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2015/01/20 (Tue.)

渋谷区松濤のブリ照り焼き定食

「ニュージーランド大使館、こんなところにあるのか」

松濤

漫画『孤独のグルメ』聖地巡礼のため、渋谷区は松濤エリアにやってきました。ここは昨年「SPA!」にて「有楽町ガード下の韓国料理」の翌週に掲載された第 28 話の聖地。渋谷ならばいつでも巡礼できる場所でありながらこの時期まで引っ張ったのは、この回のメイン食材である鰤の旬が冬だから。日本一のブリの産地・富山生まれの身としては、ここは最も旬の季節に巡礼する以外の選択肢はありません。実際、夏場は巡礼してもブリ照りはメニューになかったようです。

渋谷区松濤といえば、都内有数の高級住宅街。NHK の本社ビルや東急本店、各国の大使館など豪奢な建物も並ぶ、優雅なエリアです。

おっと、こっちはなんだ?
ヨルダン大使館。

松濤

ほう、ヨルダンときましたか。こっちは...

昼だん大使館(ぉ

というお約束のギャグをかましつつ(´д`)、お店に向かいます。

魚力

魚力

お目当ての「魚力」は、本当に鮮魚店+食事処というハイブリッドな店舗。派手なお店ではありませんが、ガラスケースに並んでいる魚はどれもうまそうで、期待が高まります。

いい店の匂い、ぷんぷん。

漫画と同様に、入口で食券に相当する札を選んで、カウンターに着席します。
選んだのは当然、ブリ照り焼き定食。

魚力

漫画に登場したのとそっくり(ここが谷口ジロー氏の画力を実感するポイント)な店主らしきおじさんに「札裏返してみて」と言われるがままにひっくり返すと、書かれていた数字は 8 番。

魚力

で、壁に貼られていた当たり番号には「8」の文字が!やった!!!

しかし面白い店だ、雨の日はアタリ番号増量か。
ふふ、遊んでるな。まるで大人の駄菓子屋だ。

魚力

で、おまけの一品をこの中から選ぶわけですが...またまた迷わせるなあ。
ポテサラかもずくか...うーん、いや、頂上作戦でいくか。

魚力

というわけで、きましたよ。ドスンとブリ照り勝負だ。

おー、これは見た目だけでわかる。まちがいなくウマイ!

魚力

ブリはよく脂が乗っていて、箸を立てるとほろっと解ける柔らかさ。
天然ものはもうちょっと締まっているはずだからこれは養殖だろうけど、それでも想像以上にウマイ。東京でこんなブリ照りに出会えるとは。

味付けは、私が想像していたよりもちょっと甘め。でも、濃いめのタレが白米を誘う。
食べ始めたばかりなのに、ごはん不足が当選確実。

魚力

この小鉢のマグロのひと切れも、キッチリうまい。
さすが鮮魚店。

魚力

ヒジキの取り放題...ではなく、この日は高菜の取り放題でした。
辛子高菜を想像したら思っていた以上に甘く、最後にちょっとピリリとくる感じ。
これまた白飯を呼び込んでくれちゃいます。

ああ、楽しいな。楽しいよこの店、ほんと!

魚力

予想通りごはんが足りなくなったので、ここでおかわり。

少ないなんて言ったけど、明太子が宝石のように見える。
うまい魚でめしがバクバク食えるしあわせ。
ブリ照りを丹念に箸でついばみながらごはんを食べる充実感。(あぐむぐ

魚力

うー、食った。
昼からちょっと食べ過ぎた。久々の感動的満腹。

こんな駅から遠くにこんな名店があるとは、思いもヨルダン大使館。
お昼時の渋谷に用事があったら、わざわざ足を運びたくなる味。

ごちそうさまでした。
今度はサバ味噌頼もう...。

↓電子版なら今からでもバックナンバーが読めます。便利な世の中になったものです。
SPA! 2014 年 6/17 号

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投稿者 B : 23:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2015/01/08 (Thu.)

台東区鳥越の明太クリームパスタとかつサンド

「おかず横丁、グッとくるネーミング。このへん、きっといい店がある」

鳥越

今年もドラマ『孤独のグルメ Season4』の聖地巡礼を続けていきます。今回は、予告通り残りの第 7 話の舞台、台東区鳥越に来てみました。鳥越という地名自体、ドラマに出てくるまで知りませんでしたが、御徒町と浅草橋の中間くらいにこんな場所があったんですね。まさに下町、古き良き昭和の東京、といった雰囲気。

夜は 19 時にはもうほとんどのお店が閉めているようで、残念ながらお土産のおかずは買いそびれてしまいましたが、そんな商店街のさなかにあった、小さな居酒屋。

浅草 鳥越おかず横町 居酒屋まめぞ

居酒屋まめぞ

知らなければ通り過ぎてしまいそうな、本当にこぢんまりとした店構え。
この寒いのに、テラス席が用意されているのが何とも言えません(笑

予約してあるので、さっそく入ろう。すいませーん。

居酒屋まめぞ

主、猫好き。

外観と同様に賑やかな店内に、所狭しと猫写真が。

居酒屋まめぞ

メニュー、豊富なんてもんじゃない。でたらめに近いほど、カオスな店。

でも、劇中で見かけたとおり、どのつまみも呑兵衛の心を捉えて放さない感じ。迷うなぁ~っ。
これは気をつけないと、注文がとっちらかっちまうぞ。

居酒屋まめぞ

とりあえずビールから。ヱビスの生が 500 円、これは安い。
そして、お通しに出てきた大根の煮物がたまらなく美味い。ぶり大根を思わせる、芯まで味の浸みた柔らかい大根。これは嬉しい。

居酒屋まめぞ

ビールのつまみは、まめぞ特製みそクリームチーズと、定番いぶりがっこ。

みそクリームチーズは、想像通り濃厚な味。クラッカーもいいけど、いぶりがっこと合わせてもいい。
いぶりがっこはマスカルポーネだけじゃなくて、クリームチーズとも合うんだよ。

居酒屋まめぞ

それから「ふらっと QUSUMI」で見て絶対に食おう、と思っていたアジフライ。

子どもの頃はアジフライが食卓に出てくると「え~、メンチカツかコロッケが良かったあ」とぶーたれていたものだけど、今はアジフライこそ至高。大人の味覚になったんだなあ。

居酒屋まめぞ

まめぞ特注ソースをかけていただきます。

このソース、甘みが全然違う。フルーツの甘みが感じられるソースで、アジフライの新たな一面を引き出してくれる感じ。
そしてメインのアジ。こんなに大きくて肉厚、なのにふわっふわのアジフライは初めて。衣はサクサクなのに脂っこさがなく、軽い食感。

こんなアジフライ、今まで出会ったことがないぞ。これなら何枚でも食べられそうだ。
アジフライ専用飲み物(※注:ビール)も、どんどん進みます。

居酒屋まめぞ

あとこれも久住メニュー、明太子の粕漬け。

明太子なのにマイルド、それに粕漬けの深みが重なって、初めて味わううまみ。
これはご飯もいいけど、やっぱり酒だな。

居酒屋まめぞ

日本酒を、ぬる燗で。
銘柄は女将さんにお任せしてみたら、あと少しだけ残っていたという獺祭をぬる燗にしてもらえました。
獺祭のぬる燗なんて、初めて。

これが明太子の粕漬けに、この上なく合う。

居酒屋まめぞ

そして「せんちゃんサラダ」。
キャベツの千切りで「せんちゃん」かと思いきや、これも猫の名前から取っているようです。

シャキシャキしたキャベツにオニオンスライスとピーマンが隠し味。パルメザンの上からシーザードレッシングをかけると、サラダなのにつまみになっちゃいます。
良い、良い。せんちゃん、良い。

居酒屋まめぞ

この店の名物のひとつ、生ハム(ハモンセラーノ)。
カウンターに鎮座する原木からその場で切り出してくれます。

生ハム原木は個人では買ってはいけないという言い伝えがありますが(笑)、こういうところでスライスして出してくれると本当に嬉しい。

単体で食べてもこの上なくいいつまみだけど、ゴロー同様にせんちゃんサラダに載っけて食べても、バッチシうまい。

居酒屋まめぞ

さっきの粕漬けがとても気に入ったので、続いては銀だらの粕漬け。

粕漬けの定番だけど、予想通りのうまさ。これを食べたらまた日本酒を飲まないわけにはいかないでしょう!

居酒屋まめぞ

そこで、若葉のしぼりたて生酒を冷酒でいただいちゃうわけです。
久住さんも飲んでいた岐阜の井戸水(ぉ)だけど、久住さんが飲んでいた「若葉 大いばり純米」がなかったので、こちらで。

でもこれはこれでうまい。
この若葉の仕込み水のチェイサーまで出てくるこだわり。この店は若葉がおススメのようだ。

居酒屋まめぞ

こちらはフィッシュ&チップス。
いぶりがっこからハモンセラーノ、粕漬けを経てフィッシュ&チップスという、和洋を行ったり来たりできるのがこのお店の良いところだ。そして和洋が混ざってもどこか一貫した美学が感じられる。

魚はお店からのサービスで、カジキマグロと鯛を半分ずつ。
このフライもさっきのアジフライ同様、サクフワで絶品。ポテトフライのほうは一転して、ガーリックの香りを効かせた濃いめの味付け。この店の揚げ物、侮れんぞ...。

居酒屋まめぞ

というわけで、揚げ物と揚げ物をあえてダブらせていきます。カキフライと鶏の唐揚げ。

やっぱりこの店の揚げ物、どれも重ったるくなくて、いくら食べても食べ飽きない。これはいい。

居酒屋まめぞ

お酒はお酒で、途中揚げ物に合わせてビールやハイボールに揺り戻したりしつつ、最終的に若葉の蔵出し原酒に移行するわけです。

居酒屋まめぞ

ここで日本酒ときたら、アテは干しホタルイカと、

居酒屋まめぞ

やっぱ、にぎす干は外せない。

見た目はししゃもっぽいけど、ほほう、こうきたかにぎす干。
うんうん、深海魚だけに深い味わい。

ホタルイカもにぎすも、富山湾の至宝。
このお店の魚介類は、富山の魚津港から直送しているとのこと。
氷見や新湊ではなくあえて魚津とはまたマニアックな...と思ったら、このお店の常連さんに漁協の関係者がいて、その縁で魚津から送ってもらっているそうです。

こんな江戸の下町で故郷の味に出会えるとは。

居酒屋まめぞ

そろそろ〆に入ろうかというところで、最初から気になっていたコーヒー酒に手を出してみます。
自家製のお酒で、コーヒーの銘柄はモカ、キリマンジャロ、ブルーマウンテンの三種。

キリマンジャロを飲んでみましたが、確かにコーヒーだけど、コーヒーそのものを凝縮してお酒にしたような、濃厚なお味。
これはちょっとハマるかも。

居酒屋まめぞ

そして〆その一は、明太クリームパスタ。

ドラマを観ていたときは「どんなに美味しくたって所詮は居酒屋のパスタだろう」と高を括っていましたが、正直申し訳ありませんでした(ぉ

これはうまい。
クリームたっぷりで濃厚な明太クリームソース。明太子が主張しすぎず、ソースそのものの味で勝負している感じ。
相対するパスタも、ゆで加減が絶妙で、ソースに負けてない。これはそのへんのパスタ屋が裸足で逃げ出す本格派だ。

うん、明太クリーム、正解。

居酒屋まめぞ

麺だけ食べ終えたところで、女将さんから

「ソースがまだいっぱい残っていてもったいないから、パンの耳でもお出ししましょうか?」

というありがたい申し出が。く、く、ください(ぉ
柔らかいパンの耳に明太クリームソースをたっぷり染みこませて食べると、これもまたうまい。
結局ソースまで残らず完食してしまいました。

居酒屋まめぞ

〆その二、まめぞチャーハン。

ベーコンと卵のこの上なくシンプルなチャーハンだけど、オーソドックスな味付けで、そしてこれまた軽い食感。
飲んだ後の〆なら、こういう軽いチャーハンがちょうどいい。

居酒屋まめぞ

それから〆その三は、いよいよ本命、かつサンド。

この、パン二枚分の厚みを超える分厚いカツは、見るだけで圧倒されます。
さらに、カツの断面から容赦なく溢れ出る肉汁の輝きがたまらない。

居酒屋まめぞ

うわっ、うま!何これ。

口の中にじゅわっと充満する肉汁と、特注ソースの甘みが何とも言えないハーモニーを奏でている。
これだけボリュームがあるのに、他の揚げ物と同じく、全然重くない。

今まで積み上げてきた俺のかつサンド経験に今、全く新しい 1 ページが開かれた。

居酒屋まめぞ

パスタがあって、サラダがあって、生ハムも深海魚も同居する。
餃子もあれば、海老フライだって食える。
この店、まさに一人おかず横丁。下町の商店街の食卓そのものじゃないか。

ここは本当に美味しかった。Season4 の店では、ここと神宮前の中華木場のカレーがトップ 3 じゃないでしょうか(箱根のステーキ丼も絶品だけど、そう行ける立地じゃないので)。ここは、ちょっと遠いけど何度かリピートしてしまうこと確定です。

世の中にはまだまだ、驚くべき店が潜んでいる。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 23:58 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2014/12/29 (Mon.)

東京都台東区山谷の(幻の)ぶた肉いためライスと焼き鯖

「腹が減って死にそうなんだ。"めし屋"は...どこでもいい、"めし屋"はないのか」

山谷

今年 2014 年は、今はなき雑誌「月刊 PANJA」にて『孤独のグルメ』の連載が始まってから 20 周年にあたるアニバーサリーイヤーです。ここはやはり、一年の聖地巡礼の締めとして記念すべき第一話の聖地を訪問するしかないでしょう!というわけで、台東区日本堤(通称:山谷地区)まではるばるやってきました。
アクセスは、JR・地下鉄南千住駅から徒歩 7~8 分といったところ。

山谷

作中にも登場したアーケード街「いろは会ショップメイト」には大々的に『あしたのジョー』がフィーチャーされています。私は世代ではないのであまりピンと来ないのですが、『あしたのジョー』の舞台はこの台東区山谷ということのようですね。

そういうこともあって、この界隈はまるで昭和がそのまま動態保存されているかのような、レトロな街並み。ビニールシートで生活している人や路上に座り込んでいる老人も見受けられ、独特の空気が漂っています。当時の新連載の舞台がいきなりここ、というのはなかなかすごいものがあります。

まいったな...いったいどこに迷いこんでしまったんだ。
焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ。

山谷

この山谷の古い街並みの合間から顔を覗かせる、東京スカイツリーの圧倒的な存在感。20 年前にここにこんなものが建つなんて、誰が予想したでしょうか。

そんなことを思いながら、お店に辿り着きました。

きぬ川

きぬ川

この掲載当時からほぼそのままなんじゃないかと思われる店構え。今まで巡ってきた聖地の多くもそうでしたが、ここは特にその歴史の長さを感じます。

実はこの店の前までは過去に二度来たことがあるんですが、二回とも休業だったというね。食べログにも「不定休」とあったけど、そこまで遭遇できないものか...と思って調べてみたら、特に最近は夜営業をやっていないことのほうが多いとのこと。というわけで、今回は朝の 9 時半にやって来ました(ぉ

ええい!ここだ、入っちまえ。

きぬ川

店員のおばさんは、そのまま 20 年が経った感じのお婆さんになっていました。あとは厨房におじさん(?)が一人。

店内に貼り出されたメニューには「豚肉炒め」「豚汁(小)」「御新香」「御飯(中)」の文字が。おお、狙ってかどうか知らないけどこれ五郎さんセットじゃないですか!

俺はできるだけ物おじせずハッキリという。注文を聞きかえされるのはやっかいだ。

「ぶた肉いためとライスください」
「ごめんなさい、今できないんですよ、すいません」

なんと(;´Д`)ヾ。
他のメニューを見ると「夜のみ」と書いてあるものもあるし、朝食メニューも売り切れたものから順次終了というルールらしいので、これは仕方ない。ぶた肉いためライスに巡り会うために再訪したくても、これじゃ望みは薄そうだな...。

きぬ川

「焼き魚は、何がありますか」

と聞いてみたところ、そこのガラスケースにあるものの中から選んで...とのこと。鯖やほっけの焼き魚に、カレイの煮付け。他には目玉焼きとオムレツといったところ。既にだいぶ売り切れている感じでしたが、朝 6 時から営業しているようなので、無理もない。

この中ならやっぱり鯖かな。

きぬ川

注文をしてしまうと少し気が楽になり、店内を見回すゆとりができた。

店内は、想像通り...だけど、確かに当時から 20 年経ったんだなあ、というのを感じる古めかしさ。テーブルレイアウトは変わっており、パイプ椅子はスツールタイプから折りたたみ型に入れ替えられていました。
お客さんもお客さんで、作中に登場したおじさんたちがそのまま歳を取ったんだろうなあ、という感じのお爺さんばかり。もしかしたら、当時久住さんが来店したときにいたお客さんもこの中にいるのかもしれない。当然、帽子を被っているお爺さんも多く、ある種の美意識が感じられる。こんな時間なのにほぼ満席で、朝からビールを飲むお爺さんが話に花を咲かせています。結局この店の中で食う客ってのは、ほとんど飯より酒の客なんだな。

なんだか、ここだけ時が止まっているかのようだ。

...そうこうするうちに、朝食が来ましたよと。

きぬ川

うわあ、朝からなんだかすごいことになっちゃったぞ。

頼んだのは焼き鯖、納豆、ごはんに味噌汁。当初の目的とは違うしぶた肉ととん汁でぶたがダブることもなかったけど、これぞ正しい日本の朝ごはん。これだけのつもりだったのに、さらにお店からのサービスでほうれん草のおひたしとしらすおろしまでついてきました。

ぶた肉いためにありつけなかったのは残念だけど、figma 井之頭五郎についてきたぶた肉いためのミニチュアを飾って気分だけ盛り上げてみました(ぉ。このミニチュアにとってはある種の里帰りなわけで、これはこれで感慨深い。

きぬ川

可もなく不可もない感じの焼き鯖。若干ウェルダン気味な感じ。
でも普段朝食に鯖を食べることなんてないから、ちょっとだけ嬉しい。

きぬ川

ライス、量多し。これで「中」ということなので、大盛りだったらどんなことになっちゃうんだろう?

少し水分多めに炊いた感じの、柔らかめのごはんでした。

きぬ川

味噌汁は、王道中の王道・しじみ汁。
迂闊に飲むと火傷しそうなほどに熱々。でも、寒い外を歩いてきたばかりだから、これがありがたい。

きぬ川

納豆は市販のものだろうけど、ねぎがたっぷり加えられているのが嬉しい。

そして、ぶた肉いための代わりに「不思議なねりからし」がここに(笑

きぬ川

それからほうれん草のおひたしと、しらすおろし。朝食からこういうつけあわせがいろいろ出てくると、なんだかちょっとした贅沢をしているかのようだ。

きぬ川

「ふう、うまかった...」

腹ははちきれそうだ...さすがに朝から食いすぎた。

サービスが二皿あったとはいえ、これだけ食べて 550 円。ライスの量は多いかと思ったけど、おかずの品数が多かったせいで、むしろちょっと足りないくらいでした。

おれはゆったりと店を出る。
おそらく...俺はあの店には不釣り合いな客だったんだろうな...。

孤独のグルメ

ようやく明治通りに出た。
タクシーが来れば乗ろう。
来なければ歩いて地下鉄日比谷線の三ノ輪駅に出ればいい。
そう思った。

俺は得体の知れない奇妙な満足感を味わっていた。

...というわけで、漫画『孤独のグルメ』コミック 1 巻の聖地はこれにてコンプリートしました。始めた頃は全店巡るつもりはなかったのに、どうしてこうなった(;´Д`)ヾ。既になくなっているお店もあったし、ステーキの「スエヒロ」も私が巡礼した直後に倒産するなど、20 年の長さを感じます。
本当は、コミック【新装版】に特別編として収録された病院食回もありますが、今のところ入院する予定がないので、できるだけ巡礼せずに済む健康を維持していきたいと思います。ちなみに先日入院した某氏は、初日の食事にいきなりカレイの煮付けが登場して、軽く戦慄したそうです(笑

原作のほうは来春に 2 巻の発売が予定されているとのこと。これまで「SPA!」に掲載されてきた回数では足りなさそうなので、描き下ろし回も複数含まれているのではないかと思います。そちらも楽しみですが、ドラマ Season4 の聖地巡礼もあと少しだけ残っています。来年は、そのあたりから巡っていきたいと思います。

久住 昌之、谷口 ジロー / 孤独のグルメ 【新装版】

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■漫画『孤独のグルメ』聖地巡礼エントリーまとめ
第 1 話 東京都台東区山谷の(幻の)ぶた肉いためライスと焼き鯖
第 2 話 東京都武蔵野市吉祥寺の廻転寿司
第 3 話 東京都台東区浅草の豆かん
第 4 話 東京都北区赤羽の鰻重
第 5 話 群馬県高崎市の焼きまんじゅう
第 6 話 東京発新幹線のぞみ 55 号のシュウマイ
第 7 話 大阪府大阪市北区中津のたこ焼き
第 8 話 京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼肉
第 9 話 神奈川県藤沢市江ノ島の江ノ島丼 / 甘味パート
第 10 話 東京都杉並区西荻窪のおまかせ定食(の消滅)とオーガニックランチ
第 11 話 東京都練馬区石神井公園のカレー丼とおでん
第 12 話 東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ
第 13 話 東京都新宿区神宮球場のウィンナー・カレー
第 14 話 東京都中央区銀座のハヤシライス(の消滅)とビーフステーキ
第 15 話 東京都内某所の深夜のコンビニ・フーズ
第 16 話 東京都豊島区池袋のデパート屋上のさぬきうどん
第 17 話 東京都千代田区秋葉原のカツサンド
第 18 話 東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそば(の消滅)とチャーシューメン
→ドラマ Season1 の聖地巡礼エントリーはこちら
→ドラマ Season2 の聖地巡礼エントリーはこちら
→ドラマ Season3 の聖地巡礼エントリーはこちら

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2014/12/05 (Fri.)

渋谷区恵比寿の海老しんじょうと(幻の)焼おにぎり

「なんでもあるだけに下手は打てんぞ。どう攻める?恵比寿」

恵比寿

ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼の今回のターゲットは、恵比寿。最終回に登場した「さいき」を訪れるのが目的ですが、このお店はなんか年末年始に来たい気がして、この時期まで取っておいていました。なぜ年末年始に来たかったかというと、お店の雰囲気的に寒い時期に日本人らしい温かみが感じられそうだったのと、たぶん寸劇シーンで神社が出てきたせいだと思います(笑。

恵比寿

放送を観ながら「こんな神社、恵比寿にあったっけ?」と思っていた神社、かなり駅近くにありました。このあたり、よく歩いているようで意外と知らない場所が多いです。恵比寿、奥が深い。

この神社の少し先、恵比寿駅西口のロータリー前の路地を入ってわりとすぐのところにあるのが老舗の居酒屋「さいき」。

さいき

さいき

この界隈にはたまに飲みに来ているはずなのに、このお店の存在は放送されるまで知りませんでした。っていうか、放送されるちょっと前にこの隣の店で飲んだところだよ!(;´Д`)ヾ

でも、いい店構えだ。味があるな...。

さいき

引き戸を開くなり「おかえりなさい」の挨拶に迎えられるのがこの店の流儀。
店ん中も、いい味出してるな~。

しかし、狭い店内は既にほぼ満席。実際のお店は、テレビで見た以上に狭いんだなあ。
でも、運良く他のお客さんに詰めてもらえ、なんとかカウンターの角の席を確保して、生ビールで一息。

さいき

とりあえず、お通し三品から。

カウンターが狭すぎてグラスと三皿並べただけでもういっぱいいっぱいだけど、まずはこの三品を味わって、攻め手を考えよう。

さいき

その日によって違うお通し三品、この日はこれ。
まずは久住さんも食べていた、合鴨のロース(ペッパー添え)。オニオンスライスに隠れて合鴨がよく見えないけど(笑。

さいき

それに鯛のお刺身。えびす様は漁業の神様だから、恵比寿で鯛の刺身、というのはあまりにも正しい(←何様

狭いカウンターだから、刺盛りでどかっと出てくるよりも、こういうちょっとずつの方がしっくりくる。

さいき

それから超オーソドックスな煮物。これも、これくらいの量が酒飲みにはちょうど良い。
お通しの煮物、冷えててもおいしいって、よく考えればすごいことだ。

この三品で、心にゆとりができたぞ。
さてさて、改めて何を食べようかな。

さいき

いろいろうまそうなもん、あるじゃないか。

この黒板、旬のものを書いては消し、書いては消し...この年季の入り方も納得だ。
消し方が中途半端だから、どのメニューが本当にあるのかないのかイマイチ判らないけれど(笑。
※ちなみに「のどぐろ干焼」は売り切れでした。

さいき

さて、早速出していただいたものは...これは、雪解け水ですか?(ぉ

そう、久住さんが飲んでいた「凍結酒」。今回はメインの品よりもむしろこれを楽しみにしていたと言っても過言ではありません。
もしかしたら夏場だけの飲み物かな?と思っていたけど、冬でも飲めて、良かった。

口をつけてみると、目の覚めるような冷たさに、余韻を残さずにスッと消える日本酒の風味がまさに「雪解け水」。これはおいしい!

さいき

凍結酒は、注文したら冷凍庫から瓶ごと出してきて、流し台で水に浸けて緩めてから注いでもらえます。
ジュース類だと、凍らせてから溶かすと溶質から先に融解するので、例えば「夏にポカリスエットを凍らせて持ち出したら、最初は味が濃いけど最後の方は薄くてまずい」みたいなことがありますが、お酒は大丈夫なのかな?あるいは、その「濃い部分」を飲んでいるから、うまいのか。

ちなみにこのお酒は冷凍用とかではなく、普通の一ノ蔵。その気になれば自宅でも再現できるということです。今度やってみよっと。

さいき

牛もつ煮込。日本酒と一緒にいただくなら、このあたりでしょう。

想像していたよりあっさりめのもつ煮で、これならいくらでも食べられそう。個人的には、もう少しこってり系の味付けのほうが好みかな。

さいき

そして本命、海老しんじょう。
しんじょうなんて、飲み屋じゃないとお目にかかれないよな。

これ、見た目はこんなに地味なのに、

さいき

うわっ!何だこれ。
中はフワフワのトロトロ、まるでクリームコロッケみたいだぞ。

海老しんじょうと言えば海老のぷりっぷりが全面に出てくるものなのに、これは別の食べ物みたいな、新しい食感。

この海老しんじょうは想像以上だった。これだけ食べにまた来たいくらいだ。

さいき

あと、事前に食べログで見て気になっていた、串かつ。

これも一見、何の変哲もない串かつっぽいのに、

さいき

中身は肉と玉ねぎのこのぎっしり感。攻めてくるなぁ~っ。

肉もいいけど、玉ねぎの切り方が独特で、ほわっとした食感。そこにソースが合うんだな。これは日本酒からまたビールに戻りたくなる味だ。

さいき

でも、そこはまた和食に戻る心づもりを決めて、飲み物は芋焼酎のロック(左)と、水割り(右)。

この店、飲み物メニューがなくて、常連さんでもなければ都度店員のお姉さんに聞くしかないという。日本酒は 2 種類、焼酎は芋 4 種類・麦 2 種類くらいあるようでした。

さいき

ここからは、ちょっと天ぷら方面に攻め入ってみようか。

まずはたらの芽天。
普通じゃなかなかお目にかかれない野菜類の天ぷらがあるのが、老舗の居酒屋の引き出しの多さといったところか。

さいき

それと明日葉(アシタバ)天。よもぎ天にちょっと似た感じだけどちょっと違う、独特の香り。好き嫌いが分かれそうだけど、こういうのを嗜めるのが大人の酒飲みってもんですよ。

さいき

そして締めには、その名の通り〆小肌。久住さんが食べていた新子の刺身も美味しそうだったけど、旬が過ぎているから仕方ありません。このコハダもよく締まっていて、日本酒や焼酎によく合う旨味。

本当はサブタイトルにもなっていた焼おにぎりが食べたかったけど、この日は残念ながらメニューにありませんでした。放送時にも「出会えりゃ嬉しいラッキーアイテム」と表現されていたので仕方ないけど、この日はそもそもご飯もの自体がなかったという。
まあ、個人的には雪解け水が飲めたので、満足です(ぉ

このお店、こういう雰囲気の小さな居酒屋に期待する価格帯からすると、感覚的に 2 割くらい高い価格設定だと思います。でも回転率が高く、しかも常にほぼ満席という大人気店。見た感じ、聖地巡礼っぽいお客さんがほとんど見られなかったので、本当にこの近辺で働いているサラリーマンを中心に、地元に密着した人気店ということなのでしょう。

仕事帰りに同僚と、ちょっと一杯飲って帰る。そんな使い方がよく似合う店だと思います。メニューが日替わりなのも、その日に合ったものを適度に楽しむ、それが正しい酒飲みの姿なんだろう。
きっといい飲み屋って、飯もすごくうまいんだ。

「行ってらっしゃい」の声に背中を押されて、この店を後にしました。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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2014/11/27 (Thu.)

大田区蒲田の海老の生春巻きととりおこわ

「蒲田メシどき行進曲。中華に韓国、イタリアン。蒲田、何でもありだな」

THI THI

ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼、今回は第 11 話の舞台となった蒲田にやっていました。個人的に、蒲田は昔通勤に利用していた駅でもあるので、見慣れた街。Season3 の大井町に並ぶホームグラウンド感があります。

今回のベトナム料理店「THI THI」は、JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅の中間くらいにあります。蒲田経由で羽田空港に向かう際に通るルート。隣には、もうブームも一段落しましたが「俺のやきとり」「俺の焼肉屋」があったりします。

蒲田で出会ったベトナム料理、いいかもしれない。

THI THI

THI THI

お店はビルの地下 1 階。外からは入口が見えないので、何も知らずに飛び込むのに勇気が要る店構えです。こどグルで紹介されていなければ、まず私が入ることはなかったでしょう(笑

THI THI

入口には例の春巻き写真が額装で。ホントにあったんだ!(笑

額入り生春巻き、なんだか闘志が湧いてくる。
さて、それじゃ門戸を叩いてみますか。

グッドイブニング,ベトナム。

THI THI

店内は、劇中のイメージより広くて(というか店舗が細長くて)、ドラマから受けた印象の 1.5 倍くらいはありました。しかも、合計 20 席以上はあるテーブルが、ほぼ満席。聖地巡礼っぽいお客さんはほぼ見受けられず、女性率高し。普段から人気の店のようです。

とりあえず、ラルージュースビールで乾杯。
日本のビールとはどこか違う風味、味わい。でも、この店の空気感に合ってる。
ここがベトナム、ここがふるさと。

THI THI

メニューはこんな感じで、じつに多様。ベトナム料理といえば、せいぜい生春巻きくらいしか知らなかったけど、知られざるメニューがこんなにもあるんだなあ。
まるでベトナム料理観光。ベトナム料理って、こんなに多種多彩だったっけ?

ただ、写真がイマイチを通り越して、白飛びしているのも多くて何が何だかよく分からない(笑。
こういう個人経営のアジア系や中華料理店ってメニューの料理写真がイマイチなことが多いけど、ここはちょっとレベルが違う。

THI THI

料理の方は、まずは定番生春巻きと、揚げ春巻きから。

もちっとした質感の生春巻きと、カリッと揚がった揚げ春巻きのコントラストがいいじゃないか。

THI THI

海老の生春巻きは、中の海老が透けて見える。スケルトンタイプ。
大ぶりの海老を筆頭に、中身がぎゅっと詰まっているのが嬉しい。

そして、タレがいい。甘口の味噌に砕いたピーナッツを絡めた濃い味が、生春巻きに合うんだな。
ベトナムふるさと風濃厚味噌ダレ。

これはいい。額に入れたくなるのも解る。

THI THI

チャージョー(揚げ春巻き)。

カリッカリの衣に噛みつくと、中は軽く火傷しそうなほどにアツアツ。こうきたかベトナム。
オリエンタル感満載に香ばしいのがいい。

山盛りに添えられた野菜は、レタスにキュウリ、そして意外にもミント。
これを巻いて食べると、また趣が違ったうまさ。ベトナム春巻き、奥が深い。

THI THI

肉入りおもち。ちょっと小籠包っぽい見た目だけど、包んでいるのは餅、というのが新しい。
そしてどんな料理にでもパクチーとピーナッツを絡めてくるのがベトナム流らしい。でも、パクチーもピーナッツも好きだから、むしろありがとうベトナム。

THI THI

中身はこんな感じ、といってもなんだかよく分からない渾然一体感だけど、とにかくいろいろ入っていて、幸せになる味。
餅とも肉とも長い付き合いなのに...何だこの、こんなはじめまして感は。

口の中がホーチミンだ。
ベトナム料理、あなどれんぞ。

THI THI

「ふらっと QUSUMI」メニューから、ベトナム風水餃子。水餃子なのにスープに浸っていなくて、スープのかかった蒸し餃子みたいな感じで出てきます。もちろん、野菜とパクチーもたっぷり。
上に載っかってるのはベトナムソーセージ。ちょいとスパムっぽいのもアジアだ。

THI THI

これは麺もいっといたほうがいいな。ということで、ブン・ボー・フエ(レモングラスのビーフン)。

おお、新たな食欲が湧き上がる香り。レモングラスが効いてます。
調べてみたら、一口にベトナム料理といっても地方ごとに特色があり、このお店で多く扱っている南部の料理はハーブと砂糖を多用した甘い味付けが多い、とのこと。でもこのブン・ボー・フエは中部発祥の料理なのか。へええ。

ベトナム料理 - Wikipedia

THI THI

別皿で添えられてきた大量の野菜類を載せて、混ぜて、いただきます。
今日は野菜たっぷり採ってるなあ。健康になるに違いない(←

ああ...このすっぱ辛さ。うんうん。
スープを不用意に飲むとむせるレベルの辛さだけど、食欲を刺激するうまみも兼ね備えていて、スルスル入る。ベトナムの定番料理になるのもよく分かる。

THI THI

ここまでラルービールをおかわりしてきたけど、ここらでちょっと違うビールに移行。
この「333」というビールは「バババビール」と読むようで、ベトナムではラルービールよりもこっちのほうがメジャーなんだとか。でも私は「333」という文字列を見るとつい後ろに「ES」とつけたくなってしまうオーディオ脳(ぉ

味は、確かにメジャーだけあって、ラルービールよりも普通のビールっぽい。でも、ラルービールもベトナム料理に合わせるとあまりにも自然で、全然違和感ありません。

THI THI

ここまで来たら、ちょっとカレーも行ってみたい。
「鶏肉のココナッツカレー」というのを頼んでみましたが、合わせたのはライスではなくビーフン。

ココナッツの甘い香りが効いたマイルドな味わいは、ちょっとタイカレーっぽい。深みがあっておいしい。
それに、ライスじゃなくてビーフンというのも、カレーがよく絡んで、これもいい。

THI THI

カレーのほうが量が多かったので、ビーフンをおかわりしちゃいました(笑。
いやあ、これはおいしい。カレーにビーフン、気に入ったかも。レトルトのタイカレーとか買ってきて自宅で再現したいくらい。

じゃあ、そろそろ満を持して締め、いってみましょうか。

THI THI

最後はもちろん、とりおこわ。

見た目がけっこう地味だけど、この回のサブタイトルに取り上げられるくらいだから、うまいに違いない。

THI THI

ベトナムソーセージとおこわの間に挟まった、このさきイカかとろろ昆布みたいなものは何だ?と思って口に入れてみたら...これ鶏肉か!しかも鶏の干し肉!
しっかりと味のついた鶏肉がほぐされているから、うま味の出方が半端ない。もっとあっさりした味を想像していたら、実物は全然ちゃう。

これは、ごちそうおこわだ。
ベトナムおこわ、私の大好物になりました。

THI THI

うまいものを食って怒る人はいない。
腹が立ったらおいしいものを食べろ。

終盤のカレービーフンからとりおこわのコンボがかなりお腹にたまる感じで、珍しくちょっと食べ過ぎたかも。
でも、これで一人 5,000 円いかないんだから、リーズナブルだよなあ。

こんなふるさとなら、誰だって帰りたくなる。
ああ、ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season4 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 23:58 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2014/11/19 (Wed.)

東京都江東区木場のチーズクルチャとラムミントカレー

「口が、鼻が、胃袋が、カレーに惹きつけられている。空腹時のカレーの魔力に、あらがえず」

カマルプール

ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼も、だいぶ巡ってきました。残るは後半戦ですが、今回はカレー好きとしてはずっと楽しみにしていた第 6 話の舞台、木場にやってきました。

このお店は劇中でも「飛び込み客はほとんどいない、基本は予約」というくだりがありました。放送直後は例に漏れず大混雑していたらしいですが、私は 1 週間ほど前の電話でも何とか予約が取れました。

タンドールバル カマルプール

カマルプール

それでも、店内はずっと満席。21:30 頃になってようやく空席ができはじめる、という状況で、人気ぶりが覗えます。ドラマ同様の女子会っぽい集団がいたり、どう見ても聖地巡礼っぽいお客さんがいたり(笑)、客層も幅広い。

カウンターの中では、インド方面出身と思われるシェフが休む間もなく腕を振るっています。
いい料理人って、作るさまからしてすでにうまそうだ。

カマルプール

まずは飲み物から。「ふらっと QUSUMI」で久住さんが飲んでいた葉っぱサイダー(という名のモヒート)を頼もうと思ったら、モヒートは夏季限定メニューだとか。ミントがあるならモヒートもできると思ったんですが、まあ仕方ない。
でも、葉っぱサイダーっぽい飲み物はもう一つありました。それが写真の「カマルビア」。刻んだ大量のパクチーをビールに投入したビアカクテルですが、飲み物にパクチーを入れるという発想が常識を超えている(笑。パクチーだけじゃなくて、その上にガラムマサラと、あと塩?が振ってあって、お酒を飲んでいるはずなのにオリエンタル系のつまみをビールと一緒に飲んでいるような、そんな感覚。ビールに氷を入れるのも個人的にはあり得ないと思っていたけど、これならアリ。

これはハマッたらハマる飲み物。ちなみに私は結局最後までこれをおかわりし続けました(ぉ

カマルプール

それじゃあ、インド料理、迎え撃とうじゃないか。

まずチーズクルチャは外せない。
クルチャ、って富山弁で「来るよ」の意(どうでもいい

小ぶりのナンにチーズを詰めた、インド風プレーンピザ、という趣の料理。
ペタン、ペタンと作っているようすや音がいい。

カマルプール

一切れ取ると、チーズが伸びる伸びる。それに、いい匂いだ。チーズ好きとしてはタマラナイ。

ナン系の生地に、濃いめのチーズ味がよく合う。ナンにチーズ、という組み合わせは今まで思いつかなかったなあ。
すごい。インドピザ、こいつはいい。

生地とチーズだけ。トッピングもないのに。
インドに、途方もないピザがあった。

カマルプール

窯焼きの野菜サラダ「タンドーリ ベジ」。
タマネギ、パプリカ、エリンギ、オクラ、プチトマトといった野菜類に火を通して、いろんなスパイスの混じったソースが絡めてあります。

ほぉ~。タマネギ、甘ジュワ。
エリンギもいい。どこにいても、君はエリンギだ。

複雑なうまみが合わさったこのソースもいい。残さず野菜につけて食べたくなる。
野菜がうまいと、ものすごく身体にいいことをしている気がする。

カマルプール

久住さんが食べていたラムミックス。これは絶対食べておきたいと思っていました。
「ラムのクミン焼き」と「王様のラム」の盛り合わせ。写真手前の色が濃い肉がクミン焼き、奥の白っぽいのが王様のラム。

カマルプール

うわあ、ほぉ、ほぉ~っ!

弾力性があって、歯を押し返してくる肉。いかにも肉って肉だ。歯を立てると、中からうまみが溢れてくる。
火の通り具合もちょうど良い。そして、ミントソースがいい働きをしている。

これはうまい。ここまでうまいラムはそうそう食べたことがないくらいだ。

カマルプール

ラムを堪能している間に、追加で頼んだクルチャが来るちゃ(しつこい

同じクルチャのように見えるけど、上に刻みパクチーが散らしてあるのがさっきとの違い。

カマルプール

正解は、キーマクルチャでした!

その名の通り、カレー風味に炒めた鶏挽肉を入れ込んだチーズクルチャで、プレーンなチーズクルチャとはまた違ったおいしさ。というか、これ数枚あればそれだけでごはん代わり、つまみ代わりになりそうな勢い。これもうまい。

クルチャ、気に入った。インド料理店に行ってもカレーとナン、あとせいぜいタンドリーチキンくらいしか食べたことがなかったけど、今度近所の店にクルチャがあるかどうか調べてみよう...。

カマルプール

ブナオイスター。カキのスパイス炒め。

日本でカキといったら生牡蠣、カキフライ、牡蠣鍋、くらいのものだと思っていたから、こんなカキ料理、初めてだ。
もうスープの色を見ただけでうまそうだ。

カマルプール

ほぉ~、はぁ~~!!
うん、カキ、スパイスに負けず。
カキ、うまし。

そして、深皿の底に沈殿している、カキのうまみとスパイスが渾然一体となった澱状の部分がまたうまい。溜まってるけど、たまらない(ぉ
これは、スープの一滴まで残さずいただきたいうまさだ。

カマルプール

こちらは久住メニューの「ラッサム」。インドの酸っぱ辛いスープ、とのことだけど、酸辣湯とかトムヤムクンとはまた違った雰囲気。
トマトの酸味をうまく活かした酸っぱ辛さで、妙に後引く味。そして香りが良く、味も深い。後から写真を見ただけで口の中に唾液が分泌しまくる系の旨辛だ。

カマルプール

そして名物・鯖カレー。

ちょっと大きめのスーパーとかアジア系の食品店とかに行くと見かけるサバカレー缶はなんだかイロモノっぽくて手を出しにくいけど、こういううまいインド料理を出す店で自信満々に出されたら、そりゃ食べてみたくもなるというもの。

カマルプール

カレーはサラサラしたスープカレーで、でも北海道の薬膳っぽいのとは違う、インドらしいスパイス満載のカレー。辛くはなく、香りとうまみで食べる感じ。
そして鯖は、確かに鯖(笑。鯖とカレーって合うのかと思ったけど、これが意外なほどに合う。インドの家庭的素朴さ。インドのおふくろの味って、こんなのかもしれないなあ。

うん、奥が深いよ、インド。

じゃあ、そろそろ〆にかかろうじゃないか。

「すいませーん」

カマルプール

〆のカレーは、もちろんアレ。

カマルプール

ラムミントカレー。

カレーと、ミントと、ラム。それぞれ主張の強い素材をひとつのカレーにまとめようなんて、いったい誰が考えたんだ。そして、いったいどんな味がするんだ。

食べてみんと、わからむ。

カマルプール

あっ、いい。これ、いいンダス文明。
ミントよりちゃんとカレーが勝ってる。ミントを従えたカレーだ。

口に入れた瞬間、ミントのさわやかな香りが駆け抜けて、後からカレーのうまみの部分が追っかけてくる。カレー自体は、そんなに辛くない。
そしてラムがこれまた、合う。ラムミントなんて、どっかのアイスクリームみたいな名前なのに。

カマルプール

カレーに合わせるライスは「バスマティライス」という香り米。東南アジア系の長粒種だけど、ここまで細長いコメは初めて食べるなあ。
このバスマティライス、強火で炒めた炒飯でもないのに、炒飯以上にパラッパラ。スプーンで掬うのが大変なくらいのパラパラ度合いだけど、これがラムミントカレーに合う。香りはここまで食べてきたインド料理とは一線を画す上品な香ばしさで、インドの貴族はこういうものを食べているのかなあ、と想像したくなります。

そしてこのバスマティライス、見た目以上に腹に溜まる。これを食べる前は「あとバターチキンカレーくらいいけそうかもな」と思っていたのが、食べている間に胃がズンズン重くなっていって、最後にはこれ以上入らない...という状態になっていました。

カマルプール

いや~、今日は驚いた。ひとつひとつがうまかった。
インドバル、いいじゃないか。

インド深し。俺はまだまだ、お釈迦様の掌の上だ。
カレー食ったら、なんだか新しい元気が湧いてきたぞ。

ボーダチャ。ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:58 | Curry | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2014/10/25 (Sat.)

杉並区阿佐ヶ谷のオックステールスープとアサイーボウル

「パールにゴールド、あっちにはスターロード、ダイヤ街...けっこう派手め好きなのか?阿佐ヶ谷の人って」

阿佐ヶ谷ゴールド街

ドラマ『孤独のグルメ Season4』、今回の聖地巡礼は第 8 話の阿佐ヶ谷。
今まで、中央線の新宿より西側って中野くらいしかまともに降りたことがありませんでしたが、聖地巡礼を初めてからジワジワと制覇しつつあります。この阿佐ヶ谷はハワイ料理編で、寒くなる前にぜひ攻めたいと思っていたところ。こないだハワイ風パンケーキを食べたところではありますが、むしろこちらが本命です。

Yo-Ho's Cafe Lanai

Yo-Ho's Cafe Lanai

阿佐ヶ谷の駅から、ちょっといい感じのお店が建ち並ぶ路地を歩いてきたところにあるのが「Yo-Ho's Cafe Lanai」。道中、心惹かれる飲み屋も何軒かありましたが、当然初志貫徹。

周囲のお店とはちょっとだけ雰囲気の違う店構え。
うん、今日は絶好のハワイ日和かも。

Yo-Ho's Cafe Lanai

店内は爽やかなブルー。やっぱり女性、多し。
いや、ここで怯んではいけない。

キッチンに立っているマスターは、確かに劇中の寺島進さんそのまんまの格好(むしろ寺島進さんがマスターと同じ格好をしているわけだけど)。
でも、寺島進さんのイメージよりも、穏やかそうな印象。
劇中のマスターはしょっちゅうホールに出てきてお客さんに話しかけていたけど、実際の店内はずっと満席で、それどころではない雰囲気でした。

Yo-Ho's Cafe Lanai

お店のあちこちに飾られたハワイアングッズに混ざって、こどグルグッズも。

ちなみにちょうどこの日、阿佐谷ジャズストリート 2014 で久住さん率いるスクリーントーンズのライヴがあったんですが、ちょうどお店にいる時間帯だったので、悔しくも行けず(´д`)。あと 1 時間前か後ろにずれていてくれたら、絶対に行ってたんだけどなあ...。

Yo-Ho's Cafe Lanai

メニューは壁の黒板に。

オックステールスープにガーリックシュリンプ、ポキ、ロコモコ。
ハワイだハワイだ、アロハオエ。

Yo-Ho's Cafe Lanai

とりあえず生ビールから。
まだまだ、ビールのうまい季節です。

Yo-Ho's Cafe Lanai

ビールのアテにおつまみプレートをいただいてみました。

久住さんが食べていたもので、炙りテールにアヒポキ、枝豆ガーリックの三点セット。これがまた、ビールに合うんだ。

Yo-Ho's Cafe Lanai

で、おつまみプレートの料理がどれもおいしくて、もっと量が欲しくなったので、改めてそれぞれ通常メニューを頼んでみました(ぉ

まずはこの枝豆ガーリック、これがまた、うまい。ニンニクによって引き出された、枝豆の未知のうまさが引き出された感じ。
なるへそ...ハワイの島人は、ハワイビールをガブガブ飲みながらつまむというより、バクバクいくんじゃないかな。

枝豆には塩、って日本人のバカの一つ覚えかもしれん。ニンニク、合う。

Yo-Ho's Cafe Lanai

続いてアヒポキ。
マグロの醤油漬けですが、日本でいう「ヅケ」とは違ってあっさりしていて、食べやすい。サラダ感覚でぱくぱくいただいてしまいます。

Yo-Ho's Cafe Lanai

そしてこれが極めつけの炙りテール。テールスープに入っている、トロトロに煮込まれたテール肉を炙ったオリジナルメニューだそうですが、これが本当にうまい。炙ることで、煮込まれたテールのうまみが凝縮されて、生姜醤油に合いすぎる。

後で登場するオックステールスープ以上にこの炙りテールがうまくて、これを食べるためにまた来たいと思ったほど。
これはタマラナイ。胃袋がフラダンスを踊っている...!

Yo-Ho's Cafe Lanai

劇中でゴローが気になっていたガーリックシュリンプももちろんいただきます。

殻も尻尾も、丸ごと食べられる軟らかい海老に、これでもかというくらいに載っけられたニンニク。見た目からしてすごいインパクト。
添えられているライスは普通盛りか小盛りか選べますが、この後もまだまだ食べるので、小盛りで。というか、他のお客さんもほとんどがライスは小盛りにしていたようです。

Yo-Ho's Cafe Lanai

プリプリの海老に、このニンニク。
パンチのある味、というよりは口の中に刺激として近くされるレベルのニンニク量で、これはもうパタンに匹敵するかそれ以上のニンニクぶり。

実はこの店、入った瞬間に店内のニンニク臭がすごくて、これでよくこれだけ女子が集まるなあ...と思うレベルでした。
でも、それくらいなりふり構わず味わうニンニク、うまい。

Yo-Ho's Cafe Lanai

これは飲み物も進むわけで、ハワイの方の泡ドリンクをいただいてみます(笑。

日本の生ビールもいいけど、やっぱり現地のビールのほうが、雰囲気的にもちょうどいい。

Yo-Ho's Cafe Lanai

こちらは五郎's セレクションの「モチコチキン」。

モチコチ・キン?モチ・コチキン?(ぉ
いえ、餅粉・チキンです。餅粉で挙げたフライドチキン。

餅粉だからか、ほんのり甘い。ハワイって、飯のおかずらしからぬ甘い味のイメージがある。
うん、でも...悪くない。今日はハワイアン唐揚げ日和だ。

Yo-Ho's Cafe Lanai

ドラマには登場しなかったメニューもいってみよう、というわけで「ポークのハーブソテー with サラダ」。

豚薄切り肉のソテーでサラダを巻いていただきます。バルサミコの爽やかな酸味が口の中をいったんリセットしてくれる感じで、これまたお酒が進みますね。

Yo-Ho's Cafe Lanai

そしてハワイといえばスパム。

シンプルなグリルですが、味付けがトマトケチャップとわさび、という組み合わせ。
どんな味になるのか想像できなかったんですが、ケチャップとわさびを両方つけてみると、ケチャップがスパムのうまみをオーソドックスに引き立てたところをわさびが締める、見事なコンビネーション。

これはいい、アロハうまい。自宅でも簡単にできるしっかりおつまみになりそうだし、やってみようかな。

Yo-Ho's Cafe Lanai

〆はもちろんオックステールスープですよ。
ここまで散々食べたところにオックステールスープを一人一皿ずつ頼んだら、お店の奥さんに「まだ召し上がるんですか!?」と凄い勢いで驚かれる俺ら(;´Д`)ヾ。

でも、このボリューム感あるどんぶり。いい風景だ。
まずはテール肉を取り出して、生姜醤油にしっかりつけて、手づかみでガッといただきます。

Yo-Ho's Cafe Lanai

お~、きたきたきたきた!これはうまい。
超カメハメハだ。

さっきの炙りテールとは違う、柔らかさ優先で、スープのうまみが浸みていて、ガッツリだけど癒やされる味。
ハワイアンに生姜醤油がこれほど合うとは。

Yo-Ho's Cafe Lanai

んで、最後にごはんを入れて食べるのが、ロコ流。
日本人みたいなことするんだな。

これ、ロコでもハワイでもない。完全におじやだ。
でもうまい。生姜の働きも想像を超えている。それに、スープの中に隠れている生ピーナッツが、風味と食感の両面でいいアクセントになっている。やみつきになる味だ。

Yo-Ho's Cafe Lanai

デザートは...お店の奥さんに

「えっと、まだ注文してもいいですか」

と訪ねてみたところ、改めて驚いた顔をした上で

「アサイーボウル、ですよね」

と。
解ってくれて俺は嬉しいです(ぉ

Yo-Ho's Cafe Lanai

ボウルの中身をグルグルかき混ぜて、渾然一体にしていただきます。
アサイーって初めて食べたけど、こんな味なのか。ベリー系っぽい甘酸っぱさが、ニンニクと生姜で満たされた口の中をリフレッシュしてくれるようだ。

阿佐ヶ谷、いい。阿佐、いい。アサイー(ぉ

Yo-Ho's Cafe Lanai

ちなみに、店内の壁には製作陣から贈られたというドラマの台本が額装されていました。実物を見られるとは思っていなかったので、感激。

本当にたくさん食べましたが、どれも外れなくおいしかった。
頼みすぎたのにイヤな顔一つせず対応いただき、ありがとうございました。

ハワイのおじや。誰かに教えたくなるな。
ごちそうさまでした。

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2014/10/09 (Thu.)

新宿区国立競技場前のハワイアン・パンケーキ

「情報をもつ者が、ビジネスを制す。常識だろう?」

KAUKAU CAFE

ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼、今回は第 9 話「渋谷区神宮前の毛沢東スペアリブと黒チャーハン」の甘味パートを攻略していきたいと思います。というか、これは甘味パートというんでしょうか?ゴローが村田雄浩氏演じる同業者の滝山と待ち合わせたカフェがそれですが、ここではゴローはアイスコーヒーを頼んだだけで、スイーツを食べたのは滝山のほう、という(笑。

ちなみにドラマしか観ていない人のために説明すると、滝山は、原作では新幹線シュウマイ弁当回でゴローに東京駅でのうまい駅弁選びをアドバイスしていたキャラでもあります。ドラマでも今までセリフの中で言及されたことはありましたが、リアルに登場するのはある意味感涙モノなわけです(笑

で、その聖地たるカフェは、国立競技場隣の日本青年館 1F に存在します。

KAUKAU CAFE

KAUKAU CAFE

ドラマでの印象から、私には入りにくいすごく女子女子した雰囲気をイメージしていましたが、そんなことはなく。フランクな空気感の漂うカフェで、国立競技場と神宮球場、神宮外苑に挟まれたやや特殊な立地ゆえか、少なくとも休日は老若男女幅広い客層に見えました。まあ、私の隣の席では二人連れのカメラ女子が一眼でスイーツ(笑)を撮影していましたけど!

KAUKAU CAFE

店内がいっぱいだったので、ゴローと同じくテラス席。飲み物はもちろんアイスコーヒーで。
気候的にはまだしばらくアイスコーヒーで行ける時期。

KAUKAU CAFE

おおっ、きたきた。

滝山が食べていたバナナパンケーキを頼んでみました。バナナ、といいながら、たっぷりのホイップクリームとブルーベリー、ミントまで載っかって、なかなかに豪華。

KAUKAU CAFE

メイプルシロップと蜂蜜をたっぷりかけていただきます。まあ、滝山ほどじゃないですけど(笑

パンケーキと言えばここ 2~3 年で流行ったスイーツの代表格ですが、これは大ぶりのパンケーキで、トッピングも遠慮なく載っているので、十分に食事として通用するボリューム。甘いけど、うまい。

KAUKAU CAFE

こちらはバニラアイスクリーム載せのパンケーキ。これも、バニラ、でかっ!
もちろんホイップクリームもたっぷり。甘党ならばたまんないんだろうなあ。

KAUKAU CAFE

でもホイップクリームは見た目の印象ほど甘すぎず、軽い食感で、悪くない。

パンケーキを食べているのか、アイスとクリームを食べているのか分からなくなってくるけど、食べ応えあるパンケーキだ。

KAUKAU CAFE

でもちゃんと食事っぽいものもいただきたくなったので、店名を冠した「カウカウバーガー」をいただいてみました。ガーリックシュリンプとかアサイーボウルもあったけど、それはまた、別の話

ビーフ 100%、混じりっけなしの分厚いハンバーグや野菜類を自分でサンドして、ケチャップとマスタードをかけて作る方式。こういうハンバーガー好きなんですよね、こういうのの味を占めるとファストフードのハンバーガーショップには行けなくなります。

KAUKAU CAFE

そうそう、この背の高いハンバーガー。バンズも表面が少しカリッとした焼き具合で、うまい。これはそこいらのハンバーガーショップに負けてないなあ。

肉と野菜、それとパンの味をシンプルに味わえるハンバーガー。あんまりハワイらしくないような気もするけど...名物にとらわれなくてもいいじゃないか、自分がおいしけりゃ。

この店、立地的に普段来るような場所じゃないけど、思っていた以上にいいなあ。
パンケーキってオシャレなばかりでそんなにおいしいと思ったこともあまりないけど、ここのパンケーキは確かにおいしい。ハンバーガーもうまい。
春先の心地良い季候のときに、散歩がてらテラスでブランチを食べに来る、ってのも悪くないかもしれません。

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2014/10/03 (Fri.)

韓国家庭料理 なじみ亭 再訪

「コリアンパワーに寄り切られてる俺。いかんいかん、自分のペースを取り戻さなくちゃ」

なじみ亭

ドラマ『孤独のグルメ Season4』聖地巡礼、第 2 話の放送翌日にお邪魔した「なじみ亭」に今一度やってきました。ここのメニューは日替わりなので、前回食べられなかったものがいくつかあったんですよね。だから日を改めてもう一度来たい、と思っていました。でも経験上、ほとんどのお店は放送から 2 ヶ月は予約も取れないような状況に陥るので、しばらく間を空けて、ようやく再訪することができました。

なじみ亭

なじみ亭

今回も、お店の前のテラス(?)席。涼しくなってきたので、これくらいの気候だと外で飲み食いするのも楽しい。

もちろん、まずは麦スカッシュで乾杯。

なじみ亭

今日のお通しは小魚の佃煮的ななにか。劇中でゴローちゃんも食べてた「ミョルチ・ポクン」というやつです。そうそう、こういうのが飲んべえの正しいお通しだ。

料理は、おかあさんにお任せ。今日は何が食べられるかな...?

なじみ亭

まずはトップバッター、チャプチェ。前回食べたかったのになかったので、これは願ったり叶ったり。

食べてみたら...はいはい、キタキタ!濃い味がっちりタイプの韓国ね。
しっかり味だけど、辛いわけじゃなくて、ごま油の香りと、何とも言えない甘み。うん、これはうまい!

チャプチェがこんなにうまいものだとは、今まで思ったことがありませんでした。おかわりまでしてしまったのは内緒(ぉ

なじみ亭

続いて韓国料理の定番、チヂミ。これも前回食べなかったもののひとつ。

日本の一般的な韓国料理屋で出てくるのとは全然違う、宅配ピザの L サイズくらいある大判のチヂミ。
外からだと厨房でおかあさんがこれを焼いているのが見えるわけですが、フライパンで器用に投げてひっくり返す手さばきが、見事の一言(笑

なじみ亭

タレをつけていただくと、これがまた、うまい。

チヂミって薄くてペラペラした食感のイメージがあったけど、これは厚くてもっちりしていて、何か別の食べ物みたいだ。俺のチヂミ観も、あのフライパンさばきによってひっくり返された。

なじみ亭

こちらは厚揚げのなにか。完全にお任せなので、詳細が分かりません(笑。

でもここまで、韓国的キムチ一辺倒な味じゃなくって、全体的にちょっと濃いめの、やさしい味。韓国の本当の家庭料理って、こんな感じなんだろうなあ。

なじみ亭

それから豚足。豚足というと今はどうしても焼きたくなってしまうところですが(笑、ここはコンロがないのでそのままいただきます。

コラーゲンたっぷり、オーソドックスなおいしい豚足。骨もちゃんと取ってあるし、これなら焼かなくても十分においしい。

なじみ亭

こういう秀逸なつまみの波状攻撃に晒されると、もうマッコリに進まざるを得ないってもんです。

前回飲んだ黒マッコリがとても気に入っていたんですが、あの後手に入らなくなってしまったらしく、同じく黒豆ベースながら、豆の皮を剥いて作られた黒豆マッコリをいただきます。うん、やっぱりマイルドで、これは何杯でもカパカパいけちゃうな~。

なじみ亭

マッコリを飲み始めたとなれば、そろそろ辛さのほうでも韓国の本気を見せてもらおうじゃないか。

というわけで出てきたのは、豆腐キムチ。キムチにはよく見ると豚肉が和えてあって、見た目のシンプルさに反して食べ応えがあるのが嬉しい。キムチと豚肉、やっぱり韓国のゴールデンコンビだ。

なじみ亭

そして前回もいただいた「イカとソーメンの旨辛炒め」。これがねえ、旨いんですよ。旨くて辛い。辛くて旨い。イカがいい働きをしている。

おおぉ~、辛い辛い。やっと韓国らしいパンチがきたな。

なじみ亭

どっさりキムチもいただいて、ますますマッコリのペースが上がるわけです。

なじみ亭

じゃあ普通の白マッコリも飲んでみようか。

黒豆マッコリに比べると、酸味が強くて、荒削りな感じ。炭酸でもないのに舌を刺激する酸味が心地良いけど、味そのものは黒豆マッコリのほうが好みかな。

なじみ亭

マッコリに合わせて、今回もおかあさんからのサービス、韓国のり。
こういうちょっとした心遣いがうれしい。

なじみ亭

もうひとつ、マッコリのつまみに韓国の珍味、チャンジャ。
黒作りの国の生まれとしては、こういう塩辛系の珍味には目がありません。

なじみ亭

そしてオーラス!参鶏湯ラーメンの入場です。やっぱり、これがないと締まらない。

いろんな滋味が溶け合った参鶏湯に、もちもちっとしたジャガイモ入り即席麺の組み合わせがタマラナイ。
俺、今、幸せだ。

なじみ亭

スープの一滴も残すのが惜しい。当然、最後までいただきますよ。

この味に、また出会えて良かった。ごちそうさまでした。

なじみ亭

お話を伺うと、やはりあの後はそうとう忙しかったらしく、身体を壊しかけて整体に通ったりしながらなんとか 3 ヶ月乗り切ってきた、とのこと。でも、お元気そうで安心しました。
最近はピークは過ぎたそうですが、週末はまだまだ予約でいっぱいだそうです。

個人的には、ドラマに登場した中で最も来やすい場所にあるお店の一つだし、ゴローちゃんが食べた鱈餃子をまだ食べられていないので、これはまた来なくてはなりますまい。
これから寒くなって身体的にも厳しい季節になりますが、身体に気をつけて、引き続き元気にお店を切り盛りしていってほしいものです。

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2014/09/25 (Thu.)

東京都清瀬市のもやしと肉のピリ辛イタメ

「清瀬...ここって、まだ東京都だよな?」

清瀬

ドラマ『孤独のグルメ Season4』も先ほどの放送をもって大団円(っていうのか?)を迎えましたが、私の聖地巡礼はまだ道半ば。改めてスタート地点からの巡礼を...というわけで、今回は第 1 話に登場した清瀬にやってきました。

人生の半分を東京で過ごしている私ですが、市部の地理はさっぱり。清瀬という市の存在自体、今回初めて知ったに近い状態です(笑。埼玉の手前というとかなり遠そうだな...と思ったら、東急東横線~地下鉄副都心線~西武池袋線が直通運転となった今、自宅からもほぼ直通に近い形で来ることができることに気づきました。恐るべし、相互乗り入れ。

清瀬

清瀬駅前の商店街をちょっとブラブラしてみましたが、ちょうどいい地味さ加減で、これぞ正しい東京近郊の駅前商店街という感じ。でも、ちゃんと地元の人たちで賑わっていて、その中の一員として潜り込んでいる感覚が、なんかいい。

みゆき食堂

お目当ての「みゆき食堂」はそんな商店街に入ってすぐのところにありました。が、まだオープンしていない模様。食べログには 11 時開店と書いてあったはずなんだけどな、とは思いつつ、まあ個人でやってる飲食店ならオープン時間が少しずれるくらいのことはあるだろう、と思い直して商店街を再びブラブラしてみることに。

ちなみに、劇中でもゴローが行きはシャッターが閉まってたから焼鳥屋だと思ってたけど食堂だったのか!というくだりがありましたが、開店前は本当に半分だけシャッターが閉まってるんですね。

麻雀処 たんぽぽ

商店街で探すのは、まずはゲストの志賀廣太郎さんが麻雀に興じていた雀荘「たんぽぽ」。一般的な雀荘に比べると、外観はむしろお年寄りの社交場、とでもいった雰囲気。
そういえば、先日巡礼した枝川のアトムといい、Season4 は微妙に麻雀づいていますね...。

麻雀処 たんぽぽ

「頭脳スポーツ」「健康マージャン」...。いずれにしても、麻雀といえば初代ファミコンの麻雀(緑色のカセットのやつ)くらいしかやったことのない私にとっては、敷居の高い場所です。とりあえず雰囲気だけ味わって、次の場所へ(ぉ

メガネサロン ヨゴ

で、その志賀さんが店主を務めているという設定だった「メガネサロン ヨゴ」も雀荘のほぼはす向かいに。
まさか「松重豊がサングラスをかけると怖い」という定番ネタがこどグルで観られるとは思っていませんでした(笑。

そうこうするうちにいい時間になったので、改めてお店へ。

みゆき食堂

みゆき食堂

おお、ようやくシャッターが上がって、暖簾がかかっていました。

それにしてもこの店構え、クルな...。
たのもー。

みゆき食堂

店外に貼り出されていたメニューはこんな感じ。いかにも、ニッポンの正しい大衆食堂、という王道メニューの宝庫です。そして「味噌汁付」じゃなくて「汁付」と書かれてるのがまたいい。

よし、正しい大衆食堂、挑もうじゃないか。

みゆき食堂

広い!この店、やはり只者ではないぞ。

ただでさえごちゃっとした店内でも特に異彩を放つ中央のポール。これは何に使うんだろう...大衆食堂でポールダンス、ってんじゃないしな(笑
しかも、ほんのしばらく商店街をブラついていただけで、それも開店直後なのに、ほぼ満席。この店、こんなに人気だったのか。よく見ると聖地巡礼っぽいお客さんも二組ほど見受けられるけど(巡礼のしすぎで最近は雰囲気で判るようになってきた(ぉ))、ほとんどが近隣に住んでいるか働いていると思われる常連さん。それでこの繁盛っぷりはすごい。

みゆき食堂

この押し寄せるような品数はどうだ。
表のメニューなんて、氷山の一角だ。

店内を見回すと、カレーだったり焼きものの定食だったりスパゲティだったり、みんな思い思いのものを食べているじゃないか。メニューも多彩だけど、お客さんのニーズも負けずに多彩。なんて懐の深い店なんだ。

みゆき食堂

いかん、店の雰囲気に呑まれるな。
落ち着いて、打つべきボールを見極めるのだ。

肉に魚に、中華も。たこのカルパッチョに、ぬか漬け...高野豆腐とナス煮とは、渋いな。

早く決めないとジリジリ体力を奪われて、思考停止になりそうだ。
集中しろ。動物的カンを研ぎ澄ませ...!

みゆき食堂

ここでふと隣のカベを見やると、そこには松重さん・久住さんのサイン色紙に並んで「五郎さんセット」の文字が。

いやいや、先日「五郎's セレクション」を頼んでみたらそれはメニューじゃなかった事件(ぉ)があったところじゃないか。でもこれにはちゃんと値段がついているから、これは確実にメニュー化されているはず。というわけで、注文は決まった。五郎さんセットと焼き鳥、これでいこう。

みゆき食堂

...来たか。ドラマそのまんま、うん、いい風景だ。

写真で見ると普通の食事のように見えるけど、それぞれの皿が一般的にいうところの 1.5 人前くらいあります。想像以上、かなりのボリュームだなこれは。

みゆき食堂

まずは当然、もやしと肉のピリ辛イタメから。

これこれ、そそるなあ。ニラに人参も入ってる。
こういう裏切り、ウェルカム。

それにしても、これだけ大量のもやしを食べるのなんていつ以来だろう。でも、うまいもやしって、いくら食べても飽きないから不思議なもんなんだよなあ。

みゆき食堂

しっかりめの味付けに、シャキシャキしたもやしの歯応えが楽しい。
うーん、間違いない。ピリ辛指数、俺にジャスト。

これだけの量で、お値段たったの 300 円。
定食屋の鑑だな。

みゆき食堂

続いてジャンボ餃子(ハーフ)。
ジャンボのハーフで...プラスマイナスゼロ、じゃないのか。

でも、見た目は確かに、ジャンボ。
一見してわかるもっちりとした皮に、具がたっぷり詰まっているようじゃないか。

みゆき食堂

うん、なるほど食堂の餃子だ。

中華の餃子と通ってきた道が違う味だ。それもまたよし。

みゆき食堂

お次は焼鳥。ゴローは「焼き鳥を一本ください」と頼んでいましたが、一口に焼き鳥といってもいろんな部位が選べるようで、今回は雛鳥を頼んでみました。たぶん、これがゴローが食べてた焼き鳥。

みゆき食堂

割と普通なたれの焼き鳥だけど、この普通っぽさがまたいい。ちょっと、麦入り炭酸飲料が欲しくなるな(ぉ

うーん、焼き鳥まで食ってる俺。
焼き鳥飯、おかずの焼き鳥。

そしてこれが、

みゆき食堂

問題の味噌にんにく(青唐辛子入り)。
揚げニンニクとか、ステーキ屋の鉄板の上でカラッと焼いたニンニクとか、後のことさえ考えなければこれほどうまいものもほかにあまりないじゃないですか。そのニンニクに、味噌と青唐辛子を和えてあるわけですよ。これはうまくないはずがない。

これはいい、すごくいい。
白いごはんに最強。
これだけでもメシ、百杯くらいいけるんじゃないか?

これ、五人前くらい瓶に詰めてもらって持ち帰りたいくらいだ。

みゆき食堂

ああ、いい飯だった。この後、夜になってもあまりお腹が空かないくらい、お腹いっぱいになりました。
モリモリ食える幸福、他に何が要る。

いやあ、俺の直感を上回る、想像を超えた店だった。
何より安くて、ちゃんとうまい。
清瀬、恐るべし。

遠くまで来た甲斐がありました。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 00:45 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック