b's mono-log

2019/05/16 (Thu.)

味のレストラン えびすや 再訪

「疲れたら、うまい飯に助けてもらおう」

味のレストラン えびすや

久しぶりにやって来ました、西登戸(というか今回は京葉線千葉みなと経由)。『孤独のグルメ Season7』で巡礼した聖地のうち、是非ともまた来たいと思っていた名店のひとつ「味のレストラン えびすや」にようやく再訪することができました。

前回巡礼した際は放送前かつランチタイムだったけど、今回は放送から約一年後のディナータイム。五郎's セレクション以外にも食べてみたいメニューはたくさんあったし、そういうのを中心に攻めてみました。
なお今回は千葉勢として HAMACHI! さんにご一緒いただきました。

味のレストラン えびすや

味のレストラン えびすや

今回座ったのはドラマどおりのゴロー席!これは嬉しい。店内が見渡せるだけでなく、厨房の様子が見えて若旦那さんと軽くコミュニケーションを取りながら料理を楽しめるのもいい。

前回来たときには分厚いディナーメニューがあったのが、放送後の混雑の影響か現在はある程度限定されたメニューでの営業となっているようです。
ゴローちゃんが食べた生鮭のバター焼きを軸に、洋食屋の王道中の王道メニューの数々。どれもおいしそうです。

味のレストラン えびすや

でも俺的にはやっぱり裏面のオードブルとアラカルトメニューから攻めたい。
こっちはこっちで、この店の感じならどれも絶対おいしいに違いない品々の揃い踏み。どこから手をつけるか悩むやつ。
そしてこのアラカルトも +900 円でコースにできるのがまたいい。

味のレストラン えびすや

ま、とりあえず生ビールで乾杯。
今日も一日お疲れさまでした!最近すっかりビールがおいしい季節になりました。

味のレストラン えびすや

ここでお店からのサービスということで出てきたのが、マグロ刺の小鉢。
既に複数回来店している HAMACHI! さんへのサービスとのことでしたが、そういえば私が前回来たときも初めてなのにサラダのサービスをいただいたような。
全員にしてるわけじゃないだろうけど、こういうちょっとした心遣いが感じられるのがこの店の好きなところ。

味のレストラン えびすや

料理の方は、まずはイカのオリーブオイル揚げから。
なんだろうこの...格好つけすぎてない、気持ちのこもった感じの盛り付け。少し懐かしいよそいき感、こういうのほっこりする。

そしてイカ...何これ、おいしい!軽めにフライされた柔らかイカからオリーブオイルのいい香りが。
イカにこんな食べ方があったとは。これだけ延々と食べ続けていられそうなおいしさ。

味のレストラン えびすや

からの、生ソーセージのグリル。
生なのにグリルってどういうことだ?と思ったら、この手作り感。

香辛料が肉のうまみを引き出していておいしい。
そしてまたしても添えられた赤黄のプチトマトと飾り剥きされたキュウリの存在感。
子どもの頃、両親に連れられていったレストランのランチってこんな感じだったよな。

味のレストラン えびすや

そうすると赤ワインなんかに行ってみたくなるというものです。
ほどほどのワインをおいしい料理と一緒に、気取らずに飲める。こういう食事って幸せだ。

味のレストラン えびすや

ここで特製にんにくスープ!
アラカルトメニューをコースにしてみたわけです。

あたりに漂う、食欲をそそるニンニクの香り。
スープの表面に浮かんでいる卵黄もいい。

味のレストラン えびすや

そうそう...これですよ。
これだけを飲むためにはるばる幕張より奥まで来る価値があると言えます。

いろんな旨味をニンニクが増幅して、身体の芯からポカポカしてくる味。
これは疲れた心身に効果抜群、ニンニクパワーで元気回復だ。

味のレストラン えびすや

そこにガーリックトースト登場。
前回は放送前に来たからさすがに頼めなかった一品。

一般的にはガーリックトーストというと固めのバゲットを使うものだけど、ここのは何故かロールパン。
ふんわりした食感とほんのりした甘みに乗っかるニンニクのパンチ!めちゃくちゃうまいじゃないか。

これは目から鱗、ガーリックトーストの新境地が切り開かれた。

味のレストラン えびすや

よし、やるか。

スープをひたひたに浸して、ガーリック in ガーリック。
ガーリックの相乗効果で、これまたパワフル。だけどロールパンの甘みがこれを野蛮にすることなくまとめている。
これは柔らかいパンが正解、染み込んだ汁がジュワーっと溢れ出てくる。

今までいろんな汁やタレを白飯やパンにかけてきたゴローちゃんだけど、このガリトーはまさに真骨頂という感じ。

味のレストラン えびすや

コースメニューのサラダ。ここにも、例の赤黄プチトマト。もうこれを見ただけで微笑みが漏れてきてしまう。

前回もそうだったけど、この店のサラダはドレッシングがおいしくて、モリモリ食べられる。

味のレストラン えびすや

確実においしいと見込んでいたビーフシチュー。ほうら、見た目からしてこれですよ。

「洋食屋さん」らしい、少し懐かしくて丁寧に作られたのが伝わってくるビーフシチュー。
牛肉がトロトロに柔らかくておいしい。

そして付け合わせのニンジンとサヤインゲンのソテー、それにスパゲティ。
ニンジンのソテー、子どもの頃からの隠れた大好物だったんだよなあ。こういう甘みのあるソテーも久しぶりに食べた気がする。

洋食の付け合わせはとっても大事。
これらの味がいい店は、きっと長続きする。

味のレストラン えびすや

そして今回も食べておきたかったカニピラフ!

カニの風味の効いた、ちょい濃いめの味付けのピラフ。
「ちょい焼き飯寄り」なあたりが、ガツガツ食べることさえ許容しそうな懐の深さを感じる。

これぞまさに、キング オブ 洋食。
揺るぎなきうまさ。

味のレストラン えびすや

さらにもう一品、豚肉の生姜焼き。
洋食屋なのに生姜焼き?ソテーではなくて?と思ったら、こっちはかなりソテー寄りの生姜焼き。

豚肉の甘みとクタクタに炒められたタマネギの甘みが相まって、これもおいしい。
生姜焼きというといかにも定食屋的なバラ肉の生姜焼きもいいけど、こういうスタイルの生姜焼きもまたご飯の消費を煽ります。

味のレストラン えびすや

デザートは自家製プリン。
ちょっと固めでぷりんとした食感に、優しい甘さがいい。

このプリン、また食べたくなりそうだな。

味のレストラン えびすや

お店の奥に、前回はなかったロケ時の写真とサイン入り台本発見。

家族経営のあたたかさがこの写真からも滲み出ているよう。
皆さん腰が低くて、お客さんにおいしい料理を提供しようという真摯な思いがこの店を作っているんだなあ。

味のレストラン えびすや

今回も最初から最後まで、どれもおいしかった。
東京からはるばる遠征してきた甲斐がありました。

他にも牡蠣フライとかスペイン風おじやもおいしそうだし、ここならナポリタンも絶対うまいはず。
そしてあの生鮭のバター焼き...あれもまた食べたいんだよなあ。

機会を見つけてきっとまた来ようと思います。
ごちそうさまでした。

関連ランキング:洋食 | 西登戸駅新千葉駅千葉みなと駅

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2019/05/10 (Fri.)

サントリー山崎蒸留所に行ってきました

サントリー山崎蒸留所

先日京都に行った際に、JR の京都と大阪の間にあるサントリー山崎蒸留所の見学に行ってきました。

蒸留所というからてっきり山奥にあるのかと思ったら、実際は JR の沿線にあって駅からは徒歩約 10 分。こんなに見学しやすい立地にあるなら行かない手はありません。

サントリー山崎蒸溜所

サントリー山崎蒸留所

しかし行くのを決めたのがけっこう直前だったため、製造工程を含む見学ツアーは終日満員。無料の山崎ウイスキー館見学コース(要予約)だけ若干の空きがあったので、そこに申し込んで入館してきました。

なお、写真は全て α7 III+Vario-Tessar T* 24-70mm F4 ZA OSS で撮影しています。

サントリー山崎蒸留所

ここ山崎蒸留所は、サントリーの前身である壽屋が国産ウイスキー生産のために開業した日本初の蒸留所です。日本には白州や余市など有名な蒸留所がいくつもありますが、ここがその祖とも言える場所。

そういう施設だけあって、展示コーナーだけでもけっこうなボリュームがあります。製造工程を見られなかったのは残念ですが、それでもお腹いっぱいになるくらい見どころがありました。

サントリー山崎蒸留所

シングルモルトウイスキーといっても「単一の蒸留所のモルトで作られたウイスキー」なわけで、実際には蒸留所内にある様々な原酒をブレンドして造られます。これがまた種類も量も無限と言えるバリエーションがあって、どんな組み合わせが理想の味と香りを生み出すのか?その試行錯誤を想像しただけで眩暈がしそうになります。

サントリー山崎蒸留所

そうやって生まれた初めての国産ウイスキー「白札」。
ラベルにものすごい時の流れを感じますが、ボトルのデザインは現在の「山崎」でも根本的には変わっていないのがすごい。

サントリー山崎蒸留所

館内にはウイスキー開発史だけでなく広告や機関誌の歴史についても展示されていて、ああやっぱりお酒って大衆文化とは不可分なものなんだなあ...というのを感じます。

サントリー山崎蒸留所

山崎ウイスキー館にはミニチュアによるウイスキー製造工程の解説展示があり、実工程の見学ツアーに申し込めなくても概要は理解できます。
でもそれ以上にこの精巧なミニチュア!ポットスチルや樽の質感までちゃんと表現していて、被写体としてもグッと来るものがあります(笑。

サントリー山崎蒸留所

この展示コーナーでは外国人観光客向けのツアーが組まれていました。公式サイトから申し込めるツアーにはこれに関する記載がなかったので、旅行会社企画の外国人向けツアーですかね?解説まで全て英語で行われていたようです。
館内をよく見ると来場者は半分以上が外国人。京都に近いこともあり、日本観光の定番ルートの一つとして組み込まれているんでしょうね。どうりで有料見学ツアーの予約が取れなかったわけだ。

サントリー山崎蒸留所

こちらは 1F のウイスキーライブラリー。ここのフォトジェニックみ!!!(興奮
旅先だからとレンズ一本で臨みましたが、これはもっと他にもレンズ持ってくるべきだった...と少し後悔しました。

サントリー山崎蒸留所

一本一本色が異なる原酒が数千本単位で並べられています。
それぞれどんな味と香りがするんだろう。そしてこれらをブレンドしたときにどんなウイスキーが出来上がるのか...もはや想像の域を超えています。

サントリー山崎蒸留所

このライブラリーにはひたすら圧倒されるばかり。
こんなものを見せられたら改めてサントリーウイスキーのファンになってしまいます。近年自宅でキリン富士山麓ばっかり愛飲していてすいませんでした(ぉ

サントリー山崎蒸留所

ここまでずっと国産ウイスキーの展示ばかり見てきましたが、世界中のウイスキーがズラリと並べられたこの棚もすごい。
そういえば、五年前のビーム社買収によってサントリーはジムビーム、メーカーズマーク、ボウモア、ラフロイグ、カナディアンクラブなど世界中のウイスキーを傘下に持つ一大グループになっていたんでした。でもペルノ・リカールグループ傘下であるはずのバランタインが何故ここに?と思ったら、日本ではバランタインだけはペルノ・リカール・ジャパンではなくサントリーが販売権を持っているんですね...ややこしい(;´Д`)。

サントリー山崎蒸留所

ともあれ、近年はバーに行くことも随分少なくなり、スピリッツ類も自宅で嗜む程度になってしまった私。昔はホームバーを持つことが夢だったなあ...(学生時代、酒類やグラス類の収集だけはしてた)。
久しぶりにこれだけのウイスキーに囲まれて、ちょっと幸せな気分です。

サントリー山崎蒸留所

山崎ウイスキー館の 1F には有料のテイスティングカウンターも設置されています。
ここがまたお昼前にも関わらず大盛況で、多くの来場者がウイスキーの味と香りを楽しんでいます。

こうしちゃいられない、私も早くあそこに行って山崎を飲まなくては。

サントリー山崎蒸留所

カウンターの奥には山崎や響が大量に並べられています。
普段からそう飲む機会がある銘柄でもないのに、これだけの種類が揃っているのを目にするのもほぼ初めて。期待が高まるというものです。

サントリー山崎蒸留所

まずは山崎ブランド体感セット。山崎のノンエイジ、12 年、18 年を 15mL ずつ飲み比べられるセットで、900 円。
テイスティンググラスに注がれた少量の液体だけでも色合いが全く異なるのが分かります。

ノンエイジは...山崎というには若くて、これなら無理に山崎でなくとも他においしいウイスキーは他にもあるような...という感じ。
しかし年数が大きくなるに従って、香りは深くなり、味はまろやかさを増していきます。18 年は多分初めて飲みましたが、スコッチのシングルモルトがあまり得意でない私でもこんなにおいしいと思えるのか...!という驚きがありました。さすがは日本人が日本人のために造ったシングルモルトです。

サントリー山崎蒸留所

そして、そこらのバーではこの値段ではまず飲めないであろう響 21 年(600 円/15mL)と、サントリーが新しく発売した「碧 Ao」(200 円/15mL)。

まずは碧 Ao からいただきます。国産ウイスキーの原酒枯渇に対応するために、世界の五大ウイスキーの原酒をブレンドして造った新しいウイスキー。前述のとおり世界各国の蒸留所を傘下にもつサントリーにしか造れないブレンデッドウイスキーです。
飲んでみると、確かにブレンデッドらしいまろやかさ、飲みやすさで案外悪くない。国産が足りないからって混ぜれば良いってもんでもないだろうと思ってたけど、これおいしいのでは?

...と思ったのも束の間、その直後に飲んだ響 21 年が全部持って行きました。何この深い味と香り。碧 Ao の印象が一気に遠くに...さすがは国産ウイスキーの王。
自宅でも飲みたいけどちょっと買える値段じゃないんですよねえ。でもこの貴重な一杯を飲めただけでも幸せでした。

サントリー山崎蒸留所

というわけで、展示と試飲の両面で山崎蒸留所を堪能しました。想像していた以上に楽しかったし、おいしかった。
ここは繰り返し来る価値がありますね。次回来るチャンスがあったら早めに予約して、製造工程から見学したいところです。

投稿者 B : 22:25 | Drink | Gourmet | Photograph | Vario-Tessar FE 24-70/F4 ZA OSS | α7 III | コメント (0) | トラックバック

2019/05/09 (Thu.)

京都 本家 第一旭 たかばし本店

GW が明けてもまだまだ GW 中のネタで引っ張っていきます(ぉ。今回は京都で食べてきたラーメンの話。

京都ラーメン│京都 たかばし 本家 第一旭

本家 第一旭

三年前に京都に行ったときには新福菜館の本店に行きましたが、今回は隣で新福菜館以上の行列ができていた第一旭に行ってみようと思っていました。第一旭はつい先日東京にも進出したようだけど、やっぱり本場の味を知っておきたくて。

さすがにお昼時に行ったら前回同様の行列だろうと思い、朝 9 時半頃に京都についてすぐ向かったところ、並ばずに入れました(笑

本家 第一旭

外に行列こそできていなかったものの、中に入ってみると席はけっこう埋まってる。朝の 9 時台からラーメンを食べる人々ってどんな人生を送っているんだろう...と自分のことを棚に上げながら考えます(ぉ
この店、朝 5 時から深夜 2 時まで営業しているんですよね。様々な人間模様が交錯しそうです。

本家 第一旭

新福菜館は黒炒飯だけど第一旭は餃子がいいという話を聞いたので、サイドメニューに餃子を頼んでみました。

カリッと焼き上げられた小ぶりな餃子の中に、ギュッと凝縮感ある具。正しいラーメン屋の餃子という感じでおいしい。

本家 第一旭

そしてラーメン。こういうのはやっぱり全部のせから行ってみるべきでしょう、ということで特製ラーメンを注文。

いかにもなラーメンどんぶりの中に茶色いスープ、たっぷりのネギ、もやし、チャーシュー。九条ネギの緑が美しい。
そうそう、私が最近好きなのはこういう王道の「中華そば」ですよ。

本家 第一旭

醤油ベースのスープはちょっとしょっぱいかな...でも好きな感じ。
富山人としてはどことなく大喜を思い出す、なんか懐かしい味。

チャーシューは気を衒わないオーソドックスなタイプ。脂っこくなく、もやしのシャキシャキと一緒に食べるとうまい。
スープの味も半分くらいはチャーシューの塩味由来じゃないかというくらい、味がよくしみています。

本家 第一旭

そして麺。この店、麺がうまいんだ。
何が特徴というのも難しいくらい「中華そば」のど真ん中を行く感じの中太ストレート麺で、麺そのものの味に加えてスープがよく絡んでおいしい。中華そばらしい中華そばを正面から食べている実感があります。

いやあ、おいしかった。
隣の新福菜館と比べると、あっちのほうがスープの色的にはしょっぱそうに見えるのに、実際の味は逆という対照的なところも面白い。
どちらも甲乙つけがたい、名店と言われる理由が分かる味でした。

ちなみに京都で「第一旭」というと複雑な暖簾分けの結果さまざまな流派の「第一旭」が存在するようですね。
京都たかばしにあるこの本店が起源らしいですが、機会があれば別の流れを汲む第一旭にも行ってみたいところ。

関連ランキング:ラーメン | 京都駅七条駅九条駅

投稿者 B : 21:00 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2019/05/06 (Mon.)

愛知県名古屋市の台湾ラーメン

「名古屋生まれの台湾ラーメン。この腹のざわめきは...何だ?」

台湾ラーメン光陽

昨年の『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』の聖地巡礼は京都の聖地名古屋のホテルと鰻屋から最後の台湾ラーメンの聖地へとやって来ました。

「台湾ラーメン」とはいうものの、実際には台湾にそんなラーメンがあるわけではなく、ここ名古屋発祥のご当地グルメだというのが真相。台湾料理(といっても私は台北しか知りませんが)はむしろ魯肉飯や乾麺(ガンミェン)、小籠包といった辛味よりも旨味系の料理がメインなはずです。名古屋流の台湾ラーメンは近年では関東にも進出している「味仙」が起源で、ここの店主が台南の担仔麺をもとに賄い飯として作ったのが最初だと言われています(出典:Wikipedia)。

しかしここで有名な味仙とは違う台湾ラーメンの店をわざわざ取り上げるのが『孤独のグルメ』らしいところ。名古屋市の北の外れにある比良というところに、その店はありました。

台湾ラーメン光陽

台湾ラーメン光陽

大晦日の放送以来混雑しているのか、店先には最長 100 分制限の貼り紙が。
この店は予約を取っていないようで、17 時開店のところ 16:50 頃に到着してみたら既に 5 人の行列が。その後、あれよという間に行列が長くなってしまったので、早めに来て正解でした。

台湾ラーメン光陽

店内、ドラマそのまんま。
中日ドラゴンズと力士らしきサイン色紙が大量に貼られていて、そもそもドラマ以前からこの界隈では有名だったことが分かります。

今回は混んでいたのでゴロー席には座れず、カウンターに着席しました。

台湾ラーメン光陽

さあて、何を入れていこうか。
劇中でちらっとメニューを見たときから、いかにも町中華な料理名がいろいろ並んでいたのが気になっていたんだよなあ。
こういう店で食べるなら、定番メニューこそうまいに違いない。

台湾ラーメン光陽

ともあれ、何はなくとも生ビール。
ここのところ少しずつ暑くなってきたこともあって、一杯目の生ビールがうまい。

台湾ラーメン光陽

ワンタンスープっぽい柔らかめの水餃子(スープがうまい)と、

台湾ラーメン光陽

イイ感じの焦げ目が香ばしい焼き餃子から始めようじゃないか。

そうそう、こういう気取らない町中華然とした雰囲気が嬉しいんですよ。
とにかく何でも多めの油と強火、中華鍋でジャジャッとやってすぐ出てくる感じ、今はなき中華シブヤにも通ずるものがあります。

しかし大量の油が霧状になって店内に舞っていて、こりゃあ帰ったらファブリーズ必須だなという感じ(笑

台湾ラーメン光陽

厨房の中華鍋さばきを眺めていたら、目についたのがカウンター上のこの腸詰め。
見るからにうまそうじゃないですか。これください。

台湾ラーメン光陽

凝縮感ある腸詰めに濃口のタレ、そこに白髪ネギとニンニクスライス。
期待を裏切らない、ややジャンクな感じのうまさ。こういうのでいいんだよこういうので。

俺、これとビールさえあればどこまでもいけそうな気がする。

台湾ラーメン光陽

でも、ここでビールで腹いっぱいにするわけにはいかないから、紹興酒にチェンジ。
こういう濃いめ、辛めの中華にはやっぱり紹興酒がよく合う。

台湾ラーメン光陽

からの、牛すじ。

プリプリした食感の牛すじにピリ辛タレがよくしみて、これまたうんまい!
日本の居酒屋のすじ煮とはまたベクトルの違ううまさ。この味と食感はクセになりそうだ。

台湾ラーメン光陽

さらにクキ炒め。

これはニンニクの茎だと思うけど、無愛想に「クキ炒め」と名付けてしまうセンスが町中華らしくてイイ(笑
ピリ辛でちょっととろみのあるタレが茎とそぼろにかかって、これも止まらないうまさ。

それにしてもこの店の料理、どれも辛くて旨味もあって、やっぱり台湾でも中国でもない独自の名古屋中華圏を形成している。
でも名古屋人がこいつにハマる気持ち、よく分かる。

では、ここらでそろそろ本命にお出ましいただこうじゃないか。

台湾ラーメン光陽

...と思ったら、メニューから探すまでもなく壁に「五郎さんセット」の貼り紙が(笑。
その上には当然、松重さんと女将役の坂井真紀さんのサインも添えられていました。

これは選ぶ手間が省けた。よし、その名古屋式ラーチャンセットにしよう。

台湾ラーメン光陽

台湾ラーメンは辛さが選択可能。
最も辛くないのが「アメリカン」って、台湾なのにアメリカン。ていうかそもそも本来は台湾ですらないし。この意味不明なアバウト感がジワジワくる。

今回選んだのはもちろんゴローちゃんと同じく中辛。
どうしても辛さの奥地に踏み込みたくなってしまう、辛いもの好きの好奇心、冒険心。

台湾ラーメン光陽

まずは酢鶏。
ゴローちゃんセットで頼んだら劇中どおりハーフサイズで出てきたけど、こっちは二人組なんだしレギュラーサイズで頼んでも良かったかも。

酢豚みたいなトロミ、なし。でもしっかり酸っぱうまい、いいじゃないか。
ここまでピリ辛の連打連打で来ていたから、このタイミングでの酸味が心地良い。
酸っぱい鶏唐、ものすごくいい。

台湾ラーメン光陽

そして真打ち、台湾ラーメン。
十年くらい前に名古屋出張のついでに味仙で食べて以来、そうとう久しぶり。

この真っ赤なスープ、中辛でこれなら激辛はどんなことになっちゃうんだ?
とにかく混ぜたほうが良さそうだな。調子に乗ってズルズルいくとむせるやつだ。

台湾ラーメン光陽

この麺、うまい。好きなタイプ。
スープのほうも、最初の口当たりは辛さよりも旨味が勝っている感じ。これ、やっぱりおいしい。

あっ、でもジワジワと辛さがきた。辛さの時間差攻撃だ。

けっこう来る辛さにも関わらず、箸とレンゲが止まらない。うまい、辛い、うまい、辛い、まるで永久機関のようだ。
唯一無二の旨辛、台湾ラーメン。

台湾ラーメン光陽

この辛さは紹興酒じゃちょっと追っつかない。さらには汗まで噴き出してきた。
真夏のごとく水が進む。水は当然、ジョッキで。

額や首筋から汗が流れてくる感じってあまり気持ち良いものじゃないはずなのに、この汗は何故か心地良い。

台湾ラーメン光陽

とどめにピリ辛ニンニクチャーハン。

一見なんの変哲もないチャーハンだけど、この強烈なニンニクの香り!
鼻と口からニンニクが容赦なく流れ込んでくる。

これは今までのチャーハンでは経験したことのないニンニク量だ。
でも、めちゃくちゃうまい。

名古屋にはこういう図抜けたメニューがあったのか。
一度食ったらやめれない、これは禁断のチャーハンだ。

台湾ラーメン光陽

〆は五目スープ。
町中華らしいやさしい旨味に溢れた中華スープに野菜がゴロゴロ。
辛さにやられかけた舌に、これは嬉しい。落ち着きます。

台湾ラーメン光陽

ああ、食った食った。帰りの比良駅までの歩きがちょっと苦しかったくらい、腹一杯。
おいしかった~。

台湾ラーメンはもちろんおいしかったけど、あのパワフルなニンニクチャーハンに、それぞれ個性のある一品料理たち。
名古屋独自の進化を遂げた強烈な中華料理が、しっかりと土地に根付いている。
俺はまだまだ名古屋を知らない。

あんトーストにありつけなかったのだけが心残りだけど、大満足の京都~名古屋巡礼ツアーだった。
尾張名古屋、終わりよければ全て良し、か。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:ラーメン | 比良駅

■関連リンク
【Season7巡礼完了】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~7&原作 - NAVER まとめ

投稿者 B : 20:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2019/05/04 (Sat.)

東京都文京区千石の四川麻婆豆腐

『孤独のグルメ』に出てきそうな中華料理店があるから行こうぜ!というお誘いをいただいて、巣鴨までいそいそと。

四川家庭料理 中洞

四川家庭料理 中洞

とげぬき地蔵とは反対側の、閑静な住宅街の中にある雰囲気よさげなお店。店名は「なかほら」と読むようです。

四川家庭料理というと激辛だった京成小岩の聖地を思い出してちょっと身構えるところですが、外観からは辛さよりも優しげなものを感じます。

四川家庭料理 中洞

オープンして一年足らずという新しめの店内には壁に描かれたパンダが我々を出迎えてくれます。

こういうお店にしては若めのマスターとおかみさんとアルバイトの三人くらいで営業しているようですが、おかみさんはなんと小さなお子さんをおんぶしながらの接客(!)で、客におしぼりを渡すのは背中のお子さんの役目(笑。こちらも自然と笑みがこぼれます。

四川家庭料理 中洞

メニューはいろいろあるようだけど、黒板に書かれた季節のおすすめが特にそそる。ラム肉の山椒煮やクミン強火炒め、カニミソ...魅惑ワードのオンパレードでどれにしようか迷ってしまう。

四川家庭料理 中洞

ま、とりあえず生ビールから。銘柄は最近泡推しのプレモルですが、この店のも泡の分量バランスときめ細かさがとても良い。

四川家庭料理 中洞

一品目は「やわらか蒸し鶏 濃厚旨辛ダレ」。中華はやっぱり蒸し鶏から始めないと。
その名の通りやわらかーい蒸し鶏に、四川らしいピリ辛のタレ。一般的な胡麻ダレとは違う濃い味が蒸し鶏によくしみて、これはビールが捗るやつや。

四川家庭料理 中洞

青菜の強火ガーリック炒め。
シャキシャキ感を失わずにニンニクのいい香りと旨味を移し取った青梗菜がうまい。これまたビールが進みます。

四川家庭料理 中洞

でもって気になっていた黒板メニューから「ラム肉と春雨の香り高い山椒煮」。
ラムと山椒というと強火でジャッと炒めて食べたくなりますが、煮込むとこんな感じになっちゃうのか。とろみのあるスープの中で、ラムと山椒のいい香りがお互いを引き立てあって、ラムの新たな境地を見出してくれる味。これだけでご飯三杯くらい行けてしまいそうです。

四川家庭料理 中洞

こんな料理が続いたらビールがあっという間になくなってしまうわけで、次は紹興酒ハイボールに移行します。
飲みやすさにキンと冷えたステンレスグラスの完食も相まってグイグイいける味だけど、中にリンゴの紹興酒漬けが一切れ入っていて、これを囓ってみると濃厚な甘みに浸されたリンゴがやけにうまい。思いがけないプレゼントをいただいた気分です。

四川家庭料理 中洞

中洞特製麻婆豆腐。四川料理といえば麻婆豆腐は外せません。
四川麻婆というと唐辛子でめっちゃ辛いか山椒でめっちゃ痺れるかその両方かのいずれかというイメージがあるけど、ここのは辛さは程々で旨味とのバランス良い感じ。四川といっても本場そのままではなく、日本人向けにアレンジされた家庭料理という印象を受けます。

四川家庭料理 中洞

そこにすかさず「ごはん、要りますか?」と出していただいた白飯。
そう、この辛味と旨味の前には日本人なら白飯が欲しくなる!当然のごとくミニ麻婆丼にしてかっ込める幸せ。

四川家庭料理 中洞

続いては「潰し里芋のねっとり熱々焼き 肉そぼろあんかけ」。
ホクホク、ねっとりとした里芋の熱々と、それを閉じ込めるあんかけの組み合わせ。麻婆豆腐の刺激を受けた直後の口腔にこの熱さは刺激が強いけど(汗)、四川らしからぬ旨味中心の優しい味にハートを鷲掴みにされます。

そういえば京成小岩の店でも似たような料理で「じゃがとろ」というのがあったけど、改めてこれは四川の一般的な家庭料理なんだろうなあ。

四川家庭料理 中洞

再び黒板メニューから、鶏ももとモリーユ茸の香り炒め。
この店の料理、旨味と辛味もいいけどどれも香りが良いんです。まず運ばれてきた瞬間に視覚と嗅覚で楽しんで、その後に味覚で楽しめる。まさに全身でおいしさを堪能している実感があります。

四川家庭料理 中洞

これは絶対食べておきたかった、豚スペアリブの煮込。
筋張った感じも脂っこさもなく、ひたすら柔らかい旨味の塊を食べている感覚で期待以上のうまさ。味と香りもよくしみてます。

やっぱりこの店、期待していた以上にレベルが高い。

四川家庭料理 中洞

こうなると紹興酒が欲しくなるというもので、甕出しを常温でいただきます。
本当にうまい四川料理には、やはり紹興酒が一番合う。

四川家庭料理 中洞

季節ものから春キャベツのカニミソ煮。これまた出てきた瞬間にカニの香りがふわあっと漂ってくる垂涎もの。
半分溶けてしまいそうなほど煮込まれたトロトロの春キャベツがカニミソと渾然一体となって、これはたまらん。あまりにもおいしくて一瞬でなくなってしまいました(笑

四川家庭料理 中洞

もっちり水餃子。見るからにモチモチの皮の中にギュッと凝縮された餡のコントラスト。
小皿に黒酢を垂らすとパンダの絵柄が浮かび上がってきて、目にも楽しい。

四川家庭料理 中洞

ここで紹興酒がなくなってしまったので、中国酒 三種飲み比べセットをおかみさんのお勧めで見繕ってもらいました。

左の女児紅(ニュアルホン)はスタンダードな紹興酒で安定の美味しさ。この店の料理ならどれにでも合いそうです。
真ん中は黒もち米と黒豆、生姜で作られたという客家黒姜(クージャーヘイジャン)。黒糖っぽい甘みとジンジャーの香りを感じる濃厚な飲み口はとても私好み。
右端のライチ酒は見た目の通り爽やかな甘みとほんのり酸味が食後酒としてもいけそうな感じで、どれもおいしい。

四川家庭料理 中洞

〆のご飯ものはホラホラチャーハン。王道のレシピを丁寧に作った感じが、ここまでに食べてきた他の料理と同じくこの店らしくてとても良い。変にアレンジされた創作料理よりも、こういう飽きずに食べられるスタンダードを安定して提供し続けられることが、町中華に求められているものなんじゃないだろうか。

四川家庭料理 中洞

最後は豆乳プリン。四川ってデザートにはスイーツよりも果物を食べる文化らしくて杏仁豆腐もあまり一般的ではないらしいんですが、この豆乳プリンはマスターが現地で食べたことがある味を再現してみようとして作った一品とのこと。濃いめなんだけどサラッとした味が食事の終わりにちょうど良い。

四川家庭料理 中洞

はー、最初から最後まで一つとしてハズレなくおいしかった。
丁寧に作った料理を地元の人たちに毎日でも飽きずに楽しんでほしい、そういう想いを感じる店でした。

本当に『孤独のグルメ』に取り上げられてもおかしくないクオリティだと思うけど、あまり有名になりすぎてほしくない気もします(笑。
ウチからだと巣鴨ってあまり近くないんですが、他にも気になるメニューはたくさんあったし、何度となく訪れたい店。

機会を見つけてまた食べに来よう。
ごちそうさまでした。

関連ランキング:四川料理 | 巣鴨駅千石駅駒込駅

投稿者 B : 18:43 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2019/05/02 (Thu.)

愛知県名古屋市のうな重

「そうだ、鰻が食いたかったんだ。よし、鰻屋を探そう」

ホテルシルク・トゥリー名古屋

『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』の聖地巡礼、京都の土鍋ご飯の次は当然名古屋の聖地をハシゴするわけで、京都から当日中に新幹線で名古屋へと移動してきました。
名古屋での宿はゴローちゃんも宿泊していたホテルシルク・トゥリー名古屋。ここまで再現してこその聖地巡礼です(笑

でもって、翌朝は劇中にも登場した「珈琲処 カラス」であんトーストを...と計画していたのですが、

喫茶処 カラス

なんと休業日・゚・(つД`)・゚・。
事前調査の時点で不定休的な情報があったからそのリスクは想定していたけど、遠征してきて実際に休みだと凹みますね...。

でも休みなものはしょうがない。ここへはまた日を改めて来るとして、次の目的地へと向かいます。

炭焼きの店 うな豊

うな豊

名古屋市の南のほうにあるこちらの鰻屋が、ドラマ大晦日スペシャル冒頭で「ゴローちゃんが蓋を開けたうな重が空っぽだった」夢オチのシーンに使われたお店。
正規の聖地(なんだそれ)ではありませんが、ロケ地としては巡っておきたかった場所です。

お昼前に到着したところ、満席ではなかったもののゴローちゃんが座っていたテーブル席は埋まっていて、ドラマとは関係なく人気店のようです。
店舗はドラマで見ていたよりも広い感じで、私は奥の座敷席に通されました。

うな豊

メニュー、表紙からしてインパクトある。こういうノリ、けっこう好き。
いろんなことが鰻パワーで乗り切れそうな気になってくる。

うな豊

一口に鰻といってもこの店のメニューはかなりバリエーション多め。どれにしようか迷ってしまう。
ここはオーソドックスにうな重でいくべきか、それとも櫃まぶしで変化を楽しむか。でも白焼きだって捨てがたい。

うな豊

メニューには親切にも別紙で種類別の鰻使用量が図解されていました。
店によって名前のつけ方がまちまちで分かりにくいから、これはありがたい。

ちなみにこの店では櫃まぶしではなく「まぶし丼」として丼で出てくるようです。

うな豊

というわけで、私は結局王道中の王道であるうな重にしました。
劇中(の夢の中)でもゴローちゃんはうな重を食べようとしてたしな。

ともあれ、待ちかねたぞ~。
空腹は我慢の限界だぞ。

パカッ。

うな豊

良かった、空っぽじゃなかった(笑

それにしてもこれは見事な鰻だ。
肝吸いに入ってる肝までちゃんと炭焼きにされていて、ちょっと嬉しい。

うな豊

この炭火とタレのいい香り、素晴らしい。
関東のと違ってこっちの鰻は蒸さずに直焼きだから、ふっくら感よりも表面が少しカリッとした感じで、個人的には名古屋流のほうが好み。タレの味が濃いめなのもいい。

このうな重、最高じゃないですか。

うな豊

テーブル備え付けの山椒、なんとミル挽き。鰻に山椒は必需品だけど、こういうタイプは珍しい。
喜び勇んで鰻にかけようとしたところ、近くのテーブルで「東京の人は最初から山椒かけちゃうけど、俺は初めはかけずに食うね」と語っているのが耳に入ってきて、つい手が止まる(汗

結局最初の一切れは何もかけずにいただきました。確かに何もかけないほうが炭火とタレの香ばしさがストレートに堪能できてイイ。

うな豊

残った半身に山椒を挽いてみました。

一般的な粉末状の山椒とは違って、ピリッとした刺激よりも挽きたての香りが鰻のうまみを引き立ててくれる感覚。これはおいしい!
またタレが「つゆだく」な感じでご飯にしみてるのも嬉しい。これは一心不乱に食べてしまううまさだ。

うな豊

完食。は~、うまかった。
生ドラマパートに登場した柴又の鰻屋も良かったけど、この店もドラマ本編に登場してもおかしくないハイレベルな店でした。名古屋には鰻の有名店がたくさんあるけど、そこまで知名度がなくてもこれだけうまいとは、名古屋の鰻おそるべし。

思い起こせば前回名古屋で鰻を食べたのは五年前の一冨士でした。あのときも聖地巡礼のついでに立ち寄ったんだったけど、今回もせっかく名古屋に来たからにはうまい鰻が食べられて良かった。

ごちそうさまでした。
あんトースト巡礼の予定は別途立てますかね。

関連ランキング:うなぎ | 瑞穂運動場西駅新瑞橋駅瑞穂運動場東駅

■関連リンク
【Season7巡礼完了】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~7&原作 - NAVER まとめ

投稿者 B : 16:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2019/04/29 (Mon.)

京都府京都市のぐじの土鍋ご飯

「よーし、決まった。京都大文字炭火焼き大会、いこうじゃないか」

京都

世の中は史上最長のゴールデンウィーク...ということで、この期間を利用して私は昨年の『孤独のグルメ 大晦日スペシャル』の聖地探訪のため京都へとやって来ました。

最近関西方面への出張がめっきり減ってしまって、京都も思い起こせば懐かしいな。三年前に来て以来か。あのときは桜が満開だった。
聖地巡礼としても同じ大晦日スペシャルの聖地である柴又のうな重以来だから、けっこう間が空いたことになります。でも遠征系の聖地巡礼は過去いずれも料理・道中ともに楽しかった思い出しかなく、今回も期待を胸に新幹線に乗ってきました。

梨門邸

今回の目的地たる京都の聖地は、劇中では何もない住宅街にぽつんとある店...という体でしたが、実際には銀閣寺の参道や「哲学の道」のすぐ傍にあり、立地的には悪くないんじゃないの?という場所。そこにきてこの雰囲気のある店構えに縄のれん、これは見るからにうまそうだとドラマを観た瞬間に確信していました。

開店時間に合わせて予約を取っていたところ、他にも開店待ちのお客さんあり。この日は予約だけで満席、しかも一日一巡しかお客を取っていないようで、基本的に予約必須と考えたほうが良いでしょう。

梨門邸(なしもて)

梨門邸

中央の焼き台を囲むコの字型のカウンター。座席は十席のみ。そしてこの何とも言えない落ち着いた、それでいてカウンターの内外の距離が近い雰囲気。俺の直感が、この店は「当たり」だと言っている。
マスターは先代からこの店を受け継いで以来、女将さんと二人でこぢんまりと営業しているそうです。

梨門邸

ま、何はなくともビールから。
生ビールはサッポロと琥珀エビスから選べるのがうれしい。琥珀エビスの深みのある味わいが、この店に雰囲気に似つかわしい。

梨門邸

そこに出てくる、お通し三種。
左から、冷奴を山椒で味付けたもの、蕪と水菜とツナ(?)を少し酸っぱめに煮たもの、それに油揚げと大根の煮物。
一つ一つが丁寧に作られていて、どれもが一品料理としてちゃんとうまい。特にこの大根...それほど煮染めたようにも見えないのに、じわあっと味がしみていて心にしみる美味しさ。これだけ大皿でおかわりしたくなる。

東京では出合わない、この小さな一手間。まさに京のおばんざいって感じ。

梨門邸

じゃあ、お品書きをじっくりと選ぼうじゃないの。
土鍋ご飯、素材は日替わりだろうけどお目当てだった甘鯛(ぐじ)がちゃんとあった!遠征してきてこういう巡り合わせものにちゃんと遭遇できると、日々を誠実に生きてきて良かったと思える。

梨門邸

さておき、まずはマスターのお勧めだった初鰹の刺身から。
切る前から見るからにうまそうだった鰹を目の前の炭火で表面を軽く炙ってからお造りにしてくれます。

炭火の香りが、鰹本来のうまみを何杯にも高めてくれるかのようなうまさ。これは素晴らしい、「舌鼓を打つ」とはこういう状態のことを言うのだろう。

梨門邸

続いておつまみ的にそら豆の炭火焼き。
ホクホクした食感と甘みがいい。

初鰹とそら豆、初夏の旬を京都のこの店で堪能できる幸福。満ち足りていることを実感します。

梨門邸

そこにちょっと変わり種、とまとの炭火焼き。

火傷しそうなほどのアツアツとまとを頬張ると、洋食とは全く種類の異なるとまとの味わい。
とまとにはこんな表情もあったのか。酸味のある香ばしさ、面白いな。

梨門邸

箸が止まらん、胃袋がもっと寄越せと叫んでいる。
というわけで、れんこんの炭火焼き。

これは期待通り、あっさりとしつつホクホク感もある絶妙なうまさがビールを引きつけます。
繊細さと大胆さの融合。家で焼いてもこの味には絶対にならないだろう。

梨門邸

さらにアスパラ。

どれもこれもシンプルな炭火焼きなのに、焼き加減がそれぞれ絶妙に素材のうまさを引き出している。
炭火焼き、奥が深い。あの、焼き台のマジックか?いや、大将の炭火遣いだろう。

梨門邸

焼き台の上に整然と並べられた食材が、それぞれに然るべきタイミングで場所を移されたり、火から上げられたり、蓋をして蒸し焼きにされたり。

カウンターの中央に陣取るこの焼き台は、まさに大将というマジシャンのテクニックを見せるステージのようだ。
見ているだけで楽しめる。眺めているだけで、酒が進む。

梨門邸

そしてついに焼き上がってきた、もち豚ロースの炭火焼き。
おおお...豚、分厚い。

ネギをまとった豚ロース。もち豚そのものの肉の甘みとうまみを炭火とネギ、それにタレが三位一体となって引き立てている。
このネギとタレ、最高。鋭いパンチがボディに食い込んでくる。

これは文句なしにうまい。

梨門邸

新玉ねぎの炭火焼き。
普段なら脇役や引き立て役に徹するような玉ねぎも、ここの炭火にかかるとそれだけで甘さを引き出されて、一気に主役級に躍り出る。

この玉ねぎもめちゃくちゃうまい。
京料理、おそるべし。

梨門邸

こんなん出されたら日本酒しかあり得ません。
メニューに立山の文字を見つけたらば、富山人としては頼まざるを得ない。そしたら竹筒に入って出てきました。

まさかこの京都でふるさとの味に、しかもこんな乙な飲み方で巡り合えるとは。

梨門邸

そうすると富山繋がりで白えびのかきあげが食べたくなるというもの。

でも一般的に富山界隈で食べられる白えびのかきあげって殻ごと揚げるから、おいしいんだけど殻が口の中に刺さって痛いのと表裏一体なんですよね。
それに対してこの店のかきあげは殻や髭を取ってから揚げてあるようで、ふっかふか。こんな幸福な白えびのかきあげ、富山でもそうそう食べられんぞ。

梨門邸

このかきあげに合わせるのは万願寺とうがらしの炭火焼き。
みずみずしさを保ったまま焼かれた万願寺の甘みがじゅわっ、と噴き出してきて、これもうまい。

梨門邸

そこからいきなり洋食方面に転換して、デミグラスソースのハンバーグ。これも炭火焼き。

炭火焼きなのにほわほわ食感のハンバーグに、ちゃんと炭火の香ばしさ。そこに絶妙なうまさのデミグラスソース。なんじゃこりゃ、そのへんのハンバーグ専門店が裸足で逃げ出しそうなほどうまい。近所でランチをやってたら毎日でも通うレベル。

くうう、たまらん。

梨門邸

いかんいかん、あまりのうまさに我を失ってしまった。
ここは竹の子の木の芽焼きをいただいて自分を取り戻そう。

そうそう、これですよ。
炭火でじっくりほっこり、たまらないな。

梨門邸

日本酒を続けているとどんどん我を失っていきそうだったので、ここらで焼酎にスイッチ。麦焼酎「つくし」の黒をロックで。

京都の夜を堪能してる俺。うまい料理と向き合える時間は、何事にも代えがたき幸せ。
食べ終わるのが名残惜しい。

梨門邸

さあ、ラストスパートで土鍋ご飯、いこうじゃないか。

まずは鶏ごぼうの土鍋ご飯。期待に違わず、鶏肉とごぼうのうまみがご飯にじっくりと染みわたっている。
ああ、優しい。うまさが心にしみてくる。

梨門邸

そして最後においでなすった、御大登場。
甘鯛(ぐじ)の土鍋ご飯。

蓋付きで出てくるこのもったいつけた感がなんともニクい。
いかなるや、ぐじごはん。

梨門邸

おおおおお、美しい。
雅な風情漂う、この紅色。

土鍋から立ち上ってくる香りの時点でもう既にうまい。

梨門邸

おお、おおおおお、これはまた。うまいなあ...。

土鍋炊きの銀シャリと炊かれると、もはや無敵のうまさ。
ぐじの優しいうまみがご飯に移って、しみじみとうまい。日本人で良かったという感情が自然と湧いてくる。

梨門邸

最初から最後まで、例外なくどれもうまかった。
これだけうまい料理と落ち着いた雰囲気、そりゃあ話と酒が弾むわけだ。

京都の味の長い歴史が、ここには温かく引き継がれている。
感謝の気持ちしかない。

ああ、いい晩飯だった。
次に京都に来る機会がいつかは分からないけれど、そのときはまたこの店に来たい。

本当にごちそうさまでした。

関連ランキング:炭火焼き | 元田中駅茶山駅出町柳駅

■関連リンク
【Season7巡礼完了】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~7&原作 - NAVER まとめ

投稿者 B : 23:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2019/04/25 (Thu.)

とんかつ檍 大門店

お昼前に浜松町周辺にいるタイミングがあったので、大門にある「とんかつ檍」の支店に行ってきました。

とんかつ檍 大門店

とんかつ檍 大門店

これまでに蒲田本店いっぺこっぺ(カツカレー)銀座店と巡ってきてやっぱり都内でもトップクラスに美味しいと感じたこの系列。残りの支店である大門店にも行ってみようと思っていたところ、ちょうどいい具合に機会が訪れました。

お店に着いたのは 11:15 頃、という時点で店外には既に 15 人程度の行列ができていました。開店は 11:00 のはずだから、オープン直後にも関わらずもう満席+一回転分の待ちができていることになります。すごい人気(;´Д`)。

とんかつ檍 大門店

しかしランチタイムだからか(?)並び始めてから 30 分と待たずに入店できました。行列の長さの割に回転は悪くない。

店内はカウンター 10 席+小上がりのテーブル二つ(8 席)。他店舗よりもキャパシティは若干多めで、テーブルが相席になるのもランチタイムの回転が早い理由でしょうか。
奥の壁にはアンジャッシュ渡部氏推薦のステッカーが貼られていて、そりゃあ混むわけだ...。

とんかつ檍 大門店

今まで他店舗で食べたのはいずれもロース系だったので、今回はヒレかつ定食を選んでみました。

ヒレのほうがロースよりも揚げ時間が短いのか、私よりも先に入店したお客さんのロースかつよりも早くできあがってきました。座ってからけっこう待つつもりでいたので、いい意味で拍子抜け。

とんかつ檍 大門店

ヒレかつ。薄めの衣に、うっすらピンク色の肉。

ヒレかつってロースよりも脂身が少ない分、ともするとパサついた感覚になりがちですが、ここのヒレかつはしっとりしていてかつ柔らかい。肉そのものからほんのりした甘味を感じます。
肉汁からうまみを感じるロースかつも捨てがたいけど、質のいい肉を食べてる感が強いこのヒレかつもまたいい。

とんかつ檍 大門店

例によって種類が選べる岩塩。食べ比べてみると種類によって肉のうまみ・甘味の引き出され方がこうも違うか、というくらいにキャラクターの違いを感じます。
個人的にはヒレかつにはボリビアの紅塩か削りたてを味わえるパキスタンの岩塩の組み合わせが好み。

とんかつ檍 大門店

定番のソースで食べるのももちろん美味しいんだけど、林 SPF 豚のとんかつはやっぱり岩塩が一番うまみを引き出してくれる印象があります。多彩な岩塩の味を堪能しつつ、ときどき目先を変えてソース、という具合で一切れずつ味わっていくのがイイ感じ。

いやー、大門店も期待にたがわずうまかったなあ。しかも並んでから食べ終わって退店するまで結局一時間かからなかったので、早めの時間に並べるならランチタイムはアリだと思いました。
蒲田・大門・銀座いずれも私としてはアクセスしやすい立地だから、また美味しいとんかつが食べたくなったらいずれかのお店に足を運ぼうと思います。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:とんかつ | 大門駅浜松町駅御成門駅

投稿者 B : 22:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2019/04/12 (Fri.)

渋谷百軒店 とりかつ CHICKEN

夕食どきに渋谷界隈におりまして。

学生時代にはしょっちゅう遊びに来ていた渋谷も、近年はもう具体的な用事がない限り来ない街になってしまいました。だからこんなときに入りたい店もパッとは思いつかないという。渋谷、俺がちょっと飯を入れていくような店ってもうないのか?...と考えつつ、足が向かっていたのがこちら。

とりかつ CHICKEN

道玄坂を登っていったところにある百軒店(ひゃっけんだな)です。センター街とかヒカリエとかの店に一人で入るのはちょっと気が引けるけど、この辺は若者の街渋谷とはちょっと雰囲気が違う。この辺ならありかrな...。
ただしこの辺りは一本入ると完全にラブホテル街で、この歳になってもこういうところをうろつくのは躊躇します。

百軒店の代名詞といえば『孤独のグルメ』原作にもちらっと登場している喜楽だけど、この日はあいにくの定休日。ならば、ということで見つけたのがこちらのお店。

とりかつ CHICKEN

とりかつ CHICKEN

喜楽の横の狭い路地を上っていったところにある定食屋。ここ、実は 22 年前の『孤独のグルメ』初版本の表紙にも看板が描かれているんです。

4594021379

少なくとも 22 年以上、いやこの雰囲気から察するに間違いなく 30 年以上、昭和の時代からこの地に存在し続けているであろうこのお店。しかも、どうやら当時から値段は変わっていないらしい。渋谷の街中で小綺麗なチェーン店に入るよりこんなところのほうが絶対面白い、ここにしよう。

でもここ、一体どこから入るんだ...?

とりかつ CHICKEN

最下層が飲食店になっている古マンションの一角が店舗になっていました。向かいのスナックらしき店からはカラオケの歌声が聞こえてくる。この雰囲気、完全に昭和。
ここまで来たからには入ってみようじゃないか。すいませ〜ん。

とりかつ CHICKEN

店内はほぼカウンター、それに申し訳程度にテーブル席がひとつ。そして扉を開いた瞬間にむわあっと包み込まれる油の匂い。

カウンターの中では「おばちゃん」と呼びたくなる店員さんが二人、世間話をしながら定食をこしらえている。チェーン店でアルバイトがくっちゃべっていたら店を出たくなるところだけど、この世間話はなぜかそれ自体がお店を形作る要素の一つに思えて、逆に心地良い。初めて来たはずなのに、昔から知っている田舎の近所の店に来たかのような気分。

とりかつ CHICKEN

メニュー、達筆。
なるほど、好きな揚げ物を組み合わせて定食を作れるのか。オトコノコとしては心踊る文字列が並んでいる。

さあ、どれにしようか?

とりかつ CHICKEN

迷いに迷った挙句「人気定食」にあったとりかつ、ハムかつ、コロッケの三品にさらにアジフライを加えた四品定食に決定。
こういうところに初めて来たからには、まず定番から試してみるに限る。

とりかつ CHICKEN

まずはアジフライから。なんだか今日は無性にアジフライが食べたい気分だったんだ。
近年ハイレベルなアジフライを探し求めてきた身からすると小ぶりで「普通」な感じのアジフライだけど、ここのは薄めのサクサクした衣がいい。アジも柔らかくしっとりとしていて、日常的にこんなアジフライが食べられれば十分でしょう、というクオリティ。うん、おいしい。

とりかつ CHICKEN

そしてコロッケ。このフワフワした揚がり具合、これはレベル高い。
目の前で揚げたてのフライ定食が食べられる幸せ。

そんな折、ラストオーダー時間ギリギリにも関わらず電話がかかってきて、持ち帰り弁当十個の注文が入った模様。
この時間から...?と思ったけど、他のお客さんとおばちゃんとの会話によると「これくらい大したことないわよ」とのこと。さすがこの地で(たぶん)何十年もフライを揚げ続けてきたベテラン、頼りになるなあ。

とりかつ CHICKEN

ハムかつ。厚すぎず薄すぎず、これぞハムカツというオーソドックスな一品。

とんかつとは違う濃いめのハムの味とプリッとした食感が、なんだか学生時代に戻ったかのような気分にさせる。
これはご飯が進む味。

とりかつ CHICKEN

最後は店名にもなっている、とりかつ。
やや小ぶりながら柔らかくてジューシー、これはおいしい!
さすが、店名を冠するだけのことはある。ついおかわりしたくなるレベル。

おいしい揚げ物って食感が軽いものですが、ここのフライも胃にもたれる感覚がなくて、いくらでも食べられそう。学生向けっぽい価格設定の店だけど、むしろ胃的に揚げ物が厳しくなってきた年代にこそ嬉しい店かもしれません。
これはいい店を知ったな。今度はメンチとか、カニクリームコロッケなんかも試してみよう。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:定食・食堂 | 神泉駅渋谷駅

投稿者 B : 22:45 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2019/04/04 (Thu.)

とんかつ 鉄(kurogane) 長原店

先日お花見で洗足池まで行った際にお昼はとんかつを食べたくなって、こちらのお店に足を運んでみました。

とんかつ 鉄 長原店

とんかつ 鉄 長原店

洗足池から長原駅方面に歩いて行く途中にあるお店。昔行ったことがある大森にある同名店の暖簾分けがこんなところにオープンしていたんですね。大森のあの店もけっこう美味しかったし、こちらも期待が持てます。

店舗は二階建てで 1F は厨房とカウンター。2F がテーブル席という構造になっています。今回はカウンターが満席だったため 2F に通されました。

とんかつ 鉄 長原店

メニューはシンプルにロースとヒレ、それにかつカレーのみ。夜限定のかつ丼というのもちょっと気になります。
ロースかつの「並」「上」「特上」は種類ではなく肉の量の違いのようです。

これに書かれていた自己紹介によると、マスターは日本そばの店で長年働いた後、とんかつ屋に転身して大森店で調理を担当したうえで独立し、この長原店を構えたとのこと。一風変わった経歴に興味をそそられます。

注文してから揚げるためけっこう待たされます。そして登場したとんかつがこちら。

とんかつ 鉄 長原店

上ロースカツ定食にカレールー単品を追加してみました。
とんかつ屋のカレーだからちょっとした小皿にでも入れて出てくるのかと思ったら、ガチのカレーポットにほぼ一人前のカレールーが出てきて驚きました(;´Д`)。なんだかすごいことになっちゃったぞ...。

とんかつ 鉄 長原店

上ロースかつ。肉の厚み、衣の色合いともに申し分なし。
これだけ分厚いロース肉をじっくり揚げているわけだから、時間がかかるのも仕方ないと言えます。

とんかつ 鉄 長原店

ここの豚肉は、近年流行っているとんかつ屋の多くで採用されている千葉の林 SPF 豚。しつこくない程度に入ったサシから甘味のある肉汁がじゅわっと出てきて、肉そのものの旨味だけで食べられる感じ。筋っぽさを感じない肉の柔らかさといい薄めの衣のサクサク感といい、これは大森店同様にレベルが高い。というか私が以前大森店に行ったときに食べた味はきっと今のこの店のマスターの手腕だったんでしょうね。
ソースで食べてもいいけど、ここのとんかつは数種類用意されている岩塩でいただくのが肉の旨味を最も引き出してくれる気がします。

とんかつ 鉄 長原店

そしてカレー。コクの深さとスパイシーさのバランスがとても良い、とんかつ屋とは思えない完成度の高いカレー。煮込んでいるうちに粉々に溶けてしまったと思われる豚肉の旨味が利いているんだろうなー。これは完全にライスが足りません。
この味ならその辺のカレー専門店も白旗を揚げるレベル、もし近所にこのカレー屋があったらランチは週一で通うに違いない。

とんかつ 鉄 長原店

さらにこの味噌汁(豚汁)ですよ。一見、どのとんかつ屋でも出てきそうなオーソドックスな豚汁だけど、一口飲んでみるとアゴ(トビウオ)の出汁が利いていてめちゃくちゃ美味い!おかわりが欲しくなります。

ちなみに着席したときに出してくれるお茶は蕎麦茶だったし、マスターのこれまでの経験を集大成したのがこの店なんだろうなあ。実に多彩で、そこらのとんかつ屋にはない楽しみがあります。とんかつ激戦区の大田区にあって、この店は立地こそ地味ながら有名店にもまったく引けを取っていません。

とんかつ 鉄 長原店

ホワイトボードにはさまざまなおつまみメニューが並んでいます。これまた飲んべえの心をくすぐる単語のオンパレード。クリームチーズの酒盗和え、ポテトサラダ、いぶりがっこ、ホタルイカ沖漬け、ぬた...こことんかつ屋だったよね(笑。日本そば店で修行を積んだマスターが作るならこれらのつまみも美味くないわけがない。

これは花見のついでのランチじゃなくて、夜桜を愛でた後にちょい飲みに来るべきだったか。日本酒と珍味をつまんでかつ丼で締め、とか幸せに違いない。今度は夜に来てみたくなりました。

関連ランキング:とんかつ | 長原駅洗足池駅北千束駅

投稿者 B : 22:36 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック