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2013/09/25 (Wed.)

東京発新幹線のぞみ 55 号のシュウマイ

「どうしてああせっかちなんだろう。せめて列車が動きはじめてから食べればいいのに...」

のぞみ 55 号

『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】。私は仕事柄、この時期は出張で新幹線に乗る機会が増えます。ならばこの聖地巡礼は押さえておかないといかんでしょう!というわけで、第 6 話「東京発新幹線ひかり 55 号のシュウマイ」に登場した東海道新幹線でのシウマイ弁当、いただきます。

シウマイ弁当を買ったのは、東京駅大丸地下は「ほっぺタウン」にある崎陽軒。残念ながら、デパート内はさすがに撮影禁止なので写真はありませんが...。

大丸

まあ、南東京~川崎エリアを生活圏にする私にとっては、崎陽軒のシウマイって駅ビルどころか駅のホームの売店にさえ売っているので、今さら珍しくとも何ともありません。...と思ったら、あまりにも日常的に売店を目にしているせいか「当たり前にあるもの」という意識が強すぎて、17~18 年東京に住んでいるのに、自分で買ったことなんてあったかどうか、ということに気がつきました(笑。出張や旅行で駅弁を買うにも、まず崎陽軒以外で買うからなあ。改めて、崎陽軒のシウマイ弁当を買う、ってなんだか新鮮な体験かも。

横浜名物 シウマイの崎陽軒

崎陽軒

とはいえ、『孤独のグルメ』に登場した「ジェット」は、もう随分昔に販売終了してしまった商品らしく、今はもう食べてみることができません。仕方がないので、最もオーソドックスな「シウマイ弁当」と、なんとなくそれでは物足りなさそうだったので、単品の特製シウマイを追加で(ぉ

「俺は少なくとも新横浜を過ぎてからだな。せこい出張でも少しは旅気分を味わいたいじゃないか」

崎陽軒

さあて、そろそろいただきますか。

崎陽軒のシウマイ弁当なんていつ以来だろう。数年前に、仕事でロケ弁みたいなのを出されて食べて以来か。

崎陽軒

おかずはいろいろ入っています。シュウマイが 5 個に、鶏の唐揚げ、玉子焼き、蒲鉾、焼き魚の切り身、筍の煮物、昆布の佃煮に紅生姜。馬鹿にしてて申し訳なかった、というくらい、けっこう豪華。

まあ、ここは聖地巡礼的には新幹線内でジェットボックスシウマイをやりたかったところですが、仕方ない。

崎陽軒

もちろん「干しアンズ」も入ってる!(笑

それにしても陳列されている弁当をチェックしただけで干しアンズに目をつけるゴロー、やはりただ者ではないな。

崎陽軒
(「孤独のカメラ」使用)

改めて比べてみると、シウマイ弁当のシュウマイよりも、単品のシュウマイのほうが二回りほど大きい。見るからに単品のほうが美味しそうです。ジェットシュウマイの大きさがどれほどのものかは今となっては分かりませんが、これでアツアツなら、さぞかしおいしかったんだろうなあ。

崎陽軒

醤油さしも、シウマイ弁当のがプラスチック製だったのに対して、単品はちゃんと陶器だったり。まあ、シウマイ弁当が ¥750 なのに対して、特製シウマイは 6 個入りで ¥650 もするので、かかってるコストが違いますよ。

崎陽軒

うん...うまい。確かにうまい。

パンチのある味、という点では、大阪 551 のシュウマイも好きだけど、あれは最近一人で食べるとちょっと胸焼けするので(笑)、飽きが来ないという意味では、崎陽軒はいいバランス。最終的には崎陽軒に戻ってくる俺、大人だな。

しかし...これは、どこまでいってもシューマイだな。

崎陽軒

ふう、うまかった。
崎陽軒のシウマイ弁当、見直しました。だてに長年多くの人に愛されてないよこれは。

ただ、やっぱりジェットがやれなかったことだけが心残りで...というわけで、続きます(ぉ

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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2013/09/22 (Sun.)

荒川区西尾久のたこせん

「路面電車、市電、チンチン電車。俺的に東京なくならないでほしい物件ベスト 5 のうちのひとつ」

都電荒川線

下町。厳密には下町とは言えないかもしれないけど、確かに下町という言葉が似合う町。

鉄ちゃんではないけれど、路面電車が 3 路線も走っている県に生まれ育ったから、路面電車はけっこう好き。でも、都電荒川線、って今まで乗ったことがなかったなあ。荒川線、おはつです。
ここのところ、ドラマの『ちい散歩』化が進んできていますが(笑、『孤独のグルメ』聖地巡礼はそろそろ人生の半分を東京で過ごすことになろうという私に、改めて東京を発見させてくれる旅なのかもしれないなあ、と最近思っています。

都電荒川線

電車の中はお年寄りでいっぱい。路線バスとか路面電車ってそうなりがちだけど、巣鴨のとげぬき地蔵への巡礼ルートでもあるから、この電車は余計にそう。ちょっとしたラッシュアワー感覚。
車内にはドラマに登場したとんかつ店「どん平」の広告が。でも、今回の目的はそっちじゃないんだよな。

ふく扇

荒川遊園地前の停留所から遊園地に向かって、もんじゃ焼き屋や駄菓子屋の建ち並ぶ、いかにも昭和っぽい通りを通って行く途中。「テレビ・雑誌で紹介されたたこやき・たこせん」の看板が目に入りました。超ローカルなたこ焼き屋さんだと思っていましたが、実はけっこうな有名店だったというわけですか。

ふく扇

130922d.jpg

遊園地前の通りから一本入った路地の、思いっきり住宅街の中に突如として現れたたこ焼き屋さん。いや、本来は居酒屋で、昼間はその軒先でたこ焼き屋をやっているようです。

『孤独のグルメ』で紹介されたから、というわけでもないのでしょうが、ひっきりなしにお客さんが訪れています。近所の人っぽい人と、遊園地に遊びに来た親子連れやカップルらしき人が入れ替わり立ち替わり、というのがまたいい。

ふく扇

「あっついねぇ~、暑くてもう焼いてらんないよ。お兄さん、代わりにアルバイトやってかない?」

見ず知らずの私に向かって、こういう軽口で話しかけてくるおじさんの気安さが心地いい。こういうのが、古き良き東京の下町らしさ、ってやつなんだろうなあ。

ふく扇

そんなおじさんに作ってもらった、これが「たこせん」。二つに割ったえびせんの間に、たこ焼きが挟んであります。単に挟んであるだけじゃなくて、ちゃんとソースとマヨネーズ、それにかつおぶしがついているのがうれしい。

うん、予想通りの味。
そんなにたこでも、そんなにえびでもない。

このへんの子どもたちは、遊びの合間に百円玉握りしめて、このたこせんを買いに走るんだろうなあ。

ふく扇

たこせんだけじゃちょっと物足りないかな、と思ってたこ焼きも買ってみました。14 個入り、400 円。
14 個ってなんか中途半端だな、タッパーへの収まりも悪いし、と思ったけど、この店の鉄板は一列が 7 個なんですね。なんか納得。

ふく扇

近年、たこ焼きといえば築地銀だこ系の表面カリカリ揚げたこ焼きがすっかりスタンダードになってしまったけど、たこ焼きって本来こういうしっとりした食べ物だったよなあ。銀だこも好きだけど、こういう昔ながらのたこ焼き、改めておいしい。
なんか妙に懐かしい味だなあ、と思い出してみたら、このソースの味、中学や高校の頃によく通っていたたこ焼き屋みたいな味。人間、原体験に近い味に出会うと、しんみり感動するよね。

このあたり、自宅からはちょっと遠いんだけど、こんど子どもたちを連れて荒川遊園地に遊びに来ようかなあ。こういう、ちょっと古くてローカルな感じの場所に触れさせてやりたい気分です。

孤独のグルメ Season3 Blu-ray BOX

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関連ランキング:たこ焼き | 荒川遊園地前駅小台駅荒川車庫前駅

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2013/09/19 (Thu.)

東京都品川区東大井の冷やし中華(の消滅)とワンタンメン

「ああ、こういう雰囲気、落ちつく。『なっちゃった』的な昭和レトロというか」

大井町

順調に消化してきている『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】。前回に続き、今回もちょっと番外編的なお店を攻めてみたいと思います。舞台は第 21 話「東京都品川区東大井の冷やし中華とラーメン」に登場した大井町。このエピソードはまだ単行本化されておらず、私もちゃんと読んだことがあるわけではありません。が、大井町は私も縁の深い街。ドラマ『孤独のグルメ Season3』来週の最終回の舞台が大井町だから、というわけではありませんが、Web で断片的に知れる状況から、聖地周辺を訪れてみることにしました。

東急大井町線の改札がある、大井町駅西口。駅から出てすぐのところの路地が、いかにも昭和って感じの飲食店街になっています。

大井町

しかし...井之頭五郎が冷やし中華からのラーメンを決めた中華料理店「朋友」(劇中では「明友」)は、『孤独のグルメ』掲載後しばらくして閉店してしまったようです。跡地は、見事にこの通りの赤ちょうちんが似合う立ち飲み屋さんになっていました。こういう雰囲気の立ち飲み屋、いいじゃないか。

そして、この店の隣、振り返ったところにあるのが、あまりの行列にゴローが諦めてしまったという大井町の有名店「永楽」。

中華そば 永楽

中華そば 永楽

有名店のラーメン食べようと思って行列にげんなりし、付近にある別の中華料理屋に入る...というのは、『孤独のグルメ』においてはもう王道パターンなのでしょうか。

実はこの店、私が昔大井町でバイトしていた頃によく食べに来たお店のひとつです。当時から、夜はともかく昼はたいてい行列ができるほどの有名店。
この日は行列こそできていなかったものの、食事どきということもあって店内はほぼ満席でした。

中華そば 永楽

おっと...隣にあった店だけじゃなく、ここにも冷やし中華があるのか。そうかそうか、そうなれば話は違う...と言いたいところですが、この店はワンタンメンが定番中の定番。ここはブレずに、ワンタンメン一択だ。さすがに冷やし中華からのラーメン、というゴローばりの離れ業を披露する勇気はありません(笑

中華そば 永楽

カウンターの上にある、この自家製の辣油がいいんですよ。唐辛子が沈殿していていかにも辛そうだけど、ただ辛いだけじゃなくて深みのある辛さがいい。餃子だけでなく、ラーメンにかけてもイケます。

中華そば 永楽

というわけで、まずは餃子から。ここはラーメン屋じゃなくて中華料理屋なので、こういう餃子とか、炒飯とか、野菜炒めとかも美味しい。この餃子はギュッと凝縮感のある、小ぶりでパリッと焼き上がった餃子で、自家製辣油との相性抜群。

中華そば 永楽

しばらく待って、ワンタンメンが出てきました。

これこれ、これですよ。

中華そば 永楽

香ばしい焦がしネギがたっぷり入った醤油ベースのスープに、もやしたっぷり。黒いけど、富山ブラックとはまた全然違うラーメン。
見た目も含めて渋谷の「喜楽」によく似ています。でも、喜楽のほうはどちらかというとラーメン屋らしいラーメン、という雰囲気なのに対して、永楽は「中華料理屋のラーメン」。その違いは何なんでしょうねえ。

中華そば 永楽

そしてこのワンタンがたっぷり入ってるのがうれしい。箸やレンゲで黒いスープの中をまさぐっていくとまだまだ出てくる、というくらいにたっぷり。ここはチャーシューメンよりもワンタンメンのほうが、満足度高いような気がします。

中華そば 永楽

麺は細めのストレート平打ち麺。この麺がとてもつるっとしていて、喉ごしがいい。食べ応えのある太麺もいいけど、記憶の奥底にあるラーメンの食感ってこんなだったよな、というのを思い起こさせてくれます。

やっぱり、こうフーフーしながら麺をすすっちゃ熱い汁飲むのが楽しいんだよね。

昔よく来ていたときの記憶だと、この店は日によってなのか作る人によってなのか、けっこう味に当たり外れがある印象でしたが、この日は「当たり」。自分にとっては昭和っぽい懐かしさに加えて、学生時代の懐かしささえ呼び起こされて、じんわり和んでしまいました。

ごちそうさまでした。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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関連ランキング:ラーメン | 大井町駅鮫洲駅青物横丁駅

投稿者 B : 00:45 | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2013/09/12 (Thu.)

東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそば(の消滅)とチャーシューメン

「ふう...ここはもう俺のくる場所じゃないな。俺がちょっと飯を入れていくような店ってもうないのか?」

渋谷

渋谷。学生時代には毎週のように遊びに来た街だったが、最近はすっかりご無沙汰、乗り換えくらいにしか使わなくなっちゃったなあ。まさに「ここはもう俺のくる場所じゃないな」が、私の気持ちにぴったりくる。大学卒業と同時に卒業してしまった街、とでも言うのか...それくらい、自分にとって世代が違う街になってしまったなあ、という感じ。人混みにまみれた雑多な場所、という点では、まだ新宿や池袋のほうがしっくりくる。

渋谷

そんな渋谷を今回わざわざ訪れたのは、他でもない『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】のため。ハチ公口から 109 を過ぎて道玄坂を登る途中、一本脇道に入ったこの通りが、『孤独のグルメ』単行本旧装版の表紙に描かれた場所なんです。

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「道頓堀劇場」とか書かれてるから、てっきり大阪にあるものとばかり思ってました...。

ともあれ、この場所から振り返ったところにあるのが、第 18 話「東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそばと餃子」の舞台になった、大芽園(作中では「大河苑」)。

大芽園跡地

...のはずが、今やもう閉店して、違うお店になっていました(シャッターが降りていたのでこの店も営業しているかどうか不明)。
『孤独のグルメ』でこの店のエピソードが描かれたのは、ちょうど私がよく渋谷に遊びに来ていた頃。当時はこの店もまだ健在だったのでしょうが、さすがに学生だったのでこういうオジサンくさい漫画も読まなかったからなあ(笑

まあ、閉店しているのが分かっていて行ったわけですが、今回はむしろその隣にある、井之頭五郎が食べなかった「あのストリップ劇場の向かいに一軒うまいラーメン屋」に入るつもりで来ました。

喜楽

喜楽

このラーメン屋、ゴローも言うとおり渋谷では有名な老舗のラーメン店で、この日もお昼どきには店外に行列ができていました。
このお店の存在は知っていたものの、道玄坂のこの界隈って怪しいお店やラブホテルが建ち並んでいて、どうも近寄りがたかったんですよね。こういう機会でもなければ、来ることはなかったかもしれません。

喜楽

行列はあってもラーメン屋なのでさすがに回転が速く、10 分ほど待って着席。二階席に通されて、ほどなくして注文のチャーシューメンがやってきました。

醤油ベースの、シンプルなラーメンです。

喜楽

厚切りにされた、いかにも肉ってチャーシューが、とても食べ応えあります。最近はとんこつラーメンとか家系ラーメンとか、中に入れるのもチャーシューじゃなくて角肉だの、そういうのが流行っていますが、私にはぐるっと回ってこういうシンプルなチャーシューメンがいいんですよ。チャーシューの縁の下の力持ち、たっぷりもやしのシャキシャキした歯応えが、チャーシューといい連携プレーを生み出しています。

喜楽

麺はストレートの太麺。食べ応えのある太さと、喉ごしのバランスがちょうど良くて、麺そのものの味もいい。

スープは醤油だけど、焦がしネギがたっぷり入っていて、実に深みのある味。表面に油がたっぷり浮いているのでギトギトしているかと思ったけど、食べてみると意外なほどあっさりしています。最近、こってりしたラーメンが食べられなくなってきた私には、これくらいが嬉しい。

この、奇をてらってない醤油味。やっぱり、ここに帰ってくるんだ、日本人は。

喜楽

大芽園の代わりに、ついでに餃子もいただいてみました。

うん、こういうタイプか(ぉ
ここの餃子は、取り立てて特徴もないけれど、いかにも昔ながらのラーメン屋の餃子、という感じで、この醤油ラーメンにとてもよく合っていて、美味しい。ラーメン自体にけっこうボリュームがあったこともあって、かなりお腹いっぱいになりました。

混んでいるけど、渋谷でごはんを食べる機会があるなら、まず選択肢に入れておいて間違いはない店。そういう名店だと思います。

ごちそうさまでした。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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2013/09/09 (Mon.)

練馬区小竹向原のトンネルロール

「...ここにもトンネル。そんなにトンネル推しならば、くぐっちゃおうっと」

小竹向原

「まちのパーラー」で昼の肉とパン祭りを開いた後は、甘味パート巡り。ドラマではエンディングテーマ『五郎の 12PM』が流れた煉瓦通りをのんびり通って、駅向こうのケーキ屋さんを目指します。

小竹向原駅の 3 番出口を出てすぐのところに、お店はありました。

フランス菓子屋 シュルプリース

シュルプリース

シュルプリース(Surprise)。英語だと、おんなじ綴りで「サプライズ」。きっと、「食べた人に驚きを与えるような洋菓子を」という想いでつけられた店名なんでしょう。そういう姿勢、好き。

品はあるけどお高くとまっていない、そんな親しみやすさを感じる店構え。

シュルプリース

店頭には、ついこないだの水曜深夜の放送情報がさっそく貼り出されていました。でも、ここの「トンネルロール」はテレビで紹介されなくても、昔からこのお店の名物スイーツだったようです。

そしてこのお店にも、焼きたてのパン。今しがた腹いっぱいパンを食べてきたところだからさすがに入らないけど、気になるなあ。周りじゅう閑静な住宅街で、音大も近くにあるから、パン好きな女子たちの需要があるということなんでしょう。

シュルプリース

さすがにお腹いっぱいで、店内でおやつを食べる気分ではなかったので、お持ち帰りで。その代わり、二本買ってきました。

思っていた以上に種類がたくさんあって、「チーズ」「紅茶」「ショコラ」なんかにも心惹かれましたが、買ったのはゴローと同じ「抹茶」と、スタンダードな「バニラ」。

シュルプリース

箱を開けるとこんな感じ。

直径 5cm ほどの小ぶりなロールケーキです。最近の流行りだと、太くて真ん中に生クリームやらフルーツやらをふんだんに包んだようなのがよく売られていますが、そういうのに流されず、控えめなのがいい。これは、ゴローのように一人で一本ペロリといけちゃいそうな小ぶりさだぞ。

シュルプリース

抹茶のトンネルかあ。

一切れ、口に運んでみると...ほーう。うん、これは上品な味。
抹茶のスポンジ、抹茶のクリームに、カシスの酸味を組み合わせるとは、なかなか面白い発想だなあ。抹茶の苦味とカシスの酸味が甘味をほどよく抑えてくれて、まさに大人のスイーツ。大人の嗜好品としての甘味は、ただ甘けりゃいいってもんじゃないんですよ。

シュルプリース

続いて、バニラのトンネルロール。
こちらはオーソドックスだけど甘すぎない甘さで、バニラのいい香りとクリームに仕込まれたレーズンがうれしい。大人から子どもまで、万人が喜ぶスイーツ。

スポンジ、なごむ。

シュルプリース

うん、いいトンネルだ。酒党の私には、これくらいの甘さがちょうどいい。

他のトンネルロールも、中の「具」にそれぞれ工夫があって、気になるんだよなあ。今度近くに行く機会があったら、違う味、買ってみようかな。

孤独のグルメ Season3 Blu-ray BOX

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関連ランキング:ケーキ | 小竹向原駅千川駅江古田駅

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2013/09/08 (Sun.)

練馬区小竹向原のローストポークサンドイッチとサルシッチャ

「小竹向原...大昔、学生のころ来たきりだ。へー、小学校の下にトンネル」

小竹向原

ドラマ『孤独のグルメ Season3』もそろそろ終盤にさしかかってきました。聖地巡礼のほうは、しばらく甘味パートと原作の聖地を巡ることにして、ドラマ本編のメインのお店はほとぼりが冷めるまで待とう...と思っていたんですが。ちょうど、休日のお昼過ぎまで次女の子守をすることになって、それならちょっと行ってみるか?と思い立ち、先日放送されたばかりの第 9 話の舞台・小竹向原へ向かう電車に、次女を連れて乗っていました。

小竹向原は、学生の頃だったか、社会人になりたての頃だったかに、近くに住む知人を訪ねて一度だけ来たことがあるんですが、当時のことはほとんど覚えておらず。こんな街でしたかね...?本当に、小学校の下にトンネル。

まちのパーラー

小竹向原の駅から 5 分ほど歩いたところに、お店がありました。というか...ここ、「まちの保育園」と同じ敷地の中に併設されているんですね。どおりでガラス張りで明るく、柔らかい雰囲気の店舗になっているわけだ。おそらく、送り迎えのママさんたちの憩いの場になっているんでしょう。

まちのパーラー

まちのパーラー

パーラーだよ、パ ー ラ ー 。よしよし、よしよし。

しかし...やはり放送直後。11 時過ぎにお店に着いたところで、既に 15 組くらいの行列ができていました。とはいえ、普段は送り迎えのママさんたちの待合スペースになっているであろう、ちょっとしたロビー的な場所にベンチがあり、暑さを避けて座って待つことができました。それでも、100 分近く待ったでしょうか?ちょっと早い昼ごはんのつもりが、完全に遅めの昼ごはんになる頃に、我々の順番が回ってきました。

まちのパーラー

やっと飯にありつけるぞ。ちゃちゃっと決めちまおう。

ここのサンドイッチはメニューにある「サンドイッチを作るパンたち」から好きなものを選んでオーダーするシステム。メニューの森に迷い込みそうなほどの選択肢がありますが、残念ながら大半が既に売り切れてしまい、それほど選択肢はありませんでした。ちなみに、自家製のリコッタチーズを使ったキッシュも売り切れ。食べたかったのになあ...。

でも、サンドイッチの具はちゃんとあり、サルシッチャも店員さん曰く「いつもは瞬殺だけど、今日はたくさん仕込んでおきました!」ということで、残っていました。とりあえずメインどころの 2 品がちゃんと食べられるだけでも、来て良かった。

まちのパーラー

よし、まずはローストポークサンドイッチから。パンは、残念なことにゴローが食べたカンパーニュが売り切れだったので、フランスパンで作ってもらいました。このフランスパンがまた、おいしいんだけどかなりしっかり堅くて、腹にたまる感じ。写真だとサイズ感が分かりづらいですが、思っていた以上に大きいです。というか、松重さんが大きすぎるせいで、テレビ画面からサンドイッチの大きさが伝わらない(笑

まちのパーラー

胃袋よ、ほら、肉だ!

ローストポーク、こんなに挟んじゃっていいの?というくらい、たっぷり挟まれてます。ボリュームがあるわりにあっさりしていて、食べやすい。もっと濃い味を想像していましたが、味付け自体は控えめで、ローストポークの肉肉しい味と食感そのものを楽しむ感じ。それに、プチトマトの酸味が味のアクセントになっていて、いい。

これはうまい。見た目以上にうまい。

まちのパーラー

それと、「ふらっと QUSUMI」で久住さんが食べていた、フレッシュトマトとペコリーノ(羊のチーズ)のサンドイッチ。こちらは「チャバタ」というパンで作ってもらいました。見た目はこっちのほうがサンドイッチらしいですね。

まちのパーラー

スライストマトにうっすら載せられたペコリーノと、さらにその上に散らされたオレガノが、見るからにうまそう。タンパク質がチーズだけなのであっさりしているけど、チーズ好きな私としては、これはこれでうまい。「チャバタ」は、表面はカリッとしているけどフランスパンよりは食べやすくて、サンドイッチ向きな感じ。さすが自家製パンだけあって、パン自体がうまい。

まちのパーラー

飲み物は、もちろん自家製黒糖ジンジャエール。市販のジンジャエールはウィルキンソン派だけど、お店で飲むならこういう手作り感たっぷりの、生姜の味がストレートに味わえるのがいい。黒糖で甘味を加えているのも、味により深みを出していて、いいじゃないですか。

まちのパーラー

そ・し・て、きたきたきましたよ。楽しみにしていた自家製サルシッチャ。どーんと、存在感あるなあ。表面の照りもいい。

まちのパーラー

サルシッチャはセットメニューなので、パンがついてきます。女子なら、このサルシッチャセットだけでお腹いっぱいになるんじゃないかと。

ここのパン、どうやらこのお店で焼いているわけではなくて、パンだけは江古田のほうにある本店・パーラー江古田で焼いているようですね。順番待ちの間、何度となくワゴン車がお店の前に来て、焼きたてのパンを補充していっていました。クルマだとほんの数分の距離だと思うので、ほんとうに焼きたてが食べられます。

まちのパーラー

このいかにも粗挽き肉って肉!
フォークを刺すだけ、ナイフの刃を立てるだけで中からじゅわあっと溢れてくる肉汁。これがまた、食欲をそそります。

さて、一口。
うん...、うん、うん!
サルシッチャ、名前はしっちゃかめっちゃかだが、うまし。
けっこうニンニクたっぷりで、匂いも強めだけど、それがまたいい。というか、普段ニンニクをほとんど食べない次女もがっつくように食べていたので、これは本当にうまいということでしょう。

うん、身体に肉が充填されていく。肉汁の充実感、略して、肉汁実!
いやあ、これはちょっとグラスぶどうジュースでも一杯もらわないとやってられないでしょう。...でも、幼女を連れた父親が昼間っから一人で酒飲む図はどうにもいたたまれないので、自粛(ぉ

まちのパーラー

まちのパーラーかぁ。こんな店、近くに欲しいなぁ~。
近所にあったら、週末は家族でブランチに来て、昼間っからワインに浸るに違いないけど。

黒板に書かれた夜メニューも、そそるよなぁ~。どれも私が好きそうな感じで、これは赤ワインが捗るに違いない。そして、「肉屋盛り」っていうのが何なのか、気になる(笑
これは、そのうちまた夜に来てみるしかないかなあ。

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関連ランキング:パン | 小竹向原駅新桜台駅江古田駅

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2013/09/05 (Thu.)

板橋区板橋のきなこパン

「板橋...どこか、田舎の駅みたいだ。草ぼーぼー、夏の駅ヨコ、草ぼーぼー。今や、風情さえ感じる」

板橋

順調に消化してきている『孤独のグルメ Season3』聖地巡礼(※ただし甘味パート中心)。今回は、第 6 話の舞台になった、板橋区板橋に来てみました。

板橋って、区の名前がつけられた駅で、しかも池袋の隣にもかかわらず、なんだか地味な駅。こんな機会でもなければ、東京に住んでいても来ることはなかったと思います。

板橋

駅を降りてすぐ目に入ってくるのが、新撰組局長・近藤勇の墓。こんなところにあったんですね...気分は、NHK 大河ドラマの終了後に流れる史跡ミニコーナーです。別に幕末好きというわけではないけれど、こういうのがあると、おおっ、と思います。

板橋

そう思って見ると、街を挙げて新撰組をフィーチャーしていることに気づきます。商店街ののぼりに始まり、新撰組にちなんだお店や商品...歴史好きだったらきっと楽しいでしょうね。それ以外は、むしろ生活感ある住宅街らしい住宅街です。

Season2 以降、特に Season3 になってからのドラマ『孤独のグルメ』は、単にお店を訪れるだけでなく、さりげなくその街を紹介するような作りになっていて、どことなく『ちい散歩』っぽさが漂いつつあります(笑)。それに影響されて、私も周辺をぶらぶら。

板橋

駅から 5 分ほど歩いたところにあるちょっとした商店街に、出てきました。ゲストキャラの甲把(かっぱ)さんとの打ち合わせ場所に使われた、和(なごみ)フローリスト Cafe。ドラマどおり、とても喫茶店とは思えない外観ですが(笑、そのすぐ隣にあったのが、「あのパン屋」。

パン工房 たもつ

パン工房 たもつ

「たもつのパン」という、独特な響きを持つ店名以外は、何の変哲もない、地元のパン屋さん。近所にこういう店、あるよね?わざわざ板橋まで来る必要ないんじゃね?という感じのお店だけど、その気取らなさがまたいい。Season3 の甘味パートは、こういう気安い買い食い系のお店が多いですよね。

パン工房 たもつ

いっぱい詰め放題、一袋 250...単位がついてないけど、まさか「ドル」じゃないよな(ぉ

ともあれ、本命を買いに入店しようじゃないの。

パン工房 たもつ

買ったのは、きなこパン。名前がグー。

3 個で 115 円。やすっ!
思わず 3 個買ってしまいました(ぉ

パン工房 たもつ

はじめましてとは思えない、この昔なじみ感。

きなこパンというけど、きなこ感はそんなに強くなくて、軽めのあげパンという印象。
小ぶりだけど、もちっとした食感が、大人でもイケル。

いいなぁ~。なんだっけ、この感じ。
昔、毎日買い食いしてたような味だ。

パン工房 たもつ

飲み物は、缶コーヒーとかじゃなくて、やっぱりこれだよね(笑。
これも一緒にたもつで購入、100 円。
やっぱり、子どもの買い食い気分だ。

たもつのパン。いかにも、たもつって味。安いし。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:パン | 板橋駅西巣鴨駅北池袋駅

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2013/08/29 (Thu.)

東京都文京区東京大学の赤門と麺セット

「あーー、なんだか話のめんどうな教授だったな」

東京大学 本郷キャンパス

というわけで『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】、今回は先週の「SPA!」に掲載されたばかりの最新話「東京都文京区東京大学の赤門とエコノミー」の舞台となった、東京大学本郷キャンパスにやって来ました。

受験期から学生時代にかけて、都内の主だった大学のキャンパスに入ったことがあるのに、この赤門だけは一度もくぐったことがなかったという。日本の最高学府、がどんなものかにも興味はあったので、いい機会でした。

東京大学 本郷キャンパス

大学、中でも国立大学のキャンパスは、都内にあっても緑が豊かで、空間のつくりがゆったりしていることが多いもの。それでも、赤門に代表されるような古い日本と、安田講堂に象徴される近代の日本、そして現代の日本が微妙なバランスで混在するこのキャンパスの空気には、なかなか独特なものを感じます。

東京大学 本郷キャンパス

おお、安田講堂。どーんと存在感あるね。
歴史ある建物が、現代的なビルを背負っている図も、なかなか悪くない。下町の街並みにいきなり出現する東京スカイツリーはちょっと苦手だけど(笑

たしか食堂は「その前の芝生の下です」って...。

東京大学 本郷キャンパス

うほ、ここから?秘密基地食堂だ。
洒落たことするなあ、さーすが。

いやあ、漫画の中で位置関係は把握しているつもりでも、いざ安田講堂の目の前にある中庭の脇に地下食堂の入口があるのを目の当たりにすると、ちょっとした衝撃を受けますね...。

お...この構造ホントに...、

本郷中央食堂|東京大学消費生活協同組合

本郷中央食堂

学食サンダーバード基地!
階段を降りていくと一見真っ暗なんですが、食堂のドアを開けてさらにダンジョンのような階段を下ると、この地下基地のような光景が広がっています。学食に対して「サンダーバード基地」だなんて大げさな、と思っていたけど、実際そう表現したくなる気持ち、よく解る(笑

さて、とりあえず、うしろにメニューサンプルが...

本郷中央食堂

うわあ、あるなあ。

これは、メニューの迷宮に迷い込みそうな豊富さだ。
私の母校は学食は三ヶ所あったけど、こんなにメニューは多くなかったような。

しかも、客層が...土曜日とはいえ、学生さんとおぼしき人は半分くらいしかいない。あとは、工事関係の業者さんとか、近所の人と思われる人とか...なんとおおらかな食堂だろう。ちなみに、聖地巡礼っぽい人は私以外にはいませんでした(ぉ

本郷中央食堂

うほっ、この麺の異常な充実ぶりはどうだろう。
中央食堂名物、赤門?しかも、いちいちハーフがある。

ここは、やっぱりお目当ての赤門ハーフとエコノミーでしょう。
...と思ったら、この日はメニューサンプルにエコノミーがなく...もしかして、土日は提供メニューが限られているのか。

これでエコノミーをやっていないなんて...残酷すぎる。

本郷中央食堂

ともあれ、気を取り直して食券を購入。
赤門(通常サイズ)、麺セット、豚汁にしてみました。
麺セットはエコノミーの代わりに揚げ物・飯物・野菜がセットになっていたのがポイント。加えて、汁のない赤門の押さえに、豚汁。

...うわあ、なんだかすごいことになっちゃったぞ。
基本的に学生ボリュームだということを考慮していなかったせいで、二人前くらいになってしまった。
周りを見ても、学生さんでもこれだけ頼んでる人はいないようだし(汗

本郷中央食堂

まずは赤門から。
上にかかっているのは、麺コーナーに置いてあった「コリアン唐辛子」。見るからに辛そう。

麺と混ぜて、お召し上がりとうだい...と。

本郷中央食堂

辛いことは辛いけど、まろやかさに包まれた辛さというか。うん、イケル。
とろみのある汁なし担々麺というか、麻婆麺というか。雰囲気的には後者の方が近いかな。ものすごく美味しい、とは言わないけど、ときどき無性に食べたくなる感じの味。自分が東大生だったら、2 コマめの後半の時間帯にはこの味を思い浮かべているだろうなあ(笑

本郷中央食堂

麺セットは...小盛り(といっても茶碗一膳分くらいある)炒飯と、千切りキャベツにコロッケ。
この炒飯がパラッと仕上がっていて、学食と馬鹿にできないうまさ。これ、単品炒飯でもイケるレベル。
コロッケは、まあ普通だけど、こういう食堂で埋まらない胃のスキマに入れていくのには間違いないメニューだよなあ。

本郷中央食堂

汁欲しくなっても、俺には豚汁がある。
この豚汁がまた大盛りでですね...赤門の腹に溜まる感じと合わせて、しばらくお腹が空かない系の、かなりのボリュームに。

赤門ノーマル、豚汁、麺セット。
A・T・M、最強だと思う。これを一発で組み合わせた俺、胴上げもんだな(←むしろ麺に麺セットは普通だろうが

本郷中央食堂

いやあ、大満足。
学生でも、教授でもない。誰でも受け入れる、いい食堂だ。さすが懐が深いね。(←ポスドクを dis っているわけではありません)

社食ともちょっと違う、久しぶりの学生気分、楽しかったなあ。原作としてはいつになくテンション高く、口数も多かったゴローちゃん、ドラマ側のキャラクターの影響を受けている?と思っていたけど、確かにこれは大人としてはちょっとテンション上がるのも、理解できる。
今度は、十数年ぶりに母校の学食でも、攻めてみるかな(笑。

SPA! 2013 年 8/27 号

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関連ランキング:学生食堂 | 東大前駅根津駅本郷三丁目駅

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2013/08/22 (Thu.)

足立区北千住のチョコレートケーキ

「北千住って、すごいことになっちゃったんだなあ...便利になるのはいいが、駅がどんどん大きくややこしくなってる」

北千住

ドラマ『孤独のグルメ Season2』聖地巡礼で、千葉の飯岡以外でまだ行っていなかったお店があったのを思い出しました。第 11 話「足立区北千住のタイカレーと鶏の汁なし麺」...この回、タイ料理店のライカノにしか行っていなかったのですが、Season3 の構成を見ていると、そういえばこの回の回想シーンは、今にして思えばあれがこの回の甘味パートだったんじゃないか?と思い返して、改めて北千住に足を運んでみることにしました。

北千住の駅って、確かに井之頭五郎が言うとおり、どんどん大きくややこしくなっています。常磐線に日比谷線、千代田線、東武線、そしてつくばエクスプレスまで通ってきて、いつの間にか巨大なターミナル駅になっていました。つい最近、用事があって北千住に来たときに、東口から駅に入ったら西口側の千代田線になかなか辿り着けなかったほど。
でも、駅から通りを一本入ると、いかにもゴローちゃんが好きそうな赤ちょうちん街。いかにも昭和、いかにも孤独のグルメっぽい街。

カフェ・わかば堂 ~cafe wakabadou~

カフェ・わかば堂

その赤ちょうちん街の路地に入ったところに、回想シーンの舞台となったカフェ「わかば堂」がありました。

いかにも隠れ家的な女子向けカフェ、という雰囲気の店構えですが、隣の「円楽」(居酒屋)との対比がまたいい(笑

カフェ・わかば堂

なんというか、女子力高まりそうなお店です。店内の男子、店員さん一名、カップルの彼氏一名、アンド、俺。あと全部女子(;´Д`)ヾ。

しかも、スイーツメニュー、ゴローが食べた「フォンダンショコラ バニラアイス添え」も、吉田美由紀(とよた真帆)が食べていた「黒糖バナナチーズケーキ」も、なし(汗。スイーツメニューは日替わりのようだし、お店で手作りしているようなので、時期によってもメニュー変わりますよね...。

カフェ・わかば堂

でもせっかく北千住まで来たので、「フォンダンショコラ バニラアイス添え」「黒糖バナナチーズケーキ」に最も近かった「ショコラ・バナーヌ」(チョコバナナケーキ)とジンジャーエールをオーダー。甘い物ならコーヒーを飲むところだけど、暑さにやられてスカッとしたくなったので。

ショコラ・バナーヌ、もっと甘ったるいかと思っていたけど、甘すぎず、なかなかおいしい。丁寧に手作りされた感じがまたいい。
ジンジャーエールも手作りとのことで、生姜の生姜らしい香りと刺激が渇いた身体に染み入ります。カナダドライともウィルキンソンとも違う、これが手作りのジンジャーエールの味ですよ。

ごちそうさまでした。でも、やっぱりここは男独りで来るにはハードルが高かった。このシリーズの甘味パートの中で、今のところ最も女子力が高いお店ではないでしょうか(;´Д`)ヾ。

関連ランキング:カフェ | 北千住駅牛田駅京成関屋駅

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2013/08/18 (Sun.)

群馬県高崎市の焼きまんじゅう

「しかしパリと群馬高崎はエライ違いだな。俺にお似合いなのはこういうもんですよ」

高崎

『孤独のグルメ』聖地巡礼【原作版】。今回は、夏の帰省から東京に戻ってくる道中、高崎でわざわざ途中下車(笑。第 5 話「群馬県高崎市の焼きまんじゅう」の聖地を訪れてみました。

高崎って、いつも新幹線で通過するだけの場所。降りたことがあるのは一度だけ...17 年前、大学 1 年の夏休みに無謀にも田舎まで自転車で帰ろうと計画したものの、受験勉強で半年ほどまともに運動していなかったために体力が衰えていることを考慮していなかったことと、35℃ を超える真夏日のために高崎で挫折して、疲労困憊のなか空いていた古い旅館に泊まった、という思い出があるだけです。思い出、とはいっても、もう頭が朦朧としていてほとんど覚えていないんですが(´д`)。

ともあれ、17 年ぶりの高崎。ちょっと歩いてみますか。

高崎

第 5 話冒頭の 1 コマにある「中央銀座アーケード街」は今も健在。ただ、当時はどうだったか知りませんが、今は半ばシャッター街の様相を呈していて、ちょっと寂しい。

原作が執筆された 19 年前から流れた時間で、街並みもだいぶ変わってしまったのか、それ以外で当時の面影を残す場所は残念ながら見つけられませんでした。

でも、この焼きまんじゅう屋さんは健在。

オリタ焼まんじゅう店

オリタ焼まんじゅう店

原作での店名は「クリタ」ですが、実際の店名は「オリタ」。原作では「焼きそばクリタ」の看板が掛かっているのに焼きそばはやっていない、というエピソードがありましたが、現在ではもうかかっていないようです。この 19 年の間に店舗を三軒隣に引っ越したそうで、場所も建物も原作に登場したものとは別物とのこと。

オリタ焼まんじゅう店

店内はほんとうに狭くて、二人掛けのテーブルがひとつある程度。店内で食べる人はほとんどいないのか、「持ち帰りが標準」という雰囲気が漂っていたので、「中で食べられますか?」と言って店内に通してもらいました。
原作では、井之頭五郎が「あの焼きまんじゅう屋、というか、あのじいさん、どうなるのかなァこの先」というモノローグが差し込まれていましたが...さすがにあれから 19 年。お店は娘さんと思われる人に代替わりしていました。

オリタ焼まんじゅう店

数分待って、焼きまんじゅうのできあがり。当然、アンなし 1 本とアン入り 1 本の組み合わせです。

待っている間や食べている間にも、何人かのお客さんが持ち帰りで来店していました。数年前に『ちい散歩』でも取り上げられたことがあるようで、地元ではかなり有名なお店のようです。確かに原作でも「ミソが違う」というくだりがありましたね。

オリタ焼まんじゅう店

ほう...こりゃあうまそうだ。
ちなみに、ちょっと角張った四個組みのが「アンなし」、丸っこい二個組みのが「アンあり」。

ミソ...とはタレのことだろうか...。しかし、まんじゅうが「焼き鳥みたいでおいしい」とはどういうことなのだろう?

オリタ焼まんじゅう店

このたっぷりかかったタレ。濃厚でとろっとしていて、確かに「タレ」というより「ミソ」といったほうがしっくりくる感じ。

表面につけられたちょうど良い具合の焦げ目に、ミソが絡んで、期待も高まります。
まずはアンの入ってないほうから...。

オリタ焼まんじゅう店

思ったより軽くて淡泊なんだな。焼き鳥とは全然違うけど...甘い。
なんだか...素朴な味だなァ。

普通のまんじゅうとも、肉まんともちょっと違う、微妙にパンのようなふかっとした柔らかさともちっとした感触がミックスされたような、複雑な食感。それに、濃くて甘いミソが合わさって、普通のまんじゅうとは全然違うし、みたらし団子ともあやめ団子とも違う、不思議な甘さに包まれます。

さて...アン入りは...む。

オリタ焼まんじゅう店

これは思った通り...複雑な甘さだ。
いや...スゴい甘さと言ってもいい。

アンの日本的ストレートな甘さに、ミソの複雑な甘さが重なって、これは甘味が苦手な私にはけっこうきつい(笑)。井之頭五郎的に言えば「甘さが波状攻撃を仕掛けてくる」とでも言うのか。これは、アンなし一本で十分だったかも...。

オリタ焼まんじゅう店

ともかく、完食。これはちょっと、緑茶が欲しくなる味でしたね。
でも、二本で ¥330 というのは、異様に安いのではないでしょうか。

昭和 22 年の創業というから、今年で 66 年。味もスタイルもほとんど変えずにやってきているんだろうなあ。
19 年前の井之頭五郎が(というか、久住さんが)これとほとんど同じ味を口にしたのだと思うと、感慨深いものがあります。

上州のからっ風も、革ジャンも無縁の猛暑のなか、再び大汗をかきながら新幹線で東京に帰ります。
ごちそうさまでした。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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