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Canon PowerShot G1X

キヤノン、1.5型センサー搭載「PowerShot G1 X」を国内正式発表 - デジカメWatch
キヤノン / PowerShot G1X

B0076FR33Y

キヤノンのコンデジのフラッグシップたる PowerShot G シリーズがモデルチェンジ。 初代「PowerShot G1」がもう 11 年半前ですからね、思えば遠くへ来たものだ。

この機種の目玉はイメージセンサに尽きるでしょう。18.7×14mm の CMOS センサというのは、フォーサーズ・マイクロフォーサーズ以上 APS-C 未満ということで、完全にミラーレス市場をコンパクトで獲りに来た印象です。まあ確かにミラーレスと言ってもキットレンズ付けっぱなしにするくらいなら、沈胴式でコンパクトにできる一体型のほうがメリットもあります。実勢価格が¥5~6 万くらいまでこなれてきたら、ミラーレスにとっては脅威になりそうです。

PowerShot G12 に比べて一回り大きく、30% 程度重い、完全にクラスが異なるカメラになりましたが、PowerShot S シリーズのおかげで従来の G シリーズの存在意義が薄れていたことも事実なので、これは正しいポジショニングの変更じゃないでしょうか。

キヤノン、"原点を受け継ぐ"「IXY 1」「IXY 3」。無線LAN機能搭載モデルも - デジカメWatch

IXY のほうもフルモデルチェンジ。なんか今年のキヤノンのコンデジはやたら気合いが入っていますね・・・。

IXY 1 のほうはタッチパネルや Wi-Fi を搭載したスマートフォン連携など、今年のコンデジのトレンド的な機能を盛り込んでいてなかなか面白そうなカメラだと思います。が、私が注目したいのは、本体デザインがいわゆる「IXY らしい」方向性に回帰したこと。
私は昔フィルムカメラも持っていなかった頃、初代 IXY のデザインに惹かれて買おうかなと考えていたことを今でも憶えています。IXY DIGITAL になってからも、一時期 Cyber-shot に愛想を尽かした頃にかなり買う気になっていたんですが、910 IS あたりを最後にぐにゃぐにゃした曲線主体のデザイン、プラスチッキーな筐体、金太郎飴がごとく濫発される似たようなラインアップにうんざりして、IXY には興味がなくなってしまいました。で、PowerShot S90 に惚れ込んで今に至るわけで、私がキヤノンのコンデジを買うならまず PowerShot シリーズから検討するようになっていたのですが、この IXY のデザインは「帰ってきてくれた」感があってなかなか好ましいですね。

まあ PowerShot S90、Cyber-shot HX9V、それに NEX-5 という手持ちコンパクトカメラ群にはもう新しいカメラが入り込む隙間がないので、当面コンデジを買う予定はないのですが、これからの検討時には久しぶりに IXY を選択肢に入れたいと思えるようになりました。

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2012/02/07 (Tue.)

Nikon D800/D800E

明後日から CP+ という時期になって、カメラ関連メーカー各社から新製品が続々と発表されています。今日の最大の注目はニコンがハイアマチュア向けフルサイズデジタル一眼レフカメラ「D800」「D800E」を発表したことではないでしょうか。

ニコン、有効3,630万画素のフルサイズデジタル一眼レフ「D800」 - デジカメWatch
ニコン / D800E

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永遠のライバル・キヤノンに EOS 5D Mark III(仮称)の発表が近い、という噂が最近はかなり現実味を帯びてきていますが、その対抗馬たる D700 の後継として「D800」が出てきました。フルサイズで 3,630 万画素の CMOS センサ搭載というだけでもなんと通常の D700 の三倍の画素数なわけですが、視野率 100% の光学ファインダ、EOS MOVIE にガチで戦いを挑むフル HD 動画撮影対応など、3 年半ぶりのモデルチェンジというのを差し引いてもお腹いっぱいのスペックアップ。キヤノンの「それでこそ私のライバルだ!」という声が聞こえてくるようです(ぉ。

でもそれ以上に意表を突かれたのが、D800 のローパスフィルタレスバージョンたる「D800E」というモデルまで用意されていたこと。正確には、ローパスフィルタレスというよりは「ローパスフィルタの効果を無効化に近いほど極限まで抑えることによって、解像感の向上を図った」というのが正しいかもしれません。
ローパスフィルタレスにすることのメリットは、以前シグマのイベントで SD1 の技術解説を受けたときにも書きましたが、通常のベイヤー型センサがローパスフィルタを介すことで画像が微妙にぼやけてしまうのに対して、ローパスフィルタレスにすることでぼかし処理が入らず、本来の解像感が得られる、というものです。ただ、D800E のセンサは Foveon ではなく一般的な CMOS なので、偽色やモアレが発生しやすいのがデメリット(逆に、ローパスフィルタは偽色やモアレを吸収するためにある)というのが、SD1 との原理的な違いです。
いっぽうで先日発表されたフジの X-Pro1 は、CMOS センサの画素配列を見直すことで(画像処理の負荷が高くなる欠点はあるものの)ローパスフィルタレスでも偽色やモアレを抑える仕掛けをイメージャ側に入れ込んできました。D800E は「特殊用途向け」という但し書き付きで発売されるということは、そのあたりに関する技術的な配慮はなされていない、ということなのでしょうか。

それにしても、昨年発売のシグマ SD1、この D800E、フジ X-Pro1、そして買うつもりが内ので完全にスルーしていましたが先日発表されたリコー GXR 用の A16 カメラユニットと、ここにきて俄かにローパスフィルタレスのカメラが脚光を浴び始めました。しばらく前からカメラメーカー各社が Foveon 的な多層センサを開発している、という噂も出ていますし、これはいよいよ本格的にローパスフィルタレスセンサの時代が来るということなのでしょうか。

これで、近々発表されるかもしれない EOS 5D Mark III(仮称)までローパスフィルタレスだったら、もう買ってしまうかもしれない自分がここにいます(;´Д`)ヾ。こないだα77 買ったところなのに・・・。

投稿者 B : 23:48 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2012/01/31 (Tue.)

SanDisk Extreme HD Video SDHC 32GB

α77 用の SDHC カードをようやく買いました。

SanDisk / Extreme HD Video SDHC Class 10 32GB SDSDX-032G

SanDisk Extreme HD Video SDHC 32GB

実は NEX-5 からα77 に入れ替えて使うつもりだった(←せこい)ソニー製の Class 10 SDHC 16GB が破損してしまったので、観念して購入。最上位の Extreme Pro まではさすがに手が出ませんでしたが(^^;;、通常の Extreme シリーズだって十分速いはず・・・。
容量的には 32GB もあれば、いかに 2,400 万画素なα77 といえど RAW+JPEG でも 917 枚撮れる容量があるので、よほど野鳥撮影にでも行って連写で追いまくらない限りは不足することもないでしょう。α77 自体は SD/MS Duo のコンボスロットだけど、さすがに価格差と汎用性を考えるとそろそろメモステに投資するのは躊躇われます。今後、メモステはあくまで容量が足りなくなったときにバックアップ的に使う程度に限定されてしまうかな。

何はなくとも CrystalDiskMark。比較対象はソニー SF-16NX(Class 10 SDHC)、SanDisk Ultra II(Class 4 SDHC)、ソニー MS PRO-HG Duo HX、SanDisk Extreme CF の 4 種類。

メディアExtreme SDHC 32GBSF-16NXUltra II SDHC 4GBMS PRO-HG Duo HX 4GBExtreme CF 32GB
Sequential Read22.08722.63817.99428.81535.690
Sequential Write22.05216.09016.25717.45923.721
Random Read 512KB21.71321.17317.98326.72834.761
Random Write 512KB2.9771.5793.1143.0352.834
Random Read 4KB (QD=1)3.0311.8674.1292.761 4.614
Random Write 4KB (QD=1)1.1840.0130.0300.0281.118
Random Read 4KB (QD=32)2.7492.2034.1293.0634.297
Random Write 4KB (QD=32)1.2270.0130.0290.0281.043

まあ速い・・・かな?Ultra II SDHC 比でシーケンシャルリード/ライトが 20~30% 増しというのは良い数値だと思うけど、Class 10 と Class 4 の差と考えるともっと速くても良い気はします。ただ、ソニーの Class 10 SDHC でもシーケンシャルリードの値が同程度なので、こんなものなのかな。でもググってみると同等品でもっと良いスコアを出している例もあるようなので、カードリーダ側の限界で頭打ちになっているだけかもしれません。そろそろ UHS-I/USB 3.0 対応のカードリーダに買い換えどきなのかな。 いっぽうでシーケンシャルライトは手持ちの SDHC の中では最も高速なので、α77 の連写に最もついてこれるカード、ということが言えそうです。

ただ、Extreme CF に敵わないのは当然としても、MS PRO-HG Duo HX との比較ではシーケンシャルリードおよび 512KB のランダムリードの値が MS Duo のほうが良いのが目立っていますね。連写用としては書き込みが速い Extreme SDHC のほうが向いていると思われますが、こうまで差が開くと興味深いです。

とはいえベンチはあくまでベンチ、ということで、実際にα77 での連写で比較してみました。高速連写モードにして 30 秒間にレリーズできる回数を計測、設定は JPEG エクストラファイン(ファイルサイズが大きすぎるため RAW 同時記録なし)、1/8000 秒、ISO200 といったところです。ちなみに SF-16NX は破損しているためかα77 に挿しても認識しなかったため、テストなし(´д`)。

メディアレリーズ回数
Extreme SDHC 32GB120
Ultra II SDHC 4GB93
MS PRO-HG Duo HX 4GB103

やはり Extreme SDHC は優秀ですねー。傾向としては CrystalDiskMark での結果にかなり近いですが、連写に伴う書き込みはシーケンシャルライトとほぼ同じ処理になるので当然といったところでしょうか。ただ、JPEG とはいえエクストラファイン画質での撮影となると、最初の 10 枚程度を過ぎたあたりで書き込みが追いつかなくなって、あとはバッファメモリが空いた瞬間に次の 1 枚を撮影・・・というような動作になってしまったので、スペックどおりの秒間 12 コマの速度で撮り続けられるわけではありません。

私の場合、連写を伴う動体撮影は EOS 7D のほうがメインで、α77 は人物や静物撮影のほうが多くなりそうなので、そこまで連写を求めているわけではありませんが、とりあえずそこそこ速い 32GB のメディアが一枚あれば困ることはなさそうです。しかしこれで¥5,000 を切っているとか、良い時代になったものですね・・・。

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2012/01/28 (Sat.)

METABONES の EF-NEX マウントアダプタ

メタボーンズ、ソニー「NEX」でキヤノン「EFレンズ」の絞りを設定できるマウントアダプター - デジカメWatch

ぬわーーー、なんかスゴイのが出た。

デザイン性と使い勝手に優れた CONTAX G-NEX マウントアダプタをリリースしている METABONES から、EF-NEX マウントアダプタがリリースされました。
電子式絞りである EF レンズでは、マウントアダプタを介すと絞り開放でしか撮影できないのが原則。それを覆したのが、1 年前に KIPON からリリースされた 絞り内蔵 EF-NEX マウントアダプタ。これはアダプタ側に絞り機構を内蔵することで、EF レンズでも絞って撮影できるようにできる代物でしたが、本来のレンズ設計上でない場所に絞りを入れることは画質に良い影響を与えないこともあり、疑問符が付いていたのは事実です。

それに対してこの METABONES のアダプタは、電子接点を備えることでカメラとレンズ間でレンズの Exif 情報がやりとりできるのはもちろんのこと、レンズ内蔵の電子絞りと AE が連動できること、そして IS レンズでは手ブレ補正まで利用できてしまう(!)というのがポイント。NEX の LA-EA2 のようにカメラメーカー純正ならともかく、サードパーティ製のマウントアダプタでここまでやれてしまうというのは、恐れ入りました。

しかし 5 万円近い価格には正直びっくりしました。まあ技術的にはカメラ 1 台開発製造できそうなくらいのコストがかかっていてもおかしくない製品ですが、EOS Kiss X50 あたりのボディを買ってお釣りが来る値段なので、そこまでして NEX で EF レンズを使いたい人がいるかどうかは若干疑問です。私のように EF レンズは大量に持っているけど A/E マウントレンズは少ないという環境ならアリかもしれませんが、それなら静止画撮るにしても動画撮るにしても EOS 使うよなあ、と思って。
あと、ここまで電子制御できるのに MF というのが微妙なので、ここまできたら AF までしたくなるのが人情というもの。でもこの構造だとコントラスト AF になるので実用的じゃないし、仮にトランスルーセントミラーを入れて位相差 AF にしたら、10 万円くらいしてしまいそうなので、それも無謀(´д`)。

ともあれ一度実物にお目にかかってみたいところではありますが、来月の CP+ にはメーカーも代理店も出展していないようなので、見られるかなあ。
それはそうと例の CONTAX G-NEX アダプタも一本欲しいんですけどね。

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2012/01/13 (Fri.)

FUJIFILM X-Pro1

今年の CES での話題の一つはやっぱりこれじゃないでしょうか。

【CES/PMA】富士フイルム、レンズ交換式ミラーレス「FUJIFILM X-Pro1」を発表 - デジカメWatch
【CES/PMA】インタビュー:ミラーレスの「今」と「これから」【富士フイルム編】 - デジカメWatch

富士フイルム初のミラーレスカメラ。コンセプトは従来の X10 や X100 に近いですが、今回はレンズ一体型ではなく、独自マウントを採用したレンズ交換式カメラになっています。こだわりのレンズやマニア向けのデザインと操作性で一部に熱狂的なファンを作った X10・X100 が「レンズ交換式だったら」と指をくわえていたカメラファンも少なくないのではないでしょうか。

この X-Pro1 に関しては、言いたかった以上のことをほぼ全てクマデジさんに書かれてしまったので、私もたまには丸投げ(ぉ

FUJIFILM X-Pro1:クマデジタル

あちこちで何度か書いていますが、私は基本的に懐古的なデザインの製品には(最近は特に)否定的なので、X10 や X100 についてもさほど欲しいとは思っていませんでした。でも、この X-Pro1 には興味を引かれるポイントが二つあります。

一つめは、イメージセンサ。独自開発のローパスレスセンサである「X-Trans CMOS sensor」を採用しているため、偽色とモアレの少ない高精細な画像が得られるということです。ローパスレスセンサといえばシグマの Foveon X3 センサが思い浮かびますが、Foveon はローパスレスに加えてセンサの 1 画素が 3 層構造になっていて、イメージャの全てのドットで 3 色を感光する仕組みになっていましたが、X-Trans CMOS sensor ではベイヤー型センサでは 2×2 配列だったカラーフィルタを 6×6 配列にすることで、ローパスフィルタなしでも偽色やモアレの発生を防いでいるとのこと。仕組みが違うので一長一短ありそうですが、例えば Foveon では 3 層構造のデメリットとして最下層の赤色フィルタの感度が弱い、という欠点もあるようなので、どちらがどういった画質になっているのか、一度比較してみたいところです。

二つめはやはりレンズマウント。レンズ交換式であることはもちろんのこと、フランジバックが m4/3(20mm)や NEX(18mm)よりもさらに短い 17.7mm ということで、ライカ M マウントをはじめ、現存する 35mm 判向け交換レンズのほぼ全てが使えることになります。もちろん、マウントアダプタさえ登場すれば私が愛用する CONTAX G レンズも(ブラックボディにシャンパンゴールドのレンズは似合わないと思いますが・・・)。さすがに NEX のようなミニマルさを目指したボディではないので、普通のレンジファインダカメラを持ち歩く感覚になってしまうとは思いますが、イメージャとオールドレンズの相性次第では、NEX よりもさらにオールドレンズ遊びに向いたボディと言えるかもしれません。というか、X-Pro1 の位置づけからして明らかに最初からそれを意識しているはずです。

私は NEX が本当に気に入っているので他社から APS-C フォーマットなミラーレス機が出てきてもそう簡単に乗り換えないつもりでいましたが、ローパスレスセンサ搭載で来るとは完全に意表を突かれた感じです。とにかく今年の CP+ では、これを触ってこなくては・・・。

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2012/01/11 (Wed.)

SIGMA DN Lenses

シグマ、ミラーレスカメラ用交換レンズを発表。「19mm F2.8 EX DN」と「30mm F2.8 EX DN」 - デジカメWatch

シグマが NEX およびマイクロフォーサーズ向け交換レンズを正式発表。30mm F2.8 と 19mm F2.8 の 2 製品からの投入になるようです。30mm F2.8 については昨年の CP+ で参考展示を行っていましたが、19mm F2.8 のほうは初登場になります。

30mm は NEX だと 45mm 相当、m4/3 だと 60mm 相当。19mm のほうは NEX で 28.5mm 相当、m4/3 だと 38mm 相当ということで、どちらで使ってもそれなりに使いやすそうな焦点距離を選んできたな、という印象です。個人的には、シグマの 30mm F2.8 がどうやらマクロらしい、ということで純正の E 30mm F3.5 Macro をスルーしたらシグマは非マクロだったのでどうしようかと思っています(;´Д`)ヾ。
実写画像を見てみないことには評価のしようがありませんが、純正の E 16mm F2.8 のように無理に薄型化していないので、画質重視で設計されていそうな期待は持てますね。どちらのレンズにも、キヤノンでいう L、αでいう G レンズに相当する「EX」が冠されているので、NEX の APS-C センサのポテンシャルを余すことなく発揮させてくれるレンズに仕上がっているといいなあ。

まだ発売日・価格ともに未定とのことですが、価格次第でどちらかは買ってみようかと思います。30mm だと Biogon とかぶるので、19mm のほうが面白そうかなあ。

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2012/01/09 (Mon.)

SLR Magic 28mm F2.8 ちょいインプレ

久高で忘年会をやったときに、某氏に面白いものを見せてもらったので、軽くインプレを書いておきます。というか、ご本人がなかなか書いてくれないので先に書いちゃうよ??という焚きつけ(ぉ

SLR Magic / 28mm F2.8 E-mount

SLR Magic 28mm F2.8

SLR Magic が国内では昨年秋に発売した 28mm F2.8 の広角レンズ。

同社のレンズとしては NOKTOR(紛らわしいけど NOKTON ではない) HyperPrime 50mm F0.95 が一部で話題になりましたが、F1.0 を切る超絶スペックだったり、動画撮影向きの無段絞りだったりする一方で、ややソフトすぎる描写や絞っていくと星形になってしまう絞り羽根の形状など、「扱いにくいレンズ」という印象がありました。
それに比べると、この 28mm F2.8 は真っ当なスチル用レンズという印象。NOKTOR ブランドのものとは開発思想も設計も全く別モノに感じられます。NEX に合わせたシルバー鏡筒、パンケーキ風のコンパクトさ、など最初から NEX でオールドレンズを楽しむユーザー向けに作られたという風貌をしています。

SLR Magic 28mm F2.8

NEX-5 につけてみたところ。居酒屋の照明下、それもスマートフォンでの撮影なので画質的に厳しいですが(汗)、NEX-5 のシルバーに比べると若干ゴールド寄りですかね。装着した状態ではユーエヌのドームフードをつけた 16mm パンケーキレンズにもよく似ています。ネイティブ E マウントのレンズなので、マウントアダプタを介さずコンパクトに装着できるのも美点かと。

また、絞りは F2.8→4→5.6→8→11→16→22 という 1 段単位での切り替えにしか対応していませんが、絞り羽根ではなくロータリーディスク式(ボトムズのターレットレンズが如く、大きさの異なる穴が空いたディスクを回転させることで絞りを調整)になっているため、どの絞り値でも美しい真円のボケが得られるようになっています。絞りの変更には絞り環を大きく回す必要があるのが面倒ですが、無理して大口径にしていないことと機械式絞りであることのメリットを最大限に活かした作り。

SLR Magic 28mm F2.8

居酒屋の中で何枚か撮っただけなので参考程度にしかなりませんが、実写画像を少し。これは絞り開放(F2.8)ですね。開放だとピント付近でも少し緩い印象はありますが、ボケが素直に、滑らかに落ちていく描写で、雰囲気は悪くないです。周辺光量落ちもそこまで大げさではないようなので(撮影条件によっても異なると思いますが)、MF アシストでピントさえ捉えることができれば、扱いはさほど難しくないように感じました。

SLR Magic 28mm F2.8

1 段絞って F4。滑らかなボケ味はそのままに、ピント面周辺が引き締まって主題がググッと浮き上がってくる印象になりました。このあたりがこのレンズの美味しいところなのかもしれませんね。
ただ真円絞りとはいえ、口径食の影響かレンズ周辺部とも言えないような部分でラグビーボール型のボケが発生してしまっている(絞りの中心が光軸と合っていない?)のは、せっかくの真円絞りが活かせておらず、なんとも残念です。

SLR Magic 28mm F2.8

これも F4・・・だったかな、確か(呑みながらだったので記憶が(^^;;)。28mm でも画角は 35mm 判換算で 42mm 相当になるため、ほぼ標準単焦点レンズ的に使えると思います。スナップショットには使いやすい画角とスペックだと思いますが、凡庸な画にもなりがちなところなので、作品として撮りたければ被写体との距離や光源の入れ方などを考慮する必要があります。

短時間触っただけですが、スチル用と割り切ればこれはなかなか面白いレンズではないでしょうか。私は手持ちの CONTAX G 用 Biogon 28mm F2.8 とスペック的にかぶるし、描写や発色の良さを考えるとさすがに見劣りするのが一本増えてもなあ・・・とは思ってしまいますが、NEX につけっぱなしにできるサイズと焦点距離、悪くない描写、そして何より安い(実売 1.5 万円程度)。ということで、NEX ユーザーで MF レンズ遊びに興味があるなら、入門用として手を出してみてもいいんじゃないでしょうか。CONTAX G レンズも最近はすっかり相場が上がってしまって、それほどお手軽という感じでもなくなってきたことだし(それでも描写からするとまだまだ破格だと思いますが)。

ということで、そろそろこのレンズの持ち主ご本人のレビュー記事執筆に期待(笑。

SLR Magic / 28mm F2.8 E-mount

B005N4RUHO

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2011/12/28 (Wed.)

The Industry Disgrace (3 本目)

α77 に合わせたストラップは、やっぱりコレ。

CRUMPLER / The Industry Disgrace (ブラウン/オレンジ/ガンメタル)

The Industry Disgrace

α700EOS 7D でも使っているので、もう私のカメラのトレードマークとなりつつありますが、CRUMPLER の The Industry Disgrace シリーズです。1 年ほど前にリニューアルして、カラバリが変更になってから、ずっとαの中級機がモデルチェンジしたらこのオレンジ色のをつけてやろうと狙ってました。

The Industry Disgrace

カラーは「ブラウン/オレンジ/ガンメタル」という名称になっていますが、実質ほぼブラウン/オレンジ/ブラック。愛用の 7 Million Dollar Home(2009 年モデル)ともピッタリ合う色味だし、αのシナバーカラーにも近いので(オレンジはシナバーに比べると少し黄色みが強めだけど)、良い感じじゃないでしょうか。

旧モデルだと丸いプラスチック製のエンブレムだったロゴマークはちょっと控えめになりました。このくらいのほうが落ち着いてて良いかも(笑。

The Industry Disgrace

The Industry Disgrace はクッション製が高いし、長さがあってナナメ掛けもできるので、縦位置グリップをつけたり長玉をつけたりしてカメラが重くなっても疲れにくいのが気に入っています。嵩張るのでカメラバッグに丸ごと入れづらいのだけが難点ですが(´д`)。

さーあとは撮影に行く時間を作るだけだー(棒

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2011/12/27 (Tue.)

DOUBLE-SEVEN

PlayStation Vita と一緒に届いた、自分へのクリスマスプレゼントその 2。

ソニー / α77

α77

発売日買いはせずに実勢価格が少し落ち着いてから・・・と思っていたら、タイ洪水の影響であれよあれよという間に市場から在庫が消え、ほとんど入手困難な状況になってしまったα77(´д`)。発売延期になっていたα65 が来年 1 月末の発売になったので、α77 の再出荷もそれ以降かなあ・・・と思いつつ、辛抱強く待っていたところ、クリスマス直前にあちこちで極少量ながら再入荷という話がちらほらと出てきて、なんとか確保できました。

α700 を買って以来、4 年ぶりにようやくリプレースできたαのボディなので、感慨もひとしおです。最近は NEX-5 ばかりで EOS 7D の出番すら減っている現状を考えると、このα77 の出番も増えないんじゃないかという心配もありますが(^^;;、私にとっては初のバリアングル液晶つき一眼レフなので、活躍の場はあるかと。

ハードウェア的な話は先行展示を見に行ったときに書いたので、ここではとりあえずα700 との比較などを。

α77

α700 と並べてみると、実は物体としてのサイズ感はα700 と大差ないことが分かります。単体で見ていたときにはα77 のほうが圧倒的に小さく思っていたのですが、実はそれは撫で肩だったりペンタ部の前に向かってスラントした造形だったり、そういう部分でそぎ落とされた凝縮感のようなものを感じていたんだなあと初めて気づきました。

ちなみにα700 のマウント周辺は、特徴的なシナバーカラーのリングの外側に金属部分がはみ出していることで、メカ好きには何とも言えないシズル感が出ていたことを改めて感じます。小型化のためもあってか、それをやめてしまったα77 のデザインは若干さみしい感じ。
あと、α700 のときにあったグリップ部のアイスタート AF 用センサが廃止されたのは、ライブビューの自由度が高まったことで必ずしもファインダに囚われずに自由なスタイルで撮影してほしい、というメッセージですかね。

α77

上から見てもα700 とほとんど変わらないサイズ。今までどうしてα77 のほうが全然小さいと思い込んでいたのか・・・デザインの妙かもしれませんが、α700 も形状が角張っているだけで、中級機としてはかなり軽量コンパクトな部類でしたからね。
ただ、より有機的になった形状(EOS っぽくなったという声もちらほら)のおかげで、グリップのシックリ感はα700 よりも上だと感じています。

上部液晶モニタとか、FINDER/LCD 切り替えボタンとか、要素が増えているのにも関わらず、うまくまとまっていると思います。

α77

手持ちのレンズを装着してみました。といっても素の A マウントレンズは Vario-Sonnar 16-80、Planar 85、70-300G とミノルタ時代の 35-70/F4 くらいしか持っていないんですけどね。
私が A マウントの常用レンズとして使っている Vario-Sonnar 16-80 をつけてみると、もうこれ以上ないくらいに違和感なく収まります。SSM 非搭載であることだけが惜しいですが、今でも十分に一線を張れるレンズ(ただし標準ズームとしては・・・という前置きはつく)だと思います。

α77

続いて 70-300G。このレンズも 300mm 級のズームレンズとしては価格の割に素晴らしいレンズだと思いますが、α77 の機動力と新イメージャでさらに花開くかどうか。
ちなみにα77 はα700 に比べてレンズマウントの位置が微妙に下にずれたのか、16-80 はともかくこの 70-300G や Planar 85 のように鏡筒が太めのレンズだと、置いたときに鏡筒の太さで本体のほうが浮いてしまいます。ある程度のボリュームがあるレンズとの組み合わせでは、縦位置グリップを使った方がバランスが良さそうです。

ともかく、NEX-5 以来 1 年半ぶりの新ボディなので、しばらく堪能したいと思います。

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2011/12/20 (Tue.)

SD カードが(物理的に)破損

NEX-5 に挿しっぱなしにしている 16GB の SD カードを、ある日 PC のカードリーダに読ませた後に NEX に戻そうとしたら、なんかうまく入らない。表裏逆に入れちゃったかな、と思って確認してみても、間違ってない。なんで???と思って SD カードをよく見てみたら、

SF-16NX

うん。なんともない。

・・・って、え?

SF-16NX

よく見ると、SD カード端子部の両エッジの土手にあたる樹脂のガードが割れて失くなっているじゃないですか。周囲を見回してみたら、PC のカードリーダ周辺にそれとおぼしきプラスチックの破片が落ちていました。なんと、物理的に破損・・・。
確かに NEX-5 のカードスロットは MS Duo/SD のコンボスロットで、もともと SD カードを挿すときには少し固い感触があったんですが、それが原因(?)でカードを破損してしまったっぽい。今まで、microSD カードなら電気的(?)に破損して読めなくなったことが一度だけありますが、物理的に破損というのは初めてです。メモリカード全般でいっても、大昔に Microdrive(懐)が 1 台クラッシュして以来な気が。

ちなみにこの SD カードはソニーブランドのものなので、海外の粗悪品だから工作精度が悪くてスロットないで破損した、というわけではないはずです。しかも Class 10 の 16GB 品だからけっこう良い値段したのに(;´Д`)ヾ。まあ SanDisk の輸入品あたりだとずいぶん安くなってるからいいんだけど・・・。

一応気を遣って抜き挿しすれば大丈夫なんですが、怖いのでこれは本当に NEX-5 に挿しっぱなしにして、画像の取り込みには NEX-5 に USB ケーブルを繋いでやりとりするようにしようと思います。
ともあれ、カメラ的にはそろそろ MS/CF 環境から SD に切り換えていったほうが良い頃っぽいので、カメラ買い換えの前に何枚か用立てておこうかなあ。

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