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2009/10/01 (Thu.)

アロンソのフェラーリ移籍が正式発表

フェラーリ アロンソ加入を正式発表 (GPUpdate.net)

日本 GP を目前にして、アロンソの 2010 年からのフェラーリ加入が正式に発表されました。もはや既定路線となって久しい話ではありましたが、当初 2011 年からという話だったのが一年前倒しになったとのこと。
これで来年はマッサ、アロンソという純ラテン系のドライバーラインアップ(さらにサードドライバーはフィジケラ)になったことで、ますますチームのラテン気質が強まりそうです。

これで 2 年前と同様にドライバーのシート争いが玉突き的に決まってきそうですが、現時点での噂をまとめるとこんな感じになりそうです:

  • ブラウン GP: バトン、ロズベルグ?
  • レッドブル: ヴェッテル、ウェバー
  • フェラーリ: マッサ、アロンソ
  • マクラーレン: ハミルトン、ライコネン?
  • トヨタ: トゥルーリ?/中嶋一貴?
  • ウィリアムズ: バリチェロ?/ハイドフェルド?/ヒュルケンベルグ?
  • ルノー: グロジャン、クビサ?
  • (旧)BMW ザウバー: ???
  • フォースインディア: スーティル?/リウッツィ?/チャンドック?
  • トロロッソ: ブエミ?/アルグエルスアリ?
  • マノー: クリエン?
  • カンポス: デ・ラ・ロサ、セナ?
  • USGPE: アンドレッティ?
  • ロータス: ???
まだほとんどどのチームにも名前が挙がっていないコヴァライネン、グロックあたりは新規チームなんですかね。しかし、旧 BMW や USGPE の来季の参戦可能性がまだ微妙な状態だったり、トヨタやルノーの今期限りの撤退話だってまだまだ燻っているので、座席数は現状より少なくなるリスクはあります。中嶋一貴のシートもかなり微妙なセンで、どうせならピケ Jr. と一緒にロータスで往年の「ピケ・中島」コンビを復活させてほしいような気もします(でも、もうピケ親子には戻ってきてほしくないなあ・・・)。

何はともあれ明日から日本 GP。そっちに集中しましょう!

投稿者 B : 23:54 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/28 (Mon.)

F1 シンガポール GP 2009

シンガポールGP決勝:ハミルトンが優勝、グロック、アロンソが続く (GPUpdate.net)

ルノーのクラッシュゲートによってすっかりミソがついてしまった感のあるシンガポール GP。個人的には、去年のアロンソの勝利はレースのアヤこそあれ実力だったと思っていますが、評議会の判決を受けて ING・Mutua Madrileña という大手スポンサー 2 社が即時撤退しています。これで仮にアロンソのフェラーリ移籍が正式発表されたら、チームは空中分解しかねない状態ですね・・・。

さておき、レース。エンジンとギヤボックスに爆弾を抱えるレッドブル、モンツァでは戦略勝ちしたものの相変わらずパリッとしないブラウンを尻目に、ハミルトンが PP。ヴェッテル、ロズベルグが続くグリッドとなりました。バトンはタイムが伸びず Q2 敗退、バリチェロは Q3 終了直前でクラッシュして赤旗中断の原因を作り、なおかつギヤボックス交換で 5 グリッドダウンペナルティという苦しい決勝スタートに。

スタートは落ち着いたもので混乱はなかったものの、ロズベルグがヴェッテルを交わして 2 位浮上。いっぽうでウェバーはアロンソとやり合った際にエスケープゾーンからかぶせてしまい、ペナルティを避けるためにグロック・アロンソを先行させる羽目に。
その後はダスティな路面状況のせいかあまり動きのない展開だったものの、ヴェッテル・ロズベルグあたりから順次初回ピットストップへ。ここでロズベルグがピットアウト時にホワイトラインをオーバーしてしまい、ドライブスルーペナルティ。そうこうするうちにスーティルとハイドフェルドがクラッシュ。ペースの上がらないアルグエルスアリに業を煮やしたスーティルが仕掛け、軽く接触してスピンしたところに後ろから来たハイドフェルドが・・・という完全な不可抗力でしたが、これで 2 年目にして早くもここシンガポールの風物詩となりつつあるセーフティカーが導入されました。
SC ラン中はドライブスルーペナルティを遂行できないため、ロズベルグは SC 終了を待ってピットレーンへ。隊列が詰まっている SC ラン直後のドライブスルーで、ほぼ手中に収めていたポディウムからほぼ最後尾へ・・・。
これでトップ争いはハミルトンとヴェッテルへ。12 位スタートだったバトンも気がつけば 7 位まで上がってきており、チャンピオンシップのためにきっちりブラウンの戦略をこなしていることが分かります。

その後は比較的落ち着いたレース展開でしたが、ヴェッテルは中盤に右バックミラーが脱落、ステーを兼ねているバーティカルフィンごと失い、空力バランスが若干崩れた状態に。しかも 2 回目のピットストップ時にピットレーン速度違反を犯してしまい、ドライブスルーペナルティ!これで実質 5 位前後までポジションを落とすことになり、チャンピオンシップ上はさらに厳しい状況に立たされることになりました。
さらに悪いことにはチームメイトのウェバーがブレーキングの度にタイヤからブレーキダストの黒煙を上げており、コーナリング時にバランスを崩してウォールに激突してリタイア。直後には兄弟チームであるトロロッソの 2 台もガレージにクルマを戻しており、マシンの状況が辛いことを伺わせます。
気がつけば 4 位ヴェッテル、5 位バトン、6 位バリチェロというオーダーになっており、苦しんでいるヴェッテルをバトンが追い詰めるか・・・という段階になってバトンのブレーキから黒煙が!ブレーキが辛いのはレッドブルだけではなかったようで、バトンは順位を上げることよりも対バリチェロのポイント差確保を優先してポジション維持へ。

最終的にハミルトンーグロック(!)ーアロンソーヴェッテルーバトンーバリチェロの順位でフィニッシュ。終盤、うまくすればポイントに手が届くかと思われた中嶋一貴は好走むなしく 9 位ノーポイント。相変わらず悔しいレースが続いていますが、鈴鹿に向けて期待はもてる内容だったかと。

ポイントランキングは残り 3 戦となってバトンーバリチェロ間が 15pt 差、バトンーヴェッテル間が 25pt 差。ウェバーが完全に選手権争いから脱落したのに加えて、ヴェッテルももう事実上手が届かなくなり、チャンピオン候補はもうブラウン GP の 2 人に絞られたといって良いでしょう。コンストラクターズポイントでも 40pt 以上の差がついたので、あとはロス・ブラウンが 2 人を純粋に競わせるかどうかだと思いますが、次戦鈴鹿でバトンがバリチェロに 5pt 差をつければ戴冠。最近パリッとしないバトンと一発の速さではバトンを凌ぐバリチェロという勢力図からしてそう簡単に決まるとも思えないですが、でも決めるときにはビシッと決めてほしいものですね。

気がつけば鈴鹿ももう来週かあ・・・テレビではしきりにチケットの宣伝をしているのでまだ空席はあるんでしょうが、悩むなあ。

投稿者 B : 01:00 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/22 (Tue.)

ルノーのクラッシュ事件に判決

ルノー執行猶予付き有罪、ブリアトーレ永久追放 (F1キンダーガーテン)

昨年のシンガポール GP でルノーがピケ Jr. に対して故意のクラッシュを指示し、レース内容の操作を行ったとされる通称「クラッシュゲート」の判決が世界モータースポーツ評議会で下されました。

内容は、

  • ルノーチームの F1 世界選手権資格剥奪、ただし執行猶予 2 年つき
  • フラビオ・ブリアトーレの FIA 関連選手権からの永久追放
  • パット・シモンズの 5 年間の資格停止と関連活動の禁止
  • ネルソン・ピケ Jr. は捜査協力に対する恩赦によりお咎めなし
  • アロンソは事件に関与していなかったため無罪
というもの。2 年前のマクラーレンスパイ事件以上の重い処分となっていますが、内容的には FIA の思惑が強く感じられてしまいます。
ネルソン・ピケ Sr. によると昨年のブラジル GP の時点で FIA はこの事実を(ピケ Sr. からの密告によって)把握していたとも言われ、それを今まで公表してこなかったということは「明るみに出すつもりがなかったのに、ピケ親子がルノー解雇をきっかけに騒いだため」対処せざるを得なくなったのではないかと。さらに、FIA としては F1 の統率を脅かす天敵ブリアトーレは前々から忌々しく思っていたから今回は絶好のチャンス、でもこれ以上メーカー系チームに撤退されたくない、という微妙なバランスによってこういう結論に至ったのではないかと。2006~2007 年にあれだけ FIA の目の敵にされたアロンソが無罪放免なのも、スタードライバーを失いたくない FIA の事情に見えてきてしまいます。

ブリアトーレはビジネスや政治の才覚にあふれているので、今後は以前も手を出したようなサッカーチームの運営か実業界への復帰、場合によってはイタリア政界への進出あたりを狙いそうな気がします。シモンズは当面は FIA に関連しないモータースポーツ活動(ル・マンとか?)に身を置くんですかね。逆にお咎めなしとなったピケ Jr. は、速くはないしトラブルの種を抱えたドライバーというレッテルを貼られてしまった以上、父親ともどももう F1 の表舞台に戻ってくることはないだろうなあ・・・。
逆に気の毒なのがブリアトーレのマネジメントを受けているドライバーたち。アロンソを筆頭に、ウェバー、コヴァライネン、グロジャンらは新しいマネージャーを見つけない限りスーパーライセンスの更新ができないことに。まあ少なくとも現役 F1 ドライバーについてはマネージャー探しに苦労することはないでしょうが・・・。

それにしてもフラビオの永久追放はちょっとショックですね。人間的にはいろいろどうかと思うというかヤクザな人だとは思っていましたが、ある意味今の F1 の「顔」の一人だったので・・・。ジャン・トッド、ロン・デニスに続いて 1980 年代後半から現代に至る F1 を支えてきた顔がまた一人いなくなるのは、20 年来の F1 ファンとしては寂しい限りです。そういう意味では F1 のチームマネジメントも世代交代の時期に来ているのかもしれませんね。その割に FIA と FOM のトップはなかなか退く気がない(モズレーはようやく退任しますが)ようですが・・・。

あれ、でもということはアロンソは「ブリアトーレ縛り」がなくなるので、フィジケラを押しのけて今期中のフェラーリドライブもあり得る!?まだバドエルが乗っていたならともかく、フィジケラに落ち着いた以上、それはさすがにないか(´д`)。

投稿者 B : 23:00 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/17 (Thu.)

ブリアトーレとシモンズがルノーチームを離脱!

ブリアトーレとシモンズがルノーを離脱 (GPUpdate.net)

でもって、え~~~~~~~~~~っ!???

イタリア GP の少し前くらいからルノーを更迭されたピケ親子が騒いでいて、去年のシンガポール GP でアロンソを勝たせるためにチームが故意にピケ Jr. にクラッシュを起こさせたという疑惑が持ち上がり、いかに生き馬の目を抜く F1 界でもそれはないだろ・・・と思っていたんですが、実際にモータースポーツ評議会が動き、ルノーチームがこういう対応を取るということは、そういうことで良いんですかね!?いや、確かにあのときの状況はあまりにもアロンソ有利に働きすぎていて、ちょっとできすぎだろとは思ってましたが、でも案外と意外な人が勝つときというのはそういうものだったりもするわけで。

ただ、仮にあのクラッシュが「チームオーダー」だったとしても、去年のあのマシンでアロンソが(有利な状況を作り出していたとはいえ)あの状況から優勝できる保証はなかったはずだし、続く富士でも連勝を飾ったのは紛うことないアロンソとチームの実力のはず。リザルト確定から一年が経とうという状況で、あの当時のアロンソとルノーのハードプッシュを否定して良いはずがないと思うんですが。

さておき、チームの中心人物だったブリアトーレとシモンズが離脱して、本当に今後このチームが成立していくのか本当に心配になります。ルノーチームとしてはこの二人を供出することで FIA の「手打ち」を期待しているのかもしれませんし、親会社ルノーの体面を保つために切られたという見方もできます。でももしかしたらこのままチームを空中分解させて撤退に追い込みたいルノー側の思惑?とか、FIA 対 FOTA の対立構造が関係している?とか、関連するファクターが多すぎて何が引き金になったのか正直よく分かりません(;´Д`)ヾ。

政治屋フラビオと技術屋・戦術屋のシモンズ、この二人の離脱はアロンソ離脱以上にチームにとっての痛手となるはずです。もしかしたら二人とも来シーズンは新規参戦チームの首脳としてちゃっかり復帰している可能性もあると思いますが、少なくともルノーチームにとっては脳と心臓を同時に抜かれたようなもの。このチームの行く先が非常に心配です。

投稿者 B : 01:26 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/16 (Wed.)

13 番目と 14 番目の F1 チーム

イタリア GP が終わってから F1 界にも急転直下、いろんな動きが出てきています。

ロータスがF1復帰 (GPUpdate.net)

まずはロータスの F1 復帰決定のニュース。現 BMW ザウバーの撤退に伴って来季の参戦チーム枠に空きができたため、13 チーム目としてライトスピードが「ロータス」の名前で参戦権を獲得。しかもテクニカルディレクターはあのマイク・ガスコイン。トヨタでマシン開発を主導しながら 2006 年に更迭、その後スパイカー~フォースインディアに移ったものの今季の事実上メルセデスセカンドチーム化に伴ってチームを離脱したガスコインが再び F1 の表舞台に戻ってきました。
ただ、個人的なイメージとしては「ロータス」といえばマクラーレンやウィリアムズよりもさらに英国らしい名門チームで、市販車部門もエリーゼやヨーロッパといった洗練されたライトウェイトスポーツの印象が強く、どうしてもあのアクの強いガスコインのコワモテと結びつかない(;´Д`)ヾ。いったんは落選した以前の参戦エントリーの際には、そもそも市販車のロータス・グループが名称の使用権を認めていなかったはずなので、最終的にそれがどのように落ち着いたのかも気になります。

でも復活するなら復活するで、ガスコイン作のマシンは毎度よくできているし、トヨタとのエンジン契約終了(?)によってウィリアムズを放出される可能性がある「ナカジマ」が「ロータス」のマシンを駆る、みたいな妄想もまた楽しかったり(笑。

BMW スイスの投資会社に売却 (GPUpdate.net)

で、「ロータス」に参戦権を明け渡したはずの現 BMW ザウバーはチームの売却に成功。スイスの投資会社 Qadbak 傘下でチーム再建にあたることになりますが、FIA がこれを支持していて他の全チームの了承が得られさえすれば、来季は最大で 14 チームがチャンピオンシップを争うことになります。
これが現実のものとなれば 14 チーム 28 台というグリッドは近年まれに見る出走数で、もしかして予備予選方式とか「予選落ち」方式の復活もあり得るのでは?と思ってしまいます。また、分配金の問題もあって下位チームは渋りそうな気もするなあ・・・とも。ただ、BMW に続いてトヨタあたりの撤退の噂が相変わらず絶えないことや、トロロッソが本当に来季から独立コンストラクターたれるのか?という問題もあって、この先まだいくつか増減があってもおかしくない状況ではあります。

少なくとも現時点で言えるのは、こりゃドライバーのシート争いの話にまで行くには当分時間がかかるだろうな、ということと、メルセデスのブラウン GP 買収の話やエンジンサプライヤーの大シャッフルが起きそうな状況にもなってきたことで、来年どのチームのシートにどんなドライバーが座っていても驚かないような状況、ということでしょうか。おそらくピケ Jr. のシートがどこにも用意されていないだろうことは、私にでも分かりますが(ぉ。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/14 (Mon.)

F1 イタリア GP 2009

イタリアGP決勝:バリチェロが優勝、ブラウン1-2 (GPUpdate.net)

個人的にはフィジケラ贔屓で他のドライバーは半分どうでもよかった(ぉ)イタリア GP。肝心のフィジケラはイマイチ振るわない結果でしたが、レース自体は「これぞ近代 F1」とでも言うべき見応えのあるデッドヒートが繰り広げられました。

予選はここ数戦の流れどおり、マクラーレン・フェラーリの「旧 2 強」が来る展開。そこにスパ以来絶好調なフォースインディアが絡み、2 戦連続のフロントロウを獲得してしまいました。パワフルなメルセデスエンジンに「直線番長」な VJM002 の組み合わせはスパ以上にサーキットに合っていたのでしょうが、夢のフェラーリで母国凱旋したフィジケラにとっては複雑だったろうなあ・・・と思わなくもない(´д`)。
ということでグリッドはハミルトン-スーティル-ライコネン-コヴァライネンの順で、その後にブラウン GP の 2 台が続き、リウッツィ(!)とアロンソを挟んでレッドブルの 2 台が並ぶという順位に。レッドブルはエンジンとギヤボックス温存でフリー走行をまともに走れないのが災いしてか、(サーキットとの相性はあるにせよ)明らかに一時の勢いはなくなってしまいましたね。これはもうペナルティ覚悟で新エンジン投入して「捨てるレース」と「狙うレース」のメリハリをつけていかないと勝機は見えないんじゃないかと。

ここモンツァもこの数戦の例に漏れず KERS が物を言うサーキットで、明らかにマクラーレン・フェラーリ有利。対するブラウン GP は燃料を積んでの 1 ストップで行く戦略。KERS の熟成的にもサーキット特性的にも KERS にアドバンテージが出てくる中、残りのレースも同様に逃げる KERS 車・ピット戦略で戦うノン KERS 車という構図が続きそうです。

スタートから何台かのマシンが接触するというアクシデントも発生する中、逃げたのはやはりハミルトンとライコネン、という KERS の 2 台。そこに「直線番長」VJM002 を駆るスーティルが追いかける展開に。ブラウン GP の 2 台はその後から腰を据えて走り、チャンスを窺います。ウェバーがスタート直後のアクシデントでリタイア、このノーポイントで彼のチャンピオンシップはほぼ絶望的な状況になりましたね。

狭いオールドサーキットながら抜きつ抜かれつのデッドヒートが繰り広げられる中、そうは言ってもトップ 3 はハミルトン-ライコネン-スーティルのオーダーで安定。このままチェッカーまで行くか、と思いきや、1 回目のストップあたりで計算上ブラウン GP の 2 台がトップ争いに絡んでくることが発覚。ここからが俄然面白くなりました。
トップ 3 が 1 回目のストップを終えたところで見た目上はバリチェロ-バトンの 1-2 体制。ハードタイヤに交換したハミルトンは思ったようにペースが上げられず、2 回目のストップを終えたときには結局バトンの後ろ、3 番手に。
いっぽう、その後ろではライコネンとスーティルが激しいデッドヒート。コーナーの立ち上がりに KERS で逃げるライコネンとストレートラインスピードの伸び+スリップストリームで追いすがるスーティルの争いは見応えがありましたね。CS の解説では因縁(ライコネンは去年から数えて 2 度スーティルに追突して、彼のレースを台無しにしている)とか言っていましたが、そんな湿り気を感じさせない素晴らしい戦いでした。

とか思っていると、なんとハミルトンがレズモで派手にクラッシュ!リプレイ映像を見る限り、縁石にタイヤを取られて滑ったように見えましたが、いずれにしても貴重な 3 位表彰台・6pt がフイに。最近のハミルトンはこういう大事なところでクラッシュすると素直に落ち込んだ素振りを見せるので、ちょっとかわいい(笑。さておき、これでライコネンがティフォシの前で表彰台に上ることになり、またヴェッテルも運良く 8 位 1pt を拾う結果となりました。

とはいっても今回はロス・ブラウンの戦略による久々の完勝で、残るは 4 戦。事実上ドライバーズチャンピオンシップはブラウン GP の 2 人に絞られた形となり、コンストラクターズでも 40.5pt という大きな差をつけました。残りのレースも鈴鹿を除けばブラウン GP 有利と思われるコース特性で、エンジン残基数なども考えるとほぼ決まりとみていいでしょう。あとはバリチェロがどれだけバトンに迫れるか、他チームがそれぞれのグランプリをどれだけ引っかき回すかが見どころと言えそうです。
この調子なら鈴鹿あたりが久々にチャンピオン決定の舞台となりそうですが、長らく勝てていないバトン(表彰台すら今回が久しぶり)、ホンダ開発のマシンで鈴鹿のポディウムの中央に立って決めてくれないとそろそろ納得がいかないんだからね!と思っています。

しかしこうなってくると今年は諦めていた鈴鹿に俄然また行きたくなってきたんですが・・・どうするかな(´д`)。

投稿者 B : 01:59 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/04 (Fri.)

バドエルの後任にフィジケラが正式決定

正式発表:バドエルの後任にフィジケラが決定 (GPUpdate.net)

おー、フィジケラが正式にフェラーリへ!!

スパでの驚愕のリザルトから急に浮上したフィジケラのフェラーリ入りでしたが、いよいよそれが現実のものに。フィジケラのあのイタリア人らしからぬ薄味の顔に赤いレーシングスーツがミスマッチな気もしますが(笑、ひとまずおめでとうと言いたいです。あと、気の毒な結果だったけどがんばったよバドエル・・・。

それにしてもイタリア人がフェラーリドライバーとしてモンツァのグリッドに並ぶのって、どんな気分なんですかね。日本人がオールホンダのマシンに乗って鈴鹿を走るよりも深い意味がありそうです。

マッサが年内の復帰はほぼ不可能ということで、今年の残りレースはフィジケラがカーナンバー 3 を走らせることになりそうですが、来年も一応リザーブドライバー契約してるんですよね。とはいえ、年齢的に考えても今年の残りシーズンが「花道」になるんだろうなあ。モンツァではポイント圏内の走りを期待してしまいます。

投稿者 B : 23:02 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/08/31 (Mon.)

F1 ベルギー GP 2009

ベルギーGP決勝:ライコネンが1年ぶりの優勝、フィジケラが2位 (GPUpdate.net)

昨年の結果を振り返るまでもなく、いわゆる「スパ・ウェザー」で毎年荒れるベルギー GP。今年は予選から決勝にかけて「雨が降らない」という波乱(?)に加えて、リザルトにも大きな波乱がありました。

まず予選。ここまで必ず Q3 進出・決勝ではポイントゲットを果たしてきたバトンがまず Q2 敗退。僚友バリチェロが前戦に引き続き悪くない状態なのを見ると、どうもマシンの状態だけでなく本人も守りに入っているのかなあ・・・と思わざるを得ません。Q2 では最近登り調子にあったマクラーレンの 2 台も同じく敗退。
これで PP はバリチェロとレッドブルの計 3 台に絞られるか・・・と思いきや、2 台ともにエンジンの残基数が少ないためプラクティスの走行量が少ないレッドブルがセッティングを詰め切れていないのか伸び悩み、あとはバリチェロか?と思われたところでなんとフォースインディアのフィジケラがトップタイム!しかもその後にはトゥルーリ、ハイドフェルドが続くという、予選逆順グリッド制になったの?というようなグリッドに(汗。最近のフォースインディアは調子を上げてきていましたし、このスパでの走りも 2 台ともかなり安定感があったのは事実ですが、それでも他の 9 チームを押しのけての PP 獲得は立派。スーパーアグリが 2007 年の開幕戦で Q3 進出を果たしたときに近い感動がありました。

決勝はスタート直後に多重クラッシュが発生。デビュー 2 戦目のグロジャンがスタート後の混乱の中でミスをしてバトンに追突し、その影響でデビュー 3 戦目のアルグエルスアリがハミルトンにヒットしたということのようですが、新人が相次いで大英帝国のスターを撃墜するという結果に(´д`)。バドエルは・・・あ、遅すぎて誰ともぶつかってない(ぉ。
この多重クラッシュのおかげでセーフティカーが導入されたのですが、オープニングラップで 2 位につけていたライコネンがその SC 終了後のリスタートで KERS パワーを存分に発揮し、オールージュを越えたあたりでフィジケラを捕らえてトップ奪取。予選のオンボード映像を見ていても、ライコネンはめいっぱい KERS を使って半分以上のパワーをこのオールージュで放出していましたが、ここ数レースでいよいよその本領を発揮し始めた KERS がまたしてもレース結果を直接的に左右することに。

ここからがまた面白くて、PP 獲ったは良いけどどうせオープニングラップで抜かれてあとはズルズル、ポイント圏内フィニッシュがいいとこでしょ?と馬鹿にしていた VJM002 が驚異的に安定したラップを刻み続け、結局フィジケラは最後までライコネンの背後にピタリと張りついたままチェッカーを受けてしまいました。KERS パワーと近年の「抜けない」空力がなければフィジケラはライコネンを凌ぐ速さすら持っていたということなので、このスパでのフォースインディアの速さは本物だったと言えるかもしれません。

バトンの今季初リタイアで俄然チャンスを得たレッドブルでしたが、5 位につけていたウェバーがピット作業時に同時ピットインしていた後続ハイドフェルドとあわや接触のアクシデントを起こし、痛恨のドライブスルーペナルティ。これで事実上ウェバーのレースは終了してしまいました。僚友ヴェッテルは粘り強く走って 3 位表彰台獲得、チャンピオンシップの望みを繋ぎました。
ドライバーズタイトルを争っているもう一人・バリチェロは、いつぞやもあったスタート時のエンジンストールで 4 番グリッドから大きく順位を落とし、最終的に 7 位フィニッシュがやっと。最後はエンジンからのオイル漏れで白煙を上げながらのチェッカーと、まさに「ほうほうの体」という表現をしたくなるような状態でした。

これでポイントランキングはバトン 72pt-バリチェロ 56pt-ヴェッテル 53pt-ウェバー 51.5pt と、ヴェッテルとウェバーのポジションが入れ替わっただけで位置関係はあまり変わらないままレースを 1 つ消化した形となり、バトン的にはホッとしたのではないでしょうか。レッドブルの 2 台は信頼性に不安を抱え、エンジンの残基数も少ないためチャンピオンシップ上は現実的に厳しい状況と言わざるを得ません。そろそろ本命はブラウン GP の 2 人に絞られてきたかなあ・・・という状況ですが、最近のバトンの不振を考えると、まだまだ何があってもおかしくありません。全くここ数年の F1 は FOM が筋書きを用意しているんじゃないかというくらい、先が読めないですね。

チャンピオン争い以外のところでは、いよいよ復活してきたフェラーリと BMW。BMW についてはもうとりあえず来年を考える必要がなくなって、かつチームを高値で売るために今季の開発だけに集中できる状況になったというのもあるのでしょうか、いきなりポジションを昨年の今頃のあたりまで上げてきた印象です。フェラーリはマシンの改善もさることながら、ライコネンが得意のコース+マッサがいなくてのびのびやれる状況(ぉ)で好きに走り始めたのが大きいのかなあ。やっぱり個人的にはアグレッシブなライコネンは見てて楽しいですね。

次はいよいよフェラーリの「来季の体制」が明らかになると言われているイタリア・モンツァ。もはやアロンソの加入は公然の秘密となっていますが、弾き出されるのはライコネンかマッサか。仮にライコネンが出たとして行き先はマクラーレンあたりか・・・。そしてアロンソの今期中の跳ね馬ドライブはあるのか?あるいはこのスパで大きく株を上げたフィジケラがバドエルのシートを奪うのか?などなど、興味は尽きません。次も KERS が効果を発揮しそうなストップ&ゴーのサーキット、ブラウンもレッドブルも一筋縄ではいかないでしょうし、レースが早く観たいです。

投稿者 B : 23:29 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/08/24 (Mon.)

2010 年日本 GP は鈴鹿で!

2010年日本GPは鈴鹿に決定! (F1-Live.com)

フジスピードウェイ撤退で宙に浮いていた来年の日本 GP が、無事鈴鹿に決定しました。もしかしたら来年は日本 GP が開催できないかも、そして一度なくなったグランプリを復活させることは、新興国に開催の主軸をどんどん移している最近の F1 の傾向からして厳しい・・・と思っていたので、朗報です。
今年はちょっと鈴鹿には行けそうもないんですが、来年は行けるかなあ・・・。

来年といえばこんなニュースも。

トゥルーリ 今シーズン限りでトヨタを離脱か? (GPUpdate.net)

長年トヨタを支えてきたトゥルーリが来季は離脱濃厚、という話。これだけの期間勝利がなく、最大のチャンスと思われた今シーズンもバーレーンまでに勝てず、ヨーロッパラウンドに入ってからは下降の一途・・・という状況で、さらに来季の年俸が折り合わないとあっては、無理もないかと。行き先は進行チームか古巣ルノーか?といったところでしょうか。
そういえば来年のストーブリーグについては以前書いたときから BMW の撤退などもあって状況が変わってきましたね。少なくとも 9 月中旬のモンツァでアロンソの去就が明らかになれば芋づる式に決まっていくんだとは思いますが、久々にドライバーマーケットが大きく動きそうな昨今だけに、動向が気になるところです。

投稿者 B : 01:59 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

F1 ヨーロッパ GP 2009

ヨーロッパGP決勝:バリチェロが5年ぶりの優勝を飾る!! (GPUpdate.net)

夏休みが明けて再開した F1 サーカス。そろそろ佳境に入り始め、それぞれのレースの勝者よりもブラウン GP・レッドブル各ドライバーのポイント争いに争点が置かれるようになってきましたが、今回はブラジル人のためにあったようなレースでした。

ブラウン GP が久々に戦闘力を向上させ、あまりいい状態ではないレッドブルとの戦力を逆転した状況ながら、前戦ハンガリーから引き続きマクラーレンのクルマがかなり速く、ハミルトン・コヴァライネンがフロントロウ独占。その後ろにブラウン GP とレッドブルが続くというグリッドから、マクラーレンの 2 台が難なく 1-2 体制を築くというスタートで、若干重いバリチェロがピット戦略で交わせるかといったところ。
いっぽうのバトンはスタートで順位を落としながらも、チャンピオン争いにおける直接のライバルであるウェバーを何とか抑えたか・・・と思いきや、オープニングラップでのシケイン不通過により、自主的にウェバーを先行させて追う展開に。

初開催の去年がまったくつまらないレースだったので今年もこのまま大きな動きがなく終わるのか・・・と思われたレースが動いたのは 17 周目。直前にピットストップを行ったばかりのヴェッテルが、早くも 2 度目のストップ。どうやら給油リグのトラブルで燃料が入っていなかった模様。これでヴェッテルは事実上のポイント圏外に落ちました。
さらに 7 周後、ヴェッテルが今度はエキゾーストから白煙を上げてスローダウン。エンジンブローのようで、そのままコース脇にマシンを停めました。ハンガリーに続いてのノーポイントレースで、チャンピオンシップ的には厳しくなってきましたね。しかも残りエンジン数を考えるとさらに。

次に動いたのは 37 周目。最初のピットストップでコヴァライネンを交わしていたバリチェロがハミルトンを追う展開で、ハミルトンが先にピットイン。連絡ミスかトラブルかは分かりませんが、ハミルトンは予定より早いピットインでタイヤが用意されておらず(!)、ロングストップに。この間、プッシュしていたバリチェロが難なくトップに。
その数周後、ウェバーを追い上げていたバトンがピットイン。ウェバーは前のクルマに頭を抑えられており、どうせ抜けないならということでバトンは早めのピットインでしたが、驚異的なアウトラップといっぽうでピット作業に若干手間取ったウェバーとの対比で、お互いのピットイン終了後には位置関係を逆転。さらにウェバーの前にはクビサが入り、なんとウェバーはポイント圏外の 9 位に。

その後はロズベルグがコヴァライネンを追い回す展開があったものの、特に大きな動きはなくそのままゴール。バリチェロ-ハミルトン-ライコネンがポディウムで、バトンは 7 位 2pt を獲得。レッドブルの 2 台は揃ってノーポイントという結果となり、バトンとブラウン GP がチャンピオンシップにおけるアドバンテージを広げました。バリチェロもバトンも相手のミスに助けられた格好ではありますが、ここ数戦が自分たちの戦略ミスでレースを失っていたことを考えれば、こういうレースもあって良いはず。バトンのピット戦略にはロス・ブラウンらしい機転もあったことですし、ブラウン GP は良いレースができたのではないでしょうか。
バリチェロは 2004 年以来 5 年ぶりの優勝。しかもヘルメットには欠場している同郷マッサのヘルメットデザインの一部を取り込んだ上でマッサへのメッセージも書き込まれており、そういう意味でも本当におめでとうと言いたい結果になりました。

逆に今回(も)踏んだり蹴ったりだったのは中嶋一貴。フリー走行までは速さが見せられていたのに、予選は Q1 でマシントラブルによる敗退、決勝でもロングスティントを選んだ結果タイヤがバーストして完走 18 台中最下位。クルマも良く、予選からちゃんと走れていればポイントは見えるポジションにつけられているので、不運はここで禊ということにして気持ちを入れ替えてほしいところ。

このレースがデビュー戦となったグロジャンは接触やスピンがありながら 15 位とそこそこの結果。逆に 10 年ぶりのグランプリとなったバドエルはひどいもので、予選最下位、決勝でもピットアウト時に他車と接触しそうになったり白線を踏んでペナルティを喰らったり、フェラーリドライバーとしては目を覆いたくなるような内容。これはまたミハエル待望論とかアロンソレンタル説とか、いろんな噂が出てきてもおかしくないです。

次は 1 週間後のスパ・フランコルシャン。マクラーレンはすっかり復活しましたが、ライコネンの走りを見る限りフェラーリもそんなに悪くない。さらにスパはライコネン大得意のコースなので、ここはちょっと久々に赤いレーシングスーツがポディウムの中央に立つことを期待したくなってしまいます。しかもスパといえばミハエルがデビューし、また翌年に初優勝を飾ったサーキットなので、ちょっと一縷の望みを抱きたくなってしまいますが、どうなることやら(´д`)。

投稿者 B : 01:44 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック