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2015/08/05 (Wed.)

久住昌之 & THE SCREENTONES Live at 吉祥寺 Strings

漫画『孤独のグルメ』の原作者である久住昌之さんと、ドラマ版のサウンドトラックを手がけている久住さんのバンド「THE SCREENTONES」のライヴを聴きに、吉祥寺のジャズバーに行ってきました。

Strings Live Bar & Italian Restaurant

吉祥寺 Strings

今までにも一度は生演奏を聴いてみたいと思いつつ、なかなかスケジュールが合いませんでしたが、今回は前日になって「あれ明日行けるんじゃね?」という状況に気づき、当日飛び入りで訪店。20 席あまりしかない店内はほぼ満席でしたが、たまたま二、三空いていた席があったので、当日券扱いで入場しました。

吉祥寺 Strings

ジャズバーなんて随分来ていなかったけど、ここは程良く洒落ていつつ、程良く手作り感があって、落ち着きます。

吉祥寺 Strings

このお店、楽屋がないらしく、さすがに久住さんは出てこないものの、他のメンバーの皆さんは開演前からステージ近辺をうろうろしつつ準備中という緊張感のなさ(笑

吉祥寺 Strings

ドリンクをいただきつつ待っていたら、ほどなくして始まりました。

久住昌之 & THE SCREENTONES

生久住さん&スクリーントーンズ登場!いきなりのドラマテーマ曲連チャンで、一気にテンションが高まります。生久住さん、初めて見たけどテレビと変わんないなあ。

久住昌之 & THE SCREENTONES

メンバーは左から順にパーカッションの栗木健さん、サックスのフクムラサトシさん、ギター&ヴォーカルの久住さん、ギターの河野文彦さん、ピアノの Shake(シャケ)さん。この写真の栗木さんは別に竹筒から水を飲んでいるわけではなく(ぉ)、列車の汽笛の効果音を鳴らす楽器を吹いているところ。サントラを聴いているだけだと打ち込みだと思い込んでいたような音も、実際にはこうやって鳴らしてたのか!という発見多数。まあ、実際に音を出すまでは出番がないから竹筒で水を飲もうとしているものとばかり思っていましたが(笑

久住昌之 & THE SCREENTONES

途中、久住さんほか三名が休憩のため引っ込んで、フクムラさんと河野さんのお二人で演奏するシーンもありました。このお二方は「Pick & Lips(ピクリプ)」というユニットを組んでいて、お二人でのライヴもよくやっているとのこと。『孤独のグルメ』のサントラの中でも名曲と言える作品を多数書いている美メロ担当の河野さんと、それを美しいサックスの音で聴かせてくれるフクムラさんのコンビ、いいなあ。今度別口で聴きに行きたくなりました。

久住昌之 & THE SCREENTONES

途中休憩を挟みながらも 3 時間近く演奏していたにも関わらず、最初から最後まで本当に楽しそうに演奏されていたのが印象的でした。久住さんの姿勢が一貫して緩く、ダンドリや歌詞を間違えまくるのはデフォな感じ(笑。音楽を聴きに行ってこれだけ笑ったのも、初めての経験かもしれません。

久住昌之 & THE SCREENTONES

そして全曲が終わったら早速麦スカッシュで乾杯ですよ!久住さんだから当然ですよ(笑。楽屋がないので、アンコールが終わった後も舞台袖にはけず、そのままその場で打ち上げが始まってしまうという。

一応セットリストも書いておきます。最初のほうは取るつもりでいなかったので、もしかしたら間違っているかもしれませんが。
ビデオ録画もされていたようなので、後日公式サイトにセットリストが掲載されたり、YouTube の栗木健チャンネルに動画が公開されたりするかもしれません。

  1. タテブエ Alone (Season1)~Stay Alone (Season1)
  2. 荒野のグルメ (Season2)
  3. 孤独のツンドラ (Season3)
  4. Alone In The Dark (Season2)
  5. グルメ探検隊 (Season2)
  6. ペコちゃんブルース (Season3)
  7. Swing56 (Season4)
  8. 荒野の笛レレ (Season2)
  9. C 列車で行こう (Season2)
  10. Leave Him ALOHA (Season4)
  11. 落ち武者 (オリジナル)
  12. 聖☆銭湯 (食の軍師)*1
  13. レガートワルツ (Season3)
  14. GINZA (Season4)
  15. 伊豆 Q のテーマ(Season3)
  16. -Intermission-
  17. Still Alone (Season3)
  18. Leave Him Alone (Season4)
  19. Oriental Goro (Season4)
  20. Music&Manga (オリジナル)
  21. ショベルカーブルース (オリジナル)
  22. 燕のワルツ (Season2) by Pick & Lips
  23. ラピスラズリ (オリジナル) by Pick & Lips
  24. 江ぐちの歌 (オリジナル)*2
  25. 茜雲の帰り道 (Season4)
  26. そよ風 (Season4)
  27. 城門を開け! (食の軍師)
  28. 力石のテーマ (食の軍師)
  29. 本郷 GoHome (食の軍師)
  30. あまちゃんブルース (あまちゃん)*3
  31. ピクニック (童謡)*4
  32. 一皿にかけて! (Season4)
  33. 渋い店見つけた (オリジナル)~Jiro'sTitle (Season1)
  34. -Encore-
  35. 黒い瞳 (ロシア民謡)
  36. 自由の筈 (オリジナル)
  37. *1:もともと『食の軍師』のサントラ向けに『酔い醒めのブルース』として作曲されたものに、銭湯をテーマとした歌詞をつけた曲。読みは「セイント☆せんとう」
    *2:久住さんの小説『孤独の中華そば「江ぐち」』に登場するラーメン店の勝手テーマソング。Strings のマスターのリクエストにより演奏
    *3:何故か NHK ドラマ『あまちゃん』のメインテーマのパロディ曲
    *4:「♪丘を越え行こうよ~」の童謡を全部ネガティブにした替え歌

グッズも買ってきてみました。

久住昌之 & THE SCREENTONES

オリジナル手ぬぐい。メンバー全員がその場で書いてくれたサイン入り!これは嬉しい。

あと、単行本にもサインが欲しいと思い、あらかじめ単行本を持って行っていたので、こちらにも書いていただきました。

孤独のグルメ

これもすごく嬉しい!「ドラマと漫画のお店、全部行きました(ただし病院とパリは除く)」とお伝えしたら、ちゃんとメッセージまで...感激です。
Season1 から数えて足かけ三年半の聖地巡礼、まだ行けていなかったスクリーントーンズのライヴを聴いて、久住さんに巡礼完了のご報告までしたところで、ようやく真に完結できた(ただし Season4 までの時点として)気がします。

ドラマ版のファン、特に「ふらっと QUSUMI」コーナーのファンであれば絶対楽しいライヴだと思います。私もまた機会があれば足を運びたいと思うので、もし一緒に行きたい方がいれば是非(笑。

スクリーントーンズ / 『孤独のグルメ Season4』O.S.T

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投稿者 B : 23:58 | Gourmet | KODOGURU | Music | コメント (0) | トラックバック

2015/08/01 (Sat.)

横浜 BAR Left Bank その 7

おなじみの横浜「BAR Left Bank」にまた行ってきました。

BAR Left Bank

BAR Left Bank

唐突なことに、2 週間後の 8/15(土)をもって閉店することが決定した、とのこと。大好きなお店だっただけに悲しみにつつまれているわけですが、なくなってしまう前に今一度、ということで行ってきました。

BAR Left Bank

いつものテーブルに着席するや否や、生ビールと昆布ジントニックをオーダー。道中、気分が悪くなるくらいの蒸し暑さだったので、まずはビールで一気に喉を潤してから、昆布ジントニックをじっくり味わおうという算段です。

最近、この暑さをスッキリ吹き飛ばしたくて自宅でもジントニックを作って飲んでいますが、この昆布ジントニックを愛飲しすぎたせいで、昆布風味がないと物足りなく感じるようになってしまいました。どうやって風味を出しているんでしょうね。

BAR Left Bank

料理はラムロース竜田揚げから。一見、鶏の竜田揚げとそれほど違いませんが、口に入れるとラムの濃厚な肉々しさが味覚を駆け巡ります。それに、まぶしてあるスパイス(クミンだと思う)の香りが効いていて、鶏の竜田揚げとは全く違う料理に仕上がっています。これはお初だったけど、私的にはど真ん中ストライク。

BAR Left Bank

おなじみ口水鶏(よだれどり)。積み上げられたパクチーとネギのおかげでさっぱりいただける第一印象ながら、しっかり辛みのついたソースがビールを呼び込みます。

BAR Left Bank

そしてラムパクチーサラダ。いかん、口水鶏に載っかっているパクチーとかぶってしまった(ぉ)けど、パクチー好きとしてはかぶり上等。ラムの存在感も相まって、食べ応えあるサラダです。

BAR Left Bank

こういううまいラム(羊肉)にはラム(酒)で迎え撃つべし。ここに来ると決まって頼んでいる、国産黒糖ラム酒のルリカケスをロックでいただきます。香り、味ともに深みがあって、私の大のお気に入り。

BAR Left Bank

このお店の代名詞になった感のある(笑)いぶりがっこマスカルポーネ。閉店とともにこれが食べられなくなってしまうというのは、あまりにも惜しい。

BAR Left Bank

この時期のスペシャルメニュー、桃とモッツァレラチーズサラダ。桃をサラダに使う、という発想はなかったなー!どんなものかと思ったけど、いちょう切りした桃とモッツァレラチーズ(一見、どっちがどっちか見分けにくい)をサラダの上に載せて、バルサミコソースをかけたもの。これが思った以上にイケる感じで、ラムとかパクチーの刺激に浸された鼻と舌をいったんリセットしてくれるような爽やかさ。

BAR Left Bank

もいっちょ箸休め的に、味噌きゅうり。

BAR Left Bank

さらには横浜産キャベツアンチョビ炒め。キャベツのアンチョビ炒めって、それだけでいいつまみになるんですよね。

BAR Left Bank

そこにガツンと、ラム麻婆ナス。今が旬の茄子のみずみずしい食感を残してあって、とても美味しい。肉みそが豚や合い挽き肉じゃなくラム、というのも新鮮で、かなりパンチ力のある麻婆ナスです。

BAR Left Bank

これはたまらず、ラムに負けない強さのある芋焼酎に移るわけですが、これは限定品の「夏のまんねん」。夏をコンセプトにした焼酎らしく、芋焼酎とは思えないスッキリとした味わいで、この暑さを忘れるのにちょうど良い。

BAR Left Bank

そろそろ〆方向に移っていきます。

これは中央アジアではポピュラーな麺料理である、ラグメン(ラグマン)。ドラマ『孤独のグルメ』でも東中野のアフガニスタン料理回に登場したメニューです。関東でもラグマンを出すお店は三つくらいしかないそうですが、それにここで出会えるとは。
Left Bank のラグメンは、かなり太めの平打ち麺にしっかり味で、とても食べ応えあります。

BAR Left Bank

おつまみ的に、イチジクバター。レーズンバターには目がない私としては、こういうのとても好きです。
あっさりめのバターとラム酒にしっかり漬け込まれたイチジクがよく合って、これは止まらなくなるタイプの酒のつまみ。

BAR Left Bank

明太子スパゲティ。一見、何の変哲もない明太子スパに見えて、実はチョリソーが隠されています。これが緩くなりがちな明太子スパゲティの食感にアクセントを与えています。これもうまい。

BAR Left Bank

ラストは定番、ラムケバブ。ここまでに出てきた数々のラム肉料理も美味しかったけど、こういうシンプルに肉のうまみを味わうのがやっぱり一番うまい。

返す返すも、このお店があと 2 週間でなくなってしまう、というのが惜しい。一度行って気に入った人、気になってたけどまだ行ってない人は、無理してでも閉店前に行っておいた方がいいと思います。

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投稿者 B : 21:00 | Dinner | Gourmet | コメント (2) | トラックバック

2015/07/28 (Tue.)

五反田 庭つ鶏

久しぶりに五反田で焼き鳥をいただいてきました。

庭つ鶏(にわつどり)

庭つ鶏

五反田駅から学研本社に向かう途中にある、飲食店系の雑居ビル、グレイス五反田。お店に行く前に場所を確認してようやく気づいたんですが、ここはかつてあの菜五味(現 BAR Left Bank のマスターが当時やっていたお店)が入居していた建物じゃないですか。これは浅からぬ縁を感じます。

庭つ鶏

さておき入店。カウンター席が中心で、あとは小さめのテーブルがちらほら。大きくても 4 人席ですが、テーブルが小さいので 4 人だとちょっとギリギリな感じ。少人数でこぢんまり、がちょうどいいお店です。

庭つ鶏

お通しは鶏皮の塩煮込み。鶏皮というとパリッと焼くかカラッと揚げるのが定番でそれ以外はないくらいに調理法が決まっている食材なので、こうやって鶏皮メインで煮込んできた料理は初めて。でも柔らかくてトロッとしていて、絶妙な塩味がビールの受けに最適。これお通しじゃなくてもっと食べたいんですけど(ぉ

庭つ鶏

つまみはまず玉ねぎスライスから。暑いので爽やかなものがありがたい。

庭つ鶏

それに揚げねぎ冷やしトマト。夏場は冷やしトマトとか食べたくなりがちだけど、単にスライスしただけのトマトというのもつまらない。こうやって一手間かけてくれるととたんに豪華なおつまみに見えてきます。揚げねぎの香りとドレッシングがトマトの爽やかさをいっそう引き立てて、これもビールが進みます。

庭つ鶏

そしてメインの鶏料理、皮パリもも焼き。お店で鶏を解体しているだけあって新鮮で、肉の張りと風味がとても良い。

庭つ鶏

プリン体が気になるお年頃なので、そろそろハイボールに移行。結局この日はそのまま最後までハイボールでしたが、飲み物メニューを見ると焼酎や日本酒も充実していたようなので、そっちに行けば良かったかなあ。

庭つ鶏

そして皮。さっきの塩煮込みもすごく美味しかったけど、パリッと焼いた鶏皮はやっぱりうまい。パリッとしているだけじゃなく、この皮からほとばしる肉汁!健康によくないものってどうしてこんなにうまいんだろう(←

庭つ鶏

ここの焼き鳥はこうやって串に刺さずに出てきます。テーブル席だったので見えませんでしたが、カウンターであれば目の前で鶏の解体を見せてもくれるようです。生々しいところからの解体だと、逆に食欲がなくなっちゃう人もいるかもしれませんが...ちょっと見てみたかった気も(怖いもの見たさ

庭つ鶏

唐揚げもあります。個人的にはもう少し衣の厚い、竜田揚げっぽい揚げ方のほうが好みですが、でもこれもおいしい。

そして〆は...

庭つ鶏

そ ぼ ろ 玉 子 か け ご は ん ! SBRTKG!!(何

今や〆に TKG を出す店はいくらでもありますが、ここまでパンチ力のある TKG もなかなかない。焼鳥屋だけにそぼろの肉質と味付けにも抜かりはなく、これは圧倒的満足感。これだけのために来る価値があると言っても良い。

庭つ鶏

食後のサービス、甘い卵焼き。卵焼きというよりスイーツのような甘さで、卵焼きがデザートになるというのも新発見。最後まで、いろいろと焼鳥屋の固定観念を覆してくるお店です。

いやー、なかなか良いお店でした。私の生活圏的には行きやすい場所にあるし、ここはまた来たい。五年前には菜五味しか見えていなかったので気がつきませんでしたが、改めて見回してみると、このビルには他にもよさげなお店が複数入っています。周辺のお店まで含め、改めて攻めに来てみようかと。

関連ランキング:焼き鳥 | 五反田駅大崎広小路駅不動前駅

投稿者 B : 23:58 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/07/25 (Sat.)

広尾のカジュアルフレンチ ラ・プティ・シュシュ

私にしては珍しく、広尾のフレンチレストランでランチコースをいただいてきました。

フレンチレストラン ラ・プティ・シュシュ

ラ・プティ・シュシュ

広尾って普段来ないんですが、このお店には以前一度連れてきていただいたことがあって、また来たいと思っていました。地下鉄を出てすぐ、広尾にしては生活感のある商店街沿いにある小さなカジュアルフレンチのお店です。

1F はカウンターのみ、テーブル席は 2F へ。お昼からけっこう混んでますね。

ラ・プティ・シュシュ

まずはスパークリングワインから。ああ、暑い中、昼酒の幸福。

ラ・プティ・シュシュ

ランチコースなのでメニューは日替わりのようですが、まず前菜は鎌倉野菜のサラダとマグロのカルパッチョ。

立体的に盛り付けられた鎌倉野菜が美味しい。そして野菜に埋もれるように、ごろっと切られたマグロのカルパッチョ、これもまたあっさりめで美味しい。スパークリングワインが進んじゃいますね。

ラ・プティ・シュシュ

スープはワタリガニとパプリカのスープ。カニのうまみがスープにしっかり抽出されていて、とても美味しい。カニ自体はあまり食べるところがありませんが、パプリカのとろとろ感も相まって、これは絶品。おかわりしたくなります。

ラ・プティ・シュシュ

メインはこのお店の人気メニュー「広尾ハンバーグ」。コースだと通常のランチセットよりもちょっと豪華なバージョンで出してもらえるようです。

淡いピンク色はビーツのソースで、グリル野菜につけて食べると爽やかな酸味が美味しい。

ラ・プティ・シュシュ

主役のハンバーグは、ビーツソースとは対照的に甘めのグレービーソース。球形にまとめられたハンバーグはふわっと柔らかくて、上品な食感。さらにその上にフォアグラが載っているという贅沢。

フレンチを食べに来てハンバーグ、というのは邪道な気がしていたけど、これはイイ。看板メニューになるわけだ...。

ラ・プティ・シュシュ

デザートはココナッツプリン。ちょっと甘めだけど、ココナッツの風味が夏っぽくて嬉しい。アイスコーヒー(これも美味しい)によく合います。

ああ、お昼から幸せな食事を満喫させていただきました。ごちそうさまでした。

ラ・プティ・シュシュ

ちなみにここのハンバーグ、お持ち帰りもできてしまいます。さすがにフォアグラは載っていないけれど、二つで ¥1,000 というのは安いんじゃないですかね。このまま夜用に買って帰りたくなりました(笑

それからカレーも美味しそうなんですよね。フレンチなのにカレーとかハンバーグとか、町の洋食屋さん的メニューが気になるってのもどうかと思いますが(笑、機会があれば今度はカレーを食べに来てみたいと思います。

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投稿者 B : 21:25 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/07/15 (Wed.)

福岡県福岡市博多区中洲の鯖ごまと若どりスープ炊き

「博多弁、飯が進む BGM だ」

博多

ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼・真夏の博多出張スペシャル。いよいよ巡礼地のオーラス、一富にお邪魔します。遠征回にも関わらず放送直後はお客さんが入りきらないほどの盛況だったそうですが、そろそろ落ち着いた頃でしょうか。

博多って今までは仕事で来たことがある程度で、まともに観光らしい観光をするのは今回が初めて。中洲って初めて来たけど、那珂川とその支流である博多川の、本当に中州になっている場所なんですね。しかも、時期はちょうどこの地の名物である博多祇園山笠の真っ最中。高揚した空気を感じながら、お店に向かいます。

人形小路

ここは...?うん、いい感じ。
いかにも昭和がそのまま残っているような路地だ。

後で調べてみたら、中洲の中でこの人形小路が最も古い通りということで、さらにその中で最も歴史あるお店が、今回の聖地。

味の店 一富

一富

一枚一枚の瓦の年季の入り方といい、暖簾の色褪せ具合といい、どこをとっても井之頭五郎的な古い居酒屋だ。
でもここ、外からじゃ中の様子がさっぱり分からないし、どんな料理が出てくるかも分からないし、一見さんにはハードル高いなあ...。ドラマに登場する前は、常連さんと口コミの店、という感じだったんだろうか。

一富

入店すると、座敷席に通されました。ここからだと、ゴロー席の様子がよく分かります。
カウンターの中で大将が黙々と調理しているだけでもなんだか絵になる、それが老舗が醸し出す重みってやつか。

一富

ま、とりあえずビール。連日 30℃ 超えという暑さでは、ビールが身体に吸い込まれるように減っていきます。
そういえば、劇中でもこの席に座ってたおっちゃんが「ビール、キンキンに冷えたやつ!」という注文を繰り返してましたが、確かにこのビール、キン冷えでうまい。

一富

お通しはほうれん草のごま和え。おっと、本命の鯖の前に、ほうれん草からしてごまですか。いきなりたたみかけてくるなぁ~っ。
でもこのほうれん草、老舗らしい落ち着いた味わいで、いい。

一富

ビールとほうれん草で一息ついたところで、料理を頼もうじゃないか。

...って、この「にゃんにゃん」ってなんだこれ?恥ずかしい名前のメニューを頼ませる罰ゲーム的な何かか(違
こういうの、頼まないと気になって食べずには帰れないじゃないか。すいませーん(ぉ

一富

さ~て、博多メシ。口火を切るのは、博多人のソウルフード・おきうとだ。

おきうとって今まで知らなくて、ドラマを見てもどんな味か想像できなかったけど、なるほど...こういうタイプか。
一見こんにゃくっぽいけど、どちらかというとトコロテンに似た食感の食べ物で、ごま・醤油・鰹節で味がついています。むちゃくちゃうまい、ってほどでもないけど、箸休め的に欲しくなる感じ。

一富

そしてこれが「にゃんにゃん」。大将曰く「初めて来たお客さんの十人中九人に訊かれる」とのことですが(そりゃそうだ)、出てきてみれば何のことはない、じゃこおろしでした。話を聞くと、先代がこの店を開いたときに、常連さんに「じゃこおろしじゃつまらないから、なんか面白い名前をつけよう」と言われて「にゃんにゃん」になり、それ以来 56 年この名前で出しているとか(笑。確かにただのじゃこおろしだったら注文してなかっただろうし、じゃこおろしネタでこんなに盛り上がったのは初めて。そういう意味では、56 年前の先人のセンスは間違っていなかったと言えます。

一富

こう来ると、飲み物は福岡の井戸水(※冷酒です)をいただいてしまうわけです。
日本酒は一種類を温度の違いで出してくれるだけのようで、やっぱりここのメインは九州らしく焼酎、ということなのでしょう。

一富

そして本命のひとつ、鯖ごまの入場です。
この店は、ごま鯖じゃなくて鯖ごまっていうのか。

この鯖ごまを見ていたら、どうしても白いご飯が欲しくなってしまい、追加注文。
その瞬間、大将は私がこの店に来た理由を察したようで、「今日いらしたのは、やっぱりアレですか」と壁の番組ポスターを指さされてしまいました(笑

一富

うーん、きたきた、鯖きた!この店、いいぞ。
ごまがメッチャ働いてる。

鯖とごま、飯、醤油。
つけいる隙がないほどうまい。

一富

今日のおすすめは鰯、ということだったので、ドラマには未登場ながら鰯もいただいてみました。
鰯の刺身、これがまた脂が乗っていてうまい。

一富

ついでに焼いてももらいましたが、これもいい。
鯵と言われても信じてしまいそうな大ぶりの鰯、食べ応えあるなあ。

一富

そりゃあ調子に乗って焼酎のボトルを入れてしまうわけです。
霧島は東京でも超メジャーな芋焼酎だけど、いつも飲むのは黒ばかりなので、白霧島というところが逆に新鮮。

一富

そこへ、鯵納豆だ。

納豆は、混ぜれば混ぜるほどうまくなる。
納豆をかき混ぜるという行為、それは祈りだ。

鯵、鯖、鰯。三大青魚のオールスターゲームを開いてしまった。
青魚好きとしては、これ異常の幸せはないなあ。異様にうまい。

一富

そして、若どりスープ炊き。
水炊きじゃなくて、スープ炊きというのが嬉しい。
それに、一人鍋にいろんな野菜が勢揃いで、目にも楽しい。

おお、ウマッ!夏鍋もいい。
ナツナベーゼ福岡、なんだかリッチ。

全部の味が噛み合って、俺をがんじがらめにしているようだ。
福岡卍固め。

全部食べ終わったところで、大将から「残ったスープで雑炊、作りましょうか?」と絶妙なアシスト。
このスープで雑炊!お願いします。

一富

ほう、紅しょうが...感じ感じ。

若どりと野菜のうまみが抽出されたスープをごはんが全部受け止めて、これは想像以上だ。
でもこれ、大将の人柄がそのまま反映されたかのような、優しい味。

グレート、デリシャス、ワンダフル。
だめだ、何を言っても気取っているようで...。
でも、これ、ものすごくおいしいです。

一富

最後に久住さんが食べていた、レモンサンド。
「飲んだ後に食べるとスッキリしていい」ということで、あえて最後に出してくださいました。

一富

薄切りの大根に、さらに職人芸のような薄さにスライスされたレモンが挟まっているだけの、シンプル料理。
確かに胃の中のアルコールをリセットしてくれるような爽やかさ。でも、なんか蜂蜜レモンを持って部活に行っていた少年時代を思い起こす、懐かしい味でもあります。

一富

途中、大将が収録時にもらった台本や写真、サイン等のグッズを見せてくださいました。
台本は、他の登場店では店頭に飾られているのを見たことはあるけど、こうやって手にとって見せていただくのは初めて。放送から約一年、多くの聖地巡礼者に触られてかなり傷んでいましたが、そういうのも含めて重みを感じる台本です。

一富

いろいろ台詞が書いてあるけど、「五郎 M(モノローグ)」と書かれている部分はすべて音声のみ後撮りなので、実際にカメラが回っている間は松重さんは黙々と食べているだけ、という(笑。

「なんだか...腹が減ってきた」の三段引きカットは、スタッフの間では「孤独カット」と呼ばれているようですね。

一富

モノローグのほとんどの台詞に「...」がついているという。そういえば Season1 の初期はゴローちゃんのモノローグはもっと早口だったのが、どんどん遅くなって今に至るのは、たぶん台本上のこういう表現によるところも大きいんだろうなあ。

一富

松重さんとのスリーショット写真。大将は劇中でも俳優さんによって表現されていたとおり、ややシャイだけどとても丁寧で気の良い方でした。混まない曜日はお一人で切り盛りされているのか、写真の女将さんは見当たらず。松重さんも故郷での撮影ということで、心なしかいつもよりリラックスした表情に見えますね。

一富

お二方のサインは店内掲示ではなく、この収録グッズセットに含まれていました。

つか「ふらっと QUSUMI」では放送されなかったけど、久住さんソースかつ丼も食べてたんか!

一富

ごちそうさまでした。

いや~、終わってみればいい店だった。料理だけじゃなく、雰囲気や大将の人柄まで全部いい。
大当たりと言っていいだろう。

というわけで、これをもってドラマ『孤独のグルメ』Season1~4 の聖地巡礼を完遂しました。食うも食ったり、合計 49 店(間食パートのお店を入れると 80 店近く)。最初は汁なし担々麺を食べてみたいだけだったはずが、気がつけばどうしてこうなった(笑。でも、今まで足を踏み入れたことのなかった東京の再発見から遠征まで、実に楽しい三年半の巡礼でした。
ドラマ Season5 については今のところ具体的な噂は流れてきていませんが、今年は年内にコミックの 2 巻が 18 年ぶりに発売予定という、重要な年でもあります。それに合わせて Season5 が計画されているんじゃないかという気もしつつ、2 巻が発売されたらそれはそれで巡礼をしなくてはなりますまい。

でもとりあえず、それまではちょっと一休み。
聖地に同行いただいた方も、記事だけ読んでくださった方も、ここまでお付き合い、どうもありがとうございました。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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※Blu-ray BOX には「真夏の博多出張スペシャル」は収録されていません

関連ランキング:割烹・小料理 | 中洲川端駅天神南駅呉服町駅

■ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼エントリーまとめ
第一話 東京都清瀬市のもやしと肉のピリ辛イタメ
第二話 中央区銀座の韓国風天ぷらと参鶏湯ラーメン / 再訪 / 甘味パート
第三話 神奈川県足柄下郡箱根町のステーキ丼 / 甘味パート
第四話 東京都八王子市小宮町のヒレカルビとロースすき焼き風
第五話 愛知県知多郡日間賀島のしらすの天ぷらとたこめし / 焼だこ
特別編 福岡県福岡市博多区中洲の鯖ごまと若どりのスープ炊き / 丸天うどん
第六話 東京都江東区木場のチーズクルチャとラムミントカレー / 再訪
第七話 台東区鳥越の明太クリームパスタとかつサンド / その 2 / その 3 / その 4
第八話 杉並区阿佐ヶ谷のオックステールスープとアサイーボウル
第九話 渋谷区神宮前の毛沢東スペアリブと黒チャーハン / 再訪 / 甘味パート
第十話 江東区枝川のハムエッグ定食とカツ皿
第十一話 大田区蒲田の海老の生春巻きととりおこわ
第十二話 渋谷区恵比寿の海老しんじょうと(幻の)焼おにぎり
→Season1 の聖地巡礼エントリーはこちら
→Season2 の聖地巡礼エントリーはこちら
→Season3 の聖地巡礼エントリーはこちら
→原作コミック 1 巻の聖地巡礼エントリーはこちら

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2015/07/14 (Tue.)

福岡県福岡市博多区呉服町の丸天うどん

「久しぶりだな、九州」

天神

久しぶりの、ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼。今回は、ついに Season4 最後の聖地である、真夏の博多出張スペシャルのロケ地・福岡県福岡市博多区にやってきました。これまで私が巡ってきた聖地の中で東京から最も遠い聖地になります。長らく続けてきた Season4 の聖地巡礼がこれで完結するかと思うと、実に感慨深い。

みやけうどん

今回の聖地、まずはメインディッシュの前の間食パートから攻めていこうじゃないか。やって来たのは、地下鉄呉服町駅を出てすぐのとこにある、老舗のうどん屋さん。

うどんか...ちょっと、入れてくか。
ここは、あえてラーメンじゃなしに。

みやけうどん

みやけうどん

店構えからして、しっぶいなあ~。
特にこの大提灯がいいじゃないか。
っていうか、この大提灯、放送後に新調した?劇中ではもっと古びていたような。

たのもー。

みやけうどん

劇中では先客が一人だけ、という閑散とした雰囲気だった店内は、お昼どきということもあってほぼ満席。うっそ、大繁盛店じゃないか。

本当は「テーブルが斜めってる」ことで有名なゴロー席(右側奥から二番目)に座りたかったけど、満席じゃしょうがない。
ちょうど入り口脇の座敷席が空いたので、そこに着席。

みやけうどん

メニューはうどん、そば、えび天、丸天、ごぼう天に、きつね、玉子、いなりだけ。値段もびっくりするくらいの安さ。昭和のお品書きがそのまま残っているかのようだ。
東京じゃ最近は讃岐うどんチェーンが流行ってて揚げ物のトッピング祭りだけど、こういううどんの原点に返るような店もなくっちゃあいけない。

壁にはドラマのポスターもちゃんと貼ってあります。聖地巡礼のお客さん、去年はたくさん来たんだろうなあ。

みやけうどん

来店した有名人のサインもまとめて貼ってありました。おなじみ松重豊さんのサインの他は...俳優の長谷川初範さん、竜雷太さんのサインくらいしか判読できないけど、お店の歴史の長さと同じくらい、多くの人に愛されてきた店なんだろう。

みやけうどん

テーブルには、たっぷりの刻みねぎ(なぜかすり鉢に入っている)と、これまたレトロな容器に入った一味が。
こういうの見ると、うどんが出てくるまでの時間が楽しみになってくるな。

みやけうどん

頼んだのは、ゴローちゃんと同じく丸天うどん&いなりのセット。
やさしい色味のスープと麺に、まんまるの丸天が載っかって、見るからに幸せな気持ちになります。

みやけうどん

太麺、澄んだつゆ。福岡スタイル。
たっぷりネギ乗せ、ズズッといこうじゃないか。

みやけうどん

そうそう、こっちのうどんって、やわいんだよな。
初めて食べたけど、でもそれがまた、悪くない。
丸天も、やさしい歯ざわり。

讃岐うどんへのアンチテーゼ、というほど気合いが入っているわけでもない、この力の抜け具合。一見押しの強そうな博多人の中身は、本当はこういうやさしさでできているのかもしれない。

みやけうどん

いかにもって感じの三角のおいなりさん。

ん?甘くないんだ。
でも、これはこれで。やさしい味のうどんの脇に控えるのに、ちょうどいい。

う~ん...そこはかとなく、うまい。

みやけうどん

博多に来たからにはとんこつラーメンは捨てがたいけど、たまにはこういう博多も、味があっていいじゃない。
昔からある、気取らない地元のお店の空気に、ちょっと癒やされたような気がする。

おいしかったです。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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※Blu-ray BOX には「真夏の博多出張スペシャル」は収録されていません

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投稿者 B : 23:58 | Gourmet | KODOGURU | Udon & Soba | コメント (0) | トラックバック

2015/07/12 (Sun.)

Hungry Heaven 目黒店

和のあかり展のため久々に目黒に降りたついでに、ここでランチしてきました。

Hungry Heaven 目黒店

Hungry Heaven 目黒店

上板橋の本店には以前一度行ったことがあって、目黒にも支店があるらしいと知ってから一度行こうと思いつつ数年。ようやく来ることができました。

他にもいろいろと美味しそうな飲食店が入るビルの 2F。一軒の店舗でお昼はハンバーガーショップ「Hungry Heaven」、夜は焼肉店「GYUBIG」という形態で営業しているようです。上板橋の方はひとつの建物で 1F がハンバーガー、2F が焼肉、だったような。もともと焼肉屋さんが経営するハンバーガーショップという位置づけなので、肉のうまさには定評があります。

Hungry Heaven 目黒店

メニューはかなり豊富で目移りしてしまいます。オリジナルスタイルからテリヤキ、タルタル、アボカド、カレー...何度か通って全種類制覇したくなってきます。

ただ今回は久しぶりだし、この店のオーソドックスなスタイルのものをいただきます。

Hungry Heaven 目黒店

飲み物はジンジャエール。ウィルキンソンが出てくることを期待したけど、ごく普通のジンジャエール(たぶんカナダドライあたり)だったのはちょっと残念。まあ暑いのでごくごく飲んじゃいます。

Hungry Heaven 目黒店

メインディッシュがどーんと登場。ダブルパティにチェダーチーズ&モッツァレラチーズをたっぷり使った「チーズ チーズ チーズ」+ベーコントッピング&ポテト大盛り。

こういう串に刺さって出てくるハンバーガー大好きなんですよね。この味を一度知ってしまうとファストフードのハンバーガーには行けなくなってしまいます。
これをハンバーガー袋に入れて上下をちょっと圧縮したら、豪快にガブッといただきます。

Hungry Heaven 目黒店

ボリューム感のある粗挽きのハンバーグパティが二枚。噛むとじゅわっと溢れてくる肉汁と、とろけたチーズが絡まって、この上ない幸福感。
最近はファストフードじゃないハンバーガーショップも増えてきましたが、私の知る限り肉はここのが一番うまい。

Hungry Heaven 目黒店

久しぶりに食べたけど、やっぱり確かな満足感。単価高めだけど、近所にあったらランチに通いたいレベルです。

夜の焼肉はどんな感じなんでしょうね。また日を改めて、チャレンジしに来てみるかなあ。

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投稿者 B : 22:00 | Gourmet | Junk Food | コメント (0) | トラックバック

2015/07/09 (Thu.)

ワンタン麺 広州市場

ふと五反田で麺類が食べたくなって、久しぶりに広州市場に足を運んでみました。

広州市場

広州市場

五反田のラーメン屋さんとしては超メジャーな、ワンタン麺のお店。たまーに食べたくなるんですが、時間帯によっては並んでいたりして入れなかったときもあり。今回、実に数年ぶりに訪店しました。

久しぶりに来たからには定番のワンタン麺にしようか、と思っていたんですが、こう毎日ジメジメ暑いと、なんか爽やかな気分になれるものが食べたくなって、

広州市場

「冷やし鶏塩わんたんめん」にしてみました。

透き通ったあっさりめの塩スープに、胡麻と鶏挽肉、水菜と葱がいかにも涼しげ。鶏チャーシューもついてます。で、丼の縁に添えられているのはカラシ...?と思ったら、柚子胡椒。中華麺で柚子胡椒って初めてですが、確かにこの組み合わせならばアリ。柚子の香りが爽やかさを引き立てます。

広州市場

ここのワンタンは大ぶりで、包み方は緩め。ゆえにスープもよく絡みます。

やや猫舌気味の私としては、アツアツのワンタンには苦戦することも少なくないですが、これは冷たいのでぱくぱくいけてしまいます(笑。

広州市場

麺は中華麺の王道、ストレート細麺。最近はスッキリ塩スープにこういうストレート細麺の組み合わせが、ラーメンでは一番好きかな。アツアツのワンタン麺もいいですが、冷やしても美味しい。夏場に飲んだ後の〆としてもこれはいい選択肢を見つけちゃったなあ。

ごちそうさまでした。
これは近いうちにまた来てしまう予感。

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投稿者 B : 22:22 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2015/07/03 (Fri.)

新宿 鳥茂

なにやら肉のうまい店がある、という話を聞きつけて、新宿へいそいそと。

鳥茂

鳥茂

食べログの点数が絶対とは思いませんが、それでも 4 点以上を獲得し、トップ 500 にランクインしているお店に行く機会なんてそうそうありません。今回は運良く予約が取れました。

新宿駅南口から歩いてすぐのところにあります。お店のたたずまいからして、高級店の雰囲気。いや、気圧されてはいけない。

鳥茂

店構えからするとカウンターと個室中心の落ち着いたところ、というイメージなのですが、中に入ってみるとむしろ逆。1F はカウンター中心、2F はホールにテーブル席がたくさん並べられ、かなりガヤガヤした環境。落ち着いて飲みたい向きには合いませんが、ここの主役を前にすると、細かいことはどうでも良くなります。

鳥茂

スタートは豚レバーから。
生食がいろいろと問題になる今日この頃、生レバーではありませんが、あくまで表面を炙る程度で食感は残してあります。

鳥茂

肉厚めに角切りにされたレバーにちょうど良く残された弾力と、口の中でとろける半生感。これは今まで食べたレバーの中でも特にうまい。

鳥茂

牛トロ。小ぶりのステーキですが、これが確かに、マグロの大トロを牛肉にしたらこうなる、という絶品のうまさ。サシが口の中でとろける。シンプルに塩とわさびでいただく、というのが肉のうまみをさらに引き立てます。これは生きてて良かったレベル。

鳥茂

ホルモン系も充実しています。これは上シロ(豚の直腸)、いわゆるホルモンの代名詞であるテッチャンとはまた違う、ふんわり柔らかいけど脂っこくない、独特の触感がポイント。

これはついビールから焼酎(小鶴)のロックに進んでしまうわけです。

鳥茂

定番のつくね。これまたインパクトのあるつくねで、つくねなのに「いかにも肉って肉」だ!つくねはいろんな店で食べてきたけど、これほど食べ応えのあるつくねも珍しい。

鳥茂

続いてピーマンの肉詰め。いかん、挽肉がかぶってしまった(ぉ

日本におけるピーマンの肉詰めは、この店が発祥とのこと。戦後から続く伝統の味、ナンコツ入りの食感も嬉しい。

鳥茂

あっさり目の部位を長ネギの風味とともにいただくコメカミ。
リズム感のある串が見た目にも楽しい。

鳥茂

そしてこれが肉の暴力とでも言いましょうか(ぉ、和牛シャトーブリアンの厚切りステーキ!!!

柔らかい肉質のなかから迸る肉汁の祭典。これを食べられたらもう死んでもいい、と思えてきます。

鳥茂

さらには上タン。仙台に行ったってこれだけ分厚い牛タンはそうそう食べられないぜ、っていう厚切りで、歯を押し返してくるほどの弾力感があります。このタンもうまい。

鳥茂

サーロインステーキの雲丹キャビアのせ。な ん だ こ れ は ! !

高級食材を重ねればうまいっていう単純な話じゃないでしょ...(もぐもぐ)...本当に申し訳ありませんでしたorz

なんだこれ。客をダメ人間にしようとでもしているのか。泣きたくなってきます。うまい。

鳥茂

〆の雑炊で、ようやく一息。肉の波状攻撃で逃げ場がなくなる、というのは初めての体験でしたが、この雑炊でなんとか平静を取り戻しました。もうちょっと野菜とか漬け物とかを挟みながら注文したほうが、自分のペースを守れたかもしれないなあ。

鳥茂

「鳥茂」なのに、鳥が一切出てこない、不思議な串焼きの店。
でも、新宿でも指折りの老舗ということで、その名に違わぬうまさでした。

残念な点を挙げるとすれば、ずっと混んでいてガヤガヤしているので少し落ち着かないことと(せっかくいい肉なんだからもう少しじっくり味わいたい)、店員さんがすごくたくさんいるのにオペレーションが悪く、料理の出てくるペースに波があったり注文したくても店員さんが捕まらなかったり、食事のリズムがよろしくないことでしょうか。
でもそれを差し引いても素材と料理のレベルはとても高く、満足感があります。

「うまい肉でおなかがいっぱいになる」って、幸せなんだなあ。
安くはないし予約もなかなか取れないけど、機会があったらまた来ようと思います。

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投稿者 B : 23:53 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2015/06/15 (Mon.)

銀座 魚勝

以前から行きたいと思っていたお店にようやく行ってきました。

銀座魚勝

魚勝

もともと京橋のほうにあったお店が移転してきた、銀座の魚系和食のお店(京橋店もまだしばらく平行営業中)。知人が関わっていてずっと気になっていたのですが、これからしばらく混みそう、ということでいよいよ行ってきました。

数寄屋橋と和光のちょうど間、天使が覗き込んでいる曲がり角の隣のビルの 2F。銀座のまさに中心部という超好立地にあります。

魚勝

それほど広くない店内の、こぢんまりとしたテーブルに着席。ちなみに店舗はこの夏に改装予定とのことで、改装後はもう少しだけなる予定だそうです。

とりあえずビールで乾杯するわけですが、こういうお店の生ビールはヱビスかプレモルと相場が決まっているもの...と思ったら、ここのはアサヒの「琥珀の時間」。プレミアム系ビールの中でもなかなか飲む機会が多くないので、ちょっと嬉しい。
お通しは鯖と梅干し。この鯖がまた、お通しとは思えないクオリティの、脂乗りの良い鯖で、これから出てくる料理の期待を高めてくれます。

魚勝

「魚勝」というからには、まずはお造りから入るべきでしょう。マスターは築地の卸の家の生まれだそうで、その時点で魚の質は保証されたようなもの。

これは大分産の釣りあじ刺。刺身の直球ど真ん中だけど、脂の乗り具合と身の締まり具合のバランスがちょうど良く、まさに王道のアジ刺。

魚勝

ど真ん中ストレートの次は内角高め的な(笑)いわしクジラの刺身。イワシなのかクジラなのか...と思ったら、思いっきりクジラ。でもクジラ刺って一度ハマるとやみつきになるんですよね。
ニンニク醤油でガツッといただくと、これがビールによく合うんだ。

魚勝

旬カツオの塩炙り酒盗和え。鰹も酒盗も好きな私としては、これは外せない。
ちなみに酒盗は鰹のワタを使った塩辛(魚の種類は違うこともあるけど代表的なのは鰹)なので、鰹の刺身に合わないわけがない。

鰹の炙りも酒盗も、単品で十分にうまいのに、この組み合わせは破壊力が高い。こ れ は う ま い。

魚勝

こういう展開になってくるともう日本酒に進まずにはいられないわけです。

そしてこの日本酒メニューの品揃えがいい。誰もが知っているナショナル銘柄の日本酒は一切なく、お店のこだわりで選び抜かれた精鋭たち。この中で私が知っている銘柄と言えば、阿部勘か神亀くらいです。それぞれのお酒にどんな世界が広がっているのか、全部試してみたくなります。

魚勝

まずは旬の鰹に合わせるべく、いかにも「夏!」というイメージの「奥 夏吟醸」。この水色で「奥」「夏」とくると、細田守版『時かけ』の奥華子のエンディングテーマを思い出します。

さておき、確かに名前に違わずさっぱりしていて、夏によく合う日本酒。もちろん鰹にもよく合っています。

魚勝

次なる標的は、カウンターにズラリとならんだこのおばんざい。タイトルを読むだけで期待に胸が膨らむ、役者が揃っています。
しかも、どれもリーズナブルな値段が書かれていて、ここが銀座のど真ん中であることを忘れそうになるほど。地元で昔からやってる居酒屋のおばんざい、的な気安ささえ感じるのが嬉しい。

魚勝

ではさっそく、新じゃがのイカワタ煮から。
ホクホクのじゃがいもに、苦味がなく旨味だけが抽出されたイカワタが絡んで、これも日本酒が進む味。イカの胴でも下足でもなくワタ、というのがいい。

魚勝

密かにこれを楽しみにしていた、尾崎牛の厚揚げの炊いたん。
後述する尾崎牛のうまみを厚揚げと大根がしっかりと受け止めていて、それでいて尾崎牛もやわらかく、これはどこをどう食べてもうまい。これに白飯と味噌汁があったら夕食はそれで十分なくらいの満足感。おばんざいの一つではなく主力メニューと言われてもおかしくないと思います。

魚勝

お酒は阿部勘の純米辛口に移っていきます。
これ、美味しいんですよね。こないだの GW の仙台旅行で飲んでいたく気に入った日本酒に、銀座で再会するとは。

魚勝

エシャロットでちょっと箸休め。

この香りが口の中を一度リセットしてくれて、また新たな気分で飲み食いできるわけですが、呑んべえ的には、この添えられている味噌だけでも日本酒が飲めます(笑。

魚勝

脂イワシの灰干し。灰干しって干物の一種かな、と思って頼んでみたら、想像とは違う見た目のものが出てきてちょっと驚きました。どうやら「灰干し」とは天日干しとは全く違い、火山灰を使って魚の水分を取り除く加工法だそうで、いわゆる干物にありがちなパサパサ感は皆無、本来のイワシの脂のみずみずしさを保ったまま、うまみだけが凝縮されている感じでとてもうまい!イワシ自体も大ぶりで、とても満足度の高い一品。今度来たときにもあったらまた食べようと心に決めました。

魚勝

次なる日本酒は「日高見」の夏吟。日本酒のセレクトが季節に合わせてあるので、ついついビールに走りがちなこの季節でも、冷たく爽やかな日本酒をどんどんいけてしまいます。これはまずい。おいしいけどまずい(笑

魚勝

というわけで、またうまい日本酒とうまい料理の螺旋階段に突入していくわけです。

こちらは釣り穴子の天ぷら。サクフワで日本酒によく合う。

魚勝

で、青森産のあいなめ刺。これはなかなか食べられるものではありません。

魚勝

続いては、旭興・無加圧純米吟醸。

魚勝

ここで食べられるとはちょっと思っていなかった、白海老の唐揚げ。
私の故郷、富山の定番料理です。こういうので不意を突かれると、酔っていることもあってつい涙腺が緩みそうになってしまいます。

魚勝

クライマックスに向けて盛り上げていくべく、珍味三種盛(カラスミ、鯖へしこ、ふぐの子)を。どれも濃いめの味の珍味。銀座の真ん中でこういうのをアテに日本酒をチビチビやれる、それが大人の特権だ。

魚勝

石川の銘酒、農口(のぐち)。北陸の日本酒はけっこう知っているつもりでしたが、これは初めて。

濃厚なうまみで、もちろん白海老の唐揚げとのコンビネーションは抜群。今度帰省したら買ってこよう。

魚勝

ワンクッション置いて、タラコのポテトサラダ。

こういうの、ちょっとほっとします。

魚勝

そしてこれがクライマックス、尾崎牛ロース芯和風ステーキ。魚の店で肉、というのは邪道な気もしますが、この肉はただの肉ではなく、「尾崎牛」というブランド。松阪牛とか神戸牛のような地名のブランドではなくて、宮崎の尾崎畜産さんで育てられた牛のブランドです。

細かいサシがたくさん入っているんだけどこってりとはせず、脂が口の中でサッと溶ける。その後に肉自体のうまみがやってきて、ああ本当にいい牛肉というのはこういうのなんだなあ、というのを実感できます。岩塩と山葵でいただくと、さらにうまみが引き立ちます。脂っこいもの好きのピーク年齢を越えてきたから余計にそう感じるのかもしれませんが(笑、これは本当に魚メインのお店を名乗らせておくのはもったいないレベルの高さ。

魚勝

この尾崎牛のうまみを受け止めるのが、柔らかさが特長の萩の鶴・純米酒。

自分の中で宮城の日本酒ブームが来ているだけに、粒ぞろいの日本酒メニューの中で、ついつい宮城のお酒ばかり選んでしまいます。

魚勝

そろそろ〆の御飯ものへ。

こちらは自家製うに醤油の卵かけごはん。今まで食べてきた TKG の中で、これほど豪華な TKG がかつてあっただろうか。
〆に卵かけごはんというだけでも幸せなのに、その上にうにの身とうに醤油、という贅沢。この瞬間に急性痛風が発症して死んでしまっても後悔はありません(ぉ。

魚勝

続いて高菜チャーハン。魚も肉も関係のない〆チャーハンも、味付けに抜かりなし。バシッと濃い味で締めたいときにはこれが最適じゃないでしょうか。

魚勝

〆の三連発、最後は胡麻漬け茶漬け。これも、お茶漬けなのにしっかり締めてくる味で、「ああ、俺って今日うまい魚をたくさん食べたんだなあ」と浸りながらこの一席を総括させてくれます。

魚料理は素材が命。だけど、素材の良さだけに頼らない丁寧な仕事ぶりが、一皿一皿から伝わってきます。
知人が関わっているというのを差し置いても、一つ一つの料理が期待を上回る美味しさと良心的なお値段で、これだけの満足感を提供してくれるお店はなかなかありません。満席が続き、マスターはずっとカウンターの中で調理に明け暮れていましたが、一段落したところでそれぞれのテーブルやカウンターにご挨拶に回ってきてくださる心配りも有り難い。心がこもった仕事というのはこういうことを言うんだなあ、と一発でこのお店のファンになってしまいました。

ちなみにこのお店、本日発売の「おとなの週末」誌に三ツ星店として掲載されました。それで当分は予約が取りづらくなると思って慌てて訪店した、というわけです。おそらく当面は予約の電話さえかかりづらい状況が続くでしょうが(電話予約は 15~18 時のみ対応とのこと)、掲載に合わせてトレタを導入されたとのことで、24 時間 Web 予約が可能になっています。

このお店には、雑誌掲載フィーバーが多少落ち着いた頃に必ずまた来ようと思います。というわけで、美味しい料理と日本酒をじっくり味わえる人を募集中です(笑。

おとなの週末 2015 年 7・8 月号

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