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2011/03/07 (Mon.)

コシナが Carl Zeiss ブランドのレンズフィルタを発売

コシナ、カールツァイスのフィルターとロゴ入りストラップ - デジカメWatch

おっと、これは要チェック。先日の CP+ でストラップのほうは新製品が出ていることに気づいていたんですが、フィルタはノーマークでした。

ツァイスブランドのレンズフィルタはソニーからも発売されていますが、ソニー製のものとは競合するもの・しないものがあるようです。

軽くまとめてみました。


ソニーコシナ
フィルタ種別MC-P
ND
C-PL
UV
C-PL
49mm
55mm
58mm
62mm
67mm
72mm
77mm
82mm

ソニー製がどちらかというと小径寄り、コシナ製がどちらかというと大径寄りのラインアップになっています。ソニーはツァイスレンズに限らずソニー製のαレンズ全てを対象にしているのに対して、コシナは自社製の一眼レフ用ツァイスレンズ(ZE/ZF/ZF.2/ZK/ZS)と ZM レンズの一部を対象にしているのがラインアップの違いでしょうね。個人的には Planar 50mm ZS をはじめとして 58mm 径のレンズを何本か持っているので、これに T* コーティングが施されたフィルタを使えるというのが嬉しい。

サーキュラー PL フィルタは両社から出ていますが、MC プロテクタ・ND・UV は直接競合せず。とはいえデジタル用としては MC プロテクタと UV はほぼ同じと考えて良いので、ND フィルタ以外は自分のレンズに合う径のものがあるかどうか、と、(同径で二つある場合は)ソニーロゴがあるほうが嬉しいかどうか(ぉ)で選べば良いと思います。

発売されたら私はとりあえず P50 用に一枚買ってみるつもりです。量販店ではケンコーやマルミが幅をきかせているので取り扱いがあるかどうか分かりませんが、少なくともフジヤカメラかマップカメラには置いてあるでしょう。

ソニー / VF-MPAMicon

iconicon

投稿者 B : 23:04 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2011/02/28 (Mon.)

Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G

3 本目の CONTAX G レンズ。

Carl Zeiss / Sonnar T* 90mm F2.8 G

Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G

Planar 45mm F2Biogon 28mm F2.8 に続いて。前回が広角の 28mm だったので、今度は望遠系にしてみました。E マウントのオリジナルレンズとしては今のところ 55mm までのレンズしか持っていないので、他の焦点距離のレンズよりも先に揃えるべきかと思い。

Sonnar といえば 135mm や 85mm が有名ですが、CONTAX G 用のこの Sonnar は 90mm。中途半端な焦点距離に思えますが、APS-C で使うと望遠レンズの定番 135mm 相当の画角になるというマジック。まるで最初からデジタルで使われるために生まれてきたようなレンズです。
しかしながらこのレンズ、CONTAX G ではボディ側の AF 性能の低さにより扱いづらく、当時は不人気だったと言われる不遇のレンズ。なので、中古市場での相場は(NEX・m4/3 マウントアダプタの登場で多少上がった現在でさえ)1 万円台前半~中盤で取引されているという、おそらく現代で現実的に入手可能なツァイスレンズの中では最も安価なレンズではないでしょうか。

Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G

レンズの全長は NEX 標準の E 18-55mm とほぼ同じ。これにマウントアダプタを挟むぶん、Sonnar のほうが少しだけ長くなりますが、フィルタ径が他の CONTAX G レンズと同じΦ46mm なので、E 18-55mm(Φ49mm)よりもスリム。望遠系のレンズとしてはかなりコンパクトな部類かと思います。

ちなみにレンズフィルタはお店(フジヤカメラ)に純正品の在庫がなかったので、とりあえずマルミの My Color Filter を引っ張り出してきてつけています。

Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G

絞り羽根は他の CONTAX G レンズと同じく 8 枚。きれいな円形とはいきませんが、Planar や Biogon ではボケの形状は悪くなかったので、こんなものかと。私の場合、ツァイスはあまり絞り込まずに使うことが多いですし。
この部分に限らず CONTAX G のレンズは異なる焦点距離のものでもできるだけパーツが共通化されているようで、高い質感を持ちながらもコストもそれなりに抑えられていたんだなあ・・・と感心します。

Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G

マウントアダプタ経由で NEX-5 に装着してみました。Planar、Biogon と短めのレンズばかりつけてきたのでかなり長く感じますが、短いフランジバックのおかげで一眼レフ用の同等スペックのレンズを使うよりは遥かにコンパクトだし、軽い。中望遠レンズをつけてこのサイズ感なら全然アリじゃないでしょうか。

ゴールドの NEX-5 が発売されて、どうしようかと思っていましたが、最近シルバーボディに CONTAX G レンズをほぼつけっぱなしにしていたら、なんか見慣れてきたので、もういいかと(ぉ。

Carl Zeiss Sonnar T* 90mm F2.8 G

このレンズは他の CONTAX G 用レンズと同じく、フォーカシングに伴い前玉が伸びてくる仕様になっていて、もともと長めのこのレンズの場合は最大で 13mm くらい突出します。まあ伸長時に前玉が回転するわけではないのでどうということはないのですが、マウントアダプタをつけていないとフォーカス位置を変更できないこのレンズの仕様上、アダプタを外してレンズをしまうときに前玉を縮め忘れてしまうと、面倒なことに(´д`)。

このレンズは安いし NEX のキットレンズには存在しない焦点距離なので、NEX でマウントアダプタ遊びをするならば、よく撮る被写体の種類によってはまず最初に選択していいレンズかもしれません。CONTAX G では AF でも MF でも扱いづらいレンズと言われたこの Sonnar が、デジタル時代になって(NEX の MF アシストのお陰で)MF レンズとして再び脚光を浴びるというのも皮肉な話ですが、MF アシストを活用すれば絞り開放でもジャスピンを狙っていけます。

描写に関してはまた追って作例を載せてみたいと思います。

投稿者 B : 23:28 | Camera | My Equipment | コメント (2) | トラックバック

2011/02/16 (Wed.)

