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2018/12/06 (Thu.)

鳥越 居酒屋まめぞ その 7

「この穏やかな喧噪。生き生きした商店街は、歩いているだけで元気がもらえる」

佐竹商店街

浅草で写真を撮った後、お昼ごはんを食べに浅草橋のほうまで脚を伸ばしてきました。同じ「浅草」とついていても、ついでというにはちょっと距離のある位置関係だけど、どうしても「あの店」で食べたい気分になって。

あの店にはいつも浅草橋方面から行くので、新御徒町方面にある佐竹商店街をじっくり歩いたのはこれが初めて。なかなか味のある商店街で楽しかったんですが、その話はまた改めて。

おかず横丁

いつも来るときは夜ばかりでほとんどのお店が閉まっている「おかず横丁」も初めて営業時間中に訪れることができました。こういう味噌や漬物、グッと来るじゃないか。

そして今回わざわざやって来たのはもちろんこのお店。

居酒屋まめぞ

居酒屋まめぞ

ついこないだ来たばかりではあるけど、前々から一度ランチタイムに来たいと思っていたんですよね。

私が入ったのはお昼前でしたが、正午過ぎには外に待ちが出るくらい、昼間から人気店のようです。

居酒屋まめぞ

今回は初めてカウンターに着席。マスターの仕事ぶりを目の前にできるのが嬉しい。
効率的に積み上げられた小皿の山と、その前に並べられた猫グッズの対比もまた楽し。

居酒屋まめぞ

初のランチメニュー。揚げ物を中心に豊富な品々が並んでいて、目移りしてしまう。
夜にだいたい食べて味を知っているだけに、どれも名前だけで強烈に食欲を煽ってくる。

居酒屋まめぞ

手書きの日替わりらしきメニューにもソソられるなぁ~。
王道ロースカツ、季節ものカキフライ、それにうまいのは経験済みのメンチカツ。いずれも甲乙つけがたし。

しかしここは初志貫徹、アレを頼むのが今の自分に課せられた使命だ。すいませ~ん。

居酒屋まめぞ

...ということで出てきたのが、定番中の定番・アジフライライス。なんせここのアジフライはドラマ『孤独のグルメ』本編に出てきたパスタとカツサンドを超える勢いのおいしさで、今までの自分のアジフライ人生最高のアジフライと断言してもいいレベル。これをビールアジフライ専用飲み物と一緒にいただくのももちろんいいんだけど、定食で白飯と一緒に食べたら絶対うまいという確信がありました。

居酒屋まめぞ

刺身用のアジを使った大ぶりアジフライに、特製ソースをたっぷりかけていただきます。

サクッと軽い食感の衣の中に、フワッフワのアジ。そのうまみをフルーツの甘味あるソースが増幅して、えもいわれぬうまさ。
さらにそれを白飯で追いかける悦び。人生において、こんな幸福な時間があろうか。やっぱりここのアジフライは、シラフで食べても最高にうまい。

居酒屋まめぞ

味噌汁は具だくさんの豚汁的なやつ。
ちょっと濃いめの味付けで、午後からもがんばろうという元気を与えてくれる味。

居酒屋まめぞ

さらに定食のサイドオーダー、「ひとくちカレー」100 円。
実は最後までアジフライにするかカツカレーにするか迷ってたんですが、このひとくちカレーがあったことで全て解決しました(笑

居酒屋まめぞ

「ひとくち」と言いながら、ご飯一膳分くらいはしっかり食べられそうな量のカレー(上の写真でもまだ全部は使っていません)。
味のほうは、この店の特製ソースにも通じる、フルーツっぽい甘味を感じるマイルドでコクのあるカレー。それでいて、後からスパイス感が追いかけてくるタイプ。

そうそう、こういうカレー、好きな味。こういう味付けならばこの店の軽いフライ類のうまさを引き立てるに違いない。
カレーライス部分だけおかわりしたくなりました。

居酒屋まめぞ

まめぞのランチタイム、期待に違わぬうまさだった。
メニューの種類も豊富だし、会社の近くにこの店があったら毎週五日は通うに違いないんだけどなあ。
今度お昼に来る機会があったら、今度はガッツリカレー、メンチでいってみたい。

この店にはまた行きたいというリクエストをいくつかいただいているので、次は新年会がてらにでも来ようかな。

ごちそうさまでした。

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2018/11/16 (Fri.)

旗の台 スペイン食堂 石井 その 3

「どこの国の、どんな食べ物であろうと、俺はこういう店が好きだ」

スペイン食堂 石井

この夏に久しぶりに再訪した旗の台の「スペイン食堂 石井」に行きたい!というリクエストをいただいて、数ヶ月ぶりに予約して行ってきました。自分が巡礼し、気に入っている聖地に行きたいと言ってもらえるのは本当に嬉しいですね。

例によって席は予約でいっぱい。私はこの店の前をときどき通りかかるんですが、一時期の混雑は収まったとはいえ相変わらず人気店であることには間違いないようです。

スペイン食堂 石井

スペイン食堂 石井

日によって少しずつ変わる黒板メニュー。
食欲を刺激してくる単語が並んでいて、悩ましい。さあ、どこから攻めるべきか。

スペイン食堂 石井

さておきカヴァ(スペインのスパークリングワイン)で乾杯から。
一杯目にビールじゃなくてスパークリングワインだと、ちょっと特別感があって嬉しくなります。

スペイン食堂 石井

結局、とりあえず「孤独のグルメメニュー」を一通り+α で気になった料理を個別に頼んでいくスタイルにしました。

まずはにんじんサラダから。歯ごたえある人参を酸味強めのドレッシングでいただく。
お通しとか箸休め的な、横にあるとうれしい味。

スペイン食堂 石井

からの、ヒコイワシの酢漬け。おっと人参に続いて酢漬けがダブってしまった。
まあ酢漬けと言いながらも脂の乗ったイワシをニンニク&オリーブオイルでマリネ風に仕上げた感じで、人参とは全く違ううまみがある。
イワシって、おいしいよね。

スペイン食堂 石井

さらにスペイン風カラスミ。珍味中の珍味であるカラスミを大根(蕪?)とマリネにするだけで、地中海の風が吹いてきたぞ。
イワシも含め、ちょっとしたピンチョス感があってワインが進む。こういう前菜、楽しくて好き。

スペイン食堂 石井

調子に乗って二杯目はシェリーなんて頼んでしまうわけです。

普段はあまり飲まない種類のお酒だけに、スペイン料理屋に来たことを実感する味。
シェリー、俺は食べ続けてこんなとこにたどり着いた...。

スペイン食堂 石井

で、ここに来たらこれは絶対食べずには帰れない「長谷川さんこだわりのマッシュルームの鉄板焼き」。
生ハムとニンニク、オリーブオイルのうまみを大ぶりのマッシュルームがまるごと受け止めて、えも言われぬ味わい。キノコ類が苦手な私だけど、ここのマッシュルームだけはもう大好物。

マッシュルーム農家の長谷川さん、会ったことはないけどこんなにおいしいマッシュルームを作ってくれてありがとうございます。

スペイン食堂 石井

サルチチョンのレヴェルト。
ふわとろ卵にサラミとエリンギの歯ごたえが加わり、そこに黒胡椒が味を引き締める。バスコ・ダ・ガマに感謝したくなるおいしさだ。

スペイン食堂 石井

黒板メニューに赤文字で「おすすめ!!」と書かれていたマッシュルームのポタージュもいただいてみました。あのオーブン焼きのマッシュルームでスープを作ったのなら、うまくないわけがない。
マッシュルームのやさしいのに濃厚な味わいが凝縮されていて、本当に幸せになる味。冬場は毎日でも飲みたくなりそうな、忘れられないポタージュ。

スペイン食堂 石井

いやあ、これはお酒が進んじゃいますね。
この店はスペイン系らしく魚介系のメニューが豊富だから、迷わず白ワインのボトルを投入していきます。

スペイン食堂 石井

五郎メニューの中でもこれは今まで頼んだことなかった「タラのアリオリオーブン焼き」、

タラにはトマトやオリーブオイルのうまみが、トマトにもタラのうまみが移ってどこを食べてもうまい。
まさにスパニッシュギターとダンサー。トマトの舞台で、タラがフラメンコを踊っている。

スペイン食堂 石井

さらに「これ絶対うまいやつだ」という確信があったカキとベーコンのアヒージョ。
このグツグツ感に黄金色に輝くカキ、見た目からして大当たり。

おいしいです、ほんとに...これ。

スペイン食堂 石井

そして本命サルスエラ。
殻つきのエビがどーんと乗っかっている、このスペイン料理の王様感。

具もスープも、どこをとってもうまい。
まるで地中海そのものを食べているかのようだ。

スペイン食堂 石井

〆はもちろんイカスミのパエリア。
ここのイカスミ、濃厚でいろんな海のうまみが凝縮されているけど、ほんのり甘い。そこにアリオリソースのパンチが組み合わされて、いくらでも食べられそうなうまさ。

そういえば今気づいたけど、スペイン語のアリオリ(alioli)ってイタリア語の「アリオ・オリオ(aglio olio)」と同語源だから、ニンニク&オリーブオイルってことなんだよな。どの料理にもほぼアリオリが使われていて、明日の体臭はちょっと気になるけど、だからこそうまい。

旗の台に、アリオリはべりいまそかり。

スペイン食堂 石井

最後はエスプレッソ。

ここの店、食後はすぐに帰るんじゃなくてコーヒーでもいただきながら余韻を楽しんでいたくなる。うまみの強い料理と温かい空気感がそうさせるんだろうなあ。
店名のとおり、恰好をつけず、これ見よがしでなく、正直で、謙虚で、等身大のおいしさが追求されている。『孤独のグルメ』を象徴するようなお店の一つだと思います。

幸せな時間を過ごさせていただきました。機を見てまた来ます。
ごちそうさまでした。

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2018/11/01 (Thu.)

西荻窪 モロッコレストラン tam tamu その 3

「モロッコの、おふくろの味」

タムタム

久しぶりの西荻窪。『孤独のグルメ』のモロッコ回に登場したタムタムに二年半ぶりにやって来ました。
日本ではかなり珍しいモロッコ料理、でもこの店は忘れがたい味で、機会があればまた来たいと常々思っていたのでした。

ドラマ放送からけっこう時間が経ちましたが、相変わらず人気店のようでこの日は予約で満席だったもよう。

tamtamu › モロッコ料理レストラン

タムタム

黒板メニュー、相変わらず魅力的な料理名が並んでる。
以前来たときにはなかったのもあり、ここはちょっと挑戦しながらいろいろ頼んでみるか。

タムタム

ビールはモロッコのカサブランカで乾杯。
飲みやすい系統のビールで、一杯目にちょうど良い。

タムタム

そしてお通し的なつまみにオリーブのマリネをいただきました。オリーブ好きだからこれはちょっと嬉しい。
オリーブというとアフリカっていうよりヨーロッパっぽいけど、よく考えたらモロッコって地中海を挟んでスペインの向かいだからなあ。スペインやフランスに統治されていた時代もあるし、食文化の影響も受けているのでしょう。

タムタム

もうひとつビールのつまみとして「ガーリックパルメザンのフライドキャロット」。もう名前からしてビールに合わないわけがない。
ニンジンなのにホクホクした食感、濃いめの味付けにさらにヨーグルトソースをつけるとメチャうまい。フライドポテトよりもこっちがいい、と言いたくなる新しいおいしさ。

タムタム

こんなつまみを出されたらビールが瞬間的に空いてしまうわけで、二本目はアルマザ。
スッキリしていたカサブランカとは対照的な、味と香りがしっかりしたタイプのモロッコビール。これもおいしい。

タムタム

黒板メニューで強い存在感を放っていたムール貝の白ワイン蒸しを頼んでみました。
見た目はオーソドックスなムール貝のワイン蒸しだけど、上にかかってるソースは初めて。それに白ワインベースのスープがちゃんと貝殻の一つ一つに入っているのも嬉しい。

タムタム

貝殻に入ったスープと一緒に身をいただくと...うまー!このスープ、相当いいぞ。
いろんなうまみが渾然一体となりつつ、ムール貝の身に添えられた「チャルモラソース」(パセリやパクチー、スパイス等を使ったモロッコ流ソース)がいいアクセントになっています。これはうまい。

タムタム

このムール貝は白ワインが欲しくなる味。たまらずモロッコの白ワイン「タルヴァン クロ・デュ・パシャ」をボトルで投入します。
うん、やっぱりこの味にはビールよりも白ワインだ。

タムタム

さらにパンとフムス(ひよこ豆のペースト)を追加。
このパンで、ムール貝の皿に残ったスープとソースを拭って食べると...ほらおいしい。これだけ延々と腹いっぱいになるまで食べたくなるほど。

タムタム

この春巻きみたいなのは「ファティマの指」。なんだか物々しい名前の料理ですが、調べてみたら「ファティマ」とはムハンマドの娘で、イスラム教ではその手のモチーフがお守りや装飾品として浸透しているようですね。
それはともかく(笑)、この料理。ほぐしたジャガイモにスパイスとチーズを混ぜ、春巻きの皮を巻いて揚げたようなもので、コロッケの衣を揚げ春巻きに替えたような感じ。これはおいしくないわけがない。チーズとスパイスがいい仕事をしている。

タムタム

ベルベルオムレツ。ここまでがっついていた気分を少し落ち着けてくれる優しい味。

「ベルベル」というのは北アフリカの先住民族のことらしく、このオムレツはまさに北アフリカに昔から伝わる味なのか。まさにモロッコのおふくろの味なんだろう。
この店の料理、モロッコ人を旦那さんにもつお母さんが一人で作っているようで、どの料理も自分を優しく受け止めてくれるような懐の深さを感じます。

タムタム

ワインはモロッコを代表する赤「タンデム」に変更。
地中海の国だけあって、ヨーロッパのワインにも負けないしっかりとした、それでいて上品さも併せ持つ味。そんなに高くないようだし、今度自分でも買って飲んでみようかなあ。

タムタム

これも気になった「モロッコ風イカめし」。一見日本のイカめし風スタイルだけど、トマトベースのソースとスパイスが効いてて味は全然違う。むしろパエリアに近い雰囲気。素材の味が生きていて、日本のイカめしとは別物ながらこれも気に入った。

タムタム

そしてお待ちかねハリラスープ。この店に来たらこれを飲まずには終われません。
ハーフサイズもできるということで、ハーフを人数分いただいてみました。

何度飲んでもどう作ってるのか分からない、複雑だけどふくよかで優しい味。
毎日でも飲みたくなる、モロッカンママの味。

タムタム

これまた何度食べてもおいしいラム肉のハンバーグ。
もはや見た目からしてジューシーだけど、肉を割るとさらにジュワ~ッときたぞ。

ラムの肉肉しさあふれるハンバーグとトマトソースの組み合わせが絶品。
このインパクトはそこらのハンバーグ専門店を凌駕していると言って良い。

タムタム

〆はさらに羊をダブらせていくスタイルで、ラム肉のモロッコカレー。
カレーと言いつつトマトの酸味が効いたまろやかなカレー。ハンバーグも良かったけど、ラムの塊肉もうまし。

タムタム

ごちそうさまでした。
これだけ食べたらさすがにお腹いっぱい。今回も最高でしたよ。

西荻のモロッコにたくさんのご馳走で大歓迎を受けた気分だ。
来るたびに、モロッコという国に親近感が湧いてくる。

未体験のメニューもまだいくつかあるし、きっとまた食べに来よう。
次回はタジンとクスクス中心に攻めてみたい。でも地中海だから海鮮もいいかも。

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2018/10/25 (Thu.)

浦安の魚や「羅甸」再訪

「この店、リピートは確実だ。これを食べるためだけに浦安に来る価値がある」

羅甸

『孤独のグルメ Season7』でリピートしたい店は数あれど、中でもここの銀だらは忘れがたかった。というわけで、改めて浦安の「羅甸」に来てみました。本当にここの銀だらはたまに思い出すと無性に食べたくなる。他所では絶対に食べられないと言って良いレベルの銀だらです。

放送から随分経つにもかかわらず、お昼時はまだまだ行列が絶えていないようで。平日の 11:30 頃に到着したところ、30 分ほど並んで入店できました。そういう意味では、一頃に比べれば多少は行列も落ち着いたほうなのかな。

お食事処 魚や 羅甸

羅甸

今回は運良くゴロー席に通してもらえました。前回は入口すぐの席でしたが、劇中のゴロー目線では店内はこう見えていたのか。

他のお客さんはほとんどが銀だらの煮付定食を食べています。銀だら大人気。

羅甸

さて、今回のお目当ては...って銀だらの煮付と鯖の塩焼きのセット定食、もう売り切れ!これ食べたかったんだけどなあ。サラリーマンの和定食の定番がこの店ではどう出てくるかがすごく気になっていたのに。セットじゃない鯖の塩焼き定食ならまだあるけど、この店に来て銀だらを食べないという選択もあり得ない。ああ悩ましい。

ちなみにゴローちゃんは銀だらと鯖の味噌煮で迷っていたけど、店内に張り出されていたメニューには鯖味噌は見当たらず。煮付け系は銀だらに集中しないと提供が追いつかないということかもしれませんが、鯖は塩焼き以上に味噌煮派としてはこれも一度食べてみたかった。

羅甸

迷った挙げ句、やっぱり銀だらの煮付を選択。今まで幾度となく恋い焦がれたこの味に、どうしてももう一度出会いたかった。
鯖塩もおいしいと知りながら、あえて銀ダラを選んだ己を誉めたい。

羅甸

「お刺身を付けて」で定食に 150 円でついてくる刺身。
厚切りのマグロ赤身といか刺がついて 150 円ってすごく得した気分になる。
マグロはもちろんのこと、短冊のいか刺、好きなんだよなあ。

羅甸

銀ダラ。この巨大な塊と黒いツヤ。銀ダラってこんなに脂が乗ってたっけ?っていう脂乗り、まさに魚の肉汁という表現が相応しい。

さあ、いただきます。

羅甸

こんなに大きいのにふわふわした煮付け。そこに真っ黒ダレの濃い味が絡んで本当にたまらない。

この店でしか味わえない味だ。この店の大将が毎朝市場に足を運び、長い歳月をかけて完成したこの煮付。この銀ダラは大将が見つけ当てた黒い宝石だ。

羅甸

煮付けと刺身で案の定、半分も食べないうちにご飯が底をついた。この定食、とんでもないな。
当然、二杯目をもらうわけです。三杯目まで食べてしまうとさすがに動けなくなりそうだから、何とかこの二杯目でうまく食べきれるようにペースコントロールしないと。

羅甸

銀ダラをだいたい食べたら、例によって残ったタレにご飯を絡めてタレご飯といきたいところだけど、銀ダラにかかっているタレの量が前回来たときよりもさらに少ない。人気すぎてタレ不足に陥っているのかもしれません。しょうがないので、皿に残っているタレと銀ダラの残りかすを集めてご飯にかけていただくことにしよう。

ほーらごらんなさい。ご飯が黒いマントを羽織っていく。
ああ、タレに和えた真っ黒ご飯もうまかったけど、この煮こごりみたいなタレかけご飯も濃厚でうまい。

羅甸

今回も間違いなくうまかった。この銀ダラは、日本人を幸せにしてくれる味だ。
たぶんしばらくしたらまた唐突に食べたくなっちゃうんだろうなあ。

こっち方面ってあまり来る機会がないけど、また機会を見つけて食べに来よう。
今度は開店時刻に合わせて来て、銀ダラと鯖のセット定食を狙いたいな。

ごちそうさまでした。

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2018/10/15 (Mon.)

鳥越 居酒屋まめぞ その 6

「生ハムにいぶりがっこに、ブルーマウンテンが共存している。でたらめに近いほど、カオスな店」

居酒屋まめぞ

新潟から某ウマの人が仕事で東京に出てきているというので、久しぶりにご一緒してきました。
場所はご本人のリクエストに沿って『孤独のグルメ Season4』に登場した鳥越の聖地。こうやってリクエストをいただけるのも聖地巡礼者冥利に尽きるというものです(何。

久しぶりに来てみたら、商店街のトレードマークでもある「おかず横丁」の提灯がリニューアルされていました。これはこれで風情があって良いけど、こうも赤提灯だとおかず横丁ではなく「飲み屋横丁」と言いたくなるな(笑。

居酒屋まめぞ

居酒屋まめぞ

「まめぞ」は私がこれまでに巡礼した聖地の中でも五本指に入る名店だと思っています。私が最もリピートした店でもありますが、しばらく忙しかったこともあり実に二年半ぶりの訪店。マスターも女将さんもお元気そうで何より。そして相変わらず予約でいっぱいの人気店のようです。

居酒屋まめぞ

まあまずはヱビスで乾杯。
お通しが自家製と思われるローストビーフというのが嬉しい。けっこう肉厚で、これはお通しを超えたお通しだ。

居酒屋まめぞ

つまみはハモンセラーノ(生ハム)からでしょう。
原木から削り出してくれる生ハム、塩味がしっかり効いていてビールのつまみに最高。

居酒屋まめぞ

それから、この店に来たら外せないつまみの一つ「みそクリームチーズ」と、

居酒屋まめぞ

定番いぶりがっこも当然頼むわけです。
ここでメンバーの一人から「このチーズといぶりがっこは別々なの?」という質問が。いぶりがっこはチーズと一緒につまみとして食べるものという認識を持っているのはこの blog を読んでる人くらいですから!(笑

居酒屋まめぞ

まあ、そうは言っても当然のようにチーズといぶりがっこを重ねて食べるわけですが(ぉ
いぶりがっことチーズ、本当につまみとしては最高の組み合わせだと思います。

居酒屋まめぞ

そんなことをしていたらビールがあっという間になくなるのは必然というわけで、飲み物はまめぞハイボールに移ります。
ここのハイボールは本当に絶品で、それほど特別なものが入っているわけではないのに自宅で再現するのが難しい。他所の店でもなかなか飲めない、ハイレベルなハイボールです。

居酒屋まめぞ

料理はそろそろエンジンをかけていきます。まずはキングサーモンの粕漬け。
柔らかく脂の乗ったキングサーモンに粕漬けの旨味が乗っかって、いきなりノックダウンされそうなうまさ。
これだけでハイボール三杯くらい行けてしまいそう。

居酒屋まめぞ

ガーリックポテト。
シンプルなフライドポテトにニンニクの風味が食欲をそそります。
これとハイボールだけで延々飲んでいられそうだ。

居酒屋まめぞ

かにクリームコロッケ。
大ぶりなのに濃厚、そして油断すると火傷するやつ。
揚げたてがもちろん最高なのは分かるけど、明晩のおかずにお持ち帰りしたくなるうまさ。

居酒屋まめぞ

そこに粕漬けアゲイン、明太子。
明太子ってそれだけで食べてもうまいのに、粕漬けにすることでさらに存在意義が高まる気がする。
今写真を見ていても、唾液の分泌が止まらない。

居酒屋まめぞ

待ってました、アジフライ。
大きさ、サクサク、フワフワどれをとっても一級品。今までいろんなアジフライを食べてきたけど、ここのアジフライを上回るのにはまだ出合えていません。
毎日でも食べたくなるアジフライ、久しぶりに味わえて良かった。

居酒屋まめぞ

なにげに今まで食べたことがなかった「ま・めんち」(牛肉メンチカツ)。
店名を冠した一品がうまくないわけがない。大きさは普通だけど、ギュッと濃縮された何かを感じます。

居酒屋まめぞ

サクサク衣に閉じ込められた粗挽き牛肉と肉汁のうまさ!!
甘口特製ソースとの相性も抜群。これは期待を裏切らなかった。今度から必ず頼む一品に加えること決定です。

居酒屋まめぞ

フィッシュ&チップス。さっきの止まらないポテトフライがまた出てきました。
ここまで揚げ物の連打連打にも関わらず、全然胃にもたれる感じがなく、まだまだ食べられそう。本当にこの店のフライものは素晴らしい。

居酒屋まめぞ

そして明太クリームパスタですよ。
クリームたっぷりの中にアルデンテスパゲッティ。明太子のピリ辛でいくらでも入りそう。何ならおかわりしてもいいくらい。

居酒屋まめぞ

〆はもちろんカツサンド。この分厚い肉から滴っている肉汁のシズル感たるや。
これだけ揚げ物をたらふく食べた後にカツサンドって常軌を逸してると思うでしょ?でも、全然普通に入ってしまうのがこの店の恐ろしさ。

居酒屋まめぞ

たっぷりとカラシをつけていただきます。
ああ旨い。なんで二年もご無沙汰してしまったのかと後悔するくらい、やっぱりこの店はおいしかった。
しかもけっこう満腹なのに、まだ 1~2 品いけそうな気がしてしまうこの店の料理の軽さとやさしさは何なんだろう?

今回もごちそうさまでした。
改めてハマってしまったので、近いうちにぜひまた来ようと思います。

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2018/10/06 (Sat.)

東京都中野区百軒横丁の地鶏モモ串

「ジョーよ、泪橋を逆に渡れ。明日のために、食うべし、食うべし」

泪橋

前回に引き続き、中野百軒横丁の聖地・泪橋のレポート後編です。

...そうこうするうちに隣の席が空き、マスターから「良かったら移りますか」との提案をいただきました。確かにこのカウンター端の席、トイレに出入りするお客さんの通り道だし、ずれてあげたほうが良さげ。
移動した先はまさにドラマのゴロー席。そうそう、この席からの景色が見たかったんですよ。ここからのほうが厨房の様子もよく分かるし、より楽しい気がする。

泪橋(なみだばし)

泪橋

ふと振り返ってみるとスパイダーマンがぶら下がっていることを発見。
ああ、こんないかにもな飲み屋街だけど、なんだかんだ言って文化的には中野ブロードウェイと地続きなんだなあ。

泪橋

さて、第二ラウンドだ。
飲み物はホッピー(黒)に移行。この店の雰囲気には気取った飲み物よりもこういうのがよく似合う。しかもハイボールとは対照的に焼酎を濃いめに注いでくれるから、外(割り材)一本でジョッキ四杯飲めて最後の方にはけっこうへべれけになれます(汗。

ところでマスター、ずっと忙しそうに料理してるにも関わらず、こちらのグラスが空くとすかさず「ハイボールおかわりで?」とか聞いてくる超人的な気配り。この隙のない仕事ぶりが、この店のうまさに繋がっているんだろう。

泪橋

さあ、そろそろ本命焼き鳥だ。まずは鶏わさ串から。
刺身でも食べたプリプリッとした食感を残したまま表面だけ軽く焼いてあってすごく良い。ワサビと海苔もいいアクセントだ。

泪橋

続いて地鶏モモ串がおいでなすった。

この色、この香り。そしてこの弾力。噛むほどに、ジュワァ~ッとうまみが口の中に広がっていく。打てば響く地鶏だ。
こんな鶏モモ串、今まで食べたことがない。

泪橋

さらにぼんじりも追加。
ぼんじりってコリコリした食感と脂身のコンビネーションという印象だけど、ここのはコリコリ感少なめ。その代わり、鶏モモで味わったのと同じ類の肉汁がドバーッと!

ここの肉、どれも濃厚で本当にうまい。

泪橋

あまりのうまさに夢中になってしまった。ちょっと落ち着こう。

そういえばさっきから目の前にズラリと並んだ焼酎が気になっていたんだった。
店主の出身地である宮崎のものを中心に揃えられた焼酎、この中からどれかいただこう。

泪橋

鮮やかな青いラベルに引かれて、木挽ブルー(芋焼酎)をチョイス。
チロリ(金属の器)になみなみと注いでくれるのが嬉しい。なんかつい、孤独のグルメっていうより酒場放浪記の聖地巡礼に来ているのかと錯覚しそうになるけど(ぉ)、それもいい。

泪橋

串物は少し目先を変えて、鶏メンチ。焼き物だけでなくこんなバリエーションもあるとは。

この狭い厨房から、どうやってこんなに様々な料理が出てくるのか。
Season6 に登場した五反田の「とだか」も狭い厨房から出てくる料理の多彩さに驚いたけど、この店もそれに負けてない。まるで四次元ポケットのような厨房だ。

泪橋

カマンベールチーズ焼。火を通してトロトロになったカマンベールってうまいんだよなあ。
メンチにカマンベールを組み合わせた我々、なかなかいいセンスしてる。

泪橋

そのうえ調子に乗って鶏レバーパテ追加!
こういうパテ物に目がない私にとって、鳥刺しであれだけうまかったレバーがパテになってくるとあれば食べざるを得ないというもの。しかもイチジクのソースまでついてきて、ここが焼鳥屋であることを忘れそうになる立派なレバーパテ。これは幸せなうまさ。

こうやってちょっと洋食に寄り道したところで、短冊メニューから新たに目に飛びこんできたのはこれでした。

泪橋

イカわたのホイル焼き!レバーパテからの振り幅が半端ないけど、こんな呑兵衛の究極のつまみの一つがあるとなっては頼むしかない。
アルミホイルの包みを開いた瞬間に漂ってくる何とも言えない香り!こりゃあもう、匂いだけで焼酎が進んでしまう。

さらには半分くらい食べたところでマスターが「これにご飯入れるとおいしいんですけどどうします?」という悪魔の誘いが。メニューに載ってないけどそんなん言われたら断れないでしょう(;´Д`)ヾ。

泪橋

イカわたのうまみを全て吸収したイカわたライスができてしまいました。もはや語彙力(ry
ゴローちゃんも白飯派とか焼き鳥ライスとか言ってないでこれを食べるべきだったのではないか...。

本当に恐るべき〆の一品でした。これまでに食べた〆ライスの中でも最高クラスだったと言っても過言ではないでしょう。

泪橋

は~、うまかった。
甘タルタルのチキン南蛮から、炭火焼の真っ黒地鶏モモ串まで、変幻自在の鶏フルコース。Season7 聖地巡礼のラストに、まさにふさわしい宴だった。
なかなか来れないと思ってちょっとがんばりすぎたか、もうこれ以上食べられないくらい腹パンパン。

今夜このリングに立てたことを、俺は誇りに思う。大歓声が耳に聞こえるようだ。

...というわけで、これにて私の『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼は完了となりました。放送終了から三ヶ月あまりで上尾から群馬、果ては韓国に至るまで巡れるとは思っていませんでした。特に韓国に至っては半ば勢いで行ってきた部分もあり(笑。またこの短期間の間に最終回の登場店が閉店してしまうという寂しい事件もありました。
でも終わってみればどの店も本当においしかったし、楽しかった。それぞれの聖地巡礼に同行してくださった方々、一部はムチャ振りしたにもかかわらずお付き合いいただきありがとうございました。

次はまた年末年始の特番ですかね。それまでは今まで行った店にぼちぼち再訪してみたりしつつ、改めて自分なりの「孤独のグルメ」も開拓していこうと思います。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

B07CXK4NFM

関連ランキング:焼き鳥 | 中野駅新井薬師前駅

■ドラマ『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼エントリーまとめ
第一話 埼玉県上尾市本町の肩ロースカツ定食 / 再訪
第二話 東京都世田谷区経堂の一人バイキング
第三話 東京都港区南麻布のチョリソのケソ フンディードと鶏肉のピピアンベルデ
第四話 群馬県甘楽郡下仁田町のタンメンと豚すき焼き
第五話 東京都荒川区三河島の緑と赤の麻婆豆腐
第六話 千葉県浦安市の真っ黒な銀だらの煮付定食
第七話 東京都墨田区東向島の納豆のピザと辛いパスタ / 甘味パート
第八話 東京都中野区百軒横丁のチキン南蛮と地鶏モモ串
第九話 韓国チョンジュ市の納豆チゲとセルフビビンパ
第十話 韓国ソウル特別市の骨付き豚カルビとおかずの群れ / 間食パート
第十一話 千葉県千葉市の特製ニンニクスープと生鮭のバター焼き
第十二話 東京都中央区八丁堀のニラ玉ライスとエビチリ / 再訪
→その他の聖地巡礼エントリーはこちら

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2018/10/05 (Fri.)

東京都中野区百軒横丁のチキン南蛮

「中野。ちょいちょい来ているわりに、ブロードウェイはよく知らない」

中野ブロードウェイ

ドラマ『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼もついにここが最後のお店となりました。中野は以前お正月スペシャルでも取り上げられたエリアですが、今回は駅の反対側に舞台を移して再登場。

中野のこちら側ってカメラ店があったりブロードウェイがあったりするマニアックな界隈で、私もフジヤカメラは時々覗きに来るものの、逆にフジヤカメラよりも奥に足を踏み入れたのは今回がほぼ初めて。「百軒横丁」の名の通り飲み屋ばかりが百軒は並んでいようかという呑兵衛の聖地でした。夜にもなるとここはお祭り会場かという人混みに溢れ、ものすごい活気があります。

泪橋(なみだばし)

泪橋

実はここ、ドラマ放送前に何度か訪れたり予約の電話を試みたりしたんですが、ことごとく撃沈(;´Д`)。ドラマに登場する前から主に常連さんで賑わう人気店だったようで、私のような一見さんが入店するにはうまくタイミングが合わないと難しそう。

というわけで、今回は平日 17 時の開店と同時に突撃してみました(笑。

泪橋

平日の、まだ働いてる人も多い時間帯にも関わらず、開店直後から既にカウンターが埋まり始めている。どうなってるの中野(;´Д`)。
結局手前側のカウンターは全部埋まっていて、カウンター奥の席につくことができました。

この大量に吊り下げられたメニューの短冊、いいじゃないか。こどグルに出てくる飲み屋の王道中の王道という感じ。

泪橋

まずは生ビールから。まだ外も明るいうちから飲むビールのうまさといったらありません。
この瞬間に、自分もこの中野ののんちゃん、べえちゃんの仲間入りをしてしまった。

泪橋

お通しは枝豆とポテサラ。飲み屋のド定番だけど、むしろそれがいい。
ポテサラはちょっと塩気が強めで、まさに正しいつまみだ。定食屋では味わえない味だ。

泪橋

マスターの「今日は地鶏の刺身四点盛りがオススメですよ」との一言に乗って、まずは鳥刺し。
鶏わさ、タタキ、レバー、砂肝という盛り合わせ。「ふらっと QUSUMI」で久住さんが食べていたタタキは食べようと思っていたからちょうど良かった。

特に気に入ったのはレバー。この濃厚でトロッとしたレバー、相当イケル。
さらには砂肝!焼き鳥では定番と言って良いくらいよく食べる砂肝だけど、刺身はたぶん初めて。この状態でもコリコリしていて、焼いたのよりもシャッキリしてて、うまーい。
これはいきなり強烈な先制パンチを食らった気分だ。

泪橋

そして焼きとん五本盛り。実はさっきの生ビールと合わせて「おつかれ様セット」、980 円。
このパンチの連打、真っ向から受け止めよう。

それぞれオーソドックスながら、焼き手の確かな仕事ぶりが伝わってくるうまさ。どれにも手抜きが一切ない。
ああ、本当に心ときめくうまさだ。このスゴイの五発もらって、飲み始めたばかりだけどもうリングに沈んでもいい。

泪橋

もはや瞬間的に生ビールが消滅してしまったので、飲み物はハイボールに移行。
ちょっとウィスキーが薄いような気もするけど、まあこの辺は雰囲気が大事。

泪橋

続いて五郎's セレクションの中から、豚ばら味噌串と鯖串。

味噌ブー、ガッツリ脂が乗った豚バラにしっかり味噌、濃い味だ。
豚バラっていつ食べても期待を裏切らないよなあ。これはこんな居酒屋で食べてても白飯が欲しくなる、ゴローちゃんの気持ちが分かる。

泪橋

さあ、サバ串。
残念ながら一本しかないとのことで、串から外してシェア。

ほ~、これは串に刺した焼き魚だ。いいじゃないか。
飲み屋で焼き魚ってそれだけで満腹コースだけど、こうやってつまみとしてちょっと食べられる鯖串、これはアリ。

泪橋

「サバは今日もう一本しか残ってないけど、代わりにサンマがありますよ」とオススメされたのですかさず頼んでしまったサンマ塩焼。そういえば今年はサンマが豊漁という話だったのが、地震の影響で値上がってしまって、結局まだ一回しか食べてなかったから嬉しい。

いやぁおいしい。サンマって白飯もいいけど酒のつまみにもイイよなあ。一尾くらいペロッといけてしまう。
さっき「飲み屋で焼き魚ってそれだけで満腹コース」と言ったところだけど早速撤回します(ぉ

泪橋

焼きとんがおいしかったからホルモン系を一本追加。「キク」という小腸の周りの部分らしいけど、通常のホルモンよりもさらに脂乗りのいい、まさにホルモンの王様みたいなやつ。
こんなホルモンを食べてしまったら、普通の焼きとんには戻れんぞ。

泪橋

そこに今回のメインたるチキン南蛮がどどーんと登場!
この大ぶりな唐揚げもすごいけど、その上に遠慮なくかかったタルタルソースがタルタリスト的にはたまらない。

さあ、どこから手をつけよう。

泪橋

ずっしり、これはいい鶏だ。タルタルがまたすごくいい。甘酢も効いてる。この濃い味、これが本場宮﨑のチキン南蛮なのか。
今までの俺のチキン南蛮史を塗り替えるうまさ。これはハイボールが何杯あっても追いつかないし、今後そんじょそこらの店でおいそれとチキン南蛮を頼めなくなりそうだ。

チキン南蛮、大正解の大満足。
でも、この時点でまた食べたもの全体の半分くらいだったりします(ぉ。
一回ではまとめきれそうもないので、後編に続く(笑

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2018/09/17 (Mon.)

八丁堀「中華シブヤ」よ永遠に

「これを食べずして、ニラ玉を語るべからず」

中華シブヤ

ドラマ『孤独のグルメ Season7』の八丁堀の聖地にまたやって来てしまいました。他にも再訪したいお店はいくつかあるものの、ここ「中華シブヤ」が今月末で閉店してしまうという噂を耳にしては、他の店を後回しにしてでももう一度食べにこなくてはならないというもの。ドラマ登場店でその後閉店してしまったお店はいくつかありますが、放送からこれだけ短期間のうちに移転ではなく完全閉店というのは例がなく、巡礼者としては本当に淋しい。

中華シブヤ

中華シブヤ

店先には閉店を告げる貼り紙が。しかもこの達筆。
築地市場の 10 月の豊洲への移転を控え、店主の高齢化もあって食材の仕入れが困難になるというのが大きな理由のようです。基本的に老夫婦とパートのおばちゃんで回していた店だし、後継者のあてもないんだろうし、仕方のないことなんでしょうがそれにしても残念。まあドラマきっかけで数回来ただけの私なんかより、昔から日々通っていた近隣のサラリーマンたちの方がよほど残念がっているに違いない。

今回はお昼前の開店に合わせて来たところ、既に十人以上の行列。しかも一巡目の客は着席するや否や、パートのおばちゃんが「はい、ニラ玉の人~!」と言いながら挙手で注文を取っている(笑。ドラマ放送前からこうだったのか、放送後の混雑でこういうシステムになったのか分かりませんが、こういうノリ嫌いじゃない。しかも八割方のお客さんがニラ玉!本当に大人気だな。

中華シブヤ

一方で私はチャーシューメンを注文しました。以前来たときは放送前だったから勘で普通のラーメンを食べたところ、実際の放送ではゴローちゃんがニラ玉・エビチリの後にまさかの追いチャーシューメン(;´Д`)ヾ。改めて、あのたっぷりチャーシューを食べておきたかったのです。

それにしても、肉食欲を刺激する見た目。チャーシューメンはこうでなくっちゃ。
本当に何のてらいもないチャーシューメンだけど、だがそれがいい。

中華シブヤ

ラーメンは音を立てて啜ってこそうまい。麺とスープが歌い踊り、口の中にうまさを弾けさせる。

チャーシュー、しっかり味が染みている。この店の誠実さが染みこんでいる。
こういうチャーシュー、最近食べてなかったなぁ。これを五枚も食べられる幸せたるや。

コク深いスープに緩めの麺。それをしっかりチャーシューで締める。これこそど真ん中、庶民中華のチャーシューメンですよ。

中華シブヤ

そして...これが最後ならば絶対に外せない、ニラ玉も頼んじゃいました。
チャーシューメンとニラ玉どっちも食いたい、しょうがないやつです。

この大量のニラを油でジャジャッと炒めてトロトロ玉子を載っけたニラ玉。
一度味わってしまうと、この映像が目の前に現れただけで涎が分泌してくる。

中華シブヤ

ニラ、味が濃い!強い!そして太い!

ん~、ワイルド。野生の裸のニラのうまみだ。
そしてそのニラを引き立てる抜群のタレ。チャーシューメンを頼んでおいてなんだけど、やっぱりこれは白飯が欲しくなる。

中華シブヤ

完食。ああ、うまかった~。
これだけ食べても 1,300 円というのも嬉しい。ニラ玉ライスだけなら 800 円でお腹いっぱいになっちゃうんだもんなあ。

中華シブヤ

店内には放送前に来たときにはなかった松重さんのサインが。しかもガチャコレクションのメモスタンドフィギュアが添えてあるのがお茶目(笑。

閉店まで、あと十日あまり。一見どこにでもありそうだけど、他に類を見ない町中華。こういう店にスポットを当てたのは『孤独のグルメ』らしいけど、それ故にこんなに早く閉業してしまうのはあまりにも惜しい。でもそれも含めて時の流れなんだろう。

最後にこれが食べられて良かった。
本当にごちそうさまでした。

そして、お疲れさまでした。

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2018/09/14 (Fri.)

埼玉県上尾市本町の肩ロースステーキ定食

「この肉なら永遠に食べ続けられる、そんな気がします」

キセキ食堂

この店にはもう一度来たいと思いつつ、初回の巡礼から早五ヶ月。久しぶりに埼玉県上尾市にやってきました。都内からだと近いようで、微妙に遠いこの位置関係。

こちらのお店の人気はまだまだ衰えていないようで、食事時に来たのではまず入れないらしい。ということで、前回同様朝から予約を取りにやってきました。
ただ前回と違うのは、開店時間が 10:30 に(併せて予約開始時間も 9:30 に)早まったことと、予約時に入店時間が確定してその時間に再度お店まで来れば良いということ。近隣への配慮も含め行列ができないようにしたということでしょう。すっかり店前で二時間くらい並ぶつもりでいたので、これは助かります。

キセキ食堂

キセキ食堂

店内は相変わらずずっと満員。この日も開店から 13:30 まではずっと満席で、それ以降は並べば 13:30 以降材料がある限りはありつけるかもしれない、という状況でした。
私はちょうど 10 時にお店に着いたところで 12:30 の回に予約成功。

キセキ食堂

在庫表示の札は、12:30 の時点で既に牛タンが売り切れ。
まあ私の今回の目的のものは残っていて良かった。

キセキ食堂

メニューは...あれ?前回と少し内容が変わっているような。
肉の量が選べなくなったのと、少し値段も上がっています。まあ以前の値段が味に対して異様に安かったとは感じていたので、適正価格に近づいたということでしょう。選択肢が減ったのも、たくさんのお客さんに効率よく対応するためには致し方ないのかもしれません。
またゴローちゃんのように「キセキのカツ定食+キセキのステーキ単品 100g」という注文はできなくなっており、ランチタイムは原則一人一品になっているようです。

キセキ食堂

そうこうするうちに、今回のお目当て「キセキのステーキ定食」のお出ましだ。
おお...数ヶ月恋い焦がれたこのロース肉に、こうして再会できるとは。

キセキ食堂

この分厚さ!ゴローちゃんが食べていた 100g とは桁が違う貫禄。
さあ、どう攻めようか。

キセキ食堂

カウンター上に並んでいる無数のソースの中から、まずはステーキソース。
オーソドックスな甘みのあるソース。これはご飯いらない、肉で肉が食える。

続いてオニオンソース、確かにイケル。
ステーキソースとはまたちょっと違うタマネギの風味がいい。
生姜焼きが定番になるように、豚肉とタマネギは相性いいんだ。

キセキ食堂

そして塩レモン。とんかつを食べたときも塩レモン、うまかったよなあ。

ああ...この肉。肉自体からうまみを感じられるから、ソースじゃなくてこういうシンプルな味付けのほうがおいしいんだ。
筋張った感覚がほとんどない柔らかい肉から染み出る肉汁を、ストレートに味わえる。

キセキ食堂

最後はわさび醤油。
これがまた...う ま い ! !

熟成豚肉のふくよかなうまみをわさびがキリッと引き締めて、そこに日本人の心の味・醤油の乗数効果。
このステーキは、わさび醤油がベストアンサー。

これはまさに奇跡のうまさだ。今俺が噛み締めているものは、肉の形をした幸せだ。
俺の舌は今、感動にむせび泣いている。

キセキ食堂

ああ、おいしかった。
とんかつもすっごく良かったけど、ステーキも甲乙つけがたい。
ここの肉は、なかなか他じゃ食べられないぞ。

そのうちまた思い出したように食べたくなるんだろうなあ。
ちょっと遠いけど、がんばってまた来るしかないか。

ごちそうさまでした。

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2018/08/03 (Fri.)

韓国チョンジュ市の納豆チゲとセルフビビンパ

「ビビンパに納豆汁というミスマッチ。しかしそこには俺の知らない世界があった」

Express Bus

『孤独のグルメ』聖地巡礼韓国編、続いては全州(チョンジュ)市に向かっていきます。ソウルは地下鉄も網羅されているし英語や日本語もそこそこ通じるし何とかなるだろうと思っていたんですが、チョンジュでもそれが通じるかどうかは全く分からない。台湾でも宜蘭編ではちょっと苦労したからなあ。
と思っていたら、宿泊していたホテルのスタッフに日本語が話せる人がいて、その人がまさかのチョンジュ出身とのこと!現地への行き方アドバイスだけでなく、お店に電話して予約ができるかどうか韓国語で確認までしてくださいいました。残念ながら昼の予約はやっていないが、そういう事情なら優先的に入れるようにしてくれる、とのこと。これは本当に助かりました。ホリデイ・イン エクスプレス ソウル乙支路のスタッフの方、ありがとうございました。

ホテルで聞いたアドバイスによると、チョンジュへは特急電車でも行けるけど高速バスのほうがオススメとのこと。比べると電車は 2 時間 15 分くらいで 30,000 ウォン以上かかるけど、高速バスだと 2 時間 45 分かかる代わりに 12,800 ウォンで行けてしまいます。日本円にして片道 2,000 円くらいの差だけどこれならバスのほうが良いよね、ということでバスを選択。
バスターミナルでチケットを買う際、「チョンジュ」の発音がうまく通じなかったんですが(似たような地名が他にもあるらしい)、スタッフの方が「ビビンパ?」と確認してくれたおかげですんなり購入できました。まさかバスターミナルでも有名になるくらい日本からの巡礼者が多いのかと思ったら(笑)、チョンジュはそもそもビビンパ発祥の地らしいですね。

Express Bus

高速バスは通常グレードだと日本のものと同じような車両ですが、1.5 倍くらいの料金で「ファーストクラス」という車両もあります。帰路はこのファーストクラスに乗ってみたところ、↑のような革張りのゆったりしたシートで肘掛けも各席両側についているし、とにかく快適。かかる時間は通常と変わりませんが、片道 2,000 円くらいでこれに乗れるなら乗らない理由はありません。

なお道中は真ん中あたりの SA で 15 分ほどの休憩時間があります。

全州

チョンジュの高速バスターミナルからお店まではタクシーで移動します。さすがにバスターミナル付近の乗り場にはひっきりなしにタクシーが来ていてサクッと拾えます。運転手さんには英語も日本語も微妙に通じなくて困りましたが、運転手さんの「주소(チウソ)?」という言葉に「あー!住所か」と理解してスマホでハングルの住所を見せたところ、カーナビに入力して連れて行ってくれました。ハングルは全く読めなくても、日本語と韓国語で読みの近い単語がけっこうあって多少の意思疎通ができるのはありがたいし、こういうときにスマホというツールの素晴らしさを再確認します。スマホのない時代にここに来ていたら、もっと苦労していたに違いない。

バスターミナルから車で 10 分ほどのちょっとした商店街の一角に、目指すお店はありました。

토방 (トバン)

土房

海外だと日本語の店舗情報がほとんど入手できず、当日営業しているかしていないかも分からないので、実際に現地に行ってお店が開いているとホッとしますね。今回はホテルから電話で確認できていたとはいえ、この目で見ると改めて感慨深いものがあります。

時刻はお昼過ぎということで店内もほぼ地元のお客さんでいっぱいという感じでした。でもちょうど他のお客さんが帰るところで、タイミング良く席に着くことができました。

土房

ま、例によってメニューは読めないんですけどね。ゴローちゃんが食べていたのは右端の 6,000 ウォンの定食。
あとで調べてみたところ、この 6,000 ウォンの 가정식백반(カジョンシッ ベッパン)は「家庭式定食」とでもいうような意味で、本当に韓国の家庭で食べるようなおかず+白飯の定食を指すようです。

ちなみにどうやらランチタイムはこの家庭式定食のみを提供している模様。メニューを指さしながら注文しようとしたら「ゴローサンビビンパ?」と確認されました(笑。日本でもドラマ登場店で「五郎さんセット」が定番メニュー化することが少なくないですが、まさか韓国でも五郎さんビビンパ化するとは。

土房

注文すると早々にドカドカと運ばれてくるおかずの群れ。(ちなみにこれは二人前ずつ盛り付けられています)

600 円でこの宮廷料理のような品数。なんだかすごいことになっちゃったぞ。
韓国の一般家庭でも、本当にこんなに大量のおかずたちが食卓に並ぶんだろうか。
日本人的には、普段の家庭式というよりはたまの帰省時の実家の食卓並みの豪華さに見える。

土房

とにかくどこの店に行っても出てくるこのハサミ。この店のハサミは特に大型だ。
日本だと、料理のときにハサミを使うことはあっても、食卓でナイフじゃなくてハサミが出てくることって滅多にないからなあ。

土房

ナムルやキムチの盛り合わせ。とにかくいろんな種類があるのが嬉しいし、店によってちょっとずつ味付けが違うのもいい。
ウチも婆ちゃんが元気だった頃には、食卓によく茄子や白菜の漬け物が並んでたっけ。

土房

豚バラ肉の辛味噌炒め的な何か。韓国の家庭料理って案外野菜中心なのか、ガッツリした動物性蛋白はこれくらい。
必然的にビビンパもこのおかずが軸の一つになりそう。

土房

さらに、チョングッチャン(納豆チゲ)。
アツアツどころか、グツグツ煮立っててちょっとビビる(;´Д`)。

単品で飲んでみると、へええ、日本の納豆汁とは別物だ。
味噌汁に比べるとちょっとダシ成分が少なくて、確かにこれは韓国味。

土房

白菜キムチは...でかい!入れる前の段階で切ったほうがよさそうだ。

本場のキムチ、やっぱり日本のよりちょっと酸っぱいのか。
そしてしっかり辛い。これは間違いなくご飯が進むし、ビビンパのいいアクセントになるに違いない。

土房

いろんなおかずとご飯を好きなように丼に突っ込んだら、とにかく細かく切っていきます。
ビビンパを食べるのにこんな作業があるとは。

セルフビビンパ、これは楽しい。だがやったことないだけに直感が問われる。
そしてここからとにかく混ぜる、混ぜる。

土房

できた!俺だけのオレジナルビビンパ。

丼にいろいろと突っ込んだ時点ではあまり美しくなかったけど、全てを混ぜ合わせて海苔をトッピングすると、ほら美しい。
自分で作っておいてなんだけど、見るからにうまそうだ。

そして...おぉ~、これは劇的にウマイ!
これは今までに食ったことのないビビンパだ。納豆がきいてる。

土房

サンチュに巻いて食べてもイイ。おいしい韓国ご飯。

それにしても、これだけいろんなものを適当に混ぜてこんなにおいしくまとまるって、どうなってるんだ?
これはきっと、様々な辛いおかずや酸っぱいおかずを納豆が優しく受け止めつつ、うま味を足してくれているんだろう。テレビで観ていたときには想像できなかった、調和のとれたうまさだ。

土房

いや~、うまかった。よし、未知の対戦相手の手の内が少し分かったところで第二セットだ。

自分の好み的には、けっこうガッツリ辛くてもイケそう。ならば、青唐とコチュジャンを遠慮なく投入していこう。
青唐は細かく切った方がより辛いはず。

土房

ゴマ油、これも使える。これで風味アップだ。
全てを放り込んで、切るべし、切るべし、切るべし。そして混ぜるべし、混ぜるべし。ビビンパは混ぜだ。

こんなにも心躍るビビンパは初めてだ。

土房

セルフビビンパ、第 2 形態。
さっきよりも色鮮やかになってさらにうまそうだ。

おぉ...、いい!一杯目より格段に進化している、うまい。
誰がなんと言おうと絶対にうまいぞ、俺のビビンパ。

やっぱりしっかり辛味を効かせたほうがうまいんだ。ちょっとくらい入れすぎたところで納豆がカバーしてくれる。

土房

おっと、忘れるところだったよこのオデン。
この大量の皿の中で、これは唯一の純粋なおかず。

さつま揚げの甘辛あんかけ的なオデンで、確かにビビンパの目先を変えてくれる。
箸休めとしてちょうどいい存在だ。

二杯目のビビンパも平らげ、あとはテーブルの上に残ったおかずの残りを片付けていこうと思った矢先、

土房

ご飯のおかわりが登場(;´Д`)ヾ。
マジか、おかずはなくなったら補充が出てくるものだとは思っていたけど、ご飯もなのか。これはたった 600 円で永遠にここでビビンパを食べ続けて生きていけるのか(ぉ

よし、こんなの出されちゃったら応えなければ男がすたる。

土房

さあ、セルフビビンパ第 3 形態。
さっきよりもさらに辛味を足して、納豆汁も容赦なく入れて、最強のビビンパが完成した。

いやぁうまい。作れば作るほどうまくなる。
なんとも奥が深い。このビビンパ道はいったいどこまで続いているんだ。

土房

〆はヌルンジ(おこげスープ)。

ああ...やさしい味わい。
味付けらしい味付けはほとんどなくて、おこげの香ばしさをおかゆ風にした感じ。

こういう〆、面白いな。ひたすらビビンパと対峙していた自分の闘争本能が鎮められていくかのようだ。

土房

さすがに腹いっぱい、うまかった~。
納豆汁を隠し味にしたセルフビビンパ、想像を超えたうまさだった。

店員さんや他のお客さんも人情味ある感じでほっこりした。
ちなみに会計時、二人で 12,000 ウォンだから 1,200 円相当だよな...と計算していたらうっかり 1,200 ウォン(120 円相当)を出そうとしてしまって店員さんや他のお客さんにも笑われたのは内緒です(ぉ

初めてきたチョンジュの街で最高の飯に出会えたことに、心からカムサハムニダ。
この味はすっかりクセになってしまったけど、日本でこんなセルフビビンパが食べられる店ってあるんだろうか。仮にあったとしても、600 円じゃ無理だろうなあ。韓国惣菜と納豆を買ってきて、自作してみるか?それとも、またはるばるチョンジュまで来るしかないか。

それくらいおいしかったです。
マシッソッソヨ。

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토방 (トバン)

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2018/07/31 (Tue.)

韓国ソウル特別市 屋台のトッポギ

「屋台...何屋さんだろう?よし、ちょっと偵察してこよう」

トッポッキ トゥレク

ソウルには焼肉ともうひとつ、ゴローちゃんが間食パートで立ち寄った聖地があります。それが、世界遺産でもある宣陵(ソンルン;李氏朝鮮時代のいわゆる古墳)のすぐ脇にあるこちらの屋台。

事前に調べたところでは、14 時に開店するということで少し前から待ち構えていたんですが、トラックはあるけど時間になっても全く営業開始する気配どころか、誰もいない(;´Д`)ヾ。まあこのクソ暑い中で昼間からトッポギやオデンを食べようという人もいないだろうし...というわけで、いったん撤収。でもトラックがあるということは営業するつもりはあるに違いないと思い、漢南で焼肉を食べた後に再度戻ってきたところ、開いていました。

本当は韓国に着いたらまずここで昼食代わりに食べようと思っていたら当てが外れてしまって、タイミング的に食いっぱぐれてしまいかなりの飢餓状態で焼肉屋に向かうことになったという(;´Д`)ヾ。日本語の情報が少ない聖地の難しいところです。

떡볶이트럭 (トッポッキ トゥレク)

トッポッキ トゥレク

トッポッキ トゥレク、その見た目のとおり「トッポギ・トラック」を意味する店名。この独特な雰囲気、Season6 に登場した大阪の串かつ屋台を思い出すな~。

女将さんは英語も日本語もダメなようでしたが、たまたま居合わせたお客さんに訊ねてみてもらったところ、実際には 15 時から営業しているとのこと。年中その時間なのか、夏場だけ暑い時間帯を外しているのかは分かりませんが、少なくとも劇中のように朝食代わりにできるということはないので、巡礼しようと思っている方はご注意を。
ちなみにここに限らずソウルでは、サラリーマン風の人に話しかけると英語が通じる率が高くて、けっこう助けられました。

トッポッキ トゥレク

あ~、トッポギか。日本の立ち食い蕎麦みたいな感覚かな。

そういえばトッポギって韓国料理屋で頼んだ料理の中に入ってた記憶はあるけど、単品で注文したことってないかも。

トッポッキ トゥレク

そしてティギム(天ぷら)。あらかじめ揚げてはあるけど、注文すると揚げ直した上でハサミで切って提供してもらえます。

ちなみにこの日たまたまなのか夏場はやってないのか分かりませんが、オデンは提供していないとのこと。
オデンって韓国でも「オデン」なのね。日本から伝わって定着したってところだろうか。

トッポッキ トゥレク

まずは天ぷらからいただきます。

おっとアツアツ、この暑い中で食べるアツアツ天ぷらも悪くない。
イカやサツマイモ、かき揚げっぽいのまであって日本の天ぷらによく似てるけど、この独特のタレを塗って食べるだけで一気に韓国風。

トッポッキ トゥレク

トッポギは...うわ、真っ赤。

いかにも辛そうで、見てるだけで汗が止まらない。
でも、だからこそ、うまそうだ。

トッポッキ トゥレク

本場のトッポギ...おっ、辛い!かなり辛いぞこれ。
想像以上の辛さで、口が火を噴きそうだ。

このガレット的なやつは...これは魚のすり身か、うん、さつま揚げだ。あっ、これも辛!

ちょっとこれ、明らかに 30℃ を超える気温の中で激辛トッポギとアツアツ天ぷら、何かの修行かと思うくらいハード。
でも...うまい。ちょっとクセになりそうな辛さだ。

トッポッキ トゥレク

で、女将さんがおもむろに取り出してきたこれは何!?
一瞬ウナギに見えたけど、よく見るとウナギじゃない。ソーセージ...的な何か?

ちょっと、こっちもいっとくか。

トッポッキ トゥレク

おおお...これはかなりインパクトのある見た目。
食べてみると、これまたパンチのある味と香り。これは独特だなあ...。

後で調べてみたところ、「スンデ」という韓国流のソーセージ的なものらしい。
豚の腸に、豚の血・餅米・唐麺などを詰めて蒸したものということで、確かに韓国流ソーセージ。

単品だとクセが強くてちょっとキツいけど、添えてあるスパイスをつけて食べると良い具合に緩和されて、けっこうイケル。
添えてあるチャーシューもいい箸休めだ。でも、ちょっとスゴイものを食べちゃった感ある。

トッポッキ トゥレク

暑くて辛くて熱くてヒーヒー言いながら食べてたら、マスターが気を利かせてお冷やを出してくれました。
なんだ、ドラマでは水代わりにオデン汁を飲んでたのに、ちゃんと水あるんじゃん(笑

ちなみに食べ始める前にマスターが大きめのカップに氷水を入れていたから出してくれるのかと思ったら、暑いトラックの中で料理し続けている女将さんのために用意したものでした(笑)。こっちにも氷水プリーズ!と言いたくなる暑さだったけど、確かにこの暑い中で熱いものを調理し続けている女将さん、ご苦労様です。

トッポッキ トゥレク

いや~、おいしかったけどとにかく暑かった。これは昼間の炎天下で待ってなくて正解だった。
一つ後悔するとすれば、ここに来る前にコンビニで冷え冷えのミネラルウォーターでも買ってくるべきだった、というところか。

我々が食べている間、他のお客さんは食べていくよりも持ち帰りのほうが圧倒的に多かったという。持ち帰り、そういうのもあるのか!
まあこの暑い中で立って食べるよりは、涼しい自宅に帰ってビールやマッコリのつまみにするのが正しい使い方なんでしょう。

とにかく暑かったけど、楽しかった。聖地巡礼の中でも屋台回ってなんか、独特の楽しさがある。
女将さん、カムサハムニダ。ごちそうさまでした。

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떡볶이트럭 (トッポッキ トゥレク)

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2018/07/30 (Mon.)

韓国ソウル特別市の骨付き豚カルビとおかずの群れ

「来ちゃいました、初韓国」

終点炭火カルビ

『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼は今回ついに韓国へとやって来てしまいました。昨年春の台湾巡礼編以来、一年と三ヶ月ぶりの海外。私にとっても今回が初韓国ということで少し緊張しましたが、思い切って飛んできました。羽田からほんの二時間ちょっとのフライト、感覚的には博多旭川とそう変わらずに来れてしまうものですね。

聖地巡礼はいきなり本命と言えるソウルの焼肉店から攻めていきます。お店は電車の漢南(ハンナム)駅から徒歩 10 分あまり、ソウル中心部とはちょっと違う下町感溢れる通りにありました。

종점숯불갈비 (チョンチョムスップルカルビ)

終点炭火カルビ

実はちょっとした手違いがあって(別途書きます)、ソウルに降り立ってから 7 時間ほど何も食べていない。おまけに日本とそう変わらないムシムシした猛暑の中を歩き回って、腹は減りすぎているんだ。とにかく腹に入れたくて仕方ない。ガッツリ系、ガツンと響くソウル飯。

終点炭火カルビ

店先にはドラマののぼりが掲げられていました。韓国でも日本番組チャンネルで放送されていたようで、その関係ですかね。コカコーラの商品写真がガッツリ入っているので、もしかしたら番組の現地スポンサーの関係があるのかもしれません。

ともかく、たのもー。

終点炭火カルビ

まあ、メニューを見ても読めないわけです。さらに店員さんは日本語はおろか英語も通じるか微妙。でも「テジカルビ」「チャドルバギ」「サムギョプサル」「ビア」「マッコリ」これだけ韓国語が言えれば十分でしょう(ぉ

ちなみに日本円の感覚で料金表を見るとびっくりするような値段ですが、1 円≒10 ウォンくらいのレートで換算すれば良い計算。だから脳内で桁一つ落として読めば全然高くない。どれが何か分からないことを除けば(笑

終点炭火カルビ

どの程度混むか分からなかったし、かといって韓国語で電話予約するスキルもなかったので、夕食としてはかなり早い時間に入店したところ、夜のお客としては第一号になりました。
そして通されたのはゴロー席。偶然なのか、日本人と判ってあえて案内してくれたのか分からないけど、これは嬉しい。

まずは韓国ビールでここまでに発汗した水分を補います。乾いた砂漠に水滴を落としたかの如く、しみわたる悦び。

終点炭火カルビ

来た来た。怒濤の小皿ラッシュ。
ビールを飲み始めた途端に次々とおかずたちが並べられていく。

なんだかすごいことになっちゃってるが...。
ドラマで見て知ってはいても、実際にこれがどんどん出てくる様子を見ると、なんだか笑えてくる。

終点炭火カルビ

おかずの種類は日によって変わるようで、例えばゴローちゃんはケジャン(カニキムチ)を食べていたけど、この日出てきたのはエビキムチでした。
他にも、もうとにかくいろんなキムチやナムルのオンパレード。でも本場でキムチを食べるのは初めてだから、辛い物好きとしては大歓迎。

食べてみると、こっちのキムチは辛いだけじゃなくちょっと酸味があって、日本で食べるものに比べて複雑な味。キムチって本来こういう味だったのか。
これはおいしい。さすが本場、キムチのレベルが高い。

終点炭火カルビ

ニラキムチとネギキムチもいい。
日本の焼肉店や韓国料理店で食べられるキムチってせいぜい白菜キムチとオイキムチ(キュウリ)、カクテキ(大根)くらいなものだけど、韓国では本当に様々な種類のキムチがあるんだなあ。そしてどれもちゃんとキムチでありながら、それぞれの素材の味がちゃんと活きている。キムチにこんな世界が広がっていたとは。

キムチって、漬物ではなく一つの道、教えのような気がする。

終点炭火カルビ

そうこうしているうちにテーブルに炭火と鉄板がセットされ始めました。

さあ、いよいよ本命の登場だ。

終点炭火カルビ

来た~、肉!待ってました。

ゴローちゃんはいきなりテジカルビから行ってたけど、ここはあえてのチャドルバギとサムギョプサル。
テジカルビは焼けるまで待たされるから、これだけ腹が減ってるからにはサッと焼いて食べられる肉から始めるべきだと思ったのと、味的にもタレつき肉よりプレーン肉からいっとくべきでしょう、と。

終点炭火カルビ

牛バラ肉「チャドルバギ」のお出ましだ。

薄切り肉だけあって軽く火を通しただけでうまそうに仕上がっていく。逆にちょっと気を抜くと焦がしてしまいそうだ。
ここはまさに、お湯を使わないしゃぶしゃぶという感覚で、ササッと火を通してどんどんいこう。

終点炭火カルビ

お~、これはいい。バラ肉の肉々しさに、表面から漲る脂のうまみ。

コイツを頼んで大正解だ。うまい。
この肉いい。スイスイ入る。

終点炭火カルビ

さらにサムギョプサル。久住さんが食べていて、チャドルバギに負けず劣らずうまそうだったので、これも外せない。
チャドルバギとはまた違った厚切り肉が目の前で焼けていく様子もまた食欲をそそるじゃないか。

終点炭火カルビ

焼けたら今度はキムチやニンニクと一緒にサンチュに巻いていってみよう。
お~、これもいい。そうそう、俺は韓国に来てこういう焼肉が食べたかったんだよ。

終点炭火カルビ

こんな肉を出されたら、瓶ビールなんかじゃとても追っつかんぞ。
ここはコリアンミルクマッコリで迎え撃とう。

日本で飲むマッコリは器に柄杓みたいなので掬う、ちょっともったいぶった感じで出てくることが多いけど、このペットボトルに無造作に出てくる感じが却って本場らしくていい(笑。

終点炭火カルビ

マッコリも来たことだし、どんどん焼いていこう。
青唐辛子とかキムチもハサミでジョキジョキ切って、とにかくいろんな組み合わせで一緒に食べたり、巻いて食べたり、つけて食べたり。

終点炭火カルビ

エゴマの葉で巻いて食べる、ってのも日本だとあまりないような。
一種類の肉でもとにかくいろんな味で楽しめる。今まで味わったことのない、肉の引き出しが次々と開かれていくようだ。

ああ、うまい。やっぱり焼肉は楽しいなあ。

終点炭火カルビ

そしてここでテジカルビ投入。

うわっ、でか!この一枚肉の大迫力。
まるでここまで食べてきた肉が前座だったかのような存在感。食べなくてもうまいだろうことが分かるタレの感じ。出てきた瞬間から、焼き上がるのが待ちきれない。

終点炭火カルビ

チャドルバギとサムギョプサルはセルフだったけど、テジカルビは焼いて切ってまで店員さんがやってくれます。
セルフじゃないからこそ、確かにお預け感はちょっとある。完全空腹状態じゃないはずなのに、早く食べたい。火が通るにつれてタレの香りが立ってくるのがたまんないんだよなあ。

終点炭火カルビ

うんまいなー!つけダレの味がしっかりでうまい。

力強い肉だ。うん、待ちに待った俺をどーんと受け止める、ガッツリ系の最高峰だ。
さっきまでの肉とはまた趣が変わって、新たに食べていける。いくらでも食べられそうな気さえする。

終点炭火カルビ

そして最後に残ったこの骨つき肉。
食べにくいけど、骨の周りの肉がいちばんうまいんだよなあ。

もう体裁なんか気にせず、手づかみでかぶりついていく。こうやって野性的に食べるからなおうまい。
俺は今、ソウルの黒豹だ。ガルルルル。

終点炭火カルビ

ああ...うまかった。
幸せだ、幸せ者とはまさに今の俺のことなんだろう。

店内を見回すと、松重さんと久住さんの記念写真が。でもそれ以上に韓国語のサインがたくさん貼ってあって、もともと有名店だったことがうかがえます。

終点炭火カルビ

久住さんのサインに松重さんの写真が貼られていたり、松重さんのサインは飾られていなかったり。もしかして区別ついてないのか(笑。

それにしてもおいしかった。本場の焼肉、一度食べてみたいと思ってたんだよなあ。
ソウル焼肉、思いっきり堪能。大満足。お腹を空かせてきた甲斐がありました。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

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종점숯불갈비 (チョンチョムスップルカルビ)

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2018/07/21 (Sat.)

旗の台 スペイン食堂 石井 再訪

「真っ赤な看板が、腹を空かせた俺という牛をガンガン煽り立ててくる」

スペイン食堂 石井

『孤独のグルメ Season7』の聖地巡礼も佳境に入ってきましたが、今回はあえて Season6 の聖地に再訪してきました。旗の台のスペイン料理店「スペイン食堂 石井」に一年ぶりの巡礼。ここの海の幸を中心としたあの滋味溢れる味が忘れられず、ずっと再訪したいと思っていたのでした。
前回はディナーでしたが、今回は休日ランチタイムの訪問です。放送直後はマスターが体調を崩すほどの混雑に見舞われたらしいですが、現在も引き続き混んでいるとはいえちょっと落ち着いた模様。

スペイン食堂 石井

スペイン食堂 石井

そうそう、この黒板メニュー。相変わらず全部うまそうだ。
思わず「ここに書いてあるメニュー、全部ください」と頼みそうになります。

スペイン食堂 石井

テーブルの上にはなんと「孤独のグルメメニュー」!
前回来たときは放送直前だったからこんなのなかったのに、やっぱり放送後に同じものを頼むお客さんが相当多かったのでしょう。しかも五郎さんセレクションを全部注文するとちょっと割引き、というのも嬉しい。つい五郎さんセットで頼みそうになるも前回と同じになっちゃうので自粛して、ちょっと差分を作りながら注文していきます。

スペイン食堂 石井

まあ、まずはグラスカヴァで乾杯から始めようじゃないか。
普段は休日でも昼酒はしない派だけど、今日ばかりは飲んじゃおう。昼から飲むスパークリングワインはビールとはまた違った背徳感があります。

スペイン食堂 石井

で、カヴァが来たらこれでしょ。ヒコイワシの酢漬け。
酢で程良く締まったイワシにたっぷりのオリーブオイルやニンニクの香味が爽やかでうまい。ワインのお供に最高じゃないですか。

スペイン食堂 石井

スペイン風オムレツ。具入りの超厚焼き玉子!!
これオムレツ自体もすごくおいしいんだけど、たっぷり添えられているアリオリソース(ニンニクマヨネーズ)がタマラナイ。とんでもなく食欲を煽ってくる一品。

スペイン食堂 石井

で、絶対に外せないのがこちら「長谷川さんこだわりのマッシュルームの鉄板焼き」。
これは本当においしい。プリッとしたマッシュルームに生ハム、ニンニク、オリーブオイルが渾然一体となってこちらの言語中枢を破壊しにくる。「おいしい」以外の語彙がどんどん喪われていくのを感じます。

スペイン食堂 石井

こんなん食べたら、真っ昼間から赤ワインのデキャンタを入れざるを得ないってものでしょう。
この時点でもう午後が使い物にならなくなることが確定しました(ぉ

スペイン食堂 石井

スペイン風肉だんご、アルボンディガス。
トマトたっぷり、ニンニクも効いた濃い味肉だんご。トマトソースの一滴まで残らずうまい。赤ワインを頼んでおいて良かったと思えるうまさ。

スペイン食堂 石井

からの、サルスエラ(ブイヤベース)!
見た目からして幸せになれる海の幸オールスターズ。「滋味」と呼びたくなる、さまざまな魚介のうまみが染み出た深い味わい。うまいな~。
魚介類の種類的にはほぼ石狩鍋と同じはずなのに、味付けによってこうも方向性が変わるとは。

スペイン食堂 石井

当然これ、やるでしょ。
ちなみにヒコイワシの酢漬け、マッシュルーム、アルボンディガスそれぞれでソースをパンにつけて食べているので、これでパンのおかわり三回目です(ぉ

スペイン食堂 石井

そしてイカスミのパエリア。
これもまた、いろんな海の幸の味が混ざり合った幸福な味。そしてアリオリソースが効いてる。

そういえばここの料理、何にでもニンニクがよく効いてる。食後に人と会うのが憚られそうだけど、そんなこと気にするのが馬鹿らしくなるうまさ。

スペイン食堂 石井

魚介三昧からちょっと目先を変えて、牛ホホ肉の赤ワイン煮。
これもおいしい...牛肉の赤ワイン煮的な料理に目がない私。やわらかくておいしいよね(語彙崩壊

もちろんこのソースにもパンをつけておいしくいただきました(ぉ

スペイン食堂 石井

〆にもう一品、オーソドックスな魚介のパエリア。
...ってこれ、よく見たらサルスエラをそのままパエリア化したような一品じゃないですか!あのうまかったサルスエラを煮詰めて米に閉じ込めるなんて、そんなのうまくないわけがない。さっきのサルスエラのうまさを凝縮リフレインしている感覚で、再び幸せに包まれます。

最初から最後まで本当においしかった。気取らない家庭的なおいしさでありながら、それぞれが丁寧に作られていてレベルが高い。
どこの国のどんな食べ物であろうと、俺はこういう店が好きだ。

ああ、もう何も食えない。昼からこんなうまいもの腹いっぱい食べて、飲んで。スペイン人がシエスタを愛する理由が解った気がするよ。(誤解

ごちそうさまでした。きっとまた来ます。

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2018/07/17 (Tue.)

群馬県甘楽郡下仁田町の豚すき焼き

「この際、賑やかにいこうじゃないか。足し算のすき焼きだ」

コロムビア

下仁田のタンメンの聖地のすぐ隣にあるのが豚すき焼きの聖地「コロムビア」。我々はタンメン&餃子を食べた直後、こちらの店の暖簾をくぐっていました。

というのも、事前にお店に電話をしてみたところ、食材の残り状況によっては夜の営業をしないこともあることが判明。隣の一番も日によっては昼の営業だけで終わりっぽい。こうなると、一度の巡礼で両方を味わうにはこの辺の温泉にでも一泊するか、昼食にハシゴ飯で両方食べるかのどちらかしかありません。ここで迷わず後者を選択してしまう私(ぉ

それにしてもすきやきコロムビア、すさまじいローカル感だ。

コロムビア

コロムビア

え? 何この店。
まさか、あそこですき焼き食うの?

ということはなく(笑)そのままお座敷に通されます。
こちらのスナックのような喫茶店のようなスペースは、同じ「コロムビア」の屋号でありながら別業態でやっているお店の模様。と言いつつ、すき焼きの仕込みをするための厨房というのが実体でもある模様。

コロムビア

なになになに...広っ!
こっちは旅館の宴会場。カラオケステージまである。

写真はたまたま他のお客さんがいなくなった瞬間に撮影したものですが、我々が入店したときには他に三名のお客さんがすき焼きを食べていました。それぞれ男性客が一人ですき焼き、ということは...かなりの確率で巡礼者なのでしょう。もれなく最後に半ライスと生卵を追加注文している様子を見て確信しました(ぉ

コロムビア

座敷に通されるときに、女将さんが「豚すきでよろしいですか?」と一言。劇中にもあったとおり、この店のメニューはすき焼きのみ(豚と牛から選べるっぽい)。
豚のすき焼きときたか...しかもそれが下仁田のスタンダード。

テーブルには予めカセットコンロとすき焼き鍋がセットされていて、本当に旅館の宴会場っぽい。なんだか、楽しくなってきたぞ。

コロムビア

とりあえず運ばれてきた取り皿、お新香、冷奴。
冷たい水をピッチャーで出しておいてくれるのが、この熱い中には嬉しい。

コロムビア

豚すき登場。(写真は三人前です)
おお、バラ肉じゃなくてロースなんだ。

一見大量の豚肉に見えるけど、この豚肉の下には大量の下仁田ネギが敷き詰められていて、主役はむしろネギといった風情。
本場で食べる下仁田ネギ、これは期待が高まります。

コロムビア

まずはネギから焼いていこうじゃないか。
表面に軽く焼き目が付くくらいまで焼いていくと、ネギの香りが立ってきて、これはうまそうだ。

コロムビア

生卵に浸していただきます。

...ほんとだ、むちゃくちゃ甘い。ネギってこんなに甘いものだったっけ。
このネギ、みずみずしく、香りも良くておいしい。

コロムビア

ネギそのものをじっくり味わったところで、改めて本番開始。豚肉と野菜に白滝、割り下を投入。
この音...俺の鍋が歌い出した。

グツグツ言いながら、鍋の中の具材に割り下が染みこんでいく感じ。
この「すき焼きが出来上がるのを待つ時間」って、何とも言えない高揚感がある。

コロムビア

ん~、もういいかな。
豚肉を生卵に付けて食うの初めてかも。

おおお...そうか、こうなるか。
ロースだからかやや厚みのある肉、すごく柔らかい。そして牛すきとはまた違ったうまみがある。
豚すき、いける。これは飯が進んじゃうよ。

コロムビア

さあ、どんどんいっちゃえ。
冷奴として出てきた豆腐も、せっかくすき焼き屋に来たのにやっこのまま食べるっていうのはなんだか据わりが悪い。というわけで、やっぱりゴローちゃんと同じく鍋に投入。

見た目からして賑やかになってきたぞ。鍋の中は今まさに、宴たけなわだ。
そういえば高速からここに来るまでの間、ネギはもちろんのこと「下仁田こんにゃく」とか「下仁田しいたけ」の看板もよく見かけたな。それらが全部入ったこのすき焼きは、まさに下仁田オールスターズだ。

コロムビア

残った白飯に肉を乗っけて...他のも乗せちゃえ。

ミニすき焼き丼。すき焼きの最後はこうなってしまう俺。
すき焼きの味って、焼肉とか生姜焼きとはまた違った、白飯を強烈に引き寄せてくる味だよな。

コロムビア

あ~、食った食った。
すき焼き独特の幸福感が素晴らしい。

本当はタンメン&餃子からのハシゴ飯で食べきれるか不安だったけど、食べてみたらペロリと平らげられてしまった。大量の下仁田野菜と食感のやさしい豚肉のおかげだろうか。なんなら豚肉おかわりできてしまいそうな気さえする。

それにしてもこの残り汁...これを見ちまったら、終われんだろう。

コロムビア

最後の最後に、半ライスと生卵追加。
ここまでやってこその聖地巡礼ですよ。

前のお客さんもみんなやってたから、もう恥ずかしさはない(笑

コロムビア

卵&すき焼きの汁かけご飯だ。ついでに鍋にちょっとだけ残ってたネギ&白滝も投入。

うわっ、マジでうまい。やった!
牛ではない、豚の旨みがギュッと詰まったあったかいすき焼き汁に、冷たい生卵。
すき焼きの最後の煮詰まった汁だけが持つこのうまさ。これ以上の〆ごはんがあろうか。

うまかった豚すき焼きを振り返りながら、最後の一粒までかき込む。

コロムビア

は~、うまかった。
タンメンもすき焼きも、どっちも良かった。これはドラマのスタッフが迷った挙げ句両方採用してしまった経緯が目に浮かぶようだ(笑。

はるばる下仁田にまで来た甲斐がありました。
群馬の聖地といえばブラジルといい焼きまんじゅうといい印象的な店ばかりだったけど、この下仁田の二店も間違いない名店だった。

ごちそうさまでした。
また遠方まで同行いただいたお二方、ありがとうございました。

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2018/07/16 (Mon.)

群馬県甘楽郡下仁田町のタンメン

「具を削ぎ落とした引き算のタンメン。こんなタンメンもいいもんだな」

下仁田

世の中は三連休ということで、この休みを利用して後回しにしていた遠方の聖地巡礼に行ってきました。目的地は群馬県甘楽郡下仁田町。ネギが有名なことは以前から知っていたけれど、どんなところかまでは知らず、『孤独のグルメ』に登場することがなければ来る機会もなかったことでしょう。一時間に二本しかない電車ではるばる来ても良かったけど、今回はクルマを出してくれる方がいたので東京から高速使って二時間、遠征してきました(ちなみに帰りは渋滞にはまって四時間かかった)。
最寄りのインターチェンジから下仁田駅近くまで来る間、まさに一面のネギ畑で、有名なのは伊達ではないのだなという感じ。

駅前からほんの数分歩いた路地裏にあるのが今回の第一目的地「一番」。

一番

一番

一目惚れしちゃう面構えじゃないか。
看板には「餃子・タンメン」。こんな店にタンメンなんて言われると...。

11:20 頃にお店に到着したら行列こそできていなかったものの、店内のカウンター席はかなり埋まっていて、少し詰めてもらって待たずに入店できました。
我々が入った直後にどんどん行列が増えていって、食べ終わる頃には店外に十人弱くらいの列。ドラマを観て来たっぽくないお客さんも多かったので、地元ではドラマ関係なく有名店ということなのでしょう。

一番

こういう昔ながらの中華飯屋に、どうして俺はこんなにも惹かれるんだろう。

カウンターでは、目の前で手際よくタンメンと餃子が仕上げられていきます。
大将は餃子を注文の都度皮から作る係。女将さんはタンメン係。そして「ふらっと QUSUMI」にも出演していた若手・沼田さんは、修行中の身でありながら注文の状況を的確に把握していてむしろマネジャーっぽいしっかり感。こういう働きぶりの良い店にハズレなし。

一番

作るとこ見ながら料理待ってるの、大好き。

餃子をこんな目の前でジュワーと焼かれたら、見ているうちにどんどん腹が減ってくる。
カウンター越しにでも油が跳ねてくる勢いだけど、だからこそいい。

他のお客さんもほとんどがタンメン・餃子の注文だけど、たまに違う注文が入ってくると手練れの常連さんっぽくて、ついそちらをガン見してしまう(笑。

一番

まずはタンメンから。

おぉ...一目でうまいのがわかる。
肉は少し、野菜はもやしとキャベツと人参、それだけ。
下仁田だからって無理矢理ネギを入れようとさえしない潔さ。

いただきます。

一番

太麺、いい!麺が抜群にいい。
コシが強くモチモチした太麺が、野菜とスープのうまみをしっかり受け止めながらも強い存在感を放っている。

これはいい。

一番

このスープ...ちょっとしょっぱめだけど見た目通りシンプルであっさりとしたスープ。野菜の自然な甘みと相まって、しみじみとうまい。
豚骨だ背脂だってんじゃなく、こういう素朴なスープに入ったラーメンなんですよ。俺が食べたかったのは。

36℃ を超える気温の中、大汗をかきながらもこのスープを掬う手を止められない自分がいる。

一番

そして餃子。目の前で手作りしてるだけあって、形が微妙に不揃いなのが逆にいい。
表面がカリッカリに焼かれてるのが一目見ただけでわかる。これはうまいに違いない。

餃子のタレ、酢多めで作ったら、いただきます。

一番

おっほ、熱い!軽く口の中を火傷しそうだ。

でも、皮、モチモチ。それに焦げがジャスト、ちょうどいい。
すっごくうまい。

世の中に餃子の名店数あれど、これはどこにも似ていない、この下仁田に根付いた餃子。そんな気がする。

この餃子、ほんとにおいしいです。
大将の人柄が滲み出た餃子だ。
おばあちゃんのタンメンも最高。

一番

店内には松重さんや久住さんのサインはもちろんあったけど、それ以外にも有名人のサインが多数飾られていて、やはり昔からの名店であることを思わせます。
どこの田舎にもありそうな昔ながらのラーメン屋なのに、想像を超えたうまさだった。でも、もしかしたらどこの田舎にあるラーメン屋も、本当はこうなのかもしれないと思わせるだけの自然さがある。そういう「特別じゃないうまさ」って、毎日の生活にこそ必要なものなのだろう。

一番

ああ、おいしかった。
これを毎日食べられる下仁田の人がうらやましい。

タンメンのスープ、本当においしくて全飲みしたくなったけど、この後に第二弾が控えているのでグッと我慢しました(笑。

ごちそうさまでした。
というわけで、次回はすき焼き編に続きます。

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2018/07/04 (Wed.)

東京都中央区八丁堀のエビチリ

「中華料理と言いながら、これはもう日本に帰化している味だ」

中華シブヤ

『孤独のグルメ Season7』最終話に登場した八丁堀の中華シブヤですが、劇中では全てランチタイム設定だったものの、実際には夜の部にしか提供されていないメニューがいくつかありました。私も最初はランチタイムに巡礼していたのですが、エビチリをいただくのであれば改めて夜に来ねばなるまい。と思い、放送前にもう一度夜に攻めてみました。

しかしこの店、ドラマに登場する前から大人気店だったようで、実は何度か夜に足を運んでみたもののことごとく予約でいっぱい。これは改めて予約を取ってくるしかないかなと思いましたが、どうも開店直後は予約なしでも入れるようで、開店待ちしてみました(笑)。そうすると「お食事だけなら大丈夫ですよ」ということで入店成功。18:30 くらいからは予約のお客さんで満席になることが多いですが、17:30~18:30 の間(できるだけ開店直後が望ましい)にお酒を飲んで長居する前提でなければ一巡目として入ることができそうです。もしかすると放送後しばらくはまた状況が違うかもしれませんが。

中華シブヤ

中華シブヤ

さあ、今日のお目当てはこの「夜の部のメニュー」。エビチリ、豚角煮、餃子、ピータン、唐揚げ...中華料理好きとしては心躍る単語のオンパレード。しかも一品一品の値段が安いのも嬉しい。どれにしようか迷うなあ...。

ちなみに昼の部はパートのおばちゃんが仕切ってましたが、夜の部は劇中と同じく大将が仕切り。近くの席に座っていたお客さんが青菜炒めを頼もうとしたら「青菜炒めよりもキノコ炒めのほうがいいよ。青菜炒めは本当に青菜しか入ってないから」という、何故か青菜炒め下げ(笑。でもこんな町中華で、そういう他愛ないやりとりがあるのもなんだか楽しい。

中華シブヤ

飲み物はとりあえずビー...といきたいところだけど、この日はあいにく人間ドックの前日(泣。やむを得ず、ゴローちゃんよろしくウーロン茶で我慢します。
あんなに酒のつまみになりそうな夜の部メニューが揃っているというのにビールも飲めないなんて、この場合やはり酷だ、残酷です。

中華シブヤ

ウーロン茶のつまみ...というのも妙だけど、はまずエビトーストから。
これ、本来は中華っていうよりもうちょっと東南アジア寄りのものだよなあ。ま、「中国料理」じゃなくて「中華料理」なら許されるのか。

クラッカーサイズの薄切りパンの上に、エビのすり身を載せて揚げてるのか。へええ。
アツアツでうまい。エビ味がすごくいい具合。

中華屋さんのエビトー、これは今日の収穫だ。

中華シブヤ

そしてこれは押さえておかねばなるまいと思っていた焼き餃子。
町中華らしいど真ん中王道の焼き餃子。大量の油と強火で皮が揚がり気味にカリッとしているのが強烈にうまい。

エビトーといいこの餃子といい、今日飲めないのがこんなに辛いなんて思わなかった(;´Д`)ヾ。

中華シブヤ

エビトーからの、エビチリ。
トーストとチリでエビがダブってしまったが、このダブりはむしろ大歓迎だ。

町中華でエビチリというと、エビが小ぶりでちょっと淋しい...ということも珍しくないけど、ここのは大きくてプリップリのエビ。
ソースの色つやもいい。町中華らしからぬ、本格派のエビチリだ。

中華シブヤ

うん、これはいいエビチリだ。生姜が効いてる。

プリップリのエビに、濃いめのタレ。見た目に違わぬハイレベルなエビチリ。
これまた飯に合うこと、合うこと。
昼のニラ玉も良かったけど、このエビチリもそれに負けぬ名品だ。

エビのチリソースを発明した人、本当に天才だと思う。
ありがとうございます、俺はいま、あなたの才能の恩恵を受けています。

具体的には故・陳建民さん、ありがとうございます(ぉ

中華シブヤ

昼夜問わず料理に付いてくる中華スープ。町中華といえばこのスープだ。
基本的にはこのスープとラーメンのスープは同じものだと思われるけど、なんか昼に飲んだスープよりも濃厚に感じる。ちょっと変えてるのか、あるいは日によってバラツキが大きいのか(笑。
いずれにしても、うまい。今日も一日がんばって良かった、そう思える味わい。

お腹いっぱいになったし、一時間もいたら予約のお客さんが来始めて迷惑になるだろうから、そろそろ退散しますか。
夜の中華シブヤ、昼間の慌ただしさとはちょっと違ってゆったりした空気感があるし、料理メニューも増えるし、昼よりも気に入ったかも。
今回はビールさえ飲めなくて残念だったけど、改めて飲める日に複数人で来たいところ。

毎日八丁堀界隈に働く人々に、普通のおいしさを淡々と提供し続ける。
こういう店こそが、本当の名店だと思う。

改めて、ごちそうさまでした。

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2018/06/30 (Sat.)

東京都中央区八丁堀のニラ玉ライス

「さて、何を食う?このへんで働いている人たちが行く食堂はどのへんなんだろう」

中華シブヤ

昨夜の第 12 話の放送をもって『孤独のグルメ Season7』もついに完結。松重さん、久住さん、スタッフの皆さん今期もお疲れさまでした。
しかしこちらはまだまだ聖地巡礼が残っているため、ペースを緩めずに残りの店も攻めていきます。今回はその最終飯の聖地、八丁堀にやってきました。まあ八丁堀というか、都営浅草線の宝町駅が最寄り駅。京橋やなんなら銀座方面からも歩いて来れる立地です。オフィス街と下町っぽさが混在する独特の街並みの中に、昭和がまだ息をしているようなその店がありました。

中華シブヤ

中華シブヤ

ここだ、中華シブヤ。タイトルからしていい。こういう店だよ俺が求めていたのは。
八丁堀なのにシブヤ、というのは単純に店主の苗字が「渋谷」さんだから、ということらしい。

それにしてもお昼時、店の外にまで行列ができているじゃないか。
放送前どころか予告編すら出る前に巡礼しているにも関わらずこの人気。テレビ関係なく、地元に根付いた名店ということなのだろう。まるで八丁堀サラリーマンの社員食堂だな。

中華シブヤ

店内、かなり狭め。そして相席上等に詰め込まれる感覚がまさに食堂。
この赤地に白のオーソドックスなメニュー、これは信頼できそうだ。

いつも黒いポロシャツを着ている店主、劇中では角野卓造さんが演じていましたが、このドラマにしては珍しくご本人とそんなに似てるわけでもなし。
やっぱり日本の中華屋のオヤジといえば角野卓造、そのイメージでの配役なんだろうか(笑。

その店主はランチタイムはあまりホール側には出てこないようで、注文取りと配膳は主にチャキチャキした雰囲気のパートっぽいおばちゃん。
あまりの忙しさに注文が漏れたり代金の計算間違いは日常茶飯事のようで、店内はさながら戦場です。

中華シブヤ

出てきましたよ、ニラ玉&ライス。
そして料理を頼むとサービスで中華スープがが付くもよう。

注文してから待っている間にも、他のお客さんの半分近くがニラ玉を頼んでいて、さながらニラ玉専門店のようだ。
しかも常連っぽいお客さんが頼むのは「ニラ玉」だったり「ニラ玉」だったり、メニューに載ってない。
裏メニューが定番化するあたり、さすが町中華。

中華シブヤ

なんだなんだこのニラ玉。シンプルな豚肉ニラ炒めの上に、トロトロ玉子焼きがでーんと載っかっている。
こんなの見たことない。

ようし、まずはこいつと一対一のぶつかり稽古だ。

中華シブヤ

どれどれ...おお、このニラの量!
そこに油多め、味濃いめのガツンとくるタレ。とにかくこのシャキシャキしたニラの食感とパンチのある味付けが強い。
豚肉もここではニラのサポートに徹している感じだ。

これはニラ玉の余韻だけで飯がグイグイ進む。注文が殺到するわけだ。
普段中華屋に行ってもニラ玉を頼むことなんて滅多にないけど、この味...この店は本当にニラ玉が目玉なんだな。

中華シブヤ

せっかくだから他のものも試してみよう。

まずはチャーハン。錦糸卵の載った、それ以外は超オーソドックスなチャーハン。
ニラ玉のインパクトの前には普通のチャーハンだけど、日常の昼メシとして飽きずに食べられそうな居心地の良さがある。

中華シブヤ

チンジャオロース。ニラ玉のニラにも負けぬこのピーマン!
豚肉と竹の子はあくまでアクセントという感じで、とにかくピーマンを食べ続けている感覚。でもこれも濃いタレでご飯が進む。

一度でこんなに大量のピーマンを摂取したの、生まれて初めてかも。

中華シブヤ

ヤキソバ。ここまでの料理の中で、最も具の種類が多いのはこのヤキソバかも(笑。
これまた油多めで味濃いめ。注文してからけっこうすぐに出てくるのは、大量の油と火でジャジャッと仕上げてくるからなんだろうけど、あまりベトベトした感じがないのはその油と火の使い方が巧みなんだろうな。

このヤキソバ、ニラ玉に負けず劣らず気に入った。

中華シブヤ

そしてラーメン。ゴローちゃんが食べてたのはチャーシューメンでした。惜しい!
いかにも中華料理屋らしいラーメンどんぶりに入った、「中華そば」と呼ぶべきラーメン。そうそう、最近の俺が食べたいのはこういうシンプルなラーメンなんですよ。

まずはスープから...おお、シンプルながら染みわたる味。これこれ、庶民中華のラーメンだ。これはいい。
さらにはメンマもチャーシューも、しっかり味が染みてる。

中華シブヤ

スープ、メンマ、チャーシューの三位一体のうまさに比べると、麺はちょっと緩いような気もするけど、よくある有名店のように押しつけがましくなく、毎日食べられそうな気取らなさがいい。こういう普通のラーメンがいいんだよ。
ああ、この味。このおいしさの故郷は俺の中にあるような気さえする。

いい昼飯だった。今日この店にして、大正解。
ごちそうさまでした。

なお、劇中ではランチタイムにエビチリを食べていましたが、原則エビチリは夜の部メニューとのことでお昼には注文できません。
というわけで実はもう一度巡礼してきているので、次回・夜の部エビチリ編に続きます。

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2018/06/23 (Sat.)

千葉県千葉市の特製ニンニクスープと生鮭のバター焼き

「これはお出かけよそ行きのおいしさだ。忘れた頃に食べたくなる、永遠のごちそうだ」

西登戸

ゴールデンウィークに成田に来て以来、なぜか仕事・プライベート・聖地巡礼でしょっちゅう千葉方面に来ています。そんな中、今回は『孤独のグルメ Season7』第 11 話の聖地巡礼のため、千葉県千葉市西登戸へとやって来ました。
千葉って幕張より奥に行く機会が滅多になくて、西登戸も当然初めて。神奈川寄りの東京都民としては最初「にしのぼりと」と読んでしまったくらい縁がありませんでした。千葉駅からたった二駅でこのローカル感。でも、のんびりしてていいじゃないか。

味のレストラン えびすや

えびすや

西登戸駅から海側に徒歩数分、この辺りだけ昭和がまだ生き残っているかのような飲食店が数軒並んでいる一角にあるのが「えびすや」。この店名で思い出すのは原作ステーキ回で使われたお店の仮名ですが、無関係な同名の店舗がドラマに登場するのも何かの縁かもしれません。

それにしても、何とも味のある店構え。こういう洋食屋、久しぶり。
なにより「味のレストラン」ってサブタイトルが懐かしいじゃないか。

えびすや

いいなぁ、古き良きレストランの景色。

今回は放送前の巡礼だったわけですが、お客さんは家族連れから老夫婦、近くの会社の OL(死語だけど実際にそんな感じ)の集団まで、多彩な顔ぶれ。昔から地元の人々に愛されている洋食屋さんであることがよく分かります。

えびすや

メニューはこんな感じだけど...あくまでランチ向け。
「サーモングリルセット」は例の生鮭のバター焼きに該当するのか、それともちょっと違うのか判らない。それにカニピラフも食べたい。ダメモトで夜メニューも頼めるか訊いてみたところ、快く応じてくださいました。

えびすや

こちらが夜メニュー。
おおお、この独特の手書き文字。年季が入ってるなあ~。

えびすや

お目当ての魚料理。生鮭のバター焼きが本命だけど、洋風よせ鍋とかグラタンもうまそうだなあ。それに海老フライにカキフライ、タルタリストとしてはここも気になる。心を決めてきたつもりだけど、迷わせにくる品揃え。

惑わされるな、胃袋の声を聴け。
う~ん、身悶えするほど悩ましい。

えびすや

注文してほどなく運ばれてきた特製ニンニクスープ。

お~、食欲をそそるこの香り。
疲れた身体にはもってこいだ。

ニンニク効きまくり。メチャウマ。
ニンニクを前面に押し出したスープなんて初めて飲んだけど、これはいい。「特製」の冠に恥じぬ一品。

えびすや

卵を溶くとこんな感じ。ニンニクのパンチが卵黄でまろやかになって、これまたうまい。
卵も入って最強の滋養強壮スープだ。元気がモリモリ湧いてくる。

それにしてもゴローちゃん、ここにさらにガーリックトーストを足すとは恐れ入りました。
このスープの味にガーリックトースト、あれは確実にうまいに違いない。次回行ったら絶対やろう。

えびすや

ニンニクスープを飲んでいたら、「こちらサービスになります」と運ばれてきたのがこのサラダ。
え、こんな立派なサラダいただいちゃっていいんですか?ランチタイムに単価の高いディナーメニューを頼んだからだろうか。

シンプルなグリーンサラダに見えつつも、薄くスライスしたキュウリとか、ちょっと手がかかっているのが嬉しい。
そしてこのドレッシング...ニンニクの風味が効いててうまい!やっぱりこの店はニンニクが決め手なんだろうか。濃いめの味付けで、食べ応えあるサラダ。

えびすや

メインディッシュは生鮭のバター焼き。
出てきた瞬間、テーブルが華やかになったぞ。

何気ないようでいて、盛り付けが美しい。
気取らないけどちょっとよそ行き、さすが、味のレストラン。

えびすや

おお、タルタルソースつきときたもんだ。しかもたっぷり。
タルタリストにはサプライズプレゼント。

えびすや

脂の乗ったホクホクの鮭。これだけ大ぶりな鮭をいただくのも、そうとう久しぶり。
皮がちょっとカリッと焼かれてるのがまたいい。

えびすや

うん、うまい鮭だ。しかもバターにタルタル。肉厚な鮭が自身のうまみに加えてバターとタルタルをしっかり受け止めている。

非の打ちどころのない洋食の喜び。
幸せで自然と顔がほころんできたぞ。

えびすや

付け合わせの人参とインゲンのソテー、それにスパゲティ。
これも隠れた大好物。子どもの頃から、レストランで人参のソテーがついてきたら嬉しかったもんなあ。

懐かしくて涙が出てきそうになる甘味。
昔両親に連れて行ってもらったデパートのレストランを思い出させてくれる。

えびすや

お、カニピラフ登場。
素朴なピラフに見えつつも、しっかりカニの身が入ってる実は豪華なピラフ。

こういういかにも街の洋食屋さんのピラフって久しぶりで、見ただけでちょっと嬉しくなってくる。
香りも良くて、ここが稲毛の海のすぐ近くだということを思い出す。別に鮭もカニもここで獲れたわけじゃないだろうけど。

えびすや

あ~、うまいな。これは大好きな味です。
この色、しっかりした味付け、ちょい焼き飯寄りのピラフ。

気取ってない、でも丁寧さが伝わってくる素朴に品の良いおいしさ。本当にいい。
食べるほどに幸せな気持ちが胸いっぱいに広がる、そんなピラフだ。

えびすや

ふう、お腹いっぱい。
食後はアイスコーヒーだけにしたけど、やっぱりあの自家製プリンも頼んでおくべきだったか...。

それにしても幸せなひとときだった。全部おいしかった。
長い時間がゆっくり磨き上げた、居心地の優しい店だったなあ。

ここはちょっと遠いけど、ぜひまた来たい。
ハンバーグとかステーキ、カツレツ、スペイン風おじやなんかもうまそうなんだよなあ。
近くで働いている某氏とか、千葉方面の仲間を誘って来てみるか。放送後はしばらく混んでるだろうし、千葉駅のほうにも支店があるらしいから、そっちでも良いかも。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

B07CXK4NFM

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投稿者 B : 20:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/06/09 (Sat.)

東京都荒川区三河島の緑と赤の麻婆豆腐

「四川の誇る麻と辣、そこに香りと熱と色味を加えた『五味一体』の破壊力」

眞実一路

今週と来週の『孤独のグルメ Season7』は韓国編を放送していますが、さすがに海外は計画を立てないと巡礼できないので(笑)私は未巡礼の聖地を巡っていきます。今回は、三河島の麻婆豆腐の聖地を攻めてみました。
三河島って常磐線で通過したことはあるけれど、降り立ったのは今回が初めて。しかも今では上野東京ラインで品川から直通で来られるんですね。イメージしていたよりも全然アクセスが良くて驚きました。

目的の店「眞実一路」は、駅からすぐ近くの路地を一本入ったところにありました。

麻婆豆腐専門 眞実一路

眞実一路

放送以来、夜は予約だけで満席という日々が続いているようで、この日も予約して訪店しました。
テーブル席はドラマを観て来たお客さんが中心な一方で、カウンターには慣れた感じの常連っぽいお客さんが麻婆豆腐を頬張っていたのが、劇中通りで面白い。

麻婆豆腐専門...そんな店、聞いたことがない。その麻婆一筋、脇目もふらない心意気、痺れるじゃないか。
よし、その想い、受け止めさせていただこう。

眞実一路

「麻婆豆腐専門」と謳いながら、めちゃくちゃ充実してる麻婆以外の黒板メニュー。
大海老、四川スーラー、黒酢酢豚、香辣炒飯...こちらを煽ってくるワードのオンパレードだ。どれにしようか迷うなあ。

中でも、ゴローちゃんが食べてたのはどれだっけ...と思ったら、

眞実一路

貼り紙に「孤独のグルメ セレクトメニュー」!これはありがたい。
その下には通常メニュー外の限定麻婆豆腐、これまたソソられる。

眞実一路

逸る気持ちを抑えつつ、まずは青島で乾杯。
最近やたら青島ビールづいてる自分。この薄口でスルスル飲める感じ、若干クセになってきたかも。

眞実一路

ビールのつまみにザーサイのネギ生姜和え。
ネギと生姜でやさしくなったザーサイ、なんとも心が和む味。これはいいつまみだ。

眞実一路

久住さんが食べていた胡瓜の四川唐辛子和え。
けっこうな辛さを覚悟していたら、意外にも食べるラー油っぽい旨辛さ。これもビールを勧めてくる、正しいおつまみのあり方。

眞実一路

からの、ワンタン入滋養スープ。

大ぶりのワンタンが入ったやさしい塩味のスープ。
これは体にいい、心にもいい。魂が癒されていく。滋養という言葉が胃袋に沁みていく。

眞実一路

エビと大葉のハルマキ&豚ヒレ五目ハルマキ。

エビのほうはプリップリのエビに大葉の香りが効いてて、すごくいい。
豚ヒレはシッカリ味の五目がいい味出してる。

どっちもいいけど、個人的にはエビに軍配を上げたい。

眞実一路

おいしい前菜のおかげで青島がもうスッカラカンだ。
ではここで、麻婆豆腐を迎え撃つために「麻婆豆腐専用ウイスキーハイボール」といこうじゃないか。

そして、ここから怒濤の麻婆豆腐大会。
せっかく巡礼するからには、この店の基本である五種類の麻婆豆腐を全制覇するつもりで来ました。
そこで店員さんにどの順で食べるべきか訊いてみたところ、「基本は赤と白。黒は赤をベースに、緑と燻製は白をベースにしているからまずは基本の赤と白から始めるのがお勧め」とのこと。勧められるがままに注文してみました。

眞実一路

一番バッターは定番、赤い五味一体麻婆豆腐。
土鍋を真っ赤に染めるマグマのような麻婆。グツグツいってる、これもしかして百度超えてるんじゃないの。

選べる辛さは、まず手始めにということで中辛に相当する「二辛」にしてみました。
よくかき混ぜてから、いただきます。

眞実一路

熱くて味が分からない。熱いけど...うまい!

火傷しそうになりつつハフハフ言ってる間に、だんだん味が分かってきた。
確かに辛いんだけど、少なくとも二辛の辛さは唐辛子じゃなくて山椒のピリピリ感なんだ。そこに、豆板醤や豆鼓のコク深いうま味。
これはおいしい。脳がレンゲの動きを止めることを拒絶している。恐るべし、赤麻婆。

眞実一路

二番、白麻婆。
これは見た目のとおりにやさしい塩味...かと思ったら、けっこうビシバシくる辛さ!
よく見たら青唐辛子がガッツリ入ってるじゃないの。やさしいダシと塩のジャブから繰り出されるこのストレートな辛さ、さながら四川の剃刀パンチだ。

眞実一路

続いて、燻製麻婆豆腐。
見た目は白麻婆とほとんど変わらないのに、口に入れてみると...おお、これは確かに燻製だ。
特に豆腐が燻製というわけでも燻製の具が入っているというわけでもないのに、確かに燻製味。しかもおいしい。

これ、どうなっちゃってるんだろう...?まあ、おいしいからいいか。

眞実一路

ついに来ましたよ、緑の麻婆豆腐。
うっほほ、これは想像以上の緑色。ニンニクの芽などの野菜の色らしいけど。

なるほど...これは確かに野菜の旨みだ。それが辛くて痺れる。でも確かに麻婆豆腐だ。
これは驚いた...しかし驚きながらも、スプーンは進んでいく。

こんな麻婆豆腐があったとは。麻婆者を自認していたつもりだけど、麻婆道、まだまだ奥が深い。

眞実一路

五色戦隊のトリを務めるのは黒。黒っていうだけでラスボス感ある。
この黒麻婆は赤をベースに中国たまり醤油を使っているそうで、五色の中では最もマイルドな辛さで、コクが深いお味。これはじっくり味わえるタイプの麻婆だ。

五色の麻婆、それぞれに違った味わいで本当においしかった。
でも、なんかまだ入りそうだな。

眞実一路

というわけで、気になってた黒板メニューから、ロール肉の黒酢酢豚。
黒酢の酢豚ってうまいんだよなぁ。

野菜はシンプルに胡瓜と薬味代わりの刻みネギのみ。
で、豚肉がロール肉というあたりが、巻かれた肉の間に黒酢が染み込んで、うまさ倍増。
これはうまい。こんな酢豚の作り方があったとは。

眞実一路

こんなのを出されちゃったら、そりゃあカメ出しウーロン茶紹興酒でしみじみ味わわなければ失礼というものでしょう。
麻婆専門店でありながら、麻婆以外の中華料理もこれだけレベルが高いとは。ダシやスパイスの使い方が本当にうまいってことなんだろうなあ。

眞実一路

そして五色の麻婆をコンプしたなら、変わり種にもチャレンジしたくなるのが人情。中でも最も変わっていそうだった「イタリア風チーズの麻婆豆腐」を選んでみました。
赤麻婆以上に真っ赤なトマトスープの中に、豆腐ととろけるチーズが浮かんでいる。

食べてみたところ...うっわ、何これ。第一印象はトマトチーズで確かにイタリアンなんだけど、この根底に流れる中華麻婆味。
自分がどこの国にいるのか判らなくなりつつも、意外なほどうまい。トマトチーズにコク深さが加わって、何杯でもいけそう。

眞実一路

...と食べていたところに「セットのごはんですー」といって白飯が出てきました。
え、ライスがついてるなんて思ってなかったから炒飯頼んじゃったよ(;´Д`)。

だけど、こういう状況で白飯が出てきたなら、やるこたあ一つ。

眞実一路

トマチー麻婆リゾット!

劇中では赤麻婆を使って麻婆丼を作っていたけど、もしゴローちゃんがこのトマチー麻婆を頼んでいたら絶対こうしていたに違いない。
トマトのうまみによってツルツルと入っていくリゾットが出来上がった。

眞実一路

〆は眞実一路のやきめし。店名を冠する炒飯なら、うまくないはずがない。
その名の通り真実一路、衒いのないオーソドックスな炒飯だけど、それ故に抜かりない。味付けも火の通し加減もここしかないというバランスを取った王道炒飯。

眞実一路

デザートの「正式杏仁豆腐」。どの辺が正式なのかは分からないけど、本場中国ではこういうスタイルが本当なのか?

一見何の変哲もない杏仁豆腐に見えながら、よーく見るとプルプルとトロトロ、二種類の杏仁豆腐が混ざっていて、食感がすごくいい。
味付けもさっきまでの辛さを中和するのに程良い甘さ。最後まで隙がない店だ。

眞実一路

ああ~、おいしかった。
このすばらしき、麻と辣の饗宴。こんなにも刺激的な麻婆豆腐に出会えるとは、なんと俺は幸せ者なのだろう。
今俺の脳内では、グスタフ・麻辣の交響曲が堂々と鳴り響いている。

店内にはドラマの台本の隣に鉄人・陳建一氏のサイン色紙が二枚も飾られていて、大御所にも認められた店だということが分かります。

眞実一路

完全に予想外だった白飯の登場でお腹がはち切れそうだ。
今までの聖地巡礼でもここまでたくさん食べた回は久しぶりで、店員さんにもさすがに驚かれました(笑。

麻婆好きの自分としても、その歴史に新たな一ページを刻む名店だった。
三河島の路地裏にひっそりと佇む麻婆豆腐の大国、若き国王の『五味一体』。赤麻婆よ、永遠に永遠に。

きっとまた来ます。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

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2018/06/01 (Fri.)

千葉県浦安市の真っ黒な銀だらの煮付定食

「アイキャントストップラビングユー、銀ダラに首ったけ」

浦安

『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼、今回は千葉県浦安市にやって来ました。浦安といえば Season1 に登場した静岡おでんの店(元々は新浦安にあったのが、震災の影響で浦安に移転。しかしその店も 2014 年末に閉店したようです)が思い出されますが、Season7 で六年ぶりに浦安がドラマの舞台となりました。
浦安で降りたの、本当に静岡おでんの聖地巡礼以来。なんだか懐かしい。

浦安駅のすぐ近くを流れている「猫実川」という川沿いを十分あまり歩いて行きます。

羅甸

ここが今回の聖地。放送からあまり時間が経っていないこともあって、まだ 11 時過ぎにもかかわらず二軒先の民家の前まで行列ができていました。
とりあえず最後尾について、順番を待つ。

それにしても...この地元のスナックにしか見えない外観。外からは中の様子が見えないこともあって、こりゃあ一見じゃ入ろうとは思えないな。
行列には地元民らしき人も並んでいたんですが、「私テレビ観るまでずっとスナックだと思ってた!」という話し声が聞こえてきて、そーでしょ、と(笑

お食事処 魚や 羅甸

羅甸

この一見じゃ絶対に読めない店名は「らてん」。「ふらっと QUSUMI」の中で話があったとおり、女将さんが好きなラテンダンスから取った名だそうです。

一時間ほど並んで正午過ぎにようやく入店できました。
並んでいる最中にマスターが出てきて「銀ダラあと 20 食で終わりになります、すみません」という案内が出ました。銀ダラが食べたければ早めに並んだ方が良さそう。

羅甸

店内。飲食店にしては狭くて、本当に元はスナックだった店を改装したんじゃないかという雰囲気。
そう思って見ると、女将さんも定食屋じゃなくてスナックのママっぽい気がしないでもない。店内の貼り紙も、やたらと達筆だし。

それにしてもメニュー、銀ダラ、サバ、ホッケ、マグロ...日本人の定番ど真ん中のものばかりだ。
個人的にはそんなに好きでもないカレイの煮付さえ、この店だったらうまいに違いないと思える。

羅甸

壁にはけっこう有名人のサインが貼ってあります。
中でもぐっさん(山口智充さん)のサインがたくさん貼ってあって、昔からの常連として通っている様子。確かにぐっさんなら、松重さんに負けず劣らずここの魚料理をうまそうに食べるに違いない。クックドゥの CM キャラ繋がりでもあるし。

羅甸

さあ、ようやく銀ダラの煮付定食(お刺身をつけて)がおいでなすった。
メインディッシュの他に刺身、味噌汁、小鉢、お新香...いろいろついていてお得感。

外食ランチってつい肉系とか中華とかキャッチーなほうに流れがちだけど、こういう魚定食が出てくると日本人の良さを再確認できる気がする。
煮魚と一緒に食べる、タレがついた白飯。うまいんだよなあ。

羅甸

これが銀ダラ...色もすごいが、でかい!黒い山だ。

味は...おいしい!醤油で煮詰められてしょっぱいのかと思ったら、全然そんなことない。濃口醤油の深いコクとほんのりとした甘みのあるタレ、そこに脂の乗った大ぶりの銀ダラ。これは期待以上だ。
よく煮込まれているのに全然固くなってないし、むしろふわふわ。こんなの初めて。

確かに銀ダラだ。だけど、俺の知ってる銀ダラとは全然違う。

羅甸

中は真っ白。巨大な岩山を採掘してるみたいだ。

おいしい煮付けと白飯の幸福感は、ほかの食べものでは得られないものだ。
銀ダラ、銀シャリ、銀ダラ、銀シャリ......銀のラリーが止まらない。

本当においしい。今まで食べたどんな銀ダラよりうまい。

羅甸

お刺身は、イカとマグロ(トロ)。小鉢は冷奴でした。
銀ダラのインパクトの前にはこのトロ刺しやイカ刺しも少し霞んで見えるけど、150 円でこの刺身がついてくるお得感たるや。
この定食をご飯一杯でやりくりするのは絶対無理、というわけで、ここでご飯おかわり。

そういえば、子どもの頃に「お父さんだけ晩ご飯に+刺身」という日がたまにあってすごく羨ましかったのを憶えているけど、このちょっとした刺身がそういう「特別扱い」感を演出してくれて、なんだか嬉しい。

羅甸

それとゴローちゃんも注文していた沖縄産もずく。

もずくっていうと酢の物にして日本酒のお供にというイメージがあるけど、これは酸っぱくない。それにシャキシャキして、断然おかずになるぞ。
これまたご飯の消費を促してくる、アシストを超えた強力な戦力だ。

というわけでほぼ完食したわけですが、この銀ダラのタレを残す手はないだろう。
ようし、こうしちゃえ。

羅甸

...と思ったけど、劇中に比べるとタレの量が少なく(注文が多すぎてタレ不足気味なのかも)茶碗 1/3 くらいのご飯でも和えきれませんでした(´д`)。惜しい...。

でも、ちょっぴりだけどこの「銀ダラ残り汁絡め飯」、文句なしのうまさだ。このうまかった銀ダラの味を改めて反芻させてくれる。
たっぷりの旨味とコクとちょい苦味が混ざったこの味は、完璧なうまさの黄金比だ。

羅甸

食後はコーヒーまでついてきちゃう。これだけ満足できて 1,800 円(もずく込みの価格)、ランチにしてはいい値段だけど、それ以上の価値がある。
はるばる浦安まで来た甲斐がありました。

羅甸

ああ、腹いっぱい。
いやあ、史上最強の銀ダラだった。

それにしてもこんなスナック然とした外観からは想像もつかない名店があるとは、恐れ入った。
もしかしたら、ウチの近所にあるあのスナックも、本当はものすごくうまい飯を出す店なのかもしれない。その敷居を跨ぐ勇気はないけれど(笑。

ごちそうさまでした。
浦安方面に来る機会があったら、また食べに来よう。今度は鯖の塩焼き、いや、鮪の照り焼きも気になるなあ。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

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2018/05/26 (Sat.)

中野 蔡菜食堂 その 3

「どうする?何を食おうか、何を食うべきか」

昨夜放送された『孤独のグルメ Season7』中野百軒横丁の回。我々取材班は今回も事前巡礼するため中野駅北口、食のジャングルの奥地へと飛んだ。

が...、

泪橋

え~っ、材料切れ!?
そりゃないぜ。

店内は見るからに常連さんでいっぱい、しかも場所が場所だけに撮影の目撃情報もけっこう出回っていて、放送前なのに「ここがその店か」という感じで通り過ぎていくお客さん多数。
外から覗き込んだ感じだと、マスターもいっぱいいっぱいな雰囲気。こどグルの聖地はもともと知る人ぞ知る名店であることが少なくないけど、特にこの店は放送前からこんな感じで、放送後はどうなっちゃうんだろう...と心配になりました。

まあ入れないものは仕方がない。
放送後の混雑が落ち着いた頃に、できれば早い時間帯に改めて来るしかないか。

そうと決まったら...腹が、減った!
この周辺で他にうまい店といえば...、

蔡菜食堂

蔡菜食堂

駅の反対側にあるこの店。ちょっと遅い時間になったこともあって、運良く空いてました。

ここでいい。いや、ここがいい。
腹の虫たちも狂喜乱舞している。

こないだ来たばかりだから続けざまに同じ店になってしまうけど、ここの中華は本当においしいからモウマンタイ。

蔡菜食堂

例によって青島からスタート。
もうけっこう暑いのもあるけど、中華料理って日本のビールよりもこの軽いビールのほうが合うんだよなあ。

蔡菜食堂

ビールのつまみはスペアリブ。頼んだらすぐに出てくるのがありがたい。

甘酸っぱい濃厚なタレが肉にしっかり馴染んで、骨にこびりついた筋の一本まで残らずうまい。

蔡菜食堂

からの、おつまみセット。
内容は日替わりのようで、こないだ来たときとは微妙に違う。でもうまい。

この豪華な一皿が ¥500 なんだもんなあ。
近くに住んでたら、毎日でもこのおつまみセットとビールだけひっかけて帰るところだ。

蔡菜食堂

そして白切鶏(バイツェーチ)。
柔らかい蒸し鶏にパクチーとニンニク醤油、ただそれだけなのに箸が止まらなくなる。まさにシンプル・イス・ベストだ。

パクチー、ニンニクに、鶏が全然負けてない。
これはもはや、棒々鶏と双璧をなす中華蒸し鶏の大定番として、俺の中に位置づけられた。

蔡菜食堂

これはたまらん、ビールでは追っつかんぞということで紹興酒。
グラスでも足りないに違いないというわけでボトルでいっときます。

蔡菜食堂

日替わりメニューから空心菜の炒め。
空心菜って季節モノだけど、個人的な経験では旬の時季にちゃんとメニューに載せてくる店は当たり率が高い。
普通の青菜炒めと違って茎の空洞にまでタレが絡んでおいしいんだよなあ。

箸をつけていると、厨房の中からマスターの「アツアツ、おいしいでしょ!」という声。
うん、うまい。おいしいです、ほんとに...これ。
ものの一分で一皿空いてしまう勢いで食べてしまった。

蔡菜食堂

ここに来たら絶対外せないのがレバニラ炒め。歴代の聖地巡礼の中でも、俺の心をガッチリ掴んで離さない料理の一つと言えよう。

濃厚なタレ、火加減が絶妙なレバー、そしてニラの風味と食感。こないだ食べたばかりでも、何度食べてもうまい。
恐るべし、レバニラマジック。

蔡菜食堂

そういえばこの店でまだ食べたことがなかった、麻婆豆腐。
というか、麻婆豆腐の話をしていたところでおかみさんがすかさず「麻婆豆腐食べる?」という、Amazon も顔負けのサジェスチョン。

オーソドックスな麻婆豆腐だけど、麻と辣、辛味とうま味のバランスがちょうど良くて、間違いなくうまい。
これまた毎日食べても飽きなさそうな麻婆だ。

蔡菜食堂

焼豚とレタスの炒飯。
これまたオーソドックス、正統派の上海家庭料理。

変に気取らず、等身大なんだけどちゃんとしてる。この店の料理って全部そうなんだよなあ。だからこそ繰り返し来たくなる。

蔡菜食堂

でもってトマト卵炒め。これも王道の中国家庭料理。
ふわとろの甘口卵、子ども心を呼び起こされるような味だ。

ここの料理、中華料理屋に来てるというよりは、上海出身の穏やかなマスターとおかみさんの家に招かれて料理を振る舞われてるような気分になる。そんな温かみのある時間を過ごしている。

蔡菜食堂

ナンプラーとアンチョビの焼そば。
初めて来たときにも感動したけど、この魚介の風味が活きた奥行きのある味。エビのちょっと焦げた部分にそのうま味が凝縮されてる感があって、焦げを見つけるとちょっと嬉しくなってしまう。

蔡菜食堂

さらに麺に麺をダブらせにいく、ごま醤油和えメン。
これこないだも食べたところだけど、ごま油と醤油、それに焦がしネギが三位一体となって、さらにたっぷりごま油のパンチが効いたインパクトある味。
ここまでたくさん食べたはずなのに、まだ入る余裕があったのかと我ながら驚くほどに、胃のスキマをこじ開けてくるうまさ。

蔡菜食堂

デザートはごま団子。ごま風味の白玉餡団子、上海ではこのスタイルが標準らしい。
ほんのり甘くてもっちりとしたデザートが、食後の満足感を後押ししてくれる。

確かな満足、またしてもおいしかった。
本来の目的の店には入れなかったけど、それでも良かったと思わせてくれる宴だった。

蔡菜食堂、自分の中ではもうすっかり定番店のポジションを占めてしまった。
中野に来たなら必ず立ち寄ってもいいくらい、おいしいし寛げる店。

ごちそうさまでした。
必ずまた来ます。

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2018/05/25 (Fri.)

中野 蔡菜食堂 再訪

「もう、何でもいいから腹に放り込もう。でもどうせだったら、うまいものがいい」

蔡菜食堂

今夜放送される『孤独のグルメ Season7』第 8 話の舞台は中野とのこと。中野と言えば昨年のお正月スペシャルで一度登場済みのエリアですが、第 6 話の浦安といいやはり今シーズンはついに街かぶりが解禁されたようですね。

さておき、先日たまたま中野方面に行く用事があったので、ずっと再訪したいと思っていたこちらの聖地に久しぶりに行ってきました。

蔡菜食堂

蔡菜食堂

本当は一度お店の前まで行ったら満席で、いったんは諦めて周辺をぶらつきながら店を探してみたものの、どうも決めきれなくてしばらく後にもう一度戻ってみたら空席ができていたという。しかし、おかげで完全に腹がペコちゃんだ。

日替わりメニューもあるけど、ここに来たからには食べるべき料理は一つ決めてあるんだ。
まずはそれを軸に、まだ食べたことのない料理とどう組みたてるか。ここがセンスの見せどころ。

蔡菜食堂

ひとまずは注文完了。
青島ビールをチビリチビリと飲りながら、料理の登場を待つ。

周りの席、ほぼ女性客だけど、何を怖じ気づくことがあろうか。

蔡菜食堂

青島と合わせるべきはまずこれでしょう、おつまみセット。
アンチョビカレーポテトサラダ、揚げピーナッツ、新緑ザーサイ、お麩の醤油煮、地鶏の老酒蒸し、皮蛋に胡瓜の和え物。日によって微妙に内容が違うっぽいけど、基本的にメニューにある前菜を一通りちょっとずつ盛ったセットがたったの ¥500 って、お得すぎるでしょ。

全部おいしいけど、特に地鶏の老酒蒸しとカレーポテサラが気に入った。

蔡菜食堂

そして本命、レバニラ炒め。

個人的には、レバーって焼肉や焼鳥の店では頼むけど、中華料理屋に来たら他に食べるべきものがあるだろうってことでレバニラを頼むことって滅多にないんだよなあ。
でもこの店のレバニラは、一般的にいうレバニラとは次元が違う。

蔡菜食堂

表面は薄皮一枚あるくらいに火が通っているのに、歯を立てると中からトロトロが。
それにこのねっとりとした濃厚なタレ。ニラの風味もいい。

やっぱりこれは最強のレバニラ炒めだ。

蔡菜食堂

そこからさらにメニュー追加で、マコモ竹とピーマン豚肉炒め。
マコモとピーマン、それに...胡瓜?日本で胡瓜っていうとあまり火を通すイメージがないから珍しい。

マコモ、ピーマン、胡瓜、それぞれにちょっとずつ違う歯応えが愉しい。
あんまり豚肉は入ってないけど(笑)、豚肉とタレのうま味がしっかり効いていておいしい。

ところで女将さん、白板を見ながら追加注文しようとしたら「白切鶏(バイツェーチ)?」と訊いてくるとか、こちら完全に巡礼者だってバレてますね(;´Д`)ヾ。
まあ男の一人メシでいきなりレバニラ頼んだらすぐ判るか(汗。

蔡菜食堂

〆はこれまた白板メニューの中から、ごま醤油和えメン。
どんなのが出てくるかと思えば、油そばっぽい感じ。

その名の通り、ごま油と醤油を合わせた濃い味に、焦がしネギのいい香り。
これはまた食欲を煽ってくる一杯だ。

蔡菜食堂

食後のお茶は、ジャスミン茶入りのウーロン茶で、やさしくほっとする味。
もう一品くらい行けたような気もしつつ、濃厚な料理尽くしで気持ち的には十分満足。

ああ、生き返った。
この店はやっぱりうまかった。

中野方面に来たら、またちょくちょく寄らせてもらいます。
ごちそうさまでした。

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2018/05/22 (Tue.)

東京都墨田区東向島のきびだんご

「きびだんご、ひとつください」

東向島

『孤独のグルメ Season7』先週放送の東向島回では、最近のシーズンでは珍しくなった甘味パートが含まれていました。しかもメインの店の前ではなく、まさかのエンディングでの登場。チョコレートピザ我慢したくせに甘味は別腹なのかよゴロー!と突っ込みたくなりましたが(笑)、甘味パートがあるならばそこも巡礼しておかなくてはなるまい、というわけで改めて東向島までやってきました。

吉備子屋

東向島の駅から、カトリカとは反対方向に徒歩 5~6 分。大通り沿いに「日本一きびだんご」ののぼり。
おお、なんだか犬猿雉子を連れて鬼退治に行きたい気分になってきたぞ。

吉備子屋

吉備子屋

住宅街のはずれにぽつんとある、なんだかかわいらしい店。
それにしても、なんでこんなところにきびだんごが売ってるんだろうか。鬼ヶ島ならぬ向島、ってことか?(違

そういえば、きびだんごって日本人なら誰もが知っているお伽噺に出てくる食べ物のはずなのに、今まで一度も食べたことがなかった。
自分の中では『ぐりとぐら』のホットケーキみたいな、お伽噺の中にだけ出てくる食べ物みたいなイメージだったけど、それを今から初めて食べると思うとなんだか嬉しくなってきたぞ。

吉備子屋

あつあつきびだんご、一人前五本 270 円。この良心的価格。
しかも「あつあつ」ってのがいいじゃないの。

店内に入ると、おばあちゃんが一人で切り盛りしているお店に、近所のおばあちゃんが茶飲み話がてら遊びに来ている、そんな様子でした。

吉備子屋

きびだんごを頼むと、串に刺さったきびだんごをお湯で二分ほど温めて、きな粉をまぶしてできたてを出してくれました。
持ち帰り用(自宅で温めてきな粉をかけて食べる)も売ってましたが、やっぱりその場で温めてくれるほうがちょっと嬉しい。

店内で食べるとお茶を出してもらえたようですが、聖地巡礼ならばやっぱり持ち帰りでしょう。
その目的地がこちら。

東向島白鬚神社

吉備子屋からほんの 200m くらいの距離にある白髭神社です。ゴローちゃんはここできびだんごを食べていました。
あまり大きな神社でもないけどこの辺りでは由緒ある鎮守社のようで、この界隈のあちこちに近々開催される例大祭の貼り紙がされていました。

ちなみに私がきびだんごを携えてこの神社に来たところ、既に他の巡礼者の方がきびだんごを食べていました(笑)さすが放送直後...。
ただなんとなく気まずいのでいなくなるまで待って(ぉ)私もいただきます。

東向島白鬚神社

できたてのきびだんご。きな粉たっぷり、しかもまだ熱い。

そういえば劇中でのゴローちゃんはベンチに腰掛けてきびだんごを食べていましたが、実際にはベンチは置かれていませんでした。あれはあくまで演出上のものだったようです。
つまり、巡礼しに行く場合はきびだんごは立ち食いになるので要注意。お店でお茶と一緒にゆっくりいただいて、最後の一本を持って神社に向かった方が良いかもしれません。

東向島白鬚神社

スカイツリー見ながら食べる岡山名物きびだんご、オツじゃないの。

アツアツの団子、いいなあ。うまいな。
初めて食べるきびだんごは、やさしい味だけど甘すぎず、大人でもけっこうイケル。でも緑茶が欲しくなったので、ペット茶でも買ってくれば良かったか。

きな粉のかかった甘味なんて、普段はお正月の餅くらいしか食べないけど、こうして食べてみるとたまにはいいものだなあ。
この店は浅草にも支店を出しているようなので、今度は浅草観光がてらにきびだんご、ってのも悪くないかもしれないな。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

B07CXK4NFM

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2018/05/19 (Sat.)

東京都墨田区東向島の納豆のピザと辛いパスタ

「納豆とチーズ、日本とイタリアが糸を引き合っておいしくなっている」

カトリカ

昨夜放送された『孤独のグルメ Season7』の聖地・東向島に放送前に巡礼してきました。
東京の東側に来ることが滅多にない私にとって、東向島は未踏の地。駅からそこそこ距離のある、馴染みのない住宅街を歩いていると、ひっそりと佇むようにそのお店はありました。

ピザとパスタのカトリカ(デザートピザ・チョコレートピザなどスイーツもお勧めです) 墨田区東向島

カトリカ

店内はテーブルが三つきり、せいぜい 7~8 人が限度というこぢんまりとしたお店。たぶん『孤独のグルメ』の歴代登場店の中でも最もキャパが小さい部類の店ではないでしょうか。しかもピザってあまり回転速くないし、皿も大きいから相席できないし、並ぶんじゃなくて予約必須だと思います。

厨房の中では立派な窯から赤い火が出てピザが焼かれています。それに、寡黙そうなマスターの働く背中。
この窯を見た途端、舌が猛烈にチーズを欲し始めたことよ。

カトリカ

メニューは月替わりらしい。ニンニクのピザ、アンチョビのピザ、納豆のピザ...納豆!?

シンプルでオーソドックスそうなピザの中で、納豆だけが異彩を放っている。
納豆が一番気になるんだけど、初めての店でいきなり変わり種を頼むのも何だかなあ。悩むなあ...。

カトリカ

黒板メニューには、ピザ・パスタ以外の日替わり一品料理系。
こちらも名前のつけ方が気取っていなくて、マスターの実直そうな人柄を感じます。

シンプルだけど、それだけにどれもおいしそうに思える。
何を頼むか迷うなあ。

カトリカ

こういうトコに来て麦ジュース(←)というのも野暮だと思ったので、飲み物は白ワインをオーダー。
結果的に久住さんが飲んでいたものと同じになりました。

カトリカ

ピザの前にまずはアンティパストということで「フキのいためもの」。
どんなのが出てくるかと思ったら、フキをトマトとオリーブオイルで炒めた、ラタトゥイユ的なものでした。

これすごくシンプルなんだけど味付けが絶妙で、白ワインに合いすぎる。
これはピザやパスタも間違いなくうまいはずだ。

カトリカ

ピザは本命の納豆に行く前に、チーズのピザから。
こういう本格的なお店に来たらチーズ、アンチョビ、マルゲリータあたりのシンプル定番系でその店の実力を推し量れるものです。

おおお、これはボーノだ。
薄いのにもっちりとした生地に、チーズ(ブルー、チェダー、モッツァレラ、パルミジャーノの四種かな?)がたっぷり。レーズンと松の実のアクセントも効いてる。
ここまでレベルが高いチーズピザも今までそうそう食べたことがないぞ。

カトリカ

そら豆のフリット。
フワフワした食感に、香草の風味が効いてる。何かと思ったらコリアンダー(パクチー)らしい。
イタリアンでこんな風にパクチーを使うのかあ。意外だったけど、これまたイケル。

カトリカ

料理がおいしくてワインがすぐに空いてしまったので、本命の前に赤ワインに移行します。
本題がまだ来ていないのに、ここまでの料理だけでも十分すぎるほどおいしかった。

カトリカ

というわけで出てきましたよ、「納豆のピザ」。
ゴローちゃんはハーフ&ハーフで頼んでましたが、さすがにそこまでは予想ができなかった。
マスターによると「ハーフ&ハーフは手間がかかるから普段はやっていない」とのことで、今後巡礼予定の方はもし断られてもがっかりしないように。

それにしても納豆ピザ...チーズと納豆に、トッピングで海苔!
ネギとゴマもあしらわれていて、まさに和の薬味そろい踏み。
この時点でもうまそうだ。

カトリカ

納豆ピザ、いけるぞいける。
この和風の味付けにチーズの組み合わせ、意外なほど合う。お互いのうま味を引き出し合っているかのようだ。
それをとろける卵の優しい味が包み込んでいる。

でもこれ、どっかで食べたことのある味だよなあ...?と自分の記憶をたぐっていったら、この味、旅館の朝食っぽい!
海苔と納豆と卵で白飯をかっこむあの感じ。それをピザで再現したらこうなったような感覚で、そりゃあうまいと感じるはずだ。

俺は今、納豆大好きな日本人で良かったと、腹の底から叫びたい。

カトリカ

そして「辛いパスタ」。ペペロンチーノとかカルボナーラじゃないぼんやりネーミング。
でもいい。そういうところも気に入ったぞ。

タイトルに「辛い」ってつけるからには見るからに真っ赤で辛そうなのが出てくるかと思ったら、意外なほど大人しい見た目のパスタ。
さて、どんな味がしますかね。

カトリカ

おお、スパイシーないい匂い。 
でも辛いかと思ったら、そんなに辛いってほどでもない。ペペロンチーノとも、アラビアータとも違う辛うまさ。
唐辛子でストレートに辛くしたんじゃなくて、辛味オイルと上にかかってる香草類が醸し出すピリ辛な風味がいい。というか、おいしい。

麺が細めのリングイネというのもいい。この辛うまソースがよく絡んで、フォークの往復が止まらない。
ピザを平らげた後とは思えないほどスイスイ入っていく。食べるほどに腹が減る、謎のパスタ。

カトリカ

「ゴローちゃんならここで最後にデザートピザを頼むに違いない。オーソドックスにチョコか、変化球でオレンジか...」と悩んだ末に頼んだチョコレートのピザ。
劇中では最後に惹かれるだけで食べるには至りませんでしたが、私の読みはほぼ当たってた(笑。

これまたモチモチのピザ生地に甘めのチョコレートソースが絡んで、これはもうピザというよりクレープ。
デザートピザって初めて食べたけど、これはちょっとクセになりそうだ。

カトリカ

向島の路地に、こんなうまいピザ屋がひっそりとあるとは、恐れ入谷の鬼子母神。

私はこの日最後の客だったんですが、注文の内容からドラマのファンだということがバレていたようで(笑)マスターが食後に撮影の裏話をいろいろと聞かせてくださいました。
「普段テレビはほとんど観ないから、行列ができると言われてもピンと来ない。こんな何でもない店に並ぶくらいなら、サイゼリヤで腹一杯食べた方がいいんじゃないか」「自分ではそんなに無愛想なつもりはなかったんだけど、俳優さん(中原丈雄さん)の演技があまりにもそっくりで驚いた」「ドラマ観て来てくれたお客さんの期待を裏切らないように、わざと無愛想にしてようかな」とか(笑。劇中でのぶっきらぼうな応対を見るとすごくギャップを感じましたが、下町らしい人情味あるお店でした。
聖地巡礼は放送後に行くのももちろん楽しいけど、放送前のあまり忙しくない間に行くとこういう機会に恵まれることが少なくないので、また違った楽しさがあります。

あああ、うまかった。
必ずやまた食べたくなる、下町イタリアンにグラッツェ。

放送後の切り盛りは大変だと思うけど、お身体に気をつけてがんばってください。

混雑が落ち着いたら今度はまた別のピザを食べに来たいなあ。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

B07CXK4NFM

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2018/04/30 (Mon.)

千葉県成田市本町のせいろそば

「それにしてもすごい人出だな、成田山新勝寺」

成田山

写真撮影のためにわざわざ成田まで来たのなら、ついでに聖地巡礼もしておかないといけないでしょう。というわけで、昨年の大晦日に放送された『孤独のグルメ 大晦日スペシャル ~食べ納め!瀬戸内出張編~』のラストに登場した成田山は新勝寺に立ち寄ってみました。

大晦日には大行列だった新勝寺も(あれ?寺なのに初詣、というのもなんだかおかしな話だ)、この日はそこまでではなく。とはいえ開山 1,080 年の記念祭を催していてけっこうな人で賑わっていました。

あぁ...腹が、減った。
早速そばを食べに行こう。

多津美

多津美

舞台となったそば屋「多津美」は、新勝寺のほぼ正面にありました。大きな寺の前って、なぜか老舗のそば屋があるんだよな。

ちなみに検索すると開店は 9 時ということになっていますが、実際に食べられるのは 10:30 頃からのようです。

多津美

ゴローちゃんが参拝客の様子を覗き込んでいたのは、この二階席の窓から。
しかし二階は普段は開放していないようで、通常は一階の席に通されます。ゴロー席に座れないのはちょっと残念。

多津美

ま、まずは入れて良かった。セーフセーフ。

GW ということもあってかお昼前の 11 時にはけっこう混んできている様子でした。

多津美

さて、何にしようか。

この日は 28 日ということで、成田山御縁日にちなんで天ぷら系のメニューが 28% 引き。これは運がいい!
こうなったら天ぷらを食べないわけにはいかないじゃないか。

多津美

きたきた。

王道中の王道で天せいろそば。
ゴローちゃんは普通のせいろを二枚食べていたけど、私は天せいろの大盛りにしました。

多津美

大盛りは +150 円。せいろ二枚重ねで提供されますが、普通のせいろ二枚分よりは少ない(1.5 人前分くらい?)を二枚に分けて出してくれるようです。

いただきます。

多津美

うん、うまい。
特にてらったところはないけれど、それでいい。それがいい。
どんなときでもツルツルッと入ってきてくれそうな、普通においしいそば。

多津美

天ぷらは大葉、かぼちゃに、えびが二本!これは嬉しい。
具材は小ぶりだけど厚めの衣がパリパリしていておいしい。正しいそば屋の天ぷらだ。

多津美

そういえば劇中ではゴローちゃんがそば湯を飲むシーンはなかったけど、ここのそば湯はとろみがあって私好み。そばの余韻を濃厚に感じさせてくれるそば湯でした。

関東の歴史ある寺院と共に歩んできた、そば屋らしいそば屋の味だった。成田に来て良かった。
ごちそうさまでした。

...ああ、そろそろ中四国への聖地巡礼の計画も立てないとなあ。

孤独のグルメ スペシャル [Amazon Video]

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投稿者 B : 22:30 | Gourmet | KODOGURU | Udon & Soba | コメント (0) | トラックバック

2018/04/28 (Sat.)

東京都港区南麻布のチョリソのケソ フンディードと鶏肉のピピアンベルデ

「メキシカン感、メッキメキ」

サルシータ

放送開始からここまでハイペースに回ってきている『孤独のグルメ Season7』聖地巡礼、今回は先週放送された第 3 話、南麻布の聖地を訪問してきました。

地下鉄広尾駅から徒歩数分。地名に「麻布」とついていると敷居が高そうなイメージがありますが、ここはちょっと親しみやすそうな雰囲気を醸し出しています。しかも地下一階にあるお店なので、文字通り敷居も低い(そうじゃない

港区南麻布にある本場メキシコ料理店|メキシコ料理サルシータ

サルシータ

店内、カラフル。そして放送直後だけにほぼ満席。私は放送前に予約していたので入れましたが、当分はいっぱいだろうなあ。

テキーラに乗せられてなのか、お店の中は決してうるさいわけではないけれどウキウキした気分に包まれています。

サルシータ

まずは飲み物、久住さんが飲んでいたメキシコ風ライムジュースライム入りのビールってどれだ?とメニューから「ミチェラーダ」というビアカクテルを頼んでみたところ、なんかちょっと違う。飲み口に
塩がつけられたグラスにライムが入っていて、そこにコロナビールを注いでいく方式。しかも、ビールなのに氷が入っています。
期待していたものとはちょっと違うけど、これはこれでアリ。塩がちょうどビールのつまみ代わりになるし、氷が入ってるのもあんまり気にならない。一杯目としては正解だったと言えよう。

サルシータ

さて改めて、メニューは...と。
え、メキシコ料理ってこんなにあるの!?
サルサ、ナチョス、は分かるが...、ケサディーヤ?ソペス?全然分からない。想像もつかない。

とりあえず、ゴローちゃんが食べていたものを片っ端から注文していきます(笑

サルシータ

まずはソペス。メキシコ風ブルスケッタという感じか。
イタリアやフランスにも似たようなおつまみ料理はあるけど、ちょっとメキシカンにするだけでこんなにも楽しげになるものか。
いろんな味が混じってる。この店のカラフルな感じ、そのままだ。

サルシータ

ユカタン風チキンとライムのスープ。

ライムっていうか柑橘類でスープを作るっていう発想自体が日本にはないと思うけど、一口飲んでみて驚いた。
口当たりがスッキリしていて、全然違和感がない。これ、おいしいじゃないですか。

サルシータ

下にお宝ざっくざく。
アボカド、トマトにチップスまで。

なんだか癖になりそうな...この味は、ちょっと言葉ではうまく説明できそうもない。

サルシータ

改めてメキシカンビール。
店員さんに尋ねてみたところ、久住さんが飲んでいたのは普通にテカテでした。ライムを添えて出してもらえます。

サルシータ

久住さんが食べていたサボテンのサラダ。これも味が想像できなかったものの一つ。
サボテンって固そうだし美味しくなさそうだし、そもそも食べられるものなのか?と思っていたけど、食べてみればあらら。サボテンというより、なんかインゲンかピーマンのような食感と風味で、イケルイケル。さっぱりしたドレッシングと隠し味のチーズも利いていて、ビールのつまみにちょうど良い。

サルシータ

そこにチョリソのケソ フンディード。メキシコ風グラタン、といったところか。
チョリソのピリ辛をチーズが受け止めて、食べる前からうまさ当選確実。

サルシータ

ケソ フンディードについてくるトルティーヤ。
このトルティーヤ、モロコシ感が尋常でない。

布に包まれて出てくることで、最後まで熱としっとり感を維持したまま食べられるのも嬉しい。

サルシータ

トルティーヤをちぎったら、ケソ フンディードを包んでいただきます。

お~、期待通り。ピリ辛とチーズのコクを、モロコシの優しい甘みが包み込んでいる。
この手の巻き食いはタコスしか知らなかったけど、これもいいぞ。

サルシータ

こんなの食べさせられたら気分も盛り上がって、テキーラいってみたくなっちゃうなぁ~。
って、何?このラインアップ。めちゃくちゃ多いじゃないか。
超定番のクエルボとサウザくらいしか知らなかった。しかもこの見開きで全部じゃなくて、この後にもさらにページが続いています。これはもう「テキーラ沼」と呼んでも間違いではないに違いない。

サルシータ

さすがに選びきれなかったので、各三種ずつまとまっている「テイスティングセット」を二種類頼んでみました。
店員さん曰く「それぞれ飲んでもかなりアタックが違うので、飲み比べてみてください」とのこと。テキーラの「アタック」っていうのか!憶えておこう(笑

...確かに、最初からガツン!と来るタイプと、後からじんわりくるタイプ、追いかけて重い一撃が来るタイプ、など一口にテキーラといっても全然違う。これはまごうかたなく「アタックが違う」だ(ぉ
ウィスキーみたいな飲み口のもあるし、本当に面白い。テキーラ沼、侮りがたし。

テキーラってつい調子に乗って一気飲みするか、飲み会で罰ゲームに一気飲みするお酒のイメージがあるけど(←どっちにしろ一気飲みするのかよ)、ちょっとそれは失礼に思えてきたな。

サルシータ

こういうしっかりしたお酒を飲んでしまえば、料理の方もパンチ力が欲しくなるというもの。
何種類ものサルサソースでケソ フンディードを強化して対峙するしかない。

瓶のデザインからして相当辛そうだけど、実際はそうでもない。というかむしろ、ナイスアクセント。これは癖になるなあ。

サルシータ

チョリソの溺れ卵。
確かにチョリソが溺れてる。わかりやすくうまそうだ。

さっきのケソ フンディードとでチョリソがダブってしまったけど、こちらはトマト&卵でまた違った味わいがある。

サルシータ

そして鶏肉のピピアンベルデ。
これもすごいことになってる気がしちゃうな。この色!ベルデ(Verde)、つまり「緑」か。

店員さん曰く「食用ホオズキとカボチャを使った優しい味」とのこと。

サルシータ

うわ...この鶏肉、うまいな!ソースは...何だろう?食べたことない味だ。
さっきのライムスープもそうだったけど、なんというか日本人には言語化の難しい、未体験の味。

強いて言うなら、辛くないグリーンカレー。だけどカレーともちょっと違う。グリーンシチューとでもいうような、なんだか優しくてホッとする感じ。
このご飯と相まって、メキシコの〆に相応しいと思う。うん。

サルシータ

メキシコ、もう少し踏み込んでみたい気もする。
というわけで頼んでみたのが、ゴローちゃんの隣の席のお客さんが食べていた「モレポブレーノ」。
唐辛子にドライフルーツ、ナッツ、チョコレート(カカオ)を使った「一つのソースに全ての味覚が含まれている」料理だそうです(店員さん談)。

こっちはピピアンベルデとは対照的に、どっしり、しっかりした味。確かにカカオやナッツの風味はするんだけど、甘ったるくない。かといって辛くもなくて、とにかくコクが凝縮されている感じ。個人的にはピピアンベルデよりも気に入ったかも。

サルシータ

ちょっとテキーラを飲み過ぎた感があったので、最後はメキシコで最もポピュラーなカクテル「パロマ」でちょっと薄めます(それでもテキーラベース)。
グラスについている茶色いのは何かと思ったら、これも塩!テキーラをグレープフルーツとライムで割った爽やかな口当たりで、改めて頭がスッキリします。

いやあ、どれもこれも美味しかった。
正直なところ、メキシコ料理って「挽肉、トマト、チーズ、サルサ、どーん!」という大雑把な先入観をもっていたけれど、こんなに繊細なものだったとは。今まで自分がメキシコ料理だと思っていたのは、あくまでアメリカ流にアレンジされた TEX-MEX(メキシコ風テキサス料理)にすぎなかったんだなあ。そりゃあ、マヤやアステカといった高度な文明を源流に持つメキシコの料理だけが高度でないはずがない。

店員さんも、メキシコ出身かと思ってしまいそうな濃い顔に似合わず(失礼)料理や飲み物について丁寧に解説してくれたり、「日本の出汁にも通じるメキシコ料理の繊細な味を多くの人に知ってもらいたい」と熱く語ってくれて、他の料理もいろいろ食べてみたくなりました。

この店にして大正解。
最高のメキシコ日和だった。

ここは混雑が落ち着いたらまた来ようと思います。
ごちそうさまでした。

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2018/04/14 (Sat.)

東京都世田谷区経堂の一人バイキング

「ここはまるで、俺の胃袋の実家だ」

経堂

ドラマ『孤独のグルメ Season7』、昨夜放送されたばかりの経堂の聖地に早くも行ってきました。小さいお店で、放送されたらかなり混むことが予想されたので、今回は放送前に訪問。

今回は川崎の一人焼肉両国の一人ちゃんこ西巣鴨の一人すき焼きに続く「一人バイキング」回。私は聖地巡礼には誰かを誘って行くことも少なくありませんが、サブタイトルに「一人○○」と入れられたら、一人で行くしかないじゃないですか(;´Д`)。というわけで、今回はあえての一人巡礼。

それにしてもこのあたり、思いっきり世田谷の住宅街。とてもお店がありそうには思えない閑静な街並みに溶け込むように、お店が存在していました。

マッシーナ メッシーナ

え、これ、店?
普通の一軒家じゃないのか。

ママチャリが何台も駐まっていて、普通の民家でママ友のお茶会でも開かれている、そんな雰囲気。
でも、塀の中を覗き込むと、

マッシーナ メッシーナ

かなり控えめに、看板。
これは知ってる人じゃないと気づかないんじゃないかな~。

一軒家で、バイキング一択の、マッシーナ メッシーナ。
謎すぎる。でも俺の空腹な好奇心が、入っちまえと言っている。

マッシーナ メッシーナ

マッシーナ メッシーナ

おおお、なんだこの人ん家感は。
いきなり友達の実家に呼ばれた気分。

玄関扉を開けると、中から優しそうな黒人のマスターが出てきました。ドラマには登場しませんでしたが、ギニア人の「マッシーナ」さん。
「今ちょうど料理がだいたいなくなっちゃったところで、次できるまでちょっと時間がかかりますけど、いいですか?」とのこと。
大丈夫ですよと告げて、まるで親戚か友達の家にでも上がり込むように、中に通されます。

マッシーナ メッシーナ

うわあ...この家具や調度品の実家感。
座敷席では、まさにママ友会っぽい集まりが催されていました。
きっとここ、昔から世田谷の主婦たちの憩いの場だったんだろうな。

マッシーナ メッシーナ

テーブル席側はこんな感じ。
初めて来たはずなのに、この懐かしさはどこから思い出されるんだろう?
まだじいちゃんばあちゃんが健在だった頃の実家って、こんな茶色の家具で満たされてたよなあ。

マッシーナ メッシーナ

バイキングの料理はこんな感じで並んでいました。

あそこにあるのを選んで取るわけだな。
どれ...と思ったけど、確かに言われたとおり主菜っぽい皿は軒並み空っぽ。
厨房ではおかみさんが忙しそうに、次々に料理を作っています。

ま、バイキングは浮き足立ったら崩壊する。ここは慌てず出来上がりを待とうじゃないか。
まずは落ち着いて控えめに、残っている料理を集めていくとしよう。

マッシーナ メッシーナ

というわけで、バイキング第一弾。

メインどころの料理がなかったからおばんざい盛り合わせみたいになっちゃったけど、チョイスも盛り付けもイイ感じにできた。
我ながらなかなかの好采配なんじゃないの?

マッシーナ メッシーナ

上から時計回りに、枝豆豆腐、ブロッコリーサラダ(カニカマ入りなのが嬉しい)、焼き鯖、きんぴらごぼう、白菜の浅漬け、玉子焼き、豚しゃぶ、そして中央がキュウリとトマトの塩麹和え。
バイキングって欲張ってたくさん取っちゃいがちだけど、あえて少量ずつにしていろいろ楽しむ。これが真のバイキンガーの嗜みですよ。

ほんのり枝豆が香る豆腐にわさび塩、それに素朴な甘い味付けの玉子焼き。ごはんのお供としては焼き鯖や豚しゃぶも王道のおいしさ。
そして個人的にはこのきんぴらに驚いた。このちょいカレー味が新たな食欲を引きずり出す。

決して派手な料理ではないけれど、どのおかずも手間をかけているのが分かる。
一つ一つに心を込めているのが、よく分かる。

マッシーナ メッシーナ

ようし、ギニアいってみよう。
この雑穀米にかかっているのがギニアの家庭料理「マフェ」。
中に入っていた手羽元は、柔らかすぎて早くも鍋の中で骨から外れかかっていたほど。

しっかり辛くてカレーっぽいけど、カレーじゃない。
いろんな野菜をじっくり煮込んだ奥行きのある味わい。

これは特筆すべき家庭料理だ。

マッシーナ メッシーナ

お味噌汁も...おっと、しっかりいりこだし。
何気なく掬ってみたらお椀に煮干しが入っていて驚きました。
まさに昔ながらの家庭の味。こんな味噌汁、久しぶりに飲んだ気がする。

マッシーナ メッシーナ

一巡目を食べている間に、追加の料理のほうが出来上がってきました。
そう、バイキングは運じゃない。諦めずに自ら道を切り開く強い心が大事なんだ。
でも、出来上がってくるたびにお客さんがわっと集まって料理を取っていくから、冷める暇がない感じ。

そして料理を取りに行くたびに厨房のおかみさんと目が合って「お待たせしてごめんなさいね」「もうちょっとでできますから、待っててくださいね」とにこやかに声をかけていただく。
ああ、この店の暖かさや包容感は、このおかみさんの人柄から来ているんだなあ。

マッシーナ メッシーナ

そんなわけで、バイキング第二弾。
今度は冷やし中華サラダ、タラモサラダ、マカロニグラタン、それにゴローちゃんが食べ損ねたドリア。
ドリアはもう見るからに美味しそうで小皿の容量だと食べ足りないだろうと思えたので、別皿にもしっかり盛ってみました。
さらに、マフェライスは実はこれが三杯目(笑)完全に気に入ってしまった。

今回もどれも美味しいけど、中でも特にタラモサラダは大当たりおかずだ。
こんなオーソドックスなおかずなのに、今まで食べたどんなタラモサラダよりもおいしい。中に入ってる海苔の風味が効いてるんだろうけど、それだけじゃない深みがある。

ドリアは雑穀米とカレーベースの上にたっぷりチーズがかかっていて、想像通りのうまさ。
マフェライスといいどちらもおいしくて、炭水化物を採りすぎてしまう。
でも雑穀米ならばその罪悪感も半分でいいはず(ぉ

そういえば、劇中のゴローちゃん同様にアスパラの塩焼きの最後の一本を取ってきたわけですが、あまりの長さにこのお皿に載りきらず、私としたことがつい写真を撮り忘れてそのまま食べてしまいました(汗

マッシーナ メッシーナ

ああ、おいしかった。予想通り、バイキングは 100% 食べ過ぎちまうな。
おかみさんの長年の手料理に加えて旦那さんのギニアの味、珍しくも暖かい和洋幾折衷料理だった。
外食したというより、やっぱり親戚か友達の家に招かれてお腹いっぱい振る舞ってもらった、そんな感覚。

経堂の住宅街の中の一軒家バイキング、いいものを知った。
うまい家庭の味が恋しくなったら、この家に帰ってこよう。

ごちそうさまでした。

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2018/04/09 (Mon.)

埼玉県上尾市本町の肩ロースカツ定食

「俺の腹は、今朝から完全にとんかつってなってる」

キセキ食堂

ドラマ『孤独のグルメ Season7』、いよいよ先週末から放送が始まりました。そこで私も早速第一話の舞台である上尾へと飛んできました。だってあのとんかつを見せつけられたら一刻も早く食べに来るしかないじゃないですか!

私は埼玉県に来ること自体が少ないけれど、上尾は完全に初めての街。けっこう大きい街なんだな、上尾。
さて、目的の店は...上尾駅から徒歩 10 分ほどのちょっと路地に入ったところに発見。

キセキ食堂

キセキ食堂

放送直後ということでどれくらい混んでいるか不安だったんですが、10 時ちょうどにお店に着いたところ、並んでいるお客さんが二人ほど。しかし店先に出されている予約票(並ぶ人もここにまず名前を書く)を見ると、並んでいる人も含めて既に 10 人以上の名前が書かれていました。ランチタイムは合計 35 名ほどで売り切れてしまうらしく、11 時の開店に対して 10:30 には品切れ確定。それでも私が観測していた限り、13 時頃までの間に 40~50 人のお客さんが来ては諦めて帰っていました。
昼夜ともに予約は受け付けているものの、4 月いっぱいは既に予約が取れない状況とのこと(当日並び分は別枠)。

私は残念ながら一巡目には入れず、開店から一時間あまり待つことになりました。夫婦二人でやっているお店らしく席が空いたからといってすぐに入れるわけではなく、一巡目のお客さんがほぼハケた段階でようやく入店できました。
並び始めてからかれこれ二時間ちょっと、もうむちゃくちゃ腹が減ってるんだって。

キセキ食堂

ようやく入店し、カウンターに着席。残念ながらゴロー席の一つ隣でした。
メニューはこんな感じで、都心ではないとはいえとんかつ屋としてはかなり良心的なお値段。

もちろん、「キセキ定食」のカツを注文するわけです。
ゴローと同じように単品でステーキも頼みたかったけど、それには予約票に二件分の名前を書いておく必要があったらしく(人数分でなく品数分らしい)、残念ながら注文できず。後のほうで並んでいたお客さんは予約票に「名前+人数」で書いていた人が何組かいたようで、並んだのに結局食べられなかったお客さんもいました。ちょっと特殊な予約システムなので、これから巡礼しようという人は要注意。

キセキ食堂

カウンターの上には、とんかつソースにステーキソース...おっ、辛味噌まであるぞ。ごまドレッシングとオニオンソース、ふうん。
こういういろんな種類のソースやドレッシングが置いてある店、好き。いろいろ楽しめて嬉しいじゃないの。

「キセキ定食」は回転率のいいメニューなのか、注文して店内をいろいろ見回しているうちに、あまり待たずに出てきました。

キセキ食堂

え~、なに!?この威圧感。
東京にも分厚いとんかつを食べさせる店はけっこうあるけど、この厚さは今まで見たことがないレベルだぞ。

ちょっと待てよ...。

キセキ食堂

横に 16cm、縦 10cm、高さ 4cm 5mm。規格外のでかさだな。
金谷のアジフライのでかさとうまさにものけぞったけど、とんかつでこれというのはまたすごい。

それでは改めて、いただきます。

キセキ食堂

まずはとんかつソースだろう。
ゴローちゃんと同じく左から三切れ目にソースをかけて、賞味開始。

とんかつと言えば、同じく久住昌之先生原作の『食の軍師』のとんかつ回でも「とんかつを食べるダンドリ」にこだわっていたけど、今回のゴローちゃんの食べ方もまさにそうでした。来週はまたダンドリが物を言いそうなバイキング回だし、Season7 はこれまで以上に食べ方に注目すべきかも。

キセキ食堂

それにしても、重っ!しかもすごく柔らかいから、箸で持ち上げている間に肉が崩れてきそうな勢い。

おっほ~!ほー、うまい。なんだよこれ。笑うしかないな。
さすが熟成肉、肉自体からうまみが溢れてくる。今まで食べたどんなとんかつとも違う味。

キセキ食堂

この色!これには...塩でしょう。
本当にうまいとんかつは塩で十分だと思うけど、これもまさにそんな感じ。肉そのものの味だけで食べられる勢い。

肉食ってる感が尋常じゃない肉だ。肉々しい肉だ。

キセキ食堂

肉と肉の間に箸休め的にいただくしめじの味噌汁も、正しくおいしい。
味噌汁なんだけどちょっとおすまし的な軽さというか上品さがあって、とんかつのいいクッションになってくれる。

キセキ食堂

よし、モリモリいこうじゃないか。
次は塩レモンとんかつ、いってみよう。

おお...レモンが豚を引き締める。シンプルな塩とんかつとはまた違った、研ぎ澄まされた味わいだ。
自分は普通のとんかつ屋でレモンをかけることはあまりないけど、この塩レモンかつはアリ。

この肉なら永遠に食べ続けられる、そんな気がします。

キセキ食堂

今度は辛味噌で名古屋に行ってみるか。
いや、味噌かつは味噌かつなんだけど、ちょい辛なのが名古屋とは違う。

辛味噌、味の目先を変えるという意味では面白い存在だけど、私はやっぱりシンプルに肉のうまみを引き出す食べ方が好きかな。

キセキ食堂

ラスト一切れ、締めはとんかつソースだ。最後はやっぱりこの定番の組み合わせに戻ってくるんだ。

筋っぽさを微塵も感じさせない柔らかな熟成肉に、薄めの衣。今まで食べたどんなとんかつとも違う味。
出てきたときは一瞬食べきれるかと思ったが、いらぬ心配だった。本当にうまい肉ってなんというか、「軽い」ような気がする。揚げ物についてもそうで、鳥越の「まめぞ」といい、『孤独のグルメ』に出てくる揚げ物の店って、胃にもたれにくい軽さがある。

キセキ食堂

いやーぶったまげた。こんなとんかつが、上尾の街に潜んでいたとは。

ドラマ登場前から地元では人気店だったようだけど、これから当面は行列が絶えないんだろうなあ。
ご夫婦二人で切り盛りしているお店ということで、身体に気をつけてがんばってほしいと思います。
そして私は、行列が落ち着いたら今度はステーキを食べに来たいなあ。

ありがとう、キセキ食堂。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 [Amazon Video]

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2018/02/21 (Wed.)

茗荷谷 豊栄 その 3

「それにしても、この例えようのないおいしさたるや」

豊栄

ちょっと(というか、だいぶ)遅めの新年会ということで、約四ヶ月ぶりに茗荷谷の聖地で中華をいただいてきました。

この店、全店巡った私としては Season6 の中でもトップクラスにおいしく、リピートする価値があると思います。松重豊さんもラジオで「年末にあのアボカドが食べたくなって、一般客のふりしてお店に電話してみたけど予約が取れなかった」とおっしゃっていましたが、本当になかなか予約が取れない(;´Д`)ヾ。三週間ほど先で空席のある時間帯をなんとか見つけ、満を持して行ってきました。

中国料理 豊栄

豊栄

やっぱりこの黒板メニューが全部そそる。毎回ちょっとずつ違うメニューのどれもが空白をさらに刺激してくる。
丸鶏のパリパリ揚げ、間違いなくうまいやつや。ブリのライチ紅茶スモーク?よく分からないけど妙に惹かれる。「豊栄醤炒め」と名のつく料理も絶対にハズレなし。

さあ、どれから攻めようか...。

豊栄

何はなくともまず乾杯。今年ももう二ヶ月が過ぎようとしているけど、改めてよろしくお願いします。
気の置けないメンバーでの集まりは、やっぱり気持ちがほぐれます。

豊栄

どんなメンバーかというと、カバンからおもむろにスマホに EF レンズを取り付けるアダプタとリグが出てくるようなメンツ(ぉ。趣味を晒しあいながら語らう時間の楽しさよ。

豊栄

料理の方は、まずは夫婦肺片(フーチーフェイペン;牛もつのピリ辛和え)からいただきます。
これ、牛もつのいろんな部位をピリ辛に和えたシンプルな料理で、ビールによく合います。そして何度来ても思うけど、この店は「うまみ」を活かした料理が本当にうまい。火と油と唐辛子でジャジャッとやっつけた感じでは全然なく、よく計算されて丁寧に仕上げられた味。

豊栄

からの、パクチーの熱々ネギオイル香味醤油かけ。これは逆にパクチーにネギとアツアツ胡麻油をジャジャッとやっつけただけですが(ぉ、パクチーのくさみがゴマ油で程良く中和されてうまい。

豊栄

そして「アボカドのセイロ蒸し」。これ前回来たときには食べられなかったんですよね...代わりにレタスのセイロ蒸しが品切れていたのは、折からの野菜高騰の影響かもしれません。

私はアボカドはあまり得意ではないほうなんですが...、ワッホー!何これ?

トロットロ。アボの、大トロだ。
アボちゃん蒸すと、こんなにうまくなるの?

孤独のグルメでアボカドといえば鶯谷のアボカドメンチを思い出すけど、このセイロ蒸しは私のアボカド史上で最もうまいアボカドだったと言って良いでしょう。なんか、アボカドではない別の何かを食べているようだ。

豊栄

私がやったわけではないですが(飲むときはあまり炭水化物を取らない主義)、アボカ丼ゴロネーゼ。
海の向こうじゃカリフォルニアロールなんてのもあるけど、まさか生粋の日本人が、アボカドをご飯に乗っけて食べる日が来ようとは。

豊栄

口水鶏(よだれ鶏)。個人的経験から言えば、よだれ鶏がうまい中華屋に駄店なし。
舌にビリビリくる山椒のせいでビールが甘く感じるくらいだけど、でもうまい。刺激の後から追いかけてくるうまみもたまらない。

豊栄

こういうビリビリくる料理には、日本のビールよりも青島でしょ。
グラスがプレモル用というあたりが、いつもとは違うビールの薄さを際立たせていてまたいい(笑

豊栄

茄子のサクサク揚げスパイスソルト炒め。見た目からしてボリューム感ある一品だけど、肉厚の茄子をその名の通りサクサクに揚げてあって、かついろんなうまみやスパイスを茄子がしっかり受け止めていて、本当に美味しい。アクセントのクミンがまたいい味を出している。これは初めて食べたけど、他の料理にも引けを取らないレベルの高さ。

豊栄

そして最初から気になっていたブリのライチ紅茶スモーク。北陸民としてはブリは基本的に刺身で食べたい派だけど、これは想像の斜め上。紅茶の香りがする燻製なのに、半生状態で燻製っぽいパサパサ感が皆無。サシの部分から脂がとろけてくる感触すらあって、ブリの新たな一面を知った感。これはハマりそう。

豊栄

こんなブリを食べさせられた日にゃあ、もう紹興酒をクイッと行かざるを得ないというものでしょう。
ビールだと、もうこれらの濃密な料理陣に負けてしまいそうだ。

豊栄

こちらも想像を超える見た目で出てきた「エビのマヨソース炒め」。一般的に、エビマヨってエビチリに比べると子どもっぽかったり安っぽかったりする印象があるんですが、このエビマヨはマヨソースがふわっふわ。ソースだけでも食べていたくなるうまさ。これは無難にエビチリにしなくて正解だったかもしれない。

豊栄

そして〆は定番、豊栄チャーハン。この店が店名を冠した料理がうまくないわけがない。豊栄醤のうまみが存分に活きつつ、大ぶりのプリプリ海老が主張する、試行の一品。これ、永遠に食べていられそうな気がする。

豊栄

デザートは「豆乳ココナッツ杏仁豆腐」「山査子のアイスクリーム」「チャイニーズ甘酒の冷たい汁粉白玉入り」。
私が食べたのは山査子アイスで、山査子の落ち着いた香りがいろんなスパイスで刺激されっぱなしだった舌と鼻腔を落ち着け、食後の自然な満足感を促してくれます。

豊栄

ああ、今回も最初から最後まで全部、おいしかった。
三度来てもまだ食べていない料理がたくさんあるし、ここは何度でもリピートしたいなあ。立地がなかなか微妙なところにあるけど、そんなことは気にならなくなるほどの名店だと思います。

しかしこの店、ミシュランガイド 2018 のビブグルマンに選出されたらしく、ただでさえ予約が取れない店なのにもっと人気が出てきているのが悩ましいところ。
でも、それにめげずにきっとまた来よう。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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2018/01/12 (Fri.)

人形町 天ぷら 中山 再訪

「俺に尻尾があったら、今、千切れんばかりに振っているところだ」

天ぷら 中山

『孤独のグルメ』の聖地の中でも、私にとってもう一度食べに行きたい店の上位に常にランクインされていた店のひとつが Season2 に登場した黒天丼の店「天ぷら 中山」。しかし人形町方面にはあまり来る用事がなく、再訪の機会もしばらくなかったんですが、たまたま仕事で水天宮方面に行く機会があったときに意図せずこの店の前を通ってしまいました。そうするともう俺の胃袋はあの天丼の黒一色に染まり、いてもたってもいられなくなったので、暖簾をくぐるしかないじゃないですか。

天ぷら 中山

天ぷら 中山

あれから五年。この店は当時と変わらずそこにありました。
今では当時のような行列はなく、かといってガラガラというほどでもない、ちょうど良いお客の入り具合。そうそう、これくらいの雰囲気が落ち着けるんですよ。
前回は混みすぎて店内の様子をじっくり見る余裕もなかったけど、改めてドラマに登場したまんまのお店をしげしげと眺めます。

この木の札の品書き、品数多し。当時よりちょっとだけ値上がりしたようだけど、それでも安い。
さあ、何から攻めよう。

天ぷら 中山

...の前に、とりあえずビール。今日もお疲れさまでした>自分。

お通しの煮物、大根がうまい。
仕事帰りに年季の入った店で煮物つつきながら瓶ビール飲んでる俺、完全におっさんだな。でも我ながら、いい歳の取り方してる気がする。

天ぷら 中山

それからお新香。胡瓜に白菜にほうれん草に蕪。
ばあちゃんが作ってくれた漬物とはちょっと違うけど、でもばあちゃんちっぽい味。
まるで一日の疲れをねぎらってくれるかのようだ。

お新香をつまみにビールを飲んでいるうちに、天ぷらの第一弾が揚がってきました。

天ぷら 中山

おーーー、きたきた。これですよ。
穴子、いか、はす(蓮根)、玉ねぎの組み合わせ。めごちも食べたかったけどこの日は残念ながら品切れ。

天ぷら 中山

つゆにくぐらせて食べると、穴子は外はサクッ、中はほわっほわ。これはたまらん。
天ぷらなのに油っこくなくて、もたれそうにない感じなのもいい。

いかはプリプリだし、蓮根のシャクッとした食感も楽しい。
でも今回初めて食べた五郎メニュー、玉ねぎの天ぷらがまたいい。こま切れにした玉ねぎをかき揚げみたいに揚げてあって、玉ねぎの甘みが引き出されている。玉ねぎ天、想像以上にいいぞ。

天ぷら 中山

続いてかき揚げ。これも前回食べてすごく気に入ったやつ。
春菊に小エビとホタテを一緒に揚げてあって、フワフワサクサクの衣の中にエビとホタテの旨味がギュッと詰まっている。仮にひとつもいいことがなかった日でも、最後にこれを食べられたらそれだけで幸せ。そんなかき揚げ。

さて、じゃあそろそろ〆の天丼にいきますか...と思ったら、

天ぷら 中山

なんかカウンターの向こう側にすごいアスパラが並んでるんですけど!!!
その隣の肉厚シイタケも、キノコが苦手な自分でもちょっと食べてみたいと思ってしまう見た目。

この魅力、抗い難し。
天丼の前に、ちょっと寄り道していきますか。

天ぷら 中山

というわけで、追加でアスパラときすの天ぷらを頼んでしまいました。

この大ぶりなアスパラ、見るからにうまそうだ。
「アスパラは塩とレモンがおすすめです」とのことで、それに従ってみました。

天ぷら 中山

おおお、何これ。アスパラなのにホクホクしてるんですけど。

見た目に違わずボリューム感があって、なのに繊維質をほとんど感じない、ホクホクのアスパラ。これはうまい。
天丼の前にアスパラに寄り道して正解だった。

天ぷら 中山

そこに、〆の天丼。やっぱり黒い。Blu-ray BOX の特典映像によると、放送後にはお客さんが増えすぎて、タレの色もだんだん薄くなってしまったという話でしたが(笑)、今では黒さもすっかり戻っているようです。

シジミの味噌汁には、今回は香り付けに柚子が入っていて、こんな下町なのにちょっと上品な味。でもやっぱりじわっと沁みる優しさがあって、なんだか涙が出てきそうになる。

天ぷら 中山

天丼の上ものは、海老二尾に穴子、きすの組み合わせ。穴子ときすの天ぷらはさっきも食べたからダブってしまったけど、この黒いタレがかかることでまた違った働きを見せてくれる。
黒いタレは濃口醤油の塩辛さを連想させるけど、ほんのりと甘さを秘めたやさしい味。下町の人情がそのまま丼になったかのようだ。

恐るべし、黒天丼。
相変わらず、めちゃくちゃいいじゃないか。

天ぷら 中山

前回はじっくり見ることができなかった松重さんのサインも改めて拝見。
その上には、自分が生まれるよりも前にテレビで紹介されたときの記念色紙。少なくともそれだけの歴史が、あの黒天丼のタレには込められているんだなあ。

それに加えて、

天ぷら 中山

figma 井之頭五郎と幻の食品サンプルスマホスタンドまで!
スマホスタンドのほうは私も実物は初めて見ました(笑

それにしても、あんなにも揚げものをいただいたのに、でも、ちっとももたれてない。クセになるのがわかる。
人形町に来る機会があったら、きっとまた来よう。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season2 Blu-ray BOX

B00AH9VRSI

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2018/01/04 (Thu.)

中華そば「みたか」再訪

世間的にはそろそろおせち料理は終わった頃合いかと思いますが、おせちに飽きるとカレーとかラーメンとか食べたくなりますよね。というわけで今日はラーメンネタをひとつ。

映画を観に立川まで行ったついでに、三鷹で途中下車して「みたか」で中華そばを食べてきました。

中華そば みたか

みたか

『孤独のグルメ』の久住先生に縁のあるお店ということで、以前も一度来た「みたか」。イマドキ流行りのラーメンには媚びない昔ながらの味だけれど、ときどき思い出して猛烈に食べたくなる味なんですよね。というわけで、わざわざ三鷹で降りてまで食べに来ました。

お昼時、開店ちょい後くらいの時間を狙っていったはずなのに、お店の前には既に階段のところまで行列ができていました。以前行ったのは平日夜でしたが、休日の昼間だとこんなに行列をなす人気店だったとは。しかも通い慣れてる風のお客さんが多く、家族連れもいたくらいで、やはり「江ぐち」時代から地元に愛され続けてきたお店であることが分かります。

みたか

麺類値上げのお知らせ。業務用・家庭用を問わず小麦粉の値上げがニュースになる時代ですからね。

並んでいる間に、他のお客さんが予約したチャシュー(スライスではなくカタマリ)の持ち帰りを頼んでいる場面に遭遇しました。常連さん向けの特別対応っぽい感じでしたが、チャーシューの持ち帰り、そういうのもあるのか!ここのチャシュー、確かに素朴で飽きの来ないうまさだったもんなあ。

みたか

20 分ほど並んで入店し、注文したのは五目チャシューメン。前回来た後に、今度来たら五目そばを食べてみようと思っていたからそれを実行した形ですが、お店に入る前にチャシューの持ち帰りを目的した結果、チャシューを足さずにはいられませんでした(笑。
それにしても、久住先生のエッセイにも似たような話があったけど、店名は「中華そば」なのにメニューは「ラーメン」「チャシューメン」で、五目だけ唐突に「五目『そば』」になり、それにチャシューが入るとまた「五目チャシューメン」に戻ってくる、この謎な命名ルールは一体何なんだぜ?(命名ルールは「江ぐち」時代とは若干違っている模様)

みたか

五目チャシューメンの具は、チャシュー(通常の五目そばより増量)、ハム、ピーマン、もやし、竹の子(メンマ)、ゆで卵、ナルト。江ぐち時代からはほうれん草がピーマンに変更されたようだけど、五目といいながら七目入っているお得感は変わらず。そしていわゆる中華料理屋の五目そばだと麺の上にあんかけ状態になっていることも多いところ、ここの五目そばは通常のラーメンの上に追加の具を無造作に並べました、という素朴さがまたこの店らしくていい。ピーマンともやしのシャキシャキ感がダイレクトに味わえて嬉しいし、何故か入っているハムが自宅で食べるラーメンみたいなジャンク感で面白い。それにたっぷり入ったチャシュー、見た目は脂分多めでこってりしてそうなのに、想像以上にさっぱりしていて何枚でも食べられる。

この店の素朴な中華そば、やっぱりいいなあ。こういう心の拠り所みたいな中華そばが食べられると本当にホッとします。こっち方面に来る機会はあまり多くないけど、きっとまた来よう。

ごちそうさまでした。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

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2017/12/30 (Sat.)

東京都新宿区淀橋市場のチャーシューメン

「ようし、今朝は市場メシだ」

伊勢屋食堂

紅白とガキ使に挑む前代未聞、『孤独のグルメ』史上初の大晦日スペシャルの放送もいよいよ明日となりました。それはそれで楽しみだし、いつどうやって巡礼しようか(香川、愛媛、広島の三県を跨ぐそうで巡礼も大変だ)と思いを巡らせているわけですが、その前に今年の聖地巡礼の〆にもう一度あそこへ行っておこうと思い、大久保の淀橋青果市場に再び足を踏み入れました。
市場メシということで早朝から営業しているこのお店、こういうところは休暇期間でもなければなかなか来れるものじゃないからなあ。

伊勢屋食堂 淀橋青果市場内

伊勢屋食堂

一年の〆にここにやって来たのは、谷口ジロー先生が他界し、原作第一話の聖地「きぬ川」が閉店した年の終わりには、今後こどグルでぶた肉いためといえばここになるであろう店に再巡礼するのが相応しい、と思ったから。
年末の朝 9 時半に来たからというのもあるでしょうが(笑)、店内は空いてました。

伊勢屋食堂

店内には大晦日スペシャル発表当時の新聞切り抜きが貼られていました。参考画像がこのお店の登場回だからというのもあるでしょうが、今はこのお店自体がこどグルを応援しているようにも感じます。
Season6 のキービジュアルもこのお店のものだったし、確かに印象が強い店ではあります。

ちなみにお店の公式 Facebook ページによると、大女将が夏頃から体調を崩してしばらく入院されており、最近ようやく復帰されたとのこと。放送後のご多忙が祟ったのかもしれませんが、快復されたようで何よりです。

伊勢屋食堂

注文したのはチャーシューメン。「ふらっと QUSUMI」で久住さんがやたらおいしそうに食べていたのが記憶に残っていて、いずれまたこれを食べに来ようと思っていたのでした。他のメニューと違ってチャーシューメンは曜日限定で、ややハードルが高めのメニュー。
朝の 9 時半からチャーシューメン食べるのって我ながらどうよ?とは思っていたのですが、他のお客さんは同じ時間にロース生姜焼きやらカツ丼やら頼んでいたので大丈夫でした(笑。さすがは市場メシ。

伊勢屋食堂

チャーシュー。麺が隠れてしまうほど大ぶりなのが、豪勢に五枚入り。しかも...なんだこれ!?ほわっほわ。こんなフワフワなチャーシュー、行列のできるラーメン屋でもそうそう食べられるものじゃないぞ。これは確かにうまい。

伊勢屋食堂

透き通ったスープはシンプルだけど深い味。緩めの細麺が、ここがラーメン屋ではなく定食屋であることを物語っています。
でも、最近はガツガツ攻めてくるラーメンよりも、こんなラーメンがありがたい。こういう毎日食べても飽きなさそうな優しいラーメンが好き。

町の食堂が少なくなっている今、こんなメシを食べられる幸せ。
俺は今、生きている。これ以上、何を望む。

伊勢屋食堂

いやはや、おいしかった。生姜焼きも良かったけど、チャーシューメン、侮りがたし。
わざわざ朝から大久保まで来た甲斐がありました。

この味を反芻しながら、明日の大晦日スペシャルを楽しみに待ちたいと思います。
五郎は年末にどんな店で、何を食べるのか。

そして来年も、よい年でありますように。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

B071VBJHMR

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投稿者 B : 21:56 | Gourmet | KODOGURU | Ramen | コメント (0) | トラックバック

2017/11/09 (Thu.)

薬膳スープカレー シャナイア 再訪

「カレーっちゃカレーだが、いわゆるカレーとは別モノだ。でもうまい」

シャナイア

ドラマ『孤独のグルメ Season6』に登場した、三田のスープカレーの名店「シャナイア」。私は放送前に巡礼し、すごくおいしかったため、放送後に改めて食べに行こうと思っていました。
が放送直後に改装のため一ヶ月休業し、その後予約なしで一度行ってみたけど満席で入れず。少し時間を空けて改めて訪店してみました。

巨大な猫のオブジェが目を引くお店の外観はあまり変わっていないようですが、窓が増えて少し開放的な雰囲気になっています。

薬膳スープカレー Shania

シャナイア

店内は改装前とは大きく変わっていました。全体的にキレイで明るい内装になったのと、以前は厨房がほぼ見えませんでしたが、現在はカウンター越しに中の様子がよく見える。鍋つかみが猫の手(肉球つき!)だったり、吊り棚にさまざまなスパイスの粉末が並べられていたり、見ているだけで楽しい。
テーブルの並びが変わっていて、いわゆる「ゴロー席」がなくなってしまったのは残念だけど、カウンター席ができて一人でも入りやすくなりました。

さて、カレーは何にするかな。ここのスープカレーはスープの種類がたくさんあって、迷うんだよなあ。

シャナイア

薬膳スープカレー鍋!そういうのもあるのか。
ちょっと前にカレー鍋って流行ったけど、ここのスープカレーそのものを鍋にするなら次元の違ううまさになりそうだ。井之頭五郎もここのスープカレーを「これは、カレー味のおでんだ」と言っていたし、そもそもここのスープカレー自体が鍋感あるんだよなあ。

要予約ということなので、今度は予約して鍋食べに来ようかな。

シャナイア

ここのスープカレーは出てくるまで少し時間がかかるので、その間の繋ぎにビールとつまみを。
前回のザンギもおいしかったけど、今回はチキンピクルスというやつにしてみました。久住さんは試作品のラムピクルス(メニューにない)を食べていましたが、チキンピクルスのほうはほぐした鶏肉をマスタード系のタレにつけ込んだ一品で、酸味が爽やかでなかなかうまい。これはビールが進むやつです。

シャナイア

ここでスープカレーのお出ましだ。

カレーの種類はどれもおいしそうで悩ましいけど、オリジナル以外で絶対うまいに違いないと想像できたココナッツベースの「チキンと揚げブロのスープカレー」にしてみました。揚げブロとは素揚げのブロッコリーのことで、ブロッコリー以外に入っている野菜の種類は「チキンと野菜のスープカレー」よりもちょっと少ないけど、トッピングされたパプリカが目に鮮やか。
ライスは「寝かせ玄米」。ターメリックライスとは違うモチモチした玄米で、これ単品でもおいしい。

シャナイア

ココナッツベースのスープは、オリジナルよりも少しとろみがあって、ココナッツミルクのまろやかさがスパイスを包み込み、深みがあります。オリジナルスープも良かったけど、ココナッツ、うんまいなぁ~。
しかも揚げブロがこのココナッツカレースープによく絡んでさらにうまい。この組み合わせを一発で掘り当てた自分を誉めたい気分だ。

ココナッツベースのカレーというとタイカレーを思い浮かべるけど、ここのカレーは同じココナッツでもちょっと違う。
インドでもない、タイでもない、かといって札幌でもない。俺のカレーの世界観に、新たなる国が今、建国された。

シャナイア

前回食べなかったトッピングのいももち、いってみよう。

見た感じ完全に餅で、ホントにじゃがいも?という感じ。
でも、よいよい。いももち、腹持ち、よさげ。

シャナイア

〆はバニラアイス。
見た目は普通のバニラアイスだが...、八角(はっかく)入りの珍しいアイス。

言われてみれば確かに八角。
でも八角が出しゃばってなくて、なんというか、奥ゆかしい。
たくさんのスパイスで刺激を受けた後には、普通のバニラアイスよりもこういうスパイス入りのアイスがちょうどいい。カレーからのソフトランディング。

今回も、最初から最後までおいしかった。
駅から遠いのがネックだけど、この店はきっとまた来よう。トマトベースや焼きえびベースのカレーも食べてみないと。

忘れられない店になりそうだ。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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2017/10/28 (Sat.)

茗荷谷 豊栄 再訪

「いいじゃないか。まるで中華庭園をドローン撮影しているような眺め」

豊栄

『孤独のグルメ Season6』の放送終了から三ヶ月が経ち、ドラマ登場店も少しずつ混雑が落ち着き始めているように思います。というわけで、巡礼して気に入った店に改めて再訪を。今回は全 12 話の中でも感動レベルの店だと感じた茗荷谷の中華「豊栄」に来てみました。
あらかじめ予約をしておいたんですが、この日は予約だけで満席。ドラマの影響なのか、相変わらずの人気な模様。前回来たときは放送前だったので、改めて来てみると当時とは忙しさが一桁違っているように感じました。

中国料理 豊栄

豊栄

イチ押しの黒板メニュー。旬のもの中心で、前回とはラインアップが違います。

カニミソ、えびみそ、パクチー、オニカサゴ...心惹かれる単語のオンパレード。
俺は今、何を食うべきなんだろう。

豊栄

とりあえず生ビールを一口飲んで、逸り迷う気持ちを落ち着かせます。
そして、改めて料理を注文。

豊栄

まずは、前回食べなかったアボカドのセイロ蒸しから...と思ったら、売り切れとのこと(;´Д`)。そんな遅い時間に入ったわけでもないのに、一巡目のお客さんで売り切れちゃったということか...。

気を取り直して、久住さんが食べていたレタスのセイロ蒸しに変更しました。
ほ~、タレに浮かんでる。そしてレタスの上には、よく分からないけどきっとうまいやつ(ぉ。

食べてみると、おおおおお、タレや上にかかってる何かのうまみ成分をレタスが吸収して、これはうまい。もはやレタスではない何か、という感じ。
ハマる味だな~。

豊栄

続いて海老とマコモ筍の豊栄醤炒め。前回も食べて感動した一品。
海老のうまみがマコモタケに移って美味しくなるのは理解できるんだけど、単にそれだけではない奥行きのある味。店名を冠した「豊栄醤」というタレが決め手なんだろう。普通の中華醤とは違う、深みを持った絶妙な味わいで、いつまででも食べ続けていたくなります。

豊栄

こちらは久住さんが食べていた「黄色い激辛豆腐煮」。一見黄色い麻婆豆腐っぽいけど、使われているのが普通ものより辛い黄色い唐辛子とのこと。
口に入れた瞬間は、辛さというよりうまさが前面に立ってきて、これはイケル感じ。でも後からジワジワと辛さが追っかけてきて、確かに辛い!なんだけど、やっぱりうまみも後を引いていて、辛いんだけどどんどん食べたくなる不思議な味。これ、相当おいしいじゃないか。

豊栄

そこに満を持しての回鍋肉。

回鍋肉ってそもそもが甜麺醤のうまみと甘みが活きる料理だけど、ここのはさらにひと味違う。甜麺醤だけじゃないこの店独特のうまみがあって、これを食べられただけで今日の俺大勝利!感があります(何。

やっぱりいい、間違いない。
回鍋肉は裏切らない。

豊栄

こういう辛ウマ中華には、そろそろビールではなく紹興酒が欲しくなってくる頃。飲み比べセットでいろいろ飲んでみます。
一口に紹興酒と言っても軽いのから辛口まで、いろんな味があるんだなあ。日本酒に通じる奥深さを感じます。

豊栄

そして口水鶏。たっぷりのタレには山椒が効いていて、シビレる辛さ。だけどやっぱり後引くうまみ。何という罪作りなこのタレ。
ああ美味い。上にかかっている刻みネギの一切れさえも残さずに食べたくなる。

豊栄

山椒でシビレた舌をリセットしたくなって、いったんハイボールでクールダウン。
唐辛子とは違うシビレる辛さ、クセになる。この中国山椒の奥深さは、『孤独のグルメ』に出会わなかったら知らなかったかもしれません。

そうしているうちに、店内に刺激臭が漂い始め、

豊栄

水煮牛肉が運ばれてきました。劇中で他のお客さんが食べてたやつ。

この匂い...鼻の奥が、辛い!なんだかすごいことになっちゃってるぞ。
これが出てきた瞬間、他のお客さんも含め店内の全員が咳き込んでしまうほどの、強烈な辛さを放っています。迷惑かけてすいません...と内心思っていたところ「ああ、あれが!」みたいな声がちらほら聞こえてきて、みんなドラマ観て興味持ってたんだろうな...となりました(笑。

これ、食べてみると確かに辛いんだけど、匂いの辛さに比べれば落ち着いた味。きっと味じゃなくて揮発する成分が強烈なんだろうな。
この店らしくうまさと辛さがバランスよくまとめられたタレが薄切り牛肉によく浸みて、これもまたうまい。食べながらうっかり息を吸うと咳き込むけど(笑。

豊栄

〆は豊栄チャーハン。例の「豊栄醤」をストレートに使った海老チャーハンです。
味付けは海老とマコモ筍の炒めとほぼ同じだけど、この味、飽きずにいくらでも食べられる感じなんだよなあ。座っているのがやっとなほどうまい。

ああ、おいしかった。今回も最初から最後まで、一点の曇りもなくうまかった。
他の中華料理店とは明らかに違う味で、行きにくい立地だけどわざわざ足を運ぶ価値があります。

前回食べなかった料理のいくつかは今回食べられたけど、結局アボカド蒸しは食べられなかったし、いずれもう一度来ようと思います。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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2017/10/10 (Tue.)

食堂 とだか その 2

「こんな時間にもう二軒目、飲兵衛さんたちはいい気なもんだ」

食堂 とだか

新潟から某ウマの人が出張で東京に来ているということで、急遽どこかに飲みに行くことになりました。突然だったため何の準備もしていなかったのですが、品川近辺かつ遅めの時間帯とのことで、それなら運が良ければ「とだか」の席が空いてるかもしれない、と突撃してみました。

ラストオーダーまで 30 分という時間制限つきでしたが、ちょうど二席空いていたので入れてもらいました。

食堂 とだか

食堂 とだか

そんなに何度も来ているわけじゃないけど、妙に落ち着く店内。カウンター越しの距離が近いのも、気取らなくていい。
時間が時間だから終わっちゃってるメニューもいくつかあるようですが、まあ軽く飲むだけのつもりだから大丈夫です。

食堂 とだか

乾杯はとだかトニックととだかハイボール。実は私のほうはこの日二軒目なので(笑)、あまりガンガン飲まずにちびちび飲ります。
ここのトニックやハイボールは酸味が強めなのが爽やかでいいんですよね。

食堂 とだか

選べるお通しは茄子の煮びたしを選択。
出汁のよくしみた優しい味に、たっぷりかかった鰹節の風味がおいしい。こういう味、ホッとします。

食堂 とだか

マスターは相変わらずお忙しそう。注文は例によって伝票に自分で書きます(笑
しかし残念なことに揚げトウモロコシはこの日は既に終了。あれホントにうまかったんだけどなあ。まあ他のつまみも十分にうまいからいいけど。

食堂 とだか

毎度ここから始めないととだかに来た気がしない、ウニ・オン・ザ・煮玉子!
ウニと半熟玉子とタレが渾然一体となって言語中枢を破壊するヤバいやつ。
本当、この瞬間に痛風が発症しても後悔しないとさえ思えるうまさのワンダーランド。

食堂 とだか

続いて牛もつ煮。お通しとしてではなくレギュラーメニューとしての牛もつ煮は、牛ご飯のライスの代わりにモツが入っているような、贅沢な一皿でした。これちょっと反則でしょ(;´Д`)ヾ。
牛ご飯のと同じ一枚肉をペラリとめくると、その下にはトロトロのモツが。これ汁の一滴まで残さず飲めるやつや...。

食堂 とだか

そして初めて食べて以来大ファンになった「子持ち昆布フライ」。昆布なのに子持ち?と思ったら、これ昆布の卵じゃなくて(当たり前)ニシンが昆布に卵、つまり数の子を産み付けたものなんですね。昆布のうまみに数の子のプチプチ、それをタルタルと鰹節が包み込んでうまさのビッグウェーブを織りなしています。タルタリスト的にも大満足の一品。

食堂 とだか

こうなるととだビアーノをグイグイ飲みたくもなるというものです。

食堂 とだか

今回お初の「とり皮餃子」。手羽餃子なら食べたことあるけど、とり皮餃子って何だ?と思ったら、想像を超えるものが出てきました。

食堂 とだか

本当に餃子の皮の代わりに鶏の皮で包まれてる!しかも具がみっちり。
これ、うまいなぁ~。見た目以上にボリュームのある一品だった。

食堂 とだか

そして当然牛ご飯で締めるわけです。
トロトロの柔らか牛肉と、さっきのウニとはまた違う働きをする煮玉子。そこに白飯。こんなに幸せな〆のご飯がこれまであっただろうか、いやない(反語)。

本当に何度来てもおいしい、貴重なお店。
ドラマの影響もあって、最近はトレタの次月予約受付が始まる毎月 1 日に翌月分の予約がほぼ埋まってしまう大人気店になった模様。トレタ入れたのに取れない!というのも皮肉にもなりませんが(;´Д`)ヾ、何とかがんばって予約を取るか、またこうやって遅い時間の空きを狙って来ようと思います。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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2017/08/12 (Sat.)

東京都東大和市の上タンシオとカイノミ

「俺の焼肉人生、新章突入。新たな登場人物が肉物語を変えていく」

翠苑

『孤独のグルメ Season6』の聖地巡礼もついに最後の目的地になりました。その行き先は東京都東大和市、西武拝島線沿線の街ですが私は足を踏み入れたのはもちろんのこと、そんな市があることすら今回初めて知ったに近いくらい、縁のない場所でした。
ちょっとした旅行気分を味わいつつ、はるばるやってきました東大和。

で、その聖地がこの焼肉店になります。
いい暖簾、垂らしてるじゃないか。

翠苑

翠苑

毎度のことながら、こどグルスタッフの方々はよくもまあこんな場所にある名店を探し出すよなあ...と思っていたんですが、店内に入って納得。壁一面に西武ライオンズの選手をはじめとした有名人のサインが貼られていました。西武球場(メットライフドーム)からクルマなら 15 分ほどの場所にあるわけだから、昔から練習やデーゲームの後に選手たちがよく利用するお店だったのでしょう。

翠苑

さあて、さて、何からいこう。
カルビかロースか、はたまたホルモンか。

それにしてもこの壁メニュー、いい味出してるなあ。
ドラマにも登場した看板娘の「みゆ」ちゃんが描いてるんだろうか。
ちゃんとしたお店なのに、なんだか学祭感あふれてるぞ(笑。

翠苑

ま、まずは生ビール(大)で渇きを癒やそう。
毎日これだけ暑いと、大生ですら胃にスポンジのように吸い取られていくかのようだ。

で、肉は...タンシオ推しか。
よし、乗ってみようじゃないか。

翠苑

へええ、つけダレなし。そうきましたか。
しかも、この肉厚タン。見るからに期待ができる。

タンシオは、タレで焼き網が汚れる前に焼くのが鉄則だ。

翠苑

劇中では「少し焼きすぎかなくらい焼くと美味しいんだ」と言っていたので、それに倣って表裏二回ずつくらいの感じで。

ウェルダンならぬ、ウェルタン。
そういえば沼袋の聖地に、「飢る噛む」って焼肉屋があったな...。

翠苑

十分火が通ったところで、葱を乗っけていただきます。

おおう、このタン、すごい。
焼肉屋のタンシオっていうより、仙台の牛タン店みたいな、肉感あるタン。食べ応えあるなあ~。しかもよく焼きなのに、やわらかい。
これにはちょっと驚いた。とてもおいしい。

翠苑

続いてカルビとハラミ。
ゴローちゃんはスルーしたメニューだけど、やはり定番中の定番で小手調べといきたい。
これまた肉厚で食べ応えありそうなカルビ&ハラミだなあ。

翠苑

そこに合わせるのは、サニーレタス・サンチュセット。

辛味噌に青唐辛子、ニンニク、キムチ、ごま油という薬味一式がついたのが「セット」。
この組み合わせ、薬味がいろいろあるから自由自在だ。

翠苑

こんな感じで巻き食い。
お~ほっほっほっ、これはうまい。

カルビ単体で食べても十分うまいけど、この薬味によってパンチが増す。
特に青唐ニンニク、ずるいくらいにうまみを引き出してくる。

翠苑

さて...豚のアゴだ。これは今まで食べたことない部位かも。

味がしっかりついていて、しょっぱうまい。
ちょっとカリカリってした食感も面白い。

翠苑

からの、レバー&上ミノ。

レバーは焼くというより軽く炙る感じで火を通していただくと、表面カリッ、中身トロッで激ウマ。
ミノもやわらかくプリプリした食感に、このタレのしみた味がいい。
まずいミノはゴムみたいだからなあ。

翠苑

ここまで、どれもうまい。
調子に乗ってビールからハイボールに酒を進めてしまいます。

翠苑

さあ、シフトチェンジだ。さらに飛ばしていくぞ。

焼肉店には珍しい馬肉メニュー、桜ユッケ。私はこれに目がなくて、仕事で長野方面に行くとよく食べます。
牛や豚とは違うスッキリとした赤身肉にタレがよく絡んでいて、いきなりハイボールがなくなりそうな勢い。

翠苑

そして本命、カイノミとザブトン。
どっちも他の店で食べたことがある部位だけど、うまいのはほぼ当選確実、あとはどれくらいうまいかが問題だ。

翠苑

まずはカイノミから。

くぅ~!何、このフワフワ。
今まで焼肉の食感に「フワフワ」って形容したことはないけど、これは「フワフワ」としか言いようがないやわらかさ。
しかもこのタレ、いい。漬け込み方も、絶にして妙。

これはカルビロースとは、また別次元のうまさだ。

翠苑

そしてザブトン(タレ)。
ザブトンとは肩ロースの芯で、霜降り加減が半端ない部位。

カイノミとはまた違ったうまみ、肉汁がじゅわあっと出てくるこの幸福感。
冗談抜きで仕事の一つや二つ、すっぽかして来てもいいほどうまいよ。

翠苑

〆は久住さんが食べていた冷麺。
たっぷり肉を食べた後にこのちょい酸味のあるつるつる冷麺、後味も喉ごしも爽やかで嬉しい。

翠苑

いやあ、カイノミうまかったなあ。
東大和に、よき肉あり。
心に刻むべし。

こどグルの焼肉回はこれまでも名店揃いで、もうちょっとやそっとの店では驚かない自信があったんですが、ここのタンシオとカイノミはたまげたなあ。世の中、まだまだ俺の知らないうまいものがたくさんあるってことか。

というわけで、ドラマ『孤独のグルメ Season6』の聖地巡礼もこれにて完了となりました。Season5 は台湾遠征もあって一年半越しの巡礼になってしまいましたが、対照的に Season6 は放送開始から四ヶ月で巡礼完了、ちょっとがんばりすぎたか(笑
ドラマの最終回では久住さんが「Season7 があるかどうか分かりませんが...」というようなことを仰っていましたが、谷口ジロー先生も亡くなり、今後どうなるんですかね。個人的にはやはり今後は夏冬のスペシャルドラマ中心にシフトしていくんじゃないかと思っていますが、テレ東が許さないかもしれません。
いずれにしても、次なる聖地を与えてもらえるのを楽しみにしています。それまでは過去回の再訪をしつつ、自分なりの「孤独のグルメ」を探してみようかなあ。

Season6 も聖地巡礼にお付き合いいただいた方々、およびここまでお読みいただいた方々、ありがとうございました。
そしてそれぞれのお店の方々、本当にごちそうさまでした。

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関連ランキング:焼肉 | 東大和市駅桜街道駅上北台駅

■ドラマ『孤独のグルメ Season6』聖地巡礼エントリーまとめ
第一話 大阪府美章園のお好み焼き定食と平野の串かつ
第二話 東京都新宿区淀橋市場の豚バラ生姜焼定食
第三話 東京都目黒区三田の薬膳スープカレー
第四話 東京都東大和市の上タンシオとカイノミ
第五話 東京都世田谷区太子堂の回転寿司
第六話 東京都新宿区高田馬場のシャン風豚高菜漬け炒めと牛スープそば
第七話 東京都渋谷区道玄坂の皿うどんと春巻
第八話 東京都台東区御徒町のラム肉長葱炒めとスペアリブ
第九話 東京都品川区旗の台のサルスエラとイカ墨のパエリア / 甘味パート
第十話 千葉県富津市金谷のアジフライ定食
第十一話 東京都文京区茗荷谷の冷やしタンタン麺と回鍋肉
第十二話 東京都品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯
→その他の聖地巡礼エントリーはこちら

投稿者 B : 22:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/08/07 (Mon.)

ココロのコロッケ

「揚げたてのコロッケとビールか...悪くないな、いや、むしろすっごくいいぞ」

中延商店街

Netflix のオリジナルドラマ『野武士のグルメ』を観終わりました。
『孤独のグルメ』に比べるとシチュエーション重視のエピソードが多くて、あえて聖地巡礼したいというほどではありませんでしたが、第 3 話「朝のアジ」の旅館の朝食は食べに行きたいと思いました。調べたらロケ地は千葉の勝浦市鵜原にあるようで、なんだよついこないだちょい手前まで行ってたんじゃんか!とは思ったけど、あれは旅館に泊まって翌日の朝食に食べてこそ。まあ機会があればまた遠征してみたいですが。

というわけであまり巡礼するつもりもなかったんですが、第 9 話「ココロのコロッケ」で見覚えのある光景が出てきたので、これは休日にふらっと行ってみるしかないな、と思いいそいそと。

中延商店街

この回の舞台は、品川区にある中延商店街。主人公・香住武が奥さんにおつかい(おそらく近所と思われる)を頼まれる話です。
ロケ地が中延商店街とは、これまた渋いチョイス。東急大井町線の中延駅と池上線の荏原中延駅を結ぶけっこう大規模な商店街ですが、近隣にはテレビにもよく取り上げられる戸越銀座商店街や武蔵小山商店街があり、その知名度に比べると地味な印象があります。私も近くを通りかかったことは何度もありますが、アーケードの中に入ってみたのは今回が初めて。

中延商店街

武蔵小山商店街よりはこぢんまりとしたアーケードにはお店がギュッと詰め込まれたようなコンパクトさがあり、中には時代を感じさせる店舗もちらほらあったりして、武蔵小山とはまた違った楽しさがあります。それでも普段の買い物はひととおり済んでしまう幅広い種類のお店や飲食店もけっこうあったりして、これくらいの商店街のほうが個人的には住みやすそうに感じます。我が家の周辺、買い物の便があまり良くないので、ちょっと羨ましい。

荏原中延側から商店街を進むと一番奥、中延側からだと入口にあるのが、今回の聖地。

肉の伊吾田

肉の伊吾田

いい店構え。これはまた、いかにも肉屋って肉屋だ。
看板の両脇に「松阪牛」「近江牛」とあるのが頼もしい。

こうやってお店の様子を覗き込んでいる間にもひっきりなしにお客さんが訪れているのが、地元で長年親しまれている証ってところか。

肉の伊吾田

揚げもののショーケースには、様々な種類のコロッケがズラリ。
とんかつは分かるとして、どうして肉屋ってこうしてコロッケとかアジフライとか、肉じゃないもののフライまで売るようになったんだろう?

さておき、久々にやるか!コロッケの買い食い。
これだけ種類があると、迷うなあ。そして劇中に登場した(香住は食べなかったけど)松阪牛メンチが置いてない。

う~ん、これはどれにするかなあ...コロッケひとつなんて言ったら、ケチな男だって思われるかもしれんぞ。

中延駅前通り商店会

そんな感じでコロッケを買い、ふと振り返ると道の突き当たりに昭和大学病院のビルが。
あーここまっすぐ行くと旗の台なのか!この道沿いに荏の花温泉~クリームソーダの聖地を経てスペイン食堂石井、と考えると、この何でもない道が貴重なこどグルロードに思えてくる(笑

ココロのコロッケ

コロッケをどこで食べようか考えた挙げ句、近くの公園でいただくことにしました。
ちょっと、みっともないかな。でも、せっかくのコロッケが冷めちまう。子どもでも遊んでようものなら怪しいオジサンにしか見えなかったに違いないけど、誰もいないのをいいことに、休日の昼間に公園で一人コロッケの写真を撮る俺(ぉ

まあ、きっと野武士は、みっともないなんて考えもしないんだろうな。

ココロのコロッケ

コロッケ、一個 100 円。ショーケースには「昔のコロッケ」ってのもあって惹かれたけど、劇中に倣ってごく普通のコロッケにしてみました。

これこれ!揚げたてかどうかはあやしいが、まだあったかいぞ。
見た目どおり普通のコロッケだけど、それでいい。いや、むしろそれだからこそいい。

香住武は子どもの頃に学校帰りの買い食いコロッケを思い出してましたが、私の場合は田舎すぎて学校帰りにそんな店もほぼなかったので、コロッケを買い食いするようになったのは大人になってからだったりします。だからあんまり懐かしい感じはしないけど、こういうちょっと買い食いって、楽しいよね。

ココロのコロッケ

で、これですよ。お店の近くに酒屋がなかったので(劇中で酒屋設定だった店舗は実際は米屋?だった模様)、コンビニで買ってきました。

そうそう、これだよこれ。最高の組み合わせだ、うまい!
こりゃ、あっという間に食べちゃいそうだ。

このスーパードライの瞬冷辛口、初めて買ってみたけどウマイですね!辛口なのに雑味がなくて、キーンと冷えた感じが夏に最高。屋外バーベキューでハフハフ食べながらこれをクイッといったら昇天モノだろうなー。

ココロのコロッケ

続いて、チーズコロッケも買ってみました。
もっとチーズが前面に出てくる感じかと思ったら、主役はあくまでコロッケで、ほんのりチーズ。やさしい味わい。
これもこれで、ビールのお供にちょうどいい。

うまいものを食べるのに、中も外も関係ない。
好きなときに、好きな場所で、好きなものを食べる。

ここでは青空がおかずだ(それは違う作品

かまたえん

で。

劇中で香住がコロッケを食べていたのはデパートの屋上遊園地でした。私が見覚えがあったのがここで、ロケ地は蒲田東急プラザ屋上の「かまたえん」なんですよね。
荏原中延から蒲田だと電車で 20 分くらいかかるので、劇中にあったような「どこで食べようか」とうろつきながら駅前のデパートで...という流れには残念ながらなりません。でもせっかくだからこの写真を撮るために蒲田まで脚を伸ばしてみました(ぉ

かまたえん

まあこれだけ暑いと、休日といってもわざわざ屋外でお子さんを遊ばせる親御さんもあまりいないでしょう。人もまばらという感じで、これならここで独りコロッケにビールやってても不審者には見られなかったかな(んなわきゃあない

ともあれ、たまにはこういう買い食い散歩も楽しいものですね。
買い食い散歩といえば昔やった砂町銀座巡礼もすごく楽しかったんだった。今度、中延商店街でいろいろ買って、自宅で惣菜パーティーってのも悪くないに違いない。

大人の買い食い、バンザ~イ。
ごちそうさまでした。

関連ランキング:コロッケ・フライ | 中延駅荏原中延駅荏原町駅

投稿者 B : 23:56 | Gourmet | Junk Food | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/07/30 (Sun.)

東京都台東区御徒町のラム肉長葱炒めとスペアリブ

「一つひとつに気持ちを込める、か。あらゆる仕事の、基本中の基本だ。俺もいい仕事で応えなければ」

羊香味坊

こどグル Season6 の聖地巡礼もついに残り 2 カ所となりました。今回はそのうち御徒町にある羊肉中華の聖地に行ってきました。
過去を振り返ってもこどグルのラム肉回には当たりが多い。必然的にこのお店も期待が高まるわけです。きっといい、この胸騒ぎを俺は抑えられない。

羊香味坊

羊香味坊

こちらのお店は神田にある中華の名店「味坊」のラム専門支店、という位置づけのもよう。まだ開店して一年経っていないらしく、店内はまだ真新しい。
ラムというと中国内陸からモンゴル方面のイメージが強いけど、お店の雰囲気はむしろ台湾のシャレた食堂って感じ。

予約して行ったところ二階席に通されました。
放送から二ヶ月が経ちましたが客足はまだまだ衰えないようで、二人用のテーブルに三人詰め込まれている席もあったり大盛況。そのあたりの扱いがアバウトなのも中華っぽい。

羊香味坊

メニューはラム点心にラム串焼き、チョップにスペアリブと徹頭徹尾、圧倒的なラム推し。
いやぁ、尋常じゃないラム占拠率。

これはさすがに目移りしてしまうなあ。

羊香味坊

さておき、まずは生ビールを一杯いただいて心を落ち着かせよう。
この蒸し暑い日に冷たい生ビール。う~ん、しみとおるようにうまい。

羊香味坊

本命ラムの前にまずは野菜系で盛り上げて行きます。
最初は久住さんも食べてた老虎菜(青唐辛子とパクチーのサラダ)。

見た目からしてパクチー盛り盛り、イマドキのパクチー好きのための料理かと思っていたら、青ネギやキュウリもふんだんに入ったシャキシャキ感に青唐辛子のピリ辛が効いててうまい!
これはビールのつまみに最適だった。

羊香味坊

それとキュウリの甘辛酢漬け。

うん。いいサッパリ感。
青唐辛子とパクチーにやられがちな口の中をリセットしてくれる。
どこの国でも、漬物ってのは外せない清涼剤のようなものなんだなあ。

羊香味坊

肉料理の幕開けはメニューの中で妙に存在感を放っていた、ラム肉のお焼きから。
どど~んとボリューム感のあるお焼きを箸で割ってみると、

羊香味坊

中には肉汁たっぷりのラム挽肉が!
この大きさで肉と肉汁のうまみたっぷり、これはパンチ力あるなあ~。
いきなりど真ん中に剛速球を投げ込んできた感覚。正面からバシッと受け止めたい。

羊香味坊

こちらの飲み物は中国白酒 三種飲み比べ。
中国の白酒って独特の匂いがあるしかなり強いからあまり得意じゃないんだけど、こうやって少量で飲み比べできるのはありがたい。

...でも、やっぱり微妙な味の違いまではちょっと判別できそうにないかも(汗。

羊香味坊

お次は、ラム肉焼売。アツアツのうちに。
こいつはいわゆる焼売とは別物、でも確かに羊。お焼きと同様にラムのうまみがしっかり凝縮されてる。肉がレアめなのもいい。

ラムで点心、そんな技があったのか。
中華の懐、まるで底なし沼だ。

羊香味坊

ふと見ると冷蔵庫にはたくさんのワインが。しかも、セルフサービスらしい。
ボトルに無造作に値段が書かれていて、ほぼ ¥3,500 か ¥5,000 で統一されているという明朗会計。
白だろうと赤だろうと構わずとにかく冷やしてあるけど、この店の料理なら確かに冷たい赤ワインが合いそうだ。

羊香味坊

何となくジャケ買い的に選んでみたフランス産の赤ワイン。
すごくいいワインという感じではないけれど、このラムのうまみとパンチをしっかり受け止めてくれてうまい。

羊香味坊

ここで、醤投下。

メニューには全部で六種類ある薬味、ゴローちゃんは三種類頼んでいたけど、各 50 円ならケチらずに全部試してみようかと(笑。
左上から時計回りに、山椒醤油、焼き唐辛子粉醤、落花生と唐辛子の粉醤、パクチー、きのこの醤、発酵青唐辛子。それぞれ単品でつけてもおいしいけど、複数組み合わせてみるとさらにいい。個人的にはコク系の粉醤ときのこ醤が気に入りました。

羊香味坊

醤と一緒に本命ラムスペアリブも登場。
どど~んと、インパクトのあるのが 6 本も。しかもクミンまみれ、うまそうじゃないの。

羊香味坊

脂がガツンときた。この強烈なパンチこそスペアリブだ。クミンの刺激もビンビンだ。
ラム肉の独特の香りとクミンの組み合わせって、どうしてこんなに食欲をそそるんだろう。骨から肉を引き剥がしながら食べてると、まるで自分が獣になったかのようだ。うおォン!

ラムスペアリブ、牛豚のスペアリブとは異次元のうまさ。
噛めば噛むほど、もっと噛みたくなる。

羊香味坊

続いて、ラム肉と長葱塩炒め。

こっちはさっきのスペアリブとは対照的に、柔らかくてめちゃくちゃうまい。長葱との相性も、バッチリチリバツ。
ガツンとくるここまでのラム料理とは対照的な、毎日でも食べられそうなホッとする味だ。

中華の炒め物界に、まだこんな逸材が隠れてたのか。

羊香味坊

ラム肉入り焼き餃子。どことなく博多っぽい、ちょっと小ぶりの羽根付き餃子。
ちっちゃいんだけどラムのうまみがギュッと凝縮されていて、これにさっきの醤をつけて食べると何とも深みのあるうまさ。

ほ~ら、これは間違いないやつだ。

羊香味坊

ちょっと野菜方面に戻ってきて、茹で野菜の田舎醤で食べる冷菜。
名前からしてアウトオブ想像力だったけど、「田舎醤」の響きに惹かれて。

もろみっぽい独特の風味ある味噌だれ、確かにこの味こそ田舎醤。
これならいくらでも野菜が食べられそうだ。

羊香味坊

もうちょっとつまみが欲しくなったので、自家製羊肉の腸詰もオーダー。
なるほどこれは、確かに自家製らしい素朴な味わい。でもだからこそ、つまみにはちょうど良い粗削りなうまさ。

羊香味坊

ラムから一歩道を外れて、釜焼き豚チャーシュー。
表面をカリッとやいてうまみを閉じ込めたチャーシューに、ピリ辛のタレがイイ味出してる。
これまたワインをグイグイ煽ってくる。

ここまでけっこう食べたけど、御徒町ラムフェスティバル、これでお開きは寂しいな。

羊香味坊

というわけで、羊香炒飯(ラム肉とパクチーのチャーハン)。
一見ものすごくオーソドックスなチャーハンだけど、濃いめの味付けにラムとパクチーの香りがとてもいい。
これ、おいしいです。もうだいぶ食べたはずなのに、改めて腹が減っていくかのようだ、

羊香味坊

さて、御徒町ラムフェスの大トリを飾るのは...魚羊麺(白身魚とラム肉の出汁で食べる麺)だ。
久住さんも食べてたこのラーメン、これまた見た目は普通の中華そばなんだけど、チャーシューの代わりにラム、その上にパクチー。
とにかく何でもラムとパクチーの組み合わせで出てくるのに、食べ飽きないのはなんでなんだろう。

羊香味坊

これ、おいしーい!
中華そばらしい深みのあるだし味に、ラムとパクチーの香りが加わることでここまで広がりがでるものなのか。
だけどそんなに重たくなく、〆ラーに最適な一杯。昼間だったらこれとラム肉焼売あたりで十分満足できそうだ。

羊香味坊

焼売、スペアリブ、肉炒め。中華料理の中で、羊たちがこんなにも生き生きと輝いている。
ラム醤の食卓、最高。

最初から最後まで、期待に違わぬうまさでした。
もともとラム好きだったけど、いろんな味わいを発見して、さらにラムが好きになった。

ごちそうさまでした。
こっち方面に来るときはまた寄ろう。神田の本店の方にも行ってみたいなあ。

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2017/07/16 (Sun.)

千葉県富津市金谷のアジフライ定食

「揚げたてのうまいアジフライで飯を食う。これ以上ない海辺の贅沢だ」

浜金谷

ドラマ『孤独のグルメ Season6』の聖地巡礼もいよいよ佳境に入ってきました。今回はプチ遠征編ということで、千葉県は富津市金谷まで足を伸ばしてきました。
スタート地点は JR 内房線の浜金谷駅。まあ、実際には巨大不明生物の出現に脅えながらクルマでアクアライン通ってきたんですけど(ぉ。

ドラマ版のこどグルは妙に房総半島づいていて、旭市飯岡いすみ市大原ときて今回が三度目。しかもこの浜金谷周辺は四年前に鋸山に登ったときに一度通過していたんですが、通過しただけだったので完全に忘れていたという。こんな形で再訪することになるとは、当時は思っていませんでした。

かぢや旅館

ゴローちゃんの仕事パートのロケ地となったかぢや旅館。看板に「創業安政元年」とあるとおり、非常に歴史ある旅館です。
聞くところによると、この金谷周辺で映画やテレビの撮影があるときには、俳優さんはこの旅館に泊まるのが定番なんだとか。

かぢや旅館

ロビーをちょっとだけ覗いてみましたが、劇中に登場したとおりのカオス感。今にも奥からマスター役の石井正則が出てきて微妙な蘊蓄を語り出しそうな雰囲気があります(笑。

しかし、のんびりとした町だ。
東京湾をくぐって遠征してきたせいか...腹が、減った。よし、店を探そう。

漁師めし はまべ

漁師めし はまべ

目の前に海岸を臨む、いかにも海の幸がうまそうな店構え。
看板に「ラーメン・餃子 はまべ」とあるのは、もともと同名のラーメン屋だった店舗を名前ごと受け継いで営業しているから、とのこと。

実は事前に予約しようと思って電話してみたところ、お昼は予約を取っていないのか取っていても一巡目分だけなのか、「当日並んでみてください」と言われたので、朝 10 時に現地に到着しています。
暑いのでクルマの中で少し涼んでいたところ、お店の前にはひっきりなしに人が通りかかって、そろそろ並び始めないとやばいかも。というわけで、暑い中二時間並ぶ覚悟で外に出ました。

漁師めし はまべ

釣り船のなかのりをしていた母ちゃんが、房総の新鮮・旬な魚を使って作る漁師めし。
そうだよ、今俺が食べたいのはまさにこういうものだよ。

...と期待が高まっていたところ、

漁師めし はまべ

ズガ━━━(゚Д゚;)━━━ン!!

並び始めたところで、休日営業の応援要員っぽいお姉さんがこの紙を貼りに来て「すいません、今日は貸し切りのお客さんが入っちゃてて...」。
ここまできてそれはショックでかいぜ、でも聖地巡礼ってこういうこともままあるんだよな...次回いつにしようかな...と内心落ち込んだ次の瞬間、

「でもこのために来られたんですよね?...14 時くらいまで待ってもらえるなら、団体のお客さんの後に一組だけなら何とかなるかも」

ということで、お店側のご厚意で席を用意していただけることになりました。朝早くから並んだ熱意が伝わったに違いない。感涙。ありがとうございます。

で、三時間半ほど時間を潰しつつ限界までお腹を空かせて、改めて訪店。

漁師めし はまべ

団体のお客さんが帰った後の、貸し切り状態の店内。我々が入った後も何組ものお客さんがやってきては「すいませんもう終わりなんですよ」というやりとり。早く来て本当に良かったけど、ちょっと申し訳ないような気もします。
ドラマを見た限りではお母さんのワンオペだったはずなのにどうやって団体客の対応をしているんだろう?と思ったら、休日だけなのかもしれませんが四人で切り盛りしており(雰囲気的に家族か親戚っぽい)、心配していたほどは大変ではなさそうでホッとしました。

メニューはいろいろあるけど、団体さんの後だけにもう食材の残りも少ないっぽい。
しかも、どうやら今年はアジの漁獲量が少ない上に周辺のお店もアジを出す店が多くて、アジの確保にかなり苦心しているとのこと。ドラマを観たお客さんがみんなアジフライを食べに来るからアジフライに回したくて、さんが焼きは今やっていないそうです。さんが焼き、食べてみたかったけどそういうことならば仕方ない。

それにしてもここのアジフライ、すごく楽しみにしてきたんですよね。今までは Season4 の聖地である鳥越「まめぞ」のアジフライが人生最高だと思っていたけど、それを超えるものであるのかどうか。

漁師めし はまべ

まず出てきた小鉢はサヤインゲンのおひたし的なやつ。
これをつまみながらアジフライを待つってわけか。

うーん、よいよい。酢醤油っぽい酸味がこの暑い季節にすっごく爽やかな存在だ。
これは、これから出てくる料理に向けて食欲が高まってきたぞ。

漁師めし はまべ

ぬか漬けと煮魚の小鉢。
うまいな~、ぬか漬けがうまい店は信用できる。

煮魚も味、しみてます。
これは確かに漁師的おふくろの味。自分も港町で生まれ育ったから、妙に懐かしさを覚える。

漁師めし はまべ

そして、目の前でアジフライがパチパチと揚がっていく音が響き始めた。
ああ、いい音だ。アジフライがおいしくなっていく音だ。

漁師めし はまべ

どーーーん!

ゴローちゃんが食べてたのは「地魚フライ定食」でしたが、刺身も入ってお得ということで「はまべ定食」にしてみました。基本的に地魚フライ定食と同じ内容に三種の刺身がついてくるとのこと。
ただし、フライのサイズは「地魚フライ定食」のほうが一回り大きいそうで、本来のサイズもこの目で見ておけば良かったかも。

ちなみに地魚はその日の仕入れ状況によってアジ以外の魚を使うこともあるそうですが、今日は運の良いことにアジでした。つくづくツイてる。

漁師めし はまべ

通常の煮魚フライ定食より小さいとはいっても、これは、でかい!!
あきらかに皿からはみ出しているし(これ小皿じゃなくて普通のメイン料理皿ですよ)、おかみさん(応援で入ってるらしい少し若い方)も「大きすぎて崩れたり落としたりしないように盛り付けるのが大変」というサイズ。

漁師めし はまべ

全長、12cm オーバー。なんてでかさだ。これが房総の底力か。
これで本来の地魚フライ定食だったらどんなことになっちゃってたんだ。

おかみさん曰く、「ゴローさんにはアジの大きさよりも厚みを測ってほしかった」とのことで、肉厚っぷりにも自信があるようです。

タルタルに、醤油、ソース。調味料は万全。
改めて、いただきます。

まずは...醤油から。

漁師めし はまべ

おぉ...うわっ、なにこれ?ふわっふわ。
衣が薄めだから見た目にはあまり柔らかそうに見えないんだけど、アジの身が本当にふわっふわ。
ここまでのアジフライだとは想像してなかった...いやぁ、びっくりした。

なんたる潜在能力の高さ。揚げ方も抜群。
現時点で俺の人生一位に躍り出たアジフライだ。

漁師めし はまべ

刺身もいい。マダイ、マアジ、シマアジ。
マダイは割とどこでも食べられるけど、アジ...個人的にはこの脂が乗りつつプリッとしたシマアジの刺身が最高にうまい!

これは、早くもご飯の劣勢が確定してしまった。
すいませーん、ご飯おかわりください。

漁師めし はまべ

カジメの味噌汁。「よーくかき混ぜてから飲んでください」とのこと。

なるほど、確かにちょいネバだ。
このちょっととろみのついた味噌汁、なかなか面白い。でも夏じゃなくて冬に飲みたかった気もする(笑。

カジメ、すっごくいい。覚えておこう。

漁師めし はまべ

またアジフライに戻って、お次はレモンに、タルタルだ。
実は俺、タルタル好き。隠れタルタリスト。最初から最後までタルタルだけで食べても飽きない自信がある。

このアジ、タルタルの濃い味にもビクともしない。
この小さな魚のどこにそんな強靱が意志があるのか。

漁師めし はまべ

醤油、ソース、カラシ、レモン、タルタル...様々な味のアジフライ、堪能しました。
アジがこんなに大きいから、いろんな味を変えながら楽しめる。今までにないアジフライの攻め方だった。

金谷の町に来て、こんなうまいアジフライ定食にありつけるとは、思ってもいなかった。
ああ、うまかった...。

漁師めし はまべ

結果的に貸し切り状態になったこともあって、お店のみなさんとドラマのことを中心にいろんな話をしながら楽しいひとときを過ごさせていただきました。
「松重さんも松本明子さんも本当に腰が低くてねえ」とか、「ウチなんかよりもずっと老舗のさすけ食堂さんに来ると思ってた」とか。遠征編の聖地巡礼は人情に触れることが多いですが、ここもはるばる来て本当に良かった。

アジフライ食って満足することはあっても、度肝抜かれたのは初めてだ。
今度来る機会があったら、そのときは是非さんが焼き、食べてみたいなあ。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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2017/07/07 (Fri.)

東京都品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯

「どんな一食だって一生に一度のメシだ。落ち着け、直感を研ぎ澄ますんだ」

五反田ヒルズ

先週放送されたばかりの『孤独のグルメ Season6』最終話の聖地・五反田。私にとっては生活圏の一つであり、自分のテリトリーに『孤独のグルメ』がやって来てくれたことは感無量の思いがあります。

五反田の名物だった都々井なき今、五反田らしくかつ『孤独のグルメ』っぽい店といえばグリルエフスワチカか...という予想を立てていましたが、なんと選ばれたのは東急池上線五反田駅に隣接するビジネスホテル下の飲食店街。いや、飲食店街というより「スナック街」といったほうが正しいかもしれません。今回の聖地は一部では有名な店で、私も以前から一度行きたいとは思っていたけれど、この飲食店街には一見さんを拒むような雰囲気もあり、私は今まで足を踏み入れる勇気が出ませんでした。

五反田ヒルズ

ちなみにここ、界隈では「五反田ヒルズ」の愛称で親しまれています。初めてその名を聞いたときには「この辺にそんな立派なビルあったっけ??」と思ってしまったほど、ヒルズ感のない場所(笑。むしろ横浜の都橋商店街をクローズドな構造にした感じ、と言った方が近いです。
入居しているお店も 1/3 はスナックで、この三角形の空間に遠慮のない感じでデュエットの歌声が響き渡っています(笑。

そんな五反田ヒルズの片隅にわりとひっそり存在するのが、今回の目的地。

食堂 とだか

食堂 とだか

食堂という名の飲み屋。だけど客が食堂だと思えば立派な食堂です。向かいには、二号店である「立呑み とだか」もあり、そちらでもほぼ同じメニューがいただける模様。

なお予約はトレタでの Web 予約に対応しています。こどグル登場店は放送後電話もまともに繋がらなくなってしまう場合が多いので、これは助かる。予約に手間がかからないことって、お店側にもお客側にもメリットがあると思うんですよね。

店内に入ってみると、さらに「えぇ?これが食堂?」と言いたくもなるような作り。見るからに元々スナックだった店舗を流用しているのが判ってしまいますが、だがそれがいい(笑。
予約して行ったところ、通されたのはゴロー席。今回もツイてる。

食堂 とだか

とりあえずの一杯目は、ビールではなく「とだビアーノ」。久住さんが飲んでたやつで、ポンカンとビールのカクテル。柑橘の香りが爽やかで、ジュースのようにスルスル飲める!これおいしい、けど調子に乗って飲んでたらあかんやつや。

食堂 とだか

お通し、四種類からの選択式。
選べるのは良心的だけど、悩ましいなぁ~。さて、どうする?

三人だったので、とりあえず三種。鶏皮ポン酢、たことキュウリの塩昆布(=五郎's セレクション)、ザーサイと糸こんのペペロン。
うん、どれも正解。正しい酒飲みのお通しだ。糸こんのペペロンなんて珍しいけど、これけっこうクセになる味。

食堂 とだか

で、優柔不断で選びきれなかったので、追加料金でもう一種類のお通しももらってしまいました(ぉ。
牛もつ煮、これもまたうまい。もつも根菜も柔らかく煮込まれているんだけど、汁があっさり塩味でやさしい。胃もたれせずにいつまでも食べ続けていられそうなもつ煮だ。

食堂 とだか

じゃあ、レギュラーメニューを選んでいこうじゃないか。
黒板に並んでいる品、名前からしてどれもこれもうまそうだ。これまた選びにくい。右から順番に全部!と注文してしまいたいくらい。

食堂 とだか

ゴローちゃんは劇中でオーダーするときに自ら伝票に書かされていましたが、ホール&ドリンク担当の愛想の良いお姉さんに伝票をもらおうとしたところ「今日はマスター一人じゃないから書かなくても大丈夫です!」と。でもここはドラマをなぞって書いてこその聖地巡礼だろうと思い、あえて伝票に書かせてもらいました(笑

食堂 とだか

いきなり大ネタ、ウニ・オン・ザ・煮玉子。
名前のまんま、そのまんま。

ウニも煮玉子も大好物だけど、この二つを組み合わせる、それも単に載っけるだけなんていう大胆な料理はさすがに思いつかなかった。
でも、実際に目の前に出されると、もう見た目からしてうまそおおおおお。

食堂 とだか

「崩れやすいので直接指でつまんで食べてください」。お~っとっとっと、ほんとだ、崩れる。

しかし...こっれっは、うまい!
うまいもの×うまいもので、ここまでうまさのレベルがアップするとは。むしろ自分の身も心もとろけそうだ。

うまかったが、出てきて一瞬で終わった。儚い料理。

食堂 とだか

地鶏の刺身(もも、胸、皮)。
甘口の醤油に薬味をいろいろつけて食べると、これまたいい。正しい居酒屋のつまみだ。

食堂 とだか

いぶりがっこのポテサラ。こういう自分にとって因縁めいたメニューがあったら頼まざるを得ないというやつです(ぉ

いぶりがっこに合わせるのはマスカルポーネと相場が決まっていると思っていたけど、ポテサラにいぶりがっこの塩っ気、という組み合わせもなかなか。

食堂 とだか

飲み物はとだかハイボールに移ります。
生おろしレモンを使って作ってくれるハイボール、レモンの新鮮な酸味が刺激的ですごくいい。

食堂 とだか

胡麻豆腐とトマトの揚げだし。
劇中に登場した料理の中で唯一、味が想像できなかったやつ。

あぁ~、こういう感じなんだ。
思いっきり胡麻だ。味も、色味も、おいしいぞ。
そこに、かつお風味でちょいトマトスープっぽいのがたまらないじゃないか。
胡麻豆腐とトマトって組み合わせは初体験だけど、これ、しみじみとおいしい。

もともと胡麻豆腐も大好物だったけど、こういう調理法があったとは。
普通の揚げだし豆腐より、俺は断然こっち派になりました。今。

食堂 とだか

自家製オイルサーディン。
居酒屋で自家製のオイルサーディンを出す店って、なかなかないような。

肉厚で脂の乗ったイワシ、とてもいい。
なんならこれだけで白飯かワインがいけてしまいそう。

食堂 とだか

さらに魚をかぶせて、アジの梅たたき。
おっと、姿造りで出てくるとは思わなかったから、ちょっと驚いた。

アジにコリコリした梅肉が絡んで、普通のアジ刺しやなめろうとはまた違った、爽やかなおいしさ!
これはちょっとハマるかも。

うーん、どれもこれもやっぱりおいしい。
この店にして良かったじゃないか。

食堂 とだか

とだかトニック。ジンじゃなくて、焼酎と生おろしレモンにトニック。
この店の飲み物、ポンカンとか生おろしレモンとか、柑橘使いがうまくてニクい。

食堂 とだか

ここで登場するのが甘納豆チーズタワー。
マスカルポーネチーズと甘納豆を和えたものを何故か高く積み上げてあります(笑。

この甘納豆チーズをクラッカーに載せて食べると、絶妙にお菓子的な甘さ。箸休め的なつまみにちょうどいい。
甘納豆って普段滅多に食べないんだけど、こういうのもたまにはアリだな。

食堂 とだか

で、揚げトウモロコシ。
出てきた瞬間から、旬のトウモロコシのいい香りが辺りに充満して、自然とよだれが分泌してくる。

うっわ、うまい!この香り、甘み、サクサク。胡椒も効いてる。
香ばしさが全身に吹き抜けるようにおいしい。

実は、実際に食べる前までは最終回のサブタイトルが揚げトウモロコシってちょっと地味じゃないか?とずっと思ってたけど、このうまさなら納得。これだけのトウモロコシ料理はなかなかないし、サブタイトルにはこの料理こそ相応しい。

食堂 とだか

店に来る前からこれは絶対食べようと思っていた、牛トロのウニ巻き。これまた大好物×大好物。

うわっ、とろけるうまさ。いいウニがとろけるのは分かってたけど、牛トロもウニと一緒に舌の上で融けた。
俺、この直後に痛風になっても今なら悔いはない気がする(ぉ

食堂 とだか

子持ち昆布フライタルタル。こいつの主役は昆布よりもプチプチの子のほうかもしれない。
そこに濃密なタルタルと鰹節の香りが絡んで、これまたたまらん。

繋ぎ的なつまみと思って頼んだら、思っていた以上の大物だったようだ。今度来たらまた絶対頼もう的な一品。

食堂 とだか

そしてイワシと茄子の包み焼。劇中ではキンキでしたが、その日の入荷状況に応じて魚は変わるっぽい。
これはちょっと高い小料理屋の一品って感じ。

さっきのオイルサーディンと同じく脂の乗ったイワシの旨味を茄子が吸い込んで、その上に自己主張しすぎない栗のすりおろし。
おお...これもまたうまい。素揚げにされたイワシの骨もつまみとしての役割を与えられていて、残すところのないうまさ。

食堂 とだか

一品一品の力強さを受け止められるお酒が欲しくなったので、紫芋焼酎・赤薩摩。
マスターのふるさとの酒ということで、そりゃあこの店の料理に合わないわけがない。

食堂 とだか

フフフ、おいでなすった。〆の牛ご飯と「体に良いみそ汁」。
ここまで見事なまでにプリン体祭りを開いてしまったわけで、お店側がこの味噌汁に「体に良い」と名付けたくなる気持ちも分かります(ぉ。

それにしても牛ご飯、横綱のごとき貫禄と風格。
牛が優勢で、メシが見えない。

食堂 とだか

おっほ~!
空腹にドスンと来る肉メシだ。相手にとって不足なし。

肉もいいし、米もうまい。タレ絶妙。
むちゃくちゃ満足度の高いどんぶりだ。ここまで散々食べてきたのに、改めて腹が減っていくかのようだ。

食堂 とだか

ああ...腹パンパン。調子に乗って食べ過ぎた。
何から何まで、全部おいしかった。

しかしこの狭い厨房から、信じられないバリエーションの豊富な料理が飛び出してくる。このパワーはどこから来るんだろうか。
マスターも店員のお姉さんも、腰が低い上に気さくで、このカウンターの距離感が妙に心地良い。この小さな店の中には、古き良き食堂の精神がぎゅっと詰まっている。

ああ、今日もしっかりいいメシが食えた。ごちそうさまでした。
混雑が少し落ち着いたら、必ずまた食べに来ます。

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2017/07/03 (Mon.)

大阪府平野の串かつ

「『おおきに』、なんて後味を引き立たせる言葉なんだ」

平野

美章園のお好み焼きからのハシゴ飯で、同じく Season6 第 1 話に登場した平野にやって来ました。この平野という場所に来るのももちろん初めて。というか、私自身大阪にはよく来ていた割に、環状線の外に出たことがほとんどなかったことに改めて気づきました。今まで大阪のごく一面しか知らなかった、ってことだろうなあ。

平野

この街は、美章園とはまた違った雰囲気ながらもやはり昭和っぽさを色濃く残す街です。駅前はなんというか 1980 年代の新興住宅地がそのまま動態保存されているような感じだし、街並みも全体的に味がある。きっとオールドレンズを持ってきてローコントラストな写眞を撮ったらイイんだろうなあ...と想像できます。いつかまた大阪に来る機会があったら、ちょっとそういう機材を持ってこの界隈に改めて来てみたい。

平野

住宅街の光景、あああウチの田舎もこんな感じなんだよなあ...と懐かしさがこみ上げてきます。都市部とは速さの違う時間が流れていながら、生活感のあるこの空気。この近くにある天王寺って、東京でいえば池袋や上野みたいなターミナル駅なのに、そこから電車でほんの五分でこうなるとは。今まで知らなかった大阪だ。

そんな住宅街を歩いていたら、唐突に現れるのがこの屋台。

串かつ・どて焼 武田

串かつ・どて焼 武田

お寺の塀に沿って、どどーんと屋台。この地に 50 年近く店を出し続けているというのだから、恐れ入ります。
お祭りでもないのにこんな道端に唐突に屋台、東京じゃちょっとお目にかかれないぞ。

慣れない光景にちょっと気後れしていたら、お店のおばちゃんが「いらっしゃい」と暖かい声で迎え入れてくれました。

串かつ・どて焼 武田

長テーブル一枚挟んで、厨房と客席(立ちだけど)で向かい合う。この距離感が、強制的にお店の人とも、他のお客さんとも親密な感覚を作り出す。我々以外はほとんど地元の人っぽいけど、気がつけば台湾?からの旅行でこんなところまで来たっぽい、マニアックな旅行客も見受けられます。海外のこどグルファンの人かな...。

そして、屋台なのに、この具材の多さ。目移りしてしまうな。

串かつ・どて焼 武田

最初の注文を決めて、改めて手元に目をやると、食べ放題的なキャベツと、ソースの容器。
そうそう、串かつってソース二度づけ禁止なんだよな。

串かつ・どて焼 武田

まず最初に出てきたのは、ウズラの卵。いただきます。

おっほ、ふわっふわ。なんでこんなに衣が柔らかいんだ?こんな串かつ、食べたことないぞ。
屋台だからって正直侮ってた。伊達にこの場所で長年営業してない、驚くべき串かつだ。

串かつ・どて焼 武田

続いてヘレ。ヒレ肉ってことかな?
揚げたては串がむっちゃ熱くて、迂闊につまもうとして「熱っ!」となってしまいながらも、ソースにジャッと通していただきます。

うわっ!このヘレ、うまし。柔らかし。
それに衣が軽いから、肉のうまみが口の中にダイレクトに飛び込んでくる。

串かつ・どて焼 武田

飲み物...は、瓶ビールと缶チューハイくらいならお店側で用意があるようだけど、ソフトドリンクは斜向かいの駐車場に設置されている自販機から(笑。
自分はさっきもビール飲んだところだし、蒸し暑くてお酒飲むと汗が止まらなくなりそうだから、ここはソフトドリンクで我慢。

串かつ・どて焼 武田

ゴーヤの串かつ、初めて食べた。
チャンプルーに入ってるゴーヤって薄切りなことがほとんどだけど、ここのはゴリッと厚切りで、ホックホク。ゴーヤって、本来こんな食感の食べ物だったのか。それほど苦すぎず、これはおいしい。

串かつ・どて焼 武田

どんどんいこうじゃないか。お次はキスとニラ巻き。
あっさりしたキスとフワフワの衣が、ウスターソースをしっかり受け止めて、間違いのないうまさ。

ニラ巻きもいい。
串カツのニラ、みずみずしいニラの甘さを衣が見事に閉じ込めている。
ニラって他の料理だと脇役になりがちだけど、この串かつでは間違いなく主役にふさわしい。

串かつ・どて焼 武田

目の前でどんどん串かつが揚げられていくライブ感。串かつ自体が他の揚げものに比べてインスタントにできる料理ではあるけれど、熟練したおばちゃんにかかればまるで魔法のようにどんどん出来上がっていく。パチパチという油の音が、串かつができていくことへの拍手喝采のようだ。
おばちゃんたちの記憶力も大したもので、特に伝票を書いているわけでもないのに、揚げたてを過たずそれぞれのお客さんの手元に置いていく。...と思ったら、混雑してきた途端に混乱して、注文を忘れたり間違ったり(笑。でもそういう愛嬌もまた良し。

串かつ・どて焼 武田

とにかく気になっていた紅生姜の串かつ。こんなの食べたことなくて、味が全然想像できなかった。

ああ、意外!全然酸っぱくない。むちゃくちゃ甘いぞ。
ソースと相性抜群。しかも生姜にソースって、合うのか?と思ってたけど、よくよく考えたらお好み焼きにも焼きそばにも紅生姜ってついてるしな。ソース味と紅生姜、言われてみれば約束された組み合わせだった。でも、紅生姜をメインにした串かつっていうのは新しい感覚。これ、ハマるかも。

串かつ・どて焼 武田

もちとソーセージ。

ソーセージは想像通りの駄菓子味。そうそう、屋台の串かつってこういうのでいいんですよ。
もちはアツアツ。でも衣を通り越してもちにまでソースが染み込んで、これもいい。ソース味、満喫。

串カツのウスターソースは、大阪人の血液だ。
おいしいです、ほんとに...これ。

串かつ・どて焼 武田

じゃあそろそろ締めに、ずっと気になっていたどて焼きをついにいただこうじゃないか。

目の前でずっと煮詰められ続けていて、定期的にタレをつぎ足し、つぎ足しされてきたどて焼き。出す前に、最後に生姜をすりおろして仕上げ。こんな周到に作り込まれたどて焼きが、うまくないわけがない。

串かつ・どて焼 武田

これこれ、これですよ。
このトロッと煮詰まったタレがツヤツヤしてる感じ。見るからにうまそうだ。

串かつ・どて焼 武田

うわぁお、うまい!俺、スジ大好き。
これがスジ肉だとは思えないくらいに柔らかい。一体何時間煮込まれ続けていたんだろう。
じーっくり煮込まれたスジ肉にタレがよーく染み込んで、えもいわれないおいしさ。そこに生姜が効いてる。

締めにこれが食べられて、本当に良かった。

串かつ・どて焼 武田

ああ、おいしかった。正直ここはお好み焼きのおまけ程度に考えていたけど、全然そんなんじゃなかった。そりゃあ久住さんがお好み焼きじゃなくてこっちに来るわけだ。
楽しかったし、人情があったかかった。なんだか、初めて大阪の懐に潜り込めた気がする。

大阪の屋台ってここの他には京橋の「とよ」中津の 3 ちゃん屋くらいしか行ったことないけど、直感的には特にディープな三店に行けた気がする。大阪の真髄、うまし。侮りがたし。
本当にごちそうさまでした。

大阪出張、これにて終了。
さて、東京に戻るか。

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2017/07/02 (Sun.)

大阪府美章園のお好み焼き定食

「久方ぶりの大阪。何を食おうか?店を探さなアカン」

大阪

ドラマ『孤独のグルメ Season6』も昨夜の放送をもって完結しましたが、私の聖地巡礼はむしろここからが佳境。まだまだ巡っていきます。

というわけで、聖地巡礼のほうはスタート地点に戻って、第 1 話の舞台となった大阪まで出張してきました。
私は大阪へは以前はよく来ていたけど、近年あまり来る機会がなくて(京都までは去年来ましたが)、約三年ぶりの大阪。この空気感、久しぶり。

でも今回の目的地はこんな大阪のど真ん中ではなく、環状線からちょっとだけ外れた美章園(びしょうえん)まで足を伸ばします。

美章園

その美章園。もちろん初めて降りた土地だけど、天王寺から一駅で、まるで雰囲気が違う。

このたたずまい、ずっと変わってないんだろうな。

美章園

今回の聖地は、この高架下にあるお好み焼き屋「甘辛や」ではありません

最初、普通に検索してこっちに来ようとしていたところ、なーんか違う。よくよく調べてみたところ、美章園には「甘辛や」と名乗るお好み焼き店が二軒あるようです。支店や暖簾分けなのかさえも不明だけど、危ない危ない。せっかく大阪まで来て間違ったほうの店に入るところだった。

真の聖地は、駅から徒歩五分足らずのところにありました。

甘辛や

甘辛や

これこれ、この店構えですよ。この飾り気のない等身大の貫禄。

じゃあ、早速お邪魔しようじゃないですか。

甘辛や

開店時刻からそう置かずに来たはずなのに、店内には先客がちらほら。
カウンター角のゴロー席にはもう他のお客さんが座っていました。独りだし、旅行してきたような荷物持ってるし、豚玉とミックスそばだし...彼は巡礼仲間に違いない(笑

聖地巡礼っぽいお客さんもいるにはいるけど、後から後から地元の人っぽいお客さんがどんどん入ってきて、あっという間に満席に。
でも、この地元感、居心地良いな。初めて来たのに懐かしい、年輪を感じる店だ。

甘辛や

メニュー、お好み焼きだけでもたくさんあって迷わせる。どの具を組み合わせるか、それが問題だ。
ただ、いきなりメインディッシュってのもないか。ちょっとつまみっぽいもので小手調べから入ってみるか。

甘辛や

おしぼり、セルフサービス。「セルフサービスです☆」のぶりっこ感(笑。
開けると中から紅白おしぼり、どっちもただのおしぼりだけど、つい両方取りたくなってしまう。

甘辛や

ま、何はなくともビールでしょ。この昼ビールの背徳感、たまらない。
お好み焼き屋の、この鉄板の熱気に当たりながら飲むビールって、なんか特別感あるよなあ。

甘辛や

まずはたこねぎ(小)、醤油味。
五郎's セレクションを逆順でいってみよう。

一見ただのねぎ焼きっぽいけど、端っこに一切れだけこんにちはしてるタコ足が、たこねぎの証(笑。
グッとくるな~、この醤油の香ばしさ。

甘辛や

一味でアクセントをつけて、いただきます。

なるほど、こうなるか。
正しいお好み焼き屋のビールのつまみ、って感じだ。期待に真正面から応えてくる味。

ハマる人はハマる味だな。俺も今日からその一味。

甘辛や

続いてれんこん塩焼。
渋いメニューだけど、しっかりめの塩味とシャクシャクした食感が、これまたビールを誘ってくる。

いいね、いいね。

甘辛や

お好み焼き屋のつまみの定番、トン平焼。
これまた期待を裏切らない見た目とソースたっぷり感。

そうッス、俺はこの大阪ソース味を求めていたんだ。
食うほどに食欲が加速していくようだ。

甘辛や

焼そばもいっとくか。デラックスで。
具はキャベツに豚にイカ、エビに加えて貝柱まで。さすが、デラックス。

このソースの焦げるにおい、なんて暴力的な。

甘辛や

おお~!これはうまい。食わなかったら後悔する焼そばだ。
貝柱、うまい。それぞれイイ感じに焦げた海鮮が、食欲をさらに引き出しにかかってくる。

いいぞいいぞ、この黒光りした鉄板に根を張ったような、強靱な焼きそばだ。

甘辛や

そして、本日のメインイベントの前説的に出てくるのがこの定食セット。
私も出張で大阪に来るようになる前はお好み焼きをおかずに白飯って信じられなかったけど、今ではすっかり大阪に来たらお好み焼き&ごはん。ごはんはすごいよ、ないと困るよ。

というわけでごはんと味噌汁、たくあんが行儀良く並んだら、真打ち様のご登場。

甘辛や

どーん!と超オーソドックスなお好み焼き(豚玉子)。
ソースにケチャップに、カラシも。ソースの上で鰹節が舞い踊っている。

甘辛や

お好み焼きの定番豚玉だからこそ、変にてらわずにど真ん中直球勝負。そうそう、大阪に来たからにはこういう大阪ソース味が欲しかったんですよ。
いいなあ、この微妙な甘辛さ。ソース味のカリカリ豚バラも、うまい。

お好み焼きを食べて、ご飯で追っかける。
お好み焼きとご飯が口の中でちゃんと融合してる。いけるじゃないか。
もしかすると、俺の身体の中には大阪人の DNA があるんちゃうか。

甘辛や

おいしかった。昼間っからお好み焼き屋のフルコースをいただいてしまった。
胃の中では今、炭水化物とソースの祭典が開かれている。

甘辛や

あ~、食った食った。
大阪の有名なお好み焼き屋の多くが東京に進出してきて、大阪に来なくても本場の味を感じられるようにはなったけど、やっぱりこういう個店でこそ味わえるうまさと空気がある。
やっぱり、お好み焼きを食べるなら大阪に来ないとな。

きっと東京に戻ってから、また強烈に食べたくなるに違いない。

ごちそうさまでした。

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2017/06/24 (Sat.)

東京都文京区茗荷谷の冷やしタンタン麺と回鍋肉

「これぞ空腹にくさびを打ち込む男飯だ。中華の中の中華、キングオブ中華」

豊栄

『孤独のグルメ Season6』聖地巡礼、今回もさっそく昨夜放送されたばかりの茗荷谷の中華の名店に行って来ました。茗荷谷というか小石川というかこのあたり、普段はとんと縁がない土地で、初めて降り立ちました。一年ちょっと前にオープンしたばかりというまだ新しい店舗が今回の目的地になります。

中国料理 豊栄

豊栄

先日の旗の台回同様、事前予約しておいたら放送延期になってしまったため、放送前の巡礼となってしまいました(;´Д`)ヾ。そのためゴローちゃんが何を食べたかはもちろんどの席に座ったかも分からなかったのですが、いざ放送を見てみると私が座ったのがずばりゴロー席でした。

黒板メニューには、珍しいメニューが多し。創作中華的な店なのかな。
でも、字面からしてうまそうなものばかりで、迷うなあ~。

豊栄

「先ず麦酒より始めよ」とは中国の戦国時代を起源とする諺らしいので(違)、とりあえずビールから。
これだけ暑いとビールがうまい。

そういえば順当にプレモルを頼んでしまったけど、「ふらっと QUSUMI」では久住さんが青島の生を飲んでいましたね。青島は瓶で出てくることも多いけど、生があるならそっちにすれば良かったかなあ。

豊栄

ビールのつまみ的な感じで、一品目はパクチーの熱々ねぎ油がけ。
パクチー好きとしてはこういうのが最初に出てくると嬉しいけど、ねぎ油がいい味をだしてるなあ~。パクチーのくさみが良い具合に中和されていて、わしわし食える。

豊栄

続いて口水鶏(よだれ鶏)、中華の大定番鶏料理。

口水鶏ってその名の通り「よだれが止まらないほどうまい」という意味だけど、ここのは今までに食べたどの口水鶏よりも深みがあって、うまい。それにこのタレ。辛いだけじゃなくてうまみがある。このタレが決め手。

豊栄

空心菜の炒め。味付けは二種類から選べたけど、ここは食べたことない「えびみそ」という響きに完全に心を囚われた。

わほー!何これ!?
空心菜の炒めは中華料理屋で見かけると必ず頼むくらいに好きな料理ですが、よくある塩味と違って、エビが、エビが!
エビの香ばしさを空心菜が余すところなく吸い取って、これ、めちゃくちゃうまいじゃないか。

豊栄

で、お次は。皮付きヤングコーンのセイロ蒸し。
ヤングコーンもまた大好きな食材だけど、大人のコーンじゃなくてヤングコーンがこうやって房ごと出てきたのは初めてだ。見た目、ほぼトウモロコシなんだなあ。ヤングなコーンなんだから当たり前だけど。

豊栄

「皮は剥いても、髭は甘くておいしいからぜひ食べてください」
ということで向いてみたら、おおお、確かに髭がすごく柔らかいし、コーン本体に負けないくらい甘みがある。生姜醤とクミン塩がその甘みをさらに引き立てている。

この店、ここまで食べたどれもがハズレなし。
食えば食うほど、もっと食いたくなる。

豊栄

夫婦肺片(フーチーフェイペン;牛もつのピリ辛和え)。名前を聞いたのも初めてなら食べるのも当然初めてだけど、モツのくさみが全然なく、うまみの部分だけが上手に引き出されている。これもまた、うまいなあ~...。

ああ、なんだかうますぎてそろそろ言語中枢が死滅してきたぞ。何食べても「すごーい!」「おーいしー!」としか言えなくなり始めている自分がいる。

豊栄

こーなると紹興酒にいかざるを得ないでしょう。
種類があるのを知らなかったので「紹興酒、グラスで」と頼もうとしたら「銘柄いろいろありますよ。飲み比べセットもありますよ」とのこと。飲み比べ、そういうのもあるのか!

豊栄

さて、お次は...満を持しての回鍋肉だ。
うんうん、そそる色だ。

回鍋肉、好きなんですよね。甜麺醤の旨味とキャベツ・豚肉の甘みのコンビネーションがたまらない。でもシンプルな料理であるが故に、うまい店とそうでない店の差も激しい、難しい料理だと思います。

豊栄

この店のは...うんうん、期待を裏切らないうまさだ。このタレのパンチ力...しかも、ちょっと山椒入ってるのが痛いところを突く。

そうか、この店、やっぱりタレや汁が全般的にうまいんだ。
中華といえばとにかく大量の油と火に物を言わせる感じの料理が多いけど、ここのはそういう物理に頼った感じじゃなくて、「うまみ」がちゃんと仕込まれている感じがする。中華よりもむしろ和食的というか、すごく丁寧に作られた中華料理だ。

豊栄

中華風茶碗蒸し。
って、えっ?何これ。茶碗蒸しというよりも「どんぶり蒸し」と言ったほうが正確なんじゃないの?という大きさ。これは食べ甲斐がありそうだ。

豊栄

おお~、ダシがすごい。日本の茶碗蒸しとは全然違う。うまみが洪水となって舌の上に流れ込んでくる。

これはいくらでも入るやつだ。感動的な底なし茶碗蒸しだ。
具が一つも入っていないのに、具だくさんの味。中華のうまみ要素が全部入ってる気がする。

豊栄

ハモの青山椒蒸し。これも黒板メニュー上で強い引力を放ってたやつ。
茶碗蒸しからの青山椒蒸し、蒸し蒸し攻撃だ。

豊栄

パクチーとハモの山から掘り出されたのは、麺っぽい何か。これってもしかして Season1 第 3 話に登場した「楊」でも食べた「拌三絲(バンサンスー)」じゃないですか?まさかこんなところで再会するとは。

そしてこれも期待を裏切らない味。スープのうまさをハモがしっかり受け止めて、ハモのダシがまたスープに還元されて、胸に染みわたる感動的ハオツー。

豊栄

そこに本命、冷やしタンタン麺。おお~、見目麗しい。

うん、うまい。ん?あれ?
全然辛くない。ていうか何だ?見た目は確かにタンタン麺だけど、味は冷やし中華っぽいぞ。
冷や中の酸っぱうまさと、担々の濃厚味の、絶妙なハイブリッド麺だ。これは夏に嬉しい、暑い日に毎日でも食べたくなるに違いない味だ。

豊栄

飲み物は高麗人参酒のソーダ割りに進んでみました。
高麗人参の強烈な香りも、ここまでの中華スパイスとうまみに中和されて、今はさわやかな香りに思えてくる。

う~ん、全然まだ食える。
俺、今さらながら相当腹が減ってた。

豊栄

おっとそういえば点心を忘れてたよ、というわけでえび入りパクチー焼売。
今日はすっかりエビとパクチーのうまさに心を奪われているけど、シュウマイになるとまた違ったおいしさがある。プリプリのエビが主役のシュウマイ、ものシュごくウマイ。

豊栄

えびとマコモタケの炒め。様々な醤やスパイスと、エビから溢れ出たうまみがマコモタケに吸収されて、エビもマコモタケも死ぬほどうまいじゃないか。なにげに今回のサブタイトルに選ばれた二品に勝るとも劣らないんですけど!

それにしてもこの例えようのないおいしさたるや。ここに白飯があればこのおかずだけで三杯くらいはイケたに違いない。

そうやってうまいうまい言っていたところ、店員さんがさっきのハモの青山椒蒸しの皿を指して「この余ったスープに麺入れますか?」と。
え、なんて言いました今。余ったスープに麺、そういうのもあるのか!?それなら早く言ってよっていうか早く麺入れろください(落ち着け

豊栄

そして出てきたのがこちらの麺。さっきの冷やしタンタン麺とは全然違う極細麺。それがハモの滋味を受けた繊細なスープを吸い込んで、こ れ が う ま い の な ん の 。さっきのハモはもしかしてこの麺を食べるために食べていたのではないか、とさえ思えてくるうまさ。

俺は今、幸せだ。

豊栄

〆は煲仔飯(ポウチャイファン)。これまた初めて名前を聞く料理だけど、この店の看板メニューのひとつらしい。
土鍋でパチパチ、まさに焼けながらのご登場。なんだかすごいことになっちゃってるぞ。

「いきなり混ぜちゃってももちろんおいしいんですけど、最初は鶏肉と青梗菜とごはん、それぞれ食べてみてください」とのこと。

豊栄

それぞれ取って、専用のタレをかけていただきます。そして二杯目は豪快にかき混ぜて。
うっわ、これおいしい。鶏肉も青梗菜もおいしいんだけど、ごはんのうまみがヤバイ。この店の「うまみ料理」の集大成的なうまさだ。

この滋味、中国四千年の知恵が、俺の血液に染みわたる。
うん、うん、うん~。中華土鍋飯、ずっと食べ続けていチャイナ。

豊栄

おいしかったなあ~。中華的大満足。
こどグルでは焼肉回に並び中華回にハズレなしだけど、ここはそんな中華回の中でも一、二を争ううまさだったと言えます。神宮前のシャンウェイと甲乙つけがたし。

ちなみに、この聖地巡礼の際に番組スタッフの溝口憲司監督(Season1 からずっとメガホンを採られている監督)がプライベートで来店されていて、少しだけご挨拶させていただきました。まさか番組スタッフの方(それも監督)にお会いできる機会があるとは思っていなかったので大感激。
それにしても「本当にうまい店にはキャストやスタッフが放送前にプライベートで行く」という噂は本当だったんだなあ。確かに、それも納得のうまさでした。

あ~、腹パンパン。でも全部うまかったから良しとしよう。
ここは放送後の客足が一段落したら、絶対また食べに来ようと思います。気になってるメニューが他にもたくさんあるんだ。

本当にごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 20:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/06/17 (Sat.)

東京都品川区旗の台のクリームソーダ

「こぢんまりした商店街。さてと、何を食うか」

旗の台

こどグル Season6、先週の旗の台回では久しぶりに甘味パートが存在しました。最近はメイン店のみというエピソードが多かったので、途中で甘いものを入れた回って Season5 の台北編以来じゃないでしょうか?実は甘味の店をちまちまと回るのもけっこう楽しいんですよね。というわけで、改めて旗の台までやってきました。

荏の花温泉

ここだ。荏の花温泉。味あるなぁ~。
既に廃業した銭湯で、劇中同様にリノベーションした上で骨盤矯正ストレッチ系のスタジオと工務店が入居していて、釣り堀のオープンも本当に目指しているんだとか(笑。

で、今回の最終目的地がこちら。

アチック

アチック

荏の花温泉からスペイン食堂石井に向かう途中というか、スペイン食堂石井の裏手。こぢんまりした店構えの喫茶店がそれ。

こんなところに喫茶店が営業しているとは知りませんでした。
ゴローは時間調整とメールチェックのためにこの店に入っていましたが、よくこんなところ見つけたなあと。私なら近くのドトールかモスバーガーあたりに入ってしまうところです。

アチック

店内、なんとも完全に昭和の純喫茶。おおおお、こんな店、子どもの頃に親に連れられて何回か入ったなあ、という懐かしさ。
私が入ったときには初老のおかみさんが一人で切り盛りしていました。

アチック

空いていたので、あやまたずゴロー席をゲット。
他のお客さんは、まるで『野武士のグルメ』に出てきそうな初老の男性がぽつぽつと入ってはモーニングを頼む、という感じ。あの世代の人には、こういう店が落ち着くんだろうな。

アチック

メニュー、コーヒーよりもむしろジュース類のほうが充実していたりして、いろいろ気になる。ランチのドライカレーとか、こういう店のが穴場的な絶品だったりするんだよなあ。
でもまずはコーヒーとケーキでも...と思ったら、肝心の甘味がメニューにない。

アチック

ということで、まだ朝早い時間だし、ほかのおじさんたちと同じくモーニングセットを注文してみました。
うん、教科書通りのモーニングセットだ。

でも、モーニングって名古屋に出張したときでもないと、普段はなかなか食べないよなあ。

アチック

トーストは厚切りの焼きたて、サクフワでなかなかおいしい。
ミニサラダにスクランブルエッグ、それにバナナってあたりが家庭的。ホッとする朝ごはんだ。

アチック

コーヒーは...うん、普通。
でもキリマンだブルマンだって言われるよりも、こういう店にはこういうオーソドックスなブレンドコーヒーが落ち着くんですよ。

アチック

小腹が満たされたところでメールチェックでも。
なになに、ジョセフィーヌからメールが来てる。

...ってやってみたかっただけ(ぉ

じゃあそろそろ本題、頼んでみようじゃないか。

アチック

クリームソーダです。この、見た目からして懐かしいレトロ感。
クリソ、レスカ、冷(れい)コ。こういう昔ながらの喫茶店では、そういう三文字略語がよく似合う。

久しぶりのクリソ、いただきます。

アチック

これこれ、このわざとらしいメロン味!
本当に、想像していた以上に懐かしい味でびっくりした(笑。
上に乗ってるアイスクリームも、現代のアイスとはちょっと違う味にさえ思えてくる。

アチック

昭和の甘さ。正しいクリソだ。
30 年以上前に、親に連れられて行った喫茶店やレストランのクリソ、こんな味だったなあ。すっかり忘れていたけど、今克明に当時のことを思い出した。

そしてそして...、

アチック

攪 拌 ! !
当然、やるでしょ。

人工的なメロン味とミルキーなアイスが混ざって、さらにレトロ味が強化された。
これはいい。

クリームソーダ、すごーく久しぶりに飲んだけど、なんかたまに思い出したように飲みたくなるような味だよな。

おいしかった。子ども時代にタイムスリップさせてもらいました。
ごちそうさまでした。

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2017/06/10 (Sat.)

東京都品川区旗の台のサルスエラとイカ墨のパエリア

「旗の台にスペインの旗、これは闘牛だ。よーし、突っ込んでいこうじゃないか」

スペイン食堂 石井

『孤独のグルメ Season6』で昨夜放送されたばかりの第 9 話・旗の台のスペイン料理の聖地に早速行ってきました...というか、本当は放送後に行くつもりであらかじめ予約を取っておいたら、先週の放送が世界卓球の影響で順延、結果的に放送前に巡礼することになってしまったという(;´Д`)ヾ。
ともあれ放送前の巡礼はそれはそれで、あまり混んでない状況でゆったり楽しめるのが良い。

スペイン食堂 石井

スペイン食堂 石井

今回の聖地「スペイン食堂 石井」は旗の台駅近く、中原街道沿いに位置するお店。私はこれまでにも何度かこの店の前を通りがかったことがあって、こんな所にスペインレストランがあるのか...と気になっていたところだったのでした。これまで訪店有無にかかわらず自分が知っている店が聖地になったことがなかったので、これはちょっと嬉しい。

こぢんまりとした店内は必要以上にオシャレすぎず、気軽に入れそうな雰囲気がまさに「食堂」という感じ。変に格好つけた店よりも、こういうところで温かみのある料理を食べられる方がありがたい。

スペイン食堂 石井

メニューはこんな感じ。イベリコセラーノハムに腸詰め、鉄板焼き。イベリコ攻めか。
いきなり、らしくていいじゃないか。

さあ、何を入れていこうか。
今俺が欲しているのは、胃がドギマギするようなパンチのあるメニューだ。

スペイン食堂 石井

黒板にも、日替わりっぽいメニューがいろいろ。
スペイン料理好きだし、せっかくだからいろいろ食べたい。

ん?長谷川さんこだわりのマッシュルーム鉄板焼き。
誰?長谷川さんって。長谷川、Who?→どうやら長谷川農産という生産者さんのようです。

スペイン食堂 石井

まずは飲み物から、ということでスペイン産ガス入りウォーター(違。
「メスキータ」と「アルハンブラ」という銘柄のスペインビール。メスキータの方は久住さんも飲んでましたね。
スペインビールってなかなか飲む機会がないから貴重です。

スペイン食堂 石井

おつまみ的な感じでオリーブの盛り合わせをつつきながら、メイン料理のできあがりを待ちます。

スペイン食堂 石井

それと浅漬けピクルス。日本の浅漬けに近い感じのキュウリと、ゴローさんも単品で頼んでいたニンジンの浅漬け。

スペイン食堂 石井

からの、レバーパテとお肉のテリーヌ。パテやテリーヌに目がない私としては外せなかった一品。
これは期待を裏切らないうまさ。スペインビールがみるみるうちになくなっていきます。

スペイン食堂 石井

そーなると赤ワインもいただいてしまうというもの。
私はスペイン料理もスペインワインも好きなので、至福の時。アットホームなお店で気取らずに好きなものをいただける歓び。

スペイン食堂 石井

イワシ好きとしてはつまみに欲しかった、ヒコイワシの酢漬け。これも久住's セレクションに含まれてたやつ。
酢で締められたイワシにたっぷりのオリーブオイルで、間違いなくワインが進む一皿。

スペイン食堂 石井

タパスの極めつけという感じの「長谷川さんこだわりのマッシュルームの鉄板焼き」。
うっは、マッシュ、でかし。このマッシュ、マッシュルームの概念超えてる。

熱っ!でもうまい。肉厚・充実・濃厚。生ハムとニンニクも効いてる。
全てのうまみをマッシュルームが受け止めて、これは最強のおつまみだ。
長谷川さん、恐るべし。

スペイン食堂 石井

そこに本命、サルスエラのご入場。
ブイヤベースって名前からしておいしそうだが、見た目もそれを裏切らない。
エビ、カニ、タラ、アサリにムール貝、海のうまさのオールスターがスープの上でフラメンコを踊っている。

スペイン食堂 石井

おお...お味も見た目を裏切ってないぞ。地中海のエキスが凝縮されている。
海の幸とトマト・パプリカといったスペインそのものの味が渾然一体となっているかのようだ。実際はほとんど日本の食材なんだろうけど(笑。
海鮮だけ見れば日本海側の鍋料理と似たような感じなのに、日本の海とはまた違う、栄養・滋養を感じる。

スペイン食堂 石井

赤ワインが空いてしまったので、この海鮮を受け止めるべくぶどうジュースカヴァを追加。
期待通り、爽やかな酸味が魚介の滋味にちょうど良い。

スペイン食堂 石井

これはやるでしょ。
ゴローちゃんなら絶対やるだろうと思ったら、放送で本当にこうやって食べていたので軽くガッツポーズしました(ぉ

ね、おいしいよね、これ。このおいしさは世界共通だよね。

スペイン食堂 石井

サルチチョンのレヴェルト(イベリコサラミのスクランブルエッグ)。

こ・れ・が・ま・た、さっきのマッシュ鉄板焼きと双璧をなす勢いでうまい最強おつまみの一つ。
トロトロ卵に、サラミとエリンギの食感。そこに粉チーズと黒胡椒の香りが食欲をそそります。

このレヴェルト、レヴェル高いんじゃないの?またしてもワインが進むなあ。

スペイン食堂 石井

アルボンディガス(スペイン風肉だんご)。

濃厚トマト味のミートボールという感じで、これもまたウマイ。再び赤ワインに戻りたくなるうまさだ。
ここまで既にけっこうな量を食べているはずなのに、なんだかまだまだ食べられそう。

スペイン食堂 石井

そしてイカ墨のパエリア!
パエリアは基本的に日替わりのようですが、この日はちゃんとイカ墨、ありました。

さあ、黒いお米をいただこう。

スペイン食堂 石井

うまい!イカ墨のコク、たまらない。
そこにアリオリソース(ニンニク入りのスペイン風マヨネーズ)のアクセントがまたいい。

イカ墨の真っ暗な海底に、さまざまな旨ものが潜んでいる。
こいつはサルスエラとはまた別の滋味を形成している。

白いご飯好きの俺が、今日は真っ黒い飯にすっかり魅了されている。
これは一粒残らず食べ尽くしたいうまさ。

スペイン食堂 石井

デザートは「ポルボロン」というスペイン流スイーツ。
囓るとほろほろっと崩れる独特の食感で、ほっこりする素朴な味。この店らしい、なんだか懐かしい味わい。

スペイン食堂 石井

あー、おいしかった。以前店の前を通りがかったときに感じた、自分の直感は間違ってなかった。
味も良かったけど、気取らず寛げるこの店の空気が気に入りました。

どこの国のどういう食べ物であろうと、俺はこういう店が好きだ。
大満足。スペイン海鮮祭り、大大大正解。いい食堂だったな~。

放送後の盛況が落ち着いた頃にまた来ようと思います。
ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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2017/05/27 (Sat.)

東京都新宿区高田馬場のシャン風豚高菜漬け炒めと牛スープそば

「さてと、まったく未知の相手、ミャンマー出身のシャン。どこからどう攻めたらいいのか」

高田馬場

今回は二週間前の『孤独のグルメ Season6』に登場した高田馬場にやって来ました。
高田馬場、学生時代にはよく来ていた街だけど、ずいぶん久しぶり。あまり変わってないように見えるけど、よく見るといろいろと変わってる。駅前の新星堂(レコード屋)、よく利用してたんだけどなあ。

高田馬場

今回の目的地は、駅すぐそばの JR と西武線の線路の間にある雑居ビルの一角。ちょっとごみごみした感じの、いかにも孤独のグルメっぽい界隈にあります。このへん、昔は来たことがなかったなあ。

ノングインレイ 高田馬場のミャンマー料理

高田馬場

この、ディープなたたずまい。向かいに赤提灯、隣がスナックというのもまたいい(笑。

で、お店に入って予約の名前を伝え、「奥です」と言われたのでゴローちゃんと同じようにお店の奥に進もうとしたところ、

「そっちじゃなくて、二号館のほう」

え、二号館!?

ノング インレイ

スナックを挟んで二軒隣に「ノング インレイ II」。おおおおお、ここが二号館。
ミャンマー料理なんていうマニアックな店、しかも高田馬場のこんなマニアックな場所で、二号館。よほど、日本にいるミャンマー出身の人々に愛されている店なんだろうなあ。

ちなみに本館のほうは見た感じミャンマー系のお客さんでいっぱいな感じでした。で、二号館のほうはドラマを観て来たと思われる巡礼者でいっぱい(笑。
厨房は基本的に本館の方にあって、二号館まで運んでくるシステムになっているようです。

ノング インレイ

この BOSE、カラオケスナックの居抜き感ある(ぉ
ここも元々は隣と同じようなスナックだったんだろうなあ。駅前雑居ビルあるある。

さておき、料理を選ぼう。

ノング インレイ

まずは...なになに、エキゾチックゾーン?(※写真は一部加工済みです)
蚕、コオロギ、竹蟲...かえるのもも肉がなんだか普通の料理に思えてくるラインアップ。シャン料理って、そういうものなの?

久住さんはセミを食べてたけど、さすがにこれに行く勇気はないなあ。
シャン料理初顔合わせゆえ、エキゾチックは遠慮させていただこう。

ノング インレイ

とりあえずミャンマービールから。お冷やっぽいコップに缶ビール、という自宅感(笑。
味のほうはアジアンビールらしい、薄くて水代わりにゴクゴクいけるタイプ。

ノング インレイ

で、まずはお茶葉サラダ。これが私にとっての初ミャンマー。

うっわ、何これ?超おいしい。
見た目から想像がつかない、今までに食べたこともない味だけど、超おいしい。これ好き。
サラダというより、スナック食べてるような感じ。

ノング インレイ

ピリ辛空芯菜の炒め物。中華料理でも定番メニューの一つだけど、これ好きなんだよなあ。中国に限らず東南アジアの定番なんだろうか。
空芯菜にタレの味がよく絡んで、期待通りうまい。

ノング インレイ

きたきたきましたよ、シャン風豚高菜漬け炒め。

どのへんがシャン(ミャンマーの少数民族)風なのか分からないけど、この高菜漬けの味がそうなのかな。
初めて食べたのに好きだと思える、ガツンとおかず味。これもまたおいしいじゃないですか。

ノング インレイ

メニューを見ておいしそうだったスペアリブ。
なんだけど、実物はメニューより見た目が地味なような?(笑
「ふらっと QUSUMI」でもメニューと見た目が全然違う料理が出ていましたが、この店はそういうのがままあるっぽい。

ノング インレイ

鶏のボンジリ。焼鳥屋でも定番のひとつだけど、エスニカンなピリ辛ダレをつけて食べるのがミャンマー流。
おいしいんだけど、う~ん、お茶っ葉サラダや高菜漬け炒めの強烈なうまさの後だと、ちょっと霞む。
この店、超あたりメニューとそうでもないのの落差が大きいのかもしれません。

ノング インレイ

つまみっぽいメニューが続いたので、飲み物はハイボールに移行します。
ピリ辛で熱くなった口に、キンッキンに冷えたハイボールがありがたい。

ノング インレイ

マトンのサティ。サティといえばタイ料理のイメージがあるけど、他の東南アジアでもポピュラーな料理なようで。
ミャンマーの飲んべえちゃんも、このサティにミャンマービールでへべれけになっちゃったりするんだろうか。

ノング インレイ

お肉のスパイシーサラダ(鶏)。これが、スパイシー「サラダ」というネーミングに油断していたら、こちらの HP をガッツリ削りに来る辛さ!(;´Д`)。
一口めはうまみが先に立つんだけど、その後にスパイスの重みのある辛さが、舌にズシンと来る。辛い物好きとしてはこういうの全然アリだけど、辛いの苦手な人は要注意。

ノング インレイ

ちょっと、アルコール以外で辛さを中和するものが欲しかったので、もち米を。
なかなか、もち米をそのまま食べる機会ってないよな。

それにしても、容器、おもしろ。

ノング インレイ

普通の白米よりももっちりとしていて、甘みのあるもち米が、辛い料理に合う合う。
おかずの味ともち米の甘みがお互いを呼び合うかのようだ。

ノング インレイ

酢筍と豚肉の煮込み。これもまた独特の風味。
ピリ辛系なんだけど、筍の酢漬けに由来する酸味が相まって、トムヤムクンや酸辣湯に通ずる酸っぱ辛さ。ここまでのピリ辛料理とは方向性が違って、これおいしい。
さっきのもち米と組み合わせるとさらにおいしい。

ノング インレイ

さ~、そろそろラストスパートと行きましょうか。

久住さんが食べていたお肉のカレー(マトン)。じっくり煮込まれたカレーに柔らかいマトンがおいしい!
「ふらっと QUSUMI」では「ルウが少ない」と突っ込まれていたけど、実際はそんなこともなく。収録後からルウをちょっと増やしたんでしょうか(笑

ノング インレイ

で、牛スープそば。メニューには載ってないけど頼めます。

これは見た目通りやさしい、じんわりくるおいしさ。
野菜と肉のシャキトロなせめぎ合いが応えられない。
深いなあ、シャンの森。

ノング インレイ

もう少しミャンマー奥地に踏み込んでみるか。
というわけで、テーブルに常備されていた各種スパイスを駆使して、オリジナルの味づくり。
ナンプラー以外は基本的にどれも辛い系だけど、中でもトウガラシの酢漬け、これはやばい。ブータン料理を思い出させる強烈な辛さを発揮してきます。

店員さんによると、ミャンマーの人でも何でも辛くするわけではなくて、このスープそばにスパイスをガンガン投入するのは少数派なんだとか(;´Д`)。
「味を調整したかったら付け合わせの高菜を入れるくらいでも十分ですよ」とのこと。先に言ってよ(汗

ノング インレイ

お腹も満たされたので、最後はデザートを。
辛いものの後は甘いものでクールダウンすべく、シュガープラタ。

見た目はクレープかチヂミのようだけど、ちょっとパイっぽい食感の揚げもので、砂糖をつけて食べると確かにおいしい。
ここまでの辛さがスッと引いていくかのようだ。

ノング インレイ

そして、ゴローちゃんも食べていたイチャクウエ(揚げパン)とミルクティー。

ミルクティーのほうは、さすが東南アジアらしく、チャイっぽい甘さ。
甘い紅茶ってあんまり得意じゃないんだけど、このシャン料理の後ならばこの甘さ、アリだな。

ノング インレイ

イチャクウエはミルクティーに浸して食べるのがおすすめ。
日本の発想では、揚げ物をお茶に浸けないよなあ。
でも食べてみるとほっこりする。

ノング インレイ

食後、閉店間際でお客さんのいなくなった本館のほうを改めて覗いてみました。
劇中とおんなじ、ミャンマー語と日本語のハイブリッドな牛スープそば(と春雨)のお品書き。

店内の写真を撮っていたら、女将さんが気さくに「写真撮りましょうか?」と声をかけてくれたので、お言葉に甘えてゴロー席で記念写真を撮ってもらいました。
ちなみに女将さん、劇中のようにカタコトでは全然なくて、普通に流暢な日本語。

ノング インレイ

ああ、うまかった。大満足。
ミャンマーの町の食堂って、こんな感じなのかな。

さすがに放送後だけあって店内はほぼずっと満席、たぶんこのお店始まって以来の混雑だったんじゃないでしょうか。
接客も回っていないようで、注文が通ってなかったことも何度かありましたが、それも仕方ない。むしろ店員さんが忙しすぎて体調を崩さないように祈るばかりです。

あのお茶葉サラダと高菜漬け炒めの味はしばらく忘れられそうもないなあ。近くに来ることがあったらまた寄ろうと思います。
ごちそうさまでした。

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2017/05/20 (Sat.)

東京都渋谷区道玄坂の皿うどんと春巻

「俺がザザッと飯を入れてくような店って、もはやこの街にはないのか?」

渋谷

ドラマ『孤独のグルメ Season6』聖地巡礼、今回も先ほど放送されたばかりの第 7 話の舞台、渋谷の聖地に事前に巡礼してきました。

渋谷といえば言わずと知れた若者の街。そこでゴローはどんなものを腹に入れるのか...と思ったら、なんとも渋谷らしくない、けどゴローらしいものを食べましたね。そういえば原作ではゴローちゃんは渋谷に二度現れており、焼きそば(今はもうお店がないけど)とブリ照りというチョイスだったのでした。今回の焼きうどんは、ある意味原作の焼きそば回へのオマージュということができるのかもしれません。

長崎飯店

「ん?こんな路地、あったっけ。ちょっと匂う」

目的のお店は、渋谷駅から道玄坂を上がる途中の路地というか、マークシティの裏手というか。
ゴローちゃんのようにマークシティ側から来るとちょっと分かりにくい、入り組んだ路地に唐突に現れるこの赤いのぼりが目印です。

長崎飯店 渋谷店

長崎飯店

ほ~、シブい。
生き残ったのか、取り残されたのか...。

店名が「中国料理 長崎飯店」。中国なのか長崎なのかよく分からない店。でも、店構えはいかにも昔ながらの中華料理屋だ。

長崎飯店

「本場の味 長崎ちゃんぽん 皿うどん」と「中国料理」の文字が並ぶ看板。
もしや、長崎って中国の一部だったのか?(暴言

でも、冷静に考えれば日本は鎖国中も中国とオランダとだけは長崎を窓口に貿易してたんだっけ。
それなら、長崎と中華料理の結びつきが強いのも理解できる。

長崎飯店

ガラスのショーケースに、食品サンプル。
うんうん、正しい中華料理屋のありようだ。

いいな~、長崎ちゃんぽんとか。
餃子に春巻もある。

長崎飯店

店内は、入口付近にテーブル席、そして奥に回転テーブルがいくつか。
独りだとまず間違いなく相席の回転テーブルに通されます。

で、席に着くなり店員のおばちゃんが

「今日は、皿?」

えっと俺この店には今日初めて来たんですけど(;´Д`)ヾ。
聖地巡礼に行くと、初めてなのに常連と間違えられる法則発動(ぉ

長崎飯店

メニューはこんな感じ。これは夜メニューで、昼はちょっと値段が違います。
ちゃんぽんと皿うどんの自己主張がすごいことになってるけど、中華料理店だけあって中華メニューも充実。

それにしても、ちゃんぽん、皿うどん、ちゃんぽん、皿うどん...気絶するほど悩ましいなあ。
どっちも長いこと食ってない。
というか、個人的には長崎皿うどんって、パリパリの細麺が主食というより酒のつまみという感覚で、九州系の居酒屋でつまみに食べることのほうが多くて、こういうランチで食べたことないかも。意外な初体験。

長崎飯店

まずは春巻から。来た来た、俺のパリパリ。
すごく感動するというよりはごく普通の中華屋の春巻だけど、うまいよな。

この音、このリズム。口の中にスプリングトルネードが巻き起こっている。

長崎飯店

そして、皿うどん(軟麺)のお出ましだ。
このとろみ。とろみから立ち上る湯気。たまらん。

長崎だからってなんで中華料理屋で皿うどん、と思ってたけど、改めて実物を見て納得。
言われてみれば、皿うどんって麺に八宝菜をかけたようなものだしな。
さしずめ、汁なし五目あんかけそば、ってところか。

長崎飯店

こ れ は ... すごくパワーを感じる麺だ。
重くてしっかりした太麺。初めて食ったけど、これめちゃくちゃうまいぞ。餡がしっかり絡んでくる。

しかも、餡の中は見た目以上に具だくさん。
皿の中の有明海は豊漁だ。肉に野菜、イカ、アサリ、プチサイズのカキまで入って...これはうまさのマルチチャンネル・サラウドンだ。

長崎飯店

さて、ここで目に入ってくるのが回転テーブルに鎮座するこの調味料類。
ちょっと前に松重さんのラジオ『深夜の音楽食堂』で「長崎では皿うどんにソースをかけて食べる」という話をしていたので、これはこのドラマの話をしているに違いない!と思い、放送前巡礼にも関わらずちゃんとソースをかけることに成功しました(笑

長崎飯店

なるほど、こういう感じか。
ソースによって餡のやさしい味が引き締まって、皿うどんがまた違った表情を見せてくれる。酢、辛子、ソースの投入で、いつまでも楽しめる。

これ、いい。
長崎、うまか~。

長崎飯店

さらに、他のお客さんが頼んでいた餃子が妙にうまそうに見えたので、頼んでみました。
Season1 に登場した池袋の「」を思い出させる、羽根の繋がった焼き餃子。

長崎飯店

中華料理らしく油をケチらずに使って焼いた餃子でちょっとギトギトしてるけど、それ故にジューシー。
この餃子、いける。やさしい味の麺とのコンビネーションにちょうど良い。個人的には春巻よりも気に入ったかも。

この店、すごくいい。俺はこんな店が好きなんだ。
こんな店の真っ赤な回転テーブルに、今でもときめく男なんだ。

長崎飯店

で...まさか、劇中でゴローちゃんが皿うどんからのちゃんぽんハシゴをするとは予想してませんでしたが(;´Д`)ヾ、あの皿うどんを食べたらちゃんぽんも味わってみたくなるのが人情というやつじゃないですか。というわけで、日を改めてちゃんぽんを食べに来ました。

ランチセットを頼んだところ、なんと白飯と漬物がついてきました。ちょっとした炭水化物祭り。
漬物、キュウリ漬けは分かるけど福神漬けがカレー以外についてくるの、初めて見た(笑

長崎飯店

ちゃんぽん、まさに皿うどん(軟)の汁あり版という感じで、甘くてやさしい味。汁があるぶん麺が皿うどんよりも軟らかくて、スープの深みも相まって、やさしさ 30% アップという感じ。

しかしこれ、どこまでいってもやさしい味すぎて、これをおかずにご飯を食べる隙がないぞ(汗。
仕方がないので白飯は漬物と一緒にいただきました。

このスープ、いい。すごくいい滋味。
ゴローちゃんの食べてた特上ちゃんぽんはもっとうまそうだったけど、並ちゃんぽんも十分おいしいです。

皿うどんとは違う、もう一つの長崎に出会えた。

長崎飯店

長崎飯、しっかりといただきました。

この店、派手さはないけど気に入ったなあ。
今後渋谷に来たときのためのメシ屋リストに加えさせていただこう。

ごちそうさまでした。
今度は硬麺、食わなきゃな。久住さんが食べてたイカの唐揚も、うまそうだったなあ...。

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2017/05/07 (Sun.)

東京都世田谷区太子堂の回転寿司

「海に行ってぼけ~っとしたいなあ。でっかいの釣って捌いてもらって...」

三軒茶屋

今日は GW の最終日。最後に休みらしいことをしようと思い立ち、一昨日放送されたばかりの『孤独のグルメ Season6』の舞台、三軒茶屋までやって来ました。
ブタ肉炒めや大阪出張など、原点回帰ともいえる原作オマージュ回の多い Season6 の中でも、先週の放送は異色でしたね。原作第 2 話の吉祥寺の廻転寿司回をかなりストレートになぞった内容で、放送後に改めて原作コミックを読み返したほど。

普段はこっち方面には来ないから、三軒茶屋、久しぶりに降りたなあ。
田園都市線沿いということで、このあたりは活気がありながらもどこか品のある雰囲気。ドラマに登場したブルジョワマダムや親切なおばあさんがいてもおかしくありません(笑

すずらん通り

駅前の交番の脇に、「喰うてかへんか?」というコテコテのアーチが出現。ここが目的の店のある「すずらん通り」です。ここだけ唐突に三軒茶屋感がない(笑
さして長くないこの通りの奥に、その店はあります。

廻るすし 台所家 三軒茶屋店

台所家

台所家(だいどこや)。このドラマにしては珍しいチェーン店で、渋谷にも店舗があるようですし、入ったことはないけど焼肉屋の業態をとっているお店も見たことがあります。

私が来店したタイミングがたまたま良かったのか?放送二日後のお昼過ぎにも関わらず、行列は 4 組ほど。しかも回転寿司だけにお客の回転もいいらしく、ほんの 10 分ほどの待ち時間で着席できました。しかし退店する頃には行列が倍くらいに延びていたので、やはりタイミングが重要なようです。

台所家

店内はこんな感じ。コンパクトなカウンターだけの店構え、確かに吉祥寺の天下寿司に通じるものを感じます。こういうスタイルが東京の昔ながらの回転寿司屋なんだろう。回転寿司激戦区の北陸だと、回転寿司と言いながらボックス席や座敷まであったりして、随分雰囲気が違うんだよなあ。

台所家

コンベアに乗っていろんな寿司が流れてくるけど、ここでは基本的に食べたいものを注文するスタイルらしい。
でも、ドラマほど殺伐とはしていないまでも、多くのお客さんがかなりの勢いで注文を入れていくので、押しの弱い自分としてはどうしても「間」を掴むのが難しい。いかんな...タイミングがズレてる。

それでも何とか間合いを読んで大声で注文するわけですが、体感的に五回に一回は注文したのを忘れられるし、接客もやや雑な感じ。それでもこれはこれで回転寿司屋らしくて良し。負けずに大声で注文してやったらええねん。

台所家

おすすめメニューはホワイトボードに。
ドラマにも登場したネタと...おっ、ホタルイカもあるのか。

ようし、今日は何で口火を切るかな。
何を狙う?今俺が釣り上げるべきネタは、何だ?

台所家

逸る気持ちを抑えて、まずは生ビールから。
この連休は思ったほど飲まなかったけど、最後に昼酒を頼んでようやく GW を満喫できた気分(笑
飲兵衛どもの、昼飲み天国だ。

台所家

とりあえず順当にマグロで行くか。赤身で小手調べだ。

回転寿司屋だと「いかにもって色」のマグロが出てくることもあるけど、ここのは無理に繕ってない自然なマグロ色。
味の方は...うん、うまい、ダイジョブ。

これで 120 円は安い。この店、当たりかも。

台所家

続いてイカ。ドラマのこの「マグロからのイカ」という順序、ちゃんと原作の廻転寿司回の順序を踏襲しているんですよね。こういう細かいコダワリがファンとしては嬉しいところ。

このイカ、うっすらとワサビの緑が透けていて、見ただけでイカにもって感じの新鮮さが伝わってます。
柔らかくて美味しい。そうそう、こういうイカに出合えると、自分の回転寿司のリズムが乗ってくるんだよなあ。

台所家

そして「ひかり三種」。
光り物好きに、このセットはありがたい。

サバ、良し。締まりすぎてなくてとろける食感が残ってるのがいい。
アジもうまい。それに、時季によっては意外と食べられないことが多いイワシの握り、好物なんですよね~。これが食べられただけで、今日来て良かった。

台所家

イクラ。小粒だけど軍艦からこぼれるほどのイクラがどっさり載っていて、お得感の高いイクラ。
高そうな色の皿も相まって、プチ贅沢してる感があるなあ(笑

台所家

でもって、北陸民としては外せない、ホタルイカ。GW の終わりと共に旬も終わっていくから、今年の最後のホタルイカのつもりで。
小さい身の中にパンパンに旨味が詰まっていて、こりゃたまらん。

台所家

寿司じゃないけど、北陸つながりでブリ大根もいっとこう。これこそ北陸民のソウルフード。
少量だけど田舎に帰ってきた感のあるブリ大根、嬉しいなあ。

台所家

さあ、ちょっと気分をリセットさせるためのカニサラダ。回る寿司ならではのネタ。
いいねいいね、マヨ風味もよし。こういう子ども味、けっこう好き。

台所家

エンガワも見逃せず。
コリコリした食感と脂のとろける感じがイイ。久住さんが食べてた炙りエンガワも気になったけど、今度来ることがあったら炙りで頼んでみようかな。

台所家

炙り穴子。

おおっと、こいつはうまい。炙って正解。
実は穴子って鰻に比べるとうま味が落ちる気がしてそんなに好きじゃなかったんだけど、この炙り穴子はうまい。穴子の寿司で珍しく美味しいと思ったかも。

台所家

んー、汁ものもいっとくか。
久住さんが飲んでた海苔汁も美味しそうだったけど、ここは初志貫徹で真鯛のうしお汁。

あ~、しみる。胃が癒される。
これだけ汁にうま味が出ていたら鯛の身はパサパサしてそうなもんだけど、身もちゃんとうまい。
そして、ゴローちゃんのように回ってきた一味をゲットしてパパッと振れば、また味わいが変わってうまい。

この汁、本当においしいです。

台所家

まぐろ三種。

まずは中トロ。普通にうまい。
赤身、こいつは何貫食っても飽きない。
トリは、大トロ。

中トロもうまいと思ったけど、その後に大トロを食べるとやっぱり違う。大トロは寿司の王様だ。

ま、正直な話ここよりも強烈にうまいトロを出す寿司屋はいくらもあるけど、マグロ三貫で 580 円。そう考えたら十分すぎるんじゃないの。

台所家

そろそろラストスパート、大物もいっときますか的な大赤えび。
尾頭付きのえび寿司、これはかなりインパクトあるなあ。

味のほうも見た目に負けず劣らず、とろっとした身がうまい、甘い!海老反りそうだ。
北陸の甘えびでも、なかなかこのレベルのものには出合えんぞ。

台所家

本当は劇中のように限定トロハマチが出てくるのを今か今かと待っていたんですが、今日は入荷しなかったようで。
悔しいので、中トロを単品で追加注文。

うまい、確かにうまいんだが、今日の俺にはこの中トロのうまささえどこか上滑りしていく。
トロハマチ、食べたかったなあ...。

台所家

〆は大好物の特上ウニ。
安いウニってザラザラしてて全然ダメだけど、この特上ウニはとろける身から海そのものが染み出してくるかのようで、本当にうまい。トロハマチにありつけなかった悔しさも、一緒に融けていくようだ。

うーん、ウニの大人食い、最強。

台所家

店内には松重さんや久住さんのサインはありませんでしたが、ドラマ放送の告知が貼り出されていました。

回転寿司もいいもんだ。思いもよらないいろんなネタが飛び出してくるし、楽しいメシが食えた。
東京の回転寿司ってあまり期待してなかったけど、これくらいの店があるなら、たまに来てもいいかな。渋谷店なら行く機会もあるだろうし。

しかし、久しぶりの回転寿司に浮かれて、ちょっと食い過ぎたか。
ラストの二枚が効いたな...。

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2017/05/02 (Tue.)

台湾台北市永楽市場の魯肉飯と担仔麺

永楽市場

先日、こどグル聖地巡礼のために台湾に行ってきたところではありますが、それから二週間にして再度台湾に出張してきました(ぉ。最初からこの予定が分かっていればもう少しスケジュール考えたのに...(´д`)。

ともあれ、再び台湾に来たからにはなんか美味しいものの一つも食べたいわけで。何にしようかと思ったんですが、前回の聖地巡礼はハシゴ飯のためにある程度お腹に余裕を持たせておく必要があり、それぞれの店で思う存分食べるというわけにはいかなかったのが心残りでした。
そんなわけで、こないだ行ったばかりですが、台北の聖地に再訪してみることにしました(ぉ

永楽市場

出張先での一日の用務も終わり、夜の永楽市場。繊維市場としての営業はすっかり終わっていて、あいにく雨が降っていたこともあって周辺は閑散としていましたが、それによって逆にこの永楽市場が立派な建物であることがよく分かります。夜にやっているお店も限られていて、昼間の喧噪が嘘のよう。

永樂担仔麺

永樂担仔麺

市場のお店だから夜はやってないかもしれないな、と思ったけど、このお店はまだしっかりやってました。この一角だけ、昼間とはあまり変わらない活気があります。
店の前で料理を仕込んでるおじさん、ここで一日中こうして作業しているのかなあ。

永樂担仔麺

さて、今回は五郎's セレクションを離れてフリーチョイスでいこう。
何にしようかな...中国語を知らなくても漢字のメニューを見れば何となくわかる。章魚は確かタコのことだったよなあ。蝦子はエビだったはず。う~ん、どれにしようかな。フリーハンドだと逆に悩ましい。

永樂担仔麺

とりあえず野菜を、ということで例の「大陸妹」を頼んでみました。こないだ食べたおかずセットにも入ってたけど、ガッツリ食べてみたかった。
なんで「大陸妹?」と疑問に思っていたんですが、Twitter でみゅーさんから解説をいただきました(ありがとうございます)。

これおいしいんですよね。瑞々しい野菜の甘みに甘辛いタレが絡んで、これだけで立派なおかずになります。

永樂担仔麺

それともう一品、嘴邊肉(豚トロ)。豚肉を柔らかく煮込んだもので、タレと刻み生姜が味のアクセント。こういうガツンとくるおかずが食べたかったんですよね。

...と、ここまで出てきてから気づいたけど、これに煮玉子があったらこないだ食べたおかずセットとほぼ同じじゃないか(;´Д`)ヾ。
ま、おいしいからいいか。

永樂担仔麺

そして担仔麺。店名が「永樂担仔麺」なのに劇中で食べたのが鶏肉飯、というのがどうにも引っかかっていて、本来の代表メニューを食べてみたかったんです。
担仔麺、メニューの上では担担麺となってましたが、四川の担々麺とは違って辛くない。担々麺との共通点は麺であることと具が挽肉であることくらいでしょうか。

永樂担仔麺

日本にも台南担仔麺というチェーン店があって昔よく行きましたが、台南でも台北でも定番料理なのがこの担仔麺。
やさしい味のスープと麺がすごくいい。ラーメンというよりは沖縄のソーキそばに近い感覚かも。

永樂担仔麺

ただすこーし味にパンチが欲しくなったので、テーブルにあった辣椒醤(チリソース)を途中から投入。
台北なのか四川なのかよく分からない醤を入れて、麺も台北なのか四川なのかよく分からない感じになりつつも(笑)、これもまたうまし。


...さあ、それでは改めてハシゴ飯といきますか。
永樂担仔麺から徒歩 2~3 分のところにある、こちらにも再度やって来ました。

原味魯肉飯

原味魯肉飯

こちらも周囲の店舗が閉まって静かになった中、ひっそりと営業していました。
先客は一名のみ、会話はしてないけど日本人っぽい雰囲気。聖地巡礼の人ですかね...?

原味魯肉飯

おかずは先日頼まなかったものから、と思ってメンマと煮玉子をいただいてみました。
このメンマ、何の変哲もないメンマなんだけど、この飾りっ気ない感じがいかにも台湾の屋台料理っぽくて逆に良い。

原味魯肉飯

煮玉子。うん、しみてるしみてる。期待通りの味。
結局店舗をまたいで腹の中でおかずセットを完成させてしまった俺(ぉ

原味魯肉飯

それから紫菜蛋花湯(のりかきたまごスープ)。久住さんが食べてたやつですね。
見た目通りやさしーい味の中に、海苔の風味がほわっ、ほわっと立ってきてえも言われぬおいしさ。疲れたときとかにこれ出されたら、たまんないなあ。

原味魯肉飯

で、最後に魯肉飯。こちらも店名が「原味魯肉飯」ならば食べてみたかった。
というか、担仔麺の店で飯を食べ、魯肉飯の店で麺を食べさせた番組スタッフは本当にひねくれているなあと(笑

この魯肉飯がまた。上にかかってる濃い味のそぼろもいいんだけど、下の白飯が「つゆだく」を軽く通り越すレベルでだくだく。
これうまいなー。つまみになりそうなメンマを頼んだからビールももらおうと思っていたのに、完全に忘れてガツガツかっ込んじゃいました。

原味魯肉飯

今回のハシゴ飯も完・食。充実の台湾メシだった。
遠くまで来たからって、気取らずにわしわし食べられる喜び。変に高級店じゃないからこそ感じられる、地元の人たちの温かさ。
台湾、やっぱり好きな場所だなあ。

「また来てくださいね」女将さんの日本語でのあいさつが嬉しい。
ここは、きっとまた来よう。

こんなに楽しいなら、他の店もいろいろ開拓してみたいかも。
また台湾に来る機会もあるでしょうが、今度は知らない店に突撃してみるのもいいだろうな。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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2017/04/29 (Sat.)

東京都新宿区淀橋市場の豚バラ生姜焼定食

「ひと仕事終わらせて...腹が、すっからかんだ!店を探そう」

伊勢屋食堂

Season6 の聖地巡礼、二軒目の訪問は第 2 話の舞台となった大久保の淀橋市場までやってきました。淀橋市場といってもカメラや家電をたくさん扱っている市場ではなく(ぉ)、主に青果を扱っている市場です。新宿からすぐ近くのところに市場があるというのもちょっとすごい話。都内の卸売市場というと豊洲移転で揺れる築地や羽田近くにある大田市場、品川(港南)にある食肉市場あたりのイメージが強くて、淀橋市場は都心にある割にあまり知られていないように思います。
私も淀橋市場には初めて来ましたが(そもそも大久保で降りたのも初めてじゃないかと思う)、こんなところに唐突に市場が出てくるというのはちょっと驚きます。

伊勢屋食堂

それでも、これまで数々の市場メシを巡ってきた身としては、こどグル聖地巡礼でなくとも期待が高まってしまうわけで。
お昼時で少し静かになった市場の構内を歩いているだけでも、ちょっと楽しくなってきました。

お...この建物、怪しいな。

伊勢屋食堂 淀橋青果市場内

伊勢屋食堂

うん、この看板とのれんの感じ、ぐっとくるじゃないか。
隣の自販機コーナーの雰囲気もまた良し(笑。

放送からさほど時間が経っていないにも関わらず、特に行列もできてない。
営業時間が長いこともあるけど、やっぱり場内食堂というのは普通の人にはハードルが高いし、メニューも特別なものじゃないから、他の聖地に比べると落ち着いているのかも。
それでも公式 Facebook ページ(あるんだ!!)によると「66 年の創業以来、こんなに混んだ事がない」という状況らしく、巡礼者のパワーはやっぱりすごいな、と。ちなみに公式 Fb ページ、放送後の営業の様子が詳しく書いてあって BD-BOX の特典映像を見ている気分になれるのでオススメです(笑

伊勢屋食堂

劇中での印象通り、けっこう狭い店内。
いかにも、市場の食堂。

いろんなお客さんがいるけど、市場という場所柄か、常連さんとドラマ見て来たお客さんは雰囲気でだいたい分かる(笑)。私もそう見えてるんだろうなあ。

着席して、さっそく注文。
五郎's セレクションを漏れなく頼みたいけど、(どうせバレてるとはいえ)ドラマ見て来た感がモロに出るのもそれはそれで恥ずい(汗。
というわけで、「え~っと豚バラ生姜焼定食と、納豆と、筍の土佐煮...あと明太子とトマトの酢漬けください!」と最後は勢い任せに言い切ったところ、

「あ、五郎さんセットですね」

伊勢屋食堂

と壁にあったこれ↑を指さされてしまい、逆に恥ずかしかったという(ぉ。
最初からこれに気づいてれば、「これください!」と言ったのに...そういえばドラマ観ながら自分がリアルタイムにこう↓言ってたんでした(汗

伊勢屋食堂

店内には、明らかに放送後に貼られたとみえるこんな貼り紙もありました。

でも、混んでるときはまず相席でも、料理が出来上がる前に空席ができたらそちらに移らせてくれるなど、忙しそうにしていながらも個別のお客さんに気を配るのを忘れないのに感心してしまいます。
ここ、ほんとに誠実な店だ。

伊勢屋食堂

壁際の本棚には、放送時には隠されていたスラムダンク全巻とか、けっこう気になるマンガが充実(笑
ここ、本当に市場で働いている人たちの憩いの場、という感じなんだろうなあ。

店内を観察していると、常連さんは名前で呼ばれていたり、小さなやりとりの一つ一つに人情がある。
こういう店こそ、うまいものが期待できる。

伊勢屋食堂

さあ、注文したのが一気にやって来ましたよ。
あららららら...いや~、なんだかすごいことになっちゃったな。

小鉢系は基本的には日替わりとのことでしたが、この日はちゃんと放送時にあったメニューが揃ってました(時間帯によっては売り切れもある模様)。
放送を見たお客さんが来ることを想定して用意してるんだろうなあ。

伊勢屋食堂

さ、まずは豚バラ生姜焼。
おお~、質実剛健。空腹にズバッと答えるこの生姜のパンチ。ちょっと濃いめのガツンとくる味が、肉体労働向けって感じがする。

特にこのタレ!ご飯が進みすぎる。
やっぱり豚バラ生姜焼定食は、定食界でも別格だな。

伊勢屋食堂

さらに小鉢の連打。

定食屋に出てくるこういう小鉢って、ついつい頼んじゃうよなあ。私も社食がある会社で働いてた頃は小鉢取りすぎたほうですが(ぉ)、ゴローの取りっぷりは半端じゃない。
でもなかなかいいセレクト。筍は季節モノとしては外せないし、納豆に明太子というご飯の友を重ねてくるところが白米派のゴローちゃんらしい。

これだけの小鉢の精鋭陣、ご飯の劣勢は必至。

伊勢屋食堂

そしてトマト酢漬、これは初めて。

ほほ~、こうなるか。めちゃくちゃうまいじゃないか。
酸味のスッキリが生姜焼のタレ味をリセットして、いくらでも生姜焼定食を食べ続けていられそうだ。

さすが青果市場、野菜がもれなくうまい。

伊勢屋食堂

豚バラは、飯の巻き食いができるのがいいんですよ。
生姜の効いたタレが白いご飯に染み込むと、別々に食べるのとはまた違った世界が広がっていく。

豚バラって生姜焼になるためにこの世に存在するんじゃないだろうか(違。

伊勢屋食堂

そんな感じでガツガツ食べていると、

「お水、飲む?」

とお母さん(お店をメインで仕切っている女将さんではなく、年配のお母さんのほう)が優しい口調でお冷やを持ってきてくれました。
そうそう、最初にもらったの温かいお茶だったんだよなあ。でも今はちょうどお冷やで白飯を流し込みたいところだったんでした。

こういうちょいちょいの気配りが嬉しい。毎日でも来たくなる店って、こういうのなんですよ。

伊勢屋食堂

使うタイミングが難しいのがこの納豆。
納豆って、おかずがなくてもこれだけでご飯が食べられてしまうから、こういうおかずがたっぷりある場合はいつ投入するか、本当に悩ましい。
でも、今日は生姜焼もご飯も半分くらい食べた今こそが、お出ましいただく頃合いに違いない。

伊勢屋食堂

納豆は、混ぜれば混ぜるだけ応えてくれる。
しかも今日は、生姜焼のタレが少し混ざったご飯。いつもの納豆ご飯とはちょっと違う味わいがここにある。

生姜焼と納豆、それに明太子という三大ご飯の友を従えて白飯を食べる贅沢。
俺は今、生きている。これ以上、何を望む。

伊勢屋食堂

市場メシ、完食。ああ...おいしかった。

昼間からこんなに食べたのは久しぶり。これ以上はちょっともう食べられそうにない。
さすがにご飯のおかわりは控えたけど、これにさらにご飯茶碗に八分目を食べたゴロー、やっぱりすごい。

淀橋市場

というところで、

「お客さん、初めてですよね」

と女将さんがお店の名刺を渡しに来てくれました。
バタバタしててお会計のときに渡すの忘れちゃいそうだから、今のうちにとのこと。劇中で名刺を渡してたのは本当に再現だったというわけです。

淀橋市場

ああ...ごちそうさまでした。
料理も良かったけど、店員さんの人情に心まで満たされた気分だ。

この界隈って普段滅多に来ない場所ではあるけど、機会があったらまた食べに来たいなあ。
今度は久住さんが食べてたチャーシューメン、食べてみようかな。

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投稿者 B : 21:29 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/04/22 (Sat.)

東京都目黒区三田のチキンと野菜の薬膳スープカレー

「ダメだ、完全に住宅街。裏目黒に出てしまった」

Shania

先日でようやく Season5 の聖地巡礼をコンプリートしたので、これで心おきなく Season6 の巡礼を開始できます。

Season6 は今までに比べると居酒屋飯系よりも本来の「ひとり飯」系の店が多いようで、今季は基本的に独りでまったりと巡ろうかなと。
...とか言いつつさっそく巡礼を開始しているわけですが(笑)、まずやってきたのは、つい先ほど放送されたばかりの第 3 話、目黒区三田のスープカレーのお店。そうそうこの店、前に誰かの blog で見かけて気になってた店だったんですよ!そこに聖地巡礼で来ることになろうとは。

Shania

「目黒区三田」というから都営地下鉄の三田駅(田町付近)に行くつもりでいたら、立地的にはほぼ目黒と恵比寿の中間地点じゃないですか(;´Д`)ヾ。慌てて軌道修正して、目黒から徒歩 10 分あまり。普通はまず通りすがりに気づかないだろうと思われる、入り組んだ袋小路の奥に、この独特の雰囲気を放つお店がありました。
この巨大猫、劇中のように昼間ならいいけど、夜見ると大の大人でもちょっと引く(汗。

薬膳スープカレー Shania

Shania

今回は放送前に行ったので、お客さんは少なめ。でも半分ほどが予約で埋まっていて、お客さんも女性中心。男独りの私はたぶん浮いてますが(汗)、放送後はきっと比率が変わるんだろうなあ(笑

Shania

ゴロー席がこちら。予告映像で座席位置までは分かっていたので座りたかったんですが、残念ながら予約席でした。
ま、こういうこともあるさ。

Shania

猫、猫、猫。店内はとにかく猫の装飾で満たされています。
表の巨大猫といい、店主はかなりの猫者とみた。

Shania

中でも特に存在感を放っているのが、最近何かと話題のサーバルちゃん(笑
トレンドに乗っかって飾ったわけではないと思いますが。

Shania

スープカレーか...最後に食べたの、いつだったっけ。
けっこう種類があって、迷わせるなあ。

全部、生薬入り。生薬って結局、なんなんだっけ?
でもとりあえず身体には良さそうだ。
野菜十勇士も頼もしい。一番人気を頼んでみるか。

Shania

こんなに手順があるのか。これまた迷う。
でも、久々のスープカレーはやはりオーソドックスに行こう。

Shania

飲み物はちょっと気になった「ダブルカルチャード」というビールを頼んでみました。

これ、見た目からしてクラフトビールかと思ったら、カルピスをビールで割ったビアカクテルなんですね。
初めて飲んだけど、白濁した甘酸っぱい感じ、クラフトビールっぽくておいしい。これ、アリだよアリ。

Shania

ビールが出てきたらカレーを待つ間につまみも必要でしょ、ってことでシャナイア風ザンギ。
劇中では 3 辛を頼んでましたが、私は 2 辛で注文。

あっ...チキンカレーとザンギ、鶏がかぶってしまった。
焦って「とり」乱した。

というか、「ゴローちゃんならここは鶏に鶏をかぶせてくるはずだ」と予想して注文しました(ぉ
ちょいピリ辛で、甘めのビアカクテルにちょうどいい。これはもう少し辛くてもよかったか?

Shania

ザンギをいただきながらふと目をやると、ここにも猫。
レンゲについた肉球に、男だてらにキュンキュンします(笑

Shania

謎の楽器もありました。猫、関係ないし。
見た瞬間、「スクリーントーンズのパーカションの人がたまに使いそうな楽器だな」と思いました(何

Shania

さ~、来ましたよチキンと野菜のスープカレー、オリジナルスープ 3 辛。予告タイトルが出る前にここまで正確に当てた自分を誉めてあげたい(笑)さすがにいももちまでは予想できなかったけど...。
ビールを頼んでしまったので、ライスは小盛りにしてみました。

Shania

メニューにはかわいい猫のイラストで、スープカレーの食べ方講座。
要するに「自由に食べて OK」ってことらしい(笑。

Shania

野菜も賑やか、食べ応えありそうだ。
この乗っかってる赤いのが生薬ってことかな。

スープカレーと言えば昔札幌でけっこう食べたけど、ここのはそのどれとも似てないぞ。
東京のスープカレー、実力はいかほど。

Shania

まずはスープから。
ああ~~~...これは、うまい!

「薬膳スープカレー」と銘打ったスープカレーってシャバシャバした感じでコクが薄く、スパイシーさ優先なことが多いけど、ここのはスープカレーなのにしっかりコクがあって、超おいしい。
コク系カレー好きとしてはこれ、大好物です。一口めで理解した。

Shania

おぉ、スプーンで切れるチキン。チキンだけじゃなく、この中に入ってる野菜たち全てにもこのスープのうまみが浸みてて、どこをどう食べてもうまい。
いろいろ入ってるからカレーと言いながら、ちゃんこというかブイヤベースというか、鍋的でありながら、しかもお薬でもある。

ああ~、じんわりきたな。スパイスと生薬の仕業か。
いや...じんわりどころじゃない、汗がドワッと噴き出してきた。スープのコク深さに気を取られてたけど、確かに薬膳が身体を芯から燃やす熱さ。

Shania

あらゆる具材を受け止めながらも破綻することなく、独自の世界を築き上げる知性。スープのコクとカレーの辛さが両立している柔軟性。
薬膳と言いつつ説教くさくないのもいい。
自分の中で、新たなるスープカレーの地平が広がったかのようだ。

あ~、うまかった。大・満・足。
ごちそうさまでした。

ここは気に入ってしまったので必ずまた来よう。でもどうやら今月末から一ヶ月ほど、改装のために休業するらしいので、次に行くのは 6 月か。
次回は違う種類のスープと、アイスも頼んでみようかな。

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2017/04/21 (Fri.)

台湾台北市永楽市場の乾麺

「ようし、ハシゴ飯だ。ひとり台湾爆食いツアーだ」

原味魯肉飯

永楽市場の鶏肉飯から続けて、今回がいよいよ Season5 聖地巡礼のオーラス。ようやく最後の聖地にたどり着きました。長かった...!

ハシゴ飯というだけあって、永樂担仔麺からはすぐ近く。永楽市場の片隅に、ひっそりと佇んでいたのがそのお店。

原味魯肉飯

原味魯肉飯

店先では持ち帰りの軽食っぽいのも売っていたりして、ちょっとした縁日感。ここイイ感じじゃないですか。

お店に入ったら、劇中でも良い味を出していたお母さんが「日本人ですか?」と尋ねてきました。おお、けっこう日本語できるんですね。

原味魯肉飯

壁際には、メニューが...ってこのメニュー、ドラマに出てきたのより随分こぎれいになってますね。
よく見るとお母さんのメガネも新調されているし、巡礼のお客さんが増えて張り切っちゃった感じ?(笑

さておき、漢字で何となく意味は分かるし、羅東のときと同じように何となく頼んでみるか。

原味魯肉飯

と思っていたら、日本語のメニュー表が出てきました(笑。やっぱりドラマの影響で、そうとう日本人客が増えたんだろうな。かく言う俺もその一人だけど。

どれどれ、ていしょく、つまみ、スープ...、
あっ、麺だ!
麺を忘れてたよ。危ない危ない。

原味魯肉飯

注文し終わったところで、まずビール市場ソーダからいただきます。
うん、この暑さの中で薄い感じのビール、悪くない。

原味魯肉飯

料理はとりあえず青菜(空心菜)の炒め物から。
ここはいちばんシンプルなので攻めてみよう。

これは「ふらっと QUSUMI」で久住さんが食べていたものですが、空心菜をニンニクと一緒に炒めただけなのに、やたらうまい。
私が空心菜好きというのを置いといても、うまい。これ本編に登場するだけの実力はあったんじゃないですかね。一部ではふらっと QUSUMI のほうが本編という説もあるけど。

原味魯肉飯

乾麺、来た。
な~るほど、汁なし麺か。

混ぜ混ぜしてからいただきます。
うん、このタイミングでこの甘辛あん、悪くない。

ああこれは、魯肉飯のご飯の代わりに麺を入れた、みたいな感じか。
これおいしい。俺はこういう麺類、好き。重くないやつ。

原味魯肉飯

そして「下水湯」。出ました!これか~。
持ってくるときにお母さんがいちいち「げすいゆ、ね」と言ってくるのがネタだろうけど、笑ってしまう(笑

ああ、やさしい味だ。全然下水じゃない。セーフ。

原味魯肉飯

もしかして、これが「ゲ」か?...砂肝だ!
この砂肝から出たダシが、このスープのうまみを司っているのだろう。

汁なし麺の汁を、これでカバーしたぞ。
でも、もうちょっと辛くてもいいかな。

原味魯肉飯

と、スープについてきた辛そうなタレを入れてみようとしましたが、

原味魯肉飯

このような注意書きが(笑
基本的に、スープの味を調整するためのタレではないようです。

それにしてもこの注意書き、きれいな日本語で書かれてるけど、お母さんじゃなくて日本人のお客さんが気を利かせて書いたものなんだろうな。
こういうちょっとしたものから、この店が持つあたたかみを感じます。

原味魯肉飯

ビールのつまみにもう一品欲しくなったので、排骨を頼んでみました。発音的には「パイコー」ではなく「パイクー」が正しいらしい。
日本語訳としては「とんかつ」と書かれていたけど、日本のとんかつとは随分違う。羅東で食べた紅糟排骨ともまたちょっと違う、ピリッとパンチの効いた味。これは食べた感あるなあ。

原味魯肉飯

壁には『孤独のグルメ』コーナーとして、撮影時の松重さんと久住さんの写真が大々的に貼られていました。
お二人とも、心なしか他の店で見た写真以上に楽しそう。台湾編の撮影、本当に楽しかったんでしょうね。

原味魯肉飯

その隣には、2015 年 10~11 月に台北で行われたスクリーントーンズのライヴポスターも。
メンバー全員のサインと、久住さんに至ってはポスターの横にも一つサインが書かれていました。
きっとライヴのついでにこの店にも来たんだろうな。

原味魯肉飯

...と思ったら、案の定メンバー来訪時の写真もありました(笑
この店、愛されてるなあ。確かに気さくなお母さんのもてなしが心地良いもんな。

私も、二日にわたって食べ歩きすぎてさすがにお腹がいっぱいになりました。
でもこれは苦しいというのとは違うな、幸せなんだろうな。

この遠征をもって、開始から一年半の期間を経て『孤独のグルメ Season5』の聖地巡礼が全て完了しました。今回はいつも以上に大変だった...。
でもこれでようやく気持ちを切り替えて Season6 の聖地巡礼をスタートできます(ぉ。

ひとまず、ごちそうさまでした。
そして Season6 の聖地巡礼もぜひお付き合いください。

孤独のグルメ Season5 Blu-ray BOX

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■ドラマ『孤独のグルメ Season5』聖地巡礼エントリーまとめ
第一話 神奈川県川崎市稲田堤のガーリックハラミとサムギョプサル
第二話 東京都江東区清澄白河のポパイベーコンとサンマクンセイ刺
第三話 東京都杉並区西荻窪のラム肉のハンバーグと野菜のクスクス
第四話 台湾宜蘭県羅東の三星葱の肉炒めと豚肉の紅麹揚げ / 葱餡餅
第五話 台湾台北市永楽市場の鶏肉飯と乾麺 / 甘味パート / ふらっと夜市
第六話 東京都目黒区大岡山の九絵定食となめろう冷茶漬
第七話 東京都世田谷区千歳船橋の羊の肩ロースとラムチョップ
第八話 東京都渋谷区代々木上原のエマダツィとパクシャパ
第九話 千葉県いすみ市大原のブタ肉塩焼ライスとミックスフライ
第十話 東京都江東区亀戸の純レバ丼
第十一話 埼玉県越谷市せんげん台のカキのムニエルとアメリカンソースのオムライス
第十二話 東京都豊島区西巣鴨の一人すき焼き
特別編 北海道旭川市の新子やきとかにくり~むコロッケ
特別編 宮城県仙台市の牛たん定食と三陸女川町の海鮮五色丼 / サバだしらーめん
特別編 東京都中野のレバにら炒めと千葉県津田沼のリブステーキ
→その他の聖地巡礼エントリーはこちら

投稿者 B : 00:12 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/04/20 (Thu.)

台湾台北市永楽市場の鶏肉飯

「胃袋問屋の在庫、ゼロ。倉庫、カラ。まずは何か食おう」

迪化街

というわけで羅東に続いて台北の聖地にやってきました。前回の訪台ではすぐ近くまで来ていながら甘味パートしか巡ることができなかったので、ここへの聖地巡礼は悲願でした。今回は台北の中心街からタクシーで来ましたが、地下鉄だと北門駅から徒歩でのアクセスになります。

迪化街

ともあれ、お店に入る前にちょっと周辺の散策を。ここ永楽市場は昔からの繊維市場とのことで、輸入雑貨商のゴローちゃんが仕事で訪れるという設定にも納得感があります。さらに隣接する迪化街は台湾最大の乾物市場で、活気があり歩いているだけでも楽しい。

迪化街

さまざまな乾物や香辛料が歩道にせり出すほどに並べられていて、商店街全体に不思議な香りが立ちこめています。
料理の香りとは違うとはいえ、この香辛料の香りはなかなか胃への刺激が強い。なんというか... 腹 が 、 減 っ た 。

永樂担仔麺

店を、探そう。

というわけで Google マップを片手に目的地を探すわけですが、ここと思われる場所にテレビで見覚えのある建物がなかなか見当たらない。
...が、注意深く見てみると、張り出されたビニール製の日除けによって看板が隠れていただけでした(笑。

永樂担仔麺

永樂担仔麺

あったあった、ここだ。永樂担仔麺。
この店、勢いがある。

お昼どきなだけあって、かなり活気あるなあ。

永樂担仔麺

店先ではせっせと仕込みが行われていて、これを見ているのも楽しい。
この雰囲気、どっかで感じたことがあるなあ...と思っていたら、赤羽のまるます家によく似ているんですよね。案外、番組スタッフがこの店を選んだきっかけも、それだったりして。

永樂担仔麺

ん、大陸妹?何ですかそれは。

という劇中のモノローグも、やらせではなく本当にこうやって無造作に段ボールが置かれていたことが分かる一コマ。

永樂担仔麺

店外の席がいっぱいだったので、店内に入って座らせてもらいました。

メニューは日本人フレンドリーな感じになっていて、ドラマ放送後に多くの日本人が訪れたことが窺えます。
そして日本のお店ならば「五郎さんセット」と書かれるところが「五郎特餐」!漢語で書かれると特別感がすごい(笑

永樂担仔麺

そんなわけで、五郎特餐。鶏肉飯(チーローファン)とおかずセットの組み合わせです。

おお...これが台湾式屋台スタイルか。
無造作な感じでありながら、強力に食欲を刺激してくる見た目。

永樂担仔麺

まずはおかずセットの、肉・油揚げ・煮玉子。

ほう!これはタレがいい。
メシが進んじゃうでしょ、こういう味で来られたら。

こういうのを気取らずにワシワシいけるのが、屋台メシの楽しいところ。
いいぞいいぞ。

永樂担仔麺

そして白菜。
白菜って、同じものでも和風だしと中華だしで全然味わいが違う。
ここの白菜は中華の味をしっかり受け止めていて、これだけで白米がイケそうだ。

青菜もグー。これが「大陸妹」かな?レタスの一種ってことらしいけど。
昨日の葱もうまかったし、台湾って野菜がうまいのか。
いい国じゃないか。

永樂担仔麺

でもって、鶏肉飯。
魯肉飯は食べたことあったけど、鶏肉飯はこれが初めて。

これもまたタレがいい。いいよ、この味。
タレの味でご飯を食べさせながらも、魯肉飯よりも軽い感じなんだな。
台湾のぶっかけご飯、ナイス。おかわりしたくなってきちゃったぞ...。

永樂担仔麺

おいしかったです。ハオツー。
このセットで 85 元(日本円にして 300 円ほど)って、ちょっとすごい。
安いし、うまいし、いい飯だった。

本当はもうちょっと食べたい気分もあったけど、聖地巡礼はもう一箇所残っているので、ここらで切り上げ。
また来る機会があったら、今度は麺、いってみようかなあ。

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投稿者 B : 00:12 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2017/04/17 (Mon.)

台湾宜蘭県三星郷の葱餡餅

「ここが...羅東。台北とはやっぱり雰囲気が違う」

羅東

時間軸的には羅東の聖地巡礼から遡ること数時間。同エピソードの間食パートの聖地も巡ってきました。

宜蘭県羅東は地方都市という印象で、台北に比べてゆったりした時間が流れている感覚があります。新しい建物や高層ビルもなくて、台北からほんの一時間半も走ってきていないのに随分印象が変わります。でもこっちのほうが旅して来た感があって、なんかいい。

羅東

この羅東駅から間食パートの聖地までは、路線バスかタクシーくらいしか交通手段がありません。今回は時間がもったいなかったし、ゴローちゃんのようにタクシーで「腹が、減った」のシーンを再現したいという思いもあり(ぉ)タクシーで移動。

ちなみに台湾のタクシーはほぼ黄色で統一されていて、流しのタクシーを捕まえる際にも見つけやすい。もっとも日本と同じで、地方に来ると流しのタクシーもほとんど走っておらず、駅前で拾うことになりますが。
日本と違って高級車のタクシーはほとんどなく、大半が大衆車ベース。でも新しめの車両が多くて、アメリカのようにタクシーの質が低いということもありません。しかも運賃が安く、日本のタクシーの 1/3~1/4 くらいの感覚で、電車やバス代わりに気軽に利用できるのがありがたい。今回の訪台でも移動の大半にタクシーを使いました。

羅東

宜蘭からの道中。道沿いはほぼ田畑という感じで、台湾に来たという感覚があまりない(笑。日本の田舎と変わらないなあ。
まるで帰省してきたかのような、のどかな風景が続きます。

羅東

...かと思えば、合間にちょいちょいこういう屋根に派手な装飾が施された赤い建物が出てくるので、「おう、そういえばここ台湾だった」と思い出すことになるわけです(ぉ。
いや~、面白いなあ。

そんなわけで 30 分ほどタクシーを飛ばしたところで、目的地に到着しました。

三星青葱文化館

三星青葱文化館

ここか、青葱文化館。

宜蘭の西の方にある「三星郷」と呼ばれる農村。
中でも葱はブランド化されているようで、その象徴たる建物がこちらです。

三星青葱文化館

青葱の文化、その館。
...ゆるキャラ。

このひょろっとした姿が何とも言えない。
しかも、自転車のカゴには梨。そういえば道中、あちこちに梨畑もあったっけ。

三星青葱文化館

建物の中に入ると、また別のゆるキャラがお出迎え(笑。
しかもこのニワトリ、トウモロコシでできてるし。農作物のオールスター。

青葱文化館っていうから、三星における青葱の歴史や文化・風俗についていろいろ教えてくれる施設かと思ったら、中は半分ほどが地元の農産物関連の物販コーナーでした(笑。

葱明小舖

外に出ると、「葱明小舗」というはなれのような建物が。
そうそう、ここがゴローちゃんの間食ポイントです。

へ~、葱餡餅。
小腹も空いたし、食べてみるか。

葱明小舖

注文すると、目の前の鉄板で焼いてくれました。
一見クレープ屋さんのようだけど、焼いている生地にはしっかり青葱が挟まれてます(笑。
でも、この垢抜けなさが逆にいい。

葱明小舖

できました。
おお~っ、葱たっぷり。

表面はパリパリ、中はトロッとしていて、クレープともお好み焼きとも違う新食感。
醤油だれっぽいのと辛味噌だれの二種類の味が、葱の風味を引き出していて、これはいける、うまい。

いいじゃないか、いいじゃないか。
ばあちゃんのおやきを思い出す味。ばあちゃんにおやき作ってもらったことないけど(ぉ。

三星

ちょっとした間食のつもりが想像以上においしくて、おかわりもしたくなったけど、主目的の聖地巡礼のためにここでお腹を満たしてしまうのは得策ではない。
というわけで、少し三星の街を散策してみるか。

いや、実際にはタクシーかバスに乗ろうと思って周辺を探し回っていただけなんですけどね(笑

三星

三星は羅東よりもさらに田舎の農村で、妙に懐かしい感じ。自分が生まれ育った故郷も昔はこんな感じだったよなあ...。
台北の辺りは街並みは東京都あまり変わらないし、歩いているとあちこちで日本語が聞こえてくるくらい日本人も多いけど、このあたりは全然違う。古き良き台湾がまだ残っている感じ。どんなところか分からず不安だったけど、来てみて良かった。

ここからは路線バスでいったん羅東に戻って、そこからまたタクシーで今度は東へ。

国立伝統芸術中心

国立伝統芸術中心

こちらはゴローちゃんが羅東から台北に戻る前に訪問していた「国立伝統芸術中心」という場所。その名の通り、台湾の文化や伝統を集めたテーマパークとのことです。

しかし...実はこの日、行きのフライトが大幅に遅れた上に空港のイミグレで大混雑に見舞われ、当初の予定よりも 2~3 時間押しという状況でした。で、急いでここまで来てみたはいいけど、到着時点でほぼ施設の営業終了の時間だったことが発覚(;´Д`)ヾ。施設の方のご厚意で「中のお店はほとんど閉まっちゃってるけど、せっかく来たし見るだけなら...(意訳)」ということで、中だけ散策させてもらいました。

国立伝統芸術中心

本来は、ここで第 5 話の甘味パートに登場したトマト飴をいただくつもりだったんです。が、やってないものはしょうがない(´д`)。
しかしドラマを観たときはこの飴にどういう意味があるんだろう?と思っていましたが、この施設の装飾に使われている多連の提灯がモチーフだったんですね。

国立伝統芸術中心

この施設、立地も立地だしあまり派手さはないんですが、とても台湾らしい雰囲気が漂っていて、フォトジェニックな被写体もいろいろあって、けっこう楽しい。
これはやっぱりちゃんと営業してる時間帯に来たかったなあ。今後羅東に来る機会もそうそうないだろうけど、また近くに来るチャンスがあれば、改めて立ち寄りたい。

最後はちょっと残念でしたが、台北にいてはまず感じられない台湾らしさを実感できる小旅行。なかなかに楽しかった。
ゆったりした時間を感じることができて、少しリフレッシュできました。

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投稿者 B : 22:56 | Gourmet | Junk Food | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/04/16 (Sun.)

台湾宜蘭県羅東の三星葱の肉炒めと豚肉の紅麹揚げ

「久しぶりだ、このワクワク感」

台湾

ドラマ『孤独のグルメ Season6』の放送も既に始まっていますが、私としては一年半前の Season5 の聖地巡礼がまだ未完。去年たまたま出張で行った際にも甘味パートしか巡る余裕がなかったし、これを終わらせないことに Season6 の聖地巡礼に取り組むわけにはいきません。というわけで、満を持して再び台湾へやって来ました。

羅東

最初の目的地は宜蘭県羅東。現地の発音では「ルードン」と読むらしい、台北から南東に位置する海のすぐ近くの町です。台北からは電車または高速バスで 80 分ほど。電車のほうが早そうに思えますが、電車は海沿いをぐるっと回って行く(距離が長くなる=高い)のに対して、バスはほぼ直線的なルートで行くのでほぼ同じくらいの時間で行けてしかも安いので、バスルートを選択。しかしこのバスが高床型で、しかも高速道路は高架だったり山間だったりを走るので、高所恐怖症の身には怖い怖い(;´Д`)。これは電車にしておけば良かったかも...。

ともあれ、羅東駅から徒歩 10 分あまりのところに、今回の目的地はありました。

船家熱炒 99

このお店。劇中に登場したのは「全台小吃部」というお店でしたが、なんと放送翌日に店主が急逝してしまい(!)閉店していました。が、直後にほぼ同じ業態のお店が居抜きで入り、店名を変えて今でも営業しています。立地的にも、そんな経緯的にもこのお店にまで聖地巡礼に来ている人は、私が調べた限りではほとんどいないようで。でもここまで巡礼するか否かで敬虔さが問われると言えるでしょう(ぉ

それにしても長旅で、腹 が 、 減 っ た 。

いや、焦るんじゃない。俺は腹が減っているだけなんだ。
台湾人も腹が減る。人類、みな同じ。

船家熱炒 99

船家熱炒 99

現在の店名は「船家熱炒 99」。うまそうな字面じゃないか。
どうやらこのお店自身が漁船を持っていて、それで獲れた新鮮な魚介類を提供するというコンセプトの店らしい。
「熱炒」とは「ルーチャオ」と読み、ジャッと炒めてササッと出せるおつまみを中心とした居酒屋、くらいの意味らしい。
それを一品 99 元から提供しているから「船家熱炒 99」、なるほど。

船家熱炒 99

お店の前には大きな水槽と保冷ボックス。
ドラマに出てきたほうのお店では、この水槽に活きた魚介が並べられ、店頭にメニューが掲げられていましたが、今のお店ではメニューはなく、水槽もちょっと寂しい感じ。でも保冷ボックスには獲れたての魚が豪快に入っていて、注文が入るとそこからおもむろに食材を取り出していくのが、ちょっとしたショー感あります。

とにかく、店に入ろう。

船家熱炒 99

さて、メニュー的なものは...なるほど、これがメニューと注文票を兼ねているのか。
しかし、写真もなしに文字だけとは...これは難しすぎる。漢文のテストだ。

でもせっかくだから、別の店とはいえドラマに出てきたのに近い料理をできるだけ頼んでこその聖地巡礼だ。
日本だって漢字文化圏、雰囲気を頼りにそれっぽいのを頼んでみようじゃないか。
これで思ったようなのが出てきたら、台湾万歳だ。

船家熱炒 99

飲み物は...あ、あれか。
そうえばゴローちゃんもこの冷蔵庫から勝手にお茶を取っていたっけ。
よく見ると十六茶とかカルピスウォーターもあるし、けっこう日本の飲み物ってこっちでもメジャーなんだな。

船家熱炒 99

ま、こっちに来たからには台湾ビールでしょ。
薄味で水みたいにグイグイ飲めるのが、まさに暑いところのビールという感じ。この時季の台湾はまだ夏の気候じゃないけどジワリとくる暑さがあるし、こういうビールがありがたい。

船家熱炒 99

さあ、料理がおいでなすった。
三星葱の肉炒め、やっぱこれからでしょ。葱の名産地だけあって、今のお店でもちゃんとありました。

ドラマに出てきたのは臘肉(ベーコン)だったけど、今のお店は普通の肉。牛と羊が選べたので、迷った挙げ句牛にしてみました。

船家熱炒 99

おお、葱だ。葱が、改めてうまい。
さすがに三星葱、台湾のブランド葱なだけあって、しっかり存在感のあるネギ味。
食欲をそそるこのタレがまたいいんだよなあ。でも、これは牛肉よりも羊肉のほうがパンチがあって良かったかもしれない。

船家熱炒 99

そして、チャーハン。
何の変哲もないチャーハンだけど、本場に来たからにはこういう王道のチャーハンこそ食べたい。

おお...ちゃんと、チャーハン。
しかも、うんまい!!

看板の熱炒に偽りないおいしさです。

船家熱炒 99

これもちゃんとあった紅糟排骨(豚肉の紅麹揚げ)!
ドラマとは見た目が少し違ってパクチーが添えられたりもしているけど、これがあると思っていなかったので、本当に嬉しい。もしかして、この紅糟排骨ってけっこう台湾の定番料理だったりするんだろうか。

船家熱炒 99

おお~、肉の脂がガツンと来る。
日本ではちょっと味わえない肉味。

これはビールが進んじゃう味だなあ。
日本でもこれが食べられる店があったら、俺、通っちゃいそう。

最高、パイコー、最高!

船家熱炒 99

船家熱炒に入って海鮮頼まないのは、寿司屋に入って玉子とかんぴょう巻しかしか食わないで出るようなものか?
というわけで、海鮮も頼んでみました。これもドラマと同じメニューがあった、蛤仔湯(蛤スープ)。

船家熱炒 99

日本と同じ、海のものはうまいはず。
見た目も日本の蛤汁みたいだけど、刻み生姜が入っているのが台湾流。

ふんふん、蛤、ハオツー。
いいよいいよ。

船家熱炒 99

茹で烏賊。これはメニューに書いてなかったけど、漁船持ってるような居酒屋ならイカくらいあるだろ!と思ってダメモトで注文してみたら出てきました。スマホで写真を見せながら「魷魚(ヨウユー)」とか通じるか通じないか怪しい中国語を喋ってなんとかオーダー(;´Д`)。

そしたらドラマに登場した茹で烏賊とはだいぶ見た目の違うのが出てきて驚きました。まるで日本の鱧料理かのような、見事な細工包丁。
しかも見た目だけでなく、このイカ...うンまい!弾力性よりも柔らかさが勝っている感じのイカで、この細かな切り込みにワサビ醤油や辛ダレがよく絡んで、とてもうまい。

普段、イカって刺身、煮物、酢の物、フライ、乾き物...いろいろ食べるけど、こういうシンプルに茹でただけのイカ、って滅多に食べない気がする。
素材がいいからできることなんだろうけど、こんなにうまいと思ってなかった。台湾をなめてたか。

このイカ、やっぱりイカしてる。
あ~、止まらない。

船家熱炒 99

葱、米、肉、貝、烏賊、全部マル。
漢文テスト、全問正解じゃないか。
まさかお店が変わったにも関わらず、ゴローちゃんが食べたのとほぼ同じ料理がひととおりいただけるとは思ってませんでした。いずれも台湾の定番料理なのか、それともお店側が以前のお店を意識しているのか。真相は分からないけど、おいしけりゃそれでいいじゃないか。

台湾の熱炒、素晴らしい。
ハオツー、ハオツー。シェシェ、台湾。

あ~、うまかった。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 21:56 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/02/22 (Wed.)

『孤独の中華そば「江ぐち」』と「みたか」

『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之先生のエッセイのひとつに『孤独の中華そば「江ぐち」』という作品があります(正式にはエッセイではなく小説らしい)。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

孤独の中華そば「江ぐち」

もともとは 30 年以上前、久住さんが 26 歳のときに書いた本らしいですが、その後絶版と復刊を二度繰り返し、三度目の刊行が行われたのが 2010 年。『孤独のグルメ』が最初のドラマ化をされる前のことですが、その時点では既に知る人ぞ知る存在になっていた『孤独のグルメ』から引用する形で復刊版のタイトルがつけられたのでしょう。

この「江ぐち」というのは、三鷹にかつて実在したラーメン店のことで、三鷹生まれの久住さんが若かりし頃に日常的に通っていたお店とのこと。なんたってこんな本を勝手に出したり、久住さんのバンド・スクリーントーンズで勝手にテーマソングまで作曲してしまうくらい思い入れのあったお店のようです。この本が三度目の刊行を行われた年に閉店してしまったそうですが、本書ではその「江ぐち」の在りし日の思い出が生々しく綴られています。

孤独の中華そば「江ぐち」

といっても、エッセイの内容は久住さんと悪友たちが店員に「タクヤ」「アクマ」「オニガワラ」などという渾名を勝手につけていた話とか(それも「タクヤ」は顔が久住さんの弟に似ているから、というしょうもない理由だったりする)、基本的には大学生のだらしない日常の話と、そこから脱線(しかもかなり話題が飛ぶ感じで)した話ばかり。それでも久住さんや悪友たちがお店の様子をよーく観察し、そこから妄想を膨らませたり、自分なりの「食べ方の流儀」にこだわったりするあたりが『孤独のグルメ』の原点なんだなあ...というのがとてもよく分かるエッセイになっています。

まるでドラマの「ふらっと QUSUMI」コーナーで隣の席に座って久住さんの飲み話を聞いているような、スクリーントーンズのライブで久住さんの脱線だらけの MC を聞いているような、そんな感覚が文章を読んでいても感じられます。私は紙の本を読んでいて吹き出してしまうことってまずないんですが、この本は数ページに一度くだらなすぎて吹く(笑。

孤独の中華そば「江ぐち」

このエッセイの中でも「お店のカウンターの中で店員が険悪なムードだと、料理が全くおいしく感じられない」という話をつらつらと書いていたりして(ちなみにこのエピソードは「江ぐち」のことではなく脱線した他の店の話)、漫画『孤独のグルメ』に登場したアームロック回のような経験が本当に許せないんだなあ、というのがよく分かります。
でも基本的には全編にわたって馬鹿話と妄想と脱線が繰り広げられていて、久住さんが食事している間の頭の中を覗き込んでいるような感覚。

で、先日たまたま仕事で三鷹方面に行く用事があり、しかも帰りが半端に遅くなってしまいました。南東京の住人としては中野よりも西、というのは妙に遠くて、これは帰るまでもちそうもない。仕方ない、この辺で何か入れていくか...と考えました。三鷹周辺は久住さんのホームグラウンドだけあって『孤独のグルメ』では原作、ドラマともに登場している町だし、私も何度か聖地巡礼に訪れています(全くの余談だけどコンビニ回では跡地の写真を撮るためだけに三鷹まで行った)。
お茶漬けの「みさと」は昨年末に閉店してしまったらしいけど、久しぶりに「」に行くかなあ...というところまで逡巡したところで、この店のことを思い出しました。

中華そば みたか

「江ぐち」と同じ場所で、「江ぐち」の若手職人が、「江ぐち」の店舗を居抜きで使って、「江ぐち」の味を受け継いだ店をやっている、という話。
確かに三鷹駅の正面の道を少し歩いたところのビルの地下に、そのお店は入っていました。

中華そば みたか

中華そば みたか

階段を降りると真正面にある「中華そば みたか」。これがその「江ぐち」の後継店です。

近代的なビルの並ぶ三鷹駅前の地下に、ここだけ昭和がそのまま時間を止めているかのような空間が広がっています。
店内のレイアウトとか、調理器具の様子とか、本当に久住さんのエッセイに書いてあったそのまんまで、ちょっと笑みがこぼれてしまうほど。

中華そば みたか

とりあえず一日の仕事が終わったところなので、瓶ビールで自分にお疲れさま。
でもラーメン屋でガッツリ飲んじゃうのも粋じゃないと思い、小瓶にしてみました。

中華そば みたか

で、ラーメンをいただく前に久住さんなら軽くつまんでから本丸に行くんだろうなと思って、「竹の子」をツマミにいただいてみました。
ここが普通のラーメン屋だったら「メンマ」あるいは「シナチク」と呼ばれるところだろうけど、この店では「竹の子」。噛み応えのあるメンマに大量の白ネギ、それにラーメンの醤油だれが絡んで、これはいいツマミだ。焼豚(チャーシュー、ではなく、チャシュー)にも心惹かれたけど、これは竹の子で正解だったかも。

中華そば みたか

そしてメインはチャシューメン。ツマミを竹の子でガマンしたので、ラーメンにはガッツリチャシュー。
この店、普通のラーメンが 450 円、このチャシューメンでも 700 円。イマドキそこらのラーメン屋ならチャシューメンで 1,000 円取る店もザラにある中で、この値段は嬉しい。

中華そば みたか

スープは澄んだ色の昆布だし&野菜系。カウンター内の寸胴鍋で人参や玉葱、キャベツなんかがゴロゴロ煮込まれた、見るからに美味しそうなスープ。
味は自己主張が強すぎず、ややスッキリめのやさしい味。初めての味なのにどこか懐かしい、昭和を思い起こさせるスープです。
最近の私はガッツリ豚骨とか煮干しとかよりも、こういうシンプルな醤油スープのラーメンこそ食べたいと思います。

チャシューはしっかりと味がついているけど、あまり脂っこくなく飽きずに味わえます。これもおいしい。
エッセイには、ツマミのチャシューはラーメンのと違って脂が冷めているのが「レーズンバター的な感じでツマミにいい」という話があったけど、確かにこのチャシューならそういう楽しみ方もアリだな。

中華そば みたか

麺は角張った形の自家製・中太ストレート。こういう麺を出す店ってあまり多くない印象だけど、こういう食べ応えある麺、けっこう好き。そしてこのスープならこの麺しかないだろうと感じる相性の良さ。飽きの来ない、いくらでも食べていられそうな中華そば。
この麺、見た目の印象どおりボリュームがあるようで、食べ終わった後にはけっこうお腹いっぱいになってしまっていました。

ここは美味しかったなあ...久住さんが毎週のように通っていたのも分かる気がします。
決してインパクトのある味ではないけれど、ジワジワと良さの分かる、毎日でも食べたくなるラーメンだと思います。自分で撮った写真見てたらまた食べたくなってきた。

今度三鷹に来る機会があったら、ツマミチャシューと五目そば、いってみようかな。

久住昌之 / 孤独の中華そば「江ぐち」

4895001342

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2017/02/09 (Thu.)

千葉県習志野市津田沼のリブステーキ

「肉の引力には勝てん、だったらステーキだ」

テキサス

先日の中野・蔡菜食堂に続いて、ドラマ『孤独のグルメ』お正月スペシャルのもう一つの聖地、京成津田沼のステーキの聖地へとやって来ました。津田沼って初めて降りたんですが、自宅からだとはるばる一時間半。私にとってはちょっとした旅行になりました(;´Д`)ヾ。
JR の津田沼駅とは違って京成津田沼側は住宅地のようで、周囲にはあまりお店も多くなく、静かな感じ。その中にひっそりと店舗があって、ゴローちゃんじゃなくても深夜に空いているめし屋がここしか見当たらなかったら、すがりたくもなりそうです。

私も長時間の電車旅ですっかり腹が減ってしまった。
もう後戻りはできない。ステーキに突っ込むぞ。

テキサス 津田沼店

テキサス

カウボーイハットや馬具、ライフルなどが展示されているウェスタン調の店内。そうそう、ステーキハウスってこうじゃないと。
ちなみに千葉県内や都内に「テキサス」と名のつくステーキハウスは何軒かあって、いくつかは支店やのれん分けっぽいですが、どこまでが系列なのかは正直分かりません。ステーキ屋で「テキサス」ってネーミングはベタベタだからなあ(笑

ドラマの放送から一ヶ月ほどということで混んでるだろうと思いきや、お客さんの入りはそこそこで寛げる雰囲気。立地的に都内からだとやる気が必要なのと、営業時間が長いことで他の聖地よりは巡礼客がバラけたんでしょうか。それでも席はずっと埋まっているような感じで、人気店であることが窺えます。

テキサス

ま、そんなことは置いておいてまずはビールから。
カールスバーグの生がありました。こういうお店の定番バドワイザーやコロナは瓶での提供になるようです。

さあ、それじゃあ料理のほうもいただきますか。

テキサス

ステーキが焼けるまでの間のツマミ的な位置づけで、まずはソーセージ盛り合わせ。
こういう店で鉄板に盛られたソーセージが出てくると、盛り上がるよなあ。

骨付き、チョリソ、粗挽きそれぞれに味と食感が違って、これはビールが進みます。

テキサス

これから肉をたらふく食べる前に野菜も採っておかないとね、とシーザーサラダ。
うん、これはオーソドックスなシーザーサラダ。

テキサス

からの、イタリアンサラダ(笑。どっちにするか迷った挙げ句、サラダにサラダをかぶせてしまった。

見るからに凄いボリューム感。チーズとソーセージが載っていて、食べ応えあり。
味も濃いめで、これはビールが進むサラダだ。テキサスに来てイタリアンサラダっていうのも変な感じだけど、これはこれでアリなマカロニウェスタン感。
シーザーサラダよりもこっちが当たりだった。

テキサス

さあ来ましたよ、名物ガーリックライス。

テレビ画面からもにおいが漂ってきそうだったけど、確かにすごいニンニクのにおい。これはやられる。
でも、これこれ。これですよ。

テキサス

店員さんが目の前でニンニクとタレを絡めて混ぜてくれるパフォーマンスつき。
見事な二丁スプーンさばき。これがさらにニンニクのにおいを漂わせるんだよなぁ~。

テキサス

というわけで完成、いただきます。

お~、きたきたきた。ニンニク襲来。
あ、でも、もっとニンニクの辛味がガツンと来る感じを想像していたら、むしろほんのり甘味を感じるやさしいお味。
こんなガーリックライスは初めてだけど、うまいじゃないか。

テキサス

ここで本命登場。テキサスリブステーキの 300g、ミディアムレア。
このボリューム感、この破壊力。

うお~、これは...いかんいかん、これはいかんやつじゃないか。

テキサス

粒マスタードにニンニクといった薬味類が傍に控える。
なるほど、これだけの量のステーキを、この薬味でいろいろと切り口を変えながら楽しめるわけか。

どーれ。

テキサス

うぉぁ...肉だ肉だ。
まごうかたなき牛の赤身肉だ。

この肉、思ってたよりずっと柔らかいし、脂が乗っている。
こういうウェスタンなステーキハウスって、肉質よりもとにかく量!という感じでちょっと歯ごたえのある赤身肉であることが多いけど、ここのリブステーキは本当にジューシー。
うん、こいつはなかなかいい肉だ。

いいじゃないか、いいじゃないか。
ステーキを粒マスタードで食べるというのも初めてだけど、これもいい。
はるばる津田沼にまで来た甲斐があるってもんだ。

テキサス

いちいちキコキコやって食うのが面倒になってきた。サイコロにしちまうか。
ニンニクはちょっと載せすぎたけど、でもそれがまた、たまらん。

うまいステーキを食ってる瞬間って、本当に幸せだよなあ。

テキサス

よ~しよし、拍車がかかってきた。
ガーリック・オン・ガーリック。知っててダブらせていくという攻め食いだ。
ガツンと力強い肉を、やさしいガーリックライスが受け止める。我ながら完璧な組み合わせだ。

ひたすら食うしかない、食い進むしかない。
月の荒野を爆走する幌馬車隊のように。

テキサス

最後はホットコーヒーで〆。ゴローちゃんと違ってこの後仕事が待っているわけでもないから、ステーキの余韻をゆっくり堪能できます。
ニンニク臭くなるのが分かってたから、金曜夜を狙って来たのもぬかりなし。

それにしても、腹が一杯だ。これ以上はもう食べられない。
今、俺の中で試合終了のゴングが鳴り響いている。

深夜じゃなくても、このステーキは反則級のうまさだった。

テキサス

店内には松重さんと店長役の和田正人さんのサイン、それに台本が展示されていました。
スペシャルドラマにもかかわらず、放送のほんの二週間前の収録だったようで、編集は突貫作業だったことが窺えます。

テキサス

それにしても満足度の高いステーキだった。食った食った。

機会があれば支店のほうにも行ってみたいなあ。
肉を食いたきゃ、テキサスを目指せ。ガンマンとなってリブステーキを狙い撃て。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ スペシャル版 Blu-ray BOX

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投稿者 B : 00:08 | Dinner | Gourmet | KODOGURU | コメント (0) | トラックバック

2017/01/14 (Sat.)

東京都中野区中野のレバにら炒め

「おお、空腹を幸福に変える中華景色だ」

蔡菜食堂

久しぶりの『孤独のグルメ』聖地巡礼。年始に放送された「お正月スペシャル」に登場した、中野の中華の聖地にさっそく行ってきました。
JR 中野駅から割とすぐ、マルイの真裏にあるこぢんまりとした中華料理店。真っ赤な壁面に「蔡」だけフォントが異なる店名が良い味を出しているじゃないか。

上海家庭料理。
看板を見た瞬間、俺の中華魂に火がついた。

蔡菜食堂

蔡菜食堂

上海料理って、何があるんだっけ。

クリアフォルダに入ったレギュラーメニューの他に、ホワイトボードは日替わりメニュー系。
私はこのホワイトボード前の席(ゴロー席の左隣)でしたが、劇中のような女性客は少なく、残念ながら女性から熱い視線で見つめられることはありませんでした(ぉ

しかし、エビ、アワビ、ニンニク...魅力食材のオンパレード。いきなりグッとこさせるじゃないか。
腹の虫たちも狂喜乱舞している。

劇中で宮崎美子さんが演じていた店員さんは、中国出身の気さくで優しげなおかあさん。
「青菜の水餃子と...」と注文しかけたところで我々が巡礼客だとすぐに解ったらしく、「ああ、それとこれとあれね」的な話の早さ(笑

蔡菜食堂

乾杯は久住さんに倣ってスパークリングワイン。ちょっとした新年会を兼ねた集まりだもの、こういう特別感があったっていいじゃないか。
泡で気分が高まったところで、よ~し、あとは食うだけだ。

蔡菜食堂

で、いきなりスペアリブの黒酢ソース炒め。
他にもいろいろ頼んだけど、調理や盛り付けの都合でいきなりメインっぽいものが最初に登場(笑

五郎's セレクションではないけれど、これ食べたかったんだよなあ~。
この黒スペアリブ、ちょっと甘口の濃い味で、期待を裏切らない。肉にみっちりとこのソースが染み込んでいる。

メニューの星空からこれを選んだ俺、ナイス。

蔡菜食堂

順番が前後した感じでおつまみセットの登場。
メニューにも書かれていた前菜系から、アンチョビカレーポテトサラダ、揚げピーナッツ、新緑ザーサイ、お麩と木耳(きくらげ)の醤油煮、地鶏の老酒蒸し、菜の花のおひたしの六点。ザーサイはイメージと違う緑色っていうのが見た目通り新鮮だし、麩を木耳とこんな風に煮込んだのって食べたことがないし、ポテサラにアンチョビとカレーという組み合わせもそれは中華なのか?と思わなくもないけど、どれもお酒が進む進む。

これが上海