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2015/01/03 (Sat.)

EOS 7D Mark II の液晶保護フィルム

EOS 7D Mark II を使い始める前には当然液晶保護フィルムを貼ったわけですが、保護フィルムの選定には少し悩みました。

EOS 7D Mark II

というのも、5D Mark III のときに上面液晶が湾曲しているせいで保護フィルムが浮いてくるという問題が発生した経緯があり、もしかしたら 7D Mark II でも同様のことがあり得るのでは...と考えたわけです。

EOS 7D Mark II

確かに、よーく見てみると今回も上面液晶は平面ではありません。ただ 5D3 が液晶の外側(グリップ側)が湾曲していたのに対して、7D2 では液晶の内側(ペンタプリズム側)が湾曲しているように見えます。

少し恐る恐るではありますが、この保護フィルムを買ってみました。

ケンコー / 液晶プロテクター Canon EOS 7D Mark II 用 KLP-CEOS7DM2

KLP-CEOS7DM2

あえての定番中の定番、ケンコー製。私の愛用する OverLay シリーズが未発売ということもありますが、一度 5D3 用で問題が発生しリコールした経緯があるため、逆に 7D2 用は当初から考慮した仕様になっているだろう、という読みで。

KLP-CEOS7DM2

背面液晶用と上面液晶用の二枚組ですが、よく見ると上面液晶用のフィルムは背面用よりも薄いものが使われているようです。

KLP-CEOS7DM2

背面用を貼ったところはこんな感じ。OverLay シリーズに勝るとも劣らないジャストサイズで、貼っていることを感じさせない一体感があります。低反射コートによって蛍光灯の光を当てるとぼんやりと紫色の光が反射して見えます(目の感度が高い緑色に相当する波長の光が主に抑えられている)。反射の少なさで言えば OverLay Magic よりも高性能と言えそうです。
また「バブルレス加工」という謳い文句もありましたが、確かに気泡が入りにくい/入っても消しやすくて貼りやすくもありました。さすがは定番保護フィルムと言えるでしょう。

KLP-CEOS7DM2

上面液晶用保護フィルムは、背面用途は違って 0.5 回りくらい小さいフィルムになっていました。が、薄いこともあってか曲面への定着性は良く、貼ってから 10 日余り経過しても特に剥がれてくる気配もなく、快適に使えています。

ケンコーの保護フィルムはおそらく各メーカーの中で最も入手性がいいはずですが、このクオリティのものが特にこだわらなくても手に入る、というのはとても喜ばしいことだと思います。

ケンコー / 液晶プロテクター Canon EOS 7D Mark II 用 KLP-CEOS7DM2

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投稿者 B : 21:27 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2014/12/27 (Sat.)

すべての一瞬が一新する

まだしばらくガマンすると思った?残念!勢いで逝っちゃいました!(ぉ

キヤノン / EOS 7D Mark II

EOS 7D Mark II

本当はもう少し価格が落ち着くまで待つつもりでいたんですけどね。

「防湿庫を買い増したら負け」(c)クマデジタル

この名言はまさに私もその通りで、そろそろ防湿庫に収まりきらなくなった機材をいい加減どうにかしたいと考えていました。基本的に機材はあまり手放さない派なんですが、年末だし、一大決心して大掃除のついでに機材のリプレースを敢行。
去年 α7 を買ってから A マウント α の出番がめっきりなくなってしまい、さらに A マウントレンズでも手ブレ補正が効く α7 II が出たことで(買ってないけど)、個人的にはもう α は E マウントに集約していっても良いかな、と割り切れるようになりました。動きものは EOS か α6000 に任せれば良いし。
さらには EOS 5D Mark III を買ってから EF-S レンズもほとんど使わなくなっていたので、EOS 用のレンズも思い切ってフルサイズ対応のみに集約。結果、EF-S レンズ、A マウントボディ、APS-C 専用 A マウントレンズ等の売却見積もりを出してみたところ、もうほとんど 7D Mark II が買えそうな金額になりました。さらに旧 7D を下取り金額加えてみたら 7D2 を買ってお釣りが来る計算に(笑。もう勢いで買うしかありませんでした。結果的に、バッテリーグリップがもらえる「GET BG」キャンペーンにギリギリ間に合いました。

モノについては、基本的な部分は先行展示の際にチェック済みだし、私の交友関係における EOS ユーザーの二大巨頭のレビューが完璧なので、細かいところは丸投げ(ぉ

■クマデジタルさんのレビュー
EOS 7D Mark II レビュー(1):それは3.9秒間の出来事 : [クマデジ]
EOS 7D Mark II レビュー(2):フリッカーレス撮影機能の威力 : [クマデジ]
EOS 7D Mark II レビュー(3):インターバルタイマーが搭載 : [クマデジ]
EOS 7D Mark II レビュー(4):超望遠の世界 : [クマデジ]

■サイカ先生のレビュー
EOS 7D Mark II レビュー 秒10コマで旅客機を撮る: mono-logue
EOS 7D Mark II : 小ネタ マイメニューの拡張: mono-logue
連写一眼:EOS 7D Mark II: mono-logue
EOS 7D Mark II 上面ボタンの変遷: mono-logue

とはいえ、私の周囲では 7D ユーザーは少数派なので、新旧の 7D で軽く比較をしておきます。

EOS 7D Mark II

パッと見では見分けがつかないくらいに旧 7D(写真左)のデザインを踏襲した 7D2(右)。これなら買い換えてもバレない...と思っていたら、ちょっとした行き違いで家族の在宅中に商品が届いてしまい、モロバレに(;´Д`)ヾ。

さておき(ぉ)デザインはそっくりではありますが、よく見ると銘板の入れ方(旧:シルバーの凸文字→新:ホワイトの凹文字)や絞りプレビューボタンの配置など、5D3 準拠のデザインに刷新されています。

EOS 7D Mark II

背面はボタン配置がずいぶん変わっていて、5D3 とほぼ同じ並びになりました。というか測距エリア選択レバーがなければ 5D3 の背面とほぼ見分けがつかないレベルでそっくり。5D3 のサブとして非常に扱いやすいと言えます。
旧 7D ではモードダイヤルやサブ電子ダイヤルにシルバーの縁取りが施されていて、コンシューマー向けハイエンド機っぽい高級感を醸し出していましたが、7D2 ではそういうのもなくなって「ハイアマ向け」というより「プロの道具」っぽい無骨さが前面に出てきています。

EOS 7D Mark II

上面はモードダイヤルロック、GPS アンテナ、ボタン周りのデザインなど、ずいぶん変わっています。
上面ボタンのシルク印刷の並び順が逆になっていることは、確かに指摘されて初めて気がつきました...。

EOS 7D Mark II

そんなわけで、私の野鳥/スポーツ撮影用カメラが約 5 年ぶりにリプレースされました。5D3 と 7D2 という布陣は我ながら贅沢かな、とは思いつつ。

ちょうど今は野鳥のシーズンなので、これで今まで以上にカワセミが撮りやすくなってくれることを期待します。こうなってくるとレンズも 150-600mm が欲しくなってくるところですが、さすがにそこまでは手が回りません...。

キヤノン / EOS 7D Mark II

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投稿者 B : 22:07 | Camera | My Equipment | コメント (0) | トラックバック

2014/12/21 (Sun.)

Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

今年も一足早くセルフサンタがやってきました。

ソニー / Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAicon

Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

α7 を買ってから、ずっと欲しかったレンズがこれ。解像力だけでいったら現行の E マウントレンズの中では最強じゃないでしょうか。だからずっと欲しいと思いつつ、でも普段使いを考えると標準ズームは必要だし、というわけで優先順位上後回しにしていました。
肝心の α7 に II 型が出てしまったけど、個人的思い入れの強い α7 を 1 年で買い換えてしまうのはなんだか惜しいので、とりあえずレンズを追加して物欲を紛らわせる意図もあり(笑

Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

ほぼ同じような作りに見えた APS-C 用の Sonnar E 24mm F1.8 ZA とは、比べてみると同じようで微妙に違う。数ミリ程度ですが、55mm のほうが太くて長いです。でもパッと見で区別がつかないので、55mm のつもりで 24mm(それも APS-C)を持ち出さないように気をつけなくては...。

Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

このレンズの特徴は、前玉が凹レンズになっていることでしょう。最近の E マウントレンズは前玉を凹レンズにする構成のものが増えてきていますが、こうすることで内部反射した光を外に逃がし、コントラストを高める効果があるとのこと。ツァイス自体、コントラスト重視の伝統があるので(コントラストが高いと実解像度以上に解像感のある写真が得られる)、ツァイスレンズとして理にかなった設計と言えます。

Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

α7 の標準レンズとして作られたレンズなので、α7 に装着するとこの上なく似合いますね。FE 24-70mm も前玉が大きくて迫力がありますが、ボディとの組み合わせでは若干アンバランスに感じる部分もありました。つけっぱなしにして歩くなら、35mm かこの 55mm のどちらかかな。

Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

フルサイズで使うと標準レンズ。APS-C で使えば 82.5mm 相当というポートレートレンズにもなり、なかなか使いでのあるレンズと言えます。光学手ブレ補正が入っていないので、α7 II が欲しくなってしまうところではありますが、それについては追い追い考えていきたいと思います(逃。

ソニー / Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAicon

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2014/12/16 (Tue.)

SIGMA LVF-01

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先週開催されたシグマの新製品体験イベントにて、レンズとは別に気になる製品がひとつありました。

SIGMA LVF-01

同社の dp Quattro シリーズ向けの LCD ビューファインダ「LVF-01」です。おそらくこれも国内で実機が一般公開されるのは初ではないでしょうか。

ただでさえ大きくかつ特異な形状をした dp Quattro シリーズに装着することで、さらに「異形」とでも言いたくなるような出で立ちになります。
ここまで大きくなると一眼レフを使った方がいいと個人的には思いますが、dp シリーズでなければ撮れない写真だってあるし、何よりこのスタイルに興奮する人もいるでしょう(笑。

SIGMA LVF-01

カメラ本体への装着は、付属のアタッチメントをカメラに固定して、アタッチメントに対してビューファインダをスライドさせて装着する方式。複数人で写真や構図を確認したいときとか、複数の dp シリーズでファインダを使い回したいときに取り外しやすいようになっています。複数の本体で使えるようにということは、アタッチメントだけ別売されたりするんでしょうか?

SIGMA LVF-01

アタッチメントは本体の三脚穴を介してセットするようになっています。代わりにアタッチメント側に三脚穴がついていて、ビューファインダをつけた状態でも三脚にセットできます。

SIGMA LVF-01

このアタッチメントですが、三脚穴側のパーツとファインダ側のパーツが分離されていて、六角穴付きのキャップボルト(かな?)で連結されているようです。

イベント中の山木社長のコメントによると、「できる人なら他のカメラ用にアタッチメントを自作してもにょもにょ」的なお話もあったので、保証外ながらこのあたりのパーツを自作すれば DP Merrill やチルト非対応のミラーレス/高級コンデジあたりに装着できる可能性がありそうですね。3D プリンタを使って dp シリーズ向けアクセサリを自作・販売している方もいらっしゃるので、今後の展開に期待(笑

SIGMA LVF-01

非使用時にはこのようにキャップをはめて保護するようになっています。このキャップがまたすごくて、

SIGMA LVF-01

山木社長曰く「何も指示してないのに設計者が勝手にこだわってこんなところにまでスピン加工入れてきたんです。かっこいいからいいんですけど(笑」とのこと(笑。

少し覗かせてもらいましたが、これがまたよく見える!単なる暗箱ではなくて、ちゃんと光学レンズ(それも交換レンズ品質)が入っているので、非常に見やすい。本体液晶を覗き込んでいるだけなのに、高倍率な EVF を覗いているような感覚に陥ります。まあ、仕組み的には大型パネルを使った EVF と同じ構造になっているわけなので、当然ですが...。これは MF が捗るに違いないし、半端な外付け EVF をつけるくらいならばこちらのほうが良いでしょう。どっちにしろ dp Quattro は本体そのものがデカいし(笑。

発売日は未発表ですが、当日のコメントによると「うまくいけば年内に発売できそう」とのことなので、期待したいと思います。dp Quattro 持ってないけど...。

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投稿者 B : 21:53 | Camera | Compact | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2014/12/14 (Sun.)

シグマ ふたつの 150-600mm レンズのコンセプトと違いを知る

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シグマ 新製品体感イベント

昨日、原宿の東京カメラ部 THE GALLERY にて開催されたシグマの新製品体感イベントに参加してきました。photokina で発表されたばかり(かつ、一部は発売前)の新製品に触れるとあっては見逃すわけにはいきません。二部制で第一部は東京カメラ部メンバー&みんぽすモノフェローズ限定のクローズドイベント、第二部が一般公開という形式。私は第一部から参加してきたので、その様子をレポートします。

シグマ 新製品体感イベント

今年のイベントも、もちろんシグマの山木社長自らご説明いただけました。せっかくの二枚目なのに、ずっと逆光状態だったのがとても惜しい(笑。

今回ご説明いただいた主な新製品は、当然こちら。

SIGMA 150-600mm

今回新たに発表された、二本の 150-600mm レンズ群です。プロ領域のスポーツ撮影に堪える超望遠レンズとしての [Sports] の登場はある程度予想ができましたが、同等スペックでより軽量・安価な [Contemporary] まで同時発表してくると予想できた人はいなかったんじゃないでしょうか。それぞれのレンズの開発意図もさることながら、レンズとしての性格の違いはやっぱり気になるところ。そのあたりのお話を中心に伺ってきました。

SIGMA 150-600mm

150-600mm は、やはり推測通り既存の 150-500mm の後継として開発がスタートしたとのことです。150-500mm を現代の高画素センサに合わせて高画質化しつつ、防塵防滴性能やコンパクト化を狙って企画されたのが 150-600mm。だけど、「コンパクト化を諦めて惜しみなく物量を投入すればここまで行けるはず」という狙いで、別案として [Sports] の設計案が出され、「どちらも捨てがたい、じゃあ両方作ってまえ」ということでプロジェクトを二つに分けたのが二種類の 150-600mm が製品化されるに至った経緯とのことです。ほぼ、製品発表時に私が推測したとおりの内容でしたね(笑。

ただ、この三つのコンセプトは [Sports][Contemporary] 双方に通ずるもので、[Sports] は光学性能を最優先しながらもできる限りの軽量コンパクトも同時に目指し、[Contemporary] は軽量コンパクトを優先しつつもその範囲内で高画質と機能性を目指した、とのこと。まあ [Sports] の 3kg に迫る重量は軽いとは言いませんが(笑)、[Contemporary] のほうはその名に反して決して安物という位置づけではない、ということです。

SIGMA 150-600mm Sports

上の画像は [Sports] のレンズ構成図。FLD ガラス 2 枚、SLD ガラス 3 枚を含む 16 群 24 枚構成で、まさに「ガラスの塊」といった趣。いっぽう [Contemporary] は 14 群 20 枚と控えめながら、特殊低分散ガラスは FLD×1、SLD×3 と物量に遠慮はありません。FLD ガラスというのはシグマが HOYA と共同開発した「蛍石と同等の光学性能を持った」レンズ。収差、特に倍率色収差を抑えることが二つの 150-600mm では至上命題とされ、そのために FLD ガラスは必須だったそうです。
ちなみに、同時発表された 18-300mm DC も [Contemporary] ラインながらこの FLD レンズを 4 枚も使っているとのこと。山木社長曰く「性能を上げるためにコストはかけていい、と言ったけど、本当にここまでジャブジャブ使ってくるとは」というコスト度外視の設計になっているようです(笑。高倍率ズームは画質がイマイチ、という従来の常識がそろそろ覆される時代が来たのかもしれません。

SIGMA 150-600mm Sports

[Sports] タイプの防塵防滴構造。この赤線が引かれたところに防塵防滴のためのゴムパッキンが用いられています。スポーツやネイチャー撮影用には防塵防滴性能が求められますが、ヨーロッパのユーザーの中には砂漠にネイチャーフォトを撮りに行く写真家が少なくないそう。アフリカの砂漠の砂は日本の砂よりもはるかに粒が小さいため、そういう用途に対応しようとすると設計も品質試験も通常とはレベルの違う対応が求められるとのこと。カメラボディよりもレンズのほうがメカ的な可動部が多いため、防塵防滴設計は大変になります。

なお、[Contemporary] のほうは防塵防滴構造にはなっていませんが、マウント部にシーリングゴムを採用することで最も水や埃が入りやすい部分を保護するような配慮はなされています。

SIGMA 150-600mm

[Sports] と [Contemporary] の差違をまとめたチャートがこちら。光学設計以外の違いは、防塵防滴性能、撥水・防汚コーティング、あと直進ズームとしての操作性の違い程度。[Contemporary] のほうも機能的にはほぼ十分なスペックを備えていることが分かります。

この撥水・防汚コーティングというのが、油脂まで弾くかなり強力なコーティングで、マジックで書いてもインクを弾くほどに強力なようです。汚れをつきにくく、もしついても拭き取りやすくすることでメンテナンス性を高めることに一役買っています。
ただ、このコーティングが製造上は曲者なようで、「このコーティングには時間がかかるので、レンズコーティング用の機械をかなりの時間占有してしまうため、これを導入するためにコーティング機を 2 台追加した」という力の入れよう。そういえばキヤノンも一部 L レンズにフッ素コーティングを採用していますが、同様のものでしょうか。プロ領域では可用性を高めることがその機材のコストパフォーマンスに影響するため、この手のコーティングは中上位モデルの今後トレンドになっていくのかもしれません。

SIGMA 150-600mm

というわけで、実機のハンズオン。[Sports] は既に発売済みですが、[Contemporary] のほうはおそらくこれが国内初公開ではないでしょうか。見るからにサイズが一回り違うのが分かります。

持ってみた感じでは、[Sprots] の 2,860g というのはかなりズッシリくる重さで、レンズだけでも重いのにミドル~ハイエンド系のボディをつけると持ち歩くのが億劫になるレベルだと感じました。[Contemporary] のほうは重量が未公表ですが、持った感じ(直接比較したわけではないものの)私が持っている 50-500OS よりは軽いようです。旧型の 150-500mm が 1,780g だったので、それよりも軽量コンパクトを狙ったのであれば 1,500~1,700g くらいに収めてくる可能性もあります。

SIGMA 150-600mm

前玉の大きさもこんなに違います。フィルタ径も [Contemporary] の 95mm に対して、[Sports] は 105mm。このクラスになるとフィルタだけで 1 万円近くしてしまうのが痛いところ。

SIGMA 150-600mm Sports

操作スイッチ周り。フォーカスモード(AF/MF/マニュアルオーバーライド)、フォーカスリミッター、手ブレ補正の動作モード、あと SIGMA USB DOCK で調整するカスタム機能の設定スイッチが並んでいます。
写真は [Sports] のものですが、[Contemporary] のほうにも全く同じスイッチが備えられていました。今まで公表されている製品写真ではスイッチ周辺の詳細が不明だったので、ここが [Sports] と同等仕様というのは朗報です。[Contemporary] も全然使えるレンズじゃないですか!

SIGMA 150-600mm Sports

[Sports] のズームリング周り。ズームリングの距離指標に「・」がつけられていて、このポイントでズームロックすることができるようになっています。通常、この手のズームロックはワイド端でしか固定できないことがほとんどですが、天体撮影時などはテレ端や任意の焦点距離でロックしたくなることがあるんですよね。私も以前スーパームーンを撮影したときに、レンズがずり下がってきて苦労した経験があるので、これは羨ましい。

ちなみに直進ズームとしての操作性も考慮したという鏡筒デザインですが、確かに前玉周辺の鏡筒が掴みやすい形状になっています。ズームのトルクは 150-180mm くらいが少し重めで、それ以降からテレ端まではほぼ一定。確かに直進ズームとしても使いやすそうです。

SIGMA 150-600mm Contemporary

[Contemporary] のほうは直進ズームとして使うことはさほど考慮されていない形状ですが、使おうと思って使えないことはありません。ちなみにズームロックの仕様なども [Sports] と共通。ただ、フォーカスリングがかなり細くなっており、MF の操作性はあまり考慮されていないことがうかがえます。

というわけで、[Sports] が先行して発売されたこともあり [Sports] ばかりが注目されている状況ですが、[Contemporary] も共通仕様がかなり多く、軽さも相まって実用性が高そう、というのが私の感想です。これは 50-500OS から本気で買い換えを検討してもいいかもしれません。

でもシグマには 400mm 以上の焦点域をカバーする超望遠レンズが多数ラインアップされており、実際どれを買えば良いのか迷うのも事実。
そのあたりの疑問を山木社長に率直にぶつけてみたところ、以下の回答をいただきました。

「50-500OS は非常に良いレンズ(実際に山木さん自身、お子さんの運動会等に使用されています)。もともとは高倍率ズームの旧 50-500mm(非 OS)の後継として開発しましたたが、設計者ががんばって予想以上に高性能なレンズに仕上がりました。用途としては、超望遠も必要だけど同時に広く撮る場面もある、スポーツや航空機撮影などを想定して開発したレンズです。
150-600mm は、ズーム倍率が抑えられていることもあり、倍率色収差の少なさは 50-500OS よりもさらに上。画質が最も良いのは [Sports] ですが、[Contemporary] も中央部の解像度では負けていません。違いが出るとしたらテレ側の周辺部の解像度になるでしょう。
私が個人的に買うなら、プロスポーツ撮影には当然 [Sports] ですが、子どもの運動会を撮るなら [Contemporary] にすると思います」

なるほど。
私は 50-500OS の性能には今でも満足していますが、ワイド側をほとんど使っておらず、野鳥撮影時には 500mm(×1.6)でもまだ足りないと感じる場面が少なくないので、[Contemporary] の 150-600mm が最も私に合っているのかもしれません。機能的には [Sports] と遜色ないし、何より軽い。発売は 2015/1Q を予定しているようですが、価格次第では本当に買い換えてしまうかもしれません。

シグマ / [Sports] 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM

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投稿者 B : 23:59 | Camera | DSLR | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2014/11/23 (Sun.)

B&H からカタログが届いた

何の前触れもなく、こんなものが届きました。

B&H

アメリカのカメラ用品通販サイト「B&H」から、国際便で通販カタログが届いたという...。

B&H Photo Video Digital Cameras, Photography, Camcorders

この夏に Touit の 2 本セットを買って住所登録したので、それで送られてきたようです。
わざわざ国際便で...と思いましたが、送り状には日本語でお知らせが書かれているし、日本向けにもけっこう発送しているのでしょう。まあ、日本からわざわざアメリカの B&H を利用するのは、日本で売られていない商品か、送料よりも為替の差額のほうが大きい商品(つまり単価が高い)でしょうから、カタログの発送コストを差し引いても利益の出る見込み客、ということになります。
我が家のポストにはスカパー!の冊子やベルメゾンのカタログが入っていることはありますが、海外からこういうものが届いたのは初めてなので、ちょっと驚きました。

B&H

日本の通販カタログではあまり見ない AB 判の冊子で、厚みはベルメゾンカタログの倍以上あります(!)。紙の斤量自体はベルメゾンと大差ない、裏側がやや透ける厚さなので、純粋にページ数が多いということでしょう。

日本でいえばヨドバシの季刊誌「ポイントネットワーク」に相当する冊子にあたるんでしょうが、雰囲気はずいぶん違いますね...。

B&H

内容はかなり機械的で、商品名とごくごく標準的な商品写真一点、あとは価格のみ。

ついつい EOS 7D2 の価格を調べてしまいましたが(笑、ボディ単体 USD1,799 だと日本円換算で 21 万円を超えてしまうので、これなら日本で買った方が安いですね...。円安下だと B&H で買うメリットがほとんどないので、カタログが送られてきたタイミングとしては微妙ではあります。

B&H

レンズページなんてこんな扱いですよ(笑

ごく一部のレンズ(それも USD1,000 超えのものばかり)を除いては、商品名と価格がリストになっているだけ。基本的な商品情報は客側がネットなりを使って自分で調べる前提で、このカタログは価格表的な位置づけということでしょう。フィルタ径と対応するレンズフード、レンズケースが併記されているあたりが商売として抜かりない(笑

これを見ると日本のカタログがいかに手間暇かけて作られているかがよく分かりますね...。

B&H

それでもついついツァイスの価格は調べてしまうわけです(笑。

ここを見て驚いたのが、「ZE SLR Lens Set for Canon EF Mount (ZELBZE)」というセット商品の存在。ツァイス ZE マウントレンズの詰め合わせセットということでしょうが、USD6,063 というその価格もすごい(汗
Web で調べてみたところ、Distagon 21mm F2.8、28mm F2、35mm F2、Planar 50mm F1.4、85mm F1.4 の 5 本を PELICAN 製のツァイスロゴ入りハードケースに収めたセットのようです。お、おう...。

B&H

私が買った Touit が今いくらになっているか調べてみようと思ったら、このカタログ上にはどこにも載っていませんでした(Web ストア上では扱いがあった)。逆に、BOWER や ROKINON といった国内ではまず見かけないブランド(とはいっても、どちらも SAMYANG のサブブランドですが)のミラーレス用レンズが掲載されていたりして、なかなか興味深い。

かと思えば、Yasuhara の「180° Fisheye for Sony NEX (YAFELSE)」が掲載されていたりして。これ、安原製作所の「MADOKA」ですよね。ますますどういう基準で掲載しているのか分からない(笑

B&H

B&H はコンシューマー向けのスチルカメラに限った販売業者ではなくて、カムコーダも民生用からプロ用、ポスプロ用機材まで幅広く扱っています。そういうものまで並列的に掲載されているというのがなかなかすごい。

B&H

照明機材にもかなりのページ数を割いています。日本でいうところのヨドバシカメラとかマップカメラというよりは、銀一みたいな位置づけの販売店ということになるでしょうか。
ページをめくっていくと、監視カメラとかアクションカメラ用ドローンとかまで載っているので、見ていて飽きません。

B&H

PC やスマートフォンまで掲載されているわけですが、スマホは BLU Products という国内ではほぼ聞いたことのないメーカーが大々的に扱われているのが、日本市場とは全然違うところ。日本との違いでいえば、Xperia が Z2 の一機種しか扱っていないのも、アメリカっぽいですね...。
Apple 製品は回線契約が必要な iPhone/iPad は扱っていないようですが、Mac や iPad Wi-Fi モデルは販売しているようです。

なかなか面白い体験をさせてもらいました。これで円高だったらなあ。

投稿者 B : 22:00 | Camera | コメント (0) | トラックバック

2014/11/11 (Tue.)

Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

キヤノン、「EF 100-400mm」を16年ぶりにリニューアル - デジカメ Watch
キヤノン / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

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かれこれ 4~5 年は前から「出る出る」と言われ続けていた、キヤノンの EF100-400mm F4.5-5.6L がついにリニューアル。焦点距離や明るさのスペックはそのままに、II 型にモデルチェンジされました。
同じくスポーツ・動きモノ用のボディである EOS 7D Mark II の発売から間を置かずしての発表で、7D2 を意識して開発されたものと思われます。むしろ本当は同時発表したかったのが間に合わなかったんじゃないかとさえ思える相性の良さですね。

数字上のスペックは同じといっても、旧型は 16 年も前の設計になるわけで、レンズ仕様は全面的に見直されています。レンズ構成やコーティング、IS ユニットがアップデートされたほか、当然 USM モーターや内蔵マイコンも新しくなっているはずで、画質と AF 速度の両面で旧型とは桁違いの性能が期待できそう。最短撮影距離も 1m を切り、活躍の幅も広がっています。手ブレ補正の性能は 1.5 段→4 段、と大幅な向上(旧型の IS 性能は資料によって 1.5 段となっているものと 2 段となっているものがありますが、今回のプレスリリースから抜粋)。旧型はそれだけ長きにわたって現役を張ってきたということですが、それにしても長かったですね...。
気になるのはズーム方式が直進式から回転式に変更されていること。直進ズームは人によっては嫌いな人もいるでしょうが、スポーツ撮影等の素早いズーミングが求められる領域では使い勝手が良かったのも事実。今回、回転式に変更するにあたり、回転角を狭くしてズーミングスピードを上げていることに加えて、ズームリングのトルク調整ができるギミックも備えているなど、直進ズームに負けないユーザビリティ上の工夫が見て取れます。この使い勝手は一度試してみたいですね。

キヤノンのレンズは 3~4 年前の製品以降、それ以前のものと比べて設計基準がグッと上がっているようで、近年登場する新製、特に L レンズにおいては、ほとんどハズレがありません(その分、価格もグッと上がってしまいましたが)。これも「EF70-200/F2.8L II と同等以上の画質」とのことなので、現在の EF レンズを代表できる画質に仕上がっていることは間違いないようです。

個人的にはずっとこのレンズのリニューアルを待っていたものの、その間に出たシグマの 50-500OS に待ちきれず飛びついてしまったので、あなたが来るのが遅すぎたのよ!という思いです(´д`)。50-500OS に関しては性能・描写含め大変気に入っているんですが、唯一フォーカスリミッターがついていないことだけが物足りないんですよね。
シグマといえば焦点距離的に少しずれますが、動きもの用途という点では 150-600 [Sports] とは競合になりそうなところ。機会があるならば、7D2 をベースに使い比べてみたいものです。

投稿者 B : 22:22 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2014/10/10 (Fri.)

Swimming Fly & Gevaert カメラストラップ

気まぐれに新しいカメラストラップが欲しくなったので、一本買ってみました。

Swimming Fly & Gevaert / カメラストラップ (ファインチェック レッド) SFN-010

Swimming Fly & Gevaert

私が持っているカメラストラップは機能性重視なものが多くて、ちょっと小ぎれいに持ち歩きたいときには大仰すぎるかも、とは以前から思っていたんですよね。あるときこのストラップを見かけて、衝動買いしてしまいました。

トイカメラやカメラアクセサリーの輸入を手がける TOKYO TRADING のオリジナルブランド「Swimming Fly」のカメラストラップです。どちらかというとカメラ女子向けアイテムが多い会社ですが、このストラップは私のツボに入りました。

Swimming Fly & Gevaert

ストラップ部はベルギーの生地メーカー「Gavaert」の生地を使っているそうで、Gavaert のタグが大胆にあしらわれています。

カメラへの取付部は 8mm 幅のテープ。テープとストラップを繋いでいるパーツは合皮ですが、安っぽさはありません。
ストラップはけっこう幅広なので、ミラーレスだけでなく一眼レフでも十分にいけそうです。ただ、裏地に滑り止め等の加工はないので、あくまでカジュアルユース向け。

Swimming Fly & Gevaert

私が気に入ったのはこの色と柄。「レッド」という色名称がついていますが、濃紺に白と赤紫のチェックが入っていて、ユニセックスなイメージです。きれいめのカジュアルであれば、男女問わず似合いそう。

ちなみに同シリーズのストラップは全体的に攻めたデザインや素材感のものが多いので、このファインチェック系以外は男性が使うのはちょっと厳しめ。今公式サイトを見たら、ファインチェックは「在庫限りで終了」となっていたので、これはなくなる前に色違いで予備を買っておいてもいいかな...。
Swimming Fly & Gevaert

ガチの撮影に、というよりは、ミラーレスに広角めの単焦点レンズ一本だけつけて街中のスナップにでも出掛けたくなるストラップだと思います。私はカメラストラップは一度つけるとなかなか交換しませんが、これは気分に合わせてつけかえて楽しみたい感じ。
Swimming Fly & Gevaert / カメラストラップ (ファインチェック レッド) SFN-010

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2014/09/26 (Fri.)

Vixen ATREK HR 8×32WP

悩んでいた双眼鏡選びですが、本格的な運動会・発表会シーズンを迎えるにあたり、心を決めて買ってきました。

Vixen / アトレック HR 8×32WP

Vixen ATREK HR 8×32WP

やはり初志貫徹で Vixen。個人的にはアルティマ Z 8×32 が欲しかったんですが、大きさ重さ的に NG。ウチの奥さん的にはこのアトレック HR 8×32WP でもまだ大きい、というイメージだったらしいですが、覗き比べてみてもらったところ、視野の広さと明るさでやっぱりこれが良いね、ということで決定。

Vixen ATREK HR 8×32WP

アトレック HR 8×32WP はダハプリズム式を採用したコンパクトな筐体が特長で、小型軽量ながら防水性能も備えたオールラウンダー的な双眼鏡です。デザインもシンプルで、長く使っても飽きは来なさそう。

Vixen ATREK HR 8×32WP

サイズ感はこんな感じ。今どきのスマホにしては小さい Xperia Z1 f を横に 2 台並べたよりも小さいフットプリントであれば、性能の割に十分コンパクトと言えるのではないでしょうか。

Vixen ATREK HR 8×32WP

側面はシボ加工済みのラバーで握りやすく。
ストラップホールもついていて、幅 6mm までのネックストラップが通せるようになっています。使い勝手を考えるとストラップは必須だと思いますが、カメラ用ストラップでも細めのものならば流用できるようなので、選択肢は広そう。

Coleman とか似合いそうですね。
Vixen ATREK HR 8×32WP

接眼レンズは右目側で視度補正。アイピースは回すとアイポイントを調節できるようになっています。

Vixen ATREK HR 8×32WP

視野角と明るさについては、もっと大きく重くてもよければより良いものもありますが、コンパクトさを考慮すれば十分に広く明るく、見やすいと思います。逆にこれよりも小さい双眼鏡は狭くて暗く、ちょっと使う気になれない感じ。

Vixen ATREK HR 8×32WP

付属品はキャリングケースとストラップ 2 本(本体用とキャリングケース用)。ケースはちょっとおっさん臭いデザインなので、違うのを別途探したいところですが、カメラと違って双眼鏡のキャリングケースってそんなに選択肢もなく、悩ましいところ。

Vixen ATREK HR 8×32WP

とりあえず汎用性の高い双眼鏡を手に入れられて満足です。でも最近 Vixen の天体望遠鏡を買った人の話を聞いていると、天体観察用の光学機器の世界はもっと奥が深そうなので、なるべくそっち方面には興味を持たないようにしておこう(笑。

Vixen / アトレック HR 8×32WP

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2014/09/19 (Fri.)

PowerShot G7 X にも触ってきた

7D2 と一緒に、コンデジの新型 PowerShot G7 X にも触ってきました。
※展示機は試作品のため、最終製品とは細部の仕様が異なる可能性があります。

キヤノン / PowerShot G7 X

PowerShot G7 X

1inch センサに 24-100mm/F1.8-2.8 相当という、RX100 シリーズをもろに意識した高級コンデジの新機種。従来ならば PowerShot S シリーズが担っていたカテゴリですが、大幅なスペックアップとともに PowerShot G シリーズの新ラインとして登場しました。かつて「PowerShot G7」という機種も存在したので名称は紛らわしいですね...。

PowerShot G7 X

デザイン的には PowerShot G シリーズじゃなくて PowerShot S90 からの流れを確実に汲んでいるように見えるのに、あえて G シリーズなんだ...と思っていたんですが、実物を見て納得。ボディの表面がプロット塗装だったり、ダイヤルやリング周りのデザインは明らかに G シリーズのそれ。「G シリーズのスペックを、S シリーズ風のデザインでやや上品にまとめたカメラ」という印象に仕上がっています。

PowerShot G7 X

モードダイヤル周りのデザインが特徴的。露出補正ダイヤルの上にモードダイヤルを重ねた二階建てダイヤルになっています。
どちらも回転は固めで(二階建てゆえにどちらかを回したときに意図せずもう一方が回ってしまうのを防ぐためでしょうか)、スムーズさに欠けます。モードダイヤルはともかく、露出補正ダイヤルはもう少し軽く回させてほしかったところ。そうすると不用意に回ってしまうので、痛し痒しですが。個人的には二階建てダイヤルはあまり好きではないなあ。

PowerShot G7 X

ポップアップフラッシュも内蔵。ギミックが PowerShot S シリーズとは違い RX100(I/II)に近い方式になったので、ポップアップが固着するトラブルとは無縁になったと思われます>誰となく

PowerShot G7 X

液晶は上方向のみながらチルト可能。タッチ操作にも対応しています。上下チルト&タッチ非対応な RX100 III とは一長一短ですね。上下チルト&タッチな機種が欲しいです、安西先生...。

PowerShot G7 X

レンズ周りのコントローラーリングを回すと画面上にダイヤル風の UI が表示されるのは最近のこのクラスではもうトレンド。デフォルトでは絞り優先モードで絞り値が、シャッタースピード優先モードでシャッタースピードが、プログラムオートでは ISO 感度が操作できます。

キヤノンのコントローラーリングのいいところは、背面の「RING FUNC.」ボタンでこのリングの操作項目を動的に切り替えられることでしょう。デフォルト(STD)では上記の操作になりますが、RING FUNC. ボタンを押すことで ISO 感度やホワイトバランス、ステップズーム等をボタンやリングから手を離すことなく操れるのが快適。その際、リングのデフォルト機能は背面のホイール側に引き継がれるので、個人的にはリングをステップズーム、ホイールを絞り値(絞り優先の場合)に割り当てて使うと具合が良さそう。このリングの操作性は明確に RX100 シリーズ(リングの動作は 1 種類しか設定できない)よりもいいところだと思います。

PowerShot G7 X

あと、ズーム時に画面上に最短撮影距離が表示されるのが、細かいけれどありがたい。このクラスのカメラは広角側と望遠側で最短撮影距離が大きく変わることが多く、今どれくらいまで寄れるのかが把握しづらいので、この機能は助かります。RX100 にもつけてほしいくらい。

PowerShot G7 X

PowerShot S120 と比べてみました。

正面からの投影面積はあまり違いませんが、少しだけ G7 X のほうが大きいです。PowerShot S シリーズも顔つきが年々普通のコンデジっぽくなってきたので、こうやって比べてみると G7 X の面構えのほうが明らかに「本格的なカメラの存在感」を放っていますね。

PowerShot G7 X

ただ、薄さはだいぶ違います。
レンズリングの出っ張りまで入れると G7 X のほうが 1.5 倍くらい厚く、シャツの胸ポケットにギリギリ許容範囲と言えそうな S120 に対して、G7 X はジャケットのポケットでないと無理な感じ。まあカメラとしての格が明らかに違うから仕方ないでしょう。

PowerShot G7 X

直接のライバルと言える RX100 III との比較。
ほぼ同じサイズ感ですが G7 X のほうが少しだけ背が高く、ダイヤルの出っ張りまで含めるとけっこうな差になります。

PowerShot G7 X

ただ、厚みはほぼ同じ。

かなり似たスペックの両者なので、選択のポイントはよりズームの伸びる G7 X か、EVF 内蔵の RX100 か、というところになるでしょう。個人的には望遠が欲しいときは他のカメラも持っていることがほとんどだし、屋外晴天下で撮ろうと思ったらファインダは必須なので RX100 かなと思いますが、G7 X の操作性も捨てがたい。先に RX100 III を買っていなければ、かなり迷っていたに違いありません。

キヤノン / PowerShot G7 X

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投稿者 B : 00:07 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック