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2015/08/22 (Sat.)

大森 とんかつ 丸一

以前から気になっていた大森のとんかつ屋さんに行ってきました。

丸一

丸一

以前、ドラマ『食の軍師』の聖地巡礼で横浜馬車道の「丸和」に行きましたが、あの店のマスターはこの大森丸一で修行をした後に独立したとのこと。他にも大田区に存在する有名とんかつ店の多くが丸一の流れを汲んでいる、ということで、それは元祖に一度行っとかないといけないでしょう、と。
ただ、ここはこの近辺でもかなりの人気店で、行列ができていることも少なくない。外観はかなり年季の入ったお店なので、こんなところで行列ができるというのはどんな店なんだろう、と以前からずっと気にはなっていました。

ちなみにこの周辺、大森駅を出てすぐのところにあるにも関わらず、建ち並んでいる店が軒並み昭和っぽい。曲がりなりにも品川から二つ隣の JR の駅なのに、駅そばにこんなマニアックエリアがあるのが大森という場所です(そういえば隣の大井町もそんな感じだな...)。

丸一

意を決して店内に入ると、外観の印象よりはずいぶん新しい、こぎれいな内装になっています。そして、夜営業が始まった直後に入店したにも関わらず、既に座席は八割方埋まっているという(!)。これは開店待ちの行列があった感じですね...。
この店、営業時間は昼の 11:30~13:00 と夜は 17:00~19:00 のみ、しかも水曜・日曜・祝日休業という、最初からここに来るつもりでスケジュール調整しないと入店すらままならないハードルの高さを誇ります。どおりで近くを通りかかったときは軒並み閉まってたわけだ...。

メニューは潔くロースかヒレのそれぞれサイズ違いのみ。あと一応エビフライもあるようだけど、ここに来たらもちろんとんかつでしょう。そして、とんかつのうまみは脂のうまみ。ロースとんかつ定食一択です。

丸一

とんかつは注文後に揚げ始めるので、10 分ほどの待ち時間の後にライス・豚汁・お新香とともに出てきました。

おお、この何のてらいもない、ザ・とんかつ定食。変に気取っていないのが、逆に嬉しいじゃないか。

丸一

ロースカツは並サイズでもお皿からはみ出さんばかりのボリューム。肉の厚みもけっこうあります。
衣は、やや粗めのパン粉を使って揚げられた、厚すぎず薄すぎない、ちょうどいい厚さ。馬車道の丸和は薄い衣だったので、暖簾分け的なお店といっても流儀は違うようです。

丸一

調味料はソースの甘口・辛口に醤油、そして「アンデスの紅塩」。紅塩は最近のとんかつ店ではポピュラーで、丸和にもありましたが、ここのは自分で挽いてかけられるのがちょっと楽しい。そもそも老舗なのでソースと醤油くらいしかないだろうと踏んでいただけに、嬉しい誤算です。

丸一

『食の軍師』の影響で、とんかつを食べるときにはまず端から二番目のカツ片から手をつけるようになってしまいました(笑。
そして、最初はまず塩で味わう。しかも、衣にではなく肉に直塩。こうすることで、肉そのもののうまみが引き立って、余計にうまい。

この店のロースは、肉そのものはやや淡泊だけど柔らかく、脂身からじゅわっとうまみがほとばしってくる、そんな感じ。変な小細工のない、とんかつの王道ど真ん中。初めて食べたのに、なんだか少し懐かしい。

丸一

豚汁は、濃いめの味がしっかりついていて、私の好みからするともう少し淡泊でもいいくらいだけど、ご飯が進む味わい。胡瓜と大根のお新香も、糠の香りが食欲を刺激する、いい仕事ぶり。本当においしいとんかつ屋って、こういう脇役もちゃあんと立っているんだよな。

丸一

そして...卓上の調味料の中で、ひときわ異彩を放っていたのがこのハバネロソース。正直、この店としては紅塩以上に異物感があるけど、だからこそ興味深い。
とんかつにハバネロって初めてだけど、試してみるとこれが刺激的で、案外アリかも。塩やソースから一気に地球の裏側にジャンプしたような、そんな新鮮さ。ハバネロの激辛の中にある微かな酸味が、とんかつの衣と意外なほど合う。

丸一

紅塩にレモン、甘口と辛口のソース、醤油、練り辛子、とどめのハバネロ。期せずして『食の軍師』と同様に、それぞれのカツ片を異なる味わいで制する結果に。でも、味にバリエーションが出ておいしかった。これはベースのとんかつが王道だからこそできる芸当なんだろうなあ。

大田式とんかつの源流、しかと味わいました。ここは機会があったらまた来たいけど、営業日の営業時間に合わせてここに来る、というのがなかなか難しいんですよね。でも、それを押して食べに来る価値はあるお店だと思います。

関連ランキング:とんかつ | 大森駅大森海岸駅

投稿者 B : 23:01 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/08/16 (Sun.)

さらば、横浜 BAR Left Bank

私のお気に入りのお店だった横浜の「BAR Left Bank」がついに最終営業日を迎えました。

BAR Left Bank

BAR Left Bank

既に一週間前にはフードメニューが終了、最後の一週間はドリンクのみの提供となっていましたが、これだけたくさんの思い出が詰まったお店だけに、最終日にご挨拶がてら顔を出してきました。
看板には既に灯が入っておらず、隣の店舗の照明が映り込んでようやく店名が読める...という状態になっていたのは寂しかったですね。

ちなみに、その後も「B さんの blog を読んで」と言って来店してくださった方が複数名いらっしゃったとのこと。どうもありがとうございました。

BAR Left Bank

私が入店した瞬間には空いていたので、カウンターに着席。その後続々と常連さんがやってきて、あっという間にほぼ満席になってしまいました。

ドリンクは、もちろんこのお店の定番・昆布ジントニックから。この日はプラスチックカップでの提供というのが残念でしたが、代わりに全品 500 円のキャッシュオンデリバリー方式。お店の在庫を飲み尽くす勢いで気兼ねなく頼めます(ぉ
このお店がなくなっちゃうと、当分これを飲める場所がなくなっちゃうんですよね。というわけで、マスターに昆布ジントニックの作り方を教わってきたので、今度試してみようと思います。

BAR Left Bank

フードメニューはありませんが、代わりに持ち込み OK ということで、ミックスナッツと酒盗、クリームチーズを持ち込んでみました。
酒盗クリームチーズはこのお店でも一時期おつまみメニューにあったので、東急ストアの袋を開けた瞬間にマスター爆笑(笑。作り方はもうクリームチーズに酒盗を載せるだけという、いぶりがっこマスカルポーネよりも圧倒的に誰でも作れる超絶おつまみなので、酒好きならば自作推奨です。

BAR Left Bank

飲み物は私の大好きな黒糖ラム酒「ルリカケス」(写真撮り忘れた)から、これまた国産の米ウォッカ「奥飛騨」に進みます。奥飛騨はこのお店の自家製ジンジャエールを使ってモスコミュールにしてもらおうと思ったら、ジンジャエールは既に終了してしまったとのことで、ブルドッグ(ウォッカ+グレープフルーツジュース。ソルティドッグの塩なし)を作ってもらいました。炭酸系じゃないロングカクテルってあまり飲まないけど、久々に飲むとうまい。

BAR Left Bank

最後は国産ウィスキー「響」をロックで。ダブルくらいなみなみ注がれた響が 500 円、なら飲まずにはいられません。プラカップだけど...。

BAR Left Bank

というわけで、いろんな出来事のあったこのお店とも、これでお別れ。
本当にごちそうさまでした、ありがとうございました。

なお、マスターは今後またお店をやることは考えているけれど、時期も含め今のところ未定とのこと。
新店オープンの暁には、この blog でもきっとレポートしようと思います。

うまい酒と料理を探す旅はまだまだ始まったばかりだ。
俺たちは、これからもマスターの新店オープンを待ち続ける...!

浮沈マスターの次回作にご期待ください。

関連ランキング:ダイニングバー | 平沼橋駅横浜駅戸部駅

投稿者 B : 21:00 | Drink | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/08/13 (Thu.)

六角堂 Grill&Bar

金沢に帰省中なわけですが、北陸は冬はともかく夏は特においしいものがない。せいぜい近江町市場で北陸近海以外から来たものまで含めて探せばいろいろあるけど、それもイマイチ帰省した感じがしない。ならば肉でしょう、ということで卯辰山の六角堂へ。

六角堂 Grill&Bar

六角堂 Grill&Bar

一年ぶりに来てみたら、本館の隣にある別館がいつのまにかグリル&バーに改装していて、ちょっとだけ雰囲気の違うお店になっていました。今回はこのグリル&バーのほうを予約しました。

六角堂 Grill&Bar

とはいえランチメニューは従来通り、本館と同じものを出しているのかな?ランチコースとステーキ定食がありますが、定食でも十分なボリュームとクオリティがあるので、ランチステーキ定食のオーストラリア産牛ロース 250g を注文。

六角堂 Grill&Bar

で、休暇中なのでランチビールと洒落込むわけです。
定食のサラダは、トマトやパプリカが甘みがあっていい上に、ドレッシングがおいしい。

六角堂 Grill&Bar

サラダとビールをいただいている間に、シェフが目の前の鉄板でガーリックチップを炒めてくれます。
この時点で部屋にニンニクのいい香りが充満し、食欲をそそります。

六角堂 Grill&Bar

ガーリックチップ完成。これがまた単体でビールのお供として最高の性能を発揮してくれるわけです。
ステーキソースには薬味としてホースラディッシュが添えられているのが嬉しい。

六角堂 Grill&Bar

ニンニクの香りが十分に移った鉄板の上で、注文した肉が焼かれていきます。
この肉の分厚さ、某エアーズロックほどではないにせよ、この肉を独り占めできるのもそれはそれで幸せ。(※注:写真の肉は一人前ではなく四人前の分量です)

六角堂 Grill&Bar

ほぼ焼き上がりの状態。表面の焦げ目のちょうど良さと、側面から滲み出てきている肉汁の具合がたまりません。
この間にも肉の焼ける様子とガーリックチップをつまみにビールが進んでいるわけですが、これはもう我慢ならん。は、早く(ry

六角堂 Grill&Bar

サーブする前にカットしてくれるわけですが、このナイフさばきがまた流麗な、プロの仕事。無駄のない動きって見とれてしまいます。

六角堂 Grill&Bar

肉はカットしたらすぐにサーブしてもらえます。その後、間髪を入れずにその鉄板の上でもやしが炒められ始めていきます。ニンニクの香りがついた鉄板で肉を焼き、さらに肉のうまみも乗った鉄板の上でもやしを炒める。全てのうまみを無駄に捨てることのない、計算された仕事ぶり。

六角堂 Grill&Bar

おおおおお。プレートの上で、肉が、もやしが、ニンニクが、輝いて見える。

ちなみに以前は肉は原則サイコロ状にカットして提供されていましたが、今は大人向けには一般的なステーキ状にカットして提供されるようになっているんですかね。私はこちらのほうが食べ応えがあって好きなので、嬉しい。

六角堂 Grill&Bar

焼き加減はミディアムでオーダーしましたが、中のほうはけっこう赤みが残っていて、肉そのものの風味がなくなっておらず、とてもおいしい。ボリュームはあるのに脂っこくなく、最後まで飽きずにいただけます。

六角堂 Grill&Bar

そりゃあ肉が出てきたら赤ワインにいかざるを得ないってものです。

ここ、高級ステーキハウスだけあって国産牛のコースを頼むとかなりいいお値段しますが、高級肉でなくても質はいいしサービスのレベルも高いので、ランチステーキ定食でも十分満足できます。3,000 円のステーキなのに味や肉質が微妙なお店は少なくないので、質に対する価格、という意味で考えると、実はけっこうリーズナブルなんじゃないだろうか、とさえ思います。

来年の帰省のときには来れるかなあ。

関連ランキング:ステーキ | 北鉄金沢駅金沢駅七ツ屋駅

投稿者 B : 23:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/08/11 (Tue.)

新橋ホルモン屋 だん

先日 HAMACHI! さんの blog に書かれていた新橋のホルモン焼屋さんがやたらと美味しそうで。

「バタレバ」最高!新鮮なホルモンのバラエティを炭火で楽しむ!「ホルモン屋 だん はなれ 新橋3号店」: まわりぶろぐ

最近この界隈をたまに通るんですが、確かにこの店は気になっていました。『孤独のグルメ』聖地巡礼を機にホルモン焼のうまさに目覚めてしまった私としては、これは行ってみるしかないと思ったわけです。

新橋ホルモン屋 だん

ホルモン屋 だん

「ホルモン屋 だん」は新橋界隈に何店舗かあるようですが、新橋 3 号店は新橋駅の線路をくぐったあたり、おっさん好みな飲み屋が密集しているエリアにあります。

予約しておいたので待たずには入れましたが、店内だけでは足りずに屋外にもテーブル席が設けられていたり、順番待ちのお客さんもいたりする人気店のようです。

ホルモン屋 だん

店内は「いかにも」な感じで、これから出てくるホルモンを想像してテンションが高まります。
ただし、各テーブルで火を使っているので店内はかなり暑い!全開になっているエアコンも焼け石に水といった感じ。これなら外テーブルのほうが涼しかったんじゃないかな...。

ホルモン屋 だん

そうとう使い込まれた感じのコンロがまたいい。ホルモンはやっぱりガスよりも炭火ですよね。

ホルモン屋 だん

各テーブルには煙を吸うための煙突がついていますが、正直煙の発生量が多すぎて、追いついていません(笑。

ホルモン屋 だん

何はなくともまずビールから。やっぱり暑い季節はビールがうまい!

ホルモン屋 だん

お通しはキャベツ。ごま油がかかっていてうまい。飲み屋のキャベツといったら赤味噌が定番だけど、これもありだな。

ホルモン屋 だん

肉の前にまずは野菜から、というわけで「だんサラダ」。

ホルモン屋 だん

肉のほうはオーソドックスに牛タンからスタート。ちょっと厚めに切られていて、牛タンのわりにボリューミー。

ホルモン屋 だん

ホルモンはマルチョウ(小腸)から。歯を立てた瞬間に口の中にじゅわっと拡がる脂のうまみがたまりません。

ホルモン屋 だん

ハラミ。ホルモン屋だけど普通の焼き肉もうまい。いかにも肉って肉だ!

ホルモン屋 だん

そうなると、ハイボールが飲みたくなってしまうわけです。

ホルモン屋 だん

網の上にイイ感じに脂が溜まってきたのか、ロースを焼いているところで網から出火!
そうすると店員さんがすかさずやってきて、

ホルモン屋 だん

氷を乗せて鎮火してくれます(笑

ホルモン屋 だん

飲み物はホッピーに移行します。いかん、これ泥酔するコースや...。

ホルモン屋 だん

肉のほうもどんどん追加がやってきます。
これは豚トロ&カシラ。

ホルモン屋 だん

そしてレバー。
ニンニクダレが食欲を刺激してきます。

ホルモン屋 だん

レバーを焼いていくわけですが、この後に登場する「バタレバ」用のバターも同時に網の上で温めていきます。

ホルモン屋 だん

これが「バタレバ」のセット。レバーだけでなく、シイタケとヤングコーン、そして何故か生卵がついてきます。

ホルモン屋 だん

バーニャカウダのように、網の上で熱されたバターに、レバーをくぐらせていただきます。おおおお、これはうまい!身体には良くないに違いないけど、だからこそうまい(笑

ホルモン屋 だん

で、レバーを食べた後には、バターに生卵を溶き入れてよくかき混ぜます。そうすると、それだけでまた極上のつまみができあがるというわけ。これも身体に良くないけどうまい。

ホルモン屋 だん

さあ、エンジン全開。ここからは怒濤の焼き物攻撃だ。
ここで本命中の本命、ホルモンを投入していきます。この容赦なく噴き上がる煙がたまらない。

ホルモン屋 だん

皮 8 割、脂 2 割の配分で焼いたところで完成。

マルチョウとはまた違った種類の脂のうまさが拡がって、今日ここに来たことが間違いではなかったことを実感します。
ホルモン、いいぞ。マキシマム・ザ・ホルモン(何

ホルモン屋 だん

続いてハツ、ミノ、白コロホルモン。

ホルモン屋 だん

そして、ハツとハチノス。あれ?ハツがかぶってしまった(汗

ホルモンって、同じ牛から取られた肉のはずなのに、こんなにもバリエーションがあって、一つとして同じ味がありません。ホルモン、うまい、楽しい。焼き肉といえばカルビかロースだった若い頃を思うと、自分も歳を取ったんだなあと実感します(笑

ホルモン屋 だん

ここはまた来たいなあ。ただ店内は本当に暑かったので、次はもう少し涼しくなってからにしようと思います。

関連ランキング:ホルモン | 新橋駅汐留駅内幸町駅

投稿者 B : 22:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/08/08 (Sat.)

大木屋「肉のエアーズロック」を初体験

以前から行きたいと思っていた「大木屋」に肉のエアーズロックを登りに行こう!というお誘いをいただいたので、市ヶ谷へいそいそと。

大木屋

大木屋

地下鉄市ヶ谷駅の駅を出てから徒歩 5 分程度。ちょっとした上り坂なので、この暑い時期は夜でも一汗かく感じで到着。

お店の予約はスタート時刻が決められていて、そこからの 2 時間制。道すがらすれ違った集団から鉄板焼きの香りが漂ってきたので、あれが入れ替わりのお客さんだったか(笑

大木屋

というわけで、当然ビールからスタート。お店に着くまでの間でもう喉はカラカラ、ビールを最高の状態で飲むために計算し尽くされた立地と言えるでしょう(違

大木屋

料理はコース制で、A/B 二種類ある中から今回は B コースを選択。

まずは季節の野菜と鮪のカルパッチョ、ここが本来もんじゃ屋であることを忘れてしまいそうになる、前菜から手の込んだものが出てきます。ソースが良い味を出しています。

大木屋

そして本命リブロースステーキ、人呼んで「肉のエアーズロック」!

今回は予約時にあらかじめ追加肉を頼んであったので、贅沢にエアーズロックの双子山が登場しました。

大木屋

この厚みを見よ。しかも、よく脂が乗っていて、見るからにうまそうです。
脇で焼けていくガーリックチップの香りがまた、食欲をそそります。

大木屋

これはもう、焼けていく肉塊を見ているだけでビールが進んじゃいますね...。

大木屋

我々の目の前に鉄板はあるものの、肉はスタッフが焼くから手を出さないで、代わりにニンニクは自分たちでよく焼いてね、ということで、ニンニクに火を通していきます。
このニンニクを先につまみながらビールを呷りたくなるところですが、そうすると後で寂しい思いをすることになるので、それもガマン。最後にうまい肉を食べるための試練です。

大木屋

片面、焼けました。うおおおお、これはうまそうだ...。
バターが載るとさらにいい香りが充満してきて、そろそろガマンの限界です。

大木屋

両面がちゃんと焼けたら、ガーリックチップを肉の上に載せて、

大木屋

店員さんが勢いよく切り分けてくれます。
こちらとしてはそろそろ食欲の限界を超えていて、切れた端からさっそく手を出したくなっているところ(;´Д`)。

大木屋

切れました。この量で、エアーズロック 2 枚分。
せっかくの塊肉なんだから、薄切りにせずにもうちょっと分厚く切ってほしかったような気もします。

大木屋

肉は表面だけはカリッと焼けているものの、中はレア。肉汁がぎゅっと閉じ込められていて、バターとニンニクの香りも相まって、これはうまい!
それほど脂が重たい感じもなく、二山分のエアーズロックがペロリと我々の胃に消えていきました。これ、あと二山くらいあっても全然いけたような...?

大木屋

料理はなにもエアーズロックだけではありません。続いて、海鮮と野菜の焼き物。海鮮はエビ・イカ・ホタテを一人一品ずつ選んでいく方式です。

大木屋

さっきの肉と違って今回は自分たちで焼かせてもらえます。やっぱり鉄板の店はこうでないと!

大木屋

ナンプラーをベースにしたソースが海鮮の風味を引き立てて、これもまたうまい。海鮮のうまみを吸収したタマネギやピーマンもいい。

大木屋

豚ばら肉の赤ワイン蒸し煮。えっとここもんじゃ屋だよね?(笑

もんじゃ用のヘラで簡単に切れる豚ばらが柔らかくてとても美味しい。その下にあるのはクリームポテトじゃありませんか(笑。隠し味にチーズが入っているらしく、これがワイン煮にとてもよく合います。

大木屋

〆は大木もんじゃ。ここまでもんじゃ屋であることに気づかないようなメニューのオンパレードでしたが、ようやく本来の真打ちが出てきました。

しかしこれ、5 人分(2.5 人前)なんですが、金だらい級サイズの容器に入って出てきました(汗。今までこんな量のもんじゃは見たことがないぜ...。

大木屋

鉄板に広げてみたところ、1.5 人前分くらいを出したところで鉄板がいっぱいになる事案が発生(汗。結局二回に分けて焼くことに。

麺多め、具もたくさん入っているちょっと欲張りなもんじゃです。

大木屋

月島のもんじゃは記事をちょっと焦がし気味にしてヘラで剥がしながら食べるけど、ここのもんじゃは生地(汁)が少なめで、食感も月島のものよりは緩め。これはこれで美味しいけれど、前段の料理のインパクトが強すぎて、もんじゃ屋であることを忘れていた私の感覚が間違っていなかったことを確信しました(笑

それにしてもこのもんじゃ、麺が多いだけあってかなりお腹に溜まります。この直前までは「エアーズロック、もう一枚いけたな...」と思っていたんですが、もんじゃのボリュームの前に完全満腹。

大木屋

デザートのシャーベットをいただいて、鉄板の油と煙でコーティングされた口の中と食道をリフレッシュ。

念願の大木屋、美味しかったし、それ以上に楽しかった。そういえばドラマ『孤独のグルメ』に「鉄板焼きって、なんていうかライブ感あるんだよな。 鉄板はステージだ。舞台だ」という名台詞がありましたが、それを地で行くようなお店でした。

機会を見つけてまた来たいと思います。次は A コースにしてみるかな。最近ときどき行くようになった日本橋の COREDO 室町にも支店ができたようなので、そっちに行ってみても良いかもしれません。

関連ランキング:もんじゃ焼き | 牛込神楽坂駅市ケ谷駅神楽坂駅

投稿者 B : 21:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/08/05 (Wed.)

久住昌之 & THE SCREENTONES Live at 吉祥寺 Strings

漫画『孤独のグルメ』の原作者である久住昌之さんと、ドラマ版のサウンドトラックを手がけている久住さんのバンド「THE SCREENTONES」のライヴを聴きに、吉祥寺のジャズバーに行ってきました。

Strings Live Bar & Italian Restaurant

吉祥寺 Strings

今までにも一度は生演奏を聴いてみたいと思いつつ、なかなかスケジュールが合いませんでしたが、今回は前日になって「あれ明日行けるんじゃね?」という状況に気づき、当日飛び入りで訪店。20 席あまりしかない店内はほぼ満席でしたが、たまたま二、三空いていた席があったので、当日券扱いで入場しました。

吉祥寺 Strings

ジャズバーなんて随分来ていなかったけど、ここは程良く洒落ていつつ、程良く手作り感があって、落ち着きます。

吉祥寺 Strings

このお店、楽屋がないらしく、さすがに久住さんは出てこないものの、他のメンバーの皆さんは開演前からステージ近辺をうろうろしつつ準備中という緊張感のなさ(笑

吉祥寺 Strings

ドリンクをいただきつつ待っていたら、ほどなくして始まりました。

久住昌之 & THE SCREENTONES

生久住さん&スクリーントーンズ登場!いきなりのドラマテーマ曲連チャンで、一気にテンションが高まります。生久住さん、初めて見たけどテレビと変わんないなあ。

久住昌之 & THE SCREENTONES

メンバーは左から順にパーカッションの栗木健さん、サックスのフクムラサトシさん、ギター&ヴォーカルの久住さん、ギターの河野文彦さん、ピアノの Shake(シャケ)さん。この写真の栗木さんは別に竹筒から水を飲んでいるわけではなく(ぉ)、列車の汽笛の効果音を鳴らす楽器を吹いているところ。サントラを聴いているだけだと打ち込みだと思い込んでいたような音も、実際にはこうやって鳴らしてたのか!という発見多数。まあ、実際に音を出すまでは出番がないから竹筒で水を飲もうとしているものとばかり思っていましたが(笑

久住昌之 & THE SCREENTONES

途中、久住さんほか三名が休憩のため引っ込んで、フクムラさんと河野さんのお二人で演奏するシーンもありました。このお二方は「Pick & Lips(ピクリプ)」というユニットを組んでいて、お二人でのライヴもよくやっているとのこと。『孤独のグルメ』のサントラの中でも名曲と言える作品を多数書いている美メロ担当の河野さんと、それを美しいサックスの音で聴かせてくれるフクムラさんのコンビ、いいなあ。今度別口で聴きに行きたくなりました。

久住昌之 & THE SCREENTONES

途中休憩を挟みながらも 3 時間近く演奏していたにも関わらず、最初から最後まで本当に楽しそうに演奏されていたのが印象的でした。久住さんの姿勢が一貫して緩く、ダンドリや歌詞を間違えまくるのはデフォな感じ(笑。音楽を聴きに行ってこれだけ笑ったのも、初めての経験かもしれません。

久住昌之 & THE SCREENTONES

そして全曲が終わったら早速麦スカッシュで乾杯ですよ!久住さんだから当然ですよ(笑。楽屋がないので、アンコールが終わった後も舞台袖にはけず、そのままその場で打ち上げが始まってしまうという。

一応セットリストも書いておきます。最初のほうは取るつもりでいなかったので、もしかしたら間違っているかもしれませんが。
ビデオ録画もされていたようなので、後日公式サイトにセットリストが掲載されたり、YouTube の栗木健チャンネルに動画が公開されたりするかもしれません。

  1. タテブエ Alone (Season1)~Stay Alone (Season1)
  2. 荒野のグルメ (Season2)
  3. 孤独のツンドラ (Season3)
  4. Alone In The Dark (Season2)
  5. グルメ探検隊 (Season2)
  6. ペコちゃんブルース (Season3)
  7. Swing56 (Season4)
  8. 荒野の笛レレ (Season2)
  9. C 列車で行こう (Season2)
  10. Leave Him ALOHA (Season4)
  11. 落ち武者 (オリジナル)
  12. 聖☆銭湯 (食の軍師)*1
  13. レガートワルツ (Season3)
  14. GINZA (Season4)
  15. 伊豆 Q のテーマ(Season3)
  16. -Intermission-
  17. Still Alone (Season3)
  18. Leave Him Alone (Season4)
  19. Oriental Goro (Season4)
  20. Music&Manga (オリジナル)
  21. ショベルカーブルース (オリジナル)
  22. 燕のワルツ (Season2) by Pick & Lips
  23. ラピスラズリ (オリジナル) by Pick & Lips
  24. 江ぐちの歌 (オリジナル)*2
  25. 茜雲の帰り道 (Season4)
  26. そよ風 (Season4)
  27. 城門を開け! (食の軍師)
  28. 力石のテーマ (食の軍師)
  29. 本郷 GoHome (食の軍師)
  30. あまちゃんブルース (あまちゃん)*3
  31. ピクニック (童謡)*4
  32. 一皿にかけて! (Season4)
  33. 渋い店見つけた (オリジナル)~Jiro'sTitle (Season1)
  34. -Encore-
  35. 黒い瞳 (ロシア民謡)
  36. 自由の筈 (オリジナル)
  37. *1:もともと『食の軍師』のサントラ向けに『酔い醒めのブルース』として作曲されたものに、銭湯をテーマとした歌詞をつけた曲。読みは「セイント☆せんとう」
    *2:久住さんの小説『孤独の中華そば「江ぐち」』に登場するラーメン店の勝手テーマソング。Strings のマスターのリクエストにより演奏
    *3:何故か NHK ドラマ『あまちゃん』のメインテーマのパロディ曲
    *4:「♪丘を越え行こうよ~」の童謡を全部ネガティブにした替え歌

グッズも買ってきてみました。

久住昌之 & THE SCREENTONES

オリジナル手ぬぐい。メンバー全員がその場で書いてくれたサイン入り!これは嬉しい。

あと、単行本にもサインが欲しいと思い、あらかじめ単行本を持って行っていたので、こちらにも書いていただきました。

孤独のグルメ

これもすごく嬉しい!「ドラマと漫画のお店、全部行きました(ただし病院とパリは除く)」とお伝えしたら、ちゃんとメッセージまで...感激です。
Season1 から数えて足かけ三年半の聖地巡礼、まだ行けていなかったスクリーントーンズのライヴを聴いて、久住さんに巡礼完了のご報告までしたところで、ようやく真に完結できた(ただし Season4 までの時点として)気がします。

ドラマ版のファン、特に「ふらっと QUSUMI」コーナーのファンであれば絶対楽しいライヴだと思います。私もまた機会があれば足を運びたいと思うので、もし一緒に行きたい方がいれば是非(笑。

スクリーントーンズ / 『孤独のグルメ Season4』O.S.T

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投稿者 B : 23:58 | Gourmet | KODOGURU | Music | コメント (0) | トラックバック

2015/08/01 (Sat.)

横浜 BAR Left Bank その 7

おなじみの横浜「BAR Left Bank」にまた行ってきました。

BAR Left Bank

BAR Left Bank

唐突なことに、2 週間後の 8/15(土)をもって閉店することが決定した、とのこと。大好きなお店だっただけに悲しみにつつまれているわけですが、なくなってしまう前に今一度、ということで行ってきました。

BAR Left Bank

いつものテーブルに着席するや否や、生ビールと昆布ジントニックをオーダー。道中、気分が悪くなるくらいの蒸し暑さだったので、まずはビールで一気に喉を潤してから、昆布ジントニックをじっくり味わおうという算段です。

最近、この暑さをスッキリ吹き飛ばしたくて自宅でもジントニックを作って飲んでいますが、この昆布ジントニックを愛飲しすぎたせいで、昆布風味がないと物足りなく感じるようになってしまいました。どうやって風味を出しているんでしょうね。

BAR Left Bank

料理はラムロース竜田揚げから。一見、鶏の竜田揚げとそれほど違いませんが、口に入れるとラムの濃厚な肉々しさが味覚を駆け巡ります。それに、まぶしてあるスパイス(クミンだと思う)の香りが効いていて、鶏の竜田揚げとは全く違う料理に仕上がっています。これはお初だったけど、私的にはど真ん中ストライク。

BAR Left Bank

おなじみ口水鶏(よだれどり)。積み上げられたパクチーとネギのおかげでさっぱりいただける第一印象ながら、しっかり辛みのついたソースがビールを呼び込みます。

BAR Left Bank

そしてラムパクチーサラダ。いかん、口水鶏に載っかっているパクチーとかぶってしまった(ぉ)けど、パクチー好きとしてはかぶり上等。ラムの存在感も相まって、食べ応えあるサラダです。

BAR Left Bank

こういううまいラム(羊肉)にはラム(酒)で迎え撃つべし。ここに来ると決まって頼んでいる、国産黒糖ラム酒のルリカケスをロックでいただきます。香り、味ともに深みがあって、私の大のお気に入り。

BAR Left Bank

このお店の代名詞になった感のある(笑)いぶりがっこマスカルポーネ。閉店とともにこれが食べられなくなってしまうというのは、あまりにも惜しい。

BAR Left Bank

この時期のスペシャルメニュー、桃とモッツァレラチーズサラダ。桃をサラダに使う、という発想はなかったなー!どんなものかと思ったけど、いちょう切りした桃とモッツァレラチーズ(一見、どっちがどっちか見分けにくい)をサラダの上に載せて、バルサミコソースをかけたもの。これが思った以上にイケる感じで、ラムとかパクチーの刺激に浸された鼻と舌をいったんリセットしてくれるような爽やかさ。

BAR Left Bank

もいっちょ箸休め的に、味噌きゅうり。

BAR Left Bank

さらには横浜産キャベツアンチョビ炒め。キャベツのアンチョビ炒めって、それだけでいいつまみになるんですよね。

BAR Left Bank

そこにガツンと、ラム麻婆ナス。今が旬の茄子のみずみずしい食感を残してあって、とても美味しい。肉みそが豚や合い挽き肉じゃなくラム、というのも新鮮で、かなりパンチ力のある麻婆ナスです。

BAR Left Bank

これはたまらず、ラムに負けない強さのある芋焼酎に移るわけですが、これは限定品の「夏のまんねん」。夏をコンセプトにした焼酎らしく、芋焼酎とは思えないスッキリとした味わいで、この暑さを忘れるのにちょうど良い。

BAR Left Bank

そろそろ〆方向に移っていきます。

これは中央アジアではポピュラーな麺料理である、ラグメン(ラグマン)。ドラマ『孤独のグルメ』でも東中野のアフガニスタン料理回に登場したメニューです。関東でもラグマンを出すお店は三つくらいしかないそうですが、それにここで出会えるとは。
Left Bank のラグメンは、かなり太めの平打ち麺にしっかり味で、とても食べ応えあります。

BAR Left Bank

おつまみ的に、イチジクバター。レーズンバターには目がない私としては、こういうのとても好きです。
あっさりめのバターとラム酒にしっかり漬け込まれたイチジクがよく合って、これは止まらなくなるタイプの酒のつまみ。

BAR Left Bank

明太子スパゲティ。一見、何の変哲もない明太子スパに見えて、実はチョリソーが隠されています。これが緩くなりがちな明太子スパゲティの食感にアクセントを与えています。これもうまい。

BAR Left Bank

ラストは定番、ラムケバブ。ここまでに出てきた数々のラム肉料理も美味しかったけど、こういうシンプルに肉のうまみを味わうのがやっぱり一番うまい。

返す返すも、このお店があと 2 週間でなくなってしまう、というのが惜しい。一度行って気に入った人、気になってたけどまだ行ってない人は、無理してでも閉店前に行っておいた方がいいと思います。

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投稿者 B : 21:00 | Dinner | Gourmet | コメント (2) | トラックバック

2015/07/28 (Tue.)

五反田 庭つ鶏

久しぶりに五反田で焼き鳥をいただいてきました。

庭つ鶏(にわつどり)

庭つ鶏

五反田駅から学研本社に向かう途中にある、飲食店系の雑居ビル、グレイス五反田。お店に行く前に場所を確認してようやく気づいたんですが、ここはかつてあの菜五味(現 BAR Left Bank のマスターが当時やっていたお店)が入居していた建物じゃないですか。これは浅からぬ縁を感じます。

庭つ鶏

さておき入店。カウンター席が中心で、あとは小さめのテーブルがちらほら。大きくても 4 人席ですが、テーブルが小さいので 4 人だとちょっとギリギリな感じ。少人数でこぢんまり、がちょうどいいお店です。

庭つ鶏

お通しは鶏皮の塩煮込み。鶏皮というとパリッと焼くかカラッと揚げるのが定番でそれ以外はないくらいに調理法が決まっている食材なので、こうやって鶏皮メインで煮込んできた料理は初めて。でも柔らかくてトロッとしていて、絶妙な塩味がビールの受けに最適。これお通しじゃなくてもっと食べたいんですけど(ぉ

庭つ鶏

つまみはまず玉ねぎスライスから。暑いので爽やかなものがありがたい。

庭つ鶏

それに揚げねぎ冷やしトマト。夏場は冷やしトマトとか食べたくなりがちだけど、単にスライスしただけのトマトというのもつまらない。こうやって一手間かけてくれるととたんに豪華なおつまみに見えてきます。揚げねぎの香りとドレッシングがトマトの爽やかさをいっそう引き立てて、これもビールが進みます。

庭つ鶏

そしてメインの鶏料理、皮パリもも焼き。お店で鶏を解体しているだけあって新鮮で、肉の張りと風味がとても良い。

庭つ鶏

プリン体が気になるお年頃なので、そろそろハイボールに移行。結局この日はそのまま最後までハイボールでしたが、飲み物メニューを見ると焼酎や日本酒も充実していたようなので、そっちに行けば良かったかなあ。

庭つ鶏

そして皮。さっきの塩煮込みもすごく美味しかったけど、パリッと焼いた鶏皮はやっぱりうまい。パリッとしているだけじゃなく、この皮からほとばしる肉汁!健康によくないものってどうしてこんなにうまいんだろう(←

庭つ鶏

ここの焼き鳥はこうやって串に刺さずに出てきます。テーブル席だったので見えませんでしたが、カウンターであれば目の前で鶏の解体を見せてもくれるようです。生々しいところからの解体だと、逆に食欲がなくなっちゃう人もいるかもしれませんが...ちょっと見てみたかった気も(怖いもの見たさ

庭つ鶏

唐揚げもあります。個人的にはもう少し衣の厚い、竜田揚げっぽい揚げ方のほうが好みですが、でもこれもおいしい。

そして〆は...

庭つ鶏

そ ぼ ろ 玉 子 か け ご は ん ! SBRTKG!!(何

今や〆に TKG を出す店はいくらでもありますが、ここまでパンチ力のある TKG もなかなかない。焼鳥屋だけにそぼろの肉質と味付けにも抜かりはなく、これは圧倒的満足感。これだけのために来る価値があると言っても良い。

庭つ鶏

食後のサービス、甘い卵焼き。卵焼きというよりスイーツのような甘さで、卵焼きがデザートになるというのも新発見。最後まで、いろいろと焼鳥屋の固定観念を覆してくるお店です。

いやー、なかなか良いお店でした。私の生活圏的には行きやすい場所にあるし、ここはまた来たい。五年前には菜五味しか見えていなかったので気がつきませんでしたが、改めて見回してみると、このビルには他にもよさげなお店が複数入っています。周辺のお店まで含め、改めて攻めに来てみようかと。

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投稿者 B : 23:58 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/07/25 (Sat.)

広尾のカジュアルフレンチ ラ・プティ・シュシュ

私にしては珍しく、広尾のフレンチレストランでランチコースをいただいてきました。

フレンチレストラン ラ・プティ・シュシュ

ラ・プティ・シュシュ

広尾って普段来ないんですが、このお店には以前一度連れてきていただいたことがあって、また来たいと思っていました。地下鉄を出てすぐ、広尾にしては生活感のある商店街沿いにある小さなカジュアルフレンチのお店です。

1F はカウンターのみ、テーブル席は 2F へ。お昼からけっこう混んでますね。

ラ・プティ・シュシュ

まずはスパークリングワインから。ああ、暑い中、昼酒の幸福。

ラ・プティ・シュシュ

ランチコースなのでメニューは日替わりのようですが、まず前菜は鎌倉野菜のサラダとマグロのカルパッチョ。

立体的に盛り付けられた鎌倉野菜が美味しい。そして野菜に埋もれるように、ごろっと切られたマグロのカルパッチョ、これもまたあっさりめで美味しい。スパークリングワインが進んじゃいますね。

ラ・プティ・シュシュ

スープはワタリガニとパプリカのスープ。カニのうまみがスープにしっかり抽出されていて、とても美味しい。カニ自体はあまり食べるところがありませんが、パプリカのとろとろ感も相まって、これは絶品。おかわりしたくなります。

ラ・プティ・シュシュ

メインはこのお店の人気メニュー「広尾ハンバーグ」。コースだと通常のランチセットよりもちょっと豪華なバージョンで出してもらえるようです。

淡いピンク色はビーツのソースで、グリル野菜につけて食べると爽やかな酸味が美味しい。

ラ・プティ・シュシュ

主役のハンバーグは、ビーツソースとは対照的に甘めのグレービーソース。球形にまとめられたハンバーグはふわっと柔らかくて、上品な食感。さらにその上にフォアグラが載っているという贅沢。

フレンチを食べに来てハンバーグ、というのは邪道な気がしていたけど、これはイイ。看板メニューになるわけだ...。

ラ・プティ・シュシュ

デザートはココナッツプリン。ちょっと甘めだけど、ココナッツの風味が夏っぽくて嬉しい。アイスコーヒー(これも美味しい)によく合います。

ああ、お昼から幸せな食事を満喫させていただきました。ごちそうさまでした。

ラ・プティ・シュシュ

ちなみにここのハンバーグ、お持ち帰りもできてしまいます。さすがにフォアグラは載っていないけれど、二つで ¥1,000 というのは安いんじゃないですかね。このまま夜用に買って帰りたくなりました(笑

それからカレーも美味しそうなんですよね。フレンチなのにカレーとかハンバーグとか、町の洋食屋さん的メニューが気になるってのもどうかと思いますが(笑、機会があれば今度はカレーを食べに来てみたいと思います。

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投稿者 B : 21:25 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/07/15 (Wed.)

福岡県福岡市博多区中洲の鯖ごまと若どりスープ炊き

「博多弁、飯が進む BGM だ」

博多

ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼・真夏の博多出張スペシャル。いよいよ巡礼地のオーラス、一富にお邪魔します。遠征回にも関わらず放送直後はお客さんが入りきらないほどの盛況だったそうですが、そろそろ落ち着いた頃でしょうか。

博多って今までは仕事で来たことがある程度で、まともに観光らしい観光をするのは今回が初めて。中洲って初めて来たけど、那珂川とその支流である博多川の、本当に中州になっている場所なんですね。しかも、時期はちょうどこの地の名物である博多祇園山笠の真っ最中。高揚した空気を感じながら、お店に向かいます。

人形小路

ここは...?うん、いい感じ。
いかにも昭和がそのまま残っているような路地だ。

後で調べてみたら、中洲の中でこの人形小路が最も古い通りということで、さらにその中で最も歴史あるお店が、今回の聖地。

味の店 一富

一富

一枚一枚の瓦の年季の入り方といい、暖簾の色褪せ具合といい、どこをとっても井之頭五郎的な古い居酒屋だ。
でもここ、外からじゃ中の様子がさっぱり分からないし、どんな料理が出てくるかも分からないし、一見さんにはハードル高いなあ...。ドラマに登場する前は、常連さんと口コミの店、という感じだったんだろうか。

一富

入店すると、座敷席に通されました。ここからだと、ゴロー席の様子がよく分かります。
カウンターの中で大将が黙々と調理しているだけでもなんだか絵になる、それが老舗が醸し出す重みってやつか。

一富

ま、とりあえずビール。連日 30℃ 超えという暑さでは、ビールが身体に吸い込まれるように減っていきます。
そういえば、劇中でもこの席に座ってたおっちゃんが「ビール、キンキンに冷えたやつ!」という注文を繰り返してましたが、確かにこのビール、キン冷えでうまい。

一富

お通しはほうれん草のごま和え。おっと、本命の鯖の前に、ほうれん草からしてごまですか。いきなりたたみかけてくるなぁ~っ。
でもこのほうれん草、老舗らしい落ち着いた味わいで、いい。

一富

ビールとほうれん草で一息ついたところで、料理を頼もうじゃないか。

...って、この「にゃんにゃん」ってなんだこれ?恥ずかしい名前のメニューを頼ませる罰ゲーム的な何かか(違
こういうの、頼まないと気になって食べずには帰れないじゃないか。すいませーん(ぉ

一富

さ~て、博多メシ。口火を切るのは、博多人のソウルフード・おきうとだ。

おきうとって今まで知らなくて、ドラマを見てもどんな味か想像できなかったけど、なるほど...こういうタイプか。
一見こんにゃくっぽいけど、どちらかというとトコロテンに似た食感の食べ物で、ごま・醤油・鰹節で味がついています。むちゃくちゃうまい、ってほどでもないけど、箸休め的に欲しくなる感じ。

一富

そしてこれが「にゃんにゃん」。大将曰く「初めて来たお客さんの十人中九人に訊かれる」とのことですが(そりゃそうだ)、出てきてみれば何のことはない、じゃこおろしでした。話を聞くと、先代がこの店を開いたときに、常連さんに「じゃこおろしじゃつまらないから、なんか面白い名前をつけよう」と言われて「にゃんにゃん」になり、それ以来 56 年この名前で出しているとか(笑。確かにただのじゃこおろしだったら注文してなかっただろうし、じゃこおろしネタでこんなに盛り上がったのは初めて。そういう意味では、56 年前の先人のセンスは間違っていなかったと言えます。

一富

こう来ると、飲み物は福岡の井戸水(※冷酒です)をいただいてしまうわけです。
日本酒は一種類を温度の違いで出してくれるだけのようで、やっぱりここのメインは九州らしく焼酎、ということなのでしょう。

一富

そして本命のひとつ、鯖ごまの入場です。
この店は、ごま鯖じゃなくて鯖ごまっていうのか。

この鯖ごまを見ていたら、どうしても白いご飯が欲しくなってしまい、追加注文。
その瞬間、大将は私がこの店に来た理由を察したようで、「今日いらしたのは、やっぱりアレですか」と壁の番組ポスターを指さされてしまいました(笑

一富

うーん、きたきた、鯖きた!この店、いいぞ。
ごまがメッチャ働いてる。

鯖とごま、飯、醤油。
つけいる隙がないほどうまい。

一富

今日のおすすめは鰯、ということだったので、ドラマには未登場ながら鰯もいただいてみました。
鰯の刺身、これがまた脂が乗っていてうまい。

一富

ついでに焼いてももらいましたが、これもいい。
鯵と言われても信じてしまいそうな大ぶりの鰯、食べ応えあるなあ。

一富

そりゃあ調子に乗って焼酎のボトルを入れてしまうわけです。
霧島は東京でも超メジャーな芋焼酎だけど、いつも飲むのは黒ばかりなので、白霧島というところが逆に新鮮。

一富

そこへ、鯵納豆だ。

納豆は、混ぜれば混ぜるほどうまくなる。
納豆をかき混ぜるという行為、それは祈りだ。

鯵、鯖、鰯。三大青魚のオールスターゲームを開いてしまった。
青魚好きとしては、これ異常の幸せはないなあ。異様にうまい。

一富

そして、若どりスープ炊き。
水炊きじゃなくて、スープ炊きというのが嬉しい。
それに、一人鍋にいろんな野菜が勢揃いで、目にも楽しい。

おお、ウマッ!夏鍋もいい。
ナツナベーゼ福岡、なんだかリッチ。

全部の味が噛み合って、俺をがんじがらめにしているようだ。
福岡卍固め。

全部食べ終わったところで、大将から「残ったスープで雑炊、作りましょうか?」と絶妙なアシスト。
このスープで雑炊!お願いします。

一富

ほう、紅しょうが...感じ感じ。

若どりと野菜のうまみが抽出されたスープをごはんが全部受け止めて、これは想像以上だ。
でもこれ、大将の人柄がそのまま反映されたかのような、優しい味。

グレート、デリシャス、ワンダフル。
だめだ、何を言っても気取っているようで...。
でも、これ、ものすごくおいしいです。

一富

最後に久住さんが食べていた、レモンサンド。
「飲んだ後に食べるとスッキリしていい」ということで、あえて最後に出してくださいました。

一富

薄切りの大根に、さらに職人芸のような薄さにスライスされたレモンが挟まっているだけの、シンプル料理。
確かに胃の中のアルコールをリセットしてくれるような爽やかさ。でも、なんか蜂蜜レモンを持って部活に行っていた少年時代を思い起こす、懐かしい味でもあります。

一富

途中、大将が収録時にもらった台本や写真、サイン等のグッズを見せてくださいました。
台本は、他の登場店では店頭に飾られているのを見たことはあるけど、こうやって手にとって見せていただくのは初めて。放送から約一年、多くの聖地巡礼者に触られてかなり傷んでいましたが、そういうのも含めて重みを感じる台本です。

一富

いろいろ台詞が書いてあるけど、「五郎 M(モノローグ)」と書かれている部分はすべて音声のみ後撮りなので、実際にカメラが回っている間は松重さんは黙々と食べているだけ、という(笑。

「なんだか...腹が減ってきた」の三段引きカットは、スタッフの間では「孤独カット」と呼ばれているようですね。

一富

モノローグのほとんどの台詞に「...」がついているという。そういえば Season1 の初期はゴローちゃんのモノローグはもっと早口だったのが、どんどん遅くなって今に至るのは、たぶん台本上のこういう表現によるところも大きいんだろうなあ。

一富

松重さんとのスリーショット写真。大将は劇中でも俳優さんによって表現されていたとおり、ややシャイだけどとても丁寧で気の良い方でした。混まない曜日はお一人で切り盛りされているのか、写真の女将さんは見当たらず。松重さんも故郷での撮影ということで、心なしかいつもよりリラックスした表情に見えますね。

一富

お二方のサインは店内掲示ではなく、この収録グッズセットに含まれていました。

つか「ふらっと QUSUMI」では放送されなかったけど、久住さんソースかつ丼も食べてたんか!

一富

ごちそうさまでした。

いや~、終わってみればいい店だった。料理だけじゃなく、雰囲気や大将の人柄まで全部いい。
大当たりと言っていいだろう。

というわけで、これをもってドラマ『孤独のグルメ』Season1~4 の聖地巡礼を完遂しました。食うも食ったり、合計 49 店(間食パートのお店を入れると 80 店近く)。最初は汁なし担々麺を食べてみたいだけだったはずが、気がつけばどうしてこうなった(笑。でも、今まで足を踏み入れたことのなかった東京の再発見から遠征まで、実に楽しい三年半の巡礼でした。
ドラマ Season5 については今のところ具体的な噂は流れてきていませんが、今年は年内にコミックの 2 巻が 18 年ぶりに発売予定という、重要な年でもあります。それに合わせて Season5 が計画されているんじゃないかという気もしつつ、2 巻が発売されたらそれはそれで巡礼をしなくてはなりますまい。

でもとりあえず、それまではちょっと一休み。
聖地に同行いただいた方も、記事だけ読んでくださった方も、ここまでお付き合い、どうもありがとうございました。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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※Blu-ray BOX には「真夏の博多出張スペシャル」は収録されていません

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■ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼エントリーまとめ
第一話 東京都清瀬市のもやしと肉のピリ辛イタメ
第二話 中央区銀座の韓国風天ぷらと参鶏湯ラーメン / 再訪 / 甘味パート
第三話 神奈川県足柄下郡箱根町のステーキ丼 / 甘味パート
第四話 東京都八王子市小宮町のヒレカルビとロースすき焼き風
第五話 愛知県知多郡日間賀島のしらすの天ぷらとたこめし / 焼だこ
特別編 福岡県福岡市博多区中洲の鯖ごまと若どりのスープ炊き / 丸天うどん
第六話 東京都江東区木場のチーズクルチャとラムミントカレー / 再訪
第七話 台東区鳥越の明太クリームパスタとかつサンド / その 2 / その 3 / その 4
第八話 杉並区阿佐ヶ谷のオックステールスープとアサイーボウル
第九話 渋谷区神宮前の毛沢東スペアリブと黒チャーハン / 再訪 / 甘味パート
第十話 江東区枝川のハムエッグ定食とカツ皿
第十一話 大田区蒲田の海老の生春巻きととりおこわ
第十二話 渋谷区恵比寿の海老しんじょうと(幻の)焼おにぎり
→Season1 の聖地巡礼エントリーはこちら
→Season2 の聖地巡礼エントリーはこちら
→Season3 の聖地巡礼エントリーはこちら
→原作コミック 1 巻の聖地巡礼エントリーはこちら

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