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2015/09/05 (Sat.)

東中野 パオ・キャラヴァンサライ 再訪

「中野区、アフガニスタン」

パオ・キャラヴァンサライ

ドラマ『孤独のグルメ Season5』の放送に向け過去回の再放送も始まっているので、私の聖地巡礼も再放送...というわけではありませんが、約二年ぶりに Season3 の「中野区東中野の羊の鉄鍋とラグマン」の回に登場した「パオ・キャラヴァンサライ」にやって来ました。

今回再訪したのは、聖地巡礼のため...というよりも、来週火曜日のサッカー日本代表の W 杯二次予選、アフガニスタン戦に先立って「アフガニスタンを食ってやろうぜ!」という某氏の呼びかけで企画されたものです。こういうときに『孤独のグルメ』のことを思い出してメンバーに加えてもらえるというのは、こどグル教の宣教師冥利に尽きるというものです(ぉ

PAO | PAO Caravan Sarai |

パオ・キャラヴァンサライ

相変わらず、入り口からして整然としているとは言いがたい店構え。だが、それがいい。

なんか、自由だよなあ。
店は、どこも独立国だ。ここはこういう国なんだなあ。

パオ・キャラヴァンサライ

もちろん、まずはビールから。

禁酒国の料理をアルコールとともにいただける幸せ、日本人に生まれて良かった。
でも、あの全体的にスパイシーで濃い味なアフガン料理を酒なしで食べるというのも、戒律とはいえ酷だよなあ(^^;;。

パオ・キャラヴァンサライ

まずは蒸し鶏とシャンツァイのサラダから。シャンツァイ(パクチー)をケチケチせずに使っていて、パクチー好きとしてはたまらない。家族の好みの問題で、自宅ではパクチーを食べることがないので、私は外でチャンスがあれば思う存分パクチーをいただきます(笑。パクチー、万歳。

パオ・キャラヴァンサライ

続いてトルシー(野菜のピクルス)。これはまあ...この店の料理の傾向からすると、まあ普通かな(笑
でもこの酸味が口の中をリセットしてくれるので、いろんな料理を食べた後にいったんゼロ地点に戻ってくるためにつまむ、そんな感じ。

パオ・キャラヴァンサライ

バーミヤ(オクラのトマト煮)。ちょっとした前菜のつもりで頼んでみたら、これが大正解。
たっぷりのトマトの中に、いろんなスパイスや唐辛子が効いていて、ピリ辛。ビールがどんどん進みます。

オクラにこんな食べ方があったとは。

パオ・キャラヴァンサライ

そしてラムロースのたたき。前回来たとき、一番気に入ったのが実はこれ。
見ての通り表面だけ軽くあぶったラムロースを、ちょっと塩をきかせたオリーブオイルにくぐらせていただきます。

全然臭みがなくて、ロースなのに脂っこくもなくて、うまいうまい。
前回ひっくり返った俺の羊観は、やっぱり正しかった。

パオ・キャラヴァンサライ

それじゃあお酒もちょっと変わったところを攻めてみようじゃないか。

乳酒、つまり動物の乳を発行させて作ったお酒。馬や羊の乳から作ることもあるらしいけど、こちらは牛乳ベース。
甘酒のような、マッコリのような、まったりと柔らかいお味です。

パオ・キャラヴァンサライ

そろそろシルクロードの本線に戻ろう。

カバブ(羊肉)、コフタ(羊つくね)、ムルグ(鶏肉)、アフガン串焼きのジェットストリームアタック。
前回来たときは鶏串は「チェルガ」だったような記憶があるけど、鶏の種類か部位でも違うんでしょうか。まあ、おいしければどっちでもいいけど(笑

パオ・キャラヴァンサライ

ここのカバブはやっぱり臭みがない。うまい。おいしい。
コフタは、ちょいとスパイスがはしゃいでる。やんちゃな肉だ。
ムルグは...普通においしいんだけど、ここでは羊肉のパンチ力の前に霞む感は否めない。

でも、全部おいしいぞ。

パオ・キャラヴァンサライ

変わったお酒第二弾、ウゾ(ソーダ割り)。
アニス系のハーブリキュールで、確かにハーブらしい独特の風味。ここの料理に使われている香菜とはまた方向性の違うハーブで、羊肉やパクチーの香りに当てられた味覚と嗅覚をキャリブレーションし直してくれる感じ。これで、また改めて羊肉とパクチーの味わいを堪能できます。

パオ・キャラヴァンサライ

こちらは「ふらっと QUSUMI」メニュー、ラムのからし炒め。

ラムの上にスライスしたタマネギがこんないっぱい乗ってて、しかも香菜が...これ、いいじゃない!
ハーブたっぷり、マスタードだけじゃなくてちょっとカレー風味で、なんとも奥行きのあるうまさ。ラムの味ってこういう引き出し方もあるんだなあ。アフガン料理、底が知れない。

パオ・キャラヴァンサライ

このへんの濃い味の料理には焼酎も意外と合うんじゃないかという気がしてきたので、「嶋自慢」をロックで。芋だと香りが羊やパクチーと喧嘩しそうな気がしたので、麦です。
濃い料理に、濃い酒。うん、俺は今アフガニスタンを濃厚に堪能している。

パオ・キャラヴァンサライ

パシュトゥンカラヒィ(骨付き肉の鉄鍋炒め)、アフガニスタン料理の本丸はこれか。
よし、遊牧民料理の神髄を。

見た目ほど辛くなくて、これまたいける。
骨付き肉だから、いつも以上にワイルド。

鉄鍋が歓声を上げている。

パオ・キャラヴァンサライ

合わせるのは当然、ナン。
こっち系の料理に、ナンは必須。
手で持てないくらいにアツアツだけど、これもまたよし。

それにしても、ここんちのは噛み応えがすごい。俺の知っているナンとは、ちょっと違う。
これがアフガンのナンなのか。

パオ・キャラヴァンサライ

そして、うまみがギュッと凝縮された焼きトマトを踏み台にして、

パオ・キャラヴァンサライ

ハイボールに移るわけです。
ここからのラストスパートに向けて、いちばん水代わりに飲めるものをチョイス(笑

パオ・キャラヴァンサライ

主役登場、ラグマン。そういえば先日閉店する前の BAR Left Bank でも食べたけど、ここのは麺が違う。リングイネっぽい平ための麺が、ソースと羊挽肉をしっかり受け止めるんだなあ。

前回も食べたけど、これやっぱりおいしい。
日本人向けにアレンジされてるのか。そうでないなら、アフガニスタン人と日本人の好みが似てるってことになる。
そういえば BAR Left Bank もラムとパクチーを主体とした料理が中心だったから、少なくとも私自身はこっち方面の味付けがすごく馴染む、ということは間違いないんだろう。

パオ・キャラヴァンサライ

パパド(豆粉の薄焼き煎餅)。一見、パリパリタイプのトルティーヤ(タコスの皮)っぽいけど、トルティーヤよりもしっかり塩味を効かせた、これ単体でもお酒が飲めてしまいそうな味。
でも、これもナンと同じように、ラグマンやカラヒィ等のお皿に残ったソースを掬って食べると、さらにいい。

パオ・キャラヴァンサライ

ショルワ(羊すじ肉のスープ)。

う わ あ 。羊のすじ肉って、長時間煮込むとこんなになっちゃうのか!
コラーゲン的なトロトロすじ肉が、優しめのスープと相まって、これもうまい。からし炒めに続く、今日の新発見。

パオ・キャラヴァンサライ

まだまだ行ける。
というわけで、羊のカラヒィ。

カラヒィだけど、そんなに「辛ひぃ」ってほどでもなく、どちらかというとうまみが勝っている一品。
クセがないからクセになる、この羊肉。

パオ・キャラヴァンサライ

シシトウとトマト、卵のカラヒィ。
羊肉ばかりで攻めてきたけど、カラヒィ、こういうのもあるのか。
一見優しい味っぽく見えるのに、シシトウが味の根っこをグッと締めている感覚があって、これもいい。

さらにおかわりしたナンで残さず掬い取りながら、完食。

パオ・キャラヴァンサライ

老いも若きも、男も女も、自由に飲み、気ままに語らい、腹を満たす。
フリーダム...この店の法律は、なんて大らかなんだ。
今回も、すごく楽しかった...!

前回来たときもナン、カラヒィ、ラグマンのおかわり大会でそうとう食べたけど、今回も負けず劣らず食った、食った。
帰り際に店員さんから「スッゴイ食べましたね!」と驚かれました(笑

羊肉食って、ウマ勝った。今次作戦も、我が軍の大勝利と言えよう。
来週の日本代表戦も、この勢いで快勝してくれるといいなあ。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season3 Blu-ray BOX

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2015/08/28 (Fri.)

中国家庭料理 楊 その 3

「今日の俺は、四川の辛さを求めていたんだ」

Season5 の放送も決定したことだし、記念に今まで行った聖地のどこかに再訪してこよう!というわけで、久しぶりに池袋へ。どのお店に行こうか迷ったんですが、やっぱり私が聖地巡礼を始めた原点である「豊島区池袋の汁なし担々麺」に還るのが、再始動に相応しいかなと。

中国家庭料理 楊 2 号店

中国家庭料理 楊

前回の訪問から数えて実に三年ぶりの来店になります。Season1 の放送から、もう三年半も経っているんですね。ドラマも私の聖地巡礼も、ずいぶん息の長いシリーズになりました。

店内には聖地巡礼らしきお客さんもさすがにもう見かけませんが、ほぼ満席の状況で、今でも変わらず人気が続いているようです。
テーブル席がいっぱいだったので、今回初めてカウンター席へ。とはいえカウンター内に店員さんがいるわけでもなく、独り黙々といただきます。

中国家庭料理 楊

まずはビールから。こういうところに来ると青島(チンタオ)とか飲みたくなるところですが、まだちょっと暑かったので冷たい生ビールをグイッと

料理は何にしたかというと...、

中国家庭料理 楊

ドラマに登場したけど今まで未制覇だった「拌三絲(バンサンスー)」に挑戦してみました。
豆腐の皮を麺状に細切りしたものに、これまた細切りのキュウリとニンジンを絡めた冷菜です。ボリュームがあって担々麺と一緒に食べると食べ過ぎな気がしたので、手を出したことがなかったのでした。

中国家庭料理 楊

細切りの豆腐、ってどんな感じなんだろう?と思ったら、コシがあるというか、しっかりした歯ごたえがあって、豆腐じゃないみたい。讃岐うどんともちょっと違うけど、変わった麺を食べているようだ。しまった、汁なし担々麺とかぶってしまった(ぉ

味付けはごま油と酢、ですかね。さっぱり爽やかな後味で、この後に出てきた汁なし担々麺の合間に挟むと辛さを中和してくれて、ちょうどいい息つぎになるぞ。

中国家庭料理 楊

そして...出てきましたよ汁なし担々麺。やっぱり、何度見ても担々麺とは、というより中華料理とは思えない見た目。
一見、白い麺の上に青梗菜と挽肉、カシューナッツが載せられているだけに見えますが、この器の底には大量の強烈な麻と辣が。

中国家庭料理 楊

せっかく綺麗に盛り付けられているのにもったいないけど、これを例によってグルグルかき混ぜます。そうすると底に溜まっている麻辣が全体に回ってきて、見るからに辛そうに。

中国家庭料理 楊

一口め...やっぱり、最初は辛くない。むしろ甘みと挽肉のうまみ、カシューナッツの香ばしさが感じられる。中華麺というより太めのスパゲティのような麺も食べ応えあるんだよなあ。
...で、一口めを飲み込んでから、追いかけてくる辛さ!もとい、これは辛いんじゃない。大量の山椒で口の中が痺れているんだ。歯医者で麻酔をかけられた状態に似た、口の中が麻痺して、舌の感覚がおかしくなる感じ。これでビールを飲むと、甘いような爽やかなような、さっきまでとは全く違う味に思える。

つらいんだけど、でも何故か箸が止まらない。途中、さっきの拌三絲を挟んで一息つきながら、最後まで駆け抜ける。

孤独の中華はこうでないと。四川料理は、やっぱり山椒ね。
シビれたあ...。でも、しばらくするとまた食べたくなってしまう予感がビンビンだ。

ごちそうさまでした。

Season5 でも中華回は登場するのでしょうか。今までの経験上、中華回と焼肉回にハズレなし。この店に負けないパワフルな中華料理、期待しています。

孤独のグルメ Blu-ray BOX

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関連ランキング:四川料理 | 池袋駅要町駅

投稿者 B : 23:56 | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2015/08/25 (Tue.)

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポートまとめました

Season5 の放送が決定したから、というわけではありませんが、私がこれまでに巡礼した『孤独のグルメ』聖地巡礼レポートを NAVER まとめにてまとめました。

【飯テロ注意】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~Season4&原作 - NAVER まとめ

もとは、これまでも何店か一緒に聖地巡礼したグルメブロガーの YAS さんがまとめてくださったものに、私が追記編集を加えたものです。

孤独のグルメ

博多出張編をもって Season4 までの全聖地巡礼が完了したため、「せっかくだから全部まとめて読めるようにしたら?」という話をしていました。まあ、これまでも他のまとめやキュレーションメディアに(以前のように明らかに不正なものはないとはいえ)引用・転載されることが多かったので、どうせなら自分たちでまとめてしまおうか、ということにしたわけです。
NAVER まとめにはこどグル登場店情報をまとめた記事はいくつか存在しますが、実際に全店行ったレポートのまとめはこれが初めてではないかと。

孤独のグルメ

NAVER まとめのルールとしては参照元が極端に少ないまとめは NG と判断されることもあるようなので、もしかしたら削除したり他に同行された方の記事を追加したりするかもしれませんが、とりあえず。
今のところ、まず何よりも自分が過去の聖地巡礼レポートを振り返るのにとても役に立っています(笑。

Season5 の聖地巡礼もやると思うので、レポートが増えたらまた追加していきます。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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2015/08/05 (Wed.)

久住昌之 & THE SCREENTONES Live at 吉祥寺 Strings

漫画『孤独のグルメ』の原作者である久住昌之さんと、ドラマ版のサウンドトラックを手がけている久住さんのバンド「THE SCREENTONES」のライヴを聴きに、吉祥寺のジャズバーに行ってきました。

Strings Live Bar & Italian Restaurant

吉祥寺 Strings

今までにも一度は生演奏を聴いてみたいと思いつつ、なかなかスケジュールが合いませんでしたが、今回は前日になって「あれ明日行けるんじゃね?」という状況に気づき、当日飛び入りで訪店。20 席あまりしかない店内はほぼ満席でしたが、たまたま二、三空いていた席があったので、当日券扱いで入場しました。

吉祥寺 Strings

ジャズバーなんて随分来ていなかったけど、ここは程良く洒落ていつつ、程良く手作り感があって、落ち着きます。

吉祥寺 Strings

このお店、楽屋がないらしく、さすがに久住さんは出てこないものの、他のメンバーの皆さんは開演前からステージ近辺をうろうろしつつ準備中という緊張感のなさ(笑

吉祥寺 Strings

ドリンクをいただきつつ待っていたら、ほどなくして始まりました。

久住昌之 & THE SCREENTONES

生久住さん&スクリーントーンズ登場!いきなりのドラマテーマ曲連チャンで、一気にテンションが高まります。生久住さん、初めて見たけどテレビと変わんないなあ。

久住昌之 & THE SCREENTONES

メンバーは左から順にパーカッションの栗木健さん、サックスのフクムラサトシさん、ギター&ヴォーカルの久住さん、ギターの河野文彦さん、ピアノの Shake(シャケ)さん。この写真の栗木さんは別に竹筒から水を飲んでいるわけではなく(ぉ)、列車の汽笛の効果音を鳴らす楽器を吹いているところ。サントラを聴いているだけだと打ち込みだと思い込んでいたような音も、実際にはこうやって鳴らしてたのか!という発見多数。まあ、実際に音を出すまでは出番がないから竹筒で水を飲もうとしているものとばかり思っていましたが(笑

久住昌之 & THE SCREENTONES

途中、久住さんほか三名が休憩のため引っ込んで、フクムラさんと河野さんのお二人で演奏するシーンもありました。このお二方は「Pick & Lips(ピクリプ)」というユニットを組んでいて、お二人でのライヴもよくやっているとのこと。『孤独のグルメ』のサントラの中でも名曲と言える作品を多数書いている美メロ担当の河野さんと、それを美しいサックスの音で聴かせてくれるフクムラさんのコンビ、いいなあ。今度別口で聴きに行きたくなりました。

久住昌之 & THE SCREENTONES

途中休憩を挟みながらも 3 時間近く演奏していたにも関わらず、最初から最後まで本当に楽しそうに演奏されていたのが印象的でした。久住さんの姿勢が一貫して緩く、ダンドリや歌詞を間違えまくるのはデフォな感じ(笑。音楽を聴きに行ってこれだけ笑ったのも、初めての経験かもしれません。

久住昌之 & THE SCREENTONES

そして全曲が終わったら早速麦スカッシュで乾杯ですよ!久住さんだから当然ですよ(笑。楽屋がないので、アンコールが終わった後も舞台袖にはけず、そのままその場で打ち上げが始まってしまうという。

一応セットリストも書いておきます。最初のほうは取るつもりでいなかったので、もしかしたら間違っているかもしれませんが。
ビデオ録画もされていたようなので、後日公式サイトにセットリストが掲載されたり、YouTube の栗木健チャンネルに動画が公開されたりするかもしれません。

  1. タテブエ Alone (Season1)~Stay Alone (Season1)
  2. 荒野のグルメ (Season2)
  3. 孤独のツンドラ (Season3)
  4. Alone In The Dark (Season2)
  5. グルメ探検隊 (Season2)
  6. ペコちゃんブルース (Season3)
  7. Swing56 (Season4)
  8. 荒野の笛レレ (Season2)
  9. C 列車で行こう (Season2)
  10. Leave Him ALOHA (Season4)
  11. 落ち武者 (オリジナル)
  12. 聖☆銭湯 (食の軍師)*1
  13. レガートワルツ (Season3)
  14. GINZA (Season4)
  15. 伊豆 Q のテーマ(Season3)
  16. -Intermission-
  17. Still Alone (Season3)
  18. Leave Him Alone (Season4)
  19. Oriental Goro (Season4)
  20. Music&Manga (オリジナル)
  21. ショベルカーブルース (オリジナル)
  22. 燕のワルツ (Season2) by Pick & Lips
  23. ラピスラズリ (オリジナル) by Pick & Lips
  24. 江ぐちの歌 (オリジナル)*2
  25. 茜雲の帰り道 (Season4)
  26. そよ風 (Season4)
  27. 城門を開け! (食の軍師)
  28. 力石のテーマ (食の軍師)
  29. 本郷 GoHome (食の軍師)
  30. あまちゃんブルース (あまちゃん)*3
  31. ピクニック (童謡)*4
  32. 一皿にかけて! (Season4)
  33. 渋い店見つけた (オリジナル)~Jiro'sTitle (Season1)
  34. -Encore-
  35. 黒い瞳 (ロシア民謡)
  36. 自由の筈 (オリジナル)
  37. *1:もともと『食の軍師』のサントラ向けに『酔い醒めのブルース』として作曲されたものに、銭湯をテーマとした歌詞をつけた曲。読みは「セイント☆せんとう」
    *2:久住さんの小説『孤独の中華そば「江ぐち」』に登場するラーメン店の勝手テーマソング。Strings のマスターのリクエストにより演奏
    *3:何故か NHK ドラマ『あまちゃん』のメインテーマのパロディ曲
    *4:「♪丘を越え行こうよ~」の童謡を全部ネガティブにした替え歌

グッズも買ってきてみました。

久住昌之 & THE SCREENTONES

オリジナル手ぬぐい。メンバー全員がその場で書いてくれたサイン入り!これは嬉しい。

あと、単行本にもサインが欲しいと思い、あらかじめ単行本を持って行っていたので、こちらにも書いていただきました。

孤独のグルメ

これもすごく嬉しい!「ドラマと漫画のお店、全部行きました(ただし病院とパリは除く)」とお伝えしたら、ちゃんとメッセージまで...感激です。
Season1 から数えて足かけ三年半の聖地巡礼、まだ行けていなかったスクリーントーンズのライヴを聴いて、久住さんに巡礼完了のご報告までしたところで、ようやく真に完結できた(ただし Season4 までの時点として)気がします。

ドラマ版のファン、特に「ふらっと QUSUMI」コーナーのファンであれば絶対楽しいライヴだと思います。私もまた機会があれば足を運びたいと思うので、もし一緒に行きたい方がいれば是非(笑。

スクリーントーンズ / 『孤独のグルメ Season4』O.S.T

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2015/07/15 (Wed.)

福岡県福岡市博多区中洲の鯖ごまと若どりスープ炊き

「博多弁、飯が進む BGM だ」

博多

ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼・真夏の博多出張スペシャル。いよいよ巡礼地のオーラス、一富にお邪魔します。遠征回にも関わらず放送直後はお客さんが入りきらないほどの盛況だったそうですが、そろそろ落ち着いた頃でしょうか。

博多って今までは仕事で来たことがある程度で、まともに観光らしい観光をするのは今回が初めて。中洲って初めて来たけど、那珂川とその支流である博多川の、本当に中州になっている場所なんですね。しかも、時期はちょうどこの地の名物である博多祇園山笠の真っ最中。高揚した空気を感じながら、お店に向かいます。

人形小路

ここは...?うん、いい感じ。
いかにも昭和がそのまま残っているような路地だ。

後で調べてみたら、中洲の中でこの人形小路が最も古い通りということで、さらにその中で最も歴史あるお店が、今回の聖地。

味の店 一富

一富

一枚一枚の瓦の年季の入り方といい、暖簾の色褪せ具合といい、どこをとっても井之頭五郎的な古い居酒屋だ。
でもここ、外からじゃ中の様子がさっぱり分からないし、どんな料理が出てくるかも分からないし、一見さんにはハードル高いなあ...。ドラマに登場する前は、常連さんと口コミの店、という感じだったんだろうか。

一富

入店すると、座敷席に通されました。ここからだと、ゴロー席の様子がよく分かります。
カウンターの中で大将が黙々と調理しているだけでもなんだか絵になる、それが老舗が醸し出す重みってやつか。

一富

ま、とりあえずビール。連日 30℃ 超えという暑さでは、ビールが身体に吸い込まれるように減っていきます。
そういえば、劇中でもこの席に座ってたおっちゃんが「ビール、キンキンに冷えたやつ!」という注文を繰り返してましたが、確かにこのビール、キン冷えでうまい。

一富

お通しはほうれん草のごま和え。おっと、本命の鯖の前に、ほうれん草からしてごまですか。いきなりたたみかけてくるなぁ~っ。
でもこのほうれん草、老舗らしい落ち着いた味わいで、いい。

一富

ビールとほうれん草で一息ついたところで、料理を頼もうじゃないか。

...って、この「にゃんにゃん」ってなんだこれ?恥ずかしい名前のメニューを頼ませる罰ゲーム的な何かか(違
こういうの、頼まないと気になって食べずには帰れないじゃないか。すいませーん(ぉ

一富

さ~て、博多メシ。口火を切るのは、博多人のソウルフード・おきうとだ。

おきうとって今まで知らなくて、ドラマを見てもどんな味か想像できなかったけど、なるほど...こういうタイプか。
一見こんにゃくっぽいけど、どちらかというとトコロテンに似た食感の食べ物で、ごま・醤油・鰹節で味がついています。むちゃくちゃうまい、ってほどでもないけど、箸休め的に欲しくなる感じ。

一富

そしてこれが「にゃんにゃん」。大将曰く「初めて来たお客さんの十人中九人に訊かれる」とのことですが(そりゃそうだ)、出てきてみれば何のことはない、じゃこおろしでした。話を聞くと、先代がこの店を開いたときに、常連さんに「じゃこおろしじゃつまらないから、なんか面白い名前をつけよう」と言われて「にゃんにゃん」になり、それ以来 56 年この名前で出しているとか(笑。確かにただのじゃこおろしだったら注文してなかっただろうし、じゃこおろしネタでこんなに盛り上がったのは初めて。そういう意味では、56 年前の先人のセンスは間違っていなかったと言えます。

一富

こう来ると、飲み物は福岡の井戸水(※冷酒です)をいただいてしまうわけです。
日本酒は一種類を温度の違いで出してくれるだけのようで、やっぱりここのメインは九州らしく焼酎、ということなのでしょう。

一富

そして本命のひとつ、鯖ごまの入場です。
この店は、ごま鯖じゃなくて鯖ごまっていうのか。

この鯖ごまを見ていたら、どうしても白いご飯が欲しくなってしまい、追加注文。
その瞬間、大将は私がこの店に来た理由を察したようで、「今日いらしたのは、やっぱりアレですか」と壁の番組ポスターを指さされてしまいました(笑

一富

うーん、きたきた、鯖きた!この店、いいぞ。
ごまがメッチャ働いてる。

鯖とごま、飯、醤油。
つけいる隙がないほどうまい。

一富

今日のおすすめは鰯、ということだったので、ドラマには未登場ながら鰯もいただいてみました。
鰯の刺身、これがまた脂が乗っていてうまい。

一富

ついでに焼いてももらいましたが、これもいい。
鯵と言われても信じてしまいそうな大ぶりの鰯、食べ応えあるなあ。

一富

そりゃあ調子に乗って焼酎のボトルを入れてしまうわけです。
霧島は東京でも超メジャーな芋焼酎だけど、いつも飲むのは黒ばかりなので、白霧島というところが逆に新鮮。

一富

そこへ、鯵納豆だ。

納豆は、混ぜれば混ぜるほどうまくなる。
納豆をかき混ぜるという行為、それは祈りだ。

鯵、鯖、鰯。三大青魚のオールスターゲームを開いてしまった。
青魚好きとしては、これ異常の幸せはないなあ。異様にうまい。

一富

そして、若どりスープ炊き。
水炊きじゃなくて、スープ炊きというのが嬉しい。
それに、一人鍋にいろんな野菜が勢揃いで、目にも楽しい。

おお、ウマッ!夏鍋もいい。
ナツナベーゼ福岡、なんだかリッチ。

全部の味が噛み合って、俺をがんじがらめにしているようだ。
福岡卍固め。

全部食べ終わったところで、大将から「残ったスープで雑炊、作りましょうか?」と絶妙なアシスト。
このスープで雑炊!お願いします。

一富

ほう、紅しょうが...感じ感じ。

若どりと野菜のうまみが抽出されたスープをごはんが全部受け止めて、これは想像以上だ。
でもこれ、大将の人柄がそのまま反映されたかのような、優しい味。

グレート、デリシャス、ワンダフル。
だめだ、何を言っても気取っているようで...。
でも、これ、ものすごくおいしいです。

一富

最後に久住さんが食べていた、レモンサンド。
「飲んだ後に食べるとスッキリしていい」ということで、あえて最後に出してくださいました。

一富

薄切りの大根に、さらに職人芸のような薄さにスライスされたレモンが挟まっているだけの、シンプル料理。
確かに胃の中のアルコールをリセットしてくれるような爽やかさ。でも、なんか蜂蜜レモンを持って部活に行っていた少年時代を思い起こす、懐かしい味でもあります。

一富

途中、大将が収録時にもらった台本や写真、サイン等のグッズを見せてくださいました。
台本は、他の登場店では店頭に飾られているのを見たことはあるけど、こうやって手にとって見せていただくのは初めて。放送から約一年、多くの聖地巡礼者に触られてかなり傷んでいましたが、そういうのも含めて重みを感じる台本です。

一富

いろいろ台詞が書いてあるけど、「五郎 M(モノローグ)」と書かれている部分はすべて音声のみ後撮りなので、実際にカメラが回っている間は松重さんは黙々と食べているだけ、という(笑。

「なんだか...腹が減ってきた」の三段引きカットは、スタッフの間では「孤独カット」と呼ばれているようですね。

一富

モノローグのほとんどの台詞に「...」がついているという。そういえば Season1 の初期はゴローちゃんのモノローグはもっと早口だったのが、どんどん遅くなって今に至るのは、たぶん台本上のこういう表現によるところも大きいんだろうなあ。

一富

松重さんとのスリーショット写真。大将は劇中でも俳優さんによって表現されていたとおり、ややシャイだけどとても丁寧で気の良い方でした。混まない曜日はお一人で切り盛りされているのか、写真の女将さんは見当たらず。松重さんも故郷での撮影ということで、心なしかいつもよりリラックスした表情に見えますね。

一富

お二方のサインは店内掲示ではなく、この収録グッズセットに含まれていました。

つか「ふらっと QUSUMI」では放送されなかったけど、久住さんソースかつ丼も食べてたんか!

一富

ごちそうさまでした。

いや~、終わってみればいい店だった。料理だけじゃなく、雰囲気や大将の人柄まで全部いい。
大当たりと言っていいだろう。

というわけで、これをもってドラマ『孤独のグルメ』Season1~4 の聖地巡礼を完遂しました。食うも食ったり、合計 49 店(間食パートのお店を入れると 80 店近く)。最初は汁なし担々麺を食べてみたいだけだったはずが、気がつけばどうしてこうなった(笑。でも、今まで足を踏み入れたことのなかった東京の再発見から遠征まで、実に楽しい三年半の巡礼でした。
ドラマ Season5 については今のところ具体的な噂は流れてきていませんが、今年は年内にコミックの 2 巻が 18 年ぶりに発売予定という、重要な年でもあります。それに合わせて Season5 が計画されているんじゃないかという気もしつつ、2 巻が発売されたらそれはそれで巡礼をしなくてはなりますまい。

でもとりあえず、それまではちょっと一休み。
聖地に同行いただいた方も、記事だけ読んでくださった方も、ここまでお付き合い、どうもありがとうございました。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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※Blu-ray BOX には「真夏の博多出張スペシャル」は収録されていません

関連ランキング:割烹・小料理 | 中洲川端駅天神南駅呉服町駅

■ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼エントリーまとめ
第一話 東京都清瀬市のもやしと肉のピリ辛イタメ
第二話 中央区銀座の韓国風天ぷらと参鶏湯ラーメン / 再訪 / 甘味パート
第三話 神奈川県足柄下郡箱根町のステーキ丼 / 甘味パート
第四話 東京都八王子市小宮町のヒレカルビとロースすき焼き風
第五話 愛知県知多郡日間賀島のしらすの天ぷらとたこめし / 焼だこ
特別編 福岡県福岡市博多区中洲の鯖ごまと若どりのスープ炊き / 丸天うどん
第六話 東京都江東区木場のチーズクルチャとラムミントカレー / 再訪
第七話 台東区鳥越の明太クリームパスタとかつサンド / その 2 / その 3 / その 4
第八話 杉並区阿佐ヶ谷のオックステールスープとアサイーボウル
第九話 渋谷区神宮前の毛沢東スペアリブと黒チャーハン / 再訪 / 甘味パート
第十話 江東区枝川のハムエッグ定食とカツ皿
第十一話 大田区蒲田の海老の生春巻きととりおこわ
第十二話 渋谷区恵比寿の海老しんじょうと(幻の)焼おにぎり
→Season1 の聖地巡礼エントリーはこちら
→Season2 の聖地巡礼エントリーはこちら
→Season3 の聖地巡礼エントリーはこちら
→原作コミック 1 巻の聖地巡礼エントリーはこちら

投稿者 B : 23:58 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2015/07/14 (Tue.)

福岡県福岡市博多区呉服町の丸天うどん

「久しぶりだな、九州」

天神

久しぶりの、ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼。今回は、ついに Season4 最後の聖地である、真夏の博多出張スペシャルのロケ地・福岡県福岡市博多区にやってきました。これまで私が巡ってきた聖地の中で東京から最も遠い聖地になります。長らく続けてきた Season4 の聖地巡礼がこれで完結するかと思うと、実に感慨深い。

みやけうどん

今回の聖地、まずはメインディッシュの前の間食パートから攻めていこうじゃないか。やって来たのは、地下鉄呉服町駅を出てすぐのとこにある、老舗のうどん屋さん。

うどんか...ちょっと、入れてくか。
ここは、あえてラーメンじゃなしに。

みやけうどん

みやけうどん

店構えからして、しっぶいなあ~。
特にこの大提灯がいいじゃないか。
っていうか、この大提灯、放送後に新調した?劇中ではもっと古びていたような。

たのもー。

みやけうどん

劇中では先客が一人だけ、という閑散とした雰囲気だった店内は、お昼どきということもあってほぼ満席。うっそ、大繁盛店じゃないか。

本当は「テーブルが斜めってる」ことで有名なゴロー席(右側奥から二番目)に座りたかったけど、満席じゃしょうがない。
ちょうど入り口脇の座敷席が空いたので、そこに着席。

みやけうどん

メニューはうどん、そば、えび天、丸天、ごぼう天に、きつね、玉子、いなりだけ。値段もびっくりするくらいの安さ。昭和のお品書きがそのまま残っているかのようだ。
東京じゃ最近は讃岐うどんチェーンが流行ってて揚げ物のトッピング祭りだけど、こういううどんの原点に返るような店もなくっちゃあいけない。

壁にはドラマのポスターもちゃんと貼ってあります。聖地巡礼のお客さん、去年はたくさん来たんだろうなあ。

みやけうどん

来店した有名人のサインもまとめて貼ってありました。おなじみ松重豊さんのサインの他は...俳優の長谷川初範さん、竜雷太さんのサインくらいしか判読できないけど、お店の歴史の長さと同じくらい、多くの人に愛されてきた店なんだろう。

みやけうどん

テーブルには、たっぷりの刻みねぎ(なぜかすり鉢に入っている)と、これまたレトロな容器に入った一味が。
こういうの見ると、うどんが出てくるまでの時間が楽しみになってくるな。

みやけうどん

頼んだのは、ゴローちゃんと同じく丸天うどん&いなりのセット。
やさしい色味のスープと麺に、まんまるの丸天が載っかって、見るからに幸せな気持ちになります。

みやけうどん

太麺、澄んだつゆ。福岡スタイル。
たっぷりネギ乗せ、ズズッといこうじゃないか。

みやけうどん

そうそう、こっちのうどんって、やわいんだよな。
初めて食べたけど、でもそれがまた、悪くない。
丸天も、やさしい歯ざわり。

讃岐うどんへのアンチテーゼ、というほど気合いが入っているわけでもない、この力の抜け具合。一見押しの強そうな博多人の中身は、本当はこういうやさしさでできているのかもしれない。

みやけうどん

いかにもって感じの三角のおいなりさん。

ん?甘くないんだ。
でも、これはこれで。やさしい味のうどんの脇に控えるのに、ちょうどいい。

う~ん...そこはかとなく、うまい。

みやけうどん

博多に来たからにはとんこつラーメンは捨てがたいけど、たまにはこういう博多も、味があっていいじゃない。
昔からある、気取らない地元のお店の空気に、ちょっと癒やされたような気がする。

おいしかったです。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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※Blu-ray BOX には「真夏の博多出張スペシャル」は収録されていません

関連ランキング:うどん | 呉服町駅千代県庁口駅中洲川端駅

投稿者 B : 23:58 | Gourmet | KODOGURU | Udon & Soba | コメント (0) | トラックバック

2015/06/05 (Fri.)

毛沢東スペアリブ再び!青山シャンウェイ

「あれこれ考えずバッターボックスに立とう。思い切っていけ!」

シャンウェイ

ドラマ『孤独のグルメ Season4』第 9 話の聖地・シャンウェイ。Season4 は過去のシリーズと比べてもレベルの高い店揃いでしたが、ここも複数回訪れる価値のあるお店だと思っていました。

放送から半年以上経ち、そろそろ落ち着いてきたかな...と思ったら、驚くほど予約が取れない!何度も電話して日程調整して、ようやく予約が取れたので(´д`)、久しぶりに行ってきました。そういえば前回は放送前に予約取っといたんだった(笑

鉄板中華 青山シャンウェイ

シャンウェイ

まずはプレモルでお疲れさま。この後の鉄板中華の祭典に向けて、この黄金色の輝きがテンションを高めてくれます。

シャンウェイ

酒菜その 1、酔蝦(甘海老の紹興酒漬け)。ここの名物天使の海老、ではなく、甘海老。しかも子持ち。それを紹興酒を使った特製のタレに漬け込んだ冷菜です。でも子持ちのご婦人を酔わせちゃいかんでしょう(違。

この甘海老、産地でもなければこれだけ新鮮なのはなかなか手に入らないというほど質が良い。そして、シンプルに紹興酒ダレに漬け込むだけでこんなになっちゃうのか!という、目から鱗が落ちるうまさ。甘海老と言えば刺身か握りしか知らなかったけど、いきなり中国四千年の神髄を見せつけられた感じ。

シャンウェイ

白はまぐりとニラの炒め物。これ、裏メニューという位置づけだったはずが、メニューを眺めているときにマスター直々に「白はまぐりとニラの炒め物、どうですか」とオススメされたという(;´Д`)ヾ。この店で言う「裏メニュー」とは、知る人ぞ知る、ではなくて、メニューには書いてないけど店主がその日のオススメで出してくる定番料理、という意味なのかもしれません。

そしてこれ、蛤もニラもうまいけど、本当のうまさはスープに凝縮されています。当然スープまで残さずいただきます。

シャンウェイ

それに蒸し鶏のネギ醤油。今回も一羽まるまる、でもペロリと食べてしまえるほど、癖になるのがこの蒸し鶏。

大ぶりの鶏の上に薬味が山盛りなのがまた嬉しい。

シャンウェイ

「10 時間蒸してあるから骨まで食べられる」というこの蒸し鶏は柔らかさが売りですが、このようにトングで切れちゃうくらい、本当に柔らかい。

鶏の淡泊な味に濃いめのネギ醤油がよく絡んで、もう一羽行けそうな気さえします(ぉ

シャンウェイ

通常の三倍のサイズはあろうかという「シャンウェイ餃子」。もっちもちの皮に、ぎゅっと凝縮感ある中身の充実感といったら。

餃子といったら白い飯だろうが!(違

シャンウェイ

味が濃いものが続いたので、ついつい甕出し紹興酒に手を出してしまうわけです。

この店の紹興酒は燗でもロックでもなく常温がベスト、とのこと。確かに、濃厚な料理群に水を差さないちょうど良さだ。

シャンウェイ

来ましたよ本命、毛沢東スペアリブ!
この、おがくず然としたスパイスに埋もれた塊スペアリブ。これがまた、辛くて熱くて美味いんだ。

ガブリ。う~ん......マーが来た。マーが来た。痺れるゥ~!
最初の一口は迸る肉汁で甘味を感じ、その後に追いかけてくる麻と辣の辛さ。マーとラー、グスタフ・麻辣。

これは旨辛、いや、辛ウマだ。

シャンウェイ

さすがにこれは常温紹興酒では追いつかず、また生ビールに巻き戻ってしまうわけです。

スペアリブで口の中が火事になって、生ビールで消火活動。そしてまたスペアリブで...の無限マッチポンプにいつまでもハマっていたい。

シャンウェイ

ちょっと箸休めに、キャベツのピリ辛炒め。って結局辛いのかよ!(ぉ
いや、毛沢東の後はピリ辛くらいでも、むしろちょうどいいマイルド加減。キャベツの甘みが舌に優しい。

緑色の細長いものは、サヤインゲンかと思ったら、中国食材の「金針菜」(カンゾウの蕾)だそうです。この食感、なかなか。

シャンウェイ

〆はウーロンチャーハン。パリパリしたおこげの食感と、烏龍茶葉の香りが楽しい。黒チャーハンの深みのある味もいいけど、このウーロンチャーハンもかなりお気に入り。

いやあ、今回もお腹いっぱい、堪能させていただきました。
他の店で食べるどんな中華料理とも違う、インパクトのある中華。ここも私の『孤独のグルメ』巡礼史に残る名店と言えるでしょう。

なかなか予約取れないけど、また来たいなあ。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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2015/05/21 (Thu.)

とんかつの軍師

「そう、俺のとんかつは前夜に始まり一から十まで絵図ができているのよ!」

先日も触発されて大森のとんかつ屋に行ったところではありますが、やっぱりあれ以来劇中に登場したお店の味が気になって仕方がありません。調べてみたら、その「聖地」は横浜・馬車道にあるとのこと。というわけで、ドラマ『食の軍師』の聖地巡礼に、馬車道までやって来ました。
ちなみにこのドラマ、『孤独のグルメ』とは違って原作コミックのシチュエーションを再現することを優先しているようで、聖地巡礼してもドラマと同じものが食べられるとは限らないようです。スタッフは『孤独のグルメ』のチームがそのまま担当しているようなので店選びには間違いはなさそうですが、さすがに全店巡礼することはないかな(笑。

とんかつ 丸和

丸和

とんかつ屋は夜の店じまいが早い店が多い。結局、ラストオーダーぎりぎりでの入店になりました。

でも、そこはそれ。入店、空席捕獲、着席!からの、

「すいません!ロースとんかつ定食とビール一本。カツとお新香だけ先、御飯みそ汁後からでお願いします!!」

...軍師たるもの、戦いの前にこれくらいのシミュレーションは済ませてある。あとは立て板に水を流すように注文するだけだ。

「すいません、ロースとんかつ定食とビ...」
「あ、ロース終わっちゃったんですよ」

ズコー!
思わず劇中の本郷のような見事なズッコケを披露してしまうところでした(;´Д`)ヾ。

全ての豚はロースに通ず...のはずだが、まあ、閉店間際だから仕方ない。仕事の後とはいえ、進軍が遅れてしまったのはやはり失策だったか。
気を取り直して、普通のとんかつ定食、いただきます。

丸和

注文が通ったら、熱いお茶とソース、カラシが出てきました。ソースとカラシまで専用のものが出てくるなんて、嬉しいじゃないか。

ちなみに、完全に出鼻をくじかれてしまって、御飯みそ汁を後からにするのも、そもそもビールを頼むのもタイミングを逸してしまいました(´д`)。普通にとんかつ食って帰るぜ...。

丸和

待つこと 10 分余り、とんかつ定食が戦場に姿を現しました。

おお、これはロースとんかつじゃないけど、ロースに勝るとも劣らないボリューム感あるとんかつ。

丸和

この厚みのある肉に、キツネ色にカラッと揚がった衣。素晴らしい、輝いてる!

「塩、お使いになりますか?」

おおマスター、絶妙なタイミングでの進言。もちろんいただきます。

丸和

塩もテーブルに置いてある感じじゃなくて、わざわざ出してくれる赤塩。わかってらっしゃる。

とんかつの食い方にも戦術というものが存在する。
最初は端っこ...からではなくて、あえて端から二番目のカツ片から攻め落とす。

丸和

まずはレモンと塩で行くべし。レモンをちょいとしぼり、塩をふる。おお~、この神々しい断面!
ちなみに塩は本郷流ではなく力石流に、肉に直塩。これがうまいんです。

このシャクシャクの衣、みっちりした肉!ロースほどの脂身感はないけど、ギュッと引き締まった肉々しさが、これはこれでいい。衣も薄めで、肉そのもので勝負している感じ。
カツ国の天下統一のため、まずこの小国は塩を持って制した。

丸和

では次に一番小さい国を陥れるわけだが...その前に。

この左端の一片に、とんかつソースをたっぷりと垂らす。そして食事後半まで...寝かす!
マグロのヅケよろしく、衣にソースを浸みこませるのだ。

丸和

反対の端の一片、この国は他国と比べて少々肉々しさに欠ける。
この小国にはウスターソース...は置いてないようなので、とんかつソースとカラシをたっぷり使う。
「ソースジャブジャブカラシタップリの計」でジャンクに攻め落とす!この、なんつーか駄菓子感覚。

丸和

残りのカツ片は...それぞれ醤油カラシ、塩カラシ、ソースカラシで食べ分ける「豚下三分の計」だ!...と思ったら、ロースじゃないからか、劇中より細かく切り分けてあって、三分にならない(ぉ

ここで醤油を頼むのも気が引けるし、塩、ソース、カラシの組み合わせで順番こにいただきます。
ここのソース、甘味があってうまい。肉の味がよくわかる塩といいコントラストを生み出している。

丸和

最後は寝かせたヅケで〆る算段。全て軍師の企て通り!

ロースがなかったのは誤算だったけど、それを差し引いてもうまかった。

ちなみにこの店、大森・蒲田の「丸一」の流れを汲む店らしいですね。
あのエリアのとんかつ屋はだいたい攻略済みだけど、両・丸一だけ未訪なんだよなあ...今度はそちらにも足を運んでみようと思います。

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関連ランキング:とんかつ | 馬車道駅関内駅桜木町駅

投稿者 B : 23:30 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2015/04/17 (Fri.)

タンドールバル カマルプール 再訪

「よし、カレーは動物的直感勝負だ」

カマルプール

ドラマ『孤独のグルメ Season4』には、過去のシーズンと比べてもリピートしたくなる名店が多かった印象があります。ここも、そんなリピートしたい店の一つ。本当はその後何度か来ようと思ったんですがなかなか予約が取れず、今回は半年ぶりの来訪となりました。
最近はドラマ版の聖地巡礼だと複数人で攻めることが多いところ、今回は珍しくソロ活動。独りならなんとか入れるだろうと思い、夜の少し遅めの時間に予約なしで突撃したところ、ちょうど空いていました。

タンドールバル カマルプール

カマルプール

今回は、前回食べなかったメニューを中心に試していこうと思います。まずは生ビールと、つまみとしてちょうど良さそうだった砂肝のコンフィを一緒に。焼鳥屋に行っても砂肝とナンコツはまず最初に頼むコリコリつまみの二大巨頭だから、これをインド流にしたらどうなるんだろう、絶対うまいに違いない、と思って頼んでみました。もう出てくるや否や、見るからにうまそうじゃないか。

カマルプール

上に散らされているのは当然パクチー。そしてたくさんかかっているツブツブは、粒コリアンダー(パクチーの種)!炒ってあるのか、葉っぱのパクチーとはまた違った香ばしさで、砂肝をいい感じに盛り上げてくれます。

こんな砂肝、食べたことがないぞ。これはうまい、ビールのお供に最適だ。

カマルプール

ここに来たら外せないインド風ピザ、クルチャ。前回はチーズクルチャとキーマクルチャを食べたから、今回はゴルゴンゾーラクルチャを。チーズ好きな私としては、次回来たらこれは絶対食べようと思っていました。

見た目はチーズクルチャと変わらないけど、中のチーズがゴルゴンゾーラ。インド料理にゴルゴンゾーラ、ってどんな感じなんだろう...。

カマルプール

できたてのアツアツを持ってきてくれるので、チーズがよく伸びーる。そして気をつけないと火傷する熱さ。

前回も思ったけど、このクルチャ、不思議とすごく甘いんです。何の甘さかと思ったら、たっぷり使われているバターの甘さ。ゴルゴンゾーラの深い風味と相まって、これはたまらない。ブルーチーズが苦手でなければ、このゴルゴンゾーラクルチャこそこの店のクルチャの極致と言えよう。

カマルプール

そして前回いたく気に入ったラムミックスをリピート。「王様のラム」と「ラム肉のクミン焼き」のセットを独り占め、これは贅沢だ。

二種類の味の違うラムに、ミントソースがいいアクセントになっている。野性味溢れるラム肉の香ばしさが、カリッと焼かれた表面によって封じ込められている。やっぱりこの店のラムは、私が今までに食べたラムの中でもトップクラスにうまい。

羊なのに、ウマすぎる。

カマルプール

ソロだからここまででけっこうお腹いっぱいになってきてしまったけど、〆のカレーは外せない。前回のラムミントカレーも捨てがたいけど、ここは定番中の定番、バターチキンカレーを。
合わせるのは、今回はナンにしてみました。このナンがまた思っていた以上に大きくて、食べきれるかな...と一抹の不安が。

カマルプール

バターがふんだんに使われたバターチキンカレーは、インドカレーとは思えないほどのやさしい味。ナンにもバターがたっぷり使われていて、まるでバターの川に浸っているかのようだ。この店のうまさは、かなりの割合でこのバターとパクチーによって構成されているに違いない。

カレーは基本的に辛口派の私だけど、このバターチキンカレーはいい。いいンダス文明(ぉ

カマルプール

出てきた瞬間は怯んだけど、気がつけばあっさり完食。うまかったぁ~っ。
チキンキーマとか、サーグパニールとかも気になるんだよなあ。これは、コンプリートするまで通うしかないかも。

ごちそうさまでした、きっとまたクルチャ。

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関連ランキング:インド料理 | 木場駅東陽町駅

投稿者 B : 21:56 | Curry | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2015/04/08 (Wed.)

いわし料理 だるまや その 3

「いわし料理、グッとくるなあ...いわしに料理とつけただけで、急に魅力的なおかずの群れが回遊し始めた」

だるまや

ドラマ『孤独のグルメ』聖地巡礼、ここのところ鳥越に通いすぎていたので、久しぶりに違うところを攻めてみます。今回はリクエストをいただいて、約 1 年ぶりに大井町の「だるまや」にやって来ました。Season3 の最終話、五郎がいわし尽くしを味わったお店です。青魚好きとしては、ここも何度来ても飽きない、リピートしたい店のひとつ。

だるまや

だるまや

今回は奥の座敷席に通されました。ドラマの影響かどうか、今でも混んでいるらしいので多少待つことは覚悟して行ってみたら、思いのほかあっさり入れてしまって拍子抜け。
座敷は広さ的には四畳半くらいしかないんじゃないかと思えるごく狭い部屋です。4 人掛けのテーブル×2 で最大 8 人入れるけど、このテーブル本来は 2 人用くらいじゃないですかね(笑

だるまや

壁一面、いわし料理のオンパレード。よくもまあいわし一つでこれだけのバリエーションが作れるものだ、と感心します。でも、過去 2 回来た感じだと、どの料理も外れがないんだよなあ。

だるまや

黒板には、いわし以外の料理が。この店に来てかんぱちとかとび魚とか食べるのは邪道な気もするけど、いわし尽くしの中でちょっとだけ別の素材に寄り道、ってのもきっと悪くない。

だるまや

まずはいわしのユッケから。うまくなれ、うまくなれ...(まぜまぜ

いわしでユッケだなんて、どうやって思いついたんだろう。不思議だけど、これがまたうまいんだ。

だるまや

そしていわしの沖なます。これもまたうまいんだ。
脂の乗ったいわしに、味噌といろんな薬味が絡んで、ビールも良いけど白いごはんが欲しくなる。

だるまや

続いて、いわしの刺身。例によってマスターの丁寧な仕事ぶりが光ってます。
活き作りっぽく尾頭が添えられているけど、いわしというよりアジくらいのサイズがあるような気が(笑

この刺身、いつも脂が乗っててうまい。魚は基本的に鰤派の北陸人だけど、いわしも延々食べ続けられる自信があります。

だるまや

変わり種、「味噌辛」。塩辛のかわりに味噌で作ったいわしの珍味で、これがまた想像以上にうまい。
味噌の深みとしょっぱさが、いわしの脂身の甘みと薬味を存分に引き出して、これは間違いなくビールではなく白いご飯だ...。

だるまや

珍味続きで、鯨ベーコン。臭みのない鯨肉と、舌の上で溶けていく脂身。いわし料理の店だけど、この鯨ベーコンはいわしに負けない輝きを放っています。

だるまや

白いご飯が欲しい気持ちをグッとこらえて、ご飯でできた酒を(ぉ

やっぱりいわしは白いご飯か、日本酒でしょう。

だるまや

激辛一味焼。見た目ほどではないけれど、しっかり辛い一味焼。これ、一度食べたら癖になる味かも。辛さの中に、いわしのうまみがしっかり生きてます。

だるまや

いわしの梅じそ揚。いわしって、梅との相性も良いんだよなあ。ふんわり揚げられたいわし、うまし。

あとほとんど同じ見た目だから写真は省略しますが(ぉ)チーズロールもいただいちゃいました。同じような料理なのに、純和風な梅じそ揚と、なんだかイタリアンっぽいチーズロール。いわしってこんなに変幻自在な魚だったのか。

だるまや

そして、どうしても気になってしまっていた、いわしの唐揚。どんなのかと思っていたら、これ以上ないくらいにストレートな唐揚でした。見た目からしてすごくうまそうという印象はないけれど、いわしのうまみをストレートに表現した唐揚で、これまたうまい。白いご飯か、ビールに戻りたくなる味。

だるまや

いわしの水煮。さらに超オーソドックス系が続きます。

というかいわしの水煮って、今まで缶詰めでしか食べた記憶がありません。こういうお店でちゃんと料理したものを食べるのは初めてかも。
でも、確かにこれがいわし料理の超王道、と言えるような、いわしそのものの味。やっぱりこれも大きさがほとんどアジ級だから、脳が勝手にアジの味に補正したがるところだけど(ぉ)、紛れもないイワシの水煮でした。

だるまや

いわしのグラタン。ど真ん中剛速球ストレートの次はチェンジアップを投げ込んで、さらにストライクを奪っていこうじゃないか。
これ、以前も食べたけど、やっぱりいわしって和の味だけじゃなくて、こういう洋の味、特にチーズとの相性が抜群なんですよね。

だるまや

最後はつみれ汁で〆。三つ葉と柚子の香りが落ち着く俺ってやっぱり日本人なんだなあ...。

今回も美味しゅうございました。Season3 のお店も粒ぞろいだったけど、この店も何度来てもうまい。
私は職場からアクセスしやすいこともあるので、またそのうち足を運ぼうと思います。

孤独のグルメ Season3 Blu-ray BOX

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