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2018/10/12 (Fri.)

Peak Design ANCHOR LINKS

先日まとめ買いした Peak Design 製品、最後は Anchor Links について。

Peak Design / Anchor Links Camera Strap Quick-Connectors

Anchor Links Camera Strap Quick-Connectors

Anchor Links は「Peak Design 製でない汎用ストラップをほぼ何でもアンカー対応にできるアダプタ」です。Slide や Leash はワンタッチで長さ調節できることも含め非常によくできたストラップだと思いますが、デザインや素材のバリエーションが少なく、好みに合わないことで敬遠している人も少なくないでしょう。しかしこの Anchor Links を使えば自分の好きなストラップをアンカー対応にして、用途や気分に応じて気軽に付け替えることができるようになります。

Anchor Links Camera Strap Quick-Connectors

製品に含まれているのは Anchor Links 本体 2 個とアンカー 4 個(+ロゴシール)。しかしこのパッケージに入っていたアンカーはまさかの V3(リコール対象品)でした。直販で買ったときの荷物に V4 が 1 セット入っていたのはこれが理由だったか...。

Anchor Links Camera Strap Quick-Connectors

Anchor Links 本体は Cuff、Leash ストラップのバックル部分と全く同じもの。幅の異なるストラップホールが二つついていて、使うストラップの太さに応じたホールに通すようになっています。市販ストラップをアンカー対応化する場合はたいてい小さい方の穴に通すことになるでしょう。

Anchor Links Camera Strap Quick-Connectors

試しに Swimming Fly & Gavaert のストラップ(既に販売終了品)をつけてみました。これチェック柄が気に入って、気分で付け替えて使おうと思って買ったんですが、付け替えがめんどくさくて半分死蔵していたのですが(ぉ)これで改めて日の目を見ることになりそうです。

Peak Design 製品はアンカーを軸としていろいろ付け替えることができるため、一度使った結果手持ちのカメラ全部にアンカーをつけて Peak Design 製品を複数購入してしまう「ピークデザイン沼」と呼ばれていたりもしますが(笑)、この Anchor Links の存在がその沼をより深いものにしていると言えます。
私はカメラストラップは基本的にナイロンかコットン系の機能性ストラップ派なんですが、AcruROBERU あたりの本革ストラップを一本持っておいてシチュエーションによって使い分けてみたいという願望はあったので、Anchor Links ももう 1~2 セット買い足してストラップのバリエーションを増やしてみようかと画策中。

Peak Design / Anchor Links Camera Strap Quick-Connectors

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2018/10/11 (Thu.)

ビデオ雲台化済み befree 対応キャリングケース

ビデオ雲台に換装して疑似 live 化した私の Manfrotto befree。折りたたみ時の太さが増してしまったことで付属のキャリングケースにギリギリ入るものの、ファスナーが閉まりきらない状態になっていました。

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私が befree をビデオ三脚として使うときにはキャリングケースはあくまでインナーケースとして使い、ケースごとバックパックに入れることがほとんどだからまあいいか...と思っていたんですが、たまたまビックカメラの三脚コーナーをブラついていたときにちょうど良いケースを発見。実売 ¥1,500 なら買っておいて損はないと思い、そのまま捕獲しました。

Manfrotto / befree アドバンス用三脚バッグ MB MBAGBFR2

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「befree アドバンス用」とありますが、現行世代の befree シリーズ全体に対応したケースのようです。レジに持って行く前に、念のため店頭に展示されていた befree live を入れてみて確認しました(笑

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初代 befree の付属ケースと比べると、素材感等は同じながら寸法が大きめに作られ、befree live のようなビデオ雲台つきでもスッポリ収まるようになりました。あと地味にショルダーパッドがゴム系からクッション+メッシュ素材になっています。
そもそもクッション性がほとんどないキャリングケースなので、あくまでキズ防止程度に考えるのが良いでしょう。私はこれまで通りインナーケース代わりにして使おうと思います。

Manfrotto / befree アドバンス用三脚バッグ MB MBAGBFR2

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2018/10/03 (Wed.)

Peak Design CAPTURE Camera Clip

先日まとめ買いした Peak Design 製品のうちの一つ、「Capture」。これ以前から気になっていたんですよね。

Peak Design / Capture Camera Clip

Capture Camera Clip

バックパックのショルダーハーネス等にカメラを括りつけておけるアタッチメントです。
私は普段はカメラをネックストラップで首から提げ、必要に応じて斜め掛けにして使っているんですが、長時間の歩きやちょっとした山歩きを伴う撮影だとカメラがブラブラして邪魔だし、カメラが揺れること自体が首や肩に負担を掛けるんですよね。そういうときにこの Capture を使えばラクそうだし、一度試してみたいと思っていたのでした。

Capture Camera Clip

Capture は二枚の金属プレートで構成されています。このプレートでバックパックのショルダーハーネスを挟み込んで固定します。

Capture Camera Clip

二種類の固定用ネジが付属。通常は左側の手回しネジを使いますが、ショルダーハーネスが分厚い場合などは右側の長いヘックスネジを使用します。

Capture Camera Clip

ショルダーハーネスに取り付けてみました。バックパック的に「一番安定する位置」を求めるとチェストストラップと場所の取り合いになってしまうのがちょっと悩ましいところ。

Capture Camera Clip

カメラ側にはクイックシューを取り付けます。このシューが取付位置を前後にオフセットできるようになっていたり、同社のアンカー取付穴が四箇所もついていたり、けっこう凝っています。
ちなみにこのクイックシューはアルカスイス互換になっているようで、これをつけっぱなしにして使うならば三脚や一脚側の雲台もアルカスイス互換品に交換してやりたくなりますね。そういえば Manfrotto の現行品はアルカスイス互換化が進んでいるんだよなあ(悪魔の囁き

Capture Camera Clip

こんな感じでカメラを胸元に固定できます。思っていた以上にグラグラする感じもなく、またネックストラップで首から提げるよりも負担が少なくてイイ感じ。これはちょっと、どこかにガッツリ撮影に出かけたくなりますね。

Peak Design / Capture Camera Clip

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2018/10/01 (Mon.)

Peak Design LEASH

Peak Design 製品、先日の Cuff に続いて今日はストラップの「Leash」について。

Peak Design / Leash Ultralight Camera Strap (アッシュ)

Leash Ultralight Camera Strap

Leash(リーシュ)は「ひも(綱、鎖)」という意味。Peak Design 製品は身も蓋もないくらいシンプルなネーミングのものが多いですね。

α7 III は重めのレンズをつけることも多いため幅広の Slide Lite を使っていますが、この Leash はコンパクトなシステムで使うために購入。
カラーは Cuff に合わせてブラック...と思ったけどちょっと遊んでみるべくアッシュを選択しました。アッシュカラーの Leash、ってふと気がついて確認してみたら例によっていつもの二人ともろかぶりだったというね(;´Д`)ヾ。サイカ先生に至ってはブラックの Cuff までお揃い...。

Leash Ultralight Camera Strap

Leash は Slide シリーズでこそありませんが、スライドによる長さ調節機能を当然のように持っています。私はスライド機構なしのカメラストラップはもう使えない身体になってしまったので、購入にあたってはこれは必須条件でした。しかもストラップの両側どちらからでも調節できるのが嬉しい。

アッシュグレーのストラップにキャメルカラーの革パッチ、さらにスカイブルーのステッチという色使いがイイ。オシャレ度で言えばブラックよりもアッシュのほうが全然良いと思います。ただここに赤いアンカーというのはデザインを崩していると思うので、ブルーかブラックのアンカーも出してくれませんかね。

Leash Ultralight Camera Strap

このストラップのメイン使いになるであろう RX100 III に装着してみました。色合い的には富士フイルムやオリンパスなどのシルバー系のボディのほうが似合うだろうと思っていたら、以外にも黒一色のカメラにも似合うじゃないですか。

RX100 III は普段は Cuff をつけつつ、撮影メインじゃない外出や出張時にスナップカメラとして首から提げるのにこの Leash に換装するという使い方をしようと思います。こういうとき、ワンタッチで交換できるアンカーシステムはありがたい。

Leash Ultralight Camera Strap

試しに α6000 にもつけてみました。やっぱりアッシュはシルバー系ボディとの相性は抜群ですね。
α6000 もまだまだスナップカメラとして持ち出す機会が多いんですが、長年使ってきた ARTISAN&ARTIST のストラップがだいぶヘタッてきたので、この Leash を RX100 III と共用する形で使っていこうかと。

Leash、デザインと機能性を兼ね備えたミラーレス/コンパクトカメラ用ストラップとしてはかなり出来が良いんじゃないでしょうか。私はとても気に入りました。

Peak Design / Leash Ultralight Camera Strap

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2018/09/28 (Fri.)

ZEISS ZX1

【フォトキナ】ZEISS、Adobe Lightroom内蔵のデジタルカメラ「ZX1」発表 - デジカメ Watch

ニコン・キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ発表、L マウントアライアンス、富士フイルムの 1 億画素中判カメラ発表といろいろあったここ一ヶ月のカメラ界隈の中で最も驚いたのがこのニュース。ツァイスが独自のレンズ一体型、それも Adobe Lightroom CC を搭載したカメラ「ZX1」を発表しました。

レンズは 35mm F2。フルサイズでこのスペックのレンズ搭載という点ではソニーの RX1 シリーズと同じですが、RX1 は Sonnar タイプなのに対して ZX1 は Distagon タイプという違いがあります。またイメージセンサも RX1 シリーズとは異なる 3,740 万画素品。少し前に「ツァイスが 35mm の単焦点レンズ一体型フルサイズカメラを開発中」という噂が立ったときには RX1R II ベースの OEM 品なのかと思っていましたが、全くの別物でした。
そして最大のサプライズが Lightroom CC 内蔵という点。UI を見る限り内部では Android が動いていて Android 版 Lightroom CC を使うということだと推測されます。撮影後の画質調整・現像に Lightroom を使うのは当然として、撮影機能自体も Lightroom を使うのか Android とは別にカメラ自体のリアルタイム OS が存在するのかは不明。撮影画面の UI は Lightroom CC の撮影画面と似ているようで微妙に異なります。おそらく「Android+Lightroom CC が常時起動していて、その上で使うカメラ」なのでしょうが。

写真撮影後はカメラ内蔵の Lightroom CC から Wi-Fi または Bluetooth 経由でクラウドストレージ(現時点では Dropbox に送れることは判明)、メール送付、スマートフォン転送などが可能。現在でも写真をスマートフォンに直接転送できるカメラは当たり前に存在していて、撮影→スマホ転送→スマホ上で Lightroom CC 等を使って調整することは普通にできていますが、スマホに JPEG で転送する前にカメラ内で RAW(DNG かもしれませんが)を直接現像できるのは画質面でメリットがありますし、スマホ側のディスプレイ品質に依存せず撮影時と同じディスプレイで現像までできるのも意義があります。また「SHOOT. EDIT. SHARE.」というキャッチコピーが示しているとおり、スマホやクラウドストレージだけでなく SNS 等にも直接投稿できるようにはしてくるはずで、スマホを介さずに撮影から編集、共有までできるワークフローは SNS 時代らしいカメラと言えます。

まあこういったコンセプトのカメラはパナソニック CM1 やニコン S800c、あるいは PlayMemories Camera Apps 時代の α など多くのメーカーが挑戦しては失敗してきた歴史があるわけで、今回もうまくいくかは分かりません。が、アプリで機能が追加できるというのではなく単体で現像から共有までできるという点に絞っていること、それとカメラ自体の質が良さそうなことから、インスタとは違った方向性で写真を編集してシェアしたい向きには一定の支持が得られる可能性はありそう。

個人的には、カメラはもっとコミュニケーションツールとして進化しないとどんどんスマホに侵食されていくと考えているので、こういう方向性には強く共感します。今回の photokina 周辺では多くのカメラメーカーが新機軸を打ち出してきましたが、いずれも画質やカメラ性能の追求に主軸が置かれていたのに対して、光学メーカーの老舗中の老舗がこういうアプローチを採ってきたことが非常に興味深い。単焦点レンズ固定式だし、価格はきっと 40~50 万くらいするだろうから買う人は限られるでしょうが、今後のカメラのあり方に一石を投じる存在になりそうです。

投稿者 B : 21:21 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2018/09/27 (Thu.)

Peak Design CUFF

メーカー直販で購入した Peak Design 製品についての記事を何回かに分けて書いていきます。まずは当初の目的だったリストストラップ「Cuff」から。

Peak Design / Cuff Camera Wrist Strap (ブラック)

Cuff Camera Wrist Strap

その名の通り「カフ」、つまり手首を通すためのリストストラップです。
カメラ用のリストストラップも星の数ほどあるけれど、量販店で探してもチープな作りのものが多いし、機能性のあるものは特に少ない。そこそこ質感があって機能性も兼ね備えたものを探すとこの Cuff に行き着くことになります。

Cuff Camera Wrist Strap

Peak Design のネックストラップをそのままリストストラップ化したようなデザイン。2016 年頃までの Peak Design 製品はちょっと野暮ったさもあったけど、現行モデルは金属パーツやステッチの使い方が洗練されて価格に見合った質感のある製品になりました。

Cuff Camera Wrist Strap

アンカーを介してカメラに取り付ける構造は Peak Design 製品共通。
付属のアンカーは V4 でした。

Cuff Camera Wrist Strap

このストラップの特長は、この金属パーツを基準にストラップの長さが調節できるようになっている点。ネックストラップでもスライドによる長さ調節機構がついていますが、類似の機能がリストストラップにも備わっています。金属パーツがデザイン上のアクセントにもなっていて良い感じ。

Cuff Camera Wrist Strap

今まで RX100 III で使っていた吉田カバン製ストラップ(たぶん十年以上前に買った Cyber-shot 用キャリングポーチについてきたものをいまだに使っている)と比べると三割くらい長い。コンデジ用としてはちょっと大仰すぎるような気もしますが、今回は他の Peak Design 製ストラップと換装できることを重視しました。

Cuff Camera Wrist Strap

RX100 III への取り付けは、アンカー V4 だと紐が細すぎて通らなかったので、リコール対象になったアンカー V3 をあえて使用。V3 はごく低確率で紐が切れてしまう不具合があるとのことですが、コンデジ級のものであればそれほど負荷はかからないでしょうということで自己責任で使うことにします。

Cuff Camera Wrist Strap

RX100 III に取り付けると、ストラップの長さがカメラ本体の横幅の倍くらいになってしまい、さすがにちょっと長いかなあ...という気はします。まあ邪魔になるときにはすぐに取り外せるのがアンカーシステムの良いところでもあるし、ひとまず良しとしましょう。それでも Peak Design にはコンデジ用にこの 2/3 くらいの長さのバージョンも製品化してほしいところ。

ちなみに RX100 III は必要に応じてネックストラップにも換装できるよう、アンカーは左右両側に取り付けておくことにしました。

Cuff Camera Wrist Strap

α7 III にも換装してみました。サイズ感的にはこっちのほうがしっくり来ますね。α7 III には普段は Slide Lite をつけていますが、屋内だけで使うようなシチュエーションでは Cuff をつけて運用するのもアリだと思います。

Cuff Camera Wrist Strap

撮影時にはこうやって↑ストラップに手首を通し、長さ調節して脱落防止するようにすると単にストラップを通しているとき以上の安心感があります。

基本的には RX100 III の常用ストラップとしつつ、必要に応じて他のカメラにも付け替えて活用しようと思います。

Peak Design / Cuff Camera Wrist Strap

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2018/09/26 (Wed.)

SIGMA 60-600mm OS Sports 発表

Photokina 2018(ドイツ・ケルン)にて、5つの新製品およびLマウントアライアンスについて発表しました | プロダクト | SIGMA|株式会社シグマ

L マウントアライアンスに続いて、シグマがレンズの新製品 5 本を発表しました。ラインアップは以下。

  • 28mm F1.4 DG HSM | Art
  • 40mm F1.4 DG HSM | Art
  • 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports
  • 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports
  • 56mm F1.4 DC DN | Contemporary
Art 単焦点 2 本、Sports 望遠ズーム 2 本、APS-C・m4/3 向け Contemporary 単焦点 1 本という意欲的な製品群になっています。おそらく来年以降はしばらく L マウントおよび E/RF/Z マウント向けレンズに注力することになるのでしょうが、それに先だって現在の SIGMA GLOBAL VISION レンズラインアップに欠けているピースを埋めたような形になっています。

Art 単焦点は 28mm F1.4 は定番の焦点距離だから予想の範疇でしたが、まさか 40mm F1.4 という刻んだ焦点距離を出してくるとは思っていませんでした。個人的には 40mm は EF40m/F2.8(パンケーキ)と NOKTON classic 40/F1.4 を使っており、35mm よりもちょっと切り取る感覚のある画角が扱いやすくてよくスナップに使っていたりします。が、レンズ単体で 1.2kg という重量はいくらなんでもスナップ向けレンズじゃない(;´Д`)ヾ。だって同じ Art シリーズの 85/F1.4 よりも更に重いんですよ。これはスチル用というよりも先行して発表されていたシネレンズ 40mm T1.5 FF が主眼にあって、その派生としてのスチルレンズという位置づけなのではないでしょうか...。

70-200mm F2.8 Sports は望遠ズームの定番中の定番。現行の APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM は SIGMA GLOBAL VISION が発表される二年前に発売されたレンズで、非 SGV ながら長らく現役を張っていました。現行製品も「開発がある程度進んだ段階で他社(キヤノンやニコンと思われる)から出てきた同格レンズの性能があまりにも良かったため設計をやり直した」という曰く付きのレンズでしたが、新しい 70-200/F2.8 は光学系を再度刷新してきました。キヤノンの EF70-200/F2.8L IS III がレンズ構成自体は II 型から変えずにコーティングと電気系のリフレッシュに留まったのとは対照的で、シグマを代表するレンズの一本にしようという気概が感じられます。

また Art 単焦点レンズは SA/EF/F/E マウント向けが発売されるのに対して、Sports ズームレンズは今回も SA/EF/F マウントのみの発売でネイティブ E マウント版は用意されません。像面位相差センサを使ったコンティニュアス AF にまだ最適化できていないということなのかもしれませんが、ボディ側の性能的にそろそろ EOS 7D2 よりも α7 III のほうが歩留まりが良いのでは...と思っていることもあり、一度同じレンズで比較してみたいんですよね。いずれ E マウント対応とマウント交換サービスが提供されることに期待して今のうちから EF マウント版を買ってしまうのも手だとは思いますが。

そして今回、個人的に最も注目しているのは 60-600mm OS Sports ですよ。私が EOS 7D2 にほぼつけっぱなしにしている 50-500mm OS の直後継にあたる、スポーツ向け万能レンズ。

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports 開発発表および発売日決定のお知らせ | プロダクト | SIGMA|株式会社シグマ

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM

シグマの超望遠レンズには Sports/Contemporary の二種類でラインアップされている 150-600mm が既に存在していますが、これは旧 150-500mm の後継でありあくまで別ライン。私も今まで何度か 50-500 から 150-600 への買い換えを検討しましたが、スポーツ撮影でカメラ二台持ちせずに撮るには標準焦点域も撮れる 50-500mm のほうが便利なんですよね。

長らく愛用している 50-500mm OS にも不満はあって、SGV 以降のレンズでの標準装備になっているフォーカスリミッター対応(カワセミ撮るときにこれがあるとないとでは歩留まりが全然違う)、一定焦点距離ごとのズームロック機構(繰り出しズームレンズで天体撮るときにこれがないと超不便)、あと 400~500mm あたりの解像力が物足りないというところ。少なくとも前二者は 60-600mm OS では当然対応しているようですし、あとは 400~600mm 域の画質がどうかが気になります。

50-500mm ユーザーとしては買い換えたいところですが、価格帯がちょっと上がってしまったのが悩みどころ。旧型比で焦点域が全体的に 20% テレ側にシフトしているからやむを得ませんが、ヨドバシ価格で ¥213,300(税込)というプライスタグがついていて、おいそれと買える値段でもないんですよねえ。いっぽうで 150-600mm Contemporary だとその半額で買えるところまでこなれてきていて、望遠専門と割り切って 150-600mm に買い換えるという選択肢もアリ。価格差が大きいだけに悩ましい。

まあ来月には発売されることだし、発売後の評価を見ながらしばらく考えようと思います。

シグマ / Contemporary 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM (キヤノン用)

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2018/09/25 (Tue.)

L-Mount Alliance

【フォトキナ】ライカ、パナソニック、シグマが「Lマウントアライアンス」で協業 - デジカメ Watch

L-Mount Alliance

今日から photokina が開幕していますが、その場でライカ・パナソニック・シグマの三社が共同で「L マウントアライアンス」に関する協業の発表を行いました。今後、この三社でライカ L マウント(フィルム時代の L39 マウントではなくライカ SL 等に採用されている電子マウント)に対応したカメラボディ・レンズを開発、発売していくとのことです。

このアライアンス形態から思い出されるのはちょうど 10 年前に発表されたマイクロフォーサーズ。あのときも元々のフォーサーズ規格のオーナーであったオリンパスにパナソニックとライカ(パナソニックにレンズブランドのライセンスを供与していた)を加えた三社での発表でした。今回はフルサイズおよび APS-C 向けの、かつライカがオーナーであるマウントということで、オリンパス不在かつ代わりにシグマが入ってきた形になります。提携の形がすごく似ているのは、やっぱり実質的にはパナソニックが動いてまとめた規格なんだろうなあ...と想像されます。
自社ボディとレンズだけではなかなか裾野が広がらないライカ、m4/3 よりもポテンシャルの高い(センサが搭載可能な)マウントが必要だったパナ、SA マウントに代わるミラーレス時代のマウントを手に入れたかった・かつ自社以外のボディ向けにもレンズを売りたいシグマの利害関係が一致した結果がこのアライアンスとみて良いでしょう。また既存マウントに二社が乗っかることで、新マウント立ち上げ当初によくありがちな「レンズの種類が少ない」問題に対して、既存 L マウントレンズに加えて三社がそれぞれに開発するレンズでカバーできるというのもメリットと言えます。逆にデメリットがあるとすれば、マウントの仕様を拡張したくても一社の思惑だけでは決められない(ため競合他社よりも動きが遅くなりがち)というところでしょうが、L マウント自体はライカがオーナーなのでそのあたりは最初からクリア、とみて良いのでしょうか。

【フォトキナ】パナソニック、35mmフルサイズミラーレス「S1R」「S1」開発発表 - デジカメ Watch

ボディのほうはパナソニックが S1・S1R という二つのボディの開発を発表済み。現時点では外観とスペックの概要が公表されているのみですが、m4/3 の LUMIX G シリーズはスチルよりもムービーのためのカメラと見なされている現状に対して、S シリーズでも引き続きムービーを軸とした進化を続けていくのか、あるいは改めてスチルに注力するのか。S1R が 47Mpx センサということでスチル方面も諦めていないようには見えますが。

またライカとパナは当然としてシグマも L マウントボディを計画中ということで、いよいよフルサイズ Foveon を搭載したボディの登場を期待しても良さそうです。また Foveon ユーザー的観点で言えば一本のレンズをマウントアダプタなしで昼間の静物撮影はシグマ、夜間やスポーツ撮影にはパナのボディと使い分けることができるようになるわけで、今の sd Quattro+α という組み合わせ以上に使い勝手が良くなることになります。
シグマ的にはフルサイズミラーレスボディが作れるマウントを手に入れ、同じマウントでアライアンスの二社向けにもレンズを供給でき、さらにはフランジバックの近い E/RF/Z それぞれのマウントともレンズの基本設計を共通化できるということで、今回の座組は非常に旨味が大きいと言えます。もしかすると三社の中で一番得をするのがシグマなのかもしれません(笑。

現在のシグマレンズは EF/SA 向けのレンズを MC-11 やマウント交換サービスで E にも対応させていますが、ほぼ全部のカメラメーカーがミラーレスに注力することが確定した今後はフランジバック 20mm を基準としたレンズを L/E/RF/Z マウント向けに開発し、相互にマウント交換サービスで行き来できるようにするのではないでしょうか。一眼レフ用の Art 大口径単焦点レンズは主要な焦点距離がもう揃っていますし、スポーツ用の望遠レンズ以外は今後一眼レフ用に新規開発する意味は薄い。そういう観点でも、ミラーレスネイティブのレンズに注力する素地は整っていると言えます。
そうなると注目されるのはシグマがフルサイズミラーレス向けにどんなレンズを出してくるのかというところ。既にキヤノンが RF28-70/F2 や RF50/F1.2 という超大口径レンズを出していることを考えると、今までと同じように「デカくて重いけどとにかく明るく高画質」では差異化が難しい。となると既存レンズにある超広角 F1.4 単焦点や 50-500mm OS、120-300mm F2.8 のような「他社が作らないユニークなスペックのレンズ」というあたりが企画の軸になりそうな気がします。個人的には、開放 F 値はそこそこだけどコンパクトで高画質なレンズみたいなところにも期待してしまいます。

キヤノンもニコンもそれぞれ「らしい」やり方でフルサイズミラーレス機を世に出してきましたが、今後どう転ぶのか分からないという意味ではこの L マウントが最も面白そうではあります。今後の動向にも注目ですね。

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2018/09/24 (Mon.)

Nikon Z 7 インプレッション

先日の EOS R に続いてニコン Z 7 も見に行ってきました。
まあ私はキヤノン/ソニーとは違いニコンは今まであまり使ったことがなく、あまり語れる立場にないのですが、フルサイズミラーレス初号機とくれば一度触ってみたかった。

Nikon Z 7

展示されていたのは今週末から発売予定の Z 7。先日から大手家電量販店で先行展示が始まっているので、もう触った人も多いのではないでしょうか。

第一印象では EOS R よりも少し大きく感じます。数値上は EOS R とさほど変わらないはずなのに大きく見えるのは、 EVF の出っ張りが大きいせいでしょうか。

Nikon Z 7

グリップはキヤノン/ソニーと比べても一番しっかりしています。ここはミラーレスではなくほぼ一眼レフを握っている感覚。シャッターボタン周りの操作ボタン類の配置も一眼レフのものをそのまま踏襲していて、既存ニコンユーザーの移行を強く意識した機種であることがよく分かります。EOS R が一眼レフ系とは操作性をガラッと変えてきたのとは対照的。

Nikon Z 7

上面ディスプレイは EOS R とよく似ていますが、EOS R が有機 EL を採用しつつ電源オフ時にも表示可能なのに対して、Z 7 は電源オフ時には上面ディスプレイもオフ。液晶なのか有機 EL なのかは不明ですが、EOS R のものよりもかなり輝度が高いようです。

Nikon Z 7

操作系は非常にオーソドックスで、初めて触っても違和感なく操作することができます。EOS R のマルチファンクションバーには可能性は感じるけど、やはり使い慣れたスティックセレクタの安心感は強い。まあ、近年のミラーレス機では AF ポイントが多すぎてスティックでは逆にまどろっこしいことも多いですが。

また 369 万ドット・0.8 倍表示の EVF は今までのミラーレスの中では最高レベルに見やすく、これなら光学ファインダ不要だなと感じました。眼鏡使用者には倍率が高すぎない EOS R の EVF がちょうどいいという意見もあるようですが、裸眼/コンタクトレンズならニコン Z の EVF が随一。私が使っている α7 III は 235 万ドットなので(α7R III や α9 は 369 万)差を感じるところです。EOS R も 369 万なので、今後は 20 万円クラスのフルサイズミラーレスではこれが標準になっていくのでしょう。

Nikon Z 7

背面液晶はバリアングルではなくチルト式。上下のチルト幅も α7 とほぼ同じです。ここはバリアングルを採用した EOS R にアドバンテージがあります。私も α7 シリーズで一日も早くバリアングルを採用してほしいと思っているくらいなのに、今回フルスクラッチで開発された Z でなんでただのチルト?というのは疑問に感じるところ。

店頭で少し試写してみた感想としては、触感や操作性に関しては「一眼レフの思想をもつカメラをそのままミラーレスにした」という感覚で、確かに違和感がありません。AF も(少なくとも静物を撮る限りは)十分に速いし、シャッター音もニコン的。α7 III よりも若干シャッターショックが大きいかな?とは感じたものの、ニコンのカメラで撮ってるんだなと実感できるものでした(まあ、普段ニコンを使っていない部外者の印象にすぎませんが)。このあたりの作り込みは現ニコンユーザーの移行 or 買い増しを狙うこのシリーズの位置づけとしてとても正しいものだと思います。

が、気になったのは撮影後のブラックアウトがそれなりに長いこと。実はこれ、EOS R(の、少なくとも今イベント等で触れるバージョン)でも言えることなのですが、撮影後プレビューが出てくるまで体感で 0.5 秒くらい待たされます。α7 III では撮影後即座にプレビューが表示される(かつ、その状態でレリーズボタン半押しするとすぐにキャンセルできる)ためテンポを崩さずに撮影続行できるのですが、Z 7 や EOS R のこの待ち時間はまるで数年前のカメラを触っているような感覚。少なくとも EOS 5D3 ではこんなことはなかったので、設計思想というわけではなくファームがまだこなれていないということなのでしょうか?今後ファームアップで改善されるのかもしれませんが、現状の動作ではいくら他が良くてもそれだけで萎える要因になるというのが正直なところ。発売まで、あるいは発売直後に改善されることに期待したいです。

投稿者 B : 22:27 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2018/09/22 (Sat.)

Peak Design 製品はメーカー直販がお買い得

α7 III 用に買った Slide Lite ストラップが予想通り気に入ってしまったので、今後カメラストラップ関連は Peak Design 製品を中心に揃えていくことにしようと思いました。アンカーを軸にカメラとストラップをとっかえひっかえできる利便性が魅力なわけですが、まさにピークデザイン沼という感じ(;´Д`)ヾ。
なお 7~8 月の間はアンカーのリコール対応を優先していたのか販売店でも在庫切れ状態が続いていたようで、9 月に入ってようやく市場流通が回復してきた模様。

今回狙っていたのは RX100 III のリストストラップを Cuff に換えたかったのと、RX100 でもたまにネックストラップを使いたいときがあったので小型カメラ用の Leash。でも両方買うと一万円オーバーなんだよなあ...と少し躊躇しながらあれこれ悩んでいたところ、Peak Design の公式通販で割引つきのバンドル販売を行っているのを発見。

Peak Design | Gear For Creative, Adventurous People

このセットだと、Cuff+Leash とさらにバックパックのショルダーハーネスにカメラを提げられる Capture までまとめて $115。日本でこの三点セットを買うと二万円コースなので、送料($17.95)を考慮してもメーカー直販を利用した方が数千円安い。Capture もいずれ試してみたいとは思っていたし、これはいい。
国内販路で買ってないと何かあったときのサポートが面倒になるのはデメリットですが、先日のアンカーリコールは販路関係なく Peak Design が直接サポートしていたし、そんなに問題にならないだろうという判断で直販でオーダーしてみました。

アンカーの交換品はサンフランシスコから届きましたが、今回は香港から送られてきました。

Peak Design

注文から十日ほどで到着。発送メールには Hongkong Post のトラッキングナンバーが記載されていましたが、Hongkong Post のサイトで検索しても該当なし(´д`)。結局荷物が届くまで Hongkong Post の追跡システムに登録されることはなかったというね...先日のリコール対応品の輸送に使われた USPS のシステムよりもひどい。まあ届いたからいいんですが...。

Peak Design

最終的に今回注文したのはこちら。

三点のバンドルセットに加えて、せっかくだからアンカーリンクス(任意のストラップを Peak Design のアンカーシステム対応にできるアダプタ)も買ってみました。
これだけ買って送料込みで約 $150。日本円にして ¥16,800 くらいなので、国内だと Capture と Leash を買っただけでほぼ同じ値段になります。またアンカーリンクスは件のリコール対応の影響か、まだ国内流通が復活していないようなので、メーカー直販は現状入手できる数少ない手段の一つと言えます。
それぞれ単品で買う場合は送料を計算すると国内で買うのと大差なくなってしまいますが、カメラバッグ等単価の高いものや複数製品をまとめ買いする場合は Peak Design 直販を利用するのがお買い得と言えます。Everyday シリーズのバックパック/メッセンジャーバッグのバンドル品なんかもあったりして魅力的。

Peak Design

なお、届いた荷物の中には購入した商品の他にアンカー V4 が 4 本入っていました(スプリットリングは楕円タイプ)。それぞれの商品にもアンカー V4 が同梱されていたのでこれはあくまでサービスということなのでしょうが、さすがにこんなに要らない(;´Д`)。もしかするとこれは手持ちのカメラを全てアンカー対応に取り替えることでさらなる Peak Design 沼に引き込もうというトラップなんでしょうか(汗。

今回購入した製品それぞれについては別途使用感等をエントリーする予定です。

Peak Design / Cuff Camera Wrist Strap

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