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2017/11/13 (Mon.)

EOS Kiss M の噂

最近カメラ関係の新製品情報をあまり追っかけなくなり、噂サイトもほとんど見なくなりましたが、これだけはさすがに気になりました。

キヤノンの「EOS Kiss M」とオリンパスの「E-PL9」が海外の認証機関に掲載|軒下デジカメ情報局

Bluetooth 認証にキヤノンの「EOS Kiss M」が登録されたとのこと。

ミラーレスカメラの性能が十分以上に高まり、一般的な撮影用途において機材が一眼「レフ」である必要がほぼなくなってきた今、EOS の中上位機種はともかく Kiss シリーズがミラーレスに移行するのは時間の問題だろうと思っていました。もしかすると初代 EOS M から「EOS Kiss ●」の名称で出てくるのではないかとさえ思っていましたが、商品戦略に関しては保守的なキヤノン、さすがにそこまではしてきませんでした。しかし昨年 EOS M5 でデュアルピクセル CMOS AF が採用されて実用的な AF 性能に達し、EOS でもレフ機からミラーレスへの主役交代カウントダウンが始まったな...と感じていたところで、いよいよ伝統の「Kiss」の名を冠したミラーレスが出てくるようです。

スペック的には 24Mpixel でデュアルピクセル CMOS AF を搭載した EOS M100 に近いものになるだろうと予想しています。でもそれよりも気になるのは、カメラとしてのスタイリングを EOS M5/6 のようなカメラ然としたものに寄せてくるのか、EOS M100 のようなコンデジライクな路線で来るのか、です。
個人的な予想としては、私の知人関係でここ数年の間に Kiss を買った人の選択理由の多くが「カメラらしいカメラで撮りたかったから」というのがキーになると考えています。もはやミラーレスでもスマホでもある程度十分な写真が撮れる現在、あえて新規に一眼「レフ」に手を出す人の多くは、レンズ云々よりも「ちゃんとしたカメラで撮ってる感」を求めているのだと思っています。海外では分かりませんが、少なくとも「Kiss」のイメージが通じる国内でこの名称をつけるなら、コンデジの延長線上にある M100 の路線はあり得ない。同じくコンデジ路線だった「M10」が一世代で「M100」にモデルチェンジし、二桁のモデル名を明け渡したのも、この EOS Kiss M の海外でのモデル名が「EOS M50」となる前提だったと考えれば辻褄が合う。キヤノンは今後 EOS M を一眼レフの EOS D 同様にハイアマ向けの一桁とエントリー向けの二桁&Kiss、コンデジ代替の三桁というヒエラルキーに整理しようとしているのではないでしょうか。そういうことも踏まえると、Kiss M/M50 は一眼レフに寄せたデザインにしてくるはず。従来の Kiss テイストをどの程度踏襲してくるかは分かりませんが。

EOS M5/M6 はレンズラインアップの貧弱さで「EOS D のサブボディ」たり得る状態にはなっていませんが、ダブルズームレンズキットを買って満足するユーザーが大半な Kiss のラインとしてであれば、今の EF-M レンズのラインアップは最低限はあるとも言えます。キヤノン以外のミラーレスはエントリー機が今手薄なので、出来さえ良ければ Kiss M はミラーレスにおけるキヤノンの起死回生のモデルになる可能性を秘めているかもしれません。
正式発表は来年の CP+ なのか、それとももっと早いのか。注目して待ちたいと思います。

キヤノン / EOS Kiss X9

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投稿者 B : 23:12 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2017/11/07 (Tue.)

SEIN Special Issue

シグマが製品登録ユーザーに無料送付している季刊誌「SEIN」の最新号が届きました。

広報誌「SEIN(ザイン)」特別号「SEIN Special Issue」発刊および「SEIN Annual」と「SEIN Online」のご案内 | コンテンツ | SIGMA|株式会社シグマ

SEIN

入っていたのは、いきなり季刊誌としての「SEIN」の終了と、今後は Web マガジン化+年刊誌「SEIN Annual」という構成に変更されることのお知らせでした。

個人的には、こういう企業によるロイヤルカスタマー向け施策って経営状況の変化だったり思い入れをもって維持してきた担当者の異動や退職などのきっかけで割と簡単に終了しがちなものだし、シグマといえど何回続くかなあ...とは思っていましたが、振り返ってみればもう三年以上も継続してきていたんですね。公式発表によると Web 中心への移行は海外からの要望が増え物理媒体での配布が難しくなったため、とあります。おそらくそれは事実なんでしょうが、毎度あの分厚い紙にこだわった内容と印刷で発行し続けるコストも無視できないものがあったのだろうと想像します。他のカメラメーカーは、力を入れた新商品ではカタログの装丁にもこだわることは珍しくありませんが、「釣った魚」にここまで餌をやるメーカーはまずないので、むしろよく今まで紙媒体で続けてきたよなあ、と感心さえします。

SEIN

従来の形態での「SEIN」は今号でいったん終了ということで、最終号のサブタイトルは「Life with Photography(写真のある人生)」。ありがちな題名ではありますが、従来の SEIN では必ず何か自社製品に関する訴求が含まれていたのに対して、この Special Issue では製品訴求は一切なく、ひたすら写真集と写真の話だけ。シグマが写真文化に貢献する目的で 800 冊を数える写真集を収集し、今後公開していくことを軸に構成されています。

SEIN

今回の Special Issue には厚紙製のスリーブケースが付属してきました。一年ちょっと前の SEIN 発刊二周年の際にも 8 冊が収納できるスリーブケースがついてきたので、今回で都合 13 冊が二つのケースに収まることになります。一体何人が捨てずに取っているか分からない冊子の全数にこのケースをつけて送るとか、「まさか捨てたりしてないよな?」と山木社長から信仰心を試されているような気分になってきます(;´Д`)ヾ。

SEIN

一昔前のシグマといえば「あまり高級感はないけどコストパフォーマンスがいい互換レンズメーカー」というイメージでした。それが山木和人社長が就任し、SIGMA GLOBAL VISION の発表~SEIN の刊行という流れを経て「強いこだわりを持ちながらも、ユーザーとの距離が近いカメラ/レンズメーカー」という立ち位置に変わったように感じています。他のレンズ専業メーカーも後追いで同じようなポジショニングを取ろうとしてきていることからも、現在のシグマの経営方針(本来は「生き残り策」だったのかもしれない)がおそらくうまくいっていることを思わせます。
私は自分自身で Foveon 搭載カメラを所有していないので、シグマユーザーとしてはまだまだ浅い方だと思いますが(笑)、メーカーとしての思想や姿勢、それと中小メーカーとして独自性を打ち出しているブランディングと商品戦略には強く共感するところがあります。カメラを取り巻く市場環境はまだまだ変化の途上にありますが、うまく生き残っていってほしいなあ。

SEIN

また SEIN Special Issue の巻末には「都内ショールームを準備中」のニュースが!シグマとしては初めての公式ショールーム、これは楽しみです。立地は都内とのことですが、シグマ本社も神奈川県川崎市といいつつかなり奥のほうだし、八王子や町田に作って「都内」と言い張っても驚かない(ぉ。まあカメラメーカーのショールームはほとんどが銀座・新宿・六本木に集まっているのでその界隈ではないかと思っていますが。
今までは新製品イベントといっても川崎の本社での開催でちょっと行けなかったのですが、今後は行けるようになるかなあ。SEIN の Web マガジン化と合わせて、期待しています。

投稿者 B : 23:50 | Camera | コメント (0) | トラックバック

2017/10/30 (Mon.)

CONTAX G Biogon の周辺像流れ補正

オールドレンズの第一人者・澤村徹さんの個人サイトにて、CONAX G 用 Biogon 21mm F2.8 を α7 シリーズで使った際の周辺像流れ対策について記事化されています。

G Biogon T* 21mmF2.8周辺像の流れを光学補正する - metalmickey's camera

G Biogon は 21mm に限らず 28mm でも、α E マウントで使った際に周辺の像流れと色被りが発生しやすく、使い物になる画質に仕上げようと思うと工夫が必要でした。どちらもフランジバックが短いが故にイメージセンサに対して光が斜めに入射することが原因と思われ、色被りについては画素サイズが大きな α7S(および S II)では比較的緩やかだし、どの機種でも Lightroom や PlayMemories Camera Apps の「レンズ補正」アプリを使ってソフトウェア的に補正することも難しくありません。しかし、センサのカバーガラスの厚みによって画質低下していると思われる周辺像流れに関しては、これまで決定的な解決策はなく、できるだけ主題を中央に配置する、絞りを開けて周辺は減光で落としてしまうなどの工夫をするしかありませんでした。

今回の話は、その周辺像流れに対して補正レンズを追加することで改善しようという話です。

Biogon

発端は、一年ほど前に Leica M マウントおよび CONTAX G の 35mm 以下の広角レンズに補正レンズを入れて検証した海外サイトの記事でした。半年くらい前から国内でもちらほら追試した人が出てきて実際に効果がありそうだったため、私も試してみようかな...と考えていたところで今回の澤村徹さんの記事。日本でこの人がやらなかったら他に誰がやるという方(笑)が記事化したなら、今後国内オールドレンズファンに広まっていくのではないでしょうか。

この手法の考え方としては、周辺像が流れてしまうことに対して予め補正レンズを入れることで、カバーガラスによる像流れを打ち消してしまおうというものです。まさに写真用レンズの設計と同じことをしているわけですが、改造不要でレンズの前群よりも前に補正レンズを追加するだけ、しかも補正レンズはありものの平凸レンズをステップアップ/ダウンリングで挟み込むだけでできるお手軽さが素晴らしい。色被りの補正には繋がりませんが、こちらはソフトウェア補正でどうとでもなります。

もともと描写力には定評のある G Biogon のポテンシャルを α7 シリーズで最大限に引き出せるなら、一万円ちょっとという追加投資は惜しくない。私も近いうちに試してみようと思っています。

KIPON / CONTAX G-NEX マウントアダプタ

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投稿者 B : 22:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2017/10/25 (Wed.)

α7R III

ソニー、4,240万画素×秒間10コマ連写の「α7R III」 - デジカメ Watch
ソニー / α7R IIIicon

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ソニーが α7R III を発表しました。
タイミング的にはそろそろ α7 シリーズがモデルチェンジする頃だろうとは思っていましたが、まさか α7R III が最初に来るとは思わなかった(;´Д`)ヾ。

ボディデザインは α9 とほぼ共通化され、バッテリの大容量化・スティック型コントローラ追加・液晶タッチパネル対応化など旧型で不満だったメカ要素はひととおり改善されました。イメージセンサそのものは α7R II と同等ながら、BIONZ やフロントエンドプロセッサの刷新によって AF 性能向上・低ノイズ化・高感度対応を果たし、ボディ内手ブレ補正の段数向上とペンタックスのリアレゾ相当の連写合成機能「ピクセルシフトマルチ撮影」にも対応、動画に関しては 4K HDR のボディ内記録に対応。さらに連写はメカシャッターで 10 コマ/秒とか、見た目が大きく変わらない中で中身は全方位に進化してきました。α9 から機能継承することで α7 III シリーズも大幅にスペックアップするだろうとは思っていましたが、想像以上の進歩と言えます。α9 はフラッグシップと言いつつも実際は動体撮影特化カメラでしたが、α7R III は万能型カメラであり、多くのユーザーにとっては α7R III こそがハイエンドと感じられるのではないでしょうか。

私が得に注目したのは α9 譲りの AF と連写性能で、4,240 万画素のフルサイズ機なのにメカシャッターで 10 コマ/秒というのは驚きです。α9 のような異次元の連写性能はないにせよ、α9 並みに食いつきの良い AF が使えて 10 コマ/秒で撮れるならそろそろ動体撮影用カメラとしての EOS 7D2 からの置き換えを考えても良い頃。なんたって APS-C にクロップしても 1,800 万画素あり、2,000 万画素級の 7D2 と解像度で引けを取りません。私もそろそろミラーありカメラから完全移行する時期を見計らっているところがあり、α7R III の登場によっていよいよそれが現実に見えてきたかな、と考えています。

価格は 37 万円前後とのことで、最近 40 万円クラスのカメラが普通に出てきすぎて感覚が麻痺していますが、まあ私が購入候補に入れるカメラでは残念ながらないですね...。今の私が買えるのはせいぜい無印 α7 クラスまでだし、いずれ出てくるであろう α7 III が α7R III の要素をどこまで踏襲してくるか次第です。とはいえ今の α7 II にもさほど大きな不満はなく、バッテリとスティックコントローラ、タッチ液晶が採用されたらそれだけのために買い換えてもいいとは思っていますが。あとは初代 α7 から世代を重ねるごとにジワジワ大きく重くなってきているのがネックかなあ。

ソニー、フルサイズ標準ズーム「FE 24-105mm F4 G OSS」 - デジカメ Watch
ソニー / FE 24-105mm F4 G OSSicon

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そして今回の注目はボディ以上にレンズかなと思っています。フルサイズ対応の標準ズームとして待望の 24-105mm F4 が登場しました。

初代 α7 と同時発売された 24-70mm F4 は一見ソツのない描写をするもののボケには不満が多く、旅行等でレンズを厳選する必要があるときには仕方なく使うけど普段はなるべく使わないようになってしまっていました。かといって 24-70mm F2.8 GM は高価いし重いしで買う気になれず、サードパーティ...具体的にはシグマあたりから対抗モデルが出てくれないかなと臨んできたところでした。それがシグマがなかなか「DG DN」シリーズを出さない間に、純正から出てきてしまうとは。
フルサイズ用レンズの標準ズームとして一般的な 24-70mm は、これ一本で済まそうと思ったらテレ側がもう一声欲しい、と感じるシーンも少なくありません。そこに 24-105mm というのはちょうど良いズーム域であり、キヤノンでもこのスペックのレンズは長らく定番となっています。そういう意味では FE 24-105mm F4 というのはまさに理想的なスペックで、これで画質が 24-70mm 以上であれば是非とも買い換えたいところ。

ただネックなのは 24-70mm よりも 200g 以上重くなってしまうところなんですよね。キヤノンでも 24-70mm より 24-105mm のほうが大きく重いので仕方のないところではあるし、α の FE 24-70mm F4 はデジタル補正を前提として小型軽量化したレンズでもあるわけで、真っ当に画質向上させようと思ったら大きく重くなってしまうのはやむを得ないとも思います。
まあちょっと重くなることを除けば現 24-70mm F4 の不満を全部解消してくれる可能性の高いレンズなので、買い換えを視野に入れつつ早いうちに実機を試したいところです。

投稿者 B : 23:37 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2017/10/24 (Tue.)

SIGMA 16mm F1.4 DC DN

シグマ、ミラーレス用の広角レンズ「16mm F1.4 DC DN | C」を開発発表 - デジカメ Watch

SIGMA 16mm F1.4 DC DN

シグマがミラーレスカメラ用の交換レンズ新製品を発表しました。

スペックは 16mm F1.4、「DC DN」カテゴリ、つまり APS-C 以下フォーマットのショートフランジミラーレス用レンズという位置づけ。昨年発売された 30mm F1.4 DC DN に続く二本目で、APS-C では 24mm F1.4 相当、m4/3 では 32mm F1.4 相当となります。このシリーズはシグマとしては珍しくカメラ側のデジタル補正を前提とした設計で、スペックの割に軽量コンパクトかつリーズナブルな製品バランスを目指していて、今回の 16mm F1.4 もその路線に基づいています。
シグマのミラーレス用レンズとしては以前の「DN」シリーズが F2.8 のコンパクトな単焦点レンズとして存在しましたが、現在は他のシグマレンズ同様に「大口径で描写に説得力がある、キットレンズからわざわざ換える意味のあるレンズ」に方向転換してきた印象があります。個人的には 19mm F2.8 DN は気に入っているので寂しいですが、確かにさほど明るくないレンズは使用頻度下がっちゃうんですよね...。

また、シグマのサイトには今後の開発予定としてロードマップが公開されています。

DN series road map | SIGMA GLOBAL VISION

ロードマップといっても追加のもう一本だけですが、次は中望遠レンズになる模様。DN シリーズにおける 60mm F2.8 に近い焦点距離になるようですが、この 35mm 判換算表はかなり正確に描かれているようで、見た目からストレートに推測すると 55mm F1.4(APS-C で 82.5mm 相当、m4/3 で 110mm 相当)になるのでしょう。APS-C だとポートレートレンズに最適になりそうです。E マウントでは 50mm F1.8 OSS(APS-C)、Sonnar 55mm F1.8(フルサイズ兼用)という激戦区だけに、明るさと価格で純正レンズに対抗する狙いでしょうか。

個人的にはカメラはもうフルサイズメインになってしまい、APS-C ボディもあるけどフルサイズと共用できるレンズ以外は基本的に買うつもりがないので、このレンズはちょっと選択肢に入らないかなあ。そういう意味では、上にフルサイズがある E マウントで出すよりも APS-C で完結しているキヤノン EF-M やフジ X マウントで出した方が喜ぶユーザーは多かったんじゃないかとも思いますが、そこはやっぱりマウントの普及率で決めているんでしょうか。
これはこれとして、フルサイズ対応の「DG DN」シリーズの登場にも期待しています。シグマ山木社長のインタビュー記事等には検討中という話が時々出てきますが、いつになるんですかね。

投稿者 B : 22:16 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2017/10/19 (Thu.)

Adobe Lightroom CC クラウド版とクラシック版

アドビ、Lightroomをクラウドベースアプリに - デジカメ Watch

Adobe がプライベートカンファレンス「Adobe MAX」において、Creative Cloud 製品のアップデートを発表しました。多くのソフトウェア群で同日最新バージョンが配信開始されていますが、中でも話題になっているのは RAW 現像ソフトウェアである Lightroom でしょう。

Adobe Creative Cloud

従来の Lightroom は「Lightroom Classic CC」と改称され、デスクトップアプリとしては継続するものの徐々にメンテナンスモードに入っていくものと思われます。その一方でモバイルアプリをベースに進化してきたクラウド版が代わって「Lightroom CC」を名乗ることとなり、今後の進化の方向性がこちらであることが明示されました。Adobe は当面は二つのバージョンが併存していくと公式には説明していますが、クラウド版が機能的にクラシック版の機能をほぼ吸収したタイミングで本格移行が行われるものとみられます。

両バージョンの位置づけや機能差分などは PC Watch の笠原一輝氏の記事で詳細に解説されています。

【笠原一輝のユビキタス情報局】新名称になったAdobeの写真編集アプリ「Lightroom Classic CC」と「Lightroom CC」を速攻レビュー ~プロの写真管理もクラウドストレージ時代に突入 - PC Watch

クラシック版は名称が変わってマイナーアップデートが施された程度であまり違いが感じられませんが、クラウド版(新 Lightroom CC)のほうはどんなものか、少しだけ使ってみました。

Adobe Lightroom CC

起動直後の画面。ファイルの取り込みから始めるわけですが、クラシック版とは違ってフォルダ単位での取り込みができず、ファイル単位か外部メディアからの取り込み、あるいはスマートデバイスとの同期が選べます。一応ファイル単位での取り込みダイアログでフォルダ内の画像を全選択すればフォルダ単位の取り込みとほぼ同じことはできますが、クラウド同期が前提なのでフォルダ単位の大量のデータ取り込みはまだ想定されていない感覚があります。

Adobe Lightroom CC

編集画面はこんな感じ。調整項目はクラシック版とほぼ同じですが、UI がスマホアプリ的というか Web アプリ的というか。このほうが PC だけでなくスマホやタブレット版のアプリと機種依存なく共通の UI にできるということでしょうが、クラシック版の超細かい UI に慣れた身としては調整項目の一覧性がなくなってしまったのが残念。それからクラウド版ではトーンカーブがいじれないのが、けっこうトーンカーブ多用派としては惜しい。階調補正でもある程度までは追い込めるけど、トーンカーブも併用できたほうが痒いところに手が届くんですよ...。

また右クリックメニューの内容も相当少なくなっています。これが発展途上ゆえのものなのか、マルチデバイス対応にあたって意図的に減らしたものなのかは分かりませんが、右クリックから現像設定を細かく指定して JPEG 出力、という今まで使い慣れたワークフローから外れてしまうのは使いにくい。

Adobe Lightroom CC

でもそれ以上にクラウド版の致命的な弱点は「クラウド版である」ということに尽きるでしょう。私が使っている Creative Cloud フォトプランだと 20GB のクラウドストレージが付属してくるのですが、RAW データで 20GB なんてあっという間ですよ。例えば先日撮ってきた全日本モトクロス選手権の写真なんて、明らかな失敗写真を削除して粗く整理した状態でも 40GB 近くある。試しにフォルダ内の写真を全部読み込ませてみたところ、全てクラウドストレージに同期し始めたので途中で容量がいっぱいになってしまいました(´д`)。
大容量のプランを契約すれば最大 1TB のクラウドストレージが使用可能になりますが、それでもローカルにある全ての RAW 画像が収まる容量では全くなく、空き容量が減ってきたら削除して新しい作業用データを同期させる、という作業スペース的な使い方をするのであればクラウドである意味も半減します。当然未来の姿はこっちなんだろうけど、現実はまだまだ環境が追いついてきていないな、というのが正直な感想です。

私もイベントで撮った写真をすぐに SNS 等に共有したいけど少し編集してからにしたい、かといって Instagram ではいじれる幅が狭いし画質も落ちるし...という欲求はあって、そういうときにモバイル版でもフル機能に近い Lightroom が使えるのは確かに便利。で、外で軽く編集した状態のまま自宅で続きの本編集ができるのであれば、クラウド版は確かに「アリ」なんだと思います。でもまだ道半ば感が強いかな。
私は当面 Lightroom Classic CC をメインに使うのは変わらないと思います。来たるべきクラウド版への完全移行が必要な時点で、Lightroom CC が期待したような完成度でなければ、そのときは SILKYPIX なり Capture One Pro への転向も考えるかもしれません。

Adobe / Creative Cloud フォトプラン(Photoshop+Lightroom)

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投稿者 B : 23:54 | Camera | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2017/10/15 (Sun.)

RICOH THETA V

やや出遅れ感がありますが、こいつを手に入れました。

リコー / THETA V

RICOH THETA V

私にとって初めての全天球カメラ。周囲では初代 THETA の頃から使っている人が何人かいて、実物も見せてもらったことがあるんですが、今までの機種は解像感的に今ひとつかなと感じていたのと、積極的に使うシーンがあまり思いつかないので自分では手を出さずにいました。しかし今回の THETA V では静止画の画質が向上し、動画も 4K 解像度や 360° 空間音声の記録にも対応して、これは一定のクオリティを超えてきたなと。VR で見てみたらどうなるかという興味もあり、ついに手を出してみました。

RICOH THETA V

いわゆるスチルカメラとは全く違う製品で、触ってみるとカメラ感は皆無と言って良いですね(笑。操作ボタンも最低限で、基本的にスマホから操る感じ。Wi-Fi は 5GHz 帯にも対応しているというのが意外でしたが(5GHz 帯は法令により屋外使用できないため国内メーカー製品では対応していないことが多い)、屋内イベント会場の全天球撮影や動画ストリーミングをすることを考えると 5GHz 帯を使った方が安定するわけで、考えてみれば納得です。

RICOH THETA V

私は旧機種をちゃんと使ったことがないため比較できないのですが、今回のモデルから Android ベースになったことは賛否両論あるようですね。今後の機能拡張を考えると開発しやすいプラットフォームにしておく必要があったことは理解できますが、まあ電池はもたないですね(´д`)。スリープ状態で 2~3 日置いておいたらバッテリがカラッカラになっているのはカメラとしては使いづらい。それほど頻繁に撮影するわけでもないし、これなら起動に少し時間がかかることを受け入れて毎回コールドスタートするようにしても良いかもしれません。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

何かサンプル画像でも載せようと思ったんですが、全天球撮影だと人物や自分の生活環境まで写ってしまいがちで、なかなか気軽には Web に掲載できないですね(;´Д`)ヾ。撮影者の手や頭も消せないし。
またいわゆるスチル写真と違って構図とかボケを活かした画が作れるわけでもなく、その時点の自分の周囲 360° を「記録」するという感覚に近い。業務ユースならともかく、個人ユースだとごくパーソナルな記録という位置づけになります。これはこれで面白いですが、blog ネタとしてはちょっと厳しいモノがあります(笑

とはいえ、今まで自分が使ったことのない種類のデバイスをいじるのはなかなか楽しいもの。しばらくいろんなところで撮ってみようと思います。

リコー / THETA V

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投稿者 B : 22:05 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2017/09/16 (Sat.)

K&F Concept L/M-NEX マウントアダプタ レビュー (2)

K&F Concept のマウントアダプタレビューの続きです。

K&F Concept / ライカ M レンズ-Sony NEX E ボディマウントアダプター JPKF06.113

K&F Concept L/M-NEX

今回は実写画像を交えつつ、使用感について書いていきたいと思います。

【関係性の明示】
本エントリーの執筆にあたり、マウントアダプタの開発元である K&F Concept よりレビュー用製品の提供を受けています。ただしそれ以外の報酬はなく、記事内容への関与も一切ありません。事実誤認があった場合は、修正部分を明示した形で訂正を行います(誤字脱字の修正を除く)。

私が持っている M マウントレンズは NOKTON 40mm と SUPER WIDE-HELIAR 15mm の 2 本。M マウントといえばライカですが、ライカでは中古でも安くないのに対して、フォクトレンダーはハイスペックレンズでなければ新品でも手を出しやすい価格帯。ミラーレス、特にフルサイズセンサ搭載の α7 シリーズでコンパクトなシステムを組むのに最適なレンズ群だと思います。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

まあ、マウントアダプタなので装着してしまうとあまり存在感を気にしなくなってしまうものですが、今まで使っていたフォクトレンダーのヘリコイドアダプターはズッシリ重く、せっかく軽い M マウントの MF レンズを使っているのにちょっと惜しいなあ...と感じてもいました。それがこのシンプルなマウントアダプタに換えることで一回り軽量になり、持ち歩きの気軽さが一段上がった感覚があります。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

MF レンズではフォーカスリングと絞りリングを頻繁に操作することになります。このマウントアダプタは特にガタが気になることもなく、いい意味でマウントアダプタのことを忘れて撮影に集中できます。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

最近はあまりガッツリ撮影しに行く余裕もなくて、つい AF でラクをしがちだったんですが、久々に MF レンズだけで撮影に没頭するのも改めて楽しい。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

NOKTON 40mm F1.4 は描写に古くささはないながらも、やや緩さを残した柔らかい描写が気に入っています。現代のカリッカリのレンズも気持ちいいんだけど、そればかりだと疲れてしまう気がして。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

このマウントアダプタはオーバーインフ気味に設計されているようで、(少なくとも手持ちのレンズとの組み合わせを試してみた限りでは)無限遠が出ないということはありませんでした。マウントアダプタの世界では、アダプタの精度だけの問題ではなく、レンズ側の製造のバラツキにも由来するところなので、レンズとアダプタの組み合わせによっては無限遠が出ないということはままあります。最近はアダプタ側をオーバーインフにすることでそのバラツキを吸収するのが一般化していますが、このアダプタもその流れを汲んでいるようです。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7R | Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ]

逆行耐性もチェックしてみました。特にアダプタ起因で内部反射が増えるようなこともなく、レンズ本来の性能が出ていると言えそうです。まあ M マウントはそもそもフランジバックが短く、内部反射が起こりにくい構造ではあるんですが。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7S | Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II ]

続いて SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asph. II。ボディは超広角レンズでも周辺部の色かぶりが発生しにくい α7S に換えています。

ここまで広角のレンズになると被写体にグッと寄って撮ることが少なくなるので、ヘリコイド付きアダプタよりはスタンダードなアダプタで身軽に使いたいところ。やっぱり NOKTON よりはこっちのレンズのほうが、このアダプタとの相性がいいように思います。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7S | Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II ]

SWH15/4.5、久しぶりに使ったけどやっぱり良いですね。ネイティブ E マウント対応の III 型が出て画質面では当然そっちのほうが良いわけですが、α7S との組み合わせなら周辺の色かぶりも像流れもさほど酷くないし、中央部のパキッとした描写は気に入っています。手軽に使えるアダプタが手に入ったことだし、もう一度活用してやろうという気になってきました。

K&F Concept L/M-NEX

[ Sony α7S | Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II ]

α7 シリーズは今最も勢いがあるカメラだし実際いいカメラだと思うんですが、純正レンズは画質や機能重視でどんどん重厚長大化しています。それに対して M マウントレンズは「フルサイズのカメラを手軽に持ち歩いて撮れる」という α7 シリーズのもう一つの活かし方を提示してくれるレンズ群と言えます。街中でスナップを撮るにしても、これくらいの存在感のカメラとレンズならば気兼ねしなくていい。
K&F Concept の L/M-NEX マウントアダプタは、特別な機能こそないものの、そういう使い方に「必要にして十分」なアダプタだと思います。この価格帯ならばレンズの本数分だけ揃えてもお財布にはやさしいはず。私も今後、二本目以降のアダプタを買うときや、新しいマウントに手を出してみたいけど使い続けられるか自信がないときには、K&F Concept の製品を選択肢に入れることにします。

K&F Concept / ライカ M レンズ-Sony NEX E ボディマウントアダプター JPKF06.113

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投稿者 B : 22:30 | Camera | Camera Accessory | NOKTON classic 40/F1.4 MC | Photograph | SUPER WIDE-HELIAR 15/F4.5 ASPH.II | α7R | α7S | コメント (0) | トラックバック

2017/09/07 (Thu.)

K&F Concept L/M-NEX マウントアダプタ レビュー (1)

中国発のカメラ周辺機器ブランド「K&F Concept」のマウントアダプタを試用する機会をいただいたので、使ってみた上でのレビューを書いていきます。

K&F Concept / ライカ M レンズ-Sony NEX E ボディマウントアダプター JPKF06.113

K&F Concept L/M-NEX

今回はブロガー向けレビューサイト経由ではなく、メーカーさんから直接製品のご提供をいただきました。とはいえいつも通り中立な視点で評価するつもりですが、念のため関係性を明示しておきます。

【関係性の明示】
本エントリーの執筆にあたり、マウントアダプタの開発元である K&F Concept よりレビュー用製品の提供を受けています。ただしそれ以外の報酬はなく、記事内容への関与も一切ありません。事実誤認があった場合は、修正部分を明示した形で訂正を行います(誤字脱字の修正を除く)。

K&F Concept は今年に入ってから日本国内での正規流通が始まり、特にマウントアダプタは低価格な割に作りが良いと話題になっているメーカー。オールドレンズ&マウントアダプタの第一人者である澤村徹さんや最近オールドレンズ用ボディとして初代 α7 を購入された MacBS さんが立て続けに同社のマウントアダプタを試されていたので、私も気になっていたところでした。そこにレビュー用機器提供のオファーをいただいたため、喜んでお受けしました。
※2017/9/11 追記:初回に試用した製品は初期不良でマウント面に擦り傷があったため、メーカーさんより代替機を入手した上で写真を差し替えました。

K&F Concept L/M-NEX

今回レビューするのはライカ M-ソニー E(フルサイズ対応)のマウントアダプタ。最近のマウントアダプタは電子連動、シフト対応、縮小光学系搭載、強引な AF 対応など、「変態」と呼ぶに相応しい高機能な製品が増えています。逆に言えば普通のマウントアダプタは以前ほど話題になることも少なくなりましたが、選択肢といえば「カメラ店で大手メーカー製品をそこそこの値段で買う」か「Amazon で中国系メーカーの怪しくて安い製品を買う」かの二択だったと言えます。そこにありそうでなかった「そこそこの品質で安価なマウントアダプタ」として K&F Concept が現れた印象。焦点工房やヨドバシカメラでも取り扱いが始まったのも安心材料です。

K&F Concept L/M-NEX

特別な機能のないマウントアダプタで、外観的にも特筆すべきものはありませんが、内面反射防止の凹凸がついているなど、作りにはこだわっている印象。
ただ、開封時から既にマウント面には製造時あるいは検品時についたと思われる細かな擦り傷がありました。マウント面へのこの程度の傷は使っていくうちについていくものだからあまり気にしませんが、ちょっと残念なところ。
※2017/9/11 修正:メーカーさんに確認したところ、この擦り傷は初期不良だったようです。代替機には目立つ傷はありませんでした。

K&F Concept L/M-NEX

私が愛用している L/M-E マウントアダプタ、フォクトレンダー(コシナ)の Close Focus Adapter と比較してみました。横並びで見ると、デザインも質感も精緻な作りもコシナの方が上ですが、値段が 10 倍違いますからね...。

またコシナのほうはアダプタ側に最短撮影距離を短縮できるヘリコイドが仕込まれていることもあってかなり重い(実測 120g)のに対して、K&F Concept のほうは実測 49g しかなく、とにかく軽い。M マウントレンズは寄れないことが多いためヘリコイド入りのメリットもありますが、レンズのコンパクトさを活かして軽快にスナップに行きたいことも多いため、この軽さはアドバンテージになり得ます。

K&F Concept L/M-NEX

このマウントアダプタを使って NOKTON classic 40mm F1.4 MC を α7R に装着してみました。α7 II も持ってるけど、M マウントレンズはよりコンパクトな初代 α7 シリーズにこそ似合うと思います。

K&F Concept L/M-NEX

アダプタの縁はダイヤカットされていてキラリと光ります。1980 年代のツァイス・イエナ製レンズっぽさがあって、私はけっこう好き。

K&F Concept L/M-NEX

レンズリリースレバーは他社のアダプタに比べるとちょっと押し心地が軽いかな。まあ撮影中にレンズが外れてしまうようなことはないでしょうが、α はグリップとマウントの間隔が狭く、人によっては指が当たりがちなので気をつけたいところ。

K&F Concept L/M-NEX

アダプタの側面に刻まれたローレット。もう少し細くてエッジが立っていればフォクトレンダーレンズとの相性はベストだったでしょうが、まあ十分です。
レンズを装着してみてもガタツキも特にないし、実売 3,000 円もしないアダプタとしては十分すぎるクオリティと言えます。

K&F Concept L/M-NEX

こちらは α7S+SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5。NOKTON だと「もうちょっと寄りたい」と思ってヘリコイドアダプタにお世話になるシーンが多いので、私はこのマウントアダプタはこちらの組み合わせで使うことのほうが多くなりそうかな。

「安価で高品質なマウントアダプタ」ということで、これからマウントアダプタ遊びを始めるビギナーはもちろんのこと、複数のボディマウントでレンズを使い回したいヘビーユーザーや「レンズにアダプタをつけっぱなしにしたい」ユーザーの複数買いにも向いていると思います。特に M42 や L39 などのスクリューマウントの場合はレンズの付け外しが面倒なので、アダプタをつけっぱなしにしてバヨネットで一発着脱できるとラク。既にひととおりマウントアダプタは持っているような人でも、サブ用にとりあえず買っておくのに良い選択肢だと言えそうです。

次回は実際の撮影を通して使用感などを試してみようと思います。

K&F Concept / ライカ M レンズ-Sony NEX E ボディマウントアダプター JPKF06.113

B06WLR536L

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2017/09/04 (Mon.)

RX0 を見てきました

ここのところ RX(-)0 関連のエントリーばかり書いている気がしますが(ぉ)、銀座ソニーショールームにて先行展示が始まった RX0 を早速見に行ってきました。

ソニー / DSC-RX0icon

RX0

パッと見では「GoPro 的な横型にデザインリニューアルしたアクションカム」に見える佇まいですが、側面のツァイスロゴや正面の「RX0」の記載は紛れもなく RX シリーズの系譜。

RX0

同じ 1inch サイズのセンサを搭載する RX100 III と比べてみるとめちゃくちゃ小さいことがよく分かります。あまりに小さくてどこに展示されているか探してしまったほど(笑

RX0

レンズは 24mm F4 相当の短焦点レンズ「Tessar」。RX100(III 以降)ではワイド端 24mm F1.8 だからやや物足りなく感じますが、ここまでの小型化にはレンズの小型化は避け得ないわけで、被写界深度以外の部分は高感度でカバーしろということでしょう。そのために他の RX100/RX10 シリーズより敢えて低画素数のセンサを搭載しているのだと思われます。そもそもボケによる表現よりも「普通のカメラでは撮れない撮影領域の表現」を目指したカメラでもありますし。

RX0

上面についているボタンは電源とシャッターのみ。レンズ交換式カメラ的なマニュアル操作にも対応した他の RX シリーズとは随分異なる、割り切った操作系。

RX0

入出力端子(展示機では端子カバーは取り払われていました)はリモコン用のマルチ端子(給電/microUSB 兼用)、microHDMI(4K 外部レコーダ接続要)、マイク入力、カードスロット。このサイズの中にこれだけの I/O を詰め込んでいるのが、これが単に超小型のスチルカメラではなく業務用途を強く意識した製品であることを示しています。
それにしてもメモリカードスロットが microSD だけでなく M2(メモリースティックマイクロ)にもしぶとく対応していることに驚いた(笑

RX0

背面の操作ボタンはメニュー+上下左右程度の最低限のもの。UI は α/RX シリーズと共通化されていますが、ボタンの大きさと配置からして撮影設定を頻繁に切り換えて使うのに向いているとは言えません。基本的にカメラ任せで撮るか、スマホと繋いでスマホからコントロールするか、という使い方になります。ボケを制御するようなカメラでもないし、とにかくプログラムオートでシチュエーションや構図優先で撮るような感じになるでしょう。結果的に「超高画質な Cyber-shot U」という感覚で、元ユーザーとしては久しぶりにああいう撮り方したいなあ...と思えます。

RX0

メニューも α/RX そのもの。ただ画面が小さい上に設定項目がとても多いので、このボタンでチマチマ操作するのはちょっと厳しい。基本的に一度設定したら後はほぼ触らないかなあ。
このカメラ、業務用としては多視点撮影やバレットタイム撮影なんかにも使われるようになると思うんですが、外部から撮影設定を一括変更できる機能とかあったりするんでしょうか。この UI で一台ずつ設定していくのはちょっと現実的ではなさそうです。

先天的な小さいモノ好き(ぉ)な私としては、実物を見ると改めて欲しさが高まってきてしまいました。まあ発売後すぐに買うのはちょっと難しいですが、そのうち手に入れたいなあ...。

ソニー / DSC-RX0icon

iconicon

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