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2009/11/02 (Mon.)

F1 アブダビ GP 2009

アブダビGP決勝:レッドブル1ー2、可夢偉が6位で初ポイント獲得! (GPUpdate.net)

最終戦アブダビ GP は今シーズンを締め括るに相応しいレースだったと思います。ハミルトンが PP、その後ろにレッドブルとブラウンが 2 台ずつ並ぶという後半戦の勢力図を見るようなグリッドから始まり、ハミルトンはブレーキトラブルでリタイア。その後はヴェッテルが実に彼らしい完勝で決め、今シーズン 4 勝目。新チャンピオンを獲得したバトンは残念ながら最終戦を勝利で飾れなかったものの、前戦ブラジルに続くアグレッシブな走りで 3 位表彰台に。ここ数年はチャンピオン争いが最終戦までもつれ込む展開が多かったので、新チャンピオンが選手権に影響しない最終戦で伸び伸び走るレースを見るのも実に久しぶり。もしかして 2005 年の鈴鹿上海でのアロンソ以来じゃないでしょうか。

今回は帰省中で CS が見れず、久々に地上波で観たんですが、可夢偉とトヨタの話ばかりで本当に苦痛でしたね(´д`)。今回の可夢偉の走りは確かに賞賛に値するものだったと思いますが、それにしてもレース展開のフォローが少なすぎ。途中で何度か寝落ちしてしまいそうになりました・・・。スポンサー様のヨイショや日本人煽りも必要でしょうが、純粋に F1 好きな人には辛すぎです。次回からは帰省や旅行と F1 が重なったら、多少の画質には目を瞑ってロケフリで自宅の BD レコーダの CS 録画を観ようと思いました。

さておき、これで今年の F1 グランプリも終わり。波乱のシーズンでしたが、来年は来年で給油禁止やタイヤサイズの変更、そして新規 3 チームの参戦(と旧 BMW ザウバーはどうなる?)、コスワース復活、KERS 自粛など、また戦力シャッフルの要素がいくつか。各チームのシートも今年は大きなシャッフルがありそうなので、来年はまた新たなチャンピオンが誕生する可能性が高いと読んでいます。後半戦の勢いからするとマクラーレンとレッドブルあたりが強そう、今季用マシンを早々に捨てて来季開発に賭けたフェラーリがダークホース、ブラウンも早めに来季開発を始めてたらしいけどどうなの?といったところ。あとは他のエンジンメーカーに比べて開発の自由度が許容されているというコスワースエンジンのパフォーマンスと信頼性がいかほどのものか、にかかってくると思います。
そして、ブリヂストンが来季限りで F1 撤退・゜・(つД`)・゜・。

シーズンが終わったら次はストーブリーグ、その次は新車発表で楽しむのが F1 の楽しみ方。今のところ

  • ブラウン GP: バトン、ロズベルグ?
  • レッドブル: ヴェッテル、ウェバー
  • フェラーリ: マッサ、アロンソ
  • マクラーレン: ハミルトン、ライコネン?
  • トヨタ: コヴァライネン?/ハイドフェルド?/小林可夢偉?
  • ウィリアムズ: バリチェロ、ヒュルケンベルグ
  • ルノー: クビサ、グロック?/グロジャン?/ディ・グラッシ?
  • (旧)BMW ザウバー: ハイドフェルド?/クリエン?
  • フォースインディア: スーティル?/リウッツィ?/チャンドック?
  • トロロッソ: ブエミ?/アルグエルスアリ?
  • マノー: キャロル?/中嶋一貴?
  • カンポス: セナ、デ・ラ・ロサ?
  • USGPE: アンドレッティ?
  • ロータス: トゥルーリ?
というラインアップが予想されているものの、まだ過半数が未確定 or 未発表という状態。少なくともあと 1~2 ヶ月はこの話で楽しめるかなあ。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/10/19 (Mon.)

F1 ブラジル GP 2009

ブラジルGP決勝:ウェーバーが優勝、バトンのタイトルが決定! (GPUpdate.net)
ブラウン インテルラゴスでダブルタイトル獲得 (GPUpdate.net)
ジェンソン・バトン ワールドチャンピオンへの道のり (GPUpdate.net)

鈴鹿に続いて大荒れとなったブラジル GP は、レッドブルのウェバーが今季 2 勝目を挙げました。そして結果的にバトンとブラウン GP のダブルチャンピオンも確定。最終戦アブダビを残して決着がついた格好となりました。

予選から先日の鈴鹿を超える大雨で二度の赤旗中断(しかも二度目は 1 時間以上の中断)を余儀なくされるという悪天候で、なんとヴェッテルが Q1 落ち、バトンが Q2 落ち、そしてドライバーズランク 2 位の地元バリチェロが PP という、ドラマを感じさせるグリッド順。
が、レッドブル RB5 はここでもその速さを遺憾なく発揮してウェバーに優勝をさらわれてしまいます。チャンピオン獲得のためにはできる限り 2 連勝、悪くても今回は 2 位でなくてはならないバリチェロはこの時点でほぼチャンピオンを失っていたわけですが、悪いことに終盤のハミルトンとの交錯で左リヤをパンクさせて緊急ピットイン。これで万事休すとなりました。
ヴェッテルも Q1 敗退かつ決勝が雨にならなかった時点でもうほぼ望みは潰えた状況でしたが、最後まで自分のレースをして 4 位フィニッシュ。

完勝で自身 2 度目の優勝を果たしたウェバー、今季初表彰台となるクビサ、17 番グリッドからの表彰台は優勝にも値するハミルトンのポディウムは、残念ながらチャンピオン決定の前に霞んでしまいましたが、今回はやっぱりバトン。
正直なところ、予選でいつもの冷え性が出て Q2 敗退となったときには「またか・・・」と思いましたが、決勝でどんどん前を狙っていくアグレッシブな姿勢を見たのは久々。こういう戦いを見せてくれるのなら、予選で中団に沈んだのは結果的に良かったのかもとすら思いました。まあ、そうは言ってもチャンピオンがポディウムにすら上がらずに決まってしまうのは、物足りないものがありますが。
後半戦苦戦したとはいえ年間を通してみればやっぱり今年のウィナーはブラウン GP とバトン。来年は原則継続レギュレーションでマクラーレンとフェラーリあたりは復活してきそうなこともあり、今年しっかり勝てて本当に良かったと思います。まあ「タラレバ」を言っても仕方ないとはいえ、これでホンダとスーパーアグリがもし撤退していなかったらどんな勢力図になっていたか、も見てみたかった気はしますが(でも BGP001 はホンダと SAF1 の合作みたいなものだから、別々に存続していたらここまで競争力の高いクルマはできなかっただろうなあ)。

で、

可ー夢ー偉ーーー!(怒

デビュー戦にしてはよくがんばったと思うし、アグレッシブなのもいい。でもなんだあのライン取りは・・・。しかも、それで一貴を撃墜って_| ̄|○
正直言ってこのレースは一貴にとって今季初ポイントの最大のチャンスだったので、悔やんでも悔やみきれません。リタイア直後にバイザー越しに見えた一貴の表情、普段の温厚さとは対照的に納得がいってなさそうだったなあ・・・。ウィリアムズとトヨタの決別で来季のシートが危ういだけに、悔やまれます。

さあ泣いても笑っても今季は残り 1 戦のみ。雌雄が決してチャンピオン争いがなくなってしまったのはちょっと残念ですが、これでもうどのチームも損得関係なく純粋なレースが見られるはず。個人的にはチャンピオン・バトンの「真に攻めるレース」をもっとも期待しています。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/10/12 (Mon.)

可夢偉がブラジル GP でレースデビュー

可夢偉 ブラジルGPでF1デビュー (GPUpdate.net)

えーっと・・・。

まあ、良いんですけどね。
でも、トゥルーリとグロックの契約解除が確実になってきたタイミングで、しかも来季のドライバーラインアップはおろか参戦継続すら確実になっていない状況でこれだと、トヨタ撤退フラグ?とか思ってしまったりします。最後に日本人乗せとけ的な・・・。

山科代表は共にイベントに参加した中嶋一貴と可夢偉を前に「若い二人がインテルラゴスで1―2を決めてくれることを期待したい」と語った。
山科さん、いくら何でもそれは(;´Д`)ヾ。

さておき、可夢偉にはとりあえずがんばってと言いたい。

投稿者 B : 21:31 | F1 | Season 2009 | コメント (2) | トラックバック

2009/10/04 (Sun.)

F1 日本 GP 2009 決勝

日本GP決勝:ヴェッテルが優勝、トゥルーリが2位、バトンは8位 (GPUpdate.net)

決勝。昨日の予選 Q2 でのペナルティが一律 5 グリッド降格でなくドライバーによって異なったり、そのイエローフラッグの原因を作ったブエミがペナルティを受けていたり、コヴァライネンがギヤボックス交換でグリッド降格になっていたりで予選結果から大幅に変動したスターティンググリッド。何が何だか判らないような状況でしたが、グロックの欠場だけは分かった(´д`)。

今回はもうヴェッテルの圧勝でしたね。もはやポディウムの中央に経つ姿に貫禄すら漂うほど。高速コーナーが多くハイダウンフォースな鈴鹿にはやはり RB5 がベストマッチだったということでしょうが、一方でピットスタートのウェバーはかわいそうなくらい辛かったなあ。ヘッドレスト周りのトラブルで合計 5 回ストップ、もうチャンピオンシップから外れたとはいえあまりにもかわいそうでした。
グロックを失ったトヨタはトゥルーリ 1 台で臨むことになりましたが、日本 GP 恒例のフロントロウからの軽タンスタート。いつもならズルズルと順位を下げるところが、今回は前戦シンガポールで投入したアップデートが奏功したようで、ハミルトンに最後まで喰らいつけました。それで最後のピットストップで見事ハミルトンをパス!トヨタはこのシーズン終盤にきて良い仕事をしてますね。もしかして「今シーズンで最後」というのが内部的には決まっているんじゃないかと勘ぐってしまいます(´д`)。

ブラウン GP はここ鈴鹿でも厳しい戦いを強いられましたね。バトンは比較的良いペースで周回できていたので、マシンの出来は悪くなかったのだと思いますが、予選の混乱とペナルティがいかんせん痛かった(でもペナルティ受けても結果的に 10 位グリッドなら御の字でしょう)。コヴァライネンとスーティルの丁々発止のやり合いを虎視眈々と見守り、一瞬のチャンスをモノにした観察眼は見事でしたが、やはり守りに入っている感は否めませんね。終盤のアルグエルスアリのクラッシュ→SC 走行でバリチェロの直後でチェッカーを受けることができ、1 ポイントを失っただけで済みましたが、チャンピオンシップを手にするならもっと攻めの姿勢を見せてほしいところではあります。

今回ひどかったのはトロロッソをはじめとした新人ドライバーたち。予選でのひどい有様に加えて、決勝では今まで観たことのない 130R 出口でアルグエルスアリが派手なスピン→クラッシュ!今回の日本 GP でのクラッシュのほとんどは旧舗装の西コースで発生していますが、やはり新旧の舗装の差に追従しきれないということでしょうか。彼ら(特にシーズン中に交代した面々)は今年のテスト禁止レギュレーションでまともに走れていないのに加えて、鈴鹿でも金曜は雨でドライタイヤでの走行ができていないという状況の不利はありましたが、それにしても・・・。
個人的には旬を過ぎたベテランドライバーは若手に道を譲れ、と思っていましたが、ちょっと考え直してしまいました。テスト制限が緩和されて、若手がもっと走り込めるようになったら、もう少し違うんでしょうか。

さてチャンピオンシップはバトンが 1pt、バリチェロが 2pt、ヴェッテルが 10pt を獲得してまた差が詰まりました。残り 2 戦となってバトン-バリチェロ間が 14pt、バトン-ヴェッテル間が 16pt というギャップに。次戦ブラジルで例えばバトンがノーポイントに終わっても、バリチェロは 4 位以上、ヴェッテルは 2 位以上でなければバトンの戴冠が確定してしまうという決定的な状況に変わりはありませんが、そんな半端な結果でのチャンピオン決定はちょっと納得がいかないので、バトンには発奮してほしいところ。インテルラゴスは低速サーキットでレッドブルは相性が悪そうなので、対するはバリチェロ。アグレッシブな走りでコーナーを攻めるバトンが見たいです。

投稿者 B : 21:42 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/10/03 (Sat.)

F1 日本 GP 2009 公式予選

土曜フリー走行:トップはトゥルーリ、2位ブエミ、中嶋は15位 (GPUpdate.net)
公式予選Q1:ヴェッテルがトップ、2位ハミルトン、中嶋は脱落 (GPUpdate.net)
公式予選Q2:大混乱のQ2でヴェッテルがトップ、アロンソは脱落 (GPUpdate.net)
公式予選:ヴェッテルが混乱の予選を制してPP獲得 (GPUpdate.net)
バトン、バリチェロ、アロンソ、スーティル、ブエミがグリッド降格に (GPUpdate.net)

昨日の金曜フリー走行とは打って変わって快晴となった鈴鹿サーキット。予選に向けてはベストコンディションといったところですが、昨日の雨で路面へのラバーの乗りは皆無、チームによってはグリップに苦しみそうな状況ではあります。

まずは午前中のフリー走行。マシンのアップデートによってディフューザーが RB5 相当となり、総合的なマシンパフォーマンスが向上したトロロッソが速い!フェラーリエンジンだし、マシンだけなら最近セットアップの煮詰まらないレッドブルより速いのでは?と思えるようなシーンすらありました。一方でレッドブルですが、ウェバーがデグナーでコースアウトしてタイヤバリアにクラッシュ!ドライバーには大事がなかったものの、マシンへのダメージが深刻で予選は出走できず。最後尾からのスタートになるので、これは決勝に向けてエンジン・ギヤボックスを交換してきそうですね。それにしても、このクラッシュがこの後の予選の伏線になっていようとは・・・。

予選 Q1 はその調子の良かったブエミが初回のアタックラップでいきなりコースオフ。FP3 でウェバーが飛び出したのと同じところ、グラベルに出てしまったんですがなんとかリカバー。Q1 は比較的静かに進んだものの、本当の意味でのホームグランプリとなった中嶋一貴のタイムが伸びずなんとここでノックアウト。相変わらずまだ F60 を乗りこなせていないフィジケラと同じく脱落となりました。残念・・・。

Q2 は開始 3 分半を過ぎたところで、トロロッソの今度はアルグエルスアリが同じくデグナーでコースアウト。タイやバリアに激しく突っ込み、予選は赤旗中断に。アルグエルスアリには大事はなかったようですが、このデグナー付近はちょうど新舗装から旧舗装に切り替わる箇所、タイヤのグリップが抜けて急激にバランスが狂うんですかね。
セッション再開から 5 分と経たずして、今度は最終コーナーでグロックがコースアウト。こちらも激しくタイやバリアにクラッシュします。担架が持ち出されるほどのダメージで、グロックには命にこそ別状はなかったもののセッションは再び赤旗中断。サーキットにも不穏な空気が流れ始めたようでした。このシケイン出口、最終コーナー付近ではこの後アロンソも若干バランスを乱す場面がありましたが、路面に何かバンプでもあるんでしょうか。

予選再開後、各車が慌ててタイムを出し始めましたが、チェッカーが振られてロスタイムに入ったところで、スプーンカーブ出口でブエミがまたしてもガードレールにヒット!フロントウィングとその破片がコース上に散らばり、イエローフラッグが振られます。アタック中のマシンも数台残っており、黄旗区間でのアタックは審議対象になりますが、これが後で予選結果を変動させることに。ひとまず Q2 ではタイヤバリアに突っ込んだ 2 台に加えてロズベルグ、アロンソ、クビサがノックアウト。
トロロッソは 2 台とも予選で派手なクラッシュを演じたわけですが、マシンのダウンフォース量が増えて攻め込めやすくなったところで、鈴鹿という難コースに新舗装ですからね。経験の浅い二人には厳しかったのかもしれません。それにしても一日に何度もクラッシュさせてしまったブエミ、地上波で解説のマッチがスポンサーであるグランツーリスモの CM に引っかけて「まさに『やりたい放題』ですね」って、超ウケるんですケド!(笑

Q3 もまた開始 3 分でコヴァライネンがデグナーでクラッシュ。デグナーって確かに簡単ではないもののこんなに飛び出すコーナーでしたっけ?舗装の変化が予想以上に難しくしているのかもしれませんね。さておき、これで予選はみたび赤旗中断に。
残り 7 分弱、セッション再開はチームによって残りアタック数をどうするか迷うところ。フェラーリはハードタイヤで複数アタック、残りのチームは 1~2 アタックという選択に。ヴェッテル、トゥルーリ、ハミルトンが良いタイムを出したのに対して、ブラウン GP の 2 台は 5・7 位。このままヴェッテルが優勝してもチャンピオンシップ上厳しい状況は変わりませんが、やはりここ鈴鹿もドライバーズサーキット、速い人が速いのは舗装が変わっても変わりませんね。

・・・と思ったら、Q2 の最後イエロー区間でのアタックについてペナルティが下され、バトン・バリチェロ・スーティル・アロンソ・ブエミが 5 グリッド降格処分に。ブラウン GP の 2 台は中団からのスタートとなり、現実的にはポイント狙いがせいぜいという決勝になりそうな上、鈴鹿ならば 1 コーナーの混乱に巻き込まれるリスクも高まってきました。ブラウン GP としては Q3 の赤旗のせいで 2 周分程度の燃料が予定より多く残っている状況なので、粘って順位を上げる戦略もとれるかもしれませんが、どちらにしても明日の決勝は苦しいレースになりそうですね。

トヨタはグロックが明日走れるかどうかまだ判りませんが、トゥルーリがフロントロウとなる 2 番手グリッドを獲得。いくらシンガポールでのアップデートがうまくいったからといって、日本 GP の通例どおり軽タンアタックでポールを狙いに行ったのは明白でしょうが、これでまた明日の地上波は「トヨタ初優勝か!?」煽りが辛くなりそうなので、もう最初からスカパー!で観ます(;´Д`)ヾ。琢磨には地上波じゃなくて CS にゲスト出演してほしいけど、視聴率考えると無理だろうなあ・・・。

投稿者 B : 23:05 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/10/02 (Fri.)

F1 日本 GP 2009 金曜フリー走行

FP1:コヴァライネンがトップ、2位は中嶋 (GPUpdate.net)
FP2:強い雨の中、フォースインディア勢が1-3 (GPUpdate.net)

3 年ぶりの鈴鹿日本 GP がいよいよ開幕。今年の私は残念ながら自宅で観戦です(T_T)。行きたかった・・・。

しかしフリー走行の今日はあいにくの雨模様のようす。2006 年も金曜雨、土日晴れというお天気でしたが、今年も似たような感じで、weathernews のピンポイント天気によると明日の明け方まで降るようです。明日は万全ではないコースコンディションで FP3 が始まって、走っている間にレコードラインから順に路面が乾いて予選はドライタイヤでばっちり・・・となるのかもしれません。

今日は天候の影響で各チームの正確な状態が判らず、勢力図が見えない状況ですが、下馬評によるとここで速そうなのはマクラーレン、ウィリアムズ、ブラウン GP あたり。高速系コースなのでレッドブルもエンジンの不安が払拭できて(潔くペナルティを覚悟して)セットアップを煮詰めていければ速そうですが・・・。

私にとっては数年ぶりにテレビ観戦となる日本 GP、HD 放送だし現場よりもレースの状況は把握しやすいんだということで気を取り直して(´д`)、明日を楽しみに待ちたいと思います。

投稿者 B : 22:42 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/10/01 (Thu.)

アロンソのフェラーリ移籍が正式発表

フェラーリ アロンソ加入を正式発表 (GPUpdate.net)

日本 GP を目前にして、アロンソの 2010 年からのフェラーリ加入が正式に発表されました。もはや既定路線となって久しい話ではありましたが、当初 2011 年からという話だったのが一年前倒しになったとのこと。
これで来年はマッサ、アロンソという純ラテン系のドライバーラインアップ(さらにサードドライバーはフィジケラ)になったことで、ますますチームのラテン気質が強まりそうです。

これで 2 年前と同様にドライバーのシート争いが玉突き的に決まってきそうですが、現時点での噂をまとめるとこんな感じになりそうです:

  • ブラウン GP: バトン、ロズベルグ?
  • レッドブル: ヴェッテル、ウェバー
  • フェラーリ: マッサ、アロンソ
  • マクラーレン: ハミルトン、ライコネン?
  • トヨタ: トゥルーリ?/中嶋一貴?
  • ウィリアムズ: バリチェロ?/ハイドフェルド?/ヒュルケンベルグ?
  • ルノー: グロジャン、クビサ?
  • (旧)BMW ザウバー: ???
  • フォースインディア: スーティル?/リウッツィ?/チャンドック?
  • トロロッソ: ブエミ?/アルグエルスアリ?
  • マノー: クリエン?
  • カンポス: デ・ラ・ロサ、セナ?
  • USGPE: アンドレッティ?
  • ロータス: ???
まだほとんどどのチームにも名前が挙がっていないコヴァライネン、グロックあたりは新規チームなんですかね。しかし、旧 BMW や USGPE の来季の参戦可能性がまだ微妙な状態だったり、トヨタやルノーの今期限りの撤退話だってまだまだ燻っているので、座席数は現状より少なくなるリスクはあります。中嶋一貴のシートもかなり微妙なセンで、どうせならピケ Jr. と一緒にロータスで往年の「ピケ・中島」コンビを復活させてほしいような気もします(でも、もうピケ親子には戻ってきてほしくないなあ・・・)。

何はともあれ明日から日本 GP。そっちに集中しましょう!

投稿者 B : 23:54 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/28 (Mon.)

F1 シンガポール GP 2009

シンガポールGP決勝:ハミルトンが優勝、グロック、アロンソが続く (GPUpdate.net)

ルノーのクラッシュゲートによってすっかりミソがついてしまった感のあるシンガポール GP。個人的には、去年のアロンソの勝利はレースのアヤこそあれ実力だったと思っていますが、評議会の判決を受けて ING・Mutua Madrileña という大手スポンサー 2 社が即時撤退しています。これで仮にアロンソのフェラーリ移籍が正式発表されたら、チームは空中分解しかねない状態ですね・・・。

さておき、レース。エンジンとギヤボックスに爆弾を抱えるレッドブル、モンツァでは戦略勝ちしたものの相変わらずパリッとしないブラウンを尻目に、ハミルトンが PP。ヴェッテル、ロズベルグが続くグリッドとなりました。バトンはタイムが伸びず Q2 敗退、バリチェロは Q3 終了直前でクラッシュして赤旗中断の原因を作り、なおかつギヤボックス交換で 5 グリッドダウンペナルティという苦しい決勝スタートに。

スタートは落ち着いたもので混乱はなかったものの、ロズベルグがヴェッテルを交わして 2 位浮上。いっぽうでウェバーはアロンソとやり合った際にエスケープゾーンからかぶせてしまい、ペナルティを避けるためにグロック・アロンソを先行させる羽目に。
その後はダスティな路面状況のせいかあまり動きのない展開だったものの、ヴェッテル・ロズベルグあたりから順次初回ピットストップへ。ここでロズベルグがピットアウト時にホワイトラインをオーバーしてしまい、ドライブスルーペナルティ。そうこうするうちにスーティルとハイドフェルドがクラッシュ。ペースの上がらないアルグエルスアリに業を煮やしたスーティルが仕掛け、軽く接触してスピンしたところに後ろから来たハイドフェルドが・・・という完全な不可抗力でしたが、これで 2 年目にして早くもここシンガポールの風物詩となりつつあるセーフティカーが導入されました。
SC ラン中はドライブスルーペナルティを遂行できないため、ロズベルグは SC 終了を待ってピットレーンへ。隊列が詰まっている SC ラン直後のドライブスルーで、ほぼ手中に収めていたポディウムからほぼ最後尾へ・・・。
これでトップ争いはハミルトンとヴェッテルへ。12 位スタートだったバトンも気がつけば 7 位まで上がってきており、チャンピオンシップのためにきっちりブラウンの戦略をこなしていることが分かります。

その後は比較的落ち着いたレース展開でしたが、ヴェッテルは中盤に右バックミラーが脱落、ステーを兼ねているバーティカルフィンごと失い、空力バランスが若干崩れた状態に。しかも 2 回目のピットストップ時にピットレーン速度違反を犯してしまい、ドライブスルーペナルティ!これで実質 5 位前後までポジションを落とすことになり、チャンピオンシップ上はさらに厳しい状況に立たされることになりました。
さらに悪いことにはチームメイトのウェバーがブレーキングの度にタイヤからブレーキダストの黒煙を上げており、コーナリング時にバランスを崩してウォールに激突してリタイア。直後には兄弟チームであるトロロッソの 2 台もガレージにクルマを戻しており、マシンの状況が辛いことを伺わせます。
気がつけば 4 位ヴェッテル、5 位バトン、6 位バリチェロというオーダーになっており、苦しんでいるヴェッテルをバトンが追い詰めるか・・・という段階になってバトンのブレーキから黒煙が!ブレーキが辛いのはレッドブルだけではなかったようで、バトンは順位を上げることよりも対バリチェロのポイント差確保を優先してポジション維持へ。

最終的にハミルトンーグロック(!)ーアロンソーヴェッテルーバトンーバリチェロの順位でフィニッシュ。終盤、うまくすればポイントに手が届くかと思われた中嶋一貴は好走むなしく 9 位ノーポイント。相変わらず悔しいレースが続いていますが、鈴鹿に向けて期待はもてる内容だったかと。

ポイントランキングは残り 3 戦となってバトンーバリチェロ間が 15pt 差、バトンーヴェッテル間が 25pt 差。ウェバーが完全に選手権争いから脱落したのに加えて、ヴェッテルももう事実上手が届かなくなり、チャンピオン候補はもうブラウン GP の 2 人に絞られたといって良いでしょう。コンストラクターズポイントでも 40pt 以上の差がついたので、あとはロス・ブラウンが 2 人を純粋に競わせるかどうかだと思いますが、次戦鈴鹿でバトンがバリチェロに 5pt 差をつければ戴冠。最近パリッとしないバトンと一発の速さではバトンを凌ぐバリチェロという勢力図からしてそう簡単に決まるとも思えないですが、でも決めるときにはビシッと決めてほしいものですね。

気がつけば鈴鹿ももう来週かあ・・・テレビではしきりにチケットの宣伝をしているのでまだ空席はあるんでしょうが、悩むなあ。

投稿者 B : 01:00 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/22 (Tue.)

ルノーのクラッシュ事件に判決

ルノー執行猶予付き有罪、ブリアトーレ永久追放 (F1キンダーガーテン)

昨年のシンガポール GP でルノーがピケ Jr. に対して故意のクラッシュを指示し、レース内容の操作を行ったとされる通称「クラッシュゲート」の判決が世界モータースポーツ評議会で下されました。

内容は、

  • ルノーチームの F1 世界選手権資格剥奪、ただし執行猶予 2 年つき
  • フラビオ・ブリアトーレの FIA 関連選手権からの永久追放
  • パット・シモンズの 5 年間の資格停止と関連活動の禁止
  • ネルソン・ピケ Jr. は捜査協力に対する恩赦によりお咎めなし
  • アロンソは事件に関与していなかったため無罪
というもの。2 年前のマクラーレンスパイ事件以上の重い処分となっていますが、内容的には FIA の思惑が強く感じられてしまいます。
ネルソン・ピケ Sr. によると昨年のブラジル GP の時点で FIA はこの事実を(ピケ Sr. からの密告によって)把握していたとも言われ、それを今まで公表してこなかったということは「明るみに出すつもりがなかったのに、ピケ親子がルノー解雇をきっかけに騒いだため」対処せざるを得なくなったのではないかと。さらに、FIA としては F1 の統率を脅かす天敵ブリアトーレは前々から忌々しく思っていたから今回は絶好のチャンス、でもこれ以上メーカー系チームに撤退されたくない、という微妙なバランスによってこういう結論に至ったのではないかと。2006~2007 年にあれだけ FIA の目の敵にされたアロンソが無罪放免なのも、スタードライバーを失いたくない FIA の事情に見えてきてしまいます。

ブリアトーレはビジネスや政治の才覚にあふれているので、今後は以前も手を出したようなサッカーチームの運営か実業界への復帰、場合によってはイタリア政界への進出あたりを狙いそうな気がします。シモンズは当面は FIA に関連しないモータースポーツ活動(ル・マンとか?)に身を置くんですかね。逆にお咎めなしとなったピケ Jr. は、速くはないしトラブルの種を抱えたドライバーというレッテルを貼られてしまった以上、父親ともどももう F1 の表舞台に戻ってくることはないだろうなあ・・・。
逆に気の毒なのがブリアトーレのマネジメントを受けているドライバーたち。アロンソを筆頭に、ウェバー、コヴァライネン、グロジャンらは新しいマネージャーを見つけない限りスーパーライセンスの更新ができないことに。まあ少なくとも現役 F1 ドライバーについてはマネージャー探しに苦労することはないでしょうが・・・。

それにしてもフラビオの永久追放はちょっとショックですね。人間的にはいろいろどうかと思うというかヤクザな人だとは思っていましたが、ある意味今の F1 の「顔」の一人だったので・・・。ジャン・トッド、ロン・デニスに続いて 1980 年代後半から現代に至る F1 を支えてきた顔がまた一人いなくなるのは、20 年来の F1 ファンとしては寂しい限りです。そういう意味では F1 のチームマネジメントも世代交代の時期に来ているのかもしれませんね。その割に FIA と FOM のトップはなかなか退く気がない(モズレーはようやく退任しますが)ようですが・・・。

あれ、でもということはアロンソは「ブリアトーレ縛り」がなくなるので、フィジケラを押しのけて今期中のフェラーリドライブもあり得る!?まだバドエルが乗っていたならともかく、フィジケラに落ち着いた以上、それはさすがにないか(´д`)。

投稿者 B : 23:00 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/17 (Thu.)

ブリアトーレとシモンズがルノーチームを離脱!

ブリアトーレとシモンズがルノーを離脱 (GPUpdate.net)

でもって、え~~~~~~~~~~っ!???

イタリア GP の少し前くらいからルノーを更迭されたピケ親子が騒いでいて、去年のシンガポール GP でアロンソを勝たせるためにチームが故意にピケ Jr. にクラッシュを起こさせたという疑惑が持ち上がり、いかに生き馬の目を抜く F1 界でもそれはないだろ・・・と思っていたんですが、実際にモータースポーツ評議会が動き、ルノーチームがこういう対応を取るということは、そういうことで良いんですかね!?いや、確かにあのときの状況はあまりにもアロンソ有利に働きすぎていて、ちょっとできすぎだろとは思ってましたが、でも案外と意外な人が勝つときというのはそういうものだったりもするわけで。

ただ、仮にあのクラッシュが「チームオーダー」だったとしても、去年のあのマシンでアロンソが(有利な状況を作り出していたとはいえ)あの状況から優勝できる保証はなかったはずだし、続く富士でも連勝を飾ったのは紛うことないアロンソとチームの実力のはず。リザルト確定から一年が経とうという状況で、あの当時のアロンソとルノーのハードプッシュを否定して良いはずがないと思うんですが。

さておき、チームの中心人物だったブリアトーレとシモンズが離脱して、本当に今後このチームが成立していくのか本当に心配になります。ルノーチームとしてはこの二人を供出することで FIA の「手打ち」を期待しているのかもしれませんし、親会社ルノーの体面を保つために切られたという見方もできます。でももしかしたらこのままチームを空中分解させて撤退に追い込みたいルノー側の思惑?とか、FIA 対 FOTA の対立構造が関係している?とか、関連するファクターが多すぎて何が引き金になったのか正直よく分かりません(;´Д`)ヾ。

政治屋フラビオと技術屋・戦術屋のシモンズ、この二人の離脱はアロンソ離脱以上にチームにとっての痛手となるはずです。もしかしたら二人とも来シーズンは新規参戦チームの首脳としてちゃっかり復帰している可能性もあると思いますが、少なくともルノーチームにとっては脳と心臓を同時に抜かれたようなもの。このチームの行く先が非常に心配です。

投稿者 B : 01:26 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/16 (Wed.)

13 番目と 14 番目の F1 チーム

イタリア GP が終わってから F1 界にも急転直下、いろんな動きが出てきています。

ロータスがF1復帰 (GPUpdate.net)

まずはロータスの F1 復帰決定のニュース。現 BMW ザウバーの撤退に伴って来季の参戦チーム枠に空きができたため、13 チーム目としてライトスピードが「ロータス」の名前で参戦権を獲得。しかもテクニカルディレクターはあのマイク・ガスコイン。トヨタでマシン開発を主導しながら 2006 年に更迭、その後スパイカー~フォースインディアに移ったものの今季の事実上メルセデスセカンドチーム化に伴ってチームを離脱したガスコインが再び F1 の表舞台に戻ってきました。
ただ、個人的なイメージとしては「ロータス」といえばマクラーレンやウィリアムズよりもさらに英国らしい名門チームで、市販車部門もエリーゼやヨーロッパといった洗練されたライトウェイトスポーツの印象が強く、どうしてもあのアクの強いガスコインのコワモテと結びつかない(;´Д`)ヾ。いったんは落選した以前の参戦エントリーの際には、そもそも市販車のロータス・グループが名称の使用権を認めていなかったはずなので、最終的にそれがどのように落ち着いたのかも気になります。

でも復活するなら復活するで、ガスコイン作のマシンは毎度よくできているし、トヨタとのエンジン契約終了(?)によってウィリアムズを放出される可能性がある「ナカジマ」が「ロータス」のマシンを駆る、みたいな妄想もまた楽しかったり(笑。

BMW スイスの投資会社に売却 (GPUpdate.net)

で、「ロータス」に参戦権を明け渡したはずの現 BMW ザウバーはチームの売却に成功。スイスの投資会社 Qadbak 傘下でチーム再建にあたることになりますが、FIA がこれを支持していて他の全チームの了承が得られさえすれば、来季は最大で 14 チームがチャンピオンシップを争うことになります。
これが現実のものとなれば 14 チーム 28 台というグリッドは近年まれに見る出走数で、もしかして予備予選方式とか「予選落ち」方式の復活もあり得るのでは?と思ってしまいます。また、分配金の問題もあって下位チームは渋りそうな気もするなあ・・・とも。ただ、BMW に続いてトヨタあたりの撤退の噂が相変わらず絶えないことや、トロロッソが本当に来季から独立コンストラクターたれるのか?という問題もあって、この先まだいくつか増減があってもおかしくない状況ではあります。

少なくとも現時点で言えるのは、こりゃドライバーのシート争いの話にまで行くには当分時間がかかるだろうな、ということと、メルセデスのブラウン GP 買収の話やエンジンサプライヤーの大シャッフルが起きそうな状況にもなってきたことで、来年どのチームのシートにどんなドライバーが座っていても驚かないような状況、ということでしょうか。おそらくピケ Jr. のシートがどこにも用意されていないだろうことは、私にでも分かりますが(ぉ。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/14 (Mon.)

F1 イタリア GP 2009

イタリアGP決勝:バリチェロが優勝、ブラウン1-2 (GPUpdate.net)

個人的にはフィジケラ贔屓で他のドライバーは半分どうでもよかった(ぉ)イタリア GP。肝心のフィジケラはイマイチ振るわない結果でしたが、レース自体は「これぞ近代 F1」とでも言うべき見応えのあるデッドヒートが繰り広げられました。

予選はここ数戦の流れどおり、マクラーレン・フェラーリの「旧 2 強」が来る展開。そこにスパ以来絶好調なフォースインディアが絡み、2 戦連続のフロントロウを獲得してしまいました。パワフルなメルセデスエンジンに「直線番長」な VJM002 の組み合わせはスパ以上にサーキットに合っていたのでしょうが、夢のフェラーリで母国凱旋したフィジケラにとっては複雑だったろうなあ・・・と思わなくもない(´д`)。
ということでグリッドはハミルトン-スーティル-ライコネン-コヴァライネンの順で、その後にブラウン GP の 2 台が続き、リウッツィ(!)とアロンソを挟んでレッドブルの 2 台が並ぶという順位に。レッドブルはエンジンとギヤボックス温存でフリー走行をまともに走れないのが災いしてか、(サーキットとの相性はあるにせよ)明らかに一時の勢いはなくなってしまいましたね。これはもうペナルティ覚悟で新エンジン投入して「捨てるレース」と「狙うレース」のメリハリをつけていかないと勝機は見えないんじゃないかと。

ここモンツァもこの数戦の例に漏れず KERS が物を言うサーキットで、明らかにマクラーレン・フェラーリ有利。対するブラウン GP は燃料を積んでの 1 ストップで行く戦略。KERS の熟成的にもサーキット特性的にも KERS にアドバンテージが出てくる中、残りのレースも同様に逃げる KERS 車・ピット戦略で戦うノン KERS 車という構図が続きそうです。

スタートから何台かのマシンが接触するというアクシデントも発生する中、逃げたのはやはりハミルトンとライコネン、という KERS の 2 台。そこに「直線番長」VJM002 を駆るスーティルが追いかける展開に。ブラウン GP の 2 台はその後から腰を据えて走り、チャンスを窺います。ウェバーがスタート直後のアクシデントでリタイア、このノーポイントで彼のチャンピオンシップはほぼ絶望的な状況になりましたね。

狭いオールドサーキットながら抜きつ抜かれつのデッドヒートが繰り広げられる中、そうは言ってもトップ 3 はハミルトン-ライコネン-スーティルのオーダーで安定。このままチェッカーまで行くか、と思いきや、1 回目のストップあたりで計算上ブラウン GP の 2 台がトップ争いに絡んでくることが発覚。ここからが俄然面白くなりました。
トップ 3 が 1 回目のストップを終えたところで見た目上はバリチェロ-バトンの 1-2 体制。ハードタイヤに交換したハミルトンは思ったようにペースが上げられず、2 回目のストップを終えたときには結局バトンの後ろ、3 番手に。
いっぽう、その後ろではライコネンとスーティルが激しいデッドヒート。コーナーの立ち上がりに KERS で逃げるライコネンとストレートラインスピードの伸び+スリップストリームで追いすがるスーティルの争いは見応えがありましたね。CS の解説では因縁(ライコネンは去年から数えて 2 度スーティルに追突して、彼のレースを台無しにしている)とか言っていましたが、そんな湿り気を感じさせない素晴らしい戦いでした。

とか思っていると、なんとハミルトンがレズモで派手にクラッシュ!リプレイ映像を見る限り、縁石にタイヤを取られて滑ったように見えましたが、いずれにしても貴重な 3 位表彰台・6pt がフイに。最近のハミルトンはこういう大事なところでクラッシュすると素直に落ち込んだ素振りを見せるので、ちょっとかわいい(笑。さておき、これでライコネンがティフォシの前で表彰台に上ることになり、またヴェッテルも運良く 8 位 1pt を拾う結果となりました。

とはいっても今回はロス・ブラウンの戦略による久々の完勝で、残るは 4 戦。事実上ドライバーズチャンピオンシップはブラウン GP の 2 人に絞られた形となり、コンストラクターズでも 40.5pt という大きな差をつけました。残りのレースも鈴鹿を除けばブラウン GP 有利と思われるコース特性で、エンジン残基数なども考えるとほぼ決まりとみていいでしょう。あとはバリチェロがどれだけバトンに迫れるか、他チームがそれぞれのグランプリをどれだけ引っかき回すかが見どころと言えそうです。
この調子なら鈴鹿あたりが久々にチャンピオン決定の舞台となりそうですが、長らく勝てていないバトン(表彰台すら今回が久しぶり)、ホンダ開発のマシンで鈴鹿のポディウムの中央に立って決めてくれないとそろそろ納得がいかないんだからね!と思っています。

しかしこうなってくると今年は諦めていた鈴鹿に俄然また行きたくなってきたんですが・・・どうするかな(´д`)。

投稿者 B : 01:59 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/09/04 (Fri.)

バドエルの後任にフィジケラが正式決定

正式発表:バドエルの後任にフィジケラが決定 (GPUpdate.net)

おー、フィジケラが正式にフェラーリへ!!

スパでの驚愕のリザルトから急に浮上したフィジケラのフェラーリ入りでしたが、いよいよそれが現実のものに。フィジケラのあのイタリア人らしからぬ薄味の顔に赤いレーシングスーツがミスマッチな気もしますが(笑、ひとまずおめでとうと言いたいです。あと、気の毒な結果だったけどがんばったよバドエル・・・。

それにしてもイタリア人がフェラーリドライバーとしてモンツァのグリッドに並ぶのって、どんな気分なんですかね。日本人がオールホンダのマシンに乗って鈴鹿を走るよりも深い意味がありそうです。

マッサが年内の復帰はほぼ不可能ということで、今年の残りレースはフィジケラがカーナンバー 3 を走らせることになりそうですが、来年も一応リザーブドライバー契約してるんですよね。とはいえ、年齢的に考えても今年の残りシーズンが「花道」になるんだろうなあ。モンツァではポイント圏内の走りを期待してしまいます。

投稿者 B : 23:02 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/08/31 (Mon.)

F1 ベルギー GP 2009

ベルギーGP決勝:ライコネンが1年ぶりの優勝、フィジケラが2位 (GPUpdate.net)

昨年の結果を振り返るまでもなく、いわゆる「スパ・ウェザー」で毎年荒れるベルギー GP。今年は予選から決勝にかけて「雨が降らない」という波乱(?)に加えて、リザルトにも大きな波乱がありました。

まず予選。ここまで必ず Q3 進出・決勝ではポイントゲットを果たしてきたバトンがまず Q2 敗退。僚友バリチェロが前戦に引き続き悪くない状態なのを見ると、どうもマシンの状態だけでなく本人も守りに入っているのかなあ・・・と思わざるを得ません。Q2 では最近登り調子にあったマクラーレンの 2 台も同じく敗退。
これで PP はバリチェロとレッドブルの計 3 台に絞られるか・・・と思いきや、2 台ともにエンジンの残基数が少ないためプラクティスの走行量が少ないレッドブルがセッティングを詰め切れていないのか伸び悩み、あとはバリチェロか?と思われたところでなんとフォースインディアのフィジケラがトップタイム!しかもその後にはトゥルーリ、ハイドフェルドが続くという、予選逆順グリッド制になったの?というようなグリッドに(汗。最近のフォースインディアは調子を上げてきていましたし、このスパでの走りも 2 台ともかなり安定感があったのは事実ですが、それでも他の 9 チームを押しのけての PP 獲得は立派。スーパーアグリが 2007 年の開幕戦で Q3 進出を果たしたときに近い感動がありました。

決勝はスタート直後に多重クラッシュが発生。デビュー 2 戦目のグロジャンがスタート後の混乱の中でミスをしてバトンに追突し、その影響でデビュー 3 戦目のアルグエルスアリがハミルトンにヒットしたということのようですが、新人が相次いで大英帝国のスターを撃墜するという結果に(´д`)。バドエルは・・・あ、遅すぎて誰ともぶつかってない(ぉ。
この多重クラッシュのおかげでセーフティカーが導入されたのですが、オープニングラップで 2 位につけていたライコネンがその SC 終了後のリスタートで KERS パワーを存分に発揮し、オールージュを越えたあたりでフィジケラを捕らえてトップ奪取。予選のオンボード映像を見ていても、ライコネンはめいっぱい KERS を使って半分以上のパワーをこのオールージュで放出していましたが、ここ数レースでいよいよその本領を発揮し始めた KERS がまたしてもレース結果を直接的に左右することに。

ここからがまた面白くて、PP 獲ったは良いけどどうせオープニングラップで抜かれてあとはズルズル、ポイント圏内フィニッシュがいいとこでしょ?と馬鹿にしていた VJM002 が驚異的に安定したラップを刻み続け、結局フィジケラは最後までライコネンの背後にピタリと張りついたままチェッカーを受けてしまいました。KERS パワーと近年の「抜けない」空力がなければフィジケラはライコネンを凌ぐ速さすら持っていたということなので、このスパでのフォースインディアの速さは本物だったと言えるかもしれません。

バトンの今季初リタイアで俄然チャンスを得たレッドブルでしたが、5 位につけていたウェバーがピット作業時に同時ピットインしていた後続ハイドフェルドとあわや接触のアクシデントを起こし、痛恨のドライブスルーペナルティ。これで事実上ウェバーのレースは終了してしまいました。僚友ヴェッテルは粘り強く走って 3 位表彰台獲得、チャンピオンシップの望みを繋ぎました。
ドライバーズタイトルを争っているもう一人・バリチェロは、いつぞやもあったスタート時のエンジンストールで 4 番グリッドから大きく順位を落とし、最終的に 7 位フィニッシュがやっと。最後はエンジンからのオイル漏れで白煙を上げながらのチェッカーと、まさに「ほうほうの体」という表現をしたくなるような状態でした。

これでポイントランキングはバトン 72pt-バリチェロ 56pt-ヴェッテル 53pt-ウェバー 51.5pt と、ヴェッテルとウェバーのポジションが入れ替わっただけで位置関係はあまり変わらないままレースを 1 つ消化した形となり、バトン的にはホッとしたのではないでしょうか。レッドブルの 2 台は信頼性に不安を抱え、エンジンの残基数も少ないためチャンピオンシップ上は現実的に厳しい状況と言わざるを得ません。そろそろ本命はブラウン GP の 2 人に絞られてきたかなあ・・・という状況ですが、最近のバトンの不振を考えると、まだまだ何があってもおかしくありません。全くここ数年の F1 は FOM が筋書きを用意しているんじゃないかというくらい、先が読めないですね。

チャンピオン争い以外のところでは、いよいよ復活してきたフェラーリと BMW。BMW についてはもうとりあえず来年を考える必要がなくなって、かつチームを高値で売るために今季の開発だけに集中できる状況になったというのもあるのでしょうか、いきなりポジションを昨年の今頃のあたりまで上げてきた印象です。フェラーリはマシンの改善もさることながら、ライコネンが得意のコース+マッサがいなくてのびのびやれる状況(ぉ)で好きに走り始めたのが大きいのかなあ。やっぱり個人的にはアグレッシブなライコネンは見てて楽しいですね。

次はいよいよフェラーリの「来季の体制」が明らかになると言われているイタリア・モンツァ。もはやアロンソの加入は公然の秘密となっていますが、弾き出されるのはライコネンかマッサか。仮にライコネンが出たとして行き先はマクラーレンあたりか・・・。そしてアロンソの今期中の跳ね馬ドライブはあるのか?あるいはこのスパで大きく株を上げたフィジケラがバドエルのシートを奪うのか?などなど、興味は尽きません。次も KERS が効果を発揮しそうなストップ&ゴーのサーキット、ブラウンもレッドブルも一筋縄ではいかないでしょうし、レースが早く観たいです。

投稿者 B : 23:29 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/08/24 (Mon.)

2010 年日本 GP は鈴鹿で!

2010年日本GPは鈴鹿に決定! (F1-Live.com)

フジスピードウェイ撤退で宙に浮いていた来年の日本 GP が、無事鈴鹿に決定しました。もしかしたら来年は日本 GP が開催できないかも、そして一度なくなったグランプリを復活させることは、新興国に開催の主軸をどんどん移している最近の F1 の傾向からして厳しい・・・と思っていたので、朗報です。
今年はちょっと鈴鹿には行けそうもないんですが、来年は行けるかなあ・・・。

来年といえばこんなニュースも。

トゥルーリ 今シーズン限りでトヨタを離脱か? (GPUpdate.net)

長年トヨタを支えてきたトゥルーリが来季は離脱濃厚、という話。これだけの期間勝利がなく、最大のチャンスと思われた今シーズンもバーレーンまでに勝てず、ヨーロッパラウンドに入ってからは下降の一途・・・という状況で、さらに来季の年俸が折り合わないとあっては、無理もないかと。行き先は進行チームか古巣ルノーか?といったところでしょうか。
そういえば来年のストーブリーグについては以前書いたときから BMW の撤退などもあって状況が変わってきましたね。少なくとも 9 月中旬のモンツァでアロンソの去就が明らかになれば芋づる式に決まっていくんだとは思いますが、久々にドライバーマーケットが大きく動きそうな昨今だけに、動向が気になるところです。

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F1 ヨーロッパ GP 2009

ヨーロッパGP決勝:バリチェロが5年ぶりの優勝を飾る!! (GPUpdate.net)

夏休みが明けて再開した F1 サーカス。そろそろ佳境に入り始め、それぞれのレースの勝者よりもブラウン GP・レッドブル各ドライバーのポイント争いに争点が置かれるようになってきましたが、今回はブラジル人のためにあったようなレースでした。

ブラウン GP が久々に戦闘力を向上させ、あまりいい状態ではないレッドブルとの戦力を逆転した状況ながら、前戦ハンガリーから引き続きマクラーレンのクルマがかなり速く、ハミルトン・コヴァライネンがフロントロウ独占。その後ろにブラウン GP とレッドブルが続くというグリッドから、マクラーレンの 2 台が難なく 1-2 体制を築くというスタートで、若干重いバリチェロがピット戦略で交わせるかといったところ。
いっぽうのバトンはスタートで順位を落としながらも、チャンピオン争いにおける直接のライバルであるウェバーを何とか抑えたか・・・と思いきや、オープニングラップでのシケイン不通過により、自主的にウェバーを先行させて追う展開に。

初開催の去年がまったくつまらないレースだったので今年もこのまま大きな動きがなく終わるのか・・・と思われたレースが動いたのは 17 周目。直前にピットストップを行ったばかりのヴェッテルが、早くも 2 度目のストップ。どうやら給油リグのトラブルで燃料が入っていなかった模様。これでヴェッテルは事実上のポイント圏外に落ちました。
さらに 7 周後、ヴェッテルが今度はエキゾーストから白煙を上げてスローダウン。エンジンブローのようで、そのままコース脇にマシンを停めました。ハンガリーに続いてのノーポイントレースで、チャンピオンシップ的には厳しくなってきましたね。しかも残りエンジン数を考えるとさらに。

次に動いたのは 37 周目。最初のピットストップでコヴァライネンを交わしていたバリチェロがハミルトンを追う展開で、ハミルトンが先にピットイン。連絡ミスかトラブルかは分かりませんが、ハミルトンは予定より早いピットインでタイヤが用意されておらず(!)、ロングストップに。この間、プッシュしていたバリチェロが難なくトップに。
その数周後、ウェバーを追い上げていたバトンがピットイン。ウェバーは前のクルマに頭を抑えられており、どうせ抜けないならということでバトンは早めのピットインでしたが、驚異的なアウトラップといっぽうでピット作業に若干手間取ったウェバーとの対比で、お互いのピットイン終了後には位置関係を逆転。さらにウェバーの前にはクビサが入り、なんとウェバーはポイント圏外の 9 位に。

その後はロズベルグがコヴァライネンを追い回す展開があったものの、特に大きな動きはなくそのままゴール。バリチェロ-ハミルトン-ライコネンがポディウムで、バトンは 7 位 2pt を獲得。レッドブルの 2 台は揃ってノーポイントという結果となり、バトンとブラウン GP がチャンピオンシップにおけるアドバンテージを広げました。バリチェロもバトンも相手のミスに助けられた格好ではありますが、ここ数戦が自分たちの戦略ミスでレースを失っていたことを考えれば、こういうレースもあって良いはず。バトンのピット戦略にはロス・ブラウンらしい機転もあったことですし、ブラウン GP は良いレースができたのではないでしょうか。
バリチェロは 2004 年以来 5 年ぶりの優勝。しかもヘルメットには欠場している同郷マッサのヘルメットデザインの一部を取り込んだ上でマッサへのメッセージも書き込まれており、そういう意味でも本当におめでとうと言いたい結果になりました。

逆に今回(も)踏んだり蹴ったりだったのは中嶋一貴。フリー走行までは速さが見せられていたのに、予選は Q1 でマシントラブルによる敗退、決勝でもロングスティントを選んだ結果タイヤがバーストして完走 18 台中最下位。クルマも良く、予選からちゃんと走れていればポイントは見えるポジションにつけられているので、不運はここで禊ということにして気持ちを入れ替えてほしいところ。

このレースがデビュー戦となったグロジャンは接触やスピンがありながら 15 位とそこそこの結果。逆に 10 年ぶりのグランプリとなったバドエルはひどいもので、予選最下位、決勝でもピットアウト時に他車と接触しそうになったり白線を踏んでペナルティを喰らったり、フェラーリドライバーとしては目を覆いたくなるような内容。これはまたミハエル待望論とかアロンソレンタル説とか、いろんな噂が出てきてもおかしくないです。

次は 1 週間後のスパ・フランコルシャン。マクラーレンはすっかり復活しましたが、ライコネンの走りを見る限りフェラーリもそんなに悪くない。さらにスパはライコネン大得意のコースなので、ここはちょっと久々に赤いレーシングスーツがポディウムの中央に立つことを期待したくなってしまいます。しかもスパといえばミハエルがデビューし、また翌年に初優勝を飾ったサーキットなので、ちょっと一縷の望みを抱きたくなってしまいますが、どうなることやら(´д`)。

投稿者 B : 01:44 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/08/18 (Tue.)

ルノーが出場停止処分解除

ルノー 出走停止処分を免れる (GPUpdate.net)
ルノー ピケに代えてグロージャンを起用 (GPUpdate.net)

ハンガリー GP におけるアクシデントが危険行為とみなされ、ペナルティとしてヨーロッパ GP の出場停止処分を受けていたルノーが控訴審で逆転勝訴。ヴァレンシアでの出走権が復活しました。

まあ客観的に見ても出走停止までは厳しすぎる裁定で、それならばむしろマッサの事故の直接の原因となったブラウン GP のマシントラブル(これもまあ、アクシデントといえばそれまでですが)が不問に付されているのもおかしな話。チームとしても他でもないアロンソを危険な状況にさらしてしまった反省があるとすれば、厳重注意と罰金くらいが妥当なところでしょう。
とはいえ、今回の逆転判決が純粋に客観的な判断で下されたものかはちょっと微妙なところ。マッサの代役にいったんは決まっていたシューマッハーの出走が取りやめになったことで、さらに地元の英雄アロンソまで出走できないとあっては、ヴァレンシアのグランプリそのものの集客に影響が出ることを考慮してのことである可能性は高いです。憶測にすぎませんが、今や F1 はスポーツである以前に興行なので、仮にエクレストンあたりからそういう横槍が入っていたとしても無理ない話ではあります。

一方でそのアロンソのチームメイトにはグロジャンが起用されています。お盆休みの間にピケ Jr. の更迭が決まってグロジャン起用は既定路線でしたが、果たしてその通りになりました。アロンソの離脱が確定的と見られる来季に向けた準備、という側面もあるのでしょうが、ハンガリーでトロロッソからデビューしたアルグエルスアリも堅実なパフォーマンスを見せていることですし、グロジャンの実力のほども気になるところ。また、来季のルノーのドライバーラインアップも気になるところですね。新人のグロジャン&グラッシという組み合わせはさすがに考えにくいし、エースドライバーのシートには誰が座ることになるのか・・・。

投稿者 B : 23:24 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/08/12 (Wed.)

M. シューマッハーが F1 復帰断念

ミハエル 復帰を断念 (GPUpdate.net)
フェラーリ シューマッハの代役にバドエルを起用 (GPUpdate.net)

あらま・・・。

来週末のヨーロッパ GP に向けて復帰準備を進めていたミハエルが、一転 F1 への復帰断念とのこと。2 月のバイク事故で痛めた首がまだレースができるまでの状態に回復しておらず、ということですが、それにしても残念。40 歳のミハエルがどこまでやれるのか、そして何より今の F1 のレベルが本当にどんなもんなのか(笑)が見たかっただけに。

ということで、代役の代役は正テストドライバーのルカ・バドエルに決定。まあこういうとき、通常はテスト兼リザーブドライバーが順当に繰り上がるもので、ミハエルがいきなり出てきたのが妙だったわけではありますが。こういう紆余曲折があるとバドエルやジェネじゃなくてアロンソとかクビサとか琢磨とかがフェラーリを駆る姿を見てみたいじゃないですか(笑。

あー、なんか急にヨーロッパ GP を見る気持ちが萎えてきたなあ。ミハエル復帰を聞いて慌ててヨーロッパ GP のチケットを買ってしまった人たち、どうするんだろうか(笑。

投稿者 B : 00:01 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/07/30 (Thu.)

マッサの代役はミハエル!

マッサの代役にミハエル・シューマッハが正式決定! (GPUpdate.net)

マジでか(;´Д`)ヾ。

2 年のブランク、40 歳という年齢、イマイチなマシンでどこまで行けるかというところですが、万が一これで速かったりしたらマッサとライコネンの立場は・・・(´д`)。

マンセル復帰のときのように、ルノー出場停止、BMW 撤退、なかなか収束しない分裂騒動で低下する F1 人気のカンフル剤としてエクレストンあたりが一枚噛んでるのかな・・・と勘ぐってみたり。

かなり驚いたけどヴァレンシアが俄然楽しみになってきました!

投稿者 B : 09:14 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

BMW が F1 撤退へ!

BMW、2009年末でのF1撤退を発表 (F1-Live.com)

BMW が今シーズン限りでの F1 撤退を発表しました。まあ、ホンダの電撃撤退の際にも次はルノーか BMW か、と言われていたので、さほど驚きはありませんが、なんというか・・・。
昨年の初優勝から今年はチャンピオンシップを狙いにきてアグレッシブな開発を行った結果、それが裏目に出て今季は下から 2~3 番目という超低迷ぶり。マーケティング目的で KERS 搭載を強行し、それが失敗に終わったことも投資の増大と成績低迷の一因でしたが、初優勝から撤退までの道のりがまるでホンダと同じで、溜め息が出てきますね。

チームの今後はまだ明らかにされていませんが、来季の新規参入落選組チームのいくつかがこの空席を狙っていることは間違いなく、どこかに売却されてチーム自体は(母体が変わっても)存続するのか、それともチームは消滅して別のチームがその席を埋めるのか。どちらにしても、来季の 13 チーム出走は安泰と考えて良いんですかね。

ドライバーの去就ですが・・・ハイドフェルドは新規参戦チームあたりにその経験を重宝がられる可能性は高いですし、古巣ウィリアムズに戻るという噂もあります。クビサは今季こそ結果を出せていないものの速いドライバーという評価に翳りはないので、どこかのチームに残る可能性は高いでしょうね。折しもフェラーリのマッサ代役議論が大盛り上がりで様々な憶測が飛び交う中、クビサが当面のマッサ代役を務めるという噂すら出てきています(笑。

これまでのスキャンダルで FIA を裏切ることができなくなったマクラーレンと、ホンダが撤退して FSW も F1 開催から手を引き、もう逃げ場がなくなったトヨタからは既に F1 参戦継続を強調するリリースが出ているようですが、まだ追随していないルノーあたりはちょっと危ないんじゃないかと。来季は求心力であるアロンソが離脱する可能性が限りなく高いとも言われていますし、アロンソ離脱と同時にルノー撤退、チームはブラウン GP のようにフラビオ・ブリアトーレが MBO というシナリオもあり得ますが・・・。

投稿者 B : 00:05 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/07/27 (Mon.)

F1 ハンガリー GP 2009

ハンガリーGP決勝:ハミルトンが今季初優勝、2位はライコネン (GPUpdate.net)

ここ数年波乱が起きるハンガリー GP。2006 年にはバトンが、昨年はコヴァライネンが初優勝を飾ったサーキットとしても思い出深いハンガロリンクは、またしても波乱の舞台となりました。

予選からすでにその予兆は顕れていました。Q2 の終了間際にマッサがコースオフ、タイヤバリアに激しくクラッシュ!原因はバリチェロ車から脱落したスプリングがマッサ車の前輪に絡み、跳ね上げられたスプリングがヘルメットに直撃してコントロールを失ったとのこと。結局マッサは一命を取り留めたものの、頭蓋骨を損傷しておりそのまま手術へ。予選が始まってからではリザーブドライバーへの交代もかなわず、フェラーリはライコネン車 1 台での決勝レースとなりました。
マッサの手術は成功、術後の経過も良好とのことですが、レース復帰がいつになるかはまだ不明とのこと。最悪の場合は今シーズン中の復帰が不可能との話もあるので、ちょっと心配です。一日も早い回復を祈っています。

で Q3 は Q3 でタイミングモニタのトラブルで途中からタイムが表示されなくなってしまい、今誰が何番手なんだか全く分からない状態に(´д`)。で、終わってみたらアロンソが PP って!!例によって得意の軽タンアタックだったようですが、それでもここまでのルノーの戦闘力を考えれば PP を獲れたことは驚異的。アロンソの力もさることながら、マシンのアップデートが良い方向に進んでいるんでしょうね。

予選結果はアロンソ以下、レッドブル→マクラーレン→ウィリアムズ→フェラーリ→ブラウンといった順位に。今季ここまでの流れとはかなり異なる勢力図になっており、アロンソまたはマクラーレン勢の今季初優勝もなくはないといった状況に。

前戦ドイツと同じくこのコースも KERS の効果が大きめなサーキット、スタートでマクラーレン・フェラーリが前に出てくることが予想されましたが、結果そのとおりに。アロンソとウェバーはうまく逃げたもののヴェッテルが後方に沈み、ハミルトン・ライコネンが上位を窺う展開に。

アロンソはウェバーに追い立てられながらも逃げを打ち、うまくすれば今季初優勝に手が届くか・・・と思われた 1 度目のピットで事件は起きました。右フロントタイヤの装着作業が完了する前にロリポップが上がり、ホイールフェアリングが固定されていない状態でアロンソ車がピットを離脱。半周も走らないうちにボルトが飛び、フェアリングが外れ、しまいには右フロントタイヤ自体が脱落するという大変危険な状態に。アロンソは三輪で残り半周を走ってピットに戻り、タイヤをつけ直しましたが、フロア等にダメージを負っていたのか、ほどなくリタイア。今季最高のリザルトをピットのミスでフイにしてしまったばかりか、このミスがチームの危険行為として咎められ、次戦ヨーロッパ GP をルノーは出場停止処分に。ヨーロッパ GP の舞台ヴァレンシアはもちろんアロンソの故郷スペインにあり、アロンソは悔しいばかりかグランプリ自体の観客動員にも影響が出そうだなあ・・・と。

これで自動的にトップはウェバー。130 戦目の初優勝に続く 2 勝目はいきなりの連勝で手にするのか、と思いきや、そうは簡単にいきませんでした。
初回ピット作業でレッドブルにもミス発生。給油リグが抜ける前にロリポップが上がってしまうという初歩的なミスで数秒をロスし、この隙に同時ピットインしていたライコネンが先行。ピットレーンで両車があわや接触というシーンもありつつ、順位が入れ替わりました。この時点でライコネンはソフト、ウェバーはハードタイヤを履いていたため、抜きにくいハンガリーではウェバーにとって致命的なミスとなってしまいました。
そしてチームメイトのヴェッテルは、スタート直後のライコネンとの接触が原因でサスペンションにダメージを負っており、この少し後にリタイア。今回のレッドブルは完全にライコネンにやられた格好になりました。ピットでの危険行為でレッドブルには戒告処分、スタート時のライコネンの接触にはレース後の審議という判断が下されましたが、ライコネンに関してはレーシングアクシデントとして特にお咎めなし。それでも審議やペナルティが多発するレースというのはそれだけで荒れますね。でも、多くのチームにミスが起きるということは、それだけ各チームの力が接近して緊迫したムードになっている証拠。今季ここまでほぼ全てのレースでブラウン GP かレッドブルのワンサイドゲームになっていたことを考えると、面白くなってきたと言えるのかもしれません。

そんな感じで脅かすものがいなくなったハミルトンはレース中盤にはクルーズコントロール状態に入り、余裕の走りで今季初優勝を挙げました。荒れたレースで一人ノーミスの走りを見せて完勝する、というパターンはまさに昨シーズンのそれで、早くもなんだか懐かしい気すらしましたが、強いハミルトンがようやく戻ってきました。大きく改良されたダブルディフューザーをはじめ、空力のアップデートが成功した証拠でしょうが、マシンの進歩が著しいようで、これがマクラーレンの底力ですねー。チャンピオンシップに挑むにはいささか遅すぎる進歩ですが、多少引っかき回すくらいはしてくれそうな気配です。
2 位のライコネンは終盤淡々とした走りでこそあったものの、ハミルトン-ライコネンというポディウムは一年ぶりに近い状態で、二人ともまだ二十代にも関わらず「往年のスターレーサーの復活」的な雰囲気の表彰台だったのが何とも。

それにしても今回もまた中嶋一貴が惜しかった・・・。最近ようやくコンスタントに Q3 に残れるようになってきたものの、決勝ではいつもどうも誰かに引っかかったりしてクリーンラップを走らせてもらえず、10 位近辺のフィニッシュばかり。あと一歩でポイント圏内という状況では観る側ももちろんですが、走っている本人はますますフラストレーションが溜まっていることでしょう。今回はチームにも本人にもミスらしいミスがなかったので、序盤でバトンに交わされてポジションを一つ下げてしまったことが全て。Q2 では 3 番手タイムを叩き出していただけに、悔やまれます。何かひとつきっかけがあればブレイクスルーしそうなものなので、この夏休み中にうまく気分を切り替えてくれることを望むのみですね。

3 位以下はウェバー→ロズベルグ→コヴァライネン→グロック→バトン→トゥルーリ(→一貴)というリザルトで、バトンは苦しみながらも何とか 2pt をもぎ取りました。当面のライバルだったヴェッテルがリタイアしたことで、3 戦ぶりに 2 位との差を少しだけ広げました。ウェバーが 3 位 6pt を獲得したことで、逆に 2 位がウェバーに入れ替わり。シーズン中盤を過ぎてのノーポイントはヴェッテルにとっては厳しいですが、レッドブルは本気でドライバーズチャンピオンを狙うならそろそろプライオリティをつける必要が出てくるんじゃないでしょうか。
逆にブラウン GP にとってみれば、ホンダ時代の開発による貯金がいよいよ底をついたというのが本音で、レッドブルだけでなく他チーム(マクラーレン、フェラーリ、ルノー、ウィリアムズ)にも差を詰められてしまい、「悪くても 3 位」だった序盤とは全く状況が変わってきました。
おそらくこれからの残り 7 戦はポイント勝負になってくるでしょうが、ここにきて多くのチームがダンゴ状態となり、俄然面白くなってきました。F1 はこれから約 1 ヶ月の夏休みに入りますが、ファクトリー完全閉鎖の 2 週間を除き、この期間にどれだけ開発を進められるのか。終盤戦のスタートがまた楽しみになってきました。

投稿者 B : 23:55 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/07/20 (Mon.)

2010 年のストーブリーグが始動

トロロッソ、セバスチャン・ブルデを解雇 (F1キンダーガーテン)
ピケ、アップグレード仕様でハンガリーGPに出場 (F1キンダーガーテン)

ドイツ GP を最後に、トロロッソがついにブルデーを更迭。後任には先日リザーブドライバーに就任したハイメ・アルグエルスアリ(覚えにくいよ!)が抜擢されました。
ブルデーは今シーズンここまで 2pt を獲得しているとはいえ、チームメイトの新人ブエミと比べて明らかに出遅れており、パフォーマンス不足は明らか。現状を見るとやむなしとはいえ、これでは金銭持ち込み額で選抜に敗れた佐藤琢磨が報われないなあ・・・と。ハンガリーから走ることになるアルグエルスアリにしても、シーズン当初からリザーブドライバー登録されていたブレンダン・ハートリーから急遽差し替えられたところ。アルグエルスアリには石油会社の Repsol がついており、来期からレッドブルとのパートナーシップを結ぶための準備という意味合いが強いようで、なんだか複雑です。まあ、トロロッソは当初からレッドブルのジュニア(若手育成)チームだったことを考えれば、去年ができすぎだっただけで本来の役割に戻っただけかもしれませんが。

いっぽうで同じくドイツ GP を最後にピケ Jr. を解雇してグロジャンを昇格させると見られていたルノーですが、ハンガリーでは引き続きピケを留任させ、マシンにもアロンソ車同等のアップデートを施すとのことです。んー、でもこれも時間の問題かなあ。テスト禁止の今シーズンは実質グランプリウィークしかマシンを走らせる機会がないので、来季に向けた準備としてシーズン終盤にもグロジャンを昇格させる可能性は高いような気がします。

これらのドライバー人事はもう既に来シーズンを見据えた動きになっているようですが、他チームにも徐々に動きが出てきています。今季は F1 分裂騒動が収束するまではどのチームも本格的な動きを控えており、いったん分裂回避という結論が出た今でもまだ FIA 対 FOTA の火種が燻っていて、まだまだストーブリーグ本格化・・・とはいかないようですが、とりあえず現状出ている噂のまとめを。

  • マクラーレン: ハミルトン、コヴァライネン?/グロック?/ロズベルグ?
  • フェラーリ: マッサ、ライコネン?/アロンソ?
  • BMW ザウバー: クビサ、ハイドフェルド?/クリエン?
  • ルノー: グロジャン/佐藤琢磨?
  • トヨタ: トゥルーリ、グロック?/中嶋一貴?
  • トロロッソ: ブエミ、アルグエルスアリ
  • レッドブル: ヴェッテル、ウェバー
  • ウィリアムズ: ロズベルグ?/中嶋一貴?/ハイドフェルド?/ヒュルケンベルク?
  • フォースインディア: フィジケラ?/スーティル?/リウッツィ?
  • ブラウン GP: バトン、バリチェロ?
  • カンポス: デ・ラ・ロサ、パンターノ?
  • マノー: バリチェロ?
  • USGPE: バリチェロ?/アンドレッティ?
いろいろ噂は上がっていますが、私の予想(と一部願望)も交えて整理するとこんなところですかね。来季は新規参戦チームが増えることもあって、例年ならば引退を噂されているバリチェロ、フィジケラ、ハイドフェルドあたりはその経験や開発力から重宝されそうな気配。あと上記には含めませんでしたが、ブルーノ・セナも F1 のシートを模索しており、チーム側も知名度から検討しているところがいくつかありそうです。佐藤琢磨×ルノーはことあるごとに噂になっていますが、来季のシートを得られなければそろそろ限界だろうなあ・・・という気がします。

こうしてみると現時点でラインアップがほぼ固まっているのは、レッドブルグループの 4 席だけかー。来季はレギュレーションの変更もあまり大きくないし、ドライバーもマシンも継続性がキモになりそう。そういう意味ではニューウェイシャシーと現行ドライバーで臨めるレッドブルは来季も速そうだなあ・・・。復活してきそうなフェラーリ、マクラーレンにブラウン GP を加えた四つ巴の接戦を見たいところです。

投稿者 B : 10:20 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/07/13 (Mon.)

F1 ドイツ GP 2009

ドイツGP決勝:ウェーバーが132戦目の初優勝!! (GPUpdate.net)

おめでとうウェバー!

3 週間前のシルバーストンと気候的にはよく似たニュルブルクリンク、低温のグランプリとなれば今やレッドブル RB5 の独壇場。ブラウン GP には辛いレースになると思われましたが、果たしてその通りに。

予選は雨もパラつき、めまぐるしく変わる路面状況にうまく(あるいは運良く)クルマを合わせ込むことができたチーム/ドライバーが前方のグリッドに。Q2 で会心のラップをたたき出したバリチェロのアタックは白眉でしたね。
Q3 はそれほど荒れなかったものの、改良されたマシンで気を吐くハミルトンを上回ったレッドブルとブラウン GP の 4 台が順当にフロント/セカンドローに収まりました。ウェバー→バリチェロ→バトン→ヴェッテルという並びですが、ブラウン GP の 2 台とレッドブルの 2 台では 15kg ほども積載燃料の差があり(もちろんレッドブルのほうが重い)、このコースコンディション下でのマシンの優劣が分かろうというもの。
これはスタートからウェバー先行→バトンとバリチェロに抑えられてヴェッテルが前に出れず、ウェバーが逃げる→初回ピットストップの間にヴェッテルがブラウン GP を交わして 1-2 体制→そのままフィニッシュ、ブラウン GP はどうがんばっても表彰台がいいとこだろうな、と思っていたら、ほぼそのままの結果に。

想定外といえば KERS を搭載したマクラーレンとフェラーリのスタートが非常に良く、スタートで前に出たコヴァライネンにバトン・ヴェッテルが引っかかったことくらいでしょうか。バトンとヴェッテルはこの数周でほぼ勝利のチャンスを失いました。
逆にウェバーはスタート直後のバリチェロとの(半ば恣意的な)接触でドライブスルーペナルティを取られはしたものの、入り乱れるピット戦略で計算上の争いになったレースを制し、結果的にポールトゥウィン。初めての PP (1 回くらい獲ったことあったはず、と思ったら初でしたね)に加えて、念願の初優勝!現在の F1 の中においては苦労人だけど良いドライバーだと思っていたので、個人的にもとても嬉しいです。(勝手なイメージだけど)あまりジョークを言わなさそうな、アメコミに出てきそうなあの濃ゆい顔が、ポディウムの頂上でニッと白い歯を見せて笑い、頭からシャンパンを浴びる様子を見て、つい胸が熱くなりました。
2 位はタイヤ戦略に失敗して自滅したブラウン GP を交わし、スルッとポジションを上げたヴェッテル。もちろん勝ちたかったレースでしょうが、今回はチームメイトの勝利を賞賛していましたね。これからチャンピオン獲得を狙うチームで、ドライバー同士のキャラや年齢差あってこそのものだとは思いますが、こういう爽やかでスポーツらしい関係っていいなあ。いっぽうブラウン GP はバリチェロの妬みが相変わらずのようですが、だってそこは指揮官があのロス・ブラウンだから仕方ないでしょう(笑。

敗れたブラウン GP の 2 台はマシンがサーキットに合っていなかっただけでなく、完全に戦略ミス。3 ストップが裏目に出たのに加えて、バリチェロは 2 回目のストップで給油リグのトラブルに遭いタイムロス。最終的にバトンとバリチェロが順位を入れ替えて 5-6 位がやっとでした。今年はほぼどのグランプリでも 3 ストッパーがことごとく失敗していて、順当な 2 ストップ(変則 2 ストップも含む)か下位スタートになった場合は 1 ストップか、しか選択肢がなくなっているような気さえします。今回のブラウン GP は軽タンアタックで PP が獲れなかった時点で負けが確定していたようなものですが、自分たちで傷口に塩を塗ってしまいました。

それでもまだマシだったと言えるのは、バリチェロのピットイン時のトラブルが原因でバトンが上位でフィニッシュしたこと。これでバトンはレッドブルの 2 人に対する失点を少しでも抑えることができました。2 人のドライバーを対等に競わせるレッドブルと、結果的にとはいえ事実上のエースドライバー制を敷くブラウン GP という構図が、この先のチャンピオンシップにどういう影響を与えるか、見ものです。
シーズンもちょうど折り返し地点を過ぎ、8 戦を残してバトンとヴェッテルの差は 21pt。マシン性能的には既に RB5 が BGP001 を凌駕したように見えていますが、気温の高いサーキットで今の RB5 と BGP001 を比較したデータはなく、それはおそらく次のハンガロリンクで明らかになるはず。フェラーリやマクラーレンもじわじわと速さを取り戻しつつありますし、まだまだ混戦は続きそうです。

投稿者 B : 23:57 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/07/01 (Wed.)

富士スピードウェイが F1 開催撤退

トヨタ、富士スピードウェイでのF1日本GP撤退を決定 (F1-Gate.com)

あらま・・・。

個人的には圧倒的にスズカ派ですが、2007 年2008 年と現場に赴いて生き証人というか人柱(ぉ)になった身としては、ちょっと複雑な気持ち。去年のレース運営は信頼回復のために利益度外視で周辺施設改修と運営改善に努めた結果大赤字だったらしいので、来年もあれをやるとしたらかなり厳しい状況は目に見えてましたが、結局成果らしい成果を日本のレース文化に残さないままに撤退ですか(´д`)。ヤルノとグロックには悪いけど、もう今年勝てなかったらチームも撤退で良いんじゃないの・・・。

これで結果的には今年からまたずっと鈴鹿での開催になるのでしょうが、鈴鹿は残ったけどホンダはおらず、トヨタは残ってるけど富士は撤退という、なんとも皮肉な状況に(´д`)。

まあ、バジェットキャップの話もあることだし、撤退の舌の根も乾かぬうちに前社長新社長も復帰をほのめかすような無邪気な社風なら、ホンダがまたポッと F1 復帰する日はそう遠くないような気はするけど(´д`)。

投稿者 B : 21:16 | F1 | Season 2009 | コメント (1) | トラックバック

2009/06/25 (Thu.)

F1 分裂回避、モズレーは退任へ

FIAとFOTAがコスト削減に合意、分裂回避へ (GPUpdate.net)

F1 始まって以来の問題となっていた FIA と FOTA の対立が合意に達し、シリーズの分裂が回避されました。
合意内容は

  • レギュレーションは基本的に 2009 年のものを踏襲する
  • 全チームは 2 年以内に 1990 年代前半のレベルまで参戦コストを削減する
  • 全チームは 1998 年のコンコルド協定の改訂版を遵守する
  • 現 FIA 会長 M. モズレーは、今年 10 月の FIA 会長選挙に出馬しない
ということで、FIA と FOTA で分裂した新シリーズなんて双方にとって全く得にはならないんだし、最終的には何かしらの落としどころを見つけるだろう、と思っていたので、基本的な合意内容は予想通りだったのですが、モズレー退任の条件を FIA 側が呑むとは!これにはちょっと驚きました。個人的には一貫性のないレギュレーションを押しつけるモズレーには反対の立場だったので、今回の合意内容には歓迎の立場ですが、それにしても驚いたなあ・・・。

後任には前々から元フェラーリチーム代表のジャン・トッドの噂も絶えませんが、誰が収まるのでしょうね。少なくともモズレーの傀儡政権になることだけは避けてもらいたいですが・・・。とりあえず、双方が愚かな選択肢を選ばなかったことにホッとしました。
来年は基本的に今年のレギュレーションをベースに行くらしいですが(漸減的なバジェットキャップ、レース中給油禁止、フロントタイヤ幅縮小はある?)、そうなると今年の勢力図がある程度は来年にも当てはまってきそうです。今の勢いのまま行くなら来年はむしろレッドブルとブラウン GP が互角の戦いを見せそうですが(今後の伸びしろ的にはレッドブルのほうが可能性が高い?)、地力のあるメーカー系チームの巻き返しも考えると、実は来年は今年以上に混戦になる?という予想もできて、むしろ来年の方が面白いんじゃないか・・・とも思いますが、まずは今年。次のニュルブルクリンクを楽しみにしないと。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/06/22 (Mon.)

F1 イギリス GP 2009

イギリスGP決勝:ヴェッテル、ウェーバー1-2でレッドブル完全勝利 (GPUpdate.net)

ウィリアムズのばかあああああ!!!

慣れ親しんだシルバーストンで最高の予選(Q1 ではトップタイム!)を演じ、5 番グリッドを獲得した中嶋一貴。このサーキットで次元の違う走りをしているレッドブルの 2 台はさておき、うまくすれば表彰台争いにも絡めるか・・・という大チャンスで、あの戦略はナンナノサε=(~Д~;)。
気温やコース状況から考えればどう見てもタイヤ戦略はソフト→ソフト→ハードだろうに、なんで逆張りするかなあ。特に軽タンスタートで短めになる一貴のファーストスティントはソフト一択のはず。ウィリアムズはときどきこういう意味の分からない戦略を採るときがあるんですが、今回もその才能がいかんなく発揮されました・・・。
結果、一貴はセカンドスティントの序盤にタイヤが温まらず他車に先行され、その後もトラフィックに捕まったりペースが上がらなかったりでズルズルズルズル 11 位までダウン。チョイ重でスタートした僚友ロズベルグが 7 位→5 位にポジションを上げたのとは対照的で、あまりにも残念。特に最近のウィリアムズはマシンもドライバーも良い状態なのに、戦略やピットのミスで台無しにしてることが多い気がします・・・。

ということで一貴のセカンドスティント序盤で半分観る気がなくなってしまったのですが(´д`)、レースはヴェッテルがパーフェクトレースで今季 2 勝目。ウィリアムズ同様にハードタイヤ選択で失敗したバリチェロを交わしたウェバーが 2 位につけ、レッドブルが 1-2 フィニッシュを飾りました。今回はフロントウィング周りに大幅な空力アップデートを入れた RB5 ですが、それが見事にハマりましたね。ノーズ先端が太く平たくなって雄牛というよりカエルみたいな風貌になったのはご愛敬ですが(笑)、少なくとも低温のサーキットでは BGP001 を完全に凌駕したといっても過言ではなさそうです。

ブラウン GP は涼しいシルバーストンの気候に「タイヤに優しい」マシン特性が合わず、3-6 位がやっと。バトンは今季初めて表彰台から転落(3 位以下自体が初)し、ドライバーズチャンピオンシップはバトン 64pt-バリチェロ 41pt-ヴェッテル 39pt-ウェバー 35.5pt と若干差が詰まりました。今後は夏場とはいえ次戦ニュル、8 月末~9 月のスパ~モンツァ、夜間レースとなるシンガポールあたりは涼しそうだし、レッドブルもあと 2~3 勝はしそうな雰囲気です。
それにしてもタイヤに優しい=涼しいサーキットに弱い BGP001、タイヤの温まりが良い=タイヤに厳しい RB5、って去年までのフェラーリ対マクラーレンそのまんま。ロス・ブラウンがフェラーリの元 TD、エイドリアン・ニューウェイはマクラーレンの元チーフデザイナーという事実は、決して偶然ではないでしょう。もっと遡ればベネトン(ブラウン)とウィリアムズ(ニューウェイ)で激しいチャンピオンシップ争いを繰り広げていた時代もあり、そう考えると 1990~2000 年代の F1 はこの二人の時代、と言えるのかもしれません。

そういえば、CS 決勝の実況が塩原恒夫アナでしたが、珍しいですね!?地上波にしか出ないイメージがあったんですが・・・。でも、やっぱりスタート時のポエムといい、落ち着いた実況といい、いつもの的っぱずれな若手アナと違って中継が締まりますねー。最近の見るに堪えない地上波はもう放っておいて、今後も CS をメインでやってくれないかな。

次はちょっと空いて、3 週間後のドイツ GP。コース特性的には地元ヴェッテル有利な雰囲気ですが、バトンの逆襲はあるのか?チャンピオンシップ的には、もう少しレッドブルにがんばってもらったほうが面白くなるのですが(笑。特にここ数年スキャンダルや政治劇にまみれた F1 において、ヴェッテルのような若くて純粋なドライバーが勝ってくれることがサーキットにおける清涼剤では?とも思っていたりするので、私のブラウン GP 贔屓は置いておいても、ヴェッテルは応援したくなりますねー。あ、でもウェバーもイマイチ脚光を浴びないけど良いドライバーなので、早く一勝を挙げさせてあげたいドライバーではあります。

投稿者 B : 21:30 | F1 | Season 2009 | コメント (2) | トラックバック

2009/06/13 (Sat.)

FIA が 2010 年のエントリーリストを発表

FIA、2010年エントリーリストを発表! (F1-Live.com)
意外な結果となったエントリーリスト (F1-Live.com)

FIA が 2010 年の F1 エントリーリストを発表。既存 10 チームに加えて GP2 のトップチームであるカンポス、F3 に参戦中のマノー、ピーター・ウィンザー率いる USGPE(USF1)の 3 チーム。新規チームはある意味順当と言えば順当なので驚きはないですが、順当すぎてちょっと残念かも。

エントリー提出したチームとして、ロータス、ブラバム、マーチ、ローラという往年の名チームが名を連ねていて、個人的に wktk していたのでちょっと寂しい部分があり^^;。ロータスとブラバムは名ばかりの復活で母体は全然違い、しかも名称の使用権でオリジナル(ロータスは英国の自動車メーカー、ブラバムはブラバム家)ともめているようですが、それでもねえ。

さておき、既存 10 チームのほうもウィリアムズとフォースインディアを除く FOTA 8 チームはあくまでバジェットキャップ制見直しが前提の「条件つき」エントリーなので、まだ最後まで予断を許さないところ。
FOTA は基本的にメーカー系チームの集まり、それぞれの都合が優先なので F1 から離脱して独自シリーズ立ち上げというのはまず成功しないだろうし、プライベーターであるブラウンとレッドブル/トロロッソとレースが生き甲斐のフェラーリは反 FIA は政治的駆け引きのためのポーズである可能性が高く、最終的には F1 に残りたいんではないかと。でもメーカー系チーム、特に現在いろんな意味で苦しいトヨタとルノーあたりはこれ幸いと撤退する可能性もありますし、今回のエントリーリストは「とりあえずリリースしただけ」で、最終的には今シーズンが終わるくらいまでは決着しないんじゃないかと思います。

投稿者 B : 09:16 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/06/08 (Mon.)

F1 トルコ GP 2009

トルコGP決勝:バトンが4連勝でトルコを制す! (GPUpdate.net)

伝統のモナコからヨーロッパ~アジアの中継地点まで飛んでイスタンブール。とか言うとフジ地上波の中継アナウンサーみたいですか(笑。ブラウン GP 圧倒的優位で迎えたそんなトルコ GP は、バトンの貫禄勝ちで 4 連勝、今季既に 6 勝目を挙げました。

予選は例によって乾坤一擲のアタックを決めたヴェッテルがブラウン GP の 2 台を抑えて PP 獲得したものの、オープニングラップでヴェッテル自身が痛恨のミス。不利な偶数グリッドながらしっかりとヴェッテルの直後につけ、冷静にこのヴェッテル攻略に成功しました。まあ、ヴェッテルにしてみれば、いつもの軽タンアタックで逃げなければならないポジションにあるわけで、それでスタートからピッタリ直後につけられたら焦るのも無理はない話。いずれにしてもピットストップ間の順位入れ替えは時間の問題であった可能性が高いとはいえ、ミスを誘発したバトンの強さと言えるのかもしれません。
バトンはここから順調にリードを築き、最後は余裕のクルージング。最盛期のセナすら思わせる勝ち方でトルコを制しました。

ヴェッテルは軽タンに加えて 3 ストップの奇襲をもって果敢にバトンに挑みましたが、セカンドスティントでバトンに抑え込まれた挙げ句、後続ウェバーに対するリードを守りきれずに最終的には 3 位フィニッシュ。まあ今回は彼自身のミスや途中安定しなかったラップタイムなど、若さが出た側面はありましたが、よくがんばった!最後まで僚友ウェバーに迫ろうとする貪欲さ、最近若手でも良い子ちゃんドライバーが多い中では好ましい姿勢です。今回の 3 ストップ作戦は成功しなかったけど、こういう一つ一つが彼の糧になっていると思いたい。
そしてウェバーは今回も地味ながら良い仕事。あまりインパクトのあるシーンを見せてくれないのが初優勝の壁だったりするような気はしますが、ウェバーの存在が着実にレッドブルを良いチームにしているような気がする。

で順当に行けば 3~4 位フィニッシュは堅かったバリチェロ、スタート時のストールは仕方なかったにしても、焦って仕掛けまくった結果自滅。最後のリタイアは次戦のための戦略(ギヤボックス交換)だとしても、こういうところにバトンとの差がくっきりはっきり出てしまってますね。

他チームでは最悪のモナコから若干上向きのトヨタ、ヨーロッパラウンドに入って上昇気流に乗ったフェラーリ、相変わらずフリー走行では速いウィリアムズ(笑)がほぼダンゴ状態といった感じで、そこにアロンソが食い下がるみたいな格好でしょうか。ピケ Jr. はそろそろ更迭が近いんじゃないだろうか・・・。代わりのドライバーはグロジャンが有力で、佐藤琢磨の名前は最近めっきり聞かれなくなったのが寂しいところですが。
以降 BMW→マクラーレン→トロロッソ→フォースインディアといった順。マクラーレンは KERS の出来だけは良いけど、クルマの性能はもう絶望的な感じ。

しかし今回は一貴が本当に残念でしょうがなかったです。Q3 にこそ残念ながら進めませんでしたが、粘りの走りでセカンドスティントの終わりまでは 7 位ポイント圏内につけていたのに、ピット作業のトラブルで最終的には 12 位に後退(´д`)。ウィリアムズはいつも軽タンのニコ、重タンの一貴と戦略を分けてニコは順調、一貴は序盤にもらい事故で緊急ピットイン→あとはガマンの走り、というレースが続いていたので、今回は重タンが久々にハマったと思ったら、これだもの(´д`)。一貴自身にも予選タイムをまとめるという課題はあるにせよ、せめてコース上で戦えるセッティングでノートラブルで最後まで走らせてあげたい。

さておき、ポイントランキングはドライバーズでバトンが 2 位に 26pt、3 位に 32pt 差、コンストラクターズではブラウン GP が 39.5pt 差でさらに圧倒的優位な状態で、残り 10 戦。ここまで圧倒的な差がついたのは 1988 年のマクラーレン・ホンダか 2002・2004 年のフェラーリか、というくらい歴史的な大差がついていますが、実際のレースはむしろブラウン GP とレッドブルがほぼがっぷり四つに近い状況になりつつあります。中盤の混戦もフェラーリ・トヨタ・ウィリアムズが競っていて面白いし、選手権の行方さえ気にしなければなかなか面白いシーズンになっていると言えるのではないでしょうか。
次はバトン&ブラウン GP の母国イギリス、果たしてバトンは故郷に錦を飾ることができるのか。リタイアさえしなければ表彰台は確実と思われるバトンが、ポディウムでどういう表情を見せてくれるか、楽しみです。

投稿者 B : 01:30 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/05/25 (Mon.)

F1 モナコ GP 2009

モナコGP決勝:バトンがモナコ初優勝、ライコネンが3位 (GPUpdate.net)

伝統のモナコはブラウン GP・バトンが完勝で今季早くも 6 戦中 5 勝目。昨年のワールドチャンピオンであるハミルトンの年間勝利数にもう並んでしまいました。

今回のレースではレッドブルがいよいよダブルディフューザーを投入してくるということで、ブラウン GP とレッドブルのがっぷり四つ、ドライバーズサーキットであるモンテカルロの特性も考えるとむしろヴェッテル有利か?と思いましたが、蓋を開けてみればバトンの完全勝利。比較的重い燃料を積みながら PP を獲得し、スタートから最後まで逃げ切りました。チームメイトのバリチェロを含む他のドライバーがスーパーソフトタイヤのタレに苦しむ中、ただ一人スーパーソフトでも大きなタイム落ちなく走りきったスムーズなドライビングはまさにバトンの真骨頂。去年まではバトンのドライビングスタイルは 2006 年の初優勝のときくらいしか評価されていなかったと記憶していますが(特に去年、一昨年はタイヤに熱が入らないマシンとの相乗効果で最悪だった)、マシンやコースとのマッチングが良ければここまでハマるものなんですね。

このモナコでポディウムの中央に立つということは、チームやドライバーだけでなくファンにとっても特別な意味を持つこと。先週の AUTO SPORT 誌で「BGP001 は事実上 SAF1 とホンダ栃研が開発したシャシー」という今宮雅子氏による特集記事にジーンときていたこともあって(余談ですが、夫の今宮純氏の発言は昔と違い最近微妙なことが多いのに対して、雅子氏の記事は心に響くモノが多い)、その BGP001 がモナコを 1-2 の完勝で制した事実には、ちょっとグッとくるものがありました。
# SAF1 ファンなら、先週号の AUTO SPORT は必読かと。AS 誌は毎週木曜発売なので注意。

対するレッドブルはスペインまでの速さを発揮できず。決して遅くはなかったんですが、フェラーリが対抗しうる速さを身につけてきたことと、ヴェッテルのタイヤでのギャンブル失敗で残念な週末になりました。ヴェッテルは軽タン+スーパーソフトで PP から先行逃げ切りを狙った予選~決勝戦略でしたが、全車両中最も(それも極端に)軽いマシンだったにもかかわらず予選 4 番手に甘んじ、決勝でもファーストスティントでスーパーソフトタイヤのデグラデーションに苦しみ、初回ピットストップのすぐ後に単独クラッシュで終了という、残念な結果に。タイヤ性能を引き出せる代わりにタイヤに厳しいニューウェイシャシーの特性が仇となった結果ですかね。
いっぽうチームメイトのウェバーはきっちりきっちり 5 位入賞。こういう渋いところが個人的に好きです。

今回復活めざましかったのはフェラーリですね。スペインからその兆候はありましたが、今回はチームやドライバーの致命的なミスもなく、3-4 位につけてきました。まだまだブラウン GP との差は小さくない状況ながら、ようやくここまで持ち直してきたという印象です。ピット作業のミスがなければライコネンの 2 位もあり得ましたが、それでも上々の結果でしょう。
逆に散々だったのがマクラーレンとトヨタ。マクラーレンはマシンこそフェラーリの少し後ろくらいまで持ち直してきたように見えますが、今回は完全にドライバーのミスでレースを失いました。予選 Q1 のサン・デボーテでのハミルトンのクラッシュ、そして決勝終盤でのコヴァライネンの単独クラッシュ。ああもったいない。それでもメルセデスのノルベルト・ハウグが「ブラウン GP は全く同一のエンジンでグランプリ 3 連勝は史上初だ」とメルセデスエンジンを持ち上げるあたり、抜け目ないなあと(笑。
で、トヨタは一体どうしちゃったのよと。2 戦前のバーレーンではフロントロウ独占、で今回のモナコでは逆フロントロウ独占(;´Д`)ヾ。マシンが全然だめっぽい雰囲気ですが、開発の方向性に苦しんでるんですかね。やっぱり一年振り返ったときにバーレーンについて「あそこで勝てていれば・・・」となりそうなこと山のごとし。

ウィリアムズの一貴は惜しかった!今季初・自身二度目となる Q3 進出おめでとう、重タン作戦で Q3 はまともに勝負できなかったのは残念だったけど、粘っこく走ってれば上位の 2~3 台はガードレールの餌食になって自動的にポイントが転がり込んでくるはず・・・と思っていたんですが、現実はそう甘くはなく。終盤まではホントにそんな展開で、ヴェッテルが序盤に消えて終盤にコヴァライネンがクラッシュしたときには「キタ!!」と思ったんですが、最終的には 1 ストップ作戦だったブルデーとフィジケラに先行されてるって・・・えー(´д`)。でもって最終ラップで単独クラッシュって・・・もっとえー(´д`)。
重タンなのに 1 ストップじゃなくて変則 2 ストップだった作戦が敗因の一つかなあ。Q3 に残れるようになったのがトヨタが沈んだから、という理由じゃ寂しすぎるけど、この調子で次も Q3 進出、そして今季初ポイント目指してがんばってほしい。

次は 2 週間後のトルコ・イスタンブール。ここはモンテカルロとは正反対に純粋なマシン性能が試されるサーキットであるということが、3 年連続ポールトゥウィンを達成したマッサが証明してくれています(ぉ。レッドブル RB5 改の真価がここで発揮されそうな気がしますが、タイヤにきついクルマに「魔のターン 8」でヴェッテルの右フロントが悲鳴を上げないかどうか。そして、このコースでも BGP001 のアドバンテージはまだ健在なのか?
ドライバーズポイントでは 2 位に 16pt、3 位に 28pt 差をつけたバトンが、コンストラクターズポイントでは 2 位に 43.5pt 差というダブルスコア(!)をつけたブラウン GP が次も勝つようであれば、いよいよ今シーズンの趨勢は決してしまうところ。個人的にはブラウン GP 贔屓ですが、他チームのがんばりにも期待です。

投稿者 B : 23:37 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/05/11 (Mon.)

F1 スペイン GP 2009

スペインGP決勝:バトンが今シーズン4勝目、ブラウンGP1ー2 (GPUpdate.net)

ヨーロッパラウンドの開幕戦カタロニアは開幕戦以来のブラウン GP による 1-2 フィニッシュで幕。結果だけ見ると相変わらずブラウン GP の強さが際立っているように見えますが、勢力図は少しずつ変わってきているようです。

まず予選は Q1 でフェラーリのライコネンが脱落。マレーシアでのマッサと同じく、2 回目のアタックに出なかったことが原因ですが、このチームはまだ自分たちが置かれている状況というものが理解できていないのか。ライコネンは決勝もスタートこそジャンプアップを果たしたものの、マシントラブルで結局リタイア。
いっぽうのマッサは予選 4 番手につけ、改良されたマシンのポテンシャルを見せつけました。決勝もスタートに成功して終盤までヴェッテルを抑え込んだものの、最後のピットストップで給油量が 1 周分足りなかったというありえないミス(!)で、最後はチェッカーまでマシンを持って行くのがやっとという状況。ヴェッテルはおろかファイナルラップでアロンソにも先行され、ほうほうの体でなんとか 6 位にありついたという有様でした。今季のフェラーリはあまりにも情けなくて、なんかむしろどこまで堕ちるのか楽しみになってきたくらい(´д`)。最後の 10 ラップはもう川井ちゃんと同じく「ええい、ブラウン GP はいい!マッサを映せ、マッサを!」と心中叫んでいたほどです(ぉ。フィニッシュ後にコース上でマシンを止めてしまったマッサの情けない映像が、今のフェラーリのすべてを表していると思う。

可哀想だったのがそのマッサに最後まで付き合わされたヴェッテル。予選終了後の燃料搭載量を考えても、「これは 1 回目のピットストップでヴェッテルがバトンを交わして勝つのでは?」という状況でしたが、スタートでマッサに先行され、2 回のピットストップもマッサと全く同時、でもってコースは抜けないカタロニアとあっては、もう少しピット戦略をいじって何とかできたんじゃ・・・と同情せざるを得ません。逆に漁夫の利を得たウェバーはちゃっかり 3 位表彰台、この人はやっぱり渋くて良い仕事しますね。

勝ったブラウン GP は予選 Q3 の最後の最後でバトンが会心のラップを刻み PP 獲得。ただ、緒戦と同じくロングランが安定しているブラウン GP に比べてレッドブルの一発の速さが際立っているので、「どんなシチュエーションでも速い」というブラウン GP の圧倒的優位性は既に薄れてきたかなと思います。
決勝は久々にオレンジのヘルメットを被った(マレーシアで赤旗中断時にスペアのオレンジヘルメットを用意していましたが)バリチェロが 2004 年以来の優勝か?とすら思われましたが、サードスティントで思うようにペースを上げられず、逆に急遽 2 ストップに切り替えたバトンのペースが安定していたことにより逆転。マッサとそれに引きずられたヴェッテルのペースが上がらなかったことで 2 位を拾いましたが、マッサが蓋になってくれなければ表彰台も危うかったかもしれません。
5 戦中 4 勝目を挙げたバトンはやっぱり安定して強いですねー。セナやミハエルのような突出した速さこそ感じないけど、こういうレギュレーションの変わり目には速いマシンに乗ってスムーズかつ安定したドライビングができるドライバーが強い、という端的な例でしょうか。ドライバーズポイントでは既に 2 位バリチェロに 14 点、3 位ヴェッテルに 18 点差をつけた独走状態。まだチャンピオンシップを語るには早いですが、そろそろ少しずつ意識した戦い方に変わってくるのでしょうか。最近だんだんスポンサーロゴも増えてきたので、それを見るのも楽しかったりします(笑。

その他のチームとしては・・・ヨーロッパに来て少し「新二強」から差がついてしまったように見えるトヨタは 6-7 位スタートながらスタート直後にトゥルーリが多重クラッシュに巻き込まれてリタイア、グロックもノーポイントという残念な結果に。まあまだ「三強」と言えるポジションを保ってはいますが、バーレーンまでに勝てなかったことが今シーズン終わったときに振り返って「やっぱり・・・」ということになりそうな気がしなくもない。フェラーリがマシン性能的にかなり追いついてきたのも脅威と言えるかもしれません。
ウィリアムズは一貴が予選惜しかった!0.022 秒差で Q3 に行けなかったけど、プラクティス含め内容的には悪くなかったと思います。でもスタート直後の多重クラッシュの影響で緊急ピットインしてほぼレース終了したようなもの(まだ SC 中のピットインで大きなビハインドにならなかったのが唯一の救いか)になってしまい、またしても残念なレースに。レースとは得てしてこういうものだろうけど、早くその壁を越えてほしいですね。きっかけさえあればもう少し結果を出せるドライバーだと思っているだけに、惜しいところ。

BMW はクルマをかなり変えてきましたね。見た目の印象が変わったツンツンノーズをはじめとしてかなりの試行錯誤の跡が見えますが、多少バランスが良くなったのか結果も若干ながら上向き。
逆に中国~バーレーンと前倒しでアップデートを入れてきたマクラーレンは今回はおとなしめ。コヴァライネンが早々にリタイア、ハミルトンもノーポイントフィニッシュとあっては、他チームのアップデートについていけていないのではないかと思います。もう KERS に頼るしかない状況ですが、こういうときに試されるのはエースドライバーの牽引力。去年のアロンソよろしく、スタッフの信頼を集めてチームを引っ張れるかですが・・・今のマクラーレンが置かれている状況を考えるに、厳しいかと。
がんばってるのはルノーというかアロンソ。マッサのガス欠に助けられたとはいえ、明らかに戦闘力で劣るマシンで地元 5 位フィニッシュは立派だと思います。私の中でのアロンソ株がまた一つ上がりました。
トロロッソは今回コーナー 2 つでレース終了。原因は一応前方のフィジケラ×トゥルーリのクラッシュの巻き添えを喰らった形とはいえ、同士討ちでは・・・それなりの結果を残しているブエミはともかく、今季ほとんど良いとこなしのブルデーのほうは、ルノーのピケ Jr. と並んでシーズン中の更迭の声が聞こえてきそう。後任はブルーノ・セナという噂も?琢磨はどうやらインディに行くらしいですが・・・。

次は 2 週間後のモナコ。F1 随一のハイダウンフォースサーキットで KERS 効果も薄いので、またしてもブラウン GP とレッドブル(新ディフューザー投入予定)が強そうですが、それまでに戦闘力を高めてくるチームがあるかどうか。風光明媚なサーキットですし、今から楽しみです。

投稿者 B : 01:43 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/05/07 (Thu.)

SAF1 復活・・・か?

亜久里氏、SUPER AGURI復活希望を認める (F1-Live.com)

単なるリップサービス・・・だよね?

撤退会見からちょうど一年。来季からのバジェットキャップ制導入を受けて、「体力的に可能なら、戻りたい気持ちはある」というのが当の亜久里氏のコメントです。
まあホンダ本体も F1 から去った今、心底応援したい日本チームがなくなってしまったわけで、SAF1 が琢磨と共に戻ってきてくれるなら、そりゃ本当に嬉しいですが。仮にホンダの支援が得られるなら、今度は準ワークスチーム扱いにもなるだろうし、ホンダの伊東孝紳次期社長が将来的な F1 復帰の可能性を否定しなかったこととつい結びつけて考えたくなってしまいますが・・・。
でも来年以降はいくら以前より低コストになるからといっても、日本企業の支援がほとんど望めない(しかも経済状況は昨年よりもさらに厳しい)ことは亜久里氏本人が痛いほど解っていることだと思うし、現実的には難しいでしょう。「体力的に可能なら」ということわりを入れるあたりに、そのあたりの当時の悔しさが滲み出ているような気がします。

しかし最大で 26 台が出走すると言われている 2010 年シーズン、バジェットキャップ制に加えて新規参入チームには FOM からの資金援助まで得られるなど、参戦にあたって高額な預託金を支払わされた上に資金援助はおろかテレビ放映権料の分配もまともに得られないままに撤退の憂き目をみた SAF1 にとっては、皮肉としか言いようのないレギュレーション改定です。これがあと 2 年早く導入されていれば SAF1 はおろか HRF1 も撤退せずにすんだものを・・・と言いたいところですが、この 2 チームの撤退があったからこそ今の状況があることを考えれば、これもまた皮肉ですね。

まあ、エンジンこそ違えど「ホンダが作った、まだスポンサーロゴの少ない白いマシン」で、「金儲けよりも純粋にレースへの情熱をエンジンに(唯一ニック・フライはどう思ってるか知らないが)」新規参入チームが先頭をひた走る今の状況は、個人的にはとても胸がすく思いではあるわけで、SAF1 やホンダがいなくても今年の F1 はじゅうぶんに面白いんですが・・・でも、ね。

投稿者 B : 23:45 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/04/27 (Mon.)

F1 バーレーン GP 2009

バーレーンGP決勝:バトン今シーズン3回目の優勝、2位はヴェッテル (GPUpdate.net)

私はホンダからの流れで今年はブラウン GP 贔屓ですが、それでも今回のトヨタは惜しかった!
最近の地上波放送はホンダがいなくなってスポンサーのバランスを考える必要がなくなったせいか、あまりにも番組中のトヨタ煽りが酷すぎて観るに堪えないので、基本的にはフジテレビ NEXT で観てますが、今回も酷かったですね(´д`)。ライトユーザー取り込みの意図で日本チーム/日本人ドライバーを持ち上げるのは分かりますが、あまり煽りが酷いとトヨタが勝てないほど逆に日本での F1 人気が冷めていくような気も・・・。

さておき、ブラウン GP が万全の常態じゃなかった(冷却に問題があってエンジンの回転数を落としていたとのこと)こともあって予選までのトヨタは本当に良かっただけに、惜しかった。
チャンスのあるレース(特に日本 GP)では軽タンでポール狙い、でも決勝ではピットインのたびにズルズル順位を落とす・・・がトヨタのパターンでしたが、今回はいつもとちょっと違って初優勝に指一本くらいかかりかけていたような気はします。個人的にはトヨタという自動車メーカーは好きじゃないですが、F1 チームはホンダには見られなかった開発の継続性に加えて今年はまとまったクルマ、比較的ドライビングスタイルが近いドライバー、そして状況にアジャストできる柔軟性が揃ってきて、1 勝くらいはできるんじゃないか・・・と期待はしていました。今回はおそらくその最大のチャンスだったのではないかと。

でもそのチャンスはセカンドスティントで完全に潰えてしまいました。軽タン+スーパーソフトタイヤで最高だったマシンバランスは重タン+ミディアムタイヤでは見る影もなくなり、ポールポジションだったトゥルーリは 1 回目のピットイン終了後にバトン、2 回目の後にはヴェッテルに交わされ、ハミルトンを抑えて 3 位表彰台がやっと。それでも表彰台を守ったのはよくやったといったところですが・・・。
いっぽう、ファーストスティントはトップに立っていたはずのグロックはトゥルーリ以上にペースが伸びず、最終的にはライコネンに抑えられて 7 位。そういえばライコネンがグロックをオーバーテイクしたシーン、今シーズンほぼ初めて KERS が本来の目的のために使用された場面を見たかも。トヨタの 2 台はセカンドスティントにスーパーソフトを投入していればまた状況は違ったかもしれませんが、いずれにしても後の祭り。

勝ったバトンは 4 位スタートからの優勝。今シーズンではセーフティカーが出ない普通のレースは初めてで、なおかつ PP 以外からの優勝もこのレースが初めて、ということで、ブラウン GP としては初めてまともに「競り勝った」形での勝利だけに、バトンの喜びようは初戦のオーストラリアに匹敵するものがありましたね。安定して速いマシンで順当に勝ったといえばそこまでですが、2 周目のターン 1 でバトンがハミルトンに対して乾坤一擲のオーバーテイクを決めたのが全てだったと思います。あれが成功していなければ、KERS 持ちのマクラーレンに抑え込まれてトヨタの 2 台とヴェッテルに逃げられていた可能性は高いはず。
それにしても万全の態勢ではなかったとはいえ、PP 以外からのスタートながら他車のピットインの間にフライングラップを連発して交わすという勝ち方は全盛期のフェラーリそのもの。最近プラットフォームに悠然と構えるロス・ブラウンの背中にはフェラーリ時代のそれを感じさせるオーラが漂い始めてきましたし、いよいよその強さは本物になってきたのかもしれません。

他チームでは、もう表彰台の常連になりつつあるヴェッテルがやっぱり目立ってますね。タイヤに厳しいニューウェイの車をあれだけうまく乗りこなすのは天才の証としか言いようがありません。今のところはやっぱりブラウン GP・レッドブル・トヨタが「新三強」と言って差し支えないのでは。
またマクラーレンも上昇の流れにあり、ハミルトンが表彰台の見えるところにまで上がってきました。なかなかスピードの上がらないフェラーリを尻目に、ヨーロッパラウンドではいよいよ復活の目を見るかもしれません。
いっぽうでどうしようもないのがフェラーリと BMW。フェラーリはライコネンが 4 戦目にして初めてのポイントをチームに持ち帰ってきましたが、マッサに至っては(序盤で接触があったのが原因とはいえ)バトンに周回遅れにされる体たらく。これは問題の根は深そうです・・・。BMW についてはもはや処置なしといったところで、去年の快進撃からの凋落ぶりは、06 年→07 年のホンダ以上の落差があります。これはこのままシーズン終盤までいくようなことがあれば、チームの存続に関わるんじゃないでしょうか・・・。

投稿者 B : 01:30 | F1 | Season 2009 | コメント (1) | トラックバック

2009/04/19 (Sun.)

F1 中国 GP 2009

これを書いている時点でまだ地上波放送前なので、お約束として少し行間空けておきます。










中国GP決勝:レッドブルが1-2で上海を制覇!! (GPUpdate.net)

ということで、ブラウン GP・バトンの 2 連勝を受けて迎えた中国 GP は、レッドブルが 1-2 フィニッシュのおまけつきで初優勝。自身 2 勝目となったヴェッテルは、初優勝となった昨年のモンツァと同じく雨、それも事実上のトップを一度も明け渡さないままでのポールトゥウィンという完勝で飾りました。

ディフューザー問題が「合法」で決着したことを受け、シングルディフューザー陣営がこぞってダブルディフューザーの開発に着手(実際には訴訟の裏で開発を進めていたのでしょうが)したことで今後の勢力図がまた変わってきそうな状況下の上海。今回のレースで新規にダブルディフューザーを持ち込めたのはルノーのみ(それもアロンソ車のみ)。いっぽうでフェラーリは KERS 非搭載でレースに臨むなど、技術周りの状況はめまぐるしく変わっています。

それでもブラウン GP の勢いはとどまるところを知らないように見えたのですが、そこに一矢を報いたのはレッドブル。ヴェッテルに至っては今シーズン当初からのトラブル続きを引きずっており、フリー走行はおろか予選も周回数をセーブせざるを得ない状況でありながら、Q2・Q3 ともに時間ギリギリでの一発アタックのみでいずれも最速タイム!これには驚きました。
これはいくらなんでも軽タンなのでは?と勘繰りましたが、(ブラウン GP に比べて多少軽いものの)極端に軽いと言える燃料搭載量ではなく、さらに決勝が燃費の良くなるセーフティカー先導スタートだったこともあって、状況はレッドブル有利に。
なおかつ、ブラウン GP のクルマが今回についてはさほど群を抜いた速さではなかった(というか、レッドブルが速すぎた)こともあり、雨に足を取られてスピンするクルマが相次ぐ中、ヴェッテルとウェバーだけはミスらしいミスもなく完勝。最後までマシントラブルもなく、「速いが脆い」というニューウェイ設計の伝統は相変わらずだな、と思うと同時に、早くも風格を帯び始めたヴェッテルの強さに目を見張りました。ニューウェイは上海には帯同せずにディフューザーの開発に専念しているようですが、これが完成した暁にはさらなる脅威になる可能性は高いです。今季はあと何勝かしそうな気配。

3 連勝ならなかったブラウン GP は、それでも 3-4 フィニッシュを達成。バトンは開幕から 3 連続ポディウムで、ドライバーズ・コンストラクターズともにトップを堅守。マレーシアでは「雨でも速い」と感じた BGP001 でしたが、そもそもマレーシアではスコールが来てからレースらしいレースになっていなかったので、今回のスピードが BGP001 のウェットでの実力といったところですかね。それでもプレシーズンテストでウェットコンディションを経験していないのは事実なので、今回のレースが実質 2 度目のウェットテスト。まだまだセッティング調整の余地はあるはずです。フェラーリよろしく「タイヤに優しい」特性がウェットでのタイヤの発熱不足に通じているのかも。

マクラーレンも 5-6 位でダブル入賞、コヴァライネンは今季ようやく決勝で 2 周以上走れました(笑。二人とも予選では振るいませんでしたが、タイヤが温まりやすい特性が吉と出たか。いっぽうのフェラーリはまたしても無得点、15 年ぶりのフェラーリ冬の時代がいよいよ訪れたのかもしれません。

投稿者 B : 22:22 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/04/06 (Mon.)

F1 マレーシア GP 2009

マレーシアGP決勝:レースは赤旗のまま終了!バトンが2戦連続の優勝 (GPUpdate.net)

うーん、不完全燃焼感・・・。全 56 周のレースが夕刻のスコールで赤旗中断→そのまま終了に。バトンがごくあっさり開幕 2 連勝を達成しました。新規参入チームの開幕 2 連続ポールトゥウィンはおそらく史上初。ただ、全周回数の 75% に達しなかったため、今回のポイントは規定の 1/2 とされるそうです。

バトンは予選 Q2 でコースレコード樹立するダントツの速さで、Q3 こそトゥルーリに 9/100 秒差と詰め寄られたものの、今回も勝つべくして勝ったという印象です。スタートでロズベルグに出し抜かれ、いったん 4 位まで後退しましたが、オーバーテイクと遅めのピットインであっさりトップ奪回。荒れた天候にも落ち着いた対応でタイヤ交換を済ませ、ほぼ危なげない形で波乱のレースを勝ち取りました。
チームメイトのバリチェロはギヤボックス交換で 5 グリッド降格になりながらも、アロンソをねじ伏せる走りを見せて 5 位。

今回はトヨタが光ってましたね。オーストラリアからの速さを維持し、ブラウン GP よりも若干軽いタンクで PP を獲って逃げ切るような戦略に見えましたが、雨もあってグロック 3 位、トゥルーリ 4 位というオーストラリアとは逆順でのフィニッシュ。グロックは赤旗時には 2 位でしたが、最終リザルトが 1 周遡って 3 位になったのはちょっとかわいそうでした。でも、ブラウン GP に何かあれば間違いなく初優勝を狙えるポジションにいることは間違いないと思います。

ウィリアムズも開幕戦に続き良い状態が続いていますが、今回は珍しく良いスタートを切ったロズベルグが 1 コーナーにホールショットを決めたものの、まだ優勝への挑戦権を得るほどにはレースでの安定した速さはないようです。一貴のほうは去年に比べれば予選タイムをまとめられるようになってきたものの、なかなか Q3 の壁が厚いですね・・・。

それにしても旧 2 強は今回も体たらく。マクラーレンは今回も揃って Q2 敗退、決勝ではハミルトンはしぶとくポイントをもぎ取りましたが、コヴァライネンはまたしてもスタート早々にリタイア。
もっとひどいのはフェラーリのほうで、マッサは Q1 を「通過できるもの」と思い込んで 2 回目のアタックに出ず、結局 16 位スタート。ライコネンはなんとか 9 番グリッドを得たものの、雨が降り始める前にエクストリームウェットタイヤに履き替えるというあり得ないギャンブルに出て見事に当てが外れ、ズルズルと順位を下げて 14 位フィニッシュ。勝つにはそのくらい賭けないとどうしようもない状況とはいえ、みすみす 4 位を逃して今回も両ドライバーともにノーポイント。このグダグダっぷりは去年の比ではなく、まるでシューマッハー以前のフェラーリ低迷期を見ているようですらあります。

今回は新レギュレーション下のウェットレースがどのようになるかをまざまざと見せつけられたレースでしたが、とりあえず 2 戦を終えての勢力図としては、頭一つ抜けたブラウン GP をトヨタとレッドブルが追い、少し遅れてウィリアムズ、BMW、ルノー(ただしアロンソのみ)、予選はパッとしないけど決勝ではポイント圏内に入ってくるハミルトン、みたいな感じでしょうか。フェラーリは自滅しすぎであまりにもよく分かりません(´д`)。

しかしやっぱりブラウン GP 速いなー。スムーズなバトンと粘りのバリチェロというドライバーの性質もあって、ウェットでも速いということが証明されてしまいました。戦略も破綻らしい破綻はないし、今のところ隙が見あたらないと言っても過言ではありません。まるでシューマッハー時代のフェラーリを見ているよう・・・と思ったら、そりゃ軍師がロス・ブラウンだもの、当然と言えば当然なのかも。逆に今のフェラーリのダメダメっぷりと言ったら・・・ティフォシでなくても、情けなくて泣けてきます。

あ、あと、BS 浜島さん、お願いだからタイヤのライン緑から白に変更してください(;´Д`)ヾ。見分けづらくてしょうがない・・・。

投稿者 B : 01:30 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/04/03 (Fri.)

マクラーレンがオーストラリア GP 失格に

マクラーレン オーストラリアGP失格 (GPUpdate.net)

あらま・・・先週のオーストラリア GP の結果がまた覆りました。結局、SC 中にトゥルーリがハミルトンをパスした行為は適法なもので、虚偽の証言をしたマクラーレンにレース除外のペナルティ。結果、3 位までは当初のポディウムどおりとなりました。
今回はハミルトンには特に非はなく、チームの責を問われているだけですが、とばっちりでレース除外になったコヴァライネンはかわいそうだなあ(コヴァライネン自身はリタイアしているので、結果には影響ありませんが)。

で結局順位はどうなったの?というのがよく分からなかったので、変遷を一覧にしてみました。


フィニッシュ順レース直後の裁定訂正されたリザルト
1J. バトンJ. バトンJ. バトン
2R. バリチェロR. バリチェロR. バリチェロ
3J. トゥルーリL. ハミルトンJ. トゥルーリ
4L. ハミルトンT. グロックT. グロック
5T. グロックF. アロンソF. アロンソ
6F. アロンソN. ロズベルグN. ロズベルグ
7N. ロズベルグS. ブエミS. ブエミ
8S. ブエミS. ブルデーS. ブルデー
9S. ブルデーA. スーティルA. スーティル
10A. スーティルN. ハイドフェルドN. ハイドフェルド
11N. ハイドフェルドG. フィジケラG. フィジケラ
12G. フィジケラJ. トゥルーリM. ウェバー
13M. ウェバーM. ウェバー

一覧はとりあえずチェッカーを受けたクルマまで。
4 位以下が繰り上がり、ブルデーが 8 位入賞に。結果、ノーポイントの本家レッドブルを尻目に STR がダブル入賞という形になりました。

とはいえ、トヨタ・ウィリアムズ・ブラウン GP に対するディフューザー問題が控訴中なので、このリザルトもまだ暫定(´д`)。

しかし、昨年~一昨年に続き、今年もスチュワードの裁定やレギュレーションの解釈でグダグダ、ゴタゴタするのか・・・。ライバルに勝つにはいかにレギュレーションの隙を突けるかなので、どのチームにも少なからずグレーゾーンはあるにせよ、FIA の検査を通ったにもかかわらずメルボルンの予選結果から除外されたトヨタの例といい、レギュレーションの解釈が特定のチーム叩きや足の引っ張り合いに使われる状況は、完全にファン無視といって良い残念なこと。というか、ここのところレース後にリザルトがいじられる事件ばかりで、我々が見てる「レース」は何だったのかと言いたくなってきます。
少なくともディフューザー問題が片付いたら、しばらくはクリーンでフェアなレースが見たいところ。

投稿者 B : 21:03 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/03/29 (Sun.)

F1 オーストラリア GP 2009

おめでとうジェンソン!おめでとうブラウン GP!!

オーストラリアGP決勝:ブラウンGPがデビュー戦を1―2で飾る (GPUpdate.net)
ブラウンGP 「おとぎ話のような」1-2フィニッシュ (GPUpdate.net)

2009 年の開幕戦は、ブラウン GP のバトンが全チーム中ほぼ一人だけの完璧な週末を演じてこの新興チームに初戦での初ポール、初優勝をもたらしました。チームメイトのバリチェロも 2 位スタートから紆余曲折ありながらも 2 位フィニッシュ。高速サーキットでも中低速サーキットでも、予選でも決勝でも、ソフトタイヤでもハードタイヤでも、さらにはバリチェロのようにクラッシュしても速い(ぉ)という BGP001 に死角はあるのかというくらい、この週末の時点では完璧なマシンではないでしょうか。また、レース戦略も柔軟性に富んでいて、去年までのホンダの拙い戦い方とはまるで別チームのよう(まあ、事実上別チームになったわけですが)。マクラーレン+ハミルトンとは違う、表彰台の英国歌演奏はなんだか新鮮でした。
仮にこのクルマにホンダエンジンが搭載されていたとして果たして速かったか?は分かりませんが、これだけのクルマを用意しておきながら撤退せざるを得なかったホンダの状況というものが、本当に残念でなりません。でも、逆に撤退したからこそ今がある(単にエンジンだけではなくて、チームの団結力とかも含めて)と考えると、ホンダは期間も予算も最大限にかけて開発した 2009 年のマシンが出来上がってからという、チームにとってはこれ以上ないタイミングで撤退したのかもしれません。

このレースで初めて各チームの勢力図が明らかになったわけですが、個人的にはこんな風に見ています。

  • マクラーレン:クルマはやっぱり速くはなさそう。ただハミルトンのレースのうまさと KERS のパワーで、当面は下位グリッドスタートでも決勝ではいつの間にか上がってくるという展開が定番になるか
  • フェラーリ:最速というほどではなくてもクルマはそこそこ。でも去年と同じくミスやトラブルが目立つのが最大の不安要素
  • BMW:今回の接触は残念でしたが、クビサはやっぱり速い。KERS はハイドフェルドだけが搭載していたけど、クビサとの明暗がはっきり
  • ルノー:クルマは決して速くなくて KERS 頼みといった印象だけど、やっぱりアロンソの巧さで常にポイント圏内には入ってくるか
  • トヨタ:開幕してみたらやっぱりテスト期間の速さはハッタリだった?と思いきや、気がつけばトゥルーリ表彰台(ただし、終盤のペナルティで実際には 12 位扱い)。クルマとの相性のいいサーキットで、ブラウン GP がコケたら初勝利もあり得るか
  • ウィリアムズ:去年はサーキットとの相性、今年はタイヤとの相性がキツそうな感じ?マシン自体は悪くなさそうなので、レース戦略でタイヤ周りの弱点をカバーできるか
  • レッドブル:ヴェッテルの速さは本物、RB5 もトラブらなければ速いマシン。今回のレースでは若さが出てしまったけど、今年は 2 勝目もあるかも?
  • トロロッソ:ブエミの初ポイントはタナボタ的だけど、初レースでその位置につけたのは実力か。ただ、チームに去年ほどの勢いは感じられないなあ
  • フォースインディア:相変わらずの定位置。でも去年よりはレースになっている印象。ライバルがホンダからマクラーレンになった?(笑
  • ブラウン GP:チーム消滅の危機から一転、いきなり台風の目に。とりあえず開幕 4 戦は勢いを持続できるとして、ヨーロッパラウンドでの強豪チームの巻き返しに対抗しきれるか
この時点でランキング云々を言っても仕方ないですが、トゥルーリの 3 位剥奪もあって現在はブラウン GP が 18pt でダントツトップ、以下 マクラーレン 6pt、トヨタ 5pt、ルノー 4pt。接触でポディウムをフイにした BMW とレッドブルを考慮すると実際の力関係はまた変わってくるでしょうが、去年の勢力図と見比べるとまるでトランプの『大貧民』で革命を起こしたような状況になっています。これ、順位が固定化した近年の F1 に食傷気味だった私にとってはすごく面白い。ルール変更で極端になったタイヤの使い分け(まあ、慣れてきたら使いにくいタイヤは極端なショートスティントで済ますチームが大半になるでしょうが)、KERS 搭載車と非搭載車での戦略の違いやオーバーテイクの駆け引き、といったところがさらにレースを面白くしてくれます。まあ、FIA の思惑通りっぽくて癪なんですが(´д`)。

引き続き来週はマレーシア。今週に続いてまた白いマシンに蛍光イエローのヘルメットの編隊が独走態勢を築くのか?ここ 2~3 年にないくらい、次のレースが楽しみになってきました。

投稿者 B : 23:22 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/03/20 (Fri.)

開幕まで一週間

ヘレステスト3日間 バトンがファステスト (GPUpdate.net)
ヘレステスト4日目 マクラーレンがペースを大幅に改善 (GPUpdate.net)

2009 年シーズンの開幕までいよいよあと一週間。数チームの合同で行われたヘレステストでも、相変わらずブラウン GP が速さを見せつけています。

先週のバルセロナテストでは軽タンで走ってるんじゃないの?的な見方もありましたが、この開幕直前までハッタリをかましているとはさすがに思えず、これがマシン自体のポテンシャルとみて間違いないでしょう。また、高速なバルセロナと中低速なヘレスで同じように速いことも特筆に値すると思います。トップチームの開発力をもってすればヨーロッパラウンドまでにある程度キャッチアップされてしまう可能性は高いですが、少なくともフライアウェイとなる開幕 4 戦は、じゅうぶんに勝利を狙える位置にいることは確か。あとは信頼性の問題ですかね・・・。

いっぽうで、冬の間のペースがいっこうに上がってこなかったマクラーレン MP4-24 は、最後のヘレスでようやく復調の兆しを見せているようですが、少なくとも昨年のように「二強」を形成できるほどの速さはない模様。シーズン中盤から盛り返してくる可能性はありますが、昨年の覇者ハミルトンが序盤は後方に埋もれてしまう可能性は高いと言えます。

ということで、現時点で個人的に予想する(序盤数戦の)順位は以下の通り。

  1. ブラウン GP
  2. フェラーリ
  3. BMW
  4. トヨタ
  5. ルノー
  6. レッドブル
  7. マクラーレン
  8. ウィリアムズ
  9. トロロッソ
  10. フォースインディア
まあ、テストの結果だけで判断するのは早計でしょうが、ホンダの 2008 年が無駄ではなかったことを信じさせて・・・。

FIA会議:2009年は最多優勝者がチャンピオンに (GPUpdate.net)

で、開幕直前になってチャンピオンシップのシステムが変更に。ポイント制そのものはなくならないものの、ドライバーズチャンピオンはポイントに関係なく最多優勝者に与えられるとのこと。去年があってのことだと思いますが、仮にシーズン 9 勝したらあとのレースは走らなくても良い(まあ、実際にはスポンサーや FOM との契約があるので走らないわけにはいかないでしょうが)ということですよね?それもそれで、何だかなあ。
でもそれより開幕寸前のこの時期に変更されるレギュレーションって一体(´д`)。

投稿者 B : 00:33 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/03/13 (Fri.)

BGP001 は本当に速いのか

バルセロナ合同テスト3日目。ブラウンGPのバトンがブッちぎりトップ!! (F1キンダーガーテン)
ロス・ブラウン、「ブラウンGPの躍進は起こるべくして起こったこと」 (F1キンダーガーテン)

開幕前最後の合同テストとなったバルセロナの 3 日目で、ブラウン GP のバトンがトップタイムを記録。マジデスカ!???
軽タンアタックでタイムを狙いに行っただけで、実際にはそんなに速くないんじゃないの?と疑ってかかりたくなるところですが、初日 4 位(バトン)、2 日目 3 位(バリチェロ)とこのテストを通じて好タイムをマークしていることを考えると、最速ではないにせよそれなりのポテンシャルを期待できることは事実のようです。でも、いくら去年を棒に振ってまで開発したマシンとはいえ、エンジン/ギヤボックスを突貫作業でホンダ→メルセデスに載せ替えたような状況では、俄かには信じがたいものがあります。
まああくまでテストはテスト、各チームの真のポジションは月末のメルボルンで初めて明らかになるはずですが、期待半分、不安半分で見守りたいと思います。

ところでチームを離れるとも噂されていたニック・フライは引き続き CEO として残留するみたいですね(´д`)。なんかがっかり。

投稿者 B : 00:01 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/03/07 (Sat.)

BGP001 シェイクダウン

ブラウンGP、シェイクダウンを無事完了! (F1キンダーガーテン)
真っ白な"ブラウン"マシンがコースデビュー (F1-Live.com)

「ブラウン GP」の新車 BGP001 がシルバーストンサーキットにてシェイクダウンされました。ブリヂストン以外のスポンサーロゴは一切なし、カラーリングはチームカラーのイエロー×ブラックが少しあしらわれている以外はほぼ真っ白。やっぱりどことなく SAF1 のデビュー時を彷彿とさせるものがあります。
ボディデザインは低い幅広のノーズと大胆に絞り込まれたサイドポンツーンが印象的で、RA106 ののフロントエンドに RA107 のリヤエンドを組み合わせたようなイメージですが、実際のパフォーマンスのほどは来週の合同テストでつまびらかにされることでしょう。

しかしここにきてニック・フライの進退がやはり不明になっているようですが、個人的にはこのままいなくなってほしい(´д`)。

投稿者 B : 13:30 | F1 | Season 2009 | コメント (1) | トラックバック

2009/03/06 (Fri.)

Brawn GP Formula One Team

ホンダ、チーム売却完了! 新チーム名は「ブラウンGP」!! (F1キンダーガーテン)
ブラウンGP、明日新車『BGP001』をシェイクダウンへ! (F1キンダーガーテン)
ドライバーはバトンとバリチェロ (F1-Live.com)

昨年 12 月の衝撃的な撤退発表からちょうど 3 ヶ月、HRF1 の売却完了がようやく正式発表になりました。ここまでほぼ毎週のように異なる噂が飛び交う錯綜状態を経て、最終的にはロス・ブラウンによる MBO という形で決着したようです。直前の情報ではニック・フライが外れてプロドライブのリチャーズが参画するという噂もありましたが、旧 HRF1 の代表として FOTA の会見に出席していることから、主要ポジションでチームに残留するようです。ううむ(´д`)。

チーム名は代表の名前をとって「ブラウン GP」。スペルは "Brawn" なので発音的には「ブロウン GP」のほうが近いですが、ブラウン GP って名前だけで応援したくなります(ぉ。
エンジンはメルセデス、ドライバーは昨年と同じくバトン&バリチェロのラインアップ。残念ながらブルーノ・セナは漏れてしまったのが残念ですが、新体制下ではブラウンとバリチェロの信頼関係も重要になってくると思うので、やむなしか。ブルーノはメルセデス麾下で DTM に参戦するようですが、もうちょっといろんな環境が整ってから F1 にチャレンジしてほしい気がします。このまま行けば 2~3 年後にコヴァライネンの後任としてマクラーレンからデビューしたりするのでしょうか。

さておき、新車のシェイクダウンは明日とのこと。ホンダエンジンからメルセデスエンジンへの載せ替えを突貫で行い、SAF1 ばりにほぼぶっつけ本番でメルボルンのグリッドに並ぶような状況ではありますが、ブラウン肝いりの新車がどの程度のポテンシャルを持っているか、楽しみです。2008 年シーズンは無駄にはならなかったと信じたい。

投稿者 B : 21:56 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/02/25 (Wed.)

USF1 が正式発表

ベールを脱いだUSF1 (GPUpdate.net)
USF1 ダイナミックなアプローチを試みる (GPUpdate.net)

噂になっていた「オールアメリカ」な F1 チーム、USF1 が 2010 年からの F1 参戦を正式発表。現時点ではチーム代表がケン・アンダーソン、スポーティングディレクターがピーター・ウィンザーであること以外はほとんど分かっていませんが、少なくとも旧 HRF1 を買収してチーム作りをするわけではないことだけは確かです。
インディや NASCAR といった大味なレースが流行るアメリカのお国柄で F1 チームが成り立つのか、そもそもこの経済状況下のアメリカで本当にやれるのか?など、不安要素は尽きませんが、プレイヤー自身が減っていきそうな F1 界で、数少ない前向きなニュースであることは間違いありません。

いっぽうで、旧 HRF1 はエンジンサプライヤーとみられているメルセデスへの一応の支払期限が過ぎたにもかかわらずまだ買収先が発表になっていませんが、大丈夫なんですかね・・・。現時点ではロス・ブラウンら経営陣による MBO が最有力とか、ニック・フライが離脱するとかいった噂も流れてきていますが、タイムリミットはもうすぐそこ。個人的には半ばどうでもよくなりつつあるけど、08 年を棒に振った HRF1 がどんなマシンを作り上げたのか、は気になるところです。

投稿者 B : 23:32 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/02/09 (Mon.)

Red Bull RB5

レッドブル RB5を発表 (GPUpdate.net)
最新画像 レッドブル新車・RB5 (GPUpdate.net)

レッドブルの RB5 が正式発表に。2009 年の新車で個人的に最も注目していたのがレッドブルですが、期待に違わず美しいマシンに仕上げてきましたね。今年のレギュレーションは速さとボディラインの美しさを両立させるのが実に難しい空力制限ですが、優れたエアロデザイナーの手にかかればこの通り。
低くてばかでかいフロントウィング、幅狭すぎて間抜けなリアウィングは仕方ないけど、余計な空力付加物のないサイドポッド周りは私好み。細いハイノーズから吊り下げられたフロントウィングあたりも相まって、スーパーアグリで改修を受ける前のアロウズ A23 のような印象を受けるんですが、空力レベルではそのくらい(7 年くらい)遡ったと考えて良いんですかね?

さておき、トロロッソの STR4 も事実上発表されたに等しいので、これで新車未発表なのはフォースインディアと未だ体制が決まらない旧 HRF1 くらいですね。プレシーズンテストが始まる前なのでパフォーマンスのほどは分かりませんが、現時点での「見た目グランプリ」では、

  1. フェラーリ F60
  2. レッドブル RB5
  3. マクラーレン MP4-24
  4. トヨタ TF109
  5. ウィリアムズ FW31
  6. BMW ザウバー F1.09
  7. ルノー R29
の順に速そう。あ、ルノーの二重顎ノーズはクラッシュテスト通過用の暫定版で、本戦仕様ではフェラーリばりの細ノーズになるみたいですが、どっちにしてもあのカラーリングじゃねえ(´д`)。

F1 はシーズンが進むにつれて最も効率の良い空力デザインに画一化されていくのが常ですが、こういう難しいレギュレーションに変わった年のはじめは各チームの個性が見えて面白いですね。こういうシーズンに最初から力を出せるチームこそ、真に強いチームなんでしょう。
本当ならば、このニューウェイデザインである STR4 を駆る佐藤琢磨の勇姿が見たかったところですが・・・皆まで言うまい。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2009 | コメント (2) | トラックバック

2009/02/07 (Sat.)

トロロッソはブルデー+ブエミ・・・。

トロロッソ ボーデの起用を正式発表 (GPUpdate.net)
琢磨、トロ・ロッソの決定を受けてコメントを発表 (F1-Live.com)

ああぁ・・・・・・。

年末くらいから不穏な噂が流れ始めていたので、やや覚悟はしてましたが、正式発表となるとやっぱりショック大きいですね。

佐藤琢磨とブルデーで実力的に大きな開きがあるとは考えにくい(チームを引っ張っていく力という点では、SAF1 を牽引した実績は評価されてしかるべきだと思う)ので、やはりマネージャーのアンドリュー・ギルバート・スコットのコメントにあるとおり、持ち込み資金不足が最大の敗因ということなのでしょうか。ジレットも CM 契約を琢磨から松坂大輔に替えてしまいましたし、今や F1 に資金提供できそうな大企業なんて、日本のどこを探しても・・・。

琢磨ももう 32 歳、年齢的にはもうギリギリ。浪人はできてあと 1 年が限度でしょうし、日本チームももうトヨタしかないし、どうするつもりなのか・・・。

あー、やっぱり今年はもう F1 自体に感情移入して応援できそうにないなあ。鈴鹿どうするか・・・。

投稿者 B : 21:08 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2009/01/21 (Wed.)

2009 年仕様車が続々

マクラーレン MP4ー24を発表 (GPUpdate.net)
BMWザウバー F1.09を発表 (GPUpdate.net)
ルノー R29を発表 (GPUpdate.net)
トヨタ TF109を発表 (GPUpdate.net)
ウィリアムズ FW31を発表 (GPUpdate.net)

年明けのテスト開始に合わせて、各チームから 2009 年の新車が続々デビューしています。この数日で一挙に発表されたので、残っているのはレッドブル/トロロッソとフォースインディア、そして新体制がまだ決まらない旧 HRF1 の 4 チームのみ。

今季は空力関係のレギュレーションが大幅に変わったせいで、やはりクルマの見た目も様変わりしましたねー。フロントウィングの大型化・地上高低下、リヤウィングの小幅化、サイドポッド周りの空力付加物の削減・・・つまりマシンについているウィングやウィングレットがほとんど一新されたことになるので、変わって当然ですが。
そんな中でフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズあたりは新レギュレーションになっても比較的美しさを保っているけど(昨年のウィリアムズ FW30 は、最終的な速さはともかくボディライン的には 2008 年のマシンで一番好きだった)、BMW やルノーのデザインは正直悲しいくらいひどいですね。F1.09 はテスト仕様車に比べれば幾分ましになったような気はするもののやっぱり微妙だし、ルノーはボディライン(特にノーズ周辺がひどい)もさることながら、赤が目立つようになったカラーリングも残念な感じ(´д`)。経験的にカッコ悪いクルマが速かった試しがないので、今年のルノーは微妙かも。

そういえばマクラーレンのロン・デニスがついに引退とのこと。歳も歳だし、一昨年のスパイ事件でメルセデスとの関わり方も少し変わってきたし、ハミルトンのワールドチャンピオン獲得を花道に引退するのでは・・・との見方がありましたが、果たしてその通りになりました。個人的にはセナ時代からマクラーレンの不動のボスというイメージも強かったし、F1 の顔といえばロン・デニスかフランク・ウィリアムズというくらい古くから F1 界を引っ張ってきた人物だけに、一抹の寂しさがあります。

投稿者 B : 21:38 | F1 | Season 2009 | コメント (3) | トラックバック

2009/01/13 (Tue.)

F60

フェラーリ 2009年用マシン「F60」を発表 (GPUpdate.net)
最新画像 フェラーリ新車・F60 (GPUpdate.net)

フェラーリが 2009 年のマシン「F60」を発表。全チームの中では一番乗りということになります。「Fx0」という名前は今まで市販車のアニバーサリーモデルに冠されてきましたが、F1 参戦 60 周年を記念して今回は F1 につけられたようです。

意外だったのが、想像していたよりも遙かにカッコイイということ。今年の F1 はみんなあまりにもカッコ悪い BMW のクルマみたいになってしまうと想像していたので、良い意味で裏切られましたね。

今後各チームから続々と新車発表が行われるはずですが、それよりも HRF1 の買収先がなかなか決まらないこと(現時点ではフライ/ブラウンによる MBO が最有力とか?)と、トロロッソの 2 人目のレースドライバーが発表されないことが、日本人的にはやきもきさせられます。
もし HRF1 がこのまま消滅、トロロッソが琢磨以外だったりしたら、今年は鈴鹿には行かないかも・・・ね。

投稿者 B : 00:06 | F1 | Season 2009 | コメント (0) | トラックバック

2008/12/05 (Fri.)

ホンダが F1 から撤退!

ホンダ F1からの撤退を発表 (GPUpdate.net)
ホンダ、F1撤退!! (F1キンダーガーテン)
ホンダのF1撤退のステイトメント (F1キンダーガーテン)

あああ・・・・・・。

昨夜~今日未明にかけて急激に噂が流れ始め、本日午後に記者会見で正式発表。まさかこんなに唐突とは・・・。

金融危機は世界経済に巨大な波紋を投げかけ、あらゆる業界のあらゆる企業のビジネスに急激なブレーキをかけていますが、それがついに F1 にも具体的な影響となって顕れてきました。それがよりによってホンダとは・・・。
現在 F1 に参戦しているチームの中で最もコストをかけているのがホンダであり、eathdreams プロジェクトによってスポンサーらしいスポンサーを持たずにほとんどを自前資金で活動し、さらには佐藤琢磨救済のために活動資金の大半を負担して SAF1 のレース活動を 2 年半サポートし・・・ここ数年で F1 に費やした資金は計り知れません。とはいえ、ロス・ブラウンを獲得して、2008 年を捨ててまで 2009 年に賭けた結果がこれでは、ファンとしてもあまりに気持ちのやり場がありません。HRF1 の DMD を務めた中本修平氏の二輪部門への異動は、もしかしたらこの撤退を前提としてのことだったのでは?と勘ぐりたくもなってしまいます。また、ロス・ブラウンの去就も気になりますね・・・。

これまで 2 度の活動休止はあくまで「休止」宣言だったのに対して、今回は完全に「撤退」とのこと。この世界情勢では次の再参戦のめどなど立たなくて当然でしょうが、過去の休止が一定以上の成果をふまえたものであったのに対して、今回は結果らしい結果といえばタナボタ的な 1 度の優勝だけだったことも考えると、世界経済だけでなくレースそのものにも敗戦した結果の「撤退」なのか・・・と、とても悲しくなってきます。
16 年前にホンダが第二期の活動を休止し、その 1 年半後にセナの不幸な事故があってから、私は徐々に F1 への興味を失いましたが、再び F1 を観るようになったのも、ホンダの復帰と佐藤琢磨の活躍があったからこそでした。琢磨のほうはトロロッソのシート獲得に望みをつないでいるようですが、これで万が一だめだったりしたら、私ももうだめかもしれません。行き場を失ったバトンが資金持ち込みでトロロッソのシートを買うという可能性もなきにしもあらずですが、バトンは決して若いチームの成長を牽引できるタイプのドライバーじゃないからなあ・・・。

この発表に対してトヨタは自身の F1 撤退を否定。まあトヨタとホンダでは企業体力が違いすぎるので、これをもってトヨタも即撤退ということはないでしょうが、今後他チームのレース活動にも何らかの影響が出てくる可能性は低くはありません。グループ全体として厳しいルノー、大幅減益の BMW あたりは先行きが怪しいような気もします。
他にも、空力レギュレーション変更で大幅に醜くなったマシン、エンジン統一化レギュレーション案、現在の F1 全体を支える世界の金融・IT 業界の苦境、などなどを考えると、このホンダ撤退がある意味 F1 の「終わりの始まり」だった、と振り返る日が来るのかもしれません。少なくとも、プライベーターが健全に参戦継続できるような環境を作りつつ、レース/スポーツとしての面白さを両立させるような運営ができなければ、そうなってしまう日もそう遠くないように思います。

投稿者 B : 23:56 | F1 | Season 2009 | コメント (1) | トラックバック

2008/11/19 (Wed.)

ウィンターテストが開始

バルセロナテストがスタート! (F1-Live.com)
バルセロナ合同テスト《第3弾》・初日トップは琢磨 (F1キンダーガーテン)
合同テスト《第4弾》テスト2日目午前、またもや琢磨がトップ (F1キンダーガーテン)

2009 年に向けた冬季テストがスタート。来シーズンはスリックタイヤ復活や空力を中心に大幅なレギュレーション変更があるということで、注目度の高いテストになっています。ただ、出てきた 2009 年仕様暫定車を見る限り、いくらなんでもダサすぎるのがものすごく悲しい・・・。
また、レースドライバートライアウトを兼ねて B. セナがホンダのテストに参加。叔父によく似た顔、同じデザインのヘルメットがホンダのスーツを着てホンダのクルマに乗っている姿は、例えクルマが最低な RA108 ベースであっても、感涙モノ。最終的にはディグラッシ、バリチェロ(の落選は決定的にも見えますが)との争いになるとは思いますが、期待大です。ただ、仮にシートを獲得したとしても、来年のホンダの競争力には正直まだ疑問が残るのが、微妙なところ。

などなど、ニュースの多いウィンターテストですが、最大の関心事はやはり佐藤琢磨 2 度目のトロロッソでのドライブ。

佐藤琢磨の合同テストとこれから【1/2】 (F1キンダーガーテン)
佐藤琢磨の合同テストとこれから【2/2】 (F1キンダーガーテン)

初日はトップタイム、2 日目はヴェッテルに続く 2 位タイムと、結果を見る限りものすごく良い内容なので、非常に期待が持てます。上位チームはすでに 2009 年仕様のエアロを試したりしている中、トロロッソは STR3 に薄いウィングをつけた状態で走っているので、多少割り引いて考える必要はありますが、それでもこの結果には期待せざるを得ない。ライバルであり来年のチームメイト候補でもあるブルデー、ブエミもともに悪くないタイムを出しているのでまだまだ分かりませんが、来年に繋がると良いなあ・・・。

このほか、フォースインディアがフェラーリとのエンジン供給契約解消、代わりにメルセデスとの技術提携発表(≒半カスタマーカー化)とのニュースも。C. コレス、M. ガスコインというチーム首脳陣が同時に離脱しており、もうこのチームはメルセデスに魂を売ったな・・・という感じなのが、寂しいところ。来季のシートが決まっていたフィジケラ、スーティルについても、このテストにマクラーレンのテスト兼リザーブドライバーだったはずのデ・ラ・ロサが乗っているあたり、雲行きが怪しくなってきましたが・・・。

投稿者 B : 23:56 | F1 | Season 2009 | トラックバック