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2018/09/17 (Mon.)

八丁堀「中華シブヤ」よ永遠に

「これを食べずして、ニラ玉を語るべからず」

中華シブヤ

ドラマ『孤独のグルメ Season7』の八丁堀の聖地にまたやって来てしまいました。他にも再訪したいお店はいくつかあるものの、ここ「中華シブヤ」が今月末で閉店してしまうという噂を耳にしては、他の店を後回しにしてでももう一度食べにこなくてはならないというもの。ドラマ登場店でその後閉店してしまったお店はいくつかありますが、放送からこれだけ短期間のうちに移転ではなく完全閉店というのは例がなく、巡礼者としては本当に淋しい。

中華シブヤ

中華シブヤ

店先には閉店を告げる貼り紙が。しかもこの達筆。
築地市場の 10 月の豊洲への移転を控え、店主の高齢化もあって食材の仕入れが困難になるというのが大きな理由のようです。基本的に老夫婦とパートのおばちゃんで回していた店だし、後継者のあてもないんだろうし、仕方のないことなんでしょうがそれにしても残念。まあドラマきっかけで数回来ただけの私なんかより、昔から日々通っていた近隣のサラリーマンたちの方がよほど残念がっているに違いない。

今回はお昼前の開店に合わせて来たところ、既に十人以上の行列。しかも一巡目の客は着席するや否や、パートのおばちゃんが「はい、ニラ玉の人~!」と言いながら挙手で注文を取っている(笑。ドラマ放送前からこうだったのか、放送後の混雑でこういうシステムになったのか分かりませんが、こういうノリ嫌いじゃない。しかも八割方のお客さんがニラ玉!本当に大人気だな。

中華シブヤ

一方で私はチャーシューメンを注文しました。以前来たときは放送前だったから勘で普通のラーメンを食べたところ、実際の放送ではゴローちゃんがニラ玉・エビチリの後にまさかの追いチャーシューメン(;´Д`)ヾ。改めて、あのたっぷりチャーシューを食べておきたかったのです。

それにしても、肉食欲を刺激する見た目。チャーシューメンはこうでなくっちゃ。
本当に何のてらいもないチャーシューメンだけど、だがそれがいい。

中華シブヤ

ラーメンは音を立てて啜ってこそうまい。麺とスープが歌い踊り、口の中にうまさを弾けさせる。

チャーシュー、しっかり味が染みている。この店の誠実さが染みこんでいる。
こういうチャーシュー、最近食べてなかったなぁ。これを五枚も食べられる幸せたるや。

コク深いスープに緩めの麺。それをしっかりチャーシューで締める。これこそど真ん中、庶民中華のチャーシューメンですよ。

中華シブヤ

そして...これが最後ならば絶対に外せない、ニラ玉も頼んじゃいました。
チャーシューメンとニラ玉どっちも食いたい、しょうがないやつです。

この大量のニラを油でジャジャッと炒めてトロトロ玉子を載っけたニラ玉。
一度味わってしまうと、この映像が目の前に現れただけで涎が分泌してくる。

中華シブヤ

ニラ、味が濃い!強い!そして太い!

ん~、ワイルド。野生の裸のニラのうまみだ。
そしてそのニラを引き立てる抜群のタレ。チャーシューメンを頼んでおいてなんだけど、やっぱりこれは白飯が欲しくなる。

中華シブヤ

完食。ああ、うまかった~。
これだけ食べても 1,300 円というのも嬉しい。ニラ玉ライスだけなら 800 円でお腹いっぱいになっちゃうんだもんなあ。

中華シブヤ

店内には放送前に来たときにはなかった松重さんのサインが。しかもガチャコレクションのメモスタンドフィギュアが添えてあるのがお茶目(笑。

閉店まで、あと十日あまり。一見どこにでもありそうだけど、他に類を見ない町中華。こういう店にスポットを当てたのは『孤独のグルメ』らしいけど、それ故にこんなに早く閉業してしまうのはあまりにも惜しい。でもそれも含めて時の流れなんだろう。

最後にこれが食べられて良かった。
本当にごちそうさまでした。

そして、お疲れさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

B07CXK4NFM

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投稿者 B : 21:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/09/14 (Fri.)

埼玉県上尾市本町の肩ロースステーキ定食

「この肉なら永遠に食べ続けられる、そんな気がします」

キセキ食堂

この店にはもう一度来たいと思いつつ、初回の巡礼から早五ヶ月。久しぶりに埼玉県上尾市にやってきました。都内からだと近いようで、微妙に遠いこの位置関係。

こちらのお店の人気はまだまだ衰えていないようで、食事時に来たのではまず入れないらしい。ということで、前回同様朝から予約を取りにやってきました。
ただ前回と違うのは、開店時間が 10:30 に(併せて予約開始時間も 9:30 に)早まったことと、予約時に入店時間が確定してその時間に再度お店まで来れば良いということ。近隣への配慮も含め行列ができないようにしたということでしょう。すっかり店前で二時間くらい並ぶつもりでいたので、これは助かります。

キセキ食堂

キセキ食堂

店内は相変わらずずっと満員。この日も開店から 13:30 まではずっと満席で、それ以降は並べば 13:30 以降材料がある限りはありつけるかもしれない、という状況でした。
私はちょうど 10 時にお店に着いたところで 12:30 の回に予約成功。

キセキ食堂

在庫表示の札は、12:30 の時点で既に牛タンが売り切れ。
まあ私の今回の目的のものは残っていて良かった。

キセキ食堂

メニューは...あれ?前回と少し内容が変わっているような。
肉の量が選べなくなったのと、少し値段も上がっています。まあ以前の値段が味に対して異様に安かったとは感じていたので、適正価格に近づいたということでしょう。選択肢が減ったのも、たくさんのお客さんに効率よく対応するためには致し方ないのかもしれません。
またゴローちゃんのように「キセキのカツ定食+キセキのステーキ単品 100g」という注文はできなくなっており、ランチタイムは原則一人一品になっているようです。

キセキ食堂

そうこうするうちに、今回のお目当て「キセキのステーキ定食」のお出ましだ。
おお...数ヶ月恋い焦がれたこのロース肉に、こうして再会できるとは。

キセキ食堂

この分厚さ!ゴローちゃんが食べていた 100g とは桁が違う貫禄。
さあ、どう攻めようか。

キセキ食堂

カウンター上に並んでいる無数のソースの中から、まずはステーキソース。
オーソドックスな甘みのあるソース。これはご飯いらない、肉で肉が食える。

続いてオニオンソース、確かにイケル。
ステーキソースとはまたちょっと違うタマネギの風味がいい。
生姜焼きが定番になるように、豚肉とタマネギは相性いいんだ。

キセキ食堂

そして塩レモン。とんかつを食べたときも塩レモン、うまかったよなあ。

ああ...この肉。肉自体からうまみを感じられるから、ソースじゃなくてこういうシンプルな味付けのほうがおいしいんだ。
筋張った感覚がほとんどない柔らかい肉から染み出る肉汁を、ストレートに味わえる。

キセキ食堂

最後はわさび醤油。
これがまた...う ま い ! !

熟成豚肉のふくよかなうまみをわさびがキリッと引き締めて、そこに日本人の心の味・醤油の乗数効果。
このステーキは、わさび醤油がベストアンサー。

これはまさに奇跡のうまさだ。今俺が噛み締めているものは、肉の形をした幸せだ。
俺の舌は今、感動にむせび泣いている。

キセキ食堂

ああ、おいしかった。
とんかつもすっごく良かったけど、ステーキも甲乙つけがたい。
ここの肉は、なかなか他じゃ食べられないぞ。

そのうちまた思い出したように食べたくなるんだろうなあ。
ちょっと遠いけど、がんばってまた来るしかないか。

ごちそうさまでした。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

B07CXK4NFM

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投稿者 B : 22:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/09/11 (Tue.)

都立大学 ベジタブルイタリアン yakumo111

都立大学方面に行く用事があったので、ランチはこちらのレストランでいただいてきました。

ベジタブルイタリアン yakumo111

yakumo111

めぐろパーシモンホール内にあるイタリアンレストランです。
店名はこのあたりの地名(目黒区八雲)に由来している模様。

テラス席もある明るく開放的な雰囲気のお店です。「ベジタブルイタリアン」を名乗っているだけあって、女性客が多め。この付近に住んでいると思われる奥様方のランチ会や子連れランチによく使われているようで、賑やかだけどそのぶん気兼ねなく利用できそうな感じ。

yakumo111

ランチメニューにはサラダビュッフェがついてきます。ファミレスのサラダバーのちょっと豪華版くらいかな、と思っていたら、野菜は 30 種類くらいあり、しかも全て国産有機野菜というから驚きました。サラダで空心菜とか初めて見たし、生野菜だけでなく温野菜も豊富。サラダビュッフェコーナーには新鮮な野菜の香りが漂っていて、まるで畑にいるかのような感覚さえあります。
パンも 2 種類が食べ放題ですが、こっちはまあ普通かな。

yakumo111

ハーブティーもフリードリンク。私はお茶方面はあまり詳しくないのですが、オリジナルブレンドのハーブティーが 4 種類から味わえます。

yakumo111

ついつい野菜を大皿に山盛り取ってきてしまいました。一つ一つの野菜が新鮮でおいしい上に、手作りのドレッシングがまたいい。香味みそとか生姜はちみつといった市販ではまずない濃厚なドレッシングで、これがおいしい。
サラダビュッフェだけおかわりするくらいおいしかった。なんとメイン料理なしでサラダビュッフェ+ハーブティバーだけのランチメニューもあるようですが、確かにこれだけ野菜でお腹いっぱいにできるならアリかも。

yakumo111

メイン料理、チキンのチーズオーブン焼き。表面がカリッと焼かれたチキンにチーズがとろけて期待を裏切らない味。
添えられている温野菜類も種類豊富で嬉しいじゃないですか。

yakumo111

豚バラ肉のバルサミコソテー。食べでのある豚バラ肉をバルサミコソースでさっぱりといただけます。
豚肉単体で食べてもおいしいけど、副菜のラタトゥイユと一緒に食べると味に奥行きが出てなおおいしい。

yakumo111

真鯛のポワレ。表面はサクサク、身はホクホク。
鯛そのものはちょっと淡泊だけど、これもラタトゥイユや温野菜に絡めることでおいしさが高まります。

ああ、この店ではやっぱり野菜が主役で、主菜すらこの温野菜にうまみを足すために用意されているんじゃないかと思えます。それくらい、野菜がおいしい。

yakumo111

私自身は有機野菜とかそっち方面にはあまりこだわりがないのですが、この店の野菜は確かにおいしかった。メイン料理よりもサラダと温野菜で満足するというのも珍しいけど、たまにはこういうのもいいですね。

近くに来る機会があればまた利用しようと思います。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:11 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/08/18 (Sat.)

六角堂 Grill&Bar その 3

帰省を終えて東京に戻ってきています。
金沢ではそろそろ毎年恒例となっている六角堂でステーキをいただいてきました。

六角堂 Grill&Bar

六角堂 Grill&Bar

毎年行っていても何か目新しいことがあるというわけでもないんですが、いつ行ってもこの店はいい。
金沢の中心街ではなく、少しだけ離れた卯辰山にあって、観光客があまりおらず落ち着けるのもポイント。北陸新幹線フィーバーはもうひと段落したものの、それでもハイシーズンの兼六園やひがし茶屋街付近はちょっと近づきたくないほどに混んでいます。

六角堂 Grill&Bar

六角堂の中でも別館にあたるこの「Grill&Bar」は基本的に個室・半個室ベースで、多人数で落ち着いてテーブルを囲むのに向いています。この時期だと私同様に帰省ついでに来た家族連れの利用が多いようで、ほぼ予約必須と言えます。

六角堂 Grill&Bar

山の上(といっても山頂で標高 140m 程度ですが)なので眺めは良く、金沢の街を一望できます。部屋にもよるけど方角的には金沢駅~兼六園方面のはずで、市内でも最も良い景観のもとで食事ができるわけです。

六角堂 Grill&Bar

ランチコースはまずサラダから。
そしてここに来たらまずビールを頼まざるを得ません。昼間っから堂々と飲めるのもお盆休みならでは。

六角堂 Grill&Bar

鉄板の上ではニンニクスライスが炒められ、いい香りが食欲をそそります。
これはサラダ食べてる場合じゃない(笑

六角堂 Grill&Bar

カリカリに仕上がったニンニクスライスがサーブされると、ステーキソースをちょっとつけてつまみながらビールが進みます。

六角堂 Grill&Bar

目の前では、今炒められたニンニクの香りが移った鉄板の上に肉が載せられ、焼かれていきます。
肉の端っこの脂身の部分をあえて先に切り分けて、これだけカリカリに焼いてくれるのもまた嬉しい。

このシェフの美しい仕事ぶりがいい酒の肴にもなるわけです。

六角堂 Grill&Bar

そうこうするうちにステーキが完成。ミディアムレアでこれくらいの赤さが残っています。
私は和牛は高くて手が出ないためいつもオージービーフを注文するんですが、オージーでも十分おいしい。最近はサシがたっぷり入ったのよりもこれくらいの赤身肉のほうが飽きずに食べられるようになりました。

六角堂 Grill&Bar

そしてニンニクと肉汁が溜まった鉄板の上では、今度はもやしが炒められていきます。
普通ならば肉が最後に登場するところが、ここではあえてもやしが後。肉汁を吸ったもやしのうまさを楽しんでほしいというお店側のこだわりが伝わってきます。

六角堂 Grill&Bar

うまみをちゃんと吸っているのにシャキシャキしている、この絶妙なもやし。素晴らしい。
ニンニクやステーキを先に食べきらずに、もやしの完成を待って一緒に味わうのがポイントです。

六角堂 Grill&Bar

白米、味噌汁、お新香も当然ぬかりなし。
今回も最後までおいしかった。

肉質だけでいったら他に良い店はいくらでもあるんだろうけど、接客の丁寧さ、仕事ぶりの美しさ、そして個室貸し切りでゆったり過ごせることまで含め、これだけ満足度が高いステーキハウスはそう多くないでしょう。

ごちそうさまでした。
今から一年後の帰省をまた楽しみにしています。

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投稿者 B : 22:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/08/12 (Sun.)

明洞でチーズタッカルビ初体験

韓国に行ったら食べておきたいものがあったので、明洞(ミョンドン)まで食べに行ってきました。

유가네 (ユガネ)

ユガネ

去年くらいから日本でも流行っているチーズタッカルビ。私は今まで食べる機会がなかったのですが、チーズ好きとしてはせっかくなら本場で食べておきたいと思って。

明洞はソウルの原宿のような街で、ファッションやら飲食やらといったお店がカオスな感じで立ち並ぶ繁華街。流行のチーズタッカルビの店も複数あるわけですが、その中の一軒に突入してみました。

ユガネ

メニューにはチーズ以外にも様々な種類のタッカルビが載っています。タッカルビ自体は焼肉の一種のようですが、網ではなくすき焼き鍋のような鍋の上で鶏肉と野菜などの具を焼いた料理。タッカルビの「タッ(닭)」はタッカンマリの「タッ」と同じく「鶏」を指すようですね。

ユガネ

何はなくともビールから。韓国に来てから飲んで食べてばかりいる気がしますが気にしない(笑。

ユガネ

注文すると巨大なタッカルビ鍋がどーんと出てきて、その上で店員さんが肉と野菜を焼いてくれます。鶏肉に白菜、ネギ、タマネギ、トッポギを入れた上に辛そうなタレをかけて焼いていきます。これ、かなり辛そうだけど、いかにもうまそう。

ユガネ

店員さんは鍋をほんの 10~20 秒混ぜたら席を離れて、また数分したら混ぜに来て...というのの繰り返し。タレが均等に行き渡り、野菜が少ししなってイイ感じになってきました。まだ食べちゃダメですかね...?

ユガネ

鶏肉に火が通ったところで、チーズを鍋の周囲にドバーッと入れていきます。チーズは通常のとろけるチーズにチェダーチーズが混ざっていて、見るからに濃厚。

ユガネ

サラダやキムチはサラダバー形式になっているので、焼き上がりを待っている間に取ってきつつ、ビールのつまみにいただいておきます。

ユガネ

チーズがイイ感じに溶けてきました!これ、もう食べてもいいですよね。

ユガネ

ピリ辛の鶏肉をチーズに思う存分絡めていただきます。そうそうこんな味だろうなって思ってた!うまいうまい。

チーズフォンデュって大好きなんだけど、野菜とかパンとかソーセージみたいにセコいこと言ってないでガッツリ肉をつけて食べたいんじゃ!とは前々から思っていました。ある意味その望みを叶えてくれるのがチーズタッカルビだと思います。肉をメインにチーズに浸して食べられる悦楽、これは嬉しい。鍋にたっぷりあったように見えた鶏肉もチーズも残らず食べてしまいました。

ただ...おいしいんだけど、鶏に火が通った段階で焦げないようにコンロの火が落とされてしまうため、鍋周囲のチーズ部分が保温されず、食べているうちにチーズがどんどん固まっていってしまうのが残念この上ない。最初の一口めが一番おいしくて、最後は固まったチーズを剥がして食べるようなのも体験としては寂しい。これ、チーズ部分は別鍋でもいいから加熱し続けておけるようにしたほうが絶対いいと思うんですが。チーズが多少焦げ付いてしまっても、パリパリになったチーズもそれはそれでおいしいはず。これさえ改善できれば最強のチーズ料理の一つになれるんだけどなあ。

それでも初チーズタッカルビ、おいしかったし楽しかったです。
ごちそうさまでした。

유가네 (ユガネ) 明洞 2 号店

投稿者 B : 22:37 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/08/11 (Sat.)

東大門でタッカンマリを食す

先日韓国に行った際に、同行の某氏から「タッカンマリは一度食べたほうがいい」と勧められたので、東大門(トンデムン)へいそいそと。

陳元祖補身タッカンマリ

東大門は一帯が大きな市場になっていて、日本でいうアメ横のようであり、京都錦市場のようでもあり、また一昔前の秋葉原のようでもある、独特の空気が漂うエリアです。その一角にタッカンマリ横丁と呼ばれるタッカンマリ専門店が立ち並ぶ通りがあって、その中の一店に入ってみました。

この店は横丁の中でも有名店の一つのようで、店先には元サッカー日本代表の前園選手の写真が貼ってあったり、店内にも国外メディアで紹介された事例が貼ってあったりします。お客さんは観光客と地元(?)の人が半々という感じ。

진원조보신닭한마리 (チンウォンジョポシンタッカンマリ)

陳元祖補身タッカンマリ

席に着いたら問答無用でセットされる鍋(笑。専門店だけあってメイン料理はこれしかなく、注文しなくても人数分出すのが決まっているようです。メニューに載っているのは他に鍋の追加具材や締めの麺・飯、あと飲み物くらい。

陳元祖補身タッカンマリ

鍋には最初から丸鶏が一羽入っていて、店員さんが例によってハサミでジョキジョキ切っていきます。
一羽まるまるの姿をした鶏が目の前で解体されていくのってなかなかインパクトがありますね...。

陳元祖補身タッカンマリ

どんな店でもまず出てくるのがキムチ。
この店のキムチはちょっと浅漬け系だけど、さっぱりしていておいしい。

陳元祖補身タッカンマリ

そんなわけで、まだ昼前だけどビールが進むわけです。
こっちのビールって日本に比べると軽めでグイグイ飲める感じ。こう暑いとこれくらい飲みやすいほうがありがたい。

陳元祖補身タッカンマリ

メニューの裏にはタッカンマリの食べ方が日本語で解説されていました。日本人観光客がそうとう多いってことなんだろうなあ。
でも初めてのタッカンマリだから助かります。

陳元祖補身タッカンマリ

鶏が煮えるまでの間に、作り方に従ってタレを作っていきます。
醤油、酢、カラシ、ニンニクに豆板醤っぽい唐辛子を好きに混ぜて作るタレ。これ、ほぼ餃子のタレってことですよね。

辛い物好きだからと思って唐辛子を多めに入れたら、ちょっと調子に乗りすぎた(;´Д`)。
でも舐めてみた感じ、そんなに悪くない。

陳元祖補身タッカンマリ

そうこうするうちにイイ感じに煮立ってきました。
鶏はもう少し待ったほうが良さそうだけど、先に出来上がっているトッポギからいってみようじゃないの。

陳元祖補身タッカンマリ

お~、ウマイ!

屋台で食べたトッポギはめちゃくちゃ辛かったけど、こっちのトッポギは鶏のうまみを受け止めた深みのある味で、ピリ辛のタレにつけて食べるとすごくおいしい。
タレも辛いかと思ったら、案外これくらいでちょうど良い。

陳元祖補身タッカンマリ

こりゃマッコリにいくしかないでしょう。
日本ではなかなか飲めない生マッコリ。日本で飲めるのは加熱処理されてまったりした感じのが多いけど、生マッコリは微炭酸で乳酸菌飲料のような爽やかなおいしさ。タッカンマリにはビールよりもこっちだな。

陳元祖補身タッカンマリ

そしてついに鶏が出来上がりました。

鶏にネギ、エノキ、トッポギくらいしか入っていないシンプルな鍋で、日本でいう水炊きに近い鍋料理なんだろうけど、しみじみとうまい。きっとスープにいろんなうまみが入っているんでしょう。鍋料理って突き詰めるとこういうシンプルなのが一番うまいと思っているけど、これも相当うまい。ポン酢じゃなくて濃い味のタレで食べるというのがまたいい。

陳元祖補身タッカンマリ

〆は麺にしてみました。きしめんのような平たい麺にこのうまいスープがしみてすごくイイ。この鍋、鶏も良いけどやっぱりこのスープがキモなんだな。

陳元祖補身タッカンマリ

おいしかったのでさらにご飯も頼んで第二〆(笑。
ああ、これはご飯のほうがスープを吸ってうまくなるのかも。タッカンマリの〆雑炊、大正解。

丸鶏一羽を二人で平らげたのに、まだ食べられそうなくらい軽々食べられてしまう鍋でした。さっぱりした味わいで、この暑い時季でも全然イケルうまさだった。
シンプルなだけに自宅でも真似事くらいはできそうだし、今度やってみようかと。

진원조보신닭한마리 (チンウォンジョポシンタッカンマリ) 本店

投稿者 B : 22:36 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/08/06 (Mon.)

冷しハンバーグはじめました

Splatoon 展 at TOWER RECORDS に行ったときのこと。整理券をもらってから入場できるまで三時間くらいあったので、これはちょっとゆっくりランチでも食べてくるかと思い、渋谷の反対方面へと足を伸ばしてこちらのハンバーグを食べてきました。

山本のハンバーグ 渋谷食堂

山本のハンバーグ

山本のハンバーグであります。ここは以前来て気に入ってしまったので、もう渋谷周辺でご飯を食べる機会があればまず候補に入れるようになっています。
平日ランチタイムだから混んでるかと思ったら、暑くて並ぶのも大変だからか、混んではいたけど並ぶほどではないという混雑状況でした。

山本のハンバーグ

カウンターに着席するなり目にするこの貼り紙...!
ここのハンバーグはおいしいんだけどこの時季に石鍋は暑いしどうしようか、と思っていた矢先に冷しハンバーグとは。冷し中華とか冷製スパゲティならともかく冷しハンバーグって食べたことがないからちょっと不安もあるけど、担々味ならきっとおいしいに違いない。というわけでこれを頼んでみました。

山本のハンバーグ

例によって最初に登場するサラダと自家製野菜ジュース。特に野菜ジュースは毎回どんなのが出てくるか楽しみだったりします。

山本のハンバーグ

こちらが野菜ジュースの素材。毎度わざわざ見せに来てくれるのがちょっと嬉しい。

このとき(月替わりとのことですが、ギリギリ 7 月でした)の材料はオレンジをベースにシークヮーサー、マンゴー、ルバーブ、シシリアンルージュ(トマト)を使ったものということで、柑橘系の香りを軸とした夏らしく爽やかなおいしさ。有料でノーマルサイズのも頼めるんですが、これはお金かかってでもおかわりしたくなりますね。

山本のハンバーグ

こちらがその豆乳担々ハンバーグ。もはや見た目はハンバーグではなく完全に担々麺です(笑
しかし担々麺に白米と味噌汁がついてくるわけもなく、中身は歴としたハンバーグ。

山本のハンバーグ

冷たい担々スープの上に積み上げられたネギとパクチー。これが担々麺だったとしてもうまそうだし、食べてみたい気もします。
スープは紛れもなく豆乳担々麺のそれ。ピリ辛だけど辛すぎることはなく、豆乳がいい具合にやさしい味わいにしてくれている印象。

山本のハンバーグ

メインであるハンバーグもちゃんと冷たい。ふっくらした温かいハンバーグとはちょっと違う、みっしり感がありつつも柔らかいハンバーグです。マイルドな辛さの担々スープとの相性も良い。
ハンバーグ冷たくしておいしいのか?と思っていたけど、弁当などで冷めてもおいしいおかずの代表格はハンバーグだったことを思い出しました。そりゃあおいしくないわけがない。

山本のハンバーグ

スープにはトロトロ食感の胡麻豆腐も浮かんでいて、これもいい。私は胡麻の風味がしっかり効いた担々麺が好きで、豆乳担々麺もいいけど胡麻に比べると深みに欠けるよなあと思っているんですが、こうやって胡麻成分を足してくれると満足感が高まりますね。

アツアツのハンバーグを食べて汗だくになるのを覚悟して行ってみたら、意外にも涼しく爽やかなハンバーグに出会えて満足。夏の間にもう一度食べに来たい味でした。
ごちそうさまでした。

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投稿者 B : 23:00 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/08/03 (Fri.)

韓国チョンジュ市の納豆チゲとセルフビビンパ

「ビビンパに納豆汁というミスマッチ。しかしそこには俺の知らない世界があった」

Express Bus

『孤独のグルメ』聖地巡礼韓国編、続いては全州(チョンジュ)市に向かっていきます。ソウルは地下鉄も網羅されているし英語や日本語もそこそこ通じるし何とかなるだろうと思っていたんですが、チョンジュでもそれが通じるかどうかは全く分からない。台湾でも宜蘭編ではちょっと苦労したからなあ。
と思っていたら、宿泊していたホテルのスタッフに日本語が話せる人がいて、その人がまさかのチョンジュ出身とのこと!現地への行き方アドバイスだけでなく、お店に電話して予約ができるかどうか韓国語で確認までしてくださいいました。残念ながら昼の予約はやっていないが、そういう事情なら優先的に入れるようにしてくれる、とのこと。これは本当に助かりました。ホリデイ・イン エクスプレス ソウル乙支路のスタッフの方、ありがとうございました。

ホテルで聞いたアドバイスによると、チョンジュへは特急電車でも行けるけど高速バスのほうがオススメとのこと。比べると電車は 2 時間 15 分くらいで 30,000 ウォン以上かかるけど、高速バスだと 2 時間 45 分かかる代わりに 12,800 ウォンで行けてしまいます。日本円にして片道 2,000 円くらいの差だけどこれならバスのほうが良いよね、ということでバスを選択。
バスターミナルでチケットを買う際、「チョンジュ」の発音がうまく通じなかったんですが(似たような地名が他にもあるらしい)、スタッフの方が「ビビンパ?」と確認してくれたおかげですんなり購入できました。まさかバスターミナルでも有名になるくらい日本からの巡礼者が多いのかと思ったら(笑)、チョンジュはそもそもビビンパ発祥の地らしいですね。

Express Bus

高速バスは通常グレードだと日本のものと同じような車両ですが、1.5 倍くらいの料金で「ファーストクラス」という車両もあります。帰路はこのファーストクラスに乗ってみたところ、↑のような革張りのゆったりしたシートで肘掛けも各席両側についているし、とにかく快適。かかる時間は通常と変わりませんが、片道 2,000 円くらいでこれに乗れるなら乗らない理由はありません。

なお道中は真ん中あたりの SA で 15 分ほどの休憩時間があります。

全州

チョンジュの高速バスターミナルからお店まではタクシーで移動します。さすがにバスターミナル付近の乗り場にはひっきりなしにタクシーが来ていてサクッと拾えます。運転手さんには英語も日本語も微妙に通じなくて困りましたが、運転手さんの「주소(チウソ)?」という言葉に「あー!住所か」と理解してスマホでハングルの住所を見せたところ、カーナビに入力して連れて行ってくれました。ハングルは全く読めなくても、日本語と韓国語で読みの近い単語がけっこうあって多少の意思疎通ができるのはありがたいし、こういうときにスマホというツールの素晴らしさを再確認します。スマホのない時代にここに来ていたら、もっと苦労していたに違いない。

バスターミナルから車で 10 分ほどのちょっとした商店街の一角に、目指すお店はありました。

토방 (トバン)

土房

海外だと日本語の店舗情報がほとんど入手できず、当日営業しているかしていないかも分からないので、実際に現地に行ってお店が開いているとホッとしますね。今回はホテルから電話で確認できていたとはいえ、この目で見ると改めて感慨深いものがあります。

時刻はお昼過ぎということで店内もほぼ地元のお客さんでいっぱいという感じでした。でもちょうど他のお客さんが帰るところで、タイミング良く席に着くことができました。

土房

ま、例によってメニューは読めないんですけどね。ゴローちゃんが食べていたのは右端の 6,000 ウォンの定食。
あとで調べてみたところ、この 6,000 ウォンの 가정식백반(カジョンシッ ベッパン)は「家庭式定食」とでもいうような意味で、本当に韓国の家庭で食べるようなおかず+白飯の定食を指すようです。

ちなみにどうやらランチタイムはこの家庭式定食のみを提供している模様。メニューを指さしながら注文しようとしたら「ゴローサンビビンパ?」と確認されました(笑。日本でもドラマ登場店で「五郎さんセット」が定番メニュー化することが少なくないですが、まさか韓国でも五郎さんビビンパ化するとは。

土房

注文すると早々にドカドカと運ばれてくるおかずの群れ。(ちなみにこれは二人前ずつ盛り付けられています)

600 円でこの宮廷料理のような品数。なんだかすごいことになっちゃったぞ。
韓国の一般家庭でも、本当にこんなに大量のおかずたちが食卓に並ぶんだろうか。
日本人的には、普段の家庭式というよりはたまの帰省時の実家の食卓並みの豪華さに見える。

土房

とにかくどこの店に行っても出てくるこのハサミ。この店のハサミは特に大型だ。
日本だと、料理のときにハサミを使うことはあっても、食卓でナイフじゃなくてハサミが出てくることって滅多にないからなあ。

土房

ナムルやキムチの盛り合わせ。とにかくいろんな種類があるのが嬉しいし、店によってちょっとずつ味付けが違うのもいい。
ウチも婆ちゃんが元気だった頃には、食卓によく茄子や白菜の漬け物が並んでたっけ。

土房

豚バラ肉の辛味噌炒め的な何か。韓国の家庭料理って案外野菜中心なのか、ガッツリした動物性蛋白はこれくらい。
必然的にビビンパもこのおかずが軸の一つになりそう。

土房

さらに、チョングッチャン(納豆チゲ)。
アツアツどころか、グツグツ煮立っててちょっとビビる(;´Д`)。

単品で飲んでみると、へええ、日本の納豆汁とは別物だ。
味噌汁に比べるとちょっとダシ成分が少なくて、確かにこれは韓国味。

土房

白菜キムチは...でかい!入れる前の段階で切ったほうがよさそうだ。

本場のキムチ、やっぱり日本のよりちょっと酸っぱいのか。
そしてしっかり辛い。これは間違いなくご飯が進むし、ビビンパのいいアクセントになるに違いない。

土房

いろんなおかずとご飯を好きなように丼に突っ込んだら、とにかく細かく切っていきます。
ビビンパを食べるのにこんな作業があるとは。

セルフビビンパ、これは楽しい。だがやったことないだけに直感が問われる。
そしてここからとにかく混ぜる、混ぜる。

土房

できた!俺だけのオレジナルビビンパ。

丼にいろいろと突っ込んだ時点ではあまり美しくなかったけど、全てを混ぜ合わせて海苔をトッピングすると、ほら美しい。
自分で作っておいてなんだけど、見るからにうまそうだ。

そして...おぉ~、これは劇的にウマイ!
これは今までに食ったことのないビビンパだ。納豆がきいてる。

土房

サンチュに巻いて食べてもイイ。おいしい韓国ご飯。

それにしても、これだけいろんなものを適当に混ぜてこんなにおいしくまとまるって、どうなってるんだ?
これはきっと、様々な辛いおかずや酸っぱいおかずを納豆が優しく受け止めつつ、うま味を足してくれているんだろう。テレビで観ていたときには想像できなかった、調和のとれたうまさだ。

土房

いや~、うまかった。よし、未知の対戦相手の手の内が少し分かったところで第二セットだ。

自分の好み的には、けっこうガッツリ辛くてもイケそう。ならば、青唐とコチュジャンを遠慮なく投入していこう。
青唐は細かく切った方がより辛いはず。

土房

ゴマ油、これも使える。これで風味アップだ。
全てを放り込んで、切るべし、切るべし、切るべし。そして混ぜるべし、混ぜるべし。ビビンパは混ぜだ。

こんなにも心躍るビビンパは初めてだ。

土房

セルフビビンパ、第 2 形態。
さっきよりも色鮮やかになってさらにうまそうだ。

おぉ...、いい!一杯目より格段に進化している、うまい。
誰がなんと言おうと絶対にうまいぞ、俺のビビンパ。

やっぱりしっかり辛味を効かせたほうがうまいんだ。ちょっとくらい入れすぎたところで納豆がカバーしてくれる。

土房

おっと、忘れるところだったよこのオデン。
この大量の皿の中で、これは唯一の純粋なおかず。

さつま揚げの甘辛あんかけ的なオデンで、確かにビビンパの目先を変えてくれる。
箸休めとしてちょうどいい存在だ。

二杯目のビビンパも平らげ、あとはテーブルの上に残ったおかずの残りを片付けていこうと思った矢先、

土房

ご飯のおかわりが登場(;´Д`)ヾ。
マジか、おかずはなくなったら補充が出てくるものだとは思っていたけど、ご飯もなのか。これはたった 600 円で永遠にここでビビンパを食べ続けて生きていけるのか(ぉ

よし、こんなの出されちゃったら応えなければ男がすたる。

土房

さあ、セルフビビンパ第 3 形態。
さっきよりもさらに辛味を足して、納豆汁も容赦なく入れて、最強のビビンパが完成した。

いやぁうまい。作れば作るほどうまくなる。
なんとも奥が深い。このビビンパ道はいったいどこまで続いているんだ。

土房

〆はヌルンジ(おこげスープ)。

ああ...やさしい味わい。
味付けらしい味付けはほとんどなくて、おこげの香ばしさをおかゆ風にした感じ。

こういう〆、面白いな。ひたすらビビンパと対峙していた自分の闘争本能が鎮められていくかのようだ。

土房

さすがに腹いっぱい、うまかった~。
納豆汁を隠し味にしたセルフビビンパ、想像を超えたうまさだった。

店員さんや他のお客さんも人情味ある感じでほっこりした。
ちなみに会計時、二人で 12,000 ウォンだから 1,200 円相当だよな...と計算していたらうっかり 1,200 ウォン(120 円相当)を出そうとしてしまって店員さんや他のお客さんにも笑われたのは内緒です(ぉ

初めてきたチョンジュの街で最高の飯に出会えたことに、心からカムサハムニダ。
この味はすっかりクセになってしまったけど、日本でこんなセルフビビンパが食べられる店ってあるんだろうか。仮にあったとしても、600 円じゃ無理だろうなあ。韓国惣菜と納豆を買ってきて、自作してみるか?それとも、またはるばるチョンジュまで来るしかないか。

それくらいおいしかったです。
マシッソッソヨ。

孤独のグルメ Season7 Blu-ray BOX

B07CXK4NFM

토방 (トバン)

■関連リンク
【Season7巡礼中】『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~7&原作 - NAVER まとめ

投稿者 B : 21:56 | Gourmet | KODOGURU | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/07/27 (Fri.)

牛かつ もと村

ランチタイムを少し外した時間に新宿を歩いていたら、いつも大行列ができている店が並ばずに入れそうだったので、挑戦してみました。

牛かつ もと村

牛かつ もと村

牛かつの有名店です。あまり行列ができすぎると逆に興味をなくすもので、私は今まで入ったことがありませんでした。
店内に入ってみると、お客さんの過半数が外国人観光客のようでした。新宿という土地柄もあるんでしょうが、何かのガイドブックにでも載っているんですかね。ここは南口のお店ですが、目と鼻の先の新宿三丁目にも店舗があるようで、繁盛していることが伺えます。

牛かつ もと村

メニューは何にしようか迷った挙げ句「牛かつ麦飯セット(260g)」を選択。ちょっと高いけど、130g で満足するか微妙だったので 260g にしたら牛かつが二枚出てきて驚きました(;´Д`)ヾ。
揚げ物だし注文してからしばらく待つつもりでいたら、注文後すぐに出てきました。ランチタイムだからかもしれませんが、準備済みなんですね。

牛かつ もと村

牛かつは衣薄めで肉はほぼ生。牛肉だからレアでもいけるのかと思ったら、テーブルにある焼き石で焼いてから食べるんですね。
調べてみたところこの牛かつに使われている肉は一枚肉ではなく成型肉のようです。ちゃんと火を通してから食べた方が良さそう。

牛かつ もと村

肉には下味がついているようで、焼いただけでも風味が出ていてけっこうおいしいですが、付属の二種のタレで味を変えながら楽しむこともできます。

とんかつの場合、ちゃんとした店だと着席してから 10~15 分は揚げ時間がかかる=つまり「客がただ待っているだけの時間」が長いわけですが、この方式なら着席してすぐ食べ始めることができる=回転率がいいということですね。とんかつのビジネスモデルを分析して単価を高くしつつ回転率も上げる、うまいやり方を考えたものだな...と食べながら余計なことをつい考えてしまいました。

牛かつ もと村

小鉢として明太子が付いてくるのがニクい。これでご飯をおかわりするなというのは酷な話ですが...牛かつ二枚食べた上にご飯二杯というのは食べ過ぎなので、涙を呑んで我慢(泣

想像していたよりもずっとおいしかったです。でもあの行列に並ぶ気はしないので、次はまた空いてるときに巡り合ったら、で十分かな。

ごちそうさまでした。

関連ランキング:天ぷら・揚げ物(その他) | 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅

投稿者 B : 23:29 | Gourmet | Lunch | コメント (0) | トラックバック

2018/07/21 (Sat.)

旗の台 スペイン食堂 石井 再訪

「真っ赤な看板が、腹を空かせた俺という牛をガンガン煽り立ててくる」

スペイン食堂 石井

『孤独のグルメ Season7』の聖地巡礼も佳境に入ってきましたが、今回はあえて Season6 の聖地に再訪してきました。旗の台のスペイン料理店「スペイン食堂 石井」に一年ぶりの巡礼。ここの海の幸を中心としたあの滋味溢れる味が忘れられず、ずっと再訪したいと思っていたのでした。
前回はディナーでしたが、今回は休日ランチタイムの訪問です。放送直後はマスターが体調を崩すほどの混雑に見舞われたらしいですが、現在も引き続き混んでいるとはいえちょっと落ち着いた模様。

スペイン食堂 石井

スペイン食堂 石井

そうそう、この黒板メニュー。相変わらず全部うまそうだ。
思わず「ここに書いてあるメニュー、全部ください」と頼みそうになります。

スペイン食堂 石井

テーブルの上にはなんと「孤独のグルメメニュー」!
前回来たときは放送直前だったからこんなのなかったのに、やっぱり放送後に同じものを頼むお客さんが相当多かったのでしょう。しかも五郎さんセレクションを全部注文するとちょっと割引き、というのも嬉しい。つい五郎さんセットで頼みそうになるも前回と同じになっちゃうので自粛して、ちょっと差分を作りながら注文していきます。

スペイン食堂 石井

まあ、まずはグラスカヴァで乾杯から始めようじゃないか。
普段は休日でも昼酒はしない派だけど、今日ばかりは飲んじゃおう。昼から飲むスパークリングワインはビールとはまた違った背徳感があります。

スペイン食堂 石井

で、カヴァが来たらこれでしょ。ヒコイワシの酢漬け。
酢で程良く締まったイワシにたっぷりのオリーブオイルやニンニクの香味が爽やかでうまい。ワインのお供に最高じゃないですか。

スペイン食堂 石井

スペイン風オムレツ。具入りの超厚焼き玉子!!
これオムレツ自体もすごくおいしいんだけど、たっぷり添えられているアリオリソース(ニンニクマヨネーズ)がタマラナイ。とんでもなく食欲を煽ってくる一品。

スペイン食堂 石井

で、絶対に外せないのがこちら「長谷川さんこだわりのマッシュルームの鉄板焼き」。
これは本当においしい。プリッとしたマッシュルームに生ハム、ニンニク、オリーブオイルが渾然一体となってこちらの言語中枢を破壊しにくる。「おいしい」以外の語彙がどんどん喪われていくのを感じます。

スペイン食堂 石井

こんなん食べたら、真っ昼間から赤ワインのデキャンタを入れざるを得ないってものでしょう。
この時点でもう午後が使い物にならなくなることが確定しました(ぉ

スペイン食堂 石井

スペイン風肉だんご、アルボンディガス。
トマトたっぷり、ニンニクも効いた濃い味肉だんご。トマトソースの一滴まで残らずうまい。赤ワインを頼んでおいて良かったと思えるうまさ。

スペイン食堂 石井

からの、サルスエラ(ブイヤベース)!
見た目からして幸せになれる海の幸オールスターズ。「滋味」と呼びたくなる、さまざまな魚介のうまみが染み出た深い味わい。うまいな~。
魚介類の種類的にはほぼ石狩鍋と同じはずなのに、味付けによってこうも方向性が変わるとは。

スペイン食堂 石井

当然これ、やるでしょ。
ちなみにヒコイワシの酢漬け、マッシュルーム、アルボンディガスそれぞれでソースをパンにつけて食べているので、これでパンのおかわり三回目です(ぉ

スペイン食堂 石井

そしてイカスミのパエリア。
これもまた、いろんな海の幸の味が混ざり合った幸福な味。そしてアリオリソースが効いてる。

そういえばここの料理、何にでもニンニクがよく効いてる。食後に人と会うのが憚られそうだけど、そんなこと気にするのが馬鹿らしくなるうまさ。

スペイン食堂 石井

魚介三昧からちょっと目先を変えて、牛ホホ肉の赤ワイン煮。
これもおいしい...牛肉の赤ワイン煮的な料理に目がない私。やわらかくておいしいよね(語彙崩壊

もちろんこのソースにもパンをつけておいしくいただきました(ぉ

スペイン食堂 石井

〆にもう一品、オーソドックスな魚介のパエリア。
...ってこれ、よく見たらサルスエラをそのままパエリア化したような一品じゃないですか!あのうまかったサルスエラを煮詰めて米に閉じ込めるなんて、そんなのうまくないわけがない。さっきのサルスエラのうまさを凝縮リフレインしている感覚で、再び幸せに包まれます。

最初から最後まで本当においしかった。気取らない家庭的なおいしさでありながら、それぞれが丁寧に作られていてレベルが高い。
どこの国のどんな食べ物であろうと、俺はこういう店が好きだ。

ああ、もう何も食えない。昼からこんなうまいもの腹いっぱい食べて、飲んで。スペイン人がシエスタを愛する理由が解った気がするよ。(誤解

ごちそうさまでした。きっとまた来ます。

孤独のグルメ Season6 Blu-ray BOX

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