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2013/11/12 (Tue.)

F1 マッサがウィリアムズのシートを獲得

ウィリアムズ マッサとボタスのラインナップを発表 - GPUpdate.net

フェラーリ放出が確定していたマッサが来季ウィリアムズで走ることが明らかになりました。ウィリアムズ的には R. バリチェロ以来のブラジル人ドライバー起用となりますが、フェラーリで長年セカンドドライバーを務めた末にウィリアムズで、というキャリアを辿るのは偶然にしては似すぎていますね。ウィリアムズは今シーズン途中から TD に元ルノーのパット・シモンズを起用し、来季からはメルセデスのパワートレインを採用するなど、開発体制が大きく変わるタイミング。これが吉と出るか凶と出るかはまだ分かりませんが、少なくともチーム創設以来最悪のシーズンを過ごしている今年より悪いことはそうそうないでしょう。今季のマルドナド・ボッタスという経験の浅いコンビの片割れが入れ替わることで、開発が加速する可能性もあります。そういう意味では、ウィリアムズは来季の飛躍が楽しみなチームの一つ。

ウィリアムズを離脱したマルドナドは、PDVSA(ベネズエラ国営石油会社)の豊富な資金力をバックに来季のロータス入りが濃厚と言われています。資金難でライコネン離脱の原因となったロータス(結果的に、ライコネンは今シーズン 2 戦を残して事実上チームを離脱することになり、今週末の USGP は欠場するようです)には喉から手が出るほど欲しい大スポンサー。ただ、同じ石油企業としては現在トタルと契約しており、そのトタルが推すグロジャンとの関係も気になるところ。

ともかく、現時点でのラインアップ予想はこんな感じでしょうか。

レッドブル◎ S. ヴェッテル
◎ D. リカルド
フェラーリ◎ F. アロンソ
◎ K. ライコネン
マクラーレン◎ J. バトン
△S. ペレス
△ K. マグヌッセン
ロータス○ R. グロジャン
○ P. マルドナド
△ N. ヒュルケンベルグ
メルセデス◎ N. ロズベルグ
◎ L. ハミルトン
ザウバー○ E. グティエレス
△ N. ヒュルケンベルグ
○S. シトロキン
フォースインディア◎ A. スーティル
△ P. ディ・レスタ
△ N. ヒュルケンベルグ
ウィリアムズ◎ F. マッサ
◎ V. ボッタス
トロロッソ◎ J-E. ヴェルニュ
◎ D. クビアト
ケータハム△ H. コヴァライネン
△ C. ピック
マルシャ◎ J. ビアンキ
△ M. チルトン
△ K. マグヌッセン
残っているシートで競争力があるのは、マクラーレン・ロータス・ちょっと差があってフォースインディア・ザウバーといったところ。ドライバー的にはヒュルケンベルグがどこに行くか、が最大の注目ポイントでしょうか。マクラーレンは、2015 年からのホンダ加入を見据えて小林可夢偉を獲ってくれたりしないですかね(^^;;。

投稿者 B : 23:12 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/11/04 (Mon.)

F1 アブダビ GP 2013

アブダビGP決勝 ヴェッテルが7連勝を飾る - GPUpdate.net

前戦インドでダブルチャンピオンを決めたヴェッテル&レッドブルの勢いが止まらない。このアブダビでも、PP こそチームメイトのウェバーに譲ったものの、スタートでヴェッテルが先行し、そのまま一度もラップリーダーを譲ることなく優勝。同じマシンを駆る 2 位のウェバーに 30 秒以上の大差をつけての勝利で、もはやヴェッテルを止められるマシン&ドライバーはいないのでは...とさえ思えます。
インドではスタート 3 周でのタイヤ交換から怒濤のオーバーテイク連発で、ヴェッテルにしては珍しく追い上げる勝ち方をしましたが、アブダビではいかにもヴェッテルらしい勝ちパターン。ミハエル・シューマッハーに並ぶ同一シーズン内 7 連勝の記録まで打ち立てました。どんなサーキットでどんな戦い方でも勝てる、という強さは一時期のミハエルを思わせるものがあります。いや、ミハエルにはライバルと言えた存在はミカ・ハッキネンくらいのもので、ライコネンとアロンソが台頭してくるまでは渡り合えるドライバーがいなかったことを考えると、現在のヴェッテルは他に 4 人のチャンピオン経験者がグリッドに並ぶ状況でのこの結果。ドライバーとしての純粋な強さで言えば、もはやミハエルさえ超えようとしているような気もします。次はアルベルト・アスカリの持つシーズンをまたいでの連勝記録(9 連勝)も見えてきました。
今年は V8 エンジン最終年ですが、RB9&ヴェッテルの組み合わせは最終年に相応しい「V8 レギュレーション最強パッケージ」だと思いますね。圧勝で早々にチャンピオンを決めてしまった 2011 年の RB7 のときよりも、今シーズン後半戦の RB9&ヴェッテルのほうが圧倒的な安定感があります。

そんなわけで、独走すぎてほとんど国際映像にほとんど映らないヴェッテルに比べて、コンストラクターズランキング 2 位争いは熾烈を極めていますね。フェラーリ・メルセデス・ロータスに加えてそれぞれのコンストラクターズランクがかかるフォースインディア・ザウバーあたりも絡んで、コースのあちこちで丁々発止の駆け引きが見られ、なかなか楽しめました。ヴェッテルばかり映っていたら寝落ちしていたに違いないですが(笑)、おかげで退屈せずにすみました。
今年も残すところあと 2 戦、あとはアメリカ大陸シリーズになるのでリアルタイム観戦が難しいのですが、できるだけネタバレを避けて録画視聴したいと思います。

投稿者 B : 22:07 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/10/29 (Tue.)

F1 インド GP 2013

インドGP決勝 ヴェッテル優勝で4連覇達成! - GPUpdate.net

ヴェッテルのワールドチャンピオン確定がかかったインド GP は、いつもとは違うレース戦略でも圧倒的な速さを見せつけたヴェッテル&レッドブルがシナリオ通りの優勝。夏休み明け以降破竹の 6 連勝で、ドライバーズ&コンストラクターズでの 4 連覇を成し遂げました。

いつもならばポールスタートから 3 周の間に圧倒的なリードを築き上げて最後まで逃げ切るレッドブルですが、今回はなんと 2 周目にソフトタイヤを捨ててピットイン。そこからはミディアムタイヤで追い上げ、オーバーテイクして勝つ、というレッドブルらしからぬ戦略。スタート時に履いていたソフトタイヤが極端にもたないから、というのも理由の一つでしょうが、チャンピオンを決めに行くにあたり「こういう勝ち方も実はできる」ことを見せつけたかったのかな、と穿った見方をしたくもなります。加速重視のギヤレシオを選択しがちなセッティングでも、今回はオーバーテイクを前提にトップスピード重視にしてきた、というのも興味深いところ。
さりとてこの勝利も簡単なものではなく、中盤にウェバーがオルタネータートラブルでリタイア。その後、ヴェッテルにもピットから「ドリンクを使うのをやめろ」という指示が出るなど、同様のトラブルを抱えていた可能性はあります。終盤はペースセーブする場面も見られましたが、今季後半のヴェッテルはどんな戦略も遂行してしまう力強さと、悪運を寄せ付けない神がかり的な強さを兼ね備えていました。文句なく、4 年連続のワールドチャンピオンに相応しい。ヴェッテルばかり勝ちすぎると面白くない、と思う部分もありますが(笑)、この結果には素直におめでとうと言いたいです。

対称的なのはアロンソ。どんなマシンでもクルマの素姓以上の結果を残せる強さはヴェッテル以上だとは思いますが、ヴェッテルに比べると運のなさは否めないところ。今回もスタート直後に接触し、順位を大きく落とした時点でヴェッテルの戴冠はほぼ確定していたと言えます。来季はチームメイトにライコネンが来ることになりますが、発奮してより高い成績を残せるのか、それともフェラーリのモンテゼモロ会長との確執がより強まることになるのか。
ロータスは 2 台とも 1 ストップ戦略に出るというギャンブルを敢行。このまま手をこまねいていてはコンストラクターズランクでフェラーリとメルセデスに勝てないので、一発逆転のチャンスを狙ったというところでしょうが、これが成功。ライコネンはラスト数周でタイヤ・燃料ともに限界を迎え、2 位から 7 位に後退してしまいましたが、グロジャンが 3 位表彰台を獲得。なにげに韓国 GP からの 3 戦連続ポディウムで、最近高まってきている安定性を証明する結果になりました。来季のチームメイトはスポンサーの PDVSA 持ち込みでマルドナドが濃厚と言われていますが、この状況ならばグロジャンがエース待遇を受けてもおかしくありません。

両チャンピオンが決定して残り 3 戦は消化試合という形になりますが、それぞれのレース自体はまだまだ目が離せません。特に、メルセデス・フェラーリ・ロータスのコンストラクターズ争いと、ストーブリーグに向けて残り少ないシートを賭けた争いがさらに熾烈になりそうです。いっぽうで、チャンピオン争いの重圧から解き放たれたヴェッテルの切れた走りと、現役生活残り 3 戦となったウェバーが最後にもう一花咲かせるのか、にも注目していきたいところ。アブダビ GP は、もう今週末です。

投稿者 B : 00:00 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/10/14 (Mon.)

F1 日本 GP 2013 決勝

日本GP決勝 ヴェッテルが逆転優勝、2位はウェーバー - GPUpdate.net

日本 GP 決勝。最速の 2 台、ウェバーとヴェッテルのフロントロウ対決になるかと思われましたが、思わぬ伏兵・R. グロジャンがレースを面白くしてくれました。蹴り出しの悪かったレッドブルの 2 台を抑えて第 1 コーナーに飛び込み、終盤までレースを支配。グロジャンはピレリタイヤの構造が昨年型に戻されたシーズン中盤からマシンとの相性が合ってきたようで、尻上がりに成績を出してきていますね。

対するレッドブルはヴェッテルとウェバーでピット戦略を分け、グロジャン攻略に乗り出すわけです。ヴェッテルを 2 ストップ、ウェバーを 3 ストップにしたのはチーム側のヴェッテル重視の姿勢がよく現れていると思いますが(今年のピレリタイヤならば鈴鹿では 2 ストップのほうが速い)、最終的に両作戦ともを成功させ、予定通りの 1-2 フィニッシュに持っていったチーム力とドライバーの力量は、さすがの一言。特にヴェッテルは久しぶりの追い上げる展開からの優勝で、先行逃げ切りだけじゃないというところを見せつけました。タレてきたタイヤを持たせながらも攻める走りは見事でしたし、ウェバーもグロジャンを仕留めた一周の攻め方は素晴らしかった。

でも私は、今回のレースの主役にはグロジャンを挙げたいと思います。終盤、タイヤも燃料も限界を迎えたところでレッドブルの 2 台にオーバーテイクを許しはしたものの、マシン性能に勝るレッドブルの 2 台を 40 周にわたって抑え続けた走りは、昨年の「危険なドライバー」という印象を覆すに足るものだったと思います。これは、ライコネン離脱後のロータスを引っ張っていけるだけの力はあると言っても過言ではないのでは(チームメイトとしてヒュルケンベルグやマッサといった実力派の名前が取り沙汰されているので、実際にチームリーダーの役割を得るかは判りませんが)。
今回のリザルトには、担当レースエンジニアである小松礼雄さんとのコンビネーションも抜きには語れないでしょう。個人的には、日本 GP で日本人エンジニアがサポートするドライバーがポディウムの中央に立ってほしい、という思いから、むしろグロジャンにそのまま優勝してほしいと願ったほど。悔しくもそれは叶いませんでしたが、相手がレッドブルだったことを考えると、今回のグロジャンの走りは優勝に値するものだったと思います。

それ以外にも、アロンソ・ライコネン・ヒュルケンベルグ・リカルドあたりのポイント争いも、複数台のマシンが絡み合いながら差しつ差されつの展開で、本当に見応えがありました。これぞドライバーズサーキット、これぞ鈴鹿。このトラック上に小林可夢偉の姿がないことだけが、唯一の心残りだったと言っていいでしょう。今年の鈴鹿は、昨年に勝るとも劣らない素晴らしいレースでした。

日本に鈴鹿サーキットがあって、良かった。

投稿者 B : 13:11 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/10/13 (Sun.)

F1 日本 GP 2013 公式予選

日本GP公式予選 ウェーバーがPP、レッドブルがフロントロー独占 - GPUpdate.net

始まりましたねー日本グランプリ。私は今年は珍しくどのセッションも生で見られないのですが(´д`)、鈴鹿の映像を観るとそれだけでワクワクします。映像も日本のテレビに最適化されたフジテレビ収録なので、いつもの国際映像よりも画も音もキレイなのも嬉しいところ。

で、予選。鈴鹿と相性の良い最速のマシンを駆るヴェッテルがぶっちぎりのポール、状況によってはハミルトンとの真っ向勝負...かと思いきや、Q3 で KERS のトラブルが発生し、その影響でタイムを詰め切れず、チームメイトであるウェバーに先行されてしまいました。ミハエル・シューマッハーに並ぶ 5 年連続 PP もフイに。とはいえ、2 番グリッドならばスタートダッシュさえ失敗しなければ優勝はじゅうぶん狙える位置。鈴鹿ウィナー最右翼のポジションは変わらないと言えるでしょう。
対するウェバーのほうは、今年はマシンとの相性がよろしくないのか振るわないレースが続いていましたが、ようやく今季初 PP。「最速のマシンの片割れ」を手にしていることを改めて示してくれました。引退発表後の最後の鈴鹿、ドライバーズサーキットでの PP、花道としては素晴らしいんじゃないでしょうか。

アロンソとライコネンが 8・9 位に沈んだことで、スタートでの波乱がなければレッドブルの 1-2 がスタート直後からリードを築いていく、というお決まりの展開になってしまいそうな決勝レース。スタートに成功すればハミルトンやグロジャンがレッドブルに攻めかかる展開も見られるかもしれませんが、いずれにしてもヴェッテル独走よりも見応えのあるレースを期待したいところ。25 回目の鈴鹿、決勝を楽しみに待ちたいと思います。

投稿者 B : 00:35 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/10/07 (Mon.)

F1 韓国 GP 2013

韓国GP決勝 ヴェッテルが4連勝、ライコネン2位 - GPUpdate.net

F1 韓国グランプリは、数戦ぶりにちょっと荒れ気味のレースになりました。ディ・レスタのクラッシュとウェバーのもらい事故で計 2 度のセーフティカー導入。それにロズベルグのフロントウィング脱落、ペレスの右フロントタイヤトレッド剥離、などアクシデント満載。

そんな中、何者をも寄せ付けない安定感のあるレース展開で、堂々の 4 連勝、3 戦連続ポールトゥウィンを達成。夏休み明け後の RB9+ヴェッテルはもう手をつけられない速さを身につけていますね。空力とセットアップ、タイヤマネジメントの最適解を見出したようで、どんなサーキットでも強い、というオールマイティなマシンに仕上がっているようです。
ヴェッテルもヴェッテルで、一時期は全盛期のセナのように「とにかくポールからスタートして、最後まで速く走って大差をつけて勝つ」ことを楽しんでいたように見えましたが、今は「プッシュすべきときはプッシュする、セーブすべきときはちゃんと自分をコントロールする」ということができるようになってきたようです。特にスタート直後や SC が戻った直後のファストラップは見事。天性の速さに加えて、アロンソのお株を奪うような強さまでも身につけつつあるように見えます。
これでチャンピオンシップはアロンソに 77pt 差。残り 5 戦、次の鈴鹿で戴冠するためには自身が優勝、アロンソが 9 位以下でなくてはならないので、さすがに鈴鹿でのチャンピオン決定はないでしょうが、もはや決定的な状況になりましたね。

今回良かったのは意外にもロータスとザウバー。どちらも今季のマシン開発は事実上終了し、あとは「ありもので戦う」状態。ロータスはフェラーリやメルセデスについていけない状態、ザウバーはトロロッソに後れを取る状況になっていましたが、今回はロータスが 2-3 フィニッシュで表彰台獲得、ザウバーが今季初めて 2 台揃っての Q3 進出からのヒュルケンベルグ 4 位フィニッシュ。いずれもタイヤに優しいマシン特性とサーキットの相性が良かったこと、セットアップが決まったこと、2 度のセーフティカー導入にタイヤライフが救われたこと、など複数の要因が重なって得たリザルトであり、必ずしも現在のチーム力を反映した結果ではないでしょうが、これぞレース。特に、ヒュルケンベルグはハミルトン・ロズベルグ・アロンソ・バトンを抑えきっての 4 位であり、単純に運が良かっただけではありません。このヒュルケンベルグがなかなかトップチームのシートに恵まれないというのは、なんというか不遇ですね...。ライコネンが抜けるロータスのシートはヒュルケンベルグかマッサか、と言われていますが、今よりも争えるチームで走らせてあげたいところ。まあ個人的にはロータスのシートにはむしろ可夢偉に座ってほしいですが(笑。

今年で 4 回目の開催となった韓国 GP ですが、レース運営は相も変わらず杜撰ですね。サーキットの完成が初年度の開催にギリギリだったことから始まり、もともと関係者から不満は出ていたグランプリでしたが、今回特にひどかったのが事故車の扱い。残り少ない F1 でのレースの一つをスーティルからのもらい事故でフイにしてしまったウェバーには同情しかできませんが、コースマーシャルのもたもたした仕事(というよりしばらく放置されていた)で炎上した愛車の消化に時間がかかり、しかも粉末消化剤を使ったことで多くのパーツが使い物にならない状態に。これ、場合によっては全損でシャシーごと交換の必要もあるんじゃないでしょうか?シーズン終盤のフライアウェイでこの状況、というのは、ウェバーにとっては厳しいですよね...。

ともかく気を取り直して、来週は待ちに待った日本 GP。例年とは韓国 GP との開催順が逆になっていることで、ドライバーは既に日本に向けて移動を始めているようです。水曜日くらいまでを東京で過ごすドライバーも多いようで、これは月・火あたりに秋葉原や銀座ソニービルで待ち構えていれば、F1 ドライバーに遭遇できるチャンスもあるのでは。私は残念ながら仕事が休めそうにありませんが(´д`)。

投稿者 B : 01:00 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/09/24 (Tue.)

F1 シンガポール GP 2013

シンガポールGP決勝 ヴェッテルが余裕の3連勝 - GPUpdate.net

シンガポールのナイトレースは、予選から圧倒的な速さを見せつけたヴェッテルがレースを完璧に支配して圧勝。2 位アロンソに 60pt もの差をつけて、チャンピオンシップにおける優位性を確固たるものにしました。残り 6 戦、アロンソが全勝してもヴェッテルが 2 位を獲り続ける限りはアロンソに逆転の目はありませんからね...。

ヴェッテルはこれで夏休み明けから 3 連勝。今シーズンの勝率も 50% を超え、開幕当初の「レッドブルとフェラーリ、ロータスの実力が拮抗している」状況から、いまや「圧倒的に強いレッドブル(特にヴェッテル)」という状況になってきました。この間、新たなトリックデバイスを開発したわけでもなく、RB9 とピレリタイヤ、それにヴェッテルをマッチさせるセットアップの最適解を見つけた、ということなのでしょう。スパ、モンツァ、シンガポール市街地という特性の異なるサーキットで安定した速さを見せていることがそれを裏付けていると言えます。このままだと、来月の鈴鹿あたりでヴェッテルの四冠が確定してしまいそう。

2 位のアロンソも 3 位のライコネンも、スターティンググリッドから大きく順位を上げての表彰台で、その点では良い仕事をしたと言えます。特にライコネンは背中を痛めている中鎮痛剤を使ってのレースでこの結果、というのはさすが。しかし、それぞれ望み得る最高に近いレースを戦っても、まだヴェッテルに届かないのが実情。来季のレギュレーション変更を考慮すると、今のポイント差では最終戦まで今シーズン向けの開発を継続して戦うという判断もないでしょうね...。

シーズン終盤に向けて、中団のポイント争いがかなり激しくなってきていて、レースとしては見応えがあるグランプリが続いていますが、チャンピオンシップという点では「もう決着がついた」ことを実感した、そんなシンガポール GP でした。

投稿者 B : 00:00 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/09/13 (Fri.)

F1 ライコネンが来季フェラーリ復帰へ

フェラーリ ライコネン復帰を正式発表 - GPUpdate.net

リカルドのレッドブル招聘をきっかけに、俄に動き出した感のある来季 F1 のドライバー市場。長年の注目となっていたフェラーリのセカンドシートに、なんとライコネンの復帰が決定。おそらくマッサは今季限りなんだろうな...という気配は夏休み前くらいからありましたが、モンテゼモロ会長から半ばお払い箱にされたに近い形でフェラーリと決別したライコネンが再び紅いマシンのシートに収まる、というのは、さすがにちょっと驚き。

ロータスは今季の中盤戦にさしかかるあたりから資金難が指摘されていて(元をたどれば今季のタイトルスポンサーに決まりかけていたハネウェルとの契約をフイにしたことが大きい)、継続的なマシン開発に必要とされる資金力に疑問符がついていました。とはいえ、ルノー時代からコストパフォーマンスに優れた開発体制には定評があり、昨年から今年に至るまでの健闘を支えてきたわけですが、今季中盤からの戦闘力の伸び悩みは明らか。ライコネンは本人のギャラは気にしていないと言われていますが、「勝てるマシンを作り続けられるチームか否か」が決断の決め手となった、と言って良さそうです。他に勝てる可能性が高いチームといえばメルセデスとマクラーレンでしょうが、どちらも両ドライバーとの契約が残っていて、ライコネンにはレッドブルかフェラーリしか選択肢がなかった(その 2 チームが選択肢にあった、というのもライコネンの実力ゆえでしょうが)、というのが実情でしょう。

それにしてもフェラーリはアロンソ+ライコネンという、これまた思い切ったドライバーラインアップを選んだものですね。シューマッハー時代、アロンソ時代とエースドライバー絶対王政を敷いてきた近年のフェラーリから考えると、ここまで大物を揃えたジョイントナンバーワン体制というのは 1990 年のプロスト+マンセル時代以来ではないでしょうか。ライコネンはともかく、アロンソがこの状況を受け入れたとはちょっと考えにくいものがありますが、F1 ファンとしてはやはり「ヴェッテルとライコネンが同じマシンに乗ったら実際どっちが速いのか」「アロンソとライコネンが同じマシンに乗ったら実際どっちが強いのか」は、ずっと気になっていたところ(笑。これはこれで、来季が楽しみになりました。

これで他のドライバーマーケットも本格的に動き出すことになると思います。まずはライコネンが抜けたロータスですが、ここはヒュルケンベルグが濃厚ですかね?昨年、最後までグロジャンとシートを争った可夢偉にも、再びアプローチをかけていってほしいところ。ただ、チームの財政状態は相変わらずで、しかもマシン開発の指揮を執ってきた TD のジェームズ・アリソンは既にフェラーリに移籍済みとあっては、今季前半のような勢いを来季も見られるかどうかは微妙なところ。パワートレイン化でさらに高騰するルノーエンジンの使用料も、チームの財政を圧迫するでしょう。
そしてヒュルケンベルグが抜ける可能性が高いザウバー。フェラーリからパワートレイン開発目的でマッサが送り込まれるのでは、という噂が出ていますが、当のマッサはフロリダに住居を購入したらしく、これは先輩バリチェロを追って北米のレースに参戦しようという意志の表れのような気がします。そうすると、あるいは持参金つきでウィリアムズからマルドナドが移籍、とかあったりして。グロジャンやグティエレスという若手ペイドライバーの評価が今季は低いこともあって、以外と中堅チームの顔ぶれがガラッと入れ替わる可能性もありそうです。

いずれにしても、よほどアロンソとライコネンの間で確執でも生じない限り、F1 チームのシートに可能性のなさそうなフェラーリは早々に諦めて、可夢偉よそろそろドライバーマーケットに戻っておいで(笑。

投稿者 B : 00:23 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/09/09 (Mon.)

F1 イタリア GP 2013

イタリアGP決勝 ヴェッテルが余裕のレースで6勝目 - GPUpdate.net

イタリア GP。フェラーリに移籍してからのアロンソは、毎年このレースと地元スペインでのレースでは、マシンの実力以上のものを引き出して、必ず結果を出してきます。このレースでヴェッテルを上回るポイントを持ち帰れるかどうか、が、今シーズンの残りを決めると言っても過言ではないほどの、重要なグランプリ。

それが...予選からヴェッテルが手をつけられない速さを見せ、圧巻の PP。決勝でも、狙い通りにスタートから後続を引き離し、独走態勢に入ります。終盤、ウェバー車が 2 速→3 速へのギヤの入りが悪いというトラブルに見舞われ、どうやらヴェッテル車も似たようなギヤボックストラブルを抱えていたようで、必ずしも盤石の勝利だったというわけではなさそうですが、結果的にヴェッテルにとっては 100 点満点のレース。気がつけば今季ここまで 12 戦で 6 勝、圧倒的ではありませんか。
アロンソとのポイント差は 53pt、3 位ハミルトン以下とも 80pt 以上の差をつけたことになり、これはもはやヴェッテルに対抗できるのは誰か、ではなく、どのレースで 4 度目の戴冠を迎えるか、という観点に移り変わってきました。

対するアロンソは、マシンとサーキットとの相性的にも、雰囲気的にも圧倒的に有利なホームグランプリ。このモンツァで、予選ではマッサのスリップストリームを使わせてもらってすらレッドブルに届かず、決勝でも予選 5 番手からの 2 位は健闘とはいえ、「ヴェッテルに全く歯が立たない」というのが正直な現状ではないでしょうか。今季ほとんどのレースで 3 列目以降のグリッドから表彰台を得ているのはアロンソの力でしょうが、マシンがそれに応えきれていない。これではアロンソもたまらないでしょうね。

チャンピオンシップの行方が半ば確定的になってくると、あとは中団の激しいポジション争いを観戦しているほうが面白いものです(笑)。今回も、バトン・ハミルトン・ライコネンというチャンピオン経験者 3 人が絡んだ 10 位争いがアツかった。柔のバトン、剛のハミルトン、巧のライコネン、というドライビングスタイルの違いが攻防を生み、手に汗を握らせてくれます。本来は、10 位争いではなく表彰台争いで観たい戦いではありますが...。ともあれ、終盤にかけてはコンストラクターズ争いも気になってくるところで、フェラーリ・メルセデス・ロータスの争いと、これまた激しいマクラーレンとフォースインディアの争いも絡んでくるので、まだまだ目が離せません。

ここから先はアジアに舞台を移して、4 週間で 3 レースというハードスケジュール。マシンアップデートもほぼないため、レースチームも総力戦といったところでしょうが、ファンにとっては毎週のように楽しみがやってくる、燃える季節が始まります。

投稿者 B : 00:30 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック

2013/09/06 (Fri.)

F1 レッドブルが来季ダニエル・リカルドを起用

レッドブル レースドライバーにリチャルドを起用 - GPUpdate.net

マーク・ウェバーの引退発表を受けて、後任の人事が注目されていたレッドブルですが、トロロッソの育成ドライバー、ダニエル・リカルドの昇格を正式に発表しました。ライコネンかリカルドか?という噂が長らく続き、夏休み明けくらいにライコネンの移籍断念話が出たあたりからリカルドが当確と思われていましたが、やはりそうなりましたか。純粋に勝つことだけを考えればライコネンのほうが良かったかもしれませんが、ヴェッテルの No.1 待遇維持、育成チームとしてのトロロッソの位置づけ、そして今季のリカルドの成長と「ヴェッテルの後任としてのさらなる期待」といったあたりでリカルド起用、という流れになったのではないでしょうか。

毎年、イタリア GP の週にはフェラーリの来期体制が発表されるところですが、今季はまだない模様。まあアロンソの絶対王政は引き続き安泰で、ドライバーマーケットも買い手市場、かつマッサ続投も悪い選択肢ではないと来れば、まだしばらくはライバルチームの手札を見てから、となるのも不思議はありません。

今のところ、来季シートの噂話をまとめると、こんな感じ。

レッドブル◎ S. ヴェッテル
◎ D. リカルド
フェラーリ◎ F. アロンソ
△ F. マッサ
△ N. ヒュルケンベルグ
マクラーレン◎ J. バトン
◎ S. ペレス
ロータス○ K. ライコネン
△ R. グロジャン
メルセデス◎ N. ロズベルグ
◎ L. ハミルトン
ザウバー△ N. ヒュルケンベルグ
△ F. マッサ
△ E. グティエレス
フォースインディア○ P. ディ・レスタ
○ A. スーティル
ウィリアムズ○ P. マルドナド
△ V. ボッタス
トロロッソ○ J-E. ヴェルニュ
△ A. ダ・コスタ
ケータハム△ H. コヴァライネン
△ C. ピック
マルシャ○ J. ビアンキ
○ M. チルトン

やはりフェラーリとロータスのセカンドシートが誰になるか、で全てが動き始めそうです。とはいえビッグネームの移籍はほぼなく、ヒュルケンベルグとビアンキがどこに行くか(つまり、フェラーリのセカンドがどうなるか)が鍵になりそう、という程度でしょうか?個人的には、小林可夢偉の F1 復帰をまだ諦めたわけではないのですが、当のフェラーリが可夢偉を WTCC ドライバーとして囲い込みそうな気配なだけに、難しいかなあ。

投稿者 B : 23:53 | F1 | Season 2013 | コメント (0) | トラックバック