2017/06/21 (Wed.)
MOKUBAZA のチーズキーマカレー
以前から気になっていたカレーを食べに行ってきました。
副都心線の北参道駅、または JR 原宿駅からどちらも徒歩 10 分ほどという、微妙にアクセスの悪い立地にある店舗。でもここには一度食べに来てみたいと思っていました。
原宿の喧噪からちょっと離れて落ち着いた場所にある、カレー&バーのお店です。
店内はこんな感じで、吊り棚にはバーらしく様々な種類のお酒と、ラックには大量の CD。私は自分の CD のジュエルケースは処分してしまったところですが、やっぱりこうやって CD がギッシリ詰まった棚を見ると楽しくなってきます。この店の雰囲気、好きかも。
ただ、原宿エリアらしくお客さんの多くは若くてオシャレな女性。自分が浮いているのを実感します(汗
お店の奥には半個室みたいな部屋があり、ここはさらにレトロ感溢れる雰囲気。ああ、ここは夜に来てお酒飲んでみたいなあ。
カレーメニューはこんな感じ。基本的にキーマカレーが中心ですが、一口にキーマカレーといってもかなりのバリエーションがあって、迷います。
でも私は初志貫徹で一番食べたかったやつをオーダー。
カレーに付属のミニサラダ。何の変哲もないグリーンサラダ、上に乗っかってる白いのはカリフラワー...かと思ったら予想を裏切るフワフワプニプニした食感。何だこれ?...ああ、卵白!!
卵白を泡立てて火を通したものにドレッシングがかかってる感じ。おお、こういうサラダトッピングは珍しい。後述する卵黄を取った余剰品の再活用でしょうが、お店で卵黄だけ出てくると「卵白捨ててるのかな?」ともったいなく感じてしまう農家の孫としては、こうやって食材が大事にされていると嬉しくなります。
そして本命登場、チーズキーマカレー!!!
カレー好きかつチーズ好きとしては、この状態の写真を一目見たときから絶対食べたいと思っていました(ぉ。カレーの上全体を覆うようにとろけたモッツァレラチーズが被さっており、さらに卵黄のトッピング。見た目からして幸せな一皿です。
なぜか真俯瞰で撮らざるを得ない気分に襲われるこの見た目。
こういうのが「インスタ映えする」っていうんでしょうか?それともカレーのくせにカレーらしくないし全体的に白っぽいから「インスタ映えしない」んでしょうか。
まあいいや、とにかくこの純白の丘をスプーンで崩していきますよ...!
一面のモッツァレラチーズの下にはドライキーマカレーが隠されていました。
食べた感じは、大量のモッツァレラがカレーの辛さをマイルドにして、やさしい味...と思っていたら、後からけっこうしっかりした辛さが追いかけてくる。キーマカレーは辛いだけでなく、ちゃんとコクがあって私好み。これ、おいしいです。こんなキーマカレー、今まで食べたことがない。カレー+チーズ+卵黄ってことで摂取カロリーはちょっと考えたくないですけど(ぉ
カレー好き、チーズ好きにとっては幸せな一皿でありました。
ちょっと遠いけど、ここはまた食べに来ようと思います。
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投稿者 B : 22:39 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック
2017/06/17 (Sat.)
東京都品川区旗の台のクリームソーダ
「こぢんまりした商店街。さてと、何を食うか」
こどグル Season6、先週の旗の台回では久しぶりに甘味パートが存在しました。最近はメイン店のみというエピソードが多かったので、途中で甘いものを入れた回って Season5 の台北編以来じゃないでしょうか?実は甘味の店をちまちまと回るのもけっこう楽しいんですよね。というわけで、改めて旗の台までやってきました。
ここだ。荏の花温泉。味あるなぁ~。
既に廃業した銭湯で、劇中同様にリノベーションした上で骨盤矯正ストレッチ系のスタジオと工務店が入居していて、釣り堀のオープンも本当に目指しているんだとか(笑。
で、今回の最終目的地がこちら。
荏の花温泉からスペイン食堂石井に向かう途中というか、スペイン食堂石井の裏手。こぢんまりした店構えの喫茶店がそれ。
こんなところに喫茶店が営業しているとは知りませんでした。
ゴローは時間調整とメールチェックのためにこの店に入っていましたが、よくこんなところ見つけたなあと。私なら近くのドトールかモスバーガーあたりに入ってしまうところです。
店内、なんとも完全に昭和の純喫茶。おおおお、こんな店、子どもの頃に親に連れられて何回か入ったなあ、という懐かしさ。
私が入ったときには初老のおかみさんが一人で切り盛りしていました。
空いていたので、あやまたずゴロー席をゲット。
他のお客さんは、まるで『野武士のグルメ』に出てきそうな初老の男性がぽつぽつと入ってはモーニングを頼む、という感じ。あの世代の人には、こういう店が落ち着くんだろうな。
メニュー、コーヒーよりもむしろジュース類のほうが充実していたりして、いろいろ気になる。ランチのドライカレーとか、こういう店のが穴場的な絶品だったりするんだよなあ。
でもまずはコーヒーとケーキでも...と思ったら、肝心の甘味がメニューにない。
ということで、まだ朝早い時間だし、ほかのおじさんたちと同じくモーニングセットを注文してみました。
うん、教科書通りのモーニングセットだ。
でも、モーニングって名古屋に出張したときでもないと、普段はなかなか食べないよなあ。
トーストは厚切りの焼きたて、サクフワでなかなかおいしい。
ミニサラダにスクランブルエッグ、それにバナナってあたりが家庭的。ホッとする朝ごはんだ。
コーヒーは...うん、普通。
でもキリマンだブルマンだって言われるよりも、こういう店にはこういうオーソドックスなブレンドコーヒーが落ち着くんですよ。
小腹が満たされたところでメールチェックでも。
なになに、ジョセフィーヌからメールが来てる。
...ってやってみたかっただけ(ぉ
じゃあそろそろ本題、頼んでみようじゃないか。
クリームソーダです。この、見た目からして懐かしいレトロ感。
クリソ、レスカ、冷(れい)コ。こういう昔ながらの喫茶店では、そういう三文字略語がよく似合う。
久しぶりのクリソ、いただきます。
これこれ、このわざとらしいメロン味!
本当に、想像していた以上に懐かしい味でびっくりした(笑。
上に乗ってるアイスクリームも、現代のアイスとはちょっと違う味にさえ思えてくる。
昭和の甘さ。正しいクリソだ。
30 年以上前に、親に連れられて行った喫茶店やレストランのクリソ、こんな味だったなあ。すっかり忘れていたけど、今克明に当時のことを思い出した。
そしてそして...、
攪 拌 ! !
当然、やるでしょ。
人工的なメロン味とミルキーなアイスが混ざって、さらにレトロ味が強化された。
これはいい。
クリームソーダ、すごーく久しぶりに飲んだけど、なんかたまに思い出したように飲みたくなるような味だよな。
おいしかった。子ども時代にタイムスリップさせてもらいました。
ごちそうさまでした。
投稿者 B : 20:56 | Gourmet | KODOGURU | Sweets | コメント (0) | トラックバック
2017/06/15 (Thu.)
西麻布 赤のれん
珍しく博多ラーメンを食べに、西麻布まで行ってきました。
『孤独のグルメ Season6』の番宣で松重豊さんが何かのテレビ番組に出ていた際に、福岡出身の松重さんが「上京してきてからも、博多の味が懐かしくなると西麻布の『赤のれん』まで食べに行った」という話をされていたので、機会を見つけて食べに行こうと思っていたのでした。これもある種の聖地巡礼と言えるのかもしれません。
六本木から西麻布交差点へと続く坂の途中にあるしぶーいお店。今までも何度も前を通ったことはあるけれど、渋すぎて気に留めたことがありませんでした(笑。
店内は、これまた最近のラーメン屋とは雰囲気の異なる、歴史を感じる構え。年季の入ったカウンターには日本酒と焼酎が並び、カウンターでは表情に年輪を刻んだ大将が黙々と仕事をしています。テーブル席ではラーメンを食べに来たというよりも飲みに来たような雰囲気の団体客がいたり、ああここはラーメン屋というよりも一種の憩いの場なんだなあ、というのを感じます。
メニューはこんな感じ。味噌ラーメンもあるけどここはとんこつ一択でしょう。あとはトッピングとサイドメニューが悩ましいところ。キャベツ塩昆布やつまみ盛合せをアテにビールをチビチビというのにも惹かれるなあ。
というわけで、まずは水餃子からいただいてみました。ラーメン屋で焼き餃子ではなく水餃子、というのは珍しい。
小ぶりでもっちりとした水餃子にすり胡麻がたっぷりかかっていて、これは香ばしくてコクがある。
博多の味といったら明太子も外せないところ。ただラーメンのトッピングに明太子を入れると味のバランスが変わってしまうので、あえて明太子ライスにしてしまいましたが、餃子、ラーメン、ライスってとんだ炭水化物祭りを開いてしまった(;´Д`)。トッピングの明太子、別添えにしてもらえるか訊いてみてもよかったか...。
そしてこちらがとんこつらぁめんなのですが、結局トッピングを選びきれずに「盛合せめん」を頼んでしまう優柔不断(汗。明太子以外のトッピングがほぼ一通り入っている感じですかね。
とんこつと言えば白濁したスープを連想しますが、ここのは濁っているけどあまり白くない。やや茶色っぽく濁ったスープで、今まで食べてきたとんこつとは印象が違います。長浜ラーメンのようなくさみはないし、濃厚なんだけど重ったるくないスープ、これおいしい。脂っこい豚骨醤油系が苦手になってきた私でもおいしくいただけます。
また丼の左下に乗っかっているのはなんとザーサイ。ザーサイ入りのとんこつラーメンなんて初めて食べたけど、これが意外にもおいしい!おおお、こんな組み合わせがあったとは。
博多ラーメンらしい細麺に濃厚なスープがよく絡んで、これは気に入った。完全に今まで食べたことがないラーメンのはずなのに、でもどこか懐かしくホッとする味。
このお店、元々は博多で「とんこつラーメン発祥の店」のひとつと言われている店の暖簾分けらしく、この懐かしさはオリジナルであればこその感覚なんだろうなあ。
おいしかったです。六本木近辺でラーメンが食べたくなったら、また足を運ぼうと思います。
投稿者 B : 22:58 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック
2017/06/10 (Sat.)
東京都品川区旗の台のサルスエラとイカ墨のパエリア
「旗の台にスペインの旗、これは闘牛だ。よーし、突っ込んでいこうじゃないか」
『孤独のグルメ Season6』で昨夜放送されたばかりの第 9 話・旗の台のスペイン料理の聖地に早速行ってきました...というか、本当は放送後に行くつもりであらかじめ予約を取っておいたら、先週の放送が世界卓球の影響で順延、結果的に放送前に巡礼することになってしまったという(;´Д`)ヾ。
ともあれ放送前の巡礼はそれはそれで、あまり混んでない状況でゆったり楽しめるのが良い。
今回の聖地「スペイン食堂 石井」は旗の台駅近く、中原街道沿いに位置するお店。私はこれまでにも何度かこの店の前を通りがかったことがあって、こんな所にスペインレストランがあるのか...と気になっていたところだったのでした。これまで訪店有無にかかわらず自分が知っている店が聖地になったことがなかったので、これはちょっと嬉しい。
こぢんまりとした店内は必要以上にオシャレすぎず、気軽に入れそうな雰囲気がまさに「食堂」という感じ。変に格好つけた店よりも、こういうところで温かみのある料理を食べられる方がありがたい。
メニューはこんな感じ。イベリコセラーノハムに腸詰め、鉄板焼き。イベリコ攻めか。
いきなり、らしくていいじゃないか。
さあ、何を入れていこうか。
今俺が欲しているのは、胃がドギマギするようなパンチのあるメニューだ。
黒板にも、日替わりっぽいメニューがいろいろ。
スペイン料理好きだし、せっかくだからいろいろ食べたい。
ん?長谷川さんこだわりのマッシュルーム鉄板焼き。
誰?長谷川さんって。長谷川、Who?→どうやら長谷川農産という生産者さんのようです。
まずは飲み物から、ということでスペイン産ガス入りウォーター(違。
「メスキータ」と「アルハンブラ」という銘柄のスペインビール。メスキータの方は久住さんも飲んでましたね。
スペインビールってなかなか飲む機会がないから貴重です。
おつまみ的な感じでオリーブの盛り合わせをつつきながら、メイン料理のできあがりを待ちます。
それと浅漬けピクルス。日本の浅漬けに近い感じのキュウリと、ゴローさんも単品で頼んでいたニンジンの浅漬け。
からの、レバーパテとお肉のテリーヌ。パテやテリーヌに目がない私としては外せなかった一品。
これは期待を裏切らないうまさ。スペインビールがみるみるうちになくなっていきます。
そーなると赤ワインもいただいてしまうというもの。
私はスペイン料理もスペインワインも好きなので、至福の時。アットホームなお店で気取らずに好きなものをいただける歓び。
イワシ好きとしてはつまみに欲しかった、ヒコイワシの酢漬け。これも久住's セレクションに含まれてたやつ。
酢で締められたイワシにたっぷりのオリーブオイルで、間違いなくワインが進む一皿。
タパスの極めつけという感じの「長谷川さんこだわりのマッシュルームの鉄板焼き」。
うっは、マッシュ、でかし。このマッシュ、マッシュルームの概念超えてる。
熱っ!でもうまい。肉厚・充実・濃厚。生ハムとニンニクも効いてる。
全てのうまみをマッシュルームが受け止めて、これは最強のおつまみだ。
長谷川さん、恐るべし。
そこに本命、サルスエラのご入場。
ブイヤベースって名前からしておいしそうだが、見た目もそれを裏切らない。
エビ、カニ、タラ、アサリにムール貝、海のうまさのオールスターがスープの上でフラメンコを踊っている。
おお...お味も見た目を裏切ってないぞ。地中海のエキスが凝縮されている。
海の幸とトマト・パプリカといったスペインそのものの味が渾然一体となっているかのようだ。実際はほとんど日本の食材なんだろうけど(笑。
海鮮だけ見れば日本海側の鍋料理と似たような感じなのに、日本の海とはまた違う、栄養・滋養を感じる。
赤ワインが空いてしまったので、この海鮮を受け止めるべくぶどうジュースカヴァを追加。
期待通り、爽やかな酸味が魚介の滋味にちょうど良い。
これはやるでしょ。
ゴローちゃんなら絶対やるだろうと思ったら、放送で本当にこうやって食べていたので軽くガッツポーズしました(ぉ
ね、おいしいよね、これ。このおいしさは世界共通だよね。
サルチチョンのレヴェルト(イベリコサラミのスクランブルエッグ)。
こ・れ・が・ま・た、さっきのマッシュ鉄板焼きと双璧をなす勢いでうまい最強おつまみの一つ。
トロトロ卵に、サラミとエリンギの食感。そこに粉チーズと黒胡椒の香りが食欲をそそります。
このレヴェルト、レヴェル高いんじゃないの?またしてもワインが進むなあ。
アルボンディガス(スペイン風肉だんご)。
濃厚トマト味のミートボールという感じで、これもまたウマイ。再び赤ワインに戻りたくなるうまさだ。
ここまで既にけっこうな量を食べているはずなのに、なんだかまだまだ食べられそう。
そしてイカ墨のパエリア!
パエリアは基本的に日替わりのようですが、この日はちゃんとイカ墨、ありました。
さあ、黒いお米をいただこう。
うまい!イカ墨のコク、たまらない。
そこにアリオリソース(ニンニク入りのスペイン風マヨネーズ)のアクセントがまたいい。
イカ墨の真っ暗な海底に、さまざまな旨ものが潜んでいる。
こいつはサルスエラとはまた別の滋味を形成している。
白いご飯好きの俺が、今日は真っ黒い飯にすっかり魅了されている。
これは一粒残らず食べ尽くしたいうまさ。
デザートは「ポルボロン」というスペイン流スイーツ。
囓るとほろほろっと崩れる独特の食感で、ほっこりする素朴な味。この店らしい、なんだか懐かしい味わい。
あー、おいしかった。以前店の前を通りがかったときに感じた、自分の直感は間違ってなかった。
味も良かったけど、気取らず寛げるこの店の空気が気に入りました。
どこの国のどういう食べ物であろうと、俺はこういう店が好きだ。
大満足。スペイン海鮮祭り、大大大正解。いい食堂だったな~。
放送後の盛況が落ち着いた頃にまた来ようと思います。
ごちそうさまでした。
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投稿者 B : 20:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック
2017/06/02 (Fri.)
蕎麦屋なのにカレーがうまい!?銀座「よもだそば」
銀座周辺でご飯を食べる機会があったので、以前から気になっていたこちらのお店に来てみました。
銀座と日本橋で自家製麺の生蕎麦と本格インドカレーの立ち食いそば「よもだそば」
数寄屋橋交差点から一本入ったところにある、あのオバマ前大統領も訪問したというすきやばし次郎...の目と鼻の先にある立ち食い蕎麦屋です(笑。
個人的に、都内によくあるチェーン系立ち食い蕎麦屋をあまり美味しいと感じたことがなく、いくら時間がないときにササッと食べられるといっても人生のうちで有限な食事回数の一回をこれで使ってしまうのはなあ、と思っています。が、この店は行ったことがある人が口々に「うまい」と言うので、前々から気になっていたのでした。
それにしても銀座の一等地に立ち食い蕎麦って、なかなかすごいものがあるなあ。
注文は立ち食い蕎麦らしく食券制。蕎麦もトッピングも種類が沢山ありすぎて迷います。私はこういう状態で後ろにお客さんが並び始めると、選べなくなってセット商品の大きいボタンをとりあえず押してしまうタイプです(←思う壺
しかしここで注目なのはメニューの多さよりも、右上にあるカレーメニュー。蕎麦屋にカレーがあること自体は珍しくありませんが、そのカレー自体が珍しい。
私が頼んだのが出てきました。特大かき揚げそば 半カレーセット。
セットメニューとしては通常サイズのカレー+半たぬきそばセットもあって、カレー好きとしてはそっちも気になったんですが、初めて来た蕎麦屋でいきなり蕎麦を脇役扱いにするのも失礼かと思って半カレー(ぉ
かき揚げそばは、麺が見えないほど大きなかき揚げが載っていてなかなかインパクトがあります。タマネギが主役のかき揚げで、甘みがしっかり出ています。
蕎麦は自家製麺とのことで、想像に反して黒っぽい麺でした。立ち食い蕎麦の麺って白くてほとんど小麦粉麺だろ、ってことが少なくないですが、ここの蕎麦は立ち食い蕎麦らしからぬ美味しさ。ああ、これならアリだなあ。
で、問題のカレー。
一般的に蕎麦屋のカレーといったらカレーライスではなく出汁入りのカレー丼だったりして、洋食のカレーとは一線を画すことも多いですが、ここのカレーは意外にもインドカレー的なスパイスたっぷりのカレーでした。
コクは弱めだけど、様々な種類のスパイスの刺激を感じるアジアンなカレー。しかも、けっこう辛い。食べているだけで首筋に汗が浮かんできます。
でもこれ、うまいなあ。蕎麦屋に置いておくのがもったいないカレーだ。
よもだそば、蕎麦もカレーも噂に違わぬおいしさでした。
これはまた来よう。次回はカレーメインで半そば、にしようかな。
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投稿者 B : 23:07 | Curry | Gourmet | Udon & Soba | コメント (0) | トラックバック
2017/05/29 (Mon.)
炭火焼肉 本牧亭 その 5
半年サイクルで通っているお気に入りの焼肉店にまた行ってきました。
基本的にプロスポーツ選手の来店が多い店で、客席付近に貼られているものはプロ野球選手や関取のものが中心ですが、改めて入口付近の色紙をよく見てみると芸能人の名前も沢山あるんですね。つい店内をキョロキョロしてしまうけど、今のところ私が訪店したときに有名人に遭遇したことはありません(笑
何はなくともビールから。
キムチをつまみつつ、火が入っていく網を眺めながら肉のお出ましを待ちます。
いつものごとく「ファミリー盛り」からスタート。主要な部位の肉が一通り揃っていて、どれもハズレがないのでまずはこのセットを頼んでおけば間違いない。
この日の牛は鳥取の田村牛とのこと。とても柔らかくて、サシの入り方も上品でうまーい。
ファミリー盛りに含まれる赤身の薄切り肉。これを、火が通りきらないくらいにサッと焼いて...というより炙って、のほうが近いかな。タレをつけた上に別売の生卵(黄身のみ)にくぐらせていただくと、すき焼き風で死ぬほどうまい。生きてて良かったと思える瞬間です。
見た目からして瑞々しい状態で出てくる野菜盛りは、三浦半島の朝採れ野菜。
中でもそら豆の存在感が半端ない。
肉も野菜もおいしすぎて、お酒が進んじゃいます。
ビールでお腹いっぱいにするのがもったいなく感じたので(ぉ)飲み物はハイボールへ移行。
野菜焼きセットに含まれる、ステンレスカップで蒸し焼きにする何か。季節によって内容が変わるわけですが、この日はジャガイモでした。
このじゃがバター、普通のよりも甘みが強く感じられて、すごくおいしい。
さらにお肉を追加していきます。カイノミ(左)とザブトン(右)。
ザブトンはカルビ以上の霜降り肉で、口に入れた瞬間に脂身がサッと融ける。
これだけ霜が降ってるにも関わらず、全然胃に重たくないのもいい。控えめに言って最高です。
肉の〆にはレバー、ホルモン、マルチョウの曲者系を。
ここのはホルモンであっても上品で、肉のおいしさを堪能できるのが嬉しい。
全体の〆は石焼きビビンバで。あらかじめ調理場で石焼きにしたものをテーブル付近まで持ってきて、目の前でかき混ぜてくれるサービス付き。
こういう演出、盛り上がります。
今日もいい肉だった...と思い返しながらビビンバを味わいます。
お焦げの香ばしさがまたいいじゃないですか。
デザートにアイスがついてくるのもこの店の特徴ですが、何種類ものアイスから選べるので、今回はアイスサンドにしてみました。
ああ、おいしかった。満足した。
これがあるから、またしばらくがんばろうと思えるんだよなあ。
ごちそうさまでした。
投稿者 B : 22:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック
2017/05/27 (Sat.)
東京都新宿区高田馬場のシャン風豚高菜漬け炒めと牛スープそば
「さてと、まったく未知の相手、ミャンマー出身のシャン。どこからどう攻めたらいいのか」
今回は二週間前の『孤独のグルメ Season6』に登場した高田馬場にやって来ました。
高田馬場、学生時代にはよく来ていた街だけど、ずいぶん久しぶり。あまり変わってないように見えるけど、よく見るといろいろと変わってる。駅前の新星堂(レコード屋)、よく利用してたんだけどなあ。
今回の目的地は、駅すぐそばの JR と西武線の線路の間にある雑居ビルの一角。ちょっとごみごみした感じの、いかにも孤独のグルメっぽい界隈にあります。このへん、昔は来たことがなかったなあ。
この、ディープなたたずまい。向かいに赤提灯、隣がスナックというのもまたいい(笑。
で、お店に入って予約の名前を伝え、「奥です」と言われたのでゴローちゃんと同じようにお店の奥に進もうとしたところ、
「そっちじゃなくて、二号館のほう」
え、二号館!?
スナックを挟んで二軒隣に「ノング インレイ II」。おおおおお、ここが二号館。
ミャンマー料理なんていうマニアックな店、しかも高田馬場のこんなマニアックな場所で、二号館。よほど、日本にいるミャンマー出身の人々に愛されている店なんだろうなあ。
ちなみに本館のほうは見た感じミャンマー系のお客さんでいっぱいな感じでした。で、二号館のほうはドラマを観て来たと思われる巡礼者でいっぱい(笑。
厨房は基本的に本館の方にあって、二号館まで運んでくるシステムになっているようです。
この BOSE、カラオケスナックの居抜き感ある(ぉ
ここも元々は隣と同じようなスナックだったんだろうなあ。駅前雑居ビルあるある。
さておき、料理を選ぼう。
まずは...なになに、エキゾチックゾーン?(※写真は一部加工済みです)
蚕、コオロギ、竹蟲...かえるのもも肉がなんだか普通の料理に思えてくるラインアップ。シャン料理って、そういうものなの?
久住さんはセミを食べてたけど、さすがにこれに行く勇気はないなあ。
シャン料理初顔合わせゆえ、エキゾチックは遠慮させていただこう。
とりあえずミャンマービールから。お冷やっぽいコップに缶ビール、という自宅感(笑。
味のほうはアジアンビールらしい、薄くて水代わりにゴクゴクいけるタイプ。
で、まずはお茶葉サラダ。これが私にとっての初ミャンマー。
うっわ、何これ?超おいしい。
見た目から想像がつかない、今までに食べたこともない味だけど、超おいしい。これ好き。
サラダというより、スナック食べてるような感じ。
ピリ辛空芯菜の炒め物。中華料理でも定番メニューの一つだけど、これ好きなんだよなあ。中国に限らず東南アジアの定番なんだろうか。
空芯菜にタレの味がよく絡んで、期待通りうまい。
きたきたきましたよ、シャン風豚高菜漬け炒め。
どのへんがシャン(ミャンマーの少数民族)風なのか分からないけど、この高菜漬けの味がそうなのかな。
初めて食べたのに好きだと思える、ガツンとおかず味。これもまたおいしいじゃないですか。
メニューを見ておいしそうだったスペアリブ。
なんだけど、実物はメニューより見た目が地味なような?(笑
「ふらっと QUSUMI」でもメニューと見た目が全然違う料理が出ていましたが、この店はそういうのがままあるっぽい。
鶏のボンジリ。焼鳥屋でも定番のひとつだけど、エスニカンなピリ辛ダレをつけて食べるのがミャンマー流。
おいしいんだけど、う~ん、お茶っ葉サラダや高菜漬け炒めの強烈なうまさの後だと、ちょっと霞む。
この店、超あたりメニューとそうでもないのの落差が大きいのかもしれません。
つまみっぽいメニューが続いたので、飲み物はハイボールに移行します。
ピリ辛で熱くなった口に、キンッキンに冷えたハイボールがありがたい。
マトンのサティ。サティといえばタイ料理のイメージがあるけど、他の東南アジアでもポピュラーな料理なようで。
ミャンマーの飲んべえちゃんも、このサティにミャンマービールでへべれけになっちゃったりするんだろうか。
お肉のスパイシーサラダ(鶏)。これが、スパイシー「サラダ」というネーミングに油断していたら、こちらの HP をガッツリ削りに来る辛さ!(;´Д`)。
一口めはうまみが先に立つんだけど、その後にスパイスの重みのある辛さが、舌にズシンと来る。辛い物好きとしてはこういうの全然アリだけど、辛いの苦手な人は要注意。
ちょっと、アルコール以外で辛さを中和するものが欲しかったので、もち米を。
なかなか、もち米をそのまま食べる機会ってないよな。
それにしても、容器、おもしろ。
普通の白米よりももっちりとしていて、甘みのあるもち米が、辛い料理に合う合う。
おかずの味ともち米の甘みがお互いを呼び合うかのようだ。
酢筍と豚肉の煮込み。これもまた独特の風味。
ピリ辛系なんだけど、筍の酢漬けに由来する酸味が相まって、トムヤムクンや酸辣湯に通ずる酸っぱ辛さ。ここまでのピリ辛料理とは方向性が違って、これおいしい。
さっきのもち米と組み合わせるとさらにおいしい。
さ~、そろそろラストスパートと行きましょうか。
久住さんが食べていたお肉のカレー(マトン)。じっくり煮込まれたカレーに柔らかいマトンがおいしい!
「ふらっと QUSUMI」では「ルウが少ない」と突っ込まれていたけど、実際はそんなこともなく。収録後からルウをちょっと増やしたんでしょうか(笑
で、牛スープそば。メニューには載ってないけど頼めます。
これは見た目通りやさしい、じんわりくるおいしさ。
野菜と肉のシャキトロなせめぎ合いが応えられない。
深いなあ、シャンの森。
もう少しミャンマー奥地に踏み込んでみるか。
というわけで、テーブルに常備されていた各種スパイスを駆使して、オリジナルの味づくり。
ナンプラー以外は基本的にどれも辛い系だけど、中でもトウガラシの酢漬け、これはやばい。ブータン料理を思い出させる強烈な辛さを発揮してきます。
店員さんによると、ミャンマーの人でも何でも辛くするわけではなくて、このスープそばにスパイスをガンガン投入するのは少数派なんだとか(;´Д`)。
「味を調整したかったら付け合わせの高菜を入れるくらいでも十分ですよ」とのこと。先に言ってよ(汗
お腹も満たされたので、最後はデザートを。
辛いものの後は甘いものでクールダウンすべく、シュガープラタ。
見た目はクレープかチヂミのようだけど、ちょっとパイっぽい食感の揚げもので、砂糖をつけて食べると確かにおいしい。
ここまでの辛さがスッと引いていくかのようだ。
そして、ゴローちゃんも食べていたイチャクウエ(揚げパン)とミルクティー。
ミルクティーのほうは、さすが東南アジアらしく、チャイっぽい甘さ。
甘い紅茶ってあんまり得意じゃないんだけど、このシャン料理の後ならばこの甘さ、アリだな。
イチャクウエはミルクティーに浸して食べるのがおすすめ。
日本の発想では、揚げ物をお茶に浸けないよなあ。
でも食べてみるとほっこりする。
食後、閉店間際でお客さんのいなくなった本館のほうを改めて覗いてみました。
劇中とおんなじ、ミャンマー語と日本語のハイブリッドな牛スープそば(と春雨)のお品書き。
店内の写真を撮っていたら、女将さんが気さくに「写真撮りましょうか?」と声をかけてくれたので、お言葉に甘えてゴロー席で記念写真を撮ってもらいました。
ちなみに女将さん、劇中のようにカタコトでは全然なくて、普通に流暢な日本語。
ああ、うまかった。大満足。
ミャンマーの町の食堂って、こんな感じなのかな。
さすがに放送後だけあって店内はほぼずっと満席、たぶんこのお店始まって以来の混雑だったんじゃないでしょうか。
接客も回っていないようで、注文が通ってなかったことも何度かありましたが、それも仕方ない。むしろ店員さんが忙しすぎて体調を崩さないように祈るばかりです。
あのお茶葉サラダと高菜漬け炒めの味はしばらく忘れられそうもないなあ。近くに来ることがあったらまた寄ろうと思います。
ごちそうさまでした。
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投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック
2017/05/20 (Sat.)
東京都渋谷区道玄坂の皿うどんと春巻
「俺がザザッと飯を入れてくような店って、もはやこの街にはないのか?」
ドラマ『孤独のグルメ Season6』聖地巡礼、今回も先ほど放送されたばかりの第 7 話の舞台、渋谷の聖地に事前に巡礼してきました。
渋谷といえば言わずと知れた若者の街。そこでゴローはどんなものを腹に入れるのか...と思ったら、なんとも渋谷らしくない、けどゴローらしいものを食べましたね。そういえば原作ではゴローちゃんは渋谷に二度現れており、焼きそば(今はもうお店がないけど)とブリ照りというチョイスだったのでした。今回の焼きうどんは、ある意味原作の焼きそば回へのオマージュということができるのかもしれません。
「ん?こんな路地、あったっけ。ちょっと匂う」
目的のお店は、渋谷駅から道玄坂を上がる途中の路地というか、マークシティの裏手というか。
ゴローちゃんのようにマークシティ側から来るとちょっと分かりにくい、入り組んだ路地に唐突に現れるこの赤いのぼりが目印です。
ほ~、シブい。
生き残ったのか、取り残されたのか...。
店名が「中国料理 長崎飯店」。中国なのか長崎なのかよく分からない店。でも、店構えはいかにも昔ながらの中華料理屋だ。
「本場の味 長崎ちゃんぽん 皿うどん」と「中国料理」の文字が並ぶ看板。
もしや、長崎って中国の一部だったのか?(暴言
でも、冷静に考えれば日本は鎖国中も中国とオランダとだけは長崎を窓口に貿易してたんだっけ。
それなら、長崎と中華料理の結びつきが強いのも理解できる。
ガラスのショーケースに、食品サンプル。
うんうん、正しい中華料理屋のありようだ。
いいな~、長崎ちゃんぽんとか。
餃子に春巻もある。
店内は、入口付近にテーブル席、そして奥に回転テーブルがいくつか。
独りだとまず間違いなく相席の回転テーブルに通されます。
で、席に着くなり店員のおばちゃんが
「今日は、皿?」
えっと俺この店には今日初めて来たんですけど(;´Д`)ヾ。
聖地巡礼に行くと、初めてなのに常連と間違えられる法則発動(ぉ
メニューはこんな感じ。これは夜メニューで、昼はちょっと値段が違います。
ちゃんぽんと皿うどんの自己主張がすごいことになってるけど、中華料理店だけあって中華メニューも充実。
それにしても、ちゃんぽん、皿うどん、ちゃんぽん、皿うどん...気絶するほど悩ましいなあ。
どっちも長いこと食ってない。
というか、個人的には長崎皿うどんって、パリパリの細麺が主食というより酒のつまみという感覚で、九州系の居酒屋でつまみに食べることのほうが多くて、こういうランチで食べたことないかも。意外な初体験。
まずは春巻から。来た来た、俺のパリパリ。
すごく感動するというよりはごく普通の中華屋の春巻だけど、うまいよな。
この音、このリズム。口の中にスプリングトルネードが巻き起こっている。
そして、皿うどん(軟麺)のお出ましだ。
このとろみ。とろみから立ち上る湯気。たまらん。
長崎だからってなんで中華料理屋で皿うどん、と思ってたけど、改めて実物を見て納得。
言われてみれば、皿うどんって麺に八宝菜をかけたようなものだしな。
さしずめ、汁なし五目あんかけそば、ってところか。
こ れ は ... すごくパワーを感じる麺だ。
重くてしっかりした太麺。初めて食ったけど、これめちゃくちゃうまいぞ。餡がしっかり絡んでくる。
しかも、餡の中は見た目以上に具だくさん。
皿の中の有明海は豊漁だ。肉に野菜、イカ、アサリ、プチサイズのカキまで入って...これはうまさのマルチチャンネル・サラウドンだ。
さて、ここで目に入ってくるのが回転テーブルに鎮座するこの調味料類。
ちょっと前に松重さんのラジオ『深夜の音楽食堂』で「長崎では皿うどんにソースをかけて食べる」という話をしていたので、これはこのドラマの話をしているに違いない!と思い、放送前巡礼にも関わらずちゃんとソースをかけることに成功しました(笑
なるほど、こういう感じか。
ソースによって餡のやさしい味が引き締まって、皿うどんがまた違った表情を見せてくれる。酢、辛子、ソースの投入で、いつまでも楽しめる。
これ、いい。
長崎、うまか~。
さらに、他のお客さんが頼んでいた餃子が妙にうまそうに見えたので、頼んでみました。
Season1 に登場した池袋の「楊」を思い出させる、羽根の繋がった焼き餃子。
中華料理らしく油をケチらずに使って焼いた餃子でちょっとギトギトしてるけど、それ故にジューシー。
この餃子、いける。やさしい味の麺とのコンビネーションにちょうど良い。個人的には春巻よりも気に入ったかも。
この店、すごくいい。俺はこんな店が好きなんだ。
こんな店の真っ赤な回転テーブルに、今でもときめく男なんだ。
で...まさか、劇中でゴローちゃんが皿うどんからのちゃんぽんハシゴをするとは予想してませんでしたが(;´Д`)ヾ、あの皿うどんを食べたらちゃんぽんも味わってみたくなるのが人情というやつじゃないですか。というわけで、日を改めてちゃんぽんを食べに来ました。
ランチセットを頼んだところ、なんと白飯と漬物がついてきました。ちょっとした炭水化物祭り。
漬物、キュウリ漬けは分かるけど福神漬けがカレー以外についてくるの、初めて見た(笑
ちゃんぽん、まさに皿うどん(軟)の汁あり版という感じで、甘くてやさしい味。汁があるぶん麺が皿うどんよりも軟らかくて、スープの深みも相まって、やさしさ 30% アップという感じ。
しかしこれ、どこまでいってもやさしい味すぎて、これをおかずにご飯を食べる隙がないぞ(汗。
仕方がないので白飯は漬物と一緒にいただきました。
このスープ、いい。すごくいい滋味。
ゴローちゃんの食べてた特上ちゃんぽんはもっとうまそうだったけど、並ちゃんぽんも十分おいしいです。
皿うどんとは違う、もう一つの長崎に出会えた。
長崎飯、しっかりといただきました。
この店、派手さはないけど気に入ったなあ。
今後渋谷に来たときのためのメシ屋リストに加えさせていただこう。
ごちそうさまでした。
今度は硬麺、食わなきゃな。久住さんが食べてたイカの唐揚も、うまそうだったなあ...。
投稿者 B : 01:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック
2017/05/12 (Fri.)
台北「My 灶」の絶品魯肉飯
先日台湾に行った際に、魯肉飯のうまい店があるということで試しに行ってみました。
松江南京の駅近く、大通りから一本入ったところにある、たぶん観光客はあまり知らないだろうお店。
あまり目立つ店構えでもないですが、小洒落た感じで周辺の雰囲気とはちょっと違う。
どんなところか分からないけど、入ってみよう。たのもー。
店内はこんな感じで、屋内なのに屋外の屋台っぽい雰囲気を演出したインテリア。
台湾では本物の屋台とか半分屋台に近いような店か、鼎泰豐のようにちょっと高級なお店かのどちらかしか行ったことがなかったので、こういう感じのお店は初めて。でも、悪くない。
テーブルには、ランチタイムにも関わらずお通し的な感じでキクラゲの何かが置かれていました。
中華でいうザーサイとか、焼鳥屋でいうキャベツみたいなものかな(笑
こちらが日本人だと分かると、すかさず日本語メニューを持ってきてくれました。
台北、こういう日本人にやさしいところがとても嬉しい。
案外観光客も来るのかなと思ったら、メニューには「日本直送 漬物」とかもあって、これは観光客というよりも現地駐在の日本人がよく来るお店という感じなのかな。
それにしても、メニューがいろいろあって迷うなあ。
魯肉飯の「アタマ」の持ち帰り!そういうのもあるのか。
これ、ホントにおいしかったら買って帰ろうかな。
まずは切り干し大根の玉子焼き。何それ、日本じゃ食べたことない。
見た目はチヂミっぽいけど、味は甘くない玉子焼き。それにたっぷりの青ネギと切り干し大根が入って、すごく香ばしくてうまい!
これ、毎日でも食べたいおかずだ。
これは樹子高麗菜(キャベツと何かの木の実を炒めたもの)。
キャベツの炒め物って大抵どこの国でもおいしいけど、この木の実が独特の風味を出していてうまい。なんか、オリーブの実が入っているような感じ。
台湾のおふくろの味のひとつらしくて、確かに初めて食べたのに、なんだか懐かしい感じ。
イカボール。単なるイカボールだと思ってなめてかかったら、これがうまいのなんの!
さすが島国だけあってプリップリのイカが揚げたてアツアツですごくおいしい。
すいませーん、台湾啤酒ください(←まだ昼
まあビールはさすがに我慢して、最後は本命・魯肉飯。
これが出てきたときにはちょっと驚きました。なんか肉がツヤツヤしてる!
私はまだそれほど魯肉飯をいろいろ食べたというわけではありませんが、どちらかというとジャンクフード的印象のあった今までの魯肉飯とは全然違う。味もしっかり濃くて、茶碗一杯なのにしっかり食べた感があります。これはうまいわー。感動した。
いやあおいしかった。台湾の味、満喫いたしました。
ついたまらずに持ち帰り用を買ってきてしまいました(笑
魯肉飯、すっかりハマってしまったので、お土産に買ってきたのは大事に食べようと思います。
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投稿者 B : 23:00 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック
2017/05/07 (Sun.)
東京都世田谷区太子堂の回転寿司
「海に行ってぼけ~っとしたいなあ。でっかいの釣って捌いてもらって...」
今日は GW の最終日。最後に休みらしいことをしようと思い立ち、一昨日放送されたばかりの『孤独のグルメ Season6』の舞台、三軒茶屋までやって来ました。
ブタ肉炒めや大阪出張など、原点回帰ともいえる原作オマージュ回の多い Season6 の中でも、先週の放送は異色でしたね。原作第 2 話の吉祥寺の廻転寿司回をかなりストレートになぞった内容で、放送後に改めて原作コミックを読み返したほど。
普段はこっち方面には来ないから、三軒茶屋、久しぶりに降りたなあ。
田園都市線沿いということで、このあたりは活気がありながらもどこか品のある雰囲気。ドラマに登場したブルジョワマダムや親切なおばあさんがいてもおかしくありません(笑
駅前の交番の脇に、「喰うてかへんか?」というコテコテのアーチが出現。ここが目的の店のある「すずらん通り」です。ここだけ唐突に三軒茶屋感がない(笑
さして長くないこの通りの奥に、その店はあります。
台所家(だいどこや)。このドラマにしては珍しいチェーン店で、渋谷にも店舗があるようですし、入ったことはないけど焼肉屋の業態をとっているお店も見たことがあります。
私が来店したタイミングがたまたま良かったのか?放送二日後のお昼過ぎにも関わらず、行列は 4 組ほど。しかも回転寿司だけにお客の回転もいいらしく、ほんの 10 分ほどの待ち時間で着席できました。しかし退店する頃には行列が倍くらいに延びていたので、やはりタイミングが重要なようです。
店内はこんな感じ。コンパクトなカウンターだけの店構え、確かに吉祥寺の天下寿司に通じるものを感じます。こういうスタイルが東京の昔ながらの回転寿司屋なんだろう。回転寿司激戦区の北陸だと、回転寿司と言いながらボックス席や座敷まであったりして、随分雰囲気が違うんだよなあ。
コンベアに乗っていろんな寿司が流れてくるけど、ここでは基本的に食べたいものを注文するスタイルらしい。
でも、ドラマほど殺伐とはしていないまでも、多くのお客さんがかなりの勢いで注文を入れていくので、押しの弱い自分としてはどうしても「間」を掴むのが難しい。いかんな...タイミングがズレてる。
それでも何とか間合いを読んで大声で注文するわけですが、体感的に五回に一回は注文したのを忘れられるし、接客もやや雑な感じ。それでもこれはこれで回転寿司屋らしくて良し。負けずに大声で注文してやったらええねん。
おすすめメニューはホワイトボードに。
ドラマにも登場したネタと...おっ、ホタルイカもあるのか。
ようし、今日は何で口火を切るかな。
何を狙う?今俺が釣り上げるべきネタは、何だ?
逸る気持ちを抑えて、まずは生ビールから。
この連休は思ったほど飲まなかったけど、最後に昼酒を頼んでようやく GW を満喫できた気分(笑
飲兵衛どもの、昼飲み天国だ。
とりあえず順当にマグロで行くか。赤身で小手調べだ。
回転寿司屋だと「いかにもって色」のマグロが出てくることもあるけど、ここのは無理に繕ってない自然なマグロ色。
味の方は...うん、うまい、ダイジョブ。
これで 120 円は安い。この店、当たりかも。
続いてイカ。ドラマのこの「マグロからのイカ」という順序、ちゃんと原作の廻転寿司回の順序を踏襲しているんですよね。こういう細かいコダワリがファンとしては嬉しいところ。
このイカ、うっすらとワサビの緑が透けていて、見ただけでイカにもって感じの新鮮さが伝わってます。
柔らかくて美味しい。そうそう、こういうイカに出合えると、自分の回転寿司のリズムが乗ってくるんだよなあ。
そして「ひかり三種」。
光り物好きに、このセットはありがたい。
サバ、良し。締まりすぎてなくてとろける食感が残ってるのがいい。
アジもうまい。それに、時季によっては意外と食べられないことが多いイワシの握り、好物なんですよね~。これが食べられただけで、今日来て良かった。
イクラ。小粒だけど軍艦からこぼれるほどのイクラがどっさり載っていて、お得感の高いイクラ。
高そうな色の皿も相まって、プチ贅沢してる感があるなあ(笑
でもって、北陸民としては外せない、ホタルイカ。GW の終わりと共に旬も終わっていくから、今年の最後のホタルイカのつもりで。
小さい身の中にパンパンに旨味が詰まっていて、こりゃたまらん。
寿司じゃないけど、北陸つながりでブリ大根もいっとこう。これこそ北陸民のソウルフード。
少量だけど田舎に帰ってきた感のあるブリ大根、嬉しいなあ。
さあ、ちょっと気分をリセットさせるためのカニサラダ。回る寿司ならではのネタ。
いいねいいね、マヨ風味もよし。こういう子ども味、けっこう好き。
エンガワも見逃せず。
コリコリした食感と脂のとろける感じがイイ。久住さんが食べてた炙りエンガワも気になったけど、今度来ることがあったら炙りで頼んでみようかな。
炙り穴子。
おおっと、こいつはうまい。炙って正解。
実は穴子って鰻に比べるとうま味が落ちる気がしてそんなに好きじゃなかったんだけど、この炙り穴子はうまい。穴子の寿司で珍しく美味しいと思ったかも。
んー、汁ものもいっとくか。
久住さんが飲んでた海苔汁も美味しそうだったけど、ここは初志貫徹で真鯛のうしお汁。
あ~、しみる。胃が癒される。
これだけ汁にうま味が出ていたら鯛の身はパサパサしてそうなもんだけど、身もちゃんとうまい。
そして、ゴローちゃんのように回ってきた一味をゲットしてパパッと振れば、また味わいが変わってうまい。
この汁、本当においしいです。
まぐろ三種。
まずは中トロ。普通にうまい。
赤身、こいつは何貫食っても飽きない。
トリは、大トロ。
中トロもうまいと思ったけど、その後に大トロを食べるとやっぱり違う。大トロは寿司の王様だ。
ま、正直な話ここよりも強烈にうまいトロを出す寿司屋はいくらもあるけど、マグロ三貫で 580 円。そう考えたら十分すぎるんじゃないの。
そろそろラストスパート、大物もいっときますか的な大赤えび。
尾頭付きのえび寿司、これはかなりインパクトあるなあ。
味のほうも見た目に負けず劣らず、とろっとした身がうまい、甘い!海老反りそうだ。
北陸の甘えびでも、なかなかこのレベルのものには出合えんぞ。
本当は劇中のように限定トロハマチが出てくるのを今か今かと待っていたんですが、今日は入荷しなかったようで。
悔しいので、中トロを単品で追加注文。
うまい、確かにうまいんだが、今日の俺にはこの中トロのうまささえどこか上滑りしていく。
トロハマチ、食べたかったなあ...。
〆は大好物の特上ウニ。
安いウニってザラザラしてて全然ダメだけど、この特上ウニはとろける身から海そのものが染み出してくるかのようで、本当にうまい。トロハマチにありつけなかった悔しさも、一緒に融けていくようだ。
うーん、ウニの大人食い、最強。
店内には松重さんや久住さんのサインはありませんでしたが、ドラマ放送の告知が貼り出されていました。
回転寿司もいいもんだ。思いもよらないいろんなネタが飛び出してくるし、楽しいメシが食えた。
東京の回転寿司ってあまり期待してなかったけど、これくらいの店があるなら、たまに来てもいいかな。渋谷店なら行く機会もあるだろうし。
しかし、久しぶりの回転寿司に浮かれて、ちょっと食い過ぎたか。
ラストの二枚が効いたな...。
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投稿者 B : 22:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック