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2010/11/15 (Mon.)

F1 アブダビ GP 2010

アブダビGP決勝:ヴェッテルが逆転でワールドチャンピオンに!! - GPUpdate.net

アロンソ、ウェバー、ヴェッテル、ハミルトンの 4 人にチャンピオンの可能性を残したまま迎えた最終戦アブダビ GP。とはいえポイント上はアロンソが圧倒的有利、ヴェッテルの「サポート」があればウェバーにも勝ち目が。ハミルトンの可能性は数字上残っているというだけで、実質的には不可能に近く、ヴェッテルは 2007 年のライコネンのような状況になればあるいは・・・といったところ。2 人のドライバーのイコールコンディションを身上とするレッドブルの立場を考えれば、最終戦でもヴェッテルが当然のように優勝してウェバーが 2 位、アロンソが 3 位表彰台でそのままチャンピオンかな・・・?というのが私の予想でした。
が、そこは「ストップ&ゴー」系のヤス・マリーナサーキット。F ダクトの完成度が高く、ストレートが伸びるマクラーレンとルノーの 4 台が面白い具合に絡んできてくれました。まず予選はヴェッテル-ハミルトン-アロンソ-バトン-ウェバー-マッサの順。アロンソの後ろからのスタートでウェバーがチャンピオンに向けては苦しくなったのに加えて、アロンソもマクラーレンの 2 台に挟まれる形で「何か起きてもおかしくない」状況。案の定ノーポイントだけは避けたいアロンソは、スタートでバトンの先行を許してしまいます。

そしてシーズンを通して圧倒的な速さを誇ったレッドブル RB6 が、なぜかこのアブダビではウェバー車だけがまるで凡百の F1 カーになったかのように速さを失い、アロンソについていくのがやっと。予選でオプションタイヤを使い切ったこともあって早々にピットイン、したところからドラマが始まりました。
実際にはこの時点でウェバーのチャンピオンの可能性はほぼ消えていましたが、ピット戦略で交わされたくない、できればウェバーの前でゴールしたいアロンソが、タイヤのライフが残っているにも関わらずウェバーを追うようにタイヤ交換。結果、全車がタイヤ交換を終えた時点でアロンソはペトロフ(ルノー)の後ろ、7 位に。ウェバーはさらにその後ろ、8 位というオーダー。

いっぽう、このサーキットでも終始マシンの状態が良く、タイヤを労りながら走れるだけの余裕があったヴェッテルは、後続とのマージンをきっちり築き、ヴェッテルらしい勝ち方で完勝。優勝だけではチャンピオンになれない前提状況ながら、アロンソとウェバーが下位に沈んだことで、2007 年のライコネンと同様に 3 位からの逆転チャンピオンを獲得しました。

CS の解説で川井ちゃんも言ってましたが、今回のレースはまさに「攻めに行った者と守りに行った者の明暗」が出たなーというのが正直な感想。ウェバーはどう見てもここで勝てそうな気配がありませんでしたが、アロンソのほうは完全に「守りに入った」戦略が裏目に出てしまったと思います。ウェバーを牽制せずに前を見て、ヴェッテルを追いかける戦略をとっていれば、変なところでルノーに引っかかることもなく、チャンピオンになれるポイント圏内でレースを終えられた可能性は高かったはず。それをせずに中途半端な戦略でアロンソのレースを台無しにしたフェラーリは、今シーズン序盤にも同じようなミスを何度かやらかしていましたが、最後の最後にそれがまた出てしまいました。
また、シーズンのかなり早い時期から事実上「アロンソのチーム」としてナンバーワン体制が出来上がっていたにも関わらず、マッサがあまりアロンソのサポートとしての仕事を果たせていなかった(ドイツ GP でのチームオーダー問題と、モンツァでのハミルトン撃墜(ぉ)くらいか)ことも地味にポイント上は影響していたかと思います。今年のマッサの駄目っぷりは目に余るものがあり、私なら早々に契約解消してクビサあたりをセカンドドライバーに迎え入れたくなりそう。

ウェバーもウェバーで日本 GP くらいまではものすごく安定してポイントを積み重ねてきていたのに、韓国 GP でいよいよシーズン終盤に入ってくると途端に乱れ、自らのプレッシャーに敗れたのかなあ・・・という印象です。

いっぽうのヴェッテルについては、あの自滅したベルギー GP のときに「ヴェッテルが残りのシーズン中に成長してチャンピオンシップ争いに残るのか、今季はこのまま、メンタルを鍛えて来年再挑戦となるのか」ということを書きましたが、ベルギーでの惨敗から見事なまでに立ち直り、精神的に一回りも二回りも成長したように見えます。ベルギーの後、イタリア GP 以降の彼の成績は 4-2-1-R-1-1 位という立派なもの。リタイアは韓国でのエンジンブローのみ、シンガポールでの 2 位も予選の戦略失敗がなければ優勝していた可能性だってあったのだから、本当にもう「最後までひとつひとつ勝っていく」ことだけを考え、それを見事に実践してみせたヴェッテルの成長ぶりには刮目させられました。
逆に言えば、シーズン開幕から最後まで圧倒的に速いマシンを携え、チーム内でも十分なサポートを得られていたにも関わらず最後の最後で逆転チャンピオンという結果には疑問符の一つもつけたくなりますが、仮にこれでヴェッテルのメンタルが克服できたとするならば、あとはレッドブル自体のエンジニアリングの信頼性の問題になってくるでしょう。

こうして現在の F1 における間違いなく「最速のドライバー」が、「最強のドライバー」であるアロンソを下して初のチャンピオンに輝いたわけですが、おそらくヴェッテルは今後数年にわたってアロンソやハミルトンと鎬を削りながら、何度かチャンピオンに輝くことになると思います。特にアロンソとの関係はかつてのセナとプロストの関係とも重なって見える部分があり、何か新しい時代の幕開けさえ予感させられます。これでライコネンが戻ってきて、ハミルトンも加えて四つ巴(一応バトンとウェバーも加えてあげよう、六つ巴(笑))の争いが観られたらこんなに幸せなことはないのですが、それはちょっと叶わぬ願いかなあ。
でも、今年は本当に過去 20 年を遡ってもセナ・プロ時代くらいまで行かないとこれほどエキサイティングなシーズンはなかったと言うくらい、面白い一年でした。開幕戦で「こりゃ一年中高速パレード走行を観させられるハメになる」と思ったのが、全くの杞憂でしたね(笑。

来年はマルチディフューザーや F ダクトの禁止だけでなく、タイヤサプライヤーもブリヂストンからピレリに変更という、大きなテクニカルレギュレーションの変化が起こります。これはまた各チームの戦略分布図が塗り替えられ、昨年のブラウン GP のようなチームが現れないとも限りません。既に 4 ヶ月後に迫ったその開幕戦まで、しばしの休息といきましょう。

そして、浜島さんをはじめブリヂストンスタッフの皆さん、長い間お疲れさまでした。ありがとう!

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/11/08 (Mon.)

F1 ブラジル GP 2010

ブラジルGP予選 ポールポジションはヒュルケンベルグ!! - GPUpdate.net
ブラジルGP決勝 レッドブル1ー2でタイトル争いは最終戦へ - GPUpdate.net

2010 年シーズンも大詰めとなった F1、鈴鹿から 3 戦連続で雨絡みとなったブラジル GP。ウェットからドライに変わっていく路面状況での予選は今年一番面白い内容になりました。初めて走る路面の状況を読み切り、アタックのタイミングも完璧に決めたルーキー、ウィリアムズのニコ・ヒュルケンベルグがレッドブルに 1 秒以上の大差をつけて PP 獲得!それにヴェッテル、ウェバー、ハミルトン、アロンソと続くグリッド。
ここまでイマイチ目立つパフォーマンスを見せられておらず、今季限りで放出か?という噂も流れたヒュルケンベルグですが、ここに来て一気に株を上げました。不確定要素が重なったとはいえ走りで強い印象を与えることが最も重要な F1 で、この結果を残したことは来年に繋がるはず。テスト禁止レギュレーションで若手が経験を積めず、頭角を顕しにくい現状でもあるので、これが彼の F1 キャリアで良い方向に繋がっていくことを祈ります。

一転して決勝レースは退屈な展開。マシンのセットアップが決まらないヒュルケンベルグが序盤のうちにトップ 5 から脱落することは目に見えていましたが、スタート後すぐにヴェッテルとウェバーが 1-2 体制を築いてからは、生中継の時間が遅かったこともあり(日本時間で 0:50~)、睡魔との戦いになってしまったほど退屈なレースでした。まあそれがレッドブルの真骨頂、勝ちパターンではありますが・・・。

ポディウムはヴェッテル-ウェバー-アロンソという、実質チャンピオンシップを争っている 3 人で分け合う形になりました。今回のレースでは優勝がほぼ必須条件だったヴェッテル、少なくともアロンソの前でゴールしたかったウェバー、悪くてもウェバーの直後でゴールしておきたかったアロンソ、それぞれのチャンピオンシップにおける必要条件は満たした形のリザルト。ポイントはアロンソ 246pts、ウェバー 238pts、ヴェッテル 231pts という関係となり、チャンピオン決定は最終戦アブダビに持ち越されましたが、それぞれのチャンピオン獲得条件をざっと並べるとこんな感じ:

  • アロンソ: 1、2 位で他車の順位に関わらず戴冠。3、4 位の場合はウェバー 2 位以下で戴冠
  • ウェバー: 1 位でアロンソが 3 位以下の場合、2 位でアロンソ 5 位以下の場合に戴冠
  • ヴェッテル: 1 位でアロンソ 5 位以下かつウェバー 3 位以下の場合に戴冠
この 3 人が誰もポディウムに乗らない、ということは現在の勢力図を見る限りまずあり得ないと思われるので除外して良いでしょう。こうして見ると、アロンソはアブダビでかなり堅実な戦略でもチャンピオンの可能性が高く、圧倒的に有利な状況にあります。ハミルトンやクビサあたりがこの 3 人に絡んでくるとまた状況は変わりますが、ここ数戦ではレッドブルとフェラーリ(※ただしアロンソのみ)の速さが抜きん出ているので。

あと重要なファクターは「ヴェッテルがウェバーをアシストするかどうか」。アブダビでもブラジルと同様にヴェッテル-ウェバー-アロンソというオーダーになる可能性が高く、ここでヴェッテルがウェバーにポジションを譲ってアロンソを抑える役割に徹すれば、ウェバーがチャンピオンを獲得する可能性はグッと高まります。ただレッドブル自体がチームオーダーを否定する立場を取っていることを考えると、仮にドライバーズタイトルがかかっているとしても最後までそのスタンスは変わらないだろうなあ。
私がヴェッテルだったら「同じマシンに乗るチームメイトにチャンピオンを獲らせる(=自分が負けたことになる)くらいなら、違うチーム/マシンのドライバーに負けた方がマシ」と考えるかもしれません。1999 年のシューマッハーがまさにそうだったように(ハッキネンと最終戦までチャンピオン争いを繰り広げたアーバインをサポートせず、あえてハッキネンを勝たせるような走りをしたように見えた)、仮に自身のチャンピオンの可能性がなくなっても、ウェバーには譲らないだろうと思います(笑。

泣いても笑ってもあと 1 戦、アブダビ GP まではもう 1 週間を切っています。ブラジルからほぼ地球の裏側まで移動する F1 2010 最終戦も、目が離せそうにありません。

投稿者 B : 23:00 | F1 | Season 2010

2010/10/24 (Sun.)

F1 韓国 GP 2010

地上波ではこれから放送だと思うので、ネタバレ防止策入れておきます。












韓国GP決勝 アロンソ優勝、レッドブルは痛恨のダブルリタイア - GPUpdate.net

壮絶なレースでした。
まずはサーキットの舗装が完了したのがほんの 1 週間前。とはいえ F1 の強力なグリップでアスファルトが剥がれてしまうんじゃないか?という懸念もあったほどでしたが、何とか大きなアクシデントもなく開催されました。
が、日曜の決勝はウェットコンディション。舗装したての路面に油浮きがあったせいか、あるいは新造サーキットの割にグラベルやランオフエリアが少なく水はけが悪かったのか、とにかく路上に水が溜まる溜まる。セーフティカー先導によるローリングスタートをしたものの 3 周で赤旗中断、1 時間後にまた SC 先導で再スタートという流れになりました。

序盤、2 番手を走行していたウェバーがほんの少し縁石を踏み外したことでマシンのコントロールを失い、単独クラッシュ。ウェバーには痛恨のミスでしたが、これにより順位はヴェッテル-アロンソ-ハミルトンの順。このままゴールすればチャンピオンシップがさらなる接戦になる流れとなり、私も非常に興奮しました。
が、ただでさえ当初 15 時スタート(ヨーロッパでのテレビ中継時間を考慮して、遅めのスタートになっている)だったのが 1 時間遅れ、ウェットコンディションでラップタイムが遅かったことに加えて度重なる SC 導入・・・で日没までにレースが終了するかが争点に。55 周のラップのうち 75% にあたる 42 周を走りきればフルポイント、41 周以下で日没や天候を理由にレースが打ち切りになればハーフポイントという状況になり、チャンピオンシップ的にはここが大きな争点となります。
で、ちょうど 42 周を走りきったところで日が落ち始め、ドライバーからもブレーキングポイントが見えにくい状況になった瞬間、首位を走るヴェッテルのエンジンが派手にブロー!この瞬間、2 位を走っていたアロンソに 25 ポイント獲得の権利が転がり込みます。結局、ほぼナイトレースに近いくらい暗くなった時点で 55 周を走りきり、そのままチェッカー。

アクシデントやクラッシュが非常に多く、それにチャンピオン争いが絡むことで非常にエキサイティングなレースとなりましたが、ウェバーの単独事故はともかく、ヴェッテルのトラブルはアロンソにとっては棚ぼた・・・という単純なものではないでしょう。ウェットコンディションの中で自らリスクを冒しながらプッシュし続け、ヴェッテルにプレッシャーを与えたことが RB6 のトラブルを引き寄せたと言っても過言ではありません。アロンソが簡単にヴェッテルを逃がしていれば、ヴェッテルはそのままルノーエンジンを労りながらやすやすとトップチェッカーを受けていた可能性だってあります。そういう意味では、この結果はアロンソの粘りの勝利と言えるのではないでしょうか。

前線鈴鹿での大活躍によって一躍 F1 界のヒーローとなった小林可夢偉は、予選 12 番手という悪くないポジションながら、早めにウェットタイヤからインターミディエイトタイヤへ換装するギャンブルが失敗し、一時は大きく順位を下げました。しかし、今回のレースでは目立ったオーバーテイクシーンこそないながらも、目の前で 2 度起きた他車のクラッシュを冷静に躱し、スーティルトのバトルではマシンを軽くぶつけられながらも何とかコース上に留まって最終的には 8 位 4 ポイントを獲得。こういうときにきっちりポイントゲットできるのは、運もさることながら、ちゃんとレースの状況を把握してコントロールができているということなんでしょうね。これで今年の新人ドライバー中最高位をほぼ確実なものとしたのは、非常に喜ばしいことです。

さて、チャンピオンシップはこれで遂にアロンソが 231pts でトップに立ち、以下 11pts 差でウェバー、21pts 差でハミルトン、25pts 差でヴェッテルという形になりました。バトンまでは数字上は一応チャンピオンの可能性が残っていますが、もう事実上脱落だろうなあ。
レースは何が起こるか分からないので、次のブラジルではアロンソがリタイアしてしまう可能性だってあるとはいえ、これまでのフェラーリとレッドブルの信頼性の差を考えればどちらにその可能性が高いかは明らか。レッドブルはもうコース上でアロンソに勝つしかない状況だと思いますが、こうなってしまった以上チーム内のナンバーワンドライバーをどちらかに決めなければ、チームの総力をアロンソに注いでくるフェラーリを再び逆転するのは容易ではないでしょう。それでもあくまでレッドブルがイコールコンディションにこだわるか否か、それがチャンピオンシップの行方を左右しそうです。

ということで、次のブラジル GP は 2 週間後。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/10/13 (Wed.)

パナソニックが可夢偉とザウバーのスポンサーに?

パナソニック、ザウバーのスポンサーに? | ESPN F1

先日の日本 GP で鮮烈なオーバーテイク・ショーを見せつけてくれたことも記憶に新しい小林可夢偉ですが、ここ最近の善戦を受けてパナソニックが可夢偉とザウバーをスポンサードすることを検討している、という噂。パナソニックは昨年までトヨタ F1 を支援しており、可夢偉もそのトヨタのドライバーの一人でしたが、改めてスポンサードを検討しているとのこと。

ザウバーは現代 F1 では伝統あるチームで、今年フォースインディアからジェームス・キーを TD に招聘して戦闘力をアップ。とはいえ、今年型マシン C29 は昨年の BMW ザウバーの失敗作 F1.09 の進化版であり、ポテンシャル不足は否めません。今年のレッドブルや昨年のブラウン GP を見ても分かるとおり、ライバルチームがいかにアップデートを施してきても、シーズン当初からレギュレーションやタイヤとの相性が良い、基礎設計に優れたマシンを持ったチームにアドバンテージがあることは間違いない事実。でも、資金力さえあれば、当初から戦闘力の高いマシンを開発できる可能性は高まりますし、シーズン中のアップデートも継続しやすくなるため、このスポンサードが実現するならば、可夢偉にとって非常に大きな追い風になることでしょう。

ひとまず、来季に向けてこの縁談が前向きに進むことを期待します。

投稿者 B : 23:00 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/10/10 (Sun.)

F1 日本 GP 2010 決勝

日本GP公式予選:レッドブルが圧倒的な速さでフロントローを独占 - GPUpdate.net
日本GP決勝:レッドブルが1−2勝利、小林が驚異の追い上げで7位 - GPUpdate.net

予選から決勝まで 1 日でこなすことになった日本 GP。結果は予想どおりレッドブルの圧勝で、最初から最後までヴェッテル-ウェバーの布陣は崩れませんでした。予選にしても決勝にしてもおそらく余力を残してコントロールしながらの戦いだった様に見受けられ、いかに RB6 と鈴鹿の相性が良いかをまざまざと見せつけられたように思います。
また、夏休み前後は自らのメンタルの弱さで自滅することも多かったヴェッテルが、ここにきて非常に落ち着いた走りを見せ、顔つきもここ 1 ヶ月ほどでずいぶん変わってきたということが鈴鹿でハッキリと分かりました。一時はこのまま成長しなければ今年のチャンピオンへの挑戦権はないとまで思いましたが、この短期間で大きく成長してきましたね・・・。

3 番グリッドからスタートで 2 位にジャンプアップしたクビサがもし 3 位以下を封じ込めてくれればもう少し混戦になったかもしれませんが、スタート直後のセーフティカー導入中にマシントラブルで戦線離脱。これはちょっと残念でした。
チェッカーを受けたヴェッテル-ウェバー-アロンソ-バトン-ハミルトンという順位はそのまま現在の勢いの差とも言え、現時点で自力チャンピオンのなくなったバトンとハミルトンは(まだ可能性があるとはいえ)不利な状況に追い込まれました。まあ、ここ鈴鹿ではもともと 4-5 位がどう考えてもベストという前提ではありましたが・・・。

今回の日本 GP は序盤で(むしろ開幕する前から、表彰台の顔ぶれがほぼ予想できてしまい、そしてその通りの結果になりましたが、そんな中で圧巻だったのは小林可夢偉の走りを置いて他にないでしょう。14 位スタートから 7 位入賞という数字だけではなく、コース上で次々にライバルをオーバーテイクしていく様は鳥肌モノでした。間違いなくクルマの性能を 100% 引き出した走りで、アルグエルスアリ・スーティル・バリチェロ・ハイドフェルドをごぼう抜き。今回の鈴鹿でヘアピン席を取った人は歓喜したのではないでしょうか?
欲を言えば予選 Q2 で自らのミスによって 14 番グリッドに沈んでしまいましたが、タイム的には Q3 進出してミハエルの前からスタートしていてもおかしくない内容でした。あれで上位スタートできていればトップ 5 に続く 6 位を獲得できていたかもしれませんが、でも結果的にあれだけのオーバーテイクショーを見せてくれたことに感謝したいです。
来季はザウバー残留が決定していて、残りのシート状況(ザウバーよりも良いチームのシートはルノーくらいしか空いていない)を考えるとまあ妥当な選択だと思いますが、せめてもう少しスポンサーがついて良いマシンを開発できる環境を与えてあげてほしい。

さておき今シーズンも残り 3 戦、次のレースは初開催となる韓国 GP。まだサーキットが完成しておらず、FIA による最終審査が明日実施されるそうですが、このレースが混戦のチャンピオンシップに大きな影響を与えると思われるだけに、目が離せません。

投稿者 B : 18:00 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/10/09 (Sat.)

F1 日本 GP 2010 公式予選(は雨天順延)

土曜フリー走行:激しい雨でほとんど走行不可の中、トップはアルグエルスアリ - GPUpdate.net
<公式発表>日本GP公式予選は日曜日午前に延期 - GPUpdate.net

日本 GP の土曜日は雨。午前中のフリー走行もほとんどのクルマがまともに走れないという状況でしたが、予選はスタート時刻になっても雨の勢いがやまず、90 分経っても回復の見込みが立たなかったため日曜日に延期となりました。

Toro Rosso STR3 with Sebastian Vettel

[ Canon EOS 30D / Canon EF70-300mm F4-5.6 IS USM ]

私もずっとスカパー!で観ていたんですが、映るのはひたすら雨が路面を流れるようすばかり。つまらないので今年の優勝候補筆頭、ヴェッテルの 2008 年の富士での写真を一枚貼っておきます。

明日は今のところドライになる見込み、順当に行けば予選 Q2 では 2006 年のミハエル以来のコースレコードが出る可能性もあり、見ものです。

投稿者 B : 18:00 | EF70-300/F4-5.6 IS USM | EOS 30D | F1 | Photograph | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/10/08 (Fri.)

F1 日本 GP 2010 金曜フリー走行

FP1:トップはヴェッテル、2位ウェーバー、小林は14位 - GPUpdate.net
FP2:トップはヴェッテル、2位ウェーバー、小林は12番位 - GPUpdate.net
鈴鹿 土曜日は激しい雨の予報 - GPUpdate.net

いよいよ 2010 年の日本 GP が開幕。

初日のフリー走行では順当にレッドブルが 1-2 で好タイムをマーク。チームによってテストプログラムは異なるのでこのタイムだけで判断はできませんが、あまりにも順当すぎる結果(ウェバーよりヴェッテルのタイムが良いことまで含め)ではあります。
マクラーレンは 2 台とも FP1 でコースアウトを喫しており、ハミルトンに至ってはウォールにクラッシュ。マクラーレン特有のややピーキーなエアロ特性が路面や縁石乗り越え時に悪影響として出てきている可能性もあり、今後のセッティング次第ではあるけど決勝まで苦戦しそうな気配。
フェラーリはそれほど特筆すべきタイムを出せていないように見えますが、逆に何か隠し球を持っていそうで不気味な存在です。

昨年のトヨタでの金曜フリー走行以来の凱旋となった小林可夢偉は・・・イマイチぱっとしませんねえ。やはりマシンとサーキットの相性が良くないということだと思いますが、鈴鹿はコース上ではなかなか抜けないサーキット。ここは予選に照準を合わせてセットアップを詰めるべきところかと。

ただ明日の予選、鈴鹿はどうやら雨が降りそうなんですよね。雨の予選といえば 2005 年、私も現地に行って散々な目に遭った予選を思い出します(;´Д`)ヾ。現地では走る方も観る方も大変になることが予想されますが、2005 年はお陰で決勝がドラマチックな展開になりました。今年も、例えばヴェッテルが下位グリッドから劇的な逆転優勝なんてしてくれたら、こんなに面白いレースはないのですが・・・いずれにしても、楽しみです。

投稿者 B : 23:06 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/09/27 (Mon.)

F1 シンガポール GP 2010

シンガポールGP決勝:アロンソ2連勝!ハミルトンはリタイア - GPUpdate.net

チャンピオン争いも佳境に入ってきた中、シンガポールのナイトレースはアロンソがポールトゥフィニッシュで優勝を飾り、ポイントランキングでも 11 点差の 2 位に浮上しました。

レッドブル勢の予選でのまずい戦略に助けられた側面はあるものの、決勝では良いスタートを切った 2 位のヴェッテルを抑え込み、最後まで守りきったドライビングの勝利といって良いでしょう。
フェラーリの夏休み前後からのマシンパフォーマンスの伸びは目覚ましいものがありますね。マクラーレンのマシン性能が伸び悩んでいることもありますが、これといった特長もない代わりに優等生的なマシン特性がここにきて「どんなサーキットにも強い」という強みに変わりつつあります。トップスピードは速いけどコーナリングで劣るマクラーレン、逆にコーナーは速いけどスピードの伸びがないレッドブル、この 2 台に対してどのサーキットでも伍せるというのは、これだけ混戦になってくると大きい。もちろんアロンソのドライビングあってのものだとは思いますが。
ポディウムや公式会見の場でアロンソが醸し出す雰囲気はもはや「王者」を通り越して「王様」といったほうが相応しいくらいの貫禄を感じさせます(笑。ルノー時代のようにフェラーリがアロンソを中心に一体化したチームにまとまってきたことと、クルマが良くなってきたことで自信に満ちあふれた状況にあるからでしょうが、傍から見ていて現在最もチャンピオンに相応しいのは彼しかいないと思ってしまうほど。

いっぽうでウェバーに仕掛けた挙げ句接触でリタイアしてしまったハミルトンは痛恨のノーポイント。一応、ウェバーに対しては 20 ポイント差の 3 位につけていますが、ここでノーポイントというのは非常に痛い。もうマクラーレンに有利なサーキットがほとんど残っておらず、さらにマシン性能ではフェラーリに後れを取り始めた今、チャンピオンシップで最も窮地に立たされたのはマクラーレンの 2 人のような気がします。

ヴェッテルは・・・本来であればアロンソのポールトゥウィンはヴェッテルが果たしていたはず、と言っても過言ではないくらい、下馬評としては高かったのが、予選でのチーム戦略のまずさで 2 位がやっと。それでもウェバーとのポイント差を詰めることができたとはいえ、彼のチャンピオンへの挑戦権は鈴鹿で文句なしの完勝を果たして初めて与えられると言っていいでしょう。
いっぽうでウェバー。なんだかんだでセーフティカーを味方に付け、ピット戦略で 3 位表彰台。F1 のチャンピオンは「挑戦権のあるドライバーのうち、最もミスをしなかった者に与えられる」が近年のセオリーですから、このレースでもダメージを最小限にとどめたのは立派でしょう。ポイントランキングが示すとおり現在最もチャンピオンに近い存在であるのは間違いないですが、個人的には最近の流れを見るとアロンソかな・・・と感じています。

今回、山本左近がクリエンに HRT のシートを奪われたことでまた唯一の日本人ドライバーとなった可夢偉は・・・残念すぎる。クレバーなペースコントロールと果敢なオーバーテイクでポイント圏内に届いたところでのクラッシュ。単独クラッシュではありましたが、直前にミハエルと接触した影響も考えられます。状況が明らかになっていないところで推測を語ってもしょうがないですが、ミハエルはその後ハイドフェルドとも接触してセーフティカーの原因を作っていたり、先日のバリチェロとの一件もあることから、オーバーテイク絡みの心象は相変わらず良くないですね・・・。
さておき、可夢偉は走り自体は良いものを見せてくれているので、この勢いを保ったまま鈴鹿に臨んでくれることを期待します。

次は鈴鹿。いよいよ 2 週間後です。今年は(昨年に引き続き)現地には行けませんが、今年もチャンピオンシップが盛り上がったさなかで開催される日本 GP、今から楽しみです。

投稿者 B : 01:30 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/09/13 (Mon.)

F1 イタリア GP 2010

イタリアGP決勝:アロンソが優勝、ハミルトンはリタイア - GPUpdate.net

イタリア GP はアロンソが見事なポールトゥフィニッシュ!モンツァでフェラーリが優勝って何年ぶりだろう?それも、PP・優勝・ファステストラップのハットトリック達成。本国のティフォシは今夜は興奮して眠れないでしょう。

しかも、今回は前戦ベルギーでノーポイントに終わってしまったアロンソ、バトン、ヴェッテルの 3 人が 1-2-4 位、ハミルトンはオープニングラップでのリタイアでノーポイント、ウェバーは 6 位という真逆の展開。前回のレース後の感想として「チャンピオンシップはハミルトンとウェバーの 2 人に絞られたと言っていい」というようなことを書きましたがごめんなさい撤回します!!(ぉ
とはいえ今回はウェバーもちゃんとポイントを拾ってチャンピオンシップの首位に立ったし、RB6 がもっとも苦手とするモンツァを終えて、残りはレッドブルが得意とする種類のサーキットが多い上に、今回ポイント差を詰めた 3 人もまだ 20 ポイント以上離れているので、ウェバー・ハミルトン有利は変わりません。でも今回のようにノーポイントのレースが一つでもあれば、まだまだ分からないわけで。

そういう意味では、スタート直後にハミルトンを撃墜したマッサミサイル(ぉ)は件のチームオーダー以上に良い仕事をしたと思います。さすが、自他共に認めるセカンドドライバー(こら

あと今回印象に残ったのはバトンの速さ。正確にはバトン車の速さですね。ドラッグ低減のためにぺらぺらなウィングをつけることが常識となっているモンツァで、びっくりするくらい立てたウィングで、予選・決勝ともに 2 位とは。予選では同じクルマ(でもウィングは薄い)のハミルトンよりも速いタイムを叩き出し、決勝でもピット戦略のまずさでアロンソに交わされたとはいえ、スタートでアロンソに先行し、トップスピードで劣りながらもアロンソを抑え続けることができたのは、このウィングのお陰でしょう。まさに F ダクトさまさまといったところですが、従来の常識を打ち破る F1 の技術力すげー、と素直に感動しました。
あとバトンはやっぱりマシンのスタビリティが高いと滅法強いですね。私の記憶では、バトンとアロンソのマッチレースってバトンと第三期ホンダが初優勝した 2006 年のハンガリー GP くらいまで遡ります。あのときもウェットコンディションの中スムーズなドライビングでアロンソを追い立てたものでしたが、2007~2008 年のホンダのスタビリティ最低なマシンでは全然結果が出ず、去年のブラウン GP や今年のマクラーレンで良いクルマを与えられたら強い。戦闘力に劣るルノーでも結果を出し、むしろチームやマシン開発を引っ張っていくアロンソあたりとは好対照で、分かりやすい人だなーと思います(笑。ドライバーとしてはアロンソのようなストイックなタイプのほうが好き(2 連覇の頃はあまり好きじゃなかったけど、マクラーレンからルノーに出戻ったあたりで見直した)ですが、バトンもバトンで憎めない(笑。

さておき、ヨーロッパラウンドもこれにて終了。残すはアジア~南米~中東のフライアウェイ 5 戦のみ。ドライバーズポイントも 1 位のウェバーから 5 位のヴェッテルまで 25 ポイント差以内に収まっており、何かあれば一発逆転はありえる状況になりました。ナイトレースのシンガポール、我らが鈴鹿、初開催の韓国と興味深いグランプリが続きますが、いよいよ楽しいレースの秋がやってきた感じです。

投稿者 B : 01:30 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/08/30 (Mon.)

F1 ベルギー GP 2010

ベルギーGP決勝:ハミルトンが優勝、2位はウェーバー (GPUpdate.net)

今年も「スパ・ウェザー」に翻弄されたベルギー GP は、ハミルトンが完勝で今季 3 勝目。レースごとに目まぐるしく移り変わるポイントランキングでも首位につけました。

予選から荒れたこの週末の見所はいろいろありますが、それでも今回のベルギーはヴェッテルに引っかき回されたレースと言っても過言ではないでしょう。マシントラブル(フロントウィングの破損)でペースは上がらないけどストレートは速いバトンのマクラーレンをずっと抜きあぐねていたとはいえ、明らかなヴェッテルの過失でバトンを撃墜。その後もリウッツィに絡むなど、このレースでのヴェッテルは全く良いところナシ。
若さゆえのムラっ気の多さがここ数戦でもろに出ている印象で、計算上の可能性はまだまだ残っているとはいえ、この状態では今年はチャンピオンの資格はないでしょう。個人的にはヴェッテルは速くて分かりやすくて好きなドライバーですが、これではチャンピオンになれないことは、F1 の 60 年の歴史が物語っています。
「速いけど脆い」ライコネンのようなドライバーが大好きな私としては、ヴェッテルもこのままこの路線で行ってほしい気もしますが(笑、ヴェッテルが残りのシーズン中に成長してチャンピオンシップ争いに残るのか、今季はこのまま、メンタルを鍛えて来年再挑戦となるのか、しばらく見守りたいと思います。

逆にこのレースで勝ったハミルトンとダメージを最小限に抑えたウェバーのように混戦をきっちり勝てる、もしくはポイントをしっかり獲れるドライバーは強い。長いシーズンを経てチャンピオンになれるのは「速いドライバー」ではなく「強いドライバー」。個人的には、あと 6 戦残してはいますが、今年のチャンピオンシップはもうこの 2 人に絞られた、とこのレースでの戦いぶりをみて感じました。

残りレースで考えると、サーキット特性的にモンツァ・シンガポール・アブダビはマクラーレン有利、鈴鹿・ブラジルはレッドブル有利。初開催の韓国がどちら向きか分かりませんが、レイアウトを見る限りでは若干レッドブル有利?という気もします。つまり現時点では最終的にどちらが勝つか判断がつきかねるということですが(笑、現時点での私の予想としては、チーム力まで含めた総合戦力でハミルトン有利、に一票かな。

投稿者 B : 01:30 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/08/02 (Mon.)

F1 ハンガリー GP 2010

ハンガリーGP決勝:ウェーバーが優勝、2位アロンソ、3位ヴェッテル (GPUpdate.net)

レッドブルとフェラーリががっぷり四つになるかと思っていたハンガリー GP は、レッドブルが異次元の速さを見せつけました。ホッケンハイムでフェラーリの底力を見せつけられたレッドブルが、夏休み明け予定だったアップデートを前倒し投入した・・・という状況の変化もあったようですが、それにしても両チーム間で 1 秒ものラップタイム差が出てしまうとは、恐れ入った。

予選はもうヴェッテルの独壇場で、Q3 ではコースレコードすら樹立する速さ。CS の川井ちゃん曰く「レッドブルにとってハンガロリンクはもう中低速サーキットじゃない」と言わしめるほどでしたが、ヴェッテルはさらに速くてウェバーに 0.4 秒差をつけて文句なしの PP。チャンピオンシップポイントこそ拮抗していますが、ここまでくるとなんか全盛期のマクラーレンやウィリアムズ、フェラーリを彷彿とさせるものがあります。もちろんサーキットとの相性もあるので、高速サーキットになればマクラーレンとの差はもう少し縮まるでしょうが。

決勝はもしヴェッテルが最近の数戦のようにスタートで躓かなければこのままワンサイドゲームになるかな・・・と思ったものの、15 周を過ぎたところでコース上にリウッツィの落としたパーツが原因で SC 導入。これが混乱の幕開けとなりました。
まずは SC きっかけで一斉にピットインが始まり、ここでルノーのピットクルーのミスでピットアウトするクビサとピットインしてくるスーティルが接触。その脇を抜けていった炉図ベルグのメルセデスには右リヤタイヤがちゃんと装着されておらず、ピットアウト直後にホイールごと脱落。いっぽうでヴェッテルは SC ラン中のレギュレーション違反(前方のクルマとの間隔を一定以上開けすぎてはいけない)でドライブスルーペナルティを喰らい、ウェバーは SC 走行中にコース上に残ったためにペースを上げてピットインの時間を稼いでおかなくてはならず、この 2 台の後方を走っていたアロンソはピットでレッドブルを交わすためにプッシュしなければならず・・・ということで、そこからは 3 台がお互いが見えない中での予選さながらのアタックラップを連発。正直、今のテクニカルレギュレーションではマシン性能が近い 2 台がコース上でオーバーテイクを発生させることは容易ではなく、むしろこういうタイムレース的な要素が出てきたほうが俄然面白くなります。

結果、スタート時に履いていたオプションタイヤが予想以上にもったウェバーがスパートに成功し、それぞれのピット/ペナルティ義務を終えた時点でウェバー-アロンソ-ヴェッテルという体勢に。ヴェッテルは最後の 3 周までアロンソに仕掛けていきましたが、結局そのままゴールとなりました。

ポイントリーダーのハミルトンがギヤボックストラブルでリタイア、2 位のバトンも 8 位に留まったため、チャンピオンシップは現時点でウェバーがトップ、以下ハミルトン-ヴェッテル-バトン-アロンソまでが 20 点以内に並ぶという、接戦続きの近年でも特に面白い状況となって F1 は夏休みを迎えます。今月末からは途中シンガポールを挟みつつもスパ、モンツァ、鈴鹿という高速サーキットが続くこともあり、必ずしもレッドブル有利とは言えない戦いが続くはず。今季もできれば最終戦近くまでもつれてほしいなあ・・・と思いつつ、我々も 4 週間の F1 夏休みといきましょうか。

投稿者 B : 01:45 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/07/26 (Mon.)

F1 ドイツ GP 2010

ドイツGP決勝 フェラーリが開幕戦以来の1ー2! (GPUpdate.net)
フェラーリ チームオーダーに10万ドルの罰金 (GPUpdate.net)

ドイツ GP はフェラーリが開幕戦以来となる 1-2 フィニッシュで完勝。アロンソはこのレースの前に「まだチャンピオンシップを諦めない」というコメントを出していましたが、それが建前ではなかったことを証明した形になりました。確かにシルバーストンではセーフティカーのあやで順位を落としましたが、パフォーマンス自体は悪くなかったので、マシンのアップデートがうまくいったということでしょう。

ただ問題になったのがチームオーダー。PP のヴェッテルがスタートに失敗し、さらにアロンソを意識しすぎたことで却ってマッサ・アロンソの先行を許してしまい、ここでレースがほぼ決まってしまいました。そしてレース全般を通じてアロンソはマッサを上回るペースを見せ、終盤でマッサ担当エンジニアのロブ・スメドレイからあからさまなチームオーダーの伝達。マッサはストレートの真ん中で明らかにペースを落とし、アロンソにポジションを譲りました。

様々な批判はあるでしょうが、フェラーリの立場に立てば個人的にはこの判断は正しかったと思います。終盤はヴェッテルが力強い追い上げを見せており、アロンソがマッサに「引っかかって」いる状況が長く続けばヴェッテルに好機を与えていた可能性が高い。ポディウムの中央を確実に手に入れるためには、間違った判断ではなかったと思います。ただマッサももう少し抜かれどころを考えようよ、とは思いましたが、そこから数周あからさまにペースを落としたのも含め、抗議の意味があったのかもしれません。
チームとしては比較上明確にチャンピオンの可能性が高いアロンソを優先するのは当然の判断でしょうし、開幕戦の優勝~中国 GP での「ピットイン・オーバーテイク事件」に至って二人の格の違いが決定的になったような気もしているので、レギュレーションを考慮しなければ私は今回のフェラーリの判断は支持します。そもそもレギュレーションにしたって「どこからどこまでがチームオーダーか」の線引きもあいまい。今回のように無線のやりとりやペースダウンがあからさまでもなければ判断できないし、チームオーダーを出すか二人のドライバーに対等にレースをさせるかは各チームの方針で良い(つまり、スポーティングレギュレーションにチームオーダーに関する条項はなくて良い)んじゃないかと。まあ、チーム内で禍根を残さないように、各チームで「どういう状況でどちらを優先するか」は明確にしておくべきかと思いますが。

さておき、今シーズン後半戦に向けてマクラーレンとレッドブルのガチンコになるかと思われた勢力図に、フェラーリが 2 勝目で改めて名乗りを上げた格好になりました。サーキットとの相性もあるのでフェラーリがこの勢いを保つとは限りませんが、そうでなくては面白くない。次は 1 週間後のハンガリー GP、低速かつタイヤに厳しいサーキットなので、マクラーレンよりはフェラーリやレッドブルにアドバンテージがありそうです。いずれにしても雨さえ降らなければ PP が圧倒的有利なコースなので、予選に注目です。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/07/12 (Mon.)

F1 イギリス GP 2010

イギリスGP決勝:ウェーバーが優勝、ハミルトンが2位、小林6位 (GPUpdate.net)

イギリス GP はマシン性能の圧倒的なアドバンテージでレッドブルが文句なしの 1-2 を決めるか・・・と思いきや、スタート直後のチームメイトバトルでヴェッテルが脱落し、ウェバーが今季 3 勝目。

このチームメイトバトルは遺恨を残しそうですね。トルコ GP での「同士討ち」に比べれば普通に起こり得るレーシングインシデントという状況ではありますが、確執が深まっている中だけに、後を引きそうな気がします。2007 年のベルギー GP で、アロンソとハミルトンがスタート直後のオー・ルージュで接触し、アロンソがコース外に弾き出されたときの状況に近いものを感じます。

でもこのお陰でレースは面白いものになりました。ヴェッテルが接触でタイヤをパンクさせて即ピットイン、そのままプライムタイヤに履き替えて最後まで走りきる作戦にスイッチ。最後尾からどこまで追い上げるか見物でしたが、途中でセーフティカーが入ったこともあって、一時はあわや周回遅れという状況から、最終的には 7 位フィニッシュ。15 位~8 位くらいまでの追い上げは、まるでフェラーリラストランのときのミハエルを見ているようでした。

また、今回は分が悪いかと思われていたマクラーレンもレースではかなり健闘。ハミルトンが 2 位フィニッシュしただけでなく、予選 Q2 脱落してしまったバトンも気がつけば 4 位。
今年のマクラーレン、バトンとハミルトンというコンビは実にいいですね。チャンピオン争いが佳境に入っていないからというのもあるかもしれませんが、二人の関係が今のところフェアなだけでなく、バトンとハミルトンで戦い方が対照的なため、どちらかがイマイチなときでもどちらかは必ず良いという、バランスの良い戦い方ができています。アグレッシブに攻めていくハミルトンに対して、戦略でスルスル順位を上げるバトン、というコントラストも見ていて面白い。

一方で、フェラーリはチームとしてかなりダメになってきている印象がさらに強くなってきました。マッサがシャキッとした走りをグランプリ全体を通してできていないのは以前からですが、アロンソが走り自体は悪くないのにチームの戦術がまずいせいでポジションを失ったりペナルティを受けたりするレースがあまりにも多すぎる。今回のドライブスルーペナルティも、ピットがちゃんとシケインカット後の対処(カットで抜いてしまったクビサをいったん前に出す)を指示していれば、実質ノーダメージで済んだのに(まああれはアロンソもそう判断すべきだった気はしますが)。
フェラーリはミハエルとジャン・トッド脱退後からラテン系チームへの回帰を目指しているようですが、現在のようなずさんなレース運営しかできないのであれば、やはりミハエル全盛期のように、アロンソを中心としたロジカルなチームを再度目指すべきなんじゃないでしょうか。

それにしてもこのレースの白眉は小林可夢偉でしょう。最近はマシンのセットアップにも本人の走りにもかなり安定感が出てきて、ポテンシャル的には厳しいマシンでも常にポイント圏内を走れる状況が作れるようになってきました。フェラーリ・メルセデスと中位グループの差が小さくなってきたこともありますが、可夢偉とチームとの間でうまくコミュニケーションや信頼関係が確立できているということなんじゃないでしょうか。
可夢偉も昨年のデビュー当時はアグレッシブさと危うさが紙一重な印象が強かったですが、ここ数レースでアグレッシブさと冷静さのバランスが如実に良くなってきましたね。所属するチームや与えられるマシン次第なのは F1 の常ですが、これはこのまま成長すると佐藤琢磨以上の結果を残す日本人ドライバーになれる可能性は高いのではないでしょうか。来年はより戦闘力のあるチームからお声がかかる希望も持てそうです。

そういえば、今回からヒスパニアでレースドライバーに復帰した山本左近。テストドライバーとしてもほとんど走れていない状況での復帰だったので、最下位フィニッシュでも完走できただけマシだったといったところでしょうか。個人的にはブルーノ・セナが降ろされてしまったことは哀しいですが、左近にも可夢偉に続くべくがんばってほしいところです。

投稿者 B : 01:44 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/06/28 (Mon.)

F1 ヨーロッパ GP 2010

ヨーロッパGP決勝:ヴェッテルが6戦ぶりの勝利、小林が7位入賞 (GPUpdate.net)
9人のドライバーに5秒加算のペナルティ (GPUpdate.net)

ヨーロッパ GP は久々にトラブルに見舞われなかったヴェッテルが完勝で今季 2 勝目。これでヴェッテル、ウェバー、ハミルトン、バトンの 4 人が 2 勝ずつで並び、混戦のままシーズン後半を迎えることになります。

レースは序盤にウェバーとコヴァライネンがあわやという大クラッシュ。幸いにして大事には至りませんでしたが、観ていてもヒヤリとする一瞬でした。そしてここで投入されたセーフティカーがリザルトに大きな影響を与えることに。
SC 導入直後に SC を「抜いてしまった」ハミルトンにはドライブスルーペナルティが科されましたが、審議に時間がかかりすぎ、ペナルティが出たタイミングが遅かったことで、ペナルティ実施後もハミルトンのポジションは変わらず 2 位。いっぽうで SC 直前までハミルトンのすぐ後ろを走っていたアロンソは最終的に 9 位。また、他に 9 名のドライバーに対して SC のインラップでの速度違反の裁定が下されたものの、「レース後審議」でレースタイムに 5 秒加算のペナルティ。ペナルティ適用のタイミングが遅すぎたり、実際に見えている順位と最終リザルトが変わってしまったりするのは、観客の立場ではレースのエキサイティングさを削がれてしまうので、やめていただきたい。テクニカルレギュレーション以上にスポーティングレギュレーションの解釈に幅があり、スチュワードの判断でいかようにもなってしまうのが問題なのだとは思いますが。

また、ザウバーの小林可夢偉はこの SC 中にあえてステイを選択したことで、一時は 3 位を走行。タイヤ交換の義務を果たしていない状況での 3 位だったので、最終的にはポジションを落とすことは見えていましたが、マクラーレンのバトンを抑えての 3 位走行は立派。そして終盤のタイヤ交換直後、グリップの良いオプションタイヤで果敢に攻め、最後の 3 周でアロンソとブエミをオーバーテイクして堂々の 7 位入賞。昨年のアブダビ GP で新チャンピオンのバトンを抜いたとき以来の快哉を叫びました。
ただこれもスカパー!の実況では「9 台のペナルティがレースタイムへの 20 秒加算だった場合、可夢偉は 4 位の可能性あり」と解説されていたので、変な期待を抱いてしまいました。これもペナルティの基準が明確化されていないのが原因でしょうが・・・。

しかしこのヴァレンシアの公道コースは景色は良いけどレースが単調になる傾向が強いですね。ウェバーのクラッシュには驚きましたが、それ以降は動きの少ないレースで、疲れていたこともあって何度か気を失っていました(´д`)。最後の最後に可夢偉のオーバーテイクで目を覚まされましたが、見どころはその程度。個人的にはスペインで 2 グランプリ開催するくらいなら、サンマリノやフランスを復活させてほしいんですが・・・。

投稿者 B : 21:57 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/06/14 (Mon.)

F1 カナダ GP 2010

カナダGP決勝:ハミルトンが優勝、マクラーレンが1-2勝利 (GPUpdate.net)

カナダ GP はトルコに続いてハミルトンが勝利。マクラーレンが 2 戦連続の 1-2 フィニッシュを決めました。

予選ではいつもどおりにウェバーとヴェッテルがしのぎを削り、レッドブルの今シーズン全戦 PP 記録が続くか、と思われたところでハミルトンがトップタイムを奪取。とはいえ、軽量化のために燃料を本当にギリギリしか搭載しない状態でのアタックで、予選終了後はそのままストップしてしまうような状態だったので、これは決勝に向けてはレッドブルに余力ありかな・・・と予想しましたが、その通りにはなりませんでした。

カナダ GP はトルコに続いてハミルトンが勝利。マクラーレンが 2 戦連続の 1-2 フィニッシュを決めました。

予選ではいつもどおりにウェバーとヴェッテルがしのぎを削り、レッドブルの今シーズン全戦 PP 記録が続くか、と思われたところでハミルトンがトップタイムを奪取。とはいえ、軽量化のために燃料を本当にギリギリしか搭載しない状態でのアタックで、予選終了後はそのままストップしてしまうような状態だったので、これは決勝に向けてはレッドブルに余力ありかな・・・と予想しましたが、その通りにはなりませんでした。

決勝はチームによってタイヤ戦略が分かれ、レッドブルはプライム(ハード側)タイヤ、マクラーレンとフェラーリはオプション(ソフト側)タイヤでのスタート。序盤にオプション勢がプライムへのタイヤ交換を行った時点でレッドブルが見かけ上の 1-2 体勢となり、レースは久しぶりの「見えない相手との戦い」に。しかし中盤までは順調にペースを保っていたように見えたレッドブルが思った以上にペースを伸ばせなかったこと、逆にマクラーレンの 2 台+アロンソのペースが良かったことで、最後のピットストップを終えた時点でレッドブルは 4-5 位がやっと。逆にマクラーレンはバックマーカーの処理の隙に先行するアロンソを相次いで交わし、1-2 フィニッシュを決めました。

カナダ GP の舞台であるジル・ヴィルヌーヴサーキットは典型的なストップ&ゴー、もともと直線スピードに勝るマクラーレンに有利だったことに加え、毎年複数回は投入されるセーフティカーが今年は皆無だったこと(SC が入ると状況がリセットされるため、それを前提とした柔軟性のある戦略を立てる必要があるけど、もし何も起こらなかった場合は無駄なマージンになる)などの状況もありますが、やはりこういうレースでのマクラーレンの「強さ」は際立ってますね。マシンが純粋に速いのはまだまだレッドブルですが、組織力まで引っくるめるとマクラーレンのチャンピオンシップにおける勝ち目はありそう。現時点ではドライバーズポイントもマクラーレンが 1-2 になっていて、今のところ 5 位のヴェッテルまでにチャンピオンシップへの挑戦権がありそうに見えます(4 位のアロンソは奮闘しているけど、実際には厳しいか)。

昨シーズンはブラウン GP の独走に待ったをかけたのはレッドブルでしたが、今年はそのレッドブルの独走を阻むマクラーレンという構図。やはり対抗軸がいたほうが盛り上がりますね。次のバレンシアから舞台はまたヨーロッパに戻り、F1 の熱い夏が始まります。

投稿者 B : 22:58 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/05/31 (Mon.)

F1 トルコ GP 2010

トルコGP決勝:マクラーレン1ー2!ヴェッテルが相打ちでリタイア! (GPUpdate.net)

ここでもレッドブルが圧倒的な速さを見せつけるかと思われたトルコ GP。でも実際にはマシンアップデートの効果とコースとの相性か、マクラーレンが予想以上の速さでレッドブルとほぼ互角と言えるレースをし、結果的に 1-2 フィニッシュで締めくくりました。

レッドブルは序盤から 1-3~1-2 体勢を築き、よもやウェバーが得意の先行逃げ切りで 3 連勝を決めるかという状況ながら、マクラーレン勢のプレッシャーからヴェッテルがウェバーをオーバーテイクしようとしたところで両者接触。ヴェッテルはそのままリタイア、ウェバーはいったんピットインしたため 3 位に転落。その後は一度だけハミルトン・バトンのバトルがあったものの、マクラーレンが盤石の走りで 1-2 を奪取。やっぱりチームメイトバトルは燃える(ぉ。

しかしここ数戦から言われていたヴェッテルとウェバーの確執、というのもメディアがそういう構図で見せたがるからだろ、とあまり気にしていなかったんですが、今回のは少なからぬ禍根を残すだろうなー。国際映像ではリタイア直後にはそうとうキレていたヴェッテルが、ガレージに戻ってきてからはむしろプレスを窘めるような素振りを見せていたとはいえ、これからシーズンが佳境に入ってくると(本人たちが望むと望まざるに関わらず)じわじわといろんなところに影響が出てくるのではないかと思います。

勢力図的にはレッドブルとマクラーレンが拮抗、フェラーリとメルセデスは少し置いて行かれ気味(サーキットにもよるけど)という感じですが、チャンピオンシップもそろそろこの 4 人に絞られ始めているのかも。

次のレースは 2 週間後、北米大陸に舞台を移してカナダ GP。放送時間が遅いからリアルタイム観戦はちょっときついんだよなあ(´д`)。

投稿者 B : 01:30 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/05/25 (Tue.)

TOYOTA TF110

中嶋一貴がトヨタTF110をドライブ (F1通信)
2010年マシン発見!! ...中嶋一貴が走らせた (Response.jp)

トヨタの F1 撤退によってお蔵入りとなってしまった 2010 年仕様車「TF110」が、今頃になってそのヴェールを脱いでいます。
ドイツ・ケルンにある TMG(Toyota Motorsport GmbH)で中嶋一貴によるデモランが行われたようで、一貴本人の blog にもその話がそれとなくエントリーされていました。

中嶋一貴オフィシャルブログ | 脱・お蔵入り

製造された TF110 は 2 台あり、1 台がステファン GP からの依頼でレーシングレッドに塗装され、1 台はカーボン地のまま保管されているとのこと。なぜそれが今さら・・・と思いましたが、参戦 NG 決定後しばらく音沙汰のなかったステファン GP に関する噂がここにきて急にいろいろ出てきていたり、

ステファンGP、それともファンタジーGP? (F1通信)

F1 速報のモナコ GP でも「トヨタと一貴の夢を砕いたステファン GP 闇の正体」という恨み節たっぷりの特集で 2 ページを割いていたり、ここ 2~3 週間ほどの間で何かしら状況の変化があったのかもしれません。

ステファン GP はさておき、そんな TF110 がグラ特の最新号に独占特集されているという話だったので、買って読んでみました。

GRAND PRIX Special (グランプリトクシュウ) 2010 年 6 月号

B003JNJS9O

これすごいなー。今のところ他の商業誌や Web ではここまで写真点数の多い情報は掲載されていないので、まさに「独占特集」と呼ぶに相応しい内容になっています。特集の論調が「これがサーキットを走っていたら速かったに違いない」「返す返すもトヨタの撤退は残念だ、でも TMG はモータースポーツの未来のために戦い続ける!」的なややどうでもいい方向性でしたが(´д`)、それにしても近年の F1 で現行(相当)のマシンがここまで詳細に解説されたことはないはずで、そういう意味では F1 好きなら一読の価値がある特集だと思います。

私は F1 誌はグランプリごとに発行される F 速派で、グラ特は情報が遅めなのでたまーにしか買わないんですが、たまにこういう濃い特集をやってくれるから好きだなー。

投稿者 B : 01:10 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/05/17 (Mon.)

F1 モナコ GP 2010

モナコGP決勝:ウェーバー2戦連続優勝!レッドブル1-2フィニッシュ (GPUpdate.net)

伝統のモナコはスペインに続いてウェバーがポールトゥフィニッシュで完全勝利。同僚ヴェッテルすら寄せ付けない独走ぶりで、もしかして今季最速はヴェッテルじゃなくてウェバーでは・・・と思わされたレースでした。

24 台中完走 12 台(完走扱いは 15 台)という一見「荒れたレース」ですが、実際にリタイアしたのは新規参戦チームの 6 台+ウィリアムズ×2+ザウバー×2+ペトロフ+バトンという、バトン以外はほぼマシンかドライバーに不安があるチームということで、さほどサバイバルな印象もなく。また、アロンソがフリー走行でのクラッシュで予選出走できなかったことにより最後尾からのスタートになりましたが、下位チームとのスピード差があまりに大きすぎて「抜けないモナコで最後尾からオーバーテイクショーを見せる醍醐味」はあまりなく、どちらかというとピット戦略(SC 中にタイヤ交換義務を済ませてしまい、前方にマシンがいない状況でタイムを上げていく)で上位を狙っていく戦い方を見るのが面白かったことは事実です。この事実上「異なるクラスのマシンが同じサーキット上を走っている」というスーパー GT のような状況はあまり良くないよなあ・・・。

さておき、戦闘力の明らかに劣るマシンでフロントロウ獲得→表彰台フィニッシュを決めたクビサの奮闘ぶりには確かにドライバーズサーキットたるモナコの醍醐味を見せてもらいましたが、それ以外はスタート直後にレッドブルが 1-2 体勢を築いてからは、非常に単調なレースになってしまいました。レッドブルはヴェッテルが勝つレースよりもウェバーが勝つレースのほうが何故か単調ですよね・・・。

ドライバーズランキングはウェバーとヴェッテルが同ポイントで並び(勝利数でウェバーが首位)、レッドブルが今後チャンピオンシップを支配していこうかという構図が見えてきました。各チームが大きなアップデートを施したヨーロッパラウンドでレッドブルが 2 連勝を果たしたということは、いよいよマシンポテンシャルの差が決定的になってきたということかもしれません。もし 2 週間後のトルコ(ここもまたマシン性能の差が戦力の決定的差になる)でまたレッドブルが完勝するようなことがあれば、もうこれで今シーズンの趨勢は決まってしまうかもしれません。

投稿者 B : 01:00 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/05/09 (Sun.)

F1 スペイン GP 2010

今回も執筆時点で地上波放送前なので、ネタバレ防止策入れておきます。












スペインGP決勝:ウェーバー今季初優勝!2位アロンソ、3位ヴェッテル (GPUpdate.net)

カタロニアサーキットは雨になることが少なく、また PP を獲ったドライバーが優勝する確率が最も高いサーキット。ここ 3 戦は波乱が続きましたが、今回は開幕戦同様に「静かなレース」になりそうだなあ、と予想したところ、半分はその通りになりました。今季初めてポールシッターがそのままチェッカーを受けたという意味では、開幕戦バーレーン以上に波乱の少ないレースだったと言えるかもしれません。

が、一方で 2 位走行中だったハミルトンが残り 2 周でタイヤ(ホイール?)トラブルでコースオフ→リタイア、ヴェッテルも終盤にブレーキトラブルでスローダウン(したものの、何とか表彰台をキープ)、他にもバックマーカーの処理に絡んでアクシデントが続出するなど(これは個人的にはあまり歓迎すべきトラブルではないと思いますが)、2 位以下にはいろいろと見どころの多いレースでした。でも、こういう安定したコンディションだとバトンはやっぱり弱いなあ。シューマッハを結局最後まで抜きあぐねましたが、ハミルトンならどこかで一発ズバッ!と決めていただろうと思うと、その決定力の違いがチャンピオンシップに影響を与えそうな気がします。

次はもう来週、伝統のモナコ GP。ここはダウンフォースが強いクルマが速く、またドライバーの力量がハッキリ出てくるサーキットなので、相変わらずレッドブル・デュオが猛威をふるいそうな気配ですが、そこにフェラーリ/マクラーレン/メルセデスがどこまで絡めるか。あとこういうサーキットではクビサあたりがすごく良い仕事をしそうなので、そういった点も楽しみです。

投稿者 B : 23:47 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/04/18 (Sun.)

F1 中国 GP 2010

これ書いてる時点で地上波放送前なので、念のためネタバレ防止策入れておきます。












中国GP決勝:バトン今季2勝目!マクラーレン1-2フィニッシュ (GPUpdate.net)

3 戦連続で雨がらみとなったグランプリ。開幕 4 戦でバトンが 2 勝するなんて誰が予想していたでしょうか?少なくとも私は全然思っていませんでした(ぉ。オーストラリアでの勝利の後で私はバトンのことを見直したつもりでいましたが、正直まだ侮ってた(笑。

昨シーズン序盤の圧倒的にマシンパフォーマンスで有利な状況から先行逃げ切りを図る勝ち方と異なり、今年の 2 勝は天候を読み切っての作戦勝ち。オーストラリアでは真っ先にタイヤを換え、中国では雨が降ってもコース上にステイするという状況判断の勝利です。完全ドライで純粋な速さでの勝負となると僚友ハミルトンに後れを取る局面も少なくないですが、ウェットコンディションでの丁寧なドライビング(そういえば、ホンダ時代の初優勝のときもこんな勝ち方だった)なら、雨に強いドライバーが揃った現代の F1 の中でも右に出る者はいないかもしれません。もしかしたら今後はこういった「策士」的な勝ちっぷりが、バトンの持ち味となってくるのかも。

レースのほうも序盤から終盤まで微妙に勢いを変えながら降り続いたせいで、ほとんどタイヤを換えない派・ちょいちょい換える派が入り乱れて順位の変動が激しく、面白いレースになりました。ほとんど換えなかったバトンと頻繁に換えたハミルトンが 1-2 というのも、一概に「どっちが良い」と言えない微妙なコンディションであったことを裏付けています。また、晴れでも雨でも圧倒的な速さを持つと思われていたレッドブルが、タイヤに厳しいマシン特性ゆえにインターミディエイトタイヤのヘタりが早く、いつものスピードを出し切れなかったのも興味深いところ。
しかしほとんどピットストップのない(多くのレースでタイヤ交換義務の 1 回、サーキットとタイヤの相性によっては 2 回程度)今年のレギュレーションで、雨がらみでピット戦略がリザルトに大きな影響を及ぼすレースほど面白い、という状況もちょっと皮肉ですね。まあ、完全ドライなグランプリ自体、まだ開幕戦バーレーンでしか観てないわけで、もしかしたらドライでも面白いレースはあるかもしれませんが。やっぱりもうリバースグr(ry

あとどうしても残念なのはミハエルの現状ではないでしょうか。もちろん、3 年のブランク・40 代という年齢からくる衰え・引退前とは異なるレギュレーション・上位チームの戦力が拮抗した状況・若手の台頭・昨年(BGP001)ほど速くないメルセデス GP のマシンなど、いかにミハエルといえど簡単に勝てる環境ではないのも事実ですが、2005 年の鈴鹿のように若手にどんどんパスされていくミハエルを観るのもちょっと辛いものがあります。いっぽうでチームメイトのロズベルグは毎回それなりの成績を収めてもいますし・・・。やはり、一度引退したチャンピオンが復帰してもダメというジンクスは、いかにミハエルであっても覆せないのか。ま、復帰して簡単にチャンピオン獲られたら、他の現役ドライバーの実力がどうなのという話にもなるわけですが。

次は 3 週間後、ヨーロッパラウンドの幕開けとなるスペイン GP。各チームのマシンアップデートもあることでしょうし、また勢力図が書き換わるか。今のところメルセデスは絶対的な速さに、フェラーリとレッドブルは信頼性に難ありなので、意外とマクラーレンが安定してポイントを稼いできていますが、そのあたりがどう変わってくるか楽しみです。

投稿者 B : 23:50 | F1 | Season 2010 | コメント (2) | トラックバック

2010/04/05 (Mon.)

F1 マレーシア GP 2010

マレーシアGP決勝:ヴェッテルが今季初優勝!ウェーバー2位 (GPUpdate.net)

早くも 3 戦目を迎えた 2010 年の F1 グランプリ、マレーシア GP はレッドブルが今季初の 1-2 で完勝。ここまで他チームから頭一つ抜けた速さを見せておきながら、信頼性の欠如で勝てるレースを落としてきたレッドブルがようやくその本領を発揮しました。

とだけ書くとワンサイドゲームで面白くないレースだったような印象ですが、実際のレースは面白かった!なんたって予選 Q1 の戦略ミス(予選開始から降っていた雨が上がると読んでいた上位チームの予想とは裏腹に、Q1 は逆に雨がひどくなっていった)でフェラーリの 2 台とマクラーレンのハミルトンが脱落。バトンはタイム的には突破こそしたものの、Q1 終盤でグラベルにはまって Q2 出走できず。結果、フェラーリとマクラーレンが後方からのスタートとなりました。前戦オーストラリアのときに「今年のレギュレーションならリバースグリッドにしたほうが面白い」と書きましたが、果たしてほぼその通りになったような状態に(笑。スタートからゴールまでマクラーレン・フェラーリの怒濤の追い上げと丁々発止のやりあいが見られて、レースとしては本当に面白くなりました。

いっぽうで 1-3 番グリッドからスタートしたレッドブルは何の苦もなく 1-2 フィニッシュで勝利。今回は目立ったトラブルもなく完勝したと言えそうですが、これは同チームにプレッシャーを与えるマクラーレン・フェラーリがともに後方に沈んだため、楽をさせてもらった結果かもしれません。残念ながら今のメルセデス GP は「4 強」にありながら、上位 3 チームを脅かす存在ではなさそうですし・・・逆にフォースインディアとルノーが彼らの背後を狙っている現実。

今季ここまで 3 戦で 3 人の異なるウィナー、異なる勝利チームという、面白い展開になってきました。ここまで混戦模様なのも久しぶりじゃないですかね?まあドライレースだと見る側にとっては面白くないので、次の上海も雨希望で(笑。

投稿者 B : 01:30 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/03/29 (Mon.)

F1 オーストラリア GP 2010

オーストラリアGP決勝:バトンが2年連続でアルバートパークを制す! (GPUpdate.net)

珍しくウェットレースとなったオーストラリア GP。オーストラリアで雨というとアルバートパークではなくアデレードを思い出す私です(笑。

アクシデント続出の「荒れたレース」を制したのは、マクラーレン移籍 2 戦目のバトン。開幕まで私はバトンについてマクラーレンに行ってハミルトンと直接比較される状況を作ったら負け、そのままメルセデス GP に残るべきだったと考えていましたが、正直スマンカッタ(ぉ。今回はハミルトンが予選 Q2 でトラフィックに捕まってまともなアタックができず 11 番グリッドに沈んだことの影響もありましたが、それでもレース中盤以降の走りは昨シーズン序盤の圧勝を彷彿とさせる貫禄で、正直去年の夏以来改めてバトンのことを見直してしまいました。もちろん、バーレーンではフェラーリ・レッドブルに一歩及ばなかったマシンパフォーマンスをしっかり向上させてきたチーム力も考慮しなくてはなりませんが。

開幕から圧倒的速さで連続 PP を獲得したヴェッテルはまたしても首位走行中にマシントラブルに見舞われ、グラベルに突っ込んでリタイア。ドライバー+マシンの速さだけなら 24 台中最速とみられるヴェッテルですが、一時期のライコネンっぽいキャラになりつつあります(まあ本人のせいではないですが・・・)。これは、早急に信頼性を確保しなければ、今年もレッドブルにチャンピオンへの挑戦権は与えられないかもしれません。

それにしても開幕戦を観て「今年のレースはつまらなさそうだな・・・」と思った矢先、雨がこれだけレースを面白くしてくれるとは。まあ去年までもドライよりウェットのほうが面白いレースが多かったので、それがウェットレースの醍醐味なのでしょうが、これで分かったのは「マシン性能が拮抗もしくは順位と逆の状況で、ドライバーの技量やチームの戦術が試されるレース」こそ面白いということ。スタート直後のクラッシュで順位を大幅に落としたアロンソとミハエルの鬼神のごときオーバーテイクや、中盤以降のポイント争い(マッサ、アロンソ、ハミルトン、ウェバー、ロズベルグの駆け引き)は本当に見応えがありました。今から給油禁止レギュレーションを覆すのは現実的ではないと思うので、例えば PP ポイント+リバースグリッド方式とかにしたほうがエキサイティングなレースが観られるんじゃないですかね?まあ、競技としてのレースを重視するか、興行としてのレースを重視するか、という F1 の運営スタンスの問題になりますが・・・。

今回のポディウムにはダークホースのルノーが立ちましたが、これはウェットという状況とクビサの技量があってのもので、マシンポテンシャルとしてはまだまだ 4 強との差は大きそう。4 強のほうもまだメルセデス GP の今年のマシンの真価が見えていないのですが、他 3 チームについてはレッドブルが速さでは一歩抜きん出ているけど信頼性が低い、そしてマクラーレンとフェラーリが拮抗しているように見えます。総合的にフェラーリが有利っぽい状況は変わりませんが、次もまだ(4 強のうち)誰が勝ってもおかしくないのは事実なので、次も面白いレースになることを期待しつつ、来週のマレーシアを待ちたいと思います。

投稿者 B : 01:30 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/03/15 (Mon.)

F1 バーレーン GP 2010

バーレーンGP決勝:アロンソが優勝、2位マッサ、3位ハミルトン - Formula 1 関連ニュース (GPUpdate.net)

2010 年の F1 がいよいよ開幕。初戦は「4 強」と言われていた中から、ある意味順当にフェラーリのアロンソが優勝。
当面の勢力図としてはほぼ予想されたとおりで「フェラーリ/レッドブル/マクラーレン/メルセデス」の 4 強、「フォースインディア/ウィリアムズ/ルノー/ザウバー」の中団、「トロロッソ/ロータス/ヴァージン/ヒスパニア」の最下位争い、といった分布のようです。

今年はチームもドライバーもガラッと変わって、個人的にどこを応援したいというのがあまりないのですが、これからの F1 を引っ張る期待の星ということと、ライコネンのように「速いけど脆い」(脆いのはドライバーがじゃなくてマシンが)ドライバーに燃えるので、今年はヴェッテル贔屓で行こうかなと。
昨年の王者バトンは・・・まだコースとの相性や季節(路面温度)的なものを見極めないと分かりませんが、やっぱりハミルトンと直接比較される状況を選んだのは失敗だったんじゃないかなー。逆に、今回のレースを観てアロンソ、ハミルトンの二人は「速いし強い」ドライバーだということが改めてよく分かりました。

その他、レースを観ていての雑感など。

  • 国際映像、周回数表示がカウントダウンからカウントアップになったのがとても紛らわしい(;´Д`)ヾ
  • 給油禁止になってピット作業中のタイムロスが短縮されたため、レースが動くタイミングが読みづらくなった
  • フェラーリのピットが映ると、そこにミハエルが座っているような錯覚にとらわれることがある
  • ルノーがかつてのジョーダンに見える
  • HRT(ヒスパニア)がかつてのミナルディに見える
  • ロータスがかつてのジャガーに見える
  • ヴァージンがなんか終了間際の SAF1 に見える
  • メルセデス GP の「シルバー×ブラック×エメラルドグリーン」って配色、激しくカコワルイ
  • そしてそこにミハエルの赤ヘルが合ってなくてさらにカコワルイ(´д`)
  • フェラーリのクルマの配色がミハエル現役時のにそっくり
こんなところかなあ。

ここ数年、開幕戦を制したドライバーがそのままチャンピオンを獲得しているので、マシンの速さとドライバーの強さを考えても今年もそのジンクスが当てはまりそうな気がするのですが、とりあえず現時点でチャンピオン候補と呼べそうなのは 8 人(実質的にはアロンソ、マッサ、ヴェッテル、ハミルトンくらいまでか)。楽しみなシーズンが始まりました。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/03/06 (Sat.)

F1 2010 年のエントリーリストがようやく FIX

2010年 F1ドライバー・ラインナップ (F1-Gate.com)

なかなか決まらなかった今年の F1 のドライバーラインアップがようやく確定。

USF1 は結局今年の参戦を見送り、カンポスはチーム株式を売却して「ヒスパニア・レーシング」として参戦、そしてこの 2 チームのどちらかが参戦できなかった場合の後釜を狙っていたステファン GP(元トヨタ)の参戦は認められず。最終的に 2010 シーズンは 12 チーム 24 台で選手権を争うこととなりました。結局スーパーアグリが参戦していた時代に 1 チーム増えただけなのでそんなに増えた感じはしませんが、コース上のマシンが増えるとそれだけアクシデント発生率も高まるわけで、面白いレースも増えそうかなと。

まだ開幕前で公平な条件下でのテストが行われていない(チームによってはテストすら実施できていない)状況で確度の高い予想を出すことは難しいですが、これまでのテスト内容やチームのポテンシャルから推測するに、今年は「フェラーリ/マクラーレン/メルセデス/レッドブル」の 4 強、「ザウバー/ルノー/ウィリアムズ」の中団、「フォースインディア/トロロッソ/ロータス/ヴァージン/ヒスパニア」の最下位争い、くらいの 3 集団に分かれそうな予感。

投稿者 B : 01:41 | F1 | Season 2010 | コメント (1) | トラックバック

2010/02/18 (Thu.)

佐藤琢磨のインディ参戦が決定

佐藤琢磨、インディカー参戦を発表 (F1-Gate.com)
佐藤琢磨 Q&A:インディカー参戦について (F1-Gate.com)

佐藤琢磨のインディカー参戦が決定。KV レーシングというチームからのフル参戦となります。

SAF1 の撤退以来拾う神に恵まれず、トロロッソ、ロータス(+ルノー)と 2 年連続で最終選考まで残りながらの交渉失敗。トロロッソでは破れたブルデーがシーズン途中で更迭、ルノーに至っては選考で敗れたペトロフが持参金滞納で開幕前にしてその地位が危ういという、琢磨サイドとしては何とも納得しがたい結果ではあるものの、与えられた状況下で最善の選択を(現時点では)したと言えるでしょう。
いちファンとしてはカテゴリこそ違えど久々に琢磨のレースシートが見つかって安堵した反面、北米のレースに行ったドライバーはなかなか F1 には帰ってこれない/帰ってきたとしても F1 で成功したドライバーは稀有(近年だと J. ヴィルヌーヴと J-P. モントーヤくらいか)なので、年齢的なものもあり今後を考えるとちょっと残念ではあります。

応援したいけど中継局は CS の GAORA か。毎月 2 レース、インディだけのために¥1,000 近い出費はちょっと厳しいなあ・・・。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2010/02/01 (Mon.)

2010 年の新車続々発表

フェラーリ、F10を発表 (F1-Gate.com)
マクラーレン、MP4-25を発表 (F1-Gate.com)
ザウバー、C29を発表 (F1-Gate.com)
ルノー、R30を発表 (F1-Gate.com)

先週末あたりから各チームの 2010 年仕様車が続々発表されています。今年のテクニカルレギュレーションは昨年からの大きな変更点が給油禁止、フロントタイヤのナロー化程度なので、どのチームもパッと見昨年の終盤戦仕様の正常進化。フロントタイヤの変更によるフロントウィング形状の複雑化とハイノーズ化、あとはエンジンカバーの大型ドーサルフィン(シャークフィン)の標準仕様化くらいで、燃料タンクの大型化は見た目にはそれほど大きな影響を与えていないように見えます。
まあ、現時点でのマシンはあくまで発表会仕様で開幕までにはまた大幅なアップデートが施されるでしょうし、シーズンが始まったらグランプリごとに空力付加物も異なるでしょうが、ベースの方向性はだいたい見えました。まあ今年は開幕時点から横一線でダブルディフューザー搭載なので、去年とはまた違った勢力図が見られそうです。

そういえばルノーとザウバーは大口のスポンサーがまだついてなくてカラーリングが寂しいですね。ルノーは去年のタイトルスポンサー ING の離脱で伝統のタイガースカラー(笑)を久々に纏いましたが、今年はこのままタイトルスポンサーなしで行くんでしょうか。

ルノー、ヴィタリー・ペトロフの起用を正式発表 (F1-Gate.com)

マシンの発表とともにルノーのセカンドドライバーも発表に。あぁ、琢磨(´д`)。

投稿者 B : 01:48 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2009/12/23 (Wed.)

ミハエルの F1 復帰が正式決定

メルセデスGP、ミハエル・シューマッハーと正式契約! (AUTOSPORT web)
「サポートしてくれたメルセデスに恩返し」シューマッハー、メルセデスGP入りコメント (AUTOSPORT web)

ミハエル・シューマッハーのメルセデス GP からの F1 復帰が正式発表に。ミハエル本人にしてみれば今年のマッサ代役(未遂)のタイミングからすっかり「ソノ気」だったのだろうと思われますが(もしかすると 2006 年の引退すら本意ではなかった可能性も否定できない)、7 度のワールドチャンピオンが F1 復帰となると、来シーズンは俄然注目も高まろうというものです。
もちろんかつてのチャンピオンが復帰して成功した例はさして多くないので(ウィリアムズ・ルノー時代のマンセルやプロストはともかく)これが必ずしも成功につながる保証はないものの、ロス・ブラウンとミハエルのコンビならまた何かやってくれるのでは・・・と期待しないわけにはいきません。メルセデス GP とは 3 年契約と言われていることからも、双方の本気度が伺えます。

うーん、やっぱり来年は鈴鹿に行くべきか?今のカレンダー上は、幼稚園の運動会とかぶる可能性 99% なんですが(´д`)。

投稿者 B : 22:14 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2009/12/18 (Fri.)

小林可夢偉のザウバー入りが決定

小林可夢偉、ザウバーと2010年のレースドライバーとして契約 (F1-Gate.com)

小林可夢偉がザウバーとレーシングドライバー契約を結んだことが発表に。少し前から信憑性の高いうわさとして出ていましたが、今のところ唯一の日本人ドライバーとなっています。佐藤琢磨はロータスを逃した時点で厳しい状況、中嶋一貴に至ってはウィリアムズ離脱後さっぱり話を聞かないので、このままだと来季は可夢偉が一人でがんばることになる可能性が高いです。
トヨタの山科さんが言うように「アロンソ並み」かどうかは分かりませんが(笑)、可夢偉は確かに良いポテンシャルを持ったドライバー。BMW 撤退後のザウバーの戦闘力のほどはまだ分からないものの、ここでしっかり結果を残して F1 界に定着していってほしいところです。

ルノー、ジェニイとの契約でF1予算を半減 (F1-Gate.com)

トヨタの撤退を受けて同様に撤退も検討していると言われていたルノー、ようやく来季の体制が決定。プロドライブとルノー F1 チーム株を争っていたジェラルド・ロペス氏率いる Genii Capital に株式の大半を売却することで来季の参戦資金を確保したようです。
チーム名は当面「ルノー」として継続するものの、ルノー本体は徐々にチームへの関与を弱めて最終的には売却となる可能性は高いものとみられます。同チームのファーストドライバーとして発表されたクビサも場合によっては離脱するとも言われており、最終的な体制はセカンドドライバーの発表まで何とも言えないような気はします。

投稿者 B : 23:30 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2009/12/14 (Mon.)

ロータスはトゥルーリ&コヴァライネン

ロータス、ヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンの起用を正式発表 (F1-Gate.com)
佐藤琢磨、ロータスでのF1復帰ならず・・・ (F1-Gate.com)

ロータスが J. トゥルーリと H. コヴァライネンのドライバーラインアップを正式発表。契約交渉していた佐藤琢磨は最終選考まで残ったにもかかわらず、昨年のトロロッソに続き交渉失敗となってしまいました。
トゥルーリはかなり早い段階から当確が伝えられていましたが、コヴァライネンはごく最近までロータスのドライバー候補に挙げられていなかったので、正直意外でした。が、優勝経験者であることは事実ですし、仮にトゥルーリ&琢磨のラインアップだとするとやや高齢すぎ、客観的に見てもバランスとしてはトゥルーリ&コヴァライネンのほうが良さそうにも思えるので、やむなしといったところでしょうか。

しかしこれで残っていそうなのはルノー(1)、ザウバー(2)、カンポス(1)、ヴァージン(1)、USF1(2)といったところ。一応メルセデス GP にも空きはあるけどハイドフェルドかミハエルの二択だろうし、ザウバーに噂通り小林可夢偉が決まったら日本人 2 人体制はないだろうし、琢磨にとって自ずと選択肢は絞られてきます。しかも昨年のトロロッソ同様、直近ではロータスに絞って交渉していたと思われるので、またしても厳しい状況に追い込まれたことに違いはありません。来季走れなければ、年齢的にはそろそろ難しいだろうなあ・・・。

投稿者 B : 22:44 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2009/11/24 (Tue.)

ロズベルグがメルセデス GP 入り

メルセデスGP、ニコ・ロズベルグの起用を正式発表 (F1-Gate.com)
ニコ・ロズベルグ Q&A:メルセデスGP移籍について (F1-Gate.com)
ノベルト・ハウグ、ニコ・ロズベルグ起用の理由を語る (F1-Gate.com)
ニコ・ロズベルグ、移籍はチーム買収前に決定していた (F1-Gate.com)

まあ事前情報どおり。バリチェロがウィリアムズ入りした時点でほぼ確定と見られていました。

ニコは現在の若手ドライバーの中ではヴェッテルの次くらいにチャンピオンに相応しい才能を持っていると思うので、がんばってほしいですね。個人的にはメルセデスになってしまったブラウン GP にはもうあまり興味がないけど(´д`)。
チームメイトも気になるところですが、少なくともミハエルはもうないだろうなあ。「サプライズ」も噂されてますが、ミハエルでなければもうライコネンだろうとヴェッテルだろうと驚きません(笑。万が一ジャック・ヴィルヌーヴとかピケ Jr. とかだったら、逆の意味で驚きますが(ぉ。

投稿者 B : 23:59 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2009/11/19 (Thu.)

バトンはマクラーレン、ライコネンは休業へ

バトンのマクラーレン入りが正式決定! (GPUpdate.net)
ライコネン 2010年は休業 (GPUpdate.net)

バトンがマクラーレンに移籍。

メルセデスによるブラウン GP への資本参加の噂が立ち始めた頃から出てきた話でしたが、結局それが本当に。これにより玉突きでライコネンは行き場がなくなり、2010 年シーズンは休養する方向(ラリーには出るかも)とのこと。

バトンは良いドライバーだと思うけど、チャンピオンになれたのは今年のレギュレーションという特殊事情があったからで、ハミルトン王制を敷くマクラーレンに移籍してハミルトンとガチで比較されるような状況だと潰れるだけなんじゃないかと思うけど。
個人的には来年ライコネンの走りが見られないのがとても残念。休養後は契約の切れるウェバーの代わりにレッドブル入りするという噂が早くも立っていますが、確かライコネン個人のドリンクスポンサーもレッドブルだったはずだし、あり得る話かも。ニューウェイ作の驚速だけど壊れるマシン+こちらも驚速だけど浮き沈みの激しいライコネンの組み合わせがまた見られるなら、こんなに楽しいことはない!(ぉ)ヴェッテルと同条件で走ったらどっちが速いか、というのも興味深いです。うう、早く F1 に戻ってきてほしいです。

来季のシート状況は今のところこんな感じ。

  • マクラーレン: バトン、ハミルトン
  • メルセデス GP: ロズベルグ、ハイドフェルド?
  • レッドブル: ヴェッテル、ウェバー
  • フェラーリ: マッサ、アロンソ
  • ウィリアムズ: バリチェロ、ヒュルケンベルグ
  • ルノー: クビサ、グロジャン?/ディ・グラッシ?/モンタニー?
  • フォースインディア: スーティル?/リウッツィ?/ピケ Jr.?/チャンドック?
  • トロロッソ: ブエミ、アルグエルスアリ?
  • マノー: グロック、キャロル?/小林可夢偉?/デビッドソン?
  • カンポス: セナ、デ・ラ・ロサ?/パンターノ?
  • USF1: アンドレッティ?
  • ロータス: トゥルーリ、ファウジー?
  • Qadbak ザウバー: ?
これでトップチームのシートはほぼ埋まった形になりますが、メルセデスのシートが本当にドイツ人デュオになるのか、とルノーのあと 1 つは誰になるのか(あとそもそもルノーの参戦継続の話は最終的にどうなるのか)。新規参戦系チームと旧 BMW もなかなか決まりませんが、シートだけでなく来年のグリッドに本当に並ぶことができるのか?など、まだまだ不確定要素は多いです。

オフシーズンにこれだけ不確定要素の多い年も滅多にないと思いますが、この先どうなっていくことやら・・・。

投稿者 B : 00:01 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2009/11/17 (Tue.)

メルセデスがブラウン GP を買収

ブラウンGP 「メルセデスGP」に (GPUpdate.net)

かなり以前から噂に上っていたとおり、ダイムラー(メルセデス)がブラウン GP の株式取得を正式発表しました。これにより、チーム名はブラウン GP から「メルセデス GP」となり、マシンカラーもシルバーに変更になるようです。テクニカルディレクターはロス・ブラウンが留任。CEO のニック・フライも残るのでしょうか。

もともとホンダだったチームがメルセデスによって言うなれば「乗っ取られる」ことには少々複雑な気分ですが(とはいえ、チーム自体はホンダ時代からフライに「乗っ取られた」状態だったようなものですが)、チャンピオンを取ってから買収というメルセデスのやり方ってどうなの、と思う部分もあり。正直なところ来年からはあまり応援したくないかなあ・・・とも思ってしまいます。

ちなみにこれによりメルセデスはマクラーレンの株式を段階的に手放し、マクラーレンはメルセデスのワークスからプライベートチームに戻るようです。マクラーレンはこの 2 年ですっかりダーティなイメージがついてしまったので、メルセデスからは体よく尻尾を切られたと見て良いんですかね。
さらにはブラウン GP との今後の関係が注目されていたヴァージン・グループもこれで完全離脱が決定的となりました。来季はマノーのタイトルスポンサーが有力でしょうか。

でもってドライバーについてもロズベルグ+ハイドフェルドのドイツ人デュオ説が急浮上(特にハイドフェルド)、バトンはマクラーレンに移籍が濃厚との話ですが、逆にそれこそメルセデスがつくなら資金的な問題はなくなるわけで、バトンとの契約を渋ってきたのは契約金ではなくメルセデス介入によるドイツチーム化の布石だった可能性もあります。逆にバトン移籍が本当ならばマクラーレンはイギリス色が強くなり、よく見ると他チームもイタリア、ドイツ、インド、スペイン、マレーシア等ナショナルカラーの強いチームが大勢を占めるようになってきました。「国対抗レース」A1GP の凋落とは対照的な状況ですが、こんな中においてほぼ払拭されかかっている日本ってもう・・・。

うーん、来年応援したいチームがどうも見あたらない。この移籍話が本当だったら不憫で仕方ないライコネンが行くチーム(どこにも行けず休養 or ラリー転向の可能性も大)か、やっぱりブルーノでも応援するか。一貴と可夢偉は・・・?

投稿者 B : 00:15 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック

2009/11/04 (Wed.)

トヨタが F1 から撤退

トヨタ F1撤退を正式発表 (GPUpdate.net)

あ~あ。

アブダビが終わって昨日あたりから噂が飛び交い始めましたが、今日になって緊急記者会見→正式発表。可夢偉のブラジル出走が決まったとき

トゥルーリとグロックの契約解除が確実になってきたタイミングで、しかも来季のドライバーラインアップはおろか参戦継続すら確実になっていない状況でこれだと、トヨタ撤退フラグ?とか思ってしまったりします。最後に日本人乗せとけ的な・・・。
と書いていたのが、やっぱり本当になってしまいました。

まるで 11 ヶ月前のホンダ撤退の再現か、というような流れですが、もっと悪いのはトヨタは富士スピードウェイでの日本 GP 開催からも撤退し、かつ直近で F1 のレギュラーシートを得ていた 2 人の日本人ドライバーのマネジメントも TDP が担っているということ。中嶋一貴もトヨタエンジンと抱き合わせでウィリアムズ入りした経緯があるので、もうパーソナルマネージャーを見つける以外には F1 残留の土俵にすらたてないことになります。可夢偉も資金難で「実家の寿司屋を継ぐしかない」状態らしいですし、来季の日本人ドライバーの出走はかなり困難な状況となりました。まあ個人的には日本人ドライバーがいなくても F1 ファンなことには変わりませんが、ホンダと琢磨と一貴がいない F1 には以前ほどのモチベーションが湧かないのも事実なわけで。

うーん、トヨタにはだいぶ前から撤退の兆候はあったので、せめてやめるにしてももう少しやめ方があったと思うんだけどなあ。最悪の撤退シナリオを選んでしまったと思います。一貴と可夢偉、そしてチームスタッフには同情するけど、トヨタには同情できないなあ・・・・・・。

投稿者 B : 22:01 | F1 | Season 2010 | コメント (0) | トラックバック