b's mono-log

2012/02/13 (Mon.)

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

13920-2969-266942

久しぶりにみんぽすからレンズのレビュー用機材をお借りしました。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

いわゆる「ナナニッパ」、定番の 70-200mm F2.8 です。中望遠~望遠にかけてよく使われる焦点距離をカバーしており、特に F2.8 通しのものはどのメーカーも威信を賭けて開発してくる「看板レンズ」とも言えるクラス。
このレンズも、当時のライバルメーカーのナナニッパの性能をベンチマークに開発され、一度ほぼ設計が完了した段階で他社がナナニッパをリニューアル(おそらくニコンのナナニッパ II 型だと思われる)してきて、その画質があまりにも高かったために、目標を再設定して設計し直したという曰く付きのレンズです。その後、キヤノンからもナナニッパの II 型が出ていたり、ここ 2~3 年はナナニッパの当たり年と言って良いかもしれません。言い換えれば、それだけ激しい競争に晒された中で発売されたレンズなら、期待もできようというものです。

私は 70-200mm はキヤノンの F4L を愛用しており、これがまた開放からシャープだしヌケの良い描写でたいへん気に入っているのですが、シグマのナナニッパは以前のモノフェローズイベントで試用させていただいて以来、もう一度使ってみたいと思っていたレンズ。カメラメーカー純正のナナニッパが高くて買えない貧乏人の福音となるか・・・的な観点で、しばらく試用させていただきたいと思います。

ということで、まずはハードウェア周りから。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

このレンズはスペック的には 70-200mm/F2.8 に加えて、APO(特殊低分散レンズを使用して色収差を抑えたアポクロマートレンズ)、OS(Optical Stablizer:光学手ブレ補正)、HSM(Hypersonic Motor:超音波モーター)という仕様になっています。DG 銘なのでもちろんフルサイズ機にも対応。「EX」というのは、キヤノンで言う L、αでいう G レンズに相当する、シグマのハイグレードレンズ群。
つまり、スペック的にはキヤノンの EF70-200mm F2.8L IS II USM に匹敵する仕様ながら、価格は半分(キヤノンがどんなに安くても 20 万円を切るかどうかなのに対して、シグマのこのレンズは安いところでは 10 万円強で買える)というあたり、アマチュアでもちょっとがんばれば買えるナナニッパとして十分魅力的と言えます。キヤノンレンズだと同じ価格では F4L がやっとですからね・・・。

ちなみに鏡筒の外装は最近のシグマレンズに見られるツルツル塗装ですが、なぜかズーム/フォーカスリング周辺と三脚座だけが旧式の梨地塗装というハイブリッド型になっています。シグマのレンズ外装は 2010 年頃にザラザラ→ツルツルに仕様変更されたので、塗装切換期の試作機かと思ったんですが、調べてみたらこの状態で販売されている個体もあるようで。なお、現在出荷されている製品はどうやら全体がツルツル塗装のものに切り換わっているようです。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

側面には AF/MF 切替スイッチのほか、OS(手ブレ補正)のモード切替スイッチがあり、手ブレ補正オフ/モード 1(通常モード)/モード 2(流し撮りモード)を切り換えられます。
それなりに大きくて重いレンズなので、三脚座は標準装備。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

付属のレンズフードはかなり長めですが、さらに APS-C ボディ用のフードアダプタまで付属しており、さらにフードを延長することが可能(写真はフードアダプタもつけた状態)。
さすがに F2.8 通しのレンズとなると、いかに現代のレンズコーティングが優れているといっても逆光性能は厳しいもの。それほど長いものでもないですし、APS-C ユーザーならフードアダプタは常用しても良いように思います。ちなみに私は 50-500OS ではフードアダプタまでつけるとさすがに長すぎるので、アダプタなしでフードだけつけています(^^;;

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

私が愛用している EF70-200mm F4L USM(IS なし版)と並べてみました。直径、長さともにシグマの F2.8 はキヤノン F4 の 15% 増しといった程度ですが、重さはほぼ倍(1,430g と 705g)。
F4 なら使うかどうか判らない日でもカメラバッグに突っ込んでいくのに苦にならず、また振り回しやすいレンズでもあるんですが、さすがに 1.4kg となるとちょっとした気合いが要ります。まあそれに見合うレンズでもあるんですが、私が最初に 70-200 を買ったときに F4 にしたのは、価格もさることながら大きく重いレンズは使用頻度下がりそうだな・・・と思ったからでした。その割にその後 50-500OS という大砲を買ってしまうわけですが(^^;;

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

この 2 本のレンズの量感の差は俯瞰で見るより前玉側から比べた方が判りやすいですね。フィルタ径は F4 がΦ67mm なのに対して、F2.8 はΦ77mm。前玉の大きさの差が明るさの差に直結していると言って良いでしょう。
ちなみにこの 2 本はいずれもインナーズーム、インナーフォーカスなので、ズームやフォーカスによってレンズの全長が変わらない点は同じです。

SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

EOS 7D 装着時はこんな感じ。やっぱり 7D くらいゴツイボディだと、これくらい量感あるレンズのほうが似合いますね・・・。この佇まいを見ているだけで、モニター試用ではなく欲しくなってきてしまいます。でもナナニッパにしては安いと言ったってポンと出せる金額じゃないしなあ。

まあレンズは外観よりもちゃんと写ってナンボなので、以降は作例を交えながら評価してみたいと思います。つづく。

シグマ / APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM (キヤノン用)

B003HC8V9A

13920-2969-266942

投稿者 B : 07:28 | Camera | DSLR | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2012/02/12 (Sun.)

CP+ 2012 レポート (4) -その他編

CP+ 2012 のレポートもこれで最後になります。

今回の CP+ で私が滞在時間長めだったのはシグマ富士フイルムキヤノンの 3 社でしたが、それ以外もちらほら回りました。でも話題の新製品系は人だかりで触れなかったものも多く、若干不完全燃焼気味でしたが、さておき私が気になったものをいくつかまとめてレポートします。

α

まずはソニーブース。例年ならαや NEX の新型のモックアップを展示して我々をワクテカさせてくれるものですが、今年は正直言ってサプライズ皆無。α/NEX 関連の新製品といっても 500mm F4 G くらいしかなく、ひゃくまんえんコースともなればそうそう触る気にもなれません(´д`)。
NEX のレンズロードマップについては Web で公開されている図のパネル展示すらなく、会場ではさも「なかったこと」にされているんじゃないかというような状況。サプライズでレンズのモックくらいは展示されていたりしないかと淡い期待を抱いて行ったのですが、残念でした。むしろ理由があって敢えて展示していないんじゃないかと勘繰ってみたり。

DSC-TX300V

未発売製品の展示でちょっと面白いところと言えば、Cyber-shot TX300V くらいでしょうか。Wi-Fi 内蔵とか単体で GPS ロガーとして使えるとか、意外と見どころが多いカメラで、私が今コンデジの購入を検討していたら選択肢に入っていただろうカメラ。
フロントは全面ガラス張りでレンズには直接触れようもないのですが、なぜかガラスの内側にシャッター式のレンズバリアとフラッシュバリアが仕込まれていて、電源に連動して開閉するようになっています。これレンズバリアが故障したら撮影できなくなっちゃうし無意味なんじゃないの(´д`)、というツッコミを入れたくもなりますが、電源オフ時のモノリス然とした佇まいを実現するためのデザイン上の遊びなんですかね。

DSC-TX300V

このカメラもフルタッチオペレーションですが、こちらは静電式タッチパネルなのでスマートフォンライクなレスポンスが期待できます。IXY 1 のタッチパネルにはゲンナリしてしまいましたが、TX300V のタッチパネルならアリかも。
最近はスマートフォンの操作性が標準になってしまったので、ハンパな感圧式タッチパネルをつけることは逆に製品の評価を落としてしまうんじゃないかと思っているんですが、どうなんでしょうか。

NEX-7

こちらはソニーではなくコシナブースですが、NEX-7 にアダプタ経由で VM マウントの COLOR-SKOPAR 35mm F2.5 P II を装着した展示がありました。やっぱり NEX-7 には MF レンズが似合う。似合いすぎる。

ミラーレスが流行り始めてからコシナレンズへの注目度も高まっていますが、どちらかというと NEX よりもマイクロフォーサーズのほうに力が入っているのがちょっと残念なんですよね。F0.95 シリーズ第二弾として NOKTON 17.5mm F0.95 が今度出るようですが、そろそろ NEX 向けにも面白いスペックのレンズを出してほしいところです・・・。

D800

ニコンブースは D4 と D800 が大盛況。ハンズオンコーナーが何分待ちだか分からないくらいの行列ができていて、とても並ぶ気にはなれませんでした。偶然、ハンズオンコーナー以外の場所に D4 と D800 が各 1 台展示されていたのを見つけて激写したんですが、それも常に触っている人がいる状態で、私は触れず(´д`)。
ちなみにローパスフィルタレスの D800E のほうは展示が(おそらく)なく、サンプル写真もほとんど展示されていませんでした。キヤノン党の私としては、D700 の正統後継としての D800 のほうにはあまり興味がないので、D800E(本体というよりプリント)をじっくり見たかったので、残念。

OM-D

続いてオリンパスブース。OM-D はかなりの人気でしたね。私も結局ハンズオン機には触れず、ショーケースを撮影したのみ(´д`)。

カチカチっとしたデザインテイストや質感の出し方なんかはけっこう私好み。PEN シリーズのほうはコストダウンの影響か、世代を重ねるごとに見るからにチープになっていって残念な感じだったんですが、この方向性ならアリだと思いました。

OM-D

ただ、ミラーレスなのにペンタ部っぽい出っ張りが作られているところとか、PEN といい OM-D といいすぐに昔のヒット商品を引き合いに出してくるセンスが個人的には好きになれません。だって E-400 のときも OM-1 を意識した・・・とか言っていませんでしたっけ?必要以上に過去のファンに媚びず、未来を向いた製品作りをしつつ、古くからのファンをニヤリとさせるような仕込みをちょっと忍ばせておく・・・くらいの奥ゆかしさがあるほうが私は好きなんですが。

とはいえ、世界初の 5 軸対応手ブレ補正とか、EVF の性能が NEX-7 とどっちがいいのとか、気になる要素はけっこうあるので、これも店頭に並び始めたら触りに行かないと。

OM-1

ブース内には歴代の OM シリーズのショーケース展示もありました。OM-D は確かにかなり OM-1 のテイストを強く受け継いでいますが、やっぱりオリジナルはオリジナルだよなあ・・・と改めて。アナログにはアナログの、デジタルにはデジタルの必然があるんだと思うんですよね。

といったところです。今年はペンタックスリコーについてはほぼ完全スルー状態でしたが、最近のペンタックスリコーは GR シリーズ以外はどうも私の琴線に触れるモデルがないので、いいです(ぉ

それにしても今年の CP+ は大盛況だった(いや、まだ会期中なので過去形ではいけませんが)ようですね。まあこれだけ力の入った新製品が大量に出展されていれば、本気のカメラファンでなくても見に来てみたくなるものでしょう。世界のカメラメーカーのほとんどが集まっている日本だからこそ、今後はこの CP+ をもっと盛り上げていって、PMA が没落した今、Photokina に並ぶイベントに成長させてほしいところです。
そういえば今年は秋に Photokina も待ち構えているのですが、これだけ出てしまうともう出すものないんじゃないかという気にさえなりますね(笑。それでも 5D3 とか 5D3 とか 5D3 とかあるんでしょうが(ぉ)、これから秋にかけて出てくる各社の新製品に関しても、引き続き期待です。

ちなみに今回は多くのブースをしょういちさん、紗々さんと一緒に回らせていただきました。私にはない視点も多いので、併せてお読みいただくとより楽しめます(^^;;

SorryFull | 商品レビュー カメラ 写真 車 ネタ話
☆★ささのま!★☆

投稿者 B : 00:00 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2012/02/11 (Sat.)

CP+ 2012 レポート (3) -キヤノン編

まだまだ CP+ のレポートは続きます。今回はキヤノンブース。

EOS 5D Mark III(仮称)の発表がなく、個人的には肩透かしを喰らってしまいましたが、例年この CP+ および前身である PIE のタイミングで発表されていた EOS Kiss シリーズの新製品も今年は特になし。Kiss は X5 が日本、X50 が台湾製なのでタイ洪水の影響は考えにくいですが、逆にそろそろ毎年モデルチェンジする要素がなくなってきたのも事実なので、それほど驚きません。むしろ噂されている大手カメラメーカーとしては最後発のミラーレス機がいつどのような形で出てくるかが注目だったりします。

CINEMA EOS SYSTEM

そんなキヤノンブースで象徴的に展示されていたのは、EOS C300 を中心とした CINEMA EOS SYSTEM。値段的なものだけでなく、持て余すという意味でも個人が手を出せる代物ではありませんが、「一眼レフのオマケ機能」だった EOS MOVIE がついにハリウッドの映像制作にも本格的に使われていくようになるのか、と考えると感慨深いものがあります。

そんな CINEMA EOS SYSTEM の展示を指をくわえながら流しつつ、一眼レフのハンズオンコーナーへ。

EF28mm F2.8 IS USM

直前に発表された 3 本の新しい EF レンズも試せる状態で並んでいました。この写真は EF28mm F2.8 IS USM。IS 内蔵になることでもっと大きく重くなるかと思っていたんですが、まあ F2.8 の広角単焦点としては常識的なサイズの範疇で、良い意味で驚きました。

EF24mm F2.8 IS USM

こちらは EF24mm F2.8 IS USM。

外観は最近の非 L 単焦点 EF レンズのデザインテイストを踏襲していますが、従来の同クラスレンズから 1.5 倍以上もする高価なレンズになってしまったので、もう少し高級感を出してほしかった気はします。実売はどちらも 6 万円は切らないだろうしなあ・・・。

EF24mm F2.8 IS USM

説明員さんに「なぜ敢えて F2.8 で IS なのか」を聞いてみたところ、「最近はアマチュアカメラマンの方でも手軽に夜景が撮りたいというニーズが増えています。いっぽうで、最近のカメラは高感度性能が十分高まってきたので、レンズ側は明るさを稼ぐよりも画質や手ブレ補正といった部分に注力することで、夜景撮影にも耐えられるレンズに仕上げました(意訳)」とのこと。

確かに、以前の常識では「広角は手ブレが気になりにくいから手ブレ補正なしでも OK」と言われていましたが、センサ画素数の高騰によってちょっとしたブレでも気になることが増えたことも事実ですし、夜景撮影ニーズ(最近ではコンデジでもカメラ内で連写→合成して見かけ上の高感度性能を高める「手持ち夜景モード」搭載が当たり前になりつつあることも、このニーズが高まっていることの証左でしょう)というのも理解できます。
でも、明るいレンズって別にシャッタースピードを稼ぐためだけにあるわけじゃないんですよ。どちらかというと被写界深度をいじることによる表現の幅にこそ意義があると思うんだけどなあ。

そんなわけで、F2.8 の上は F1.4L しかない 24mm はともかく、F1.8 が存在する 28mm は価格や用途次第では F1.8 のほうが面白いと思います(実際、F1.8 のほうが実売価格は安い)。まあ、EF28mm F1.8 は実に 1995 年発売のレンズなので、同じ絞り値で撮った場合は F2.8 IS のほうが画質は良さそうですが。実際、説明員さんによると「MTF などのスペックは新型のほうが明らかに良い」とのことです。

ちなみに、EF24-70mm F2.8L II のほうはハンズオンの列に並んでいたんですが、私の順番が来たところでどこかに持って行かれ、EF24-105mm F4L に交換されてしまいました。ってそれじゃ並んだ意味ないだろヽ(;`Д´)ノ!!と思いましたが、どうせ手が出せるレンズじゃないからいいや・・・(´д`)。

PowerShot G1X

PowerShot G1X。こちらもハンズオンしたかったんですが、けっこうな人だかりができていたので諦めました(´д`)。ハンズオン機を遠まきに眺めたのと、このガラスケース展示を見た程度ですが、第一印象は「デカっ!」。これを「コンデジ」と呼んでいいのか躊躇われるサイズです。ボディの量感は NEX-5 よりもあり、本当にミラーレスキラーとして開発されたということがよく分かります。
レンズのワイド端の開放 F 値は 2.8 だし、これはミラーレスどころか Kiss を買ってキットレンズ付けっぱなしにするくらいだったら G1X のほうが良いくらいなんじゃないの?と思えます。これが出たことで、逆にキヤノンからはまだ当分ミラーレスは出てこないんじゃないかとさえ思ってしまうほど。

このカメラについては店頭に並んだら改めて触りにに行きたいと思います。品川のキヤノン S タワーまで見に行っても良いんだけど。

IXY 1

フルモデルチェンジした IXY のフラッグシップ、IXY 1。やっぱりこのスクエアなデザインこそ IXY、という感じです。Wi-Fi なども搭載した意欲作ですが、ハンズオンコーナーでは Wi-Fi 設定された機材がなく(別途 Wi-Fi のデモが見られるコーナーはあったようですが)、カメラとしての基本部分しか触れなかったのは残念です。でもデザインは良いなあ。

IXY 1 も IXY 3 も、このサイズで光学 12 倍ズームなのですが、ズームしてもあまりレンズ長が変わりません。ズームしてもレンズが伸びないから助かった、ということはあまりないのでだから何、というところではあるんですが、スタイリッシュな IXY らしい一面じゃないかと思います。

IXY 1

背面はフルタッチパネルなので、上面の電源、再生、シャッターボタンとズームレバー以外のスイッチはありません。
ただこのタッチパネルが曲者で、どうやら感圧式タッチパネルの模様。メニューや撮影設定周りはフリックを多用する操作系になっているのですが、感圧式なのでこのフリックがやりにくい。少なくともスマートフォンと同じような気持ち良さでは操作できません。感圧式なら無理にフリックにしないで、確実にタッチさせる操作系を採ったほうが良かったのではないでしょうか・・・。そういえばデジカメやカムコーダのタッチパネルって静電式の採用例が少なく、感圧式であることがほとんどだと思うのですが、何か理由があるのでしょうか。

IXY 3

こちらは下位機種にあたる IXY 3。Wi-Fi やタッチパネルは非搭載な至って普通のコンデジですが、操作性はやっぱりボタン式のほうがこなれていますね。で、本体の質感もアルマイト処理されている IXY 3 のほうが高級感が出ていて好みです。このレッドなんかも鮮やかながらも深みのある色で、思わずグッと来てしまいました。
最近高級コンパクト以外のコンデジには興味を失っている私ですが、今必要に迫られたらこの IXY 3 を買うだろうなあ。人にも勧めてしまうと思います。たぶん IXY 1 よりも扱いやすいんじゃないでしょうか。

キヤノンつながりということで、CP+ とは別会場になりますが、同日に開催されたキヤノン主催のセミナーのひとつに参加してきました。

斎賀和彦先生

DIGITAL MOVIE WORKSHOP」と題された、CINEMA EOS SYSTEM(EOS C300)と新 EOS MOVIE(EOS-1D X)のセミナーです。
私が参加したのは、我らがサイカ先生こと、駿河台大学メディア情報学部教授の斎賀和彦氏のセミナー。EOS 5D Mark II 世代と C300 および 1D X の動画における画質や特性の比較を中心とした内容でした。

公演中の写真撮影は NG だったので、写真は開演前の様子ですが、サイカ先生のこんなに真面目な顔は初めて見たかも(笑

斎賀和彦先生

高感度性能、モアレの発生度合い、逆光性能やカラコレ耐性、センササイズの違いによる被写界深度の違い、素早くパン or 移動させながら撮影したときのローリングシャッター歪み、など多岐にわたる比較検証結果を実際の映像を見ながら比較できると 5D2、1DX、C300 の差(場合によってはそれは性能差というより目指す方向性の違いである場合もある)がとてもよく分かりますね。ホームビデオの延長線上で考えるとそこまでシビアな性能求めてないよ、という部分も多いですが、プロユースでは確実に差が出る部分で、1DX と C300 の動画性能は確実に進化しています。

私は一眼ムービー(NEX を含む)は Handycam を持って行かなかったのに動画を撮りたくなったときとか、スチルを撮っている間に動画を撮りたくなったけど Handycam に持ち替えるのが面倒なときくらいにしか使っていないのですが、これを見て改めてもうちょっと一眼ムービーを使い込んでみても良いかもな、と改めて思いました。何の作品性もないホームビデオだって、一眼的な画で自分の子どもが動く映像が撮れるというのもなかなか良いものです。
そうすると撮影後につい編集したくなってきてキリがない世界に足を突っ込むことになる・・・のが、私が動画撮影にそこまでのめり込んでいない理由でもあるのですが(´д`)。

ともあれ、サイカ先生お疲れさまでした。
私は 5D3 が出たら値崩れするであろう 5D2 を狙おうかなあ、と思っていたんですが、C300 はともかく 1DX の動画性能の健闘ぶりを見てしまうと、来たるべき 5D3 も 1DX に近いレベルまで EOS MOVIE の完成度を高めてきそうなので、これ見たら 5D3 欲しくなっちゃうじゃないですか(;´Д`)ヾ。

投稿者 B : 21:17 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

CP+ 2012 レポート (2) -富士フイルム編

CP+ のイベントレポートを続けます。今日は富士フイルム。

CP+ 直前になってインパクトの強い新製品が多数出てきたので忘れてしまっていましたが(笑)、X-Pro1 はぜひ触ってみたいと思っていたのでした。カメラに懐古趣味はあまりない(どちらかというと新製品にそういう要素が強く出ているのが嫌い)な私も、X-Pro1 だけは触りたいと感じさせる何かがありました。

X-Pro1 の注目度はやはり半端ではなく、プレスと招待客しか入れない初日の午前中プレミアタイムでさえ 40 分待ち。今年の CP+ での最大の人だかりは間違いなく D800 でしょうが、たぶんその次はこの X-Pro1 だったんじゃないでしょうか。
ハンズオンしてる人たちの眼差しの真剣さがハンパではなく、遅々として進まない行列に並ぶこと 30~40 分。私もようやく X-Pro1 に触れることができました。

FUJIFILM X-Pro1

これ、パッと見でデジタルカメラだとは誰も思わないですよね・・・それくらいメカニカルでクラシカルな外見ですが、作りは悪くない。無駄にダイヤルを回したくなってしまうメカの作り込みには設計者のこだわりを感じます。
全体的にギミック満載の作りで、最近の電子制御満載のカメラに慣れてしまった身には逆に新鮮です。

FUJIFILM X-Pro1

ハンズオンに夢中になってしまってあまりたくさん外観写真を撮れませんでした・・・(´д`)。

昨年出た FinePix X100 は正直言ってそのコンセプトに賛同できなかったのであまりじっくり触ったことがありませんでしたが、改めて X-Pro1 に触れるとこのハイブリッドビューファインダが面白い。光学ファインダの上に液晶表示が重ねて表示されるのは EOS 7D なんかでもありますが、それよりもさらに進んでいて、多重露光時に先に撮った画像が光学ファインダ上に半透過状態で表示され、それを見ながら 2 回目の露光ができるという体験には正直衝撃を受けました。多重露光なんてどれだけ使うんだという疑問はさておき、これは面白い。親父が熱中するわけだ!
このカメラの本質はでもやっぱりメカじゃなくてハイブリッド VF、ローパスフィルタレスセンサ、といった電子制御デバイスなんだろうな、と改めて思わされた瞬間です。

最新の電子デバイスと伝統的なメカニカルデバイスや(マウントアダプタ経由でオールドレンズを使うことによる)歴史上の名レンズとの融合。「オールドレンズマニアの琴線」という意味では、X-Pro1 というカメラはそこにどストライクなカメラなのかもしれません。
ただ、この商品性はいかにも「親父の道楽カメラ」というところから脱却できておらず、価格も価格なので(それだったら手持ちのシステム向けのレンズにでも投資したい)、私が買うことはないでしょうが、気になるカメラであることは間違いありません。

FUJIFILM X-Pro1

途中から CP+ の見学・取材に同行させていただいた紗々さん(あとしょういちさんも)にモデルになっていただきました。

かわいい女の子がメカメカしいものに触れている図って萌えませんか?私だけでしょうか。

FUJIFILM X-Pro1

ミラーレスという割には大きくて重いし、レンジファインダとしても OVF と EVF のハイブリッドだし、少なくとも女子カメラとして首から提げて街角スナップ、というカメラではないことは確かです(そういうカメラ女子もいるかもしれませんが)。でも、この X-Pro1 はなんかそういうことじゃなくて、独特の世界観を持っているように感じました。親父のオモチャにしておくにも、「プアマンズライカ」の位置づけに甘んじさせておくにも惜しい。どの程度売れるか分かりませんが、今後の動向が気になるシリーズであることは確かです。

投稿者 B : 00:00 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2012/02/10 (Fri.)

CP+ 2012 レポート (1) -シグマ編

パシフィコ横浜で開催された CP+ に、今年も行ってきました。

カメラと写真映像の情報発信イベント CP+2012 ~伝える、つながる、写真の力~

CP+

カメラ業界的には昨年の東日本大震災やタイ洪水の影響で開発や発売が遅れた製品は数知れず、なおかつ今年は米国のカメラショー「PMA」が CES との合同開催という形で事実上の消滅に近い形になった、ということもあり、カメラメーカー各社の気合いの新製品がこの CP+ に集中したという印象。実際、今回の CP+ 直前の新製品発表ラッシュはすごいものがありました。
中でも個人的に注目したのはシグマ。キヤノンとソニーにあまりサプライズがなかったこともあり、開場早々にシグマブースに足を運んだら、既にクマデジさん、しょういちさん、丁稚さんというだいたい思った通りのメンバーがシグマブースに集結していたという(笑。

SD1 Merrill

まず出迎えてくれたのは、ようやく誰もが購入を検討できる価格レンジに入ってきた SD1 Merrill。まだ開発発表段階ということでアクリルケースに入っての展示でしたが、中身はほぼ同等である旧 SD1 が多数ハンズオン機として用意されていました。
SD1 のハードウェア周りについては去年のレポートでも書いたので、ここでは割愛。

SD1 Merrill

SD1 Merrill は外観上の違いも旧 SD1 とは全くなく、見分けることが不可能・・・と思っていたら、液晶モニタの下あたりに控えめに「Merrill」のロゴが。おそらくここでしか見分けをつけることはできないのではないでしょうか。
カメラ系の製品ではこういう上品なロゴは珍しいですが、私は好きです。

DP2 Merrill

続いて DP シリーズ。DP1 Merrill はまだ開発途上とのことで、DP2 Merrill だけが展示されていました。それも 2 台のみ、うち撮影可能なのは 1 台、もう 1 台は動作はさせられるけど撮影はできない状態。私は撮影できない個体しか試せなかったので、肝心の撮影プロセスが体験できなかったのは残念でしたが、それでも概要は掴めました。

DP2 Merrill

DP Merrill で最も進化したのは液晶、という皮肉もあるくらい(笑)、今回は液晶モニタの品質が上がっています。撮影 NG の個体だったのでサンプルとして旧 DP1 の撮影画像を再生して見るくらいしかできませんでしたが、本体液晶での操作や再生も、これなら気持ち良くできそうです。
液晶の右下には SD1 Merrill と同じく「Merrill」のロゴ。

DP2 Merrill

設定画面もずいぶん現代的になりました。初代 DP1 は店頭で 1 分も触らないうちに投げ出したくなってしまう UI でしたが、世代を重ねるごとにじわじわと良くなってきていますね。今回も操作系はかなり見直されているようで、十字キーだけでなく上面のダイヤルでもカーソル操作ができるようになり、扱いやすくなりました。

背面のデザインはプレーンになってずいぶん垢抜けましたね。従来の形状のほうがボタンは押しやすかったような気もしますが、都会的なデザインになった印象です。

DP2 Merrill

操作ダイヤルがついた代わりにモードダイヤルがなくなってスッキリした上面。モード切替は「MODE」ボタンを押してからダイヤルを回して決定します。

ボディは全体的に従来機種よりも大型化。NEX-5 のボディ部分よりも量感のある筐体なので持ち歩きにはそれなりに覚悟が必要です。まあそれを差し置いても持ち出したいという機にさせられるカメラだとは思います。

DP2 Merrill

新規設計のレンズ。30mm(45mm 相当)F2.8 のスペックです。従来の DP2 シリーズが 41mm 相当のレンズだったので、微妙に望遠側の焦点距離になりましたが、それほど大きな違いはないと思います。
レンズ周辺部にはピントリングが備えられ、MF 操作もやりやすくなっています。まあ 4,600 万画素でローパスフィルタレスだと、ピントがかなりシビアになりますからね・・・。でもそれだといくら向上したとはいえ、本体液晶でのピント合わせではそもそも厳しい気もします。

ちなみに DP2 Merrill と DP1 Merrill では上記の開発状況の違いもあり、発売時期が分かれるようです。DP2 Merrill のほうが先で 5~6 月、DP1 Merrill のほうは 8 月頃になる見込みとのこと。肝心の価格はさすがに教えてもらえず、10 万円を切るかどうかさえまだ分からないとか。ただ、スタッフの方によると「SD1 Merrill が 20 万円前後になるので、そこから考えて納得できる価格帯」を目指しているとのこと。個人的には 10 万円を切らないと検討対象にするのは難しいので、ぜひともがんばってほしいところです。

SIGMA DN Lens

ミラーレス機用の「DN」シリーズレンズも展示されていました。19mm と 30mm、E マウントとマイクロフォーサーズ。マウント部が細くくびれているほうが m4/3 向けです。

SIGMA DN Lens

30mm F2.8 EX DN(E マウント用)。これに限らず現在発売が予定されている DN レンズは全て E マウントの標準と同じ 49mm のフィルタ径です。
ちなみにマイクロフォーサーズ用は今月 24 日に発売するようですが、E マウント用はまだ未定。19mm のほうは両方まだ未定。早く頼みます・・・!

SIGMA DN Lens

こちらは 19mm。どちらも前玉があまり大きくなく、F2.8 と控えめのスペックになっていますが、本体サイズとの兼ね合いや NEX の場合はセンサへの光の入射角の問題(色かぶり)も考えるとこんなものかと。
どちらもパンケーキというほど薄いわけではありませんが、NEX につけるとそれぞれ 28mm、45mm 相当になるので常用しやすい焦点距離だと思います。

ちなみに 19mm、30mm という焦点距離は奇しくも DP Merrill と同じですが、実際にこれらのレンズは DP Merrill のレンズの基本設計を流用して開発されたものだとか。そりゃ EX 銘もつくわけだ。

シグマ 山木和人社長

シグマブースで 1 年ぶりに山木社長にお会いしました。今年も自ら精力的に取材や接客に対応されています。今でも私の顔を覚えていてくださって、本当に頭が下がります。
つい先月、お父様でもある創業者の山木道広前会長が亡くなったところなので、もしお会いすることがあればまずはお悔やみ申し上げよう、と思っていたのですが、CP+ 会場では終始にこやかに過ごされていて、逆に私がお悔やみ申し上げるきっかけを失ってしまいました。なんというか、この一年つらいことがたくさんあったけどそれはそれ、今は本当に自信がある新製品を無事発表できたことが嬉しい、といったような感情が言外に溢れているように感じられました。

シグマはカメラメーカーとしては大手ではないので全方位には力を入れられないけど、玄人好みのするものづくりで着実にカメラメーカーとしての地盤を固めつつあるのではないでしょうか。今年の活気溢れるシグマブースを見て、そう思いました。

投稿者 B : 00:10 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2012/02/09 (Thu.)

Merrill

ニコン D800 だけでもけっこうお腹いっぱいで、あとはキヤノンから 5D Mark III(仮称)の発表を待つだけだ、と思っていた CP+ を前にして、思わぬ伏兵が登場。しかもインパクト強い!

シグマ、「SD1 Merrill」を開発発表。SD1購入者に40万円相当のポイント還元も - デジカメWatch

SIGMA SD1 Merrill

昨年、Foveon X3 センサの脅威の性能を伴って登場した SD1 でしたが、70 万円というその価格に引いたカメラファンも少なくないはず、というかほとんどのカメラファンは引いたのではないかと思います(^^;; そういえば以前シグマさんのモノフェローズ向けイベントに参加させていただいたとき(当時は SD1 の正式発表前だった)に「SD1 は APS-C のデジタル一眼レフカメラとして非常識ではない価格を目標とする」という話だったのが、正式発表の段階であの価格になってしまったということは、ほぼ間違いなく Foveon X3 センサの量産性に問題が生じ、出荷できる数量や半導体の投資回収などを勘案するとそうせざるを得ない状況だったということではないかと推測されます。

今回の SD1 Merrill はセンサ以外は旧 SD1 と全く同等品、なおかつ新型の Foveon X3 センサもそれ自体の性能は変えずに製造プロセスの見直しを行って生産性を向上させたとのこと。つまりは「SD1 を本来出したかった価格帯で改めて発売する」ためのリネームと言って良いでしょう(商品名を変えずに価格を大幅に下げることは、流通面を考慮すると問題が多いものです)。実勢価格は明らかにされていませんが、聞こえてくる話によると 20 万円前後では?とかいう説も。本当だとすると、APS-C 中級機~ハイアマ向けフルサイズ機とうまく戦える価格帯だと思います。

で、SD1 Merrill だけかと思ったら DP シリーズもフルモデルチェンジだなんて!!

シグマ、4,600万画素Foveon X3搭載コンパクト「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」を開発発表 - デジカメWatch

SIGMA DP1 Merrill

19mm(28mm 相当)の広角レンズを搭載した DP1 Merrill と、30mm(45mm 相当)の標準レンズを搭載した DP2 Merrill。こちらはイメージャの変更だけでなく、レンズ設計から筐体までフルリニューアルですよ。明らかにがんばりすぎだ(笑。

「Merrill」の名が示すとおり、これらの新しい DP シリーズは SD1 Merrill と同じ Foveon X3 センサを搭載しています。つまり、素子だけで言えば撮れる画は SD1 Merrill と同じ。なおかつこの 2 つのカメラはレンズが新規設計、つまりこの新センサを前提に開発された光学系ということです。これはもしかすると SD1 Merrill に一眼レフ用の 20mm や 30mm レンズをつけて撮るよりも高画質である可能性もあるわけで、シグマめ、なんてコンパクトカメラを作ったんだ・・・!
ちなみにこの「Merrill」というペットネームは以前 SD1 の技術解説を受けたときにも紹介された、元 Foveon 社の半導体エンジニアで、Foveon センサ自体の開発者である故ディック・メリル(Dick Merrill)氏からとったものとのこと。シグマがこの Foveon X3 センサと今世代の SD/DP シリーズに賭ける意気込みが感じられようというものです。同社が昨年の震災による会津工場の被災や、創業者である故山木道広会長の逝去などの暗いニュースから立ち直ろう、という想いの顕れのようにも感じます。

感傷的な話はさておき、SD1 と同じセンサが DP シリーズにも搭載されることには非常に意味があることでしょう。イメージセンサは半導体なので、半導体は歩留まりの問題さえ解決できれば、あとは量産すればするほど 1 個あたりのコストが下がっていくもの。コストが下がれば製品の価格も下げられますし、価格設定次第では利益率の改善にもなる。ゲーム機では当初オーバースペック気味の半導体に投資し、当初は逆ざやでも作り続けることでコストを改善し(もちろん半導体のコストだけを下げるわけではありませんが)、最終的にハードウェア単体でも利益が出るようなビジネスモデルを採るのが一般的です。カメラの場合はゲーム機のようにコンテンツで利益を出すことができないので、逆ざやの価格設定はできないでしょうが、センサの量産効果は価格設定や利益率に大きく影響するはずです。そういう意味で、Foveon X3 センサの量産のめどが立った段階で、DP シリーズへのセンサ流用は決まっていたことなのではないでしょうか。特に、シグマ(Foveon)はイメージセンサメーカーとしては規模が小さいので、半導体投資は集中させたいでしょうし。

ともあれ、実売価格次第ではあるものの、この DP1/2 Merrill はとても魅力的なカメラだと思います。現状、コンパクトカメラに関しては満足してしまっている私が気になる唯一のカメラと言ってもいい。既存のレンズ資産を考えるとそうそう SD1 Merrill には手を出せませんが、DP シリーズでお手軽に Foveon X3 センサを味わってみるのも悪くないかな・・・と思っていたりします。まあ、それこそが Foveon の撒き餌カメラたる DP シリーズの罠なのかもしれませんが(笑。

投稿者 B : 00:15 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

NEX レンズロードマップ 2012-2013

ソニー、Aマウント超望遠レンズ「500mm F4 G SSM」を正式発表 - デジカメWatch

ずいぶん前から開発が表明されていたα-A マウント向けの超望遠レンズ「500mm F4 G SSM」が正式発表されました。初出が確か 2008 年の PMA でのモックアップ展示だったので、実に 4 年ごし・・・。
まあ、百万円コースとなると私には手も足も出ないわけですが(´д`)、むしろ一般カメラユーザーとしては注目はこっちでしょう。

Eマウントレンズの進化。レンズロードマップを公開 | デジタル一眼カメラ"α"(アルファ) [Eマウント] | ソニー

NEX レンズロードマップ 2012-2013

昨年の CP+ に続き、E マウントレンズの今後 2 年間のロードマップが示されています。A マウントレンズの新製品の出るペースが最近鈍っているのはそれはそれで心配ですが、貧弱な E マウントレンズの充実は確かに急務でしょう。
2012 年中に 4 本、2013 年に 4 本。今後 2 年間で計 8 本のレンズが予告されていますが、若干解せない部分もあり。このロードマップから予想されるレンズのスペック(半分願望も含む(笑))をちょっと書いてみたいと思います。
なお、ロードマップ上には文字情報しか示されておらず、モックもイラストもない段階なので、以下は完全に私の妄想です(ぉ

    2012 年
  • 高倍率ズーム

  • 高倍率ズームとしては既に 18-200mm があるので、ここに加えるとしたら何でしょうか。さすがに 18-200 がもうリプレースされるということも考えにくいので、さらに倍率を高めた 18-250 か 18-270 なら既存のレンズ設計を流用できるので、可能性はあると思います。
    あとはあるとしたら広角側が弱くなるけど 28-300mm とか?意表を突いてシグマの 50-500mm 的なものだったら驚きますが、それはいくらなんでもボディとのバランスが悪すぎるし(笑。

  • 標準ズーム

  • これも 18-55mm との関係が気になるところ。現行の 18-55mm は正直高画質とは言い難いレンズなので、そこに手を入れてくる可能性もありますが、スペック的に違うレンズになるのではないかと思います。とはいえ「大口径」とは書かれていないので、24-70/2.8 とか 16-50/2.8 とかいうスペックではないはず。
    個人的には、18-55mm だと望遠が足りないケースが多いので、A マウントにあるような 16-80 または 16-105 くらいのスペックだと重宝しそうですが、NEX につけるにはちょっとデカすぎるサイズになりそうなのが心配です。

  • 広角ズーム

  • 今の E マウントレンズで最も広角なのがパンケーキの 16mm なので、当然それよりもワイド側に振ったレンズとして、無難に 10-20mm とかそのあたりでしょうか。私は 16mm でもワイドすぎて持て余し気味だし、スイングパノラマを使うという手もあるので、仮に出ても買うことはないと思いますが。
    あとは既存の NEX ボディでは非純正の広角レンズだと色被りが発生するという欠点がありましたが、そのあたりにも当然対策を入れてくることでしょう。

  • 大口径標準

  • E マウントの単焦点レンズとしては、現行のラインアップは Sonnar E 24mm F1.8、E 30mm F3.5 Macro、E 50mm F1.8 の 3 本。これに「標準大口径単焦点レンズ」として加えるとしたら・・・個人的には 50mm F1.4 が Planar として出てきてくれたら間違いなく買うでしょうが、NEX では 50mm はポートレートレンズという位置づけのようなので、もっと広角寄りの焦点距離になるのではないでしょうか。
    となると順当に行けば 35mm F1.4(あるいは無理せず F1.8~2 あたり)かな?このあたりはシグマも 30mm F2.8 を発売予定ですし、さらにオールドレンズまで含めると激戦区なので、しっかり作り込んだレンズをリリースしてほしいところ。

    2013 年

  • 高性能標準ズーム(G)

  • ようやく登場する G レンズ。「高性能」というのが「大口径」を指しているかどうかは分かりませんが、普通に考えて 16-50/F2.8 か 24-70/F2.8 あたりのスペックである可能性は高いと思います。でも A マウントのほうで F3.5-4.5 でもツァイスだったり F4.5-5.6 でも G だったりするレンズがあるので、最終的にどういうスペックなのかは出てみないことには何ともですね。
    でも繰り返しになりますが今の E 18-55 の画質には満足していないので、今年出るという標準ズームと合わせて期待したいレンズです。

  • 中倍率ズーム

  • 「中倍率」とはまた微妙な・・・他社の実在するレンズを参考にすると、18-125mm とか 24-105mm みたいな焦点距離になるんでしょうか。まあ、現行ラインアップの中では 18-55mm だと望遠が足りず、かといって 18-200mm だとデカすぎるというのは悩みなので、18-125mm くらいのレンズがあったら稼動率は高そうな気がします。

  • 中望遠

  • 中望遠で単焦点といえば 85mm か 135mm と相場は決まっているものです。今のところどちらの焦点距離も純正レンズでは出ていないので、ほぼこのどちらかと見て良いんじゃないでしょうか。APS-C だと 135mm はちょっと使いにくいので、85mm F1.4~F2.8 あたりで出てくる可能性が高いと思います。これも Planar だったりしたら(以下略

  • 薄型スナップ

  • ようやく追加される 2 本目のパンケーキレンズ。スナップ用途ということなので、広角気味の焦点距離である可能性が高いでしょう。16mm と 24mm(ツァイスだけど)があるので、20mm あたりが順当?個人的には 35~40mm くらいのほうが使いやすいですが。
    ペンタックス K-01 向けの 40mm パンケーキのような超薄型だと嬉しいですが、あれは K-01 の長いフランジバックを逆手に取っただけだからなあ。いずれにしても 16mm よりも高画質で使い勝手の良いレンズになることを願います。
こんなところでしょうか。実はロードマップを見ながらここまで妄想してきて、一つ気がついてしまった仮説があるのですが、本当にそうなるかどうか全く分からないのでまだ伏せておきます(謎。
個人的にはとりあえず標準ズーム系のリプレースに期待ですかね。ほとんどオールドレンズつけっぱなし状態になっている私の NEX-5 に相応しいレンズを頼みます。

投稿者 B : 00:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2012/02/08 (Wed.)

Canon EF24-70mm F2.8L II USM

キヤノン、「EF 24-70mm F2.8 L II USM」を発表。9年半ぶりのリニューアル - デジカメWatch

キヤノンの大口径標準ズームレンズである EF24-70mm F2.8L USM がリニューアルして II 型になりました。随分前から 24-70mm は EOS 5D Mark III(仮称)の発表に合わせて IS つきにリニューアルされる、という噂や関連特許の話が出ていましたが、結局今回のリニューアルで IS 搭載はなし。むしろレンズ専業メーカーであるタムロンから「フルサイズ対応大口径標準ズームとして世界初」の手ブレ防止機能搭載レンズが出てきました。

まあ F2.8 なら IS なしでもどうにかなることも多いですし、何より 9 年半ぶりに最新のボディに合わせた光学性能をもつレンズにリニューアルされたことのほうが大きいでしょうか。いずれにしても 20 万オーバーのレンズになるので、万が一私がフルサイズのボディを買うことがあったとしても、シグマの 24-70/2.8 かキヤノンでも 24-105/4L、もしくは新型の発売で多少値が下がるであろう現行 24-70/2.8L あたりを狙うことになるとは思いますが。

それよりも私が注目したいのは、「フルサイズ対応の大口径標準ズームがリニューアルされるということは、近々これに対応した新しいボディが出てくる可能性が限りなく高い」ということでしょう。既に一部でリーク画像が出回っていたりもしますが、D800 と正面衝突になることを避けるために広報的配慮で一日ずらしたんだよね?と思っています。なので、出てくるとしたらあと半日後くらいでしょうか・・・。

単焦点レンズのリニューアルも行われています。

キヤノン、「EF 24mm F2.8」「EF 28mm F2.8」の後継モデル。ISとUSMを搭載 - デジカメWatch

24mm と 28mm。ともに F2.8 のレンズが IS・USM つきにリニューアル。高速で静粛、かつフルタイム MF に対応できる超音波モーターはともかく、広角レンズで手ブレ補正内蔵というのはそこまで必要とされていないんじゃないかという気もしますが、最近のキヤノンは低価格レンズにも積極的に IS を搭載してきているので、その流れでしょうか。逆に 24-70 のリニューアルに IS を含めなかったのは、ハイエンドユーザー向けとしての画質面での考慮からなのかな。
まあ 24mm はともかく、28mm のほうはちょっと古いけど EF28mm F1.8 USM(私も持ってます)のほうが安くなりそうだし、明るいし、でメリットが大きそうなんですが、同じ F2.8 付近で比べたら新型の方がやはり画質は良いのでしょうか。まあ 28/1.8 の開放で使うことなんて滅多にないので、IS のほうがありがたいというシチュエーションも確かにあるか。ただ、F2.8 で 7~8 万円(実勢価格は安くても 6~7 万円?)というのは、いくら IS つきといえどちょっと高すぎやしないでしょうか。

個人的には、24mm や 28mm よりも EF35mm F2 をいい加減リニューアルしてほしかったり、EF85mm にも F1.2L と F1.8 だけじゃなくて中間的な価格とスペックの F1.4 あたりがあっても良いんじゃないのとか、むちゃくちゃ高そうな 200-400L よりも現行の 100-400L を同価格帯でリニューアルしてほしかったりとかいろいろあるんですが、そのあたりは順番からいってこの 24mm、28mm の次ということなんですかね。

投稿者 B : 00:55 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

Canon PowerShot G1X

キヤノン、1.5型センサー搭載「PowerShot G1 X」を国内正式発表 - デジカメWatch
キヤノン / PowerShot G1X

B0076FR33Y

キヤノンのコンデジのフラッグシップたる PowerShot G シリーズがモデルチェンジ。 初代「PowerShot G1」がもう 11 年半前ですからね、思えば遠くへ来たものだ。

この機種の目玉はイメージセンサに尽きるでしょう。18.7×14mm の CMOS センサというのは、フォーサーズ・マイクロフォーサーズ以上 APS-C 未満ということで、完全にミラーレス市場をコンパクトで獲りに来た印象です。まあ確かにミラーレスと言ってもキットレンズ付けっぱなしにするくらいなら、沈胴式でコンパクトにできる一体型のほうがメリットもあります。実勢価格が¥5~6 万くらいまでこなれてきたら、ミラーレスにとっては脅威になりそうです。

PowerShot G12 に比べて一回り大きく、30% 程度重い、完全にクラスが異なるカメラになりましたが、PowerShot S シリーズのおかげで従来の G シリーズの存在意義が薄れていたことも事実なので、これは正しいポジショニングの変更じゃないでしょうか。

キヤノン、"原点を受け継ぐ"「IXY 1」「IXY 3」。無線LAN機能搭載モデルも - デジカメWatch

IXY のほうもフルモデルチェンジ。なんか今年のキヤノンのコンデジはやたら気合いが入っていますね・・・。

IXY 1 のほうはタッチパネルや Wi-Fi を搭載したスマートフォン連携など、今年のコンデジのトレンド的な機能を盛り込んでいてなかなか面白そうなカメラだと思います。が、私が注目したいのは、本体デザインがいわゆる「IXY らしい」方向性に回帰したこと。
私は昔フィルムカメラも持っていなかった頃、初代 IXY のデザインに惹かれて買おうかなと考えていたことを今でも憶えています。IXY DIGITAL になってからも、一時期 Cyber-shot に愛想を尽かした頃にかなり買う気になっていたんですが、910 IS あたりを最後にぐにゃぐにゃした曲線主体のデザイン、プラスチッキーな筐体、金太郎飴がごとく濫発される似たようなラインアップにうんざりして、IXY には興味がなくなってしまいました。で、PowerShot S90 に惚れ込んで今に至るわけで、私がキヤノンのコンデジを買うならまず PowerShot シリーズから検討するようになっていたのですが、この IXY のデザインは「帰ってきてくれた」感があってなかなか好ましいですね。

まあ PowerShot S90、Cyber-shot HX9V、それに NEX-5 という手持ちコンパクトカメラ群にはもう新しいカメラが入り込む隙間がないので、当面コンデジを買う予定はないのですが、これからの検討時には久しぶりに IXY を選択肢に入れたいと思えるようになりました。

投稿者 B : 00:31 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2012/02/07 (Tue.)

Nikon D800/D800E

明後日から CP+ という時期になって、カメラ関連メーカー各社から新製品が続々と発表されています。今日の最大の注目はニコンがハイアマチュア向けフルサイズデジタル一眼レフカメラ「D800」「D800E」を発表したことではないでしょうか。

ニコン、有効3,630万画素のフルサイズデジタル一眼レフ「D800」 - デジカメWatch
ニコン / D800E

B007411DPY

永遠のライバル・キヤノンに EOS 5D Mark III(仮称)の発表が近い、という噂が最近はかなり現実味を帯びてきていますが、その対抗馬たる D700 の後継として「D800」が出てきました。フルサイズで 3,630 万画素の CMOS センサ搭載というだけでもなんと通常の D700 の三倍の画素数なわけですが、視野率 100% の光学ファインダ、EOS MOVIE にガチで戦いを挑むフル HD 動画撮影対応など、3 年半ぶりのモデルチェンジというのを差し引いてもお腹いっぱいのスペックアップ。キヤノンの「それでこそ私のライバルだ!」という声が聞こえてくるようです(ぉ。

でもそれ以上に意表を突かれたのが、D800 のローパスフィルタレスバージョンたる「D800E」というモデルまで用意されていたこと。正確には、ローパスフィルタレスというよりは「ローパスフィルタの効果を無効化に近いほど極限まで抑えることによって、解像感の向上を図った」というのが正しいかもしれません。
ローパスフィルタレスにすることのメリットは、以前シグマのイベントで SD1 の技術解説を受けたときにも書きましたが、通常のベイヤー型センサがローパスフィルタを介すことで画像が微妙にぼやけてしまうのに対して、ローパスフィルタレスにすることでぼかし処理が入らず、本来の解像感が得られる、というものです。ただ、D800E のセンサは Foveon ではなく一般的な CMOS なので、偽色やモアレが発生しやすいのがデメリット(逆に、ローパスフィルタは偽色やモアレを吸収するためにある)というのが、SD1 との原理的な違いです。
いっぽうで先日発表されたフジの X-Pro1 は、CMOS センサの画素配列を見直すことで(画像処理の負荷が高くなる欠点はあるものの)ローパスフィルタレスでも偽色やモアレを抑える仕掛けをイメージャ側に入れ込んできました。D800E は「特殊用途向け」という但し書き付きで発売されるということは、そのあたりに関する技術的な配慮はなされていない、ということなのでしょうか。

それにしても、昨年発売のシグマ SD1、この D800E、フジ X-Pro1、そして買うつもりが内ので完全にスルーしていましたが先日発表されたリコー GXR 用の A16 カメラユニットと、ここにきて俄かにローパスフィルタレスのカメラが脚光を浴び始めました。しばらく前からカメラメーカー各社が Foveon 的な多層センサを開発している、という噂も出ていますし、これはいよいよ本格的にローパスフィルタレスセンサの時代が来るということなのでしょうか。

これで、近々発表されるかもしれない EOS 5D Mark III(仮称)までローパスフィルタレスだったら、もう買ってしまうかもしれない自分がここにいます(;´Д`)ヾ。こないだα77 買ったところなのに・・・。

投稿者 B : 23:48 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック