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2015/11/25 (Wed.)

五反田の老舗洋食店 グリルエフ

以前から気になっていた、五反田の老舗レストランに行ってきました。

グリルエフ

グリルエフ

JR 五反田駅ロータリーの真向かい、歓楽街の入口の脇のところにあるお店。このあたりは確実に昭和からあるだろう店と、最近オープンしたと思われる真新しくてお洒落なお店が共存する、不思議なエリア。
「グリルエフ」もいつの時代から営業しているのか分からないくらいに年季が入った建物で、外観には蔦が這っています。今まではちょっと入る勇気が出ませんでしたが、今回は意を決して突入。

グリルエフ

店内は、想像通りの「年季の入った洋食屋さん」。あちこち古びてはいますが、50 年前は高級レストランだったんだろうなということを思わせる風格が漂っています。
私が通されたのはカウンター。ガラス越しに、厨房の様子が見渡せて、これはこれで逆に嬉しい席かも。

グリルエフ

メニューもまた、昭和がそのまま甦ってきたかのような、達筆な手書きのコピー。どのメニューもいいお値段しますね。
そして「牡蠣はじめました」って冷やし中華かよ!(笑

グリルエフ

頼んだのはハヤシライス。実はこれ、メニューに載っていないんです。裏メニューだけど、この店の他のどの料理よりも有名という(笑。
ランチタイムには、お客さんの半分以上がハヤシライスを頼んでいるようでした。しかも、こんなに入りづらそうな店構えにも関わらず、ほぼ満席。昔から多くの人に愛されてきたお店なんでしょう。

グリルエフ

一般的にハヤシライスというと、トロッとしたデミグラスソースの中に牛肉とタマネギ...を想像すると思いますが、ここのハヤシライスはほとんどソースがなく、大半がタマネギ。だけど、このデミグラスソース自体も創業当時から継ぎ足して使われ続けている、秘伝の味なんだとか。

グリルエフ

平皿に、けっこう大盛りに盛られたライスにかけて食べると、今まで食べたことのあるどんなハヤシライスとも違う味。真っ黒なデミグラスソースは、年期を感じる少しのほろ苦さがありながらも、どこか優しい味。で、タマネギはくたくたに炒められた...のかと思ったら、予想に反してシャキシャキした食感がしっかり残され、食べ応えがあります。そこに郷愁を誘うグリンピース。
ああ、これはおいしい。初めて食べたのに、子どもの頃に食べたような記憶があるというか...なんというか、胸がいっぱいになる味だ。

こういうの、たまーに思い出したように食べたくなるんだよなあ。またいずれ来よう。

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投稿者 B : 23:15 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/11/19 (Thu.)

とんかつ あげ福

五反田にうまいとんかつ屋があるという情報をキャッチしたので、食べに行ってきました。

とんかつ あげ福

とんかつ あげ福

ハンバーグで有名なミート矢澤の隣にあるお店。というか、矢澤ミートの系列店なんですね。隣のミート矢澤本店があまりに有名すぎて、こちらのお店はそこまで知られていないのか、お昼時はミート矢澤にはいつも通りの行列ができていたのに、こちらはすぐに入れました。まあほぼ満席ではありましたが。

店内はほぼカウンターのみ。奥の方に四人一組分のテーブル的な席もひとつだけありましたが、カウンターの延長みたいな感じ。ゆっくり食べるというよりは、回転率重視のようです。隣の席との間隔はかなり狭く、気を遣います。カウンターでもせめて豚組食堂くらいのゆったり感があれば、もう少し落ち着けるんだけどなあ。

とんかつ あげ福

ランチメニューは定食だと最低 1,000 円から。普通にロースカツ定食を食べようとすると 2,000 円からなので、そうそう普段からランチに来れるお店ではありません。

ロースがどんなものかは気になるけど、矢澤ミートといえば牛肉のイメージ。なので、和牛メンチカツを軸に考えてみます。

とんかつ あげ福

頼んだのは、チキンカツコンボ(チキンカツ+和牛メンチ小)。シンプルに和牛メンチ定食か欲張って肉ミックスかも迷ったけど、とりあえず初回はこのへんで小手調べといきます。

とんかつ あげ福

メンチカツは「小」といっても一般的には普通サイズと言えそうな大きさ。でも組み合わせるのは見た目からしてあっさりしてそうなチキンカツだし、物足りないんじゃないか?と少し心配になりました。

とんかつ あげ福

ソースはテーブルに常備されたとんかつソース&すり胡麻もありますが、ランチにはタルタルソースとジンジャーソースもついてきます。タルタルソースはチキンカツに合いそうだけど、ジンジャーソースって初めてなんですけど!
カツにつけて食べてみると、ジンジャーソースは想像した以上に深くて濃ゆい味。これ、ちょっとクセになりそうかもしれません。

とんかつ あげ福

チキンカツはささみですかね。見た目からして軽そうだし、ささみカツってパサパサしていることが多いので、これが出てきたときには「失敗したかなあ」と思いました。でも食べてみると、これがささみとは思えないほどしっとりしていて、しかも柔らかい。こんなささみは食べたことないかも。見た目でばかにしてすみませんでした。

とんかつ あげ福

和牛メンチカツ。衣の色がチキンカツとは違っていて、揚げ分けているんでしょうね。
チキンカツがこれだけうまかったのなら、和牛メンチはどんなことになっちゃうのか。

とんかつ あげ福

箸で割った瞬間、肉汁が、ジュワッ、ではなくて、(´;ω;`)ブワッ、という感じで溢れ出てきます(ぉ
衣はざっくり。肉はそのものの食感がしっかり残っている感じの粗挽き具合で、肉食ってる感満載。口の中はうまみの洪水。あーこれやばいやつや。

そりゃそうか、ミート矢澤のハンバーグをそのまま揚げたらこんな感じになるんだろうから、うまくて当然なのか。妙に納得。
チキンカツもおいしかったけど、このメンチを食べたらチキンはなかったことになっちゃうなあ。

懐にちょっと余裕のあるときでないとなかなか来れないけど、今度はど真ん中直球でメンチカツ定食にしよう。

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投稿者 B : 23:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/11/14 (Sat.)

世田谷区千歳船橋のラム肩ロースとラムチョップ

「ちょっと疲れが溜まってるな。なんかパワー系なもの、入れたいなあ」

千歳船橋

ドラマ『孤独のグルメ Season5』の聖地巡礼も、早くも 4 軒目。今回は、昨夜放送されたばかりの第 7 話の舞台、千歳船橋に放送前巡礼してきました。紛らわしいけど、千歳船橋は北海道でも千葉でもなく、世田谷区です(笑

年々ドラマの人気が高まっていることもあって、今シーズンはいつもより早く放送前の巡礼を心がけていますが、この店は特に人気が出そうなので、早く行っておきたかった。だって東中野木場西荻窪とこれまでのラム回の店にハズレなし。今回はさらにラムで焼肉とあっては、うまくないはずがないわけです。

ちなみに↑の写真は「孤独カット」(「腹が減った」の三段引きカット)でゴローちゃんがヨガの「木のポーズ」をしていた場所。

ジンギスバル まーさん

ジンギスバル まーさん

え...?これ店なんだ。
ジンギスカンね...忘れていたアイテム。

静かな住宅街のカドにぽつんと存在する、ファンシーな外観のお店が今回の聖地。羊に見守られている店舗だ。
どうやらこのお店、札幌のだるまで食べたジンギスカンの味に感動し、東京にないなら自分で作ってしまえ!という勢いでオープンしたお店だそう。だからこんなに羊愛に溢れた建物なのか。

ジンギスバル まーさん

店内、こぢんまり。
カウンター中心で、テーブルが一席だけ。予約すれば二階席もあるようですが、二階に行くには建物の外から階段を上がるようで、さすがに未確認(笑

通されたのはゴロー席でした。今シーズンここまで、放送前巡礼も含め全てゴロー席を引き当てているこの強運!
なお、この日は放送前ながら予約で満席、飛び込みで来て断られているお客さんも数組いらっしゃいました。普段から人気店みたいですが、事前巡礼のお客さんも増えてきているようですね...。

ジンギスバル まーさん

おしながき。なんか、いろいろあるなぁ~。

ジンギスカンって、そんなバリエーションあったっけ。
札幌のジンギスカンは、肉といったら一種類しかなかったような気がするけど、これは興味津々。

ジンギスバル まーさん

ジンギスカン鍋、一人にちょうど良い大きさじゃないか。
炭に火が入り、脂が塗り込まれて、こちらのテンションも高温になっていきます。

ジンギスバル まーさん

そんなジンギスカン鍋を眺めながら、まずは生ビールを一杯。
札幌の夜、思い出すなあ~っ。

今回は放送前で、メニュー的に予告映像では何の肉を食べたのかも微妙に判らないので(汗、ここは勢いに任せて、後は流れで。

ジンギスバル まーさん

最初はビールのつまみっぽく、ラムソーセージ 3 種盛りをいただきます。
そのままでも食べられるけど、炭火であぶるとなおうまし。

3 種はあらびき、ガーリック、チョリソーらしいけど、ハッキリ味が違うというよりはラムっぽい味と香りが先に立って、後から味の違いが分かる感じ。

ジンギスバル まーさん

そして羊のタン。牛タンは好きだけど、羊のタンって初めて。
見た目からして、普通の焼肉屋で食べる牛タンとはずいぶん違う。

ジンギスバル まーさん

羊のタン、想像していたような弾力性はあまりなくて、滑らかな感じ。
そして羊っぽいくさみが全然ない。おいしいです、これ...。

ジンギスバル まーさん

...と、タンを食べていたところで、カウンターの奥に黒板メニューがあることを発見。
レギュラーメニュー以外にもいろいろあるのか。

レバーにハツに脂身だ?
それに、ラムタン原木。ドラマでは「ふらっと QUSUMI」コーナーで久住さんが食べてましたが、あれもうまそうでした。
これに気づいていれば、最初からこっちにしたのに(;´Д`)。

謎のメニューが後から後から現れる。
この店、底知れないぞ...!

ジンギスバル まーさん

今回の主役のひとつ、やわらか肩ロースが出てきました。
おお...思ってたよりボリューム感ある肉だ。

ジンギスバル まーさん

ゴローちゃんは肩ロース+ランプ+焼き野菜の「A セット」を頼んでいたけど、放送前だから当然見ていないし、最初は「だるま」っぽくシンプルにいきたかったので、肩ロース単品+玉ねぎで。
肉の前に、まずは玉ねぎを鍋の周囲に配置して、先に火を通していきます。

ジンギスバル まーさん

そして、まるで玉座のような中央の空間に、肩ロース。

あぁ...この匂い、腹がどんどん減っていく。
世田谷の住宅街にあって、ここだけすすきのがやってきたかのようだ。

ジンギスバル まーさん

いただきます。
ロースとタマネギは、タレ。

えっ...何これ、うまし!実にうまし。
牛でも豚でもないロース、めちゃくちゃうまい。

タマネギも甘くておいしい。
劇中じゃ、淡路島のこだわりタマネギって言ってたなあ。

ジンギスバル まーさん

これがランプ(腰からお尻にかけての部分)。
クミン塩でいただきます。カレーの香りのもとになるクミン、なじみ深いスパイス。

おー、ちょっとこれ、感動。
ランプ、すごい。クミン、反則。やばいよこれ。
脂分は少なめだけど、柔らかいし、ラム肉の味がよく分かる。

こういううまさが肉の世界にはまだ隠れていたのか。

ジンギスバル まーさん

ここのラムロースは間違いなくおかわりしたくなる。
ゴローちゃんは「旨くちロースタレ」でおかわりしてたけど、私は「ネギ塩ラムロース」で。

ネギ塩って、牛カルビとは焼くことがあるけど、ラムロースだとどうなっちゃうんだろう。

ジンギスバル まーさん

「片面が焼けたら肉でネギを巻いて食べてください」と言われたけど、ロースが分厚くてネギが巻けない(笑
仕方ないので、ネギのせラムロースでいただきます。

うっほ、これもいい。
ネギ塩とラムロースが秘めたうまさを互いに引き出し合っている。

まだ全然イケるぞ。
この店の羊、レベルたかし君。

ジンギスバル まーさん

これはちょっと、飲み物のペースも上がらざるを得ないというものです。

ビールの次はハイボールでも良かったけど、ちょっとガツンとしたのが欲しくなったので、最強のレモンサワー「MASSA 酎」にしてみました。マッサチュー...工科大学?
これがまた、しっかり炭酸と強めの酸っぱさで、パワフルなラム肉と好相性。だけど、お店を出た頃に自分が思っていた以上にアルコール回った感があり、迂闊に飲んだらあかんやつや。

ジンギスバル まーさん

おっ!来たな、ラスボス。

というわけで、ラムチョップですよ。
骨付き肉って、見ただけで興奮してくるよなあ。はじめ人間的な何かが遺伝子に組み込まれているとしか思えない。

ジンギスバル まーさん

ここで、目の前で炭の交換。
劇中でも「タレの味がついちゃうから」と言ってラムチョップの前に網を替えるくだりがありましたが、これってラムチョップ前の何かの儀式なのか。

ジンギスバル まーさん

新しくなった炭の上で、じっくりじっくり、焼いていきます。
「片面 2 分ずつ、5~6 回」という劇中の説明はありませんでしたが、大きめの骨付き肉だし、腰を据えてじっくりと。

うまいラムチョップへの道のりは、長く険しい。
これは修行だ。

ジンギスバル まーさん

ラムチョップ、完成。
長い道のりだった。よく頑張った、俺。

「箸袋を骨に巻いて」という説明も特になかったので、骨をそのまま手づかみで、いただきます。

くわぁ~っ、これは良いチョップ。
胸にバシィィーン!と、来たよ。

俺は狼だ。羊を襲う狼だ。
野生の血が、肉を喰らい血をすすり、骨の髄までしゃぶり尽くす。うおォォォン!

ジンギスバル まーさん

〆は、メニューにあって最初から気になっていた、「ネコ飯」。
見た目はごく普通の鰹節ねこまんまそのものだけど、一口食べてみると、うまみ炸裂。何入ってるんだこれ。

って、鰹節に、秘伝のタレとバター、ね。
Wikipedia によると「北海道では醤油にバターが加えられることが多い」ということで、北海道流のねこまんまなのか。なるほどね。TKG に続く〆ご飯のヒット作、これ今度自宅でも真似してみよう(笑

すごい店だった。
羊のピラミッドパワーで、エネルギー充填。疲れ、蒸発!
食いたいものを食いたいように食いたいだけ食う以上に、元気が出ることはない。

事前に想像していたとおり、リピートしたくなる店。ラム好きとしては特に外せない。
放送前巡礼だったがゆえに今回は食べなかった「五郎's セレクション」があるので、放送後しばらくして客足が落ち着いた頃に、未踏のメニューに再挑戦しに来ようと思います。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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関連ランキング:ジンギスカン | 千歳船橋駅

投稿者 B : 21:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2015/11/12 (Thu.)

五反田 立喰いずし 都々井

最近、ときどきこちらの店で寿司を立ち食いしています。

立喰いずし 都々井

立喰いずし 都々井

JR 五反田駅の高架下にある、立ち食い寿司のお店。この周辺はおにやんまをはじめとして、ディープな名店が建ち並んでいます。この「都々井」も、その中では知る人ぞ知る名店。
店構えからして昭和感あふれるたたずまい、しかもネタよりもむしろ「しゃり自慢」というあたりが渋い。

立喰いずし 都々井

「立ち食い」「立ち飲み」といいつつスツールが置いてある店も少なくありませんが、この店は本当に完全立ち食い。
昼夜問わずけっこう混んでいて、周辺のサラリーマンを中心に多くのお客さんに愛されているお店です。

立喰いずし 都々井

カウンターには、一定間隔で水道が設置されています。初めて見ると、回転寿司屋によくあるアガリ用の給湯器っぽく見えますが、これは手洗い用の水道。こういうタイプの蛇口、小学校とかにあったよなあ。
江戸なら寿司は手づかみで食べるのが当然、だから食後には手洗いを、という気遣い。まあ平日のランチタイムだと手に魚の匂いがついても困るので、私は箸でいただきます(笑

立喰いずし 都々井

価格帯はなかなか良心的。激安回転寿司ほどじゃないですが、ベテランの職人さんが握ってくれる廻らない寿司屋でこの値段は嬉しい。立ち食いさまさまですね。

立喰いずし 都々井

ランチタイムはにぎり一人前 650 円、1.5 人前で 900 円。一人前だとちょっと物足りないので 1.5 人前をオーダー。
それほど高級なネタこそありませんが、にぎり 11 貫+巻物 3 貫で 900 円というのはかなりお得感があります。

立喰いずし 都々井

魚系のネタはマグロ赤身、カンパチ、アジなど。
むちゃくちゃ美味しいというほどではないけど、その辺の商業ビルに入ってるチェーン系寿司屋でにぎりランチを食べたらもっと高くて微妙だったりすることも少なくないので、納得できるおいしさ。
自慢のシャリは、よく締まっていて他にはあまりないタイプ。これ好きです。

立喰いずし 都々井

ホタテとかエンガワが入っているのが嬉しい。
個人的にはもうちょっと魚系多めのほうが良かったけど、満足度は高いです。

立喰いずし 都々井

黒板を見ていたら「おすすめにぎり」から何か欲しくなったので、マイワシを追加で。
ランチにぎりは桶で出てきたけど、単品はちゃんと下駄に乗ってきます。

青魚好きとしては外せない、このトロッとした脂身のおいしさ。

立喰いずし 都々井

ここで調子に乗ってコハダとか漬けマグロとかも頼みたくなるところですが、江戸の立ち食い寿司で昼から長居ってのも粋じゃないので、これにて終了。
お昼から寿司を食べるとちょっと贅沢した気分に浸れるけど、これで 1,100 円というのがまたありがたい。

ごちそうさまでした。また来ます。

関連ランキング:寿司 | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 02:21 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/11/08 (Sun.)

目黒区大岡山のなめろう冷茶漬

「こんなときはうまいもんを、食いたいだけ食うに限る」

九絵

前回に引き続き、ドラマ『孤独のグルメ Season5』大岡山編の聖地巡礼です。こないだは九絵定食だけで満腹になってしまったので(笑)、今度は夜に改めて来てみました。放送前に二度も聖地巡礼するのは、さすがにこれが初めて。
お店の隣がカラオケスナック、というあたりも昭和ローカル感があって、いいじゃないの(笑

漁師料理 九絵

九絵

お昼に来たときには気がつかなかったのですが、店内は漁船の集魚灯タイプの照明が使われていて、いかにも漁師料理の店という雰囲気ビンビン。改めて、気分が高まります。
蛍光灯にかけられたスノコとか、棚にズラリと並べられた焼酎とかも、いいじゃないか。山の上じゃなくて、三陸か三崎の港にでもいるような気がしてくる。

九絵

なぜだか一漁終えた後みたいな感覚になって、生ビールが欲しくなるわけです。
ビールはスーパードライとプレモルがありましたが、意外にもプレモルが瓶、スーパードライのほうが生で提供されるということで、スーパードライで乾杯。
ま、ヱビスって雰囲気の店でもないし、これぐらい気安いほうがちょうどいい。

九絵

さて、つまみは何にするかな。
こういう黒板メニューだと、なんでも美味しそうに見えてくるのは何故なんだろう。

なお、メニューに書かれていても早々になくなってしまうものも少なくないもよう。
くじらのユッケ、食べたかったな...。

九絵

こっちは...おっと、ランチメニューだったか。
でも、サンマのねぎまなべ定食とか、カレーもいいなあ。劇中で体育会系の学生さんも頼んでたけど、気になるなあ。

九絵

さておき、料理はやっぱり刺身からでしょう。いろいろ食べたいので、刺盛り。
頼もうとしたところで「刺盛りは 3,500 円のと 5,000 円のがあるけど、どっちにしますか?」と。黒板に書いてない 5,000 円の刺盛り、そういうのもあるのか!

違いを聞いてみると、大将自ら「5,000 円のほうはマグロのうまいところが入ってて、こっちが絶対おすすめ」。
そう言われてしまったら、迷わずに高い方を頼まざるを得ないってものです。

九絵

ネタは日によって違うんでしょうが、この日はマグロ(トロ)、マグロ(赤身)、ブリ、カンパチ、ヒラメ、サーモン、イカ、イクラ。定食と同じく、刺身のツマ代わりに野菜サラダ。

このトロが、舌の上でとろけていく感じで至高。値段的にまずいわけがないんだけど、確かにうまい。
個人的にはその次はヒラメが当たり。ブリも美味しいけど、これの旬はあと 2~3 週間経ってからが本番かな、という感じ。

九絵

ブリ大根。富山人的には、ふるさとの味。
昼の煮付けもうまかったけど、このブリ大根もまたいい。この店、やっぱりあの大鍋で煮込んでる料理に外れなしだなあ。

大根はちょっと歯ごたえを残してあって、個人的にはもっとほろほろに煮込まれているほうが好みだけど、そうするとブリのほうの旨味が抜けてしまうので、バランスが難しいところ。

九絵

こうなると日本酒ですよ。
女将さんのおすすめに従って、日高見純米(宮城)・小左衛門(岐阜)・緑川 純米吟醸「緑」(新潟)のジェットストリームアタック。おすすめだけあって、いずれも魚料理に最適。

枡とか凝ったグラスじゃなくて、こういういかにもな「コップ」で出てくるぶっきらぼうさが、この店では逆にいい。

九絵

と、なぜかこのタイミングで突き出しの登場(笑。まさか中盤になって出てくるとは思いませんでした(笑

厚揚げ・厚焼き玉子・おひたしの三点セットは、お昼の定食と全く同じもの。
突き出しにしてはかなりボリューム感があって、これと刺身と白飯があれば食事になってしまうレベル。

九絵

ここで揚げ物。黒板を見ていたら、アジフライと生カキフライの魅力に、どうしてもあらがえず。大皿にまとめて出てきました。
しかしこの店、刺身にも揚げ物にもこのサラダがついてくるんですね。テーブルに常備されている胡麻ドレッシングで、スタッフが残さずいただきました。

九絵

アジフライは、フワッとした身をカラッと揚げてあって、かるーい食感。
お店で揚げたてのアジフライを食べる瞬間って、至福だよなあ。

九絵

カキフライは小ぶりだけど、生ガキというだけあって引き締まった身にうまみがギュッと凝縮されていて、これまたうまい。

新鮮な魚介って、生で食べて良し、煮て良し、焼いて良し、揚げて良し。
海に囲まれた国に生まれた、この幸せ。魚ォン!俺はまるで人間水力発電所だ(ぉ

九絵

こういううまいフライに煽られて、日本酒からハイボールに戻ってきてしまうわけです。

ちなみに、隣のテーブルのお客さんが頼んでいたとんかつがやたらうまそうで。漁師料理の店なのにとんかつ?と思ったけど、頼もうとしたら「今ので肉全部終わっちゃったのよー」と女将さん。
まいったな...ピーンときたのになぁ。

ま、気を取り直して、本命のアレ、いっときますか。

九絵

前回食べ損ねた「なめろう冷茶漬」。二人前頼んだら、冷や汁が鍋で出てきました(汗
氷が入った味噌汁、ってなんだかすごい絵だな。

九絵

そして、なめろう。お約束の野菜サラダがここにも(笑

ただし、この日はカツオの仕入れがなかったということで、代わりにブリのなめろう。
大将によると、価格高騰によりたぶん 12 月いっぱいくらいまでカツオのなめろうは出せなさそう、とのこと。
でも、「なめろうはカツオが一番うまい」ということなので、これは日を改めて食べに来たいところ。

九絵

まずは、なめろう単品で。その次に、白いご飯になめろうを載せて、いただきます。
ちなみにこの白飯、茶碗っぽく見えるけど丼です。九絵定食の後に入れられる量じゃない(笑

うわ、何これ、うまっ!
サンマのなめろうもおいしかったけど、ブリもいい。なめろうにすると、それぞれの魚の持ち味がさらに引き出されるかのようだ。

九絵

で、冷や汁をジャブジャブと。

おお~っ、こうなるかあ。こ れ は ...。
うん、冷たいのがいい。スルスル入る。これはたまらん。

これ、好きです、俺。ずっと前から好きだったけど、今日初めて二人だけで話した、って感じ。

九絵

それとカレーうどん。
私が頼んだものじゃないけど一口分けてもらったら、口に入れた瞬間はマイルドだけど、後からしっかりした辛口が追いかけてくる感じ。
店が店なら、これだけでランチの主力を張れるんじゃないだろうか。

151108t.jpg

食べている間も、女将さん(ミユキちゃん)が大将にダメ出しをしっぱなし。劇中よりも口調はきつめだけど、そういうのも含めて夫婦仲がとても良い証拠、ってことなんだろうなあ。

ちなみに、この日はちょっと早い時間に他のお客さんが引け、我々だけになったところで、大将と女将さんが話しかけてきてくれました。ここには書けないような内容も含め、撮影当日の話とか、(魚料理の店なのに)なぜか美味いとんかつの揚げ方の話とか(笑
お二人の「お客さんにうまいもんを食わせたい」という想いが伝わってきました。

この店には、無言の誠意があふれている。
毎日を精一杯生きている朗らかさに満たされている。

いい店だった。
次は、聖地巡礼の客足が少し落ち着いた頃に、カツオのなめろうととんかつをいただきに来よう。

ごちそうさまでした。

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2015/11/07 (Sat.)

目黒区大岡山の九絵定食

「しかし、人間って悲しいかな。腹が立っても、ムカついていても、腹が減るんだよなあ」

大岡山

ここ一週間で急に冷え込んできたな...えっ、駅ビルかと思いきや、病院?

というわけで、ドラマ『孤独のグルメ Season5』聖地巡礼、つい先ほど放送されたばかりの目黒区大岡山に、さっそく行ってきました。
大岡山は、個人的に学生時代よく来ていた土地。私にとっては準ホームグラウンドと言える場所だけに、真っ先に巡礼しないわけにはいきません。放送後はメチャ混みでゆっくりできないだろうと思い、今回は事前巡礼に行ってきました。

大岡山

個人商店の連なり、嬉しい。
東横線が複々線化したタイミングで駅前はずいぶんきれいになっちゃったけど、この商店街は昔からあまり変わらないなあ。

この北口商店街から一本入るとさらに雰囲気が変わって、今でも昭和の雰囲気を残す住宅街が顔を出します。そんな中にあるのが漁師料理の「九絵」。私がこの界隈に来ていた 15 年前には、確かまだなかったお店です。

漁師料理 九絵

九絵

漁師料理...?

そういや最近、お魚食べてないな。(←こないだ食べたところです)

151107d.jpg

「御飯と味噌汁、おかわりどうぞ!!」か。
こういうの、嬉しいじゃないですか。いかにも学生街の定食屋という感じがする。

うまい魚でご飯バクバク、味噌汁ズルル。いいじゃないかいいじゃないか。

151107e.jpg

お昼の定食メニュー、いっぱいあるんだなあ。
でも、主力メニューが軒並み千円超えって、学生さんにはちょっとお高めかも。

よし、たのもー。

九絵

通されたのはカウンター、後から放送を見て気づきましたが、ほぼジャストゴロー席。
厨房の奥では大鍋でいろんなものが煮込まれています。

魚がいい。そして大将の顔がいい。
期待値、急上昇中。

注文したのは店名を冠する「九絵定食」。お客さんの八割が頼んでいる感じでした。
ちなみに放送後しばらくは(というより放送前からかなり行列ができているようです)対応しきれなくなるためお昼は九絵定食のみにするかも、とのこと。

九絵

劇中のような魚を捌くシーンは見られませんでしたが、大将の仕事ぶりが目の前で見られます。
新鮮な魚たちが目の前に現れると、期待も高まりまくり。

そして、女将さんによる大将へのダメ出しが炸裂しまくり。一挙手一投足にツッコミを入れられているんじゃないかという勢い(笑。
完璧に、ミユキちゃんがボス。ふっ(笑

この席、最高。リングサイド S 席最前列だ。

九絵

料理が順番にできあがってくると、女将さんがお盆を持って一言。

「はい、アニキ。重いから気をつけてね」

飲食店で女将さんに「お兄さん」と呼ばれることはよくあるけど、「アニキ」は初めて(笑
カウンター越しに渡されたお盆は、本当にズッシリと重く感じられました。

九絵

おーっ、こ、こっ、こっれは...!

大きな盆いっぱいのおかず群。
これでおかわり自由という心強さ。鼻血級サービス。

いただきます。

九絵

刺身は四種盛り。この日は、マグロ・カンパチ・サーモン・ブリ、かな。

うん、うん!
これはいい刺身。とても東京の、大きな岡の山で食べているとは思えない、漁師町の味。

うまい刺身と、醤油と、白いご飯。日本人でよかりけり。

九絵

この煮付けがまずいわけがない。
ついつい、無言で骨の間にある身をほじってしまいます。

煮付けって、深いなぁ~っ。
手をかけてる、もてなしの心がいい出汁になっている。

九絵

この味噌汁、あら汁なんですね。魚の出汁がよく出ていて、このあら汁もすごくいい。

あら汁の滋味は、漁師の滋味。島国の滋味だ。

九絵

ダメ押しの付け合わせ軍団、しっかりおかずだ。
厨房の大鍋で煮込まれているのは、この厚揚げとさっきの煮付けだったか。
厚焼き玉子も、卵何個使うんだっていうほど大きなものを焼いてから、切って出してくれています。

うまい刺身と、醤油と、白いご飯。
煮付けで食べるご飯の、尊いようなおいしさは、どこから来るんだろう。
そこに刺身、あら汁。1 ミリの隙もない、完璧な魚定食。

九絵

いやあ、おいしかった。
お腹も心もいっぱいになりました。

このボリューム、この内容なら、1,200 円は全然高くない。
魚を思う存分食べたくなったら、ここに来ればいいんだな。
(ちなみにディナータイムに九絵定食を頼むと 2,000 円で、お店によるとこちらが本来の値段とのこと)

ごちそうさまでした。
さすがにお腹いっぱいになってしまったので、なめろう冷茶漬けまでたどり着けませんでした(汗。

というわけで、続きます(ぉ

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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2015/11/05 (Thu.)

鳥取 味処 くさかべ

スラーメンとかカレーとかすなば珈琲とかもいいけど、やっぱり旅したからにはその土地のものを味わいたい!というわけで、独り店を探してうろうろと。俺は今、何を入れたいんだ...?

鳥取も日本海に面した港町と考えると、海の幸がうまいに違いない。じゃあ、そのへんがうまそうな居酒屋はないか...といったところで、良さそうな店を見つけました。

味処 くさかべ

味処 くさかべ

大通りから一本ずれた道沿い、チェーン系じゃなく、それなりに年季の入った店構え。暖簾は扉の幅に足りてないけど(笑、それも味があっていいじゃないか。よし、ここにしよう。

カウンター+座敷という、オーソドックスな作りの居酒屋で、基本的には家族経営なのかな?手作り感のある、いい雰囲気。
寡黙そうなマスターと息子さん(と思われる)がカウンターの中で黙々と調理し、おかみさんが料理やお酒を出しているようです。

味処 くさかべ

とりあえず生ビールから。

この店、プレモルのサントリー認定超達人店とのことで、確かに注ぎ方が絶妙。
お通しは魚の煮付け系小鉢。こういうのをお通しに出してくる店なら、経験上魚料理に外れはないはず。これは期待できます。

味処 くさかべ

料理はまずさっといただけるものを、ということで冷奴。

想像していたのとちょっと違って、生姜、鰹節、葱、桜海老、大葉、と薬味たっぷり。
でも豆腐のほうも薬味に負けず、豆の味がしっかりするお店の手作り豆腐。おお、いきなり冷奴から高得点を取ってくるとは。この店、やっぱり「あたり」っぽいぞ。

味処 くさかべ

それから、メニューを眺めていたらビールのつまみにちくわが欲しくなってしまったので、ちくわの二種盛り。
白いのが「とうふちくわ」で、色の濃いのが「あごちくわ」。しまった、冷奴とちくわで豆腐がダブってしまった(ぉ

とうふちくわは、見た目通りふわっふわ。ちくわというよりはんぺんみたいな食べ応えで、嬉しくなる感じ。
あごちくわは、あご(トビウオ)を原料にしているというだけあって、魚の濃い味が感じられて、とうふちくわとは対照的。これ、どっちもおいしい。

後で調べたら、鳥取県はちくわの消費量日本一ということで、こんな変わったちくわが発明されるのも納得です。
カレーといいちくわといい、鳥取の食パワー、あなどれない。

味処 くさかべ

鳥取は地酒もなかなか馬鹿にできません。というわけで、ビールの次は日置桜の強力を冷酒で。

味処 くさかべ

そして、魚料理に繋いでいくわけです。

刺身は何にするか迷ったので、結局刺盛りに。甘海老、カンパチ、本鯛、白いか等々、とまるで私の故郷・富山で出てくる刺盛りのような顔ぶれ。
これらの多くが地物ということで(これまた調べてみたら、ホタルイカさえも近海で獲れてしまうらしい)、北陸から遠く離れていても日本海で繋がっているんだなあ、と実感します。知らない土地に来たという感覚が全くない。

味処 くさかべ

懐かしさを感じる魚の味に強力をスイスイといってしまったので、お酒は瑞泉の純米に移行。
そろそろ燗酒が美味しい季節になってきたけど、私は基本的に冷酒派です。

味処 くさかべ

日本酒と刺身の間に挟む箸休め的なものがつい欲しくなって、長芋の短冊を追加。
この長芋が、らっきょうと並ぶ鳥取砂丘の名産品とのこと。やっぱりこういう地のものを食べてこそ、旅して来た気分が味わえるというものですよ。

ちなみにカウンターの上にはお店で漬けられたと思われるらっきょうもありましたが、メニューには書かれておらず。
ダメモトで聞いてみるべきだったか...(とりあえず帰りの空港でお土産には買いました)。

味処 くさかべ

さあて、メインはやっぱりガツンと肉を入れたい。鳥取といえば大山鶏、ここは鶏料理をいっとくべきでしょう。
定番のからあげもいいけど、鶏肉自体の味を堪能するなら味噌焼かこしょう焼もいいな。蒸し鶏も捨てがたい...って、なんだ?「塩ヨーグルト焼」って。

おかみさんに聞いてみたところ「塩焼きした鶏にヨーグルトソースを和えたものです」とのこと。
これはもしかするとギャンブルかもしれないけど、ここまで気になったからにはちょっとチャレンジしてみよう...。

味処 くさかべ

出てきました。って、まさかのカジュアルフレンチ風(笑
この店の雰囲気と全然違う。もしかして、息子さんがフレンチか何かのお店でかつて修行してきたとか、そんな感じなんでしょうか。

でも、食べてみるとこれがまたうまい!
鶏肉のうまみを感じられるしっかりした肉感に、甘酸っぱいヨーグルトソースがよく合います。シンプルに味噌やこしょうもいいけど、塩ヨーグルト焼、これはアリだな。

味処 くさかべ

ちょっとワインが欲しくなってしまったところですが、さすがにメニューになかったので(笑)山崎のハイボールと一緒にいただきました。

予備知識なしで飛び込んでみたけど、いいお店でした。一期一会でこういう店に巡り合えると、幸せな気持ちになります。
ただ私にしては食べたものの絵面がちょっと地味でしたかね(笑。でも、どれもちゃんと想いを込めて作られた、美味しい料理でした。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 01:00 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/11/03 (Tue.)

喫茶店「ベニ屋」の鳥取カレー

市役所の鳥取カレーを食べ損ねたから、というわけではありませんが、鳥取に来たからにはカレーを食べて帰らないわけにはいきません。

なぜかって?

それは、鳥取は「カレールウの年間消費量日本一」と言われているらしい、から。日本人の平均以上にカレーを消費している意識の高い私としては(ぉ、そんなカレー好き県民の愛する味がどんなものかを身をもって体感しに行くしかないでしょう。

とはいえ、土地勘もない鳥取で、どこがうまいんだかさっぱり分からない。
泊まっていたホテルの近くに、カレーを出している喫茶店を見つけたので、入ってみました。

ベニ屋

ベニ屋

店先からして「カレーとコーヒーの店」「鳥取カレー」などと掲示されていて、全力でカレー推し。これならば間違いはないだろう。
しかもよく見ると「カレーお持ち帰りしています」との貼り紙まで。持ち帰り!そういうのもあるのか。

よし、意を決して、たのもー。

どこか昭和っぽさが残る、懐かしい喫茶店という雰囲気の店内。1980 年代からずっとこんな感じなんだろうなあ。

ベニ屋

さっそく頼んでみたのは、チキンカツカレー。初めて入る店で食べるカレーは、ロースじゃなくてチキンカツカレーと決めています。

なんの変哲もないカレー皿に、ライスの上一面にルウがかけられているのが珍しい。そこは白いライス領域を残しておくもの、という常識をいきなり覆してきたぞ。
そして、やっぱりスプーンは紙ナプキンで包まれているという(笑。これが鳥取の流儀というやつか。古き良き日本のカレーライス、って感じだ。

ベニ屋

チキンカツは可もなく不可もなく、ごく普通。あっさりしていて、軽い感じのささみ系チキンカツ。

カレーのほうも、辛さはそれほど強くなくて、とろみが強くコクのあるカレー。
金沢カレーと通じるものを感じます。ゴーゴーカレーよりはアルバに近い、優しいカレーです。
やはり日本海側、どこかで食文化がつながっているのか。

初めて食べたのに、懐かしい気持ちになれるカレーでした。
どのへんが鳥取ならではなのか...少なくともらっきょうや梨、蟹の要素は感じられませんでした(笑。

ちなみに、これ食べたの朝の 9 時過ぎです(ぉ。朝からカツカレーが食べられるとは、さすがはカレールウ消費量日本一の県だぜ...。

ベニ屋

喫茶店なので、食後にはブレンドコーヒーもいただいてみました。
ああ、これ、喫茶店のコーヒーだ。シアトルのおしゃれなカフェとは味が違う。
すなば珈琲もそうだけど、鳥取にはこういう昔ながらの喫茶店の良さ、みたいなものがまだまだ残っているんでしょうか。個人的にはスタバもよく使うけど、こういう気取らない落ち着き空間っていうのも、ほっとしていいもんです。

ごちそうさまでした。
今度鳥取に来る機会があったら、また別の店の鳥取カレーも試してみたいなあ。

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投稿者 B : 19:00 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/10/31 (Sat.)

杉並区西荻窪のラム肉のハンバーグ

「すっかり飲んべえタイムだ。下戸お断りと言わんばかりの空気...」

戎

漫画『孤独のグルメ』の第 10 話「東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食」などにも取り上げられた、久住ワールド的によく登場するエリアがここ西荻窪、通称・西荻。ドラマ Season5 でも第 3 話の舞台となったため、さっそく聖地巡礼してきました。
駅の南口を降りて右に折れるとすぐに遭遇するのが、劇中で角田信朗氏演ずる「先輩」が飲んでいた、「やきとり戎」。この店、一店舗だけなのかと思ったら、この路地ほぼ全体が店舗なんですね(笑。

この飲んべえ小路を抜けて、ちょっと寂しい線路沿いの道をしばらく歩いたところにあるのが、モロッコ料理の「タムタム」。

タムタム

タムタム

住宅街にぽつんと存在する、小さなお店。テーブルも四人席×2+二人席×2 しかなく、こどグルドラマ史上でもトップクラスに小規模な店舗ですが、むしろそれが西荻っぽい。

すいませーん、予約した者ですけどー。

タムタム

お店はドラマと同じく、お母さんと二人姉妹の三人で営まれています。ちなみにドラマに登場していた妹の真理安さんは、ご自身が本人役で出演。お店でご本人に会える、というのもなかなか感激しますね。

タムタム

店内はとても手作り感あふれるエスニック。「異国情緒」って、まさにこういうののためにあるような言葉だなあ。

カウンターの上には様々なデザインが楽しいタジン鍋も並べられています。モロッコ料理といえばタジン、個人的にもタジンには思い入れがあるので、これは頼まないわけにはいきません。

タムタム

とりあえずの飲み物は、久住さんも飲んでいたカサブランカジュースビールにしようと思ったら、「さっき冷蔵庫に入れたばっかりで、まだ冷えてない」とのこと。やっぱりみんな久住さんの真似して飲んでるってことですか(笑。
仕方がないので、一杯目はチュニジアビール「Celtia」から。ちょっとスッキリめのクラフトビールっぽい味で、なかなか飲みやすい。でも、日本のビールとは確かに違う味。面白い。

さて、何を食うか。

タムタム

モロッコ風イカめしとか、ベルベルオムレツとか、名前からして気になる料理が目白押し。
ローストビーフのスペアリブってのも、強力な引力を放ってくるな~。

でも、まずは規定演技からかな。

タムタム

最初はモロッカンサラダ。モロッカンって、初めて聞いたけどいい響き。

一見普通のグリーンサラダっぽいけど、ドレッシングに普通とは違うスパイスが使われているのかな。アンチョビも効いていて、もろ、モロッカンって感じ。
あ~、胸に草原広がるわ。これ、癒やされる。

タムタム

とても気になっていたハリラスープ。
久住さんに「シリーズの中でも三本指に入るくらいおいしい」と言われたら、飲んでみたくなるじゃないですか。

おおっ、このスープ、相当いいぞ。
トロッとしていて、スパイスっぽいんだけど、優しくてほっとする味。
こういうのが、モロッコのおふくろの味なんだろうなあ。

この時点で既にこの店、当選確実の花がついた。

タムタム

ビールはレバノンの「almaza」に移ります。カサブランカ、早く冷えてくれ(笑

こいつは材料にカラメルが使われているということで、独特の香りと苦味があって、これまたおいしい。

タムタム

ベルベルオムレツ。これはゴローは食べてなかったけど、頼まずにはいられないその名前のせいで、どんなものか気になって(笑

野菜たっぷり、優しい味で、このお店のお母さんの人柄がそのまま表現されているかのような包容力のある味わい。ベルベル感がどのあたりにあるか分からないけど(ぉ)おいしい。
モロッコ料理ってもっとストレートにガツンとくる感じなのかと思ったけど、こういう感じなんだ。へええ。

タムタム

後ほど出てくるハンバーグにセットのパンだけ、先に出てきました。
このパンも手作りらしく、ほっとする味。ちょっと粗めの食感が、ハリラスープとかタジンの汁なんかに浸して食べるのにもいい。

タムタム

パンにつけるフムス。ひよこ豆のペーストってことらしいですが、甘みとか塩気とかもあんまりなくて、豆の味を感じながらパンをいただくような食べ方になります。
フムフムス、こんな感じなのか。

タムタム

ワインが気になったので一杯いただいてみました。メダリオン・カベルネレッド、モロッコの赤ワインです。
アフリカのワインって初めて飲んだけど、味も香りもしっかりしていて、肉料理にぴったり。よく考えたら、モロッコってスペインとは目と鼻の先なんだから、ワインがまずかろうはずがない。ボトルで買ってもそんなに高くないみたいだし、これは良いワインと出会ったかも。

タムタム

モロッコ流揚げ春巻き、ブリック。
とろ~りが、おいでなすった。

パリパリッとした食感が良い皮を割ると、その中からは...

タムタム

このとろ~り卵ですよ!
うひゃ~、これはたまらん。

ナイフとフォークで食べてみたけど、これはゴローばりに勢いよくガブリック、と行ったほうがよりうまさを満喫できたかもなあ。
これ、最高じゃないですか。

タムタム

そういえばベルベルオムレツもタジン鍋に入って出てきたけど、本流のタジンもいっとこう。ということで、ミートボールのタジンを。

肉感にあふれるミートボールにたっぷりの野菜、中心にはまたとろ~り卵が収められた、幸福な料理。
自分がモロッコの子どもだったら、母親に毎日でもこれをリクエストしちゃうだろうなあ。

タムタム

そしてやっと冷えてきました、カサブランカジュースビール。
これまたスッキリ美味しいラガービール。でも、飲む順番的にはカサブランカ→チュニジア→レバノンが正解だったかも。まあ冷えてなかったものは仕方ない。

タムタム

いよいよ本命登場、ラム肉のハンバーグ。
うーん、匂いがもうご馳走だ。

肉の表面から肉汁があふれ出ているけど、ナイフを入れると、中からはさらにジュワーっと肉汁。
うまいラムって、挽肉にするとこんなになっちゃうのか。知られざるモロッコの世界。

ちょっと驚いた、ラムバーグ。
俺の中のハンバーグ感が、解体再構築されていくようなうまさだ。

タムタム

ここでそろそろ〆のクスクスと、最後にハリラスープをおかわりしたいな...と思っていたら、なんと料理を満喫している間にラストオーダーの時間が過ぎている、という大失態を犯してしまいました。
スタートの時間が遅かったというのもあるけど、この手のミスは私の聖地巡礼史上でも初めて。これは悔やまれますorz

だけど、本当にうまかった、西荻のモロッコ。
店自体がまるで、大きなタジン鍋みたいだった。

ドラマ『孤独のグルメ』は基本的に焼肉回と中華回に外れなし、と思っていたけど、最近の傾向からするとラム回もそれに負けない名店揃いだなあ。
クスクスを食べられていないこともあるし、現時点でもう再訪決定。ここは繰り返し食べに来る価値のある店だと思います。
ただ当面は激混みだろうから、次回は少し時間をおいてからにしようかな。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 21:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2015/10/30 (Fri.)

すなば珈琲に行ってきました

鳥取に行ったならここに行っとかないわけにはいかないでしょう!ということで、ここでコーヒーを飲んできました。

すなば珈琲

すなば珈琲

県知事の「鳥取にはスタバはないけど日本一の砂場はある」という言葉を受けて開業したという喫茶店。もう誕生の経緯からして悪ノリ感満載で超私好みなわけですが(ぉ、店舗は思っていたより(笑)ちゃんとしていました。

鳥取駅のすぐ前、むちゃくちゃいい立地にあるじゃないですか。

すなば珈琲

店内はもう老若男女、地元の人から県外っぽい人まで、かなり多彩。単なる流行りじゃなくて、地元に定着した喫茶店として運営されている雰囲気が漂っています。

コーヒーは一杯ずつサイフォンで淹れられていて、本格的。店内にはコーヒーの良い香りが満ちていて、こういう喫茶店、好き。

すなば珈琲

店内に貼られていたポスターには「目指せ、シアトル!」のスローガンが。こういう悪ノリ感、本当に好き(ぉ

メニューのほうは独自色が溢れていて、

すなば珈琲

「かにホットサンド」とか

すなば珈琲

「すなばカレー」とか、絶対に他では食べられないようなもの満載。ここは名物のズワイガニともさ海老を使ったメニューが自慢のようですが、ホットサンドにカニ、というのはありそうでなかった。

ただ、ラーメンとカレーを食べた直後であまりお腹が空いていないので、ここはスイーツで攻めよう。

すなば珈琲

まずはブレンドコーヒー。香りが良くて、某シアトル系コーヒーチェーンとは違う、古き良き日本の喫茶店、という王道の味。近年こういう喫茶店が全国的に減少傾向だけに、逆に嬉しい。

すなば珈琲

甘味は「すなばパンケーキ mini」にしてみました。mini っていうわりに、かなりボリューム感があるんですけど。そこいらの喫茶店だと並サイズとして出されそうな豪華さ。

パンケーキの上に載っているフルーツはどれも濃厚な甘みで、パンケーキ以上にこのフルーツが嬉しい。これは満足感高いスイーツだなあ。

すなば珈琲

どこにでもありそうで案外ない喫茶店に、ちょっとほっこりしました。

あ...アレを忘れていた。このためにわざわざアレを持ってきていたのに。
というわけで、後日、俺はそれを本当に実行した。

すなば珈琲

スナバでドヤリング!(ぉ

翌日、賀露港を観光に訪れた際に支店を見かけたので、わざわざ立ち寄ってみました。
これだけのために VAIO Pro を持って行きました(笑。

ダジャレ先行のお店だと思っていたけど、想像以上に美味しくて、喫茶店愛にあふれたお店でした。
今度鳥取に来る機会がいつあるか分からないけど、次に来たらまた寄りたいと思います。

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投稿者 B : 23:59 | Gourmet | Sweets | コメント (0) | トラックバック