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2016/03/26 (Sat.)

らーめん山頭火 旭川本店

旭川最後の食事は、やっぱりここ。

らーめん山頭火

らーめん山頭火 旭川本店

旭川ラーメンを全国区にのし上げた有名店「山頭火」の本店です。山頭火といえば、昔は関東でも恵比寿くらいにしかお店がなくて(恵比寿店は現在は閉店)、かつてラーメンオタだった頃にわざわざ一時間くらい行列に並んだほどの人気店でした。それが今では国内外問わずあちこちにお店ができて、特に並ばなくても入れるようになってしまったけど、それでも美味しいことには変わりがありません。
その山頭火もどうやら本店はひと味違うらしい、という話もあり、旭川に来たからには食べてみたいじゃないですか。

本店は、昔はもう少しひっそりとあったそうですが、現在は駅前の一等地にきれいな店舗として立っています。

らーめん山頭火 旭川本店

店内は清潔感があるけど、思ってた以上に普通。入口にはわざわざキャリーバッグ置き場も用意されていたりして、観光客の定番コースになっている様子がうかがえます。
もうちょっと感慨深いものがあるかと思っていたら、はるかにフツーだったのでちょっと肩透かし(笑。

らーめん山頭火 旭川本店

ランチタイムには俵おにぎりとお新香のサービスがあります。
おにぎりは一人二個までとのことでしたが、ちょっと遅めに行ったら一人一個分しか残っていませんでした。まあ残っていただけラッキーと言えます。

らーめん山頭火 旭川本店

ラーメン屋に来るとつい頼んでしまう餃子。
これもまあ普通だけど、餃子がウリの店ではないので無理は言えない(笑

らーめん山頭火 旭川本店

待つこと数分、ラーメンの登場です。
特選とろ肉らーめん(塩)。やはり本店に来たからには、王道中の王道で攻めないと。

ここのラーメンは塩、醤油、味噌、どれも甲乙つけがたいけど、あえて選ぶなら最もシンプルな塩でしょう。

らーめん山頭火 旭川本店

とろ肉らーめんは具が別盛りで出てきます。

とろ肉、メンマ、きくらげ、なると、ネギ、そして小梅。旭川のラーメン全てに小梅がついてくるわけではないようですが、山頭火の影響か、旭川系を名乗るラーメン店では小梅が出てくること多し。

らーめん山頭火 旭川本店

ここのラーメンは、麺もいいけどスープが主役。
塩と言いながら、中華系の塩スープとは全然違って、豚骨系白湯を塩味でやさしく仕上げています。
インパクトというのとは真逆の、じんわりと染み込むような味わいが嬉しい。

らーめん山頭火 旭川本店

具がわざわざ別皿で出てくるのには意味があります。「とろ肉」というだけあって、脂身が絶妙な加減で、これを素ラーメンに載せるとスープの熱で脂がとろけて、絶品にうまい。
普通のラーメンに入っているチャーシューとはまた違ったおいしさがあります。

らーめん山頭火 旭川本店

ああ、美味しかった。
東京の山頭火と味が違うかと言われると、大して変わらないような気はします。でも、それは裏を返せばどの店舗でも品質が統一できているということでもあります。
それでも、氷点下の旭川で食べる山頭火の塩らーめんは温かく、これが誕生した地だからこその味わいがありました。

旭川、楽しかったなあ。きっといつか、また来よう。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:10 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2016/03/24 (Thu.)

富良野カレー 唯我独尊

美味しいカレー屋さんがあるという噂を聞きつけて、富良野まではるばると。

唯我独尊

...って、なんだなんだ、ここ。
富良野の駅のすぐ近くのはずなのに、この山小屋館。富良野だけあって、中から田中邦衛が出てきてもおかしくおない雰囲気です。
店外のスキー板やエゾシカのツノが、なおさら山小屋感を加速させている。

唯我独尊

唯我独尊

店名からして強烈なインパクトを放っています。しかもローマ字表記は「YUIGA DOXON」。

自家製ソーセージカレー、オムカレー、という魅惑ワードの下に「合い言葉は...?」という気になる一言が添えられてますね...。

唯我独尊

店内もこんな感じで、カレー屋というより年季の入った山小屋かロッジ的な感覚。
なんか自分も雪山登山の末ここにたどり着いたような気がしてきました(笑。

唯我独尊

フードメニューはもちろんカレー中心。
エゾ鹿肉カレーとか、道産ビーフカレーとかも、そそるなあ...。
でもここはやっぱり「自家製」に賭けてみるべきか。

唯我独尊

そして出た、謎の「合い言葉は『ルールルルー』」。

これ何かというと、この店ではライスが残っている限りカレールウのおかわり自由なんだとか。
ただし、おかわりする場合は自分で皿をカウンターに持って行って「ルールルルー」というのがルール。なにその羞恥プレイ(汗

唯我独尊

テーブルにはなんとゲストノートが!
うわあ、ホントに昭和のロッジ感(笑

さらに店内を見回すと、壁じゅうにこの店に来たいろんな人の名刺が貼り付けられています。しかも国内外の名だたる企業の名刺もたくさん。誰が何のためにやり出したのか不明だけど、見ると自分もつられて貼りそうになりますね...。

唯我独尊

そうこうするうちに、カレーが出てきました。やっぱり最初に惹かれた二つのキーワード、迷ったときには両方だ。ということで、オム+ソーセージカレー。
見た目からしてにぎやかな感じの一皿で、ちょっとワクワクしてきます。

唯我独尊

これが自家製ソーセージ。皮はちょっと厚みがあるけど、味が濃くて、食べ応えあります。
これは一本と言わずもっと欲しくなりますね...。

唯我独尊

オムレツは、崩すと中がトロトロ。この絶妙な半熟状態がたまらない。
カレーのルウは辛さだけでなく微妙な苦味も感じる複雑な深い味。こういうタイプのカレーはあまり食べたことがないけど、美味しい。

これ、いいじゃないですか。

唯我独尊

これは私が頼んだものじゃないけど、牛タンカレー。
ごろごろっと入っている牛タンを一かけもらったところ、ほろほろっと崩れるような柔らかさで美味しい。

もちろん「ルールルルー」のおかわりも超絶照れながらもらってきましたよ!
ちょっと食べ過ぎなくらい食べ過ぎてしまったけど、美味しかった。

はるばる富良野まで足を運んだ甲斐がありました。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:30 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2016/03/20 (Sun.)

塩ホルモン 炭や

旭川に安くてうまい焼肉店があるというお誘いを受けて、いそいそと。

炭や

炭や

旭川といっても大通りはきれいに除雪されているものですが、一本路地に入ると道は雪で埋まっています。ここはそんな路地裏の一軒。ひっそりとあるように見えて、夜になると周囲に明確な焼肉の匂いを醸している、インパクトの強いお店です。

たのもー。

炭や

店内はもう煙モクモク。これはホテルに帰ったら全力ファブリーズコースだなあ。そう思ってコートはホテルに置いてきました(ぉ。寒かった...。
でもこの煙を見ると、それが賢明な判断であったことがよく分かります。

炭や

これがお品書き。

ご覧の通り、とても安い!肉一人前 300 円からですって。畜産の盛んな北海道だからってわけではないでしょうが、とても安い。学生時代に近くにこんな店があったら驚喜していただろうなあ。

炭や

ま、ともかく生ビールでお疲れさまでした、から。留辺蘂まで行って帰ってきて一日で往復 250km はクルマに乗っていたわけで、なんだかんだ疲れた身体に染み渡ります。

炭や

そうこうするうちに、七輪の中の炭が赤熱してくるわけです。

炭や

肉は、まずラムから。そういえば北海道に来たのにジンギスカンを食べていなかったので、このラムがジンギスカン代わり。

炭や

この店の名物、塩ホルモン。ホルモンといえばタレに漬け込まれているのが一般的だけど、この店ではシンプルに塩胡椒。肉そのものの味で、直球勝負を仕掛けてきます。

炭や

で、サガリ。見るからに肉って感じの肉肉しさがいいじゃないですか。

炭や

店員さんの対応が素早く、頼むそばから肉がどんどん出てきてしまうので、こっちも急いで焼かないと追っつきません。炭火の勢いもけっこうあるし、肉もどんどん焼けていく。
次から次へと、なんだか忙しい焼肉だな。でも楽しくなってきたぞ...。

炭や

テーブルに常備されている調味料は、塩・胡椒・ニンニクのみ。焼肉屋なら普通にあるはずのタレがない。
もうこれは肉の味を主役に、ストイックに食えというお店からのメッセージに違いない。

炭や

まずはラムから。

おお、うまい。羊の臭みが全然ない。塩味はしっかりついていて、追加で何かつける必要を感じません。
ああ、確かにこれは、肉と塩だけで全然いける。

炭や

それなりに肉が焼けた頃になって、ようやくキムチのご登場。
普通なら肉の前にまずキムチが出てくるところだけど、この店は肉のスタンバイ状況のほうが遙かに良くて、それ以外は後回しっぽい(笑

でもこの浅漬け系キムチ、肉の間の箸休めにちょうどいい。

炭や

でも肉もまだまだどんどん出てくるわけです。
こちらは上ホルモン。この店のホルモンって、ほかの店で食べるホルモンと違って、脂がブヨブヨしてないんですね。あの強烈な肉汁も捨てがたいけど、こういう肉感のあるホルモンもまたいい。

炭や

それからタン元。
しっかりした肉感がタン先とはまた違った食べ応えを与えてくれます。

炭や

そしてレバー。
これも臭みがなく、レバーらしいとろけ感を味わえる一品。

炭や

で、追っかけで海藻サラダ。やっぱり野菜類は出てくるタイミングがちょっと遅いらしい(笑。

炭や

うわあ、テーブルの上も網の上も、なんだかすごいことになっちゃったぞ。
七輪が、まるでスタジアムかコロシアムかのような盛り上がり。

炭や

そろそろ飲み物はビールからハイボールへ移行していきます。
「濃いめ」というのがあったから頼んでみたら、確かに濃い!油断すると酔っ払ってしまいそうだ。

そしてハイボールの脇に控えている肉は、豚トロ。
豚トロって、初めて知りましたが旭川が発祥なんですってね。それを 1990 年代後半にチェーン系焼肉店が全国区に広めたんだとか。そういえば、私も初めて豚トロ食べたの牛角だった気がする(笑

炭や

豚トロみたいな脂身の多い肉だと、油断するとこうやって火柱が立ってしまうけど(汗、これもこれで楽しい。

炭や

無煙ロースターとかテーブルごとの換気扇とかいった気の利いたものが全くないので、もう当然のように我らの席も煙でモクモクになるわけです。
やはり、上着はホテルに置いてきて正解だった(笑

炭や

店内には、有名人のサインもぎっしり。これだけ北海道の肉を味わえる店なら、そりゃあ仕事で来ていても味合わないと損というものでしょう。

遅い時間になっても、寒いのにまだ待ち行列ができるくらいの人気店でした。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2016/03/16 (Wed.)

銀座魚勝 再訪

久しぶりに銀座の名店に行ってきました。

銀座魚勝

銀座魚勝

前回行った直後くらいに店舗改装に入られて、リニューアルしたらまた行こう、と思っていたらこんな時期になってしまいました。
店内はテーブルもカウンターも白木を基調とした、シンプルで明るい雰囲気に変わっていました。素材の良さを引き出す料理、というこのお店の印象にとても合っていると思います。心なしか客席も広くなったような。

銀座魚勝

ま、まずは生ビール(アサヒ琥珀の時間)とお通しから。お通しは鯖の燻製と梅干しで、いい香りのついた鯖燻と、甘さと酸っぱさの比率がちょうどいい梅干し、どちらも酒のつまみにいいけど、むしろさっそく白いご飯が恋しくなる感じ。

銀座魚勝

酒肴はまず好物のあん肝ポン酢。メニューにあったらもれなく頼む系。

銀座魚勝

それに、青さ海苔のだし巻き玉子。潮の香り漂うやさしい味が新鮮な玉子焼き、おふくろの味とはまた違った良さがあります。

銀座魚勝

こういうだし巻きを出されたらさっそく日本酒に行かざるを得ないわけです。
前回この店で出会った石川の地酒・農口(のぐち)、ラベルの文字の通り力強く濃い飲み口で、好きです。

銀座魚勝

大分名物、とり天。前回はなかったメニューながら、大分出身の女将さんのこだわりで生まれたこの店の新しい看板メニューのひとつ。

銀座魚勝

想像していたよりもサクッと軽い感じに揚げられていて、上品な味付け。
油っこくなくて、日本酒にはこれくらいのほうがよく合います。

銀座魚勝

かきの山椒油煮。初めて食べたけど何コレうまい!!
カキにこんな食べ方があったとは。バターとかポン酢とはまた違った方向に、カキの旨味が引き出されています。

銀座魚勝

調子に乗って日本酒がどんどん進みます。
「京の春 純米生原酒さくら」は、その名のとおり華やかでやさしい口当たり。喉もとに、一足先に春が来ました。

銀座魚勝

カツオ塩炙り酒盗添え。前回も食べたけど、私の好きなもの同士の組み合わせがおいしくないわけがない。
酒盗って主張が強くなりがちな味だけど、添えられている玉葱と茗荷がそれを中和して、生臭くない爽やかな刺身料理になっています。

銀座魚勝

これはもう日本酒が止まらない。七郎兵衛を熱燗でいただきます。
青森の酒らしいどっしりとした辛口が、燗にしても緩くならずにうまい。

銀座魚勝

からの、新じゃが烏賊肝煮。
烏賊わたってうまいですよね。この濃厚なうまみがホクホクの新じゃがにしっとり絡んで、日本酒のつまみとしてはたまりません。

銀座魚勝

「魚勝」の暖簾にも関わらず、看板料理のひとつとなっている尾崎牛ロース芯ステーキ。いい肉を表面だけ炙ってシンプルにいただきます。
サシがたくさん入っていて肉汁ジュワァ、ばかりがうまい肉じゃないことを知らしめてくれるうまさ。ていねいな仕事って、とにかく手をかけることじゃなくて、ちょうど良い案配をわきまえているってことなんだなあ。

銀座魚勝

阿櫻 超旨辛口。
さっきからずっと辛口の酒ばかり飲んでいますが、同じ辛口といってもお酒によって全然味わいが違うことを教えてくれるこのバリエーションの広さ。

ステーキに日本酒が合うということも、私はこの店で初めて知りました。

銀座魚勝

こういう鮭とばをアテに、無心に日本酒を味わいたくなるというものです。

銀座魚勝

それからいかわたの酒盗。
さっきから珍味的なものばかり食べてますが、どれも間違いなくうまい。呑兵衛の心をよく分かっていらっしゃる。

銀座魚勝

「魚でやるなら日高見だっちゃ!!」と言われると飲まざるを得ない、日高見 本醸造辛口。
富山の方言でも「~だちゃ」ということがあるので、『うる星やつら』のラムちゃんは富山星人なのかと思っていたら、これ宮城県の言葉だったんですね...。

銀座魚勝

〆は前回とても美味しかったうに卵かけご飯か胡麻漬け茶漬けにしようか、と思っていたんですが、隣のお客さんが頼んでいた焼きそばが妙に美味しそうに見えたので、こちらも。
どどんと有頭海老や魚介が奢られた、贅沢な焼きそばです。これはちょっと居酒屋の〆の料理を超えたレベル。

銀座魚勝

前回も感動的な美味しさでしたが、改装して全体的にさらにレベルアップしたんじゃないでしょうか。
変わらぬ丁寧な仕事ぶりと、うまい酒。銀座の真ん中でこれがリーズナブルに味わえる幸せ。blog に書いておいて言うのも何ですが、あまり誰にでも教えずに、うまいものの楽しみ方を知っている人だけ連れてきたい、貴重なお店だと思います。

今回もごちそうさまでした。また来ます。

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投稿者 B : 23:00 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2016/03/10 (Thu.)

北海道旭川市のかにくり~むコロッケ

「冬の北海道、雪の中からうまいものがザクザク出てくる」

旭川

昨日に引き続き、こどグル「真冬の北海道・旭川出張編」聖地巡礼後半の模様をお伝えします。後半は、ランチの定食屋編。
昨日はいい店に出会えたからなあ、つい今日も欲が出てしまう。

今回の目的地は、旭川駅正面から続く「買物公園通り」沿いにあります。この買物公園通りというのはなにやら日本初の恒久歩行者天国とのことで、ゆったりした通りをのんびり歩くことができます。が、雪が積もっているからかどうか、真っ昼間なのにとにかく歩いている人が少ない(笑。もうちょっと賑わっているほうが、楽しかったんだけどな。

自由軒

おお、ここだここだ。
人のまばらな歩行者天国の片隅に、ひょこんと看板だけが顔を出しています。

自由軒

って、え...?
キレイに除雪された公園通りとは対照的に、お店へと続く路地は見事に雪だらけ。つか、その奥の居酒屋なんて、入口が雪で埋まってるんだけど、ここ入れるんだろうか(笑

でも、躊躇わず進もう。
こういう細い路地の古いめし屋に、なぜかアタリが多い。

自由軒

自由軒

うん、いい店構えだ。地元密着って感じ。

たぶんまだ混んでるだろうし、開店直後に来てみたら、まだ営業準備が完了していないようで(汗。
でも、中に入って待ってていいということなので、お邪魔します。

自由軒

これがメニュー。
看板のとおり、肉料理が充実している。

しかも、歴史を感じる筆文字のおしながきの周りに、「小さな宴会集れ!」「かにくり~むコロッケ」「エスニック餃子」「わらじ焼肉」と、ポップな文字が踊る(笑。
この何とも言えないセンスが、かえって清々しい(ぉ

自由軒

カレー持ち帰り!そういうのもあるのか(お約束

...いかん。メニューに遊ばれてる。
集中して胃袋への回答を見つけるんだ。

自由軒

なんだ、こっちにもメニュー、あるじゃないか。
しかも、ランキング。

ゴローちゃんが食べていたものは当確だけど、これだけいろんなメニューに惑わされたら、何からどう攻めていくか、組み立てが難しいぞ。
やたら推してる餃子も気になるし、オムカレーも捨てがたい。それに「ヤマベフライ」ってどんなのだろう。

自由軒

と思ったら、「五郎セット」ってちゃあんと用意されているじゃないですか!
よし、このセットを中心に戦略を組み立てよう。

耳に入ってきた、お昼を食べに入った近所のおばちゃんらしき人と女将さんの会話によると、「最近はみんな五郎セットばかり頼むのよ」とのこと。まあそうだよねえ。おばちゃん曰く「三四郎さんも大変らしいわよ」と。確かに他のお客さんも二人に一人は「五郎セット」を頼んでいる様子。でも、都内の聖地に来ている巡礼者とはちょっと客層が違う感じ。たぶん放送を見た道内の人が集まってきてるんだろうな。

自由軒

「ジリリリリリ!」と懐かしい音が耳に飛び込んできたと思ったら、この懐かしい店電話。
サーモンピンクの電話、さすが北海道の食堂だ。

自由軒

さあ出てきましたよ、味噌汁(ライス付)。
ライスより味噌汁のほうがでっかいどう! 北海道!

メニューには「味噌汁」と書いてあったけど、お店的にはこれは「とん汁」という位置づけで、通常の定食についてくる普通の味噌汁を「味噌汁」と呼んでいるようです。
いやしかし、とん汁にしてもこの大きさは、ちょっと驚いた。

自由軒

これは、うまい味噌汁だ。
汁というより、もはやおかずの域だ。
ちくわってのも渋いとこついてくる。

汁の底には半熟卵が沈んでいて、これを崩すとかきたま汁っぽく。
豚汁にしてはあっさりめのやさしい味だけど、これは身体の芯からあったまるなあ。

自由軒

続いて、かにくり~むコロッケとホッケフライ。
いいじゃないか、いいじゃないか。

各 2 個だけど、このボリュームならそれぞれ単品で頼んでもいけたかも。

自由軒

ホッケって、ほぼ居酒屋で干物を焼いたのしか食べたことがないけど、フライってのもあるのか。
しかし、考えてみれば白身の魚。フライにしてまずいわけがない。

アジフライの親戚みたいな、しっくりくる魚フライ。う~ん、いいな。
付け合わせのポテサラも、いい働きをしている。

自由軒

かにくり~むコロッケは、本当に油断したら舌を丸ごと火傷しそうな熱さ。
でも、たまらなくうまい。

カニとジャガイモ。
図らずも、北海道味のど真ん中チョイス。
そこに、ホッケと畳みかける。

さらにそれを引き立てる、タルタルソース。
個人的には、フライよりもタルタルソースが主役、と言えるくらいのタルタルソース好き(笑。
ゴローちゃんがタルタルソースを単品でおかわりしていたのも、納得です。

自由軒

「本日かきフライ有ります」と言われると、つい釣られてしまうのがカキフライ。
うん、おいしい...けど、かにくり~むコロッケやホッケフライの前では、まあ普通かな?近所の定食屋でこれが出てきたら嬉しいレベルではあるけど。

同行の某氏曰く「カキフライってひどく不味い店もあんまりないけど、感動するほどうまい店もそうないよね~」とのこと。確かに、生牡蠣やバターソテーは差が出るけど、フライは案外均されてしまうような気もします。

自由軒

出た!これがわらじ焼肉。
皿の半分以上を肉が占めている、この圧倒的なボリューム。
350g か 400g か分からないけど、見た目の印象では完全に 400g だなこれは。

他の人が頼んでいたのを見る限り、「肉ライス」と同じものの大型版っぽいけど、肉の量、倍はありそうだぞ。

自由軒

わらじ焼肉、大きさだけじゃなくて厚さもこんなに。

見た目のインパクトもすごいけど、食べてみるとこれがまた。
これだけ大きな豚肉なら、固かったりパサついていたりするのかもと思っていたけど、すごく柔らかい!味も、ソースのコクのある甘辛さが豚肉やタマネギとよく合って、とてもうまい。

本来の目的だったはずの味噌汁やコロッケを上回る、胃袋をガッチリ掴まれる味。
この肉とソースがあれば、白いご飯を永遠に食べ続けていられそうだ。

自由軒

ああ、うまかった。
昼間っからお腹がパンパンになるくらい食べました。

いやあ、またもいい店を見つけた。
昨日と今日だけで、旭川が好きになった。
はるばる遠征してきた甲斐があったと言えよう。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

B017D5ESCK
※Blu-ray BOX には「真冬の北海道・旭川出張編」は収録されていません

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投稿者 B : 23:15 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2016/03/09 (Wed.)

北海道旭川市の新子やき

「雪の中で、温かくゆっくり、うまいものを食べる。まさに至福の宴」

旭川

本当に来てしまいました、北海道・旭川。ドラマ『孤独のグルメ』聖地巡礼としては、Season4 「真夏の博多出張スペシャル」以来の遠征シリーズとなります。今回は、今年元旦に特番として放送された「真冬の北海道・旭川出張編」の聖地を訪れるため、はるばる旭川までやって来ました。

北海道は札幌と小樽には来たことがあるけど、旭川は初めて。ちょっと緊張します。
この日は最高気温でも -1℃、夜間は -10℃ を下回るという、関東民にとっては凍える寒さ。いっぽうで関東は春の陽気ですからね。でも「真冬の北海道」という冠をつけられたら、その時季に来るしかないじゃないですか(ぉ

旭川

でも、思ってたより静かな街だな、旭川って。
金曜の夜だというのに、市内随一と思われる繁華街にさっぱり人がいない(笑
まあ、街中にもこれだけ雪が積もってりゃ、そりゃそうか。

しかし、この雪...。
よし、まずは足元を固めよう。

ん?あの光、あったかそう。

独酌 三四郎

独酌 三四郎

旭川の歓楽街のはずれあたりに、ぽつんと雪道を照らしながら、静かな存在感を放つ店が一軒。

雪の中にこんな店が、ひっそりと旅人を待っていたなんて。
北国のエトランゼ。

それにしても、「独酌」って。ひとり呑兵衛の巣窟かも。
だが三四郎、井之頭の五郎につながる。
この店でとにかく暖をとろう。

独酌 三四郎

えっ...何、ここ。
なんとも渋い店に飛び込んじまったぞ。

神棚。はたらきだいこく。あきないえびす。
働く七福神。

よく見ると、「孤独のグルメ」「井之頭五郎」と達筆で書かれた箸袋が。
ゴローちゃん、確かにこの店に来たんだなあ。

独酌 三四郎

カウンターには、いかにも人の良さそうな顔をした大将が。
この店の、静かで暖かい雰囲気は、たぶんこの大将と女将さんがつくっているんだろう。

ドラマの、いつもの『孤独のグルメ』とはちょっと違った、静かで少し厳かな空気感の理由に、触れられた気がしました。

独酌 三四郎

放送から二ヶ月経ってもまだまだドラマの影響は大きいようで、一階の席はほぼ満席。
劇中には登場しなかった二階席に通されました。

私は一ヶ月前から予約していたので良かったけど、飛び込みだったら危なかった。

薄暗くて雰囲気のある一階席に比べると、二階席はなんだか古い親戚の家の二階に上がり込んだような感じだ。
しかも、ふすまに謎の虎が描かれている。

独酌 三四郎

とりあえず着席。
箸袋には、大将が一枚一枚手書きしたメッセージが。
「らしく」。うん、今年の自分のテーマは「らしく」で行こうかな。

お通しの酢大豆、あんまりこういうおつまみは食べたことがないけど、素朴な味。

独酌 三四郎

そしてメニューは、一覧のレギュラーメニューのほかに、季節ものはこうやって木紙に達筆。
この文字を見ているだけで、どの料理も本当にうまそうに思えてくる。

ああ...どんどん腹が減って、ワクワクがマックスだ。
この店で俺が選ぶべきものは、何だ?

独酌 三四郎

まあまずは生ビールから。氷点下の寒さだけど、なんとなくこれから始めないと始まらない。
北海道の生ビールは、やっぱりサッポロが王道なのね。

独酌 三四郎

料理のほうは越冬野菜の盛り合わせから。

「盛り合わせ」という語感とは裏腹に、ちょこんと上品な盛り付け。
味の方は、これまた控えめな、やさしい味。
雪の下で春を待つ野菜たちの健気さが、そのまま皿に盛られてきた。

独酌 三四郎

木紙メニューで猛烈なうまそうさを放っていた、たち入きんちゃく。
これも、文字のインパクトとは逆に、やさしく懐かしい味。

出身地でもないのに、なんだか故郷に帰ってきたような。
この妙な郷愁はどこから来るんだろう。

独酌 三四郎

身欠にしん焼き。生姜・オン・ザ・にしん。

にしんって、本州だと意外と食べる機会の少ない魚。
北陸人的には、昆布巻きのイメージが強い。
こういう形で、身欠にしんをシンプルに焼いて食べたことって、ほとんどないかも。

なるほど。にしんは「春を告げる魚」とも言われるけど、そこに生姜の刺激も効いて、この寒い中でも気持ちがほっこりしてくるな。

独酌 三四郎

そして、新子やき。
ゴローちゃんが食べるのを見て初めて知ったけど、これ、このあたりの名物料理とのこと。

お~、こうきたか。
炭火でしっとり柔らかく焼かれた若鶏に、甘辛くて深みのあるタレがよく合う。

ん~うまいな、新子やき。
これだけで、メシ五十杯ぐらい食えそうだ。

独酌 三四郎

これも北海道らしい小鉢、松前漬け。
もう 3 月だけど、正月特番らしさを感じる一品。普段だと、おせちくらいでしか食べないからなあ。

こういうのを食べると、日本酒が欲しくなる。
っていうか、さっきから熱燗を頼んでいるんだけど、なかなか来ない(泣
どうやら熱燗の注文が立て込んでいて、徳利が空かないらしい...。

独酌 三四郎

ふらっと QUSUMI メニューの、一夜塩うに。
これは放送を見たときから絶対食べようと思っていました(笑。
うに好きかつ酒盗系塩辛好きとしては、これは外せない。

食べてみると、想像通りうにのうまさがギュッと凝縮された、呑兵衛の最高のおつまみ。
少量だけど、ものすごい充実感。北海道に来て、良かった。

独酌 三四郎

手作りつけもの。
どれも、大将の人柄が料理に沁み込んでいるかのような、やさしい味。
つけものがうまい店は信頼できる。

白菜の漬け物の奥に隠れているのは、なんと豆腐の漬け物。
豆腐がまるでチーズのような濃厚なうまみに包まれていて、やさしい漬け物群のなかで、ひときわ異彩を放っている。
これ好き。ひと食い惚れ。

独酌 三四郎

鳥もつ煮込は、どんな店でも脂っこく濃厚な味になりがちなところ、この店のは他の料理同様にあっさり、やさしい味。
これは確かに、ガンガン飲むためのつまみじゃなくて、独り静かにチビチビ飲るための味付けだ。まさに、独酌。

う~ん...改めて、どれもこれもうまい。
旭川の居酒屋、恐るべし。

独酌 三四郎

そこに、待ちわびた焼き水熱燗がようやく登場。
旭川の店だけど、熱燗は新潟の麒麟山で作ってくれるらしい。

後口をキリッと引き締めてくれる辛口が、熱燗にちょうどいい。
甘口だったら、このやさしい味の料理たちと相まって緩くなってしまうに違いない。

独酌 三四郎

日本酒の到着を待っていたかのように、このタイミングで刺盛り(2,000 円)も登場。
気取らずに、ややぶっきらぼうに盛られたこの感じが、海の幸の宝庫・北海道っぽい。

ネタはマグロにイカ、タコ、ホタテ、ツブ貝...と一般的だけど、どれも新鮮さが感じられておいしい。
手前のはもしかしてにしんかな?にしんの刺身ってたぶん初めて食べたけど、生で食べるとこんな青魚らしい味なんだ。にしん刺、気に入りました。

独酌 三四郎

玉子やき。
甘すぎず、ダシの香りも控えめで、やさしい味の玉子やき。

玉子にワサビ、っていうのもいい。
なぜ寿司屋でこれに気が付かなかったんだろう。
ああ、いいなあ。

独酌 三四郎

とうきび茶。

あ...すごいとうもろこし。コーンときた。
温まるし、いいな、これ。

器に味のある絵が描かれているのもまたいい。
北海道だし、これはエゾフクロウかな。

独酌 三四郎

熱燗があっという間に空いてしまったので、次は高砂酒造の「烈 特別純米酒」を冷酒でいただきます。
淡麗辛口をそのまま酒にしたような、キリリとした飲み口。こういう酒が刺身に合うんですよ。

独酌 三四郎

そして、愛別産きのこ汁。
うわうわうわうわ。キノコ、いっぱい。

どれ...。
ああ、とろ~りとうまい。あったまる。
キノコは苦手な私だけど、これはおいしい。

独酌 三四郎

さっきまでなかなか出てこなかったのが嘘のように、冷酒はどんどん出てくるわけですが(笑、続いては男山 生もと純米酒。
北海道の酒と言えば男山、というほどに有名な銘柄で、東京でもよく飲む酒でもあるけど、本場で飲むこの辛口はまた格別かな。

さあ、そろそろ〆に入ろう。

独酌 三四郎

白飯を頼むと、さっきの新子やきのタレを混ぜてタレごはんにしてもらえました。
単に混ぜただけじゃなく、刻んだ大葉を散らしてあるのがちょっと嬉しい。

うまいな、これ。
何だろう? 懐かしい味だ...。

新子やきをおかわりして、さらにこのタレごはんをもう一杯いただきたくなるほど、鶏もごはんもおいしかった。

独酌 三四郎

ああ、いい店だった。
心も体も温まった。

味付けや量や盛り付けが分かりやすい店ばかりがもてはやされがちなネット時代にあって、この微妙なさじ加減のやさしい味が、なんとも嬉しい。
店内の独特の空気感もあって、余韻に浸りたくなる店だ。

やっぱり、この寒い時季に敢えて旭川まで来て、正解だったかも。
ほんとうに、ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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※Blu-ray BOX には「真冬の北海道・旭川出張編」は収録されていません

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2016/03/05 (Sat.)

東中野 パオ・キャラヴァンサライ その 3

「食い進むうちに、口の中に辛さのマイレージがたまっていくようだ」

PAO | PAO Caravan Sarai |

パオ・キャラヴァンサライ

東中野のラムが食べたい、というリクエストをいただいたので、半年ぶりに『孤独のグルメ Season3』の東中野の聖地、パオ・キャラヴァンサライへいそいそと。

多くの聖地を巡ってきた私の経験上、『孤独のグルメ』の羊肉回にハズレなし。焼肉回に勝るとも劣らない当たり率と言えます。ここも、うまいラム肉を思う存分堪能できる名店で、集合日を決めてからずっと楽しみにしていました。

パオ・キャラヴァンサライ

いつものとおり、まずは琥珀ヱビスから。

ヱビスビールを置いている店は数あれど、琥珀ヱビスの店はそう多くない。この特別感が嬉しい。

パオ・キャラヴァンサライ

まずは前菜的に、パニールのアンチョビのせ。パニールって中東~南アジアでよく食べられるフレッシュチーズのことで、例えばインドでもほうれん草とチーズのカレー「サグパニール」としてメジャーだったりしますね。

フレッシュチーズとアンチョビという、私の好きなおつまみのマリアージュ。これ、おいしいです。

パオ・キャラヴァンサライ

フェタチーズとトマトの冷菜。アフガンというよりむしろイタリアン。でも、何故か添えられているパクチー君(ぉ

このヨーロッパとアジアが出会ったかのようなおつまみに、シルクロードが果たしてきた歴史的役割を感じるよ。

パオ・キャラヴァンサライ

さあ、エンジンもあったまったことだし、ここからは怒りのアフガン肉食祭りだ(何

毎回全種類頼む串焼き、まずはカバブから。野性を感じる羊肉、いつ食べてもうまい。野性的なのに、ぜんぜん臭くない。

パオ・キャラヴァンサライ

同じ羊肉なのにカバブとはまた違った味付けの、コフタ。
つくね的な串焼きで、噛むと中から肉汁が。これもまた、うまい。

パオ・キャラヴァンサライ

そして鶏串、ムルグ。
味の濃さ的にはムルグ→カバブ→コフタの順に食べるべきなんだろうけど、羊肉食べたさが勝ってしまって、いつも鶏が最後になるという(笑

パオ・キャラヴァンサライ

甘酒的な感覚でスルスル飲めてしまう、乳酒。優しい味で、穏やかな気持ちになれる。パワフルな肉料理の休憩地点としていい感じだ。

なんか自由だよなあ。店は、どこも独立国だ。
ここはこういう国なんだな。

パオ・キャラヴァンサライ

ラムロースのたたき。小口ねぎやたまねぎと一緒に、オリーブオイルにつけていただきます。
オリーブオイルの底に岩塩が溜まっているので、ちょっとつける感じよりはオリーブオイルに浸すように、岩塩までちゃんとつけると深みが増してうまい。

パオ・キャラヴァンサライ

「焼くのに時間がかかるけどよろしいですか」と聞かれていた、チャパーンカバブ(骨付き羊肉のカバブ)がようやく登場。

うっほ、このインパクト!さっきのカバブ群とはボリューム感が段違い。
穏やかな羊のイメージを覆す、この肉の力強さといったら。

弾力性のある肉から溢れてくる肉汁のうまみ、現代人であることを忘れてかぶりつかざるを得ない。
噛んで感じる、羊力。

パオ・キャラヴァンサライ

そうこうするうちにナンが焼き上がってきました。
インド方面とは全然違う、しっかりした固めのナン。油断すると火傷必至なアツアツが、肉と辛味で火照った食欲を加速させる。

パオ・キャラヴァンサライ

こちらも今回お初のピザ系、4 種のチーズのピザ。
ブルーチーズの独特の香りが、チーズ好きとしてはたまらない。
メニューを見たときには「アフガンなのにピザ?」と思ったけど、食べたらそんなことどうでもよくなりました。これおいしい。

パオ・キャラヴァンサライ

ここから、怒濤のカラヒィ祭りに突入します。

先鋒は野菜のカラヒィ。
トマトにカリフラワーやズッキーニ、ピーマンといった野菜たちを炒め蒸して、さらにパクチーを追加したもの。

これ、それぞれの野菜もおいしいんだけど、そこに溜まっている野菜のエキスがめちゃくちゃうまい。この汁だけでナン一枚くらいいけちゃいそうだ。

パオ・キャラヴァンサライ

ラムスペアリブのカラヒィ。さっきのチャパーンカバブ同様、骨付き肉をむしゃぶり喰う系のカラヒィ。

パオ・キャラヴァンサライ

からの、ナスと羊挽肉のカラヒィ。
串焼きのコフタもそうだけど、やっぱり羊は挽肉にするとキャラが立つ。個人的にはこのカラヒィが一番好き。

パオ・キャラヴァンサライ

ここでワインが飲みたくなったので、ルバイヤートの赤を。

アラブの詩を名に付けたワインだからてっきり中東のワインかと思ったけど、後で飾ってあったボトルを見たら山梨のワインなんですね。よく考えたらアフガニスタンは禁酒国だし、そりゃそうか(笑

パオ・キャラヴァンサライ

そしてピザ二枚目、トマトとパクチーのピザ。これがイタリアだったらバジルを使っているところを、パクチーですよ(笑

でも食べてみたらこれが侮れない。トマトとパクチー、確かにここまで食べてきた料理の多くもトマト&パクチーの組み合わせだし、これがまずいはずがない。この雰囲気、それに羊肉の味わいの中では、むしろバジルよりもパクチーのほうがトマトのベストパートナーだ、とさえ思えます。改めて、目から鱗が落ちました。

パオ・キャラヴァンサライ

そこから、いずれも生姜とシシトウがいい働きをしている羊のカラヒィと、

パオ・キャラヴァンサライ

鶏のカラヒィのコンボへ。

パオ・キャラヴァンサライ

さらにそこへ、シシトウとトマト、卵のカラヒィをかぶせていきます。

どのカラヒィもそれぞれ個性があって美味しい。でも、今日だけで一ヶ月分くらいのトマトを食べたような気がする(笑

パオ・キャラヴァンサライ

ナンもおかわりして、大量のカラヒィを片付けていきます。

何にでも、ナン。何枚でも、ナン。

パオ・キャラヴァンサライ

とどめのラグマン。アフガニスタン料理の本丸はこれ。
羊挽肉にトマト、小口ねぎ、シシトウ、パクチーという、今日の料理を総括するかのような混ぜ麺だ。

パオ・キャラヴァンサライ

デザート四種。左上から時計回りに、ムハレビ(トルコ風ライスプリン)、カスタードプリン、チャイのシャーベット、ココナッツアイス。それぞれ、どれも濃厚な味付けで、甘党でなくてもおいしいと感じられます。
しかも、これらのデザートをナンにつけて食べるとさらにおいしい(笑。デザートのためだけにナンをおかわりする価値あります。

いやあ、もう食えない。満足しました。
厨房は、放送後の混雑時並みに忙しかったに違いない。たくさん頼みすぎてすみませんでした(汗。

でもおいしかった。ここはまた、何度となく通いたいお店です。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2016/03/04 (Fri.)

横浜日ノ出町 第一亭 その 3

「野毛、恐るべし。横浜、深い」

第一亭

先週の CP+ の後に、またしても『孤独のグルメ Season3』第 2 話の聖地である、横浜日ノ出町の第一亭に行ってきました。横浜といえば行きつけにしていた BAR Left Bank がなくなってしまったので、二年ぶりにこちらに訪店。

しっかし、「豚豚豚豚...」の縦読み看板もインパクトあったけど、この「足耳舌肉」の縦読みも、なかなかシュール(笑

第一亭

第一亭

店舗は放送当時から変わっていないけど、よく見たら暖簾と庇の上の看板がこぎれいになってる。しかも「ホルモン炒」「チート炒」って、絶対こどグル出演きっかけで明記しようと思ったでしょ(笑。

さすがにもう行列はできていないようですが、それでも常連のお客さんを中心に繁盛しているようです。

第一亭

パシフィコ横浜を一日中歩き回ったせいで、喉はカラカラ。まずは生ビールで潤すところから始めましょう。
疲れた全身に浸みわたる生ビール、うまい。

第一亭

料理の方は豚舌からスタート。
ネギで舌で味噌ダレ。この組み合わせも最強だ。

第一亭

続いて豚耳軟骨。プニプニの中のコリコリ、面白い食感。

第一亭

さらに豚頭肉。舌や耳とは違うしっかりした肉の味、これ好き。

それにしても豚トリプルは重ねすぎか...。いきなり頼みすぎたか?
しかも、どれもピリ辛味噌だれ。同じ味付けがダブってしまったけど、肉の味や食感が全然違うのが逆にハッキリ分かって、面白い。

第一亭

ではさらに豚を重ねていこう。

チート(豚胃)のしょうが炒め、この店の定番料理。
ほわほわの食感を引き締める生姜のアクセントがいい。これも好き。

第一亭

こちらはお初、水餃子。そういえばこの店で餃子って食べたことがなかった。

もちもちした餃子もいいけど、それ以上にスープがうまい。ニラともやしに、隠し味的なニンニクチップがきいてる。
中華のスープって、魔法みたいだよなあ。

第一亭

エビチリ。中華の定番料理も、この店にかかるとニンニクたっぷりに解釈されるらしい。
でも、この濃い味がプリプリのエビに絡んで、すごくおいしい。

第一亭

このエビチリからの、紹興酒へのリレー。
普段はあまり飲まないのに、この店の料理を食べていたら、どうしても飲みたくなるのが紹興酒。
調子に乗ってグイグイ行っちゃうぞ。

第一亭

チャーハン。何がどう、ってわけじゃないけど、正しい中華料理店のチャーハンという感じ。
気取ってないのに、よく見ると米粒のひとつひとつが金色に輝いている。

第一亭

肉スープ。どうよ、このストレートなネーミング(笑。
さっきの水餃子といい、この店の真髄はチートやパタンよりもむしろこういうスープ料理にあるんじゃないか、って思います。

第一亭

そして、私の大好きなホルモン炒め。

こどグルの影響ですっかりホルモン好きになってしまったけど、ここのホルモン炒めは他のどこのホルモンにも似ていない、独特の味。ピリ辛で深みがあって、うまいうまい。これのおかげで、紹興酒がまた仕切り直しでうまい。

第一亭

きましたよ、名物パタン。シンプルなニンニク焼きそば。
出てきた瞬間にはそれほどインパクトのあるニンニク臭は感じないけれど、麺の中に大量のニンニクが潜んでいる、侮れないやつ。

ニンニクってここまで入れると、辛い。
でもうまい。大丈夫、ニンニクうまい。ニンニクだけじゃなく、ごま油がうまみを引き出している。

第一亭

付属のスープでつけ麺風。
そうそう、やっぱりこの店のスープはうまい。ニンニクごま麺との相乗効果で、うまさの高みに上っていくかのようだ。

第一亭

そうこうするうちに、マスターと常連さんが座敷席でギターを担いで歌い始めました。
「ご容赦ください」って書いてあるけど、確かに来るたびに歌っているような(笑

いやあ、おいしかった。一口に「豚」って言っても、部位によっていろんな味わいがあるものだなあ。
そんな満腹のまったり感に、ちょっとレトロな歌声が心地良い。

第一亭

ごちそうさまでした。
って、パタンの持ち帰り!そういうのもあるのか。
確かに元々はまかない飯だったらしいし、材料さえあれば自宅でサッと作れそう。ただし、家中がニンニク臭くなるに違いない(笑

来年の CP+ 後も、またここに来よっかなあ。

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2016/02/29 (Mon.)

MONSTER GRILL

ここしばらく五反田の肉の名店を開拓中ですが、今回は特にインパクトのある店を訪れてみました。

モンスターグリル

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いかにも五反田っぽい居酒屋やラーメン屋が軒を連ねる駅前通りから一本入ったところに、唐突に現れる強烈な店構え。そして「MONSTER GRILL」という店名。くせ者揃いの五反田でも、これほどインパクトのあるお店はそうそうないでしょう。たぶん偶然この店の前を通りかかっても怖じ気づいて入れないレベル(ぉ。しかしお昼時には行列ができる有名店のようです。

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この、壁に牛がめり込んでいる意味不明なオブジェ(笑。
五反田というよりは、原宿あたりにあったほうが違和感のない雰囲気ではあります。

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ランチメニューはこんな感じで、基本的にはステーキ。あとハンバーグとコンボ(ステーキ+ハンバーグ)もあるよ、という感じ。
この周辺のステーキ・ハンバーグ屋さんでは「A5 和牛」という単語が当たり前のように飛び出してきますが、ここにはそういうのはありません。アメリカンを少し間違えて翻訳してしまったようなお店の雰囲気に、自分も知らず知らずのうちに混乱させられてくるかのようです(ぉ

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メニューに出てくる肉やライスの量の表記は「オンス」。普段使わない単位なのでパッと想像がつきませんが、一覧がありました。だいたい 1oz≒30g 弱、と換算すればいいようです(正確には 1oz≒28.35g)。

で、何を何オンス食べるか、それが問題だ。でもせっかくここまで来たからには、中途半端な量では面白くない。

モンスターを、喰え。

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まずはランチセットのスープと、サイドメニューのサラダ。
肉だけじゃ健康に良くないと思ってサラダもつけてみました。サイズは「チビ」にしたところ、チビどころか普通のサラダ一人前なんだけど、これ「メガモンスター」だったらどれだけの量が来たんですかね(;´Д`)ヾ。
サラダは酸味のあるドレッシングがたっぷりかかっていて、大量の肉の合間の箸休めにもちょうど良さそう。

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で、どどん!と肉汁を飛び散らせながら出てきました。
やっぱりここはこの店の看板メニューをいただいとかんといかんでしょう、というわけで、「モンスターステーキ」の 16 オンス。
鉄板から沸き立っている熱量、ハンパない。

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この、鉄板を覆い尽くさんばかりの肉の大きさ。
そして、ほとばしる真っ赤な肉汁。
確かにこれは「モンスター」だ。

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食べてみると、赤身肉だけどそれほど筋張っておらず、柔らかい。
最近、脂っこい肉があまりたくさん食べられなくなってきた身としては、こういう赤身のステーキこそありがたい。

これだけ大量の「いかにも肉って肉」をもりもり食べる機会なんてそんなにないから、食べながらさらにテンションが上がっていくかのようだ。
今、まさに俺自身が「モンスター」になっている。うおォン!

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ふ~、満足した。
これで 24 時間は肉を食べなくてもいいや、というくらいの満腹感。
でも、それほどもたれた感じもない。

今度は奮発してリブロースとか、いっちゃおうかなあ。

ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 22:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2016/02/24 (Wed.)

IRON HORSE

ここのところ開拓しつつある肉食の聖地・五反田。今回はランチでこんな店に行ってみました。

アイアンホース (IRON HORSE)

アイアンホース

もうね、店名や店構えからして気になるじゃないですか。ミート矢澤や銭場精肉店からも近い立地に構えるあたり、自信があるに違いない。

お店の名前から完全に馬肉料理の店だと思ってましたが(笑、馬肉メインというわけではないようです。ディナーメニューには馬肉もあるようですが、店名の由来はハーレー乗りが自分の愛車のことを指して言う言葉とのことで、確かに店内にはアメリカンなものやバイクっぽいものがいろいろ置いてあります。

アイアンホース

ランチメニューはビーフシチューかデミグラスハンバーグ、またはおろしハンバーグの三種類のみ。
オーダーすると、まずはスープから出てきます。

濃いめの味付けのミネストローネ、染みわたる。

アイアンホース

メインディッシュが出てくる前に、サラダと炭水化物のプレートが登場(笑

普通のバゲットとチーズバゲット、それにライスというちょっと炭水化物偏重すぎやしないかというバランスですが、とりあえずチーズバゲットおいしいです(ぉ

アイアンホース

ほどなくしてメインが登場。ハンバーグは周囲の店でもいくらでも食べられるので、今回はビーフシチューにしてみました。
グツグツした状態で土鍋で出てきます。油断すると火傷しそうなアツアツだけど、これはおいしそうだ。

アイアンホース

この界隈では当たり前のように出てくる A5 和牛がゴロゴロ放り込まれたビーフシチューで、肉はほんとうにトロトロの柔らかさ。
シチューもよく煮込まれた、かなり凝縮された感じのうまさ。おおお、昼からこのビーフシチューは贅沢だなあ。

炭水化物、ちょっと多すぎるかと思ったけど、このビーフシチューの前では確かに瞬殺かも。バゲットで土鍋の底のシチューを拭うように食べるといろいろ捗ります(ぉ
でもこれは、炭水化物よりもむしろ赤ワインが欲しくなるなあ...。

アイアンホース

ハンバーグ過密地帯の西五反田にあって、ここはちょっと軸をずらした面白い店だと思います。
昼のビーフシチューもいいけど、この黒板に書かれている夜メニューもやたら気になるのが多いんだよなあ。
今度は夜、攻めてみるかな。

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投稿者 B : 22:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック