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2010/12/10 (Fri.)

ロータス・ルノー GP が誕生

ロータス・ルノーGP誕生!グループ・ロータスとルノーが提携を発表 【 F1-Gate.com 】
グループ・ロータス 「ロータスが2チームあっても問題ない」 【 F1-Gate.com 】

マレーシアの国営企業プロトンの傘下にある「グループ・ロータス」(ロータス エリーゼやヨーロッパなどを製造・販売している自動車メーカー)が、ルノー F1 チームの株式を取得して同チームのタイトルスポンサーとなることを発表しました。この結果、来季からのルノー F1 チームは「ロータス・ルノー GP」として参戦することになります。

・・・これ自体は以前から噂も流れていた、普通のチーム買収のニュース。ですが、問題は、「ロータス・ルノー」となるチームが既に F1 に参戦していることです。もちろんそれは今季の新興チームとしては最上位の成績を収めた「ロータス F1 チーム」のこと。

どうしてこうなった?という話ですが、もともとのチーム・ロータスの設立から現在に至るまでの経緯をまとめてみました(私調べなので間違っている部分があるかもしれません)。

  • 1952 年にコリン・チャップマンが「ロータス・エンジニアリング」(現在のロータス・カーズ)を設立
  • 1958 年、それまで F2 等で活動していたロータス・エンジニアリングが「チーム・ロータス」として F1 に参戦
  • 1960 年代、ジム・クラークを擁してチャンピオン獲得、フェラーリ等と並ぶ強豪チームに成長
  • 1970 年代、エマーソン・フィッティパルディやマリオ・アンドレッティ等とチャンピオンを獲得
  • 1983 年、ルノーエンジン獲得
  • 1985 年、デビュー 2 年目のアイルトン・セナがチームに加入。チャンピオン争いを繰り広げる
  • 1986 年、ロータス・カーズが GM 傘下に
  • 1987 年、ホンダエンジン獲得および中嶋悟が加入。イギリス GP ではウィリアムズと共にホンダエンジンによる 1-2-3-4 フィニッシュを達成
  • 1988 年、セナがマクラーレンに移籍し、入れ代わりにネルソン・ピケが加入
  • 1989 年、エンジンをジャッドに変更。低迷期へ。この後エンジンはランボルギーニ→フォード→無限ホンダと変遷
  • 1994 年、マレーシアの国営企業プロトンがロータス・カーズを買収
  • 1994 年、カストロールのスポンサー離脱により資金難に。債権者の一人であったデヴィッド・ハントがオーナーに。この時点でチームとロータス・カーズとは直接的な関係がなくなり、チームの商標権だけがハントに移る
  • 1995 年、「パシフィック・チーム・ロータス」として参戦するも、一年でチーム消滅
  • 2010 年、F3 チームのライトスピードが F1 への参戦権を獲得。マレーシアのエアアジアを所有するトニー・フェルナンデスがチーム代表となり、チーム名をマレーシアつながりで「ロータス F1 チーム」に決定。チーム名の使用権はデヴィッド・ハントが許諾
  • 2010 年 9~11 月、ロータス F1 チームがコスワースとの契約解除、レッドブルとのギヤボックス供給契約、ルノーとのエンジン供給契約を立て続けに発表。また、2011 年からはチーム名を「チーム・ロータス」に改めると発表(デヴィッド・ハントが許諾)。カラーリングは 1970 年代後半~1980 年代前半に使用された JPS(タバコブランドの John Player Special)カラーを彷彿とさせるブラック×ゴールド
  • 2010 年 12 月、グループ・ロータス(プロトンの子会社でロータス・カーズを所有する企業)がルノー F1 チームの株式取得と 2011 年より同チームのタイトルスポンサーとなることを発表。チーム名は「ロータス・ルノー GP」で、カラーリングはブラック×ゴールド
  • 2011 年は「チーム・ロータス(エンジンはルノー)」と「ロータス・ルノー GP」が F1 に参戦することに。カラーリングはどちらもブラック×ゴールド ←イマココ
要するに 1994 年のチーム・ロータスの消滅時にチームと自動車メーカーのロータスとの関係がなくなり、チームの名称権だけが第三者の手に渡ってしまったことがそもそもの発端のようですが、ややこしいですね・・・。しかも、グループ・ロータスの親会社であるプロトンがロータス F1 チームに「チーム・ロータス」の名称使用権を認めようとしていないのに、当のグループ・ロータスは「ロータスが 2 チーム存在しても問題ない」と容認の姿勢を見せているらしいので、余計に混乱します。

来年はどっちも「ロータス・ルノー」でカラーリングは黒金、だとどう見分けたり呼び分けたりしていいか分からないですね。マイク・ガスコイン(ロータス F1 チームのほう)はやっぱりブリティッシュグリーンのままのほうが良いかな、と言っているらしいですが・・・。もういっそのこと「本家ロータス」と「元祖ロータス」でいいんじゃないの(´д`)。
というか、カラーリングに関しては、今年のブリティッシュグリーンにイエローストライプはチームカラーだから分かるけど、ブラック×ゴールドってたまたま全盛期にスポンサーだった JPS のカラーであって、ロータスとは直接関係ないんじゃないかと・・・。

なんか開幕までまだまだもめそうな話ですね。どう進展するか、しばらくは静観です。

投稿者 B : 00:14 | F1 | Season 2011 | コメント (0) | トラックバック

2010/11/15 (Mon.)

F1 アブダビ GP 2010

アブダビGP決勝:ヴェッテルが逆転でワールドチャンピオンに!! - GPUpdate.net

アロンソ、ウェバー、ヴェッテル、ハミルトンの 4 人にチャンピオンの可能性を残したまま迎えた最終戦アブダビ GP。とはいえポイント上はアロンソが圧倒的有利、ヴェッテルの「サポート」があればウェバーにも勝ち目が。ハミルトンの可能性は数字上残っているというだけで、実質的には不可能に近く、ヴェッテルは 2007 年のライコネンのような状況になればあるいは・・・といったところ。2 人のドライバーのイコールコンディションを身上とするレッドブルの立場を考えれば、最終戦でもヴェッテルが当然のように優勝してウェバーが 2 位、アロンソが 3 位表彰台でそのままチャンピオンかな・・・?というのが私の予想でした。
が、そこは「ストップ&ゴー」系のヤス・マリーナサーキット。F ダクトの完成度が高く、ストレートが伸びるマクラーレンとルノーの 4 台が面白い具合に絡んできてくれました。まず予選はヴェッテル-ハミルトン-アロンソ-バトン-ウェバー-マッサの順。アロンソの後ろからのスタートでウェバーがチャンピオンに向けては苦しくなったのに加えて、アロンソもマクラーレンの 2 台に挟まれる形で「何か起きてもおかしくない」状況。案の定ノーポイントだけは避けたいアロンソは、スタートでバトンの先行を許してしまいます。

そしてシーズンを通して圧倒的な速さを誇ったレッドブル RB6 が、なぜかこのアブダビではウェバー車だけがまるで凡百の F1 カーになったかのように速さを失い、アロンソについていくのがやっと。予選でオプションタイヤを使い切ったこともあって早々にピットイン、したところからドラマが始まりました。
実際にはこの時点でウェバーのチャンピオンの可能性はほぼ消えていましたが、ピット戦略で交わされたくない、できればウェバーの前でゴールしたいアロンソが、タイヤのライフが残っているにも関わらずウェバーを追うようにタイヤ交換。結果、全車がタイヤ交換を終えた時点でアロンソはペトロフ(ルノー)の後ろ、7 位に。ウェバーはさらにその後ろ、8 位というオーダー。

いっぽう、このサーキットでも終始マシンの状態が良く、タイヤを労りながら走れるだけの余裕があったヴェッテルは、後続とのマージンをきっちり築き、ヴェッテルらしい勝ち方で完勝。優勝だけではチャンピオンになれない前提状況ながら、アロンソとウェバーが下位に沈んだことで、2007 年のライコネンと同様に 3 位からの逆転チャンピオンを獲得しました。

CS の解説で川井ちゃんも言ってましたが、今回のレースはまさに「攻めに行った者と守りに行った者の明暗」が出たなーというのが正直な感想。ウェバーはどう見てもここで勝てそうな気配がありませんでしたが、アロンソのほうは完全に「守りに入った」戦略が裏目に出てしまったと思います。ウェバーを牽制せずに前を見て、ヴェッテルを追いかける戦略をとっていれば、変なところでルノーに引っかかることもなく、チャンピオンになれるポイント圏内でレースを終えられた可能性は高かったはず。それをせずに中途半端な戦略でアロンソのレースを台無しにしたフェラーリは、今シーズン序盤にも同じようなミスを何度かやらかしていましたが、最後の最後にそれがまた出てしまいました。
また、シーズンのかなり早い時期から事実上「アロンソのチーム」としてナンバーワン体制が出来上がっていたにも関わらず、マッサがあまりアロンソのサポートとしての仕事を果たせていなかった(ドイツ GP でのチームオーダー問題と、モンツァでのハミルトン撃墜(ぉ)くらいか)ことも地味にポイント上は影響していたかと思います。今年のマッサの駄目っぷりは目に余るものがあり、私なら早々に契約解消してクビサあたりをセカンドドライバーに迎え入れたくなりそう。

ウェバーもウェバーで日本 GP くらいまではものすごく安定してポイントを積み重ねてきていたのに、韓国 GP でいよいよシーズン終盤に入ってくると途端に乱れ、自らのプレッシャーに敗れたのかなあ・・・という印象です。

いっぽうのヴェッテルについては、あの自滅したベルギー GP のときに「ヴェッテルが残りのシーズン中に成長してチャンピオンシップ争いに残るのか、今季はこのまま、メンタルを鍛えて来年再挑戦となるのか」ということを書きましたが、ベルギーでの惨敗から見事なまでに立ち直り、精神的に一回りも二回りも成長したように見えます。ベルギーの後、イタリア GP 以降の彼の成績は 4-2-1-R-1-1 位という立派なもの。リタイアは韓国でのエンジンブローのみ、シンガポールでの 2 位も予選の戦略失敗がなければ優勝していた可能性だってあったのだから、本当にもう「最後までひとつひとつ勝っていく」ことだけを考え、それを見事に実践してみせたヴェッテルの成長ぶりには刮目させられました。
逆に言えば、シーズン開幕から最後まで圧倒的に速いマシンを携え、チーム内でも十分なサポートを得られていたにも関わらず最後の最後で逆転チャンピオンという結果には疑問符の一つもつけたくなりますが、仮にこれでヴェッテルのメンタルが克服できたとするならば、あとはレッドブル自体のエンジニアリングの信頼性の問題になってくるでしょう。

こうして現在の F1 における間違いなく「最速のドライバー」が、「最強のドライバー」であるアロンソを下して初のチャンピオンに輝いたわけですが、おそらくヴェッテルは今後数年にわたってアロンソやハミルトンと鎬を削りながら、何度かチャンピオンに輝くことになると思います。特にアロンソとの関係はかつてのセナとプロストの関係とも重なって見える部分があり、何か新しい時代の幕開けさえ予感させられます。これでライコネンが戻ってきて、ハミルトンも加えて四つ巴(一応バトンとウェバーも加えてあげよう、六つ巴(笑))の争いが観られたらこんなに幸せなことはないのですが、それはちょっと叶わぬ願いかなあ。
でも、今年は本当に過去 20 年を遡ってもセナ・プロ時代くらいまで行かないとこれほどエキサイティングなシーズンはなかったと言うくらい、面白い一年でした。開幕戦で「こりゃ一年中高速パレード走行を観させられるハメになる」と思ったのが、全くの杞憂でしたね(笑。

来年はマルチディフューザーや F ダクトの禁止だけでなく、タイヤサプライヤーもブリヂストンからピレリに変更という、大きなテクニカルレギュレーションの変化が起こります。これはまた各チームの戦略分布図が塗り替えられ、昨年のブラウン GP のようなチームが現れないとも限りません。既に 4 ヶ月後に迫ったその開幕戦まで、しばしの休息といきましょう。

そして、浜島さんをはじめブリヂストンスタッフの皆さん、長い間お疲れさまでした。ありがとう!

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/11/08 (Mon.)

F1 ブラジル GP 2010

ブラジルGP予選 ポールポジションはヒュルケンベルグ!! - GPUpdate.net
ブラジルGP決勝 レッドブル1ー2でタイトル争いは最終戦へ - GPUpdate.net

2010 年シーズンも大詰めとなった F1、鈴鹿から 3 戦連続で雨絡みとなったブラジル GP。ウェットからドライに変わっていく路面状況での予選は今年一番面白い内容になりました。初めて走る路面の状況を読み切り、アタックのタイミングも完璧に決めたルーキー、ウィリアムズのニコ・ヒュルケンベルグがレッドブルに 1 秒以上の大差をつけて PP 獲得!それにヴェッテル、ウェバー、ハミルトン、アロンソと続くグリッド。
ここまでイマイチ目立つパフォーマンスを見せられておらず、今季限りで放出か?という噂も流れたヒュルケンベルグですが、ここに来て一気に株を上げました。不確定要素が重なったとはいえ走りで強い印象を与えることが最も重要な F1 で、この結果を残したことは来年に繋がるはず。テスト禁止レギュレーションで若手が経験を積めず、頭角を顕しにくい現状でもあるので、これが彼の F1 キャリアで良い方向に繋がっていくことを祈ります。

一転して決勝レースは退屈な展開。マシンのセットアップが決まらないヒュルケンベルグが序盤のうちにトップ 5 から脱落することは目に見えていましたが、スタート後すぐにヴェッテルとウェバーが 1-2 体制を築いてからは、生中継の時間が遅かったこともあり(日本時間で 0:50~)、睡魔との戦いになってしまったほど退屈なレースでした。まあそれがレッドブルの真骨頂、勝ちパターンではありますが・・・。

ポディウムはヴェッテル-ウェバー-アロンソという、実質チャンピオンシップを争っている 3 人で分け合う形になりました。今回のレースでは優勝がほぼ必須条件だったヴェッテル、少なくともアロンソの前でゴールしたかったウェバー、悪くてもウェバーの直後でゴールしておきたかったアロンソ、それぞれのチャンピオンシップにおける必要条件は満たした形のリザルト。ポイントはアロンソ 246pts、ウェバー 238pts、ヴェッテル 231pts という関係となり、チャンピオン決定は最終戦アブダビに持ち越されましたが、それぞれのチャンピオン獲得条件をざっと並べるとこんな感じ:

  • アロンソ: 1、2 位で他車の順位に関わらず戴冠。3、4 位の場合はウェバー 2 位以下で戴冠
  • ウェバー: 1 位でアロンソが 3 位以下の場合、2 位でアロンソ 5 位以下の場合に戴冠
  • ヴェッテル: 1 位でアロンソ 5 位以下かつウェバー 3 位以下の場合に戴冠
この 3 人が誰もポディウムに乗らない、ということは現在の勢力図を見る限りまずあり得ないと思われるので除外して良いでしょう。こうして見ると、アロンソはアブダビでかなり堅実な戦略でもチャンピオンの可能性が高く、圧倒的に有利な状況にあります。ハミルトンやクビサあたりがこの 3 人に絡んでくるとまた状況は変わりますが、ここ数戦ではレッドブルとフェラーリ(※ただしアロンソのみ)の速さが抜きん出ているので。

あと重要なファクターは「ヴェッテルがウェバーをアシストするかどうか」。アブダビでもブラジルと同様にヴェッテル-ウェバー-アロンソというオーダーになる可能性が高く、ここでヴェッテルがウェバーにポジションを譲ってアロンソを抑える役割に徹すれば、ウェバーがチャンピオンを獲得する可能性はグッと高まります。ただレッドブル自体がチームオーダーを否定する立場を取っていることを考えると、仮にドライバーズタイトルがかかっているとしても最後までそのスタンスは変わらないだろうなあ。
私がヴェッテルだったら「同じマシンに乗るチームメイトにチャンピオンを獲らせる(=自分が負けたことになる)くらいなら、違うチーム/マシンのドライバーに負けた方がマシ」と考えるかもしれません。1999 年のシューマッハーがまさにそうだったように(ハッキネンと最終戦までチャンピオン争いを繰り広げたアーバインをサポートせず、あえてハッキネンを勝たせるような走りをしたように見えた)、仮に自身のチャンピオンの可能性がなくなっても、ウェバーには譲らないだろうと思います(笑。

泣いても笑ってもあと 1 戦、アブダビ GP まではもう 1 週間を切っています。ブラジルからほぼ地球の裏側まで移動する F1 2010 最終戦も、目が離せそうにありません。

投稿者 B : 23:00 | F1 | Season 2010

2010/10/29 (Fri.)

RedBull X1 シェイクダウン

Car Watch SCEJ、レッドブル・レーシング共同開発車「X1プロトタイプ」の全貌公開

レッドブルが新車「X1」をシェイクダウン。といっても、F1 ではなく仮想世界での話です。

グランツーリスモ 5 は残念ながら発売が年末に延期されましたが、この中に登場する「夢のスーパーカー」をレッドブルのデザイナー・「空力の鬼才」ことエイドリアン・ニューウェイがデザインしたマシン。もし F1 にテクニカルレギュレーションがなかったら・・・?という想定のもと、考え得る最速のマシンとして設計されたとのこと。パッと見は F1 とル・マンを足して二で割ったような、不思議なカタチをしています。
F1 好きならば一度は「今でもアクティブサスペンションが禁止されていなかったら・・・」「F1 にターボエンジンが復活したら・・・」などの空想をしたことがあると思いますが、それを地で行くような企画ですね。

レギュレーション外のクルマということで車高は低く抑えられ、ボディワークやウィングの形状も自由、ホイールカバーやキャノピーまであり。で、極めつけはマシンの下面にファンを配置し、底面の空気を吸い出すことでダウンフォースを発生させる機構。この「ファンカー」の概念は今までもありましたが、近年のレーシングカーではレギュレーション等の都合で採用されなかったので、久々の復活(あくまでバーチャルですが)となります。

YouTube ではヴェッテルが駆るこのマシンの走行映像(もちろんゲーム内のもの)も公開されていますが、最高時速 400km/h に加えて強大なダウンフォースで驚くべき速さでコーナリングしていく姿には開いた口がふさがりません。というか、CG だからか、それとも今まで見たこともない速さでコーナーを曲がっていくからか分かりませんが、このスピードには違和感すら覚えます。路面に吸い付くように、姿勢を全くと言っていいほど乱さずに旋回する様はちょっと気持ち悪いと感じるほどです。
それでいて、コンピュータシミュレーションの中ならば、「あの」ニューウェイのマシンでも絶対に故障することがないのだから、もう最強(ぉ

これ、早く自分でも走らせてみたいんですけど・・・お願いだから一日も早く発売してください(´д`)。

投稿者 B : 23:11 | F1 | Game | PS3 | コメント (0) | トラックバック

2010/10/24 (Sun.)

F1 韓国 GP 2010

地上波ではこれから放送だと思うので、ネタバレ防止策入れておきます。












韓国GP決勝 アロンソ優勝、レッドブルは痛恨のダブルリタイア - GPUpdate.net

壮絶なレースでした。
まずはサーキットの舗装が完了したのがほんの 1 週間前。とはいえ F1 の強力なグリップでアスファルトが剥がれてしまうんじゃないか?という懸念もあったほどでしたが、何とか大きなアクシデントもなく開催されました。
が、日曜の決勝はウェットコンディション。舗装したての路面に油浮きがあったせいか、あるいは新造サーキットの割にグラベルやランオフエリアが少なく水はけが悪かったのか、とにかく路上に水が溜まる溜まる。セーフティカー先導によるローリングスタートをしたものの 3 周で赤旗中断、1 時間後にまた SC 先導で再スタートという流れになりました。

序盤、2 番手を走行していたウェバーがほんの少し縁石を踏み外したことでマシンのコントロールを失い、単独クラッシュ。ウェバーには痛恨のミスでしたが、これにより順位はヴェッテル-アロンソ-ハミルトンの順。このままゴールすればチャンピオンシップがさらなる接戦になる流れとなり、私も非常に興奮しました。
が、ただでさえ当初 15 時スタート(ヨーロッパでのテレビ中継時間を考慮して、遅めのスタートになっている)だったのが 1 時間遅れ、ウェットコンディションでラップタイムが遅かったことに加えて度重なる SC 導入・・・で日没までにレースが終了するかが争点に。55 周のラップのうち 75% にあたる 42 周を走りきればフルポイント、41 周以下で日没や天候を理由にレースが打ち切りになればハーフポイントという状況になり、チャンピオンシップ的にはここが大きな争点となります。
で、ちょうど 42 周を走りきったところで日が落ち始め、ドライバーからもブレーキングポイントが見えにくい状況になった瞬間、首位を走るヴェッテルのエンジンが派手にブロー!この瞬間、2 位を走っていたアロンソに 25 ポイント獲得の権利が転がり込みます。結局、ほぼナイトレースに近いくらい暗くなった時点で 55 周を走りきり、そのままチェッカー。

アクシデントやクラッシュが非常に多く、それにチャンピオン争いが絡むことで非常にエキサイティングなレースとなりましたが、ウェバーの単独事故はともかく、ヴェッテルのトラブルはアロンソにとっては棚ぼた・・・という単純なものではないでしょう。ウェットコンディションの中で自らリスクを冒しながらプッシュし続け、ヴェッテルにプレッシャーを与えたことが RB6 のトラブルを引き寄せたと言っても過言ではありません。アロンソが簡単にヴェッテルを逃がしていれば、ヴェッテルはそのままルノーエンジンを労りながらやすやすとトップチェッカーを受けていた可能性だってあります。そういう意味では、この結果はアロンソの粘りの勝利と言えるのではないでしょうか。

前線鈴鹿での大活躍によって一躍 F1 界のヒーローとなった小林可夢偉は、予選 12 番手という悪くないポジションながら、早めにウェットタイヤからインターミディエイトタイヤへ換装するギャンブルが失敗し、一時は大きく順位を下げました。しかし、今回のレースでは目立ったオーバーテイクシーンこそないながらも、目の前で 2 度起きた他車のクラッシュを冷静に躱し、スーティルトのバトルではマシンを軽くぶつけられながらも何とかコース上に留まって最終的には 8 位 4 ポイントを獲得。こういうときにきっちりポイントゲットできるのは、運もさることながら、ちゃんとレースの状況を把握してコントロールができているということなんでしょうね。これで今年の新人ドライバー中最高位をほぼ確実なものとしたのは、非常に喜ばしいことです。

さて、チャンピオンシップはこれで遂にアロンソが 231pts でトップに立ち、以下 11pts 差でウェバー、21pts 差でハミルトン、25pts 差でヴェッテルという形になりました。バトンまでは数字上は一応チャンピオンの可能性が残っていますが、もう事実上脱落だろうなあ。
レースは何が起こるか分からないので、次のブラジルではアロンソがリタイアしてしまう可能性だってあるとはいえ、これまでのフェラーリとレッドブルの信頼性の差を考えればどちらにその可能性が高いかは明らか。レッドブルはもうコース上でアロンソに勝つしかない状況だと思いますが、こうなってしまった以上チーム内のナンバーワンドライバーをどちらかに決めなければ、チームの総力をアロンソに注いでくるフェラーリを再び逆転するのは容易ではないでしょう。それでもあくまでレッドブルがイコールコンディションにこだわるか否か、それがチャンピオンシップの行方を左右しそうです。

ということで、次のブラジル GP は 2 週間後。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/10/22 (Fri.)

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ @TOHO シネマズ 六本木ヒルズ

あまり話題にもなっていないというか、F1 ファンでもなければ公開されていることすら知らないかもしれない映画ですが、観に行ってきました。

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

昔書いたとおり、私の思春期における最高のヒーローはセナであり、間違いなく私がテクノロジー志向の人生を選んだ最初のきっかけのひとつです。セナの記録のほとんどはミハエル・シューマッハーに破られ、現代ではアロンソやヴェッテルといった若い才能が新たな時代を創っていますが、私にとっての史上最高のレーシングドライバーはセナ。これはたぶん一生変わらないと思います。

HD や 3D といった今の映画のトレンドとは全く無関係な、古くは 30 年近く前の映像の蔵出し。テレビで放映された映像の録画と思われるソースも多数使われており、画質なんて望むべくもありません。ある意味淡々とセナのレーシングドライバー人生を綴っただけの映像で、ほとんどがセナの映像と実際にセナに関わった人々へのインタビューで構成されるため、変に作ったようなストーリー性もなし。果たしてこれが「映画」という体をとる必要があったかどうかわかりませんし、セナの偉業と人物像を知らなければ、何が面白いのか理解できないかもしれません。
でも、ナファンであれば、最近ではあまり観ることも少なくなったセナの写真以外の映像やその走りを改めて観ることができるだけでも、高い価値がある映画だ、と私は感じました。

内容はセナファンであれば知らないエピソードはほとんどないというくらい、よく知られた話ばかりで構成されていますが、元恋人シューシャとの映像をはじめ、ブラジル国内のテレビ番組(?)の映像は未見でしたし、F1 参戦初年度、雨のモナコを一人異次元のスピードで駆け抜けるセナのトールマン・ハートの凄まじさは、当時まだ F1 を見ていなかった私(私が知っているのはマクラーレン時代から)にとっては新鮮なものでした。
また、全般的にセナ・プロの確執と F1 の政治的側面に関するセナの苦悩を軸に描かれていて、逆にそれ以外の要素は大幅にカットされています。ホンダとのエピソードや、できれば観たいと思っていた 1992 年のモンテカルロでのマンセルとの激闘なんかも完全スルーだったのは、日本のファンとしては少し残念ではあります。

実は、私は 1994 年のイモラ(サンマリノ GP)の映像は正直、今まで観ることができませんでした。どうしても勇気が出なかったから・・・なのですが、この映画を観る以上は「その映像」は避けては通れないので、意を決しました。
なんというかもう、あの年のサンマリノの映像はそれだけで重苦しい空気が漂っていて、胸が締め付けられそうな、耐え難いものを感じます。金曜日のバリチェロの大クラッシュ、土曜日のラッツェンバーガーの事故死、それだけでも胸が苦しくなるのですが、この映画で初めて「その瞬間」をまじまじと観て、本当に涙が止まらなくなりました・・・。

・・・さておき。

久しぶりに目にした 1980 年代後半~1990 年代前半の F1 の映像は、改めて見ると現代の F1 とは大きく異なっていますね。オンボードカメラの映像は現代よりも振動が大きく、コックピットもドライバーの肩が剥き出さんばかり。スピードは今のほうが明らかに高いにも関わらず、当時の映像のほうが明らかにスピードの恐怖を疑似体験することができ、またドライバー自身が奮闘する様子が強く伝わってきます。今の F1 が「クルマをコントロールする」という感覚に見えることに比べれば、まさに「クルマをねじ伏せ、従えて走る」という形容が相応しい。いかに現代の F1 がレギュレーションで様々なハイテク装備が禁止されても、実体は電子制御の塊であることがよく分かります。
時代が違うから直接比較できないとは思いますが、あえて言うならば現代の F1 はドライバーさえも F1 マシンを構成する部品の一つにすぎないのに対して、当時の F1 はドライバーが暴れ馬のようなマシンを支配し、一体化することで異次元のスピードを実現していたような気がします。その中でもストイックに速さを追求し、勝つこと以上に「誰よりも速く走る」ことにこだわり続けたセナの姿は、今でも尊敬に値すると思う。

この映画はドキュメンタリー形式の語り口もあって、何か教訓とかメッセージが込められているわけではありませんが、アイルトン・セナという偉大なレーサーの足跡を記し、我々の幼い頃の憧れをまた呼び起こしてくれるという意味で、非常に深い意義があると思います。BD が出たら映像のアーカイブ目的で買ってみようかな、と思っています。

投稿者 B : 23:12 | F1 | Foreign Movie | Movie | コメント (0) | トラックバック

2010/10/13 (Wed.)

パナソニックが可夢偉とザウバーのスポンサーに?

パナソニック、ザウバーのスポンサーに? | ESPN F1

先日の日本 GP で鮮烈なオーバーテイク・ショーを見せつけてくれたことも記憶に新しい小林可夢偉ですが、ここ最近の善戦を受けてパナソニックが可夢偉とザウバーをスポンサードすることを検討している、という噂。パナソニックは昨年までトヨタ F1 を支援しており、可夢偉もそのトヨタのドライバーの一人でしたが、改めてスポンサードを検討しているとのこと。

ザウバーは現代 F1 では伝統あるチームで、今年フォースインディアからジェームス・キーを TD に招聘して戦闘力をアップ。とはいえ、今年型マシン C29 は昨年の BMW ザウバーの失敗作 F1.09 の進化版であり、ポテンシャル不足は否めません。今年のレッドブルや昨年のブラウン GP を見ても分かるとおり、ライバルチームがいかにアップデートを施してきても、シーズン当初からレギュレーションやタイヤとの相性が良い、基礎設計に優れたマシンを持ったチームにアドバンテージがあることは間違いない事実。でも、資金力さえあれば、当初から戦闘力の高いマシンを開発できる可能性は高まりますし、シーズン中のアップデートも継続しやすくなるため、このスポンサードが実現するならば、可夢偉にとって非常に大きな追い風になることでしょう。

ひとまず、来季に向けてこの縁談が前向きに進むことを期待します。

投稿者 B : 23:00 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/10/10 (Sun.)

F1 日本 GP 2010 決勝

日本GP公式予選:レッドブルが圧倒的な速さでフロントローを独占 - GPUpdate.net
日本GP決勝:レッドブルが1−2勝利、小林が驚異の追い上げで7位 - GPUpdate.net

予選から決勝まで 1 日でこなすことになった日本 GP。結果は予想どおりレッドブルの圧勝で、最初から最後までヴェッテル-ウェバーの布陣は崩れませんでした。予選にしても決勝にしてもおそらく余力を残してコントロールしながらの戦いだった様に見受けられ、いかに RB6 と鈴鹿の相性が良いかをまざまざと見せつけられたように思います。
また、夏休み前後は自らのメンタルの弱さで自滅することも多かったヴェッテルが、ここにきて非常に落ち着いた走りを見せ、顔つきもここ 1 ヶ月ほどでずいぶん変わってきたということが鈴鹿でハッキリと分かりました。一時はこのまま成長しなければ今年のチャンピオンへの挑戦権はないとまで思いましたが、この短期間で大きく成長してきましたね・・・。

3 番グリッドからスタートで 2 位にジャンプアップしたクビサがもし 3 位以下を封じ込めてくれればもう少し混戦になったかもしれませんが、スタート直後のセーフティカー導入中にマシントラブルで戦線離脱。これはちょっと残念でした。
チェッカーを受けたヴェッテル-ウェバー-アロンソ-バトン-ハミルトンという順位はそのまま現在の勢いの差とも言え、現時点で自力チャンピオンのなくなったバトンとハミルトンは(まだ可能性があるとはいえ)不利な状況に追い込まれました。まあ、ここ鈴鹿ではもともと 4-5 位がどう考えてもベストという前提ではありましたが・・・。

今回の日本 GP は序盤で(むしろ開幕する前から、表彰台の顔ぶれがほぼ予想できてしまい、そしてその通りの結果になりましたが、そんな中で圧巻だったのは小林可夢偉の走りを置いて他にないでしょう。14 位スタートから 7 位入賞という数字だけではなく、コース上で次々にライバルをオーバーテイクしていく様は鳥肌モノでした。間違いなくクルマの性能を 100% 引き出した走りで、アルグエルスアリ・スーティル・バリチェロ・ハイドフェルドをごぼう抜き。今回の鈴鹿でヘアピン席を取った人は歓喜したのではないでしょうか?
欲を言えば予選 Q2 で自らのミスによって 14 番グリッドに沈んでしまいましたが、タイム的には Q3 進出してミハエルの前からスタートしていてもおかしくない内容でした。あれで上位スタートできていればトップ 5 に続く 6 位を獲得できていたかもしれませんが、でも結果的にあれだけのオーバーテイクショーを見せてくれたことに感謝したいです。
来季はザウバー残留が決定していて、残りのシート状況(ザウバーよりも良いチームのシートはルノーくらいしか空いていない)を考えるとまあ妥当な選択だと思いますが、せめてもう少しスポンサーがついて良いマシンを開発できる環境を与えてあげてほしい。

さておき今シーズンも残り 3 戦、次のレースは初開催となる韓国 GP。まだサーキットが完成しておらず、FIA による最終審査が明日実施されるそうですが、このレースが混戦のチャンピオンシップに大きな影響を与えると思われるだけに、目が離せません。

投稿者 B : 18:00 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/10/09 (Sat.)

F1 日本 GP 2010 公式予選(は雨天順延)

土曜フリー走行:激しい雨でほとんど走行不可の中、トップはアルグエルスアリ - GPUpdate.net
<公式発表>日本GP公式予選は日曜日午前に延期 - GPUpdate.net

日本 GP の土曜日は雨。午前中のフリー走行もほとんどのクルマがまともに走れないという状況でしたが、予選はスタート時刻になっても雨の勢いがやまず、90 分経っても回復の見込みが立たなかったため日曜日に延期となりました。

Toro Rosso STR3 with Sebastian Vettel

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

私もずっとスカパー!で観ていたんですが、映るのはひたすら雨が路面を流れるようすばかり。つまらないので今年の優勝候補筆頭、ヴェッテルの 2008 年の富士での写真を一枚貼っておきます。

明日は今のところドライになる見込み、順当に行けば予選 Q2 では 2006 年のミハエル以来のコースレコードが出る可能性もあり、見ものです。

投稿者 B : 18:00 | EF70-300/F4-5.6 IS USM | EOS 30D | F1 | Photograph | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/10/08 (Fri.)

F1 日本 GP 2010 金曜フリー走行

FP1:トップはヴェッテル、2位ウェーバー、小林は14位 - GPUpdate.net
FP2:トップはヴェッテル、2位ウェーバー、小林は12番位 - GPUpdate.net
鈴鹿 土曜日は激しい雨の予報 - GPUpdate.net

いよいよ 2010 年の日本 GP が開幕。

初日のフリー走行では順当にレッドブルが 1-2 で好タイムをマーク。チームによってテストプログラムは異なるのでこのタイムだけで判断はできませんが、あまりにも順当すぎる結果(ウェバーよりヴェッテルのタイムが良いことまで含め)ではあります。
マクラーレンは 2 台とも FP1 でコースアウトを喫しており、ハミルトンに至ってはウォールにクラッシュ。マクラーレン特有のややピーキーなエアロ特性が路面や縁石乗り越え時に悪影響として出てきている可能性もあり、今後のセッティング次第ではあるけど決勝まで苦戦しそうな気配。
フェラーリはそれほど特筆すべきタイムを出せていないように見えますが、逆に何か隠し球を持っていそうで不気味な存在です。

昨年のトヨタでの金曜フリー走行以来の凱旋となった小林可夢偉は・・・イマイチぱっとしませんねえ。やはりマシンとサーキットの相性が良くないということだと思いますが、鈴鹿はコース上ではなかなか抜けないサーキット。ここは予選に照準を合わせてセットアップを詰めるべきところかと。

ただ明日の予選、鈴鹿はどうやら雨が降りそうなんですよね。雨の予選といえば 2005 年、私も現地に行って散々な目に遭った予選を思い出します(;´Д`)ヾ。現地では走る方も観る方も大変になることが予想されますが、2005 年はお陰で決勝がドラマチックな展開になりました。今年も、例えばヴェッテルが下位グリッドから劇的な逆転優勝なんてしてくれたら、こんなに面白いレースはないのですが・・・いずれにしても、楽しみです。

投稿者 B : 23:06 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック