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2014/03/18 (Tue.)

F1 オーストラリア GP 2014

オーストラリアGP決勝 ロズベルグが優勝、新人のマグヌッセンが表彰台獲得
リチャルド オーストラリアGP失格 - GPUpdate.net
レッドブル リチャルド失格に抗議 - GPUpdate.net
ケータハム シーズン初戦はトラブルによるダブルリタイア

大変革の F1、2014 年シーズンがついに開幕しました。今季の F1 の最大の注目は、パワーユニットの変更。昨年までの 2.4l V8 自然吸気エンジンから、1.6l V6 ターボエンジン+MGU(モータージェネレーターユニット)を統合したパワートレインへ。昨年までの KERS(回生ブレーキ)があくまでエンジンの補助的な役割しか果たしていなかったのに対して、今年の MGU は MGU-K(ブレーキによる運動エネルギー回生)+MGU-H(熱エネルギー回生)の二段構えで出力も大幅に向上し、駆動系としてはエンジンと半々の重要性を担う、完全なるハイブリッドシステムに生まれ変わりました。
これはクルマの作りが昨年までとは全く変わってしまうことを意味し、昨年までは空力最優先+いかにタイヤをうまく作動させるか、の戦いだったのに対して、今年はパワーユニットの完成度が空力以上の意味を持つシーズンになっています。ある意味、ニューウェイイズムが席巻した 1990~2000 年代の F1 から、エンジンがレースを決めた 1980 年代の F1 に戻ったとも言える。また、マシン開発の最適解が見つかり、どのチームも同じような方向性を向くようになるまでの間は、コンストラクターごとに性格の異なるマシンが混在する、テクノロジー好きにとってもたまらないシーズンになりそうです。

そんなシーズン開幕戦を制したのは、プレシーズンテストの下馬評通り、メルセデスのロズベルグ。スタート直後にトップを獲ってからは誰も追いつけない一人旅で、危なげなくチェッカーまでクルマを運びました。とはいえ PP を獲得したチームメイトのハミルトンが序盤にマシントラブルでリタイアするなど、パフォーマンスはともかく信頼性に関しては決して盤石とも言えなさそう。少なくともシーズン前半は優位な状態が続くでしょうが、このままどちらかが独走でチャンピオンシップを制すか、と言われれば、その結論を出すにはまだ早すぎます。

驚いたのが、2 位に食い込んだ(レース後に失格の裁定が下されたとはいえ)のダニエル・リカルド。リカルド自身の速さについて疑うものではありませんが、プレシーズンテストで散々な状態だったマシンを開幕戦でここまで競争力のある状態にまとめてきたのは、さすがレッドブルとしか言いようがありません。ヴェッテルは予選からセットアップが決まらず、決勝でも早々にリタイアしてしまったことから、パワーユニットはまだ完全と言える状態からは程遠いのでしょうが、思っていたよりも早期にトップ争いに絡んでくる可能性があります。まあ、それも失格処分の原因となった燃料流量の違反がどの程度パフォーマンスに影響していたか次第ですが。

3~4 位(リカルドの失格により最終的には 2~3 位)は、これもまた順当に下馬評通りマクラーレンの 2 台。でも、先にゴールしたのがバトンではなく新人のマグヌッセンというのが驚き。今回はバトルらしいバトルがなかったのでインパクトのある走りではありませんでしたが、逆にデビュー戦で、それもここまで荒れたレースで、これだけ落ち着いた走りができるのがすごい。これはもしかすると、マクラーレンはハミルトン以来の逸材を引き当てたのかもしれません。いずれにしても、最悪のシーズンとなった昨季から、マシンの仕上がりもドライバーラインアップも上々とくれば、来季のホンダ参戦に向けて期待が高まりますね(←さすがに気が早すぎ)。
メルセデス勢ではウィリアムズのボッタスが光る走りで 6 位入賞を果たしていますし(個人的には、ボッタスは今季最終的にマッサを下して頭角を顕すと思う)、フォースインディアも 2 台完走でヒュルケンベルグが 7 位入賞。フェラーリ勢もイマイチパッとしないし、ルノー勢に至ってはトロロッソが比較的悪くない結果(9・10 位)だった以外はトラブル続きで散々な結果。パワートレインによってこれだけ明暗が分かれてしまうと、逆にシーズンが面白くなくなるのではないかと不安になります。

そして、1 年ぶりに F1 に戻ってきた我らが可夢偉ですが...ブレーキトラブルにより 1 周もできずに、それもマッサを巻き添えにしてのリタイア(´д`)。チームメイトのエリクソンもパワートレインのトラブルでリタイアしているので、仮に 1 周目のトラブルがなくても走りきれなかった可能性の方が高いでしょうが、かえすがえすも残念です。ブレーキトラブルといっても MGU-K の回生ブレーキ制御周りでしょうから、ルノーのパワートレイン問題の根がいかに深いか、ということの証左でもあります。それに、空力よりもパワートレインやセッティングの自由度が重要となる今季において、マクラーレンでさえ 1 シーズンで放棄したフロントプルロッドサスペンションを空力のために今季から導入するというのも、裏目に出るとしか思えません。今年の可夢偉が活躍できるとしたら、ほとんどのチームで信頼性が確立しない序盤戦(少なくともヨーロッパラウンドが始まる前まで)に石にかじりついてでも完走し、荒れたレースでポイントを拾うくらい。パフォーマンスも信頼性もないマシンで戦わなくてはならない可夢偉には、これから辛い 1 年が待っていそうな気がしてなりません。

投稿者 B : 00:00 | F1 | Season 2014 | コメント (0) | トラックバック

2014/02/01 (Sat.)

F1 2014 プレシーズンヘレステスト

ヘレステスト初日 ライコネンがファステスト
ヘレステスト2日目 バトンがトップタイム
ヘレステスト3日目 マグヌッセンがトップタイム
ヘレステスト最終日 マッサがファステスト

2014 年シーズンに向けたプレシーズン合同テストがスペイン・ヘレスで開催されました。ここまで新車発表を行わなかったチームのマシンお披露目と、現時点での各チームの戦力分布が見える、注目のテストです。

4 日間を通じてメルセデス勢が安定したパフォーマンスを発揮し、マイレージを稼ぐと同時に連日のトップタイムを記録。パワートレインの重要性が増す今シーズンにおいて、現時点から高い完成度にあるというのは大きなアドバンテージではないでしょうか。いっぽうで、昨年まで圧倒的な速さを誇ってきたレッドブルをはじめとするルノー勢が、パワートレインのトラブルでまともに集会を重ねられていない、というのが気になります。
開幕まであと 1.5 ヶ月。開発を進める時間はあるとはいえ、周回を稼げているメルセデス勢と、まともに走れていないルノー勢で、テスト期間中にさらに差が開いてしまっているようにも見えます。これが開幕までにどの程度の差として現れるか。思い出すのはレギュレーションの大改定があった 2009 年。シーズン後半の最速は間違いなくレッドブルだったものの、ダブルディフューザーによりシーズン序盤に圧倒的なアドバンテージを稼いだブラウン GP が結局逃げ切ったことは、今も記憶に新しいところです。おそらくレッドブルはシーズンのどこかで追いついてくるでしょうが、メルセデスやマクラーレンにとっては今のうちにどれだけ差を作っておけるか、が今季の焦点になりそう。

我らが小林可夢偉もテスト最終日に新しい緑色のレーシングスーツに身を包み、54 周を走行したとのこと。ルノー陣営なのでやはりトラブルには見舞われたようですが、ウェットコンディションとはいえルノー勢の中では最も周回をこなし、同じパワートレインを使うレッドブルやトロロッソよりも速かったというのは朗報でしょう。シーズン中はこうはいかないでしょうが、このパフォーマンスが 2015 年に繋がる、と信じたいものです。

次回テストは 2/19 のバーレーン。それまでにこの差は縮まるのか、それとも逆に広がるのか。

投稿者 B : 20:14 | F1 | Season 2014 | コメント (0) | トラックバック

2014/01/28 (Tue.)

F1 2014 年の新車続々発表

ウィリアムズ 新車の画像を公開 - GPUpdate.net
マクラーレン MP4ー29を発表 - GPUpdate.net
ロータス 新車E22の画像を公開 - GPUpdate.net
フェラーリ F14 Tを発表 - GPUpdate.net
ザウバー C33を発表 - GPUpdate.net

29 日からのヘレステストを前に、F1 各チームから新車発表が続いています。ここまで発表したのウィリアムズ、マクラーレン、ロータス、フェラーリ、ザウバーの 5 チーム。コスト削減の折、年々発表会の規模を小さくしたりオンラインのみでの発表とするチームが増えていますが、今のところ今年は全体的に近年で最も地味な新車発表となりそうです。

今季のテクニカルレギュレーション最大の変更点は、マシンの動力。エンジンが V6 ターボに変更されることに加え、回生エネルギー(ERS)も採用するのがポイントです。今までも KERS はありましたが主にオーバーテイク目的の補助的な役割しか担っていませんでした。今年は ERS が昨年の KERS に比べて最大出力で 2 倍、エネルギー放出量で 10 倍となり、重要度がエンジンに匹敵するレベルになります。このパワートレイン(エンジン+ERS)をどう仕上げ、マシンというパッケージにまとめてくるか、が各チームの開発力の見せ所となります。
その他のポイントとしては、最低重量の増加、フロントウィングの狭幅化、モノコック先端高・ノーズ高の低減、排気管の位置・数・排気方向の制限という感じで、パワートレインの根本的な変更ほどのインパクトはありませんが、昨年までのコアンダ・エキゾーストが事実上使用できなくなったこと(まあ、何らかの形で同様の効果を狙った開発は継続されるでしょうが)により、空力の考え方が昨年までとは異なってきます。

ここまで発表されてきた各チームのマシンを見ると、まず目につくのはノーズの形状。ノーズ高が 550mm→185mm と今季より大幅に制限されたことを受け、どのチームも先端が極端に下がった異様なノーズを採用してきています。ルノーはかつてのウィリアムズ FW26 のセイウチノーズを彷彿とさせるフォーク型、フェラーリは単純に先端だけを低くしたカモノハシ型、マクラーレンとザウバー、ウィリアムズは先端だけが異様にすぼまったアリクイ型。フェラーリ以外は従来のノーズの高さに当たる部分からを事実上のノーズととらえて、それよりも前の部分を空力的に極力邪魔しないように、という考え方なのでしょう。しかし、2012 年のステップドノーズ以上の醜さを、残念ながら感じてしまいます。「速く走りさえすればカッコ良く見える」というのもある種の真実ですが、ステップドノーズは結局最後まで美しいと思えなかったからなあ。

という感じで、どうしてもノーズ周りに目が奪われがちですが、まず重要なのはパワートレインと空力。こればっかりは走り出してみないと分からないので(まあレースで同条件で走らせてみるまで分からないわけですが)、とりあえず他チームの新車発表とへレステストの状況に引き続き注目していきたいと思います。

投稿者 B : 00:24 | F1 | Season 2014 | コメント (0) | トラックバック

2014/01/22 (Wed.)

小林可夢偉がケータハムで F1 復帰へ

ケータハム 可夢偉とエリクソンをレースドライバーに起用

2014 年の F1 レースシートの最後の二つ、ケータハムのドライバーラインアップが発表されました。そこに名前が挙がったのは我らが小林可夢偉と、スウェーデンの新人マーカス・エリクソン。可夢偉がケータハムと交渉していることはしばらく前から明らかになっていましたが、ようやく正式発表となりました。

いやー、長かった。昨年、ザウバーのシートを失った可夢偉が WTCC フェラーリワークスのシートを獲得したときはマッサの後釜としての 2014 年の可能性を夢見たものでしたが、アロンソ&ライコネンというラインアップを見てしまっては、どちらかがチームと決定的な決裂でもしない限り、可夢偉が入り込む余地はなさそうということは、火を見るより明らかでした。その後、ロータスやフォースインディアとも交渉していたようでしたが結局かなわず、最終的にケータハムでまとまったわけです。我々が期待した中ではもっとも地味な結果ではありましたが、昨年ライコネンがシーズン半ばにしてロータスを離脱した際にコヴァライネンが抜擢されたことからも分かるとおり、今の F1 では少なくともパドックで存在感をアピールすることが重要。コヴァライネンは結局レースで結果を出せず、スポンサーも持ち込めずで 2014 年のレースシートを獲得できませんでしたが、WTCC にいてはそもそもその可能性にすら辿り着けなかったわけで、例えテールエンダーでもマシンに乗っていることがいかに重要か、ということでしょう。今はとにかく、その状況に到達したことを喜びたい。

まあ実際には 2014 年シーズンのケータハムには厳しい現実が待ち構えているものと思われます。最大限前向きに解釈すれば、ルノー製パワートレインとレッドブル製ギヤボックスという最強の遺伝子を受け継ぎ、2013 年シーズンを捨てて 2014 年向けの開発にリソースを振り向けてきた結果がどう出るか、という側面もありますが、レース運営という点ではパット・シモンズによって鍛えられたマルシャに 2013 年の間に差をつけられてしまったことも事実。そう簡単に可夢偉がトップチームの目に留まる活躍ができるとも思えませんが、まずは改めてスタートラインに立つことができた状況、と言えるでしょう。

これを契機に 2015 年にはマクラーレン・ホンダのシートを、という妄想はいかにも虫が良すぎる気はしますが、少なくとも入賞圏が狙えるチーム、できれば表彰台が争えるチームへの移籍に向けて。小林可夢偉、勝負の一年となりそうです。

投稿者 B : 01:05 | F1 | Season 2014 | コメント (0) | トラックバック

2013/12/31 (Tue.)

ミハエル・シューマッハーがスキー事故で重体

シューマッハー、スキー中の事故で緊急搬送 - AUTOSPORT web(オートスポーツweb)
重体のシューマッハー、頭蓋内圧迫の恐れも - AUTOSPORT web(オートスポーツweb)

年末になかなかショッキングなニュースが。元 F1 ワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハーがフランスでのスキー中に事故に遭い、頭部に重傷。すぐに病院に搬送されたものの昏睡状態で、まだ予断を許さない状態とのこと。

岩にぶつかる事故とのことですが、ヘルメットを被っていてさえそれだけの重傷ということなので、どれだけのスピードが出た状態で激突したのか想像もつきません。F1 ドライバーといえど生身の人間ですからね...。300km/h 級のスピードでウォールに激突してさえほぼ無傷ということも少なくない F1 マシンがいかに安全か、ということを、このことで改めて認識もしようといものです。

さておき、偉大なチャンピオンがこんなことであっけなく命を落としてしまう、という悲しい結末だけは見たくありません。かつては「ターミネーター」と恐れられ、レース中の事故で右足を骨折してさえシーズン中に復帰できるまでの回復を見せた、屈強なアスリート。その強さを再び発揮し、我々の前に元気な姿を見せてくれることを、今は祈っています。

投稿者 B : 13:30 | F1 | コメント (0) | トラックバック

2013/12/11 (Wed.)

F1 最終戦のポイントが 2 倍に

2013 年シーズンが終わって一抹の寂しさが残る F1 ですが、コース以外のところでは引き続きいろいろと動きがあり。
  • ロス・ブラウンがメルセデス GP を離脱
  • そのロス・ブラウンにガーデニング休暇後のマクラーレン入りの噂
  • 一方でそのマクラーレンにはロン・デニスのチーム代表復帰の噂
  • ロータスのドライバーラインアップはグロジャン&マルドナドで確定
  • ヒュルケンベルグはフォースインディアに出戻り
  • ザウバーのドライバーラインアップはまだ未確定
  • ロシアマネーつながり(?)でザウバーとマルシャに合併の噂
などなど。ホンダが復帰する 2015 年を見据えるとどうしてもマクラーレンの動向が気になってしまうところですが、最悪の 2013 年シーズンを終えて、来季は少しでも上向くことを期待しましょう。

そんな折、レギュレーションの変更に関する唐突な決定事項が。

最終戦ダブルポイントシステム導入へ - GPUpdate.net

えーーー、何それ。なんかのクイズ番組かよ!という(´д`)。

2013 年こそヴェッテルの独走で早々にダブルタイトルが確定してしまいましたが、近年の F1 は 2007・2008・2010・2012 と最終戦までチャンピオンシップがもつれ込むことが非常に多い。終盤戦を消化試合にせず、最後まで競争を盛り上げたいという意図は分からなくはないですが、「1 勝の重み」に名誉(例えばモナコとか)以外の差を設けるのはどうなのか。第 18 戦を終えた時点でドライバーズランク首位に 49 ポイント差をつけられていても、最終戦で勝ったら逆転チャンピオンの目がある、というのはいくらなんでも興ざめではないでしょうか。
もう導入は承認されてしまったようなので、今から言っても仕方ありませんが、なんだかなあ。

予算制限とドライバー固定番号が導入 - GPUpdate.net

あと、バジェットキャップとカーナンバー固定制。

2015 年から導入されるバジェットキャップ制は、2010 年に一度導入の動きがあったものの、FOTA(F1 チーム側の連合組織)からの反発に遭って最終的にはチーム間の自主的なリソース制限協定(RRA)として導入された経緯をもつものです。その RRA も抜け道だらけで事実上の骨抜き状態。まあ、下位チームならまだしも、ロータスやザウバーのような中堅チームでさえ資金難にあえぎ、ペイドライバーを採用せざるを得ない状況を考えれば、ある程度のバジェット制限は F1 の健全な存続のために必要なのだろうと思います。

カーナンバー固定制はこれまた唐突に 2014 年からの導入。
F1 のカーナンバーは、1996 年に現在の「1 番は前年のドライバーズチャンピオン、2 番はそのチームメイト、3 番以降は前年のコンストラクターズランク順」というレギュレーションが導入されましたが、それ以前はチーム単位でのカーナンバー固定制が長らく使われていました。3・4 がティレル、5・6 がウィリアムズ、7・8 がマクラーレン、27・28 がフェラーリ、という数字はマシンカラーと同じくらいそのチームの個性を表す番号だったし、ナイジェル・マンセルのように 1 チームに長く在籍していたドライバーにとっては「レッドファイブ」はニックネームと同義でした。
そういう意味では、現在の無味乾燥なナンバリングよりは愛着が持てるというものですが、当時と違うのは「ドライバーごとに固定番号になる」ということ。有力ドライバーならまだしも、印象の薄いチームだと「どっちがどっちだっけ」となりやすいので、ややこしい(笑。まあ、現在の F1 マシンはスポンサー枠が細かく設定されすぎていて、カーナンバーの掲出自体が小さかったりデザイン的に埋もれてしまったり、という問題もあります。カーナンバー固定制を有意義に使うためにも、カーナンバー自体を目立たせるようなデザインも重要だと思うんですけどね。ただ、「ロゴのプライオリティをどうするか」というのは広告的にはすごく重要な話でもあるので、スポンサーからの反発は必至でしょう。

ともあれ、来年は誰がどの番号をつけて走ることになるのでしょうか。個人的には、アロンソは 5 番のマシンを駆っているシーズンが多いせいで、5 番のイメージが強いんですが。

投稿者 B : 00:09 | F1 | Season 2014 | コメント (0) | トラックバック

2013/11/27 (Wed.)

F1 ブラジル GP 2013

ブラジルGP決勝 ヴェッテル9連勝、レッドブル1ー2

2013 年の最終戦ブラジル。私はアメリカに続いての録画観戦でしたが、大方の予想通りヴェッテルが同一シーズン内 9 連勝という新記録、およびミハエル・シューマッハーに並ぶシーズン 13 勝の最多勝記録を打ち立てての終戦となりました。
ヴェッテルはスタートでこそロズベルグに先行されたものの、1 周目の最終コーナーの立ち上がりであやまたずロズベルグを捉えると、そのまま誰にもポジションを脅かされることなくチェッカーまでマシンを運びました。とはいえ、例によっていつ雨が降ってくるか分からないインテルラゴスで、しかもボッタスとハミルトンの接触を契機に慌てて入ったピットではタイヤが用意されておらず 10 秒以上のロス、というアクシデントもありました。とどめはレース終盤にどんどん天候が悪化する中、最後まで走りきれるのかどうか、という怖さもあり。5 年前のブラジルのように、ラスト数周で雨によるドラマが用意されていないとも限らないので、ちょっと手に汗握る展開ではありましたね。

結果的にはいつも通りヴェッテルが優勝、それも後半戦全勝という圧倒的な強さを見せつけたわけですが、2 位以下はなかなか熱い戦い。フェラーリ・メルセデス・ロータスと、マクラーレン・フォースインディア・ザウバーあたりのドライバー/コンストラクター順位を懸けた最後のレースだけに、力が入りました。その中でも際立ったのが、ラストレースとなったウェバーの気を吐いた走りと、いつも通り勝負所をわきまえたアロンソの走り、そしてスムーズに順位を上げていくバトンの走り、あたりでしょうか。今シーズン最終戦の表彰台がヴェッテル・ウェバー・アロンソという顔ぶれになったのは、今季を締めるという意味で象徴的だったと言えます。また、長らくそれぞれのチームに貢献してきたウェバーとマッサの別れを惜しむような表情にも、印象的なものがありました。

ともあれ、シーズンが終わったらもう気持ちは来季ですよ。テクニカルレギュレーションがガラリと変わるシーズンとはいえ、ここまで蓄積してきたヴェッテル&レッドブルの強さというのはそうそう覆せるものではありません。2 枚エース体制になるフェラーリはマシン開発とチームのガバナンスが、ロス・ブラウンが離脱すると言われるメルセデスは求心力・政治力と安定性のあるマシンパフォーマンスが、ロータスはそもそも資金が、そしてマクラーレンは技術部門の立て直しが鍵になると言えるでしょう。こうして見ると、よほど他チームが新パワートレインの開発で圧倒的なアドバンテージを築くか、例によってダブルディフューザーのようなレギュレーションの抜け穴を見つけるかでもしない限り、レッドブル優勢は変わらないように思えます。

ドライバー市場のほうは、結局資金のめどがつかないロータスがスポンサー持ち込みを欲し、いっぽうでペレスを放出するマクラーレンが提携関係にあるフォースインディアにペレスをねじ込もうとしていることで、そこから芋づる式に埋まっていきそうな気配。おそらくロータスはグロジャン&マルドナド、フォースインディアはヒュルケンベルグ&ペレス、ザウバーはスーティル&グティエレス or シトロキン、といった形で落ち着きそうです。新レギュレーションを全くの新ドライバーラインアップで迎えることは得策ではないと思いますが、資金確保とパフォーマンスの狭間で悩める中団チームにとっては、背に腹はかえられない状況ということなんでしょうね。

F1 はこれから約 3 ヶ月半の冬休みに入ります。とはいえ 1 月末くらいから順次新車が発表されていくでしょうし、来季はレギュレーション変革でクルマのスペックも見た目も現在とは大きく変わります。これだけ新車発表が待ち遠しいオフシーズンも久しぶり。どんなマシンが出てくるのか、今から楽しみです。

投稿者 B : 00:31 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/11/18 (Mon.)

F1 アメリカ GP 2013

アメリカGP決勝 ヴェッテル独走で8連勝 - GPUpdate.net

ヴェッテルの、史上初となる同一シーズン 8 連勝がかかったアメリカ GP...は、ごくごくあっさりとヴェッテルがポールトゥウィンを決め、ミハエル・シューマッハーの持つ記録を塗り替えました。記録が更新される瞬間って得てしてこういうもの、という気もしますが、それにしてもあっさり決まっちゃいましたね。振り返ってみれば今シーズンここまで 18 戦でヴェッテルが 12 勝、もはや誰もヴェッテルを止められない状況なので、このまま行けばブラジル GP ではアルベルト・アスカリのもつシーズンまたぎでの出場レース最多連勝記録、9 連勝に並ぶ可能性も限りなく高いと思います。同じマシンを駆るウェバーが今季ここまで 0 勝であることを考えると、RB9 の速さだけでなくいかに「ヴェッテル+RB9」というパッケージだけが抜きん出て強いか、ということですね...。

レースに関して言えば、やはりコンストラクターズランキング争いが熾烈で、ウェバーを抑えきったグロジャンの走りとか、相変わらず確実に抜いていくアロンソとか、独り敢闘するヒュルケンベルグとか、ようやく初ポイントをもぎ取ったボッタスとか、見どころは少なくないレースでした。が、やはり圧巻はもう誰も寄せ付けないヴェッテルの速さに尽きるでしょう。

ストーブリーグはまた少し動きがあって、マクラーレンでは来季からのペレスの離脱と新人マグヌッセンの加入が発表されたり、ライコネンが離脱したロータスのシートはひとまずコヴァライネンが埋めることになったけど来季のシートはコヴァライネンがそのまま据わるのか、やはりマルドナドが来るのか、実力でヒュルケンベルグなのか、メキシコマネーに物を言わせてペレスが割り込むのか...などまだ不透明。残るフォースインディア、ザウバー、ケータハムあたりのシートはロータスからの玉突きで決まってしまう部分もあるので、ここがどうなるかが一つの見どころだと思います。

さて今季も次でオーラス、今週末のブラジル GP を残すのみとなりました。またヴェッテルがあっさりと連勝記録を伸ばして行ってしまうのか、あるいは「インテルラゴス・ウェザー」が記録達成を阻むのか。もうそこだけがポイントと言っても過言ではないレースですが(笑)、楽しみに待ちたいと思います。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/11/12 (Tue.)

F1 マッサがウィリアムズのシートを獲得

ウィリアムズ マッサとボタスのラインナップを発表 - GPUpdate.net

フェラーリ放出が確定していたマッサが来季ウィリアムズで走ることが明らかになりました。ウィリアムズ的には R. バリチェロ以来のブラジル人ドライバー起用となりますが、フェラーリで長年セカンドドライバーを務めた末にウィリアムズで、というキャリアを辿るのは偶然にしては似すぎていますね。ウィリアムズは今シーズン途中から TD に元ルノーのパット・シモンズを起用し、来季からはメルセデスのパワートレインを採用するなど、開発体制が大きく変わるタイミング。これが吉と出るか凶と出るかはまだ分かりませんが、少なくともチーム創設以来最悪のシーズンを過ごしている今年より悪いことはそうそうないでしょう。今季のマルドナド・ボッタスという経験の浅いコンビの片割れが入れ替わることで、開発が加速する可能性もあります。そういう意味では、ウィリアムズは来季の飛躍が楽しみなチームの一つ。

ウィリアムズを離脱したマルドナドは、PDVSA(ベネズエラ国営石油会社)の豊富な資金力をバックに来季のロータス入りが濃厚と言われています。資金難でライコネン離脱の原因となったロータス(結果的に、ライコネンは今シーズン 2 戦を残して事実上チームを離脱することになり、今週末の USGP は欠場するようです)には喉から手が出るほど欲しい大スポンサー。ただ、同じ石油企業としては現在トタルと契約しており、そのトタルが推すグロジャンとの関係も気になるところ。

ともかく、現時点でのラインアップ予想はこんな感じでしょうか。

レッドブル◎ S. ヴェッテル
◎ D. リカルド
フェラーリ◎ F. アロンソ
◎ K. ライコネン
マクラーレン◎ J. バトン
△S. ペレス
△ K. マグヌッセン
ロータス○ R. グロジャン
○ P. マルドナド
△ N. ヒュルケンベルグ
メルセデス◎ N. ロズベルグ
◎ L. ハミルトン
ザウバー○ E. グティエレス
△ N. ヒュルケンベルグ
○S. シトロキン
フォースインディア◎ A. スーティル
△ P. ディ・レスタ
△ N. ヒュルケンベルグ
ウィリアムズ◎ F. マッサ
◎ V. ボッタス
トロロッソ◎ J-E. ヴェルニュ
◎ D. クビアト
ケータハム△ H. コヴァライネン
△ C. ピック
マルシャ◎ J. ビアンキ
△ M. チルトン
△ K. マグヌッセン
残っているシートで競争力があるのは、マクラーレン・ロータス・ちょっと差があってフォースインディア・ザウバーといったところ。ドライバー的にはヒュルケンベルグがどこに行くか、が最大の注目ポイントでしょうか。マクラーレンは、2015 年からのホンダ加入を見据えて小林可夢偉を獲ってくれたりしないですかね(^^;;。

投稿者 B : 23:12 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/11/04 (Mon.)

F1 アブダビ GP 2013

アブダビGP決勝 ヴェッテルが7連勝を飾る - GPUpdate.net

前戦インドでダブルチャンピオンを決めたヴェッテル&レッドブルの勢いが止まらない。このアブダビでも、PP こそチームメイトのウェバーに譲ったものの、スタートでヴェッテルが先行し、そのまま一度もラップリーダーを譲ることなく優勝。同じマシンを駆る 2 位のウェバーに 30 秒以上の大差をつけての勝利で、もはやヴェッテルを止められるマシン&ドライバーはいないのでは...とさえ思えます。
インドではスタート 3 周でのタイヤ交換から怒濤のオーバーテイク連発で、ヴェッテルにしては珍しく追い上げる勝ち方をしましたが、アブダビではいかにもヴェッテルらしい勝ちパターン。ミハエル・シューマッハーに並ぶ同一シーズン内 7 連勝の記録まで打ち立てました。どんなサーキットでどんな戦い方でも勝てる、という強さは一時期のミハエルを思わせるものがあります。いや、ミハエルにはライバルと言えた存在はミカ・ハッキネンくらいのもので、ライコネンとアロンソが台頭してくるまでは渡り合えるドライバーがいなかったことを考えると、現在のヴェッテルは他に 4 人のチャンピオン経験者がグリッドに並ぶ状況でのこの結果。ドライバーとしての純粋な強さで言えば、もはやミハエルさえ超えようとしているような気もします。次はアルベルト・アスカリの持つシーズンをまたいでの連勝記録(9 連勝)も見えてきました。
今年は V8 エンジン最終年ですが、RB9&ヴェッテルの組み合わせは最終年に相応しい「V8 レギュレーション最強パッケージ」だと思いますね。圧勝で早々にチャンピオンを決めてしまった 2011 年の RB7 のときよりも、今シーズン後半戦の RB9&ヴェッテルのほうが圧倒的な安定感があります。

そんなわけで、独走すぎてほとんど国際映像にほとんど映らないヴェッテルに比べて、コンストラクターズランキング 2 位争いは熾烈を極めていますね。フェラーリ・メルセデス・ロータスに加えてそれぞれのコンストラクターズランクがかかるフォースインディア・ザウバーあたりも絡んで、コースのあちこちで丁々発止の駆け引きが見られ、なかなか楽しめました。ヴェッテルばかり映っていたら寝落ちしていたに違いないですが(笑)、おかげで退屈せずにすみました。
今年も残すところあと 2 戦、あとはアメリカ大陸シリーズになるのでリアルタイム観戦が難しいのですが、できるだけネタバレを避けて録画視聴したいと思います。

投稿者 B : 22:07 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック