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2018/07/17 (Tue.)

群馬県甘楽郡下仁田町の豚すき焼き

「この際、賑やかにいこうじゃないか。足し算のすき焼きだ」

コロムビア

下仁田のタンメンの聖地のすぐ隣にあるのが豚すき焼きの聖地「コロムビア」。我々はタンメン&餃子を食べた直後、こちらの店の暖簾をくぐっていました。

というのも、事前にお店に電話をしてみたところ、食材の残り状況によっては夜の営業をしないこともあることが判明。隣の一番も日によっては昼の営業だけで終わりっぽい。こうなると、一度の巡礼で両方を味わうにはこの辺の温泉にでも一泊するか、昼食にハシゴ飯で両方食べるかのどちらかしかありません。ここで迷わず後者を選択してしまう私(ぉ

それにしてもすきやきコロムビア、すさまじいローカル感だ。

コロムビア

コロムビア

え? 何この店。
まさか、あそこですき焼き食うの?

ということはなく(笑)そのままお座敷に通されます。
こちらのスナックのような喫茶店のようなスペースは、同じ「コロムビア」の屋号でありながら別業態でやっているお店の模様。と言いつつ、すき焼きの仕込みをするための厨房というのが実体でもある模様。

コロムビア

なになになに...広っ!
こっちは旅館の宴会場。カラオケステージまである。

写真はたまたま他のお客さんがいなくなった瞬間に撮影したものですが、我々が入店したときには他に三名のお客さんがすき焼きを食べていました。それぞれ男性客が一人ですき焼き、ということは...かなりの確率で巡礼者なのでしょう。もれなく最後に半ライスと生卵を追加注文している様子を見て確信しました(ぉ

コロムビア

座敷に通されるときに、女将さんが「豚すきでよろしいですか?」と一言。劇中にもあったとおり、この店のメニューはすき焼きのみ(豚と牛から選べるっぽい)。
豚のすき焼きときたか...しかもそれが下仁田のスタンダード。

テーブルには予めカセットコンロとすき焼き鍋がセットされていて、本当に旅館の宴会場っぽい。なんだか、楽しくなってきたぞ。

コロムビア

とりあえず運ばれてきた取り皿、お新香、冷奴。
冷たい水をピッチャーで出しておいてくれるのが、この熱い中には嬉しい。

コロムビア

豚すき登場。(写真は三人前です)
おお、バラ肉じゃなくてロースなんだ。

一見大量の豚肉に見えるけど、この豚肉の下には大量の下仁田ネギが敷き詰められていて、主役はむしろネギといった風情。
本場で食べる下仁田ネギ、これは期待が高まります。

コロムビア

まずはネギから焼いていこうじゃないか。
表面に軽く焼き目が付くくらいまで焼いていくと、ネギの香りが立ってきて、これはうまそうだ。

コロムビア

生卵に浸していただきます。

...ほんとだ、むちゃくちゃ甘い。ネギってこんなに甘いものだったっけ。
このネギ、みずみずしく、香りも良くておいしい。

コロムビア

ネギそのものをじっくり味わったところで、改めて本番開始。豚肉と野菜に白滝、割り下を投入。
この音...俺の鍋が歌い出した。

グツグツ言いながら、鍋の中の具材に割り下が染みこんでいく感じ。
この「すき焼きが出来上がるのを待つ時間」って、何とも言えない高揚感がある。

コロムビア

ん~、もういいかな。
豚肉を生卵に付けて食うの初めてかも。

おおお...そうか、こうなるか。
ロースだからかやや厚みのある肉、すごく柔らかい。そして牛すきとはまた違ったうまみがある。
豚すき、いける。これは飯が進んじゃうよ。

コロムビア

さあ、どんどんいっちゃえ。
冷奴として出てきた豆腐も、せっかくすき焼き屋に来たのにやっこのまま食べるっていうのはなんだか据わりが悪い。というわけで、やっぱりゴローちゃんと同じく鍋に投入。

見た目からして賑やかになってきたぞ。鍋の中は今まさに、宴たけなわだ。
そういえば高速からここに来るまでの間、ネギはもちろんのこと「下仁田こんにゃく」とか「下仁田しいたけ」の看板もよく見かけたな。それらが全部入ったこのすき焼きは、まさに下仁田オールスターズだ。

コロムビア

残った白飯に肉を乗っけて...他のも乗せちゃえ。

ミニすき焼き丼。すき焼きの最後はこうなってしまう俺。
すき焼きの味って、焼肉とか生姜焼きとはまた違った、白飯を強烈に引き寄せてくる味だよな。

コロムビア

あ~、食った食った。
すき焼き独特の幸福感が素晴らしい。

本当はタンメン&餃子からのハシゴ飯で食べきれるか不安だったけど、食べてみたらペロリと平らげられてしまった。大量の下仁田野菜と食感のやさしい豚肉のおかげだろうか。なんなら豚肉おかわりできてしまいそうな気さえする。

それにしてもこの残り汁...これを見ちまったら、終われんだろう。

コロムビア

最後の最後に、半ライスと生卵追加。
ここまでやってこその聖地巡礼ですよ。

前のお客さんもみんなやってたから、もう恥ずかしさはない(笑

コロムビア

卵&すき焼きの汁かけご飯だ。ついでに鍋にちょっとだけ残ってたネギ&白滝も投入。

うわっ、マジでうまい。やった!
牛ではない、豚の旨みがギュッと詰まったあったかいすき焼き汁に、冷たい生卵。
すき焼きの最後の煮詰まった汁だけが持つこのうまさ。これ以上の〆ごはんがあろうか。

うまかった豚すき焼きを振り返りながら、最後の一粒までかき込む。

コロムビア

は~、うまかった。
タンメンもすき焼きも、どっちも良かった。これはドラマのスタッフが迷った挙げ句両方採用してしまった経緯が目に浮かぶようだ(笑。

はるばる下仁田にまで来た甲斐がありました。
群馬の聖地といえばブラジルといい焼きまんじゅうといい印象的な店ばかりだったけど、この下仁田の二店も間違いない名店だった。

ごちそうさまでした。
また遠方まで同行いただいたお二方、ありがとうございました。

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投稿者 B : 21:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/07/16 (Mon.)

群馬県甘楽郡下仁田町のタンメン

「具を削ぎ落とした引き算のタンメン。こんなタンメンもいいもんだな」

下仁田

世の中は三連休ということで、この休みを利用して後回しにしていた遠方の聖地巡礼に行ってきました。目的地は群馬県甘楽郡下仁田町。ネギが有名なことは以前から知っていたけれど、どんなところかまでは知らず、『孤独のグルメ』に登場することがなければ来る機会もなかったことでしょう。一時間に二本しかない電車ではるばる来ても良かったけど、今回はクルマを出してくれる方がいたので東京から高速使って二時間、遠征してきました(ちなみに帰りは渋滞にはまって四時間かかった)。
最寄りのインターチェンジから下仁田駅近くまで来る間、まさに一面のネギ畑で、有名なのは伊達ではないのだなという感じ。

駅前からほんの数分歩いた路地裏にあるのが今回の第一目的地「一番」。

一番

一番

一目惚れしちゃう面構えじゃないか。
看板には「餃子・タンメン」。こんな店にタンメンなんて言われると...。

11:20 頃にお店に到着したら行列こそできていなかったものの、店内のカウンター席はかなり埋まっていて、少し詰めてもらって待たずに入店できました。
我々が入った直後にどんどん行列が増えていって、食べ終わる頃には店外に十人弱くらいの列。ドラマを観て来たっぽくないお客さんも多かったので、地元ではドラマ関係なく有名店ということなのでしょう。

一番

こういう昔ながらの中華飯屋に、どうして俺はこんなにも惹かれるんだろう。

カウンターでは、目の前で手際よくタンメンと餃子が仕上げられていきます。
大将は餃子を注文の都度皮から作る係。女将さんはタンメン係。そして「ふらっと QUSUMI」にも出演していた若手・沼田さんは、修行中の身でありながら注文の状況を的確に把握していてむしろマネジャーっぽいしっかり感。こういう働きぶりの良い店にハズレなし。

一番

作るとこ見ながら料理待ってるの、大好き。

餃子をこんな目の前でジュワーと焼かれたら、見ているうちにどんどん腹が減ってくる。
カウンター越しにでも油が跳ねてくる勢いだけど、だからこそいい。

他のお客さんもほとんどがタンメン・餃子の注文だけど、たまに違う注文が入ってくると手練れの常連さんっぽくて、ついそちらをガン見してしまう(笑。

一番

まずはタンメンから。

おぉ...一目でうまいのがわかる。
肉は少し、野菜はもやしとキャベツと人参、それだけ。
下仁田だからって無理矢理ネギを入れようとさえしない潔さ。

いただきます。

一番

太麺、いい!麺が抜群にいい。
コシが強くモチモチした太麺が、野菜とスープのうまみをしっかり受け止めながらも強い存在感を放っている。

これはいい。

一番

このスープ...ちょっとしょっぱめだけど見た目通りシンプルであっさりとしたスープ。野菜の自然な甘みと相まって、しみじみとうまい。
豚骨だ背脂だってんじゃなく、こういう素朴なスープに入ったラーメンなんですよ。俺が食べたかったのは。

36℃ を超える気温の中、大汗をかきながらもこのスープを掬う手を止められない自分がいる。

一番

そして餃子。目の前で手作りしてるだけあって、形が微妙に不揃いなのが逆にいい。
表面がカリッカリに焼かれてるのが一目見ただけでわかる。これはうまいに違いない。

餃子のタレ、酢多めで作ったら、いただきます。

一番

おっほ、熱い!軽く口の中を火傷しそうだ。

でも、皮、モチモチ。それに焦げがジャスト、ちょうどいい。
すっごくうまい。

世の中に餃子の名店数あれど、これはどこにも似ていない、この下仁田に根付いた餃子。そんな気がする。

この餃子、ほんとにおいしいです。
大将の人柄が滲み出た餃子だ。
おばあちゃんのタンメンも最高。

一番

店内には松重さんや久住さんのサインはもちろんあったけど、それ以外にも有名人のサインが多数飾られていて、やはり昔からの名店であることを思わせます。
どこの田舎にもありそうな昔ながらのラーメン屋なのに、想像を超えたうまさだった。でも、もしかしたらどこの田舎にあるラーメン屋も、本当はこうなのかもしれないと思わせるだけの自然さがある。そういう「特別じゃないうまさ」って、毎日の生活にこそ必要なものなのだろう。

一番

ああ、おいしかった。
これを毎日食べられる下仁田の人がうらやましい。

タンメンのスープ、本当においしくて全飲みしたくなったけど、この後に第二弾が控えているのでグッと我慢しました(笑。

ごちそうさまでした。
というわけで、次回はすき焼き編に続きます。

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2018/07/04 (Wed.)

東京都中央区八丁堀のエビチリ

「中華料理と言いながら、これはもう日本に帰化している味だ」

中華シブヤ

『孤独のグルメ Season7』最終話に登場した八丁堀の中華シブヤですが、劇中では全てランチタイム設定だったものの、実際には夜の部にしか提供されていないメニューがいくつかありました。私も最初はランチタイムに巡礼していたのですが、エビチリをいただくのであれば改めて夜に来ねばなるまい。と思い、放送前にもう一度夜に攻めてみました。

しかしこの店、ドラマに登場する前から大人気店だったようで、実は何度か夜に足を運んでみたもののことごとく予約でいっぱい。これは改めて予約を取ってくるしかないかなと思いましたが、どうも開店直後は予約なしでも入れるようで、開店待ちしてみました(笑)。そうすると「お食事だけなら大丈夫ですよ」ということで入店成功。18:30 くらいからは予約のお客さんで満席になることが多いですが、17:30~18:30 の間(できるだけ開店直後が望ましい)にお酒を飲んで長居する前提でなければ一巡目として入ることができそうです。もしかすると放送後しばらくはまた状況が違うかもしれませんが。

中華シブヤ

中華シブヤ

さあ、今日のお目当てはこの「夜の部のメニュー」。エビチリ、豚角煮、餃子、ピータン、唐揚げ...中華料理好きとしては心躍る単語のオンパレード。しかも一品一品の値段が安いのも嬉しい。どれにしようか迷うなあ...。

ちなみに昼の部はパートのおばちゃんが仕切ってましたが、夜の部は劇中と同じく大将が仕切り。近くの席に座っていたお客さんが青菜炒めを頼もうとしたら「青菜炒めよりもキノコ炒めのほうがいいよ。青菜炒めは本当に青菜しか入ってないから」という、何故か青菜炒め下げ(笑。でもこんな町中華で、そういう他愛ないやりとりがあるのもなんだか楽しい。

中華シブヤ

飲み物はとりあえずビー...といきたいところだけど、この日はあいにく人間ドックの前日(泣。やむを得ず、ゴローちゃんよろしくウーロン茶で我慢します。
あんなに酒のつまみになりそうな夜の部メニューが揃っているというのにビールも飲めないなんて、この場合やはり酷だ、残酷です。

中華シブヤ

ウーロン茶のつまみ...というのも妙だけど、はまずエビトーストから。
これ、本来は中華っていうよりもうちょっと東南アジア寄りのものだよなあ。ま、「中国料理」じゃなくて「中華料理」なら許されるのか。

クラッカーサイズの薄切りパンの上に、エビのすり身を載せて揚げてるのか。へええ。
アツアツでうまい。エビ味がすごくいい具合。

中華屋さんのエビトー、これは今日の収穫だ。

中華シブヤ

そしてこれは押さえておかねばなるまいと思っていた焼き餃子。
町中華らしいど真ん中王道の焼き餃子。大量の油と強火で皮が揚がり気味にカリッとしているのが強烈にうまい。

エビトーといいこの餃子といい、今日飲めないのがこんなに辛いなんて思わなかった(;´Д`)ヾ。

中華シブヤ

エビトーからの、エビチリ。
トーストとチリでエビがダブってしまったが、このダブりはむしろ大歓迎だ。

町中華でエビチリというと、エビが小ぶりでちょっと淋しい...ということも珍しくないけど、ここのは大きくてプリップリのエビ。
ソースの色つやもいい。町中華らしからぬ、本格派のエビチリだ。

中華シブヤ

うん、これはいいエビチリだ。生姜が効いてる。

プリップリのエビに、濃いめのタレ。見た目に違わぬハイレベルなエビチリ。
これまた飯に合うこと、合うこと。
昼のニラ玉も良かったけど、このエビチリもそれに負けぬ名品だ。

エビのチリソースを発明した人、本当に天才だと思う。
ありがとうございます、俺はいま、あなたの才能の恩恵を受けています。

具体的には故・陳建民さん、ありがとうございます(ぉ

中華シブヤ

昼夜問わず料理に付いてくる中華スープ。町中華といえばこのスープだ。
基本的にはこのスープとラーメンのスープは同じものだと思われるけど、なんか昼に飲んだスープよりも濃厚に感じる。ちょっと変えてるのか、あるいは日によってバラツキが大きいのか(笑。
いずれにしても、うまい。今日も一日がんばって良かった、そう思える味わい。

お腹いっぱいになったし、一時間もいたら予約のお客さんが来始めて迷惑になるだろうから、そろそろ退散しますか。
夜の中華シブヤ、昼間の慌ただしさとはちょっと違ってゆったりした空気感があるし、料理メニューも増えるし、昼よりも気に入ったかも。
今回はビールさえ飲めなくて残念だったけど、改めて飲める日に複数人で来たいところ。

毎日八丁堀界隈に働く人々に、普通のおいしさを淡々と提供し続ける。
こういう店こそが、本当の名店だと思う。

改めて、ごちそうさまでした。

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2018/06/30 (Sat.)

東京都中央区八丁堀のニラ玉ライス

「さて、何を食う?このへんで働いている人たちが行く食堂はどのへんなんだろう」

中華シブヤ

昨夜の第 12 話の放送をもって『孤独のグルメ Season7』もついに完結。松重さん、久住さん、スタッフの皆さん今期もお疲れさまでした。
しかしこちらはまだまだ聖地巡礼が残っているため、ペースを緩めずに残りの店も攻めていきます。今回はその最終飯の聖地、八丁堀にやってきました。まあ八丁堀というか、都営浅草線の宝町駅が最寄り駅。京橋やなんなら銀座方面からも歩いて来れる立地です。オフィス街と下町っぽさが混在する独特の街並みの中に、昭和がまだ息をしているようなその店がありました。

中華シブヤ

中華シブヤ

ここだ、中華シブヤ。タイトルからしていい。こういう店だよ俺が求めていたのは。
八丁堀なのにシブヤ、というのは単純に店主の苗字が「渋谷」さんだから、ということらしい。

それにしてもお昼時、店の外にまで行列ができているじゃないか。
放送前どころか予告編すら出る前に巡礼しているにも関わらずこの人気。テレビ関係なく、地元に根付いた名店ということなのだろう。まるで八丁堀サラリーマンの社員食堂だな。

中華シブヤ

店内、かなり狭め。そして相席上等に詰め込まれる感覚がまさに食堂。
この赤字に白のオーソドックスなメニュー、これは信頼できそうだ。

いつも黒いポロシャツを着ている店主、劇中では角野卓造さんが演じていましたが、このドラマにしては珍しくご本人とそんなに似てるわけでもなし。
やっぱり日本の中華屋のオヤジといえば角野卓造、そのイメージでの配役なんだろうか(笑。

その店主はランチタイムはあまりホール側には出てこないようで、注文取りと配膳は主にチャキチャキした雰囲気のパートっぽいおばちゃん。
あまりの忙しさに注文が漏れたり代金の計算間違いは日常茶飯事のようで、店内はさながら戦場です。

中華シブヤ

出てきましたよ、ニラ玉&ライス。
そして料理を頼むとサービスで中華スープがが付くもよう。

注文してから待っている間にも、他のお客さんの半分近くがニラ玉を頼んでいて、さながらニラ玉専門店のようだ。
しかも常連っぽいお客さんが頼むのは「ニラ玉」だったり「ニラ玉」だったり、メニューに載ってない。
裏メニューが定番化するあたり、さすが町中華。

中華シブヤ

なんだなんだこのニラ玉。シンプルな豚肉ニラ炒めの上に、トロトロ玉子焼きがでーんと載っかっている。
こんなの見たことない。

ようし、まずはこいつと一対一のぶつかり稽古だ。

中華シブヤ

どれどれ...おお、このニラの量!
そこに油多め、味濃いめのガツンとくるタレ。とにかくこのシャキシャキしたニラの食感とパンチのある味付けが強い。
豚肉もここでは豚のサポートに徹している感じだ。

これはニラ玉の余韻だけで飯がグイグイ進む。注文が殺到するわけだ。
普段中華屋に行ってもニラ玉を頼むことなんて滅多にないけど、この味...この店は本当にニラ玉が目玉なんだな。

中華シブヤ

せっかくだから他のものも試してみよう。

まずはチャーハン。錦糸卵の載った、それ以外は超オーソドックスなチャーハン。
ニラ玉のインパクトの前には普通のチャーハンだけど、日常の昼メシとして飽きずに食べられそうな居心地の良さがある。

中華シブヤ

チンジャオロース。ニラ玉のニラにも負けぬこのピーマン!
豚肉と竹の子はあくまでアクセントという感じで、とにかくピーマンを食べ続けている感覚。でもこれも濃いタレでご飯が進む。

一度でこんなに大量のピーマンを摂取したの、生まれて初めてかも。

中華シブヤ

ヤキソバ。ここまでの料理の中で、最も具の種類が多いのはこのヤキソバかも(笑。
これまた油多めで味濃いめ。注文してからけっこうすぐに出てくるのは、大量の油と火でジャジャッと仕上げてくるからなんだろうけど、あまりベトベトした感じがないのはその油と火の使い方が巧みなんだろうな。

このヤキソバ、ニラ玉に負けず劣らず気に入った。

中華シブヤ

そしてラーメン。ゴローちゃんが食べてたのはチャーシューメンでした。惜しい!
いかにも中華料理屋らしいラーメンどんぶりに入った、「中華そば」と呼ぶべきラーメン。そうそう、最近の俺が食べたいのはこういうシンプルなラーメンなんですよ。

まずはスープから...おお、シンプルながら染みわたる味。これこれ、庶民中華のラーメンだ。これはいい。
さらにはメンマもチャーシューも、しっかり味が染みてる。

中華シブヤ

スープ、メンマ、チャーシューの三位一体のうまさに比べると、麺はちょっと緩いような気もするけど、よくある有名店のように押しつけがましくなく、毎日食べられそうな気取らなさがいい。こういう普通のラーメンがいいんだよ。
ああ、この味。このおいしさの故郷は俺の中にあるような気さえする。

いい昼飯だった。今日この店にして、大正解。
ごちそうさまでした。

なお、劇中ではランチタイムにエビチリを食べていましたが、原則エビチリは夜の部メニューとのことでお昼には注文できません。
というわけで実はもう一度巡礼してきているので、次回・夜の部エビチリ編に続きます。

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2018/06/27 (Wed.)

五反田 レストラン スワチカ(再)

以前一度紹介した店ではありますが、先日私の職場が引っ越してあまり通えなくなってしまったので、想いを込めて再び紹介します。

スワチカ

スワチカ

五反田→大崎広小路方面の飲食店が乱立するエリアにひっそりとある、昔ながらのレストランです。レストランと言いつつ完全にカウンターのみで、お昼時はサラリーマンの聖地と化しています。
私は初めて行ってから二年近く、たぶん月に 3~4 回は通ったかな?五反田でお昼時に最も行った店。完全に顔を覚えられてしまい、入店するや着席する前におかみさんに「今日は、メンチ?」と訊かれるレベルになってしまいました(笑。

スワチカ

メンチかつ定食。たくさんあるメニューの中でも、個人的にはこれがベスト。たぶん 3 回に 2 回は食べてると思います。

平皿に大ぶりの丸いメンチかつが一個、というシンプルさ。付け合わせはキャベツの千切りとポテサラ、あとお新香と味噌汁(豚汁)がついています。

スワチカ

メンチはシンプルにソースで。みちっと詰まった挽肉から溢れる肉汁のうまみ。私史上最高のメンチかつ。これを気取らずに、しかも日常として食べられる喜び。

スワチカ

こちらはメンチの次によく食べたアジフライ。ふっくらと揚がった大きめのアジが嬉しい、プレミアムアジフライです。これも、私が今までに食べたアジフライの中で三傑に入るうまさ。

スワチカ

サケフライ。こういう定食屋だと普通は焼き鮭が出てくるものですが、ここはこんなものまでフライにしてしまいます。焼いて食べても十分うまいであろう大ぶりの鮭を、この店の絶妙な加減で揚げてあって、これもうまい。

私の経験上、本当にうまい店の揚げ物って、食べてもほとんどもたれないんですよね。ここのも間違いなくその部類。マスターのウデの差ですかね。

スワチカ

揚げ物以外もおいしい。これはしょうが焼ですが、こういう店でしょうが焼と言えば一般的には豚バラを使うところ、ここのはとんかつやポークソテーと同じロースを使っていて、かなりボリューム感あり。生姜風味のポークステーキという感覚で、しっかりお腹を満たしてくれます。

スワチカ

最も予想を超える形で出てくるのがハンバーグ。卵焼きに半分埋もれたハンバーグに、赤いケチャップが鮮烈です。メンチかつのタネを揚げずに焼いたらハンバーグになるんでしょうが、ほんのり甘い卵焼きが絡むことで全く違う味わいになります。古き良き食堂的な味がなんだかホッとします。

スワチカ

この店においてメンチかつと双璧をなすカレー。カレーライス、かつカレー、メンチカレーの三種類がありますが、個人的にはメンチカレー推し。定食よりも一回り小さいメンチかつが載りつつ、本来はカレー屋として開店したらしいこの店の本格的なカレーが味わえる一挙両得感。
カレーは酸味の中に深いコクを感じる、私が大好きな方向性の味。最近はあまり見かけなくなった、昔ながらの洋食屋さんの、しかもちゃんと手がかかっているカレーという味です。毎日食べても飽きないし、時折思い出したように猛烈に食べたくなるカレー。

スワチカ

実は今年のゴールデンウィーク頃からいつものおかみさん(兄妹でやっているお店で、マスターの妹さんとのこと)を見かけなくなり、何かの病気か年齢的なもので引退されたのか...と心配していました。が、たまたま店内に他のお客さんがいなくなったときに尋ねてみたら(ランチタイムはいつも混んでいるので話しかけづらい)怪我をしてしばらく休んでいるとのこと。お怪我というのは心配だし早く良くなってほしいですが、あの「お冷や、ありますよ?」の声が聞けないのは寂しいと思っていたので、単なるお休みということで少し安心しました。

仕事で辛いことや落ち込むことがあっても、お昼にここでごはんを食べている間だけはホッとすることができる。私にとってこの店は、まるで自分の家のような癒やしの空間でした。マスターにあまり来られなくなってしまうことを伝えると、「寂しくなるね」と言ってもらえたのが嬉しかった。
今度の職場付近はチェーン系のお店ばかりで、地域に根付いた個店がほとんどないのが寂しい。

お二人には身体に気をつけて、できるだけ長くお店を続けてほしいと願っています。今までほどには通えなくなってしまったけど、近くに用事ができたときには、また寄らせてもらいます。そのときには、おかみさんの元気な顔がまた見られるといいな。

ごちそうさまでした。

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2018/06/23 (Sat.)

千葉県千葉市の特製ニンニクスープと生鮭のバター焼き

「これはお出かけよそ行きのおいしさだ。忘れた頃に食べたくなる、永遠のごちそうだ」

西登戸

ゴールデンウィークに成田に来て以来、なぜか仕事・プライベート・聖地巡礼でしょっちゅう千葉方面に来ています。そんな中、今回は『孤独のグルメ Season7』第 11 話の聖地巡礼のため、千葉県千葉市西登戸へとやって来ました。
千葉って幕張より奥に行く機会が滅多になくて、西登戸も当然初めて。神奈川寄りの東京都民としては最初「にしのぼりと」と読んでしまったくらい縁がありませんでした。千葉駅からたった二駅でこのローカル感。でも、のんびりしてていいじゃないか。

味のレストラン えびすや

えびすや

西登戸駅から海側に徒歩数分、この辺りだけ昭和がまだ生き残っているかのような飲食店が数軒並んでいる一角にあるのが「えびすや」。この店名で思い出すのは原作ステーキ回で使われたお店の仮名ですが、無関係な同名の店舗がドラマに登場するのも何かの縁かもしれません。

それにしても、何とも味のある店構え。こういう洋食屋、久しぶり。
なにより「味のレストラン」ってサブタイトルが懐かしいじゃないか。

えびすや

いいなぁ、古き良きレストランの景色。

今回は放送前の巡礼だったわけですが、お客さんは家族連れから老夫婦、近くの会社の OL(死語だけど実際にそんな感じ)の集団まで、多彩な顔ぶれ。昔から地元の人々に愛されている洋食屋さんであることがよく分かります。

えびすや

メニューはこんな感じだけど...あくまでランチ向け。
「サーモングリルセット」は例の生鮭のバター焼きに該当するのか、それともちょっと違うのか判らない。それにカニピラフも食べたい。ダメモトで夜メニューも頼めるか訊いてみたところ、快く応じてくださいました。

えびすや

こちらが夜メニュー。
おおお、この独特の手書き文字。年季が入ってるなあ~。

えびすや

お目当ての魚料理。生鮭のバター焼きが本命だけど、洋風よせ鍋とかグラタンもうまそうだなあ。それに海老フライにカキフライ、タルタリストとしてはここも気になる。心を決めてきたつもりだけど、迷わせにくる品揃え。

惑わされるな、胃袋の声を聴け。
う~ん、身悶えするほど悩ましい。

えびすや

注文してほどなく運ばれてきた特製ニンニクスープ。

お~、食欲をそそるこの香り。
疲れた身体にはもってこいだ。

ニンニク効きまくり。メチャウマ。
ニンニクを前面に押し出したスープなんて初めて飲んだけど、これはいい。「特製」の冠に恥じぬ一品。

えびすや

卵を溶くとこんな感じ。ニンニクのパンチが卵黄でまろやかになって、これまたうまい。
卵も入って最強の滋養強壮スープだ。元気がモリモリ湧いてくる。

それにしてもゴローちゃん、ここにさらにガーリックトーストを足すとは恐れ入りました。
このスープの味にガーリックトースト、あれは確実にうまいに違いない。次回行ったら絶対やろう。

えびすや

ニンニクスープを飲んでいたら、「こちらサービスになります」と運ばれてきたのがこのサラダ。
え、こんな立派なサラダいただいちゃっていいんですか?ランチタイムに単価の高いディナーメニューを頼んだからだろうか。

シンプルなグリーンサラダに見えつつも、薄くスライスしたキュウリとか、ちょっと手がかかっているのが嬉しい。
そしてこのドレッシング...ニンニクの風味が効いててうまい!やっぱりこの店はニンニクが決め手なんだろうか。濃いめの味付けで、食べ応えあるサラダ。

えびすや

メインディッシュは生鮭のバター焼き。
出てきた瞬間、テーブルが華やかになったぞ。

何気ないようでいて、盛り付けが美しい。
気取らないけどちょっとよそ行き、さすが、味のレストラン。

えびすや

おお、タルタルソースつきときたもんだ。しかもたっぷり。
タルタリストにはサプライズプレゼント。

えびすや

脂の乗ったホクホクの鮭。これだけ大ぶりな鮭をいただくのも、そうとう久しぶり。
皮がちょっとカリッと焼かれてるのがまたいい。

えびすや

うん、うまい鮭だ。しかもバターにタルタル。肉厚な鮭が自身のうまみに加えてバターとタルタルをしっかり受け止めている。

非の打ちどころのない洋食の喜び。
幸せで自然と顔がほころんできたぞ。

えびすや

付け合わせの人参とインゲンのソテー、それにスパゲティ。
これも隠れた大好物。子どもの頃から、レストランで人参のソテーがついてきたら嬉しかったもんなあ。

懐かしくて涙が出てきそうになる甘味。
昔両親に連れて行ってもらったデパートのレストランを思い出させてくれる。

えびすや

お、カニピラフ登場。
素朴なピラフに見えつつも、しっかりカニの身が入ってる実は豪華なピラフ。

こういういかにも街の洋食屋さんのピラフって久しぶりで、見ただけでちょっと嬉しくなってくる。
香りも良くて、ここが稲毛の海のすぐ近くだということを思い出す。別に鮭もカニもここで獲れたわけじゃないだろうけど。

えびすや

あ~、うまいな。これは大好きな味です。
この色、しっかりした味付け、ちょい焼き飯寄りのピラフ。

気取ってない、でも丁寧さが伝わってくる素朴に品の良いおいしさ。本当にいい。
食べるほどに幸せな気持ちが胸いっぱいに広がる、そんなピラフだ。

えびすや

ふう、お腹いっぱい。
食後はアイスコーヒーだけにしたけど、やっぱりあの自家製プリンも頼んでおくべきだったか...。

それにしても幸せなひとときだった。全部おいしかった。
長い時間がゆっくり磨き上げた、居心地の優しい店だったなあ。

ここはちょっと遠いけど、ぜひまた来たい。
ハンバーグとかステーキ、カツレツ、スペイン風おじやなんかもうまそうなんだよなあ。
近くで働いている某氏とか、千葉方面の仲間を誘って来てみるか。放送後はしばらく混んでるだろうし、千葉駅のほうにも支店があるらしいから、そっちでも良いかも。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 20:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/06/15 (Fri.)

五反田 立喰いずし「都々井」の復活

昨年惜しまれながらも閉店した五反田ガード下の立喰いずし「都々井」が、この 4 月に移転して営業再開しました。新店舗ではランチ営業をやっておらずしばらく行くきっかけがなかったのですが、先日ようやく行ってきました。

寿司処 都々井

都々井

場所は東急池上線線路脇の通称「五反田ヒルズ」ことリバーライトビル。あの「とだか」と同じビル内です。近年、五反田ヒルズには名店が集まりつつありますね...。
ちなみに移転前の店舗は改装し、現在は後楽そばがテナントとして入っています。

以前のいかにもなガード下感とは打って変わって、ちょっと寿司屋然とした佇まいになりました。

都々井

店内は広々としていて、他のお客さんとすれ違うにも一苦労だったガード下時代とは随分雰囲気が変わりました。
職人さん達が黙々と寿司を握っている様子がちゃんと見えるのもいい。ただし、カウンターからは手洗い用の水道がなくなりました(笑。

また席はカウンターだけでなく、2~4 人くらいで使えるスタンディングテーブルも数台用意されていて、連れ立って来ているお客さんも多数。なんなら五反田ヒルズ内の他のお店の人も休憩がてら寿司をつまみに来ていたりします(笑

都々井

ま、とりあえずビールから。
生ビールもあるけど、都々井に来たら瓶ビールのほうが気分が出るんですよね。

都々井

メニューはこんな感じ。このほかに黒板に日替わりメニューも書かれています。

以前はビールと「おきまり」、それに追加で何カンか握ってもらって食べ終わったらすぐに出るのがこの店の使い方という感じでしたが、これだけ広々としてるならちょっとゆったりしたい。何かつまみでももらいますか。

都々井

そんなわけで、あん肝。とろけるうまさ。
プリン体とか気にしていたら人生に幸せは訪れない、そう思います。

都々井

からの、いわし刺。
いわしって小ぶりな中にこってりとした脂が凝縮されていて、うまいですよね。刺身や握りで食べられるのはほぼ旬だけですが、寿司屋で見かけると絶対頼んでしまうやつ。

都々井

じゃあ、握りもいってみましょう。今回は少し遅れた移転祝いということで上にぎりをオーダー。
並の約 1.5 倍の値段だけど中身は中トロ、真鯛、甘えび、エンガワなどが揃った「おねだん以上」のネタが揃ってます。

久しぶりに食べたせいもあるけど、都々井ってこんなにおいしかったっけ...?と感じてしまうほど、おいしい。幸せ。

都々井

もうちょっと食べたくなったので、追加で金目鯛の炙り、真あじ、コハダを各一カンずつ。
安定の青魚系ももちろんおいしいけど、金目の炙り、これが絶品。

いやあ、おいしかった。お店の雰囲気が変わったせいか、以前より味もさらに良くなったように感じます。
また視界が開けたおかげで隣り合ったお客さん同士の触れ合いもあったりして、お店全体が一つのコミュニティになったような暖かさがあります。

名店が復活してくれて本当に嬉しい。
またちょくちょく来させてもらいます。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:21 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2018/06/09 (Sat.)

東京都荒川区三河島の緑と赤の麻婆豆腐

「四川の誇る麻と辣、そこに香りと熱と色味を加えた『五味一体』の破壊力」

眞実一路

今週と来週の『孤独のグルメ Season7』は韓国編を放送していますが、さすがに海外は計画を立てないと巡礼できないので(笑)私は未巡礼の聖地を巡っていきます。今回は、三河島の麻婆豆腐の聖地を攻めてみました。
三河島って常磐線で通過したことはあるけれど、降り立ったのは今回が初めて。しかも今では上野東京ラインで品川から直通で来られるんですね。イメージしていたよりも全然アクセスが良くて驚きました。

目的の店「眞実一路」は、駅からすぐ近くの路地を一本入ったところにありました。

麻婆豆腐専門 眞実一路

眞実一路

放送以来、夜は予約だけで満席という日々が続いているようで、この日も予約して訪店しました。
テーブル席はドラマを観て来たお客さんが中心な一方で、カウンターには慣れた感じの常連っぽいお客さんが麻婆豆腐を頬張っていたのが、劇中通りで面白い。

麻婆豆腐専門...そんな店、聞いたことがない。その麻婆一筋、脇目もふらない心意気、痺れるじゃないか。
よし、その想い、受け止めさせていただこう。

眞実一路

「麻婆豆腐専門」と謳いながら、めちゃくちゃ充実してる麻婆以外の黒板メニュー。
大海老、四川スーラー、黒酢酢豚、香辣炒飯...こちらを煽ってくるワードのオンパレードだ。どれにしようか迷うなあ。

中でも、ゴローちゃんが食べてたのはどれだっけ...と思ったら、

眞実一路

貼り紙に「孤独のグルメ セレクトメニュー」!これはありがたい。
その下には通常メニュー外の限定麻婆豆腐、これまたソソられる。

眞実一路

逸る気持ちを抑えつつ、まずは青島で乾杯。
最近やたら青島ビールづいてる自分。この薄口でスルスル飲める感じ、若干クセになってきたかも。

眞実一路

ビールのつまみにザーサイのネギ生姜和え。
ネギと生姜でやさしくなったザーサイ、なんとも心が和む味。これはいいつまみだ。

眞実一路

久住さんが食べていた胡瓜の四川唐辛子和え。
けっこうな辛さを覚悟していたら、意外にも食べるラー油っぽい旨辛さ。これもビールを勧めてくる、正しいおつまみのあり方。

眞実一路

からの、ワンタン入滋養スープ。

大ぶりのワンタンが入ったやさしい塩味のスープ。
これは体にいい、心にもいい。魂が癒されていく。滋養という言葉が胃袋に沁みていく。

眞実一路

エビと大葉のハルマキ&豚ヒレ五目ハルマキ。

エビのほうはプリップリのエビに大葉の香りが効いてて、すごくいい。
豚ヒレはシッカリ味の五目がいい味出してる。

どっちもいいけど、個人的にはエビに軍配を上げたい。

眞実一路

おいしい前菜のおかげで青島がもうスッカラカンだ。
ではここで、麻婆豆腐を迎え撃つために「麻婆豆腐専用ウイスキーハイボール」といこうじゃないか。

そして、ここから怒濤の麻婆豆腐大会。
せっかく巡礼するからには、この店の基本である五種類の麻婆豆腐を全制覇するつもりで来ました。
そこで店員さんにどの順で食べるべきか訊いてみたところ、「基本は赤と白。黒は赤をベースに、緑と燻製は白をベースにしているからまずは基本の赤と白から始めるのがお勧め」とのこと。勧められるがままに注文してみました。

眞実一路

一番バッターは定番、赤い五味一体麻婆豆腐。
土鍋を真っ赤に染めるマグマのような麻婆。グツグツいってる、これもしかして百度超えてるんじゃないの。

選べる辛さは、まず手始めにということで中辛に相当する「二辛」にしてみました。
よくかき混ぜてから、いただきます。

眞実一路

熱くて味が分からない。熱いけど...うまい!

火傷しそうになりつつハフハフ言ってる間に、だんだん味が分かってきた。
確かに辛いんだけど、少なくとも二辛の辛さは唐辛子じゃなくて山椒のピリピリ感なんだ。そこに、豆板醤や豆鼓のコク深いうま味。
これはおいしい。脳がレンゲの動きを止めることを拒絶している。恐るべし、赤麻婆。

眞実一路

二番、白麻婆。
これは見た目のとおりにやさしい塩味...かと思ったら、けっこうビシバシくる辛さ!
よく見たら青唐辛子がガッツリ入ってるじゃないの。やさしいダシと塩のジャブから繰り出されるこのストレートな辛さ、さながら四川の剃刀パンチだ。

眞実一路

続いて、燻製麻婆豆腐。
見た目は白麻婆とほとんど変わらないのに、口に入れてみると...おお、これは確かに燻製だ。
特に豆腐が燻製というわけでも燻製の具が入っているというわけでもないのに、確かに燻製味。しかもおいしい。

これ、どうなっちゃってるんだろう...?まあ、おいしいからいいか。

眞実一路

ついに来ましたよ、緑の麻婆豆腐。
うっほほ、これは想像以上の緑色。ニンニクの芽などの野菜の色らしいけど。

なるほど...これは確かに野菜の旨みだ。それが辛くて痺れる。でも確かに麻婆豆腐だ。
これは驚いた...しかし驚きながらも、スプーンは進んでいく。

こんな麻婆豆腐があったとは。麻婆者を自認していたつもりだけど、麻婆道、まだまだ奥が深い。

眞実一路

五色戦隊のトリを務めるのは黒。黒っていうだけでラスボス感ある。
この黒麻婆は赤をベースに中国たまり醤油を使っているそうで、五色の中では最もマイルドな辛さで、コクが深いお味。これはじっくり味わえるタイプの麻婆だ。

五色の麻婆、それぞれに違った味わいで本当においしかった。
でも、なんかまだ入りそうだな。

眞実一路

というわけで、気になってた黒板メニューから、ロール肉の黒酢酢豚。
黒酢の酢豚ってうまいんだよなぁ。

野菜はシンプルに胡瓜と薬味代わりの刻みネギのみ。
で、豚肉がロール肉というあたりが、巻かれた肉の間に黒酢が染み込んで、うまさ倍増。
これはうまい。こんな酢豚の作り方があったとは。

眞実一路

こんなのを出されちゃったら、そりゃあカメ出しウーロン茶紹興酒でしみじみ味わわなければ失礼というものでしょう。
麻婆専門店でありながら、麻婆以外の中華料理もこれだけレベルが高いとは。ダシやスパイスの使い方が本当にうまいってことなんだろうなあ。

眞実一路

そして五色の麻婆をコンプしたなら、変わり種にもチャレンジしたくなるのが人情。中でも最も変わっていそうだった「イタリア風チーズの麻婆豆腐」を選んでみました。
赤麻婆以上に真っ赤なトマトスープの中に、豆腐ととろけるチーズが浮かんでいる。

食べてみたところ...うっわ、何これ。第一印象はトマトチーズで確かにイタリアンなんだけど、この根底に流れる中華麻婆味。
自分がどこの国にいるのか判らなくなりつつも、意外なほどうまい。トマトチーズにコク深さが加わって、何杯でもいけそう。

眞実一路

...と食べていたところに「セットのごはんですー」といって白飯が出てきました。
え、ライスがついてるなんて思ってなかったから炒飯頼んじゃったよ(;´Д`)。

だけど、こういう状況で白飯が出てきたなら、やるこたあ一つ。

眞実一路

トマチー麻婆リゾット!

劇中では赤麻婆を使って麻婆丼を作っていたけど、もしゴローちゃんがこのトマチー麻婆を頼んでいたら絶対こうしていたに違いない。
トマトのうまみによってツルツルと入っていくリゾットが出来上がった。

眞実一路

〆は眞実一路のやきめし。店名を冠する炒飯なら、うまくないはずがない。
その名の通り真実一路、衒いのないオーソドックスな炒飯だけど、それ故に抜かりない。味付けも火の通し加減もここしかないというバランスを取った王道炒飯。

眞実一路

デザートの「正式杏仁豆腐」。どの辺が正式なのかは分からないけど、本場中国ではこういうスタイルが本当なのか?

一見何の変哲もない杏仁豆腐に見えながら、よーく見るとプルプルとトロトロ、二種類の杏仁豆腐が混ざっていて、食感がすごくいい。
味付けもさっきまでの辛さを中和するのに程良い甘さ。最後まで隙がない店だ。

眞実一路

ああ~、おいしかった。
このすばらしき、麻と辣の饗宴。こんなにも刺激的な麻婆豆腐に出会えるとは、なんと俺は幸せ者なのだろう。
今俺の脳内では、グスタフ・麻辣の交響曲が堂々と鳴り響いている。

店内にはドラマの台本の隣に鉄人・陳建一氏のサイン色紙が二枚も飾られていて、大御所にも認められた店だということが分かります。

眞実一路

完全に予想外だった白飯の登場でお腹がはち切れそうだ。
今までの聖地巡礼でもここまでたくさん食べた回は久しぶりで、店員さんにもさすがに驚かれました(笑。

麻婆好きの自分としても、その歴史に新たな一ページを刻む名店だった。
三河島の路地裏にひっそりと佇む麻婆豆腐の大国、若き国王の『五味一体』。赤麻婆よ、永遠に永遠に。

きっとまた来ます。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:16 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2018/06/01 (Fri.)

千葉県浦安市の真っ黒な銀だらの煮付定食

「アイキャントストップラビングユー、銀ダラに首ったけ」

浦安

『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼、今回は千葉県浦安市にやって来ました。浦安といえば Season1 に登場した静岡おでんの店(元々は新浦安にあったのが、震災の影響で浦安に移転。しかしその店も 2014 年末に閉店したようです)が思い出されますが、Season7 で六年ぶりに浦安がドラマの舞台となりました。
浦安で降りたの、本当に静岡おでんの聖地巡礼以来。なんだか懐かしい。

浦安駅のすぐ近くを流れている「猫実川」という川沿いを十分あまり歩いて行きます。

羅甸

ここが今回の聖地。放送からあまり時間が経っていないこともあって、まだ 11 時過ぎにもかかわらず二軒先の民家の前まで行列ができていました。
とりあえず最後尾について、順番を待つ。

それにしても...この地元のスナックにしか見えない外観。外からは中の様子が見えないこともあって、こりゃあ一見じゃ入ろうとは思えないな。
行列には地元民らしき人も並んでいたんですが、「私テレビ観るまでずっとスナックだと思ってた!」という話し声が聞こえてきて、そーでしょ、と(笑

お食事処 魚や 羅甸

羅甸

この一見じゃ絶対に読めない店名は「らてん」。「ふらっと QUSUMI」の中で話があったとおり、女将さんが好きなラテンダンスから取った名だそうです。

一時間ほど並んで正午過ぎにようやく入店できました。
並んでいる最中にマスターが出てきて「銀ダラあと 20 食で終わりになります、すみません」という案内が出ました。銀ダラが食べたければ早めに並んだ方が良さそう。

羅甸

店内。飲食店にしては狭くて、本当に元はスナックだった店を改装したんじゃないかという雰囲気。
そう思って見ると、女将さんも定食屋じゃなくてスナックのママっぽい気がしないでもない。店内の貼り紙も、やたらと達筆だし。

それにしてもメニュー、銀ダラ、サバ、ホッケ、マグロ...日本人の定番ど真ん中のものばかりだ。
個人的にはそんなに好きでもないカレイの煮付さえ、この店だったらうまいに違いないと思える。

羅甸

壁にはけっこう有名人のサインが貼ってあります。
中でもぐっさん(山口智充さん)のサインがたくさん貼ってあって、昔からの常連として通っている様子。確かにぐっさんなら、松重さんに負けず劣らずここの魚料理をうまそうに食べるに違いない。クックドゥの CM キャラ繋がりでもあるし。

羅甸

さあ、ようやく銀ダラの煮付定食(お刺身をつけて)がおいでなすった。
メインディッシュの他に刺身、味噌汁、小鉢、お新香...いろいろついていてお得感。

外食ランチってつい肉系とか中華とかキャッチーなほうに流れがちだけど、こういう魚定食が出てくると日本人の良さを再確認できる気がする。
煮魚と一緒に食べる、タレがついた白飯。うまいんだよなあ。

羅甸

これが銀ダラ...色もすごいが、でかい!黒い山だ。

味は...おいしい!醤油で煮詰められてしょっぱいのかと思ったら、全然そんなことない。濃口醤油の深いコクとほんのりとした甘みのあるタレ、そこに脂の乗った大ぶりの銀ダラ。これは期待以上だ。
よく煮込まれているのに全然固くなってないし、むしろふわふわ。こんなの初めて。

確かに銀ダラだ。だけど、俺の知ってる銀ダラとは全然違う。

羅甸

中は真っ白。巨大な岩山を採掘してるみたいだ。

おいしい煮付けと白飯の幸福感は、ほかの食べものでは得られないものだ。
銀ダラ、銀シャリ、銀ダラ、銀シャリ......銀のラリーが止まらない。

本当においしい。今まで食べたどんな銀ダラよりうまい。

羅甸

お刺身は、イカとマグロ(トロ)。小鉢は冷奴でした。
銀ダラのインパクトの前にはこのトロ刺しやイカ刺しも少し霞んで見えるけど、150 円でこの刺身がついてくるお得感たるや。
この定食をご飯一杯でやりくりするのは絶対無理、というわけで、ここでご飯おかわり。

そういえば、子どもの頃に「お父さんだけ晩ご飯に+刺身」という日がたまにあってすごく羨ましかったのを憶えているけど、このちょっとした刺身がそういう「特別扱い」感を演出してくれて、なんだか嬉しい。

羅甸

それとゴローちゃんも注文していた沖縄産もずく。

もずくっていうと酢の物にして日本酒のお供にというイメージがあるけど、これは酸っぱくない。それにシャキシャキして、断然おかずになるぞ。
これまたご飯の消費を促してくる、アシストを超えた強力な戦力だ。

というわけでほぼ完食したわけですが、この銀ダラのタレを残す手はないだろう。
ようし、こうしちゃえ。

羅甸

...と思ったけど、劇中に比べるとタレの量が少なく(注文が多すぎてタレ不足気味なのかも)茶碗 1/3 くらいのご飯でも和えきれませんでした(´д`)。惜しい...。

でも、ちょっぴりだけどこの「銀ダラ残り汁絡め飯」、文句なしのうまさだ。このうまかった銀ダラの味を改めて反芻させてくれる。
たっぷりの旨味とコクとちょい苦味が混ざったこの味は、完璧なうまさの黄金比だ。

羅甸

食後はコーヒーまでついてきちゃう。これだけ満足できて 1,800 円(もずく込みの価格)、ランチにしてはいい値段だけど、それ以上の価値がある。
はるばる浦安まで来た甲斐がありました。

羅甸

ああ、腹いっぱい。
いやあ、史上最強の銀ダラだった。

それにしてもこんなスナック然とした外観からは想像もつかない名店があるとは、恐れ入った。
もしかしたら、ウチの近所にあるあのスナックも、本当はものすごくうまい飯を出す店なのかもしれない。その敷居を跨ぐ勇気はないけれど(笑。

ごちそうさまでした。
浦安方面に来る機会があったら、また食べに来よう。今度は鯖の塩焼き、いや、鮪の照り焼きも気になるなあ。

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投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2018/05/26 (Sat.)

中野 蔡菜食堂 その 3

「どうする?何を食おうか、何を食うべきか」

昨夜放送された『孤独のグルメ Season7』中野百軒横丁の回。我々取材班は今回も事前巡礼するため中野駅北口、食のジャングルの奥地へと飛んだ。

が...、

泪橋

え~っ、材料切れ!?
そりゃないぜ。

店内は見るからに常連さんでいっぱい、しかも場所が場所だけに撮影の目撃情報もけっこう出回っていて、放送前なのに「ここがその店か」という感じで通り過ぎていくお客さん多数。
外から覗き込んだ感じだと、マスターもいっぱいいっぱいな雰囲気。こどグルの聖地はもともと知る人ぞ知る名店であることが少なくないけど、特にこの店は放送前からこんな感じで、放送後はどうなっちゃうんだろう...と心配になりました。

まあ入れないものは仕方がない。
放送後の混雑が落ち着いた頃に、できれば早い時間帯に改めて来るしかないか。

そうと決まったら...腹が、減った!
この周辺で他にうまい店といえば...、

蔡菜食堂

蔡菜食堂

駅の反対側にあるこの店。ちょっと遅い時間になったこともあって、運良く空いてました。

ここでいい。いや、ここがいい。
腹の虫たちも狂喜乱舞している。

こないだ来たばかりだから続けざまに同じ店になってしまうけど、ここの中華は本当においしいからモウマンタイ。

蔡菜食堂

例によって青島からスタート。
もうけっこう暑いのもあるけど、中華料理って日本のビールよりもこの軽いビールのほうが合うんだよなあ。

蔡菜食堂

ビールのつまみはスペアリブ。頼んだらすぐに出てくるのがありがたい。

甘酸っぱい濃厚なタレが肉にしっかり馴染んで、骨にこびりついた筋の一本まで残らずうまい。

蔡菜食堂

からの、おつまみセット。
内容は日替わりのようで、こないだ来たときとは微妙に違う。でもうまい。

この豪華な一皿が ¥500 なんだもんなあ。
近くに住んでたら、毎日でもこのおつまみセットとビールだけひっかけて帰るところだ。

蔡菜食堂

そして白切鶏(バイツェーチ)。
柔らかい蒸し鶏にパクチーとニンニク醤油、ただそれだけなのに箸が止まらなくなる。まさにシンプル・イス・ベストだ。

パクチー、ニンニクに、鶏が全然負けてない。
これはもはや、棒々鶏と双璧をなす中華蒸し鶏の大定番として、俺の中に位置づけられた。

蔡菜食堂

これはたまらん、ビールでは追っつかんぞということで紹興酒。
グラスでも足りないに違いないというわけでボトルでいっときます。

蔡菜食堂

日替わりメニューから空心菜の炒め。
空心菜って季節モノだけど、個人的な経験では旬の時季にちゃんとメニューに載せてくる店は当たり率が高い。
普通の青菜炒めと違って茎の空洞にまでタレが絡んでおいしいんだよなあ。

箸をつけていると、厨房の中からマスターの「アツアツ、おいしいでしょ!」という声。
うん、うまい。おいしいです、ほんとに...これ。
ものの一分で一皿空いてしまう勢いで食べてしまった。

蔡菜食堂

ここに来たら絶対外せないのがレバニラ炒め。歴代の聖地巡礼の中でも、俺の心をガッチリ掴んで離さない料理の一つと言えよう。

濃厚なタレ、火加減が絶妙なレバー、そしてニラの風味と食感。こないだ食べたばかりでも、何度食べてもうまい。
恐るべし、レバニラマジック。

蔡菜食堂

そういえばこの店でまだ食べたことがなかった、麻婆豆腐。
というか、麻婆豆腐の話をしていたところでおかみさんがすかさず「麻婆豆腐食べる?」という、Amazon も顔負けのサジェスチョン。

オーソドックスな麻婆豆腐だけど、麻と辣、辛味とうま味のバランスがちょうど良くて、間違いなくうまい。
これまた毎日食べても飽きなさそうな麻婆だ。

蔡菜食堂

焼豚とレタスの炒飯。
これまたオーソドックス、正統派の上海家庭料理。

変に気取らず、等身大なんだけどちゃんとしてる。この店の料理って全部そうなんだよなあ。だからこそ繰り返し来たくなる。

蔡菜食堂

でもってトマト卵炒め。これも王道の中国家庭料理。
ふわとろの甘口卵、子ども心を呼び起こされるような味だ。

ここの料理、中華料理屋に来てるというよりは、上海出身の穏やかなマスターとおかみさんの家に招かれて料理を振る舞われてるような気分になる。そんな温かみのある時間を過ごしている。

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ナンプラーとアンチョビの焼そば。
初めて来たときにも感動したけど、この魚介の風味が活きた奥行きのある味。エビのちょっと焦げた部分にそのうま味が凝縮されてる感があって、焦げを見つけるとちょっと嬉しくなってしまう。

蔡菜食堂

さらに麺に麺をダブらせにいく、ごま醤油和えメン。
これこないだも食べたところだけど、ごま油と醤油、それに焦がしネギが三位一体となって、さらにたっぷりごま油のパンチが効いたインパクトある味。
ここまでたくさん食べたはずなのに、まだ入る余裕があったのかと我ながら驚くほどに、胃のスキマをこじ開けてくるうまさ。

蔡菜食堂

デザートはごま団子。ごま風味の白玉餡団子、上海ではこのスタイルが標準らしい。
ほんのり甘くてもっちりとしたデザートが、食後の満足感を後押ししてくれる。

確かな満足、またしてもおいしかった。
本来の目的の店には入れなかったけど、それでも良かったと思わせてくれる宴だった。

蔡菜食堂、自分の中ではもうすっかり定番店のポジションを占めてしまった。
中野に来たなら必ず立ち寄ってもいいくらい、おいしいし寛げる店。

ごちそうさまでした。
必ずまた来ます。

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