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2010/08/02 (Mon.)

F1 ハンガリー GP 2010

ハンガリーGP決勝:ウェーバーが優勝、2位アロンソ、3位ヴェッテル (GPUpdate.net)

レッドブルとフェラーリががっぷり四つになるかと思っていたハンガリー GP は、レッドブルが異次元の速さを見せつけました。ホッケンハイムでフェラーリの底力を見せつけられたレッドブルが、夏休み明け予定だったアップデートを前倒し投入した・・・という状況の変化もあったようですが、それにしても両チーム間で 1 秒ものラップタイム差が出てしまうとは、恐れ入った。

予選はもうヴェッテルの独壇場で、Q3 ではコースレコードすら樹立する速さ。CS の川井ちゃん曰く「レッドブルにとってハンガロリンクはもう中低速サーキットじゃない」と言わしめるほどでしたが、ヴェッテルはさらに速くてウェバーに 0.4 秒差をつけて文句なしの PP。チャンピオンシップポイントこそ拮抗していますが、ここまでくるとなんか全盛期のマクラーレンやウィリアムズ、フェラーリを彷彿とさせるものがあります。もちろんサーキットとの相性もあるので、高速サーキットになればマクラーレンとの差はもう少し縮まるでしょうが。

決勝はもしヴェッテルが最近の数戦のようにスタートで躓かなければこのままワンサイドゲームになるかな・・・と思ったものの、15 周を過ぎたところでコース上にリウッツィの落としたパーツが原因で SC 導入。これが混乱の幕開けとなりました。
まずは SC きっかけで一斉にピットインが始まり、ここでルノーのピットクルーのミスでピットアウトするクビサとピットインしてくるスーティルが接触。その脇を抜けていった炉図ベルグのメルセデスには右リヤタイヤがちゃんと装着されておらず、ピットアウト直後にホイールごと脱落。いっぽうでヴェッテルは SC ラン中のレギュレーション違反(前方のクルマとの間隔を一定以上開けすぎてはいけない)でドライブスルーペナルティを喰らい、ウェバーは SC 走行中にコース上に残ったためにペースを上げてピットインの時間を稼いでおかなくてはならず、この 2 台の後方を走っていたアロンソはピットでレッドブルを交わすためにプッシュしなければならず・・・ということで、そこからは 3 台がお互いが見えない中での予選さながらのアタックラップを連発。正直、今のテクニカルレギュレーションではマシン性能が近い 2 台がコース上でオーバーテイクを発生させることは容易ではなく、むしろこういうタイムレース的な要素が出てきたほうが俄然面白くなります。

結果、スタート時に履いていたオプションタイヤが予想以上にもったウェバーがスパートに成功し、それぞれのピット/ペナルティ義務を終えた時点でウェバー-アロンソ-ヴェッテルという体勢に。ヴェッテルは最後の 3 周までアロンソに仕掛けていきましたが、結局そのままゴールとなりました。

ポイントリーダーのハミルトンがギヤボックストラブルでリタイア、2 位のバトンも 8 位に留まったため、チャンピオンシップは現時点でウェバーがトップ、以下ハミルトン-ヴェッテル-バトン-アロンソまでが 20 点以内に並ぶという、接戦続きの近年でも特に面白い状況となって F1 は夏休みを迎えます。今月末からは途中シンガポールを挟みつつもスパ、モンツァ、鈴鹿という高速サーキットが続くこともあり、必ずしもレッドブル有利とは言えない戦いが続くはず。今季もできれば最終戦近くまでもつれてほしいなあ・・・と思いつつ、我々も 4 週間の F1 夏休みといきましょうか。

投稿者 B : 01:45 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/07/26 (Mon.)

F1 ドイツ GP 2010

ドイツGP決勝 フェラーリが開幕戦以来の1ー2! (GPUpdate.net)
フェラーリ チームオーダーに10万ドルの罰金 (GPUpdate.net)

ドイツ GP はフェラーリが開幕戦以来となる 1-2 フィニッシュで完勝。アロンソはこのレースの前に「まだチャンピオンシップを諦めない」というコメントを出していましたが、それが建前ではなかったことを証明した形になりました。確かにシルバーストンではセーフティカーのあやで順位を落としましたが、パフォーマンス自体は悪くなかったので、マシンのアップデートがうまくいったということでしょう。

ただ問題になったのがチームオーダー。PP のヴェッテルがスタートに失敗し、さらにアロンソを意識しすぎたことで却ってマッサ・アロンソの先行を許してしまい、ここでレースがほぼ決まってしまいました。そしてレース全般を通じてアロンソはマッサを上回るペースを見せ、終盤でマッサ担当エンジニアのロブ・スメドレイからあからさまなチームオーダーの伝達。マッサはストレートの真ん中で明らかにペースを落とし、アロンソにポジションを譲りました。

様々な批判はあるでしょうが、フェラーリの立場に立てば個人的にはこの判断は正しかったと思います。終盤はヴェッテルが力強い追い上げを見せており、アロンソがマッサに「引っかかって」いる状況が長く続けばヴェッテルに好機を与えていた可能性が高い。ポディウムの中央を確実に手に入れるためには、間違った判断ではなかったと思います。ただマッサももう少し抜かれどころを考えようよ、とは思いましたが、そこから数周あからさまにペースを落としたのも含め、抗議の意味があったのかもしれません。
チームとしては比較上明確にチャンピオンの可能性が高いアロンソを優先するのは当然の判断でしょうし、開幕戦の優勝~中国 GP での「ピットイン・オーバーテイク事件」に至って二人の格の違いが決定的になったような気もしているので、レギュレーションを考慮しなければ私は今回のフェラーリの判断は支持します。そもそもレギュレーションにしたって「どこからどこまでがチームオーダーか」の線引きもあいまい。今回のように無線のやりとりやペースダウンがあからさまでもなければ判断できないし、チームオーダーを出すか二人のドライバーに対等にレースをさせるかは各チームの方針で良い(つまり、スポーティングレギュレーションにチームオーダーに関する条項はなくて良い)んじゃないかと。まあ、チーム内で禍根を残さないように、各チームで「どういう状況でどちらを優先するか」は明確にしておくべきかと思いますが。

さておき、今シーズン後半戦に向けてマクラーレンとレッドブルのガチンコになるかと思われた勢力図に、フェラーリが 2 勝目で改めて名乗りを上げた格好になりました。サーキットとの相性もあるのでフェラーリがこの勢いを保つとは限りませんが、そうでなくては面白くない。次は 1 週間後のハンガリー GP、低速かつタイヤに厳しいサーキットなので、マクラーレンよりはフェラーリやレッドブルにアドバンテージがありそうです。いずれにしても雨さえ降らなければ PP が圧倒的有利なコースなので、予選に注目です。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/07/12 (Mon.)

F1 イギリス GP 2010

イギリスGP決勝:ウェーバーが優勝、ハミルトンが2位、小林6位 (GPUpdate.net)

イギリス GP はマシン性能の圧倒的なアドバンテージでレッドブルが文句なしの 1-2 を決めるか・・・と思いきや、スタート直後のチームメイトバトルでヴェッテルが脱落し、ウェバーが今季 3 勝目。

このチームメイトバトルは遺恨を残しそうですね。トルコ GP での「同士討ち」に比べれば普通に起こり得るレーシングインシデントという状況ではありますが、確執が深まっている中だけに、後を引きそうな気がします。2007 年のベルギー GP で、アロンソとハミルトンがスタート直後のオー・ルージュで接触し、アロンソがコース外に弾き出されたときの状況に近いものを感じます。

でもこのお陰でレースは面白いものになりました。ヴェッテルが接触でタイヤをパンクさせて即ピットイン、そのままプライムタイヤに履き替えて最後まで走りきる作戦にスイッチ。最後尾からどこまで追い上げるか見物でしたが、途中でセーフティカーが入ったこともあって、一時はあわや周回遅れという状況から、最終的には 7 位フィニッシュ。15 位~8 位くらいまでの追い上げは、まるでフェラーリラストランのときのミハエルを見ているようでした。

また、今回は分が悪いかと思われていたマクラーレンもレースではかなり健闘。ハミルトンが 2 位フィニッシュしただけでなく、予選 Q2 脱落してしまったバトンも気がつけば 4 位。
今年のマクラーレン、バトンとハミルトンというコンビは実にいいですね。チャンピオン争いが佳境に入っていないからというのもあるかもしれませんが、二人の関係が今のところフェアなだけでなく、バトンとハミルトンで戦い方が対照的なため、どちらかがイマイチなときでもどちらかは必ず良いという、バランスの良い戦い方ができています。アグレッシブに攻めていくハミルトンに対して、戦略でスルスル順位を上げるバトン、というコントラストも見ていて面白い。

一方で、フェラーリはチームとしてかなりダメになってきている印象がさらに強くなってきました。マッサがシャキッとした走りをグランプリ全体を通してできていないのは以前からですが、アロンソが走り自体は悪くないのにチームの戦術がまずいせいでポジションを失ったりペナルティを受けたりするレースがあまりにも多すぎる。今回のドライブスルーペナルティも、ピットがちゃんとシケインカット後の対処(カットで抜いてしまったクビサをいったん前に出す)を指示していれば、実質ノーダメージで済んだのに(まああれはアロンソもそう判断すべきだった気はしますが)。
フェラーリはミハエルとジャン・トッド脱退後からラテン系チームへの回帰を目指しているようですが、現在のようなずさんなレース運営しかできないのであれば、やはりミハエル全盛期のように、アロンソを中心としたロジカルなチームを再度目指すべきなんじゃないでしょうか。

それにしてもこのレースの白眉は小林可夢偉でしょう。最近はマシンのセットアップにも本人の走りにもかなり安定感が出てきて、ポテンシャル的には厳しいマシンでも常にポイント圏内を走れる状況が作れるようになってきました。フェラーリ・メルセデスと中位グループの差が小さくなってきたこともありますが、可夢偉とチームとの間でうまくコミュニケーションや信頼関係が確立できているということなんじゃないでしょうか。
可夢偉も昨年のデビュー当時はアグレッシブさと危うさが紙一重な印象が強かったですが、ここ数レースでアグレッシブさと冷静さのバランスが如実に良くなってきましたね。所属するチームや与えられるマシン次第なのは F1 の常ですが、これはこのまま成長すると佐藤琢磨以上の結果を残す日本人ドライバーになれる可能性は高いのではないでしょうか。来年はより戦闘力のあるチームからお声がかかる希望も持てそうです。

そういえば、今回からヒスパニアでレースドライバーに復帰した山本左近。テストドライバーとしてもほとんど走れていない状況での復帰だったので、最下位フィニッシュでも完走できただけマシだったといったところでしょうか。個人的にはブルーノ・セナが降ろされてしまったことは哀しいですが、左近にも可夢偉に続くべくがんばってほしいところです。

投稿者 B : 01:44 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/06/28 (Mon.)

F1 ヨーロッパ GP 2010

ヨーロッパGP決勝:ヴェッテルが6戦ぶりの勝利、小林が7位入賞 (GPUpdate.net)
9人のドライバーに5秒加算のペナルティ (GPUpdate.net)

ヨーロッパ GP は久々にトラブルに見舞われなかったヴェッテルが完勝で今季 2 勝目。これでヴェッテル、ウェバー、ハミルトン、バトンの 4 人が 2 勝ずつで並び、混戦のままシーズン後半を迎えることになります。

レースは序盤にウェバーとコヴァライネンがあわやという大クラッシュ。幸いにして大事には至りませんでしたが、観ていてもヒヤリとする一瞬でした。そしてここで投入されたセーフティカーがリザルトに大きな影響を与えることに。
SC 導入直後に SC を「抜いてしまった」ハミルトンにはドライブスルーペナルティが科されましたが、審議に時間がかかりすぎ、ペナルティが出たタイミングが遅かったことで、ペナルティ実施後もハミルトンのポジションは変わらず 2 位。いっぽうで SC 直前までハミルトンのすぐ後ろを走っていたアロンソは最終的に 9 位。また、他に 9 名のドライバーに対して SC のインラップでの速度違反の裁定が下されたものの、「レース後審議」でレースタイムに 5 秒加算のペナルティ。ペナルティ適用のタイミングが遅すぎたり、実際に見えている順位と最終リザルトが変わってしまったりするのは、観客の立場ではレースのエキサイティングさを削がれてしまうので、やめていただきたい。テクニカルレギュレーション以上にスポーティングレギュレーションの解釈に幅があり、スチュワードの判断でいかようにもなってしまうのが問題なのだとは思いますが。

また、ザウバーの小林可夢偉はこの SC 中にあえてステイを選択したことで、一時は 3 位を走行。タイヤ交換の義務を果たしていない状況での 3 位だったので、最終的にはポジションを落とすことは見えていましたが、マクラーレンのバトンを抑えての 3 位走行は立派。そして終盤のタイヤ交換直後、グリップの良いオプションタイヤで果敢に攻め、最後の 3 周でアロンソとブエミをオーバーテイクして堂々の 7 位入賞。昨年のアブダビ GP で新チャンピオンのバトンを抜いたとき以来の快哉を叫びました。
ただこれもスカパー!の実況では「9 台のペナルティがレースタイムへの 20 秒加算だった場合、可夢偉は 4 位の可能性あり」と解説されていたので、変な期待を抱いてしまいました。これもペナルティの基準が明確化されていないのが原因でしょうが・・・。

しかしこのヴァレンシアの公道コースは景色は良いけどレースが単調になる傾向が強いですね。ウェバーのクラッシュには驚きましたが、それ以降は動きの少ないレースで、疲れていたこともあって何度か気を失っていました(´д`)。最後の最後に可夢偉のオーバーテイクで目を覚まされましたが、見どころはその程度。個人的にはスペインで 2 グランプリ開催するくらいなら、サンマリノやフランスを復活させてほしいんですが・・・。

投稿者 B : 21:57 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/06/14 (Mon.)

F1 カナダ GP 2010

カナダGP決勝:ハミルトンが優勝、マクラーレンが1-2勝利 (GPUpdate.net)

カナダ GP はトルコに続いてハミルトンが勝利。マクラーレンが 2 戦連続の 1-2 フィニッシュを決めました。

予選ではいつもどおりにウェバーとヴェッテルがしのぎを削り、レッドブルの今シーズン全戦 PP 記録が続くか、と思われたところでハミルトンがトップタイムを奪取。とはいえ、軽量化のために燃料を本当にギリギリしか搭載しない状態でのアタックで、予選終了後はそのままストップしてしまうような状態だったので、これは決勝に向けてはレッドブルに余力ありかな・・・と予想しましたが、その通りにはなりませんでした。

カナダ GP はトルコに続いてハミルトンが勝利。マクラーレンが 2 戦連続の 1-2 フィニッシュを決めました。

予選ではいつもどおりにウェバーとヴェッテルがしのぎを削り、レッドブルの今シーズン全戦 PP 記録が続くか、と思われたところでハミルトンがトップタイムを奪取。とはいえ、軽量化のために燃料を本当にギリギリしか搭載しない状態でのアタックで、予選終了後はそのままストップしてしまうような状態だったので、これは決勝に向けてはレッドブルに余力ありかな・・・と予想しましたが、その通りにはなりませんでした。

決勝はチームによってタイヤ戦略が分かれ、レッドブルはプライム(ハード側)タイヤ、マクラーレンとフェラーリはオプション(ソフト側)タイヤでのスタート。序盤にオプション勢がプライムへのタイヤ交換を行った時点でレッドブルが見かけ上の 1-2 体勢となり、レースは久しぶりの「見えない相手との戦い」に。しかし中盤までは順調にペースを保っていたように見えたレッドブルが思った以上にペースを伸ばせなかったこと、逆にマクラーレンの 2 台+アロンソのペースが良かったことで、最後のピットストップを終えた時点でレッドブルは 4-5 位がやっと。逆にマクラーレンはバックマーカーの処理の隙に先行するアロンソを相次いで交わし、1-2 フィニッシュを決めました。

カナダ GP の舞台であるジル・ヴィルヌーヴサーキットは典型的なストップ&ゴー、もともと直線スピードに勝るマクラーレンに有利だったことに加え、毎年複数回は投入されるセーフティカーが今年は皆無だったこと(SC が入ると状況がリセットされるため、それを前提とした柔軟性のある戦略を立てる必要があるけど、もし何も起こらなかった場合は無駄なマージンになる)などの状況もありますが、やはりこういうレースでのマクラーレンの「強さ」は際立ってますね。マシンが純粋に速いのはまだまだレッドブルですが、組織力まで引っくるめるとマクラーレンのチャンピオンシップにおける勝ち目はありそう。現時点ではドライバーズポイントもマクラーレンが 1-2 になっていて、今のところ 5 位のヴェッテルまでにチャンピオンシップへの挑戦権がありそうに見えます(4 位のアロンソは奮闘しているけど、実際には厳しいか)。

昨シーズンはブラウン GP の独走に待ったをかけたのはレッドブルでしたが、今年はそのレッドブルの独走を阻むマクラーレンという構図。やはり対抗軸がいたほうが盛り上がりますね。次のバレンシアから舞台はまたヨーロッパに戻り、F1 の熱い夏が始まります。

投稿者 B : 22:58 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/05/31 (Mon.)

F1 トルコ GP 2010

トルコGP決勝:マクラーレン1ー2!ヴェッテルが相打ちでリタイア! (GPUpdate.net)

ここでもレッドブルが圧倒的な速さを見せつけるかと思われたトルコ GP。でも実際にはマシンアップデートの効果とコースとの相性か、マクラーレンが予想以上の速さでレッドブルとほぼ互角と言えるレースをし、結果的に 1-2 フィニッシュで締めくくりました。

レッドブルは序盤から 1-3~1-2 体勢を築き、よもやウェバーが得意の先行逃げ切りで 3 連勝を決めるかという状況ながら、マクラーレン勢のプレッシャーからヴェッテルがウェバーをオーバーテイクしようとしたところで両者接触。ヴェッテルはそのままリタイア、ウェバーはいったんピットインしたため 3 位に転落。その後は一度だけハミルトン・バトンのバトルがあったものの、マクラーレンが盤石の走りで 1-2 を奪取。やっぱりチームメイトバトルは燃える(ぉ。

しかしここ数戦から言われていたヴェッテルとウェバーの確執、というのもメディアがそういう構図で見せたがるからだろ、とあまり気にしていなかったんですが、今回のは少なからぬ禍根を残すだろうなー。国際映像ではリタイア直後にはそうとうキレていたヴェッテルが、ガレージに戻ってきてからはむしろプレスを窘めるような素振りを見せていたとはいえ、これからシーズンが佳境に入ってくると(本人たちが望むと望まざるに関わらず)じわじわといろんなところに影響が出てくるのではないかと思います。

勢力図的にはレッドブルとマクラーレンが拮抗、フェラーリとメルセデスは少し置いて行かれ気味(サーキットにもよるけど)という感じですが、チャンピオンシップもそろそろこの 4 人に絞られ始めているのかも。

次のレースは 2 週間後、北米大陸に舞台を移してカナダ GP。放送時間が遅いからリアルタイム観戦はちょっときついんだよなあ(´д`)。

投稿者 B : 01:30 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/05/25 (Tue.)

TOYOTA TF110

中嶋一貴がトヨタTF110をドライブ (F1通信)
2010年マシン発見!! ...中嶋一貴が走らせた (Response.jp)

トヨタの F1 撤退によってお蔵入りとなってしまった 2010 年仕様車「TF110」が、今頃になってそのヴェールを脱いでいます。
ドイツ・ケルンにある TMG(Toyota Motorsport GmbH)で中嶋一貴によるデモランが行われたようで、一貴本人の blog にもその話がそれとなくエントリーされていました。

中嶋一貴オフィシャルブログ | 脱・お蔵入り

製造された TF110 は 2 台あり、1 台がステファン GP からの依頼でレーシングレッドに塗装され、1 台はカーボン地のまま保管されているとのこと。なぜそれが今さら・・・と思いましたが、参戦 NG 決定後しばらく音沙汰のなかったステファン GP に関する噂がここにきて急にいろいろ出てきていたり、

ステファンGP、それともファンタジーGP? (F1通信)

F1 速報のモナコ GP でも「トヨタと一貴の夢を砕いたステファン GP 闇の正体」という恨み節たっぷりの特集で 2 ページを割いていたり、ここ 2~3 週間ほどの間で何かしら状況の変化があったのかもしれません。

ステファン GP はさておき、そんな TF110 がグラ特の最新号に独占特集されているという話だったので、買って読んでみました。

GRAND PRIX Special (グランプリトクシュウ) 2010 年 6 月号

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これすごいなー。今のところ他の商業誌や Web ではここまで写真点数の多い情報は掲載されていないので、まさに「独占特集」と呼ぶに相応しい内容になっています。特集の論調が「これがサーキットを走っていたら速かったに違いない」「返す返すもトヨタの撤退は残念だ、でも TMG はモータースポーツの未来のために戦い続ける!」的なややどうでもいい方向性でしたが(´д`)、それにしても近年の F1 で現行(相当)のマシンがここまで詳細に解説されたことはないはずで、そういう意味では F1 好きなら一読の価値がある特集だと思います。

私は F1 誌はグランプリごとに発行される F 速派で、グラ特は情報が遅めなのでたまーにしか買わないんですが、たまにこういう濃い特集をやってくれるから好きだなー。

投稿者 B : 01:10 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/05/17 (Mon.)

F1 モナコ GP 2010

モナコGP決勝:ウェーバー2戦連続優勝!レッドブル1-2フィニッシュ (GPUpdate.net)

伝統のモナコはスペインに続いてウェバーがポールトゥフィニッシュで完全勝利。同僚ヴェッテルすら寄せ付けない独走ぶりで、もしかして今季最速はヴェッテルじゃなくてウェバーでは・・・と思わされたレースでした。

24 台中完走 12 台(完走扱いは 15 台)という一見「荒れたレース」ですが、実際にリタイアしたのは新規参戦チームの 6 台+ウィリアムズ×2+ザウバー×2+ペトロフ+バトンという、バトン以外はほぼマシンかドライバーに不安があるチームということで、さほどサバイバルな印象もなく。また、アロンソがフリー走行でのクラッシュで予選出走できなかったことにより最後尾からのスタートになりましたが、下位チームとのスピード差があまりに大きすぎて「抜けないモナコで最後尾からオーバーテイクショーを見せる醍醐味」はあまりなく、どちらかというとピット戦略(SC 中にタイヤ交換義務を済ませてしまい、前方にマシンがいない状況でタイムを上げていく)で上位を狙っていく戦い方を見るのが面白かったことは事実です。この事実上「異なるクラスのマシンが同じサーキット上を走っている」というスーパー GT のような状況はあまり良くないよなあ・・・。

さておき、戦闘力の明らかに劣るマシンでフロントロウ獲得→表彰台フィニッシュを決めたクビサの奮闘ぶりには確かにドライバーズサーキットたるモナコの醍醐味を見せてもらいましたが、それ以外はスタート直後にレッドブルが 1-2 体勢を築いてからは、非常に単調なレースになってしまいました。レッドブルはヴェッテルが勝つレースよりもウェバーが勝つレースのほうが何故か単調ですよね・・・。

ドライバーズランキングはウェバーとヴェッテルが同ポイントで並び(勝利数でウェバーが首位)、レッドブルが今後チャンピオンシップを支配していこうかという構図が見えてきました。各チームが大きなアップデートを施したヨーロッパラウンドでレッドブルが 2 連勝を果たしたということは、いよいよマシンポテンシャルの差が決定的になってきたということかもしれません。もし 2 週間後のトルコ(ここもまたマシン性能の差が戦力の決定的差になる)でまたレッドブルが完勝するようなことがあれば、もうこれで今シーズンの趨勢は決まってしまうかもしれません。

投稿者 B : 01:00 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/05/09 (Sun.)

F1 スペイン GP 2010

今回も執筆時点で地上波放送前なので、ネタバレ防止策入れておきます。












スペインGP決勝:ウェーバー今季初優勝!2位アロンソ、3位ヴェッテル (GPUpdate.net)

カタロニアサーキットは雨になることが少なく、また PP を獲ったドライバーが優勝する確率が最も高いサーキット。ここ 3 戦は波乱が続きましたが、今回は開幕戦同様に「静かなレース」になりそうだなあ、と予想したところ、半分はその通りになりました。今季初めてポールシッターがそのままチェッカーを受けたという意味では、開幕戦バーレーン以上に波乱の少ないレースだったと言えるかもしれません。

が、一方で 2 位走行中だったハミルトンが残り 2 周でタイヤ(ホイール?)トラブルでコースオフ→リタイア、ヴェッテルも終盤にブレーキトラブルでスローダウン(したものの、何とか表彰台をキープ)、他にもバックマーカーの処理に絡んでアクシデントが続出するなど(これは個人的にはあまり歓迎すべきトラブルではないと思いますが)、2 位以下にはいろいろと見どころの多いレースでした。でも、こういう安定したコンディションだとバトンはやっぱり弱いなあ。シューマッハを結局最後まで抜きあぐねましたが、ハミルトンならどこかで一発ズバッ!と決めていただろうと思うと、その決定力の違いがチャンピオンシップに影響を与えそうな気がします。

次はもう来週、伝統のモナコ GP。ここはダウンフォースが強いクルマが速く、またドライバーの力量がハッキリ出てくるサーキットなので、相変わらずレッドブル・デュオが猛威をふるいそうな気配ですが、そこにフェラーリ/マクラーレン/メルセデスがどこまで絡めるか。あとこういうサーキットではクビサあたりがすごく良い仕事をしそうなので、そういった点も楽しみです。

投稿者 B : 23:47 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/04/18 (Sun.)

F1 中国 GP 2010

これ書いてる時点で地上波放送前なので、念のためネタバレ防止策入れておきます。












中国GP決勝:バトン今季2勝目!マクラーレン1-2フィニッシュ (GPUpdate.net)

3 戦連続で雨がらみとなったグランプリ。開幕 4 戦でバトンが 2 勝するなんて誰が予想していたでしょうか?少なくとも私は全然思っていませんでした(ぉ。オーストラリアでの勝利の後で私はバトンのことを見直したつもりでいましたが、正直まだ侮ってた(笑。

昨シーズン序盤の圧倒的にマシンパフォーマンスで有利な状況から先行逃げ切りを図る勝ち方と異なり、今年の 2 勝は天候を読み切っての作戦勝ち。オーストラリアでは真っ先にタイヤを換え、中国では雨が降ってもコース上にステイするという状況判断の勝利です。完全ドライで純粋な速さでの勝負となると僚友ハミルトンに後れを取る局面も少なくないですが、ウェットコンディションでの丁寧なドライビング(そういえば、ホンダ時代の初優勝のときもこんな勝ち方だった)なら、雨に強いドライバーが揃った現代の F1 の中でも右に出る者はいないかもしれません。もしかしたら今後はこういった「策士」的な勝ちっぷりが、バトンの持ち味となってくるのかも。

レースのほうも序盤から終盤まで微妙に勢いを変えながら降り続いたせいで、ほとんどタイヤを換えない派・ちょいちょい換える派が入り乱れて順位の変動が激しく、面白いレースになりました。ほとんど換えなかったバトンと頻繁に換えたハミルトンが 1-2 というのも、一概に「どっちが良い」と言えない微妙なコンディションであったことを裏付けています。また、晴れでも雨でも圧倒的な速さを持つと思われていたレッドブルが、タイヤに厳しいマシン特性ゆえにインターミディエイトタイヤのヘタりが早く、いつものスピードを出し切れなかったのも興味深いところ。
しかしほとんどピットストップのない(多くのレースでタイヤ交換義務の 1 回、サーキットとタイヤの相性によっては 2 回程度)今年のレギュレーションで、雨がらみでピット戦略がリザルトに大きな影響を及ぼすレースほど面白い、という状況もちょっと皮肉ですね。まあ、完全ドライなグランプリ自体、まだ開幕戦バーレーンでしか観てないわけで、もしかしたらドライでも面白いレースはあるかもしれませんが。やっぱりもうリバースグr(ry

あとどうしても残念なのはミハエルの現状ではないでしょうか。もちろん、3 年のブランク・40 代という年齢からくる衰え・引退前とは異なるレギュレーション・上位チームの戦力が拮抗した状況・若手の台頭・昨年(BGP001)ほど速くないメルセデス GP のマシンなど、いかにミハエルといえど簡単に勝てる環境ではないのも事実ですが、2005 年の鈴鹿のように若手にどんどんパスされていくミハエルを観るのもちょっと辛いものがあります。いっぽうでチームメイトのロズベルグは毎回それなりの成績を収めてもいますし・・・。やはり、一度引退したチャンピオンが復帰してもダメというジンクスは、いかにミハエルであっても覆せないのか。ま、復帰して簡単にチャンピオン獲られたら、他の現役ドライバーの実力がどうなのという話にもなるわけですが。

次は 3 週間後、ヨーロッパラウンドの幕開けとなるスペイン GP。各チームのマシンアップデートもあることでしょうし、また勢力図が書き換わるか。今のところメルセデスは絶対的な速さに、フェラーリとレッドブルは信頼性に難ありなので、意外とマクラーレンが安定してポイントを稼いできていますが、そのあたりがどう変わってくるか楽しみです。

投稿者 B : 23:50 | F1 | Season 2010 | コメント (2) | トラックバック

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