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2019/07/17 (Wed.)

α7R IV

ソニー、6,100万画素フルサイズCMOS搭載の「α7R IV」海外発表 - デジカメ Watch
ソニー、約6,100万画素のフルサイズミラーレス「α7R IV」9月に国内発売 - デジカメ Watch

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ソニーが新しい E マウントボディ「α7R IV」を発表しました。先代 α7R III から二年足らず、ちょっと早すぎない?

富士フィルムの中判カメラ「GFX100」用の一億画素センサと同じプロセスで製造されると思われる(画素ピッチが同じ)6,100 万画素センサを搭載しながら AF/AE 追従で 10 コマ/秒 の連写に対応し、さらには画素ずらし連写合成で 2 億 4 千万画素相当の撮影も可能というお化けカメラ。それでいて価格は α7R III と同等見込みというから驚きます。
そのうえ EVF は 576 万画素に高精細化、動画撮影時のリアルタイム瞳 AF、デュアル UHS-II SD カードスロット搭載などスペック的には本当に隙がない。物足りないのは唯一液晶がチルトのままでバリアングル対応にならなかったことくらいでしょうか。

と、ここまでなら従来もあったように「高画素番長」「スペック番長」的な批判もありそうなものですが、今回の α7 IV では細かなユーザビリティの向上が多岐にわたって施されており、かなり使いやすくなっていそうな印象。このあたりは studio9 さんのエントリーが詳しいです。

全部入り万能カメラに仕上がったα7R IVのスゴい所とイマイチな所をまとめてみた!果たして買いなのか? - studio9

スペック表には表れにくい本体形状やボタン/ダイヤル、それに UI 周りまで細かく見直されていて、このあたりは近年ワールドワイドでプロサポートをを強化し、多くのプロフォトグラファーからのフィードバックを反映した結果と言えそうです。
個人的にはボタンやダイヤルの改良、AF フレームの視認性向上、マルチコントローラの応答性向上あたりは α7 III で少し使いづらさを感じていた部分なのでここは素晴らしい。特にマルチコントローラの応答性向上はおそらく超高画素対応のために SoC の世代を新しくしたことが効いていると思われ(当然ソフトウェア面のチューニングも進んだのでしょうが)、AF フレーム選択に限らず全体的な UI レスポンスの向上が期待できそうです。

全体的に見て、今回のモデルチェンジもやはりイメージセンサ/画像処理エンジン/フロントエンドプロセッサなどの半導体とソフトウェアによってもたらされた進化が大部分を占めていますが、それに甘えずにメカ回りも含めブラッシュアップしてきた、α 開発部隊の気合を感じられるカメラになっていると感じます。ほとんどの競合メーカーからフルサイズミラーレス機が登場した今でも α7 シリーズが先行してきたアドバンテージはまだまだ大きいし、その α7 シリーズにもまだまだやるべきことはあってそれを着実に改良してきている、というのが α7R IV を見ての個人的な感想。

α7 III ユーザーとしては、この α7R IV をベースとした α7 IV を想定すると SoC の世代交代と細かなブラッシュアップの積み重ねがちょっと羨ましいところです。が、今の α7 III にそこまで致命的な不満があるか?と言われれば、それほど不満を感じていないのも事実です。強いて言えばスポーツ撮影向けにレリーズボタンのストロークをもう少し浅くしてほしいのと、マルチコントローラのレスポンスが上がってほしいことくらい。そういう意味では α7 シリーズは III 世代である程度の完成度に達していて、そこまで買い換えの必要性を感じません。これならまだしばらく α7 III を使い込んで、V 世代で買い換えを検討するくらいで良いかな。
私としてはそれよりも今はシグマ fp のほうに意識が行ってしまっているので、そっちを買ってしまうよりも前にもっと小型軽量な α5(仮称)を早く出してくれ!という思いが強い。五年前ならともかくフルサイズミラーレス市場でトップを走っている今ならそういう冒険もアリなんじゃないかと思うんですが、どうでしょうね。

ソニー / α7R IVicon

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2019/07/12 (Fri.)

SIGMA fp

シグマ、ベイヤーセンサー採用のLマウントフルサイズカメラ - デジカメ Watch
シグマの超小型フルサイズミラーレス機「fp」速報 - デジカメ Watch

SIGMA fp

昨日行われたシグマの新製品発表会にて、事前に全く噂も何もなかった L マウントカメラ「fp」が突如として発表されました。

この発表会ではミラーレス専用設計のレンズがいくつか発表されるという噂だったので、事前情報どおりだとすればどんなエントリーを書こうか...とあらかじめ構成を考えてあったのですが、個人的には今回レンズはどうでもいいですボディの話だけ書きます

シグマのフルサイズ Foveon 機は当初の予定よりも開発が難航しているようで、今回の発表会でもせいぜい開発の進捗について言及する程度かなと思っていました。それが蓋を開けてみたらフルサイズ Foveon 機よりも先に世界最小・最軽量のベイヤーセンサ搭載フルサイズ機が出てきてしまったわけですよ。近年のシグマの傾向からいって

  • 自社開発の Foveon センサに強くこだわっている
  • Foveon の画像を処理するため基板・バッテリ・放熱機構とも大型化しがち
  • カメラもレンズも小型化よりも高性能化に全振りしている
という方向性が強かったため、「ベイヤーで小型」という真逆の製品が出てくることは露ほども予想していませんでした。しかも Foveon 機と並行してこれ作るほどのリソースがシグマにあったとは。一方で、要素を取捨選択することでコンセプトを明確にし、刺さる人には深く突き刺さる商品企画のアプローチという点では実に今のシグマらしい、とも思います。

112.6×69.9×45.3mm・370g というサイズ感は先日発表されたばかりのキヤノンの 1inch コンデジ PowerShot G5 X Mark II とほぼ同じ。この大きさの中にフルサイズセンサを詰め込んだ、というだけでもう興奮します。EVF やグリップはおろかチルト液晶すらついておらず、バッテリに至っては dp Quattro と共通だからあまり電池はもたなそうですが、それでも使ってみたいと思わせるだけの力があります。個人的にはずっと欲しいと思い続けてきたけどきっと出ないだろう「NEX-5 シリーズの流れを汲む超小型フルサイズ α」的なものがシグマから出てきてしまった、という感覚。

イメージセンサは 2,460 万画素のローパスフィルタレス、ISO100-25600(拡張 ISO6-102400)で像面位相差センサは非搭載。ソニー製センサという話もありますが、仮にそうだとしても α7 III 等に採用されているものとは仕様が若干異なりそう。いずれにしても今のフルサイズカメラとしてはまあ標準的なスペックではあります。またメカシャッターを廃して電子シャッター専用にしているのは小型化のためというのもあるでしょうが、このカメラが主にスチルよりもシネマカメラとして使われることを主眼に置いたものであることを想像させます(だからコントラスト AF 専用でもある)。ボディの側面に露出しているヒートシンクは内部のプロセッサ群と直接繋がっていて、動画撮影時の発熱を積極的に放出する構造にもなっています。そんなわけで小型のスチルカメラという性格は副次的なものではないでしょうが、こなれたベイヤーセンサであればカメラの動作自体も Foveon 機よりは軽快になるでしょうし、スナップカメラとして扱いやすそう。来るべきフルサイズ Foveon のサブ機、あるいは他社のフルサイズカメラのサブ機としても面白そうな製品です。

個人的には今まではシグマのレンズは好きだけどカメラは私の求めるものとは違うと感じてきましたが、今回初めてシグマのカメラを具体的に欲しいと思いました。あくまでメイン機(α7 III)に対するサブという位置づけと考えて、ではありますが。まあシグマのことだから電池がもたなかったりいろいろ使いづらかったりするんでしょうが、そういうのを差し引いても魅力的。

ただ悩ましいのはレンズですね。私はシグマレンズ(EF マウント)を何本か持っていますが、さすがに大きすぎて fp で使いたくはありません。シグマ純正だと今回同時発表された 45mm F2.8 はちょうど良さげだけど、それ以外に組み合わせたいレンズがない。ボディの小ささを活かそうと思ったらライカ M マウントレンズを MF で使うのがベストかつレンズの選択肢も多いのではないでしょうか。ライカ、ツァイス、フォクトレンダー等選択肢も多いですし。
現実的には今から所持マウントを増やす or 乗り換えるというのは考えにくいので、とりあえず 45mm はつけっぱなし用として買っておきつつそれ以外はアダプタ経由で α7 と共用する感じでしょうか。

販売価格がいくらになるかまだ不明なので私が実際に買うかどうかはまだ保留ですが、グラグラ来ているのは事実です。タッチ&トライができるイベントって直近で何かないですかね。
それか、α から「こんなこともあろうかと」といって今から対抗製品出してくれてもいいんですよ!(←

投稿者 B : 21:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/06/28 (Fri.)

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD

タムロン、フルサイズEマウントレンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD」を正式発表 - デジカメ Watch

TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD

タムロンがフルサイズ E マウント向けの大口径広角ズームレンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD」を発表しました。

既発売の「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と同シリーズとも言えるレンズで、ズーム域を控えめにする代わりに F2.8 の大口径と軽量化を両立しています。光学は物理学なだから明るさ・重さ・価格(ズームレンズの場合はさらにズーム域も)を全て並び立たせることは難しいわけですが、このシリーズはズーム域をそこそこに抑えてその他の要素を優先するという思想。まあ光学手ブレ補正なし・デジタル補正前提といったトレードオフはありますが、28-75mm の評価を参考にするならば α7 II 以降ならボディ内補正は使えるし画質も一般的な用途ならこれで十分以上、というレンズに仕上がっていそうです。

タムロンはサードパーティレンズメーカーという性質上シグマと比較されがちですが、近年のシグマがとにかく画質重視で重さは三の次という方向に尖っていったのに対して、タムロンはこのシリーズで「軽い大口径ズーム」というポジションを得ることに成功しそうです。個人的にはちょっと前のタムロンはリブランディングや外装デザインの変更の方向性がシグマの後追い感が強くてあまり好きになれなかったんですが、こうしてちゃんと独自の立ち位置を築こうとする姿勢には好感が持てます。特にフルサイズ E マウントレンズに関してはソニー純正も画質重視のデカくて重いレンズばかりなので(ある意味シグマとキャラが被っている)、そうではない選択肢としてはよく考えられた商品企画。17-28/F2.8+28-75/F2.8 の二本を合わせても 1kg 未満という軽さはかなり魅力的です。

私は今までタムロン製レンズは買ったことがないんですが、E マウントレンズとしては以前から 24-70/F4 を買い換えたいし、ネイティブの広角ズームレンズは持っていないし、この二本にはけっこう惹かれるところ。とりあえず 17-28mm が店頭に並んだら触りに行きますかね。

投稿者 B : 22:28 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/06/12 (Wed.)

600mm 級の FE レンズ二本、発表

ソニー、G Masterシリーズの超望遠単焦点「FE 600mm F4 GM OSS」 - デジカメ Watch
ソニー、超望遠ズームレンズ「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」 - デジカメ Watch

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2020 年の東京オリンピックを見据えて、フルサイズ E マウントの 600mm 級望遠レンズが二本まとめて発表されました。600mm F4 GM と 200-600mm F5.6-6.3 G。前者は私には縁のない価格帯だから置いておくとして(泣)、後者は黒バッジの「G」レンズグレードとすることで実売 20 万円台半ば、これならアマチュアフォトグラファーでも手が届かなくはない範囲です。

以前エアレースで α9 を試用しまた先日も α7 III でモトクロス撮影を試してみて、そろそろ本気のスポーツ撮影も十分ミラーレスで行けると感じていたところです。あと α に足りないのは 400mm オーバーの超望遠レンズだけという状況でしたが、今回の二本のレンズでついにその課題も解決。まあ実際のオリンピックでは報道ではやはり EOS-1D 勢がまだ大勢を占めるでしょうが、少しずつ勢力図が変わっていきそうな予感はあります。

私はレンズに 20 万オーバーはそうそう出せないので、シグマの 150-600mm Contemporary にネイティブ E マウント版が出たらスポーツ/野鳥撮影用の EOS 7D2+50-500mm を α7 III+150-600mm に置き換えようかと考えているところです。シグマさん早く、と言いたいところですが、私の被写体の中で最も望遠を必要とするエアレースが今年限りで終わってしまったら、あとは 400mm くらいまであれば十分なんじゃないか?という気もしていて、それはそれで寂しい(´・ω・`)。

投稿者 B : 21:26 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/04/11 (Thu.)

α7 III ver.3.0

ソニー、α7R III/α7 IIIの動物対応リアルタイム瞳AFプログラムを公開 - デジカメ Watch

α7 III ver.3.0

α7 III/α7R III 用の最新ファームウェア ver.3.0 がリリースされました。

1 月に予告されていた「動物対応リアルタイム瞳 AF」を含むバージョンアップで、α7 シリーズユーザーの中では期待感が高まっていたものです。
私もさっそくアップデートを適用しました。

先行してリリースされていた α9 ver.5.0 ではアップデートの範囲が広すぎて設定が全てリセットされてしまったようですが、α7 III は大規模アップデートとはいえ設定は初期化されずに済みました。まあ私はあまりいじってしまうと旧機種と操作性の整合が取れなくなってしまうからあまり極端なカスタマイズはしない主義ですが。

α7 III ver.3.0

話題の動物瞳 AF は人物との選択式で、明示的に動物を検出対象に指定してやる必要があります。
残念ながら我が家ではペットを飼っていないので、現時点でこの機能は試せず。週末にでも無駄に野良猫を追い回したくなる機能追加です(ぉ

個人的には鳥類の瞳 AF に対応してくれたら EOS 7D2 を捨てて α7 III を野鳥カメラに格上げするところですが、眼が頭の側面に付いている鳥類を検出するのは技術的にまだ難しいのでしょう。でも鳥対応は一定のニーズがある機能のはずなので、いずれ or 後継機種で対応してきたとしても私は驚きません。

α7 III ver.3.0

瞳 AF ほどの注目度はありませんが、地味にインターバル撮影機能が追加されています。
α7 III 世代では PlayMemories Camera Apps をオミットしたためインターバル撮影/タイムラプス撮影に非対応となり旧機種から退化してしまっていたのが、これでようやく最新機種でインターバル撮影が可能に。

オールドレンズ遣いとしては Camera Apps にあったレンズ補正アプリ相当の機能も追加してくれませんかね。補正しなくてもいいから、せめて Exif に任意のレンズ情報を記録させてほしい(´д`)。

α7 III ver.3.0

さらに地味~にメニュー画面のユーザビリティも改善。[Fn] キーを押すことでメニュー画面内のタブ移動ができるようになりました。
従来はカーソルキーでタブを選択した状態でなければタブ単位での移動ができず、膨大な数がある α7 III ではメニュー操作がとても煩雑でしたが、これで随分ラクになったと言えます。

初代 α7 の頃はいろいろとイケてなかった UI も、世代とバージョンアップを重ねてかなり不満がなくなってきました。撮影機能の追加だけでなくこういう部分も丁寧にアップデートしてきてくれるのはとても良い。

α7 III ver.3.0

今回のバージョンアップでは私はそれほど恩恵を受けるようなものではありませんでしたが、なにげに UI の改善が一番ありがたい。しかし α7 III の使い勝手がこう良くなってくると、併用している α6000 や RX100 III の UI との整合性のなさが気になってきてしまいます。せめて APS-C 機は α6400 に更新した方がいいかなあ...。

さておき、週末はそのへんに猫でも探しに行きますかね(笑。

投稿者 B : 23:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/03/01 (Fri.)

CP+ 2019 (1) シグマ・キヤノン編

今年も CP+ 初日に行ってきましたよ。

CP+2019 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」

CP+ 2019

近年の CP+ では入場直後にシグマブースを目指すのが標準になってしまいました(笑。

シグマブースでは当然のごとく L マウントアライアンス推し。L マウントで使えるレンズが既に 78 本もあることを巨大パネルでアピールしていました。といってもマウントアダプタ経由だったりスチル用レンズとスペックが被るシネレンズも含めての数字ですが、L マウントネイティブレンズだけでもライカ・パナソニック・シグマ合計で 36 本というのはけっこうなラインアップ。オールドレンズの世界では星の数ほどレンズのバリエーションが存在する M42 スクリューマウントのことを「M42 星雲」と比喩したりしますが、これは「L78 星雲」と呼びたくなる語呂の良さ。

CP+ 2019

とはいえ展示物にはあまり目新しいものはありませんでした。CP+ 直前に発表されたのは、既存 Art 単焦点レンズ群の L マウント版の発売と他マウントレンズのマウント交換サービスを開始することと、マウントアダプタの発表のみ。展示もそれに沿ったものにすぎず、レンズはマウントが違うだけでどれも見慣れた Art レンズ。

CP+ 2019

マウントアダプタ MC-21 はまだ自社製 L マウントボディが存在しないため、ライカ SL・パナ S1R とシグマレンズとの組み合わせで展示されていました。これも目新しさはありませんが、シグマブースにパナソニックの人が視察に来ていたり、逆にパナソニックブースに MC-21 が展示されていたりしてアライアンス感は出ていました。なぜ EF/SA レンズ向けのアダプタがパナブースに?と思いましたが、S1・S1R は 4K 動画に注力したボディだけに EF マウントアダプタ経由で EOS MOVIE ユーザーの取り込みを狙いたい、というところでしょうか。

CP+ 2019

山木社長にも少しだけお会いできました。L マウントボディについては「ちょっと苦労しています」だけど「明日のステージではちょっとだけ話をします」とのこと。そのステージの様子がさっそくデジカメ Watch に掲載されていました。

【イベントレポート】【CP+2019】シグマ、フルサイズカメラを2020年に投入 - デジカメ Watch

やはりフルサイズ Foveon センサの開発が難産なようですね。「現在は開発自体はほぼ終了しており、画質の追い込みや製造工程の最適化を行っている最中」ってそれフルサイズセンサの開発の最重要工程がまだ残ってるってことじゃないですか(;´Д`)。初代 SD1 の初値が 70 万円になったのも Foveon センサの歩留まりが理由だったというし、心配するなというほうが無理。
一方でセンサ方式については Merrill 世代同様の R:G:B=1:1:1 に戻すようで、扱いやすくなった反面 Foveon らしさが薄れた Quattro 方式をやめ、改めて完全な色解像を目指す模様。まあベイヤー式センサも超高解像度化とローパスフィルタレスの一般化で差を詰めてきているのは事実なので、妥当な方向転換だと思います。ここまで来てあえてシグマ製ボディを買おうというユーザーなら、扱いにくさこそ勲章みたいなものでしょうし(ぉ。

CP+ 2019

続いてキヤノンブース。ついに「とあるフォトグラファー」扱いではなくなった南雲暁彦さんのインタビュー映像が巨大スクリーンで出迎えてくれます。

CP+ 2019

ブースでの展示のメインはもちろん EOS R SYSTEM なわけですが、新製品の EOS RP については既に先日ショールームでじっくり触ってきたので今回はスルー。土日にここでタッチアンドトライ行列に数十分並ぶくらいなら電車で品川なり銀座なりまで行った方が早く触れるんじゃないでしょうか(笑

CP+ 2019

開発発表されたばかりの新 RF レンズ群の試作品(?)が参考出品されていました。
まずは大三元、F2.8 通しズーム三本。広角と標準についてはまあミラーレスといっても大三元ならこれくらいだよね、というサイズ。広角が 16-35mm ではなく 15-35mm と少し広くなっているのがそそります。
それでも最注目はやっぱり RF70-200/F2.8L じゃないでしょうか。「望遠ズームの高級品はインナーズーム」というこれまでの常識を覆す繰り出し式のズームで、標準ズームと大差ない縮長に収めています。これなら従来コンパクトさ重視で F4 通しズームを使っていたような場面でも躊躇なく F2.8 ズームを持っていけるんじゃないでしょうか。他社よりもシステム全体のコンパクトさを志向する(デカい重いレンズもあるけど)EOS R システムの象徴的存在として楽しみなレンズです。

CP+ 2019

そして二本の RF85/F1.2L レンズ。片方は通常の、そしてもう片方はミノルタ/ソニーでいう「STF」のようなフィルタを備えて滑らかなボケを追求したレンズです。
重さ、値段ともに私の手が出せるレンズではないと思うので、特にコメントはありません(ぉ。それでもこういうのを二つまとめて出せるのがキヤノンの底力だよなあ。

CP+ 2019

高倍率ズームの RF24-240mm。単品で見るとちょっと大きく、EOS RP へのつけっぱなしレンズとしてはもう一回りコンパクトにしてほしい...と思いますが、縮長がほぼ RF24-70/F2.8L と同じサイズ感というのは冷静に考えるとけっこうがんばっているんじゃないでしょうか。

さて、今回の CP+ キヤノンブースで密かに EOS R SYSTEM よりも注目していたのがこちらのコーナーです。

CP+ 2019

ブースの側面に新コンセプトカメラ群の参考展示が行われていました。
まずこちらは年明けの CES でも一部で話題になっていた「キッズミッションカメラ」。子ども向けのファーストカメラという位置づけで、それ自体は今までにもあったコンセプトだと思いますが、これのいいところは中身がキヤノンの普通のコンパクトデジカメと同等(と思われる)な点と、カメラ遊びを通じてコミュニケーションと子どものリテラシ向上に寄与しようという仕掛けが入っている点。

CP+ 2019

カメラ自体は EOS 5D シリーズをそのままキッズサイズに縮小したようなデザインで、素通しの光学ファインダがついていて「覗きながら撮る」ことができます。レンズは単焦点のようですが、先端にマクロリングライトが標準装備されているのが面白い。写真にはライティングが重要ということをこの時点から刷り込まれる子どもの今後の成長が怖い(笑

CP+ 2019

展示されていたのは非動作モックのみでしたが、CES ではブラックのみだったのが「CES で子ども向けならもっとカワイイデザインがいい」という声が多かったため、CP+ に向けて急遽カラバリモックを起こしてきたとのこと(笑。これがこのまま製品化されるとは言えませんが、玩具ではなくそれなりにちゃんとしたカメラを作ろうとしているのがボタン類の配置から分かります。

CP+ 2019

「ミッションカメラ」というコンセプトを表しているのが、色や形(ポーズ)、表情などのテーマをカメラが子どもに与えて撮らせ、それぞれのテーマに基づいたギャラリーを作ったりプリントアウトして楽しもう、という遊び方。ただ漫然と興味あるものを撮るのではなく、写真を撮る上でのテーマを設定するという考え方が長年写真文化に携わってきたカメラメーカーらしい。またコンセプトムービーではこのカメラでの遊びを通じて親子間のコミュニケーションにも役立てようという意図が見て取れます。今や生まれて初めてのカメラが親のお古のスマホだったりニンテンドー DS だったりする時代、写真をいきなり SNS にアップして大問題になる前に親子での写真コミュニケーションを通じて「何が良くて、何がダメなのか」を学べるというのは、キヤノンがどこまで狙っているかは分かりませんが面白い考え方ですよね。
ただこれは製品化にあたってはいくらなら買ってもらえるか、最低いくらの商品になる前提なら量産できるのか、のせめぎ合いが難しそう...というのをスタッフの方の話から感じました。

CP+ 2019

こちらは何ペリアハローなのかと思ったら(ぉ)「インテリジェントコンパクトカメラ」とのことで、カメラが勝手に撮ってくれるコンパクトカメラという位置づけ。ここに展示されていたのは製品化する際を想定したデザインモックですが、↓に原理試作相当品のデモを行っていました。

CP+ 2019

こういう見た目だと監視カメラの亜種にしか見えませんが、台座についている上半分が 360° 回転し、上下方向にも首振りすることで、全方向に自由に向きを変えながら撮影してくれます。ユーザーは特に操作する必要さえなく、カメラが自動的に画像認識や音声認識で被写体を捉えて撮影してくれるとのこと。

CP+ 2019

...でも待てよ、このコンセプトって一体何テリジェントパンチルターなのかとは思いましたが(笑)あれから十年経って画像認識や音声認識のレベルが飛躍的に向上し、画像をスマホに飛ばすことも当たり前になった現在であのコンセプトがどう化けるか。ただ「機械が勝手に撮っておいてくれる」ことへの気持ち悪さみたいなものもあると思うので、例えばもうちょっと擬人化(キャラクター化)することで被写体とのコミュニケーションを積極的に図るとか、やりようはいくらでもありそうではあります。

CP+ 2019

続いて「アウトドアアクティビティカメラ」。カラビナがついてアクティブに使えたり、水に浮いたり、フェイスプレートでカスタマイズできたりするカジュアル志向のコンパクトカメラ...ということですが、特に私からコメントはありません(ぉ

CP+ 2019

最期は「マルチファンクショナルテレフォトカメラ」。形だけ見ても何をするためのものか分かりませんが、単眼鏡のようにして使える超望遠コンパクトカメラとのこと。
このクリアケース内に展示されていたのはあくまで非動作品のデザインモックですが、カメラ後部のアタッチメントは取り外しができ、アタッチメントありだと EVF を覗き込みながら、アタッチメントなしだとスマホやタブレットの画面を見ながら撮影するスタイルになる模様。

CP+ 2019

ターゲットとしている商品像は重さ 100g で 100mm/400mm の「二焦点」カメラ。あえてズームせずに二焦点の切替式にすることで低価格化とコンパクト化を実現するというのがコンセプト。400mm(相当)の単焦点だと被写体を追いづらいため、100mm(相当)で被写体の当たりをつけた上で 400mm(相当)でに切り替える、という使い方を想定しているそうです。写真用カメラではなくオペラグラス代わりとしてはかなり良さそうなコンセプトですが、今の悩みの一つは「サッカーなどのスタジアムスポーツでは 400mm でもまだ全然足りないこと」だそうです。

CP+ 2019

原理試作相当の動作品はモックよりも二回り大きなサイズで 3D プリンタで外装を作成したものでした。この試作機は 400mm(相当)はあくまでコンセプトを伝えるためにデジタルズームで実装したそうですが、実際に製品化される場合は光学切替で 100mm/400mm を入れ替えることになるとのこと。

CP+ 2019

現在想定しているスペックは「コンデジ相当のセンサ(1/2.3 型程度と思われる)と 100/400 切替レンズ、EVF 内蔵」とのこと。LCD を搭載しないため EVF の品質にはそれなりにこだわりたいとのことですが、ミラーレス機の EVF デバイスを流用してもコストがかかりすぎるのが悩みどころだそうです。

CP+ 2019

スマホのカメラ性能がどんどん上がって広角域なら「これで十分」になってしまった感はありますが、超望遠レンズまで内蔵するスマホはそうそう出てこないでしょう。通常なら対抗するために高倍率ズームレンズを内蔵することを考えるでしょうが、超望遠にこだわり、かつ二焦点に割り切ることで「スマートフォンコンパニオン」として誰にでも使えることを目指したコンセプトが面白い。価格的にもコンデジと同等以下の価格帯を意識しているようで、個人的には今回のキヤノンブースの中ではこのカメラが一番気に入りました。とかくカメラとしての存在価値ばかりを求めてどんどん大きく重く高価くなっていく他のカメラと違い、スマホが世の中に浸透したことを受け入れて、その上でスマホには内付加価値を生み出そうとしている。

これらの新コンセプトカメラ群がキヤノン内ではどういう位置づけで、どの程度の規模で開発されているのかは分かりませんが、少なくとも商品ラインアップが減りライフサイクルも延びたことで余剰になった開発リソースでこういう模索ができるのはさすがキヤノンだなあ、と。フルサイズミラーレスがほぼ出揃ったことでどのメーカーも同じようなところを目指して同じようなことをやっているという印象が強かった今年の CP+ で、このコーナーだけが異彩を放っているように見えました。

投稿者 B : 23:59 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2019/02/16 (Sat.)

EOS RP を見てきました

今年の CP+ は出張と重なって行けなくなる可能性が高いので、代わりにショールームで先行展示されている EOS RP を見てきました。

キヤノン / EOS RP

EOS RP

銀座は混んでいそうだったので品川で。それでも多少は混んでるかと思ったら、土曜日 16 時の時点で EOS RP を触っている人は一人もおらず触り放題。一応混雑時には一人五分制限をかけるためのタイマーは設置されていましたが、あまりにも空いていて拍子抜けしました。買い物のついでに寄れる銀座と違って休日の品川、特に港南口は何もないからなあ...ここは穴場だと思います。キヤノンマーケティング本社のお膝元なのに(´д`)。

EOS RP

さておき EOS RP の第一印象は「ちっさ!!」。RF レンズの中でも特にコンパクトな 35mm F1.8 が装着されているせいもあるけど、EVF がクラシックカメラばりに出っ張っているのが当たり前になった今のミラーレスカメラにおいて EVF の出っ張りが少ない撫で肩のデザインは実際以上に小さく感じます。

EOS RP

軍艦部の構造は EOS R によく似ていますが、ボディの厚みとグリップの出っ張りが EOS R よりも小さく、ミラーレス機らしいコンパクトさを感じます。
また EOS R との最大の違いはモードダイヤルでしょう。EOS R はサブ電子ダイヤルがモードダイヤルを兼ね、肩の部分にサブディスプレイを備えていましたが、RP はサブディスプレイを廃してモードダイヤルを配置したコンベンショナルな作り。サブディスプレイは一眼レフでも私は使うことが少ないので、これによって薄くできているのなら私はこっちのほうが良いかな。

EOS RP

背面の操作系はかなりシンプル。EOS 上位モデルの代名詞であったサブ電子ダイヤルが背面から軍艦部に移ったことで、見た目がかなりスッキリしました。フルサイズカメラというよりは EOS Kiss 系の新機種と言われても違和感がないほど。
でも EOS R の特長だったマルチファンクションバーはまだあまり熟成されてない印象があるので、変にそこに依存した UI になるよりは扱いやすいようにも思います。

EOS RP

ボタン配置がシンプルになっている代わりに主要設定項目は Q ボタン+カーソルキー or タッチパネルで直感的に操作できるので、さほど操作系に不満は感じません。
強いて言えば EOS Kiss 系や EOS M 系のようにカーソルキーが ISO 感度やホワイトバランス、ドライブモード等の設定キーを兼ねていてくれたら良かったんですが、少し触ってみた限りではそういう設定項目はなさそうでした。

EOS RP

その代わり、シャッターボタン脇にある M-Fn ボタンを押すと前後ダイヤルを使って ISO 感度/ドライブモード/AF モード/ホワイトバランス/フラッシュ出力を調節できるようになっています。確かにこれは慣れれば EVF 使用時にはカーソルキーで操作するよりも直感的に扱えそうです。

EOS RP

なおグリップはこんな感じで、程良い深さがあって握りやすい。手が小さめな私は別売のエクステンショングリップを使わなくても本体のみで十分ホールドできます。まあ私は α7 III や α6000 のグリップでも特に不満がないクチですが、それでも RP のグリップはそれ以上にしっくり来るし、EOS R のグリップよりも馴染む感覚がありました。

EOS RP

初代 α7(R) との比較。ボディサイズ的にはほぼ同クラスと言えます。大型化するレンズに合わせてどんどん大きく重くなっていっている他のフルサイズミラーレス機とは一線を画すサイズ感。とにかく高画質を追求するのもいいけど、やっぱり私はこういう方向性の方が好き。いくら画質が良くたって持ち出すのが億劫になってしまったら意味がありませんから。

EOS RP

ボディの薄さもほぼ同じ。グリップは EOS RP のほうが出っ張りが大きいですが、その分握りやすい。逆に初代 α7 は EVF が出っ張っているので、カメラバッグ以外のカバンへの収まりがあまりよろしくないんですよね。普段からの持ち歩きを考えると EOS RP のほうに分があると思います。RF35mm F1.8 MACRO のサイズ感もイイ感じ。あとはこれに同じサイズ感で 50mm F1.8 が出てくれたらスナップ用カメラとして文句ナシでしょう。

EOS RP

限定カラーのゴールドも展示されていました。装着されていたのはマウントアダプタ経由で EF50mm F1.8 STM、確かに RF50/1.8 が出るまでの繋ぎとしてこのレンズはアリ。

ゴールドの質感、正面から見た感じは決して悪くないんですが、

EOS RP

背面のこのパンダ感は個人的にはナシ(´д`)。
ブラックのほうは表面の仕上げでプラスチックっぽさを極力抑えることに成功していると思いますが、このゴールドはプラへの塗装感が出すぎで安っぽい。ダイヤル類のシルバーの質感も含め、まがりなりにも 16 万円のカメラなのに Kiss のシルバーモデルのように見えて萎えます。私はもし買うとしたらブラック一択だなあ。

EOS RP

ともあれ EOS RP、想像していたとおり...というか想像以上に好印象でした。私は EOS R よりも RP のほうが好き。
ただし感覚的には本気で撮るためのカメラというよりはスナップ用カメラという印象なんですよね。あえて R と方向性を変えた結果なんでしょうが、果たして 5D3 を捨てて置き換えるものかというとちょっと違うような...私の手持ち機材でいうと、むしろ α6000 を置き換える旅行用カメラと定義した方が納得感があります。

いずれにしても発売直後に飛びつくつもりはないので、しばらく悩んでみることにします。

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2019/02/14 (Thu.)

EOS RP

キヤノン、カジュアル志向のフルサイズミラーレス「EOS RP」 - デジカメ Watch

EOS RP

しばらく前からリークされていたキヤノンの「EOS RP」が正式発表されました。

初代 EOS R からほんの半年足らずで早くも二号機。後継機種ではなくエントリーモデルという位置づけですが、EOS R よりも一回り小型軽量化してポジショニングを明確に分けてきていて、これがなかなか面白い。カメラの中身的には 6D Mark II のセンサ+EOS R の処理系+ソフトウェアという感じで目新しさはせいぜい瞳 AF がサーボ AF に対応したところくらいでしょうか。でもボディ単体で 500g を切るフルサイズミラーレスは実に初代 α7 シリーズ以来であり、初代 α7 の方向性に共感しながらもその後の大艦巨砲主義への転換に違和感を抱いていた身としては、五年ぶりにこういうコンセプトのミラーレスが出てきてくれたことが嬉しい。価格帯も初代 α7 の出始めの頃と同じレンジだし、ちょうど今すっぽり抜けている商品ラインなんですよね。動体撮らないから十万超えの APS-C 機を買うくらいなら EOS RP、というニーズはそれなりにあるんじゃないでしょうか(一方で、中古の初代 α7 なら今四万円台から買えてしまう、というのも恐ろしい話ですが)。
ともあれ市場が縮小して各社いろいろと厳しい中でもこうやってちゃんと方向性を分けた商品を出せるあたりがキヤノンの底力。カメラメーカーの中では最も長期的に市場を見据えている、という印象を受けます。

最近 α7 III でも持ち出すのが億劫なことが少なくない私としては、EOS RP の位置づけはすごく気になるところ。もっと言えば EOS 5D3 も最近ほとんど使ってないわけで、レフ付き EOS 一式を手放して RP+レンズに乗り換えるという選択肢がないわけではない。ただ今後も 2 マウント体制を維持し続けていく自信はないし、何より 5D4 一式を手放して R を買った某思い切りのいいパイロットほど見切りが良いわけでもなく、ちょっとウジウジ考えてしまっています。ここで α7 III+EOS RP 体制にするくらいなら、5D3 一式を売り払って E マウントレンズ群を充実させた方が満足度が高いのでは...とも。

そこでちょっとニクいと思ってしまったのが EOS RP のレンズキット構成。ボディ単体販売のほかは、標準ズームではなくなんと RF35mm レンズやマウントアダプタがキットになっているんです。これはとりあえず EOS RP+RF35mm の最小構成で楽しみつつ、他は必要に応じて EF マウント使ってその気になったら RF レンズに移行してくださいねというキヤノンからのメッセージ。これは使用頻度の落ちている 5D3 だけ RP に買い換える、というのはアリか...?

キヤノン、フルサイズミラーレス用RFレンズ6本を予告 - デジカメ Watch

RF24-70mm F2.8L IS USM

ボディの発表と同時に開発中のレンズも予告されています。F2.8 通しズーム三本に高倍率ズーム、大口径ポートレートレンズ二種。EOS R と一緒に出てきたのが定番レンズ二種+2フラッグシップレンズ二種だったことを考えると、大三元+高倍率ズーム+85/1.2 というのはセオリー通り。小型軽量な RP と同じタイミングで出てくるのが大型のレンズばかりというのはちょっと皮肉ですが、EF-M よりも順調にレンズが揃いつつあるのがキヤノンの本気度でしょう。
個人的には、もし RP を買うなら RF35mm と RF24-240mm があればあとはマウントアダプタでそこそこ満足してしまえそうな気もします(α7 III との併用前提ですが)。逆に言えば、RF24-240mm が出るタイミングで、少し価格がこなれているであろう RF と一緒に買うのが良いのかもしれません。

あ、まだ買うとは言ってませんよ。

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2019/02/01 (Fri.)

LUMIX S1/S1R

パナソニック、フルサイズミラーレス「LUMIX S」を海外で正式発表 - デジカメ Watch

LUMIX S1/S1R

昨年の photokina で予告されていたパナの L マウントカメラ「LUMIX S1/S1R」が海外で正式発表されました。

スペックは photokina の時点で既に出ていたのでさほど新しい情報はありませんが、サイズと重さ・価格(海外での)が明らかになりました。価格はドルベースながらだいたい α7R III/α7 III やニコン Z 7/Z 6 と競合するラインに置いてきたのはまあだいたい想定の範囲内。日本円だともう少し高くなる可能性もありますが。
そしてサイズ感が...これが思っていたよりでかい。

Foxfoto さん作成の画像が秀逸だったから引用してしまいますが(笑)ほぼ EOS 5D シリーズと同じ。現存するフルサイズミラーレス機の中では群を抜いて大きいです。「FULL-FRAME WITHOUT COMPROMISE」のキャッチコピーから察するに小型化することでトレードオフが発生するよりは画質と性能に振り切ったからこその大きさでしょうが、それにしても大きい。キヤノンやニコンがボディをそこそこのサイズ感でまとめつつ、レンズとの組み合わせも含めてコンパクトさを(多少は)訴求しているのとは対照的です。まあ後発だからこそ中途半端なことはせずに画質にステータス全振りという差異化は間違っていないとは思います。ただ、L マウントアライアンスの三社として見たときに三社とも目指すベクトルが同じで「画質は良いけどデカい、重いシステム」になってしまいそうなのが気がかり。シグマとかフルサイズで小型軽量なレンズ作るつもりなさそうなんだもんなあ(汗
ただ LUMIX の場合、戦う相手は既存のフルサイズミラーレスではなく 4K60p が撮れるシネマカメラを想定しているはずだから(大きいのは冷却のためでもあると思う)、その点においては決して大きく重いわけではない、のかもしれません。このあたりは某専門家先生の見解も伺ってみたいところ。

そしてこうなってくると気になるのがシグマがどんなボディを出してくるか。まあイメージセンサとボディデザイン以外の部分で変化球を投げてくるメーカーではないので(笑)Foveon 搭載の王道フルサイズ機を作ってきそうな気はしますが、続報を楽しみに待ちたいと思います。

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2019/01/16 (Wed.)

α6400

ソニー、α9譲りのAFアルゴリズムを組み込んだ「α6400」 - デジカメ Watch

ソニー / α6400icon

iconicon

久しぶりの α APS-C 機のボディが発表されました。最近の流れからいって APS-C のフラッグシップとして「α7000」でも出してくるかと思ったら、意外にもミドルレンジの α6300 を置き換える「α6400」でした。ベースは α6300 のそれを継承しつつ、BIONZ X とフロントエンドプロセッサを更新して最新の動体追尾 AF に対応し、おまけで自撮り可能な 180° チルト液晶を搭載したモデル、という感じ。
新しい AF 機能は後日 α9/α7 III シリーズにもファームウェアアップデートで提供予定のものの先出しというような内容ですが、動物にも対応した瞳 AF やより進化して「リアルタイムトラッキング」と呼ぶようになった動体追尾など、かなり意欲的なもの。これは APS-C 機で動きモノを撮るなら α6500 よりもむしろ 6400 を買ったほうが良いのでは?というものになっています。まあ α6500 にはまだボディ内手ブレ補正があったり大きなグリップやカッチリしたボディ(α6300 と見た目はほぼ一緒だけど触ってみると全然違う)という優位性はありますが、現時点で私が二択を迫られたら 6400 だろうなあ...。

ただ、今回のアップデート内容がほぼ AF 機能と動画に限定されていたことで、そうではないスチル用途であれば α6300 のお買い得感が際立って見えるのもまた事実。α6400 の実勢価格が 11 万と言われているのに対して、発売当初は高価かった α6300 ももう三年経って中古相場で 6 万、新品でも Amazon 価格で ¥69,800 とかいうのを見るとうっかり α6300 に転んでしまいそうになります(汗。ホント、ほとんどの用途なら α6300 は十分以上の性能なんですよね。

個人的には、購入からかれこれ五年経つ α6000 をそろそろリプレースしてやりたい気がしつつ、α7 III のサブとしてであればこれでも十分...という感覚もあってなかなか買い換えられずにいます(α6300 以降の機種が随分高価くなってしまったのもあるけど)。今回のモデルがイメージセンサを刷新しつつ α7 III と同じ NP-FZ100 バッテリを採用して「α7000」というネーミングで出ていたらミノルタ α-7000 持ち(親が昔使っていたのを受け継いだ)としてはうっかり買っていたと思います(汗。でも α にとって「7」は記念碑的な数字でもあるので、例えば来年の E マウント十周年のタイミングで α6500 の後継機種が新規センサ(グローバルシャッター搭載だったりすると震える)を搭載して「α7000」として出てきたりするんじゃないかなあ...と妄想中。もしそんなことになったら私は用途がなくても買ってしまうこと間違いナシだと思います(笑。

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