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2016/02/27 (Sat.)

CP+ 2016 (2)

CP+ のレポート、続いてはキヤノンから。

カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2016

EOS-1D X Mark II

オリンピックが開催される 2016 年は、キヤノンとニコンにとってもフラッグシップ機をモデルチェンジする年。満を持して投入された EOS-1D X Mark II は、「化け物」と呼ぶに相応しいカメラに仕上がっていました。
外観は先代と大きくは変わらないながらも、イメージセンサ・AF センサ・測光センサ・画像処理エンジンなどキーデバイスの全てが刷新され、中身は全くの別物。さらに EOS-1D C と同等以上といえる 4K 動画撮影機能まで取り込んでいます。

短時間ながら、ハンズオン機で AF スピードと連写を試してみました。

EOS-1D X Mark II

まず、AF。動く被写体にもベタッと吸い付くように追随する感覚は、今までのどんなカメラでも味わったことがないレベル。今回のハンズオンコーナーの被写体は体操選手で、けっこうな至近距離(最短で 5m くらい?)からの撮影。普通、こんな近距離での動体撮影はかなりの高性能機でも難しいのに、AF-ON したファーストアクションから迷わず被写体にピントが合い、動いても追いかけ続ける。連写は連写で、14 コマ/秒はもはやカメラというよりもマシンガンをぶっ放しているような感覚(笑。これはスポーツや野鳥撮影でも歩留まりが相当良さそうです。

ただ、このカメラを使っていると、果たして自分とカメラとどっちのほうが偉いのかよく分からなくなってくるというか...1DX2 に「必要なことは全部俺がやるから、お前はシャッターボタンだけ押してろ」と言われているような気持ちになってきます(ぉ。それくらい、今まで使ってきたカメラとは次元が違う。プロが使えば今まで以上に生産性が上がり、素人が使っても本来のウデ以上に撮ってくれるカメラだと思います。

EOS 80D

続いて 80D。先代 70D が非常に完成度の高いカメラでしたが、さらなるブラッシュアップが図られています。
個人的に最大のトピックは光学ファインダの視野率 100% 対応ですが、それ以外にも DIGIC 6 搭載、45 点オールクロス AF センサ、AI サーボ AF 強化など、オリンピックイヤーのカメラらしく動体撮影にさらに強いカメラになりました。

EOS 80D

操作系は完成度が高かった 70D のものを踏襲していますが、操作ボタン類が 60D/70D 世代の謎の有機的形状から、ごく普通の丸ボタンに戻されました。またサブ電子ダイヤルと同軸にある方向キーもクリック感が良くなり、マイナーチェンジながらより扱いやすくなっています。
運動会とかアマチュアスポーツ撮影くらいまでならば、7D じゃなくてこれでいいんじゃないですかね。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

80D に装着されていたレンズは新型の「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」。新開発のナノ USM を採用したレンズです。小型でとてもレスポンスが高いのが特長だそうですが、小型ゆえに重いレンズの駆動には向いていないとのこと。
また、レンズの下についているのは動画撮影用のパワーズームユニットです。ソニーの E PZ 18-200mm の下パーツだけを脱着可能にしたような感じで、ズームレバーを使ってカムコーダのようにズーム操作が可能。ズーム速度は二段階で切り替えることができます。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

ユニットを外すとごく普通のズームレンズに変身。底面にはユニットとの接続用接点がある以外、特に変わったところはありません。
これ、一種類のレンズで二通りの使い方(および売り方)ができるという点でいいアイディアですね。今後動画向けのレンズは需要が増えてきそうなので、このユニットに対応したレンズが他にもいくつか出てくるのではないでしょうか。

PowerShot G7 X Mark II

PowerShot G7 X Mark II。こちらもマイナーチェンジではありますが、DIGIC 7 搭載を核に画質と AF 性能を向上させたモデルです。
1DX2 や 80D を差し置いて DIGIC 7 をいち早く搭載してきた理由は、「コンデジは一眼よりも開発サイクルが短いので、後から出てきた新デバイスを採用しやすいため」とのこと。いっぽうで同じコンパクトでも IXY シリーズはいまだに DIGIC 4+ 搭載だったりするので、キヤノンのコンデジ開発の主軸は完全に PowerShot G/SX に移っていると言えます。

PowerShot G7 X Mark II

あまり変わっていない G7X2 で最も変わったのは、メニュー回りではないでしょうか。初代 G7X では伝統的な PowerShot 系のメニュー構成だったのが、今回は EOS と共通のメニューに変えてきました。これ、ソニーも RX シリーズ以降は α と操作性を共通化(全てではないにせよ)してきてからサブ機としてすこぶる使いやすくなったんですよね。長ったらしいメニューをスクロールしなくても目的の設定にたどり着きやすくなったし、これは EOS ユーザー的にはサブ機として積極的に G7X2 を選ぶ理由になり得ます。

PENTAX K-1

ペンタックスブースでは、ようやく正式発表されたフルサイズ機・K-1 が展示されていました。初日からして 70 分待ちとかいう状況だったんですが、二日目以降どうなったんだろう(汗

私はペンタックスのカメラには縁がないのですが、K-1 のこの部分だけはすごく気になっていました。

PENTAX K-1

それがここ。液晶のバリアングル構造、どういう作りになっているのか?展示機は液晶が通常あり得ない角度に曲がっているように見えます(笑
ボディと液晶の隙間を見ると、四本のアームがまるで多脚砲台のように液晶を支えていて、これによってこの摩訶不思議なバリアングル液晶を実現しています。

PENTAX K-1

しかも、この状態でさらに液晶自体が上下チルトしてるし!(笑
これは久々にマウントアダプタ以外の変態メカを見た気がしました。この部分だけ、変態度でいえば sd Quattro を超えているかもしれない...。

G-Technology

こちらはプロユースのストレージブランド・G-Technology(HGST のサブブランド)ブース。
我らがサイカ先生が G-Technology のアンバサダーであるガンダムチームG-Team の一員として講演会にご登壇。

そのまんま選挙ポスターに使えそうなシリアス顔のフラッグに対して、

G-Technology

講演中はずっとこのテンション(笑
得意のダジャレは封印されていましたが、柔らかい空気の中にも専門家らしい分析や具体的なワークフローにおける活用法が散りばめられていて、とても勉強になりました。

G-Technology

パーソナルユースだと G-Technology のストレージは費用対効果的に厳しいですが、個人的には 20 年近く前から IBM~HGST の HDD は愛用してきているので、いつかは G-Technology という憧れがあります。RAID ドックは高価いけど、とりあえずモバイルストレージでも一つ買ってみますかね。

サイカ先生の講演は明日の最終日にも予定されているので、会場に行く予定のある方は是非どうぞ。

投稿者 B : 22:00 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2016/02/26 (Fri.)

CP+ 2016 (1)

今年も初日から CP+ に行ってきました。

カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2016

CP+ 2016

やっぱりオリンピックイヤーの CP+ は濃い商品がたくさん出てきて盛り上がりますね。市場が縮小しつつあるというカメラ業界ですが、プロ機やマニアックな界隈はまだまだ熱いことを実感します。

今年は個人的に最も注目していたシグマブースから。

sd Quattro

って、会場直後から sd Quattro には人が集まり始め、早々におひとりさま 3 分制限がついてしまいました。それでも sd Quattro がどんなものか興味があったので、行列に並びます。

sd Quattro

このへんなかたちのカメラが(←誉め言葉)、sd Quattro。使いやすいかはさておき、もう外観からして普通のカメラではないことが判ります。最近、普通の一眼レフの形か懐古的なデザインのカメラばかりで食傷気味だった目には、とても新鮮。

なお、ハンズオン機は無印の sd Quattro(つまり APS-C 機)のみで、より Hentai なほうの Quattro H(←誉め言葉)はありませんでした。まあ既存センサを使った無印のほうが開発が早いのは理解できますが、Foveon としては初めての APS-H センサは画質や画像処理エンジンの最適化、あと半導体そのものの歩留まりの問題とか、かなりハードル高そうですよね。発売も H のほうが少し後になるそうで、どれくらい期間が空くのかも含め、気になるところではあります。「蓋を開けてみたら 70 万円」という初代 SD1 のようなことにならなければいいけど(汗

sd Quattro

独特の意匠を持つ sd Quattro の外観。カメラとしての独自の合理性を考えて作られた形状だと思いますが、カメラというよりはデザイン家電的なテイストを強く感じます。だって本体の電源オン/オフスイッチがレンズマウントのところについているんですよ(笑
SIGMA GLOBAL VISION 以降の同社製品の中で、デザイナー岩崎一郎氏のカラーが最も濃く出ているのが sd Quattro ではないかと思います。

sd Quattro

横から見ると、EVF の位置以外はわりとオーソドックスなミラーレスカメラの形状に見えます。サイズは二回り以上大きいけど(笑
あと、ボディからマウント基部がフランジバックの分出っ張っているので、レンズが異様に長く見えますね...。

かなり物量感のある大きさと形状なので、一眼レフやミラーレスカメラというよりも、ボディを薄くした中判カメラのような存在感を醸し出しています。

sd Quattro

背面のワイド液晶をどう使うのかと思ったら、右側には設定値が表示されているんですね。確かに、プレビュー画像の上にいろんな設定値がオーバーレイ表示されるのはフレーミングの邪魔なので、これはこれで合理的。
ただ操作系はやはり独特で、露出モード(P/A/S/M)の切り替えも液晶右下の「MODE」ボタンを押してダイヤルを回す、という感じ。これ自体は dp Quattro と同様ですが、dp は一般的にモードダイヤルがある天面に「MODE」ボタンがあるのに対して、sd は ISO や露出補正ボタンと同じ扱い、というのはちょっと面食らいました。まあこのカメラを使う人は絞り優先かマニュアルモード固定で使うだろうから問題ない、という判断なのかもしれませんが。

レスポンスは操作系、AF ともに従来比でかなり良くなっています。ただし「シグマの中では」というレベルであり、例えばシャッターを切った後には画面に砂時計が 0.5 秒ほど表示されるなど、やっぱり腰を据えて撮るためのカメラであることに変わりはないのだろうな、と感じます。
また EVF の見え方もまだまだ微妙で、撮影中も再生中も実際の EVF の解像度よりも粗い画が見える(エッジのジャギーが気になるレベル)ような状態。あくまで開発中のベータ機であり、発売までに改善される可能性もありますが、シグマのことだから、このまま出てくる可能性もあります(笑

でもこれがこなれてしまったらシグマじゃないとも思うわけで(ぉ)、発売に向けてまずは画質の追い込みと H モデルをちゃんと発売することに全力を傾けてほしいところです。

[Art] 50-100mm F1.8 DC HSM

続いてレンズ。50-100mm F1.8 は、18-35mm F1.8 が良かっただけに期待できそうなレンズです。

スペックからしてかなり大きく重くなるのではと思っていましたが、実物を見るとそれほどでもない?70-200mm F2.8 と同じくらいの大きさに見えます。

[Art] 50-100mm F1.8 DC HSM

横から見たところ。ついているボディが EOS Kiss なので大きく見えますが、持った感じでも、このスペックでこれなら全然使えるなあ、と感じます。
APS-C 専用ながら 85mm・100mm・135mm の三本を持ち歩くならこれ一本で済ませる選択もアリでしょうね。

ファインダを覗いて撮影した画像を本体液晶で見ただけでも「これは良いレンズだな」と感じることができました。これは一度実写を試してみたいところ。

[Contemporary] 30mm F1.4 DC DN

そしてミラーレス用の 30mm F1.4 DG DN。
既存の 19mm・30mm・60mm DN が F2.8 なのに [Art] を名乗っていて、F1.4 なこのレンズが [Contemporary] な理由は、このレンズがデジタル補正を前提とした設計になっているからとのこと。[Art] は光学設計だけで最高の描写を追求したレンズに冠される名称なので、既存の DN レンズ三本とこのレンズは位置づけが異なるようです。しかしデジタル補正を活用することで F1.4 の明るさを持ちながら軽量コンパクトで価格もリーズナブルなレンズができるのであれば、歓迎する向きも多いでしょう。

またピントリングも従来の DN ではツルツルの金属製だったのが、今回は一般的なゴム製に変更されました。これも「従来製品については多くのご意見をいただいた」ためとのことですが、そういうのも含めて合理的な考えのもとに作られた、お買い得度の高いレンズだと思います。なお既存の DN レンズと違って、振ってもカラカラ言いません(笑

MC-11

個人的に今年の CP+ 最大の注目がこれでした。マウントアダプタ MC-11、キヤノン EF マウント/シグマ SA マウントからソニー E マウントへの変換アダプタです。
会場には 4 台のハンズオン機が用意されており、sd Quattro に次ぐ人気コーナーとなっていました。

ただ、残念なことにこのコーナーでのレンズ・マウントアダプタの脱着は NG。せっかく EF レンズを数本持って行っていたのに(泣
まあ公式にはシグマとして自社製以外の EF マウントレンズの動作を保証していないので、それを試されるのは本来の展示目的を逸脱する行為ですし、そういうユーザーが殺到した場合にハンズオンが回りきらなくなるので、この制限は致し方ないところではあります。はい、いずれにせよ自分で買って試すから大丈夫です(ぉ

MC-11

アダプタの側面には LED ランプがついていて、電源投入時に 緑点灯:対応レンズ、橙点灯:対応レンズ(ただし要アップデート)、消灯:非対応レンズ で判別できます。非対応レンズの動作について質問してみたところ、「非対応レンズの動作は保証外、だけどファームウェアで非対応レンズの動作を塞ぐようなことはしていない。動くかもしれないし、動かないかもしれない」とのことでした。ええ、ファームで塞がれてさえいなければそれで十分です(ぉ

あと気になったのが、反対側(グリップ側)の側面に USB 端子がついていたこと。これはおそらくアダプタのファームウェア更新用と思われます。これでアダプタ発売後に登場した新レンズに対応するのだと思いますが、ファームアップでキヤノン製レンズを使えなくしたりしないでくださいね(笑
せっかくだからこのマウントアダプタで SIGMA USB DOCK の機能(レンズの調整やファームアップ)も兼ねてくれると嬉しいんですが、さすがにそれは望みすぎでしょうか。

MC-11

動作に関しては、想像していた以上に AF が速くて驚きました。展示されていたボディは α7 II・α6000・α5100・NEX-5R の 4 種類ありましたが、いずれも十分なレスポンスに感じました。最新世代の像面位相差センサが入った α7 II で速いのは想像していましたが、世代的に古い NEX-5R でも実用になりそうというのはちょっとした驚き。KIPON のアダプタと初代 α7 の組み合わせではややもっさり気味なので、これだけでも買う価値はあると思います。

また、カタログには非対応と書かれている AF-C(コンティニュアス AF)が少なくとも α7 II と α6000 では動作していたのも驚き(上の写真で緑色の小さな合焦マークが出ているのがその証)。いずれにしても保証外だしボディやレンズの組み合わせによっては動かない可能性もありますが(α5100・NEX-5R での動作は未確認)、この様子だと EF マウントのシグマレンズを E マウントネイティブレンズの感覚で使えてしまいそうです。そこそこ使えれば十分かな、と思っていましたが、これは本気で使えるアダプタかもしれません。

お願いですから早く買わせてください(懇願

投稿者 B : 23:06 | Camera | Camera Accessory | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2016/02/23 (Tue.)

SIGMA sd Quattro / MC-11

CP+ 前の新製品発表ラッシュの大トリ、となるのでしょうか。シグマがレンズ交換式カメラ・レンズ群の新製品を発表しました。

フォビオンセンサー搭載のミラーレス「SIGMA sd Quattro」 - デジカメ Watch

sd Quattro

まずは Foveon 搭載一眼カメラ「sd Quattro」。dp Quattro シリーズの後に SD1 が Quattro センサにリニューアルされることは既定路線でしたが、まさかこういう形で来るとは。先週末にマウントアダプタの噂が流れた時点では、「もしかして Foveon 搭載 E マウントカメラが来るのか?」とさえ妄想しましたが、想像の斜め上をいく「SA マウントミラーレスカメラ」というスタイルで登場しました。さすがシグマ!おれたちにできない事を平然とやってのける、そこにシビれる!あこがれるゥ!←

ともかく(笑)、SA マウントで来たということは、やはり Foveon センサの特性と無縁ではないと思われます。三層式センサである Foveon は、その原理上ベイヤー型センサに比べて光の入射角に対してシビアで、一般的なミラーレス系のマウントのようなフランジバックの短さでは入射角を保証できない(特に広角レンズ等で下層の G・R 層に十分な受光を確保できない)ということだと思います。dp Quattro があのサイズでできているのは、専用設計のレンズだから、のはず。フランジバックが短縮できないのであればマウントを変更する必要もない、というのが SA マウントをそのまま採用してきた理由だと思われます。
かくしてペンタックス K-01 以来の「既存マウントからミラーを取っ払ったカメラ」が誕生したわけですが、既存のどんなカメラとも違うデザインを採用してきたことからも、一般的な一眼レフやミラーレスとは異なる撮り方を想定していることが分かります。たぶん中判カメラ的な扱いを想定しているのでしょうね。

私が買うようなカメラではないのは確かですが、「SIGMA GLOBAL VISION」以来ブレることない、光学メーカーとしてユニークなポジショニングには好感が持てます。CP+ では黒山の人だかりでしょうが、なんとかして触ってきたいと思います。

全域F1.8ズーム「SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art」 - デジカメ Watch

[Art] 50-100mm F1.8 DC HSM

このレンズもマニアック。APS-C 専用の 50-100mm F1.8、これは 2013 年に登場した 18-35mm F1.8 の中望遠版的な位置づけのレンズですね。35mm 判換算で 75-150mm 相当というと、もろにポートレートレンズ。85mm F1.8、100mm F1.8、135mm F1.8 を一本でカバーするとあれば、ポートレート撮影がメインの方なら喉から手が出るほど欲しいレンズじゃないでしょうか。特にスタジオ撮影よりも機動力が求められる撮影会やイベント(モーターショーとかコミケとか)で本領を発揮しそうな気がします。
私はフルサイズメインなので手は出しませんが、APS-C 専用だからこそこのスペックが作れたという意味では、18-35mm 同様にユニークなレンズ。

シグマ、ミラーレス用「30mm F1.4 DC DN | Contemporary」 - デジカメ Watch

[Contemporary] 30mm F1.4 DC DN

そして久々のミラーレス用「DN」レンズも登場。これは一眼レフ用で評価の高かった 30mm F1.4 DC のミラーレス版的な位置づけでしょう。35mm 判換算で 45mm なので、大口径標準レンズにあたります。ミラーレス用で F1.4 の明るさを持つレンズはまだまだ希少なので、こういうのを待っていた人も少なくないはず。
ただ一眼レフ用が同スペックで [Art] シリーズだったのに対して、このミラーレス用が [Contemporary] に置かれているのが少し気になります。だってこれよりも暗くて安い F2.8 が [Art] なんですよ?なんというか、これまで何でもかんでも [Art] ラインに置いてきた矛盾がここにきて出始めているように思えます。まあ製品のポジショニングとユーザーが享受できる価値は必ずしも一致しないものなので、APS-C で大口径標準レンズが欲しかった人は、迷わずに手を出して良いんじゃないでしょうか。

これのフルサイズ版...はちょっと今のシグマからは出してもらえそうにないかなあ?と思ったけど、今回ネーミングルールの変更が入ったのが怪しい。今までミラーレス用は「DN」のみの表記だったのが、今回から「DC DN」、つまり APS-C 以下のミラーレス用という定義になったということは、今後フルサイズミラーレス用の「DG DN」を出す意思がある、と理解していいんですよね?期待していいんですよね?

シグマ、ソニーE ボディ用マウントアダプター - デジカメ Watch

MC-11

α7 ユーザー的には今回の注目はやっぱりこれですよ。

今まで、幾度となく「EF マウントと E マウント両方の仕様を把握しているシグマから EF-E マウントアダプタが出てきてくれれば、最も信頼の置けるものになるだろう」と妄想はしてきました。が、そんなものを出したらソニーはともかくキヤノンが黙っていないだろうから、叶わぬ夢だろうな...と思ってたら本当に出てきちゃったよ!(;´Д`)ヾ。

表向きには「シグマ製 EF マウントレンズ(と SA マウントレンズ)を E マウントで使うためのアダプタ」であり、キヤノン製レンズが使えるとは言っていない(棒)とのことですが、EOS メイン・サブ αE でこれを待ってた人は少なくないはずです。
ボディとレンズが電子連動するため AF が使えることは当然ながら、Exif 記録やカメラ内レンズ補正、手ブレ補正(α7 II シリーズとの組み合わせではボディ側+レンズ側双方の手ブレ補正が使えるとのこと!)、ファストハイブリッド AF 対応機種では像面位相差 AF まで使えるという、まさに理想的なマウントアダプタ。キヤノン製 EF レンズでは機能制限がありそうですが、どこまで使えるんですかね。アダプタ側でレンズの対応/非対応の判別を行っているとのことですが、キヤノン製 EF レンズは動作不可とされている可能性がなきにしもあらず。そのへんはグレーゾーンを残しておいてくれるのがシグマだとは思いますが。

個人的にはちょうど KIPON の EF-αE AF マウントアダプタを入手したところで、まだ一度しか使っていないのにこんなもの発表されてどうすんの(歓喜)という状況です。価格は B&H が $249 で 4 月上旬発売と出しているので、順当に行けば 3 万円前後でしょうか、買います(ぉ
こうなってくると EOS 用のレンズも今までは純正を中心に揃えていましたが、アダプタ経由での使い勝手次第では EOS・α 兼用目的でシグマ製レンズを積極的に選択していく理由ができることになります。特に α7 で使っている 24-70/F4 の描写にはけっこう不満があるので、標準ズームの常用用にシグマの 24-105/F4 を買ってアダプタ経由で使う、というのもアリ。ああ、初代 NEX-5 で本格的なオールドレンズ沼に足を突っ込んだときと同様の妄想が広がります(笑

CP+ の最大の目的はこれのつもりで見に行ってこようと思います。

投稿者 B : 21:11 | Camera | Camera Accessory | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2016/02/19 (Fri.)

α6300

ソニー、APS-Cミラーレス最上位機「α6300」 - デジカメ Watch

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CP+ 向けの新商品発表が続いていますが、ソニーからも海外で先行発表されていた α6300 が国内でも正式発表されました。
旧機種(というより併売されるようなので今後は下位機種にあたる)α6000 からの主な進化点は以下のとおり。

  • AF 性能の強化
  • 高感度性能の強化
  • 4K 動画撮影対応
  • マグネシウムボディ採用※
  • EVF の高画素化(XGA 対応)※
  • サイレント撮影対応
  • 連写時のファインダ像消失時間の短縮
  • 電子水準器搭載※
と、ほぼ全方位にわたって大幅なスペックアップを果たしてきました(「※」マークの要素は NEX-7/6 世代にはあったものが復活しただけ、ではありますが)。
基本的に私が α6000 で不満に感じていた要素がほとんど潰されていて、これはかなり気になるモデルです。唯一物足りないとすれば、この期に及んでまだタッチ液晶にしてくれないことでしょうか。あとは、せっかく α6000 から金型を変えるなら、「天面のモードダイヤルとコントロールダイヤルの径が違う」のを揃えてほしかった。見た目の好みの問題にすぎませんが、ここは NEX-7 のように同じ径のダイヤルが並んでいるほうが美しいと思うんですよね...。

ともあれ、α6000 から満を持して買い換える!と言いたいところではありますが、価格が一気に上がってしまってボディ単体で 13 万円オーバー...これはおいそれと買えない(;´Д`)ヾ。(EOS を考慮しなければ)今の私はメインで使っているカメラが α7 シリーズ、普段使いが RX100 III という棲み分けになっていて、α6000 の出番が減っているんですよね。動体撮影には EOS 7D2 があるし。ただ高感度画質と被写界深度、画角に対するパースの付き方のバランス的にはブツ撮り用には APS-C が一番扱いやすいので、APS-C のカメラを手放すつもりもないんですが。だったら α6000 でいいじゃん、とも思ってしまいます。
まあ CP+ で実機を見たらたぶん欲しくなっちゃうんでしょうが...。

もう一つ気になる点としては、これだけ盛り盛りのスペックなら「α7000」を名乗っても良かったはずなのに、名前が α6000 の派生モデル扱いな点ですよ。これさらなる新規開発センサとかボディ内手ブレ補正とか入れて後から α7000 出す気マンマンなんじゃね?それも 18 万円くらいで。とか思うと、おいそれと買えなくなってきます(笑

そういえば、ソニーのカメラはコントロールホイールで直接露出補正ができないと困っている人がいましたが、α6000 以上の機種は設定メニューからコントロールホイールに露出補正を割り当てることができるんですよね。RX100 シリーズではできないし、α7 シリーズは個別に露出補正ダイヤルを持っているので(露出補正ダイヤルを切ってホイールで露出補正することもできるけど)、ソニー内でも機種によってホイールの動作が変わってしまうことを許容できれば、α6000/6300 でホイールに露出補正をアサインするのはけっこうオススメです。特に EOS ユーザーのサブ機として扱いやすくなります。

また、レンズのほうも出てきました。

ソニー、フルサイズEマウント用レンズ「G マスター」国内発表 - デジカメ Watch

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なんだか G レンズとツァイスレンズの棲み分けも明確に定義しないまま新しく上位ブランドを増やしただけ、的な見え方なのがちょっと気になるものの、さておき新シリーズ。
このシリーズのコアは新開発の「超高度非球面(eXtreme Aspherical)レンズ」とのこと。従来の E マウントレンズ(特に FE レンズ)は解像度一辺倒の設計のものが多くて描写が硬め、絞り開放付近で点光源を撮影するとボケが年輪状に出て汚いという欠点を抱えていました。これはひとえに従来は非球面レンズに頼った設計であり、レンズが球面でないということは曲率が変わる部分で光の屈折方向が変わるため、それが年輪ボケに繋がっていたのが、XA レンズではレンズ表面の研磨をより高精度に行うことで非球面の繋がりをなだらかにし、ボケが汚くなることを防ぐ、という仕組みのようです。

このあたりは高度な製造技術が必要になる部分ですし、XA レンズ以外にも非球面レンズ・ED レンズ・スーパー ED レンズを多用した贅沢なつくりが G MASTER のようなので高価になるのは必然ですが、それにしても最低で 20 万円からというのは、さすがに手が出ません(;´Д`)ヾ。
まあ、価格のことは置いておいても大きく重いレンズばかりで、買うにも使うにも覚悟が必要なレンズ群だと思います。α はおそらくこのレンズと α7 II シリーズを軸に A マウントのハイエンド領域を E マウントで置き換えていくんでしょうから、このあたりについてはコンパクトで軽い E マウントのメリットを活かすことは考えていないのでしょう。EOS・α の両刀遣いで E マウントには機動力を求めている私としては、G MASTER という選択肢はないだろうなあ。

それにしても、どのメーカーも最近はハイエンド寄りの商品ばかりで、エントリーが売れなくなっているのは分かるにしても、個人的にはちょっとお腹いっぱい。買えない僻みというのもあるけど(笑)、縮小しつつある市場の中でどのメーカーも同じような方向性を狙っているというのは良くない兆候だと思います。カメラの別の可能性という点ではむしろリコー THETA のような、既存の価値観とは違うカメラが今後どう化けるのか、あるいは化けきれないのか、といったところに興味が移りつつある今日この頃だったりします。

ソニー / α6300icon

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2016/02/18 (Thu.)

EOS 80D / PowerShot G7 X Mark II

キヤノン、AFを強化したミドル一眼レフ「EOS 80D」 - デジカメ Watch

EOS 80D

CP+ 向けのキヤノンの新製品は 1DX2 だけで終わるはずもなく、開催を一週間前に控えて EOS 80D ほかを発表してきました。

外観が大きく変わっていないので 70D からのマイナーチェンジモデルに見えますが、実際は二年半分の進化を詰め込んだフルモデルチェンジ。意欲作と言える内容に仕上がっています。
イメージセンサは世代が新しくなって高感度性能が一段伸び、画像処理エンジンも DIGIC 6 に。AF 測距点は従来比で二倍以上になる 45 点オールクロス、さらにサーボ AF 時の動体追尾性能が大きく向上しているとのこと。光学ファインダの視野率は二桁シリーズとして初めて 100% を達成。また下位機種 X8i/8000D に先行搭載されていた NFC(+Wi-Fi)も取り込んでいます。

これ二桁 D としてはかなりいいんじゃないでしょうか。「Kiss よりちょっといい EOS」として 8000D が登場し、7D Mark II がプロ機寄りのハイスペック機になった今、その中間に空いたポジションを埋める機種として、非情にコストパフォーマンスに優れたマシンだと思います。もはや完全に旧 7D よりもいいカメラになっちゃった。自分が今から一眼レフに入門するとしたら、これを選んだだろうなー。

PowerShot G7 X のほうもモデルチェンジしています。

キヤノン、手ブレ補正効果4段分の「PowerShot G7 X Mark II」 - デジカメ Watch

PowerShot G7 X Mark II

こちらは評価の高かった G7 X のマイナーチェンジ。グリップ追加などの外装リファインと、画像処理エンジンの DIGIC 7 への更新がメイン。DIGIC 7 によって AF 性能と高感度画質の向上、さらには手ブレ補正性能の向上にも寄与しているとのこと。高性能な DIGIC 7 でイメージセンサの画像の差分(ピクセル単位のブレ)を検出することで加速度センサでは検出しづらい種類のブレにも対応できる、とかそういう仕組みなんですかね。
あと、チルトは新しく下 45° にも対応ということで、着実に RX100 シリーズに対する弱点をつぶしてきました。

私はコンデジに関しては RX100 III で満足していて当分買い換えるつもりはないんですが、G7X2 のテレ端 100mm 相当のレンズとタッチ対応は羨ましい。これでポップアップ EVF がついていたら即死だったかもしれません(;´Д`)ヾ。

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2016/02/02 (Tue.)

EOS-1D X Mark II

キヤノン、最高14コマ/秒連写の「EOS-1D X Mark II」 - デジカメ Watch
キヤノン / EOS-1D X Mark II

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今月末に迫った CP+ を前にして、キヤノンから EOS-1D X の後継機種が発表されました。

この機種に関しては私なんかよりも既に買い換えを決めた実ユーザーのエントリーのほうが遙かに完成されているので、詳しくは丸投げ(ぉ

EOS-1D X IIとD5、両雄フラッグシップの違い: mono-logue

先代 EOS-1D X はそれまで高画素フルサイズ機だった EOS-1Ds 系と APS-H 動体撮影機だった EOS-1D 系を統合するモデルとして登場しました。とはいえ当時から画素数は抑えめで「フルサイズ動体撮影機」という印象が強く、また派生として 4K シネマカメラ EOS-1D C が発売されるなど、プロにも当たり前のように使われるようになった 5D 系とは異なる方向性を見せたカメラでもありました。それが今回 Mark II となり、先代の特性をさらに伸ばす方向で進化し、最高 14 コマ/秒(ミラーアップ時で最高 16 コマ/秒)の連写と全点 F8 対応 AF センサに対応、さらに単体での 4K/60p 動画撮影にまで対応して 1D C をも包含する機体になってしまいました。まあ、高画素方向では 5Ds が登場した今、1DX は動体撮影と動画撮影で最高クラスを目指す、というのはオリンピックイヤーに登場するフラッグシップ機としては正しい方向性だと思います。今や 1D 系と 5D 系は上下の序列ではなく「どっちもフラッグシップ」という位置づけなんだろうなあ。某黒い人が 1DX から 5Ds に買い換えたのも解る気はします。

キヤノンに限らずここ二、三年のレンズ交換式カメラは「機能・性能アップして価格アップ」というモデルチェンジが続いていたので、1DX2 もどうせお高いんでしょう?と思っていました。が、蓋を開けてみればほぼ価格据え置き。5Ds のような価格帯のカメラが各社からポンポン発売されている状況下では、むしろ相対的に安く感じてしまうというマジック(;´Д`)ヾ。とはいえ絶対額が高いので手は出ませんが、オマエ 5D3 と 7D2 を買う予算があればもうちょっとで 1DX 買えたんじゃないかというツッコミはしない方向でどうかお願いします(ぉ
真面目な話に戻ると(笑)、この値付けは業務用途で購入する際に、決裁か減価償却の関係上ちょうどいい価格帯がこのあたり、ということなんでしょうかね。ちゃんと調べてませんが。

個人的にとても注目したポイントは液晶のタッチパネル化。主目的は動画撮影時のタッチフォーカスのためということでしょうが、プロ機であってもこれからはタッチパネルと Wi-Fi 搭載が当たり前になるべきと言い続けている私としては、ここは歓迎したいところ。プロ用だから要らん、というのは最適な用途や実装への回答が出せない言い訳に過ぎないと思うんですよね。このへんはたぶん次の 5D シリーズにも搭載してくるんじゃないでしょうか。

これは私が手を出すべきカメラではありませんが、AF や連写のレスポンスについては一度実機を見てみたいところ。まあ CP+ では例のごとく大行列で触れもしない可能性が高いですが。それよりも発売後にサイカ先生を肉で釣って触らせてもらったほうが早いかな(ぉ。

投稿者 B : 23:32 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2015/12/12 (Sat.)

MODULA OPTICAL CM33

米ベンチャー企業がミラーレス用MFレンズを新規開発 - デジカメ Watch
Kickstarter CM33 Information -- Modula Optical

CM33

アメリカのベンチャー企業 MODULA OPTICAL が、ミラーレス用の MF レンズ「CM33」の開発を発表しています。ミラーレス時代になって中国系の光学メーカーやマウントアダプタメーカーは登場してきていますが、アメリカで、というのは珍しい。また、ミラーレス用 MF レンズというもの自体はあまり珍しくありませんが、社名の由来にもなった「MOD」と呼ばれるレンズ内蔵用フィルタユニットを交換することで、一本のレンズでソフトフォーカスやアポタイゼーション光学エレメント(α の STF レンズに採用されている仕組み)などを切り替えて使うことができ、描写の違いを楽しめるというもの。

今までありそうでなかった発想の、面白いレンズだと思います。狙ったとおりの効果が本当に出るのかとか、本来なら絞りが配置される場所に MOD を搭載することで、絞りの位置が変わってボケに影響が出るんじゃないかとか、レンズの中にユニットを出し入れすることになるので埃の混入リスクが高いとか、そもそもクラウドファンディングなので他のプロジェクト同様に計画倒れになる可能性があるとか、不安要素も尽きませんが、こういう提案が出てくること自体が面白い。しばらく動向を見守っていきたいと思います。

ハッセルレンズ用0.7倍アダプターが開発中 - デジカメ Watch

いっぽうその頃、ミラーレス用マウントアダプタの老舗 KIPON は、中判レンズ用のフォーカルレデューサーアダプタを開発していた。

METABONES が APS-C ボディでフルサイズレンズを実焦点距離相当で使えるアダプタを開発して、もう三年。その間、α7 シリーズの登場によりオールドレンズを本来の画角で使うことが当たり前の時代が到来して、35mm 判用フォーカルレデューサーは実質的にフジ X マウントや m4/3 用になっていました。ならば逆にフルサイズの α7 で中判レンズを、という流れはある程度予想ができたとはいえ、本当に出てくると驚きますね。35mm 判レンズは「昔使っていた/憧れていたレンズをデジタルで使いたい」というニーズがそれなりにありそうですが、中判レンズを所有している人は流石に稀なので、相当にニッチな領域。
ただ、イメージサークルが大きくなるに従ってパースペクティブも少なくなるので、広角系レンズでもパースの少ない画が得られるはず。グルスキーとまではいかないけど、そういうスケール感・パース感のある画が撮りやすいのは、面白いでしょうね。

最近の私は欲しい機材もだいたい揃ってしまって一段落した感がありましたが、興味深い製品がまだまだたくさん出てきますね。

投稿者 B : 21:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2015/11/06 (Fri.)

α7 II Ver.2.0

Sony Adds Uncompressed RAW and Phase Detect AF for Faster and More Precise Autofocus to α7 II Full Frame Camera - Sony

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α7 II のファームウェアアップデートが予告されました。
主なアップデート内容は 14bit 非圧縮 RAW 記録への対応と、α7R II 同様の A マウントレンズ像面位相差 AF 対応(ただし AF モーター内蔵レンズのみ)。バージョンはこれで 2.0 になるものと思われます。

非圧縮 RAW にはあまり興味がありませんが、ここにきてファームアップで A マウントレンズの像面位相差 AF 対応機能を付加してくるとは思わなかったので、これは驚き。まあ当初から対応する計画があったのが発売に間に合わず、ようやく開発が追いついたということかもしれませんが、A マウントユーザーだけど α7R II はさすがに手が出ない、という人には福音でしょう。これが使えるようになれば、E マウントボディで A マウントレンズを使う上での制限はテレコンバータが使えないことくらいになるので、いよいよ E マウントボディがあれば十分、という時代がやってきたことになります(まあ操作ボタン数の多さによる操作性の高さとかバッテリのもちとか、A マウントのメリットもまだありますが)。
ただ α7 II と α7R II では像面位相差センサの測距点数が 117 対 399 と三倍以上違うため、それが AF 速度にどの程度影響があるかは実機で試してみたいところ。

私自身は去年 A マウントレンズを整理してしまって、AF モーター内蔵の A マウントレンズをもうほとんど持っていないので、実際あまり恩恵のないアップデート...と言いたいところなのですが、サードパーティ製の AF マウントアダプタで EF レンズが実用的な AF スピードで使えるようになる可能性があるため、そういう意味でものすごく興味があります。つい最近、α7R II で EF レンズを使っている人に動作を見せてもらう機会があり、これなら使い物になると思えたので、α7 II でもそれに近い使用感で使えるなら、III 待ちだと思っていたけど今 II を買うという選択肢が急浮上してきます。
これでサイレントシャッターにまで対応していたら即死だったところですが、さすがにそういう情報はなさそうで安心しています(笑

KIPON / マウントアダプタ EF-S/E AF

B00UV1M4H0

投稿者 B : 00:27 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2015/10/13 (Tue.)

フォクトレンダーから E マウント版 WIDE-HELIAR シリーズ登場

フォクトレンダー、フルサイズEマウントレンズ「10mm F5,6 Hyper-Wide-Heliar」などを発表 - デジカメ Watch

おおおお、フォクトレンダーからネイティブ E マウントレンズが発表に!

私もこないだ NOKTON classic を買ったところですが、フォクトレンダーは今までも「E マウントでも使える、コンパクトかつ絶妙なスペックでコストパフォーマンスの高い MF レンズ」を多数出してきていました。今まではライカ M-αE マウントアダプタを介して使うしかありませんでしたが、ついにネイティブで E マウントに対応とは。
MF レンズなのでオートフォーカスこそできませんが、電子接点付きらしく「フォーカシング時の自動拡大に対応」というのはとても魅力的。これ、焦点距離もボディに伝わるはずなので、α7 II シリーズならボディ内手ブレ補正も自動対応してくれたりするんですかね...?ボディ側のファームアップ必須でもいいから、是非とも対応してほしいところ。

さらには ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 の III 型へのリニューアルと、さらなる超広角 HYPER WIDE-HELIAR 10mm F5.6 のリリースまで発表されています。15mm は現行の VM マウント版で既に III 型化され、テレセントリック性が確保されたレンズ(周辺部が色かぶりしない)になっていますが、この 10mm・12mm も同様の設計になっているものと思われます。ただネーミングがスーパーとかウルトラとかハイパーとか、どういう序列でより広角なのか判りにくいのはなんとかしてくれませんかね(;´Д`)ヾ。

個人的には去年買った SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 がまだ II 型でマゼンタかぶりが気になるので、E マウント版が出たら買い換えてもいいかなあ、と考えています。ただ、VM マウントはヘリコイドアダプタを使うことで接写対応にできる、という絶大なメリットがあるんですよね。E マウント版も接写用ヘリコイド内蔵で出してくれないかなあ(笑。

投稿者 B : 23:25 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

Canon EOS M10

キヤノン、エントリー向けミラーレス「EOS M10」 - デジカメ Watch
キヤノン / EOS M10

B016JZFNTM

キヤノンから EOS M シリーズの新製品が発表されました。

EOS M シリーズは M3 で高機能化・大型化の方向性に振られましたが、M2 までのシンプルでコンパクトな路線を踏襲するシリーズとして M 二桁に分化した、という感じでしょうか。ほぼ M2 と同サイズのボディに 180° チルト液晶を搭載し、イメージセンサは M2 と同等ながら画像処理エンジンを DIGIC 5→6 にグレードアップ。ハイブリッド CMOS AF II の測距点も 31→49 点に増加して、新シリーズというよりは M2 の正常進化形といった方が相応しい内容になっています。個人的には、M3 は大きくなった割には EVF が外付けだったり中途半端に感じていたので、割り切った M10 のほうが好印象。

ここ一年くらい、カメラメーカー各社は一眼・ミラーレス・コンデジに関わらずエントリー機を絞ってきているので(オリンパスでさえ PEN を捨てて OM-D に集中している)、もう 5 万円前後でシンプル・コンパクトなミラーレスは出てこないのかなあ、と思っていたので、M3 で高級機路線に振ったキヤノンがここに来てエントリー機を追加するとは思っていませんでした。それはそれで良いことだと思いますが、実際そこにまだどれくらい市場性が残っているのかは疑問符のつくところ。ようやく標準ズームをコンパクト化してきたことも含め、キヤノンは以前からミラーレスに関する取り組みが大きく遅れていることは事実なので...。小型モデル好きとしては、これがある程度売れて、ハイエンド以外にもちゃんと市場があることが証明されてほしいですが。

初代が出てもう三年経つのに EF-M レンズがまだ 5 本しかないことも、キヤノンが EOS M を「エントリーか一眼レフのサブ機」としてしか見ていないことの裏返しなんですよね。もうちょっと「EOS M をどうしたいか」をハッキリ示してほしいなあ。

キヤノン、EVF搭載の1型コンパクト「PowerShot G5 X」 - デジカメ Watch
キヤノン、1型センサー搭載小型モデル「PowerShot G9 X」 - デジカメ Watch
キヤノン / PowerShot G9 X

B016JZFXT2

1inch センサ搭載の PowerShot G-X シリーズにも 2 製品が登場。G7 X に外付け EVF をパイルダーオン(古)したような G5 X は私のストライクゾーン外なので置いておくとして、G7 X の弟分的な存在の G9 X はちょっと気になります。

G7 X の光学系を少しスペックダウンして薄型軽量化したというコンセプトで、G7 X が 24-100mm/F1.8-2.8 相当だったのに対して、G9 X は 28-84mm/F2-4.9 相当と、ズーム倍率と明るさを犠牲にした代わりに厚みは約 1cm、重さは約 100g 削っているという。言い換えれば、PowerShot S90 のサイズと光学系に 1inch センサを入れてしまった、とも言えます。

G7 X とほぼ同サイズのソニー RX100 III を使っている身としては「これでもう少し薄くてポケットに気軽に入ったらもっといいのに」と常々思っていたので、これは興味深いモデル。テレ端が暗いのは、シャッタースピードに関しては ISO 感度でカバーできるとして、カタログ写真も広角寄りのサンプルばかりなのが少し心配なところではありますが...。あと、操作系を思い切り割り切ってタッチパネル中心にしてきたのが吉と出るか凶と出るかですが、レンズ面のコントローラーリングである程度はカバーできるということでしょうか。G7 X についていた RING FUNC. ボタンがついていれば、それだけでも半マニュアル撮影できそうですが、G9 X には見当たらないんですよねえ...。
それでも、1inch センサ以外は大胆に割り切って小型軽量化というアプローチは今までになかったので、実際に快適に、意図通り撮れるようであれば面白いカメラになりそうです。

これで 1inch オーバーのセンサを搭載した PowerShot G-X シリーズも 5 ラインアップに拡充されました。1inch センサを活かした商品展開として積極的な提案をしてきている、と言えば聞こえは良いですが、逆に言えば「今後はこっちだ!」という方向性の見えない、悪い意味でのマーケティング主導のラインアップにも見えます。まだまだ勢いのある EOS 上位モデルあたりと比べると、やっぱり市場の踊り場にあって苦しんでいるんだなあ...というのが透けて見えるというか。

でも G9 X は「撮るかどうか分からないけどとりあえずカバンやポケットに突っ込んで出かける」のにはちょうど良さそうなんだよなあ。一度実機を見に行ってみるかな。

投稿者 B : 23:10 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック