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2014/09/08 (Mon.)

東京都八王子市小宮町のヒレカルビとロースすき焼き風

「カルビにロースに白い飯...めちゃくちゃ、腹が減ってきた」

小宮

ドラマ『孤独のグルメ Season4』は放送のほうもいよいよ大詰めになってきました。これまで控えめにしてきた聖地巡礼も、そろそろ本格的にアクセルを踏んでいきたいと思います。
そんなわけで今回は、第 4 話に登場した東京都八王子市小宮にやってきました。遠征回はそれだけを目的に行くのもちょっともったいないので必ず他にも何か絡めていますが、今回は横田基地からのハシゴ(笑。

八王子って、たまに松本方面に出張があるときに通過する程度で、今まで一度も下りたことがありませんでした。八高線に乗るのも初めて。拝島から一駅、都内に無人駅があることにちょっと衝撃を受けつつ、降り立った小宮駅。

これが駅前...何もなし。

私の故郷といい勝負、っていうくらいに人気のない町。東京にも、こんな場所があるんですね。

大幸園

お店は、駅から歩いて 5~6 分。住宅街の中に唐突に現れる、駅方面から来るとやや見つけにくい立地ながら、付近に焼肉の匂いが漂っているのですぐに分かります。

全身、焼肉体勢なんだが。
たのもー。

大幸園

大幸園

お店には一ヶ月ほど前から予約を入れてありました。
女将さんに話を伺ったところ、「放送後から夏休みの間、特に土日が大変だった。9 月に入ってようやく少し落ち着いてきたところ。それにしても五郎さんファンのパワーは本当にすごい」とのこと。暑い盛りの大盛況、本当にご苦労様でした。

店内には番組スタッフ謹製と思われる宣伝ポスターも貼られていて、番組側からお店に対する配慮もけっこうされているんだなあと。

大幸園

まあまずは生ビールでお疲れさまでした!

横田基地を一日歩き回って、屋台でビールもたくさん売られていたにも関わらずガマンしたので、なおのこと美味しい。

では早速、肉の注文を。えーっと、メニューは...っと。

大幸園

おおう、「五郎's セレクション」がちゃんと用意されているじゃないですか!

「すいませーん、五郎's セレクションください」

...一瞬固まる店員さん。どうやら「五郎's セレクション」がメニュー化されたわけではなくて、あくまでゴローちゃんが食べたものをリストにしてあっただけのようで、裏で伝票にひとつひとつ書き起こされていました。なんかすいません(汗

大幸園

というわけで、豚足から出てきました。

豚足...ひさしぶり。
牛の前に豚。新しい攻め手。

当然、そのまんま食べてもうまいわけです。
が、

大幸園

ちょっとだけそのまんま食べたら、残りは鉄板で焼いてしまうのがゴロー風。いや、ゴローも常連さんの真似をしただけだけど。

豚足を鉄板で焼くってなんだか変な感じですが、脂の焦げるいい香りが食欲をそそります。
ただ、すぐに鉄板にこびりついちゃうので、軽くあぶるくらいがちょうど良い。

大幸園

おっ、いい!焼き豚足、焼くとこんな感じになっちゃうんだ。
いいぞいいぞ、焼き豚足。

正直、豚足って骨ばかりで食べるところも少ないし、別にそこまで好きなわけじゃなかったけど、この焼き豚足はうまい。脂身のとろける感じがたまらない。
これはもう、豚足を食べるときは必ず焼きたくなってしまいそうなほど。

よし、エンジンがあったまってきたぞ。
今日は焼肉の王道をいこうじゃないか。ローストとカルビ、ローカル攻撃だ。

大幸園

...と思ったら、焼き豚足を食べている間にどんどん出てくる料理。
「五郎's セレクション」で注文したら、とにかく一斉に出てきてしまったようで(;´Д`)ヾ。これは食べながら自分たちのペースで注文すべきだったかもしれない(汗

大幸園

テーブルの上がいっぱいになっちゃったので、どんどん食べていくしかない。

まずは、上ロースから。
このロースがまた、デカくてうまそうすぎる。

大幸園

おお~、ビンビンにそそるなあ。

焼いているだけでも分かる、霜降りだけど脂身ばっかりじゃない、ちょうどいい肉質。

大幸園

これを、溶き卵につけて食べるのが大幸園流。
肉自体にあまり味がついていないので、タレに一度くぐらせてからの、溶き卵。

お~、すき焼きだ!
一気に口の中が高級すき焼き店になった。

ローカル攻撃を遙かに超えた、焼肉とすき焼きの異次元合体殺法。
こんな攻め方があったか...俺はまだまだ甘ちゃんだ。

大幸園

それから、ヒレカルビ。これもデカ厚、霜降りまくり。

これまたいい肉なので、焼きすぎない程度に火を通したら、味ネギを載せて白いごはんと一緒にいただきます。

大幸園

うわあ、ヒレ、ハラホロヒレ。
何これ、ヒレハレ。

ジューシーな肉質に、よく漬け込まれたタレの味とネギが、白いごはんに合いすぎる。

ん~、カルビを超えたカルビが、こんなところで俺を待っていたとは。
俺、今どんな金持ちより幸せだ。

大幸園

なんだかビールでお腹いっぱいになるのがもったいなくなってきたので、飲み物はハイボールに移行。
スッキリして、新たな気持ちで肉に挑めます。

大幸園

ちょっと箸休めに、ナムルの三種盛り。
見た目は地味な奴だけど、しっかり味で、これまた酒のつまみにちょうどいい。

にんにく効かせたぜんまい、初めて。これ、いいじゃない。

大幸園

のっけから変化球が続いたので、ここでど真ん中ストレート。普通のカルビを普通にタレでいただきます。

やっぱり焼肉屋の実力は、こういう普通のカルビでこそ分かるというもの。

大幸園

それと、カルビの相棒にカクテキ。

こういうちょっとしたつまみまで手を抜いていない、いい仕事をする店だなあ。

大幸園

だんだんいい気分になってきたので、飲み物はカルピス黒豆マッコリに移ります。

本当は久住さんが飲んでいた「虎マッコリ」が気になっていたんですが、ボトルのみということで黒豆マッコリに。
「ふらっと QUSUMI」では、「久住さんの名前でボトルキープしておくから巡礼の人は頼んでいいよ」的なノリで紹介されていましたが、さすがにもう残っていないようです(笑

大幸園

それから「タン先」。
そこいらの焼肉店なら薄切りで出てくるところ、ここはかなりの肉厚。食べでのある牛タンで、これもうまい。

うまい焼肉って、身も心も前のめりになってしまう。

大幸園

それと、劇中で他のお客さんが頼んでて妙にうまそうだった「あぶりレバー」を頼...もうと思ったら品切れだったので、代わりに「レバブツ焼」を。

これもまた、ビンビンにそそるレバー。
レバ刺にしても出せる鮮度のレバーらしいので、自己せkレバーおいしいです!(ぉ

いや、本当に、新鮮で肉厚なしっかりレバー、うまい。

大幸園

ではそろそろ〆に向かっていくということで、上ロースの肉汁が絡んだ溶き卵を...こうでしょ。

大高級卵かけごはん。

大幸園

余ってた味ネギも薬味代わりにトッピング。

そんじょそこらの TKG とは一線を画す、うまみたっぷりの卵かけごはん。
ああ、幸せ。

大幸園

あとこれは押さえておきたかった、久住さんお気に入りメニューのローストビーフ。

焼肉屋のローストビーフ、ってちょっと変わってるけど、ちょっと鰹のたたきっぽくて、いい。あっさりしてるのに口に入れると肉のサシが溶けてきて、たまらない。これはマッコリが進むわー(ごくごく

大幸園

じゃ、そろそろ本当に締めますか。
ユッケジャンスープにごはんを入れて...って、ごはんはさっき食べちゃったので、半ライスおかわり(ぉ

...と思ったら、半ライスといいながらほぼ全ライス並みに盛りのいいごはんが出てきたので、普通にユッケジャンクッパ一人前を食べる羽目に(;´Д`)ヾ。

若干お腹がはちきれそうになりながらも、うまいから途中でやめられない(汗。

大幸園

あ~、食った。

豚足に始まり、何もかもがうまかった。
まさかこんな店があったとは。

何もないと思った小宮に、その名の通り小さな宮殿があった。
畑の脇の、肉の宮殿。

確かな仕事ぶりと、人柄が滲み出た接客。
幸せなひとときを過ごさせていただきました。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 23:58 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2014/09/06 (Sat.)

渋谷区神宮前の毛沢東スペアリブと黒チャーハン

「今はカレー腹じゃない。でもなんか熱いものを入れたい。熱いもの、なんだろうなあ...」

シャンウェイ

ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼。今回は、今週放送されたばかりの第 9 話、神宮前中華編の舞台にさっそくやって来ました!

神宮前といえば、原作では神宮球場でウィンナー・カレーを食べる回に登場した場所。ドラマでは、回想シーンとしてこの神宮球場回のワンシーンが扱われていましたが、今まで原作のオマージュ的な演出や台詞こそあったものの、原作そのものを再現したシーンはなかったので、胸熱モノ(ロケ自体は神宮ではなく川口市営球場で行われたようですが)。そんな感じで製作サイドにもいつも以上にこだわりが感じられた回。それにこれまで、激辛回と焼肉回にハズレなし。というわけで、期待も高まろうというものです。

鉄板中華 青山シャンウェイ

シャンウェイ

お店は、お洒落なお店やギャラリーが建ち並ぶ外苑西通り沿いの 2F にありました。普通なら、通りがかってもまず入ろうとは思わないだろう立地です。
中華料理というより、イタリアの家庭料理でも食べさせてくれそうな雰囲気の店内なのが、外苑前らしいといったところでしょうか。
中華は大人数で食べた方がいろいろ食べられて楽しいけど、あまり広くない店舗だから、大人数すぎても入りきれません。4~6 人くらいがちょうどいいところかと。

ちなみに放送直後ということもあって、お客さんがひっきりなしに訪れては満席で断られていました。少なくとも 10 組以上断られてたんじゃないですかね...予約しておいて良かった。

シャンウェイ

メニューの冒頭に、店主の佐々木さんからのメッセージが。

食材が踊る、弾ける。まさに、ここに書いてある想いそのものを具現化した料理を、私たちはこの後堪能することになるわけです。

シャンウェイ

煮沸人間?なんじゃそりゃ。

メニューはかなり多彩。それでも、劇中や「ふらっと QUSUMI」に登場した料理の多くが、メニュー外のものだったりするくらい、頼めば何でも作ってくれそうな勢いです(実際、食べられない食材を伝えたらかなり柔軟に対応してくださいました)。
この店は一気に頼むより、様子をうかがいながらジワジワいったほうがよさそうだ。

シャンウェイ

ま、まずはビールから。このところ少し涼しくなってきたと思ったら、今週はまた暑さが戻ってきてしまったので、仕事終わりのビールは外せません。
生ビールはプレモルですが、瓶の台湾ビールもあるので、かなり辛い湖南料理と一緒に飲むなら薄い台湾ビールのほうが合っているかも。

シャンウェイ

いきなり「ふら Q」に登場した裏メニューからになりますが、白はまぐりとニラの炒め物。この堆く積み上げられた蛤とニラのタワーに、のっけから圧倒されます。

シャンウェイ

このぷりっぷりの蛤もうまいんですが、蛤のエキスがしっかり溶け込んだスープが絶品。
あまりのうまさに、レンゲじゃなくて貝殻でスープをすくって飲んでしまう。

シャンウェイ

そして蒸し鶏のネギ醤油。ゴローちゃんはももの部分だけをもらってましたが、我々は一羽まるごと!凄い迫力だ。

それに、ものすごく柔らかい。さすがは 10 時間蒸されただけのことはある。これは蒸しまくってるな...この食感は犯罪だ。

シャンウェイ

自らほぐれてしまいそうなほど柔らかい鶏肉と、ネギと三つ葉のシャキシャキ感の対比が楽しい。
食感もいいけど、味が、味が!

劇中で言われていたとおり、骨まで本当に柔らかい。顎に力を入れなくても、骨まで食べてしまえる。まあ、骨だけ食べておいしいものでもないですが(笑、小骨に悩まされることなく全部食べられるこの幸せ。

シャンウェイ

ドラマ外ながら食べてみたかった「シャンウェイ餃子」。デカい!
皮は厚めのもちもちした食感で、具はうまみがギュッと詰まってて、これはうまい。ランチならこの餃子とごはんだけで満足できるレベル。

シャンウェイ

どんどんいきます。
お次は、天使の海老ロンジン茶炒め。

言わなくてもちゃんと人数分の海老を入れてきてくれる気配りが嬉しい。

シャンウェイ

鶏の骨と同じく、殻まで食べられちゃう、天使の海老。
大根とかインゲンの食感もいい。

うん、このうまじょっぱさ。ロンジンが効いてる。
お茶を調味料にしちゃう、中国四千年。

シャンウェイ

続いて本命、毛沢東スペアリブの登場です!どどーん!!!
売り切れちゃうかなと思って、これだけ事前に予約しておきました。

間近で見るとまたすごいな。さすが毛沢東、すごい威圧感。

怖じ気づくな、スペアリブだ。

シャンウェイ

もう箸とか気取ってないで、手づかみでガブッと齧り付きます。でも、できたてはちょっと持っていられないレベルの熱さ。それでも躊躇していたくないくらいのうまさ。口の中で脂身が溶解していく感触と、そこから滲み出る甘みがたまらない。
そして後から猛烈な勢いで追いかけてくる辛さ!これが中国八大料理最強と言われる湖南の辛さなのか。でも、辛さに慣れたのか、麻痺してきたのか分からんが、うまくなってきた。

シャンウェイ

で、たまらず紹興酒のロックをいただいてしまうわけで。
麻辣の効いた中華料理と一緒に飲む紹興酒って、なんでこんなにうまいんだろう。

シャンウェイ

紹興酒はもちろん甕出し。久住さんも飲んでたやつですね。ただ、この紹興酒が大人気で、あれよという間に売り切れてしまっていました。

シャンウェイ

こちらは麻香辣子鶏(唐辛子と鶏もも肉の炒め物)。劇中には登場しませんでしたが、隣のテーブルのお客さんが食べているのがやたらうまそうで、頼まずにはいられませんでした。まさに、劇中のゴローの行動を地で行ってしまったわけです。
これがまた...辛い!辛い上に熱いから、余計に辛い!でもうまい!
上海の辛さが本気を出してきた。

シャンウェイ

それでもって、ごはんもの。メニュー外の黒チャーハンですが、これが本当に黒い。
黒天丼なら昔食ったよな...人形町だっけ

シャンウェイ

うわ...しっかり味で、うまい。パラッと仕上げられた食感に、この濃いめだけど辛くない、深みのある味が、いろんな辛いもので麻痺した口の中にやさしい。

シャンウェイ

まだまだ行きます。こちらは久住さんメニュー、ホンコン焼きそば。
これがねえ、オイスターソースたっぷりでまたおいしいんですよ。焼きそばを食べているはずなのに、俺は今、焼き牡蠣を食べている。そんな気分に浸れるうまさです。

シャンウェイ

ここまで来たらラーメン系もいってみたいじゃないか。というわけで(ぉ)鶏煮込みそばです。
あの骨まで食べられる蒸し鶏がそのまんま載っかっていて、スープにも鶏ガラのうまみが全部凝縮されていて、これもうまい。この店、近所にあったらお昼に毎日でも通いたいほど。

シャンウェイ

ゴローちゃんが黒チャーハンと一緒に飲んでいた、麻辣湯。
この辛そうな色は、見るからにあかんやつや(;´Д`)ヾ。

シャンウェイ

スープの中には、いろんな辛そうなものに加えて、春雨もたっぷり。
味はなるほど、確かに、マーで、ラー。辛いんだけど、さっきの麻香辣子鶏の後だと、辛さはそんなでもなくて、ウマ辛い。

この店の料理、どれも単純に辛いだけじゃなくて、いろんな隠し味が複雑に使われていて、食べれば食べるほど味わえる奥深さがあります。

シャンウェイ

それからこれも食べてみたかった、この店の名物料理・ウーロンチャーハン。
鉄板の上でダイナミックに作られていく様子は、見ているだけで楽しいです。

シャンウェイ

黒チャーハン以上にしっかり味付けられたチャーハンだけど、食べていると口の中にウーロン茶の風味が広がって、不思議な感覚。
この店、どれだけ味の引き出しを持っているんだ。

中国広し。深し。超うまし。
鍋の音、油の音、炎と鉄。食材が踊る、弾ける。
中国鉄板食欲雑伎団だ。
心が鉄の上で踊っている、弾けている。

シャンウェイ

デザートは愛玉子。

「あいたまご」って何だ?愛・玉子...愛!ふるえーるー愛!(ゼリーだけに)と思ったら全然違って(ぉ、「オーギョウチィ」という台湾方面の定番デザートなんだとか。そういえばこないだ食べた台湾仙草もそうだけど、台湾っていろんなものをゼリーにするんだなあ。
味はレモンゼリーっぽい感じでスッキリ酸っぱく、麻辣でシビレた口の中をリセットしてくれる感じ。

うーん、うまかった。
中国四千年、未知なることが多すぎる。

このお店は本当に気に入りました。私が今まで行った中華料理店の中でも一、二を争うレベルです。
店員さんの対応も、細かな気配りがありがたく、料理をさらに美味しく感じさせてくれる気がします。

たぶんしばらくは予約さえ取れない状況が続くでしょうが、落ち着いたらまた行きたいところ。
店員さんも混みすぎで大変だと思いますが、身体に気をつけて頑張ってほしいと思います。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 21:00 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2014/08/22 (Fri.)

櫃まぶし 一冨士

日間賀島巡礼にあたり、道中に名古屋を経由するならばやっぱり鰻は食べたいでしょう!暑いし!と思って、以前から行きたいと思っていたお店に行ってきました。

一冨士

一冨士

名古屋の鰻の有名店にはこれまで、あつた蓬莱軒いば昇には行ったことがありました。でも以前からサイカ先生のイチ押しはこの一冨士。地元民のオススメならば間違いないはずと思い、機会をうかがっていました。
ちなみに「櫃まぶし 一冨士」でググると 1 ページめにサイカ先生クマデジさんのエントリーが出てくるというのがもうなんかアレ(ぉ

一冨士

うなぎは鰻丼、鰻重、櫃まぶし、長焼に白焼まで当然ひととおり。鰻以外にも、ふぐもメインに扱っているようです(さすがに手が出る値段ではありませんが...)。ふぐといえば下関か大阪・新世界(づぼらや)のイメージでしたが、日間賀島の名産のひとつでもあるし、こっち方面でもポピュラーなんですかね。

ここでのオーダーはもちろん櫃まぶし。せっかく来たんだからちょっと奮発して、上櫃まぶしをいただきます。

一冨士

暑いので、まずは生ビールから。「ちょっとしたおつまみお出ししましょうか」と言われたのでよく確認もせず「お願いします」と答えたら、この穴子の焼き物が出てきました。鰻の前座に穴子、って意外と初だけど、鰻の名店だけあって穴子もおいしい。有料なのか無料なのかも分からずに頼んだんですが、会計時に有料だったことが判明(汗。値段を気にするようなお店じゃないんでしょうが...ま、おいしいからいいか。

一冨士

櫃まぶしの前に、白焼もいただいてみました。「鰻が好きな人はたいていタレの味が好きなだけ」みたいなことはよく言われますが、私はこの鰻そのものの味が堪能できる白焼も好き。白焼こそ、その店の鰻の実力が出ると思います。

一冨士

白焼、うまし!...というわけで、たまらず冷酒を一合いただいてしまうわけです。やっぱり白焼にはビールよりも日本酒でしょう。

至福のひととき。

一冨士

そして本命、櫃まぶしの登場と相成ります。

最近、鰻も値上がる一方で、だんだん食べる機会が減ってきているんだよなあ。だからもう、このたれのよく染みたうなぎのいい色を見るだけで、たまらないわけです。

一冨士

関東だと、鰻は焼いた後に蒸すため、身がふっくらとしていますが、皮がベロッとする食感が苦手、という人もいるでしょう。
名古屋は関西流なので、蒸さずにそのまま地焼き。身も皮も表面はカリッとしていて、たれの香ばしさも増します。私は初めて名古屋で櫃まぶしを食べてから、関西流のほうが好きになりました。今は関東流だとちょっと物足りなく感じます(笑

一冨士

まずはそのまま鰻とごはんだけで、いただきます。鰻の味とたれのうまみがダイレクトに感じられて、間違いなくうまい。鰻は脂っこくなくて、上品なお味。

一冨士

二杯目は、刻みねぎ・海苔・わさびの薬味と一緒に。鰻の薬味といったら山椒だけど、このたれの味にわさび、というのも日本的でいいものです。品のある鰻との相性、抜群。

一冨士

三杯目はお茶漬けで。最初、急須が出てこなかったので女将さんにお願いしたら、「うちは普通のほうじ茶だから、正直あんまりおすすめはしませんが...」と言いながら出してもらえました。でも、メニュー見たらしっかり「鰻茶漬」って書いてあるんですけど!(笑

食べてみたら...う、うん、確かにこれは、お茶漬けより普通に食べたほうが美味しいな。というわけで、あとは薬味と一緒にいただきました(ぉ

美味しい鰻でした。最近じゃなかなか国産の鰻を食べられる機会も減ってきていますが、やっぱりいい鰻は美味しい。ほかの 2 店と比べてどこが一番美味しかったか?と言われても、それぞれ 2 年ずつくらい間を空けているので、比較のしようがありません(笑。最近は名古屋に出張に来ることもすっかりなくなってしまいましたが、チャンスがあればまたほかの鰻の名店も開拓したいところです。

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投稿者 B : 22:30 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2014/07/25 (Fri.)

西麻布 一歩

久しぶりに美味しい焼き鳥をいただきに行ってきました。

焼鳥・軍鶏鍋 一歩

一歩

西麻布って、いい店多いですよね。でも、電車だとどこの駅からも微妙に遠いし、六本木以上に「大人の街」というイメージだったので、二十代の頃はほとんど来たことがありませんでした。この界隈に来るようになったのは、豚組に行くようになった頃からかな。
そんな「西麻布らしい」焼き鳥屋が、西麻布の交差点のすぐ近くにあります。階段を下りて入る、通りすがりにはなかなか入りにくい佇まいのお店です。

一歩

まずはビールでひと息。最近本当に暑いので、この一杯目のビールがあたかも砂漠に垂らされた一滴の水のように胃袋に吸い込まれていきます(ぉ

一歩

先ず野菜より始めよ、ということで「彩り温野菜」。アスパラ、ブロッコリー、ヤングコーン、といった野菜類って温野菜にすると妙に美味いんですよね。身体にもいいし...と思ったら、上にたっぷりとガーリックバターがとろけちゃってるよ!(;´Д`)ヾ
これじゃあ身体にいいんだか悪いんだかわかりませんが(笑)、このガーリックバターの風味が野菜のうまみをさらに引き立てて、これがまたたまらない。焼き鳥を食べに来たはずなのに温野菜をおかわりしたくなりました(ぉ。

一歩

焼き鳥の前にもう一品。続いては、もも肉の唐揚げ。
これがまた、肉質・味付け・揚げ具合のどれ一つとして隙のない、非常に完成された唐揚げでした。私は鶏唐にはうるさいほうだと思いますが、外で食べる鶏唐でこれ以上のものにはなかなかお目にかかれません。焼き鳥を食べに来たはずなのに、唐揚げをおかわ(ry

一歩

そんなわけで、満を持して焼き鳥に移行。まずはささみからですが、写真左がさび焼き、右が柚子胡椒です。

ささみって肉質が悪いとパサパサしがちですが、これはそのへんのささみとは一線を画すしっとり感。焼きすぎず、ささみの柔らかさを存分に味わえるところへ、わさびが爽やかに華を添えます。これはいい。

一歩

ねぎま。焼き鳥の代名詞のようなオーソドックスな一品ですが、だからこそ手抜きは一切なし。いい仕事してます。

一歩

うずら玉子。
これがまた...見た目でただのうずら玉子と侮るなかれ。外はちゃんと火が通っているのに、黄身が半熟なんですよ!これは、とろける。
焼き鳥屋で食べるうずら玉子って中までしっかり火が通っているのが当たり前だったので、これは口に入れた瞬間、嬉しい驚きでした。ここに来たら、これは絶対に食べるべき。

一歩

そしてレバー。レバーが苦手な人でも食べられそうな、くさみのないレバーで、ちょうどいいとろけ感で焼き上がっています。
ここの焼き鳥、どれも焼き加減が絶妙。これより焼きが足りなくても焼きすぎてもいけないという一瞬を捉えた焼き鳥。これはいい店に出会えた。

一歩

こういう上質な焼き鳥をいただいたら、ビールから焼酎に進まざるを得ないというものです。
定番の中々をロックでいただきます。和食ならどんな料理にでも合う、スタンダードながら存在感のある焼酎。こういういい仕事をする店には、こういう王道の酒が合うんですよ。

一歩

さらに夏だけど、鍋!鶏の火炎鍋を頼んでみました。

その名の通り、そして見ての通り、真っ赤な熱い鍋。暑い時期に汗をかきながら熱い鍋をいただき、それを冷たい酒で追いかける。これがいいんですよ。

一歩

ぐつぐつぐつぐつ。

辛いんだけど、見た目ほど激辛ではなくて、どちらかというとスープに凝縮された鶏のうまみを辛さが引き立てるタイプの味付け。辛味鍋って、これだけ深い味にできるものなのか...!
鶏も、野菜も、残らずおいしくいただきました。

一歩

そして鍋の〆はうどん。雑炊とラーメンもあったけど、お店のお勧めは火炎鍋にはうどんとのことで。

火炎鍋のうまみをこのうどんに凝縮して、最後まで堪能。最初の一品料理に興奮し、焼き鳥の仕事ぶりに感動して、最後は鍋のうまさが全身に染み渡る。
満足感の高い時間を過ごさせてもらったなあ。

一歩

最後のデザートは「なめらかプリン」。一日六食限定とのこと(!)。
これがまた......!、「なめらか」とはこういうことをいうのだ、という滑らかさと濃厚さを併せ持った、本当においしいプリン。焼き鳥屋じゃなくてこれを看板商品にスイーツ売ってもいいんじゃないかというレベル。最後の一品まで、手を抜いていないなあ。

西麻布という立地もあるのでしょうが、ガヤガヤせず落ち着いた隠れ家的な雰囲気のお店で、接客も細やか。そして何より、仕事が丁寧。ここは気に入りました。
必ずまた来よう。そして、こういうお店の良さが解る人だけ連れてきたい、「とっておきの店」の一つにしたいと思います。

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投稿者 B : 22:11 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2014/07/18 (Fri.)

中央区銀座の韓国風天ぷらと参鶏湯ラーメン

「あちゃ~、深追いして新橋まで来ちゃったか。せっかく銀座で飯をと思ってたのに」

銀座ナイン

ドラマ『孤独のグルメ Season4』、いよいよ先週からスタートしました。Season3 までの聖地巡礼をコンプした私としては、今回も当然巡っていくわけですが、今回は今まで以上に遠征回が多いようで、さすがにそろそろ追いかけ続けられるのかどうか。でも、第 2 話の舞台は私の生活圏と言える、銀座。ここは行くしかあるまい!というわけで、放送翌日にさっそく巡礼してきました。おそらく、これがこの回については世界最速の聖地巡礼エントリーになるのではないでしょうか(笑。

なお今までの経験上、放送直後はどの店もものすごい行列ができるので、放送前から店舗を特定して予約しておきました(笑。

なじみ亭

なじみ亭

「なじみ亭」の場所は、住所的には銀座だけど、ほぼ新橋。新橋の駅から本当に徒歩 1~2 分の場所にあります。今まで、何度となくこの前は通っていたけど、まさかここが聖地になるとは...。
ちなみに、先月の SPA! に掲載されていた漫画版の「ガード下の韓国料理」のお店も、このすぐ近くにあります。

予約してはあったものの店内は満席。店前のテラス席()に通されました。ゴロー席の隣、ですね。
放送直後だからものすごい行列ができているかと思ったら、一見落ち着いた状況に見えました。が、着席した後にも代わる代わるお客さんが訪れては「今日は予約でいっぱいなんですよ」と断られていたので、お店側で早めに予約のみに絞る判断をしていたものと思われます。

なじみ亭

店内には入れませんでしたが、扉が開いたときにちょっと覗き込んでみた感じだと、テレビで見たときよりもはるかに狭く見えました。ドラマでは、広角レンズでの撮影だったので実際よりも広く見えていたにすぎないんでしょうね。

店内のお皿に並べられているはずのお総菜メニューは、店外にも貼り出されていました。なるほど、どれも家庭的そうで、食欲をそそるぞ。
メニューは日替わりのようで、ここに写真が出ている以外のものもいくつかあるようで、店員さんが説明してくれました。

ちなみに、働いていたのは韓国人のおかあさんと日本人のおねえさん。おねえさんのほうは、ドラマ放送後の混雑を見越して 2 週間前に採用されたバイトなんだとか(!)。

なじみ亭

いくつかお総菜を頼んだら、まずはビールでお疲れさま。

こんな銀座の端っこで、屋外でビールが飲めるなんて、なんだか得した気分だな。8 月だったらさすがに外で飲む気はしなかっただろうから、いい時期に来たのかもしれない。

なじみ亭

お通しはちくわの煮物。ピリ辛でビールに合います。
混んでいるけど料理は基本的におかあさん一人でこなしているせいか、出てくるのが遅いですが、そこは放送直後。こちらも焦らずにゆっくり飲みながら料理を待とうじゃないか。

なじみ亭

のっけからメニューに載っていなかったお総菜ですが、タケノコの何か(一度聞いたけど忘れた(ぉ))。
こ・れ・が・ま・た、今まで食べたことのないタケノコ料理。とても柔らかく煮込まれたタケノコをくり抜いて真ん中に何か(鶏肉?)を詰めて、餡をかけた上に黒胡椒をたっぷりと振りかけたもの。こんな韓国、食べたことないぞ。いきなり、今日のヒット料理確定。

なじみ亭

続いて、こちらもメニューになかった煮魚。メニューにあったものでは、ドラマにも出てきた魚の餃子とチャプチェは残念ながら売り切れていましたが、代わりにこの煮魚ですよ。魚は鱈だったら!(←
日本の煮魚というと出汁や醤油で煮込んだものというのが相場で、男の胃袋的には煮魚が出てくると物足りない気分になるものですが、この煮魚は日本のとは全然違う。ピリ辛でがっちり味のついた、男でもしっかり満足感のある煮魚。

こんな鱈の煮魚なんて、日本じゃなかなか食えんぞ。食えんティン・鱈ンティーノ。

なじみ亭

そして、韓国風天ぷら。何種類かの魚のすり身を揚げ焼きっぽくしたもので、チヂミにかけるようなタレをつけていただきます。

...うまっ!こうきましたか。コーリアン驚いた(ぉ。
あったかくて優しい味だ。パリサク天とは違う、ほわ天、いけるいける。

なじみ亭

これは、たまらず久住さんが飲んでいた「黒豆マッコリ」に移らざるを得ないというものです。
黒豆マッコリ、以前一度だけ飲んだことがあるけど、甘ったるくて私は苦手な普通のマッコリに比べると、コクがあって、黒豆の香りが味に深みを与えて、おいしい。見た目はなかなか強烈だけど、外見からはわからないうまさ。料理が出てくるペースがゆっくりなこともあって、ガンガン飲んじゃいます(笑

なじみ亭

黒豆マッコリのつまみ的にすぐ出てくるもの、ということで、キムチ。頼もうとしたら「大と小どちらにしますか?」と言われて、一瞬「は?」と思ったけど(笑)、個人的にはキムチをつまみにいくらでも飲めるクチなので、大を。というか、この後にさらにキムチ大をおかわりしました(ぉ。

このキムチ、かなりガッツリ辛くて、甘いマッコリに合わせるというよりは、ご飯が欲しくなるスムニダ。

なじみ亭

さらなるおつまみ、韓国のり。これはおかみさんからのサービスとのこと。
他のテーブルのお客さんにも韓国のりを出していたり、「マッコリ多めに入れときましたから」とか、けっこうサービスがいい。

なじみ亭

そしてこれが、メインの参鶏湯ラーメンよりも気になっていた(笑)ポッサムキムチ。厚切りの蒸し豚とキムチのセットです。
あちゃあ、よく考えたらキムチがダブってしまったぞ。いや、キムチおかわりしたから、それも数えるとキムチがトリプってしまった(ぉ。

でも、韓国料理屋なんだからキムチのダブりなんてむしろ前提としておくべきものか。
気を取り直して、この豚肉にキムチ乗っけるんだったよな。

なじみ亭

おお、肉だ。豚だ。ポッサム、ポッサム。期待を裏切らないうまさだ。
キムチと豚って、やっぱり合う。

なじみ亭

こちらもゴローちゃんが食べていた、イカとソーメンの旨辛炒め。
見るからに辛そうだけど、キムチのストレートな辛さに比べると、「旨辛」というだけあって、一口目には甘みを感じて、後味にジワジワくるタイプの辛さ。
煮魚といい、ソーメンといい、日本人ならあっさり食べてしまうところを、これだけ味を染みさせるって、隣国なのに文化がずいぶん違うんだな。

は~、それにしても、いろんなおかずがちょっとずつ食べられるって、幸せ。

なじみ亭

ここまででもけっこうお腹いっぱいになりかけていたけど、さらに〆。お待ちかねの参鶏湯ラーメンです。
おお、うまそうだなぁ~。

この参鶏湯ラーメン、作るのに手間がかかるのか、3 テーブル分くらいまとめて作って出していました。ちなみに、これ 1 日 10 食限定だそうです。あらかじめお店に電話して、参鶏湯ラーメンまで予約しておいて良かった。

なじみ亭

麺は、ドラマにもあったとおりインスタントラーメン。この縮れっぷりからしていかにもインスタントですが、インスタントらしく麺自体に塩味がしっかりついてます。
いろんなものが丁寧に煮込まれた参鶏湯のやさしい味に、このチープな塩味の麺の組み合わせが斬新。インスタント上等。いや、インスタントこそ良し、の味だ。これで普通の麺を使っていたら、妙に味のぼやけたラーメンになっていたに違いない。

なじみ亭

は~、うまかった。
疲れが、吹っ飛んだスムニダ。

おかあさんもおねえさんも、忙しいながらも笑顔を絶やさず、親しみのある対応で心地よかったです。
たいへん満足だったけど、チャプチェと魚餃子にありつけなかったのと、店内のようすが見られなかったのが心残り。これは、混雑が落ち着いた頃にもう一度来るしかないですね。

ごちそうさまでした。

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2014/06/16 (Mon.)

横浜 BAR Left Bank その 3

なにかの闇取引を兼ねて、みたび横浜の Left Bank に行ってきました。

BAR Left Bank

BAR Left Bank

最近すっかり日も長くなって。マジックアワーのうちに飲み始められると、なんだか嬉しいですよね。

それほど広くはない店内、飲んでいても外の空気が感じられるので、これからの季節に相応しい店舗だと思います。

BAR Left Bank

いつもなら生ビールから始めるところですが、ビールでお腹いっぱいになっちゃうのももったいないと思ったので、まずは昆布ジントニックから。

そろそろ最高気温は 30℃ に迫る気候なので、トニックウォーターの爽やかな喉ごしが嬉しい。そして舌の奥に残る昆布の風味が、これからの食欲をかき立ててくれます。

BAR Left Bank

暑くてジントニックのグラスがすぐに空いてしまったので、立て続けに奄美・徳之島産のラム「ルリカケス」のソーダ割を。

琥珀色が美しいゴールドラムです。日本製のラムなんて珍しいですが、ラムの原材料はサトウキビなので、奄美産ならば、それも納得。

BAR Left Bank

ここに来るとタンパク質祭りになりがちなので、まずはスモークサーモンのサラダから。

BAR Left Bank

それに合わせる飲み物は、奥飛騨ウォッカをロックで。
ウォッカの原料は一般的に麦が多いですが、この奥飛騨ウォッカは米から作られています。もともとほぼ無味無臭でスピリッツの中では飲みやすいのがウォッカの特徴だけど、日本人にフィットする米が原料ならば、なおのことスルスル飲めてしまうというもの。

BAR Left Bank

つまみは定番、いぶりがっこマスカルポーネ!
延々とこれをつまみに飲み続けられそうなくらい、私の心の定番おつまみです。

BAR Left Bank

続いて、鶏の冷製から、

BAR Left Bank

鱧の湯引き梅肉ソースに流れるわけです。

この鱧は日替わりメニューでしたが、横浜の、こんな日本酒バルで鱧が食べられるなんて思っていなかったので、頼まずにはいられませんでした。また京都に行きたくなりますね...。

BAR Left Bank

そりゃあもう、シャッターボタンを押す手にも力が入ります。

BAR Left Bank

初めて来たときに食べて気に入ったラムケバブを今回も。うん、うまい肉だ、いかにも肉って肉だ。

飲み物はマスターの「これに合わせるなら馨和の赤以外にないでしょう!」という言葉に従ってみました。けもの肉の風味と香草に、香り高いクラフトビールがベストマッチ。

BAR Left Bank

地元食材にこだわるこのお店ならではの、横浜野菜のトマト煮。そして日本酒はマスターおすすめの「開華」。

BAR Left Bank

アスパラ炭火焼もいただきます。タンパク質祭りになるかと思ったけど、野菜も満足度高し。

炭火で焼いたアスパラって、それだけで日本酒や白ワインのつまみになるもんなんだね。

BAR Left Bank

そして、そろそろ「いつもの」で注文が通りそうな(笑)炭火焼ベーコンとポテトサラダ。

これほど食べ甲斐のあるポテトサラダは今までにありませんでした。圧倒的じゃないか...!

BAR Left Bank

飲み物のほうは、先ほどの「ルリカケス」でモヒートを作ってもらいました。

数年前まではマニアックなカクテルだったモヒートも今やすっかり市民権を得て、バカルディから既製品が発売されていたりしますが、やっぱり生ミントで作るもヒートは格別。これからの暑い季節に嬉しい一品です。

BAR Left Bank

〆は、初回来店時に米不足で食べられなかった焼おにぎりの三連星。生姜の効いたしっかり味の焼おにで、ガッツリ締めさせていただきました。

BAR Left Bank

今回も大変ごちそうさまでした。

そろそろオープンして 3 ヶ月。少しずつメニューを変えてきているので、毎回新しい発見があります。お酒の品揃えが豊富かつマニアックなので迷うところですが、好みを伝えれば間違いないチョイスを勧めてもらえるのもありがたいところ。

立地が横浜なので、南東京~神奈川圏の人でないとちょっと誘いづらいですが、私の行きつけのお店として定番化したいと思います。

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2014/06/01 (Sun.)

横浜 BAR Left Bank その 2

横浜の日本酒バル「Left Bank」に、またしても行ってきました。

BAR Left Bank

BAR Left Bank

横浜の中心街の喧噪から少し離れて落ち着ける、まさに隠れ家的な場所として今後愛用していきたいお店。
オープンして 2 ヶ月余り、営業もずいぶんこなれてきた頃でしょうか。

今回は、前回以上に食べ過ぎてしまったので、重複する料理の写真は割愛していきます(笑。

BAR Left Bank

まずは生ビールで乾杯。もうすっかりビールが美味しい季節になりました。

まるで砂漠に垂らした一滴の水のようにビールが吸い込まれていくぜ!(ぉ

BAR Left Bank

生ビールがさっさと空いてしまったので(笑、前回来たときから気になっていた日本酒飲み比べセットに移ってみます。

この日は「紀伊国屋門左衛門 夏のロック酒」「残草蓬莱 純米」「豊の秋 純米吟醸生原酒」の三種。
久保田とか八海山とか、どこの飲み屋にでもありそうな有名銘柄じゃなくて、ここでの出会いが一期一会になりそうなマニアックなチョイスがいい。飲み比べても違いの分かるそれぞれに個性的なお酒でしたが、辛口好きとしては残草蓬莱が特に気に入りました。

BAR Left Bank

日本酒のアテといえば、浮沈マスターのお店に代々伝わる名物、いぶりがっこマスカルポーネ!
これがないと始まった気がしないくらいの定番です。酒盗クリームチーズといい、日本の珍味とチーズのコンビネーションって、どうしてこんなに合うんだろう。

BAR Left Bank

珍味ついでに、あわびの塩辛。あわびで塩辛、そういうのもあるのか...!

これがまたうまい。口に含んだ瞬間に潮の香りが広がって、俺は今、海そのものを食べている。
そこを日本酒で追いかける。日本人に生まれてきて、良かった。

BAR Left Bank

つまみっぽいものだけじゃなく、健康のために野菜も摂らないとね!ということで、ポテトサラダです。

(炭火焼きベーコンと)ポテトサラダです(ぉ。

分厚くてジューシーなベーコンに、ちょっと濃いめの味付けで存在感あるポテトサラダ。これだけでメインを張れそうな一品です。日本酒からビールに戻りたくなる瞬間です(笑。

BAR Left Bank

メニューにあった「朴葉カプレーゼ」というのがとても気になったので頼んでみました。
朴葉といえば、岐阜県飛騨地方の郷土料理「朴葉味噌」。子どもの頃から好物で高山に行くと必ず食べたくなるものの一つですが、それとカプレーゼ(トマトとモッツァレラチーズのサラダ)ってどういう組み合わせなんだ!?と思ったら、こんな感じで出てきました。

カプレーゼを朴葉の上に並べて火を入れたもので、朴葉の香ばしさがとろけたモッツァレラに乗って、これがうまい。これ、ビールでも白ワインでもキンキンに冷えた日本酒でも、何でもいけそうな妙味。

BAR Left Bank

じゃあ次の飲み物は何にしようか...と考えて黒板に目をやると、いろいろと珍しげな名前が並んでいるじゃないですか。

米で作ったウォッカ。国産のゴールドラム。日本酒サングリア。自家製ジンジャーエール。そして石川の名蔵「菊姫」が作った米焼酎。あー、どれも気になる。

BAR Left Bank

やっぱり、朴葉カプレーゼと組み合わせるべきは日本酒サングリアでしょう。

飲み口は間違いなくサングリア。でも後口は日本酒。という、不思議な味。冷たくてフルーティなので、ジュース感覚でクイクイ行けてしまいます。これ、気づいたら酩酊しているパターンじゃないでしょうか(笑

BAR Left Bank

ここで、どどんと肉料理。前回食べた「角煮の炭火焼」が強烈なインパクトでとても気に入っていたんですが、今回は用意がなく、代わりに「豚肉の炭火焼 ジンジャーソース」をいただきました。これまた、厚みのある豚肉を炭火でいい香りに焼いて、これからの夏場にパワーが出そうな生姜風味のソースが効いてます。うん、うまい肉だ。いかにも肉って(ry

BAR Left Bank

珍味系に戻って、たたみいわし。

普通、たたみいわしと言ったら味付け海苔くらいのサイズに切ってあるものだと思いますが、これは一枚をそのまま適当に丸めて出してくる豪快さ。葛飾北斎も裸足で逃げ出しそうな大波です。乗るしかない、このビッグウェーブに(何

BAR Left Bank

たたみいわしが来たら日本酒に戻らないわけにはいかないでしょう。
というわけで、本日のマスターのおすすめに従い、月の桂 純米酒を人肌燗でいただきます。

BAR Left Bank

この日本酒と一緒にいただくのは、日替わりメニューの中から「薬味たっぷり鰹たたき」。文字通り埋もれるくらいの薬味が載った鰹のたたきです。もはや主役が鰹なのか葱なのか判らなくなっていますが(笑、こういうのこそ夏場の酒肴だねえ。

BAR Left Bank

それから、日替わりメニューの中で異彩を放っていた「とうもろこし炭火焼」。
まるまる一本のとうもろこしを炭火で焼いただけのものですが、これがまた甘い。お祭りの屋台で食べるような焼とうもろこしとはモノが違う。食べながら、何故か『となりのトトロ』のメイが脳裏をよぎります(ぉ

BAR Left Bank

次は、横浜野菜にこだわるこのお店ならではの「横浜野菜の昆布出汁ピクルス」。
新鮮な野菜が、酸っぱいんだけど深みのある酢&出汁に漬かっていて、これまた夏の酒のつまみという感じ。

BAR Left Bank

真いかの一夜干し バジルバター。これもまたうまい。烏賊のうまみがバジルとバターでさらに引き出されて、またしてもお酒が進んでしまいます。

ここの料理、創作和食っぽいんだけどそういう安易な感じではなく、「和洋折衷」感が絶妙なんですよね。無国籍、というのともまたちょっと違う、横浜のちょい外れにある 2.5 次元。そんな空間です(どういうんだ

BAR Left Bank

最後は焼酎ロックでスカッと締めたいな、と思って、菊姫が作った金沢の焼酎「加賀の露」。
いろいろ食べたもののうまみを総括してくれます。

そして〆の一品は...定番の焼きおにもいいし、前回食べた磯辺焼きも良かったなあ、と思っていたら、黒板に強い引力を放つ一品を見つけてしまいました。

BAR Left Bank

はい、〆の「ポークしょうが焼き定食」!
男なら、この豚肉のうまみと生姜の香りには抗えません。定食なので、やさしい味の味噌汁がセットになっています。

BAR Left Bank

でも、ここでさらに白飯はさすがに食べ過ぎだよなあ...と思って、ごはんを生ビールに変更してもらいました(ぉ
生姜焼きと生ビール。これも、大人だけに許された楽しみです。

BAR Left Bank

今回も、味も、ボリュームも、お酒も、大満足。
気の置けない人たちと、満ち足りた時間を過ごせる場所って、大切だなあ。

ごちそうさまでした。
次回は、いつ誰と、来ようかなあ。

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2014/05/16 (Fri.)

三鷹のお茶漬けの味

「人生には...大嫌いなものを黙って食べなきゃならない時もある。だけど、人が嫌がるものを無理矢理食わせる権利は誰にもない」

三鷹

『孤独のグルメ』聖地巡礼は先日ドラマ三部作を無事完結しましたが、原作のほうがまだ少し残っています。っていうか、原作のほうは当初はコンプするつもりもなかったのに、気がつけばだいぶ巡ってきてしまっているという(笑
残り少ない原作版の聖地で残っているのはいずれも私にとって(主に立地的に)ハードルの高い場所ばかりですが、今回は 22 話に登場した、東京都三鷹市にやってきました。

三鷹といえばドラマ Season2 の最終話の聖地でもあります。あの聖地巡礼以来久々に三鷹までやってきたわけですが、今回のお店は駅からはだいぶ遠い。徒歩 15 分ほど歩き、ほぼジブリ美術館の近くというような静かな住宅街の中に、そのお店はありました。

みさと

みさと

ん、お茶漬け...?
うーん、どう見たって居酒屋だけどな...。お茶漬け屋さんではないだろう。

このハードルの高さ。駒沢の煮込み屋もたいがいハードルの高い店でしたが、この店が醸し出すオーラはその比ではありません。建物の年期の入り方がそう感じさせるんだろうな...中からは常連さんらしき人の話し声。意を決して、引き戸を開こう。

みさと

店内には、テーブルが 2 つとカウンターのみ。70 代と見えるおばあちゃんがお一人で切り盛りされているようです。壁には、いかにも「こどグルっぽい」感じでお品書きが吊されています。

カウンターでは、おじさんとおじいちゃんの間くらいの年齢の、おそらく地元の人とおぼしき常連さんたちが話し込んでいる感じだったので、ちょっと遠慮して空いていたテーブル席に。

「いらっしゃい。飲み物何にする?」

って、聞いてきたのおかみさんじゃなくて常連さんかよ!(;´Д`)ヾ。

みさと

とりあえず、ビール。
お通しは、筍と厚揚げの煮物。ああ、居酒屋っていうよりも、ばあちゃんちでじいちゃんが晩酌するときってこんな感じだったよなあ、と思わせる光景。

煮物は、予想にたがわず出汁の効いた、おばあちゃんの煮物の味。
でも、我が家の味とは確かに違う。人んちっぽい味だ。

みさと

それで、ビールのつまみに、あたりめ。
これはゴローが頼んでいたメニューですが、確かにマヨネーズたっぷりで、原作通りの見た目。
それにしても、酒も飲まないのにあたりめをおかずにするゴローの味覚は、さすがに私の理解の範疇を超えています(笑

それにしても、このあたりめ、確かに劇中にあったとおり、固い。
あたりめは今までにもお酒のつまみとしてけっこう食べてきたけど、こんなに固いあたりめは初めてかも。

アゴが疲れてきた。食べてるんだか処理してるんだか...。
ぎ、ぐぎ、か...固い。いい。

このあたりめだけとずっと対峙するのも大変だな、次の五郎メニュー・ハムエッグでも頼むか...と思っていたら、

さっきの常連さんが自分のコップを持って、おもむろに私の向かいの席にドスン。
えっと...(´д`)。

「お茶漬け食べに来たんでしょう?ここはたらこがうまいんだよ。ママ、たらこ一つね」

...いかんな、タイミングがズレてる。

みさと

というわけで、たらこ茶漬けが出てきました。
...本当は、ゴローが注文した梅茶漬けが食べたかったんだけどな。まあ、ゴローも原作では「二度目のアームロック」をこの店で披露した挙げ句お茶漬けは食べずに帰っていたので、そういう意味ではお茶漬けが食べられただけマシか(笑。

このたらこ茶漬け、出汁の効いた薄味で、なんとも沁み入るやさしい味。おばあちゃんのやさしさが溶けているような。気取らないけど、それだけに、妙に落ち着くなあ。
飲んで帰ったときに、自宅でこんなお茶漬けが出てきたら、ありがたくて涙が出てきそう。「お茶漬け屋」という珍しい看板は伊達ではないのだなあ。

お茶漬けは美味しかったけど、結局最後まで歯車がズレた感じで...ハムエッグとか、他にも劇中に出ていないけどししゃもとかいわしとか、そういう地味なつまみが食べたかったけど、今回は以上で終了。固いあたりめが、気づけば腹の中で膨れてきて、妙に胸がいっぱいになってしまいました。ちなみにあたりめは半分ほどしか食べられませんでしたが、残りは包んでもらえたので、ありがたく持ち帰りました(笑。

これまでの聖地巡礼史上最も食べた量の少ない結果となってしまいましたが、たまにはこういうこともあるか...。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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2014/05/04 (Sun.)

横浜 BAR Left Bank

BAR Left Bank

元「出張 the Gintonic in はる美」のマスター、浮沈さんが横浜に新しいお店をオープンしたということで、お邪魔してきました。3 月末の開店でしたが、ようやく訪れることができました。

その名も「BAR Left Bank」。今までシブい和風の店名が多かったので、意外な感じ(笑。

BAR Left Bank

BAR Left Bank

立地的には、横浜から平沼橋に向かう途中の、旧東急ハンズ跡地近くの通り沿い。3 年前にグルーポンおせち事件で有名になった「バードカフェ」跡地のすぐ近く、というとイメージ悪いですかね(ぉ。こぢんまりしたお洒落な雰囲気のダイニングバーで、知らずに通りかかってもちょっと気になる感じ。都橋の「はる美」からのギャップが大きすぎます(笑

BAR Left Bank

フードメニューはこんな感じ。横浜野菜がフィーチャーされています。横浜って横浜駅周辺とかみなとみらいとか中華街のイメージが強いですが、横浜市自体はけっこう広くて、ちょっと離れると田畑が広がっていたりするんですよね。そういえば、横浜の野菜って意識して食べたことがないかも。これは気になります。
それに、タンパク質は豚、牛、鶏、鮭、それに羊まで。うん、いいオーダーだ(井之頭五郎風

BAR Left Bank

ドリンクはこちら。日本酒・ワインバルですが、ワインが国産なあたりがこの店らしい。そして日本酒は浮沈さんの過去のお店でいろいろ飲んだ経験から言って、間違いないはず。これは期待が持てそうです。

BAR Left Bank

日替わりメニューもありました。仕事帰りにちょっと一杯、なら日本酒飲み比べセット+本日の酒肴プレートで軽く飲っていく、みたいなのも悪くない。それに「仏向町 山本さんのシーザーサラダ」も気になるなあ。朴葉味噌とかも、渋いチョイスだなあ。

とりあえず、
「オヤジ、まずはうまい酒をくれ。それから、できるものを人数分」(←

BAR Left Bank

とりあえず生ビールで乾杯でしょう。もう初夏の陽気で、駆けつけ一杯目のビールが至上のうまさ。

うすはりグラスなのでビールの冷たさがダイレクトに唇に伝わって、口当たりがいいのもうれしい。

BAR Left Bank

店内はこんな雰囲気。15 人くらいでいっぱいになってしまう空間ですが、気配りが行き届くちょうどいい感じの広さだと思います。
独りでふらっと入って、カウンターでクイッと...ってのもいいだろうなあ。

BAR Left Bank

そんなわけで、まずは横浜野菜のバーニャカウダから。

バーニャカウダとかアヒージョとか好きなんですよね。野菜が豪勢な感じで盛られてくるので、肉好きでもちょっとテンション高まります。

BAR Left Bank

地元の採れたて野菜の、このみずみずしさ。人参とか、そのまま食べてさえも甘みを感じます。横浜の野菜、侮りがたし。

BAR Left Bank

リングイッサソーセージ。巨大で肉がみっちり詰まったソーセージで、ラテン系のソーセージらしく味もしっかりついています。これはビールが進みますね。

付け合わせも燻製ポテトサラダということで、ビールとの相性は最高。日本酒を飲みに来たはずなのに、この B、日本酒バルの中で日本酒を忘れた(ぉ

BAR Left Bank

本来の目的に立ち戻って(笑)日本酒をオーダー。マスターのおすすめに従って、阿櫻と梅錦をいただきます。銘柄によって最適なグラスが異なるらしく、梅錦のほうはワイングラスに注いでもらいました。確かに、香りの立ち方が違う気が。

ここのところビールか焼酎かハイボールばかりだったけど、久しぶりに飲む日本酒、おいしいなあ。

BAR Left Bank

そんでもって、メニューを見たときから気になっていた、角煮の炭火焼。角煮ってそれだけでも十分うまいのに、それをさらに炭火で焼くなんて、どうなっちゃうんだろう?と思っていたら、こうなっちゃったのが出てきました。

もう今写真を見ているだけでも、改めて唾液の分泌が止まりません。

BAR Left Bank

角煮のこの分厚さ。見た目通り、味は濃いめで、ビールか赤ワインが欲しくなる味。日本酒飲む前に頼めば良かった(笑

そして、角煮の下に敷かれている付け合わせは、なんと高菜のコールスロー。高菜でコールスローを作るという発想自体がなかったけど、普通に作るとなんとも頼りないコールスローサラダが、高菜で作ればもうそれだけでつまみになっちゃうという、目から鱗状態。これ、単品で欲しいくらいです。

BAR Left Bank

ガッツリ系の肴が続いて、日本酒も進むというものです。

おかわりは鷹勇を熱燗で。後口がキリッとしていて私好み。そして、例によって籠に入って出てきたお猪口は、以前の店舗からずっと使われ続けているもの。懐かしいなあ。またこのお猪口で日本酒が飲めるのも、嬉しいなあ。

BAR Left Bank

こう来ると、かつお酒盗のクリームチーズ添えをつつきながら、杯を傾けざるを得ません。
好きなんですよね、酒盗。「盗まれるように酒がなくなっていく」とは、誰がこんなうまい名前をつけたんでしょう!

BAR Left Bank

鮭ハラス!これは見た目通り、見た目を裏切らない肴。
横浜大根が添えられているのがニクい。辛くなくておいしい。

BAR Left Bank

ドリンクメニューの中に、都橋の「出張 the Gintonic in はる美」で生まれた「昆布ジントニック」の名前を見つけたので、嬉しくなって頼んでしまいました。
昆布とジントニックが合うなんて、どうやったら思いつくのか。いや、出してみたけど二度目がなかった変わり種ジントニックも多数あったことを考えると、昆布が合ったのはむしろ結果論にすぎないのかもしれない(笑

都橋時代にはつまみと言ってもカワキモノ系しかありませんでしたが、改めて和食と一緒に味わうと、うまみが倍増する感じで、いいですね。

BAR Left Bank

ペースを緩めずさらに行きます。鶏ムネ肉の炭火焼。味付けはバルサミコソースとスイートチリソース(だったと思う)の二種で、ワインでもビールでもジントニックでもいけてしまう感じ。

鶏ムネ肉の大きな塊がどーんと出てくるので、これは食べ応えあります。カッコつけずにガツガツいただきます。

BAR Left Bank

せっかくだからワインも飲んでみます。白ワインの「農民ドライ」、名前は知っていたけど今回初めて飲みました。

名前の通り辛口で、酸味があるわりには後に残らず、飲みやすい。鶏肉との相性が良いですね。国産ワイン、正直侮っていましたが、これは気に入った。

BAR Left Bank

ここらで〆に向けてごはんものを...と思い、焼きおにを頼もうとしたところ、先日の十日町に続いて「米が、足らんのです」と言われてしまったので(´д`)、代わりに磯辺焼きを。

まさかこういうバルでこういうものを食べるとは思わなかったけど(笑)、懐かしい味で、悪くない。

BAR Left Bank

なんか飲み方がめちゃくちゃですが(笑)、クラフトビールも。
「馨和(KAGUA)」、久しぶりに飲んだけど、名前の通り、見た目の通り、香りが芳醇でおいしい。

普通のお店ではなかなか飲めない銘柄が揃っているお店って、楽しいですよね。

BAR Left Bank

そして最近羊づいている私としては外せなかった、ラムケバブ(ウイグルスタイル)。

野性味溢れる羊にたくさんの香辛料が効いていて、一瞬にして口の中がシルクロード(行ったことないけど。後から追っかけてくる花椒が味覚を麻痺させるけど、後ひく味。

BAR Left Bank

いやー、今回もたくさん食べて飲んだ。料理を出してくれるお店、という意味では新橋の秀以来二年ぶりだけど、どれも外れなくおいしかったです。おかげで調子に乗って食べ過ぎてしまった(笑。

ここ、職場からなら 30 分くらいで来れてしまうので、今後もちょくちょく訪れたいと思います。

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2014/04/23 (Wed.)

越中島 ひつじの新町や

ある人に教えてもらって気になっていたお店に、猛烈に行きたいアピールをして連れて行ってもらいました(笑。

ひつじの新町や

ひつじの新町や

越中島にある羊肉専門の焼肉屋さん。羊肉専門というだけでもマニアックなのに、越中島という立地がさらにマニアック(笑。越中島には昔従兄(といっても 15 歳くらい離れている)が住んでいて、大学受験で上京したときにしばらく泊めてもらって以来だから、18 年ぶりに降りました。

もう店構えからしてハードル高そうというか、入口には「本日終了しました」の掛札が。肉の入荷量自体が限られるので、ほぼ予約しないと入れないそうです。たぶん一見じゃ入る勇気出ないだろうなあ。

ひつじの新町や

店内はほぼカウンター、一番奥に小上がり程度の座敷席。お店はマスターの小林さんが一人で切り盛りされているそうで、それほど広いお店ではありませんが、基本的には常連さんとその紹介で成り立っているお店のようです。
羊肉はマスターが納得のいく羊を毎週一頭仕入れて、お店でご本人が捌いているとのこと。丁寧に捌いているから普通の店では捨てちゃうような部位でもちゃんと取って出せるんですよ、とか。それはすごい...。

また、このお店で扱っている羊肉はラムとマトンの間の年齢(月齢)の「ホゲット」と呼ばれる種類の肉だそうです。柔らかく臭みがないけど旨みはある、ラムとマトンのいいとこ取りのような肉だとか。初めて聞きました。

ひつじの新町や

これは期待が高まります。まずは、生ビールで乾杯。

ひつじの新町や

羊肉が出てきました!この瞬間からもう、テンション高まります。
ちなみにこれで少しずつ違う四種類の部位とのこと。脂身が少ないものから食べていくと味の変化が分かりやすくて楽しめる、ということで、食べる順番も指定されます(笑

ひつじの新町や

焼きはセルフサービスですが、「この網の、取っ手と取っ手を繋いだ直線上に肉を置くのがいちばんよく焼ける」ということで、それに従って焼いていきます。置く位置がずれているとダメ出しを喰らいます(笑。

こういうお店だと、こだわって炭とかで焼くことが多いものですが、ここはガス。ガスのほうが火力が安定して美味しく焼ける、とのこと。これはこれでこだわりなんですね。

ひつじの新町や

そして次の四種。どの肉がどの部位、というのはそこまで細かく説明を受けませんでしたが、だんだん脂身が多くなってきました。そして、マスターの仰るとおり、微妙な部位の違いで確かに味が違う。一頭の羊で、こうも違うとは。塩で食べられるくらいこだわった素材だから、というのもあるでしょうが、これは面白い。そしておいしい。

それで、この脂身の多い部分の肉はというと...、

ひつじの新町や

焼くとこのように、文字通り炎上します!

でも、燃えているのはほんの十秒あまり、という時間で...、

ひつじの新町や

炎が上がった、と思ったら、瞬間的にスッと沈火。マスターが「今、消えるから」と言った瞬間に消えるので、何かのマジックを見せられている気分になります。

両面焼いたら、脂身の多い部位は塩よりもタレ。この脂分とタレの織りなす濃厚さがまたたまらないのですが、それなのに、喉元を過ぎると脂分がスッと昇華するかのように消える。豚や牛の脂にはない食感で、胃にもたれる感じも全然ない。この食感は新しい。

俺の羊観は、たった今、ひっくり返った。
って、ほんの 5 ヶ月前にもひっくり返ったところだけど(ぉ。裏の裏は表ですね...。

ひつじの新町や

うわー、これはおいしいわー。

というわけで、たまらずに生ビールから甕焼酎に移行します。この羊の食感には、後を引かない焼酎のロックが合う。

ひつじの新町や

付け合わせのキャベツがまたいい。甘酸っぱくて、ちょうどいい箸休めになります。ちなみにこれはおかわり分(笑

ひつじの新町や

そしてさらに四種。最も脂身の多い部位とか、肋骨の間の部位とか、最もマニアックなあたりです(笑。肉の味もこのあたりが最も濃い。
ちなみにこのお店では週の頭に仕入れて、毎日少しずつ捌いていくので、曜日によって食べられる部位が違うとのこと。なので、毎回同じ部位に当たるとは限りません。そういう意味では、曜日を変えて来ることで、そのたびに新しい発見がある、ということになります。

ひつじの新町や

この最も脂身の多い部位は焼き加減も最も難しいということで、マスターが直々に焼いてくださいました。

ご覧の通り、ここまでで最も大きな火柱が立ち、こちらも気分が盛り上がります。ここの羊肉は、もはや食事を越えてエンタテインメントの域に達しているのかもしれません。

ひつじの新町や

余分な脂が網の下に落ちた瞬間に、火がまたスッと消える。「呑気に写真なんか撮ってないで、ハイ早く食べて!」とまたダメ出し(笑。この一瞬一瞬の勝負で、肉の味が決まります。
そして、焼いてもらった羊肉がまた、ここまで食べてきた中で一番うまい。ここまでの肉もマスターに焼いてもらっていたらさらにおいしかったに違いない、と思うと、羊道の奥深さに迷い込みそうになります。

ひつじの新町や

気持ちがすっかり羊に囚われてしまったところで、赤ワインに移ります。あー、うまいわー。

ひつじの新町や

そして、羊肉の赤ワイン漬け。
赤ワインを頼んだのはこのためでした。

ここまで食べてきた、肉の味そのものを味わう焼肉とはまた違った、濃密な味。当然、赤ワインとは最高の相性をみせてくれるわけです。

で、〆は煮込み!

ひつじの新町や

羊肉の煮込みなんて初めて食べましたが、羊肉の旨みが凝縮されていて、柔らかくて、味噌も相まって濃厚なお味で、これがまたうまーい。

ひつじの新町や

たまらず、白いごはんにぶっかけて食べるわけです。当然、これも間違いなくうまい。〆だけどおかわりしたくなるおいしさ。もう最初からこれだけ丼で食べたいくらいうまい。

ひつじの新町や

そんでもってデザートはアイスバー。ホームランバー的な、素朴な甘さで〆るというのもまた良し。

このお店は個人的大ヒット、いやホームラン級。期待していましたが、期待を上回るおいしさと楽しさでした。これだけ飲み食いして、一人五千円台、というのも、むしろ申し訳なく感じるほど。
ここは間違いなく再訪したいところ。肉好きな人を連れてぜひまた来たいですねー。

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