b's mono-log

2017/11/15 (Wed.)

蒲田「いっぺこっぺ」のカツカレー

先日行った蒲田のとんかつ檍(あおき)がかなり気に入ってしまったので、姉妹店のカレーも食べに行ってみました。

とんかつ檍のカレー屋いっぺこっぺ

いっぺこっぺ

とんかつ檍とは同じビルの隣同士のテナント。どちらの店舗にも行列ができていますが、カレーのほうが少し短いかな。
19:30 頃から 20 分ほど並んで入店しました。行列がある時間帯には並んでいる間に注文を取っておいてくれるので、お店に入ってからはそれほど待たずに済みます。

いっぺこっぺ

メニューは檍の「定食」をそのまま「カレー」に書き換えたような内容になっています。カツなしのカレーがなく、全品カツカレーというあたりがとんかつ店のこだわり。ここではカレーよりもカツが主役なのでしょう。
私は前回檍のほうでカタロースかつを食べたので、今回は上ロースカツカレーを注文してみました。

着席して少し待つと出てきたのが、

いっぺこっぺ

どーん!
カツカレーではなく「カツとカレー」が出てきました(笑。

他のお客さんのを見てみると、普通のカツカレーとヒレカツカレーはカレー皿にカツも載ってくるのに対して、上ロースカツカレー以上を頼むとカツが別皿になるようです。
別皿のカツは檍のとんかつそのまんまという感じで、檍のほうが混んでいたらこっちに入るのが賢明という気もします。

いっぺこっぺ

この昔ながらのカレー皿!
カレーは見た目通り、まかないっぽいというかけっこう家庭的な味...かと思ったら、後からスパイスが追いかけてくる感じ。コクと刺激のバランスが良い。これ単体のカレーとしてもレベル高いんじゃないですかね。

いっぺこっぺ

上ロースカツ。檍で食べたカタロースは肉肉しくてジューシーでしたが、上ロースは対照的に上品な柔らかさ。繊維質を感じないほど柔らかくて、やさしい美味しさです。
こちらのお店にも檍ほどではないけど数種類の天然塩が用意されていて、まずは肉に直塩でいただいてみると、天然塩が肉のうまみを引き出して、これは幸福だ...。

いっぺこっぺ

厚さ 2~3cm はあろうかという極厚のロースカツ。せっかくのカツカレーだから何切れかはカレーと一緒に食べてみました。これもこれで美味しいけど、塩のシンプルなのに奥深い味の広がりを知ってしまうと、わざわざカツが別皿で提供される理由が解る気もします。カツカレーとして楽しむなら普通のロースカツカレーかヒレカツカレーで、カツを主役にしたければ上ロース以上、という感じなんだろうな。

しかしこのレベルのカツカレーがいただけるとは恐れ入りました。檍と併せて気に入ってしまったのできっとまた来ると思いますが、同じとんかつが食べられるとして、あの多彩な天然塩と滋味溢れる豚汁と一緒にいただくのか、それともカレーと一緒に極上とんかつを欲張るのか、これは悩ましい二択になりそうです(笑。

関連ランキング:カレーライス | 蒲田駅京急蒲田駅蓮沼駅

投稿者 B : 22:15 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/11/09 (Thu.)

薬膳スープカレー シャナイア 再訪

「カレーっちゃカレーだが、いわゆるカレーとは別モノだ。でもうまい」

シャナイア

ドラマ『孤独のグルメ Season6』に登場した、三田のスープカレーの名店「シャナイア」。私は放送前に巡礼し、すごくおいしかったため、放送後に改めて食べに行こうと思っていました。
が放送直後に改装のため一ヶ月休業し、その後予約なしで一度行ってみたけど満席で入れず。少し時間を空けて改めて訪店してみました。

巨大な猫のオブジェが目を引くお店の外観はあまり変わっていないようですが、窓が増えて少し開放的な雰囲気になっています。

薬膳スープカレー Shania

シャナイア

店内は改装前とは大きく変わっていました。全体的にキレイで明るい内装になったのと、以前は厨房がほぼ見えませんでしたが、現在はカウンター越しに中の様子がよく見える。鍋つかみが猫の手(肉球つき!)だったり、吊り棚にさまざまなスパイスの粉末が並べられていたり、見ているだけで楽しい。
テーブルの並びが変わっていて、いわゆる「ゴロー席」がなくなってしまったのは残念だけど、カウンター席ができて一人でも入りやすくなりました。

さて、カレーは何にするかな。ここのスープカレーはスープの種類がたくさんあって、迷うんだよなあ。

シャナイア

薬膳スープカレー鍋!そういうのもあるのか。
ちょっと前にカレー鍋って流行ったけど、ここのスープカレーそのものを鍋にするなら次元の違ううまさになりそうだ。井之頭五郎もここのスープカレーを「これは、カレー味のおでんだ」と言っていたし、そもそもここのスープカレー自体が鍋感あるんだよなあ。

要予約ということなので、今度は予約して鍋食べに来ようかな。

シャナイア

ここのスープカレーは出てくるまで少し時間がかかるので、その間の繋ぎにビールとつまみを。
前回のザンギもおいしかったけど、今回はチキンピクルスというやつにしてみました。久住さんは試作品のラムピクルス(メニューにない)を食べていましたが、チキンピクルスのほうはほぐした鶏肉をマスタード系のタレにつけ込んだ一品で、酸味が爽やかでなかなかうまい。これはビールが進むやつです。

シャナイア

ここでスープカレーのお出ましだ。

カレーの種類はどれもおいしそうで悩ましいけど、オリジナル以外で絶対うまいに違いないと想像できたココナッツベースの「チキンと揚げブロのスープカレー」にしてみました。揚げブロとは素揚げのブロッコリーのことで、ブロッコリー以外に入っている野菜の種類は「チキンと野菜のスープカレー」よりもちょっと少ないけど、トッピングされたパプリカが目に鮮やか。
ライスは「寝かせ玄米」。ターメリックライスとは違うモチモチした玄米で、これ単品でもおいしい。

シャナイア

ココナッツベースのスープは、オリジナルよりも少しとろみがあって、ココナッツミルクのまろやかさがスパイスを包み込み、深みがあります。オリジナルスープも良かったけど、ココナッツ、うんまいなぁ~。
しかも揚げブロがこのココナッツカレースープによく絡んでさらにうまい。この組み合わせを一発で掘り当てた自分を誉めたい気分だ。

ココナッツベースのカレーというとタイカレーを思い浮かべるけど、ここのカレーは同じココナッツでもちょっと違う。
インドでもない、タイでもない、かといって札幌でもない。俺のカレーの世界観に、新たなる国が今、建国された。

シャナイア

前回食べなかったトッピングのいももち、いってみよう。

見た感じ完全に餅で、ホントにじゃがいも?という感じ。
でも、よいよい。いももち、腹持ち、よさげ。

シャナイア

〆はバニラアイス。
見た目は普通のバニラアイスだが...、八角(はっかく)入りの珍しいアイス。

言われてみれば確かに八角。
でも八角が出しゃばってなくて、なんというか、奥ゆかしい。
たくさんのスパイスで刺激を受けた後には、普通のバニラアイスよりもこういうスパイス入りのアイスがちょうどいい。カレーからのソフトランディング。

今回も、最初から最後までおいしかった。
駅から遠いのがネックだけど、この店はきっとまた来よう。トマトベースや焼きえびベースのカレーも食べてみないと。

忘れられない店になりそうだ。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:スープカレー | 目黒駅恵比寿駅

投稿者 B : 22:56 | Curry | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/11/05 (Sun.)

裏渋 キッチン ハセガワ 再訪

以前一度行ってとても気に入ったレストランに、もう一度行ってきました。

キッチン ハセガワ

キッチン ハセガワ

「裏渋」ということで前回は渋谷から歩いたんですが、改めて地図を見てみると神泉駅のすぐ近くじゃないですか。一駅だけ乗るのはちょっともったいないけど、渋谷から京王井の頭線でお店まで。
ランチタイムは相変わらずの行列で、お客さんも 9 割方女性だから私はちょっと居場所がない感じだけど(´д`)、そんなことは気にしない。おいしければいいじゃないかそれで。

キッチン ハセガワ

ランチを注文するとまず出てくるのがセットのサラダとスープ。
見た目はちょっとこじゃれた盛り付けのサラダと、何の変哲もないコンソメスープですが、食べてみると普通のサラダとスープとは全然違う。

キッチン ハセガワ

スープは根菜のスライスをアクセントにしたグリーンサラダなんですが、このトロッとしたドレッシングが他の店では食べたことがない味で、ものすごく美味しい。普通のドレッシングとは違う、味噌のようなコクのある味。隠し味に少しニンニクが入っているんじゃないかなあ、違うかなあ。濃厚でおかわりしたくなるくらいのサラダです。

キッチン ハセガワ

スープも見た目からは分からないコクのある深い味。カップの底には少量のチーズが沈んでいます。まるでパンを載せないオニオングラタンスープという趣で、これから出てくるメインへの期待を高めてくれます。

キッチン ハセガワ

メインはハーフ&ハーフで頼んでみました。定番デミグラスハンバーグ(チーズトッピング)とチキンピカタ。前回来たとき、チキンピカタもすごく気になってたんですよね。
メニューがたくさんあるので、こうやってちょっとずつ楽しめると得した気分になります。

キッチン ハセガワ

ハンバーグはきめが細かく、柔らかい触感。最近は粗挽き系のハンバーグが流行りですが、それとは対極にある感じの丁寧に作られたハンバーグ。
そしてこのデミグラスソースが絶品。皿の上のソースをハンバーグで全部拭って食べたいくらいにソースが美味しいんですが、飾りのように少しだけ垂らされているフルーツソースやバジルソースをちょっとつけて食べてみると、また味が変わっていくらでも食べていられそうになります。

キッチン ハセガワ

チキンピカタはトマトソースで。柔らかいチキンがカリッと揚げられていて、そこにトマトソースが絡むのがたまらない。
ああ、ここはハンバーグに負けず劣らずチキンピカタも名品なんだなあ。

キッチン ハセガワ

洋食屋さんの定番、目玉焼きハンバーグもこの店の手にかかればデミグラスの海に目玉焼きの舟が浮かぶ感じに。
半熟の黄身をデミグラスと絡めて食べると、これもまた幸せな一品。今度来たらチーズ&目玉焼きという欲張りトッピングにチャレンジしたくなりました。絶対うまいに違いない。

キッチン ハセガワ

デザートはバジルアイス。爽やかな風味を楽しみながら「今日もおいしかったなあ...」としみじみ反芻します。

ここはテレビでもよく紹介される超人気店らしいので、ランチタイムは行列必至だけど、大のお気に入り店の一つになりました。
機会を見つけてまた食べに来ようと思います。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:ハンバーグ | 神泉駅渋谷駅駒場東大前駅

投稿者 B : 22:54 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/11/02 (Thu.)

神保町 ライスカレー まんてん

先日キッチン南海に行ったところですが、もう一店気になっていたカレー屋を試してみるため、再び神保町に行ってきました。

ライスカレー まんてん

ライスカレー まんてん

まんてんであります。
店名が「カレーライス」ではなく「ライスカレー」なのがポイント。それを裏付けるかのように、店構えからして昭和感溢れてます。

ライスカレー まんてん

店先には食品サンプルが飾られていました。
盛りがいいのに安い。キッチン南海もコストパフォーマンス高かったですが、こちらも負けず劣らず若者や学生の味方という感じ。

ライスカレー まんてん

こぢんまりとした店内はカウンター席のみ。
愛想の良い店員さんが出迎えてくれます。常連客が多いようで、お客さんが入ってくるたびに「どうも!お久しぶりですね」「すいませんね、寒いところ!」といった気取らない声がけが、一見客なこちらも聞いているだけでほっこりします。

ライスカレー まんてん

着席すると、すかさず目の前にこれらが置かれました。水入りコップに突っ込まれたスプーンと、デミタスサイズのカップに入ったアイスコーヒー。こういう何とも言えない雑さ、けっこう好き(笑。
アイスコーヒーは食後にどうぞってことなんでしょうが、先に出すのは店員さん側の合理性もあるだろうけど、食べ終わったらササッと店を出たい男性客のための気遣いなんだろうなあ。

ライスカレー まんてん

しばらく待って、カレーが出てきました。
こういう店に来たらがっつりカツカレーでしょう!さらに、他の店では見たことがない「シュウマイ」のトッピングを追加してみました。
ライスの上にルウをかけて、揚げ物を載せたらその上からもう一度ルウをかけて出してくれるのがすごく嬉しい。

ライスカレー まんてん

カツは揚げたてで、油断すると火傷しそうなほどアツアツ。そしてシュウマイもただのシュウマイではなく、カツの衣をつけて揚げてあってちょっとしたメンチカツ風。これは想像以上にボリュームがありました。

カレーは欧風でもなくインドでもない、あえて言うならば家庭のカレーに近い素朴な味。コクがあって私好み。
しかもキーマカレーでもないのに挽肉がたっぷり入っていて、これはトッピングなしでも十分お腹いっぱいになりそうです。

ライスカレー まんてん

このカレーは量的にも味的にも満足感高し。お客さんの大半が男の学生さんやサラリーマンっぽかったのも、毎日のごはんとしてこういう家庭的な味を求めているってことなんだろうなあ。
キッチン南海もかなり気に入ったけど、まんてんも甲乙つけがたし。今度神保町に来たときは、どっちに入ろうか迷うだろうなあ。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:カレーライス | 神保町駅水道橋駅九段下駅

投稿者 B : 22:59 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/10/28 (Sat.)

茗荷谷 豊栄 再訪

「いいじゃないか。まるで中華庭園をドローン撮影しているような眺め」

豊栄

『孤独のグルメ Season6』の放送終了から三ヶ月が経ち、ドラマ登場店も少しずつ混雑が落ち着き始めているように思います。というわけで、巡礼して気に入った店に改めて再訪を。今回は全 12 話の中でも感動レベルの店だと感じた茗荷谷の中華「豊栄」に来てみました。
あらかじめ予約をしておいたんですが、この日は予約だけで満席。ドラマの影響なのか、相変わらずの人気な模様。前回来たときは放送前だったので、改めて来てみると当時とは忙しさが一桁違っているように感じました。

中国料理 豊栄

豊栄

イチ押しの黒板メニュー。旬のもの中心で、前回とはラインアップが違います。

カニミソ、えびみそ、パクチー、オニカサゴ...心惹かれる単語のオンパレード。
俺は今、何を食うべきなんだろう。

豊栄

とりあえず生ビールを一口飲んで、逸り迷う気持ちを落ち着かせます。
そして、改めて料理を注文。

豊栄

まずは、前回食べなかったアボカドのセイロ蒸しから...と思ったら、売り切れとのこと(;´Д`)。そんな遅い時間に入ったわけでもないのに、一巡目のお客さんで売り切れちゃったということか...。

気を取り直して、久住さんが食べていたレタスのセイロ蒸しに変更しました。
ほ~、タレに浮かんでる。そしてレタスの上には、よく分からないけどきっとうまいやつ(ぉ。

食べてみると、おおおおお、タレや上にかかってる何かのうまみ成分をレタスが吸収して、これはうまい。もはやレタスではない何か、という感じ。
ハマる味だな~。

豊栄

続いて海老とマコモ筍の豊栄醤炒め。前回も食べて感動した一品。
海老のうまみがマコモタケに移って美味しくなるのは理解できるんだけど、単にそれだけではない奥行きのある味。店名を冠した「豊栄醤」というタレが決め手なんだろう。普通の中華醤とは違う、深みを持った絶妙な味わいで、いつまででも食べ続けていたくなります。

豊栄

こちらは久住さんが食べていた「黄色い激辛豆腐煮」。一見黄色い麻婆豆腐っぽいけど、使われているのが普通ものより辛い黄色い唐辛子とのこと。
口に入れた瞬間は、辛さというよりうまさが前面に立ってきて、これはイケル感じ。でも後からジワジワと辛さが追っかけてきて、確かに辛い!なんだけど、やっぱりうまみも後を引いていて、辛いんだけどどんどん食べたくなる不思議な味。これ、相当おいしいじゃないか。

豊栄

そこに満を持しての回鍋肉。

回鍋肉ってそもそもが甜麺醤のうまみと甘みが活きる料理だけど、ここのはさらにひと味違う。甜麺醤だけじゃないこの店独特のうまみがあって、これを食べられただけで今日の俺大勝利!感があります(何。

やっぱりいい、間違いない。
回鍋肉は裏切らない。

豊栄

こういう辛ウマ中華には、そろそろビールではなく紹興酒が欲しくなってくる頃。飲み比べセットでいろいろ飲んでみます。
一口に紹興酒と言っても軽いのから辛口まで、いろんな味があるんだなあ。日本酒に通じる奥深さを感じます。

豊栄

そして口水鶏。たっぷりのタレには山椒が効いていて、シビレる辛さ。だけどやっぱり後引くうまみ。何という罪作りなこのタレ。
ああ美味い。上にかかっている刻みネギの一切れさえも残さずに食べたくなる。

豊栄

山椒でシビレた舌をリセットしたくなって、いったんハイボールでクールダウン。
唐辛子とは違うシビレる辛さ、クセになる。この中国山椒の奥深さは、『孤独のグルメ』に出会わなかったら知らなかったかもしれません。

そうしているうちに、店内に刺激臭が漂い始め、

豊栄

水煮牛肉が運ばれてきました。劇中で他のお客さんが食べてたやつ。

この匂い...鼻の奥が、辛い!なんだかすごいことになっちゃってるぞ。
これが出てきた瞬間、他のお客さんも含め店内の全員が咳き込んでしまうほどの、強烈な辛さを放っています。迷惑かけてすいません...と内心思っていたところ「ああ、あれが!」みたいな声がちらほら聞こえてきて、みんなドラマ観て興味持ってたんだろうな...となりました(笑。

これ、食べてみると確かに辛いんだけど、匂いの辛さに比べれば落ち着いた味。きっと味じゃなくて揮発する成分が強烈なんだろうな。
この店らしくうまさと辛さがバランスよくまとめられたタレが薄切り牛肉によく浸みて、これもまたうまい。食べながらうっかり息を吸うと咳き込むけど(笑。

豊栄

〆は豊栄チャーハン。例の「豊栄醤」をストレートに使った海老チャーハンです。
味付けは海老とマコモ筍の炒めとほぼ同じだけど、この味、飽きずにいくらでも食べられる感じなんだよなあ。座っているのがやっとなほどうまい。

ああ、おいしかった。今回も最初から最後まで、一点の曇りもなくうまかった。
他の中華料理店とは明らかに違う味で、行きにくい立地だけどわざわざ足を運ぶ価値があります。

前回食べなかった料理のいくつかは今回食べられたけど、結局アボカド蒸しは食べられなかったし、いずれもう一度来ようと思います。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:中華料理 | 茗荷谷駅白山駅

投稿者 B : 21:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/10/20 (Fri.)

久しぶりに豚組 [しゃぶ庵]個室でゆったり

豚組 [しゃぶ庵]に行ってきました。

豚組 [しゃぶ庵]

豚組 [しゃぶ庵]

しゃぶ庵には毎年 2~3 回は行っているんですが、近年はイベントだったり大人数の某新年会だったり、誰かがセッティングした会に参加してホール席を利用することのほうが多くなっていました。つい先日も TrackR のブロガーイベントで行ったところですが、今回は久しぶりに自分で予約して行ってきました。

豚組 [しゃぶ庵]

二人だったので個室に通してもらえました。ホールの活気ある雰囲気もいいですが、個室は落ち着いて過ごせるのがありがたい。私が予約するときは基本的に個室を取るようにしています。ちなみに予約にはトレタかんたんウェブ予約を利用しました。

豚組 [しゃぶ庵]

まずはビールから。「馨和 KAGUA」の Blanc をいただきます。
繊細かつクリーミーな泡と華やかな香り。食前酒にちょうどいい。

豚組 [しゃぶ庵]

お通し的な小鉢から料理がスタートします。
この小鉢に入っているハムも、豚組らしくちゃんと銘柄豚。野菜とポン酢ジュレでさっぱりといただきます。

豚組 [しゃぶ庵]

しゃぶ庵に来ると基本的にはコースで料理はおまかせしつつ、必要に応じてアラカルトで何か追加するのがおすすめ。今回は「とことん豚づくしコース」にしたので、前菜はこの四種。それぞれ種類の違う銘柄豚のテリーヌ、パテ、生ハム、サラミ等が並べられて、ビールでも日本酒でもワインでもイケます。

豚組 [しゃぶ庵]

からの、豚角煮。トロットロに煮込まれた角煮、絶品です。
脂身がそれほどしつこくないのもポイント高し。

豚組 [しゃぶ庵]

そーなると日本酒が欲しくなってくるわけです。石川の地酒「手取川」を冷酒で。
銘柄豚のうまさに緩んだ味覚をキリッと引き締めてくれます。

豚組 [しゃぶ庵]

しゃぶしゃぶの前にさらにもう一品、メンチカツ。
姉妹店にとんかつ屋をもつ豚組グループだけあって、このメンチカツがまたレベル高いんです。

豚組 [しゃぶ庵]

肉のうまみがしっかり閉じ込められたメンチカツ。サクサクの衣もいい。
思わずこの後のしゃぶしゃぶを待たずして「メンチおかわり」を決めたくなってしまうけど、ここは本題の前にグッと我慢。

豚組 [しゃぶ庵]

オレンジ色のル・クルーゼの鍋に、しゃぶしゃぶのつけだれ四種が運ばれてきました。
つけだれは、左から順にさっぱりした塩だれ、風味のいいフルーツポン酢、濃厚な胡麻だれ、最後にこの店独特のめんつゆ。
それぞれつけだれ単体でも十分美味しいけど、テーブルに備え付けられている薬味を足すとさらに味に広がりが出ます。

豚組 [しゃぶ庵]

肉のほうは銘柄が三種類から選べます。今回は二種類混ぜて頼んでみました。
鮮やかなピンク色の豚肉、このまま食べたいほどうまそう。

豚組 [しゃぶ庵]

個人的には鍋にしゃぶしゃぶ肉を投入してウェルダンにしてしまうのはもったいなく感じてしまうので、直箸で申し訳ないけど直接しゃぶしゃぶして、そのままたれにつけていただきます。
肉そのものもいいけど、四種類のつけだれがそれぞれに個性的な味で、いくら食べても飽きない。私は胡麻だれにたっぷりめにラー油を入れたのか、ワサビを効かせためんつゆが好み。

豚組 [しゃぶ庵]

ひととおり食べ終わったところで、肉や野菜のうまみが溶け出した鍋で〆の豚骨ラーメンを作ってもらえます。
この細麺が、満腹になりかけた胃にもツルツル入っていってまた美味しいんですよね。

豚組 [しゃぶ庵]

しゃぶ庵はやっぱり個室で料理と会話をゆったり楽しむのがいいですね。久しぶりの個室、堪能しました。
ここに来ると他の店でしゃぶしゃぶを食べる気がしなくなるのが難点ですが(笑)、また来ようと思います。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:豚しゃぶ | 乃木坂駅六本木駅青山一丁目駅

投稿者 B : 22:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/10/17 (Tue.)

ROAST HORSE #3

某馬主(会員権持ちの方)にお誘いいただいたので、喜び勇んで広尾の会員制馬肉料理専門店「ローストホース」に行ってきました。

ローストホース

ROAST HORSE

時々タイムラインに写真が流れてくることもあって自分自身がもっと頻繁に行っている感覚だったんですが、前回行ってから一年のブランクが空いていたんですね...。それでも前回の写真を見ただけで味を昨日のことのように思い出せる。それくらい強烈な印象に残っているのがこのお店。

ROAST HORSE

最初はスープから。
微妙に写真映えしない絵面ですが(笑)、これは胡麻のスープ。胡麻の良い香りに鰹だしが効いていて、優しくも深みのある味が口の中にじんわ~っと広がります。おおお、これおいしい。

ROAST HORSE

そして馬肉の握り。馬肉のスタートは毎回ここからですが、もう三度目ともなるとこれを口に入れた瞬間から語彙力の低下が始まります(ぉ

すごーい!おーいしーい!!!(←

ROAST HORSE

飲み物は、このお店が持ち込み OK なので今回の馬主さんが持ち込んだ日本酒「冬単衣」。Makuake でのクラウドファンディングを経て販売されたお酒で、ガジェットクラスタ的には付属の保冷バッグの蓄冷材をシャープが開発した(液晶から派生した素材を使用)ことでも話題になりました。
この保冷バッグで -2℃ に保たれた冬単衣を飲んでみると、飲み口はキリッと冷たくて、でもほんのり甘い後味がふわあっと広がって、なかなかに美味。繊細な馬肉料理ともよく合っています。

ROAST HORSE

料理の方は、松茸と春菊、馬肉ロースのおひたしへと続いていきます。
私はなにげに今年の初松茸。春菊との香りの組み合わせが馬ロースの旨味を引き立てます。

ROAST HORSE

そして、ここから怒濤の馬刺し連撃が開始されるわけです。
まずはハラミ(左)とシャトーブリアン(右)。いきなり本命級からキタ!!
馬肉の旨味をガッツリと味わえる部位からのスタートで、テンションアガります。

ROAST HORSE

続いてこの店の定番であるオビ、フタエゴに加えて、季節ごとの一品は今回赤身のアボカド載せ。

見ている間にも脂がどんどん溶けていくオビとフタエゴはいつも通り、間違いない美味しさ。オビは口に入れた瞬間に脂が溶解し、噛まなくても肉の線維が解けていくのを舌で感じます。そしてフタエゴは脂の旨味モンスター(何
赤身のアボカド載せ、私はアボカドってちょっと苦手なんですが、これは上にかかっているジュレっぽいものが馬肉とアボカドの味の接着剤の役割を果たし、見事な一体感を醸し出しています。これもおいしい!

ROAST HORSE

それからカイノミと、再びオビ。肉の上にかかっているのはごま塩です。
ある程度食べ慣れているはずの馬刺しなのに、ごま塩がかかるとまた違った風味が感じられて、これまたいい。なんだか肉の味自体が濃くなったように感じられます。

ROAST HORSE

馬刺しラッシュの最後はハツ刺し&レバ刺し。
くさみが全くないハツとレバーの刺身は、微かな歯ごたえがありつつ、馬肉のうまさを濃厚に凝縮した感じ。牛レバーとは世界観の異なる味が広がっています。

ROAST HORSE

このポタージュスープ的なやつは、例によって馬肉のユッケを生卵のエスプーマに沈めたもの。見た瞬間に幸福中枢が刺激されるやつ。
しかも今回の味付けは、なんと林檎と海苔(!)。説明を受けた瞬間「え、林檎と海苔!?」と思わず声を上げてしまいました。梨入りは食べたことあるから林檎は驚かないけど、それに海苔を合わせるとは。

でも騙されたつもりで食べてみると、これがめちゃくちゃうまい。林檎の甘みと海苔の風味がケンカせずにユッケの旨味を引き出していて、まるで馬肉ユッケって最初からこういう味だったかのような違和感のなさ。なんでこんなにうまいのか、なんでこんな組み合わせを思いついたのか、疑問は湧くけどそんなこと関係なくうまい。エスプーマの一滴さえ残さずに完食しました。

ROAST HORSE

この一見普通の揚げ春巻きは、シャトーブリアンの揚げ春巻き 北海道のホタテ入り。馬のシャトーブリアンを使った揚げ春巻きでさらにホタテ入りとくればうまくないわけがないじゃないですか。こんなんズルいわ(何

ROAST HORSE

さらに定番のコウネ(たてがみ)の握り。このとろける脂身のうまさたるや。それでいて、牛や豚の脂のような重ったるさが全然ない。何度食べてもうまいし、本当なら毎日でも食べたい。

ROAST HORSE

焼き野菜はエリンギ、玉ねぎ、蓮根に銀杏という旬な食材が揃って出てきました。
これらの野菜はこの店専用の農場で作られたもので、味には絶対の自信を持っているとのこと。

ROAST HORSE

野菜は繊維を切断する方向に包丁を入れると旨味ごと水分が逃げて行ってしまうので、食材ごとに切り方にもこだわりつつ、目の前で切ってくれます。
瑞々しさを湛えたエリンギと玉ねぎがおいしいことは以前来て知っていましたが、この蓮根がまた。レンコンのくせにホクホクもちもちした食感なんですよ!?こんな常識を超えたレンコン反則やろ。

ROAST HORSE

馬テールと栗の炊き合わせ 白味噌ソース。中央の白いのは背脂。
ここまで来ると、もう「うまい」以外のことを...だんだん...考えられなくなってきました...。

ROAST HORSE

ここまで散々馬肉料理を堪能してきたところで、いよいよメインのローストホースのご登場。

第一弾は馬ヒモ(スペアリブ)のローストホース。
「ヒモ」というだけあって細長く、見るからに何かが凝縮された感のあるローストホースです。

ROAST HORSE

ああ、これ、表面がカリッと焼かれた中に肉汁がふんだんに閉じ込められているやつや...!

食べてみると、ひと噛みごとにじゅわっと肉汁と旨味が口の中に広がって、いつまでも噛み続けていたくなる。
馬肉って肉の中では淡泊な部類だと思うけど、これはむちゃくちゃ濃厚。

ROAST HORSE

ちょうどいい頃合いで出された長芋の味噌漬けで口の中を少しリセットしながら、ひたすらローストホースをついばんでいきます。

ROAST HORSE

二つ目のローストホースは、チョウチンのローストホース。チョウチンとはバラの外側の部位で、サシの入り方がさしづめ大トロといったところ。
石窯で焼かれたこれを薄切りにして、生ワサビとともにいただきます。

ROAST HORSE

この店に来ると、さすがに料理名を全部は憶えきれないのでスマホにメモを取っているんですが、これを食べているときのメモが「柔らかい脂 肉汁~~~!!」としか書かれていない件(ぉ。いかに言語中枢が破壊される味かがおわかりいただけたでしょうか(何。
本当に、柔らかい赤身の間から肉汁が溢れ出てきて、泣きそうになります。

ROAST HORSE

〆のごはんはもずくの雑炊。
やさしい味の雑炊で、この日の馬のおいしさをしみじみと振り返ることができます。

ROAST HORSE

これまた馬肉に負けないくらい毎回楽しみにしているデザート、今回は「梨のチーズケーキのかき氷」。
梨とチーズケーキってこんなに合うんだ...という見事なハーモニー。季節外れだけど、ここのかき氷はいつ食べてもおいしい。

ああ、今回も紛れもなくおいしかった。
安い店ではないけれど、料理の内容からすると安いとしか言いようがありません。たぶん会員制でコース一種類のみ、かつ常に満席という営業状態がこの値段でこの味を実現しているんだろうなあ。普通にやっている店だとこうはいかないはず。

お誘いいただきありがとうございました。
会員を増やす予定はないようなので、今後もどなたかに誘っていただく機会を待つしかないわけですが、次のチャンスがあれば逃さずにまた来たいと思います。

ごちそうさまでした。

投稿者 B : 23:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/10/12 (Thu.)

蒲田 とんかつ 檍

昼間、タイムラインに流れてきたうまそうなとんかつの写真を目にしてから、頭の中が完全にとんかつになってしまったので、以前から行ってみたいと思っていたとんかつ屋へと足を運んでしまいました。

とんかつ 檍(あおき)

とんかつ 檍

とんかつに関しては都内でも屈指の名店揃いといえる大田区・蒲田~大森エリア。その中では後発であるにも関わらずトップクラスの人気店となっているのがこの檍(あおき)です。蒲田駅からは徒歩 5 分ほど。
お店の前にはズラリと行列ができていて、最初見たときはちょっと怯みましたが、私の後に並びに来たお客さんたちが「今日はいつもより行列短めだなあ」と話していたので、いつもはもっとすごいことになっているようです。

私の前にはおそらくお客さん一回転分くらいの人数に相当する十人あまりの行列ができていましたが、30 分ほど並んだところで入店できました。

とんかつ 檍

メニューはこんな感じ。エビフライとかメンチとか邪道なことは言わずに、真正面からとんかつだけ、あとは肉の種類だけの選択肢。

店内はシンプルにカウンターのみ。行列ができていても並んでいる間に注文を取ってくれ、着席からあまり待たずにとんかつが出てくるのがありがたい。

とんかつ 檍

というわけで席についてほどなく提供された私のカタロースかつ定食。普通のロースとか上ロースとかはよくあるけど、カタロースでとんかつというのはちょっと珍しい。
こんもりと盛られたキャベツに、とんかつ屋にしては大人しい盛りのライス(おかわりは有料)、味噌汁(豚汁)、お新香というオーソドックスな布陣。

とんかつ 檍

とんかつはかなりの肉厚、そして衣はけっこう薄め。でも見るからに揚げたてサクサクで、色も実にいいきつね色。
肉はあえて少し赤みを残した状態で揚げられています。試しに何もつけずに食べてみたところ。ジュワッと溢れてくる肉汁と、肉そのものの味が感じられていい。これはとんかつというより「肉」を食べてる感覚があります。

とんかつ 檍

豚汁。いろんな肉や野菜をじっくり煮込んだうまみが溶け込んでいる、深い味。味噌汁というよりは豚の和風フォンドボー的な。
これおかわりしたいレベルでおいしい。豚汁のうまいとんかつ屋って信頼できる。

とんかつ 檍

カウンターには様々な種類の塩が並べられていました。最近のこだわりのとんかつ店は岩塩で食べさせるところも珍しくないですが、これだけいろんな種類の塩が揃えられている店はそうそうない。写真には写っていませんが、イタリアの天日塩やウユニ湖の塩まであって、食べ比べてみると確かに一口に「塩」といっても結晶の感じから味まで全然違う。

とんかつ 檍

中でも最推しという感じでどどんと置かれていたのが、ヒマラヤの岩塩「ナマック」。私はこれ多分初めて見ましたが、赤黒い感じの岩塩の塊を黒胡椒のように挽いて味わうタイプの岩塩です。

とんかつ 檍

試しにとんかつの肉に直塩を挽いてみると、塩なのにやや甘い風味があるのか、この塩が肉の甘みを引き立てるのか、確かにこれ、すごくうまい。
とんかつも普通のロースかつのように片側に脂身が寄っているようなことがなく、節度ある量の脂が赤身にサシとして入っている感じで、肉自体はボリューム感あるのに軽い食感。お腹はいっぱいになるけど胃もたれしないカタロースかつ、気に入りました。

ここはおいしかったなあああ。近隣の並み居る名店を抑えて一番人気になるのも解る気がしました。
ちなみに隣には姉妹店のカレー屋があり、ここのとんかつでカツカレーを出してくれるようなので、今度はそっちにも行ってみよう。

関連ランキング:とんかつ | 蒲田駅京急蒲田駅蓮沼駅

投稿者 B : 23:42 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/10/10 (Tue.)

食堂 とだか その 2

「こんな時間にもう二軒目、飲兵衛さんたちはいい気なもんだ」

食堂 とだか

新潟から某ウマの人が出張で東京に来ているということで、急遽どこかに飲みに行くことになりました。突然だったため何の準備もしていなかったのですが、品川近辺かつ遅めの時間帯とのことで、それなら運が良ければ「とだか」の席が空いてるかもしれない、と突撃してみました。

ラストオーダーまで 30 分という時間制限つきでしたが、ちょうど二席空いていたので入れてもらいました。

食堂 とだか

食堂 とだか

そんなに何度も来ているわけじゃないけど、妙に落ち着く店内。カウンター越しの距離が近いのも、気取らなくていい。
時間が時間だから終わっちゃってるメニューもいくつかあるようですが、まあ軽く飲むだけのつもりだから大丈夫です。

食堂 とだか

乾杯はとだかトニックととだかハイボール。実は私のほうはこの日二軒目なので(笑)、あまりガンガン飲まずにちびちび飲ります。
ここのトニックやハイボールは酸味が強めなのが爽やかでいいんですよね。

食堂 とだか

選べるお通しは茄子の煮びたしを選択。
出汁のよくしみた優しい味に、たっぷりかかった鰹節の風味がおいしい。こういう味、ホッとします。

食堂 とだか

マスターは相変わらずお忙しそう。注文は例によって伝票に自分で書きます(笑
しかし残念なことに揚げトウモロコシはこの日は既に終了。あれホントにうまかったんだけどなあ。まあ他のつまみも十分にうまいからいいけど。

食堂 とだか

毎度ここから始めないととだかに来た気がしない、ウニ・オン・ザ・煮玉子!
ウニと半熟玉子とタレが渾然一体となって言語中枢を破壊するヤバいやつ。
本当、この瞬間に痛風が発症しても後悔しないとさえ思えるうまさのワンダーランド。

食堂 とだか

続いて牛もつ煮。お通しとしてではなくレギュラーメニューとしての牛もつ煮は、牛ご飯のライスの代わりにモツが入っているような、贅沢な一皿でした。これちょっと反則でしょ(;´Д`)ヾ。
牛ご飯のと同じ一枚肉をペラリとめくると、その下にはトロトロのモツが。これ汁の一滴まで残さず飲めるやつや...。

食堂 とだか

そして初めて食べて以来大ファンになった「子持ち昆布フライ」。昆布なのに子持ち?と思ったら、これ昆布の卵じゃなくて(当たり前)ニシンが昆布に卵、つまり数の子を産み付けたものなんですね。昆布のうまみに数の子のプチプチ、それをタルタルと鰹節が包み込んでうまさのビッグウェーブを織りなしています。タルタリスト的にも大満足の一品。

食堂 とだか

こうなるととだビアーノをグイグイ飲みたくもなるというものです。

食堂 とだか

今回お初の「とり皮餃子」。手羽餃子なら食べたことあるけど、とり皮餃子って何だ?と思ったら、想像を超えるものが出てきました。

食堂 とだか

本当に餃子の皮の代わりに鶏の皮で包まれてる!しかも具がみっちり。
これ、うまいなぁ~。見た目以上にボリュームのある一品だった。

食堂 とだか

そして当然牛ご飯で締めるわけです。
トロトロの柔らか牛肉と、さっきのウニとはまた違う働きをする煮玉子。そこに白飯。こんなに幸せな〆のご飯がこれまであっただろうか、いやない(反語)。

本当に何度来てもおいしい、貴重なお店。
ドラマの影響もあって、最近はトレタの次月予約受付が始まる毎月 1 日に翌月分の予約がほぼ埋まってしまう大人気店になった模様。トレタ入れたのに取れない!というのも皮肉にもなりませんが(;´Д`)ヾ、何とかがんばって予約を取るか、またこうやって遅い時間の空きを狙って来ようと思います。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:郷土料理(その他) | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/10/05 (Thu.)

神保町 キッチン南海

前々から気になっていたカレー店に行ってきました。

キッチン南海 神保町店

キッチン南海

東京のカレーの聖地、神保町。その代名詞と言えばボンディやガヴィアルといった欧風カレーでしょうが、ボンディは都内に支店もあるし、わざわざ神保町店に来なくても食べられる(古書店を突っ切って入る、神保町店の独特の雰囲気は面白いけど)。以前エチオピアには一度行ったので、今度はここ「キッチン南海」を攻めてみました。

神保町駅からほど近い、飲食店が建ち並ぶ通り。そこにひときわ年季の入ったカウンター中心の洋食店がキッチン南海です。

キッチン南海

ここはカレー専門店ではなく洋食屋さんということで、メニューにはカレー以外の定食も揃っています。
他のお客さんが食べているのを見ると、チキンカツ&しょうが焼ライスとかかなりボリュームがあって 750 円、これは安い。

キッチン南海

ガラスケースに食品サンプル、この昭和感。そこに「ひらめ 売切れました」の貼り紙がジワる(笑。

昼間は近隣のサラリーマンで行列ができるそうですが、夜に行ってみても数人並んでいるお客さんがいました。が、回転は早くて 10 分足らず並んだところで入店できました。
お客さんは九割方男性。私はかなり若いほうという感じで年配のお客さんが多く、昔から通い詰めた常連さん中心の店なんだろうな、という感じ。頼み方もカレーに単品のサイドメニューを組み合わせたり、知り尽くしてる感があります。

キッチン南海

カウンターに着席すると、まず置かれるのがこの水と紙ナプキンに包まれたスプーン。
そうそう、これですよ。正しい昭和の洋食屋さん。

カウンターの向こうでは、職人さんたちが無駄のない所作でどんどんカレーや定食を仕上げていっています。私が生まれるずっと前から、この店で連綿と培われてきた職人芸なんだろうなあ。目黒のとんきにも通じる、老舗だけが持つ様式美のようなものを感じます。

キッチン南海

しばらく待ったところで、カツカレーとご対面。
おおお...すごいボリューム感。そしてこの平皿にヒタヒタになるほど注がれたカレールウが嬉しい。私はカレーライスってごはんよりもルウが多めであってほしい人です。

キッチン南海

写真からして湯気のもうもう感が伝わるくらい、できたてアツアツのカレー。これでも Photoshop の「かすみの除去」フィルタで少し修整したんですよ(笑

しかもこのルウ、見た目から期待されたとおり、濃厚でコクが深い!材料が全て原形をとどめないくらいトロットロに煮込まれていることが分かります。
この独特の深い味は、強いて言えば金沢カレーに近いものがあります。アルバ好きな私としてはど真ん中ストライクなうまさ。いつまでも食べ続けていたい。

キッチン南海

カツは肉が薄めだけど、揚げたてで衣がサックサク。肉厚すぎてもカレーとカツのどっちが主役か分からなくなるので、これくらいがいいバランスなのかもしれません。
このカツの衣がルウをガッチリ受け止めて、ライスとともにうまさを口の中へ運んでいく。初めて食べたのに、ずっと昔から好きだったような、そんな懐かしさのあるカツカレー。

期待以上のカレーでした。これほどとは思っていませんでした。
ボンディは他でも食べられるし、今度から神保町に用事があったらランチはここだなー。他のカレーの名店も巡ってみたくはありますが。
しょうが焼やコロッケも美味しそうだったので、いずれカレー以外のメニューも試してみたいところです。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:洋食 | 神保町駅竹橋駅新御茶ノ水駅

投稿者 B : 22:44 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/09/14 (Thu.)

新福菜館 秋葉原店

先日秋葉原でごはんを食べる機会があったので、久しぶりにアルバにでも行くかなあ...と思ったんですが、そういえばアキバにはあの店があるんだったな、と思い直しました。
去年初めて京都本店に行っていたく気に入った「新福菜館」。その支店がアキバにあるんです。

新福菜館 秋葉原店

新福菜館 秋葉原店

秋葉原といってもヨドバシの裏手という、普段ならまず足を踏み入れることのないエリア。こんな渋いところに出店してたのか...有名店の支店ならば電気街側に出していてもおかしくないのに。
ちなみに関東圏にある店舗は新福菜館の直営ではなく、フランチャイズ店のようです。注文は食券制だったし、夜はラーメン+一杯飲みメインみたいな店構えで、本店とはちょっと雰囲気が違います。

新福菜館 秋葉原店

というわけで早速頼んだのが中華そば・竹(メンマ)入り。前回京都で食べたときに多くのお客さんが肉多めではなく竹入りを頼んでいて、気になってたんですよね。
真っ黒なスープにたっぷりネギ、見た目は確かに新福菜館の中華そばそのもの。

この黒いスープ、富山ブラックを連想させてしょっぱそうなイメージがあるんですが、食べてみると全然違うんですよね。
「中華そばのスープ」を代表するかのような、さっぱり系でコクのある味。これ好きなんだよなあ。

新福菜館 秋葉原店

そこに中太ストレート麺。コシのあるこの麺がスープの味をしっかり受け止めて、しみじみと美味い。
最近そんなにラーメン食べたいと思わなくなった私でも、これなら日々食べても飽きなさそうだなあ。

具は肉多めでなくてもチャーシューが十分入っていたので、これは竹入りで正解だったかも。

新福菜館 秋葉原店

そして、新福菜館に来るともう一つ外せないのがヤキメシですよ。
こちらは京都本店に比べてかなりしっかり型にはめられて出てきました。

このヤキメシも味は濃いんだけど、決して塩辛くない、深い味。どんな醤油を使ってるんだろう。
優しい味のラーメンスープとの組み合わせが抜群で、とんだ炭水化物祭りでも後悔は微塵もありません。

新福菜館 秋葉原店

ああ、美味しかった。

京都本店には去年一度行ったきりだから、秋葉原店とどれくらい味が違うかは分からないけど、「これこれ、これが食べたかったんだ」という思いは確かに満たされました。
今度から秋淀に買い物に来たら、ごはんはここにしよう。

関連ランキング:ラーメン | 秋葉原駅岩本町駅末広町駅

投稿者 B : 23:00 | Gourmet | Ramen | コメント (2) | トラックバック

2017/08/31 (Thu.)

あるでん亭 銀座ファイブ店

あるでん亭 銀座ソニービル店が閉店して早 5 ヶ月。ついに銀座の地にあるでん亭が復活しました。

先日西新橋店に行ってきたエントリーを書いた二日後に、あるでん亭から「8 月末に銀座で再オープンしますよ」という告知メールが届きました。タイミング良すぎ(;´Д`)ヾ。しかもその後何人かの方から「あるでん亭銀座店の移転決まったらしいですよ」と言われ、私のあるでん亭愛はこんなにもみんなに伝わっていたのか!ということを実感(ぉ

というわけで、先週末に移転オープンしたばかりの銀座あるでん亭に、さっそく行ってきました。

GINZA FIVE

移転後の立地は「銀座ファイブ」。有楽町からだとソニービルのあった数寄屋橋交差点のちょっと手前、高速道路の高架下にある商業施設の地下 1 階になります。創業の地のすぐ近くに移転してくれたことは何とも感慨深い。

GINZA FIVE

階段で地下に降りていくわけですが、銀座ファイブのあちこちにあるでん亭オープンの告知が貼られています。銀座の中でも老舗と言えるお店が移転してきたことを銀座ファイブ全体が喜んでくれているようで、お店の関係者じゃないけど私もなんだか嬉しい(笑

地下 1 階は主にレストランフロアとなっていて、あるでん亭は数寄屋橋側の入口からだと一番奥(新橋側)にありました。

あるでん亭 銀座ファイブ店

あるでん亭 銀座ファイブ店

おお、これが復活した銀座のあるでん亭!
西新橋店もいいんだけど、やっぱりスタッフの顔ぶれも違うし、店舗のつくりのせいか雰囲気もちょっと違うんですよね。こちらのお店では、ソニービル時代にいたスタッフの方々が変わらずスパゲティを茹でているようで、やっぱりこうじゃないと...と思います。

かなり狭かったソニービル店に比べて店舗面積が広がり、席数も増えて少しゆったりと座れるようになりました。それでもオープンを待っていたファンが多いのか、ソニービル時代よりも入りやすい立地になったせいか、お昼時には行列。私も 20 分くらい待ちました。

あるでん亭 銀座ファイブ店

店内にはソニービル時代の写真が貼られていて、ここがソニービル店を正統に継ぐ店舗であることを示しています。
写真の中で最も登場率の高いフェルナンド・アロンソ、今年の日本グランプリの際にはここに来てくれるんでしょうか。移転を知らず、解体が進むソニービルを目の当たりにして呆然としていたりして(笑

あるでん亭 銀座ファイブ店

ソニービル店の閉店時にお客さんたちが寄せていた付箋メッセージも壁を埋め尽くす勢いで貼られていました。たぶんこれ、集まったメッセージの一部にすぎないと思います。自分以外にもこんなにこのお店のファンがいたんだ、ということを改めて実感します。そして、お店とお客さんの間でこういう交流があるのが、このお店の良いところ。

あるでん亭 銀座ファイブ店

ソニービル店と変わらぬメニュー。平日ランチサービスがあるようですが、西新橋店とはやや内容が違うようです。私は以前からソニービル店に行くとしても休日か、平日のランチタイム外の時間であることがほとんどだったので、銀座ファイブ店になってからのサービスなのかどうかは不明。

あるでん亭 銀座ファイブ店

再オープン後の初来店だからこそ、食べるべきは王道のカルボナーラかアリオオリオ(ベーコン添え)でしょう!と思っていたんですが、こう残暑が厳しいと少し酸味のあるやつでサッパリしたいな、と思ってロレンツァ。一見カルボナーラっぽいですが、サワークリームを使って爽やかなクリームパスタに仕上がっています。個人的にこの店のベスト 3 に入るメニュー。

あるでん亭 銀座ファイブ店

サーブされたら、熱々のうちにテーブル上にあるパルメザンチーズをたっぷり振りかけてやると、チーズが溶けてさらにおいしくなります。

これこれ!クリーミーな中に独特の酸味があるソースと、このアルデンテのスパゲティが食べたかったんだ。やっぱり、銀座に来たらこれを食べないと。

あるでん亭 銀座ファイブ店

ごちそうさまでした。

他の支店もいいけど、私にとってあるでん亭は銀座店なんですよ。ようやく帰ってきてくれて、本当に嬉しい。
改めて、またちょくちょく来ようと思います。

関連ランキング:パスタ | 銀座駅日比谷駅有楽町駅

投稿者 B : 22:05 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/08/14 (Mon.)

六角堂 Grill&Bar 再訪

近年の帰省時の定番になりつつある、金沢の「六角堂」に今年も行ってきました。

六角堂 Grill&Bar

六角堂 Grill&Bar

この店は本当においしい。人気店のようでハイシーズンは事前予約必須ですが、その価値はあります。
今の時期、金沢の市街地はちょっと行きたくないくらいに混雑していますが(それでも桜や紅葉の季節よりは多少マシか)、ここは金沢の市街地から少し離れた卯辰山にあって、ちょっとした避暑気分を味わえます。

六角堂 Grill&Bar

予約席に着くと、目の前で「焼き」が始まります。これが一種のショー的な要素を含んでいて、見ているだけで楽しい。

六角堂 Grill&Bar

まずは鉄板の上で油を温めている間に、こちらは昼から生ビールをやりながら職人芸を堪能。

六角堂 Grill&Bar

鉄板が温まると、まずはガーリックチップから炒め始めます。
すると徐々にニンニクのいい香りが鼻をついてきて、こちらも食欲に灯がともるわけです。

六角堂 Grill&Bar

そこに登場するグリーンサラダ。
ニンニクの香りを楽しみつつ、ビールを飲みながらサラダをつついていると、

六角堂 Grill&Bar

ほどなくしてガーリックチップがサーブされてきます。
このチップがまた、ビールをあおってくるわけです。

六角堂 Grill&Bar

鉄板では、ニンニクの次にメインの肉を焼き始めるわけですが、それと平行してホースラディッシュが添えられたステーキソースが登場。
途中からニンニクもこのソースを浸けながら食べると、さらに期待が高まってきます。

六角堂 Grill&Bar

どどーんと焼き上がったステーキ。
これをサーブする前にシェフがサイコロ状にカットしてくれます。

六角堂 Grill&Bar

ロースステーキ、250g。和牛もあるけど、そこまで贅沢はできないのでオーストラリア牛で。
それでも十分にうまい。サシの入り具合が過剰ではなく、肉の味そのものが楽しめます。

六角堂 Grill&Bar

その後肉汁の残った鉄板の上で炒められたもやしが追加されてきます。
肉のうまみを十分に吸ったシャキシャキのもやし、この店のもやしが私は他のどこで食べるもやしよりもおいしいと思う。

そのもやしの上には、今回初めて出てきたんですが、肉の端切れをカリカリになるまで焼いたのが二片載ってきて、ステーキ本体とはまた違ったうまさが楽しめます。

六角堂 Grill&Bar

定食で頼んだので、食事の最後にご飯と味噌汁・お新香のセットが出てきたんですが、夢中になって食べていたので写真を撮り忘れました(笑

ごちそうさまでした。
今年もおいしかったなあ。来年もまた来れるといいな。

関連ランキング:ステーキ | 北鉄金沢駅金沢駅七ツ屋駅

投稿者 B : 22:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/08/12 (Sat.)

東京都東大和市の上タンシオとカイノミ

「俺の焼肉人生、新章突入。新たな登場人物が肉物語を変えていく」

翠苑

『孤独のグルメ Season6』の聖地巡礼もついに最後の目的地になりました。その行き先は東京都東大和市、西武拝島線沿線の街ですが私は足を踏み入れたのはもちろんのこと、そんな市があることすら今回初めて知ったに近いくらい、縁のない場所でした。
ちょっとした旅行気分を味わいつつ、はるばるやってきました東大和。

で、その聖地がこの焼肉店になります。
いい暖簾、垂らしてるじゃないか。

翠苑

翠苑

毎度のことながら、こどグルスタッフの方々はよくもまあこんな場所にある名店を探し出すよなあ...と思っていたんですが、店内に入って納得。壁一面に西武ライオンズの選手をはじめとした有名人のサインが貼られていました。西武球場(メットライフドーム)からクルマなら 15 分ほどの場所にあるわけだから、昔から練習やデーゲームの後に選手たちがよく利用するお店だったのでしょう。

翠苑

さあて、さて、何からいこう。
カルビかロースか、はたまたホルモンか。

それにしてもこの壁メニュー、いい味出してるなあ。
ドラマにも登場した看板娘の「みゆ」ちゃんが描いてるんだろうか。
ちゃんとしたお店なのに、なんだか学祭感あふれてるぞ(笑。

翠苑

ま、まずは生ビール(大)で渇きを癒やそう。
毎日これだけ暑いと、大生ですら胃にスポンジのように吸い取られていくかのようだ。

で、肉は...タンシオ推しか。
よし、乗ってみようじゃないか。

翠苑

へええ、つけダレなし。そうきましたか。
しかも、この肉厚タン。見るからに期待ができる。

タンシオは、タレで焼き網が汚れる前に焼くのが鉄則だ。

翠苑

劇中では「少し焼きすぎかなくらい焼くと美味しいんだ」と言っていたので、それに倣って表裏二回ずつくらいの感じで。

ウェルダンならぬ、ウェルタン。
そういえば沼袋の聖地に、「飢る噛む」って焼肉屋があったな...。

翠苑

十分火が通ったところで、葱を乗っけていただきます。

おおう、このタン、すごい。
焼肉屋のタンシオっていうより、仙台の牛タン店みたいな、肉感あるタン。食べ応えあるなあ~。しかもよく焼きなのに、やわらかい。
これにはちょっと驚いた。とてもおいしい。

翠苑

続いてカルビとハラミ。
ゴローちゃんはスルーしたメニューだけど、やはり定番中の定番で小手調べといきたい。
これまた肉厚で食べ応えありそうなカルビ&ハラミだなあ。

翠苑

そこに合わせるのは、サニーレタス・サンチュセット。

辛味噌に青唐辛子、ニンニク、キムチ、ごま油という薬味一式がついたのが「セット」。
この組み合わせ、薬味がいろいろあるから自由自在だ。

翠苑

こんな感じで巻き食い。
お~ほっほっほっ、これはうまい。

カルビ単体で食べても十分うまいけど、この薬味によってパンチが増す。
特に青唐ニンニク、ずるいくらいにうまみを引き出してくる。

翠苑

さて...豚のアゴだ。これは今まで食べたことない部位かも。

味がしっかりついていて、しょっぱうまい。
ちょっとカリカリってした食感も面白い。

翠苑

からの、レバー&上ミノ。

レバーは焼くというより軽く炙る感じで火を通していただくと、表面カリッ、中身トロッで激ウマ。
ミノもやわらかくプリプリした食感に、このタレのしみた味がいい。
まずいミノはゴムみたいだからなあ。

翠苑

ここまで、どれもうまい。
調子に乗ってビールからハイボールに酒を進めてしまいます。

翠苑

さあ、シフトチェンジだ。さらに飛ばしていくぞ。

焼肉店には珍しい馬肉メニュー、桜ユッケ。私はこれに目がなくて、仕事で長野方面に行くとよく食べます。
牛や豚とは違うスッキリとした赤身肉にタレがよく絡んでいて、いきなりハイボールがなくなりそうな勢い。

翠苑

そして本命、カイノミとザブトン。
どっちも他の店で食べたことがある部位だけど、うまいのはほぼ当選確実、あとはどれくらいうまいかが問題だ。

翠苑

まずはカイノミから。

くぅ~!何、このフワフワ。
今まで焼肉の食感に「フワフワ」って形容したことはないけど、これは「フワフワ」としか言いようがないやわらかさ。
しかもこのタレ、いい。漬け込み方も、絶にして妙。

これはカルビロースとは、また別次元のうまさだ。

翠苑

そしてザブトン(タレ)。
ザブトンとは肩ロースの芯で、霜降り加減が半端ない部位。

カイノミとはまた違ったうまみ、肉汁がじゅわあっと出てくるこの幸福感。
冗談抜きで仕事の一つや二つ、すっぽかして来てもいいほどうまいよ。

翠苑

〆は久住さんが食べていた冷麺。
たっぷり肉を食べた後にこのちょい酸味のあるつるつる冷麺、後味も喉ごしも爽やかで嬉しい。

翠苑

いやあ、カイノミうまかったなあ。
東大和に、よき肉あり。
心に刻むべし。

こどグルの焼肉回はこれまでも名店揃いで、もうちょっとやそっとの店では驚かない自信があったんですが、ここのタンシオとカイノミはたまげたなあ。世の中、まだまだ俺の知らないうまいものがたくさんあるってことか。

というわけで、ドラマ『孤独のグルメ Season6』の聖地巡礼もこれにて完了となりました。Season5 は台湾遠征もあって一年半越しの巡礼になってしまいましたが、対照的に Season6 は放送開始から四ヶ月で巡礼完了、ちょっとがんばりすぎたか(笑
ドラマの最終回では久住さんが「Season7 があるかどうか分かりませんが...」というようなことを仰っていましたが、谷口ジロー先生も亡くなり、今後どうなるんですかね。個人的にはやはり今後は夏冬のスペシャルドラマ中心にシフトしていくんじゃないかと思っていますが、テレ東が許さないかもしれません。
いずれにしても、次なる聖地を与えてもらえるのを楽しみにしています。それまでは過去回の再訪をしつつ、自分なりの「孤独のグルメ」を探してみようかなあ。

Season6 も聖地巡礼にお付き合いいただいた方々、およびここまでお読みいただいた方々、ありがとうございました。
そしてそれぞれのお店の方々、本当にごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:焼肉 | 東大和市駅桜街道駅上北台駅

■ドラマ『孤独のグルメ Season6』聖地巡礼エントリーまとめ
第一話 大阪府美章園のお好み焼き定食と平野の串かつ
第二話 東京都新宿区淀橋市場の豚バラ生姜焼定食
第三話 東京都目黒区三田の薬膳スープカレー
第四話 東京都東大和市の上タンシオとカイノミ
第五話 東京都世田谷区太子堂の回転寿司
第六話 東京都新宿区高田馬場のシャン風豚高菜漬け炒めと牛スープそば
第七話 東京都渋谷区道玄坂の皿うどんと春巻
第八話 東京都台東区御徒町のラム肉長葱炒めとスペアリブ
第九話 東京都品川区旗の台のサルスエラとイカ墨のパエリア / 甘味パート
第十話 千葉県富津市金谷のアジフライ定食
第十一話 東京都文京区茗荷谷の冷やしタンタン麺と回鍋肉
第十二話 東京都品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯
→その他の聖地巡礼エントリーはこちら

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/08/07 (Mon.)

ココロのコロッケ

「揚げたてのコロッケとビールか...悪くないな、いや、むしろすっごくいいぞ」

中延商店街

Netflix のオリジナルドラマ『野武士のグルメ』を観終わりました。
『孤独のグルメ』に比べるとシチュエーション重視のエピソードが多くて、あえて聖地巡礼したいというほどではありませんでしたが、第 3 話「朝のアジ」の旅館の朝食は食べに行きたいと思いました。調べたらロケ地は千葉の勝浦市鵜原にあるようで、なんだよついこないだちょい手前まで行ってたんじゃんか!とは思ったけど、あれは旅館に泊まって翌日の朝食に食べてこそ。まあ機会があればまた遠征してみたいですが。

というわけであまり巡礼するつもりもなかったんですが、第 9 話「ココロのコロッケ」で見覚えのある光景が出てきたので、これは休日にふらっと行ってみるしかないな、と思いいそいそと。

中延商店街

この回の舞台は、品川区にある中延商店街。主人公・香住武が奥さんにおつかい(おそらく近所と思われる)を頼まれる話です。
ロケ地が中延商店街とは、これまた渋いチョイス。東急大井町線の中延駅と池上線の荏原中延駅を結ぶけっこう大規模な商店街ですが、近隣にはテレビにもよく取り上げられる戸越銀座商店街や武蔵小山商店街があり、その知名度に比べると地味な印象があります。私も近くを通りかかったことは何度もありますが、アーケードの中に入ってみたのは今回が初めて。

中延商店街

武蔵小山商店街よりはこぢんまりとしたアーケードにはお店がギュッと詰め込まれたようなコンパクトさがあり、中には時代を感じさせる店舗もちらほらあったりして、武蔵小山とはまた違った楽しさがあります。それでも普段の買い物はひととおり済んでしまう幅広い種類のお店や飲食店もけっこうあったりして、これくらいの商店街のほうが個人的には住みやすそうに感じます。我が家の周辺、買い物の便があまり良くないので、ちょっと羨ましい。

荏原中延側から商店街を進むと一番奥、中延側からだと入口にあるのが、今回の聖地。

肉の伊吾田

肉の伊吾田

いい店構え。これはまた、いかにも肉屋って肉屋だ。
看板の両脇に「松阪牛」「近江牛」とあるのが頼もしい。

こうやってお店の様子を覗き込んでいる間にもひっきりなしにお客さんが訪れているのが、地元で長年親しまれている証ってところか。

肉の伊吾田

揚げもののショーケースには、様々な種類のコロッケがズラリ。
とんかつは分かるとして、どうして肉屋ってこうしてコロッケとかアジフライとか、肉じゃないもののフライまで売るようになったんだろう?

さておき、久々にやるか!コロッケの買い食い。
これだけ種類があると、迷うなあ。そして劇中に登場した(香住は食べなかったけど)松阪牛メンチが置いてない。

う~ん、これはどれにするかなあ...コロッケひとつなんて言ったら、ケチな男だって思われるかもしれんぞ。

中延駅前通り商店会

そんな感じでコロッケを買い、ふと振り返ると道の突き当たりに昭和大学病院のビルが。
あーここまっすぐ行くと旗の台なのか!この道沿いに荏の花温泉~クリームソーダの聖地を経てスペイン食堂石井、と考えると、この何でもない道が貴重なこどグルロードに思えてくる(笑

ココロのコロッケ

コロッケをどこで食べようか考えた挙げ句、近くの公園でいただくことにしました。
ちょっと、みっともないかな。でも、せっかくのコロッケが冷めちまう。子どもでも遊んでようものなら怪しいオジサンにしか見えなかったに違いないけど、誰もいないのをいいことに、休日の昼間に公園で一人コロッケの写真を撮る俺(ぉ

まあ、きっと野武士は、みっともないなんて考えもしないんだろうな。

ココロのコロッケ

コロッケ、一個 100 円。ショーケースには「昔のコロッケ」ってのもあって惹かれたけど、劇中に倣ってごく普通のコロッケにしてみました。

これこれ!揚げたてかどうかはあやしいが、まだあったかいぞ。
見た目どおり普通のコロッケだけど、それでいい。いや、むしろそれだからこそいい。

香住武は子どもの頃に学校帰りの買い食いコロッケを思い出してましたが、私の場合は田舎すぎて学校帰りにそんな店もほぼなかったので、コロッケを買い食いするようになったのは大人になってからだったりします。だからあんまり懐かしい感じはしないけど、こういうちょっと買い食いって、楽しいよね。

ココロのコロッケ

で、これですよ。お店の近くに酒屋がなかったので(劇中で酒屋設定だった店舗は実際は米屋?だった模様)、コンビニで買ってきました。

そうそう、これだよこれ。最高の組み合わせだ、うまい!
こりゃ、あっという間に食べちゃいそうだ。

このスーパードライの瞬冷辛口、初めて買ってみたけどウマイですね!辛口なのに雑味がなくて、キーンと冷えた感じが夏に最高。屋外バーベキューでハフハフ食べながらこれをクイッといったら昇天モノだろうなー。

ココロのコロッケ

続いて、チーズコロッケも買ってみました。
もっとチーズが前面に出てくる感じかと思ったら、主役はあくまでコロッケで、ほんのりチーズ。やさしい味わい。
これもこれで、ビールのお供にちょうどいい。

うまいものを食べるのに、中も外も関係ない。
好きなときに、好きな場所で、好きなものを食べる。

ここでは青空がおかずだ(それは違う作品

かまたえん

で。

劇中で香住がコロッケを食べていたのはデパートの屋上遊園地でした。私が見覚えがあったのがここで、ロケ地は蒲田東急プラザ屋上の「かまたえん」なんですよね。
荏原中延から蒲田だと電車で 20 分くらいかかるので、劇中にあったような「どこで食べようか」とうろつきながら駅前のデパートで...という流れには残念ながらなりません。でもせっかくだからこの写真を撮るために蒲田まで脚を伸ばしてみました(ぉ

かまたえん

まあこれだけ暑いと、休日といってもわざわざ屋外でお子さんを遊ばせる親御さんもあまりいないでしょう。人もまばらという感じで、これならここで独りコロッケにビールやってても不審者には見られなかったかな(んなわきゃあない

ともあれ、たまにはこういう買い食い散歩も楽しいものですね。
買い食い散歩といえば昔やった砂町銀座巡礼もすごく楽しかったんだった。今度、中延商店街でいろいろ買って、自宅で惣菜パーティーってのも悪くないに違いない。

大人の買い食い、バンザ~イ。
ごちそうさまでした。

関連ランキング:コロッケ・フライ | 中延駅荏原中延駅荏原町駅

投稿者 B : 23:56 | Gourmet | Junk Food | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/08/04 (Fri.)

立呑み とだか

ちょっと帰りが遅くなっちゃったんだけどお腹空いたし軽く一杯飲んで帰りたいなあ、と思ったので先日行っていたく気に入った食堂とだかを覗いてみました。前回行ったとき、21 時以降なら運が良ければ予約なしでも一人二人くらい入れそうな感触があったんですよね。で、お店のドアを開けたところ「すいませんいっぱいなんですよ。向かいのほうなら大丈夫なんですけど、いいですか?」とマスターに申し訳なさそうに言われてしまいました。

そう、向かいの店。ここにはその二号店である「立呑み とだか」が存在するわけです。

立呑み とだか

立呑み とだか

本店の真向かいにあって迷いようがないお店。前回来たときに、次はこっちで飲んでみたいと思っていたところだったので、むしろ願ったり叶ったり。
お店に入ると、カウンター一番奥の席に通されました。

立呑み とだか

雰囲気は本店のほうと似ているんだけど、通路沿いがガラス張りでちょっと開放感があります。あとマスターが適度に絡んできてくれる本店と違って、こっちは割と淡々とした接客。まあ混んでて雑談する暇もなさそうでしたが(笑

ちなみにいつもは通勤カバンに最低でも RX100 III は入れてるんですが、この日に限ってカメラを持っておらず、スマホで撮ったから写真がメタメタです(;´Д`)ヾ。

立呑み とだか

とりあえず、とだかハイボールとお通しのザーサイと糸こんのペペロン。
とだかハイボール、この生レモンのキューッとした酸っぱさがすごくイイんだよなあ。この暑い夏に合う、爽やかな一杯。

立呑み とだか

料理はこれからいくしかないでしょう。のウニ・オン・ザ・煮玉子。
身体に悪い食材のコンボだけれど、だからこそうまい。口の中でとろけるこの感じ、幸せすぎて泣く。

立呑み とだか

里芋の唐揚。

何気ないつまみのつもりで頼んでみたら、これが大ヒット!
里芋って煮物に入ってることがほとんどで、柔らかいけどモソッとしたイメージがあったのが、これは表面カリッ、中身フワッフワ。里芋ってこんな風になるのか!という驚きがあります。
しっかりめに振られた塩胡椒が里芋の甘みを引き出して、これは自分内定番おつまみに加えたい一品。

立呑み とだか

里芋のうまさにハイボールがサクッと空いてしまったので、モスコミュールに移行。
このモスコミュール、自家製の生姜漬けで作られていて、めちゃくちゃ濃い!しかも辛口。
なんかアルコールも濃いめな気がするし、ジョッキ全体でかなり効く一杯。でも、こういう強烈なモスコミュール、けっこう好き。

立呑み とだか

軽く一杯のつもりだったのでもう〆。当然、牛ご飯をいただくわけです。
ご飯に巨大な高級すき焼き肉がガッツリ載ったような贅沢〆ライス、やっぱりたまりません。見た目以上にボリュームがあって、お腹も気持ちもいっぱいにしてくれる一杯。

本当、これとウニ・オン・ザ・煮卵はこの店の宝だと言えよう。

立呑み とだか

ああ、おいしかった。小一時間だったけど確かな満足。
たくさん飲み食いするのもいいけど、こうやってふらっと立ち寄るのも「とだか」のいい楽しみ方なのかもしれないなあ。

この店、今後もいろんな人を誘って、あるいは時に一人で、また来ようと思います。

関連ランキング:立ち飲み居酒屋・バー | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/07/30 (Sun.)

東京都台東区御徒町のラム肉長葱炒めとスペアリブ

「一つひとつに気持ちを込める、か。あらゆる仕事の、基本中の基本だ。俺もいい仕事で応えなければ」

羊香味坊

こどグル Season6 の聖地巡礼もついに残り 2 カ所となりました。今回はそのうち御徒町にある羊肉中華の聖地に行ってきました。
過去を振り返ってもこどグルのラム肉回には当たりが多い。必然的にこのお店も期待が高まるわけです。きっといい、この胸騒ぎを俺は抑えられない。

羊香味坊

羊香味坊

こちらのお店は神田にある中華の名店「味坊」のラム専門支店、という位置づけのもよう。まだ開店して一年経っていないらしく、店内はまだ真新しい。
ラムというと中国内陸からモンゴル方面のイメージが強いけど、お店の雰囲気はむしろ台湾のシャレた食堂って感じ。

予約して行ったところ二階席に通されました。
放送から二ヶ月が経ちましたが客足はまだまだ衰えないようで、二人用のテーブルに三人詰め込まれている席もあったり大盛況。そのあたりの扱いがアバウトなのも中華っぽい。

羊香味坊

メニューはラム点心にラム串焼き、チョップにスペアリブと徹頭徹尾、圧倒的なラム推し。
いやぁ、尋常じゃないラム占拠率。

これはさすがに目移りしてしまうなあ。

羊香味坊

さておき、まずは生ビールを一杯いただいて心を落ち着かせよう。
この蒸し暑い日に冷たい生ビール。う~ん、しみとおるようにうまい。

羊香味坊

本命ラムの前にまずは野菜系で盛り上げて行きます。
最初は久住さんも食べてた老虎菜(青唐辛子とパクチーのサラダ)。

見た目からしてパクチー盛り盛り、イマドキのパクチー好きのための料理かと思っていたら、青ネギやキュウリもふんだんに入ったシャキシャキ感に青唐辛子のピリ辛が効いててうまい!
これはビールのつまみに最適だった。

羊香味坊

それとキュウリの甘辛酢漬け。

うん。いいサッパリ感。
青唐辛子とパクチーにやられがちな口の中をリセットしてくれる。
どこの国でも、漬物ってのは外せない清涼剤のようなものなんだなあ。

羊香味坊

肉料理の幕開けはメニューの中で妙に存在感を放っていた、ラム肉のお焼きから。
どど~んとボリューム感のあるお焼きを箸で割ってみると、

羊香味坊

中には肉汁たっぷりのラム挽肉が!
この大きさで肉と肉汁のうまみたっぷり、これはパンチ力あるなあ~。
いきなりど真ん中に剛速球を投げ込んできた感覚。正面からバシッと受け止めたい。

羊香味坊

こちらの飲み物は中国白酒 三種飲み比べ。
中国の白酒って独特の匂いがあるしかなり強いからあまり得意じゃないんだけど、こうやって少量で飲み比べできるのはありがたい。

...でも、やっぱり微妙な味の違いまではちょっと判別できそうにないかも(汗。

羊香味坊

お次は、ラム肉焼売。アツアツのうちに。
こいつはいわゆる焼売とは別物、でも確かに羊。お焼きと同様にラムのうまみがしっかり凝縮されてる。肉がレアめなのもいい。

ラムで点心、そんな技があったのか。
中華の懐、まるで底なし沼だ。

羊香味坊

ふと見ると冷蔵庫にはたくさんのワインが。しかも、セルフサービスらしい。
ボトルに無造作に値段が書かれていて、ほぼ ¥3,500 か ¥5,000 で統一されているという明朗会計。
白だろうと赤だろうと構わずとにかく冷やしてあるけど、この店の料理なら確かに冷たい赤ワインが合いそうだ。

羊香味坊

何となくジャケ買い的に選んでみたフランス産の赤ワイン。
すごくいいワインという感じではないけれど、このラムのうまみとパンチをしっかり受け止めてくれてうまい。

羊香味坊

ここで、醤投下。

メニューには全部で六種類ある薬味、ゴローちゃんは三種類頼んでいたけど、各 50 円ならケチらずに全部試してみようかと(笑。
左上から時計回りに、山椒醤油、焼き唐辛子粉醤、落花生と唐辛子の粉醤、パクチー、きのこの醤、発酵青唐辛子。それぞれ単品でつけてもおいしいけど、複数組み合わせてみるとさらにいい。個人的にはコク系の粉醤ときのこ醤が気に入りました。

羊香味坊

醤と一緒に本命ラムスペアリブも登場。
どど~んと、インパクトのあるのが 6 本も。しかもクミンまみれ、うまそうじゃないの。

羊香味坊

脂がガツンときた。この強烈なパンチこそスペアリブだ。クミンの刺激もビンビンだ。
ラム肉の独特の香りとクミンの組み合わせって、どうしてこんなに食欲をそそるんだろう。骨から肉を引き剥がしながら食べてると、まるで自分が獣になったかのようだ。うおォン!

ラムスペアリブ、牛豚のスペアリブとは異次元のうまさ。
噛めば噛むほど、もっと噛みたくなる。

羊香味坊

続いて、ラム肉と長葱塩炒め。

こっちはさっきのスペアリブとは対照的に、柔らかくてめちゃくちゃうまい。長葱との相性も、バッチリチリバツ。
ガツンとくるここまでのラム料理とは対照的な、毎日でも食べられそうなホッとする味だ。

中華の炒め物界に、まだこんな逸材が隠れてたのか。

羊香味坊

ラム肉入り焼き餃子。どことなく博多っぽい、ちょっと小ぶりの羽根付き餃子。
ちっちゃいんだけどラムのうまみがギュッと凝縮されていて、これにさっきの醤をつけて食べると何とも深みのあるうまさ。

ほ~ら、これは間違いないやつだ。

羊香味坊

ちょっと野菜方面に戻ってきて、茹で野菜の田舎醤で食べる冷菜。
名前からしてアウトオブ想像力だったけど、「田舎醤」の響きに惹かれて。

もろみっぽい独特の風味ある味噌だれ、確かにこの味こそ田舎醤。
これならいくらでも野菜が食べられそうだ。

羊香味坊

もうちょっとつまみが欲しくなったので、自家製羊肉の腸詰もオーダー。
なるほどこれは、確かに自家製らしい素朴な味わい。でもだからこそ、つまみにはちょうど良い粗削りなうまさ。

羊香味坊

ラムから一歩道を外れて、釜焼き豚チャーシュー。
表面をカリッとやいてうまみを閉じ込めたチャーシューに、ピリ辛のタレがイイ味出してる。
これまたワインをグイグイ煽ってくる。

ここまでけっこう食べたけど、御徒町ラムフェスティバル、これでお開きは寂しいな。

羊香味坊

というわけで、羊香炒飯(ラム肉とパクチーのチャーハン)。
一見ものすごくオーソドックスなチャーハンだけど、濃いめの味付けにラムとパクチーの香りがとてもいい。
これ、おいしいです。もうだいぶ食べたはずなのに、改めて腹が減っていくかのようだ、

羊香味坊

さて、御徒町ラムフェスの大トリを飾るのは...魚羊麺(白身魚とラム肉の出汁で食べる麺)だ。
久住さんも食べてたこのラーメン、これまた見た目は普通の中華そばなんだけど、チャーシューの代わりにラム、その上にパクチー。
とにかく何でもラムとパクチーの組み合わせで出てくるのに、食べ飽きないのはなんでなんだろう。

羊香味坊

これ、おいしーい!
中華そばらしい深みのあるだし味に、ラムとパクチーの香りが加わることでここまで広がりがでるものなのか。
だけどそんなに重たくなく、〆ラーに最適な一杯。昼間だったらこれとラム肉焼売あたりで十分満足できそうだ。

羊香味坊

焼売、スペアリブ、肉炒め。中華料理の中で、羊たちがこんなにも生き生きと輝いている。
ラム醤の食卓、最高。

最初から最後まで、期待に違わぬうまさでした。
もともとラム好きだったけど、いろんな味わいを発見して、さらにラムが好きになった。

ごちそうさまでした。
こっち方面に来るときはまた寄ろう。神田の本店の方にも行ってみたいなあ。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:中華料理 | 御徒町駅上野広小路駅上野御徒町駅

投稿者 B : 20:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/07/25 (Tue.)

大井町 ajito ism

何やらユニークなつけ麺を出す店があると聞いて、大井町へいそいそと。

光学通り

大井町の駅前から西大井方面に向かう通りには、ちょうど本日で創立 100 周年を迎えたニコンのロゴとともに「光学通り」と名付けられています。西大井には三年前までニコンの本社がありましたが、現在は品川駅港南口に移転しており、旧本社ビルのほうは既に解体が始まっています。
そんな光学通りを西大井方面にしばらく進み、左の路地にちょっと入ったところにあるのがそのお店。

ajito ism (アジトイズム)

ajito ism

アジトイズムであります。

小規模マンションの 1F をひっそりと店舗に仕立てたような感じですが、お昼時にもなると行列ができていて、探さなくても見つけることができます。

ajito ism

店内はカウンター+二組くらいが着席できるテーブル席、あと待ち客ようのパイプ椅子が数脚。暑いこの時期に中で待てる、というのは助かります。

メニューはこんな感じ↑でつけ麺 3 種+まぜそば 1 種ですが、これに加えて期間限定メニューも 1~2 種あるようです。
もうこのメニューの時点で普通のつけ麺が 1 種類しかなく、それ以外は他のつけ麺屋ではまず見ないメニューというのに驚き。

ajito ism

どれにしようか迷いましたが、つけ麺「ぺぺロッソ」にしてみました。
つけ麺、なのに、赤い!しかもパルメザンチーズやトマトがかかってる。つけ汁のほうも、つけ麺ではなくトマトソースな感じ。
これ、つけ麺のつもりで頼んだら面食らうに違いないけど、これはこれですごくうまそう。

ajito ism

テーブル上には様々なスパイスが用意されていて、自分の好きな味に調整して食べてください、というメッセージ。
こういうコダワリ系創作麺店ではお店側が提供する食べ方以外は NG というところも少なくないけど、ここでは食べ残し以外はお客さん側にも創作の自由が認められているようです。
ま、私は最初だからオーソドックスにいただきます。

ajito ism

この食べ応えありそうな極太ストレート麺。生パスタを彷彿とさせるもちもちした歯ごたえが、トマト風味のつけ汁にすごく合う。
ぺぺロッソは「ロッソの辛口」とのことですが、辛口というかピリ辛でニンニクのガツンとしたパンチがあるお味。
つけ麺ともパスタとも違う不思議な料理だけど、ちょっとクセになりそうです。

ajito ism

そしてこちらはまぜそば「ピザソバ」!
トッピングがトマトにピーマン、タマネギ、サラミ、ピクルス、アンチョビ...麺なのに完全にピザ。これはつけ麺以上に驚いた。

ajito ism

箸でグルグルグルグル混ぜてからいただきます。
味のベースは「つけ麺ロッソ」が基になっているということで近いものがありますが、こちらのほうがスパイスが多めなのかインパクトのある味。
ピザとも普通の汁なし麺ともちょっと違ってこういうタイプの麺は食べたことがないけど、これもなかなか。

ajito ism

麺を食べ終わったところで器に「〆のリゾット」をいただきました。
つけ麺のソースに小ライスと半熟卵が入って、また新たな気持ちで楽しめる〆のごはん。
おいしいんだけど、元々の麺がかなりボリュームがあるので、リゾットまでいくとかなりお腹いっぱいになりますね(汗

美味しかった~。確かにユニークな店でした。
聞くところによると、最近マルちゃんとのタイアップでピザソバがカップ麺化もされたようですね。

こういう味、ときどき思い出したように食べたくなるんだよなあ。
そのうち強烈な吸引力に引かれてまた大井町まで来てしまいそうな気がする。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:つけ麺 | 大井町駅下神明駅西大井駅

投稿者 B : 22:00 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2017/07/20 (Thu.)

松重ゴローの原点!?下北沢「みん亭」

先週我々が富津への聖地巡礼の帰りにアクアラインの渋滞にハマっていた頃、TBS では松重豊さんがロシアまで餃子を食べに行くドキュメンタリーという無茶な特番(ぉ)が放送されていました。これもひとえに『孤独のグルメ』の影響と言えそうですが、松重さんと言えば 1~3 月に放送されていたドラマ『バイプレイヤーズ』でもシェアハウスでしょっちゅう餃子を焼いているという焼くどころ役どころで、すっかり「餃子好きキャラ」が定着してきた感があります。
しかしてそのルーツは、まだ駆け出しの頃に中華料理屋でバイトをしながら生計を立てており、そこで餃子を焼いていた経験が今でも生きているから、というのは最近のドラマ関係のインタビューやラジオ番組等でよく語られるところ。そしてその店はまだ健在ということで、それは行ってみるしかない!と下北沢まで足を運んでみました。

みん亭(珉亭)

みん亭

この、ものすごーく年季の入った中華料理屋「みん亭」がそれ。松重さんが上京して間もない頃ということだから少なくとも 35 年前には営業していたことになります。
そしてこの店で松重さんと同日にバイトに入ったのが元ブルーハーツ(現クロマニヨンズ)の甲本ヒロトさんであり、そこから現在まで親友と言える関係が続いているというのはなかなか深い話。また松重さんにこのアルバイトを紹介したのが俳優仲間の梶原善さん、というのもすごい話です。さすがは演劇と音楽の街、下北沢。

みん亭

ガラスケースには「世界で 3 番目にうまい」の文字。「○○で 2 番目にうまい」という看板はときどき目にしますが、「世界で 3 番目」というのは珍しい。何かと思ったら、1 番目はあなたのオフクロの味、2 番目はおやじのスネの味、だとか。なんだか親父ギャグみたいな話ですが(笑)、とりあえず暖簾をくぐります。

みん亭

店内はカウンターがメインで周囲に二人掛けのテーブルがいくつか。もう壁から何から油汚れで茶色くなっているのが渋い。カウンターの上に貼られた無数の色紙も茶ばんで読めないくらい。ものすごい年季の入り具合です。
35 年前は、あのカウンターの中で松重さんが餃子包んでたんだろうなあ。

みん亭

メニュー、なかなかリーズナブル。それに「冷やし中華一年中やっています」がいいじゃないですか。
それにしても、ラーメン系だけでもたくさんあるんだなあ...迷っちゃうじゃないか。「バンジー」って何だろう?

いかんいかん、メニューの森に迷い込んでしまうところだ。

みん亭

とりあえずビールでも飲んで落ち着こう。
そうそう、こういうところのビールは生じゃなくて瓶なんだけど、むしろそれがいい。

みん亭

で、まずは餃子から。焼けるのにちょっと時間がかかるだろうと思っていたら、ビールとほぼ同時に出てきました。早い!
でもこのパッと食べてパッと行ける街の中華屋さんらしい感じ、悪くない。

みん亭

これがかつて松重さんも包んでいたという餃子か~。
オーソドックスながらボリューム感があって、しかもニンニクがしっかり入ったパンチ力ある餃子!これ、酢や醤油をつけなくてもいけちゃうかも。

なるほど、なるほど。こういう感じか。
これはビールに合いすぎる。

みん亭

続いてチャーハン。ラーメンにしようかチャーハンにしようか選べないなあ...と迷っていたら、おあつらえ向きの「ラーチャンセット」というのがあったので、すかさず頼んでみました(笑

それにしても...赤い。こんなチャーハン、見たことないぞ。
チキンライスって感じでもないし...この赤、なんだ?
よーく見ると肉がなんか赤いし、これチャーシューの食紅がチャーハン全体に浸透してこの色になってるのか!

見た目に驚いたけど、味はごく真っ当な中華屋さんのチャーシュー。おいしいです。

みん亭

そして、ラーメン。ラーチャンセットはラーメンもチャーハンもハーフサイズですが、今回は追加料金で通常サイズのラーメンをもらいました。

こちらはチャーハンとは違って見た目からしてスタンダードなラーメン。
そうそう、こういう店構えの中華屋にはこういうラーメンを期待しちゃうわけですよ。

みん亭

澄んだ中華スープは後引くうま味のある、やさしい醤油味。
そこにツルツル啜れてしまう柔らかめの細麺がちょうどいい。

すっごく特別なわけではないけれど、飽きの来ない等身大の味。
最近の私が好きなのは、こってりした「ラーメン」よりもこういう懐の深い「中華そば」の味なんですよ。

一見無骨そうなんだけど、実は細かく気を配ってくれる店員さんたちの姿もいい。
西麻布の赤のれんに続いて、松重さんのルーツに触れられた気がしました。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:ラーメン | 下北沢駅池ノ上駅東北沢駅

投稿者 B : 22:56 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2017/07/16 (Sun.)

千葉県富津市金谷のアジフライ定食

「揚げたてのうまいアジフライで飯を食う。これ以上ない海辺の贅沢だ」

浜金谷

ドラマ『孤独のグルメ Season6』の聖地巡礼もいよいよ佳境に入ってきました。今回はプチ遠征編ということで、千葉県は富津市金谷まで足を伸ばしてきました。
スタート地点は JR 内房線の浜金谷駅。まあ、実際には巨大不明生物の出現に脅えながらクルマでアクアライン通ってきたんですけど(ぉ。

ドラマ版のこどグルは妙に房総半島づいていて、旭市飯岡いすみ市大原ときて今回が三度目。しかもこの浜金谷周辺は四年前に鋸山に登ったときに一度通過していたんですが、通過しただけだったので完全に忘れていたという。こんな形で再訪することになるとは、当時は思っていませんでした。

かぢや旅館

ゴローちゃんの仕事パートのロケ地となったかぢや旅館。看板に「創業安政元年」とあるとおり、非常に歴史ある旅館です。
聞くところによると、この金谷周辺で映画やテレビの撮影があるときには、俳優さんはこの旅館に泊まるのが定番なんだとか。

かぢや旅館

ロビーをちょっとだけ覗いてみましたが、劇中に登場したとおりのカオス感。今にも奥からマスター役の石井正則が出てきて微妙な蘊蓄を語り出しそうな雰囲気があります(笑。

しかし、のんびりとした町だ。
東京湾をくぐって遠征してきたせいか...腹が、減った。よし、店を探そう。

漁師めし はまべ

漁師めし はまべ

目の前に海岸を臨む、いかにも海の幸がうまそうな店構え。
看板に「ラーメン・餃子 はまべ」とあるのは、もともと同名のラーメン屋だった店舗を名前ごと受け継いで営業しているから、とのこと。

実は事前に予約しようと思って電話してみたところ、お昼は予約を取っていないのか取っていても一巡目分だけなのか、「当日並んでみてください」と言われたので、朝 10 時に現地に到着しています。
暑いのでクルマの中で少し涼んでいたところ、お店の前にはひっきりなしに人が通りかかって、そろそろ並び始めないとやばいかも。というわけで、暑い中二時間並ぶ覚悟で外に出ました。

漁師めし はまべ

釣り船のなかのりをしていた母ちゃんが、房総の新鮮・旬な魚を使って作る漁師めし。
そうだよ、今俺が食べたいのはまさにこういうものだよ。

...と期待が高まっていたところ、

漁師めし はまべ

ズガ━━━(゚Д゚;)━━━ン!!

並び始めたところで、休日営業の応援要員っぽいお姉さんがこの紙を貼りに来て「すいません、今日は貸し切りのお客さんが入っちゃてて...」。
ここまできてそれはショックでかいぜ、でも聖地巡礼ってこういうこともままあるんだよな...次回いつにしようかな...と内心落ち込んだ次の瞬間、

「でもこのために来られたんですよね?...14 時くらいまで待ってもらえるなら、団体のお客さんの後に一組だけなら何とかなるかも」

ということで、お店側のご厚意で席を用意していただけることになりました。朝早くから並んだ熱意が伝わったに違いない。感涙。ありがとうございます。

で、三時間半ほど時間を潰しつつ限界までお腹を空かせて、改めて訪店。

漁師めし はまべ

団体のお客さんが帰った後の、貸し切り状態の店内。我々が入った後も何組ものお客さんがやってきては「すいませんもう終わりなんですよ」というやりとり。早く来て本当に良かったけど、ちょっと申し訳ないような気もします。
ドラマを見た限りではお母さんのワンオペだったはずなのにどうやって団体客の対応をしているんだろう?と思ったら、休日だけなのかもしれませんが四人で切り盛りしており(雰囲気的に家族か親戚っぽい)、心配していたほどは大変ではなさそうでホッとしました。

メニューはいろいろあるけど、団体さんの後だけにもう食材の残りも少ないっぽい。
しかも、どうやら今年はアジの漁獲量が少ない上に周辺のお店もアジを出す店が多くて、アジの確保にかなり苦心しているとのこと。ドラマを観たお客さんがみんなアジフライを食べに来るからアジフライに回したくて、さんが焼きは今やっていないそうです。さんが焼き、食べてみたかったけどそういうことならば仕方ない。

それにしてもここのアジフライ、すごく楽しみにしてきたんですよね。今までは Season4 の聖地である鳥越「まめぞ」のアジフライが人生最高だと思っていたけど、それを超えるものであるのかどうか。

漁師めし はまべ

まず出てきた小鉢はサヤインゲンのおひたし的なやつ。
これをつまみながらアジフライを待つってわけか。

うーん、よいよい。酢醤油っぽい酸味がこの暑い季節にすっごく爽やかな存在だ。
これは、これから出てくる料理に向けて食欲が高まってきたぞ。

漁師めし はまべ

ぬか漬けと煮魚の小鉢。
うまいな~、ぬか漬けがうまい店は信用できる。

煮魚も味、しみてます。
これは確かに漁師的おふくろの味。自分も港町で生まれ育ったから、妙に懐かしさを覚える。

漁師めし はまべ

そして、目の前でアジフライがパチパチと揚がっていく音が響き始めた。
ああ、いい音だ。アジフライがおいしくなっていく音だ。

漁師めし はまべ

どーーーん!

ゴローちゃんが食べてたのは「地魚フライ定食」でしたが、刺身も入ってお得ということで「はまべ定食」にしてみました。基本的に地魚フライ定食と同じ内容に三種の刺身がついてくるとのこと。
ただし、フライのサイズは「地魚フライ定食」のほうが一回り大きいそうで、本来のサイズもこの目で見ておけば良かったかも。

ちなみに地魚はその日の仕入れ状況によってアジ以外の魚を使うこともあるそうですが、今日は運の良いことにアジでした。つくづくツイてる。

漁師めし はまべ

通常の煮魚フライ定食より小さいとはいっても、これは、でかい!!
あきらかに皿からはみ出しているし(これ小皿じゃなくて普通のメイン料理皿ですよ)、おかみさん(応援で入ってるらしい少し若い方)も「大きすぎて崩れたり落としたりしないように盛り付けるのが大変」というサイズ。

漁師めし はまべ

全長、12cm オーバー。なんてでかさだ。これが房総の底力か。
これで本来の地魚フライ定食だったらどんなことになっちゃってたんだ。

おかみさん曰く、「ゴローさんにはアジの大きさよりも厚みを測ってほしかった」とのことで、肉厚っぷりにも自信があるようです。

タルタルに、醤油、ソース。調味料は万全。
改めて、いただきます。

まずは...醤油から。

漁師めし はまべ

おぉ...うわっ、なにこれ?ふわっふわ。
衣が薄めだから見た目にはあまり柔らかそうに見えないんだけど、アジの身が本当にふわっふわ。
ここまでのアジフライだとは想像してなかった...いやぁ、びっくりした。

なんたる潜在能力の高さ。揚げ方も抜群。
現時点で俺の人生一位に躍り出たアジフライだ。

漁師めし はまべ

刺身もいい。マダイ、マアジ、シマアジ。
マダイは割とどこでも食べられるけど、アジ...個人的にはこの脂が乗りつつプリッとしたシマアジの刺身が最高にうまい!

これは、早くもご飯の劣勢が確定してしまった。
すいませーん、ご飯おかわりください。

漁師めし はまべ

カジメの味噌汁。「よーくかき混ぜてから飲んでください」とのこと。

なるほど、確かにちょいネバだ。
このちょっととろみのついた味噌汁、なかなか面白い。でも夏じゃなくて冬に飲みたかった気もする(笑。

カジメ、すっごくいい。覚えておこう。

漁師めし はまべ

またアジフライに戻って、お次はレモンに、タルタルだ。
実は俺、タルタル好き。隠れタルタリスト。最初から最後までタルタルだけで食べても飽きない自信がある。

このアジ、タルタルの濃い味にもビクともしない。
この小さな魚のどこにそんな強靱が意志があるのか。

漁師めし はまべ

醤油、ソース、カラシ、レモン、タルタル...様々な味のアジフライ、堪能しました。
アジがこんなに大きいから、いろんな味を変えながら楽しめる。今までにないアジフライの攻め方だった。

金谷の町に来て、こんなうまいアジフライ定食にありつけるとは、思ってもいなかった。
ああ、うまかった...。

漁師めし はまべ

結果的に貸し切り状態になったこともあって、お店のみなさんとドラマのことを中心にいろんな話をしながら楽しいひとときを過ごさせていただきました。
「松重さんも松本明子さんも本当に腰が低くてねえ」とか、「ウチなんかよりもずっと老舗のさすけ食堂さんに来ると思ってた」とか。遠征編の聖地巡礼は人情に触れることが多いですが、ここもはるばる来て本当に良かった。

アジフライ食って満足することはあっても、度肝抜かれたのは初めてだ。
今度来る機会があったら、そのときは是非さんが焼き、食べてみたいなあ。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:魚介・海鮮料理 | 浜金谷駅

投稿者 B : 22:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/07/11 (Tue.)

あるでん亭 西新橋店

ソニービルの閉館に伴い、今年の 3 月いっぱいで惜しまれながら閉店したあるでん亭 銀座ソニービル店。移転先を検討中とのことでしたが、閉店から 3 ヶ月が経過した今もまだ続報は届いていません。それでもあのスパゲティの味が忘れられず、西新橋のほうにあるという別の支店に足を運んでみました。

あるでん亭 西新橋店

あるでん亭

西新橋、地下鉄で言えば内幸町と虎ノ門の中間地点にそのお店はありました。一年ちょっと前にオープンしたとのことですが、私は一時期このすぐ近くで働いていたことがあり、その頃にお店が存在していたら最低週二でランチに通っていたものを...と悔やまざるを得ません。ソニービル店の閉店とは無関係にオープンしたお店のようですが、長年店舗が増えも減りもしなかったあるでん亭が何故唐突に新橋にお店を開いたのかは、謎。

あるでん亭

さすがにまだ新しい内装。レトロな使い込まれ感のあったソニービル店や新宿センタービル店とはちょっと違う雰囲気です。小ぎれいさもありますが、最大の特長はカウンター。明らかに以前は牛丼チェーン店だった店舗のファシリティを流用していて、それが他店との明らかな違いを生み出しています。前に入っていたお店、なんだったかなあ...以前何度もここの前を通っていたはずなのに思い出せない(笑)レジの配置からして Y 系ですかね。

あるでん亭

メニューは基本的に他店舗と同じ、かと思ったらあるでん亭らしからぬ日替わりサービスランチがありました。やっぱりサラリーマンの街だけあって、千円でお釣りが来るランチは重要なんでしょう。確かに店内を見渡すと、他店舗と比べておじさん率が高い。

あるでん亭

ランチタイムはレギュラーメニューであってもサービスでサラダがついてくるようです。何の変哲もないグリーンサラダだけど、ついてこないのが当たり前なあるでん亭ではこれがちょっと嬉しい。

あるでん亭

パスタは定番カルボナーラ。新しい店舗に来たら他店と同じ味かどうか確認しなくては始まりません。ちょっと奮発してトッピングにベーコンを追加してみました。

あるでん亭

いつ来てもきっちりアルデンテな麺に、生クリームを使わず仕上げたカルボナーラソースの濃厚さ。それにカリカリベーコンの香ばしさ。これこれ、これですよ。
店構えはちょっと変わってるけど、これはまごうことなきあるでん亭の味。ソニービル店がなくなってから、ずっとこれが食べたいと思ってました。

最近この辺に仕事で来る用事がなかなかないんですが、たまに禁断症状が出たらわざわざ食べに来ようかな。
もちろん、旧ソニービル店の移転再オープンも引き続き期待しています。早く移転先が見つかってくれるといいんですが。

関連ランキング:パスタ | 虎ノ門駅内幸町駅霞ケ関駅

投稿者 B : 22:17 | Gourmet | Lunch | コメント (3) | トラックバック

2017/07/07 (Fri.)

東京都品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯

「どんな一食だって一生に一度のメシだ。落ち着け、直感を研ぎ澄ますんだ」

五反田ヒルズ

先週放送されたばかりの『孤独のグルメ Season6』最終話の聖地・五反田。私にとっては生活圏の一つであり、自分のテリトリーに『孤独のグルメ』がやって来てくれたことは感無量の思いがあります。

五反田の名物だった都々井なき今、五反田らしくかつ『孤独のグルメ』っぽい店といえばグリルエフスワチカか...という予想を立てていましたが、なんと選ばれたのは東急池上線五反田駅に隣接するビジネスホテル下の飲食店街。いや、飲食店街というより「スナック街」といったほうが正しいかもしれません。今回の聖地は一部では有名な店で、私も以前から一度行きたいとは思っていたけれど、この飲食店街には一見さんを拒むような雰囲気もあり、私は今まで足を踏み入れる勇気が出ませんでした。

五反田ヒルズ

ちなみにここ、界隈では「五反田ヒルズ」の愛称で親しまれています。初めてその名を聞いたときには「この辺にそんな立派なビルあったっけ??」と思ってしまったほど、ヒルズ感のない場所(笑。むしろ横浜の都橋商店街をクローズドな構造にした感じ、と言った方が近いです。
入居しているお店も 1/3 はスナックで、この三角形の空間に遠慮のない感じでデュエットの歌声が響き渡っています(笑。

そんな五反田ヒルズの片隅にわりとひっそり存在するのが、今回の目的地。

食堂 とだか

食堂 とだか

食堂という名の飲み屋。だけど客が食堂だと思えば立派な食堂です。向かいには、二号店である「立呑み とだか」もあり、そちらでもほぼ同じメニューがいただける模様。

なお予約はトレタでの Web 予約に対応しています。こどグル登場店は放送後電話もまともに繋がらなくなってしまう場合が多いので、これは助かる。予約に手間がかからないことって、お店側にもお客側にもメリットがあると思うんですよね。

店内に入ってみると、さらに「えぇ?これが食堂?」と言いたくもなるような作り。見るからに元々スナックだった店舗を流用しているのが判ってしまいますが、だがそれがいい(笑。
予約して行ったところ、通されたのはゴロー席。今回もツイてる。

食堂 とだか

とりあえずの一杯目は、ビールではなく「とだビアーノ」。久住さんが飲んでたやつで、ポンカンとビールのカクテル。柑橘の香りが爽やかで、ジュースのようにスルスル飲める!これおいしい、けど調子に乗って飲んでたらあかんやつや。

食堂 とだか

お通し、四種類からの選択式。
選べるのは良心的だけど、悩ましいなぁ~。さて、どうする?

三人だったので、とりあえず三種。鶏皮ポン酢、たことキュウリの塩昆布(=五郎's セレクション)、ザーサイと糸こんのペペロン。
うん、どれも正解。正しい酒飲みのお通しだ。糸こんのペペロンなんて珍しいけど、これけっこうクセになる味。

食堂 とだか

で、優柔不断で選びきれなかったので、追加料金でもう一種類のお通しももらってしまいました(ぉ。
牛もつ煮、これもまたうまい。もつも根菜も柔らかく煮込まれているんだけど、汁があっさり塩味でやさしい。胃もたれせずにいつまでも食べ続けていられそうなもつ煮だ。

食堂 とだか

じゃあ、レギュラーメニューを選んでいこうじゃないか。
黒板に並んでいる品、名前からしてどれもこれもうまそうだ。これまた選びにくい。右から順番に全部!と注文してしまいたいくらい。

食堂 とだか

ゴローちゃんは劇中でオーダーするときに自ら伝票に書かされていましたが、ホール&ドリンク担当の愛想の良いお姉さんに伝票をもらおうとしたところ「今日はマスター一人じゃないから書かなくても大丈夫です!」と。でもここはドラマをなぞって書いてこその聖地巡礼だろうと思い、あえて伝票に書かせてもらいました(笑

食堂 とだか

いきなり大ネタ、ウニ・オン・ザ・煮玉子。
名前のまんま、そのまんま。

ウニも煮玉子も大好物だけど、この二つを組み合わせる、それも単に載っけるだけなんていう大胆な料理はさすがに思いつかなかった。
でも、実際に目の前に出されると、もう見た目からしてうまそおおおおお。

食堂 とだか

「崩れやすいので直接指でつまんで食べてください」。お~っとっとっと、ほんとだ、崩れる。

しかし...こっれっは、うまい!
うまいもの×うまいもので、ここまでうまさのレベルがアップするとは。むしろ自分の身も心もとろけそうだ。

うまかったが、出てきて一瞬で終わった。儚い料理。

食堂 とだか

地鶏の刺身(もも、胸、皮)。
甘口の醤油に薬味をいろいろつけて食べると、これまたいい。正しい居酒屋のつまみだ。

食堂 とだか

いぶりがっこのポテサラ。こういう自分にとって因縁めいたメニューがあったら頼まざるを得ないというやつです(ぉ

いぶりがっこに合わせるのはマスカルポーネと相場が決まっていると思っていたけど、ポテサラにいぶりがっこの塩っ気、という組み合わせもなかなか。

食堂 とだか

飲み物はとだかハイボールに移ります。
生おろしレモンを使って作ってくれるハイボール、レモンの新鮮な酸味が刺激的ですごくいい。

食堂 とだか

胡麻豆腐とトマトの揚げだし。
劇中に登場した料理の中で唯一、味が想像できなかったやつ。

あぁ~、こういう感じなんだ。
思いっきり胡麻だ。味も、色味も、おいしいぞ。
そこに、かつお風味でちょいトマトスープっぽいのがたまらないじゃないか。
胡麻豆腐とトマトって組み合わせは初体験だけど、これ、しみじみとおいしい。

もともと胡麻豆腐も大好物だったけど、こういう調理法があったとは。
普通の揚げだし豆腐より、俺は断然こっち派になりました。今。

食堂 とだか

自家製オイルサーディン。
居酒屋で自家製のオイルサーディンを出す店って、なかなかないような。

肉厚で脂の乗ったイワシ、とてもいい。
なんならこれだけで白飯かワインがいけてしまいそう。

食堂 とだか

さらに魚をかぶせて、アジの梅たたき。
おっと、姿造りで出てくるとは思わなかったから、ちょっと驚いた。

アジにコリコリした梅肉が絡んで、普通のアジ刺しやなめろうとはまた違った、爽やかなおいしさ!
これはちょっとハマるかも。

うーん、どれもこれもやっぱりおいしい。
この店にして良かったじゃないか。

食堂 とだか

とだかトニック。ジンじゃなくて、焼酎と生おろしレモンにトニック。
この店の飲み物、ポンカンとか生おろしレモンとか、柑橘使いがうまくてニクい。

食堂 とだか

ここで登場するのが甘納豆チーズタワー。
マスカルポーネチーズと甘納豆を和えたものを何故か高く積み上げてあります(笑。

この甘納豆チーズをクラッカーに載せて食べると、絶妙にお菓子的な甘さ。箸休め的なつまみにちょうどいい。
甘納豆って普段滅多に食べないんだけど、こういうのもたまにはアリだな。

食堂 とだか

で、揚げトウモロコシ。
出てきた瞬間から、旬のトウモロコシのいい香りが辺りに充満して、自然とよだれが分泌してくる。

うっわ、うまい!この香り、甘み、サクサク。胡椒も効いてる。
香ばしさが全身に吹き抜けるようにおいしい。

実は、実際に食べる前までは最終回のサブタイトルが揚げトウモロコシってちょっと地味じゃないか?とずっと思ってたけど、このうまさなら納得。これだけのトウモロコシ料理はなかなかないし、サブタイトルにはこの料理こそ相応しい。

食堂 とだか

店に来る前からこれは絶対食べようと思っていた、牛トロのウニ巻き。これまた大好物×大好物。

うわっ、とろけるうまさ。いいウニがとろけるのは分かってたけど、牛トロもウニと一緒に舌の上で融けた。
俺、この直後に痛風になっても今なら悔いはない気がする(ぉ

食堂 とだか

子持ち昆布フライタルタル。こいつの主役は昆布よりもプチプチの子のほうかもしれない。
そこに濃密なタルタルと鰹節の香りが絡んで、これまたたまらん。

繋ぎ的なつまみと思って頼んだら、思っていた以上の大物だったようだ。今度来たらまた絶対頼もう的な一品。

食堂 とだか

そしてイワシと茄子の包み焼。劇中ではキンキでしたが、その日の入荷状況に応じて魚は変わるっぽい。
これはちょっと高い小料理屋の一品って感じ。

さっきのオイルサーディンと同じく脂の乗ったイワシの旨味を茄子が吸い込んで、その上に自己主張しすぎない栗のすりおろし。
おお...これもまたうまい。素揚げにされたイワシの骨もつまみとしての役割を与えられていて、残すところのないうまさ。

食堂 とだか

一品一品の力強さを受け止められるお酒が欲しくなったので、紫芋焼酎・赤薩摩。
マスターのふるさとの酒ということで、そりゃあこの店の料理に合わないわけがない。

食堂 とだか

フフフ、おいでなすった。〆の牛ご飯と「体に良いみそ汁」。
ここまで見事なまでにプリン体祭りを開いてしまったわけで、お店側がこの味噌汁に「体に良い」と名付けたくなる気持ちも分かります(ぉ。

それにしても牛ご飯、横綱のごとき貫禄と風格。
牛が優勢で、メシが見えない。

食堂 とだか

おっほ~!
空腹にドスンと来る肉メシだ。相手にとって不足なし。

肉もいいし、米もうまい。タレ絶妙。
むちゃくちゃ満足度の高いどんぶりだ。ここまで散々食べてきたのに、改めて腹が減っていくかのようだ。

食堂 とだか

ああ...腹パンパン。調子に乗って食べ過ぎた。
何から何まで、全部おいしかった。

しかしこの狭い厨房から、信じられないバリエーションの豊富な料理が飛び出してくる。このパワーはどこから来るんだろうか。
マスターも店員のお姉さんも、腰が低い上に気さくで、このカウンターの距離感が妙に心地良い。この小さな店の中には、古き良き食堂の精神がぎゅっと詰まっている。

ああ、今日もしっかりいいメシが食えた。ごちそうさまでした。
混雑が少し落ち着いたら、必ずまた食べに来ます。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:郷土料理(その他) | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 00:12 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/07/03 (Mon.)

大阪府平野の串かつ

「『おおきに』、なんて後味を引き立たせる言葉なんだ」

平野

美章園のお好み焼きからのハシゴ飯で、同じく Season6 第 1 話に登場した平野にやって来ました。この平野という場所に来るのももちろん初めて。というか、私自身大阪にはよく来ていた割に、環状線の外に出たことがほとんどなかったことに改めて気づきました。今まで大阪のごく一面しか知らなかった、ってことだろうなあ。

平野

この街は、美章園とはまた違った雰囲気ながらもやはり昭和っぽさを色濃く残す街です。駅前はなんというか 1980 年代の新興住宅地がそのまま動態保存されているような感じだし、街並みも全体的に味がある。きっとオールドレンズを持ってきてローコントラストな写眞を撮ったらイイんだろうなあ...と想像できます。いつかまた大阪に来る機会があったら、ちょっとそういう機材を持ってこの界隈に改めて来てみたい。

平野

住宅街の光景、あああウチの田舎もこんな感じなんだよなあ...と懐かしさがこみ上げてきます。都市部とは速さの違う時間が流れていながら、生活感のあるこの空気。この近くにある天王寺って、東京でいえば池袋や上野みたいなターミナル駅なのに、そこから電車でほんの五分でこうなるとは。今まで知らなかった大阪だ。

そんな住宅街を歩いていたら、唐突に現れるのがこの屋台。

串かつ・どて焼 武田

串かつ・どて焼 武田

お寺の塀に沿って、どどーんと屋台。この地に 50 年近く店を出し続けているというのだから、恐れ入ります。
お祭りでもないのにこんな道端に唐突に屋台、東京じゃちょっとお目にかかれないぞ。

慣れない光景にちょっと気後れしていたら、お店のおばちゃんが「いらっしゃい」と暖かい声で迎え入れてくれました。

串かつ・どて焼 武田

長テーブル一枚挟んで、厨房と客席(立ちだけど)で向かい合う。この距離感が、強制的にお店の人とも、他のお客さんとも親密な感覚を作り出す。我々以外はほとんど地元の人っぽいけど、気がつけば台湾?からの旅行でこんなところまで来たっぽい、マニアックな旅行客も見受けられます。海外のこどグルファンの人かな...。

そして、屋台なのに、この具材の多さ。目移りしてしまうな。

串かつ・どて焼 武田

最初の注文を決めて、改めて手元に目をやると、食べ放題的なキャベツと、ソースの容器。
そうそう、串かつってソース二度づけ禁止なんだよな。

串かつ・どて焼 武田

まず最初に出てきたのは、ウズラの卵。いただきます。

おっほ、ふわっふわ。なんでこんなに衣が柔らかいんだ?こんな串かつ、食べたことないぞ。
屋台だからって正直侮ってた。伊達にこの場所で長年営業してない、驚くべき串かつだ。

串かつ・どて焼 武田

続いてヘレ。ヒレ肉ってことかな?
揚げたては串がむっちゃ熱くて、迂闊につまもうとして「熱っ!」となってしまいながらも、ソースにジャッと通していただきます。

うわっ!このヘレ、うまし。柔らかし。
それに衣が軽いから、肉のうまみが口の中にダイレクトに飛び込んでくる。

串かつ・どて焼 武田

飲み物...は、瓶ビールと缶チューハイくらいならお店側で用意があるようだけど、ソフトドリンクは斜向かいの駐車場に設置されている自販機から(笑。
自分はさっきもビール飲んだところだし、蒸し暑くてお酒飲むと汗が止まらなくなりそうだから、ここはソフトドリンクで我慢。

串かつ・どて焼 武田

ゴーヤの串かつ、初めて食べた。
チャンプルーに入ってるゴーヤって薄切りなことがほとんどだけど、ここのはゴリッと厚切りで、ホックホク。ゴーヤって、本来こんな食感の食べ物だったのか。それほど苦すぎず、これはおいしい。

串かつ・どて焼 武田

どんどんいこうじゃないか。お次はキスとニラ巻き。
あっさりしたキスとフワフワの衣が、ウスターソースをしっかり受け止めて、間違いのないうまさ。

ニラ巻きもいい。
串カツのニラ、みずみずしいニラの甘さを衣が見事に閉じ込めている。
ニラって他の料理だと脇役になりがちだけど、この串かつでは間違いなく主役にふさわしい。

串かつ・どて焼 武田

目の前でどんどん串かつが揚げられていくライブ感。串かつ自体が他の揚げものに比べてインスタントにできる料理ではあるけれど、熟練したおばちゃんにかかればまるで魔法のようにどんどん出来上がっていく。パチパチという油の音が、串かつができていくことへの拍手喝采のようだ。
おばちゃんたちの記憶力も大したもので、特に伝票を書いているわけでもないのに、揚げたてを過たずそれぞれのお客さんの手元に置いていく。...と思ったら、混雑してきた途端に混乱して、注文を忘れたり間違ったり(笑。でもそういう愛嬌もまた良し。

串かつ・どて焼 武田

とにかく気になっていた紅生姜の串かつ。こんなの食べたことなくて、味が全然想像できなかった。

ああ、意外!全然酸っぱくない。むちゃくちゃ甘いぞ。
ソースと相性抜群。しかも生姜にソースって、合うのか?と思ってたけど、よくよく考えたらお好み焼きにも焼きそばにも紅生姜ってついてるしな。ソース味と紅生姜、言われてみれば約束された組み合わせだった。でも、紅生姜をメインにした串かつっていうのは新しい感覚。これ、ハマるかも。

串かつ・どて焼 武田

もちとソーセージ。

ソーセージは想像通りの駄菓子味。そうそう、屋台の串かつってこういうのでいいんですよ。
もちはアツアツ。でも衣を通り越してもちにまでソースが染み込んで、これもいい。ソース味、満喫。

串カツのウスターソースは、大阪人の血液だ。
おいしいです、ほんとに...これ。

串かつ・どて焼 武田

じゃあそろそろ締めに、ずっと気になっていたどて焼きをついにいただこうじゃないか。

目の前でずっと煮詰められ続けていて、定期的にタレをつぎ足し、つぎ足しされてきたどて焼き。出す前に、最後に生姜をすりおろして仕上げ。こんな周到に作り込まれたどて焼きが、うまくないわけがない。

串かつ・どて焼 武田

これこれ、これですよ。
このトロッと煮詰まったタレがツヤツヤしてる感じ。見るからにうまそうだ。

串かつ・どて焼 武田

うわぁお、うまい!俺、スジ大好き。
これがスジ肉だとは思えないくらいに柔らかい。一体何時間煮込まれ続けていたんだろう。
じーっくり煮込まれたスジ肉にタレがよーく染み込んで、えもいわれないおいしさ。そこに生姜が効いてる。

締めにこれが食べられて、本当に良かった。

串かつ・どて焼 武田

ああ、おいしかった。正直ここはお好み焼きのおまけ程度に考えていたけど、全然そんなんじゃなかった。そりゃあ久住さんがお好み焼きじゃなくてこっちに来るわけだ。
楽しかったし、人情があったかかった。なんだか、初めて大阪の懐に潜り込めた気がする。

大阪の屋台ってここの他には京橋の「とよ」中津の 3 ちゃん屋くらいしか行ったことないけど、直感的には特にディープな三店に行けた気がする。大阪の真髄、うまし。侮りがたし。
本当にごちそうさまでした。

大阪出張、これにて終了。
さて、東京に戻るか。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:串揚げ | 平野駅(大阪市営)平野駅(JR)

投稿者 B : 00:12 | Gourmet | Junk Food | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/07/02 (Sun.)

大阪府美章園のお好み焼き定食

「久方ぶりの大阪。何を食おうか?店を探さなアカン」

大阪

ドラマ『孤独のグルメ Season6』も昨夜の放送をもって完結しましたが、私の聖地巡礼はむしろここからが佳境。まだまだ巡っていきます。

というわけで、聖地巡礼のほうはスタート地点に戻って、第 1 話の舞台となった大阪まで出張してきました。
私は大阪へは以前はよく来ていたけど、近年あまり来る機会がなくて(京都までは去年来ましたが)、約三年ぶりの大阪。この空気感、久しぶり。

でも今回の目的地はこんな大阪のど真ん中ではなく、環状線からちょっとだけ外れた美章園(びしょうえん)まで足を伸ばします。

美章園

その美章園。もちろん初めて降りた土地だけど、天王寺から一駅で、まるで雰囲気が違う。

このたたずまい、ずっと変わってないんだろうな。

美章園

今回の聖地は、この高架下にあるお好み焼き屋「甘辛や」ではありません

最初、普通に検索してこっちに来ようとしていたところ、なーんか違う。よくよく調べてみたところ、美章園には「甘辛や」と名乗るお好み焼き店が二軒あるようです。支店や暖簾分けなのかさえも不明だけど、危ない危ない。せっかく大阪まで来て間違ったほうの店に入るところだった。

真の聖地は、駅から徒歩五分足らずのところにありました。

甘辛や

甘辛や

これこれ、この店構えですよ。この飾り気のない等身大の貫禄。

じゃあ、早速お邪魔しようじゃないですか。

甘辛や

開店時刻からそう置かずに来たはずなのに、店内には先客がちらほら。
カウンター角のゴロー席にはもう他のお客さんが座っていました。独りだし、旅行してきたような荷物持ってるし、豚玉とミックスそばだし...彼は巡礼仲間に違いない(笑

聖地巡礼っぽいお客さんもいるにはいるけど、後から後から地元の人っぽいお客さんがどんどん入ってきて、あっという間に満席に。
でも、この地元感、居心地良いな。初めて来たのに懐かしい、年輪を感じる店だ。

甘辛や

メニュー、お好み焼きだけでもたくさんあって迷わせる。どの具を組み合わせるか、それが問題だ。
ただ、いきなりメインディッシュってのもないか。ちょっとつまみっぽいもので小手調べから入ってみるか。

甘辛や

おしぼり、セルフサービス。「セルフサービスです☆」のぶりっこ感(笑。
開けると中から紅白おしぼり、どっちもただのおしぼりだけど、つい両方取りたくなってしまう。

甘辛や

ま、何はなくともビールでしょ。この昼ビールの背徳感、たまらない。
お好み焼き屋の、この鉄板の熱気に当たりながら飲むビールって、なんか特別感あるよなあ。

甘辛や

まずはたこねぎ(小)、醤油味。
五郎's セレクションを逆順でいってみよう。

一見ただのねぎ焼きっぽいけど、端っこに一切れだけこんにちはしてるタコ足が、たこねぎの証(笑。
グッとくるな~、この醤油の香ばしさ。

甘辛や

一味でアクセントをつけて、いただきます。

なるほど、こうなるか。
正しいお好み焼き屋のビールのつまみ、って感じだ。期待に真正面から応えてくる味。

ハマる人はハマる味だな。俺も今日からその一味。

甘辛や

続いてれんこん塩焼。
渋いメニューだけど、しっかりめの塩味とシャクシャクした食感が、これまたビールを誘ってくる。

いいね、いいね。

甘辛や

お好み焼き屋のつまみの定番、トン平焼。
これまた期待を裏切らない見た目とソースたっぷり感。

そうッス、俺はこの大阪ソース味を求めていたんだ。
食うほどに食欲が加速していくようだ。

甘辛や

焼そばもいっとくか。デラックスで。
具はキャベツに豚にイカ、エビに加えて貝柱まで。さすが、デラックス。

このソースの焦げるにおい、なんて暴力的な。

甘辛や

おお~!これはうまい。食わなかったら後悔する焼そばだ。
貝柱、うまい。それぞれイイ感じに焦げた海鮮が、食欲をさらに引き出しにかかってくる。

いいぞいいぞ、この黒光りした鉄板に根を張ったような、強靱な焼きそばだ。

甘辛や

そして、本日のメインイベントの前説的に出てくるのがこの定食セット。
私も出張で大阪に来るようになる前はお好み焼きをおかずに白飯って信じられなかったけど、今ではすっかり大阪に来たらお好み焼き&ごはん。ごはんはすごいよ、ないと困るよ。

というわけでごはんと味噌汁、たくあんが行儀良く並んだら、真打ち様のご登場。

甘辛や

どーん!と超オーソドックスなお好み焼き(豚玉子)。
ソースにケチャップに、カラシも。ソースの上で鰹節が舞い踊っている。

甘辛や

お好み焼きの定番豚玉だからこそ、変にてらわずにど真ん中直球勝負。そうそう、大阪に来たからにはこういう大阪ソース味が欲しかったんですよ。
いいなあ、この微妙な甘辛さ。ソース味のカリカリ豚バラも、うまい。

お好み焼きを食べて、ご飯で追っかける。
お好み焼きとご飯が口の中でちゃんと融合してる。いけるじゃないか。
もしかすると、俺の身体の中には大阪人の DNA があるんちゃうか。

甘辛や

おいしかった。昼間っからお好み焼き屋のフルコースをいただいてしまった。
胃の中では今、炭水化物とソースの祭典が開かれている。

甘辛や

あ~、食った食った。
大阪の有名なお好み焼き屋の多くが東京に進出してきて、大阪に来なくても本場の味を感じられるようにはなったけど、やっぱりこういう個店でこそ味わえるうまさと空気がある。
やっぱり、お好み焼きを食べるなら大阪に来ないとな。

きっと東京に戻ってから、また強烈に食べたくなるに違いない。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:お好み焼き | 美章園駅河堀口駅文の里駅

投稿者 B : 00:12 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/06/24 (Sat.)

東京都文京区茗荷谷の冷やしタンタン麺と回鍋肉

「これぞ空腹にくさびを打ち込む男飯だ。中華の中の中華、キングオブ中華」

豊栄

『孤独のグルメ Season6』聖地巡礼、今回もさっそく昨夜放送されたばかりの茗荷谷の中華の名店に行って来ました。茗荷谷というか小石川というかこのあたり、普段はとんと縁がない土地で、初めて降り立ちました。一年ちょっと前にオープンしたばかりというまだ新しい店舗が今回の目的地になります。

中国料理 豊栄

豊栄

先日の旗の台回同様、事前予約しておいたら放送延期になってしまったため、放送前の巡礼となってしまいました(;´Д`)ヾ。そのためゴローちゃんが何を食べたかはもちろんどの席に座ったかも分からなかったのですが、いざ放送を見てみると私が座ったのがずばりゴロー席でした。

黒板メニューには、珍しいメニューが多し。創作中華的な店なのかな。
でも、字面からしてうまそうなものばかりで、迷うなあ~。

豊栄

「先ず麦酒より始めよ」とは中国の戦国時代を起源とする諺らしいので(違)、とりあえずビールから。
これだけ暑いとビールがうまい。

そういえば順当にプレモルを頼んでしまったけど、「ふらっと QUSUMI」では久住さんが青島の生を飲んでいましたね。青島は瓶で出てくることも多いけど、生があるならそっちにすれば良かったかなあ。

豊栄

ビールのつまみ的な感じで、一品目はパクチーの熱々ねぎ油がけ。
パクチー好きとしてはこういうのが最初に出てくると嬉しいけど、ねぎ油がいい味をだしてるなあ~。パクチーのくさみが良い具合に中和されていて、わしわし食える。

豊栄

続いて口水鶏(よだれ鶏)、中華の大定番鶏料理。

口水鶏ってその名の通り「よだれが止まらないほどうまい」という意味だけど、ここのは今までに食べたどの口水鶏よりも深みがあって、うまい。それにこのタレ。辛いだけじゃなくてうまみがある。このタレが決め手。

豊栄

空心菜の炒め。味付けは二種類から選べたけど、ここは食べたことない「えびみそ」という響きに完全に心を囚われた。

わほー!何これ!?
空心菜の炒めは中華料理屋で見かけると必ず頼むくらいに好きな料理ですが、よくある塩味と違って、エビが、エビが!
エビの香ばしさを空心菜が余すところなく吸い取って、これ、めちゃくちゃうまいじゃないか。

豊栄

で、お次は。皮付きヤングコーンのセイロ蒸し。
ヤングコーンもまた大好きな食材だけど、大人のコーンじゃなくてヤングコーンがこうやって房ごと出てきたのは初めてだ。見た目、ほぼトウモロコシなんだなあ。ヤングなコーンなんだから当たり前だけど。

豊栄

「皮は剥いても、髭は甘くておいしいからぜひ食べてください」
ということで向いてみたら、おおお、確かに髭がすごく柔らかいし、コーン本体に負けないくらい甘みがある。生姜醤とクミン塩がその甘みをさらに引き立てている。

この店、ここまで食べたどれもがハズレなし。
食えば食うほど、もっと食いたくなる。

豊栄

夫婦肺片(フーチーフェイペン;牛もつのピリ辛和え)。名前を聞いたのも初めてなら食べるのも当然初めてだけど、モツのくさみが全然なく、うまみの部分だけが上手に引き出されている。これもまた、うまいなあ~...。

ああ、なんだかうますぎてそろそろ言語中枢が死滅してきたぞ。何食べても「すごーい!」「おーいしー!」としか言えなくなり始めている自分がいる。

豊栄

こーなると紹興酒にいかざるを得ないでしょう。
種類があるのを知らなかったので「紹興酒、グラスで」と頼もうとしたら「銘柄いろいろありますよ。飲み比べセットもありますよ」とのこと。飲み比べ、そういうのもあるのか!

豊栄

さて、お次は...満を持しての回鍋肉だ。
うんうん、そそる色だ。

回鍋肉、好きなんですよね。甜麺醤の旨味とキャベツ・豚肉の甘みのコンビネーションがたまらない。でもシンプルな料理であるが故に、うまい店とそうでない店の差も激しい、難しい料理だと思います。

豊栄

この店のは...うんうん、期待を裏切らないうまさだ。このタレのパンチ力...しかも、ちょっと山椒入ってるのが痛いところを突く。

そうか、この店、やっぱりタレや汁が全般的にうまいんだ。
中華といえばとにかく大量の油と火に物を言わせる感じの料理が多いけど、ここのはそういう物理に頼った感じじゃなくて、「うまみ」がちゃんと仕込まれている感じがする。中華よりもむしろ和食的というか、すごく丁寧に作られた中華料理だ。

豊栄

中華風茶碗蒸し。
って、えっ?何これ。茶碗蒸しというよりも「どんぶり蒸し」と言ったほうが正確なんじゃないの?という大きさ。これは食べ甲斐がありそうだ。

豊栄

おお~、ダシがすごい。日本の茶碗蒸しとは全然違う。うまみが洪水となって舌の上に流れ込んでくる。

これはいくらでも入るやつだ。感動的な底なし茶碗蒸しだ。
具が一つも入っていないのに、具だくさんの味。中華のうまみ要素が全部入ってる気がする。

豊栄

ハモの青山椒蒸し。これも黒板メニュー上で強い引力を放ってたやつ。
茶碗蒸しからの青山椒蒸し、蒸し蒸し攻撃だ。

豊栄

パクチーとハモの山から掘り出されたのは、麺っぽい何か。これってもしかして Season1 第 3 話に登場した「楊」でも食べた「拌三絲(バンサンスー)」じゃないですか?まさかこんなところで再会するとは。

そしてこれも期待を裏切らない味。スープのうまさをハモがしっかり受け止めて、ハモのダシがまたスープに還元されて、胸に染みわたる感動的ハオツー。

豊栄

そこに本命、冷やしタンタン麺。おお~、見目麗しい。

うん、うまい。ん?あれ?
全然辛くない。ていうか何だ?見た目は確かにタンタン麺だけど、味は冷やし中華っぽいぞ。
冷や中の酸っぱうまさと、担々の濃厚味の、絶妙なハイブリッド麺だ。これは夏に嬉しい、暑い日に毎日でも食べたくなるに違いない味だ。

豊栄

飲み物は高麗人参酒のソーダ割りに進んでみました。
高麗人参の強烈な香りも、ここまでの中華スパイスとうまみに中和されて、今はさわやかな香りに思えてくる。

う~ん、全然まだ食える。
俺、今さらながら相当腹が減ってた。

豊栄

おっとそういえば点心を忘れてたよ、というわけでえび入りパクチー焼売。
今日はすっかりエビとパクチーのうまさに心を奪われているけど、シュウマイになるとまた違ったおいしさがある。プリプリのエビが主役のシュウマイ、ものシュごくウマイ。

豊栄

えびとマコモタケの炒め。様々な醤やスパイスと、エビから溢れ出たうまみがマコモタケに吸収されて、エビもマコモタケも死ぬほどうまいじゃないか。なにげに今回のサブタイトルに選ばれた二品に勝るとも劣らないんですけど!

それにしてもこの例えようのないおいしさたるや。ここに白飯があればこのおかずだけで三杯くらいはイケたに違いない。

そうやってうまいうまい言っていたところ、店員さんがさっきのハモの青山椒蒸しの皿を指して「この余ったスープに麺入れますか?」と。
え、なんて言いました今。余ったスープに麺、そういうのもあるのか!?それなら早く言ってよっていうか早く麺入れろください(落ち着け

豊栄

そして出てきたのがこちらの麺。さっきの冷やしタンタン麺とは全然違う極細麺。それがハモの滋味を受けた繊細なスープを吸い込んで、こ れ が う ま い の な ん の 。さっきのハモはもしかしてこの麺を食べるために食べていたのではないか、とさえ思えてくるうまさ。

俺は今、幸せだ。

豊栄

〆は煲仔飯(ポウチャイファン)。これまた初めて名前を聞く料理だけど、この店の看板メニューのひとつらしい。
土鍋でパチパチ、まさに焼けながらのご登場。なんだかすごいことになっちゃってるぞ。

「いきなり混ぜちゃってももちろんおいしいんですけど、最初は鶏肉と青梗菜とごはん、それぞれ食べてみてください」とのこと。

豊栄

それぞれ取って、専用のタレをかけていただきます。そして二杯目は豪快にかき混ぜて。
うっわ、これおいしい。鶏肉も青梗菜もおいしいんだけど、ごはんのうまみがヤバイ。この店の「うまみ料理」の集大成的なうまさだ。

この滋味、中国四千年の知恵が、俺の血液に染みわたる。
うん、うん、うん~。中華土鍋飯、ずっと食べ続けていチャイナ。

豊栄

おいしかったなあ~。中華的大満足。
こどグルでは焼肉回に並び中華回にハズレなしだけど、ここはそんな中華回の中でも一、二を争ううまさだったと言えます。神宮前のシャンウェイと甲乙つけがたし。

ちなみに、この聖地巡礼の際に番組スタッフの溝口憲司監督(Season1 からずっとメガホンを採られている監督)がプライベートで来店されていて、少しだけご挨拶させていただきました。まさか番組スタッフの方(それも監督)にお会いできる機会があるとは思っていなかったので大感激。
それにしても「本当にうまい店にはキャストやスタッフが放送前にプライベートで行く」という噂は本当だったんだなあ。確かに、それも納得のうまさでした。

あ~、腹パンパン。でも全部うまかったから良しとしよう。
ここは放送後の客足が一段落したら、絶対また食べに来ようと思います。気になってるメニューが他にもたくさんあるんだ。

本当にごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:中華料理 | 茗荷谷駅白山駅

投稿者 B : 20:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/06/21 (Wed.)

MOKUBAZA のチーズキーマカレー

以前から気になっていたカレーを食べに行ってきました。

MOKUBAZA

MOKUBAZA

副都心線の北参道駅、または JR 原宿駅からどちらも徒歩 10 分ほどという、微妙にアクセスの悪い立地にある店舗。でもここには一度食べに来てみたいと思っていました。
原宿の喧噪からちょっと離れて落ち着いた場所にある、カレー&バーのお店です。

MOKUBAZA

店内はこんな感じで、吊り棚にはバーらしく様々な種類のお酒と、ラックには大量の CD。私は自分の CD のジュエルケースは処分してしまったところですが、やっぱりこうやって CD がギッシリ詰まった棚を見ると楽しくなってきます。この店の雰囲気、好きかも。
ただ、原宿エリアらしくお客さんの多くは若くてオシャレな女性。自分が浮いているのを実感します(汗

MOKUBAZA

お店の奥には半個室みたいな部屋があり、ここはさらにレトロ感溢れる雰囲気。ああ、ここは夜に来てお酒飲んでみたいなあ。

MOKUBAZA

カレーメニューはこんな感じ。基本的にキーマカレーが中心ですが、一口にキーマカレーといってもかなりのバリエーションがあって、迷います。
でも私は初志貫徹で一番食べたかったやつをオーダー。

MOKUBAZA

カレーに付属のミニサラダ。何の変哲もないグリーンサラダ、上に乗っかってる白いのはカリフラワー...かと思ったら予想を裏切るフワフワプニプニした食感。何だこれ?...ああ、卵白!!
卵白を泡立てて火を通したものにドレッシングがかかってる感じ。おお、こういうサラダトッピングは珍しい。後述する卵黄を取った余剰品の再活用でしょうが、お店で卵黄だけ出てくると「卵白捨ててるのかな?」ともったいなく感じてしまう農家の孫としては、こうやって食材が大事にされていると嬉しくなります。

MOKUBAZA

そして本命登場、チーズキーマカレー!!!
カレー好きかつチーズ好きとしては、この状態の写真を一目見たときから絶対食べたいと思っていました(ぉ。カレーの上全体を覆うようにとろけたモッツァレラチーズが被さっており、さらに卵黄のトッピング。見た目からして幸せな一皿です。

MOKUBAZA

なぜか真俯瞰で撮らざるを得ない気分に襲われるこの見た目。
こういうのが「インスタ映えする」っていうんでしょうか?それともカレーのくせにカレーらしくないし全体的に白っぽいから「インスタ映えしない」んでしょうか。

まあいいや、とにかくこの純白の丘をスプーンで崩していきますよ...!

MOKUBAZA

一面のモッツァレラチーズの下にはドライキーマカレーが隠されていました。

食べた感じは、大量のモッツァレラがカレーの辛さをマイルドにして、やさしい味...と思っていたら、後からけっこうしっかりした辛さが追いかけてくる。キーマカレーは辛いだけでなく、ちゃんとコクがあって私好み。これ、おいしいです。こんなキーマカレー、今まで食べたことがない。カレー+チーズ+卵黄ってことで摂取カロリーはちょっと考えたくないですけど(ぉ

カレー好き、チーズ好きにとっては幸せな一皿でありました。
ちょっと遠いけど、ここはまた食べに来ようと思います。

関連ランキング:カレーライス | 北参道駅原宿駅国立競技場駅

投稿者 B : 22:39 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/06/17 (Sat.)

東京都品川区旗の台のクリームソーダ

「こぢんまりした商店街。さてと、何を食うか」

旗の台

こどグル Season6、先週の旗の台回では久しぶりに甘味パートが存在しました。最近はメイン店のみというエピソードが多かったので、途中で甘いものを入れた回って Season5 の台北編以来じゃないでしょうか?実は甘味の店をちまちまと回るのもけっこう楽しいんですよね。というわけで、改めて旗の台までやってきました。

荏の花温泉

ここだ。荏の花温泉。味あるなぁ~。
既に廃業した銭湯で、劇中同様にリノベーションした上で骨盤矯正ストレッチ系のスタジオと工務店が入居していて、釣り堀のオープンも本当に目指しているんだとか(笑。

で、今回の最終目的地がこちら。

アチック

アチック

荏の花温泉からスペイン食堂石井に向かう途中というか、スペイン食堂石井の裏手。こぢんまりした店構えの喫茶店がそれ。

こんなところに喫茶店が営業しているとは知りませんでした。
ゴローは時間調整とメールチェックのためにこの店に入っていましたが、よくこんなところ見つけたなあと。私なら近くのドトールかモスバーガーあたりに入ってしまうところです。

アチック

店内、なんとも完全に昭和の純喫茶。おおおお、こんな店、子どもの頃に親に連れられて何回か入ったなあ、という懐かしさ。
私が入ったときには初老のおかみさんが一人で切り盛りしていました。

アチック

空いていたので、あやまたずゴロー席をゲット。
他のお客さんは、まるで『野武士のグルメ』に出てきそうな初老の男性がぽつぽつと入ってはモーニングを頼む、という感じ。あの世代の人には、こういう店が落ち着くんだろうな。

アチック

メニュー、コーヒーよりもむしろジュース類のほうが充実していたりして、いろいろ気になる。ランチのドライカレーとか、こういう店のが穴場的な絶品だったりするんだよなあ。
でもまずはコーヒーとケーキでも...と思ったら、肝心の甘味がメニューにない。

アチック

ということで、まだ朝早い時間だし、ほかのおじさんたちと同じくモーニングセットを注文してみました。
うん、教科書通りのモーニングセットだ。

でも、モーニングって名古屋に出張したときでもないと、普段はなかなか食べないよなあ。

アチック

トーストは厚切りの焼きたて、サクフワでなかなかおいしい。
ミニサラダにスクランブルエッグ、それにバナナってあたりが家庭的。ホッとする朝ごはんだ。

アチック

コーヒーは...うん、普通。
でもキリマンだブルマンだって言われるよりも、こういう店にはこういうオーソドックスなブレンドコーヒーが落ち着くんですよ。

アチック

小腹が満たされたところでメールチェックでも。
なになに、ジョセフィーヌからメールが来てる。

...ってやってみたかっただけ(ぉ

じゃあそろそろ本題、頼んでみようじゃないか。

アチック

クリームソーダです。この、見た目からして懐かしいレトロ感。
クリソ、レスカ、冷(れい)コ。こういう昔ながらの喫茶店では、そういう三文字略語がよく似合う。

久しぶりのクリソ、いただきます。

アチック

これこれ、このわざとらしいメロン味!
本当に、想像していた以上に懐かしい味でびっくりした(笑。
上に乗ってるアイスクリームも、現代のアイスとはちょっと違う味にさえ思えてくる。

アチック

昭和の甘さ。正しいクリソだ。
30 年以上前に、親に連れられて行った喫茶店やレストランのクリソ、こんな味だったなあ。すっかり忘れていたけど、今克明に当時のことを思い出した。

そしてそして...、

アチック

攪 拌 ! !
当然、やるでしょ。

人工的なメロン味とミルキーなアイスが混ざって、さらにレトロ味が強化された。
これはいい。

クリームソーダ、すごーく久しぶりに飲んだけど、なんかたまに思い出したように飲みたくなるような味だよな。

おいしかった。子ども時代にタイムスリップさせてもらいました。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:喫茶店 | 旗の台駅荏原町駅荏原中延駅

投稿者 B : 20:56 | Gourmet | KODOGURU | Sweets | コメント (0) | トラックバック

2017/06/15 (Thu.)

西麻布 赤のれん

珍しく博多ラーメンを食べに、西麻布まで行ってきました。

赤のれん

赤のれん

『孤独のグルメ Season6』の番宣で松重豊さんが何かのテレビ番組に出ていた際に、福岡出身の松重さんが「上京してきてからも、博多の味が懐かしくなると西麻布の『赤のれん』まで食べに行った」という話をされていたので、機会を見つけて食べに行こうと思っていたのでした。これもある種の聖地巡礼と言えるのかもしれません。
六本木から西麻布交差点へと続く坂の途中にあるしぶーいお店。今までも何度も前を通ったことはあるけれど、渋すぎて気に留めたことがありませんでした(笑。

赤のれん

店内は、これまた最近のラーメン屋とは雰囲気の異なる、歴史を感じる構え。年季の入ったカウンターには日本酒と焼酎が並び、カウンターでは表情に年輪を刻んだ大将が黙々と仕事をしています。テーブル席ではラーメンを食べに来たというよりも飲みに来たような雰囲気の団体客がいたり、ああここはラーメン屋というよりも一種の憩いの場なんだなあ、というのを感じます。

赤のれん

メニューはこんな感じ。味噌ラーメンもあるけどここはとんこつ一択でしょう。あとはトッピングとサイドメニューが悩ましいところ。キャベツ塩昆布やつまみ盛合せをアテにビールをチビチビというのにも惹かれるなあ。

赤のれん

というわけで、まずは水餃子からいただいてみました。ラーメン屋で焼き餃子ではなく水餃子、というのは珍しい。
小ぶりでもっちりとした水餃子にすり胡麻がたっぷりかかっていて、これは香ばしくてコクがある。

赤のれん

博多の味といったら明太子も外せないところ。ただラーメンのトッピングに明太子を入れると味のバランスが変わってしまうので、あえて明太子ライスにしてしまいましたが、餃子、ラーメン、ライスってとんだ炭水化物祭りを開いてしまった(;´Д`)。トッピングの明太子、別添えにしてもらえるか訊いてみてもよかったか...。

赤のれん

そしてこちらがとんこつらぁめんなのですが、結局トッピングを選びきれずに「盛合せめん」を頼んでしまう優柔不断(汗。明太子以外のトッピングがほぼ一通り入っている感じですかね。

赤のれん

とんこつと言えば白濁したスープを連想しますが、ここのは濁っているけどあまり白くない。やや茶色っぽく濁ったスープで、今まで食べてきたとんこつとは印象が違います。長浜ラーメンのようなくさみはないし、濃厚なんだけど重ったるくないスープ、これおいしい。脂っこい豚骨醤油系が苦手になってきた私でもおいしくいただけます。
また丼の左下に乗っかっているのはなんとザーサイ。ザーサイ入りのとんこつラーメンなんて初めて食べたけど、これが意外にもおいしい!おおお、こんな組み合わせがあったとは。

赤のれん

博多ラーメンらしい細麺に濃厚なスープがよく絡んで、これは気に入った。完全に今まで食べたことがないラーメンのはずなのに、でもどこか懐かしくホッとする味。
このお店、元々は博多で「とんこつラーメン発祥の店」のひとつと言われている店の暖簾分けらしく、この懐かしさはオリジナルであればこその感覚なんだろうなあ。

おいしかったです。六本木近辺でラーメンが食べたくなったら、また足を運ぼうと思います。

関連ランキング:ラーメン | 六本木駅乃木坂駅広尾駅

投稿者 B : 22:58 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2017/06/10 (Sat.)

東京都品川区旗の台のサルスエラとイカ墨のパエリア

「旗の台にスペインの旗、これは闘牛だ。よーし、突っ込んでいこうじゃないか」

スペイン食堂 石井

『孤独のグルメ Season6』で昨夜放送されたばかりの第 9 話・旗の台のスペイン料理の聖地に早速行ってきました...というか、本当は放送後に行くつもりであらかじめ予約を取っておいたら、先週の放送が世界卓球の影響で順延、結果的に放送前に巡礼することになってしまったという(;´Д`)ヾ。
ともあれ放送前の巡礼はそれはそれで、あまり混んでない状況でゆったり楽しめるのが良い。

スペイン食堂 石井

スペイン食堂 石井

今回の聖地「スペイン食堂 石井」は旗の台駅近く、中原街道沿いに位置するお店。私はこれまでにも何度かこの店の前を通りがかったことがあって、こんな所にスペインレストランがあるのか...と気になっていたところだったのでした。これまで訪店有無にかかわらず自分が知っている店が聖地になったことがなかったので、これはちょっと嬉しい。

こぢんまりとした店内は必要以上にオシャレすぎず、気軽に入れそうな雰囲気がまさに「食堂」という感じ。変に格好つけた店よりも、こういうところで温かみのある料理を食べられる方がありがたい。

スペイン食堂 石井

メニューはこんな感じ。イベリコセラーノハムに腸詰め、鉄板焼き。イベリコ攻めか。
いきなり、らしくていいじゃないか。

さあ、何を入れていこうか。
今俺が欲しているのは、胃がドギマギするようなパンチのあるメニューだ。

スペイン食堂 石井

黒板にも、日替わりっぽいメニューがいろいろ。
スペイン料理好きだし、せっかくだからいろいろ食べたい。

ん?長谷川さんこだわりのマッシュルーム鉄板焼き。
誰?長谷川さんって。長谷川、Who?→どうやら長谷川農産という生産者さんのようです。

スペイン食堂 石井

まずは飲み物から、ということでスペイン産ガス入りウォーター(違。
「メスキータ」と「アルハンブラ」という銘柄のスペインビール。メスキータの方は久住さんも飲んでましたね。
スペインビールってなかなか飲む機会がないから貴重です。

スペイン食堂 石井

おつまみ的な感じでオリーブの盛り合わせをつつきながら、メイン料理のできあがりを待ちます。

スペイン食堂 石井

それと浅漬けピクルス。日本の浅漬けに近い感じのキュウリと、ゴローさんも単品で頼んでいたニンジンの浅漬け。

スペイン食堂 石井

からの、レバーパテとお肉のテリーヌ。パテやテリーヌに目がない私としては外せなかった一品。
これは期待を裏切らないうまさ。スペインビールがみるみるうちになくなっていきます。

スペイン食堂 石井

そーなると赤ワインもいただいてしまうというもの。
私はスペイン料理もスペインワインも好きなので、至福の時。アットホームなお店で気取らずに好きなものをいただける歓び。

スペイン食堂 石井

イワシ好きとしてはつまみに欲しかった、ヒコイワシの酢漬け。これも久住's セレクションに含まれてたやつ。
酢で締められたイワシにたっぷりのオリーブオイルで、間違いなくワインが進む一皿。

スペイン食堂 石井

タパスの極めつけという感じの「長谷川さんこだわりのマッシュルームの鉄板焼き」。
うっは、マッシュ、でかし。このマッシュ、マッシュルームの概念超えてる。

熱っ!でもうまい。肉厚・充実・濃厚。生ハムとニンニクも効いてる。
全てのうまみをマッシュルームが受け止めて、これは最強のおつまみだ。
長谷川さん、恐るべし。

スペイン食堂 石井

そこに本命、サルスエラのご入場。
ブイヤベースって名前からしておいしそうだが、見た目もそれを裏切らない。
エビ、カニ、タラ、アサリにムール貝、海のうまさのオールスターがスープの上でフラメンコを踊っている。

スペイン食堂 石井

おお...お味も見た目を裏切ってないぞ。地中海のエキスが凝縮されている。
海の幸とトマト・パプリカといったスペインそのものの味が渾然一体となっているかのようだ。実際はほとんど日本の食材なんだろうけど(笑。
海鮮だけ見れば日本海側の鍋料理と似たような感じなのに、日本の海とはまた違う、栄養・滋養を感じる。

スペイン食堂 石井

赤ワインが空いてしまったので、この海鮮を受け止めるべくぶどうジュースカヴァを追加。
期待通り、爽やかな酸味が魚介の滋味にちょうど良い。

スペイン食堂 石井

これはやるでしょ。
ゴローちゃんなら絶対やるだろうと思ったら、放送で本当にこうやって食べていたので軽くガッツポーズしました(ぉ

ね、おいしいよね、これ。このおいしさは世界共通だよね。

スペイン食堂 石井

サルチチョンのレヴェルト(イベリコサラミのスクランブルエッグ)。

こ・れ・が・ま・た、さっきのマッシュ鉄板焼きと双璧をなす勢いでうまい最強おつまみの一つ。
トロトロ卵に、サラミとエリンギの食感。そこに粉チーズと黒胡椒の香りが食欲をそそります。

このレヴェルト、レヴェル高いんじゃないの?またしてもワインが進むなあ。

スペイン食堂 石井

アルボンディガス(スペイン風肉だんご)。

濃厚トマト味のミートボールという感じで、これもまたウマイ。再び赤ワインに戻りたくなるうまさだ。
ここまで既にけっこうな量を食べているはずなのに、なんだかまだまだ食べられそう。

スペイン食堂 石井

そしてイカ墨のパエリア!
パエリアは基本的に日替わりのようですが、この日はちゃんとイカ墨、ありました。

さあ、黒いお米をいただこう。

スペイン食堂 石井

うまい!イカ墨のコク、たまらない。
そこにアリオリソース(ニンニク入りのスペイン風マヨネーズ)のアクセントがまたいい。

イカ墨の真っ暗な海底に、さまざまな旨ものが潜んでいる。
こいつはサルスエラとはまた別の滋味を形成している。

白いご飯好きの俺が、今日は真っ黒い飯にすっかり魅了されている。
これは一粒残らず食べ尽くしたいうまさ。

スペイン食堂 石井

デザートは「ポルボロン」というスペイン流スイーツ。
囓るとほろほろっと崩れる独特の食感で、ほっこりする素朴な味。この店らしい、なんだか懐かしい味わい。

スペイン食堂 石井

あー、おいしかった。以前店の前を通りがかったときに感じた、自分の直感は間違ってなかった。
味も良かったけど、気取らず寛げるこの店の空気が気に入りました。

どこの国のどういう食べ物であろうと、俺はこういう店が好きだ。
大満足。スペイン海鮮祭り、大大大正解。いい食堂だったな~。

放送後の盛況が落ち着いた頃にまた来ようと思います。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:スペイン料理 | 旗の台駅荏原町駅荏原中延駅

投稿者 B : 20:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/06/02 (Fri.)

蕎麦屋なのにカレーがうまい!?銀座「よもだそば」

銀座周辺でご飯を食べる機会があったので、以前から気になっていたこちらのお店に来てみました。

銀座と日本橋で自家製麺の生蕎麦と本格インドカレーの立ち食いそば「よもだそば」

よもだそば

数寄屋橋交差点から一本入ったところにある、あのオバマ前大統領も訪問したというすきやばし次郎...の目と鼻の先にある立ち食い蕎麦屋です(笑。
個人的に、都内によくあるチェーン系立ち食い蕎麦屋をあまり美味しいと感じたことがなく、いくら時間がないときにササッと食べられるといっても人生のうちで有限な食事回数の一回をこれで使ってしまうのはなあ、と思っています。が、この店は行ったことがある人が口々に「うまい」と言うので、前々から気になっていたのでした。

それにしても銀座の一等地に立ち食い蕎麦って、なかなかすごいものがあるなあ。

よもだそば

注文は立ち食い蕎麦らしく食券制。蕎麦もトッピングも種類が沢山ありすぎて迷います。私はこういう状態で後ろにお客さんが並び始めると、選べなくなってセット商品の大きいボタンをとりあえず押してしまうタイプです(←思う壺
しかしここで注目なのはメニューの多さよりも、右上にあるカレーメニュー。蕎麦屋にカレーがあること自体は珍しくありませんが、そのカレー自体が珍しい。

よもだそば

私が頼んだのが出てきました。特大かき揚げそば 半カレーセット。
セットメニューとしては通常サイズのカレー+半たぬきそばセットもあって、カレー好きとしてはそっちも気になったんですが、初めて来た蕎麦屋でいきなり蕎麦を脇役扱いにするのも失礼かと思って半カレー(ぉ

よもだそば

かき揚げそばは、麺が見えないほど大きなかき揚げが載っていてなかなかインパクトがあります。タマネギが主役のかき揚げで、甘みがしっかり出ています。

よもだそば

蕎麦は自家製麺とのことで、想像に反して黒っぽい麺でした。立ち食い蕎麦の麺って白くてほとんど小麦粉麺だろ、ってことが少なくないですが、ここの蕎麦は立ち食い蕎麦らしからぬ美味しさ。ああ、これならアリだなあ。

よもだそば

で、問題のカレー。
一般的に蕎麦屋のカレーといったらカレーライスではなく出汁入りのカレー丼だったりして、洋食のカレーとは一線を画すことも多いですが、ここのカレーは意外にもインドカレー的なスパイスたっぷりのカレーでした。

よもだそば

コクは弱めだけど、様々な種類のスパイスの刺激を感じるアジアンなカレー。しかも、けっこう辛い。食べているだけで首筋に汗が浮かんできます。
でもこれ、うまいなあ。蕎麦屋に置いておくのがもったいないカレーだ。

よもだそば、蕎麦もカレーも噂に違わぬおいしさでした。
これはまた来よう。次回はカレーメインで半そば、にしようかな。

関連ランキング:立ち食いそば | 銀座駅銀座一丁目駅有楽町駅

投稿者 B : 23:07 | Curry | Gourmet | Udon & Soba | コメント (0) | トラックバック

2017/05/29 (Mon.)

炭火焼肉 本牧亭 その 5

半年サイクルで通っているお気に入りの焼肉店にまた行ってきました。

本牧亭

本牧亭

基本的にプロスポーツ選手の来店が多い店で、客席付近に貼られているものはプロ野球選手や関取のものが中心ですが、改めて入口付近の色紙をよく見てみると芸能人の名前も沢山あるんですね。つい店内をキョロキョロしてしまうけど、今のところ私が訪店したときに有名人に遭遇したことはありません(笑

本牧亭

何はなくともビールから。
キムチをつまみつつ、火が入っていく網を眺めながら肉のお出ましを待ちます。

本牧亭

いつものごとく「ファミリー盛り」からスタート。主要な部位の肉が一通り揃っていて、どれもハズレがないのでまずはこのセットを頼んでおけば間違いない。
この日の牛は鳥取の田村牛とのこと。とても柔らかくて、サシの入り方も上品でうまーい。

本牧亭

ファミリー盛りに含まれる赤身の薄切り肉。これを、火が通りきらないくらいにサッと焼いて...というより炙って、のほうが近いかな。タレをつけた上に別売の生卵(黄身のみ)にくぐらせていただくと、すき焼き風で死ぬほどうまい。生きてて良かったと思える瞬間です。

本牧亭

見た目からして瑞々しい状態で出てくる野菜盛りは、三浦半島の朝採れ野菜。
中でもそら豆の存在感が半端ない。

本牧亭

肉も野菜もおいしすぎて、お酒が進んじゃいます。
ビールでお腹いっぱいにするのがもったいなく感じたので(ぉ)飲み物はハイボールへ移行。

本牧亭

野菜焼きセットに含まれる、ステンレスカップで蒸し焼きにする何か。季節によって内容が変わるわけですが、この日はジャガイモでした。
このじゃがバター、普通のよりも甘みが強く感じられて、すごくおいしい。

本牧亭

さらにお肉を追加していきます。カイノミ(左)とザブトン(右)。

本牧亭

ザブトンはカルビ以上の霜降り肉で、口に入れた瞬間に脂身がサッと融ける。
これだけ霜が降ってるにも関わらず、全然胃に重たくないのもいい。控えめに言って最高です。

本牧亭

肉の〆にはレバー、ホルモン、マルチョウの曲者系を。
ここのはホルモンであっても上品で、肉のおいしさを堪能できるのが嬉しい。

本牧亭

全体の〆は石焼きビビンバで。あらかじめ調理場で石焼きにしたものをテーブル付近まで持ってきて、目の前でかき混ぜてくれるサービス付き。
こういう演出、盛り上がります。

本牧亭

今日もいい肉だった...と思い返しながらビビンバを味わいます。
お焦げの香ばしさがまたいいじゃないですか。

本牧亭

デザートにアイスがついてくるのもこの店の特徴ですが、何種類ものアイスから選べるので、今回はアイスサンドにしてみました。

ああ、おいしかった。満足した。
これがあるから、またしばらくがんばろうと思えるんだよなあ。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:焼肉 | 長原駅旗の台駅北千束駅

投稿者 B : 22:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/05/27 (Sat.)

東京都新宿区高田馬場のシャン風豚高菜漬け炒めと牛スープそば

「さてと、まったく未知の相手、ミャンマー出身のシャン。どこからどう攻めたらいいのか」

高田馬場

今回は二週間前の『孤独のグルメ Season6』に登場した高田馬場にやって来ました。
高田馬場、学生時代にはよく来ていた街だけど、ずいぶん久しぶり。あまり変わってないように見えるけど、よく見るといろいろと変わってる。駅前の新星堂(レコード屋)、よく利用してたんだけどなあ。

高田馬場

今回の目的地は、駅すぐそばの JR と西武線の線路の間にある雑居ビルの一角。ちょっとごみごみした感じの、いかにも孤独のグルメっぽい界隈にあります。このへん、昔は来たことがなかったなあ。

ノングインレイ 高田馬場のミャンマー料理

高田馬場

この、ディープなたたずまい。向かいに赤提灯、隣がスナックというのもまたいい(笑。

で、お店に入って予約の名前を伝え、「奥です」と言われたのでゴローちゃんと同じようにお店の奥に進もうとしたところ、

「そっちじゃなくて、二号館のほう」

え、二号館!?

ノング インレイ

スナックを挟んで二軒隣に「ノング インレイ II」。おおおおお、ここが二号館。
ミャンマー料理なんていうマニアックな店、しかも高田馬場のこんなマニアックな場所で、二号館。よほど、日本にいるミャンマー出身の人々に愛されている店なんだろうなあ。

ちなみに本館のほうは見た感じミャンマー系のお客さんでいっぱいな感じでした。で、二号館のほうはドラマを観て来たと思われる巡礼者でいっぱい(笑。
厨房は基本的に本館の方にあって、二号館まで運んでくるシステムになっているようです。

ノング インレイ

この BOSE、カラオケスナックの居抜き感ある(ぉ
ここも元々は隣と同じようなスナックだったんだろうなあ。駅前雑居ビルあるある。

さておき、料理を選ぼう。

ノング インレイ

まずは...なになに、エキゾチックゾーン?(※写真は一部加工済みです)
蚕、コオロギ、竹蟲...かえるのもも肉がなんだか普通の料理に思えてくるラインアップ。シャン料理って、そういうものなの?

久住さんはセミを食べてたけど、さすがにこれに行く勇気はないなあ。
シャン料理初顔合わせゆえ、エキゾチックは遠慮させていただこう。

ノング インレイ

とりあえずミャンマービールから。お冷やっぽいコップに缶ビール、という自宅感(笑。
味のほうはアジアンビールらしい、薄くて水代わりにゴクゴクいけるタイプ。

ノング インレイ

で、まずはお茶葉サラダ。これが私にとっての初ミャンマー。

うっわ、何これ?超おいしい。
見た目から想像がつかない、今までに食べたこともない味だけど、超おいしい。これ好き。
サラダというより、スナック食べてるような感じ。

ノング インレイ

ピリ辛空芯菜の炒め物。中華料理でも定番メニューの一つだけど、これ好きなんだよなあ。中国に限らず東南アジアの定番なんだろうか。
空芯菜にタレの味がよく絡んで、期待通りうまい。

ノング インレイ

きたきたきましたよ、シャン風豚高菜漬け炒め。

どのへんがシャン(ミャンマーの少数民族)風なのか分からないけど、この高菜漬けの味がそうなのかな。
初めて食べたのに好きだと思える、ガツンとおかず味。これもまたおいしいじゃないですか。

ノング インレイ

メニューを見ておいしそうだったスペアリブ。
なんだけど、実物はメニューより見た目が地味なような?(笑
「ふらっと QUSUMI」でもメニューと見た目が全然違う料理が出ていましたが、この店はそういうのがままあるっぽい。

ノング インレイ

鶏のボンジリ。焼鳥屋でも定番のひとつだけど、エスニカンなピリ辛ダレをつけて食べるのがミャンマー流。
おいしいんだけど、う~ん、お茶っ葉サラダや高菜漬け炒めの強烈なうまさの後だと、ちょっと霞む。
この店、超あたりメニューとそうでもないのの落差が大きいのかもしれません。

ノング インレイ

つまみっぽいメニューが続いたので、飲み物はハイボールに移行します。
ピリ辛で熱くなった口に、キンッキンに冷えたハイボールがありがたい。

ノング インレイ

マトンのサティ。サティといえばタイ料理のイメージがあるけど、他の東南アジアでもポピュラーな料理なようで。
ミャンマーの飲んべえちゃんも、このサティにミャンマービールでへべれけになっちゃったりするんだろうか。

ノング インレイ

お肉のスパイシーサラダ(鶏)。これが、スパイシー「サラダ」というネーミングに油断していたら、こちらの HP をガッツリ削りに来る辛さ!(;´Д`)。
一口めはうまみが先に立つんだけど、その後にスパイスの重みのある辛さが、舌にズシンと来る。辛い物好きとしてはこういうの全然アリだけど、辛いの苦手な人は要注意。

ノング インレイ

ちょっと、アルコール以外で辛さを中和するものが欲しかったので、もち米を。
なかなか、もち米をそのまま食べる機会ってないよな。

それにしても、容器、おもしろ。

ノング インレイ

普通の白米よりももっちりとしていて、甘みのあるもち米が、辛い料理に合う合う。
おかずの味ともち米の甘みがお互いを呼び合うかのようだ。

ノング インレイ

酢筍と豚肉の煮込み。これもまた独特の風味。
ピリ辛系なんだけど、筍の酢漬けに由来する酸味が相まって、トムヤムクンや酸辣湯に通ずる酸っぱ辛さ。ここまでのピリ辛料理とは方向性が違って、これおいしい。
さっきのもち米と組み合わせるとさらにおいしい。

ノング インレイ

さ~、そろそろラストスパートと行きましょうか。

久住さんが食べていたお肉のカレー(マトン)。じっくり煮込まれたカレーに柔らかいマトンがおいしい!
「ふらっと QUSUMI」では「ルウが少ない」と突っ込まれていたけど、実際はそんなこともなく。収録後からルウをちょっと増やしたんでしょうか(笑

ノング インレイ

で、牛スープそば。メニューには載ってないけど頼めます。

これは見た目通りやさしい、じんわりくるおいしさ。
野菜と肉のシャキトロなせめぎ合いが応えられない。
深いなあ、シャンの森。

ノング インレイ

もう少しミャンマー奥地に踏み込んでみるか。
というわけで、テーブルに常備されていた各種スパイスを駆使して、オリジナルの味づくり。
ナンプラー以外は基本的にどれも辛い系だけど、中でもトウガラシの酢漬け、これはやばい。ブータン料理を思い出させる強烈な辛さを発揮してきます。

店員さんによると、ミャンマーの人でも何でも辛くするわけではなくて、このスープそばにスパイスをガンガン投入するのは少数派なんだとか(;´Д`)。
「味を調整したかったら付け合わせの高菜を入れるくらいでも十分ですよ」とのこと。先に言ってよ(汗

ノング インレイ

お腹も満たされたので、最後はデザートを。
辛いものの後は甘いものでクールダウンすべく、シュガープラタ。

見た目はクレープかチヂミのようだけど、ちょっとパイっぽい食感の揚げもので、砂糖をつけて食べると確かにおいしい。
ここまでの辛さがスッと引いていくかのようだ。

ノング インレイ

そして、ゴローちゃんも食べていたイチャクウエ(揚げパン)とミルクティー。

ミルクティーのほうは、さすが東南アジアらしく、チャイっぽい甘さ。
甘い紅茶ってあんまり得意じゃないんだけど、このシャン料理の後ならばこの甘さ、アリだな。

ノング インレイ

イチャクウエはミルクティーに浸して食べるのがおすすめ。
日本の発想では、揚げ物をお茶に浸けないよなあ。
でも食べてみるとほっこりする。

ノング インレイ

食後、閉店間際でお客さんのいなくなった本館のほうを改めて覗いてみました。
劇中とおんなじ、ミャンマー語と日本語のハイブリッドな牛スープそば(と春雨)のお品書き。

店内の写真を撮っていたら、女将さんが気さくに「写真撮りましょうか?」と声をかけてくれたので、お言葉に甘えてゴロー席で記念写真を撮ってもらいました。
ちなみに女将さん、劇中のようにカタコトでは全然なくて、普通に流暢な日本語。

ノング インレイ

ああ、うまかった。大満足。
ミャンマーの町の食堂って、こんな感じなのかな。

さすがに放送後だけあって店内はほぼずっと満席、たぶんこのお店始まって以来の混雑だったんじゃないでしょうか。
接客も回っていないようで、注文が通ってなかったことも何度かありましたが、それも仕方ない。むしろ店員さんが忙しすぎて体調を崩さないように祈るばかりです。

あのお茶葉サラダと高菜漬け炒めの味はしばらく忘れられそうもないなあ。近くに来ることがあったらまた寄ろうと思います。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:東南アジア料理(その他) | 高田馬場駅目白駅西早稲田駅

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/05/20 (Sat.)

東京都渋谷区道玄坂の皿うどんと春巻

「俺がザザッと飯を入れてくような店って、もはやこの街にはないのか?」

渋谷

ドラマ『孤独のグルメ Season6』聖地巡礼、今回も先ほど放送されたばかりの第 7 話の舞台、渋谷の聖地に事前に巡礼してきました。

渋谷といえば言わずと知れた若者の街。そこでゴローはどんなものを腹に入れるのか...と思ったら、なんとも渋谷らしくない、けどゴローらしいものを食べましたね。そういえば原作ではゴローちゃんは渋谷に二度現れており、焼きそば(今はもうお店がないけど)とブリ照りというチョイスだったのでした。今回の焼きうどんは、ある意味原作の焼きそば回へのオマージュということができるのかもしれません。

長崎飯店

「ん?こんな路地、あったっけ。ちょっと匂う」

目的のお店は、渋谷駅から道玄坂を上がる途中の路地というか、マークシティの裏手というか。
ゴローちゃんのようにマークシティ側から来るとちょっと分かりにくい、入り組んだ路地に唐突に現れるこの赤いのぼりが目印です。

長崎飯店 渋谷店

長崎飯店

ほ~、シブい。
生き残ったのか、取り残されたのか...。

店名が「中国料理 長崎飯店」。中国なのか長崎なのかよく分からない店。でも、店構えはいかにも昔ながらの中華料理屋だ。

長崎飯店

「本場の味 長崎ちゃんぽん 皿うどん」と「中国料理」の文字が並ぶ看板。
もしや、長崎って中国の一部だったのか?(暴言

でも、冷静に考えれば日本は鎖国中も中国とオランダとだけは長崎を窓口に貿易してたんだっけ。
それなら、長崎と中華料理の結びつきが強いのも理解できる。

長崎飯店

ガラスのショーケースに、食品サンプル。
うんうん、正しい中華料理屋のありようだ。

いいな~、長崎ちゃんぽんとか。
餃子に春巻もある。

長崎飯店

店内は、入口付近にテーブル席、そして奥に回転テーブルがいくつか。
独りだとまず間違いなく相席の回転テーブルに通されます。

で、席に着くなり店員のおばちゃんが

「今日は、皿?」

えっと俺この店には今日初めて来たんですけど(;´Д`)ヾ。
聖地巡礼に行くと、初めてなのに常連と間違えられる法則発動(ぉ

長崎飯店

メニューはこんな感じ。これは夜メニューで、昼はちょっと値段が違います。
ちゃんぽんと皿うどんの自己主張がすごいことになってるけど、中華料理店だけあって中華メニューも充実。

それにしても、ちゃんぽん、皿うどん、ちゃんぽん、皿うどん...気絶するほど悩ましいなあ。
どっちも長いこと食ってない。
というか、個人的には長崎皿うどんって、パリパリの細麺が主食というより酒のつまみという感覚で、九州系の居酒屋でつまみに食べることのほうが多くて、こういうランチで食べたことないかも。意外な初体験。

長崎飯店

まずは春巻から。来た来た、俺のパリパリ。
すごく感動するというよりはごく普通の中華屋の春巻だけど、うまいよな。

この音、このリズム。口の中にスプリングトルネードが巻き起こっている。

長崎飯店

そして、皿うどん(軟麺)のお出ましだ。
このとろみ。とろみから立ち上る湯気。たまらん。

長崎だからってなんで中華料理屋で皿うどん、と思ってたけど、改めて実物を見て納得。
言われてみれば、皿うどんって麺に八宝菜をかけたようなものだしな。
さしずめ、汁なし五目あんかけそば、ってところか。

長崎飯店

こ れ は ... すごくパワーを感じる麺だ。
重くてしっかりした太麺。初めて食ったけど、これめちゃくちゃうまいぞ。餡がしっかり絡んでくる。

しかも、餡の中は見た目以上に具だくさん。
皿の中の有明海は豊漁だ。肉に野菜、イカ、アサリ、プチサイズのカキまで入って...これはうまさのマルチチャンネル・サラウドンだ。

長崎飯店

さて、ここで目に入ってくるのが回転テーブルに鎮座するこの調味料類。
ちょっと前に松重さんのラジオ『深夜の音楽食堂』で「長崎では皿うどんにソースをかけて食べる」という話をしていたので、これはこのドラマの話をしているに違いない!と思い、放送前巡礼にも関わらずちゃんとソースをかけることに成功しました(笑

長崎飯店

なるほど、こういう感じか。
ソースによって餡のやさしい味が引き締まって、皿うどんがまた違った表情を見せてくれる。酢、辛子、ソースの投入で、いつまでも楽しめる。

これ、いい。
長崎、うまか~。

長崎飯店

さらに、他のお客さんが頼んでいた餃子が妙にうまそうに見えたので、頼んでみました。
Season1 に登場した池袋の「」を思い出させる、羽根の繋がった焼き餃子。

長崎飯店

中華料理らしく油をケチらずに使って焼いた餃子でちょっとギトギトしてるけど、それ故にジューシー。
この餃子、いける。やさしい味の麺とのコンビネーションにちょうど良い。個人的には春巻よりも気に入ったかも。

この店、すごくいい。俺はこんな店が好きなんだ。
こんな店の真っ赤な回転テーブルに、今でもときめく男なんだ。

長崎飯店

で...まさか、劇中でゴローちゃんが皿うどんからのちゃんぽんハシゴをするとは予想してませんでしたが(;´Д`)ヾ、あの皿うどんを食べたらちゃんぽんも味わってみたくなるのが人情というやつじゃないですか。というわけで、日を改めてちゃんぽんを食べに来ました。

ランチセットを頼んだところ、なんと白飯と漬物がついてきました。ちょっとした炭水化物祭り。
漬物、キュウリ漬けは分かるけど福神漬けがカレー以外についてくるの、初めて見た(笑

長崎飯店

ちゃんぽん、まさに皿うどん(軟)の汁あり版という感じで、甘くてやさしい味。汁があるぶん麺が皿うどんよりも軟らかくて、スープの深みも相まって、やさしさ 30% アップという感じ。

しかしこれ、どこまでいってもやさしい味すぎて、これをおかずにご飯を食べる隙がないぞ(汗。
仕方がないので白飯は漬物と一緒にいただきました。

このスープ、いい。すごくいい滋味。
ゴローちゃんの食べてた特上ちゃんぽんはもっとうまそうだったけど、並ちゃんぽんも十分おいしいです。

皿うどんとは違う、もう一つの長崎に出会えた。

長崎飯店

長崎飯、しっかりといただきました。

この店、派手さはないけど気に入ったなあ。
今後渋谷に来たときのためのメシ屋リストに加えさせていただこう。

ごちそうさまでした。
今度は硬麺、食わなきゃな。久住さんが食べてたイカの唐揚も、うまそうだったなあ...。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

関連ランキング:中華料理 | 渋谷駅神泉駅

投稿者 B : 01:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/05/12 (Fri.)

台北「My 灶」の絶品魯肉飯

先日台湾に行った際に、魯肉飯のうまい店があるということで試しに行ってみました。

My 灶

My 灶

松江南京の駅近く、大通りから一本入ったところにある、たぶん観光客はあまり知らないだろうお店。
あまり目立つ店構えでもないですが、小洒落た感じで周辺の雰囲気とはちょっと違う。

どんなところか分からないけど、入ってみよう。たのもー。

My 灶

店内はこんな感じで、屋内なのに屋外の屋台っぽい雰囲気を演出したインテリア。
台湾では本物の屋台とか半分屋台に近いような店か、鼎泰豐のようにちょっと高級なお店かのどちらかしか行ったことがなかったので、こういう感じのお店は初めて。でも、悪くない。

My 灶

テーブルには、ランチタイムにも関わらずお通し的な感じでキクラゲの何かが置かれていました。
中華でいうザーサイとか、焼鳥屋でいうキャベツみたいなものかな(笑

My 灶

こちらが日本人だと分かると、すかさず日本語メニューを持ってきてくれました。
台北、こういう日本人にやさしいところがとても嬉しい。
案外観光客も来るのかなと思ったら、メニューには「日本直送 漬物」とかもあって、これは観光客というよりも現地駐在の日本人がよく来るお店という感じなのかな。

それにしても、メニューがいろいろあって迷うなあ。

My 灶

魯肉飯の「アタマ」の持ち帰り!そういうのもあるのか。
これ、ホントにおいしかったら買って帰ろうかな。

My 灶

まずは切り干し大根の玉子焼き。何それ、日本じゃ食べたことない。
見た目はチヂミっぽいけど、味は甘くない玉子焼き。それにたっぷりの青ネギと切り干し大根が入って、すごく香ばしくてうまい!
これ、毎日でも食べたいおかずだ。

My 灶

これは樹子高麗菜(キャベツと何かの木の実を炒めたもの)。
キャベツの炒め物って大抵どこの国でもおいしいけど、この木の実が独特の風味を出していてうまい。なんか、オリーブの実が入っているような感じ。
台湾のおふくろの味のひとつらしくて、確かに初めて食べたのに、なんだか懐かしい感じ。

My 灶

イカボール。単なるイカボールだと思ってなめてかかったら、これがうまいのなんの!
さすが島国だけあってプリップリのイカが揚げたてアツアツですごくおいしい。

すいませーん、台湾啤酒ください(←まだ昼

My 灶

まあビールはさすがに我慢して、最後は本命・魯肉飯。
これが出てきたときにはちょっと驚きました。なんか肉がツヤツヤしてる!
私はまだそれほど魯肉飯をいろいろ食べたというわけではありませんが、どちらかというとジャンクフード的印象のあった今までの魯肉飯とは全然違う。味もしっかり濃くて、茶碗一杯なのにしっかり食べた感があります。これはうまいわー。感動した。

My 灶

いやあおいしかった。台湾の味、満喫いたしました。
ついたまらずに持ち帰り用を買ってきてしまいました(笑

魯肉飯、すっかりハマってしまったので、お土産に買ってきたのは大事に食べようと思います。

関連ランキング:台湾料理 | 忠孝新生駅周辺

投稿者 B : 23:00 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/05/07 (Sun.)

東京都世田谷区太子堂の回転寿司

「海に行ってぼけ~っとしたいなあ。でっかいの釣って捌いてもらって...」

三軒茶屋

今日は GW の最終日。最後に休みらしいことをしようと思い立ち、一昨日放送されたばかりの『孤独のグルメ Season6』の舞台、三軒茶屋までやって来ました。
ブタ肉炒めや大阪出張など、原点回帰ともいえる原作オマージュ回の多い Season6 の中でも、先週の放送は異色でしたね。原作第 2 話の吉祥寺の廻転寿司回をかなりストレートになぞった内容で、放送後に改めて原作コミックを読み返したほど。

普段はこっち方面には来ないから、三軒茶屋、久しぶりに降りたなあ。
田園都市線沿いということで、このあたりは活気がありながらもどこか品のある雰囲気。ドラマに登場したブルジョワマダムや親切なおばあさんがいてもおかしくありません(笑

すずらん通り

駅前の交番の脇に、「喰うてかへんか?」というコテコテのアーチが出現。ここが目的の店のある「すずらん通り」です。ここだけ唐突に三軒茶屋感がない(笑
さして長くないこの通りの奥に、その店はあります。

廻るすし 台所家 三軒茶屋店

台所家

台所家(だいどこや)。このドラマにしては珍しいチェーン店で、渋谷にも店舗があるようですし、入ったことはないけど焼肉屋の業態をとっているお店も見たことがあります。

私が来店したタイミングがたまたま良かったのか?放送二日後のお昼過ぎにも関わらず、行列は 4 組ほど。しかも回転寿司だけにお客の回転もいいらしく、ほんの 10 分ほどの待ち時間で着席できました。しかし退店する頃には行列が倍くらいに延びていたので、やはりタイミングが重要なようです。

台所家

店内はこんな感じ。コンパクトなカウンターだけの店構え、確かに吉祥寺の天下寿司に通じるものを感じます。こういうスタイルが東京の昔ながらの回転寿司屋なんだろう。回転寿司激戦区の北陸だと、回転寿司と言いながらボックス席や座敷まであったりして、随分雰囲気が違うんだよなあ。

台所家

コンベアに乗っていろんな寿司が流れてくるけど、ここでは基本的に食べたいものを注文するスタイルらしい。
でも、ドラマほど殺伐とはしていないまでも、多くのお客さんがかなりの勢いで注文を入れていくので、押しの弱い自分としてはどうしても「間」を掴むのが難しい。いかんな...タイミングがズレてる。

それでも何とか間合いを読んで大声で注文するわけですが、体感的に五回に一回は注文したのを忘れられるし、接客もやや雑な感じ。それでもこれはこれで回転寿司屋らしくて良し。負けずに大声で注文してやったらええねん。

台所家

おすすめメニューはホワイトボードに。
ドラマにも登場したネタと...おっ、ホタルイカもあるのか。

ようし、今日は何で口火を切るかな。
何を狙う?今俺が釣り上げるべきネタは、何だ?

台所家

逸る気持ちを抑えて、まずは生ビールから。
この連休は思ったほど飲まなかったけど、最後に昼酒を頼んでようやく GW を満喫できた気分(笑
飲兵衛どもの、昼飲み天国だ。

台所家

とりあえず順当にマグロで行くか。赤身で小手調べだ。

回転寿司屋だと「いかにもって色」のマグロが出てくることもあるけど、ここのは無理に繕ってない自然なマグロ色。
味の方は...うん、うまい、ダイジョブ。

これで 120 円は安い。この店、当たりかも。

台所家

続いてイカ。ドラマのこの「マグロからのイカ」という順序、ちゃんと原作の廻転寿司回の順序を踏襲しているんですよね。こういう細かいコダワリがファンとしては嬉しいところ。

このイカ、うっすらとワサビの緑が透けていて、見ただけでイカにもって感じの新鮮さが伝わってます。
柔らかくて美味しい。そうそう、こういうイカに出合えると、自分の回転寿司のリズムが乗ってくるんだよなあ。

台所家

そして「ひかり三種」。
光り物好きに、このセットはありがたい。

サバ、良し。締まりすぎてなくてとろける食感が残ってるのがいい。
アジもうまい。それに、時季によっては意外と食べられないことが多いイワシの握り、好物なんですよね~。これが食べられただけで、今日来て良かった。

台所家

イクラ。小粒だけど軍艦からこぼれるほどのイクラがどっさり載っていて、お得感の高いイクラ。
高そうな色の皿も相まって、プチ贅沢してる感があるなあ(笑

台所家

でもって、北陸民としては外せない、ホタルイカ。GW の終わりと共に旬も終わっていくから、今年の最後のホタルイカのつもりで。
小さい身の中にパンパンに旨味が詰まっていて、こりゃたまらん。

台所家

寿司じゃないけど、北陸つながりでブリ大根もいっとこう。これこそ北陸民のソウルフード。
少量だけど田舎に帰ってきた感のあるブリ大根、嬉しいなあ。

台所家

さあ、ちょっと気分をリセットさせるためのカニサラダ。回る寿司ならではのネタ。
いいねいいね、マヨ風味もよし。こういう子ども味、けっこう好き。

台所家

エンガワも見逃せず。
コリコリした食感と脂のとろける感じがイイ。久住さんが食べてた炙りエンガワも気になったけど、今度来ることがあったら炙りで頼んでみようかな。

台所家

炙り穴子。

おおっと、こいつはうまい。炙って正解。
実は穴子って鰻に比べるとうま味が落ちる気がしてそんなに好きじゃなかったんだけど、この炙り穴子はうまい。穴子の寿司で珍しく美味しいと思ったかも。

台所家

んー、汁ものもいっとくか。
久住さんが飲んでた海苔汁も美味しそうだったけど、ここは初志貫徹で真鯛のうしお汁。

あ~、しみる。胃が癒される。
これだけ汁にうま味が出ていたら鯛の身はパサパサしてそうなもんだけど、身もちゃんとうまい。
そして、ゴローちゃんのように回ってきた一味をゲットしてパパッと振れば、また味わいが変わってうまい。

この汁、本当においしいです。

台所家

まぐろ三種。

まずは中トロ。普通にうまい。
赤身、こいつは何貫食っても飽きない。
トリは、大トロ。

中トロもうまいと思ったけど、その後に大トロを食べるとやっぱり違う。大トロは寿司の王様だ。

ま、正直な話ここよりも強烈にうまいトロを出す寿司屋はいくらもあるけど、マグロ三貫で 580 円。そう考えたら十分すぎるんじゃないの。

台所家

そろそろラストスパート、大物もいっときますか的な大赤えび。
尾頭付きのえび寿司、これはかなりインパクトあるなあ。

味のほうも見た目に負けず劣らず、とろっとした身がうまい、甘い!海老反りそうだ。
北陸の甘えびでも、なかなかこのレベルのものには出合えんぞ。

台所家

本当は劇中のように限定トロハマチが出てくるのを今か今かと待っていたんですが、今日は入荷しなかったようで。
悔しいので、中トロを単品で追加注文。

うまい、確かにうまいんだが、今日の俺にはこの中トロのうまささえどこか上滑りしていく。
トロハマチ、食べたかったなあ...。

台所家

〆は大好物の特上ウニ。
安いウニってザラザラしてて全然ダメだけど、この特上ウニはとろける身から海そのものが染み出してくるかのようで、本当にうまい。トロハマチにありつけなかった悔しさも、一緒に融けていくようだ。

うーん、ウニの大人食い、最強。

台所家

店内には松重さんや久住さんのサインはありませんでしたが、ドラマ放送の告知が貼り出されていました。

回転寿司もいいもんだ。思いもよらないいろんなネタが飛び出してくるし、楽しいメシが食えた。
東京の回転寿司ってあまり期待してなかったけど、これくらいの店があるなら、たまに来てもいいかな。渋谷店なら行く機会もあるだろうし。

しかし、久しぶりの回転寿司に浮かれて、ちょっと食い過ぎたか。
ラストの二枚が効いたな...。

孤独のグルメ Season6 [Amazon Video]

B06ZZ5NHK5

関連ランキング:回転寿司 | 三軒茶屋駅西太子堂駅若林駅

投稿者 B : 22:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/05/04 (Thu.)

手打ちそば 根津 鷹匠

根津神社の帰りにこちらのお店で蕎麦をいただいてきました。

根津 鷹匠

鷹匠

実は(書いてませんでしたが)去年来たときにふらっと入ってみたらすごく美味しかったので、今年も来ようと思っていたんですよね。
根津神社の近く、ちょっと入ったところにある「知る人ぞ知る」という佇まいのお店。一見では何のお店かちょっと判らない店構え。

鷹匠

正午開店ながら、オープン前には既に行列ができるほどの人気店のようです。調べてみたら食べログの TOP5000 に入っているようで、それは行列もできるわ...という感じ。去年も少し並んだので、今年は開店前に来てみたら一巡目で入ることができました。

店内は板敷きの小上がりがメインで、あとカウンターが数席という構成。畳じゃないというのが珍しいですが、店名からして猟師の山小屋で食べる蕎麦という趣なんでしょうかね。

鷹匠

蕎麦が出てくるまでの間に、焼き味噌で繋ぎます。
香ばしい味噌の香りに、つい日本酒が欲しくなってしまうけど、真っ昼間だからちょっと自粛。でもこの焼き味噌、おいしいです。

鷹匠

メインは鴨せいろ。蕎麦は二八蕎麦と深山蕎麦(田舎蕎麦)が選べるところ、蕎麦そのものの風味を味わいたい私は深山で注文しました。

鷹匠

そば粉の色がそのまま出た黒い麺は、十割ではないようですが今まで見たことがないほど太い。蕎麦というより手打ちうどんのような存在感があります。
見るからに食べごたえがありそうです。

鷹匠

つけ汁には鴨の切り身だけでなくつみれも入って、ちょっと得した感じ。

鷹匠

蕎麦とはちょっと思えないほどコシの強い麺だけど、噛むと立ち上がってくるこの香りは間違いなく蕎麦。
この蕎麦、うまいなあ。ここまでしっかりした田舎蕎麦には、東京はもちろんのこと本場信州でもなかなか出会えるものじゃない。

鷹匠

こちらは普通の二八蕎麦。これもレベルが高いと思うけど、あの深山蕎麦を食べた後だとさすがに霞みます。

鷹匠

食べ終わる頃にはお店の外にまでズラリと大行列。早めに来て正解でした。

この店、やっぱり気に入った。GW 期間中はメニューの種類を限定しているようですが、普段のメニューもどんなのか、気になるなあ。
新蕎麦の季節にでも改めて来てみようかと思っています。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:そば(蕎麦) | 根津駅千駄木駅東大前駅

投稿者 B : 22:57 | Gourmet | Udon & Soba | コメント (0) | トラックバック

2017/05/02 (Tue.)

台湾台北市永楽市場の魯肉飯と担仔麺

永楽市場

先日、こどグル聖地巡礼のために台湾に行ってきたところではありますが、それから二週間にして再度台湾に出張してきました(ぉ。最初からこの予定が分かっていればもう少しスケジュール考えたのに...(´д`)。

ともあれ、再び台湾に来たからにはなんか美味しいものの一つも食べたいわけで。何にしようかと思ったんですが、前回の聖地巡礼はハシゴ飯のためにある程度お腹に余裕を持たせておく必要があり、それぞれの店で思う存分食べるというわけにはいかなかったのが心残りでした。
そんなわけで、こないだ行ったばかりですが、台北の聖地に再訪してみることにしました(ぉ

永楽市場

出張先での一日の用務も終わり、夜の永楽市場。繊維市場としての営業はすっかり終わっていて、あいにく雨が降っていたこともあって周辺は閑散としていましたが、それによって逆にこの永楽市場が立派な建物であることがよく分かります。夜にやっているお店も限られていて、昼間の喧噪が嘘のよう。

永樂担仔麺

永樂担仔麺

市場のお店だから夜はやってないかもしれないな、と思ったけど、このお店はまだしっかりやってました。この一角だけ、昼間とはあまり変わらない活気があります。
店の前で料理を仕込んでるおじさん、ここで一日中こうして作業しているのかなあ。

永樂担仔麺

さて、今回は五郎's セレクションを離れてフリーチョイスでいこう。
何にしようかな...中国語を知らなくても漢字のメニューを見れば何となくわかる。章魚は確かタコのことだったよなあ。蝦子はエビだったはず。う~ん、どれにしようかな。フリーハンドだと逆に悩ましい。

永樂担仔麺

とりあえず野菜を、ということで例の「大陸妹」を頼んでみました。こないだ食べたおかずセットにも入ってたけど、ガッツリ食べてみたかった。
なんで「大陸妹?」と疑問に思っていたんですが、Twitter でみゅーさんから解説をいただきました(ありがとうございます)。

これおいしいんですよね。瑞々しい野菜の甘みに甘辛いタレが絡んで、これだけで立派なおかずになります。

永樂担仔麺

それともう一品、嘴邊肉(豚トロ)。豚肉を柔らかく煮込んだもので、タレと刻み生姜が味のアクセント。こういうガツンとくるおかずが食べたかったんですよね。

...と、ここまで出てきてから気づいたけど、これに煮玉子があったらこないだ食べたおかずセットとほぼ同じじゃないか(;´Д`)ヾ。
ま、おいしいからいいか。

永樂担仔麺

そして担仔麺。店名が「永樂担仔麺」なのに劇中で食べたのが鶏肉飯、というのがどうにも引っかかっていて、本来の代表メニューを食べてみたかったんです。
担仔麺、メニューの上では担担麺となってましたが、四川の担々麺とは違って辛くない。担々麺との共通点は麺であることと具が挽肉であることくらいでしょうか。

永樂担仔麺

日本にも台南担仔麺というチェーン店があって昔よく行きましたが、台南でも台北でも定番料理なのがこの担仔麺。
やさしい味のスープと麺がすごくいい。ラーメンというよりは沖縄のソーキそばに近い感覚かも。

永樂担仔麺

ただすこーし味にパンチが欲しくなったので、テーブルにあった辣椒醤(チリソース)を途中から投入。
台北なのか四川なのかよく分からない醤を入れて、麺も台北なのか四川なのかよく分からない感じになりつつも(笑)、これもまたうまし。


...さあ、それでは改めてハシゴ飯といきますか。
永樂担仔麺から徒歩 2~3 分のところにある、こちらにも再度やって来ました。

原味魯肉飯

原味魯肉飯

こちらも周囲の店舗が閉まって静かになった中、ひっそりと営業していました。
先客は一名のみ、会話はしてないけど日本人っぽい雰囲気。聖地巡礼の人ですかね...?

原味魯肉飯

おかずは先日頼まなかったものから、と思ってメンマと煮玉子をいただいてみました。
このメンマ、何の変哲もないメンマなんだけど、この飾りっ気ない感じがいかにも台湾の屋台料理っぽくて逆に良い。

原味魯肉飯

煮玉子。うん、しみてるしみてる。期待通りの味。
結局店舗をまたいで腹の中でおかずセットを完成させてしまった俺(ぉ

原味魯肉飯

それから紫菜蛋花湯(のりかきたまごスープ)。久住さんが食べてたやつですね。
見た目通りやさしーい味の中に、海苔の風味がほわっ、ほわっと立ってきてえも言われぬおいしさ。疲れたときとかにこれ出されたら、たまんないなあ。

原味魯肉飯

で、最後に魯肉飯。こちらも店名が「原味魯肉飯」ならば食べてみたかった。
というか、担仔麺の店で飯を食べ、魯肉飯の店で麺を食べさせた番組スタッフは本当にひねくれているなあと(笑

この魯肉飯がまた。上にかかってる濃い味のそぼろもいいんだけど、下の白飯が「つゆだく」を軽く通り越すレベルでだくだく。
これうまいなー。つまみになりそうなメンマを頼んだからビールももらおうと思っていたのに、完全に忘れてガツガツかっ込んじゃいました。

原味魯肉飯

今回のハシゴ飯も完・食。充実の台湾メシだった。
遠くまで来たからって、気取らずにわしわし食べられる喜び。変に高級店じゃないからこそ感じられる、地元の人たちの温かさ。
台湾、やっぱり好きな場所だなあ。

「また来てくださいね」女将さんの日本語でのあいさつが嬉しい。
ここは、きっとまた来よう。

こんなに楽しいなら、他の店もいろいろ開拓してみたいかも。
また台湾に来る機会もあるでしょうが、今度は知らない店に突撃してみるのもいいだろうな。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

B017D5ESCK

関連ランキング:台湾料理 | 迪化街

関連ランキング:台湾料理 | 迪化街

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/04/29 (Sat.)

東京都新宿区淀橋市場の豚バラ生姜焼定食

「ひと仕事終わらせて...腹が、すっからかんだ!店を探そう」

伊勢屋食堂

Season6 の聖地巡礼、二軒目の訪問は第 2 話の舞台となった大久保の淀橋市場までやってきました。淀橋市場といってもカメラや家電をたくさん扱っている市場ではなく(ぉ)、主に青果を扱っている市場です。新宿からすぐ近くのところに市場があるというのもちょっとすごい話。都内の卸売市場というと豊洲移転で揺れる築地や羽田近くにある大田市場、品川(港南)にある食肉市場あたりのイメージが強くて、淀橋市場は都心にある割にあまり知られていないように思います。
私も淀橋市場には初めて来ましたが(そもそも大久保で降りたのも初めてじゃないかと思う)、こんなところに唐突に市場が出てくるというのはちょっと驚きます。

伊勢屋食堂

それでも、これまで数々の市場メシを巡ってきた身としては、こどグル聖地巡礼でなくとも期待が高まってしまうわけで。
お昼時で少し静かになった市場の構内を歩いているだけでも、ちょっと楽しくなってきました。

お...この建物、怪しいな。

伊勢屋食堂 淀橋青果市場内

伊勢屋食堂

うん、この看板とのれんの感じ、ぐっとくるじゃないか。
隣の自販機コーナーの雰囲気もまた良し(笑。

放送からさほど時間が経っていないにも関わらず、特に行列もできてない。
営業時間が長いこともあるけど、やっぱり場内食堂というのは普通の人にはハードルが高いし、メニューも特別なものじゃないから、他の聖地に比べると落ち着いているのかも。
それでも公式 Facebook ページ(あるんだ!!)によると「66 年の創業以来、こんなに混んだ事がない」という状況らしく、巡礼者のパワーはやっぱりすごいな、と。ちなみに公式 Fb ページ、放送後の営業の様子が詳しく書いてあって BD-BOX の特典映像を見ている気分になれるのでオススメです(笑

伊勢屋食堂

劇中での印象通り、けっこう狭い店内。
いかにも、市場の食堂。

いろんなお客さんがいるけど、市場という場所柄か、常連さんとドラマ見て来たお客さんは雰囲気でだいたい分かる(笑)。私もそう見えてるんだろうなあ。

着席して、さっそく注文。
五郎's セレクションを漏れなく頼みたいけど、(どうせバレてるとはいえ)ドラマ見て来た感がモロに出るのもそれはそれで恥ずい(汗。
というわけで、「え~っと豚バラ生姜焼定食と、納豆と、筍の土佐煮...あと明太子とトマトの酢漬けください!」と最後は勢い任せに言い切ったところ、

「あ、五郎さんセットですね」

伊勢屋食堂

と壁にあったこれ↑を指さされてしまい、逆に恥ずかしかったという(ぉ。
最初からこれに気づいてれば、「これください!」と言ったのに...そういえばドラマ観ながら自分がリアルタイムにこう↓言ってたんでした(汗

伊勢屋食堂

店内には、明らかに放送後に貼られたとみえるこんな貼り紙もありました。

でも、混んでるときはまず相席でも、料理が出来上がる前に空席ができたらそちらに移らせてくれるなど、忙しそうにしていながらも個別のお客さんに気を配るのを忘れないのに感心してしまいます。
ここ、ほんとに誠実な店だ。

伊勢屋食堂

壁際の本棚には、放送時には隠されていたスラムダンク全巻とか、けっこう気になるマンガが充実(笑
ここ、本当に市場で働いている人たちの憩いの場、という感じなんだろうなあ。

店内を観察していると、常連さんは名前で呼ばれていたり、小さなやりとりの一つ一つに人情がある。
こういう店こそ、うまいものが期待できる。

伊勢屋食堂

さあ、注文したのが一気にやって来ましたよ。
あららららら...いや~、なんだかすごいことになっちゃったな。

小鉢系は基本的には日替わりとのことでしたが、この日はちゃんと放送時にあったメニューが揃ってました(時間帯によっては売り切れもある模様)。
放送を見たお客さんが来ることを想定して用意してるんだろうなあ。

伊勢屋食堂

さ、まずは豚バラ生姜焼。
おお~、質実剛健。空腹にズバッと答えるこの生姜のパンチ。ちょっと濃いめのガツンとくる味が、肉体労働向けって感じがする。

特にこのタレ!ご飯が進みすぎる。
やっぱり豚バラ生姜焼定食は、定食界でも別格だな。

伊勢屋食堂

さらに小鉢の連打。

定食屋に出てくるこういう小鉢って、ついつい頼んじゃうよなあ。私も社食がある会社で働いてた頃は小鉢取りすぎたほうですが(ぉ)、ゴローの取りっぷりは半端じゃない。
でもなかなかいいセレクト。筍は季節モノとしては外せないし、納豆に明太子というご飯の友を重ねてくるところが白米派のゴローちゃんらしい。

これだけの小鉢の精鋭陣、ご飯の劣勢は必至。

伊勢屋食堂

そしてトマト酢漬、これは初めて。

ほほ~、こうなるか。めちゃくちゃうまいじゃないか。
酸味のスッキリが生姜焼のタレ味をリセットして、いくらでも生姜焼定食を食べ続けていられそうだ。

さすが青果市場、野菜がもれなくうまい。

伊勢屋食堂

豚バラは、飯の巻き食いができるのがいいんですよ。
生姜の効いたタレが白いご飯に染み込むと、別々に食べるのとはまた違った世界が広がっていく。

豚バラって生姜焼になるためにこの世に存在するんじゃないだろうか(違。

伊勢屋食堂

そんな感じでガツガツ食べていると、

「お水、飲む?」

とお母さん(お店をメインで仕切っている女将さんではなく、年配のお母さんのほう)が優しい口調でお冷やを持ってきてくれました。
そうそう、最初にもらったの温かいお茶だったんだよなあ。でも今はちょうどお冷やで白飯を流し込みたいところだったんでした。

こういうちょいちょいの気配りが嬉しい。毎日でも来たくなる店って、こういうのなんですよ。

伊勢屋食堂

使うタイミングが難しいのがこの納豆。
納豆って、おかずがなくてもこれだけでご飯が食べられてしまうから、こういうおかずがたっぷりある場合はいつ投入するか、本当に悩ましい。
でも、今日は生姜焼もご飯も半分くらい食べた今こそが、お出ましいただく頃合いに違いない。

伊勢屋食堂

納豆は、混ぜれば混ぜるだけ応えてくれる。
しかも今日は、生姜焼のタレが少し混ざったご飯。いつもの納豆ご飯とはちょっと違う味わいがここにある。

生姜焼と納豆、それに明太子という三大ご飯の友を従えて白飯を食べる贅沢。
俺は今、生きている。これ以上、何を望む。

伊勢屋食堂

市場メシ、完食。ああ...おいしかった。

昼間からこんなに食べたのは久しぶり。これ以上はちょっともう食べられそうにない。
さすがにご飯のおかわりは控えたけど、これにさらにご飯茶碗に八分目を食べたゴロー、やっぱりすごい。

淀橋市場

というところで、

「お客さん、初めてですよね」

と女将さんがお店の名刺を渡しに来てくれました。
バタバタしててお会計のときに渡すの忘れちゃいそうだから、今のうちにとのこと。劇中で名刺を渡してたのは本当に再現だったというわけです。

淀橋市場

ああ...ごちそうさまでした。
料理も良かったけど、店員さんの人情に心まで満たされた気分だ。

この界隈って普段滅多に来ない場所ではあるけど、機会があったらまた食べに来たいなあ。
今度は久住さんが食べてたチャーシューメン、食べてみようかな。

孤独のグルメ Season6 [Amazon Video]

B06ZZ5NHK5

関連ランキング:定食・食堂 | 大久保駅新大久保駅落合駅

投稿者 B : 21:29 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/04/25 (Tue.)

台北かき氷「冰讃」再訪

先日の台湾の話をもう少し続けていきます。
今回台湾に行ったら、もう一度行きたいと思っていた店がありました。

冰讃

冰讃

迪化街からそう遠くない場所にある、知る人ぞ知る期間限定のかき氷店。去年来て本当に気に入ってしまったので、また台湾に来る機会があれば絶対来ようと思っていました。
営業期間は例年 4~10 月頃、しかもマンゴーの収穫状況によって変わるとのことで、4 月中旬に来てやってるかどうかは賭けでした。でも来たら開いてた!私は運がいい。

冰讃

店頭の貼り紙には「番外 open only 2 天だけ」の文字が。二日間だけ特別に営業していた日にバッチリ当たったようです!本当にラッキー。

それにしても、まるで日本のお店かのような、思いっきり日本人にやさしい貼り紙。日本人観光客が多く来るお店なんでしょうね。
と思いながら店内を覗き込んでみると、お客さんの半数近くが日本人(!)。限定営業なのに嗅ぎつけてきた日本人がこんなにいるとは。

冰讃

店内の段ボール箱にはおもむろに生マンゴーが!これこのままストロー突っ込んで飲んでいいですか(ぉ

しかし一般的なマンゴーのイメージとは違う緑色の果実。時季的にちょっと早いからまだ熟し切っていないのか、それともそういう品種なのか。

冰讃

毎度迷わせる豊富なメニュー。たくさんありますが、かき氷系なのは「雪花冰」「當季水果冰」あたり。悩ませるけど、個人的にはあまり具だくさんなのよりもシンプルなほうが好きなんだよなあ。どれにしようかな。

冰讃

迷った挙げ句、二種の果物の雪花冰にしてみました。乗っかってきた果物は、スイカとマンゴー。
この、赤・黄・白の色の取り合わせがいいじゃないですか。一足お先に夏が来た。

冰讃

ほわっほわだけど濃厚で、でも甘ったるくないかき氷に甘いスイカとマンゴー。こんなかき氷、他では食べられない。やっぱり今まで食べた中で最高のかき氷だと思います(あ、方向性が違うけど唯一対抗できるローストホースのかき氷を思い出しました)。
早採れのマンゴーがまだちょっと固いかな、とは思ったけど、わざわざこれを食べるためだけに迪化街から歩いてきただけの価値はあったと言えます。

ごちそうさまでした。
本営業は今週末からとのこと。今度の台湾出張のときにも、食べに来る時間はあるかなあ。

関連ランキング:かき氷 | 雙連駅周辺

投稿者 B : 23:13 | Gourmet | Sweets | コメント (0) | トラックバック

2017/04/22 (Sat.)

東京都目黒区三田のチキンと野菜の薬膳スープカレー

「ダメだ、完全に住宅街。裏目黒に出てしまった」

Shania

先日でようやく Season5 の聖地巡礼をコンプリートしたので、これで心おきなく Season6 の巡礼を開始できます。

Season6 は今までに比べると居酒屋飯系よりも本来の「ひとり飯」系の店が多いようで、今季は基本的に独りでまったりと巡ろうかなと。
...とか言いつつさっそく巡礼を開始しているわけですが(笑)、まずやってきたのは、つい先ほど放送されたばかりの第 3 話、目黒区三田のスープカレーのお店。そうそうこの店、前に誰かの blog で見かけて気になってた店だったんですよ!そこに聖地巡礼で来ることになろうとは。

Shania

「目黒区三田」というから都営地下鉄の三田駅(田町付近)に行くつもりでいたら、立地的にはほぼ目黒と恵比寿の中間地点じゃないですか(;´Д`)ヾ。慌てて軌道修正して、目黒から徒歩 10 分あまり。普通はまず通りすがりに気づかないだろうと思われる、入り組んだ袋小路の奥に、この独特の雰囲気を放つお店がありました。
この巨大猫、劇中のように昼間ならいいけど、夜見ると大の大人でもちょっと引く(汗。

薬膳スープカレー Shania

Shania

今回は放送前に行ったので、お客さんは少なめ。でも半分ほどが予約で埋まっていて、お客さんも女性中心。男独りの私はたぶん浮いてますが(汗)、放送後はきっと比率が変わるんだろうなあ(笑

Shania

ゴロー席がこちら。予告映像で座席位置までは分かっていたので座りたかったんですが、残念ながら予約席でした。
ま、こういうこともあるさ。

Shania

猫、猫、猫。店内はとにかく猫の装飾で満たされています。
表の巨大猫といい、店主はかなりの猫者とみた。

Shania

中でも特に存在感を放っているのが、最近何かと話題のサーバルちゃん(笑
トレンドに乗っかって飾ったわけではないと思いますが。

Shania

スープカレーか...最後に食べたの、いつだったっけ。
けっこう種類があって、迷わせるなあ。

全部、生薬入り。生薬って結局、なんなんだっけ?
でもとりあえず身体には良さそうだ。
野菜十勇士も頼もしい。一番人気を頼んでみるか。

Shania

こんなに手順があるのか。これまた迷う。
でも、久々のスープカレーはやはりオーソドックスに行こう。

Shania

飲み物はちょっと気になった「ダブルカルチャード」というビールを頼んでみました。

これ、見た目からしてクラフトビールかと思ったら、カルピスをビールで割ったビアカクテルなんですね。
初めて飲んだけど、白濁した甘酸っぱい感じ、クラフトビールっぽくておいしい。これ、アリだよアリ。

Shania

ビールが出てきたらカレーを待つ間につまみも必要でしょ、ってことでシャナイア風ザンギ。
劇中では 3 辛を頼んでましたが、私は 2 辛で注文。

あっ...チキンカレーとザンギ、鶏がかぶってしまった。
焦って「とり」乱した。

というか、「ゴローちゃんならここは鶏に鶏をかぶせてくるはずだ」と予想して注文しました(ぉ
ちょいピリ辛で、甘めのビアカクテルにちょうどいい。これはもう少し辛くてもよかったか?

Shania

ザンギをいただきながらふと目をやると、ここにも猫。
レンゲについた肉球に、男だてらにキュンキュンします(笑

Shania

謎の楽器もありました。猫、関係ないし。
見た瞬間、「スクリーントーンズのパーカションの人がたまに使いそうな楽器だな」と思いました(何

Shania

さ~、来ましたよチキンと野菜のスープカレー、オリジナルスープ 3 辛。予告タイトルが出る前にここまで正確に当てた自分を誉めてあげたい(笑)さすがにいももちまでは予想できなかったけど...。
ビールを頼んでしまったので、ライスは小盛りにしてみました。

Shania

メニューにはかわいい猫のイラストで、スープカレーの食べ方講座。
要するに「自由に食べて OK」ってことらしい(笑。

Shania

野菜も賑やか、食べ応えありそうだ。
この乗っかってる赤いのが生薬ってことかな。

スープカレーと言えば昔札幌でけっこう食べたけど、ここのはそのどれとも似てないぞ。
東京のスープカレー、実力はいかほど。

Shania

まずはスープから。
ああ~~~...これは、うまい!

「薬膳スープカレー」と銘打ったスープカレーってシャバシャバした感じでコクが薄く、スパイシーさ優先なことが多いけど、ここのはスープカレーなのにしっかりコクがあって、超おいしい。
コク系カレー好きとしてはこれ、大好物です。一口めで理解した。

Shania

おぉ、スプーンで切れるチキン。チキンだけじゃなく、この中に入ってる野菜たち全てにもこのスープのうまみが浸みてて、どこをどう食べてもうまい。
いろいろ入ってるからカレーと言いながら、ちゃんこというかブイヤベースというか、鍋的でありながら、しかもお薬でもある。

ああ~、じんわりきたな。スパイスと生薬の仕業か。
いや...じんわりどころじゃない、汗がドワッと噴き出してきた。スープのコク深さに気を取られてたけど、確かに薬膳が身体を芯から燃やす熱さ。

Shania

あらゆる具材を受け止めながらも破綻することなく、独自の世界を築き上げる知性。スープのコクとカレーの辛さが両立している柔軟性。
薬膳と言いつつ説教くさくないのもいい。
自分の中で、新たなるスープカレーの地平が広がったかのようだ。

あ~、うまかった。大・満・足。
ごちそうさまでした。

ここは気に入ってしまったので必ずまた来よう。でもどうやら今月末から一ヶ月ほど、改装のために休業するらしいので、次に行くのは 6 月か。
次回は違う種類のスープと、アイスも頼んでみようかな。

孤独のグルメ Season6 [Amazon Video]

B06ZZ5NHK5

関連ランキング:スープカレー | 目黒駅恵比寿駅

投稿者 B : 01:28 | Curry | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/04/21 (Fri.)

台湾台北市永楽市場の乾麺

「ようし、ハシゴ飯だ。ひとり台湾爆食いツアーだ」

原味魯肉飯

永楽市場の鶏肉飯から続けて、今回がいよいよ Season5 聖地巡礼のオーラス。ようやく最後の聖地にたどり着きました。長かった...!

ハシゴ飯というだけあって、永樂担仔麺からはすぐ近く。永楽市場の片隅に、ひっそりと佇んでいたのがそのお店。

原味魯肉飯

原味魯肉飯

店先では持ち帰りの軽食っぽいのも売っていたりして、ちょっとした縁日感。ここイイ感じじゃないですか。

お店に入ったら、劇中でも良い味を出していたお母さんが「日本人ですか?」と尋ねてきました。おお、けっこう日本語できるんですね。

原味魯肉飯

壁際には、メニューが...ってこのメニュー、ドラマに出てきたのより随分こぎれいになってますね。
よく見るとお母さんのメガネも新調されているし、巡礼のお客さんが増えて張り切っちゃった感じ?(笑

さておき、漢字で何となく意味は分かるし、羅東のときと同じように何となく頼んでみるか。

原味魯肉飯

と思っていたら、日本語のメニュー表が出てきました(笑。やっぱりドラマの影響で、そうとう日本人客が増えたんだろうな。かく言う俺もその一人だけど。

どれどれ、ていしょく、つまみ、スープ...、
あっ、麺だ!
麺を忘れてたよ。危ない危ない。

原味魯肉飯

注文し終わったところで、まずビール市場ソーダからいただきます。
うん、この暑さの中で薄い感じのビール、悪くない。

原味魯肉飯

料理はとりあえず青菜(空心菜)の炒め物から。
ここはいちばんシンプルなので攻めてみよう。

これは「ふらっと QUSUMI」で久住さんが食べていたものですが、空心菜をニンニクと一緒に炒めただけなのに、やたらうまい。
私が空心菜好きというのを置いといても、うまい。これ本編に登場するだけの実力はあったんじゃないですかね。一部ではふらっと QUSUMI のほうが本編という説もあるけど。

原味魯肉飯

乾麺、来た。
な~るほど、汁なし麺か。

混ぜ混ぜしてからいただきます。
うん、このタイミングでこの甘辛あん、悪くない。

ああこれは、魯肉飯のご飯の代わりに麺を入れた、みたいな感じか。
これおいしい。俺はこういう麺類、好き。重くないやつ。

原味魯肉飯

そして「下水湯」。出ました!これか~。
持ってくるときにお母さんがいちいち「げすいゆ、ね」と言ってくるのがネタだろうけど、笑ってしまう(笑

ああ、やさしい味だ。全然下水じゃない。セーフ。

原味魯肉飯

もしかして、これが「ゲ」か?...砂肝だ!
この砂肝から出たダシが、このスープのうまみを司っているのだろう。

汁なし麺の汁を、これでカバーしたぞ。
でも、もうちょっと辛くてもいいかな。

原味魯肉飯

と、スープについてきた辛そうなタレを入れてみようとしましたが、

原味魯肉飯

このような注意書きが(笑
基本的に、スープの味を調整するためのタレではないようです。

それにしてもこの注意書き、きれいな日本語で書かれてるけど、お母さんじゃなくて日本人のお客さんが気を利かせて書いたものなんだろうな。
こういうちょっとしたものから、この店が持つあたたかみを感じます。

原味魯肉飯

ビールのつまみにもう一品欲しくなったので、排骨を頼んでみました。発音的には「パイコー」ではなく「パイクー」が正しいらしい。
日本語訳としては「とんかつ」と書かれていたけど、日本のとんかつとは随分違う。羅東で食べた紅糟排骨ともまたちょっと違う、ピリッとパンチの効いた味。これは食べた感あるなあ。

原味魯肉飯

壁には『孤独のグルメ』コーナーとして、撮影時の松重さんと久住さんの写真が大々的に貼られていました。
お二人とも、心なしか他の店で見た写真以上に楽しそう。台湾編の撮影、本当に楽しかったんでしょうね。

原味魯肉飯

その隣には、2015 年 10~11 月に台北で行われたスクリーントーンズのライヴポスターも。
メンバー全員のサインと、久住さんに至ってはポスターの横にも一つサインが書かれていました。
きっとライヴのついでにこの店にも来たんだろうな。

原味魯肉飯

...と思ったら、案の定メンバー来訪時の写真もありました(笑
この店、愛されてるなあ。確かに気さくなお母さんのもてなしが心地良いもんな。

私も、二日にわたって食べ歩きすぎてさすがにお腹がいっぱいになりました。
でもこれは苦しいというのとは違うな、幸せなんだろうな。

この遠征をもって、開始から一年半の期間を経て『孤独のグルメ Season5』の聖地巡礼が全て完了しました。今回はいつも以上に大変だった...。
でもこれでようやく気持ちを切り替えて Season6 の聖地巡礼をスタートできます(ぉ。

ひとまず、ごちそうさまでした。
そして Season6 の聖地巡礼もぜひお付き合いください。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

B017D5ESCK

関連ランキング:台湾料理 | 迪化街

■ドラマ『孤独のグルメ Season5』聖地巡礼エントリーまとめ
第一話 神奈川県川崎市稲田堤のガーリックハラミとサムギョプサル
第二話 東京都江東区清澄白河のポパイベーコンとサンマクンセイ刺
第三話 東京都杉並区西荻窪のラム肉のハンバーグと野菜のクスクス
第四話 台湾宜蘭県羅東の三星葱の肉炒めと豚肉の紅麹揚げ / 葱餡餅
第五話 台湾台北市永楽市場の鶏肉飯と乾麺 / 甘味パート / ふらっと夜市
第六話 東京都目黒区大岡山の九絵定食となめろう冷茶漬
第七話 東京都世田谷区千歳船橋の羊の肩ロースとラムチョップ
第八話 東京都渋谷区代々木上原のエマダツィとパクシャパ
第九話 千葉県いすみ市大原のブタ肉塩焼ライスとミックスフライ
第十話 東京都江東区亀戸の純レバ丼
第十一話 埼玉県越谷市せんげん台のカキのムニエルとアメリカンソースのオムライス
第十二話 東京都豊島区西巣鴨の一人すき焼き
特別編 北海道旭川市の新子やきとかにくり~むコロッケ
特別編 宮城県仙台市の牛たん定食と三陸女川町の海鮮五色丼 / サバだしらーめん
特別編 東京都中野のレバにら炒めと千葉県津田沼のリブステーキ
→その他の聖地巡礼エントリーはこちら

投稿者 B : 00:12 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/04/20 (Thu.)

台湾台北市永楽市場の鶏肉飯

「胃袋問屋の在庫、ゼロ。倉庫、カラ。まずは何か食おう」

迪化街

というわけで羅東に続いて台北の聖地にやってきました。前回の訪台ではすぐ近くまで来ていながら甘味パートしか巡ることができなかったので、ここへの聖地巡礼は悲願でした。今回は台北の中心街からタクシーで来ましたが、地下鉄だと北門駅から徒歩でのアクセスになります。

迪化街

ともあれ、お店に入る前にちょっと周辺の散策を。ここ永楽市場は昔からの繊維市場とのことで、輸入雑貨商のゴローちゃんが仕事で訪れるという設定にも納得感があります。さらに隣接する迪化街は台湾最大の乾物市場で、活気があり歩いているだけでも楽しい。

迪化街

さまざまな乾物や香辛料が歩道にせり出すほどに並べられていて、商店街全体に不思議な香りが立ちこめています。
料理の香りとは違うとはいえ、この香辛料の香りはなかなか胃への刺激が強い。なんというか... 腹 が 、 減 っ た 。

永樂担仔麺

店を、探そう。

というわけで Google マップを片手に目的地を探すわけですが、ここと思われる場所にテレビで見覚えのある建物がなかなか見当たらない。
...が、注意深く見てみると、張り出されたビニール製の日除けによって看板が隠れていただけでした(笑。

永樂担仔麺

永樂担仔麺

あったあった、ここだ。永樂担仔麺。
この店、勢いがある。

お昼どきなだけあって、かなり活気あるなあ。

永樂担仔麺

店先ではせっせと仕込みが行われていて、これを見ているのも楽しい。
この雰囲気、どっかで感じたことがあるなあ...と思っていたら、赤羽のまるます家によく似ているんですよね。案外、番組スタッフがこの店を選んだきっかけも、それだったりして。

永樂担仔麺

ん、大陸妹?何ですかそれは。

という劇中のモノローグも、やらせではなく本当にこうやって無造作に段ボールが置かれていたことが分かる一コマ。

永樂担仔麺

店外の席がいっぱいだったので、店内に入って座らせてもらいました。

メニューは日本人フレンドリーな感じになっていて、ドラマ放送後に多くの日本人が訪れたことが窺えます。
そして日本のお店ならば「五郎さんセット」と書かれるところが「五郎特餐」!漢語で書かれると特別感がすごい(笑

永樂担仔麺

そんなわけで、五郎特餐。鶏肉飯(チーローファン)とおかずセットの組み合わせです。

おお...これが台湾式屋台スタイルか。
無造作な感じでありながら、強力に食欲を刺激してくる見た目。

永樂担仔麺

まずはおかずセットの、肉・油揚げ・煮玉子。

ほう!これはタレがいい。
メシが進んじゃうでしょ、こういう味で来られたら。

こういうのを気取らずにワシワシいけるのが、屋台メシの楽しいところ。
いいぞいいぞ。

永樂担仔麺

そして白菜。
白菜って、同じものでも和風だしと中華だしで全然味わいが違う。
ここの白菜は中華の味をしっかり受け止めていて、これだけで白米がイケそうだ。

青菜もグー。これが「大陸妹」かな?レタスの一種ってことらしいけど。
昨日の葱もうまかったし、台湾って野菜がうまいのか。
いい国じゃないか。

永樂担仔麺

でもって、鶏肉飯。
魯肉飯は食べたことあったけど、鶏肉飯はこれが初めて。

これもまたタレがいい。いいよ、この味。
タレの味でご飯を食べさせながらも、魯肉飯よりも軽い感じなんだな。
台湾のぶっかけご飯、ナイス。おかわりしたくなってきちゃったぞ...。

永樂担仔麺

おいしかったです。ハオツー。
このセットで 85 元(日本円にして 300 円ほど)って、ちょっとすごい。
安いし、うまいし、いい飯だった。

本当はもうちょっと食べたい気分もあったけど、聖地巡礼はもう一箇所残っているので、ここらで切り上げ。
また来る機会があったら、今度は麺、いってみようかなあ。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

B017D5ESCK

関連ランキング:台湾料理 | 迪化街

投稿者 B : 00:12 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/04/17 (Mon.)

台湾宜蘭県三星郷の葱餡餅

「ここが...羅東。台北とはやっぱり雰囲気が違う」

羅東

時間軸的には羅東の聖地巡礼から遡ること数時間。同エピソードの間食パートの聖地も巡ってきました。

宜蘭県羅東は地方都市という印象で、台北に比べてゆったりした時間が流れている感覚があります。新しい建物や高層ビルもなくて、台北からほんの一時間半も走ってきていないのに随分印象が変わります。でもこっちのほうが旅して来た感があって、なんかいい。

羅東

この羅東駅から間食パートの聖地までは、路線バスかタクシーくらいしか交通手段がありません。今回は時間がもったいなかったし、ゴローちゃんのようにタクシーで「腹が、減った」のシーンを再現したいという思いもあり(ぉ)タクシーで移動。

ちなみに台湾のタクシーはほぼ黄色で統一されていて、流しのタクシーを捕まえる際にも見つけやすい。もっとも日本と同じで、地方に来ると流しのタクシーもほとんど走っておらず、駅前で拾うことになりますが。
日本と違って高級車のタクシーはほとんどなく、大半が大衆車ベース。でも新しめの車両が多くて、アメリカのようにタクシーの質が低いということもありません。しかも運賃が安く、日本のタクシーの 1/3~1/4 くらいの感覚で、電車やバス代わりに気軽に利用できるのがありがたい。今回の訪台でも移動の大半にタクシーを使いました。

羅東

宜蘭からの道中。道沿いはほぼ田畑という感じで、台湾に来たという感覚があまりない(笑。日本の田舎と変わらないなあ。
まるで帰省してきたかのような、のどかな風景が続きます。

羅東

...かと思えば、合間にちょいちょいこういう屋根に派手な装飾が施された赤い建物が出てくるので、「おう、そういえばここ台湾だった」と思い出すことになるわけです(ぉ。
いや~、面白いなあ。

そんなわけで 30 分ほどタクシーを飛ばしたところで、目的地に到着しました。

三星青葱文化館

三星青葱文化館

ここか、青葱文化館。

宜蘭の西の方にある「三星郷」と呼ばれる農村。
中でも葱はブランド化されているようで、その象徴たる建物がこちらです。

三星青葱文化館

青葱の文化、その館。
...ゆるキャラ。

このひょろっとした姿が何とも言えない。
しかも、自転車のカゴには梨。そういえば道中、あちこちに梨畑もあったっけ。

三星青葱文化館

建物の中に入ると、また別のゆるキャラがお出迎え(笑。
しかもこのニワトリ、トウモロコシでできてるし。農作物のオールスター。

青葱文化館っていうから、三星における青葱の歴史や文化・風俗についていろいろ教えてくれる施設かと思ったら、中は半分ほどが地元の農産物関連の物販コーナーでした(笑。

葱明小舖

外に出ると、「葱明小舗」というはなれのような建物が。
そうそう、ここがゴローちゃんの間食ポイントです。

へ~、葱餡餅。
小腹も空いたし、食べてみるか。

葱明小舖

注文すると、目の前の鉄板で焼いてくれました。
一見クレープ屋さんのようだけど、焼いている生地にはしっかり青葱が挟まれてます(笑。
でも、この垢抜けなさが逆にいい。

葱明小舖

できました。
おお~っ、葱たっぷり。

表面はパリパリ、中はトロッとしていて、クレープともお好み焼きとも違う新食感。
醤油だれっぽいのと辛味噌だれの二種類の味が、葱の風味を引き出していて、これはいける、うまい。

いいじゃないか、いいじゃないか。
ばあちゃんのおやきを思い出す味。ばあちゃんにおやき作ってもらったことないけど(ぉ。

三星

ちょっとした間食のつもりが想像以上においしくて、おかわりもしたくなったけど、主目的の聖地巡礼のためにここでお腹を満たしてしまうのは得策ではない。
というわけで、少し三星の街を散策してみるか。

いや、実際にはタクシーかバスに乗ろうと思って周辺を探し回っていただけなんですけどね(笑

三星

三星は羅東よりもさらに田舎の農村で、妙に懐かしい感じ。自分が生まれ育った故郷も昔はこんな感じだったよなあ...。
台北の辺りは街並みは東京都あまり変わらないし、歩いているとあちこちで日本語が聞こえてくるくらい日本人も多いけど、このあたりは全然違う。古き良き台湾がまだ残っている感じ。どんなところか分からず不安だったけど、来てみて良かった。

ここからは路線バスでいったん羅東に戻って、そこからまたタクシーで今度は東へ。

国立伝統芸術中心

国立伝統芸術中心

こちらはゴローちゃんが羅東から台北に戻る前に訪問していた「国立伝統芸術中心」という場所。その名の通り、台湾の文化や伝統を集めたテーマパークとのことです。

しかし...実はこの日、行きのフライトが大幅に遅れた上に空港のイミグレで大混雑に見舞われ、当初の予定よりも 2~3 時間押しという状況でした。で、急いでここまで来てみたはいいけど、到着時点でほぼ施設の営業終了の時間だったことが発覚(;´Д`)ヾ。施設の方のご厚意で「中のお店はほとんど閉まっちゃってるけど、せっかく来たし見るだけなら...(意訳)」ということで、中だけ散策させてもらいました。

国立伝統芸術中心

本来は、ここで第 5 話の甘味パートに登場したトマト飴をいただくつもりだったんです。が、やってないものはしょうがない(´д`)。
しかしドラマを観たときはこの飴にどういう意味があるんだろう?と思っていましたが、この施設の装飾に使われている多連の提灯がモチーフだったんですね。

国立伝統芸術中心

この施設、立地も立地だしあまり派手さはないんですが、とても台湾らしい雰囲気が漂っていて、フォトジェニックな被写体もいろいろあって、けっこう楽しい。
これはやっぱりちゃんと営業してる時間帯に来たかったなあ。今後羅東に来る機会もそうそうないだろうけど、また近くに来るチャンスがあれば、改めて立ち寄りたい。

最後はちょっと残念でしたが、台北にいてはまず感じられない台湾らしさを実感できる小旅行。なかなかに楽しかった。
ゆったりした時間を感じることができて、少しリフレッシュできました。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

B017D5ESCK

投稿者 B : 22:56 | Gourmet | Junk Food | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/04/16 (Sun.)

台湾宜蘭県羅東の三星葱の肉炒めと豚肉の紅麹揚げ

「久しぶりだ、このワクワク感」

台湾

ドラマ『孤独のグルメ Season6』の放送も既に始まっていますが、私としては一年半前の Season5 の聖地巡礼がまだ未完。去年たまたま出張で行った際にも甘味パートしか巡る余裕がなかったし、これを終わらせないことに Season6 の聖地巡礼に取り組むわけにはいきません。というわけで、満を持して再び台湾へやって来ました。

羅東

最初の目的地は宜蘭県羅東。現地の発音では「ルードン」と読むらしい、台北から南東に位置する海のすぐ近くの町です。台北からは電車または高速バスで 80 分ほど。電車のほうが早そうに思えますが、電車は海沿いをぐるっと回って行く(距離が長くなる=高い)のに対して、バスはほぼ直線的なルートで行くのでほぼ同じくらいの時間で行けてしかも安いので、バスルートを選択。しかしこのバスが高床型で、しかも高速道路は高架だったり山間だったりを走るので、高所恐怖症の身には怖い怖い(;´Д`)。これは電車にしておけば良かったかも...。

ともあれ、羅東駅から徒歩 10 分あまりのところに、今回の目的地はありました。

船家熱炒 99

このお店。劇中に登場したのは「全台小吃部」というお店でしたが、なんと放送翌日に店主が急逝してしまい(!)閉店していました。が、直後にほぼ同じ業態のお店が居抜きで入り、店名を変えて今でも営業しています。立地的にも、そんな経緯的にもこのお店にまで聖地巡礼に来ている人は、私が調べた限りではほとんどいないようで。でもここまで巡礼するか否かで敬虔さが問われると言えるでしょう(ぉ

それにしても長旅で、腹 が 、 減 っ た 。

いや、焦るんじゃない。俺は腹が減っているだけなんだ。
台湾人も腹が減る。人類、みな同じ。

船家熱炒 99

船家熱炒 99

現在の店名は「船家熱炒 99」。うまそうな字面じゃないか。
どうやらこのお店自身が漁船を持っていて、それで獲れた新鮮な魚介類を提供するというコンセプトの店らしい。
「熱炒」とは「ルーチャオ」と読み、ジャッと炒めてササッと出せるおつまみを中心とした居酒屋、くらいの意味らしい。
それを一品 99 元から提供しているから「船家熱炒 99」、なるほど。

船家熱炒 99

お店の前には大きな水槽と保冷ボックス。
ドラマに出てきたほうのお店では、この水槽に活きた魚介が並べられ、店頭にメニューが掲げられていましたが、今のお店ではメニューはなく、水槽もちょっと寂しい感じ。でも保冷ボックスには獲れたての魚が豪快に入っていて、注文が入るとそこからおもむろに食材を取り出していくのが、ちょっとしたショー感あります。

とにかく、店に入ろう。

船家熱炒 99

さて、メニュー的なものは...なるほど、これがメニューと注文票を兼ねているのか。
しかし、写真もなしに文字だけとは...これは難しすぎる。漢文のテストだ。

でもせっかくだから、別の店とはいえドラマに出てきたのに近い料理をできるだけ頼んでこその聖地巡礼だ。
日本だって漢字文化圏、雰囲気を頼りにそれっぽいのを頼んでみようじゃないか。
これで思ったようなのが出てきたら、台湾万歳だ。

船家熱炒 99

飲み物は...あ、あれか。
そうえばゴローちゃんもこの冷蔵庫から勝手にお茶を取っていたっけ。
よく見ると十六茶とかカルピスウォーターもあるし、けっこう日本の飲み物ってこっちでもメジャーなんだな。

船家熱炒 99

ま、こっちに来たからには台湾ビールでしょ。
薄味で水みたいにグイグイ飲めるのが、まさに暑いところのビールという感じ。この時季の台湾はまだ夏の気候じゃないけどジワリとくる暑さがあるし、こういうビールがありがたい。

船家熱炒 99

さあ、料理がおいでなすった。
三星葱の肉炒め、やっぱこれからでしょ。葱の名産地だけあって、今のお店でもちゃんとありました。

ドラマに出てきたのは臘肉(ベーコン)だったけど、今のお店は普通の肉。牛と羊が選べたので、迷った挙げ句牛にしてみました。

船家熱炒 99

おお、葱だ。葱が、改めてうまい。
さすがに三星葱、台湾のブランド葱なだけあって、しっかり存在感のあるネギ味。
食欲をそそるこのタレがまたいいんだよなあ。でも、これは牛肉よりも羊肉のほうがパンチがあって良かったかもしれない。

船家熱炒 99

そして、チャーハン。
何の変哲もないチャーハンだけど、本場に来たからにはこういう王道のチャーハンこそ食べたい。

おお...ちゃんと、チャーハン。
しかも、うんまい!!

看板の熱炒に偽りないおいしさです。

船家熱炒 99

これもちゃんとあった紅糟排骨(豚肉の紅麹揚げ)!
ドラマとは見た目が少し違ってパクチーが添えられたりもしているけど、これがあると思っていなかったので、本当に嬉しい。もしかして、この紅糟排骨ってけっこう台湾の定番料理だったりするんだろうか。

船家熱炒 99

おお~、肉の脂がガツンと来る。
日本ではちょっと味わえない肉味。

これはビールが進んじゃう味だなあ。
日本でもこれが食べられる店があったら、俺、通っちゃいそう。

最高、パイコー、最高!

船家熱炒 99

船家熱炒に入って海鮮頼まないのは、寿司屋に入って玉子とかんぴょう巻しかしか食わないで出るようなものか?
というわけで、海鮮も頼んでみました。これもドラマと同じメニューがあった、蛤仔湯(蛤スープ)。

船家熱炒 99

日本と同じ、海のものはうまいはず。
見た目も日本の蛤汁みたいだけど、刻み生姜が入っているのが台湾流。

ふんふん、蛤、ハオツー。
いいよいいよ。

船家熱炒 99

茹で烏賊。これはメニューに書いてなかったけど、漁船持ってるような居酒屋ならイカくらいあるだろ!と思ってダメモトで注文してみたら出てきました。スマホで写真を見せながら「魷魚(ヨウユー)」とか通じるか通じないか怪しい中国語を喋ってなんとかオーダー(;´Д`)。

そしたらドラマに登場した茹で烏賊とはだいぶ見た目の違うのが出てきて驚きました。まるで日本の鱧料理かのような、見事な細工包丁。
しかも見た目だけでなく、このイカ...うンまい!弾力性よりも柔らかさが勝っている感じのイカで、この細かな切り込みにワサビ醤油や辛ダレがよく絡んで、とてもうまい。

普段、イカって刺身、煮物、酢の物、フライ、乾き物...いろいろ食べるけど、こういうシンプルに茹でただけのイカ、って滅多に食べない気がする。
素材がいいからできることなんだろうけど、こんなにうまいと思ってなかった。台湾をなめてたか。

このイカ、やっぱりイカしてる。
あ~、止まらない。

船家熱炒 99

葱、米、肉、貝、烏賊、全部マル。
漢文テスト、全問正解じゃないか。
まさかお店が変わったにも関わらず、ゴローちゃんが食べたのとほぼ同じ料理がひととおりいただけるとは思ってませんでした。いずれも台湾の定番料理なのか、それともお店側が以前のお店を意識しているのか。真相は分からないけど、おいしけりゃそれでいいじゃないか。

台湾の熱炒、素晴らしい。
ハオツー、ハオツー。シェシェ、台湾。

あ~、うまかった。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

B017D5ESCK

投稿者 B : 21:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/04/14 (Fri.)

神泉 スペイン料理 ミネバル

渋谷でスペイン料理をいただいてきました。

スペイン料理 ミネバル

ミネバル

京王井の頭線で渋谷から一駅にある神泉。ここも最近ではいわゆる「奥渋」と呼ばれるエリアにあたるのでしょうか。とても渋谷駅から徒歩で 15 分ほどとは思えない閑静な住宅街に、ひっそりと佇むように存在するスペインレストラン「ミネバル」。別にジオンのお姫様がやっているバルでも、マスターに「ここいらじゃ見かけないが、どこから来なすった?」と問いかけられる店でもありません(←分かりづらいネタ)。
地下にあるお店で、通りすがりに入ろうという感じではありません、ミシュランガイドに二年連続で掲載された名店とのこと。だからってわけじゃありませんが、看板からして雰囲気あります。

ミネバル

予約しておいたところ、通されたのは半個室席。こういう店に来たらビールじゃなくてスパークリングワインでしょう、ということで泡で乾杯。節目を迎えがちな時期でもありますし、今までお疲れさま、これからもがんばろう、的な。

ミネバル

料理はおまかせコースで。

まずはタパス、こちらは桜エビをチーズでカリカリに焼き上げたチップ。軽めのおつまみで、桜エビと焦がしたチーズの香りがとてもいい!これはスパークリングワインの最良の相棒です。

ミネバル

続いてスペインオムレツ「トルティージャ」。細長く切られたジャガイモが入っていて、普通のオムレツとはまたちょっと違う食感。これもいい。

ミネバル

それからニンジンのポタージュ(クミン入り)。
えっこれがニンジン?と驚いてしまうほど濃厚なポタージュで、すごくおいしい!これおかわりもらえませんか(ぉ

まだタパス三品しかいただいていないのに、もうすっかり満足度が高まってきています。

ミネバル

スペシャリテに移ります。

自家製パテとソーセージの盛り合わせ。これで一人前です。
スタッフの方がまるで立て板に水を流すかのように全種類をサラサラッと説明してくれたのですが、さすがに憶えきれませんでした(汗
でもどれが何とか気にしないでいいくらい、どれもうまい。付け合わせのヒタヒタになったタマネギでさえおいしい。

ミネバル

こういうのが来ちゃったら、ワインも赤に進めざるを得ないってものでしょう。

ミネバル

「サーモンのプディング ホタテと車エビのタルタル」。上に乗っている四角いカタマリがサーモンをプリン状にしたもので、その下にホタテと車エビのタルタルが敷き詰められています。
工業クラスタ的には重心が皿の中央に来ていないのがちょっと気持ち悪いですが(ぉ)、そんなことお構いなしにこれおいしい!何コレおいしい。

最近、本当においしいものを食べると自分の語彙力が一時的に著しく低下することを実感します(ぉ

ミネバル

この前衛的な一皿。スタッフの方が「アーモンドパウダー 野菜のソース添えです」という一瞬真に受けそうになってしまうボケを披露してくれたところで(ぉ、

ミネバル

その上に主役が乗っかってきます。
「フランス産ホワイトアスパラ 野菜とアーモンドのソース」。

ホワイトアスパラでこんなに立派なの、今まで食べたことがありません。しかも焼きを入れてあるのに、内側は甘く瑞々しくて、香ばしいソースがアスパラの甘みをさらに引き立てて、すごーい!おーいしー!(語彙力低下中

ミネバル

たたみ掛けるように、メイン料理が運ばれてきました。
「マテ貝とホタルイカ シェリービネガーのソース」。

今季はなかなかありつけなかったホタルイカに、こんなところで出会えるとは。ホタルイカといえば辛子酢味噌と相場は決まっているものだと思っていたけど、こういう風に料理してもおいしいんですね...。

ミネバル

そして肉のメインは子羊のロースト。
11 ヶ月の子羊を使い、モモ肉、ヒレ肉、ミンチ状の巻物という複数の部位で味の違いを楽しめます。
すごく柔らかいし、牛とも豚とも違うラムのジューシーさが口いっぱいに広がって、これもたまらん。

ミネバル

〆はスペイン料理らしくパエリア。いったん鉄鍋で作った状態で持ってきた後で、店員さんが取り分けてくれました。
魚介のうまみが凝縮されたパエリア、本当においしい。さっきからおいしいしか言ってない気がするけど本当においしい。

ミネバル

デザートは、「イチゴのコンポートとチョコレートのケーキ バニラとルッコラのアイス」。
甘ったるいデザートではなく、冷たくて甘酸っぱい味が口の中をイイ感じにリフレッシュしてくれます。デザートに至るまで手を抜いていないなあ。

ミネバル

食後のエスプレッソを飲み干したところで、完・食。

ちゃんとしたコース料理を食べたのは久しぶりだなあ。そしてどの料理も本当においしく、お腹も気持ちも満たされました。
ミシュランガイドに載ってる店を巡る趣味はないけど、さすがだなあ、と思わせる味ともてなし。

機会を見つけてまた来たいお店です。
本当にごちそうさまでした。

関連ランキング:スペイン料理 | 神泉駅駒場東大前駅池尻大橋駅

投稿者 B : 23:33 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/04/05 (Wed.)

五反田 伊酒家 Azuki

たまに書いている五反田ランチシリーズ、地味に需要があるようなので(笑)これからも時々書いていきます。
今日は気軽に入れるイタリアン(?)ランチ。

伊酒家 Azuki 五反田駅前店

伊酒家 Azuki

五反田駅前、最もランチ激戦区と思われるエリアのビル 2F。親子丼ランチもやっている焼鳥店「たかはし」の真向かいにあるお店です。
店先にはワインボトルがズラッと並んでいて、昼時にも関わらずそそります。

伊酒家 Azuki

ランチメニューは黒板に。ナポリタン、カルボナーラ、ハンバーグ、ローストビーフ、チキンカツ...と、いずれもあまり気取らないけどサラリーマンのお昼の空腹を刺激するワードが並んでいます。
これにはつい引き寄せられてしまうというもの。

店内は、お洒落なイタリアン...というよりは、二昔くらい前だったらこういうのが流行ってたんだろうなあ、という感じの「イタメシ屋」。お客さんも大半が周辺で働くサラリーマンという感じ。でもだからこそ、気取らずに昼休みをリラックスできるというものです。

伊酒家 Azuki

ランチタイムは基本的にミニサラダつき。ライスものの場合はさらにスープまでついてきます。

伊酒家 Azuki

どどん!とナポリタン。「レトロナポリタン」というだけあって、載っかってるのがタコさんウィンナーですよ!(笑

しかしこういうナポリタンといえば緩く茹でられた麺を想像するものですが、ここのはしっかりアルデンテ。完全に典型的な「喫茶店のナポリタン」が出てくると思ってたのに、なかなかどうして、想像以上にウマイ。

伊酒家 Azuki

そしてこちらは「オリジナル明太カルボナーラ」。カルボナーラだと思って油断するとやられる、かなりしっかりした辛さ。つかこれ明太子だけじゃなくて一味たっぷり入ってますよね(汗
でも辛い物好きとしてはこれくらい辛い方が美味しい。カルボナーラじゃなくて明太子パスタですこれ。そしてこれも、ちゃんとアルデンテ。

ちなみにこのお店、パスタはサイズ S/M/L で値段が変わらないので、遠慮なく大盛りをオーダーできます。

伊酒家 Azuki

ガツン!とエビフライ&チキンカツ。
これはパスタに比べると、まあ普通の洋食屋系のフライ定食という味だけど、ボリューミーでかなり食べ応えあります。この店がサラリーマンで溢れてる理由がこれで分かった気がしました(笑。

伊酒家 Azuki

牛すじハンバーグ。柔らかく煮込まれたハンバーグに牛すじの塊がゴロゴロ載ってて嬉しい。
デミグラスソースはちょっと甘めの味つけで、個人的にはもう少し甘さ控えめのほうが好みだけど、これはこれでアリ。

伊酒家 Azuki

食後には 100 円でドリンクがつけられます。生ビールやグラスワインまで 100 円でつけられてしまうので、その誘惑に抗うのが大変難しい(;´Д`)。
なお一度でも訪店するとお会計時にランチパスポートをもらえて、以後何度でもランチが 100 円引きになるので、それでドリンクをつけられるプチ贅沢。

ランチ激戦区の五反田にあって、非常に費用対満足度の高いお店だと思います。古い定食屋で一人飯よりも、こういうところで他のサラリーマンに混じってランチ食べてるほうが、自分がおっさんになりつつあることを自覚できます(ぉ

ここ、夜はどんな感じなんだろうなあ。一回来てみたいなあ。

関連ランキング:イタリアン | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 23:20 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/03/28 (Tue.)

裏渋 キッチン ハセガワ

渋谷でなんかおいしいハンバーグが食べたくなったので、評判の洋食屋さんに行ってきました。

キッチン ハセガワ

キッチン ハセガワ

渋谷では近年、駅から徒歩 15 分ほど離れた「裏渋」「奥渋」と呼ばれるエリアが人気なんだそうで。まあ普段渋谷に遊びに来ることの少ない私にはあまり縁のない話ですが、確かに渋谷とは思えないちょっと入り組んだ、住宅街っぽいエリアにぽつんと存在する小さな洋食屋さんです。
オシャレなんだけど親しみが持てるレトロな看板がイイ感じ。

キッチン ハセガワ

壁までオレンジで統一した店舗、なかなかかわいいじゃないですか。

しかし、この行列(;´Д`)。ランチタイムのピークを過ぎた時間帯にも関わらず、お店の角を曲がった先にまで行列が連なっているんですけど...。
でも、今日はここのハンバーグが食べてみたくて来たんだから、根性で並びます。

キッチン ハセガワ

店先に出ている看板、並べられている料理写真がどれもすごく美味しそう...眺めているだけで空腹が加速していくかのようです。
どんなハンバーグなのか悶々と想像しながら結局 40 分くらい待って、ようやく着席できました。

キッチン ハセガワ

外観通りこぢんまりとした店内は手作り感にあふれています。カウンターと小さめのテーブルがいくつか、でも長屋状のつくりで見た目よりはキャパがある感じ。
カウンターに座るとスタッフの方々の働きぶりがよく見えます。「あのハンバーグ、こっちのかなあ」なんて唾を飲みながら、料理が出てくるのを待ちます。

キッチン ハセガワ

まずはサラダから出てきました。
ただのグリーンサラダじゃなくて根菜が何種類も載っていて、ちょっと嬉しい。

しかもこのドレッシング、何コレ!?濃厚な味ですっごく美味しい。こんな味のサラダ、食べたことないかも。このサラダだけ食べに来たいくらいに旨い。
単なるメインの前のサラダだろうと高を括っていた自分を叱りつけたいくらいの衝撃。

キッチン ハセガワ

このオニオンスープも、見た目はごくシンプルなスープなんだけど、コトッと煮込まれたうまみがたっぷり溶けていて、これもいい。
「滋味」ってこういう味のことを言うんだろうなあ。

キッチン ハセガワ

そして待望のメインディッシュの登場です。イタリアンハンバーグにエビフライを追加してみました。
まずこの盛り付けがイイじゃないですか。お店自体はアットホームな食堂的なのに、まるでフレンチのように何種類ものソースが美しくかけられていて、見た目からして楽しい。

キッチン ハセガワ

ハンバーグはきめ細かく滑らかな食感だけど、見た目の印象以上にボリュームがあります。
最近、「さわやかインスパイア系」のハンバーグばかり食べていたので(その割に本家さわやかにはまだ行けてないけど)、こういうハンバーグは却って新鮮。
しかも、トロトロのチーズと複数のソースで、少しずつ味を変えながら楽しめる。このハンバーグ、半端なく美味しいじゃないですか!

追加したエビフライも小ぶりながら、プリッとした食感の中にうまみが詰まっていて美味しい。そしてそれ以上にタルタルソースが美味しい。
ああ、この店は全体的にソースが素晴らしいんだなあ。

キッチン ハセガワ

こちらはハーフ&ハーフで、デミグラスハンバーグとポークカツ。
デミグラスハンバーグはイタリアンハンバーグとはまた違ったソースの味が美味しいし、ポークカツもトマトソースが絶品。
ハンバーグを食べに来たのかソースを食べに来たのか分からなくなりそうだけど(笑)、要するに美味しい。自分の語彙力が下がっていくのを実感します(ぉ

キッチン ハセガワ

ランチについてくるデザートはハーブ系のアイス。甘さ控えめで、このお店によく似合う素朴な味がいい。濃厚ソースの後はこういうさっぱり味の大人向けアイスがよく合います。

ここは期待を上回る美味しさでした。サラダからスープに至るまで一切手加減をしていない、本物の味。
絶対また来ようと心に決めました。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:ハンバーグ | 神泉駅渋谷駅駒場東大前駅

投稿者 B : 22:28 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/03/18 (Sat.)

巨人のシチューハウス

戸越銀座

五反田から二駅のところにある戸越銀座駅。都心に近い立地でありながら程良い下町感がイイ味を出している街です。ここの商店街は都内でも特に有名で、よくバラエティ番組に取り上げられたりドラマのロケに使われたりしています。『孤独のグルメ』に登場しそうな場所であるにも関わらず、今までかすりもしていないのも逆に興味深い(笑。
そんなこの街に、私が密かに毎週楽しみにしている丁稚さんぽが先日いらっしゃったというじゃないですか。

戸越銀座『巨人のシチューハウス』 〜 アイルランドに想いを馳せながら: 丁稚のテニス雑記帳

丁稚さんのお店チョイス、気取らない感じなんだけどいつも妙にうまそうな店ばかりで、食欲をそそられるんですよね。中でもこの店はアイルランド料理の専門店ということで、何それ今まで食べたことない!
というわけで、私も追随してきました。

巨人のシチューハウス

巨人のシチューハウス

長~い戸越銀座商店街の本当に一番奥、普通はここまで歩いてこないよね...という場所におもむろに現れた白亜の建物。ここだけちょっと戸越銀座らしからぬ雰囲気を醸し出しています(笑。
でも、想像通り面白そうな店。突入してみようじゃないの。

巨人のシチューハウス

中に入ると、うわあすごいここ。壁が一面緑、そこに真っ白な椅子やテーブル、額縁が映えます。壁に飾られているのは、全てアイルランドの文化にまつわる展示のようです。

巨人のシチューハウス

何はともあれ、メニューを選ぼうじゃないか。
「巨人のシチューハウス」という店名だけあって、シチューがメイン。そのシチューもビーフ&ギネス、アイリッシュラム、シーフードチャウダー、季節限定...とこれまた迷わせる。ビール好きとしてはビーフ&ギネスも捨てがたいけど、アイリッシュラム...アイルランドというと縄編みのセーターが有名だけど、そうかそうか羊はウールだけじゃなくてお肉まで残さずいただく文化なのか。確かに「羊は捨てるところがない」っていうもんなあ。

巨人のシチューハウス

オーダーを済ませたところで、店員さんが「イブンカコウリュウ~」と言いながらこのファイルを持ってきてくれました。
この店員さん、本当に「巨人のシチューハウス」を地で行く背の高さ。私も身長 180cm あるので他人を見て大きさに圧倒されることは滅多にありませんが、それでも見上げてちょっとのけぞるくらいの大きさ。

巨人のシチューハウス

ファイルには、壁に貼り出されていたアイルランドの数々の文化についての解説が書かれていました。アイルランドの文化っていうと、恥ずかしながら私はエンヤくらいしか知らなかったなあ。
そしてアイルランドには巨人の伝説があるそうで、この店の店名もそれに因んでいるようです。もしかしたらこの店員さんも本物の巨人の末裔なのかもしれないなあ。

巨人のシチューハウス

さてさて、お待ちかねのやつが来ましたよ。ギネスビールの 1 パイント。濃厚な味もさることながら、このキメの細かい泡!クリーミーさがたまりません。
ファイルをめくりながら、目と頭と舌と喉で同時にアイルランドを味わいます。

巨人のシチューハウス

本命のシチューの前に、ギネスのおつまみとしてベーコン&チーズチャンプを頼んでみました。シチューのサイドにはパンを注文したんですが、メニューに書いてあったマッシュポテトも捨てがたく。
これはたっぷりのマッシュポテトの上にベーコンと二種のチーズ、それにネギをかけただけのシンプルなおつまみですが、ちょっと濃いめの味がギネスのお供にちょうど良い。
うん、我ながらいいチョイスだ。

巨人のシチューハウス

そして大きな店員さんが鼻歌を歌いながら持ってきてくれたメインのシチュー。
ビーフ&ギネスと最後まで迷ったけど、「アイリッシュラム」と国名を入れられちゃ敵わない。器からはみ出んばかりのラム肉が食欲をそそります。

巨人のシチューハウス

臭みはないんだけどラムらしい風味が活きたシチューにゴロゴロ野菜。味はちょっと濃いめだけど、何だろう妙にほっとする味。
アイルランドって行ったことないけど、きっとこれがアイルランドの家庭の味ってやつなんだろうなあ。初めてなのに、何故か懐かしい気分になります。

巨人のシチューハウス

サイドメニューはアイリッシュラムシチューにオススメというソーダパン。
一見パサパサしていそうに見えるけど、外側はカリッとしつつ、中はふんわり。この食感の違いが楽しい。そしてラムシチューに浸して食べると確かにうまい。これ、気に入りました。

巨人のシチューハウス

本当においしいシチューでした。お腹も、心も満たされました。
料理もいいけど、このお店の雰囲気とか、アイルランド出身の店員さんの心遣いが嬉しいじゃないですか。

異文化交流って、自分たちの文化を理解させようとすることよりも、相手に対する敬意と理解しようという気持ちから始まるものなんだなあ。

このお店、同じような店が他にないという点でも、店員さんの暖かさという点でも、もちろん料理の味という点でも、なんだかドラマ『孤独のグルメ』に出てきそうな店だなあ、と思ってしまいました。Season6 の店、まだ全部決まってなかったらいかがでしょうか(笑

駅からちょっと距離があるのが難点だけど、また来たいなあ。
今度はやっぱりビーフ&ギネス、いってみようかな。

関連ランキング:西洋各国料理(その他) | 下神明駅戸越駅大崎駅

投稿者 B : 23:59 | Dinner | Gourmet | コメント (2) | トラックバック

2017/03/14 (Tue.)

Minimal -Bean to Bar Chocolate-

世の中にはホワイトデーなる風習があるということで、この機会に友人が関わっているお店でチョコレートを買ってきました。

Minimal - Bean to Bar Chocolate - |  ビーントゥーバー チョコレート専門店 ミニマル

Minimal

以前は代々木八幡のちょい外れくらいの場所にしか店舗がなく、なかなか足が遠かったのが、去年東銀座の駅近く(キヤノンのショールームのすぐ近く)に進出して買いに行きやすくなりました。とはいえ私は普段甘いものを買うことが少ないのですが、ホワイトデーにかこつけて買いに行ってきました。
普段は女性客が多いのかもしれませんが、この日ばかりは男性客多し。

Minimal

「Bean to Bar Chocolate」の名前どおり、カカオ豆の買い付けからチョコレートの製造までの工程を一貫して自社で手がけているのが特長のチョコレート専門店です。専門店のチョコレートというと GODIVA とか Morozoff とかの有名どころくらいしか知りませんでしたが、こういう新興ブランドが最近増えてきているみたいですね。チョコレート界のクラフトビール、みたいなものでしょうか。
店内にはたくさんの種類のチョコレートが並べられていますが、正直見た目だけではさっぱりわからない(;´Д`)。いくつか試食品も置かれているんですが、いろいろ味見してみるとそれはそれで迷ってしまって選べません(汗。

Minimal

店頭でなかなか決められず店員さんに迷惑をかけた挙げ句(´д`)、最終的に選んだのは「Minimal Flight 2017」と名付けられた限定セット。結局、予算オーバーだったけど(ぉ)一番たくさん種類が入っているセットにしました。ミニサイズのチョコレートが 8 種類、3 枚ずつ入っているセットです。これならいろんな味が楽しめるし、気に入ったのがあれば次からはそれを指名買いすればいいわけで。なお、このセット限定で単品売りしていないものも含まれているそうです。

Minimal

中身はこんな感じ。個包装されたパッケージに国名が書かれているだけで、これだけ見てもどれがどんな味なのかさっぱり分かりません。

Minimal

同梱のパンフレットに解説がありました。大きく分けて「NUTTY(ナッツのような香り)」「FRUITY(果実の香り)」「SAVORY(香辛料の香り)」の 3 種類があって、フレーバーごとにさらに細かく分かれているようです。アーモンドやチョコレートケーキのような、というのは想像がしやすいけれど、チョコレートなのに「カシスのような」とか「焼きミカンのような」とか、ちょっと想像がつきません。オレンジピール入りのチョコレートは好きだけど、そういうのでもないようだし。

Minimal

ひとつ開封してみました。一般的に板チョコって同じサイズのモールドに分割して成型されているものですが、Minimal は大小さまざまな大きさ・形に分けられています。
ちなみにこの「Minimal Flight 2017」はお試しサイズの 5g×24 枚入ったセットですが、通常品は一枚 50g の板チョコになるようです。

Minimal

このデザインにも解説がありました。チョコレート自体は一つなので根本的に味が変わるものではありませんが、形や大きさ、表面加工によって香りや食感が微妙に変わってくるため、一枚のチョコレートを様々な角度から楽しめる、というのがこの変わった形状の狙いのようです。

食べてみると、よく知っている板チョコとは全然違う。あえてカカオ豆の粒状感を残したまま固めているようで、板チョコなのに少しザックリとした食感があります。まるでカカオ豆をそのままかじっているかのような、濃厚な味と香りが口の中に広がります。濃厚なチョコレート、といっても高級ブランド品とは真逆の方向性。バルキーなんだけど、そのぶん原色のチョコレートを味わえる感じ。
ただ「ガーナ」「ニカラグア」といった銘柄の NUTTY 系チョコレートはオーソドックスで分かりやすいけれど、FRUITY や SAVORY の味わいはチョコレートリテラシ(何)が求められますね。個人的には「VIETNAM」はチョコレートにカシスをかけたような香りでとても気に入ったけど、焼きミカンのようなという「BOLIVIA」はマニアックな風味で難しい印象だったり。まあ、そういう自分に合う合わないも含めて楽しめるのがこのセットなんでしょうし、自分に合う Minimal チョコレートを探すという意味ではちょうど良かったです。

カカオを味わうために砂糖は苦味を緩和する程度にしか入っていないようで、これなら甘いものが苦手な人でも楽しめると思います。感覚としてはチョコレートを食べるというよりもコーヒーを嗜むのに近いというか。そういえば初めてフレーバーコーヒーを飲んだとき、同じような気分になったなあ。
友人が関わっているから褒めるというわけでは決してありませんが(笑)、チョコレートにこんな深い世界が広がっていたとは。今まで味わったことのないチョコレートの「沼」を垣間見た気がしました。

ちなみに、最近 DEAN&DELUCA や丸山珈琲でも販売の取り扱いが開始されたとのこと。主要な駅ビルや駅近でも買えるようになるので、気に入ったものは今後そういうお店で買うようにしようと思います。

関連ランキング:チョコレート | 東銀座駅銀座一丁目駅銀座駅

投稿者 B : 21:14 | Gourmet | Sweets | コメント (0) | トラックバック

2017/03/12 (Sun.)

あるでん亭 銀座ソニービル店 ~また会う日まで

最後のソニービル詣でに行ったなら、ここにも最後に行っておかねばならないでしょう。

あるでん亭|ソニービル

あるでん亭

長年通い続けたあるでん亭。純粋なスパゲティの美味しさなら、個人的にはここに勝る店はないと思っています。都内には支店が一応いくつかあるとはいえ、この狭い店内から銀座の街並みを見下ろしながら食べるのもこれがとりあえずは最後になると思うと、ソニービルに来たのにここはスルーという選択肢はあり得ません。

あるでん亭

店先には、悲しいかな閉店のお知らせが貼り出されていました。もうこれが最後と思っている常連客が多いのか、ランチタイムを大幅に過ぎているにも関わらず、お店の前には行列ができていました。

あるでん亭

私も行列にしばらく並んで入店し、カウンターに着席したところ、「まだ探し中なのですが...新店舗が見つかりましたらご連絡させて頂きます!」との告知が!貼り紙や公式サイトにはには「閉店」としか書かれていなかったので半ば諦めていましたが、移転の可能性はまだ残っているようですね。仕事や遊びで銀座や有楽町に来たときにフラッと立ち寄れる立地に見つかると良いなあ。私ももちろん連絡先を預けてきました(笑。

あるでん亭

各席には付箋と筆記用具が置かれていて、お店へのメッセージが残せるようになっていました。長年通ってきて、たぶん店員さんにも何となく顔を覚えられているだろう私としてはこれも書かないわけにはいきません。注文してスパゲティが出てくるまでの間にメッセージをしたためておきました。

あるでん亭

最後のメニューに選んだのはもちろんこれ。カルボナーラです。
生クリームを使わずに卵黄だけで仕上げたカルボナーラで、他の店でこういうカルボナーラに出会うことは滅多にありません。私は他の店に行くとオイル系かトマト系のパスタを頼むことが多く、カルボナーラってそんなに食べないんですが、ここのだけは別。これが当分食べられなくなるとあっては(まあ支店に行けば食べられるんだけど)、最後はこれを食べておかないと。

あるでん亭

いつもどおり芯を一本残したアルデンテの麺に、濃厚な卵黄のソースが絡むシンプルなスパゲティ。見た目に派手さはないけれど、だからこそ日々食べたいスパゲティでもあります。
しばらく会えなくなってしまうこの味を、噛みしめるように食べていきます。

あるでん亭

店内の壁という壁に貼られた、多数の常連客からのメッセージ。私が生まれた年にできたお店だけあって、長年のファンに支えられてきた歴史が垣間見えます。
お店を出るときにいつも丁寧な感じでご挨拶してくれる厨房の店員さんも、今回はなんだかいつもより思いが詰まったような眼で見送ってくれたのが印象的でした。

長い間本当にごちそうさまでした。
復活したら、必ずまた食べに行きます。

関連ランキング:パスタ | 銀座駅有楽町駅日比谷駅

投稿者 B : 20:40 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/03/06 (Mon.)

7025 フランクリン・アベニュー

以前から行ってみたいと思っていたハンバーガーショップに突入してきました。

7025 Franklin Ave.

7025 フランクリン・アベニュー

五反田からソニー通りを品川方面にしばらく進み、一本入ったところにあるお店。御殿山周辺って飲食店不毛の地というイメージがありますが、実は裏道に入ると住宅地に紛れるようにユニークな店がいろいろ出てきます。
フランクリン・アベニューはそんな界隈の中でも特に有名な店の一つ。アクセスがよろしくない立地にもかかわらず、休日のランチタイムには行列ができるそうです。

7025 フランクリン・アベニュー

店内はハンバーガーショップというよりはお洒落なカフェの佇まいで、周辺の高級住宅地に住んでいそうな奥様や、会社のお昼休みらしき二十~三十代女性が多い印象。女子大が近いので、大学生もいるのかもしれません。私は完全アウェー(;´Д`)ヾ。

7025 フランクリン・アベニュー

さておき着席してオーダーしました。しばらく待つとまずはサイドオーダーしたオニオンリングフライから出てきました。
けっこうしっかりめの味つけでなかなか美味しい。平日のお昼時でなければランチビールを頼みたいところです(笑

7025 フランクリン・アベニュー

そして本命登場。ハンバーガーは種類がたくさんあって迷いましたが、私はゴールデンブラウンオニオンチーズバーガーのラージ(145g)を注文しました。
野菜が別添えの半完成状態で出てくるのが、ファストフードではなく「レストラン」としてのハンバーガー。

「ゴールデンブラウンオニオン」らしく、パティの上には飴色になるまでじっくり炒められたタマネギがたっぷり。この甘みがいいんですよ。
そのタマネギを覆うように。このとろっとろに溶けたレッドチェダーが見るからに食欲をそそるじゃないですか。

7025 フランクリン・アベニュー

ちなみにパティにはあまり味つけがされていないようで、テーブルにある塩胡椒とケチャップ・マスタードを使って好みの味に仕上げていきます。

7025 フランクリン・アベニュー

本当は野菜まで全部挟むべきなんでしょうが、どう見てもジェンガ的に倒れる姿しか想像できなかったので、トマトだけ挟んであとは別々に食べました(笑
この状態でも手づかみで頬張れる厚みではなくなってしまい、結局フォークとナイフを使ってお上品に完食。
パティのみちっとした肉感がおいしい!それを飴色タマネギとチェダーチーズが盛り上げます。

7025 フランクリン・アベニュー

気に入ってしまったので、日を改めてまた来てみました(笑。
今回のサイドオーダーはフライドポテト。揚げたてでおいしいけど、私はオニオンリングのほうが好きかな。でもケチャップをつけて食べると止まらなくなります。

7025 フランクリン・アベニュー

またしてもメニューに迷ってしまったけど、今回は「オー・ソレ・ミオ」のラージサイズを頼んでみました。
パティの上にとろけたモッツァレラチーズとたっぷりのトマトソース、そして削ったグリュエールチーズ!これはチーズ好きにはたまらないハンバーガーです。

7025 フランクリン・アベニュー

今回は野菜も全部挟んで、上からちょっと潰すようにして高さを抑え、手で持ってガブリ!といただいてみました。
そうそう、この食べ方こそハンバーガーを食べてる感があります。

チーズとトマトソースが濃厚に絡み合ってうまい!アメリカンフードであるハンバーガーをイタリア調にしてどうなるんだろう、と思ったけど、これは全然イケル。
かぶりついて食べるとトマトソースがボタボタ落ちてきてしまうのだけが難点ですが、そんなことどうでも良いくらいにおいしい。

7025 フランクリン・アベニュー

いやあおいしかった。ハンバーガーショップとしては値段がお高めだけど、これは行列ができるのも頷けます。

隣駅目黒には Hungry Heaven もあって甲乙つけがたいですが、方向性はけっこうはっきり違っていて、Hungry Heaven は男らしくガッツリ系、こちらは上品めな味で女性と一緒に楽しく、という感じでしょうか。

ハンバーガーだけでも迷うほど種類があるのに、さらにサンドイッチもたくさんあって、どれもおいしそうなんですよね。今度は別のメニューを食べに来ようと思います。

関連ランキング:ハンバーガー | 五反田駅高輪台駅大崎駅

投稿者 B : 22:57 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/02/27 (Mon.)

BAR THE GINTONICX #4

しばらくぶりに、横浜の「BAR THE GINTONICX」へ行ってきました。

BAR THE GINTONICX

BAR THE GINTONICX

忘年会シーズンに一度来ようと思っていたのに、なかなか時間が取れずすっかりご無沙汰してしまいました。
この日は施行後初のプレミアムフライデーということで、私自身はきっちり定時過ぎまで働いた後に(ぉ)せっかくだからお気に入りの店にお金を落としに行こうと思い、横浜へいそいそと。

BAR THE GINTONICX

お店への階段を上がろうとしたところで、ひとつ下のフロアのお店の看板がこれ(笑
この流行りものに乗っかる感、いろいろと見習いたい(ぉ

BAR THE GINTONICX

久しぶりの訪店。以前はまだ開店後の試行錯誤の中、という感じでしたが、今はフードメニューもずいぶん拡充し、飲み物も和酒系まで充実してきました。
Left Bank 時代の「うまいものがいろいろ揃ってる感」が戻ってきたような感じで、なんだか嬉しい。

BAR THE GINTONICX

空きスペースだったカウンター後ろにもいつの間にかテーブル席と、

BAR THE GINTONICX

ソファ席が導入されて、寛げる雰囲気に。
しかしマスター曰く「これ導入してからなんかお客さん減ったんですよね~、どっちかに何か憑いてるんじゃないかと」とのこと。是非皆さんもっと行ったげてください(ぉ

BAR THE GINTONICX

というわけで、徐々に私の指定席になりつつあるスツールに着席。

カウンターに妙にいい感じのボトルが並べられていたので尋ねてみたところ、ゴードンを自家製のミニチュア樽(内側を焦がしたもの)で熟成させたオリジナルのドライジンとのこと。
おおお、それはうまそう。樽熟成されたジンって飲んだことないかも。

BAR THE GINTONICX

飲み方は迷ったけど、一杯目だしシンプルにジンフィズで。
琥珀色に染まったジン、ってなんだか魅力的。杜松に由来するジンの爽やかな香りに、ウィスキーのような深みのある芳香が加わって、これは良い。この店の雰囲気にとてもよく合っていると感じます。

BAR THE GINTONICX

つまみはここからスタートしなくては始まった気がしない、いぶりがっこマスカルポーネ。
和洋どんな酒にも合う(あ、老酒はちょっと自信ない)万能おつまみだと思います。

BAR THE GINTONICX

からの、さんまの燻製。
樽の香りにはやっぱりこういうものがバッチリ合います。

BAR THE GINTONICX

二杯目はマスターのオススメを訊いてみました。
「三ヶ日みかんのジントニック」がとてもオススメということで頼んでみたところ、目の前でみかんを搾るところから始まります。
この仕事ぶりを見るのがまた楽しみの一つでもあります。

BAR THE GINTONICX

搾りたての三ヶ日みかんを使っただけあって、泡までみかん色の濃厚ジントニック。
みかんの甘みとトニックの爽やかさが合わさって、これはお酒とは思えない飲み物だ。グイグイ飲めてしまう。

BAR THE GINTONICX

みかんジントニックがおいしくてすぐに空いてしまったので、すかさず次の飲み物はメニュー上で気になっていた「サンショと柚子のカクテル」。
山椒と柚子を使ったジンベースのショートカクテルで、いずれも香りの強い素材の組み合わせだけに味がケンカするんじゃないかとも思いましたが、山椒とジンの爽やかな香りを柚子が取り持つような感じで、見事に調和が取れている。今までに飲んだことがない味のカクテルだけど、この三種類のどれかが欠けてもバランスが崩れてしまいそうな、絶妙な組み合わせ。これ、おいしいです。

BAR THE GINTONICX

プレミアムフライデーにちなんで「プレミアムフライください!」と無茶振りしてみたところ(ぉ)出てきたのがこのチキンカツ。プレミアムなパン粉を使っているとのこと(ホントか?)。

薄めの衣に柔らかい鶏胸肉のチキンカツは食べ応えあり。付け合わせはフライドポテトだけかと思ったら、チキンカツの下にたっぷりとクリームポテトまでが添えられていて、なかなか豪華。確かにこれはプレミアムフライで間違いない(笑

BAR THE GINTONICX

せっかくだから充実してきた和酒も飲んでみたくなって、「旭萬年 冬季限定酒」を。
ちゃんと芋焼酎らしい器で出してくれるあたり、和酒バーもやっていた経験のあるマスターならではという感じで嬉しい。こういう無国籍な懐の深さが、この店に来ると落ち着ける所以だと思います。

BAR THE GINTONICX

さらに桜の花を漬け込んだサクラジントニックと、いつものラムケバブ(スパイシー串焼き)。
花見の季節にはちょっと早いけど、気分は花見酒。食欲をそそるラムの匂いで、テンションはさらに高まっていきます。

BAR THE GINTONICX

ラムをガッツリ食べた後は、サッパリと柔らかい蒸し鶏ポン酢に、

BAR THE GINTONICX

塩昆布クリームチーズ。
この取り合わせは初めてだけど、塩昆布クリームチーズ...がっこマスカルに続く新しい定番おつまみのポジションを確保しそうな勢い。これ、気に入りました。やっぱり、しょっぱい系和風珍味とチーズの組み合わせって破壊力あるよなあ。

BAR THE GINTONICX

飲み物は改めて最初に戻って、樽熟成ジンを今度はクラッシュアイスでいただいてみました。
ああ、この深みのあるジンの味と香りをじっくり味わえる感じ、良い。いつまでも浸っていたくなる。

BAR THE GINTONICX

そろそろ〆の食事ってことで、じゃこチャーハン。
二人で来たから取り分けて出してもらったところ、なんだか妙に賄い飯感があって、逆にいい(笑

BAR THE GINTONICX

からの、ナポリタン。いつもいつも〆メニューを複数注文して申し訳ない(ぉ
飲んだ後の〆には、アルデンテよりもこういうちょっと緩めのナポリタンがちょうどいい。

BAR THE GINTONICX

今夜も美味しかったし、楽しかった。久しぶりにゆったりとした夜を過ごさせていただきました。
今回はちょっとご無沙汰気味だったけど、行きたいと言ってくれている人も何人かいるし、また近いうちに誰かを連れて行こうと思います。

そういえばこの blog を読んでお店に来てくれるお客さんが稀にいらっしゃるそうですが、良かったら感想を私にも聞かせてください(笑

関連ランキング:バー | 平沼橋駅横浜駅

投稿者 B : 22:34 | Drink | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/02/22 (Wed.)

『孤独の中華そば「江ぐち」』と「みたか」

『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之先生のエッセイのひとつに『孤独の中華そば「江ぐち」』という作品があります(正式にはエッセイではなく小説らしい)。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

孤独の中華そば「江ぐち」

もともとは 30 年以上前、久住さんが 26 歳のときに書いた本らしいですが、その後絶版と復刊を二度繰り返し、三度目の刊行が行われたのが 2010 年。『孤独のグルメ』が最初のドラマ化をされる前のことですが、その時点では既に知る人ぞ知る存在になっていた『孤独のグルメ』から引用する形で復刊版のタイトルがつけられたのでしょう。

この「江ぐち」というのは、三鷹にかつて実在したラーメン店のことで、三鷹生まれの久住さんが若かりし頃に日常的に通っていたお店とのこと。なんたってこんな本を勝手に出したり、久住さんのバンド・スクリーントーンズで勝手にテーマソングまで作曲してしまうくらい思い入れのあったお店のようです。この本が三度目の刊行を行われた年に閉店してしまったそうですが、本書ではその「江ぐち」の在りし日の思い出が生々しく綴られています。

孤独の中華そば「江ぐち」

といっても、エッセイの内容は久住さんと悪友たちが店員に「タクヤ」「アクマ」「オニガワラ」などという渾名を勝手につけていた話とか(それも「タクヤ」は顔が久住さんの弟に似ているから、というしょうもない理由だったりする)、基本的には大学生のだらしない日常の話と、そこから脱線(しかもかなり話題が飛ぶ感じで)した話ばかり。それでも久住さんや悪友たちがお店の様子をよーく観察し、そこから妄想を膨らませたり、自分なりの「食べ方の流儀」にこだわったりするあたりが『孤独のグルメ』の原点なんだなあ...というのがとてもよく分かるエッセイになっています。

まるでドラマの「ふらっと QUSUMI」コーナーで隣の席に座って久住さんの飲み話を聞いているような、スクリーントーンズのライブで久住さんの脱線だらけの MC を聞いているような、そんな感覚が文章を読んでいても感じられます。私は紙の本を読んでいて吹き出してしまうことってまずないんですが、この本は数ページに一度くだらなすぎて吹く(笑。

孤独の中華そば「江ぐち」

このエッセイの中でも「お店のカウンターの中で店員が険悪なムードだと、料理が全くおいしく感じられない」という話をつらつらと書いていたりして(ちなみにこのエピソードは「江ぐち」のことではなく脱線した他の店の話)、漫画『孤独のグルメ』に登場したアームロック回のような経験が本当に許せないんだなあ、というのがよく分かります。
でも基本的には全編にわたって馬鹿話と妄想と脱線が繰り広げられていて、久住さんが食事している間の頭の中を覗き込んでいるような感覚。

で、先日たまたま仕事で三鷹方面に行く用事があり、しかも帰りが半端に遅くなってしまいました。南東京の住人としては中野よりも西、というのは妙に遠くて、これは帰るまでもちそうもない。仕方ない、この辺で何か入れていくか...と考えました。三鷹周辺は久住さんのホームグラウンドだけあって『孤独のグルメ』では原作、ドラマともに登場している町だし、私も何度か聖地巡礼に訪れています(全くの余談だけどコンビニ回では跡地の写真を撮るためだけに三鷹まで行った)。
お茶漬けの「みさと」は昨年末に閉店してしまったらしいけど、久しぶりに「」に行くかなあ...というところまで逡巡したところで、この店のことを思い出しました。

中華そば みたか

「江ぐち」と同じ場所で、「江ぐち」の若手職人が、「江ぐち」の店舗を居抜きで使って、「江ぐち」の味を受け継いだ店をやっている、という話。
確かに三鷹駅の正面の道を少し歩いたところのビルの地下に、そのお店は入っていました。

中華そば みたか

中華そば みたか

階段を降りると真正面にある「中華そば みたか」。これがその「江ぐち」の後継店です。

近代的なビルの並ぶ三鷹駅前の地下に、ここだけ昭和がそのまま時間を止めているかのような空間が広がっています。
店内のレイアウトとか、調理器具の様子とか、本当に久住さんのエッセイに書いてあったそのまんまで、ちょっと笑みがこぼれてしまうほど。

中華そば みたか

とりあえず一日の仕事が終わったところなので、瓶ビールで自分にお疲れさま。
でもラーメン屋でガッツリ飲んじゃうのも粋じゃないと思い、小瓶にしてみました。

中華そば みたか

で、ラーメンをいただく前に久住さんなら軽くつまんでから本丸に行くんだろうなと思って、「竹の子」をツマミにいただいてみました。
ここが普通のラーメン屋だったら「メンマ」あるいは「シナチク」と呼ばれるところだろうけど、この店では「竹の子」。噛み応えのあるメンマに大量の白ネギ、それにラーメンの醤油だれが絡んで、これはいいツマミだ。焼豚(チャーシュー、ではなく、チャシュー)にも心惹かれたけど、これは竹の子で正解だったかも。

中華そば みたか

そしてメインはチャシューメン。ツマミを竹の子でガマンしたので、ラーメンにはガッツリチャシュー。
この店、普通のラーメンが 450 円、このチャシューメンでも 700 円。イマドキそこらのラーメン屋ならチャシューメンで 1,000 円取る店もザラにある中で、この値段は嬉しい。

中華そば みたか

スープは澄んだ色の昆布だし&野菜系。カウンター内の寸胴鍋で人参や玉葱、キャベツなんかがゴロゴロ煮込まれた、見るからに美味しそうなスープ。
味は自己主張が強すぎず、ややスッキリめのやさしい味。初めての味なのにどこか懐かしい、昭和を思い起こさせるスープです。
最近の私はガッツリ豚骨とか煮干しとかよりも、こういうシンプルな醤油スープのラーメンこそ食べたいと思います。

チャシューはしっかりと味がついているけど、あまり脂っこくなく飽きずに味わえます。これもおいしい。
エッセイには、ツマミのチャシューはラーメンのと違って脂が冷めているのが「レーズンバター的な感じでツマミにいい」という話があったけど、確かにこのチャシューならそういう楽しみ方もアリだな。

中華そば みたか

麺は角張った形の自家製・中太ストレート。こういう麺を出す店ってあまり多くない印象だけど、こういう食べ応えある麺、けっこう好き。そしてこのスープならこの麺しかないだろうと感じる相性の良さ。飽きの来ない、いくらでも食べていられそうな中華そば。
この麺、見た目の印象どおりボリュームがあるようで、食べ終わった後にはけっこうお腹いっぱいになってしまっていました。

ここは美味しかったなあ...久住さんが毎週のように通っていたのも分かる気がします。
決してインパクトのある味ではないけれど、ジワジワと良さの分かる、毎日でも食べたくなるラーメンだと思います。自分で撮った写真見てたらまた食べたくなってきた。

今度三鷹に来る機会があったら、ツマミチャシューと五目そば、いってみようかな。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

4895001342

関連ランキング:ラーメン | 三鷹駅

投稿者 B : 22:56 | Book | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2017/02/17 (Fri.)

とんかつの老舗 目黒「とんき」

目黒にあるとんかつの名店に行ってきました。

とんき 目黒店

とんき

この目黒で 80 年近くも店を構えているという、この界隈では超有名なお店。食べ歩きが趣味でない人でも知っているくらいで、近くを通りがかると行列ができていることも少なくありません。夜営業しかやっていないこともあって今までなかなか機会がありませんでしたが、ようやく来ることができました。

とんき

お店は二階建てで、二回のほうにはテーブル席もあるようですが、一階はカウンター席のみ。それも超大きなカウンターで、30 人は座れます。そしてカウンターの内側の調理場には、何人もの職人さんが手際よくとんかつを作っていっています。本当に「職人芸」とでも呼びたくなるような無駄のない所作で、つい見入ってしまうほど。とんかつ屋のカウンターなのに、伝統工芸の職人さんの作業を見ているような気分に陥ります。

とんき

メニューはこんな感じ...なんですが、入店するや否や(着席さえする前から)注文を訊かれてしまうので、初めて来た私は「ろ、ロースカツ定食で」と軽くうろたえながら答えるのが精一杯でした(汗。まあ私は初めてのとんかつ店に来たらまずロースカツでその店の味を判断することにしているので問題はありませんが、常連とおぼしきお客さんが「ロース定に串かつ一本つけて」と当たり前のように注文しているのを聞いて「串かつ一本!そういうのもあるのか」とショックを受けました。

とんき

しばらく待ったところで、ロースとんかつ定食とのご対面。

おお...これは。想像していたとんかつとはちょっと違う雰囲気を醸し出しています。

とんき

まず、衣が超薄い。こんなに薄い衣のとんかつは今まで見たことがありません。
しかも、肉に密着しておらず、箸で取ろうとすると簡単に剥がれてきます。

しかし、食べてみて驚き。

とんき

とんかつなのに、揚げ物特有の脂っぽさが全然ない!
しかも、ロースなのにヒレかと思ってしまうほど、あっさりした肉質。こんなとんかつ初めて。

食べログのレビューに「まるで蒸し豚のようなとんかつ」という表現がありましたが、まさにそんな感じ。
これはサクサク衣がついたもっちり蒸し豚だ。自分の今までのとんかつ観を根底から覆すようなとんかつだけど、これ、おいしいです。

とんき

定食についてきた豚汁も、味噌ベースなんだけどどことなくすまし汁風の上品な味。
そうそう、このとんかつに合う豚汁ってこういうやつですよ。

とんき

対照的に漬物はちょっとしっかり味。

なお店員さんの仕事の的確さは料理だけではないようで、キャベツがなくなりかけるとほぼ間を置かずに「キャベツ追加いかがですか?」と聞かれるし、ごはんが空になったら目の前に「スゥ...」と無言でおばちゃんがお盆を差し出し、それに茶碗を載せるとまた「スゥ...」とおかわりが盛られた茶碗が戻ってくるという(笑。行列に並んでいる間以外はほとんど客を待たせることがない、この職人芸。感服いたしました。

とんき

いやあ本当においしかった。自分の中で新たなとんかつの地平が開けたかのようだ。
そういえば、店内を見渡すと一般的なとんかつ店と比べて女性や年配のお客さんの比率が高い気がする。そりゃあこのヘルシーなとんかつだったら、老若男女問わず堪能できるわけか。

ここはまた来たいところです。
次回はヒレかつ定食に串かつプラス、いってみようかなあ。

関連ランキング:とんかつ | 目黒駅不動前駅

投稿者 B : 22:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/02/09 (Thu.)

千葉県津田沼のリブステーキ

「肉の引力には勝てん、だったらステーキだ」

テキサス

先日の中野・蔡菜食堂に続いて、ドラマ『孤独のグルメ』お正月スペシャルのもう一つの聖地、京成津田沼のステーキの聖地へとやって来ました。津田沼って初めて降りたんですが、自宅からだとはるばる一時間半。私にとってはちょっとした旅行になりました(;´Д`)ヾ。
JR の津田沼駅とは違って京成津田沼側は住宅地のようで、周囲にはあまりお店も多くなく、静かな感じ。その中にひっそりと店舗があって、ゴローちゃんじゃなくても深夜に空いているめし屋がここしか見当たらなかったら、すがりたくもなりそうです。

私も長時間の電車旅ですっかり腹が減ってしまった。
もう後戻りはできない。ステーキに突っ込むぞ。

テキサス 津田沼店

テキサス

カウボーイハットや馬具、ライフルなどが展示されているウェスタン調の店内。そうそう、ステーキハウスってこうじゃないと。
ちなみに千葉県内や都内に「テキサス」と名のつくステーキハウスは何軒かあって、いくつかは支店やのれん分けっぽいですが、どこまでが系列なのかは正直分かりません。ステーキ屋で「テキサス」ってネーミングはベタベタだからなあ(笑

ドラマの放送から一ヶ月ほどということで混んでるだろうと思いきや、お客さんの入りはそこそこで寛げる雰囲気。立地的に都内からだとやる気が必要なのと、営業時間が長いことで他の聖地よりは巡礼客がバラけたんでしょうか。それでも席はずっと埋まっているような感じで、人気店であることが窺えます。

テキサス

ま、そんなことは置いておいてまずはビールから。
カールスバーグの生がありました。こういうお店の定番バドワイザーやコロナは瓶での提供になるようです。

さあ、それじゃあ料理のほうもいただきますか。

テキサス

ステーキが焼けるまでの間のツマミ的な位置づけで、まずはソーセージ盛り合わせ。
こういう店で鉄板に盛られたソーセージが出てくると、盛り上がるよなあ。

骨付き、チョリソ、粗挽きそれぞれに味と食感が違って、これはビールが進みます。

テキサス

これから肉をたらふく食べる前に野菜も採っておかないとね、とシーザーサラダ。
うん、これはオーソドックスなシーザーサラダ。

テキサス

からの、イタリアンサラダ(笑。どっちにするか迷った挙げ句、サラダにサラダをかぶせてしまった。

見るからに凄いボリューム感。チーズとソーセージが載っていて、食べ応えあり。
味も濃いめで、これはビールが進むサラダだ。テキサスに来てイタリアンサラダっていうのも変な感じだけど、これはこれでアリなマカロニウェスタン感。
シーザーサラダよりもこっちが当たりだった。

テキサス

さあ来ましたよ、名物ガーリックライス。

テレビ画面からもにおいが漂ってきそうだったけど、確かにすごいニンニクのにおい。これはやられる。
でも、これこれ。これですよ。

テキサス

店員さんが目の前でニンニクとタレを絡めて混ぜてくれるパフォーマンスつき。
見事な二丁スプーンさばき。これがさらにニンニクのにおいを漂わせるんだよなぁ~。

テキサス

というわけで完成、いただきます。

お~、きたきたきた。ニンニク襲来。
あ、でも、もっとニンニクの辛味がガツンと来る感じを想像していたら、むしろほんのり甘味を感じるやさしいお味。
こんなガーリックライスは初めてだけど、うまいじゃないか。

テキサス

ここで本命登場。テキサスリブステーキの 300g、ミディアムレア。
このボリューム感、この破壊力。

うお~、これは...いかんいかん、これはいかんやつじゃないか。

テキサス

粒マスタードにニンニクといった薬味類が傍に控える。
なるほど、これだけの量のステーキを、この薬味でいろいろと切り口を変えながら楽しめるわけか。

どーれ。

テキサス

うぉぁ...肉だ肉だ。
まごうかたなき牛の赤身肉だ。

この肉、思ってたよりずっと柔らかいし、脂が乗っている。
こういうウェスタンなステーキハウスって、肉質よりもとにかく量!という感じでちょっと歯ごたえのある赤身肉であることが多いけど、ここのリブステーキは本当にジューシー。
うん、こいつはなかなかいい肉だ。

いいじゃないか、いいじゃないか。
ステーキを粒マスタードで食べるというのも初めてだけど、これもいい。
はるばる津田沼にまで来た甲斐があるってもんだ。

テキサス

いちいちキコキコやって食うのが面倒になってきた。サイコロにしちまうか。
ニンニクはちょっと載せすぎたけど、でもそれがまた、たまらん。

うまいステーキを食ってる瞬間って、本当に幸せだよなあ。

テキサス

よ~しよし、拍車がかかってきた。
ガーリック・オン・ガーリック。知っててダブらせていくという攻め食いだ。
ガツンと力強い肉を、やさしいガーリックライスが受け止める。我ながら完璧な組み合わせだ。

ひたすら食うしかない、食い進むしかない。
月の荒野を爆走する幌馬車隊のように。

テキサス

最後はホットコーヒーで〆。ゴローちゃんと違ってこの後仕事が待っているわけでもないから、ステーキの余韻をゆっくり堪能できます。
ニンニク臭くなるのが分かってたから、金曜夜を狙って来たのもぬかりなし。

それにしても、腹が一杯だ。これ以上はもう食べられない。
今、俺の中で試合終了のゴングが鳴り響いている。

深夜じゃなくても、このステーキは反則級のうまさだった。

テキサス

店内には松重さんと店長役の和田正人さんのサイン、それに台本が展示されていました。
スペシャルドラマにもかかわらず、放送のほんの二週間前の収録だったようで、編集は突貫作業だったことが窺えます。

テキサス

それにしても満足度の高いステーキだった。食った食った。

機会があれば支店のほうにも行ってみたいなあ。
肉を食いたきゃ、テキサスを目指せ。ガンマンとなってリブステーキを狙い撃て。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

B01MR01JI8

関連ランキング:ステーキ | 京成津田沼駅新津田沼駅津田沼駅

投稿者 B : 00:08 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/02/03 (Fri.)

松本 石臼挽き純手打ちそば 榑木野

私が松本方面に出張に行ったときによく立ち寄る蕎麦屋がこちらになります。

石臼挽き純手打ちそば 榑木野

榑木野

松本の駅舎に入っている蕎麦屋。市街地を探せば他にもうまい蕎麦屋はいくらでもあるでしょうが、私が出張するときはたいてい時間に余裕がないことが多くて、それでも長野まで来たからには蕎麦を食べたい、という欲求に的確に応えてくれるのがこのお店。朝 7 時半から夜 9 時までやっているので、出張帰りの特急待ちの時間とかランチタイム過ぎの半端な時間でもサクッと利用できるのがとても貴重です。

なお難読な店名は、「くれきの」と読むようです。

榑木野

外観に反して年季を感じる店内は、テーブル席の他に相席前提の長テーブルがあり、独りでの利用時にはたいてい長テーブルのほうに通されます。
蕎麦のお品書きはオーソドックスなものを中心にしつつ、期間限定ものや朝メニュー、ランチメニューなどが用意されています。

榑木野

蕎麦以外にも長野県内の地酒がたいへん充実していて、非常にソソられる。昼間っから天ぷらやみそ田楽をつまみにしっぽり飲ってるおじさんも珍しくなく、ゆっくり食べてる時間がないことが多い私はいつも悔しい思いをしています。

榑木野

今回いただいたのは「活穴子天ざるそば」。いつもは鴨せいろやとろろそばを頼むことが多いですが、前回来たときに他のお客さんが食べていたのがとてもおいしそうだったので(笑

榑木野

皿からはみ出しているこの穴子の大きさといったら!
ま、長野県で穴子が獲れるわけではありませんが(笑

榑木野

大きいだけでなく揚げたてでフワフワ、ホクホクの穴子。おいしいです。

榑木野

でもやっぱりこの店では蕎麦が主役。本場に来たからには冬でもかけではなくざるを食べないともったいない。
キーンと冷たさが伝わってくるほどよく締められた蕎麦は、細めで喉ごしもよく、とてもおいしい。東京で食べる蕎麦とは別物だと感じます。

榑木野

最後は蕎麦湯でホッと一息。

東京にあるような駅蕎麦と違って、市内にちゃんと店を構えているところの支店というだけあって、蕎麦がちゃんとしてる。駅舎で食べられる本格蕎麦、貴重な存在です。単価がやや高めだけど、立地と蕎麦のレベルを考えれば納得。
今度はちょっと時間のあるときに来て日本酒をクイッといきつつ〆の蕎麦、とかやってみたいなあ。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:そば(蕎麦) | 松本駅西松本駅北松本駅

投稿者 B : 22:38 | Gourmet | Udon & Soba | コメント (0) | トラックバック

2017/01/29 (Sun.)

品川区西五反田の一人焼肉

正月に放送された『孤独のグルメ』スペシャルドラマを観て以来、私の中で焼肉食べたい欲が高まっています。ゴローちゃんが食べ損ねた「つるや」の映像を見たら、改めて食べたくなってしまって...。でも、今の「つるや」は当時以上の人気店となってしまったようで、予約なしだと開店前の行列に並ばないともう入店すらできないっぽい。これはハードル高いなあ、と悩んでいたんですが、そういえば一人焼肉で気になっていた店があったんだったということを思い出して、試しに行ってみました。

ひとり焼肉ニッチ!

ひとり焼肉ニッチ!

五反田にある大崎郵便局(まぎらわしい)の斜向かいあたりに、一年ほど前にできた「一人焼肉」に特化したお店。看板のインパクトが強すぎて、これは一度行ってみるしかないと思っていたのでした。芝浦の食肉市場が近いせいか焼肉店の競争が激しい五反田界隈にあって、あえて「一人焼肉専門」という独自性を打ち出してきているのは面白い。
しかし一人ちゃんこ一人すき焼きまでこなしてきた私にとって、一人焼肉なんて今さら怖くも何ともありません(ぉ

ひとり焼肉ニッチ!

店内は全席カウンターのみ、それぞれに専用の七輪と煙突が備えられています。確かに、この態勢ならば目の前の焼肉だけに集中できる。

が、私が入店したところ、私以外にお客さんはおらず、事実上の貸し切り状態。まさに完全なる「一人焼肉」をすることになろうとは、店に来るまで思ってもいませんでした(;´Д`)。

ひとり焼肉ニッチ!

注文は食券制。肉は基本的に盛り合わせメニューとして用意されています。焼肉ってついつい追加注文して高くなっちゃうことが少なくないけど、食券制であらかじめ支払ってあればそれ以上になることはないから、確かに安心かも。お店としてもそうやって回転率を上げたいという意図もあるんでしょうが。

ひとり焼肉ニッチ!

メニューはちょっと迷ったけど「牛ブタとり盛合せ」にしてみました。焼肉で牛以外を食べるのは邪道だとは思っているけれど、そもそもメニューが少ない中でこの店の味を知るなら、盛り合わせのほうが良いかと思い。
牛・豚・鶏が各二種ずつ×塩・タレで合計 12 枚入っています。これにハイボールとキムチを注文しました。キャベツはサービスとのこと。

ひとり焼肉ニッチ!

まずは塩から焼いていきます。

一人焼肉って、相手に気を遣ったり逆に肉を多く取られないよう警戒しながら食べなくてもいい反面、とにかく焼いて食べての自転車操業がなんだか忙しいんですよね。今回も、そんなせわしなさを感じながら、どんどん焼いて食べていきます。

ひとり焼肉ニッチ!

ここの牛肉は「経産牛」、つまりお産を終えた雌牛を使っているそうです。一般的に経産牛は味が落ちると言われますが、私も年齢的にサシさえ入っていればうまいという歳でもなくなってきたので、程良い赤身感がなかなか美味しい。肉の柔らかさは丁寧にスジ切り処理をした結果かなという印象ですが、経産牛のイメージとは違って、これはアリ。
ただ、豚と鶏はまあ普通かな...これは牛ヒレ盛り合わせのほうが良かったか。

ひとり焼肉ニッチ!

塩を食べきったところで、続いてタレを網に載せていきます。
炭火って火の勢いにムラが出やすいから、ちょうど良い焼け具合のところを探すのがなかなか難しい。

ひとり焼肉ニッチ!

牛ヒレがタレにしっかり漬け込まれていて、味がよくしみていて美味しい。この店は牛ヒレのタレが正解だったか。
素材の良し悪しもあるけど、こうやって手をかけることで肉っておいしくなるんだなあ。

ひとり焼肉ニッチ!

お会計を済ませた後、退店時に口直しのコーヒーがついてきました。ガムじゃなくてコーヒーというのは珍しい。

それにしても、結局最後まで他のお客さんが入ってこなかった。
一人焼肉には全然抵抗がないつもりだったけど、それも他のお客さんがいて活気のある店内なら楽しいのであって、静かな店内で完全に一人、というのはいくらなんでも寂しいなあ。

あの牛ヒレはアリだと思ったけど、次に私が行く機会があるまでに、この店は残っているんだろうか...。

関連ランキング:焼肉 | 不動前駅大崎広小路駅五反田駅

投稿者 B : 21:29 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/01/28 (Sat.)

六本木 ぶどう酒食堂さくら

ちょっと遅めの新年会に、以前から行ってみたかったお店へ行ってきました。

ぶどう酒食堂さくら

ぶどう酒食堂さくら

六本木通りから一本裏に入ったところにある、ワインメインのダイニングバー。かねがね行ってみたいと思っていたので、この機会に利用してみました。
上記はここが入口だと思って写真を撮っていたらどうやら裏口だったらしく(ぉ)正しい入口はこの左手奥にあります。パン屋に併設されているレストラン風で、ちょっと分かりづらい(;´Д`)ヾ。

ぶどう酒食堂さくら

「ぶどう酒食堂」を名乗るだけあって、ワインリストが本当に豊富。味の傾向も具体的に示されているので、詳しくなくても安心して頼むことができます。もちろんスタッフのおすすめに従っても間違いありません。

ぶどう酒食堂さくら

まだギリギリ新年だから、乾杯はスパークリングワインで。ロゼだと特別感が出ますね。目の前で順々に注がれると、気分が高まってきます。

ぶどう酒食堂さくら

料理は何にしようかな...と迷っていたら、「今日のオススメのお魚はいかがですか」と、見るからにうまそうな鮮魚たちがやってきました。この日のオススメは、手前からアジ、ヒメジ、メジナ、アカハタ。どれも艶が良くて本当に美味しそう...くっください(

とりあえず鮮魚はキープしつつ、他のものも頼んでいきます。

ぶどう酒食堂さくら

まずはおつまみ的にこのお店の名物でもあるピンチョスを盛り合わせで。ワインの進む味つけな上に、見た目にも楽しい。

ぶどう酒食堂さくら

そういえばフォークやナイフがないけど...?と思ったら、各テーブルの引き出しにズラリと並べられていました。これだけあればいくらでも食べられます(違

ぶどう酒食堂さくら

おつまみ系は引き続いてイカのフリットと、

ぶどう酒食堂さくら

朝採れ三浦野菜のグリーンサラダ。三浦野菜...三浦半島ってそんなに野菜が有名なんですね。確かにこの蕪や大根をふんだんに使ったシャキシャキのサラダ、おいしい。

ぶどう酒食堂さくら

そしてピザ。超スタンダードなマルゲリータだけど、この白いモッツァレラチーズがもちもちしていて、すごいおいしい。味のバランスも絶妙で、これは気に入った。

ぶどう酒食堂さくら

こんなの出されたらスパークリングワインなんてあっという間になくなってしまうわけで、白ワインへと進まざるを得ないわけです。
魚介や野菜に期待が持てそうなので、ここはミュスカデで。

ぶどう酒食堂さくら

そこへどーん!とやってきたのが、さっき調理をお願いしていた鮮魚。アカハタをエビ、ホタテ、オリーブと一緒にアクアパッツァにしてもらいました!
アクアパッツァってシンプルなんだけど、魚介のうまみが濃縮される感じで、うまいよなぁ~。これは幸せ。

ぶどう酒食堂さくら

からの、焼き牡蠣。本当は生がいいけど今季は感染症が流行っているから、焼きでガマン。
それでもおいしくてワインがスルスル入っていきます。最終的に何杯飲んだか忘れてしまいました(笑

ぶどう酒食堂さくら

パスタは生パスタと乾パスタそれぞれにメニューが用意されているというこだわり。というかこの店、ワインリストだけでなくフードメニューもむちゃくちゃ豊富で、10 回来ても全部食べ尽くせないんじゃないかというくらい。
この生パスタは乾パスタにはないもちもちした食感が楽しい。生パスタって通常家では食べないので、生パスタを出してくれるお店があると嬉しくなりますね。

ぶどう酒食堂さくら

パルミジャーノ・レッジャーノのリゾット。大のチーズ好きとしては、これにさらにパルミジャーノをどさっとかけていただきます。
チーズの濃厚な香りとコクと塩気がたまらない。これもおいしいです。

ぶどう酒食堂さくら

そういえばここまでほぼ肉を食べていなかったのを思い出し、ローストビーフを追加。温泉卵が添えられているのがさらに幸せ。

ぶどう酒食堂さくら

そーなると赤ワインが欲しくなってしまうわけです。

ぶどう酒食堂さくら

さらにピザおかわり。この店のピザはモッツァレラチーズが本当に絶妙なんだなあ。
でもさっきのと違って牛肉とオリーブが加わることで、さらに濃厚なお味に。これもうまいなー。

ぶどう酒食堂さくら

デザートはグルマン。「食いしん坊」という名のチョコレートケーキとアイスクリーム、私にピッタリじゃないですか(ぉ
こちらは同じフロアにあるケーキ店「ココアンジュ」から仕入れているようで、どおりで並のダイニングバーとは違う本格的スイーツ。

いやあ、期待通り、最初から最後までおいしかったし、楽しかった。
これだけ飲み食いしたにもかかわらず、お会計が思ったほど高くなかったのも嬉しいところ。

ここは自分のレパートリーの一つに加えたいお店ですね。ワイン好きの友人を連れてまた来ようと思います。

ごちそうさまでした。
お付き合いくださった皆様、ありがとうございました。

関連ランキング:イタリアン | 六本木駅乃木坂駅六本木一丁目駅

投稿者 B : 22:44 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/01/22 (Sun.)

神保町 カリーライス専門店 エチオピア

今日は全国的にカレーの日として定められているそうですね。
だからというわけではありませんが、久しぶりに神保町方面に用事があったので、以前から行きたかったカレー店に行ってきました。

カリーライス専門店 エチオピア

エチオピア

神保町と言えば石を投げれば古書店かカレー店にあたる、というくらいカレーの聖地です。私もこれまでにボンディガヴィアルには行ったことがあり、ボンディはその後他の支店にちょくちょく通うほどのファンになりましたが、神保町自体に来る用事が滅多になく、それ以外のお店が開拓できていませんでした。

この「エチオピア」はその名が示すとおり、ボンディを起点とした神保町欧風カレーとは一線を画したカレー専門店。まあ、エチオピアってアフリカだからカレーとは特に関係ないけど(笑、元々は喫茶店で、この店名はコーヒー豆の産地から取ったとのこと。

エチオピア

店内は 1F と 2F に分かれていて、1F はカウンターと二人掛けのハイテーブル中心、2F はテーブル席中心になっています。有名店だけあってお昼時は満席、大行列というほどではないけど常に 2~3 人が待っているという状況。私も 1F の行列の後ろに並び、順番が回ってきたところで券売機で食券を購入。

エチオピア

席に着いたところですかさず提供されるじゃがバター。ボンディとは関係のない店だけど、やっぱり最初にこれを出すのが神保町流ということなんでしょう。しかもこのじゃがいもはおかわり自由。まあここで欲張ると後のカレーが十分味わえなくなりますが...。

エチオピア

そしてカレーの登場。ここのカレーはチキン、ビーフ、野菜、エビ、豆の五種類があるようですが、こういうスパイス満載系のルウならチキンと相性がいいはずと思いシンプルにチキンカレーの大盛りを注文しました。いろいろ選べる辛さはとりあえず「三倍」で。
が...出てきた瞬間、このライスの土手の高さに軽くのけぞり(;´Д`)ヾ。けっこうお腹が空いてたから欲張っちゃったけど、ここの大盛りは普通の店の特盛りくらいありそうですね。他のお客さんもライスは少なめとか普通盛りで少し残したりとかしているようだし、もう少し様子見て頼めば良かった...。

エチオピア

でもこのスパイスたっぷりのルウ、なかなか。ボンディの旨味とコク系のルウとは全く違う方向性の、さまざまな香辛料が入り交じった複雑な刺激が味覚に楽しい。しかしそのせいでこの寒いのに全身からどっと汗が噴き出してきて、暑いのなんの(;´Д`)。このカレーはまるで「食べるデトックス」。スパイス系のカレー店も数あれど、この店のはちょっと抜きんでていると思います。

エチオピア

ランチタイムは食後のサービスとしてアイスクリームがついてきます。日によって味が異なるようですが、この日はチョコ。スパイスでホットになった口の中と全身が、おかげで落ち着いていきます。

個人的にはボンディ系のほうが好みかなあとも思うけど、神保町カレーのイメージを覆す、いいカレーでした。
機会があれば神保町の他の名店も巡ってみたいところです。

関連ランキング:カレーライス | 神保町駅新御茶ノ水駅小川町駅

投稿者 B : 22:00 | Curry | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2017/01/18 (Wed.)

あるでん亭 2017

先週末、銀座に行く用事があったので、久しぶりにソニービルのあるでん亭で食べてきました。

あるでん亭|ソニービル

あるでん亭

ソニービルでは現在、最後の特別展示である「It's a Sony 展」をやっているところ。これが終了するのに伴ってソニービル自体が一時閉館してしまうため、このあるでん亭でスパゲティが食べられるのもあとわずかの期間になります。このお店の昔からのファンとしては、春までの間に銀座に来る用事があったら欠かさず食べて帰りたいくらいなんですが、最近なかなかこっち方面に用がない(´д`)。

銀座なら他にも有名店はたくさんありますが、あるでん亭には根強いファンが多いようで、休日のお昼時にはお店の外に少し行列ができてしまうほど。なので、今回はお昼のピークを迎える前にお店に入りました。

あるでん亭

この細長い厨房で手際よくパスタを作っていく様子も、もうすぐ見られなくなっちゃうんだなあ...と思うと、この一瞬すらとても大切に思えてきます。熟練した料理人の仕事って、つい見とれてしまいますよね。

あるでん亭

この店の思い出の数々。いろんな写真がありますが、この中に複数枚、しかもいずれも違う日に撮られているアロンソの写真が並んでいるというのが驚異的(笑。アロンソは本当にこの店が好きだったんだなあ、ということがよく分かります。右下にはジェンソン・バトンの写真も貼られていますが、これはお店に来たわけじゃなくてマクラーレン・ホンダの体制発表会の写真が貼られてるだけですよね(笑

あるでん亭

お店の入口近くには、アロンソの他にサッカー日本代表のザッケローニ元監督や現在は国内スーパー GT に参戦中のヘイキ・コヴァライネン、タレントの峰竜太さんやお笑い芸人で芥川賞作家でもあるピース又吉さんなど有名人の写真がギッシリ。ザック監督は日本代表退任後も訪日時にはたびたび訪れているようですし、コヴァライネンなんて昨年 11 月にも来てるし新宿店にまで行ってるしアロンソ以上にあるでん亭好きすぎやろ!という感じ(笑。本場のパスタを食べてきた人々に愛されるほどの店である、というのがよく分かります。

あるでん亭

今回食べてみたのはほうれんそうベーコン、通称「ポパイ」。先日新宿店に行ったときに何人かのお客さんが立て続けに注文していて気になっていたんですよね。
見た目は何の変哲もないほうれん草とベーコンの入った塩系スパゲティ。でも私は変に変わり種の具が入ったものよりも、こういう超シンプルかつオーソドックスなパスタが大好きです。

あるでん亭

塩系のパスタだとついペペロンチーノのようにストレートにパンチのある味を想像してしまいますが、このポパイはそれとは対照的な、優しい味。ペペロンチーノほど鷹の爪・ニンニクがガッツリ入っていないのと、代わりにコーンが入っているのがこのほんのり甘くて優しい口当たりを醸し出しているのでしょう。まるでイタリアの家庭料理のような、年齢や好き嫌いを問わずに食べられる懐かしさを感じます。イタリア行ったことないけど。

あるでん亭

そしてエスターテ。ペペロンチーノに茄子としめじを加えたような感じで、こちらはイメージ通りのしっかりした味。同じ塩系でも、ポパイとは全くキャラが違います。でもこれもおいしい。

あるでん亭

こちらはペペロンチーノ、カルボナーラと並んでこの店の私の三大好きなメニューに含まれるロレンツァ。サワークリームが普通のクリームパスタとは違った爽やかさを感じさせてくれるのに加えて、上に乗ったこの黄身が何とも言えず幸せ。黄身を崩してサワークリームとよく混ぜて食べるのがポイントです。

あるでん亭

定番中の定番カルボナーラ。生クリームを使わずに卵黄だけで作られた濃厚さがいいんだよなあ。生クリームと卵黄のどちらが身体に悪いか、という議論はこの際置いておくとして(ぉ

この店のパスタは定番系の完成度が高すぎて、たまに来る程度だとなかなか新メニューに冒険しようと思えないのが悩ましいところ。会社の近所にあったら毎週でも通うのに。

あるでん亭

食後はエスプレッソで〆。
今日もおいしかったなぁ~。

あるでん亭

ソニービルの閉館まで、あと二ヶ月あまりとなってしまいました。閉館までにあと一回来れるかなあ...。
なお、閉館後の移転先に関する案内はまだ出ていませんでした。移転するのか、それともなくなってしまうのか。いずれにしても 3 月くらいには今後についての案内が出ると思うので、ちょっと注視していたいと思います。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:パスタ | 銀座駅有楽町駅日比谷駅

投稿者 B : 22:55 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/01/14 (Sat.)

東京都中野のレバにら炒め

「おお、空腹を幸福に変える中華景色だ」

蔡菜食堂

久しぶりの『孤独のグルメ』聖地巡礼。年始に放送された「お正月スペシャル」に登場した、中野の中華の聖地にさっそく行ってきました。
JR 中野駅から割とすぐ、マルイの真裏にあるこぢんまりとした中華料理店。真っ赤な壁面に「蔡」だけフォントが異なる店名が良い味を出しているじゃないか。

上海家庭料理。
看板を見た瞬間、俺の中華魂に火がついた。

蔡菜食堂

蔡菜食堂

上海料理って、何があるんだっけ。

クリアフォルダに入ったレギュラーメニューの他に、ホワイトボードは日替わりメニュー系。
私はこのホワイトボード前の席(ゴロー席の左隣)でしたが、劇中のような女性客は少なく、残念ながら女性から熱い視線で見つめられることはありませんでした(ぉ

しかし、エビ、アワビ、ニンニク...魅力食材のオンパレード。いきなりグッとこさせるじゃないか。
腹の虫たちも狂喜乱舞している。

劇中で宮崎美子さんが演じていた店員さんは、中国出身の気さくで優しげなおかあさん。
「青菜の水餃子と...」と注文しかけたところで我々が巡礼客だとすぐに解ったらしく、「ああ、それとこれとあれね」的な話の早さ(笑

蔡菜食堂

乾杯は久住さんに倣ってスパークリングワイン。ちょっとした新年会を兼ねた集まりだもの、こういう特別感があったっていいじゃないか。
泡で気分が高まったところで、よ~し、あとは食うだけだ。

蔡菜食堂

で、いきなりスペアリブの黒酢ソース炒め。
他にもいろいろ頼んだけど、調理や盛り付けの都合でいきなりメインっぽいものが最初に登場(笑

五郎's セレクションではないけれど、これ食べたかったんだよなあ~。
この黒スペアリブ、ちょっと甘口の濃い味で、期待を裏切らない。肉にみっちりとこのソースが染み込んでいる。

メニューの星空からこれを選んだ俺、ナイス。

蔡菜食堂

順番が前後した感じでおつまみセットの登場。
メニューにも書かれていた前菜系から、アンチョビカレーポテトサラダ、揚げピーナッツ、新緑ザーサイ、お麩と木耳(きくらげ)の醤油煮、地鶏の老酒蒸し、菜の花のおひたしの六点。ザーサイはイメージと違う緑色っていうのが見た目通り新鮮だし、麩を木耳とこんな風に煮込んだのって食べたことがないし、ポテサラにアンチョビとカレーという組み合わせもそれは中華なのか?と思わなくもないけど、どれもお酒が進む進む。

これが上海家庭料理なのか。
酢豚エビチリとは、別世界交響曲。

蔡菜食堂

こんなおつまみセットを出されたら、そりゃあ紹興酒を頼まないと失礼というものでしょう。
甕から瓶に移し替えて出された感じの紹興酒が、なんだか気取らない感じでうまい。

蔡菜食堂

そこへ青菜の水餃子。
基本は三個セットだけど、一人二個×人数分にして最初から取り分けて出してくださいました。

青菜の餃子なんて初めて聞いた。
また新しい餃子の扉が開かれた。

蔡菜食堂

柔らかい皮の中から、ムギュッと凝縮された挽肉と青菜がこんばんは。
ニラとは全然違う、さわやかだ。青菜が餃子に合うとは大発見だ。

スープがこれまた優しい味で、まるでこの店の雰囲気をそのまま溶かし込んだかのようだ。

蔡菜食堂

こちらは白切鶏(バイツェーチ)。中華料理の定番のひとつと言えばやっぱり蒸し鶏。
ゴローちゃんは小を頼んでましたが、こちらは人数もいるので大で。
まさに「パクチーの森」と称したくなる大盛りは、パクチー好きにはたまらんぞこれは。

おぉ~、蒸したてだ。これはうまい鶏だ。
一口に蒸し鶏といってもいろんな味つけがあれど、この白切鶏はパクチーとニンニク醤油と鶏が渾然一体となって、強烈なパンチを放ってくる。

これはクセになりそうだ。いいぞいいぞ。

蔡菜食堂

おかあさんのオススメに従って青菜炒めもいただいてみました。気をつけないとタンパク質祭りを開いてしまうところだった(笑
シンプルな炒め物なのに、ニンニクが効いていてこれまたうまい。さっきの優しい水餃子とはまた違った青菜の一面を見た。
これもお酒の進む一皿だなあ。

蔡菜食堂

こんな青菜炒めを出されたら、紹興酒もあっという間になくなるというものでしょう。
というわけで、紹興酒おかわり(笑

蔡菜食堂

五郎's セレクションから、トマト卵炒め。これぞ中国家庭料理の真髄とも言えるザ・シンプル。

ほ~ら、うまい。甘くてうまい。
トマトと卵だけで勝負してる潔さがいい。
これは俺、大好きかもしれない。

蔡菜食堂

そして「ふらっと QUSUMI」に登場したあわびシイタケ炒め。
ぷりっぷりのアワビをふんだんに使った贅沢メニュー。これはシイタケが苦手な私でもうまい。
思わず表情がほころびます。

蔡菜食堂

青島ビールだって欲しくなるというものです。
やっぱりこういう中華なら、日本のビールよりも中華ビールだよなあ。

蔡菜食堂

気になったメニューから一つ、海老と豆腐のうま煮。
こういうシンプル極まりない料理って逆に難しいものだけど、これは豆腐に海老と中華のうまみがうまい具合に乗っていて、おいしい。

うん、上海家庭料理、なかなかに楽しい。

蔡菜食堂

ここで真打ち、レバにら炒めがついにおいでなすった。

レバー、でかし。照りもよし。
食欲がギンギンにかき立てられているなう。

見た目は普通のレバニラだけど、このレバーが、レバーが!
表面は普通に焼けているのに、噛みつくと薄皮がぷちっと弾けて中からとろけるようなレバーが。
こんな食感のレバニラ、生まれて初めて食べたかも。

このレバー、すごい。すごすぎる。
これをレバニラというなら、俺が今までの人生で食ってきたレバニラをなんと呼べばいいんだ。

蔡菜食堂

これは酒を煽るレバニラだ。
思わず、赤ワインをボトルで入れちゃったじゃないか。
中華を食べに来てここまでガンガン飲むこともそうそうない。それくらいテンションの上がる中華。

蔡菜食堂

ワインをもらったらさらに食欲がノッてきたぞ。
というわけで、ここでまさかのレバにら炒めおかわり(ぉ
やっぱり、二皿目も同じくうまい。

なるほど、このレバニラ、タレがやばいんだ。
このタレ、レバー、ニラ、三位一体の破壊力。
俺は今、心の底で待ち焦がれていた人と、運命の出会いを果たしている。

蔡菜食堂

〆は久住さんも食べていた、ナンプラーとアンチョビの焼そば。中華にアンチョビを使うという発想が意外だけど、上海料理なら魚のうまみが活きないわけがない。
日本のソース焼そばとは似て非なる、深みのある味。これもまた、おいしいです。

蔡菜食堂

デザートはまず、杏仁豆腐。

見た目はまあ普通だけど、味のほうは...これまた、いたって普通(笑

蔡菜食堂

さらにごま団子。
とはいっても我々が「ごま団子」と言われて想像するのとは全然違う。
見た目は、単なる白玉。

もちもちっとした白玉の中に、ほんのり甘いごま餡が入ってる。なんだか、かわいいデザート。
味のほうは、これまたこの店らしい、やさしくてかわいらしいお味。

上海風ごま餡団子、おおいに気に入りました。

蔡菜食堂

ああ、食欲のクールダウン。お茶はあったかいけど。
満足度の高いお店だったなあ...そのせいで、いつもの聖地巡礼以上に食べ過ぎたし、飲み過ぎた(;´Д`)ヾ。
でも、おいしかったからいいか。

ありふれた家庭料理の中にこそ、本当にうまいものが隠れている。
それはきっと、世界中どこでも同じなんだろう。
そのことを、町の小さな中華屋さんが教えてくれた。

町中華の鑑のような店だったなあ。
ここはいずれまた来たい。次回は、ニンニク芽と豚肉炒めなんて美味しそう。オーソドックスに焼き餃子と炒飯なんかもいいな。

本当にごちそうさまでした。

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

B01MR01JI8

関連ランキング:上海料理 | 中野駅新中野駅東高円寺駅

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2016/12/29 (Thu.)

イタリアンバル UOKIN

2016 年最後の忘年会でこのお店に行ってきました。

イタリアンバル UOKIN 新橋店

イタリアンバル UOKIN

その名の通り海鮮系中心の居酒屋「魚金」グループ。ちゃんと美味しいのにリーズナブルだからとても好きなんですが、それ故に予約が取りづらい。そんなわけで久々の魚金チェーン店、今回は魚金の中でもちょっと珍しいイタリアンバル業態のお店です。
新橋の飲み屋街にありながら周囲とは少し雰囲気が違う店構えですが、よく見るとおなじみの「魚金」ロゴが出迎えてくれます。

イタリアンバル UOKIN

飲み放題コースで予約していたところ、着席するや否や飲み物よりも先に料理が運ばれて来始めました(汗。
このイタリアンカラーを彷彿とさせる鮮やかな料理は「具沢山ミックスサラダ」。ガラス製のボウルが夏感ありますが(ぉ)、見た目にも楽しい一皿です。

イタリアンバル UOKIN

名物カルパッチョ盛り合わせ。鯛、サーモン、鰯、ハマチなど私の好きなネタのオンパレード。これは嬉しい。
普通の和食系「魚金」なら刺盛りで出てくるところでしょうが、たまにはこういうのもイイですね。

イタリアンバル UOKIN

そしてアフェタートミスト(生ハムとサラミの盛り合わせ)。
イタリアンおつまみの定番中の定番ですが、ちゃんとオリーブオイルと黒胡椒をかけて出してくれるのがいい。

ところで飲み物はまだですか(ぉ

イタリアンバル UOKIN

ここでようやく飲み物が届きました。飲み放題メニューにスパークリングワインがあると、まずは生ビールじゃなくてこっちを飲みたくなるというもの。
折しも今日は忘年会を兼ねた某氏のお祝い会でもあり、おめでたい門出に乾杯!

イタリアンバル UOKIN

それから今が旬の生牡蠣。例年以上にノロが流行っている今はちょっと身構えてしまいますが、魚金なら大丈夫でしょう(大丈夫でした!)。
牡蠣は焼き牡蠣やフライもいいけど、やっぱり生が一番ですよね~。

イタリアンバル UOKIN

からの、本日のフリット盛り合わせ。ワカサギとイカのフリットでした。
ちょっと濃いめに味付けられていて、これはお酒が進むなあ。

それにしても、料理がどんどん運ばれてくるのでこちらもどんどん片付けていかないとテーブルに乗らなくなってきました(汗

イタリアンバル UOKIN

とはいえ、料理が進むとお酒も進む。
ワインはシャルドネに移行してみました。今日のメニューは全体的に白ワインな気分。

イタリアンバル UOKIN

そこにパスタがやって来ました。こちらは九条ねぎと柚子のペペロンチーノ。
ねぎと柚子の香りが爽やかで、スルスル食べられてしまうサッパリ系ビアンコスパゲティ。

イタリアンバル UOKIN

加えて、牛スネ肉のトマト煮込みリガトーニ。今回唯一のガッツリ系肉。
ごろごろっと入ったスネ肉がとても柔らかく、トマト味と食べでのあるリガトーニとの相性抜群。これとても気に入った。

イタリアンバル UOKIN

そしてこれが本日のメインディッシュ。豪快オマール海老と白身魚のアクアパッツァ。
オマール海老がズガンと頭・爪つきで出てきて、具の盛りが良すぎて白身魚が見えていませんが、海老や貝の下層にほろほろになった鯛が隠れています(笑

こういう豪快かつ豪華な料理がお目見えすると、いよいよ年の瀬のパーティー感が出てきますね。

イタリアンバル UOKIN

そりゃあワインもおかわりしてしまうというものです。
(これ何杯目かよく憶えていない)

イタリアンバル UOKIN

〆のリゾットは、アクアパッツァのスープをそのまま使ってリゾットに仕上げてもらえました。
アクアパッツァの具を全部食べてしまった場合はプレーンなリゾットが出てくるだけですが、少し残しておくとこうやって具付きの豪華な盛り付けで出してもらえます。

魚介のうまみを全部吸ったリゾット、うっまーい!

イタリアンバル UOKIN

最後はバニラアイスでお口直し。ついでにまたスパークリングワインをおかわりしてしまいました(ぉ。

久しぶりの魚金、大満足でした。店員さんもフレンドリーな感じで楽しいし、イタリアンバル、イイじゃないですか。
これは他業態も行ってみたくなりますね。ビストロなんかも気になります。でも久しぶりに本流の魚金にも行きたいなあ...今から新年会の予約はさすがに取れないか(笑。

ごちそうさまでした。
今年も一年、お世話になりました。

関連ランキング:イタリアン | 新橋駅汐留駅内幸町駅

投稿者 B : 22:48 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2016/12/26 (Mon.)

羽根付き餃子と本格中華 蒲田 金春本館

この秋から機会を見つけて食べに行っている蒲田の羽根付き餃子三大名店巡り、你好歓迎と来て最後にこのお店に行ってきました。

金春本館 2 号店

金春本館

他の二店と同様、この「金春」も蒲田界隈に何店舗か展開しているようですが、京急側の本店は微妙に遠いので今回は JR 寄りの本館 2 号店に来てみました。東急側にはさらに「金春新館」という店舗もあるようですが、本館 2 号店と新館ってどう違うんでしょうか。純粋な支店とのれん分け、みたいな関係なんですかね。
JR 蒲田駅西口のごちゃっと飲食店が集まっているエリアの地下に 2 号店はありました。

金春本館

店内はけっこうオーソドックスな中華料理店の雰囲気。餃子が有名ですが、それに限らず中華料理の店なんですね。
菜譜を開くといきなり「金春の五心」という標語がどどーんと。偏見かもしれませんが、中華のお店でこういうのってあまり見かけないので、なんだか新鮮。

金春本館

私はそんなに昼から飲まない派なんですが、餃子が来ると分かっていれば話は違う。
遠慮なく昼麦酒、いただいちゃいます。

金春本館

そして羽根付き餃子のお出ましです。
パリッとしたしっかりめの羽根がついた六連の餃子がなかなかのインパクト。お皿からは当然はみ出しています。

金春本館

箸で羽根を割ってみると、ひとつひとつの餃子はやや小ぶりであることが分かります。
そしてここも蒲田の羽根付き餃子の例に漏れず、肉汁がジュワッとジューシー。見た目のコンパクトさを裏切るボリューム感だけど、ついパクパク食べられてしまいます。

金春本館

続いて「三鮮蒸し餃子」。こちらは羽根付きとは趣の違う、中華の本流ともいえるタイプ。
「三鮮」は肉、魚介(エビ)、野菜(ニラ)の三種類という意味かな?普通の餃子よりもうまみが凝縮されていて、皮のモチモチ食感との組み合わせも絶妙。これ、羽根付き餃子よりも気に入った。

金春本館

それから小籠包。ここの小籠包は皮が厚めで、小籠包というよりもマイクロ豚まんと言った方が相応しいかもしれません。
こちらも肉汁成分多めで美味。でもどちらかといえば餃子の完成度の方が上かな、という気がします。

金春本館

点心以外の料理もいただいてみました。こちらは軟骨の四川風炒め。
軟骨の唐揚げをタマネギと一緒に大量の唐辛子、花椒、ニンニクと炒めたもの。見た目はむちゃくちゃ辛そうですが、味はそこまでではなく、スパイスの香りと旨味が軟骨にガツン!と移っていてうまい。これ、好きな味。

金春本館

中華のお店で見かけたら頼まずにはいられない、海鮮おこげ。
目の前でジュワーとやってくれるお店も少なくないですが、ここのは最初から出来上がった状態で持ってきてくれました。
本来はパリパリのおこげが、海鮮のうまみをたっぷりと溶かし込んだ餡を吸ってしなしなになっていて...これもうまい。アツアツのうちにいただくのがポイントです。

金春本館

〆はチャーシュー麺(醤油)。麺は太めの緩縮れ麺でした。
万人受けする優しい味なんだけど、何とも言えないうまみが後を引く中華系醤油スープって、どうしてこんなにうまいんだ。歳を取るほど、こういうシンプルだけど奥深い味の良さが解っていきます。
これ、日常のお昼はこのラーメンと羽根付き餃子があれば、それで満足と言えそうな気がする。

金春本館

お腹いっぱい、調子に乗って食べ過ぎたくらい食べてしまいました。

餃子も良かったけど、それ以外の中華が侮れない本格派で、餃子目当てでなくても食べに来たい感じ。
羽根付き餃子だけなら個人的には歓迎がベストだけど、全体的な満足感は金春のほうが上かも。特に蒸し餃子、あれは良かった。

また食べに来たいと思います。今度は新館のほうにも行ってみたいかな。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:中華料理 | 蒲田駅蓮沼駅京急蒲田駅

投稿者 B : 22:58 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2016/12/12 (Mon.)

五反田 トラットリア ロマーノ

たまーにランチにパスタが食べたくなる日があるんですが、五反田はガッツリ肉の店は多いのにイタリアンのお店はあまり多くない。まあ五反田にそういう店が建ち並んでいてもちょっと不釣り合いですが(笑)、数少ない中でも個人的にイチ押しなのがこちら。

トラットリア ロマーノ

トラットリア ロマーノ

駅前の路地をちょっと入ったところにある、地下のお店。外からだと店内の様子が分かりにくく、入りづらい立地ですが、お昼時にもなると行列ができています。この辺でスパゲティ食べようと思ったら他には五右衛門か喫茶店くらいしかないし、まあそうなりますよね。

店内は五反田とは思えないオシャレさで(失礼)、地下にもかかわらず明るい空間が作られています。基本的に女性客中心だけど、思った以上に男性客が多い。

トラットリア ロマーノ

テーブル席もありますが、おひとりさま用のカウンター席からオープンキッチンが眺められます。若くて溌剌としたスタッフが手際よく料理を仕上げていく様子は、見ているだけで楽しい。

トラットリア ロマーノ

ランチメニューはこんな感じで、パスタ三種、ピザ二種、肉 or 魚のプレートからの選択式。基本メニューは決まっているけど、使われる具は日替わりなので、飽きずに楽しめます。

トラットリア ロマーノ

ランチを頼むと、おかわり自由のパン(バゲット&フォカッチャ)が出てきます。各席にオリーブオイルが置いてあって、自由にパンにつけて食べられます。
こうなってくるとパルミジャーノチーズとワインが欲しくなってきますが、お昼時なので自重(笑

ちなみにパンは肉魚プレートだけでなく、パスタやピザにもついてくるので、炭水化物の採りすぎ注意。

トラットリア ロマーノ

トマトソースのパスタ「ロッソ」。この日はラグーと野菜のトマトソースでした。
パスタは細麺のスパゲティーニ。茹で時間短縮のためでしょうが、程良くアルデンテでスルスル食べられます。味つけもちょうど良い。しかも並盛りでもその辺のイタメシ屋の大盛りくらいの分量があり、ゴロゴロ入った野菜もボリュームがあって、かなりの満足度。大盛り無料だけど、これは並盛りでも十分かもなあ。

カルボナーラもけっこう気になってたんですが、他のお客さんが頼んだのを見る限りではトマトソース同様に野菜多め。私はカルボナーラの具はパンチェッタのみのシンプルなのが好みなので、トマトソースで正解だったかな。

トラットリア ロマーノ

日替わりピッツァ「モンテ」。この日はサラミとほうれん草、ミニトマト、玉ねぎ、モッツァレラチーズがトッピング。こちらもなかなか具だくさんで美味しい。
どのメニューを選んでも旬の野菜がふんだんに使われているので、野菜不足になりがちな平日のランチタイムとしてはありがたい。

トラットリア ロマーノ

こちらはお肉のプレート、豚肩ロースのソテーと季節野菜のロースト。
野菜も日替わりですが、この日は根菜がゴロゴロ入っていて野菜だけでお腹いっぱいになりそうなボリューム感。

トラットリア ロマーノ

豚肩ロースのソテーは、分厚いのが二枚。この圧巻のボリュームでランチ 1,000 円というのは驚くべきコストパフォーマンス。これ一枚分で 1,000 円取る店もザラにあるというのに。
ジューシーな豚ロースをバルサミコソースでサッパリいただけます。ただ、これ二枚は大の大人でもけっこうな量で、一枚半もあれば十分かも...とさえ思います。

お店の雰囲気とは裏腹に、リーズナブルでボリュームたっぷりのイタリアンランチ。雰囲気も味も良くてオススメ。
ただランチは全体的にボリュームが多くて途中で飽きがちなので、複数人で行ってシェアするのが正しいあり方のような気がします。

今度はディナータイムにも行ってみたいんだよなあ。

関連ランキング:ビストロ | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅

投稿者 B : 23:59 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2016/12/10 (Sat.)

西麻布 一歩 再訪

おいしい鶏をいただきに、久々に西麻布の一歩へ行ってきました。

一歩

一歩

六本木の繁華街からちょっと歩くと、西麻布の少し落ち着いた界隈にたどり着きます。どの駅からもちょっと遠いけど、だからこそ喧噪に煩わされることなく、静かに語らえる場所。そういうのもあってこのお店も気に入っているのですが、今回は久しぶりに訪れました。

一歩

とりあえずビール。お通しは鶏肉のチャーシュー的な煮込みで、柔らかくて味がよく浸みており、単品メニューとしても成立しそうなうまさ。
一杯目のビールがスルスルとなくなっていきます。

一歩

軽くおつまみ的にクリームチーズの味噌漬け。こういうチーズ系・珍味系おつまみに目がない私としてはどストライクな一品。
クリームチーズと味噌って、なぜだか妙に合うんだよなあ。発酵食品のハーモニー。

一歩

白レバーのムース。くさみがなくて、滑らかな舌触り。
焼鳥と軍鶏鍋がメインの店なのに、ここまでは和洋折衷的なアンティパストが続きます。

一歩

これは何だったか忘れたけど(ぉ、サラダ的な何か。美味しかったのだけは憶えてます(笑

一歩

で、そろそろここからが本番。飲み物は中々(焼酎)のロックに切り替えて、本格的な鶏肉攻勢に備えます。

一歩

焼鳥は、ささみのさび焼とねぎまから。
このお店が使っている軍鶏はジューシーなんだけど脂っこくなく、「ちょうどいい」感じ。ねぎまのネギも細身のを軽く焦げるくらいに炙ってあってちょうどいい。ネギのみずみずしさが残りすぎてるとベチャッとしちゃってイマイチなんですよね。

一歩

ヒザ軟骨もおいしい。
ここの焼鳥は基本的に一本 220 円。西麻布の真ん中でこのクオリティの焼鳥がこの値段、というのはとてもリーズナブルだと思います。

一歩

それから旬のギンナン。
焼鳥屋にあるとつい頼んじゃいますよね。

一歩

ポテトサラダがまた丁寧に作られていて、ふわふわの食感でおいしい。
これおかわりもらってもいいですか(ぉ

一歩

もも肉の唐揚げ!これは以前来たときに気に入ってしまい、絶対また食べようと思っていたやつ。
しかもここしばらく美味しい唐揚げが食べたいと思っていたにも関わらず、ランチで入った定食屋のおいしい唐揚げがそういうときに限って売り切れだったりして、ものすごく唐揚げに飢えてたんですよね(笑

ジューシーな鶏肉にちょっと濃いめの味つけで、カラッと揚げたてをいただく。ここの唐揚げに並ぶレベルの店はそう多くないんじゃないでしょうか。
焼鳥屋でありながら、メインの焼鳥よりもうまいと思えてしまう唐揚げ。鶏唐好きとしては、この上ない幸せ。

一歩

想像したのとは違う見た目で登場した、自家製コロッケ。
コロッケ自体ももちろん美味しいんですが、ホワイトソースを絡めて食べるとクリーミーさが増してさらに美味しい。

一歩

最後の〆は「なめらかプリン」。一日六食限定なので、予約するときにコースではなくまずこのプリンを予約しました(笑
卵そのものの味を活かした濃厚なプリンで、甘い物好きでなくてもこれは幸せに浸れます。下手な専門店を凌駕するレベルで、お世辞抜きでこれを食べるためにこの店に来てもいい、と思えます。

今回も、どの品もとても美味しかった。
料理にハズレがなくて、しかも落ち着ける場所で、改めてこの店は自分の中でも「とっておきの店」の一つだなあ、と思いました。
今度は誰を連れてこようかな。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:焼き鳥 | 乃木坂駅六本木駅広尾駅

投稿者 B : 22:33 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2016/12/07 (Wed.)

「3 月のライオン Cafe」に行ってきました

東京駅方面に出る機会があったので、気になっていたカフェに足を運んでみました。

3 月のライオン Cafe

3 月のライオン Cafe

『3 月のライオン』、私は原作コミックは読んでいなかったのですが、読んでいる友人の評価がとても高くて気にはなっていました。そしたらこの 10 月からアニメ化されるというじゃないですか。しかも制作はシャフトということで、これは観るしかない。で、観てみたら期待以上に面白いじゃないですか。シャフト的な記号化された表現が少なく、原作(読んだことないけど)の世界観を尊重して丁寧に映像化された感じ。ストーリーは重めなんですが、決して居心地の悪くない世界観が気に入ってしまいました。

その『3 月のライオン』のコラボカフェが 10 月から丸の内の KITTE 内「マルノウチリーディングスタイル・カフェ」で営業中。近年、アニメに限らずプロモーション目的のコラボカフェ、増えてますよね。

3 月のライオン Cafe

店内は明るく柔らかい雰囲気で、中に『3 月のライオン』のキャラクターイラストや川本家のネコたちのぬいぐるみがたくさん飾られています。
そして、お客さんは 90% 女性...これは、個人的には居場所がない感じ(;´Д`)ヾ。男性もけっこう読んでる/観てる作品だから三割くらいはいるかなーと思っていたけど、甘かった。

3 月のライオン Cafe

コラボメニューはこんな感じ。『3 月のライオン』は一応将棋マンガだけど、劇中での扱い的には将棋よりも料理の方が登場頻度が高いというくらい、食べ物が劇中で重要な役割を果たしています。しかも、どれもやたらうまそう。個人的にはグルメマンガの一種と位置づけています(ぉ
そんな劇中に登場する料理を再現、あるいはイメージしたメニューが満載。登場する料理は基本的に家庭料理系なので派手なメニューはありませんが、どれも美味しそうです。

3 月のライオン Cafe

で、オーダーしたのは「あかり特製とろっとろの角煮ごはん」。私は原作を読んでいないのでアニメにはまだこのメニューは登場していませんが、写真の角煮がやたらおいしそうだったので。
これまでアニメに登場した中で印象的だったのはやっぱり「豚コマカレー(温泉卵のせ)」ですが、お店のカレーだと想像するような「家庭のカレー」の味にならないだろうな...と思って角煮にしました。豚コマカレーに例の唐揚げも載ってたら間違いなくカレーにしただろうけど!(笑

3 月のライオン Cafe

白いごはんの上にごろごろっと角煮。添えられているのはほうれん草と大根のナムル。
角煮はけっこうインパクトある大きさで、見た目以上に柔らかい。欲を言えば味がもっとじっくり浸みさせたほうが好みだったのと、もっとつゆだくでもいいのよ、とは思いましたが、おいしい。あのふんわりしたあかりさんの声で「さあ、めしあがれ~」と脳内再生しながら食べればさらに幸福感に包まれます(何

3 月のライオン Cafe

オリジナルメニューを頼むとおまけでキャラクター缶バッヂ(中身はランダム)がついてくるわけですが、私はあかりさんを一発ツモ。
あかりさん、家庭的で母性的で、いいですよね。何より「ふくよかな体格には目がない」というキャラクター設定が素晴らしいじゃないですか(ぉ

3 月のライオン Cafe

店内にはメインキャラクターのパネルや、

3 月のライオン Cafe

アニメのコマのプリントが飾られていたり、

3 月のライオン Cafe

原作の羽海野チカ先生やシャフトの新房昭之監督、

3 月のライオン Cafe

豪華キャスト陣の直筆サインなども展示されています。
しかしメインキャラの中に入っているのが二階堂ではなく三角。何故。

3 月のライオン Cafe

12 月ということで、お店の中はクリスマス色が強くて全体的に幸せな雰囲気に包まれていました。陰のある作品だけど、食事のシーンはいつも幸せなんですよね。

期間終了までの間にもう一度くらい来たいなあ。そしたら今度はカレー食べよう。

3 月のライオン 1 [Blu-ray]

B01M0LPHOD

投稿者 B : 23:33 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2016/12/04 (Sun.)

シャンウェイを受け継ぐ味 四谷三丁目「遊猿」

「食材が踊る。弾ける。中国鉄板食欲雑技団だ」

遊猿

ドラマ『孤独のグルメ Season4』に登場した鉄板中華の名店、シャンウェイ。私がこれまでにほとんどの聖地を巡礼してきた中でも、トップ 5 に入る店だと思っていますが、それだけに予約がなかなか取れない。今までに何度か行こうとして予約できず、最近でもまだ混んでいるという超人気店になってしまいました。
が、最近そのシャンウェイで修行したシェフが四谷三丁目に中華料理店をオープンしたという噂を聞きつけました。シャンウェイのファンとしては、これはもう行くしかないじゃないですか。さっそく有志を募って行ってきました。

お店は四谷三丁目から徒歩数分、他にも渋い店やうまそうな店が建ち並ぶ車力門通りの奥にありました。とても雰囲気のある通りで、改めてカメラを持って歩きに来たい道。

遊猿

でもその店構え以上にインパクトがあるのが、隣の「坊主バー」の看板。なんだこれ(;´Д`)ヾ。
しかもその上の階には「牧師バー」...やばい、中華よりもこっちのビルのほうが気になってきた(ぉ。

しかし気を取り直して、お店の扉を開きます。

遊猿

遊猿

高級中華料理店っぽい外観からは想像できない、カントリー調の内装。程良くオシャレなんだけど暖かみがあって、とても落ち着く空間です。
カウンター越しにはシャンウェイ同様に大きな鉄板があり、その上でさまざまな食材が料理に仕立てられていきます。この店はもしかしたらテーブルよりもカウンターが特等席なのかも。

こういう店舗、好き。

遊猿

何はなくともまずは生ビールで乾杯。ヱビス生なのが嬉しいじゃないですか。

遊猿

メニューは黒板に。シャンウェイと同じメニューもあれば、こちらのお店のオリジナルと思われるメニューもあります。さらに店員さんと話をしてみると、この中に書かれていないものでも作ることができるとのこと。そういえばシャンウェイも黒チャーハンは裏メニューだったし、そういう伝統は受け継いでいるようです。
しかしどれもうまそうで迷うよなあ...と決めあぐねていたら、店員さんから「前菜、人数分の盛り合わせにしてきましょうか?」との嬉しい提案。それそれ!それください。

遊猿

といってまず出てきたのは「ウニゆば」。湯葉といっても実際は寄せ豆腐のような柔らかい豆腐で、このクリーミーさがウニとの相性抜群。隠し味の山椒も効いていて、これは最初からいきなりやばいやつ来ちゃった。すごくおいしいです、これ。

遊猿

そして前菜の盛り合わせ、上から時計回りに豚耳とレッドキャベツの香菜和え、スミイカ葱生姜和え、豚かタロースとカシューナッツの黒酢和え、ツブ貝の紹興酒煮、中央が白子の何か(忘れた)。
いろんな料理を少しずつ楽しむという中華の醍醐味。しかもどの皿も手を抜いておらず、ついおかわりが欲しくなります。

遊猿

食事に引っ張られるようにビールがあっさり空いてしまったので、飲み物はハイボールに移行します。

遊猿

これまたどれにするか迷った点心は、オーソドックスに鉄板大餃子を選択。餃子というより肉包子と呼びたくなるサイズの餃子はもっちもちでうまい。葱や胡麻をふんだんに使って作られていると思われるタレ?餡?がたっぷりと上にかかっていて、餃子の味を引き立てます。

遊猿

こんな餃子を出されたら、紹興酒のボトルを入れずにはいられなくなるじゃないですか。
紹興酒って普段あんまり飲まないんだけど、うまい中華を食べると欲しくなっちゃうんですよね...。

遊猿

カキの四川煮込み。
見るからに辛そうだけど、唐辛子だけでなく甜麺醤や山椒を駆使した複雑な味がカキによく浸みこんでいて、これもまたうんまい。こういう味、どストライク。

遊猿

シャンウェイでも名物料理だった、やわらか蒸し鶏(半羽)。誇張なく、本当に骨まで食べられる柔らかい蒸し鶏に、葱醤油が浸みる。中華といえば蒸し鶏は外せない定番料理だけど、ここまで柔らかいのはシャンウェイとこの店以外では食べたことがありません。

やっぱりうまいなあ。ああ、半羽とか日和らずに一羽いっておけばよかったか。

遊猿

ワカサギの香り炒め。
軽く揚げたワカサギに香草が絡んでおいしい。これまたお酒が進みます。

遊猿

からの本命、毛沢東スペアリブ!
メニューには書かれていませんでしたが、店員さんの「毛沢東スペアリブ、できますよ」との一声で注文させていただきました。どうやらシャンウェイに行ったことのある客と見抜かれていたようで(笑

ジューシーなスペアリブに、たっぷり振りかけられたこの謎のスパイスが超辛くてウマイ。このフレーク、何でできてるんでしょうね?揚げニンニクと唐辛子と葱、までは判るけど、全体としてはよく解らないうまさが渾然一体となって押し寄せてくる。ヒィヒィ言いながらも箸が止まらないこの感じ、クセになりそうです。

遊猿

これはちょっと口を冷やしながらじゃないと食べられず、改めてハイボールに戻ってきてしまいました。でも、うまかった。
食後に「余ったフレーク、お持ち帰りになりますか?」という申し出をいただいたので、お言葉に甘えて持ち帰らせていただきました。中華っぽい料理にかけてもいいし、ご飯に振りかけるのもアリ。ただ、いろんなスパイスで口が慣らされた店内で食べるのよりも、自宅で食べるとさらに辛さを強烈に感じるので、どうやって食べるかは工夫が必要かも(笑。

そういえばシャンウェイの料理はどれも大胆にガツッと盛られて出てきましたが、このお店は味は受け継ぎながらも、全体的に上品な盛り付け。ちょっと落ち着いた感じで会食したい用途にも使えそうです。

期待に違わずおいしかった。ここはまた来たいなあ。一緒に行きたい人、募集します(ぉ

ごちそうさまでした。

関連ランキング:中華料理 | 四谷三丁目駅曙橋駅四ツ谷駅

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | コメント (0) | トラックバック

2016/11/24 (Thu.)

五反田 刀削麺 西安飯荘

刀削麺が食べられる店って中華料理店でもそんなに多くないと思いますが、五反田には何故かたくさんあります。何店舗か食べ比べてみましたが、この界隈でいちばん美味しいのはここじゃないでしょうか。

刀削麺 西安飯荘

西安飯荘

飲食店の並ぶ雑居ビルの一角にある中華料理店。店名の枕詞に「刀削麺」と掲げているだけあって、刀削麺が売りの店です。
ちなみに右隣(東側)には「中国料理 東海酒家」。お隣同士で中華料理店、しかもお店の名前も「西安」と「東海」って狙って並んだんじゃないかと思ってしまいます(笑。

西安飯荘

お昼のメニューはとにかく刀削麺推し。刀削麺だけでかなりのバリエーションを誇ります。しかも冬季限定メニューまであって...迷わせるなぁ~。
面は大盛りに小盛り、セットからサイドメニューまであって、いろんな人の腹具合に応じて満たせる感じ。

西安飯荘

まずはメニューの冒頭に掲載されている「麻辣麺」からいってみましょう。
注文時に、中国人の店員さんから「パクチー、ダイジョブ?」とカタコトの日本語で尋ねられるので、パクチーが苦手な人は抜いてもらうことも、好きな人は増してもらうことも可能。
私はパクチーは並にしましたが...それにしても、スープがまるで地獄の釜のように真っ赤じゃないか。

西安飯荘

刀削麺だけあって、もっちりとした太麺。この麺のもちもち度合いが近隣の他店よりも秀でています。
スープはガツンとくる唐辛子の辛さに山椒の刺激も相まって、強烈なパンチ力。そろそろ寒くなってきましたが、それでもこれを食べると汗だくになれます。しかしこの存在感のある麺がその辛さをしっかりと受け止めて、辛さが癖になりそうなうまさにまとまっています。

ちなみにここの刀削麺、作っているのは人ではなくロボットです。生地を練っているのは人間なんでしょうが、切っているのは厨房に設置された刀削麺ロボ。最初、中で店員さんが刀削麺を切ってるな、どれどれ...と覗き込んだらロボットで、ついのけぞってしまったという(;´Д`)ヾ。この店に行ったら、このロボットは必見です。

西安飯荘

続いて担担麺。こちらは麻辣麺に比べると幾分マイルドで、胡麻の香りが効いていることもあって食べやすい。私の好み的にはもうチョイ辛くてもいいくらいですが、これなら辛いの苦手な人でも十分イケル味だと思います。

西安飯荘

麻婆麺。その名の通り麻婆豆腐が載った刀削麺です。
つい炒飯セットで頼んでしまいましたが、これはとんだ炭水化物祭りになってしまった。

西安飯荘

担担麺よりは辛いけど、麻辣麺ほど辛くない。辛さ的にはこれくらいが美味しく食べられるバランス点でしょう。
味としてはこれが好みなんだけど、ひたすら豆腐と刀削麺というのはちょっと抑揚に欠ける感じ。もう一ひねりあっても良かったかも。

西安飯荘

炒飯はとてもオーソドックスなタイプで、黄金色に光っているのがとても美味しそう。
なんですが...ちょっとオイリーすぎる気がします。もう少しパラッと仕上げてほしかったなあ。

西安飯荘

辛くない方面も試してみよう、ということでスペアリブ麺。

柔らかく煮込まれたスペアリブと、うまみが煮出された優しい味のスープがホッとします。これおいしい。刀削麺食べたいけど今日は辛いのの気分じゃないんだよなー、というときに迷わず選びたい。
でもこの店に来るとつい辛いの食べたくなっちゃうんですよね(笑

西安飯荘

そういえば餃子はどうだろう、と思って鉄板餃子も頼んでみました。
出てきたのはいわゆる「鉄鍋棒餃子」系の、薄皮パリパリで肉々しいタイプの餃子。

まあ美味しいんだけど...この店の刀削麺のレベルに比べると、普通かなあ。皮はポロポロ剥がれてくるし。
この店で普通の茄子炒めっぽい定食も食べてみたことはありますが、刀削麺以外はまあ普通なんですよね。刀削麺以外の中華なら近辺に他に美味しい店はいくらでもあるので、積極的に頼まなくてもいいかなあ、と思います。

西安飯荘

冬季限定の酸辣麺。刀削麺のスープに酸っぱ辛い「酸辣湯」を使ったものです。
私は酸辣湯も酸辣麺もけっこう好きでよく食べるんですが、ここの酸辣麺はあんまり辛くなくて酸味の方が前面に立っている感じ。このスープにこの太麺というのも、ちょっと間延びするなあ。スープがもっと辣味寄りか、麺が縮れ系の中華細麺なら(それじゃ刀削麺屋じゃなくなっちゃいますが)良かったのに。個人的には他のレギュラーメニューのほうが好きかな。

店員さんは基本的に中国人で接客は雑だけど(笑)、刀削麺の味には間違いがない店だと思います。中華系の辛いのが好きなら、迷わずオススメ。

関連ランキング:中華料理 | 五反田駅大崎広小路駅不動前駅

投稿者 B : 23:40 | Gourmet | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2016/11/16 (Wed.)

大衆ビストロ 煮ジル

以前から気になっていたお店にようやく行くことができました。

大衆ビストロ 煮ジル