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2016/12/13 (Tue.)

PSVR を PC で使用可能にする「Trinus PSVR」

PSVR を PS4 以外のデバイスで使う件、当時の私の検証結果ではシネマティックモードで使うかループ接続してサイドバイサイド 3D 映像を観るかくらいしか使い道がない状態でしたが、そう遠くないうちにソリューションが出てくるんだろうな、という予感はありました。するとその後主に海外の有志によって検証と開発が進んだようで、早くも PC 向けの PSVR 用ベータ版ドライバが開発されたようで、ここ一週間ほどの間に日本語化された情報も出回ってきました。

PC gaming using Playstation VR - Trinus Virtual Reality

Trinus PSVR

開発したのは「Trinus VR」という、元々は RiftCat と同じようなスマホ VR を PC に接続するドライバを開発していたグループのようです。本日時点での PSVR ドライバのバージョンは 0.3 ですが、ここ数日で徐々にバージョンが上がってきており、まさにブラッシュアップの途上であることを伺わせます。

英語ながらチュートリアル動画も公開されています。

私もさっそく自作機にインストールしてみました。

Trinus PSVR

接続はこのとおり、変にループ接続したりすることもなく、PSVR を PS4 に繋ぐときと同様プロセッサユニットと PC を HDMI と USB ケーブルで接続するのみ。
別途 Steam をインストールしてあれば、このタブの「Install」ボタンから SteamVR のインストールフォルダに SteamVR Driver を追加し、HTC Vive 互換 HMD として動作させることが可能です。

ここで Trinus PSVR の「Main」タブにある「Start」ボタンを押すことで PC 側の画面が PSVR に表示されるわけですが、私がハマったポイントが二つありました。

Trinus PSVR

一つはディスプレイの設定解像度。自作機のメインディスプレイは WUXGA(1,920×1,200)なのですが、PSVR 側の解像度が FHD(1,920×1,080)なので、メインディスプレイ側も FHD 解像度に設定しないと正常動作しませんでした。原因はよく分かっていませんが、メインディスプレイと PSVR の縦解像度が違うせいかヘッドトラッキングの取得に狂いが生じ、VR 画面が縦方向にグルグル回り続けるという症状が発生。試行錯誤するうちにメインディスプレイ側の解像度を強制的に FHD 表示にしてやることで解決しました。

Trinus PSVR

SteamVR のゲームを起動すると、VR コンポジター(Headset Window=本来ヘッドセット側に表示される VR 画面)がメインディスプレイ側に表示されてしまうので(これは現バージョンの Trinus PSVR の仕様らしい)、[Alt]+[Tab] キーを何度か押下して Headset Window をアクティブウィンドウにした上で [Win]+[Shift]+[←または→] キーを押すと、Headset Window が PSVR 側に移動して、VR 画面が表示されるようになります。

ここでハマったポイント二つ目。私が使っているビデオカードの仕様かもしれませんが、DVI-I に接続しているメインディスプレイがディスプレイ 2、HDMI に接続している PSVR がディスプレイ 1 として認識されるため、Trinus PSVR 設定内の「PSVR Display」の項目を「\\.\DISPLAY2」に設定していると正常動作しませんでした(Headset Window がメインディスプレイから動かなくなってしまう)。「PSVR Display」の項目をデフォルト値「---」のままにすると、PSVR 側に VR 画面が表示されました。

Trinus PSVR

動作設定さえ正しくできれば、SteamVR に対応したゲームなら何でも起動できます。
残念ながら音声は PSVR には出力されていないようで、別途 PC 側のヘッドホン端子なり Bluetooth なりから出力する必要があります。

Trinus PSVR

最近注目の「Google Earth VR」もこのとおり。
ただし PSVR 内蔵のジャイロを使うため頭の回転や傾きまでは検出できますが、外部センサがないため高さ方向・水平方向の移動が検出できません。The Lab も Google Earth も自分が地面に埋まった状態から動けないという(;´Д`)ヾ。ハンドコントローラもないので、主要な SteamVR アプリはまともに操作できませんね...。出荷開始された Oculus Touch でも買って、ハンドコントローラとして使ってみるかな。PSVR との組み合わせで動くかどうか知らないけど。

今までにも RiftCat を使って SteamVR のコンテンツをスマホ VR で試したりしていましたが、やっぱりスマホ VR は画角が狭くて没入感が薄い。その点 PSVR は十分に画角が広く、特に縦方向の見通しが良いのが非常に没入感高いですね。
これで何かしらのハンドコントローラが使えて、Web カメラ等を使ったポジショントラッキングができるようになったら、もう Vive や Oculus 買わなくても PCVR が満喫できることになります。あと今は SteamVR のみの対応ですが、Oculus 上でも使えるようになればなあ。何かと話題の Mikulus V/RO-S、一日も早く体験してみたいんですよね。

Trinus PSVR はまだまだ発展途上のソフトウェアということなので、今後の開発に期待したいところです。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント / PlayStation VR icon

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投稿者 B : 23:17 | Game | PC | PS4 | コメント (0) | トラックバック

2016/11/27 (Sun.)

PS4 カメラ用 TV マウントホルダー

私は最初に PS4 の本体を PlayStation Camera とのセットで買ったので、PSVR は単品で購入しました。PSVR を買って始めてまともにカメラが役に立った、という人は私以外にも少なくないことと思います(笑

ただ、初代 PlayStation Camera にはスタンド等が付属しておらず、テレビ上に安定して設置することができません。一応付属の両面テープで貼り付けることになっていますが、一度剥がしたら粘着力が弱まってしまうし、そもそも薄型テレビの上というのは安定感が悪い。特に私はフローティングデザインの BRAVIA X5050 なので外枠が細いんですよね。
PSVR に合わせて発売された新型の PlayStation Camera にはスタンドが付属していて設置性が良くなっているようで。一瞬買い換えるかと思いましたが、それももったいない。旧型用のスタンドがサードパーティから出ているに違いないと探してみたら、案の定ありました。

A'class / PS4 カメラ用 TV マウントホルダー SASP-0261

SASP-0261

テレビ上にも下にも設置できるスタンド、というかホルダーです。

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一見、何の変哲もないプラスチック製のホルダーですが、実際触ってみるとけっこうよく考えて作られています。

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PlayStation Camera の底面についている五つの凹みをこの突起にはめ込んでやるだけでカメラの組み付けが完了。ネジも要らず、外したいときにもすぐに外せます。

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ヒンジは何段階かで「カチ、カチ」と固定されるようになっているので、テレビの厚みや形状によらず安定して設置することができます。

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テレビ上に設置するとこんな感じ。薄枠のテレビにもそこそこ厚みがあるテレビにも問題なく設置できるフレキシビリティの高さ。


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薄いテレビならヒンジを鋭角にして、厚みのあるテレビには上の写真のようにヒンジを鈍角に開いて使用します。二番目のヒンジの先はラバーが貼られていて、この摩擦で安定させる仕組みになっています。一見滑ったりヒンジがクタッたりしそうに見えますが、実際は思っていた以上に安定感があります。

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ちなみに狙ったわけではないと思いますが、Wii のセンサーバーの受光部をちょうど避けるような幅になっているため、センサーバーと重ねて設置可能。まあ Wii も最近は起動すらしてませんが(笑。

今までは両面テープだったのでカメラがずれやすくて困っていましたが、これなら安心して使っていけます。
実はカメラに関してはもう一つ問題があるのですが、それについては追い追い解決していく予定。

A'class / PS4 カメラ用 TV マウントホルダー SASP-0261

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投稿者 B : 23:26 | Game | PS4 | コメント (0) | トラックバック

2016/11/17 (Thu.)

PSVR のレンズ汚れと曇り対策

PlayStation VR について、私が致命的な欠点だと思っていることが二点あります。
それは、

  • ものすごくレンズが汚れやすい
  • ものすごくレンズが曇りやすい
こと。

PlayStation VR

汚れに関しては、おそらく装着時に前髪を押さえつけることで髪の油脂分がレンズにつきやすいことと、レンズと眼の距離が短いせいで、まばたきをした睫毛の跡がつきやすいことが難点です。髪の油脂については装着時に前髪を上げ気味にすれば軽減できるでしょうが、睫毛の跡はちょっとつらい。私は男のわりに睫毛が長いのでそのせいもありますが、私の場合は表示パネルを顔にできるだけ密着させたほうがピントが合いやすいので、どうしても睫毛がレンズに触れてしまうんですよね。
で、曇りに関しては、PSVR の顔面の密閉性が高すぎて水蒸気が逃げないため、体質による個人差もあるかもしれませんが眼の周りが蒸れやすく、レンズが曇りやすい。Vive や Oculus、スマホ系 VR 等でもレンズの曇りは経験したことがありますが、PSVR が群を抜いて曇りやすいように感じています。

レンズの表面はグリーンのコーティングがされているようですが、これが撥水・防汚のためなのか反射防止なのかはよく分かりません。でもおそらく後者なんだろうと思います。

レンズの汚れに関しては、以前購入した蔵 CURA のレンズクリーナーがカメラ用のクリーナーとしては非常に優秀なので、PSVR にも使ってみました。

蔵 CURA / 光学レンズ専用クリーナー 50mL CLC-050
蔵 CURA / クリーニング用ペーパークロス MICRO WIPER CP-100

MICRO WIPER

これ良いんですよね。それまで絶対的な信頼を寄せていた堀内カラーのクリーナーより全然イイ。
というわけで、このクリーナー液とクロスで優しく拭いてやると、

MICRO WIPER

ご覧の通りあっという間に美しく。
汚れを取るだけなら他社製クリーナーやそれこそメガネ拭きでも十分だとは思いますが、この蔵 CURA のクリーナーは液の揮発が速くて拭き跡も残りにくいのが非常にポイントが高いです。
PSVR の構造上、レンズの縁の部分の汚れが拭き取りにくいのが難点ですが、どうせそこは視界の周辺部で画質的に気にならないため、あまり神経質に拭いて傷をつけるよりは気にしない方が良いでしょう。

で、曇り対策にはやっぱりメガネ用の曇り止めだろうなと思って、近所のホームセンターで買ってきました。

ソフト 99 / メガネブク メガネのくもり止め ハンディスプレー 18mL

メガネブク メガネのくもり止め

メガネ用の曇り止め液にするか、水泳用品売場にあったゴーグル用の曇り止め液にするかはちょっと迷いました。ゴーグルの方がより軟らかいプラスチックレンズであることが多いので、プラスチック製だと思われる PSVR のレンズに悪影響を与えにくいかなと。
が、コーティングの上からかけることを前提としたメガネ用のほうが適していそうに思えたことと(防汚系コーティングだった場合、こういう曇り止め液も定着しない可能性がある)、それから水中ゴーグル用は吹きつけ後に軽く水ですすぐよう書かれていたため、メガネ用を選択しました。このソフト 99 の曇り止めスプレーはガラスレンズにもプラスチックレンズにも使え、コーティングされたものでも大丈夫ということで安心感があります。

メガネブク メガネのくもり止め

レンズに直接 2 回ほどスプレーしてから液がタレないうちにティッシュペーパー等でレンズ全面に伸ばし、最後に軽く乾拭きして完了。

PSVR のレンズ自体は曇っても湿度の高い部屋でもない限り外せばすぐに曇りは取れますが、まあ曇ったからといってイチイチ脱着するのもまためんどくさい。それが、この曇り止めスプレーを試用したところ、通常使用の範囲内では全く曇らなくなりました。

とはいえ脂汚れがつかなくなるわけではないので、汚れを拭き取っているうちにスプレーの効果も消失してしまうことになりますが、何もしないよりは全然マシ。
PSVR ユーザーでレンズの曇りに悩まされている方は、(メーカー推奨の行為ではないので自己責任になりますが)試してみてはいかがでしょうか。

ソフト 99 / メガネブク メガネのくもり止め ハンディスプレー 18mL

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投稿者 B : 23:23 | Game | PS4 | コメント (0) | トラックバック

2016/11/14 (Mon.)

PSVR を他の HDMI 機器に接続する

クラシックミニファミコンを PSVR に繋いでみたらなかなか面白かった反面、ファミコンの音が出ないなど制限事項もありました。でもそうなると何とかしたくなるのが人情というもので、PSVR を PS4 以外の機器に繋ぐためにいろいろ調べてみました。
このあたりは日本よりも海外の PC ゲーマーが盛り上がっているようで、既に先駆者がさまざまな試行錯誤をしています。PC 接続でもちゃんとヘッドトラッキングが動くようにするユーティリティが既に公開されていたりして驚愕。ただ日本語でまとまっているサイトがなくて難儀しましたが、私なりに試行錯誤してみた限りでは、現時点では以下の 2 パターンで外部機器に接続する手段があるようです。

※PSVR を PS4 以外の機器で使用することは保証外の行為です。試す場合はあくまで自己責任で!本エントリーの内容をもとに接続方法を変更してトラブルが発生した場合、ソニー・インタラクティブエンタテインメントはもちろんのこと当方でも責任は負いかねます。

■1. HDMI 入力の映像をシネマティックモードで表示する

PlayStation VR

これが PSVR 発売当初にあちこちで言われていた方法。私がクラシックミニファミコンを PSVR に接続したのもこの方式です。
基本的には PSVR を PS4 に接続する繋ぎ方と同じで、PSVR から PS4 に繋がっている (1) 番の HDMI ケーブルを他の HDMI 機器に繋ぎ替えるやり方。こうすると、シネマティックモードに外部機器からの映像入力を流し込むような感じになって、仮想大画面で映像が楽しめます。ヘッドトラッキングも動作します(ただし PS Camera によるトラッキングではなく、PSVR 内蔵のジャイロのみでの検出の模様)。
この場合、PSVR 内の映像は 360° の VR 映像ではなく、あくまでシネマティックモードの 2D 表示である点と、音声が外部機器ではなく PS4 の音声になってしまう点が制限事項と言えます。ここで PS4 に繋がっている (2) 番の USB ケーブルを抜くと、USB コネクタに×がついたアイコンが表示され、外部入力の映像は消えてしまいます。

■2. PSVR を単純な HDMI HMD として使用する

PlayStation VR

いろいろと検索しているうちに見つけたのがこの方式。(1) 番の HDMI ケーブルをループさせるようにしてプロセッサユニットの「×□」の端子に接続します。(2) 番の USB は接続不要。PSVR の HMD ユニット側ケーブルは、「△○」をプロセッサユニットに接続したまま、「×□」のほうを外部 HDMI 機器に接続します。そうすると、外部機器からは PSVR が 1,920×1,080 の解像度を持ったディスプレイ機器として認識されます。

Windows 10

例えば PC に接続する場合、ディスプレイ設定は PSVR を拡張デスクトップ表示ではなくクローン(表示画面を複製する)にするのがポイント。
ただし「両眼合わせて 1,920×1,080」なので、左目にデスクトップの左半分、右目に右半分が表示されて、通常の PC 操作はまず不可能。しかしここで例えば YouTube で公開されているサイドバイサイド方式の 360° ムービーを全画面表示で見ると、完全に VR HMD を使って 360° 映像を見ている状態が作れます。PC ゲーム等でもサイドバイサイド(「SBS」と略されている場合もある)表示に対応したものがあれば、それも VR 相当の表示でプレイすることが可能。さらには HMD ユニットの HDMI 端子に直接音声信号も入力されることになるので、音もちゃんとヘッドホン端子から出力されます。
ただしこの場合ヘッドトラッキングは使えないようで、360° ビューで見るにはコンテンツ側がマウスやゲームパッドでの視点変更に対応している必要があります。


というわけで、両方式ともにそれぞれ一長一短ありますが、工夫と割り切り次第で PC 等の外部機器でも PSVR が活用できることが分かってきました。ただし残念ながら今のところ PSVR を Vive 互換 HMD として SteamVR で使えるわけではないので、扱えるコンテンツは限られています。しかしまさに現在も国内外の有志による解析は進んでいるので、もう少し待てばより実用的な接続方法が見出されたり、誰かがドライバを書いたりしてくれるかもしれません。
私ももう少し試行錯誤してみようと思います。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント / PlayStation VR icon

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投稿者 B : 23:11 | Game | PS4 | コメント (0) | トラックバック

2016/11/13 (Sun.)

クラシックミニファミコン(ソフトウェア編)

クラシックミニファミコンですが、週末にようやく遊ぶ時間が取れました。

任天堂 / ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

30 本入っているゲームタイトルをどうやって選ぶのかと思ったら、ごくシンプルでクラシック感あるメニュー画面から選択するようになっていました。
この画面だけちゃんとフル HD 対応。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

設定項目も必要最小限しかありませんが、特筆すべきは画面モードの設定。
通常の 4:3 以外にピクセルパーフェクト(ピクセルの縦横比 1:1 で表示するモード)と、ブラウン管の走査線の画質を模した「アナログテレビ」モードがわざわざ用意されているのがアツい。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

4:3 モードで液晶テレビに普通に表示するとこんな感じ。
リアルタイムでファミコンを遊んでいた時代には考えられないクッキリパッキリした画質に目から鱗が落ちる思いですが、鮮明すぎて逆に落ち着かない気もします。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

そこでアナログテレビモードに変更してみると、おおお!液晶テレビなのにブラウン管の質感!(笑
走査線の黒い横縞が入るだけでなく、走査線に沿った映像の滲みに加えて全体的に微妙なぼかしフィルタをかけたような表現で、確かにこっちのほうがしっくりきます(笑。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

4:3 モードとアナログテレビモードの違いについて、「特に『ロックマン 2』で比べると分かりやすい」というのを Twitter で見かけたので、比べてみました。
これは背景に水が流れているステージでの画面比較ですが、4:3 モードだとこの状態で背景がアニメーションするので、目がチカチカしてゲームどころじゃない。それがアナログテレビモードにすると、チカチカしないばかりか映像の滲みによって本当に水が流れているように見える、という(!)。昔のゲームタイトルは限られた色数や音数を駆使して表現力を高める工夫をしていたとはよく言われる話ですが、ブラウン管での見え方から逆算してグラフィックを作り込んでいたとすれば、それもまたすごい話です。これはもうクラシックミニファミコンで遊ぶならアナログテレビモードを使うのが、当時のゲームクリエイターへのリスペクトなんじゃないかと思います。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

ハードウェアの制限に挑んだタイトルという意味では『FFIII』は外せないでしょう。ファミコンの性能の限界に挑んだタイトルで、天才プログラマ、ナーシャ・ジベリが CPU のバグさえも利用して作り上げた、というのは今でも語り草になっています。移植やリメイクを濫発してきた FF シリーズにおいて、III だけが DS リメイク版に至るまでなかなか移植されなかったのは、後発のハードウェアでもこのクオリティを実現することが難しかったからとも言われています。
私は DS 版もプレイしましたが、雰囲気やゲームバランスがヌルくなってしまっていたのが残念だったので、改めてオリジナル版が遊べるというのはちょっと感激。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

あと感動したのはディスクシステム版のタイトル。ファミコン単体版の復刻なのにディスクシステム版のゲームが含まれているなんて邪道、と思っていましたが、ディスクシステム版のゲームは開始するとちゃんとディスクシステムの起動アニメーションから始めてくれる、という無駄な演出が嬉しい(笑。小学生時代の自分の気持ちを思い出します。

いろいろ試しながら数時間遊んでみましたが、レトロゲームでも面白いものは面白い。30 本の中には今の自分の感覚ではあまり面白くないと思うものもありますが、『バルーンファイト』とか妙にハマる。ファミコンの性能でこの風船らしい非直線的な挙動を表現していた、って改めて考えるとなかなかすごいなあ。
ただコントローラが小さすぎるのは分かってはいたけどネックですね。当時の感覚で操作しているつもりでも、誤操作が多くてどのゲームもなかなか難しい。もちろん長年のブランクだったり最近のヌルいバランスのゲームに慣れすぎてしまった、という理由もあるでしょうが、やっぱりワイヤレス経由で通常サイズのコントローラを使わせてほしい。これは通常サイズのコントローラが付属する海外版の NES Classic Mini を買え、という神託か(違

それから 30 本入っているとはいえ、いざ遊んでみると「自分が当時プレイしたゲーム」がもっとやりたくなるのも事実。『マッピー』とか『チャレンジャー』『スパルタン X』『高橋名人の冒険島』『フラッピー』『迷宮組曲』とか、当時楽しかったゲームタイトルが怒濤のように思い出されます。ただ、このクラシックミニファミコンにはそうやってタイトルを拡張するための仕組みが用意されていないようで、その可能性が低そうなのが残念なところです。唯一の希望は、microUSB を PC 等に繋いでサイドロードさせられるかもしれないというところですが...まあそれよりは Wii や DS のバーチャルコンソールで遊んだ方が現実的ですかね。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

ちなみに、試しに PSVR のプロセッサユニットの HDMI 端子にクラシックミニファミコンの HDMI 出力を突っ込んでみたら、PSVR のシネマティックモードでファミコンが遊べてしまいました(ぉ。PSVR の音声は HDMI ではなく USB 経由で伝送しているようで、この状態(起動中の PS4 に USB だけ接続しつつ、HDMI はファミコンと接続)だと画面はファミコンなのに音声が PS4 のホーム画面 BGM なのがちょっと違和感ありますが、VR でファミコンというのは自分がいつの時代に生きているのか分からなくなりますね(笑。

任天堂 / ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

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投稿者 B : 21:25 | Game | コメント (0) | トラックバック

2016/11/11 (Fri.)

クラシックミニファミコン(ハードウェア編)

任天堂 / ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

ということで届いたわけなんですが。一日経って、ようやく開封することができました。

もろファミコン世代としては、もう発表された瞬間に発注していたこのクラシックミニファミコン。スーファミ 3DS といい、いいオッサンホイホイにまんまと引っかかるカモだということは自覚してます(´д`)。それでも最近のゲームがあまり面白く感じなくなってきた身としては、ゲームが人生の最優先事項だったあの頃の気持ちを思い出してしまうわけですよ。
ファミコンの発売当時、小学校の友人の所有率が 50% を超えてもなかなか買ってもらえなかった私は、あまりの欲しさに画用紙でファミコンのペーパークラフトを自作したら(ちゃんと側面にコントローラが収納できるようになっていたりして、我ながらいい出来だったと思う)それを不憫に思った両親が次の誕生日に買ってくれたという(笑。だからファミコンのミニチュアで、しかも当時のソフトが動くとか言われたら脊髄が反射してしまうわけです。

パッケージからして当時のデザイン、当時のフォントを再現していて、これだけで既に涙がちょちょ切れます。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

正面から見たときの出で立ちは、ファミコンを完全再現。写真だけで見たらミニチュアであることが判らないほど精巧にできています。きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。動くんだぜ、これで。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

電源スイッチがちゃんと「カチッ」といって動くのも感涙もの。残念ながらイジェクトレバーやカセットのスロット蓋、前面拡張コネクタの蓋は動きませんが、リセットスイッチはちゃんと押せるようになっています。しかもこれがリセットスイッチでありながら、機能的には中断セーブのためのボタン。間違って押した・押されてしまった悲しい思いを今改めてしなくてもいいんですよ!ドラクエ II でせっかくはかいのつるぎを手に入れたのに復活の呪文を聞く前に本体を蹴って止めたアイツや、ドラクエ III で苦心の末バラモスを倒したのにセーブする前に本体を蹴って止めたアイツのことは今でも許さないけどな(ぉ

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

テレビへの接続が RF スイッチじゃなくて HDMI だったり、電源コネクタが microUSB だったりするのが時代だなあ。というかファミコンのこのデザインに HDMI のロゴってものすごく違和感(笑

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

コントローラも、臙脂に金色のヘアラインの質感まで完全再現。II コンのマイクは残念ながらダミーです。
A/B ボタンは初期型の四角ではなく中期以降型の丸タイプ。ただ、本来のファミコンと異なるのは、本当ならば丸ボタンの中央部がすり鉢状に凹んでいたのに対して、クラシックミニファミコンのそれは緩やかに膨らんでいて、現代のゲームパッド基準になっているところ。まあイマドキのゲーム機に慣れた身としてはこちらのほうが操作しやすいですが、いかんせんゲームパッドもミニチュアサイズだし、ケーブルもそんなに長くないので使い勝手は良くありません。ここは別売でもいいからオリジナルサイズのワイヤレスコントローラを出してほしかったところ。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

スーファミ 3DS と並べてみました。残念ながらスケール感が合っていませんが(LL じゃなくて通常サイズの 3DS だったらイイ線いってたかも)、小中学校時代を思い出すツーショット。つい童心に返ってしまいます。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

この手の機器だと最近は HDMI ケーブルはおろか USB ケーブルすら付属しないことも珍しくありませんが、クラシックミニファミコンは HDMI・USB ともにケーブル付属(USB-AC アダプタは別売)。しかも HDMI ケーブルのほうは汎用品ではなくちゃんと「Nintendo」ロゴが入っていて、芸が細かいです(USB ケーブルは汎用品っぽい)。ただこれもちょっと長さが短いかなあ。やはりせめてコントローラは無線化してほしかったです。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

Amazon で購入したら、収録されている 30 タイトルの当時のパッケージイラストを復刻したポストカードがついてきました。あんまりこういうのに思い入れってないんですが、つい懐かしく見入ってしまいますね...。

というわけで開梱はしたものの、まだテレビに繋げていません(;´Д`)ヾ。土日にゆっくり遊びたいと思います。

任天堂 / ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

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投稿者 B : 22:55 | Game | コメント (0) | トラックバック

2016/11/10 (Thu.)

MINI-FAMICOM

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

届いたー。


任天堂 / ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

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投稿者 B : 23:59 | Game | コメント (0) | トラックバック

2016/11/07 (Mon.)

『Invasion!』と『Allumette』

PSVR、買ったはいいけどなかなか遊べていません。忙しいのもあるんですが、疲れているときに『DRIVECLUB VR』なんてやろうものなら覿面に VR 酔いしてしまってその後 30 分くらい立ち直れなくなるから、平日夜とかにはなかなかやれないんですよね。
VR 酔いに関しては、ボトムズ VR で酔ったりした経験からすると、物理的な移動を伴わない水平方向の視界の移動量が多いと酔いやすい印象。垂直方向へは浮揚感や落下感はあってもあまり酔わないので(それほど長時間の上下移動を伴うコンテンツがないからかもしれませんが)、不思議なものです。一般的には表示遅延や低フレームレートなんかも VR 酔いの要因と言われていますが、私は水平移動系が最も酔いますね。

ともあれ、あまりたくさん遊べていないながらも、「これは」と思ったのが『Invasion!』と『Allumette』。非ゲーム系の VR コンテンツです。

『Invasion!』は、地球(?)侵略にやってきた宇宙人をかわいいウサギが撃退するというストーリー。
これ自体は↑の YouTube で 360° ムービーとしても配信されているので、スマホ VR ゴーグルを持っていれば見ること自体はできてしまいますが、表示のクオリティという意味では専用機を使ったほうが良いでしょう(ちなみに Vive や Oculus 向けにも配信されている模様)。ウサギが目の前に近づいてきた瞬間につい手を伸ばしたくなる実在感は、2D 映像ではなかった体験です。VR 越しに自分の身体を見ると自分自身もウサギの一匹になってはいるものの、そこはゲームではないので自分が物語に関与することはできません。

面白いと思ったのは、エンドクレジット(いわゆるスクロール型ではなくて画面上にスタッフ名の文字がついては消えて切り替わる方式)が自分の視点に追従してきて、360° どこを見ていても視界の中にクレジットが表示されること。本編とは関係のないちょっとした演出ではありますが、仮想空間内で見たいものが見れるのが VR の良さでもあり(製作者側にとっての)制限事項でもあるいっぽうで、こういう「見せ方」もあるのかと感心させられました。

そして『Allumette』。

『マッチ売りの少女』をモチーフとした、少女の物語。雲の上に立体的に作られた街で、三本のマッチを持つ少女が母親のことを思い出す話です。

これがまた...最初、何の気なしに座って見ていたら、目の前にある自分の身長よりちょっと小さいくらいの街の中で小人たちが演技しているようにしか見えなかったのですが、スタート画面に出ていた指示に従って立ち上がり、おもむろに目の前の街に近づいていって見ると...離れて見ていたときよりも解像度が上がり、自分の視界いっぱいで登場人物たちの演技を見ることができる。物語のキーになる「船」の外装を突き抜けて中を覗き込むことだってできます。そうすると、目の前で落下しそうになっている物を受け止めようと、無意識に現実世界の自分の手が動いていたりします。ああ、没入感ってきっとこういうことなんだな、と実感させられる瞬間。
こればっかりは言葉で表現しても伝わらないし、YouTube で公開されている 2D のトレーラーだってこの体験の 10% も伝えられていないと思う。実際に自分で体験してみないと解らない、VR って何でもそうですが、『Allumette』は特に体験する前と後では感覚が全く異なる作品でしょう。

同時にこれの面白いところは、メインのストーリーを無視して、無関係な街の人の動きをずっと観察していたっていいという点でもあります。哀しいストーリーや映像的な演出ももちろん素晴らしいのですが、全く本筋とは違う楽しみ方ができて、そのためにディテールまで作り込まれている、というのが衝撃的でした。本来関係ない登場人物を見ることだって、視点を変えることで「重大な事故によって、ありふれた日常が突如として奪い去られてしまうかもしれなかった恐ろしさ」を感じることができる。単にディテールのためのディテールではなくて、構成要素がちゃんと全体として意味がある形になっているという点も含めて、よく計算されています。

これを見てしまうと『Invasion!』が単なる 360° ムービーの延長線上にあるものでしかなかったことに気がつきます。今までの映像作品というものは、作り手の主張をただ受け止めるものだった(360° ムービーでさえ、四角いディスプレイを単に全天球スクリーンに置換したものに過ぎない)のが、VR では立体的な映像空間の中を受け手が自由に視点を変えて、好きなものを見ることができる。映像製作者にとってはクリエイティビティが試される世界であると同時に、実に面倒な時代になったなあ、とも思うわけです(笑。

これをもって今後の映像の世界は全てこれになるとは言わないし、今までの表現手法とは共存していくものなんだろうと思います。でもこれは一度見ておいたほうがいい。どちらも無償提供されていますし、PSVR を買ったら『サマーレッスン』よりもまず先にダウンロードすべきコンテンツではないでしょうか(笑。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント / PlayStation VR icon

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投稿者 B : 22:00 | Game | PS4 | コメント (0) | トラックバック

2016/11/04 (Fri.)

視線追跡 VR HMD「FOVE 0」が受注開始

視線追跡VR HMDの「FOVE 0」が549ドルで予約開始 ~ソードアート・オンラインのコラボコンテンツも提供 - PC Watch
FOVE 0購入前に疑問を解決。あれやこれやを小島CEOに聞いてみた ~今後はVRの中のキャラがユーザーの視線に照れたりするように - PC Watch

話題の VR HMD「FOVE 0」が来年 1 月の出荷に向けて受注を開始しました。

FOVE は視線追跡型の VR HMD で、Vive や PSVR のように「頭の向きの中央が視点扱いになる」タイプの VR HMD とは違い、ちゃんとアイトラッキングを駆使して視線による入力が可能になっています。それによるメリットは

  • 頭を振り回す量が最低限で済むため、入力が快適
  • 同様に頭を振り回す量が少ないため、VR 酔いしにくい
  • 視界の周辺部のレンダリング解像度を下げられるため、PC 負荷が低い
といったあたり。私もこれは以前から気になっていて、先日の東京ゲームショウで実機を見てこようと思ったのですが、私が会場に着いた頃には既に整理券配布が終了済みだったという(;´Д`)ヾ。それだけ注目されているデバイス、ということですね。展示会場で体験している人のサイマル画面を観察してみた限りでは Vive などの HMD と大差ないように見えましたが、VR って基本的に自分で体験してみないとその価値が分からないものなんですよね...。

ちなみに FOVE の小島由香 CEO は SCE(現 SIE)出身とのこと。とはいえ当時から PSVR に関わっていたわけではないようですが、SCE 出身者が創る PSVR 以外の VR デバイス、という意味でも興味深いものがあります。

視線追跡という特長を抜きにしても、この FOVE 0 は基本的に SteamVR のタイトルがほぼ動作するようで、Vive/Oculus 互換の VR HMD として新しい選択肢が出てきたということでもあります。しかも US$599(初期受注分は US$549)というのは Vive/Oculus よりも大幅に安い。Razer が製造している OSVR HDK2 も ¥49,800 で購入できますし、PC 向けの高性能 VR HMD も徐々に手が届く価格帯になってきました。とはいえ FOVE も OSVR も現時点ではハンドコントローラ非対応のためゲームパッド向けタイトルしかまともに遊ぶことができない弱点もあります。その点、Lighthouse センサとハンドコントローラという環境一式セットで 10 万円という Vive の価格は、結果的にお買い得と言えます(まあ高いけど)。

PSVR を手に入れた身としては、PSVR(と PS Move) が PC に繋がってくれればそれで十分なんですけどね。まあそれは時間かかるんだろうなあ。

HTC / Vive

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投稿者 B : 22:00 | Game | コメント (0) | トラックバック

2016/10/25 (Tue.)

PlayStation VR、ようやく購入

PlayStation VR

一足遅くなりましたが、PlayStation VR を手に入れました。

発売日ゲットは叶わなかったものの、発売日以後のソニーストア銀座での特別体験会&予約販売の枠を何とか確保できたので、買ってきました(ウォークマンを試聴してきたのはそのついで)。
体験会は以前一度行ったことがあるので二度も行くのは正直面倒でしたが(笑)、当面は国内で PSVR のフリー在庫を入手する機会はこれしかないので。

PlayStation VR

とりあえずセットアップしてみました。
開封の儀からセットアップまでの流れは先人にもう書かれているため省略(ぉ
内容物の体積の半分はケーブル、というくらいケーブルだらけなので、こういう機器の接続に慣れているつもりでも手間はかかりますね。

コンテンツはまずは無料からお試し、ということで『THE PLAYROOM VR』『初音ミク VR フューチャーライブ DEMO』『シン・ゴジラ スペシャルデモコンテンツ』あたりをプレイ。2D で表示されているホーム画面から、コンテンツが起動すると一気に VR で視界が開ける感覚はなかなか感動しますね。Vive あたりに比べると解像感は劣るけど、網目がなく発色も濃厚な PSVR のディスプレイは改めて没入感が高いと思います。『THE PLAYROOM VR』は SIE ジャパンスタジオが手がけたローンチタイトルらしくプレイスタイルが凝っていて、なかなか楽しい。他の無料タイトルも初回は驚きますが、まあ一回で十分かな(笑。
案外馬鹿にできないと思ったのは torne や BD 再生。フル HD のテレビに比べると解像感が落ちてしまうからイマイチなんじゃないの、と思っていたけど、自宅のテレビよりも大画面でかつ視界に画面以外の余計なものが入らない、というだけで解像度以上の没入感がありました。実写映画は解像度的にもったいないけど、アニメの BD を観るなら PSVR で観た方が楽しいかもしれません。

まだ短時間しか遊べていないので、細かい設定含めこれからいろいろ試してみたいと思います。
有料タイトルはまだ買っていないけど、どれにしようかな...。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント / PlayStation VR icon

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投稿者 B : 23:38 | Game | PS4 | コメント (0) | トラックバック