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2015/11/05 (Thu.)

鳥取 味処 くさかべ

スラーメンとかカレーとかすなば珈琲とかもいいけど、やっぱり旅したからにはその土地のものを味わいたい!というわけで、独り店を探してうろうろと。俺は今、何を入れたいんだ...?

鳥取も日本海に面した港町と考えると、海の幸がうまいに違いない。じゃあ、そのへんがうまそうな居酒屋はないか...といったところで、良さそうな店を見つけました。

味処 くさかべ

味処 くさかべ

大通りから一本ずれた道沿い、チェーン系じゃなく、それなりに年季の入った店構え。暖簾は扉の幅に足りてないけど(笑、それも味があっていいじゃないか。よし、ここにしよう。

カウンター+座敷という、オーソドックスな作りの居酒屋で、基本的には家族経営なのかな?手作り感のある、いい雰囲気。
寡黙そうなマスターと息子さん(と思われる)がカウンターの中で黙々と調理し、おかみさんが料理やお酒を出しているようです。

味処 くさかべ

とりあえず生ビールから。

この店、プレモルのサントリー認定超達人店とのことで、確かに注ぎ方が絶妙。
お通しは魚の煮付け系小鉢。こういうのをお通しに出してくる店なら、経験上魚料理に外れはないはず。これは期待できます。

味処 くさかべ

料理はまずさっといただけるものを、ということで冷奴。

想像していたのとちょっと違って、生姜、鰹節、葱、桜海老、大葉、と薬味たっぷり。
でも豆腐のほうも薬味に負けず、豆の味がしっかりするお店の手作り豆腐。おお、いきなり冷奴から高得点を取ってくるとは。この店、やっぱり「あたり」っぽいぞ。

味処 くさかべ

それから、メニューを眺めていたらビールのつまみにちくわが欲しくなってしまったので、ちくわの二種盛り。
白いのが「とうふちくわ」で、色の濃いのが「あごちくわ」。しまった、冷奴とちくわで豆腐がダブってしまった(ぉ

とうふちくわは、見た目通りふわっふわ。ちくわというよりはんぺんみたいな食べ応えで、嬉しくなる感じ。
あごちくわは、あご(トビウオ)を原料にしているというだけあって、魚の濃い味が感じられて、とうふちくわとは対照的。これ、どっちもおいしい。

後で調べたら、鳥取県はちくわの消費量日本一ということで、こんな変わったちくわが発明されるのも納得です。
カレーといいちくわといい、鳥取の食パワー、あなどれない。

味処 くさかべ

鳥取は地酒もなかなか馬鹿にできません。というわけで、ビールの次は日置桜の強力を冷酒で。

味処 くさかべ

そして、魚料理に繋いでいくわけです。

刺身は何にするか迷ったので、結局刺盛りに。甘海老、カンパチ、本鯛、白いか等々、とまるで私の故郷・富山で出てくる刺盛りのような顔ぶれ。
これらの多くが地物ということで(これまた調べてみたら、ホタルイカさえも近海で獲れてしまうらしい)、北陸から遠く離れていても日本海で繋がっているんだなあ、と実感します。知らない土地に来たという感覚が全くない。

味処 くさかべ

懐かしさを感じる魚の味に強力をスイスイといってしまったので、お酒は瑞泉の純米に移行。
そろそろ燗酒が美味しい季節になってきたけど、私は基本的に冷酒派です。

味処 くさかべ

日本酒と刺身の間に挟む箸休め的なものがつい欲しくなって、長芋の短冊を追加。
この長芋が、らっきょうと並ぶ鳥取砂丘の名産品とのこと。やっぱりこういう地のものを食べてこそ、旅して来た気分が味わえるというものですよ。

ちなみにカウンターの上にはお店で漬けられたと思われるらっきょうもありましたが、メニューには書かれておらず。
ダメモトで聞いてみるべきだったか...(とりあえず帰りの空港でお土産には買いました)。

味処 くさかべ

さあて、メインはやっぱりガツンと肉を入れたい。鳥取といえば大山鶏、ここは鶏料理をいっとくべきでしょう。
定番のからあげもいいけど、鶏肉自体の味を堪能するなら味噌焼かこしょう焼もいいな。蒸し鶏も捨てがたい...って、なんだ?「塩ヨーグルト焼」って。

おかみさんに聞いてみたところ「塩焼きした鶏にヨーグルトソースを和えたものです」とのこと。
これはもしかするとギャンブルかもしれないけど、ここまで気になったからにはちょっとチャレンジしてみよう...。

味処 くさかべ

出てきました。って、まさかのカジュアルフレンチ風(笑
この店の雰囲気と全然違う。もしかして、息子さんがフレンチか何かのお店でかつて修行してきたとか、そんな感じなんでしょうか。

でも、食べてみるとこれがまたうまい!
鶏肉のうまみを感じられるしっかりした肉感に、甘酸っぱいヨーグルトソースがよく合います。シンプルに味噌やこしょうもいいけど、塩ヨーグルト焼、これはアリだな。

味処 くさかべ

ちょっとワインが欲しくなってしまったところですが、さすがにメニューになかったので(笑)山崎のハイボールと一緒にいただきました。

予備知識なしで飛び込んでみたけど、いいお店でした。一期一会でこういう店に巡り合えると、幸せな気持ちになります。
ただ私にしては食べたものの絵面がちょっと地味でしたかね(笑。でも、どれもちゃんと想いを込めて作られた、美味しい料理でした。

ごちそうさまでした。

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2015/11/03 (Tue.)

喫茶店「ベニ屋」の鳥取カレー

市役所の鳥取カレーを食べ損ねたから、というわけではありませんが、鳥取に来たからにはカレーを食べて帰らないわけにはいきません。

なぜかって?

それは、鳥取は「カレールウの年間消費量日本一」と言われているらしい、から。日本人の平均以上にカレーを消費している意識の高い私としては(ぉ、そんなカレー好き県民の愛する味がどんなものかを身をもって体感しに行くしかないでしょう。

とはいえ、土地勘もない鳥取で、どこがうまいんだかさっぱり分からない。
泊まっていたホテルの近くに、カレーを出している喫茶店を見つけたので、入ってみました。

ベニ屋

ベニ屋

店先からして「カレーとコーヒーの店」「鳥取カレー」などと掲示されていて、全力でカレー推し。これならば間違いはないだろう。
しかもよく見ると「カレーお持ち帰りしています」との貼り紙まで。持ち帰り!そういうのもあるのか。

よし、意を決して、たのもー。

どこか昭和っぽさが残る、懐かしい喫茶店という雰囲気の店内。1980 年代からずっとこんな感じなんだろうなあ。

ベニ屋

さっそく頼んでみたのは、チキンカツカレー。初めて入る店で食べるカレーは、ロースじゃなくてチキンカツカレーと決めています。

なんの変哲もないカレー皿に、ライスの上一面にルウがかけられているのが珍しい。そこは白いライス領域を残しておくもの、という常識をいきなり覆してきたぞ。
そして、やっぱりスプーンは紙ナプキンで包まれているという(笑。これが鳥取の流儀というやつか。古き良き日本のカレーライス、って感じだ。

ベニ屋

チキンカツは可もなく不可もなく、ごく普通。あっさりしていて、軽い感じのささみ系チキンカツ。

カレーのほうも、辛さはそれほど強くなくて、とろみが強くコクのあるカレー。
金沢カレーと通じるものを感じます。ゴーゴーカレーよりはアルバに近い、優しいカレーです。
やはり日本海側、どこかで食文化がつながっているのか。

初めて食べたのに、懐かしい気持ちになれるカレーでした。
どのへんが鳥取ならではなのか...少なくともらっきょうや梨、蟹の要素は感じられませんでした(笑。

ちなみに、これ食べたの朝の 9 時過ぎです(ぉ。朝からカツカレーが食べられるとは、さすがはカレールウ消費量日本一の県だぜ...。

ベニ屋

喫茶店なので、食後にはブレンドコーヒーもいただいてみました。
ああ、これ、喫茶店のコーヒーだ。シアトルのおしゃれなカフェとは味が違う。
すなば珈琲もそうだけど、鳥取にはこういう昔ながらの喫茶店の良さ、みたいなものがまだまだ残っているんでしょうか。個人的にはスタバもよく使うけど、こういう気取らない落ち着き空間っていうのも、ほっとしていいもんです。

ごちそうさまでした。
今度鳥取に来る機会があったら、また別の店の鳥取カレーも試してみたいなあ。

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投稿者 B : 19:00 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/10/31 (Sat.)

杉並区西荻窪のラム肉のハンバーグ

「すっかり飲んべえタイムだ。下戸お断りと言わんばかりの空気...」

戎

漫画『孤独のグルメ』の第 10 話「東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食」などにも取り上げられた、久住ワールド的によく登場するエリアがここ西荻窪、通称・西荻。ドラマ Season5 でも第 3 話の舞台となったため、さっそく聖地巡礼してきました。
駅の南口を降りて右に折れるとすぐに遭遇するのが、劇中で角田信朗氏演ずる「先輩」が飲んでいた、「やきとり戎」。この店、一店舗だけなのかと思ったら、この路地ほぼ全体が店舗なんですね(笑。

この飲んべえ小路を抜けて、ちょっと寂しい線路沿いの道をしばらく歩いたところにあるのが、モロッコ料理の「タムタム」。

タムタム

タムタム

住宅街にぽつんと存在する、小さなお店。テーブルも四人席×2+二人席×2 しかなく、こどグルドラマ史上でもトップクラスに小規模な店舗ですが、むしろそれが西荻っぽい。

すいませーん、予約した者ですけどー。

タムタム

お店はドラマと同じく、お母さんと二人姉妹の三人で営まれています。ちなみにドラマに登場していた妹の真理安さんは、ご自身が本人役で出演。お店でご本人に会える、というのもなかなか感激しますね。

タムタム

店内はとても手作り感あふれるエスニック。「異国情緒」って、まさにこういうののためにあるような言葉だなあ。

カウンターの上には様々なデザインが楽しいタジン鍋も並べられています。モロッコ料理といえばタジン、個人的にもタジンには思い入れがあるので、これは頼まないわけにはいきません。

タムタム

とりあえずの飲み物は、久住さんも飲んでいたカサブランカジュースビールにしようと思ったら、「さっき冷蔵庫に入れたばっかりで、まだ冷えてない」とのこと。やっぱりみんな久住さんの真似して飲んでるってことですか(笑。
仕方がないので、一杯目はチュニジアビール「Celtia」から。ちょっとスッキリめのクラフトビールっぽい味で、なかなか飲みやすい。でも、日本のビールとは確かに違う味。面白い。

さて、何を食うか。

タムタム

モロッコ風イカめしとか、ベルベルオムレツとか、名前からして気になる料理が目白押し。
ローストビーフのスペアリブってのも、強力な引力を放ってくるな~。

でも、まずは規定演技からかな。

タムタム

最初はモロッカンサラダ。モロッカンって、初めて聞いたけどいい響き。

一見普通のグリーンサラダっぽいけど、ドレッシングに普通とは違うスパイスが使われているのかな。アンチョビも効いていて、もろ、モロッカンって感じ。
あ~、胸に草原広がるわ。これ、癒やされる。

タムタム

とても気になっていたハリラスープ。
久住さんに「シリーズの中でも三本指に入るくらいおいしい」と言われたら、飲んでみたくなるじゃないですか。

おおっ、このスープ、相当いいぞ。
トロッとしていて、スパイスっぽいんだけど、優しくてほっとする味。
こういうのが、モロッコのおふくろの味なんだろうなあ。

この時点で既にこの店、当選確実の花がついた。

タムタム

ビールはレバノンの「almaza」に移ります。カサブランカ、早く冷えてくれ(笑

こいつは材料にカラメルが使われているということで、独特の香りと苦味があって、これまたおいしい。

タムタム

ベルベルオムレツ。これはゴローは食べてなかったけど、頼まずにはいられないその名前のせいで、どんなものか気になって(笑

野菜たっぷり、優しい味で、このお店のお母さんの人柄がそのまま表現されているかのような包容力のある味わい。ベルベル感がどのあたりにあるか分からないけど(ぉ)おいしい。
モロッコ料理ってもっとストレートにガツンとくる感じなのかと思ったけど、こういう感じなんだ。へええ。

タムタム

後ほど出てくるハンバーグにセットのパンだけ、先に出てきました。
このパンも手作りらしく、ほっとする味。ちょっと粗めの食感が、ハリラスープとかタジンの汁なんかに浸して食べるのにもいい。

タムタム

パンにつけるフムス。ひよこ豆のペーストってことらしいですが、甘みとか塩気とかもあんまりなくて、豆の味を感じながらパンをいただくような食べ方になります。
フムフムス、こんな感じなのか。

タムタム

ワインが気になったので一杯いただいてみました。メダリオン・カベルネレッド、モロッコの赤ワインです。
アフリカのワインって初めて飲んだけど、味も香りもしっかりしていて、肉料理にぴったり。よく考えたら、モロッコってスペインとは目と鼻の先なんだから、ワインがまずかろうはずがない。ボトルで買ってもそんなに高くないみたいだし、これは良いワインと出会ったかも。

タムタム

モロッコ流揚げ春巻き、ブリック。
とろ~りが、おいでなすった。

パリパリッとした食感が良い皮を割ると、その中からは...

タムタム

このとろ~り卵ですよ!
うひゃ~、これはたまらん。

ナイフとフォークで食べてみたけど、これはゴローばりに勢いよくガブリック、と行ったほうがよりうまさを満喫できたかもなあ。
これ、最高じゃないですか。

タムタム

そういえばベルベルオムレツもタジン鍋に入って出てきたけど、本流のタジンもいっとこう。ということで、ミートボールのタジンを。

肉感にあふれるミートボールにたっぷりの野菜、中心にはまたとろ~り卵が収められた、幸福な料理。
自分がモロッコの子どもだったら、母親に毎日でもこれをリクエストしちゃうだろうなあ。

タムタム

そしてやっと冷えてきました、カサブランカジュースビール。
これまたスッキリ美味しいラガービール。でも、飲む順番的にはカサブランカ→チュニジア→レバノンが正解だったかも。まあ冷えてなかったものは仕方ない。

タムタム

いよいよ本命登場、ラム肉のハンバーグ。
うーん、匂いがもうご馳走だ。

肉の表面から肉汁があふれ出ているけど、ナイフを入れると、中からはさらにジュワーっと肉汁。
うまいラムって、挽肉にするとこんなになっちゃうのか。知られざるモロッコの世界。

ちょっと驚いた、ラムバーグ。
俺の中のハンバーグ感が、解体再構築されていくようなうまさだ。

タムタム

ここでそろそろ〆のクスクスと、最後にハリラスープをおかわりしたいな...と思っていたら、なんと料理を満喫している間にラストオーダーの時間が過ぎている、という大失態を犯してしまいました。
スタートの時間が遅かったというのもあるけど、この手のミスは私の聖地巡礼史上でも初めて。これは悔やまれますorz

だけど、本当にうまかった、西荻のモロッコ。
店自体がまるで、大きなタジン鍋みたいだった。

ドラマ『孤独のグルメ』は基本的に焼肉回と中華回に外れなし、と思っていたけど、最近の傾向からするとラム回もそれに負けない名店揃いだなあ。
クスクスを食べられていないこともあるし、現時点でもう再訪決定。ここは繰り返し食べに来る価値のある店だと思います。
ただ当面は激混みだろうから、次回は少し時間をおいてからにしようかな。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 21:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2015/10/30 (Fri.)

すなば珈琲に行ってきました

鳥取に行ったならここに行っとかないわけにはいかないでしょう!ということで、ここでコーヒーを飲んできました。

すなば珈琲

すなば珈琲

県知事の「鳥取にはスタバはないけど日本一の砂場はある」という言葉を受けて開業したという喫茶店。もう誕生の経緯からして悪ノリ感満載で超私好みなわけですが(ぉ、店舗は思っていたより(笑)ちゃんとしていました。

鳥取駅のすぐ前、むちゃくちゃいい立地にあるじゃないですか。

すなば珈琲

店内はもう老若男女、地元の人から県外っぽい人まで、かなり多彩。単なる流行りじゃなくて、地元に定着した喫茶店として運営されている雰囲気が漂っています。

コーヒーは一杯ずつサイフォンで淹れられていて、本格的。店内にはコーヒーの良い香りが満ちていて、こういう喫茶店、好き。

すなば珈琲

店内に貼られていたポスターには「目指せ、シアトル!」のスローガンが。こういう悪ノリ感、本当に好き(ぉ

メニューのほうは独自色が溢れていて、

すなば珈琲

「かにホットサンド」とか

すなば珈琲

「すなばカレー」とか、絶対に他では食べられないようなもの満載。ここは名物のズワイガニともさ海老を使ったメニューが自慢のようですが、ホットサンドにカニ、というのはありそうでなかった。

ただ、ラーメンとカレーを食べた直後であまりお腹が空いていないので、ここはスイーツで攻めよう。

すなば珈琲

まずはブレンドコーヒー。香りが良くて、某シアトル系コーヒーチェーンとは違う、古き良き日本の喫茶店、という王道の味。近年こういう喫茶店が全国的に減少傾向だけに、逆に嬉しい。

すなば珈琲

甘味は「すなばパンケーキ mini」にしてみました。mini っていうわりに、かなりボリューム感があるんですけど。そこいらの喫茶店だと並サイズとして出されそうな豪華さ。

パンケーキの上に載っているフルーツはどれも濃厚な甘みで、パンケーキ以上にこのフルーツが嬉しい。これは満足感高いスイーツだなあ。

すなば珈琲

どこにでもありそうで案外ない喫茶店に、ちょっとほっこりしました。

あ...アレを忘れていた。このためにわざわざアレを持ってきていたのに。
というわけで、後日、俺はそれを本当に実行した。

すなば珈琲

スナバでドヤリング!(ぉ

翌日、賀露港を観光に訪れた際に支店を見かけたので、わざわざ立ち寄ってみました。
これだけのために VAIO Pro を持って行きました(笑。

ダジャレ先行のお店だと思っていたけど、想像以上に美味しくて、喫茶店愛にあふれたお店でした。
今度鳥取に来る機会がいつあるか分からないけど、次に来たらまた寄りたいと思います。

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投稿者 B : 23:59 | Gourmet | Sweets | コメント (0) | トラックバック

2015/10/27 (Tue.)

鳥取県鳥取市鳥取市役所のスラーメン

「素ラーメンか、なんだか響きからしてソソルじゃないか」

鳥取砂丘コナン空港

漫画『孤独のグルメ 2』の発売を記念して、聖地巡礼にやってきました。ドラマのほうは香港編が放送中ですが、海外まではそうそう巡礼に行けないので(汗)とりあえず国内から。
今回の聖地は、第 6 話に登場した鳥取!漫画版の作画を担当されている谷口ジロー先生の故郷ということで、『孤独のグルメ』にしてはちょっと異色のエピソードともなった遠征回。念願叶って、ようやく訪れることができました。

とはいっても、私にとって今まで縁のなかった鳥取、これが初上陸です。降り立った空港からしていきなり名探偵コナン色全開で、軽く度肝を抜かれました(;´Д`)ヾ。

鳥取砂丘

聖地巡礼を抜きにしても、鳥取砂丘には一度写真を撮りに来てみたいと思っていたので、願ったり叶ったり。

砂丘は想像より狭いと聞いて覚悟してきたけど、これは想像と違う広さ。
でも、近づくとこれがけっこう高い。砂と空の他は何も見えなくなる。

鳥取砂丘

一面の砂と、日本海。確かにこれは、遠近感を失う不思議な光景。
撮ってきた写真はまた別途まとめますが、思っていた以上に独特の場所で、気に入りました。

それにしても...なんだか、小腹がすいてきたな。ちょっと入れたいかな、って。

鳥取市役所

今回の舞台となる場所は、鳥取砂丘から鳥取駅に向かう途中にある、鳥取市役所。これまでの回でもさんざんマニアックな店を巡ってきた『孤独のグルメ』ですが、市役所の食堂、っていうのはこれまた大学の食堂をもさらに上回るマニアックさ(笑。

鳥取市役所

役所、といっても建物はこぢんまりしています。でも、小ぶりさといい古さといい、故郷の市役所を思い出す感じで、妙な懐かしさがあります。

建物内を歩いているだけで、職員さんに「こんにちは~」と声をかけられるのが地方らしい暖かみがあっていい。ただの部外者で本当にごめんなさい(汗
食堂は、確か二階にあるって話だったよなあ...と、役所にしては狭くて薄暗い階段を上っていくと、

鳥取市役所食堂

お、あったあった。食堂の直前の廊下まで本当に真っ暗で、ちょっと不安になりました。
鳥取市に税金も払ってない身分で利用するのは気が引けるけど、いってみようじゃないか。

鳥取市役所食堂

鳥取市役所食堂

素っ気ないけど手作り感があって、確かに古き良き、正しい市役所の食堂って感じだ。
高校の学食も、確かこんな雰囲気だったよな。

鳥取市役所食堂

素ラーメン...、あった。
ふっ、全部片仮名、マヌケな感じ。

スラーメン、250 円。この食堂で単品の料理としては並うどんに次いで安い、ベーシックメニュー。
わかめラーメンにすると 30 円増しというのが良心的だけど、みそラーメンとかカレーラーメンになると一気に値段が跳ね上がるのが、よく分からない(笑

鳥取市役所食堂

まずは食券、食券っと。

一部のメニューはボタンの反応が悪くなっていて、現金でも受け付けています、か。
修理する気が全くないのが逆にいい(笑。
「新千円札も、使用出来ます」って、切り替わったの十年以上前の話なんだけどな...。

鳥取市役所食堂

ちなみに食堂内には無許可の写真撮影は禁止、との貼り紙が。

食券を出すときに、おそるおそる職員のおばちゃんに「写真撮っていいですか?」と聞いてみたら、イヤな顔をされるどころか「どうぞどうぞ。じゃあ、こんな感じでいいかしら!」とわざわざスラーメンをトレイに載せてくれました(笑

鳥取市役所食堂

えーと、天かす。
つぎにコショウをふりかけて、と。

ここのスラーメン、うどんのつゆにラーメンの麺を入れているらしく、動物性のダシが全くないので、この天かすをドバドバ入れるのが王道らしい。
でも、どれくらい入れるのが適量か分からないので、控えめに入れてみました。

鳥取市役所食堂

うん、りっぱにラーメンに見えるじゃないか。
俺、何の問題もないな。(何がだ

鳥取市役所食堂

見た目は、ごく普通のラーメン...というか、昔ながらの「中華そば」と言ったほうがいいか。
最近の私は澄んだスープのあっさりラーメンが好きなので、これは好みのタイプ。だけど、鶏ガラとかを使ってるわけじゃないから、味は想像と全然違う(笑。

鳥取市役所食堂

中国発祥のラーメンとは全然違う、和風ダシの、ちょっと甘みを感じるスープ。
それに、この何の変哲もない中華麺が、ちょうどいい。まさに「俺、何の問題もないな」としか言いようのない味(いみふめ

ていうかこれ、おやつ麺としてスゴクいいんじゃないか?

鳥取市役所食堂

スルスルッと食べられる味と量なので、スルスルッと完食。

スラーメン、字ヅラのごとく、軽かった。おやつすぎて物足りない。

じゃあ、鳥取カレーもこの際いっちまおう。せっかくの鳥取だし。
というわけでまた食券を買って、カレーが出てきたわけですが...、

鳥取市役所食堂

あれ、なんかおかしい。
皿が丸皿じゃなくて、普通にカレー皿...。

ここでハタと気がつきました。
なんと、間違えて普通にカレーを頼んでしまった(;´Д`)ヾ。
券売機、普通のカレーと鳥取カレーのボタン位置が離れすぎていて、見落としていたようですorz

鳥取市役所食堂

でも、普通のカレーでもちゃんとスプーンには紙ナプキンが巻いてあるという(笑。
こういうカレースプーンを見たの、昭和ぶりくらいのような...。

ま、気を取り直して、いただきます。

鳥取市役所食堂

うん、普通きわまりないカレーライスだ。

「口の中でらっきょうの要素が全然見つからん。梨はどう役立っているのかいないのか。蟹、かすりもしないぞ」

ええ、鳥取カレーじゃなくて普通のカレーなんだから当然です(;´Д`)。ま、ゴローは鳥取カレーでも鳥取っぽさを実感できなかったらしいので、まあいいか(ぉ
さすがにこれで満腹になってしまって、改めて鳥取カレーにチャレンジする余裕はありませんでしたorz

鳥取市役所食堂

ううっぷ、スラーメンの誘い水に、つい食べすぎた。
ちょっとしたアクシデントはあったけど(汗、漫画版の聖地巡礼としては久々の遠征、満喫しました。

ちなみに先日発売された『巡礼ガイド 2』に収録されていた谷口ジロー先生インタビューにも鳥取回への言及がありましたが、

孤独のグルメ 巡礼ガイド 2

「大人になってから食べたらそこまででもなかった」って(;´Д`)ヾ。

さておき(笑、漫画『孤独のグルメ 2』の聖地もこれで巡礼完了。
え?パリ回がまだ残ってるだろって?さすがにそうそう行けるもんじゃないし、SPA! 収録時には「特別編」という位置づけだったので、とりあえず保留で(ぉ

これで、あとは心置きなくドラマ Season5 の聖地巡礼に集中できます。とはいえ、台湾シリーズ以外にも遠出系の放送が予定されているらしいですし、Season5 の聖地巡礼もかなりエネルギーを使いそうです。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 2

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関連ランキング:定食・食堂 | 鳥取駅

■漫画『孤独のグルメ 2』聖地巡礼エントリーまとめ
第 1 話 静岡県静岡市青葉横丁の汁おでん
第 2 話 東京都新宿区信濃町のペルー料理
第 3 話 東京都品川区東大井の冷やし中華(の消滅)とワンタンメン
第 4 話 東京都三鷹市下連雀のお茶漬けの味
第 5 話 東京都世田谷区下北沢裏路地のピザ
第 6 話 鳥取県鳥取市鳥取市役所のスラーメン
第 7 話 東京都世田谷区駒沢公園の煮込み定食
第 8 話 東京都文京区東京大学の赤門と麺セット
第 9 話 東京都千代田区有楽町ガード下の韓国料理
第 10 話 東京都渋谷区松濤のブリ照り焼き定食
第 11 話 東京都千代田区大手町のとんこつラーメンライス
第 12 話 東京都荒川区日暮里繊維街のハンバーグステーキ
第 13 話 フランス・パリのアルジェリア料理 ※さすがに未巡礼(笑
→その他の聖地巡礼エントリーはこちら

投稿者 B : 22:56 | Curry | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2015/10/21 (Wed.)

Contadi Castaldi Franciacorta Brut Stile

ドラマ『BAR レモン・ハート』、毎週見ているわけですが、予想通り飲みたくなるお酒が多い。かなりいいお値段の銘柄が出てくることも多いのでそうそう買えないわけですが、ここまで三週見てきた感じだと、二話構成で片方は高いお酒、もう一方は買える価格帯のお酒(笑。初回放送に出てきたスパークリングワインがとても美味しそうで、でもどこで買えるんだろう...と思いつつ通勤経路の成城石井を覗いてみたら、普通に置いてありました(ぉ

Contadi Castaldi / Franciacorta Brut Stile

Contadi Castaldi Franciacorta Brut Stile

えーっと読み慣れないイタリア語でしかも長い名前ですが、カナ表記すると「コンタディ・カスタルディ・フランチャコルタ・ブリュット・スティレ」となります。北イタリアのフランチャコルタで作られているスプマンテ(スパークリングワイン)の一種。スパークリングワインといっても、製法はシャンパーニュ方式を採っているため、味わいはシャンパンに近い、とのこと。

Contadi Castaldi Franciacorta Brut Stile

グラスに注いでみると、色や泡立ちはまさにシャンパンのそれ。味は...飲み慣れているモエやマムに比べると、少し酸味は強めながら、どっしりとした辛さと繊細な味わいが、シャンパンに通ずるものを感じさせます。フルーティな香りはもしかするとシャンパンを凌駕するかもしれません。お店で、グラスで出されたらシャンパンだと思ってしまいそうなレベル。

シャンパンは安いものでも ¥4,000~5,000 程度するのに対して、このフランチャコルタは ¥3,000 円前後で買えるので、リーズナブルなシャンパン的な感覚で買えてしまいます。普通のスパークリングワインでもそこそこ美味しいのを買おうと思ったら ¥2,000 くらいはしてしまうわけで、それならフランチャコルタのほうが満足度は高いと言えます。

これは気に入りました。記念日とかじゃなくても、お店で見かけたら買って帰ってしまいそうだなあ(笑。

投稿者 B : 23:16 | Drink | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/10/19 (Mon.)

品川区大井町のハムエッグとサンマの塩焼

THE ORIGIN II プレミア上映会の後にごはんを食べて帰るのに、どこにしようかなあと。私は豊洲からだと有明~大井町経由で帰ることになるので、これは久しぶりにいわしの聖地・だるまやに行くチャンス!と思ったら、悔しいことに満席で入れず。それならということでもう一つの聖地・立ち食い中華に行ってみるも、こちらも満員。完全に当てが外れて、途方に暮れてしまいました。

俺がちょっと飯を入れていくような店ってもうないのか?と思いつつ、東急大井町駅すぐのところにあるディープな飲食店街「東小路」をフラフラと。すると、原作の聖地・永楽の向かいに、気になるたたずまいの店を見つけちゃったじゃないですか。

まんぷく食堂

まんぷく食堂

「まんぷく食堂」、グッとくるネーミング。焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ。

小洒落た感じの店構えに、10 人も座ればいっぱいになってしまうカウンター席だけの店内(二階にはテーブル席も一応あるもよう)。歴史ある東小路に店を構えるからには、うまいに違いない、ということで、暖簾をくぐってみました。

まんぷく食堂

とりあえず生ビールで乾杯。

店構えだけで決めたので、何を入れるかはメニューを見ながら悩もう。

まんぷく食堂

ご飯セット...おにぎり...茶づけ...って、こういうカウンターだけの狭い店でお茶づけと言われると永谷園が出てくるんじゃないか、と思ってちょっと期待不安になってしまうこどグル脳(ぉ
なめこ汁...ここはナメコ汁で決めようか?ハムエッグというのも渋い。なんだここは、こどグル脳を刺激するメニューだらけじゃないか(笑

まんぷく食堂

まあ、まずは酒盗クリームチーズでビールをいただこうじゃないか。
このへんはどんな店でも外れがない、鉄板のおつまみ。

まんぷく食堂

豆腐サラダ。
味は普通だけれど、一人だとこれだけでお腹いっぱいになりそうなボリューム。豆腐が大ぶりなのも嬉しい。

まんぷく食堂

ここはビールはそこそこに済ませて、ハイボールに飲み進めるわけです。

まんぷく食堂

定食屋の定番中の定番、豚肩ロース生姜焼き。けっこう厚めに切られたロース肉が濃いめの生姜だれで味付けられていて、ガツンと美味しい。

見た目は完全にぶた肉炒めですが、他にロースニンニク焼きなんかもあって、もはや孤独のグルメを観ながらメニュー決めてるんじゃないかとさえ思えてきます(笑

まんぷく食堂

メニューの中でもひときわ光を放っているように見えた、イワシつみれ団子串焼。たまらずに頼んでしまいました。

手作りっぽいイワシつみれをじっくり焼いた一品。

まんぷく食堂

口に入れると火傷しそうなくらいアツアツ。身はぷりっとしていて、生姜醤油をつけるとイワシそのものの味がシンプルに味わえて、これはうまい!
だるまやには振られちゃったけど、代わりにここで文字通り珠玉のイワシに出会えた。

まんぷく食堂

これまた頼まざるを得なかった、ハムエッグ。レストラン アトムのものがそのまま出てきたかのようなハムエッグで、軽く戦慄(笑。
これは見た目通り、期待を裏切らないハムエッグ。でも、夜にハムエッグを食べるのって、なんだか新鮮だな。

まんぷく食堂

飲み物は芋焼酎・伊佐大泉をロックで。
ハムエッグとの組み合わせで写真を撮ると、この違和感(笑

まんぷく食堂

焼酎のアテに、白菜のお新香。浅漬けだけど、ちょっと濃いめの塩っぱさが焼酎にはちょうどいい。

まんぷく食堂

さらに肉豆腐。いかん、豆腐サラダと肉豆腐で、豆腐がダブってしまった(ぉ

ちょっと寒くなってきたこういう時季に嬉しい、落ち着く味。改めてここ、いい店認定確定です。

まんぷく食堂

メニューを見てどうしても食べたかった、サンマの塩焼を。そろそろ旬も終わりかけなので、最後に食べられて良かった。
やっぱり日本人の秋はサンマの塩焼だなあ。これを食べておかないと、冬が迎えられる気がしません。

まんぷく食堂

サバ焼も、豪快に半身でドン。サバって切り身程度で出てくることが多いので、サバ好きとしてはこれも嬉しい。

派手さはないけど、ひとつひとつが丁寧に仕事をされた、そしてボリューム満点の料理揃いで満足。お腹も心も、店の名前通り「まんぷく」になりました。
これはいい店を見つけたなあ。独りで入るのに躊躇が要らない店だし、今後ちょいちょい利用しようと思います。

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2015/10/17 (Sat.)

タンドールバル カマルプール その 3

「いい料理人って、作るさまからしてすでにうまそうだ」

カマルプール

ドラマ『孤独のグルメ Season5』の放送も順調に進んでいて、私も Season5 の聖地巡礼に精を出すべきなんでしょうが、今回は Season4 の聖地再訪。「うまいカレーが食べたい」という某氏の心の声に応えて、インドカレーなら都内屈指と思われる、木場のカマルプールに行ってきました。

カマルプール

カマルプール

もともと人気店だったところが放送でさらに人気が出てしまったらしく、私もこれまでに何度も予約しようとして断られてきましたが、今回は運良く予約を取ることができました。

まずは普通のビールで一週間お疲れさま!

カマルプール

料理はひよこ豆のサラダから。

ひよこ豆のサラダ自体はよくあるものだけど、パクチーとインド系スパイスを使うだけで、見事なインド味。ここまで化けるものなのか。バスコ・ダ・ガマが持ち帰ったスパイスを初めて口にしたポルトガル人も、同じような気持ちだったに違いない(大げさ

カマルプール

続いてエビのアチャール。

これもまた、ぷりぷりエビにインドスパイスが効いていて、いいじゃないか。

カマルプール

お久しぶりの、ブナオイスター。カキのうまみって、インドスパイスでこんなにも引き出されるものなのか。
そのカキのうまみが十分に移った野菜と、全てのうまさを受け止めたスープ。どこをどう切り取ってもうまい。

カマルプール

きたきたきましたよ、チーズクルチャ。
普通のチーズ/ゴルゴンゾーラ/キーマの三種類あるクルチャを、今回は全部頼むという暴挙に(笑

カマルプール

このとてもよく伸びるチーズがまた、食欲をそそります。

最初に出てきたのはゴルゴンゾーラクルチャ。ゴルゴンゾーラチーズの強めの味と香りに、たっぷりバターと蜂蜜の甘みが相まって、チーズ好きとしてはたまらない。個人的には、三種類の中ではゴルゴンゾーラが最強だと思います。

カマルプール

いてもたってもいられなくなって、飲み物はカマルビアに移行。
ビールとパクチーで作ったモヒート的な飲み物(って全然違うじゃねーか)で、クセは強いけど、このインドスパイス祭りの中では逆にしっくりくる味。

カマルプール

後追いで普通のチーズクルチャとキーマクルチャもやってきました。
やっぱりこの店じゃ、ナンよりもクルチャだよなあ。

食べた後に思いましたが、このクルチャをブナオイスターのスープに浸して食べたりしてもうまかったのかも...。

カマルプール

そしてカレーとクルチャ以上にこの店を代表すると言える、ラムミックス。毎回食べてるけどこれ、本当においしい。

色の黒いほうがラムのクミン焼き、白いほうが王様のラム。
四人だったのでいつもの倍、二人前(で一人一切れずつになる)を頼んだら、なんだかすごいことになっちゃったぞ。

カマルプール

王様のラムは、肉そのものを味わえる感じ。対してクミン焼きはしっかりした味と香りで、こっちもいい。うまい肉が食べたい、という欲に真正面から答えてくれる肉だ。

日本人って北海道を除いては羊肉を食べる習慣ってなかったはずなのに、昔から食べてきたかのようなしっくり感。くさみが全然ないからいいんだろうなあ。
ひさかたの光のどけき秋の日に、しず心なく花の散るラム。

カマルプール

うまい肉を食べると、前から気になっていたインドワインにもいってみたくなるわけです。
シラーズ種のグラスワインですが、インドでもワインを作ってたなんて、この店に来るまでとんと知らーず(ぉ

想像していたより、ずっと悪くない味。心なしか、ヨーロッパや南半球のワインよりも、インド料理に合ってる気がする。

カマルプール

レバーとハツのグリル。みっちりと身の詰まったレバーとハツに、インドスパイスとミントソースが効いてる。インドワインとの相性もちょうどいい、濃いめの味。

インドバル、いいじゃないか。

カマルプール

ラムミントカレー。
確かにミントなんだけど、ちゃんとカレー。ミントの野原で羊が踊っている。

ルウの中にいろんな味が渾然一体となっていて、インドの懐の広さを感じるよ。
カレーの中に、ガンジス川を見た。

カマルプール

ラムミントカレーとは対照的な、サバカレー。シャバシャバしたカレーの中に、鯖が。
同じインドカレーでも、こんなに幅があるんだなあ。

カマルプール

これは以前からずっと気になっていた、カキチャーハン。お店のおすすめとあっては、食べておかないわけにはいかないでしょう。
カキのうまみがしっかり浸透したチャーハンは、意外にもピリ辛。でもこれ、後ひくうまさだ。カレーに匹敵するか、それ以上にうんまい。

カマルプール

そして季節もの、秋刀魚のタンドール焼き。おおお、秋刀魚ってそういう食べ方もあるのか!

旬の秋刀魚、やっぱりうまい。香辛料も効いてる。でも、食べていくうちに醤油が恋しくなる俺は、やっぱり島国の民族なんだよなあ。

カマルプール

最後はスッキリ、カマルトニックで〆。トニックウォーターは分かるけど、これ何のお酒が入ってるんだろう...?なんか薬草っぽい風味のある、不思議な味。でも香草づくしのこの料理の中じゃ、決して悪くないぞ。

カマルプール

リピートしたい店が特に多い Season4 の聖地の中でも、やっぱりここは上位に入る名店だなあ。そのへんのインド料理店とは明らかに違う、いい仕事をしている。

カレーに誘惑されて、良かった。
ちょっと遠いけど、きっとまた来よう。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 22:56 | Curry | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2015/10/10 (Sat.)

江東区清澄白河のポパイベーコンとサンマクンセイ刺

「仕事がうまくまとまったら、深川めしもいいな」

だるま

ドラマ『孤独のグルメ Season5』、ついに始まりましたね。今期ももちろん、聖地を巡っていくわけですが...今シーズンはついに初の海外編も予定されているということで、今までよりもさらに巡礼のハードルが高まっています。これは大変だ...。

ともあれ、Season5 はまずは第 2 話に登場した清澄白河から。事前情報でさんざんこの清澄白河回が取り上げられていたのでてっきり初回なんだろうと思い、初回放送の翌週金曜でお店の予約を取ってみたら、まさかの第 2 話だったという(;´Д`)ヾ。私の聖地巡礼史上初の放送前巡礼ということになってしまいました。まあ、予告編で頼んだものの雰囲気は分かったので、なんとかなるでしょう。お店に行って帰宅したらそのままドラマが放送開始、というのも悪くない(ポジティブ思考

清澄白河エリアといったら深川めしだけど、今回の舞台は昭和の雰囲気満載の居酒屋。そういえば Season4 でも木場にいながらあえてのインドカレー、という回がありましたが、ゴローちゃんはなかなか深川めしに縁がありませんね...。ま、何も名物にとらわれなくてもいいじゃないか、おいしけりゃそれで。

だるま

だるま

だるま...縦から見ても横から見ても、居酒屋だよなぁ~。
この年季の入った、風情のあるたたずまい。店構えからしてもう楽しそうだ。

よし、導かれてみようか。

だるま

店内には松重さんや久住さんのサインは見当たりませんでしたが、ドラマ登場予告の貼り紙が。
その隣の貼り紙によると、つい最近別の番組にも取り上げられたようで、人気店なんですね~。

通されたのはカウンター。三人だとちゃんとカウンターの角を空けてくれる心遣いが嬉しい。そして私が座ったのが、ほぼゴロー席!放送を見る前にゴロー席に導かれるとは、これまで聖地巡礼を繰り返して功徳を積んできた甲斐があるというもの(違

だるま

いかにも東京の下町っぽい額の下に、スペイン産ワイン、ラスク、オニオンロールパン...何なんだこの店?!何屋さんなんだ。
この店、ほんと何でもありだな。

しかしその下には無情にも「本日オニオンロールパン売切です」の貼り紙が(;´Д`)。今日のメイン料理のひとつだったはずなのに...。私もオニオンロールパンを刺身っぽく楽しんだり、煮込みに浸して食べたりしたかった(笑。

だるま

コの字型のカウンターに、壁にはズラリと貼り尽くされたお品書き。
お店の雰囲気としては、原作に登場した赤羽のまるます家に通ずるものを感じます。

おお~、メニューが押し寄せてくるぞ。
定番の品々も捨てがたいけど、ホワイトボードの「本日おすすめ品」も見逃せない。しかも、どれも安い!ワンコインでおつりが来るものばっかりだ。

ここは焦らず、じっくりとメニューを読み込もう。

だるま

え~、なんだなんだなんだ?常連客のカバン置き場は、ここなのか。
「ふらっと QUSUMI」の中で「この店は昔はスーパーをやっていた」という話がありましたが、おそらくそのスーパーの名残のショーケースなんだろう。そこに、食器と、お通しと、何故か柿と(笑)、お客さんの荷物。ガヤガヤ騒がしい店内をさらに凝縮したかのようなカオスっぷり。

でも、この市場のごとき喧噪、嫌いじゃない。
静かな店より、こういう中に紛れ込んでいたほうが落ち着くときがある。
他愛ない他人の会話が、心地いい。

だるま

...なんて言ってる場合じゃない。
生ビールが来ちゃったからには、早く飲まないと、自分の中ののんべえちゃんが暴動を起こすぞ。

だるま

日替わりのお通し、この日はひじきの煮物。
ぽいぽい、こういう店のお通しっぽい。シブい球を放ってくる。

だるま

まずはポテサラから。ちょっと甘みがあって、懐かしい味。
この店の大将やおかみさんの人柄が練りこまれているかのような、優しさを感じる。

だるま

いつもならビールの次にはハイボールに行くところだけど、メニューに見当たらなかったので、珍しく酎ハイに移行。
でも、こういう店ならハイボールよりも酎ハイの方がよく似合う。

だるま

本日の主役、サンマクンセイ刺。これが燻製...?

青魚好きの燻製好きとしては、これは来る前から楽しみにしていました。
いつだったか、鯖の燻製を食ったときもびっくりしたけど、サンマのクンセイの刺とは...居酒屋の海も底が知れない。

だるま

おお~っ、燻製だ、確かにクンセイ。
燻製でありながら、確かに刺身でもある。

サンマって、塩焼きか刺身がいちばんうまいと思っていたけど、こういう食べ方もあったのか。
この店、侮れんぞ。

だるま

そしてポパイベーコン。名前からするとエノキと卵まで入っているとは想像できなかったけど、こう来ると完全に家庭料理。
このぶっきらぼうな盛り付けが、気取らずわしわし食えと言っている。

うん、いい。かなりポパイ。全然名前負けしてない。
こ~れはポパイ飯。さあ来いブルート、って感じ。

だるま

続いて焼鳥シリーズ。まずは正肉の焼鳥をタレで。うん、良くも悪くも普通においしい(笑
でも、こういう気取らない普通っぽさがこの店には合ってる気がする。

だるま

で、皮を塩で。こっちはカリッと焼き上げられていて、塩との相性抜群。
正しい居酒屋のつまみだ。

お店のほうは満員御礼で頼んだ料理がなかなか出てこなかったのが、出てくるときは一気に出てきて、狭いカウンターがまさに「なんだかすごいことになっちゃったぞ」状態に。

だるま

肉豆腐。これまたこういう店に似つかわしい一品。
出汁のよくしみた豆腐と、優しい味の汁がいい。「俺、歳とったらこういう肉豆腐と白い飯があればそれでいいや」とすら思えてきます。

だるま

ちょっとこの店の無軌道ぶりに乗じてみるか、的なスペイン産赤ワイン。
赤ワインをグラスまでしっかり冷やして出してくるあたりがこういうお店らしいところですが(笑)、それもそれで良し。この赤ワイン、以外と侮れずうまい。

だるま

...からの、キス天ぷら(ぉ

ふんわり揚げられた一口大のキス、尻尾まで残さずいただいちゃいます。

だるま

そーなると飲み物はホッピーでしょ。
この手のカウンターにはホッピーがよく似合う。

ちなみにここのホッピー、中(焼酎)は注ぐ人によって分量が全然違うので要注意(笑

だるま

煮込み、飲んべえちゃんたちの大好物。
基本的に、こういう店の煮込みに外れなし。

ああ...この汁、いいわ。
これ、本当においしい。年季を感じる煮込み。

だるま

そしてまた変化球の、生ハム(笑。今思うと、赤ワインと一緒に頼めば良かった。

確かに生ハムなんだけど、私の知っている生ハムとなんか明らかに違う(笑。
でも、ホッピーと一緒なら許せてしまう、この店へのなじみ感のある生ハム。

だるま

メニューにハイボールがない、と思っていたのに、常連さんが普通に頼んでいたのをめざとく見つけて(笑)ハイボールを注文。
この手の居酒屋でハイボールといえば角瓶かトリスと相場が決まっているようなところ、ここのはキリン富士山麓のハイボール。アルコール度数高めで、安く酔っ払えるコスパ高いハイボールでした(笑。

だるま

オニオンロールパンの代わり、というわけではないけれど、〆に向かってチーズグラタン。

ドラマ観る前だったので何も知らずに頼んだ結果、「グラタンは、チンか(笑)」というゴローさんと同じリアクションを取る始末(;´Д`)ヾ。
いや、これはこれで楽しいぞ。子どもの頃、母親が忙しいときに買っておいてくれた冷凍食品の、懐かしい味(笑

だるま

〆は焼ビーフン。ここだけ、突然アジアンテイスト。
でも、〆に相応しいしっかり味。

だるま

ごちそうさまでした。
いや~、いい飯だった。

お客さんが増えてくるとカウンターの席を詰めてくれる常連さんのあったかさとか、料理を出すときに、店員さんがどこの席の料理かを把握してなくていちいちお客さんに聞いてる(笑)そのやりとりとか、まさにドラマそのまんまの、地元に愛された居酒屋。ちなみにドラマに登場した浅野温子さん演じる「スーさん」は実在の人物で、おかみさん以上にホールを掌握している感のあるしっかり者でした。

なお、帰り際に大将と軽く話をしたところによると、放送後はしばらくの間予約は取らない予定とのこと。確かに放送前でこの混雑だとさらなる混乱は必至でしょうし、常連さんが入れなくなってしまうのもお店としては避けたいところでしょう。今後巡礼予定の方は、そのあたりご理解の上、お互い楽しく利用できればと思います。

俺も今度はチョコレートラスクをおかずにご飯...いや、それはない。
ごめんね深川めし、今度ね。

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2015/09/30 (Wed.)

大崎 いわし料理の店 味楽

大崎に、ずっと前から気になっていた店がありました。

いわし料理の店 味楽

いわし料理の店 味楽

大崎駅のホームからも見える「いわし料理の店」の看板。青魚好きとしてはずっと心惹かれていたわけです。ましてや、ドラマ『孤独のグルメ』でりんかい線の隣駅・大井町の「だるまや」が取り上げられるとは、このエリアにはいわし料理の専門店が集中する理由でもあるのか?と気になっていました。
店舗は、大崎駅東口の階段を降りると真っ正面に現れます。これは、まさに駅前を超えた「駅前」だ(笑。

実は何度か夜に来ようとしてみたんですが、いつも満席で入れず。まあ、このあたりは隣の五反田や大崎広小路にはいろいろ店があるけど、大崎は居酒屋不毛地帯と言っても良い場所で、それもやむなし。先日、お昼どきに大崎方面に行く用事があったので、このチャンスを逃す手はないと思い、暖簾をくぐってみました。

いわし料理の店 味楽

さあて、どんないわし料理が俺を出迎えてくれるんだ...と思ったら、ランチのいわしは「いわしフライ定食」のみ。他は鶏唐揚げ定食とかほっけ焼定食とか、いわゆる居酒屋のランチメニュー。これはちょっと肩すかし感を味わいつつ、初志貫徹でいわしフライ定食+生卵を注文。
出てきたのは、とてもボリューム感のある「いかにも男の昼飯って感じ」の定食。でも、こういうのでいいんだよ。

いわし料理の店 味楽

いわしフライは、揚がり具合はまあ普通だけど、いわし自体は脂が乗っていて、期待通りの味。

ソースをかけていただけば、もうそれだけでご飯が進みます。
ソース以外にもカラシがついていて、さらに生卵を頼むと醤油も出てくるので、味のバリエーションが楽しめます(笑

いわし料理の店 味楽

小鉢は冷奴にお新香、サラダ、お味噌汁。いわしフライにキャベツの千切りとトマトがついているのに、さらにこのサラダ要るか?という気はします(笑。
お新香は味しっかりめで、これもご飯の消費を促してきます。

いわし料理の店 味楽

これだけおかずがあれば、生卵は要らなかったかもなあ...と思うけれど、玉子かけご飯にすると「やっぱり卵つけて正解、俺の選択は間違ってなかった」と思えます(ぉ。
これはご飯大盛りでも良かったくらいだなあ。大盛りにできるかどうか知らないけど...。

いやあ、おいしかった。感動するほどうまい、というわけではないけれど、日々の昼食に毎日来ても飽きない味、っていうのはこういうもんですよ。
そういえば隣の席のお客さんが頼んでいたとびうおフライ定食が、見た目からするといわしフライよりも美味しそうだったなあ...。

いわし料理の店 味楽

でもやっぱり、心惹かれるのは壁に貼られたこのいわしメニュー群ですよ。想像するだけで、どれもうまそうだ。

これは、今度こそ夜に来てみるしかありませんね...。

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