NEX 16mm パンケーキレンズ用(?)ケース

先日購入した NEX のパンケーキレンズ用ドームフードですが、スタイリングは気に入っているものの、厚みが増してしまってハクバのスエードポーチ(SS サイズ)にレンズが入らなくなってしまいました・・・。

仕方がないので、こんなものを取り寄せてみました。

VCL-ECF1 ケース

パンケーキレンズ用フィッシュアイコンバータ VCL-ECF1 に付属のキャリングケースです。私はフィッシュアイコンバータを買っていませんが、ケースだけ保守部品を取り寄せました。
このケースをパンケーキレンズ用に使っている人は意外といるようですが、パンケーキレンズ用としてはマチが少々大きすぎて、中でレンズがカタカタしてしまうので、今まではスルーしていました。でもドームフードをつけた状態なら、ほぼジャストサイズ(これでも少し遊びがありますが)。

VCL-ECF1 ケース

内側は起毛素材でできていて、レンズが傷つきにくいようになっています。内部でファスナーとレンズが触れて傷つかないよう返しがついていたり、手が込んだ作りになっています。¥2,000 くらいしてしまうのでちょっともったいない気はしましたが、作りを考えれば納得。

年内発売が予告されている E マウントの 30mm マクロもパンケーキレンズとほぼ同サイズっぽいので、レンズが出たらこのケースをもう 1 個買おうかな(^^;;

投稿者 B : 00:16 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2011/02/13 (Sun.)

CP+ 2011 レポート (4) -リコー・KIPON・Manfrotto 編

CP+ レポート、最後は個人的に注目度が高かったものを中心にお届けします。

CP+

まずはリコーブース。新製品としてはコンデジの CX5 くらいしかありませんでしたが、GXR の M マウントユニットが参考展示されていました。
発売は今秋を予定とのこと。

CP+

ユニットに装着されていたのはライカの ELMARIT-M 28mm F2.8。まあ M マウントならライカレンズ使いたいですよね。でも個人的にはリコーに期待しているのはカメラ部分ではなくレンズ部分なので、GXR の M マウントユニットよりも GR LENS の M・NEX・マイクロフォーサーズマウント版を出してほしい。

とか思っていたら、

CP+

そんな私のココロを見透かしていたかのように、往年のライカ L マウント版 GR LENS 28mm F2.8・21mm F3.5 が並べて展示してありました(笑。そうだ、これに L-M マウントアダプタをつければ GXR で GR LENS が使えてしまうではありませんか!
あくまで想像ですが、これはもしかして今後 GR LENS の M マウント版を出すつもりがある、という意思表示だったりするのかもしれません。もし本当に出た暁にはマウントアダプタで NEX につけてみたいぞこれは。

CP+

こちらはこぢんまりとしたブースを出していた中国の KIPON。私が絶賛愛用中の CONTAX G-NEX マウントアダプタの発売元です。まさか CP+ に出店しているとは思わなかったので、発見したときはちょっと驚きました。
しかもブースには CEO の Ivan Zhang 氏と思われる人物(見切れちゃってますが、写真の左端に一部写っている方)が立っていました。Zhang 氏、想像以上に若くて流暢な日本語を話す、インテリジェントな印象の方でした。年齢的にはもしかして私と大差ないくらいなんじゃないですかね・・・。

CP+

ブースには NEX・m4/3 を中心にたくさんのマウントアダプタが展示されていました。これはキヤノン FD-NEX マウントアダプタの赤バージョン。NEX-3 のレッドに似合いそうですが、NEX-3 のレッドでマウントアダプタ遊びをする人口自体が少なそう(笑。
個人的には CONTAX G-NEX アダプタのシャンパンゴールドバージョンを出してほしい。

CP+

こちらは Y/C-NEX のティルトアダプタ。現物を見るのは初めてです。ティルトシフトレンズって興味はあってもなかなか買えるものじゃないですが、手持ちの一眼レフ用レンズとミラーレスカメラを使ってティルトレンズ化できるこのアダプタは面白い。iPhone のカメラアプリで疑似ティルトシフトも良いけど、こういう遊びも良いですよね。

CP+

で、これがぜひ現物を見たかった絞り羽根つき EF-NEX マウントアダプタ。EOS-NEX "A" と刻印があるのが、絞りつきの証です。

CP+

絞り羽根は 14 枚の円形絞り。絞っていってもきれいな円形を保ってくれるのが素晴らしい。ちなみに絞りリングはクリック感の全くない、完全無段リングです。回してみた感触は非常に滑らかで気持ちいい。

CP+

試しに装着してみました。このアダプタは EF レンズのみ対応で EF-S レンズには非対応なのですが、持っていたレンズがシグマの初代 17-70mm DC MACRO(EF-S マウント相当)のみだったのですが、装着は一応できました。

CP+

試写してみた画像がこれ。アダプタ側の絞り開放でこの状態です。露出がオカシイのはご愛敬として(ぉ)、開放では普通に撮れます。周辺光量が落ちて見えるのは、アダプタのせいというよりもこのレンズのワイド端のクセです(笑。

CP+

マウントアダプタ側の絞りを「6」まで絞ってみたところ。絞り羽根がレンズ本来の位置にないため、これで F 値がいくつ、というのは正確には分かりません。
確かに被写界深度は深くなっていますが、周辺光量落ちが激しいですね。トイカメラ風にも見えるので、使いようによっては面白いでしょうが・・・。

CP+

絞りを最小にしてみたところ。完全にケラレてしまっています。デジカメ Watch の紹介記事にもあるとおり、このアダプタはレンズとの相性がかなりあるようで、活用できるシーンは限られそう。Zhang 氏によると、やはり最も推奨は EF50mm F1.4 USM あたりとのこと。

また Zhang 氏曰く、このアダプタはパナソニックの AG-AF100 のような m4/3 マウントの業務用カムコーダで、EF マウントの幅広いレンズを活用できるように開発したとのこと。そういえばソニーブースでも NEX-VG10+ツァイス CP.2 レンズの組み合わせが展示されていましたが、やはり欧米ではミラーレス系のフォーマットはカムコーダの映像表現を広げるもの、として受け入れられようとしているのかもしれません。

CP+

このほかにこういう見慣れないマウントアダプタも展示されていました。調べてみると、これはどうやら Contax C(京セラではなくドイツ時代の旧 Contax レンジファインダ)-ライカ L39 マウントアダプタのようです。他の KIPON のマウントアダプタはお世辞にもデザイン性に優れているとは言えませんが、こういうクラシカルな雰囲気のものも作れるよう。であれば、多マウント向けにももっとデザイン性と実用性に優れたアダプタも出してほしいですね。

ちなみに KIPON のマウントアダプタの主要な市場は、現在ではアメリカが最大で、中国や欧州がそれに続いているとか。日本は昨年になってようやく焦点工房(ヤフオク・楽天)と近代インターナショナルが国内での取り扱いを始めましたが、日本での需要も拡大しており、今後の成長を見込んでいるとのこと。

最後は Manfrotto ブース。

CP+

今回の CP+ に合わせて同社の三脚・一脚が一斉にモデルチェンジしましたが、私が注目したのはこの一脚。「COMPACT 一脚 MMC3-01」というもので、アルミ製 5 段で非常に軽い(300g)一脚。
私は今同社の 679B を使っていますが、しっかりしていて良いけど長くて重いのでほぼ確実に一脚が必要なときくらいしか持ち出そうという気になれず(´д`)、コンパクトにたためる軽い一脚が欲しいと思っていたところでした。でもこれなら短くたためるのでカメラバッグやリュックについでに突っ込んで行けるし、高さもギリギリだけど足りそうなので、出たら買うつもり。¥3,000 前後と安いのも、サブの一脚としては嬉しいです。

