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2013/07/07 (Sun.)

Canon EOS 70D

キヤノン、新AF機構でライブビューAFが高速化した「EOS 70D」

EOS 70D

何かと話題の EOS 70D ですが、さっそくキヤノン S タワーで実機に触ってきました。8 月下旬発売なのにもうワーキングサンプルが触れる、というのはけっこう珍しいのではないでしょうか?もちろん、発売までにファームウェアが更新されて、AF 周りの挙動なんかはさらに改善される可能性がありますが。

とはいえ、70D は 60D の進化形なので、外見からはあまり大きく進歩した印象は受けません。あくまで 60D のマイナーチェンジ版、に見えますが、中身はけっこうアグレッシブに進化しています。

EOS 70D

シャッターボタンの脇に小さなボタンがひとつ増設されています。7D や 5D3 では M-Fn(マニュアルファンクション)ボタンで、私は水準器表示に割り当てていますが、70D では「測距エリア選択モード切り換えボタン」となっています。1 点 AF/ゾーン AF/19 点自動選択 AF の切り替えと AF フレームの選択を操作するためのボタンです。中級機以上では AF フレームの選択のしやすさが、特に動体撮影では重要になってくるので、これはなかなか使いやすそう。その代わりマルチコントローラがない、というのは、マルチコントローラのデフォルト動作 AF フレーム選択に割り当てている私からすると、良し悪しでもありますが...。

ちなみに、なにげにこの機種から 2 桁シリーズにも透過型液晶採用のインテリジェントビューファインダ搭載になっているんですね。7D で完全に慣れているので 60D と比べてみるまで気がつきませんでしたが(笑)。グリッド表示やゾーン AF フレーム、水準器などが OVF で表示できる、というのは慣れるととても使いやすいものです。ただ、水準器は左右方向の傾きしか検出してくれないようなのは、上位機種に対するコストダウンが見られる部分でしょうか。まあ、左右の傾きが把握できれば十分、ということが多いので、あまり困らないでしょうが。

EOS 70D

この機種で最も気になるのはライブビューじゃないでしょうか。「デュアルピクセル CMOS AF」が 60D に対する最大の進化点と言って良いと思います。
実際にライブビューで AF を使ってみたところ、今までの EOS のライブビューは何だったんだ、というくらいに速い。被写体によっては動き出しの瞬間に一瞬考え込むような動きをする場合もありますが、今までのコントラスト AF や EOS M のハイブリッド CMOS AF のような「合焦の最後で迷うような挙動」がなく、スッと合わせに行ってくれるのが気持ちいい。OVF の位相差 AF にはまだ追いつききれていないとは感じるものの、コントラスト AF とは違って非 STM レンズでもフォーカシングが速く、これなら実用的と言えるのではないでしょうか。

ただ制限もあって、ライブビュー時に使えるフォーカスモードはワンショット AF のみ。デュアルピクセル CMOS AF の演算負荷が高いのか、AI サーボ AF が使えないので、ライブビューで動きものを撮るのには向いていません。APS-C の中級機というと、スポーツや野鳥撮影に使われることも多いわけで、それに対応できないというのはちょっともったいない。まあ、風景などの静物撮りには十分なスピードの AF ですし、動きものを撮るならライブビューではなく、ファインダを覗いて安定したフレーミングを行うことが重要なので、それをふまえても仕様かもしれませんが。この制限も DIGIC の高性能化に伴って解消されていくものと思われますが、現時点での性能でも、むしろ Kiss や EOS M に入ってきたら、一眼カメラでのライブビュー撮影が今まで以上に当たり前になりそうだな、と感じます。

EOS 70D

さらには Wi-Fi も入っているし、イメージャの画素数はアップしながら高感度性能も 60D より向上。しかもタッチパネルにも対応。個人的には、EOS 7D を買って以来、2 桁シリーズにはほとんど興味がなくなっていましたが、70D はけっこうすごい。私の 7D は最近望遠での野鳥・レースカー撮影に特化しているので、仮に 7D Mark II が出ても 7D を使い続けようと思っているくらいには満足していたのですが、この 70D の進化が 7D Mark II に入ってきたら、ちょっとグラッと来てしまいかねません。これはまずいものを見ちゃったなあ。

キヤノン / EOS 70D

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2013/06/30 (Sun.)

続・Touit 銘板の刻印の違い

先日、Touit 2.8/12 の銘板の刻印には「Carl Zeiss」と「ZEISS」の 2 種類が存在するというエントリーを書いたところですが、スペインのカメラ系速報サイト「Foto Actualidad」で、こんな記事を発見しました。

De Carl Zeiss a simplemente ZEISS

スペイン語なのであまりまともに読めないんですが(汗、おそらくこういうことだと思われます。

カール・ツァイスはブランドを簡略化することを決定した。光学メーカーとしてよく知られた名称をやめ、今後製造される製品には単に ZEISS という刻印のみが記される。Touit シリーズには新しい表記が適用されるが、初期ロットは Carl Zeiss の表記で出荷されており、これは将来オークションで高値で取引されることになるだろう。

なるほど。今後は「ZEISS」という表記になる、と。
初期ロットには「Carl Zeiss」表記のものが混ざっているようですが、言われてみればフォトヨドバシデジカメ Watch に掲載されたレビューは発売前という時期的に商品ではなくメーカー貸出品だろうし、クマデジさんがレビューしてる個体も貸出機。メーカーのデモ機材は試作機や初期ロット品であることが多いので、これらのレビュー記事に出ているのが「Carl Zeiss」表記がほとんど、というのは納得できる話です。あと、1.8/32 のほうでまだ「ZEISS」銘の個体の報告がほとんどないのは、生産開始時期や製造ロット数などが理由じゃないかと思われます。

「Carl Zeiss」をやめて「ZEISS」に変えていく論理的理由が示されていないのでなんだか釈然としない話ではありますが、今後は「ZEISS」が主流になる、というのは確定事項のようですね。そうすると、まだ「Carl Zeiss」表記のものが出回っている 1.8/32 のほうはレア化を見越して早めに確保しておいたほうがいい、ということでしょうか(笑
それから、コシナやソニーで作られているツァイスレンズの刻印も今後変わっていくの?というのも、気になるところではありますが...。

(追記)
Foto Actualidad の記事内からツァイス公式 blog のエントリーにリンクがありました。

From "Carl Zeiss" to "ZEISS" - a brief story about our brand communication | Camera Lens Blog

つまりは企業ロゴとして世界的に浸透している「ZEISS」にブランド名の表記も統一していく、ということなのですね。「Carl Zeiss」は財団名および社名であり、ブランド名としては「ZEISS」であると。このポリシーからいくと、他社が製造販売しているレンズも順次「ZEISS」表記に切り替わっていく、ということになりそうですね。

Carl Zeiss / Touit Planar T* 32mm F1.8 E-mounticon

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2013/06/22 (Sat.)

Touit 銘板の刻印の違い

Touit 32mm F1.8 のレビューを始めて気がついたのが、Touit ではレンズ銘板のブランド名の刻印が「Carl Zeiss」と「ZEISS」で混在している、ということ。

Touit

ふと思い立って CP+ で参考展示されたときの写真を見返してみたら、あのときに展示されていたものは 12mm、32mm ともに「Carl Zeiss」。
まあ、あのときはまだ「Touit」というシリーズネームさえ刻印されていない試作品だったしなあ、と思って製品版の他の個体についてググってみたら、大手サイトでレビューされているものはどれも「Carl Zeiss」の刻印のもの。

カールツァイス「Touit 2.8/12」
[PY] フォトヨドバシ Carl Zeiss Touit 2.8/12 with FUJIFILM X-E1 実写レビュー | photo.yodobashi.com |
CarlZeiss Touit 12mm - Bic Photo Style
マップカメラ | マップカメラ情報 | 【本館3Fより】Carl Zeiss新製品「Touit」のご案内!! | 交換レンズ

さらには、ツァイス公式の Touit 製造工程を公開した動画に登場しているのも「Carl Zeiss」表記だし、

製品カートンに印刷されている写真の刻印も「Carl Zeiss」。

Touit

以上のことから勘案すると、やっぱりオフィシャルには「Carl Zeiss」表記のものが正統なんだろうなあ、と推測されます。
でも、購入した個体が「ZEISS」表記だった人は私の他にも何人かいらっしゃるようで。ロットによって混在している可能性が高いですね。いっぽうで、ググって調べた限りでは、32mm のほうには「ZEISS」表記の個体は存在していないようです。

「ZEISS」と刻印された私の個体にも T.Biblmin さんのサイン入り検査票はちゃんと入っているので、歴とした正規品だし、写りにはまったく影響がない話ではありますが、個人的にはやっぱり「Carl Zeiss」のほうが良かったなあ...とは思いますね。

P50/1.4

刻印の話で言えば、Touit の縦長フォントで文字間もしっかりカーニングされた現代的な刻印よりも、コシナツァイスや YASHICA/CONTAX のような横長で等幅フォントの刻印のほうが「いかにもツァイス」らしくて良かったのに、と思っています。まあただの懐古趣味ではありますが...。

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2013/06/21 (Fri.)

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

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先日 Touit 12mm F2.8 を買ったところですが、「みんぽす」のレビュー企画で今度は 32mm F1.8 を試用できることになりました!

というわけで、これからしばらくの間 Touit 32mm F1.8 のレビューをお届けします。

Carl Zeiss / Touit Planar T* 32mm F1.8 X-mount

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

今回お借りしたのは、Touit 32mm F1.8 のフジ X マウント用。12mm と同じく豪華なつくりの化粧箱に収められていました。しかも、この化粧箱に印刷されている製品写真が、E マウント用の箱には E マウント用の、X マウント用には X マウント用の写真がちゃんと使われているというのが、芸が細かい。さすがはツァイス、こういうところにも手を抜いていません。

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

32mm F1.8 なので、APS-C 機で使うと 48mm F1.8 相当の画角になります。つまり、ほぼ標準単焦点レンズど真ん中のレンズ。ズーム全盛の時代にあっても、どのメーカーもちゃんとした単焦点レンズを用意している激戦区のセグメントですが、そこに参入一発目から王道のレンズを投入してくるあたり、ツァイスの本気がうかがわれます。典型的なダブルガウスタイプ、「誰がどう見ても Planar」という構成のレンズを AF で使えるというのは、やっぱり嬉しい。

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

X マウントなので、鏡筒にはフォーカスリングのほかに絞りリングがついています。でも X マウントの絞りはあくまで電子絞りで、このリングは絞りのマニュアル調整をメカ的な操作でやるためだけに存在します。なので、絞りリングに「A(絞りオート)」の指標がついていて、プログラムオート/シャッタースピード優先として使いたいときにはリングを「A」に合わせます。

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

私物の E マウント Touit 12mm F2.8 と。フードなしでのデザインは 32mm のほうが成立していますね。

よく見たら、前玉の縁の刻印が 12mm は「ZEISS」なのに、32mm のほうは「Carl Zeiss」...何か意味があって分けてあるんでしょうか?どうせなら統一しておいてほしいところですが、オールドレンズ厨的には旧東独ツァイスのレンズ銘板が出荷時期や仕向けによって「Carl Zeiss Jena」だったり「aus JENA」だったり「Ernst Abbe Jena」だったり混在していることを思い出します(笑。

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

続いて X マウントの FUJINON XF35mm F1.4 R と。フジ純正のほうがスペック的には明るいにもかかわらず、Touit 32mm のほうが微妙に大きく重いという。まあ大きさ重さの差は微々たるものですが、開放 F 値の 1.4 と 1.8 はけっこう大きな差だと思います。これは Planar にこだわらないなら純正のほうがお買い得かもしれません。

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

フィルタ径はどちらも 52mm ですが、XF35mm のほうが開放 F 値が明るい分、前玉は一回り大きくなっています。代わりといってはなんですが、Planar のほうには赤い T* の刻印が...!

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

マウント面はどちらも梨地加工。レンズマウントの仕上げはスピン加工にするメーカーのほうが多いと思いますが、梨地というのはけっこう珍しいような。Touit 32mm と XF35mm、鏡筒の形なども含めけっこう似たところが多いレンズです。試しにフードが流用できるか付け替えてみましたが、さすがにそれは無理でした(笑

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

X-Pro1 につけてみました。

それほど違和感はないですが、X-Pro1 のレトロ全開な本体デザインには、つるんとしたデザインの Touit よりもメカメカしいデザインの FUJINON のほうが似合うかなあ。

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

MF で使うなら、フォーカスリングがゴムな Touit よりも、ローレットの完食が心地良い FUJINON のほうが写欲を刺激してくれる気がしますね。

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

付属のフードはかなり長めで、フードを装着するだけでレンズの全長が 2 倍近くまで伸びてしまいます。持ち歩き時には逆向きにつければいいとはいえ、撮影時にはちょっと邪魔になるかも...。XF35mm のフードはこの半分くらいの長さなので、流用できればよかったんですが...。

Carl Zeiss Touit 32mm F1.8

というわけで、しばらく試用させていただきます。マニュアル志向の X-Pro1 で使う Planar は、他のマウントで使う Planar とはまた違った刺激を与えてくれそう。でも、50mm 前後は基礎にして最も難しい画角でもあるので、何を撮りに行くか、悩むなあ。

Carl Zeiss / Touit Planar T* 32mm F1.8 X-mounticon

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投稿者 B : 00:32 | Camera | DSLR | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2013/06/07 (Fri.)

ツァイス Touit 用のレンズフィルタ選び

Touit 12mm 用のレンズプロテクタを買いました。

ソニー / VF-67MPAM

VF-67MPAM

ツァイスレンズにはやっぱりツァイスのフィルタでしょう。レンズプロテクタとしてはかなり高価な部類に入りますが、ここはこだわりたかった部分。

ちなみにツァイスブランドのレンズフィルタはソニー製コシナ製が発売されていて、どちらを買うかは迷いました。以前、コシナから発売された当初は偶然にもソニー製とコシナ製でフィルタ径があまりかぶっていなかったのでレンズの径によってどちらを買うか自ずと決まってしまいましたが、いつの間にかコシナから主要な径のフィルタがほとんど発売されていて、現時点ではこんな状況になっています。


ソニーコシナ
フィルタ種別MC-P
ND
C-PL
UV
C-PL
40.5mmMC-P
43mmUV
46mmUV
49mm
52mm
55mm
58mm
62mm
67mm
72mm
77mm
82mm
95mmUV

コシナの品揃えにほとんど隙がないですね...。Touit のフィルタ径は 32mm F1.8 が 52mm、12mm F2.8 が 67mm なので、両方揃えるならコシナのほうがいいでしょう。が、コシナ製は入手性がよろしくなく、ヨドバシの本店クラスでもなかなか置いてない。Amazon 等で買うという手もありますが、私はとりあえず 32mm F1.8 のほうは今のところ買う予定はないので、67mm 径の入手性を重視して選びました。

VF-67MPAM

Touit 12mm は前玉が大きく張り出しているので、やっぱり MC プロテクタをつけると安心感がありますね。

レンズ側面から T* の刻印が見えているのも誇らしいです。

VF-67MPAM

...ま、レンズフードをつけると全く見えなくなっちゃいますがね(;´Д`)!!

このレンズ、超広角なのでフレアを防ぐ必要もありますが、それ以上にレンズのたたずまいとしてフード装着時のほうが明らかに美しいので、フードは必須だと思います。

ちなみにこのフード、持ち歩き時には当然レンズに逆付けすることができて、つけてみると

Touit 2.8/12

こんな感じ。この状態でもかなりかさばりますね...。
それでも、やっぱりこのレンズにはフードつけて使いたいので、この状態で持ち歩きます。

12mm(18mm 相当)の画角は難しいけど面白いですね。このレンズを介して見ると、世の中の見え方が一変します。構図やパースのつけ方をよく考えないと、途端に寂しいか五月蠅い感じの絵になってしまうので、構図力と発想力が試される感じ。しばらく重点的に使い込んでみたいと思います。

ソニー / VF-67MPAM

B002R8DOGK

投稿者 B : 00:37 | Camera | Camera Accessory | コメント (2) | トラックバック

2013/06/02 (Sun.)

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

買 っ て し ま い ま し た ! ! !

Carl Zeiss / Touit Distagon T* 12mm F2.8 E-mount

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

今年初めまで完全に予定外だったこのレンズ。それでも、T* をアイコンに使っている身としては私が買わずに誰が買うんだァ!という勝手な意気込みで(ぉ)買わざるを得ませんでした。他に欲しいレンズがあって貯めていたお金やポイントがあったんだけどなあ...(遠い目

ツァイスからミラーレスカメラ用にリリースされた「Touit」シリーズのレンズ。Planar 32mm のほうは画角的にかぶるレンズを何本も持っているので、あまりかぶっていない Distagon 12mm のほうをチョイスしました。広角は苦手意識があるけどモノにすべく最近試行錯誤しているところでもあるし。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

「一眼レフ用の標準ズームレンズが入っている」と言われても信じてしまいそうなサイズの箱は、さすがに高いだけあって豪華な包装。外側の海苔巻き状のカバーを外すと中からもう一つ箱が出てきます。

そこに記された "Für diesen moment arbeiten wir." というメッセージは、日本語にすると「この瞬間(箱を開けてもらう瞬間)のために私たちは取り組んでいます。」。Apple が言うところの「この製品はあなたに出会うために作られたのです」というのとほぼ同意ですかね。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

この蓋を跳ね上げると、製品の形状ピッタリにくり抜かれたウレタン(しかもツァイスのコーポレートカラーであるブルーのウレタンをわざわざ使っている)に、レンズが丁寧に収められていました(写真では撮影用に外しちゃいましたが、本当はレンズもフードもビニール袋にくるまれています)。箱が妙に大きかったのはこのせいですね。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

レンズのフロントに刻まれた社名が「Carl Zeiss」ではなく「ZEISS」であったり、ツァイスの交換レンズではほぼ必ず刻印されていたシリアルナンバーが見当たらなかったり(シリアルはレンズ底面に印刷)、今までのツァイスレンズとは微妙に趣が異なります。同じ E マウント用ツァイスでも S24/1.8 のほうがむしろ伝統的なツァイスレンズらしさを備えているような。

フランジバックの短いミラーレスカメラ用であるにも関わらず、Biogon ではなくあえてバックフォーカスの長い Distagon 構成を採っているのは、バックフォーカスの短いレンズ構成ではイメージセンサへの光の入射角が浅くなって色かぶり等の問題が発生する可能性が高いため、ということでしょうか。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

両側面にツァイスのエンブレム。レンズ取付指標はツァイスブルーになっています。

それにしてもまるでラッパのような形状。曲面的なデザインで、これだけ見ていると正直微妙なデザインだなあ、と感じます。もっとメカメカしいデザインのほうが所有欲は満たされるのになあ。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

フォーカスリングはラバー製。突起が一切ないリングですが、触ってみた感じではラバーの摩擦係数が高く、滑りにくくはなっています。まあ、AF レンズだし、広角レンズなので MF でシビアにピントを合わせることが多いレンズでもないですしね。
でも、ラバーのピントリングは経験上、経年劣化で白化しそうなイメージがあるので、そこだけがちょっと心配。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

広角レンズだけあって、デカい前玉が突出しています。これだけでご飯三杯(ry

フィルタ径は 67mm なので、けっこうフィルタのコストも馬鹿にできません(;´Д`)。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

マウントは当然金属製ですが、梨地仕上げなので高級感は正直あまりないかな...。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

付属のレンズキャップはフロント・リヤともに今までのツァイスレンズのどれとも違うタイプ。これはどこのメーカーが製造しているのでしょうか...。やっぱり噂にあった京セラオプテック?

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

レンズフードは花形でかなり大ぶりなもの。超広角レンズなのでフードはこうなってしまうのは仕方ないですが、携行性は落ちちゃいますね。構図に光源を直接入れるのでなければ、レンズコーティングだけである程度防げてはしまうでしょうが。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

NEX-5R に装着してみました。

うーん...やっぱりレンズデザインは微妙かも。それでも、クラシカルなデザインのフジ X シリーズよりもまだ NEX のほうが多少サマにはなっているような気がします。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

花形フードもつけてみました。フードの形状が、鏡筒のボディラインの延長線上に来るようにデザインされているので、このレンズのデザインはフードまで含めて初めて成立するようになっているんですね。こうやってフード込みで見ると、なかなかイケてるデザインに見えてきた(笑

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

代わって NEX-7 につけてみました。NEX-5R だとさすがにフロントヘビーになってしまう印象でしたが、NEX-7 のほうがボディとのバランスはデザイン・サイズ両面で取れていますね。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

あー、確かにこうやって見ると NEX-7 との組み合わせならしっくり来る。

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

前玉の大きさがフードでさらに誇張されるので、いかにも良い写真が撮れそうな気がしてきます(ぉ

Carl Zeiss Touit 12mm F2.8

まだまともに試写できていないので、ボディにつけてちょっと触ってみた程度での操作感ですが、前評判であった「AF が遅い」というのは確かにそうですね。NEX-5R のファストハイブリッド AF に対応していないのでコントラスト AF になってしまうわけですが、同じコントラスト AF で比べても他の E マウントレンズ(シグマ DN も含む)より遅いです。いかにもコントラスト AF 的な挙動(ピント位置を前後させながら合わせていく)が他のレンズよりも目立つ印象で、AF 駆動音がそれなりにすることもあって、余計に遅く感じるのかもしれません。また、絞り羽根の動作音もけっこう大きめ。
まあ、レンズの性格的に AF が速くないことはさして問題にはならないような気もしますが、どの程度イライラするか、あるいは逆に気にならないか、はしばらく使ってみて判断したいと思います。今週末はもう撮りに行けそうもないので、本格始動は来週かな...。

Carl Zeiss / Touit Distagon T* 12mm F2.8 E-mounticon

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2013/05/16 (Thu.)

Carl Zeiss Touit

カールツァイス、ミラーレス用レンズ「Touit」の国内発売日・価格を決定

出たーーーーー。

今年の CP+ で参考出品していたツァイス製ミラーレス用交換レンズが「Touit」として正式発表されました。
発売されるのは以下の 2 本。

  • Touit 2.8/12(レンズ構成:Distagon T* 12mm F2.8)
  • Touit 1.8/32(レンズ構成:Planar T* 32mm F1.8)

さらに年内には Makro-Planar 50mm の発売も予定しているとのことで、楽しみです。特に E マウントは今のところマクロが 30mm しかないので、もう少し長くてパースのつきかたが自然な中望遠マクロは一本欲しかったところ。

フォトヨドバシにはさっそく作例が上がってますが、どちらもやばいレベルじゃないですか...。

[PY] フォトヨドバシ Carl Zeiss Touit 2.8/12 with SONY NEX-5N 実写レビュー | photo.yodobashi.com |
[PY] フォトヨドバシ Carl Zeiss Touit 1.8/32 with SONY NEX-5N 実写レビュー | photo.yodobashi.com |

まあ、フォトヨドバシはどんな機材使ってもスゴイ作例と物欲を刺激するテキストを書いてくるので割り引いて考える必要はありますが(笑)、これはちょっと使ってみたい。

32mm のほうは CONTAX G 用の P35/2 とかぶるので、買うとしたら純正にはない焦点域の単焦点レンズである 12mm F2.8 かな。超広角レンズは一本欲しいと思っていたところでもありました。

欲しいけど発売が 6/1 だとかちょっと予想よりも早かったのがちょっと...他に欲しいレンズやカメラもあったけど、悩むところだなあ。

投稿者 B : 01:00 | Camera | DSLR | コメント (2) | トラックバック

2013/05/14 (Tue.)

レンズフィルタが外れないときは

カメラにつけたレンズフィルタやステップアップリングが外れなくなるときって、たまにありますよね。長くつけっぱなしにしている間に固着したり、どこかにぶつけてフィルタ枠が歪んだり、気温の変化で枠が膨張/縮小したり。原因はさまざまでしょうが、私も経験あります。

私が数年前にレンズフィルタが外れなくなったときには、これを買って解決しました。

エツミ / フィルタールーズ M E-5034

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樹脂製のリング状のレンチの内側に細かい突起がついていて、それがフィルタ外枠のローレットと咬み合って、きつく締められたフィルタでも比較的軽い力で外せるようになります。レンチは 2 本ついていて、基本的にはフィルタとレンズ両方をこれで掴んで回すのですが、レンズ側にローレットがなかったり素手で掴みやすいような構造であれば、フィルタ側だけレンチを使っても良い。
ペンチとか手元にある工具をいろいろ使って解決したくなるところですが、勢い余ってレンズに傷をつけたりしたら泣くに泣けないじゃないですか...。

まあ、かくいう私もこのフィルタールーズよりも先にこのグッズを見つけて試したりもしたんですが、

ケンコー / らくらくラバー 2 枚セット

B0034DMSSC

あまりにも固い場合は、このラバーを使ってもフィルタが回らずに、逆にラバーが滑ってフィルタのローレットでラバーが削れてくるような状態で(笑)、使い物になりませんでした。その後改めていろいろ物色して、フィルタールーズを見つけたわけですが、同じような人が多いのか Amazon では「この商品を買った人はこんな商品も買っています」に双方が出てきますね(笑

フィルタールーズはフィルタ径に合わせて 2 種類のサイズがあるので、手持ちのレンズの径に合わせて 1 本持っておくと、いざというときに重宝すると思います。

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2013/04/27 (Sat.)

CRUMPLER THE ANCHOR

ちょっと気になるカメラストラップが発売されていたので、試しに買ってみました。

Crumpler、2点吊りコンパクト用やループ脱着式などカメラストラップ6モデル
CRUMPLER / THE ANCHOR (ライフル/ブラックストライプ)

THE ANCHOR

一眼レフ用に The Industry Disgrace ばかり何本も買い続けているお気に入りの CRUMPLER から、主にミラーレスカメラ用と思われる新シリーズとして登場した「THE ANCHOR」。カラーバリエーションは 10 種類、と豊富にありますが、単色だとちょっとつまらないし、柄・ロゴ入りも微妙に私の琴線に触れないなあ...という中から、このライフル/ブラックストライプは最も無難にまとまっていたので購入。

ヨドバシの店頭で気がついたのですが、CRUMPLER の従来のカメラストラップはむき出しで無造作に販売されていたのが、今年のモデルからは化粧箱入りになったんですね。

THE ANCHOR

柔らかいコットン素材を採用した 38mm 幅のストラップ。幅広なのでハイエンド系のミラーレス機の重量でも余裕で対応できますが、逆に小型のエントリー機に対してはちょっとアンバランスな気もします。

長さはまあ普通ですが、私は長めのストラップを使うことが多いので、それらに比べると短く、ナナメ掛けにはあまり向かないと思います。身長 180cm の私がストラップを最大長にしてナナメ掛けすると、カメラに肘が当たってしまう程度の長さ。イメージ的には NEX-7 や OM-D、X-Pro1 級のカメラを首から、または肩から提げるのにちょうどいいんじゃないでしょうか。

THE ANCHOR

カメラへの取り付けは二重のニコイル(リング)を介して取り付ける方式になっています。よってテープタイプのストラップが前提のカメラでは取り付けることができないので注意。リングによるカメラへの傷つきを防止する当て革も施されていますが、デザイン上のアクセントになっているとはいえ当て革の面積がちょっと大きすぎるかな。

THE ANCHOR

カメラに取り付けるとこんな感じ。色合いが微妙にジオン風だけど気にしない(ぉ

使い勝手だけで言えばアルチのイージースライダーが最強レベルで使いやすいわけですが、重量級のレンズと組み合わせるようなボディの場合はこちらのほうが負担が軽くて良いかな。それなりに気に入りましたが、もう少しデザインのバリエーションが欲しい気もします。

CRUMPLER / THE ANCHOR (ライフル/ブラックストライプ)

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2013/04/19 (Fri.)

SIGMA 19mm F2.8 DN

買いました。なにげに今年の初レンズ。

シグマ / 19mm F2.8 EX DN (シルバー)

SIGMA 19mm F2.8 DN

ちょうど 1 年前に 19mm F2.8 EX DN を買ったところで、レンズ構成や性能そのものは変わっていないという話ですが、ここまでデザインリニューアルして NEX との一体感を強調されたら、買い換えずにはいられませんでした...。

SIGMA 19mm F2.8 DN

[Art] ラインであることを示す「A」のエンブレムと、金属感あふれる鏡筒。しかも、ピントリングにはローレット一切なし(むしろ指が滑る方向にヘアラインが入っている(笑))という、普通考えつかないようなデザインですが、MF で追い込む類いのレンズではないので、これはこれでアリか。

SIGMA 19mm F2.8 DN

広角レンズなので前玉は小さいながらもピョコッと飛び出しています。デカい前玉もいいけど、こういうのもなかなかグッとくる(笑

SIGMA 19mm F2.8 DN

レンズキャップやフードの類もデザインリニューアルされています。35mm F1.4 DG HSM に始まる、シグマの新しいプロダクトラインに共通するデザイン。

ただ、レンズフロントキャップは従来品よりも厚みが増していて、せっかくのコンパクトなミラーレス用レンズなのにちょっとかさばってしまうのは難点。

SIGMA 19mm F2.8 DN

旧型の 19mm F2.8 EX DN と並べてみました。設計が同じレンズだから当たり前ですが、外装以外はほとんど一緒。新型が「シグマから OEM された純正 E マウントレンズ」と言われても信じてしまいそうなくらい、純正っぽいデザインに仕上がっています。

SIGMA 19mm F2.8 DN

前面から見ると、前枠の刻印も変わっていて、従来はシルバーの印刷だったのが、新型は無彩色のモールド成型になっています。被写体への映り込みを防ぐため、ということですが、実は印刷よりもモールドの方が製造工程を省けるため低コスト、というのは豆知識。見た目はモールドの方が手間かかってそうに見えるんですけどね。

レンズ設計は変わっていないとのことですが、光にかざしてみた感じでは、どうも中群のレンズのコーティングが微妙に変わっているように見えます。旧型は紫色系のコーディングだったものが一部緑色系になっているようです。

あと一点残念なところを挙げるとすれば、設計が変わっていないことで非使用時(非通電時)に鏡筒を振ったときに「カタカタ」と音がする仕様も変わっていません。実使用上問題ないとはいえ、気になるんですよね...。

SIGMA 19mm F2.8 DN

純正 E マウントレンズとも比べてみました。デザインの方向性は本当によく似ていますが、シグマのほうがさらにぶっ飛んでいます(笑

鏡筒の仕上げは純正よりもシグマの方がより光輝度で「磨き上げた」ような質感になっています。純正は光を当てるとやや紫色がかった反射ですが、シグマはより白いというか、緑色っぽく反射します。

SIGMA 19mm F2.8 DN

NEX-5R に装着してみました。この、知らない人が見たら純正レンズだと言われて信じてしまいそうなほどの一体感(笑

SIGMA 19mm F2.8 DN

純正レンズもくびれのない寸胴デザインでしたが、シグマのこれはさらに面の少ない真の寸胴デザイン。私の好きなオールドレンズとは真逆の方向性ですが、NEX-5R にはよく似合っていますね...。

SIGMA 19mm F2.8 DN

フードをつけるとこんな感じ。これならむしろフードの外側もメタリックシルバーにしてしまってほしかったような気もします。

このレンズ、E マウント用は 35mm 判換算すると 28.5mm F2.8 相当。つまり、リコー GR と画素数、センサの素姓まで含めてかなり近いということになります。...何が言いたいかというと、これでリコー GR はガマンしようかと(笑

シグマ / 19mm F2.8 EX DN (シルバー)

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投稿者 B : 19:28 | Camera | My Equipment | コメント (2) | トラックバック