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2009/02/09 (Mon.)

Red Bull RB5

レッドブル RB5を発表 (GPUpdate.net)
最新画像 レッドブル新車・RB5 (GPUpdate.net)

レッドブルの RB5 が正式発表に。2009 年の新車で個人的に最も注目していたのがレッドブルですが、期待に違わず美しいマシンに仕上げてきましたね。今年のレギュレーションは速さとボディラインの美しさを両立させるのが実に難しい空力制限ですが、優れたエアロデザイナーの手にかかればこの通り。
低くてばかでかいフロントウィング、幅狭すぎて間抜けなリアウィングは仕方ないけど、余計な空力付加物のないサイドポッド周りは私好み。細いハイノーズから吊り下げられたフロントウィングあたりも相まって、スーパーアグリで改修を受ける前のアロウズ A23 のような印象を受けるんですが、空力レベルではそのくらい(7 年くらい)遡ったと考えて良いんですかね?

さておき、トロロッソの STR4 も事実上発表されたに等しいので、これで新車未発表なのはフォースインディアと未だ体制が決まらない旧 HRF1 くらいですね。プレシーズンテストが始まる前なのでパフォーマンスのほどは分かりませんが、現時点での「見た目グランプリ」では、

  1. フェラーリ F60
  2. レッドブル RB5
  3. マクラーレン MP4-24
  4. トヨタ TF109
  5. ウィリアムズ FW31
  6. BMW ザウバー F1.09
  7. ルノー R29
の順に速そう。あ、ルノーの二重顎ノーズはクラッシュテスト通過用の暫定版で、本戦仕様ではフェラーリばりの細ノーズになるみたいですが、どっちにしてもあのカラーリングじゃねえ(´д`)。

F1 はシーズンが進むにつれて最も効率の良い空力デザインに画一化されていくのが常ですが、こういう難しいレギュレーションに変わった年のはじめは各チームの個性が見えて面白いですね。こういうシーズンに最初から力を出せるチームこそ、真に強いチームなんでしょう。
本当ならば、このニューウェイデザインである STR4 を駆る佐藤琢磨の勇姿が見たかったところですが・・・皆まで言うまい。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2009 | コメント (2) | トラックバック

2009/02/07 (Sat.)

トロロッソはブルデー+ブエミ・・・。

トロロッソ ボーデの起用を正式発表 (GPUpdate.net)
琢磨、トロ・ロッソの決定を受けてコメントを発表 (F1-Live.com)

ああぁ・・・・・・。

年末くらいから不穏な噂が流れ始めていたので、やや覚悟はしてましたが、正式発表となるとやっぱりショック大きいですね。

佐藤琢磨とブルデーで実力的に大きな開きがあるとは考えにくい(チームを引っ張っていく力という点では、SAF1 を牽引した実績は評価されてしかるべきだと思う)ので、やはりマネージャーのアンドリュー・ギルバート・スコットのコメントにあるとおり、持ち込み資金不足が最大の敗因ということなのでしょうか。ジレットも CM 契約を琢磨から松坂大輔に替えてしまいましたし、今や F1 に資金提供できそうな大企業なんて、日本のどこを探しても・・・。

琢磨ももう 32 歳、年齢的にはもうギリギリ。浪人はできてあと 1 年が限度でしょうし、日本チームももうトヨタしかないし、どうするつもりなのか・・・。

あー、やっぱり今年はもう F1 自体に感情移入して応援できそうにないなあ。鈴鹿どうするか・・・。

投稿者 B : 21:08 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/01/21 (Wed.)

2009 年仕様車が続々

マクラーレン MP4ー24を発表 (GPUpdate.net)
BMWザウバー F1.09を発表 (GPUpdate.net)
ルノー R29を発表 (GPUpdate.net)
トヨタ TF109を発表 (GPUpdate.net)
ウィリアムズ FW31を発表 (GPUpdate.net)

年明けのテスト開始に合わせて、各チームから 2009 年の新車が続々デビューしています。この数日で一挙に発表されたので、残っているのはレッドブル/トロロッソとフォースインディア、そして新体制がまだ決まらない旧 HRF1 の 4 チームのみ。

今季は空力関係のレギュレーションが大幅に変わったせいで、やはりクルマの見た目も様変わりしましたねー。フロントウィングの大型化・地上高低下、リヤウィングの小幅化、サイドポッド周りの空力付加物の削減・・・つまりマシンについているウィングやウィングレットがほとんど一新されたことになるので、変わって当然ですが。
そんな中でフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズあたりは新レギュレーションになっても比較的美しさを保っているけど(昨年のウィリアムズ FW30 は、最終的な速さはともかくボディライン的には 2008 年のマシンで一番好きだった)、BMW やルノーのデザインは正直悲しいくらいひどいですね。F1.09 はテスト仕様車に比べれば幾分ましになったような気はするもののやっぱり微妙だし、ルノーはボディライン(特にノーズ周辺がひどい)もさることながら、赤が目立つようになったカラーリングも残念な感じ(´д`)。経験的にカッコ悪いクルマが速かった試しがないので、今年のルノーは微妙かも。

そういえばマクラーレンのロン・デニスがついに引退とのこと。歳も歳だし、一昨年のスパイ事件でメルセデスとの関わり方も少し変わってきたし、ハミルトンのワールドチャンピオン獲得を花道に引退するのでは・・・との見方がありましたが、果たしてその通りになりました。個人的にはセナ時代からマクラーレンの不動のボスというイメージも強かったし、F1 の顔といえばロン・デニスかフランク・ウィリアムズというくらい古くから F1 界を引っ張ってきた人物だけに、一抹の寂しさがあります。

投稿者 B : 21:38 | F1 | Season 2009 | コメント (3) | トラックバック

2009/01/13 (Tue.)

F60

フェラーリ 2009年用マシン「F60」を発表 (GPUpdate.net)
最新画像 フェラーリ新車・F60 (GPUpdate.net)

フェラーリが 2009 年のマシン「F60」を発表。全チームの中では一番乗りということになります。「Fx0」という名前は今まで市販車のアニバーサリーモデルに冠されてきましたが、F1 参戦 60 周年を記念して今回は F1 につけられたようです。

意外だったのが、想像していたよりも遙かにカッコイイということ。今年の F1 はみんなあまりにもカッコ悪い BMW のクルマみたいになってしまうと想像していたので、良い意味で裏切られましたね。

今後各チームから続々と新車発表が行われるはずですが、それよりも HRF1 の買収先がなかなか決まらないこと(現時点ではフライ/ブラウンによる MBO が最有力とか?)と、トロロッソの 2 人目のレースドライバーが発表されないことが、日本人的にはやきもきさせられます。
もし HRF1 がこのまま消滅、トロロッソが琢磨以外だったりしたら、今年は鈴鹿には行かないかも・・・ね。

投稿者 B : 00:06 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2008/12/05 (Fri.)

ホンダが F1 から撤退!

ホンダ F1からの撤退を発表 (GPUpdate.net)
ホンダ、F1撤退!! (F1キンダーガーテン)
ホンダのF1撤退のステイトメント (F1キンダーガーテン)

あああ・・・・・・。

昨夜~今日未明にかけて急激に噂が流れ始め、本日午後に記者会見で正式発表。まさかこんなに唐突とは・・・。

金融危機は世界経済に巨大な波紋を投げかけ、あらゆる業界のあらゆる企業のビジネスに急激なブレーキをかけていますが、それがついに F1 にも具体的な影響となって顕れてきました。それがよりによってホンダとは・・・。
現在 F1 に参戦しているチームの中で最もコストをかけているのがホンダであり、eathdreams プロジェクトによってスポンサーらしいスポンサーを持たずにほとんどを自前資金で活動し、さらには佐藤琢磨救済のために活動資金の大半を負担して SAF1 のレース活動を 2 年半サポートし・・・ここ数年で F1 に費やした資金は計り知れません。とはいえ、ロス・ブラウンを獲得して、2008 年を捨ててまで 2009 年に賭けた結果がこれでは、ファンとしてもあまりに気持ちのやり場がありません。HRF1 の DMD を務めた中本修平氏の二輪部門への異動は、もしかしたらこの撤退を前提としてのことだったのでは?と勘ぐりたくもなってしまいます。また、ロス・ブラウンの去就も気になりますね・・・。

これまで 2 度の活動休止はあくまで「休止」宣言だったのに対して、今回は完全に「撤退」とのこと。この世界情勢では次の再参戦のめどなど立たなくて当然でしょうが、過去の休止が一定以上の成果をふまえたものであったのに対して、今回は結果らしい結果といえばタナボタ的な 1 度の優勝だけだったことも考えると、世界経済だけでなくレースそのものにも敗戦した結果の「撤退」なのか・・・と、とても悲しくなってきます。
16 年前にホンダが第二期の活動を休止し、その 1 年半後にセナの不幸な事故があってから、私は徐々に F1 への興味を失いましたが、再び F1 を観るようになったのも、ホンダの復帰と佐藤琢磨の活躍があったからこそでした。琢磨のほうはトロロッソのシート獲得に望みをつないでいるようですが、これで万が一だめだったりしたら、私ももうだめかもしれません。行き場を失ったバトンが資金持ち込みでトロロッソのシートを買うという可能性もなきにしもあらずですが、バトンは決して若いチームの成長を牽引できるタイプのドライバーじゃないからなあ・・・。

この発表に対してトヨタは自身の F1 撤退を否定。まあトヨタとホンダでは企業体力が違いすぎるので、これをもってトヨタも即撤退ということはないでしょうが、今後他チームのレース活動にも何らかの影響が出てくる可能性は低くはありません。グループ全体として厳しいルノー、大幅減益の BMW あたりは先行きが怪しいような気もします。
他にも、空力レギュレーション変更で大幅に醜くなったマシン、エンジン統一化レギュレーション案、現在の F1 全体を支える世界の金融・IT 業界の苦境、などなどを考えると、このホンダ撤退がある意味 F1 の「終わりの始まり」だった、と振り返る日が来るのかもしれません。少なくとも、プライベーターが健全に参戦継続できるような環境を作りつつ、レース/スポーツとしての面白さを両立させるような運営ができなければ、そうなってしまう日もそう遠くないように思います。

投稿者 B : 23:56 | F1 | Season 2009 | コメント (1) | トラックバック

2008/11/19 (Wed.)

ウィンターテストが開始

バルセロナテストがスタート! (F1-Live.com)
バルセロナ合同テスト《第3弾》・初日トップは琢磨 (F1キンダーガーテン)
合同テスト《第4弾》テスト2日目午前、またもや琢磨がトップ (F1キンダーガーテン)

2009 年に向けた冬季テストがスタート。来シーズンはスリックタイヤ復活や空力を中心に大幅なレギュレーション変更があるということで、注目度の高いテストになっています。ただ、出てきた 2009 年仕様暫定車を見る限り、いくらなんでもダサすぎるのがものすごく悲しい・・・。
また、レースドライバートライアウトを兼ねて B. セナがホンダのテストに参加。叔父によく似た顔、同じデザインのヘルメットがホンダのスーツを着てホンダのクルマに乗っている姿は、例えクルマが最低な RA108 ベースであっても、感涙モノ。最終的にはディグラッシ、バリチェロ(の落選は決定的にも見えますが)との争いになるとは思いますが、期待大です。ただ、仮にシートを獲得したとしても、来年のホンダの競争力には正直まだ疑問が残るのが、微妙なところ。

などなど、ニュースの多いウィンターテストですが、最大の関心事はやはり佐藤琢磨 2 度目のトロロッソでのドライブ。

佐藤琢磨の合同テストとこれから【1/2】 (F1キンダーガーテン)
佐藤琢磨の合同テストとこれから【2/2】 (F1キンダーガーテン)

初日はトップタイム、2 日目はヴェッテルに続く 2 位タイムと、結果を見る限りものすごく良い内容なので、非常に期待が持てます。上位チームはすでに 2009 年仕様のエアロを試したりしている中、トロロッソは STR3 に薄いウィングをつけた状態で走っているので、多少割り引いて考える必要はありますが、それでもこの結果には期待せざるを得ない。ライバルであり来年のチームメイト候補でもあるブルデー、ブエミもともに悪くないタイムを出しているのでまだまだ分かりませんが、来年に繋がると良いなあ・・・。

このほか、フォースインディアがフェラーリとのエンジン供給契約解消、代わりにメルセデスとの技術提携発表(≒半カスタマーカー化)とのニュースも。C. コレス、M. ガスコインというチーム首脳陣が同時に離脱しており、もうこのチームはメルセデスに魂を売ったな・・・という感じなのが、寂しいところ。来季のシートが決まっていたフィジケラ、スーティルについても、このテストにマクラーレンのテスト兼リザーブドライバーだったはずのデ・ラ・ロサが乗っているあたり、雲行きが怪しくなってきましたが・・・。

投稿者 B : 23:56 | F1 | Season 2009 | トラックバック

2008/11/03 (Mon.)

F1 ブラジル GP 2008

ブラジルGP決勝:ファイナルラップの大波乱!ハミルトンが5位で初戴冠!! (GPUpdate.net)

「この一戦で勝負が決まる」最終戦ブラジルは、予選、スタート、決勝ともにマッサとフェラーリが完璧な内容で非の打ち所のない勝利。ライコネンもきっちり後続を抑えつつポディウム獲得と、サポート役としての仕事を全うしました。しかし、チャンピオンは最低限のポイントを何とかもぎ取ったハミルトンの手に。

日曜の決勝レースはスタート直前のスコールによってウェットコンディションに。スタート直後のエス・ド・セナでは恒例の混乱が発生し、引退レースであったクルサードがロズベルグに当てられ、スピンしたところで中嶋一貴にヒット!キャリア最後のレースをわずかコーナー 2 つで終える結果となりました。デビュー一周年をデビューレースと同じインテルラゴスで迎えた一貴は何とかコースに留まったものの、マシンにダメージを受けており最後まで我慢のレースとなってしまいました。
この事故をきっかけに 4 周の SC 走行。コースはセクターによって程度の違いはあるものの、スタートから徐々に乾き始め、8 周目から全車順次ドライタイヤへと交換。もともとファーストスティントを短くして逃げを打つつもりだったマッサには願ってもない展開に。
その後はマッサ-ヴェッテル-アロンソ-ライコネン-フィジケラ-ハミルトンというオーダー。ソフトタイヤで粘っていたフィジケラが 18 周目にハミルトンに交わされ、そのままレースは膠着状態に。このまま 5 位フィニッシュならハミルトンは 1pt 差でチャンピオンに。

レースが動き始めたのは残り 20 周。唯一の 3 ストップ作戦を採ったヴェッテルが、ピット作業中に先行されたハミルトンを猛追。ただ、ここで逆転されてもハミルトンは 5 位、後続はチームメイトのコヴァライネンなので体制としては盤石。ここまでか・・・と思われた残り 6 周、再び雨が。
ギャンブルに出た下位チームが徐々にスタンダードウェットに換装し始め、トップチームも続いてタイヤ交換。全車ピットインならオーダーは変わらないところ、なんとトヨタの 2 台だけがドライタイヤでレースを続行!マッサ-アロンソ-ライコネン-グロック-ハミルトン-ヴェッテルの順に。しかも、雨に強いヴェッテルがハミルトンを猛追、残り 2 周でハミルトンをオーバーテイク!

風雨が強まる中、マッサがトップチェッカー。この時点で後続の順位が変わらなければ、マッサが同点ながら優勝回数でチャンピオンに。アロンソ、ライコネンまではそのままの順位でフィニッシュ。しかし、濡れた路面で大幅にペースを落としたグロックが、ヴェッテルとハミルトンに交わされており、ハミルトンは手から滑り落ちかけた選手権を残り 10 秒で取り戻しました。

まさに今年のスパを思い出させるような、ドラマチックな雨の演出。去年とは異なるパターンで、1pt 差でハミルトンが史上最年少の初戴冠。「チャンピオンの資質」という議論はもちろんあるにせよ、最後の最後に我慢のレースをし、運を味方につけたハミルトンが今季「最も強いドライバー」であったことは事実でしょう。一方、レースに勝ち、今季最多勝を挙げながらもチャンピオンを逃したマッサは、自らとチームのミスによっていくつかのポイントを失いながら、レース後に見せたあの表情には今季一回り成長した精神面の強さを感じました。

今シーズンのグランプリはこれにて終了。後半はヴェッテルの初優勝やアロンソの復活はともかく、チャンピオン争いという意味ではシラケたレースが続きましたが、最後にこんなエキサイティングな展開が待っていようとは、思いもしませんでした。ここ 2~3 年どちらかというとフェラーリ贔屓な私としては、残念な結果でしたが、レースそのものが面白ければそれで良し。
来季のマクラーレンはハミルトン絶対王政、フェラーリは引き続きジョイントナンバーワン体制で変わらないでしょうが、今季を通じてそれぞれ成長したであろうこの 3 人が改めてどんな争いを見せてくれるか、そこにアロンソやヴェッテル、クビサといった実力者達がどう絡んでくるか、さらに楽しみになりました。

来季はレギュレーションも大幅に変わり、また勢力図が変わりそうな気配。一部にはカスタマーカーが正式に認められ、フォースインディアがマクラーレンのクルマを使うのでは・・・という噂もあります。また、今年後半にチーム力を増したルノー、トヨタ、STR あたりがどう化けてくるかも楽しみです。来季の一発逆転を狙うホンダについては、冬季テストの内容を見てみないことには何とも言えませんが、ロス・ブラウンの手腕を持て余さないチームに変革できているのかどうか。
ともあれ、まずはいくつか残っているシートを賭けたストーブリーグ。アロンソの残留がほぼ確定的になった今、残るはルノーの 1 つ、STR の 1 つ、ホンダの 1 つといったところ。日本人的には佐藤琢磨の去就が関心事ですが・・・。

投稿者 B : 17:22 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック

2008/10/19 (Sun.)

F1 中国 GP 2008

これ書いてる時点で地上派放送前なので、未見の人は注意してください。

↓↓↓

中国GP決勝:ハミルトン優勝、マッサとは7ポイント差で最終戦へ (GPUpdate.net)

富士をノーポイントで終えて迎えた残り 2 戦、上海はハミルトンが完勝でチャンピオンシップに王手をかけました。フリー走行からフェラーリに優位を見せつけ、予選は一人 1 分 34 秒台に入れてみせる速さで PP。決勝でも富士のような失態はなく、スタートから完璧にこなしてポールトゥウィン。チームメイトのコヴァライネンはタイヤのパンクに加えて油圧トラブルでリタイアと散々なレースでしたが、ハミルトンの速さはもはやチームメイトの協力は不要とでも言いたげ。7 ポイント差での最終戦は昨年(の対ライコネン)と同じシチュエーションですが、昨年とは打って変わって勢いづいてのことになるので、これを止めるのは容易ではなさそうです。

対するフェラーリは 2 台がセットアップもタイヤ戦略も異なる形となり、客観的に見てもセットアップに自身が見いだせていないのが分かるほど。セカンドスティント序盤はライコネンがハミルトンを追い上げてみせるシーンがありましたが、それほど長続きはせず。終盤にライコネンがマッサにポジションを譲って少しでも最終戦逆転の可能性を高めるのが精一杯というレースでした。コンストラクターズポイントでは勝てそうな状況ですが、ここからマッサが逆転チャンピオンを獲るのはかなり難しそう。

他チームでは、シンガポール~富士の勢いそのままに乗り込んできたルノーが健闘。マシンは富士ほど良くはないながらもアロンソが光る走りを見せ、スタートで前に出られたコヴァライネンを自力で抜き返すなど見所を作り 4-8 位フィニッシュ。追いすがるトヨタを振り切ってコンストラクターズ 4 位を確定しました。BMW は堅く 5-6 位フィニッシュしたものの、残念ながらクビサのチャンピオンは消滅。個人的にはかなり残念・・・。

その他、特に荒れることもなく、昨年とは違って無難なレースになりました。ここ数戦荒れた展開が続いたので、無難すぎてちょっとつまらなかったくらい。「トロロッソが久々のノーポイント」がむしろニュースになるくらいではないでしょうか。

さて泣いても笑っても残すところあと 1 戦。次は 11 月に入ってからになってしまいますが、ハミルトンがこのまま史上最年少チャンピオンを決めてしまうのか、それとも地元ブラジルでマッサが大逆転を見せるのか、どっちに転んでも個人的にはさほど嬉しくないのですが(ぉ)、チャンピオンシップの行方を見守りたいと思います。

投稿者 B : 22:03 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック

2008/10/17 (Fri.)

McLaren Mercedes Show Car 2008

McLaren Mercedes Show Car 2008

[ Sony Cyber-shot DSC-W170 ]

仕事帰り、品川駅コンコースでなぜか人だかり。人垣の間から覗いてみると、マクラーレンのショーカーを発見!なんでこんなところに・・・。

今年の MP4-23 に似ていますが、クルマの形状(チキンウィングの形状やコクピットサイドプロテクターの大きさ)からして昨年の MP4-22 を今年のカラーリングに変えたものでしょう。たぶん富士のメルセデスブースで見たものと同じですが、ADK 松竹スクエア→FSW→品川駅(笑)と流れてきたのかな。

投稿者 B : 23:58 | ComDigi | F1 | Photograph | Season 2008 | コメント (1) | トラックバック

2008/10/14 (Tue.)

日本 GP 2008 レポート(運営編)

2008 年の富士 F1 レポート、今日は注目の運営編に関して。去年も行った者としては、そのカイゼンぶりを観察してくる義務があると思って。

富士スピードウェイ 2年目の"カイゼン" (GPUpdate.net)

↑の GPUpdate.net の記事にもありますが、今年はかなりまともな運営に変わっていたと思います。昨年あれだけの特集を組んだ F 速あたりにどういうレポートが載るか楽しみなほど。
詳細は以下。

シャトルバス乗り場(行き)

まずは行きのバス乗り場。私は去年と同じく鉄道の大雄山ルートだったのですが、大雄山への到着時間が早かった(7:30 頃には着いていた)こともあって、空いてました。去年も同じくらいの時間でそれほど混んでいなかった(5~10 分の待ちで乗れた)んですが、今年は待ちなしで乗れました。
乗り場のスタッフも皆礼儀正しくて笑顔だったので、いきなり好感度高し。

霊峰を望む

朝は道路もさほど混んでおらず、40 分ほどで FSW に到着。やや霞んでますが、スタンドの向こうに富士山が見えます。この後どんどん曇ってきて見えなくなってしまった(レース後にはまたうっすらと見えていた)ので、良いタイミングで拝むことができました。
ここでも、バスを降りるや否やスタッフが道案内をしてくださいました。またしても好感度高し。

M スタンド

私が観戦したネッツコーナー付近の M スタンド。去年の F スタンド(ヘアピン)と比べると、規模は小さめ。
大雄山コースのバス乗り場からだと、ちょうどサーキットの反対側にあたるので、行くのがけっこう大変(;´Д`)ヾ。

あ、ちなみにこの M スタンドでイーモバの電波が入ることを確認しました(゜Д゜)!まさかこんなところで入ると思っていなかったので、かなり衝撃。でもさすがにめんどくさかったので、現地からの記事アップは控えました(笑。

カレラカップ

サポートレースのカレラカップ。今回のサポートレースはこれとヴィッツレースでした。片山右京やアレジがストックカーで激しくぶつけ合う「スピードカー」が直前で中止になってしまったのが、非常に残念。でも、このカレラカップは都筑兄弟と清水康弘の最後まで激しいバトルが面白かった!基本的にサポートレースってあまり真面目に見ないんですが、今回は流し撮りの練習がてらながら、見る価値のあるレースでした。

THE RED BULLETiN

F1 ビレッジの隅っこにあった「レッドブリテン」の編集テント。F1 では今やもう有名な媒体になったので、記念撮影してる人も多し。フリーペーパーなので私も一部欲しかったんですが、私が行ったときには配っているのを見かけませんでした。残念。

あ、ちなみにメインスタンド近くの関係者用ゲートで片山右京と土屋圭一を発見。写真に収めようと思ったのですが、すぐに人だかりができて全く撮れず(T_T)。

トロロッソのコンテナ

M スタンドに向かう途中で発見した、各チームのコンテナ保管所。フェラーリ、マクラーレン、BMW ザウバー、トロロッソあたりのコンテナを発見しました。意外とこういうのって目にする機会がないので、貴重かも。

Nursery

M スタンドからフジプラザに向かう途中にあった休憩所。授乳室やオムツ交換室があったり、

屋根付き休憩所

↑これだけゆったりした休憩用テントがあったり、至れり尽くせり。去年はこんなの見かけなかったような。少なくとも探し回らないとこういう施設ってなかったと思うので、大幅な進歩です。

フジプラザ

で、そこから先のフジプラザ。富士山の名を冠した広場なのでさぞや賑わってるんだろう・・・と思いきや、だだっ広いだけで閑散としてました。左側の長いテントが物販(ほぼ飲食物のみ)、右側の三角屋根が休憩所です。
この休憩所はさすがに立派なのですが、あまりに楽しみがなくてちょっと退屈。あるものと言えば FSW のグッズ販売所、オフィシャルチームマーチャンダイズ(チームグッズ販売)ブースくらいで、他のどこの広場にもあるものと全く同じ。一応、休憩テントの奥に大道芸人が見世物をやるステージがあるんですが、それくらい、という、いかにも寂しい場所でした。あ、でも大道芸人はちょっぴり面白かった(笑。

スピードウェイプラザ

ちなみに、バス乗り場付近のスピードウェイプラザにも同じく屋根付きの休憩所があり、去年のように雨に打たれた場合にはかなりありがたいだろうなと思ったのですが、去年この場所に出ていたテナントが大幅になくなってしまったので、スピードウェイプラザ自体が微妙につまらなくなっていたのは残念でした。
休憩所のためにサーキット側が出展を絞ったのか、去年のことがあったので出展者側が嫌がったのかは分かりませんが、セッションの合間や行き帰りのけっこうな楽しみがなくなってしまうのは、レースの楽しみの 1/3 くらいを台無しにしているような気がします。

F1 ビレッジ

同様に、メインスタンド後ろにある最大の出展スペースである F1 ビレッジもこのとおり。かなり広々としていて歩きやすいんですが、正直寂しさは否めません。毎年巨大なブースを出しているメルセデスと、地元トヨタブースだけが異様に大きくて、ちょっと浮いてる感じ。

他の運営は良かっただけに、こういうところに気配りが足りなかったのが残念です。

トイレ・・・

トイレはこんな感じ。スピードウェイプラザの仮設トイレの行列です。正直並ぶ気になれないんですが、実際には 10~15 分待ちといったところなので、待てなくはないです。
ちなみに、帰りはスピードウェイプラザや F1 ビレッジよりもバス乗り場近くの常設トイレあたりに入った方が早かったような雰囲気。全体的には、それほどスムーズではないにしろ必要十分な数は用意されてたというところですかね?

シャトルバス乗り場へ

帰路、スピードウェイプラザからシャトルバス乗り場に向かう道。去年は土曜も日曜もこの時点で既に人が溢れかえっていて、思い出すだけで吐き気がしますが、今年はこの通り。ちなみに、レース終了後はウィニングランだけ見て表彰台を待たずにスタンドを出ましたが、それでもスピードウェイプラザで 20~30 分ほどグッズを物色して 16:15 頃の状況なので、帰りの時間としてはそれほど早すぎるわけではないと思います。

シャトルバス乗り場(帰り)

で、さらに 3~4 分歩いてバス乗り場に到着。去年はこの数分に何時間かけて並んだことやら。挙げ句の果てには「バス道路で崖崩れや土砂崩れが発生して・・・」というひどい案内だったのが、昨日のことのように思い出されますε=(~Д~;)。

これで帰れる

バス乗り場に到着した時点で、既に何台かのバスが待機しており、私が乗り込んで着席するや否や(私が乗ったバスでは私が最後の乗客だった)出発。今年は「留め置き方式」にすると聞いていたので、バスに乗ってからも数十分程度の待ちは覚悟していたんですが、スムーズすぎ。
さすがに道中はバスが混み合っていて、大雄山まで 60 分程度かかりましたが、それでも公式案内の所要時間(約 65 分)より若干短い程度なので、全然合格点。えっと、去年のことがあったので、帰りの待ち時間用に準備した本やら動画やらが完全に無駄になりましたよ?(ぉ

そのまま大雄山経由で 18 時前には小田原着。去年はそこから新幹線を使ったのですが、今年は東海道線の各駅停車に乗って 19:30 には川崎に着いてました。そこから食事を摂って 20:30 には帰宅。あれ、去年の土曜日はまだバスに乗ってた時間ですよ・・・。

ということで、今年の運営は正直なところ各プラザに活気が少なかったことを除けばほぼ非の打ち所のない運営だったと(少なくとも私は)感じました。サーキット内の歩道も広く歩きやすくなっていたし、肝心のチケット&ライドシステムがようやく当初の役割を果たしていたし、何よりもスタッフ一人一人の応対に誠意が感じられて素晴らしかった。バス乗り場やサーキットの各所に配置された案内員、ウィニングランでアロンソを本当に嬉しそうに迎えたコースマーシャル、彼らの笑顔に救われた想いでした。
もちろん、昨年とは違って詳細まできっちり定められたマニュアルはあったんでしょうし、スタッフの教育の賜物というところはあるでしょうが、それだけではあの応対は引き出せないはず。「ホスピタリティ」という言葉をどこか感じさせる応対ですらあったと思います。

また、これは私個人の出来事ですが、帰路の大雄山線が満員だったので立ったまま乗っていたら、私の前に座っていた老夫婦がわざわざ「次の駅で降りますから」と声をかけてくださいました。他にも、バス乗り場周辺の地元商工会の協力とか、もろもろ、トヨタ&FSW は周辺地域の協力によってこのグランプリを成功裡に終えることができたことを、ちゃんと肝に銘じて 2 年後に臨むべき。今年これだけのことができたのだから、私なんぞにいちいち言われるまでもないのかもしれませんが。

個人的には、去年のことがあったので、今年は(というかもう二度と)FSW には行かないことにしようかと思っていました。今年にしても、結局行くことにはしたけど運営に突っ込みどころがあったら容赦しないつもりで行っていました。が、終わってみれば、レース内容的にも運営面でも「来て良かった」と思えるグランプリだったと言えます。本音では、やはりコースそのものは鈴鹿の方が面白いと思うけど、これなら隔年開催でも再来年の日本 GP にはまた来てみようかな、と思っています。
ある意味では、今年くらいの運営ができるのが当たり前、去年があまりにひどかったということだとは思いますが、これで今後の富士日本 GP に訪れる人々が楽しめるようなグランプリになったのであれば、私たちの去年は決して無駄ではなかったのだ、と、少しだけ報われたような気持ちです。

投稿者 B : 23:12 | F1 | Season 2008 | コメント (6) | トラックバック