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2018/09/22 (Sat.)

Peak Design 製品はメーカー直販がお買い得

α7 III 用に買った Slide Lite ストラップが予想通り気に入ってしまったので、今後カメラストラップ関連は Peak Design 製品を中心に揃えていくことにしようと思いました。アンカーを軸にカメラとストラップをとっかえひっかえできる利便性が魅力なわけですが、まさにピークデザイン沼という感じ(;´Д`)ヾ。
なお 7~8 月の間はアンカーのリコール対応を優先していたのか販売店でも在庫切れ状態が続いていたようで、9 月に入ってようやく市場流通が回復してきた模様。

今回狙っていたのは RX100 III のリストストラップを Cuff に換えたかったのと、RX100 でもたまにネックストラップを使いたいときがあったので小型カメラ用の Leash。でも両方買うと一万円オーバーなんだよなあ...と少し躊躇しながらあれこれ悩んでいたところ、Peak Design の公式通販で割引つきのバンドル販売を行っているのを発見。

Peak Design | Gear For Creative, Adventurous People

このセットだと、Cuff+Leash とさらにバックパックのショルダーハーネスにカメラを提げられる Capture までまとめて $115。日本でこの三点セットを買うと二万円コースなので、送料($17.95)を考慮してもメーカー直販を利用した方が数千円安い。Capture もいずれ試してみたいとは思っていたし、これはいい。
国内販路で買ってないと何かあったときのサポートが面倒になるのはデメリットですが、先日のアンカーリコールは販路関係なく Peak Design が直接サポートしていたし、そんなに問題にならないだろうという判断で直販でオーダーしてみました。

アンカーの交換品はサンフランシスコから届きましたが、今回は香港から送られてきました。

Peak Design

注文から十日ほどで到着。発送メールには Hongkong Post のトラッキングナンバーが記載されていましたが、Hongkong Post のサイトで検索しても該当なし(´д`)。結局荷物が届くまで Hongkong Post の追跡システムに登録されることはなかったというね...先日のリコール対応品の輸送に使われた USPS のシステムよりもひどい。まあ届いたからいいんですが...。

Peak Design

最終的に今回注文したのはこちら。

三点のバンドルセットに加えて、せっかくだからアンカーリンクス(任意のストラップを Peak Design のアンカーシステム対応にできるアダプタ)も買ってみました。
これだけ買って送料込みで約 $150。日本円にして ¥16,800 くらいなので、国内だと Capture と Leash を買っただけでほぼ同じ値段になります。またアンカーリンクスは件のリコール対応の影響か、まだ国内流通が復活していないようなので、メーカー直販は現状入手できる数少ない手段の一つと言えます。
それぞれ単品で買う場合は送料を計算すると国内で買うのと大差なくなってしまいますが、カメラバッグ等単価の高いものや複数製品をまとめ買いする場合は Peak Design 直販を利用するのがお買い得と言えます。Everyday シリーズのバックパック/メッセンジャーバッグのバンドル品なんかもあったりして魅力的。

Peak Design

なお、届いた荷物の中には購入した商品の他にアンカー V4 が 4 本入っていました(スプリットリングは楕円タイプ)。それぞれの商品にもアンカー V4 が同梱されていたのでこれはあくまでサービスということなのでしょうが、さすがにこんなに要らない(;´Д`)。もしかするとこれは手持ちのカメラを全てアンカー対応に取り替えることでさらなる Peak Design 沼に引き込もうというトラップなんでしょうか(汗。

今回購入した製品それぞれについては別途使用感等をエントリーする予定です。

Peak Design / Cuff Camera Wrist Strap

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投稿者 B : 22:33 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/09/16 (Sun.)

EOS R インプレッション

品川で開催中のキヤノンのユーザーイベントで EOS R を触ってきました。

キヤノン:EOS Rシステムブランドサイト|EOS R SYSTEM PREMIUM SESSION

EOS R

...とはいえ、イベント会場のハンズオンコーナーは日曜午後イチの段階で 30 分待ちの行列ができていたため、私は下階のショールームで主に試してきました。ショールームのほうは 10 分待ちくらいで順番が回ってきましたが、ストップウォッチで厳密に 5 分交代制になっており、時間が足りない(;´Д`)。結局イベント会場内のシューティングコーナーでの試写と合わせて 15 分くらいしか触れませんでした。
なおショールームでは外観撮影は可能なものの、電源を入れた状態での撮影は NG。おそらく UI 周りがまだ最終になっていないからという理由でしょうが、Twitter で見かけた情報によるとイベント会場では電源 ON 状態で外観撮影可だったらしく、もしかするとショールームとイベント会場で展示機の状態が異なっており、イベント会場側の機材には最終版に近いファームウェアが適用されている可能性もあります。また体験時間についてはイベント会場でも一人 5 分までと書かれていましたが、そこまで厳密に運用されているわけではないようでもあり、いずれにしてもショールームよりイベント会場に並んで触った方が良かったのかもしれません。

EOS R

そんなわけでショールーム展示の EOS R。EOS 5D クラスに比べると小さいけど EOS M5 よりは一回り大きい、そんなサイズ感です。デザインイメージも EOS 5D と EOS M5 の中間くらいを狙った感じで、第一印象としては悪くない。

EOS R

個人的に EOS R で一番好きなポイントがこのマウント周り。ボディ・レンズ双方のマウントの金属部分が露出しつつ結合しているデザインにグッときてしまいました。初期のソニー E マウントもそうでしたが、こういうレンズマウントの存在感を際立たせたメカメカしさを見ると、それだけでご飯三杯くらいイケそうな気分になります(ぉ。このようなアイコニックな意匠は初号機ならではのもので、おそらく世代を重ねて実用重視になると薄まっていってしまうものですが、ぜひ後継機種や派生機種でも続けてほしいところ。

EOS R

ボタン配置は基本的に EOS D 系のものを踏襲しながらも本体サイズの制約でボタン数は削減されています。EOS D であれば測光モード・WB/AF・DRIVE/ISO・フラッシュ調光あたりのボタンが並んでいましたが、EOS R では専用ボタンではなくなりました。またミラーレスではそれらはクイックメニューから変更することが一般的ですし、後述するマルチファンクションバーでの調整も可能なので割り切った模様。

なおフレーミング中に EVF・液晶モニタに表示される像は絞り値の設定に関わらず開放状態の像で、絞りやピクチャーエフェクト等が反映された像が表示される α 等とは異なります。これはおそらく OVF の同じ挙動にして EOS D からの移行をスムーズにしようという思想なのでしょうが、撮影結果を見ながら撮れるミラーレスの利点を削いでいるとも思います。EOS D ではマウント脇に存在した絞り込みプレビューボタンは EOS R にはなく、シャッターボタン脇にある M-Fn ボタン等に割り付けてプレビューすることは可能。

背面ではなく上面に移動したサブ電子ダイヤルは EOS D のようなカチカチした触感ではなく、PowerShot や EOS M のような「シャキシャキ」した感覚。これに触れていると「ああ、EOS R って EOS D のリプレースじゃなくて EOS M のフルサイズ版なんだな」と感じます。

EOS R

背面の操作系は何といっても EVF の脇に新設された「マルチファンクションバー」に尽きるでしょう。様々なパラメータの調整に割り付けることができますが、特に面白いと思ったのはホワイトバランス調整に割り当てられること。このバーに触れるだけでホワイトバランスをケルビン単位で調整することができます。他社のミラーレスでも少しメニューの階層を辿ればケルビン単位での調整ができるものもありますが、ここまでダイレクトに操作できるというのは珍しい。ホワイトバランスはスチルなら RAW 現像で後からどうにでもできますが、ムービーだとここでワンタッチに変更できるというのは重宝しそうです。
ただメイン/サブ電子ダイヤルに加えてこのマルチファンクションバー、さらには RF レンズに備わっているコントロールリングまで含めると、パラメータ調整のためのスライダー機能が 4 つもあることになり、自分なりにカスタマイズして身体に馴染めば無二の操作性を得られるでしょうが、撮り方に合わせて扱いやすい組み合わせを見つけるまでは悩みそう。また誰かに一時的にボディを借りても操作系が違いすぎて扱えない、みたいなことも起こりそうです。

また今回初めて搭載された露出モード「Fv モード(フレキシブル AE)」はどんなものかと思ったら、シャッタースピード/絞り/ISO 感度/露出補正のうち任意のパラメータをオート設定にし、残りを手動設定できるというものでした。露出モードを変更せずにシャッタースピード優先相当から絞り優先相当に切り替えて撮影したり、シャッタースピードと絞りを任意設定して露出は ISO オートで調整するというような使い方ができます。例えば絞りは F8 で撮りたいけどシャッタースピードはこれ以上落としたくないというときに ISO 感度を自動的に上げて撮影できるというものです。フィルム時代と違って ISO 感度が自由に調整でき、かつセンサの性能向上で ISO 3200~6400 クラスが常用できるようになった現代だからこその機能と言えます。一眼レフはほぼ絞り優先モード固定で使っているという人は少なくないでしょうが、そういうユーザーでも重宝しそうな新モード。

EOS R

EOS 5D Mark III とサイズ比較してみました。EOS R のほうがボディそのものは一回り小さいですが、フルサイズだとレンズが大きくなるからシステム全体としてはあまり小さくならない、というのがよく分かる比較ではないでしょうか(5D3 側についているレンズが 24-70 だから少し短い、というのもありますが)。まあレンズ込みの重量で 300~400g くらい軽いのはメリットではあります。

EOS R

直接のライバルになるであろう α7 III との比較。ボディの厚みはほぼ同じですが、グリップは EOS R のほうが明らかに深い。個人的には α7 III のグリップでも小指が余ることは特になく、高さについてはさほど不満もないのですが、EOS R の深いグリップは安定感があって良いですね。

EOS R

上から見たときのフットプリントは同じようなものですが、正面から見るとクラスが違うカメラくらい違います。まあ EVF 部の高さは同じくらいなので、どうせ最大高が大きくなるならその中でいろいろ詰め込んだりグリップの大きさを稼ごうとしたキヤノンと、できる限り小さく作るのが宿命のソニーの差なのかもしれません(笑。

EF28-70mm F2L USM

話題になっているキヤノンの変態レンズ(誉め言葉)RF28-70/F2L。単体の写真だとサイズ感が分かりにくいですが、まるでシグマ製レンズかのようにごんぶとです。
今回はハンズオンの時間が短すぎてレンズをいろいろ試す余裕がなかったのが悔やまれます。

あまり長時間触れなかったので書ける感想も限られますが、キヤノンのミラーレスカメラとしては EOS M5 あたりで実用十分なレベルに達しており、フルサイズになった EOS M5 と考えるとよくできています。AF も OVF 機と遜色ない速さだし、操作性もカスタマイズと慣れを前提とすれば面白そう。ただ自分が 5D3 を売って EOS R に買い換えるかと言われると、スペック的にも UI 的にももう少しこなれてくれないと長年慣れ親しんだ 5D3 からの移行は難しいかなというのが正直なところ。逆に三世代目を迎えて不満点を着実に潰してきている α7 III ってよくできたカメラだなあ、と改めて感じました。
とはいえ EOS R はまだ初号機。これからファームアップで改善していく部分も少なくないでしょうし、今後のための仕込みにすぎない部分もあるでしょう。ニコンも含め各社切磋琢磨してより良いカメラが出てくることを楽しみにしつつ、引き続き動向を見守りたいと思います。

キヤノン / EOS R

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投稿者 B : 22:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2018/09/10 (Mon.)

Manfrotto MVH400AH

Gitzo のマウンテニア三脚をアウトレットで買った人トラベラー三脚を Peak Design のバックパックに入れている人がいるようですが、いっぽう私は新しい雲台を購入しました。

Manfrotto / 小型フルードビデオ雲台 MVH400AH

Manfrotto MVH400AH

秋は娘たちのピアノ発表会等、動画撮影を伴うイベントが増えるので、ビデオ雲台です。

今までは同じく Manfrotto の MVH500AH を使っていましたが、こういうイベントにはコンパクトさ重視で befree を持って行っており、三脚と雲台のバランスが悪い状態でした。というのも三脚がコンパクトなのに雲台が大きいために嵩張ってしまうので、コンパクトなビデオ雲台が欲しかったわけです。家庭用の Handycam には MVH500AH はちょっとオーバースペックすぎるし、そもそも MVH500AH は同社の 500 シリーズ三脚との組み合わせを想定したもので、befree には荷が重かったのも事実。

Manfrotto MVH400AH

今まで使っていた MVH500AH のサイズ感からすると 1/3 くらいのコンパクトさ。重さも 900g(MVH500AH)に対して 380g なので半分以下です。雲台を替えるだけでビデオカメラ一台分くらい荷物が軽くコンパクトになります(笑

Manfrotto MVH400AH

プレートの長さも 2/3 くらいになりました。私が使っている Handycam(HDR-CX520V)だと、MVH500AH のプレートではバッテリ交換時にいちいちプレートまで外さなくてはなりませんでしたが、MVH400AH のプレートならつけたままバッテリ交換ができるサイズ。まあ、今までがオーバースペックすぎたわけで、家庭用ビデオカメラにはこれくらいの雲台がちょうどいいということでしょう。

Manfrotto MVH400AH

MVH400AH は本体にも刻印が入っているとおり同社のトラベルビデオ三脚「befree live」付属雲台の同等品であり、これを befree に取り付けることで befree live 相当にできることになります。厳密には befree live は雲台の下に水平出しのためのレベリング機構を搭載しているため全く同じにはならないのですが、スチル用の befree を少ない追加投資でビデオ対応化できるのはありがたい。

Manfrotto MVH400AH

雲台本体はかなりコンパクトで、むしろプレートが雲台からはみ出るほど。プレートは MVH500AH のようなサイドロードはできず前後方向に抜き差しするのみ。側面にボタンがついていて、これを押すと固定用の突起がズレてプレートが外せる仕組み。

Manfrotto MVH400AH

CX520V を載せるとちょうどいいサイズ感。小さいながらも剛性感があり、パン/チルトも文句のない滑らかさです。
MVH500AH と比べるとカウンターバランスはないしビデオライト等を取り付けるためのコネクタもありませんが、これでも耐荷重は 4kg もあるし、家庭用ならこれで十分すぎますね...。

Manfrotto MVH400AH

befree 用の雲台として作られた製品だからもちろん折りたたみにも対応。うまい具合に折りたたんだスキマに雲台やパン棒が重なるようになっています。
ただオリジナルの befree についていた小型ボール雲台に比べるとさすがに大きくなるため、折りたたんだときに微妙に脚が閉じきらない状態。befree 付属のキャリングケースには「ギリギリ入るけどパツパツすぎてファスナーが閉められない状態」になります。まあ私は別途バックパックに入れて持ち運んでいるので問題ありませんが。

今後は子ども関係のイベントはこのセットで持ち歩き、MVH500AH のほうは主に一脚とのセットで野鳥撮影等をメインで使うことにしようと思います。

Manfrotto / 小型フルードビデオ雲台 MVH400AH

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投稿者 B : 22:40 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/09/05 (Wed.)

EOS R

キヤノン、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R」を発表 - デジカメ Watch
キヤノン、EOS R用「RFレンズ」4本が発表 - デジカメ Watch

EOS R

遂に出ましたね、EOS のフルサイズミラーレス機。先日のニコン Z と併せ、これで三大カメラメーカーからフルサイズミラーレスが出揃ったことになります。

マウントは EF-M にそのままフルサイズセンサを押し込んでくるか少し拡張してくるか...と思ったら、別規格として「RF マウント」を立ち上げてきました。EF-M とは互換性がないながらも EF/EF-S マウントとは後方互換を持たせたマウントになっていて、既存の EF/EF-S レンズは当然使用可能。デュアルピクセル CMOS AF によるオートフォーカスは EOS M5 の時点でマウントアダプタ経由でもネイティブレンズと遜色ない性能が出ていただけに、EOS R でも期待できます。

ボディのスペックを見てみると、いわば「ミラーレス版 EOS 5D」とでも言うべきバランス重視モデルになっています。3,000 万画素級のセンサと 369 万ドットの OLED EVF は α7 III ユーザーから見てもちょっと羨ましいと思うけど、それ以外はすごく突出したスペックがあるわけでも致命的な弱点があるわけでもなく、ソツなくまとめてきた印象。まあキヤノンとしてはフルサイズとしては初めてだけどミラーレス自体はもう 5 年もやっているわけで、最初からこれくらいのものが出せるのも不思議はありません。
先日発表されたニコン Z との比較で気になるのは、ニコン Z が徹底してニコン D シリーズの操作性をミラーレスでも踏襲し、違和感のない移行を標榜しているように見えるのに対して、EOS R はモードダイヤルの廃止や「マルチファンクションバー」の採用など EOS 5D あたりとは操作系をガッツリ変えてきているところ。Kiss や二桁・四桁 EOS のユーザーならさほど違和感はないかもしれませんが、一桁系のユーザーには少し慣れが必要そうに見えます。

ボディ以上に驚いたのが初期のレンズラインアップ。
「RF24-105mm F4 L IS USM」「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」の二本はまあ順当としても、「RF28-70mm F2 L USM」「RF50mm F1.2 L USM」という超弩級レンズをいきなり持ってきますか!という感じ。特に F2 通しの標準ズームレンズというのは完全にシグマのお家芸を食っちゃった感があり、今回の目玉はボディではなくレンズなのではないかとさえ思います。

このレンズラインアップの選び方がまたニコンとは対照的で、ニコンは F4 通し標準ズームと F1.8 単焦点×2 という大人しめのスペックでした(開発発表として F0.95「Noct」もありますが、あれは MF だし...)。これは当面ニコン Z は D850 など一眼レフのサブ機として使うためにコンパクトさ重視で、必要に応じて F マウントレンズも使えるという位置づけ。言ってみれば既存ニコンユーザーに対して「いつでもいいから準備ができた人から順にミラーレスに移行してください」というスタンスで緩やかな移行を促しているようなものです。それに対して RF レンズの戦略は最初から「このマウントにしかない、是非使ってみたいと思わせるスペックのレンズ」を用意しておくことで最初から EOS R を買う理由を作りに来ています。まあ二本とも相当高くてまず手は出ませんが、キヤノンが RF レンズに本気を出していることが伝わることがマウントの立ち上げには必要という考え方なのでしょう。α7 シリーズがこれだけ先行するフルサイズミラーレス市場において、ボディよりもレンズで差異化するというのは歴史あるカメラメーカーの戦い方として正しいやり方だと思えます。

EOS と α 両刀遣いの私としてはどうするか、悩ましいところです。まあこれ以上マウントを増やす余裕はないし、少なくとも動体撮影には当面 7D Mark II は必要だし、5D Mark III もなんだかんだ思い入れがあるし、何より α7 III には今のところ不満らしい不満もないし、とりあえず現状維持で EOS R の今後の動向を見守るかな。でも実物を触ったら考えが変わってしまうかもしれないので、まずは発売前イベント等に行ってみようと思います。

投稿者 B : 22:22 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2018/08/23 (Thu.)

Nikon Z

一ヶ月前から予告されていたニコンの新製品が正式発表されました。

ニコン、フルサイズミラーレスカメラ「Z 7」「Z 6」を正式発表 - デジカメ Watch

Nikon Z 7

ずっと噂されてきたニコンのフルサイズミラーレスカメラが「Z」シリーズとしてようやくお披露目されました。内径 55mm・フランジバック 16mm の「Z マウント」を新規に起こし、新しいレンズラインアップまで起ち上げての新規格。現存レンズマウントの中でも特に内径が小さく、かつマイナーチェンジを繰り返して延命してきた F マウントを今後を見据えて刷新したいというのはニコンの悲願だったことでしょう。
16mm のフランジバックは現行ミラーレスマウントの中でも最も短く、マウントアダプタを介して(※アダプタさえ存在すれば)ほぼ全ての一眼レフ/レンジファインダー用レンズが装着できると言って良い。内径もフルサイズセンサに対して十分に大きく、予告されている「58mm f/0.95 S Noct」のような大口径レンズにも対応可能。対するソニー E マウントはフルサイズセンサぎりぎりの内径であることが一部ネックになっており、この内径の差が中長期的にみて Z マウントのアドバンテージの一つになりそうです。

ラインアップは 4.575 万画素センサを搭載した高画素機「Z 7」と 2,450 万画素センサを搭載したバランス機「Z 6」の二機種。イメージセンサのスペック的にも価格帯的にも、α7R III・α7 III とガチンコでぶつかるポジションにつけてきました。ボディのサイズ感もかなり近いところにあります。一方で当初リリースされるレンズは 24-70/F4、35/1.8、50/1.8 の三本に留まるため、当面はマウントアダプタ経由で F マウントレンズに頼る形になるでしょう。現ニコンユーザーであればレンズ資産とマウントの将来性からいってニコン Z を選ぶのが現実的、そうでなければ α のほうが当面ツブシはきく、でも近いうちにキヤノンからもフルサイズミラーレスの噂があり...と悩ましいところです。

ここからはあくまでニコンを使ったことのない α/EOS ユーザーとしての戯言ですが、実際に製品として出てきたニコン Z があまりにも α7 シリーズに近い位置づけだったのがちょっと残念。半導体依存度の高い α に対して、伝統的にカメラを作り続けてきたニコンがフルサイズミラーレス参入に際してどう違いを見せるのかに個人的には注目していました。でも(少なくともスペック表上は)α7 と似たようなカメラであれば、ニコンユーザーがレフ機から乗り換えるにはいいけど他社機から乗り換える要素があまり見当たりません。まあ、Z 7・6 に与えられたミッションは既存ニコンユーザーに買い換え/買い増しをさせて α へのこれ以上のユーザー流出を防ぐというところでしょうし、それであれば α7 シリーズにポジショニングが近いことにも納得がいきます。連写性能が低いのも、これを買うような人ならそういう被写体用に D シリーズのボディは持ってるでしょ、というメッセージでしょう。
レンズに関しても初期リリースの三本は明るさ控えめでコンパクトさ(と描写のバランス)優先のスペックになっているのも、D シリーズのサブ機として使いつつ、大口径レンズは必要に応じて当分 F マウントレンズを流用できるユーザーがメインターゲットだからと考えれば辻褄が合います。まるで α7 の初期の戦略を見ているかのよう。

また、デジタルカメラはレンズ、メカ(シャッター/ミラー制御)、半導体(イメージセンサ、プロセッサ、画像処理エンジン)の組み合わせが商品性を決めると言って良く、ミラーレス化によってニコンやキヤノンが得意としてきたメカの重要度は下がったものの、レンズと画像処理エンジン(画作り)、あと UI を含む操作性までを総合したものがカメラ。仮にスペック上は α7 シリーズに近い、あるいは部分的に負けていたとしても、実際に出てくる画や使用感、写真の歩留まり等の優劣は触ってみないと何とも言えません。α より全然いい可能性もあるし、初号機だからまだこなれていない可能性だってある。

ともかく、今まで α7・9 シリーズ(とライカ)くらいしか選択肢のなかったフルサイズミラーレスカメラカテゴリに新しい選択肢が増えたことは、α7 ユーザーとしても喜ばしいことだと思います。競争がなければ進化もないわけですから。いずれ来ると言われているキヤノンのフルサイズミラーレスも含め、より切磋琢磨していってくれることを期待します。

投稿者 B : 23:07 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2018/07/28 (Sat.)

α7 III と TECHART TA-GA3

α7 III を買ったら試しておきたいことが一つありました。

α7 III

というのは α7 II のときも試したことではあるんですが、α7 III の AF システムと TECHART の CONTAX G 用 AF 対応マウントアダプタ「TA-GA3」の組み合わせが使い物になるかどうかということ。α7 II では TA-GA3 が像面位相差 AF に対応していなかったためボディ側の設定を明示的にコントラスト AF に切り替えてやる必要があり、ちょっと手間がかかるものでした。結局切換が面倒になってしまって KIPON などの MF アダプタばかり使ってしまうという結果に。

で、α7 III でも試してみたところ...、

α7 III

α7 II と変わらず、像面位相差 AF では TA-GA3 は動作しませんでした(´д`)。
まあ、ボディ側が新しくなっても肝心のマウントアダプタ側のファームがそれに対応したわけではないので、半分予想がついていたことではありますが。

ただ、α7 III が旧型と異なるのは、メニューに「マイメニュー」が追加されたこと。
α は世代を重ねるごとに設定項目が増えていき、撮影中にメニューを辿って設定を切り替えるのは現実的ではありません。が、よく使う項目だけをマイメニューに登録しておくことで、いちいち探さなくても比較的少ない手順で設定を変更することが可能。私は「AF システム」をマイメニューに登録することで、TA-GA3 使用時に素早くコントラスト AF 設定に切り替えられるようになりました。

α7 III

ちなみに他にマイメニューに追加したのはサイレント撮影(けっこう使う)、フリッカーレス撮影(学校の体育館とかだと必須)、DRO/オート HDR、ファイル形式(普段は RAW+JPEG で撮っているけど HDR 撮影するには JPEG オンリーにする必要があるため)、ピーキング設定(MF 時のアシストの度合いを随時変更できるように)。これらは今までも切り替えたくても階層が深くて困っていたので、地味に助かります。

そんなわけで従来よりは TA-GA3 が扱いやすくなったわけですが、同じ TECHART 製マウントアダプタでも M マウント用の LM-EA7 のほうはその後もファームウェアの更新が続けられ、α7 III でのそれなりに高速な AF を実現しているというのが羨ましい。

SONY A7III with Old Lens オールドレンズに最新機はいらない、と誰が言った? - metalmickey's camera

まあ、実質 5 本しかない CONTAX G レンズよりもライカ M マウントのほうがレンズの選択肢もユーザー数も多いし、そもそも単体で AF 動作が完結する LM-EA7 とレンズ内のフォーカス駆動ギヤを外から回す TA-GA3 ではやれることの範囲も違うんでしょうが、それにしても羨ましい。
M マウントは本当のオールドレンズからフォクトレンダーのような現行レンズ、あるいはさらにアダプタを噛ますことで世にあるほとんどの MF レンズまで AF 化してしまう変態アダプタなわけで(誉め言葉)、この際 LM-EA7 に手を出してみようかな...と思案しています。

TECHART / TA-GA3

B00KVHSDGK

投稿者 B : 22:37 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/07/25 (Wed.)

Peak Design アンカー交換品届く

リコールがかかっていた Peak Design アンカーの交換品が届きました。

Peak Design Anchor V4

7 月末ぎりぎりの着荷だろうなと思っていたのでまあ予想通り。リコール対応ってベンチャーだとバタバタして対応が後手に回りそうなものですが、告知からの準備期間が確保されていたこともあって予定通りに送られてきたのはとても好印象。ちなみにサイカ先生の大学には一足先に届いていたとのことですが、法人購入分やクラウドファンディング購入者には優先的に発送しているんですかね。

ちなみに私の経過はこんな感じ。

6/8(金)にオンラインで交換申し込み

6/30(土)に 7/20 頃から順次発送開始との連絡

7/23(月)に発送通知

7/25(水)に到着

発送通知か届いてからたった二日で届きました。サイカ先生の交換品は香港発送だったようですが、私のはサンフランシスコ発。なお発送を担当した USPS(米国郵便公社)のサイトでトラッキングすると「In-Transit」ステータスのままだったのでもう少しかかるかなと思っていたら、帰宅したときにはもう届いていたという。ちなみに現時点で USPS のステータスはまだ「In-Transit」のまま(笑。

Peak Design Anchor V4

リコール対象になった V3(写真左)と比べると、V4 は紐の部分が一回り太くなっています。微妙に長さも長くなっているような。
V3 は紐が細くなってカメラのアイレットに直接通せるようになったのがセールスポイントだったので旧仕様に戻ったことは残念ですが、安全性には代えられません。

Peak Design Anchor V4

カメラのアイレットに直接通せなくなった V4 には、アイレットに取り付けるためのスプリットリングが付属してきました。これまたサイカ先生のところに届いたバージョン(三角カンタイプ)とは形状が異なりますが、中国製造の製品って量産の途中でも「工場側がよかれと思って」無断で仕様を変えてくることが珍しくないですからね(笑)。三角カンタイプだとアンカーの紐に対して幅が広すぎるので、この楕円タイプのほうが安定しそうな気はします。

Peak Design Anchor V4

まあ、私は α7 III 付属の三角カンを使ってアンカーを取り付けましたが。

V4 の紐はさすがに α7 III のアイレットには直接通せませんでした。
個人的には、三角カンを使うと微妙にカチャカチャいうのがあまり好きではないんですけどね...。

Peak Design Anchor V4

付属の説明書には「V3 は引き続きカメラボディと他社製クイックシューに挟んで使っていいよ」と書いてあります。アイレットに直接通すと摩擦で切れてしまうリスクはあるけど、クイックシューに挟んで使う分にはその危険性はないし、こういう使い方には V3 のほうが向いているということでしょう。

Peak Design Anchor V3

なお、購入から一ヶ月ほど α7 III のアイレットに直接通して使っていた V3 は、結んでいた部分が微妙に潰れたり摩擦でテカったりはしていたものの、特にほつれ等もなくまだまだ使えそうではありました。
まあ一ヶ月使ったといっても実質週末しか使えていないので、持ち出した回数は二桁に満たないですが(これだけ暑いと写真撮りに出るのも億劫になるし...)。

V3 も小型のミラーレスやコンデジにつける分には十分以上の耐久性があると思うので、これは今後 RX100 ででも使いますかね。

Peak Design Anchor V4

余談ですが、アンカーの使用スタイルのひとつとして提案されている三脚座にストラップを取り付ける方式(BLACKRAPID 方式)は今まであまり好きではなかったんですが、この暑い時期に普通にカメラを首から提げている(=ファインダが身体に密着する)と、身体から発散される蒸気で EVF が曇ってしまうことがあるため(´д`)、とりあえず夏場はこのプレートを使ってあえてカメラを下向きに提げることにしました。ひとまず夏限定の使い方にするつもりですが、長めのレンズをつけっぱなしにするにはこのほうが安定感があるし、気に入ったらこちらのスタイルを基本にしてしまうかもしれません。

Peak Design / Slide Lite Mirrorless Camera Strap

B0781RYKTW

投稿者 B : 22:34 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2018/07/23 (Mon.)

α7 III で広角系オールドレンズを試す

先日 α7 III の高感度性能を検証してちょっと驚いたわけですが、裏面照射型 CMOS になったならもう一つ、従来からの課題が改善しているのでは?と思いついたので、比較してみました。

α7 III

試してみたのは、広角系オールドレンズ使用時の画像周辺部の色被り。フランジバックの短いレンジファインダー系の広角オールドレンズでは、イメージセンサに対して斜めに光が入射することで周辺部に色被りが出てしまう、いわゆるテレセントリック問題です。
これ、実はフルサイズ初の裏面照射型 CMOS 搭載機である α7R II が出た時点で同様の検証結果は出ていました。

ソニー α7RII ×α7R オールドレンズ比較レビュー:新製品レビュー:カメラファン | 中古カメラ・レンズ検索サイト/欲しい中古カメラが見つかる!

α7 III も同様の裏面照射型 CMOS、かつ α7R II に比べて画素ピッチが広いこともあり、同等以上の結果が期待できます。
私が持っている 3 本のレンズ(CONTAX G 用 Biogon 28mm、21mm とフォクトレンダー SUPER WIDE-HELIAR 15mm)を使って、α7 II・α7S と比較してみました。

■Biogon 28mm F2.8 (PCX フィルタ使用)

<α7 II>
α7 II

<α7S>
α7S

<α7 III>
α7 III

まずは B28/2.8。このレンズはもともと α7 II でも色被りが比較的少なく、無補整でも使い物になるレンズという印象でしたが、α7S・α7 III と比較すると α7 II ではうっすらマゼンタ被りが発生しているのが分かります。しかし α7 III では色被りは皆無と言って良く、特にレタッチしなくても使えてしまう画質です。

■Biogon 21mm F2.8 (PCX フィルタ使用)

<α7 II>
α7 II

<α7S>
α7S

<α7 III>
α7 III

B21/2.8 まで広角になると、α7 II では RAW 現像時に円形フィルタ等を使ってマゼンタ被りを除去してやる必要がありました。しかしこれも α7S・α7 III ではマゼンタ被りはほぼ発生しておらず、問題のない画質。PCX フィルタを使えば周辺像流れも大きく軽減されるため、α7 III ならば現行レンズにも匹敵する性能を持つ B21 のポテンシャルを余すところなく引き出せると言えます。

■SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II

<α7 II>
α7 II

<α7S>
α7S

<α7 III>
α7 III

最後は私の手持ちレンズの中で最も広角な SWH 15mm。これは超広角域だから α7 III といえどさすがに厳しいのでは...と思っていましたが、これも α7 III は難なくクリア。ただ、このレンズは PCX フィルタが使えないため(CONTAX G レンズ用のはフィルタ径が合わない)、周辺像流れはどうしても発生してしまっています。まあ、周辺部は強烈なヴィネットもあって解像度低下はあまり気にならないため、構図次第では大きな問題にはならないでしょう。

この結果には驚きました。α7 III のセンサ、相当優秀じゃないですか。
α7 III では従来の PlayMemories Camera Apps が廃止され、オールドレンズ活用に有用だった「レンズ補正」アプリが使えなくなってしまいましたが、そもそも色被りが発生しないのであれば補正アプリもあまり必要ないわけで。
本当は、α7 II 以降はボディが大型化してしまったので、コンパクトなオールドレンズと組み合わせるならば初代 α7 シリーズのほうが相性が良いのではと思っていましたが、これはもうオールドレンズであっても最新ボディを使わない理由がなさそうです。

ソニー / α7 IIIicon

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2018/07/18 (Wed.)

α7 III/α7 II/α7S 高感度性能を較べる

α7 III/α7 II/α7S

私が α7 III を購入したのは主に AF 性能向上とカメラとしての使い勝手向上が理由でしたが、イメージセンサも画素数は α7 II から据え置きながら、裏面照射型 CMOS「Exmor R」に変更されていて、高感度画質が大きく向上しているといいます。じゃあ実際どれくらいノイズレスになっているのかを客観的に確認したくなったので、実際に比較してみることにしました。

同じ場所、同じ時間帯、同じレンズ、同じ設定で α7 III と α7 II を比較。ついでに今まで私が高感度番長として使ってきた α7S(初代)とも比べて α7 III がどこまでいけるのか、も試してみました。

α7 III

まずは↑の写真、α7 III+Sonnar FE 35mm F2.8 ZA で ISO25600 で撮影したものです(三脚使用)。JPEG 撮って出しを 1,800×1,200 にリサイズしていますが、ISO25600 とは思えないレベルで低ノイズです。RAW 現像すればさらにノイズは消し込めそうな印象があります。想像以上に優秀じゃないですか...。

では α7 III、α7 II、α7S で ISO800~ISO25600(α7 II の感度上限)の間で撮り比べてみました。α7S のみ画素数が低いため、以下のサンプル画像は α7S のみピクセル等倍切り出し、α7 III/II はα7S と同等の解像度にリサイズした上で切り出しています。いずれもオートホワイトバランス設定で JPEG 撮って出しの画像からの切り出し。
なお α7S のみいくつかのカットでちゃんと合焦していなかったため、あくまでノイズ量の比較として見てください。三機種の中で α7S が最も低照度での AF 検出性能が高いはずなのに...。

α7 III/α7 II/α7S 高感度画質比較

今まで α7 II では原則 ISO1600 以下、どうしても辛いときだけ ISO3200 を許容するという使い方でしたが、α7 III なら ISO6400 は完全に常用レベル、状況次第では ISO12800 や ISO25600 も許容範囲という印象。ざっくり二段分くらい性能が上がっていると言えそうです。さらに驚いたのは、これまで夜景や暗所撮影でメインに使ってきた α7S よりも高感度ノイズが少ないこと。α7S でも実用限界は ISO12800 という感覚だったので、それよりも画素数が上がりながら高感度性能も高まっている α7 III なら、α7 II だけでなく α7S さえも一台で置き換えてしまえそうです。これでさらにサイレントシャッターにも対応したし、4K ムービーの単体記録にも対応しているし(α7S は外部レコーダ必須)、α7S 要らなくなりそうですね...。

本当は、ちょっとした夜景程度なら α7 III で十分、本気の暗所撮影ならやっぱり α7S のほうが上、という結果を予想していたのですが、いい意味で裏切られました。CMOS の裏面照射化に加えて α7S・α7 II から三年あまりの半導体技術の進歩でここまで高感度性能が向上しているとは。ベーシックモデルと呼ぶには豪華すぎる性能なんじゃないでしょうか。
これはちょっと積極的に夜景を撮りに出かけたくなりますね。

ソニー / α7 IIIicon

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2018/07/11 (Wed.)

UHS-II 対応メモリカードリーダを導入

先日の UHS-II 対応 SD カードを買った話の続きです。

とりあえず α7 III 自体が UHS-II に対応しているので、USB 3.1(Type-C)ケーブルを買ってきて α7 III を PC に接続してみたんですが、ベンチを取ってみたところリード 60MB/s 程度しか出ず(´д`)。まあ、カメラを PC に接続した場合カメラのファームウェア側での処理も入るんだろうし多少遅くなるよね(それにしても遅い気はするけど)、本来のスピードで転送したければカードリーダを使った方がいいはずと思い、買い換えました。

SanDisk / ImageMate Pro Reader SDDR-489-J47

ImageMate Pro

SanDisk 製のカードリーダを買ったのは今回が初めて。新しい規格のカードのポテンシャルを引き出すなら、メモリカードを熟知したメーカーの製品がいいだろうと思って。バッファロー等のサプライメーカー品との価格差もそれほどないようですし。

ImageMate Pro

箱から出してみてびっくり、本体そのものがラミネートされてました(笑。

ImageMate Pro

対応メディアは CF、SD、microSD の三種という割り切った仕様。他社製品では今でもメモリースティックや xD 等のメディアに対応した機種も少なくないですが、個人的にはもうこの三種にさえ対応していれば不自由はありません。

ImageMate Pro

接続端子は USB 3.0 microB。このあたりの機器が USB Type-C に対応するようになるのはもう少し先のことでしょうか。

ImageMate Pro

他社製品だとロゴは印刷で済ませてしまうところを、ちゃんとエンブレムを貼ってくるのがトップメーカーの矜持といったところ。
ちなみにこのカードリーダ、中にウェイトが入っているのかややズッシリとしていて、カードの抜き差しの際に本体が滑りにくいようになっています。今まで使っていたリーダは軽すぎてすぐに動いてしまい、両面テープで固定していたくらいだったので(笑)、これはありがたい。地味ながらちゃんと工夫されています。

というわけでベンチマークを取ってみました。比較対象は旧カードリーダのバッファロー BSCR09U3、カードは UHS-II 対応のソニー SF-G32 と UHS-I の SanDisk Extreme PRO

リーダ/カードSequential Read
(Q= 32,T= 1)
Sequential Write
(Q= 32,T= 1)
ImageMate Pro/Sony SF-G32 (UHS-II)270.983 MB/s228.576 MB/s
ImageMate Pro/SanDisk Extreme PRO (UHS-I)96.103 MB/S84.704 MB/s
Buffalo BSCR09U3/Sony SF-G32 (UHS-II)91.598 MB/s88.611 MB/s
Buffalo BSCR09U3/SanDisk Extreme PRO (UHS-I)92.545 MB/s85.071 MB/s

おー、UHS-II はまさに UHS-I の三倍速い。リード 300MB/s、ライト 299MB/s という公称値には届いていませんが、それでも今まで使っていたメモリカードとは雲泥の差です。実際に撮影した画像を PC に転送する時間も従来の 1/3 くらいになっていて、これは取り込みが捗りますね。
スチルしか撮らなければ UHS-I の転送速度でも十分だと思っていたけど、これを知ってしまうと UHS-I を使う気が薄れてきてしまいます。まだまだ高い UHS-II カードですが、またちょっとずつ揃えていこうかな...いや、手元に対応するカメラは α7 III しかないし、とっておきの 1~2 枚のカードがあれば十分なはずだ(物欲と自制心の葛藤)。

SanDisk / ImageMate Pro Reader SDDR-489-J47

B07B55KNWD

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