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2018/07/30 (Mon.)

韓国ソウル特別市の骨付き豚カルビとおかずの群れ

「来ちゃいました、初韓国」

終点炭火カルビ

『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼は今回ついに韓国へとやって来てしまいました。昨年春の台湾巡礼編以来、一年と三ヶ月ぶりの海外。私にとっても今回が初韓国ということで少し緊張しましたが、思い切って飛んできました。羽田からほんの二時間ちょっとのフライト、感覚的には博多旭川とそう変わらずに来れてしまうものですね。

聖地巡礼はいきなり本命と言えるソウルの焼肉店から攻めていきます。お店は電車の漢南(ハンナム)駅から徒歩 10 分あまり、ソウル中心部とはちょっと違う下町感溢れる通りにありました。

종점숯불갈비 (チョンチョムスップルカルビ)

終点炭火カルビ

実はちょっとした手違いがあって(別途書きます)、ソウルに降り立ってから 7 時間ほど何も食べていない。おまけに日本とそう変わらないムシムシした猛暑の中を歩き回って、腹は減りすぎているんだ。とにかく腹に入れたくて仕方ない。ガッツリ系、ガツンと響くソウル飯。

終点炭火カルビ

店先にはドラマののぼりが掲げられていました。韓国でも日本番組チャンネルで放送されていたようで、その関係ですかね。コカコーラの商品写真がガッツリ入っているので、もしかしたら番組の現地スポンサーの関係があるのかもしれません。

ともかく、たのもー。

終点炭火カルビ

まあ、メニューを見ても読めないわけです。さらに店員さんは日本語はおろか英語も通じるか微妙。でも「テジカルビ」「チャドルバギ」「サムギョプサル」「ビア」「マッコリ」これだけ韓国語が言えれば十分でしょう(ぉ

ちなみに日本円の感覚で料金表を見るとびっくりするような値段ですが、1 円≒10 ウォンくらいのレートで換算すれば良い計算。だから脳内で桁一つ落として読めば全然高くない。どれが何か分からないことを除けば(笑

終点炭火カルビ

どの程度混むか分からなかったし、かといって韓国語で電話予約するスキルもなかったので、夕食としてはかなり早い時間に入店したところ、夜のお客としては第一号になりました。
そして通されたのはゴロー席。偶然なのか、日本人と判ってあえて案内してくれたのか分からないけど、これは嬉しい。

まずは韓国ビールでここまでに発汗した水分を補います。乾いた砂漠に水滴を落としたかの如く、しみわたる悦び。

終点炭火カルビ

来た来た。怒濤の小皿ラッシュ。
ビールを飲み始めた途端に次々とおかずたちが並べられていく。

なんだかすごいことになっちゃってるが...。
ドラマで見て知ってはいても、実際にこれがどんどん出てくる様子を見ると、なんだか笑えてくる。

終点炭火カルビ

おかずの種類は日によって変わるようで、例えばゴローちゃんはケジャン(カニキムチ)を食べていたけど、この日出てきたのはエビキムチでした。
他にも、もうとにかくいろんなキムチやナムルのオンパレード。でも本場でキムチを食べるのは初めてだから、辛い物好きとしては大歓迎。

食べてみると、こっちのキムチは辛いだけじゃなくちょっと酸味があって、日本で食べるものに比べて複雑な味。キムチって本来こういう味だったのか。
これはおいしい。さすが本場、キムチのレベルが高い。

終点炭火カルビ

ニラキムチとネギキムチもいい。
日本の焼肉店や韓国料理店で食べられるキムチってせいぜい白菜キムチとオイキムチ(キュウリ)、カクテキ(大根)くらいなものだけど、韓国では本当に様々な種類のキムチがあるんだなあ。そしてどれもちゃんとキムチでありながら、それぞれの素材の味がちゃんと活きている。キムチにこんな世界が広がっていたとは。

キムチって、漬物ではなく一つの道、教えのような気がする。

終点炭火カルビ

そうこうしているうちにテーブルに炭火と鉄板がセットされ始めました。

さあ、いよいよ本命の登場だ。

終点炭火カルビ

来た~、肉!待ってました。

ゴローちゃんはいきなりテジカルビから行ってたけど、ここはあえてのチャドルバギとサムギョプサル。
テジカルビは焼けるまで待たされるから、これだけ腹が減ってるからにはサッと焼いて食べられる肉から始めるべきだと思ったのと、味的にもタレつき肉よりプレーン肉からいっとくべきでしょう、と。

終点炭火カルビ

牛バラ肉「チャドルバギ」のお出ましだ。

薄切り肉だけあって軽く火を通しただけでうまそうに仕上がっていく。逆にちょっと気を抜くと焦がしてしまいそうだ。
ここはまさに、お湯を使わないしゃぶしゃぶという感覚で、ササッと火を通してどんどんいこう。

終点炭火カルビ

お~、これはいい。バラ肉の肉々しさに、表面から漲る脂のうまみ。

コイツを頼んで大正解だ。うまい。
この肉いい。スイスイ入る。

終点炭火カルビ

さらにサムギョプサル。久住さんが食べていて、チャドルバギに負けず劣らずうまそうだったので、これも外せない。
チャドルバギとはまた違った厚切り肉が目の前で焼けていく様子もまた食欲をそそるじゃないか。

終点炭火カルビ

焼けたら今度はキムチやニンニクと一緒にサンチュに巻いていってみよう。
お~、これもいい。そうそう、俺は韓国に来てこういう焼肉が食べたかったんだよ。

終点炭火カルビ

こんな肉を出されたら、瓶ビールなんかじゃとても追っつかんぞ。
ここはコリアンミルクマッコリで迎え撃とう。

日本で飲むマッコリは器に柄杓みたいなので掬う、ちょっともったいぶった感じで出てくることが多いけど、このペットボトルに無造作に出てくる感じが却って本場らしくていい(笑。

終点炭火カルビ

マッコリも来たことだし、どんどん焼いていこう。
青唐辛子とかキムチもハサミでジョキジョキ切って、とにかくいろんな組み合わせで一緒に食べたり、巻いて食べたり、つけて食べたり。

終点炭火カルビ

エゴマの葉で巻いて食べる、ってのも日本だとあまりないような。
一種類の肉でもとにかくいろんな味で楽しめる。今まで味わったことのない、肉の引き出しが次々と開かれていくようだ。

ああ、うまい。やっぱり焼肉は楽しいなあ。

終点炭火カルビ

そしてここでテジカルビ投入。

うわっ、でか!この一枚肉の大迫力。
まるでここまで食べてきた肉が前座だったかのような存在感。食べなくてもうまいだろうことが分かるタレの感じ。出てきた瞬間から、焼き上がるのが待ちきれない。

終点炭火カルビ

チャドルバギとサムギョプサルはセルフだったけど、テジカルビは焼いて切ってまで店員さんがやってくれます。
セルフじゃないからこそ、確かにお預け感はちょっとある。完全空腹状態じゃないはずなのに、早く食べたい。火が通るにつれてタレの香りが立ってくるのがたまんないんだよなあ。

終点炭火カルビ

うんまいなー!つけダレの味がしっかりでうまい。

力強い肉だ。うん、待ちに待った俺をどーんと受け止める、ガッツリ系の最高峰だ。
さっきまでの肉とはまた趣が変わって、新たに食べていける。いくらでも食べられそうな気さえする。

終点炭火カルビ

そして最後に残ったこの骨つき肉。
食べにくいけど、骨の周りの肉がいちばんうまいんだよなあ。

もう体裁なんか気にせず、手づかみでかぶりついていく。こうやって野性的に食べるからなおうまい。
俺は今、ソウルの黒豹だ。ガルルルル。

終点炭火カルビ

ああ...うまかった。
幸せだ、幸せ者とはまさに今の俺のことなんだろう。

店内を見回すと、松重さんと久住さんの記念写真が。でもそれ以上に韓国語のサインがたくさん貼ってあって、もともと有名店だったことがうかがえます。

終点炭火カルビ

久住さんのサインに松重さんの写真が貼られていたり、松重さんのサインは飾られていなかったり。もしかして区別ついてないのか(笑。

それにしてもおいしかった。本場の焼肉、一度食べてみたいと思ってたんだよなあ。
ソウル焼肉、思いっきり堪能。大満足。お腹を空かせてきた甲斐がありました。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

B07CXK4NFM

종점숯불갈비 (チョンチョムスップルカルビ)

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【Season7巡礼中】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~7&原作 - NAVER まとめ

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2018/07/04 (Wed.)

東京都中央区八丁堀のエビチリ

「中華料理と言いながら、これはもう日本に帰化している味だ」

中華シブヤ

『孤独のグルメ Season7』最終話に登場した八丁堀の中華シブヤですが、劇中では全てランチタイム設定だったものの、実際には夜の部にしか提供されていないメニューがいくつかありました。私も最初はランチタイムに巡礼していたのですが、エビチリをいただくのであれば改めて夜に来ねばなるまい。と思い、放送前にもう一度夜に攻めてみました。

しかしこの店、ドラマに登場する前から大人気店だったようで、実は何度か夜に足を運んでみたもののことごとく予約でいっぱい。これは改めて予約を取ってくるしかないかなと思いましたが、どうも開店直後は予約なしでも入れるようで、開店待ちしてみました(笑)。そうすると「お食事だけなら大丈夫ですよ」ということで入店成功。18:30 くらいからは予約のお客さんで満席になることが多いですが、17:30~18:30 の間(できるだけ開店直後が望ましい)にお酒を飲んで長居する前提でなければ一巡目として入ることができそうです。もしかすると放送後しばらくはまた状況が違うかもしれませんが。

中華シブヤ

中華シブヤ

さあ、今日のお目当てはこの「夜の部のメニュー」。エビチリ、豚角煮、餃子、ピータン、唐揚げ...中華料理好きとしては心躍る単語のオンパレード。しかも一品一品の値段が安いのも嬉しい。どれにしようか迷うなあ...。

ちなみに昼の部はパートのおばちゃんが仕切ってましたが、夜の部は劇中と同じく大将が仕切り。近くの席に座っていたお客さんが青菜炒めを頼もうとしたら「青菜炒めよりもキノコ炒めのほうがいいよ。青菜炒めは本当に青菜しか入ってないから」という、何故か青菜炒め下げ(笑。でもこんな町中華で、そういう他愛ないやりとりがあるのもなんだか楽しい。

中華シブヤ

飲み物はとりあえずビー...といきたいところだけど、この日はあいにく人間ドックの前日(泣。やむを得ず、ゴローちゃんよろしくウーロン茶で我慢します。
あんなに酒のつまみになりそうな夜の部メニューが揃っているというのにビールも飲めないなんて、この場合やはり酷だ、残酷です。

中華シブヤ

ウーロン茶のつまみ...というのも妙だけど、はまずエビトーストから。
これ、本来は中華っていうよりもうちょっと東南アジア寄りのものだよなあ。ま、「中国料理」じゃなくて「中華料理」なら許されるのか。

クラッカーサイズの薄切りパンの上に、エビのすり身を載せて揚げてるのか。へええ。
アツアツでうまい。エビ味がすごくいい具合。

中華屋さんのエビトー、これは今日の収穫だ。

中華シブヤ

そしてこれは押さえておかねばなるまいと思っていた焼き餃子。
町中華らしいど真ん中王道の焼き餃子。大量の油と強火で皮が揚がり気味にカリッとしているのが強烈にうまい。

エビトーといいこの餃子といい、今日飲めないのがこんなに辛いなんて思わなかった(;´Д`)ヾ。

中華シブヤ

エビトーからの、エビチリ。
トーストとチリでエビがダブってしまったが、このダブりはむしろ大歓迎だ。

町中華でエビチリというと、エビが小ぶりでちょっと淋しい...ということも珍しくないけど、ここのは大きくてプリップリのエビ。
ソースの色つやもいい。町中華らしからぬ、本格派のエビチリだ。

中華シブヤ

うん、これはいいエビチリだ。生姜が効いてる。

プリップリのエビに、濃いめのタレ。見た目に違わぬハイレベルなエビチリ。
これまた飯に合うこと、合うこと。
昼のニラ玉も良かったけど、このエビチリもそれに負けぬ名品だ。

エビのチリソースを発明した人、本当に天才だと思う。
ありがとうございます、俺はいま、あなたの才能の恩恵を受けています。

具体的には故・陳建民さん、ありがとうございます(ぉ

中華シブヤ

昼夜問わず料理に付いてくる中華スープ。町中華といえばこのスープだ。
基本的にはこのスープとラーメンのスープは同じものだと思われるけど、なんか昼に飲んだスープよりも濃厚に感じる。ちょっと変えてるのか、あるいは日によってバラツキが大きいのか(笑。
いずれにしても、うまい。今日も一日がんばって良かった、そう思える味わい。

お腹いっぱいになったし、一時間もいたら予約のお客さんが来始めて迷惑になるだろうから、そろそろ退散しますか。
夜の中華シブヤ、昼間の慌ただしさとはちょっと違ってゆったりした空気感があるし、料理メニューも増えるし、昼よりも気に入ったかも。
今回はビールさえ飲めなくて残念だったけど、改めて飲める日に複数人で来たいところ。

毎日八丁堀界隈に働く人々に、普通のおいしさを淡々と提供し続ける。
こういう店こそが、本当の名店だと思う。

改めて、ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

B07CXK4NFM

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投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2018/06/15 (Fri.)

五反田 立喰いずし「都々井」の復活

昨年惜しまれながらも閉店した五反田ガード下の立喰いずし「都々井」が、この 4 月に移転して営業再開しました。新店舗ではランチ営業をやっておらずしばらく行くきっかけがなかったのですが、先日ようやく行ってきました。

寿司処 都々井

都々井

場所は東急池上線線路脇の通称「五反田ヒルズ」ことリバーライトビル。あの「とだか」と同じビル内です。近年、五反田ヒルズには名店が集まりつつありますね...。
ちなみに移転前の店舗は改装し、現在は後楽そばがテナントとして入っています。

以前のいかにもなガード下感とは打って変わって、ちょっと寿司屋然とした佇まいになりました。

都々井

店内は広々としていて、他のお客さんとすれ違うにも一苦労だったガード下時代とは随分雰囲気が変わりました。
職人さん達が黙々と寿司を握っている様子がちゃんと見えるのもいい。ただし、カウンターからは手洗い用の水道がなくなりました(笑。

また席はカウンターだけでなく、2~4 人くらいで使えるスタンディングテーブルも数台用意されていて、連れ立って来ているお客さんも多数。なんなら五反田ヒルズ内の他のお店の人も休憩がてら寿司をつまみに来ていたりします(笑

都々井

ま、とりあえずビールから。
生ビールもあるけど、都々井に来たら瓶ビールのほうが気分が出るんですよね。

都々井

メニューはこんな感じ。このほかに黒板に日替わりメニューも書かれています。

以前はビールと「おきまり」、それに追加で何カンか握ってもらって食べ終わったらすぐに出るのがこの店の使い方という感じでしたが、これだけ広々としてるならちょっとゆったりしたい。何かつまみでももらいますか。

都々井

そんなわけで、あん肝。とろけるうまさ。
プリン体とか気にしていたら人生に幸せは訪れない、そう思います。

都々井

からの、いわし刺。
いわしって小ぶりな中にこってりとした脂が凝縮されていて、うまいですよね。刺身や握りで食べられるのはほぼ旬だけですが、寿司屋で見かけると絶対頼んでしまうやつ。

都々井

じゃあ、握りもいってみましょう。今回は少し遅れた移転祝いということで上にぎりをオーダー。
並の約 1.5 倍の値段だけど中身は中トロ、真鯛、甘えび、エンガワなどが揃った「おねだん以上」のネタが揃ってます。

久しぶりに食べたせいもあるけど、都々井ってこんなにおいしかったっけ...?と感じてしまうほど、おいしい。幸せ。

都々井

もうちょっと食べたくなったので、追加で金目鯛の炙り、真あじ、コハダを各一カンずつ。
安定の青魚系ももちろんおいしいけど、金目の炙り、これが絶品。

いやあ、おいしかった。お店の雰囲気が変わったせいか、以前より味もさらに良くなったように感じます。
また視界が開けたおかげで隣り合ったお客さん同士の触れ合いもあったりして、お店全体が一つのコミュニティになったような暖かさがあります。

名店が復活してくれて本当に嬉しい。
またちょくちょく来させてもらいます。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:21 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2018/06/09 (Sat.)

東京都荒川区三河島の緑と赤の麻婆豆腐

「四川の誇る麻と辣、そこに香りと熱と色味を加えた『五味一体』の破壊力」

眞実一路

今週と来週の『孤独のグルメ Season7』は韓国編を放送していますが、さすがに海外は計画を立てないと巡礼できないので(笑)私は未巡礼の聖地を巡っていきます。今回は、三河島の麻婆豆腐の聖地を攻めてみました。
三河島って常磐線で通過したことはあるけれど、降り立ったのは今回が初めて。しかも今では上野東京ラインで品川から直通で来られるんですね。イメージしていたよりも全然アクセスが良くて驚きました。

目的の店「眞実一路」は、駅からすぐ近くの路地を一本入ったところにありました。

麻婆豆腐専門 眞実一路

眞実一路

放送以来、夜は予約だけで満席という日々が続いているようで、この日も予約して訪店しました。
テーブル席はドラマを観て来たお客さんが中心な一方で、カウンターには慣れた感じの常連っぽいお客さんが麻婆豆腐を頬張っていたのが、劇中通りで面白い。

麻婆豆腐専門...そんな店、聞いたことがない。その麻婆一筋、脇目もふらない心意気、痺れるじゃないか。
よし、その想い、受け止めさせていただこう。

眞実一路

「麻婆豆腐専門」と謳いながら、めちゃくちゃ充実してる麻婆以外の黒板メニュー。
大海老、四川スーラー、黒酢酢豚、香辣炒飯...こちらを煽ってくるワードのオンパレードだ。どれにしようか迷うなあ。

中でも、ゴローちゃんが食べてたのはどれだっけ...と思ったら、

眞実一路

貼り紙に「孤独のグルメ セレクトメニュー」!これはありがたい。
その下には通常メニュー外の限定麻婆豆腐、これまたソソられる。

眞実一路

逸る気持ちを抑えつつ、まずは青島で乾杯。
最近やたら青島ビールづいてる自分。この薄口でスルスル飲める感じ、若干クセになってきたかも。

眞実一路

ビールのつまみにザーサイのネギ生姜和え。
ネギと生姜でやさしくなったザーサイ、なんとも心が和む味。これはいいつまみだ。

眞実一路

久住さんが食べていた胡瓜の四川唐辛子和え。
けっこうな辛さを覚悟していたら、意外にも食べるラー油っぽい旨辛さ。これもビールを勧めてくる、正しいおつまみのあり方。

眞実一路

からの、ワンタン入滋養スープ。

大ぶりのワンタンが入ったやさしい塩味のスープ。
これは体にいい、心にもいい。魂が癒されていく。滋養という言葉が胃袋に沁みていく。

眞実一路

エビと大葉のハルマキ&豚ヒレ五目ハルマキ。

エビのほうはプリップリのエビに大葉の香りが効いてて、すごくいい。
豚ヒレはシッカリ味の五目がいい味出してる。

どっちもいいけど、個人的にはエビに軍配を上げたい。

眞実一路

おいしい前菜のおかげで青島がもうスッカラカンだ。
ではここで、麻婆豆腐を迎え撃つために「麻婆豆腐専用ウイスキーハイボール」といこうじゃないか。

そして、ここから怒濤の麻婆豆腐大会。
せっかく巡礼するからには、この店の基本である五種類の麻婆豆腐を全制覇するつもりで来ました。
そこで店員さんにどの順で食べるべきか訊いてみたところ、「基本は赤と白。黒は赤をベースに、緑と燻製は白をベースにしているからまずは基本の赤と白から始めるのがお勧め」とのこと。勧められるがままに注文してみました。

眞実一路

一番バッターは定番、赤い五味一体麻婆豆腐。
土鍋を真っ赤に染めるマグマのような麻婆。グツグツいってる、これもしかして百度超えてるんじゃないの。

選べる辛さは、まず手始めにということで中辛に相当する「二辛」にしてみました。
よくかき混ぜてから、いただきます。

眞実一路

熱くて味が分からない。熱いけど...うまい!

火傷しそうになりつつハフハフ言ってる間に、だんだん味が分かってきた。
確かに辛いんだけど、少なくとも二辛の辛さは唐辛子じゃなくて山椒のピリピリ感なんだ。そこに、豆板醤や豆鼓のコク深いうま味。
これはおいしい。脳がレンゲの動きを止めることを拒絶している。恐るべし、赤麻婆。

眞実一路

二番、白麻婆。
これは見た目のとおりにやさしい塩味...かと思ったら、けっこうビシバシくる辛さ!
よく見たら青唐辛子がガッツリ入ってるじゃないの。やさしいダシと塩のジャブから繰り出されるこのストレートな辛さ、さながら四川の剃刀パンチだ。

眞実一路

続いて、燻製麻婆豆腐。
見た目は白麻婆とほとんど変わらないのに、口に入れてみると...おお、これは確かに燻製だ。
特に豆腐が燻製というわけでも燻製の具が入っているというわけでもないのに、確かに燻製味。しかもおいしい。

これ、どうなっちゃってるんだろう...?まあ、おいしいからいいか。

眞実一路

ついに来ましたよ、緑の麻婆豆腐。
うっほほ、これは想像以上の緑色。ニンニクの芽などの野菜の色らしいけど。

なるほど...これは確かに野菜の旨みだ。それが辛くて痺れる。でも確かに麻婆豆腐だ。
これは驚いた...しかし驚きながらも、スプーンは進んでいく。

こんな麻婆豆腐があったとは。麻婆者を自認していたつもりだけど、麻婆道、まだまだ奥が深い。

眞実一路

五色戦隊のトリを務めるのは黒。黒っていうだけでラスボス感ある。
この黒麻婆は赤をベースに中国たまり醤油を使っているそうで、五色の中では最もマイルドな辛さで、コクが深いお味。これはじっくり味わえるタイプの麻婆だ。

五色の麻婆、それぞれに違った味わいで本当においしかった。
でも、なんかまだ入りそうだな。

眞実一路

というわけで、気になってた黒板メニューから、ロール肉の黒酢酢豚。
黒酢の酢豚ってうまいんだよなぁ。

野菜はシンプルに胡瓜と薬味代わりの刻みネギのみ。
で、豚肉がロール肉というあたりが、巻かれた肉の間に黒酢が染み込んで、うまさ倍増。
これはうまい。こんな酢豚の作り方があったとは。

眞実一路

こんなのを出されちゃったら、そりゃあカメ出しウーロン茶紹興酒でしみじみ味わわなければ失礼というものでしょう。
麻婆専門店でありながら、麻婆以外の中華料理もこれだけレベルが高いとは。ダシやスパイスの使い方が本当にうまいってことなんだろうなあ。

眞実一路

そして五色の麻婆をコンプしたなら、変わり種にもチャレンジしたくなるのが人情。中でも最も変わっていそうだった「イタリア風チーズの麻婆豆腐」を選んでみました。
赤麻婆以上に真っ赤なトマトスープの中に、豆腐ととろけるチーズが浮かんでいる。

食べてみたところ...うっわ、何これ。第一印象はトマトチーズで確かにイタリアンなんだけど、この根底に流れる中華麻婆味。
自分がどこの国にいるのか判らなくなりつつも、意外なほどうまい。トマトチーズにコク深さが加わって、何杯でもいけそう。

眞実一路

...と食べていたところに「セットのごはんですー」といって白飯が出てきました。
え、ライスがついてるなんて思ってなかったから炒飯頼んじゃったよ(;´Д`)。

だけど、こういう状況で白飯が出てきたなら、やるこたあ一つ。

眞実一路

トマチー麻婆リゾット!

劇中では赤麻婆を使って麻婆丼を作っていたけど、もしゴローちゃんがこのトマチー麻婆を頼んでいたら絶対こうしていたに違いない。
トマトのうまみによってツルツルと入っていくリゾットが出来上がった。

眞実一路

〆は眞実一路のやきめし。店名を冠する炒飯なら、うまくないはずがない。
その名の通り真実一路、衒いのないオーソドックスな炒飯だけど、それ故に抜かりない。味付けも火の通し加減もここしかないというバランスを取った王道炒飯。

眞実一路

デザートの「正式杏仁豆腐」。どの辺が正式なのかは分からないけど、本場中国ではこういうスタイルが本当なのか?

一見何の変哲もない杏仁豆腐に見えながら、よーく見るとプルプルとトロトロ、二種類の杏仁豆腐が混ざっていて、食感がすごくいい。
味付けもさっきまでの辛さを中和するのに程良い甘さ。最後まで隙がない店だ。

眞実一路

ああ~、おいしかった。
このすばらしき、麻と辣の饗宴。こんなにも刺激的な麻婆豆腐に出会えるとは、なんと俺は幸せ者なのだろう。
今俺の脳内では、グスタフ・麻辣の交響曲が堂々と鳴り響いている。

店内にはドラマの台本の隣に鉄人・陳建一氏のサイン色紙が二枚も飾られていて、大御所にも認められた店だということが分かります。

眞実一路

完全に予想外だった白飯の登場でお腹がはち切れそうだ。
今までの聖地巡礼でもここまでたくさん食べた回は久しぶりで、店員さんにもさすがに驚かれました(笑。

麻婆好きの自分としても、その歴史に新たな一ページを刻む名店だった。
三河島の路地裏にひっそりと佇む麻婆豆腐の大国、若き国王の『五味一体』。赤麻婆よ、永遠に永遠に。

きっとまた来ます。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:16 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2018/06/01 (Fri.)

千葉県浦安市の真っ黒な銀だらの煮付定食

「アイキャントストップラビングユー、銀ダラに首ったけ」

浦安

『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼、今回は千葉県浦安市にやって来ました。浦安といえば Season1 に登場した静岡おでんの店(元々は新浦安にあったのが、震災の影響で浦安に移転。しかしその店も 2014 年末に閉店したようです)が思い出されますが、Season7 で六年ぶりに浦安がドラマの舞台となりました。
浦安で降りたの、本当に静岡おでんの聖地巡礼以来。なんだか懐かしい。

浦安駅のすぐ近くを流れている「猫実川」という川沿いを十分あまり歩いて行きます。

羅甸

ここが今回の聖地。放送からあまり時間が経っていないこともあって、まだ 11 時過ぎにもかかわらず二軒先の民家の前まで行列ができていました。
とりあえず最後尾について、順番を待つ。

それにしても...この地元のスナックにしか見えない外観。外からは中の様子が見えないこともあって、こりゃあ一見じゃ入ろうとは思えないな。
行列には地元民らしき人も並んでいたんですが、「私テレビ観るまでずっとスナックだと思ってた!」という話し声が聞こえてきて、そーでしょ、と(笑

お食事処 魚や 羅甸

羅甸

この一見じゃ絶対に読めない店名は「らてん」。「ふらっと QUSUMI」の中で話があったとおり、女将さんが好きなラテンダンスから取った名だそうです。

一時間ほど並んで正午過ぎにようやく入店できました。
並んでいる最中にマスターが出てきて「銀ダラあと 20 食で終わりになります、すみません」という案内が出ました。銀ダラが食べたければ早めに並んだ方が良さそう。

羅甸

店内。飲食店にしては狭くて、本当に元はスナックだった店を改装したんじゃないかという雰囲気。
そう思って見ると、女将さんも定食屋じゃなくてスナックのママっぽい気がしないでもない。店内の貼り紙も、やたらと達筆だし。

それにしてもメニュー、銀ダラ、サバ、ホッケ、マグロ...日本人の定番ど真ん中のものばかりだ。
個人的にはそんなに好きでもないカレイの煮付さえ、この店だったらうまいに違いないと思える。

羅甸

壁にはけっこう有名人のサインが貼ってあります。
中でもぐっさん(山口智充さん)のサインがたくさん貼ってあって、昔からの常連として通っている様子。確かにぐっさんなら、松重さんに負けず劣らずここの魚料理をうまそうに食べるに違いない。クックドゥの CM キャラ繋がりでもあるし。

羅甸

さあ、ようやく銀ダラの煮付定食(お刺身をつけて)がおいでなすった。
メインディッシュの他に刺身、味噌汁、小鉢、お新香...いろいろついていてお得感。

外食ランチってつい肉系とか中華とかキャッチーなほうに流れがちだけど、こういう魚定食が出てくると日本人の良さを再確認できる気がする。
煮魚と一緒に食べる、タレがついた白飯。うまいんだよなあ。

羅甸

これが銀ダラ...色もすごいが、でかい!黒い山だ。

味は...おいしい!醤油で煮詰められてしょっぱいのかと思ったら、全然そんなことない。濃口醤油の深いコクとほんのりとした甘みのあるタレ、そこに脂の乗った大ぶりの銀ダラ。これは期待以上だ。
よく煮込まれているのに全然固くなってないし、むしろふわふわ。こんなの初めて。

確かに銀ダラだ。だけど、俺の知ってる銀ダラとは全然違う。

羅甸

中は真っ白。巨大な岩山を採掘してるみたいだ。

おいしい煮付けと白飯の幸福感は、ほかの食べものでは得られないものだ。
銀ダラ、銀シャリ、銀ダラ、銀シャリ......銀のラリーが止まらない。

本当においしい。今まで食べたどんな銀ダラよりうまい。

羅甸

お刺身は、イカとマグロ(トロ)。小鉢は冷奴でした。
銀ダラのインパクトの前にはこのトロ刺しやイカ刺しも少し霞んで見えるけど、150 円でこの刺身がついてくるお得感たるや。
この定食をご飯一杯でやりくりするのは絶対無理、というわけで、ここでご飯おかわり。

そういえば、子どもの頃に「お父さんだけ晩ご飯に+刺身」という日がたまにあってすごく羨ましかったのを憶えているけど、このちょっとした刺身がそういう「特別扱い」感を演出してくれて、なんだか嬉しい。

羅甸

それとゴローちゃんも注文していた沖縄産もずく。

もずくっていうと酢の物にして日本酒のお供にというイメージがあるけど、これは酸っぱくない。それにシャキシャキして、断然おかずになるぞ。
これまたご飯の消費を促してくる、アシストを超えた強力な戦力だ。

というわけでほぼ完食したわけですが、この銀ダラのタレを残す手はないだろう。
ようし、こうしちゃえ。

羅甸

...と思ったけど、劇中に比べるとタレの量が少なく(注文が多すぎてタレ不足気味なのかも)茶碗 1/3 くらいのご飯でも和えきれませんでした(´д`)。惜しい...。

でも、ちょっぴりだけどこの「銀ダラ残り汁絡め飯」、文句なしのうまさだ。このうまかった銀ダラの味を改めて反芻させてくれる。
たっぷりの旨味とコクとちょい苦味が混ざったこの味は、完璧なうまさの黄金比だ。

羅甸

食後はコーヒーまでついてきちゃう。これだけ満足できて 1,800 円(もずく込みの価格)、ランチにしてはいい値段だけど、それ以上の価値がある。
はるばる浦安まで来た甲斐がありました。

羅甸

ああ、腹いっぱい。
いやあ、史上最強の銀ダラだった。

それにしてもこんなスナック然とした外観からは想像もつかない名店があるとは、恐れ入った。
もしかしたら、ウチの近所にあるあのスナックも、本当はものすごくうまい飯を出す店なのかもしれない。その敷居を跨ぐ勇気はないけれど(笑。

ごちそうさまでした。
浦安方面に来る機会があったら、また食べに来よう。今度は鯖の塩焼き、いや、鮪の照り焼きも気になるなあ。

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2018/05/26 (Sat.)

中野 蔡菜食堂 その 3

「どうする?何を食おうか、何を食うべきか」

昨夜放送された『孤独のグルメ Season7』中野百軒横丁の回。我々取材班は今回も事前巡礼するため中野駅北口、食のジャングルの奥地へと飛んだ。

が...、

泪橋

え~っ、材料切れ!?
そりゃないぜ。

店内は見るからに常連さんでいっぱい、しかも場所が場所だけに撮影の目撃情報もけっこう出回っていて、放送前なのに「ここがその店か」という感じで通り過ぎていくお客さん多数。
外から覗き込んだ感じだと、マスターもいっぱいいっぱいな雰囲気。こどグルの聖地はもともと知る人ぞ知る名店であることが少なくないけど、特にこの店は放送前からこんな感じで、放送後はどうなっちゃうんだろう...と心配になりました。

まあ入れないものは仕方がない。
放送後の混雑が落ち着いた頃に、できれば早い時間帯に改めて来るしかないか。

そうと決まったら...腹が、減った!
この周辺で他にうまい店といえば...、

蔡菜食堂

蔡菜食堂

駅の反対側にあるこの店。ちょっと遅い時間になったこともあって、運良く空いてました。

ここでいい。いや、ここがいい。
腹の虫たちも狂喜乱舞している。

こないだ来たばかりだから続けざまに同じ店になってしまうけど、ここの中華は本当においしいからモウマンタイ。

蔡菜食堂

例によって青島からスタート。
もうけっこう暑いのもあるけど、中華料理って日本のビールよりもこの軽いビールのほうが合うんだよなあ。

蔡菜食堂

ビールのつまみはスペアリブ。頼んだらすぐに出てくるのがありがたい。

甘酸っぱい濃厚なタレが肉にしっかり馴染んで、骨にこびりついた筋の一本まで残らずうまい。

蔡菜食堂

からの、おつまみセット。
内容は日替わりのようで、こないだ来たときとは微妙に違う。でもうまい。

この豪華な一皿が ¥500 なんだもんなあ。
近くに住んでたら、毎日でもこのおつまみセットとビールだけひっかけて帰るところだ。

蔡菜食堂

そして白切鶏(バイツェーチ)。
柔らかい蒸し鶏にパクチーとニンニク醤油、ただそれだけなのに箸が止まらなくなる。まさにシンプル・イス・ベストだ。

パクチー、ニンニクに、鶏が全然負けてない。
これはもはや、棒々鶏と双璧をなす中華蒸し鶏の大定番として、俺の中に位置づけられた。

蔡菜食堂

これはたまらん、ビールでは追っつかんぞということで紹興酒。
グラスでも足りないに違いないというわけでボトルでいっときます。

蔡菜食堂

日替わりメニューから空心菜の炒め。
空心菜って季節モノだけど、個人的な経験では旬の時季にちゃんとメニューに載せてくる店は当たり率が高い。
普通の青菜炒めと違って茎の空洞にまでタレが絡んでおいしいんだよなあ。

箸をつけていると、厨房の中からマスターの「アツアツ、おいしいでしょ!」という声。
うん、うまい。おいしいです、ほんとに...これ。
ものの一分で一皿空いてしまう勢いで食べてしまった。

蔡菜食堂

ここに来たら絶対外せないのがレバニラ炒め。歴代の聖地巡礼の中でも、俺の心をガッチリ掴んで離さない料理の一つと言えよう。

濃厚なタレ、火加減が絶妙なレバー、そしてニラの風味と食感。こないだ食べたばかりでも、何度食べてもうまい。
恐るべし、レバニラマジック。

蔡菜食堂

そういえばこの店でまだ食べたことがなかった、麻婆豆腐。
というか、麻婆豆腐の話をしていたところでおかみさんがすかさず「麻婆豆腐食べる?」という、Amazon も顔負けのサジェスチョン。

オーソドックスな麻婆豆腐だけど、麻と辣、辛味とうま味のバランスがちょうど良くて、間違いなくうまい。
これまた毎日食べても飽きなさそうな麻婆だ。

蔡菜食堂

焼豚とレタスの炒飯。
これまたオーソドックス、正統派の上海家庭料理。

変に気取らず、等身大なんだけどちゃんとしてる。この店の料理って全部そうなんだよなあ。だからこそ繰り返し来たくなる。

蔡菜食堂

でもってトマト卵炒め。これも王道の中国家庭料理。
ふわとろの甘口卵、子ども心を呼び起こされるような味だ。

ここの料理、中華料理屋に来てるというよりは、上海出身の穏やかなマスターとおかみさんの家に招かれて料理を振る舞われてるような気分になる。そんな温かみのある時間を過ごしている。

蔡菜食堂

ナンプラーとアンチョビの焼そば。
初めて来たときにも感動したけど、この魚介の風味が活きた奥行きのある味。エビのちょっと焦げた部分にそのうま味が凝縮されてる感があって、焦げを見つけるとちょっと嬉しくなってしまう。

蔡菜食堂

さらに麺に麺をダブらせにいく、ごま醤油和えメン。
これこないだも食べたところだけど、ごま油と醤油、それに焦がしネギが三位一体となって、さらにたっぷりごま油のパンチが効いたインパクトある味。
ここまでたくさん食べたはずなのに、まだ入る余裕があったのかと我ながら驚くほどに、胃のスキマをこじ開けてくるうまさ。

蔡菜食堂

デザートはごま団子。ごま風味の白玉餡団子、上海ではこのスタイルが標準らしい。
ほんのり甘くてもっちりとしたデザートが、食後の満足感を後押ししてくれる。

確かな満足、またしてもおいしかった。
本来の目的の店には入れなかったけど、それでも良かったと思わせてくれる宴だった。

蔡菜食堂、自分の中ではもうすっかり定番店のポジションを占めてしまった。
中野に来たなら必ず立ち寄ってもいいくらい、おいしいし寛げる店。

ごちそうさまでした。
必ずまた来ます。

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2018/05/25 (Fri.)

中野 蔡菜食堂 再訪

「もう、何でもいいから腹に放り込もう。でもどうせだったら、うまいものがいい」

蔡菜食堂

今夜放送される『孤独のグルメ Season7』第 8 話の舞台は中野とのこと。中野と言えば昨年のお正月スペシャルで一度登場済みのエリアですが、第 6 話の浦安といいやはり今シーズンはついに街かぶりが解禁されたようですね。

さておき、先日たまたま中野方面に行く用事があったので、ずっと再訪したいと思っていたこちらの聖地に久しぶりに行ってきました。

蔡菜食堂

蔡菜食堂

本当は一度お店の前まで行ったら満席で、いったんは諦めて周辺をぶらつきながら店を探してみたものの、どうも決めきれなくてしばらく後にもう一度戻ってみたら空席ができていたという。しかし、おかげで完全に腹がペコちゃんだ。

日替わりメニューもあるけど、ここに来たからには食べるべき料理は一つ決めてあるんだ。
まずはそれを軸に、まだ食べたことのない料理とどう組みたてるか。ここがセンスの見せどころ。

蔡菜食堂

ひとまずは注文完了。
青島ビールをチビリチビリと飲りながら、料理の登場を待つ。

周りの席、ほぼ女性客だけど、何を怖じ気づくことがあろうか。

蔡菜食堂

青島と合わせるべきはまずこれでしょう、おつまみセット。
アンチョビカレーポテトサラダ、揚げピーナッツ、新緑ザーサイ、お麩の醤油煮、地鶏の老酒蒸し、皮蛋に胡瓜の和え物。日によって微妙に内容が違うっぽいけど、基本的にメニューにある前菜を一通りちょっとずつ盛ったセットがたったの ¥500 って、お得すぎるでしょ。

全部おいしいけど、特に地鶏の老酒蒸しとカレーポテサラが気に入った。

蔡菜食堂

そして本命、レバニラ炒め。

個人的には、レバーって焼肉や焼鳥の店では頼むけど、中華料理屋に来たら他に食べるべきものがあるだろうってことでレバニラを頼むことって滅多にないんだよなあ。
でもこの店のレバニラは、一般的にいうレバニラとは次元が違う。

蔡菜食堂

表面は薄皮一枚あるくらいに火が通っているのに、歯を立てると中からトロトロが。
それにこのねっとりとした濃厚なタレ。ニラの風味もいい。

やっぱりこれは最強のレバニラ炒めだ。

蔡菜食堂

そこからさらにメニュー追加で、マコモ竹とピーマン豚肉炒め。
マコモとピーマン、それに...胡瓜?日本で胡瓜っていうとあまり火を通すイメージがないから珍しい。

マコモ、ピーマン、胡瓜、それぞれにちょっとずつ違う歯応えが愉しい。
あんまり豚肉は入ってないけど(笑)、豚肉とタレのうま味がしっかり効いていておいしい。

ところで女将さん、白板を見ながら追加注文しようとしたら「白切鶏(バイツェーチ)?」と訊いてくるとか、こちら完全に巡礼者だってバレてますね(;´Д`)ヾ。
まあ男の一人メシでいきなりレバニラ頼んだらすぐ判るか(汗。

蔡菜食堂

〆はこれまた白板メニューの中から、ごま醤油和えメン。
どんなのが出てくるかと思えば、油そばっぽい感じ。

その名の通り、ごま油と醤油を合わせた濃い味に、焦がしネギのいい香り。
これはまた食欲を煽ってくる一杯だ。

蔡菜食堂

食後のお茶は、ジャスミン茶入りのウーロン茶で、やさしくほっとする味。
もう一品くらい行けたような気もしつつ、濃厚な料理尽くしで気持ち的には十分満足。

ああ、生き返った。
この店はやっぱりうまかった。

中野方面に来たら、またちょくちょく寄らせてもらいます。
ごちそうさまでした。

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2018/05/19 (Sat.)

東京都墨田区東向島の納豆のピザと辛いパスタ

「納豆とチーズ、日本とイタリアが糸を引き合っておいしくなっている」

カトリカ

昨夜放送された『孤独のグルメ Season7』の聖地・東向島に放送前に巡礼してきました。
東京の東側に来ることが滅多にない私にとって、東向島は未踏の地。駅からそこそこ距離のある、馴染みのない住宅街を歩いていると、ひっそりと佇むようにそのお店はありました。

ピザとパスタのカトリカ(デザートピザ・チョコレートピザなどスイーツもお勧めです) 墨田区東向島

カトリカ

店内はテーブルが三つきり、せいぜい 7~8 人が限度というこぢんまりとしたお店。たぶん『孤独のグルメ』の歴代登場店の中でも最もキャパが小さい部類の店ではないでしょうか。しかもピザってあまり回転速くないし、皿も大きいから相席できないし、並ぶんじゃなくて予約必須だと思います。

厨房の中では立派な窯から赤い火が出てピザが焼かれています。それに、寡黙そうなマスターの働く背中。
この窯を見た途端、舌が猛烈にチーズを欲し始めたことよ。

カトリカ

メニューは月替わりらしい。ニンニクのピザ、アンチョビのピザ、納豆のピザ...納豆!?

シンプルでオーソドックスそうなピザの中で、納豆だけが異彩を放っている。
納豆が一番気になるんだけど、初めての店でいきなり変わり種を頼むのも何だかなあ。悩むなあ...。

カトリカ

黒板メニューには、ピザ・パスタ以外の日替わり一品料理系。
こちらも名前のつけ方が気取っていなくて、マスターの実直そうな人柄を感じます。

シンプルだけど、それだけにどれもおいしそうに思える。
何を頼むか迷うなあ。

カトリカ

こういうトコに来て麦ジュース(←)というのも野暮だと思ったので、飲み物は白ワインをオーダー。
結果的に久住さんが飲んでいたものと同じになりました。

カトリカ

ピザの前にまずはアンティパストということで「フキのいためもの」。
どんなのが出てくるかと思ったら、フキをトマトとオリーブオイルで炒めた、ラタトゥイユ的なものでした。

これすごくシンプルなんだけど味付けが絶妙で、白ワインに合いすぎる。
これはピザやパスタも間違いなくうまいはずだ。

カトリカ

ピザは本命の納豆に行く前に、チーズのピザから。
こういう本格的なお店に来たらチーズ、アンチョビ、マルゲリータあたりのシンプル定番系でその店の実力を推し量れるものです。

おおお、これはボーノだ。
薄いのにもっちりとした生地に、チーズ(ブルー、チェダー、モッツァレラ、パルミジャーノの四種かな?)がたっぷり。レーズンと松の実のアクセントも効いてる。
ここまでレベルが高いチーズピザも今までそうそう食べたことがないぞ。

カトリカ

そら豆のフリット。
フワフワした食感に、香草の風味が効いてる。何かと思ったらコリアンダー(パクチー)らしい。
イタリアンでこんな風にパクチーを使うのかあ。意外だったけど、これまたイケル。

カトリカ

料理がおいしくてワインがすぐに空いてしまったので、本命の前に赤ワインに移行します。
本題がまだ来ていないのに、ここまでの料理だけでも十分すぎるほどおいしかった。

カトリカ

というわけで出てきましたよ、「納豆のピザ」。
ゴローちゃんはハーフ&ハーフで頼んでましたが、さすがにそこまでは予想ができなかった。
マスターによると「ハーフ&ハーフは手間がかかるから普段はやっていない」とのことで、今後巡礼予定の方はもし断られてもがっかりしないように。

それにしても納豆ピザ...チーズと納豆に、トッピングで海苔!
ネギとゴマもあしらわれていて、まさに和の薬味そろい踏み。
この時点でもうまそうだ。

カトリカ

納豆ピザ、いけるぞいける。
この和風の味付けにチーズの組み合わせ、意外なほど合う。お互いのうま味を引き出し合っているかのようだ。
それをとろける卵の優しい味が包み込んでいる。

でもこれ、どっかで食べたことのある味だよなあ...?と自分の記憶をたぐっていったら、この味、旅館の朝食っぽい!
海苔と納豆と卵で白飯をかっこむあの感じ。それをピザで再現したらこうなったような感覚で、そりゃあうまいと感じるはずだ。

俺は今、納豆大好きな日本人で良かったと、腹の底から叫びたい。

カトリカ

そして「辛いパスタ」。ペペロンチーノとかカルボナーラじゃないぼんやりネーミング。
でもいい。そういうところも気に入ったぞ。

タイトルに「辛い」ってつけるからには見るからに真っ赤で辛そうなのが出てくるかと思ったら、意外なほど大人しい見た目のパスタ。
さて、どんな味がしますかね。

カトリカ

おお、スパイシーないい匂い。 
でも辛いかと思ったら、そんなに辛いってほどでもない。ペペロンチーノとも、アラビアータとも違う辛うまさ。
唐辛子でストレートに辛くしたんじゃなくて、辛味オイルと上にかかってる香草類が醸し出すピリ辛な風味がいい。というか、おいしい。

麺が細めのリングイネというのもいい。この辛うまソースがよく絡んで、フォークの往復が止まらない。
ピザを平らげた後とは思えないほどスイスイ入っていく。食べるほどに腹が減る、謎のパスタ。

カトリカ

「ゴローちゃんならここで最後にデザートピザを頼むに違いない。オーソドックスにチョコか、変化球でオレンジか...」と悩んだ末に頼んだチョコレートのピザ。
劇中では最後に惹かれるだけで食べるには至りませんでしたが、私の読みはほぼ当たってた(笑。

これまたモチモチのピザ生地に甘めのチョコレートソースが絡んで、これはもうピザというよりクレープ。
デザートピザって初めて食べたけど、これはちょっとクセになりそうだ。

カトリカ

向島の路地に、こんなうまいピザ屋がひっそりとあるとは、恐れ入谷の鬼子母神。

私はこの日最後の客だったんですが、注文の内容からドラマのファンだということがバレていたようで(笑)マスターが食後に撮影の裏話をいろいろと聞かせてくださいました。
「普段テレビはほとんど観ないから、行列ができると言われてもピンと来ない。こんな何でもない店に並ぶくらいなら、サイゼリヤで腹一杯食べた方がいいんじゃないか」「自分ではそんなに無愛想なつもりはなかったんだけど、俳優さん(中原丈雄さん)の演技があまりにもそっくりで驚いた」「ドラマ観て来てくれたお客さんの期待を裏切らないように、わざと無愛想にしてようかな」とか(笑。劇中でのぶっきらぼうな応対を見るとすごくギャップを感じましたが、下町らしい人情味あるお店でした。
聖地巡礼は放送後に行くのももちろん楽しいけど、放送前のあまり忙しくない間に行くとこういう機会に恵まれることが少なくないので、また違った楽しさがあります。

あああ、うまかった。
必ずやまた食べたくなる、下町イタリアンにグラッツェ。

放送後の切り盛りは大変だと思うけど、お身体に気をつけてがんばってください。

混雑が落ち着いたら今度はまた別のピザを食べに来たいなあ。
ごちそうさまでした。

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2018/05/12 (Sat.)

焼かない焼肉屋「29ON」代官山店

完全会員制の肉料理専門店「29ON」に、会員権を持つ某氏にお誘いいただいて行ってきました。

29ON 代官山店

29ON

住所も電話番号も非公開のお店です。都内に何店舗か構えているようですが、今回伺ったのは 4 月にオープンしたばかりの代官山店。
会員制かつ完全入れ替え制でコースメニューのみというコンセプトはローストホースに似ていますが、こちらは馬肉ではなく主に和牛を低温調理することにこだわったお店。低温調理、近年ジワジワと注目が高まっていて、私も気になっていたところでした。

29ON

店内はモノトーンでかなりシックな雰囲気。完全予約制なこともあって、静かで落ち着いた中で食事を楽しめます。
大人数でワイワイやるよりは 2~4 人で料理を楽しみながら話に花を咲かせる、という感じ。

29ON

この後出てくる肉類はこの結晶塩・山葵・ポン酢でいただきます。
「焼かない焼肉」というのがどんなものなのか、この時点でもはや期待値が上がりまくり。

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コース料理はその時々で内容が全く変わるようですが、今回まず最初に出てきたのは和牛のお吸い物。
牛肉のうま味が汁に溶け出していて、すごくおいしい。お吸い物というよりは上品なすき焼きを一杯だけいただいている感覚。

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和牛肩三角と冬瓜の煮浸し。
冬瓜の柔らかくも少しシャクッとした食感を和牛のうま味が包み込んで、これもおいしい。しかも、出汁がきいてる。

最初からレベルの高い品が立て続けに出てきて、だんだん愉しくなってきました。

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さらに薄切りサーロインばくだん風。
「ばくだん」というと海鮮を卵黄と納豆やオクラ、山芋といったネバネバ野菜と混ぜていただく郷土料理ですが、それを海鮮じゃなくサーロインでやるとは。しかも超薄切りのサーロインでばくだんを包んでそのまま一口でいただくという大胆な食べ方。口の中でサーロインの脂が一瞬にして溶け、中からタレと野菜が染み出てくる...という衝撃的な食感。おおお、これはうまい!

29ON

こんなのを味わっちゃうとビールのままじゃいられない。
スパークリングワインで迎え撃つしかないじゃないですか。

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鴨胸肉の厚切り ブルーベリーソースとサワークリーム添え。
和牛から唐突に鴨肉に切り替わってきました。しかもブルーベリーソースとサワークリーム!この展開は予想してなかった。

個人的にはフルーツソースの肉料理ってあまり好きじゃなかったんですが、ブルーベリーとサワークリームの組み合わせは甘すぎず酸っぱすぎず、良い具合に鴨肉のうま味を引き出している感じ。かなり厚切りの鴨肉も食べ応えあって、これは気に入りました。このタイミングでスパークリングワインを頼んでいた自分を誉めてあげたい(笑

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牛タン厚切り 夏野菜のソースとバルサミコ酢。
この牛タンもまた分厚い。分厚いだけにいい歯応えがあり、そこに夏野菜とバルサミコの酸味。薄切りのタン塩レモンもいいけど、この厚切り牛タンはインパクトが違います。

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こういうのが出てきたら、いよいよ肉も本番という感じ。
スパークリングから赤ワインに切り替えて、肉のうま味をしっかりと受け止めに行きます。

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...と思ったら、肉本番の前の口直し的に出てきた夏みかんのサラダ。
爽やかな味わいのサラダで、口の中がいったんリセットされます。

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ここからがいよいよメイン。和牛のヒレとササミをそれぞれ低温でじっくり長時間調理したもの。
スライスする前にまず塊の状態で見せに来てくれました。きっ切らなくていいからそのままかぶりつかせて(待て

29ON

数分後、熟成肉がカットされて改めて出てきました。

右側のヒレ肉はヒレらしくさっぱりした味。しかし低温調理することで肉自体のうま味が増しているのを感じます。
左はササミですが、鶏肉のササミとは違って上カルビとでもいうような細かいサシがたくさん入ったボリューミーな部位。舌の上で霜が溶けてくる感触が分かり、じゅわ~っと口にうま味が広がります。うますぎて語彙力がやばたにえん(

29ON

ここはちょっと、知多ハイボールをグッと飲んで落ち着こう。

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「もうちょっと食べられそうなら、お肉おかわりしますか?」ということで出してもらった肩三角。
ヒレともササミともちょっと違う肉肉しさがあって、これもまたおいしい。

ちなみに一品一品出てくるときに蘊蓄を聞かせてくれるのがちょっと嬉しい。
本当においしいものは何も考えずに食べてもおいしいけど、バックグラウンドを知ることでさらに味が深まる気がします。

29ON

〆は出汁茶漬け。
今日ここまでに食べた部位の切れ端がちょっとずつ入っていて、このお茶漬けによっておいしかった時間を反芻できます。

29ON

デザートは瀬戸内レモンのシャーベット。程良い酸味が口の中をリフレッシュしてくれます。
肉の後味はすっかり消えてしまうけど、うまかったなあ...という余韻はまだ残っています。

ああ、おいしかった。
最初から最後まで肉尽くしだったけど、全然もたれるような感覚もなく、上品に肉を味わえました。
お店のこだわりや肉に対する愛も感じられたし、いいお店だった。

会員じゃないから自分の意思だけでこられないのが惜しいけど、機会があったらまた来たい。
お誘いありがとうございました。ごちそうさまでした。

投稿者 B : 22:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2018/04/28 (Sat.)

東京都港区南麻布のチョリソのケソ フンディードと鶏肉のピピアンベルデ

「メキシカン感、メッキメキ」

サルシータ

放送開始からここまでハイペースに回ってきている『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼、今回は先週放送された第 3 話、南麻布の聖地を訪問してきました。

地下鉄広尾駅から徒歩数分。地名に「麻布」とついていると敷居が高そうなイメージがありますが、ここはちょっと親しみやすそうな雰囲気を醸し出しています。しかも地下一階にあるお店なので、文字通り敷居も低い(そうじゃない

港区南麻布にある本場メキシコ料理店|メキシコ料理サルシータ

サルシータ

店内、カラフル。そして放送直後だけにほぼ満席。私は放送前に予約していたので入れましたが、当分はいっぱいだろうなあ。

テキーラに乗せられてなのか、お店の中は決してうるさいわけではないけれどウキウキした気分に包まれています。

サルシータ

まずは飲み物、久住さんが飲んでいたメキシコ風ライムジュースライム入りのビールってどれだ?とメニューから「ミチェラーダ」というビアカクテルを頼んでみたところ、なんかちょっと違う。飲み口に
塩がつけられたグラスにライムが入っていて、そこにコロナビールを注いでいく方式。しかも、ビールなのに氷が入っています。
期待していたものとはちょっと違うけど、これはこれでアリ。塩がちょうどビールのつまみ代わりになるし、氷が入ってるのもあんまり気にならない。一杯目としては正解だったと言えよう。

サルシータ

さて改めて、メニューは...と。
え、メキシコ料理ってこんなにあるの!?
サルサ、ナチョス、は分かるが...、ケサディーヤ?ソペス?全然分からない。想像もつかない。

とりあえず、ゴローちゃんが食べていたものを片っ端から注文していきます(笑

サルシータ

まずはソペス。メキシコ風ブルスケッタという感じか。
イタリアやフランスにも似たようなおつまみ料理はあるけど、ちょっとメキシカンにするだけでこんなにも楽しげになるものか。
いろんな味が混じってる。この店のカラフルな感じ、そのままだ。

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ユカタン風チキンとライムのスープ。

ライムっていうか柑橘類でスープを作るっていう発想自体が日本にはないと思うけど、一口飲んでみて驚いた。
口当たりがスッキリしていて、全然違和感がない。これ、おいしいじゃないですか。

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下にお宝ざっくざく。
アボカド、トマトにチップスまで。

なんだか癖になりそうな...この味は、ちょっと言葉ではうまく説明できそうもない。

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改めてメキシカンビール。
店員さんに尋ねてみたところ、久住さんが飲んでいたのは普通にテカテでした。ライムを添えて出してもらえます。

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久住さんが食べていたサボテンのサラダ。これも味が想像できなかったものの一つ。
サボテンって固そうだし美味しくなさそうだし、そもそも食べられるものなのか?と思っていたけど、食べてみればあらら。サボテンというより、なんかインゲンかピーマンのような食感と風味で、イケルイケル。さっぱりしたドレッシングと隠し味のチーズも利いていて、ビールのつまみにちょうど良い。

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そこにチョリソのケソ フンディード。メキシコ風グラタン、といったところか。
チョリソのピリ辛をチーズが受け止めて、食べる前からうまさ当選確実。

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ケソ フンディードについてくるトルティーヤ。
このトルティーヤ、モロコシ感が尋常でない。

布に包まれて出てくることで、最後まで熱としっとり感を維持したまま食べられるのも嬉しい。

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トルティーヤをちぎったら、ケソ フンディードを包んでいただきます。

お~、期待通り。ピリ辛とチーズのコクを、モロコシの優しい甘みが包み込んでいる。
この手の巻き食いはタコスしか知らなかったけど、これもいいぞ。

サルシータ

こんなの食べさせられたら気分も盛り上がって、テキーラいってみたくなっちゃうなぁ~。
って、何?このラインアップ。めちゃくちゃ多いじゃないか。
超定番のクエルボとサウザくらいしか知らなかった。しかもこの見開きで全部じゃなくて、この後にもさらにページが続いています。これはもう「テキーラ沼」と呼んでも間違いではないに違いない。

サルシータ

さすがに選びきれなかったので、各三種ずつまとまっている「テイスティングセット」を二種類頼んでみました。
店員さん曰く「それぞれ飲んでもかなりアタックが違うので、飲み比べてみてください」とのこと。テキーラの「アタック」っていうのか!憶えておこう(笑

...確かに、最初からガツン!と来るタイプと、後からじんわりくるタイプ、追いかけて重い一撃が来るタイプ、など一口にテキーラといっても全然違う。これはまごうかたなく「アタックが違う」だ(ぉ
ウィスキーみたいな飲み口のもあるし、本当に面白い。テキーラ沼、侮りがたし。

テキーラってつい調子に乗って一気飲みするか、飲み会で罰ゲームに一気飲みするお酒のイメージがあるけど(←どっちにしろ一気飲みするのかよ)、ちょっとそれは失礼に思えてきたな。

サルシータ

こういうしっかりしたお酒を飲んでしまえば、料理の方もパンチ力が欲しくなるというもの。
何種類ものサルサソースでケソ フンディードを強化して対峙するしかない。

瓶のデザインからして相当辛そうだけど、実際はそうでもない。というかむしろ、ナイスアクセント。これは癖になるなあ。

サルシータ

チョリソの溺れ卵。
確かにチョリソが溺れてる。わかりやすくうまそうだ。

さっきのケソ フンディードとでチョリソがダブってしまったけど、こちらはトマト&卵でまた違った味わいがある。

サルシータ

そして鶏肉のピピアンベルデ。
これもすごいことになってる気がしちゃうな。この色!ベルデ(Verde)、つまり「緑」か。

店員さん曰く「食用ホオズキとカボチャを使った優しい味」とのこと。

サルシータ

うわ...この鶏肉、うまいな!ソースは...何だろう?食べたことない味だ。
さっきのライムスープもそうだったけど、なんというか日本人には言語化の難しい、未体験の味。

強いて言うなら、辛くないグリーンカレー。だけどカレーともちょっと違う。グリーンシチューとでもいうような、なんだか優しくてホッとする感じ。
このご飯と相まって、メキシコの〆に相応しいと思う。うん。

サルシータ

メキシコ、もう少し踏み込んでみたい気もする。
というわけで頼んでみたのが、ゴローちゃんの隣の席のお客さんが食べていた「モレポブレーノ」。
唐辛子にドライフルーツ、ナッツ、チョコレート(カカオ)を使った「一つのソースに全ての味覚が含まれている」料理だそうです(店員さん談)。

こっちはピピアンベルデとは対照的に、どっしり、しっかりした味。確かにカカオやナッツの風味はするんだけど、甘ったるくない。かといって辛くもなくて、とにかくコクが凝縮されている感じ。個人的にはピピアンベルデよりも気に入ったかも。

サルシータ

ちょっとテキーラを飲み過ぎた感があったので、最後はメキシコで最もポピュラーなカクテル「パロマ」でちょっと薄めます(それでもテキーラベース)。
グラスについている茶色いのは何かと思ったら、これも塩!テキーラをグレープフルーツとライムで割った爽やかな口当たりで、改めて頭がスッキリします。

いやあ、どれもこれも美味しかった。
正直なところ、メキシコ料理って「挽肉、トマト、チーズ、サルサ、どーん!」という大雑把な先入観をもっていたけれど、こんなに繊細なものだったとは。今まで自分がメキシコ料理だと思っていたのは、あくまでアメリカ流にアレンジされた TEX-MEX(メキシコ風テキサス料理)にすぎなかったんだなあ。そりゃあ、マヤやアステカといった高度な文明を源流に持つメキシコの料理だけが高度でないはずがない。

店員さんも、メキシコ出身かと思ってしまいそうな濃い顔に似合わず(失礼)料理や飲み物について丁寧に解説してくれたり、「日本の出汁にも通じるメキシコ料理の繊細な味を多くの人に知ってもらいたい」と熱く語ってくれて、他の料理もいろいろ食べてみたくなりました。

この店にして大正解。
最高のメキシコ日和だった。

ここは混雑が落ち着いたらまた来ようと思います。
ごちそうさまでした。

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