CP+

あと最近個人的に注目しているのがこのジョイスティック雲台。3 ウェイ雲台は精度が出せるけど調整が面倒だし、ボール雲台は扱いやすいけどパン棒が欲しくなることがあるし、かといってビデオ雲台は良いやつはデカいし・・・という私の悩みに最適なソリューションっぽいのがこれ。これなら野鳥撮影にもある程度応えてくれそうです。問題はけっこういい値段がすること(´д`)。良い写真には良い三脚と雲台が必要なのは分かっているんですが、雲台に何万円も出すくらいならレンズ買いたいじゃないですか(;´Д`)ヾ。

CP+

あと、驚いたのが今回 Manfrotto が三脚・雲台以外のカメラアクセサリーを大量にリリースしたこと。上の写真は Stile(スティーレ)というシリーズのカメラバッグ。ナイロン製のカメラバッグですが、カメラバッグに見えないカジュアルなデザインになっています。カラーはブラック、ホワイト、カーキの 3 色。

CP+

フラップを留めるバックルは Manfrotto のエンブレム入りで、メタル製ですよ。こういうそれなりにしっかりした作りながら、数千円~高くても 10,000 円で買える安価なラインアップなのが驚きです。タウンユースやちょっとした写真散歩用のカメラバッグとしてはかなりよさげ。手持ちのいくつかのカメラバッグの中間的なサイズのが 1~2 個欲しいよね、と思っていたところでもあるので、物色してみようかな。

CP+

同じく Stile シリーズにはカメラポーチも用意されています。サイズも何種類かあるので、Cyber-shot HX9V を買ったらケースはこれにしようかな。

CP+

ちょ、なんで三脚メーカーなのに服とか売ってるの!でもこのジャケットのデザイン嫌いじゃないな(ぉ。

その他、Manfrotto ブースについて詳しくはしょういちさんのエントリーをご参照ください(笑。

マンフロット CP+2011 :: SorryFull ::

ということで、今年の CP+ のレポートは以上。現地に行くまでは一眼レフの新製品も少ないし、見るところないかもなーなんて思っていましたが、予想以上に楽しめました。
一昨年くらいまではデジタル一眼レフもかなり完成の域に達してきたし、コンデジはどのメーカーも金太郎飴状態、そこにきて高級コンデジブームが始まって、もしかしてそろそろ停滞~衰退期に入るんじゃないかと危惧していましたが、ミラーレスや透過ミラーのような新機軸、カムコーダとの融合、新しいギミックなど、進化の萌芽が見えるような展示会だったのではないかと思います。PC やクラウドとの連携ソリューション系展示が少なかったのがちょっと残念ではありますが、それ抜きでも十分に面白いイベントだったのではないかと思います。

さー金策だ金策(ぉ

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2011/02/12 (Sat.)

CP+ 2011 レポート (3) -各社コンデジ編

CP+ のレポート、今日は各社のコンデジ編をお送りしたいと思います。今年の CP+ は一眼レフの製品発表は少なかったですが、その分コンデジは花盛りといった様相で、なかなか楽しめました。

まずは今回の CP+ におけるコンデジで最も注目度の高かった富士フイルム。

CP+

FinePix X100 です。2 日目以降は数十分待ちコースの行列ができていたようですが、私は初日午前中(プレミアタイム)に行ったのでさほど待たずに触れました。

35mm F2 相当の FUJINON レンズ、1,230 万画素の APS-C CMOS センサ、OVF/EVF を切り替え可能なハイブリッドビューファインダ、そしてカメラ好きの心をくすぐるオールドライカ風のデザイン・・・と話題の要素満載ではありますが、個人的にはサイカ先生と同じく

原点回帰と懐古趣味は違う

という考え方なので、このスタイリングにはあまり感心しません。デジタル時代にはデジタルなりの造形というものがあるはず。
まあ、いくら高品質なレンズとイメージャを備えているからといって、レンズ交換ができない単焦点のコンデジに¥10 万オーバーの金額を払ってくれる顧客は限られるので、「そういう人向け」のマーケティングとしてはこれも間違いではないのだとは思いますが。

CP+

主な操作系は機械式。絞りはレンズ周りの絞りリングで、シャッタースピードや露出補正もダイヤル式。OVF/EVF の切り替えは前面のレバーだし、シャッターボタンにはレリーズボタン取り付け用のネジ孔が空いている、という徹底ぶり。まあこれらはあくまでギミックであり内部的には電子制御しているのでしょうが、こういうところが「くすぐる」ポイントの一つなのは分かります。直感的、かつスピーディに操作できるし。

CP+

肝心のハイブリッドファインダですが、光学ファインダの見え味はなかなか良いですね。とても明るくシャープに見えます。EOS の OVF よりもよく見えるので、気持ち良く撮影することができそう。表示倍率が EVF よりも低いので切り替えると被写体が小さく感じられてしまうのはちょっと残念ですが、OVF 上に各種情報が透過表示されるのも面白い。EOS 7D のインテリジェント VF ともまたちょっと違った感じです。
しかし EVF のほうは正直言って期待はずれ。本当に 144 万ドット?という解像感しかないし、色も変(白飛びして見える)。これならα55 の EVF のほうが全然いいような・・・私だったら X100 は OVF でしか使わないでしょうね。OVF のほうはそれくらいイイ。

CP+

続いてオリンパスの「XZ-1」。こちらは合計 5 台くらい展示されていましたが、けっこうな取り合いでなかなか触れず。注目度は高いようでしたね(でも、オリンパスは m4/3 のイメージが強いのか、「これレンズ交換できないの?」と質問しているお客さんもいたようです)。

CP+

背面ディスプレイは 3inch 61 万ドットの有機 EL。92 万ドットの液晶を見慣れると解像度的に物足りないかな、と思っていたんですが、有機 EL の発色の良さも手伝って、粗い印象は受けず。なかなか悪くないと思います。

オリンパスの PEN シリーズは世代を重ねるごとに(特に E-PL シリーズになってからは顕著に)コストダウンが製品から感じられるようになってしまい、製品としては残念感が漂っていますが、この XZ-1 は新シリーズの初代モデルだからかもしれませんが、けっこうちゃんと作ってある感触で好印象。でもデザインはオリンパスというよりもパナっぽい(LUMIX GF1 の下位機種に見える)イメージになってしまい、アイデンティティが感じられないのは寂しいところ。

CP+

でも上から見るとそこはかとなく PEN っぽいラインは残っています。あとこのヘアライン加工が施された天板とかスピン加工されたモードダイヤル/シャッターボタン/電源ボタン周りの作りはけっこう好き。

CP+

レンズ周辺部はコントロールリング。PowerShot S90/S95 のそれと同じような位置づけの操作デバイスで、触感や回転時のクリック感もよく似ています。操作上の気持ちよさという点ではなかなか良いんですが、これがカスタマイズ不可能で、絞り値の変更にしか使えないっぽい。私は PowerShot S90 ではこのリングをステップズームに割り当てているので、それができないのがとても惜しいです。でもそのうちファームアップで対応しそうな気もしますが。

CP+

ホワイトボディはつるつるした塗装であまり好みではありませんが、ブラックボディは金属の質感を残したブラスト加工なので、こっちのほうが好み。

事前に持っていた印象よりもかなり好感触だったので、これはちょっと買ってみても良いかな、と一瞬思ったんですが、1/1.63inch の 1,000 万画素センサ、28-112mm F1.8-2.5 相当のレンズ、というスペックって今の私のメインコンデジになっている PowerShot S90(1/1.7inch 1,000 万画素センサ、28-105mm F2-4.9 のレンズ)ともろかぶり。まあ XZ-1 自体が PowerShot S95 や LUMIX LX5 のラインを狙って開発されたものだと思われるのでかぶって当然ですが(レンズのスペック的にはこの 3 機種の中では最も良い)、S90 からわざわざ買い換えるほどのこともないよなあ、と思い直しました(´д`)。

CP+

次にカシオ。海外名「TRYX」(「トライ-エックス」じゃなくて「トリックス」)、日本名「EXILIM EX-TR100」。私が今回の CP+ で最も見たかったコンデジはこれだったりします。FinePix X100 の対極を行く未来的なデザイン。回転レンズ式ってデジタルカメラの黎明期にはポピュラーでしたが、次第にコンサバな製品ばかりになってしまったコンパクトデジカメ市場に一石を投じる機種であることは間違いありません。

CP+

液晶をくるっと回転させてレンズと同方向に向けると自分撮りモードに。
このカメラ、操作ボタンは電源とシャッターボタンしかなく、それ以外の操作は全てタッチスクリーンになっています。レンズも 21mm の単焦点という思い切った仕様だし、デザインやサイズ感、開閉・回転式のギミックなんかも相まって、コンデジというよりは携帯電話のカメラ感覚で使うイメージ。ケータイカメラ世代にはこのくらいのほうが受けるかもしれません。

CP+

でも、自分撮りしたりレンズの向きを変えたいだけなら回転レンズだけで良く、フレームまで回転する必然性はあまりないんじゃないか(笑)と思っていたのですが、フレームを回転させることでこのように三脚要らずで自立するのはなかなか面白いポイントかも。動画撮影モードにして机の上に置いておき、会議やブロガーイベントを撮影しておくのには便利そうです。

CP+

フレームの向きを変えるとフォトスタンドっぽくも使えます。撮った写真や動画をその場でみんなで見るようなときとかに使えそう。
ただ、この状態だとレンズが下を向くので、撮りながら見ることはできません(笑。

CP+

あとは、このようにレンズを被写体に向け、液晶は自分のほうを向かせた状態でフレームを握りこむことで、カムコーダ的な使い方をすることもできます。コンデジでの手持ち動画撮影はとかく手ブレがきになるものですが、こういう持ち方なら安定感があってよさげ。
このカメラはもともとスチルだけでなくムービーを撮りやすくするというコンセプトで開発されたそうなので、この 2 軸回転ギミックはこのスタイルのためにあると言っても過言ではないのかもしれません。

CP+

非常に面白いこのカメラですが、大いに不満を感じたのはタッチパネル。ほぼ全ての操作がタッチ式という割り切り自体は(コンデジの使い方の提案としては)悪くないと思いますが、タッチパネルが感圧式なせいか、UI の作り込みが甘いせいか、操作性が悪すぎ。私が触った展示機ではタッチシャッター(画面上の触った部分にフォーカスを合わせて自動的にシャッターを切る)設定になっていたので、メニューを呼び出そうと画面上の「MENU」をタッチしたところ、画面隅にピントを合わせてシャッターが切られるばかりで、なかなかメニュー画面が呼び出せませんでした。慣れによる部分もあるのかもしれませんが、静電式タッチパネル搭載のスマートフォンがこれだけ増えてきた中で(最近では和式ケータイにもタッチパネル搭載機種が増えてきています)反応性が悪い感圧式を採用しているのは、それだけでデメリットだと思います。
私は実機を見るまでは買ってみても良いかな、と思っていたんですが、これで一気に萎えてしまいました(´д`)。

CP+

最後はビクター。ビクターってコンデジのイメージがほとんどありませんが、今回は気合いを入れて GC-PX1 という新製品を出してきました。オフィシャルには「デジタルスチルカメラ」ではなく「HD ハイブリッドカメラ」とのことで、スチルカメラとカムコーダの中間的な位置づけのようです。ということなので、セールスポイントも画質云々じゃなくて高速連写と HD 動画、となっています。

まるで NEX-5 と懐かしの DSC-F707 を混ぜ合わせたようなスタイリングですが、私がこのカメラに興味を持ったきっかけもカメラとしての機能面よりもこのデザイン(笑。

CP+

モードダイヤルをはじめとする、シャッターボタン以外の操作ボタンや入出力系はほぼレンズ鏡筒の側面にまとめられています。スチルよりもカムコーダのほうが主力なビクターらしく、スチルカメラベースではなくカムコーダをベースにスチル撮影用のグリップと液晶を取り付けたような作りになっていることがよく分かるデザインです。

CP+

液晶はチルト可能なタイプですが、一般的なスチルカメラであればボディにあたる部分が激薄。ほぼレンズとグリップ(兼電池ボックス)、液晶を接続するためのフレームとしてあるだけ、という感じです。

CP+

カットモデルも展示してありましたが、やっぱり中身はほぼカムコーダそのもの。でもこの構造のほうがイメージセンサとメイン基板を離せるため、動画撮影時のイメージセンサの温度上昇を抑えやすいはず、とはクマデジタルさんの弁。α55/33 も動画撮影時のイメージャの過熱問題ありますからね・・・。

今までもビデオカメラの発想でスチルカメラを作るというアプローチがなかったわけではありませんが、ここまで直球勝負で来た製品は初めてではないでしょうか。自分で買うことはないでしょうが、スチルとムービーの境界が曖昧になりつつあるカメラの世界に一石を投じる可能性はあると思います。でも、残念ながら売れないだろうなあ・・・。

CP+

とりあえず、ここに来たらやってみたかった、お約束比較写真(ぉ。説明員さんの目の前で堂々とやってごめんなさいごめんなさい(ぉ

CP+ のレポートはさらに続きます。

投稿者 B : 13:24 | Camera | Compact | コメント (0) | トラックバック

2011/02/11 (Fri.)

CP+ 2011 レポート (2) -ソニー編

引き続き CP+ のレポート、今日はソニーブースの模様をお届けします。ソニーは今回 Cyber-shot の新製品くらいしかなかったので見るもの少ないかなと思ったんですが、ワタシ的には意外に見どころが多く、かなり長いエントリーになってしまったので心してお付き合いください(´д`)。

CP+

ブース正面のショーケースに展示されていたのはα中級機のモックアップ。ボディそのものは昨年の CP+ で展示されていたものから大きな変化はなく、それに縦位置グリップと新レンズのモックがついたという点では昨年の photokina で展示されていたのと同レベルの模様。

このモックから得られる情報はその程度なので軽くスルーして(笑)、大事なのはこっち。

CP+

スケルトンモックも展示されていました。一見黒いモックと同じような形に見えますが、よく見るとボタンの数が増えていたり、細かいところの作り込みが進んでいたり、かなり開発が進んでいるようです。まあだいたいにおいてスケルトンモックを作るということはハードウェア設計的にはほぼ出来上がってきていると考えて良いでしょう。透けて見えている基盤や配線もフェイクではなく本物でしょうね。
ただ、カメラはここから画質を追い込んでいくまでが時間がかかると聞いたことがあるので、現実的には秋の PMA(今年は秋開催)で正式発表、10~11 月頃発売といったところじゃないでしょうか?意表を突いて夏に出てきてくれたりしたら嬉しいですが。

CP+

以前のモックに比べてボタン類がグッと増えた軍艦部。詳細の分析は某所でやられているのでここでは遠慮しますが、α700 やα55 と見比べながらどのボタンが何かを想像するだけでも楽しいですね。

CP+

ちょっと斜めからのアングルになってしまいましたが背面。バリアングルらしい液晶の側面になんか妙な形状のヒンジがついているのが気になります。液晶下部には別途α55 のような二軸ヒンジもついているようなので、もしかしてα55 のような回転ヒンジと NEX のような屏風式ヒンジのハイブリッドバリアングル?とか深読みしたくなってきますが、もし本当にそうだとしたらどんな仕掛けで実現しているのか、とてもとても気になる。

CP+

新 Cyber-shot も置いてありました。こちらは DSC-HX100V。もうコンデジというよりはほぼ一眼レフスタイルです。むしろ Cyber-shot のロゴが入っていることに違和感をおぼえるくらい(笑。

CP+

背面から見てもほぼα55 に近いスタイル。
ズームを試してみましたが、光学 30 倍、テレ端で 810mm 相当という超望遠は圧巻で、コンデジでここまで寄れるというのが実物を見てもちょっと信じられないほどです。私がコンデジの買い換え(買い増し)を検討しているのは子どもの発表会用なのでたぶん 15 倍もあれば十分なんですが、これを見るとちょっと欲しくなってしまいますね。

CP+

α55 と比べてみました。HX100V はやはりα55 をほぼそのまま相似形で小さくしたような形をしていますが、レンズを除けばα55 より一回り弱小さい程度にすぎません。これはα55 が小さすぎるのか、HX100V がデカすぎるのか(笑。別途一眼レフを持っている身としては、やっぱりこのサイズ感は買えないかなあ。

CP+

DSC-HX9V。こちらが私の本命。でもかなり注目度が高いのか、長時間いじっている人が多くてなかなか触れませんでした(´д`)。

CP+

光学 16 倍ズームレンズが本機の売りなので、レンズがどの程度伸びるのか見てみました。この状態がワイド端(24mm 相当)。

CP+

で、これがテレ端(384mm 相当)。なんかもうびっくりするくらい伸びてます。HX100V の 810mm 相当に比べると半分以下の焦点距離(相当)しかありませんが、まあ私の用途にはこのくらいで十分かな。

それにしてもボディ周縁を取り囲んでいるメッキパーツ、指紋が目立つなあ・・・。

CP+

液晶は 92 万ドットで非常に見やすい。最新機種だけあって過去のどの Cyber-shot よりも美しく視認性が高いんじゃないでしょうか。
操作用のカーソルキーはコントロールホイールを兼ねる形状になりましたね。でもこんなところもいちいちメッキにしなくてもいいと思う(´д`)。

CP+

隣に並んでいた DSC-HX7V と並べてみました。やっぱり HX9V のほうが一回り大きく分厚いですね。でも、HX9V には動画撮影用のマイクが中央にあって両手持ちしても指がかかりにくいというメリットもあるので、ズーム倍率だけでなく動画撮影を重視するなら、この 2 機種の比較では HX9V だろうなと思います。

CP+

ついでに NEX-5 とも比べてみました。サイズ的には NEX-5 からグリップとレンズの出っ張りを切り取ったのが HX9V、といったところ。通勤カバンに常に入れておくカメラとしてはこのくらいが限度、という人も多いんじゃないでしょうか。私は NEX-5 を常にカバンに入れていますが、できればパンケーキタイプで常用できるレンズが欲しい(笑。

CP+

こちらはデジタル一眼レフやカムコーダ向けのクリップオンタイプ HDMI 液晶モニタ「CLM-V55」。カメラの背面液晶は 3inch が現在の標準なので、それに比べて 5inch というとそれほど大きくないイメージでしたが、実物を見るとやはり背面液晶より断然見やすくて良い。

CP+

デモではα55 を使っていましたが、シューアダプタを差し替えることで EOS 5D Mark II(写真の機材はクマデジさんの私物)でも使用可能。

CP+

最近、EOS で動画を撮るシチュエーションを比較的よく見るようになってきたせいか、こういうスタイリングも全然違和感がない。むしろαよりも EOS のために作られたんじゃないかと思えるほどです(笑。

一眼レフでは HDMI 端子は他の端子と一緒にカバーで覆われているのが一般的なので、開けっぱなしのカバー部がちょっと不格好に見えますが、こういうアクセサリが普及してくると、HDMI 端子部分だけ独立したカバー形状にする機種が増えてきそうな気がしますね。

CP+

EOS との組み合わせでもピーキング表示や AF フレーム、絞り値、露出補正値、撮影可能枚数などの表示は使用可能。これαユーザーよりもプロ級の EOS ユーザーにたくさん売れそうだな(笑。

CP+

このモニタを使っての手持ち撮影はこんな感じ。これで 5D2 もバリアングルになりますよ奥さん!(ぉ
まあ EOS の中級機以上でライブビュー撮影している人をあまり見たことがないのでスチル撮影に使うことはあまりないかもしれませんが、EOS MOVIE にはかなり良さそうですねー。ikan と組み合わせて使ってみたい。

CP+

場所を変えて NEX コーナー。photokina で展示されていたのとほぼ同じ E マウントレンズのコンセプトモックが展示されていましたが、当時と違うのは、photokina で公表されたロードマップのうち、2011 年発売とされる 4 本のレンズの焦点距離が明らかになったところ。

CP+

まずはツァイス。広角単焦点レンズの焦点距離は 24mm とのこと。開放 F 値は明かされていませんが、前玉の大きさから察するに F1.8~2 ってところでしょうか?さすがに F1.4 ってことはないと思うけど(^^;;
レンズの名前は何になるんでしょうね。ツァイスの広角系レンズといえば Distagon、Biogon のどちらか(レンズの構成によって決まる)だと思いますが、まあ順当にいって Distagon T* E 24mm F1.8 あたりかな・・・。

そういえば、photokina のときに壊れていたフィルタ枠の部分が直っています(笑。
いずれにしてもこのモックはあくまでモックにすぎず、外観はだいぶ変わるだろうとのこと。

CP+

続いてマクロレンズ。予想通り 30mm でした。明るさはたぶん F2.8 でしょうね。16mm パンケーキとほぼ同じ薄さに見えるので、マクロレンズとしてだけでなく 45mm 相当の標準レンズとして NEX につけっぱなしにしても良さそうです。これは早く発売してほしいレンズ。

CP+

ポートレートレンズ。50mm とのことですが、F1.8 くらいかな。
サイズは見た感じ 18-55mm と大差ないくらい。お世辞にもコンパクトとは言えない大きさなのが残念ですが、APS-C センサを使う限り、ある程度の画質を求めるとこのくらいのサイズにはならざるを得ないのでしょうね・・・。

CP+

最後は望遠ズームレンズ。現時点で E マウントの望遠レンズは 18-200mm しかないので、あそこまで大きく重いレンズは嫌だという向きにはこちらのレンズが良いでしょう(そこそこ安そうだし)。

ほかに 2012 年予定の G レンズ(高性能標準ズームレンズ)等も展示されていましたが、まあ現時点ではコンセプトモックの域を出ないと思うので、省略。私は E マウントレンズはパンケーキ・標準ズームともに画質面ではあまり満足しておらず、マウントアダプタを介して CONTAX レンズをつけている時間の方が長いくらいなので、G レンズも早く製品化してほしいところです。でもまずは今年出るツァイスとマクロレンズが狙い目かな。

CP+

E マウントの仕様公開にちなんで、各社のマウントアダプタを使ってのオールドレンズとの組み合わせも展示されていました。しかもこれ、すべて社員の私物とのこと(笑。M マウントアダプタ経由でのライカ、ツァイスレンズは当然として、ミノルタ ROKKOR とかコニカ HEXANON といったレンズが並んでいるのが、コニミノの流れを汲むα部隊らしい(^^;; 私が CONTAX G レンズをコンプリートしたら次に手を出してみたいレンズが揃っていて、思わずよだれが出そうになりました(笑。

CP+

シグマブースに参考展示されていたのと同じ、シグマ製の 30mm F2.8 が NEX-3 のボディに装着された状態で展示されていました。ここは E マウントの仕様公開に賛同を表明した 4 社にソニーが場所だけ提供し、中の展示は自由にやってもらったとのこと。コシナはマウントアダプタのみの展示、タムロンはソニー LA-EA1 を使った A マウントレンズとの組み合わせ展示だったのに対して、シグマだけはネイティブの E マウントレンズが展示してあり、気合いの入りようが違うところを見せつけていました。

CP+

ツァイスが展示していたのはこんなもの。NEX-VG10 に CP.2 シリーズのシネレンズをマウントアダプタ経由で装着しているようです。ちなみにこのレンズ、40 万円コース(;´Д`)ヾ。
ツァイスの E マウント賛同は既定路線だと思っていましたが、ソニーやコシナから E マウントのツァイスレンズが出るだけでなく、ドイツ本国のツァイスからこの CP.2 レンズの E マウント対応版(CP.2 レンズは交換式マウント)が出てくる、ということなのかもしれません。ソニーからは NEX-VG10 だけでなく E マウント採用の NXCAM の開発も発表されていたり、映像業界ではミラーレスマウントはカムコーダの新しい可能性として注目されているようなので、今後はこちら方面も盛り上がっていく可能性があります。ま、買えませんが(´д`)。

といったところで、ソニーブースは以上。明日は残りのメーカーの模様をお届けします。

投稿者 B : 21:11 | Camera | Compact | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2011/02/10 (Thu.)

CP+ 2011 レポート (1) -シグマ・キヤノン編

パシフィコ横浜で開幕した CP+ に行ってきました。

カメラと写真の総合展示会「CP+」シーピープラス

CP+

以下、私が気になったものをピックアップしていきます。まずは最近ご贔屓の(笑)シグマブースから。

CP+

いきなり SD1 が展示されていました!年末のモノフェローズイベントで説明を聞き、サンプルプリントまでは見ていましたが、実機を見るのはこれが初めて。
でもまだ正式発表はされておらず、あくまで開発中のベータ機の展示です。が、通常は正式発表前だとショーケース越しにしか見られないことがほとんどなのに、いきなり動作品が 2 台も置いてあって驚きました。

CP+

銘板の「SD1」のロゴがイタリック体のゴシック系フォントからカタログ等で使われているものと同じセリフ系フォントになりました。そのせいではないと思いますが(笑)、従来はシグマの一眼レフといえば「無骨で素人お断り」な印象があったのが、素人お断りは変わりませんが(ぉ)高級感が漂ってきているように感じます。
個人的には、ボディラインが全体的にα700 に似ているので、けっこう好きなカタチ。

CP+

グリップ部の形状は、けっこう出っこみ引っこみが大きくて独特。握った感触も EOS ともαとも全然違って、好き嫌いは分かれそうです。電子ダイヤルは前後合わせて 2 つに増えています。
また、モードダイヤルの他にドライブダイヤル(連写モード切替え兼電源スイッチ)を備えているのもシグマの伝統ですね。

CP+

背面は可もなく不可もなくというところ。液晶は 3inch ながら 46 万ドットなので、最近の他社の中級機に比べるとちょっと見劣りしてしまいますね。

シグマのカメラが無骨な印象を与えるのは、こういうところに見えるシルク印刷のサイズが小さくて無機質に見えるからかなー、と思ったり。

CP+

持ってみたところ(モデル:クマデジタルさん)。

いやー、なんか悪くないんじゃないですか?

