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2012/09/22 (Sat.)

京料理 あと村

今週は京都に出張に行ってました。大阪出張はよくあるけど、出張で京都は初。かなりの強行軍であまり京都を満喫する余裕もなかったんですが、一晩だけ京都らしい食事にありつくことができました。

京都府、京都市にある、京料理屋、あと村

京料理 あと村

鴨川沿いにある京料理のお店。同行した人のおすすめで連れてきていただいたのですが、もう門構えからして雰囲気があって、期待できそうじゃないですか。

京料理 あと村

まずは前菜の盛り合わせから。竹の器に、品良く少しずつ盛られていて、いかにも京都らしい。給仕さんの京都訛りがまた良いです。方言の中ではやっぱり京都弁が一番好きかな。

京料理 あと村

そして鱧!京都といえば鱧でしょう。既に旬は少し過ぎていますが、この時期の鱧は「名残鱧」と呼ばれてむしろ脂がしっかり乗ってくるのだとか。刺身と湯引きの両方出てくるのが嬉しいじゃないですか。

京料理 あと村

刺身はわさび醤油としその花をつけて、湯引きは梅肉でいただきます。これはシアワセだ...関東にいると鱧なんて滅多に食べられませんからね。

京料理 あと村

こうなってくると日本酒に手を出さざるを得なくなります。私は辛口の日本酒が大好きなので、普段は東北~北陸のお酒を頼むことが多いんですが、今回は京都らしく、京都の酒蔵しばりで。吟醸・大吟醸系はフルーティで香りのいいものが多く、京料理のやさしい味付けによく合います。これはこれでいい。

京料理 あと村

続いて鱧しゃぶ。しかも松茸入りですよ!鱧のふわっとした食感と松茸の香りがたまらんです。三つ葉とすだちのアクセントも効いてます。私は茸類は得意じゃないけど、これはおいしかった。

京料理 あと村

そしてこれは...う に 茄 子 ! ! !

大きくて形の良い賀茂茄子の半切りに、うにが贅沢にもどっさり載っています。それに京料理らしからぬ濃厚なたれがかかっています。茄子の肉質がしっかりしているので、これは食べ応えがある。自分内での今回のメイン料理はこれでしょう。

ここまでで既にかなりの満足感なので、これがメインディッシュかと思ったら、「あと 7 品ある」とのこと...!

京料理 あと村

こちらは稚鮎の塩焼き。頭から尻尾まで残さず食べられてしまう骨まで柔らかい稚鮎を、よもぎ酢につけていただきます。京らしい薬味としては抹茶塩はポピュラーだと思いますが、よもぎ酢は初体験。よもぎの青い香りと何とも言えない苦みの後に酸味が追っかけてくる感じが、鮎の生臭さを相殺してくれるようで、これがなかなか美味。川魚って普段なかなか食べませんが、こういうのはいいですね。

京料理 あと村

鱧寿司と唐墨。唐墨は、適当なものを食べたときにありがちなざらっとした食感がなく、クリーミーでとても繊細な舌触り。間違いなく今まで食べた唐墨の中で一番美味しかったです。これは日本酒がどんどん進みますね...ということで、調子に乗ってお猪口をカパカパ空けてしまいました。

京料理 あと村

ドカンと出てきたのは鯛のあら炊き。これ一皿で一人分ですよ!取り分けじゃないんですよ!!

これまた京都のイメージを覆すしっかり濃い味付けで、脂の乗った鯛と牛蒡の食感の対比が良くて、もうけっこうお腹がいっぱいになっているはずなのに、箸が進みます。

京料理 あと村

あら炊きの後はそろそろ締めに向かっていくということで、とうもろこしの天ぷら。世の中にこんなに甘いとうもろこしがあるのか、と思わせるほど甘く、それでいて自然な優しい甘みが癖になりそうです。これがデザートと言われても納得してしまいそうな甘さではあったんですが、

京料理 あと村

さらに茶碗蒸し。具が入っていないプレーンな茶碗蒸しですが、ちょうどいい蒸し具合と、底に銀杏ではなく梅肉が入っているのがポイント。甘みのある茶碗蒸しの最後に爽やかな酸味が味覚をリセットしてくれるようで、とても心地良い。具がいろいろ入っている茶碗蒸しも良いですが、これは気に入りました。

京料理 あと村

本当の締めは冷や麦。ここにきて麺類か...と思っても、案外つるつる入っていってしまいます。ちょうどいい濃さの出汁と生姜が効いているんでしょうね。
最後に果物(旬の梨と巨峰を少し)で本当に締め。

お店に入る前は京料理と言えば湯豆腐、そんなものでおなかがいっぱいになるわけがないだろうと思っていたら(←偏見)、味的にも量的にもこの上ない満足感。本当に美味しかったです。

鴨川床

ちなみにこのお店はいわゆる鴨川の川床を出しているお店のひとつで、今回はその外座敷でいただきました。ほんの 1 週間前まではまだ暑くて外では気持ちよく過ごせなかったそうですが、私が行ったときはちょうど良い季候で、時折涼しい風も流れてきて、とても気持ちよく過ごせました。対岸側から見ると、この川床の灯りが鴨川の水面に映って、とても幻想的なんですよね。

仕事で京都に来ること自体滅多にないので、次に来る機会がいつになるかも分かりませんが、また機会があればぜひ訪れたい店でした。この店に来れただけで、京都を堪能できたと言い切っても良いくらい。本当にごちそうさまでした。

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投稿者 B : 21:09 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2012/09/07 (Fri.)

神奈川県川崎市八丁畷の一人焼肉

「黄色い看板に赤い文字。いいじゃないか」

焼肉ジンギスカン つるや

焼肉ジンギスカン つるや

今回は、ドラマ『孤独のグルメ』第 8 話に登場した川崎の焼肉店「つるや」にやってきました。ここは一人焼肉してこその店だと思ったので、独りで(笑。

ドラマのサブタイトルには「八丁畷の」とありましたが、川崎駅からも歩ける距離です。私がときどき映画を観に行くチネチッタのちょっと先、という感じ。川崎駅周辺もこの 10 年で再開発が進んでずいぶん都会になりましたが、駅からちょっと歩くとすぐに生活感あふれる街並みに切り替わります。昔、職場が川崎にあったのでこの周辺にはちょっと詳しいんですが、言われてみれば確かに川崎の周辺には焼肉店が少なくないかも。でも、このお店はドラマを観るまで知りませんでした。

焼肉ジンギスカン つるや

まずは生ビールを大ジョッキでガツンと。最近お疲れなので、こういうのが染み渡ります。「焼き肉といったら白い飯だろうが」は井之頭五郎の至言ですが、ビールだっていいんだよ。

焼肉ジンギスカン つるや

そしてお通しの千キャベツ。主張しすぎず、キャベツの甘みを引き立ててくれるドレッシングがよく働いていて、意外なうまさ。ビールのつまみにして良し、焼肉の箸休めにして良し。こりゃあ肉が楽しみだ。

焼肉ジンギスカン つるや

メニュー。オーソドックスにカルビやロースで行くか、変わり種のホルモン系を試してみるか。どう攻めるか悩むなあ。

と迷っていたところに、若旦那さんが「お客様、先日もいらっしゃいましたよね?」と声をかけてきてくれました。いや、今回初めてなんですけど、以前来たことありそうないかにも肉って顔ですみません(;´Д`)ヾ。
ものすごく腰が低くて丁寧なマスターと、気さくにいろいろ話しかけてきてくれるおかみさん姉妹に「ドラマ観てきました」と告げると「最近、ようやく平日は落ち着いてきたんですけど、土日はまだ混んでるんですよー」とのこと。まあ、確かにドラマ全 12 回の中でも最大級に深夜の空腹を刺激される回でしたからね...。

焼肉ジンギスカン つるや

私が座ったカウンター席には、おひとりさま用のコンロが。若旦那さんが網に丁寧に油を塗ってくださいました。

焼肉ジンギスカン つるや

主役登場。まずはド定番のカルビとハラミから。カルビは定番中の定番ですが、ハラミは私はもしかしたらカルビよりも好きかもというくらい好きです。注文時に「辛くしますか?」と聞かれたので当然辛くしてもらいましたが、唐辛子が練り込まれていて見るからに辛そう。

おお、いい面構えだ。焼くぞ焼くぞ...!

焼肉ジンギスカン つるや

あと、野菜。この野菜が後半でトラップになるわけですが...。

焼肉ジンギスカン つるや

...この音だ。ようやく俺の食べる肉が、鳴き出したぞ。この匂い、たまらん。

辛くしたはずの肉も、それほど辛すぎず、甘口のタレと相まって食欲がモリモリ湧いてきます。

ようし、どんどん焼くぞ。一人焼肉って、なんだか忙しいな。
...はああ、シアワセだ。

焼肉ジンギスカン つるや

生ビールがなくなったところで追っかけで白いご飯。このステンレスの茶碗(蓋つき)がいいじゃないの。アツアツのごはんの熱がステンレスを通じてダイレクトに手のひらに伝わってきて、むっちゃ熱いです(笑

焼肉ジンギスカン つるや

やっぱり焼肉には白いご飯だよなあ。タレとの相性も申し分ない。

焼肉ジンギスカン つるや

よし、第二弾、行くか。

これは「シビレ」。牛の胸腺とのことですが、トロッとしているのに、少し歯ごたえがあります。脂が乗っていてまったりしているのに、それでいてしつこくない(笑。これはうまい。

焼肉ジンギスカン つるや

慌てて乗せすぎたな。焦るんじゃない、肉を無駄に焦がしちまう。

ニンニクを投入して変化をつけ、心を落ち着かせ、自分のペースを取り戻すんだ。

焼肉ジンギスカン つるや

おおお、ニンニクを入れたらまたガツンと来るなあ。

焼肉ジンギスカン つるや

ご飯を完食したので、改めてビールに戻るビール党です。それと、さっぱりしたかったので中盛りキャベツの小(意味不明

キャベツと一緒に食べるのも、これまたいい。永遠に肉を食べ続けられる気がする(ぉ

焼肉ジンギスカン つるや

悪い悪い。キムチ、忘れていたよ。

次の肉が来るまで、これでビールを飲みますか。

焼肉ジンギスカン つるや

そうこうするうちに届いたコプチャン(小腸)。

脂っぽいのと思いきや、口の中でさっと溶ける。

焼肉ジンギスカン つるや

そしてある意味本命のジンギスカン。羊肉好きとしてはジンギスカンは是非食べたかった。ジンギスカン鍋じゃなくて焼肉の鉄板だけど!(笑

焼肉ジンギスカン つるや

ジンギスカンのタレ(左)は、通常の焼肉のタレにニンニクと唐辛子を加えたものですが、普通のタレとはまた違った味わいが出ていて美味しいです。いかにも辛そうな色をしていますが、辛みはそれほどなく、甘辛い感じでどんどん進む味。みやび屋の唐辛子味噌みたいな味で、私好み。

焼肉ジンギスカン つるや

そして、ジンギスカンを焼き始めたところで、タイミング良く店舗のエアコンが故障。各テーブル/カウンターで肉を焼いていることもあって、店内の気温がどんどん上昇していきます(汗。

なんだか、身体が熱くなってきたぞ。まるで俺の身体は製鉄所、胃はその溶鉱炉のようだ。

うおォン!俺はまるで人間火力発電所だ。

焼肉ジンギスカン つるや

これは焼肉とはまた違う世界だ。こういう展開も、アリだな。ジンギスカン、いいぞ。

ただ、ジンギスカンに野菜がついてくることを忘れていました(;´Д`)ヾ。最初に頼んだ野菜と同じ内容で、とどめにこれはちょっと厳しい(汗

焼肉ジンギスカン つるや

「ラストの 2 枚...あれが効いたな」。いかん、いくら何でも食い過ぎだ。

実は、野菜にとどめを刺されて最後は少しだけ残しちゃいました。そしたらおかみさんが「もったいないからタッパーに入れて持ち帰りますか?」と勧めてくれたので、お言葉に甘えます(^^;;

焼肉ジンギスカン つるや

やっぱり、焼肉は工場の町川崎がよく似合う。男は、見た目とかお洒落とか取り払ったら、本質的には、工場なんじゃないだろうか。

いやあ、ここは本当に美味しかったです。だからといって、早朝ロケが基本で、朝の 6 時から焼肉をモリモリ食べていた松重豊さんにはさすがに勝てそうにありませんが(^^;;。
肉の会メンバーの皆さん、今度は是非ここで。ちなみに金~日は混むから予約を取っていないそうですが、月・水・木は予約可とのこと(火曜定休)。

ちなみにこれでようやくドラマ『孤独のグルメ』Season1 の登場店をコンプしたことになります。まさか Season2 が来月から始まるとは思っていなかったので、またすぐに巡礼しなくてはならないのは嬉しい誤算なのかどうか(笑。まあ、Season2 は八丈島ロケがあるらしいという話なので、コンプは無理そうですが。
でも、少なくとも Season1 のお店はどこも美味しく、フレンドリーな雰囲気のお店ばかりで、どのお店も楽しかったですね。私はお店を出るときには必ず「ごちそうさま」を言うようにしているのですが、さらに自然と「美味しかったです」が出てくるお店は(ただ美味しいだけのお店では)なかなかない。でも、このドラマに登場したお店はほとんどが「美味しかったです」が出てきたくなるお店ばかりで、幸せでした。

Season2 も引き続き楽しみにしていますが、今まで行ったお店にも、ときどき再訪したいですね。

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■ドラマ『孤独のグルメ』聖地巡礼エントリーまとめ
第一話 江東区門前仲町のやきとりと焼きめし
第二話 豊島区駒込の煮魚定食
第三話 豊島区池袋の汁なし担々麺 / 再訪
第四話 千葉県浦安市の静岡おでん
第五話 杉並区永福の親子丼と焼うどん
第六話 中野区鷺ノ宮のロースにんにく焼き
第七話 武蔵野市吉祥寺 喫茶店のナポリタン
第八話 神奈川県川崎市八丁畷の一人焼肉
第九話 世田谷区下北沢の広島風お好み焼 / ニックンロール
第十話 豊島区東長崎のしょうが焼目玉丼
第十一話 文京区根津 飲み屋さんの特辛カレー
第十二話 目黒区中目黒 ソーキそばとアグー豚の天然塩焼き / 再訪

投稿者 B : 23:29 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (2) | トラックバック

2012/09/02 (Sun.)

下町ワイン酒場 MIYABIYA

先日、久しぶりにワインを飲みに行ってきました。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

下町ワイン酒場 MIYABIYA

よく行っている幡ヶ谷の「みやび屋」さんが姉妹店としてつい 10 日ほど前にオープンしたばかりの店舗です。日本橋人形町エリアに、焼とんのみやび屋の姉妹店としてワインバーを開店、という文脈がよく分からない店舗(笑。しかし、オープン直後にも関わらず盛況で、このまま軌道に乗って人気店として続いてくれるといいなあ、という雰囲気。

私はお酒ならば好き嫌いなく何でも飲むほうですが、中でも特にワインが好き。でも、子どもが生まれてからは自宅でゆったりワイン、という余裕もないし、普段飲みに行く仲間はどちらかというとビール党が多いので、最近なかなかワインを飲みに行く機会がない。そんな中、最も気のおけないお店の姉妹店としてワインバー、いいじゃないかいいじゃないか(笑

下町ワイン酒場 MIYABIYA

店内はこんな感じ。そして厨房には我らが八子店長。ワイングラスと八子店長、という絵面は、店長の今までの店舗遍歴を思うとニヤニヤしてきますが(笑)、これはこれで意外と似合ってる。そして今回、八子店長と私が同い歳だったことが発覚(!)ずっとチョイ上だと思ってました...(むしろ八子さんも私のほうが上だと思っていたに違いない)。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

ワインリストはこんな感じ。別途それぞれのワインについてもう少し詳しく解説したメニューもあります。超高級品はなく、そこそこいいワインをカジュアルに楽しめるお店、という感じのリストです。モエ・エ・シャンドンが ¥5,800 で飲めるというのはずいぶん良心的。「居酒屋メニューで、気軽にワインが飲める店を作りたかった」というのは店長のコメントですが、確かにフードメニューも 500 円前後の品が多くて、内容も幡ヶ谷の「みやび屋」の流れを汲んでいるのが分かります。女の子とのここぞというデートに、という雰囲気ではありませんが(笑、みんなでワインをワイワイ飲みたいとき(駄洒落じゃないよ)に真っ先に思い浮かべる店になりそう。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

ま、でも乾杯はとりあえずビールからで(笑。まだまだ暑いですからね、ワインを飲むにも喉を潤してからでないと。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

肴はいきなり大トロの刺身(数量限定)から。いきなりワインバーらしくないところから入りますが(笑、これがマジで「ウンマ~~~ッ!」級。そこいらの廻らない寿司屋でもこれだけうまい大トロが出てくるかどうかというとろけ具合の大トロで、しかもこれだけの量で ¥680 ですよ。しかもシャリがついていて自分で握ることもできるというあたりが、カレーつくね串にミニライスをつけてくるみやび屋らしい。「ありったけください」と注文しそうになったのは止められましたが、あとで一回おかわりしました(ぉ

下町ワイン酒場 MIYABIYA

醤油差しが「キッコーマン 特選丸大豆しょうゆ」!オサレな容器じゃなくてどこの家庭にもあるこの典型的な醤油差しに入れてくるのが、下町らしくていいじゃないか(笑

下町ワイン酒場 MIYABIYA

この生トマトも、真っ赤っかでドロッとしていて甘みが凝縮された濃厚なお味で、とてもうまい。

以下、いろいろ食べ過ぎたので料理は抜粋版でお送りします(ぉ

下町ワイン酒場 MIYABIYA

というわけで、ワインに移ります。まずはスペインのカヴァ(スパークリングワイン)で改めて乾杯。刺身、枝豆、トマト、ピクルスというよく分からない取り合わせですが、このカヴァの爽やかな酸味が実にいい HUB となって調和を生み出してくれます(笑

下町ワイン酒場 MIYABIYA

続いて牛肉のタタキ。焼き目がつけられた表面の香ばしさと、生の部分の脂身がとろける感覚がいい。生肉への風当たりが強い昨今ですが、美味しいものは美味しいんです。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

肉が出てきたら赤ワインと決まっています。ちょっと重めの赤、ということでフランスの「ダム・ド・フランス・ルージュ」をセレクトしていただきました。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

しっかりした赤ワインの、舌の奥から鼻に抜けるタンニンの風味っていいですよね...。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

幡ヶ谷と同じく、カウンターにたたずむパンダのぬいぐるみ。後ろでポーズを取っているのは、一見若手の店員さんに見えますが、れっきとしたオーナーの石原さんです(笑。襟足長めのつやつやオールバックなので一見近寄りがたそうですが、むちゃくちゃ気さくな人です。このあと、「幡ヶ谷の店に行ってきます」と言って夜 9 時を過ぎてから移動されて行きました...ご苦労さまです。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

ワインはこのように壁際の棚にズラリと並べられています。よく見るとボトルキープの札が下げられていたりして、「えっ、ワインでボトルキープ?」と思いましたが、まあ毎日のように仕事帰りに寄って一杯引っかけて帰る、ならあまり酸化しないうちに飲みきれるだろうし、そういうのもアリか。日本橋・茅場町のオフィス街から近いので、そういうお客さんも多そうです。私も昔はこのエリアで働いていたので、今でも勤めていたら日参していたに違いない(^^;;

内装はダウンライトを駆使してオシャレにまとめられているように見えて、ところどころに日本橋らしい和の要素が散りばめられていたり、幡ヶ谷のお店と同じコンセプトで小学校の学習机の廃材を再利用してテーブル等が誂えられていたり、独創性のある作りになっています。何の気なしに飲んでいると普通に小洒落たワインバーですが、細かいところが気になり始めるとすごく面白い内装。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

お客さんの手荷物はこのワインシェルフの一段に収めるように作られています。「どうですか?こういうところがイイでしょう!blog に書いてくださいね!」とはオーナーの弁(ぉ

下町ワイン酒場 MIYABIYA

まだまだ飲み食いを続けるわけですが、こちらは明太じゃがバター。明太子とか塩辛とか、塩気のあるものとじゃがバターの相性って凶悪ですよね...。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

そしてビーフシチュー!幡ヶ谷のみやび屋の煮込みはまるですじ肉で作ったビーフシチューのような濃厚なお味でしたが、それを洋風のレシピに逆輸入したらこうなった、みたいな煮込まれ具合で、これは間違いない。毎日でも食べたいです。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

調子に乗ってワインをもう一本。冷えたドイツ産の白ワインに戻します。ドイツワインというと甘口のものが多く、辛党の私は途中で飲み飽きがちなのですが、これは中甘口でスッキリしていて、なかなかイケル。

ここで八子店長が「そろそろカレーですか!」というので、「えっあるの?」と思いつつ、迷わず発注(笑

下町ワイン酒場 MIYABIYA

オムカレーキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

確かメニューを見た限りではカレーは載っていなかったはずなんですが、これは裏メニューという理解でよろしいでしょうか。ランチ営業はカレーを中心にやっているようなので、それをわざわざ夜に作ってもらったという四谷精肉店方式ですかね。この、まんまるでふわとろの卵が見るからにシアワセです(*´Д`*)。

下町ワイン酒場 MIYABIYA

その卵を割ると、中にはちゃんとチキンライスが!スパイシーなカレーを卵のやさしさが中和して、なんともマイルドなお味。はー、シアワセ。

これはいつか何とかして昼間にこの界隈に用事を作って、ランチカレーを食べに来なくてはなるまい...!

下町ワイン酒場 MIYABIYA

これだけ飲み食いして、一人 ¥3,500 という驚異的なお会計。いやあ、本当にごちそうさまでした。個人的には幡ヶ谷よりもこちらのほうがアクセスしやすいし、またちょいちょい通うことになる予感。

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投稿者 B : 19:42 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2012/08/20 (Mon.)

杉並区永福の親子丼と焼うどん

「ひとつ教えとこうか。喜びや悲しみは心にしみこむが、怒りってなあ、心からあふれ出ちまう。さっきのあんたにゃあ、魚だって近寄りたがらねえさ」

武蔵野園

というわけで私のこどグルツアーもいよいよ大詰めにさしかかってきました。今回は、ドラマ『孤独のグルメ』でも異色中の異色と言っていい、第 5 話に登場した杉並区永福の釣り堀「武蔵野園」に行ってきました。

つり堀 武蔵野園

武蔵野園

本来の目的は親子丼と焼うどんですが、まずは釣りでしょう(笑。とはいえこの日はものすごい快晴で炎天下に長時間というのも厳しいので、とりあえず 1 時間。

武蔵野園

お金を払って釣り竿と餌を受け取ったら、こんな感じのいかにも昭和っぽい雰囲気漂う釣り堀で、ビール瓶ケースに腰掛けます。

武蔵野園

釣り竿は竹、餌は練り餌。私は港町生まれなので釣りは小学生時代の娯楽のひとつでしたが、基本的に堤防からの投げ釣りだったので、実は釣り堀で糸を垂れるのはこれが初めて。練り餌なんて練ったのだって、二十ウン年ぶりですよ(笑。
しかも、妙に緩くてすぐに崩れる練り餌。これがまた難しくて、餌を水中に落とすと、すぐに小さな雑魚が大量にまとわりついてきて餌を崩し、獲物(主にコイやヘラブナ)が食いつくまでもたないという(´д`)。これは 1 時間ただ小魚に餌をやり続けるだけの時間になってしまうかも、と思いつつも、練り餌の形や固め方、堀への落とし方などいろいろ試行錯誤しているうちに、

武蔵野園

キタキタキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

けっこう大きなコイが釣れました!この、竿を通して釣り糸がぶるぶるっと震える感触、小学生以来ぶりですよ。あまり感情を表に出さないタイプの私が、ガラにもなく叫んじゃいました(笑。

武蔵野園

こっちのコイは私が釣ったものではありませんが、4 人で 1 時間やって釣果 4(コイ×2、ヘラブナ×2)というのは、初めてにしてはまずまずじゃないでしょうか。私は結局 1 匹しか釣れませんでしたが、劇中でのゴローは結局釣れずじまいだったので、釣れただけで満足です(^^;;

武蔵野園

劇中での武蔵野園はとても寂れた印象だったので、ぜんぜん空いているんだろうなー・・・と思っていたら、けっこう混んでるじゃないですか。まあロケは冬だったし、今は夏休みの真っ最中だし。

アスファルトの上に立っていたら倒れてしまいそうなくらい、ものすごく暑い日でしたが、不思議なもので、この釣り堀ではそこまで暑さは感じませんでした。

武蔵野園

釣り堀の脇では、冷水(あの冷え方は井戸水じゃないかと思う)で冷やしたラムネや水槽に入った大量のザリガニを売っていたり、なんというかこう 30 年前にタイムスリップしたかのような感覚。

武蔵野園

そうこうするうちにお昼も過ぎたので、釣り堀に併設されている食堂でごはん。

武蔵野園

また飲んじゃった!(笑

というわけで、昼間っから飲むビールは背徳的でやたら美味いですよね~。炎天下で 1 時間釣り糸を垂れた直後だから、なおのこと美味い。

武蔵野園

肴はまずピータンから。メニューで見たときは「えっ、こんなところでピータン?」と懐疑的だったんですが、このピータンがまたとろっとしていて臭みがなくて、妙にうまい。私が今までに食べたピータンの中でも上位にランクできるくらいのうまさです。これはビールが進むわー。

武蔵野園

そして大量のマヨネーズが添えられた下足揚げ。こういうのでいいんだよ、こういうので。

武蔵野園

本命の第一弾、焼うどん。焼うどんといえば醤油味と相場は決まっているものですが、これは焼そばの麺だけをうどんに換えたようなソース味。こんな味付けの焼うどんは食べたことがありませんが、この濃いめの味付けが汗をかいた身体とビールによく合います。

・・・この焼うどん、おかずにもなりそうだぞ。うん、これもアリだ。大アリ、オオアリクイだ(ぉ。

武蔵野園

さらに続けて本命の第二弾、親子丼がやってきました。「親子丼」と言いながら、お重に入って出てきます。曰く「器は四角だが 味は甘くて まぁ~るい感じ」。久しぶりの親子だ。

武蔵野園

ん・・・、甘い。卵が甘いって、なんか慰められるな。うん、いい。

甘めに味付けられた卵がふわとろっと鶏肉に絡んでいて、幸せになります。なんだかおかあさんみたいな味。作ってるのはたぶんおじさんだけど(ぉ。

武蔵野園

これは私が頼んだものではありませんが、「ふらっと QUSUMI」で久住さんが食べていたオムライス。一口だけもらって食べてみたところ、もうストレートにケチャップライスの味で、これもこれで懐かしい。

デザート・・・いけるな。

武蔵野園

・・・っと思ったらメニューから「おしるこ」が消されてるんですけど!!!!!「べらぼうにうまい」と言うおしるこを食べてみたかった・・・。

一応ダメモトでバイトのお兄ちゃんに聞いてみたんですが、「おしるこは冬場だけなんですよ、すみません」と言われてしまいました。そこは「ですからごめんなさい、それ来月からなんですよ」と言ってほしかった(ぉ。

武蔵野園

このお店、店内の壁の至るところに有名人のサインが貼られていて、昔からいろんな番組のロケに使われてきた場所らしいということが分かりました。確かに、都内で釣り堀というと、他には市ヶ谷の中央線から見えるところくらいしか思いつきませんしね。赤茶けた色紙とまだ白い色紙が混在する中に、松重豊さんのサイン色紙発見。
残念ながら久住さんのサインは見つけることができませんでした。これだけたくさん貼られていると見落としただけかもしれませんが、名の知れた芸能人以外の色紙は貼られていないだけかもしれません(笑。

武蔵野園

代わりに、先日亡くなった俳優・地井武男さんのサインを発見しました。地井さん、好きだったなあ・・・合掌。

正直言って、ドラマを見た時点では「釣りのシチュエーションは面白いけど、ごはんは普通そう」という印象を持っていましたが、なんかいろいろ美味しいじゃないですか。これはむしろ嬉しい誤算でした。おしるこを食べ損ねたことだし、また機会を見つけて釣りに来ようかな(^^;;。

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投稿者 B : 23:59 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2012/08/18 (Sat.)

豊島区東長崎のしょうが焼目玉丼

「さああ、何を食おうか。それこそ、パッと入って、ズバッと決めて、チャチャッと食いたい」

せきざわ食堂

せきざわ食堂

ほうら、この店構えなんて、実に俺好みだ・・・というわけで、こどグル強化月間につき(なんだそれ)ドラマ『孤独のグルメ』第 10 話に登場した東長崎の「せきざわ食堂」を訪れました。

豊島区東長崎。井之頭五郎も言ったとおり、池袋からほんの二駅にしてガラッと雰囲気が変わる、生活感が丸出しなのがこの界隈だと思います。というか、西武池袋線沿線は割とどこもこういうごちゃっとして生活感あふれる、良く言えば人間味のある街ばかり、というイメージがあります。個人的にはあまり馴染みのない街・・・というか、このドラマに出てくるお店は大半が東京 23 区の北側にあるので、必然的に私は縁のない街が多いという。

せきざわ食堂

壁面にずらっと並んだメニュー。「ハムエッ」とか誤記があるのも手作り感が滲み出ていて悪くない(笑)。そしてどのメニューも激安で、飲まずに食べて 1,000 円からが標準な東京の外食価格に慣れていると、確かにゴローちゃんばりに「きゃーーー」という嬉しい悲鳴も出てきそうになります。このエリアは周辺に大学が多いこともあってか、学生価格という印象で、確かに見渡してみると他のお客さんは学生さんか、地元のおじちゃん・おばちゃんっぽい。

いいじゃないか、いいじゃないか。期待を裏切らないこの雰囲気。さあ、何を食おうか。

せきざわ食堂

ここはひとつゴローちゃんばりにサイドメニュー三品で攻めよう、と行きたいところですが、さすがに量的に無理そう(;´Д`)。でもこれだけは食べたいと思っていた、肉じゃがをいただきます。

・・・そうそう、こういうのでいいんだよ。本当に「肉」と「じゃが」で「肉じゃが」、玉ねぎとか人参とか白滝とかが入っていないシンプルさがまたいい。個人的には、この味のしみ方はおふくろの味というよりも「ばあちゃんの味」のイメージ。肉は少なめながら、じゃがいもに煮汁がよーくしみこんでいて、じゃがいもが少し溶けているくらいの煮え方がちょうどいい。

汁と一緒にじゃがいものかけらがドゥルドゥルッと入ってくるのがたまらん。むしろこの汁が一番おいしい(笑。これで 160 円ですよ、安すぎる。

せきざわ食堂

そして出てきました、メインディッシュの「しょうが焼目玉丼」。ドラマのテロップ曰く「ガンガン行ける最強の丼」(笑。

大盛りの白いごはんの上に千切りキャベツ、豚しょうが焼、ピーマン、紅しょうが、そして卵 2 個ぶんの目玉焼き!十年ぶりくらいに使った先割れスプーンで半熟の目玉焼きを割って、見た目なんて気にしないでしょうが焼とご飯を絡めて、これほどガツガツが似合う丼もありません。ゴローは醤油を垂らしていましたが、しょうが焼のタレの味だけでも十分。問答無用のうまさです。しょうが焼はもう少し肉が多かったほうが嬉しかったですが、目玉焼きとご飯のボリュームのおかげでお腹いっぱいになりました。
ちなみにこのしょうが焼目玉丼についてきた味噌汁は非常にオーソドックスな豆腐とわかめの味噌汁。これもまた、まぎれもなくばあちゃんちの味噌汁の味。

せきざわ食堂

私が座っていたのは劇中では「カツ丼女子席」だった席ですが、そのすぐ脇の壁に松重豊さんと久住昌之さんのサイン色紙が貼られていました。意外にも、と言ったら失礼かもしれませんが、けっこうテレビで紹介されたことのあるお店のようで、他にもたくさんのサイン色紙が。

というか、本編と「ふらっと QUSUMI」の収録は 2 週間近く空けての撮影だったのか。

せきざわ食堂

あァーーー、ごちそうさまでした。これで 700 円、本当に安い。お店に着いたときにはかなりお腹がが空いていたのに、かなりいっぱいになりました。

隣の席の人は私も気になっていた「とくまるカレー」を頼んでいました。がっつり大盛りのカレーに揚げ物が 4 種と目玉焼き、他にもいろいろ乗って 600 円。学生時代ならともかく、今あの量を食べきれるかな・・・と思ってしまうほどの大盛りでしたが、一度挑戦してみたい気も。

ここは門仲駒込根津あたりと並ぶいかにも「こどグルらしい」お店だと思います。他にも食べてみたいメニューがたくさんあったし、自宅とか職場の近くにあったらしょっちゅう通っちゃうだろうなあ。近くに似たようなお店がないか、探してみようかな。

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投稿者 B : 23:00 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2012/08/12 (Sun.)

文京区根津 飲み屋さんの特辛カレー

「南口じゃなかったか・・・日暮里からだと、北口なのか」

谷中銀座

ということで、今回やってきたのは谷中~谷根千エリア。ドラマ『孤独のグルメ』第 11 話に登場した根津の飲み屋さんを訪れるのが目的です。blog に専用カテゴリまで設けてしまうほどのカレー好きとしては、この店は絶対に一度来てみたいと思い、ずっとチャンスを窺っていました。

福丸饅頭

ちょっと谷中を散策するつもりで早めの時間に来てみたんですが、劇中で井之頭五郎が舌鼓を打ち、お土産に 20 個も買っていったという福丸饅頭の「かりんとう饅頭」は残念ながら売り切れ。夏休みシーズンだから、都内の観光地の一つであるここ谷中にも人が増えているんですかね。

福丸饅頭

かりんとう饅頭、食べてみたかったな・・・と心残りに思いつつも、歩いて根津方面に向かいます。

すみれ

すみれ

根津の不忍通りから一本路地に入ってきたところに「すみれ」はありました。立地的には先日行った門前仲町の「庄助」と同じように、地元の人中心で成り立っているお店なんだろうな、と思われます。
カウンターのみのお店で、11 人程度?入ったらもう満席になってしまうようで、私が 18:30 頃に着いた時点では既にほぼ満席でした。3 人だったので人数分の空きができるまで待つことにして、19:30 頃にようやく入店。ちなみに我々の後にも何組も満席で断られていたので、こぢんまりとした地元密着系のお店ながら、かなりの人気店であるようです。

すみれ

空席待ちの間、お店の前を見渡していたら、正面にゴローが酔っ払い(モト冬樹)にアームロックを極めた狭い路地を見つけました(笑。ここなのか・・・!

すみれ

そして、空席ができたので店内に突入。ドラマに出てきたとおり、微妙にカオスかつとても狭い店内です。飛び石の空席でも「ごめんなさいね、詰めてもらえますか」の一声で他のお客さんが少しずつ席を詰めて、何とか人数分の席を作り出したり、トイレに立つ人のために席を空けて通れるようにしたり、そういう声がけが自然と生まれる雰囲気。地元密着過ぎる店はともすると余所者お断りになりかねませんが、このお店には誰でも常連のノリに引き込んでしまう不思議な懐の深さがあります。なんたって、トイレを借りに入ったゴローに常連さんが「飲んでったら?」と声をかけて着席させてしまう店ですからね(笑。

すみれ

というわけで乾杯!お通しはもやしのナムルです。まずは生ビールからですが、写真では判りにくいけどコースターがハート型!(笑)「ヤッ子ちゃん」の愛称で通っている看板娘のおねえさん曰く「足りなくなったからウチから持ってきちゃった」とのこと(爆)。

すみれ

酒菜はまずなす焼きから。こういうつまみ、店の雰囲気に合ってていいじゃないですか。ピーマンの焼き物も香ばしくていい。

すみれ

つづいてししとうウィンナーいため。ウィンナーがたこさんだよ!(笑)なんというか、居酒屋の料理というよりも「おふくろの手料理」という雰囲気で、こういうの好き。ししとうは当たり外れがあったらしく、私たちにはありませんでしたが、他のお客さんには大当たりがあったようです(笑。そういうことを見知らぬお客さん同士で笑い合える雰囲気のお店。

すみれ

谷中は猫の聖地、ということで、このお店のカウンターにも猫の置物が並べられていました。それも一つ一つポーズや表情の違う招き猫で、とても味があります。

すみれ

カウンターにはお酒がたくさん並べられていますが、焼酎の瓶の狭間に無造作にモヒート(ミントのカクテル)が並べられていたり、お客さんのボトルキープとの区別をつけるために瓶に「店」と書かれていたり、そういう雑然とした手作り感がこの店の魅力だと思います。

すみれ

豚肉しょうが焼。うん、うまいしょうが焼だ、いかにもしょうが焼ってしょうが焼だ(ぉ

すみれ

むしかれい焼。一度蒸した後で焼かれているので、ふっくらした食感です。味もしっかりついていて、酒のつまみに最適。

すみれ

というわけで、アルコールはそろそろハイボールに移行します。シンプルに焼酎をソーダで割っただけですが、作るたびに濃さが違うのが手作り感満載でいい(笑。

すみれ

そしてじゃがバター。バターがふんだんに使われていて香りが良く、後を引くおいしさです。

すみれ

さばの塩焼。料理があまりに美味しくてそろそろ食べるのと撮るのの順序が逆転してます(汗。居酒屋の料理じゃなくて定食と言われても違和感のない料理が続いていますが、このさばがまたトロッと脂が乗っていて美味。この店、近所にあったら居酒屋としてよりもむしろ夕食を食べるつもりで通いそうだなあ。

すみれ

我々がカウンターで『孤独のグルメ』の話をしていたら、看板娘の藤原紀香似のおねえさん(これでいいですか?(←))が「美保純じゃなくてごめんなさいねー」と言いながら(笑)いろいろと写真を見せたりお話を聞かせたりしてくれました。上の写真は撮影時に撮らせてもらった写真とのことですが、この人ゴローちゃんに抱きついちゃってるし!(笑)もう見るからにノリが良くてサービス精神旺盛なおねえさんという印象で、話していてもすごく面白い。

すみれ

だってカウンターの上から何故かまりもっこりが吊されているくらいなんですから(笑。このまりもっこりの秘密が知りたければ、このお店を訪ねてヤッ子ちゃんに爆笑エピソードを聞いてみてください(笑。

すみれ

ここであじの刺身をいただきたい気分だったんですが、残念ながら前のお客さんで売り切れ。「代わりに馬刺しでよければできるけど」と言われて、馬刺し好きとしてはそのままオーダーしてしまいました。いななきまーす!

すみれ

そして〆は本命中の本命、「特辛カレーライス」。他のお客さんもみんな〆に頼んでいたので、もう定番化しているようです。豚肉とじゃがいも、にんじん、たまねぎがごろっと入っていて、付け合わせは福神漬けじゃなくてらっきょう。お皿とかスプーンとかの雰囲気も相まって、もう居酒屋のカレーというよりも完全に「ばあちゃんちのカレー」です。コクがあってどろどろっと味が濃い。口に入れた瞬間の刺激は「特辛カレー」というほどの辛さは感じませ・・・って、飲み込んだ後に追いかけてくるこのパンチのある辛さ!確かに辛い、確かに旨い。これはとても私好みのカレーです。もう作り方を教わって自宅で作りたいくらいですが、いかにも真似できそうな方向性の味ながら、この味を安定して出せるようになるのも難しそうだな、というなかなかの完成度の高さ。

やっぱり飲みの〆にカレーが食べられるというのは幸せなことですね。そして、一見さんでも常連さんを含む店の空気になじませてしまう、おかみさんとヤッ子ちゃんの大らかさがとても気に入りました。根津は自宅からは遠いので、そうそう来れる場所ではありませんが、機会を見つけて必ずまた来たいお店です。

あ、そういえばゴローのようにトイレを借り忘れた(笑。これはトイレを借りるためにもまた来ないと・・・。

孤独のグルメ DVD-BOX

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投稿者 B : 23:55 | Curry | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2012/08/08 (Wed.)

豊島区駒込の煮魚定食

「音、匂い、雰囲気。どれをとっても懐かしい気がする。駒込、この街に郷愁を感じてしまうのは何故だろう」

和食亭

和食亭

というわけで、ドラマ・こどグル聖地巡礼も佳境に入ってまいりました。今回は、第 2 話の舞台となった駒込の「和食亭」にやってきました。ちなみに私はずっと南東京に住んでいるので、山手線の北側にはとんと縁がなく、駒込にも初めて降りたのではないでしょうか・・・。ドラマにおける井之頭五郎も「駒込駅にはほとんど降りたことがない」と言っていましたが、それでも郷愁を感じてしまうのは、おそらく山手線でもこのあたりの地域が東京ローカルな雰囲気を醸し出しているからでしょうか。

駒込駅のほど近くにあるこの「和食亭」は、カウンターとテーブル 2 席程度しかない、本当にこぢんまりとしたお店。一見さんではなかなか入りにくい、地元に密着した感のある「こどグルらしい」店構えと言えます。

店内に入ると、四本木さんを職人肌にしたような雰囲気の、とても柔和な印象の店主(と言っても直接会ったことがある人しか分からないでしょうが(笑))が出迎えてくれました。こういうお店だと、いかにも初老のおやじさんが厨房に立っていそうなイメージがありますが、思いのほか若くて驚きました。
ちなみに、席についてカウンターにコンデジを置いておいたら「すみませんが、店内の撮影は遠慮していただけますか」と言われたので、残念ながら今回は写真ナシ。文章だけで料理を表現するのって本当に厳しいんですが(´д`)、店に入っては店に従え。こどグルツアー初の写真なしエントリーで行きます(汗。

今回いただいたのは煮魚定食+刺身セット。私は港町で生まれ育ったので、どうも東京で魚を食べる気にはならず、外食で煮魚や刺身を頼むことはまずありません。が、今回はゴローちゃんに敬意を表して煮魚にしてみました。とても腰が低くて丁寧な店主が、嫌いな食材はないか、煮魚や刺身にする魚は何がいいか、などをひとつひとつ聞いてきます。今日の煮魚は鰤と鱈から選べましたが、鰤は今は旬ではないし、ゴローちゃんと同じく鱈に。まあ、鱈も旬ではありませんが(ぉ。刺身は今日は光りものがおすすめということで、店主にお任せしました。

まずは小皿に品良く盛られた前菜が運ばれてきました。劇中では前菜にシチューが選べるとありましたが(笑)、冬季限定なのか、今回は選択肢はなく前菜の盛り合わせが出てきました。ごぼうと鰯の生姜煮、かぼちゃの煮付け、イカ大根煮、じゃがいもといんげんの煮物、海老と胡瓜とオクラの柚子のおひたし、の五点盛り。ちょっとずつではありますが、いかにもおばんざい的な取り合わせで、思わず日本酒を頼んでしまいました。手取川の大吟醸冷酒、このキンと冷えた辛口がまた前菜によく合います。こういういぶし銀のおかずが、よく働くんだ。

前菜をつまみながら冷酒をちびちびと飲んでいると、刺身が運ばれてきました。大ぶりに切られた鮪の赤身に平目、そしてとても良く脂の乗った鰯。鰯の刺身って好きなんですよね。光りものの中では鰺や鯖よりも好きかもしれません。さらに、今日は縞鰺もおすすめとのことで、番外編ながらサービスで縞鰺の刺身の切れ端までいただいてしまいました。これがまた、脂が乗っていながらもぷりっとした弾力性があって、いい縞鰺でした。
刺身をいただきながら、出てきた白飯と味噌汁をいただきます。しじみがたっぷり入ってよくだしの出た味噌汁に、白いごはん。刺身に白いごはん、というのが、子どもの頃の夕食を思い起こされて、懐かしい。

そしてメインの煮魚。大ぶりな生鱈の切り身を二きれ使ったボリュームのある煮魚で、鱈と一緒に煮込まれた長葱が添えられて出てきました。鱈といえば柔らかく崩れやすい肉質のイメージがありますが、この鱈は身が締まっていて意外と食べ応えがあり、味がよくしみていて、心に沁みる味でした。こんなに美味しい鱈の煮物を食べたのは初めてかもしれません。東京でうまい煮魚が食べられるとは思っていなかったので、ちょっと感動。

さらに最後にはまた店主からのサービスで、平目の縁側のポン酢漬けを小皿に少々いただいてしまいました。これがまた珍味中の珍味というお味で、歯ごたえがありながらも舌の上でとろーっととろける脂身の甘みと、それを引き締めるポン酢の酸味が相まって、今思い出しても唾液の分泌が止まりません。これがまた日本酒に合うんだ・・・。

とても美味しくいただきました。写真が撮れなかったこと以外に、ひとつだけ残念だったのは、地元の人とおぼしきお客さん同士が、店内の端と端に対角線で向き合って大声で会話していたこと。地元密着のお店だからこういうのも許される雰囲気、というのもあるでしょうが、個人的には

モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか 救われてなきゃあ ダメなんだ 独り静かで豊かで・・・

と説教のひとつも垂れたくなる気分でしたね・・・。あれがなければ、もっと美味しくいただけていただろうと思うと、悔やまれます。

魚のチョイスとか、食べることのできなかったシチューとか、冬になったら改めてまた来てみたいお店かもしれません。ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:30 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2012/07/21 (Sat.)

蒲田 松家カレー

蒲田方面へ行く用事があったので、久しぶりに蒲田でカレー。

松家カレー

松家カレー

このお店には学生時代にちょいちょい来ていました。当時この近くに PC パーツショップがあって、アキバに行くほどじゃないときに使ってたんですよね。牛めしの松屋によく似た名前ですが、あえて松「家」を名乗ってます。

頼んだのは牛すじカレー、ライス大盛り、トッピングチキンカツ+チーズ。ちなみにライス大盛りは無料で、近くにある専門学校の学生需要を意識している感じ。私も久々に学生気分でもりもり頼んでみました(笑
カレー自体はオーソドックスな感じではありますが、チェーン系の特徴のない味ではなくて、どこか家庭的な味わいがあります。具は煮込まれて溶け込んでしまっているので、野菜がごろごろという感じではなく、カレー自体の味に一体化している感じ。牛すじカレーは、牛すじが程よくトロトロに煮込まれていて、私好み。ライスもふっくら炊かれていて美味しいです。

ちなみにこのお店はステーキが一枚どーんと乗った「サーロインステーキカレー」がけっこう有名です。

松家カレー

あとこのお店、カウンターの正面はもちろんのこと店内の壁一面に本棚が設置されていて、マンガが読み放題。私は頭文字 D を昔この店で全巻読みました(笑
そんな感じで学生さんや独り身のサラリーマンにフレンドリーな雰囲気のお店です。近くにココイチもあるけど(私はココイチもけっこう好きだけど)、蒲田でカレーを食べるなら、ココイチよりもこっちかな。

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投稿者 B : 23:15 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2012/07/12 (Thu.)

焼とん みやび屋 2012 夏

久しぶりに幡ヶ谷の「みやび屋」で集合してきました。

焼とん みやび屋

焼とん みやび屋

いつぶりだっけ・・・と思い返してみたら、実に 2 月以来。暖かくなってから来てなかったっけ・・・確かに、あの時期以来、飲みに行くときはこどグルツアーに絡めることが多かったので、よく行くお店にはちょっとご無沙汰気味だったんでした。そんな私の事情にプレッシャーを与えるためか(笑)、お店に行ってみたら入口の前で八子店長代理が待ち構えているし(笑

とりあえず、全員揃うまでの間はテーブルチャージ代わりの(笑)赤味噌キャベツとビールでグイグイ行きます。国産の生ビールが大好き(ぉ

焼とん みやび屋

メンバーが揃ったところで、料理のオーダー開始。例によってさんざん飲み食いしたので、写真をアップするのは全体の半分くらいにしておきます(笑。

まずはハムカツ。懐かしい味で、小学校の教室をモチーフにした昭和レトロな店内の雰囲気によく合います。子どもの頃は「ハムカツとビール」なんてマッチングは思いもよらなかったなあ。

焼とん みやび屋

私が大好きなのがこの「名物 みやび屋の煮込み」。牛すじ、豆腐、玉子の煮込みで、味も濃厚でとろうまい。野菜と味噌のうまみが溶け込んだスープは、そのまま白いご飯をもらってかけて食べたくなるほどです。

焼とん みやび屋

そして焼とんに突入します。まずはこれも私の大好きな「辛そうで辛くない少しだけ辛い豚串(正しくは唐辛子味噌)」。舌が麻痺するほど辛そうに見えるのに、むしろ甘いという、不思議な感覚の味噌だれが絶品です。ビール・・・ではなく、人間ドックで指摘されてからちょっと気をつけるようにしたホッピーが進みます。

焼とん みやび屋

定番のつくね。つい生ピーマンが欲しくなる私はこどグルの見過ぎです(ぉ

焼とん みやび屋

ぼんじり。ぷりっとした食感ととろける脂がたまりません。

焼とん みやび屋

そして四谷精肉店での定番だったねぎオムレツに 2 年ぶりの再会です。シンプルなレシピなのに、ほかの店ではこの味は出ないんですよね。スタッフが入れ替わった後の四谷精肉店(もう閉店しています)で頼んでみたら、ネギがまるまる一本入っているし(笑

焼とん みやび屋

珍味系では、塩辛じゃがバターと明太じゃがバター。こういうの好きなんですよねー。どのくらい好きかというと、ついホッピーを割るのを忘れて焼酎をそのまま飲んでしまうくらい(ぉ。

焼とん みやび屋

お・・・きたきたきましたよ。本命、大人のカレーつくね串。ちょい辛口のカレーにしっかりした肉感のつくね、そしてミニライスがついて〆に良し。飲んだ後ってカレー食べたくなりません?(←

焼とん みやび屋

カレーで華麗に〆・・・と思わせておいて、真の〆はたまごかけご飯。ひさびさの TKG ですよ。かつおぶし、ねぎ、ごま、わさび、と合成についてきた薬味が嬉しいです。

この時点で、胸元に下げたカロリズムの存在はもう忘れています(ぉ

焼とん みやび屋

久しぶりにお会いした八子店長代理。相変わらず活き活きと仕事をする姿が見ていて気持ち良いです。

聞くところによると、このみやび屋のほかにも以前のお店のスタッフの方と小岩でやきとん侍というお店をやっていたり、近々みやび屋の系列店として日本橋にワインバルもオープンされる予定だとか。八子さんのメインは引き続きみやび屋らしいですが、売れっ子ですねー。

焼とん みやび屋

いやはや、今回もごちそうさまでした。

もう少し私の生活圏からのアクセスが良い立地だと嬉しいんですが、またことあるごとに訪れたいと思います。

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投稿者 B : 23:59 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2012/07/05 (Thu.)

江東区門前仲町のやきとりと焼きめし

「俺の経験によれば・・・昔ながらのうまい店を探すなら、川のそばを攻めろ」

というわけで、ドラマ『孤独のグルメ』第 1 話に登場した門前仲町の「庄助」に、今回はやってきました。

庄助

庄助

このお店、想像以上に小ぢんまりとした店構えで、地元の人でもなければそうそう入らなさそうな気配を醸し出しています。昔ながらの長屋みたいな間口の狭く、奥に長いつくりで、ウチの近所の路地裏にも似たようなお店がありそうな感じ。でも生まれたときからその地に住んでいなければちょっと入りづらい、そんなお店です。でも、店内は別に一見さんお断りという雰囲気でもなく、とても家庭的な雰囲気でした。しかも、かなり混んでいるという。こういうお店って、早ければ 17 時くらいから地元の人々でいっぱいになって、逆に 20~21 時にはお客さんがまばらになるものですよね。

私の席はカウンターの一番奥、ゴロー席の隣でした。

庄助

まずはビールとお通しで乾杯。生ビールなんて気の利いたものは当然なく、瓶ビールだけどそこがいい。そしてお通しの大根、それに手羽の煮物・・・うん、しみてるしみてる。見るからにじっくり時間をかけて煮込んであって、ホッとする味です。田舎のおばあちゃんの家に遊びに行って晩ご飯を出してもらった、とでもいうような味と居心地で、これだけですっかり落ち着いてしまいました。

そして、明らかに常連とおぼしきおじさんがあえて「おねえさん、茄子の味噌炒めできる?」とメニューにない注文をするベタベタな展開もまた良し。

庄助

メニューはこんな感じでいろいろありますが、材料さえあれば本当に何でも作ってくれる感じです。お店に来たというより、おばあちゃんに好きなものをせがんで「ハイカラなものは作れんけどねぇ」と言われながら作ってもらうような雰囲気、と言えば良いでしょうか。おかみさん二人で切り盛りしているお店で、さすがにおばあちゃんは失礼ですが、私の母よりはずいぶん年上に見えます。藤田弓子と高畑淳子をそれぞれ下町にローカライズしたような、気さくなおかあさんたちが手際よく料理を作ってくれます。

庄助

メニューの中に「グリーンボール浅漬」という、この店には似つかわしくない珍しい名前が書かれていたので、頼んでみました。実態はキャベツの浅漬け。シャキシャキとした歯ごたえと、漬かりすぎていない爽やかな酸味でビールが進みます。

そしてさっそく本命の焼き鳥に進みます。7 種の焼き鳥が 1 本ずつ食べられる「焼とり 7 本セット」を注文。タレなんて邪道です、偉い人にはそれが解らんのです、とでも言いたげに塩のみの焼き鳥です。

庄助

まずはつくねと軟骨から。いきなり本命キター、という感じで、このつくね、むちゃくちゃホクホクです。普通に作ったらこうはいかないはずなので、もしかして山芋か何かをつなぎに使ってる?まるではんぺんのように、と言ったら少し言いすぎかもしれませんが、それくらいフワフワした食感のつくねです。なんだろうこのうまさは・・・なんだか、笑えてくるな。

軟骨はものすごく歯ごたえのある食感で、食べている口の外にまでコリコリいう音が響くほど。歯周病の人には応える固さですが、それもまた良い。じっくり噛みしめます。

庄助

続いて手羽。ちょっと焦げているところが手作り感満載でまたいい。

うん、うまい。これでごはんが食べたくなるなあ。なんでメニューに「焼き鳥定食」がないんだろう。

庄助

レバー。いかにもレバーらしいレバー。焼き鳥はどれも大山地鶏を使っているそうですが、別にそんなのを謳わなくたって、うまいものはうまいんです。

そうこうするうちにも焼き鳥はどんどん焼けてきます。放っておくとカウンターが焼き鳥でいっぱいになるので、しゃべるのも忘れてどんどん食べていきます。

庄助

飲み物はこのあたりでレモンサワーにバトンタッチ。別に先日の人間ドックで高尿酸値を指摘されたことを気にしているわけではありますけど!(ぉ

おかみさんがグラスに氷、焼酎、ソーダを順に注いで最後にカットレモンを絞って出来上がり。チェーン系の居酒屋で飲むサワーと違って、焼酎が濃いよおかあさん!この味でもう、気分は地元ののんべえです(笑

庄助

鶏皮も、いかにも皮って皮。こういうのって体に良くないと知ってはいても、やめられないんですよね・・・。カリッと焼けた皮の中から脂がじゅわっと。

庄助

そしてコリコリした食感がたまらない砂肝。そういえば、かつて砂肝のうまさを理解したときは、なんだか大人の仲間入りをしたような気持ちになったなあ(笑

庄助

焼き鳥の最後はねぎま。普通、ねぎまって最初に出てくるものだと思っていましたが、ここはたまたま焼き上がりの順番がそうだったのか、〆がねぎまでした。そういえば焼き鳥セットの中で唯一、このねぎまが正肉を使った焼き鳥でした。少し焦げ目のついたネギの風味がまたいい。

庄助

焼き鳥を食べ終わったのでいったん口の中をリセットしよう、と頼んでみたのがこの山いもワサビ漬。山芋のシャクシャクツルツルした食感に、思いのほか効いているワサビの刺激で、焼き鳥のうまさに恍惚となった舌がシャキッとします。そして例の濃いレモンサワーがまた進むという(笑

庄助

次はキャベツコンビーフ炒め。先日、中目黒の草花木果に行って以来、スパムとかコンビーフが妙に恋しくなる瞬間があって、どうしても頼まずにはいられませんでした。コンビーフの塩気がキャベツに良い感じに馴染んで、これだけで白い米が食べられそう。

庄助

お・・・きたきたきましたよ。ゴローがやたらうまそうに食べていたピーマン。いや正確にはゴローが常連客の食べ方をガン見した挙げ句マネした生ピーマン(笑。これをどうやって食べるかというと・・・、

庄助

はい。つくねをもう一本頼んで、ピーマンの空洞に入れて、つくねを潰してピーマンと一緒に食べる。ある意味、新しいピーマンの肉詰めです。単品で食べても十分すぎるほどうまいつくねでしたが、ピーマンと合わせるとまた違った味わいが生まれてきます。このピーマンがまた新鮮で肉厚で、ゴローは「苦い、苦いぞ。苦うまい」と言っていましたが、全然苦くない。むしろ緑色をしていなかったらパプリカと言われてもおかしくない甘みです。これはうまい。

庄助

こちらもゴローズチョイスの「信玄袋」。油揚げを焼いて醤油を垂らした中には、普通は餅か納豆が入っているものですが・・・こいつの中に入っているのは、ホタテとおくら。ホタテの香りとうまみに、おくらのネバネバした食感、それに焼いた油揚げの香ばしさってこんなに合うものだったのか・・・!と、新しい発見。

おかみさん曰く「もともとおすすめだったけど、あまり知られていなくて・・・でも、『(孤独の)グルメ』で紹介されてから人気メニューになってね」とのこと。

庄助

そろそろ魚も・・・ということで、例のホッケスティックか、メニューで気になった「イワシ丸干」がうまそうだな、と思っていたら、「さんま丸干し焼がおすすめですよ」ということで、頼んでみました。さんまの丸干しって食べたことがありませんでしたが、脂の乗ったさんまを干すとこんなにうまみが増すものなのか・・・というのも新発見。骨まで全部食べられます。

庄助

そろそろもう一つのメイン、焼きめしをいただきましょうか。焼きめしと梅干し・・・発想がなかった。これいいぞ。と、白飯派のゴローを納得させてしまった焼きめしは、梅干し、じゃこ、ごま、しその香りが複雑に絡み合って、焼きめしにありがちなしつこさが全然ない。むしろ口の中がスッキリしたので、まだまだ注文します(ぉ

庄助

飲み物は〆に向けてウーロンハイに移行。下戸のゴローちゃんと違って、私はアルコール入りのほうのウーロン茶です。そしてこれも焼酎が濃い(笑

庄助

続いてのつまみははんぺんのバター炒めです。バターがふんだんに使われていて、香りが良い、そしてフワフワ。ばあちゃんはこんなの作ってくれたことはないけど、なんだかばあちゃんが懐かしくなる味だ(笑。

庄助

ラストは明太子入りオムレツで。いかにも手作りらしい見た目と味で、明太子も辛すぎなくて優しい味。そろそろ終電が近づいていますが、帰るのが惜しくなってきます。でも、そろそろおいとま。

庄助

カウンターの上には、ドラマ主演の松重豊さん、そして原作の久住昌之さんのサイン色紙が大切に飾られていました。我々も新顔だったことと、おそらく注文している内容から察しがついたのか、おかみさんから「『グルメ』観ていらしたの?」と聞かれていろいろと会話しました。本当に昔から知っている近所のおばちゃんのような、そういう気のおけなさで、私はこのお店がすっかり気に入ってしまいました。

というか、この色紙によると、撮影日は本編と『ふらっと QUSUMI』どちらも昨年の 12 月 28 日!放送が年明けの 1 月 4 日だったので、そうとう突貫での編集だったことがわかります。ご苦労さまです>スタッフの方々

庄助

お店を出て門仲の駅に向かう間の脳内 BGM はもちろん『五郎の 12PM』。ロケーションがまた、この曲が似合う路地裏なんですわ。今までこういう場所で飲むことって滅多になかったのに、これが落ち着くというのはそういうトシになったのかな・・・と思いつつ、いやいやこどグルに出会っていなければそんな機会もなかったはずだ、と思い直します。

ちょっと、食べ過ぎてしまった。今度はタレで、白い飯食いてえな・・・。

孤独のグルメ DVD-BOX

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投稿者 B : 23:43 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック