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2009/03/07 (Sat.)

BGP001 シェイクダウン

ブラウンGP、シェイクダウンを無事完了! (F1キンダーガーテン)
真っ白な"ブラウン"マシンがコースデビュー (F1-Live.com)

「ブラウン GP」の新車 BGP001 がシルバーストンサーキットにてシェイクダウンされました。ブリヂストン以外のスポンサーロゴは一切なし、カラーリングはチームカラーのイエロー×ブラックが少しあしらわれている以外はほぼ真っ白。やっぱりどことなく SAF1 のデビュー時を彷彿とさせるものがあります。
ボディデザインは低い幅広のノーズと大胆に絞り込まれたサイドポンツーンが印象的で、RA106 ののフロントエンドに RA107 のリヤエンドを組み合わせたようなイメージですが、実際のパフォーマンスのほどは来週の合同テストでつまびらかにされることでしょう。

しかしここにきてニック・フライの進退がやはり不明になっているようですが、個人的にはこのままいなくなってほしい(´д`)。

投稿者 B : 13:30 | F1 | Season 2009 | コメント (1) | トラックバック

2009/03/06 (Fri.)

Brawn GP Formula One Team

ホンダ、チーム売却完了! 新チーム名は「ブラウンGP」!! (F1キンダーガーテン)
ブラウンGP、明日新車『BGP001』をシェイクダウンへ! (F1キンダーガーテン)
ドライバーはバトンとバリチェロ (F1-Live.com)

昨年 12 月の衝撃的な撤退発表からちょうど 3 ヶ月、HRF1 の売却完了がようやく正式発表になりました。ここまでほぼ毎週のように異なる噂が飛び交う錯綜状態を経て、最終的にはロス・ブラウンによる MBO という形で決着したようです。直前の情報ではニック・フライが外れてプロドライブのリチャーズが参画するという噂もありましたが、旧 HRF1 の代表として FOTA の会見に出席していることから、主要ポジションでチームに残留するようです。ううむ(´д`)。

チーム名は代表の名前をとって「ブラウン GP」。スペルは "Brawn" なので発音的には「ブロウン GP」のほうが近いですが、ブラウン GP って名前だけで応援したくなります(ぉ。
エンジンはメルセデス、ドライバーは昨年と同じくバトン&バリチェロのラインアップ。残念ながらブルーノ・セナは漏れてしまったのが残念ですが、新体制下ではブラウンとバリチェロの信頼関係も重要になってくると思うので、やむなしか。ブルーノはメルセデス麾下で DTM に参戦するようですが、もうちょっといろんな環境が整ってから F1 にチャレンジしてほしい気がします。このまま行けば 2~3 年後にコヴァライネンの後任としてマクラーレンからデビューしたりするのでしょうか。

さておき、新車のシェイクダウンは明日とのこと。ホンダエンジンからメルセデスエンジンへの載せ替えを突貫で行い、SAF1 ばりにほぼぶっつけ本番でメルボルンのグリッドに並ぶような状況ではありますが、ブラウン肝いりの新車がどの程度のポテンシャルを持っているか、楽しみです。2008 年シーズンは無駄にはならなかったと信じたい。

投稿者 B : 21:56 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/02/25 (Wed.)

USF1 が正式発表

ベールを脱いだUSF1 (GPUpdate.net)
USF1 ダイナミックなアプローチを試みる (GPUpdate.net)

噂になっていた「オールアメリカ」な F1 チーム、USF1 が 2010 年からの F1 参戦を正式発表。現時点ではチーム代表がケン・アンダーソン、スポーティングディレクターがピーター・ウィンザーであること以外はほとんど分かっていませんが、少なくとも旧 HRF1 を買収してチーム作りをするわけではないことだけは確かです。
インディや NASCAR といった大味なレースが流行るアメリカのお国柄で F1 チームが成り立つのか、そもそもこの経済状況下のアメリカで本当にやれるのか?など、不安要素は尽きませんが、プレイヤー自身が減っていきそうな F1 界で、数少ない前向きなニュースであることは間違いありません。

いっぽうで、旧 HRF1 はエンジンサプライヤーとみられているメルセデスへの一応の支払期限が過ぎたにもかかわらずまだ買収先が発表になっていませんが、大丈夫なんですかね・・・。現時点ではロス・ブラウンら経営陣による MBO が最有力とか、ニック・フライが離脱するとかいった噂も流れてきていますが、タイムリミットはもうすぐそこ。個人的には半ばどうでもよくなりつつあるけど、08 年を棒に振った HRF1 がどんなマシンを作り上げたのか、は気になるところです。

投稿者 B : 23:32 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/02/09 (Mon.)

Red Bull RB5

レッドブル RB5を発表 (GPUpdate.net)
最新画像 レッドブル新車・RB5 (GPUpdate.net)

レッドブルの RB5 が正式発表に。2009 年の新車で個人的に最も注目していたのがレッドブルですが、期待に違わず美しいマシンに仕上げてきましたね。今年のレギュレーションは速さとボディラインの美しさを両立させるのが実に難しい空力制限ですが、優れたエアロデザイナーの手にかかればこの通り。
低くてばかでかいフロントウィング、幅狭すぎて間抜けなリアウィングは仕方ないけど、余計な空力付加物のないサイドポッド周りは私好み。細いハイノーズから吊り下げられたフロントウィングあたりも相まって、スーパーアグリで改修を受ける前のアロウズ A23 のような印象を受けるんですが、空力レベルではそのくらい(7 年くらい)遡ったと考えて良いんですかね?

さておき、トロロッソの STR4 も事実上発表されたに等しいので、これで新車未発表なのはフォースインディアと未だ体制が決まらない旧 HRF1 くらいですね。プレシーズンテストが始まる前なのでパフォーマンスのほどは分かりませんが、現時点での「見た目グランプリ」では、

  1. フェラーリ F60
  2. レッドブル RB5
  3. マクラーレン MP4-24
  4. トヨタ TF109
  5. ウィリアムズ FW31
  6. BMW ザウバー F1.09
  7. ルノー R29
の順に速そう。あ、ルノーの二重顎ノーズはクラッシュテスト通過用の暫定版で、本戦仕様ではフェラーリばりの細ノーズになるみたいですが、どっちにしてもあのカラーリングじゃねえ(´д`)。

F1 はシーズンが進むにつれて最も効率の良い空力デザインに画一化されていくのが常ですが、こういう難しいレギュレーションに変わった年のはじめは各チームの個性が見えて面白いですね。こういうシーズンに最初から力を出せるチームこそ、真に強いチームなんでしょう。
本当ならば、このニューウェイデザインである STR4 を駆る佐藤琢磨の勇姿が見たかったところですが・・・皆まで言うまい。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2009 | コメント (2) | トラックバック

2009/02/07 (Sat.)

トロロッソはブルデー+ブエミ・・・。

トロロッソ ボーデの起用を正式発表 (GPUpdate.net)
琢磨、トロ・ロッソの決定を受けてコメントを発表 (F1-Live.com)

ああぁ・・・・・・。

年末くらいから不穏な噂が流れ始めていたので、やや覚悟はしてましたが、正式発表となるとやっぱりショック大きいですね。

佐藤琢磨とブルデーで実力的に大きな開きがあるとは考えにくい(チームを引っ張っていく力という点では、SAF1 を牽引した実績は評価されてしかるべきだと思う)ので、やはりマネージャーのアンドリュー・ギルバート・スコットのコメントにあるとおり、持ち込み資金不足が最大の敗因ということなのでしょうか。ジレットも CM 契約を琢磨から松坂大輔に替えてしまいましたし、今や F1 に資金提供できそうな大企業なんて、日本のどこを探しても・・・。

琢磨ももう 32 歳、年齢的にはもうギリギリ。浪人はできてあと 1 年が限度でしょうし、日本チームももうトヨタしかないし、どうするつもりなのか・・・。

あー、やっぱり今年はもう F1 自体に感情移入して応援できそうにないなあ。鈴鹿どうするか・・・。

投稿者 B : 21:08 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/01/21 (Wed.)

2009 年仕様車が続々

マクラーレン MP4ー24を発表 (GPUpdate.net)
BMWザウバー F1.09を発表 (GPUpdate.net)
ルノー R29を発表 (GPUpdate.net)
トヨタ TF109を発表 (GPUpdate.net)
ウィリアムズ FW31を発表 (GPUpdate.net)

年明けのテスト開始に合わせて、各チームから 2009 年の新車が続々デビューしています。この数日で一挙に発表されたので、残っているのはレッドブル/トロロッソとフォースインディア、そして新体制がまだ決まらない旧 HRF1 の 4 チームのみ。

