲光学系ながら 25-100mm 相当ズーム・AVCHD 動画・MS Duo/SD デュアルスロット・オート HDR・TransferJet という少し機能を抑えつつ薄型化した TX7。

正直なところ DSC-WX1 のレンズ性能に満足いっていない私としては、少し違う光学系のコンデジに買い換えたい気分になっているので、HX5V がちょっぴり気になっています。今まで DSC-H/HX シリーズといえば「ネオ一眼」スタイルで軽快さに欠ける(個人的にはそこまでやるくらいなら一眼でいいと思ってる)のが難点でしたが、ここまでコンパクトになってくるとなると俄然興味が湧いてきます。カテゴリ的にはリコー CX2 のライバルという位置づけになるのでしょうか。
ただ光学 10 倍ズームとなると、画質はあまり期待できそうな気もするので、その点 WX1 の不満解消にはならないかもしれません。どうも、今回のラインアップ(TX7 や普及価格帯にあたる W380 など)を見る限り、中級機は Zeiss(Vario-Tessar)、上級機は G レンズというヒエラルキーを作ろうとしているっぽいですが、正直あの光学性能で G レンズを名乗るのはブランドイメージ下がるだけだからやめといたほうがいいと思う(´д`)。αのほうの 70-300G あたりは価格を考慮しなくても素晴らしい描写をするレンズだと思うので、そのギャップに落胆する人は多いような気がします。

あー、そういえば WX1 では最低 ISO 感度が 160 だったのが、HX5V では ISO125 スタートになっているのは、センサのチューニングが多少進んでいるということなのでしょうか。それでもせめて ISO100 スタートにしてほしいけど。

まあとりあえず撮影サンプルや実機を見てみないことには何とも言えませんが、比較的安定しているデジイチと違って私の所有コンデジはこれという決め手がなかなか決まらない状態が数年続いてしまっているので、そろそろ私のニーズを満たす製品をひとつバシッと決め買いしたいところです。やっぱりリコーやキヤノンあたりまで選択肢を広げて検討すべきかなあ・・・。

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2009/11/16 (Mon.)

ソニーの裏面照射型 CMOS が外販へ

カシオ、裏面照射型CMOSセンサー搭載の高倍率「HIGH SPEED EXILIM」 (デジカメ Watch)
カシオ、"HIGH SPEED EXILIM"に裏面照射型CMOSセンサーの薄型5倍機 (デジカメ Watch)

カシオのコンデジ新製品。

カシオのデジカメってモノとしては面白いことやってるのにマスプロモーションが毎度斜め上を行ってる感じがして(まあ、CM キャラクターに三浦春馬を使ったのは、この客層にはど真ん中ストライクでしょうが。ああいうのを見ると、CM って結局メッセージじゃなくてキャラクターなのかと哀しくなる)比較的スルーしがちだったんですが、今回は看過できない。ソニー以外のメーカーで裏面照射型 CMOS(本家での呼び名は「Exmor R」)を初めて搭載してきました。センサの外販はもう少し引っ張るかと思ってましたが、意外と早く他社製品に搭載されましたね。

レンズ部の金リングが Cyber-shot の G レンズブランド搭載機種(個人的にあれを「G レンズ」と呼びたくないのであえて「G レンズブランド」)とよく似てて微妙なところはありますが、CMOS を利用した高速シャッターを最もうまく活用しているカシオだけに、気になるところ。今回のは既存モデルの CMOS を入れ替えただけのマイナーチェンジっぽいですが、今後どういう提案をしてくるか。本家 Cyber-shot がまだまだセンサ頼みでせっかくの Exmor R を活かしきっているとは言えない状況なので、他社から新提案が出てくることで市場が活性化されることを期待します。まあダイナミックフォトは要らんけど(´д`)。

裏面照射型 CMOS 搭載機をカシオが出してきたということは、他のメーカーからも間もなく出てくる可能性が高いということでしょうか。ニコンやリコーはソニー製 CCD/CMOS のカスタマーとして知られているところですが、個人的にはリコー GR/GX 系に搭載されるととても面白そうです。まあ、GR はこないだモデルチェンジしたところだし、GX はどう見ても GXR に一本化されそうなので、出てくる可能性が限りなく低いのが無念すぎますが(´д`)。

投稿者 B : 23:40 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2009/09/24 (Thu.)

DSC-WX1 インプレッション (2)

前回に続き、Cyber-shot WX1 のインプレを書いてみます。本当ならばまずは WX1 単体の画質を評価したいところなのですが、時間の関係で WX1 の本領発揮たる低照度のシチュエーションであまり撮れていないので、旧機種 W170 との比較を中心に。また、同じく 24mm スタートのリコー GX100 とも比較してみて、「ちょっとこだわり撮影用コンデジとして WX1 に一本化できるか?」の検証が個人的には重要なポイントだったりするので、それも併せて。

なお、以下に掲載する画像は基本的に各カメラのオートモードもしくはプログラムオートにて撮影、ファイルサイズの都合でリサイズしていますが、それ以外の画質調整はかけていません。

DSC-WX1DSC-WX1
DSC-W170DSC-W170
RICOH GX100Gaplio GX100

まずはワイド端での撮影。さすがに 24mm スタートの WX1 と GX100 は 28mm な W170 よりも一歩引いた画が撮れています。オートモードでの撮影だと WX1 の発色が最も淡泊ですね。イメージ的には GX100 のほうが淡泊だという先入観を持っていたので、これはちょっと意外でした。

DSC-WX1DSC-WX1
DSC-W170DSC-W170
RICOH GX100RICOH GX100

もう一本、ワイド端での比較。
WX1 の画がちょっとフレアっぽくなってしまったのでフェアな比較とは言えませんが、こういう影っぽい構図だと WX1 は W170 よりも全体的に明るめに描写されることが多いような気がしますね。単に最低 ISO 感度が W170 では IS80 なのに対して、WX1 では ISO160 というちょっと辛い仕様になっているせいもあるからかもしれませんが。
WXGA~UXGA くらいのサイズで見る分にはどれもそんなに問題なく、優劣は好みの問題という気もしますが、

DSC-WX1DSC-WX1
DSC-W170DSC-W170
RICOH GX100RICOH GX100

ピクセル等倍にすると、それぞれのカメラの性格がはっきりと見て取れます(画像はクリックでピクセル等倍に拡大表示)。カラーノイズがかなり少ない代わりに粒状感の強い WX1、ピクセル間のエッジが良い具合にぼけてそこそこ滑らかな割にカラーノイズが多く、輝度差の大きい箇所では偽色も出ている W170、全体的にノイジー(あえてノイズ処理していないような雰囲気)だけど全体的にシャープな画像(こちらは逆にソフト的にシャープネスをかけているようにも見える)の GX100、といったところ。
得手不得手あるという印象ですが、どれもあくまで PC モニタ上でピクセル等倍鑑賞した際に気になる程度であって、一般的に PC モニタやデジタルフォトフレームで画像全体を鑑賞したり、L 判~A4 くらいまでのサイズに紙焼きして見る分には問題にならないレベルだと思います。
個人的にはこういうピクセル等倍での比較は実使用に即していないのであまり積極的にやらないのですが、今回は新素子の実力を垣間見たい気持ちで買い換えたこともあり、今回だけはちょっとやってみます。

お次は 28mm 相当の焦点距離で比較。WX1 は 1.2 倍ズーム(28.8mm 相当)、W170 はワイド端(28mm 相当)、GX100 はステップズームで 28mm 相当に設定して同位置から撮影しています。

DSC-WX1DSC-WX1
DSC-W170DSC-W170
RICOH GX100RICOH GX100

WX1 の 24-120mm 相当のズームレンズはワイド端で F2.4 を出していることもあってけっこう無理をしているはずで、28mm 近辺の画像でもワイド端な W170 よりも周辺部の像が流れ気味。掲載した画像サイズだと分かりにくいかもしれませんが、写真右下の砂利の解像度合に差が出ています。逆に GX100 は WX1 と同じ焦点域のズームでワイド端 F2.5 にも関わらず、それなりに歪曲していながらも隅々まできっちり解像しており、さすがは GR DIGITAL の兄弟分だけあると思わせます。

DSC-WX1DSC-WX1
DSC-W170DSC-W170
RICOH GX100RICOH GX100

広角ばかりというのも何なので、引き続いて 50mm 付近の画像。私が比較的よく撮る植物モチーフで撮影してみました。いずれもプログラムオートですが、慣れていることもあって W170 のホワイトバランスが最も私の記憶色に近く、好ましい色が出ています。WX1 はグリーンっぽく、GX100 は黄色っぽく出てしまいました。
でも、私が気になったのはそこではなく、

DSC-WX1DSC-WX1
DSC-W170DSC-W170

ここ。画面右側のヒガンバナを切り出して拡大したものです(画像はクリックでピクセル等倍に拡大表示)。合焦している部分ではないとはいえ、WX1 のほうはどうもモヤモヤした表現になってしまっています。最初は手ブレを疑ったのですが、手ブレてない写真でもこの傾向が見られたので、私の撮影の癖としてそもそもブレているというのでなければ、WX1 のこのレンズはこういう傾向があるのかもしれません。
ちなみにこの傾向はワイド側ではあまり見られず、50mm 付近(つまり約 2 倍)以上にズームしたときに気になるようです。これもピクセル等倍まで寄らなければあまり問題はないですが、被写体や構図によっては画像全体が印象として少しうるさく感じるかもしれません。

DSC-WX1DSC-WX1
DSC-W170DSC-W170

マクロっぽい作例も少し。こちらは残念ながらこれを食べたときに GX100 を持っていなかったので(笑)WX1 と W170 のみです。

他の作例でも感じましたが、ホワイトバランスは W170 の世代と WX1 とでは顕著に違っていますね。オートモードでは WX1 のほうがより正確なホワイトを出す方向にバランスをいじるようです。個人的にはこういうシチュエーションでは白熱球系の色温度が低い地明かりの場所ではできるだけオレンジ味を残しつつ、レタッチ時に少しだけ色を抜いて仕上げることが多いので、あまりカメラ側で正確にホワイトを出してほしくなかったりします。そういう意味では、私は従来の「あまりいじらない」(よく転ぶけど(ぉ))Cyber-shot のオートホワイトバランスがけっこう好きだったので、ここはちょっと残念。
でも一般的には環境光に左右されない正確なホワイトを出したほうが好まれると思うので、作り的にはこれで正しいのかもしれませんが、私はホワイトバランスのデフォルトは太陽光にしておいたほうが良いかなあ。

DSC-WX1DSC-WX1
DSC-W170DSC-W170

こちらも一応ピクセル等倍にて(例によって、画像はクリックでピクセル等倍に拡大表示)。
オートホワイトバランスの結果も違えば ISO AUTO の結果も違うのであまり正確ではありませんが、W170 が皿やホワイトソースの部分に黄色い斑模様のノイズが浮いているのに対して、WX1 は輝度ノイズのザラザラ感こそあるもののカラーノイズがほぼ皆無なことに驚かされます。カメラ内で大胆なカラー NR をやっているとは思えないので、これが裏面照射型 CMOS の威力なんですかね。確かに低照度撮影で最も気になるのは、ブレを除けば暗部に乗るカラーノイズだと思うので、これが裏面照射型 CMOS が暗所撮影に強い所以かもしれません。

WX1 の弱点と言われる最低 ISO 感度が高めなこと、および低 ISO 設定時のノイズについては実使用上の問題はあまりないと思いますが、個人的にはやはりズームしたときに画像がモヤモヤした感じになるのがちょっと気になります。ワイド側であまり気にならないということは、やっぱりレンズですかね?調整に出して何とかなるものなら出してみたいと思いますが、これがこのレンズの実力ならばむしろレンズは先代から変わらず実績のある TX1 に買い換えて普段使いに、広角が欲しいとき用にさらに GX100 を GX200 に買い換え、というのがもしかして正解だったかな?とまた変な虫が疼いたりしています(´д`)。単に私が買った個体の問題ならば良いのですが・・・。

投稿者 B : 01:40 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2009/09/12 (Sat.)

DSC-WX1 インプレッション (1)

何だかんだ言って買ってしまったので、少しインプレを書いておきます。

ソニー / Cyber-shot DSC-WX1

Cyber-shot DSC-WX1

一年半ぶりの買い換え。最近のサイクルに比べればちょっと短めですかね。そう思って直近の買い換え履歴を振り返ってみると、

  • DSC-T9:手ブレ補正初対応
  • DSC-W170:広角 28mm 初対応
  • DSC-WX1:裏面照射 CMOS、広角 24mm 初対応
という感じで、自分らしくもなく(?)トレンドに沿った買い換えをしてきてるのに改めて気づきました。手ブレ補正にしても広角にしてもほぼ大手メーカーの中では最後発だったように、ここ数年の Cyber-shot は機能面のトレンドでは後追いの状況が続いてきましたが、WX1 は久々に他メーカーを凌駕する製品と言えそうな気がします。

WX1 は W シリーズの延長線上にあるモデルなので、今まで使っていた W170 と比較すると、

Cyber-shot DSC-WX1

Cyber-shot DSC-WX1

Cyber-shot DSC-WX1

こんな感じで、明らかに一回りコンパクトになっています。見た目でもハッキリ分かるくらい小さくなっていますが、手に持った感覚では二回りくらい小さく感じるのは、余計な出っ張りの少ないシンプルな形状だからですかね。そのぶん構えたときのホールド感は W170 に比べると若干心許ない気はしますが。

こうして比べてみると SONY ロゴと Cyber-shot ロゴの位置関係が変わっていたり、以前はダイヤカットで入っていた画素数表示がなくなって G レンズロゴになっていたり、1 年半の間にいろいろお作法が変わったんですね。
W170 ではコストダウンのために本体カラーに関わらずシルバーのパーツが使われていたモードダイヤルや十字ボタンがちゃんと本体色に合わせたものになっているあたり、新センサ搭載の矜持からか、手を抜いていないなあ、と感じます。

Cyber-shot DSC-WX1

「G レンズ」になったレンズ周り。リング部の質感が明らかに 修理した DSC-W170 より良いんですけど(;´Д`)ヾ。でもレンズリングのデザインは本体からはみ出すくらい大ぶりにあしらわれていた W170 のほうが広角らしくて好きでしたね。
本体の表面処理は梨地加工。このスッキリしたデザインにはこっちのほうが似合うんでしょうが、W170 のヘアライン加工とは印象が変わってしまったので、サイズが小さくなったこともあって買い換えたのがバレないか心配(´д`)。そろそろデジカメも買い換えユーザーが大半なんだし、リコーのように「デザインを変えない」という路線もアリなんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。

Cyber-shot DSC-WX1

操作系も W170 からけっこう変わっています。シームレスマクロが標準になったのでハードウェアボタンにマクロの割り当てがなくなり、代わりにスマイルシャッターが割り当てられるようになりました。W170 のスマイルシャッターはシーンモードから選択する必要がある上に手動シャッターが使えないという微妙仕様でしたが、手動シャッターも使えるようになっているし、これならもっと積極的にスマイルシャッターを活用できそうです。

あと以前は「HOME」「MENU」の 2 つに分かれていて最悪だったメニュー画面がようやく「MENU」に一本化されました。使いやすくなったというよりやっと「まとも」になったという話ですが、それにしても以前のあれはなんだったんだ・・・。

・・・といったところ。まだまともに使えていないんですが、この週末は天気が悪いので、試し撮りに出られなさそうなのが残念。いくつかサンプル撮影できたらまた書いてみたいと思います。

投稿者 B : 21:01 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2009/09/11 (Fri.)

DSC-WX1 到着

届きました。

Cyber-shot DSC-WX1

とりあえずは到着報告まで。

ソニー / Cyber-shot DSC-WX1 (ブラック)

投稿者 B : 23:41 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2009/09/06 (Sun.)

DSC-W170、修理

Cyber-shot W170 を修理に出しました。

ソニー、「サイバーショットDSC-W170」の外装部品を無償交換 (デジカメ Watch)

これとは別の不具合で修理に出そうと思っていたところで、ちょうど、この告知があったので、まとめて。
レンズリング部のメッキ剥がれってこのことですかね?

DSC-W170

ウチの W170 もいつの間にかこの症状が出ていたんですが、デザイン・材質的にまあこんなもんかと思って深く気にしていませんでした。剥がれたメッキでまれに指を怪我することがあるということでリコールになったようですが、私は特に身体的な被害はなし。せっかくのデザインが損なわれたので気持ち的にちょっぴり残念だったといったところでしょうか。

それよりも、修理に出そうと思った本来の理由はこれ。

DSC-W170

7 月に帰省した頃に気づいたのですが、画面にこの写真のようなノイズが走ることがあったのです。撮影時に限らず、再生時にも出ていました。やや暗めの被写体を撮るときによく出ました(上の写真のように、木目の被写体で特によく再現された)。

サービスステーションには木曜日に持ちこんで、月曜日には修理上がり。実質中 1 営業日、仕事が早くて助かります。

DSC-W170

戻ってきた W170 には、ご丁寧にもダイヤカットロゴの部分に保護テープが貼ってありました。それもそのはず、レンズリングだけでなく前面キャビネット ASSY ごと交換されていたのです。見るからにレンズリング部だけ交換するほうが作業が難しそうなのでキャビ全交換のほうが作業効率が良さそうですが、いかにももったいない。交換した元パーツのほう、ちゃんとリサイクルして再利用されてると良いなあ・・・。

DSC-W170

改善品のレンズリングはこんな感じ。写真だと伝わりにくいですが、以前はあまり艶がなく、同心円状に走っている線も繊細な雰囲気だったのですが、改善後は明らかにメッキの膜厚が増して少しボテッとした印象になり、ツヤツヤした質感になってしまいました。安全性対策のためとはいえ、ちょっと残念な部分。
ちなみに液晶の不具合のほうも表示モジュール交換で直ってきました。こちらはその後特に問題なし。購入後 1 年以上経過してましたが、ソニースタイルの 3 年保証のおかげで助かりました。

しかしこんなタイミングで不具合が 2 件も起きるということは、やっぱり WX1 買えってことなんでしょうか(´д`)。

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2009/08/30 (Sun.)

Cerevo のネットワーク対応デジカメ

年内発売! イーモバがささるCerevoのネットカメラ (ASCII.jp)

ネット家電ベンチャー Cerevo 初の製品がいよいよカタチになってきたもよう。今週末の CJIC 2009 に出展されるのを知っていたので、行きたかったんですが残念ながら行けず・・・。ASCII.jp で記事化されていて助かりました。

900 万画素の CMOS センサ、2.4inch/480×240 ドットのの液晶ディスプレイ・・・というハードウェアスペックはさておき、この製品のキモはワイヤレスネットワークに対応して撮影した画像を即インターネット上にアップロードできるというもの。無線 LAN 対応というだけなら今までもありましたが、アップロードできるのが自社で囲い込まれたサービス上だけということがほとんどだったのに対して、Cerevo のこれは Flickr や Twitter、Tumblr といった他の Web サービスと連携できたり、USB 外付けながら 3G 通信端末が利用でき、ワイヤレス LAN がない場所でも利用できるというのがメリット。ファミコンのコントローラー(最近だとゲームボーイミクロか)のような操作系からも漂ってくるとおり、従来のデジカメでは必須とされてきた部分をあえて割り切って、カメラらしさよりもネットとの連携性やシンプルな操作性といった部分を重視しているようです。

ネットの力(インフラとしての、だけでなく、その上で繋がる人の力、という意味でも)を活かしたネット家電をファブレスベンチャーで開発、発売するという岩佐氏(=blog「キャズムを超えろ!」の和蓮和尚氏)の考えに共感し、チャレンジを応援したい気持ちもさることながら、今までありそうでなかったタイプのネットワーク対応デジカメがどんなものか気になるので、製品が発売された暁には一台買ってみようと思っています。
気になるのは、この製品が世に出てくる前に、そこそこの性能のカメラと 3G・WLAN に対応したネットワーク、さまざまな Web サービスとの連携といった部分は iPhone がある程度近いところまで実現してしまっているというところでしょうか。カメラ自体がネットに繋がる、ということは作品としての写真よりもコミュニケーションを重視してのこと。iPhone のコミュニケーションへの適性に対して、カメラ専用端末にどんなメリットがあるか、は気になるところです。

発売は年内にも、ということですが、せめて chumby や Poken くらい話題になるといいなあ。そういえば chumby も最近めっきり耳にしなくなりましたが・・・。

投稿者 B : 20:55 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2009/08/21 (Fri.)

秋の新作コンデジが続々

お盆休みが明けて今週はコンデジの新作が続々発表されてますね。特に今日発表されたキヤノン・リコーの新機種はなかなかの注目株です。

キヤノン、ノイズを1/4に抑えた「PowerShot G11」 (デジカメ Watch)
キヤノン、RAW記録に対応した薄型モデル「PowerShot S90」 (デジカメ Watch)

まずはキヤノン。フラッグシップにあたる G シリーズの最新作「G11」は、なんとイメージセンサを旧型と同じ 1/1.7 型ながら 1,470 万画素→1,000 万画素に「デグレード」してきました。これはどう見ても単純な画素数によるスペック競争から純粋な「画質」にフォーカスを切り替えてきた証拠で、そこいらの企業であれば先に降りるわけにはいかない画素数のチキンレースから降り、カメラ好きに向けたものづくりを(少なくともこのカテゴリの製品においては)意識し始めたことにほかならないと思います。いいよー、こういう姿勢。
G11 は外観を除けば進化点は画素数の減少に伴うノイズ耐性の向上つまりは画質の向上に加えて、G シリーズとしてはかなり久々に復活したバリアングル液晶の採用くらい。ある意味これまでの G シリーズの集大成とも言える内容になっていて、見た目のインパクトは少ないながらも会心作と言えるのではないでしょうか。ただ、私にとっては G シリーズは(かつてに比べれば大幅にコンパクトになったとはいえ)大きすぎてこれを持ち歩くくらいなら一眼持って行くよ、という気になってしまうので、買いませんが・・・。

それで G11 よりももっと気になるのは PowerShot S90 のほう。内容的には G シリーズの弟分的な位置づけになり、昨今の高級コンパクト路線に乗っかってきたような格好になっていて、今までだったら気にも留めなかった PowerShot S シリーズが急激に気になる存在に(笑。
だって今使っている DSC-W170 とそう変わらないサイズの筐体に G11 と同じ 1/1.7 型 1,000 万画素 CCD、28-105mm/F2-4.9 相当のズームレンズ搭載とあっては、気にするなというほうが間違ってます。操作系も MF レンズのようにレンズ周囲のコントロールリングを回すインターフェースが備えられており、カメラ好きの心がよく分かっているなあ、と思います(ただ、そのコントロールリングも E-P1 のレンズのようなアナログ感覚の欠片もない電子制御だったとしたら、興ざめですが)。
とりあえずこのカメラは一度触ってみないと・・・。

あとは IXY DIGITAL もモデルチェンジしていますが、最近の IXY DIGITAL はモデル濫発でラインアップが複雑怪奇になっていることと、デザインが IXY らしからぬクネクネしたものになって私の興味の対象から外れてしまったので、軽くスルー(´д`)。

リコー、28~300mmレンズ搭載の「CX2」 (デジカメ Watch)

ここのところ私がとても注目しているカメラメーカーであるリコーからも新製品が。「CX2」って・・・去年の 2 月から半年単位で R8→R10→CX1→CX2 と矢継ぎ早の新製品投入、ちょっと早すぎやしませんか?というくらい、怒濤のモデルチェンジが続いています。なんとなくリコーって一般的なカメラメーカーとしての知名度ゆえか、他社に比べて値崩れのペースが速い気がするので、どんどんモデルチェンジして価格を立て直していかないといけないのかなー、とか深読みしてみる。

この新製品ですが、CX1 の 28-200mm 相当のズームレンズにも驚きましたが、今回はさらに 28-300mm 相当の 11.1 倍ズーム。一眼向け高倍率ズーム(APS-C 専用の 18-200mm ズーム)がコンデジに入ったようなもので、同社の GR DIGITAL や GX シリーズが画質で DSLR に迫ろうとしているとしたら、CX シリーズは使い勝手で DSLR に迫ろうとしているのかな、と感じます。秒間 5 コマの連写も可能になっており、これでレリーズタイムラグが短かったりしたら、本当にちょっとした DSLR の代わりに使えてしまいそう。
個人的には多少腰を据えて使うための GR DIGITAL や GX シリーズが本命で、普段使いのコンデジは他社製のほうが使い勝手が良い印象を持っているので CX2 を買うことはないと思いますが、またしても度肝を抜かれてしまいました。ええ、カラバリのツートン(グレー×ピンク)の配色にも、度肝を抜かれましたが(;´Д`)ヾ。

いやあ、一時期は完全に興味を失いかけたコンデジですが、最近はメーカーごとに進化の方向性が分かれてきて面白いですね。私は今のところ裏面 CMOS の威力を知りたいので WX1 にほぼ決めてますが、まだ秋モデルが出てきてないメーカーもあるので、そちらも楽しみです。

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2009/08/15 (Sat.)

DSC-WX1 を(軽く)見てきた

銀座に出かける用事があったので、ついでにソニービルで DSC-WX1・TX1 の先行展示を見てきました。

DSC-WX1

置いてあったのは(私が見た限り)ゴールドのみ。レンズ周りから何からキンキンで、かなりゴージャスな雰囲気漂ってます。今までの普及機としての「W」シリーズとも、高級コンパクト路線の W200・W300 とも違った雰囲気で、W シリーズもずいぶんデザインコンシャスになったものです。
イメージ的には W シリーズらしい沈胴レンズに T700 路線の「一枚の金属板から切り出した」的なデザイン手法を持ち込んだ感じでしょうか。こんなにイメージ変わると同じブラックに買い換えてもバレるじゃないか(ぉ。

DSC-WX1

今使っている W170 とほぼ同サイズだろうと思い込んでいたんですが、実物を見てびっくり。W170 よりも一回り小さいです。シャッターボタンや電源ボタン周りも直線的なデザインになって、実用性よりもデザイン方面に振られた感じ。もう少し道具らしさを前面に出したデザインでも良かった気がしますが、W シリーズがこっち方面のデザインになったということは、別途最近流行りの高級コンパクトが出てくる予兆・・・とか淡い期待を抱いてみる。

DSC-TX1

同じく Exmor R を搭載した TX1 も隣に置いてありました。これはかなり鮮やかなブルーで、個人的にこっちもなかなか良いかも、と思いましたが、カメラでタッチ系の操作というのはどうも身体が受け付けないので、パス(´д`)。

肝心の画質のほうは、展示機の液晶画面でしか確認できなかったので、何とも・・・。デジカメ Watch の記事がかなり参考になるので、今のところそれで判断するしかなさそうです。

ソニー「サイバーショットDSC-WX1」ファーストインプレッション (デジカメ Watch)

まあ、それでも今の W170 の不満点をかなり解消してくれそうな感触があるので、かなり期待。イメージセンサが新規なので画質面のチューニングは詰めが甘そうな気もしますが、たぶん 2~3 世代モデルチェンジする頃にはまた買い換えたくなっているだろうから、気にしない(笑。

ということでカメラ本体は事実上筐体デザインを見てきただけ、といったところですが、むしろ感動したのはこれ。

Party-shot

「Party-shot」の動作デモをやっていました。今年の PIE でも参考出展してましたが、当時はまだ技術展示だと思ってたからあまりチェックしてなかったんですよね・・・。でも、こうして製品レベルのものが動いていると、なかなか感動的です。顔認識技術があれば自動追尾するところまではそんなに難しいことじゃなさそうですが、自分で構図を判断してズームする焦点距離を決める、というのは実際に動いているのを見るとかなり面白いです。
ただこういうのはデモじゃなくて自分の生活に入り込んでみないとどの程度使い物になるか判断のしようがないものですが、面白いのでとりあえず一台買ってみたい。

Sony Aquarium

カメラを見た後は、夏の間じゅうやってる Sony Aquarium を見学。銀座に来たのは奥さんの買い物のおつきあいで、買い物してる間は私が娘を連れて時間をつぶす・・・という役回りだったので、このイベントにはかなり助けられました(^^;。毎年この期間、ソニービルは子どもだらけで大変なことになるので、アテンダントの方々は大変だろうなあ・・・と察しつつも利用させていただいてます。「ニモ」からかなり時間が経っているのに、相変わらずカクレクマノミは人気ですねー。

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2009/08/07 (Fri.)

Cyber-shot DSC-WX1

うわ、なんか変な時期にインパクトのあるコンデジが出てきた・・・!

ソニー、世界初の裏面CMOS搭載デジカメ「サイバーショットDSC-TX1」 (デジカメ Watch)
ソニー / Cyber-shot DSC-TX1icon

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ソニー、24mm対応の裏面CMOS搭載機「サイバーショットDSC-WX1」 (デジカメ Watch)
ソニー / Cyber-shot DSC-WX1icon

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DSC-T シリーズと DSC-W シリーズが Handycam に先行搭載されていた裏面照射型 CMOS「Exmor R」を搭載してリニューアル。新しく DSC-TX シリーズ・DSC-WX シリーズとなりました。
こないだの Handycam CX520V といい、お盆前の妙な時期に強力な製品が出てきますね。XR520V のメモリメディア版にしろ、コンデジへの Exmor R の搭載にしろ、早くても来年春の CP+ 前後じゃないかと思っていたので、完全に裏をかかれました。変な時期に出てきたのは、モノが売れない市況だからこそ、出し惜しみせずに積極的に前倒し投入とかいう方針だったりするのかなあ、と邪推してみる。

まあどちらもざっくり言ってしまえば DSC-T・W シリーズに Exmor R を搭載しただけといえばだけですが、それで感度性能が大幅に向上し、暗部ノイズの低減や高速シャッターの実用性に好影響が出るので、コンデジにとってはそれだけで買い換えの価値があるくらいの進化です。
コンデジは長らく画素数向上に頼った進化を続けてきて、近年でこそワイドレンズや手ブレ補正、顔検出機能といった付加価値を模索してきましたが、基本的には「量的な進化」によって市場を引っ張ってきていました。でもそれには限界があって、何らかの「質的な変化」がないとブレイクスルーはないわけで、今回はそれが撮像素子の革新という基幹デバイスの進化によって訪れたということができるでしょう。今のところ裏面照射 CMOS は他社に供給されていないようですが、もし供給が開始された暁には、一年後にはコンデジは画質も使い勝手も今と全く違った水準のものになる可能性が高いと言えます。

私のほうは、ちょうど昨日の長野出張のついでに、深夜の松本城をカメラに収めようとしてみたのですが、

夜の松本城

ライトアップもされていなかったためこんな↑状態で、コンデジで三脚もなしじゃ全然ダメか(´д`)と打ちひしがれていたところだったので、まさにナイスタイミング。もうかなり買い換えるつもりになっているんですが、私はやっぱり WX1 かなあ。撮像素子の性能が段違いになっていて、多少口径の小さいレンズでもデメリットが隠れる形になるので、より薄くて起動も速い屈曲光学系の TX1 も今回はけっこうイケルのでは?という予感があるものの、WX1 なら今の W170 から買い換えてもバレにくいから(ぉ。ここまでデザイン踏襲するなら、もういっそのこと前面のヘアラインアルミ継続してくれれば良かったのに・・・。

さておき、WX1 は光学系もリニューアルされていて、いよいよ 24mm(相当)スタートの 5 倍ズーム。W170 の 28mm(相当)でもワイド端では画面周辺部がそれなりに流れたので、今回はもっときついんじゃないかとも思いますが、ワイド端で使うことはそんなに多くないので「いざというときに対応できる」ことのメリットのほうが大きいかと。ただ、前から言っているとおり電源投入直後にワイド端でなく 35mm(相当)程度の焦点距離からスタートしてくれる設定が欲しいですね。ワイド端がより広角になったのなら、なおのこと。
ちなみにレンズは従来の Vario-Tessar 銘から G レンズ銘に変更されています(TX1 は光学系を全機種から継続しているからか、Vario-Tesar のまま)。最近の Cyber-shot/Handycam は Zeiss へのパテント/ブランド料節約のためか、自社ブランド向上のためか Zeiss から G へのレンズ変更が進んでいますが、この辺のレンズで「G」だったらαの G レンズの価値ってどうなるんでしょうね(まあ、これは従来の Zeiss ブランド使用にも言えたことですが)。これで G ならαレンズは無印のものでも全部 G レンズと言えそうな気がして、微妙な気持ちになってきます(´д`)。もうちょっとブランドを大事にしてほしいなあ・・・。

あと、周辺機器でも面白いのが出ています。

ソニー、顔を追いかけて自動で撮る電子雲台「パーティーショット」 (デジカメ Watch)
ソニー / Party-shot IPT-DS1icon

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この春の PIE で参考出品されていたやつですね。顔認識機能をベースに雲台が回転して被写体を自動追尾し、アングルやズームをカメラが決めて自動撮影するというもの。まずはこのアイディアが面白いじゃないですか。シチュエーションさえ合えば実用面でも案外使い途があって面白いものになりそうだと思います。ただ、日本人に「Party-shot」という概念がどの程度理解されるかは未知数ですが。
とりあえずこれも買ってみたいガジェットの一つに加えておきました。

投稿者 B : 00:54 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2009/07/28 (Tue.)

RICOH GR DIGITAL III

リコー、F1.9レンズ搭載の「GR DIGITAL III」 (デジカメ Watch)
リコー / GR DIGITAL III

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リコーが GRD シリーズの 3 世代目にあたる「GR DIGITAL III」を発表。事前にはいろいろ噂が飛び交っていましたが、蓋を開けてみれば実にリコーらしい、堅実なモデルチェンジとなっていました。

外観変わらず、光学系を刷新。28mm F1.9 というこのクラスにしては明るい単焦点レンズを搭載し、写真表現の幅が広がりました。逆に CMOS 採用は既定路線かと思われた撮像素子は GRDII と同じく 1,000 万画素 CCD のまま。旧型比で高感度性能が上がっており、また画像処理エンジンもバージョンアップすることで、画質の水準が向上しているものと思われます。
また背面液晶も(ようやく、といった感じですが)VGA 対応の 3.0 型になっており、最近のトレンドに追いつきました。

相変わらず手堅いですね、リコーは。無闇にシェアを追うんではなく自社ファンの囲い込みに余念がなく、口コミベースで順調に売れていてその規模に満足しているからこそ採れる戦略なんだろうなあ・・・という見方をついしてしまいますが(笑)、現行機種ユーザーにも悔しすぎず、でも買い換える人にはそれだけの動機を与える良い塩梅のモデルチェンジだと思います。
個人的には 28mm 単焦点は持て余すので GX200 の後継待ちですが、今の GX シリーズは GRD のズーム版という位置づけなので、進化の方向性もたぶん似たようなところではないかと。そうすると CMOS 採用はない可能性もあるし、それなら値下がりしてきた GX200 で十分じゃ?という気もしてきます(;´Д`)ヾ。まあ、最近の私のマインド的にはコンデジやマイクロフォーサーズ機よりも EOS 30D のリプレースに向かっているので、このカテゴリのカメラに対する興味が若干醒めてきているからかもしれませんが。

でもこういうファンが多いシリーズというのは羨ましいもので、一度祭りに乗ってみたいなあ・・・というヨコシマな気持ちもなくはないのですが(汗。

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2009/02/20 (Fri.)

RICOH CX1

リコー、4コマ/秒連写のCMOS搭載モデル「CX1」 (デジカメ Watch)

リコー R シリーズがモデルチェンジして「CX」シリーズに。一見そんなに変わっていないように見えますが、撮像素子を CCD→CMOS に変更し、画像処理エンジンを一新して中身は全面リニューアル。もちろん液晶ディスプレイは VGA 対応と、大きくブラッシュアップしてきました。センサスペックもそろそろ 1,200 万画素が主流になり始めている中、あえて画素数を下げてまで CMOS の採用に踏み切ったのは、画素数礼賛ではなく純粋な画質にこだわってのことですかね。

今でこそデジタル一眼レフは CMOS が主流ですが、コンパクト機ではかなり珍しい。私の記憶にある限り DSC-R1 くらいまで遡らないと CMOS のレンズ一体型デジカメはないのでは?CMOS は CCD に比べて広ダイナミックレンジかつスミアレスなので、画質面ではメリットが高そうです。でもこのサイズの CMOS センサって、どこ製だろう・・・。

景気後退が促す原点回帰 (デジカメ Watch:本田雅一の業界トレンド予報)

まさに面白くなくなって久しいコンデジ市場における本田氏のコラム、ある種この市場の今後の方向性を示唆していますね。
そういう意味では今シーズンも既に各メーカーの方向性の違いが明確になり始めていて、得意の高速連写を薄型コンパクト機にも持ちこんできたカシオ、720p の HD 動画撮影に対応してきたソニーパナソニック、伝統の画素ずらし技術を高画質化に振り向けてきたフジ、自動撮影/自動補正機能を強化してきたニコン、モデル数ばかり多くて相変わらずデザイン以外にこれといった特徴がないキヤノン、という図式が見て取れます。動画撮影への対応はある意味正常進化と言えるもので、個人的には歓迎なのですが、今シーズンのカムコーダの出来の前にはまだまだ地味。これで 1080p 動画対応だったりしたら今の DSC-W170 から買い換えたでしょうが、720p だとちょっと中途半端感があって(ま、Web にアップする程度なら十分だけど)今すぐ買い換えたいというほどではないんですよね。

そういう点ではストレートに「画質勝負」に出てきたと言えるリコーとフジのアプローチが、地味ながらも現時点では最も理解しやすいような気がします。最近ぼちぼち形になり始めている無線 LAN 対応なども含め、他はやっぱり技術主導でまだまだ提案のレベルに届いていないというか。そうやって単純なカメラ以上の価値を見いだしていかなければ、閉塞感ある現状を打破できないのは間違いないにしても。

にしても CX1 いいなー。W170 のリプレースには早すぎるけど、GX 系に同じような方向性の進化があるようなら、GX100 の買い換えは検討の価値ありだな。

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2008/12/24 (Wed.)

Cyber-shot DSC-T700

奥さんが「自分のデジカメが欲しい」と言うので、一台買いました。

ソニー / Cyber-shot DSC-T700 (ゴールド)

Cyber-shot DSC-T700

我が家の電子機器類は何も言われなくても私が買っているので、ケータイ以外で電子機器が欲しいと言われたのはこれが初めてかも。来年から娘の幼稚園が始まって催事で写真を撮る機会が増えるので(今も行ってるけど週 2 回の 2 歳児コースなのであまり行事がない)、確かに必要といえば必要。

機種選定はけっこう悩み、最終的には DSC-T700 と DSC-W300 の二択になった結果、画質よりも大画面と薄さが優先事項ということで T700 になりました。ま、ケータイの内蔵カメラからのステップアップなので、大画面はけっこう重要です。
ケースは純正 LCS-THP のレッド。写真は実物よりも鮮やかめに写っちゃってますが、本物はもう少し落ち着いた赤です。ゴールドの本体に赤いケースってなんか妙にめでたい人みたい(ぉ。でも、実物の組み合わせとしてはそれほど悪くない色味です。

ちなみに、ソニースタイルのメッセージ刻印サービスを利用してみました。どんなメッセージにしたかは伏せておきますが(別に個人名を入れたりしてるわけじゃないですが)、仕上がりは悪くないですね。

自分用に買った DSC-W170 と同じく、どちらかというと消去法的に選んだのですが、あまり使わないだろうと思っていたスライドショーやペイント機能をウチの奥さんが意外と楽しげに使っているようなので、良かったかと思います。オトコとは写真の楽しみ方も違うと思うので、結果的に良かったんじゃないかな。個人的には、W300 も使ってみたかったですが(笑。

その他、本体に合わせて買ったのは液晶保護シートインフォリチウムバッテリ。インフォリチウムは今回「D」型で W170 とは互換性がないのですが、サイズ的には DSC-T9 についていたインフォリチウム「T」とほぼ同じ。後方互換はあるようですが(「D」バッテリは DSC-T9 で使えるけど、「T」バッテリは DSC-T700 では使えない)、T9 のほうはもうほぼ使えないので、あまり意味はありません。あ、充電器は互換性があるようなので、それは使えるか。

本体の質感は歴代の DSC-T シリーズの中では最も良いし、写りも悪くないし、スマイルシャッターモード時にもマニュアルでシャッターが切れるようになっていたり、以前の機種に比べると改良はかなり進んでいます。ただ、せっかく高解像度の液晶を積んでいるのにメニュー表示の解像度が低くてギザギザしているとか、スライドショー再生中の画面表示(BGM の音量やスライドショー終了のボタンが表示される)をオフにするために「戻る」ボタンをタッチしなくてはならないとか(そこに表示すべきは「戻る」ではなく「画面表示を消す」とか「閉じる」とかだろ)、UI 周りでちょっと気持ち悪い部分が散見されるのは残念なところ。ま、撮影の本筋に関係ない部分といえばそうなのですが、その周辺の楽しみに価値を見いだす人に買い与えたものなので、余計に気になるというか。

自分用じゃないのであまりいじれないのですが、ちょこちょこ使ってみます。

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2008/09/25 (Thu.)

photokina 2008

ドイツ・ケルンで photokina 2008 が開催されてますね。今年はもうα900EOS 5D Mark II の登場で、フルサイズ DSLR 一色になってしまうかと思っていたのですが、意外にいろんなところで盛り上がりが広がっている様子。

ペンタックス、APS-Cセンサーで最小ボディの「K-m」 (デジカメ Watch)

ペンタックスから APS-C サイズでは最小の DSLR「K-m」が。オリンパスの E-520/420 があってマイクロフォーサーズも出てしまったタイミングなので、正直ちょっと苦しいかとは思いますが、そこはデジイチ世代での元祖パンケーキレンズを持っている K マウント。レンズの選び方次第では面白い使い方ができそうです。

オリンパス、マイクロフォーサーズ試作モックアップを展示 (デジカメ Watch)

マイクロフォーサーズ第 1 弾の LUMIX G1 とは違い、こちらはレンズ交換式レンジファインダというか、「一眼ではない」スタイルの小型・薄型カメラを模索している模様。試作機とはいえレトロすぎるデザインはちょっと好きになれませんが、それでもマイクロフォーサーズの良さを殺している LUMIX G1 とは対照的なアプローチで面白い。リコー GRD やシグマ DP1 などの高級コンパクトの流れに乗れれば、一つのカテゴリを形成するような気がします。
個人的には DSLR+コンパクトズーム機という組み合わせが馴染んでいるのでこっち方面にはあまり興味がありませんが、製品化が楽しみなジャンルではあります。

【速報】ライカ、AF搭載デジタル一眼レフ「S2」を発表 (デジカメ Watch)

こちらはライカの DSLR「S2」。ライカのことなのでたぶん私みたいな貧乏人は眼中にない価格になりそうですが、一度は触ってみたい。パナの OEM ではなさそうなので、ちょっと安心(ぉ。

シグマ、新画像処理エンジン搭載の「DP2」など開発発表 (デジカメ Watch)

こちらはシグマ。相変わらずがんばってますが、「DP1」の後継が早くも登場するようです。DP1 は写りは最高だけど操作性最悪という評判のカメラで(実際に私も触ってみてそう感じました)、操作性やレスポンスの改善が急務。DP2 は光学系や撮像素子には変更がなく、主に画像処理エンジンやソフトウェア、操作性のブラッシュアップが中心みたいですが、どの程度扱いやすいカメラになっているのか。「この不便さを楽しむ」という楽しみ方もあるんだとは思いますが、私のような未熟者には快適に撮れないカメラは持ち歩いていないのと同じなので、改善を望みたいところ。

シグマ、「24-70mm F2.8 EX DG HSM」を発表 (デジカメ Watch)

なにげに今回の photokina に出てる製品の中で(5D2 とα900 を除いて)一番気になっているのはこの製品だったり(笑。シグマの 24-70mm F2.8 EX が 4 年ぶりにモデルチェンジして、マクロ機能を失った代わりに HSM と円形絞りを手に入れました。
私はこの春に Vario-Sonnar 24-70/2.8 ZA を少しだけ試してみてから、24-70mm F2.8 というレンズの意外なほどの使い勝手の良さをかなり気に入ってしまい(まあ、使ったのがよりにもよってツァイスだったのも墓穴でしたが)、以来このクラスのレンズはずっと気になっていました。F2.8 通しの標準ズームといっても APS-C 向けの 18-50mm クラスじゃちょっとテレ端が物足りないし、広角ズームや 17-70mm の標準ズームを持っていれば広角はそっちに任せて 24-70mm F2.8 でテレ端の明るさを取ったほうがバランスが良さそうなんですよねえ。あと、いつの日かフルサイズに移行するかもしれない可能性も考えると、一本持ってても良さそうな気がし始めています(さすがに VS24-70 は買えませんが・・・)。
カメラメーカー純正の 24-70mm F2.8 クラスよりもかなり安価になりそうなのもポイント。旧型のマクロ機能よりも新型の HSM のほうがメリットは大きいし、発売されたらちょっと狙ってみたいレンズですね。

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2008/08/21 (Thu.)

RICOH LC-1

GX100 用の自動開閉式レンズキャップを入手しました。

リコー / 自動開閉式レンズキャップ LC-1

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量販店ではなかなか入荷の目処が立たないということで当面諦めていたんですが、たまたま Amazon を覗いてみたら出店しているショップに在庫ありとなっているじゃないですか。定価かつ別途送料ながら、これを逃したらまたいつ入手できるか分からないので、発注しちゃいました。

つけてみたら、こんな感じに。

RICOH LC-1

かなりいかついです。ギミックは面白いですが、フタが中央からバガッと開いて円筒が伸びてくるさまは、なんかこれからメガ粒子砲でも発射しそうな勢いで、何とも言えない威圧感があります(ぉ。

これでいちいちレンズキャップを外さなくてもサッと撮れるようになり、利便性がかなり向上しました。ただ、今まではケースにも入れずにカバンに放り込んでいたんですが、カバンの中で電源ボタンが押されてレンズが出てしまう事故が何回か発生したので、そういう意味では不安(ノーマルレンズキャップのときは、キャップでレンズが押さえられて「レンズキャップを外してください。」というアラートが出るだけだった)。この際だから何かケースを買おうかと思って物色してはいるんですが、一般的なコンデジよりも微妙に大きいせいで、汎用のデジカメケースでなかなか合うものがありません。純正はデザインがイマイチで、あまり使いたくないし・・・。

余談ですが、先日「電源オン時はワイド端ではなくて 35mm あたりからのスタートにしてほしい」と書いていましたが、マイセッティング登録を使えばデフォルトの焦点距離も記憶できるんですね。マニアックだけど素晴らしい仕様だと思います。

こんな感じで GX100 にハマッている、最近の私。

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2008/08/20 (Wed.)

RICOH R10

リコー、3型液晶や電子水準器を搭載した「R10」 (デジカメ Watch)

私も買おうか最後まで迷った「R8」からたった半年で後継機種の登場。型番的には一つ飛んでますが、内容的には液晶モニタの大型化とソフトウェア的な機能追加が中心のマイナーチェンジモデルといったほうが正しいかも。ただ、GX200 で搭載された機能なんかにも追従してきていて、「リコーらしいコンデジ」としては完成度が高まっていると思います。

個人的には普段使いのコンデジとして Cyber-shot W170、こだわり用途に GX100 というラインアップを揃えてしまったので、今さら R10 はちょっと中途半端ではあります。でも、最近のリコーの攻めの姿勢はちょっとすごい。私も順調に値下がっている R8 が、R10 登場で処分価格になったら・・・なんて邪なことを思ったり、思わなかったり。

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2008/07/27 (Sun.)

RICOH Caplio GX100

以前のエントリーで、
性能的には GX100 でも十分なので、型落ちの GX100+RICOHFLEX ステッカーでも良いけど(笑。

とか書いていたら、

リコー / Caplio GX100

現実になってしまいました^^;;;

この blog を読んでいたらしい某 K さんが「それと全く同じ状態の GX100 があるけど、GX200 に買い換えたから譲ろうか?」とのことで。えっと、この blog のこと教えてなかったんですが、なんで知ってるんですか(;´Д`)ヾ。
もともと中古購入したものらしいので、私でおそらくサードオーナー。さすがにかなり使い込んだ感はありますが、写りには関係ないのでそんなに気にしません。むしろ気兼ねなく使い倒せるってもんです。

まだそんなに使い込んでいないのですが、コンデジでは Cyber-shot 以外を使うのは実は初めて(Cyber-shot は歴代 15 台、よく乗り換えたもんだ・・・)。操作性がけっこう違うのでメニュー操作からして戸惑ってはいますが、それはさておき所謂「ネオ一眼」以外でこういう高級コンパクト機を使うのも始めてなので、楽しいです。Cyber-shot とは違って NR は比較的少なめで、素直に出力してくれる印象です。ただ、ワイド端 24mm はさすがに広すぎるので、電源投入時はやっぱり 35mm 前後スタートにできるよう設定できないのかなー。

中古ながらも新鮮な気持ちでいじらせてもらってます。もう少しいろいろ撮ってみてからまたインプレ書きますね。

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2008/07/08 (Tue.)

GX200 を見てきた

量販店に行って見てきました。

リコー / GX200

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正直言って GX100 と GX200 の外観上の違いって、軍艦部の「CAPLIO」と「RICOH」ロゴの違いと、レンズ部のシルバーアクセントの意匠の違いくらいだと思っていたんですよ。でも、よく見てみると仕上がりが全然違う。モードダイヤルやシャッターボタンの表面処理は GX100 より一段上の高級感があるし、本体そのものの質感もより「高級コンパクトらしい」シボ感が少しだけ出ている感じがします(でも、もしかしたら展示機なので旧型は表面のシボが劣化しただけかも)。

EVF も覗き比べてみましたが、同じ EVF を付け替えて試しているだけなのに、なんか GX200 のほうが精細感が微妙に高い感じ?こんなに違うものなんですかね。
EVF というと、以前(EOS を買う前に)使っていた Cyber-shot F828 が EVF でしたが、あの EVF と初めて覗いてみた DSLR(*ist D)のピント感のあまりの違いに DSLR を買う決意を高めた、という経験から、私はあまり EVF を信用していないんですよね。ただ、GX100/200 の EVF は F828 のそれよりも若干解像度は低いながら、見え方的には F828 当時よりも向上しているのでは?と感じました。まあそれでも EVF である以上は「写真を撮ってるぞという高揚感の演出」程度の意味しかないのでしょうが、ちょっと EVF を見直した瞬間でした。

ということで、見てたらやっぱりだんだん欲しくなってきたんですが、VF KIT はどうやら 1 ヶ月待ち(本体単品なら持ち帰り可能)、レンズキャップ LC-1 に至っては納期未定という状態らしいです。リコー側の見込みが甘かっただけかもしれませんが、やっぱりかなり人気なんですかね。希少性が高いと分かると欲しくなる、人間の悲しい性(^^;

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2008/07/03 (Thu.)

GX200 が欲しくなってきた

GX200 の発売日も明日に迫ってきましたが、Web 上の情報とかが出揃ってきたら、やっぱりだんだん欲しくなってきた(;´Д`)ヾ。

リコー / GX200

B001BKUTOK

金太郎飴状態のコンデジ市場にあって、独特の光を放つ玄人好みのものづくりはもちろんのこと、公式 blog とか Web サービスとか、いわゆる旧世代の写真趣味にとどまらない「模索してる感」が最近のリコーからひしひし感じられて、妙に惹かれます。実際には真正面から消耗戦をやっても勝てないから、あえて戦場をずらしに行っているんだとは思いますが、勇気を持ってこういうアプローチに向かえる(一定規模以上の)日本企業ってなかなかない。そういう意味でも共感を覚えるんだろうなあ。

夏ボの可処分分(要するに税金とか貯金とかを除いたもろもろ)はもう使ってしまったので、先立つものがないんですが、何とかして工面できないかと思案中・・・。とりあえず、発売されたら販売店に見に行ってみようと思います。

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2008/06/25 (Wed.)

RICOH GX200

リコー、1,200万画素になった広角24mm対応デジカメ「GX200」 (デジカメ Watch)
リコー、「GX 200」の発表会を開催 (デジカメ Watch)

評価の高い Caplio GX100 の後継機種が登場。私の身の回りではむしろ GRD よりも R8 よりも GX100 所有率が高いような気がしますが、私も結構気になるカメラでした。やはり最近のリコーは良い。
今回は撮像素子の画素数向上、水準器装備、テレコン対応、スクエアフォーマット(1:1)対応など順当進化。個人的には水準器とスクエアフォーマット対応が気になるポイントですが、本当は R8 同様に Caplio ブランドが外れたのが一番嬉しい(ぉ。GX100 も何度か買おうかと考えたものの、高いのと CAPLIO ロゴがどうも気に入らなくて二の足を踏んでいました。ムック本に付属のステッカーを使って「RICOHFLEX」ロゴに貼り替えるという手もありましたが、それもなんかねえ(^^;

コンデジはやっと買い換えたとはいえ、やっぱり GRD や GX100 は気になっていたので、引き続きちょっと気になるカメラだったりします。性能的には GX100 でも十分なので、型落ちの GX100+RICOHFLEX ステッカーでも良いけど(笑。

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2008/04/25 (Fri.)

DSC-W170 のケースとバッテリ

DSC-W170 を単品で買ってしまったので、ケースとバッテリを別途買ってきました。

ソニー / ソフトキャリングケース LCS-TWB/H (ダークグレー)
ソニー / リチャージャブルバッテリーパック NP-FG1

バッテリはインフォリチウム G。本体付属品はただのリチウムイオンですが、インフォリチウムに慣れてしまうと普通のバッテリは使いたくなくなってしまうので、付属品のほうは予備に回すかなあ。バッテリチャージャーの互換性がなくなってしまったので(今まで使っていたのはインフォリチウム T/R/E 用)、職場に置いておく用のチャージャーをどうするか悩み中です。

ケースは LCS-TWB のダークグレー。ダークグレーといってもブラウンがかったグレーで、オレンジのアクセントがキレイだったので。最近なんかオレンジ好き。ただ、ブラックの本体とは微妙に合ってないかも(´д`)。
でも最大の問題は本体にぴったりすぎてしまいにくいところでしょうか。マグネットタイプのボタンがいまいち閉まりにくいのと、本体を入れていると窮屈に見える(メタボっている人が無理してピタ T を着てるような雰囲気)のが、微妙・・・。

もしかしたらケースは純正にこだわらずに別のを探すかもしれません。

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2008/04/24 (Thu.)

DSC-W170 到着

買いましたょ。

ソニー / Cyber-shot DSC-W170 (ブラック)

リコー R8 あたりと散々迷って発注した挙げ句、翌日に DSC-W300 が発表になってその翌日に届く罠(;´Д`)ヾ。
自分の場合は DSLR もあるからそんなに広角は使わないだろうし、むしろ撮像素子サイズが大きいほうが画質面ではメリットがあるし、広角はワイド端での画質が厳しいものが多いし、で個人的には W300 のほうが良かったかなーと思ったりしました。まあ、W170 のフロントパネルのヘアライン加工は好みだし、コンデジで 13.6Mp なんて画素数あっても持て余すだけだし、手持ちのどの一眼レフよりも高解像度なのもシャクなので(ぉ)と自分を納得させる・・・。GW に使いたかったし、28-140mm 相当のズームはツブシが効きそうなので、これ自体に後悔はしてませんが。

カラーは迷いましたがゴールドは好みの範囲外、レッドは良い色が出ているけど私のキャラに合わない、シルバーは一見良いけどけっこう指紋がついてギラついてきそう(店頭展示品はそうなっていた)ので、結局ブラックに。背面の操作ボタン系がシルバーなのがちょっと浮いているような気もするので、できればオールブラックにしてほしかったところ。

今週末にでもちょっと使ってみます。

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2008/03/29 (Sat.)

DSC-T9 故障

2 年余り使ってきた DSC-T9 が故障しかけている模様。撮影モードで電源を入れると、起動時に一瞬ケータイのバイブのような微振動(ケータイのそれより若干弱い)を 2~3 ヶ月前に感じるようになっていたんですが、最近そうなったのか、最初からそうだったのに気づいていなかっただけなのか分からず、とりあえず放置していました(KDX やα700 を買って、電源のオンオフ時にセンサクリーニング機能が動作して微振動を感じるのに慣れたからかも、とも思いましたが、T9 にはそもそもアンチシェイクはあってもアンチダストはない)。
でも、昨日の会社の送別会で急にその振動がひどく・長くなり、しまいには液晶画面に「E:62:10」のエラーコードが表示され、フォーカスの精度が落ちたりひどいときには CCD が認識する画像自体がブレたりするようになってしまいました(´д`)。電源のオンオフを繰り返すとちゃんと撮れるようになることもあったので、とりあえずその場はしのぎましたが、調べてみるとやっぱり故障のようです。おそらくアンチシェイク機構の誤動作か何かだと思われ。

もう間もなく買い換えるつもりになっていたとはいえ、T9 は常にカバンの中に入れて日常のメモやらなにやら重宝していたので(個人的にケータイのカメラは信用してない)、短期的にでも使えなくなるのはちょっと痛いなあ。まだ 3 年保証の期間内なので無償修理の対象になるでしょうが、やっぱりこれはすぐにでも買え、という神のお告げでしょうか(;´Д`)ヾ。まあ、壊れているならいるで公明正大に買い換えの口実ができたわけで、いいけど(ぉ。

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2008/03/20 (Thu.)

PIE 2008

PIE 2008 に行ってきましたよ。

まずは前から見たかったαのフルサイズ機(モックアップ)から。展示の前に常に人が溜まっていて近づけない(´д`)。モックにはそこそこシルク印刷も入り、順調に開発が進んでいることを伺わせます。VS24-70 が標準レンズ的に装着されているのがそそるなあ。

一緒に参考展示されていた新レンズ群。PMA で展示されていたものと全く同じっぽいですが、レンズにはコーティングがされていないようなので、まだ完全なモック状態みたいですね。作りからしてどれもツァイスもしくは G レンズのように見えます。白い望遠単焦点は間違いなく G でしょうが、広角の単焦点はやっぱり Distagon?だといいなあ・・・P85 も欲しいのに、さらに欲しいレンズが増えてしまいますが。

こっちは気になっていた新レンズ 70-300mm G SSM。発売前の試作機とのことで実写画像は持って帰れませんでしたが、実物を初めて触れただけでも収穫かも。見かけによらず軽量で取り回しは良さそう、それでいて見た目は EF70-300mm IS USM より品位があってこれは好きかも。
G レンズなのにそんなに明るいわけじゃないのが気になっていましたが、α700 の液晶で見た限り、ボケ味や雰囲気は悪くなさそう。早く実写サンプルを見てみたいものです。位置づけ的に EF70-300mm とモロかぶりなので迷いますが、αレンズは今のところ実質 VS16-80 DT しかない状態なので、気になるレンズ。

DSC-W170。ようやく広角になりました。
ものすごーく物欲をそそるというほどではありませんが、作りはキレイだし、コンパクトだし、スマイルシャッターを使ってもみたいし、やっぱり次のコンデジはこれかなあ。リコーの R8 と迷う・・・。
ちなみに電源投入時のレンズはやはり 28mm スタートでした。35mm スタートにも設定可能にしてほしい・・・。

続いてキヤノンブース。明日発売の Kiss X2 には人だかりができてました。私も実物に触れたのはこれが初めてですが、KDX ユーザーから見ても買い換えたくなる出来ですね。やっぱり 3 インチ液晶は羨ましいし、ライブビューもそれなりに使い物になりそう。
標準レンズの EF-S18-55mm IS も軽くてコンパクトで、意外と悪くない?まだ買って半年しか経っていない KDX を買い換えるのはちょっともったいないので、標準レンズを新調して気分だけリニューアルするというのもアリかな、安いし(笑。

直前に発表された IXY の新シリーズ。正直もう違いが分からなくなりつつあり。最近やっぱり PowerShot のほうがキャラが立ってて良い気がする・・・。

続いてシグマブース。密かに今回の PIE ではここが一番見たかったブースだったりして(笑。
参考出品の 50mm F1.4 EX はいきなりワーキングサンプルがありました。撮影は NG でしたが、とりあえず自分の EOS 30D につけさせてもらえました。画質は撮影できなかったのでよく分かりませんが、愛用している Planar 50mm F1.4 と同スペックで AF が使えるのが魅力です。さすがに Planar とはキャラクターが違うでしょうし、このスペックならキヤノンにもありますが、あえて今シグマから出てくるということは、相当自信があるんじゃないでしょうか。

こちらがある意味今回の本命だった 120-400mm OS HSM と 150-500mm OS HSM。120-400 のほうの実機を触らせてもらえました。
さすがに 400mm 級となるとズームリングのトルクはかなり重め。これはちょっと疲れそうな重さですね・・・。本体質量も 1.8kg 弱とこちらも重量級で、OS つきとはいえ手持ちは辛そうです。
使ってみた感じだと、HSM からイメージしていたほどは AF は速くなさそう(電動モーターよりは速いけど)です。せめてフォーカスリミッターがついていれば補えるんですが、どうやらそれもなし。この後にキヤノンブースで触らせてもらった EF100-400mm が直進ズーム・高速 AF・フォーカスリミッターありでかなり使いやすかったのに比べると、使い勝手はかなり差があると言わざるを得ないようです。あとは実写画像待ちですが、これは F1 を撮るのに使うならキヤノンかなあと・・・。
150-500mm は動作機がなかったので触れませんでしたが、同時期のリリースでスペックも似通っているとなると、同じような感じなんですかね。

で、こちらが国内初公開となったシグマの超弩級レンズ、200-500mm F2.8。やっぱり圧倒的で、順番待ちができていました。
もうこれは撮ると言うより「狙い撃つ」と言うべきレベルではないかと(;´Д`)ヾ。いや、むしろ「悪いが今は狙い撃てないんでね。圧倒させてもらうぜ!」ってところでしょうか(ぉ。

シグマブースのメインはやっぱり DP1 という感じでした。スケルトンモックから分解パーツ展示まで、かなり濃い展示がされていましたが、やっぱりこのカメラ(というかこのメーカー)はハード至上主義なんだなあ・・・というのがよく分かる内容。もうちょっとソフト(というかファームウェア)もしっかりしてくれれば(´д`)。

コシナブースかと思えばツァイスブース。M、ZF、ZS、ZK、ZA の現存する交換レンズが一通り展示されており、小さいブースながら存在感がありました。やっぱりいいなあ・・・。
意外だったのが知らない間にツァイスのロゴ入りストラップなんかが発売されていること。出たばかりでまだ店頭には並んでいないかも、とのことですが、肩に当たる部分には柔らかいパッドが当たっていて使いやすそうでした。α700 のストラップとして買ってみても良いかも。

個人的に気になっていたトキナーの 35mm MACRO。マクロレンズというと 50mm、100mm あたりがメジャーですが、APS-C で室内で小物を撮るならこのくらいのほうが逆に使いやすい気がします。画角も実質フルサイズで 50mm を使うのと同程度になるし。
トキナーのレンズって無骨であまり好きになれないんですが、このレンズにはちょっと興味あり。

最後はオリンパスブース。発表になったばかりの E-420+パンケーキレンズと、E-520 と思われる新型の参考出品。以前から E-410/510 は気になってましたが、このパンケーキレンズの登場でさらに魅力的になりました。旧型の E-410 なら価格もかなり下がってきたし、遊び用として E-410+パンケーキに手を出してみたい気も(ただ、これ以上マウントは増やしたくない・・・)。
E-520 は詳細不明ですが、E-420 同様コントラスト AF が追加されているんですかね。E-420 は光学ファインダと AF 測距点が改善されていなかったので、E-520 も期待薄かなあ。

PIE って今年始めて行きましたが、最近テーマ性が薄れてきて散漫になり、話題も減ってきた CEATEC あたりと比べて全然面白いと思えました。個人的な趣味が最近写真に寄っているからというのもあるでしょうが、閉塞感が出てきた業界と、まだ伸びる余地のある業界(コンデジはもう頭打ちでしょうが・・・)の勢いの違いですかね。
まあ、無駄に物欲を刺激されに行っただけと言えなくもない(;´Д`)ヾ。なんかレンズ欲しいなあ・・・。

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2008/03/13 (Thu.)

IXY DIGITAL 820 IS

キヤノン、5倍ズームになった「IXY DIGITAL 820 IS」 (デジカメ Watch)
キヤノン、手ブレ補正機構を搭載した「IXY DIGITAL 95 IS」 (デジカメ Watch)

まだあったか、IXY。¥35,000~50,000 くらいの間に似たようなデザインで似たようなラインアップが細かくひしめき合っていて、そろそろ違いが分からなくなり始めました(´д`)。820 IS についている EOS を彷彿とさせるコントローラーホイールはちょっと気になりますが、そのくらい。キヤノンのコンパクトは IXY だけじゃなくて PowerShot シリーズもあるのに、こんなに乱発してどうするんですかね。個人的には、むしろモデルごとのキャラクター付けがはっきりしている PowerShot シリーズのほうが、最近は選びやすいと思い始めました。

この調子だと来週の PIE までにまだ他社からも何か出てくるかもしれませんね。薄く期待しながら待ってみたいと思います。

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2008/03/08 (Sat.)

春の新作コンデジを見てきた

今週、各社から一斉にコンデジの新型が発売になったので、店頭に見に行ってきました。購入候補になっているものの感想はこんなところ。

キヤノン / IXY DIGITAL 20 IS

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カラバリはけっこう好み。ブラウンもいいけどキャメルが一番好きですね。コンパクトで質感が良く、中身は IXY DIGITAL の上位モデル譲りとくればコンデジとしてはけっこう完成度が高いほうだと思うんですが、触ってみるとなんか普通すぎて心に響かない感じ(´д`)。¥35,000 前後という価格も、値下がってきた 910 IS や 2000 IS との差がなくなってきて、これなら上位機種を買っといたほうが良いんじゃ・・・という気分にさせられてしまい、悩ましいところ。
最も無難な選択肢ではあると思うんですが・・・。

リコー / R8

B0014JPJ6Q

発売直後だったせいか、けっこう人だかりができてました。一眼売り場を差し置いて、ビックのカメラ売り場でここだけ妙に男性率と年齢層が高いんですけど(;´Д`)ヾ。まあ、路線としてはかなりターゲットを絞ってきた製品だけに・・・。
これかなりよくまとまってるカメラだと思います。Cyber-shot とは操作性が全然違うので慣れないと戸惑いそうですが、割と直感的に操作できそうな感じ。質感も悪くなく、ブラックモデルなんかはまさに「男の道具」といったところ。個人的にはリコーのカメラで使われているシルク印刷のフォントが好きになれないんですが、それはあくまで子細。R7 で指摘されていた鏡筒繰り出し/収納時の音も比較的静かに抑えられていて(あくまでうるさいビックの店頭で聞いた限り)、完成度は高いです。あとは画質ですが、もうちょっといろんな人のサンプルが出始めてから評価したいと思います。
あえて難点を挙げるとすれば、思ったよりかさばることでしょうか。あと一回りくらいコンパクトなほうがいいんだよなあ。

シグマ / DP1

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これは購入検討というよりはとりあえず見ておきたいと思って。
やっぱりシグマはなんだかんだ言ってカメラメーカーにはなりきれないのか、あちこちで上がっている画質はともかく、カメラとしての作り込みはまだこなれていないですね。全体的に動作は緩慢で、シャッターボタン半押し(この半押しまでのストロークが妙に柔らかくて好みじゃない)で画面がいったん停まってしまうので、半押しじゃなくてシャッターを切っちゃったんじゃないかと勘違いしてしまいます。あと、レンズシャッターではなくキャップなので、展示品はもうすでにレンズが指紋でベタベタ(´д`)。10 万のコンデジでこれじゃねえ・・・という感じで、一気に萎えてしまいました。APS-C の撮像素子を採用した初めてのコンデジだけあって、画質に対する評価はかなり高いだけに、もったいない・・・。
個人的にはこれなら GR DIGITAL II のほうが使ってみたいと思いました。この春買う予定のスタンダードコンデジとは別に、検討してみようかなあ。


なんというか、最近全体的にコンデジを見てもワクワクしないことに改めて気づきました。DSLR を使っているからというのもあるでしょうが、そもそも製品がどれも金太郎飴状態で、強烈な個性を放っているのが GRDII と DP1 くらいという状態ですから。まあ、その中でも最近のリコー製品は、方向性が明確で好感が持てるのは確か。
PIE であれこれもう一度触ってみてから決めようと思います。

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2008/03/05 (Wed.)

DSC-W170 国内発表

ソニー、28mmからの5倍ズーム搭載「サイバーショットDSC-W170」 (デジカメ Watch)

このまま国内では発売しないのかと思っていた DSC-W170 の発売が発表に。

けっこう買うつもりになっていた R8 とスペック的にかぶる(ズーム倍率は R8 のほうが高い)のでちょっと悩みどころですが、コンデジにそこまで高いズーム倍率を求めていないし、手持ちのメモステ Duo が使い回せる(SD カードはほとんど持っていない)ので、個人的には条件はほぼイーブン。たまには Cyber-shot 以外のコンデジを使ってみたいという気持ちもあるし、複雑です。残念なのは W170 の発売が桜に間に合わなさそうなところでしょうか。

とりあえずどちらも今月中旬の PIE で触れるだろうし、それまでのあと 2 週の間に他にも良いのが出てくる可能性もあるし、ちょっとだけ様子見で。いずれにしてもこの春はなんか買います。

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2008/02/20 (Wed.)

RICOH R8

リコー、高級感が増した「R8」 (デジカメ Watch)

一日前に発表された Cyber-shot は期待していた W170 の国内発売がなくてがっかりでしたが、こっちはなかなか。奇をてらった機能こそないものの、強力なマクロ機能は従来から評判が良いし、地味ながら以前から気にはなっていました。Caplio ブランドを捨てて RICOH ブランドにしたのも、スタイルより実を重視したこのシリーズには合っていて、好ましいと思います。

少し前までならこういう超オーソドックスなカメラ然としたデザインは避けていたところですが、ここまで実直にやられると却って好感が持てるというもの。¥80,000 もする割に質感が価格に見合っていない GR DIGITAL に比べてこの R8 は価格なりの質感も備えているようで、悪くない。どうもちゃらちゃらしている割に金太郎飴的な最近のコンデジの中にあって確固たる信念を持っているようで、製品発表段階では気に入りました。

とりあえず実物を見てみて、桜が咲くまでにこれを超える製品が出なかったら、買っちゃうかも。

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2008/02/01 (Fri.)

シグマの新製品

シグマ、手ブレ補正搭載レンズ3機種を発表 (デジカメ Watch)
シグマ、「APO 200-500mm F2.8」の価格を決定 (デジカメ Watch)
シグマ、「DP1」の発売時期と価格を発表 (デジカメ Watch)

最近がんばっているシグマからもいろいろと新製品が。¥262 万するサンダーバード 2 号機はいいとして(ぉ、18-125mm、120-400mm、150-500mm というズームレンズに軒並み OS・HSM を搭載してきました。やっぱり去年出した 18-200mm OS の評判が良かったので、力を入れているんですかね。
今度 F1 観戦に行くとき(今年行くかどうかはまだ決めてませんが)までには 400mm クラスのズームレンズを手に入れておきたいと思っているんですが、キヤノンの 100-400L がリニューアルされないようなら、この 120-400mm OS HSM か既存の 80-400mm EX OS のどちらかにするかもしれません。AF が高速な HSM をとるか、描写性能の高い EX をとるか悩ましいところ。

コンデジは APS-C サイズの FOVEON センサを搭載した「DP1」がようやく製品化。今春発売で¥99,800 とのこと。まあだいたい予想の範囲でしょうか?性能が良さそうなのは認めますが、最初の参考出展から 1 年の間に DSLR の低価格化がどんどん進んで今や¥99,800 あれば軽量コンパクトなエントリー DSLR と 28mm/F2.8 程度の単焦点レンズを買ってお釣りがくる時代になってしまいましたからね。GR DIGITAL とかこういう世界観が好きなら良いですが、なんかもう私は KDX+EF28mm でいいやという気になってます。
とはいえ、最近のコンデジはどこも金太郎飴で面白くない状況が続いているので、こういう挑戦をしてくれるのは嬉しいですね。発売されたら触ってみたいです。

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2008/01/25 (Fri.)

Sony DSC-W170

Sony raises a smile with new W-Series (Digital Photography Review)

こちらも PMA 08 に向けて、SEL で Cyber-shot の複数の新モデルが出てきている模様。DSC-T300、DSC-H10、DSC-W シリーズ、DSC-S シリーズが登場しているようですが、個人的にはもう T シリーズは買う気がないし、H シリーズは求めている方向性と違うし、いつも通りだと S シリーズは国内では出ないだろうし、ということで唯一 W シリーズが気になります。最上位機種の W170 は「ようやく」広角 28mm に対応するようだし、評判のスマイルシャッターも搭載してくるようなので、消去法で選ぶならこれかなあ。今の DSC-T9 を使い続けるのもそろそろ限界です。

ただ、どれも順当進化すぎて驚きに欠けるのも事実。一つくらいサプライズがあってほしい気がします。


キヤノン、動き検出機能を新搭載した「IXY DIGITAL 20 IS」 (デジカメ Watch)

IXY にも新モデルが登場。春に出てくるのは常にカジュアル系のラインアップということで、昨年の IXY DIGITAL 10 の後継という位置づけでしょうが、デザインを一新して IS 機構まで搭載し、性格的には毎年秋に出てくる IXY 3 桁系にかなり近くなりました。
あまり特長のないカメラではありますが、バランスとしては悪くないし、最近徐々に質感が下がっている IXY にあってアルミ筐体だし、キャメル・ブラウンあたりのシックなカラバリは嫌いじゃないし、実際のモノの出来と実勢価格によってはこれも悪くないかも。同時に 910 IS のカラバリも発表されてますが、こっちはなんか今さら感が漂っているし・・・。

とりあえず PMA までの間の各社正式発表を待ってみて、この春はとりあえずどれか一つ買ってしまおうと思っています。

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2007/10/30 (Tue.)

RICOH GR DIGITAL II

リコー、高級コンパクト機「GR DIGITAL II」 (デジカメ Watch)
リコー、GR DIGITAL IIの発表会を横浜美術館で開催 (デジカメ Watch)

リコーから名機 GR DIGITAL の後継機種が登場。基本コンセプトは初代 GRD のそれを継承したまま、後発の Caplio GX100 が上回っていた部分を搭載してきた感じ。GR DIGITAL の 800 万画素でも十分だった気がするので、個人的にはスペックアップするよりも価格帯を下げてほしかったところですが、時間とともに微細度が高まるのは半導体の常なので仕方ないですかね。
28mm 単焦点、無骨な「道具として」のデザイン、コンデジの枠を飛び越えた画質、など玄人好みのするカメラがそのまま進化したことを歓迎するカメラ好きは多いでしょう。私も GRD は前々からちょびっと気になるカメラだったのですが、価格帯や位置づけ的に私が求めているコンデジとは違うんですよねー。

まあ、とはいえ、気になるものは気になるんで、お店に並んだら見に行きたいと思います。そういえば、シグマの DP1 はどうなったんだろう・・・。

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2007/10/13 (Sat.)

続々・デジイチユーザーのコンデジ選び

DSC-T9 を買って以来かれこれ 2 年近くコンデジを買い換えておらず、T9 でも無難に大きな問題はないものの、やっぱり画質面ではイマイチという思いが拭いきれず、いい加減そろそろ買い換えたいと思っています。買い換え自体はもう 1 年前から考えているのに、「これ」という機種が出てこずなかなか買い換えられない(´д`)。でもこの秋のキヤノンのラインアップあたりは悪くなさそうなので、ちとカメラ屋に行って一通り見てきました。

画質、使い勝手、今の手持ち(EOS・Cyber-shot)との共通性を考えて、候補に挙がっているのは IXY DIGITAL 910 ISPowerShot G9Cyber-shot W200Cyber-shot T200 の 4 機種。

T200 はスマイルシャッターの話ばかりで画質に言及している記事をほとんど見かけないし、タッチパネルオンリーの操作性は必ずしも使いやすくないと感じたので却下。屈曲光学系はもういいや。薄くて軽いのは良いので、常にカバンに入れておけるのは利点ですが、その役割は今の T9 で良いかなと。

PowerShot G9 は画質という意味では現行コンデジの中でもトップクラスだと思います。1,200 万画素クラスだと今の手持ち DSLR より高解像度になっちゃうのはどうかと思いますが(笑)、DSLR のサブとして G7・G9 を使う人も少なくないらしいし。でも、サブ機として Kiss Digital X を買った上では G9 はかぶるかなあと・・・。

残るは最もスタンダードなコンデジ然とした 2 機種。DSC-W シリーズはフツーすぎて以前は興味がなかったんですが、は先日の三好和義氏の写真展で W200 の作例を見て、コンデジでもこれだけの画が撮れるのか!と感動して以来、けっこう気になっていたりします。ただ、W200 自体は Cyber-shot の操作性が大幅に変わった最初の機種でまだ「こなれていない」感じだし、やはりどうしても W シリーズは物欲をそそるプラットフォームではないので、ちょっと様子見。

残るは昨年のヒットモデルの後継機種、IXY DIGITAL 910 IS。去年のクネクネしたデザインはあまり好きになれなかったんですが(笑)、今年は直線と曲線を巧く組み合わせつつ比較的シンプルな印象にまとめてきたと思います。ブラックとシルバーのコンビネーションが良いのかな。ただ、コストダウンの影響か?本体の質感はちょっと落ちたような気がします。
画質面ではいろいろレビューが上がっていますが、

【新製品レビュー】キヤノンIXY DIGITAL 910 IS (デジカメ Watch)
広角28ミリのIXYがリニューアル――キヤノン「IXY DIGITAL 910 IS」 (ITmedia)
【レビュー】IXY DIGITAL 910 IS (ASCII.jp)

900 IS より周辺部の画質は向上したという意見もあれば、相変わらず流れているという意見もあり。作例を見ると多少改善しているようにも見えますが・・・。あと、個人的に広角コンデジに感じているのは、電源投入時に必ずワイド端から始まること。最広角が必要になるシーンばかりではないので、28mm にも対応しつつ電源投入時は 35mm 前後の画角からスタートしてくれたほうが使いやすいと思うんですけどね。

どれか気に入ったらその場で買って帰ろうかと思っていたんですが、どうもどれも決め手に欠けてそのまま帰ってきてしまいました。KDX を買ってから、日常的にはコンデジの出番が減っていることもあり、そんなに切羽詰まっていないからかもしれませんが、それだけ細かいことは差し置いて「欲しい!」と思わせるものがなくなってきているような気がします。来春の新モデルまで待ちかなあ・・・。

投稿者 B : 23:42 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2007/08/20 (Mon.)

Canon EOS 40D

キヤノンから EOS を含むデジタルカメラの新製品群が一斉に登場。

キヤノン、デジタル一眼レフカメラなど秋モデル発表会 (デジカメ Watch)
キヤノン、2,110万画素になったフルサイズデジタル一眼「EOS-1Ds Mark III」 (デジカメ Watch)
キヤノン、ライブビューが可能な中級デジタル一眼レフ「EOS 40D」 (デジカメ Watch)
キヤノン、超広角「EF 14mm F2.8 L USM」をリニューアル (デジカメ Watch)

今回のはちょっと「キターーーーー!!」という感じです。
1Ds と L レンズは手が出ないのでとりあえず置いておいて(ぉ、やっぱり気になるのは 40D。

  1. 1,010 万画素の APS-C サイズ CMOS センサ搭載

  2. 14bit ADC と DIGIC III 搭載

  3. 液晶モニタが 3.0 インチに大型化

  4. AF にも対応したライブビュー機能搭載

  5. 待望のアンチダスト機能搭載

  6. 防塵防滴のマグネシウムボディ

  7. 連写性能が 6.5 コマ/秒 に高速化

  8. ファインダ倍率が 0.95 倍にアップ。しかもスクリーン交換に対応

  9. AF センサは全クロスセンサ化、中央は縦横 F2.8 対応

5 番目くらいまではだいたい予想がついていましたが、それ以外の改善ポイントが大きすぎ。連写性能アップ(私の場合はモータースポーツの撮影くらいでしか使いませんが)、ファインダ改善とスクリーン交換対応、および AF センサのパワーアップはインパクト大きいです。特にファインダ周りはニコンやペンタックスと比較したときの弱点になっており、個人的にも MF レンズの使いにくさを実感していたので、ついにそこに手を入れてきたかという感じ。正直、予想できていた範囲では 30D からの買い換えはガマンできるかなと思っていましたが、これはかなりくらくら来てしまいました。基本性能据え置きでブラッシュアップ中心だった 20D→30D の変更とは比べものにならない大バージョンアップなので、これは従来機種から乗り換えるキヤノンユーザーは多いんだろうなー。唯一弱点になり得るとすれば、高画素化したことで高感度ノイズにどの程度の影響が出ているか未知数なところでしょうか。

私はこないだ KDX を買ったばかりで、それ自体は全然後悔してませんが、ちょっとこの 40D はやばいですね。正直、α-7000 を手に入れたのをきっかけに、この秋は機会をみてαの中級機に手を出してみようかな・・・と思っていましたが、むしろ 30D の買い換えを優先に考えたくなってきてしまいました。これだけパワーアップしていながら価格は 30D から据え置きなんだから、キヤノンさんもにくいことをしてくれたもんです。

同時発表になったレンズは入門クラスに IS が搭載されています。

キヤノン、IS搭載のデジタル専用低価格ズーム2本 (デジカメ Watch)

従来の 18-55mm、55-200mm から大きな重量アップなしに IS ユニットを内蔵。55-250 は EF-S マウントになってしまいましたが、それよりも望遠側の焦点距離延長が歓迎されるはずです。IS 化と引き替えに USM を失ってしまったのはどうかと思うところもありますが、他社のボディ内手ブレ補正の(システムとしての)価格競争力を考えると、USM よりも低価格に IS を搭載することを優先したことは理にかなっていると言えます。
とはいえ、このレンズはクラス的には 40D と組み合わせるよりも KDX 向きでしょうね。近々 KDX にこのレンズをセットにしたキットが発売されるか、あるいは来春頃に KDX 後継機種とのキットが登場することでしょう。発表会ではエントリー機の今後に関しても言及されていますが、あるいは来春時点では KDX はとりあえず据え置きのまま、ニコン 40D 対抗で下位ラインアップを追加するか、KDX の価格を下げつつ 40D との間に 1 ラインアップ置きにくるか、という可能性もありますね。
そういえば、だいぶ前から噂されている 5D の後継(あるいは廉価版)は今回もありませんでしたが、これだけの大モデルチェンジに同時発表がないということは、来春かなあ。


ちなみに、同日にソニーからも APS-C センサが発表になっています。

ソニー、APS-Cサイズの有効1,247万画素CMOS (デジカメ Watch)

こちらはついに CCD から CMOS に移行してきたかという感じ。近日中には D200 の後継機種やαの中位機種が発表されるんでしょうね。

それからコンデジもどかっと発表。気になったものだけピックアップ。

キヤノン、1,210万画素になったIXYフラッグシップ「IXY DIGITAL 2000 IS」 (デジカメ Watch)
キヤノン、3型液晶を搭載した広角28mmモデル「IXY DIGITAL 910 IS」 (デジカメ Watch)
キヤノン、RAW記録に対応した多機能コンパクト「PowerShot G9」 (デジカメ Watch)

コンデジの買い換えもずっと悩んでるんですよね。最後にコンデジを買ったのは DSC-T9 で、もう 2 年近く経つし、もう少しまともな画質のコンデジが欲しいと思っているので(そのうち半分くらいの用は KDX で事足りるようになっちゃいましたが)。
正直、IXY-D 2000 IS や PowerShot G9 を買ってしまうと手持ちのカメラの中で最大解像度のセンサ(1,210 万画素)になってしまうのでどうかと思いますが(笑)、この中のどれかか近々出るであろう Cyber-shot の秋モデルのどれかを買おうかなあと考えています。
910 IS はバランス的に最も堅いセンではあるんですが、広角 28mm スタートはそこまで必要としていないし、2000 IS との価格差も少ないので悩みどころ。広角で無理をしていない 2000 IS のほうが画質的には無難そうな気もします。

というわけで、久々に物欲がふつふつと沸いてきたのでした。いや、相変わらずいろいろ買ってはいますが、新製品発表時にこれだけココロ動かされたのも、久しぶり・・・。

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2007/03/19 (Mon.)

続・デジイチユーザーのコンデジ選び

【実写速報】キヤノン IXY DIGITAL 10 (デジカメ Watch)

週末、たまたま家電量販店に寄ったついでに発売になっていた IXY DIGITAL 90・10 を見てきました。
IXY DIGITAL 10 のほうはカタログ写真を見てかなり物欲をそそられていましたが、実物を見てそこまでの衝動に駆られなかったのも事実でした。非常にシンプルで美しいデザインではあるものの、強烈な「ブツ感」みたいなものがないというか・・・レンズ周りの円形デザインがヘアラインアルミだったら、とか思いましたが、そんな感じでもう少しディテールへのこだわりが欲しかった気がします。まあ、APS の初代 IXY とかも今見ると多少レトロな感じはあるんですが。
そういう意味では上位機種の IXY DIGITAL 90 のほうが細部の仕上げが凝っていたり、「今のデザイン」という雰囲気で好感が持てました。買うならこっちかなあ、とちょっと思ったものの、どちらもズームレバーが小さくて使いづらいかなあ、と思い、とりあえず保留。

キヤノン PowerShot G7【第6回】サブカメラとしてのG7 (デジカメ Watch:気になるデジカメ 長期リアルタイムレポート)

そう考えていたら、こんな記事が。そうなんですよねー。私もちょっと前から思っていたものの、今の PowerShot G7 って今までの G シリーズからだいぶ路線を変えて(まあ、DSLR 市場が成熟してきた上での路線変更でしょうが)コンパクトになってきたので、これもありかなあと。DSLR 並みの画質をコンデジに期待してはいけないのは分かっていつつも、とりあえず現時点のコンデジにおけるフルスペックモデルが IXY DIGITAL 90 の価格+¥1 万と考えると、(ちょっと大きいけど)ここらあたりが一番賢明な選択のような気もします。

という感じで、悩みはつきません・・・。

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2007/02/28 (Wed.)

Cyber-shot に BIONZ が

ハイビジョン静止画出力対応の新"サイバーショット"4機種など発売 (Sony Drive)

Cyber-shot の新製品群。IXY DIGITAL 90/10 にクラッと来かけている私ですが、一応チェック。

ポイントは流行の顔認識機能に対応したこと、画像処理エンジンがαと同じ「BIONZ」になったこと、音楽つきスライドショー機能「音フォト」が HD 出力(コンポーネント接続)に対応したことくらいでしょうか。個人的には音フォトの対象ユーザーではなさそうなのでそれは良しとして、顔認識機能はフェイスフォーカスだけでなく露出や色まで自動補正してくれるインテリジェントなものでけっこう使えそうだし、BIONZ は従来の RIP に比べれば高速で画質も高そうなのが気になります。最近のトレンドになっている広角 28mm スタートのズームレンズは搭載してませんが、個人的には DSLR があるのでそこまで広角にこだわってないため無問題。撮像素子もコンデジはもう 500 万画素以上あればどうでも良いです。

問題は T シリーズのなかなか刷新されない光学系ですが、今回は T100 で光学 5 倍ズーム搭載。ただ、相変わらず F3.5 始まりなんですよね・・・。この極小屈曲レンズで 5 倍ズームしてもなあ、という気もするので、それなら F2.8-5.2 の W80 のほうが素性は良いように思います(テレ端で F5.2 というのがかなり怖いけど)。W80 でも顔認識、BIONZ、HD 音フォトというフィーチャーは備えているので、価格やサイズとのバランスを考えると W80 かな・・・H7 は DSLR と絶対にかぶるので対象外。
でもやっぱり一番気になるのは BIONZ の性能でしょうかね。今までの T シリーズ(に限らず薄型のコンデジはどれもですが)は暗部ノイズがどうしても許せなかったので、そのあたりがどの程度改善されているか次第かな、と思います。ISO3200 までの高感度対応もウリみたいですが、無闇に超高感度を追求するよりは実使用域の ISO400~800 あたりの画質改善を求めたいですね。

とりあえずそんなに買い換えを急いでるわけでもないので、一通り出そろったら IXY と比較してみようと思います。

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2007/02/22 (Thu.)

キヤノン春の新製品

キヤノン、APS-Hサイズの1,010万画素CMOS搭載「EOS-1D Mark III」 ~2つのDIGIC IIIやゴミ対策、ライブビュー機能を搭載 (デジカメ Watch)
キヤノン、3型液晶モニター搭載の薄型モデル「IXY DIGITAL 90」 ~フラットデザインの「IXY DIGITAL 10」も (デジカメ Watch)
キヤノン、縦型スタイルの手ブレ補正10倍ズーム機「PowerShot TX1」 ~バリアングル液晶モニター搭載、HD動画記録が可能 (デジカメ Watch)

キヤノンから春の新製品が一斉に発表。1D Mark III のライブビュー搭載や動画対応 PowerShot もちょっとびっくりですが、今回の本命は IXY なのです。あ、そのうち買おうと思っていたスピードライトも「580EX II」にバージョンアップしてますが、これはいずれ買いそうな予感。

本命は IXY DIGITAL 900 IS の後継かな、と思っていたけど、今回は出ず。まあ、今売れに売れているところなので、あえてモデルチェンジするまでもないでしょうが。ってことで、無難な性能ではあるけど、コンパクトで使いやすそうな今回の新製品はけっこう気になります。
新製品は IXY DIGITAL 90 と IXY DIGITAL 10 の 2 製品で、おそらく液晶モニタサイズと本体デザイン、光学ファインダの有無以外はほぼ共通スペック。35mm 判換算で 35-105mm、F2.8-4.9 は突出した性能でこそないものの、スペック上は今使っている DSC-T9 より上。実写画像次第ですが、低ノイズで定評の高いキヤノンの画が継承されているなら買いかなあ、と思います。かれこれ 10 年近くコンデジは Cyber-shot ばかり使ってきましたが、T シリーズのレンズ性能の低さやノイズ感に嫌気が差してそろそろ他メーカーを使ってみようかなあ、と思っていたし。
IXY DIGITAL 900 IS も気になっていたけどコンデジではそこまで広角を必要としていないのと、900 IS の画質がイマイチな様子だったので、どちらかというと今回の新製品のほうがバランスは良さげ。液晶サイズが違っても画素数が同じなので画面サイズの差は私にとってはそこまで大きな違いではないし、とりあえず店頭で見てみて気に入ったほうを買ってみようかな、と思います。まあ、いずれにせよ実写画像と実機を見てからですが・・・。

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2006/12/06 (Wed.)

IXY DIGITAL 900 IS

キヤノン IXY DIGITAL 900 IS【最終回】 魅力的な仕様を堪能、完成度はもう一息か (デジカメ Watch:気になるデジカメ 長期リアルタイムレポート)

カメラ屋に行くたびに展示品を触って思案していた IXY DIGITAL 900 IS ですが、とりあえずこのレビュー記事の完結まで読んでから、と思っていた連載がひとまず完了。ポイントはやっぱり

  • レンズの画質がイマイチ

  • デフォルトが 28mm スタート

でしょうか。仕様と実写画像をみてたぶんそうだろうなーとは思っていましたが、起動時の画角は 35~50mm くらいじゃないとちょっと使いにくそうだし、レンズも広角で周辺が流れるだけでなく、イマイチパリッとしない感じ。等倍で見るから気になるとはいえ、もう一息という気がします。アンチシェイクや高感度での画質は相変わらず定評が高いですが、DSC-T10 から買い換えるほどではないかなあ・・・という感じ。
来春の新製品が出たらまた考えたいけど、開発のサイクルを考えると一度光学系をリニューアルしたら次の 1~2 回は撮像素子の画素アップやソフト系のブラッシュアップ、という感じなので、あまり期待できないかなあ。コンデジは 1 年買い換えていないので(←十分だろ)、そろそろ、という気もしているんですが。

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2006/11/02 (Thu.)

鈴鹿写真が続々

こないだの IXY DIGITAL 900 IS のレポートに続いて、今度は LUMIX FZ50 での鈴鹿レポートが。

【特別企画】LUMIX DMC-FZ50で撮る「F1日本グランプリ」 (デジカメ Watch)

どちらもコンデジではあるけど、撮影時設定が記載されていて参考になります。シャッタースピード 1/1000sec は速すぎるかな、と思ってたんですが、けっこう妥当だったみたいですね。ただ、ISO 感度と絞りはやっぱりあまり適切ではなかった模様・・・。
でも、私の写真も描写がそれなりに甘くなってしまっているとはいえ、さすがに解像感では 30D のほうが勝ってますね。

個人的には、こういう媒体には実際に現場へカメラ持って行く人のために予習特集(撮影ポイントとかカメラ設定とか、テクニックとか)を組んでほしかったり。事後掲載だと「ああすれば良かった」ばっかりなんですよね(´д`)。

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2006/10/19 (Thu.)

デジイチユーザーのコンデジ選び

リングライトを購入して、コンデジでのブツ撮りの画質はある程度向上したものの、屋内での使用では DSC-T9 の根本的にノイジーな部分はやっぱり解消せず、暗部ノイズからは解放されないんですよね。デジイチを使うようになって(30D がノイズに強いから、余計に感じるんでしょうが)だんだんこれがガマンできなくなってきました。
試しに、久々に DSC-P100 を引っ張り出して使ってみたところ、T9 より好ましい画なことを改めて発見。CCD サイズの問題かとも思ったんですが、最近のコンデジの主流は 1/2.5 型で 700 万画素クラスなので、T9 とほぼ変わらず。やっぱり、これは光学系と処理系の問題か・・・。

P100 はバランスが良くて当時かなり長く使っていたので、サブ機を T9 から P100 に戻しても良いんですが、アンチシェイクなし・本体サイズでかい・液晶小さい、とコンセプトの古さが目立つんですよね。なので、ぼんやりと、何か良いのがないか物色中。

第一候補はやっぱり EOS のサブということなので IXY DIGITAL 900 IS。IS つきで広角 28mm というイマドキのトレンドを押さえているし、DIGIC III の画質が気になるというのが大きいです。なんだかんだとバランスが良くて使いやすそう。
暗部ノイズの少なさという点ではフジの FinePix F30 の評判が高いみたいで気にはなるけど、あのデザインはどうも持ちたいと思えない(´д`)。写真はデザインで撮るわけじゃないとはいえ、ちょっとなあ・・・。他にはとりあえず安くて無難な DSC-W50 も悪くなさそうですが、これといって特長もない(たぶん高感度以外は P100 と大差なさそう)のがどうか。LUMIX はなぜか買う気になれないし、あくまでサブなら GR DIGITAL は高価すぎるし・・・それでも、シグマの DP1 は気になるけど。

そんなちょうど良いタイミングでちょうど良いレビュー連載が。

キヤノン IXY DIGITAL 900 IS【第1回】 コンパ用最強デジカメ? まずは鈴鹿F1へ (デジカメ Watch:気になるデジカメ 長期リアルタイムレポート)

って、この人今年も鈴鹿行ってるし・・・ここは逆バンク~ダンロップ間の自由席かな。
画質的にはワイド端だと周辺の描写が甘くなるみたい。実写画像を見る限り画質は今一歩な気もするけど、とりあえずもう少し評判が出揃ってくるのを待ってみようかと。

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2006/09/27 (Wed.)

シグマの新製品ラッシュ

シグマ、FOVEONセンサー採用のデジタル一眼レフ「SD14」 ~有効1,406万画素、5点測距AFやJPEG記録にも対応 (デジカメ Watch)
シグマ、FOVEONセンサー搭載コンパクト「DP1」 ~28mmレンズとSD14と同サイズの1,406万画素センサーを搭載 (デジカメ Watch)

今年の photokina のシグマは気合い入ってますね・・・。

FOVEON センサ搭載の SD14 は、買わないにしても面白そうなカメラ。SD10 はデザインが無骨すぎて興味が湧かなかったけど、今回はスタンダードながら悪くないデザイン。従来 RAW でしか撮れなかったのが JPEG にも対応して、一般ユーザーでも敷居はそれなりに低くなりました(まあ、マニアックなことに変わりはないけど)。

でも個人的にはむしろコンデジの DP1 のほうが気になります。いや、最近周囲に GR DIGITAL を買った人が増えていて、その歪みのない・見通しの高い画にかなり惹かれているんですが、ちょっと時期を逸したというかこのタイミングで買うのも悔しいし・・・と思っていたところなのです。この DP1 もある意味 GR DIGITAL のフォロワーでしょうが、広角 28mm の高級コンデジと FOVEON が同時に試せるという魅力が・・・。価格次第(多分高いんだろうな)だけど、楽しみなカメラです。

シグマ、手ブレ補正搭載高倍率ズームレンズ「18-200mm F3.5-6.3 DC OS」 (デジカメ Watch)
シグマ、デジタル専用大口径標準ズーム「18-50mm F2.8 Macro」 ~最短撮影距離を短縮し、値下げ (デジカメ Watch)

こちらはレンズ。18-200mm OS は私は買わないけど、DSLR の定番レンズとなりつつある 18-200 の OS ということで、一般向けにはもう定番という感じ。
また、2004 年に出たばかりの 18-50mm F2.8 EX DC も早くもモデルチェンジして、マクロ対応になりました。私は 30D と同時購入する標準レンズを悩んでいた頃からずっと同社の 17-70mm と 18-50mm で迷っていたので、これまた気になるモデルチェンジ。17-70mm もズーム倍率はそこそこ高く、そこそこ明るく、かつマクロも使える万能選手なんですが、ワイド端で周辺光量落ちが(構図によっては)若干気になることと、F2.8 で使える領域が狭い(ちょっとズームするだけですぐ F3.5 に落ちる)のが不満で、未だに 18-50mm F2.8 も良いなあ・・・と思っていたのでした。これで AF が高速で静粛な HSM 搭載だったりしたら間違いなく手が滑っていたでしょうが、まあ、あくまでマイナーチェンジだし、単焦点レンズがけっこう揃ってきた標準焦点域にあまりコストかけてもしょうがないし・・・ということで踏みとどまっています。

いや、それはともかくとして、シグマ、ここのところやたら元気ですよね。今後の展開も楽しみです。

投稿者 B : 23:57 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2006/08/27 (Sun.)

Sony HVL-RLS

Cyber-shot T10 と同時発売になったマクロリングライトを購入。

ソニー / HVL-RLS

T9→T10 の進化は買い換えに足るものではなかったので見送ったんですが、同時発売のアクセサリはリングライト、GPS などなかなかよさげなものばかり。中でも blog などのブツ撮りで T9 のマクロ・拡大鏡モードを頻繁に使うので、撮影用の照明かリングライトが欲しいなあと常々思っていたのでした。blog のブツ撮りに 30D を引っ張り出してくるのは億劫だし、かといって地明かりだけだと(主に夜間は)T9 だとけっこうノイズが気になるし、ということで。いや、一眼レフ用のリングライトが高すぎる、というのもあるんですが。
GPS も面白そうだったんですが、まだあまり用途が広くない(Google Maps API を使ったオンラインサービスがもっと普及してくれば・・・)のでとりあえず待ち。

点灯時はこんな感じに。三脚用のネジ穴に固定して 2 箇所のアジャスタで取りつけるので、T10 でなくてもかなり汎用的に(少なくとも最近の P・W・T シリーズはほぼ網羅)使えます。光源は白色 LED で照度は 2 種類から選べるんですが、けっこう明るいですね。

実際に使ってみた感じは↓の通り。


リングライトなし


リングライト弱


リングライト強

室内の蛍光灯と白色 LED の色温度が違うせいか、ホワイトバランスが若干ずれちゃってますが、やっぱりリングライトありのほうが明らかに光が行き渡っていてノイズも少ないです。モノによっては反射が気になったりしますが、そうでないものについてはマクロ撮影時にはほぼ常用したい感じ。
まあ、これとは別にスタジオボックスとかも買おうと思っているんですが、まあ追い追い。

ついでにソフトキャリングケースも買ってみましたが、「本体にフィットする」と書いてあるわりにけっこうぶかぶかなんですけど(´д`)。カバンに入れるものの容積を少しでも減らしたい私としては、今まで代用していた HDD ウォークマン用の吉田カバン製ケースのほうが良かったかな・・・。

投稿者 B : 19:42 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2006/01/09 (Mon.)

DSC-T9 インプレッション

DSC-T9 を買ってしばらく経ち、年末年始や連休を挟んでいろいろ撮ってみたので簡単なインプレを。

とりあえず全部フルオートで撮ってます。
けっこう適当に撮ってもほとんど手ブレ・被写体ブレしないのはさすがですね。今までの T シリーズ(に限らず P シリーズとかでもだけど)ではブレを考慮して同じカットを 3~4 枚撮っておかないと不安だったのが、これならほとんどその必要はなさそう。
4 枚目の写真を見れば分かりますが、十分に明るいところでも雪が止まって写っているところを見ると、常にシャッタースピードは速めでチューニングされている可能性があります。

どの写真もややディテールが甘い感じになってしまっていたり、暗部ノイズが気になるのは旧 DSC-T シリーズと同じ傾向。これはレンズが暗く画素ピッチが小さい本シリーズの性格なので致し方ないところか。まあ、スナップ写真としては及第点なので良しとしましょう。
でもこの作例を見る限り、引きの画よりもマクロ~拡大鏡モードのほうが得意な気もします。

描写力とスタミナという意味では DSC-P100 のほうが優れているのでおそらく併用することになると思いますが、普段使いはほぼ T9 がメインになりそうです。これでしばらくコンデジの買い換えは必要ないかなー。

投稿者 B : 20:34 | Camera | Compact | コメント (4) | トラックバック

2005/12/18 (Sun.)

DSC-T9 を購入

ずーっと悩んでたんですが、やっぱり手ブレはいやーん、ちゅうことで思い切って購入。年末でいろいろクーポンとかついて安かったし。

ソニー / Cyber-shot DSC-T9 (ブラック)

ソニスタで買ったのでサンワサプライ製のメモステ Duo リーダのおまけつき。
色はたぶんいろんな人とかぶるんだろうなあ・・・と思いつつ、いつものブラック。実物見たらブラックのほうが断然落ち着いてるんだもの。
ストラップは T7 で使っていたのと色違いの、ABITAX のレッド。私にしては珍しい色だけど、たまにはこういうのもいいかなと思って。

まだほとんど試し撮りもできてないんで画質のインプレはまたにしますが、手ブレ補正がホントにちゃんと効いてノイズも少ないようなら、コンデジはほぼ T9 に一本化してもいいかなくらいに思ってます。一応 P100(ブルー)は使い勝手いいんで併用するでしょうが、たぶん T7(ブラック)と L1(ポラリスブラック)は使わなくなるんだろうな。誰か欲しい人いれば定価の半額で(以下略

ケースはどうしよう、という感じなんだけど、今まで T7 は名刺と一緒にカードケースに入れていたのが、T9 だと厚みがあってあまりスマートじゃない。でなんかヘッポの BLACKBEAUTY のケースがあるらしいじゃないですか!T9 のブラックと一緒に使えってばかりのブラック。例のハラコとかクロコのケースよりも断然欲しいんですけど!でもあんまり原宿好きじゃないんだよなあ・・・。

投稿者 B : 23:15 | Camera | Compact | コメント (3) | トラックバック

2005/11/01 (Tue.)

Sony DSC-T9

「光学式手ブレ補正」と「高感度」 ダブルでブレない高画質“サイバーショット”『DSC-T9』発売 (Sony Drive)

DSC-T シリーズの新製品発表。米国で先行発表されていたスタンダードコンデジ「DSC-N1」と同時に、未発表だった「DSC-T9」が国内発表されました。
よーーーうやくと言っていいアンチシェイク機能搭載。全てのデジカメの中で最も手ブレの激しいクラスである DSC-T シリーズに「ようやく」搭載されたこの機能は、光学式手ブレ補正+高感度という両張りのアプローチ。まあ、この暗いレンズで高感度モードがどれだけノイズレスで撮れるのかという疑問はあるものの、今まで T シリーズを敬遠してきた最大の弱点が見直されたのは特筆に値するでしょう。

ただ、本体薄さは DSC-T7 の 9.8mm(レンズカバー込みで 14.7mm)から厚くなり、16.8mm(レンズカバー込み 20.6mm)となったのはデザインも含めて初代 DSC-T1 にほぼ逆戻りしてしまった印象。アンチシェイクを積んだ分仕方がないのでしょうが、位置づけ的にも T9 は DSC-T3 の後継であり、T7 は機能よりも薄さ方向に進化した別の派生モデルといったところのようです。

個人的にも仕事用の T7 から買い換えたい気持ちがしてはいるんですが、ちょっと厚くなった分名刺ケースに入るか不安もあり。仕事用としては半ば割り切っている部分もあるんで、T7 でもいいかなとも思いつつ・・・うーん、どうしたものか。

投稿者 B : 13:31 | Camera | Compact | コメント (4) | トラックバック

2005/09/30 (Fri.)

Sony DSC-T7

仕事用に新調したものシリーズその 7。

ソニー / Cyber-shot DSC-T7 (ブラック)

DSC-T シリーズは個人的に「買ってはいけないデジカメ」だと思っていたんですが、仕事用のコンデジを物色していたところ、たまたま安く手に入ったもので。初代 DSC-T1 で一度懲りているのでプライベート用だったら絶対に手を出していなかったところですが、仕事用(メモ用、スナップ用、マクロ撮影用)と割り切れば本当に使い勝手の良いカメラでした。
仕事柄静物やブツ撮りが多いのでシャッタースピードの遅さはあまり気にならないし、むしろマクロ撮影用の拡大鏡モードがあるのが他のカメラに対するアドバンテージでしょうか(本当は他の Cyber-shot にもつけてほしいくらい)。レンズは暗いけど、特に残すための撮影をするわけでもないので許容範囲かと。
意外と急にカメラが必要になるケースが多いので、カードケースに名刺と一緒に入れておけば常に持ち歩いてすぐに使えます。って本当はもったいなくてケースを買っていないだけだけど(ぉ。

↑T7 のために買ったストラップ。ABITAX 製で、ときどきソニエリのキャンペーンで Sony Ericsson ロゴ入りバージョンがプレゼントされているやつです。応募してもなかなか当たらないので自分で買いました(´д`)。カラバリがいろいろあるので他のもののストラップにも使ってみたい感じ。

ちなみに、T7 に付属のバッテリチャージャ(本体側に充電用端子がないので、チャージャで充電)ってインフォリチウム E だけじゃなくて R(P100 系のバッテリ)や T(T1 や L1 のバッテリ)にも対応しているんですね。なんと私が持っているコンデジ全てのバッテリに対応しているので自宅用にもう一つ欲しいんですが、同等品が市販されてないじゃない(;´Д`)ヾ。保守部品扱いで取り寄せるかなー。

投稿者 B : 22:01 | Camera | Compact | コメント (1) | トラックバック