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2008/06/09 (Mon.)

F1 カナダ GP 2008

北米ラウンドは放送時間帯が遅いので辛いんですが、今回はライブで観てました。息つく暇もないくらい状況が二転三転するレースだったので、うとうとすることもありませんでしたが、翌日はさすがに辛い・・・。

カナダGP決勝:クビサが初優勝でBMWが1-2完勝、クルサードが3位 (GPUpdate.net)

昨年に引き続き荒れたカナダ GP は伏兵クビサが完璧なレース運びで初優勝。BMW ザウバーにとっても、ポーランド人にとっても初めてのファーストポディウムをもたらしました。

コース幅が狭くランオフエリアも少ないモントリオールは毎年荒れますが、予選で PP を獲得(どうも狙って燃料を軽めにしていた模様)したハミルトンが序盤は危なげなく逃げを打ちます。カナダにしてはオープニングラップの 1 コーナーでアクシデントが発生せず、落ち着いたレースになるかと思いきや実際はいつも通りの荒れたレース。序盤にフォースインディアのスーティルが単独クラッシュでイエローフラッグの原因になると、セーフティカーが導入されてその後のアクシデントのトリガーに。一般的なサーキットならあの程度で SC が入ることはないんでしょうが、そこはモントリオールだから仕方がないのか。補修したはずの路面も剥がれてくるし、この調子だと北米からグランプリがなくなってしまっても文句は言えないような。

問題はその SC 中に発生。ピットレーンオープン後、ピットアウトでサイドバイサイドになったライコネンとクビサがピットレーン出口の赤信号に気づいて急制動。その後ろに信号を見ていなかったハミルトンが追突して、ライコネンとハミルトンのレースはここで終了。ここのシグナルはレイアウト上見えにくいとかいろいろ問題はあるのかもしれませんが、昨年も似たような状況でマッサとフィジケラが信号無視で失格になっているので、気をつけて然るべきだと思うんですけどねえ・・・少なくとも、その時点でのポイントリーダーが犯して良いミスじゃないな。信号無視+追突という結果に対して次戦 10 グリッド降格だけというのは、ペナルティとして軽すぎるような気がします(ハミルトン自身は停止線を越えていないので、事実としてはただの追突に対するペナルティなんでしょうが)。いずれにしても、私の中でのハミルトンの評価は今回かなり下がってしまいました。

SC が入ったことで各チームのピット戦略は大きく乱され、1 ストップ組と 2 ストップ組が入り乱れてその後の実質的な順位がよく分からない状況に。先頭のクルマから順にピットストップするみたいな状況になってしまいましたが、一時はなんとバリチェロがラップリーダーを記録。その後に中嶋一貴が続き、日本人なら誰でも大金星を妄想したでしょうが、現実はそう甘くない。というか、フジの地上波のアナウンサー煽りすぎ(;´Д`)ヾ。
ピットストップ後の一貴はがんばっていたものの、そこからの 2 ストップ作戦では大きなジャンプアップは望めず。しまいにはバトンに追突→フロントウィング脱落→ピットインしようとするも、ピットロード入口でステアリングを切ったところで折れたフロントウィングを踏んでしまい、曲がれなくなってそのままピットウォールに激突してジ・エンド・・・。こういうレースではミスさえしなければポイント獲得の確率がかなり高まるだけに、非常に惜しい結果でした。予選も Q3 に残れなかったとはいえ悪くなかったので、悔しいところ。

その後も荒れた路面と TCS・EBC なしのマシン制限の影響か、単独スピンなどで脱落するマシンが多数。最後まで何事もなかったのが BMW の 2 台で、結果的にセカンドスティントでリードを築けたクビサが悲願の初優勝。今シーズンは緒戦から結果を出し続けてきて、今季中には 1 勝するだろうと思っていましたが、まさか昨年大クラッシュを演じたここカナダで勝つとは。荒れたレースを一人ノートラブルで完勝、という勝ち方はハミルトンの持ち味だと思っていましたが、クビサとハミルトンは昨年とは全く反対のシチュエーションになりましたね。いずれにしても、こういうレースで勝てるドライバーは強いドライバーだと思います。個人的にクビサはデビュー当時から応援したいドライバーの一人だったので、けっこう嬉しい。

2 位のハイドフェルドはセカンドスティント次第ではこちらも優勝の目があっただけに、悔しいところでしょう。今年に入ってチームの初 PP もクビサに獲られ、今回は自身の初優勝とチームの初優勝を目の前でやられてしまったのだから悔しいのは分かりますが、終始ぶ然。もっと喜んで良いと思うんだけどなあ。なんか近いうちにまた BMW の来季の契約関係の憶測や噂がいろいろ流れそうな気がします。

さておき、ドライバーズランキングはクビサがハミルトンを抑えてトップに躍り出たことになります。コンストラクターズランキングに関しても、BMW が首位フェラーリにあと 3 点というところまで迫ってきました。マシンのポテンシャル的には BMW はまだまだ「二強が崩れたときなら何とか勝てる」というポジションにすぎないでしょうが、それでもこの結果は立派。この 1 年半、赤か銀しか勝っていない F1 に少し飽き飽きしてもいたので、個人的にはこれで面白くなってきました。クビサにはこの調子で最後までチャンピオンシップに絡んでいってほしいところ。
気がつけばシーズンももう中盤戦に突入しました。開幕前の予想とはやや異なる様相を呈してきましたが、このまま面白いレースを次戦フランスでも見せてほしいですね。

投稿者 B : 23:57 | F1 | Season 2008 | コメント (2) | トラックバック

2008/05/28 (Wed.)

日本 GP チケット抽選申込 2008

けっこうギリギリになってしまいましたが、一応今年の富士日本 GP のチケット抽選に申し込み。

F1 2008 JAPANESE GP in FUJI SPEEDWAY

本当は一緒に行く人がいたら行こうと思っていたんですが、行き違いで別々に申し込むことになってしまったので(ぉ)、今回もお一人様コース。どちらにしろ今年は娘の幼稚園の運動会とかぶってしまって決勝日しか行けないので、お気楽に一人でもいいかなと。

座席とルートの組み合わせはこんな感じで申し込んでみました。

第 1 希望:D 席 (第 1 コーナー外側)×鉄道・新松田駅ルート
第 2 希望:M 席(ネッツコーナー)×鉄道・大雄山駅ルート
第 3 希望:F 席(ヘアピンコーナー)×鉄道・三島駅ルート
去年のヘアピンは目の前でアロンソがクラッシュするという面白いものが見られて良かったのですが(笑、毎年同じ場所というのも面白くないので、ほかに見所のありそうなコーナーを優先的に選んでみました。基本的に「写真が撮りやすいところ」も前提に選んでいます。ちなみに、ヘアピンはライコネンがオーバーテイクを狙っていくときに一人だけ違うライン取りをするのがよく分かるコーナーなので、オススメです。 鉄道はまあ東海道線ルートだとこの 3 つくらいしか選択肢がないので。新幹線を使うなら三島ルートが最も楽なんですが、競争率が高そうな D 席と組み合わせるのはあえて避けてみました。

まあ、去年のことがあるので外れたら外れたでも良いし(純粋にレースを楽しみたいだけなら家でハイビジョン観戦した方が数倍快適)、今年はそんなにこだわってません。むしろトヨタが去年の反省をちゃんとして運営改善しているかどうか確かめてやりたいという気持ちが半分(笑。

富士といえば、昨年の観客がいよいよ提訴に踏み切るらしいですね。

F1観客が6月中旬に提訴 総額約4000万円 (MSN 産経ニュース)

私は訴えるほどではないですが、同じ苦痛を味わった者として、がんばってと言いたい。

投稿者 B : 00:18 | F1 | Season 2008 | コメント (6) | トラックバック

2008/05/26 (Mon.)

F1 モナコ GP 2008

モナコGP決勝:ハミルトンがモナコ初制覇!ライコネンはノーポイント (GPUpdate.net)

モンテカルロにしては珍しい雨によって大荒れ(完走 14 台はさほど荒れなかったように見えるけど、2 時間ルールが適用されるなど内容的には大荒れ)となったモナコ GP は、気がつけばハミルトンが初優勝。昨年の「僕はセカンドドライバーだから」発言に始まった軋轢とその雪辱を果たすリザルトを得ました。

フォーメーションラップでコヴァライネンがスタートできずにピットスタートとなり、ハミルトンも序盤早々にリヤタイヤがバーストして後方に下がった時点で「今回のマクラーレンは終わったな」と感じたものでしたが、その後のピット戦略が完璧にはまり、レースが落ち着いてきた頃にはハミルトンが盤石のトップに。国際映像も中団のバトルやマッサ-クビサの争いばかりを映していたので、気がつかなかったほど。半分は運を味方につけたと表現したほうが正しいでしょうが、やはりこういう荒れたレースにはハミルトンは強い。
2 位のクビサはやや棚ぼた(マッサのコースオフとその後のピット作業のもたつきに救われた)という側面はあるものの、モナコでの 2 位フィニッシュは立派。途中マッサからラップリーダーを奪ったときには「BMW 初優勝か!?」とちょっと興奮してしまいました。逆にマッサ・ライコネンは自身とチームのミスでフロントロウ独占をフイにしちゃいましたね。特にマッサはミスらしいミスは 1 回だけだったので、ピット戦略でみすみす勝ちを逃がしてしまったようなもの。
ライコネンはスタートに失敗→その後ペース上がらず、ながらも着実にポイント圏内を走ってましたが、2 回目のセーフティカー明けのトンネル出口でブレーキング時にウェット路面に乗ってしまい、そのまま前方のスーティルに追突してノーズ破損。堅実に走っていれば 6 位 3 ポイントは確実でしたが、前方がフォースインディアということで欲が出たのか(オーバーテイクしようとして無茶をしたようには見えなかったので、単なる事故の可能性もあるけど)。まあ、個人的には守りに入ったライコネンなど見たくないので、これはこれで。それにしてもチーム初ポイントを 5 位でもたらすはずだったスーティルはあまりにもかわいそうでしたね。今季ここまでフィジケラに持って行かれっぱなしで良いとこなしだっただけに特に。

レッドブルはウェバーがまたしても光る走りを見せて 4 位。今年のウェバーはここまでコヴァライネンと同点でドライバーズランキング 7 位、良い仕事してます。逆にクルサードは今回予選・決勝ともに派手なクラッシュでリタイア。今回は他人を巻き添えにしていない(予選 Q3 のラストアタックをイエローフラッグでフイにさせた、という意味では巻き込んでいるけど)のでまだ良いとはいえ、今季クラッシュ癖がついているようで気になります。
あとはこのレース特に気を吐いていたロズベルグが大クラッシュでリタイアしてしまったのは非常に残念でした。中嶋一貴が「雨の中嶋」というほどではないにしろ、粘り強く走って 7 位フィニッシュしたのは評価してあげて良いでしょう(最近ロズベルグが結果を出しているせいか、比較されがちでちょっとかわいそうだった)。

ドライバーには悪いですが、今回のモナコは先が読めない展開でかなり面白かったです。抜けない・壁が近いモンテカルロ+TCS なし+ウェットだとここまで面白くなるのかーという感じ。国際映像に「Weather Forecast」のテロップが入るたびにドキドキしたものですが、せめてもう少し当たってくれれば・・・。天気予報無視して各チーム次々とドライタイヤ装着、ってどうなの(´д`)。

モナコといえば、ご近所在住のこの方の「あの後」初のインタビューが行われたようで。

琢磨 モナコ会見全録・1/5 (F1キンダーガーテン)
琢磨モナコ会見全録・2/5 (F1キンダーガーテン)
琢磨モナコ会見全録・3/5 (F1キンダーガーテン)
琢磨モナコ会見全録・4/5 (F1キンダーガーテン)
琢磨モナコ会見全録・5/5 (F1キンダーガーテン)

ルノー入りの噂とかもあったのでドキドキしながら読んだんですが、割と普通のインタビュー記事。さすがにシーズン中のレースドライバー復帰は難しいんでしょうが、いろんな意味で安心しました。

投稿者 B : 00:30 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック

2008/05/19 (Mon.)

琢磨がルノーに!?

琢磨、ルノーのテストに参加? (F1キンダーガーテン)
不振ピケ・ジュニア後任に佐藤琢磨の名前! (FMotorsports F1)
トルコのマッサ、ハミルトン、そして琢磨? (F1world)

なんか俄かに琢磨のルノー入りの噂が。

ピケ Jr. が昨年のコヴァライネン以上にパフォーマンスを出せず(アロンソがマシンの限界以上を引き出して闘っていることを考えると、まあこんなものかと。未だノーポイントなのはさすがに厳しいですが)にいるのでシーズン中に更迭、後釜として琢磨をはじめとした代替のドライバーをテスト予定、という話ですが。
ピケ Jr. のマネージャーは F. ブリアトーレとはいえ、ブリアトーレ自身はいちドライバーのマネージャー以前にルノーのチーム代表なので、ピケ個人よりはチームの成績を優先しそうな気はしますが、さすがにルノー入りは噂の域を出ないかと。ピケ Jr. にハッパをかけるためにテストくらいは参加させるかもしれませんが・・・。今宮さんはニッサンの名前を出してますが、いくらなんでもそれは先走りすぎでは・・・。

琢磨にはもうホンダの支援を当てにせずにいちドライバーとしてがんばってほしいという気もしていますし、テストでもリザーブでも何でも良いから F1 のシートに収まっていてほしいとは思いますが、さすがに今回の噂はいろんな人の願望が混ざりすぎじゃないかなあ。フランス発の情報らしいですが、ヨーロッパでも SAF1 の人気はそれなりのものだったようだし、フランス人にしてみればルノー不振の一因を現セカンドドライバーに押しつけたい気持ちも分からなくはないですが。

投稿者 B : 23:50 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック

2008/05/12 (Mon.)

F1 トルコ GP 2008

トルコGP決勝:マッサがポール・トゥ・ウィン、トルコでは敵なし (GPUpdate.net)

出走数が 20 台に減って、少し寂しくなったヨーロッパラウンド(?)2 戦目は「トルコマイスター」F. マッサが 3 年連続のポールトゥウィン。途中ピット戦略の違うハミルトンに先行されるシーンこそあったものの、ほぼ他車を寄せ付けない速さで今季 2 勝目。ハミルトンと並びドライバーズランク 2 位に躍り出ました。ここはマッサが初優勝して自信をつけたサーキット故か、毎年本当に強いですね。思い起こせば初開催となった 2005 年のライコネン以降は全てマッサ、フェラーリの 2 人には本当に相性の良いサーキットと言えそうです。
チームメイトのライコネンは金曜日からピリッとせず予選 4 位。決勝ではスタートでコヴァライネンとの接触があり、フロントウィングを破損したせいもあって最後まで伸び悩んだものの難なくポディウムは獲得。壊れることも構わずとにかく勝ちに行くライコネン・スタイルは鳴りを潜め、良く言えばチャンピオンらしいレース巧者になったのでしょうが、個人的にはそれじゃつまらない(´д`)。それでもファステストラップを記録して「最速はオレ」をアピールしたのはライコネンの意地だったのかもしれませんが。

前戦スペインで大クラッシュを演じたコヴァライネンはその後遺症も感じさせずに予選 2 位。決勝ではスタートでのライコネンとの接触でタイヤがパンクし、最後尾からの追い上げを余儀なくされましたが、自身初のフロントロウは健在ぶりをアピールしたというところでしょうか。
ハミルトンは予選 3 位から好スタートを切り、中盤まで 2 位を快走。去年のタイヤバースト事件があって 3 ストップ作戦に出ましたが、それがうまく功を奏して最終的にはライコネンの前でゴール。フェラーリに引き離され、BMW には追いすがられていたスペインでの印象を覆し、このトルコではフェラーリに遜色ない速さを見せていた印象です。ライコネンを抑えたことで一矢報いたというところでしょうが、この先フェラーリをどこまで苦しめられるか見物ですね。BMW も速くはなってきましたが、やはりフェラーリを止められるのは当面マクラーレンしかいなさそうです。

BMW はクビサが予選 5 位→決勝 4 位、ハイドフェルドが予選 9 位→決勝 5 位。コンストラクターズランク 2 位を守ったのは立派ですが、ここのところハイドフェルドがクビサに少し置いていかれているという雰囲気ですね。今年のアグレッシブなマシンにクビサのアグレッシブなドライビングが合っているというだけかもしれませんが、今年やや印象の薄いハイドフェルド、ちょっと気になります。来年 BMW がトロロッソからヴェッテルを強奪してきてハイドフェルドとすげ替え、にならなければ良いけど。

中団の中でレッドブル、ルノーあたりにじわじわ離されてきた感のあるウィリアムズはロズベルグが何とか 8 位 1 ポイント獲得。唯一の日本人ドライバーとなった中嶋一貴はスタート直後にフィジケラから追突されてあっけなくリタイア・・・。今年のフィジケラは少なくとも去年よりは存在感あるけど、クルサード・バリチェロと並んで老害っぷりが目立ってきた印象です(´д`)。

スペインで向上の兆しを見せた HRF1 はまた逆戻り(´д`)。中盤、バトンが持ち前のコントロール力でピケ Jr. を抑えたシーンは見物でしたが、そこくらい。257 戦達成のバリチェロも全く光るところなし。どちらかというとマシン性能のせいだとは思うものの、SAF1 のことがあった直後だけに、なんだかなあ、という感じ。

先月フジテレビ CSHD でのハイビジョン放送が始まったせいで(実際には PAL ソースのアップコン映像にすぎないので HD 画質ではないけど、少なくとも地上波と同等の画質にはなった)ほぼスカパー!の中継しか見なくなっていたんですが、今回は SAF1 の件がどう取り上げられるか気になったので、地上波も冒頭だけ見てみました。最初の数分で撤退の説明があり、がんばっていた頃の映像が流れてきてついウルッときてしまいましたが、そこまで。それ以降は特に中継で触れられることもなく、「ありがとう、さようなら」な感じがどうも気になりました。良かったときは良かったところだけ報道しておいて、カスタマーシャシー問題の動向とか、チームの困窮状況とか全然扱わないで、それかよ!という感想。結局ホンダの印象操作+フジテレビの視聴率稼ぎに利用されただけだったのかなーと思うと、ちょっと悲しくなってきてしまいました。

さておき、20 台になっても F1 は続いていくわけです。次は最近のフェラーリが特に苦手とするコース(2 年連続、予選のラスカスで停まってしまった)で、どちらかというとマクラーレンに分がありそうな気配。気がついてみれば開幕以外は 4 連勝のフェラーリですが、マクラーレンがこれに待ったをかけるのか、フェラーリが弱点を克服して勢いを増すことになるのか。1 年の中でも最も面白いグランプリの一つでもあるだけに、楽しみです。

投稿者 B : 23:48 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック

2008/05/08 (Thu.)

SAF1 撤退報道その後

その後もいろいろ情報が出てきていますが。SAF1 についてこれだけ報道が集中したのもこれが初めてじゃないかというのが皮肉なものです。私も普段はまず買わないトーチュウの朝刊をつい買っちゃいました(´д`)。

鈴木亜久里チーム代表の撤退の言葉・1/3 (F1キンダーガーテン)
鈴木亜久里チーム代表の撤退の言葉・2/3 (F1キンダーガーテン)
鈴木亜久里チーム代表の撤退の言葉・3/3 (F1キンダーガーテン)
全収録・スーパーアグリ撤退会見・質疑応答編・1 (F1キンダーガーテン)
全収録・スーパーアグリ撤退会見・質疑応答編・2 (F1キンダーガーテン)
ワイグル氏、フライのSUPER AGURI妨害を証言 (F1-Live.com)
SUPER AGURIは管財人の手に (F1-Live.com)
デビッドソン、F1残留を希望 (F1-Live.com)
琢磨、F1引退を否定 (F1-Live.com)

いろいろありますが、さておき。やっぱり亜久里代表の会見内容ですかね。もろもろ大人の都合で隠されている部分は感じ取れますが、それでもかなりの部分で亜久里代表自身の本音が吐露された会見だったようです。チーム設立のきっかけはホンダに焚きつけられたからとはいえ、自分自身の夢とタイミングが一致した側面はあったのでしょうし、最後にしてもギリギリまでパートナー探しに奔走したことを思えば、レースに対する情熱は本物だったのだろうなと窺い知れます。現在の F1 で純粋なレーシングスピリットから参戦しているチームオーナーは亜久里氏とフランク・ウィリアムズくらいしかいなかったんじゃないでしょうか。金策に走るチームオーナーとしてではなく、レーシングドライバー出身のチームオーナーとして常にレース戦略を指揮するところが見たかった。

一方でホンダ側は必要以上にニック・フライだけを悪者にする報道が多い気がします。フライ自身の思惑もあるのでしょうが、なんとなくフライをトカゲの尻尾切りに使って事態を収拾させようとしているのではないかと勘繰りたくもなります。

ドライバーの 2 人は予想通りというか F1 への残留を希望。実質的にシートが 2 つ減ったわけで、2 人揃ってのレギュラードライバーとしての残留は望み薄としか言いようがないですが、こんな状況下で歴代最多出場を達成し脳天気にお祝いしようとしているバリチェロと HRF1 への風当たりが今週末特に強くなることは、想像に難くない(´д`)。

投稿者 B : 23:38 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック

2008/05/06 (Tue.)

スーパーアグリが F1 から撤退

スーパーアグリF1チームからの声明 (SUPER AGURI F1 TEAM)
亜久里代表、「F1即時撤退」を発表 (F1-Live.com)

2 年半のチーム活動に終止符。

スーパーアグリF1チーム(SAF1)は、本日、F1世界選手権から撤退することを決定した。2006年からプライベーターチームとしてF1に参戦し、昨年はチーム結成22戦目(スペインGP)で初ポイントを獲得、2007年のランキング9位という成績を残したSAF1のF1における活動は本日、その幕を閉じることになる。
この短期間にこれだけ成功と挫折を繰り返したチームも近年なかったのではないでしょうか。
ホンダから支援を受けながら、なんとか今日まで持ちこたえてきたが、現在のF1を取り巻く環境の中で、今後も安定的に活動を継続していく目処が立たず、本日、F1から撤退するという苦渋の決断をくだすこととなった。

ここまでチームを支えてくれたホンダ、ブリヂストン、そしてスポンサーの皆様、いろいろな状況の中でアドバイスを頂いたF1関係者の皆様、チームが苦しい状況の中でも、モチベーションを絶やさず働いてくれたチームスタッフ、厳しい状況の中でも頑張ってくれたアンソニー、チーム立ち上げから一緒に戦いチームを引っ張ってくれた琢磨、そして、これまでSAF1を応援してくれてきた世界中のファンの皆様に最大の感謝を表したい

スーパーアグリF1チームの発表を受けて (Honda)

どちらもリリース文中では Weigl Group との交渉は「なかったこと」になってますが、たぶんこっちが既定路線だったということなのでしょう。Magma との交渉が決裂して大規模な資金調達が絶望的になった時点で撤退は内部的には決定事項だったところ、SAF1 側がギリギリまでパートナー探しに奔走した結果出てきたのが Weigl Group、しかしホンダ側とは撤退へのシナリオが出来上がっていたので認められず・・・というのが実際のところだったのではないかと思います。いずれにしても、このような泥沼の形での幕切れは誰が期待したでしょうか。

おそらく日本国内のファンからは 2005 年の琢磨放出時と同等かそれ以上のバッシングがホンダに浴びせられることになるんでしょうが、これをかわすには多分ニック・フライ更迭→バリチェロ(遅くとも)今季限り引退 or 放出→琢磨 HRF1 復帰くらいしかない気がしますが、実際にそうなるかどうか。少なくとも今のフライ・ブラウン体制による HRF1 は日本チームとしての対面よりは独立した F1 チームとしての戦力向上に意識があるはずで、仮にバリチェロがいなくなったとしても別の若くて勢いのあるドライバーに興味を持ちそうに思えます。そうはいってもホンダという会社の後ろ盾があってこそ成り立っているチームでもあるわけで、親会社からの意向があればシートの片方くらいは空けざるを得ないはずですが、そのホンダが琢磨に今どれだけ興味を持っているかが分からないので・・・。あと、デビッドソンとロシターももう行き場がなさそうなのも気がかりです。とりあえずこんな状況下でダニカ・パトリックをテストドライバーに起用はちょっとないと思う。

F1 というスポーツに目を向けても、これで出走するマシンが 20 台に減ってしまうのは寂しいものがあります。カスタマーカーが最終的に認められなくなった今、プロドライブも結局参戦を断念してしまったし、レッドブルも 2010 年までにはトロロッソを売却する意向であることを考えると、近い将来これが 18 台に減ってしまう可能性も少なくありません。カスタマーカーの是非という問題はあるにせよ、もはや自動車メーカー系チームでなければまともに参戦できない F1 の現状もそれはそれで歪んでいると思います。

まあ、いずれにしても(チーム設立の原点が亜久里代表の夢ではなくむしろホンダの都合だったとしても、昨年の活躍が実質 RA106 改といえるマシンの性能によるものだとしても)SAF1 というチームがこれまでに我々に見せてくれたものは紛うことのない事実。ひとまずは、「お疲れさま」と言いたいですね。

投稿者 B : 21:20 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック

2008/05/05 (Mon.)

続報・SAF1

ホンダの真意、そして“ホンダ”とは誰か・その1 (F1キンダーガーテン)
ホンダの真意、そして“ホンダ”とは誰か・その2 (F1キンダーガーテン)
鈴木亜久里代表に聞く (F1キンダーガーテン)
スーパーアグリ イスタンブールのパドックから締め出される (GPUpdate.net)
スーパーアグリが緊急記者会見!! (F1キンダーガーテン)
スーパーアグリ継続困難、6日に会見 (nikkansports.com)
佐藤琢磨からのメッセージ (takuma Sato.com)

なんだかここ数日で状況が刻々と変化している感じですが。

SAF1 のトランポがイスタンブールに向け出発→ホンダからの指示(?)でサーキットから閉め出し→Weigl Group との契約交渉は最終的にホンダに決定権あり→6 日に SAF1 が緊急記者会見→琢磨からのメッセージが発表に、という流れ。
ここ数日の(主にホンダ側の)言動や会見会場がホンダ本社や青山周辺ではないこと(これは GW 中の緊急会見だから場所が取れなかっただけという可能性もあるし、「都内」とされているだけで青山じゃないと明記されているわけでもないけど)、琢磨自身のメッセージからするとあまり前向きな内容じゃなさそうな雰囲気。佐藤琢磨が「鈴鹿で開催される 2009 年日本 GP」に言及していることを考えると、もう今年は終わりってことになりそうな気配です。深読みすれば来季は HRF1 に復帰して鈴鹿で走る、ということなのかもしれませんが・・・。

いずれにしても明日の夕方にはひととおりのことが明らかになるはずなので、待つしかないですね。前戦スペインでの今宮さんの話しぶりや nikkansports.com のコラムあたりからすると、スペイン GP の前には内々にはもう全部決まっていて、発表のしかたを探っているだけという気もしますが。でも、仮にホンダの都合で作られたチームがホンダの都合で取り潰されるという結果になったら、今まで応援してきたファンをあまりにもバカにしているとは言えないでしょうか。

投稿者 B : 21:36 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック

2008/05/03 (Sat.)

二転三転する SAF1 の動向

スペイン実業家、SUPER AGURI救済の憶測再浮上 (F1-Live.com)
SUPER AGURI、ワイグル・グループと契約間近! (F1-Live.com)
フライ、ワイグル社との契約は“ありそうもない” (F1-Live.com)

トルコ GP まで一週間を切りましたが、SAF1 の動向に関してはここ数日だけでも様々な情報が錯綜する状況が続いてますね。一応、ドイツの「Weigl Group」なる自動車関連企業との契約交渉が最終段階に入ったことがチームと Weigl Group 双方からリリースとして出されていますが、Magma との交渉もほぼ確定段階でどんでん返しが起きたので、まだちょっと信じ切れないですねー。少なくとも私は正式決定の発表があるまでは SAF1 の体制については信用しないことにします。
金曜までに白紙撤回が決定しなければ今回もまた見切り発車で出走するんでしょうが、そろそろちゃんとした体制で走らせてあげたい・・・。

投稿者 B : 23:44 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック

2008/04/28 (Mon.)

F1 スペイン GP 2008

スペインGP決勝:ライコネンが今季2勝目!フェラーリが1-2フィニッシュ (GPUpdate.net)

ヨーロッパラウンドの初戦、アロンソの故郷オビエド・ブルー一色に染まったバルセロナはフェラーリが完璧な 1-2 勝利。これにハミルトン、クビサが続き、今シーズンの勢力図を忠実になぞったリザルトとなりました。

予選は地元で気を吐くアロンソが軽タンアタックでフェラーリの 2 台に割って入りフロントロウ獲得。決勝ではエンジンが息絶えてリタイアこそしましたが、やっぱりアグレッシブな今年のアロンソはいいですね。デビュー以来では今年のがんばってるアロンソが一番好きかも(いや今までもがんばってたんだとは思いますが、奮闘ぶりが伝わってくる今年は特に良い)。
フェラーリはバーレーンに続いての 1-2 となりましたが、むしろこの結果が今年のフェラーリの実力値ではないでしょうか。シーズン前の感触ではフェラーリが頭一つ飛び抜けていたので、むしろ開幕戦でのつまずきが例外だったというか。セナ・プロ時代のマクラーレンやミハエル全盛期のフェラーリでさえ年に 1 度以上は結果が出せなかったレースがあったくらいなので、今年はたまたまこれが緒戦に来てしまっただけだとも言えます(まあ、今後同様のレースがないとは言えませんが)。それくらい、アロンソが予選 2 番手に食い込んだこと意外にはほぼ誤算のなかったグランプリでした。チェッカー後にクリス・ダイアー(ライコネンの担当エンジニア)も無線で言っていましたが、こういう抜けないコースで確実にポールを獲り、またスタートを決められる今年のフェラーリはやはり強い。

マクラーレンに関しては、スタートでクビサを交わした以外には特に可もなく不可もないレースで順当に 3 位。コヴァライネンはマシンの前半分あまりがタイヤバリアにめり込むという激しいクラッシュで、一時は最悪の事態すら想像させましたが、なんと目立つような負傷もなく次戦トルコ GP にも出場の見込みとか。フロントノーズの潰れ方からして良くて脚部骨折しててもおかしくない状況でしたが、またしても F1 マシンのモノコックの安全性の高さが証明されたことになりました。しかし昨年のハミルトン、クビサに続き高速コーナーでの大クラッシュが続いてますね(今回はホイールトラブルとのことなので、昨年のハミルトンのケースに近い)。FIA が F1 のスピード削減と安全性向上を掲げるのもちょっと分かる気がします。

BMW もクビサはハミルトンにスタートで行かれた以外には特に問題のないレースで堅実に 4 位。とはいえレースペースではハミルトンとほぼ差がなかったようなので、BMW がマクラーレンに追いついたというのは間違いではないようです。ハイドフェルドも SC 中の給油(これは状況的に致し方なし)によるペナルティさえなければ・・・という状況だったので、もしかしたら当面は BMW のコンストラクターズ 2 位は揺るがないのかもしれません。
中団で今回輝いていたのはホンダのバトン。ノーズ先端につけた「ダンボウィング」を含め複数の空力アップデートで戦闘力の増したマシンで終盤はトップグループと遜色ない走りを見せ、今季初ポイントの 6 位。それ自体は喜ばしいんですが、昨シーズンからずっとテストしてきたこのダンボウィング、レッドブル(とルノーも今戦から)が採用してきた「シャークフィン」(エンジンカウル後端を背びれのように延ばした垂直フィン)同様、近年の F1 で採用された空力付加物の中でも群を抜いてカッコ悪いので、いくら速くてもやめてほしい(´д`)。

ウィリアムズの中嶋一貴は開幕戦以来の入賞(7 位)で 2 ポイントゲット。中盤以降はやや精彩を欠きながらも「中嶋家らしい」粘りの走りを見せてくれました。テストで走り込んでいるからか、今回はデビュー以来初めて予選~決勝を通じてロズベルグを上回ってみせました。現時点でのドライバーズランクは 5 ポイントで 11 位、アロンソに 1 ポイント差・チームメイトのロズベルグには 2 ポイント差という健闘ぶりなので、このまま今シーズンは着実にポイントを重ねていってほしい。

さて、今戦への参戦すら危ぶまれていた SAF1 ですが・・・スポンサーロゴやカラーリングがほとんど外された、まるでウィンターテスト仕様のようなマシンで何とか出走。例によっての最後尾ながら、琢磨は一時はポイント圏が見えそうなポジションで走っていたにも関わらず、2 度目のピット以降はペースを落とし最後尾フィニッシュ。どうやら破損したノーズの替えすらなく、壊れたマシンで走り続けるしかなかったようですが、あまりにも寂しい。それでも出走し、1 台が完走できただけでも今のチームにとっては望みうる最高の結果なのでしょう。報道されている内容(Magma Group とは交渉継続しているが望み薄、ホンダからもほぼ見限られた状態)や CS での今宮さんの話しぶりからすると、もうシーズン中のチーム消滅は決定的なのではないかと思います。1 週間後には何らかの発表があるらしい、という話ですが、どう考えても前向きなものとは思えないんですよね・・・今までチームに関して不利な報道を避けてきた日本のマスコミでも状況を隠しきれなくなったということだと思いますが、せめてあと 1 レースでも多く走ってくれることを期待します。琢磨にはせめて 1 シーズンだけでも違うチーム(もうホンダじゃなくてもいいです)のレギュラーシートを与えてあげたい。

という感じで、混迷する中団グループはともかく、少なくともトップ 3 とボトム 1 のポジションはほぼ確定的となったヨーロッパラウンドの幕開けでした。次は例年より早い開催となるトルコ、今までは比較的フェラーリが(特にマッサが)強いコースでしたが、ここでフェラーリがシーズンの独走を決定的なものとしてしまうのか、注目です。

投稿者 B : 21:19 | F1 | Season 2008 | コメント (0) | トラックバック