b's mono-log

2013/11/22 (Fri.)

Photoshop 写真業界向けプログラム

Photoshop 写真業界向けプログラム : Adobe Creative Cloud

Adobe のクリエイティブツール群が Creative Suite(CS)から Creative Cloud に完全移行して約半年。これらのツールを使った成果物で報酬を得る仕事の人ならば元は取れるだろうけど、今まで 1 年飛ばしくらいでバージョンアップしてきた趣味の個人ユーザーはちょっと割に合わないよねえ、とりあえずサポートが切れるまでは Photoshop CS6 使うわ...という声も少なからず聞きました。Adobe も手をこまねいていたわけではなく、ときどきキャンペーン価格を提示してはいたものの、それでも割高感は拭えませんでした。
が、今回の「Photoshop 写真業界向けプログラム」はちょっと違う。今まであった「CS3 以降のバージョンユーザー限定」というような制限が撤廃され、期間中に申し込めば誰でも月額 1,000 円。しかも「初年度のみではなく、契約を継続する限り適応される月額料金です」とのこと。年間 12,000 円で Photoshop CC と Lightroom が使えるならば、「写真が趣味」と言い切れるレベルの人であれば価格に見合った使い込みはできるでしょう。というわけで「写真業界向けプログラム」に、私も申し込みました。

Adobe Photoshop Lightroom 5

Lightroom は、私も今まで体験版や PC へのプリイン版などを使ったことはあったものの、基本的にはカメラメーカー製の RAW 現像ソフト(具体的には、Digital Photo Professional と Image Data Converter)を中心に使ってきました。理由は、メーカー製であればカメラ内のプリセット画調を一発で呼び出せるので、プリセット画調をベースに微調整するという追い込み方で現像したほうが効率が良いから。Lightroom にもプリセットはあるものの、カメラ内のプリセットとは違うので、パラメータをいじっているうちに逆におかしくなって袋小路にはまってしまう...ということも少なくなく、ちょっと遠慮していました。

でも、α7 を使ってみたら、Image Data Converter でヘタに RAW 現像するよりも、JPEG 撮って出しのほうがことシャープネスのかかり具合に関しては良いことが多い。IDC は去年 Windows 8 対応版が出てから 1 年は更新されていないし(Win8 対応を除くと実質 2 年更新されていない)、カメラの画像処理エンジンの進化についていけていないのは明らか。それに以前から、他の RAW 現像ソフトに比べて処理がやたら遅いのも気になっていたので、この際 Lightroom か SILKYPIX に乗り換えてやろうか、それならカメラのメーカーに関係なく RAW 現像の手順が一本化できるし、と思っていたところでした。
そんなタイミングでの「写真業界向けプログラム」の提供開始。Lightroom のパッケージ版を買うくらいなら、同じ値段で「写真業界向けプログラム」に 1 年課金したほうが Photoshop CC もついてきてお得だし、利用しない手はない。

Adobe Photoshop CC

Photoshop のほうも、Elements 4 くらいで機能的にはフル版 Photoshop でなくても日常使いには十分だな、と思って、かれこれ 6~7 年はもっぱら Elements のほうを使っていました。特に Elements 9 になってからは CS の専売特許だったスポット修復ブラシツールの「コンテンツに応じる(コンじる)」が使えるようになって、もうほとんど不満がなく。Elements 10・11 をスルーしてしまうくらいに 9 が気に入っていたのですが、久しぶりのフル版 Photoshop。たまにしか必要性を感じないけどチャンネルが操作できたり、文字レイヤーの調整自由度が Elements よりも圧倒的に高かったり、あと CC では「コンじる」の精度が上がっていたり、フィルタ機能に手ブレの後補正機能が追加されていたり、改めて見ると Elements よりも基本機能は高いし、Elements が進化した分、CS/CC も進化しているんですよね。私はブツ撮りや料理写真では「コンじる」を多用するので、地味に嬉しい(笑

後から次々割り引きプランが出てくるのはホントはよくないと思う」という意見には完全に同意で、こういうユーザー層がそうそう広がらない市場では既存顧客の満足度を下げるような施策はやっちゃいけないけど、今までコストパフォーマンスを理由に躊躇していた人にとっては、この「写真業界向けプログラム」を利用しない手はないと思います。12/2 までの期間限定提供なので、興味がある方はお早めに。

投稿者 B : 01:40 | Camera | PC | Software | コメント (0) | トラックバック

2013/11/18 (Mon.)

α7 で G Biogon 28mm/21mm を試す

Biogon 28mm F2.8

ある方より「α7 で G Biogon 28mm/21mm を使ったときの周辺色被りの度合いが気になる」というリクエストをいただいたので、ちょっと試してみました。まあ、オールドレンズのベースボディとして α7 を考えたときに、そこはまず気になりますよね。21mm のほうは APS-C でも画質的にちょっと許容できないレベルのマゼンタ被りが発生していたので、フルサイズだともっとひどいのか、それともセンサの進化で改善されているのか。

その前に、CONTAX G-NEX マウントアダプタは KIPONMETABONES ともに既存品でケラレなく使えています。ただ、(CONTAX G 用はありませんが)Rayqual など一部の既存アダプタには APS-C 用の遮光板を内蔵したものがあり、そういう場合にはケラレてしまうようなので、注意が必要です。

まずは Biogon 28mm F2.8 から見てみましょう。
厳密に検証したわけではありませんが、私の今までの経験上、青空を順光で撮ったときに色被りが最も顕著に出るようなので、そういう条件で撮ってみました。

※画質はレンズやマウントアダプタの個体差にもよるため、全ての組み合わせで以下の画質を保証するものではありません。

Biogon 28mm F2.8 / F2.8
F2.8

Biogon 28mm F2.8 / F5.6
F5.6

Biogon 28mm F2.8 / F11
F11

AWB で撮影しましたが、絞り開放(F2.8)のみホワイトバランスが微妙に変わっちゃってますね。まあそれは現像でどうにでもなる範囲として、マゼンタ被りは長辺側の両端で若干認められるものの、構図によっては気にならないと言えるレベル。絞り開放では、むしろ周辺減光のほうが強く出る分、色被りがないようにさえ見えています。いずれにしてもそのまま使える、または微補正で対応できる範囲だと思います。
むしろ気になるのは周縁部の解像力のなさというか像流れですかね...。中央部はいいけど、画面周縁部は開放では盛大に流れます。絞り込んでいくうちに周辺光量落ちも含め改善されるとはいえ、開放の周辺画質はちょっと辛いレベル。周辺まで解像させたければ絞って、味を活かしたいなら開いて、という使い方になるでしょうが、周辺画質を求めるならいくらでも現代のレンズがあるわけで、ここは F2.8~5.6 くらいを積極的に使っていきたいところ。

Biogon 21mm F2.8

続いて、Biogon 21mm F2.8。このレンズがフルサイズで使ってみたいレンズ筆頭でしたが、同時に周辺色被りがどう出るか不安なレンズでもありました。

Biogon 21mm F2.8 / F2.8
F2.8

Biogon 21mm F2.8 / F5.6
F5.6


Biogon 21mm F2.8 / F11
F11

あ、画面右下に写っている黒い影は、何かがケラれているというわけではなく、橋の欄干の柱の飾りです。

ううむ、さすがにここまで広角になってくると、周縁部のマゼンタ被りは気になってきますね。でも、このレンズを NEX-5R で使ったときの画質からすると、センササイズが 2.3 倍になっているにも関わらず、マゼンタ被りはむしろ抑えられているほう、と言えるのではないでしょうか。周辺光量は盛大に落ちていますが、これくらいはむしろ私の好物なので、無問題(笑。
周縁部の像流れは、28mm よりもさらに気になる感じで、絞り込んでもそれほど改善されていかないようなのが、ちょっと気になります。「中央の被写体にいかに視線を集めるかの構図勝負」という使い方になるのかな。

ともかく、どちらのレンズも使い方次第で全然使える、ということが確認できて安心しました。

CONTAX G レンズでいうと、あと気になるのはやはり Hologon 16mm F8 でしょうか。こちらはオールドレンズの第一人者・澤村徹さんがさっそく人柱をされています(!)。

Gホロゴンはα7/7Rに付くのか!?: metalmickey's blog

おおお、これはまた一筋縄ではいかなそうな感じですね。でも実写画像を見たところ、Hologon の解像感や歪みのなさ、それに何よりこの画角から来る迫力。これは一度使ってみたくなりますね...。まあ使いこなしは難しそうなので、日和って SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 にしようかな、と考えている自分もいますが(ぉ)、α7 に Hologon を装着したスタイルは、多少ムチャをしてでも試してみたくさせるものがあります。まあレンズ自体高いので、そうそう手が出るわけでもありませんが...。

METABONES / SONY CONTAX G E-mount アダプタ (ブラック)

B005YMYOLU

投稿者 B : 23:00 | Camera | DSLR | コメント (2) | トラックバック

2013/11/16 (Sat.)

α7

新しいカメラが来た 生きる希望が見えた(ぉ ((c)フジヤカメラ)

ソニー / α7
icon

α7

待っていたカメラがついに出たので、観念して購入。

α7 と α7R のどちらにするかは少し迷いましたが、被写体として娘たちを撮ることも多いし、日常使いにするつもりなので、相対的に扱いやすい α7 のほうにしました。RX1 を何度か使ってみて、これと同等以上の画質が得られるなら α7 のほうでも満足できそうだ、という感触もあったので。

マウントアダプタも同時購入。

ソニー / マウントアダプタ LA-EA4icon

α7

FE レンズ群が出揃ってくるまでは、このアダプタにお世話になる場面が多そうです。これでようやく Planar 85mm F1.4 を本来の画角で使ってやれるとあって、躊躇せず注文しました。

レンズとボディの大きさがもっとアンバランスな感じになるかと思ったけど、これはこれで迫力があってカッコイイ。

α7

今までの E マウント機とは操作系がけっこう変わってるけど、慣れの範疇かなあ。ボタンカスタマイズの幅も広いので、どう設定してやるか、試行錯誤のしどころだと思います。私の場合、普段用の速写性を高めつつ、オールドレンズの使い勝手もいい、みたいな設定を探りたいところ。

α7

おやくそくの、新旧そろい踏み(笑。ミノルタ α-7 のほうは、さすがに今後コイツに新しいフィルムを通してやることはほぼないんじゃないかと思いますが...。

そういえば、最初に買った EOS 30D 以外、私が手にしてきているレンズ交換式カメラはほぼ全て「7」か「5」の名が与えられたものばかり、ということに気づきました。

α7

デザイン的には、α-7 よりも α-7000 のほうが似ている気も。

α7

最近あまり使っていない Y/C Distagon 35mm F2.8 を久しぶりに引っ張り出してきてみました。

もともとコンパクトなレンズなのに、マウントアダプタのせいで全長が長くなってしまうのがちょっともったいないですが、デザイン的にはこの組み合わせは全然アリ。ただ、純正に Sonnar 35mm F2.8 があって、CONTAX G の Planar 35mm F2 も持っている以上、このレンズの出番を探すのはなかなか難しい(笑。

α7

α7 で使うオールドレンズの筆頭はやっぱり CONTAX G でしょう。コンパクトでオールドレンズにしては画質が良く、それほど高価くない(それでも 3 年前に比べると随分相場が上がっちゃいましたが)、と三拍子揃っています。手持ちの CONTAX G レンズ群は NEX-5/5R との組み合わせを前提に全てチタンカラーを買ってしまいましたが、こうなることが分かっていればブラックを(高いけど)買っておくんだったなあ(笑。

さて、このカメラを持って、どこに何を撮りに行きますかね!

投稿者 B : 17:07 | Camera | My Equipment | コメント (3) | トラックバック

2013/11/08 (Fri.)

秋になるとカメラバッグ欲しくなるよねー

...まあ季節によらず定期的にカメラバッグ欲しくなる病なわけですが。

最近、最もよく使っているカメラバッグは去年買ったナショジオのメッセンジャーバッグ。休日は、レンズをたくさん持ってガチで撮影に行くとき以外は、このメッセンジャーバッグに NEX-5R とレンズ 2~3 本、それに iPad mini を入れて持ち歩いています。
でも、最近仕事のついでにちょっとした機材を持って撮影に行ったり、逆に撮影に行きたいけど仕事用の PC も持っていく必要があったり、という場面が増えていて、タブレットじゃなくて 13inch クラスのノート PC が入るカメラバッグが欲しくなってきました。といって改めて物色してみると、最近の売れ筋なのかミラーレス×タブレット向けのカメラバッグはたくさん出ているのに対して、ノート PC が入るカメラバッグで自分の琴線に触れるのが意外と少ない、ということに気づきました。

私はいかにもなカメラバッグはあまり好きではないので、検討時に選択肢に入れるメーカーは主に ARTISAN&ARTIST、National Geographic、CLUMPLER、Manfrotto といったあたり。DOMKE とか Lowepro とかはちょっと敬遠しています。ただ、この中でも CLUMPLER は最近デザインが私とはずいぶん違う方向性に行ってしまったので、これならもう買うことはないかな...と考えています。

そんな中、ちょうど良さそうな候補として挙がったのがこれ。

シンクタンクフォト / レトロスペクティブ 40 (パインストーン)

B009YTRERU

ノート PC が入ってカメラやレンズも十分入れられるキャパがあって、デザインがカメラバッグっぽくない。シンクタンクフォトは今まで買ったことがありませんが、周囲にユーザーが多いので、品質的には安心できそう。
これが良さそうかな...と思って店頭で確かめてみたんですが、デザイン的にちょっと特徴がなさすぎるのと、コットンの色味が私が求めているのとはちょっと違ったので、惜しいけど却下。それにこれ買うとまた三連星でお揃いになってしまうので、それもちょっと仲良さそうすぎてどうかと思い(笑

カメラバッグ選びって、なにげにカメラ選びやレンズ選び、三脚選びよりも難しいように思います。ここはやっぱりカメラバッグ神のアドバイスを仰ぐか(ぉ

そんなわけで、私のカメラバッグ選びはもう少し続きます...たぶん。

投稿者 B : 23:59 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2013/10/28 (Mon.)

SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM 発売日・価格決定

シグマ、「24-105mm F4 DG OS HSM」キヤノン用を11月15日に発売 - デジカメ Watch

先日発表されたばかりのシグマ 24-105mm F4 DG OS HSM の発売日と価格が決定。11/15 って想像していたよりも早いじゃないですか。しかも、価格は定価 ¥131,250 とありながら、実売価格は既に ¥90,000 を切っているという安さ。レンズメーカー製レンズはカメラメーカー純正に比べて割引率が高いというのはあるにせよ、スペックを考えるとかなりお買い得感が高い。2005 年設計のキヤノン EF24-105mm よりも安いわけですからね...。

ネックがあるとすれば、キヤノン純正よりも大きくて重いことでしょうが、最近のシグマの大きくて重いレンズは描写がいいものばかりなので、逆に期待してしまうところです(笑。評価は実写画像を見てからにしたいですが、これはそれまで物欲を抑えるのが大変そう(;´Д`)。

シグマ / [Art] 24-105mm F4 DG OS HSMicon

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投稿者 B : 01:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2013/10/23 (Wed.)

(今度こそ)プリンタの買い換え検討中

自宅のプリンタ複合機の買い換えを検討しています。

1 年前に、今使っている PM-A820 の修理対応期間が終了する際に一度買い換えようかと思ったんですが、そのときは何となくお流れに。ここ 2~3 年は年賀状すらめんどくさくて写真屋さんにオーダーして、自宅で宛名だけプリントという感じだったので、そこまで必要に迫られていなかったんですよね。
でも、最近ウチの奥さんが幼稚園関連で写真や書類のプリントをすることが増えてきて。PM-A820 は Wi-Fi 以前の時代のものなので、私の自作機に USB 接続されているだけ。コピー機代わりに使うだけならまだしも、PC 上の書類を印刷したいと言われたときに、私がわざわざ PC で印刷するのも手間だし、私がいないときにも自分でプリントできるよう、Wi-Fi 経由で自宅内のどの PC やスマホ/タブレットからでもプリントできる環境をそろそろ用意したほうがいいな、というのが、買い換えを検討している理由です。

買い換えるなら、候補の最右翼はもちろんこれ。

エプソン / Colorio EP-976A3

B00EXHGSTS

長年愛用しているエプソンの最新機種で、A4 プリンタのサイズで A3 対応してしまったという、エプソン脅威のメカニズム。まるで小型のミラーレスカメラにフルサイズセンサを詰め込んでしまったのと同じくらいのインパクトがあります(ぉ

ただ「A3 対応」といっても、用紙は写真でよく使われる A3 ノビではなく A3 までの対応なので、基本的に A3 出力はドキュメント用と考えたほうがいいのかも。写真からすると、A3 ジャストサイズはアスペクト比が変わっちゃうので、イマイチなんですよね...。最近、あちこちの写真展やカメライベントで目にする写真のプリントに触発されて、自分の写真ももうちょっとちゃんと出力して額装してやろうかな、と思っているので、写真をちゃんとしたアスペクト比で出力できるプリンタが欲しいんです。まあ、A3 でプリントしても自宅に飾っておけるスペースはないので、結局 A3 プリントを使うこともあまりないかもしれませんが。

ただ一つ問題があって、この夏に今のプリンタ用のインクタンクを 1 セット買ってしまい、まだほとんど手をつけていないということです(´д`)。年賀状シーズンが終わって、プリンタの価格が一段落した頃に考えるかな...。でも、奥さんがいろいろ使うのって、まさに今なんだよな...。

投稿者 B : 00:48 | Camera | コメント (1) | トラックバック

2013/10/17 (Thu.)

SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM

シグマ、フルサイズ対応の標準ズーム「24-105mm F4 DG OS HSM」 - デジカメ Watch

SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM

数日前に誤ってシグマのサイトに公開されてしまった(ことで当初予定よりも発表が早まったらしい)シグマの新レンズが正式発表されました。そのスペックは「24-105mm F4」。同社の [Art] ラインに属するレンズで、なおかつキヤノンの主力である EF24-105mm F4L IS USM と真っ向からぶつかる仕様。キヤノンの 24-105mm は徐々にその座を新型である 24-70mm F4L IS USM に譲りつつありますが、キヤノンがズーム域を狭めてコンパクトさと簡易マクロ機能を優先してきたところで、シグマが 24-105mm を現代の設計で出してくる、という構図がまた興味深い。

「SIGMA GLOBAL VISION」以降のシグマは明らかに攻めていて、35mm F1.4 のような王道ど真ん中のレンズと、18-35mm F1.8 DC のようなマニアックなレンズを平行してリリースするというイケイケっぷりでしたが、ここにきてキヤノンの主力レンズにぶつけてくるとは。正直なところ、以前レビューさせていただいた 24-70mm F2.8 IF も悪くないけどこれ買うならキヤノン純正かなあ...という印象でしたが、最近のシグマの設計で実売がキヤノンを大きく下回るなら、純正 24-70/F4 よりもこっちかな、という気がします。
昨年 EOS 5D Mark III を買って以来、思っていたほど稼動率が高くならなくて、その理由の一つは標準ズームレンズを持っていないから取り回しが良くないせいだろう、とは思う一方で、いざ撮りたいときは単焦点メインだから標準ズームにそこまでコストかけてもなあ...という気持ちもあって。シグマのこの新レンズは、価格次第ですがそういう悩ましい状況に対する解の一つになりそうな予感。

ただ一つ気になるのは、せっかく 3 ラインに分けたレンズラインアップなのに、結局リリースされるのは [Art] ラインばかり、という現状です。[Sports] ラインは高性能望遠レンズ中心、[Contemporary] ラインは 17-70mm DC のように廉価なズームレンズ中心、となると、最近のシグマの傾向として高画質に振った [Art] ラインが増えるのは解りますが、2 万円足らずで買える DN シリーズも含まれるとなると「まるで超サイヤ人のバーゲンセールだな」状態...。

まあ、売り文句は売り文句として、実際のレンズの画質さえ良ければあとは些末な問題ですが。とにもかくにも、自分で実写して確認してみたいところ。レビューしてみたいですね...>誰となく。

投稿者 B : 00:24 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2013/09/20 (Fri.)

SIGMA USB DOCK

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シグマ 18-35mm F1.8 DC HSM をレビュー用にお借りしたときに、これも一緒に借用していました。

シグマ / USB DOCK UD-01

SIGMA USB DOCK

Contemporary/Art/Sports へのレンズラインアップ再編の際に、ともに発表されていたレンズ調整/カスタマイズツールです。これまで、ボディ側で AF のアジャストを行う機能が搭載されたカメラは存在していましたが、レンズそのものを調整する本格的なツールをレンズメーカーが一般ユーザーに提供したのは、これが初めてではないでしょうか?私も、これがどんなものかは気になっていました。

SIGMA USB DOCK

プラスチック製の筐体に、レンズマウントと電子接点、USB ポートがつけられただけのもの。ちょっと分厚めなレンズリアキャップぐらいに見える代物ですが、このシンプルなデバイスを介して、PC からレンズの設定を行います。

SIGMA USB DOCK

裏側にはインジケータ LED が。なんとなく、この USB DOCK を下に敷いてレンズを上にセットするようなイメージがありますが、レンズの前玉を下にして、USB DOCK を上に載せるのが正しい置き方です。まあ、短めのレンズならともかく、120-300mm F2.8 のような重量級レンズの下に敷いたら壊れかねませんしね(^^;;。

SIGMA Optimization Pro

レンズの設定には、Web から専用ソフト「SIGMA Optimization Pro」をダウンロードして PC にインストールします。

SIGMA Optimization Pro

試しに手持ちの 35mm F1.4 DG HSM をセットしてみたところ、いきなりレンズファームウェアのアップデート通知が。おお、アップデートが出ていたことにすら気づいていませんでした(笑。

SIGMA Optimization Pro

というわけで、そのままアップデート。アップデート内容は、この USB DOCK に対応したことくらい。

そもそも、他社製ボディ経由でシグマレンズのファームウェアをアップデートする仕組みがないので、レンズファームを更新しようと思ったら、シグマのサポートにお願いするか、この USB DOCK を使うしかないんですよね。ま、レンズのファームを更新することもあまりないでしょうが。

SIGMA Optimization Pro

USB DOCK を使ってできることは、ファームウェアアップデートと「カスタマイズ」。

SIGMA Optimization Pro

「ピント調整」と「カスタムモード設定」の二つのボタンがありますが、35mm F1.4 DG HSM ではピント調整しかできません。Sports シリーズでは「カスタムモード設定」を使って AF リミッターのユーザーモード設定ができるようです。あと、画面上に「AF や OS の設定ができる」と書いてあるので、レンズによっては手ブレ補正に関する調整もできそうです。

SIGMA Optimization Pro

ピント調整は、最短撮影距離から無限遠までの 4 段階のフォーカス位置に関して、ピントの前後を微調整することができます。私の 35mm F1.4 DG HSM は特にピントずれを感じたことがないのでいじりませんが...。

SIGMA Optimization Pro

18-35mm F1.8 DC HSM では、代表的な焦点距離×4 段階のフォーカス位置に対して調整可能。これ、USB DOCK 単体で調整結果を実写確認できないので、調整したらカメラに付け替えて実写確認するしかなく、本気で調整しようと思ったらかなり大変なんじゃないですかね...。まあ、今まではメーカーサポートに(場合によっては組み合わせるボディもセットで)送って調整してもらうしかなく、それでも自分の好み通りに調整されてくるとは限らなかったので、自分である程度好きなようにできる、というだけでも画期的だとは思いますが。

SIGMA Optimization Pro

ちなみに、非対応レンズ(Contemporary/Art/Sports に分類される以前のシグマレンズやキヤノンの EF レンズ)をつけてみたところ、当然ながら非対応のメッセージが出てきて何もできませんでした。私の場合、手持ちのレンズに関してピント調整の必要を感じてはいませんが、50-500mm OS に関しては、フォーカスリミッターのカスタム設定ができると、野鳥でもモータースポーツでも今以上に撮りやすくなると思うんですよね。なので、50-500mm OS が Sports シリーズとしてリニューアルしたら、けっこう本気で買い換えを検討するかもしれません。

シグマ / USB DOCK UD-01 (キヤノン用)

B00CBQ5YOS

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投稿者 B : 00:18 | Camera | Camera Accessory | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2013/09/17 (Tue.)

Manfrotto befree

「旅行先に持って行けるそこそこの三脚選び、って難しいよねえ」という声を聞いたような気がしましたが、私はこの夏からこんな新兵器を投入しています。

Manfrotto / befree アルミニウム三脚ボール雲台キット MKBFRA4-BH

Manfrotto befree

もともと、ちょっとした撮影程度ならば手持ちで済ませてしまう機動力重視派だったんですが、最近夕景~夜景を撮ることが増えてきて、旅行でなくても持ち運びやすい三脚が欲しくなったので。愛用のカーボン三脚 190CXPRO4 はこのクラスにしては軽いけど、絶対重量として決して軽いわけではなく。電車移動が中心な私としては、最初から三脚を使うつもりで、自分自身に覚悟があるときくらいしか持ち出そうとしていないのが実情。ならば機動性重視の三脚も一本持っておいて損はないかな、と思って買い増し。

ちなみに先日の木更津の海上電柱はこの三脚を使って撮影したものです。

Manfrotto befree

三脚選びにあたっては、これはどちらかというとミラーレスでの使用を重視して軽くてコンパクトなものを、と考えていました。具体的な候補は、Manfrotto の「COMPACT 三脚フォトキット」か「293A4」三脚のボール雲台セット。特に後者は APS-C の中級一眼レフでも使えるスペックで、クイックリリースシュー対応雲台までついて 1 万円そこそこ、というコストパフォーマンスの高さ。

でも、いざ店頭で触ってみると、COMPACT 三脚はいくらコンパクトといっても脚のしなりが大きく、最大伸張時にちょっと頼りなさげな感じ。293A4 はさすがにしっかりしているけど、日常的に持ち運べるか?と言われると、もう一声コンパクトになってほしい。無い物ねだりということは解っていても、悩むよなあ...と思っていたら、293A4 の隣に展示されていたこの「befree」が目に留まりました。
比べてみると、befree は 293A4 と同じくらいの安定性があるにも関わらず、293A4 よりも軽く、コンパクトに折りたたむことができます。その分、価格も 2 倍くらい差がありましたが(汗)、私の今欲しい三脚はこれだったんだよ!というくらいに最適で、完全に想定外だったけど衝動的に買ってしまったというわけ。

Manfrotto befree

携行時には脚を雲台側に折りたたむことで、通常の三脚よりも大幅に短い格納高を実現しています。その短さは 40cm と、293A4 の 2/3、実に COMPACT 三脚と同等というのだから、耐荷重 4kg 級でこれ以上に小さくできるものはなかなかないでしょう。

鋭角なデザインにブラック/シルバー/レッドの配色ってなんだか中二っぽいセンスですが、機動力重視のスポーティな三脚なら、こういうのもアリか。

Manfrotto befree

銀色のストッパーを 3 段階に動かすことで、開脚の角度を 2 段階(+折りたたみ)から選択できるようになっています。

Manfrotto befree

携行用の持ち運びサイズでなく、単純に脚を折りたたんだだけの状態でもかなりコンパクト。撮影場所でのちょっとした移動時にも助かります。

Manfrotto befree

付属の雲台は、コンパクトなボール雲台。これでも 7D+70-200F4 クラスならば十分堪えそうではありますが、超望遠級になると厳しめ。ボールの締まりについてはそれほど不安はありませんが、しっかり締めても水平方向の回転軸に角度方向のグラつきを少し感じるので、マクロ撮影等で高精度に追い込みたいときにはちょっと不安。精度を求めるならばよりハイグレードな雲台に交換したいところですが、この雲台込みでコンパクトさを実現している部分もあるので、悩ましいところ。雲台を換えると折りたたみを諦めるか、雲台を別に持ち運ぶ必要があります。まあ、雲台を別にしても一般的な三脚よりははるかに持ち運びやすいですが。

Manfrotto befree

この三脚の嬉しいところは、原則ケース別売の Manfrotto 三脚にあって、これだけはちゃんとキャリングケースが付属しているところ。同社の中でも特に持ち運びを重視したシリーズであることが分かります。

Manfrotto befree

190CXPRO4 と比べるとこれくらい違います。befree はさすがに通勤鞄には入らないものの、キャリングケースがついていることもあって、これならば仕事帰りに夜景でも撮りに行きたいときに、気軽に持ち歩けるサイズ。たまにある、三脚持っていこうかどうしようか→現場に行ってから「やっぱり持ってくれば良かったああ!」をこれならば解決できます。クルマ移動の人にはあまり気にならないかもしれませんが、電車移動だとこの違い、小さいようで大きいんですよね。

Manfrotto befree

ただ、伸ばしたときの高さはさすがに違いが出ます。脚自体の長さに加えてエレベーターの長さにも差があるせいで、190CXPRO4 と比べるとずいぶん低い。190CXPRO4 のほうは身長 180cm の私が背筋を伸ばしたままファインダを覗ける高さを確保できますが、befree のほうは屈まないと無理。まあ三脚使用時は自分の目の高さに合わせることよりも構図を重視して決めることのほうが多いので、それ自体はさほど問題にはなりませんが、上から見下ろし気味のアングルで使えないのは困る場面が出てくるかもしれません。まあ、それよりも「必要なときに躊躇わずに持ち出せる機動力」のほうが、三脚には必要とされることが多いでしょうが。

そんなわけで、befree は今後私のメイン三脚になりそうな予感。
「三脚は 3 度買い換える」というので、あと 1 回くらい違う用途のものを買い換え/買い増しする機会はあるかもしれませんが...。

Manfrotto / befree アルミニウム三脚ボール雲台キット MKBFRA4-BH

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2013/08/07 (Wed.)

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM:レビューはじめます

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最近、ちょっとレビューづいてしまっていますが...またしても試してみたい製品のレビュー企画があったので、「みんぽす」でシグマの新レンズ、18-35mm F1.8 DC HSM をお借りしました。

シグマ / [Art] 18-35mm F1.8 DC HSM

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

同社の「Art」ラインに属するこのレンズ。120-300mm F2.8 とか、200-500mm F2.8 とか、私も愛用する 50-500mm とか、良くも悪くもニッチ、もっと良く言えば変態(誉め言葉)なレンズが多いシグマの中でも、おそらく最もブッ飛んだスペックのレンズがこの 18-35mm F1.8 ではないでしょうか。ズームレンズは明るくても F2.8 まで、という常識を覆し、APS-C 専用ながら F1.8 通しのズームという、我々の度肝を抜いてくれたこのレンズ。ぜひ一度試してみたいと思っていました。特に、私は EOS 5D Mark III を買ってからは EOS 7D は完全に望遠専用(もっと言うと 50-500mm 専用)ボディとなってしまっていましたが、このレンズは久しぶりに超望遠以外で「あえて 7D を使う理由」を与えてくれる可能性があります。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

ちょっと前までだと、レンズメーカーのレンズはカメラメーカーの純正レンズと比べて安さを重視して買うもの、という印象でした。現在でもそれは変わっていない部分はありますが、エントリーモデルの一眼レフなら 4 万円でレンズキットが買えてしまう時代ですからね...。そういう環境にあって、「ニッチだけど用途にハマる」「玄人好きのするスペック」「あえて王道レンズの画質で大手メーカーと勝負」という部分での商品展開を強化している近年のシグマの姿勢には共感するところがあります。このレンズも、スペックを見ただけで、まさにそういう製品づくりの結晶である、と感じます。
あえて難を挙げるとすれば、昨年からの「フルサイズ祭り」とも言える各社の新製品攻勢の中で、あえて APS-C 専用として出してきた、というタイミングの難しさでしょうか。まあ、フルサイズ対応で F1.8 だとどれだけ大きく重いレンズになったか...と想像すると、これは APS-C 専用だからこそ製品化できたものでしょうが。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

岩崎一郎デザインになってからのシグマレンズは、写りだけでなく外観も美しいですね。見た目は写りには全く関係ありませんが、写欲を刺激するという点では、レンズの外観も非常に重要だと思います。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

鏡筒には発売年のヴィンテージである「013」の刻印が。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

私の愛用する 35mm F1.4 DG HSM との比較。太さはほぼ同じですが(フィルタ径は 18-35mm のほうが大きくて φ72mm)、ズームレンズだけあって 18-35mm のほうが全長はずいぶん長いです。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

EOS 7D に装着してみるとこんな感じ。キヤノンの APS-C センサで使うと約 29-56mm F1.8 相当のレンズになります。広角ズームというより「テレ側が妙に短い標準ズームレンズ」という画角。標準ズームレンズとしてはお世辞にも使い勝手が良いとは言えませんが、「28mm F1.8・35mm F1.8・50mm F1.8 という三本の大口径単焦点レンズをまとめて持ち歩き、かつレンズ交換なしで使える」と考えると、とても面白いレンズだと言えます。

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

でもレンズ全長はやっぱり長いですね。具体的には、サイズ(最大径×全長)はキヤノンの EF100mm F2.8L MACRO IS USM とほぼ同じで、重さは 18-35mm F1.8 のほうが約 185g 重い。重量級のクマデジタル氏をして「ズッシリ重いです。こんなに重かったかなぁ」と言わしめる 100L MACRO よりも重い、というのはちょっと持ち運びに躊躇しそう。それでも F1.8 の単焦点レンズ三本を持ち歩くことを考えれば(ry

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM

ともあれ、とても気になっていたレンズを試用できる機会に恵まれて嬉しいです。これから夏休みに入っていくので、重点的にいろいろ撮ってみたいと思います。

シグマ / [Art] 18-35mm F1.8 DC HSM (キヤノン用)

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投稿者 B : 00:18 | Camera | DSLR | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック