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2013/12/19 (Thu.)

駒沢公園の煮込み定食

「アルコール...なくてけっこう、コケコッコー」

駒澤大学

『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】、今回はちょうど 1 年前に発売された「SPA!」掲載の第 25 話「駒沢公園の煮込み定食」の聖地、駒沢大学にやってきました。最近やけに大学づいていますが、今回は大学そのものは関係ありません。
田園都市線の、それも各駅停車の駅って、そう遠くないにも関わらずなかなか来る機会がないんですよね。ここにも、随分久しぶりに降りた気が。

駅から歩いて、駒澤大学のキャンパスを少し過ぎたあたりの住宅街に忽然と、その店はありました。

駒沢 かっぱ

かっぱ

この異物感!のっけからハードル高い(汗。
一応、この後ろはバス通りなので、あくまで「住宅街の入口あたり」にすぎませんが、確かに知らなきゃ入りにくい。

かっぱ

看板以外、何も案内が出ていなくて、入口には縄暖簾だけ。
どう見たって居酒屋の面構えだ。それもちょっと高めの。

この中で煮込みが食べられるなんて思わないよなあ...。さらに、お酒を置いていないなんてもっと思わないよなあ(汗
聖地巡礼のつもりで来てもちょっと勇気を試される敷居に少したじろぎながらも、意を決して入店。

空いている席に着くと、何も言わずに一皿出てきました。

かっぱ

な...なんだいきなり...。こ...これ、煮込み...。

「ごはん、どうしますか」

かっぱ

店内を見回すと、ありました、メニューが。
にこみ、御飯、茶漬け、漬け物、のみ。それぞれサイズが選べるようです。

...そうか、メニューはこれしかないから、入ると自動的に出てくるのか。
というか、煮込みの「小」を頼みたければ、着席して間髪入れずに小を頼まなければ並を食べる羽目になるということか。これもまたハードル高い(汗

店内はカウンター席のみ。9 席だか 10 席だかしかない、狭いお店です。おかあさんとおばあちゃんだけで切り盛りしているようで(劇中ではおじさん一人だったし、実際日によってはそういうこともある模様)、キャパ的にはこれがいっぱいいっぱい、ということなんでしょう。
席は常に 8 割方埋まっていて、食べたらすぐに出る感じなので、かなり回転率は高いです。私以外のお客さんはほぼ学生さんか肉体労働系のおじさんといった雰囲気で、安くて満足できるガッツリ系の食事として知られているんだろうな、というのが分かります。

かっぱ

というわけで、ごはんの並と漬け物を注文。
立派な煮込み定食が完成しました。

これはウマそう。
でも、このごはん、「並」のはずなのにどんぶり飯なんですけど!

かっぱ

うんうん、見た目どおり原寸大にウマイ。

なんというか、古くからのやんわりとした日本の肉料理って感じ。
何年も何年も煮込み続けられて、凝縮されたスープに全てが詰まっているんだろうなあ。
どんぶり飯、煮込みに対して多すぎるんじゃないかと思ったけど、ペース配分的にはこれくらいの量でちょうど良いのかも。

かっぱ

それにしてもなぜこんな薄い皿に入れる。
全員、こぼしてるじゃないか。

というか、出てきてカウンターの上に置かれた時点で、既にこぼれているという(笑

かっぱ

持ち帰り...そういうのもやっているのか。

静かだ...皆黙って食べている。なんだかストイックな店だな。
俺にとっては物凄く快適なひとり飯空間なんだけど、ほんと色々謎の多い店だ。

大声で喋っているお客さんはいないけど、耳に入ってきた小声の会話の内容からすると、ほとんどが常連さんか、その常連さんが連れてきた人、という印象。だから、この不思議な店のルールも、暗黙の了解として共有されているというわけか。

しかし、メニューにあったあの「茶漬け」の存在が妙に異彩を放っている。
煮込みしかやっていない店の、あえての「茶漬け」。気になる...どんな茶漬けなんだ。

かっぱ

――俺は本当にそれを実行した。
驚いたことに、ただの永谷園のお茶漬け海苔が平然と出てきた。

それ以前に、この店では基本的に食べるもの食べたらさっさと出る、が暗黙のルールらしく、追加注文する人なんてほとんどいない。私が追加注文しようとしたところ、反射的に
「900 円になります」
「(かぶせ気味に)えっと、お茶漬けの小ください」
(えっ)
(えっ)
というやりとりが発生しました(;´Д`)。

お茶漬け、飲みに行ったときの〆に食べることはたまにあるけど、永谷園のお茶漬け海苔なんていつ以来だろう。20 年ぶりくらいか。
これだけうまい煮込みを出す店にしてはギャップが激しいけど、それよりもこの永谷園の味の懐かしいこと。ああ、これはもしかしたら煮込みとごはんじゃなくて、飲んだ帰りに〆代わりに煮込みとお茶漬け、というのが正解なのかもしれない。それなら、この永谷園の味も納得できる。

このあたりで飲むことはほとんどないけど、もし機会があったら、〆はここだな。

SPA! 2012 年 12/25 号

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関連ランキング:定食・食堂 | 駒沢大学駅

投稿者 B : 00:00 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2013/12/13 (Fri.)

静岡おでん しょうちゃん

「粉、かけたかったな」

辛子の効いた汁おでんと樽焼酎はなかなか美味しかったんですが、せっかくわざわざ静岡で途中下車までしたんだから、これだけで帰っちゃもったいない。ここはやはり静岡おでんもいっとくべきでしょう、というわけで、いい歳した大人が孤独におでん屋のハシゴという暴挙に出てみました(ぉ。
お店は、この青葉横丁にたくさんある。混んでいる店から空いている店まで選り取り見取りの中、それほど混みすぎておらず、落ち着けそうなこの店にしてみました。

しょうちゃん

しょうちゃん

店名から店構えまで、素朴な感じなのが気に入った。もともとハシゴする気はなく、ほとんど下調べせずに行ったので、もう雰囲気とフィーリングと勢いだけですよ(笑。でも、こういう店選びのほうが、本質的に『孤独のグルメ』的なんだろうなあ。

暖簾をくぐって、カウンターに着席。

しょうちゃん

飲み物はやっぱり日本酒。寒いから熱燗でいただきます。

お通しは桜えび。徳利とお猪口からして素朴でいい。気分は地元の店で飲んでるお爺ちゃん。何故か、酒好きだった亡き祖父のことを思い出します。

しょうちゃん

カウンターの上には、タッパーに入った青のりと「粉」が。これこれ、これですよ(笑
そういえば、静岡弁では静岡のことを本当に「しぞーか」と発音するみたいですね。しぞーか。なんかいいな。しぞーかおでん。

じゃあ、おでんをいただきましょうか。

しょうちゃん

もちろん削り節粉と青のりをたっぷりかけていただきますよ。

やっぱり定番の大根と黒はんぺんは外せない。あと、浦安の静岡おでんでも激ウマだった牛すじを頼もうとしたら、「ウチは牛すじの代わりにガツなんですよ」ということだったので、ガツ。ガツといえば豚の胃袋、豚の胃袋といえばチート。このガツのおでんはチートのしょうが炒めとは全然食感が違うけど、もつ煮込みのモツみたいな食感で、なおかつこの真っ黒いだし汁がよくしみていて、うまい。
黒はんぺんはやっぱりこのもっちりした歯応えが新鮮。そしておでんの王様、大根は期待を裏切らない柔らかさと、味のしみ具合。この、見た目に負けず劣らず素朴な味がいい。静岡ではおでんは駄菓子代わりに食べる風習があるらしいですが、確かに駄菓子っぽい味。でも、日本酒にも合う。不思議だ...。

しょうちゃん

ちょっとした酒のつまみ的に、油揚げのチーズはさみ焼き。本当は納豆はさみ焼きが食べたかったけど品切れでチーズにしたら、これがうまい!自分でも作れるくらいのちょっとしたつまみだけど、こういう家庭的な雰囲気の店で出てくると、なんだかほっとする。しかも、意外と熱燗に合うことを発見。自分で作るならトースターでもできるし、自宅で飲むときにやってみよう...。

しょうちゃん

そして、おでんおかわり。今度はおかみさんのおすすめで選んでもらいました。こんにゃく、それにじゃがいも、それから正確にはなんだかよく判らない練り物(ぉ。黒おでんのこんにゃくは、想像通り味噌田楽っぽい味で、ハズレなし。じゃがいもって我が家はおでんに入れる習慣がないんですが、黒おでんの濃い出汁がよくしみて、これまたうまい。ほくほくっとしたじゃがいもが、ほろほろっと崩れて、あったまる。ノーマークでしたが、黒おでんのじゃがいも、これは気に入った。

二軒目ということもあって、おでんもそこそこに、5 人くらいの団体さんが入ってきたのを潮に、切り上げ。これ以上飲んだくれてると東京に帰れなくなるし(笑。
でも、こういうおでん屋街は、あまり長居するよりも、軽く引っかけて帰るくらいがちょうどいいのかもしれません。こういう店、近くでもちょっと探してみるかな。

汁おでんも、黒おでんも、おいしかった。静岡をなめてたか...。

投稿者 B : 00:11 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2013/12/12 (Thu.)

静岡・青葉横丁の汁おでん

「弱ったぞ、すっかりおでん心に火がついちまった」

青葉横丁

『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】、そろそろ単行本に掲載されている店も網羅してしまった感があり、単行本未収録の回を攻め始めています。今回は、名古屋方面に出張に行った帰り、強引に静岡で途中下車し、第 19 話「静岡・青葉横丁の汁おでん」に登場した、青葉横丁を訪れてみました。

青葉横丁

青葉横丁

静岡県は、浜松には行ったことがありましたが、静岡はお初。ここでは一般的なおでんとは違うご当地おでんが有名、というのも、ドラマの第 4 話で初めて知ったというくらい、私にとって静岡は縁のない場所でした。そんな初静岡が、聖地巡礼でおでんを食べるためだけに降りるって我ながらどうなのよ(笑

「青葉横丁」は、横丁というよりビルの抜け道の両脇に小規模なおでん屋が密集している、というちょっと変わった作りの場所でした。

青葉横丁

狭い横丁に、合計 18 店のおでん屋がみっしり。

「ようこ」とか「かずこ」とか、明らかにおかみさんの名前から取られた名前の店があったかと思えば、「和」はむしろ昭和のスナックっぽい名前だし、「どみんご」に至ってはラテン系のテノール歌手みたいなおやじさんがやっていそうなイメージ(ぉ)で、なかなかカオスな雰囲気が漂っています。

青葉横丁

でも、この居並ぶ赤ちょうちん、心惹かれるじゃないか...。

さあて、どの店ののれんをくぐろうか。
って、聖地巡礼だから、入る店は最初から決まっているんだけどな。

一心

一心

どーんと、大きく店名が書かれた赤のれん。よほど自信があるか、自己主張が強くなければこういうのれんは出せないでしょう。
寒いし、一刻も早く暖まりたいし、迷わず扉を開きます。

たのもー。

一心

座ったのは、偶然にもゴロー席。

寒いは寒いけど、とりあえず瓶ビールで独り乾杯。出張お疲れさまでした>俺。
さて、何からつまもうかな。

一心

カウンターの上には、京のおばんざいよろしく、いろいろなつまみが並べられていました。肉系から魚介、山イモ、コロッケ、燻製と、バリエーション豊富で目移りします。おやじさん、業師だなぁ~っ。
でも、静岡に来たらやっぱりはんぺんでしょう。

「黒はんぺんありますか?」
「ウチは『焼き海苔黒はんぺん』ですが」

...というやりとりも、下調べをしておいたため特になく(ぉ)、普通に「焼き海苔黒はんぺん」を注文。

一心

おお、これか。
はんぺんと言えば、普通は白くてふわっとしたものを指すけど、ここでは黒くて薄いのが「はんぺん」。この店では、その黒はんぺんに青のりを練り込んで素揚げに近い状態でカリッと焼き上げるのが流儀のようです。

少し醤油を垂らして食べてみると、普通のはんぺんとは全然違う、もっちり引き締まった歯応え。浦安で食べたときにも思いましたが、これははんぺんというよりも魚のすり身や薩摩揚げのような食感です。白はんぺんとは違って魚の風味も強い上に、青のりをかけて焼くことで、海の味が感じられ、これはこれでうまい。

一心

続いてアミ焼コロッケ。限定 20 人前とのこと。
けっこう大ぶりのコロッケに、ソースをかけていただきます。瓶ビールのつまみに最適。

一心

お次は何を頼もうかな...目に言う(メニュー)、いろいろあるんだなあ。
というか、「男味(ちんみ)。栄養。女点(まんてん)。」とか、あちこちにさりげに下ネタ織り交ぜるのやめてもらえますか(笑

一心

...と思ったら、目の前の樽には「朝立誉」とか!
日本で唯一の樽焼酎で、この店の定番、マスターのおすすめだとか。

その脇に「元気出せよ!!」とおもむろに置かれたにんにく。俺は...夢でも見ているようだ...(ぉ

でも、樽焼酎って珍しい。これは飲んでみるしかない、と思って頼んでみました。もちろんロック。

一心

枡つきのグラスで、日本酒のごとく溢れんばかりに注がれた焼酎が出てきました。
癖のない米焼酎に、樽のいい香りがしっかり溶け込んでいるのがいい。イロモノみたいな名前だけど、この焼酎、うまい。口当たりがいいので、ついつい飲み過ぎてしまいそうになります。

一心

いい感じにお酒が入ってきて、改めて店内を見渡すと、この店あちこちに下ネタだらけじゃないか!(笑
常連さんらしきお客さんとマスターの会話を聞いていると、このおやじさん、やはりかなりの下ネタ好きのようで。

気を取り直して(←)本命のおでん、いってみましょうか。

一心
(「孤独のカメラ」使用)

おほう、これは...なかなかよい!

具は基本的にマスターにおまかせ。ゴローはちくわ、だいこん、しらたき、こんにゃくでしたが、私はちくわ、だいこん、ウインナー、こんにゃくでした。静岡にまで来て静岡おでんじゃなく汁おでんを食べるのってどうよ、と内心自問自答しつつ(ぉ)いただきます。

一心

ふはあ、くー。

この店特有の辛子を効かせた汁が、辛子を後づけで食べる普通のおでんとは全然違う、パンチのある味を生み出しています。激辛というわけではないけど、たしかに「ほどほどに辛い汁」があとをひく。しかも、この辛さが、あったまる...。

逆にイイ店に当たったかもしれんぞ、ひょっとしたら。

一心

最後はマグロブツ切りで〆。静岡といったらマグロだろうが。
これがまた焼酎に合うんだ。

いやあ、あったまった...。あのおでんの汁が効いている。
名物にとらわれなくてもいいじゃないか、自分がおいしけりゃ。

やっぱり寒い季節はおでんに限るなあ。
ごちそうさまでした。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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関連ランキング:居酒屋 | 新静岡駅静岡駅日吉町駅

投稿者 B : 00:43 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2013/12/01 (Sun.)

中野区東中野の羊の鉄鍋とラグマン

「今、食うべきは、意表を突いて羊。直感に従え...!」

パオ・キャラヴァンサライ

ドラマ『孤独のグルメ Season3』聖地巡礼、今回は、いい肉の日(11/29)に羊肉を食そう、というわけで、第 5 話に登場した東中野のアフガニスタン料理を攻めてみることにしました。

東中野の駅から出てすぐ、大通り沿いに、店舗と屋台が一体化した独特の雰囲気を醸し出しているお店がそれ。

PAO | PAO Caravan Sarai |

パオ・キャラヴァンサライ

おー。この無国籍状態。整理がついてない。
店に入ったら、まず謎のアフガン雑貨ゾーン。輸入雑貨商である井之頭五郎が職業病を発症した場所です。私には、これらが価値あるものなのかそうでないのかすら分かりませんが、入口からしてこの店の自由さを表現しています。

パオ・キャラヴァンサライ

中野区、アフガニスタン。
本場のアフガニスタンではアルコールが禁じられているけれど、ここは東中野(笑。まずはビールで乾杯ですよ。

合わせるのは、もちろんこれ。

パオ・キャラヴァンサライ

カバブ(羊串)、チェルガ(鶏串)、コフタ(羊つくね串)。串は外せない。外して食べても、外せない。

串焼きとかつくね(挽肉)とか、違う文化圏でも似たような食べ方に辿り着くのって、人間の DNA にこういう食事が刷り込まれているとしか思えない。というくらい、馴染む味で、ビールが進む。スパイスが効いていてワイルドだけどクセっ気の少ない羊肉。これがうまい。

パオ・キャラヴァンサライ

ラムロースのたたき。レアめに焼かれたラムは食べたことあるけど、ここまでの生肉は初めて。塩気を効かせたオリーブオイルにつけていただきます。

...これがまた、うまい!
全然、臭みがない...俺の羊観は、たった今、ひっくり返った。

パオ・キャラヴァンサライ

緩急をつけて攻めるべく(何をだ)、チェンジアップ気味にポテトのオムレツ。
ケーキのような上品な盛りつけで出てきたオムレツは、アフガニスタンらしからぬ、優しいお味。

では、そろそろ本丸に攻め込もうか。

パオ・キャラヴァンサライ

羊のカラヒィ。鉄鍋、羊と真っ向勝負だ。

こ れ が ま た 。
たたきと同様、臭みの少ない羊肉に、多種多様なスパイスが効いている。でも、見た目ほど辛くはない。これはうまい。

この羊の肉。クセがないから、クセになりそうだ。

パオ・キャラヴァンサライ

鉄鍋に合わせるのはもちろん、ナン。

届いてすぐにはちょっと持てないくらいに、焼きたてのアツアツ。
食べてみると、インドのナンとはちょっと方向性が違って、もちっとした歯応えの強いナンを噛みちぎると、口の中にぱっと香りが広がるタイプ。

パオ・キャラヴァンサライ

アフガンマントゥ。
アフガニスタン流の蒸し餃子的なもので、羊肉の風味とヨーグルト系ソースの風味が絡んで、なかなかの美味。ドラマには登場しなかったけど、これは隠れヒット商品かも。

パオ・キャラヴァンサライ

カラヒィ、おかわり(ぉ)というわけで、ナスと羊挽肉のカラヒィ。
羊は挽肉にしたほうがクセっ気が出るのか、通常の羊のカラヒィよりも野性的な風味。でも、羊肉好きとしてはこれくらいの香りの強さはむしろ歓迎。これは、ビールが進みます。

パオ・キャラヴァンサライ

ついでに、ナンも進みます(笑
というわけで、ナン 2 枚目。

この、細かく孔の空いたナンで鉄鍋をさらうと、うまい具合に汁をすくってくれます。ひたすら、ナンでいろんな皿をすくって食べる俺ら(笑。

何にでも、ナン。
ナン、オールマイティ。

パオ・キャラヴァンサライ

箸休め的に、蒸しキャベツ。これまた、アフガンというよりも純然たる日本の焼き鳥屋的な(笑
でも、こういうのが出てくると、ちょっとほっとしますね。

パオ・キャラヴァンサライ

パニール(自家製チーズ)。味が濃いめのフレッシュチーズ的なもので、これまたナンにつけて良し、酒のつまみにして良し。

...じゃあ、そろそろもう一つの本命、いっちゃいますか。

パオ・キャラヴァンサライ

ラグマン(大)。
羊挽肉、シャンツァイ、トマト、ししとう、胡麻、ネギ、と香りの強い食材の、異種格闘技戦。

なるほど...濃い味系、アフガン混ぜ麺。

パオ・キャラヴァンサライ

ダイナミックにかき混ぜて、いただきます。
個性の強い香りが混ざることでどうなるかと思ったけど、これがまた...香りが喧嘩するわけでもなく、それぞれの良さを引き出し合って、羊肉と麺を引き立てるような風味の協演。ああ、これはうまい。これだけ食べて最後に大盛りだったにも関わらず、アッという間に完食。

ちょっと口直しがてら、気になってたアイツ、ここでいっときますか。

パオ・キャラヴァンサライ

この白いのが、ドーグ。アフガン流のヨーグルトドリンクです。

ちょいシナモンテイストで、ヨーグルトとシナモンが混ざるとどんな感じかってあらかじめ想像できなかったけど、こんな感じか。
言われてみれば、口直しとしての立ち位置なのかもしれん。日常的に飲むようなイメージではないけど、このアフガン料理には、この上ないマッチング。

さあて...それでは。

パオ・キャラヴァンサライ

ラグマン(大)、おかわり(ぉ
いやあ、それくらいおいしかったんですよ。ラグマン。

それからもちろん、

パオ・キャラヴァンサライ

ナンもおかわり(笑
ラグマンの麺を食べた後に鉄鍋に残っている汁や挽肉、トマトなんかをこのナンですくって食べると、これがまた美味。この汁とナンだけおかわりしてもいいくらいに美味。

うまさに理屈はいらない。
俺の口は、世界を股に掛ける遊牧民だ。

パオ・キャラヴァンサライ

遊牧、羊、灼熱、絹の道。俺の胃袋がさすらっている。
誰の目も気にせず、好きなように好きなものを食らう。
食うことは、本来自由だったはずだ。

同行した面々からは、「この回は他の回に比べると印象薄かった」と言われましたが、なんのなんの。アフガニスタン料理、大正解。大満足。こういう味、私の好みなので、また来たいくらいです。

ああ、楽しかった...!
ごちそうさまでした。

しかし、ラストの 1 枚(のナン)...あれが効いたな。
もう何も食べれません(;´Д`)。

孤独のグルメ Season3 Blu-ray BOX

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2013/11/09 (Sat.)

荒川区西尾久の炎の酒鍋と麦とろ飯

「『やってます』...なんかいいな。今の俺のアンサーは、とんかつだ」

どん平

どん平

ドラマ『孤独のグルメ』聖地巡礼、Season2 が無事完結したので、ここからは Season3 の巡礼に本腰を入れていきます。今回白羽の矢を立てたのは、第 10 話に登場した西尾久のとんかつ店。この店、実は第 6 話「板橋区板橋の焼肉ホルモン」に出演した女優・安藤玉恵さんのご実家らしいですね。ご本人の紹介でロケ地に選ばれたというのは、お店をスタッフの足とクチコミで探しているという、このドラマらしいエピソードだと思います。

どん平

通されたのは期待通りの「ゴロー席」、まずはビールで乾杯。こどグルの店には、やっぱり瓶ビールが似合う。

ちなみに、このお店は酒鍋が予約必須なので予約したのですが、当日行ってみたら「本日は予約満席です」の貼り紙が。金曜の夜ってこともあるでしょうが、人気店なんですねー。

どん平

お通しは豆腐。「ふらっと QUSUMI」で久住さんがやたら気に入っていた、タマネギ・生姜・長ネギを和えたもので、妙にビールが進む味。

さあて、ではさっそく、「炎の酒鍋」いってみようじゃないか。

どん平

日本酒だけ(と思われる)で満たされた鍋に、着火。初めて見たら驚くほどの勢いで 2~3 分燃えているわけですが、確かにこれはインパクトあるわー。

炎って、本能に訴えかけるな。まさに食欲が燃え上がる。燃えようじゃないか...。

どん平

まずは、しゃぶしゃぶから。鮮やかなピンク色の豚の薄切り肉に、ぽん酢とごまだれ。薬味はあさつきとゆず胡椒。

しゃぶしゃぶ。しゃぶしゃぶ。鍋の大きさに対して、満たされている酒の量が少なめなので、微妙にしゃぶしゃぶしづらい(笑。
この、しゃぶしゃぶしてる時間って、楽しいような、間が抜けているような。ああ...今、俺、アライグマだ。

どん平

おお...豚しゃぶ。確かにトンだ。ギュウではない。が、うまい。これはうまい。
炎でアルコールを飛ばしたお酒のうまみだけが凝縮されて、豚肉のうまみと絶妙に絡み合っている。

よーし、寄せ鍋いってみよう。

どん平

うんうん、豚から魚へ。陸から海へ。肺呼吸からえら呼吸へ。
これで三人前ですが、かなりのボリューム。野菜は煮ると小さくなるとはいえ、これだけの野菜を食べるのか...と身構えてしまう分量です。海鮮もいろいろ入っていて、このお店が本来とんかつ屋さんであることを考えると、そりゃあ仕入れの都合で酒鍋は予約制なわけだ。

どん平

さらに、つみれ。この竹の器からへらで鍋につみれを落としていく作業って、なんか楽しくて好き(笑。

どん平

豚肉のうまみがたっぷり溶け出た酒鍋に、出汁を加えてもらって、ぐつぐつ煮込んでいきます。

鍋が煮立ったところで、野菜から順次投入。

どん平

ぐつぐつ。ぐつぐつ。
しゃぶしゃぶだけ延々とやっているとそのうち飽きてくるけど、こうやって途中から寄せ鍋に移行できるのはいいね。

そういえば、これが今年の初鍋かも。もう鍋の季節になったんだなあ。

どん平

完成。おおお、しゃぶしゃぶをやった後の酒鍋で寄せ鍋を煮ると、こんな感じになるのか。
深みが出ていて、浸み入るなぁ~っ。

熱い...俺の身体の中に、炎が燃え立っている。
豚、海鮮、野菜に茸が、紅蓮の炎になって渦巻いている。

どん平

じゃあ、〆にとんかつ定食、いよいよいってみようじゃないの。

さすがにこれだけ鍋を食べてフルサイズとんかつは無理なような、でも意外といけちゃうような気がして迷いつつも、ここは「とんかつむぎとろミニセット定食」で。ちなみに劇中でゴローちゃんが食べていたのは、さらに小さい「ミニミニセット定食」。

どん平

おいでなすったぞ。
こういう絵面って、見ているだけで幸せな気分になれるなあ。デミグラスソース、いい。

じゃあ、まずは麦とろ飯から。
とろろに醤油をたらして、ぐるぐるかき混ぜたら、麦飯にどばっとかけて、カカッといただきます。

どん平

おお...雑炊とは違う爽やかさ。
たくさん食べた後なのに、するするっと喉を通っていく米と麦の感触が、さらに食欲を刺激するようだ。
この〆め方、エンディングのバリエーションが、またひとつ増えた。

さてさてとんかつは。

どん平

このとんかつ、あらかじめじっくり煮込んだ豚肉を揚げたもので、かなり珍しいタイプ。とんかつというよりは、豚の角煮カツ、と言いたくなります。

「デミグラスソースの上からとんかつソースをかけてお召し上がりください」とのことで、言われるがままにとんかつソースを垂らします。

どん平

うわ!...何このとんかつ。とろけちゃうよ。これ、むしろとんかつとは別の食べ物だと言いたくなるレベルで柔らかく、うまい。
そして、デミグラスソース&とんかつソースの破壊力。すごい。

これは、改めてお腹を空かせてフルサイズとんかつむぎとろセット定食を食べに来てもいいくらい。気に入った。

どん平

いや~、よく食べた。
フルサイズとんかついけるかと思ったけど、麦ごはんをおかわりしてしまったので、ミニセットでも結果的に超おなかいっぱいに。これは大満足だなあ...。

お付き合いいただいたお、マニアックな場所までわざわざありがとうございました(笑。

さて、次は、どの店を攻めようか。

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2013/11/03 (Sun.)

成吉思汗 だるま

札幌といえば美味しいものがいろいろありますよね。海鮮、味噌ラーメン、スープカレー、ジンギスカン...私のイメージでは、うまいもののバリエーションの広さでいったら北海道が日本一ではないかとさえ思っています。が、今まで札幌でジンギスカンって食べたことがなかったという。ジンギスカン自体は好きで、東京でもたまに食べているのに。というわけで、某氏にオススメいただいたこのお店に行ってきました。

札幌ジンギスカンだるま

成吉思汗 だるま

なんか、飲食店で「だるま」って店名に含まれる店、やけに多くないですかね。こどグル聖地巡礼しているとそう感じます(笑

ともあれ、突入。
すすきの界隈に複数店展開している有名店のようで、21 時すぎというちょっと遅い時間に行ったにもかかわらず、満席で 2 組ほど並んでいました。とはいえそこそこ回転も速いのか、ほどなくして入店。

成吉思汗 だるま

実は軽く飲んだ後の〆に入ったので(ぉ)とりあえずシンプルにジンギスカンのみをオーダー。中央が盛り上がって、脂を落とすための筋が入ったジンギスカン鍋が出てくると、羊肉好きとしては気分が盛り上がります。

肉のほうも、「切り落とし」って感じの切り方で、さあこれから肉を食うぞ、という気にさせる肉だ。いかにも肉って肉だ。
川崎のジンギスカンとは見た目からして全然違いますね。さすがは本場。札幌の人は、本州人が焼き肉を食べに行くような感覚で、ジンギスカンを食べに行くんだろうなあ。

成吉思汗 だるま

焼けてきました。焼きすぎずに表面に軽く焼き目がつく程度、中は紅いくらいがちょうどいい、らしい。

マトンとネギ・タマネギのみ、というシンプルさが潔くていいじゃないか。

成吉思汗 だるま

肉はけっこうしっかり歯応えがあって、肉食ってるんだぞ、という気分にさせてくれます。甘すぎず、辛すぎず、飽きずに食べられる感じのタレがまたいい。ちなみに、地元の人に言わせると、このタレの味が店によって違っていて、好みが分かれるんだとか。焼き肉のたれから連想するに、この店のはわりと中庸、スタンダードな感じなんでしょうか。

いやあ美味しかった。肉食った。
ちなみに、この後バーに軽く飲みに入ったんですが、入店一番マスターに「ジンギスカン食べてきましたね!」と言われました(;´Д`)。確かに匂いは翌日まで残る感じでしたね...。

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投稿者 B : 23:59 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2013/10/20 (Sun.)

京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼き肉

「よし、一発焼き肉でも入れていくか」

川崎

川崎の京浜工業地帯へ工場夜景を撮りに来たら、やっぱりここには巡礼しとかないといかんでしょう、というわけで、ついでに『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】、第 8 話「京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼き肉」の舞台となった、川崎セメント通り(川崎区浜町)へやてきました。
ここ、原作でも「焼き肉街」とありましたが、本当にコリアタウンになっているんですね。通り沿い、見事に焼肉屋ばかり。中でもこの店は特に規模が大きい、老舗の一つだったようです。

焼肉レストラン 東天閣

東天閣

原作では「南天閣(なんてんかく)」という店名でしたが、それ以外は外観から何から原作のまんま。20 年、変わっていないということなんですね。

お店は日曜の遅い時間にもかかわらずかなり混雑していて、ちょっと並びました。順番待ちの名簿についうっかりメンバーの本名を書いてしまいましたが、むしろ「イノガシラ」と書かなかったことが悔やまれる(ぉ。「三名様でお待ちのイノガシラ様~」と呼ばれてどのテーブルのお客さんが反応するか、見れば良かった(ない

東天閣

とりあえず一日お疲れさま、というわけでビールとキムチで乾杯。なんたってここまで移動だけで合計 8 時間くらいクルマに乗ってましたからね。でも運転手のクマデジさんだけはノンアルですいません(ぉ

東天閣

肉はとりあえず原作通り上ロースと上カルビ、あとミノ。どうやらチャプチュは残念ながらカタログ落ちしてしまったようで。

焼肉といえば、ドラマ版の焼肉回である八丁畷のつるや沼袋の平和苑が本当に美味しかったので、それに比べてどうかな...と思っていたんですが、見るからに美味しそうじゃないですか。

東天閣
(「孤独のカメラ」使用)

いや、マジでこいつはなかなかいい肉だ。

東天閣

うん、うまい肉だ、いかにも肉って肉だ。

ロースとカルビはもう正統派の焼肉という感じ。ど真ん中ストレートの焼肉。ミノもうまい。まずいミノはゴムみたいだからなあ。

東天閣

それから、サン、サン、サンチュ(ぉ
合間に、こうやって爽やかな生野菜を挟むことで、また新たな気持ちで肉が食える。

原作通り「サン、サン、サンチュ」と噛みながら注文してほしかったのに、クマデジさんが堪らず噴いてしまって普通にしか注文ができなかったことと、「あ サニーレタスですね」と店員さんに訂正されず、普通に注文が通ってしまったことが心残りです(ぉ。

東天閣

続いて、八丁畷のつるやで食べて以来気に入ってしまった「ギャラ」。ホルモンのようにとろける脂身と、ちょっとした歯応えのある部分のコントラストが絶妙で、これがうまいんだ。

東天閣

焼肉ばかりでは胃にもたれるので、ちょっとヘルシーに、馬刺し(マテ

いななきまーす!

東天閣

さらに焼肉を追加。カルビとロースのおかわりをしたかったのと、定番のハラミも食べたくなったところに、上カルビ・上ロース・上ハラミがセットになった「得上盛」というのがあったので、迷わず注文。

川崎に焼き肉が似合うということが、今日よくわかったよ。
まるで俺の体は製鉄所、胃はその溶鉱炉のようだ。

ところで、早くご飯こないかなぁ、焼き肉といったら白い飯だろうが(←まだ頼んでないだけ

東天閣

お...きたきたきましたよ(←やっと頼んだ

私は、焼肉には白飯なしでビールだけでもイケル派なんですが、この店に来て白飯を頼まないということはあり得ない(笑
改めて、焼肉に白飯もいいな。やっぱり俺は、農耕の国で生まれた日本人なんだなあ。

東天閣

うん、ホルモンもうまい。
あ...そろそろドラマ Season3 に出てきた、板橋のあの煙たそうなホルモン焼き屋にも行かないと。

うおォン!俺はまるで人間火力発電所だ。

東天閣

想像以上にジューシーで質がいい肉で、大満足。
いかん、いくらなんでも食いすぎだ。

一日でこどグル聖地巡礼 3 ヶ所に、写真撮影 2 ヶ所。こんなに濃密な一日もなかなかありません(笑。最後の川崎は半分思いつきでしたが、お付き合いくださったお二方、ありがとうございました。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

459405644X

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投稿者 B : 00:30 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2013/10/06 (Sun.)

品川区大井町の立ち食い中華

「ちっちゃな店がいっぱい。のんちゃんべえちゃんの、はしご酒街道だ」

大井町

先日、大団円を迎えた(というのか)ドラマ『孤独のグルメ Season3』。聖地巡礼は、むしろそれぞれのお店の混雑が落ちつき始めるこれからが本番、というわけで、今回は最終話の舞台となった大井町にやって来ました。
ディープな店が密集する大井町東口、先日訪れた永楽のすぐ近く。ゼームス坂の一本手前の通りにあるのが、甘味パート改め立ち食いパートに登場した「臚雷亭」。

臚雷亭(ろーらいてい)

臚雷亭

長屋のような狭いつくりの店舗で、中華。こういう店、初めてだなあ。ちょっと時間が遅いこともあって、ドラマ放送翌週にも関わらず、そこそこ混んではいるものの、行列はなし。

中華か...立ち食い中華、チャレンジする価値、あるかも。

臚雷亭

まあ、まずは生ビールから。今日も残業お疲れさまでした>俺。

ジョッキがビールジョッキじゃなくてハイボール用という、最初からツッコミどころ満載だけど、こういう店じゃあこういうのが逆に、味があっていいじゃないか。

臚雷亭

メニュー、いろいろあるなあ。しかも、どれも 350 円以下なのがうれしい。
「若鶏の唐揚げ」じゃなくて「若鶏の唐げ」になっているのも、『孤独のグルメ』の店っぽくていい(笑

どれにするかな。

臚雷亭

...ん?ウインナー?ポテトサラダ?
ここは、中華料理屋じゃなかったのか...?

いやいや、惑わされてる場合じゃない。どれにするか決めないと。

臚雷亭

おっ、黒板におすすめ料理のランキングが。
よし、これを参考に攻めていって、最後はアレで〆めよう。

中国人の一家で経営しているらしいお店。オジサン受けしそうな印象の(実際にいろんなお客さんに話しかけられていた)、愛嬌ある感じのおねえさんに注文します。当然、前払い。

臚雷亭

まずは、蒸し鶏(棒々鶏)から。中華料理の開幕はやっぱり蒸し鶏でしょう。

味付けは見た目どおり、期待を裏切らない感じに普通だけど、しっとり蒸されていて、うん、おいしい。

臚雷亭

ピータンだ。忘れた頃に食べたくなる、くせ者。

ここのピータンはけっこう匂いが強めで慣れない人には辛いかもしれないけど、お酒のつまみとしてはこれくらいクセがあってもいい。
このピータンが、200 円。アヒルに感謝、ただただ感謝。

臚雷亭

おつぎは、中華料理屋に来たらこれは外せない、麻婆豆腐。一人用のお皿になみなみと盛られて来なすった。

うん、見た目どおり、いかにもオーソドックスな、家庭料理の味。けっこうしっかり辛いのもいい。

臚雷亭

これはお酒が進みます。というわけで、ハイボールに移行。ようやくジョッキが本来の役目を果たしました(笑

ハイボールの味付けは、ちょっとウイスキーが濃いめな気が。立ち飲みで、これは、ちょっとクルなあ...。

臚雷亭

続いて、ドラマの中でメニューを見かけてから気になっていた、豚肉の辛旨煮。見るからに辛そうだけど、ちょっとこれは、麻婆豆腐と辛味系がかぶってしまった。

茹でた豚肉を辛みのある餡でからめたような感じで、山椒が隠し味になっているのか、見た目とはちょっと違う方向性の刺激。下半分くらい、もやしで底上げされていて、最初見たときはちょっと失敗したかな、と思ったけど、辛味と山椒の刺激のダブルパンチには、白い飯の代わりにこのもやしが良い働きをする。ああ、これはうまい。

臚雷亭

そして本命、エビのマヨネーズ合え。マヨネーズって中華料理にしては邪道な気がして、今までは中華料理屋に行ってもあまり頼むことがなかったけど、食べてみるとこれがなかなか。カラッと揚げられたエビにマヨネーズとピーナッツが絡んで、ザッツチャイニーズって感じに、うまい。追加で頼んだウーロン茶、いやいや、ウーロンハイにもよく合います。そしてこのウーロンハイもまた、ちょっと濃いめ(笑。

中華でエビならエビチリのほうがいいんじゃないか、と思っていたけど、このエビマヨ、今日一番のヒットかも。

臚雷亭

そして〆は水餃子。お酒のつまみなら焼き餃子だけど、中華料理屋に来たら水餃子で〆めたい。でも、スープに浸かった水餃子が出てくると思ったら、水餃子が単品で出てきたので、ちょっと驚き。

臚雷亭

でも、皮がもちもちっとしていて、期待どおりのうまさ。ここまででけっこうお腹いっぱいになっていたので、却ってスープなしで良かったかも。

いやあ、おいしかった。感動するほどうまい、というほどではないけど、値段以上の満足感。中華って大人数で行くといろいろ食べられて楽しいけど、一人二人だと品数が頼めなくてちょっと寂しいもの。でも、ここならこれだけいろいろ食べて満足できて、飲み物まで含めて 2,500 円でお釣りがくるなら、文句はないでしょう。
夜は 23 時までやっていて、私は残業や飲み会の帰りにでも寄りやすい立地だし、たまに思い出したように通ってしまうかもしれません。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season3 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 00:45 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (2) | トラックバック

2013/09/25 (Wed.)

東京発新幹線のぞみ 55 号のシュウマイ

「どうしてああせっかちなんだろう。せめて列車が動きはじめてから食べればいいのに...」

のぞみ 55 号

『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】。私は仕事柄、この時期は出張で新幹線に乗る機会が増えます。ならばこの聖地巡礼は押さえておかないといかんでしょう!というわけで、第 6 話「東京発新幹線ひかり 55 号のシュウマイ」に登場した東海道新幹線でのシウマイ弁当、いただきます。

シウマイ弁当を買ったのは、東京駅大丸地下は「ほっぺタウン」にある崎陽軒。残念ながら、デパート内はさすがに撮影禁止なので写真はありませんが...。

大丸

まあ、南東京~川崎エリアを生活圏にする私にとっては、崎陽軒のシウマイって駅ビルどころか駅のホームの売店にさえ売っているので、今さら珍しくとも何ともありません。...と思ったら、あまりにも日常的に売店を目にしているせいか「当たり前にあるもの」という意識が強すぎて、17~18 年東京に住んでいるのに、自分で買ったことなんてあったかどうか、ということに気がつきました(笑。出張や旅行で駅弁を買うにも、まず崎陽軒以外で買うからなあ。改めて、崎陽軒のシウマイ弁当を買う、ってなんだか新鮮な体験かも。

横浜名物 シウマイの崎陽軒

崎陽軒

とはいえ、『孤独のグルメ』に登場した「ジェット」は、もう随分昔に販売終了してしまった商品らしく、今はもう食べてみることができません。仕方がないので、最もオーソドックスな「シウマイ弁当」と、なんとなくそれでは物足りなさそうだったので、単品の特製シウマイを追加で(ぉ

「俺は少なくとも新横浜を過ぎてからだな。せこい出張でも少しは旅気分を味わいたいじゃないか」

崎陽軒

さあて、そろそろいただきますか。

崎陽軒のシウマイ弁当なんていつ以来だろう。数年前に、仕事でロケ弁みたいなのを出されて食べて以来か。

崎陽軒

おかずはいろいろ入っています。シュウマイが 5 個に、鶏の唐揚げ、玉子焼き、蒲鉾、焼き魚の切り身、筍の煮物、昆布の佃煮に紅生姜。馬鹿にしてて申し訳なかった、というくらい、けっこう豪華。

まあ、ここは聖地巡礼的には新幹線内でジェットボックスシウマイをやりたかったところですが、仕方ない。

崎陽軒

もちろん「干しアンズ」も入ってる!(笑

それにしても陳列されている弁当をチェックしただけで干しアンズに目をつけるゴロー、やはりただ者ではないな。

崎陽軒
(「孤独のカメラ」使用)

改めて比べてみると、シウマイ弁当のシュウマイよりも、単品のシュウマイのほうが二回りほど大きい。見るからに単品のほうが美味しそうです。ジェットシュウマイの大きさがどれほどのものかは今となっては分かりませんが、これでアツアツなら、さぞかしおいしかったんだろうなあ。

崎陽軒

醤油さしも、シウマイ弁当のがプラスチック製だったのに対して、単品はちゃんと陶器だったり。まあ、シウマイ弁当が ¥750 なのに対して、特製シウマイは 6 個入りで ¥650 もするので、かかってるコストが違いますよ。

崎陽軒

うん...うまい。確かにうまい。

パンチのある味、という点では、大阪 551 のシュウマイも好きだけど、あれは最近一人で食べるとちょっと胸焼けするので(笑)、飽きが来ないという意味では、崎陽軒はいいバランス。最終的には崎陽軒に戻ってくる俺、大人だな。

しかし...これは、どこまでいってもシューマイだな。

崎陽軒

ふう、うまかった。
崎陽軒のシウマイ弁当、見直しました。だてに長年多くの人に愛されてないよこれは。

ただ、やっぱりジェットがやれなかったことだけが心残りで...というわけで、続きます(ぉ

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

459405644X

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投稿者 B : 01:52 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2013/08/24 (Sat.)

SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM で料理をおいしく撮る

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シグマ 18-35mm F1.8 DC HSM のレビューを続けていきます。今回は...明るいレンズを手に入れたら、やっぱり薄暗い場所でキレイに撮りたい。あるいは、近接でボケの大きな写真を撮りたい。しかも、28-50mm 前後の画角は、私が飲み食いの写真を撮るときによく使う焦点距離なので、これは相性が良いに違いない。ということで、人形町の和風ワインバル「MIYABIYA」に行ったついでに、作例を撮ってきました(笑。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

MIYABIYA

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
35mm(56mm 相当)、F2、1/50 秒、ISO400

昨年 8 月にオープンした MIYABIYA は、今月でちょうど 1 周年。それを記念して、8 月いっぱいはスパークリングワイン 1 杯 180 円(税抜)キャンペーンをやっていました。普通、外でスパークリングワインをこの値段で飲める機会なんてまずないですよ。調子に乗っておかわりをしまくってしまいました。

MIYABIYA

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
35mm(56mm 相当)、F2.8、1/20 秒、ISO400

かつお酒盗のクリームチーズ添え。私の大好物のおつまみのひとつです。これさえあればいつまででも飲んでいられます(笑

この店に来たのはなにげに昨年末以来というけっこう久しぶりでしたが、知らない間にメニューが大幅リニューアルされて、和メニュー中心になっていました。以前の洋メニューもおいしかったけど、こっちのほうが「みやび屋」らしい。

MIYABIYA

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
35mm(56mm 相当)、F4、1/15 秒、ISO800

数量限定、築地の本まぐろ刺、880 円(税抜)。脂の乗った赤身のツヤ感が表現できているでしょうか。

MIYABIYA

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
35mm(56mm 相当)、F4、1/50 秒、ISO800

アボカドとわさびのクリームチーズ。実は、アボカド苦手なんですよね(笑

でも某氏がおかわりしていたくらいだったので、きっとこれもおいしかったに違いない。

MIYABIYA

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
24mm(38mm 相当)、F2.8、1/50 秒、ISO1000

スパークリングでない白ワインに移ります。

このレンズ、撮っている間は「もう一歩寄れても良いのになあ」と感じる瞬間もありますが、後で仕上がりを見てみると思っていたより良い感じ、という写真が多いように思います。開放 F 値が明るいからシャッタースピードを上げられて、手ブレした失敗作も少ないし、何より開放付近からとてもシャープ。すごく歩留まりの高いレンズです。

MIYABIYA

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
35mm(56mm 相当)、F1.8、1/30 秒、ISO400

絞り開放 F1.8。この、背景がぶわっとボケてピント面だけがビシッと合っている感じ。料理は酒盗のアヒージョですが、ぐつぐつ煮立っているオイル表面の反射が玉ボケになっていて、これこそ料理のライブ感ですよ(何

それにしてもアヒージョ(スペイン)とかバーニャカウダ(イタリア)っておいしいですよね。いくらでもワインが進みます。

MIYABIYA

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
35mm(56mm 相当)、F1.8、1/40 秒、ISO400

ずわい蟹のカニ身とカニ味噌甲羅焼き!これはうまい。今まではカニといったら日本酒だろうが!と思っていましたが、こういうカニ味噌と白ワイン、という組み合わせもなかなか侮れない。危うくおかわりするところでした(ぉ

MIYABIYA

[ Canon EOS 7D / SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM A013 ]
35mm(56mm 相当)、F2.8、1/30 秒、ISO400

〆は定番ふわとろオムカレー。オムの部分のふわとろっとした優しさと、カレーのピリッとした辛さのコンビネーションがいい。

レンズに話を戻すと(笑)、私は飲み食いの写真は単焦点レンズで撮ることが多いのですが、単焦点だと構図がワンパターンになりがち。かといって、せっかく美味しいものを食べているのに撮影に時間をかけすぎて美味しい瞬間を逃すのも惜しい。そういうときに、「F 値が明るく、かつテーブルフォトでよく使う焦点距離を網羅している」このレンズはとても重宝しますね。歩留まりもよく、写りも良いので、サッと撮ったらあとは味を堪能することに集中できます。
難点があるとすれば、このレンズはさすがにけっこう大きく重いので、飲食店でこのレンズを装着した一眼レフを取り出すのがなかなか躊躇される、ということでしょうか(笑。

シグマ / [Art] 18-35mm F1.8 DC HSM (キヤノン用)

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■関連リンク
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SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM と新湊大橋を渡る
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM:透明感あふれる描写

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投稿者 B : 00:21 | Dinner | EOS 7D | Gourmet | Minpos Review | Photograph | コメント (0) | トラックバック