b's mono-log

2014/09/16 (Tue.)

Canon EOS 7D Mark II

キヤノン、APS-C機フラッグシップ「EOS 7D Mark II」 - デジカメ Watch
【フォトキナ】キヤノン、10コマ/秒の「EOS 7D Mark II」を披露 - デジカメ Watch

EOS 7D Mark II

出る出ると言われ続けてかれこれ 2~3 年は経ったかと思われる EOS 7D Mark II が、photokina でいよいよ発表されました。
思えば 7D も 2009 年の発売からここまで、大規模なファームアップでの機能向上で中継ぎしつつ、息の長いモデルになりましたね。

一見、順当進化。デザインまでほぼ変化がないレベルでのモデルチェンジですが、その実態は、まごうことなき正統進化。とはいえ前作から 5 年、マイナーチェンジというレベルではなく、その間に登場した 5D3、1DX、70D の要素を出し惜しみなく注入した、現時点での APS-C 一眼最強モデルと言える内容になっています。

初代 7D とスペックを比べてみるとこんな感じ。

モデル EOS 7D Mark II EOS 7D
センササイズ APS-C APS-C
画素数 約 2,020 万 約 1,800 万
ISO 感度 ISO100~16000(拡張 ISO51200) ISO100~6400(拡張 ISO12800)
ファインダ方式 ペンタプリズム式 OVF ペンタプリズム式 OVF
ファインダ視野率 約 100% 約 100%
ファインダ倍率 約 1.0 倍 約 1.0 倍
AF 測距点 65 点
(全点クロス、中央 F2.8 デュアルクロス)
19 点
(全点クロス、中央 F2.8 デュアルクロス)
測距輝度範囲 EV -3~18 EV -0.5~18
測光方式 15 万画素 RGB+IR 測光センサ使用
252 分割 TTL 開放測光
63 分割 TTL 開放測光
連続撮影 最高約 10 コマ/秒 最高約 8 コマ/秒
ライブビュー デュアルピクセル CMOS AF コントラスト AF/クイック AF
シャッター速度 最高 1/8,000 秒 最高 1/8,000 秒
動画撮影機能 MOV/MP4 FHD 60p/50p/30p/25p/24p MOV FHD 30p/25p/24p
記録媒体 CF Type I、SD/SDHC/SDXC CF Type I/II
液晶モニタ 3.0 型ワイド/約 104 万ドット(非可動) 3.0 型/約 92 万ドット(非可動)
GPS 搭載
Wi-Fi
HDMI 出力 Type C Type C
マイク入力 ステレオミニ ステレオミニ
ヘッドホン出力 ステレオミニ
バッテリ LP-E6N
ファインダ撮影時:約 640 枚
LP-E6
ファインダ撮影時:約 800 枚
外形寸法 約 148.6×112.4×78.2mm 約 148.2×110.7×73.5mm
質量 約 820g(本体のみ) 約 820g(本体のみ)

7D のいいところは継承しつつ、特に AF/AE 周りのスペックが大幅に進化しています。70D のデュアルピクセル AF が搭載されてライブビューでも高速な AF が使えるようになりましたが、液晶がバリアングルではないのが難点。ライブビューは実質的に動画撮影用として使ってください、という位置づけですかね。
そしてこれだけスペックアップしながら、サイズはほぼ変わらず・重量も全く増えず、というのが立派。まあ 7D もフルサイズ機並みの重さ(6D よりも全然重く、5D3 に匹敵するレベル)があったので、これ以上重くなると辛いところではありましたが。ただ、いろいろ機能が入った分、バッテリが(容量が若干増えているにも関わらず)もたなくなってはいます。あと、そろそろ Wi-Fi は内蔵してほしかったところですが、撮ってその場でシェアするような写真撮るカメラじゃねえんだよ!ちゃんと現像しろ!という意思表示でしょうか(笑

7D ユーザーとしては、これはもう買い換え決定...と言いたいところですが、7D がメインカメラだった 3 年前ならまだしも、今はここ一番の 5D3 があるし、普段使いは α7&α6000 だし、7D は野鳥とスポーツ専用カメラになっているので、優先順位はそこまで高くないかな。まあ今の 7D に対しては AF のヒット率がもっと欲しかったり、実用になる高感度がせいぜい ISO800 までだったので、その二点が改善されているだけでも買い換えの理由にはなり得ます。7D も発売後半年経って価格がこなれてきたところで購入したので、これも購入時期は見極めたいと思います。最近のキヤノンの開発サイクルからすると、中級機以上は 4~5 年現行機種になると思われるので、おそらくいつ買っても後悔はしないはずです。

とりあえず早いうちに実機に触りに行ってこようと思います。

キヤノン / EOS 7D Mark II

B00NM0X2OG

投稿者 B : 22:27 | Camera | DSLR | コメント (2) | トラックバック

LUMIX CM1

【フォトキナ】パナソニック、LTE対応デジカメ「LUMIX CM1」発表 - デジカメ Watch

photokina が始まっていますが、まず気になるカメラがパナソニックから発表されました。

Android 搭載の LTE 対応コンデジ「LUMIX CM1」。単体での通信が可能でアプリも入れられるということで、従来のカメラよりもコミュニケーション用途を重視した位置づけ。まあ今でにも Android を搭載したカメラはニコンや SAMSUNG からも出ていましたが、国内メーカー製 LTE 対応カメラとしてはこれが初。

1 インチセンサはいいけど 28mm の単焦点レンズというのはユーザーを限定しそうだし、Android はカメラのプラットフォームとしては安定性やレスポンスの面で不安があるし、爆発的に売れるモデルではないでしょう。が、個人的にカメラは画質やレスポンスも大事だけど、もっとコミュニケーションツールとして進化すべきだと思っているので、この方向に踏み出したパナソニックの姿勢は支持したいです。パナソニックのカメラは以前から、伝統的なカメラメーカーでは割り切れないであろう部分を割り切ってコンセプトを明確にした商品企画が多かったですが、これはその最たるものですね(その一方で、GM5 はいろいろ付け足した結果 GM1 の潔さが失われてしまったように見えますが)。まあ、CM1 はカメラチームではなく撤退したスマホの開発チームが主となって作った製品のようですけどね。

今のところ国内発売については不明ですが、技適取得済みらしいので発売の可能性は高いかと。
このカメラ、最近選択肢が異様に増えている MVNO の格安 SIM とか挿しとくと案外ちょうどいいんじゃないかという気がします。今までだと、こういうカメラは Wi-Fi でいったんスマホに画像転送するか、ルータやテザリングにぶら下げるかする必要があって少々面倒でしたが、MVNO の隆盛で少し潮目が変わってくるかもしれません。

コンデジや低価格一眼の市場縮小で、カメラメーカー各社は挙って中上位機にシフトしてきていますが、個人的にはこういうパラダイムを変えようという動きのほうが興味深いかな。こういうアプローチが最終的にどういう形態で市場に受け入れられていくのか、あるいは受け入れられないのか、見守っていきたいと思います。

投稿者 B : 21:00 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2014/09/12 (Fri.)

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM

シグマ、2種類の「150-600mm F5-6.3 DG OS HSM」を発表 - デジカメ Watch

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports

来週の photokina に先駆けてカメラメーカー各社から製品発表が相次いでいますが、シグマからも新製品が発表されました。

dp1 Quattro」については他にも書く人はたくさんいるだろうからそこはお任せするとして(ぉ、50-500OS ユーザーとしてはやはり 150-600mm OS が気になります。
2 年前の「SIGMA GLOBAL VISION」発表以来、[Sports] ラインに属するレンズは 120-300mm F2.8 しか用意されておらず、カテゴリ的に次は超望遠系で来ることは間違いないだろう...という状態のまま、長らく待たされてきました。そうやってようやく出てきたのが 150-600mm というところまではある程度想像できましたが(ライバルであるタムロンからも同様のレンズが出たところですし)、まさか同スペックのレンズを 2 種類同時発表だなんて、予想の斜め上すぎるでしょう(;´Д`)ヾ。
まず [Sports] ラインのほうの 150-600mm は、防塵防滴仕様にレンズへの撥水・防汚コーティングなど、過酷な使用環境にも耐えるプロ仕様。主要な焦点距離ごとにロックできるズームロックスイッチや、直進ズームとしても使える操作性といった、使い勝手の部分にも手を抜いていません。唯一気になるのは、フォーカスリミッター機能がついていなように見えることでしょうか...。また価格は 259,000 円で、フィルタ径 105mm・重量 2,860g という「買うにも使うにも気合いが必要なレンズ」であることも事実です。でもスポーツ撮影や野鳥撮影に本気で使う人なら、スペックから考えると決して高価くないことも事実。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary

いっぽう [Contemporary] ラインに属するほうの 150-600mm は、数値上のスペックは [Sports] モデルと同等ながら、そのコンセプトどおりコストパフォーマンスが高く、サイズ・重量的にも比較的扱いやすいレンズになっているようです。残念ながら重量が未発表ですが、設計として近いと思われる 150-500mm が 1,780g、50-500mm が 1,970g であることを考えると、最終的に 2kg 前後にまとめてくることでしょう。スペックは同等ながらレンズ構成は別物で、[Sports] のほうが特殊レンズの使用枚数も多いことから、実際の描写性能は当然 [Sports] のほうが高いはずですし、[Contenporary] は簡易防塵防滴に留まるなど、機能面でも差分があります。

それにしてもなぜ同時に 2 本も...というのが謎ですが、想像するに、まずは企画段階で目標とするスペックを定め、150-500mm あたりを発展させる形で設計を始めたものの、「コストを考慮しなければここまで性能が出るはず」とハイスペック版も試作してみて

設計者「こっちが順当に設計したもの。で、高くデカく重くなってもよければここまで性能出せますが、どっちを製品化しましょう」
山木社長「よし。迷ったときには両方だ」

というやりとりがあったのではないでしょうか(ぉ。いやマジで、後日開発秘話などで「[Sports] は開発者が社長にも内緒で作っていた」みたいな話が出てきても私は驚きません。

50-500OS を愛用する私としては、やっぱりこのレンズは気になるところ。野鳥やモータースポーツ撮影に使っていると、500mm(APS-C で使って 800mm 相当)でも届かず、「もっと!」と思うことも少なくないんですよね。超望遠域になるとレンズ性能だけでなく大気の状態にも影響を受けるので、長けりゃいいというものでもありませんが、そのもう一歩が届くのは大きいです。まあ 50-500OS でも持ち出すのに気合いを要するので、カメラボディ込みだと 4kg 級になってしまう [Sports] はさすがに無理ですが、[Contemporary] は価格と重量次第で買い換え候補にしてもいいところ。これでフォーカスリミッターがついていたら即決なんですが、そこだけが惜しいんですよね...。

投稿者 B : 23:15 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2014/09/05 (Fri.)

双眼鏡の購入検討中

最近、双眼鏡の購入を検討しています。

というのも、そろそろまた野鳥撮影の季節なので、鳥を探すのに双眼鏡が欲しいな...と思っていたところ、ウチの奥さんも「これから娘の運動会とか発表会とかが多くなる時期だから、双眼鏡欲しいんだよね...」と。
確かに、ウチの小学校はマンモス校で、校庭から保護者席までかなり距離があり、肉眼で我が子を探すのがけっこう厳しいんですよね。ピアノの発表会も、たまに大きめのホールで開かれることがあるので、オペラグラスが欲しくなる瞬間はあります。まあ、私はいずれもカメラの望遠レンズ越しに見ているので、あまり困っていませんが(ぉ。

というわけで、いろいろな利害が一致したため、双眼鏡を買うことにしました。

機種選びは、やっぱりツァイスが欲しいわけですが...まあ、他社の同等スペック品と比べて倍以上の値段がするので、そうそう手が出るものではありません。カメラ用レンズならばそれでも買ってしまうところですが(ぉ)、使用頻度を考えるとそこまでの投資はできません。
次点としてはキヤノン。カメラ用レンズと同じく IS(光学手ブレ補正)が搭載されているので、覗いたときの像の安定性は高そうですが、これも高い。

初心者でも手を出しやすい入門機としては、やっぱり Vixen あたりが安牌でしょうか。

Vixen / アルティマ Z 8×32 (W)

B000923FVA
この「アルティマ Z 8×32」は、いろいろ調べてみると割とどんなサイトでも推奨されている、入門機の定番中の定番と言えるモデルっぽいです。

双眼鏡といっても光学機器なので、カメラの知識があればある程度理解できるはず...と思ったら、いきなりスペックの書き方からして違うんですね。「8×32」のような表記で、前者の数字(ここでは 8)が倍率、後者(32)が対物レンズ(前玉)の口径を表しています。カメラユーザー的には焦点距離と F 値で書いてくれたほうが想像しやすいんですが(笑。
で、この「アルティマ Z 8×32」は、8 倍で有効口径 32mm の標準的な双眼鏡、ということになります。

また、内部に使われているプリズムにも「ポロプリズム式」と「ダハプリズム式」の 2 方式があります。このあたりは、ニコンのサイトに図解があります。

Nikon Sport Optics | How to | Sport Optics Guide -Binoculars- | 双眼鏡の基礎知識 | 双眼鏡の分類

ダハプリズムのほうが小型軽量化しやすいけど製造が難しいため高価、でも最近は技術の向上によって価格差は縮まってきた、ということのよう。
この「アルティマ Z 8×32」は、対物レンズと接眼レンズの光軸がずれていることからも分かるとおり、ポロプリズム式ですね。

いろいろ調べてみたら視野角も広いようだし扱いやすそうだな、という結論に達したんですが、単体で 500g 以上あって私はともかく奥さんに使わせるにはちょっと重い。
じゃあダハプリズム式は、ということで同等スペックのダハプリズムモデルも調べてみました。

Vixen / アトレック HR 8×32WP

B000T0Z7BI

倍率とレンズ有効径は同一。価格帯もほぼ同じ。それでいて、さらに防水性能を備えながらこっちのほうが 100g 以上軽く、コンパクト。アルティマに対する弱点は、視野角が狭いこと。実視界 8.3° に対して 6.5° というのは、けっこうな差になります。

取り回しはアトレックのほうが良さそうなので、後者に傾いてはいますが、あとは実物をじっくり見比べて決めようかな。小学校の運動会は今月末なので、早々に買ってしまいたいと思います。

投稿者 B : 23:00 | Camera | コメント (0) | トラックバック

2014/09/03 (Wed.)

Zeiss Loxia

カールツァイス、フルサイズEマウントレンズを海外発表 - デジカメ Watch

Zeiss Loxia

しばらく前から噂になっていた(というか、開発を進めていること自体は一年前から公表されていましたが)ツァイスのフルサイズ E マウントレンズ「Loxia」が発表されました。

フルサイズセンサに対応した E マウントレンズで、MF 専用。その代わり比較的コンパクトにまとまった高品位なレンズに仕上がっているようで。
当初のラインアップは Planar 50mm F2、Biogon 35mm F2 の 2 本。Touit が 32mm(48mm 相当)と 12mm(18mm 相当)というやや変化球気味にスタートしたのに比べると、まずは王道中の王道から出してきました。MF ということもあり、レンズ構成がオリジナルの Planar や Biogon のものを踏襲していて、ツァイスらしい描写を楽しめるレンズになりそうです。Planar はともかく、Biogon は今やコシナ製の ZM マウントでしか新品入手できなかったので、注目度は高そう。
鏡筒のデザインからいって、これも製造はコシナですかね。近年のツァイスレンズの画質は Touit や Otus が証明しているので、これも間違いないレンズだと思われます。コシナ製だとすれば特に。

絞りは実絞り。絞りリングのクリック感をなくすデクリック機能もついているとのこと。これは動画撮影時にスムーズな露出変更を可能にするためのものです。MF 専用であることからも分かるように、一眼ムービーユーザーと MF で撮ることに悦びを覚えるハイアマ以上のフォトグラファー向けのレンズと言えるでしょう。まあ、AF だからって Touit がエントリー向けだとは思いませんが(笑

不安な点をあえて挙げるとすれば、マウント側のツァイスブルーのリングが α7 のマウント部のグランドアンバー色とケンカしそうなことと(笑)、焦点距離的に E マウントのソニー製ツァイス(Sonnar 55mm F1.8、35mm F2.8)ともろかぶりなところでしょうか。AF と MF で違うしレンズ構成も全然違うので別腹(ぉ)という考え方もできますが、ただでさえまだまだラインアップが貧弱な FE レンズだけに、相互補完的なラインアップを築いてほしかった気はします。

個人的には、先日 TECHART の AF マウントアダプタを手に入れて、俄然 CONTAX G レンズ群の使い勝手が向上したところで、しかも Loxia とはレンズスペックがもろかぶりでもあるので、手を出すのはちょっと躊躇するところ。国内での販売価格は 10~12 万円くらいになりそうなので、しばらくは様子見かなあ。1 年後くらいにまた 2 本セットで半額みたいなセールがあったら、間違いなく手が滑ってしまうと思いますが(ぉ。

投稿者 B : 22:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2014/08/30 (Sat.)

TECHART TA-GA3

新しいマウントアダプタを手に入れました。

TECHART / TA-GA3

TA-GA3

6 月に発売されていた、CONTAX G-αE の AF 対応マウントアダプタ。ずっと気にはなっていましたが、ここのところ AF でスナップを撮ることが多く、オールドレンズで撮る機会が減っていました。でも先日『オールドレンズ・ライフ Vol.4』を読んで久々に刺激を受け(笑、手を出してみました。

ミラーレスカメラが出てから様々な種類のマウントアダプタが世に出てきましたが、Speed Booster 系の縮小光学系アダプタと、この CONTAX G-αE アダプタが最も変態だと思います(誉め言葉

TA-GA3

外箱は上蓋がマグネットで留まっている、ベンチャーとは思えない凝った作りです。が、箱のカドが凹んでいるのが惜しい(流通段階でついたものかもしれませんが)。

TA-GA3

マウントアダプタは一見普通ですが、CONTAX G のアダプタで電子接点つき、というのが唯一無二。AF 対応の証拠です。

マウントの下部が角張っていますが、ここに AF 駆動用のモーターや回路が収められているのでしょう。
アダプタ内部には起毛シートが貼られていて、内部反射への配慮が伺えます。
TA-GA3

付属品は Bluetooth 4.0 アダプタ(上)と、USB メモリ(下)。
BT アダプタはマウントアダプタのファームアップに使用します。これを PC に接続してマウントアダプタと Bluetooth で繋ぐわけですが、基板剥き出しのアダプタ、というのが逆にイカス。
USB メモリは Kingston 製で、中には取説とファームアップの手順書等が収められていました。

TA-GA3

α7 に装着してみました。
チタンシルバーのレンズも似合わなくはないですが、やっぱり α7 で使うなら限定ブラックのレンズが欲しくなりますね...。

ちなみにレンズの装着はレンズ側の個体によってすんなりセットできたり、しっかり確認しながら押し込んでやらないとロックされていなかったり、まちまちです。このあたりは KIPON や METABONES といった実績のあるマウントアダプタメーカーに比べると、精度が今ひとつということですかね。

TA-GA3

アダプタの側面には MF ダイヤルがついていて、このダイヤルを回すことで MF 操作が可能です。買ってみるまでは、この小さいダイヤルで操作するのはまどろっこしいし、きっと回転も固くて指先が痛くなりそうだな...と思っていたんですが、単純なギヤによる駆動ではなく、AF 用モーターが回転を補助してくれるようで、かなり軽い力で回ります。クルマのパワステが効いているような感覚で、これは嬉しい誤算でした。まあ、KIPON や METABONES のほうが MF 専用なぶんダイヤルは大きいし操作感もダイレクトなので、最初から MF で使うならそっちのほうがいいですが、MF をあくまで補助的に使う程度ならばこれでも十分。α 本体の DMF のように、いちいち AF/MF を切り替えなくても直接 MF 操作できるのも使い勝手がいい。
まだテスト的にしか使えていませんが、操作性はちょっと独特ですね。まず、電子連動しているので他のマウントアダプタと違ってレンズ焦点距離・F 値が Exif に記録されるわけですが、レンズ側が電子絞りではないので「Exif に記録される F 値はボディ側で設定した絞り値」になります。つまり、「レンズ側は F2.8 だけど、ボディ側で F8 に設定していると Exif には F8 と記録される」ことになります。また、ボディ側からは電子絞り対応のレンズに見えるので、ボディは開放測光しようという挙動を撮ります。そのため、

  • ボディ側で撮りたい F 値に設定 → レンズ側は開放状態にして AF/AE(シャッターボタン半押し) → レンズ側の絞りを撮りたい値に絞って撮影(Exif には正しい絞り値が記録される)
  • ボディ側の F 値は絞り開放に固定 → レンズ側は絞りたい値に絞って撮影(Exif には開放の絞り値が記録される)
のどちらかの手順で撮影する必要があります。後者の手順(AF 非対応アダプタと同じ使い方)のほうが手っ取り早いですが、Exif に撮影時の F 値が記録されないのと、開放 AF のほうがフォーカスは正確なので、多少面倒でも前者の手順で撮影するのが本来の使い方だと思われます。

AF スピードや精度については、さすがに純正の E マウントレンズには及びませんが、ちょっと前の DC モーター系レンズだと思えば許容範囲のスピード。精度も悪くないですが、コントラスト AF になるので被写体や周囲の明るさによっては迷ったり、合焦しきれなかったりすることもあります。でも、今まで MF でしか使えなかったレンズが AF で使えることの快適さと痛快さはたまりませんね。CONTAX G のボディを持っていないので分かりませんが、オリジナルのボディと比べて AF 速度はどうなんでしょうか。精度はおそらくこちらのほうが高いはずです。

最大の難点を挙げるとすれば、動作音じゃないでしょうか。アダプタに内蔵されたモーターでレンズを駆動しているのである程度の音はしょうがないですが、音量はともかくけっこう甲高い駆動音なので、室内や外でも静かな場所で使うのは躊躇われるレベル。ある程度シチュエーションや被写体は選ぶアダプタだと思います。

さておき、このアダプタのおかげで α7 で日常的に使えるレンズが一気に増えた感覚です。今まで結局純正の 24-70mm ばかり使ってしまっていて、レンズ自体はいいけど描写が現代的すぎて面白みに欠けると思っていました。このアダプタで、「オリジナルに近いツァイスレンズ」が AF で、しかもフルサイズで使える喜びを噛み締めたいと思います。

TECHART / TA-GA3

B00KVHSDGK>

投稿者 B : 22:33 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2014/07/13 (Sun.)

RX100 III にカスタムグリップを追加

RX100 III はボディがフラットな形状なので、私の身の回りではグリップ性向上のために純正のアタッチメントグリップ「AG-R2」を必須オプションかというくらいにつけている人が多いです。確かに、ミラーレスあたりのカメラに慣れていると、ホールド感とか安心感といった点では、あったほうがいいと思います。でも、個人的には RX100 シリーズはあのアルミボディの質感が気に入っているので、革シボ調のエラストマーグリップをつけて雰囲気が変わってしまうのはちょっともったいない。そこで、サードパーティ製のこのグリップを買ってみました。

リチャードフラニエック / SONY DSC-RX100III/RX100II/RX100 専用カスタムグリップ

Richard Franiec

リチャードフラニエックのカスタムグリップ。外付けのグリップとしては、むしろこっちがオリジナルです。削り出しのアルミにアルマイト加工を施しているので、RX100 III のボディにかなり近い質感を持っているのがポイント。
私は PowerShot S90 でも使っていたので、RX100 III でもリチャードフラニエックにしようと思っていましたが、RX100 III の発売以来しばらく品薄になっていて、ようやく届きました。

Richard Franiec

裏面には強力な両面テープがついていて、これでボディに直接貼り付けます。
両面テープだと接着性に不安が出そうですが、S90 で使っていたときにも全くグラつくことさえなかったので、特に問題ありません。

RX100 III

装着前は、フラットなデザインが使い勝手はともかく見た目にとても美しいですが、

RX100 III

カスタムグリップを装着するとこんな感じに。
ボディの上 1/3 あたりを通っている分割線を遮ってしまうデザインで、PowerShot S90 用のグリップと比べるとやや取って付けた感が出てしまいますが、個人的にはまあ許容範囲。純正のグリップと違って本体とほぼ同じ質感だし、グリップの出っ張りも純正よりわずかながら大きめなので、握りやすさもこちらが上かと。

RX100 III

貼り付けは、ボディの上下それぞれ 1mm 弱の余白を残して貼ってやればいいので、位置合わせは難しくありません。

RX100 III

素材感が同じなので見た目の違和感がなく、慣れてくると最初からこの状態で売られていたかのように見えてくるので不思議です。

RX100 III

ホールド時には、右手中指の第二関節から先を引っかけるようにして握り込みます。グリップの出っ張りはさほど大きくないし、エラストマーほどグリップ力はありませんが、形状がよく考えられているので指がかりが良く、安心感がありますね。
出っ張りが小さいので左手シャッターのやりやすさにはさほど寄与しませんが、通常撮影の使い勝手はこれだけのことでもかなり向上すると思います。

純正の 3 倍の価格なので万人にオススメはしませんが、私は大いに気に入りました。

投稿者 B : 21:03 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2014/07/05 (Sat.)

Touit、国内でも値下げ

おお、日本でも Touit の値下げ、来ましたか。

私は先月、実質半額になっていた Touit を米 B&H からの共同購入の形で手に入れましたが、その時点では国内での価格変更に関するアナウンスはありませんでした。が、このボーナス商戦の最盛期に値下げとキャンペーンが同時並行的にスタート。フジヤカメラだけでなく、ヨドバシやビックでも価格変更されています(本エントリー執筆時点では、Amazon の価格には未反映のもよう)。

12mm F2.8、32mm F1.8 ともに 22~23% 程度の値下げで、約半額だった B&H ほどの割安感はありませんが、B&H は期間限定かつ 12mm+32mm の抱き合わせ、しかも海外通販というハードルの高さがありました。その点、恒常的な値下げでかつ 1 本でも買えるので、手は出しやすいですね。
フジヤカメラならさらに新品ボディとの同時購入で 18,000 円引きになるキャンペーンも実施中。ボディとの同時購入こそ必須ですが、レンズ単体の価格で言えば B&H の期間限定価格に匹敵する安さになります。NEX-6/7 あたりをまだ使っていて Touit が気になっている人は、この際 α6000 あたりに買い換えてしまってもいいんじゃないでしょうか...と、誰となく。


Carl Zeiss / Touit Distagon T* 12mm F2.8 E-mount

B00COJN4TY B00COJO7WC

投稿者 B : 00:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2014/07/04 (Fri.)

Canon DPP 4.0

ちょっと出遅れてしまいましたが、キヤノン純正の RAW 現像ソフト「Digital Photo Professional」のバージョン 4.0 を試してみました。

キヤノン:一眼レフカメラ EOS|Digital Photo Professional 4.0

Digital Photo Professional 4.0

私は昨年 Photoshop 写真業界向けプログラムに申し込んで以来、メインの RAW 現像ソフトは Lightroom に移行してしまいました(全くの余談だけど、期間限定の延長を繰り返した挙げ句に「フォトグラフィプラン」と改名してレギュラーメニュー化した Adobe のやり口は酷いと思う)。なので、カメラメーカー製の RAW 現像ソフトはあくまでサブ的にしか使っていません。
それ以前は、純正現像ソフトでカメラプリセットの色モードをベースに微調整する程度の現像でしたが、フルサイズセンサ搭載カメラをメインに使うようになってから、センサが持つダイナミックレンジの広さを活かして現像で追い込むことで仕上がりが全然違ってくることを実感し、また Lightroom でのワークフローがカメラ側の画作りを意識させず、かつ大胆にいじれることもあって、この 1 年ほどで自分の画作りがだいぶ変わってきたことを自覚しています。

そんな、すっかり Lightroom ユーザーになってしまった私が久しぶりに戻ってきた DPP の新バージョンはどうか。

Digital Photo Professional 4.0

うお、デザインからしてガラッと変わった。

DPP は長い間キヤノンの RAW 現像ソフトとして提供されてきたためか、旧バージョンは改築と増築を繰り返してきた家みたいな状況になっていて、画面デザインには古くささを感じる部分もありました。それが全くの新規デザインに作り直され、黒ベースになったことも相まって、かなり Lightroom を意識してきたのかな、というデザインになっています。また、ようやく 64bit 版が登場したことで、高性能な PC の恩恵を受けられるようになりました。3.4GHz クアッドコア・16GB メモリ・SSD な私の自作機だと、確かに 3.x 系よりも動作のひとつひとつがキビキビして感じます。

Digital Photo Professional 4.0

調整画面。

ツールパレットの配置がやはり Lightroom っぽくなってはいますが、ツールの並び順やスライダーの使い勝手は DPP らしい扱いやすさを保っています。具体的には、Lightroom ではスライダーの調整幅が無段階なのが、DPP ではスライダーは整数値ごとの大雑把な調整で、微調整は数値パラメータとして入力するようになっています。あまり細かくいじれすぎてしまうと次第に訳が分からなくなってしまうので、これくらい大雑把なほうが最初は扱いやすいと思います。

また、プレビューウィンドウはワンクリックで全体表示/ピクセル等倍表示を切り替えられるようになりました。ここも Lightroom を意識したんでしょうね。個人的には、表示倍率を直接指定するキーボードショートカットが旧バージョンから変えられてしまったので、最初戸惑いました。キーボードショートカットは作業効率向上に欠かせない部分なので、無闇に変えないでほしかった...。
ただ、プレビューはメインウィンドウの他にセカンドウィンドウを 4 つまで表示させることができ、部分拡大を複数同時に見ながら作業できるのは、Lightroom にはない機能ですよね。大画面やマルチディスプレイが活きる機能で、これはありがたい。

Digital Photo Professional 4.0

色調整もかなり細かくできるようになりました。個別の色域ごとに微調整できるので、特定の色味だけをいじることが Photoshop なしでもできるようになりました。それほど多用する機能ではありませんが、画質劣化を抑えるという意味では現像時に調整できるのはありがたい。

まだそれほど使い込めていませんが、Lightroom に慣れると DPP では物足りないと感じていた部分がいろいろと改善されていて、これはまた改めて Lightroom と併用してもいいかなと思います。ただ、今のところフルサイズ EOSにしか対応していないため、7D では使えないのと、メーカー混在させて使う私の環境ではメーカー依存のない Lightroom のほうが何かとラクだったりもするので、あくまでサブという位置づけですが。Adobe CC は 2 台までにしかインストールできないので、PC がたくさんある我が家(ぉ)ではメインマシン以外は DPP 中心、という使い方でもいいかもしれません。

投稿者 B : 00:40 | Camera | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2014/06/28 (Sat.)

CONTAX G-αE AF マウントアダプタがモデルチェンジ

デジカメアイテム丼:AF対応のコンタックスGアダプターが実用レベルに - デジカメ Watch

澤村徹さんによるデジカメ Watch の記事ですが、しばらく前に発売されていた CONTAX G-NEX AF 対応マウントアダプタに第三世代モデルが発売されたとのこと。ポイントは、

  • フルサイズセンサ対応
  • AF 高速化
  • アダプタ自体のファームアップが可能に
の 3 点。 このアダプタ、以前から気にはなっていたものの、AF 速度はあまり実用的じゃなさそうだし、CONTAX G レンズを使うメインボディを α7 に切り替えてしまったこともあって、手を出さずにいました。が、新型ではそのあたりの問題が改善されていて、AF もそれなりに実用レベルになっているようなので、再び気になってきました。AF/MF の切り替えも純正レンズの DMF 的な感覚で使えそうだし(ただ、MF リングが極小なので MF はしづらそう)、これはいいかも...。

純正のレンズラインアップがなかなか揃ってこないので、しばらくこっちで遊んでみるのもいいかもしれないなあ。

TECHART / TA-GA3

B00KVHSDGK

投稿者 B : 00:30 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック