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2014/03/20 (Thu.)

Restaurant La table au japon

関東人にとって、京都は京料理、おばんざい、湯豆腐、湯葉と生麩、にしん蕎麦、棒鱈などとにかく和食の街というイメージ。これまで京都では和食以外食べたことありませんでした。でも、地元の人は普通にいろいろな料理を食べているわけで、これだけ大きな街ですから、確かにおいしい西洋料理店があってもおかしくないわけで。(以上コピペ(ぉ。

そんなわけで、京都に来たからには押さえておかなければ、と思っていたお店にやって来ました。ここは私のタイムラインで一、二を争う美食家のおが口を揃えて勧めるフレンチレストラン。それは美味しくないはずがない、と来る前から楽しみにしていました。

Restaurant La table au japon

La table

エリア的には京都の繁華街近く、だけどメインストリートから一本入ったような場所にあるお店。しかも、古民家を改造したような建物の二階...というか、ほぼ屋根裏に近い階層を利用したレストラン。知らなければまず入ろうとは思わないだろう、マニアックな店構えです。

勇気を出して、階段を上ってお店に入ります。

La table

店内は、本当に屋根裏部屋。天井も低く、身長 180cm ある私は気をつけないと梁に頭をぶつけてしまいそうな低さです。でも、広々としすぎていないのが、逆に小ぢんまりとしたこの店の空気感に合っていて、なんだかいい。

La table

和装の女性が当たり前のようにフレンチレストランにいるのが、いかにも京都らしい。たまたまかもしれませんが(笑。

La table

私はおひとりさまだったので(いい年した男が独りで昼にフレンチ、というのも痛い話だけど)、カウンター席に。"La Table" なのにカウンター席かよ、と心の中でツッコミを入れましたが(笑、ここはここで、カウンター越しにシェフが独り寡黙に料理を作り続けている様子が眺められて、なかなか愉しい。

La table

飲み物は...とりあえず、スパークリングワインから。

昼から飲むビールというのも格別だけど、昼から飲むワイン、というのも違った種の背徳感があって、よけいに美味しく感じます(笑。

La table

ランチは 2 種類のコース。2,100 円のコースと 3,780 円のコースがあって、高い方がメニューの選べる幅が広く、より美味しそう。せっかく京都まで来たんだからここでケチったってしょうがないというわけで、3,780 円のコースをオーダー。

まずは前菜、フォアグラとプーレ・バスケーズのテリーヌ。フレンチといったらシンプルに焼いたり炒めたりしたものよりも、こういう手の込んだ料理ですよね。パテとかテリーヌとか好き。

La table

フォアグラの濃厚な味でスパークリングワインがクイクイ進みます。ピクルスやマスタードの酸味が、まったりしそうなフォアグラを適度に引き締めてくれて、付け合わせの生ハムサラダとのローテーションで何度も新鮮な感動に浸れます。

La table

一皿ですっかり気分が良くなってしまったので、グラスワインの赤(コード・デュ・ヴァントゥーとのこと)に進みます。昼から赤ワイン、この贅沢。旅先だからこそ、なおのこと高揚します。

La table

続いてはスープ(コース外なので別料金)、春キャベツのクリームスープ。これまた手が込んでいます。

中央に浮かんでいるベーコンがアクセント...かと思いきや、スープの中にチーズが溶かしてあって、この濃厚なとろけ感がたまらない。これは幸福なスープだ...。

La table

そしてメイン。牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(コース料金+840 円)。ブッフブルギニヨン大好きなんですよ。ほかのメインも美味しそうだったけど、もう私にはこれ以外に選択肢はありません。皿の上で、牛肉がキラキラと光り輝いて見えます←。

La table

ナイフに力を入れるまでもなく解けていく牛肉には、芯までワインが浸みていて、どこをとっても濃厚に美味。下に敷かれたじゃがいものピューレで、余ったソースも残さず堪能します。素材も良いけど、かけている手間が違うんだろうなあ。そんな深い味わいです。

La table

デザートには八角風味のクレームブリュレ、キャラメルアイスクリーム添えをチョイス。

La table

これがまた濃厚で...クレームブリュレだけでさえ濃いのに、キャラメルアイスクリームの味まで濃厚。濃いもの同士で喧嘩するんじゃないかと思ったけど、カリッと焼き目をつけられたクレームブリュレの表面がキャラメル化して、両者の調停を図ってくれます。この濃厚なコースを締めるのに相応しい、濃密なデザート。

La table

食後はエスプレッソで、本当に締め。

フレンチって、手が込んでいるぶん味が複雑に、一つ間違えば中途半端な味にもなりかねないものですが、この店は「こういう味にしたい」というシェフの強い意志と、細部まで手を抜かない繊細な仕事ぶりが料理そのものから伝わってくる、とてもインパクトの強いフレンチでした。
これはリピートしたくなる気持ちも解ります。いやあ、おいしかった。

La table

店を出るときには、シェフ自ら階段の下までお見送りをしてくださって、「京都にいらっしゃる機会があればまたぜひお越しください」という丁寧なご挨拶までいただきました。料理と、お客さんに対して真摯な姿勢。だからこそ美味しいし、愉しい。

ワイン代まで含めるとランチに 6,000 円以上払ったのもそうとう久しぶりですが、その価値はあるお店だと思いました。今度京都に来るときは、きっとまた訪れたいです。

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2014/03/13 (Thu.)

東京都新宿区信濃町のペルー料理

「ん?ペルー料理...」

ティア・スサナ

原作版『孤独のグルメ』聖地巡礼も、だんだん単行本未収録の店が増えてきましたが、今回もそのひとつ。第 20 話に登場した、信濃町のペルー料理店に来てみました。両隣の千駄ヶ谷と四谷には降りたことがあるのに、信濃町だけこれまで未踏の地でした。それくらい、自分にとって縁がなかった街。

お店は、駅前通りを一本曲がってすぐにあるビルの地下一階にありました。

ティア・スサナ

ティア・スサナ

「『孤独のグルメ』に載った店」。こういうキャッチコピーも、原作が知る人ぞ知る存在だった漫画から、ドラマを通じてメジャーになったからこその表現ですかね。ドラマ版はともかく、原作のモデル店でこういうノリの店は珍しい。

ティア・スサナ

ちょ、入口のドアからして谷口ジロー先生の絵じゃないですか!

『孤独のグルメ』の掲載店というより、こどグル版ガンダムカフェに来たような気分(笑。

ティア・スサナ

「なんだこりゃあ、サッカーファンの店なのか?」

店内は、こどグルカフェというより完全にスポーツカフェ。壁一面にサッカー関連の写真や色紙が貼り出されています。

ティア・スサナ

30 年前のキリンカップのポスター!しかもブラジル代表メンバーのサイン入り。私はサッカーはあまり詳しくないけど、それでもドゥンガは分かる。その頃からスポーツカフェとして続いているんですね...。
この店、代表戦の日にサッカー好きの人を連れてきたら楽しいだろうな。

ティア・スサナ

メニュー...といっても、ペルー料理なんてさっぱりわからない。
ゴローちゃんが頼んでいたのは「フレホーレスセット」だったな。
でも、辛味好きとしては「タクタクセット」「ロモサルタードセット」も気になるなあ。

ティア・スサナ

ドリンクメニュー。ペルー愛に溢れるラインアップです。でも、そのわりにアルコール系は隣国キューバとメキシコなんだな(笑。

注文しようとしたところで、マスターが「以前いらっしゃったことあります?」。
私は聖地巡礼の店では、どうも以前来た人と誤認されるらしいですが(笑)、それはさておき、

「いえ、初めてです」
「何か見て来ました?」
「あ、はい」
「...アレですね?(ニヤリ)」
「(ニヤリ)」

というやりとりの末(笑)、改めて隣のテーブルを勧められました。

ティア・スサナ

「ここ、久住シートね」

というわけで、巡礼者の指定席、久住シートに移動(笑。
そして着席するや否やマスターが持ってきてくれたのが、

ティア・スサナ

久住さん来店時の写真!

ティア・スサナ

それに「SPA!」掲載号のコピーまで!
ここまで巡礼者へのもてなしが厚い店は初めてです(笑。

ティア・スサナ

で、まずはゴローちゃんも飲んだ「インカコーラ」から。
「これ、黄色じゃなくて、ゴールドだから」という、こどグル読者おなじみの注意事項をちゃんと言い添えていくマスター(笑。
しかしやっぱりうこんのごとくまっ黄色だぞ、どう見ても(お約束

このおもちゃっぽい味。どこもコーラじゃない...炭酸も弱いし。でも嫌いじゃないぞこういうの。

ティア・スサナ

メインはフレホーレスセット(大盛り)。

付け合わせはあまり辛くないチョリソ(ハラペーニョソースをかけて食べる)、ポテトサラダ、ヤシの芽(生まれて初めて食べた!)、イタリアとはだいぶ違う酸っぱく漬けこまれたオリーブの実、それにタマネギの酢漬け。日本人には馴染みの薄い料理ばかりなので、マスターが丁寧に説明してくれました(これも原作どおり。ここまで来ると素なのかファンサービスなのかもはや分からない(笑))。

「タマネギの酢漬けはおかわり自由です。っていうか最初から置いておきますから」ってちょっと!タマネギだらけになっちゃったぞ...。

ティア・スサナ

「タマネギはフレホーレスに混ぜて食べても美味しいですよ」ということで、タマネギを単独で食べたり、フレホーレスに混ぜて食べてみたり。かなり酸っぱいけど、酸っぱうまい。食べていくそばから血液がサラサラになっていくかのようだ(ぉ。

このタマネギ、箸休めを超えた箸休めだ。

ティア・スサナ

フレホーレスは、豆と豚肉、タマネギを煮込んだものがガーリックライスにかけてある料理。見た目はカレーっぽいけどマイルドで、辛くないチリビーンズみたいな感じ。何を言ってるのかわからねーと思うが(ry
でも、初めて食べるわりに、懐かしいような、親しみのある味だ。ペルー版おふくろの味とでもいうのか...地球の裏側の味という距離感が全くない。

ティア・スサナ

ボリュームあったけど、けっこういい勢いで完食。
これはなかなか美味しかった。がぜん親ペルー派になってきた。

でも、ゴローちゃんのようにこの後ロモサルタードセットまで追加で頼む腹の空きはありませんでした(笑。

ティア・スサナ

ランチタイムは、コーヒーおかわり自由。サッカーの時期以外はあまり混まないのか、このままコーヒーを飲みながら長居するお客さんも少なくないとか。マスター曰く「このコーヒーで二時間粘れたら、ウチのお客様として一人前」とのこと(笑。ゴローがこの店に入った時間帯はお昼時だったのに、店を出たのがすっかり夜だった理由がようやく分かりました(笑。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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関連ランキング:カフェ | 信濃町駅国立競技場駅四谷三丁目駅

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2014/03/04 (Tue.)

静岡県賀茂郡河津町のクラッシュド・ストロベリー

「ちょっと、観光客に、なろっかなあ」

河津

わさび丼を食べた後は、ちょっと河津七滝観光を。このあたりは七滝(ななだる)と言って、文字通り七つの滝で有名な場所です。「滝」を「だる」と読ませるのは、「水が垂れる」→「垂る」→「だる」という変化でしょうか。

伊豆、緑がいい。いろんな鳥が鳴いてる。
せせらぎの音、せせらぐなぁ~っ。

七滝

願い石?
ふぅ~ん。あそこに入ると、願いが叶うのか。

というわけで、ゴローが通りがかった名所を発見しました。ここ、観光案内所なんかでもらえる地図にも書いてなくて分からなかったんですが、七滝の川沿いであっさり発見。

七滝

願い石、の由来について。へぇ~っ。
「大岩成就」ねえ。

七滝

投げてみよっかな、と思っていたら、通りすがりのカップルに先を越されてしまいました。

ほほえましい感じのカップルだったけど、三投ともハズレ。残念でした。

七滝

じゃ、私も投げてみますか。

一投目、いきなりど真ん中ストライk...カツーン!って岩に跳ね返って落ちたんですけど(;´Д`)ヾ。
二投目、ハズレ(´д`)。
三投目、ハズレ(´・ω:;.:...

...さて、そろそろお茶にしますかー(棒

七滝茶屋

七滝茶屋

というわけで、河津の甘味パートのお店は「七滝茶屋」。七滝とも、「わさび園 かどや」ともごく近い位置関係にあります。
七滝界隈、コンパクトな感じで見て回れて、いい感じ。

七滝茶屋

ここ、七滝観光の休憩所としては超定番らしく、壁面には有名人のサイン色紙がずらり。
入っているお客さんも、かどやとは違って聖地巡礼っぽくないお客さんのほうが明らかに多い感じ。

七滝茶屋

レジ脇には、松重豊さんのサインと写真も。

2~3 組の待ちができていたので、入口で名前を書いてしばし待ちます。ここで名前を「井之頭」と書くネタを振れない俺って小心者(ぉ

七滝茶屋

メニューを見ながら待つわけですが、「猪焼肉丼」って!!もう喫茶店の食事のレベルを超えています(笑。

これは、気になるなぁ~っ。でも、わさび丼でお腹いっぱいなので、あえなく断念。

七滝茶屋

スイーツメニューは、ごらんの通りいちご尽くし。
いろいろ気になるけど、ここは当然、クラッシュドでいこう。

七滝茶屋

少し待って、ゴロー席の後ろの座敷に着席。

そしてこの店もわさび丼推し。本当に、河津の名物料理として定着しているってことなんだろうなあ。

七滝茶屋

しかも、テーブルには占いマシーンが(笑。
「かどや」のほうでは、私が座った席には置いてありませんでしたが(他のテーブルにはあった)、こっちの店で遭遇とは。ちなみに、この近くの土産物屋の喫茶コーナーにもあったくらいなので、異様なほどの普及率。むしろ、河津におけるわさびに次ぐ名産品なのかもしれません(ぉ

七滝茶屋

そうこうするうちに、ブレンドコーヒーとクラッシュド・ストロベリーのご入場。

外はしとしと雨でけっこう身体も冷えちゃったし、暖かいコーヒーはありがたい。

七滝茶屋

クラッシュド・ストロベリー。もう盛りからしてかわいい。全然私に似合ってない(ぉ

おー、つめたっ。クラッシュしてる。
凍らせて砕いたいちごにアイスを載せて、ホイップクリームといちごピューレ、てっぺんにもさらに冷凍いちご。こんなにいちご食べるのっていつぶりだか分からないくらいに、いちご尽くし。

七滝茶屋

甘いクリームとアイスに、ちょっと甘酸っぱいいちごのハーモニー。冷たいけど、おいしい。

いちごって、改めて向き合うと、ちょっときゅんとくるフルーツだな。
けなげで、ラブリー。伊豆で、ラブリー。伊豆ント・シー・ラブリー(ぉ

七滝、堪能させていただきました。
ごちそうさまでした。

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2014/03/03 (Mon.)

静岡県賀茂郡河津町の生ワサビ付わさび丼

「ひさしぶりに、目のレンズ、超ワイド。焦点距離、無限大。なんだか楽しい」

スーパービュー踊り子

ドラマ『孤独のグルメ Season3』聖地巡礼、今回は旅情回。第 3 話の舞台となった、静岡県賀茂郡河津町を訪れてみました。ドラマで放送されたときから来る機会をずっと狙っていたのですが、河津といえば、河津桜。2~3 月の河津桜の見ごろに合わせて旅程を組みました。

熱海までは来たことがあったけど、伊豆は初めてなので、交通手段はけっこう悩みました。成田エクスプレスの車両をそのまま使った「マリンエクスプレス踊り子」という列車があるらしいので、N'EX で行って「アルファ・リゾート 21」で帰ってきたらカメラネタ的に面白いかなとも考えましたが(笑)、ちょうどいい時間帯の列車がなかったので、行きも帰りもスーパービュー踊り子を利用。井之頭五郎が乗っていた海岸向きのシートがある列車は「リゾート 21」シリーズのようですね。これ、夏場とかに来る機会があれば一度乗ってみたい。

河津

そんなわけで、河津の駅に到着。そしたら、いきなり駅のホームにわさび丼ののぼりが!しかも、「テレビ東京『孤独のグルメ』で紹介された地元グルメ」とか書いてあるし(笑。ゴロー、今やもうこんなに影響力あるのか...。

河津

駅前のカフェでも「孤独のグルメ わさび丼」。ちょ、これはもろに便乗じゃないの(;´Д`)ヾ。

まあ、この店は登場店ではないけど、この界隈はもうそのへんの食堂や喫茶店に当然のようにわさび丼が置かれていたので、昔から地元の名物料理だったんでしょう。

河津

お店には、駅前からバスで。このバスも、案内所で事前にチケットを買うという、今時珍しいシステム。河津七滝(ななだる)方面へは、往復で 1,040 円。

河津

修善寺行きの路線バスに乗って向かいます。

七滝の先には、天城峠を経て修善寺に行くのか...あなたと~ぉ、越えた~いぃ~(ry

わさび園 かどや

河津七滝のバス停を降りてすぐのところに、目的の「わさび園 かどや」を発見しました。
天城名物、わさび。うん、伊豆に来たからには、わさびものも一発入れておきたい。

わさび園 かどや

わさび園 かどや

って、ええ~っ。

まさか、放送後半年以上経ってこの行列、とは予想外でした。
でも、せっかく遠出して来るなら河津桜も楽しみたい、と考えることはみんな一緒か...。
この行列だけでなく、店内にも十数名のお客さんが並んでいます。

と、10 分くらい並んだところで、

「寒いでしょ。中で並んでくださいよ」

と、劇中では渡辺哲さんが演じていたこの店のご主人の温かいお言葉。

わさび園 かどや

お言葉に甘えて、中で待たせていただきます。
行列が、雨のぱらつく店外から、暖かい店内に移動。

いいかんじ...この店、当たりなんじゃないか?

わさび園 かどや

店先で売られている、生ワサビ。サイズの違いが値段の違い。
1 本 1,500 円って、いい値段するなあ。でも、この後にわさび丼を食べた後だと、わさび丼 1 杯分には 350 円の生ワサビでも量的に十分、ということが理解できます。

わさび園 かどや

店内は、大盛況。踊り子号の中ではけっこう年配のお客さんが多かったので、こんなに聖地巡礼のお客さんが多いとは思いませんでした。でも『孤独のグルメ』の話をしている人が多く、わさび丼をおかわりしている人も多かったので(笑)みんなファンなんだろうなあ。

わさび園 かどや

お店の奥には、久住さん(2 枚)、松重さん、渡辺哲さんのサイン色紙が。おお、「ふらっと QUSUMI」のロケ日も雨だったのか。

わさび園 かどや

さておき、何を食べよう。まあ、自らわさびをダブらせた丼、「生ワサビ付わさび丼」はもう決まっているんだけどな。
なにげにわさび丼の値段が 400 円から 500 円に値上がりしているのは、あまりに頼む人が増えすぎて苦しくなったのでしょうか...。

わさび園 かどや

こういうひととき、なかったなあ、しばらく。
いかにもなお食事処。こういう「いかにも」、好き。

わさび園 かどや

さあて、やってきましたよ、生ワサビ。それと、鮫肌のおろし器。

スマホいじってないで、丼が来るまでに、わさびを摺って事前の段取り。

わさび園 かどや

(モデル:井之頭コジ郎

茎を折ったら、折った方から摺っていきます。

まあるく、まあるく。
どこまで摺ればいいんだろう...。

わさび園 かどや

おお、なんだかすごいことになっちゃったぞ。

頼んだのは、生ワサビ付わさび丼とわさびそばのセット。生ワサビとわさび丼に、さらにそばでもわさびをかぶせる(笑。
それに、あゆの塩焼き。やっぱり、炭水化物だけじゃなくて、タンパク質も欲しいじゃないですか。この店、タンパク質はあゆの塩焼きかイノシシ鍋しか置いていないようで(汗。

わさび園 かどや

かつおぶしの上にわさびをちょこんと載せたら、醤油を 2~3 周まわして、あとはガーッとかき混ぜて、いただきます。

おおお、これ、いい!うまい。
ごはんと、かつおぶしと、わさびだけなのに。

わさびとかつおぶしと醤油が、ごはんの甘みを引き立てて、日本人が本質的に求めている味をダイレクトに味わわせてくれる。
これですよ。シンプル・伊豆・ベスト。

わさび園 かどや

わさびそばにも、わさびを載せて。
このわさびそば、普通のそばと比べると、わさびの刺激が爽やかで、普通のそばにわさび入りのそばつゆで食べるのともまたちょっと違った味わい。確かに、これもうまい。

わさび園 かどや

あゆの塩焼きは、しっかり塩に、しっかり焼き。わさびの葉に載せて出してくるあたりに、こだわりを感じます。

この苦味がいい。わさびづくしの中で、すっごく落ち着ける存在だ。

わさび園 かどや

飲み物は、自家製わさび焼酎。「ふらっと QUSUMI」で久住さんが飲んでいた、この店のご主人手作りの焼酎です。裏メニューとなっていたけど、普通にメニューに書いてありました(笑。
わさびのつーんとくるいい香りが、焼酎の味を引き立てます。これはつまみなしでも飲めそうな感じ。ただ、一口めはいいけど、このわさびづくしの中にあっては、二口め以降はわさびの香りが相殺されて、けっこう普通の焼酎に感じます(笑。これ、わさびづくしで飲むんじゃなくて、刺身とか焼き魚とかと飲んだらいいんじゃないかなあ。

わさび園 かどや

こちらは、わさび丼盛り上げ要員。
左上から時計回りに、わさび味噌、わさびのり、わさび漬、わさびのくきの三杯酢漬。

みんな、すこーしわさび入れてる。なるほど、なるほど。
うんうん、白い飯好きにはたまらんぞぉ。でも、これ単品で酒のつまみにしてもいいくらいだ。

わさび園 かどや

いやー、おいしかった。

すいませーん、わさび丼もう一杯ください(ぉ

わさび園 かどや

と、いうわけで、また摺ってる、俺。
さっきのよりも小さい生ワサビ。どうやら、さっきのはわさび丼とそば用にちょっと大きめだったらしい。

摺っていたら、店員のおばちゃんがさっきの生ワサビの残りを指さして「これ、まだ摺れるから、もったいないから最後まで摺ってくださいね!」とのこと。けっこうがんばったつもりだったけど、まだまだ甘かったか。さっきの残りも摺って、おかわりのわさび丼に投入。

わさび園 かどや

よしよし、よしよし。

丼がさっきのと形も大きさも違う。ごはんの量もさっきより多い。ああ、そばセットの丼はちょっと少なめ、こっちがゴローが食べたわさび丼だったか。でも、どちらにしても、これはゴローじゃなくてもおかわりできてしまう量だよ。

またしても、わさびを入れて、醤油をかけて、ガガッとかき混ぜる。そして、好きな薬味をちょっと載せる。

わさび園 かどや

やっぱりうまいなぁ~っ。醤油がいい働きをしている。
俺は、最終的には、こういうシンプル極まりないごはんが、いちばん好きな気がする。

わさび園 かどや

ああ、おいしかった。
遠出してきた甲斐がありました。

ごちそうさまでした。

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2014/03/02 (Sun.)

下北沢路地裏のピザ

「下北ってのは道が蜘蛛の巣みたいで、すぐわからなくなる」

下北沢

まだ道路脇に大雪の跡が残る 2 月某日。コミック『孤独のグルメ』単行本未収録の第 23 話「下北沢路地裏のピザ」編の聖地巡礼に、下北沢までやってきました。下北沢なんて普段用事がないので、2 年前に聖地巡礼でお好み焼きを食べに来て以来じゃないでしょうか。

目指すお店は、下北沢のごちゃっとした商店街から一本脇に入った路地裏にある、このお店。

ロクサン

ロクサン

なんだか古そうな店だけど...こんなコバラベリーには案外、ちょうどいいかもしれぬ。
今時のワカモノの店とは全然違う、案外いいんじゃないか逆に。

休日のちょうどお昼に来たにも関わらず、お店は貸し切り状態でした。食べてる間に他のお客さんも入ってきたけど。

ロクサン

すごく歴史を感じさせるメニュー。

プレーンなピザに自分で具を選んでのせる方式です。
トッピングの種類は、最近の宅配ピザに比べるとオーソドックスだけど、なかなか多彩。「ピザにミートボールは出っぱりすぎじゃないか?」「シーフードもいいな、アサリか。そこにナスをぶつける」何を食べるか、想像するだけでオモシロイ。

ピザのサイズは、原作によると L が直径 28cm、M が 23cm。宅配ピザだと L は一人で食べるには多すぎるけど、こういうところのはちょうどいいくらいでしょう。

ロクサン

ランチのサラダ。シンプルな野菜サラダですが、白ワインビネガーとオリーブオイルかな?酸味の強いドレッシング加えられたセロリの風味が、懐かしさを醸し出します。

そして、ピザのご登場。

ロクサン

ほう、これは外連味のないピザだ。ゴローちゃんはサラミ、トマト、ピーマン、アンチョビというトッピングを選んだけど、私はもう少しシンプルにまとめたかったので、ピーマン抜きで。

味付けはトマトソースと胡椒のみ、というシンプルさ。これこれ、これですよ。
変に衒わずに、チーズとトッピングそのものの味のハーモニーを楽しむ。これがこの店の流儀だろう。

ロクサン

最近じゃイタリアンのお店でピザ用の窯を持っているところも多く、もっと本場っぽいピザをいただけるお店がずいぶん増えましたが、逆にこういう昔懐かしいピザを出すお店がすっかりなくなっちゃいました。この店は、クラストの種類こそ違えど大井町の「オリガノ」にならぶ「日本のピザ屋」という形容が相応しい。

うん、アンチョビの塩味も効いているじゃないか。うまい、古くさい味じゃない、若々しいピザだ。

ロクサン

ここのクラストは、縁の部分がふっくら、表面だけカリッと焼いたパンピザ系。でも中央部は薄くて、チーズの重みを支えるのにさえ頼りない感じ。原作で店員さんが「トマトとしめじじゃ水っぽくなっちゃう」とアドバイスしていたのも、これなら頷けます。

ロクサン

テーブルにはかなり大きなサイズのタバスコが。辛味好きとしては、半分ほど食べたら残りはこのタバスコをビシビシかけていただきます。

独りピザ、ってちょっと寂しい気もするけど、お洒落なイタリア料理店じゃなくてこういう昔ながらの喫茶店風なお店なら、アリだな。

ロクサン

食後にはコーヒーで一息。

ううっぷ、ピザ M 追加しなくて正解。L、腹の中で膨れてきた。これでちょうどいい。
ふう、ごちそうさまでした。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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関連ランキング:ピザ | 下北沢駅世田谷代田駅池ノ上駅

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2014/02/27 (Thu.)

文京区江戸川橋の魚屋さんの銀だら西京焼き

「ここ、魚屋さんがやってる店なんじゃないか?それなら間違いない。よし、決めた」

魚谷

ドラマ『孤独のグルメ Season3』聖地巡礼、次なる目的地は江戸川橋。第 4 話に登場した魚屋さん隣接の居酒屋、魚谷さんにやってきました。

ここに来るのは他の聖地以上に楽しみにしていました。だって自らの店の魚を知り尽くした魚屋さんがやっている居酒屋なら、魚がうまくないわけがない。期待をするなというほうが無理ってものです。

魚谷

魚谷

入口には、松重さんと久住さんのサイン色紙が我々を出迎えてくれています。

久住さんの「エンガワおいしすぎ!」というコメントが目立ちます。エンガワはこないだ横浜中央市場でもいただいたところだけれど、私は一度気に入ると、しばらくそればっかり食べてしまう癖があるので(笑)ここのエンガワも期待大。

魚谷

予約していったので、通されたのはゴローちゃんが座ったカウンター席ではなく、奥の座敷席。大井町では座敷よりもカウンターのほうが圧倒的に楽しかったけど(笑)、ここの座敷は程よく落ち着く感じ。

魚谷

魚屋さんらしいデザインのお品書きが壁に貼り出されています。

きんめに、ほうぼうに、生だこ。いいなあ。焼きものも揃ってるし、さすが魚屋さんだ。
よし、まずは正攻法で様子を見よう。

魚谷

ともかく、生ビールとお通しから。今日も一日、お疲れさまでした。

そして、

魚谷

刺身(左:きんめ鯛、右:ほうぼう)、

魚谷

ポテサラ、

魚谷

それにおつまみセット。

このおつまみセット、950 円でこの種類の多さとボリュームですよ。
近所にあったら、毎日このおつまみセットに生ビール二杯くらい引っかけてから帰りたい感じ。

うん、いい風景だ。いただきます。

魚谷

肴のクオリティの高さに、生ビールがあっという間に涸れてしまったので、さっそくハイボールに移行します。

そして、ここで本命・銀だら西京焼きのご入場。

魚谷

おお~、見た目を裏切らないぷりぷり。漬けても焼いてもなお新鮮。

想像以上の肉厚、そして想像通りのうまさ。これは、白い飯が欲しくなるなぁ~!
西京焼き、最強。

魚谷

なんだか勢いがついてきたぞ。このままどんどん行っちゃおう。

というわけで、続くは下足とねぎのかきあげ。

魚谷

そりゃあ、たまらず日本酒に移行するわけです。
「ふらっと QUSUMI」で久住さんも飲んでいた、久保田の千寿を冷酒でいただきます。

魚谷

それから、あじのなめろう。さんまいわしときて、最近なめろうづいている俺としては、外せない。

完璧、完璧。
魚が新鮮、もうそれだけでいい。

魚谷

そして、期待のえんがわポン酢。
ついさっきまで、ヒラヒラしてたえんがわだ。
筋肉がまだ生きているかのようだ。

コリッとした食感と、とろける脂のハーモニー。その脂の甘味を、ポン酢の酸味が引き締める。
これは期待を裏切らないうまさ。これは、たまらん。

魚谷

さらにこの店のもうひとつの目玉商品、ばくだん納豆。
うに・いくら・まぐろをはじめとする多様な魚介に、生卵と納豆。それぞれ単品で食べてもじゅうぶんうまそうな具材だけど、これを全部かき混ぜて食べるという贅沢!

魚谷

醤油をちょっと垂らしたら、あとは一気に混ぜる、混ぜる。
心の中で「うまくなれ、うまくなれ」と念じることも忘れずに(笑

じゅうぶん混ざったら、海苔で巻いて、いただきます。

魚谷

こ、これはやばい。うまさが波状攻撃を仕掛けてくる。
肉じゃないけど「うおォン!」と唸りたくなる。

魚が美味いって、それだけで、幸福に満たされていく。
うん...つくづく俺は、島国の農耕民族だよ。

魚谷

白いごはんも欲しくなるけど、日本酒も進む進む。
そんなわけで、お酒のおかわりは朝日山。

ここまでいろいろ飲み食いし、深い話もしたら、おそらくカウンターの井之頭五郎には温かい目で見守られているに違いない。

酒飲みよ、おおいに愚痴るも、またよし。
ここで全部吐き出して帰ればいい。
何事もなかったように、家でニコニコできるように。

魚谷

杯を空けてふと視線を上げると、そこには入口とは別バージョンの久住さん色紙が!(笑

久住さんの、魚を「ほじる」という言い方、素朴な日本人らしくていいなあ。

魚谷

五郎's セレクションのラスト、きんきの煮付けがなかったので、きんめ鯛の煮付け。

この深い味わいと弾力。
魂をつかんでくるようだ。

子どもの頃、煮魚ってパンチがなくて嫌いだったけど、この旨さが解る歳になったんだなあ。

魚谷

さらには川えびのからあげをアテに、

魚谷

川つながりで緑川の冷酒に切り替えて、とことんまで飲むわけです。
ここまでじっくり飲んだのも、久しぶりな気が。魚にも酒にも、大いに満足。

俺には愚痴も弱音も、吹っ飛ばしてくれる美味いメシがある。
この店に出会えてよかった。

ごちそうさまでした。

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2014/02/21 (Fri.)

「出張 the Gintonic in はる美」に、栄光あれ

↑タイトルはガルマ・ザビの音声で再生してください(ぉ

横浜・都橋に日・月曜限定で出店するバー「出張 the Gintonic in はる美」が、この 2 月いっぱいで営業をいったん終了するという話を聞きつけ、閉店前に今一度、と思って足を運びました。

出張 the Gintonic in はる美

都橋商店街

相変わらずこの界隈だけ、昭和時代から 40 年は時が止まっているかのような空気感。君は刻の涙を見る...。

一見さんだと気後れして日和っちゃいそうな、古めかしい商業施設の階段を上がり、2 階の裏側の入口へ。私がお店に入ったときには、まだ時間が早かったこともあって貸し切り状態でした。

出張 the Gintonic in はる美

やっぱりこの独特の空気感の店内。落ち着かないようで、妙に落ち着いてしまう空間。飾ってあるようでどこかずれた、古い友人の部屋に遊びに来たような感覚。誉めてるのかけなしてるのか自分でもよくわからないですが(ぉ

テーブルチャージ 500 円、飲み物も基本的に 1 杯 500 円の明朗会計。さて、何を飲もうかな。

出張 the Gintonic in はる美

変わり種ジントニックも気になるけど、まずは、ハイボールで乾杯。今日も一日、お疲れさまでした。

最近、自宅で飲むお酒はハイボールが主流だけれど、人に作ってもらうハイボールは格別です(笑。

出張 the Gintonic in はる美

2 杯目は、ストロベリージントニック。苺の果肉をそのまま潰して、そこにジントニックを注いだ感じ。

甘酸っぱい苺の風味が、爽やかなジントニックにとても合う。見た目からしてちょっと女子っぽいのが気になるけど(笑。

出張 the Gintonic in はる美

そうこうするうちに、席が埋まってきました。お客さんは、ほとんどが基本的にマスターの顔馴染み。同じ人を軸に集まった顔ぶれだからか、年齢も比較的近い人が多いからかわかりませんが、初対面にも関わらず毎度妙に打ち解けてしまうのが不思議です。

出張 the Gintonic in はる美

最後の飲み物は、金柑ジントニック。これも、生の金柑を搾ったジントニック。これはあれですか、以前は梅とか昆布とか生姜とかのジントニックだったけど、結局無難な果物との組み合わせに収斂していったということですか(笑
でも、これも間違いなく正解の組み合わせ。金柑のどこか懐かしい味が、この店の空気によく馴染む。そういえば、金柑の味って最近はのど飴くらいでしか触れる機会がないなあ...。

マスターはこの後、横浜駅近くに新店をオープンする予定だとか。ここまで足かけ 5 年、移転するたびに訪店してきた身としては、開店したらまた顔を出したいと思います。
ちなみに「出張 the Gintonic in はる美」は、今度の日・月曜の 2 日間が最後の営業とのこと。なくなる前に、このディープな世界を堪能してみてはいかがでしょうか。

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2014/02/20 (Thu.)

横浜日ノ出町 第一亭 再訪

「なんだか急に疲れた...おまけに、腹が、減った。俺は今、何を入れたい?」

CP+ で桜木町に来たら、夜はやっぱりここですよね、という具合で聖地巡礼にいそいそと。

第一亭

第一亭

ドラマ『孤独のグルメ Season3』の第 2 話に登場した、第一亭。放送直後に来て以来、約半年ぶりの再訪です。当時は混みすぎてすごいことになっていましたが、さすがにもう落ち着いたようで。

お店に入ったら、座敷でマスターがお客さん相手にギター抱えてフォークソング(?)を唄っていました。ちょっと面食らったけど、なかなかの美声。
いいリズムだ...店がスウィングしている。

第一亭

まずは、お疲れさまのビールから。前回は瓶ビールだったけど、今回は生ビールで。ジョッキのサイズの違いは遠近法ではなく(笑)、私のは大ジョッキ。

さあ、何を食おう...からの、流れるような注文。
頼んだら、ジャッと炒めてすぐに出てくるのが、この店のいいところ。

第一亭

まずはチート(豚胃)のしょうが炒めから。やっぱ、これでしょ。

ほわほわした食感の豚胃に、まとまりを与える生姜の引き締まった辛さがいい。
うまみ凝縮、食欲がビンビンにかき立てられる。

第一亭

それから、前回頼めなかった豚舌をいただきます。

牛舌とはまた違った食感と味わいで、これもいい。
シンプルにボイルした豚舌に、ネギと辛味噌のコントラストがたまらない。

第一亭

そして中華料理の定番中の定番、エビチリ。
前回は、豚肉祭りのようなメニューにあってその存在を見落としていたけど、これがまたぷりっぷりのエビでうまい。チリソースにもニンニクがたっぷり使われていて、ソースまで残さず食べてしまうくらいにうまい。

第一亭

そんなハイレベルのエビチリに出会ってしまったら、紹興酒に行かざるを得ないってもんです。

この小瓶がまた、駄菓子屋でジュースでも買ったような感覚で、いくら飲んでも罪悪感が全然ないのがいい(ぉ

さあて、紹興酒のアテは何にしようか...?

第一亭

と思ったら、「ふらっと QUSUMI」で久住さんが食べていたしじみの正油漬け、しばらくお休みとのこと。うーん、残念。
しかもその理由が「海流の変化等諸般の事情」というのが、スケールが大きくていい(笑

第一亭

そういえば、前回来たときに食べたチートのうま煮、あれもおいしかったよなあ。
というわけで、うま煮つながりで豚足のうま煮を注文。

おお、この豚足、骨まで柔らかい。
ぷりぷりした肉に、うまみが詰まったタレが絡んで、それを青梗菜がサポート。完璧な、うまさの勝利の方程式だ。
これは紹興酒が進むなあ。

第一亭

ここで、4 番バッターの登場。ホルモン炒めですよ。
こないだの板橋巡礼以来、すっかりホルモンにハマってしまっています。ここのホルモンは板橋のホルモンとは全然違うけど、この辛味噌で炒められたプリプリのホルモン、これもまたたまらない。

こうなったらライスを頼まずにはいられない。
豚と白い飯、直球勝負だ。

第一亭

ホルモンを噛む。飯をかき込む。そして紹興酒を一口。
ホルモンを噛む。飯をかき込む。そして紹興酒を一口。

...ああ、こんな幸福が他にあるだろうか。
飯とホルモンと俺。この三角ベースを回りつづk(ry

第一亭

ここらでセットアッパーの登板といきましょうか。
というわけで、ゴローが心惹かれていた、炒米粉(焼きビーフン)。
〆への地ならし、必勝の継投が見事に決まった。

第一亭

当然、〆は裏メニューのパタンで。ここのパタンはもはや「公然の秘密」らしく、むしろ頼まない方が失礼というもの。
前回はどうも麺がなくなってしまったらしく、代用の細い縮れ麺で出てきましたが、今回はちゃあんと太麺。これでこそパタン。これぞ野毛のペペロンチーノ。

第一亭

ニンニクたっぷりなはずなのに、それほど強烈なニンニク臭を感じないのは、やっぱりこれまでの料理で自分自身がニンニクの茹で蛙状態だからでしょうか。この店の常連の某氏曰く「あの店何でもニンニク入れりゃいいと思ってるから」とのことなので(笑)、やっぱり自分の感覚が麻痺してしまっているに違いありません。でもこうなればあとはパタンのうまさを堪能するのみ。本来の太麺のパタン、やっぱりこの噛みごたえのある麺でシンプルなニンニク味を堪能するのがいいんだろうなあ、と想像していましたが、やはりそのとおりでした。太麺とニンニク、合う。

第一亭

ああ、うまかった。今回もごちそうさまでした。
パシフィコ横浜からはけっこう遠いけど、来年も CP+ 後にはこの店に来ようかな。

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2014/02/18 (Tue.)

横浜中央卸売市場「もみじや」のおまかせ定食

CP+ に行くと、最近はお昼に横浜中央卸売市場の食堂で市場メシを食べるのが恒例になりつつあります。 というわけで、今年も某市場メシマスターにおすすめを聞いてみたところ...。

がっつりミックスフライ!いいねそれ。
というわけで、市場までいそいそと。

秋葉屋市場食堂

雪の降りきしる中、市場まで歩くのはなかなか大変でした。
お昼前だから、という以上に、この雪のせいか市場は閑散としていて、なんだか寂しい。

秋葉屋市場食堂

って閉まってるんですけど!!!(つДT)。

まあ...確かにその可能性は考えたけど、見事に当たっちゃいました。

仕方がないので、場内で営業しているお店に切り替えることにします。そういえば、市場メシマスターが以前行っていた店が気になっていたんだよなあ...。

もみじや

もみじや

この店、いつも行列ができるほどの人気店らしいですが、この日は雪のせいか、お昼前に私が着いた時点では席には余裕あり。お店のおばちゃんと常連さんとおぼしき人が「今日は雪でみんな出足が悪いねえ」みたいなやりとりをしていたので、逆に私は運が良かったと言えるでしょう。ただ、私が入った後にもお客さんがどんどん入ってきて、あれよという間に満席になってしまったので、人気店の力ってすごいものです。

いろいろあって迷うメニューの中から「おまかせ定食」をオーダー。私以外もほとんどの人がおまかせ定食だったので、この店の定番中の定番なのでしょう。

もみじや

ドン!と出てきたおまかせ定食。大皿に大雑把に盛りつけられた様々な刺身と、正体がよく判らないあら煮っぽい煮物と、見た目からして濃い味噌汁、それから漬け物に大盛りごはん。いかにも海の男の食事、という感じ。こういうのでいいんですよ。見た目はまあ気にしない方向で(^^;;

もみじや

刺身のほうは、マグロ、中トロ、カンパチ、アジ、〆サバ、甘エビ、タコ、ホタテ...など多種多様な魚介類が 1~2 切れずつ盛られています。1 種類の刺身をたくさん、よりもこうやっていろんな種類をちょっとずつ食べられるほうが満足度が高くて好き。市場だけあって、どれも新鮮です。「おまかせ」なので、おそらくその日の仕入れによって刺身の品揃えは変わるのでしょう。

もみじや

それからこのエンガワ。寿司ではたまに食べますが、刺身で、しかもこれだけ長いのを独り占めしたのは初めて。とろける脂の甘みと、その後に続くコリコリした食感のコンビネーションがたまらない。これだけ満足度の高いエンガワは食べたことがないかもしれません。うまーい。

もみじや

そしてウニ。うまいウニって、海の旨みが凝縮されて感じでうまいですよね。俺は今、海そのものを食べている。
1,000 円の定食でこれだけ食べられる、というのは非常にコストパフォーマンスが高い。毎日行列ができるのも頷けます。

「刺身で腹一杯にする」というのは、港町でも一般家庭ではそうそうない贅沢。それが味わえるのは、やっぱり市場の食堂ならではでしょうね。

ごちそうさまでした。
秋葉屋のほうは、来年の CP+ でリベンジしたいと思います。

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2014/02/01 (Sat.)

板橋区板橋の焼肉ホルモン

「ちゃあんと、腹が、減ってきた。よし、何か腹に入れて帰ろう」

山源

ドラマ『孤独のグルメ Season3』聖地巡礼も、残すところあと半分となりました。ここからは遠征中心でなかなか大変なコースですが、今回は「肉の日(29 日)に焼肉を食おう」というテーマで(ぉ)第 6 話に登場した、近くて遠い板橋のホルモン焼「山源」にやってきました。きなこパンを食べに来てからはや 5 ヶ月ですよ。時の経つのは早い。

山源

山源

お店は一応予約しておきました。席は、ゴロー席の左隣、二人連れのギャルが座っていた場所。

暖簾をくぐっていきなり目に入ってきたのは店内の様子ではなく、とにかく白い煙。
煙、すごすぎ。燻製になりそうだ。ドラマの中だけの演出かと思っていたけど、ガチですよこの煙。

ちなみに、写真の奥の方に写っているのが、ドラマのセリフの中にだけ出てきた「18 になる孫娘」さんだと思われます。素朴でかわいらしい感じの方でした。

山源

店内に貼られている松重さん・久住さんのサインも、煙たすぎてなんだかよく分からない(笑

さすがに劇中のゴローちゃんのように、途中で場外にエスケープするほどではありませんでしたが、席に座っている間はともかく、トイレに行こうと席を立ったら上の方に溜まっている煙が確かに目にしみて、思わず涙が(;´Д`)ヾ。

山源

この煙と匂いから上着や荷物を守るために、各テーブルにはゴミ袋が用意されています。これがなかったら、帰りの電車の中とか顰蹙ものだろうなあ...。まあ、帰ったらさらにファブリーズ必須ですが。

山源

「これって...何だろう?」

網が炎上したときに消火するための水と、お通しの枝豆の殻入れ。ですが、たぶんドラマを観ていなかったら、この殻入れに水を注いで飲んでしまっていたに違いありません(笑。
あと山葵と柚子こしょうは塩味の肉につけていただきます。

山源

というわけで、まずは、麦スカッシュ(笑。お通しの枝豆に、追加で頼んだ和風キムチで、肉が出てくるのを待ちます。
キムチは焼肉店の試金石。悪い店ではなさそうだ。

山源

よしよし、炭と網がおいでなすったぞ。

うん、火がいい。まさに焼肉に飛び込む感じだ。
さあ、かかってこい。

山源

肉はまず、今日の主役のホルモンに、脇役でコメカミ(カシラ)とハツ。
運んできてくれたおかみさんに「焼き方、わかりますか?」と聞かれたので、内心(聖地巡礼で来てるんだから当然ですよ。皮 8 割、脂 2 割だよね)と思いながら元気よく「はい!」と答えたところ、

「ああ、前にいらしたことありますもんね」
「えっ」
「えっ」

とか(;´Д`)ヾ。川崎の一人焼肉といい、私はそんなに焼肉屋の常連顔してますかね(汗

山源

気を取り直して(ぉ)ホルモンを焼いていきます。
皮 8 割、脂 2 割。皮の方を下にして、じっくり、じっくり。もう待ちきれない気分ですが、ここはじっとガマン。ここを待てるかどうかで、今日一日の勝負が決まると言っても過言ではない。

山源

こんなもんか...まだか?という自問自答を繰り返した挙げ句、絶妙なタイミングで、上下反転。

ホルモン焼だ、ホルモン焼だ...!

山源

この脂を焼いているところで、どんどん出てくるのが煙。F1 マシンのエンジンブローのように、遠慮なく白煙が上がります。
そして、テーブルの真上にある吸気口が、仕事をしていない(ぉ。吸気 2 割、華麗にスルー 8 割といった塩梅で(笑、店内に白煙が溜まっていきます。ここのホルモンの強烈な脂に、これだけじゃ追っつかないんじゃないの。
といったところで、さあ、そろそろホルモン焼の完成かな。

山源

どれどれ...おぉ~。ぷるぷる震えている。
うわっ、ホルモンだ。この脂。うん、噛むほどにすごいぞ、脂。

ホルモンに歯を立てるごとに、口の中にどわあああっ、と溢れる脂、うまみ。こ・れ・は、たまらん。

山源

続いて、ハラミとラム。ハラミは私の焼肉の定番だし、羊肉好きとしてはラムがあると頼まざるを得ません。

山源

塩系の肉も良いけど、タレ系もいい。焼肉屋に来たぞ、という実感が湧いてきます。

やっぱ、肉って、身体の中が燃える、パワー出る。これだよ、たまには肉、焼かなきゃ。

山源

そろそろ、ビールで腹が膨れてしまうのがもったいなく思えたので、飲み物はハイボールに移行。

山源

肉も追加でどんどん行きます。ナンコツ、ハツ、トントロ。いずれも塩で。

山源

それから「ふらっと QUSUMI」で久住さんが食べていた珍味「ホーデン」。正体のよく分からない部位ですが、レバーのような柔らかさと、マニアックな味が特長(笑。

山源

どんどん焼こう。もっともっと焼こう。
トントロの安定感あるうまさに、ハツのコリッとした食感。さらに輪を掛けてコリコリしたナンコツのインパクト。うん、この布陣で正解。

山源

ここで真打ちに登場願おうか。焼肉といったら白い飯だろうが。
終盤に肉と飯でスパートをかける、この勝利の方程式のためにここまでペースを配分してきたようなもの。遠慮なく行きますよ。

山源

そして、白い飯に合わせるのはやっぱりホルモン。今度はタレで、仕切り直しのタレラウンド。

山源

ホルモンの焼き方も掴んだし、一気焼きだな。お、網がまた沸いたぞ。
...って炎上してますが(笑。冷や水を浴びせるまでもなく自然鎮火しましたが、煙はすごいことになってしまいました。

山源

うんうん、やっぱ飯には、タレだ。タレ自体うまい、ここ。

肉を焼き、飯を喰う。俺の箸は、蒸気機関車のピストンだ。

タレホルモンで白飯をだいたい食べたら、〆はやっぱり塩ホルモンでしょう。
塩からタレに行って、塩に戻る。塩に戻れる俺、大人だな。すいませーん。

「ごめんなさい、ホルモン終わっちゃったんですよ」

えー(;´Д`)ヾ。ホルモン屋でホルモン品切れは想定してなかった(泣。

山源

仕方がないので、〆はカルビで。
タレから塩には戻り損ねたけど、やっぱりこの店はタレもうまい。

ふうう、満足。ごちそうさまでした。

山源

いえいえ、そんな礼には及びません。

やっぱり、焼肉回の聖地巡礼は、毎度特筆すべき楽しさだ。自分たちで焼くというプロセスが介在するからかもしれないけど。
焼肉というと、どうしてもカルビやロース、ハラミが中心で、今まではホルモンが自分にとっての主役になることはなかったけど、このホルモンは記憶に残る。あの噛みごたえと口の中に広がる脂分は、今後も時々脳裏をかすめて思い出したように食べたくなる予感がします。

近所でも、ホルモンの美味しい焼肉屋、探してみようかな。

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