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2013/01/17 (Thu.)

METABONES の変態マウントアダプタ(褒め言葉

35mm用レンズを実焦点距離で使用できるマウントアダプター

METABONES EF-E mount Speed Booster

なんか変態的なマウントアダプタがキターーーーー!!!

ミラーレスカメラ向けのマウントアダプタも、真っ当なものから CONTAX G レンズ向けのフォーカスリング内蔵型、ティルトシフト対応型、絞り内蔵型、EF などの電子マウント完全対応型、などどんどん深い方向に進化してきていましたが、この変態度合いはハンパない。「焦点距離を 0.71 倍に、開放 F 値も 1 段分明るく」するアダプタなんて今まで聞いたことがありません。焦点距離が 0.71 倍になるということは、例えば APS-C センサ搭載ミラーレス機ならばレンズの焦点距離は 0.71×1.5=1.065 倍になる計算。例えば EF50mm F1.4 USM をこのアダプタを介して NEX につけると、53.25mm F1.0 相当として使えることになります。これはちょっとすごい。今まではミラーレス機でオールドレンズ等を使うにあたり、「(ライカ M9 やソニーのカムコーダ NEX-VG900 というごく一部の例外を除き)ほとんどの人にとってはどうがんばっても APS-C サイズの画角まででしか使えない」という制限がありました。それが、ほぼレンズ本来の画角で使える、というのには抗いがたい魅力を感じます。

このマウントアダプタはおそらくレンズ交換式カメラ用のエクステンダーのちょうど逆の原理で作られているものと思われます。エクステンダーは「焦点距離を長く、開放 F 値を暗く」するアダプタなので、光学的にはその逆をやればいいということ。それができるならば、最初からそれを前提にしたマウントアダプタが既にあってもおかしくなさそうなものですが、そのあたりは「レンズが本来想定していない光学系」が経路の途中に挟まることによる画質劣化がもちろんあるから、ということもあるでしょう。レンズの後群にワイコンを足したような形になるので、何らかの収差が発生する可能性が高そうです。上記デジカメ Watch の記事には「内蔵レンズによりMTF値、シャープネス、コントラストも向上するとしている」とありますが、そんなうまい話があるんでしょうか...。コントラストはともかくどんなレンズに対しても MTF やシャープネスを向上させられる補正レンズ、というのはちょっと想像しづらいです。
また、EF-S レンズのような APS-C センサを前提としたレンズをつけたときにどうなるのか(あるいはつかないのか)も気になりますが、AF が使えても遅い EF レンズ群を使うくらいならば、最初から MF と割り切ってライカ R マウントのレンズを使ったほうが楽しめそうではあります。

これはちょっと試してみたいマウントアダプタの筆頭ではありますが、値段が新品のミラーレスボディを 1 台買えてしまうレベルなので、ちょっと躊躇するところ。もちろんいくら APS-C のボディを買い増してもこのアダプタの代わりにはならないわけですが。でもどうやらおなじみ metalmickey こと澤村徹氏が早速このアダプタをテストされるということなので、そのレポートがデジカメ Watch なり日本カメラ誌なりに掲載されるのを、まずは楽しみに待ちたいと思います。

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2013/01/11 (Fri.)

PowerShot N という変なカメラ(褒め言葉

CES で発表されたこの変なカメラがとても気になっています。

【CES】キヤノン、ユニークな操作性のWi-Fi搭載機「PowerShot N」など
2013 International CES:何とも不思議なマシカクカメラ 「PowerShot N」をCESで発見 - ITmedia デジカメプラス

PowerShot N

見た目からしてインパクトのあるカメラです。まるでリコー GXR のカメラユニットみたいな、単体でカメラとして成立しなさそうな形状でありながら、これでカメラ。スマホの影響で「画面タッチでシャッターを切る」という操作系は市民権を得てきているし、カメラ側でもタッチシャッター対応製品が増えてきているので、シャッターボタンとグリップとレンズを前提としたデザインである必然性は薄れてきていますが、レンズの付け根の部分に「シャッターリング」をつけて、縦横どちらでも同じような使い勝手で撮れる、とか、そういうチャレンジまで含めてとても面白い製品。

1996 年に DSC-F1 という初期のデジタルスチルカメラに出会い、レンズが回転するというフィルムではあり得なかったデジタルの発想に衝撃を受けて、それまでカメラになんてほとんど興味がなかったのに買ってしまった(当時は学生だったのですぐには買えず、翌年後継の DSC-F2 を買った)私としては、こういう既存のカメラの概念に囚われない未来志向の製品を見過ごすことはできません。
事実上世界初の民生用デジタルカメラだったカシオ QV-10 の時点で既にレンズ回転式という機構を搭載していたし、その後もオペラグラス型のリコー RDC-7 というカメラや縦型デザインの富士フイルム FinePix 6800Z、というあたりもフィルム時代には考えられなかったカメラのありようを示していました。他にもレンズ回転式のニコン COOLPIX2500 や、まだ記憶に新しいカシオ EX-TR100 など、私の記憶に残っているデジタルカメラといえば、「デジタルならでは」を志向する製品ばかり。それが、現在のような「いかにもカメラ」という見た目をした製品ばかりになっていったのは、デジタルカメラが性能面でフィルムカメラを凌駕し、市場を駆逐していくにあたってカメラというアイコンを必要としたということなのでしょう。が、いちデジタルカメラファンとしては、その状況をずっと寂しいことだと思っていました。クラシックカメラ然としたスタイルのカメラが新製品として数多く並んでいる状況を見ると、個人的にはとても残念な気持ちになります。

ちょっと話は逸れますが、シグマが Contemporary/Art/Sports という新コンセプトを発表した際に、同社の山木社長は「2012 年はカメラが多様化した年だった。それは写真という文化にとってとても喜ばしいこと」ということを仰っていました。確かに、技術と市場が成熟した結果、カメラメーカー各社の志向性が明確になり、スペック面では多様な製品が登場した面白い年だったことは事実です。が、フィルム時代のカメラの思想を逸脱するほどの多様性を見せられたかというと、そこまででもなかったように思うのです。
そういう観点でみると、この PowerShot N というカメラは、久しぶりに現れた突然変異という印象で、とても面白い。スマートフォンの普及により、いっぽうでは従来のスマートフォン的な撮影スタイルを模索し、他方ではスマートフォンとの連携を前提とする。まあ、新しいのは操作性だけで、それを活かした撮り方が提案できているようには(少なくとも現時点では)見えませんし、過去の例に照らし合わせるとこういうカメラはあまり売れないのでしょうが(笑)、少なくとも一石を投じる存在にはなりそうだし、個人的にはなってほしいなあ、という願望を込めて思うわけです。

CP+ がだんだん楽しみになってきました。

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2013/01/09 (Wed.)

SIGMA DP3 Merrill

シグマ、中望遠75mm相当F2.8レンズ搭載の「DP3 Merrill」

DP3 Merrill

おおお。

いずれ出るだろうと思っていた DP Merrill シリーズの新バリエーションが登場。CP+ での発表かと思ったら、CES(PMA@CES)で出してきましたか。
ボディ側のスペックは基本的に共通なので、どういうレンズをつけて出てくるかと思ったら、50mm F2.8 MACRO とは。DP1 が広角系(28.5mm 相当)、DP2 が標準系(45mm 相当)、ときたら、次は順当に中望遠系というところまでは予想通りでしたが、マクロ対応というのが興味深い。まあ、マクロと言っても同社の 17-70mm F2.8-4 DC のような簡易マクロ機能で、最大撮影倍率 0.33x ではあるものの、ちょっとしたブツ撮りやクローズアップ撮影用途ならば十分実用的じゃないでしょうか。

個人的には、シグマのレンズはともかくボディは私がカメラに求めるものとは方向性が違うと思いつつも、一度自分でじっくり使ってみたいカメラでもあります。同社のカメラは基本的に「他にメインカメラを持っている人が道楽で持つもの」だと思うので、そういう楽しみ方はアリだとも思うし。中望遠好きな私としては、DP シリーズの中ではこの DP3 Merrill が最もハマりそうな画角である上に、簡易マクロもついているとなればけっこう面白そう。
しかし...中望遠で、しかもマクロだというのに手ブレ補正がないというのは、DP1/DP2 の焦点距離でさえ苦労することを考えると、もう苦行とかそういうレベルでさえないんじゃないかという不安しか感じませんね(´д`)。これはもう完全に三脚必須なカメラになるのではないでしょうか...。しかし、DP シリーズで頑なに手ブレ補正機構を搭載しないのは、あえてしないのか、それともできないのか...。交換レンズ側には OS(Optical Stabilizer)を搭載できる技術を持っているはずなんですけどね。

おそらくこのレンズもいずれ設計を流用してミラーレス用の交換レンズとしても発売されるのだろうと思いますが、Foveon X3 センサの画質を諦めて写真の歩留まりを重視するならば、レンズの発売を待つというのがもしかすると賢いのかもしれません。とはいえ 75mm 相当のマクロで手ブレ補正がないのもちょっと厳しいでしょうし、そうするとボディ内手ブレ補正機構を搭載したオリンパスの m4/3 機で、王道の 100mm マクロとして使うのが実はベストな気がします。まあ、オリンパスの純正 60mm マクロともろにかぶりますが...。

ともあれ、国内での初お披露目は今月末の CP+ でしょうか。まずは実機を触ってみたいところです。

投稿者 B : 00:30 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2013/01/08 (Tue.)

キヤノンの新型レンズキャップ

コレ買いました。

キヤノン / レンズキャップ E-58II
キヤノン / レンズキャップ E-67II

E-58II/67II

EF24-70mm F4L と同時発表されていた、新型のレンズフロントキャップ。EOS M のキットレンズ用のキャップとして同型のものが付属していましたが、EF レンズ用のキャップもこのタイプにリニューアルしたことになります。
手持ちの EF レンズ群で最も稼動率が高い EF70-200mm F4L 用の 67mm と、5D3 を買ってから見直しつつある EF28mm F1.8 USM 用の 58mm をまずは買いました。それ以外のレンズ用のキャップは追い追い、というところですが、最近 EF-S レンズの稼動率がめっきり落ちてるからなあ(^^;;。

E-67U/67II

旧型(E-67U)との比較。ツマミがキャップ中央寄りに移動したことで、使いやすくなっています。
旧型は「ULTRASONIC」のロゴ有無で 2 バージョンありましたが、新型は「ULTRASONIC」なしの 1 種類しか存在しないようです。まあ、最近の EF レンズではコントラスト AF での制御性を高めたステッピングモーターが一部で採用され始めたのを除けば基本的に全て USM 対応で、旧来のジコジコモータータイプは希少種になりつつあり、レンズキャップで USM 搭載を主張する意味も薄れてしまっているので、自然な流れかと。

E-67U/67II

このキャップ、唯一欠点があるとすれば、旧型に比べてけっこう厚みが増してしまうことでしょうか。中央部のツマミの指がかりを良くするためには自ずと厚みが必要になるので、使い勝手を考えると致し方ないところ。まあレンズ自体の大きさからすると誤差程度なので気にするところではありませんが、EF40mm F2.8 STM のようなパンケーキレンズの場合は、レンズそのものの薄さをスポイルしてしまうので、私は EF40mm STM 用は旧型キャップのままでいいかな。

私が EF70-200mm 用のキャップを真っ先にリプレースしたのは、レンズ自体の稼動率が高いからというのはもちろんですが、

E-67U

旧キャップの場合、レンズフードをつけるとキャップのツマミとフードとの間の隙間が狭く、キャップの着脱が極端にやりにくくなって困っていたんですよね。それで手が滑ってキャップを落としてしまうこともしばしば。

E-67II

それが、この新型キャップならば付け外ししやすいので、ストレスが軽減されます。これはありがたい。

キャップを換えただけでなんとなく新型のレンズに買い換えたような気分に浸ることもできるので(ぉ)、EF レンズユーザーの方にはオススメのアップグレードです。

キヤノン / レンズキャップ E-58II
キヤノン / レンズキャップ E-67II

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2013/01/05 (Sat.)

NEX-5R のストラップ

しばらく悩んでいた NEX-5R のストラップは、これに決めました。

ARTISAN&ARTIST / イージースライダーカメラストラップ ACAM-E25 (ブラック)

ACAM-E25

当初は、初代 NEX-5 のときから気になっていた Roberu の帆布カメラストラップで考えていたんですが、マップカメラに展示してあった実物を見ると、好みだったデザインに対して帆布の質感がイメージしていたものよりもゴワゴワしていてあまり好みではなかったので、残念ながら却下。
で、次点として考えていたのが A&A のこのストラップ。A&A はもともと好きなブランドだし、伸縮自在という使い勝手に惹かれました。でも、しょういちさんに NEX-5R ホワイト×ACAM-E25 レッドという組み合わせで先に使われてしまったので、色違いオソロというのもなあ(笑)と軽く躊躇していましたが、他に強力な候補もなかったので、これで。

ACAM-E25

シンプルなナイロン素材のストラップですが、しなやかで取り回しは良いです。黒地に赤で入った ARTISAN&ARTIST ロゴのインパクトが強くて、個人的にはもうちょっと控えめなほうがよかったんですが、たまにはこういうのもいいかな。

ちなみにこの ACAM-E25 はテープタイプのストラップですが、NEX-5R なら付属の三角カンを外すことでリングタイプの「ACAM-E25R」を装着することもできます。私はテープタイプのほうが取り回しが良さそうだったので E25 にしましたが、E25R のほうがクラシカルな雰囲気になるし、ロゴも控えめなので(笑)お好みで。個人的には、E25R は NEX-6/7 あたりのデザインのほうが似合うような気がします。

ACAM-E25

このストラップのキモは、この長さ調節パーツの近くについている D カン。これによって、大げさな話ではなく指一本でストラップの長さを調節することができます。言葉で説明しても伝わりにくいので、A&A の公式に上がっているこの解説動画を見てください。

D カンに指をかけて引っ張るだけで、自由自在に長さが調節できてしまいます。縮める際にはさすがにカメラを片手で押さえていなくてはなりませんが、伸ばす際は本当に文字通り指一本で調節可能。肩掛け、首掛け、ナナメ掛け、どんなかけ方にも対応でき、カメラを身体から外したときには短めにもしておけるので、たいへん重宝します。私は移動時にはナナメ掛け、撮影時には首から、という使い方をすることが多いので、このストラップは理想型に近いかもしれません。ナナメ掛けから首に掛け替えずに、そのままさらに長くすることでナナメ掛けのままでも安定して撮れる長さにもできます。これは新しい。

ACAM-E25

ミラーレスにはあえてショルダーストラップではなくリストストラップ、という運用もあろうと思いますが、私はこのカメラをメインカメラとして行動する日も多いので、基本的にはショルダーストラップ派。機動力の高い NEX-5R にこのストラップ、というのは鬼に金棒ではないでしょうか。しっかりしたショルダーパッドつきのバリエーションが出てくれたりしたら、EOS 用のストラップもこれに買い換えても良いくらいだなあ、とさえ思います。

ARTISAN&ARTIST / イージースライダーカメラストラップ ACAM-E25 (ブラック)
ARTISAN&ARTIST / イージースライダーカメラストラップ ACAM-E25 (レッド)
ARTISAN&ARTIST / イージースライダーカメラストラップ ACAM-E25 (カーキ)

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2012/12/01 (Sat.)

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM:買わずにはいられなかったレンズ

買いました。

シグマ / 35mm F1.4 DG HSM (キヤノン用)

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

昨日発売されたシグマ 35mm F1.4 DG HSM のキヤノンマウント用。一度実写させていただいて、その画質に打ちのめされました(;´Д`)ヾ。

本当は EOS 5D Mark III を買ったことだし、次はそうだ...フルサイズ対応標準ズームレンズとして EF24-105mm F4L を買おう。よし!あれに決まりだ、絶対白箱で買おう(ぉ、と思っていたところにまさかの伏兵 EF24-70mm F4L が発表され、資金をそっちに回すつもりになっていました。が、まさかの 35mm F1.4 のあの高画質ですよ。まだ実写画像が見れていない EF24-70mm F4L に対して、35mm F1.4 DG HSM は先に試せて発売日も早い、というのはずるい(;´Д`)ヾ。
NEX を買ってからレフ機では標準ズームレンズをほとんど使わなくなってしまい、単焦点+望遠ズームの組み合わせで出かけることがほとんどになったので、5D3 を使うにはこれでもそんなに困らないかな、という読みもあって、先にこのレンズに手を出すことにしました。標準ズームはいずれ買うつもりですが、来年夏とかに延期(´д`)。

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

ハードウェア的な詳細は先日のイベントのときに書いたので今回は割愛しますが、今まで買ってきたシグマ製レンズとはたたずまいからして明らかに違いますね。

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

光沢とマットのコンビネーションにした鏡筒のデザインとか、この時期に触るとひんやりとする金属の質感とか、レンズに限らずシグマ製品でここまで所有感の高いものは従来なかったんじゃないでしょうか。決して安いレンズではありませんが(スペックから考えると安価だと思うけど...)、それに見合う「買って良かった感」はじゅうぶんに製品からにじみ出ていると思います。

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

製品版で初めて気がついたのですが、今回フロントキャップとリヤキャップのデザインも変更されています。これもおそらく岩崎一郎氏の手によるものでしょうね。

フロントキャップは従来型のほうがツマミの部分が広くて使いやすかったような気もしますが、代わりに指がかりがいいようギザギザもつけられていますし、デザイン的な高級感はこちらのほうが高いと思います。

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

5D3 ボディとのデザイン的なマッチングでいうと、むしろ純正の EF レンズよりもこのレンズのほうが収まりが良いんじゃ?と感じるほど。レンズやボディのデザインで写真の良し悪しが決まるわけじゃないんですが、趣味の道具ならば道具なりの「持つ喜び」というのはあってしかるべきなわけで。

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

単焦点レンズとしては大きくて重いほうなので、気軽に持って行くというわけにはいきませんが、このレンズはわざわざこれを持ち出して撮りたいと思わせるだけの描写を持っていると思います。逆に、軽快に撮りたい場合は EF40mm F2.8 STM だってあるし。
関東は今が紅葉真っ盛りという時季なので、これを持ってゆっくり撮影に行きたいなあ。

シグマ / 35mm F1.4 DG HSM (キヤノン用)

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2012/11/30 (Fri.)

OverLay Brilliant for NEX-5R

液晶保護シートの個人的定番「OverLay」シリーズに、NEX-5R 用が発売されました。

ミヤビックス / OverLay Brilliant for NEX-5R OBNEX5R

OverLay Brilliant for NEX-5R

私も早速使ってみました。
なお、今回はミヤビックスさんからサンプルのご提供をいただきました。ミヤビックスさんどうもありがとうございました。

OverLay シリーズでは、最近はめっきり自己修復/防指紋タイプの OverLay Magic シリーズばかり使っていますが、今回は久しぶりに OverLay Brilliant。どうやらタッチパネルが静電式ではない(感圧式)ため、Magic よりも Brilliant の素材のほうがタッチパネルとの相性が良いらしいんですよね。まあ、カメラの液晶保護シートは定期的に貼り替えているので(傷や汚れがつくと画面上で画質の確認がしにくくなるから)、まあいいか、と。

OverLay Brilliant for NEX-5R

貼ってみました。

OverLay Brilliant ならではの光沢感...といっても、私の目には OverLay Magic シリーズの光沢感とそこまで違いが分かりません(笑。実は OverLay Magic よりも OverLay Brilliant のほうがちょっぴり指先の滑りが良いので、タッチパネルならば(傷や汚れを気にしなければ)Brilliant のほうが使いやすいんじゃないですかね。

OverLay Brilliant for NEX-5R

いつものごとくこのジャストサイズ。上下左右ともに 0.5mm も遊びがありません。これくらいジャストだと保護シートを貼ってあることが分からないくらい美しいですし、位置合わせが簡単で助かるんですよね。

OverLay Brilliant for NEX-5R

OverLay Brilliant シリーズは光線透過率 90% を謳っているだけあって、貼ったことによる画質の低下もほぼ認められません。やっぱりいいですね。

ということで、保護シートを貼ってカメラバッグも買ったんですが、まだストラップが決め切れていません。今のところ候補は 2 つあるんですが、どっちにするかな...。

ミヤビックス / OverLay Brilliant for NEX-5R OBNEX5R

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2012/11/27 (Tue.)

National Geographic Walkabout W2141

新しいカメラ買うと新しいカメラバッグ欲しくなるよねー、ということで夏に 5D3 を買った直後にプロ用メッセンジャーバッグを買ったのもまだ記憶に新しいところですが、今回も NEX-5R の購入に合わせて新しいカメラバッグを買いました(ぉ。

National Geographic / Walkabout メッセンジャーバッグ W2141

National Geographic W2141

この秋にリニューアルしたばかりの National Geographic Walkabout シリーズです。ナショジオのカメラバッグというと、今まではカーキだったりモスグリーンだったり、いかにもアウトドア志向すぎるデザインで私の好みに合わず敬遠してきましたが、今回の落ち着いたグレー×ブラックのカラーリングはカジュアルなタウンユースでも全然アリ、ということで。
当初はショルダーバッグ W2300 のほうを買おうかと思っていたんですが、サイズや用途的に今持っている 4 Million Dollar Home ともろにかぶりそうだったので、あえて一回り大きい W2141 のほうにしてみました。このクラスのカメラバッグは休日のお出かけ用バッグを兼用することが多いので、カメラバッグっぽすぎないデザインと、使い回しのきくサイズ感や使い勝手を私はけっこう重視します。

National Geographic W2141

基本的にはショルダーバッグですが、持ち上げるためのハンドルと、キャリーバッグの取っ手に固定するためのストラップが背面についています。

ショルダーストラップは、中に入れる機材の容量を考えるとちょっと細身で、肩に負担がかかりそうだな...と思ったので、別売のショルダーパッドを買ってきてつけてあります。

National Geographic / Walkabout ショルダーパッド NG W7300

National Geographic W2141

まあ何の変哲もないショルダーパッドですが、デザインの統一感があるのはいいことです。難点を挙げるとすれば、ショルダーストラップもショルダーパッドもコットン製なので滑りが悪く、肩にかけたままバッグの位置をずらそうと思うとショルダーパッドごとずれてしまう点。ショルダーパッドは肩に残ったまま、ストラップだけ滑らせたいじゃないですか...。

National Geographic W2141

前面のフラップを跳ね上げると...って、またフラップかよ!!(;´Д`)ヾデザイン上、二重に見えるように処理していると思われたフラップが本当に二重になっていました(汗。内側のフラップには隠しポケットがあって、細かいものや薄いもの程度であれば収納しておくことができます。この内フラップはナイロン製なので、ちょっとした撥水効果もありそうです。

で、内フラップを跳ね上げると(外フラップとはベルクロで繋がっているのでまとめて跳ね上げることも可能)、

National Geographic W2141

また蓋(;´Д`)ヾ。ここは止水ファスナーが奢られているのでちょっとした雨程度ならば機材を完全に保護することができて、そういうところはさすが National Geographic、といったところですが、ここまで蓋が 3 枚というのはいくらなんでも使い勝手が悪いです。たぶん私は普段はこの内蓋は内側に折り込んで使い、雨が降ってきたときとかだけ防水用に閉めるような使い方になるかな...。

National Geographic W2141

前面にはポケットが 2 つ。向かって左側にはメモリカード用の、右側にはペン用のミニポケットがついています。ペン用のほうには機材メンテナンス用のレンズペンを入れっぱなしにしておいてもよさげ。

んで、上の内蓋を開けると、

National Geographic W2141

また蓋ーーーーーーー(;´Д`)ヾ!!

ご丁寧なことに、インナーケースにも蓋がついていました...。

National Geographic W2141

このインナーケースはバッグの内側に固定されておらず、サブバッグ的に取り出すことができます。しかもこのインナーケースの幅はバッグ本体の幅よりも一回り狭いので、本気でカメラバッグとして使うなら、インナーケースは別サイズの他社製クッションボックスに差し替えたほうが使いやすいような気もします。
逆に、このインナーケースは普通のバッグにカメラを少し入れていきたいときに使い回したほうが重宝しそう。ナショジオらしく、世界地図がプリントされたデザインも、嫌いじゃないです。

National Geographic W2141

メインコンパートメントの中にはタブレット用のポケットも用意されていて、10inch クラスまでのタブレットならば余裕で入ります。このタブレット対応というところが今回の選定のポイントの一つだったので、ここ重要。

あまり余裕のあるつくりにはなっていないので、ノート PC はさすがに無理ですが、このバッグのサイズ的にはタブレットが持ち歩ければ十分でしょう。

National Geographic W2141

バッグのキャパシティ的には、タブレットに加えてミラーレスカメラ(ボディ+標準ズーム)、一眼レフカメラ(ボディ)+望遠ズームくらいまでなら何とか入ります。私はミラーレスの持ち歩き用に買ったので一眼レフを入れることはあまりないでしょうが、NEX-5R に加えて 40mm パンケーキを付けた 5D3+70-200mm まで入れることができれば十分です。ただ、一眼レフも中級機やフルサイズ機だとさすがにちょっとパンパンな感じになるので、EOS Kiss クラスのコンパクトな一眼レフのほうがバランスはいいでしょう。あるいはインナーケースを入れ替えて一眼レフ用として使う、というのもアリだと思います。

National Geographic W2141

私の休日の持ち物、という意味ではこのくらいになるでしょうか。NEX-5R+標準ズーム+交換レンズ 2 本程度、加えてタブレットとモバイルガジェットを少々(笑。これなら全然余裕です、というかインナーケースのサイズがやっぱり中途半端な感じなので、インナーケースは蓋なしの別サイズのものに差し替えようかと思っています。

蓋が多すぎてお手軽に使うためにはちょっと工夫が必要ですが、サイズ感的には休日の外出がてらカメラ持って行くか、という用途にぴったりなので、4 ミリオンと使い分けていきたいと思います。デザインも好みの部類だし、けっこう気に入った。

National Geographic / Walkabout メッセンジャーバッグ W2141

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2012/11/24 (Sat.)

EF24-70mm F4L IS USM を見てきた

品川のキヤノン S タワーの近くに行く用事があったので、ついでに今度発売される EF24-70mm F4L IS USM の展示機を見に行ってきました。

キヤノン / EF24-70mm F4L IS USM

EF24-70mm F4L IS USM

まず第一印象は「お、L ズームのわりにけっこうコンパクトじゃないの」。今までのキヤノンフルサイズ用標準ズームのスタンダードである EF24-105/F4L に比べて長さで 14mm、重さで 70g 短く軽くなりました。隣に置いてあった EOS 6D+EF24-105/F4L の組み合わせは、ボディのほうが軽すぎていくらなんでもフロントヘビーすぎる印象を受けたので、もう当初から 6D とのマッチングを考慮して開発されたレンズなのでしょうが、5D3 との相性もすこぶる良いように思います。

EF24-70mm F4L IS USM

長さはこのくらい。EF24-105/F4L よりも取り回しは良さそうです。とはいえ EF24-105/F4L も 24-105mm という広いズーム域に F4 通し、IS と USM がついてさらに防塵防滴というがんばりすぎたスペックだったので、それでさらに小ささ軽さを求めるのは酷というものでしょうが、今回はズーム域を諦めた代償としてコンパクトさとマクロ機能という武器を手に入れました。70-200mm または 70-300mm 級の望遠ズームレンズとセットで運用するならば、こちらのほうが扱いやすいのではないでしょうか。

EF24-70mm F4L IS USM

外観は EF100L マクロに始まるキヤノンの新世代レンズのデザインを踏襲しているので、面構えも良い。

フィルタ径は 77mm です。

EF24-70mm F4L IS USM

望遠ズームではないので、手ブレ補正スイッチはオン/オフのみ。流し撮りモードとかはついていません。

EF24-70mm F4L IS USM

で、こちらが注目のマクロモードスイッチ。このスイッチを押し込みながらズームリングを回すことで、レンズがマクロモードに切り替わる仕掛けになっています。個人的には、この仕掛けは初代 α-7000 の標準ズームとして用意されていたミノルタ AF ZOOM 35-70mm F4 と同じ機構なので、ちょっと懐かしい(笑。
マクロモードに入るときも、通常モードに戻すときもスイッチを押し込まなくてはならないので、咄嗟のときの反応性には若干劣りますが、まあ簡易マクロとしては十分ではないでしょうか。

ちなみにこのスイッチはズームリングのロックレバーも兼ねているので、ワイド端にしたときに「LOCK」にセットするとレンズが動かなくなります。まあ、前玉の重さに対してズームリングのトルクがしっかりあるので、カメラを下に向けてもレンズが自重で下がってくることはまずないと思いますが。

EF24-70mm F4L IS USM

マクロモードにしてズームリングを回していくと、中群のレンズがグッと前に出てきてマクロモードになる、という仕組みです。ちょっと気になったのは、このオレンジのマクロ領域のどこにズーム位置を置くかによって、ピントの合う距離が変わってくること。マクロ領域ならどの位置でも近接のどの距離にもピントが合うということではなくて、まずはズームリングであらかたピントの合う距離を見つけてから、AF なり MF なりでフォーカスを決めるという使い方になるので、やはり専用のマクロレンズに比べると利便性は劣ります。

EF24-70mm F4L IS USM

それでも、簡易マクロとしてこれだけ寄れれば十分じゃないでしょうか。上の画像は、片手でマクロの AF をライブビューで合わせつつ、その画面をもう片方の手で撮影したので、微妙にピントが合ってませんが、このくらいのマクロ撮影まで対応できています。マクロ撮影といっても普段は等倍撮影することは滅多になく、最大 0.7 倍の倍率で撮影できればまず十分。よほど寄った撮影をしたいときには最初からマクロレンズを持って行きますしね。この「多少制限はあってもいざというときに『使い物になる』付加機能」というのは、重宝します。確かにこれがあれば 100 マクロ買わなくてもいいんじゃない、と考える気持ちも理解できます。

私の使い方ならば 5D3 の標準ズームはこのレンズで決まりかなあ。大きさ重さと価格、機能のバランスが絶妙だと思います。あとは画質次第。
でも最近シグマの 35mm F1.4 DG HSM が急激に気になってきているので、いずれは両方買うことは確定としても、どっちから買うかが問題(´д`)。

投稿者 B : 23:59 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2012/11/20 (Tue.)

シグマ山木社長が語る、新コンセプトレンズ群に込めた想い

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昨日に続いて、シグマの新コンセプトレンズのイベントレポートをお届けします。

SIGMA

山木社長は「製品には明確なコンセプトを設定することが重要」と言います。実際、「今ある技術の組み合わせでこういうのができた」というよりは、「こう使ってほしい」「こういうモノがつくりたい」という作り手の意志がなければ、モノの良さは伝わらない時代。まあモノだけ良くてもちゃんと伝え方を練らないと伝わらないものですが、まずは商品企画、コンセプトが明確でないことには話になりません。
そこでそれぞれのレンズのコンセプトを明確にするために「Contemporary」「Art」「Sports」という 3 ラインに製品を分類したのが今回の新しいアプローチなわけですが、別に大口径望遠レンズで芸術写真が撮れないわけじゃないし、Art ラインの単焦点レンズを日常使いにするのが悪いわけじゃない。山木社長も「別にコンセプト外の用途に使えないという意味じゃない」とは何度も仰っていましたが、まあある程度カメラを知っている人であればスペックから自分の用途に合ったレンズは選べるでしょうし、この区分はどちらかというと開発・商品化途上でのコンセプトのブレを抑えることと、ラインアップを分かりやすくすることでエントリーユーザーへの間口を広げよう、という意図で作られているように思います。

■Contemporary | 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM

SIGMA

まずは「Contemporary」シリーズの 17-70mm から。「現代的な」という意味を与えられたレンズの第 1 弾は、現在のシグマを代表する(性能的に、というよりは、ポピュラーな、という意味で)標準ズームレンズのリニューアルとなりました。17-70mm(28-105mm 相当)という広いズーム域に F2.8-4 という明るめのスペック、それに手ブレ補正と簡易マクロ機能までついた欲張りなレンズで、個人的にはカメラメーカー純正の APS-C 標準ズームよりもこっちを選んだ方が幸せになれるのではないかと思っています。実際、私も初めての 1 本はこれの初代モデルを買いましたし。

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「Contemporary」が意味するところは「光学性能」+「利便性」。絶対的な光学性能ではなく必要十分な性能と利便性を兼ね備えた製品バランスを追求していて、普段使いやスナップ、旅行など幅広く使ってほしいとのこと。機能的に欲張りなのも利便性の追求ゆえんでしょう。利便性としては「できるだけコンパクトで軽い」という意味合いも含まれていて、この新 17-70mm は旧モデル比で 30% の小型化を実現しています。このシリーズは年々機能が増えていくトレードオフで少しずつ大型化していましたが、ここで一回り以上コンパクトになった意味は大きい。私はもう APS-C 機をメインでは使っていないので買うことはないでしょうが、まだ 7D がメイン機だったら初代 17-70mm からそろそろ買い換えを考えただろうな、と思います。

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鏡筒のデザインもずいぶん垢抜けましたね。今回の新コンセプトレンズ群のデザインには社外のデザイナーを起用しているとのことでしたが、このデザインを手がけているのは日本を代表する工業デザイナーの一人、岩崎一郎氏だそうです。最近では au の携帯電話「G11」などが記憶に新しいところですが、シグマ製品への採用のきっかけはかつて山木社長ご本人がインテリアショップを訪れた際、韓国の MUTECH 製電話機のデザインに一目惚れし、お店でデザイナーの名前を聞いて直接電話でアプローチした、とのこと。MUTECH の電話機は 10 年くらい前ですかね?私もインテリアショップで一目惚れし、ほとんど買いそうなところまで行った記憶があります。そして調べてみたらこの岩崎一郎氏が元ソニーのデザイナーだったことを知り、そりゃあ私の琴線に触れるわ、と妙に納得したという(笑。
ともあれ、一見穏やかな山木社長のこんなに熱いエピソードが聞けるとは、意外でしたね(^^;;。

さておき、当初「社外のデザイナーを採用」と聞いたときにはちょっと不安にもなりましたが、単なるアーティスト志向のデザイナーではなく、ちゃんと経験のある工業デザイナーを採用した、というのを聞いてとても安心しました。工業デザイナーというのは単に「カタチがカッコイイから」ではなく、設計的な都合とか合理性とか製造面での必要性まで考慮して、設計者と一緒に落としどころを見つける能力が求められるものなので。だって "design" ってもともと「設計」って意味なんですよ。

あと、細かいところではレンズ前面の円周に刻まれているスペックの文字が従来は白い印字だったところが、今回から黒いエンボスに変更されています。これは簡易マクロ機能が強力(フードをつけると被写体がフードに触れてしまいそうなくらい寄れる)なレンズ故に、被写体に刻印が映り込まないための配慮だとか。それほど単価が高いわけではないレンズなのに、こだわってますね...。

■Art | 35mm F1.4 DG HSM

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そして今回の新レンズの大本命がこれ、「Art」シリーズに属する 35mm F1.4 DG HSM。シグマとして(私が知る限り)初めての 35mm F1.4 で、30mm F1.4 DC にはじまるシグマの単焦点 F1.4 レンズシリーズのトリをつとめるレンズでしょう。もうね、見た目からしてソソります。

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「Art」シリーズが標榜するのは「最高の光学性能」+「アーティスティックな表現」。MTF(だけじゃないですが)などのスペック的な光学性能を極限まで追求した上で、単なるスペックではない芸術的な表現に生かせるレンズの味も兼ね備える、ということを目指しています。用途としては風景、ポートレート、静物、接写など、主に芸術として撮られる写真のためのレンズ。だからこそデジタル設計でソツのない写りをするだけでなく、そのレンズでしか出せない表現というのも狙っているのでしょう。

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鏡筒デザインは、今回の新レンズ群で基本的には共通のイメージながら、Contemporary ラインとは微妙に異なる意匠が施されていたり、素材も部分的に変えてあったり(17-70mm はマウント部以外はプラスチック)、この鏡筒を見ているだけで欲しくなってしまいます。でも、今回のデザインコンセプトは「極力デザインしないデザイン」。確かに、余計なものをゴテゴテ付けて華美にしたわけではなく、ボディラインの繋ぎかたや素材の使い方、マットと半光沢のコンビネーション、そしてできるだけシンプルな線や円でまとめることで、長く使っても飽きの来ないデザインに仕上がっていると思います。そしてこれを見ると、今まで良いとも悪いとも思わなかった従来のシグマレンズのデザインが、急に野暮ったく見えてくるという(^^;;。デザインは好き好きなので賛否両論はあるでしょうが、私はこのデザイン、好きです。

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F1.4 の大きな前玉の、このえも言われないような曲面と紫色がかったコーティング。これだけでご飯三杯はイケル(ぉ

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レンズマウント付近の底面には「012」の刻印が。これは実物を見るまで全く知らなかった部分ですが、レンズの発売年を表しているのだとか。どのレンズもカメラの性能やレンズの製造技術の進歩に合わせて数年おきにリニューアルするものですが、その際に「何年に発売されたレンズか」で区別ができるように、とのこと。レンズの性能は基本的に新しい設計のものほどいいものですが、描写の味という点であえて古いレンズを使う、というオールドレンズ的な楽しみ方がいずれできるように、という想いが込められています。

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レンズフードも、スペックが刻まれている部分だけゴムが使われていたり、こういうところにまで凝っています。

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フードを付けるとただでさえ大きなレンズがさらに存在感を増してきます(汗。これ振り回すのはなかなか大変だわ...。

まあ大口径レンズというのは画質が良くてナンボ、外観や大きさ重さなんて二の次ですよ!というのが本音。じゃあ肝心の画質のほうはどうなのかというと、今回は軸上色収差の低減にこだわったそう。近年はカメラ内収差補正技術が進歩したこともあり、倍率色収差(画面の周辺部での色ズレ)はソフトウェア的に補正する技術が確立されていますが、軸上色収差(絞りを開いたときに、コントラストの高い部分で発生する色ズレ)は光学的に解決するしかないそう。それを極限まで抑えたのが今回の 35mm F1.4 だとか。

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比較対象としてまず見せられたのは、他社(どこのメーカーかは不明)の 35mm F1.4 レンズで撮影された解像力チャート。確かに絞り開放では軸上色収差が発生し、白のエッジにマゼンタやグリーンが乗ってしまっているのが見えます。F2.8 まで絞ればほぼ解消されるとはいえ、これでは F1.4 を使う場合には、保険としてちょっと絞って 1、2 枚...という撮り方になるでしょう。
これは他社比較だけでなく、同社の現行 F1.4 レンズ(50mm や 85mm)でも発生しており、特に他社のレンズの性能が悪いというわけではありません。逆に言えば、MTF 曲線などの性能で比較しても、キヤノンやニコンの 35mm F1.4 と極端な差はなく、差異化するために軸上色収差の補正にこだわった、とのこと。

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で、これがその 35mm F1.4 DG HSM で撮影された同じチャート。先ほどの画像と比べると、F1.4 でも大幅に収差が抑えられているのが分かります。これなら積極的に絞り開放から使っていけそうですね。

とはいっても、我々は別にチャートを撮影するのが趣味じゃないので、実際の被写体を撮るとどうなるのか、が重要です。そのあたりについては、また追って(という引き延ばし

■Sports | 120-300mm F2.8 DG OS HSM

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「Sports」シリーズを代表するのは 120-300mm F2.8。スポーツ撮りレンズの代名詞と言えば「サンニッパ」、つまり 300mm F2.8 ですが、このレンズはそれを 120mm スタートのズームレンズにして撮影領域を広げようという超意欲的なレンズです。しかもズーム全域で F2.8、それでいて他社のサンニッパの半額近い価格なので、驚くしかありません(それでも一般人に買える価格ではありませんが)。

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このシリーズのポイントは「光学性能」+「高い運動性能」。近年発売されている同社の望遠ズームレンズ群は光学性能が高いものが多いですが、それに加えて高い運動性能(光学手ブレ補正やフォーカスリミッター機能など)でスポーツ撮影の厳しい要求に応えることを目指しています。さらに、このシリーズのレンズには基本的に防塵防滴機能と後述するカスタムファンクションを持たせるとか。スポーツや飛行機、野鳥などが被写体となる望遠ズームレンズの用途では、天候に左右される屋外での使用が多いため、防塵防滴機能を求める向きが多いです。今年のオリンピックではプロカメラマン内のカメラシェアでキャノンとニコンのどちらが勝っているかが話題になりましたが、このプロ仕様のレンズで、プロのスポーツ撮影にシグマレンズがどの程度食い込めるでしょうか。このあたりは、単なるレンズスペックだけでなく、カメラ側の AF 機構とのマッチングも重要になるだけに、そう簡単ではないと思いますが、期待はしたいです。

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サンニッパでさらにズームなんだから前玉だってモンスター級にデカいですよ。105mm 径のフィルタなんて滅多に売ってるものじゃないし、MC プロテクタ 1 枚買うだけでも 1 万円コースですよ(;´Д`)ヾ。

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なお、カスタムファンクションですが、このレンズではフォーカスリミッターのカスタム設定機能が用意されるとのこと。今回の展示品は試作機だったのでスイッチがありませんでしたが、フォーカスリミッタースイッチに「CUSTOM 1」「CUSTOM 2」の 2 つの設定が用意され、ユーザーが PC 経由で設定した 2 種類のフォーカスレンジを覚えさせることができるとか。まあメーカー側が用意しているフォーカスリミッター機能なんて、あくまで「一般的によく使うであろうフォーカスレンジ」として設定されているだけなので、被写体や撮影場所によって変わって当然。それを 2 種類覚えさせておけば、デフォルト値と合わせてあらかじめ 3 パターン準備しておけるので、これなら多くのシチュエーションでより的確な撮影ができるでしょう。

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まあ、これだけ長くて重い(レンズだけで約 3kg!)ので、いくら長玉を振り回し慣れている私でも、これはちょっと腰が引けてしまいますが(´д`)、より撮影領域の広がったサンニッパ、と考えれば、とても魅力的ではあるんですよね。

ちなみにこのレンズの現行品はまだ 1 年半前に発売されたばかりなので、今回のリニューアルにあたって光学仕様は変更されていないそうです。作り直しても現時点ではこれ以上の性能になる見込みが薄いため、今回は防塵防滴やカスタムファンクションの付与にとどめた、とのこと。でも同様の考え方で他の望遠レンズ群もリニューアルされてくるとしたら、これはまた魅力的なものになりそうです。

■USB Dock

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今回の新レンズ群のカスタムファンクション機能などを使うために必要なのがこの USB Dock です。これを介してレンズを PC に USB 接続することでいくつかの操作が行えるとのことですが、ほぼレンズに直接 USB ケーブルが刺さっているように見える外観は、ちょっと異常(笑。

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この USB Dock を介してできることは、(レンズによって異なる可能性はありますが)AF の微調整、上述のフォーカスリミッターの設定、AF の動作モードを合焦速度優先/スタンダード/精度優先の切り替え、それからレンズファームウェアのアップデート、が現時点では想定されています。AF 微調整に関しては、中級機以上であればカメラ側に機能が用意されていることも多いですが、カメラ側の設定では「レンズの全焦点域に対して AF 位置を前後にずらす」ことしかできないのに対して、このツールを使えば焦点域ごとに細かく AF 位置の調整ができること。まあそこまで自分でいじれる人は稀でしょうから、通常であればメーカーのサービスセンターが使っているツールをユーザーに開放するようなものでしょうか。
この USB Dock に対応する調整ツールは「SIGMA Optimization Pro」という名称のソフトウェアとして、年明けには無償ダウンロード提供されるとのことです。まあ USB Dock がないと使えないとは思いますが...って、そういえばレンズは各社マウント用が発売されていますが、USB Dock もマウント別に発売されるということですかね?質問してくるのを忘れていました...。

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さておき。これらの新レンズ群のうち、真っ先に発売日が決定した(SA マウント用が 11/23、EF マウント用が 11/30)「Art」シリーズの 35mm F1.4 DG HSM を、このイベントの中で試用することができました。おそらく国内において一般ユーザーがこのレンズを試写するのは初めてになるんじゃないかと思いますが...写りのほどは、待て次回(ぉ。

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投稿者 B : 00:16 | Camera | DSLR | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック