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2018/04/28 (Sat.)

東京都港区南麻布のチョリソのケソ フンディードと鶏肉のピピアンベルデ

「メキシカン感、メッキメキ」

サルシータ

放送開始からここまでハイペースに回ってきている『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼、今回は先週放送された第 3 話、南麻布の聖地を訪問してきました。

地下鉄広尾駅から徒歩数分。地名に「麻布」とついていると敷居が高そうなイメージがありますが、ここはちょっと親しみやすそうな雰囲気を醸し出しています。しかも地下一階にあるお店なので、文字通り敷居も低い(そうじゃない

港区南麻布にある本場メキシコ料理店|メキシコ料理サルシータ

サルシータ

店内、カラフル。そして放送直後だけにほぼ満席。私は放送前に予約していたので入れましたが、当分はいっぱいだろうなあ。

テキーラに乗せられてなのか、お店の中は決してうるさいわけではないけれどウキウキした気分に包まれています。

サルシータ

まずは飲み物、久住さんが飲んでいたメキシコ風ライムジュースライム入りのビールってどれだ?とメニューから「ミチェラーダ」というビアカクテルを頼んでみたところ、なんかちょっと違う。飲み口に
塩がつけられたグラスにライムが入っていて、そこにコロナビールを注いでいく方式。しかも、ビールなのに氷が入っています。
期待していたものとはちょっと違うけど、これはこれでアリ。塩がちょうどビールのつまみ代わりになるし、氷が入ってるのもあんまり気にならない。一杯目としては正解だったと言えよう。

サルシータ

さて改めて、メニューは...と。
え、メキシコ料理ってこんなにあるの!?
サルサ、ナチョス、は分かるが...、ケサディーヤ?ソペス?全然分からない。想像もつかない。

とりあえず、ゴローちゃんが食べていたものを片っ端から注文していきます(笑

サルシータ

まずはソペス。メキシコ風ブルスケッタという感じか。
イタリアやフランスにも似たようなおつまみ料理はあるけど、ちょっとメキシカンにするだけでこんなにも楽しげになるものか。
いろんな味が混じってる。この店のカラフルな感じ、そのままだ。

サルシータ

ユカタン風チキンとライムのスープ。

ライムっていうか柑橘類でスープを作るっていう発想自体が日本にはないと思うけど、一口飲んでみて驚いた。
口当たりがスッキリしていて、全然違和感がない。これ、おいしいじゃないですか。

サルシータ

下にお宝ざっくざく。
アボカド、トマトにチップスまで。

なんだか癖になりそうな...この味は、ちょっと言葉ではうまく説明できそうもない。

サルシータ

改めてメキシカンビール。
店員さんに尋ねてみたところ、久住さんが飲んでいたのは普通にテカテでした。ライムを添えて出してもらえます。

サルシータ

久住さんが食べていたサボテンのサラダ。これも味が想像できなかったものの一つ。
サボテンって固そうだし美味しくなさそうだし、そもそも食べられるものなのか?と思っていたけど、食べてみればあらら。サボテンというより、なんかインゲンかピーマンのような食感と風味で、イケルイケル。さっぱりしたドレッシングと隠し味のチーズも利いていて、ビールのつまみにちょうど良い。

サルシータ

そこにチョリソのケソ フンディード。メキシコ風グラタン、といったところか。
チョリソのピリ辛をチーズが受け止めて、食べる前からうまさ当選確実。

サルシータ

ケソ フンディードについてくるトルティーヤ。
このトルティーヤ、モロコシ感が尋常でない。

布に包まれて出てくることで、最後まで熱としっとり感を維持したまま食べられるのも嬉しい。

サルシータ

トルティーヤをちぎったら、ケソ フンディードを包んでいただきます。

お~、期待通り。ピリ辛とチーズのコクを、モロコシの優しい甘みが包み込んでいる。
この手の巻き食いはタコスしか知らなかったけど、これもいいぞ。

サルシータ

こんなの食べさせられたら気分も盛り上がって、テキーラいってみたくなっちゃうなぁ~。
って、何?このラインアップ。めちゃくちゃ多いじゃないか。
超定番のクエルボとサウザくらいしか知らなかった。しかもこの見開きで全部じゃなくて、この後にもさらにページが続いています。これはもう「テキーラ沼」と呼んでも間違いではないに違いない。

サルシータ

さすがに選びきれなかったので、各三種ずつまとまっている「テイスティングセット」を二種類頼んでみました。
店員さん曰く「それぞれ飲んでもかなりアタックが違うので、飲み比べてみてください」とのこと。テキーラの「アタック」っていうのか!憶えておこう(笑

...確かに、最初からガツン!と来るタイプと、後からじんわりくるタイプ、追いかけて重い一撃が来るタイプ、など一口にテキーラといっても全然違う。これはまごうかたなく「アタックが違う」だ(ぉ
ウィスキーみたいな飲み口のもあるし、本当に面白い。テキーラ沼、侮りがたし。

テキーラってつい調子に乗って一気飲みするか、飲み会で罰ゲームに一気飲みするお酒のイメージがあるけど(←どっちにしろ一気飲みするのかよ)、ちょっとそれは失礼に思えてきたな。

サルシータ

こういうしっかりしたお酒を飲んでしまえば、料理の方もパンチ力が欲しくなるというもの。
何種類ものサルサソースでケソ フンディードを強化して対峙するしかない。

瓶のデザインからして相当辛そうだけど、実際はそうでもない。というかむしろ、ナイスアクセント。これは癖になるなあ。

サルシータ

チョリソの溺れ卵。
確かにチョリソが溺れてる。わかりやすくうまそうだ。

さっきのケソ フンディードとでチョリソがダブってしまったけど、こちらはトマト&卵でまた違った味わいがある。

サルシータ

そして鶏肉のピピアンベルデ。
これもすごいことになってる気がしちゃうな。この色!ベルデ(Verde)、つまり「緑」か。

店員さん曰く「食用ホオズキとカボチャを使った優しい味」とのこと。

サルシータ

うわ...この鶏肉、うまいな!ソースは...何だろう?食べたことない味だ。
さっきのライムスープもそうだったけど、なんというか日本人には言語化の難しい、未体験の味。

強いて言うなら、辛くないグリーンカレー。だけどカレーともちょっと違う。グリーンシチューとでもいうような、なんだか優しくてホッとする感じ。
このご飯と相まって、メキシコの〆に相応しいと思う。うん。

サルシータ

メキシコ、もう少し踏み込んでみたい気もする。
というわけで頼んでみたのが、ゴローちゃんの隣の席のお客さんが食べていた「モレポブレーノ」。
唐辛子にドライフルーツ、ナッツ、チョコレート(カカオ)を使った「一つのソースに全ての味覚が含まれている」料理だそうです(店員さん談)。

こっちはピピアンベルデとは対照的に、どっしり、しっかりした味。確かにカカオやナッツの風味はするんだけど、甘ったるくない。かといって辛くもなくて、とにかくコクが凝縮されている感じ。個人的にはピピアンベルデよりも気に入ったかも。

サルシータ

ちょっとテキーラを飲み過ぎた感があったので、最後はメキシコで最もポピュラーなカクテル「パロマ」でちょっと薄めます(それでもテキーラベース)。
グラスについている茶色いのは何かと思ったら、これも塩!テキーラをグレープフルーツとライムで割った爽やかな口当たりで、改めて頭がスッキリします。

いやあ、どれもこれも美味しかった。
正直なところ、メキシコ料理って「挽肉、トマト、チーズ、サルサ、どーん!」という大雑把な先入観をもっていたけれど、こんなに繊細なものだったとは。今まで自分がメキシコ料理だと思っていたのは、あくまでアメリカ流にアレンジされた TEX-MEX(メキシコ風テキサス料理)にすぎなかったんだなあ。そりゃあ、マヤやアステカといった高度な文明を源流に持つメキシコの料理だけが高度でないはずがない。

店員さんも、メキシコ出身かと思ってしまいそうな濃い顔に似合わず(失礼)料理や飲み物について丁寧に解説してくれたり、「日本の出汁にも通じるメキシコ料理の繊細な味を多くの人に知ってもらいたい」と熱く語ってくれて、他の料理もいろいろ食べてみたくなりました。

この店にして大正解。
最高のメキシコ日和だった。

ここは混雑が落ち着いたらまた来ようと思います。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 [Amazon Video]

関連ランキング:メキシコ料理 | 広尾駅

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【Season7巡礼中】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~7&原作 - NAVER まとめ

投稿者 B : 23:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2018/04/23 (Mon.)

神保町 ばんび

久しぶりに神保町に行く用事があったわけですが、神保町ってなんかワクワクします。古書店とカレーの街と言っても差し支えないくらいカレー屋が多い。まあカレー屋だけでなく個性的な飲食店がたくさんあって、この近辺で働いたらもうランチは目移りしそうなレベルですが、やっぱり新しいカレー屋を開拓したい。今回は、こちらのお店に行ってみました。

ばんび

ばんび

神保町の中心部からはちょい外れにあるこのお店。元々は、信濃町にあるタイカレーの有名店(行ったことないけど)である「メーヤウ」の暖簾分けだったらしいのですが、いろいろあって現在は店名を変え「ばんび」として営業しているとのこと。少なくとも昨日今日できたばかりのお店ではない年季を感じます。

ばんび

店内には妙に手作り感あふれる POP が貼られていて、カレー屋というよりは近所のスーパー感ある(笑
親しみやすい生活感があって、案外嫌いじゃないです。

ばんび

カレーの種類はけっこう豊富。レッドカリーやグリーンカリーがタイカレー系のなごりってことだろうけど、バターチキンも気になるし、王道のポークも捨てがたい。どれにしようか、迷うなあ...。

ばんび

最終的に選んだのは「鬼盛りカリー」。いや、なんか猛烈に腹が減っていてガツガツ食べたい気分だったんですよ...。
一番人気のポークカリーをベースに、豚三枚肉を通常の三倍入れているというのならそれを選ぶしかないじゃないですか。

ちなみにこれ「鬼盛りの普通盛りになります」と言いながら出てきたんですが、それ何盛り(;´Д`)。
※(具が)鬼盛りカリーのライス普通盛り、という意味だと思われる

ばんび

おおお、ごろごろした豚の三枚肉が三塊も入ってる!これはスゴイ。
ルウの色合いやとろみ具合も私の好みっぽい感じ。

ばんび

カレーはけっこうコクがありながらも、かなりしっかり辛口。内臓から熱くなって、食後も汗が止まらないタイプ。
でもこの深味と辛味を兼ね備えたカレー、やっぱり私の好みの方向性。

三枚肉は「いかにも肉って肉」で食べ応えアリ。カレーをしっかりと受け止めたポーク、うまい。
ニンジンがちょっと冷たいまま入っていたのが惜しいけど、ジャガイモは茹でたというより表面をカリッと揚げたようなのが入っていて、これも食感が面白い。

ばんび

せっかくカレーを食べるなら福神漬けのひとつもないか、と思ってカウンター上を探してみたところ、こんなものがありました。
これは「プリックナンプラー」といって、プリック(唐辛子)を漬け込んだナムプラー。タイカレーを源流に持つ店っぽくないカレー屋だと思っていたけど、こんなところにタイが息づいていたとは。

ばんび

試しにプリックナンプラーをちょっとライスやルウに混ぜ込んでやると、辛さだけでなくコクが増して、カレーの奥行きがさらに広がった感じ。タイカレーじゃなくてもナムプラー、アリじゃないですか。これはおいしい。

自分の中のカレー欲求と肉欲求を同時に満たしてくれる店でした。
神保町の他のカレー屋とはちょっと方向性が違うけど、確かにおいしかった。
本当に、神保町のカレーの世界は広いなあ...。ここにもまた来たいけど、さらに神保町のカレー店を開拓したくなりました。

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投稿者 B : 23:27 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2018/04/18 (Wed.)

BAR THE GINTONICX #5

久しぶりにこの店で飲んできました。

BAR THE GINTONICX

BAR THE GINTONICX

ここしばらく横浜方面に来る機会自体がなかったし、CP+ も夜はそのまま帰ってしまったため、なんと一年以上のご無沙汰でした。そういえばしばらく忙しくて、飲みに出る回数自体減ってしまっていたなあ...とカウンターのいつもの席に腰掛けながら思い返してみたりして。
久方ぶりに来てみたら、曜日によってはマスターのワンオペ営業ではなくなっていて、女性スタッフの方が入っていたことに驚き。まあ一人でお酒も作って料理も作っては大変ですよね。

BAR THE GINTONICX

ま、何はともあれジントニック。季節モノの桜ジントニックからいただいてみました。
桜の塩漬けで香りをつけたジントニックで、やさしい香りが広がります。関東の桜も完全に終わってしまったけど、過ぎゆく春を名残惜しむつもりで飲み干していきます。

BAR THE GINTONICX

つまみは例によっていぶりがっこマスカルポーネから始めます。最近ではこのいぶりがっこマスカルポーネもメニューに置いていないことが多いようで、久しぶりの復活だった模様。私が行くと伝えてあったから用意しておいてくれたに違いない。ありがとうございます。

BAR THE GINTONICX

ここに来たからには一杯は飲まないと気が済まない昆布ジントニック。
昆布によってジンがこんなにもまろやかになるなんて、普通は気づかないよなあ。そして、お酒でありながらまるで昆布茶を飲んでいるかのような落ち着き感。癒やされます。

BAR THE GINTONICX

料理はガツン!とラムステーキ。こんな本格羊料理が出てくるバー、そうそうありません。
飲むだけじゃなくてしっかり食事もできるんだから、もう少し生活圏に近ければ毎週通うんだけどなあ。

BAR THE GINTONICX

これも私の大好物、ルリカケス(国産ラム)。
自宅にボトルで買って持っていても、店で飲むとやっぱり味が違って感じる。削り出しのロックアイスとか、自宅じゃそうそう用意できませんからね。他にも照明とか BGM とかも含め、お店に来たからこそ堪能できる酒の味があります。

BAR THE GINTONICX

重めの一杯からちょっと目先を変えて、湘南ゴールドジンフィズ。
「湘南ゴールド」って柑橘類の名前なのに、サンクトガーレンのおかげですっかり地ビールのイメージがついてしまいましたが、ジンフィズに入れるとこんな感じなのかー。初夏を感じさせる華やかな香り。

BAR THE GINTONICX

料理はまたしてもガッツリしたものを頼んでしまいました。ケイジャンチキン。
パリパリに焼かれた皮の食感とスパイシーなソースがうまい。一軒目からいきなりバーに来たけど、実はけっこうお腹空いてました(笑

BAR THE GINTONICX

アップルハイボール。これも林檎の爽やかな香りと甘みが嬉しいハイボール。
ピリッとくるケイジャンチキンにもよく合います。

BAR THE GINTONICX

飲み物の〆はディルジントニック。ハーブの香りが口の中をリセットしてくれる感覚。

BAR THE GINTONICX

で、最後にご飯もの。魯肉飯!どちらかというとシルクロードを感じることの多いこの店の料理の中では珍しい台湾飯。
過去三回台湾に行ってすっかり魯肉飯好きになってしまった私としては、これは意外だけど嬉しい。

粗めに崩された肉が食べ応えあってうまし。
ちなみにこれは一人前を半分こにしてもらった分量です。

BAR THE GINTONICX

今回も、間違いなくうまかった。

若かった頃はバーってのは格好つけて行く店だと思っていたけど、ここみたいに気取らずリラックスできる店もあるんです。これでロケーションがもうちょっと近ければ、自分も『探偵は BAR にいる』の「俺」や『BAR レモン・ハート』のメガネのようにカウンターの端っこにいつもいる客、になるんだろうけどな。

次はきっと、そんなに間を置かずにまた来ます。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:12 | Drink | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2018/04/14 (Sat.)

東京都世田谷区経堂の一人バイキング

「ここはまるで、俺の胃袋の実家だ」

経堂

ドラマ『孤独のグルメ Season7』、昨夜放送されたばかりの経堂の聖地に早くも行ってきました。小さいお店で、放送されたらかなり混むことが予想されたので、今回は放送前に訪問。

今回は川崎の一人焼肉両国の一人ちゃんこ西巣鴨の一人すき焼きに続く「一人バイキング」回。私は聖地巡礼には誰かを誘って行くことも少なくありませんが、サブタイトルに「一人○○」と入れられたら、一人で行くしかないじゃないですか(;´Д`)。というわけで、今回はあえての一人巡礼。

それにしてもこのあたり、思いっきり世田谷の住宅街。とてもお店がありそうには思えない閑静な街並みに溶け込むように、お店が存在していました。

マッシーナ メッシーナ

え、これ、店?
普通の一軒家じゃないのか。

ママチャリが何台も駐まっていて、普通の民家でママ友のお茶会でも開かれている、そんな雰囲気。
でも、塀の中を覗き込むと、

マッシーナ メッシーナ

かなり控えめに、看板。
これは知ってる人じゃないと気づかないんじゃないかな~。

一軒家で、バイキング一択の、マッシーナ メッシーナ。
謎すぎる。でも俺の空腹な好奇心が、入っちまえと言っている。

マッシーナ メッシーナ

マッシーナ メッシーナ

おおお、なんだこの人ん家感は。
いきなり友達の実家に呼ばれた気分。

玄関扉を開けると、中から優しそうな黒人のマスターが出てきました。ドラマには登場しませんでしたが、ギニア人の「マッシーナ」さん。
「今ちょうど料理がだいたいなくなっちゃったところで、次できるまでちょっと時間がかかりますけど、いいですか?」とのこと。
大丈夫ですよと告げて、まるで親戚か友達の家にでも上がり込むように、中に通されます。

マッシーナ メッシーナ

うわあ...この家具や調度品の実家感。
座敷席では、まさにママ友会っぽい集まりが催されていました。
きっとここ、昔から世田谷の主婦たちの憩いの場だったんだろうな。

マッシーナ メッシーナ

テーブル席側はこんな感じ。
初めて来たはずなのに、この懐かしさはどこから思い出されるんだろう?
まだじいちゃんばあちゃんが健在だった頃の実家って、こんな茶色の家具で満たされてたよなあ。

マッシーナ メッシーナ

バイキングの料理はこんな感じで並んでいました。

あそこにあるのを選んで取るわけだな。
どれ...と思ったけど、確かに言われたとおり主菜っぽい皿は軒並み空っぽ。
厨房ではおかみさんが忙しそうに、次々に料理を作っています。

ま、バイキングは浮き足立ったら崩壊する。ここは慌てず出来上がりを待とうじゃないか。
まずは落ち着いて控えめに、残っている料理を集めていくとしよう。

マッシーナ メッシーナ

というわけで、バイキング第一弾。

メインどころの料理がなかったからおばんざい盛り合わせみたいになっちゃったけど、チョイスも盛り付けもイイ感じにできた。
我ながらなかなかの好采配なんじゃないの?

マッシーナ メッシーナ

上から時計回りに、枝豆豆腐、ブロッコリーサラダ(カニカマ入りなのが嬉しい)、焼き鯖、きんぴらごぼう、白菜の浅漬け、玉子焼き、豚しゃぶ、そして中央がキュウリとトマトの塩麹和え。
バイキングって欲張ってたくさん取っちゃいがちだけど、あえて少量ずつにしていろいろ楽しむ。これが真のバイキンガーの嗜みですよ。

ほんのり枝豆が香る豆腐にわさび塩、それに素朴な甘い味付けの玉子焼き。ごはんのお供としては焼き鯖や豚しゃぶも王道のおいしさ。
そして個人的にはこのきんぴらに驚いた。このちょいカレー味が新たな食欲を引きずり出す。

決して派手な料理ではないけれど、どのおかずも手間をかけているのが分かる。
一つ一つに心を込めているのが、よく分かる。

マッシーナ メッシーナ

ようし、ギニアいってみよう。
この雑穀米にかかっているのがギニアの家庭料理「マフェ」。
中に入っていた手羽元は、柔らかすぎて早くも鍋の中で骨から外れかかっていたほど。

しっかり辛くてカレーっぽいけど、カレーじゃない。
いろんな野菜をじっくり煮込んだ奥行きのある味わい。

これは特筆すべき家庭料理だ。

マッシーナ メッシーナ

お味噌汁も...おっと、しっかりいりこだし。
何気なく掬ってみたらお椀に煮干しが入っていて驚きました。
まさに昔ながらの家庭の味。こんな味噌汁、久しぶりに飲んだ気がする。

マッシーナ メッシーナ

一巡目を食べている間に、追加の料理のほうが出来上がってきました。
そう、バイキングは運じゃない。諦めずに自ら道を切り開く強い心が大事なんだ。
でも、出来上がってくるたびにお客さんがわっと集まって料理を取っていくから、冷める暇がない感じ。

そして料理を取りに行くたびに厨房のおかみさんと目が合って「お待たせしてごめんなさいね」「もうちょっとでできますから、待っててくださいね」とにこやかに声をかけていただく。
ああ、この店の暖かさや包容感は、このおかみさんの人柄から来ているんだなあ。

マッシーナ メッシーナ

そんなわけで、バイキング第二弾。
今度は冷やし中華サラダ、タラモサラダ、マカロニグラタン、それにゴローちゃんが食べ損ねたドリア。
ドリアはもう見るからに美味しそうで小皿の容量だと食べ足りないだろうと思えたので、別皿にもしっかり盛ってみました。
さらに、マフェライスは実はこれが三杯目(笑)完全に気に入ってしまった。

今回もどれも美味しいけど、中でも特にタラモサラダは大当たりおかずだ。
こんなオーソドックスなおかずなのに、今まで食べたどんなタラモサラダよりもおいしい。中に入ってる海苔の風味が効いてるんだろうけど、それだけじゃない深みがある。

ドリアは雑穀米とカレーベースの上にたっぷりチーズがかかっていて、想像通りのうまさ。
マフェライスといいどちらもおいしくて、炭水化物を採りすぎてしまう。
でも雑穀米ならばその罪悪感も半分でいいはず(ぉ

そういえば、劇中のゴローちゃん同様にアスパラの塩焼きの最後の一本を取ってきたわけですが、あまりの長さにこのお皿に載りきらず、私としたことがつい写真を撮り忘れてそのまま食べてしまいました(汗

マッシーナ メッシーナ

ああ、おいしかった。予想通り、バイキングは 100% 食べ過ぎちまうな。
おかみさんの長年の手料理に加えて旦那さんのギニアの味、珍しくも暖かい和洋幾折衷料理だった。
外食したというより、やっぱり親戚か友達の家に招かれてお腹いっぱい振る舞ってもらった、そんな感覚。

経堂の住宅街の中の一軒家バイキング、いいものを知った。
うまい家庭の味が恋しくなったら、この家に帰ってこよう。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 [Amazon Video]

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投稿者 B : 20:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/04/12 (Thu.)

山本のハンバーグ 大岡山店

以前渋谷店で食べてたいそう気に入ってしまった「山本のハンバーグ」の大岡山店に行ってきました。

山本のハンバーグ

山本のハンバーグ

大岡山というと、昔は生活感ある学生街というイメージでしたが、東急線の再編以降オシャレな店や有名店が進出してくるようになりました。古き良きローカル商店街に紛れ込むような形で、山本のハンバーグ大岡山店を発見。
渋谷店同様に女性客多めだけど学生っぽい人やファミリーもいたりして、雰囲気はちょっと違います。

山本のハンバーグ

例によって写真だけでソソられてしまうメニュー。店舗によって内容が違うのか、それとも改訂がかかったのかわかりませんが、渋谷店で見たときとはちょっと変わって「ほそびき」「あらびき」といった表記が加えられています。
どれも美味しそうで、迷ってしまうなあ...。

山本のハンバーグ

さらに別紙で季節限定メニュー。
これもこれで、どっちも気になるなあ...特に賄いから生まれた牛すじ煮込みハンバーグ!牛すじ煮込み料理好きとしてはこれは一度食べておかなくては。注文はこれで決まり。

山本のハンバーグ

ランチセットに含まれるサラダと野菜ジュースがまずは運ばれてきました。
サラダはパプリカや根菜がたくさん入った彩り鮮やかなもので、見た目からして嬉しい。
野菜ジュースは自家製。運ばれてきたときに「今日の材料はこれ」という感じで絞る前の素材を持ってきてくれるのもちょっと楽しい。サラダ&野菜ジュースでこれから食べる肉をあらかじめ相殺してくれそうな安心感があります(笑

山本のハンバーグ

そして、これが牛すじ煮込みハンバーグ。
テーブルに到着するなり、デミグラスソースのいい香りが鼻をついてきます。

山本のハンバーグ

ハンバーグの上にはタマネギとブロッコリー、プチトマトが載せられていて盛り付けも美しい。また野菜に隠れて見えないけどトロットロの牛すじが少し載っているのも嬉しい。

山本のハンバーグ

ハンバーグはスプーンで切ると中から肉汁ジュワ~。店名を冠した「山本のハンバーグ」は中からチーズソースが出てきて驚いたけど、この煮込みハンバーグは肉そのものの味をデミグラスで味わうのが正道でしょう。しっかりコクのあるデミグラスソースは私好みの味。野菜自体の自然な甘みがちょうど良く、ハンバーグとの相性抜群です。

山本のハンバーグ

この味噌汁にも驚かされました。白菜と三葉にパプリカが入っていて、春らしい華やかな香りがいい。味噌汁というよりは春野菜のスープという印象で、煮込みハンバーグと組み合わせても違和感ありません。

山本のハンバーグ

カウンターの上には大岡山店限定の薬味として特製のふりかけが用意されていました。じゃこ入りの見るからに美味しそうなふりかけで、おかずが美味しければ白飯で十分派な私としても、これは食べてみるほかない。

山本のハンバーグ

ふりかけご飯なんて何年ぶりだろう?これが意外と、ハンバーグと一緒に食べても「アリ」な味。ついご飯をおかわりしたくなってしまったけど、炭水化物の取り過ぎには気をつけているので、ここはグッと我慢...。

山本のハンバーグ

ああ美味しかった。満足度の高いハンバーグでした。
美味しいハンバーグを食べると幸せな気分になりますね。

チェーン展開していながら店舗ごとのオリジナリティも出しているのは面白いし、あちこちの店舗に行ってみたくなりますね。渋谷店も大岡山店も、店員さんの接客がとても心地良いのも印象的。ランチにしてはちょっと高めだけど、それだけの価値はあると思います。

きっとまた来よう。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:59 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/04/09 (Mon.)

埼玉県上尾市本町の肩ロースカツ定食

「俺の腹は、今朝から完全にとんかつってなってる」

キセキ食堂

ドラマ『孤独のグルメ Season7』、いよいよ先週末から放送が始まりました。そこで私も早速第一話の舞台である上尾へと飛んできました。だってあのとんかつを見せつけられたら一刻も早く食べに来るしかないじゃないですか!

私は埼玉県に来ること自体が少ないけれど、上尾は完全に初めての街。けっこう大きい街なんだな、上尾。
さて、目的の店は...上尾駅から徒歩 10 分ほどのちょっと路地に入ったところに発見。

キセキ食堂

キセキ食堂

放送直後ということでどれくらい混んでいるか不安だったんですが、10 時ちょうどにお店に着いたところ、並んでいるお客さんが二人ほど。しかし店先に出されている予約票(並ぶ人もここにまず名前を書く)を見ると、並んでいる人も含めて既に 10 人以上の名前が書かれていました。ランチタイムは合計 35 名ほどで売り切れてしまうらしく、11 時の開店に対して 10:30 には品切れ確定。それでも私が観測していた限り、13 時頃までの間に 40~50 人のお客さんが来ては諦めて帰っていました。
昼夜ともに予約は受け付けているものの、4 月いっぱいは既に予約が取れない状況とのこと(当日並び分は別枠)。

私は残念ながら一巡目には入れず、開店から一時間あまり待つことになりました。夫婦二人でやっているお店らしく席が空いたからといってすぐに入れるわけではなく、一巡目のお客さんがほぼハケた段階でようやく入店できました。
並び始めてからかれこれ二時間ちょっと、もうむちゃくちゃ腹が減ってるんだって。

キセキ食堂

ようやく入店し、カウンターに着席。残念ながらゴロー席の一つ隣でした。
メニューはこんな感じで、都心ではないとはいえとんかつ屋としてはかなり良心的なお値段。

もちろん、「キセキ定食」のカツを注文するわけです。
ゴローと同じように単品でステーキも頼みたかったけど、それには予約票に二件分の名前を書いておく必要があったらしく(人数分でなく品数分らしい)、残念ながら注文できず。後のほうで並んでいたお客さんは予約票に「名前+人数」で書いていた人が何組かいたようで、並んだのに結局食べられなかったお客さんもいました。ちょっと特殊な予約システムなので、これから巡礼しようという人は要注意。

キセキ食堂

カウンターの上には、とんかつソースにステーキソース...おっ、辛味噌まであるぞ。ごまドレッシングとオニオンソース、ふうん。
こういういろんな種類のソースやドレッシングが置いてある店、好き。いろいろ楽しめて嬉しいじゃないの。

「キセキ定食」は回転率のいいメニューなのか、注文して店内をいろいろ見回しているうちに、あまり待たずに出てきました。

キセキ食堂

え~、なに!?この威圧感。
東京にも分厚いとんかつを食べさせる店はけっこうあるけど、この厚さは今まで見たことがないレベルだぞ。

ちょっと待てよ...。

キセキ食堂

横に 16cm、縦 10cm、高さ 4cm 5mm。規格外のでかさだな。
金谷のアジフライのでかさとうまさにものけぞったけど、とんかつでこれというのはまたすごい。

それでは改めて、いただきます。

キセキ食堂

まずはとんかつソースだろう。
ゴローちゃんと同じく左から三切れ目にソースをかけて、賞味開始。

とんかつと言えば、同じく久住昌之先生原作の『食の軍師』のとんかつ回でも「とんかつを食べるダンドリ」にこだわっていたけど、今回のゴローちゃんの食べ方もまさにそうでした。来週はまたダンドリが物を言いそうなバイキング回だし、Season7 はこれまで以上に食べ方に注目すべきかも。

キセキ食堂

それにしても、重っ!しかもすごく柔らかいから、箸で持ち上げている間に肉が崩れてきそうな勢い。

おっほ~!ほー、うまい。なんだよこれ。笑うしかないな。
さすが熟成肉、肉自体からうまみが溢れてくる。今まで食べたどんなとんかつとも違う味。

キセキ食堂

この色!これには...塩でしょう。
本当にうまいとんかつは塩で十分だと思うけど、これもまさにそんな感じ。肉そのものの味だけで食べられる勢い。

肉食ってる感が尋常じゃない肉だ。肉々しい肉だ。

キセキ食堂

肉と肉の間に箸休め的にいただくしめじの味噌汁も、正しくおいしい。
味噌汁なんだけどちょっとおすまし的な軽さというか上品さがあって、とんかつのいいクッションになってくれる。

キセキ食堂

よし、モリモリいこうじゃないか。
次は塩レモンとんかつ、いってみよう。

おお...レモンが豚を引き締める。シンプルな塩とんかつとはまた違った、研ぎ澄まされた味わいだ。
自分は普通のとんかつ屋でレモンをかけることはあまりないけど、この塩レモンかつはアリ。

この肉なら永遠に食べ続けられる、そんな気がします。

キセキ食堂

今度は辛味噌で名古屋に行ってみるか。
いや、味噌かつは味噌かつなんだけど、ちょい辛なのが名古屋とは違う。

辛味噌、味の目先を変えるという意味では面白い存在だけど、私はやっぱりシンプルに肉のうまみを引き出す食べ方が好きかな。

キセキ食堂

ラスト一切れ、締めはとんかつソースだ。最後はやっぱりこの定番の組み合わせに戻ってくるんだ。

筋っぽさを微塵も感じさせない柔らかな熟成肉に、薄めの衣。今まで食べたどんなとんかつとも違う味。
出てきたときは一瞬食べきれるかと思ったが、いらぬ心配だった。本当にうまい肉ってなんというか、「軽い」ような気がする。揚げ物についてもそうで、鳥越の「まめぞ」といい、『孤独のグルメ』に出てくる揚げ物の店って、胃にもたれにくい軽さがある。

キセキ食堂

いやーぶったまげた。こんなとんかつが、上尾の街に潜んでいたとは。

ドラマ登場前から地元では人気店だったようだけど、これから当面は行列が絶えないんだろうなあ。
ご夫婦二人で切り盛りしているお店ということで、身体に気をつけてがんばってほしいと思います。
そして私は、行列が落ち着いたら今度はステーキを食べに来たいなあ。

ありがとう、キセキ食堂。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 [Amazon Video]

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【Season7巡礼開始】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~7&原作 - NAVER まとめ

投稿者 B : 20:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/03/12 (Mon.)

五反田 名代 後楽そば

三月に入ったあたりから、五反田の駅を出たところで妙にソソるソースの香りが立ちこめるようになりました。やたらと空腹を刺激してくる香りで、発生源はどこだ!?と探ってみたら、ガード下、ちょうど一年前に惜しまれつつ閉店した立喰いずし 都々井の跡地に新店が入っているじゃないですか。

名代 後楽そば

後楽そば

ん?なんかこの看板見覚えがあるぞ?と思ったら、これまた有楽町のガード下にあったお店じゃないですか。一昨年に閉店し、ここ五反田に移転して再オープンした模様。個人的には有楽町に行くなら他に行きたい店はいろいろとあるから当時はこの店に入ったことはありませんでしたが、この機会に入ってみようじゃないの。

後楽そば

メニューはこんな感じ。単品ならばほとんどのメニューがワンコイン以下で食べられてしまうのがサラリーマンとしては嬉しい。いつものランチの値段で並盛りのカレー+コロッケそばとか食べられてしまう金額ですよ。でもどうやら有楽町時代に比べて微妙に値上げしたらしく、以前を知っているらしき他のお客さんが「この価格帯になると厳しいね~」と話しているのが耳に入ってきましたが、それでも安いと思います。

後楽そば

立ち食いそば屋らしく券売機制になっています。私は初めての店で後ろに列ができている状態でこのメニュー盛りだくさんな券売機を目にすると慌ててしまって選べなくなるタイプです(;´Д`)ヾ。
どれにしようかな...ええい、ままよ。

後楽そば

店内は都々井時代同様にカウンターのみながら、改装されて小ぎれいになっていました。食券を出すと程なくして料理が出てくるスピーディーさが立ち食いそば屋らしくていい。

頼んだのはミニカレーライスと焼きそばのセット。あのソースの匂いを嗅いだなら焼きそばは食べたかったし、それでも立ち食いそば屋なんだからかけそばくらいは食べてみたかったけど、焼きそば&かけそばなんていうセットメニューは見当たらなかったので、無難にカレー。後ろに列ができていなければ落ち着いて単品焼きそば&単品コロッケそばあたりを頼んでいたかもしれません。

後楽そば

焼きそば。店内を見回すと、お客さんの九割が焼きそば食べてるじゃないですか。やっぱり、ここは立ち食いそば屋でありながら焼きそばが看板メニューなんだろうな。
見た目からして、テカテカと油ぎった焼きそば。B 級グルメ感満載だけど、あのソースの匂いにはこれくらいジャンクな焼きそばを期待してしまうもの。油とソースがガツン!と脳髄に響く感じ、サラリーマンのパワーランチとしては悪くない。

後楽そば

カレーのほうは、形ある具としては人参くらいしか見当たらないけど、ルウはスパイスが効いた辛口カレーで、嫌いじゃない味。これは並盛りのカレーにしても良かったかもなあ。そういえば、そばのトッピングとしてコロッケやとんカツがメニューにあったけど、カレーと組み合わせてコロッケカレーやカツカレーにもできるんだろうか。

いやはや、昼間っからとんだ炭水化物祭りを開いてしまいました。こういうジャンクランチ、たまに欲しくなりがちだし、また来ようと思います。
この近くには立ち食いうどんのおにやんまもあるし、この春にはとだかと同じビルに都々井が移転再オープンするらしいし、サラリーマン向けのジャンクランチ~飲み帰りの〆向けの店が熱くなってきましたね。都々井も開店したら早々に行ってみようと思っています。

関連ランキング:立ち食いそば | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 23:25 | Curry | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/03/02 (Fri.)

新宿「すずや」のとんかつ茶漬け

新宿で昼食を食べる機会があったので、以前からちょっと気になっていたお店を攻略してきました。

名代とんかつ 新宿すずや

すずや

歌舞伎町の入口付近にあるとんかつの老舗「すずや」。とんかつそのものよりも「とんかつ茶漬け」のほうが有名なほどではないでしょうか。
かなりの有名店で、私も昔から存在は知っていたものの、とんかつをお茶漬けにするというキワモノっぽさがどうなのよ、と思って今まで敬遠していました。でも新宿でランチってあまりしないから知っている店も少ないし、たまには攻めてみるかと思い入店。

すずや

すずやってけっこう年季の入ったビルにあるイメージでしたが、いつの間にかガラス張りの綺麗なビルに建て替えられていました。どうやら持ちビルのようで、お店の収益というよりも他店のテナント料から利益を上げているんでしょうね。
とんかつ屋というからには渋めの内装を想像していたら、オープンなカフェレストランのようなオサレ空間が展開されていて、ちょっと驚きました。

すずや

メニューはいろいろあるけれど、ここに来たからには最初は普通のとんかつじゃなくてとんかつ茶漬けを頼むべきでしょう。
一皿で二度おいしいとんかつ茶漬け、おすすめの食べ方も書いてありますが、とんかつというよりもひつまぶしに近い楽しみ方をするもののようです。

すずや

これがそのとんかつ茶漬け。味付けは三種類ある中で、昔ながらのからし醤油味にしてみました。
鉄板に乗ったとんかつという時点で今まで見たことがないとんかつで、どんな味がするのか想像もつきません。

すずや

鉄板の上にとんかつ、さらにその上に堆く積み上げられたキャベツと海苔。
とんかつ屋のキャベツといったら千切りが定番だけど、とんかつ茶漬けのキャベツはタレに軽く浸された感じのしっとりしたキャベツ。これはこれでご飯が進みます。しかもキャベツはおかわり自由、おかわり時に違う味付けのキャベツが選べるというから、ちょっとしたお得感がありますね。

とんかつのほうは、やや淡泊な肉のとんかつを濃いめの味のタレで食べさせるような感じで、これ自体はまあ美味しいけどびっくりするようなものではないなあ、と思ったら、最後にお茶漬けにして印象が変わりました。

すずや

とんかつとキャベツとごはん、それに薬味をちょうど良い具合に残してお茶漬けを作成。
この時点で、ややあっさりめのとんかつの意味が分かりました。ジューシーすぎるとんかつだとお茶漬けにしたときのバランスが悪いということでしょう。お茶漬けにしたときのとんかつが、ちゃんと存在感があるんだけど脂分が出過ぎず、よく馴染む。確かにこれはアリだなあ。

揚げ物、特に天ぷら系ではなくフライやカツ系の揚げ物をダシに浸すってどうなの?と思っていましたが、言われてみればカツ丼やカツ煮といった卵とじ系の煮込みカツはあるし、立ち食い蕎麦屋でコロッケ蕎麦をこよなく愛する人もいたりするほど「出汁に浸されたフライ」って日本人にとってなじみ深いものだったんだなあ。

ちょっと単価が高めだけど、今まで敬遠していたことをちょっと後悔しました。
今度来る機会があったら、次はオーソドックスなとんかつも食べてみたいです。

関連ランキング:とんかつ | 新宿西口駅西武新宿駅新宿駅

投稿者 B : 00:33 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/02/21 (Wed.)

茗荷谷 豊栄 その 3

「それにしても、この例えようのないおいしさたるや」

豊栄

ちょっと(というか、だいぶ)遅めの新年会ということで、約四ヶ月ぶりに茗荷谷の聖地で中華をいただいてきました。

この店、全店巡った私としては Season6 の中でもトップクラスにおいしく、リピートする価値があると思います。松重豊さんもラジオで「年末にあのアボカドが食べたくなって、一般客のふりしてお店に電話してみたけど予約が取れなかった」とおっしゃっていましたが、本当になかなか予約が取れない(;´Д`)ヾ。三週間ほど先で空席のある時間帯をなんとか見つけ、満を持して行ってきました。

中国料理 豊栄

豊栄

やっぱりこの黒板メニューが全部そそる。毎回ちょっとずつ違うメニューのどれもが空白をさらに刺激してくる。
丸鶏のパリパリ揚げ、間違いなくうまいやつや。ブリのライチ紅茶スモーク?よく分からないけど妙に惹かれる。「豊栄醤炒め」と名のつく料理も絶対にハズレなし。

さあ、どれから攻めようか...。

豊栄

何はなくともまず乾杯。今年ももう二ヶ月が過ぎようとしているけど、改めてよろしくお願いします。
気の置けないメンバーでの集まりは、やっぱり気持ちがほぐれます。

豊栄

どんなメンバーかというと、カバンからおもむろにスマホに EF レンズを取り付けるアダプタとリグが出てくるようなメンツ(ぉ。趣味を晒しあいながら語らう時間の楽しさよ。

豊栄

料理の方は、まずは夫婦肺片(フーチーフェイペン;牛もつのピリ辛和え)からいただきます。
これ、牛もつのいろんな部位をピリ辛に和えたシンプルな料理で、ビールによく合います。そして何度来ても思うけど、この店は「うまみ」を活かした料理が本当にうまい。火と油と唐辛子でジャジャッとやっつけた感じでは全然なく、よく計算されて丁寧に仕上げられた味。

豊栄

からの、パクチーの熱々ネギオイル香味醤油かけ。これは逆にパクチーにネギとアツアツ胡麻油をジャジャッとやっつけただけですが(ぉ、パクチーのくさみがゴマ油で程良く中和されてうまい。

豊栄

そして「アボカドのセイロ蒸し」。これ前回来たときには食べられなかったんですよね...代わりにレタスのセイロ蒸しが品切れていたのは、折からの野菜高騰の影響かもしれません。

私はアボカドはあまり得意ではないほうなんですが...、ワッホー!何これ?

トロットロ。アボの、大トロだ。
アボちゃん蒸すと、こんなにうまくなるの?

孤独のグルメでアボカドといえば鶯谷のアボカドメンチを思い出すけど、このセイロ蒸しは私のアボカド史上で最もうまいアボカドだったと言って良いでしょう。なんか、アボカドではない別の何かを食べているようだ。

豊栄

私がやったわけではないですが(飲むときはあまり炭水化物を取らない主義)、アボカ丼ゴロネーゼ。
海の向こうじゃカリフォルニアロールなんてのもあるけど、まさか生粋の日本人が、アボカドをご飯に乗っけて食べる日が来ようとは。

豊栄

口水鶏(よだれ鶏)。個人的経験から言えば、よだれ鶏がうまい中華屋に駄店なし。
舌にビリビリくる山椒のせいでビールが甘く感じるくらいだけど、でもうまい。刺激の後から追いかけてくるうまみもたまらない。

豊栄

こういうビリビリくる料理には、日本のビールよりも青島でしょ。
グラスがプレモル用というあたりが、いつもとは違うビールの薄さを際立たせていてまたいい(笑

豊栄

茄子のサクサク揚げスパイスソルト炒め。見た目からしてボリューム感ある一品だけど、肉厚の茄子をその名の通りサクサクに揚げてあって、かついろんなうまみやスパイスを茄子がしっかり受け止めていて、本当に美味しい。アクセントのクミンがまたいい味を出している。これは初めて食べたけど、他の料理にも引けを取らないレベルの高さ。

豊栄

そして最初から気になっていたブリのライチ紅茶スモーク。北陸民としてはブリは基本的に刺身で食べたい派だけど、これは想像の斜め上。紅茶の香りがする燻製なのに、半生状態で燻製っぽいパサパサ感が皆無。サシの部分から脂がとろけてくる感触すらあって、ブリの新たな一面を知った感。これはハマりそう。

豊栄

こんなブリを食べさせられた日にゃあ、もう紹興酒をクイッと行かざるを得ないというものでしょう。
ビールだと、もうこれらの濃密な料理陣に負けてしまいそうだ。

豊栄

こちらも想像を超える見た目で出てきた「エビのマヨソース炒め」。一般的に、エビマヨってエビチリに比べると子どもっぽかったり安っぽかったりする印象があるんですが、このエビマヨはマヨソースがふわっふわ。ソースだけでも食べていたくなるうまさ。これは無難にエビチリにしなくて正解だったかもしれない。

豊栄

そして〆は定番、豊栄チャーハン。この店が店名を冠した料理がうまくないわけがない。豊栄醤のうまみが存分に活きつつ、大ぶりのプリプリ海老が主張する、試行の一品。これ、永遠に食べていられそうな気がする。

豊栄

デザートは「豆乳ココナッツ杏仁豆腐」「山査子のアイスクリーム」「チャイニーズ甘酒の冷たい汁粉白玉入り」。
私が食べたのは山査子アイスで、山査子の落ち着いた香りがいろんなスパイスで刺激されっぱなしだった舌と鼻腔を落ち着け、食後の自然な満足感を促してくれます。

豊栄

ああ、今回も最初から最後まで全部、おいしかった。
三度来てもまだ食べていない料理がたくさんあるし、ここは何度でもリピートしたいなあ。立地がなかなか微妙なところにあるけど、そんなことは気にならなくなるほどの名店だと思います。

しかしこの店、ミシュランガイド 2018 のビブグルマンに選出されたらしく、ただでさえ予約が取れない店なのにもっと人気が出てきているのが悩ましいところ。
でも、それにめげずにきっとまた来よう。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:中華料理 | 茗荷谷駅白山駅

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2018/02/16 (Fri.)

五反田 蕎麦きり みさか

二週間ほど前に、五反田に新しい蕎麦屋がオープンしたので早速行ってみました。

蕎麦きり みさか

蕎麦きり みさか

この界隈、立ち食い蕎麦的な店はけっこうあるんですが、ちゃんと座って蕎麦が食べられる店ってあまりないんですよね。ここは店構えからして美味しそうな雰囲気を醸し出していたので、期待が持てそうです。

しかも調べてみたら赤坂の「みまき」、表参道の「みよた」というお店の姉妹店のようですね。飲食店のレベルが高いエリアからの出店ということであれば、さらに楽しみです。
できたばかりのお店にも関わらず、お昼時には行列ができていました。

蕎麦きり みさか

店内はカウンターのみ。まあ蕎麦屋で長っ尻するわけでなし、ランチタイムの一人飯にはこれくらいの方が入りやすい。

メニューはオーソドックスなものも当然ありますが、オリジナルメニューもそれぞれソソる。
それでいて 1,000 円でお釣りが来る価格設定も、毎日のごはんとしては嬉しいじゃないですか。

蕎麦きり みさか

季節のおすすめもイイ。「鰤柚庵そば」とか字面だけでもうおいしいに違いない。
蕎麦屋なのに煮込みうどん系も強烈アピールを放ってくる...悩ませるなあ。

蕎麦きり みさか

でもやっぱり、初めて来た店なら最もオーソドックスなものを食べて実力を推し量りたいところ。
それには冷たい蕎麦がベストだけど、天ぷら系の出来も知りたい。というわけで、豚天丼セットの冷蕎麦(大)にしてみました。

蕎麦きり みさか

豚天丼は豚ロースの天ぷらをつゆに浸して、ごぼう天、ししとう、パプリカを添えた鮮やかな丼。カツ丼(もあるけど)よりも天ぷらのほうが蕎麦屋らしくていいじゃない。
柔らかい豚ロース天、つゆの味に混じって微かに爽やかな香りが...?と思ったら、アクセントに柚子胡椒が添えられていました。これはおいしい、天ぷら&つゆに柚子胡椒、初めての味わいだけど気に入った。

蕎麦きり みさか

蕎麦はけっこうコシがあるタイプ。個人的にはもう少し蕎麦の香りが立っててほしいけど、キュッと締まった蕎麦の喉ごしは悪くない。

店員さんの接客も気配りが行き届いている感じだったし、この店、悪くないんじゃないでしょうか。お酒を置いていないようなのが惜しいくらい。
それでいて価格はリーズナブルだし、行列が長くなければちょくちょく来たいかも。

こういう雰囲気の蕎麦屋ならもっとプレミア価格取ってもおかしくないのに...と思って調べてみたら、ここ立ち食い蕎麦の「小諸そば」の新業態店なんですね。美味しい割に低価格で回転率重視っぽい店作りはそういうことですか。女性一人でも入りやすそうな店構えだし、確かにこれは従来の蕎麦チェーンのイメージを覆すお店だと思います。
気に入ったので、また来ようと思います。冬の間に鰤柚庵そば、試してみないとなあ。

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投稿者 B : 22:33 | Gourmet | Udon & Soba | コメント (0) | トラックバック