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2013/12/12 (Thu.)

静岡・青葉横丁の汁おでん

「弱ったぞ、すっかりおでん心に火がついちまった」

青葉横丁

『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】、そろそろ単行本に掲載されている店も網羅してしまった感があり、単行本未収録の回を攻め始めています。今回は、名古屋方面に出張に行った帰り、強引に静岡で途中下車し、第 19 話「静岡・青葉横丁の汁おでん」に登場した、青葉横丁を訪れてみました。

青葉横丁

青葉横丁

静岡県は、浜松には行ったことがありましたが、静岡はお初。ここでは一般的なおでんとは違うご当地おでんが有名、というのも、ドラマの第 4 話で初めて知ったというくらい、私にとって静岡は縁のない場所でした。そんな初静岡が、聖地巡礼でおでんを食べるためだけに降りるって我ながらどうなのよ(笑

「青葉横丁」は、横丁というよりビルの抜け道の両脇に小規模なおでん屋が密集している、というちょっと変わった作りの場所でした。

青葉横丁

狭い横丁に、合計 18 店のおでん屋がみっしり。

「ようこ」とか「かずこ」とか、明らかにおかみさんの名前から取られた名前の店があったかと思えば、「和」はむしろ昭和のスナックっぽい名前だし、「どみんご」に至ってはラテン系のテノール歌手みたいなおやじさんがやっていそうなイメージ(ぉ)で、なかなかカオスな雰囲気が漂っています。

青葉横丁

でも、この居並ぶ赤ちょうちん、心惹かれるじゃないか...。

さあて、どの店ののれんをくぐろうか。
って、聖地巡礼だから、入る店は最初から決まっているんだけどな。

一心

一心

どーんと、大きく店名が書かれた赤のれん。よほど自信があるか、自己主張が強くなければこういうのれんは出せないでしょう。
寒いし、一刻も早く暖まりたいし、迷わず扉を開きます。

たのもー。

一心

座ったのは、偶然にもゴロー席。

寒いは寒いけど、とりあえず瓶ビールで独り乾杯。出張お疲れさまでした>俺。
さて、何からつまもうかな。

一心

カウンターの上には、京のおばんざいよろしく、いろいろなつまみが並べられていました。肉系から魚介、山イモ、コロッケ、燻製と、バリエーション豊富で目移りします。おやじさん、業師だなぁ~っ。
でも、静岡に来たらやっぱりはんぺんでしょう。

「黒はんぺんありますか?」
「ウチは『焼き海苔黒はんぺん』ですが」

...というやりとりも、下調べをしておいたため特になく(ぉ)、普通に「焼き海苔黒はんぺん」を注文。

一心

おお、これか。
はんぺんと言えば、普通は白くてふわっとしたものを指すけど、ここでは黒くて薄いのが「はんぺん」。この店では、その黒はんぺんに青のりを練り込んで素揚げに近い状態でカリッと焼き上げるのが流儀のようです。

少し醤油を垂らして食べてみると、普通のはんぺんとは全然違う、もっちり引き締まった歯応え。浦安で食べたときにも思いましたが、これははんぺんというよりも魚のすり身や薩摩揚げのような食感です。白はんぺんとは違って魚の風味も強い上に、青のりをかけて焼くことで、海の味が感じられ、これはこれでうまい。

一心

続いてアミ焼コロッケ。限定 20 人前とのこと。
けっこう大ぶりのコロッケに、ソースをかけていただきます。瓶ビールのつまみに最適。

一心

お次は何を頼もうかな...目に言う(メニュー)、いろいろあるんだなあ。
というか、「男味(ちんみ)。栄養。女点(まんてん)。」とか、あちこちにさりげに下ネタ織り交ぜるのやめてもらえますか(笑

一心

...と思ったら、目の前の樽には「朝立誉」とか!
日本で唯一の樽焼酎で、この店の定番、マスターのおすすめだとか。

その脇に「元気出せよ!!」とおもむろに置かれたにんにく。俺は...夢でも見ているようだ...(ぉ

でも、樽焼酎って珍しい。これは飲んでみるしかない、と思って頼んでみました。もちろんロック。

一心

枡つきのグラスで、日本酒のごとく溢れんばかりに注がれた焼酎が出てきました。
癖のない米焼酎に、樽のいい香りがしっかり溶け込んでいるのがいい。イロモノみたいな名前だけど、この焼酎、うまい。口当たりがいいので、ついつい飲み過ぎてしまいそうになります。

一心

いい感じにお酒が入ってきて、改めて店内を見渡すと、この店あちこちに下ネタだらけじゃないか!(笑
常連さんらしきお客さんとマスターの会話を聞いていると、このおやじさん、やはりかなりの下ネタ好きのようで。

気を取り直して(←)本命のおでん、いってみましょうか。

一心
(「孤独のカメラ」使用)

おほう、これは...なかなかよい!

具は基本的にマスターにおまかせ。ゴローはちくわ、だいこん、しらたき、こんにゃくでしたが、私はちくわ、だいこん、ウインナー、こんにゃくでした。静岡にまで来て静岡おでんじゃなく汁おでんを食べるのってどうよ、と内心自問自答しつつ(ぉ)いただきます。

一心

ふはあ、くー。

この店特有の辛子を効かせた汁が、辛子を後づけで食べる普通のおでんとは全然違う、パンチのある味を生み出しています。激辛というわけではないけど、たしかに「ほどほどに辛い汁」があとをひく。しかも、この辛さが、あったまる...。

逆にイイ店に当たったかもしれんぞ、ひょっとしたら。

一心

最後はマグロブツ切りで〆。静岡といったらマグロだろうが。
これがまた焼酎に合うんだ。

いやあ、あったまった...。あのおでんの汁が効いている。
名物にとらわれなくてもいいじゃないか、自分がおいしけりゃ。

やっぱり寒い季節はおでんに限るなあ。
ごちそうさまでした。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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投稿者 B : 00:43 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2013/12/01 (Sun.)

中野区東中野の羊の鉄鍋とラグマン

「今、食うべきは、意表を突いて羊。直感に従え...!」

パオ・キャラヴァンサライ

ドラマ『孤独のグルメ Season3』聖地巡礼、今回は、いい肉の日(11/29)に羊肉を食そう、というわけで、第 5 話に登場した東中野のアフガニスタン料理を攻めてみることにしました。

東中野の駅から出てすぐ、大通り沿いに、店舗と屋台が一体化した独特の雰囲気を醸し出しているお店がそれ。

PAO | PAO Caravan Sarai |

パオ・キャラヴァンサライ

おー。この無国籍状態。整理がついてない。
店に入ったら、まず謎のアフガン雑貨ゾーン。輸入雑貨商である井之頭五郎が職業病を発症した場所です。私には、これらが価値あるものなのかそうでないのかすら分かりませんが、入口からしてこの店の自由さを表現しています。

パオ・キャラヴァンサライ

中野区、アフガニスタン。
本場のアフガニスタンではアルコールが禁じられているけれど、ここは東中野(笑。まずはビールで乾杯ですよ。

合わせるのは、もちろんこれ。

パオ・キャラヴァンサライ

カバブ(羊串)、チェルガ(鶏串)、コフタ(羊つくね串)。串は外せない。外して食べても、外せない。

串焼きとかつくね(挽肉)とか、違う文化圏でも似たような食べ方に辿り着くのって、人間の DNA にこういう食事が刷り込まれているとしか思えない。というくらい、馴染む味で、ビールが進む。スパイスが効いていてワイルドだけどクセっ気の少ない羊肉。これがうまい。

パオ・キャラヴァンサライ

ラムロースのたたき。レアめに焼かれたラムは食べたことあるけど、ここまでの生肉は初めて。塩気を効かせたオリーブオイルにつけていただきます。

...これがまた、うまい!
全然、臭みがない...俺の羊観は、たった今、ひっくり返った。

パオ・キャラヴァンサライ

緩急をつけて攻めるべく(何をだ)、チェンジアップ気味にポテトのオムレツ。
ケーキのような上品な盛りつけで出てきたオムレツは、アフガニスタンらしからぬ、優しいお味。

では、そろそろ本丸に攻め込もうか。

パオ・キャラヴァンサライ

羊のカラヒィ。鉄鍋、羊と真っ向勝負だ。

こ れ が ま た 。
たたきと同様、臭みの少ない羊肉に、多種多様なスパイスが効いている。でも、見た目ほど辛くはない。これはうまい。

この羊の肉。クセがないから、クセになりそうだ。

パオ・キャラヴァンサライ

鉄鍋に合わせるのはもちろん、ナン。

届いてすぐにはちょっと持てないくらいに、焼きたてのアツアツ。
食べてみると、インドのナンとはちょっと方向性が違って、もちっとした歯応えの強いナンを噛みちぎると、口の中にぱっと香りが広がるタイプ。

パオ・キャラヴァンサライ

アフガンマントゥ。
アフガニスタン流の蒸し餃子的なもので、羊肉の風味とヨーグルト系ソースの風味が絡んで、なかなかの美味。ドラマには登場しなかったけど、これは隠れヒット商品かも。

パオ・キャラヴァンサライ

カラヒィ、おかわり(ぉ)というわけで、ナスと羊挽肉のカラヒィ。
羊は挽肉にしたほうがクセっ気が出るのか、通常の羊のカラヒィよりも野性的な風味。でも、羊肉好きとしてはこれくらいの香りの強さはむしろ歓迎。これは、ビールが進みます。

パオ・キャラヴァンサライ

ついでに、ナンも進みます(笑
というわけで、ナン 2 枚目。

この、細かく孔の空いたナンで鉄鍋をさらうと、うまい具合に汁をすくってくれます。ひたすら、ナンでいろんな皿をすくって食べる俺ら(笑。

何にでも、ナン。
ナン、オールマイティ。

パオ・キャラヴァンサライ

箸休め的に、蒸しキャベツ。これまた、アフガンというよりも純然たる日本の焼き鳥屋的な(笑
でも、こういうのが出てくると、ちょっとほっとしますね。

パオ・キャラヴァンサライ

パニール(自家製チーズ)。味が濃いめのフレッシュチーズ的なもので、これまたナンにつけて良し、酒のつまみにして良し。

...じゃあ、そろそろもう一つの本命、いっちゃいますか。

パオ・キャラヴァンサライ

ラグマン(大)。
羊挽肉、シャンツァイ、トマト、ししとう、胡麻、ネギ、と香りの強い食材の、異種格闘技戦。

なるほど...濃い味系、アフガン混ぜ麺。

パオ・キャラヴァンサライ

ダイナミックにかき混ぜて、いただきます。
個性の強い香りが混ざることでどうなるかと思ったけど、これがまた...香りが喧嘩するわけでもなく、それぞれの良さを引き出し合って、羊肉と麺を引き立てるような風味の協演。ああ、これはうまい。これだけ食べて最後に大盛りだったにも関わらず、アッという間に完食。

ちょっと口直しがてら、気になってたアイツ、ここでいっときますか。

パオ・キャラヴァンサライ

この白いのが、ドーグ。アフガン流のヨーグルトドリンクです。

ちょいシナモンテイストで、ヨーグルトとシナモンが混ざるとどんな感じかってあらかじめ想像できなかったけど、こんな感じか。
言われてみれば、口直しとしての立ち位置なのかもしれん。日常的に飲むようなイメージではないけど、このアフガン料理には、この上ないマッチング。

さあて...それでは。

パオ・キャラヴァンサライ

ラグマン(大)、おかわり(ぉ
いやあ、それくらいおいしかったんですよ。ラグマン。

それからもちろん、

パオ・キャラヴァンサライ

ナンもおかわり(笑
ラグマンの麺を食べた後に鉄鍋に残っている汁や挽肉、トマトなんかをこのナンですくって食べると、これがまた美味。この汁とナンだけおかわりしてもいいくらいに美味。

うまさに理屈はいらない。
俺の口は、世界を股に掛ける遊牧民だ。

パオ・キャラヴァンサライ

遊牧、羊、灼熱、絹の道。俺の胃袋がさすらっている。
誰の目も気にせず、好きなように好きなものを食らう。
食うことは、本来自由だったはずだ。

同行した面々からは、「この回は他の回に比べると印象薄かった」と言われましたが、なんのなんの。アフガニスタン料理、大正解。大満足。こういう味、私の好みなので、また来たいくらいです。

ああ、楽しかった...!
ごちそうさまでした。

しかし、ラストの 1 枚(のナン)...あれが効いたな。
もう何も食べれません(;´Д`)。

孤独のグルメ Season3 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 00:43 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2013/11/28 (Thu.)

目黒区駒場東大前のプチハッシュ(の消滅)とたこ焼き

「ふうん、本郷の赤門には行ったことあるが、こっちは初めてだな」

東京大学 駒場キャンパス

この夏以来、原作版も含めるとほぼ週次のペースで巡っている『孤独のグルメ』聖地巡礼ですが、まだまだペース緩めずに行きたいと思います。今回は、ドラマ Season3 の第 7 話に登場した、駒場東大前にやって来ました。夏に行った本郷キャンパス同様、今回の聖地巡礼で初めて駒場の駅で降りました。

とりあえず今回は、甘味パート(この回に限っては「甘味パート」というより「間食パート」と言うべきか)に登場した、このお店。駅前、すぐのところにある、たこ焼き屋さんです。劇中では、女子高生の行列に気後れしてなかなか注文できないゴローの様子がコミカルに描かれていました。

でまる

でまる

って、実際たむろしてるのは JK じゃなくて男子ばっかりだし!ちょっと男子ー(;´Д`)

早く行かないかなあ...あそこに並ぶのはさすがにひるむ。
学校帰りの高校生たちの行列が一区切りしたところで、軽くジャンプ気味に(ぉ)暖簾をくぐります。

でまる

店内には、ドラマで紹介されたことを示す貼り紙が。ただ、残念なことに松重豊さんのサイン色紙は見当たりませんでした。
そして...店内のメニューをじーっと探してみても、ゴローが食べた「プチハッシュ」が見当たらない。これはもしかして裏メニューだったりするのだろうか。とりあえず聞いてみよう。

俺はできるだけ物おじせずハッキリという。注文を聞きかえされるのはやっかいだ。

「すいません、プチハッシュはありますか?」
「ごめんなさい、プチハッシュはもうやっていないんですよ」

えー(;´Д`)ヾ。
これでプチハッシュをやっていないなんて...残酷すぎる。

ともあれ、気を取り直して注文だ。郷に入っては郷に従え、たこ焼き屋に入ってはたこ焼きを食え。よし、ここはたこ焼きで決めよう。

でまる

店内には、外からよく見える位置にたこ焼きの鉄板があり、その鉄板から溢れんばかりの生地から、鮮やかな手さばきでたこ焼きが丸められていきます。

まるで、大阪ノリ...でもうまそう。うまそやな。
ええやないか。たこ焼き、ええやないか。

そうやって買ったたこ焼きをどこで食べるかというと、

駒場野公園

もちろん、劇中にも登場した駒場野公園。思っていたよりも広い公園を散策しながら、良さそうな場所を探します。

駒場野公園

あったあった。劇中のシーンと見比べる限り、ここが「ゴロー席」。

プチハッシュがなかったのは残念だけど、このベンチに座って、孤独にたこ焼き。

でまる

たこ焼きと、自販機で買った缶コーヒー。たこ焼きは、本当に軽食のつもりで 4 個入り。

こんなもんでいいんだよ、俺のおやつは。

でまる

たこ焼きは、表面はカリッと焼かれているのに、たっぷりのソースとマヨネーズでだんだんしっとりしてくる感じが、庶民的。
そして、中はとろとろ。

あー、なんかいかにも、昔から親しんだ近所のたこ焼き屋って味。小学校くらいの頃、家の近くにもあったなあ、こういうたこ焼き屋。ほっとするよ。
買い食いに最適、おもちゃっぽい味。

広い公園で、一人ぼんやりたこ焼き。今日は久しぶりにのんびりできたなぁ~っ。
そういえば、第 7 話メインのマッシュルームガーリックとカキグラタンは、これからの季節にワインといただくと美味しそうなんだよなあ。いつ来ようかな...。

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投稿者 B : 00:44 | Gourmet | Junk Food | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2013/11/20 (Wed.)

東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ

「モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで...」

大山

孤独のグルメ史(何)に残る、作品を象徴するとも言える名言を残したのが第 12 話「東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ」。今回の『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】は、その記念すべき回に登場した洋食店のモデルとなった店のある、板橋区大山町にやって来ました。
この回は、ドラマでも Season1 の「文京区根津 飲み屋さんの特辛カレー」で原作オマージュが行われた、伝説の「アームロック回」。『孤独のグルメ』原作の中でも、特にインパクトが強い回と言えます。

大山

普段、東武線に乗ることなんてまずない生活をしている私にとって、大山というのは全く縁のなかった街。巡礼するにあたり、大山が何線のどのあたりにある駅なのか、ということを調べることから始めた、といえばどれくらい縁がなかったか分かるでしょうか(笑。
そんな見知らぬ駅を降りてほんの数分歩いたところに、そのお店はありました。

洋庖丁 大山店

洋庖丁

派手すぎず、気取らないけどこぎれいな感じで、なかなかいい佇まいじゃないか。

調べてみたところ、原作で取り上げられた当時は、留学生のバイトにきつく当たっていた店長のモデルになった人物は実在したらしいですが、現在はスタッフも入れ替わって普通のお店になっているようです。特に頑固親父がやっているという雰囲気でもなく、まさに「地元の洋食屋さん」という感じ。

洋庖丁

壁には、まな板で作られたメニュー。そのどれもが、学生さんや独身サラリーマンにはうれしい、どれも腹を満足させてくれそうな内容。値段のところ、何度か貼り替えられた跡が残っているのが、このお店の歴史の長さを物語っています。
原作で台詞の中にだけ登場した「ジャンボ焼ランチ」がどういうものかもちょっと気になるけど、聖地巡礼ならばやはり、ここはハンバーグステーキランチで決めよう。

洋庖丁

ほー、いいじゃないか。
こういうのでいいんだよこういうので。

大ぶりのハンバーグに目玉焼き、つけあわせのスパゲティとポテトフライ。古き良き洋食店といった風情。だからこそ、落ち着きます。

洋庖丁

ハンバーグは緩めに固められていて食べやすい。ソースはケチャップベースなので酸っぱい感じか、と思ったら、胡椒とかスパイスがいろいろ混ぜてあるようで、なかなか複雑なお味。改めて、看板にあった「創作料理」の四文字は伊達じゃなかったんだ、と実感します。
スパゲティはカレー味。ナポリタンじゃなくてカレー味、というのがまた古めかしくて、「男のメシ」って感じがして、いい。

洋庖丁

ついてくるの汁が味噌汁じゃなくて豚汁っていうのも、なんか得した感じでいい。
この豚汁、ちょっと味が濃いめだけど、メインのハンバーグやスパゲティに負けない存在感があって、それでいて、ほっとする。

洋庖丁

完食。満足。ごちそうさまでした。
ボリュームもいいけど、満足感ある味付けのわりに、毎日食べても飽きの来なさそうな気張らなさが、気に入った。我が家の近所、飲食店不毛地帯なんだけど、こういう店が一軒でもあれば、家族がいない日や食べて帰らなきゃならない日の夕食として重宝するんだろうけどなあ。

大山

このお店、実は密かにチェーン展開しているらしく、他には池袋や高田馬場、新板橋などに支店があるもよう。どこも普段あまり利用しない場所だけど、池袋に用があるときにお腹が空いたら、気取らずに満足できる店として覚えておいて損はないかも。今度食べるとしたら、やっぱりジャンボ焼かなあ。でも、こういう店のかにクリームコロッケなんかもうまいんだよなあ。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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投稿者 B : 23:58 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2013/11/13 (Wed.)

東京都中央区銀座のハヤシライス(の消滅)とビーフステーキ

「こういう時は思い切ってステーキだ。銀座でステーキを食おうじゃないか」

銀座

漫画『孤独のグルメ』聖地巡礼、今回は第 14 話「東京都中央区銀座のハヤシライス(の消滅)とビーフステーキ」の舞台、銀座にやって来ました。銀座は仕事・プライベートともによく来る場所なので、個人的には親しみ深い。劇中の場所がどこか、もだいたい分かるわけですが、今回は当初の目的であったハヤシライスの店が消滅していることが劇中で既に分かっている、というのがいつもと違います。が、ここは井之頭五郎の足跡を辿るべきであろう、というわけで、消滅したハヤシライスの店から探訪します。

ちなみに、序盤のシーンで登場した銀座中央通りの伊東屋(文房具店)、本館は現在立て替えのため取り壊し済み。ある意味聖地巡礼の目印となったランドマーク自体がなくなっているという時代の流れに軽くショックを受けつつ、周辺を探索します。

銀座

「へーえ、こんなチェーン店もできているのか」

ゴローが劇中で時代の流れを感じたてんやは健在。それどころか、今や銀座には中央通りや有楽町駅前に吉野家だってあるし、周辺にはユニクロやビックカメラが旗艦店を構えているくらいだし、ずいぶん大衆化が進みましたよね...。

銀座

そして、劇中ではできたばかりだったと思われる、銀座の WINS(場外馬券場)。今やもう銀座に当たり前にあるものになってしまいましたし、それどころか汐留にもっとすごいのができてしまったので、古き良き銀座が失われていく的な感慨ももうないもんです。

銀座

ゴローをして「絶対大盛りで食おう」と言わしめた、銀座のハヤシライスの名店「ブラジリア」(実際の店名は不明)。劇中では既に「新鮮組」と思われるコンビニに変わってしまっていましたが、今ではさらに変わってローソンになっていました。そういえば新鮮組って最近見ないな、と改めて調べてみたら、2008 年にグループそのものがローソンのフランチャイジーになってしまっていたんですね。こういう形で時代の流れを感じるとは。

そうとなったら、銀座といえば「エビスヤ」だろうなやっぱり...ということで、「エビスヤ」のモデルになった「銀座 4 丁目スエヒロ」に向かいます。
...が、この「銀座 4 丁目スエヒロ」も、今はもう銀座 4 丁目の店舗がなくなっているもよう。調べてみたら、ギリギリ銀座エリアと言えないような場所(ぉ)に、支店が現存していました。

微妙に銀座から外れていようと、自分の「心」で信じたならッ!その瞬間からもうそこは「銀座」なのだッ!(誰

銀座 4 丁目スエヒロ

銀座というか、新橋というか...内幸町の航空会館というビルに、その店舗はありました。雰囲気からして私には明らかに縁のなさそうな雰囲気のビルですが、勇気を振り絞ってエレベーターを上ります。

銀座 4 丁目スエヒロ

銀座 4 丁目スエヒロ

古めかしい、けど当時はかなり予算をかけて建てられたであろうビルをエレベーターで上っていくと、古めかしいながらもゆったりとした作りの店舗が現れました。なんだろう、ここだけ 20 年前から時が止まっているかのような、外界の新橋とは全然違う空気感。

開店直後の時間帯に来たので、お店は完全に貸し切り状態(後で、私が食べているところで他のお客さんが入ってきました)。

銀座 4 丁目スエヒロ

ステーキハウスというともっぱら B&M とかアウトバックのようなカジュアルなお店ばかりで、こういう脚つきのグラスで水を出してくれるような高級店にはあまり来ないので、ちょっと緊張。

メニューのほうも、ディナータイムでステーキが 5,000 円から、ランチタイムでも 2,500 円から...みたいな価格設定に若干腰が引けつつも、「25%OFF 感謝価格」と書かれていた 1,890 円のランチセット、炭火焼リブステーキを頼もうとしたら、「11 時半まで早得ランチもありますよ」と言われたので、そちらに。1,500 円くらいでサーロインステーキが食べられるそうなので、そっちのほうがお得感高し。

銀座 4 丁目スエヒロ

じゃーん。シンプルにステーキ(と付け合わせ)とライスだけ、というメニューですが、高級店でお得に食べられるならばこれでも良し。

そういえば、ステーキってしばらく食べてなかったなあ。久しぶりのステーキ、なんだか嬉しいぞ。

銀座 4 丁目スエヒロ
(「孤独のカメラ」使用)

うん、こいつはなかなかいい肉だ。

見るからに、そのへんの安いステーキ屋とは、肉のふっくら感も脂の乗りも違う。

銀座 4 丁目スエヒロ

うん、うまい肉だ。いかにも肉って肉だ。

ナイフを入れた瞬間に分かる、肉の柔らかさ。それに、シンプルに肉そのものの味で十分味わえる、素材の良さ。これは確かに上等な肉だ。脂が乗っているけど、それほどしつこくない感じ...さすがは老舗、高いだけのことはある。

銀座 4 丁目スエヒロ

ただ...俺の食欲に対して、このステーキはちょっと小さすぎた。この店で満足感を得ようと思ったら、思い切って 5,800 円払って 450g のプレミアムサーロインステーキあたりを頼まなきゃダメってことか。

うまい、確かにうまいんだが、今日の俺にはこの肉のうまささえどこか上滑りしていく。

銀座 4 丁目スエヒロ

さておき、ごちそうさまでした。
会計時に、サービス料 10% が加算されることに気づいてちょっとびっくり。普段、サービス料を課される店に行くことって滅多にないからなあ...。でも、確かにサービスは細かく行き届いていました。

ともあれ、「銀座(内幸町だけど)でステーキを食べた」という実績(何。俺は得体の知れない奇妙な達成感を味わっていた。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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投稿者 B : 23:58 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (2) | トラックバック

2013/11/09 (Sat.)

荒川区西尾久の炎の酒鍋と麦とろ飯

「『やってます』...なんかいいな。今の俺のアンサーは、とんかつだ」

どん平

どん平

ドラマ『孤独のグルメ』聖地巡礼、Season2 が無事完結したので、ここからは Season3 の巡礼に本腰を入れていきます。今回白羽の矢を立てたのは、第 10 話に登場した西尾久のとんかつ店。この店、実は第 6 話「板橋区板橋の焼肉ホルモン」に出演した女優・安藤玉恵さんのご実家らしいですね。ご本人の紹介でロケ地に選ばれたというのは、お店をスタッフの足とクチコミで探しているという、このドラマらしいエピソードだと思います。

どん平

通されたのは期待通りの「ゴロー席」、まずはビールで乾杯。こどグルの店には、やっぱり瓶ビールが似合う。

ちなみに、このお店は酒鍋が予約必須なので予約したのですが、当日行ってみたら「本日は予約満席です」の貼り紙が。金曜の夜ってこともあるでしょうが、人気店なんですねー。

どん平

お通しは豆腐。「ふらっと QUSUMI」で久住さんがやたら気に入っていた、タマネギ・生姜・長ネギを和えたもので、妙にビールが進む味。

さあて、ではさっそく、「炎の酒鍋」いってみようじゃないか。

どん平

日本酒だけ(と思われる)で満たされた鍋に、着火。初めて見たら驚くほどの勢いで 2~3 分燃えているわけですが、確かにこれはインパクトあるわー。

炎って、本能に訴えかけるな。まさに食欲が燃え上がる。燃えようじゃないか...。

どん平

まずは、しゃぶしゃぶから。鮮やかなピンク色の豚の薄切り肉に、ぽん酢とごまだれ。薬味はあさつきとゆず胡椒。

しゃぶしゃぶ。しゃぶしゃぶ。鍋の大きさに対して、満たされている酒の量が少なめなので、微妙にしゃぶしゃぶしづらい(笑。
この、しゃぶしゃぶしてる時間って、楽しいような、間が抜けているような。ああ...今、俺、アライグマだ。

どん平

おお...豚しゃぶ。確かにトンだ。ギュウではない。が、うまい。これはうまい。
炎でアルコールを飛ばしたお酒のうまみだけが凝縮されて、豚肉のうまみと絶妙に絡み合っている。

よーし、寄せ鍋いってみよう。

どん平

うんうん、豚から魚へ。陸から海へ。肺呼吸からえら呼吸へ。
これで三人前ですが、かなりのボリューム。野菜は煮ると小さくなるとはいえ、これだけの野菜を食べるのか...と身構えてしまう分量です。海鮮もいろいろ入っていて、このお店が本来とんかつ屋さんであることを考えると、そりゃあ仕入れの都合で酒鍋は予約制なわけだ。

どん平

さらに、つみれ。この竹の器からへらで鍋につみれを落としていく作業って、なんか楽しくて好き(笑。

どん平

豚肉のうまみがたっぷり溶け出た酒鍋に、出汁を加えてもらって、ぐつぐつ煮込んでいきます。

鍋が煮立ったところで、野菜から順次投入。

どん平

ぐつぐつ。ぐつぐつ。
しゃぶしゃぶだけ延々とやっているとそのうち飽きてくるけど、こうやって途中から寄せ鍋に移行できるのはいいね。

そういえば、これが今年の初鍋かも。もう鍋の季節になったんだなあ。

どん平

完成。おおお、しゃぶしゃぶをやった後の酒鍋で寄せ鍋を煮ると、こんな感じになるのか。
深みが出ていて、浸み入るなぁ~っ。

熱い...俺の身体の中に、炎が燃え立っている。
豚、海鮮、野菜に茸が、紅蓮の炎になって渦巻いている。

どん平

じゃあ、〆にとんかつ定食、いよいよいってみようじゃないの。

さすがにこれだけ鍋を食べてフルサイズとんかつは無理なような、でも意外といけちゃうような気がして迷いつつも、ここは「とんかつむぎとろミニセット定食」で。ちなみに劇中でゴローちゃんが食べていたのは、さらに小さい「ミニミニセット定食」。

どん平

おいでなすったぞ。
こういう絵面って、見ているだけで幸せな気分になれるなあ。デミグラスソース、いい。

じゃあ、まずは麦とろ飯から。
とろろに醤油をたらして、ぐるぐるかき混ぜたら、麦飯にどばっとかけて、カカッといただきます。

どん平

おお...雑炊とは違う爽やかさ。
たくさん食べた後なのに、するするっと喉を通っていく米と麦の感触が、さらに食欲を刺激するようだ。
この〆め方、エンディングのバリエーションが、またひとつ増えた。

さてさてとんかつは。

どん平

このとんかつ、あらかじめじっくり煮込んだ豚肉を揚げたもので、かなり珍しいタイプ。とんかつというよりは、豚の角煮カツ、と言いたくなります。

「デミグラスソースの上からとんかつソースをかけてお召し上がりください」とのことで、言われるがままにとんかつソースを垂らします。

どん平

うわ!...何このとんかつ。とろけちゃうよ。これ、むしろとんかつとは別の食べ物だと言いたくなるレベルで柔らかく、うまい。
そして、デミグラスソース&とんかつソースの破壊力。すごい。

これは、改めてお腹を空かせてフルサイズとんかつむぎとろセット定食を食べに来てもいいくらい。気に入った。

どん平

いや~、よく食べた。
フルサイズとんかついけるかと思ったけど、麦ごはんをおかわりしてしまったので、ミニセットでも結果的に超おなかいっぱいに。これは大満足だなあ...。

お付き合いいただいたお、マニアックな場所までわざわざありがとうございました(笑。

さて、次は、どの店を攻めようか。

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2013/11/06 (Wed.)

鱗友朝市 味さき

三角市場で海鮮丼を食べたものの、せっかく来たのに一杯だけじゃもったいない!というわけで、小樽で海鮮丼をハシゴすることにしました(ぉ

次に来たのは、駅からちょっと離れた「鱗友朝市」。この朝市は残念ながら日曜日が休みなのですが、市場に併設されている食堂だけは営業していました。

味さき 鱗友店

味さき

小樽って、本当にあちこちに市場があるんですね。
隣の「のんのん」という店も名前からして気になるけど(笑)、やっていないのでしょうがない。

味さき

店先の食品サンプルにも、ウニやイクラが踊っています。寿司まで握ってもらえるらしい。サバ味噌煮やほっけ焼定食もうまそうだし、たぶん市場の人は日常的には海鮮丼よりもこっちなんだろうな。あと、北海道の店でやたら見かける「カスベ」って何かと思ったら、エイのことなんですね。酒のつまみとしてのえいひれは大好物だけど、煮付けは食べたことないかも。

ともあれ、暖簾をくぐります。

味さき

うにいくら、どーん!!

やっぱり海鮮丼の次はごくごくシンプルにうにいくら丼でしょう。白いごはんの上に新鮮なウニとイクラがみっちりと敷き詰められています。北海道に来たからには、こういうのが食べたかったんだよ!

味さき

ウニはまだ潮の香りがするような新鮮さで、口に入れるととろっと融ける。イクラも、東京で買えるようなのはさすがにしっかり漬け込んであるものがほとんどですが、こっちのはまだちょっと漬けが浅めで、素材の新鮮さが感じられます。イクラの皮が分厚すぎないのに張りがあるのもいい。市場休業の日曜日なのでさすがに朝獲れってことはないんでしょうが、それでも新鮮さがなせる業なんでしょうね。
ただ、イクラの漬け汁がちょっとつゆだく気味でごはんにかかっていて、ごはんにまでしっかり味がついてしまっていたのが個人的には残念。こういうのは、ウニやイクラの素材の味と、白いごはんのでんぷんの甘味のコントラストが最高なんじゃないですか。途中から少し味が単調に感じて、別途白飯をもらおうかと思ったくらい(ぉ。

味さき

丼についてきたあら汁。丼に負けないくらい大きなお椀に入ってきましたが、これが私には大ヒット。ちょっと濃いめの味噌味に、魚のアラがたっぷり。肝も遠慮なく入っていて、私にはなんだか懐かしい味。実家であら汁なんてあまり食べませんでしたが、田舎を思い出しました。これは、メインのうにいくら丼に負けないくらい美味しかった。

味さき

朝食、昼食と小樽の海鮮に囲まれて、大満足。ごちそうさまでした。

この後、さらに空港でイクラをお土産に買って帰ったけど、やっぱり現地で食べる新鮮なイクラは別物でしたね。今度は仕事のついでではなく、ガチでグルメ&写真旅行に来たいところ。

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投稿者 B : 23:59 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

小樽 三角市場で海鮮丼

三角市場

小樽に行ったのは、港町の写真を撮りたかったのももちろんですが、もう一つの目的は「何かうまいものを食べること」。そういえば北海道に来たのにまだ海鮮丼食べてないし、これは市場で海鮮丼を入れていこう、ということにしました。調べてみたら札幌の場外市場はあまり評判がよろしくなく、それなら小樽あたりまで出たほうが安くてうまいんじゃないか、という目算もあり。
ただ、ほとんど下調べせずにいきなり小樽まで来たら、日曜日は小樽に複数ある市場のほとんどが休みだったという(;´Д`)。でも、小樽駅を出てすぐのところにある「三角市場」は営業していたので、まずはそこを覗いてから、どの店で入れていくか決めよう、と考えました。

三角市場

中に入ると、それほど大きいとは言えない建物の中に小さなお店が所狭しと軒を連ねていました。坂道に沿って作られた市場で、上からだと奥の方まで見通せます。ほとんどが海産物のお店と、海鮮丼などが主力の飲食店。駅徒歩 1 分で日曜も営業、とあっては、観光客向けの商売なんでしょうが、それもまた良し。一見さんに対しても遠慮なく話しかけ、いろいろ教えてくれるおじさん・おばさんが揃っています。

三角市場

飲食店の店先には、どこもこんな感じのメニュー表が出ていて、ウニ、イクラ、蟹、鮭、ホタテのオンパレード。かに丼なんて本ズワイガニ使用で 1,000 円ですよ。ベニズワイガニじゃないんですよ(笑

似たような店ばかりで、どこがうまいのか、なにがうまいのかさっぱりわからない。俺は、海鮮丼の森に迷い込んでしまったのかもしれない(ぉ

三角市場

なんか珍しい魚発見。「八角」って、中華料理の香辛料じゃないんだから。

お店のおじさん曰く「本州じゃ見ないっしょ。北海道だけで獲れる魚で、見た目が八角形だから『八角』。刺身にするとなんまらうまいよ」とのこと。見た感じだけだと、あんまりうまそうには見えないんですけど(笑

ともあれ、そろそろ店を決めよう。とりあえず、店先でいろいろ試食させてくれた店のウニとイクラが美味しかったから、誘われるままにおじさんの店に(ぉ。鮮魚店の中に飲食店が併設されているという、面白いお店でした。

小樽・三角市場 (有)マルキ川嶋鮮魚店

川嶋鮮魚店

うわあ、なんだかすごいことになっちゃったぞ。

海鮮丼は、シンプルにウニイクラ丼にしようか、でもサーモンも捨てがたいしなあ...と迷っていたら、「日替わりでいろんな具をちょっとずつ載っけた『あの丼』がうちはおすすめだよ」とのことで、流されるままにオーダー。あと、初体験の八角の刺身。

川嶋鮮魚店

この、「あの丼」がまたすごいことになっていて、イクラ、ウニ、ホタテから始まって、甘エビ、サーモン、タラの昆布締め、とどめにタラバガニの右親爪まで入っている大ボリューム。その日の仕入れや売れ行きによって載ってくるものは全然違うらしく、「次回来ても同じ丼は食べられない」とのこと。特にこの蟹爪は滅多に載せないとか。タラバガニは左右で親爪の発達度合いが違うので、これは一匹につきひとつしか採れない貴重品なんですよね。私は運がいい...。

川嶋鮮魚店

どの具材も新鮮で文句なしにうまいんですが、やっぱりこの蟹爪が圧巻。利き腕の爪だけあって、とても張りのいい肉感の、食べ応えのある爪でした。こんなにすごい蟹は今まで食べたことがありません。これは感動した。

川嶋鮮魚店

八角の刺身は、活き作りで出てきてちょっとびっくり(笑。

初めて食べた八角は、想像とはちょっと違って、筋肉質でエンガワに似たコリッとした食感がある、あっさりめの魚でした。でも、イクラ・ウニ・ホタテ・サーモンという濃厚な丼の脇で、すっごく爽やかな存在だ。これを挟むことで、ボリュームたっぷりの丼に、飽きることなく取り組んでいける。

川嶋鮮魚店

朝から大ボリュームのごはんだったけど、難なく完食。これは満足度高いです。これだけ食べて 3,000 円、というのは観光客向けの値段かもしれませんが、内容的にはむしろ得したような気さえします。とりあえず食べたかった海鮮はひととおり食べられたし、この店で大正解。これが食べられただけでも、小樽に来た甲斐はあったと思います。

そんなわけで、続きます(ぉ

投稿者 B : 23:13 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2013/11/03 (Sun.)

成吉思汗 だるま

札幌といえば美味しいものがいろいろありますよね。海鮮、味噌ラーメン、スープカレー、ジンギスカン...私のイメージでは、うまいもののバリエーションの広さでいったら北海道が日本一ではないかとさえ思っています。が、今まで札幌でジンギスカンって食べたことがなかったという。ジンギスカン自体は好きで、東京でもたまに食べているのに。というわけで、某氏にオススメいただいたこのお店に行ってきました。

札幌ジンギスカンだるま

成吉思汗 だるま

なんか、飲食店で「だるま」って店名に含まれる店、やけに多くないですかね。こどグル聖地巡礼しているとそう感じます(笑

ともあれ、突入。
すすきの界隈に複数店展開している有名店のようで、21 時すぎというちょっと遅い時間に行ったにもかかわらず、満席で 2 組ほど並んでいました。とはいえそこそこ回転も速いのか、ほどなくして入店。

成吉思汗 だるま

実は軽く飲んだ後の〆に入ったので(ぉ)とりあえずシンプルにジンギスカンのみをオーダー。中央が盛り上がって、脂を落とすための筋が入ったジンギスカン鍋が出てくると、羊肉好きとしては気分が盛り上がります。

肉のほうも、「切り落とし」って感じの切り方で、さあこれから肉を食うぞ、という気にさせる肉だ。いかにも肉って肉だ。
川崎のジンギスカンとは見た目からして全然違いますね。さすがは本場。札幌の人は、本州人が焼き肉を食べに行くような感覚で、ジンギスカンを食べに行くんだろうなあ。

成吉思汗 だるま

焼けてきました。焼きすぎずに表面に軽く焼き目がつく程度、中は紅いくらいがちょうどいい、らしい。

マトンとネギ・タマネギのみ、というシンプルさが潔くていいじゃないか。

成吉思汗 だるま

肉はけっこうしっかり歯応えがあって、肉食ってるんだぞ、という気分にさせてくれます。甘すぎず、辛すぎず、飽きずに食べられる感じのタレがまたいい。ちなみに、地元の人に言わせると、このタレの味が店によって違っていて、好みが分かれるんだとか。焼き肉のたれから連想するに、この店のはわりと中庸、スタンダードな感じなんでしょうか。

いやあ美味しかった。肉食った。
ちなみに、この後バーに軽く飲みに入ったんですが、入店一番マスターに「ジンギスカン食べてきましたね!」と言われました(;´Д`)。確かに匂いは翌日まで残る感じでしたね...。

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投稿者 B : 23:59 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2013/11/02 (Sat.)

スープカレー TARA

仕事で札幌に来ています。前回札幌に来たのは 2 年と 3 ヶ月前でしたが、前回がとんぼ返りに近い出張だったので、感覚的にはもっと久しぶりのような気がしています。

今回は少しゆっくりめに来ることができたので、何を入れていこうか...といろいろ考えたんですが、まずはここのスープカレーをいただくことにしました。

Spice Bar TARA

Spice Bar TARA

この店。実は昔にも来たことがあるんですよ。ちょうど 10 年前、3 ヶ月ほど出張で大通公園のそばで働いていたときに、常駐していたプロジェクトルームのすぐ近くにあった店です。朝から晩までプロジェクトルームに缶詰で、精神的にちょっと参っていた時期でしたが、お昼にこの店の前を通りかかってふらっと入ってみたのが、私のスープカレー初体験。なので、個人的にはスープカレーと言えばこの店の味がベンチマークになっています。

Spice Bar TARA

地下一階にある店舗で、ランチはスープカレー、夜はバーをやっているようです。カウンターとその奥にはスピリッツやシャンパンがずらり。こういう雰囲気の店、好きなんですよね。「おひとりさま」が多いのも特長で、10 年前の私もプロジェクトルームから逃げ出すようにこの店を目指し、昼休みにひとときの心の休息を得る、という生活でした。カレー好きというのもあるけど、週に 2 回は通ってたんじゃないかな...。

Spice Bar TARA

カレーはスープカレー以外にカシミールやドライカレーもありますが、私はスープカレー以外食べたことがありません(笑。

カレーの具はチキン、ビーフ、ポーク、野菜、とあって、いずれもスープカレーらしくごろっと入っているのがポイント。チキンは大ぶりの骨付き肉なので、食べ応えあります。

Spice Bar TARA

10 年ぶりのスープカレーは、「ポーク野菜・辛口」を頼んでみました。

ああ、懐かしい!当時のつらさとこの店に癒やされた思い出が絡み合って、つい目頭が熱くなります。

Spice Bar TARA

ポークはスプーンでも切れてしまうほど軟らかい、角煮のような食感の豚肉。それににんじん、ピーマン、かぼちゃがごろごろ。こういうのが嬉しい。

スープはコクがあって、スパイスがふんだんに使われている感じの深みのある辛さ。インパクトのある辛さではありませんが、後からジワジワ攻めてくるタイプの辛さで、クセになる感じ。東京に比べると北海道はもう寒いですが、このスープを飲むと身体が内側からぽかぽかしてきて、むしろ汗をかくほど。食後、道行く人が皆コートを着て歩いている中、私は上着を脱いで歩いていました(笑。気分は『北風と太陽』の旅人ですよ。

Spice Bar TARA

食後はラッシー。コーヒーも選べますが、こういうスパイスたっぷりのカレーにはラッシーが合います。辛くなった口の中を和らげてくれる、優しい味。

やっぱり、この店のスープカレーは私にとっては特別な味。久しぶりに、癒やされました。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:52 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック