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2015/05/13 (Wed.)

フォーミュラ E 第 7 戦 モナコ

大混乱のFEモナコ決勝 ブエミがFEで2勝目 - AUTOSPORT web

F1 のシーズンに合わせるかのように、フォーミュラ E もヨーロッパラウンドに突入しました。でもこちらは F1 よりも一足先にモナコでの開催。

スタート直後、いきなりの多重クラッシュから始まります。F1 では近年ほとんど見なくなったレベルの多重クラッシュで、やっぱりこういうことが毎回のように起きるあたりが二流以下のカテゴリなんだよなあ...とテンションだだ下がり。

しかしその後は持ち直し、ブエミ、ディ・グラッシ、ピケ Jr.、サム・バードあたりがトップを争ってデッドヒートを繰り返す展開に。でもそこは抜けないモンテカルロ、なかなか状況は覆りません。
最後まで僅差の争いが続いたものの、結果的にはセバスチャン・ブエミが逃げ切り、初めての 2 勝目を挙げたドライバーとなりました。やはり F1 の中団以上のチームでモナコを走った経験があるドライバーがここでは速いのか、ドライバーズサーキットらしいリザルトと言えます。

でも事前に懸念していたとおり、コースがモンテカルロの半分しか使っていないレイアウトで、景観の美しさや走りの面白さという点ではやっぱり微妙。名物コーナーもなければトンネルもない、海もほとんど見えない、ひたすらにガードレールの隙間だけを走り続けているという印象で、なんでモナコでやっているのか疑問にすら思えるほど。こんなに退屈なモナコの映像は初めてでしたね...。

やはり、どのレースを観てもなかなか気持ちが盛り上がってこないので、残念ながら今季はそろそろ観るのをやめようと思います。来季レギュレーションが変わったらまた考えよう...。

投稿者 B : 23:03 | F1 | コメント (0) | トラックバック

2015/05/11 (Mon.)

F1 スペイン GP 2015

スペインGP決勝 ロズベルグが今季初優勝

ヨーロッパに部隊を移し、いよいよ第二の開幕を迎えた F1。スペイン GP は、定説通りポールシッターのロズベルグが最後まで安定の速さを見せつけ、今季初優勝を飾りました。

バルセロナは PP からの優勝率が異様に高い、「抜けない」サーキット。マシンのセットアップがハミルトン以上に決まったというのもあるでしょうが、シーズンはまだ序盤ながら「ここで負けたらもう後がない」という思いもあったでしょうし、「PP さえ獲れば勝てる」という目論見もあったことでしょう。今季ここまでパリッとしなかったロズベルグがようやく真価を発揮し、終始にわたってレースを支配しました。
対するハミルトンはスタートでの出遅れが響き、ピット戦略でヴェッテルを抜き返すのがやっと。ロズベルグにまともに攻撃もできないまま、レースを 2 位で終えました。まあ、長いシーズンの間にはどうやっても勝てないレースというのはいくつかあるもので、マシンへの負担を抑えつつダメージも最小限に留めたという意味では、ハミルトンは今回もいい仕事をした、と言えるでしょう。

その後はフェラーリ、ウィリアムズと続き、さらに後ろにレッドブル、トロロッソ、ロータスが団子状態になっているのもアジアラウンドから大きくは変わらず。強いてポイントを挙げるとすれば、マシン性能の差が如実に出ると言われるこのサーキットにおいて、メルセデスがフェラーリに決勝レースで 45 秒の差をつけた、ということがチーム力の現状を物語っています。フェラーリがメルセデスに伍せるのはせいぜいタイヤに厳しいサーキット程度という状況は、今シーズンの最後まで続きそう。過去数年を遡ってみても、タイヤに優しいマシンがタイヤへの入力の強いマシンより年間を通して速かったことは少なく、またこの特性は一朝一夕に改善できるものでもありません。

マクラーレン・ホンダは、予選はとても良かったですね。今季初めてとなる 2 台揃っての Q1 突破は、素直に明るいニュースと言えます。まあそれでもスペインではせいぜい Q2 止まりだろうと思っていたので、予想の範囲内ではあります。少なくとも資金枯渇でマシン開発ができていないフォースインディアやロータスよりは今後の性能の伸びしろも大きいので、うまくすれば近いうちにレッドブルやトロロッソとまともに争える位置には来るのではないでしょうか。
ただ決勝では、中団を走っていたアロンソが 28 周目にブレーキトラブルでリタイア。一方のバトンもずっとドライバビリティの問題に悩まされ続け、マノーの前で完走するのがやっとという感じでした。

ホンダはここまで、徐々にパワーユニットのリミッターを緩めることで信頼性とパフォーマンスのバランスを向上させ、それは着実に進歩していると言えます。が、アロンソがおそらく MGU-K に関連するブレーキトラブルを抱えたところを見ると、まだまだエネルギー回生周りが煮詰まっていないのではないでしょうか。予選でのパフォーマンスが悪くない=短時間の回生なら問題が起きにくいことを鑑みると、レースディスタンスを通じて安定したエネルギー回生ができる信頼性が確立できていないのでは、と推定せざるを得ません。
予選の結果を見た時点では「これは決勝はまともに走り切れれば入賞が転がり込んでくるのでは?」と期待しましたが、予選とレースのパフォーマンスは分けて考える必要がありそうです。

例年言えることですが、やっぱりスペイン GP はオーバーテイクシーンが少なく、状況が膠着しがちで眠くなりますね...。しかし次は 2 週間後のモナコ。ここは他に比べればマシン性能の差が出にくいサーキットなので、アロンソ・バトンのベテラン 2 人のウデに期待したいところです。

投稿者 B : 00:01 | F1 | Season 2015 | コメント (0) | トラックバック

2015/04/20 (Mon.)

F1 バーレーン GP 2015

バーレーンGP決勝 優勝はハミルトン、ライコネンが逆転の2位

中国 GP からの連戦となったバーレーン GP。昨年からトワイライトレース化され、日本時間では日曜 24:00 スタートという、社会人には辛いスケジュールになりました(´д`)。

このレースも席巻したのは王者ハミルトン。相変わらず他を寄せ付けない速さで、同じメルセデス同士でもロズベルグとは違うマシンに乗っているかのようなスピードと安定感です。4 戦で 3 勝+2 位 1 回、ロズベルグには早くも 27pt の差をつけ、15 戦を残して「連覇はほぼ確定、あとはいつ決めるか」状態と言っても過言ではありません。
前戦でハミルトンに歯が立たず、「ハミルトンのスロー走行で自分のレースを台無しにされた」と負け惜しみを言うしかなかったロズベルグは、今回はヴェッテルやライコネンに果敢なオーバーテイクを何度も仕掛け、闘争心があるところを見せつけました。が、終始争っていたのはフェラーリの 2 台が相手であり、ハミルトンに直接対決を挑むシーンは皆無。やはり、昨シーズンを経て精神的な強さを身につけたハミルトンにレーサーとしての差をつけられてしまったということでしょうか。

対するフェラーリは、中国とは打って変わっての健闘を見せてくれました。特にライコネンは約 1 年半ぶりとなる表彰台獲得で、昨年が例外的に不振だっただけであることを証明してみせましたね。ミディアムを履いたセカンドスティンと、そしてソフトタイヤでアタックをかけてロズベルグを抜き去ったサードスティントの走りは見事でした。僚友ヴェッテルは中盤までロズベルグと 2 位争いを繰り広げていたものの、途中でノーズ交換にピットインしたためにポジションを落とし、その後はボッタスを抜きあぐねて 5 位に沈みました。
やはりフェラーリは気温の高いサーキットではタイヤを使いこなすことができ、ハミルトンは別次元ながらも戦略次第でロズベルグは食えることがここまでの 4 戦で明らかになったと言えます。これは、フェラーリ・チームにとって大きな自信になったと言って良いでしょう。自力でハミルトンを打ち負かすのは難しくても、メルセデスのマシンにトラブルがあったときに首位が転がり込んでくるポジションまでは何とか持っていける、ということになります。ヨーロッパ以降、ウィリアムズあたりのシャシーアップデートが大当たりでもしない限り、今季はこのまま二強体制(ただしハミルトンは別格)で進んでいきそうな勢力図が見えてきました。

マクラーレン・ホンダはアロンソとバトンで明暗がハッキリ分かれたレースになりました。バトンはフリー走行と予選でマシンに電気系のトラブルが発生し、予選 Q1 のタイムさえ記録できなかったばかりか、結局マシンの修復が間に合わずに決勝を欠場。対するアロンソは新生マクラーレン・ホンダとして初めて予選 Q2 に進出し、14 番グリッドからのスタートで決勝は 11 位フィニッシュ。10 位入賞にあと一歩及ばなかったのは開幕戦と同じですが、内容は全然違う。予選は Q1 を突破し、決勝も上位勢とまともなバトル(途中、周回遅れにされたはずのライコネンを抜き返すシーンさえあった)をした上で 10 位から 3 秒遅れの 11 位。4 戦目にしてポイント争いができるパフォーマンスにまで伸ばしてきたというのは、開幕時点ではちょっと考えられなかった状況です。ここまで 4 戦は、信頼性確認とパフォーマンステストのためのレースを交互に繰り返してきたような感じだったのでしょうかね。
とはいえバトン車に深刻な信頼性の問題が生じてしまったことも確かで、まだまだ楽観はできません。また、単なるポイント獲得がチームの目標であるわけでもないので、これもまた単なる通過点に過ぎないのでしょうが、進歩の階段を着実に一歩一歩上っていることは事実。これは、次も期待せざるを得ませんね...!

次は 3 週間空けて、いよいよヨーロッパラウンドに突入。ホンダも新パワーユニットを投入、噂によるとそれはこれまでのものとは「別次元」になるとも言われています。それで一気に表彰台...は難しいにしても、コンスタントにポイント争いができるマシンに進化してくれることを期待してやみません。

投稿者 B : 21:36 | F1 | Season 2015 | コメント (0) | トラックバック

2015/04/14 (Tue.)

F1 中国 GP 2015

中国GP決勝 ハミルトンが優勝、メルセデス1ー2

特性の異なるサーキットを走って 3 戦目を迎え、そろそろ序盤の勢力図が固まってきたように見える中国 GP。マレーシアではフェラーリがメルセデスへの挑戦権を手に入れたように見えましたが、今回はメルセデスがカウンターと言わんばかりの 1-2 フィニッシュで完勝を決めました。

トップ 6 がメルセデス→フェラーリ→ウィリアムズときれいに色分けされた形となり、それぞれのチーム内で大きなタイム差がなかったことを考えると、このリザルトが今のマシンの性能差をそのまま表していると言えそうです。フェラーリはタイヤに熱が入りやすいサーキットではメルセデスに挑めるけど冷えるサーキットでは太刀打ちできないということが白日の下にさらされました。これはやはり、シーズン全体を見るとメルセデス有利は変わらないでしょうね。7 位以下はやや混戦模様ですが、シャシー性能に足を引っ張られるロータス&フォースインディア勢とルノーエンジンの信頼性がネックなレッドブル&トロロッソ勢、という分類ができると言えます。

1-2 の完勝を果たしたメルセデスも盤石ではなく、3 戦目にして早くも昨年のようなチーム内での分裂の兆候が見え始めています。ハミルトンが意図的にペースを抑えてロズベルグとヴェッテルのバトルを誘発し、自分のポジションを守るという作戦に出たことに対して、ロズベルグが公式インタビュー内で口撃。チーム無線でもハミルトンに対して「ペースを上げないと先にロズベルグをピットインさせるぞ」という指示が出て実際にそういう判断がなされた局面もありました。確かにチームとしては肝を冷やしたシーンでしょうが、個人的にはハミルトンの「ロズベルグは遅いと思うならオーバーテイクを仕掛けてくるべきだったのに、そういう気配さえなかった」というコメントが全てだと思います。結局コース上で決着をつけられなければ、さらに強かになったハミルトンにロズベルグが勝てる道理がない。ロズベルグ側にヒールになる覚悟がなければ、今年もチャンピオンシップは去年以上にハミルトンが圧倒して終わるでしょう。

マクラーレン・ホンダは 12・14 位のノーポイントフィニッシュ。しかしながら今季初めて 2 台が完走を果たしたのは大きなニュースで、しかもロータスやフォースインディアとのバトルを繰り広げながらの完走、というのは朗報です(もっと上位でのバトルを観たいという思いもあるけど)。フリー走行では FP2 でバトンが 10 番手タイムを記録するなど、マレーシア以上の進歩を見せてくれました。
ホンダとしてはこれでようやくスタートラインに立てたに過ぎず、まずは予選 Q1 突破が当面の目標になるでしょう。予選全体を通したトップタイムからは 3.5 秒落ち、Q1 突破までもあと 1 秒は速くしなくてはならないというハードルは簡単ではありませんが、せめてスペイン GP ではそのポジションにつけていてほしいところ。とりあえず信頼性の確保が見えた中国 GP を終え、来週のバーレーンではパフォーマンス重視のセットアップを見せてほしいと思います。排熱に厳しいサーキットだからなおのこと難しい注文だとは解っていますが...。

投稿者 B : 01:14 | F1 | Season 2015 | コメント (0) | トラックバック

2015/04/08 (Wed.)

フォーミュラ E 第 6 戦 アメリカ/ロングビーチ

6戦で勝者6人。大激戦のフォーミュラE - AUTOSPORT web

だんだん惰性で観てるだけという感じになってきたフォーミュラ E。まあ 6 戦目ともなるとさすがに多少はこなれてきて、上位集団ではバトルらしい駆け引きは見られるようになってきました。それでも下位集団ではまだまだ下らないクラッシュも多いですが...。

レースはスタートダッシュに成功したネルソン・ピケ Jr. が圧倒的な速さでレースを支配してそのまま優勝。どうやったらワンメイクレースかつ消費電力も一定に定められている中でこれだけ一方的な勝ち方ができるのか不思議に思えるほどでした。前回もスコット・スピードが勝てはしなかったものの一人だけ別次元の速さを見せていたので、セットアップなり走り方なりで差を出せる部分はある、ということでしょうか。
しかしここロングビーチは 35 年前の F1 アメリカ西 GP で父ネルソン・ピケ Sr. が初優勝を飾ったコースだけに、親子で初優勝という話題を作ることで注目を集めようという主催者側のゴニョゴニョがあったんじゃないかと勘繰りたくなってしまいます(笑。

イマイチ盛り上がりに欠けるフォーミュラ E、私の周囲のレース好きにもほとんど話題にする人はいなくなってしまいました(´д`)。でも次のレースはモナコだし、せめてそこまでは観るか...と思ったら、サーキットはモンテカルロ市街地の F1 コースの半分しか使わないとのこと。ボー・リバージュの途中で右折してヌーベル・シケインから戻ってくるという中途半端な設定で、カジノ・スクエア、ミラボー、ロウズ・ヘアピン、トンネルというモンテカルロを最も堪能できるロケーションが全てカットされているという(;´Д`)ヾ。これ面白いのか...?

投稿者 B : 23:00 | F1 | コメント (0) | トラックバック

2015/03/30 (Mon.)

F1 マレーシア GP 2015

マレーシアGP決勝 ヴェッテルがフェラーリ初優勝!

開幕戦オーストラリアの直後に「このまま今季もメルセデスの圧勝でもおかしくない」と書きましたが、その言葉を早くも撤回することになるとは思いませんでした。なんと、フェラーリのヴェッテルが移籍 2 戦目にして優勝。メルセデスの独走に待ったを掛けた形になりました。

遡れば予選でヴェッテルがフロントロウの一角に食い込んだこともありますが、特に大きな勝因となったのは 4 周目のセーフティカー導入でしょう。このタイミングでピットインしたメルセデスの 2 台とステイアウトしたヴェッテルで明暗が分かれたと言っても過言ではありません。さらにはマシンとタイヤがサーキットに合っていたフェラーリが最後までペースを落とすことなく、メルセデスを抑えきりました。逆にメルセデスはフェラーリよりもタイヤが厳しかったことに加え、初回のピットイン後にトラフィックに捕まってペースを上げられなかったことが大きい。今季のメルセデスはトップスピードを殺してコーナリング重視のセットアップに振っていることが、こういうトラフィックに捕まったときに DRS を使っても抜ききれないという状況を作ってしまったと言えます。いわば 2011~2014 年のレッドブル同様「トップを独走している間は圧倒的に速いけど、中団に沈むとなかなか浮上できない」マシンであると言えます。ヴェッテルに追いつけなさそうな状況になってきたときにレース戦略も含めガタガタになったメルセデスは、彼らとて盤石ではない、と感じさせるに十分な状態でした。

とはいえフェラーリだってラッキーで勝ったわけではなく、僚友のライコネンが一度はほぼ最後尾まで落ちながらも最終的に 4 位にまで戻ってきたことが、マシンの戦闘力の高さを証明していると言えます。おそらく全てのレースで今回のような戦いができるわけではないでしょうが、コース特性やピット戦略がマシン特性とドライビングスタイルにハマり、レースでちょっとしたハプニングが起きたときにはメルセデスと互角以上の戦いができる、ということは期待して良いでしょう。特に、表彰台の上で見るヴェッテルの心から嬉しそうな顔は本当に久しぶりで、トロロッソで初優勝したとき(あのときも表彰台でかかったのはドイツ国歌~イタリア国歌のメドレーでした)と同様に、このドライバーは応援したい、と自然と思えてきます。やっぱり F1 はフェラーリが優勝争いに絡んでこないと、本当の意味で面白くありません。

我らがマクラーレン・ホンダは残念ながらダブルリタイア。ようやくアロンソが復活して期待されたところだっただけに、残念です。しかしポジティブな側面もあって、前回はバトンが完走全車中で唯一の 2 ラップダウンだったのに対して、今回はレース全体の 3/4 を過ぎてバトンがリタイアするまでトップと同一周回を走り、さらにはポイント争いに絡む健闘を見せてくれました。おそらく前戦で本当にボトムラインのデータ収集ができて、今回は少し攻めたセットアップを試すことができた結果ではないでしょうか。
まあ結局 2 台とも今回のレースで 2 基目のパワーユニットを投入(シーズンを通して合計 4 基という正弦がある中で)することになり今後のやりくりが難しそうだったり、アロンソは ERS の、バトンはターボ関連の不具合でレースを中断せざるを得なくなったり、など今後に向けた不安材料は引き続き多いですが、思っていたよりも早く入賞争いに参戦してきてくれそうな予感はしてきましたね。

次の中国 GP は排熱もさほど厳しくはないでしょうし、新生マクラーレン・ホンダとしての初ポイント獲得に期待をしたいと思います。

投稿者 B : 00:17 | F1 | Season 2015 | コメント (0) | トラックバック

2015/03/20 (Fri.)

フォーミュラ E 第 5 戦 アメリカ/マイアミ

FEマイアミ決勝:接近戦を制しプロスト優勝 - AUTOSPORT web

F1 開幕戦の前日に開催されたフォーミュラ E 第 5 戦。舞台は北米に移り、マイアミ大会→ロングビーチ大会と続いた後にヨーロッパラウンドへと突入します。
ただ北米開催だと日本では完全に深夜になるのと、F1 開催週に重なるとフォーミュラ E のほうはどうしても後回しでの観戦になりますね...。

レースは中盤すぎくらいまでいたって単調。大きなトラブルもないまま、全車が数珠つなぎになって走り続けるというパレードラン状態で、正直眠くなりました。PP からトップを走っていたアンドレッティのヴェルニュ(元 F1 トロロッソ)がマシン乗り換えのためにピットインしてからレースが動き始め、それ以降は今回から参戦したアンドレッティのスコット・スピード(これも元トロロッソ)が台風の目となってレースをかき回したものの、最後はラスト 2 周でトップに立ったニコラス・プロストの初優勝で幕。プロストは開幕戦から優勝候補の一角と言われ続けましたが、5 戦目にしてようやく勝利を手にしました。

レース運営としてはだいぶこなれてきて、コース上でも下らない接触はなく、ようやく比較的落ち着いたレースができるようになったと言えるでしょう。その反面、見所としてはパワーマネジメントの良し悪しと乗り換えのタイミングくらいしか駆け引きがなく、終盤まで退屈なレースだったことも事実です。面白いところを見出すとすれば、エネルギーを効率良く使いながらあれだけのハイペースを続けられたスコット・スピードの速さの秘訣は何なのか?程度。
来季は独自マシンの開発が解禁されたりワイヤレス充電システムが導入される予定だったり、今よりも見所が増えるはずですが、今季はそろそろ観るのをやめてしまってもいいかな...という気がし始めています。

投稿者 B : 23:00 | F1 | コメント (0) | トラックバック

2015/03/17 (Tue.)

HONDA RA272

HONDA RA272

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

ここのところ連日 F1 マシンの写真ばかりで、興味ない人はごめんなさい(^^;。こちらも先日ウエルカムプラザ青山で展示されていた、ホンダ RA272 です。

1965 年にリッチー・ギンサーのドライブでホンダの F1 史上初優勝をもたらした、記念すべきマシン。直前に映画『グラン・プリ』を観たばかりなので、余計にこの葉巻型のボディがカッコ良く見えます。

HONDA RA272

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

この頃の F1 はそれぞれのチームが各国代表的な位置づけで参戦していたので、マシンも基本的にナショナル・カラーで塗装されていました。現代ではほとんどのチームがインターナショナルな組織になってしまったので、堂々と描かれた日の丸が却って新鮮に映ります。まあ現代でも、B・A・R ホンダの LUCKY STRIKE マークや小林可夢偉が乗っていた頃のザウバーに描かれた赤い Claro マークを日の丸に見立てたくなるのは、やっぱり日本人の血でしょうか(笑。

HONDA RA272

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

コクピット内を覗くと、様々なパイプやシャフト類がほぼ剥き出しで装着されていて、そのメカメカしさに逆にソソられます。ほとんどのパーツが手作りで工作精度もさほど高くなかった時代に F1 マシンを造ることは、もしかすると現代以上に難しかったのではないかとさえ思えます。

HONDA RA272

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

今とは違って安全性もほとんど考慮せず、単に速く走ることだけを追求したマシンの、危うさに同居するストイックさに惹かれます。

エキゾーストパイプがボディ後端から大きく飛び出した形でついているのもまた印象的。

HONDA RA272

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

このギヤボックス、サスペンション/ダンパー、ドライブシャフトまでが剥き出しになった後部が男心を刺激します。これだけでご飯三杯いけるレベル(ぉ。現代のマシンは外観からだと空力パーツ以外にはサスペンションとエキゾーストパイプの端くらいしか見えませんからね。

HONDA RA272

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

ボディカウルはよく見ると表面が波打っていて、いかにも金属を板金加工して作りましたという感じ。カーボン製の平滑なボディと違って、こういうのを見るとなんか自分でも作れそうな気がしてくるから不思議です(無理

HONDA RA272

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

F1 マシンの展示というと、どうしてもマールボロ・カラーのマクラーレンにばかり目が行ってしまいますが、改めて 1960 年代のクルマを見ると、それはそれで美学があって楽しいものです。今改めて、もてぎのホンダ・コレクションホールに見学に行きたくなりました。

投稿者 B : 23:17 | F1 | Photograph | Vario-Tessar FE 24-70/F4 ZA OSS | α7R | コメント (0) | トラックバック

2015/03/16 (Mon.)

McLaren Honda MP4/5

McLaren Honda MP4/5

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

青山での F1 パブリックビューイングイベントのエントリーの続きです。

ウエルカムプラザ青山の建物前では、F1 開幕を記念して第 1~3 期ホンダ F1 マシンが展示されていました。第 1 期のホンダ RA272(1965 年)、第 2 期のマクラーレン・ホンダ MP4/5(1989 年)、第 3 期最後のホンダ RA108(2008 年)の 3 台。RA108 は先日横浜で展示されていたものが移設されてきていただけなので割愛します(ぉ。
ちなみに、RA108 はよく見たらエンジンもギヤボックスもない、単なる展示用のガワだけでした。もてぎのコレクションホールに展示されているものは基本的に動態保存、かつダンボウィングやドーサルフィンまでフル装着されているはずなので、この展示車はあちこちのイベント用に使い回されている完全なるショーカーなのだと思われます。

McLaren Honda MP4/5

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

日曜日の都内はあいにく、時間帯によっては小雨がパラつく微妙な天候。ちょっと雨が降ってくるとスタッフの方々が裏手のピロティにマシンを移動させたり、晴れてきたらまた表に出してきたり、ちょっと慌ただしい感じでした。それでもやはりこのマールボロ・カラーのマシンは日本人にとって「最も F1 らしいカラーリング」なのか、通りすがりの F1 にさほど興味のなさそうな人まで次々とスマホで写真を撮っていたのが印象的でした。

McLaren Honda MP4/5

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

この MP4/5 は、前年に初戴冠したアイルトン・セナが初めてカーナンバー「1」をつけて走ったマシン。かつ、日本グランプリでのプロストとの接触事故の 1 回目を起こしたマシンでもあります。この年にチャンピオンを獲得したプロストがフェラーリに移籍したため、翌年のセナはマクラーレンとしては珍しい「27」をつけることにもなりました。

McLaren Honda MP4/5

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

細長ノーズの MP4/6 よりも、少し古めかしさを残した MP4/4~4/5B のボディラインのほうが当時のマクラーレンらしさが出ていると思います。

McLaren Honda MP4/5

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

マイナーチェンジモデルの MP4/5B とは当然よく似ていて見分けがつきにくいですが、サイドポッドの形状がけっこう違うので、カーナンバー以外ではそこで見分けることができます。
いずれにしても、基本設計を変えないまま 2 年続けてチャンピオンを獲得できたという点では、当時圧倒的なパフォーマンスを誇っていたシャシーです。まあその裏で他チームは空力と電子制御の時代に向けた研究開発をジワジワと進めてくるわけですが...。

McLaren Honda MP4/5

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

迫力のある幅広のスリックタイヤも、今見てもカッコイイ。当時はグッドイヤーこそが最高のタイヤメーカーだと思っていました。

近年でこそスリックタイヤが復活しましたが、グルーブドタイヤが導入されたときの残念感はこの上なかったですね。やっぱり F1 はぶっといゴムの塊を履いてナンボだと思います。

McLaren Honda MP4/5

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

バットマン・ディフューザーは翌年の MP4/5B のもので、MP4/5 では比較的大人しいディフューザーが採用されています。でも MP4/6 ではあっさり普通のディフューザーに差し戻されているので、バットマンは見た目のインパクトほどには効果がなかった、ということですね(笑。

McLaren Honda MP4/5

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

近年の F1 マシンはいくらカッコ良くてもせいぜいモデルカーが買いたくなるくらいですが、この時代の F1 マシンはなぜかプラモデルが作りたくなります。自分の子どもの頃の記憶がそうさせるのかもしれませんが、妙にそういう気持ちを呼び起こすロマンが 1990 年前後の F1 カーにはある気がします。

McLaren Honda MP4/5

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

マクラーレン・ホンダが再びカーナンバー「1」をつけて走る日は、向こう 2~3 年の間に来るのでしょうか。アロンソとバトンの二人ならばやってくれるはず、と信じて応援したいと思います。

McLaren Honda MP4-30

[ Sony α7R | Carl Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

ちなみにウエルカムプラザの建物内には、先日と同様に MP4-30 が展示されていました。私は渋谷西武でも見ているので、早くも三度目。
しかしこれ、発表当時は資料が少なくて分かりませんでしたが、レースの映像やいろんな資料写真を見てから実車を見ると、開幕戦仕様の MP4-30 とは随分違います。というより、ほぼ MP4-29 をベースにいくつかのパーツとカラーリングを差し替えただけのもので、MP4-30 とは呼べない気が...。公式には「MP4-30 の展示車両」ということになっていますが、通常こういうのは「マクラーレン・ホンダ 2015 ショーカー」という表記になるべきものなので、ちょっと看板に偽りありかと。シーズン中にレース仕様車がこんな場所に展示されることはまずないし、そんな余裕があるなら実車にパーツを回してほしいから贅沢は言いませんが、紛らわしい表記はあまりよろしくないですね...。

でも、MP4-30 の実車はこの展示車両よりもさらにボディ後端の絞り込みが強烈になっているようだし、空力パーツもよりアップデートされたものが持ち込まれているようなので、それらの機構が一日も早くスピードに直結するよう、期待したいと思います。

投稿者 B : 23:55 | F1 | Photograph | Vario-Tessar FE 24-70/F4 ZA OSS | α7R | コメント (0) | トラックバック

2015/03/15 (Sun.)

F1 オーストラリア GP 2015

今日は待ちに待った F1 2015 年シーズン開幕戦、オーストラリア GP の決勝日。ホンダのウエルカムプラザ青山にてパブリックビューイングが開催されるとのことで、参加してきました。

Honda ウエルカムプラザ青山|START 2015 F1™開幕戦 特別展示&パブリック・ビューイング

ホンダ F1 パブリック・ビューイング

当日朝 9 時から整理券が配布され、12 時開場・13 時開始(決勝は 14 時スタート)ということで、朝イチで青山一丁目へ。8 時過ぎには既にそれなりの行列ができていましたが、それでもまだ 50 人強といった人数でした。

ホンダ F1 パブリック・ビューイング

結局午前 9 時を過ぎてもまだ整理券は配っていたようでしたが、整理券の番号順の入場だったのと、後半の人は 2 階席での応援だったようなので、早く行って良かったかな。当初の案内では先着 200 名とのことでしたが、最終的には 1 階席で 220~230 人くらい+2 階席で 150~200 人くらいの入りがあったようです。

ホンダ F1 パブリック・ビューイング

結局入場から 4 時間くらいパイプ椅子に座っていたのでちょっとくたびれましたが、自宅で独りで観戦するのとは違った一体感が味わえて良かったです。サーキットには行けないけど、それに近い楽しみはありました。

レースの方はというと...、

オーストラリアGP決勝 ハミルトンが開幕戦を制す

当日になってウィリアムズのボッタスが椎間板の負傷で欠場。で、決勝直前のレコノサンスラップでマクラーレン・ホンダのマグヌッセンのマシンから白煙、そのままリタイア。直後にレッドブルのクビアトもストップ、というスタート前から荒れたレースが予想される展開に。15 台という近年稀に見る少ない台数でのスタート直後も、メルボルン特有の 1 コーナーでの混乱でロータスのマルドナドがリタイア。直後に同僚のグロジャンがリタイアすると、レース中盤までにフェルスタッペン、ライコネンまでもがマシントラブルで戦線離脱します。

完走 11 台という荒れ模様のレースは、結局メルセデスのハミルトンが危なげない走りで完勝、それに僚友ロズベルグが続く、という去年の圧勝劇そのままの結末となりました。去年との違いは、「むしろ今年のメルセデスの方がさらに強そう」ということ。フリー走行から他を寄せ付けない速さで、マシンセッティングもトップスピードを抑えてコーナリングスピードを狙ったものになっており、全盛期のレッドブルのような余裕を感じさせる強さ。他チームも昨年より大幅に改善されてきたとはいえ、これは一筋縄では崩せなさそう、このまま今季もメルセデスの圧勝でもおかしくないように見えます。

光明があるとすれば、昨年は全く良いところがなかったフェラーリのマシン性能が今年は高く、メルセデスには追いつけないまでもウィリアムズとコンストラクターズ 2 位争いを繰り広げそうなことと、全体的にマシン性能の差が縮まっていてコース上のあちこちで接近戦が見られそうなこと、でしょうか。特にフェラーリは同じパワーユニットを使うザウバーまでもが好調なので、パワーユニット改善の効果が如実に出ているということでしょう。逆に、レッドブル陣営は今回 2 チーム 4 台中の 2 台がパワーユニット or ギヤボックストラブルでリタイアしており、性能面でも信頼性においてもまだまだ課題が山積している状況が浮き彫りになっています。

で、マクラーレン・ホンダ。もともと冬季テスト中にまともに走り込めていないこともあり、レースディスタンスでの走行という意味ではぶっつけ本番でのレースになりました。完走できるだけでも十分だろうな、とは思っていましたが、まさか決勝レースを走る前に 1 台が消えてしまうとは、信頼性の問題はまだまだ解決されていないということのようです。今回リタイアしたマグヌッセンのエンジンが仮に完全なブローだとして、これが「マグヌッセン用のエンジン」という扱いになるのか「ホンダの 1 号車(つまりアロンソのマシン)のエンジン」という扱いになるかで今後の戦い方も変わってきます。何しろ今季は 19 戦を全 4 基のパワーユニットで戦わなくてはならないレギュレーションですからね...。
とはいえポジティブだったのは、完走 11 台中唯一の 2 周遅れとはいえ、バトンがぶっつけ本番の完走をやりきったこと。途中にはフォースインディアのペレスとのバトルも何度か見せてくれ、そこに関しては当初の期待以上の成果と言って良いでしょう。15 台でのスタートになった時点で「これは完走さえすれば入賞もあり得る」と思っていたので、そういう意味ではあと 1 台リタイアしてくれれば、と思わないこともありませんが(笑。

ホンダ F1 パブリック・ビューイング

今回のホンダ製パワーユニットは信頼性優先のためにあえて出力を制限したモードで走行したという話。どれくらいのマージンを残しているのかは分かりませんが、少なくとも走りを見る限りではシャシーそのものは素姓が良く、乗りやすいマシンに仕上がっているようです。これで信頼性の確保とセッティングの最適化が進めば、今はトップから 4 秒落ち(決勝ペースの場合)でも、シーズン後半までには戦えるマシンに進化してくる可能性は十分にあります。マクラーレンのドライバーとスタッフには、それまで決してめげず腐らず、前だけを向いて改善に取り組んでいってほしいところ。

でもまずは初戦お疲れさまでした。2 週間後のマレーシアにはアロンソは間に合うでしょうか。今回以上の好走を期待しています。

投稿者 B : 23:03 | F1 | Season 2015 | コメント (0) | トラックバック