今季は空力関係のレギュレーションが大幅に変わったせいで、やはりクルマの見た目も様変わりしましたねー。フロントウィングの大型化・地上高低下、リヤウィングの小幅化、サイドポッド周りの空力付加物の削減・・・つまりマシンについているウィングやウィングレットがほとんど一新されたことになるので、変わって当然ですが。
そんな中でフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズあたりは新レギュレーションになっても比較的美しさを保っているけど(昨年のウィリアムズ FW30 は、最終的な速さはともかくボディライン的には 2008 年のマシンで一番好きだった)、BMW やルノーのデザインは正直悲しいくらいひどいですね。F1.09 はテスト仕様車に比べれば幾分ましになったような気はするもののやっぱり微妙だし、ルノーはボディライン(特にノーズ周辺がひどい)もさることながら、赤が目立つようになったカラーリングも残念な感じ(´д`)。経験的にカッコ悪いクルマが速かった試しがないので、今年のルノーは微妙かも。

そういえばマクラーレンのロン・デニスがついに引退とのこと。歳も歳だし、一昨年のスパイ事件でメルセデスとの関わり方も少し変わってきたし、ハミルトンのワールドチャンピオン獲得を花道に引退するのでは・・・との見方がありましたが、果たしてその通りになりました。個人的にはセナ時代からマクラーレンの不動のボスというイメージも強かったし、F1 の顔といえばロン・デニスかフランク・ウィリアムズというくらい古くから F1 界を引っ張ってきた人物だけに、一抹の寂しさがあります。

投稿者 B : 21:38 | F1 | Season 2009 | コメント (3) | トラックバック

2009/01/13 (Tue.)

F60

フェラーリ 2009年用マシン「F60」を発表 (GPUpdate.net)
最新画像 フェラーリ新車・F60 (GPUpdate.net)

フェラーリが 2009 年のマシン「F60」を発表。全チームの中では一番乗りということになります。「Fx0」という名前は今まで市販車のアニバーサリーモデルに冠されてきましたが、F1 参戦 60 周年を記念して今回は F1 につけられたようです。

意外だったのが、想像していたよりも遙かにカッコイイということ。今年の F1 はみんなあまりにもカッコ悪い BMW のクルマみたいになってしまうと想像していたので、良い意味で裏切られましたね。

今後各チームから続々と新車発表が行われるはずですが、それよりも HRF1 の買収先がなかなか決まらないこと(現時点ではフライ/ブラウンによる MBO が最有力とか?)と、トロロッソの 2 人目のレースドライバーが発表されないことが、日本人的にはやきもきさせられます。
もし HRF1 がこのまま消滅、トロロッソが琢磨以外だったりしたら、今年は鈴鹿には行かないかも・・・ね。

投稿者 B : 00:06 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2008/12/05 (Fri.)

ホンダが F1 から撤退!

ホンダ F1からの撤退を発表 (GPUpdate.net)
ホンダ、F1撤退!! (F1キンダーガーテン)
ホンダのF1撤退のステイトメント (F1キンダーガーテン)

あああ・・・・・・。

昨夜~今日未明にかけて急激に噂が流れ始め、本日午後に記者会見で正式発表。まさかこんなに唐突とは・・・。

金融危機は世界経済に巨大な波紋を投げかけ、あらゆる業界のあらゆる企業のビジネスに急激なブレーキをかけていますが、それがついに F1 にも具体的な影響となって顕れてきました。それがよりによってホンダとは・・・。
現在 F1 に参戦しているチームの中で最もコストをかけているのがホンダであり、eathdreams プロジェクトによってスポンサーらしいスポンサーを持たずにほとんどを自前資金で活動し、さらには佐藤琢磨救済のために活動資金の大半を負担して SAF1 のレース活動を 2 年半サポートし・・・ここ数年で F1 に費やした資金は計り知れません。とはいえ、ロス・ブラウンを獲得して、2008 年を捨ててまで 2009 年に賭けた結果がこれでは、ファンとしてもあまりに気持ちのやり場がありません。HRF1 の DMD を務めた中本修平氏の二輪部門への異動は、もしかしたらこの撤退を前提としてのことだったのでは?と勘ぐりたくもなってしまいます。また、ロス・ブラウンの去就も気になりますね・・・。

これまで 2 度の活動休止はあくまで「休止」宣言だったのに対して、今回は完全に「撤退」とのこと。この世界情勢では次の再参戦のめどなど立たなくて当然でしょうが、過去の休止が一定以上の成果をふまえたものであったのに対して、今回は結果らしい結果といえばタナボタ的な 1 度の優勝だけだったことも考えると、世界経済だけでなくレースそのものにも敗戦した結果の「撤退」なのか・・・と、とても悲しくなってきます。
16 年前にホンダが第二期の活動を休止し、その 1 年半後にセナの不幸な事故があってから、私は徐々に F1 への興味を失いましたが、再び F1 を観るようになったのも、ホンダの復帰と佐藤琢磨の活躍があったからこそでした。琢磨のほうはトロロッソのシート獲得に望みをつないでいるようですが、これで万が一だめだったりしたら、私ももうだめかもしれません。行き場を失ったバトンが資金持ち込みでトロロッソのシートを買うという可能性もなきにしもあらずですが、バトンは決して若いチームの成長を牽引できるタイプのドライバーじゃないからなあ・・・。

この発表に対してトヨタは自身の F1 撤退を否定。まあトヨタとホンダでは企業体力が違いすぎるので、これをもってトヨタも即撤退ということはないでしょうが、今後他チームのレース活動にも何らかの影響が出てくる可能性は低くはありません。グループ全体として厳しいルノー、大幅減益の BMW あたりは先行きが怪しいような気もします。
他にも、空力レギュレーション変更で大幅に醜くなったマシン、エンジン統一化レギュレーション案、現在の F1 全体を支える世界の金融・IT 業界の苦境、などなどを考えると、このホンダ撤退がある意味 F1 の「終わりの始まり」だった、と振り返る日が来るのかもしれません。少なくとも、プライベーターが健全に参戦継続できるような環境を作りつつ、レース/スポーツとしての面白さを両立させるような運営ができなければ、そうなってしまう日もそう遠くないように思います。

投稿者 B : 23:56 | F1 | Season 2009 | コメント (1) | トラックバック

2008/11/19 (Wed.)

ウィンターテストが開始

バルセロナテストがスタート! (F1-Live.com)
バルセロナ合同テスト《第3弾》・初日トップは琢磨 (F1キンダーガーテン)
合同テスト《第4弾》テスト2日目午前、またもや琢磨がトップ (F1キンダーガーテン)

2009 年に向けた冬季テストがスタート。来シーズンはスリックタイヤ復活や空力を中心に大幅なレギュレーション変更があるということで、注目度の高いテストになっています。ただ、出てきた 2009 年仕様暫定車を見る限り、いくらなんでもダサすぎるのがものすごく悲しい・・・。
また、レースドライバートライアウトを兼ねて B. セナがホンダのテストに参加。叔父によく似た顔、同じデザインのヘルメットがホンダのスーツを着てホンダのクルマに乗っている姿は、例えクルマが最低な RA108 ベースであっても、感涙モノ。最終的にはディグラッシ、バリチェロ(の落選は決定的にも見えますが)との争いになるとは思いますが、期待大です。ただ、仮にシートを獲得したとしても、来年のホンダの競争力には正直まだ疑問が残るのが、微妙なところ。

などなど、ニュースの多いウィンターテストですが、最大の関心事はやはり佐藤琢磨 2 度目のトロロッソでのドライブ。

佐藤琢磨の合同テストとこれから【1/2】 (F1キンダーガーテン)
佐藤琢磨の合同テストとこれから【2/2】 (F1キンダーガーテン)

初日はトップタイム、2 日目はヴェッテルに続く 2 位タイムと、結果を見る限りものすごく良い内容なので、非常に期待が持てます。上位チームはすでに 2009 年仕様のエアロを試したりしている中、トロロッソは STR3 に薄いウィングをつけた状態で走っているので、多少割り引いて考える必要はありますが、それでもこの結果には期待せざるを得ない。ライバルであり来年のチームメイト候補でもあるブルデー、ブエミもともに悪くないタイムを出しているのでまだまだ分かりませんが、来年に繋がると良いなあ・・・。

このほか、フォースインディアがフェラーリとのエンジン供給契約解消、代わりにメルセデスとの技術提携発表(≒半カスタマーカー化)とのニュースも。C. コレス、M. ガスコインというチーム首脳陣が同時に離脱しており、もうこのチームはメルセデスに魂を売ったな・・・という感じなのが、寂しいところ。来季のシートが決まっていたフィジケラ、スーティルについても、このテストにマクラーレンのテスト兼リザーブドライバーだったはずのデ・ラ・ロサが乗っているあたり、雲行きが怪しくなってきましたが・・・。

投稿者 B : 23:56 | F1 | Season 2009 | トラックバック

2008/11/03 (Mon.)

F1 ブラジル GP 2008

ブラジルGP決勝:ファイナルラップの大波乱!ハミルトンが5位で初戴冠!! (GPUpdate.net)

「この一戦で勝負が決まる」最終戦ブラジルは、予選、スタート、決勝ともにマッサとフェラーリが完璧な内容で非の打ち所のない勝利。ライコネンもきっちり後続を抑えつつポディウム獲得と、サポート役としての仕事を全うしました。しかし、チャンピオンは最低限のポイントを何とかもぎ取ったハミルトンの手に。

日曜の決勝レースはスタート直前のスコールによってウェットコンディションに。スタート直後のエス・ド・セナでは恒例の混乱が発生し、引退レースであったクルサードがロズベルグに当てられ、スピンしたところで中嶋一貴にヒット!キャリア最後のレースをわずかコーナー 2 つで終える結果となりました。デビュー一周年をデビューレースと同じインテルラゴスで迎えた一貴は何とかコースに留まったものの、マシンにダメージを受けており最後まで我慢のレースとなってしまいました。
この事故をきっかけに 4 周の SC 走行。コースはセクターによって程度の違いはあるものの、スタートから徐々に乾き始め、8 周目から全車順次ドライタイヤへと交換。もともとファーストスティントを短くして逃げを打つつもりだったマッサには願ってもない展開に。
その後はマッサ-ヴェッテル-アロンソ-ライコネン-フィジケラ-ハミルトンというオーダー。ソフトタイヤで粘っていたフィジケラが 18 周目にハミルトンに交わされ、そのままレースは膠着状態に。このまま 5 位フィニッシュならハミルトンは 1pt 差でチャンピオンに。

レースが動き始めたのは残り 20 周。唯一の 3 ストップ作戦を採ったヴェッテルが、ピット作業中に先行されたハミルトンを猛追。ただ、ここで逆転されてもハミルトンは 5 位、後続はチームメイトのコヴァライネンなので体制としては盤石。ここまでか・・・と思われた残り 6 周、再び雨が。
ギャンブルに出た下位チームが徐々にスタンダードウェットに換装し始め、トップチームも続いてタイヤ交換。全車ピットインならオーダーは変わらないところ、なんとトヨタの 2 台だけがドライタイヤでレースを続行!マッサ-アロンソ-ライコネン-グロック-ハミルトン-ヴェッテルの順に。しかも、雨に強いヴェッテルがハミルトンを猛追、残り 2 周でハミルトンをオーバーテイク!

風雨が強まる中、マッサがトップチェッカー。この時点で後続の順位が変わらなければ、マッサが同点ながら優勝回数でチャンピオンに。アロンソ、ライコネンまではそのままの順位でフィニッシュ。しかし、濡れた路面で大幅にペースを落としたグロックが、ヴェッテルとハミルトンに交わされており、ハミルトンは手から滑り落ちかけた選手権を残り 10 秒で取り戻しました。

まさに今年のスパを思い出させるような、ドラマチックな雨の演出。去年とは異なるパターンで、1pt 差でハミルトンが史上最年少の初戴冠。「チャンピオンの資質」という議論はもちろんあるにせよ、最後の最後に我慢のレースをし、運を味方につけたハミルトンが今季「最も強いドライバー」であったことは事実でしょう。一方、レースに勝ち、今季最多勝を挙げながらもチャンピオンを逃したマッサは、自らとチームのミスによっていくつかのポイントを失いながら、レース後に見せたあの表情には今季一回り成長した精神面の強さを感じました。

今シーズンのグランプリはこれにて終了。後半はヴェッテルの初優勝やアロンソの復活はともかく、チャンピオン争いという意味ではシラケたレースが続きましたが、最後にこんなエキサイティングな展開が待っていようとは、思いもしませんでした。ここ 2~3 年どちらかというとフェラーリ贔屓な私としては、残念な結果でしたが、レースそのものが面白ければそれで良し。
来季のマクラーレンはハミルトン絶対王政、フェラーリは引き続きジョイントナンバーワン体制で変わらないでしょうが、今季を通じてそれぞれ成長したであろうこの 3 人が改めてどんな争いを見せてくれるか、そこにアロンソやヴェッテル、クビサといった実力者達がどう絡んでくるか、さらに楽しみになりました。

来季はレギュレーションも大幅に変わり、また勢力図が変わりそうな気配。一部にはカスタマーカーが正式に認められ、フォースインディアがマクラーレンのクルマを使うのでは・・・という噂もあります。また、今年後半にチーム力を増したルノー、トヨタ、STR あたりがどう化けてくるかも楽しみです。来季の一発逆転を狙うホンダについては、冬季テストの内容を見てみないことには何とも言えませんが、ロス・ブラウンの手腕を持て余さないチームに変革できているのかどうか。
ともあれ、まずはいくつか残っているシートを賭けたストーブリーグ。アロンソの残留がほぼ確定的になった今、残るはルノーの 1 つ、STR の 1 つ、ホンダの 1 つといったところ。日本人的には佐藤琢磨の去就が関心事ですが・・・。

投稿者 B : 17:22 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック