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2018/06/27 (Wed.)

五反田 レストラン スワチカ(再)

以前一度紹介した店ではありますが、先日私の職場が引っ越してあまり通えなくなってしまったので、想いを込めて再び紹介します。

スワチカ

スワチカ

五反田→大崎広小路方面の飲食店が乱立するエリアにひっそりとある、昔ながらのレストランです。レストランと言いつつ完全にカウンターのみで、お昼時はサラリーマンの聖地と化しています。
私は初めて行ってから二年近く、たぶん月に 3~4 回は通ったかな?五反田でお昼時に最も行った店。完全に顔を覚えられてしまい、入店するや着席する前におかみさんに「今日は、メンチ?」と訊かれるレベルになってしまいました(笑。

スワチカ

メンチかつ定食。たくさんあるメニューの中でも、個人的にはこれがベスト。たぶん 3 回に 2 回は食べてると思います。

平皿に大ぶりの丸いメンチかつが一個、というシンプルさ。付け合わせはキャベツの千切りとポテサラ、あとお新香と味噌汁(豚汁)がついています。

スワチカ

メンチはシンプルにソースで。みちっと詰まった挽肉から溢れる肉汁のうまみ。私史上最高のメンチかつ。これを気取らずに、しかも日常として食べられる喜び。

スワチカ

こちらはメンチの次によく食べたアジフライ。ふっくらと揚がった大きめのアジが嬉しい、プレミアムアジフライです。これも、私が今までに食べたアジフライの中で三傑に入るうまさ。

スワチカ

サケフライ。こういう定食屋だと普通は焼き鮭が出てくるものですが、ここはこんなものまでフライにしてしまいます。焼いて食べても十分うまいであろう大ぶりの鮭を、この店の絶妙な加減で揚げてあって、これもうまい。

私の経験上、本当にうまい店の揚げ物って、食べてもほとんどもたれないんですよね。ここのも間違いなくその部類。マスターのウデの差ですかね。

スワチカ

揚げ物以外もおいしい。これはしょうが焼ですが、こういう店でしょうが焼と言えば一般的には豚バラを使うところ、ここのはとんかつやポークソテーと同じロースを使っていて、かなりボリューム感あり。生姜風味のポークステーキという感覚で、しっかりお腹を満たしてくれます。

スワチカ

最も予想を超える形で出てくるのがハンバーグ。卵焼きに半分埋もれたハンバーグに、赤いケチャップが鮮烈です。メンチかつのタネを揚げずに焼いたらハンバーグになるんでしょうが、ほんのり甘い卵焼きが絡むことで全く違う味わいになります。古き良き食堂的な味がなんだかホッとします。

スワチカ

この店においてメンチかつと双璧をなすカレー。カレーライス、かつカレー、メンチカレーの三種類がありますが、個人的にはメンチカレー推し。定食よりも一回り小さいメンチかつが載りつつ、本来はカレー屋として開店したらしいこの店の本格的なカレーが味わえる一挙両得感。
カレーは酸味の中に深いコクを感じる、私が大好きな方向性の味。最近はあまり見かけなくなった、昔ながらの洋食屋さんの、しかもちゃんと手がかかっているカレーという味です。毎日食べても飽きないし、時折思い出したように猛烈に食べたくなるカレー。

スワチカ

実は今年のゴールデンウィーク頃からいつものおかみさん(兄妹でやっているお店で、マスターの妹さんとのこと)を見かけなくなり、何かの病気か年齢的なもので引退されたのか...と心配していました。が、たまたま店内に他のお客さんがいなくなったときに尋ねてみたら(ランチタイムはいつも混んでいるので話しかけづらい)怪我をしてしばらく休んでいるとのこと。お怪我というのは心配だし早く良くなってほしいですが、あの「お冷や、ありますよ?」の声が聞けないのは寂しいと思っていたので、単なるお休みということで少し安心しました。

仕事で辛いことや落ち込むことがあっても、お昼にここでごはんを食べている間だけはホッとすることができる。私にとってこの店は、まるで自分の家のような癒やしの空間でした。マスターにあまり来られなくなってしまうことを伝えると、「寂しくなるね」と言ってもらえたのが嬉しかった。
今度の職場付近はチェーン系のお店ばかりで、地域に根付いた個店がほとんどないのが寂しい。

お二人には身体に気をつけて、できるだけ長くお店を続けてほしいと願っています。今までほどには通えなくなってしまったけど、近くに用事ができたときには、また寄らせてもらいます。そのときには、おかみさんの元気な顔がまた見られるといいな。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:41 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/06/23 (Sat.)

千葉県千葉市の特製ニンニクスープと生鮭のバター焼き

「これはお出かけよそ行きのおいしさだ。忘れた頃に食べたくなる、永遠のごちそうだ」

西登戸

ゴールデンウィークに成田に来て以来、なぜか仕事・プライベート・聖地巡礼でしょっちゅう千葉方面に来ています。そんな中、今回は『孤独のグルメ Season7』第 11 話の聖地巡礼のため、千葉県千葉市西登戸へとやって来ました。
千葉って幕張より奥に行く機会が滅多になくて、西登戸も当然初めて。神奈川寄りの東京都民としては最初「にしのぼりと」と読んでしまったくらい縁がありませんでした。千葉駅からたった二駅でこのローカル感。でも、のんびりしてていいじゃないか。

味のレストラン えびすや

えびすや

西登戸駅から海側に徒歩数分、この辺りだけ昭和がまだ生き残っているかのような飲食店が数軒並んでいる一角にあるのが「えびすや」。この店名で思い出すのは原作ステーキ回で使われたお店の仮名ですが、無関係な同名の店舗がドラマに登場するのも何かの縁かもしれません。

それにしても、何とも味のある店構え。こういう洋食屋、久しぶり。
なにより「味のレストラン」ってサブタイトルが懐かしいじゃないか。

えびすや

いいなぁ、古き良きレストランの景色。

今回は放送前の巡礼だったわけですが、お客さんは家族連れから老夫婦、近くの会社の OL(死語だけど実際にそんな感じ)の集団まで、多彩な顔ぶれ。昔から地元の人々に愛されている洋食屋さんであることがよく分かります。

えびすや

メニューはこんな感じだけど...あくまでランチ向け。
「サーモングリルセット」は例の生鮭のバター焼きに該当するのか、それともちょっと違うのか判らない。それにカニピラフも食べたい。ダメモトで夜メニューも頼めるか訊いてみたところ、快く応じてくださいました。

えびすや

こちらが夜メニュー。
おおお、この独特の手書き文字。年季が入ってるなあ~。

えびすや

お目当ての魚料理。生鮭のバター焼きが本命だけど、洋風よせ鍋とかグラタンもうまそうだなあ。それに海老フライにカキフライ、タルタリストとしてはここも気になる。心を決めてきたつもりだけど、迷わせにくる品揃え。

惑わされるな、胃袋の声を聴け。
う~ん、身悶えするほど悩ましい。

えびすや

注文してほどなく運ばれてきた特製ニンニクスープ。

お~、食欲をそそるこの香り。
疲れた身体にはもってこいだ。

ニンニク効きまくり。メチャウマ。
ニンニクを前面に押し出したスープなんて初めて飲んだけど、これはいい。「特製」の冠に恥じぬ一品。

えびすや

卵を溶くとこんな感じ。ニンニクのパンチが卵黄でまろやかになって、これまたうまい。
卵も入って最強の滋養強壮スープだ。元気がモリモリ湧いてくる。

それにしてもゴローちゃん、ここにさらにガーリックトーストを足すとは恐れ入りました。
このスープの味にガーリックトースト、あれは確実にうまいに違いない。次回行ったら絶対やろう。

えびすや

ニンニクスープを飲んでいたら、「こちらサービスになります」と運ばれてきたのがこのサラダ。
え、こんな立派なサラダいただいちゃっていいんですか?ランチタイムに単価の高いディナーメニューを頼んだからだろうか。

シンプルなグリーンサラダに見えつつも、薄くスライスしたキュウリとか、ちょっと手がかかっているのが嬉しい。
そしてこのドレッシング...ニンニクの風味が効いててうまい!やっぱりこの店はニンニクが決め手なんだろうか。濃いめの味付けで、食べ応えあるサラダ。

えびすや

メインディッシュは生鮭のバター焼き。
出てきた瞬間、テーブルが華やかになったぞ。

何気ないようでいて、盛り付けが美しい。
気取らないけどちょっとよそ行き、さすが、味のレストラン。

えびすや

おお、タルタルソースつきときたもんだ。しかもたっぷり。
タルタリストにはサプライズプレゼント。

えびすや

脂の乗ったホクホクの鮭。これだけ大ぶりな鮭をいただくのも、そうとう久しぶり。
皮がちょっとカリッと焼かれてるのがまたいい。

えびすや

うん、うまい鮭だ。しかもバターにタルタル。肉厚な鮭が自身のうまみに加えてバターとタルタルをしっかり受け止めている。

非の打ちどころのない洋食の喜び。
幸せで自然と顔がほころんできたぞ。

えびすや

付け合わせの人参とインゲンのソテー、それにスパゲティ。
これも隠れた大好物。子どもの頃から、レストランで人参のソテーがついてきたら嬉しかったもんなあ。

懐かしくて涙が出てきそうになる甘味。
昔両親に連れて行ってもらったデパートのレストランを思い出させてくれる。

えびすや

お、カニピラフ登場。
素朴なピラフに見えつつも、しっかりカニの身が入ってる実は豪華なピラフ。

こういういかにも街の洋食屋さんのピラフって久しぶりで、見ただけでちょっと嬉しくなってくる。
香りも良くて、ここが稲毛の海のすぐ近くだということを思い出す。別に鮭もカニもここで獲れたわけじゃないだろうけど。

えびすや

あ~、うまいな。これは大好きな味です。
この色、しっかりした味付け、ちょい焼き飯寄りのピラフ。

気取ってない、でも丁寧さが伝わってくる素朴に品の良いおいしさ。本当にいい。
食べるほどに幸せな気持ちが胸いっぱいに広がる、そんなピラフだ。

えびすや

ふう、お腹いっぱい。
食後はアイスコーヒーだけにしたけど、やっぱりあの自家製プリンも頼んでおくべきだったか...。

それにしても幸せなひとときだった。全部おいしかった。
長い時間がゆっくり磨き上げた、居心地の優しい店だったなあ。

ここはちょっと遠いけど、ぜひまた来たい。
ハンバーグとかステーキ、カツレツ、スペイン風おじやなんかもうまそうなんだよなあ。
近くで働いている某氏とか、千葉方面の仲間を誘って来てみるか。放送後はしばらく混んでるだろうし、千葉駅のほうにも支店があるらしいから、そっちでも良いかも。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

B07CXK4NFM

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【Season7巡礼中】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~7&原作 - NAVER まとめ

投稿者 B : 20:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/06/15 (Fri.)

五反田 立喰いずし「都々井」の復活

昨年惜しまれながらも閉店した五反田ガード下の立喰いずし「都々井」が、この 4 月に移転して営業再開しました。新店舗ではランチ営業をやっておらずしばらく行くきっかけがなかったのですが、先日ようやく行ってきました。

寿司処 都々井

都々井

場所は東急池上線線路脇の通称「五反田ヒルズ」ことリバーライトビル。あの「とだか」と同じビル内です。近年、五反田ヒルズには名店が集まりつつありますね...。
ちなみに移転前の店舗は改装し、現在は後楽そばがテナントとして入っています。

以前のいかにもなガード下感とは打って変わって、ちょっと寿司屋然とした佇まいになりました。

都々井

店内は広々としていて、他のお客さんとすれ違うにも一苦労だったガード下時代とは随分雰囲気が変わりました。
職人さん達が黙々と寿司を握っている様子がちゃんと見えるのもいい。ただし、カウンターからは手洗い用の水道がなくなりました(笑。

また席はカウンターだけでなく、2~4 人くらいで使えるスタンディングテーブルも数台用意されていて、連れ立って来ているお客さんも多数。なんなら五反田ヒルズ内の他のお店の人も休憩がてら寿司をつまみに来ていたりします(笑

都々井

ま、とりあえずビールから。
生ビールもあるけど、都々井に来たら瓶ビールのほうが気分が出るんですよね。

都々井

メニューはこんな感じ。このほかに黒板に日替わりメニューも書かれています。

以前はビールと「おきまり」、それに追加で何カンか握ってもらって食べ終わったらすぐに出るのがこの店の使い方という感じでしたが、これだけ広々としてるならちょっとゆったりしたい。何かつまみでももらいますか。

都々井

そんなわけで、あん肝。とろけるうまさ。
プリン体とか気にしていたら人生に幸せは訪れない、そう思います。

都々井

からの、いわし刺。
いわしって小ぶりな中にこってりとした脂が凝縮されていて、うまいですよね。刺身や握りで食べられるのはほぼ旬だけですが、寿司屋で見かけると絶対頼んでしまうやつ。

都々井

じゃあ、握りもいってみましょう。今回は少し遅れた移転祝いということで上にぎりをオーダー。
並の約 1.5 倍の値段だけど中身は中トロ、真鯛、甘えび、エンガワなどが揃った「おねだん以上」のネタが揃ってます。

久しぶりに食べたせいもあるけど、都々井ってこんなにおいしかったっけ...?と感じてしまうほど、おいしい。幸せ。

都々井

もうちょっと食べたくなったので、追加で金目鯛の炙り、真あじ、コハダを各一カンずつ。
安定の青魚系ももちろんおいしいけど、金目の炙り、これが絶品。

いやあ、おいしかった。お店の雰囲気が変わったせいか、以前より味もさらに良くなったように感じます。
また視界が開けたおかげで隣り合ったお客さん同士の触れ合いもあったりして、お店全体が一つのコミュニティになったような暖かさがあります。

名店が復活してくれて本当に嬉しい。
またちょくちょく来させてもらいます。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:立ち食い寿司 | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 22:21 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2018/06/09 (Sat.)

東京都荒川区三河島の緑と赤の麻婆豆腐

「四川の誇る麻と辣、そこに香りと熱と色味を加えた『五味一体』の破壊力」

眞実一路

今週と来週の『孤独のグルメ Season7』は韓国編を放送していますが、さすがに海外は計画を立てないと巡礼できないので(笑)私は未巡礼の聖地を巡っていきます。今回は、三河島の麻婆豆腐の聖地を攻めてみました。
三河島って常磐線で通過したことはあるけれど、降り立ったのは今回が初めて。しかも今では上野東京ラインで品川から直通で来られるんですね。イメージしていたよりも全然アクセスが良くて驚きました。

目的の店「眞実一路」は、駅からすぐ近くの路地を一本入ったところにありました。

麻婆豆腐専門 眞実一路

眞実一路

放送以来、夜は予約だけで満席という日々が続いているようで、この日も予約して訪店しました。
テーブル席はドラマを観て来たお客さんが中心な一方で、カウンターには慣れた感じの常連っぽいお客さんが麻婆豆腐を頬張っていたのが、劇中通りで面白い。

麻婆豆腐専門...そんな店、聞いたことがない。その麻婆一筋、脇目もふらない心意気、痺れるじゃないか。
よし、その想い、受け止めさせていただこう。

眞実一路

「麻婆豆腐専門」と謳いながら、めちゃくちゃ充実してる麻婆以外の黒板メニュー。
大海老、四川スーラー、黒酢酢豚、香辣炒飯...こちらを煽ってくるワードのオンパレードだ。どれにしようか迷うなあ。

中でも、ゴローちゃんが食べてたのはどれだっけ...と思ったら、

眞実一路

貼り紙に「孤独のグルメ セレクトメニュー」!これはありがたい。
その下には通常メニュー外の限定麻婆豆腐、これまたソソられる。

眞実一路

逸る気持ちを抑えつつ、まずは青島で乾杯。
最近やたら青島ビールづいてる自分。この薄口でスルスル飲める感じ、若干クセになってきたかも。

眞実一路

ビールのつまみにザーサイのネギ生姜和え。
ネギと生姜でやさしくなったザーサイ、なんとも心が和む味。これはいいつまみだ。

眞実一路

久住さんが食べていた胡瓜の四川唐辛子和え。
けっこうな辛さを覚悟していたら、意外にも食べるラー油っぽい旨辛さ。これもビールを勧めてくる、正しいおつまみのあり方。

眞実一路

からの、ワンタン入滋養スープ。

大ぶりのワンタンが入ったやさしい塩味のスープ。
これは体にいい、心にもいい。魂が癒されていく。滋養という言葉が胃袋に沁みていく。

眞実一路

エビと大葉のハルマキ&豚ヒレ五目ハルマキ。

エビのほうはプリップリのエビに大葉の香りが効いてて、すごくいい。
豚ヒレはシッカリ味の五目がいい味出してる。

どっちもいいけど、個人的にはエビに軍配を上げたい。

眞実一路

おいしい前菜のおかげで青島がもうスッカラカンだ。
ではここで、麻婆豆腐を迎え撃つために「麻婆豆腐専用ウイスキーハイボール」といこうじゃないか。

そして、ここから怒濤の麻婆豆腐大会。
せっかく巡礼するからには、この店の基本である五種類の麻婆豆腐を全制覇するつもりで来ました。
そこで店員さんにどの順で食べるべきか訊いてみたところ、「基本は赤と白。黒は赤をベースに、緑と燻製は白をベースにしているからまずは基本の赤と白から始めるのがお勧め」とのこと。勧められるがままに注文してみました。

眞実一路

一番バッターは定番、赤い五味一体麻婆豆腐。
土鍋を真っ赤に染めるマグマのような麻婆。グツグツいってる、これもしかして百度超えてるんじゃないの。

選べる辛さは、まず手始めにということで中辛に相当する「二辛」にしてみました。
よくかき混ぜてから、いただきます。

眞実一路

熱くて味が分からない。熱いけど...うまい!

火傷しそうになりつつハフハフ言ってる間に、だんだん味が分かってきた。
確かに辛いんだけど、少なくとも二辛の辛さは唐辛子じゃなくて山椒のピリピリ感なんだ。そこに、豆板醤や豆鼓のコク深いうま味。
これはおいしい。脳がレンゲの動きを止めることを拒絶している。恐るべし、赤麻婆。

眞実一路

二番、白麻婆。
これは見た目のとおりにやさしい塩味...かと思ったら、けっこうビシバシくる辛さ!
よく見たら青唐辛子がガッツリ入ってるじゃないの。やさしいダシと塩のジャブから繰り出されるこのストレートな辛さ、さながら四川の剃刀パンチだ。

眞実一路

続いて、燻製麻婆豆腐。
見た目は白麻婆とほとんど変わらないのに、口に入れてみると...おお、これは確かに燻製だ。
特に豆腐が燻製というわけでも燻製の具が入っているというわけでもないのに、確かに燻製味。しかもおいしい。

これ、どうなっちゃってるんだろう...?まあ、おいしいからいいか。

眞実一路

ついに来ましたよ、緑の麻婆豆腐。
うっほほ、これは想像以上の緑色。ニンニクの芽などの野菜の色らしいけど。

なるほど...これは確かに野菜の旨みだ。それが辛くて痺れる。でも確かに麻婆豆腐だ。
これは驚いた...しかし驚きながらも、スプーンは進んでいく。

こんな麻婆豆腐があったとは。麻婆者を自認していたつもりだけど、麻婆道、まだまだ奥が深い。

眞実一路

五色戦隊のトリを務めるのは黒。黒っていうだけでラスボス感ある。
この黒麻婆は赤をベースに中国たまり醤油を使っているそうで、五色の中では最もマイルドな辛さで、コクが深いお味。これはじっくり味わえるタイプの麻婆だ。

五色の麻婆、それぞれに違った味わいで本当においしかった。
でも、なんかまだ入りそうだな。

眞実一路

というわけで、気になってた黒板メニューから、ロール肉の黒酢酢豚。
黒酢の酢豚ってうまいんだよなぁ。

野菜はシンプルに胡瓜と薬味代わりの刻みネギのみ。
で、豚肉がロール肉というあたりが、巻かれた肉の間に黒酢が染み込んで、うまさ倍増。
これはうまい。こんな酢豚の作り方があったとは。

眞実一路

こんなのを出されちゃったら、そりゃあカメ出しウーロン茶紹興酒でしみじみ味わわなければ失礼というものでしょう。
麻婆専門店でありながら、麻婆以外の中華料理もこれだけレベルが高いとは。ダシやスパイスの使い方が本当にうまいってことなんだろうなあ。

眞実一路

そして五色の麻婆をコンプしたなら、変わり種にもチャレンジしたくなるのが人情。中でも最も変わっていそうだった「イタリア風チーズの麻婆豆腐」を選んでみました。
赤麻婆以上に真っ赤なトマトスープの中に、豆腐ととろけるチーズが浮かんでいる。

食べてみたところ...うっわ、何これ。第一印象はトマトチーズで確かにイタリアンなんだけど、この根底に流れる中華麻婆味。
自分がどこの国にいるのか判らなくなりつつも、意外なほどうまい。トマトチーズにコク深さが加わって、何杯でもいけそう。

眞実一路

...と食べていたところに「セットのごはんですー」といって白飯が出てきました。
え、ライスがついてるなんて思ってなかったから炒飯頼んじゃったよ(;´Д`)。

だけど、こういう状況で白飯が出てきたなら、やるこたあ一つ。

眞実一路

トマチー麻婆リゾット!

劇中では赤麻婆を使って麻婆丼を作っていたけど、もしゴローちゃんがこのトマチー麻婆を頼んでいたら絶対こうしていたに違いない。
トマトのうまみによってツルツルと入っていくリゾットが出来上がった。

眞実一路

〆は眞実一路のやきめし。店名を冠する炒飯なら、うまくないはずがない。
その名の通り真実一路、衒いのないオーソドックスな炒飯だけど、それ故に抜かりない。味付けも火の通し加減もここしかないというバランスを取った王道炒飯。

眞実一路

デザートの「正式杏仁豆腐」。どの辺が正式なのかは分からないけど、本場中国ではこういうスタイルが本当なのか?

一見何の変哲もない杏仁豆腐に見えながら、よーく見るとプルプルとトロトロ、二種類の杏仁豆腐が混ざっていて、食感がすごくいい。
味付けもさっきまでの辛さを中和するのに程良い甘さ。最後まで隙がない店だ。

眞実一路

ああ~、おいしかった。
このすばらしき、麻と辣の饗宴。こんなにも刺激的な麻婆豆腐に出会えるとは、なんと俺は幸せ者なのだろう。
今俺の脳内では、グスタフ・麻辣の交響曲が堂々と鳴り響いている。

店内にはドラマの台本の隣に鉄人・陳建一氏のサイン色紙が二枚も飾られていて、大御所にも認められた店だということが分かります。

眞実一路

完全に予想外だった白飯の登場でお腹がはち切れそうだ。
今までの聖地巡礼でもここまでたくさん食べた回は久しぶりで、店員さんにもさすがに驚かれました(笑。

麻婆好きの自分としても、その歴史に新たな一ページを刻む名店だった。
三河島の路地裏にひっそりと佇む麻婆豆腐の大国、若き国王の『五味一体』。赤麻婆よ、永遠に永遠に。

きっとまた来ます。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

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2018/06/01 (Fri.)

千葉県浦安市の真っ黒な銀だらの煮付定食

「アイキャントストップラビングユー、銀ダラに首ったけ」

浦安

『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼、今回は千葉県浦安市にやって来ました。浦安といえば Season1 に登場した静岡おでんの店(元々は新浦安にあったのが、震災の影響で浦安に移転。しかしその店も 2014 年末に閉店したようです)が思い出されますが、Season7 で六年ぶりに浦安がドラマの舞台となりました。
浦安で降りたの、本当に静岡おでんの聖地巡礼以来。なんだか懐かしい。

浦安駅のすぐ近くを流れている「猫実川」という川沿いを十分あまり歩いて行きます。

羅甸

ここが今回の聖地。放送からあまり時間が経っていないこともあって、まだ 11 時過ぎにもかかわらず二軒先の民家の前まで行列ができていました。
とりあえず最後尾について、順番を待つ。

それにしても...この地元のスナックにしか見えない外観。外からは中の様子が見えないこともあって、こりゃあ一見じゃ入ろうとは思えないな。
行列には地元民らしき人も並んでいたんですが、「私テレビ観るまでずっとスナックだと思ってた!」という話し声が聞こえてきて、そーでしょ、と(笑

お食事処 魚や 羅甸

羅甸

この一見じゃ絶対に読めない店名は「らてん」。「ふらっと QUSUMI」の中で話があったとおり、女将さんが好きなラテンダンスから取った名だそうです。

一時間ほど並んで正午過ぎにようやく入店できました。
並んでいる最中にマスターが出てきて「銀ダラあと 20 食で終わりになります、すみません」という案内が出ました。銀ダラが食べたければ早めに並んだ方が良さそう。

羅甸

店内。飲食店にしては狭くて、本当に元はスナックだった店を改装したんじゃないかという雰囲気。
そう思って見ると、女将さんも定食屋じゃなくてスナックのママっぽい気がしないでもない。店内の貼り紙も、やたらと達筆だし。

それにしてもメニュー、銀ダラ、サバ、ホッケ、マグロ...日本人の定番ど真ん中のものばかりだ。
個人的にはそんなに好きでもないカレイの煮付さえ、この店だったらうまいに違いないと思える。

羅甸

壁にはけっこう有名人のサインが貼ってあります。
中でもぐっさん(山口智充さん)のサインがたくさん貼ってあって、昔からの常連として通っている様子。確かにぐっさんなら、松重さんに負けず劣らずここの魚料理をうまそうに食べるに違いない。クックドゥの CM キャラ繋がりでもあるし。

羅甸

さあ、ようやく銀ダラの煮付定食(お刺身をつけて)がおいでなすった。
メインディッシュの他に刺身、味噌汁、小鉢、お新香...いろいろついていてお得感。

外食ランチってつい肉系とか中華とかキャッチーなほうに流れがちだけど、こういう魚定食が出てくると日本人の良さを再確認できる気がする。
煮魚と一緒に食べる、タレがついた白飯。うまいんだよなあ。

羅甸

これが銀ダラ...色もすごいが、でかい!黒い山だ。

味は...おいしい!醤油で煮詰められてしょっぱいのかと思ったら、全然そんなことない。濃口醤油の深いコクとほんのりとした甘みのあるタレ、そこに脂の乗った大ぶりの銀ダラ。これは期待以上だ。
よく煮込まれているのに全然固くなってないし、むしろふわふわ。こんなの初めて。

確かに銀ダラだ。だけど、俺の知ってる銀ダラとは全然違う。

羅甸

中は真っ白。巨大な岩山を採掘してるみたいだ。

おいしい煮付けと白飯の幸福感は、ほかの食べものでは得られないものだ。
銀ダラ、銀シャリ、銀ダラ、銀シャリ......銀のラリーが止まらない。

本当においしい。今まで食べたどんな銀ダラよりうまい。

羅甸

お刺身は、イカとマグロ(トロ)。小鉢は冷奴でした。
銀ダラのインパクトの前にはこのトロ刺しやイカ刺しも少し霞んで見えるけど、150 円でこの刺身がついてくるお得感たるや。
この定食をご飯一杯でやりくりするのは絶対無理、というわけで、ここでご飯おかわり。

そういえば、子どもの頃に「お父さんだけ晩ご飯に+刺身」という日がたまにあってすごく羨ましかったのを憶えているけど、このちょっとした刺身がそういう「特別扱い」感を演出してくれて、なんだか嬉しい。

羅甸

それとゴローちゃんも注文していた沖縄産もずく。

もずくっていうと酢の物にして日本酒のお供にというイメージがあるけど、これは酸っぱくない。それにシャキシャキして、断然おかずになるぞ。
これまたご飯の消費を促してくる、アシストを超えた強力な戦力だ。

というわけでほぼ完食したわけですが、この銀ダラのタレを残す手はないだろう。
ようし、こうしちゃえ。

羅甸

...と思ったけど、劇中に比べるとタレの量が少なく(注文が多すぎてタレ不足気味なのかも)茶碗 1/3 くらいのご飯でも和えきれませんでした(´д`)。惜しい...。

でも、ちょっぴりだけどこの「銀ダラ残り汁絡め飯」、文句なしのうまさだ。このうまかった銀ダラの味を改めて反芻させてくれる。
たっぷりの旨味とコクとちょい苦味が混ざったこの味は、完璧なうまさの黄金比だ。

羅甸

食後はコーヒーまでついてきちゃう。これだけ満足できて 1,800 円(もずく込みの価格)、ランチにしてはいい値段だけど、それ以上の価値がある。
はるばる浦安まで来た甲斐がありました。

羅甸

ああ、腹いっぱい。
いやあ、史上最強の銀ダラだった。

それにしてもこんなスナック然とした外観からは想像もつかない名店があるとは、恐れ入った。
もしかしたら、ウチの近所にあるあのスナックも、本当はものすごくうまい飯を出す店なのかもしれない。その敷居を跨ぐ勇気はないけれど(笑。

ごちそうさまでした。
浦安方面に来る機会があったら、また食べに来よう。今度は鯖の塩焼き、いや、鮪の照り焼きも気になるなあ。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2018/05/26 (Sat.)

中野 蔡菜食堂 その 3

「どうする?何を食おうか、何を食うべきか」

昨夜放送された『孤独のグルメ Season7』中野百軒横丁の回。我々取材班は今回も事前巡礼するため中野駅北口、食のジャングルの奥地へと飛んだ。

が...、

泪橋

え~っ、材料切れ!?
そりゃないぜ。

店内は見るからに常連さんでいっぱい、しかも場所が場所だけに撮影の目撃情報もけっこう出回っていて、放送前なのに「ここがその店か」という感じで通り過ぎていくお客さん多数。
外から覗き込んだ感じだと、マスターもいっぱいいっぱいな雰囲気。こどグルの聖地はもともと知る人ぞ知る名店であることが少なくないけど、特にこの店は放送前からこんな感じで、放送後はどうなっちゃうんだろう...と心配になりました。

まあ入れないものは仕方がない。
放送後の混雑が落ち着いた頃に、できれば早い時間帯に改めて来るしかないか。

そうと決まったら...腹が、減った!
この周辺で他にうまい店といえば...、

蔡菜食堂

蔡菜食堂

駅の反対側にあるこの店。ちょっと遅い時間になったこともあって、運良く空いてました。

ここでいい。いや、ここがいい。
腹の虫たちも狂喜乱舞している。

こないだ来たばかりだから続けざまに同じ店になってしまうけど、ここの中華は本当においしいからモウマンタイ。

蔡菜食堂

例によって青島からスタート。
もうけっこう暑いのもあるけど、中華料理って日本のビールよりもこの軽いビールのほうが合うんだよなあ。

蔡菜食堂

ビールのつまみはスペアリブ。頼んだらすぐに出てくるのがありがたい。

甘酸っぱい濃厚なタレが肉にしっかり馴染んで、骨にこびりついた筋の一本まで残らずうまい。

蔡菜食堂

からの、おつまみセット。
内容は日替わりのようで、こないだ来たときとは微妙に違う。でもうまい。

この豪華な一皿が ¥500 なんだもんなあ。
近くに住んでたら、毎日でもこのおつまみセットとビールだけひっかけて帰るところだ。

蔡菜食堂

そして白切鶏(バイツェーチ)。
柔らかい蒸し鶏にパクチーとニンニク醤油、ただそれだけなのに箸が止まらなくなる。まさにシンプル・イス・ベストだ。

パクチー、ニンニクに、鶏が全然負けてない。
これはもはや、棒々鶏と双璧をなす中華蒸し鶏の大定番として、俺の中に位置づけられた。

蔡菜食堂

これはたまらん、ビールでは追っつかんぞということで紹興酒。
グラスでも足りないに違いないというわけでボトルでいっときます。

蔡菜食堂

日替わりメニューから空心菜の炒め。
空心菜って季節モノだけど、個人的な経験では旬の時季にちゃんとメニューに載せてくる店は当たり率が高い。
普通の青菜炒めと違って茎の空洞にまでタレが絡んでおいしいんだよなあ。

箸をつけていると、厨房の中からマスターの「アツアツ、おいしいでしょ!」という声。
うん、うまい。おいしいです、ほんとに...これ。
ものの一分で一皿空いてしまう勢いで食べてしまった。

蔡菜食堂

ここに来たら絶対外せないのがレバニラ炒め。歴代の聖地巡礼の中でも、俺の心をガッチリ掴んで離さない料理の一つと言えよう。

濃厚なタレ、火加減が絶妙なレバー、そしてニラの風味と食感。こないだ食べたばかりでも、何度食べてもうまい。
恐るべし、レバニラマジック。

蔡菜食堂

そういえばこの店でまだ食べたことがなかった、麻婆豆腐。
というか、麻婆豆腐の話をしていたところでおかみさんがすかさず「麻婆豆腐食べる?」という、Amazon も顔負けのサジェスチョン。

オーソドックスな麻婆豆腐だけど、麻と辣、辛味とうま味のバランスがちょうど良くて、間違いなくうまい。
これまた毎日食べても飽きなさそうな麻婆だ。

蔡菜食堂

焼豚とレタスの炒飯。
これまたオーソドックス、正統派の上海家庭料理。

変に気取らず、等身大なんだけどちゃんとしてる。この店の料理って全部そうなんだよなあ。だからこそ繰り返し来たくなる。

蔡菜食堂

でもってトマト卵炒め。これも王道の中国家庭料理。
ふわとろの甘口卵、子ども心を呼び起こされるような味だ。

ここの料理、中華料理屋に来てるというよりは、上海出身の穏やかなマスターとおかみさんの家に招かれて料理を振る舞われてるような気分になる。そんな温かみのある時間を過ごしている。

蔡菜食堂

ナンプラーとアンチョビの焼そば。
初めて来たときにも感動したけど、この魚介の風味が活きた奥行きのある味。エビのちょっと焦げた部分にそのうま味が凝縮されてる感があって、焦げを見つけるとちょっと嬉しくなってしまう。

蔡菜食堂

さらに麺に麺をダブらせにいく、ごま醤油和えメン。
これこないだも食べたところだけど、ごま油と醤油、それに焦がしネギが三位一体となって、さらにたっぷりごま油のパンチが効いたインパクトある味。
ここまでたくさん食べたはずなのに、まだ入る余裕があったのかと我ながら驚くほどに、胃のスキマをこじ開けてくるうまさ。

蔡菜食堂

デザートはごま団子。ごま風味の白玉餡団子、上海ではこのスタイルが標準らしい。
ほんのり甘くてもっちりとしたデザートが、食後の満足感を後押ししてくれる。

確かな満足、またしてもおいしかった。
本来の目的の店には入れなかったけど、それでも良かったと思わせてくれる宴だった。

蔡菜食堂、自分の中ではもうすっかり定番店のポジションを占めてしまった。
中野に来たなら必ず立ち寄ってもいいくらい、おいしいし寛げる店。

ごちそうさまでした。
必ずまた来ます。

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2018/05/25 (Fri.)

中野 蔡菜食堂 再訪

「もう、何でもいいから腹に放り込もう。でもどうせだったら、うまいものがいい」

蔡菜食堂

今夜放送される『孤独のグルメ Season7』第 8 話の舞台は中野とのこと。中野と言えば昨年のお正月スペシャルで一度登場済みのエリアですが、第 6 話の浦安といいやはり今シーズンはついに街かぶりが解禁されたようですね。

さておき、先日たまたま中野方面に行く用事があったので、ずっと再訪したいと思っていたこちらの聖地に久しぶりに行ってきました。

蔡菜食堂

蔡菜食堂

本当は一度お店の前まで行ったら満席で、いったんは諦めて周辺をぶらつきながら店を探してみたものの、どうも決めきれなくてしばらく後にもう一度戻ってみたら空席ができていたという。しかし、おかげで完全に腹がペコちゃんだ。

日替わりメニューもあるけど、ここに来たからには食べるべき料理は一つ決めてあるんだ。
まずはそれを軸に、まだ食べたことのない料理とどう組みたてるか。ここがセンスの見せどころ。

蔡菜食堂

ひとまずは注文完了。
青島ビールをチビリチビリと飲りながら、料理の登場を待つ。

周りの席、ほぼ女性客だけど、何を怖じ気づくことがあろうか。

蔡菜食堂

青島と合わせるべきはまずこれでしょう、おつまみセット。
アンチョビカレーポテトサラダ、揚げピーナッツ、新緑ザーサイ、お麩の醤油煮、地鶏の老酒蒸し、皮蛋に胡瓜の和え物。日によって微妙に内容が違うっぽいけど、基本的にメニューにある前菜を一通りちょっとずつ盛ったセットがたったの ¥500 って、お得すぎるでしょ。

全部おいしいけど、特に地鶏の老酒蒸しとカレーポテサラが気に入った。

蔡菜食堂

そして本命、レバニラ炒め。

個人的には、レバーって焼肉や焼鳥の店では頼むけど、中華料理屋に来たら他に食べるべきものがあるだろうってことでレバニラを頼むことって滅多にないんだよなあ。
でもこの店のレバニラは、一般的にいうレバニラとは次元が違う。

蔡菜食堂

表面は薄皮一枚あるくらいに火が通っているのに、歯を立てると中からトロトロが。
それにこのねっとりとした濃厚なタレ。ニラの風味もいい。

やっぱりこれは最強のレバニラ炒めだ。

蔡菜食堂

そこからさらにメニュー追加で、マコモ竹とピーマン豚肉炒め。
マコモとピーマン、それに...胡瓜?日本で胡瓜っていうとあまり火を通すイメージがないから珍しい。

マコモ、ピーマン、胡瓜、それぞれにちょっとずつ違う歯応えが愉しい。
あんまり豚肉は入ってないけど(笑)、豚肉とタレのうま味がしっかり効いていておいしい。

ところで女将さん、白板を見ながら追加注文しようとしたら「白切鶏(バイツェーチ)?」と訊いてくるとか、こちら完全に巡礼者だってバレてますね(;´Д`)ヾ。
まあ男の一人メシでいきなりレバニラ頼んだらすぐ判るか(汗。

蔡菜食堂

〆はこれまた白板メニューの中から、ごま醤油和えメン。
どんなのが出てくるかと思えば、油そばっぽい感じ。

その名の通り、ごま油と醤油を合わせた濃い味に、焦がしネギのいい香り。
これはまた食欲を煽ってくる一杯だ。

蔡菜食堂

食後のお茶は、ジャスミン茶入りのウーロン茶で、やさしくほっとする味。
もう一品くらい行けたような気もしつつ、濃厚な料理尽くしで気持ち的には十分満足。

ああ、生き返った。
この店はやっぱりうまかった。

中野方面に来たら、またちょくちょく寄らせてもらいます。
ごちそうさまでした。

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2018/05/22 (Tue.)

東京都墨田区東向島のきびだんご

「きびだんご、ひとつください」

東向島

『孤独のグルメ Season7』先週放送の東向島回では、最近のシーズンでは珍しくなった甘味パートが含まれていました。しかもメインの店の前ではなく、まさかのエンディングでの登場。チョコレートピザ我慢したくせに甘味は別腹なのかよゴロー!と突っ込みたくなりましたが(笑)、甘味パートがあるならばそこも巡礼しておかなくてはなるまい、というわけで改めて東向島までやってきました。

吉備子屋

東向島の駅から、カトリカとは反対方向に徒歩 5~6 分。大通り沿いに「日本一きびだんご」ののぼり。
おお、なんだか犬猿雉子を連れて鬼退治に行きたい気分になってきたぞ。

吉備子屋

吉備子屋

住宅街のはずれにぽつんとある、なんだかかわいらしい店。
それにしても、なんでこんなところにきびだんごが売ってるんだろうか。鬼ヶ島ならぬ向島、ってことか?(違

そういえば、きびだんごって日本人なら誰もが知っているお伽噺に出てくる食べ物のはずなのに、今まで一度も食べたことがなかった。
自分の中では『ぐりとぐら』のホットケーキみたいな、お伽噺の中にだけ出てくる食べ物みたいなイメージだったけど、それを今から初めて食べると思うとなんだか嬉しくなってきたぞ。

吉備子屋

あつあつきびだんご、一人前五本 270 円。この良心的価格。
しかも「あつあつ」ってのがいいじゃないの。

店内に入ると、おばあちゃんが一人で切り盛りしているお店に、近所のおばあちゃんが茶飲み話がてら遊びに来ている、そんな様子でした。

吉備子屋

きびだんごを頼むと、串に刺さったきびだんごをお湯で二分ほど温めて、きな粉をまぶしてできたてを出してくれました。
持ち帰り用(自宅で温めてきな粉をかけて食べる)も売ってましたが、やっぱりその場で温めてくれるほうがちょっと嬉しい。

店内で食べるとお茶を出してもらえたようですが、聖地巡礼ならばやっぱり持ち帰りでしょう。
その目的地がこちら。

東向島白鬚神社

吉備子屋からほんの 200m くらいの距離にある白髭神社です。ゴローちゃんはここできびだんごを食べていました。
あまり大きな神社でもないけどこの辺りでは由緒ある鎮守社のようで、この界隈のあちこちに近々開催される例大祭の貼り紙がされていました。

ちなみに私がきびだんごを携えてこの神社に来たところ、既に他の巡礼者の方がきびだんごを食べていました(笑)さすが放送直後...。
ただなんとなく気まずいのでいなくなるまで待って(ぉ)私もいただきます。

東向島白鬚神社

できたてのきびだんご。きな粉たっぷり、しかもまだ熱い。

そういえば劇中でのゴローちゃんはベンチに腰掛けてきびだんごを食べていましたが、実際にはベンチは置かれていませんでした。あれはあくまで演出上のものだったようです。
つまり、巡礼しに行く場合はきびだんごは立ち食いになるので要注意。お店でお茶と一緒にゆっくりいただいて、最後の一本を持って神社に向かった方が良いかもしれません。

東向島白鬚神社

スカイツリー見ながら食べる岡山名物きびだんご、オツじゃないの。

アツアツの団子、いいなあ。うまいな。
初めて食べるきびだんごは、やさしい味だけど甘すぎず、大人でもけっこうイケル。でも緑茶が欲しくなったので、ペット茶でも買ってくれば良かったか。

きな粉のかかった甘味なんて、普段はお正月の餅くらいしか食べないけど、こうして食べてみるとたまにはいいものだなあ。
この店は浅草にも支店を出しているようなので、今度は浅草観光がてらにきびだんご、ってのも悪くないかもしれないな。

ごちそうさまでした。

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2018/05/19 (Sat.)

東京都墨田区東向島の納豆のピザと辛いパスタ

「納豆とチーズ、日本とイタリアが糸を引き合っておいしくなっている」

カトリカ

昨夜放送された『孤独のグルメ Season7』の聖地・東向島に放送前に巡礼してきました。
東京の東側に来ることが滅多にない私にとって、東向島は未踏の地。駅からそこそこ距離のある、馴染みのない住宅街を歩いていると、ひっそりと佇むようにそのお店はありました。

ピザとパスタのカトリカ(デザートピザ・チョコレートピザなどスイーツもお勧めです) 墨田区東向島

カトリカ

店内はテーブルが三つきり、せいぜい 7~8 人が限度というこぢんまりとしたお店。たぶん『孤独のグルメ』の歴代登場店の中でも最もキャパが小さい部類の店ではないでしょうか。しかもピザってあまり回転速くないし、皿も大きいから相席できないし、並ぶんじゃなくて予約必須だと思います。

厨房の中では立派な窯から赤い火が出てピザが焼かれています。それに、寡黙そうなマスターの働く背中。
この窯を見た途端、舌が猛烈にチーズを欲し始めたことよ。

カトリカ

メニューは月替わりらしい。ニンニクのピザ、アンチョビのピザ、納豆のピザ...納豆!?

シンプルでオーソドックスそうなピザの中で、納豆だけが異彩を放っている。
納豆が一番気になるんだけど、初めての店でいきなり変わり種を頼むのも何だかなあ。悩むなあ...。

カトリカ

黒板メニューには、ピザ・パスタ以外の日替わり一品料理系。
こちらも名前のつけ方が気取っていなくて、マスターの実直そうな人柄を感じます。

シンプルだけど、それだけにどれもおいしそうに思える。
何を頼むか迷うなあ。

カトリカ

こういうトコに来て麦ジュース(←)というのも野暮だと思ったので、飲み物は白ワインをオーダー。
結果的に久住さんが飲んでいたものと同じになりました。

カトリカ

ピザの前にまずはアンティパストということで「フキのいためもの」。
どんなのが出てくるかと思ったら、フキをトマトとオリーブオイルで炒めた、ラタトゥイユ的なものでした。

これすごくシンプルなんだけど味付けが絶妙で、白ワインに合いすぎる。
これはピザやパスタも間違いなくうまいはずだ。

カトリカ

ピザは本命の納豆に行く前に、チーズのピザから。
こういう本格的なお店に来たらチーズ、アンチョビ、マルゲリータあたりのシンプル定番系でその店の実力を推し量れるものです。

おおお、これはボーノだ。
薄いのにもっちりとした生地に、チーズ(ブルー、チェダー、モッツァレラ、パルミジャーノの四種かな?)がたっぷり。レーズンと松の実のアクセントも効いてる。
ここまでレベルが高いチーズピザも今までそうそう食べたことがないぞ。

カトリカ

そら豆のフリット。
フワフワした食感に、香草の風味が効いてる。何かと思ったらコリアンダー(パクチー)らしい。
イタリアンでこんな風にパクチーを使うのかあ。意外だったけど、これまたイケル。

カトリカ

料理がおいしくてワインがすぐに空いてしまったので、本命の前に赤ワインに移行します。
本題がまだ来ていないのに、ここまでの料理だけでも十分すぎるほどおいしかった。

カトリカ

というわけで出てきましたよ、「納豆のピザ」。
ゴローちゃんはハーフ&ハーフで頼んでましたが、さすがにそこまでは予想ができなかった。
マスターによると「ハーフ&ハーフは手間がかかるから普段はやっていない」とのことで、今後巡礼予定の方はもし断られてもがっかりしないように。

それにしても納豆ピザ...チーズと納豆に、トッピングで海苔!
ネギとゴマもあしらわれていて、まさに和の薬味そろい踏み。
この時点でもうまそうだ。

カトリカ

納豆ピザ、いけるぞいける。
この和風の味付けにチーズの組み合わせ、意外なほど合う。お互いのうま味を引き出し合っているかのようだ。
それをとろける卵の優しい味が包み込んでいる。

でもこれ、どっかで食べたことのある味だよなあ...?と自分の記憶をたぐっていったら、この味、旅館の朝食っぽい!
海苔と納豆と卵で白飯をかっこむあの感じ。それをピザで再現したらこうなったような感覚で、そりゃあうまいと感じるはずだ。

俺は今、納豆大好きな日本人で良かったと、腹の底から叫びたい。

カトリカ

そして「辛いパスタ」。ペペロンチーノとかカルボナーラじゃないぼんやりネーミング。
でもいい。そういうところも気に入ったぞ。

タイトルに「辛い」ってつけるからには見るからに真っ赤で辛そうなのが出てくるかと思ったら、意外なほど大人しい見た目のパスタ。
さて、どんな味がしますかね。

カトリカ

おお、スパイシーないい匂い。 
でも辛いかと思ったら、そんなに辛いってほどでもない。ペペロンチーノとも、アラビアータとも違う辛うまさ。
唐辛子でストレートに辛くしたんじゃなくて、辛味オイルと上にかかってる香草類が醸し出すピリ辛な風味がいい。というか、おいしい。

麺が細めのリングイネというのもいい。この辛うまソースがよく絡んで、フォークの往復が止まらない。
ピザを平らげた後とは思えないほどスイスイ入っていく。食べるほどに腹が減る、謎のパスタ。

カトリカ

「ゴローちゃんならここで最後にデザートピザを頼むに違いない。オーソドックスにチョコか、変化球でオレンジか...」と悩んだ末に頼んだチョコレートのピザ。
劇中では最後に惹かれるだけで食べるには至りませんでしたが、私の読みはほぼ当たってた(笑。

これまたモチモチのピザ生地に甘めのチョコレートソースが絡んで、これはもうピザというよりクレープ。
デザートピザって初めて食べたけど、これはちょっとクセになりそうだ。

カトリカ

向島の路地に、こんなうまいピザ屋がひっそりとあるとは、恐れ入谷の鬼子母神。

私はこの日最後の客だったんですが、注文の内容からドラマのファンだということがバレていたようで(笑)マスターが食後に撮影の裏話をいろいろと聞かせてくださいました。
「普段テレビはほとんど観ないから、行列ができると言われてもピンと来ない。こんな何でもない店に並ぶくらいなら、サイゼリヤで腹一杯食べた方がいいんじゃないか」「自分ではそんなに無愛想なつもりはなかったんだけど、俳優さん(中原丈雄さん)の演技があまりにもそっくりで驚いた」「ドラマ観て来てくれたお客さんの期待を裏切らないように、わざと無愛想にしてようかな」とか(笑。劇中でのぶっきらぼうな応対を見るとすごくギャップを感じましたが、下町らしい人情味あるお店でした。
聖地巡礼は放送後に行くのももちろん楽しいけど、放送前のあまり忙しくない間に行くとこういう機会に恵まれることが少なくないので、また違った楽しさがあります。

あああ、うまかった。
必ずやまた食べたくなる、下町イタリアンにグラッツェ。

放送後の切り盛りは大変だと思うけど、お身体に気をつけてがんばってください。

混雑が落ち着いたら今度はまた別のピザを食べに来たいなあ。
ごちそうさまでした。

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2018/05/12 (Sat.)

焼かない焼肉屋「29ON」代官山店

完全会員制の肉料理専門店「29ON」に、会員権を持つ某氏にお誘いいただいて行ってきました。

29ON 代官山店

29ON

住所も電話番号も非公開のお店です。都内に何店舗か構えているようですが、今回伺ったのは 4 月にオープンしたばかりの代官山店。
会員制かつ完全入れ替え制でコースメニューのみというコンセプトはローストホースに似ていますが、こちらは馬肉ではなく主に和牛を低温調理することにこだわったお店。低温調理、近年ジワジワと注目が高まっていて、私も気になっていたところでした。

29ON

店内はモノトーンでかなりシックな雰囲気。完全予約制なこともあって、静かで落ち着いた中で食事を楽しめます。
大人数でワイワイやるよりは 2~4 人で料理を楽しみながら話に花を咲かせる、という感じ。

29ON

この後出てくる肉類はこの結晶塩・山葵・ポン酢でいただきます。
「焼かない焼肉」というのがどんなものなのか、この時点でもはや期待値が上がりまくり。

29ON

コース料理はその時々で内容が全く変わるようですが、今回まず最初に出てきたのは和牛のお吸い物。
牛肉のうま味が汁に溶け出していて、すごくおいしい。お吸い物というよりは上品なすき焼きを一杯だけいただいている感覚。

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和牛肩三角と冬瓜の煮浸し。
冬瓜の柔らかくも少しシャクッとした食感を和牛のうま味が包み込んで、これもおいしい。しかも、出汁がきいてる。

最初からレベルの高い品が立て続けに出てきて、だんだん愉しくなってきました。

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さらに薄切りサーロインばくだん風。
「ばくだん」というと海鮮を卵黄と納豆やオクラ、山芋といったネバネバ野菜と混ぜていただく郷土料理ですが、それを海鮮じゃなくサーロインでやるとは。しかも超薄切りのサーロインでばくだんを包んでそのまま一口でいただくという大胆な食べ方。口の中でサーロインの脂が一瞬にして溶け、中からタレと野菜が染み出てくる...という衝撃的な食感。おおお、これはうまい!

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こんなのを味わっちゃうとビールのままじゃいられない。
スパークリングワインで迎え撃つしかないじゃないですか。

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鴨胸肉の厚切り ブルーベリーソースとサワークリーム添え。
和牛から唐突に鴨肉に切り替わってきました。しかもブルーベリーソースとサワークリーム!この展開は予想してなかった。

個人的にはフルーツソースの肉料理ってあまり好きじゃなかったんですが、ブルーベリーとサワークリームの組み合わせは甘すぎず酸っぱすぎず、良い具合に鴨肉のうま味を引き出している感じ。かなり厚切りの鴨肉も食べ応えあって、これは気に入りました。このタイミングでスパークリングワインを頼んでいた自分を誉めてあげたい(笑

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牛タン厚切り 夏野菜のソースとバルサミコ酢。
この牛タンもまた分厚い。分厚いだけにいい歯応えがあり、そこに夏野菜とバルサミコの酸味。薄切りのタン塩レモンもいいけど、この厚切り牛タンはインパクトが違います。

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こういうのが出てきたら、いよいよ肉も本番という感じ。
スパークリングから赤ワインに切り替えて、肉のうま味をしっかりと受け止めに行きます。

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...と思ったら、肉本番の前の口直し的に出てきた夏みかんのサラダ。
爽やかな味わいのサラダで、口の中がいったんリセットされます。

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ここからがいよいよメイン。和牛のヒレとササミをそれぞれ低温でじっくり長時間調理したもの。
スライスする前にまず塊の状態で見せに来てくれました。きっ切らなくていいからそのままかぶりつかせて(待て

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数分後、熟成肉がカットされて改めて出てきました。

右側のヒレ肉はヒレらしくさっぱりした味。しかし低温調理することで肉自体のうま味が増しているのを感じます。
左はササミですが、鶏肉のササミとは違って上カルビとでもいうような細かいサシがたくさん入ったボリューミーな部位。舌の上で霜が溶けてくる感触が分かり、じゅわ~っと口にうま味が広がります。うますぎて語彙力がやばたにえん(

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ここはちょっと、知多ハイボールをグッと飲んで落ち着こう。

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「もうちょっと食べられそうなら、お肉おかわりしますか?」ということで出してもらった肩三角。
ヒレともササミともちょっと違う肉肉しさがあって、これもまたおいしい。

ちなみに一品一品出てくるときに蘊蓄を聞かせてくれるのがちょっと嬉しい。
本当においしいものは何も考えずに食べてもおいしいけど、バックグラウンドを知ることでさらに味が深まる気がします。

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〆は出汁茶漬け。
今日ここまでに食べた部位の切れ端がちょっとずつ入っていて、このお茶漬けによっておいしかった時間を反芻できます。

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デザートは瀬戸内レモンのシャーベット。程良い酸味が口の中をリフレッシュしてくれます。
肉の後味はすっかり消えてしまうけど、うまかったなあ...という余韻はまだ残っています。

ああ、おいしかった。
最初から最後まで肉尽くしだったけど、全然もたれるような感覚もなく、上品に肉を味わえました。
お店のこだわりや肉に対する愛も感じられたし、いいお店だった。

会員じゃないから自分の意思だけでこられないのが惜しいけど、機会があったらまた来たい。
お誘いありがとうございました。ごちそうさまでした。

投稿者 B : 22:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック