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2010/12/19 (Sun.)

山木社長が自ら語る、シグマの歴史と今 -シグマ モノフェローズイベントレポート (1)

このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「みんぽす」のモノフェローズイベントに参加して書かれています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います)「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。(WillViii株式会社みんぽす運営事務局)
みんぽす

みんぽす」のイベントで、日本を代表する撮影機器メーカーのひとつであるシグマさんのセミナー兼撮影会に参加してきました。

SIGMA 株式会社シグマ

今回はシグマの山木和人社長から直接お話を伺えるまたとない機会、ということで、楽しみにしていました。

SIGMA

山木社長はときどきカメラ誌などのインタビュー(最近だと東洋経済誌の特集など)に登場されていますが、そういった媒体でお見かけするスーツ姿とは違い、今回はカジュアルウェアでのご登場。第一印象は「若い!」一般的なカメラメーカーの社長さんより随分お若いことは知っていましたが(現在 42 歳とのこと)、服装のせいもあってか本当に若々しく、かつ柔和な方でした。

シグマの創業者は山木社長のお父さんにあたる山木道広・現会長とのことで世襲制にあたります。世襲制には賛否両論ありますが、山木社長から私が受けた印象は「幼少の頃からカメラやシグマという会社に触れ、カメラ文化への理解と創業者精神をしっかりと受け継いでいる人」というもの。言葉の端々からそれが感じられ、会社の規模があまり大きくないからというのもあるでしょうが、サラリーマン社長じゃこうはいかないだろうな、というシグマの製品展開にとても納得できた気がしました。

SIGMA

シグマの創業は 1961 年。一般的な企業の年齢で言えば十分歴史ある会社ですが、国内のレンズメーカーとしては最後発。最大のライバルであるタムロンが今年 60 周年なので、それに比べると 10 年くらい若いことになります。

日本のカメラ/レンズメーカーは戦後、雨後の竹の子のように立ち上がり、それぞれが主にドイツのカメラメーカーを追いかけて(場合によっては模倣して)たくさんのカメラやレンズを発売してきました。オールドレンズを趣味にしていると今では名前も聞かないようなメーカーのレンズに、星の数ほど出会います。ペトリ、トプコン、コーワ、ヤシカ・・・ヤシカは CONTAX のおかげで今でも知っている人が多いですが(一応現在はエグゼモードがヤシカブランドのカメラを発売していますね)、コーワなんて今では「キューピーコーワゴールド」を作っているあの会社が昔はカメラ作っていたんですよ・・・。
そんな感じで大量に生まれたカメラ・レンズメーカーも次第に淘汰され、現在ではカメラメーカーはキヤノン、ニコン、ペンタックス、オリンパスの 4 社(に最近ソニーとパナソニックが加わりましたが)、レンズ(ほぼ)専業メーカーとしてはシグマ、タムロン、ケンコー/トキナー、コシナが生き残っているという状況です。でも、淘汰されたとはいえオリジナルだったはずのドイツを完全に追い抜いて、日本のカメラとレンズが世界中の市場で圧倒的なシェアを持っている、という状況に、日本人はもっと誇りを持って良いと思います。

ちょっと話が逸れたので元に戻して(笑)シグマの事業戦略がこちら。

SIGMA

「自社ブランド中心(=OEM ビジネスに頼らない)の事業展開」「他社との差別化」「内製化の徹底」。つまり、完全なる垂直統合モデルであり、国内生産にとにかくこだわっているということです。事業のコアとなる部分を自社で創り上げ、それを社会貢献と利益の源泉とする。企業にとって最も重要でありながら、特に昨今では最も難しいこと。オーナー経営だからこそ、ブレずにそれを追求できるのかもしれません。

そんなシグマの歴史はこの製品から始まりました。

SIGMA

いわゆるテレコンバーターです。当時はテレコンというとレンズ前玉の前に装着する「テレコンバージョンレンズ」が一般的だったらしく、それだとレンズのフィルタ径に依存してしまうので、もっと汎用性のある後玉とマウント間に装着するタイプのテレコンバーター(同じマウントであれば、原理的にはどのレンズにも使用できる)ができないか・・・という発想でした。
このテレコンはかなり売れたらしいですが、どうやら特許を取っていなかったらしく、今やどのメーカーからもテレコンバーターが発売されるという状況に(笑。

中古カメラ屋巡りが趣味だと、シグマのかなり古いレンズも目にする機会はあるのですが、歴史の始まりがテレコンバーターだとはさすがに知りませんでした・・・。

SIGMA

もうひとつ、変わり種はこちら。「Filtermatic シリーズ」という、レンズ内にカラーフィルタを内蔵して、フィルタ外付けを不要にしてしまったレンズ。今でこそカラーフィルタはデジタル処理してしまうので、レンズフィルタはプロテクタや円偏光フィルタ以外には特殊フィルタくらいしか使う機会がありませんが、当時はカラーフィルタの使用が今よりもポピュラーだったようです。3 種類のカラーフィルタが内蔵されていて、内部でターレット式に切り替えるギミックが内蔵されているらしいので、一つ買って分解してみたい(笑。

他にもいくつか代表的な過去のレンズの紹介がありましたが、徹底的な「他社との差別化」が、シグマという企業の血に流れているのだろうと感じました。

SIGMA

そんなシグマのレンズ製造拠点は、福島県の会津工場。最近ではほとんどのカメラ/レンズメーカーが海外工場での生産を行っていますが(例えばキヤノンは台湾やマレーシアでも生産。もちろん L レンズなどを中心に日本製もある)、シグマは完全に国内での生産で一貫しています。
確かコシナは長野に工場がありますが、やっぱりレンズの生産には水と空気がきれいじゃないと・・・というのがあるんですかね?

SIGMA

多くのメーカーが生産拠点の海外移転を進めているとは言っても、レンズは加工精度が命。いくらカメラがデジタルになり、設計がコンピュータシミュレーション中心になっても、製造プロセスはアナログ技術の塊です。おそらく、図面上で設計はできても生産技術がなければ狙った性能が出ないとか、そもそも作れないとか、そういうハードルがあるのだろうと想像します。
特に、削り出しで製造する試作品は職人芸の世界だそうで、普段は滅多に OEM を手がけない同社がまれに OEM の仕事を請けたときに削り出しの試作を持って行ったところ、「これ金型品ですよね?」と訊かれたことが一度ならずあるとのこと。それだけシグマの製造技術者は高い技術を持っているようです。

単に製造技術を国内に持っているというだけではなく、企画設計者と製造設計者が近くにいるということも重要で、OEM や海外生産だと設計者は「設計図を投げて終わり」なので多少性能に妥協しても作りやすい設計でないといけないところ(だから他メーカーでも海外生産は普及品クラスがほとんどで、高級レンズは国内で生産している)、設計と製造が近くにあるということは、そこで設計者と製造者が一緒に試行錯誤しながら性能と生産性を両立できる、ということです。

SIGMA

シグマという会社の転機は 1995 年、急激な円高が進んだ時期に訪れたそうです。現在のように世界中のカメラの大半が日本メーカー製という状況では、レンズメーカーのシグマもビジネスの大半は日本以外の国における販売によるもの。それが全て国内生産のまま円高になれば、製造原価は変わらずに利益だけが相場変動の分少なくなるということ。
この頃にほとんどの他メーカーが生産拠点の海外移転を推し進めましたが、シグマ(とコシナ)だけは国内にこだわる決断を下しました。
それはもちろん品質へのこだわりや総内製による利益率の確保、という側面もあるのでしょうが、おそらくはオーナー企業ならではの、創業者一族を中心とした「社員は家族のようなもの」という意識が働いたんじゃないか・・・と推測します。製造コストが即利益に直結する製造業では、こういう状況下では非常に困難な判断なだけに、ある意味うらやましい。

その「国内にとどまる」という決断を下すにあたり、改めて確認された内容がこちら。

SIGMA

やっぱり国内で製造する以上は「品質」しかないんですよ。1995 年に続き、ここ数年の日本企業が改めて直面しているのもこの問題です。海外の工場やメーカーではどうやっても実現できない品質で差異化を図り、それを付加価値として値下げ競争に巻き込まれないようにする。そんなことは誰もが分かっていることで、口で言うのは簡単ですが、実行するのはそう容易じゃない。そもそも、元から品質に絶対的な自信を持っていなければ採れない戦略です。
これをきっかけにレンズ設計・製造の評価基準を自ら上げ、品質改善系の取り組みにも力を入れることで、従来以上に高い品質のレンズを作るという方針を採ったそうです。具体的には「同時期に世に出ている他社製レンズと同等以上であること」を条件にしているとか。競合他社だって適当に作っているわけではないので、これは相当な覚悟だと思います。

そういえば、昔は「レンズメーカー製のレンズ=安物」というイメージだったのが、最近、特にシグマのレンズは「レンズメーカーにはない機能やスペックを持った、積極的に検討に値するレンズ」になっているような気がします。現に、私が EOS 30D のボディと一緒に買ったのもシグマの 17-70mm DC MACRO(OS・HSM なし)で、当時選択肢に挙げていたキヤノンの標準ズーム群と比較して「ズーム域が広い」「明るい」「簡易マクロとして使える」「質感も悪くない」「それでいて比較的安い」という、ほぼこれしかないというくらいに光っていたレンズでした。今では OS・HSM つきの後継機種が出ていますが、私は今でもこのレンズを EOS 7D の標準レンズとして愛用しています。

私はレンズメーカーではコシナとシグマが好きなのですが、コシナはツァイスレンズを出しているというだけではなく「カメラ文化というものが分かっている」というのがよく伝わってくるメーカーだから、というのがありました。シグマに対しては今まではどちらかというとレンズのスペックやシャープな描写に惹かれて、だと思っていたのですが、それにはちゃんと裏打ちされたものがあったのだなあ、と初めて知り、改めてこのメーカーが好きになりました。

ちなみにシグマといえば 200-500mm F2.8 という超弩級レンズや、150-500mm などのように超望遠ズームのリリースが相次いでいることもあって望遠系にこだわりのあるメーカーなのかな、と思っていたら、実際そうでもないんですね。

SIGMA

もともとシグマのレンズは 1970 年代後半に、当時としてはかなり珍しかったワイドズームレンズを手がけてから、広角レンズにかなりこだわりがあるとのこと。「他社と同等以上」をターゲットに、広角レンズではワイド端を業界最広でありつづけるよう開発を行っているとか。
シグマが今年発売したこの 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM は、6 年前のカメラグランプリを受賞した 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM と同じ技術者が設計しているとのことで、画質には折り紙付き。レンズ設計者、ってあまり名前が世に出ることはありませんが、「設計者の名前を信頼して買う」みたいな買い方もありかもしれないなあ、と思いました。

SIGMA

そして超定番、どのメーカーも威信をかけて開発してくるために性能競争が激しい 70-200mm も今年リニューアルされました。このレンズ、実際には「当時発売されていた他社の 70-200mm F2.8 級レンズ」をベンチマークに、それらよりも 1 ランク高い性能をターゲットに開発され、一度設計が完了していたにも関わらず、去年登場した他社の 70-200mm F2.8 があまりにも高性能だったために、一度設計をやり直したとか(!)。設計をやり直す、ということは即ちそれが発売されるまでに 2 台分の開発コストがかかり、なおかつ新製品の発売が遅れる(=売り上げが立つのがそれだけ遅れる)ということなので、経営判断的にはかなり苦しかっただろうと想像しますが、それができてしまうのも、コンパクトなオーナー企業ならではですかね。
確かに去年発売されたニコンの AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II も、今年発売されたキヤノンの EF70-200mm F2.8L IS II USM も旧型を超える非常に高い評価を得ているレンズですが、「それらと同等以上」を目標に開発されたというのであれば、これもかなり期待ができそうなレンズです。70-200mm は(F4 ですが)私もかなり使用頻度が高いレンズなので、これよりも明らかに良い描写だったりしたら、やばいなあ・・・。

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投稿者 B : 23:59 | Camera | DSLR | Minpos Review | コメント (0) | トラックバック

2010/12/18 (Sat.)

EOS 1 桁友の会(Late 2010)

昨日はサイカ先生にお誘いいただき、「EOS 1 桁友の会」に参加してきました。友の会は 5 月末以来半年あまりぶりの開催で、前回がとても楽しかったので、今回も楽しみにしていました。
まあ、この会で 5D Mark II じゃない機種使ってるの私だけだけどな(´д`)。

この会は毎回スゴイ機材が出てくることで有名(?)ですが、今回のビックリドッキリメカはこれ。

EOS 1 桁友の会

サイカ先生持参の EOS MOVIE 撮影セット。米国の ikan というメーカーが作っている、撮影用グリップと MF 補助装置とのこと。国内ではフォーカルポイントコンピュータの取り扱いです。

フォーカルポイント、米ikanの動画向けグリップアクセサリー - デジカメWatch

手持ちで使っても良いんですが、基本的には三脚に載せて使うものだそうです。カメラの上の台に液晶モニタ等を載せて動画撮影に使えるほか、

EOS 1 桁友の会

フォローフォーカス装置は、このように黄色いリングを回すことでレンズのピントリングを回してくれる仕組み。微妙なピント調整ができ、なおかつレンズに直接触れなくて済むため、動画撮影時には重宝しそうです。基本的に単焦点レンズを想定しているようですが、一眼ムービーは利便性よりも画作り重視で単焦点を使うことが多いでしょうし、問題はないかと。

かなり物々しい装備なので素人が普段使いするものではありませんが(笑)、面白いものが見られました。

あとは前回に引き続き参加された凸版印刷のチーフフォトグラファー南雲暁彦さんの写真集『Colors of the Earth』を独自に iPad 用に電子ブック化したものを見せていただいたり、海外(といっても、カメラ等のカタログに掲載する作例撮影が主なので、砂漠とか北極とか)の旅行や撮影の苦労話を伺ったり。いやー、私はそんなに旅行好きなほうでもないんですが、ああいう写真を見て話を聞くと、海外の大自然に触れられる地域へ撮影旅行に行きたくなりますね。

そんな感じであっという間に時は過ぎ。話に夢中になりすぎて、ほとんど写真を撮るのを忘れていたので、詳しくはクマデジタルさんのエントリーで(ぉ。

EOS 5D2 肉の友の会:クマデジタル

ちなみにお店は品川駅港南口のアウトバックでした。高輪口の店舗でランチ、は年に何度か行きますが、ディナータイムは初めて。

アウトバック バー&グリル品川店

EOS 1 桁友の会

どーんと 400g のリブステーキ(リブ・オンザバービー)。iPhone との比較でどれだけ大きいか分かるはずです。これ、一人でいただきましたがさすがにお腹がいっぱいになった・・・。というか、さすがにランチメニューとは使っている肉の質が違うのか、美味しかったです(´д`)。

ということで、どうもありがとうございました。次回(CP+ の時期!?)もぜひご一緒させてください>参加者の皆様。

投稿者 B : 23:11 | Camera | コメント (0) | トラックバック

2010/12/17 (Fri.)

mini HDMI ケーブルを購入

気がつけば、私が現在メインで使っている撮影機材のほとんどに、mini HDMI コネクタが搭載されているんですね。

Handycam(HDR-CX520V)にも、

mini HDMI

ミラーレス(NEX-5)とコンデジ(PowerShot S90)にも、

mini HDMI

デジタル一眼レフ(EOS 7D とα700)にも、

mini HDMI

mini HDMI がついています。

私は、撮ったものはすぐに PC 経由で NAS に取り込むようにしているので、後から鑑賞するのも PC かたまに DLNA 経由でテレビに映す使い方をしているのですが、最近、幼稚園などでイベントが増え、奥さんが撮影する機会が増えてきたので、手間をかけずにテレビで見られるように mini HDMI ケーブルを買ってみました。

ソニー / DLC-HDM20 (ブラック)

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既に HEC(HDMI Ethernet Channel)対応のケーブルにモデルチェンジしているので、既に旧型になっています。カメラから HEC を使うことはまずないだろうし、型落ちのため少し安く買えたので。

DLC-HDM20

mini HDMI-ノーマル HDMI のケーブルで、単純にカメラをテレビに繋ぐだけのものです。ノーマル HDMI もそんなに大きなコネクタじゃないですが、カメラ程度の大きさの機器では、この程度のサイズの違いでも大きな違い。

ケーブルを繋いでテレビの入力を切り替えれば映るので、取り込みとか面倒なことを考えなくて良いのは、人に使わせる上ではとてもラクですね。ウチの奥さんは今まで撮った動画を Handycam の液晶画面で再生して楽しむという非常にもったいない使い方をしていたのですが(´д`)、これで本来の画質で観ることができるようになりました。
自宅だけでなく、帰省したときにも撮った映像をそのまま両親に見せたりできるので、意外と重宝しそう。

投稿者 B : 23:59 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2010/12/14 (Tue.)

Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G

以前から欲しかったレンズをようやく入手しました。

Carl Zeiss / Biogon T* 28mm F2.8 G

Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G

CONTAX G 用の Biogon 28mm F2.8。NEX 用のオールドレンズ(というほど古くないけど)としては 1 本目に慣れている焦点距離に近い Planar 45mm F2 を選びましたが、光学ファインダを覗き込む一眼レフと違って、NEX はネックストラップで首にテンションを掛けて手ブレを防ぎ、バリアングル液晶を上から覗いて撮る、というまるで二眼レフのような撮影スタイル。そうすると、35mm 判換算で 70mm を超える中望遠よりも、50mm 未満の広角寄りのレンズでスナップっぽく撮りたい気分が出てくることに気づきました。なので、P45 を買った直後くらいから Biogon は狙ってたんですよね・・・。
G 用の Biogon はこの 28mm のほかに 21mm もありますが、21mm くらいの超広角になると NEX は純正レンズ以外では周辺部の色かぶりが顕著らしいので、まずは無難に 28mm にしてみました。世の中には試行錯誤しつつ Hologon を NEX で使っている強者もいらっしゃるようなので、まだまだですね・・・。

ちなみに購入は中野のフジヤカメラ。マイクロフォーサーズと NEX が出て以来、CONTAX G 用のレンズ群は中古カメラ店でもかなり回転が速く、かつ相場も上がっているようで、入手にはちょっと苦労しました。他店では最近じわじわと G 用レンズの価格が上がってきているのでフジヤカメラでの購入しか考えていなかったんですが、回転が速いので Web で在庫を見つけても、忙しくて数日買いに行けない間に売れてしまい、次の入荷を待つ・・・というのをこの 1 ヶ月くらい繰り返して、ようやく購入できました(´д`)。

Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G

Biogon の特徴は、この大きく突き出た後玉。レンズガードがついていることからもわかるように、後群が鏡筒から大きくせり出しているだけでなく、後玉の凸レンズ自体が突出しています。取り扱いにはちょっと注意が必要そうですが、とりあえずこの後玉だけでごはん 3 杯はイケル(ぉ
この Biogon のようなレンズ構成は、フランジバックが短く、ミラーボックスのないレンジファインダ用のレンズだからこそできる設計ですね。こういう独特なレンズが使えるのも、NEX をはじめとするミラーレス機の醍醐味だと思います。

Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G

Planar 45mm F2 と比較してみました。レンズのつくりが全く異なるのがよく分かりますね。後玉まで含めたレンズ全長で比べるとほぼ同じ大きさですが、ボディにつけたときの長さは Biogon のほうが 1cm ほど短くなります。

Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G

このレンズはパンケーキレンズというほどではないにしろ、けっこうコンパクトな類に入るレンズだと思います。が、マウントアダプタの厚さを足すと NEX 純正の 16mm パンケーキとはさすがに比較にならない厚みになってしまいますね。16mm パンケーキが(APS-C であることを考えると)いかにがんばった設計になっているかよく分かりますが、このレンズは画質的には今ひとつな部分もあるので・・・。個人的には、24~35mm 級の単焦点パンケーキレンズを純正で出してほしいところ。Biogon か Distagon 銘で出してくれたらきっと買います。

Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G

NEX-5 に装着してみました。42mm 相当の画角になるので使いやすいと思います。鏡筒が Planar 45mm よりもコンパクトなので、NEX にはこっちのほうが似合いますね。
本当はスナップ用途ならば 21~24mm 級(32~36mm 相当)が欲しかったですが、前述のとおり色かぶりの問題があるので・・・。純正レンズではソフトウェア的に補正するようになっているそうなので、超広角レンズは純正待ちですかね。

Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G

レンズの出っ張りはこんな感じ。純正の標準ズーム(18-55mm)がけっこう大きくてカメラバッグ以外のカバンではちょっと取り回しに苦労するんですが、これくらいなら何とか許容範囲でしょうか。これからしばらくはこのレンズを NEX-5 での常用レンズとして使ってみようと思います。

Carl Zeiss Biogon T* 28mm F2.8 G

ちなみにレンズプロテクタは、こないだ譲っていただいてから P45 でも使っている、CONTAX 純正の 1A MC Filter を買い増しました。本当は UV MC Filter にしようと思っていたら、フジヤカメラに在庫が見当たらなかったので。中古のフィルタですが、悪くない状態のもので¥1,000 ならお買い得かと。ただ、最近のフィルタは薄枠が一般的になってきているので、広角系のコンパクトなレンズにこういう厚みのあるフィルタをつけると、ちょっともったいない気はしますね。

さておき、ずっと欲しかったレンズなので、とても嬉しいです。今まで主に使ってきたレンズとは焦点距離も違うので、私の撮影スタイルがどう変わっていくかが楽しみでもあり。最近、寒くなってきたせいか週末になると子どもが体調を崩しがちで写真を撮りに行けてないのですが、冬休みはちょっとどこかに出かけてみたいですね。

投稿者 B : 23:28 | Camera | My Equipment | コメント (0) | トラックバック

2010/12/13 (Mon.)

絞り内蔵 EF-m4/3 マウントアダプタの噂

EFレンズで絞りを使えるKIPON製マウントアダプタの続報が掲載 - デジカメinfo
EOSHD.com - Kipon introduce Canon-Micro 4/3rds lens adapter with mechanical aperture control

KIPON が絞り機構つき EF-マイクロフォーサーズマウントアダプタを開発中とのこと。今までも EF-m4/3 や EF-NEX アダプタは存在していましたが、EF マウントは電子絞りのため、マウントアダプタを使用すると絞り開放でしか使えないという制限がありました。
しかし開発中のこのマウントアダプタは、アダプタ側に物理的に絞り機構を搭載しており、EF レンズでも絞りが使用可能になる点が既存のマウントアダプタとの大きな違いです。画像を見る限りでは 14 枚の円形絞りなのでボケの形は良さそうですが、レンズ本来の設計とは異なる位置に絞りが入ることで、画質的には何かしらの影響を受ける可能性があります。

私はマイクロフォーサーズにはもうあまり興味がないのですが、基本的にマイクロフォーサーズ用の出たマウントアダプタは NEX でも出る可能性が高いので、そこに期待しています。私のような EOS と NEX の両刀遣いには福音と言ってもいいマウントアダプタ。NEX 用の開発を楽しみに待ちたいと思います。

投稿者 B : 22:43 | Camera | Camera Accessory | コメント (2) | トラックバック

2010/11/16 (Tue.)

CONTAX 1A MC Filter

先日のせいざんでの異種カメラオフで、MacBS さんからこんなものをいただいてしまいました。

CONTAX / 46mm 1A MC Filter

CONTAX 1A MC Filter

マルミの My Color Filter のエントリーを読んで、ご自宅に転がっていたのを持ってきてくださったとか。

My Color Filter よりも CONTAX 純正の P-Filter のほうがデザインの統一性が高いけど、P-Filter はモノコートなので最近のフィルタに比べると対反射性能が見劣りしそうなんですよね。というところまでは調べていたんですが、1A Filter の存在はノーマークでした。CONTAX の純正フィルタには P-Filter(プロテクタ)以外にも 1A(スカイライト)、UV(紫外線カット)、A2(曇天用色補正)、B2(朝夕用色補正)があり、P-Filter 以外はマルチコートのようです。
ということで、この 1A Filter ならマルチコートの常用レンズプロテクタ代わりに使えそう。よーく見るとコーティングが紫がかっていて、スカイライトフィルタであることが窺えますが、実写には大きな影響はないでしょう。

CONTAX 1A MC Filter

My Color Filter と比較すると、枠の色がけっこう明らかに違うのが分かります。CONTAX 純正はレンズの外装と同じく上品なシャンパンゴールドなのに対して、My Color Filter のパールゴールドはその色名称に反して赤みが強く、ちょっと品のない感じ。どちらもフレームはアルミ製だと思いますが、塗装のせいか My Color Filter のほうはちょっと安っぽく見えてしまいます。

CONTAX 1A MC Filter

レンズに装着してみたところ。この一体感、素晴らしいじゃないですか。個体差や塗装の経年変化でよく見ると微かに色味が違いますが、質感は同じでレンズとフィルタの境界面で段差もできず、まるで最初からこのフィルタがついていたかのようなたたずまいです。
うーん、こうなると純正のレンズフードやかぶせ式レンズキャップまで揃えたくなってしまうな(笑。

気分的なものかもしれませんが、やっぱりモノコートよりもマルチコートのほうが安心して使えるというもの。デザインの統一感も得られるのであれば、今後 CONTAX G 用レンズが増えた際には純正の 1A か UV を買おうと思いました。CONTAX 専門店の極楽堂あたりなら、今でも何とか新品で入手は可能なようですし。

さておき、どうもりがとうございました>MacBS さん。大事に使います。

投稿者 B : 23:46 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2010/11/05 (Fri.)

LUMIX GF2

パナソニック、ストロボ内蔵で世界最小・最軽量の「LUMIX DMC-GF2」を海外発表 - デジカメWatch

パナソニックがマイクロフォーサーズ機の新製品「GF2」を海外で発表しています。おそらく国内も間もなくだと思いますが。

コンデジ系デザインを採用した「GF1」の後継機で、サイズは GF1 よりも一回り小型化。「世界最小・最軽量(The World's Smallest & Lightest)」とありますが、体積・質量ともに NEX-5 より少しだけ大きく重い。よく読んでみたらあくまで「ストロボ内蔵のレンズ交換式デジタルカメラとして」とのこと。なんじゃそりゃ(´д`)。まあ、どちらにしても NEX-5 に匹敵するくらい小さくて軽いのは事実のようですが。

本体の高さをレンズマウントの直径よりも小さくすることでボディを小型化したり、モードダイヤルや操作ボタンを減らして小型化と操作系の簡略化を両立させる、という発想は NEX そのもの。まあ、極限まで小さく作るには機構的には他のアプローチは考えにくいので「真似した」というつもりはありませんが、後追い感は正直否めません。あとは APS-C 機よりもレンズを小型軽量化しやすいマイクロフォーサーズのメリットをどう今後のレンズラインアップに活かして差異化できるか、かな。

私は NEX の登場以降、それまでけっこう持っていたマイクロフォーサーズに対する興味がすっかり薄れてしまったのですが、この GF2 で、ボディの小型化という点ではようやく「マイクロフォーサーズの本領」と言える領域に達したかなと思います。ただ、オールドレンズファンの立場からすると、画角が半分(焦点距離 2 倍相当の画角)になってしまうマイクロフォーサーズは使いにくく、マウントアダプタ遊びに向かないのが残念なところ。

NEX ユーザー的には、これに刺激されてより完成度の高い NEX の新製品に結びついてくれることに期待です。

投稿者 B : 00:22 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック

2010/10/19 (Tue.)

マルミの My Color Filter

私が NEX で使っている CONTAX G 用 Planar は鏡筒がシャンパンゴールドなので、色味がピッタリ合うレンズプロテクタやフィルタがあまり市販されていません。とりあえず今はケンコー PRO1D の黒枠を使っているんですが・・・。

PRO1D

こんな感じで、ダメとは言わないけど見た目的にはちょっと美しくない。
径やカラーの一体感なら京セラ純正の P-Filter がベストで、中古カメラ屋に行けば今でもけっこう新品購入できるのすが、残念ながらマルチコーティングじゃないらしく、性能的にはサードパーティ製の現行製品のほうがよさげ。

そんな折、最近ヨドバシやビックのカメラ売り場に行くとやたら販促されている製品があり、これがどうも似合いそうな気がしました。

マルミ光機株式会社 >一眼レフカメラ用のおしゃれでかわいい保護フィルター マイカラーフィルター(My Color Filter)
マルミ / My Color Filter 46mm (パールゴールド)

My Color Filter

なんかこう、いかにも・・・なパッケージでレジに持って行くのにちょっと躊躇してしまいましたが(´д`)、明らかにカメラ女子を意識した体ですね。ゴールドやホワイトはカメラ女子以外のニーズもあるだろうから、もう少し控えめにしておいてほしい・・・。

My Color Filter

さておき、最近はミラーレス機、あるいは一眼レフでもペンタックス K-r のようにカラフルなカメラが増えてきています。ここをビジネスチャンスと見たのでしょうが、目の付けどころとしてはなかなか悪くないんじゃないかと。
店頭の展示なんかを見るとレンズフィルタの枠をボディカラーに合わせるような提案をしていますが、私は逆にレンズ鏡筒の色に合わせてみました。

My Color Filter

純正の P-Filter と違って鏡筒とフィルタに少し段差ができてしまいますが、色味はけっこう近いし、まあ許容範囲。写真ではあえて色味の差が目立つように撮っていますが、光の当たり具合ではもう少し自然。ぱっと見ではあまり違和感がなく、よく見るとちょっと違う(フィルタのほうが赤みが強くて光り方が鈍い)、という感じ。CONTAX G 用のレンズは個体差なのか日焼けによる経年劣化なのかわかりませんが、個体によって微妙に色味が違うものがあります。私が持っている P45 は比較的淡泊なシャンパンゴールドですが、もう少し黄色っぽい色味の個体も存在するので、そういう個体のほうがマッチングはいいかもしれません。

ということで、今後も他の CONTAX G レンズを買うときは、同じくこのフィルタを使おうと思います。
ただ、単なるプロテクトフィルタなのに、枠に色をつけるだけでこの値段はちょっと足下見てるなあ・・・とは思いますが(´д`)。

ちなみに NEX はレンズがアルミシルバーなので、このマルミの My Color Filter シリーズではないですが、シルバーのレンズプロテクタを使いたくなるところ。でも現行の NEX 用レンズはレンズ径に比べてフィルタ径が一回り小さく、シルバーのフィルタをつけると逆に浮いてしまうので、逆にブラックのフィルタのほうが違和感がないような気がします。

Sony E 16mm F2.8

でもパンケーキレンズなんかはもともとが薄い鏡筒なので、薄枠のプロテクタのほうが似合うでしょうね。私は PRO1D を使っていますが、ツァイスの T* コーティングプロテクタなんかも良さそうです。

投稿者 B : 23:46 | Camera | Camera Accessory | コメント (0) | トラックバック

2010/10/16 (Sat.)

NEX で A マウントレンズの AF を使う

本体に引き続き、マウントアダプタ LA-EA1 のファームウェアもアップデートしてみました。

マウントアダプター「LA-EA1」をご愛用のお客様へ ファームウェアアップグレードのお知らせ

LA-EA1 Ver.02

マウントアダプタのファームウェアは本体とは別なんですね。しかも、このマウントアダプタ内にちゃんとファームウェアが格納されているとは思いませんでした。しかも、アップデートには NEX 本体に LA-EA1 だけでなく A マウントレンズを装着していないとアップデートができないという仕様。まあレンズまで装着されていなければアダプタに通電しないということなんでしょうが、最初、出先でアップデートしようとして、A マウントレンズを持ち歩いておらず撃沈しました(´д`)。

アップデート後のアダプタのファームウェアは「Ver.02」になります。

Sony 70-300mm F4.5-5.6 G SSM

事前情報で「もともと位相差 AF 用に作られたレンズをコントラスト AF で動かすので、AF には平均 3~4 秒かかる」という噂を聞いていましたが、実際にもだいたいそんな感じ(公式リリースには 2~7 秒程度、という表記もあります)。私はそれほど過大な期待をしていなかったこともありますが、まあこんなもんか、という感想。動作としては一度行きすぎてから戻ってきて、ピント付近で微調整を 3~4 回繰り返して合焦、という感じで、EOS 7D のライブビュー時のコントラスト AF に比べると、挙動は似ていますが、EOS のほうが一段速いです。

A マウントαで使うのに比べても、NEX+E マウントレンズに比べても明らかに遅いですが、個人的には「用途によってはアリ」だと思いました。間違いなく動きモノや子どもの撮影には向きませんが、静物や風景、マクロレンズを使ったブツ撮りならば、使い物になるでしょう。運動会とかなら間違いなく E 18-200mm を買ったほうが良いです(というかそもそも動きモノには NEX はお勧めしませんが)。

Sony DT 35mm F1.8 SAM

また、某所で SSM/SAM レンズの AF をいくつか試させてもらいました(写真は発売になったばかりの DT 35mm F1.8 SAM)。

AF 速度はレンズによってもけっこう差があって、SSM レンズは SAM レンズに比べて一段速い印象。あとはレンズの明るさにも影響を受けるように感じました。とはいえ、基本的には「遅い」という範囲内での差ではありますが。
私が試した範囲では、DT 30mm マクロが一番遅いかな、と思いましたが、もともとマクロレンズは一般的に AF が遅いですし、じっくり AF を合わせる使い方になるので、問題にならないでしょう。私はリコー GX100/200 のマクロモードのとても遅い AF を使い慣れているので、マクロ的な使い方をする限りにおいては、これならまあ許容範囲かな、と感じました。

NEX でのブツ撮りは今のところ標準ズーム+クローズアップレンズを使っていますが、クローズアップレンズはけっこうクセがあるので、やっぱりマクロレンズが欲しいと思っていたところ。AF が遅いことを承知の上で 30mm マクロに気持ちが揺らいでいます。ただ、ロードマップ上では来年 E マウントのマクロレンズが出てくることになっているんですよね・・・悩むなあ。

ソニー / DT 30mm F2.8 MACRO SAMicon

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2010/10/15 (Fri.)

NEX-5 ファームウェア Ver.03

予告されていた NEX-5 のファームウェアアップデートがようやくキタ!ので、私も早速アップデートしました。

デジタル一眼カメラ「NEX-3」、「NEX-5」をご愛用のお客様へ ファームウェアアップグレードのお知らせ

NEX-5 Ver.03

NEX-5 のファームアップは 7 月以来、2 度目。ボディのファームウェアバージョンはこれで「03」になりました(マウントアダプタのファームアップに関しては後日また詳しく)。

今回のボディ側のアップデートのポイントは、操作性の向上。何と言っても私が以前から言い続けてきたソフトウェアボタンのアサインがカスタマイズ可能になったこと!3 つ(上下とコントロールホイール中央)あるうちの 2 つ(中央と下)のボタンアサインが変更可能になっています。

NEX-5 Ver.03

ソフトキー B(下側のボタン)はデフォルトでは撮影アドバイスが割り当てられていますが、中級者以上であれば無用の長物以外の何者でもないので、真っ先に設定変更します。

NEX-5 Ver.03

アサインできる機能は、撮影モード/撮影アドバイス/デジタルズーム/ISO 感度/WB/測光モード/調光補正/DRO/オート HDR/クリエイティブスタイル/MF アシスト のいずれか。
ソフトキー B は MF 専用レンズを装着した場合は自動的に MF アシストボタンとして動作するので、できるだけ AF レンズ使用時にも同じ動作になっていたほうが間違いが少ない。だから MF アシストに割り当てたいところですが、E マウントレンズだとあまり MF したいと思わないので(´д`)、DRO/HDR か ISO、WB あたりが妥当かなあ。そういう意味では、MF レンズ使用時のみ MF アシストが自動オンになるこのボタンアサインはヘビーユーザーの立場でよく考えられてるなー、と改めて感心してしまいました。

NEX-5 Ver.03

いっぽう、従来 PASM モード時には「撮影モード」ボタンとして動作していたソフトキー C(中央ボタン)には、最大で 3 つの機能を割り当てることができます。選択肢は、AF エリア/ISO 感度/WB/測光モード/調光補正/DRO/オート HDR/クリエイティブスタイル。ソフトキー B とは微妙に選択肢が異なるのが気になります。

NEX-5 Ver.03

それぞれアサイン変更したところ。右側のソフトキーガイドの中央が「カスタム」、下が「クリエイティブスタイル」に変更されているのが確認できると思います。「カスタム」のほうは一度押してからコントロールホイールの左右ボタンで 3 つの機能を切り替えながら設定変更する、という使い方になります。

私の設定としては、まだ試行錯誤中ではありますが、ソフトキー B は DRO/HDR(MF レンズ使用時は MF アシスト)、ソフトキー C は ISO 感度/WB/クリエイティブスタイル に割り当てて当面使ってみようと思っています。撮影するシチュエーションによっては AF エリアや測光モードを割り当てたいときもありますが、そういう場合でも設定変更で対応できる柔軟性はある意味ソフトウェアボタンならではと言えるでしょう。

NEX-5 Ver.03

他にもいくつか操作性向上の変更が加えられていて、MF アシスト時の拡大表示時間が切/2 秒/5 秒/無制限 から選択できるようになりました。MF 専用レンズ使用時には自動的に「無制限」になりますが、AF レンズの場合はここでの設定値が適用されます。

NEX-5 Ver.03

また、メニュー呼び出し時の初期カーソル位置も階層ごとに記憶しておいてくれるようになりました。これもある意味最初から実装しておいてほしかった機能ではありますが、これでソフトキーに割り当てていない、多少深い階層にある機能でも、メニューから呼び出すのがラクになりました。
あと、カーソルもメニューの最後まで行ったら最初に戻ってくれるループ式になったので、これもラクに。

私にとって今回のアップデートはソフトウェアボタンのアサイン変更機能が最大のメリット。ただ、AF モード変更はアサインできなかったり、いじっているうちにもう一つくらいハードウェアボタンが欲しくなってしまったり、あと少しだけ痒いところに手が届かないもどかしさを感じてしまったのは事実です。でも、今までよりも確実にやりたいことがダイレクトにできる操作感になったことは間違いなく、これまで操作性がネックで NEX に手を出さなかった人も再検討する余地はあるのでは、と思いました。

自由度とターゲットユーザーと設計思想ってバランスが難しいところだと思いますが、開発チームにはこれで終わらずに今後もアップデートを続けてほしいところ。

投稿者 B : 23:53 | Camera | DSLR | コメント (0) | トラックバック