CP+

SD1 の実写画像も iMac のディスプレイ上で表示されていました。やっぱりこれを見ると Foveon X3 センサの先鋭な描写には目を見張るものがありますね。どうですかこの睫毛の一本一本までビシッと際立った描写(だから Foveon センサの画像をベイヤー型センサで撮っても分からないと何度言えば

CP+

しかも、まだ製品発表前にも関わらず、カタログが完成して配布されていました。もう売る気マンマンじゃないですかシグマさん!

CP+

朝から夕方まで(途中出入りはあったようですが)ずっと SD1 を手にしながら精力的に取材に応えたり、来場者の話を聞いたりされていた山木社長。先日のイベントの参加者の顔をちゃんと憶えていらっしゃるようで、私も声をかけていただきました。本当に頭が下がります。

とかいう感じで SD1 フィーバーに沸いていたら、その脇でこんなものが。

CP+

仕様開示に賛同したばかりの E マウント互換レンズの参考出品じゃないですか!何の説明もなくさらっとショーケースに入っていただけなので、完全に気づきませんでしたよ・・・。Twitter で「CP+にSIGMAのEマウントレンズ30mmF2.8が参考出品されてるってホント?」というツイートを見かけて慌ててシグマブースに戻りました(;´Д`)ヾ。

レンズに「SIGMA 30mm 1:2.8 E Φ46」とあるとおり、E マウント対応の 30mm F2.8 という単焦点レンズ。NEX に装着すると 45mm 相当の画角になる、いわゆる標準レンズです。F 値が控えめなのがちょっと物足りない気はしますが、NEX のボディに合わせて小ささ軽さ(あと安さ)を優先した結果ですかね。
いずれにしても、同じく賛同した他メーカーではこのレベルの展示がなかったので、E マウントの互換レンズとしてはこのレンズが最も早期に製品化される可能性が高いです。

山木社長に今後のミラーレスへの取り組みについて聞いてみたところ、「ミラーレス、特にマイクロフォーサーズは既に代表的な焦点距離のレンズが揃ってきてしまったので、後発としてはなかなか厳しい状況。個人的には大口径レンズにチャレンジしてみたいが、大きく重くなってしまうので、悩ましい」とのことでした。
個人的には最近のシグマの大口径単焦点レンズは非常に評価が高いので、多少大きくなっても 30mm F1.4 のようなレンズに挑戦してほしいところ。でも今後のミラーレスカメラのユーザー層の推移(カテゴリとしてより間口を広げるのか、中上級者層を一定以上の割合で意識するのか)と、互換レンズメーカーに求められるものとのせめぎ合いでどこに向かっていくか決まりそうな気はします。まあ、最近のシグマは互換レンズメーカーの中でも独特の地位を築きつつあるので、そういう意味では期待していますが。

CP+

続いて、キヤノンブース。新 EOS Kiss に関しては既にショールームで見てきたので、それ以外で私が注目していた、EF200-400L。ショーケース越しの展示だったので触れませんでしたが、展示品はかなり設計が進んだ段階と思われるもので、モックアップではなく試作機のようでした。

CP+

外観から分かるのは、EF100-400L のような直進式ズームではなく回転式ズーム、手ブレ補正機能は新ゴーヨン・ロクヨンと同じ「モード 3」(不規則に動く被写体を追いやすい、ということなので野鳥向き?)対応、フォーカスプリセット対応、というあたり。

CP+

で、ここが問題のエクステンダー内蔵部。おそらくこの出っ張りの部分に筒状の 1.4x エクステンダーが内蔵されていて、レバーで機械的に出し入れするようです。

CP+

マウント付近にはフォーカスモードの切り替え(AF/MF のほかにパンフォーカスも可能っぽい)、およびフォーカスリミッタースイッチが備えられています。

スペック的にはスポーツや野鳥撮影向けの最強レンズになりそうですが、ここまでの作りになると EF100-400L よりも明らかに重く、そして大幅に高価くなりそうなので、私にはちょっと手が出なさそうだなあ(´д`)。

明日以降に続きます。

投稿者 B : 22:22 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2011/02/09 (Wed.)

EOS Kiss X5/X50 を見てきた

EOS Kiss X5/X50 を見に、品川のキヤノン S タワーまで行ってきました。どうせ CP+ の会場で見られるじゃん、とは思ったんですが、会場のタッチ&トライコーナーはいつも混んでるし・・・ということで、一応。
カメラとしての性能や使い勝手については従来の Kiss X シリーズの延長線上にあるので、あくまで外観を中心にチェックしてきました。

EOS Kiss X50

まずは X50。キヤノンの一眼レフとしては初の(少なくとも私が知る限りでは)レッド。今までシルバーボディはありましたが、赤は珍しいですね。
けっこう鮮やかではありますが、メタリックレッドというかメタリックワインレッドというかそんな感じの色で、良い意味で「冒険していない」、落ち着いたレッド。深みがある赤で、ペンタックス K-r のようなオモチャっぽい色とは一線を画しているので、男性でも選びやすいんじゃないでしょうか。

「カメラ女子も狙った」ということですが、この雰囲気はやっぱりパパママ向けかな。「パパが持っても恥ずかしくない」という観点では、悪くない色だと思います。α330 のブラウンも似たような雰囲気でしたかね。

EOS Kiss X50

Kiss は X2 からプラスチックボディの表面の梨地が少しざらっとした触感に、グリップのラバーもシボ調に変更されて上位機種に近い質感になりましたが、X50 はさらっとした表面処理のボディにシボなしのグリップを採用し、Kiss Digital X のようないかにもエントリー機然とした質感になっています。コストダウン上やむを得ない部分かと思いますが、レッドの色味が深いのでパッと見の安っぽさこそないものの、X5 とも明らかに違う質感なので、カメラらしい馴染み感を求める向きには合わないかもしれません。
ちなみにブラックも色が違うだけで質感としては同等です。

EOS Kiss X50

モードダイヤル周り。ここをよく見ると作りのチープさが気になってきます。特にモードダイヤルは Kiss X5 では上面にメタルのプレートがあしらわれていて質感が出ているのですが、X50 ではプラスチックの一体成型かつ無塗装なので、オモチャっぽさが目立ってしまっています。

ちなみに内蔵ストロボのポップアップボタンもこの部分に移動。いつものところ(他機種では反対の側面にある)になかったので、つい探してしまいました(´д`)。

EOS Kiss X50

背面は赤茶色のラバーがぐるっと取り囲むようなデザインになっています。ディスプレイオフセンサが省略されていたり、ここにもコストダウンの跡が見られますが、釈然としないのはボタン配置が他の Kiss シリーズとけっこう違っていること。メーカーとして Kiss→Kiss への買い換えを想定していない(ステップアップするならもっと操作系の違う二桁 D 以上、と考えている?)のか、製造のしやすさ優先でこうなっているのか分かりませんが、一眼レフの美点のひとつは直感的な操作性だと思っているので、こういう機種ごとに細かくボタン配置が変わってしまうのは歓迎できませんね。同じ Kiss でも X 一桁シリーズは極力踏襲する作りになっているので、余計に気になります。

EOS Kiss X5

いっぽうで「順当進化」の X5。正面からでは、銘板にある「X5」の文字を見ない限り X4 と見分けがつきません(笑。
質感等々も含め X4 とほぼ同じ。プラスチックボディの触感は X50 よりも少しざらついた感じ(60D と同じような感じ)で、ラバーグリップにはシボ加工が施されています。

EOS Kiss X5

バリアングルモニタ化された背面を見ると、X4 からの違いが明らかに分かります。ファインダ下部のディスプレイオフセンサが省略されていますが、これはバリアグルモニタを使わないときには閉じておける仕様だから、というところで、X50 とは理由が異なります。
ボタン類の形状が 60D と同様の有機的なものに変わっていますが、個人的にはこのデザインあまり好きじゃない(´д`)。

EOS Kiss X5

X4(左)と背面の比較。バリアグル液晶によって各種ボタン等が右側に寄せられた結果、X4 に比べると少し怒り肩になっています。でも、X50 とは違い、基本的なボタン配置は X4 から変更されておらず、好感が持てます。
またモードダイヤル側面のローレット処理も変更されており、上位機種(5D2 や 7D)に似たアヤ目ローレットになっているのもポイント高し。X50 が出てきたおかげで X5 は少し質感を奢れるようになったのですかね。60D の立場は?という気もしますが(笑。

EOS Kiss X5

上から見たところ(同じく左が X4、右が X5)。「DISP.」ボタンの配置が換わっていますが、それ以外はほぼ同じに見えます。

X50 は正直色だけという部分は否めませんが、X5 は地味ながら X4 からの進化(質感や改良的な意味で)が感じられて好印象。ただ、ラインアップ過多になりつつある EOS のボディ群の中では難しいポジションになってしまったように思います。
X5 の実売価格次第ではありますが、特にやはり 60D との棲み分けが難しいところでしょうね。60D は 50D に比べるとエントリー寄りになりましたが、それでも凝った撮影をしたいときに撮り手に応えくれるのは二桁 D の血筋、Kiss はあくまで Kiss であり、オートで取るための一眼レフだと思います。私はいきなり中級機から入ってたクチなので、これから一眼レフを買う人でもステップアップするつもりがあるなら 60D から入るという選択肢は悪くないのではないかと思います。特に Amazon で 60D が¥69,800(ボディのみの価格、本日時点)という状況では、小ささ軽さ以外の点であえて Kiss を買う理由がないんじゃないかというくらい。

ユーザーにはありがたい時代ですが、メーカーにはなんと難しい時代でしょうか(´д`)。

投稿者 B : 00:50 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2011/02/08 (Tue.)

E マウントの仕様開示へ

Sony Japan | ニュースリリース | レンズ交換式一眼カメラのマウント「Eマウント」の基本仕様を無償開示

昨日、カールツァイスがマイクロフォーサーズに賛同というニュースを受けてマイクロフォーサーズのボディを物色し始めたところで(ぉ)E マウントの基本仕様開示という発表ががが!

現時点での賛同レンズメーカーは、ツァイス、コシナ、シグマ、タムロン。ツァイスは昨年の photokina でロードマップが公表されていたので既定路線、シグマ・タムロンも互換レンズメーカーとしては当然というところですが、ここにコシナが入っているのが面白い。Nokton 25mm F0.95 のようなマニアックなレンズを E マウント向けにもリリースしてくれると心から嬉しいんですけど!
あと、レンズメーカーとしてはシグマの賛同も嬉しいところですね。シグマは互換レンズメーカーの中でも最近はこだわりの大口径レンズや超望遠、超広角レンズなどを積極的にリリースしているので、現時点でレンズラインアップの貧弱な E マウント向けにも実用的かつ描写の優れたレンズを提供してくれることに期待します。

また、仕様開示の対象はレンズメーカーに限らずマウントアダプタメーカーも含まれていることに注目。マウントアダプタ自体は現時点でもかなりの種類が発売されていますが、AF に関する仕様が開示されるとすれば、オールドレンズだけでなく他社の AF レンズをマウントアダプタ経由で AF させることも夢ではない、かも?仮に CONTAX G レンズが NEX で AF できるようになったりしたら、嬉しくて眠れなくなりそうです(ぉ。

仕様開示は 4 月からということなので、他社から互換レンズが出てくるとしても早くて秋以降じゃないかと思いますが、俄然楽しみになってきました。

投稿者 B : 23:59 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

カールツァイスがマイクロフォーサーズに賛同

カールツァイスがマイクロフォーサーズに賛同 - デジカメWatch

うわー、何これ、うわーーー。

マイクロフォーサーズ陣営としてはパナソニックから発売されているライカ、つい最近 Nokton 25mm F0.95 という垂涎のレンズを発売したフォクトレンダー(コシナ)、そして先週末に m4/3 向けレンズの開発を表明したシュナイダー、とドイツの名門光学メーカーの参入が続いていましたが、とどめにツァイスとは。これで、世界的に有名なドイツの光学メーカーはほぼ全て m4/3 陣営になったことになります。

まあツァイスはキヤノン(コシナ製)、ニコン(コシナ製)、ソニーα(A マウントだけでなく E マウントの開発も予告されている)、あと残念ながら生産終了したけどペンタックス(コシナ製)、という、国内メーカーのレンズマウントとしては 4/3・m4/3 以外には全て対応してきているので、今までなかったほうが不思議なくらいでしたが。

それにしても m4/3 はマウントアダプタ経由での M(ZM)マウント、Y/C マウント、CONTAX G マウントに加えて m4/3 ネイティブという、現存するカメラの中では最も多くのツァイスレンズが使えるマウントになってしまいました。
一応、NEX でも禁断の m4/3-NEX マウントアダプタを使えばこの m4/3 向けツァイスレンズを使うこともできるんでしょうが、イメージサークルの違いから NEX ではケラレが発生しそうなので、厳しいだろうなあ。

NEX を買ってからマイクロフォーサーズはほぼスルーしていましたが、ここにきて急に m4/3 が気になってきてしまいました!でも LUMIX はあまり使いたいと思わないし、PEN も世代を重ねるごとに作りがチープになっていて、どうも欲しいボディがないんですよね。
ということで、当面は CONTAX G レンズのコンプリートを目指しつつ、充実する m4/3 レンズを指をくわえて眺めていたいと思います(´д`)。E マウントのレンズも早く充実させてください・・・。

投稿者 B : 00:43 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック