b's mono-log

2013/02/24 (Sun.)

Canon BG-E11

個人用の一眼レフにはひととおり縦位置グリップをつけるようにしている私ですが、5D Mark III 用のものもようやく購入しました。

キヤノン / バッテリーグリップ BG-E11

Canon BG-E11

昨夏に 5D3 を買ったものの、忙しくてあまり撮りに行けていなかったし、普段使いはすっかり NEX-5R だし、野鳥撮りは 7D だし...で意外なほど 5D3 の出番がなかったので、ちょっと反省。これから暖かくなってくると野鳥以外の被写体を撮る機会も増えてくるので、改めて装備を調えてやろうかと。バッテリグリップをつけると重くなっちゃいますが、その分気合いが入るんですよね(笑

Canon BG-E11

ボディ側のバッテリスロットの蓋を外して、グリップ側の接点下にある凹みにセットすることで、バッテリグリップを装着可能。スリットに蓋を差し込むだけだった 7D 用あたりと違って、蓋のヒンジを利用してグリップ側に留められるようになっているので、従来よりも安心感があります。それでも α 用のほうが蓋を外さずに装着できるぶん、ラクですが。

Canon BG-E11

グリップを装着すると、EOS-1D 系のたたずまいに近くなります。今までの 5D2 用と違って「いかにも拡張バッテリが入ってます」系の形状ではなくなって、かなり一体感のある外観になりました。

なんかこの状態にすると「それなら 1DX はもっといいですよ」という声が聞こえてきそうですが(笑)、軽く持ち歩きたいときには取り外せる、というのはアマチュアにとって重要なんですよ...。

Canon BG-E11

グリップの形状は見てのとおり大きく改善されました。シャッターボタン下部の抉りこみは大きく、グリップは従来よりも細くラウンド形状に変更されて、今までの「角材握らされてる感」が大きく緩和され、ボディ側のグリップの握り心地にかなり近づきました。これはいい。
でもシャッターボタンの場所が横位置に比べて高いところにあるので、α 用のように横位置使用時と同じ高さにあってくれるとなお嬉しいんですが、あれはあれでグリップ自体がより大きく重くなってしまうので、良し悪しではあるんですよね。

Canon BG-E11

で、背面には今回からバッテリグリップ側にもマルチコントローラが装備されました!これは嬉しい。私はマルチコントローラにはデフォルトでローカル AF フレームの選択をアサインしているので、これが横位置でも縦位置でも同じように使えるというのはありがたいです。欲を言えばメイン電子ダイヤルも欲しいところですが、さすがにそれは無理か。
まあ、私は最近すっかり縦位置でも南雲持ちで撮るようになってしまったので、それほど使わないような気もします(笑

Canon BG-E11

グリップの形状を細くできたのは、おそらくバッテリの格納方式が変わったからでしょう。今までは専用バッテリを縦向きに直接挿入するタイプだったので、バッテリの形状と奥行きを考えるとどうしても角材状にしかなりませんでしたが、今回は専用バッテリも乾電池同様マガジンにセットしてから横向きに挿入する方式になったので、グリップ部のデザインに自由度が出たのだと思われます。マガジンを介するとバッテリの抜き差しが一手間増えて面倒ではあるんですが、グリップの握りやすさには代えられませんからね。

Canon BG-E11

予備のマガジンを持ち運ぶためのポーチも付属していますが、専用バッテリを 2 本使い切ってさらに乾電池が必要になるくらいの状況には私は陥らないと思われるので、これはまず使わないかなあ。もっと言えば専用バッテリも 2 本入るようになってますが、私は 1 本だけ入れて使うことのほうが多いと思います。7D を持ってサーキットに撮りに行くときでさえ、1 日で 1,000 枚近く撮っても 1 本分の電力さえ消費しないほどなので...。

Canon BG-E11

またしてもあの人この人とおそろいになってしまいましたが、このスタイルを見ると、やっぱり写欲が高まってきますね。桜の季節も近いし、私の 5D Mark III も、いよいよ本格始動といきましょうか。

キヤノン / バッテリーグリップ BG-E11

B007G3SX7Q

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2013/02/07 (Thu.)

E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS とステップアップリング

SONY E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS(SELP1650)にレンズフードを付ける - クマデジタル
が、サードパーティを待ってもいられないので、Bさんに相談したところ、ステップアップリングを付けていた。うん、私もいろいろ考えて、現状ではそれしかないかと思っていたところ。
そうなんですよ。私が使っているステップアップリングはマルミのこれ。

マルミ / ステップアップリング 40.5→49mm

ステップアップリング 40.5→49mm

本来、レンズの保護には MC プロテクタを使うのが一般的で、E PZ 16-50mm でも 40.5mm 径のプロテクタは装着できます。が、このレンズは鏡筒の径とフィルタ径が違いすぎていて、40.5mm 径のフィルタをつけると微妙に不格好になってしまうんですよね。
ならば、「不意にレンズの前玉を何かにぶつけてしまうリスクを下げる」という観点で、レンズフードなりそれに相当するものをつければ、MC プロテクタほどではないけどある程度の保護はできます。でもレンズフードをつけると全長が長くなってしまって、せっかくレンズが旧型比で短くなったのに、本末転倒。そうすると、ステップアップリングをちょっとしたレンズガード的に使う、という発想が良い落としどころではないかと。

ステップアップリング 40.5→49mm

私が買ったステップアップリングはマルミの 49mm 一本ですが、光沢系なのでデザイン的なマッチングは悪くありません。レンズ前面のシルク印刷をちょうど隠すくらいのサイズで、中途半端な不格好さはありません。ただ、鏡筒自体はもっと太いので、55~58mm くらいの径のほうが見た目の相性は良さそうです。クマデジさんのステップアップリング二段使いというのは、保護性という点でも見た目という点でもうまいアイディアだと思います。
ただ、いずれにしてもレンズフードではないので、フレア防止にはほとんど寄与しません。まあ構図にもろに太陽を写し込みでもしない限りはそれほど問題にならないでしょうが。

ちなみに、私が 49mm というやや中途半端な径のリングを選んだ本当の理由はこれ。

ステップアップリング 40.5→49mm

先日買った TiANyA の激安サーキュラー PL フィルタを流用したかったので、他の E マウントレンズと共通の 49mm 径にしたというわけです。CP+ では製品がガラスケース展示されることも多いので、反射を低減できる PL フィルタは必須。CP+ レポートに掲載した写真のうちいくつかはこの PL フィルタを使って撮影しています。PL フィルタを使うと必然的に光量は落ちますが、最近の NEX は積極的に ISO 感度を上げてもノイズが載りにくいので、こういう場面で重宝します。

実は私がステップアップリングを買った本来の目的は、レンズ保護よりもむしろ他のレンズとフィルタを共用したかったから、という(笑。

ステップアップリング 40.5→49mm

49mm なら他の NEX 用レンズキャップがそのまま使えるので、キヤノンあたりのロゴ入りをつけなくていいというのもメリットかな(笑。他の E マウントレンズも一緒に持ち歩くような場面で、レンズキャップの径が揃っている、というのは地味に便利なのです。
ちなみに 58mm のリングをつける場合は、コシナツァイス用レンズキャップには 58mm 径があるので、これで見栄を張れます(ぉ

レンズフードといえば、ワイド端の画角が同じだからユーエヌの E16/2.8 パンケーキ用ドームフードが使えるかと試してみたら、ワイド端では見事にケラレました(´д`)。24mm 以上の焦点距離ならば問題ないんですけどね...。
一応、こういうレンズフードは発売されていますが、ケラレないかどうかは買ってみないと分からないのが悩ましい。

スタイリッシュなライカ風代替金属メタルフード 40.5mm

B008DVYBXA

先日の CP+ で、これと同様のフード(同じものかどうかは不明)をつけている人を見かけたので、使える可能性は高そうですが。ただ、このタイプのフードって短めのレンズには似合うんですが、E PZ 16-50mm の電源オン状態(鏡筒が伸びる)には似合わなさそうなのが、ちょっと微妙かも。

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2013/02/04 (Mon.)

CP+ 2013 (3) -その他編

CP+ のレポート、最後はその他もろもろ私が気になったものについて。

CP+ 2013

コンデジで唯一実機に触りたかったのはやっぱり PowerShot N。直販限定なので、この機会を逃すとショールームくらいでしか触れませんからね。

これだけ変なカメラが出てくるのは久しぶり、近い種類という意味ではカシオの EX-TR100 以来じゃないでしょうか。注目度も高く、常に人だかりができていました。

CP+ 2013

まず「電源ボタンはどこ?」と一瞬迷ったんですが、操作系は全て側面にまとめられています。これは 90° チルトの機構上の制約と同時に、ハイアングル撮影時にはカメラの天地を逆転させて撮るという撮影スタイル上の制約で、他のコンパクトデジカメでは一般的な本体天面にボタンを配置するわけにはいかなかった、ということなのでしょう。

CP+ 2013

反対側には撮影モードボタン、スマホ接続ボタン、再生ボタン。

Wi-Fi は基本的には画像転送(スマホ/タブレット、PC、他のキヤノン製 Wi-Fi 対応カメラ、プリンタ、CANON iMAGE GATEWAY)と Facebook/Twitter 投稿程度。今までのコンデジとは違うスタイリングのカメラだけに、スマホからの操作とかもっと踏み込んだ提案をしてくるかと思ったら、IXY の Wi-Fi モデルと同程度のことしかできない、というのはちょっと物足りないですね。

CP+ 2013

注目はレンズリング付近で、ボディ側(三本のローレットが刻まれているほう)がズームリング、先端側(丸が三つ打たれているほう)がシャッターリングになっています。ズームリングはともかくとして、上下どちら向きにでも押せる(かといって縦位置で持ったときにも対応できるよう横に押せるわけではない)シャッターリングは、発想としては面白いですが、結局手ブレ防止にはならず、ちょっと微妙。タッチシャッターもついているので、このカメラのスタイル的にはむしろタッチシャッターのほうが似合っているように思います。

CP+ 2013

そんなわけで、ほとんどの操作はタッチ UI で行うことになります。といっても画面タッチでシャッターが切れること、画面隅の「FUNC.」「MENU」のタップでメニューが呼び出せることくらいで、複雑な操作は特にありません。設定画面の項目数もそれほど多くなく、カメラとしてかなりシンプルな作りになっています。が、かなり素っ気ないこの UI をいきなり与えられたら、ちょっと茫然としてしまうかも。まあ「画面をタッチしたらシャッターが切れるもの」というコンパクトカメラのシンプルな前提に立てば、これはこれでいいのかもしれません。

それからこのカメラの機能的なハイライトの一つ「クリエイティブショット」。これは一度シャッターを押すだけで、オリジナル画像以外に色合い・明るさと構図を変えた 5 枚の画像をカメラが自動的に切り出してくれるというもので、クマデジさん曰く「NEX のお節介機能の行きすぎた版」(ぉ。スマホで Instagram や cameran といったエフェクト系カメラアプリが流行っているのを引き合いに出すまでもなく、ストレートに撮った写真ばかりが写真じゃない、というのは現代の写真の楽しみ方の一つ。それはそれで認めるけど、果たしてここまでまとめてやってくれることが良いのかどうか。逆に、ここまで自動化してやらないと誰もが当たり前に使う機能にならないということか。個人的には、スマホ向けエフェクト系カメラアプリの流行を見る限り、「ユーザーに自分で効果を選ばせる」ことはそれほどハードルにならないような気はしているんですけどねえ。ともあれ、直販限定という時点でキヤノン的にもテストマーケティングなんだろうし、このカメラが今後どういう動向を見せるのかは要チェックだと思います。

CP+ 2013

会場の隅っこにひっそりと存在した「プロ向け動画エリア」。一眼ムービーの流行でもっと盛り上がっているかと思ったら、けっこう閑散としているものですね...。

そんなエリアにこれまたひっそりと展示されていたあれは...!

CP+ 2013

METABONES の Speed Booster じゃないですか!業務用カムコーダ NEX-FS700J に EF50mm F1.2L USM のセットで展示されていました。このコーナー自体あまりやる気が感じられず、説明員もついているんだかいないんだかよく分からない状態で、せっかくのマウントアダプタもファインダを通して画角を確認するくらいしかできなかったのがものすごく残念です(´д`)。

EF-E マウントアダプタは電子制御対応でもコントラスト AF はお世辞にも速いとは言えないので、スチル用途としては EOS を持っている限りわざわざアダプタを噛ましてまで NEX で使う意味はないよなあ、と思っていました。が、MF 主体(AF でもスチルほど速くなくて良い)なムービー用途となれば話は別。EOS も 5D や 1D 系の動画性能は高いですが、専用のカムコーダで EF レンズがほぼオリジナル画角で使える、というのは意義があると思います。

CP+ 2013

マウントアダプタといえば、ミラーレス用マウントアダプタの先駆者である KIPON ブースでは、マウントアダプタよりもむしろ新開発のレンズが目立っていました。

【CP+】KIPON、ミラーレス用大口径レンズ「40mm F0.85」を展示

ドイツの光学メーカー IB/E OPTICS との共同開発による「IBELUX 40mm F0.85」というレンズ。F0.85 ってこれまたすごくないですか。まあ、ミラーレスカメラにつけるにはちょっと大きすぎて、ちょっと常用できるレンズにはならなさそうですが、写りを見てみたいレンズではあります。海外ではミラーレス系のマウントアダプタはスチルよりもむしろミラーレスマウントを採用したカムコーダ(ソニーやパナから発売されている)で多様なレンズを使えるためプロの映像制作者たちに支持されているとのことなので、このレンズもそういう用途であればボディとのバランスも良いでしょうし、そちらがメインの市場なのではないかと思います。METABONES の Speed Booster のほうも噂によるとまだ日本に数本しか入ってきていないとのことですが、国内での初お目見えがプロ向け動画エリアだったというのも、そういう経緯なんでしょう。

CP+ 2013

続いては CP+ の会場内に併設された「御苗場」の展示会場。
今までの CP+ ではどちらかというと流し見に近い感じで見るだけのエリアでしたが、今回は目的がありました。

CP+ 2013

写真ユニット「PSAM」として、デジタルスタイリッシュ系カメラマン・四本木さんが作品を出展されていました。

私の場合、写真は完全に自己満足でせいぜいこの blog に貼るくらい。こういうところに出展しようという気合いが今のところないので、その熱意と、それから展示できるだけの写真が撮れるウデ、というのが羨ましい。展示も当然自分たちで設営したということで、お疲れさまでした。

CP+ 2013

ニヤニヤしながら芳名帳に落書きしているのは、このためにはるばる富山から出てきたむっちーさん。リアルで会うのはかれこれ 6 年ぶりくらい?必要以上に元気なことは Twitter で確認していましたが(ぉ)、元気そうで何より。

CP+ 2013

御苗場の隣、富士フイルムブースでは東京カメラ部とのコラボレーションで X シリーズのユーザー投稿写真が展示されていました。しかも 10 点中 3 点が普段から絡んでくださっている方々(しょういちさん、goma さん、丁稚さん)というのは、すごいことです。日本における写真・カメラの聖地ともいえるこのイベントで、友人・知人の作品がこれだけ掲出されるというのは、ものすごく刺激になりますね。私も、手始めに区の写真コンクールあたりに応募してみようかな...。

私の CP+ レポートはこれにて終了です。来場者数は公式発表によると過去最高だった昨年を 5% ほど下回っているようですが、大きな新製品がなかったにしては盛況だったように感じました。特に、私の周囲で今回初めて CP+ に行ったという人も何人かいて、新しいカメラファンを取り込みつつまだまだカメラ市場が盛り上がっている、ということなのだろうな、と思います。
カメラの新製品としては昨年はかなりの当たり年でしたが、今年はどうでしょうか。CP+ の盛り上がりを見る限りは期待しても良いのかな、と思いますが、果たして。

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2013/02/03 (Sun.)

CP+ 2013 (2) -シグマ編

CP+ 2013

[ Sony NEX-7 / Sony E 50mm F1.8 OSS ]

八重歯っていいよね。

......

CP+ 2013 のレポートを続けます(ぉ。
なぜか毎年手厚くなってしまうシグマブース。今年もしっかり見てきました。

CP+ 2013

今回のシグマブースで最大の注目は DP3 Merrill でしょう。DP シリーズユーザーには待望の中望遠、といったところでしょうか。
レンズがけっこう大きいので、今までの DP シリーズよりも威圧感がありますね。

CP+ 2013

まあ電気/ソフトウェア的には DP1/2 Merrill から変わらないので、私はとりあえず本体ディスプレイ上で分かるレベルでの画角と画質をチェックした程度でした。DP って気にはなるけど私が求める方向性とは違うカメラ、なんですよね。私の周囲のユーザーが苦労しながらも楽しそうに撮っている姿を見ると、一度使ってみたいという気はしつつ。

CP+ 2013

私の本命はむしろこっち。「Art」ラインにリニューアルされたミラーレスカメラ用 DN シリーズレンズです。

CP+ 2013

ハンズオン機もひととおりありました。が、残念なことに全てマイクロフォーサーズ用(´д`)。センササイズが違うので、E マウントユーザーからするとこの状態では画角は参考にしかなりません。

まずは 60mm、これは今までの E マウントにない焦点距離なので、気になるところ。中望遠で手ブレ補正がついていないのはちょっと苦しいですが、そこは ISO 感度上げるなり「手持ち夜景」モードを活用するしかないかな。

CP+ 2013

「Art」ラインなので「A」のバッジがついています。
そして、鏡筒のデザインはかなり E マウント純正レンズを意識したというか、NEX につけるとまるで純正レンズかのように似合いそう。逆にマイクロフォーサーズにはイマイチ似合わないのでは(笑

鏡筒のうち、金属の光沢が感じられる部分全体がフォーカスリングになっていて、これを回すことで MF/DMF ができます。全く滑り止めを意識していないデザインですが、それほど滑る感じはしませんでした。ただ、夏場とか汗をかきやすい時期にどうか、というのはちょっと心配だし、そもそもデザインとして MF させることをあまり前提としていないようにも見えます。あと、指紋が思いっきり残るのも気になりました。ソニー純正の E マウントレンズは光沢部分にヘアライン加工が施してあって、指紋は気にならないんですよね(その代わりキズがつきやすい)。やっぱりこのレンズは MF させる気がないように見えます。まあ、今までの 19mm・30mm というラインアップであれば AF でスナップ中心、というのも分かりますが、60mm ではそうはいかないからなあ。

CP+ 2013

続いて 30mm F2.8。これはブラックが置いてありました。これも NEX 純正の黒鏡筒に近い色ですが、マイクロフォーサーズ機につけるならシルバーよりもブラックのほうが違和感が少ないかも。

CP+ 2013

レンズ前面のスペック記載は旧型ではシルク印刷でしたが、新型ではレリーフに変わりました。被写体への映り込みを防ぐと同時に、高級感もこっちのほうがあると思います。

CP+ 2013

同じく 19mm F2.8。この辺は光学設計は旧型と同じなので特に語るところはありませんが、デザインは新型のほうがいいなあ。まあ「寸胴デザイン」であることに変わりはないので、もうちょっとくびれというか、抑揚のある形状にしてほしいとも思いますが...。

CP+ 2013

シグマ製レンズは昨年の新コンセプト導入以降、鏡筒にヴィンテージ(発売年)を記載するようになりましたが、今回の DN [Art] シリーズの 3 本には「013」の数字が刻まれるようです。

CP+ 2013

山木さん、今年もありがとうございました。

シグマのブースの構え方は以前からけっこう好きなんですが、今年は特に新コンセプト導入直後ということもあってか、ブース全体をモノトーンで統一したシックな装いになっていました。徐々に、しかし確実に「安価な互換レンズメーカー」から「高品位なレンズを作る総合カメラメーカー」に脱皮しつつあるように見えます。この調子で、いたずらに規模だけを追わず、コンスタントにいい製品のリリースを続けていってほしいですね。

CP+ 2013レポート、まだまだ続きます(という次回で終了フラグ

投稿者 B : 00:24 | Camera | Compact | DSLR | NEX-7 | Photograph | Sony E 50/F1.8 OSS | コメント (0) | トラックバック

2013/02/02 (Sat.)

CP+ 2013 (1) -ツァイス編

今年も CP+ に行ってきました。

カメラと写真映像の情報発信イベント CP+2013

CP+ 2013

今年は一眼レフ関連でほとんど新商品発表がなかったので、内容的には比較的地味な CP+ だったと思います。が、カメラ市場に注目が集まっていることもあってか、会場は盛況。私は大手カメラメーカーブースは半分スルー気味にしか見ませんでしたが、それ以外で興味を引かれたものを中心にレポートしたいと思います。まずはツァイス関連から。

CP+ 2013

ツァイスの現行レンズといえばコシナ。...と言いつつ、これはフォクトレンダーですが(笑、NOKTON 50mm F1.5 Aspherical が参考出品されていました。

【CP+】マイクロフォーサーズ用「NOKTON 42.5mm F0.95」を展示したコシナ

まあどちらかというとメインは NOKTON 42.5mm F0.95 のほうでしょうが、マイクロフォーサーズには縁がないのでパス(笑
こちらは VM マウントなので、M マウントアダプタを介して多くのミラーレス機に装着できます。ミラーレスにはコンパクトな 50mm F1.4 級のレンズが意外とないので、これはちょっと気になる製品。

CP+ 2013

このレンズ、中身は 1999 年発売の L マウント版の同レンズの光学系をほぼそのまま採用しながら、外観は 1950 年代に発売された初代 NOKTON 50mm F1.5 そっくりに仕上げたという面白いレンズです。個人的には懐古趣味はあまり好きではないんですが、現代のミラーレス用レンズはのっぺりとした寸胴デザインが多くて面白くないとも思っていたので、こういうくびれのあるレンズは気になります。発売になったら触ってみたいですね。

CP+ 2013

こちらはなぜかソニーブースにひっそりと展示されていたツァイス製 E マウントレンズの参考出品。昨年の Photokina で発表されていたものですね。32mm F1.8 はやはり Planar、12mm F2.8 は Distagon として、6 月に発売されるようです(あと年末に Makro-Planar 50mm F2.8 も来るとのこと)。ミラーボックスがないカメラ用のレンズなのに Biogon でも Hologon でもなく Distagon、というのにちょっと違和感はあるものの、いずれにしても楽しみなレンズです。
鏡筒には「Made in Japan」の印字がありますが、製造はどこでしょうね。コシナなのか、噂にあった京セラなのか。

CP+ 2013

このミラーレス向け P32/1.8 と D12/2.8 は他にフジ X マウントにも対応するということで、富士フイルムブースにも X-Pro1 に装着した状態で展示されていました。

フォーカスリングがただのゴム巻きで、何の凹凸もついていないんですが、MF の操作性はどうなんでしょうね...。

CP+ 2013

ツァイスを組み合わせるボディの代名詞と言えばハッセルですが、ハッセルブラッドブースにはこれまた Photokina で発表されていた E マウント対応ボディ「Lunar」が展示されていました。これ中身はほぼ NEX-7 そのまんまで、外装だけをハッセルブラッドがデザインしたものとのことですが、50 万円コースの超ブルジョワカメラ。CP+ で実物が見られると思っていなかったので、驚きました。

CP+ 2013

電源スイッチにはスワロフスキークリスタルが奢られていて、無駄に豪華。まあこういうのは私の趣味じゃないんですが(笑

NEX-7 での Tri-Dial Navi にあたる肩口のダイヤルはフジツボ型のツマミに変更されています。しかもこのツマミ、妙に固くて直感的に設定値を変更できるとは言い難いという...。NEX-7 のダイヤルはちょっと軽すぎると感じる場面もあるのですが、NEX-7 と Lunar の中間くらいの回しやすさのダイヤルになりませんかね...。

CP+ 2013

背面の部品配置は見事に NEX-7 そのまんま。なんか NEX-7 の外側にガワだけ付け足したような、いざとなったら外装をパージできそうにも見えますね。サイカ先生が「アーマードバルキリーみたいだよね」と仰ってましたが、確かに。

CP+ 2013

NEX-7 と並べてみました。グリップが大きくなるので握りやすくなる、というのはあるかもしれませんが、せっかくの削ぎ落としたデザインをスポイルしちゃっていますね...。まあそういうことを語るカメラではないのでしょうが。

CP+ 2013

こちらはウッド製グリップモデル。これにもツァイスの P32/1.8 が装着されていますね。今回特に何も発表していないのに、あちこちで露出しまくってるなツァイス...。このレンズ、いくらになるのか分かりませんが、この Lunar のボディに見合う価格帯にだけはならないでほしいものです(´д`)。

CP+ 2013

これは革巻きグリップモデル。他にもたくさんのバリエーションが展示されていました。発売されても普通に見かけることはまずないカメラだと思うので、今回実物に触れたのは貴重な機会でした(笑。

続きます。

投稿者 B : 21:34 | Camera | DSLR | コメント (2) | トラックバック

2013/01/30 (Wed.)

SIGMA DN [Art]

シグマ、マイクロフォーサーズ/Eマウント用「Art」ラインを開発発表

SIGMA 60mm F2.8 DN

うおー、来たー。

CP+ を目前にしてシグマからミラーレスカメラ用の新レンズ群が発表に。既存の 19mm F2.8、30mm F2.8 を「Art」ラインとしてリニューアルすることに加えて、同シリーズに新しく 60mm F2.8 が追加されました。年末くらいから 19mm/30mm が処分価格になって、2 本買っても 2 万円でおつりが来るバーゲンセール状態だったのはこれだったのかー。
正直なところ写りだけで言えば既存の 19mm/30mm レンズも十分高画質なので、今の値段で 2 本まとめ買いしても後悔はしないと思います。実際には新型も光学設計は変わらないという話ですし。Foveon センサを採用した独自開発の測定器「A1」で全数検査することで担保される新型の画質もさることながら、外装が従来に比べて大幅に高品位なものにリニューアルされたことが非常に大きい。旧型がいかにも安っぽいプラ外装で、NEX につけるとけっこう写欲が萎えるレベルで格好良くなかったので(´д`)。新型は NEX の E マウントと一体感がありそうな金属鏡筒のようなので、これは期待ですね。カラバリもシルバーとブラックから選べるのも嬉しい。

ちょっと意外だったのは 3 本目の新レンズのスペック。てっきり DP3 Merrill のレンズコンセプトを受け継いで 50mm マクロで来るかと思ったのに、なんと 60mm の非マクロでした。NEX で使うことを考えると、純正にない中望遠系のマクロが欲しかったので、これはちょっと残念。でも 90mm F2.8 相当ならば、ポートレートレンズとしての使い勝手は良さそうです...が、純正の E50/1.8 とかぶるのが難しい。そして、中望遠にも関わらず手ブレ補正を内蔵していないのが悩ましい。ボディ内手ブレ補正搭載の OM-D あたりで 120mm レンズとして使うのが最適解でしょうか。

とりあえずシグマに敬意を表して一本欲しいところではありますが...現行 19mm から買い換えるか、使いどころの難しさは置いておいて 60mm か。30mm は持て余しそうな焦点距離だしなあ。悩むなあ。

シグマ / 19mm F2.8 EX DN (ソニー用)
シグマ / 30mm F2.8 EX DN (ソニー用)

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2013/01/24 (Thu.)

METABONES Speed Booster

APS-C機でフルサイズ撮影"のマウントアダプターを試す

発表からほんの一週間で、METABONES の変態マウントアダプタのレビュー記事が出てきました。執筆はやはりこの分野の第一人者・澤村 徹氏。さすがですね。

このマウントアダプタの原理は、エクステンダーの真逆で「光の経路に縮小レンズを入れることで、フルサイズレンズを通ってきた光を全て APS-C センサで受ける=通常 APS-C センサで受ける光よりも多く受光することになるので、小さく撮れる代わりに明るくなる」という私の理解で正しいようです。また、このアダプタを使うことでレンズ本来の描写よりも画質が向上する、という話については「そんなわけあるかい」と思っていましたが、レンズ内部の反射が多いタイプのオールドレンズに関しては、アダプタ側のレンズコーティングで反射をカットすることでシャープネスが向上する、ということのようで、それなら確かに分かる気はします。

画質に関しては、掲載されている比較作例がシャープネスよりもボケ量比較のために絞り開放でとっていることもあり、描写が甘くなっているか鋭くなっているかについては正直なところ判断はしかねます(見る限りでは「少なくとも極端に悪くなることはない」とは言えそうですが)。でも「フルサイズ機で撮るのと同等の画角とボケ量が得られて、画質劣化も無視できる範囲」とは言えそうで、これはなかなかソソるものがあります。

ただ、補正レンズ入りというこのアダプタの構造上、ベースとなるボディとのフランジバック差が大きいマウント用のアダプタしか作れないので、今後も含め一眼レフ用レンズのマウントアダプタしか期待できないのが現実。フルサイズ用レンズをフルサイズの画角で使いたければ、わざわざマウントアダプタ経由でミラーレス機につけなくても、フルサイズ一眼レフ(少なくとも、一眼レフとしてはフランジバックが短い EOS であれば、たいていの一眼レフ用レンズはアダプタ経由で装着可能)を買えば良い、という話でもあったりします。まあ、どんなに安くても 15 万円はするフルサイズボディを買うことを考えれば、手持ちのミラーレスボディに 6 万円でアダプタを足した方が安上がり、という考えもあるでしょうが。
ただ、AF レンズはさておき、MF レンズを使うならミラーレスのほうが圧倒的に使いやすいのも事実で。現に私も、5D3 との比較では NEX の MF アシスト/ピーキング表示を使ったほうが MF は圧倒的に速くて正確にできるので、5D3 で MF を積極的に使いたいと思えないんですよね。なので、このマウントアダプタを使うなら EF レンズを使うのではなく、アダプタ二段重ねで YASHICA/CONTAX、Leica R、M42 などの名だたるオールドレンズをフルサイズ画角+扱いやすい MF で使うのが最も幸せなんじゃないか、と思う次第です(そういう意味では、L/R-E mount アダプタを買うよりも、EF-E mount アダプタを買って L/R-EOS を重ねたほうがツブシがきく、と言えるでしょう)。

うーん、このアダプタ、とにかく一度触ってみたいんですが、CP+ でどこかのブースに展示されたりしませんかね...。

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2013/01/19 (Sat.)

Lowepro バーテブラルテック ショルダーストラップ

去年の夏に買った、Manfrotto の Lino プロ用メッセンジャーバッグ。ちょうど買った直後くらいから撮影会だったり出張だったり、購入した二つの目的の両方で活用する機会が増え、かなりあちこちに持ち出しました。すると、ある日...。

LM050-5BB

ショルダーストラップの金具が外れて肩掛けできなくなった(´Д⊂)。しかも、出張先で気がついたら外れているという事故で、応急処置もできない...。
短期間のうちにハードに使っていたとはいえ、買って半年経たずにコレ、というのはさすがにどうなんですか(´д`)。

LM050-5BB

反対側の無事なほうの金具を見てみると、フックの金具はストラップ側の金具に対してリベットや溶接で留まっているわけではなく、リングにダボを通しているだけでした。壊れていないほうを見る限り、この構造でもそう簡単に外れない(ダボが抜けない)ようにはなっているようでしたが、たまたま壊れやすい個体だったのか。メーカーサポートに相談して修理 or 保守パーツとの交換も考えましたが、構造的に同じことが起きないとは言えないし、汎用のショルダーストラップに交換しておいたほうが安心かな、と思って、汎用品を物色してみました。

この手のカメラバッグ用ショルダーストラップって OP/TECH の S.O.S.ストラップが有名で、特に耐久性が低いと言われるシンクタンクフォトのアーバンディスガイズの交換ストラップとしては定番化しているらしいですが、ポリウレタンの部分が経年変化して加水分解するという問題以前に、OP/TECH の製品全般としていかにも米国製品然とした大雑把なデザインが私の美意識と相容れなくてですね...。

で、あれこれ探し回った結果、買ったのがこちら。

Lowepro / バーテブラルテック ショルダーストラップ

バーテブラルテック ショルダーストラップ

ビジネスバッグ用のスペアストラップはそれなりに入手容易なのに、大きめのカメラバッグ用ストラップって案外選択肢がないんですね。それでもいくつか見つけた中で、最も丈夫そうで重い機材を持ち運んでも疲れにくそうに見えたのがこの Lowepro のストラップでした。

バーテブラルテック ショルダーストラップ

Manfrotto Lino プロ用メッセンジャーバッグ付属のショルダーストラップに勝るとも劣らないくらいしっかりしたショルダーパッドがついていて、いかにもラクそうです。

バーテブラルテック ショルダーストラップ

ショルダーパッドの中央を走るオレンジ色のラインがアクセントになっていますが、このラインは単なるデザインというわけではなく、機能性を考慮した構造になっています。強いナイロン製のテープのようなものを無数の樹脂製の土台で支えた脊髄のような構造をさらに EVA 素材で挟み込んでいて、公式サイトの記述によると「重さを均等に分散させるので疲れにくい」とのこと。まだ実際に重い機材を長時間運んだわけではありませんが、ちょっと担いでみただけでも、「単なる厚手のショルダーパッド」な Lino 付属のストラップよりも、肩に掛かる負荷が少ないように感じます。

バーテブラルテック ショルダーストラップ

ショルダーパッドの裏面は、滑り止めがありつつ通気性にも配慮した構造。

バーテブラルテック ショルダーストラップ

肝心のフック部分はリベット留めの非常にオーソドックスなもので、これならそう簡単に壊れることはないでしょう。Lino 付属品と比べてフックの幅が狭いので、安定感に欠けるかな?と思いましたが、そんなこともなく使用感は良好です。

バーテブラルテック ショルダーストラップ

バッグとのバランスも悪くありません。まあデザインはさすがに Manfrotto のほうが洒落ていますし、負荷軽減用のチェストストラップがついていたりもしましたが、チェストストラップは荷物を担いだまま長時間歩くロケのような用途ならばともかく、日本の都市圏のような細かく乗り換える電車移動では逆に荷物の上げ下ろしがしにくくなるので、結局滅多に使わなかったし。私の用途には、この Lowepro のストラップのほうが合っているんだろうなと思います。

これからまたちょいちょい出張が増えそうな時期に入るので、このストラップが活躍してくれることと思います。

Lowepro / バーテブラルテック ショルダーストラップ

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投稿者 B : 00:17 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2013/01/17 (Thu.)

METABONES の変態マウントアダプタ(褒め言葉

35mm用レンズを実焦点距離で使用できるマウントアダプター

METABONES EF-E mount Speed Booster

なんか変態的なマウントアダプタがキターーーーー!!!

ミラーレスカメラ向けのマウントアダプタも、真っ当なものから CONTAX G レンズ向けのフォーカスリング内蔵型、ティルトシフト対応型、絞り内蔵型、EF などの電子マウント完全対応型、などどんどん深い方向に進化してきていましたが、この変態度合いはハンパない。「焦点距離を 0.71 倍に、開放 F 値も 1 段分明るく」するアダプタなんて今まで聞いたことがありません。焦点距離が 0.71 倍になるということは、例えば APS-C センサ搭載ミラーレス機ならばレンズの焦点距離は 0.71×1.5=1.065 倍になる計算。例えば EF50mm F1.4 USM をこのアダプタを介して NEX につけると、53.25mm F1.0 相当として使えることになります。これはちょっとすごい。今まではミラーレス機でオールドレンズ等を使うにあたり、「(ライカ M9 やソニーのカムコーダ NEX-VG900 というごく一部の例外を除き)ほとんどの人にとってはどうがんばっても APS-C サイズの画角まででしか使えない」という制限がありました。それが、ほぼレンズ本来の画角で使える、というのには抗いがたい魅力を感じます。

このマウントアダプタはおそらくレンズ交換式カメラ用のエクステンダーのちょうど逆の原理で作られているものと思われます。エクステンダーは「焦点距離を長く、開放 F 値を暗く」するアダプタなので、光学的にはその逆をやればいいということ。それができるならば、最初からそれを前提にしたマウントアダプタが既にあってもおかしくなさそうなものですが、そのあたりは「レンズが本来想定していない光学系」が経路の途中に挟まることによる画質劣化がもちろんあるから、ということもあるでしょう。レンズの後群にワイコンを足したような形になるので、何らかの収差が発生する可能性が高そうです。上記デジカメ Watch の記事には「内蔵レンズによりMTF値、シャープネス、コントラストも向上するとしている」とありますが、そんなうまい話があるんでしょうか...。コントラストはともかくどんなレンズに対しても MTF やシャープネスを向上させられる補正レンズ、というのはちょっと想像しづらいです。
また、EF-S レンズのような APS-C センサを前提としたレンズをつけたときにどうなるのか(あるいはつかないのか)も気になりますが、AF が使えても遅い EF レンズ群を使うくらいならば、最初から MF と割り切ってライカ R マウントのレンズを使ったほうが楽しめそうではあります。

これはちょっと試してみたいマウントアダプタの筆頭ではありますが、値段が新品のミラーレスボディを 1 台買えてしまうレベルなので、ちょっと躊躇するところ。もちろんいくら APS-C のボディを買い増してもこのアダプタの代わりにはならないわけですが。でもどうやらおなじみ metalmickey こと澤村徹氏が早速このアダプタをテストされるということなので、そのレポートがデジカメ Watch なり日本カメラ誌なりに掲載されるのを、まずは楽しみに待ちたいと思います。

投稿者 B : 00:08 | Camera | Camera Accessory | コメント (4) | トラックバック

2013/01/11 (Fri.)

PowerShot N という変なカメラ(褒め言葉

CES で発表されたこの変なカメラがとても気になっています。

【CES】キヤノン、ユニークな操作性のWi-Fi搭載機「PowerShot N」など
2013 International CES:何とも不思議なマシカクカメラ 「PowerShot N」をCESで発見 - ITmedia デジカメプラス

PowerShot N

見た目からしてインパクトのあるカメラです。まるでリコー GXR のカメラユニットみたいな、単体でカメラとして成立しなさそうな形状でありながら、これでカメラ。スマホの影響で「画面タッチでシャッターを切る」という操作系は市民権を得てきているし、カメラ側でもタッチシャッター対応製品が増えてきているので、シャッターボタンとグリップとレンズを前提としたデザインである必然性は薄れてきていますが、レンズの付け根の部分に「シャッターリング」をつけて、縦横どちらでも同じような使い勝手で撮れる、とか、そういうチャレンジまで含めてとても面白い製品。

1996 年に DSC-F1 という初期のデジタルスチルカメラに出会い、レンズが回転するというフィルムではあり得なかったデジタルの発想に衝撃を受けて、それまでカメラになんてほとんど興味がなかったのに買ってしまった(当時は学生だったのですぐには買えず、翌年後継の DSC-F2 を買った)私としては、こういう既存のカメラの概念に囚われない未来志向の製品を見過ごすことはできません。
事実上世界初の民生用デジタルカメラだったカシオ QV-10 の時点で既にレンズ回転式という機構を搭載していたし、その後もオペラグラス型のリコー RDC-7 というカメラや縦型デザインの富士フイルム FinePix 6800Z、というあたりもフィルム時代には考えられなかったカメラのありようを示していました。他にもレンズ回転式のニコン COOLPIX2500 や、まだ記憶に新しいカシオ EX-TR100 など、私の記憶に残っているデジタルカメラといえば、「デジタルならでは」を志向する製品ばかり。それが、現在のような「いかにもカメラ」という見た目をした製品ばかりになっていったのは、デジタルカメラが性能面でフィルムカメラを凌駕し、市場を駆逐していくにあたってカメラというアイコンを必要としたということなのでしょう。が、いちデジタルカメラファンとしては、その状況をずっと寂しいことだと思っていました。クラシックカメラ然としたスタイルのカメラが新製品として数多く並んでいる状況を見ると、個人的にはとても残念な気持ちになります。

ちょっと話は逸れますが、シグマが Contemporary/Art/Sports という新コンセプトを発表した際に、同社の山木社長は「2012 年はカメラが多様化した年だった。それは写真という文化にとってとても喜ばしいこと」ということを仰っていました。確かに、技術と市場が成熟した結果、カメラメーカー各社の志向性が明確になり、スペック面では多様な製品が登場した面白い年だったことは事実です。が、フィルム時代のカメラの思想を逸脱するほどの多様性を見せられたかというと、そこまででもなかったように思うのです。
そういう観点でみると、この PowerShot N というカメラは、久しぶりに現れた突然変異という印象で、とても面白い。スマートフォンの普及により、いっぽうでは従来のスマートフォン的な撮影スタイルを模索し、他方ではスマートフォンとの連携を前提とする。まあ、新しいのは操作性だけで、それを活かした撮り方が提案できているようには(少なくとも現時点では)見えませんし、過去の例に照らし合わせるとこういうカメラはあまり売れないのでしょうが(笑)、少なくとも一石を投じる存在にはなりそうだし、個人的にはなってほしいなあ、という願望を込めて思うわけです。

CP+ がだんだん楽しみになってきました。

投稿者 B : 00:13 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック