b's mono-log

2017/12/03 (Sun.)

西麻布 味のなかむら

先日、一足早い忘年会のお店選びを一任されたので、以前から行きたかったお店に行ってきました。

味のなかむら

味のなかむら

西麻布の坂の上、閑静な一角にある和食の名店です。もはや立地からして美味しくないわけがないという感じのお店。
電話での予約時に「接待ですか?」と確認されたので、そういう用途で使われることが多いお店なんでしょう。

物腰からして丁寧さが滲み出ている店員さんに案内されて席に着きます。

味のなかむら

月替わりのコースメニューはこんな感じ。
もう字面を見るだけで涎が出てきそうな単語のオンパレード。これは楽しみです。

味のなかむら

とりあえずビールグラスをクイッと傾けて逸る気持ちを落ち着かせつつ、料理の登場を待ちます。

味のなかむら

一品目は「真かきの牛脂煮」。いきなりお初のメニューから来ました。

牡蠣って素材の良さを活かしたシンプルに調理するのが定番だけど、牛脂で煮たのって...何これ、うまぁぃ。旨味が凝縮されている。牡蠣にこんな食べ方があったなんて。
汁は汁で、まったりとした牛脂のスープに牡蠣の旨味が移っていて、添付のパンを浸して食べるとこれまた美味。脳幹が蕩けそうになります。

味のなかむら

二品目は「江戸春菊のサラダ」。
春菊って鍋やすき焼きに入れる以外で食べることって滅多にないけど、こうやってサラダにもできるのか。
しかも春菊っぽいエグみがなくて爽やかな味。これは確かに、こういうシンプルなサラダ向きかもしれません。

味のなかむら

かつをと水たこのお造り。

鰹は張りのある新鮮な身を厚切りにしてあって、鰹らしい風味を味わえる食べ応えある一品。
プリッ、トロッとした水たこは鰹とのいい対比を生み出しています。

こういう美味しい刺身を食べられると、日本人として生まれた幸せを感じます。

味のなかむら

この刺身が来たら日本酒をいただかざるを得ないでしょう。
お店オリジナルの「鷹来屋 樽酒純米」。樽の香りが仄かに移った上品なお酒で、料理によく合います。

味のなかむら

霧島豚肩ロースの赤みそ焼。
柔らかい豚肩ロースを濃い口の赤味噌で照り焼きっぽく仕上げた一品です。それを、和からしと大根おろしでさっぱりといただく。

これもおいしいわー。どこからともなく「大皿山盛り一杯出してくれてもいいのよ!」という声が聞こえてきましたが、確かに一品一品どれも美味しくて、もっともっと食べたくなってしまう。

味のなかむら

続いて、寒鰤の刺身...ではありません。
このまま食べても十分に美味しそうな寒鰤を、あえてしゃぶしゃぶにしていただきます。

味のなかむら

しゃぶしゃぶ鍋が白く泡立っているのは、灰汁ではなく大根おろしが入っているから。
「みぞれ仕立て」ということで、大根おろし入りのしゃぶしゃぶ鍋で、鰤の表面だけにサッと熱を入れる感じで。

味のなかむら

表面が軽く締まりつつ、内側はトロと言って差し支えない脂の乗った寒鰤が出来上がります。
大根おろしとポン酢で寒鰤の脂を中和しながらだと、いくらでも食べられそうな気がしてきます。もっと持ってこーい

味のなかむら

こういうのが来ると焼酎をいただきたくなります。
日本酒でまったりとした舌が引き締まって、改めて料理に向き合える感覚。

味のなかむら

料理のほうも、お口直し的な「もって菊のすだち浸し」が来ました。
すだちの香りを移した食用菊の酸味で口の中がリセットされ、目が覚めます。

味のなかむら

そこに「海老芋唐揚げ かにあんかけ」が登場。
エビカニ合戦的な一皿ですが、海老芋というのはエビが入っているわけではなく、主に関西方面で取れる里芋の一種です。

ホクホクの里芋の唐揚げに、トロッとしたカニ餡の香りが相まって、これもたまらなく美味しい。

味のなかむら

〆のご飯ものは鯛めし。取り分ける前に土鍋で一度見せに来てくださいました。
鯛の兜がドン!と乗りつつ、その下からは鯛のうまみを十分に吸った、少し茶色みがかったご飯が覗いています。これは見るからに美味しそうだ...。

味のなかむら

改めて茶碗に盛られつつ、味噌汁とお新香を添えて出てきました。
この上品なうまみ、まさに今日の食事を総括するようで、美味しかったなあ...とここまでの品々を振り返らせてくれます。

味のなかむら

デザートは抹茶の杏仁豆腐。甘味でありながら、食後のお茶のようでもある、ホッとする味。

最初から最後まで、間違いなく美味しかった。
一品ずつは少量でも、食べ終わった後は気持ちもお腹も満たされている幸福感。あの「もうちょっと食べたかった感」はそのまま「もう一度来よう」という決意に繋がっているかのようです。

接待によく使われる店というのも肯けるけど、自分としては大切な人だけ連れて来たい、とっておきの店が一つ増えた感覚。
コース料理は毎月、そのときの旬のものを使って組み立てられるようで、次に来るときはどんな美味しいものが食べられるのか、楽しみです。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:居酒屋 | 広尾駅

投稿者 B : 21:33 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/11/23 (Thu.)

山本のハンバーグ 渋谷食堂

何故か最近私の周囲の人が相次いでこのお店に行っていたので、私も無性に食べたくなって渋谷まで行ってきました。

山本のハンバーグ 渋谷食堂

山本のハンバーグ

山本のハンバーグです。都内にも何店舗か支店を構える有名店ですね。
渋谷食堂は、渋谷警察署の裏手にありました。

人気店だけあって、食事時には行列をなしています。
並んでいると、店員さんが出てきて「寒いですから、暖かいほうじ茶をどうぞ!」とお茶のサービスをいただきました。こういうちょっとした心遣いって嬉しいものです。

山本のハンバーグ

20 分くらい並んだところで入店。一人だったのでカウンター席に通されました。

このメニュー、写真からしてなんてうまそうなんだ!目移りしてしまって選べない。毎日通って全種類制覇したいくらい美味しそう。
しかもこのメニュー、持ち帰り可とのことです。メニューの持ち帰り、そういうのもあるのか!

山本のハンバーグ

注文してしばらく待っていたところ、セットに含まれるという野菜ジュースが出てきました。
その季節に合わせた野菜や果物をブレンドした自家製の野菜ジュースとのことで、この日はオレンジとみかんをベースにした赤い野菜ジュース。野菜の繊維質を感じる舌触りが、いかにも自家製という感じで美味しい。

山本のハンバーグ

ほどなくして、メインディッシュのご登壇。迷った挙げ句、こういうときは王道の法則に従い、店名を冠した「山本のハンバーグ」に大海老フライを追加してみました。
石焼き鍋に、デミグラスソースに浸ったアツアツのハンバーグ。こうきましたか。

山本のハンバーグ

ハンバーグの上には、ふわふわのムース状になったオランデーズソース(卵黄とバターベースのソース)が軽く焼き目をつけて乗せられていて、もう見た目からしてやばくないですかこれ。どんな味がするんだか想像もつかないけど、絶対に美味しいことだけは食べなくても分かる、という感じ(何

山本のハンバーグ

そしてハンバーグを割ると中からゴルゴンゾーラチーズソースが!
デミグラス、オランデーズ、ゴルゴンゾーラの三種のソース。黒毛和牛を使ったハンバーグを、それぞれのソースで楽しむもよし、複数のソースを一緒につけて楽しむのもよし。楽しみ方が多彩で、ハンバーグとご飯が足りないくらいです(笑。

山本のハンバーグ

追加の大海老フライはハンバーグの主役の座を奪いそうな勢いで大きい。揚げたての衣にしゃおっ、と歯を立てると、中の海老の香りと弾力が伝わってきて、これまた至福。
添えられてきたタルタルソースで食べるのもいいけど、このデミグラスソースに浸して食べるのもいい。そういえば、ハンバーグと海老フライってなんだかお子様ランチじゃないか。贅沢な大人のお子様ランチ、人間って何歳になってもこういうのを食べてるときが幸せなんだなあ。

山本のハンバーグ

海老フライの下には半熟煮玉子まで隠れていました。トロッとした黄身をちょっとデミグラスソースに混ぜて食べてもまた美味。なんだか無限に楽しめそうな気さえしてきます。

それにしても美味しかった。期待以上の美味しさで、大満足。
渋谷でハンバーグというとキッチン ハセガワも素晴らしかったけど、これは甲乙つけがたいレベルだと思います。

店員さんの雰囲気も、表面的な接客の丁寧さといよりも、細かいやりとりに心遣いを感じる、暖かさがあります。ハンバーグの味だけでなく、こういうのが居心地の良さに繋がっているんでしょう。
ここは本当に気に入りました。渋谷以外にも支店があるので、機会を見つけてそちらにも行ってみようと思います。

関連ランキング:ハンバーグ | 渋谷駅

投稿者 B : 23:30 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/10/28 (Sat.)

茗荷谷 豊栄 再訪

「いいじゃないか。まるで中華庭園をドローン撮影しているような眺め」

豊栄

『孤独のグルメ Season6』の放送終了から三ヶ月が経ち、ドラマ登場店も少しずつ混雑が落ち着き始めているように思います。というわけで、巡礼して気に入った店に改めて再訪を。今回は全 12 話の中でも感動レベルの店だと感じた茗荷谷の中華「豊栄」に来てみました。
あらかじめ予約をしておいたんですが、この日は予約だけで満席。ドラマの影響なのか、相変わらずの人気な模様。前回来たときは放送前だったので、改めて来てみると当時とは忙しさが一桁違っているように感じました。

中国料理 豊栄

豊栄

イチ押しの黒板メニュー。旬のもの中心で、前回とはラインアップが違います。

カニミソ、えびみそ、パクチー、オニカサゴ...心惹かれる単語のオンパレード。
俺は今、何を食うべきなんだろう。

豊栄

とりあえず生ビールを一口飲んで、逸り迷う気持ちを落ち着かせます。
そして、改めて料理を注文。

豊栄

まずは、前回食べなかったアボカドのセイロ蒸しから...と思ったら、売り切れとのこと(;´Д`)。そんな遅い時間に入ったわけでもないのに、一巡目のお客さんで売り切れちゃったということか...。

気を取り直して、久住さんが食べていたレタスのセイロ蒸しに変更しました。
ほ~、タレに浮かんでる。そしてレタスの上には、よく分からないけどきっとうまいやつ(ぉ。

食べてみると、おおおおお、タレや上にかかってる何かのうまみ成分をレタスが吸収して、これはうまい。もはやレタスではない何か、という感じ。
ハマる味だな~。

豊栄

続いて海老とマコモ筍の豊栄醤炒め。前回も食べて感動した一品。
海老のうまみがマコモタケに移って美味しくなるのは理解できるんだけど、単にそれだけではない奥行きのある味。店名を冠した「豊栄醤」というタレが決め手なんだろう。普通の中華醤とは違う、深みを持った絶妙な味わいで、いつまででも食べ続けていたくなります。

豊栄

こちらは久住さんが食べていた「黄色い激辛豆腐煮」。一見黄色い麻婆豆腐っぽいけど、使われているのが普通ものより辛い黄色い唐辛子とのこと。
口に入れた瞬間は、辛さというよりうまさが前面に立ってきて、これはイケル感じ。でも後からジワジワと辛さが追っかけてきて、確かに辛い!なんだけど、やっぱりうまみも後を引いていて、辛いんだけどどんどん食べたくなる不思議な味。これ、相当おいしいじゃないか。

豊栄

そこに満を持しての回鍋肉。

回鍋肉ってそもそもが甜麺醤のうまみと甘みが活きる料理だけど、ここのはさらにひと味違う。甜麺醤だけじゃないこの店独特のうまみがあって、これを食べられただけで今日の俺大勝利!感があります(何。

やっぱりいい、間違いない。
回鍋肉は裏切らない。

豊栄

こういう辛ウマ中華には、そろそろビールではなく紹興酒が欲しくなってくる頃。飲み比べセットでいろいろ飲んでみます。
一口に紹興酒と言っても軽いのから辛口まで、いろんな味があるんだなあ。日本酒に通じる奥深さを感じます。

豊栄

そして口水鶏。たっぷりのタレには山椒が効いていて、シビレる辛さ。だけどやっぱり後引くうまみ。何という罪作りなこのタレ。
ああ美味い。上にかかっている刻みネギの一切れさえも残さずに食べたくなる。

豊栄

山椒でシビレた舌をリセットしたくなって、いったんハイボールでクールダウン。
唐辛子とは違うシビレる辛さ、クセになる。この中国山椒の奥深さは、『孤独のグルメ』に出会わなかったら知らなかったかもしれません。

そうしているうちに、店内に刺激臭が漂い始め、

豊栄

水煮牛肉が運ばれてきました。劇中で他のお客さんが食べてたやつ。

この匂い...鼻の奥が、辛い!なんだかすごいことになっちゃってるぞ。
これが出てきた瞬間、他のお客さんも含め店内の全員が咳き込んでしまうほどの、強烈な辛さを放っています。迷惑かけてすいません...と内心思っていたところ「ああ、あれが!」みたいな声がちらほら聞こえてきて、みんなドラマ観て興味持ってたんだろうな...となりました(笑。

これ、食べてみると確かに辛いんだけど、匂いの辛さに比べれば落ち着いた味。きっと味じゃなくて揮発する成分が強烈なんだろうな。
この店らしくうまさと辛さがバランスよくまとめられたタレが薄切り牛肉によく浸みて、これもまたうまい。食べながらうっかり息を吸うと咳き込むけど(笑。

豊栄

〆は豊栄チャーハン。例の「豊栄醤」をストレートに使った海老チャーハンです。
味付けは海老とマコモ筍の炒めとほぼ同じだけど、この味、飽きずにいくらでも食べられる感じなんだよなあ。座っているのがやっとなほどうまい。

ああ、おいしかった。今回も最初から最後まで、一点の曇りもなくうまかった。
他の中華料理店とは明らかに違う味で、行きにくい立地だけどわざわざ足を運ぶ価値があります。

前回食べなかった料理のいくつかは今回食べられたけど、結局アボカド蒸しは食べられなかったし、いずれもう一度来ようと思います。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:中華料理 | 茗荷谷駅白山駅

投稿者 B : 21:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/10/20 (Fri.)

久しぶりに豚組 [しゃぶ庵]個室でゆったり

豚組 [しゃぶ庵]に行ってきました。

豚組 [しゃぶ庵]

豚組 [しゃぶ庵]

しゃぶ庵には毎年 2~3 回は行っているんですが、近年はイベントだったり大人数の某新年会だったり、誰かがセッティングした会に参加してホール席を利用することのほうが多くなっていました。つい先日も TrackR のブロガーイベントで行ったところですが、今回は久しぶりに自分で予約して行ってきました。

豚組 [しゃぶ庵]

二人だったので個室に通してもらえました。ホールの活気ある雰囲気もいいですが、個室は落ち着いて過ごせるのがありがたい。私が予約するときは基本的に個室を取るようにしています。ちなみに予約にはトレタかんたんウェブ予約を利用しました。

豚組 [しゃぶ庵]

まずはビールから。「馨和 KAGUA」の Blanc をいただきます。
繊細かつクリーミーな泡と華やかな香り。食前酒にちょうどいい。

豚組 [しゃぶ庵]

お通し的な小鉢から料理がスタートします。
この小鉢に入っているハムも、豚組らしくちゃんと銘柄豚。野菜とポン酢ジュレでさっぱりといただきます。

豚組 [しゃぶ庵]

しゃぶ庵に来ると基本的にはコースで料理はおまかせしつつ、必要に応じてアラカルトで何か追加するのがおすすめ。今回は「とことん豚づくしコース」にしたので、前菜はこの四種。それぞれ種類の違う銘柄豚のテリーヌ、パテ、生ハム、サラミ等が並べられて、ビールでも日本酒でもワインでもイケます。

豚組 [しゃぶ庵]

からの、豚角煮。トロットロに煮込まれた角煮、絶品です。
脂身がそれほどしつこくないのもポイント高し。

豚組 [しゃぶ庵]

そーなると日本酒が欲しくなってくるわけです。石川の地酒「手取川」を冷酒で。
銘柄豚のうまさに緩んだ味覚をキリッと引き締めてくれます。

豚組 [しゃぶ庵]

しゃぶしゃぶの前にさらにもう一品、メンチカツ。
姉妹店にとんかつ屋をもつ豚組グループだけあって、このメンチカツがまたレベル高いんです。

豚組 [しゃぶ庵]

肉のうまみがしっかり閉じ込められたメンチカツ。サクサクの衣もいい。
思わずこの後のしゃぶしゃぶを待たずして「メンチおかわり」を決めたくなってしまうけど、ここは本題の前にグッと我慢。

豚組 [しゃぶ庵]

オレンジ色のル・クルーゼの鍋に、しゃぶしゃぶのつけだれ四種が運ばれてきました。
つけだれは、左から順にさっぱりした塩だれ、風味のいいフルーツポン酢、濃厚な胡麻だれ、最後にこの店独特のめんつゆ。
それぞれつけだれ単体でも十分美味しいけど、テーブルに備え付けられている薬味を足すとさらに味に広がりが出ます。

豚組 [しゃぶ庵]

肉のほうは銘柄が三種類から選べます。今回は二種類混ぜて頼んでみました。
鮮やかなピンク色の豚肉、このまま食べたいほどうまそう。

豚組 [しゃぶ庵]

個人的には鍋にしゃぶしゃぶ肉を投入してウェルダンにしてしまうのはもったいなく感じてしまうので、直箸で申し訳ないけど直接しゃぶしゃぶして、そのままたれにつけていただきます。
肉そのものもいいけど、四種類のつけだれがそれぞれに個性的な味で、いくら食べても飽きない。私は胡麻だれにたっぷりめにラー油を入れたのか、ワサビを効かせためんつゆが好み。

豚組 [しゃぶ庵]

ひととおり食べ終わったところで、肉や野菜のうまみが溶け出した鍋で〆の豚骨ラーメンを作ってもらえます。
この細麺が、満腹になりかけた胃にもツルツル入っていってまた美味しいんですよね。

豚組 [しゃぶ庵]

しゃぶ庵はやっぱり個室で料理と会話をゆったり楽しむのがいいですね。久しぶりの個室、堪能しました。
ここに来ると他の店でしゃぶしゃぶを食べる気がしなくなるのが難点ですが(笑)、また来ようと思います。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:豚しゃぶ | 乃木坂駅六本木駅青山一丁目駅

投稿者 B : 22:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/10/17 (Tue.)

ROAST HORSE #3

某馬主(会員権持ちの方)にお誘いいただいたので、喜び勇んで広尾の会員制馬肉料理専門店「ローストホース」に行ってきました。

ローストホース

ROAST HORSE

時々タイムラインに写真が流れてくることもあって自分自身がもっと頻繁に行っている感覚だったんですが、前回行ってから一年のブランクが空いていたんですね...。それでも前回の写真を見ただけで味を昨日のことのように思い出せる。それくらい強烈な印象に残っているのがこのお店。

ROAST HORSE

最初はスープから。
微妙に写真映えしない絵面ですが(笑)、これは胡麻のスープ。胡麻の良い香りに鰹だしが効いていて、優しくも深みのある味が口の中にじんわ~っと広がります。おおお、これおいしい。

ROAST HORSE

そして馬肉の握り。馬肉のスタートは毎回ここからですが、もう三度目ともなるとこれを口に入れた瞬間から語彙力の低下が始まります(ぉ

すごーい!おーいしーい!!!(←

ROAST HORSE

飲み物は、このお店が持ち込み OK なので今回の馬主さんが持ち込んだ日本酒「冬単衣」。Makuake でのクラウドファンディングを経て販売されたお酒で、ガジェットクラスタ的には付属の保冷バッグの蓄冷材をシャープが開発した(液晶から派生した素材を使用)ことでも話題になりました。
この保冷バッグで -2℃ に保たれた冬単衣を飲んでみると、飲み口はキリッと冷たくて、でもほんのり甘い後味がふわあっと広がって、なかなかに美味。繊細な馬肉料理ともよく合っています。

ROAST HORSE

料理の方は、松茸と春菊、馬肉ロースのおひたしへと続いていきます。
私はなにげに今年の初松茸。春菊との香りの組み合わせが馬ロースの旨味を引き立てます。

ROAST HORSE

そして、ここから怒濤の馬刺し連撃が開始されるわけです。
まずはハラミ(左)とシャトーブリアン(右)。いきなり本命級からキタ!!
馬肉の旨味をガッツリと味わえる部位からのスタートで、テンションアガります。

ROAST HORSE

続いてこの店の定番であるオビ、フタエゴに加えて、季節ごとの一品は今回赤身のアボカド載せ。

見ている間にも脂がどんどん溶けていくオビとフタエゴはいつも通り、間違いない美味しさ。オビは口に入れた瞬間に脂が溶解し、噛まなくても肉の線維が解けていくのを舌で感じます。そしてフタエゴは脂の旨味モンスター(何
赤身のアボカド載せ、私はアボカドってちょっと苦手なんですが、これは上にかかっているジュレっぽいものが馬肉とアボカドの味の接着剤の役割を果たし、見事な一体感を醸し出しています。これもおいしい!

ROAST HORSE

それからカイノミと、再びオビ。肉の上にかかっているのはごま塩です。
ある程度食べ慣れているはずの馬刺しなのに、ごま塩がかかるとまた違った風味が感じられて、これまたいい。なんだか肉の味自体が濃くなったように感じられます。

ROAST HORSE

馬刺しラッシュの最後はハツ刺し&レバ刺し。
くさみが全くないハツとレバーの刺身は、微かな歯ごたえがありつつ、馬肉のうまさを濃厚に凝縮した感じ。牛レバーとは世界観の異なる味が広がっています。

ROAST HORSE

このポタージュスープ的なやつは、例によって馬肉のユッケを生卵のエスプーマに沈めたもの。見た瞬間に幸福中枢が刺激されるやつ。
しかも今回の味付けは、なんと林檎と海苔(!)。説明を受けた瞬間「え、林檎と海苔!?」と思わず声を上げてしまいました。梨入りは食べたことあるから林檎は驚かないけど、それに海苔を合わせるとは。

でも騙されたつもりで食べてみると、これがめちゃくちゃうまい。林檎の甘みと海苔の風味がケンカせずにユッケの旨味を引き出していて、まるで馬肉ユッケって最初からこういう味だったかのような違和感のなさ。なんでこんなにうまいのか、なんでこんな組み合わせを思いついたのか、疑問は湧くけどそんなこと関係なくうまい。エスプーマの一滴さえ残さずに完食しました。

ROAST HORSE

この一見普通の揚げ春巻きは、シャトーブリアンの揚げ春巻き 北海道のホタテ入り。馬のシャトーブリアンを使った揚げ春巻きでさらにホタテ入りとくればうまくないわけがないじゃないですか。こんなんズルいわ(何

ROAST HORSE

さらに定番のコウネ(たてがみ)の握り。このとろける脂身のうまさたるや。それでいて、牛や豚の脂のような重ったるさが全然ない。何度食べてもうまいし、本当なら毎日でも食べたい。

ROAST HORSE

焼き野菜はエリンギ、玉ねぎ、蓮根に銀杏という旬な食材が揃って出てきました。
これらの野菜はこの店専用の農場で作られたもので、味には絶対の自信を持っているとのこと。

ROAST HORSE

野菜は繊維を切断する方向に包丁を入れると旨味ごと水分が逃げて行ってしまうので、食材ごとに切り方にもこだわりつつ、目の前で切ってくれます。
瑞々しさを湛えたエリンギと玉ねぎがおいしいことは以前来て知っていましたが、この蓮根がまた。レンコンのくせにホクホクもちもちした食感なんですよ!?こんな常識を超えたレンコン反則やろ。

ROAST HORSE

馬テールと栗の炊き合わせ 白味噌ソース。中央の白いのは背脂。
ここまで来ると、もう「うまい」以外のことを...だんだん...考えられなくなってきました...。

ROAST HORSE

ここまで散々馬肉料理を堪能してきたところで、いよいよメインのローストホースのご登場。

第一弾は馬ヒモ(スペアリブ)のローストホース。
「ヒモ」というだけあって細長く、見るからに何かが凝縮された感のあるローストホースです。

ROAST HORSE

ああ、これ、表面がカリッと焼かれた中に肉汁がふんだんに閉じ込められているやつや...!

食べてみると、ひと噛みごとにじゅわっと肉汁と旨味が口の中に広がって、いつまでも噛み続けていたくなる。
馬肉って肉の中では淡泊な部類だと思うけど、これはむちゃくちゃ濃厚。

ROAST HORSE

ちょうどいい頃合いで出された長芋の味噌漬けで口の中を少しリセットしながら、ひたすらローストホースをついばんでいきます。

ROAST HORSE

二つ目のローストホースは、チョウチンのローストホース。チョウチンとはバラの外側の部位で、サシの入り方がさしづめ大トロといったところ。
石窯で焼かれたこれを薄切りにして、生ワサビとともにいただきます。

ROAST HORSE

この店に来ると、さすがに料理名を全部は憶えきれないのでスマホにメモを取っているんですが、これを食べているときのメモが「柔らかい脂 肉汁~~~!!」としか書かれていない件(ぉ。いかに言語中枢が破壊される味かがおわかりいただけたでしょうか(何。
本当に、柔らかい赤身の間から肉汁が溢れ出てきて、泣きそうになります。

ROAST HORSE

〆のごはんはもずくの雑炊。
やさしい味の雑炊で、この日の馬のおいしさをしみじみと振り返ることができます。

ROAST HORSE

これまた馬肉に負けないくらい毎回楽しみにしているデザート、今回は「梨のチーズケーキのかき氷」。
梨とチーズケーキってこんなに合うんだ...という見事なハーモニー。季節外れだけど、ここのかき氷はいつ食べてもおいしい。

ああ、今回も紛れもなくおいしかった。
安い店ではないけれど、料理の内容からすると安いとしか言いようがありません。たぶん会員制でコース一種類のみ、かつ常に満席という営業状態がこの値段でこの味を実現しているんだろうなあ。普通にやっている店だとこうはいかないはず。

お誘いいただきありがとうございました。
会員を増やす予定はないようなので、今後もどなたかに誘っていただく機会を待つしかないわけですが、次のチャンスがあれば逃さずにまた来たいと思います。

ごちそうさまでした。

投稿者 B : 23:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/10/12 (Thu.)

蒲田 とんかつ 檍

昼間、タイムラインに流れてきたうまそうなとんかつの写真を目にしてから、頭の中が完全にとんかつになってしまったので、以前から行ってみたいと思っていたとんかつ屋へと足を運んでしまいました。

とんかつ 檍(あおき)

とんかつ 檍

とんかつに関しては都内でも屈指の名店揃いといえる大田区・蒲田~大森エリア。その中では後発であるにも関わらずトップクラスの人気店となっているのがこの檍(あおき)です。蒲田駅からは徒歩 5 分ほど。
お店の前にはズラリと行列ができていて、最初見たときはちょっと怯みましたが、私の後に並びに来たお客さんたちが「今日はいつもより行列短めだなあ」と話していたので、いつもはもっとすごいことになっているようです。

私の前にはおそらくお客さん一回転分くらいの人数に相当する十人あまりの行列ができていましたが、30 分ほど並んだところで入店できました。

とんかつ 檍

メニューはこんな感じ。エビフライとかメンチとか邪道なことは言わずに、真正面からとんかつだけ、あとは肉の種類だけの選択肢。

店内はシンプルにカウンターのみ。行列ができていても並んでいる間に注文を取ってくれ、着席からあまり待たずにとんかつが出てくるのがありがたい。

とんかつ 檍

というわけで席についてほどなく提供された私のカタロースかつ定食。普通のロースとか上ロースとかはよくあるけど、カタロースでとんかつというのはちょっと珍しい。
こんもりと盛られたキャベツに、とんかつ屋にしては大人しい盛りのライス(おかわりは有料)、味噌汁(豚汁)、お新香というオーソドックスな布陣。

とんかつ 檍

とんかつはかなりの肉厚、そして衣はけっこう薄め。でも見るからに揚げたてサクサクで、色も実にいいきつね色。
肉はあえて少し赤みを残した状態で揚げられています。試しに何もつけずに食べてみたところ。ジュワッと溢れてくる肉汁と、肉そのものの味が感じられていい。これはとんかつというより「肉」を食べてる感覚があります。

とんかつ 檍

豚汁。いろんな肉や野菜をじっくり煮込んだうまみが溶け込んでいる、深い味。味噌汁というよりは豚の和風フォンドボー的な。
これおかわりしたいレベルでおいしい。豚汁のうまいとんかつ屋って信頼できる。

とんかつ 檍

カウンターには様々な種類の塩が並べられていました。最近のこだわりのとんかつ店は岩塩で食べさせるところも珍しくないですが、これだけいろんな種類の塩が揃えられている店はそうそうない。写真には写っていませんが、イタリアの天日塩やウユニ湖の塩まであって、食べ比べてみると確かに一口に「塩」といっても結晶の感じから味まで全然違う。

とんかつ 檍

中でも最推しという感じでどどんと置かれていたのが、ヒマラヤの岩塩「ナマック」。私はこれ多分初めて見ましたが、赤黒い感じの岩塩の塊を黒胡椒のように挽いて味わうタイプの岩塩です。

とんかつ 檍

試しにとんかつの肉に直塩を挽いてみると、塩なのにやや甘い風味があるのか、この塩が肉の甘みを引き立てるのか、確かにこれ、すごくうまい。
とんかつも普通のロースかつのように片側に脂身が寄っているようなことがなく、節度ある量の脂が赤身にサシとして入っている感じで、肉自体はボリューム感あるのに軽い食感。お腹はいっぱいになるけど胃もたれしないカタロースかつ、気に入りました。

ここはおいしかったなあああ。近隣の並み居る名店を抑えて一番人気になるのも解る気がしました。
ちなみに隣には姉妹店のカレー屋があり、ここのとんかつでカツカレーを出してくれるようなので、今度はそっちにも行ってみよう。

関連ランキング:とんかつ | 蒲田駅京急蒲田駅蓮沼駅

投稿者 B : 23:42 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/10/10 (Tue.)

食堂 とだか その 2

「こんな時間にもう二軒目、飲兵衛さんたちはいい気なもんだ」

食堂 とだか

新潟から某ウマの人が出張で東京に来ているということで、急遽どこかに飲みに行くことになりました。突然だったため何の準備もしていなかったのですが、品川近辺かつ遅めの時間帯とのことで、それなら運が良ければ「とだか」の席が空いてるかもしれない、と突撃してみました。

ラストオーダーまで 30 分という時間制限つきでしたが、ちょうど二席空いていたので入れてもらいました。

食堂 とだか

食堂 とだか

そんなに何度も来ているわけじゃないけど、妙に落ち着く店内。カウンター越しの距離が近いのも、気取らなくていい。
時間が時間だから終わっちゃってるメニューもいくつかあるようですが、まあ軽く飲むだけのつもりだから大丈夫です。

食堂 とだか

乾杯はとだかトニックととだかハイボール。実は私のほうはこの日二軒目なので(笑)、あまりガンガン飲まずにちびちび飲ります。
ここのトニックやハイボールは酸味が強めなのが爽やかでいいんですよね。

食堂 とだか

選べるお通しは茄子の煮びたしを選択。
出汁のよくしみた優しい味に、たっぷりかかった鰹節の風味がおいしい。こういう味、ホッとします。

食堂 とだか

マスターは相変わらずお忙しそう。注文は例によって伝票に自分で書きます(笑
しかし残念なことに揚げトウモロコシはこの日は既に終了。あれホントにうまかったんだけどなあ。まあ他のつまみも十分にうまいからいいけど。

食堂 とだか

毎度ここから始めないととだかに来た気がしない、ウニ・オン・ザ・煮玉子!
ウニと半熟玉子とタレが渾然一体となって言語中枢を破壊するヤバいやつ。
本当、この瞬間に痛風が発症しても後悔しないとさえ思えるうまさのワンダーランド。

食堂 とだか

続いて牛もつ煮。お通しとしてではなくレギュラーメニューとしての牛もつ煮は、牛ご飯のライスの代わりにモツが入っているような、贅沢な一皿でした。これちょっと反則でしょ(;´Д`)ヾ。
牛ご飯のと同じ一枚肉をペラリとめくると、その下にはトロトロのモツが。これ汁の一滴まで残さず飲めるやつや...。

食堂 とだか

そして初めて食べて以来大ファンになった「子持ち昆布フライ」。昆布なのに子持ち?と思ったら、これ昆布の卵じゃなくて(当たり前)ニシンが昆布に卵、つまり数の子を産み付けたものなんですね。昆布のうまみに数の子のプチプチ、それをタルタルと鰹節が包み込んでうまさのビッグウェーブを織りなしています。タルタリスト的にも大満足の一品。

食堂 とだか

こうなるととだビアーノをグイグイ飲みたくもなるというものです。

食堂 とだか

今回お初の「とり皮餃子」。手羽餃子なら食べたことあるけど、とり皮餃子って何だ?と思ったら、想像を超えるものが出てきました。

食堂 とだか

本当に餃子の皮の代わりに鶏の皮で包まれてる!しかも具がみっちり。
これ、うまいなぁ~。見た目以上にボリュームのある一品だった。

食堂 とだか

そして当然牛ご飯で締めるわけです。
トロトロの柔らか牛肉と、さっきのウニとはまた違う働きをする煮玉子。そこに白飯。こんなに幸せな〆のご飯がこれまであっただろうか、いやない(反語)。

本当に何度来てもおいしい、貴重なお店。
ドラマの影響もあって、最近はトレタの次月予約受付が始まる毎月 1 日に翌月分の予約がほぼ埋まってしまう大人気店になった模様。トレタ入れたのに取れない!というのも皮肉にもなりませんが(;´Д`)ヾ、何とかがんばって予約を取るか、またこうやって遅い時間の空きを狙って来ようと思います。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:郷土料理(その他) | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/08/12 (Sat.)

東京都東大和市の上タンシオとカイノミ

「俺の焼肉人生、新章突入。新たな登場人物が肉物語を変えていく」

翠苑

『孤独のグルメ Season6』の聖地巡礼もついに最後の目的地になりました。その行き先は東京都東大和市、西武拝島線沿線の街ですが私は足を踏み入れたのはもちろんのこと、そんな市があることすら今回初めて知ったに近いくらい、縁のない場所でした。
ちょっとした旅行気分を味わいつつ、はるばるやってきました東大和。

で、その聖地がこの焼肉店になります。
いい暖簾、垂らしてるじゃないか。

翠苑

翠苑

毎度のことながら、こどグルスタッフの方々はよくもまあこんな場所にある名店を探し出すよなあ...と思っていたんですが、店内に入って納得。壁一面に西武ライオンズの選手をはじめとした有名人のサインが貼られていました。西武球場(メットライフドーム)からクルマなら 15 分ほどの場所にあるわけだから、昔から練習やデーゲームの後に選手たちがよく利用するお店だったのでしょう。

翠苑

さあて、さて、何からいこう。
カルビかロースか、はたまたホルモンか。

それにしてもこの壁メニュー、いい味出してるなあ。
ドラマにも登場した看板娘の「みゆ」ちゃんが描いてるんだろうか。
ちゃんとしたお店なのに、なんだか学祭感あふれてるぞ(笑。

翠苑

ま、まずは生ビール(大)で渇きを癒やそう。
毎日これだけ暑いと、大生ですら胃にスポンジのように吸い取られていくかのようだ。

で、肉は...タンシオ推しか。
よし、乗ってみようじゃないか。

翠苑

へええ、つけダレなし。そうきましたか。
しかも、この肉厚タン。見るからに期待ができる。

タンシオは、タレで焼き網が汚れる前に焼くのが鉄則だ。

翠苑

劇中では「少し焼きすぎかなくらい焼くと美味しいんだ」と言っていたので、それに倣って表裏二回ずつくらいの感じで。

ウェルダンならぬ、ウェルタン。
そういえば沼袋の聖地に、「飢る噛む」って焼肉屋があったな...。

翠苑

十分火が通ったところで、葱を乗っけていただきます。

おおう、このタン、すごい。
焼肉屋のタンシオっていうより、仙台の牛タン店みたいな、肉感あるタン。食べ応えあるなあ~。しかもよく焼きなのに、やわらかい。
これにはちょっと驚いた。とてもおいしい。

翠苑

続いてカルビとハラミ。
ゴローちゃんはスルーしたメニューだけど、やはり定番中の定番で小手調べといきたい。
これまた肉厚で食べ応えありそうなカルビ&ハラミだなあ。

翠苑

そこに合わせるのは、サニーレタス・サンチュセット。

辛味噌に青唐辛子、ニンニク、キムチ、ごま油という薬味一式がついたのが「セット」。
この組み合わせ、薬味がいろいろあるから自由自在だ。

翠苑

こんな感じで巻き食い。
お~ほっほっほっ、これはうまい。

カルビ単体で食べても十分うまいけど、この薬味によってパンチが増す。
特に青唐ニンニク、ずるいくらいにうまみを引き出してくる。

翠苑

さて...豚のアゴだ。これは今まで食べたことない部位かも。

味がしっかりついていて、しょっぱうまい。
ちょっとカリカリってした食感も面白い。

翠苑

からの、レバー&上ミノ。

レバーは焼くというより軽く炙る感じで火を通していただくと、表面カリッ、中身トロッで激ウマ。
ミノもやわらかくプリプリした食感に、このタレのしみた味がいい。
まずいミノはゴムみたいだからなあ。

翠苑

ここまで、どれもうまい。
調子に乗ってビールからハイボールに酒を進めてしまいます。

翠苑

さあ、シフトチェンジだ。さらに飛ばしていくぞ。

焼肉店には珍しい馬肉メニュー、桜ユッケ。私はこれに目がなくて、仕事で長野方面に行くとよく食べます。
牛や豚とは違うスッキリとした赤身肉にタレがよく絡んでいて、いきなりハイボールがなくなりそうな勢い。

翠苑

そして本命、カイノミとザブトン。
どっちも他の店で食べたことがある部位だけど、うまいのはほぼ当選確実、あとはどれくらいうまいかが問題だ。

翠苑

まずはカイノミから。

くぅ~!何、このフワフワ。
今まで焼肉の食感に「フワフワ」って形容したことはないけど、これは「フワフワ」としか言いようがないやわらかさ。
しかもこのタレ、いい。漬け込み方も、絶にして妙。

これはカルビロースとは、また別次元のうまさだ。

翠苑

そしてザブトン(タレ)。
ザブトンとは肩ロースの芯で、霜降り加減が半端ない部位。

カイノミとはまた違ったうまみ、肉汁がじゅわあっと出てくるこの幸福感。
冗談抜きで仕事の一つや二つ、すっぽかして来てもいいほどうまいよ。

翠苑

〆は久住さんが食べていた冷麺。
たっぷり肉を食べた後にこのちょい酸味のあるつるつる冷麺、後味も喉ごしも爽やかで嬉しい。

翠苑

いやあ、カイノミうまかったなあ。
東大和に、よき肉あり。
心に刻むべし。

こどグルの焼肉回はこれまでも名店揃いで、もうちょっとやそっとの店では驚かない自信があったんですが、ここのタンシオとカイノミはたまげたなあ。世の中、まだまだ俺の知らないうまいものがたくさんあるってことか。

というわけで、ドラマ『孤独のグルメ Season6』の聖地巡礼もこれにて完了となりました。Season5 は台湾遠征もあって一年半越しの巡礼になってしまいましたが、対照的に Season6 は放送開始から四ヶ月で巡礼完了、ちょっとがんばりすぎたか(笑
ドラマの最終回では久住さんが「Season7 があるかどうか分かりませんが...」というようなことを仰っていましたが、谷口ジロー先生も亡くなり、今後どうなるんですかね。個人的にはやはり今後は夏冬のスペシャルドラマ中心にシフトしていくんじゃないかと思っていますが、テレ東が許さないかもしれません。
いずれにしても、次なる聖地を与えてもらえるのを楽しみにしています。それまでは過去回の再訪をしつつ、自分なりの「孤独のグルメ」を探してみようかなあ。

Season6 も聖地巡礼にお付き合いいただいた方々、およびここまでお読みいただいた方々、ありがとうございました。
そしてそれぞれのお店の方々、本当にごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:焼肉 | 東大和市駅桜街道駅上北台駅

■ドラマ『孤独のグルメ Season6』聖地巡礼エントリーまとめ
第一話 大阪府美章園のお好み焼き定食と平野の串かつ
第二話 東京都新宿区淀橋市場の豚バラ生姜焼定食
第三話 東京都目黒区三田の薬膳スープカレー
第四話 東京都東大和市の上タンシオとカイノミ
第五話 東京都世田谷区太子堂の回転寿司
第六話 東京都新宿区高田馬場のシャン風豚高菜漬け炒めと牛スープそば
第七話 東京都渋谷区道玄坂の皿うどんと春巻
第八話 東京都台東区御徒町のラム肉長葱炒めとスペアリブ
第九話 東京都品川区旗の台のサルスエラとイカ墨のパエリア / 甘味パート
第十話 千葉県富津市金谷のアジフライ定食
第十一話 東京都文京区茗荷谷の冷やしタンタン麺と回鍋肉
第十二話 東京都品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯
→その他の聖地巡礼エントリーはこちら

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/08/04 (Fri.)

立呑み とだか

ちょっと帰りが遅くなっちゃったんだけどお腹空いたし軽く一杯飲んで帰りたいなあ、と思ったので先日行っていたく気に入った食堂とだかを覗いてみました。前回行ったとき、21 時以降なら運が良ければ予約なしでも一人二人くらい入れそうな感触があったんですよね。で、お店のドアを開けたところ「すいませんいっぱいなんですよ。向かいのほうなら大丈夫なんですけど、いいですか?」とマスターに申し訳なさそうに言われてしまいました。

そう、向かいの店。ここにはその二号店である「立呑み とだか」が存在するわけです。

立呑み とだか

立呑み とだか

本店の真向かいにあって迷いようがないお店。前回来たときに、次はこっちで飲んでみたいと思っていたところだったので、むしろ願ったり叶ったり。
お店に入ると、カウンター一番奥の席に通されました。

立呑み とだか

雰囲気は本店のほうと似ているんだけど、通路沿いがガラス張りでちょっと開放感があります。あとマスターが適度に絡んできてくれる本店と違って、こっちは割と淡々とした接客。まあ混んでて雑談する暇もなさそうでしたが(笑

ちなみにいつもは通勤カバンに最低でも RX100 III は入れてるんですが、この日に限ってカメラを持っておらず、スマホで撮ったから写真がメタメタです(;´Д`)ヾ。

立呑み とだか

とりあえず、とだかハイボールとお通しのザーサイと糸こんのペペロン。
とだかハイボール、この生レモンのキューッとした酸っぱさがすごくイイんだよなあ。この暑い夏に合う、爽やかな一杯。

立呑み とだか

料理はこれからいくしかないでしょう。のウニ・オン・ザ・煮玉子。
身体に悪い食材のコンボだけれど、だからこそうまい。口の中でとろけるこの感じ、幸せすぎて泣く。

立呑み とだか

里芋の唐揚。

何気ないつまみのつもりで頼んでみたら、これが大ヒット!
里芋って煮物に入ってることがほとんどで、柔らかいけどモソッとしたイメージがあったのが、これは表面カリッ、中身フワッフワ。里芋ってこんな風になるのか!という驚きがあります。
しっかりめに振られた塩胡椒が里芋の甘みを引き出して、これは自分内定番おつまみに加えたい一品。

立呑み とだか

里芋のうまさにハイボールがサクッと空いてしまったので、モスコミュールに移行。
このモスコミュール、自家製の生姜漬けで作られていて、めちゃくちゃ濃い!しかも辛口。
なんかアルコールも濃いめな気がするし、ジョッキ全体でかなり効く一杯。でも、こういう強烈なモスコミュール、けっこう好き。

立呑み とだか

軽く一杯のつもりだったのでもう〆。当然、牛ご飯をいただくわけです。
ご飯に巨大な高級すき焼き肉がガッツリ載ったような贅沢〆ライス、やっぱりたまりません。見た目以上にボリュームがあって、お腹も気持ちもいっぱいにしてくれる一杯。

本当、これとウニ・オン・ザ・煮卵はこの店の宝だと言えよう。

立呑み とだか

ああ、おいしかった。小一時間だったけど確かな満足。
たくさん飲み食いするのもいいけど、こうやってふらっと立ち寄るのも「とだか」のいい楽しみ方なのかもしれないなあ。

この店、今後もいろんな人を誘って、あるいは時に一人で、また来ようと思います。

関連ランキング:立ち飲み居酒屋・バー | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/07/30 (Sun.)

東京都台東区御徒町のラム肉長葱炒めとスペアリブ

「一つひとつに気持ちを込める、か。あらゆる仕事の、基本中の基本だ。俺もいい仕事で応えなければ」

羊香味坊

こどグル Season6 の聖地巡礼もついに残り 2 カ所となりました。今回はそのうち御徒町にある羊肉中華の聖地に行ってきました。
過去を振り返ってもこどグルのラム肉回には当たりが多い。必然的にこのお店も期待が高まるわけです。きっといい、この胸騒ぎを俺は抑えられない。

羊香味坊

羊香味坊

こちらのお店は神田にある中華の名店「味坊」のラム専門支店、という位置づけのもよう。まだ開店して一年経っていないらしく、店内はまだ真新しい。
ラムというと中国内陸からモンゴル方面のイメージが強いけど、お店の雰囲気はむしろ台湾のシャレた食堂って感じ。

予約して行ったところ二階席に通されました。
放送から二ヶ月が経ちましたが客足はまだまだ衰えないようで、二人用のテーブルに三人詰め込まれている席もあったり大盛況。そのあたりの扱いがアバウトなのも中華っぽい。

羊香味坊

メニューはラム点心にラム串焼き、チョップにスペアリブと徹頭徹尾、圧倒的なラム推し。
いやぁ、尋常じゃないラム占拠率。

これはさすがに目移りしてしまうなあ。

羊香味坊

さておき、まずは生ビールを一杯いただいて心を落ち着かせよう。
この蒸し暑い日に冷たい生ビール。う~ん、しみとおるようにうまい。

羊香味坊

本命ラムの前にまずは野菜系で盛り上げて行きます。
最初は久住さんも食べてた老虎菜(青唐辛子とパクチーのサラダ)。

見た目からしてパクチー盛り盛り、イマドキのパクチー好きのための料理かと思っていたら、青ネギやキュウリもふんだんに入ったシャキシャキ感に青唐辛子のピリ辛が効いててうまい!
これはビールのつまみに最適だった。

羊香味坊

それとキュウリの甘辛酢漬け。

うん。いいサッパリ感。
青唐辛子とパクチーにやられがちな口の中をリセットしてくれる。
どこの国でも、漬物ってのは外せない清涼剤のようなものなんだなあ。

羊香味坊

肉料理の幕開けはメニューの中で妙に存在感を放っていた、ラム肉のお焼きから。
どど~んとボリューム感のあるお焼きを箸で割ってみると、

羊香味坊

中には肉汁たっぷりのラム挽肉が!
この大きさで肉と肉汁のうまみたっぷり、これはパンチ力あるなあ~。
いきなりど真ん中に剛速球を投げ込んできた感覚。正面からバシッと受け止めたい。

羊香味坊

こちらの飲み物は中国白酒 三種飲み比べ。
中国の白酒って独特の匂いがあるしかなり強いからあまり得意じゃないんだけど、こうやって少量で飲み比べできるのはありがたい。

...でも、やっぱり微妙な味の違いまではちょっと判別できそうにないかも(汗。

羊香味坊

お次は、ラム肉焼売。アツアツのうちに。
こいつはいわゆる焼売とは別物、でも確かに羊。お焼きと同様にラムのうまみがしっかり凝縮されてる。肉がレアめなのもいい。

ラムで点心、そんな技があったのか。
中華の懐、まるで底なし沼だ。

羊香味坊

ふと見ると冷蔵庫にはたくさんのワインが。しかも、セルフサービスらしい。
ボトルに無造作に値段が書かれていて、ほぼ ¥3,500 か ¥5,000 で統一されているという明朗会計。
白だろうと赤だろうと構わずとにかく冷やしてあるけど、この店の料理なら確かに冷たい赤ワインが合いそうだ。

羊香味坊

何となくジャケ買い的に選んでみたフランス産の赤ワイン。
すごくいいワインという感じではないけれど、このラムのうまみとパンチをしっかり受け止めてくれてうまい。

羊香味坊

ここで、醤投下。

メニューには全部で六種類ある薬味、ゴローちゃんは三種類頼んでいたけど、各 50 円ならケチらずに全部試してみようかと(笑。
左上から時計回りに、山椒醤油、焼き唐辛子粉醤、落花生と唐辛子の粉醤、パクチー、きのこの醤、発酵青唐辛子。それぞれ単品でつけてもおいしいけど、複数組み合わせてみるとさらにいい。個人的にはコク系の粉醤ときのこ醤が気に入りました。

羊香味坊

醤と一緒に本命ラムスペアリブも登場。
どど~んと、インパクトのあるのが 6 本も。しかもクミンまみれ、うまそうじゃないの。

羊香味坊

脂がガツンときた。この強烈なパンチこそスペアリブだ。クミンの刺激もビンビンだ。
ラム肉の独特の香りとクミンの組み合わせって、どうしてこんなに食欲をそそるんだろう。骨から肉を引き剥がしながら食べてると、まるで自分が獣になったかのようだ。うおォン!

ラムスペアリブ、牛豚のスペアリブとは異次元のうまさ。
噛めば噛むほど、もっと噛みたくなる。

羊香味坊

続いて、ラム肉と長葱塩炒め。

こっちはさっきのスペアリブとは対照的に、柔らかくてめちゃくちゃうまい。長葱との相性も、バッチリチリバツ。
ガツンとくるここまでのラム料理とは対照的な、毎日でも食べられそうなホッとする味だ。

中華の炒め物界に、まだこんな逸材が隠れてたのか。

羊香味坊

ラム肉入り焼き餃子。どことなく博多っぽい、ちょっと小ぶりの羽根付き餃子。
ちっちゃいんだけどラムのうまみがギュッと凝縮されていて、これにさっきの醤をつけて食べると何とも深みのあるうまさ。

ほ~ら、これは間違いないやつだ。

羊香味坊

ちょっと野菜方面に戻ってきて、茹で野菜の田舎醤で食べる冷菜。
名前からしてアウトオブ想像力だったけど、「田舎醤」の響きに惹かれて。

もろみっぽい独特の風味ある味噌だれ、確かにこの味こそ田舎醤。
これならいくらでも野菜が食べられそうだ。

羊香味坊

もうちょっとつまみが欲しくなったので、自家製羊肉の腸詰もオーダー。
なるほどこれは、確かに自家製らしい素朴な味わい。でもだからこそ、つまみにはちょうど良い粗削りなうまさ。

羊香味坊

ラムから一歩道を外れて、釜焼き豚チャーシュー。
表面をカリッとやいてうまみを閉じ込めたチャーシューに、ピリ辛のタレがイイ味出してる。
これまたワインをグイグイ煽ってくる。

ここまでけっこう食べたけど、御徒町ラムフェスティバル、これでお開きは寂しいな。

羊香味坊

というわけで、羊香炒飯(ラム肉とパクチーのチャーハン)。
一見ものすごくオーソドックスなチャーハンだけど、濃いめの味付けにラムとパクチーの香りがとてもいい。
これ、おいしいです。もうだいぶ食べたはずなのに、改めて腹が減っていくかのようだ、

羊香味坊

さて、御徒町ラムフェスの大トリを飾るのは...魚羊麺(白身魚とラム肉の出汁で食べる麺)だ。
久住さんも食べてたこのラーメン、これまた見た目は普通の中華そばなんだけど、チャーシューの代わりにラム、その上にパクチー。
とにかく何でもラムとパクチーの組み合わせで出てくるのに、食べ飽きないのはなんでなんだろう。

羊香味坊

これ、おいしーい!
中華そばらしい深みのあるだし味に、ラムとパクチーの香りが加わることでここまで広がりがでるものなのか。
だけどそんなに重たくなく、〆ラーに最適な一杯。昼間だったらこれとラム肉焼売あたりで十分満足できそうだ。

羊香味坊

焼売、スペアリブ、肉炒め。中華料理の中で、羊たちがこんなにも生き生きと輝いている。
ラム醤の食卓、最高。

最初から最後まで、期待に違わぬうまさでした。
もともとラム好きだったけど、いろんな味わいを発見して、さらにラムが好きになった。

ごちそうさまでした。
こっち方面に来るときはまた寄ろう。神田の本店の方にも行ってみたいなあ。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:中華料理 | 御徒町駅上野広小路駅上野御徒町駅

投稿者 B : 20:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック