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2017/07/31 (Mon.)

F1 ハンガリー GP 2017

F1ハンガリーGP決勝:ベッテルが今季4勝目、マクラーレン・ホンダはダブル入賞

2017 F1 前半戦のラスト、ハンガリー GP。ここをどう折り返せるかが後半戦を占う上で重要なレースになるだけに、各チームの戦い方が注目されるレースでした。

それまでの予想とは裏腹に、予選から優位に立ったのはフェラーリ。メルセデスとは僅差の戦いながらもフロントロウを独占し、ここのところ危うかったスタートも無事決めることに成功しました。ターン 1 でライコネンがヴェッテルに並びかけた結果メルセデスが割り込むスペースを塞いだ格好にはなりましたが、フェラーリ的には結果オーライ。一方メルセデスはハミルトンがスタートで順位を落とし、序盤はフェラーリの二台が逃げを打ちます。
しかしピットストップ以降は全体的にメルセデス有利。タイヤ交換後にヴェッテルはサスペンションかタイヤの問題でコーナリング時に縁石が使えず、2 位ライコネンよりも遅いペースでしか周回できなくなってしまいます。逆にメルセデスはタイヤ交換後のペースで勝り、特に速さのあったハミルトンがチームオーダーによりポジションを譲られて約 15 周にわたりフェラーリに攻撃を仕掛けます。対するフェラーリはチームオーダーを出さず、ライコネンに防御役を任せる戦略。ライコネンとしてはたまったものではなかったでしょうが、そこはトラックポジションが物を言うハンガロリンクだけあって、ちょっとくらいペースが良くても簡単には抜けない。結局ヴェッテル-ライコネンのフェラーリ 1-2 でレースは幕を閉じました。メルセデスは「抜けなかったらポジションを返す」という約束通り最終コーナーでボッタスにポジションを戻し(直後にフェルスタッペンが迫ってきている危ない状況ではあった)、ボッタス-ハミルトンの順でフィニッシュ。

カナダ GP 以降ここまでのレースは完全にメルセデスに分があり、このままの勢いで後半戦はワンサイドゲームになるのではないかとも想像していましたが、今回ばかりは嬉しい誤算でした。路面温度の高さがフェラーリに味方した可能性もありますが、果たして今回のフェラーリの強さが単発なのか、それとも体質改善によるものなのか。それによって後半戦の状況は変わってくることでしょう。
またフェラーリがあくまでヴェッテル優先の戦略なのに対して、メルセデスとハミルトンがボッタスを尊重しているという違いも興味深い。メルセデスやハミルトンとしてはロズベルグの二の舞は避けたいでしょうし、ボッタスとの関係を保つことで今後もアシストを期待できるということでしょうが、このハンガリーでヴェッテルが手にしたのは 18pt ではなく 25pt、対するハミルトンは 15pt ではなく 12pt。これが最後に効いてくるのをよく知っているフェラーリだからこそヴェッテルの勝ちにこだわったに違いありません。チームの総合力としては依然としてハミルトン有利、しかしヴェッテルが 14pt 差で首位に立って夏休みに入ったこの状況。メルセデスが勝ってサマーブレイク、だったらきっと後半戦はつまらなかっただけに、これは改めて面白くなってきました。

今回残念だったのはレッドブルですよ。チームメイト同士の接触で 1 周目にリカルドがリタイア、それに対する 10 秒ストップペナルティを受けたフェルスタッペンも 5 位フィニッシュがやっと。あれがなければフェルスタッペンは 4 位だった可能性もあるだけに、二人が失ったポイントは非常に大きいものがあります。まああの接触は故意ではなくフェルスタッペンのミスによるものですが、今季のフェルスタッペンはスタート直後に他車と絡むアクシデントが多すぎます。アグレッシブさは素晴らしいと思うし、近い将来のチャンピオン候補であることも間違いないのですが、真のチャンピオンとなるためにはそのあたりの巧さを身につける必要があります。

そしてマクラーレン・ホンダ。今季初ダブル入賞おめでとう!!しかもアロンソは三強に次ぐ 6 位、これは誇って良い結果だと思います。バンドーンも 7~8 位は狙えていたのにピットイン時の自身のブレーキミスで 10 位というのはちょっと残念ですが、それでも今季初入賞。これでコンストラクターズランキングはようやくザウバーを抜いて 9 位に浮上。本来はこんなポジションで喜んでいいものではありませんが、来季のホンダ PU 供給の話を反故にしたザウバーを見返すことができました。
まあハンガリーはエンジン依存度の低いサーキットだけに最初から狙えていた結果ではありますし、後半戦の高速サーキット連戦ではまたどうなるか分かりませんが、少なくともポジティブな感触を持って夏休みには入れることをまずは喜びたいと思います。

次は 4 週間空いてベルギー・スパ。これまたパワーユニット性能が試されるサーキットですが、マクラーレン・ホンダはここからどれだけ伸ばしていくことができるか。厳しいことには違いありませんが、今回のようなレースがまた見られることに期待しています。

投稿者 B : 21:33 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/07/29 (Sat.)

ザウバー F1 へのホンダ製 PU 供給が白紙撤回

ホンダ、ザウバーF1との技術提携契約を白紙撤回。「双方の目指す方向性に相違が生じた」

4 月に発表されていたホンダの来季からのザウバー F1 へのパワーユニット供給が白紙撤回になってしまいました。ザウバーは昨年チーム株主となったロングボウ・ファイナンスが先月チーム代表のモニシャ・カルテンボーンを更迭して以来きな臭い雰囲気になっていましたが、株主の意向としては戦闘力の上がってこないホンダ製 PU よりも他社製(仮にそれが一年落ちのフェラーリだったとしても)のほうがマシという判断なのでしょう。カルテンボーンとしてはホンダの 2 チーム目の供給先となって育成ドライバーも受け入れることで金銭的なメリットを受けたかったのでしょうが、それは却下されたということになります。

F1 速報などの国内誌では「ザウバーの技術陣がホンダのファクトリーを視察に来ている状況を考えると、これから契約が覆されることは考えにくい」という論調で報じられていましたが、過去にも琢磨や可夢偉のシート喪失時、あるいはスーパーアグリの撤退時等にも同様に日本側関係者の証言などの限られた状況証拠に基づく楽観論中心で海外報道とのギャップが大きかったので、そういう報じられ方をしている今回もヤバそうだなあ...と個人的には思っていました。なのでやっぱりこうなっちゃったか、という思いの方が強いわけですが、いずれにしても残念です。

結果的にホンダは来年もマクラーレンへの 1 チーム供給体制が続くことになります。が、当のマクラーレンもメルセデスへのスイッチを画策していることは公然の秘密となっており、予断は許さぬ状況。国内誌ではこれも「ホンダがマクラーレンの活動資金の大半を提供していることや、歴史上カスタマーエンジンでチャンピオンを獲得したチームはほぼないため、マクラーレンの離脱はあり得ない」としていますが、そういう論調自体がヤバい証拠。最終的に供給先チームがなくなることで撤退に追い込まれるケースも十分あり得ると思っています。
第二期ホンダ F1 でも FIA 等のヨーロッパ至上主義者からは敬意のない扱いを受けていたホンダですが、現在の状況はそのとき以上に厳しいと言わざるを得ません。所詮この世界は結果が全て、レースでアピールしていくしかありません。遅くとも秋口までにはフォースインディアやウィリアムズとマトモに戦える状態になっている必要があると思います。状況は苦しいですが、なんとかがんばってほしい。

投稿者 B : 12:02 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/07/18 (Tue.)

F1 イギリス GP 2017

F1イギリスGP決勝:母国GPでハミルトンが圧巻の4連覇。フェラーリ2台はパンクに泣く

チャンピオン候補が二人揃って二連敗した状況で迎えた伝統のイギリス GP。ハミルトンの母国であり、メルセデスチームのホーム(チーム国籍はドイツだけど元々がワークス・ホンダのファクトリーだったブラックレーを本拠地としているため)でもあるシルバーストンでもあるという、メルセデスにとって地の利のあるグランプリ。だからというわけではありませんが、メルセデス勢に大きく風が吹いたレースでした。

予選はハミルトンの圧勝。で、決勝もそのまま好スタートを決め、最後までポジションを脅かされることなくゴール。付け入る隙のない週末で、まさにハミルトンのための母国レースだったと言っても過言ではありません。
チームメイトのボッタスは予選 4 番手のところギヤボックス交換ペナルティが課せられて 9 番グリッドからのスタート。しかし決勝では序盤のうちに 5 位までポジションを上げてフェラーリを追撃。結果的にボッタスの追い上げがフェラーリ二台のタイヤにダメージを与え、終盤の波乱を呼び込んだと言えます。9 番手からの 2 位フィニッシュはマシンの戦闘力を差し引いてもボッタスの功績と言え、見事にハミルトンをアシストできたことになります。対するフェラーリのライコネンがあまりチームに貢献できていないことを考えると、ドライバーズ・コンストラクターズともに今季のチャンピオンシップの鍵を握っているのはこのボッタスかもしれません。

対するフェラーリは散々でしたね。ヴェッテルはスタートに失敗し、ハミルトンと争うどころか序盤はフェルスタッペンに抑え込まれてしまい、最後までハミルトンに迫る機会は与えられませんでした。終盤にはボッタスの猛攻に圧されてタイヤを傷めて抜かれた挙げ句、残り 2 周で左フロントタイヤがバースト。ライコネンも残り 4 周で左前輪のラバーが剥がれて緊急ピットイン、最終的にライコネン 3 位・ヴェッテル 7 位でのゴールがやっとでした。

シーズン序盤はタイヤの使いこなしに苦しんだメルセデスでしたが、当時予想したとおりカナダ GP を契機にパフォーマンスが安定してきた印象があります。一方でフェラーリはここにきて完全にパフォーマンスが伸び悩み、メルセデスとまともに勝負ができていません。そこにきてチャンピオンシップはヴェッテルとハミルトンが 1 点差で振り出しに戻り、コンストラクターズは 55pt 差という大差でメルセデス。次戦ハンガリーでも状況は大きく変わらないでしょうし、夏休み中にフェラーリが体勢を立て直せるか否かで後半戦の勢力図が大きく変わるに違いありません。今のままだと、チャンピオン争いはメルセデス勢の同門対決になる可能性だって十分にあると思います。

マクラーレン・ホンダはバンドーンが Q3 に進出して 9 番グリッドを獲得するなど、「スペック 3」パワーユニットの性能という点でもポジティブな部分はありました。アロンソが Q2 敗退し、さらに PU 交換で最後尾からのスタートとなったのは、イギリスを捨ててよりポイント獲得の高いハンガリー GP に賭けるための戦略的措置。しかし燃料系の問題(PU 本体ではない模様)でアロンソはリタイア、バンドーンも純粋なスピード不足で 11 位フィニッシュがやっとというのは何とも寂しい結果。シーズンの半分を終えてアロンソが獲得した 9 位 2 ポイントのみ、コンストラクターズ最下位という状況はさすがに受け入れがたいものです。次回ハンガリーでは何としてもポイントを持ち帰り、ザウバーを上回って夏休みを迎えてほしいところ。

それにしても今回のレースはチームメイトバトルが熱かったですね。特にトロロッソやザウバー、フォースインディアといった中団グループの争いが激しい。夏休みを前にしてストーブリーグを意識した戦いに移ってきたということなのでしょうが、チームメイト同士でさえ接触してしまうようなバトルは見応えがありますし(大事故に繋がるようなのは勘弁してほしいですが)、フェラーリ二台のタイヤトラブルにしても「これぞレース」という感じ。去年までは予想外のアクシデントが起きるレースが少なかっただけに、やはり久々に熱いバトルが観れるレースというのは燃え上がります。シーズン終盤までこの炎を消さないよう、各チームがんばっていただきたいです。

投稿者 B : 23:17 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/07/11 (Tue.)

F1 オーストリア GP 2017

F1オーストリアGP決勝:ボッタスがポール・トゥ・ウイン、アロンソは追突されリタイア

大波乱のアゼルバイジャンから、レッドブルのお膝元オーストリア GP。チャンピオンを争う二人がともに二戦続けて優勝を逃すレースで、選手権はやや先が見えなくなってきました。

フリー走行からハミルトンが好タイムを連発、予選もこのまま PP を獲得するのかと思ったら、Q3 の最終アタック中にグロジャンが黄旗を出したことでハミルトンとヴェッテルのタイムアタックが不発。結果的にその時点でトップタイムを出していたボッタスが今季二度目の PP となりました。またハミルトンはギヤボックス交換ペナルティで 5 グリッドダウン、8 番手からのスタート。これで決勝は事実上のボッタス vs. ヴェッテル対決に。
決勝はボッタスが見事なスタートを決め、そのまま首位をキープ。ジャンプスタート(フライング)の疑惑も出たものの、審議の結果シロ。終盤ペースを上げたヴェッテルがボッタスのポジションを脅かしたものの、ボッタスは最後まで首位を譲ることなくキャリア 2 勝目を挙げました。
レースを通じて安定感のある走りで勝つ、というのは初優勝したロシア GP と同様の展開で、これがボッタスの勝ちパターンなんでしょうね。リカルドやフェルスタッペンのような「キレのある若手」という印象はありませんが、この渋みのある安定感もいい。今季 9 戦中表彰台 6 回、うち優勝 2 回というのはロズベルグの代役として十分すぎる成績で、メルセデスとの契約延長がほぼ確定したというのも納得できる状況です。

ヴェッテルはボッタスには追いつけなかったもののハミルトンを上回る 2 位フィニッシュ、ハミルトンも 8 番手スタートから挽回しての 4 位フィニッシュで、ともにチャンピオンシップ上のダメージを最小限に抑えたレースだったと言えます。ただ、カナダ GP 以降のレースでメルセデスがタイヤの使い方を掴んできたのか二台揃って安定したリザルトを残しているのに対して、フェラーリのリザルトが安定せず、特にライコネンのポイントの取りこぼしが多いのが気になります。コンストラクターズ争いはもちろんのこと、ライコネンがヴェッテルの援護射撃をできていない状況では、ドライバーズチャンピオンシップでもメルセデス有利の状況に傾いていく可能性もあります。
まあメルセデスはメルセデスでハミルトンとボッタスのポイント差が 15 まで縮まり(勝利数も 3 対 2 で拮抗)、チームとしてハミルトンを優先する状況ではないことがヴェッテルとの戦いにどう影響するか、は興味深いところ。個人的にはこのままボッタスが終盤までチャンピオン争いに絡んできてくれた方が嬉しいし、面白いことは間違いありません。

マクラーレン・ホンダはここでようやく「スペック 3」のパワーユニットを実戦投入できたようです。それで予選 12・13 番手というのグリッドは悪くなく、アロンソの力をもってすれば入賞も難しくないはず...と思ったら、決勝ではスタート直後にクビアトに追突されてジ・エンド。バンドーンは入賞圏手前からなかなか順位を上げられないうちに青旗無視のドラブスルーペナルティを受けて 12 位フィニッシュがやっと。なかなか結果が出ないことにやきもきしますが、アゼルバイジャン~オーストリアという流れで見ると少しずつ基礎体力が上がってきているのかな?という感触はあります。今季中に表彰台争いまで上ってくることは無理でしょうが、せめてコンスタントにポイント獲得できるようになってくれ...と切に願います。

次は連戦でイギリス・シルバーストン。これまたパワーユニットに厳しい高速サーキットですが、マクラーレン・ホンダはどこまでがんばれるのか。あまり過大な期待はせずに見守りたいと思います。

投稿者 B : 21:08 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/06/26 (Mon.)

F1 アゼルバイジャン GP 2017

F1アゼルバイジャンGP:大荒れの決勝を制したリカルドが今季初優勝!アロンソは9位入賞

初開催から二年目にして「ヨーロッパ GP」から改称されたアゼルバイジャン GP は、大荒れのレースになりました。なんたってヴェッテルもハミルトンも表彰台にいないグランプリというのが今季初めて。それもレース中盤まで二人で優勝争いを繰り広げておきながら、しょうもないトラブルとペナルティで揃って優勝争いから脱落するという...でもこれこそがレース。優勝したリカルドは安定した走りと、最後のセーフティカーからのリスタート時に二台をごぼう抜きした見事なオーバーテイクがウィナーに相応しい。あのターン 1 でギリギリまで突っ込むブレーキング、久々にリカルドの真骨頂を見ました。

あまりにもアクシデントやペナルティが多いレースだったので個別のは割愛しますが、ハミルトンとヴェッテルのやり合いは目に余るものがありました。ハミルトンがセーフティカー明け直前に急激な減速をかけてヴェッテルの追突を誘発したのは故意ではなかったかもしれませんが、それに激怒したヴェッテルがハミルトンに並びかけ、タイヤ同士をぶつけるという抗議はいくらなんでも危険。4 回のチャンピオン経験者としてあるまじき行為で、10 秒のストップ&ゴーペナルティとペナルティポイント 3pt は妥当かやや甘い裁定だったのではないかと。まあ、それくらい熱くなるのもレーサーの気質だし、ヴェッテルらしいなとは思いますが。
一方のハミルトンは赤旗中断からのリスタート時にマシンのヘッドレストが固定できておらず、パーツ交換のために予定外のピットストップを強いられました。これもチャンピオンチームとしてはいかにもお粗末。結局両者ともに一時はポイント圏外までポジションを落とし、最終的にヴェッテル 4 位、ハミルトン 5 位まで戻すのがやっとというレースでした。ドライバーズランキングを争う二人が揃ってこんなレースというのは情けなくもありますが、おかげで面白いレースが見られたのも事実(笑。

もう一つ残念だったのはフォースインディア。セーフティカーからのリスタート時に、微かに隙のあったペレスのコーナリングに対して後続のオコンが強引に仕掛け、チームメイト同士で接触。オコンは 6 位でフィニッシュできたものの、ペレスはマシンにダメージが残り完走も果たせませんでした。あのオコンの無理なオーバーテイクは、間違いなく前戦カナダでのペレスのチームオーダー無視が禍根として残っており「抜けるときに強引にでも抜いておかないと」という心理に結びついたものではないでしょうか。フォースインディアは昨年に続いて三強の次につける速さを持っていて、しかも二人のドライバーの速さが拮抗しているだけに、今後も同様のトラブルは続く予感。チームがちゃんとコントロールできればいいんですが...。

気がつけば初表彰台を獲得していた、驚きの新人ランス・ストロール。完全にウィリアムズのペイドライバーだと思っててゴメン(ぉ。チェッカーフラッグ直前でボッタスに捕まり 2 位はなりませんでしたが、それでもデビューイヤーとしては史上最年少の表彰台記録を樹立(二年目以降も含めばレッドブルのフェルスタッペンが最年少表彰台記録保持者)。終盤はボッタスに追い立てられながらもペースを乱さず、ノーミスでマシンをゴールまで運ぶことができたし、母国カナダでの初入賞から続いての表彰台なわけで、案外いいドライバーなのでは?と見直しました。これは素直におめでとうと言いたいです。
また 2 位に食い込んだボッタスも、オープニングラップでライコネンと接触して一時は最後尾付近までポジションを落としておきながら、見事なリカバリーでした。幾度とないセーフティカーや赤旗中断に助けられた面はあるとはいっても、終盤に毎周 1 秒以上ストロールとの間隔を詰めていった走りはさすが。ライコネンとの接触がなければ優勝できていた可能性もありますが、個人的にはこの「最終コーナー明けからのオーバーテイクで 2 位」という走りを見ることができて満足です。

マクラーレン・ホンダは悲願の今季初表彰台。上位の脱落で一時はすわ表彰台か、という場面もありましたが、終盤で順当に抜かれて(泣)9 位フィニッシュ。それでもバンドーンが一年落ちの PU を搭載するザウバーを最後まで抜きあぐねてポイント圏外だったことを思えば、この 9 位はやっぱりアロンソの実力の賜物でしょう。特にパワーユニット性能が物を言うこのバクーで望外の入賞ができたというのはチームにとっては朗報じゃないでしょうか。なかなか本番投入できない「スペック 3」のパワーユニットの一日も早い完成を祈るばかりです。

いやー、燃費レースではなくコース上での競争が見られる F1 って面白いですね。特に今回は今季ここまでの中で最もエキサイティングなレースだったと思います。

投稿者 B : 22:13 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/06/14 (Wed.)

F1 カナダ GP 2017

F1カナダGP決勝:ポイント目前のアロンソがエンジンブロー、優勝はポールから独走のハミルトン

カナダ GP。ここはハミルトンがキャリア初優勝を含め過去 9 回中 5 勝しているという大得意のサーキットで、順当に行けばハミルトンが勝つ可能性が最も高いはず。しかしこのサーキットでのメインとなるウルトラソフトタイヤを今季メルセデスは使いこなせておらず、今季ここまで公道・半公道サーキットでフェラーリが勝っていることを考えても、どっちが勝ってもおかしくないレースと思えました。

が、予選からハミルトンが盤石の速さを見せつけ、PP からほぼ誰にも影さえ踏ませない独走で圧勝。やっぱりここはハミルトンのサーキットだったか、という感想。チームメイトのボッタスも 2 位に入り、メルセデスチームとしては意外にも今季初の 1-2 フィニッシュを果たしました。
フェラーリは予選でこそヴェッテルが 2 番手につけたものの、2 台揃ってスタートに失敗。ヴェッテルに至ってはスタート直後の混戦でフェルスタッペンにフロントウィングを踏まれ、緊急ピットインで一時は最後尾までポジションを落とすなど散々な出足でした。最終的には 4 位まで挽回し、チャンピオン争いにおけるダメージを最小限に留めたものの、ヴェッテルが表彰台から落ちたのは今季初。ここまでのシーズンの流れから見れば惨敗と言って良いでしょう。

前戦モナコで大きく開いたヴェッテルとハミルトンのドライバーズポイント差はこれで 12pt へと再び縮まり、また分からなくなってきました。ただ、メルセデスが今季最大の弱点であったウルトラソフトの使い方を今回でモノにした可能性もあり、そうだとすると今後のパワーバランスはまた変わってくるのかもしれません。

今回のレースを面白くした(と同時につまらなくもした)のはフォースインディアの 2 台。チーム内バトルを繰り広げながらダニエル・リカルドを追走し、展開次第では表彰台に食い込める好走を見せました。2 台のピンク色のマシンが並んでサーキットを駆ける様子は異様ですらありました(笑。が、タイヤ戦略の違いによりペースに勝るオコンを先行させようというチームオーダーにペレスが反逆、これによってオコンはリカルドに仕掛けるチャンスを奪われて最終的には 5-6 位でフィニッシュ。オコンはリカルドに仕掛けられさえしていれば 3 位フィニッシュしていた可能性もあったわけで、今回ばかりはペレスの横暴が目立った印象。というかモナコでも終盤に無茶なオーバーテイクがあったし、渋く安定感あるドライバーに成長したと思っていたペレスも、最近は速い若手の台頭にちょっと焦ってきたのか?という挙動が出てきましたね。

さて...マクラーレン・ホンダ。もはや期待するのも辛くなってきましたが(´д`)、今回はインディ 500 参戦を終えて復帰したアロンソが終盤までポイント圏内を走るなど、明るい兆しが見えました。が、ラスト 3 周でアロンソのマシンがエンジンブロー、万事休す...。ただでさえパワーのないマシンに不利なサーキットで苦戦が予想されてはいましたが、善戦した挙げ句に信頼性不足でポイントを失う、というのは本当に辛い。パワーユニットのアップデートも次戦アゼルバイジャンにも間に合うかどうかという状況のようですし、なかなか光明が見いだせませんね。
かといってマクラーレンのザック・ブラウン、エリック・ブーリエ、アロンソの三人がメディアに対して公然とホンダ批判を繰り返すのは、それはそれで見るに堪えない。確かに今季のホンダの不甲斐なさも大概だし、日本人と欧州人の態度の違いなのかもしれませんが、こういう態度はパートナーとして信頼が置けない、と思います。マクラーレンの運営資金の多くをホンダが負担している状況でいきなり契約解消ということもないのでしょうが、個人的にはもう来季はマクラーレンと離れてザウバー一本になっても別に悔いはないや、という気持ちになってきていたりします。

投稿者 B : 21:18 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/05/30 (Tue.)

F1 モナコ GP 2017

F1モナコGP決勝:ピット戦略で明暗、ベッテルが逆転し今季3勝目。マクラーレンは全滅

伝統のモナコ GP。同じく世界三大レースのひとつであるインディ 500 での佐藤琢磨優勝のニュースにかき消された感がありますが(笑)、こちらはミハエル・シューマッハー時代以来 16 年ぶりのフェラーリ 1-2 フィニッシュで幕を閉じました。

フリー走行からフェラーリ優勢だったのに加えて、Q2 ではラストアタック一発に賭けたハミルトンの計測ラップがまさかのバンドーンのクラッシュによる黄旗でフイに。Q3 ではボッタスが 2 位ヴェッテルに 2/1,000 秒差まで迫ったものの、フェラーリが久しぶりのライコネン PP を含むフロントロウ独占で決勝に臨みます。

決勝ではグリッド順的にハミルトン優勝の可能性は低く、スタートでボッタスに先行されさえしなければフェラーリ楽勝ムード。ライコネンは難なくホールショットを決め、このままゴールまで行くかと思われました。
しかし状況が変わったのが初回ピットインのタイミング。ライコネンはほぼ予定通りにタイヤ交換を済ませたのに対して、2 位のヴェッテルが 2 周多く引っ張り、その間にファステストラップを連発することでオーバーカット成功。ライコネンとしてはピットアウト後にバックマーカーに引っかかるタイミングでのタイヤ交換でもあったわけで、これは事実上のチームオーダーではないかと勘繰りたくなります。ライコネンは納得しないでしょうが、ヴェッテルとハミルトンのチャンピオン争いが今後熾烈を極めそうな中、フェラーリ的には勝てるときにできるだけポイント差を稼いでおきたかったのでしょうし...。

個人的には、このドライバーズサーキットで久々にライコネンの勝利が見たかったので非常に残念。まあ今年はマシンの仕上がりが良いのでまだ勝てるチャンスもあるでしょうし、大得意なサーキットであるスパでの発奮に期待です。

アロンソの代役としてバトンが出走したマクラーレン・ホンダは、予想通り予選から非常に好調で 9・10 番手を獲得。しかしバンドーンは Q2 でのクラッシュにより Q3 出走できず、さらにスペイン GP で受けたペナルティで 3 グリッド降格。バトンに関しては実力で 9 番手を獲っておきながら PU 換装ペナルティで最後尾という厳しいレースになりました。

バトンは結局 1 周目にタイヤ交換を済ませることでトラフィックを逃れる戦略を採りますが、目の前のウェーレインが全く同じ戦略を採ったために不発。そのうえ 60 周目には業を煮やしてウェーレインへのオーバーテイクを仕掛けたところ接触、そのまま両車リタイア。あの狭いポルティエでインを刺すこと自体がちょっと無茶だったとは思いますが、ウェーレインもミラーを見ている素振りが全くなかったなあ、と。
バンドーンのほうは前車を抜けないまでも堅実に 10 位を走行し、チームに今シーズン初ポイントを持ち帰るかと思ったら...バトンの事故からのセーフティカー明けに後続のペレスにオーバーテイクを仕掛けられ、コーナーでアウトに膨らんだところでマシンコントロールを失ってクラッシュ。ペレスはこの少し後にもクビアトに強引に仕掛けて撃墜しているし、今回の走りはちょっとひどいんじゃないかと。

結果だけ見れば失望しかないレースでしたが、前回のスペイン GP でのアロンソ Q3 進出と今回のダブル Q3 進出、ポイント獲得まであと一歩という内容を見ると、徐々にではあるけど進歩しているのかな、と前向きに考えることはできます。パワーユニットの大規模アップデートは次戦カナダには間に合わなさそうという話ですが、シャシー性能も合わせて今よりも少しでも改善することを期待したいですね...。

投稿者 B : 21:00 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/05/15 (Mon.)

F1 スペイン GP 2017

F1スペインGP決勝:ベッテルとの一騎打ちを制しハミルトンが今季2勝目、接触のアロンソはノーポイント

F1 ヨーロッパラウンドの初戦スペイン GP。ドライビングスキルよりもマシン性能の差が如実に出るサーキットで、通常はオーバーテイクも難しい。フロントロウを獲ったドライバーの優勝率も異常に高く、昨年のフェルスタッペンの初優勝がごく例外的な波乱、というのがスペイン GP の特徴でした。が、今年は近年稀に見る好レースが展開されました。

今回も予選から伯仲していて、メルセデスとフェラーリの四人のうち誰が PP を獲得してもおかしくない力関係から、最終的にトップをもぎ取ったのはハミルトン。しかしヴェッテルもしぶとく 2 番手につけ、3 番手のボッタスまで誰にもチャンスがある状況。
スタートではヴェッテルが見事なダッシュを決めて、ターン 1 までの間にトップを奪います。バルセロナの暑さがメルセデスよりもフェラーリに合っていたのか、フェラーリがジワジワ差を広げていきそのまま展開が固まるかと思ったら。両チームのタイヤ戦略の違いにより、ヴェッテルがソフト→ソフト→ミディアム、ハミルトンがソフト→ミディアム→ソフトという順番でタイヤを使っていきます。その上、ドライバーによってピット戦略を分けたメルセデスがボッタスのピットインを引っ張り、しばらくの間ヴェッテルを抑える役割を担わせます。これによってヴェッテルとハミルトンのギャップが必要以上に開かなくなり、第 3 スティントでソフトタイヤを履くハミルトンがヴェッテルをコース上で攻略、今シーズン 2 勝目を挙げました。
ボッタスは中盤にパワーユニットのトラブルでリタイアを余儀なくされますが、最終的にハミルトンの勝因の一つを作ったわけで、チームとしてはよくやってくれたというところでしょう。
決勝は残念ながらスタート直後にマッサと接触してしまい、その後もペースが上がらずに 12 位止まりでしたが、それでもアロンソとしては今季初完走。信頼性もスピードもまだまだながら、ようやくマクラーレン・ホンダの 2017 年シーズンが始まったという感じです。

こういう良いニュースがあった後にも関わらず、アロンソは次のモナコを欠場してインディ 500 に出走してしまうんですよね...。この感じならばモナコでは入賞も夢ではないだけに残念ですが、バトンとバンドーンの好走に期待することにしましょう。

これでヴェッテルとハミルトンのポイント差は 6。コンストラクターズでもメルセデスとフェラーリの差が 8pt となり、ヨーロッパラウンドに入っても理想的なデッドヒートが続いています。メルセデスとフェラーリのどちらが勝つか分からない、今季の F1 は本当に面白い。
リザルトだけでなく、スペイン GP においてコース上でこんなに激しいバトルが繰り広げられたのも久しぶり。チームラジオを聞いていてもハミルトンの息が切れていたり、マシンコントロールがシビアなのか「しばらく話しかけないでくれ」というドライバーが複数いたり、こんなにドライバーの体力的にキツいレースも久々ではないでしょうか。1990 年前後にはレース後にドライバーがへたり込むシーンもしばしば見られましたが、今回のレースはそれに近いものがあり、これでこそスポーツだ!と強く感じました。やっぱりモータースポーツはこうでないと。去年までの F1 は、いかにペースと燃費を守るかの競争だったんだなあと改めて思います。

マクラーレン・ホンダですが、今回も FP1 からアロンソ車がトラブルでほとんど走れないという状況でした。が、予選では見違えるような走りを見せ、なんとアロンソが今季初の Q3 進出だけでなく、なんと 7 番手グリッドを獲得。アロンソは過去にもスペインの予選では信じられないパフォーマンスを発揮する傾向にあり、レースでは全然ダメでも予選だけ PP、みたいな年が何度かありました。きっと地元のアロンソしかしらない「一発だけ速く走れるライン」みたいなのがあるんでしょうが、それにしてもあのマシンで、それもドライバーよりマシン性能の差が出るバルセロナで 7 番手というのはすごい。

投稿者 B : 22:23 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/05/01 (Mon.)

F1 ロシア GP 2017

F1ロシアGP決勝:ベッテルとの攻防を制したボッタスがF1初優勝!アロンソはスタートできず

おめでとうボッタス!!!!

ロシア GP はメルセデス移籍 4 戦目のボッタスが危なげない走りで F1 初優勝を遂げました。やっぱり、新しいウィナー誕生の瞬間はワクワクしますね。

今回も予選から面白いグランプリでした。メルセデスとフェラーリが拮抗するタイムを刻み、結果的にはフェラーリがフロントロウ独占!という何年ぶりか思い出せないくらいの快挙を達成。その後ろに僅差でボッタス、ハミルトンと続きます。
セットアップも決まっていそうだし決勝もこのままヴェッテルが逃げるか、と思ったらスタートで大どんでん返し。フェラーリの二台もそんなに悪くはないスタートだったと思うんですが、とにかくボッタスの蹴り出しが良く、ターン 1 で既にボッタスが先行。グリップが悪い偶数列スタートだったハミルトンは出遅れ、ボッタスとハミルトンの間にフェラーリの二台が挟まれる格好になりました。
あとはセーフティカー導入等のハプニングもなく、ボッタスが最後までポジションを守り抜きました。終盤のヴェッテルの追い上げはかなりハラハラしたものの、落ち着いて守り切ったあたりがボッタスらしい。最終ラップで周回遅れとなったマッサがヴェッテルに簡単には抜かせなかったのは、元チームメイトの初優勝を援護したい気持ちがあったからではと勘繰りたくなりましたが(笑)それがなくてもボッタスが逃げ切っていた可能性は高いと思います。

個人的には F1 デビュー当時からのボッタス贔屓だったのでかなり嬉しい。フィンランド人の寡黙さって妙に共感できるところがあるんですよね。マシンは十分に勝てる性能を持っているだけに、早めに一勝を挙げて勝ち方を覚えてほしいと思っていましたが、4 戦目にして勝利を掴み取ったとあっては、今後にも期待が持てそうです。
チームメイトのハミルトンは今回精彩を欠いていましたが、ボッタスとフェラーリの二台のタイムが良かったことを考えると、サーキットとマシン+ドライビングスタイルが合ってなかったということですかね。元々タイヤへの入力の強いメルセデスとタイヤに負荷をかけつつ速く走るハミルトンという組み合わせは、サーキットとの相性とセッティングがハマれば手を着けられない速さを見せつけてきますが、タイヤに厳しいサーキットの場合はボッタスのようなスムーズなドライビングスタイルのほうが適しているということなのかもしれません。

ポイントランキング上は、コンストラクターズがフェラーリとメルセデスが 1 点差、ドライバーズのほうもまだトップの 4 人ともに十分チャンスがある状況。ハミルトンとヴェッテルの一騎打ちかなと予想をしていましたが、このまま四つ巴で終盤戦までもつれてくれると面白いシーズンになります。これほど展開が読めないシーズンもそうとう久しぶり、テレビ観戦してて寝落ちしそうにならないって素晴らしい(ぉ

マクラーレン・ホンダですが...前戦のバンドーンに続いて、今回はアロンソがフォーメーションラップ中に ERS トラブルでストップし、グリッドにもつけずにリタイアする羽目になりました。これでホンダの PU トラブルは二戦つづいたことになります。レースでもバンドーンが最初から最後までザウバーと最後尾争いをするという失意の週末。ポジティブなニュースを見つけることすら難しい状況なのが残念です。
ホンダと言えば来季からザウバーへの PU 供給を発表したところですが、CS 中継の最後に川井チャンが言っていた一言が気がかり。「エディ・ジョーダンが『マクラーレンが来季メルセデスにスイッチすることが決まった』と発言して大問題になった」とのことですが、今のマクラーレン・ホンダの状況を考えると信憑性が高い話に思えてくるから怖い。スペイン GP 前に正式発表があるかもなんて噂も飛び交っていますが、来季ザウバー・ホンダの 1 チーム体制、という状況だけは何としても避けてほしいところです...。

投稿者 B : 23:20 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

2017/04/30 (Sun.)

F1 ホンダがザウバーへの PU 供給を正式発表

【正式発表】『ザウバー・ホンダ』誕生。マクラーレンに加え、2018年からのF1パワーユニット供給契約を締結

今日のロシア GP 決勝を前にして、ホンダが 2018 年シーズンからのザウバーへのパワーユニット供給契約を交わしたことを正式に発表しました。

昨シーズンから噂だけあったホンダのカスタマーチーム構想がついに白日の下に晒されたことになります。当初はレッドブルへの供給なんかも噂されてきましたが、最終的にはザウバー。ルノーの性能改善によりレッドブルとルノーの間の関係が修復された結果、消去法でザウバーしかなかったという現実はありそうですが、それでもようやく 2 チーム目への供給が決定したことは前向きに受け止めたいです。
これでパワーユニットの供給関係は

メルセデス: メルセデス、フォースインディア、ウィリアムズ
フェラーリ: フェラーリ、ハース
ルノー: ルノー、レッドブル、トロロッソ
ホンダ: マクラーレン、ザウバー

とそれなりにバランスの取れたものに。
とはいえ今シーズンの状況としてはマクラーレンとザウバーがテールエンダーを争っているわけで、弱小チーム同士の組み合わせでどれほど開発のシナジーが出るかは疑問符がつくところではあります。まあ今は速さも信頼性もない状況なだけに、とりあえずテストもレースも倍走れるようになることで、少なくとも信頼性の向上には繋がることと思いますが...。

そしてカスタマーチーム供給ということになれば、期待されるのはザウバーに日本人ドライバーが乗る可能性でしょう。一番近いところにいるのはホンダが F2(旧 GP2)で走らせている松下信治でしょうし、ザウバー自体も以前は小林可夢偉をエースドライバーとして据えていた、日本人に馴染みが深いチームでもあります。ただ松下信治は名門 ART に在籍 3 年目ながらなかなか結果が出し切れず、ホンダの看板を背負って F1 で走るにはちょっと力不足感が漂うんですよね...。今季大化けするようなら期待したいですが、そうでない場合は日本人を乗せることよりも PU 開発のほうを優先してほしいなあ。

投稿者 B : 20:00 | F1 | Season 2017 | コメント (0) | トラックバック

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