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2016/06/28 (Tue.)

Hasselblad X1D

ハッセルブラッド、中判ミラーレスカメラ「X1D」を発表 - デジカメ Watch

Hasselblad X1D

先週のことになりますが、ハッセルブラッドが中判ミラーレスカメラ「X1D」を発表していました。

ハッセルといえば、ここ数年はソニーから α や RX シリーズの OEM 供給を受け、外装にウッドグリップやラインストーンを施すことで同スペックのソニー製カメラの数倍の値段で発売する、ということを続けていて、昔はハッセルに憧れはあったけど単なるボッタクリブランドになっちゃったなあ...と思っていました。が、この X1D は見るからにまとも。ソニー製の中判センサを搭載し、基本的な設計と製造はスウェーデン国内で、最終のアセンブリ工程とレンズの製造を日本の日東光学という会社で行っているようです。日東光学って初めて聞きましたが、小惑星探査機「はやぶさ 2」にも同社製レンズが搭載されているとか聞くと、グッときてしまいますね。

さておき、この X1D は α7 並みとまではいかないもののフルサイズ一眼レフよりも小さく α7 よりも少し大きい程度のボディに中判センサを積んでしまったという凝縮感と、往年のハッセル製中判カメラをうまく現代的なミラーレス機に表現したと言えるデザインが相まって、かなりそそられるものがあります。とはいえ中判なので、ハイスペックレンズをつけると α7 どころではないアンバランスさになってしまいそうですが、ボディと同時発表された 45mm F3.5 と 90mm F3.2 は、手持ちでも使えてしまいそうなバランスに収まっています。今までの中判ではあり得なかった機動性を発揮しつつ、本気を出せばマウントアダプタで H/V システム用レンズを使って広告写真まで撮れる、というのが X1D の真骨頂と言えるのでは。

まあ、ボディ単体で €7,900 というのは完全に私の射程範囲外ですが(;´Д`)、一度でいいから触ってみたいなあ。しばらくは国内でスチルカメラ系の展示会もないし、国内発売が決まったら原宿の直営店で触れたりするんでしょうか。

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2016/06/26 (Sun.)

SIGMA vs ZEISS:α7 用標準単焦点レンズ対決

春にシグマの 50mm F1.4 [Art] を手に入れてから、試そうと思っていながらなかなかできなかった件に、ようやく時間を作れました。それは「α7 シリーズの標準単焦点レンズとして、純正の Sonnar 55mm F1.8 とシグマの 50mm F1.4 だとどっちがいいのか?」ということ。α7 シリーズで AF が使える標準単焦点レンズとしては、純正 55/F1.8 以外ではマウントアダプタ経由で A マウントか EF マウントレンズを使うのが現実的な選択肢ということになります。
純正 55mm はツァイス銘で解像力が高く、私もとても気に入っているレンズですが、シグマ 50mm も捨てがたい。というわけで、改めてじっくり比較をしてみました。

ZEISS 55mm vs SIGMA 50mm

ちなみに今回の比較検証は、先日 foxfoto さんが試されていた EF マウント向け標準単焦点レンズ比較記事に大いにインスパイアされています。

"SIGMA vs ZEISS vs CANON" キヤノンEFマウント用50mm単焦点レンズ対決! : ASPHERICAL WORLD

本当は手持ちの 50mm という意味でコシナの Planar 50/F1.4 ZS も比較しようかと思ったんですが、上記記事で語られているので割愛(ぉ

ZEISS 55mm vs SIGMA 50mm

まずは物理的なサイズ感からですが、見ての通りまったく別クラスのレンズ、というくらいに大きさが違います。重さも Sonnar 55mm F1.8 が 281g なのに対してシグマ 50mm F1.4 [Art] がレンズ単体で 815g、加えて MC-11 が 125g あるので合計 940g。実に三倍以上の重量差があります。これは持ち出す上でのモチベーションに大きな影響を与え、私の場合は 55/F1.8 なら特に撮るつもりがなくてもカメラにつけっぱなしにして出かけたり、α7 II とともに通勤カバンに突っ込んでいくことも苦になりませんが、シグマ 50/F1.4 は撮影が主目的なシチュエーションで、しっかりしたカメラバッグで持ち出す感じになります。

■TEST 1:最短撮影距離付近での描写
最短撮影距離付近(長い方の Sonnar 55/F1.8 に合わせて 50cm に統一)での描写力を見るのに、印刷物を撮り比べてみました。解像力を見るためのテストなので、ボディは 3,640 万画素ローパスレスな α7R(初代)を使用。

冊子が被写体なので完全な平面とはいかず、厳密なテストにはなっていませんが、雰囲気は掴めるかと。

Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
ZEISS 55mm F1.8

SIGMA 50mm F1.4 DG HSM A014
SIGMA 50mm F1.4

中央右部分をピクセル等倍に拡大比較(画像をクリックするとピクセル等倍に拡大表示します)
ZEISS 55mm vs SIGMA 50mm

まずはじめにおことわりしておくと、24inch ディスプレイの全画面表示で見ている分には、どちらも絞り開放からガッツリ解像しているように見えます。ピクセル等倍付近まで拡大してようやく差が見えてくる感じ。
Sonnar 55/F1.8 は絞り開放だと若干甘いものの、絞り込むことでグッと鮮鋭度が上がってくる感じ。しかしシグマ 50/F1.4 はそれ以上にめざましく、開放では紙のたわみ程度でも外れていくピントの薄さ(!)なのが、F5.6 まで絞るとほぼピークと思われるほどの解像感を発揮します。Sonnar 55/F1.8 も十分以上だけど、シグマ 50/F1.4 の解像力はちょっとすげえ。

ちなみにこのテスト中に SEIN #08 のこのページに「Quattro」が「Quatrro」になっている誤記を発見しました(ぉ

■TEST 2:中間距離での描写と背景ボケ具合の比較 1
標準レンズでよく使う距離感の被写体での比較。絞り開放だとどちらも合焦部はシャープでボケも滑らかであり、モニタでの全画面表示ではせいぜい開放 F 値の違いによるボケ量の違いくらいしか差は認められませんが、ピクセル等倍で見るとどうか。

Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
ZEISS 55mm F1.8

SIGMA 50mm F1.4 DG HSM A014
SIGMA 50mm F1.4

中央部分をピクセル等倍に拡大比較(画像をクリックするとピクセル等倍に拡大表示します)
ZEISS 55mm vs SIGMA 50mm

花びらのエッジや花脈あたりの描写が、シグマの方が若干鮮鋭感鮮鋭感が高いように見えます。が、これは微妙なピントのズレのようにも見えるし、花の描写としては Sonnar のほうが好みという人もいるでしょうから、ここは甲乙つけがたいでしょうか。むしろ Sonnar のほうが一貫してコントラストが高めで、色味も Sonnar は青みが強く、シグマはアンバー寄りという、昔からよく言われる「レンズメーカーの色」的なものが出ています。

■TEST 3:中間距離での描写と背景ボケ具合の比較 2
別モチーフでの比較。これも、縮小サイズで見ると大差ないですが、今度はボケの描き方に関してピクセル等倍で見てみましょう。

Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
ZEISS 55mm F1.8

SIGMA 50mm F1.4 DG HSM A014
SIGMA 50mm F1.4

中央やや右上部分をピクセル等倍に拡大比較(画像をクリックするとピクセル等倍に拡大表示します)
ZEISS 55mm vs SIGMA 50mm

開放 F 値が違いますが、Sonnar のほうが焦点距離が 10% 長いこともあってか、ボケの大きさは開放でも大差ない感じ。しかしボケの描写には違いがあって、Sonnar のほうが二線ボケっぽかったり、ボケの輪郭に偽色っぽいのが出ていたりします。これはおそらく非球面レンズの使用枚数によるもので、Sonnar 55/F1.8 は非球面レンズ 3 枚、シグマ 50/F1.4 は 1 枚という構成の差でしょう。シグマも F5.6 あたりのボケは輪郭がちょっと硬いなという印象はありますが、全体的にはそれでもナチュラルなボケを実現できていると言えます。

■TEST 4:無限遠距離の描写と変化の比較
50mm 前後は万能な焦点距離なので、もちろん風景写真にも多用します。そういうときは無限遠付近の描写がとても重要になるもの。今回の 2 本はよく「絞り開放からシャープ」と評されるレンズですが、遠景撮影に使ったらどうなるか。

Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
ZEISS 55mm F1.8

SIGMA 50mm F1.4 DG HSM A014
SIGMA 50mm F1.4

中央上部分をピクセル等倍に拡大比較(画像をクリックするとピクセル等倍に拡大表示します)
ZEISS 55mm vs SIGMA 50mm

おお、これは Sonnar 55/F1.8 すげえ。これは MF で合わせたので、EVF による拡大表示でもここまで遠景になるとピントはシビアで、私が合わせきれなかった可能性もありますが(笑。しかし foxfoto さんのテストによるとシグマ 50/F1.4 は開放から比較対象のレンズをぶっちぎる解像力を見せつけていたので、このレンズが決して解像力がないわけではなく、Sonnar 55/F1.8 がちょっとおかしい(誉め言葉)ということだと思います。
どちらのレンズも絞り込むことでさらに高い解像力を発揮し、F5.6~8 の間くらいでピークに達し、F11 まで絞ると回折の影響で解像感が低下し始めています。

■TEST 5:点光源撮影時のボケの形と純度の比較
近年のレンズはとかく「ボケが硬い」と言われがち。しかし TEST 4 までの結果では、どちらのレンズもピクセル等倍で見ない限りは十分にナチュラルなボケを実現できていると言えます。が、イルミネーション撮影もポピュラーになった今、点光源を撮影する機会も少なくありません。というわけで、点光源を撮影してボケの形や純度を比べてみました。ボディはこのテストのみ、高感度ノイズ対策のため α7 II を使用し、絞り開放のみを比較しました。

Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
ZEISS 55mm F1.8

SIGMA 50mm F1.4 DG HSM A014
SIGMA 50mm F1.4

中央右部分をピクセル等倍に拡大比較(画像をクリックするとピクセル等倍に拡大表示します)
ZEISS 55mm vs SIGMA 50mm

やはりこういう被写体を撮ると描写に差が出ますね。非球面レンズを 3 枚使っている Sonnar 55/F1.8 では、玉ボケに同心円状の紋様が出てきてしまっています。シグマ 50/F1.4 も非球面レンズを 1 枚使っていて、同心円状の紋様はあるものの、Sonnar よりは幾分控えめ。また、前玉のサイズの違いにより、画面端の玉ボケの形もずいぶん違っていて、Sonnar 55/F1.8 はかなりラグビーボール状の口径食が出てしまっていますが、シグマ 50/F1.4 の口径食は少なく、自然な形状を保っています。これはフィルタ径 Φ77mm という標準レンズにしてはあり得ない前玉サイズと引き替えに実現したもので携行性とのトレードオフの部分ではありますが、夜景撮影等には積極的にこちらを使いたいのは確かです。

というわけで、まあ見た目通りに方向性が全く違うレンズだということが改めて確認できました。いずれも重箱の隅レベルであり、どちらのレンズも非常に高いレベルでまとまっているのは確か。大きく重い分シグマ 50/F1.4 が勝っている部分もありますが、そこまでの差が出ない撮影条件であることも多いし、何より気軽に持ち出せるというのは Sonnar 55/F1.8 の大きなメリット。私は、これから普段使いは Sonnar 55/F1.8、休日のガチ撮影にはシグマ 50/F1.4 という感じで使い分けると思います。キヤノン/シグマユーザーから E マウントに手を出した人でも、普段使い用に Sonnar 55/F1.8 を追加するという選択肢は全然アリだと思いますよ(笑。

ソニー / Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAicon

iconicon

シグマ / [Art] 50mm F1.4 DG HSM

B00JPL7CK6

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2016/06/24 (Fri.)

sd Quattro、発売日決定

SIGMA sd Quattro、10万円を切って7月7日発売 - デジカメ Watch

以前から 6 月末くらいには出るらしい、と言われていたシグマ sd Quattro の発売日と価格が正式に発表されました。

7/7 発売で、価格は昨日リークがあったとおり 9 万円弱。今までの SD シリーズの価格、特に衝撃的だった SD1 の 70 万円というイメージからするとバーゲン価格にも見えてしまいますが(笑)、これまでと違い今回は主要なデバイスが dp Quattro シリーズである程度こなれていること、かつ sd Quattro はレンズがついていないことを考えると、コスト的にはまあ妥当なところかな?という気もします。これは買おうか買うまいか迷っていた人の背中を押す値段であることは間違いありませんね。
それでも APS-H センサの歩留まりが心配、かつ画素数が上がることで処理エンジンやメモリを強化するかもしれない sd Quattro H の価格はまだ怖いですが...。

sd Quattro

正式発表を受けて、sd Quattro への既存 SA マウントレンズの対応状況も公開されています。
このリストを見て思ったのは、「MC-11 の対応状況によく似ているな」ということ。まあ MC-11 は SIGMA GLOBAL VISION(SGV)レンズのみ正式対応でシグマ製でも旧レンズは保証外という位置づけでしたが、自分で検証してみた結果だと像面位相差 AF(ボディ)と超音波モーター(レンズ)の組み合わせであれば実用になる、でも超望遠域は苦手という感じだったので、それとほぼ同じ状況と言えます。結局は像面位相差 AF なので動作原理は同じということでしょうが、改めて考えると MC-11 はシグマが sd Quattro を開発していたから、その途上で派生的に生まれてきた製品ということなのでしょうね。だからこそ、他社のマウントアダプタよりも像面位相差 AF への最適化が進んでいるのでしょう。

私は sd Quattro を買うことはないと思いますが、周囲で買いそうな人が何人かいるので、機会を見つけて触らせてもらおうと思います。

投稿者 B : 23:00 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2016/05/25 (Wed.)

大きめのブツ撮り用バックスクリーンを購入

先日『ガンダム THE ORIGIN III』のプレミア上映会に行った際に、クマデジさんと「スタジオボックスに入りきらない物のブツ撮りってどうしてる?」という話をしていました。
そうそう、私はハクバの 45cm 幅のスタジオボックスを使ってますが、ちょっと大きめのブツ撮りには足りないんですよね。そういうときは諦めて室内背景で撮るか画像処理で強引にバックスクリーンを伸ばすか(笑)していたんですが、そういえばもうちょっと幅広のバックスクリーンが欲しいと思ってたんだった、と思い出してヨドバシで買ってきました。

エツミ / ドームスタジオ用バックスクリーン L 用 E-1576

エツミ E-1576

エツミのドームスタジオ用バックスクリーンです。スタジオボックスって組み立てや片付けが面倒なので、普段のブツ撮りではボックスを出さずにバックスクリーン+デスクライト二灯で撮ってしまうことがほとんど。なので、このサイズのスタジオボックスは持ってませんが、バックスクリーンだけ単品で買ってきました。

エツミ E-1576

スクリーンのサイズは 79×126cm。今まで使っていたハクバの 45cm 品と比べると、幅は 1.5 倍以上あります。これならかなりいろんな物のブツ撮りに使えます。
グレー面の色合いはハクバよりもかなり濃いけど、ハクバのグレーはかなり明るくて青みがかっているので、エツミのほうが(ちゃんと測ってないけど)50% グレーに近い。

一点想定外だったのは、巻いたときに芯になる面ファスナーの部分が、ハクバよりもかなり軟らかいこと。ハクバはシワにならずにきれいに巻けるのに、エツミは微妙にシワになる感じ。撮影時にシワを伸ばしてやらないといけないのは微妙にめんどくさい。

エツミ E-1576

ブツ撮り時の色味はこんな感じ。昼白色蛍光灯の照明下で、α6000 のホワイトバランス蛍光灯:昼白色設定での JPEG 撮って出しです。
今まではどうしても背景色が青~紫方向に寄っていたのが素直な発色になりました。ただ、よーく見るとバックスクリーンの微妙なシワが背景のムラになって見えるので、やっぱり撮影時は気をつける必要があります。

エツミ E-1576

ホワイト面でも撮影してみました。グレー面がけっこう暗めなので、私はホワイトを使う機会のほうが多くなるでしょうね。ホワイト面のほうが、幕面のシワも気になりにくいように思います。

スタジオボックスは使わないまでもバックスクリーンだけでもブツ撮りの見栄えはずいぶん違うので、ブツ撮りが多い人にはこれオススメです。

エツミ / ドームスタジオ用バックスクリーン L 用 E-1576

B001GTU220

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2016/05/19 (Thu.)

SanDisk Extreme CF 64GB

久しぶりにコンパクトフラッシュを買い増しました。

SanDisk Extreme CF 64GB SDCFXSB-064G-G46

SanDisk Extreme CF 64GB

最近は EOS 5D/7D クラスでも CF/SD のデュアルスロット搭載が標準になってきて、安価な SD で済ますことも多くなってきました。SD だとさらに撮った画像をその場で RX100 III からスマホに送れたりもして、便利なんですよね(RX100 III をカメラとしてではなく Wi-Fi 送信機として使う贅沢な使用法)。そのため CF は予備スロットとしてカードを入れっぱなしにしておき、SD が一杯になったり万が一 SD を忘れたりしても大丈夫、という感じで使っています。
しかし先日モトクロスの撮影に行った際に、持って行った高速な SD カードも CF も満杯になるという事態が発生してしまい、途中から UHS-I 非対応 SD を使っていたんですが、まあ書き込みが遅くて(´д`)。やっぱりスポーツ撮影用に高速な CF を一枚持っておこうと思って購入。

今の Extreme CF って公称スペックが 120MB/s まで行ってるんですね(ちなみに最上位モデルの Extreme PRO だと 160MB/s)。手持ちの CF で一番速いのは 60MB/s 品なので、その間かなり世代を重ねていることになります。

SanDisk Extreme CF 64GB

ラベルはゴールド。以前買った Extreme PLUS SDXC 64GB はつや消しゴールドでしたが、この CF はつやありでした。PLUS と無印で違うのかな...。

まあ、とりあえずいつものベンチマークを。CrystalDiskMark 4.0.3 で手持ちの CF/SD の中でも速いものと比較してみました。

メディア Extreme
CF (120MB/s)
Extreme PLUS
SDXC (80MB/s)
Extreme
CF (60MB/s)
Sequential Read (Q= 32,T= 1) 142.417 MB/s 92.197 MB/s 81.579 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) 74.949 MB/s 61.291 MB/s 36.102 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) 5.617 MB/s 6.135 MB/s 3.915 MB/s
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) 0.838 MB/s 2.335 MB/s 1.473 MB/s
Sequential Read (T= 1) 139.472 MB/s 90.594 MB/s 78.438 MB/s
Sequential Write (T= 1) 66.047 MB/s 61.029 MB/s 43.621 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) 4.258 MB/s 5.790 MB/s 3.896 MB/s
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) 0.778 MB/s 2.300 MB/s 1.496 MB/s

Sequential Read の実測値が公称値よりも高いのはいつも通り。Extreme PLUS SDXC の 1.5 倍近く、手持ちのメディアの中では当然最速になりました。

まあ大事なのは PC 上でのベンチよりも、実際の撮影で使ったときの記録速度。今回も EOS 7D Mark II を使って計測してみました。
10 コマ/秒連写が息切れ(コマ数が落ちる)するまでの枚数と、息切れも含め 30 秒間に撮影できる枚数を計測。カメラ設定は RAW+JPEG Large/Fine 記録で、マニュアル露出・ISO100・シャッタースピード 1/8000 秒、高速連写モードにてテスト。

メディア Extreme
CF (120MB/s)
Extreme PLUS
SDXC (80MB/s)
Extreme
CF (60MB/s)
EOS 7D Mark II
10 コマ/秒連続撮影枚数
21 枚 21 枚 20 枚
EOS 7D Mark II
30 秒間の連続撮影枚数
113 枚 93 枚 99 枚

となりました。
まあ連続撮影枚数は外部メディアの速度よりも内蔵バッファのアクセススピードに依存するところが大きいので、メディアによってあまり差は出ないところではあります(キヤノンによる公称値は約 18 枚)。
30 秒間の連続撮影枚数のほうが外部メディアの速度による差が出やすい部分。こちらは CF 同士で比較すると 60MB/s 品よりは確かに速いものの、メディア自体の実力差ほどは差が出ていないことから、EOS 7D2 の CF スロットの転送速度がボトルネックになっているんだと思います。また、7D2 のスロットは SD よりも CF のほうが速いだろうと思っていましたが、改めてそれを裏付ける結果となりました。

これでそれなりに速い CF 64GB+SD 64GB(あとは波の速度の CF と SD がたくさん)という手持ちになったので、たいていのスポーツ撮影はしばらく困らないかな。

SanDisk Extreme CF 64GB SDCFXSB-064G-G46

B00NUB2RPW

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2016/05/14 (Sat.)

SIGMA MC-11 Ver.1.01

昨日、突如としてシグマから MC-11 の更新版ファームウェアが公開されました。 

SIGMA Optimization Pro

GW 前の山木社長のツイートで予告されていた機能改善ですが、発売からたった 3 週間でのアップデート対応。しかもその間 GW を挟んでいますからね...。もしかすると発売前にシグマ社内で把握していた問題だったのかもしれませんが、それにしても保証外レンズでの機能改善を主眼としたファームアップをこんなに早く対応してくるとは、恐れ入りました。
アップデートプログラム内に記載されていた修正内容は以下のとおり。

SIGMA MC-11 Ver.1.01

本当に非保証レンズでの挙動改善だけのためのアップデートという(笑。
アップデート作業は単体の実行ファイルで実施するのかと思ったら、USB DOCK と同様に SGV レンズ設定用アプリ「SIGMA Optimization Pro」で行います。

SIGMA Optimization Pro

アップデート後のファームウェアバージョンは 1.01。

私はここまで MC-11 はテスト以外はほぼシグマレンズをメインに使っていたのと、非純正アダプタではあまり連写を使うような撮り方をしていないので、特に不都合を感じたことがありませんでした。
なので、このあたりはシグマ三銃士(笑)の一人・foxfoto さんが比較検証されているので、そちらをどうぞ(丸投げ

個人的には「コシナツァイス ZE マウントレンズを使って絞り開放以外で撮影すると、絞りが戻せなくなる問題」が解決されたというのがポイント。ずっと欲しかった ZE マウントレンズが改めて欲しくなっちゃうじゃないの...。

シグマ / MOUNT CONVERTER MC-11 CANON EF-E

B01C7A3W7S

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2016/05/11 (Wed.)

SIGMA MC-11 レビューのまとめ

シグマ MC-11 のレビューですが、ある程度特性が見えてきたので、ここまでで分かったことをまとめておきます。

SIGMA MC-11

MC-11 は原則としてシグマ製の MC-11 対応レンズ(SGV:SIGMA GLOBAL VISION コンセプトに基づく EF/SA マウントレンズ)を E マウントで試用するためのマウントアダプタであり、それ以外のレンズに関しては動作保証されていません。が、非対応レンズでも多少の制限はありながらもそれなりに使えてしまいます。
これまでのテストで判ったことは、以下の通り。

■マウントアダプタの作りについて

  • シグマのレンズと同様の基準で作られていて、精度・質感ともに高い。レンズの着脱も手持ちのほとんどのレンズとの組み合わせにおいてスムーズ
  • PC 接続用の USB 端子が独自形状なのがややマイナス

■対応レンズでの使用について

  • 純正 E マウントレンズと比較するとさすがに劣るものの、実用的な速さで AF が可能
  • 実絞りでの使用になるため、絞りは開いた方が AF は速い

■組み合わせるボディについて

  • 必ずしも最新の AF システムが搭載されたボディ(α7 II など)ならば速いというわけではない(他社製アダプタではボディ側の AF システムが新しい方が速い)
  • AF 速度は AF システムだけでなく、センササイズや画素数にも依存
  • いずれにしても、少なくとも NEX-5R 以降のボディと対応レンズの組み合わせであれば、実用的な速度で AF が使用可能

■非対応レンズでの使用について

  • α7 II 以降の像面位相差 AF センサ搭載ボディとの組み合わせであれば、非対応レンズであっても対応レンズと遜色ない速さで AF 可能
  • ただし AF は像面位相差 AF センサのみを使用する(コントラスト AF は併用しない)ため、対応レンズに比べて AF 精度は若干落ちる
  • 初代 α7・α6000 以前の像面位相差センサ搭載ボディ、およびコントラスト AF 専用ボディでは、AF は遅い(KIPON 等とほぼ同等)
  • また、組み合わせるレンズによっては絞り制御等が正常に動作しない場合がある

■他社製マウントアダプタと比べて(KIPON EF-S/E AF 比)

  • 他社製アダプタは像面位相差 AF(α7 II 世代以降)またはコントラスト AF しか使用できないのに対して、MC-11 はファストハイブリッド AF が使用可能(対応レンズ使用時)
  • ゆえに他社製アダプタとの比較では AF 精度・速度ともに同等以上
  • 非対応レンズ使用時においても、MC-11 はレンズとの相性問題が少なく、安定的に使用可能
  • ただし、コントラスト AF しか使用できないボディを使った場合は、他社製マウントアダプタと大差ない実力(AF は使い物にならない)

こんな感じでしょうか。
以上の状況から、MC-11 を買うべき人と他社アダプタでも十分な人は、以下のように分類できると思います。

■MC-11 を買うべき人

  • EF/SA マウントの SGV レンズを持っている、または買う予定がある E マウントユーザー
  • ISO400 以上で撮るためのボディを買い増したい SD1/sd Quattro ユーザー

■MC-11 を買う必要がない(他社アダプタでもいい)人

  • MC-11 非対応の EF マウントレンズを α7 II 以降の像面位相差 AF センサ搭載ボディとの組み合わせで使いたい人(SGV レンズを買う予定のない人)

■MC-11 を買わないほうがいい人

  • MC-11 非対応の EF マウントレンズを α7・α6000 以前の像面位相差センサ搭載ボディ、およびコントラスト AF 専用ボディで使いたい人(MC-11 だろうと他社アダプタだろうと AF は遅いので、実用に堪えない)

というわけで、「E マウントボディで SGV レンズの性能を最大限発揮するためのアダプタ」という本来の趣旨を改めて確認した格好になりました。SGV レンズ限定とはいえ、LA-EA3 を含め他社アダプタでまともに動いていない像面位相差 AF をちゃんと動作させている MC-11 はすごい。
あと、シグマ製 EF マウントレンズを一本も持ってない α6000 ユーザーの人は、予約キャンセルして正解だったと思います(笑。

シグマ以外の EF マウントレンズと α7 II 以降のボディを持っている人であれば他社アダプタでも実用的に使えるのは事実ですが、MC-11 のほうが全体的な動作安定性が高いことと、シグマ山木社長の以下のツイートにあるとおり今後のファームアップでさらに動作改善される見込みであることから、これから EF-αE マウントアダプタを買うのであれば、MC-11 が最良の選択肢である可能性が高いと言えるでしょう。

実際に非シグマユーザーでも MC-11 を使って EF レンズを α で使いたい、という人は少なくないはずなので、シグマとしては商売的な面でも(動作保証外でありながらも)こういう小回りをきかせるメリットは少なくないと言えます。でもそういう側面を差し置いても、真っ先に新製品を手にしたユーザーの声に耳を傾け、こうして対処していく姿勢には好感が持てます。つかこういうことされたらツァイスの ZE マウントレンズも欲しくなるやないかーい(汗

今後も MC-11 の継続的なアップデート、期待しています。個人的には次は α7 II で使うために 85mm F1.4 をリニューアルしてほしいなあ。

シグマ / MOUNT CONVERTER MC-11 CANON EF-E

B01C7A3W7S

■関連リンク
SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11
SIGMA MC-11 レンズによる AF 速度の差を比較
SIGMA MC-11 ボディによる AF 速度の差を比較
SIGMA MC-11 他社アダプタとの AF 速度の差を比較

投稿者 B : 23:11 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2016/05/10 (Tue.)

SIGMA MC-11 他社アダプタとの AF 速度の差を比較

シグマ MC-11 のレビューを続けていきます。

SIGMA MC-11

AF が使える EF-αE マウントアダプタとしてはシグマ MC-11 は今のところ最後発にあたります。私はその前に KIPON EF-S/E AF を手に入れていたので、やはりアダプタによる AF 性能の差というのは気になります。今まで使ってみた体感的には KIPON よりも MC-11 のほうが速くて怪しい挙動も少ない。そこで改めてボディとレンズを揃えて、マウントアダプタによる差だけを比べてみることにしました。

ボディは α7 II、レンズはシグマの MC-11 対応レンズから [Art] 50/F1.4 および 35/F1.4、キヤノンから EF24-70/F4L(USM レンズ代表)と EF40/F2.8(STM レンズ代表)。これまでと同じ条件でテスト撮影し、(ピントが外れたカットを除外して)5 回の平均値を示したのが次の一覧です。

マウントアダプタ/レンズSIGMA MC-11 EF-EKIPON EF-S/E AF
SIGMA [Art] 35/F1.4 DG HSM0.820 1.486
SIGMA [Art] 50/F1.4 DG HSM0.837 0.749
Canon EF24-70/F4L IS USM0.762 1.748
Canon EF40/F2.8 STM0.593 0.429

KIPON のほうは使うレンズによって得手不得手ありますが、MC-11 のほうは満遍なくスピードが出ています。KIPON のほうが速いレンズもあるものの、その差は微々たるもの。MC-11 のほうが安定感があります。 またフォーカスのヒット率に関しては、MC-11 では非対応レンズ(キヤノンレンズ)を使うと若干精度が落ちますが、KIPON は(当然ながら)シグマレンズもキヤノンレンズも同様にハズレあり。ハイブリッド AF が有効になる MC-11+対応レンズ以外の組み合わせでは、やはりいずれもヒット率が下がるようです。さらには KIPON のほうは EF40mm STM を使うと合焦せずにピント付近でウォブリング(細かく前後に行ったり来たりする挙動)を繰り返すことも何度かあり、やや不安定な印象で、全体的に MC-11 に軍配が上がります。 それでも、MC-11 を購入するまでは KIPON でも広角~標準域ならば使い物になると感じていたので、MC-11 はさらに良いという話ですが。

望遠レンズはテストのしようがなく(リモートレリーズのケーブル長が足りず)計測はしていませんが、シグマ APO 50-500/F4.5-6.3 OS と EF70-200/F4L で試してみたところ、いずれも MC-11 のほうが速度、精度ともに上。というか KIPON のほうだと望遠はピントが合わないことが多かったり、手ブレ補正の誤作動で逆にブレが大きくなったり、とちょっと使い物になりません。対して MC-11 のほうはスポーツ撮影は難しいでしょうが、非対応レンズでも静物や風景ならば普通に使えそうです。

あとはマウントアダプタの作りに関して。デザインや仕上げについても MC-11 のほうが丁寧だと思いますが、(個体差はあると思うけど)KIPON のほうは EF レンズならばスムーズに脱着ができるのにシグマレンズはキツいのに対して、MC-11 は EF レンズ・シグマレンズともにスムーズ。EF レンズよりシグマレンズの方がマウント付近のアソビが少ないということなのかもしれませんが、MC-11 はさすがにシグマレンズとのマッチングがいいですね。

AF 性能に関しては、KIPON ではなくファームアップがまともに行われている METABONES や TECHART のアダプタであれば、もう少し MC-11 との差は縮まるかもしれません。でも KIPON の現バージョンとの比較においては、今から買うなら MC-11 一択と言えそうです。

シグマ / MOUNT CONVERTER MC-11 CANON EF-E

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2016/05/04 (Wed.)

SIGMA MC-11 ボディによる AF 速度の差を比較

シグマ MC-11、レンズによる AF 速度比較に続いて、ボディによる AF 速度の差も比べてみました。

SIGMA MC-11

CP+ での展示では、α7 II だけでなく α6000 や NEX-5R でも実用的な速度で動作していました。が、それでも KIPON EF-S/E AF なんかは初代 α7 と α7 II で明らかに AF 速度が違ったりするので、ボディ側のスペックによっても AF性能は変わる可能性は高いはず。なら手元にあるボディで一通り試してみよう、と以下のボディと MC-11 の組み合わせで、前回と同様のテストを実施してみました。

  • α7 II: フルサイズ/現行世代のファストハイブリッド AF
  • α7S: フルサイズ/コントラスト AF
  • α6000: APS-C/一世代前のファストハイブリッド AF
  • NEX-5R: APS-C/初代ファストハイブリッド AF
レンズはシグマの [Art] 35/F1.4 ならびに 50/F1.4、そして比較対象としてソニー純正の 55/F1.8 です。

ボディ/レンズα7 IIα7Sα6000NEX-5R
SIGMA [Art] 35/F1.4 DG HSM0.820 0.811 0.692 0.653
SIGMA [Art] 50/F1.4 DG HSM0.837 0.706 0.690 0.629
Sony FE 55/F1.8 ZA0.200 0.200 0.252 0.530

おお...。

この結果から言えるのは、AF センサやアルゴリズムが最新世代である α7 II が最速だろうという予想を裏切って、MC-11 との組み合わせであれば上記の E マウントボディいずれもほぼ同等の AF スピードを実現している、ということ。むしろ AF システムとしては少し古い α6000 や NEX-5R のほうが α7 II よりも速い、というのに驚きました。まあ AF 速度はセンササイズや画素数による影響も大きいので、APS-C 機が速くてもおかしくはありませんが。
逆に AF システムとの最適化が進んでいる純正 55/F1.8 は、ボディの世代が新しいほど AF も高速、というのはシグマと好対照に思えます。このあたりはさすが純正、といったところ。

また同じフルサイズセンサ同士でも、ファストハイブリッド AF な α7 II よりもコントラスト AF 専門な α7S のほうがやや速い、というのもちょっと意外。とはいえこの二機種では画素数が大きく違うので、α7S では画素数が低い分ピントを合わせやすい、という側面もあるでしょうが。

もちろん上記の性能差は計測条件に従い「無限遠から最短撮影距離付近に AF を合わせるテスト」によるものなので、実用上はもう少し差は縮まるでしょう。ともかく、今回のテスト結果から言えることは、MC-11 との組み合わせであれば、ほぼどのボディでも一定以上のスピードで AF ができる、ということだと思います。他社製アダプタはボディによって AF 性能の差が目立つだけに、これは MC-11 の大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

シグマ / MOUNT CONVERTER MC-11 CANON EF-E

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投稿者 B : 23:59 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2016/05/02 (Mon.)

SIGMA MC-11 レンズによる AF 速度の差を比較

購入したものの忙しくてじっくり試す時間が取れていませんでしたが、連休でようやく余裕ができたのでシグマ MC-11 をいろいろテストしてみています。

SIGMA MC-11

いろいろと確認したい項目はありますが、まずは「MC-11 で対応レンズを使ったときにネイティブ E マウントレンズとどれくらい AF 速度が違うのか」と「MC-11 でキヤノンレンズを使うとシグマレンズとどれくらい AF 速度が違うのか」の二点が最も気になるわけです。
そこで、実測テストをしてみました。比較対象のレンズは MC-11 対応レンズ代表としてシグマ [Art] 50/F1.4 DG HSM、キヤノンからは USM レンズ代表で EF24-70/F4L IS USM、STM レンズ代表として EF40/F2.8 STM。あとネイティブ E マウントレンズは Sonnar T* FE 55/F1.8 ZA。

SIGMA MC-11

テスト条件はこんな感じ↑でタブレットにストップウォッチアプリを表示させ、レンズを無限遠から 50cm 程度のところにあるこの画面に AF が合ってシャッターが切れるまでの時間を計測します。左手でストップウォッチを、右手でシャッターボタンを操作するので厳密ではありませんが、傾向は分かるかと。あとタブレット上のストップウォッチの表示は画面のリフレッシュレートに依存するのでたぶん 1/60 秒単位でしか測れてないと思います。
という前提で、5 回計測して平均値を取ってみました。

レンズ合焦時間(秒)
SIGMA [Art] 50/F1.4 DG HSM0.837
Canon EF24-70/F4L IS USM0.762
Canon EF40/F2.8 STM0.593
Sony FE 55/F1.8 ZA0.200

あれ...?正式対応しているはずの A50/F1.4、意外と遅い。むしろキヤノンレンズほうが速いくらい。まあ、焦点距離も開放 F 値も違うレンズの比較なので条件が違いすぎるというのはあるでしょう。A50/1.4 は大口径なぶん AF 駆動するレンズも重いですからね...。
いっぽう純正 E マウントレンズは恐ろしく速いですね。当然と言えば当然の結果ですが。

ただし、これは「最大デフォーカスから最短撮影距離付近までレンズを動かしてくる時間」なので、通常使用時はこの差は当然縮まります。無印 α7+他社アダプタの時代は AF ができてもピントが合うまでに 1~2 秒はかかっていたので、いずれにしても 1 秒未満という実力なら、スポーツ撮影以外であれば十分使い物になります。

それから、[Art] 35/F1.4 DG HSM についても、ファームウェア更新前(v1.01)と対応ファームウェア適用後(v1.03)でどういう差が出るか比べてみました。

レンズ合焦時間(秒)
SIGMA [Art] 35/F1.4 DG HSM(v1.01)0.663
SIGMA [Art] 35/F1.4 DG HSM(v1.03)0.820

...あれ?なんか遅くなってるんですけど(;´Д`)ヾ。

純正レンズでも対応ファーム適用前はキヤノンレンズをつけたのとほぼ同等の挙動になっているはずなので、キヤノンレンズ装着時の状態を見ながら原因を推測してみました。

SIGMA MC-11

非対応レンズ装着時は、設定メニュー内の「AF システム」の項目(α7 II 世代で追加された設定項目。旧 α7 や α6000 世代にはない)がアクティブになります。
ソニー純正 E マウントレンズ装着時や MC-11+対応レンズ装着時にはこの項目がグレーアウトされている(強制的にファストハイブリッド AF が有効になっている)のが、MC-11+非対応レンズではここが「位相差 AF」か「コントラスト AF」の選択式(デフォルトは位相差)になっているということは、原則としてネイティブ E マウントレンズ(と LA-EA1/3 経由の A マウントレンズ)でしかファストハイブリッド AF は使えない、ということだと思われます。

つまり、キヤノンレンズや非対応ファームのシグマレンズでは位相差 AF しか使っていないため AF の挙動が短く、逆に対応ファーム適用後のシグマレンズは AF の最終段でコントラスト AF による微調整が入っているために若干遅くなっている、ということでしょう。その証拠に、MC-11 非対応レンズは対応レンズと比べて AF のハズレ率が少し高くなっていて、対応ファームの恩恵は確かにあるんだなあ、と実感します。

SIGMA MC-11

なお、非対応レンズ(かつ AF システムを「位相差 AF」設定にした場合)は AF エリアが位相差センサ搭載エリアに限定されるため、α7 II では中央よりのエリアでしか AF が効きません。コントラスト AF に切り替えれば全面使えますが、そうすると今度は AF 速度が実用的ではなくなってしまいます。まあこれでも EOS 5D3 の AF エリアよりチョイ狭いくらいなので、十分使えますが。

最後に、「MC-11 使用時の測光方式は開放か絞り込みか」という質問をいただいたのでここで答えを書いておくと、

  • 対応レンズ装着時は絞り込み測光(ネイティブ E マウントレンズと同様)
  • 非対応レンズ装着時は開放測光
という挙動になっています。つまり MC-11 が装着されたレンズに応じて挙動を変えているわけです。E マウントボディを使う上では E マウントレンズ使用時と同じ動きをするほうが扱いやすいけど、MC-11 の先につけるレンズを純正だったり EF だったり使い分けている私のようなユーザーには、むしろ紛らわしい気がしなくもない(´д`)。

他にもいくつか検証したい項目があるので、このシリーズ、続きます。

シグマ / MOUNT CONVERTER MC-11 CANON EF-E

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投稿者 B : 23:00 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック